山中郁子

やまなかいくこ



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山中郁子の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第84回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○山中郁子君 初めに国際児童年について伺います。これは政府で、やれ外務省だとか総理府総務長官だとか厚生省だ、いろいろ言っておりました。それで私の方は責任持って答えてくれということで、外務大臣が答えるということで、しかもそれを、都合があるからトップにやってくれというお話でいたしまし...全文を見る
○山中郁子君 政府の基本的見解をお伺いしております。そして総務長官は総理大臣のかわりにここへお出になっているんですよ。
○山中郁子君 基本的見解をお伺いしているのでありまして、総務長官にぜひとも政府の代表としてお答えをいただかなければなりませんけれども、私は大事な点はお祭り騒ぎとか、あるいはお役所仕事でなくて、これを契機に日本の子供の実情を見直し、そして受験地獄やあるいは子殺し、その他たくさんの問...全文を見る
○山中郁子君 ユニセフの事務局長のアブダバ・リム女史が来日をされました。各省庁にいろいろなお話があったと存じます。また、三十一回国連総会の決議もございますけれども、これは何を具体的に要請をされているのか、お答えをいただきたい。
○山中郁子君 国連決議はさらに非政府機関及び国民が積極的に参加をし、プログラムの作成についても及んでおりますから、私はぜひとも政府からお答えをいただきたいんですが、国内委員会、並びにそれを具体的に取り組む体制はどこの省庁が中心になっていつまでにどういう体制をつくるのか、そのことに...全文を見る
○山中郁子君 いつごろまでに。
○山中郁子君 じゃ外務省から答弁してもらってください。
○山中郁子君 この問題が最後ですけれども、総務長官、民間団体の知恵や力を結集して、そして実効のある、中身のある児童年の取り組みをするということについてのお約束をいただきたいと思います。
○山中郁子君 次に、私は昨年の横浜市における米軍ファントム機の墜落問題についてただしたいと思います。  事件発生以来もう六ヵ月近くたったわけですけれども、この事故で二人の子供さんが死亡され、そして三人の重傷者が出ましたけれども、その後の被害者の病状はどうなっているのか、お答えを...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ具体的によく知ってもいただかなければいけないんですけれども、いま御報告がありました、私も一二週間ほど前にお見舞いに伺いまして、御主人の林さんからいろいろお話を伺ってきました。奥さんには大変容体が悪いのでお目にかかれません。それで、全身やけどで特に背中がひどくてた...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ問題は補償の問題です。それで、まだ補償交渉その他はこれからの問題になりますけれども、いままでの例を見ましても、それから現在林さんの問題についても、余りにも施設庁の言っている評価額は、動産、不動産の問題なんかも含めてだと思いますが、それと被害者の主張とかけ離れ...全文を見る
○山中郁子君 ルールなどにこだわらないで、ぜひ努力をしていただきたい。  それから、あわせて林さんがいま一番ほしいものは奥さんの体力保持のためのプラズマネートというお薬なんですけれども、これが病院への割り当てが少なくて大変困っている、ぜひとも何とかしてほしいと訴えられました。厚...全文を見る
○山中郁子君 その他治療上の要求もよく聞いて対処していただきたいと思います。  そこで、旧安保条約締結以降、現在までに起こった米軍による事故件数、死亡者数をそれぞれ公務中、公務外に分けてお示しをいただきたい。
○山中郁子君 いまの数字は返還前の沖繩での事故は入っておりますでしょうか。
○山中郁子君 入るとこれよりも数字が多くなるということですが、それに該当する件数、死亡者数はいまお示しいただけますか。
○山中郁子君 その点、後ほど御報告をいただくということでよろしいでしょうか。
○山中郁子君 公務中のもので犯罪の疑いがあると判断して、日本側が米側に通告したのは何件ありますか。法務省にお伺いすることになりますかね。
○山中郁子君 じゃ警察庁でもいいですよ。
○山中郁子君 政府として犯罪の疑いがあると判断して米国に通告した件数がどちらでもわからないというのはどういうことですか。法務大臣でも国家公安委員長でも結構ですからお答えいただきたい。
○山中郁子君 第一次裁判権を米側に放棄要請したものが一つもないということですか。
○山中郁子君 では、日本で犯罪の疑いがあると判断したものであっても、そのすべては米側が裁判権を行使したことになると思いますけれども、実際に裁判を行ったものは何件あるんですか、アメリカが、米軍がね。
○山中郁子君 余りやっていないじゃなくて、あなたの方で通知を受けることになっているわけでしょう。何件受けたんですか、答弁してください。
○山中郁子君 裁判権をそれでは行使した結果、懲戒も含まりますけれども、処罰されたのは何件あるんですか。
○山中郁子君 法務大臣、三十年近くなる期間おたくの方は何にも結局はやってなかったんです。公務上だけでも四百八十六人の人が死んでたり殺されたりしてるんですよ。その結果について、何にも国として後追いもしなければ報告もしないのは一体これはどういうことですか。ちゃんと合意事項にやるように...全文を見る
○山中郁子君 事故犯罪十四万六千件、公務上は三万六千七十五件、四百八十六人の人が死んでいる。これが安保条約下の日本国民の実態なんです。被害を受けている。ですから、このことについては、いまこれからはとおっしゃいましたけれども、いままでのことも全部責任を持ってお調べになって報告をして...全文を見る
○山中郁子君 可能なはずです。可能でなければ外交交渉を通じてアメリカにきちんとそのことを要求する。外務省から見解を伺います。
○山中郁子君 公安委員長並びに法務大臣に伺いますが、椎葉さんからこのファントム墜落問題で告訴がされています。どのような処置をとられるおつもりなのか。  それからまた、アメリカに対して一次裁判権の放棄要請はなさるのか。二つお答えいただきます。
○山中郁子君 警察庁、公安委員長。
○山中郁子君 警察の捜査については後ほど触れますが、施設庁にその前に伺います。  事故分科委員会の報告書が出ましたけれども、これには横田管制塔の事故機に対する誘導措置が墜落の要因でないとして免罪していると、そういう表現になっていると私は理解をいたします。事故機は離陸直後から横田...全文を見る
○山中郁子君 じゃ何をお使いになったんですか。何と何を。
○山中郁子君 じゃ具体的にお伺いしますけれども、パイロットと管制塔との交信記録、レーダーフィルムによる飛行の航跡の記録、緊急周波数――SOSですね、これの受信の記録、そうしたものはそれぞれお調べになったわけですか。報告書には何にもそういうことに触れてないですよ。
○山中郁子君 レーダーフィルムの航跡の記録がないはずはありません。そうしたものが、それでは出されて調査をなすったにもかかわらず、報告書にはどうしてそのことが書いてないんですか。そのことが書いてなければ、パイロットがいつ脱出して、飛行機がいつ地面に激突したか、その間のパイロットの責...全文を見る
○山中郁子君 飛行機事故ですから秒単位が決定的な問題になるんですよ。それで、先ほどSOSの受信装置はあると、調べたとおっしゃいました。それでしたら、ちゃんとしたその時間がわかるはずでしょう。
○山中郁子君 だから、衝突の時間は受信装置があるからわかるんでしょう。それにこの報告書にそのことが書いてないんですよ。書いてないからパイロットの責任については追及できなくて、パイロットに責任がないかのようになっているんです。どうしてそれがわからないんですか。報告してないんですか。
○山中郁子君 それでは、合同委員会に事故分科委員会が出した本報告にはそういうことは記載されているわけですか。
○山中郁子君 重ねてお伺いしますけれども、この報告書は事故分科委員会が日米合同委員会に提出したそのものですか。全文ですか。
○山中郁子君 その原文を、資料として本報告を提出をしていただきたいと思います。いままでの説明からも、それはそのまま全部翻訳されているものじゃないということは明らかなんです。施設庁の説明もそうですから。そのことば委員長においてお計らいをいただきたいと思います。資料要求です。
○山中郁子君 出すか出さないかをお伺いしています。ぜひ委員長、その資料を提出するようお計らいいただきたいと思います。
○山中郁子君 そのものじゃないんです。
○山中郁子君 先ほど捜査中というお話が公安委員長、警察関係からありました。具体的にどういう捜査をしているんでしょうか。私は、かなめのところは、一つはパイロットから直接事情聴取をしているのか、厚木、岩国の整備士から直接事情聴取をしているのか、横田管制から直接事情聴取をしているのか、...全文を見る
○山中郁子君 警察に伺います。
○山中郁子君 直接事情聴取したのかという質問です。
○山中郁子君 なぜ直接事情聴取をしないんですか。
○山中郁子君 じゃ米軍が協力をしないということのようですね。  エンジンの組み立て段階での、ミスということが事故分科委員会の報告の中で読み取れるんですけれども、これはいつどこでの作業で直接責任者はだれか、それはアメリカ本国で行われた作業か、日本国内で行われたのか、明らかにしてい...全文を見る
○山中郁子君 どうしてわからないんですか。調べないんですか。
○山中郁子君 じゃ、これから調べる意思がおありになるんですね、アメリカに要求して。
○山中郁子君 原因が結局最終的に究明されないままにもうやる気がないということは、防衛庁長官、どういうことですか。施設庁の大臣、政治的責任を果たす大臣として御答弁を伺います。
○山中郁子君 防衛庁長官にお願いします。
○山中郁子君 そうすると警察はどうなすっているんですか。神奈川県警の刑事部長がアメリカに資料を出すように折衝すると言っておられたのはもう一月二十四日の段階です。内容は出たのでしょうか。なぜ結論がおくれているんでしょうか。
○山中郁子君 照会していつごろ返事がもらえると思っていらしゃるんですか。一月二十四日にもう照会しているでしょう。二ヵ月たっていますよ。
○山中郁子君 あなたたちは捜査中捜査中とおっしゃるけれども、一体何を捜査しているんですか。法務大臣、公安委員長、何を調査しているんですか、具体的に。
○山中郁子君 運輸省に伺いますけれども、民間機の事故の場合にはどういう仕組みで捜査をなさって――捜査は警察の関係だとしても、どういうふうになりますか。
○山中郁子君 御承知だと思いますけれども、パイロットや関係者から直接事情聴取をしないでこうした捜査なり調査なりするということはあり得ないわけです。そうでしょう、公安委員長。
○山中郁子君 民間機の場合にはいま御説明もありました。もっと詳しく言うならば三日も四日もパイロットの人たちがかん詰めにされて、警察からも事故調査委員会からもいろいろいろいろ追及されるという状態があるんです。それにもかかわらず、米軍機の場合には本人から事情聴取一つしないで、事故分科...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ横田管制からもステートメントはとってあるんでしょうか。
○山中郁子君 それでは、先ほどから米軍だから米軍だからというふうにおっしゃっています。私はこのことがあるから、外務大臣に答弁をいただきたいということで、御出席をお約束してくださいました。だけれども、どうしても政府の都合できょうは外務大臣が来られないとおっしゃるので、これ以降の質問...全文を見る
03月23日第84回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○山中郁子君 環境庁設置法の一部改正案の審議に当たりまして、水俣病問題ほか二、三の環境行政に関係する問題について質問をいたします。  初めに、水俣病の問題ですが、けさほどからの審議の中でも明らかになってきたといいましょうか、さらによくわからないということが明らかになったという面...全文を見る
○山中郁子君 そこはなかなか理解できないところでしてね、私はやはり行政の責任という観点からお尋ねをしています。  それで、ここでちょっと環境庁長官に所見を伺っておきたいんですが、いまのスピード、テンポでは、多少努力をしたとしても、また仮に百五十人とか百二十人とか、そちらで出され...全文を見る
○山中郁子君 どうもやっぱりよくわからないんで、具体的にいろいろ詰めて伺いたいんですが、まあ時間の制限もあることですので。  一つ医師がいないと、足りないということが隘路になっているというお話でした。それで、現地の民間のお医者さんの中にもふさわしい方はいらっしゃるし、それから、...全文を見る
○山中郁子君 いま私が、それじゃ現地の民間のお医者さんの方たちの中にもふさわしい方がいらっしゃるはずだし、そういうところから広く一刻も早く医師体制を充実していくということについては、鋭意努力をなさるということに伺っておいてよろしゅうございますか。
○山中郁子君 で、先ほどから、昨年の十月からの体制強化で前進はしているんだというふうにおっしゃっていましたので、ちょっと数字を教えていただきたいんです。けさほどの片岡委員の御質問の中にもあったんですけれども、十月からそういう体制になりましたというお話でしたので、十月、十一月、十二...全文を見る
○山中郁子君 被害者の会の方たちが、具体的に合計二百四十人以上を毎月審査すると、そのぐらいのテンポでやってほしいということを陳情もされておりますし、県に要望もされているんですけれども、いま部長のお答えで、いまのままで十分だとは思っていないので、さらにテンポも上げたいというふうにお...全文を見る
○山中郁子君 被害者の要望にこたえて何とか前進させたいというお話だというふうに理解をいたしますが、まあ申請がふえてきているということは、やはり潜在的な患者さんですね、そういう方たちが水俣病の場合も大変重要な問題になっているんですが、一つは被害の実態を正確につかんで、そしてその上に...全文を見る
○山中郁子君 長官、それはね、私はちょっと余りにも、先ほどから申し上げました行政の姿勢の問題があり過ぎると思います。すぐには考えていない、いつになってできるのかわからない、だけど、いずれはやらなければならない。そうしている間にも、その潜在患者の方たち、あるいははっきりしないままに...全文を見る
○山中郁子君 これは今度の国立研究センターも、そうした仕事の上で役割りを果たすという機能を当然持たなければいけないし、持てる内容だというふうに思っております。ぜひとも早急にそうした仕事を、どちらが大事ということじゃなくて、本当に全面的にやはりそれを実施していかなければならないとい...全文を見る
○山中郁子君 それでは、汚染地域指定はなぜするんですか。
○山中郁子君 いや、私はそれは違う、違うというか、地域指定というのは、結局水俣、不知火海の沿岸ですね、沿岸がそれで汚染をされて全体的に水俣病が出てきて、そして御所浦でも最近集団申請が相次いで起こってきているという問題があるわけでしょう。それで地域指定してほしいと。それでいま局長で...全文を見る
○山中郁子君 それから、先ほど大臣がちょっと触れられましたけれども、居住五年、そして申請後一年の方たちには、認定がおくれているから医療費の支給で救済をという点について触れられましたけれども、五年居住してなくちゃだめで、それで申請してから一年たって初めてそうした救済措置がというふう...全文を見る
○山中郁子君 六カ月というお話でしたね。
○山中郁子君 新潟の場合は、申請と同時にそれが措置がとれるということになっていると存じておりますけれども、六カ月、しかも症状というふうな一つの制約があるということでなしに、申請と同時にそうした救済措置をとるというふうにやはり大きく前進をさせるべきだと思っておりますけれども、その点...全文を見る
○山中郁子君 国の援助、私も自治体も大変だと思うんです。ですから、そういう点でいろんな国に対する要望も自治体から来ていると思いますから、国の力で一刻も早くそういう方向へ前進できるように御努力をいただきたい。これはぜひとも、長官でも局長でも結構ですがお約束をいただきたいと思いますが...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ五年間居住してというのが条件になっていますね。これはやはり、かなりシビアな条件になりますので、この救済との関連でもう少し、私いまそれで何年に縮めろというふうに具体的には申し上げませんけれども、患者さんや住民の要望にこたえた形で短縮をしていくという方向もあわせ...全文を見る
○山中郁子君 逆に、だから五年、魚食べてなければ水俣病にならないということがはっきりしているわけでも何でもないわけでしょう。私は、だからいまここで医学的な論争するつもりもありませんし、で基本的な問題はいままでもそうだったんだと思うのです。私は環境庁の皆さんとこうした問題についてい...全文を見る
○山中郁子君 水俣研究センターの運営の問題なんですけれども、これは患者さんあるいは被害者の方たちからは、ぜひとも検診、治療、そうしたものをやってほしいということが強い要望として出されているということはすでに御存じだと思います。これは衆議院の審査に当たりましても、柴田議員がその点に...全文を見る
○山中郁子君 それは、そうした方向を充実していく研究センターの業務の体制や、業務の充実と切り離しては考えられないことだと思いますので、その点は強く要望しておきたいと思います。  それからもう一点、繰り上げ申請の問題についてですね、いまの対象の枠を外してほしいと、保留者やなんかの...全文を見る
○山中郁子君 じゃそれは、別に対象者が新しく申請された方だからということで制限は設けてないということで理解してよろしいですか。
○山中郁子君 この問題の最後になるのですけれども、いま水俣湾のヘドロ工事ですね、処理の工事が行われようとしていると、その計画がされていまして、これがいろいろ問題になっております。それで、ぜひとも、いきなり工事をしてさらにまた湾内に新たな二次公害を生むということのないように安全性を...全文を見る
○山中郁子君 関連してですけれども、いまお話のあった監視委員会ですね、この監視委員会の中に、漁民の代表者や患者の代表者や、そういう人たちもやっぱりちゃんと入れてほしいという要求も強く出ております。私はこれはもっともなことだし、それでもちろん専門家の方たちが不可欠であることは確かで...全文を見る
○山中郁子君 いや、必ずしも適正でない部分があるからそういう要求が出ているという面があります。お考えとしては、私がいま申し上げました住民の要求は妥当なことであるし、当然のことであるというふうにお考えになっておられるならばそれで結構です。よろしいです。そういう当然その住民の代表、漁...全文を見る
○山中郁子君 水俣病関係の問題はそのほかにもありますけれども、時間の制約がありますので、最後にこれは長官に要望しておくわけですが、先ほどちょっと触れました例の行政の怠慢の結果の患者さんたちのさまざまな要求や行動に対して、実力で排除するというふうなことは全く本末転倒もはなはだしいと...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、これは国会の答弁では、昨年の五月の衆議院の公害特別委員会ですけれども、長官も環境基準を云々するということは基本的に絶対にないと、それから橋本局長も環境基準を動かす気はないというふうにおっしゃっていますし、いまの御答弁もありました。当然、今回の答申は環境...全文を見る
○山中郁子君 そこに問題が出てきます。時間がなくなってしまいましたので、また私はこれは次の機会に究明をしたいというふうに思いますけれども、問題は答申そのものについて私はいまとやかく言うつもりはありません。答申でも幅があるわけです。要するに政府の環境行政を後退させない、そこのところ...全文を見る
○山中郁子君 最後に、中小企業庁においでいただいていますでしょうか。——円高救済法か成立して百八業種十七地域が指定をされました。それで、この中で私は実際に山梨県の甲府にある宝飾研摩の業者の方たちから調査もし、また大変強い陳情もいただいてきているんですけれども、ここでは有害薬品を使...全文を見る
○山中郁子君 最後に、いまの件ですけれども、長官、実態を中小企業の方から直接お話を聞く機会がおありかどうかわかりませんが、お聞きになってみると本当にもっともです。その日のやりくりに追われて、もう本当に大変な状況で、必死になって営業されているところに、一千万円からの設備をつけなけれ...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
03月24日第84回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○山中郁子君 一昨日の予算委員会で、私の追及で安保条約下二十五年間の米軍による事故、犯罪が十四万六千三百九十三件にも上り、日本人死者が九百五十六名に達すること、しかも、この中には返還前の沖繩の問題は入っておりません。このうち一次裁判権が米側にあるとされている公務上のものだけでも三...全文を見る
○山中郁子君 いままでに第一次裁判権の放棄要請を当然するべきであったとお尋ねしておりますが、その点についての御見解を伺います、外務大臣。
○山中郁子君 今回の悲惨なファントム事故の捜査についてですけれども、一昨日、加藤国家公安委員長は、日本独自の捜査は米軍事故なので押収、検索、差し押さえ等の制約があると答弁されています。こんな弱腰では告訴までされているのに徹底的捜査が期待できないということははっきりしています。 ...全文を見る
○山中郁子君 あいまいになると同じことが繰り返されるということです。徹底した捜査を行えば、犯罪容疑は必ず実証できます。パイロットやエンジン組み立て段階のミス、整備士、管制関係者などの過失が何もなかったなどとはとても言えません。  法務大臣にお尋ねいたしますが、今回のファントムの...全文を見る
○山中郁子君 問題は、だから犯罪容疑を立証するための捜査にかかってくるわけです。それなのに、一昨日も明らかになったように、パイロットや整備士、横田管制関係者、エンジン組み立て者などから直接事情聴取をしていません。すでに強調しておりますように、これをしない限り、犯罪を立証するという...全文を見る
○山中郁子君 犯罪の立証のためには、どうしても事情聴取が必要なんだということはもうおわかりになっていることですし、国民が見守っているところです。ぜひともこれ以上国民をだますということのないように強く重ねて指摘をしておきます。  次に、私は、繊維の問題に入りたいと思います。  ...全文を見る
○山中郁子君 何%になるか、七六年で。
○山中郁子君 時間の関係で、細かい数字を申し上げませんが、四〇%に達するという資料は政府の資料からも算出できます。  で、続けてお伺いしますが、七一年と七六年を比較すると、伸び率はどのくらいになっておりますでしょうか。
○山中郁子君 七一年から七六年。
○山中郁子君 七一年からの比較を要求してございましたけれども、七一年から比較しますと七・二倍という莫大な急増をしているという現状がはっきりしております。  で、こうした韓国からの繊維輸入の急増の背景には、日本の資本の韓国への投下があるわけですけれども、この点、大蔵省にお尋ねいた...全文を見る
○山中郁子君 トータル。
○山中郁子君 相当な量ですけれども、通産大臣にお尋ねしたいんですけれども、日本からの進出企業が韓国の繊維産業の中でどのようなウエートを占めているというふうに把握されていらっしゃるか。具体的に言いますと、一つは合弁企業、日本資本の企業を含めてですね、日系企業は韓国の繊維産業の資本金...全文を見る
○山中郁子君 では通産省、こういう点はどうでしょうか、日系企業が韓国の繊維の総輸出高の中に占める製品の輸出高の比率、あるいは韓国の繊維労働者総数のうちに占める日系企業で働く労働者数の比率、こうした点はいかがでしょう。
○山中郁子君 とてもそんなものじゃないわけなんですけれども、いままでたびたびその輸出についてのしかるべき規制はしてきているんだというお答えがあるんですけれども、そういう実態もわからないで私は行政指導や何かはできないと思います。  で、これは韓国の東洋会社年鑑からの数字を私の方で...全文を見る
○山中郁子君 進出の状況はいま申し上げたとおりですけれども、なぜ日本の企業がこうも韓国の繊維業界へ進出するのか、大規模に。企業としてどういうふうなところがメリットだと思ってしているのか、政府の見解を伺いたいと思います。通産省でたしかお調べになったデータがおありになると思いますが。
○山中郁子君 余りごまかしちゃいけないんでね、おたくの方で調査した「我が国企業の海外事業活動」、この中にちゃんと出ているんですよ。圧倒的にこれは労働力事情がいいからということです。市場が有力だなんていうのはないんですよ。そのことははっきりしているんです、余りいいかげんな答弁をしな...全文を見る
○山中郁子君 最近、韓国の繊維産業に働く婦人労働者が、労働条件の改善のためにハンストをやっているとか、あるいは日本に対してアピールをよこしているとか問題がありますけれども、外務省に、まず、こうした合弁企業の最近の労働問題の実態についてどのようにつかんでおられるか、見解をお伺いいた...全文を見る
○山中郁子君 その邦林紡績の問題ですけれども、韓国の婦人から日本国民特に日本女性に送るということでアピールが届いています。アピールの全文、たくさん切実なことが書いてありますけれども、ごく一部を引用いたしますと、「日本勤労者の最低賃金の五分の一という安い賃金で働きながら、一日十時間...全文を見る
○山中郁子君 それで、一方では国内の繊維の大手企業は大量の人減らし、首切りが行われて雇用不安を増大させています。日本の婦人労働者、特に若い方たちが学校へ行くということで働いているところから、人減らしその他でもって学校へ行かれなくなるということが社会問題化もしているわけです。  ...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げているのは、一方でそうした進出を図りながら、国内では人減らしその他で雇用不安を増大させているということです。東レ、帝人、東洋紡を見ますと、七一年から七七年を比較して、海外では五万六千八百三十四名がふえて、逆に国内では二万九千六百九十二名が減っているという...全文を見る
○山中郁子君 さらにしかるべきところで詰めたいと思いますが、次の問題としてもう一つ大きな点は、日本の大企業の海外にある子会社から韓国の繊維産業に莫大な投資が行われているという、こういう問題です。この実態を政府は把握しておられるかどうか。外務省、通産省、ぞれそれ御答弁をいただきたい...全文を見る
○山中郁子君 そういうことでは行政指導とかでそうした問題の改善はできないと、私はどうしても思います。  で、お手元に資料をお配りしてございますけれども、調査した結果ですね、七五年、七六年の二年間だけでも、丸紅、伊藤忠、そうした商社から総額一億三千六百三十万五千ドルに上っている投...全文を見る
○山中郁子君 強制的な調査でなくても、こうした資料でもって当たれば把握できるという道があるんです、そういうことを私は申し上げています。通産大臣、いかがでしょうか、お考えだけ伺えば結構です。
○山中郁子君 私は、問題は、初めに申し上げましたように、日本の企業からの投資ということだけでなくて、こうした海外からの投資も調査をするということと同時に、それを規制する措置を、何らかの形で抑えて問題を解決していく措置をとらなければいけないというふうに思います。海外だから海外だから...全文を見る
○山中郁子君 本社を通じての指導です。
○山中郁子君 もう一つだけ。
○山中郁子君 規制と言っては余りにストレートかもしれませんが、そうしましたら、調査の上、適切な本社を通じての行政指導、こうしたものでも最低できると思っておりますので、その点についてはお約束をいただきたいと思います。
03月28日第84回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○山中郁子君 中高年齢者の雇用問題についてお伺いをいたします。  総理府の調査によりましても一月の完全失業者数は百二十六万人、そのうち四十歳以上の完全失業者は五十三万人で、全体の四二%になっています。昨年と比較しても四十歳以上の完全失業者が十九万人、三六%増と大幅に増加している...全文を見る
○山中郁子君 労働省が発表いたしました「高年齢者の雇用状況について」、これは昨年の十一月三十日だと思いますけれども、この中でも労働省自身が指摘をしているんですけれども、六%に達しないで平均五・六%、大企業ほどその率が低くて問題だということは労働省自身が認識をされているわけです。百...全文を見る
○山中郁子君 定年制の問題だけじゃなくて、いま私が数字を挙げましたけれども、中高年の雇用促進の問題についても大企業ほど非協力的なわけですよ、実際の数字が明らかになっています。労働省自身のこの文書によっても「企業の規模が大きくなるに従って実雇用率は低く、従業員数一、〇〇〇人以上の規...全文を見る
○山中郁子君 すでにいま話が出ましたけれども、定年制の問題です。これは政府としても、いま大臣がすでに御答弁なさいましたように定年延長の問題について取り組んでいるわけですけれども、四十八年五月十八日に「定年延長の促進について」という事務次官通達を出されている。で、五十年の九月に改め...全文を見る
○山中郁子君 実際問題として、こういうやり方をしていることが定年延長の方向に逆行するものであって、そして私も長年仕事をしておりましたし、そして労働組合の仕事もしておりましたからもう手に取るようにわかりますけれども、定年と別なんだと言いながら、こういうやり方をすれば必ずそこで退職に...全文を見る
○山中郁子君 委員長、一つだけ。
○山中郁子君 はい。  じゃとにかく具体的な実情について調査をして、問題があれば把握をして善処するというお約束だけをいただきたいと思います。
○山中郁子君 終わります。(拍手)     —————————————
03月30日第84回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○山中郁子君 初めに、二十六日の新東京国際空港での暴力集団に対する警備の問題でお尋ねをいたします。  新聞報道その他でも、警備のミスだとか警備に大穴などと伝えられていますけれども、私も、警察官一万四千人を動員して一日一億円も使うと、そういう体制をしきながら、あのような無法な暴力...全文を見る
○山中郁子君 じゃ警察はこの問題についてどのように扱ってこられたのか、本会議の緊急質問でも公安委員長の方から御答弁がありましたけれども、私はそういう状態でなぜ放置されてきたのか大変疑問とするところですので、もう一つ突っ込んでお聞かせをいただきたいと思います。
○山中郁子君 警察庁お願いしてありましたね。
○山中郁子君 じゃその前に、この三里塚の野戦病院の問題で電電公社にお見えいただいていればちょっと確認をしたいのですけれども、この芝山町朝倉字山王台というのでしょうか、四百六十番地ですが、三里塚野戦病院ということで電話も引かれていますけれども、ナンバー、それからいつ申請があっていつ...全文を見る
○山中郁子君 警察お見えになったようですので、先ほど公団から四十九年の二月に、具体的にはいま野戦病院の個所を申し上げていますが、告訴されているということですが、これをどのように扱われてきたのか、初めにお尋ねいたします。
○山中郁子君 それほど時間はたってないでしょう。四十八年十月ですね、おたくの資料で、いまの御答弁でも。それで四十九年二月に告訴されているわけですよね。だからすでに四年間たっている、四年間たっていまこういう問題が起こって、そして参考人の事情聴取などが鋭意進められているという状態では...全文を見る
○山中郁子君 じゃ後で見えたら聞きます。  じゃもう一つ、いま電電公社に伺いましたら、これも五十年三月に三里塚野戦病院ということで架設されているということですが、これも当然不法占拠の場所で電話を架設しているという問題になるわけですけれども、こうしたことについても警察庁では当然調...全文を見る
○山中郁子君 これは、いまおっしゃった医療法の第三条、類似名称の禁止に該当してくるわけですし、また仮にいま厚生省が御答弁あったように、診療所に当たるのではないかという問題につきましても、それはそうではないという事実の調査もさまざまな結果があります。私はやはりこの問題は、この暴力集...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、その結果についてもまた御報告をいただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
○山中郁子君 で、いまお見えになる前にちょっと質問をしたんですけれども、この野戦病院の場所もそうですが、四十九年二月に公団の方から告訴がされていると、告訴されてからもう四年たつという事態です。その間一体警察は何をしていたのか、何もしなかったのじゃないかと私は思うんですけれども、ま...全文を見る
○山中郁子君 昨日の緊急質問でも、総理大臣、法務大臣を筆頭に、法治国家法治国家ということで声を大きくして言われておりましたけれども、いま警察からの御報告を受けましても、たとえば野戦病院の問題に関して言うならば、いままでそういうことでなかなか進まぬと、こうおっしゃっている。だったら...全文を見る
○山中郁子君 二十六日当日の問題ですけれども、多くの国民はテレビなども見て、どう考えても解せないと、たくさんの機動隊の目前でさまざまな暴力集団の暴挙が行われている、機動隊が手も出さないと、一体どうなっているのか。どういうことか知らないけれども、あれはわざとやらせているのではないか...全文を見る
○山中郁子君 本会議でも、公安委員長だと思いますが、当日彼らが管制塔を襲うということを、もう事前に宣伝していたということは情報として聞いていたとおっしゃっておる。一番空港の大事なところは管制塔ですよね、これはあなたもよく知っていらっしゃる。心臓部ですわね。そこを襲うというふうにも...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、とにかく最初侵入ということが行われたときは十名しかいなかったわけですね。私はいま御答弁ありましたけれども、いままでの経過の中で、一たんそうした情報については知っていたという御答弁があったというふうに思っておりますけれども、これはまた改めて確認もし、追及もいたし...全文を見る
○山中郁子君 先ほどお答えもあったんですけれども、管制塔の警備について、空港公団から大丈夫だというお話があったと、こういうことでした。で、公団ではどういう方が責任を持った形でこのような答弁というか、返答を警察になさったんでしょうか、事実またそういうことがあったのかどうかも含めてで...全文を見る
○山中郁子君 じゃ続けて総裁にお尋ねしたいんですけれども、公団としては、たとえば管制塔に関してはどういう警備の要請を具体的にされていたんですか。
○山中郁子君 じゃ、警察にもう一度確認しておきますけれども、空港公団から、管制塔のあれは万全というか、大丈夫だというふうに聞いていたということは事実なんですね、これは先日の地行の委員会でもお答えになっていたと思いますけれども。
○山中郁子君 そうすると、公団の総裁の言われたことと若干食い違いがありまして、その若干の食い違いが決定的な結果を招いたというふうに言えると思います。私はこの点はさらにはっきりさせていただかなきゃいけないし、どこでどのような食い違いがあったのか。   〔理事原文兵衛君退席、委員長...全文を見る
○山中郁子君 もし仮に、あなたのおっしゃることで結果がこうなったということですから、だから結局多面的にということは、具体的に最も重要な一つである管制塔が抜かっていたということの何ら言いわけにも何にもならないと、情報があったなしにかかわらず、空港を襲う、一番機を飛ばせないと、あなた...全文を見る
○山中郁子君 それから、二十六日、デモ隊が放火をして回っていたという事実があるようです。これは私たちの調べたところでは、付近の住民から非常に不安だと、放火して回って危なくてしょうがないということが言われているのですけれども、空港に突っ込んでくる前に周囲に放火をして回っていたと、こ...全文を見る
○山中郁子君 これもぜひお調べいただきたいと思うのです。住民の方たちの訴えによりますと、機動隊がいても放置をしていたという事実は少なくともあるんです、現実に。その辺のことも含めて、さらに捜査、調査を進めていただかなければならないと思います。  それで、第九ゲートの突破の問題なん...全文を見る
○山中郁子君 この改造トラック自体違法なんですよね。一般人が特殊車両に仕立てることは違法だと私は思います。運輸省の許可が必要だというふうに理解しておりますけれども、この改造トラックが、すでにこの前に第三鉄塔付近の芝山町菱田というところですか、この辺で多くの住民たちが目撃しているの...全文を見る
○山中郁子君 じゃその辺もまた調査ができ次第お示しをいただきたいと思いますが、よろしいですか。
○山中郁子君 ほかにもいっぱい問題がありますし、いまの御答弁でもおわかりいただけると思いますが、全くそんなものじゃないと。それで調べようと思えば、近所でいっぱい住民の方たちは見ていたわけです。たくさんの目撃の証言もある。新聞報道もある。新聞記者さんたちもそれを見て報道していられる...全文を見る
○山中郁子君 一対一ぐらい必要なんだというのが現場の方たちの声です。その点をよく頭に置いていただいて、充実のために御努力をいただきたいと思います。  次に、昨年の十月二十五日でしたかしら、私がこの内閣委員会で川崎市高津区の地籍混乱の問題について取り上げたことがございました。その...全文を見る
○山中郁子君 それで、私は同じような全国的な状況について法務省から資料をいただきました。大変な膨大な混乱地域がやはりあるんですね、混乱地域として法務省が認識をしておられるところが。ここをブロック別に、地域数、面積、世帯数などの報告をいただきたいということでお願いをしてございました...全文を見る
○山中郁子君 面積は、そうすると全部でどのくらいになりましょうか、全国的にです、トータルで。
○山中郁子君 もう少し多くなるんじゃないかと思うんですが、いずれにしましても大変膨大な地域です。  それで法務大臣にぜひ一つお約束をいただきたいんですけれども、私もこの前高津の調査に行きましたときに、法務省の方たちもお忙しくて人手も十分じゃないために、具体的な、なぜそうなったの...全文を見る
○山中郁子君 前回の委員会でも私は指摘したんですけれども、いま大臣も言われましたが、こうしたことによって大変大きな被害を受けるというケースが出てくるわけです。この高津の問題でも、具体的に私は話を聞きましてね、本当にお気の毒だと思うし、何とかしなきゃならないと思って、それはぜひとも...全文を見る
○山中郁子君 もう時間がありませんから終わらなければならないんですが、私は、それはこの問題が大変経過からいって困難な条件であるということを否定するものじゃないですよ。だけれど、いまの香川局長の答弁は私はいただけないです、本当に。それはこの前の委員会で、直接行ってくれればいい、直接...全文を見る
○山中郁子君 法務大臣、ちょっとはっきりしてください。香川局長、大変なことを言っているんですよ。法務省を信用したから悪いんだと言っている。信用するなということを言っているんです。いいんですか、そうじゃないの、登記所へ行って登記所の言うとおりやったら信用した方が悪い、そういうことで...全文を見る
○山中郁子君 もうあとこれで終わります、確実に。  もう一度最初から言い直さなきゃならないという事態になっている感じでございますので、きょうはお約束の時間が過ぎましたから私は終わりまして、引き続き具体的な事案につきまして、見解も、法務大臣にも御出席いただいたところで本当に責任の...全文を見る
03月30日第84回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○山中郁子君 初めに高齢者の雇用問題について伺います。  一昨日の予算委員会で取り上げた問題ですが、大変時間が短かかったものですから、さらに具体的に少し労働大臣並びに労働省の見解も伺い、前進も図っていただきたいと思っております。  大臣は予算委員会の折に、高年齢者の雇用は定年...全文を見る
○山中郁子君 一昨日も指摘しましたけれども、いま大臣が言われた年功序列賃金の問題というのは、日経連の賃金専門委員会でも述べておりますように、彼ら自身もそれをしたい、つまり大企業などがやはりそういうことを意図しているわけです。私はこれは一つは賃金総額の抑制ということでの労働者への攻...全文を見る
○山中郁子君 定年制の延長ですね。
○山中郁子君 私は労使の協議にとやかく言っているわけではありません。それは誤解のないようにしていただきたいと思います。少なくとも企業の姿勢として、そういう問題についてのいまの傾向は、労働省として責任を持った指導をしていただきたいし、実質的に定年制延長に逆行する動きについての歯どめ...全文を見る
○山中郁子君 もう一件具体的に触れたいと思いますけれども、日本鋼管の例です。これも一昨日私は会社名を挙げておきましたけれども、いま現在、日本鋼管の高齢者の雇用率は何%になっているか把握されておりますでしょうか。
○山中郁子君 私は、それ自体も問題があると思うんですよ。というのは、公表制度の裏側の問題とおっしゃったけれども、逆に言うならば、それじゃ裏側からの法律的な何か制約があるのか、公表してはならないという。それはないでしょう、ないはずですよね。つまり、問題は高齢者の雇用促進ということで...全文を見る
○山中郁子君 公表の問題はまた後ほど触れます。  私が、日本鋼管の年齢構成、それから推計をいたしますと、日本鋼管の中でも比較的高齢者の多い京浜製鉄所、これは大事業所です。そこで高齢者が一%にも満たない。そういう数字が出るんです。具体的に申し上げますと〇・四ないし〇・五%という、...全文を見る
○山中郁子君 私もちょっと抽象的な議論をするつもりはないんです、時間も余りないですから。ですけれども、いま私が紹介しました京浜製鉄、日本鋼管の例ですね、これをお聞きになっておわかりになったと思いますけれども、こういうやり方はまさに労働省も指導している定年延長の施策に真っ向から反対...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとやはり大事なところなんで、もう一つだけ私は押さえておきたいのですけれども、具体的に日本鋼管がこういう事態で半年たってすぐにもう後退をして、また半年たって実質的にほごにするみたいなことの現状ですね。これは定年延長を指導している政府の考え方、施策にやはり逆行する...全文を見る
○山中郁子君 調査はぜひいろいろなすってください。私が申し上げた企業だけじゃなくて、大企業ほどそういうことになっているということはよく御承知のとおりだと思います。  それで、さらに具体的に伺いますけれども、特別措置法ですね、中高年法の十一条の二項ですが、これに基づいて高年齢者雇...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、私は基準と言えばこの法定基準の六%だというふうに思いますけれども、そのことも含めて、具体的にそれではいつごろお出しになるというつもりがおありなのか。いまのお話ですと、何か準備が進められているように承りましたけれども、具体的な内容について教えていただきたい...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、それは基準としては法定基準の六%ということで、それで通達か何かでお出しになったのでしょうか。そのことを伺いたい。
○山中郁子君 では、その通達を後で結構ですのでコピーをいただきたいと思いますけれども、よろしゅうございますか。
○山中郁子君 大臣ね、いま局長からお話がありました。条文では百人以上で六%以下の企業に対して、大臣が高齢者の雇用の安定を図るため必要と認めた場合は、雇用率の達成に関する計画の作成を命ずることができるとしているわけですね。そういう、いまでも命令できる状況になっているんだと、通達が出...全文を見る
○山中郁子君 推進することにやぶさかでないというお考えですので、私もそれ以上は申し上げませんけれども、労働省の方は、大臣、局長こもごも繰り返し繰り返し賃金の体系の問題、その他おっしゃるので、私ももう一度だけ申し上げておきますけれども、それはまさに企業の、大企業、財界の労働賃金総額...全文を見る
○山中郁子君 まあ、局長が勘違いされるほどに、それは十分あり得る問題なんですよね。というのは、中高年法ではだから公表のあれはないということでしょう。それで安定法の問題だといまおっしゃったんだけれども、私はだから障害者を例外だということで言われているけれども、まさにいま社会問題化し...全文を見る
○山中郁子君 私はね、大臣——この問題の最後ですけれども、いまの局長の答弁とも関連するんですが、もともとこの定年延長の問題は、四十八年の経済社会基本計画の中で政府が出したものでしょう。それに基づいて労働省の次官通達も出しているということですわね。それで、これを五十二年度の整備目標...全文を見る
○山中郁子君 検討していただくということで結構ですが、その目標が期限があるなしにかかわらずなんて、そうおっしゃらないでくださいよ。ちゃんと政府がこうやって基本計画で出している目標があしたですからね。それはよく頭に入れておいてください。  定年の問題に関連をいたしまして、婦人の差...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、来月に発表されるということで、私どもがその実態を知ることができると理解してよろしゅうございますか。
○山中郁子君 ぜひ早急に、でき次第実態を発表もしていただくし、私どもも把握をしたいと思いますが、それは、調べたけれども、労働省としては自分の中で抱えていて問題が多いから外へ出さないと、こういう意味じゃありませんのでしょう、いまの局長の御答弁は。
○山中郁子君 ちょっとやはりよくわからないんですけれども、計画で、前期重点目標でもって把握をするということに、それに基づいて作業をしていらっしゃる、それで一応調査が終わって、これからその点についてのとりまとめをなさる、した上で発表するかどうかわからない、こういうお話だと、私は全然...全文を見る
○山中郁子君 なるべく早くとりまとめもいただき、問題点の把握もしていただき、私どもにもそれを知らせていただきたいと思います。  じゃ、次に関連して婦人労働者の問題について、産前産後休暇の問題に入りたいと思います。時間も限られておりますので、私はこの世界行動計画、また国際婦人年に...全文を見る
○山中郁子君 西ドイツとかフランスとかイタリアで産前産後休暇の期間とか休暇中の所得保障、産後の解雇禁止ですね、こうしたものはどうなっているかお示しいただけますか。
○山中郁子君 大臣、お聞きになったと思いますけれども、ILO百三号というのは一九五二年ですよ。二十年以上前なんですよ。それでいま局長からお示しがありましたイタリア、産前二ヵ月産後三ヵ月。私は余りにも違いすぎると思うのです、日本の場合ね。一九五二年のILO百三号、これが批准できない...全文を見る
○山中郁子君 もう何年それ検討していらっしゃるのかということです。  私は、実はこれは三年前だったと思いますが、参議院の予算委員会の集中審議で、当時三木総理大臣でしたけれども、福田副総理が総理大臣の代理としてお出になりましてお約束をいただいている問題なんです、前進的に解決を図る...全文を見る
○山中郁子君 いつごろというふうに思ったらよろしいでしょうか。
○山中郁子君 そうすると、やっぱりいままでと同じ御答弁なんですよ。大臣、それじゃ大臣の考えとしては、たとえばことしじゅうとか、したいと思っているということぐらいは言ってくださいよ。
○山中郁子君 隠れみのだったんです、いままで。だから、隠れみのでないとおっしゃるならば、そうしたものを実際に明かしていただきたいと思います。それで、あわせて、もう十分御承知だと思いますけれども、保護か平等かというふうな立論で産前、産後八週間という問題になると、保護の充実ということ...全文を見る
○山中郁子君 もう一つだけ。  いま申し上げましたけれども、これは国際婦人年の国内行動計画でも家内労働者の就労条件の向上を図るため、最低工賃の決定を推進するとなっております。それで、具体的に一宮——愛知県の最低工賃の決定も、要求いままでもしておりましたし、先日の衆議院の社労での...全文を見る
○山中郁子君 大体、いつごろになりますか。見当でいいですが。
04月11日第84回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○山中郁子君 米軍施設費の日本側負担増の問題について初めに伺いますが、けさの閣議後の記者会見で防衛庁長官は、できるだけ便宜を図るよう研究すべきで、目下外務省で検討していると、こういう趣旨のことをお話しなさったようですけれども、アメリカからどういう要請を具体的に受けているのかという...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、長官は別に外務省に検討を命じたわけではないんですか。
○山中郁子君 じゃもう一つだけ。外務省が目下検討している、こういう趣旨のことをきょうおっしゃったんですけれども、そういうことはないわけですね。
○山中郁子君 そうしますと、アメリカの七九年度の国防報告、この中で「米国は日米防衛協力向上を進めており、日本政府と在日米軍の経費削減の方法について協議してきた。」、こういう項がございます。そのほかいろいろありますけれども、これは七七年の会計検査院長の議会に対する報告の中でも同様趣...全文を見る
○山中郁子君 それ以外の、いま問題になっている施設の新築その他の問題については、この中には何にも入っていないと、アメリカにそのことははっきりさせてあるわけですか。
○山中郁子君 私は、昨年のいま言われた労務費の分担の問題についても大きな問題があるというふうに認識しておりますが、これは別な機会に究明をいたします。  それで、ぜひ外務省に調べていただきたいんですけれども、アメリカに具体的に問い合わせてほしいんです。というのは、いまこうしたこと...全文を見る
○山中郁子君 先ほど外務省は、きょうの新聞の報道あるいはニュースなんかの報道は、四十八年の当時の大平外務大臣のこの問題に対する見解が出された当時の外務省の見解であろうと、こういう判断をなさっておりましたけれども、そうしますと、これは読売新聞の「米軍施設費に関する外務省見解要旨」と...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、これは具体的にいつの時点でまとめられたものですか。
○山中郁子君 日時までは要らない。
○山中郁子君 そうしますと、ここの中にこういうふうに書かれています。「代替の意味」として、「大平答弁でいう代替とは、(イ)いわゆるリロケーションの場合のように、ある施設・区域の返還に伴い、同施設・区域内の建物等を他の施設・区域に移設すること及び、(ロ)ある施設・区域内において、老...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、代替だけでなくて、新築、改築、それも含まると、こういうことですか、新築と入っているんですよ。――改築ですね。
○山中郁子君 私どもは、大平見解自体についての問題点はすでに何回も指摘をしてきました。そのことを前提にいたしまして、その見解をもさらに上回る見解をすでに当時外務省がちゃんと取りまとめていたと、この問題は代替を超えないというのとは明らかに反する問題ですし、またそのほかにも、代替とい...全文を見る
○山中郁子君 こうやって新聞にも報道されて、そしていまあなたも、私が読み上げたものは見解としてはそのとおりだとおっしゃっているわけでしょう。だけれども、何か誤りがやっぱりあるかもしれないと、こういうことも言われている。大変矛盾をしているという感じが私はいたしますけれども、いずれに...全文を見る
○山中郁子君 それでは、さっき金丸長官は、そうしたことを聞かれたから自分の感想としてできるだけ便宜を図りたいと、図るようにしたいと、こうおっしゃったけれども、新築だとか、そうしたものについては便宜が図れないようになっているわけですよね。地位協定二十四条もそうだし、それからそれに基...全文を見る
○山中郁子君 そうしましたらね、日本側は新たな建物を提供する義務はないんだし、それからその規定ももちろんないわけだから、新聞報道なんかで、たととえば横田五百戸新築の要請があるとか、そうしたことも伝えられたことがありますけれども、それだけに限らず、そうした新たな新設の要望にこたえる...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、政府としてどなたが御答弁なすっても結構ですけれども、新しい建築の要請には日本はこたえるつもりはないんだと、私はこたえられないと思っていますけれども、そういうことはしないということははっきり明言できるわけですね。どなたでもいいですよ。責任持って答えてください。
○山中郁子君 具体的な要望が出てきても、私は新築などの追加の工事についての日本側負担の要望にはこたえられないはずだしこたえるべきではないと、このことははっきりしているんですねということを言っている。地位協定の範囲の中でやろうとすればそれはできないですね、大平見解もそうです、代替の...全文を見る
○山中郁子君 いいえ、問題ははっきりしているんです。新築、追加、そうしたものについてはできないということですねと、しませんねと言っているの。具体的に横田に五百戸追加で建ててくれという要望があったというふうな報道もされているわけです。  じゃ、具体的に伺います。横田はもうリロケー...全文を見る
○山中郁子君 横田はリロケーションが済んでいるとおっしゃるんだから、その後何も出てくるはずがないでしょう。代替しかできないということになっている、代替の範囲を超えないということになっているわけだから。そして、これはやはり国会でかつての施設庁長官の山上さんですかが答弁なさっていらっ...全文を見る
○山中郁子君 いま横田はあり得ないというふうに答弁どうしてもなさらないんだけれども、じゃどういう基地で今後どういうことがあなた方は予想されるんですか。リロケーションはほとんど済んでいるでしょう。
○山中郁子君 大平答弁が出された当時、私が申し上げるまでもありませんけれども、横田への移転集約の問題、その他アメリカの大変強い要求があって何とかそれをやらなきゃいけないからと、そしてあなた方はこの二十四条のまさに拡大解釈ですよ、リロケーションの問題だけでも。そういうことも押し切っ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ一つだけ、最後にもう一度しつこいですけれども伺っておきます。  大平答弁は、日本側負担で提供する米軍施設は、原則として代替の範囲を超える新設を含まないものとするということになっておりますが、代替の範囲を超える新設は今後はないということですね、応じないということ...全文を見る
○山中郁子君 ストレートに私が言ったとおりのことに対して答えていないということについて、あなた方のこれからどこに抜け道を探してどういうふうにやっていこうかという底意が見えると言わざるを得ないということなんです。厳重にその点については国民に対する約束、その点について責任を持っていた...全文を見る
○山中郁子君 次に、けさほど片岡委員の方からも質問が出ておりましたけれども、横浜の旭区で、またまた米軍機の部品が落下するという事故が起きたんですけれども、私はそれに先立ちまして、昨年の九月のファントムの墜落問題を三月二十四日の予算委員会で質問をしたときに、依然として現在まだ捜査中...全文を見る
○山中郁子君 あのときに具体的に要求いたしました、米軍関係者から直接事情聴取をしなさい、それから、そういう点で外交交渉が必要なら外交交渉をするべきだ、そして一次裁判権の放棄を要求すべきだと、それは当然そういう状況になるならばいたしますと、外務大臣も防衛庁長官も皆さん答えられました...全文を見る
○山中郁子君 いつまでかかるんですか。
○山中郁子君 無責任なことばっかりこれ以上続けてもらっちゃ困るんですよ、本当に。またその後事故が出てくるわけでしょう。けさからお話もありましたけれども、私も現地へ行って参りました、旭区に。本当の数メートル落下場所が違ったら大惨事になりましたよ。またファントムのときと同じくらいの負...全文を見る
○山中郁子君 まず、アメリカから原因について報告があったら、それは報告してくださいね、どういう報告だったと。
○山中郁子君 いま落ちたものはどこにあるんですか。
○山中郁子君 じゃ、原因も何だかわからないし、そういうままに、みんなそういうものはどんどんアメリカへ返しちゃうわけですか。
○山中郁子君 ファントム機のときのエンジンの問題その他ありますし、何回そういうことを繰り返すんですか。もう少しちゃんとした国民の安全を守るという立場に、毅然とした立場に立ってやってもらわなければ、政府は一体何のためにあるのかと、市民の不安というものはいま本当に大きな怒りになってい...全文を見る
○山中郁子君 いままでも、この厚木基地をめぐる飛行機によって、こうした事故が、神奈川県下で墜落したり物が落ちたりずいぶんあるんですけれども、講和条約発効後ということでいいですけれども、神奈川県下何件ぐらい起こったのか、横浜市では何件起こっているのか、ちょっと教えてください。
○山中郁子君 あのね、いままでと同じことをやっていたんだったら、結局これと同じような率でもってまた起こるというふうに考えなきゃならないという事態なんですよね。だから、先ほど、引き続きいままでもやっていてそういう整備をやってくれていると思うというふうにおっしゃったけれども、もうこれ...全文を見る
○山中郁子君 配慮なんてしようがないんでしょう、上から降ってくるんだから。どこに落ちるかわからないようなそういう事故が県下だけでももう五十二件起きて、横浜市で十四件でしょう。この事故で実際に死者、負傷者それぞれ出ていると思うんですけれども、県下での、それから横浜市での死者、負傷者...全文を見る
○山中郁子君 それでは、いまの神奈川県下と横浜市の、それぞれの事故による死者と負傷者数、それともう一つ、先ほど五十二件とおっしゃって年度別に何かアンバランスがあるというお話でしたので、年度別の発生件数ですね、それもあわせて資料で後でください、よろしいですね。  いま、事もなげに...全文を見る
○山中郁子君 金丸長官、政治責任を持つ長官として、いま私が申し上げていること、当然でしょう、あたりまえのことじゃないですか、ぜひそれやってください。
○山中郁子君 厳重に申し入れるといったって、その保証は何にもないんです。だから、半年後にまたこういう事故が起こっている。それに対して厳重に申し入れるだけで、何で国民に対する安全を守る責任を政府として果たせるんですか、私はそうした長官の態度、政府の態度に対しては大変大きな問題がある...全文を見る
04月14日第84回国会 参議院 交通安全対策特別委員会 第3号
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○山中郁子君 初めに、成田空港の警備問題について二、三お伺いをいたします。  公安委員長は、事前情報がおくれたことが暴力集団の空港突入を許したということなど警備ミスを認められているんですけれども、これはその後さまざまな委員会でいろいろ新しい事実が出てきて、政府の答弁を聞けば聞く...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、警察としては、空からヘリコプターで、星華学院のところで集結しているのも、この前衆議院の地行でもって御答弁もいただいていますけれども、それは知っていらした。だから、やはり忽然とあらわれたとか、直前にあらわれたとか、そういうばかみたいなことでは実際は確かに...全文を見る
○山中郁子君 それではね、見てはいたんだけれども、そのトラックが進むのを把握――追いかけていなかった、ということになるわけですか。
○山中郁子君 じゃ、そこでも実際に、警察がいろいろなトラックだとか部隊だとかを一たんそういうのが動くと、いるということを把握しながら、それを全部ちゃんとくまなく追いかけていなかったと、それで第九ゲートのところに突然あらわれてきて初めてわかったと、こういう大変ばかみたいな話になるわ...全文を見る
○山中郁子君 それも明らかに重大な警備ミスだということをお認めになるわけだと思いますけれども、報道写真が出てまして、やはり機動隊警備が、暴力集団が大ぜい隊伍を組んで通っていくのを実際に傍観してるみたいな状況が把握されているというふうにも報道されております、「機動隊しり目に行進」な...全文を見る
○山中郁子君 機動隊は何のために訓練しているのかわからないようで、私は報道が酷どころか、ずいぶん問題点がまだまだあると思っております。だってそうでしょう、八の一ゲートへ来たと、そして機動隊の宿舎が襲われるかもしれないと思ったんだから――それはそういうことも考えなきゃいけないでしょ...全文を見る
○山中郁子君 先日たしか警備課長が、調査してお知らせしますということでお約束いただいているはずです、委員会で。
○山中郁子君 だから、調査して知らせますと言ってるんです。
○山中郁子君 これは私は大変問題だと思います。警備課長はそういうふうに約束したかしらないけれども、それは警備局長が出てくると答えられないんだということだったら、私どもここで警備課長が出ていらしても、これから質問はできません。そういうことになりますね。
○山中郁子君 私も一般論で申し上げたんじゃなくて、このパトカーの乗員の氏名についてこの前の委員会で申し上げたんです。議事録ができてからもう一度問題にいたします。  暴力集団が管制塔に入ったのはマンホールですよね。このマンホールの問題は先ほど警備局長おっしゃいましたけれども、それ...全文を見る
○山中郁子君 調べていらっしゃるわけですか。つまり、下から持ち上げたのか、上から――上からというのは、だれかが上からあけなきゃならないけど、そういうようなことが考えられるのか、それとも下から持ち上げられるようなものなのかどうか。そういうことだって十分捜査しなきゃいけないことじゃな...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、これは実際に七十キロぐらいあるというふうに聞いていますから、それは人間が押し上げられないものじゃないという気もしますけれども、実際に何か警察の方で実験されてみたんですか。
○山中郁子君 じゃ、その点はまた承知なすった上で御報告をいただくということでよろしゅうございますか。
○山中郁子君 先ほども申し上げましたけれども、伺えば伺うほどよくわからない問題が出てきます。で、私どもは一貫して政治的な意図をもって、こうした暴力集団を泳がせてきていたではないかということは何回も指摘をしてきました。この問題について調べれば調べるほど、そうしたことはよりよりはっき...全文を見る
○山中郁子君 もちろん、自治体それから住民との相談、要望にこたえていただくという観点で進めていただかなければいけないんですけれども、いずれにしても大変大きな仕事でもありますし、そうかといって、開港を促進すると、こういうふうに政府が進めていらっしゃるわけですから、事態はすぐ起こって...全文を見る
○山中郁子君 もう一点、この問題についてお尋ねをしたいことは、国鉄成田駅前の突貫工事でつくり上げられたというアクセス道路なんですけれども、実はこれはこの前私ども視察に行ったときに時間の関係でこっちまでちょっと回れなかったんです。ですから、私はちょっと現地を確認してきてないんですけ...全文を見る
○山中郁子君 そのようにぜひお願いをいたします。  旧国道だと言っておりますね、そこへ抜ける。そこが大体二倍ぐらいの渋滞になってきているというふうに陳情をされておりますので、お調べの上、ぜひともこれは解決をしないと、またどんどん波及してきますからね、検討をいただきたいと思います...全文を見る
○山中郁子君 展望はいかがでしょうか。
○山中郁子君 で、問題は、私はこの認可料金の支払いに消極的な荷主の側にあると思います。それで、実際上も荷主と業者との間で話し合いも進めて契約を是正していく展望というのも出てきているという面もありますし、いまの御答弁によっても、運輸省としてもいくんじゃないかというふうに考えていらっ...全文を見る
○山中郁子君 これはいままで運輸業者に対しては運輸省の管轄であると、それで荷主の方は通産省の管轄であると、一種のなわ張り行政みたいなもので総合的な指導ができなかったというふうなところを私は話をしていく中で感じたんですけれども、今回通産省の方へ対しても運輸省の方から要請をするという...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ具体的な点も含めてぜひとも理解もしていただき、お約束もいただきたいんです。先ほどもちょっと言いましたけれども、LPGでもって、そういう運動も起こって問題が明らかになってきた。で、これはLPGだけじゃなくて、運送業界全体にあるんですわ。だから、これを全体として...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと間違えられちゃ困るんで、下げるとか上げるとかじゃない、認可料金を守るということなんです。だから下げるとか上げるとかという問題じゃないんですよ。認可料金より切り下げられているから、上げなきゃ認可料金を収受したことにならないけれども、だから下げるということはない...全文を見る
○山中郁子君 ダンピングです。
○山中郁子君 認可料金を実質的に荷主が切り下げちゃっているということなんです、問題はね。おわかりいただけたと思いますので、お間違いのないようにお願いをいたします。  次に、自転車置き場の問題についてお尋ねをいたします。  五十二年の十一月の総理府の調査によりますと、全国で自転...全文を見る
○山中郁子君 それはぜひ積極的に検討もしていただきたいと思います。  もう一つの問題は補助対象の拡大というふうになると思いますが、現在用地取得が前提になっておりますね、補助が。だけれども、これも総理府の調査だったと思いますが、交通安全対策室の資料によりますと、前に自転車のモデル...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、購入しないで――高いから買えないわけでしょう、自治体が。でも、それはしないで取得をするという、そういう方法でという御趣旨ですか。
○山中郁子君 もう一度ちょっと教えてください。よくわからなかった。
○山中郁子君 その点についてはまたさらに詳しく教えてもいただきますが、七割やっぱり払うということになるわけでしょう。そうすると、それはまたかなり大きな負担にはなるわけですね。そういう観点から私申し上げておりますので、ぜひとも対象拡大の問題も今後の問題として――いまの点もそういう形...全文を見る
○山中郁子君 いま用地取得の問題になったんですが、この問題がやっぱり一つの大きな隘路になっているわけで、私は、この点について鉄道事業者の積極的な姿勢というものは何としてもいま必要だと思っておりますので、まず初めに総務長官にお尋ねをするんですが、ことしの一月ですか、出されました「自...全文を見る
○山中郁子君 これは国鉄、私鉄の姿勢が大変大きくかかわってくるわけなので、この対策本部は当然運輸省参加されて決められていますので、ぜひとも運輸大臣からもそういう点での強力な行政指導を進めていただくお約束をいただけないでしょうか。
○山中郁子君 それはぜひお願いをしたいわけですが、いままでもやはりなかなかそうした点での協力は得られなかったのが実態です。いわば差しさわりがあるみたいなことでにべもなく断られるというケースが、国鉄も私鉄もそうですけれども、そういうことの方が多かったわけです。ですから、ここで交通対...全文を見る
○山中郁子君 いえ、私がお伺いしているのは前にもう出ているのがありますでしょう。昨年の十一月に総理府で調査したものによりますと二百二十一カ所あるわけですよね。すでにもう来ているわけだから。それが幾らかでも解決しましたでしょうか、お尋ねしている。
○山中郁子君 それじゃ、要するに一月に対策本部ができて、こういう強力に鉄道事業者に用地提供の協力をしなさいと、こういう政府の方針が確定してから以降、じゃそれに基づいて実際に解決したものはまだないと、二カ月半ですからこれからということかもしれませんけれども、それをお伺いしているわけ...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ早急にその点を実際に着手をして、そうして解決を図っていっていただきたいと思います。先ほどの数字はもう時間がありませんので後でまた照合しますけれども、総理府からいただいた数字によりますと申し上げた数字になっております。  それで、もう一つちょっとお伺いしたいんで...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ地元の方の要望を尊重して、この自転車置き場の問題が大変やっぱり切実な要求にもなっておりますので、国鉄の方で先ほど確認をいたしました政府の政策の基本に従いまして実現するように取り計らっていただきたいということを要望いたしまして、私の質問を終わります。
04月18日第84回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○山中郁子君 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案の審議に当たりまして、私はかねてから問題意識も持ち、また具体的な要望も多く受けております婦人研究者の待遇改善の問題について、初めに政府の見解をただしたいと思います。  その前に、日本の科学技術研究者の待遇問題なんですけれども、...全文を見る
○山中郁子君 結局、研究者の研究費問題含めた総合調整的役割りを科学技術庁がお持ちになっていらっしゃると。たとえば日本学術会議の具体的な窓口も科学技術庁が当たられているはずです。そういう点で、いまもちろん積極的に充実、待遇改善のために努力するという御答弁でしたけれども、それは表向き...全文を見る
○山中郁子君 だから、認識が甘いし認識が浅いと初めに私申し上げました。いまお話を聞くと、婦人研究者については問題がないという認識なのね。たとえば、それじゃ五十二年の、いま申し上げましたけれども、この学術会議の要望ですね、五十二年五月二十三日に出ているのですよ。もう一年前ですよ。だ...全文を見る
○山中郁子君 実態はそうなんですよね。だからそこのところを、私が先ほどちょっとしつこく申し上げましたような観点で、事務的じゃなくてとらえていただきたい。ここをちょっと長官から見解というか所見を伺っておきましょう。
○山中郁子君 これはユネスコの勧告でもはっきりと明記されている問題でありまして、ユネスコの勧告が出てから、学術会議でも多分これは申し入れだったと思いますけれども、科学技術庁にしているわけです。で、先ほど私は学術会議のこの婦人研究者の地位向上に関する要望に対して、科学技術庁が何もし...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、実態調査については具体化をして、そして並行してこうした要望に対する対処ということでお約束いただけると理解してよろしいですか。どうも消極的な御答弁で困るんですけれども。
○山中郁子君 じゃ私は、これはぜひ科学技術庁にそういうきちんとした立場でやっていただくと同時に、企画推進本部として、いまの具体的な問題としては学術会議の要望です、婦人の研究者の地位向上の問題に関する。その点のお取り組みをぜひお約束をいただきたいと思います。各省庁が協力してくれない...全文を見る
○山中郁子君 企画推進本部は、本部長は総理大臣ですから、ぜひ赤松さん、総理大臣の、本部長の代理できょう見えておるわけですので、各省庁に指示をして、ちゃんとその促進方を図るということで、積極的なお取り組みをお願いをしたいと思っております。  それで、先ほど申し上げましたけれども、...全文を見る
○山中郁子君 いま私が幾つかの数字も出しました。実態も出しました。企画推進本部の方ではそれなりのとらえ方をしていらっしゃるとは思いますけれども、この問題の最後に、企画推進本部の婦人研究者の問題についての、いま私が問題提起したことについての御見解と、それから対処ですね、先ほど一部御...全文を見る
○山中郁子君 一般的にも当然問題です。共通の問題です。ただ、研究者という分野自体、それ自体がもう婦人がアプローチしていくことが困難だという分野ですので、そこを特に特別に認識もしていただきたい。もう重ねて御答弁は要りませんが、留学の実態なんかもぜひお調べいただいて、改善も図っていっ...全文を見る
○山中郁子君 いまお話もありましたし、この科学技術庁の資料を見せていただいても、特に測地測量関係が大変おくれているのですね、数字的に見ても。これは何か特別な理由があったわけですか。そして同時に、このおくれを取り戻すための対策は、どのような見通しを持っておるのかどうかお尋ねいたしま...全文を見る
○山中郁子君 先ほど御答弁の中にも触れられておりましたけれども、東海地域が特別に対策が必要だということは、第三次計画の見直しの中でも指摘をされておりますが、この特別な対策を必要とされるということに対する具体的な対応が、どう方針が出ているのかということをもう一度お尋ねいたします。 ...全文を見る
○山中郁子君 衆議院の科技特の集中審議で浅田先生が、ことに地殻変動関係の計器はもう少し密に置いた方がよろしいと、こう言っていらっしゃるのですね。私はこのことを申し上げているのですけれども、だからやはり、いまで万全だということではないのじゃないですか、やっぱり体制はもっと強化をして...全文を見る
○山中郁子君 いままで地震の問題についていろいろ議論された中に、人材の確保ということで、第三次計画でも、さっきの集中審議でもそうした問題が議論されています。それで、特に大学の講座等も強化しなければならないと言われているのですけれども、私はぜひ観測強化指定地域内、つまり千葉大とか埼...全文を見る
○山中郁子君 特にこういう強化指定地域内というところがあるわけですから、そういうところでは、やはり人材確保をも含めた対応をしていかなければいけないと思いますので、文部省が大学の見解をまってということは、ある意味では当然だとしても、文部省の見解としてそういうことはやっていかなければ...全文を見る
04月20日第84回国会 参議院 社会労働委員会 第10号
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○山中郁子君 初めに、私は、きょうの新聞で報道されております在日米軍経費の施設費も政府が肩がわりするということについて、緊急に施設庁の見解を承りたいと思います。  施設庁御存じだと思いますけれども、去る十一日の内閣委員会でこのことを私は問題にいたしました。それで、その際、再三政...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、二つお伺いいたしますけれども、そうした外務大臣と防衛庁長官の話し合いはなかったということですね、ということが一つ。  それからもう一つは、三カ年計画、二百億というふうに報道されている、そうした米軍用の新しい住宅建設の計画はないと、概算要求でそうしたことを計画...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、もう一つだけ伺います。  私は、長官がお見えになれないというお話でしたので、それでは長官の見解を次長にちゃんと伺ってきて御答弁いただきたいというふうにお願いをいたしました。知らないというだけであって、話し合いを持ったのかどうかということについては施設庁として...全文を見る
○山中郁子君 同様の点について、外務省の見解をお伺いいたします。二つの点です。概算要求の問題は施設庁の関連になりますけれども、いまの話し合いの問題、それから、そうした計画を政府が検討しているという問題について。
○山中郁子君 十一日の内閣委員会でも、私はかなり詳しくそのことは追及いたしました。それで、そういうことがいかに不当であるか、いかに地位協定二十四条に反して、そして、しかももしそういうことを考えているとすれば、防衛庁長官は、自分の個人的な感想としてそういうことを、可能性があるかない...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、この問題の最後に、それぞれお答えをいただきたいと思いますのは、昭和四十八年の当時の大平外務大臣の示した見解、つまり代替の範囲を超えるものではないということに、これは大いに抵触するわけですけれども、施設庁並びに外務省ともにこうした形での改悪ということは考えてない...全文を見る
○山中郁子君 不当な解釈の拡大、改悪をエスカレートさせていくということのいまの事態に、私は強い抗議と同時に、絶対にそうした要望に応じるべきではないし、日本の独立した国としてのきちんとした態度でもって臨めということは申し上げておきますが、この点はまた引き続き内閣委員会等で追及をいた...全文を見る
○山中郁子君 物価高の中で、これが大変少な過ぎるということは異論のないところだというふうに思うのです。それで、政府の資料で見ましても新規休職申し込み数、これは駐留軍関係離職者の再就職状況ですけれども、五十二年の四月から五十三年一月まで千二百八十二名です。そうして再就職者数が四百八...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ努力をお願いをして、実現をしていただきたいと思います。私は、こうした基地労働者が解雇されたり、あるいは退職をしたりした問題に限らないで、現在働いている基地労働者の方たちの条件、この問題に関しても大変重要な問題があると思います。少なくとも、これは昨年の暮れに日米合...全文を見る
○山中郁子君 すでに議論されているところでもあるんですけれども、要するにそうしますと、いまの御説明によると、地位協定に基づく基本労務契約第四条で十三項目挙げられています、「補償」として。おわかりだと思います。つまり、aからmまで十三項目。このうちの基本給、諸手当を除いたすべての分...全文を見る
○山中郁子君 直接経費というのは、そうすると何だというふうにお考えになるんですか。
○山中郁子君 じゃ、確認を求めますけれども、基本労務契約の第四条の「補償」の項の、先ほど私が十三項目と申し上げましたけれども、この中のaとbの基本給、諸手当のみであると、こういう御見解になるんですか。
○山中郁子君 だから、ちょっとはっきりしてほしいんですけれども、二十四条に基づいて基本労務契約というのがあるでしょう、こんな分厚い。そこの第四条の「補償」というところに十三項目あって、そしてそれは全部米軍が負担するということがちゃんと基本契約で決められているわけですよね。だけれど...全文を見る
○山中郁子君 地位協定の二十四条には、在日米軍を維持することに伴う経費はすべて米側の負担となっているとなっていて、そしてこれに基づく基本労務契約で基本給、諸手当、社会保険料、ずっと十三項目あるんです。そして、これがアメリカが負担するんだということでずっとやってきているわけでしょう...全文を見る
○山中郁子君 繰り返しじゃだめよ。
○山中郁子君 改定したんですか、ということと、したとすればどういう内容で改定したのかお示しいただきたい。いまなければ、後ででも結構です。  それからもう一つ、私が繰り返し申し上げている、それでは直接経費とあなた方が言うのは、基本給、諸手当、労働基準法に基づくとこうおっしゃってい...全文を見る
○山中郁子君 それでは、直接経費だということで米軍が維持できるものだという内容を、項目を示してほしい。これがいまお約束をいただいた改定内容ですね、基本労務契約の改定の中身にちゃんと入っていると言うなら、それと合わせて一緒にいただくということでも結構ですけれども。
○山中郁子君 もう一つはっきりしないんです。具体的に、この基本労務契約四条に十三項目あると私ずっと申し上げていますでしょう。そしたらこのうち、先ほどずっとお述べになったのを私が理解するには基本給、諸手当を除いては結局先ほどおっしゃった三項目の中に全部入ってしまうというふうに理解で...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、二十四条の解釈をいままで十七年間にわたって、こうした基本労務契約でもって契約されていたとおりに米側が支払ってきたにもかかわらず、ここで解釈の改悪を図って、そして米軍の経費節減の要望に屈した形で、そして基地労働者の生活を擁護するための毅然とした独立国とし...全文を見る
○山中郁子君 私は、合同委員会で合意を見たということですでに労務基本契約も改定し、四月新たな負担増を実際に実行するという段階に来ているわけですけれども、そのこと自体大変問題があるし、いま現在政府がとるべき道としては明らかに正しい立場に立って、こんなにいままでずっと日米の間で合意を...全文を見る
04月21日第84回国会 参議院 交通安全対策特別委員会 第4号
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○山中郁子君 初めに国鉄の安全問題について伺います。  五十一年度の監査報告によりますと、「第五 運転、保守等の業務の改善」、この中に入っております「線路保守」の中で、「線区別にみると、改善の兆候の認められる線区もあるが、なお悪化の進んでいる線区も少なくない。」と、こういう指摘...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと時間がかかり過ぎているということが問題だと思います。具体的に、これは「千葉鉄道管理局報」ですね、これの「運転通達」によりますと、五十二年九月二十八日から五十三年三月三十一日までの期間、保安上徐行運転を指示している個所が五十四カ所になっています。それから、この...全文を見る
○山中郁子君 橋台亀裂という状況だけでなくて、さまざまな問題があって、方向としてはなるべく早く取りかえるということで安全を確保するというお話なんですけれども、私は、こうしたものを放置したまま徐行だけに頼るというその安全対策、これがやはり問題だと思います。いま御答弁がありましたよう...全文を見る
○山中郁子君 かなりな個所がそういう形で徐行に頼る安全対策にとどまっているという問題だと思います。  それで、資料をお願いしたいんですけれども、いまの二百十七カ所ですね、これの内訳、つまり線名、駅名、徐行速度、それから理由、期間、これらを資料として御提出いただきたいんですが、お...全文を見る
○山中郁子君 それで、この問題の最後に、運輸省にぜひお約束もいただきたいのですが、こうした状況のもとで安全を確保するというための要員ですね、職員の数がどうしても十分に手当てされなければならないということがあります。労働組合からもそうした要求が出されておりますけれども、こうした安全...全文を見る
○山中郁子君 次に、国鉄の地方交通線の問題に  ついてお尋ねをしたいと思います。  国鉄では四十六年から会計的区分として幹線系線区とそれから地方交通線と分けておられるわけですけれども、会計上区分という場合の地方交通線の定義というのでしょうか、それをお聞かせいただきたいと思いま...全文を見る
○山中郁子君 その有用性を喪失しているというように定義をして、こうした地方線を切り捨てていくという方向についてはかねてから問題にもなっておりますし、私どもも問題にしてきたところですけれども、旅容輸送量を見ますと、地方交通線でも、いまおっしゃいました営業キロ九千二百キロですね、この...全文を見る
○山中郁子君 もちろん、直ちに廃止されちゃったらこれはまた大問題になるわけですけれども、問題は、とにかくそういう方向で、有用性喪失という認識からそうした切り捨てなり廃線なりの方向で現実に進んでいる面もありますし、ですから、そこの点を、もちろん存続していく方向で必要な国の助成その他...全文を見る
○山中郁子君 まあ、存続の要望の世論をもっと期待されてるぐらいですから、存続のための積極的な施策をおとりになるんだろうと、こう思いますけれども、私、問題はね、まあ余りそう基本的な議論をする時間はありませんけれども、公共事業として現実にあるわけですから、あって、いま局長も言われたよ...全文を見る
○山中郁子君 住民と話し合ってということを繰り返しおっしゃいますし、いままでのさまざまな方針にも出ているんですけれども、最近の具体的な例として、これは北海道の士幌線ですか、士幌線の一部を廃止してバス運行にしたいきさつがあります。これは問題になっていることは御承知だと思いますけれど...全文を見る
○山中郁子君 調査のお約束いただいておりますので、いまおっしゃられたような経過だけじゃなくて、私が指摘したことも含めて、かなりいろいろな点での手続きも踏まれていないし、町民の意向も無視されているという事態があるということも含めて、ぜひともお調べをいただきたいと思います。そして、善...全文を見る
○山中郁子君 審議会の問題は問題として、いま御答弁ありましたけれども、確かに利用が多いところであるというところから、よもや廃線などということにはならないと思っておりますけれども、もう一つしっかりした見通しを伺わせていただけませんか。それと具体的な要求ですね、ダイヤの増発だとか駅増...全文を見る
○山中郁子君 次に、バスの問題なんですけれども、観光割り増し運賃の問題と地元の負担増を防ぐ問題です。  関東地方ではバスの運賃が箱根だとか日光で観光客を主体とする季節路線で観光割り増しを行っている。本来これは地元の住民に負担をかけないという趣旨で行われているんですけれども、だか...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ認識していただきたいのは、六千円出して回数券がなかなか買いにくいという人たちの方がよけい大変なんですよね、生活も大変だし。だから結局回数券がなかなか買えないわけでしょう。だからそういう人たちが結果的にはよけいな負担をしなければならなくなるということが問題がよけい...全文を見る
○山中郁子君 関連いたしまして、いま申し上げましたような非常に高いバス料金なわけですよね。それで高校生の通学の経費が大変かさむと、これはかねてから問題になっているんですけれども、ここをぜひひとつ何とか前進をして父母の負担軽減を図る方策を見出していただきたいと思います。  具体的...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、ぜひひとつ実態を一つはお調べいただきたい。確かにそれは義務教育ではないけれども、準義務教育的な状況にいまなってきているということがありますし、ここにはやっぱり高校がないという問題があるわけですね。で、これは政府でも定時制高校のスクールバスにことしから助成を出し...全文を見る
○山中郁子君 補助を前提とするともしないとも言わなくていいですけれども、いま私問題提起をしておりますし、それは法律がそういうふうに定時制の場合にはあるんだと。必要ならば法律をつくればいいわけなんだから、そういう点での調査をいま私提起している。それもできないということはないでしょう...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、私はここでいま言って、調査をすることさえもあなたの方は約束できないというんでしょう、その実態を。そのことは基本的な大きな問題があるということだけ指摘しておきます。あなた方はその高校生の通学費が大きな負担になっているということは認めているんだから。で、補助するか...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
04月25日第84回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○山中郁子君 すでに質疑が重ねられておりますので、なるべく重複しないようにいたしまして、私は初めに従軍看護婦さんだった方たちの恩給問題について二、三お伺いをしたいと思います。  すでに今国会で、長官はこの問題については今国会中に解決を見たいというふうに御答弁されていらっしゃいま...全文を見る
○山中郁子君 先ほどの御答弁の中に、恩給法ずばり適用についてのむずかしさ、それから一時金というふうなことにするつもりはないと、それで二つほどの考え方があるが現在検討中であるということでお任せ願いたいというニュアンスの御答弁が繰り返されておりました。新聞なんかで報道されておりますの...全文を見る
○山中郁子君 私も、長官がこの問題について努力をされていらっしゃることを認識するのにやぶさかでないものですけれども、検討中というお答えが繰り返されておりますので、その検討の中に、頭にも置いていただかなきゃいけないし、前向きな形でのものにしていただきたいと思っておりますことがありま...全文を見る
○山中郁子君 まあひとつ、それではぜひ長官にお約束をいただきたいわけですけれども、私がいま具体的に二、三の点を申し上げました趣旨はおわかりいただけると思うんです。要するに、せっかくの検討でありますし、せっかくの前進を図ろうということですので、いま申し上げました内容点を踏まえた形で...全文を見る
○山中郁子君 次には、これも質疑が行われたものですけれども、私はやはり大事な点なので強く要望も申し上げ、ぜひとも解決をしていただきたいと思います。  それは、旧日赤従軍看護婦の方たちだけでなくて、いわゆる旧陸海軍の看護婦さんたちの問題です。先ほどからの御答弁ですと、これも、まあ...全文を見る
○山中郁子君 で、その二段構えみたいな形での検討という場合の、そういうふうにする根拠というのは何になりますか、いまおっしゃったことが根拠になるんですか。つまり、旧陸海軍の場合には公務員ではなかったという、そういう趣旨が根拠になるわけですか、二段構えに考えなきゃいけない根拠。
○山中郁子君 私が申し上げたいのは、その恩給法処遇ということに関しては、旧日赤看護婦さんたちの場合にもいろいろ困難があるということが検討のいま皆さん大変苦労していらっしゃるところだというお話がありました。そういう意味で、違いはないんだし、基本的に同じ次元で取り扱うべきものであるか...全文を見る
○山中郁子君 長官が多少違うという認識もあるんだというお話ですので、どこが違うというふうに認識していらっしゃるのか、ちょっとお聞かせをいただきたい。
○山中郁子君 私が申し上げたいのは、総務長官もいままで繰り返し熱意を持って答弁もなさいましたし、私どもの申し入れに対してもお答えいただいたんですが、こういう方たちはまさに女性兵士であると、だから、その実際の労苦に国として報いなければいけないと、こういうことでおっしゃっておられたわ...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ関連して、問題提起で御検討いただきたいと思っておりますのは、多少旧日赤、旧陸海軍の看護婦さんたちとは違う面もあるのですけれども、旧満州国政府の赤十字社の看護婦さんですね、この方たちの問題もあるわけなんです。この点についても準じた扱いとしての善処をお願いする筋...全文を見る
○山中郁子君 これは後ほど触れますけれども、旧満州国での恩給の問題での特別な扱いをしている面と、それから全然それが見られていない面とあるわけで、旧満州国の赤十字社であるからということで全然問題外だということにはならないと私は思っておりますので、この点も含めて今後改善していく方向で...全文を見る
○山中郁子君 では、その点を総務長官に、ぜひ政府として調査の御努力をお願いしたいと思いますけど、御答弁を。
○山中郁子君 それで、旧日赤従軍看護婦の方たちのいま考えられる対象者数ですね、考えられるというか、把握されていらっしゃる数、それから旧陸海軍病院での看護婦さんの対象者数はどのように把握されていますか、数です。
○山中郁子君 日赤だけですか、それは。
○山中郁子君 じゃ、その点も実態把握をあわせてお願いをしておきたいと思います。  次に、この方たちの年金との通算の関係なんですけれども、その問題についてひとつぜひお考えいただきたいと思いますのは、旧日赤従軍看護婦であった方で、戦後地方公務員あるいは国家公務員になられた人ですね、...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとよくわからないんですけれども、これは全部通算されるんですか、抑留期間、それから戦地勤務期間ですね、それが戦後公務員としての、あるいは地方公務員としての期間に全部通算されるという計算になりますか。
○山中郁子君 十年あっても、結局戦後公務員の期間が十五年あれば年金権取得までの足りない分の五年だけを見ると、こういうことなわけですね。結局あとの五年というのは見られないと、これはやはり不合理というか不公正だと思いますので、これはぜひ全部、全期間を見るというふうにすべきではないかと...全文を見る
○山中郁子君 長官にぜひこの点は内閣として善処をしていただきたいと思います。それはいろいろ陳情もありますけれども、私が一つ具体的な例を申し上げますとね、日赤の従軍看護婦として十八年に満州に行かれて、そして二十年に敗戦になってその後抑留されて二十八年に帰国をされたという方がいらっし...全文を見る
○山中郁子君 いま斉藤さんの例を申し上げましたけど、この方の場合、いまのままのやり方で年金計算すると百四十万円、それが二十年で切ってしまわないで前の期間を通算すると百八十万円と、四十万円の開きが直ちに出てくると、こういう事実です。それを申し上げておきたいと思います。  次に、こ...全文を見る
○山中郁子君 結局、一時恩給自体が低過ぎるわけですよね。それは十分そちらでも認識されていらっしゃると思うんですけれども、現在の仮定俸給表で三年在職した人の試算をしてみますと、六十歳未満で約十六万八千円、それから六十歳から六十四歳で十八万三千円という数字が出ます。それは皆さん方の方...全文を見る
○山中郁子君 二十八年の仮定俸給を基準にされているということ自体合理性がないんですよね。仮定俸給、要するに生活費でしょう、幾らぐらい給料もらっているのかと。それが二十八年のところを根拠にして算出されても、それは何ら合理性がないということは十分おわかりで、しかもそれが一万五千円とい...全文を見る
○山中郁子君 次に、公務扶助料の最低保障についてなんですけれども、今回の法改正後、六月以後改正額が年額八十五万二千円、六月以後の金額ですね、ということになっております。これも、要するにもう少しちゃんと引き上げるべきではないかという私は趣旨なんですけれども、それは生活保護世帯のケー...全文を見る
○山中郁子君 最後の問題なんですけれども、これはちょっと具体的なケースなんですが、いままでそちらにいろいろと問い合わせもしておきましたが、まだお答えをいただいておりませんし、逆にそちらの恩給局の官僚的な扱いがやはり話を聞くと見られるんで、ぜひともこういう方たちについては本当に、先...全文を見る
○山中郁子君 官僚的でないと確信されておられるようですので、ぜひそうあってほしいと思っておりますが、細かい具体的なことはともかくとして、私はぜひ確認をしたいんですけれども、現認証明があって医師の診断として因果関係が考えられると。それは考えられないということもありましょう。だけれど...全文を見る
○山中郁子君 それはいろいろな即断というか、はっきり認識できる、判断できるものがあればそれにこしたことはないわけです。だけれども、三十年前の問題で、カルテや何かだって消失しちゃっているケースもありましょうし、そういうことだからやはりいろいろと問題がややっこしくなってきているわけで...全文を見る
04月27日第84回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○山中郁子君 公務員給与の問題で一点だけ御質問いたします。  先ほど人事院の見解なり現段階での総裁の所信を伺ったわけですけれども、私は政府がこの時点で、ことしの公務員給与についてどのようにするつもりなのか考えを明らかにしていただきたいと思います。前回のたしか内閣委員会でも若干質...全文を見る
○山中郁子君 公務員共闘の三役と宮澤経企庁長官がお会いになったときのお約束は、当然総務長官としてもその上に立って要望に沿うように努力をするというお気持ちであるということは変わらないわけですね。
○山中郁子君 私は、この機会に公務員の定年制の導入の問題についてお伺いをしたいと思います。  初めに、昨年の十二月二十三日の閣議決定として「国家公務員に定年制を導入するものとする。このための具体的準備及びこれに関連する現行諸制度の見直しを行う。」ということが報道されました。で、...全文を見る
○山中郁子君 私は、この公務員の定年の問題が、歴史的に見てもストライキ権剥奪などとの関係で、公務員の身分保障という立場から定年制がとられていないという問題を重視してきておりますし、私は、当面国として一律に公務員の定年制をしくということには反対の見解を持っております。まあしかし、き...全文を見る
○山中郁子君 労働基本権の問題と関係ないとおっしゃいましたけれども、私は歴史的に見ても、また道理から見ても、それは大きく関係しているということを重ねて申し上げておきたいと思いますが、その議論は別な機会に譲ります。  いま総裁も繰り返し重要な問題だからというふうに言われておりまし...全文を見る
○山中郁子君 当然、だから労働組合とも十分話し合うべきだという問題についても御答弁をいただきたい。
○山中郁子君 回数の問題じゃなくて内容であるという不規則発言もございますけれども、まさにそのとおりで、国家公務員の労働組合と、検討いたしました、一定の結論が出ましたというふうな話し合いをしたんじゃ意味がないわけですよ。だから、内容的な問題、おたくの方でどういう検討の過程にあっても...全文を見る
○山中郁子君 先ほど黒柳委員から提起がありましたけれども、F15のエンジン問題について次にお伺いいたします。  細かいことは抜きにして、このF15については、そもそももうさまざまなクレームがついてきているわけですね、いままで何回も。で、今度のはかなり決定的なクレームということで...全文を見る
○山中郁子君 それは検討してみなければわからないとおっしゃりながら、致命的な欠陥だとは考えていないということは、あなたの論旨自身が私は矛盾していると思います。いずれにしても、先ほどもお話がありましたけれども、会計検査院の勧告を全文とにかく取り寄せて、これは国会にも提出していただき...全文を見る
○山中郁子君 もちろん今回の問題は当然です。そうでなくて、私は、いままで何回もそういうことがあったんだから、一番新しい例として昨年の十月段階でのエンジンの異常故障のことに照らしてのあなた方の調査、どうせそれで大丈夫だということで結果を出したわけでしょう。それをまず文書で報告してく...全文を見る
○山中郁子君 それから、今度の問題も一十分調査してと、こうおっしゃっておられますけれども、私は調査の結果、もしも、またどういう論法になるのかは別として、致命的な欠陥ではないんだというふうになるんでしたら、この会計検査院の勧告との関係でそれをやはりきちんと証明する文書の提出を求めた...全文を見る
○山中郁子君 繰り返されるので私もこだわりますけれども、調査をこれからするとおっしゃっていながら、致命的欠陥ではないと思うという根拠は何ですか。
○山中郁子君 結局、致命的欠陥ではないとあなた方が自主的に判断する何にも資料もないし調査もされていないのに、ただアメリカが言ってこないからそうじゃないんだろうと、そういう姿勢だから問題が次々に起こって、さらにそれが拡大されるんだということだけを指摘しておきます。  それで、これ...全文を見る
○山中郁子君 前に、これは昨年の一月に発表になった七八年度の国防報告ですけれども、ここでやはりこのF15の問題が指摘をされていまして、どんどん高くついてくると、で、現在計画に組み込まれているF15の生産は、経費増大問題の解決がある程度図られたとしても、一九八一年度に打ち切られるだ...全文を見る
○山中郁子君 いや、ですから生産が打ち切られるだろうというようなことが国防報告で出されていましたよね、この点についてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
○山中郁子君 結局、問題は、そういうことも含めて、そしてさらにエンジントラブルがいろいろ出てきているということでこの状況になっているわけです。で、いままで何回も、そうした事態が起こるたびにいろいろあなた方は理屈つけて押し切ってこられたけれども、私はやはりこの問題はもうこの際、初め...全文を見る
05月09日第84回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○山中郁子君 審議会の整理法案に関しまして初めにお尋ねをいたします。内容は、まず基本的な審議会の問題に関する考え方、それから幾つかの具体的な問題についてお尋ねをすることになります。  初めに行管庁長官にお尋ねをいたしますが、もともと日本における戦後の審議会制度は、行政民主化の中...全文を見る
○山中郁子君 私は必ずしもそうなっていないということで問題にしているわけですけれども、初めに各種審議会の委員構成とその運営の実態、これは御承知だと思いますが、これはたしか昨年の三月四日の衆議院の予算委員会で、わが党の山原議員が具体的な事実に基づいてかなり総合的に指摘をいたしました...全文を見る
○山中郁子君 でも、いま私が申し上げましたでしょう。たとえば法制審議会ですね、大臣が会長になっているとかね。それで政府でもって諮問しておいて、それで自分で答弁するわけだわ。それとか、金利調整審議会、これだって元締めの日銀の副総裁が会長になっている。十五名中金融界と財界関係者が九名...全文を見る
○山中郁子君 でも、大臣なんかが会長になっていたりなんかすることはよくないわけでしょう。そういうのは改善しますと約束されていますよね。いま確かに御答弁ありましたように、委員構成については今回の整理で一定の改善部分は確かにあります。全然ないと私は言うつもりはないのですけれども、しか...全文を見る
○山中郁子君 三者構成の審議会や何かで、行政職員制が当然残るというふうな場合も中にはあるということは私も承知しておりますけれども、全体はやはり今後改革をしていくという方向のものとして認識されているというふうに思っておりますけれども、この点についての今後の改革の展望をぜひ長官からお...全文を見る
○山中郁子君 長官に、大臣の会長制がまだ八つですか残るわけですよね、そういうようなことについての改革の展望をさっきから重ねてお尋ねしているんですが、当然今後の課題として取り組まれるんでしょうね。
○山中郁子君 じゃ、ちょっとはっきりさせていただきたいんですけれども、残ったものは全部積極的な意義が、意義というか意味があって、必要があって残したとおっしゃるわけでしたら、ぜひとも、いまはないかもしれませんが、一つ一つの審議会についてどういう理由でこれは大臣が会長になっているのか...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、それをいただいてまたさらに問題にいたします。  で、それとあわせて、内閣官房の所管になるかもしれませんが、今回の審議会整理合理化計画では、大企業役員や財界代表が重要な位置と比重を占めているという現状ですね、この現状を是正するための具体的な計画はないし、それだ...全文を見る
○山中郁子君 官房は来ていらっしゃいますか。
○山中郁子君 いま私が、それもまた後で問題にしますけれども、いま問題にしているのは、大企業の役員や財界代表がかなり高いウエートを占めているということを申し上げて、これはいままでもいろいろなところで問題になっているんですよ。逓信委員会でも郵政審議会のメンバーなんかがどうなっているか...全文を見る
○山中郁子君 各省だということで、内閣官房だというふうになるんですけど、内閣官房の方に御答弁いただくと、先ほどの局長がおっしゃったような答弁だと、こういう堂々めぐりになるので、あえて長官の御答弁をいただいたわけです。  それから、先ほど委員構成の問題に関連しまして兼職制限ですね...全文を見る
○山中郁子君 各省庁の事務次官の兼職違反の是正の状況と今後の対策ですね、あわせてお伺いしておきましたけど、先ほど。
○山中郁子君 園田官房長官は、例外なしに全部解決しなさいという指示をされたといういま御答弁がありましたけれども、二、三の例外があるような御答弁でした。また、いま局長からも大幅に減るということの御答弁ですが、今後の問題としては、そうすると早い時期に趣旨のとおり解決をするということで...全文を見る
○山中郁子君 委員構成の問題に関連しましてもう一つお尋ねをしたいのですが、これも昨年の参議院の予算委員会ですが、私が質問をいたしまして、女性の地位向上、具体的には政策決定分野への女性の進出、審議会での婦人の登用の問題についてお尋ねをいたしました。そのときに当時の藤田総務長官が、五...全文を見る
○山中郁子君 そうですね。もう一年たっていて三・二%ですか、本当に遅々とした状況だと思うのですが、私は大まかにいま申し上げていますから、数だけふえればいいということでないということはもう御承知だと思いますのでそれは一々は申し上げません。だけれども、指標としてもちろん総理府としても...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ、そうですね、一年たった上で、いまお答えがありましたような点を踏まえて、次の一年ではそれじゃせめてここまでというような、五年間の計画を確実に実現できるそういう具体的な施策をお進めいただきたいと、これは私は要望を申し上げておきますが、その点についてはよろしいですね...全文を見る
○山中郁子君 五十二年度に比較して一千三百万円削減ということですね。この点については余り、まあ経費一千数百万というお金はそれは大きなお金ですけれども、その点ではそう実効が上がらないと思いますけれども、この点はどういうふうに理解をしていらっしゃいますか。
○山中郁子君 もちろん経費の節減だけでないということは当然のことです。だからこそ私は、何も審議会減らすだけが能じゃないという意味のことも申し上げているわけなんですけれども、具体的に言いますと、たとえば今回廃止または事実上廃止されるものの中に、国民金融公庫の国民金融審議会、それから...全文を見る
○山中郁子君 たとえば、いまの国民金融審議会の問題についての御答弁でも、結局それをなくしても積極的に関係省庁でもって国民の要望やなんかは聞きますよと、こうおっしゃるわけでしょう。そういうものを聞くために、広く取り入れるために審議会というものをつくったわけでしょう。審議会というのは...全文を見る
○山中郁子君 別に全部切っちゃいかぬと私も言っているわけじゃないんですけれども、基本の流れを再三申し上げて、具体的にこういうものはだからそうでしょうと、こういうものをなくすことによってどんなメリットがあるのかと、逆に国民の声を聞くというせっかくの審議会制度の理念ですか、中身、それ...全文を見る
○山中郁子君 これは大いにタッチをして少なくとも現状は把握するべきだと思うんですよ。そこのところはぜひちゃんとした見解に立っていただかないと、ある意味では、今回の整理法案で機構の簡素化とかそうしたことでおやりになると、だけれども片方でそういうふうにやっておいて、片方で私的諮問機関...全文を見る
○山中郁子君 それが三十九だということは聞いているんですよ。で、そうじゃなくて、次官のところだとか、局長、部長、課長、室長、そうした者のところにもいろんなものが出てきている。そういうことを、全然知りませんと、タッチしてませんし、知りませんし、知ろうともしないということでは、私は問...全文を見る
○山中郁子君 一つは、先ほどから申し上げていますように、政府でその諮問機関の整理統廃合するという理由があるんでしょう、あるからするんでしょう。そんなものがやたらたくさんふえたら大変だと、こういうことでしょう、余り実効も上げてなくてと、機構の簡素化。だったら、当然のことながら同じよ...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとこれだけに時間とるわけにいかないんですけれども、それじゃ、いま局長おっしゃったように、どうでもいいと思っているわけじゃないと、こういう御答弁でしたわね。本来の審議会と紛らわしいという観点から見ても、どうでもいいというものではないと。だったら、やっぱり実態がわ...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとこれだけに時間とるわけにいきませんので、実情を調査といいますか、事細かいことまでというふうなことは申し上げませんけれども、大体どのくらいあってどういう内容で、問題があるのかないのかと、そういうことぐらいはやはり行管庁として責任持って把握をすべきです。それがな...全文を見る
○山中郁子君 変わらないんだったら何も変えなくたっていいだろうと思うんですよ。いままでどおり大蔵省の大臣の諮問機関としてその任務を果たしてもらうというものとして位置づけておいて何ら差し支えないことだと私は思いますけれども、この具体的な中身で、軍転審議会のメンバーの問題として学識経...全文を見る
○山中郁子君 意図したわけでないのに結論的にそうなったというのはどうもわからないんだけれども、じゃ何でこうなっちゃったんですか、別にいいんでしょう、両院の承認を得てということで何ら差し支えないわけでしょう、このことを外すことを意図したのでなければ。
○山中郁子君 だから結局は後退したんじゃない、ここで、そうでしょう。あなたさっき、内容は何ら後退するものではないと、こうおっしゃったけれども、結局こういうふうに後退しているわけですよ。両院の議を経てと、承認を得てと、その方がより民主的なわけでしょう。それだって問題はあるんですよ、...全文を見る
○山中郁子君 何ら合理的な御答弁がいただいてないということを私は指摘をしておきたいと思います。意図しないけれども結果的にそうなった、結果的にそうならざるを得ない。どういう理由があるのかということについては何にもちゃんとしと御答弁がないですね。その点を指摘をして引き続き問題にいたし...全文を見る
○山中郁子君 そうして、この猿島の利用計画につきまして、たしか二月十四日付の新聞だったと思うんですが、報道されているんです。この報道によりますと、神奈川県内の米軍基地の横須賀への移転集約が実現する運びとなったために、この見返り条件として猿島を横須賀市へ無償払い下げを行うと、そして...全文を見る
○山中郁子君 具体的に新聞報道がそのようにされて、しかも市長が明言をしているというからには何にもないわけじゃないと私は思っています。一定の推測はできますけれども、それはさておきまして、問題はそういう観光地的なものとしてというよりは、この猿島はずっと軍用地ということで一般に使えなか...全文を見る
○山中郁子君 審議会問題の締めくくりになるんですけれども、運営問題についてお伺いをいたします。  運営問題の具体的な改革計画が示されていない。先ほど関連して私も指摘した部分もございましたけれども、私が、むしろ問題は審議会を少なくすればいいというものじゃなくて、運営や組織が問題だ...全文を見る
○山中郁子君 あら、長官どっかへ行っちゃった。ここで長官に聞かなきゃいけない。  局長、そうしたら覚えていらっしゃいますか、衆議院でわが党の柴田議員がこのことについてやはり質問して要望したことに対して、長官は、前向きに検討すると、こう答弁していらっしゃるんですよね。そうすると、...全文を見る
○山中郁子君 この点は、長官が戻られてからもう一度伺うことに——あっ戻られた。  長官にちょっとお尋ねをしたいんですけれども、運営や組織の問題が問題ではないか、ただ審議会を減らすだけが能じゃないでしょうということを私繰り返し申し上げました。で、それについて、たとえば審議会の公開...全文を見る
○山中郁子君 前向きに検討するとおっしゃっているんで、具体的な見通しや計画を明らかにしていただきたいところなんですが、では早急にぜひお約束を果たしていただくということにしたいと思います。
○山中郁子君 研究研究と言ってちっとも具体化しないということでは因るので、重ねて申し上げておきます。  次に、許認可整理法案について二、三お伺いをいたしますが、五十三年度末までに、許認可等千二百四十事項を整理合理化することを閣議決定されていらっしゃる。だけれど、許認可はいまは毎...全文を見る
○山中郁子君 一年に一回ぐらいの頻度は必要じゃないですかと思います。その点を重ねて申し上げておきます。  それで、法案では貸家組合法の廃止をうたっているわけですけれども、次の問題なんですが、この法律の廃止に意見はありますが、それはもう時間が余りありませんのでおくとして、事実上死...全文を見る
○山中郁子君 法制局、お願いしてなかったですか。——手違いで法制局お願いしてなかったようですので、その点については結構です。  許認可に関連して、運輸省の許認可の、問題についてお伺いをしたいんですが、これは具体的な問題です。民鉄ですね、いわゆる私鉄の鉄道抵当法で、運輸大臣の認可...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、もちろん安全輸送とか輸送力の増強とか、そういう公共的性格に照らした目的に使われるということを運輸大臣が判断をして認可をする、こういう仕組みになっているということでしょうか。
○山中郁子君 開銀の総裁においでいただいていると思いますが、開銀などから融資をされているわけですけれども、そうした場合の金利ですね、これは一般の市中銀行の金利と違うと思いますけれども、どういう比較になりましょうか、実質金利でいいです。
○山中郁子君 工事六・〇五ですね。
○山中郁子君 そうすると、市中銀行よりも低い金利で融資ができるということになるわけですけれども、鉄道財団を設立して、鉄道に投資する目的で運輸省が推薦し融資をあっせんしたという金額、これは運輸省の方で把握をされていらっしゃると思いますが、私鉄大手十四社の現在高を教えていただきたい。
○山中郁子君 開銀では、大手私鉄十四社に貸し付けている金額はどのくらいになりますか。
○山中郁子君 そうすると、この融資したお金が目的どおりに使用されているかどうかということについてのチェックはどのようにされる仕掛けになっておりますか、で、どのようにされておりますか。
○山中郁子君 運輸省からもちょっとその答弁はお伺いしたいです。
○山中郁子君 私が問題にしているのは、そういう目的で運輸省、運輸大臣が認可をして、そして融資推薦——融資のあっせんですわね、そういうことで借りたお金を、私鉄が本当にそれじゃそういう目的に沿って使っているのかと、そうではないのではないかという疑いがある、そのことを問題にしているわけ...全文を見る
○山中郁子君 それは何かずいぶん無責任な話ですよね。だって、そうではないかと思うと。それだったら、結局実際にチェックされてないということになるわけでしょう。私は、もう感じられる方はあると思うのですけれども、東急といったら土地の買い占めで大きな問題を起こしているところですよね。土地...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、それはチェックできるわけですか、なさるわけですか。
○山中郁子君 じゃ、最初にあなたおっしゃった、鉄道財団抵当で運輸大臣が認可をなさるでしょう。そうすると、鉄道の投資ですね、要するに安全輸送だとか輸送力の増強だとか、そういうことで公共性に照らしてそうした認可をするんだと、こうおっしゃるわけでしょう。すると、それ以外のところで認可す...全文を見る
○山中郁子君 だったら、土地買い占めに使っても、やむを得ず使ったならいいんですか。赤字になったと、買い占めてお金が足りないと現に言っているんですよ、東急で。私の方の関係者が問い合わせたんですよ。そうしたら、百六十億ぐらい赤字の穴埋めに、全部使ったわけじゃないけれども使っている、本...全文を見る
○山中郁子君 あなたちょっと、だから私は局長に来てもらわなきゃ困ると言ったんだけれども、鉄道財団借入金の純増が九百三十七億だということを私言ったでしょう。その数字で言っているのよ。だったら、鉄道財団で借り入れたものであるかどうかわからないなんて、あなたいまさらおっしゃることないじ...全文を見る
○山中郁子君 さっきからあなた二通りのことをおっしゃっているんだけれども、まあそれは時間が余りないからいいですけれども、要するにその鉄道財団抵当の認可をするのは、そういう公共性に照らして、そういうことで運輸省は認可をするんでしょう、運輸大臣は。それだったら、そこで借りたお金はそう...全文を見る
○山中郁子君 じゃはっきりしてください。どういう場合にいいんですか、どういう場合、どういう場合、どういう場合にいいんですか、おたくは許可なさるのですか。
○山中郁子君 もう一つだけ確かめます。それだったら、たまたま東急が土地を買い占めた、資金繰りが困ったと、それだったらケース・バイ・ケースで検討してその場合でも使っていいというふうにおっしゃるの。
○山中郁子君 検査院にお伺いしますけれどもいらしていますか。——いま申し上げたとおりでございます。運輸省もそうですけれども、こういう疑惑があるのです。これは何も私が言っているだけじゃないんです。新聞にもある経済評論家が指摘をしているところです。そういうことを会計検査院で調査をすべ...全文を見る
○山中郁子君 もう時間がないので細かくは言えないのですけれども、東武でもこういう例があるんです。実際に借りたお金の半分ぐらいしか設備費に入ってないということがあります。ですから、私はいま会計検査院で調査をお約束なさいましたけれども、ぜひとも行管庁長官にも、これは許認可の問題ですよ...全文を見る
○山中郁子君 許認可制度を疑惑を招かないものとして確立をしていくということが必要で、それは行管庁の所掌範囲であるからこそ法案も出ているわけでしょう、許認可の問題に関して。そのことで私は申し上げていますし、あえて行管庁長官ということでなくても、政府としてそういう観点からの疑惑を残さ...全文を見る
05月10日第84回国会 参議院 地方行政委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号
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○山中郁子君 道交法の改正に当たりまして、私はまず初めに基本的な考え方についてお尋ねをいたします。  いまモータリゼーションの時代というふうに言われて、人間が車に追われて道路上でも大変不自由な通行をしなきゃいけないという状況になってきています。歩道も自転車が走る、こういう状況で...全文を見る
○山中郁子君 いま私が提起した点は、お二人とも当然そうであるということでお認めにもなっていらっしゃるし、またそれで努力をなさっているというお答えなんですけれども、今回の道路交通法の改正の具体的な内容に照らして、総合的な観点での裏打ちというのでしょうか、そういう施策を各省庁との間で...全文を見る
○山中郁子君 そういうことも否定するものではないんですけれども、きょうは大臣、委員長しかお見えになってませんので、ぜひこの点については理解をしていただいて取り組みを強化していただきたい、政府としてですね、思うんです。  私の趣旨はたとえば、先ほども過積みの問題の指摘がありました...全文を見る
○山中郁子君 いまの過積みの問題ですけれども、先日御説明をいただいた折に使用者の責任を追及する、そこのところまで広げることによって前進をさせ改善をしているんだという御説明がありました。  それで実態を見ますと、結局運送は荷主と使用者が契約をします。それで運転する人たちは車を持っ...全文を見る
○山中郁子君 やはりもう一つ具体的な対応の手だてというものが出ていないという印象を受けます。限られた時間ですので、そこのところを工夫もし、しっかりした見地に立って、運転者が、先ほど国家公安委員長も言われましたけれども、第一線で働いている運転者が理由のない処罰を受けるような形にこれ...全文を見る
○山中郁子君 関連してお伺いしたいんですけれども、そういう機能してないんじゃないか、役割りがなかなか果たせてないという面は確かにあると、こうおっしゃっているんですけれども、そういうことに対する調査とかそれから指導とか、それは企業そのものに対する指導でなければならないわけです、経営...全文を見る
○山中郁子君 安全運転管理者、まあ副安全運転管理者もそうですけれども、権限を保障するという面での多面的な手だてを尽くして実効を上げるということをぜひとも前進させていただく必要があると思っております。  次に、自転車の問題をちょっとお尋ねをいたしますが、ブレーキとか反射器材の取り...全文を見る
○山中郁子君 国会でこういうやりとりをしていますと、そういうことで同意見ですという御答弁はたくさんいただくんですけれども、警察というところはなかなか現場へ行きますとこわもてでございまして、そこが問題だということなので、私はあえて細かくは申し上げませんけれども、そこを指摘をしておき...全文を見る
○山中郁子君 最後の問題になりますけれども、いまの点は、騒音の問題を具体的に処罰だけという意味じゃなくて、実際に防ぐという意味での警察の対応を実効を上げていただきたいということです。  それで、この六十八条関連の今回の改正の問題ですけれども、もうすでにこの法案の審議の中で議論を...全文を見る
05月11日第84回国会 参議院 内閣委員会 第12号
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○山中郁子君 私は、審議会等の整理等に関する法律案に対し、日本共産党を代表して反対の討論を行います。  本案は、昨年十二月に閣議決定された当面の行政改革計画に基づき、四十五審議会を対象に統廃合を行い、三十五審議会を削減して二十九審議会について委員構成の適正化を図ろうとするもので...全文を見る
05月25日第84回国会 参議院 内閣委員会 第13号
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○山中郁子君 国鉄共済年金の問題について伺いますが、午前中にも若干触れられておりましたが、国鉄共済の財政状況が非常に悪化しているという問題に関して、初めに現在の国鉄共済年金の受給者の総数、それから、これはふえていくわけですけれども、十年後の見通しはどのくらいになると推定されておら...全文を見る
○山中郁子君 大体の見通しとしては十年後四十五万になると、現在の二十五万にそのまま上乗せすればですね、ということになりますね。  それで、財政問題についてなんですが、一つは掛金の率がアップしていくということがありまして、現在は、私の理解ですと組合員の負担が千分の六十二、当局負担...全文を見る
○山中郁子君 それで、この負担率がことしたしか引き上げられたと思いますが、その前は組合員の掛金の率は何%で、千分の幾つであったのか、ちょっと教えていただきたいということと、このアップは法律事項でないと理解していますが、どういうような仕組みでもってアップしているわけですか。
○山中郁子君 そうすると、運営審議会で決まればそのまますぐ実行できるということですか。
○山中郁子君 で、現在の国鉄共済組合年金の財政上の悪化の原因を、大きくいうとどのように把握をされているか。
○山中郁子君 きょうは短い時間でございますので、いまお答えのありました旧軍人、満鉄関係者の通算問題について一つお伺いをしておきたいと思うんですけれども、これはもし国鉄の方がおわかりいただければお答えいただくということなんですけれども、他の公社ですね、電電、専売、それも同じですか、...全文を見る
○山中郁子君 国鉄の場合に、この満鉄あるいは軍人関係の通算対象者が現在何人いるかということが一つと、それからもう一つは、これは後ほど大蔵大臣が見えてから国家公務員の関係についてお尋ねをする予定にしておりますけれども、いままだお見えになっておりませんので、国家公務員の場合には国がそ...全文を見る
○山中郁子君 十万人ということは、二十五万のうち十分ですから相当なやはりウエートを占めているということが言えると思います。それでまた十万人の方の年金が、すべて旧軍人ないしは満鉄の時期に総合するものではないということもわかりますけれども、その十万人分のうちのかなりなやはりウエートを...全文を見る
○山中郁子君 私は、それは一つの理屈として成り立つのかもしれません。しかし問題は、いま国鉄の共済が、これは共済だけではありません、国鉄財政そのものが大赤字でいろいろな問題をつくり出しているわけでしょう。そこへもってきて国鉄共済の赤字がさまざまな形でいろいろ矛盾をつくり出してきてい...全文を見る
○山中郁子君 今後の検討、公的年金制度全般の問題というお話ですが、私はもう少ししほった形で、いまの旧軍人、満鉄関係の通算の問題なんかは認識されてよろしかろうと思っておりますけれども、それらの点も含めて、ちょっと余り定かでないというか、自信がないというか、そういう方針を持つに至って...全文を見る
○山中郁子君 運輸大臣並びに国鉄当局においでいただく機会が余りないので、この機会に新幹線の騒音公害の問題について若干お尋ねをしておきたいと思います。  これは、具体的に私は住民の方たちから陳情をいただいているという関係で、具体的な場所についての質問になるわけですけれども、横浜市...全文を見る
○山中郁子君 調査が済んで、ここの町に限って言うならば、何戸の住宅が対象となるのかということはおわかりになっていますか。
○山中郁子君 それではお願いですけれども、ある程度確定した段階で、横浜市全体ももちろんでございますけれども、いま私が具体的に申し上げました町名に関しても資料をいただきたいということでよろしゅうございますか。
○山中郁子君 その数字です。結果、確定戸数です。
○山中郁子君 問題は、もし仮にそういうことで、確定しました、それで契約が済んだと、それで実際に工事ができるようになったとしますね、だけれども、いま時間がありませんので詳しくは私の方からは申し上げませんけれども、国鉄の方で対象が決まっていますよね、たとえば寝室と居間だけだとかね、そ...全文を見る
○山中郁子君 それで、次の問題なんですけれども、実際にいまここに私が挙げました町で、現地で国鉄が説明されているところによりますと、契約後六カ月以内に工事をせよと、こういうことになっているようなんです。中には、六カ月といったってもとから直さなきゃならないようなこともありますし、それ...全文を見る
○山中郁子君 先ほどの振動の問題との関連での御答弁で、それが機械的に防音だけでということじゃなくて、考慮すべきものは個別にも相談をして考えていきたいという御答弁がありました。で、これが契約書の第六条に私はかかわってくると思っているんですが、第六条は「新幹線鉄道の列車走行に伴う騒音...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、最後に防音壁の問題でちょっとお尋ねをしたいんですが、新幹線ずっと走っていまして、もうかなり防音壁がつくられています。だけれども、これは大分悪評でして、ブロックを積み上げてその上にスレートか何かで建てているわけでしょう。で、やっぱり実際上は防音壁になっていないと...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、現在の防音壁に関して住民の方たちからどういう意見が出ているのか、ないしは国鉄の方でより積極的にどういう状況かなんてことは、当然お調べになっていらっしゃるというふうに思うんですけれども、満足すべき状態であると、こういうふうに理解をしていらっしゃるのかどう...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、最後に私は要望を申し上げておきますけれども、必ずしも非常に大きな効果があるというようには住民の方々の声はなっていないと私は理解をしております、実際上聞いておりまして。それで、大いにそのことについては、先ほどの御答弁で今後もさらに研究をしていくというお話でご...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
○山中郁子君 初めに大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、先ほど国鉄の共済問題でお伺いをしたところですが、国鉄の共済関係財源が非常に逼迫をしていると、五十五年度ぐらいまでの見通しはあるけれども、その後はなかなか大変だということで御答弁がありました。それで私はその中の一つの要因として、運...全文を見る
○山中郁子君 国公の場合との関係を詰めていきますとちょっと時間もかかりますので、私はいま現在はちょっとそれを横に置いてお願い申し上げておりますけれども、大臣ぜひ、いま次長もお認めになりましたように、国鉄の財政状況が非常に困難であるということは一つあります。それで二十五万人のうち十...全文を見る
○山中郁子君 法定制緩和の問題とか、その他いろいろ大いに意見があるところですけれども、それはきょうはおきますけれども、何とかいま私が申し上げました具体的な問題に関して、ひとつぜひ一歩進める形での善処を引き続き努力をされるように重ねて要望をしておきます。  次に、旧従軍看護婦の方...全文を見る
○山中郁子君 真剣に検討されてだめだなんてことになると困るんで、私が申し上げたいのは、ぜひとも、総理府から正式にまだお話がないとおっしゃるものの、政府として総務長官がどのような約束を、国会でも、あるいは該当者である従軍看護婦の方たちにもされているかということは先刻御承知のところだ...全文を見る
○山中郁子君 それはこの次に質問しようと思っていたことなんですけれども、その前に大臣にもう一つ、私先ほど申し上げましたけれども、そう細かいことを別に言質をとらえて、あなたこう言ったじゃないかと、そういうふうには申し上げるつもりは毛頭ありません。旧看護婦さんたちの心情や国民的な世論...全文を見る
○山中郁子君 それで、いま次長さんがちょっと先回りして言ってくださったことをもう一つだけお伺いをしておきたいと思いますが、その件につきまして、そういうことで新たな何らかの措置が旧従軍看護婦さんについて可能になってくるとなりますと、いまおっしゃった婦長さんでない方たちの通算の問題が...全文を見る
○山中郁子君 二十五日の委員会でも私は例を挙げて申し上げたんですが、大臣ちょっと聞いていただきたいんですが、満州に同じように当時行って働いておられても、旧日赤の従軍看護婦さんの場合は通算されない、満州国政府関係の方たちはそれが通算される、保健婦さんの場合ですけれども、大体同じよう...全文を見る
05月30日第84回国会 参議院 内閣委員会 第14号
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○山中郁子君 公務員共済の法案審議に当たりまして、私は防衛庁の共済組合の問題について若干ただしたいと思います。内容は、防衛庁共済組合の土地購入とその販売問題についてです。  具体的には、防衛庁共済組合が、これは昭和四十六年ごろだと私は思いますが、横須賀市の農民から土地を購入され...全文を見る
○山中郁子君 何点かお尋ねいたしますけれども、いまの宅地開発不可能な地域というだけではなくて、他人名義になっている土地も含まれているというように私は聞いておりますが、そこのところは事実どうなのかという点が一つです。  それから、防衛庁共済組合が土地を購入するに当たって、土地購入...全文を見る
○山中郁子君 防衛庁はこの土地を何にお使いになるつもりでお買いになったのか、それから、七億二千五百万というこれは大変莫大なお金ですけれども、これはもう現金というか、お金を支払われていると思いますけれども、その業者、どこへ支払ったのか、何という業者か、それを明らかにしていただきたい...全文を見る
○山中郁子君 そのロイヤル観光が、私の調査ですと日伸産業というブローカーをまたさらに間に入れているということで、この日伸産業が土地を買い集めて、実際には農民と直接交渉をして、防衛庁が土地を買うのだから大丈夫だといって、農民から印鑑だとか印鑑証明をとって、そして農民の土地から直接防...全文を見る
○山中郁子君 だけど、農民がいま仮処分申請をしてこれが認められていますよね。ですから、おたくの方は手がつけられないはずですよ、この土地に。そしたら開発できないでしょう。どうなさるおつもりなのかということと、もう一つ、だから、瑕疵がないとおっしゃるけれども瑕疵があるんじゃないですか...全文を見る
○山中郁子君 じゃ重ねてお尋ねしますけれども、土地を返してくれと、まあすべての地主でないかもしれませんけれども、返してくれという地主の意向については、防衛庁としては、とにかくその希望に沿うように努力をしたいというふうには思っていらっしゃるんですか。先ほどちょっとそれとの関連で御答...全文を見る
○山中郁子君 私は、それはちょっと指摘をしておきたいと思うんですけれど、やっぱりちょっと甘いと思うんですよ。というのは、いまたくさんの地主の方がいらして、すべての方がみんなこんなふうになっているということを御存じないんですよ。すべての方が御存じになっているわけじゃないんです。です...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、基本的には何とか努力をして、困難もあるけれども、その幾つかの条件とおっしゃるものを満たすという大きな意味での展望は持っていらして、その地主の方たちの要求にこたえたいと思っていらっしゃると理解してよろしいですか。防衛庁としての何というかしら考え方、そこのと...全文を見る
○山中郁子君 防衛庁の方で組合員に損害を与えないようにということは当然のことです。だから、私は業者にお金を渡したんだから業者から金をちゃんと責任持って返すと、約束が履行されていないわけですから、当然そうであってしかるべきだと思っております。  それで、続いてお尋ねしたいんですが...全文を見る
○山中郁子君 労働省、防衛施設庁、建設省、防衛庁、もう一つどこでした。
○山中郁子君 関連して防衛庁にお尋ねいたしますが、防衛庁共済組合はほかにもいろいろ土地を買っていらっしゃるようなんですが、土地購入の全体の状況をお知らせください、分譲住宅ができて、それがどのくらい実際に使われているのかどうかも含めて。
○山中郁子君 これはかなり多いですよね。四十年から十五件というと一年に一件以上ですね、土地分譲やっていらっしゃると。で、先ほど大蔵省から施設庁、防衛庁のほかは林野庁、労働省、建設省があるというお話がありましたけれども、とてもこんな規模ではないと私は思いますけれども、いかがでしょう...全文を見る
○山中郁子君 ではそれはそのようにお願いをいたします。  それで、いずれにしても労働省も建設省も林野庁も購入しているといいましても、全体の省庁から言えばごく一部、この数も、防衛庁のように十五件、六十五万平米というふうな膨大なものではないはずです。それは後で資料をいただきますけれ...全文を見る
○山中郁子君 ずさんであるかどうかということはやはりお調べにならなきゃいけないですよね、大蔵省としても。ちゃんと把握されなければいけないですよね、それでなきゃわからないですからね。  関連してちょっとお尋ねするんですけれども、防衛庁に最初に、先ほど四十年以降の購入土地面積などを...全文を見る
○山中郁子君 私がずさんではないかと思うことの根拠はもう一つあるんです。  これは同じ神奈川ですけれども、ちょっと見て幾つも出てくるということは問題だと思うのであえて指摘するんですけれども、これはやはり葉山町ですね、ここに防衛庁共済組合が購入された土地がある。この土地をどういう...全文を見る
○山中郁子君 やっぱり渡邊さん、そういうふうにおっしゃっちゃだめなんで、それはもちろん土地を売るときには確認するのは当然でしょう。私が申し上げたのは、そのときになかなか境界がわからなかったという事実があるの。それで地主の人たちがみんな立ち会ってがたがたやってやっとどこが魔界だとい...全文を見る
○山中郁子君 大蔵省に最後にお尋ねしたいのですが、いま私はごく部分的なことを申し上げました。この葉山町の土地につきましても、さらにあなた方が、売るときには境界をはっきりさせるのはあたりまえだとおっしゃる以上に大変問題がある中身があるんです。しかし、きょうは時間の関係でそのことには...全文を見る
○山中郁子君 最後に申し上げますけれども、大蔵省も防衛庁も瑕疵はないとおっしゃるんだけれども、先ほど防衛庁がおっしゃっただけでも、中間登記を省略されている、それから、そのロイヤル観光の下にもう一人業者が入ったことは知らなかったと、こうおっしゃっているわけ。それを一般国民が聞いて防...全文を見る
○山中郁子君 委員長、今度は本当に最後に。  私は知っていますけれども、平作川なんかたまたまはんらんしたのじゃないですよ、昔からこれは問題のある川なんです。そういうところを代替地にして開発もできないような土地を与えて、そして農民をだまして土地を買って、そして結局は、防衛庁という...全文を見る
06月01日第84回国会 参議院 社会労働委員会 第15号
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○山中郁子君 労働時間の問題についてお尋ねをいたします。  国際的に見ても、いまの日本の労働時間が長いということは定評があるところですし、また生産力資本主義国第二位という経済大国だと言われておりますけれども、労働条件の上では多くの問題点があることもまた周知の事実です。  それ...全文を見る
○山中郁子君 労働時間の短縮を考える場合に、いろいろ実際問題としても起こってきているわけですけれども、現実には所定外労働時間、つまり残業がかなり常態化しているという面もあります。これはそのときどきの景気の動向によっても変わりますけれども、そういうものがもう一つの側面としては、低賃...全文を見る
○山中郁子君 具体的にはおいおい引き続きお話をいたしますけれども、私は一つは、やはり労働基準法というのは最低の基準なわけですよね、労働省の皆さんにそんなことをいまさらここで申し上げる必要はないわけですけれども、そこのところははっきり踏まえて、基準法に一つは違反していさえしなければ...全文を見る
○山中郁子君 権限を持っているんだからきちんと慎重にという御趣旨だと思いますが、そういうことについてもちろん否定するものではありません。  それで、具体的な問題ですけれども、一つは川崎市の日立造船の神奈川工場での問題です。神奈川工場では、四月一日から経営の危機を乗り切るためにと...全文を見る
○山中郁子君 日立造船です。
○山中郁子君 日本鋼管のは後でまた申します。
○山中郁子君 当然そうだと思うんです。所定内労働と所定外労働とは全然違うものですから、そういうものを残業ゼロ体制というふうな欺瞞的なスローガンをもって労働者に押しつけているということ自体、私は大変問題だと思いますので、そのことについての御見解も伺いたいと思います。  それから、...全文を見る
○山中郁子君 ひとつこれはぜひ調査をしていただきまして、もちろん全国くまなくというわけにもいかないでしょうけれども、そちらもちろん専門のところですから、大きなところで、大体それは大手ですわ、調査をしていただくということと、資料を御提出いただきたい、調査の後、把握されたものについて...全文を見る
○山中郁子君 愛知県のどこですか。
○山中郁子君 最初にお願いをいたしました、調査の上把握されたところをお示しいただきたいということはよろしいですね。
○山中郁子君 事案の中身の検討ももちろん結構で、おやりにならなければいけないことだと思いますので、そういうことに基づいて、当然それが、問題があるなしにかかわらず、新しいこういう形でのやり方がされている場合、当然労働省としては状況を把握すべきだと思っておりますし、別に労働条件、基準...全文を見る
○山中郁子君 当然、そうした把握をされることだと思います。それで、現状は余りつかんでいらっしゃらないわけなんですけれども、先ほど御答弁の中でありましたように、日本鋼管で、京浜製鉄所です、同じような問題で労働者が川崎の南基準監督署に提訴をしています。中身は全く同じです。八時間が七・...全文を見る
○山中郁子君 先ほども申し上げたんですけれども、これは局長に御答弁をいただきたいんですが、新しく出てきている形態ですよね。それで、いま御答弁だと川崎南基準監督署でこれから調査をすると、こういうことですので、私はやはり労働者が賃金上も労働時間上もさまざまな形で不利益を受ける、こうい...全文を見る
○山中郁子君 労働大臣にもぜひ具体的に、いま私が問題を出し、それで御答弁もされている中身をよく知っていただきたいと思うんです。  それで、具体的に申し上げますと、いまのようなやり方で、結局超勤しますよね、残業ですね、まあ約八時間とします、日本鋼管の場合に。八時間超勤をする。そう...全文を見る
○山中郁子君 重ねてですが、少なくとも企業がこういうことを推奨すべきではない。労働者が自分が休みたいと思うときでなくて休まされて、しかも賃金カットをされるというような、しかもそれでこういうふうに大変入り組んだやり方をしているわけですよね。そういうやり方は推奨すべきことではないとい...全文を見る
○山中郁子君 当然のことながら、もし一方的に企業者側がやっていることだったら中身に照らして適当でない、こうおっしゃっているわけだから、私はそういう意味ではフランクに率直に、この事案だけを、中身だけを考えれば適当でないことだと。いいことなら事業者側がやったって一向に問題ないわけだか...全文を見る
○山中郁子君 それではやっぱり大臣、もう一つ伺いたいんですけれども、いま私はビールのことを申し上げました。ビールだけじゃないんです。季節だけにも限りません。非常に繁忙の時期と、比較的一カ月の中をとってみても、前半は非常に忙しいという事業だってあるでしょう、企業だってね。それで後半...全文を見る
○山中郁子君 それは休日、代休を与えることがあると。たまたま無給であるとおっしゃるけれども、そこが問題なのよ。無給であることが問題なんですよ。たまたま無給であるなんて、そんな言い方をしたんじゃだめなんで、無給だからこそ問題で、これはだから一種のレイオフだと言うのよね、その話をずっ...全文を見る
○山中郁子君 じゃあ、もう一つお伺いしますけれども、労使が十分に話し合って納得したということならば、何でもいいんですか。どんなことが行われていてもいいんですか。そうじゃないでしょう。それだけちょっとはっきりしておいてくださいよ。
○山中郁子君 日本鋼管や日立造船がなくなるような事態であるなんて、ゆめゆめ労働大臣だってお思いになっていらっしゃらないでしょうし、事態はそんなもんじゃないです。一面的に見るとか見ないとか問題じゃなくて、客観的に見て予算委員会のときに私も再三申し上げましたように、中高年齢者の雇用の...全文を見る
○山中郁子君 最後に一つだけ。労働省がやはり労働者の保護という立場で、こうした特に、不況時において企業が新しく出してくるケースですね、こういうやり方の最初の審査する事案になるわけです、日本鋼管からの具体的な提訴が。十分な労働者保護の立場に労働省の理念の上から立って、労働者の利益を...全文を見る
06月02日第84回国会 参議院 災害対策特別委員会 第10号
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○山中郁子君 大規模地震対策特別措置法の審議に当たりまして、この機会を得まして、私は初めに、去る一月に起こりました伊豆大島近海地震の復旧問題を中心にして初めにお伺いをいたします。  すでにもう明らかにされているところですけれども、この地震では死者二十五名が出ておりまして、その原...全文を見る
○山中郁子君 いまの点検ですね。それは建設省でおやりになっているようですけれども、道路、河川、それから森林、そうしたものを全部包括的に一元的にやられていらっしゃるわけですか。
○山中郁子君 それぞれ御答弁をいただいたのですが、私はこの調査やなんかをしている上でも、縦割り行政というのですか、それの壁にぶつかりまして、いやそれは農林省だ、やれそれは建設省だ、国土庁だといって、どこどこ、今度国土庁へかけると、いやそれは建設省だ、農林省だと、さっぱりわからない...全文を見る
○山中郁子君 どこへ行ってもわからないんです。
○山中郁子君 具体的にお約束をいただきたいことは、伊豆大島近海地震後の現状ですね、伊豆半島の。いま私は伊豆半島の問題について申し上げていますけれども、その状況を一元的にとらえて、そして総合的な処理の現状、その他のデータをトータルにおたくの方で把握をされた上でお示しをいただきたい、...全文を見る
○山中郁子君 具体的な危険個所ですね。防災対策に国の助成を求める場合の採択基準というのがもちろんあって、それに達しないために助成が受けられないというようなケースがさまざま出てきます。  それで、特にいま問題になっている伊豆関係で、こういう基準をぜひ緩和して実質的に危険個所の防災...全文を見る
○山中郁子君 いいですよ、答えてくださるところが何省だって。幾つもおっしゃるからわからないから。
○山中郁子君 だから、私はそこに国土庁が調整機能としての力を積極的に発揮して、やれ農林省だ、建設省だ何だと言っていると、あくんですよ、その間がね。そういうのをやっぱり総合的にカバーするのが国土庁の役割りだ、そのために国土庁の調整機能としての役割りがあると、こう認識しておりますが、...全文を見る
○山中郁子君 これ、木の間にこんな大きな石がこうなっているわけですわ。一たび何かちょっと来たら、これが落ちるわけでしょう。この石を砕石するために五百万も七百万もかかる。こういう状況があって、採択基準にちょっと足りないからといって国の助成が出ない。そうすると、私有地にあったとすれば...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ具体的な、実質的な解決を積極的に進めていただくように重ねてお願いを申し上げておきます。  それから次の問題ですけれども、これは局地激甚災の指定の促進とそれの拡大というんでしょうか、問題になるんですけれども、具体的に申し上げますと、実は私がこの調査に行った十八日...全文を見る
○山中郁子君 まあルールは私も知らないわけじゃないんですが、大臣、それじゃぜひ理解をしていただきたいんですけれども、いま私が申し上げているのは、五月の十八、十九で視察をしてきましたと申し上げました。そのときの大雨でもって去る一月十四日の地震で緩んだ地盤が崩れて、もうそれは明らかな...全文を見る
○山中郁子君 激甚災の復旧の財政上の問題なんですけれども、三年間に三、五、二の割合で復旧工事を進めるという慣例に一般的になっていると伺っておりますが、なかなかそれでは間尺に合わないという事態もあるわけで、特に現在の伊豆地方などはまさにその最たるところだというふうに思いますので、ぜ...全文を見る
○山中郁子君 割合にこだわらずに、三、五、二の割合の慣例にこだわらずに緊急度に応じて進めるというお答えだと思いますので、ぜひそのようにお進めいただきたいと思います。  それから次には、国道百三十五号線の復旧の問題についてお尋ねをいたします。これは伊豆半島の表玄関と言うべき道路で...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、全面復旧は大体いつごろ、秋には大体復旧できるという見通しですか。
○山中郁子君 除いてね。
○山中郁子君 じゃ、その四カ所というのは結局今年度いっぱいかかるというお話になるわけですか。
○山中郁子君 問題は、現在ももちろん生活道路ということで大変緊急な要望があるということですけれども、さらに伊豆はいまもう夏の観光シーズン、海水浴シーズンにかけているわけですわ、生活をね。そういう意味で夏の観光客シーズンを迎えて道路がどうにもならなきゃ本当にどうしようもないというこ...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、やっぱり延長したり料金改定することもあるというような余地を残しているようなお答えにも受け取れるんですけれども、そうじゃないんですね。いまの無料にしているものを、またつけ増すようなことはしませんと、こういう御答弁だと承ってよろしいんですか。端的に聞かせてい...全文を見る
○山中郁子君 大臣、おわかりになると思うんです。私余りこれに時間かけるつもりないですけれども、結局その時点で別な理由を持ち出してきて、そして料金改定したり延長したりしたって利用者わからないですよ。理由なんて幾らだってつけようと思えばつけられるじゃないかと、こう思いますよ、普通は。...全文を見る
○山中郁子君 最後に大臣にちょっとお尋ねいたしますけれども、結局そういうことで、それでもって後にツケは回さないというふうにお約束もされてきて、私は当然のお約束だと思います、それは。それにもかかわらず結局ほかの理由が出てくれば上げるんだとか、そういうことが出てくれば住民感情としてわ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、とにかく料金改定や何かそういうことでツケを回すようなことはしないとおっしゃったお約束は、もちろん守るとおっしゃっているというふうに理解してよろしいんですか。
○山中郁子君 地元の方々は大臣が見えて約束してくださったということで大変喜んでおられました。私はそういうことを結果的に裏切るようなことはなさらないと思いますけれども、重ねてそのことを強く指摘もし、要望もしておきます。  この伊豆地震の問題に関しましては最後になりますけれども、い...全文を見る
○山中郁子君 国土庁からお答えいただいた分につきましては、私もいまお答えがあったことは、それはそういうふうにそれなりのものが現実にもある、あるものについては当然現在も行われているということはもちろん承知をしております。それだけでなくて、それだけでは十分に手当てし切れないで基本的に...全文を見る
○山中郁子君 現状と何が変るのか、具体的な活動も含めてということで質問しておりますので、一から十まで全部というのも大変だとおっしゃるなら柱で結構です。
○山中郁子君 国土庁にお伺いいたしますけれども、いままでは災害派遣に関しては起きた災害に対する救援であった。しかし今回は地震の予知段階での、それは救援という言葉ではなくて支援という言葉になっているわけですけれども支援をする。こういう違いで、だから具体的に結果として違ってくるのだと...全文を見る
○山中郁子君 先ほど野田委員の御質問の中でも議論をされておりましたけれども、一つの面としてこのいわゆる地震立法、これが問題になっているのは自衛隊の部分に関してであることはもう先刻御承知のとおりだと思います。自衛隊の持っている治安出動をめぐる反国民的な危険な予測ないし警戒、国民感情...全文を見る
○山中郁子君 やはり不明確だと思うんです。というのは、五号のことについておっしゃるけれども、それは私五号だけに限らないと思うんですよ。「食糧、医薬品、その他の物資」の「防疫」、申し上げました。それから消防なんかでも、消防法でいま危ないとなれば家壊すことだってできるわけでしょう。そ...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、こういうふうに聞きますので、ちょっとはっきりしてください。いずれにしても具体的な要請が出てくる。その場合にも、たとえば五号の問題とか、それから四号の問題とか、それから先ほど私が幾つか例を申し上げました権限を持っている人でなければできない、国民の権利の制限そ...全文を見る
○山中郁子君 いや、ここの法律じゃないんですよ。
○山中郁子君 それは本来できないことになっているんだからできないんだということだとすれば、それはぜひ防衛庁にもはっきりしておきたいんですけれども、いいんですね、防衛庁、それで。
○山中郁子君 それで、私は法律は専門ではありませんで、素人ですので、素人の質問をさせていただきますけれども、そういうことならそういうふうにちゃんと法律に書いておきやいいのにと思いますけれども、そういうふうに書かなくていいんですか。だからいろんな議論になっているわけでしょう。どうし...全文を見る
○山中郁子君 そうおっしゃることはわかっているんですけれども。  それでは、できないと書いているというのが、自衛隊法の八十六条と九十四条ですかの関係でそれはできると書いてあるから、ほかのことはできないんだというのは当然のことである、こういう御見解だということでしょうか。いろんな...全文を見る
○山中郁子君 私は指摘をしているんですけれどもね。  それでは、重ねてこの問題に若干関連して伺いますけれども、これは四月二十日の衆議院の災害対策特別委員会で児玉運用課長が答弁されているんですが、田畑議員の質問に対してです。県庁とか市役所あるいは国鉄、通信機関、そういう主要な建物...全文を見る
○山中郁子君 同じだって言っているんです。
○山中郁子君 前も後も同じだ、権限は同じだというのが先ほどの御答弁だったわけでしょう。
○山中郁子君 そうでしょう、同じだということでしょう。
○山中郁子君 大分だから違うんですよ。いまあなたが、上野さんがお答えになったのも、児玉さんのいま私が取り上げたこの質問の答弁と違うんです。それから官房長がおっしゃることと櫻内大臣がおっしゃることとも違うんです。私はそういうことを言っているの。だから幾らこれが、いや大丈夫です、絶対...全文を見る
○山中郁子君 わかってるからいいわ、私持っているもの。——まあいいです。
○山中郁子君 こんなばかみたいな私やりとりしたくないですけれども、あなたお読みになったように「あり得る」と言っているでしょうということを私は言っているんです。「任務とは考えておりません。」と言ったって「あり得る」と。任務と考えていないことをやると言っているんですよ、自衛隊は。どう...全文を見る
○山中郁子君 そこが問題なんですよね。考えていないことをやることも「あり得る」と言っているのよ。「あり得るか」と言っているのよ。どういうことなんですか。任務と考えていないこともやるんですか。やるケースがあるんですか。
○山中郁子君 労務の提供じゃないんですよ。あなたさっき質問お読みになったじゃないですか。「建物に対するところの警戒、」ってちゃんとはっきりしているんです。運ぶとか労務の提供なんて言ってないですよ、「警戒」ですよ。いいですか、はっきりしておきましょう。自衛隊は任務ではない、考えてお...全文を見る
○山中郁子君 自衛隊の任務とは考えるわけにはいかない仕事についても自衛隊はやることがあるということをおっしゃっているということがよくわかりました。だから私はそこにこの問題の自衛隊とのかかわりの問題の本質があるということを重ねて指摘をしておきたいと思います。  それで、先ほど櫻内...全文を見る
○山中郁子君 私の質問にちょっとだけ答えていただきたいんですけれども、先ほどこの警戒の問題に関して、それは災害発生前ならできるんだというふうに櫻内大臣はおっしゃったのか、あるいは後ならできるとおっしゃったのか、どっちか私はちょっといま記憶が定かじゃないんですけど、片方違うんだと。...全文を見る
○山中郁子君 田畑さんの質問に関して。
○山中郁子君 違うんですよ、大臣ね。田畑さんの質問私引用しましたでしょう。そしてこういうことがいまできるのかということで上野さんとやりとりしましたね。その問題の最初に大臣がそれは後だからできるんだとか前だからできるんだとかってどっちかおっしゃったんですよ。だけど、そういうことに関...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ具体的な問題についてお尋ねをいたしますけれども、二十七条です。これは初めに国土庁にお尋ねをいたします。二十七条の「応急公用負担の特例」のところの、項目の中に三項、五項になりますが、これが二十一条との関連が出てくるわけです。それで具体的な中身としましては「協力...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、あわせてお伺いしますが、想定するしないというのは、いま想定しないけれども、そのときになったら出てきたということあり得るわけですから、法律の見解として先ほどおっしゃったようにこれはできないことなんだということですか、自衛隊ができない権限なんだと。
○山中郁子君 それから警職法の関係です。四条、六条の代行ができるというようになっています。これはもともと現在の自衛隊法関連でもって私はこれで現在あるからいいと思っているわけではありませんけれども、だけれども問題意識は持っておりますけれども、少なくともこういう関係だけを同じような立...全文を見る
○山中郁子君 時間が終わりに近づいていますので、最後に武器の携行の問題について確認をしておきたいと思います。  いままでの議論の中で、それから私が直接防衛庁に伺ったりした経過の中でも、災害出動、このことはこの法案に関して武器は携行しないということは言われているんですが、火器とい...全文を見る
○山中郁子君 武器携行しないということを訓令で明らかにするというお約束でよろしいわけですね。——じゃそれははっきりさせてください。その条件をつけないということがもちろん重要なことだと思います。  それから、あと二、三短時間で質問いたしますけれども、治安出動とは別だと、こうおっし...全文を見る
○山中郁子君 それがはっきりしないから、それで事実上普通常識的には考えられないような計画としてこういうことが出されていることによって、それがまた結局治安出動と言ってもあなた方が治安の対象にするのはそこにいろんな問題があるわけで、本当に国民の切実な要望である民主的な運動や労働組合運...全文を見る
06月06日第84回国会 参議院 内閣委員会 第16号
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○山中郁子君 三点にわたってお伺いをいたします。  第一は、今回の法律改正で北海道の函館、旭川、釧路の行政監察局を廃止して、それぞれ分室を設けるというものでありますが、まあいわゆる格下げということになると思います。そもそもが、地方行政監察局を置く趣旨というのでしょうか、目的とい...全文を見る
○山中郁子君 本法律案の審議に当たって、衆議院での質疑も含めて政府が述べておられますことは、分室に格下げしたとしても、住民に対するサービス、行政内容について低下は来さないものである、まあ御心配なく、こういうことを言われておりますけれども、いまお答えがありましたような趣旨で地方行政...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、やはり地方行政監察局が持っている権限ないしはいままでの、いま先ほど御答弁のあった業務内容に比べて変わることは事実であるし、住民サービスや行政改善について低下を来すという危惧は少なくとも考えなければならない問題としてあるのではないですか。
○山中郁子君 行政監察年報の五十一年度版によりますと、地方監際局での処理状況が出ておりまして、受理件数百八十四件中所見表示百六十七件ということで、行政改善について現地での一定の効果を上げているということを行管庁自体が評価をする立場で報告も出されております。私は、いま御答弁がありま...全文を見る
○山中郁子君 それはやっぱり理屈が通らないと思うんですよね。行政監察年報の中でも、「基本方針」に続いて「監察業務の重点事項」として、「地方監察は、現地において行政上改善を必要とする具体的事項について積極的に実施し、その効果の確保に努めることとした。」と、こうなっておりまして、そし...全文を見る
○山中郁子君 長官から御答弁をいただきたい。
○山中郁子君 問題点は指摘をいたしましたので、いまおっしゃっている内容が具体的に保証ができるのかということは多分に問題があるところだと私は思っておりますので、その点からも指摘をしておきたいと思います。  で、次の問題ですが、小樽財務部の廃止の問題についてこの機会を得て若干質疑を...全文を見る
○山中郁子君 これも、先ほどの監察局と分室との関係と共通するんですけれども、財務部が出張所になって、当然業務の内容は違うわけですよね、大蔵省自身が決めている出張所というのは何をするのか、財務部は何をするのかということはおのずと違うわけね。違うようなものにしておいて中身が変わらない...全文を見る
○山中郁子君 だから同じじゃないわけですよね、することがね。いまの御答弁の中身ですけれども、組織規程によると、第七十五条で、出張所においては第十条の十八、十九、二十、二十二、二十三、二十六に掲げるものを分掌すると、こうなっています。当然具体的には国有財産事務が主になるという御答弁...全文を見る
○山中郁子君 法律をこういうふうに変えるときに、たとえばこの問題ならばサービスが低下するじゃないか、そういう危惧があるじゃないかということでただしていきますと、必ずそのようにおっしゃるわけですわ、政府はね。いやそういうふうにしないようにいたしますと、同じ出張所でも密度を濃くしてと...全文を見る
○山中郁子君 行政サービスを低下することもある程度やむを得ないと、こういう御所見のようですけれども、そもそも小樽財務部の管轄区域が、これは調べたところによりますと京都府と変わらない広さがあるんですね。それで全国の十五の府県よりも広いという、そういうかなり広大な地域で、だからこそ財...全文を見る
○山中郁子君 関連しますが、先ほど幾つか申し上げましたその他にも多くの陳情、反対意見が出ていることは御承知のとおりだと思います、行管庁としましても。私はまず一つは、十分にこうした方々の意見も聞いて合意を得るような姿勢を行管庁として持つべきであるということを申し上げました。その点に...全文を見る
○山中郁子君 そこはしっかりと堅持をしていただかなければならないと思います。  それで、いろいろやはり問題が出てくるんだという一つの例としてもちょっとただしておきたいことがあるんですけれども、具体的な事例ですが、北海道の場合には特殊な国有地として、いわゆる脱落地と言っている地域...全文を見る
○山中郁子君 八万ヘクタールあるというふうに推察をされているこの推察は、当然財務部の推察としてすでに言われているところですね。そういうものがまだ三千四百ヘクタールしか明らかにされていない、三十七年以降ですよね。それはずいぶん遅過ぎる、遅々として進んでいないということだと思いますが...全文を見る
○山中郁子君 拡充してというのは具体的にどういうふうになさるんですか、なかなかいままでの調子でやっていたのじゃとてもできないですね。それで三十七年、行管庁の先ほど申し上げました勧告、長官、ここには国有未利用地の運用についてということで行管庁がちゃんと勧告しているんです。十分確保に...全文を見る
○山中郁子君 行管庁にお伺いしますけれども、こうした指摘した内容でもあることが遅々として進んでいないという状況ですけれども、こういう問題は行管庁としてどのように考えていらっしゃいますか。
○山中郁子君 たとえば、未利用地の問題として、行管が、直接私が知る範囲で監察されて提起をされてから十年以上たっているわけです。そういうことについて問題意識を持たれて調べた結果、大まかな推定でしょうけれども八万ヘクタール北海道には脱落地があると推定されるというのが出されていて、十年...全文を見る
○山中郁子君 結局、大蔵省にも伺いますけれども、いま会計検査院も同情的に言われておるような気もしたのですけれども、お金もかかるしいろいろ人もかかると、こういうことでしょう。で、今年度から鋭意本格的にやっていきます、こうおっしゃるわけだから、当然必要な予算や人員を適切に配置して対策...全文を見る
○山中郁子君 長官、お聞きいただけたと思うんですけれども、この脱落地の問題一つとってみても、北海道の財務部にはやっぱり特別な任務があるわけですわ。これは国の全体の利益にかかわる問題なわけですよ、国有地の発見、確定、それの利用ということで。それも膨大な国有地です。そういう点からも、...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、実情としてもそういう大きな仕事があると、また現地の住民あるいは労働組合、関係者の方々も反対し、切実な陳情をされている上に立って、閣議で決めたからといって強行するというような姿勢をとられないように重ねて私は指摘と要望をしておきたいと思います。  三点目の問題で...全文を見る
○山中郁子君 私は宅開公団法が成立した時点からのいろいろな議論の上に立ってみると、なおさらいまよけい痛感するんですけれども、まだ二年と数カ月しかたっていない時点で、もうそれが機構改革の整備の対象になるということ自体大変問題があると思っておりますけれども、なぜ宅開公団に土地部門を吸...全文を見る
○山中郁子君 それの私根拠を伺っているんです。なぜ一元化した方が、どういうふうに効率的になるんですか、どういう根拠で。宅開公団が土地を買った方が安く買えるんですか、そういうことを伺っているんです。
○山中郁子君 だから私は最初にこの閣議決定の文章を読み上げてお尋ねしたんです。なぜ一元化するのに宅開公団の方へ一元化することが効率的であるし、いいんだというふうに判断されたんですかということを伺っているんです。宅開公団法の成立のときに私ども反対いたしました。屋上屋を重ねるものでは...全文を見る
○山中郁子君 だから、なぜその分化をした方が適当なのかということを私聞いているんですよ。そういうふうにした方が土地が安く買えるんですか、いい土地が提供できるんですかということを聞いているんです。
○山中郁子君 やはり、なぜその部分を切り離して宅開公団の方に吸収するのがよりいいのかということについての御答弁にはなっていないんです。私は、それじゃもう一度具体的に伺いますけれども、「条件整備を行った上、」となっておりますが、先ほど辻局長が条件整備の内容についてはまだ不分明なとこ...全文を見る
○山中郁子君 一点目におっしゃいました業務の範囲というのは、ちょっともう少し具体的に教えてください。たとえば土地、宅地の部分をということは業務の範囲なわけでしょう。それがもう少しさらに条件整備をしなきゃ、いけないというのは、もう少し細かく決める必要があるという趣旨なのかどうかを教...全文を見る
○山中郁子君 私は余り時間がなかったもので、この点は具体的に質問はしなかったんですけれども、宅開公団ができてからした仕事というものはほとんど見るべきものがないんですよね。竜ケ崎と千葉といま厚木の問題が出ているということでそれ以外ないですよ。それはそれぞれ内容は私も知っています。だ...全文を見る
○山中郁子君 最後になりますけれども、当然条件整備の中の主要な問題として職員の問題があります。この職員の方たちが意見を持って、いろいろ意見もそちらに出していらっしゃることはよく御存じだと思いますけれども、これは大変大きな重要な問題です。この点についても労働組合の意見を十分に聞くと...全文を見る
○山中郁子君 農林省設置法の一部改正の審議に当たりまして、私は法案関連を含めまして、具体的に五つの問題について政府にただしたいと思います。  その第一は、法律案要綱によれば、第五の二に当たりますが、「水産庁の組織の整備」の中の養殖研究所の問題でございます。で、三重県の玉城町に淡...全文を見る
○山中郁子君 臨海部門は、そうすると完成予定は何年になるわけですか。
○山中郁子君 これはたしか衆議院の内閣委員会でも、水産庁長官が施設整備の予算の獲得についても最善の努力をするというふうに言われておりますので、五十六年度までに臨海部門を含めて養殖研究所の整備ができるという御答弁でございますけれども、これに関連いたしまして、いままで内水部門と臨海部...全文を見る
○山中郁子君 この点につきまして、まあ農林省で御検討いただいている資料なんかによりますと、こういう表現になっているんですね、それぞれ五十六年度に完成しようという場合には年度事業費が九億円から十二億円かかると、したがって多大な工事量となり機構的には無理があると、こういう判断をされて...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ農林大臣にもお考えいただきたいんですけれども、この点はやはり、いま農林省の方が、何とか努力をして水産庁の方が予算獲得に努めてまいりたいと言われておりますが、ぜひ国としてこの設置法に基づく養殖研究所の設立の問題を実効あらしめるための一つの主要な条件になりますので、...全文を見る
○山中郁子君 同じく法案のやはり水産庁の組織の整備に関連いたしますが、有明海漁業調整事務局の廃止とその後の措置の問題に関して次にお伺いいたします。  これは有明海のノリの養殖が最近多くなっておりまして、福岡県も漁業振興に力を入れているという、そういう業種でございます。こういうと...全文を見る
○山中郁子君 御答弁ありましたように、有明海の漁業調整事務局の廃止が、いささかも行政上の後退をもたらさないようにさらに一層の前進が図られるようにぜひとも進めていただきたいと、重ねて要望しておきます。  第三の問題でございますが、これは同じく設置法の一部改正の法律案要綱によります...全文を見る
○山中郁子君 あわせて私、バスダイヤいただきましたので、御紹介もして、ちょっと注意も喚起したいと思うんですけれども、昼間の場合、いま私は通勤時の朝と夕方のを申し上げましたけれども、たとえば家族の方たちが昼間ですね、牛久駅なら牛久駅まで出かけようというような場合にどういう状況かと申...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、もう一つ伺いたいのですが、そうすると、大体いつごろをめどに把握もされるし、整理もできるというようになりましょうか、移転との関係で。
○山中郁子君 全部が完了しなければできないという性格のものでないことは申し上げるまでもないと思いますので、御答弁にありましたように、それでも順々に動いていくわけですから、その実情になるべく早目に見合った形での改善策を進められるように重ねて要望をしておきます。  同じく筑波学園都...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、断固として食堂をつくらないというわけですか。これは理解に苦しむのですけれどもね。
○山中郁子君 検討するのね。自炊設備があるということはいいけれども、自炊できる方ばかりいるとは限らないし、いま申し上げましたような状況もありますから、管理はどこがするかといったって、それは考えれば幾らだってどこが管理するか考えつくことでありますし、今回たくさんの研究所が移転するわ...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ大蔵省にお伺いしておきますけれども、検討されているというお話ですが、やはり必要な方たちから見れば急ぎの要求ですよね、病気して寝ていたというときに何にも食べるものがないと、近所に商店ないわけですから。なるべく早くそれはやっていただかなきゃいけないんですけれども...全文を見る
○山中郁子君 じゃ国土庁の方から、もし御答弁いただけるならば……。
○山中郁子君 ぜひ早期に実現できるようにお進めをいただきたいと思います。  筑波問題に関しまして、あと一つ医療問題でお尋ねをいたします。  まだ記憶に新しいところですけれども、筑波で一人独身寮で飛びおり自殺なすったという事件がありましたわね。それで新聞報道によりますと、何か十...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、筑波での救急医療体制というのは具体的にどうなるんですか。どういうふうにいつできるんですか、ちょっといまの御答弁じゃよくわからなかったんですけれども。
○山中郁子君 そうすると、筑波大学病院で救急医療体制は受け入れる条件をつくると、そのようにやりますと、こういうことですか。このような場合です、自殺者が出て、落ちたときはまだ生きていらしたわけですわ。それでもう病院がなくて、十も病院を駆けずり回ってとうとう死亡されたと、こういう状況...全文を見る
○山中郁子君 私は大学病院の救急医療体制の一般論をいま言っているんじゃなくて、筑波の問題で伺っているんで端的なお答えいただければいいんですけれどもね。そうしたら室長から伺ってもいいんですが、筑波学園都市の救急医療体制の対策ですね、計画どうなんでしょうか、いつ解決するのでしょうか。
○山中郁子君 そうしたら、文部省に最後にもう一度だけ伺っておきますけれども、筑波大学病院が救急病院としての役割りを果たすというようには検討すると、それは第一次から第三次まで全部とかということじゃなくて、ほかにもいろいろお考えにならなきゃいけないんでしょうけれども、大学病院だけがそ...全文を見る
○山中郁子君 次に、直接法案の関連と離れまして、当面する農業行政問題について二点お伺いしたいと思います。  一つは、タマネギの問題です。非常にいまタマネギが値崩れするというか、暴落しているということで、生産者の方たちが大変切実な要望を出しておられます。これはいろんな背景があるわ...全文を見る
○山中郁子君 余り楽観できない状況もあると私は思います。  それで、いま御答弁もありましたんですけれども、卸売価格、中央卸売市場での動きを見ますと、四月中旬には昨年の三割ですね、三割のキロ当たり四十九円まで急落している。五月に入ってもまだ前年比で半値という状況です。御承知のよう...全文を見る
○山中郁子君 それが、ことしはすでに輸入された分量がどのくらいになっているかと比較したいわけですけれども、一月から四月までの輸入実績、五十三年ですね、暦年の五十三年ですが、これはどのくらいになりましょうか。
○山中郁子君 農林大臣、ぜひお考えいただきたいんですけれども、一月から四月までの四ヵ月間で六万四千トン輸入してるんですわ。それで、いまさっきお示しいただいたように、四十九年から四年間の数字を見せていただくと、最高が四十九年の六万五千トンですね。その次が五十一年六万二千トン。ほぼこ...全文を見る
○山中郁子君 そんなはずないでしょう。主な大手として十社挙げられました。伊藤忠、丸紅、三和実業、西日本青果その他十社挙げられたんですよね。それがそれぞれどのくらい輸入したかわからないなんて、そんなはずないじゃないの。わかるからこそこれが主なところですと言って出していらっしゃったん...全文を見る
○山中郁子君 結局そうしたら、こうした農産物の輸入について、どの商社がどのくらい輸入しているのかということを農林省知る手だて全然ないということないでしょう。そうしなきゃ全然把握できないじゃないですか。私はだから、いままだお調べになってないというんだったら、そこら辺はまた調べていた...全文を見る
○山中郁子君 そうしたら、大臣ちょっと伺いますけれども、先ほど私申し上げましてお尋ねをしているんですけれども、こういうふうに輸入がすごくふえちゃって、先ほどお答えもありましたように、見通しが間違ったということについては確かに問題があるとおっしゃいました。そういうことについては、じ...全文を見る
○山中郁子君 きょうは自由化品目の問題の根本的な議論をしている条件も時間もありませんから、いま当面、とにかくタマネギが困っているという状態で、それはもう農林大臣自身がよく御存じのはずです。ですから、一袋二十キロ、これを商社は加工業者に二百円で投げているんですよ。とても太刀打ちでき...全文を見る
○山中郁子君 私が直接つかんだところでも、先ほど申し上げました千葉県の白子町、それから愛知県の碧南市なんか集中的にタマネギ生産している地域です。ほかにも全国的にあります。で、農林大臣ぜひ考えていただきたいのは、たとえば白子町の場合でもそうなんですけれども、減反政策との関係で転作の...全文を見る
○山中郁子君 価格補償の性格からいって、結局私が申し上げているのは生産者に責がある問題じゃないわけですね。暖冬だとか天候の問題なんかは農産物特にそうですけれども、そこのところをやはり価格補償という政策の精神からいって、ぜひ御検討いただく中身の問題だと思いますので、重ねて申し上げて...全文を見る
○山中郁子君 補助金を出されていることを否定しているわけではなくて、農協なんかでもかなり負担になっているという面もありますので、いま御答弁がありましたので、当然積極的に前向きにそうした補助金の増額などについてもお考えいただくということで理解をしておりますが、それでよろしいでしょう...全文を見る
06月07日第84回国会 参議院 交通安全対策特別委員会 第6号
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○山中郁子君 欠陥車問題について三点にわたってお尋ねをいたします。  初めに、第一点は、外国における日本車のリコール問題ですが、運輸省からいただきました資料で——これはアメリカだけなんですが、アメリカにおける日本車のリコールの状況を見ますと、最近一年間で、日本国内でのリコールさ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、大体これはアメリカが多いということはあるんですけれども、大まかに言うとどの国でどのくらいでしょうか、大きいところで。
○山中郁子君 件数はそうしますと何件になるのか。——車種になるんですかね。それとそのほかの国の資料を後ほどいただきたい。
○山中郁子君 こういうものは調査をそうやってされているわけですから、国内車との関係もいろいろあるんで、運輸省としてやはり公開をし、発表するというふうにすべきだと思いますけれども、それはしかるべき発表をされているわけですか。
○山中郁子君 じゃ欠陥部品などのパーツナンバーですか、そうしたものを含めた調査結果をいまお持ちでないとすれば後ほどいただきたいと。先ほど申し上げたことも含めてよろしいでしょうか。
○山中郁子君 そこのところが、いま運輸省はほかの国内の問題については発表しているけれども、外国に出したものについては発表していないというふうな姿勢自体が、私はやはり輸出したものと国内のとは違うと、こういう観点にお立ちになっていらっしゃるんだと思いますけれども、実際の話が、どこの部...全文を見る
○山中郁子君 安全対策の一つの重要な基本でございますから、いまおっしゃった御答弁の内容を積極的に実現されるように取り組んでいただきたいということを要望しておきます。  第二番目の問題ですが、これは具体的にトヨタの排ガス対策車の欠陥問題についてお伺いをいたしますが、昨年の十一月の...全文を見る
○山中郁子君 いま部長は、「この事件」という言い方なさったんですけれども、それが例の藤井寺の問題をおっしゃっているのですか。そうでないならば、私どもが提起をしているのは、そういう幾つもの取りかえをされていると、事実上ですね。そうしたことはもうたくさん事例があるわけですわ。そういう...全文を見る
○山中郁子君 それは全然事実と違うわけです。で、かなり多数の取りかえをされています。ですから、そこはきちんとした調査をされなければいけないし、それこそが立ち入り調査の目的だと思いますが、トヨタから報告を受けたと、東京トヨペットのどういう役職のだれから報告を受けられたのでしょうか。
○山中郁子君 だから、私は、いま東京トヨペットのどなたから報告を受けたのか。
○山中郁子君 何とおっしゃる方です。
○山中郁子君 十件の内訳を、恐縮ですが、もう一度おっしゃってください。
○山中郁子君 ここに私、現物を、実際に亀裂が生じているものを持ってきているんですけれどもね。これは二万キロ走行したトヨタ18RUのエンジンの調子が悪くなったということで、車から外してきたんです。そして、補助加速ポンプのダイヤフラムですけれどもね、二カ所の亀裂が生じているんです、こ...全文を見る
○山中郁子君 やっとわかりました。  で、いま確認をいただいたんですけれどもね、結局こういう形で亀裂が出てきて、この亀裂から生ガスが漏れるということで、触媒にいってしまって、それで高熱を発してマフラーが真っ赤になると、そういう状態が出てきて、そしてまあ発煙してくるわけですわ。で...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、いまそれはメーカーから型式変更届けが出ているということですか。
○山中郁子君 それは、ダイヤフラムは型式変更指定の変更に該当しないというのは規則にちゃんとそれは入っていますでしょう。全部網羅されているわけでしょう。いろいろだくさん確かにありますよ。ありますけれども、ダイヤフラムはもちろん入っていますでしょう。
○山中郁子君 そんなことないです。  それでね、私はいまこれいっぱいあるでしょう、型式変更の中身が。ありとあらゆる部品が入っているはずですよ。そういうことが一つありますけれども、もう一つは、いままあその変更指定が出てないとおっしゃっても、あなたの方でそれ把握されているわけでしょ...全文を見る
○山中郁子君 それだから考え方の基本が違うのですよね。こういう問題は、当然のことながら安全対策として欠かせない問題としての制度でもあり、そのための指導機関として運輸省があるわけでしょう。そうしたら、たった一人の人がたった一つこうなったと言ってきているわけじゃないんですよ、現状はね...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、リコールの問題について検討するとおっしゃるならば、それははっきりさせていただきたいけれども、はっきり何よりの証拠は、メーカーが対策部品をつくっているということなのよ。いま部長はそういうふうにおっしゃるけれども、キャンバス入りのものにして直すことができるわけ...全文を見る
○山中郁子君 だから、私はやはり運輸省がメーカーと癒着していると言われても仕方ないと思うんですけれども、立ち入り調査なさったとおっしゃったけれども、トヨタ自販のクレームレポートだとか、技術連絡書だとか、それから品質変動書なんか、そういうものをみんなお調べになったんですか。
○山中郁子君 そうなされば、当然のことながら、クレームがあって、そしてそれを解決するために対策部品をつくって、そして取りがえをしているということははっきりしているわけですから——それははっきりしているわけでしょう。だったら当然それはリコールすべき問題ですよ。そうしなければ、そのほ...全文を見る
○山中郁子君 私は、当然道路運送車両法の百十条の罰則も適用すべきそういう内容の問題だと思っております。  それで、排ガスの問題に関して言うならば、こうした欠陥によって当然空燃比が変化して排ガスが基準をオーバーすると、こういう問題が出てきます。アメリカなんかの場合では、車の構造上...全文を見る
○山中郁子君 これ見ていただいておわかりになるように、これは別に整備上のミスでたまたまそこに亀裂が生じたというものじゃないでしょう。明らかにこれは材質上の問題ですよ。だからこそ取りかえているわけだから。そこのところを、もう私先ほども申し上げましたけれども、はっきりとした上でもう一...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ、三点目になりますけれども、シートベルトの問題でございます。これは交通安全対策の一つとしてシートベルトの着用というのを重視をして四十四年から義務づけてきていますけれども、安全効果がどのように上がっているのかということについて総括的に教えていただきたいと思いま...全文を見る
○山中郁子君 このシートベルトですけれども、交通安全対策上、大変重要なものとして強調もされて、なかなかまだそれが初歩的な段階に来ているということなんですけれども、運輸省にはこのシートベルトの保安基準、技術基準、それぞれあるわけですけれども、こういうものについてのテストというか検査...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、それは書類審査ということですか、運輸省の審査は。
○山中郁子君 シートベルトの技術基準についての内容ですね、それをそれではちょっとお述べいただきたいのですけれども。
○山中郁子君 そうしますと、このシートベルトが欠陥があった場合には当然リコールの対象になるというように理解できますね。
○山中郁子君 ここにやはりまた一つ現物を持ってきているんですけれども、これは大きいものですからそこから見ていただけばわかると思うのですが、ここにベルトをはさむようになっていて、ここにプラスチックで押さえているわけですね。これはトヨタが四十九年から五十一年までに製造したもので、セン...全文を見る
○山中郁子君 いまはいいですけれども、こういうものも、たとえばユーザーの方たちが運輸省にいろいろ言っていらっしゃることは事実なんですよ。それは部長がたまたま直接聞いていらっしゃらないとおっしゃればそれまでですけれども、私はそういう点が運輸省の基本的な姿勢として問題だと思いますけれ...全文を見る
○山中郁子君 それは先ほどもお話がありましたけれども、書類審査とかそういうことでなくて、運輸省が直接ちゃんと再試験をするということでよろしいですか。
○山中郁子君 その結果の報告はいただくということと同時に、リコールの問題としてメーカーに強力に指導もするし、調査も図るということをあわせてお約束をいただきたいと思います。
○山中郁子君 この点について参考までに申し上げておきますけれども、最近アメリカの道路交通安全局長という職名の方ですけれどもジョーン・クレブルックさんという御婦人の局長さんがお見えになりました。テレビなんかでもいろいろお話ししていらっしゃったのを覚えておりますけれども、アメリカでも...全文を見る
06月08日第84回国会 参議院 内閣委員会 第17号
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○山中郁子君 初めに国公法、地公法の一部改正についてお尋ねをいたします。  まず、提出省庁である総理府総務長官からお答えをいただきたいんですけれども、今回のこの法案は管理職の範囲についてでございます。で、日本のほかに発達した資本主義国で管理職の範囲を法律で決めている国が一体ある...全文を見る
○山中郁子君 ぜひこれは、もう一つの法案である法人格の付与の問題とも関連して総理府できちんとお調べをいただきたいと思うんです。この管理職の問題に関しましても、これが労働基本権、つまり団結権を侵害し破壊するものであるという根本的な問題で一貫して議論になっているところで、今度の法改正...全文を見る
○山中郁子君 改めて申し上げますが、いま申し上げましたような国、つまり主要資本主義国では法律で管理職の範囲を決めているところはありません。アメリカの場合には、いま申し上げましたような内容で、そうした要素が一〇〇%ないとは申し上げませんけれども、内容的には管理職の範囲を法律で決めて...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、やはり現行の登録制度を前提にして昭和四十一年に人事院規則一七-〇ですね、これを制定されましたけれども、その基本的な骨格をそのままにしておいて管理職の範囲を整備すると言われたところで、私は現状を改善するものにならないということは明らかだと思います。それば...全文を見る
○山中郁子君 十分時間があるわけではありませんので、各省別の現在の指定率でよろしいですけれども、ざっとちょっと教えてください。
○山中郁子君 いま数字のお示しがありましたけれども、高いところで二〇%を超えております。私は、これがやはり四十一年の人事院規則一七-〇の制定当時から、いろいろ議論があったときに、つまり四十年の国公法改悪に関連していろいろ議論があったときに、そういう無原則的に拡大するものではないし...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、指定率で見まして九・一%から今日まで一一・一%へ二%増加しているわけです。総務長官、ぜひこれをよくお聞きいただきたいんですけれども、四十年のその時期にそういう形で拡大するものではない、さまざまなことを言われました。しかし、問題は結局いろいろな方法をとっ...全文を見る
○山中郁子君 そんなことないですよ。十分な納得を得てなんてとんでもないです。後で明らかにします。もしそうおっしゃるなら、そのことはちゃんとこの際はっきりさしてほしいと思いますけれどもね。  それから、三公社五現業に比べてとおっしゃるけれども、これはいま国公法、地公法の問題でやっ...全文を見る
○山中郁子君 これはパーセンテージはわからないというお話でしたので、私どもの方で公に発表されております定員からパーセンテージを出しました。それで申し上げますけれども、総理府が九五%、まあこれはちょっと特別な構成になっておりますから別に置くといたしましても、法務省二一%、外務省九・...全文を見る
○山中郁子君 その後またさらにですよ、一九七三年の条約勧告適用専門委員会で、これは日本に対する意見ですよね、重ねてこのことは指摘されているんです。「管理職員等の範囲は、団体からその現在のまたは潜在的な組合員の相当な割合を奪うことによって当該団体を弱化させる程広く定義されるべきでは...全文を見る
○山中郁子君 それは強弁というものであって、いま私引用しましたのは、これは一九七三年の条約勧告適用専門委員会の意見です。日本に対する意見です。もう言わなくたって御承知でしょう。その中ではっきり言っているんですよ。「ある場合には管理職員および類似の職員の範囲が非常に広く定義されてお...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、もう提出省庁の責任者である総務長官にお尋ねする以外にないんですけれども、どうですか、ドライヤー委員会、ILOでこういう指摘を日本に対してしているんですよ。人事院は、指摘があっても一切そういうことはないと、こう突っ張っていらっしゃるわけ。
○山中郁子君 ILO八十七号にちゃんとはっきりしているわけでしょう。いまドライヤー報告、専門委員会の提起を申し上げましたけれども、ILO八十七号、結社の自由の第三条、「労働者団体及び使用者団体は、その規約及び規則を作成し、自由にその代表者を選び、その管理及び活動について定め、並び...全文を見る
○山中郁子君 いや、それは全然違います。私はそれじゃ二、三の点について申し上げますけれども、一つは、係員まで含めて全部指定しているんですよね。だから、そもそも一七-〇が問題あるわけですわ。先ほどすべての課長補佐を指定しているわけではないとおっしゃっている、それは各省庁によって違い...全文を見る
○山中郁子君 事実は違います。それで先ほど申し上げましたけれども、会計支払い担当の課長補佐まで指定している。そういう一つ一つ挙げればたくさんあります。また、仮にいまおっしゃったような係員だということで指定していても、実際上そういう機密とか、現行法に照らしてみても余りにも拡大してい...全文を見る
○山中郁子君 結局、もし仮に聞いたとしても人事院はその意見を聞きおくだけだ、当局も聞きおくだけ。だから、何だかんだ言いながら当局の指定を実行しているという結果になっているということを言わざるを得ないんです。  それで、いま人事院がそのようにおっしゃるなら、私は具体的な例として、...全文を見る
○山中郁子君 協議してないじゃない、説明もしてないじゃない、どうなんですか。――いや、いま人事院に伺っている。しているとおっしゃるけれども、いま税関に伺えばしてないじゃないですか。
○山中郁子君 それじゃ関係職員団体と十分協議をすると、そして問題はないんだとおっしゃっている基本的な姿勢としては、当局は労働団体、関係職員団体と何ら話し合わなくてもよろしいということならば、何らこの精神にのっとってないじゃないですか、さっきから言っている。関係職員団体と十分お話し...全文を見る
○山中郁子君 違います。事実はもう全税関本部が明らかにしているところですけれども、当局からは何も言ってこないと、人事院から指定した後通知が来ると、これだけです。違うんですよ、さっきから人事院がおっしゃっているように、関係職員団体と十分にお話し合いをする、それは政府の姿勢でしょう。...全文を見る
○山中郁子君 そうじゃないんです。指定申請する前に、人事院にする前に、当該職員団体と十分協議をしてお話もするんですとおっしゃるならば、職員団体に通知をするべきでしょう。そして協議をするべきでしょう。だって労働組合の方はいつだれが指定をするのかというのを、一決一々それじゃおたくの方...全文を見る
○山中郁子君 だから指定する前に――指定しちゃってから要望聞いたってしょうがないでしょう。指定する前に、こういうふうに指定しますと、申請しますということを当該関係職員団体に話しなさいと、説明しなさいと、それで意見があれば十分聞くと、こういうことなんでしょう。そうすべきじゃないです...全文を見る
○山中郁子君 じゃ税関よろしいですね、人事院のいまあれがありましたけれども。
○山中郁子君 研究することないのよ。あなたいつまでそんなこと言ってるの。いま人事院が言ったじゃないの。
○山中郁子君 確認いたします。とにかく申請するときに当該関係職員団体に通知をして話し合うと、そういうことですよ、言っているのは。いいんですね。
○山中郁子君 うそ言っちゃだめよ。じゃもう一つ人事院にお伺いいたします。  人事院としては、各省庁から指定の申請があった場合に、先ほど確認されたように、関係職員団体に通知して意見は求めると、そういう姿勢でやりますと。私もすべて全部そうやってないと、すべて税関みたいにやっていると...全文を見る
○山中郁子君 これはILOに対して、政府が関係職員団体とよく協議をして指定をしていると報告しているんですよ。税関みたいなことをやっていたら全然違うわけだから、私は重ねてこのことを申し上げておきます。  それからもう一つは、労組法二条にならってこの問題を取り入れていらした経過があ...全文を見る
○山中郁子君 もう一つはっきりしないんですよね。いろいろ別な理由でもって広がる、ふえるかもしれないけれどもふやすためのものにはならないんだと、こういう御趣旨だと思うんですけれども、どういう言い方をしようとふえるものはふえるのであって、そうして、かなりな部分というところでその当該団...全文を見る
○山中郁子君 同じような問題に関して自治省の見解をお伺いいたします。おいでいただいてますでしょうか。
○山中郁子君 もう一つ自治省に確認をしておきたいのですけれども、先ほどの当該職員団体と十分話し合って、協議をしてという件につきましては、人事院の方から姿勢が明らかにされ、政府としての見解が示されたわけですけれども、地方公務員についても同様に十分協議し、慎重に検討するというように、...全文を見る
○山中郁子君 人事委員会、公平委員会というところが主体的にすることは当然のことです。私がいまお願いをいたしましたことは、十分協議をして慎重に検討するように自治省としての姿勢、行政指導上の姿勢、このことを確認したいと、これを申し上げています。
○山中郁子君 地方自治体によりますと指定率が二五%を超えると、中央省庁の場合の官房並みですね、そういうところもあるんです。私も、ですからそういう点はこの問題を一つの契機にもして、いま申し上げました趣旨で十分把握もされ、指導というのですか、行政姿勢として認識をしておくべきではないか...全文を見る
○山中郁子君 主任制度の問題とかかわりを持って、制度化主任ですね、大変いろいろな不安もあるし、危惧もあります。そこで、すでに委員会の中でも明らかにされてきた面もあるのですけれども、人事院にお伺いしますが、国立学校の主任を管理職に指定はしないんだということについては、もう一度ここで...全文を見る
○山中郁子君 文部省においでいただいておりますでしょうか。――文部省、同様の問題について、公立学校に対する文部省としての指導姿勢ですね、その確認をいただきたい。
○山中郁子君 それじゃこの際ぜひ、現場ではやはりかなりの不安が、制度化主任の問題それ自体が問題で、不安がありますので、自治省、文部省、どういう形ででも結構ですけれども、いま言明されました内容の制度化主任を管理職として指定はしないと、してはならないという趣旨の通達などを出されること...全文を見る
○山中郁子君 検討もいただくし、いまの御趣旨でもってはっきりさせていただきたいと思います。  それでは、あと法人格付与に関する法案に移って若干ただします。  労働組合に対する法人格付与の問題、現行法のもとにおいて登録問題、批判が大変多いですけれども、団結権を擁護するという見地...全文を見る
○山中郁子君 先ほども引用いたしました一九七三年のILO条約勧告適用専門委員会の意見でも、現行の登録制度と法人格取得制度について、日本の現行法令はILO八十七号条約の規定から見て問題があるという指摘をしています。問題の多い公制審最終答申でさえ、法人格は登録制度と切り離して付与する...全文を見る
○山中郁子君 先ほども議論がありましたけれども、認証取り消しの効果が生じた日から三年間は認証を拒否するとあるけれども、これは長過ぎるのではないかと、もっと短縮すべきだという意見がありますね。もう一度この点についてのお考えを伺います。
○山中郁子君 次の問題ですけれども、第八条の第三号の括弧書きですね、この中で職員団体の活動がその目的を逸脱したときは認証を取り消すと、こうなっているんです。これは第四号の規定と重複しているわけですけれども、あえてこの規定をなぜ設けたのか、これは要らないんじゃないですか。
○山中郁子君 同じような性格のものに関係するんですけれども、第十条ですね、第十条で、労働組合等に対して報告または資料の提出を求めるという規定を置いているんですよ。これは組合活動だとか運営に対する不法な介入、干渉を招く危惧を持つということを言わざるを得ないと思います。民法なんかでも...全文を見る
○山中郁子君 限られた時間ですので私は御答弁に対して一々反論はいたしませんでした。しかし、いまの御答弁一貫して全部、特に法人格付与の法案ですね、結局結社の自由及び団結権の保護に関する第八十七号条約に反してわが国の公務労働関係の現状を固定化する、そういうために機能することが明らかだ...全文を見る
○山中郁子君 私は日本共産党を代表し、国公法及び地公法の一部を改正する法律案並びに職員団体等に対する法人格の付与に関する法律案の両案に対し、反対の討論を行います。  初めに、国公法及び地公法の一部改正案についてであります。  本案は、管理職員の範囲についての現行規定を労組法第...全文を見る
06月15日第84回国会 参議院 内閣委員会 第18号
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○山中郁子君 委員長。
○山中郁子君 私どもは意見を持っております。その内容を具体的に申し上げますと、ただいまの委員長の御提案の中身は、期間の延長に関してのみになっておりますけれども、私どもは同特法に関しましては、内容の改善、改正を含めて引き続き検討すべきだという強い意見を持っておりますので、ただいまの...全文を見る
06月29日第84回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○山中郁子君 けさほどからの議論を踏まえまして、私は三つの問題について質疑をいたします。  第一は、防衛研究の問題に関してですけれども、初めに竹岡官房長のさる記者会見で、統合運用のための防衛研究ということで議論になっておりますお話があったわけですけれども、現在でも防衛庁は陸上、...全文を見る
○山中郁子君 私は日米防衛協力小委員会での問題との関連についてお伺いをしたいわけですけれども、これは作戦、情報、後方支援の三部会で研究協議を行っていると。それで、しかも武力攻撃がなされた場合、またはそのおそれがある場合について研究協議をしているということがすでに明らかになっており...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、お聞きしますけれども、日米防衛協力小委員会での検討事項ですね、きょうは大変時間が限られておりますので、内容に立ち入れないのが残念なんですけれども、少なくとも結論、形としては中間報告というふうになるのではないかとも判断されますけれども、これはいつごろ出る...全文を見る
○山中郁子君 先ほどの、そしてただいまの御答弁でも明らかになりましたように、今回の防衛庁の防衛研究というのは、結局日米防衛協力小委員会と対応した形で、そしてアメリカの作戦に自衛隊が一層深くかかわっていくという、そういう危険な側面を持っているということはその点でも明らかだと思います...全文を見る
○山中郁子君 御答弁の仕方がやっぱりすりかわっています。そのことは、それで問題だというふうにあなた方が判断していらっしゃるのは、それはそれとしてお聞きしておきます。  具体的にお尋ねいたしますけれども、三矢研究の中には、法制面で見ますと、一般労務の徴用とか、防衛徴集制度の確立と...全文を見る
○山中郁子君 それでは、防衛研究とおっしゃいまして、それで数々の研究をするのは当然のことであると、長官のお言葉をかりれば遅きに失しているんだぐらいのことまでおっしゃる。しかし、三矢研究のときに問題になったことは、いま私が申し上げましたことが一番本質的な問題として議論になったわけで...全文を見る
○山中郁子君 私は、この問題が、単に憲法違反のことはしないんだというあなた方の言葉は、いまそれは肝に銘じておいていただきたいと思いますけれども、それだけでなくて、部隊の運用それ自体が、いままでの多くの議論の中、私自身も時間をかけて議論をしたこともございますけれども、そこに必然的に...全文を見る
○山中郁子君 だから、地位協定でどういうふうにできるのかはわからないけれども、とりあえず約束はしてきた、思いやりを示してきたと、こういうことですね。そこだけ、そうならそう、違うなら違うと言ってください。
○山中郁子君 とても理解できないことで、じゃ具体的に伺いますけれども、先ほどからこのことに関して亘理長官も盛んに検討するんだ検討するんだ、幅広くと、こうおっしゃっていますけれども、それでは、検討した結果できないということになったらこれはできないわけですね、どうなんですか。
○山中郁子君 そういうことはあるということで、私がこれを申し上げるのは、いままであなた方、合意するまで何も言わない。いまもそうですよ、合意するまで何も言わない。どういう条項で何をどういうふうに解釈して出すんだということを何も言わない。昨年だってそうでしょう、合意した後でそういうこ...全文を見る
○山中郁子君 基本給もですか、基本給で聞いているんだから。
○山中郁子君 そうしますと、退職金とか諸手当も当然そのようにおっしゃるわけですけれども、じゃ、私は一つだけここではっきりさせていただきたいと思いますのは、これは昨年の八月二日の衆議院の外務委員会です。わが党の寺前議員の質問に対しまして当時の鳩山外務大臣が「御指摘のように、地位協定...全文を見る
○山中郁子君 それでは、外務大臣の答弁といま施設庁が言っていらっしゃるのと違うんですよね、だからこれは政府としての統一した見解を出してください。長官、よろしいですね。外務大臣がちゃんとそういうふうに言っているんだから、給与は維持的経費であると国会でちゃんとそういうように言明してい...全文を見る
○山中郁子君 見ていいから、これ、ここ。
○山中郁子君 冗談も休み休み言ってくださいよ。給与というのは基本給、退職手当、そのほか諸手当のほかに何があるんですか、何かあるんですか、あるなら言ってくださいよ。ないならいいですよ、答弁しないで。
○山中郁子君 でたらめにもほどがありますよ。どなたが聞いたっておわかりになると思いますけれども、政府のきちんとした責任あるこの問題についての見解を求めておきます。  それから、私は次に第三番目の問題として、日台間の海底ケーブルの問題について伺います。  端的にお尋ねいたします...全文を見る
○山中郁子君 いつから始まって、具体的な計画についてはどうなっているか、多少具体的に御答弁いただきたい。
○山中郁子君 それはまた大分無責任なお話で、私は後ほどまた触れますけれども、これは大変重要な問題なんです。  それで、私どもの調査によりますと、KDD丸、つまり国際電電のですね、この船が七月一日に横浜から台湾に向けて出航する予定になっている、これはKDDでもお認めになっておられ...全文を見る
○山中郁子君 その仕組みにも問題があります。それで、重ねてお伺いしますけれども、これも私どもの調査によって今回確認されたところなんですけれども、これは昨日瀬長副委員長が沖繩で記者会見で発表もした内容でございます。この海底ケーブルは、米軍当局が沖繩−台湾間に安定した軍事通信網を確保...全文を見る
○山中郁子君 それでは、米軍の軍事的利用はさせないんだということで考えているとお約束いただいてよろしいわけですか。
○山中郁子君 じゃ、当然のことながら、米軍が六十回線優先使用を前提にしてこの建設を迫ったということの結果、六十回線の米軍使用を認めるということを郵政省はおっしゃるわけでしょう。だったら、軍事回線としての機能を前提としているではないかということに有効な反論はされてないと言わざるを得...全文を見る
○山中郁子君 六十回線でしょう。ちゃんと照合するじゃないですか。それが使えなくなったから、米軍は今度日台ケーブルを引いて、そしてそのうち六十回線を優先使用させろということで申し入れてきているということの私どもの調査の裏づけになるのです、それが。  それで問題は、そういうふうにし...全文を見る
○山中郁子君 有線電気通信法の第八条に、「本邦内の場所と本邦外の場所との間の有線電気通信設備は、公社又は会社でなければ、設置してはならない。」、この会社というのはKDDのことです。「但し、特別の事由がある場合において、郵政大臣の許可を受けたときは、この限りでない。」、こうなってお...全文を見る
○山中郁子君 では、時間が参りましたので、最後に申し上げておきますけれども、さまざまな理由によってとおっしゃるけれども、どういう理由かを明らかにされないわけ、これが一つは私は脱法行為だと思います。で、そういう脱法行為を働いて、そしてダミーですよ、実際のところダミーでしょう、をこの...全文を見る
08月17日第84回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第2号
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○山中郁子君 今回の勧告はいろいろ問題があるんですけれども、私は二つの大きな問題について人事院の見解をただしたいと思います。  第一の重要な問題は、今度の勧告が法的義務がない五%以下の勧告ということを大義名分にした形で、物価上昇率や春闘相場も大きく下回る、そういうものでありなが...全文を見る
○山中郁子君 批判があることは知っているとおっしゃりながら、そしてまた具体的な九名の内容が先ほど申し上げたような方たちであるということがはっきりしているわけですから、私は人事院の中立公正という立場に照らして、こうした問題についての批判を受けるという実態があるわけですから、そこのと...全文を見る
○山中郁子君 多少計算の仕方を変えてみたところで、その額の程度というものが変わるものでないことはもうはっきりしているんですね。私が申し上げているのは、全体的な低賃金の中でそうしたことをすることが主要な問題ではなくて、高齢者も含めて必要な賃金の引き上げですね、昇給、そうしたものを確...全文を見る
○山中郁子君 便法の気味があるということはお認めになっていらっしゃるし、実体的に勤続年数が年功に正確に反映しているということにはならないということはそれも十分御承知で、そこのところから較差についての不正確さというものが労働組合なんかもかねてから指摘しているところでもありますので、...全文を見る
○山中郁子君 終わりますけれども、文部省の言うことをうのみにしてやるんじゃだめだということを私は申し上げております、制度化主任の問題に関して。  終わります。
○山中郁子君 有事立法研究についてお尋ねをいたします。  初めに、先ほど黒柳委員の質問に対しまして、防衛庁はこういう内容だということで、八項目だと思いましたけれども挙げられましたが、それの二、三の点についてお尋ねをいたします。  一つは、有事の場合米軍が協力してくれるので、そ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、自衛隊法百三条の物資の収用とか従事命令、それもその中に入っているということですか。
○山中郁子君 じゃ、全く関係がないというふうにいまの段階で明言されていないということだと思いますが、二つ目の問題で、有事の場合の防衛会計の手続の簡素化という趣旨のことを述べられましたけれども、これは前に、私たしか防衛庁の関係者の方からレクを受けましたときに、予備費をつくっておいて...全文を見る
○山中郁子君 いままでおっしゃっていた予備費の中でということでできるということだけではなくて、それを超える範囲での手続の簡素化も考えるんだと、こういう御趣旨だと承りましたが、それでよろしゅうございますか。
○山中郁子君 三点目ですけれども、行政官庁とか国民の協力体制のための法整備ということを言われておりました。これは、たとえばどんなことを想定されて、それを想定された根拠というのはどういうことがあるのかということをひとつ承りたいと思います。このように八項目の中として出されていますが、...全文を見る
○山中郁子君 前回の内閣委員会で、私の質問に対しましても、また、たしか野田委員の質問に対しましても、防衛庁長官並びに防衛当局は、現在の有事立法研究はかつての三矢研究というようなものではないんだという趣旨のことを言われました。私はもう一つはっきりさせていただきたいんですけれども、三...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、当然のことながら三矢研究を参考にもするし、具体的な項目も内容的には含まれているんだということだと思います。ですから、あなた方が三矢研究とは関係ないんだというふうにおっしゃって、違うものだとおっしゃるけれども、事実上の問題は中身はそういうものも含めた大変危...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げていますのは、それがだから現在いろいろな不整備があると、不十分さがあるから研究をしているんだとおっしゃるから、具体的にここの罰則がないというところについては拒否をされたらどうするかということについて御研究の対象になっているんですかとお尋ねしています。
○山中郁子君 同じ百三条二項ですけれども、これも従事命令ですね。これもやはり罰則がない、拒否された場合にはどうかということも研究対象に当然なっているということでございますか。
○山中郁子君 先ほど、百三条のいまの問題につきまして、政令が決められていないということがございましたけれども、これは一つは業務に従事する者の範囲。これは「国防」という雑誌のことしの五月号ですけれども、当時の保安庁法規班長であった宮崎さんという方が論文を書いていらっしゃる。これは昨...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、こうしたものをいま、宮崎さんが当時そういうことで正規の案としてつくられたものを含めて、さらにこれを拡大するということも含めて研究をされていらっしゃるというように理解をしてよろしいですか、第百三条の政令の問題として。
○山中郁子君 同じ宮崎さんの論文の中に、百三条二項で収用できる物資についても八項目を挙げておられるんです。「食糧、加工糧食品、飲料」「自衛隊の用に適する被服」「自衛隊の用に適する医療品、医療機械器具その他の衛生用資材」「自衛隊の用に適する通信用器材、資材」「装備品等の修理、整備に...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ確かめておきたいと思います。管理することのできる施設です。その中には「隊員の戦傷病者を収容する病院、診療所のほか、戦傷病者を収容するための「旅館」、「装備品等の修理、整備設備を有する工場または事業所」」、そうしたことが挙げられて、そのほかにまだたくさん挙げら...全文を見る
○山中郁子君 結局、こういうことからもはっきりしますように、これは正規にそういうふうにして検討された案なんですからね。あなた方はいま百三条も含めて、自衛隊法を含めて防衛二法の整備のための研究、それから、そのほかの省庁にかかわる法律の研究、そういうことをおっしゃっているわけでしょう...全文を見る
○山中郁子君 自衛隊法百三条以外の問題についてお尋ねいたしますけれども、地震立法のときにもいろいろ議論になったところですけれども、歩行者または車両の通行禁止だとか制限、立ち入り禁止地域設定、退去などの措置を自衛隊がとれるというようなことも研究課題になっておりますか。
○山中郁子君 研究対象にはなっていると、それがどうなるかということは別としてですね、そのように理解してよろしいですか。
○山中郁子君 八月一日から始めたとおっしゃっている防衛研究ですね、つまり作戦研究ですか、そうしたものとも関連するのですけれども、部隊の作戦遂行のために部隊の移動、たとえば有事の場合、農道が狭くて通れないという場合にたんぼや畑を通っていくとか、それから、その際家屋などの撤去もあり得...全文を見る
○山中郁子君 そうしたらもう一つお伺いをいたします。  いまの問題で、部隊の移動、配置などについては、軍事的には秘密を保持しなきゃならない内容がかなり多いと、これはまあある意味で一般論として。それから、先ほどの通行の問題ですね、これは大体警察でというふうに考えていらっしゃるよう...全文を見る
○山中郁子君 報道、言論、表現。
○山中郁子君 官房長、あなた大変重大なことをおっしゃっている。つまり、言論、表現、報道の自由についても規制するということが必要であるかどうかについては検討し、勉強するけれども、多分そういうふうにならないまでも、国民の合意が得られるだろうと、こうおっしゃるけれども、それにしてもそう...全文を見る
○山中郁子君 口先だけでそういう約束をしていただくことが私の主な目的じゃないんです。本質を明らかにしたいんです。だから先ほど申し上げましたでしょう。あなた方は交通の規制だとか、それから部隊の移動の場合に、たんぼや畑も突き抜けることもあったりなんかいろいろすると、そういうような部隊...全文を見る
○山中郁子君 だから、憲法で保障されたものについては憲法の範囲内でと、こうおっしゃっているけれども、軍事機密とのバランスがあるから研究するとおっしゃっているわけです。長官、これどうですか。結局そういうことも研究対象にやっぱりなるということになる、いまの官房長の話を聞いていると。
○山中郁子君 中間報告はいつごろなさるおつもりですか。
○山中郁子君 それにしては大分いろんなことをいろんなところで血走っておっしゃっているというのが実情です。問題は、いま先ほどの竹岡官房長の答弁の中でも明らかになりましたように、結局皆さん方が考えていらっしゃる有事立法というものを突き詰めていけば、一つ一つ聞いていけば、それはみんな対...全文を見る
09月22日第85回国会 参議院 交通安全対策特別委員会 第2号
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○山中郁子君 沖繩の交通方法変更に伴う問題について数点政府の対応と改善のお約束をお願いしたいという立場で質問いたします。  第一点は、経済的損失の補償の問題です。けさほど来からの質疑もありましたけれども、若干重複する点を含めてお尋ねをいたします。  この問題は実施以前にすでに...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、お伺いしたいのは——融資を求める方に融資の措置をとることは当然です。それはそれで結構なんです。融資だけでなくて、返さなくてもいい助成ですね、補助、そういうこともケース・バイ・ケースでやっているんだと、いままでもそういうことで解決をしたんだと、それで好感...全文を見る
○山中郁子君 私は、この交通方法の変更以前から、この委員会でも議論になりましたし、さまざまなところで論議をされていますが、政府が国策としてやるんだから、現地の住民には何ら責任がない問題で、しかも多大な被害をこうむると、そのことに対して誠意を持って地元の人たちに被害を与えないように...全文を見る
○山中郁子君 それは、総理府総務長官の、この問題についての最高の責任を持つ方の答弁とも承れない御答弁だと思います。大変限られた時間でございますので、これだけに時間をとるわけにいかないので、この点については引き続き追及もし、善処方を要望もしていかなければならないと思っております。個...全文を見る
○山中郁子君 私が調べた範囲では、三月に沖繩県知事から陳情者に対して、国からは補助はつかないが、政府の方は別の方法を考慮しているということで回答があって、そのままになっていると。一方、自動車のセールスマンの方は、三十万円ほど後でおりるからということで、事前にもうやむを得ず買いかえ...全文を見る
○山中郁子君 私、直接トヨタに聞いてみたんですよね、営業所に。そうしましたら、総理府の方から名簿まで来ていると。三十一ヵ所の通園用バスを持っている保育所、幼稚園の名簿が来ていて、この人たちが買いかえるといった場合には三十万円とか三十五万円とか値引きして売るようにと、こういうものが...全文を見る
○山中郁子君 正式の御連絡がないんじゃなくて、総理府の方から本社を通じてこういう人たちが買いかえた場合にはこういうふうに売りなさいと指示が来ているというんですよ。だから、いまそれはあなた御存じないとおっしゃるから、そのことについては至急調べて報告をしてください。  それとあわせ...全文を見る
○山中郁子君 部分的にメーカーに協力させるということだけではない、全面的なやはり補償が必要だと私は思っております。そのことも申し上げておきますけれども、御報告いただくことはいいとして、いま申し上げました三点について積極的な広報、それから漏れる方がないようにということですね、それか...全文を見る
○山中郁子君 周知もやってくださる……。  二点目に渋滞対策の問題です。  これはいろいろないままでのやりとりがございました。その上に一つだけ具体的にぜひとも要望をしたいので、防衛施設庁おいでいただいておりますでしょうか。——基地の道路の開放の問題です。先ほど議論も多少ありま...全文を見る
○山中郁子君 その他のところも、管理上支障を来すと米軍が言っているから、はいそうですかと言って引き下がるんじゃなくて、あなた方やはり米軍に対して日本の国民の権利と利便を図るという立場に立たなきゃいけないんですから、趣旨はもう先ほどからの議論で十分おわかりだと思いますので、引き続き...全文を見る
○山中郁子君 決してそんなことはないです、実態上も。だけれど、それは水かけ論をここでしていてもやむを得ませんから、基地の道路の開放がいま当面異常な事態とまで言われる渋滞に対して大きな効果が期待できるという問題ですから、一般的に総務長官から、それでは政府の態度として積極的な働きかけ...全文を見る
○山中郁子君 総合的な交通体系の問題でモノレール、鉄道建設が課題になっております。で、モノレールの点につきましても当然のことですけれども、私もぜひ国鉄の建設、鉄道の建設ですね、この問題についてやはり政府がきちんとした姿勢を明らかにして、しかるべき努力をしていただくということでなけ...全文を見る
○山中郁子君 鉄道でいいですよ。
○山中郁子君 もう一つちょっとそれじゃ聞かせてください。  鉄道の経営主体は別としても、いずれにしても、沖繩振興の立場からも、いま縦貫鉄道がないために観光客も中部の方まで行かない、足を伸ばさないという問題もあるわけですよ。それだけじゃなくて、いろんな問題がありますけれども、当然...全文を見る
○山中郁子君 まあ、らちが明かない部類の一つの問題ですけれども、いつまでも慎重に検討だということほど無責任な答弁はないんであって、何回、口でこの問題について政府の国策であると、だから政府が責任を持って、誠意を持って解決をするんだと言いながら、鉄道建設一つについても運輸省・政府の姿...全文を見る
○山中郁子君 いまおっしゃいましたけれども、土曜日だけでも、土曜日だけでも——学校が結局お昼で終わりますでしょう。そうすると大変その時間にぶつかっちゃうわけですよね。だから土曜日だけでも、せめて休日に運転するダイヤを一本入れてくれと、これは私はそんなむずかしい問題じゃないと思いま...全文を見る
○山中郁子君 多少はありますでしょうね。
○山中郁子君 終わります。
10月09日第85回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○山中郁子君 初めに防衛庁長官にお尋ねいたしますけれども、今国会の論戦の中でも、超法規行動、奇襲対処などいろいろ問題になっておりまして、政府の答弁も混乱しているようですけれども、自衛隊による自衛権発動の要件をこの際改めて明らかにしていただきたい。
○山中郁子君 総理大臣にお尋ねいたしますけれども、その自衛権の発動は、自衛隊法七十六条に基づいて総理大臣が自衛隊に対し出動下令を行う、このこと以外にはないということでよろしいですか。
○山中郁子君 いずれにいたしましても、総理大臣の承認を得て行うと、こういうことですね。
○山中郁子君 ところで。
○山中郁子君 いずれにしても、総理大臣の命令によって行われるということは間違いのないところです。  ところで、明らかにしたいのですけれども、伊藤防衛局長にお尋ねいたしますが、あなたは、第一線の自衛隊員が自衛権を発動することができるということを新聞の「朝雲」で、インタビュー記事で...全文を見る
○山中郁子君 五月十八日の「朝雲」ですけれども、ここに二海曹の自衛隊の方がインタビューアーになって伊藤防衛局長が答えておられます。「領空侵犯という行為には自衛権を発動することができるのでしょうか。」伊藤局長は、「これは主権が犯されるのですから、まさにその自衛権は行使できます。」「...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、総理にお尋ねしますけれども、内訓は大体聞いたとおっしゃいますが、その内訓についてどういうお考えですか。
○山中郁子君 それが重大な問題で結局超法規的に自衛権の行使ができるということを伊藤防衛局長がおっしゃっていて、あなたにさっきごまかされたけれども、平時と有事では多少違いがあるけど自衛権の行使はできますと明言されているんです。これはどういうことですか。
○山中郁子君 じゃ、それが自衛権の行使ですか。あなたはそういうふうにおっしゃっている。
○山中郁子君 「朝雲」にですね、十万部発行していて、これは七万部以上が防衛庁に入っているんです。自衛隊員がみんな見る新聞です。そこの中で、防衛局長が、自衛権の行使だと、平時でもできると、そしてそれは入っていないと。これはどういうことですか、うそを書いたんですか。
○山中郁子君 防衛局長にちょっとこの新聞を見ていただきたいと思いますけれども、よろしいですか。防衛局長、見てください。
○山中郁子君 間違っているんですね、これが。
○山中郁子君 防衛局長がはっきりとそのように言明をして、聞く人も自衛隊の婦人自衛官です。それで防衛庁にたくさん入っている新聞がそういうことを書いて、そうして自分の正確な真意を存えていない、そうおっしゃったって、現実に自衛隊員がみんなこれを読んでいるんですよ。それ弧平時でも自衛権を...全文を見る
○山中郁子君 そこにこの問題に対するずさんな政府の見解が明らかになって、姿勢がまさに露呈されていると言わなければならないと思います。私はそのことを重ねて強く指摘をしておきたいし思います。  次に、三矢作戦計画と有事立法の問題についてお伺いをいたしますけれども、総理は、三矢作曲計...全文を見る
○山中郁子君 内容については問題がなかったと思っていらっしゃるのかとお伺いしています。
○山中郁子君 内容を見ていないとおっしゃっていることが問題ですけれども、そういうふうにおっしゃるかもしれないと思って私は事前に国会会議録に収録されているこの資料をお渡ししてあったはずですけれども、お手元に届いておりませんか。
○山中郁子君 ごらんになっていれば、そんな長時間かけて吟味されなくてもわかることなんです。しかし、それでもつまびらかにしていないとおっしゃいますので、私、もう一つここに手元にあるのをいま総理に見ていただきたいと思いますけれども、よろしゅうございますか。ちょっとそれを赤線を引いてあ...全文を見る
○山中郁子君 それでは、確認をいたしますが、そのほかにも問題はありますけれども、たとえば「戒厳」でも問題だとおっしゃいました。三矢作戦研究は手続だけの問題ではなくて、内容的にも問題があるということはお認めになりますね。
○山中郁子君 三矢作戦計画で、いままでは手続上だけの問題であったと、今回は私が指示するんだから問題はないとおっしゃいましたけれども、いま計画の内容について問題をお認めになりました。計画の今後の指示の中で具体的にそれではどのような問題が研究されているのか、そういうことについてお尋ね...全文を見る
○山中郁子君 それでは、国民の意に反して物資を収用するというようなことも研究をなさるということですか。物資の収用です。
○山中郁子君 竹岡官房長にお願いをいたします。  あなたは、先日の内閣委員会で、いま伊藤防衛局長が意に反してということは法令に書いてないとおっしゃったけれども、罰則をつけることも含めて勉強するんだとおっしゃいました。いまの食い違いはどうなるんですか。
○山中郁子君 だから、竹岡官房長は罰則をつけるということも含めて勉強するとおっしゃったことは認めていらっしゃるんですよ。伊藤防衛局長のおっしゃるのと違いましょう。  それからもう一つ伺います。内閣委員会でたびたび竹岡官房長は自分がこの有事法制の問題については責任者だとおっしゃい...全文を見る
○山中郁子君 防衛庁設置法には、長官官房の所掌事務として「法令案その他の文書の審査に関すること。」となっているんですよ。だからこそ、竹岡官房長がいままで私が責任者でしたということで国会でもたびたびそのようにお答えになって言明していらっしゃるんです。何にも理由がないじゃありませんか...全文を見る
○山中郁子君 委員長、質問に答えてもらってください。全然違うことです。
○山中郁子君 竹岡官房長は、罰則をつけるかどうか勉強していると前に御答弁なすったんです。  総理に伺いますけれども、それでは罰則をつける研究もするというようなことは総理の指示に沿ったものではないと、いま伊藤防衛局長がおっしゃったように罰則をつける考えはないと、それが首相の指示の...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、白紙委任ということですか、中身については。
○山中郁子君 一つだけそれじゃ明らかにしてください。竹岡官房長は、百三条について罰則まで必要かどうかということにつきましてはもう少し勉強してみたいと思いますとさきの内閣委員会で答弁なすっていらっしゃるんです。それはどういうことですか。伊藤防衛局長は罰則は考えていないと、これが防衛...全文を見る
○山中郁子君 研究している、研究の対象にするということは、何回も繰り返し答弁されたところです。じゃ、百三条については罰則をつけるということは考えないと、こういうことですね。
○山中郁子君 それだったら違うでしょう。じゃ、罰則をつけることも含めて研究しているということですか。
○山中郁子君 今後百三条の政令は考えるけれども、罰則をつけるということは政令の中ではできない、したがって罰則をつけることは考えないと、このように理解をいたしました。よろしいですか。
○山中郁子君 それでは、竹岡官房長が前に答弁された罰則をつけることも含めて研究するということのそのままだということになるんです。そういうことを総理大臣は指示の中で考えていらっしゃるのですかということを私は申し上げている。国民の財産権、苦役の禁止、こうした憲法条項にも明らかに触れる...全文を見る
○山中郁子君 それでは、憲法十八条苦役の禁止、二十九条財産権の不可侵、こうしたものに明らかに抵触してくるという内容を総理が指示の内容として含めている、現に防衛庁もそれをこれから研究をすると、そういうことになりかねません。そのことを指摘しておきます。  それから続きまして、いま百...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、竹岡官房長にお尋ねいたしますが、八月十七日の内閣委員会で御答弁になった八つのグループに分けられるということはどうなるんですか。
○山中郁子君 大分口が重くなられた感じで、この前のときはいろいろとお話しなすったわけです。  じゃ、お伺いしますけれども、一月末で各幕からの意見を大体取りまとめたというお話がいままでもございました。大体何項目ぐらいどういう内容のものが出されたのか、重ねてお尋ねをいたします。
○山中郁子君 新聞報道では二百項目というふうに防衛庁の言ったこととして報道されていますけれども、そうしますと、大体そんな見当だと考えてよろしいんですか、正確に何項目かは別としても。
○山中郁子君 結局、要するに、すべての法律の中に有事に際しての自衛隊の優先規定を盛り込もうと、こういう趣旨であらわれているということになると思います。これ自体大変重大なことだと思いますけれども、第二点の、防衛出動下令直前あるいは準備段階に何らかの手当てが要るだろうかということを述...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、準備段階や下令直前の動き方について研究したいとおっしゃっている。そうすると、現状では当然のことながら県連その他の状況でこうしたことができないということははっきりしているわけですね。
○山中郁子君 それが、準備段階だとかおそれの段階どころか、実際に待機命令も出ていない訓練の状態で事実上のそうした有事行動を行うということが実際に起こっています。具体的に申し上げますと、六月下旬から七月下旬にかけて北海道の矢臼別で陸上自衛隊一三師団の大演習が行われました。その帰途の...全文を見る
○山中郁子君 その際のときですけれども、七月十九日の夜です。小樽港でこの船が入ったときに、散歩に出たりあるいは船を見に行ったりした市民の人たちが、小銃を持った自衛隊員に立ち入りを抑えられて、そして埠頭に出ることができなかったと、こういう事実があります。現在は準備出動その他について...全文を見る
○山中郁子君 私、「赤旗」に書いてあるからつて言わないじゃないですか。共産党が現実に行って調べてきたんです。そして、小銃を持った自衛隊員に抑えられた人にも直接会って聞いてきているんです。事実なんですよ。じゃ、何にも自衛隊はここでしなかったんですか。戦車の積み込みその他についても、...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、何人そこに立っていたんですか。
○山中郁子君 だから、その自衛隊員が実際に小銃を持って市民が入るのをとめて入れさせなかったんです。だから、あなた方はそういうふうにおっしゃるけれども、実際問題としては幾らでも証人もいるし、「赤旗」で報道したとおりです。私はそのことをいま重ねて申し上げます。  で、何が言いたいか...全文を見る
○山中郁子君 じゃどんなことが考えられるんですか。不可能な権利があるなんと言われたら穏やかじゃありません。
○山中郁子君 結局、だから、自衛隊法自体は国民の権利を制限するというものだということでしょう。その問題の一つとして私は言論表現問題についてお伺いをいたしますけれども、先日の衆議院の予算委員会で、総理は、石橋議員の質問に答えて、機密保護法はただいまのところ考えていないと、こうおっし...全文を見る
○山中郁子君 機密保護法を将来考えるということは、明らかに言論統制、報道規制に及ぶでしょう。防衛庁の統一見解の、言論報道規制などは考えていないということと矛盾するじゃありませんか。
○山中郁子君 じゃ統一見解「防衛庁における有事法制の研究について」の中で、「言論統制などの措置も検討の対象としない。」と、こうなっていますけれども、これは違うということなんですね。これは当面だけの話だと、こういうことなんですね。
○山中郁子君 防衛庁長官にお伺いいたします。この有事法制の研究は当面だけの話で、先行きはこういう約束は守ることは考えていないと、こういうことですか。
○山中郁子君 総理大臣は、防衛庁の統一見解は当面の話で、将来はこれとは違うものが当然入ってくるんだとおっしゃったんです。金丸防衛庁岳官にそれを伺っています。どちらですか。
○山中郁子君 総理の先ほどの発言といまの御答弁は大変重大です。一つは、この防衛庁の「有事法制の研究について」と出された内容が、当面の話であって、先行きは変わるんだという趣旨のことを先ほどおっしゃった。それで、その後いま再度言われたのは、そうであるけれども、戒厳令や徴兵制のようなも...全文を見る
○山中郁子君 いろいろと竹岡官房長が答弁されたり、言論、報道の規制などが出てきて問題になったということであなた方はこの統一見解というのを出されたわけでしょう。そして、危険がないと、不安がないんだということを国民に一生懸命おっしゃっているわけ。それにもかかわらず、防衛庁のこの見解は...全文を見る
○山中郁子君 いま、徴兵制や戒厳令は憲法違反になるけれども、言論統制は憲法違反にならないかのようにおっしゃっている。ここがまた大きな問題でしょう。機密保護法は、MSAの秘密保護法だとか、安保刑特法、これを見ても明らかなように、一般人の言論統制、報道の規制に及ぶんです。刑特法で二千...全文を見る
○山中郁子君 抽象的にそういうふうにおっしゃっても、機密保護法をつくると。そして、これは当面だけの問題であって、将来はだめだ、しないと、こういうことでは、中身が全くないということになるんです。そこのところを私はもう一度防衛庁にはっきりお伺いいたしますけれども、防衛庁は当面だけの話...全文を見る
○山中郁子君 当座のものなのかどうか。
○山中郁子君 総理は当面とおっしゃる。防衛庁長官は当面だとか当面じゃないとかどっちでもないようなことをおっしゃる。統一した見解を出していただきたい、政府の。
○山中郁子君 だから、将来は言論統制にかかわる機密保護法を出すということをさっき明言されたんですよ。将来は考えると明言されたんです。そして、この問題はこれは当座の話だと、こういうお話でした。防衛庁長官は当座であるのか当座でないのか言明されていませんけれども、いずれにしても当座だと...全文を見る
○山中郁子君 将来は考えるということを総理はおっしゃっているんです。じゃ、もう一度だけ聞きますけれども、金丸長官ね、これは防衛庁としては当座のものではないんですね。防衛庁としては国民に責任を持ってこういう内容だということをお約束されるわけですね。総理大臣は当座の話だとおっしゃいま...全文を見る
○山中郁子君 そんな無責任な話はないじゃありませんか。防衛庁長官、何ですか、あなた、長官でしょう。(発言する者あり)
○山中郁子君 それじゃまた違うんですよ。総理は先々機密保護法については考えるとさっきおっしゃたじゃないですか。違うでしょう、統一してください。
○山中郁子君 総理は将来考えるとおっしゃったんですよ、一番最初この機密保護法の問題で。あなた方は先々も考えるか考えないかわからないけれども、総理は考えると明言されたんですよ。
○山中郁子君 違うんですね。防衛庁のこの見解がそれでは当面の問題なんだということは総理も防衛庁長官も一致していらっしゃると。防衛庁としても、長官の責任でもってこれは防衛庁の見解だから出されているわけね。だから、防衛庁の長官としても、総理の言われるようにこれは当面の話だというだけの...全文を見る
○山中郁子君 長官に聞いています。金丸長官に伺っています。
○山中郁子君 結局、防衛庁がこういう見解を出して、徴兵制やあるいは戒厳は考えていない、言論統制なども研究の対象にしていないなどと言っていますけれども、機密保護法は将来考える、言論統制に及ぶということも有事ならやむを得ないと総理がおっしゃって、防衛庁もそのとおりだと。この統一見解が...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、自衛隊が有事に際していろいろな法規の上で優先的に扱いを受けなきやならないということの有事立法の研究だとおっしゃるのと性質的には同じものとして考えると、こういう意味ですか。
○山中郁子君 現在でもすでに米軍には十七の特例法と約五十項目に上る日米合同委員会の合意事項があります。それでさまざまな優先権が与えられていますけれども、このほかにやはり何らかの特権を国内法でもって整備しなきゃならぬと、こういうお考えだと思いますけれども、そうですね。まあ中身が何で...全文を見る
○山中郁子君 八つのグループで竹岡官房長がこのことをおっしゃっているんです。そうしますと、私がここで問題にしているのは、米軍のための有事立法ということになると、そうすれば有事有事と言うけれども、すでにいままでも国会の中でも申し上げてきましたように、有事になるのは他国から日本が急迫...全文を見る
○山中郁子君 それでは、先日の八つのグループという問題は、これは一応白紙撤回ということですね。それははっきりしてください。
○山中郁子君 それでは、少なくともこの八グループということで御報告があったけれども、これに依拠されてこれから研究が進められるというものではないということですね。
○山中郁子君 その内容です。
○山中郁子君 どうもあなたのおっしゃることははっきりしません。八グループの中に入っている米軍の問題で伺えば、それは研究をする対象ではありませんと、こうおっしゃる。だから、それじゃ八グループというのはこれはたん白紙に戻して考えた方がよろしいということかと伺っているんです。つまり、少...全文を見る
○山中郁子君 大変不明確な問題で、この八グループをすでに国会で正式に答弁をされている責任、あるいは首相の指示の範囲であるのかどうか、こういう問題、それからさらに、いままで私が八つのグループの問題について申し上げましたけれども、重要な問題がさまざま入っております。私は、そういう点に...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、米軍用の有事立法をつくるというふうなことは指示の範囲ではないということははっきりしているんですか。いまそれは自衛隊の問題じゃないとおっしゃったから、総理にそれを伺いたいわけです。
○山中郁子君 経済問題に入ります。  初めに、十月六日付の「毎日新聞」の夕刊で報道されているところによりますと、労働省が生理休暇を廃止し、深夜業の禁止や危険有害業務への就労制限などを取り外す方向で労働基準法の改正を準備中だとなっております。これはまた大変ショッキングなことですけ...全文を見る
○山中郁子君 報道はされていないでしょうけれども、報道されている内容について労働省がお考えがあるのですかということをお伺いしたい。生理休暇を廃止なさるんですか、そういうお考えですか。
○山中郁子君 研究会のお考えではなくて、労働省のお考えを伺っているんです。それで、生理休暇の廃止だとか母性保護に関する規制の廃止なんというのはこれは大変な問題なわけです。基本的な姿勢ですけれども、私は母性保護が男女平等を阻害していると言うのではなくて、あなた方はそのことを言いなが...全文を見る
○山中郁子君 端的にお伺いしますけれども、それじゃ母性保護が男女平等を阻害するからということで生理休暇もだから廃止しなきゃならないかもしれないと、こういうふうに考えていらっしゃるんですか。それだったら大問題なのよ。
○山中郁子君 労基法研究会の最終報告が年内に答申されるとこれも報道されています。それでもう大分前から労基法研究会、研究会と労働省は言っていらっしゃるんですけれども、これはいつごろ答申されるんですか、年内答申は事実ですか。
○山中郁子君 労働大臣にお尋ねいたします。週四十時間労働とか、残業の規制とか、深夜業の原則的禁止だとか、有給休暇の拡大だとか、こういう一般的労働条件の向上で国際的にも大分おくれています。そういうものがまず第一義的に大事であって、そこにあわせて労基法の再検討、見直し、そうしたものは...全文を見る
○山中郁子君 生理休暇の廃止などというショッキングなことがよもや起こらないと私は思っておりますけれども、大問題であるということを指摘しておきます。  次に、一般消費税の問題についてお伺いをいたします。  初めに総理大臣にお尋ねいたしますけれども、税制調査会の特別部会が一般消費...全文を見る
○山中郁子君 何か人ごとのようにおっしゃいますけれども、結局、そうすると、この膨大な赤字公債を一般消費税で国民にツケが回ってくるということに魅力がある、これが首相のお考えのようですけれども、税調会長にお尋ねをいたしますが、おけがしていらっしゃるそうですけれども、大変恐縮でございま...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、企業は原則的に負担しないでよろしい、こういうことになりますね。
○山中郁子君 そうすると、負担は消費者と、企業は負担しないと。いま不公正税制で大企業の税金逃れが大変問題になっています。それなのにまたまた大企業には負担をさせないで、そうして国民が犠牲になるというひどい内容ではないかと思いますけれども、どんなものに課税をされるということなのか、具...全文を見る
○山中郁子君 じゃ税調会長に御答弁お願いします。
○山中郁子君 そうすると、食料品は非課税だと言うけれども、外食は非課税だということはいまはっきりされていない、むしろ基本的にはかかるという、税の性格から言えば、そういうことにもなりかねない。ここでまた外食に課税されたら、サラリーマンや学生には大変大きな負担になるわけですけれども、...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、ちょっとお尋ねするんですけれども、結婚式だとかお葬式ですね、こういうのもやっぱり課税の対象になるんですか。
○山中郁子君 そうすると、まさに揺りかごから墓場まで、それから朝起きてから寝るまで、寝ても家賃にかると、こういう大変な税制だということになるわけなんですけれども、税率について具体的な問題で大蔵大臣にお尋ねしたいんですけれども、先日、会長が税率について五%前後から一〇%以内と国会答...全文を見る
○山中郁子君 一〇%でいま私お尋ねしたんですけれども、そうすると五兆六千億ということですね。
○山中郁子君 続いてお尋ねしますが、四人家族で幾らの負担になりますか、仮に一〇%としてですね。
○山中郁子君 四人家族でといって調べていただくようにお願いしておいたわよ。
○山中郁子君 世帯数だと基準が出ないんですよ。それで私は何回も四人家族でということで調査もお願いしておいたはずなんですけれども、私どもの計算では、税率一〇%の場合の税収五兆六千億を総人口で割って四人家族に直すと、十九万六千円になるんです。大体こういうことでしょう、四人家族で言えば...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、十九万六千円でいいわけね。
○山中郁子君 最初にそういうふうにちゃんと答弁してくださればいいんですよ。結局、四人世帯として十九万六千円、これがいままで全く税金を払っていなかった家庭にもかかる、こういう形になるんです。生活保護世帯、年金生活者、担税能力がないということで税金を払っていないところにもかかる、そう...全文を見る
○山中郁子君 それは税調の試案が出ているんですから、計算すればできることなんですよ。それで何回も私はそのことを要求しておいたんです。大蔵省のそれはごまかしの姿勢だと私は思います。  これは税務署で働いていらっしゃる人たちの全国税労働組合が政府の資料で計算したものによりますと、食...全文を見る
○山中郁子君 可処分所得ではだめなんですよね、それで私は先ほど全国税の数字を申し上げました。決して比例しません、逆進性は明らかです。  次の問題ですけれども、中小企業の場合、特にスーパーの進出などで売り上げが大変落ちていて困難だということは当然の実態として皆さん御存じのところで...全文を見る
○山中郁子君 零細であればあるほど免税業者にするとおっしゃるけれども、結局、仕入れ価格の値上がりを販売価格に転嫁できないんですよね、そこのところの問題です。それと、特に下請の場合、いまもう親会社から単価切り下げを迫られているという状態で、その分を上乗せさせて単価の要求なんかできっ...全文を見る
○山中郁子君 簡単にそうおっしゃいますけれどもね、現実にいま単価切り下げ、それで要求されていて、とてもそれを自分で上乗せして要求なんかできない。と自分がしょい込む。この場合には、親企業に納入した単価に消費税が含まれている、こういう理解にならざるを得ませんね。そうなりますか、しょい...全文を見る
○山中郁子君 実情から言いますと、新税を下請がしょい込んで――私がいま申し上げているのはそうなんです。それで下請単価が事実上切り下げられる、そして前よりも一層苦しくなる、そういう事態は十分に考えられて、それは税調会長も先ほどそういうことが起こったら大変だとおっしゃっていますけれど...全文を見る
○山中郁子君 問題があるということは通産大臣もうお認めになっていらっしゃるんです。  それで通産大臣にあわせてお伺いしますけれども、この新税が経済情勢に与える影響ですね、これをどう見ていらっしゃるか、一般消費税に対しどのような見解を通産大臣としてお持ちになっていらっしゃるかお伺...全文を見る
○山中郁子君 景気に与える影響の問題ですけれども、総理大臣の諮問機関である経済審議会の計量委員会が間接税が〇・一%上がった場合ということで計算をしていらっしゃるわけですけれども、それによりますとかなりいろいろな問題が出てくる。その点がこの計量委員会の結果にも出ています。各産業部門...全文を見る
○山中郁子君 私どもは、九月二十日に、現在の円高長期不況を打開するための当面の経済政策というものを発表いたしました。それで簡単に言ってしまえば、こういう大増税、特に国民に、庶民に、最も生活の苦しい人たちに大きな負担をかける、これはとんでもない話で、大企業、大資産家に対する特権的減...全文を見る
10月17日第85回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○山中郁子君 初めに、防衛協力小委員会の問題についてお伺いをいたしますが、日米防衛協力小委員会の任期というのはどうなっていますか、いつまでになっていますか。
○山中郁子君 そうすると、所期の目的をある程度、ある程度というだけではなくて達成したならば解散をするという、そういう性格のものなのか、ずっと何らかの形態をとって引き続き存続させていくものなのか、その点はどうでしょうか。
○山中郁子君 外務省お見えいただいていますでしょうか。——そうしますと、この防衛協力小委員会の三つの部会ですね、作業部会——作戦、情報、後方支援、これはその作業部会の任務ないし任期は終わっているのかどうか、現在どうなっているのか、終わったということならば解散するのかどうか、その点...全文を見る
○山中郁子君 まあそれ以上のことは外務省の見解でないとはっきり言えないというように理解してよろしいですか、防衛庁としては。
○山中郁子君 じゃ、それは後ほど外務省が見えてからお伺いすることにいたしますが、防衛庁としては、残るとするとどういう任務が与えられるというふうなことが予想されるのか、お考えがありましたら伺います。
○山中郁子君 そうしますと、補助的な機関、性格的にそういうものとして仮に位置づけたとしても、内容的にはどうなりますか。そういうふうに位置づけた場合ですね、考えられるんではないかとおっしゃった場合には、その内容としてはどういうことになりますか。やっぱり先ほどおっしゃったような、ガイ...全文を見る
○山中郁子君 それで、防衛協力小委員会でガイドラインをつくってきたということになっておりますけれども、そのガイドラインの性格についてお伺いをしたいと思います。つまりこのガイドラインは、結局日米両国政府を拘束するものになるのかどうか、性格の問題を端的に伺うと。その点はいかがでしょう...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、参考意見という範疇に入るわけですか。
○山中郁子君 そのガイドラインの内容にかかわる問題ですけれども、日本の有事——いま有事体制その他で問題になっておりますけれども、日本の有事の際に来援の米戦力ですね、というような点での、たとえば規模だとか、そうしたものは盛り込まれているということでしょうか。
○山中郁子君 まあたとえばミッドウェーの兵力の使用だとか、それから沖繩の海兵隊第三海兵師団の使用、そうしたことについては一切入っていないというように理解してよろしいですか。
○山中郁子君 そうしますと、そのガイドラインというのは一体何なのかということになるわけなんですけれども、たとえば朝鮮有事の際に自衛隊を動員すると、そういう計画。端的に言ってしまえばそういうものがガイドラインの中に含まれているのか。
○山中郁子君 そういう関係、いま私が申し上げたような問題については一切ガイドラインの内容としては含まれていないし、かかわりがないと、こういう御答弁だと承ってよろしいですか。
○山中郁子君 そうしましたら、防衛局長、ひとつ端的にガイドラインの中身というのは一体どういうものなのか。いま私が伺ったようなことは入ってないとおっしゃる。じゃ一体、端的に言うとどういうことなのかということをひとつお聞かせいただきたい。
○山中郁子君 そうしますと、これは前々から防衛庁も答弁をされておられるわけですけれども、十一月の日米安保協議委員会でガイドラインを正式に承認するということも伝えられておりましたが、時期的にどういうプログラムになっているのか、お尋ねいたします。
○山中郁子君 外務省はまだ見えていらっしゃいませんか。  関連をして、これも外務省の御答弁でないと承れないのかどうかと思いますけれども、当然のことながら、協議会でそれがオーソライズされるという段階になりましたらそれは発表される、公表される、そのように理解してよろしゅうございます...全文を見る
○山中郁子君 よく内訓もマル秘ということで、防衛庁にマル秘がつきものなんですけれども、この問題につきましては、たとえば付属の秘密の約束、取り決め、合意、そうしたものはありますか。
○山中郁子君 安保六条の場合の基地使用以外に関連される内容がありますか。
○山中郁子君 いまいわゆる日米防衛協力小委員会がつくられるときのいろいろな議論がありました。それで、国会論議もありましたけれども、その際にも後方支援の問題で、具体的にどういう問題が出てくるかということは、「それぞれの有事の際の事態の様相を詰めてまいりませんと出てまいりませんので、...全文を見る
○山中郁子君 いま残された幾つかの問題につきましては、外務省が見えてからお尋ねをもう一度したいと思います。  次に、防衛庁が先日発表されました有事法制研究についての統一見解、さまざまな議論になっておりますけれども、その点の一つに関してお伺いをします。  戒厳問題です。有事法制...全文を見る
○山中郁子君 これは前に三矢研究の問題に関しまして議論が行われた際にも議論になりまして、そして当時の高辻さんが答弁をされている中にいろいろあるんですが、「明治憲法時代の戒厳令というのは、戒厳令がしかれますと、いろいろ国法上の関連に影響を持った法律関係が生じてまいります。そのうちに...全文を見る
○山中郁子君 この戒厳問題に関しては政府関係、自民党関係の方がいろいろ意見をお述べになっていらっしゃるんですけれども、政府の憲法調査会ですね、そこで元の防衛局長の加藤陽三さんが、質問に対して答弁をされている中で、質問は、「自衛隊といたしましては、できたら戒厳法というものを制定した...全文を見る
○山中郁子君 戒厳令はもちろん、非常事態法も一切研究の対象にはしないということで明言していただけると思ってよろしいでしょうか。
○山中郁子君 では具体的に一つだけお尋ねをいたします。これは国防基本法私案、問題になりましたけれども、その中にも戒厳という条項でもって成文をされています。これはそれこそ旧憲法下の戒厳令を踏襲した形で十一項目にわたって、第五十四条として成文されているんですけれども、その中に、たとえ...全文を見る
○山中郁子君 私は、当然憲法に抵触するということをこういう形でつくったということが問題になったということを前提に申し上げておりますので、いま例として申し上げましたことに対して、当然入らないということなら、そのように明言をいただきたいと思います。
○山中郁子君 いまごろそんなこと言われたって困る、ちゃんと議論しているのに。
○山中郁子君 いま私が言ったことについて答えてください。
○山中郁子君 だから、防衛庁長官がいろいろそのように明言をされても、結局いま法制局長官が言われたように、そういうことだって考えられるかもしれないと、こうおっしゃるわけですよね。いま私申し上げましたように、私がいま引用したものは、国防基本法私案ということで問題になりました、そこの非...全文を見る
○山中郁子君 いま法制局長官がおっしゃったその言葉は私そのまま引用して申し上げますけれども、無論、現行憲法の範囲内で行うものであるから旧憲法下の戒厳令や徴兵制のような制度を考えることはあり得ないと、だから徴兵、戒厳ともに現憲法違反になる、憲法に抵触すると、こういうことでおっしゃっ...全文を見る
○山中郁子君 きょうは時間が限られておりますので、この問題は、法制局長官の御答弁は戒厳もあり得ると、非常事態宣言もあり得るという内容を含んでいるわけでしょう、旧憲法下の戒厳令の内容でさえ考えられると、ものによっては。そういう御答弁と承らざるを得ないです。違うんですか、それは。
○山中郁子君 この問題は明後日引き続き取り上げたいと思います。  民間防衛の問題につきまして、国防会議事務局長にお見えいただいていると思いますので、一点だけお伺いをいたしますが、先回の衆議院の内閣委員会で、国防会議として民間防衛について研究するという総理からの指示があったと、現...全文を見る
○山中郁子君 三矢研究との関係は。
○山中郁子君 外務省がお見えになりましたので、最後に外務省にお尋ねをいたします。  先ほど防衛庁にお尋ねをしたのですが、防衛協力小委員会並びに作業部会、これが作業が終わって任期がないようですけれども、さっき伺いましたら特に決められた任期というのはないようですけれども、任期がある...全文を見る
10月19日第85回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○山中郁子君 初めに防衛問題について伺います。  一昨日の質疑に引き続きまして防衛協力小委員会の問題について伺いたいと思います。  日米安保協議委員会のガイドラインの合意の中には「極東における事態で我が国の安全に重要な影響を与える場合の諸問題」という部分が入るのかどうか、その...全文を見る
○山中郁子君 一応ガイドラインについては大体終局に達したという先日の御答弁もありましたし、そういう報道にもなっておりますが、いまのお話によりますと、このガイドラインを承認する安保協議会までに、さらにこの極東における事態での問題を協議をさらに詰めて、そしてそれが含まれることになると...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、現在は安保条約六条関係の結論が出てはいないけれども、これから次の協議会までに詰めたいと、このように承りましたけれども、現在その合意がないということの背景は何であるのか、どういうことが問題になっているのかお聞かせいただきたいと思います。
○山中郁子君 それでは、先日ちょっとはっきりしなかったので重ねてお尋ねをしたいんですが、いずれにしても安保協議会までの間にもう一度さらに防衛協力小委員会を開くという段取りになると理解をしておりますけれども、それはいつごろ開かれて、それで安保協議会がいつごろのめどで開かれてガイドラ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、いままでの防衛庁の御答弁の中でも秋とか九月とかというお話があったんですけれども、その点については、たとえばことしじゅうのめどにとか、というふうなことについても、全然まだかいもくプログラムの見当はついていないということでございましょうか。
○山中郁子君 先ほどの御答弁でも、日米防衛協力小委員会で安保条約六条関係が余りはっきりしていないというように承りましたけれども、実際の可能性として朝鮮半島有事の際に、米軍が、米本土からも当然ございましょうけれども、日本の基地からも緊急に出動するということになると思います。アメリカ...全文を見る
○山中郁子君 米軍の自衛隊の基地使用ということについては、すでに御答弁があっているわけですけれども、そのことはいまのお話だと、そういう際に自衛隊基地を米軍に提供するということは全然ないというように承ってよろしいですか。
○山中郁子君 そうすると、いま私が申し上げましたように、いわゆる朝鮮有事の際、米軍の行動として自衛隊の基地を使って出撃するということもあり得るということがあり得るということになりますね。
○山中郁子君 特定の地域でないというふうにおっしゃっているけれども、いままでの議論の中でも、朝鮮半島での紛争というのは十分考えられる一つのケースであるということは、防衛庁伊藤防衛局長も答弁されていることで、私はだから何も朝鮮有事のときだけに出撃するのかと申し上げているわけじゃない...全文を見る
○山中郁子君 現行の地位協定でそういうことはあるというお話ですけれども、実際問題として自衛隊基地を米軍が使うというような場合には、いろいろすることがあるでしょうね。そのまますぐぱっと米軍が来て使えるということにならないんでしょうけれども、技術的な面も含まれますけれども、どのくらい...全文を見る
○山中郁子君 だから、私はいままでの御質問の中で、たとえば朝鮮有事というような場合に、米軍がそういう趣旨でもって日本の自衛隊基地を使って出撃をするというような場合にということでいま質問してきたわけですから、そのぐらいのことは考えて教えてくださいよ。いろいろな場合がおありでしょうけ...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、米軍が日本の国の有事ではなくて、極東の平和と安全のためと、六条でということで日本に来る場合、日本として自衛隊基地を使用させるということは、先ほどからもお話がありましたけれども、地位協定上の提供形態、これは根拠を含めてどういうことになりますか。
○山中郁子君 使うような場合ということです。
○山中郁子君 それではちょっと確認をしていただきたいんですが、現行地位協定以外のものでもって考えられるということではないと、現行地位協定によっての提供以外にはないということでよろしいですか。
○山中郁子君 日米防衛協力小委員会においていまの極東における事態でわが国の安全に重要な影響を与える場合の諸問題ということで、日本が有事でなくてもアメリカが朝鮮半島における紛争で日本を中継基地として出撃する場合、自衛隊の基地を使うということが地位協定上の手続なりその範囲で行うという...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、先日も伺ってもう一つはっきりしなかったんですけれども、自衛隊の基地提供以外の後方支援と一口に言いますね。たとえばどういうことが考えられるか、補給のための労務提供とかいろいろあると思いますけれども、そういうことは一切ないということですか。
○山中郁子君 それはこの前そういう御答弁あったんですけれども、実際問題として考えて、自衛隊の基地を米軍が使用するというときに、米軍はみずから自分たちの施設、部隊等を配置しているわけじゃありませんから、当然のことながらいま申し上げました補給の労務提供だとか、そういうものについては当...全文を見る
○山中郁子君 今後研究すると言われても、私も、現在の自衛隊法に基づいても自衛隊は日本の有事のためにあるわけだと繰り返しおっしゃるわけですね。基本的な議論は横に置きますけれども、いずれにしても法的根拠はないと思います。もし、そういうことに踏み込むようになるとそれは明らかに根拠のない...全文を見る
○山中郁子君 これも一昨日ですけれども、北村参事官が、ガイドラインについて現在字句、法制上の整備をしているというお話でございましたけれども、法制面の整備というのはどういうものでしょうか。
○山中郁子君 そうしますとガイドラインの内容によって、現行法制上ではできないので、新たな法制の整備をしなければならない、ないしは新法をつくらなければならないということが含まれた法制上の整備ということではなくて、そういうことは一切なくて、現行法のチェックという関係のみだということで...全文を見る
○山中郁子君 この問題で、私は朝鮮で紛争が起こった場合と再三申し上げてきましたけれども、それがそれだけの合理的な背景と分析と理由があって国会でも論戦になってきているところです。この際に日本の基地を米軍に提供するということは、日本としてその戦争に積極的に協力することになるという重大...全文を見る
○山中郁子君 私はこれを調べたときに防衛庁に伺ったんですが、そうしたら、教範というのは訓令に基づいてつくられているものだという御説明がありました。そしてその訓令をいただきました。で、見せていただきました。そうしましたらこうなっているのです。目的の第二条で、「教範は、自衛隊の行動及...全文を見る
○山中郁子君 長官の訓令を勝手に理解しちゃだめなんですよ。長官に伺いますけれども、「自衛隊の行動及び教育訓練を」となっていれば、行動と教育訓練二つでしょう。どうですか。――長官に聞いている。
○山中郁子君 そういうごまかしをするからいけないんで、明らかに「行動」となっているじゃありませんか。それで問題は、そこで水かけ論をしていても仕方がないんですけれども、やはり私が問題にしたいと思ったのは捕虜の問題なんです。それで外務省に具体的に伺いますけれども、日本には捕虜の扱いに...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと一つ前へ戻って、もう一度夏目参事官に確認したいんですけれども、先ほどあなたが御答弁になって、それはかなりすりかえをやっていらっしゃるんだけれども、その上でも教範に基づいて自衛隊が教育訓練され、有事の際にはこれに準拠して行動すると、こういうことにはなるわけです...全文を見る
○山中郁子君 やっぱり行動の準拠にするわけですよね、有事の際の。そのための教育訓練をしているということですね。  ところで、その捕虜の問題にまた戻りますけれども、捕虜収容所というようなものはできるんですか、そうしたら。
○山中郁子君 私は検討しろと言っているわけじゃなくて、だからないんでしょうということなの。そういう法律も何にもないですよね。
○山中郁子君 これは捕虜問題だけではありません。で、捕虜の問題に関しても収容所の問題だけではありません。しかし法律にもないというその捕虜収容所を教範で規定して、そしてその収容のための訓練を行うということが書いてあるし、現実に法的根拠が何にもないことがいろいろ書かれてあるわけですね...全文を見る
○山中郁子君 そんなことじゃないの。防衛庁長官が、秘密でも何でもない、防衛庁の売店で売っているとおっしゃったから、私の方は早速取り寄せました。それでよく見ました。そんな夏目さんがおっしゃるようなことじゃなくて、具体的な扱いを全部細かく書いてあるんですよ、時間がないから一々私いま申...全文を見る
○山中郁子君 そういうことでは論理的にもなってないですよね、おわかりだと思います。引き続きこの問題は追及をしていきます。教範の中にはもっとたくさん問題があります。重大な。そのことだけを指摘しておきます。  次に、給与の問題に入りたいと思います。今回の一般職職員の給与改定はすでに...全文を見る
○山中郁子君 いろいろな報道がありますけれども、日経連がこれを決議をして、九月二十二日、大蔵省に申し入れをしたということは事実ですか。大蔵省、きょうはお願いしていないんですけれども、総務長官その辺の事情は御存じでしたら教えていただきたい。
○山中郁子君 それで、その報道の一つに、これは十月二日の読売の夕刊のようですけれども、安倍官房長官がその日経連の要望に対して、「一つの見識だと思うので検討したい」と、このように発言したと報道されております。いま政府部内では一切そういうことはないんだというお話でしたけれども、そうす...全文を見る
○山中郁子君 私は、当然のこととして、給与担当大臣である総務長官が、そういう後退については、それは後退させるのではなくて、積極的に当初予算において確保していくという態度をとっていただけないのは大変心外に思っているわけですけれども、これとの関連でちょっと具体的にお尋ねをいたします。...全文を見る
○山中郁子君 それでは基本的な総理府の考え方として、三公社五現業、政府特殊法人、これらは当然のことながら団体交渉権、労働三権、公労協と――公共企業体、五現業とそれから特殊法人と若干の違いがあるにしても、それは当然保障されているものだと、その上に立って自主交渉で決着を図ってきている...全文を見る
○山中郁子君 総務長官そうですね。それは私は常識的に当然のことだと思います。そうすれば、三公社五現業、特殊法人がそういう形で決められていくと。そして一方ではその五%の先組みがいままでずっと行われてきたにもかかわらず、公務員については当初予算で組み込まれないような結果になったとすれ...全文を見る
○山中郁子君 さらにつけ加えて指摘をいたしますと、これは地方公務員にも及んでくるし、その結果地域の中小零細企業の労働者の賃金にも影響してくるという大変重要な内容を含んでいるものです。ですから、結局日本の低賃金を支えるおもしになる役割りを果たす結果になるということは強く指摘をしてお...全文を見る
○山中郁子君 言い方はどうであっても、実際上はもしそういうことになれば財界の圧力に屈したことになるではないかということを私は指摘しております。  次の問題に入りますけれども、各省庁の人事担当課長会議が人事院へ要望書を出していらっしゃいます。これを見せていただいたんですけれども、...全文を見る
○山中郁子君 そのできるものはじゃなくて、両方の共通の要求で、結局人事課長会議というものは総理府でもって取りまとめていらっしゃるわけだから、そういいかげんなものを人事院に――できるものはやりますけれどもというふうなことで、現実にだからできてないわけだから、そんないいかげんなものを...全文を見る
○山中郁子君 最後の問題になりますけれども、かねがね私どもは提起をしているんですけれども、いわゆる人確法に基づく教員の給与改善ですね、これは教員に優秀な人材を確保するために教員の給与の特別優遇措置を決めるもので、現行法制上は各職種間の俸給の一定の均衡の上に組み立てられている一般職...全文を見る
○山中郁子君 そこにはやっぱり矛盾があるんです。というのは、あなたが後段におっしゃった給特法は法律自体をよく読めばそうなってないわけですよ。だから、それは十分教員の給与改善は給特法の中でできるんです。そうしないから、一般職の方でするから、だからいま給与局長もおっしゃったように俸給...全文を見る
○山中郁子君 私は日本共産党を代表して、一般職給与法改正案に対する修正案の趣旨説明を行います。  修正案本文はお手元に配付してあるとおりでありますので、その内容と提案理由の概要を御説明申し上げます。  修正案の内容は、第一に、期末手当〇・一ヵ月削減の改定条項を削除すること。 ...全文を見る
○山中郁子君 ただいま議題となっております。一般職給与法改正案、特別職給与法改正案及び防衛庁職員給与法改正案に対し、日本共産党を代表して討論を行います。  一般職給与法改正案は、法案それ自体としては一定の改善案ではありますが、第一に、消費者物価上昇率や民間の春闘相場を下回る低水...全文を見る
○山中郁子君 ごく基本的な二、三の問題についてお伺いします。  未解放部落の住民の社会的、経済的地位の向上を不当に阻む諸要因を解消するということを目標に、国と自治体に同和対策事業を制度的に実施させる根拠となってきた同和対策事業特別措置法は、制定後九年間行われたわけですけれども、...全文を見る
○山中郁子君 第二の問題は、同特法が、公正で民主的な同和行政の執行を明記していない。この点を利用して、特定団体が行政に介入支配して、同和対策事業を私物化、利権化しているというこの実態があります。窓口一本化で、部落の中の思想、信条、所属団体の違いによる新しい差別をつくり出すと、そう...全文を見る
○山中郁子君 大変時間が限られていますから、私どもは、再三総理府にそうしたことについても申し上げ、関係者からも訴えをしてきていただいて、その事実をお認めになっているケースも再三あります。そこのところは現状をよく客観的に、そして正確に把握をされる必要があるということを重ねて指摘をし...全文を見る
○山中郁子君 ごもっともじゃないですか。
○山中郁子君 委員長。
○山中郁子君 私はただいま議題となりました附帯決議案につきまして一言申し上げます。  附帯決議案第一項の法改正及びその運営の改善についての総合的検討には、公正で民主的な観点が含まれ、第三項は法に基づく適正な啓発活動を意義し、特定の団体の啓発活動であってはならないという当然の理解...全文を見る
12月11日第86回国会 参議院 交通安全対策特別委員会 第2号
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○山中郁子君 先ほど交通局長から御報告をいただいたわけですけれども、一つその報告に関して初めに質問をしたいんですが、道交法の改正以降ごく短い期間なので、私どもももう少し時間がたった上でさらに問題点が明らかになってくると思っておりますけれども、まず死亡事故を初めとして事故をかなり減...全文を見る
○山中郁子君 一定の改正後のそうした事故の状況、その他の現状がある程度把握できるのは、どのくらい必要としますか。
○山中郁子君 そうした経過の後に一定の結果を御報告いただけるものと思いますが、それをお願いをしておきます。  先ほど阿部委員からの御質問がありました暴走族の問題で、私も擬装解散みたいな形で右翼や暴力団に流れ込むという状況がかなりなところで指摘をされていって、またそういう現象もあ...全文を見る
○山中郁子君 警察白書によりますと、五十二年で全国の暴走族は二万四千三百二十二人、三百六十五グループとなっているんですけれども、まずこれが道交法の施行直前でどの程度の数になっていたかということをちょっとお示しいただきたいんですが。
○山中郁子君 そうしますと、先ほど解散をしたという数字も、いまお話もありましたけれども、暴力団や右翼に流れ込むということは、私は直接その番組は見なかったんですけれども、たしかテレビの「三時のあなた」という番組だったと思うのですが、取材をして、暴走族が警察署の前へ行って、何だか解散...全文を見る
○山中郁子君 これは暴力団の取り締まりなんかとの関係、あるいは右翼のいろいろな暴行ですね、そうしたものとの警察との関係はやはりいろいろ批判のあるところです。私は、そういうことも重ねて警察としてかなり責任を持って積極的な対応をしないと、暴走族は何グループ解散しました、何人解散してい...全文を見る
○山中郁子君 次に、原付自転車の問題についてちょっとお尋ねをしたいんですが、かなりいま宣伝されて売れていますよね。それで御婦人の方がこれを買われて乗るという傾向も大変強くなってきているし、比率も高まってきているということが報告されていますけれども、もう一方でこの原付自転車の事故が...全文を見る
○山中郁子君 「人と車」という「交通安全教育推進誌」というのがありますね。これの十月号ですね、ここに木下さんという警察庁の運転免許課の方が「原付事故の現状と安全対策」ということで、データをもとにして書いていらっしゃるんですけれども、これらを読ませていただきますと、運転未熟の事故と...全文を見る
○山中郁子君 その実施の態様ですけれども、先ほど交通局長が言われたように、通学とか通勤とか主婦の方たちの買物、そういうものに利用されていて、いわゆる地域性が高いわけですよね、自動車とかなり違いまして。ですから技能講習を身近で受けられるようにするということが一つの私はかなめだと思う...全文を見る
○山中郁子君 自転車の問題で一点だけお尋ねしたいんですけれども、先日のこれは地行と交特の連合審査のときにこの道交法の改正案の審議をいたしました。私も質問して、杉原局長からもお答えがあったんですけれども、自転車利用者の罰則が強化されているけれども、これはもちろん罰則、処罰をするのが...全文を見る
○山中郁子君 最後に、大型貨物車の死角の問題について交通安全との関連でお伺いをしたいんですけれども、これはいろいろ議論もされています。  それで、一つ、運輸省自動車局が十月四日に、「大型貨物自動車の左折事故防止のための緊急措置について」ということで、指示ですか、通達をお出しにな...全文を見る
○山中郁子君 最後ですけれども、きょうは道交法の改正の問題が中心でしたので時間が限られておりますから、その抜本的な問題についてはまた引き続き次の機会にやりたいと思いますが、現在走っているものについて、いま御指導されていらっしゃるということは、当然私はメーカー側の負担で、ミラーをも...全文を見る
○山中郁子君 だから運輸省はメーカーサイドだと言われるんです。まあこの問題については引き続きまた追及をいたします。