山中郁子
やまなかいくこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月28日 | 第87回国会 参議院 交通安全対策特別委員会 第4号 議事録を見る | ○山中郁子君 初めに交通事故の問題、特に子供の交通災害の問題についてお尋ねをいたします。 すでに安恒、阿部両委員からも御指摘がありましたけれども、昨年の交通事故の死者が一・八%減ったということですが、発生件数ではふえているし、六十万人に及ぶ死傷事故が生じているということは依然...全文を見る |
○山中郁子君 そうしますと、事業推進会議として何らかの具体的なプログラムをおつくりになって発表なさるという計画がおありだと承ってよろしいですか。 | ||
○山中郁子君 いま長官のお答えの中にもありましたけれども、私も交通問題での教育、啓蒙、そういうものと同時に、やはり子供の生活環境、特に道路をめぐる生活環境整備というものがやはり不可欠な段階に来ていると思うんです。 それで、これはちょっと皆さんすでに御承知のところだとは思います...全文を見る | ||
○山中郁子君 これも総務長官がいまお答えの中に触れておられましたけれども、通園とか通学とかというよりは圧倒的にやはり遊びのときが多いんですね、事故が起こるのは。それとか、買い物とか習い事に行くという、そういう家庭の周辺で。 それで、まあ遊び場の問題についての先ほどの御答弁の中...全文を見る | ||
○山中郁子君 関連してちょっと、もう一つお伺いしたいんですけれども、実際に警察庁がその問題に取り組んでいく上で、現実にはあれですか、問題点があるところの認識だとか、それからまあ住民からの要求だとか、そういうことについて安全街区に指定していく仕事ですね、これは一応方針どおり進んでま...全文を見る | ||
○山中郁子君 住民の合意というのはやはりいろんな意味で前提として重要なことだということもあわせて私の方からも申し上げておきたいと思います。 それから、もう一つの点というのは、先ほども申し上げました、やはり子供の遊び場の問題だと思います。先ほど総務長官から積極的な御答弁がいただ...全文を見る | ||
○山中郁子君 大臣はいらっしゃってなくて、政務次官がおいでになっていらっしゃいますね。ぜひ、いま基本的なお考え方というのは伺ったんですけれども、それの実現をもちろん早めていくし、するために、補助率の引き上げ、これは何とか積極的に取り組んでいただきたいと、このお約束はいただけないも...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、改善されている現状をあなたはおっしゃるけれども、もっとやっぱりそれを早く解決していかなければいけないわけでしょう。総務長官も子供の遊び場が大事なんだと、こうおっしゃってるわけで、政務次官、ひとつぜひ積極的に努力をするという、こういうお約束だけでもいただいておき...全文を見る | ||
○山中郁子君 大胆に検討してくださいよ。 で、この問題とちょっと関連をいたしまして、私なかなか機会がないので、ぜひここのところで明らかにしておきたいと思うのですが、河川敷の利用の問題です。 これは建設省もよく御存じのように、河川敷も開放していって、子供の遊び場だけでないに...全文を見る | ||
○山中郁子君 あのね、四十一ヘクタールというのは、東急ゴルフ場、多摩川ゴルフ場、川崎パブリックゴルフ場ですね。これを四十一ヘクタール開放するということを約束なすったのですよ。それがいまどうなってますか。開放されましたか。されてないでしょう。ゴルフ練習場として残すと。そのときの「多...全文を見る | ||
○山中郁子君 それはペテンだと言うのよ。だけれども、それじゃまず初めに明らかにしておきます。 そのときに、最初に建設省が約束なすった四十一ヘクタール、ゴルフ練習場を残して全面開放するとおっしゃったけれども、そのうちでいま全面開放されたのは、そうしますと、それぞれ五・五ヘクター...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから、四十一ヘクタールの段階のとき、新たにその分の中から開放したのは十四・五ヘクタールだけですねということをいま確認を求めているのです、私は。 | ||
○山中郁子君 そうでしょう。そのことを聞いている。 それで、さっき本当に私はそれはペテンだと思うのですけれども、実際にゴルフをやるコースがあって、やっているのが何でゴルフ練習場なんですか。ゴルフ練習場というのは、こう網かなんか立てて、そしてポンポン打ちっ放しにする、あればゴル...全文を見る | ||
○山中郁子君 それでもう一つ確認したいんですけれども、いまゴルフ場に類する施設とおっしゃいました。ゴルフ場というのが一つあるんです。それからゴルフ場に類する施設というのがあるんですね、いま課税の関係でね。もう一つ練習場というのがありますね、ゴルフ練習場、そうですね、自治省の方。お...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから、当然ゴルフ場に類する施設ということで課税しているんですよね。いま自治省の方は、それが建設省で言う判断と一緒になるかどうかわからぬみたいなことをおっしゃったけど、私は別に自治省にそのことを伺っているんじゃなくて、そういうことだったら建設省は何をもってこれをゴル...全文を見る | ||
○山中郁子君 だって決めているんじゃないですか。決めて開放しないでいる。 | ||
○山中郁子君 私どもはゴルフを大衆的な健全なスポーツとして発展させるということについて何ら否定するものではないんです。もう時間ありませんから、これもぜひひとつ大臣がいらっしゃらないので政務次官に御検討いただきたいんです。というのは、おわかりになったでしょう。これはゴルフ練習場を除...全文を見る | ||
○山中郁子君 私の申し上げたことおわかりいただいたと思うので、住民との約束ということをもう一度よく考え直して、いま建設省がとっている態度についてもう一度よく考えて、もしどうしてもそうだと言い張るなら合理的な理由を示していただきたいということです。 | ||
○山中郁子君 最後に、私鉄問題について若干お伺いをいたします。 私はこのところ神奈川県下の私鉄の利用者の方たちといろいろ利用者サービスの問題その他についての要求をそれぞれ懇談もし、申し入れもし、交渉もしてきた経験を持っているんですけれども、やはりいろいろ問題点があります。たく...全文を見る | ||
○山中郁子君 委員長、もう一言。 地方公共団体の仕事ということでいいんですけれども、政府の行政指導としても鉄道事業者の積極的な協力ということが一つの不可決の要素として入っているわけですよね。これがなければそれはできないんです。そういうことに対して私は例として引用しましたのは、...全文を見る | ||
○山中郁子君 はい、お願いいたします。 | ||
03月22日 | 第87回国会 参議院 地方行政委員会 第4号 議事録を見る | ○山中郁子君 引き続く形になりますけれども、二期工事に関連して、先ほどから問題になっております森山運輸大臣の年内着工の発言についてなんですけれども、大臣の先ほどからの御答弁を伺っていますと、結局周辺市町村の理解と協力を得てと、こういうことを言われている。そういうことはいささかも変...全文を見る |
○山中郁子君 私の質問は、地元に大きな混乱を与え、先ほどからも議論になっている大臣の発言の適切さという、適切であるかどうかという問題について、これはやっぱり年内着工というところに問題が出てきたわけですよね。だから申し上げているんで、いろいろおっしゃっているけれども、当然年内着工な...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから、いわば衣の下によろいを着ているわけなんだわ、あなたは。結局その問題が議論になって、いままでの成田空港の経過を見たって、先ほどから両委員から御指摘があったように、そんなに簡単にいくはずないことははっきりしているんですよ。後また触れますけれどもね。いずれにしても...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうすると、見通しというのはどのように持っていらっしゃるんですか。 | ||
○山中郁子君 じゃ、具体的にお聞かせいただけますか。 | ||
○山中郁子君 ちょっと個別の問題にもなりますから、後ほど順次お伺いいたしますが、そうしますと、この点につきましてはいまお答えがあった範囲ででも量的にもそれから質的にも、実態に照らしてもかなり懸隔はあるし、結局騒音だとか環境対策の確立その他で私どもやはりこの二期工事の問題については...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから、必ずしも運輸省が言われているように——水の状態で、私が先ほど御紹介したような専門家の分析もあるわけです。そして、気象庁、気象関係者あるいは管制の関係の方たちに伺う範囲の中にも、とても運輸省が言うような一・数%というところで押さえられるものではないだろうと、こ...全文を見る | ||
○山中郁子君 Cランの、いまの問題とも関連する騒音対策の問題ですけれども、結局一・数%だからと、そこから出発するからWECPNLのその計算テーブルにのらないと、こう言っているわけですよね。そういうところに結局つながっていっちゃうわけね。だけれども、実際騒音の被害に悩まされるわけだ...全文を見る | ||
○山中郁子君 結局一・数%だから大したことないんだというふうに提起をされて、実際詰めていけば、平均がそうだから、実際上は、その日によってはもっと騒音があると、ひどいこともあるんだと、こうなってくるわけですよね。で、それは当然だとあなた方おっしゃるんだけれども、芝山町長が、それでは...全文を見る | ||
○山中郁子君 一昨年の十一月十六日に、当時の田村運輸大臣から芝山町にあてた回答の中で、昨年八月ごろを目途にそのいまの第三セクターを設立する計画だと、こういうたしか回答になっているんですね。これがおくれているということなんだと思いますけれども、芝山町——まあ市というのはここ町になり...全文を見る | ||
○山中郁子君 先ほどの、航空局長にもう一度ちょっと確認をしたいんですけれども、県、市、航空会社、公団とおっしゃいましたね。それでいいんですか。 | ||
○山中郁子君 これの問題と関連して、最初の二期工事の問題に絡むんですけれども、この一昨年の運輸省の答弁、回答書で、その延伸はいまのところおおむね新空港の第二期工事計画完了時点を一応の目途と考えていると、たしかそういうように述べられていますね。結局そうなると二期工事の着工と刺しちが...全文を見る | ||
○山中郁子君 それじゃ、もう少しはっきりさせておきたいんですけれどもね。それじゃやっぱり時期的に関連させて考えざるを得ないのだと、こういう御趣旨ですか。 | ||
○山中郁子君 ちょっと、次の問題もありますので、余り時間とれないんですけれども、それでは基本的に、お考えとして、一つは芝山町の町の繁栄という問題ですね、そういう本来の趣旨、二期工事にはいろんな問題があるわけですわ。私どもも、だからその点については、基本的にまず二期工事の前提として...全文を見る | ||
○山中郁子君 もう一つ次の問題がありますので、その点については駆け引きというか、どっちにしても条件みたいにして、とかくそういう面が出てくるわけですわね。そこの点について私は少なくとも指摘をして、そういうことではないということを確認しておきたいと思います。 次に、これもいろいろ...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから実際に済んだところもあるというわけなんだと思うんですけれども、結局全部済んではない、実際上はそうなんですね。希望があるということなんです、それは。舗装してくれというのが村に対する実際希望になってくるわけですよ。ですから私は、やはりこの時点でそういう状況をもう一...全文を見る | ||
○山中郁子君 それじゃ、これ何件くらい、どういう状況なんですか。新たに要望が出ているということは把握していらっしゃる様子なので、ちょっとお示しいただきたいんですが。 | ||
○山中郁子君 総額でですね。 | ||
○山中郁子君 それではやっぱり私は、もう一たん約束は済んだことだという先ほどからの御答弁ですけれども、まあ深追いはいましませんけれども、少なくともこれについてもう一度考えていただきたい。県とも相談もしていただきたい。大変切実な要求として出されているというように私どもも承っておりま...全文を見る | ||
○山中郁子君 ちょっともう一つだけ。 正式な要望というのは結局どういうことですか。いままでも要望していらっしゃると思うのだけれども。自治体から正式に要望が出てきたら、文書か何かで出てきたらという意味ですか。 | ||
○山中郁子君 正式の要望というのがどういうものかということは一応理解いたしました。 私、この点について申し上げるならば、いままで話し合いの中でいろいろ聞いていらっしゃるわけだから、公団も、正式な要望が出れば検討してみるみたいなそういう態度じゃない方がいいですよ。それはやっぱり...全文を見る | ||
○山中郁子君 いわゆる成田財特法ができて十年たったわけで、その延長の問題が提起をされているわけですけれども、この間さまざまな空港関連事業を行われてきて、関係の地方自治体の財政にこれがかなりやはり大きな影響をさまざまな面で与えているということは否めないと私どもは考えておりますけれど...全文を見る | ||
○山中郁子君 公債費の例を挙げられまして、大きな問題ではないという認識をしつつも余り楽観はもちろんしてないんだと、こういうお話のように承りましたけれども、具体的に自治省の資料で算出いたしましても、かなりやはり四十一年度から五十二年度までの十二年間で膨張をしております。それで、その...全文を見る | ||
○山中郁子君 私どもも関係市町村に調査にも参りましたし、御意見も伺ってきました。それで、やはり財政計画を立てるのに困っているという状況も現実にあります。特にいま申し上げました将来の維持運営費ですね、こうしたものが相当財政を圧迫することになるだろうという懸念をかなり持っていらっしゃ...全文を見る | ||
○山中郁子君 その「特別の」が困難だということなんですけれどもね、いま実際に将来の、これだけ膨張した財政規模になってきますと、現状とはやっぱり格段な違いでもって維持運営経費などがかかるということははっきりしていますよね。その点はやはりちゃんとお認めになっていらっしゃるわけですか。 | ||
○山中郁子君 たとえば、市町村では、具体的にかなりいろいろ心配されているのは、いまおっしゃった学校だとか保育所だとかということもありますけれどもね、そうでないところでたくさんいろんなところで影響が出てくる。たとえば役場の、役場というか自治体の規模だって、職員の数だとか、そういうこ...全文を見る | ||
○山中郁子君 私はやはりそのことに関して、これ、国の重要な施策として行う大規模な事業ですよね。それで、地域的には限られたところに集中して、その地方自治体の財政にかなり決定的な影響を与えると、こういう問題ですからね。その地方自治体の財政への影響を、まあ一年後、二年後ではそう予測でき...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、やはりそれはレッテルでの何らかの助成だとかあるいは補助率の引き上げという問題も当然入ってくる、適切な処置でならなきゃいけないと、こう思っておりますので、その点については重ねて意見として申し上げ、要望も強くしておきたいと思います。関係市町村の強い要求でもある、そ...全文を見る | ||
○山中郁子君 確かにいまの段階で、将来どういうことが起こって、それについてはこれはよしとするしこれはだめとするというようなことが出ないことは当然のことなんですけれども、基本的な考え方として、過去にもそういうことでやはり追加が出てきている問題だから今後も十分あるわけで、そしてそれは...全文を見る | ||
○山中郁子君 もう一つ言いたいのは、国の事業として吟味をしたというところにやっぱり大臣の御答弁のニュアンスが強いんですよね。私が申し上げていますのは、もちろんそのことは紙の裏表の問題になりましょうけれども、やっぱり地元の関係市町村の要望として出てくるわけですわ。そういうところもよ...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから、基本的な姿勢を伺っているわけです。 終わります。 | ||
03月22日 | 第87回国会 参議院 内閣委員会 第4号 議事録を見る | ○山中郁子君 主として移転料の定額改定に関してお尋ねいたします。 先ほど宿泊料に関しての御答弁がありましたけれども、移転料についても昨年の四月の段階で調査をなすっていらっしゃるようですけれども、移転料のどういう項目についての調査なのか、それからその調査の結果と今回の改定との、...全文を見る |
○山中郁子君 さっきお尋ねした分の回答がなかったんですけれども、まあいいです。それで、その結果がおたくの方で出されている不足額、五等級以下七・三%、三、四等級以下九・六%、一、二等級、指定職一〇・九%と、こういう数字になって、それで平均一〇%の引き上げという数字が出たということだ...全文を見る | ||
○山中郁子君 時間がないので細かい点についてちょっと詰められないのですけれども、大臣に、そこで、いま認められたんだけれども、やっぱり論理的に言っても後追いになるわけですわ。この点は今後の問題として検討をしていただきたいことだと思っておりますけれども、いかがでしょう。 | ||
○山中郁子君 そういうだけじゃなくて、仕組み自体が、仕組み自体が後追いになるような仕組みになっているんです。そこのことも十分念頭に入れて改善の検討をされたいと、こういう趣旨なんです。 | ||
○山中郁子君 そのためには少なくとも毎年調査をする必要あるんだと私は思うんです、それがイコール、ダイレクトに改定につながらない場合があるにしても。いかがでしょう。 | ||
○山中郁子君 それで、特に繰り返し実費弁償のたてまえでというお話があるわけで、そういう点からいって私は、ちょっと問題提起なんですけれども、余りにも実態と離れた負担を移転者がしているというケースがあるんですね。これはいま、御承知だと思いますが、たとえば筑波学園都市への集中的な移転が...全文を見る | ||
○山中郁子君 ちょっといま、あれもう一度申し上げますけれども、先ほど私が申し上げました三階にいた者が五階に移るという場合には、ピアノとは関係なしに引っ越し料自体が高くなるんです。一階上幾らということで。二千円ですか。だから、一つはそういうことがある。それからピアノを運ぶときにはも...全文を見る | ||
○山中郁子君 ちょっと御参考までに申し上げておきますけれども、これは七五年の調査なんですね。それで、ピアノの保有率というのは研究職の方になりますと三〇%近くなっているんです。七五年の調査で二五・九%です。それから教育職の方で三八・七%、これは七五年ですから、もうかなり前ですよね。...全文を見る | ||
○山中郁子君 その点は繰り返しませんが、強く善処方を要求をいたします。 最後に、宿泊料の問題で一点ですけれども、これは先ほど来から議論になっておりますが、一つは等級格差の問題ですね。これは私もやはり余りにも格差があり過ぎるって、額の問題だけじゃなくてやっぱり不合理だと思います...全文を見る | ||
○山中郁子君 足は出ますよ。 終わります。 | ||
03月30日 | 第87回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第3号 議事録を見る | ○山中郁子君 私は、きょうの機会に電電公社の人事任用問題についてお尋ねをいたします。 具体的な内容の事例として東京中電についてお尋ねをするわけですけれども、現在、東京中電には運用係長、運用主任は何人いますか。 |
○山中郁子君 その係長、運用主任が任用された時点の平均年齢は何歳になりますか。 | ||
○山中郁子君 それで、係長、運用主任になるのに一番早くなった人の勤続年数、それからまた一番長くかかった人の勤続年数、それぞれ何年ぐらいですか。 | ||
○山中郁子君 平均すると、どのくらいになりますか。それと、五十年の末しか数字はないわけですか。 | ||
○山中郁子君 そういうのを調べてないのですか。 | ||
○山中郁子君 はい。 | ||
○山中郁子君 じゃ、ひとつ私具体的に昭和四十二年七月の時点についてお尋ねをするわけなんですけれども、このときの東京中電の印刷通信部には係長、主任、社員、それぞれ何人いましたか。 | ||
○山中郁子君 東京中電だけでないわけですけれども、東京中電では職員録を毎年つくって全職員に配付しているんですよね。昭和四十二年当時はこういうものをつくって配付していたかどうか、お尋ねをいたします。 | ||
○山中郁子君 電電公社は、いままで職員の思想とか信条とか、宗教や所属のサークル、団体、そういうものについて調査をしたことがありますか。 | ||
○山中郁子君 いま私が申し上げましたけれども、宗教とか所属のサークルだとか、団体、そういうものについてはあるわけですか、思想、信条はないけれども。 | ||
○山中郁子君 やった場合があるというふうにうかがえるんですが、どういう場合に、統一的でないにしても、どういう目的でやられたわけですか。 | ||
○山中郁子君 当然のこととしておわかりになっているはずですけれども、思想、信条とか宗教とか、所属のサークルや団体ですね、こういうものを調査するということは、憲法で保障された個人の基本的人権その他の条項に反するものであって、ある意味では重大な人権侵害にもなるということは当然なんです...全文を見る | ||
○山中郁子君 実は私のいま手元に、昭和四十二年の七月二十七日付で、東京中電の印刷通信部のゴム印が押してあります文書があるんです。これは電電公社得意のマル秘という大きな判が押してあるんですけれども、——委員長、これをちょっと郵政大臣と電電公社総裁にお示しをしたいのでお許しをいただき...全文を見る | ||
○山中郁子君 十二年前のことだとおっしゃいますけれども、これはまさにいまにつながっている問題で、それはおいおい私申し上げていきますけれども、総裁、ちょっと——総裁でもほかの幹部の皆さんでも、東京中電でマル五というのを何か連想されませんか。まあ、わからないふりしていらっしゃるみたい...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、当時、東京中電の隣の東京市外電話局におりましたし、十八年間ここで働いておりましたから、よく知っていますし、皆さん方がよく知っているということも私は知っています。マル五というのは、五月会のことなんですよ。知っていらっしゃるでしょう、東京中電に五月会というインフォ...全文を見る | ||
○山中郁子君 当時、職員録ないんだから、だれが把握しようとしても大変なんですよね。当時も大変だったという意味でしょう、当局以外には。そしたら、この文書をごらんになっていただければわかりますけれども、名前全部ゴム印ですよ。二百二十三人の全部ゴム印が押してあるわけね。そして、この役職...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから、だれがつくる可能性があったかと言うの。あるんだから、ちゃんとこれ。マル秘まで押して、ゴム印が押してあって、職員録さえないし、ほかの人はみんな印刷通信部二百二十三名、どういう人たちがいるかというのはみんな知らないですよ、わからないですよ。当局がつくる以外にない...全文を見る | ||
○山中郁子君 どう思いますか、総裁。これは当局がつくる以外にだれがつくれますか。当局がつくる以外につくれないでしょう、だれも。二百二十三人分のゴム印、役職名までゴム印で押してあるんですよ。 | ||
○山中郁子君 そうそう、庶務にちゃんと保管されているんですよ。 | ||
○山中郁子君 当局がつくった可能性は一応お認めになっているんですけれども、これはちゃんと当局が管理しているんです。私、十八年公社に働いていたんだから、総裁よりもたくさんいろいろなことを知っているのかもしれないけれども、みんなこんなのをほかの人が、部外者が全部そんなどこかのをみんな...全文を見る | ||
○山中郁子君 常識的に考えても、理屈から言ったって、絶対よその人がつくれるはずのないものを総裁からしてそういう苦しい答弁をなさっているということは、これが何を意味するかというのをあなた方がよく知っている一番の証拠ですよ。五月会というのは、結局、公社があれをつくらせて、そして何に使...全文を見る | ||
○山中郁子君 総裁にぜひ私は答えていただきたいんですけれども、いま申し上げましたこの文書の中の印刷二課のバツ印がついている六人の人たちが勤続三十一年、二十年以上、そういう人たちが全部そのまま、その人たちだけがですよ、社員としていまだに残っているんです、任用されないで。ほかは全部任...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、余りにも電電公社えげつないと思うんですよね。私、十八年間、さっき東京市外電話局で働いてきたと言いましたけれども、私自身本当に身をもってそれはもう体験してきたんだから、たとえば共産党員だということでさんざん差別をされてですよ。そういうようなことが随所にやられてい...全文を見る | ||
○山中郁子君 郵政大臣にお尋ねするんですけれども、いま私がお渡ししましたそれは、全く何にもないところで当局以外のだれがつくったということは一切予測できない、不可能だと思われる文書として私は提起したんですけれども、まずこの点についての御見解はどうですか。事実は知らないとおっしゃって...全文を見る | ||
○山中郁子君 二百二十三人分のゴム印を押して、職名も全部ゴム印で押してある、こういう文書を当局以外のだれかがつくれると思われますか、経験何にもないとおっしゃっても、郵政大臣としていま管理をやっていらっしゃるわけだから…… | ||
○山中郁子君 総裁に、先ほど十分調査して検討なさるというお話でしたけれども、私が申し上げたいのは、毎回毎回こういうことが問題になると、いや、それは知らなかった知らなかった、下でやったかどうかについては調べて善処をしますって、こうおっしゃるわけね。それはうそだというの、私は。実際問...全文を見る | ||
○山中郁子君 それだったら、これは東京中電が管理者が勝手にやったと、こういうものがあるとすればですね、ないしは印刷通信部なら印刷通信部の部長が勝手にやったと、このように判断されるわけですか。 | ||
○山中郁子君 総裁もさっき当局がつくったという可能性はそれはあると、それは常識的に考えてそうですわね。ほかの人はこういうものをつくれないんですよ。それは一人や二人のゴム印ならともかく、二百二十三人分ですから。だとすれば、公社は、これは下部の判断でやったことだというふうに考えざるを...全文を見る | ||
○山中郁子君 もう一つそれじゃ伺うんですけれども、前段は仮定としてもいいですわ、まずわね。一歩譲って仮定としますね。だとしても、現在まで結局二十年も三十年も、平均の昇格年数十年と、それが三十年を超えても任用されないままにずっと同じ職場にいるという人がすべてこの時点でバツ印がついて...全文を見る | ||
○山中郁子君 最後に、総裁と大臣にそれぞれお伺いもし、お約束もしていただきたいわけですけれども、先ほどから秋草総裁がお答えなさっていますように、責任を持って——これはちゃんとした管理者が置いていった文書なんです。だから、あなた方ちゃんと調査をしてください。そうして中身が何を意味す...全文を見る | ||
○山中郁子君 責任ある指導をされたいと言っているんです。 | ||
○山中郁子君 善処ね、是正、差別の是正、調査の上で……。 | ||
○山中郁子君 委員長、一言最後に。 郵政大臣ね、もう私質問しませんけれども、あなたね、そんないいかげんなことでよく郵政大臣務まりますね。だって思想差別というのは憲法違反なんですよ、憲法違反のことをさせないということについて大臣として責任持てないというんですか。電電公社の監督官...全文を見る | ||
○山中郁子君 監督官庁じゃないの、郵政省が。 これで終わりますが、それは大変重大な問題をおっしゃっています。郵政省は電電公社の監督官庁でしょう。引き続きこの問題は問題にしてまいりたいと思いますが、きょうは、これで終わります。 | ||
04月26日 | 第87回国会 参議院 内閣委員会 第6号 議事録を見る | ○山中郁子君 初めに労働省にそれではお伺いをいたしますが、リハビリテーションを通じての障害者の社会復帰、この問題につきまして一番大きな問題は、やはり希望する仕事に、そして可能な業種にそれを推進していくという点が日本の場合は大変現状が立ちおくれているということはいままでもすでに問題...全文を見る |
○山中郁子君 リハの権威であると言われているアメリカのケスラー博士が、入ってくる人に応じて必要なことをやることが重要なことだということを言っておられますね。私が申し上げるまでもないんですけれども、いまの日本の現状は逆にリハに入るのに選考するみたいな、一定の力量というか、能力という...全文を見る | ||
○山中郁子君 肝心なところは事業者に対する指導、それは中途失明者とか中途障害者に対する現職場復帰、それから最後に申し上げました社会復帰のための専門の教官を置くということにつきましてもぜひ確実に実行してほしいということを重ねて申し上げておきます。私の質問につきましては労働省はそれで...全文を見る | ||
○山中郁子君 立体交差で平面横断ができるようにというのが皆さんの御希望で、強い要求だということは知っていらっしゃるわけね、そのことを私は申し上げている。だからそれについて今後やはりぜひ研究してください、技術的にも。 それから、あのとき局長は、地元の方たちの車がそうすると出られ...全文を見る | ||
○山中郁子君 なるべく早い時期に積極的に、能動的に取り組んでいただくということを重ねて要求をしておきます。 それから、具体的な内容の問題について、理療科の教員養成が期間が一年と、これ衆議院の質疑の中でたしか出てきたと思うんですが、期間一年で定数十名と、こういうお話がございまし...全文を見る | ||
○山中郁子君 国立リハの発足を契機にひとつぜひ前進を図っていただくというようにお願いをしたいところでございます。 それから、臨床実習の問題につきまして、この点も若干お話もありましたし、また地元の業者の方たちとの関連その他がございましたけれども、ちょっとつづめて言ってしまいます...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうしますと、計算をしますと、その計算は、ちょっともう時間がないから細かくは言いませんけれども、一日六十名の患者が必要になるという数が出るんです、この定員で。所生さんの定員に基づいて実習一日四時限ということで計算をいたしますとね。それで、厚生省の方は、いままでの審議...全文を見る | ||
○山中郁子君 臨床実習の時間、いまおっしゃった四時限ということを基準にいたしますでしょう、それは臨床実習というのは患者さんが要るわけでしょう。 | ||
○山中郁子君 私が申し上げたのは、臨床実習で計算すると五十ないし六十という患者さんの数が必要になってくるんです。その点についてやはり、だから、二十人を確保するということではちょっと足りない、臨床実習が十分に行えないという危険があるわけです。で、それには、先ほど来からお話がありまし...全文を見る | ||
○山中郁子君 それは十分また御調査もいただいて御検討もいただき、前進的に解決を図っていただくということを申し上げておきます。 それから、眼科医の常駐問題につきまして、いわゆる所沢の国立リハに、今度病院ができた時点には常駐する医師を配置するというお話は先ほどあったように伺いまし...全文を見る | ||
○山中郁子君 嘱託医でも可であるというのは、私はやっぱりそれごまかしだと思うんです。というのは、この第一章の「共通事項」のところに、いわゆる「し体不自由者更生施設、失明者更生施設、ろうあ者更生施設、身体障害者収容授産施設の設備及び運営基準」となっているところに、「健康管理の責任者...全文を見る | ||
○山中郁子君 それでは、基準の趣旨から言えばそれは配置しなきゃいけないんだと、配置するということが百歩譲ってあなたの理想という言葉使ってもいいですわ、だけど、配置するということにはなっているんだと。だけど、現状がそうなかなか簡単にいかないのでいま嘱託なんだということだったら、当然...全文を見る | ||
○山中郁子君 ちょっとそんな言い回しをされる必要は一つもないの。というのは、基準の趣旨がそうなっていて、これ以上読み取りようがないんですよね。いずれにしても、そういうことでもってやらなきやならぬとお思いになっているようですから、そのことはもっと基準がちゃんと守れるように、で、これ...全文を見る | ||
○山中郁子君 最後に。いまの事前研修を含めてということで努力なさるというお話でしたので、当然のことながら労働組合の関係者の方たちとの合意、それから入所の問題につきましては入所者の方たちとの合意、十分な意見の交流、そうしたことを尊重されて進められるようにということを最後に要望を申し...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、厚生省設置法の一部を改正する法律案に対する修正案の内容とその趣旨の説明を申し上げます。 お手元にお配りしてありますが、修正案の内容は、第一に、国立光明寮の設置目的についての改正案の規定に、現行の国立光明寮設置法に規定されている、視力障...全文を見る | ||
04月27日 | 第87回国会 参議院 本会議 第13号 議事録を見る | ○山中郁子君 私は、日本共産党を代表し、元号法案に関し総理並びに関係各大臣に質問いたします。 まず初めに、私は、本法案と深くかかわる大平総理の靖国神社参拝問題についてただします。 大平総理、あなたはクリスチャンであることが広く知られています。ところが、その総理がなぜ自分の...全文を見る |
05月25日 | 第87回国会 参議院 内閣委員会 第10号 議事録を見る | ○山中郁子君 参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。大変限られた時間でございますので、端的にお尋ねをいたしますが、初めに宇野先生から御意見を重ねてお伺いいたしたいと思います。 この元号法制化問題の中でたくさんの問題か論議されているんですけれども...全文を見る |
○山中郁子君 わかりました。時間がちょっと足りないもので、恐れ入ります。 | ||
○山中郁子君 大変ありがとうございました。 日曜日や何かも憲法違反というお考えかというお尋ねをしたのですが…… | ||
○山中郁子君 結構です。もう時間が足りなくなりましたので。 あと木村先生と高柳先生に一言ずつ御意見を聞かせていただきたいと思います。 先ほど木村先生が大嘗祭の問題に関連して、宗教者のお立場で御意見をお述べになりました。私はこれは大変重要な問題で、天皇の葬儀とか、あるいは即...全文を見る | ||
○山中郁子君 ありがとうございました。 | ||
05月26日 | 第87回国会 参議院 内閣委員会 第11号 議事録を見る | ○山中郁子君 参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。大変限られた時間ですので、私は四人の参考人の方から一点ないし二点について重ねて御意見を伺いたいと思います。 初めに全部質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 小野参考人...全文を見る |
○山中郁子君 それよりもっとふくらませていくという御意見があるのかという質問を申し上げたんです。 | ||
○山中郁子君 はいそうです。お考え方としてですね。 | ||
○山中郁子君 誤解があるといけませんので申し上げますけれども、神社本庁の方たちが天皇の力をもっと強めなくちゃいけないんだ、こういうことをいろいろのところで主張されていらっしゃる。先生は先ほど、いまも重ねておっしゃいましたように、一世一元の元号が象徴天皇制の憲法のもとでできることな...全文を見る | ||
○山中郁子君 ありがとうございました。 | ||
05月29日 | 第87回国会 参議院 内閣委員会 第12号 議事録を見る | ○山中郁子君 元号法案について幾つかの点にわたりまして政府の見解をただしますが、すでに衆議院それから参議院の内閣委員会が始まりましてからもさまざまな審議が進められてまいりました。私その中でやはり大変痛感いたしますことは、いみじくもどなたかがおっしゃいましたけれども、政府の答弁がエ...全文を見る |
○山中郁子君 だから、一世一元というのは千三百年の伝統じゃないんですね、これを御確認なさいますかということを伺っているわけです。 | ||
○山中郁子君 そうか、そうでないかだけでいいんですよ。エンドレステープはいいです。 | ||
○山中郁子君 だから、私最初に申し上げましたように、私たちが質問することにちゃんとまともに答えてくださればいいんです。いまお話伺ったのは、私もももうたくさん伺いました。そして衆議院の議事録も読みました。要するに一世一元というのは千三百年の伝統ではなかったんですね。そのことを確認し...全文を見る | ||
○山中郁子君 委員長から御注意いただきたいんです。私は一世一元が千三百年の伝統ではないんだな、そのことはそうでないならそうでないと言ってくださいと質問しているんです。御注意してください。 | ||
○山中郁子君 法制局、関係ないじゃない。 | ||
○山中郁子君 制度として確立したのは明治以降だと、だから少なくとも制度としての一世一元は千三百年の伝統ではないと、こういうことですね。 | ||
○山中郁子君 そんなこと聞いてない。質問に答えてくださいよ。そんな答弁されたら質問できませんよ。 | ||
○山中郁子君 私、とっぱななんでちょっとやっぱりこだわって申し上げますけれども、要するに一世一元の制度は千三百年の伝統ではなかったんですね。そうなのか、そうでないのか、長官、お答えいただきたい。 | ||
○山中郁子君 それで制度としてと、つまり制度としての一世一元は千三百年の伝統ではなかったと、こういうことですけれども、制度としてというふうにおっしゃるけれども、実質的にはあたかも一世一元が千三百年の伝統ではあったと、制度としてはそうではなくて明治以降だと、こうおっしゃいますけれど...全文を見る | ||
○山中郁子君 幾つあったかと聞いているんです。 | ||
○山中郁子君 幾つかと聞いているんです。幾つあったのかと私は聞いているんです。 | ||
○山中郁子君 幾つあったのかと聞いているんです。どういう意図であなた、そういうふうにおっしゃっているのか知らないけれども、幾つあったのかと聞いているのに何で幾つと答えないんですか。最初に私は、だから申し上げたでしょう、そういうことでいろいろはぐらかしたり、時間をむだに使うようなこ...全文を見る | ||
○山中郁子君 行政官布告詔書にそういうふうに書いてあるということの確認をいま求めたわけで、そういうふうに書いてあるということですね。 | ||
○山中郁子君 確認なさったわけですね。ちゃんとそういうふうにわかるように言ってくださいね。 そうしますと、いままでの、皆さんが千三百年の伝統とおっしゃる元号はだれが決めてきたのか。 | ||
○山中郁子君 天皇が決めたということについての例外はないわけですね。その決め方の中身に多少の違いはあるということは何回もおっしゃっていましたけれども、例外はないわけですか。 | ||
○山中郁子君 そうしますと、一世一元は伝統ではなかった。天皇が決める、つまり勅定ということは千三百年の伝統であると、こういうことになるわけですけれども、伝統を重んじてということから言うと、どうして天皇が決める、そうすると当然天皇が決めると、こういうことになるのが伝統を重んじること...全文を見る | ||
○山中郁子君 だれも天皇が決めなきゃ元号と言えないじゃないかなんて言ってないんだから、よけいなことは答えていただかなくていいんだけれども、要するに、そうすると天皇が決めると憲法上問題があると、憲法違反だと、こういうことですね。 | ||
○山中郁子君 だから、天皇が決めるということは憲法違反なんですね。 | ||
○山中郁子君 すでに衆議院の質疑の中で、統治権の総攬者であった天皇が決めた主権天皇制と不可分の政治制度であると、明治以降の元号制度はですね。そしてまた、先ほど法制局長官が言われました年を表示するいわゆる紀年法であったということだという二つの側面の展開をされております。それで、結局...全文を見る | ||
○山中郁子君 私が質問しているのは、旧皇室典範から新皇室典範に変わったときに、昔は元号制度というのは、元号というのは皇室典範に規定されていたんですよね。それが新しく皇室典範ができたときに入ってなかったでしょう、入らなかったわけでしょう、なぜ入らなかったのかと、こういうことを伺って...全文を見る | ||
○山中郁子君 一つは、これは衆議院で宮内庁の山本さんが答弁なすっていらっしゃるんですけれども、新皇室典範に元号を入れなかったのは、これが純然たる国務事項であるから適当でないと判断したと、こういう御答弁をされているんですね。純然たる国務事項と、純然たるものでない国務事項というのはど...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうすると、純然たる国務ということは天皇と一切関係のない、天皇に生ずる事実と一切関係のない国務だと、こういうことですか、ここでおっしゃっているのは。 | ||
○山中郁子君 法制局長官にちょっと簡潔に答えていただきたいんですけれども、山本さんが純然たる国務と純然たるものでない国務と、こういうふうにおっしゃっているんですけどね、こういうのはどういう定義になるんですか、簡単に答えてください。そういうふうに分けられないなら分けられないとおっし...全文を見る | ||
○山中郁子君 本当に時間をむだに使わされて、私は最初に申し上げたことを法制局長官はどういうふうに受けとめていらっしゃるのかというのを疑いますけれども、臨時法制調査会は、元号法案の制定、元号法案の提案を答申していませんでしょう。なぜしなかったんですか。 | ||
○山中郁子君 そうすると、臨時法制調査会が、先ほど法制局長官は、臨時法制調査会で検討して、結局、皇室典範には入れるのは適当ではないから新しい法律をつくればいいと、こういう考え方になって、事実それも準備したけれども、GHQにつぶされたと、こうおっしゃいましたね。だけど臨時法制調査会...全文を見る | ||
○山中郁子君 あのね、臨時法制調査会への諮問は、「憲法の改正に伴ひ、制定又は改正を必要とする主要な法律について、その法案の要綱を示されたい。」と、これを「諮問する。」と、こういうことになっているんですよね。じゃ、主要な法案じゃないと、元号というのは大した問題じゃないからやらなかっ...全文を見る | ||
○山中郁子君 当時のその臨時法制調査会の委員でいらした宮澤教授が――亡くなった宮津教授ですけれども、一つだけ御紹介いたしますと、こういうことを言っていらっしゃるんです。「終戦後、元号をどう取り扱うかは、問題であった。新しい皇室典範を作るとき、もとの皇室典範の元号に関する規定は、全...全文を見る | ||
○山中郁子君 法制局長官が御自分でそういうふろにおっしゃっても、何にも客観的な論証にならないでしょう。あなたはそういうふうに都合のいいことだけおっしゃっているのかもしれないじゃないですか。なぜ出して見せないんですか。地方開発審議会だって、たとえば社会保障制度審議会、そういうところ...全文を見る | ||
○山中郁子君 あなた、ごまかしちゃだめよ。私たち何回もあなたに要求しているし、衆議院だって要求していたことば、総会の議事録だなんて言ってないんですよ。総会も含めて、部会、小委員会、とにかく皇室典範の法令の問題に関して、審議の中身を――七十数回の会議をやっているんです。小委員会、部...全文を見る | ||
○山中郁子君 あなたね、さっき個人の名前がついているから出せないとおっしゃったでしょう。それは何のことなんですか、それじゃ。 | ||
○山中郁子君 国会図書館にあるわけでしょう、でもそれは。 | ||
○山中郁子君 衆議院の段階でも、あなたはこの部会も、小委員会もあるということをちゃんと言っているの。あるけれども、名前がついているから出せないんだと、さっきもそのことをおっしゃったんですよ。それじゃ、名前がついているんだから出せないとおっしゃったでしょう、いまもおっしゃったでしょ...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから、ごまかしていらしてね、私はだからもう一度――これ以上時間かけませんから、その速記録を、部会も小委員会も、七十数回にわたって皇室典範の問題についてやっているんですから、それを提出してください、資料として。で、そのことについて委員長お計らいください。 | ||
○山中郁子君 だから、あるものでいいから出してくださいよ。 | ||
○山中郁子君 知っていますよ。 | ||
○山中郁子君 あなたのところにある速記録を出してくれと、こう言っているのです。こういう要求をしているのです。委員長、それをお計らいください。そしてその点についてあと私は留保いたします、この問題について。 | ||
○山中郁子君 その資料の提出を待ってさらに質問をいたしますので、この点について留保いたします。 結局、憲法上できなかったという判断が、いまになったら憲法でできるんだと、むしろそれがいいんだと、こういうふうに変化してきているということが、この元号の問題だけに限らず、憲法の解釈改...全文を見る | ||
○山中郁子君 やっぱり総務長官にお答えいただきたいんですけれども、野田先生の御質問に対して総務長官は、結局いまの天皇が亡くなられて昭和天皇となることもあり得ると。手続問題は別ですよ。事実の問題としてそういうことはあり得るんだと、こういう趣旨のことを答弁されたと私は理解いたしました...全文を見る | ||
○山中郁子君 あり得るということで、私は常識的に考えてそれは大いにあり得るわけだと思うんですよ。 それで、山本さんが、これは衆議院の八百板委員の質問に対して答えていらっしゃるんですけれども、この追号の問題で現在まで、「ある程度の時間がたちましたところで新天皇が追号を差し上げる...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうしますと、宮内庁のお考えではっきりしましたように、それはもちろん新天皇がどういう考えを持つか、どういうふうになるかということはいまから申し上げられないとおっしゃるのは、それはそのとおりでございましょう。だけれども、明治、大正と続いて元号を追号に贈ったということも...全文を見る | ||
○山中郁子君 その慣習を尊重するとおっしゃっているんだから。で、実際問題として明治、大正とそうなっているわけでしょう。だから、いまの段階であなたがこうこうするというふうには言わないということは、それはもうわかっています。百もわかっている、何回も伺いましたから。だけれども、成り行き...全文を見る | ||
○山中郁子君 良識ある私の判断によれば、先ほど申し上げましたような方向、つまりあなた方がいま関係ないんだ関係ないんだと言いながら、極端に言えば私は、国民をごまかして全く関係ないと言いながら、結果的に元号法案ができて、そして天皇の代が代がわりどんどんしていったら、結局みんなそれは元...全文を見る | ||
○山中郁子君 何か大分声が小さくなって聞きづらいのですけれども、つまり第二章の大統譜第十二条「天皇ノ欄ニハ左ノ事項ヲ登録スヘシ」と、こうなっているところで十四項目載っておりますが、これは「なお従前の例による。」ということで現在生きているということですね。いわば、天皇の身分に関する...全文を見る | ||
○山中郁子君 それでは生きていないんですか。どこが生きていないんですか。 | ||
○山中郁子君 具体的に伺いますけれどもきょうはいま元号の問題の審議ですから、その問題に限って言います。 第十二条「天皇ノ欄ニハ左ノ事項ヲ登録スヘシ」となっていて、第七項に「元号及改元ノ年月日」と、こういうことが入っておりますけれども、これは死んでいるわけですね、そうしたら。慎...全文を見る | ||
○山中郁子君 具体的にだから私は伺っているんで、七号の「元号及改元ノ年月日」というのは効力がないから政令はこれは改めると、こういうことですか、改めなければならないと。 | ||
○山中郁子君 一般的な問題でなくて、これはもしこのままこれが問題にならなければ、宮内庁はもし皇位継承があれば、この大統譜に基づいて登録するわけでしょう。そうすると、七の「元号及改元ノ年月日」が天皇の身分にかかわるもの、つまり、戸籍として登録されることになるんですよ、だまっていれば...全文を見る | ||
○山中郁子君 第七号の「元号及改元ノ年月日」は、それでは登録はしないと、そういうことですね。これは確認できるんですね。私はいま元号法案の審議ですからこの項目だけに限って言います。ほかのことについて慎重に討議される分には一向に構わないけれども、いま元号法案の審議ですから、これは重大...全文を見る | ||
○山中郁子君 七号の「元号及改元ノ年月日」を天皇の身分として戸籍に登録することが慎重に検討してみなければ、憲法上問題があるかないかわからないと、こういうことがいまの政府の見解ですか。 | ||
○山中郁子君 なじむ、なじまないの問題じゃないんです。天皇の戸籍に元号と改元の年月日を入れるということがはっきり憲法上できないと、この元号法案のあなた方が何回も何回もいやと言うほど繰り返してきた直接天皇にかかわらないんだということならば、できないことは明らかでしょう。総務長官どう...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、あなた方が、一世一元の元号の法律は天皇と直接かかわらないんだから、だからできるんだと、そういうふうに何回もおっしゃっている。そうでしょう。そうだってうなずいていらっしゃるからね。だとしたら、これはまさに天皇の身分に関するもの、大統譜というのは。そこに元号、改元...全文を見る | ||
○山中郁子君 私、天皇制と関係ないなんて言ってないですよ。天皇と直接と言ったんです。 | ||
○山中郁子君 総務長官にお尋ねしてます。 | ||
○山中郁子君 私は、天皇制の問題とか象徴天皇制なんて言っていないんです。天皇に直接かかわるということを申し上げている。象徴天皇制との関係はまた後ほどいたします。そういうことですから、私の申し上げたことを、これは真田さんにお話ししているんですけれども、よく聞いてからお答えになってく...全文を見る | ||
○山中郁子君 ただいま法制局長官から資料の問題について御発言がありましたけれども、私が午前中の質疑の中で申し上げましたように、これについては私も入手しております。それは衆議院での質疑で出していただいたものでございます。先ほど申し上げましたように、これではなくて、もっと皇室典範につ...全文を見る | ||
○山中郁子君 早急に検討するのではなくて、いまここではっきり政府がこれについては登録をしないという態度をお示しにならない限りはこの問題は解決しないのですよ。それは午前中の議論の経過から見ておわかりだと思うのです。 で、総務長官は、私一人の判断ではというふうにおっしゃいましたの...全文を見る | ||
○山中郁子君 結末をつけるということは、要するにこの大統譜の第七号ですか、この点については少なくとも大統譜の中からは削るのだと、こういうお考えだと承ってよろしいですか。 | ||
○山中郁子君 午前中にも申し上げましたように、これは単なるたくさんある法令の中で若干いろいろ不備もありますという問題じゃなくて、元号法案の全く中心問題になっていて、この点がどっちに転ぶかということによって、それじゃやっぱり元号法案というのはあり得べきものではないという判断の基準に...全文を見る | ||
○山中郁子君 追号の問題でも結局追号と元号とは関係ないからということを繰り返しおっしゃるわけですね。つまりそれほどまでに基本的な問題であるんです。ただ、いまこのことについて私はここで議論はいたしません。私の見解であるし、多くの方々の見解であることは疑うところのないところです。いず...全文を見る | ||
○山中郁子君 では先ほどの点につきましては留保いたしまして、次に改元と儀式との関係についてお伺いをいたします。 昭和改元の折につまり現天皇の即位の際に約三年間にわたって主要なものだけでも宮内庁からいただいた資料によりましても六十を超える儀式が大々的に国事として挙行をされたわけ...全文を見る | ||
○山中郁子君 私が申し上げているのは、皇室典範によって大喪礼と即位礼、この二つだけなわけですね。ですから、私は基本的には国の行事と儀式として行われるべきものはこの二つと思います。そして常識的に言って大喪礼、即位礼が二十も三十もたくさんの儀式でもって、それが二年も三年もかかって行わ...全文を見る | ||
○山中郁子君 総務長官にお尋ねをいたしますが、たとえば山本さんがお答えになって、いままでの経過の中で大嘗祭から問題が提起をされてまいりましたから、その神道の儀式ですね。それが憲法の政教分離の関係で憲法上問題があるからそういうものは外していきますと、そういうものは検討していきますと...全文を見る | ||
○山中郁子君 これが皇室喪儀令あるいは登極令などに基づいて昔の形ないしは昔の規模で、多少中身が違っても行われるようなことになるということは、国民主権の憲法のもとでのやはり重大な逸脱になるし、大きなやはり問題になってくるということを重ねて指摘をしておきたいと思います。総務長官の御見...全文を見る | ||
○山中郁子君 ですから、主権者たる国民の総意に基づいてあるんだから、象徴天皇の機能というのは消極的、受動的なものであるというこういう学界の通説になっているし、私どもの理解もそういままできているわけですけれども、その点についてはそのように認識されていらっしゃるわけですね。 | ||
○山中郁子君 そうしますと、別な角度から伺いますけれども、天皇の存在自体が積極的、能動的に国の政治に機能するということはあり得ないわけでしょう。そういう意味で、消極的、受動的と申し上げているわけですから。そういうことはあり得ないわけですね。 | ||
○山中郁子君 抽象的じゃなくて、天皇の存在が積極的、能動的に国政に機能していくと、新しい制度を生み出すとかね、そういうことはやはり象徴天皇というものの、主権者たる国民の総意に基づく象徴天皇、つまり国政の権限がない象徴天皇制のもとでは、それはできないことですよね。ふさわしくないこと...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうすると、皇位の継承によって元号を変えて、そして国民を拘束する、この拘束については、議論がまた出てきましょうから、強制の問題のところでやりますけれども、拘束をする、あるいは天皇の名前を冠した、これは追号のところでもう言ってまいりましたけれども、これもそうなる場合も...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうじゃなくて、直接天皇にかかわるわけですね。皇位の継承によって元号を改める、改元をするわけでしょう。そして天皇の名前を冠した年月日を使うと。冠さない場合もあるかもしれないというお話は前提としてありますからいいですけれども、それはわかっておりますけれども、そういうも...全文を見る | ||
○山中郁子君 象徴天皇制だから、だから天皇にかかわって法律をつくったり国民を拘束するというふうなことが出てきても、それは象徴天皇制だからいいんだと、憲法の理念に反しないのだと、こういうことだとすると、天皇が直接やらなければ、天皇の問題をめぐって、どういうことでもやっぱりそれは象徴...全文を見る | ||
○山中郁子君 国民世論の問題については、もうさんざん議論されていますから、私は繰り返しませんけれども、政府は一世一元でもって国民が元号の存続を希望しているというふうに、それは先ほどの総務長官のお話じゃありませんけれども、独断をしていらっしゃるのですよ。そんなような、たとえば責任あ...全文を見る | ||
○山中郁子君 だから、あなたがいまそうおっしゃったでしょう、国民のあれにかなうであろうというのはあなたの恣意的な判断なんですよね。そういうことじゃなくて、それで一世一元と言ってそれを天皇の代がわりと結びつけて、象徴天皇のもとなんだからいいんだと、こういうふうにおっしゃってくるから...全文を見る | ||
○山中郁子君 いまそういうふうにおっしゃっても、実際問題としてその理屈から従えばそういうふうにして拡大されていくと、その論理から言えば。ということを私はいま指摘をしているわけです。 先ほど文部省の方と申し上げたんですけれども、私の方のお願いした時間がちょっとずれていたようです...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうすると、商標として登録することは禁止されていると、だけれども一般的に使用することは禁止されていないと、こういう御趣旨だということですね。そうすると、これはどうなんですか。なぜ商標法では、菊花紋章は天皇家の私家紋ですよね、それが外国の国旗だとかそういうものと同じよ...全文を見る | ||
○山中郁子君 法制局長官の御見解を。 | ||
○山中郁子君 この菊花紋の問題に関連して、外務省は見えてますか。――外務省が先日、野田議員の質問に対して後ほど答弁を訂正なさって、初めは、象徴の紋章だから国の紋章的に使わせていただいているんだと、お許しをいただいてと、こういう御答弁がございましたけれども、後に訂正されまして、昔か...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうしますと、象徴である天皇の紋章であるから国の紋章にふさわしいんだと、こういう理屈ではないんだということですか。それとは関係なしに昔から使っていたんだから使っているだけだと。 | ||
○山中郁子君 私がここで申し上げたいのは、先日来の論議の中にもあったんですけれども、いまずっと象徴天皇制だからということをおっしゃってきているんで、それがみんなこういうふうに間接的に広がっていって、菊花紋も天皇の私家紋であるにもかかわらず、象徴天皇なんだから国の紋章に準ずるものと...全文を見る | ||
○山中郁子君 そこにだからやはり問題が出てきまして、そういうふうにして、だから、単に継続して前に使っていたからと。この前法制局長官は、何かほかに適当なのがあったら考えてくださいみたいなことをおっしゃっていたけれども、そういうものじゃなくて、検討はしたけれども国の紋章にやっぱり準ず...全文を見る | ||
○山中郁子君 それだとすればなおさらのこと、天皇の私家紋を国の紋章に準ずるというふうに判断すること自体が、憲法上天皇一人の私家紋だから、ほかの人はみんな自由に使っていいんだということに変わったんだとおっしゃっていることと大きく反することになる。そういうやり方が、先ほど申し上げまし...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうしますと、主権者たる国民の総意に基づく象徴天皇というものは、改正手続をもってしても変えられないというものの範疇には入らない、この点はどうですか。 | ||
○山中郁子君 まああいまいにおっしゃってる面があるんですけれども、その主権者たる国民の総意に基づく象徴天皇の地位というのは、主権者たる国民の総意によって変更することは憲法改正手続ではあり得ると、こういう判断を否定はなさっていらっしゃらないと思います。 そこで、伺いますけれども...全文を見る | ||
○山中郁子君 国民主権主義が憲法改正手続をもってしても改正し得ない永久に付記された権利であるという、その問題が、政府も、もちろん私ども国会議員も、公務員も、憲法を遵守する義務に基づいて、その何物にも優先する国民主権、民主主義、そうしたものをより充実させ、より発展させるということが...全文を見る | ||
○山中郁子君 強めるものではないということは確かだということになると思います。 先ほど文部省の方に、時間を私の方でちょっとずれてしまいまして失礼いたしました。お尋ねをこの時点でしたがったことは、象徴天皇制ということでもって次々といろいろな問題が拡大されていくというところで、教...全文を見る | ||
○山中郁子君 この問題についての本質的な議論はここでは私はする目的はないんですけれども、それは私どもも文教委員会その他でいろいろ問題を提起しておりますし、政府の考え方、姿勢を追及しておりまして問題視をしております。実際そういう形で君が代というのは、その「君」というのは何か、天皇で...全文を見る | ||
○山中郁子君 こういうことは、それじゃ確認ができないということなのか、なかったと断定されるのか、どちらですか。 | ||
○山中郁子君 なかったと、ハリー・カーンの述べているそうしたパージについての緩和の提案というか、そうした種類の天皇の発言はなかったというふうに判断をしていらっしゃるわけですね。じゃ、 沖繩問題についての天皇のメッセージについてはどうでしょうか。一応これは衆議院において内閣委員...全文を見る | ||
○山中郁子君 ちょっと途中ですけれども、総務長官に御感想を伺いたいんですけれども、皆さんいま御承知のように、「参議院議員は元号法制化を急げ」と、そういうシュプレヒコールをもって私たちのいまの審議は実際上聞き取れないというような状況も生まれました。どういう御感想をお持ちですか。この...全文を見る | ||
○山中郁子君 暴力的な行動その他脅迫状、多岐にわたった行動が目に余る形で展開されているということはすでに多くの御指摘があったところです。 で、天皇のメッセージ問題に戻りますけれども、私はいま外務省が確認をされましたその公式文書ですね、アメリカの公文書館におさめられている上役に...全文を見る | ||
○山中郁子君 じゃ、外務省と宮内庁にそれぞれどういう調査をなされてどういう結果だったのかを簡単に御報告をいただきたいと思います。 | ||
○山中郁子君 ジョージ・ケナン、つまりアメリカ国務省政策企画部からロベット国務次官にあてた勧告「琉球諸島の処理」という中には、「政策企画部は、米国が沖繩ならびにその他の必要な島じまにたいする軍事占領を、主権は日本が保持したままで、長期の租借――二十五年ない、五十年あるいはそれ以上...全文を見る | ||
○山中郁子君 この行為が憲法に違反する、国政に関与する行為だということば明らかです。そうした場合の内閣の助言と責任、こういう関係はどうなるんですか。内閣の助言と責任のもとに存在する天皇の言動、そうしたものについて、内閣は責任を持って真相を明らかにする。もしそういうことがあったら、...全文を見る | ||
○山中郁子君 助言と承認の内閣の責任というのは、天皇の行為が憲法に違反するのかどうかというようなことについて、内閣が全然責任を持たないんだということではないんでしょう。そういうことは内閣が責任をお持ちになるんでしょう。それとも、天皇が勝手に何かなさったりしたりすることについては、...全文を見る | ||
○山中郁子君 じゃちょっとはっきりしたいんですけれども、事実がないんですか。事実が確認されてないということ、どっちですか。事実がないと断定されているんですか。 | ||
○山中郁子君 要するに事実がないということじゃないんです。事実を確かめる材料がないと、そういう文書はないと、こういう御答弁なんです。ですから、私はこれだけの大問題を、アメリカの何て言いましたか、公文書館ですね。公文書館、つまり公のものです。そこの記録に公文書としてあるわけでしょう...全文を見る | ||
○山中郁子君 寺崎さん。 | ||
○山中郁子君 そうすると、アメリカの公文書館にそうした記録がずうっと将来も残っていくと、日本の天皇はあの時代にああいうことを提起したんだと、その結果沖繩が二十七年間アメリカの占領するというものに結びついたんだと、私は、昨年の予算委員会で米軍による事故犯罪の問題について追及をいたし...全文を見る | ||
○山中郁子君 なぜ天皇に聞けないんですか、ちょっと端的にお答えいただきたいんですけれども。 | ||
○山中郁子君 山本さん、それごまかしちゃだめよ。御自分の行為に関してお聞きになることができないんですか。 | ||
○山中郁子君 政治的問題なんですよ。だから聞かなきゃわからないということなのよ。それは問題になるでしょう。もし私はそういうことで話しましたというふうなことで確認されたらこれは大問題ですよ。だからこそその真偽、実際にそういうことがあったのかどうか。あったとすれば大問題だから、それは...全文を見る | ||
○山中郁子君 いやそれは信じる信じないの話じゃないんです。あなたね、いまもおっしゃったし、先日も野田議員の質問に対して天皇の発言は、御趣旨はそういうことではなかったとおっしゃるけれども、話として出たのは、テレビだとか、報道だとかで、国民はそれをどう理解するかというのは、あなたがど...全文を見る | ||
○山中郁子君 それは全然理解できないんですよ。というのは、お聞きにもならないで、で、どうしてそれがそのままあいまいなまま、灰色のままずっと未来永劫行ってしまうということをなぜよしとするのですか、内閣が。そんなことではあり得ないでしょう。二つの面があるんです。もしそういうことが本当...全文を見る | ||
○山中郁子君 問題はそんな簡単に、いい問題でもないし、わかる問題でもないんです。天皇に聞けないということの合理的な理由は何もないんです。あなた何もおっしゃってないんです、事実はわからないんだと。わからないからといって、そういうものはなかったんだと断定されていらっしゃらない。なかっ...全文を見る | ||
○山中郁子君 どういう理由で慎むべきことであると考えていらっしゃるのかはちっともわからないんですね。ただ天皇には聞かないということだけをおっしゃって、そして実際の事実が何ら解明しようという積極的な態度もとっていらっしゃらない。そうすると、そういうことが事実であったかもしれないと。...全文を見る | ||
○山中郁子君 いままでの審議の経過の中で、法律として決まれば政府は当然のこととしてこれを使用すると、こういう御見解が何回か出ていたと思います。これは元号法から出てくる見解ですか、法律そのものから出てくる見解ですか、主としてこの見解は多分総務長官や、あるいは審議室長から何回か発言が...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうすると、法律的には国の機関としても拘束されるものではないということになりますか。これは確認していただきたい。 | ||
○山中郁子君 おっしゃるたくさんのことはもうわかっていますからいいです、何回も伺っていますから。 法律的には国の機関としても拘束されるものではないと、こういうことですね。そうならそうと言ってください。 | ||
○山中郁子君 強制するものではないするものではないというふうにたくさんおっしゃるから、例外はないのかと聞けば例外はないとおっしゃるから、それでは国としても法律的には抱束されるんではないのか、ないんですねということを質問しているのに、お聞きのように審議室長はそれにちゃんとまともに答...全文を見る | ||
○山中郁子君 答弁してくださっていませんから、ちゃんと答弁するまで私それはできません、ああいう答弁の仕方じゃ。ちゃんとまともに答弁してくれないんですもの。審議できないじゃないですか。何回だって聞いているのに。 | ||
○山中郁子君 同じことの繰り返しじゃわかりませんよ。答えないんですもの、聞いていることに。 | ||
○山中郁子君 そういうことを聞いているんです。そういうことを伺って、そういうふうに答えてくださればそれで済むんですよ。ぐだぐだ回りくどいこと言うことないんですよ。そういうふうに聞いていたじゃないですか。 それで、そうしますと、いまさんざん事実たる慣習で今後もそうしたものが使わ...全文を見る | ||
○山中郁子君 お出しにならないという御見解と伺いました。 それで先日も戸籍の問題で大分長いこと論議がございました。戸籍の場合にはいろいろおっしゃって、結局届け出はそれぞれの自由で、受理するけれども、戸籍はそれを書き直して元号にするんだと、そういう意味では拘束と言えば拘束と言え...全文を見る | ||
○山中郁子君 いや、だから西暦で届け出る、それが私の考え方だし、要求ですという人は、西暦で書いて、括孤して元号併記するということでいいんじゃないですかという、そういうことはできるんじゃないですかと申し上げている。何もそれは、事務の統一上とおっしゃっているわけだから、何が何でも元号...全文を見る | ||
○山中郁子君 謄本なんかもらったときに、西暦がむしろ入っていた方が合理的ですよ、わかりますね。親の明治何年、幾つかというように数えるのは大変ですわ。私はそう何もかたくおっしゃらないで。 それともう一つは、この問題については個人の根源的なところですね、戸籍というのは。そういうわ...全文を見る | ||
○山中郁子君 いや、違うのね。あなた全然変わらないと言うけれども、重みを増す重みを増すと盛んに言ってらっしゃるんですね。戸籍の問題についてだって、元号法案の成立でもって、拘束ということは、そう言われればそうですというふうにもおっしゃっているわけ、そのこと議論しませんけれども。私は...全文を見る | ||
○山中郁子君 自由だ自由だと言っても、結局はそういう自由を尊重するなんという意思はないというのが清水さんのお考えのようですね。 ところで、それはあれですか、法務省の問題で伺っているんですけれども、政府の見解として伺ってよろしいんですね。 | ||
○山中郁子君 それは協力という名の強制である、拘束であるということは繰り返しませんが、後ほどまとめてそれはやりますとして、いま総務長官お答えになったものと関連して、先日の委員会で法制局長官が何かちょっと新説を打ち出されたように私は伺っているんですけれども、つまり自由だというのは、...全文を見る | ||
○山中郁子君 それはいいです、わかりますから。 | ||
○山中郁子君 請求書なり届け出なり、国民の側が出す場合については一切強制されないと、一切拘束されないということですね。 免許証の場合は、総理府令で様式ができていて、「昭和」の不動文字が入っていますけれども、これも拘束されないということでよろしいですか。 | ||
○山中郁子君 いまは免許証、こういうふうに自分で届け出、書いたものをこのまま写真にしてこうするでしょう。だから、国民の側で書いたものがそのまま免許証になるんですわね。これは、それじゃ西暦で書いても構わないということですね。 | ||
○山中郁子君 じゃ、法制局長官、国民の側で書くものは自由だと、拘束しない。これは国民の側で書くんですよ。書いて出すんです。だけど、元号でなければだめだと警察庁おっしゃっている。どうですか。 | ||
○山中郁子君 国民の側で書くものなんですよ。本人が書くの、これ。だから、これ自由でしょう、あなたがおっしゃったことによれば。私、こういうケースはほかにもあると思うんですよ。いま事務の合理化という問題になってきていますでしょう。だから、国民の側で書くものは自由なんだとこの前おっしゃ...全文を見る | ||
○山中郁子君 近々のうちになくなるって、いつなくなるんですか。現実にいまこれやっているの。そして、具体的に西暦で書くでしょう、そうすると受け付けてくれないのよ。それで二時間も三時間、もしそれでがんばろうと、すったもんだやって、そしてもうみんな時間が忙しいでしょう、働いているから。...全文を見る | ||
○山中郁子君 一つの例を私は申し上げたんですけれども、そうするとそれはあくまでも申請者の、本来はこっちがやるものを申請者にやらせて、しかも本人は西暦で書きたいというのに元号で強引に書かせているという、こんな無法なことないですよね。やめると言うんだけれども、それじゃ運転免許に限って...全文を見る | ||
○山中郁子君 だったら私、やっぱり法制局長官にごまかしだということをちょっとはっきりさせたいんです。申請書だとか何だとかというんじゃないの。国民の側が書くものについては自由だとこの前おっしゃったんですよ。だけど、これは国民の側が書くんです。何であろうと、申請書であるかないかは別と...全文を見る | ||
○山中郁子君 なるべく簡潔に。 | ||
○山中郁子君 そうするとこの前、国民の側で書くものは自由だと、強制、拘束しないとおっしゃったのは訂正されるわけですか、政府の見解というものを。法制局長官が答弁されたことですので、法制局長官からお答えをいただきます。 | ||
○山中郁子君 じゃ、清水審議室長のおっしゃることとやっぱり違うんですけれども、どうなんですか。それはちょっと統一して聞かせてください。国民の側で書くものは自由であるというのが法制局長官のおっしゃること、審議室長は国民の側で書くものであっても、こういうケースのような場合に複写になっ...全文を見る | ||
○山中郁子君 矛盾していますので一致させてください。片方の法制局長官は、国民の側で書くものは自由だとおっしゃっている。審議室長は、ものによってはやはり自由じゃなくて、拘束をすることにもなるよ、こうおっしゃっているわけです。これは明らかに違うんですよ。さんざん議論をした問題です。こ...全文を見る | ||
○山中郁子君 一致してないですよ。 | ||
○山中郁子君 それじゃ、法制局長官はこの前国民の側が書くものについては自由だとおっしゃったのはそれは訂正ですね。場合によっては自由でなく、協力をどうしてもお願いしなきゃならないものもある、そういうことですね。訂正なさるわけね。 | ||
○山中郁子君 だから、法制局長官は国民の側でつくる、書く文書はそれは自由だとおっしゃったけれども、ものによっては自由には、やはり西暦だといって自由に受理してもらえないというものもあるんだということにこの前の御答弁が変わるんですね。先ほど私が一番最初に確認したのは、例外なしにそうで...全文を見る | ||
○山中郁子君 基本的にはという話はついてなかったんです。もともと自由だと、全部それは自由だということだったんですよ。それが今度は、それじゃこういうものは例外が出てきて基本的には自由だということならば、それはだから変わるんですね、御答弁が変わるんですねということを申し上げているの。...全文を見る | ||
○山中郁子君 どうしてですか、委員長。 それでは、要するに国民の側が書くのは自由だとおっしゃっても自由でないものもあると、こういうことですね。(「国民が理解したらいいと言っているんじゃないか。わかっているじゃないか」と呼ぶ者あり)こういうことですね、法制局長官にお伺いをしてお...全文を見る | ||
○山中郁子君 じゃ、自由であるということですので、国民の側で書くものは自由であるということですね。それは変わらないわけですね。だから、こういうことで出す側がいま西暦で書くと元号に直してくれと、どうしても強制されるケースがあるんです、いま現在の自動車免許証の問題もね、さっき警察庁が...全文を見る | ||
○山中郁子君 あなた方は協力を要請するということをやっていらっしゃるから、窓口のたとえば公務員の人たちに協力を要請しなさいという指導がきっとあるんでしょうね。だから、一生懸命協力を要請するわけだ。で、それはそういうふうになれば、なっていればまだいい方で、逆にそれはもう元号でなくち...全文を見る | ||
○山中郁子君 それは重ねて申し上げておきますけれども、先ほど法制局長官がお答えになりましたように、国民の側で書くものはすべてそうなんだということを、はっきりその上に立っておやりになっていただくということを重ねて念押しをしておきます。 それから、これも審議の中で明らかになってき...全文を見る | ||
○山中郁子君 私はその点を法制局長官に伺いましたのは、これは四月十一日の衆議院の内閣委員会の議事録ですけれども、これは栂野委員ですかの質問に対して法制局長官が、「およそ公務員である者が公務上作成するいわゆる公文書の表現としては元号を用いなさいということは、これは先ほどもお触れにな...全文を見る | ||
○山中郁子君 冷ややかな法律論を聞かせていただいたんですけれども、そうしますと、これは総理府の方に伺いますが、私がこの点にぜひはっきりさせてほしいと思いますのは、政府は、元号法案が直接使用を強制するものではないとか拘束されるものではないと、これは直ちに直接公務員にも国家機関にも及...全文を見る | ||
○山中郁子君 客観的基準のあるもの。 | ||
○山中郁子君 職務命令で合理的な範囲でそれで違反すれば、別に元号の使用強制は法律的にはないけれども、元号を使わなかったということで処分の対象になるという冷ややかな法律解釈だとおっしゃってお述べになりましたけれども、私はこの問題はもちろん問題があります、本質的に。だけれども、これは...全文を見る | ||
○山中郁子君 その面もあるんですけれども、私が申し上げているのはちょっとその面じゃなくて、もう一つの面で元号使用が原則的に行われていますと、法案ができました、それで一層重みが増しました。もっとやっぱり原則として元号を使用しなさいと、これは職務命令だというようなことに発展してきます...全文を見る | ||
○山中郁子君 関連してお伺いいたしますけれども、先ほどたまたま私の質問に対して長官が、外国の問題だとか統計だとかということで西暦の使用の方が合理的であるというようなことも出てくるというお話がありました。私はやはり今後の問題として、そういうことは相当やっぱり一層変化してそういう状況...全文を見る | ||
○山中郁子君 いま教科書が元号法制化によっていろいろ元号の使用が強制されたり、拡大されたりするというおそれがいろいろな問題で論議をされておりまして、私はいまそのことはいたしませんで、あしたの連合審査でその問題についてはまた文部省の方にお伺いをするつもりにしているわけですけれども、...全文を見る | ||
○山中郁子君 じゃ、ちょっと確認したいのだけれども、進学ローンも、第三種の受付も、そういうことで一切強制はしてない、自由に申し出ていいんだということですね。 進学ローンのことが私ちょっとわからなかったのですけれども、何か印鑑証明がどうのこうのという話があって、それが西暦で書か...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうすると、その印鑑証明ですね。これは自治省の関係になるんだと思うんですけれども、自治省では印鑑証明は、いま郵政省から御説明あったように、西暦で申請はしても、日本人の場合には元号で出すと、こういうことになっているわけですか。 | ||
○山中郁子君 郵政省にもう一つ確認をしたいんですけれども、たとえばキリスト教団体の方たちが機関紙を第三種で申し込んだと。で、元号で申し込んで、たまたまそのときどうしても元号にしてくれと実際言われたと言うんですね。そういうことよくやっぱりあるんですよ、あなた方強制しないとおっしゃっ...全文を見る | ||
○山中郁子君 まあ限られた時間ですので、最後の問題になるんですけれども、踰年改元の問題についてちょっと最後にお尋ねをしておきたいんです。 今度の元号法案が一世一元だということなんですけれども、踰年改元方式を、まあ公明党さんなんか熱心に提起をされていらっしゃるわけですけれども、...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうすると、この元号法案の二項「元号は、皇位の継承があった場合に限り改める。」となっている、この解釈運用によって踰年改元方式をとることもできるかどうかを検討しますと、こういう意味ですか。つまり踰年改元方式を、皆さん方は、提案趣旨は皇位継承が行われた場合には速やかに改...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうしますと、踰年改元方式というものは採用できる余地はないと、こういうことですね。結果的に踰年方式になる場合もありましょう、それは皇位継承の時期によって。あなた方、法案を成立させようという、そういう意味かどうか知らないけれども、一生懸命積極的に検討しますみたいなこと...全文を見る | ||
○山中郁子君 踰年改元方式というのは、すべての場合に、年を越して改元するということでしょう。だったら、政府の趣旨説明に基づく元号法案によりますと、踰年改元方式というのは、とれませんね。それでも、とれる可能性があるんですか。あるんで検討なすっているんですか。そうすると、一年のうちに...全文を見る | ||
○山中郁子君 ちょっと確認をしたいんですけれども、そうしますと、元号法第二項の「元号は、皇位の継承があった場合に限り定める。」ということは、皇位の継承があった場合に限り改めるんだから、年を越して改めるという制度をつくることも、この条文上はできるんだと、理解できるんだと、解釈できる...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうしますと、できるだけ速やかに皇位の継承を、政府は速やかに新元号を決めるという趣旨説明ですね、これとまた矛盾してきますね。速やかにというのは、でも一年ぐらいのあれだったら、速やかなうちに入るという、こういう見解にもなるわけですか。 | ||
○山中郁子君 だからはっきりしてほしいのは、一月、二月、三月というあたりに皇位継承があったとしますね、そうすると踰年改元というのは、ほぼ一年近く後になるわけでしょう、改元は。それでも速やかなうちに入るのだと、こういう趣旨だということですか。 | ||
○山中郁子君 するとかしないとかというのを伺っているのではないので、検討しますとおっしゃっているから、検討のしようが私はないだろうと思うのです。政府のこの法案と、それからいままでの趣旨説明をされていらっしゃることから言うと、踰年改元方式というものを検討されるという、何というか、余...全文を見る | ||
○山中郁子君 あいまいですね。踰年改元というのば、たまたまできるときにするというだけの問題ではなくて、踰年改元方式という方式なんだから、それは十カ月先もあり得るし、十一カ月先もあり得るし、十二カ月先もあり得るんです、方式として決まるんだから。だからごまかしていらっしゃるのよ。 ...全文を見る | ||
○山中郁子君 いやです。時間がなくなるから困ります。それじゃ、これは抜かしてくださいね。六分あるということを確認してくださいね委員長、留保した時間を。 | ||
05月31日 | 第87回国会 参議院 内閣委員会 第13号 議事録を見る | ○山中郁子君 一昨日の委員会の質疑におきまして、私は皇室典範二十六条に基づく旧皇統譜令の中の大統譜十二条の七号になりますが、元号並びに改元年月日を天皇の戸籍ともいうべき大統譜に記入する、登録すべしとなっている点について、当然のことながらこれは、元号が皆さんがおっしゃっているように...全文を見る |
○山中郁子君 私は何回もこの元号法案の審議の中で政府がその確約をしなければ、そのまま元号法案を成立、もし仮にさせてですよ、そしてその約束がされないままに大統譜に元号並びに改元年月日が天皇の戸籍として記入されるということがあり得るという、その中身を残しているということを重ねて指摘し...全文を見る | ||
06月05日 | 第87回国会 参議院 内閣委員会 第14号 議事録を見る | ○山中郁子君 四月二十七日の本会議で元号法案の趣旨説明が行われました際に、私は総理に靖国参拝問題についてお伺いをいたしました。その時点でA級戦犯十四名が合祀されているということが明らかになった、そしてその上でなおかつ靖国神社に参拝されたことはA級戦犯の戦争犯罪を免罪するものであっ...全文を見る |
○山中郁子君 じゃ、A級戦犯の戦争犯罪を免罪にするということではないと、このようにその立場にちゃんと立っていらっしゃると、こういうことですか。 | ||
○山中郁子君 先ほど、日本の国民は良識ある平衡感覚を持っているから開放の時代と収斂の時代とというふうにおっしゃいました。私は重大な総理のお考えの問題がそこに含まれているというように承りました。つまり、大正デモクラシーの後を受けた収斂の時代、それはアジアの数千万の人人の命を犠牲にし...全文を見る | ||
○山中郁子君 国民の声を謙虚に聞くべきであるということは私は申し上げておきます。 元号法案につきまして、内閣委員会の審議の中でも、あるいは四月二十七日の本会議の私の質問に対しましても、総理は、元号法案は改元のルールを決めるにすぎない、皇位継承を改元のきっかけにするにすぎないと...全文を見る | ||
○山中郁子君 象徴天皇制のもとでできるんだと、おのずとそういう関係が出てくるんだと、こうおっしゃいます。そういう論理だと、天皇の権限でやることでなければ、多くの問題について天皇と結びついてさまざまな道徳律を国民に強いることができるということに発展していくんじゃないかということを私...全文を見る | ||
○山中郁子君 天皇に結びつかないといいましても、審議の経過でも明らかになったのですけれども、一つは皇統譜令の問題がございます。皇統譜令の中に天皇の戸籍というべき大統譜があって、その中に一つの項目として登録すべき事項として元号名、それから改元の年月日を登録するようになっているのです...全文を見る | ||
○山中郁子君 総理の見解を伺います。 | ||
○山中郁子君 ちっともはっきりしていないじゃないですか。だから私は問題にしているのです。 それと、追号の問題もあります。先ほども御論議がありましたけれども、端的にお伺いいたしますけれども、いままでの審議の経過の中で、皇室が決めることである、新しい天皇が決めることであると。しか...全文を見る | ||
○山中郁子君 じゃ、重ねて端的に伺いますが、いまの天皇が亡くなられたら、昭和天皇となることは絶対にないとおっしゃるわけですか。結びつきを聞いているのです。 | ||
○山中郁子君 慣習を尊重されて対処するとすれば、当然そういうふうになるんです。だから、それが問題だということを、国民の声と、それで元号と天皇の重要な問題点として論議されてきたということを私は重ねて申し上げておきます。 もう一つ、強制問題について一点だけ伺います。公務員に対する...全文を見る | ||
○山中郁子君 国会審議を通じて、いまの強制問題、あるいは天皇との結びつき、憲法の理念に反する問題の惹起されてきている数々のことが出てきて、国民的な批判や疑問や危惧というものはこの審議を通じて高まってきているのが現状で、国論を大きく分けた議論になっております。私は、こういうときにあ...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、元号法案に反対する討論を行います。 反対理由の第一は、元号の法制化が、現憲法の人類普遍の国民主権原理に真っ向から逆行するもので、憲法改悪、天皇元首化の企てと結びつくものであるという点にあります。これは国会審議の過程でますます明らかにさ...全文を見る | ||
06月06日 | 第87回国会 参議院 本会議 第17号 議事録を見る | ○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、元号法案に反対する討論を行います。 反対の理由の第一は、元号の法制化が現憲法の人類普遍の国民主権原理に真っ向から逆行するもので、憲法改悪、天皇元首化の企てと結びつくものであるという点にあります。これは、国会の審議の過程でますます明らか...全文を見る |
○山中郁子君(続) 国会審議を通じてますます批判や疑問が高まっている現在、あえてこれを成立させることは日本の将来に大きな禍根を残すものであることを強く指摘し、重ねて本法案に断固反対することを表明して、私の討論を終わります。(拍手) ————————————— | ||
09月07日 | 第88回国会 参議院 内閣委員会 第2号 議事録を見る | ○山中郁子君 恩給法等の一部改正に関しまして、初めに最低保障の問題についてお伺いをいたします。 これは恩給局の調査によりましても、短期在職者の普通恩給受給額が年間十万から二十万未満の方たちが三八%、二十万から三十万未満が四四・六%ということで、この両者で全体の八割を占めており...全文を見る |
○山中郁子君 全体として必ずしも検討がなされようというふうになっていない面もありますけれども、実際の普通恩給受給者、普通恩給受給額の分布に照らしますと、ぜひともそうした点での検討をしていただきたいということを重ねて要望しておきます。 二点目に扶助料の給付水準の問題なんですけれ...全文を見る | ||
○山中郁子君 次に加算年改定の問題なんですけれども、これは厚生省にお伺いすることになると存じますけれども、今年度から六十歳に引き下げられるということもあるんですが、これも先ほど恩給局の調査――普通恩給受給者生活状況調査報告というものが出ておりまして、その中でも、受給者の意見や要望...全文を見る | ||
○山中郁子君 厚生省いかがですか。 | ||
○山中郁子君 次に、国会でも私どもも努力をしてまいりました旧日赤従軍看護婦の方々の問題について、慰労金という形で一定の前進を見たことは私どもも多とするところですけれども、恩給制度を準用し兵に準ずる処遇を行うということになっているにもかかわらず、内容的には大変問題があって相当かけ離...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうしますと、ちょっと重ねて伺いますけれども、恩給法の場合のスライドという考え方は当然恩給に準ずるという問題ですから考えている問題であると理解をしてよろしいですか、ということが一つです。 それから、関連をいたしまして、同じく、やはり恩給では遺族の方への扶助料とい...全文を見る | ||
○山中郁子君 総務長官にちょっと御意見というか、お考えを伺っておきたいんですけど、いまの点は具体的には日赤がということになりますけれどもね、考え方としてこれをつくってきた経過から言って、政府のそれに対する考え方というのは私十分ここでお示しいただいてしかるべきだと思いますので、ぜひ...全文を見る | ||
○山中郁子君 最後に、この日赤の旧従軍看護婦の方たちとの関連で、旧陸海軍従軍看護婦の問題が起こってきております。私もこれは該当者の皆さん、それからまた総務長官にも直接要望も申し上げました。それで、概算要求で調査費が実現するという方向で総理府がお考えだということになっておりますけれ...全文を見る | ||
○山中郁子君 どのくらいの期間……。 | ||
12月06日 | 第90回国会 参議院 内閣委員会 第1号 議事録を見る | ○山中郁子君 外務省設置法の改正の内容の一つであります大阪連絡事務所の廃止の件について初めにお伺いをいたします。 現在ここの仕事量、具体的にどのくらい消化しておられるのか、初めにお尋ねします。大阪事務所の現在の仕事量です。 |
○山中郁子君 一定の業務量があるという御答弁でございますけれども、これ廃止ということになりますと、やはり行政の基本とする国民へのサービスという点でのマイナス面というのは出てくると、この点については具体的な今後の保障ですね、それは外務省としてはこういう措置をとられるについてもちゃん...全文を見る | ||
○山中郁子君 近畿や西日本の方たちの便宜のための渉外事務が引き続いて保障されるという御答弁でございますので、その点については遺漏のないような措置をとられることを要求をしておきます。 二点目ですけれども、今回の設置法の改正の主要な一つの柱であります中南米局の設置の問題で、これは...全文を見る | ||
○山中郁子君 中南米外交の強化ということを大義名分として、そしてまたすべての国との友好などという隠れみので軍事独裁政権への応援ないしは友好を深めるなどという、そういう外交姿勢というものの基本的な問題を私は指摘をせざるを得ません。日本国民の民主主義を大事にし、そして発展させていきた...全文を見る | ||
○山中郁子君 四十五年の八月十八日に、内閣委員会で当時の山上施設庁長官が、米軍が入りました後においていろいろな備品をつくる、設備をつくる、家を建てる、これは自分でやるのがたてまえになっておると、このように答弁をされています。このことについては何回も議論が繰り返されておりました。そ...全文を見る | ||
○山中郁子君 それじゃこの時期から新たにこうしたものについても運用上できるんだという解釈をされてお金を出してきたのはなぜですか。それまで出してなかったですよ。 | ||
○山中郁子君 じゃ、アメリカの方で、アメリカが大変だから思いやったということの金丸さんがさんざん言ってらした、そういうことだということですか。 | ||
○山中郁子君 二十四条の範囲内じゃないんですよね。で、私はここに金丸さんがお書きになった「わが体験的防衛論」、サブタイトルに「思いやりの日米安保新時代」となっておりますけれども、ここに金丸さんがその経過を連綿と書いていらっしゃるわけで、大変興味深い本です。残念なことに短い時間でご...全文を見る | ||
○山中郁子君 要請を受けてないといいましたよ、何回も。 | ||
○山中郁子君 森山さん、あなたついこの間まで横浜防衛施設局長されていらっしゃいましたからよく御存じだと思いますけれども、厚木基地、住宅二百十戸ですね、五十四年度予算で建設するということについて神奈川県や綾瀬市が反対している、御承知のとおりでしょう。そして、この膨大な莫大なお金をで...全文を見る | ||
○山中郁子君 もう一つ基本的な考え方をお伺いしたいんですけれども、当時の施設庁長官の亘理さんはこの問題について、もう一度読み上げますよ「条約上、日本として非義務の支出であっても、」義務のない支出であっても「予算案に計上し、国会の承認が得られれば、歳出しても違法ではない」。いまこの...全文を見る | ||
○山中郁子君 文部省においでいただいていると思いますけれども、この予算の問題との関連で二点お尋ねいたします。 いま大きな問題になっております。先ほども申し上げました小・中学校の義務教育の教科書代です。これが有料にするというようないろいろな論議だとか、あるいは伝えられる問題がご...全文を見る | ||
○山中郁子君 高校建設の方はわかりません。——四百億ですね、そういう大きな問題になっている国の教育上の重要な一つの基礎になる義務教育の教科書代が財政再建ということで大きなまないたにのせられているような状況があります。この問題と関連して考えてみていただいてもわかりますけれども、条約...全文を見る | ||
○山中郁子君 引き続き次の機会に解明並びに究明をすることにいたしまして、きょうは時間が参りましたのでこれで終わります。 | ||
12月10日 | 第90回国会 参議院 内閣委員会 第2号 議事録を見る | ○山中郁子君 大平総理は、さきの所信表明におきまして行政の綱紀の粛正、政治の倫理の確立などということを強調されました。また、今回の公務員の給与改定に関しましてこの取り扱いの閣議決定でもその文書の中で、いつも入っていないわけなんですが、官庁綱紀の厳正な保持という文章を特に入れておら...全文を見る |
○山中郁子君 税理士問題にかかわるようになってからいろいろな激励を受けてきたという趣旨も含まれているという御答弁でございますけれども、私どもが調査した限りでは、自治省への届け出の中でつまり百万円以上の政治献金を受けられたということについての内容はないわけです、あなたの場合にね。そ...全文を見る | ||
○山中郁子君 委員長にも私は申し上げますけれども、官庁綱紀の厳正な保持というものを入れて閣議決定をされて、そして公務員給与の問題について出されているんです。その担当大臣が小渕さんじゃありませんか。何で私がいま質問していることが議題と違うんですか。私は、そのことに厳重な抗議を申し入...全文を見る | ||
○山中郁子君 だって返したんでしょう、あなたが売ったから。 | ||
○山中郁子君 一つは、申し上げておきますけれども、あなたがどういう言い方をしようと、あなたに関して励ます会か後援会か秘書か知りませんけれども、いろいろ言いようがありましょう。だけど、小渕さんにかかわる問題としてこれが問題になっていることはあたりまえの話なんですよ。そういうことをひ...全文を見る | ||
○山中郁子君 それと、先ほど御答弁がありましたけれども、日税連から五百万円受け取ったというのは、あなたが直接そうしたら受け取られたということですね、ちょっともう一つ確認をしておきます。 | ||
○山中郁子君 政治連盟の方ですね、はい。 | ||
○山中郁子君 税理士法改正に関連して、あなたは日税連からの陳情などを受けられたことがありますか、いつごろ、どういう形で、どういう内容で。お答えいただきたい、何回ぐらい。 | ||
○山中郁子君 日税連からも受けたということですね。 | ||
○山中郁子君 日税連と小渕さんとの関係について、四元さんが日税連の機関紙の「税理士界」のことしの九月十日付に特別報告としていろいろ報告をされておられます。その中に「もとより、ここに漕ぎつけるまでには、始終、自民党国対の筆頭副委員長小渕恵三氏の尽力があったことを看過してはならない。...全文を見る | ||
○山中郁子君 あなた、全部一般論にして、そうして献金は献金で純粋な献金だと、そんなことを言ったって通りませんよ。現実に政治連盟の献金リストは国会議員にみんなランクをつけて、あなたはその特級ランクになっているわけだわ。それはだれも周知のことです、いままでの経過の中で。そして私が言い...全文を見る | ||
○山中郁子君 他の問題も含めて、この問題につきましては引き続き機会を得て解明もし、追及もしてまいります。 次に、公務員給与の具体的な問題にお伺いを移しますけれども、ことしの給与改定は平均三・七%アップという一九四八年勧告制度始まって以来の最低の引き上げです。そして、高齢者の昇...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は一つは将来的な較差の成り行きというのももう少し慎重に見きわめる必要があると思うんです。しかし、それだけではなくて、現実にあなた方がこれだけ較差があるとおっしゃっているそのデータに照らして考えてみましても、いただきました資料によりますと、五十六歳から五十八歳九・一...全文を見る | ||
○山中郁子君 それでは、当然その較差が広がっていくことはある意味ではあたりまえなんですよね。込みにしてたらだめなんで、いろんな調査あなた方なさるんだから、ちゃんとそれに見合う調査をすべきだということを要求しておきます。 それとあわせて、人事院は、いろいろいままでも高齢者の昇給...全文を見る | ||
○山中郁子君 つまり百八十一円という、仮にそれが、配分がどういう前提で行われると仮定してみたところで、大きなその中だるみなり前だるみなりを是正する原資にはなり得ないわけですね。問題は、私はそうではなくて、いま必要なのはいわゆる賃金体系の上厚下薄の問題に抜本的なメスを入れることが必...全文を見る | ||
○山中郁子君 人事院規則という形で公務員の場合には決められていくわけなんですけれども、いま大変問題になっております母性保護、男女平等、これらの重要なところに差しかかっておりますから、当然母性保護の規定を変える場合には職場の働く人たち、労働組合の意見も尊重し、そしてまた合意を得てい...全文を見る | ||
○山中郁子君 私が先ほど申し上げました労働組合との合意ということも含めて、いまきわめて慎重に対処するという御趣旨で御答弁があったと伺いますけれども、よろしいですね。 それで、この問題につきましては、私が指摘しましたように、労基研の報告の持つ危険な側面というものを人事院が先取り...全文を見る | ||
○山中郁子君 防衛庁としては、大体何月ごろになるだろうというふうなそういう見通しもお持ちじゃないですか、もしあれば——。正確にそうなるかどうかは別でしょうけれども。 | ||
○山中郁子君 その打ち合わせがまだできてないということも再三おっしゃっておられますけれども、その打ち合わせはそれではいつどこで行われるのか、どういう層が参加をされるのか、アメリカ以外の国とも一緒に打ち合わせをされるのか、その辺をお尋ねいたします。 | ||
○山中郁子君 そうしますと、具体的なことはこれからなのでわからないとおっしゃるのかもしれませんが、今度のリムパックに参加する艦艇だとか航空機ですね、国別にどういうものがどの程度参加するのかということについて、いま把握されていたらお答えもいただきたいし、もし把握されてないということ...全文を見る | ||
○山中郁子君 いま四十八年、五十二年、五十三年、五十四年と、飛行機、艦艇、それから人員ですね、お答えいただいたのですけれども、私がお願いしておきましたのはその内訳ですね、国別、それから機種別ですね。船だったら空母が何隻で護衛艦がどのくらいということをお願いしておいたのですが、それ...全文を見る | ||
○山中郁子君 そうすると、これはいままで……、これから調べるということもできないわけですか。不可能だということですか。 | ||
○山中郁子君 調査が判明されましたらまたそれをお示しいただきたいと思います。 それで、いままで何回かこの問題について議論がありました。それで、佐々さんもリムパックに参加はするけれども、実務的にはこれまでのハワイ派遣訓練の魚雷発射による評価訓練などで参加するんだというふうにいろ...全文を見る | ||
○山中郁子君 アメリカとだけやってりゃいいなんて私の方言ってないんで、お間違えないようにしていただきたいんですが、あなたの方が、アメリカとだけならいいけれども、ほかとはやるのはぐあいが悪いみたいにおっしゃっているから、それはどうなんだということをお尋ねしたんです。 それで、あ...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、許可、認可等の整理に関する法律案に対する修正案の内容の概要と提案理由を説明いたします。 修正案の内容の第一は、へい獣処理場等に関する法律の一部改正の部分を全文削除すること、第二は、航空法の一部改正の部分を同じく全文削除することの二点で...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました一般職職員給与改正案に賛成、特別職職員給与改正案並びに防衛庁職員給与改正案に反対の討論を行うものです。 初めに、一般職職員給与改正案についてであります。今回の一般職職員の給与引き上げ率は、一九四八年勧告制度発足...全文を見る | ||
12月21日 | 第91回国会 参議院 内閣委員会 第1号 議事録を見る | ○山中郁子君 今回の改正案の大きな問題点は、具体的に一言で言えば、現行の法律の適用状態からかなり大きく現場の労働者の人たちが不利益をこうむるという問題にあります。 多くもう議論されてきておりますけれども、私はまず第一に、直接これによって不利益をこうむる人たち、つまりたとえば六...全文を見る |
○山中郁子君 その問題は、結局年金財政のあり方の問題がどうなのかということとの関係が出てくるんですよ。そういう総合的ないま議論をしている時間がないんです。ですから私は、当然そのことについては私ども意見も持っていますし、いままでも具体的にもいろいろ提起をしてきました。 問題は、...全文を見る | ||
○山中郁子君 問題は、私は大蔵大臣にもちょっとお尋ねしたいんですけれども、女性の人たちが具体的に受ける不利益というのがまた特別に大きいんですよ、全体の中で。これはおわかりになるでしょう。そういう実態も何にも知らないで、そうしてこういうことで出していらっしゃるというのは、私、余りに...全文を見る | ||
○山中郁子君 それでいいです。 | ||
○山中郁子君 私が申し上げた趣旨はおわかりになっていると思いますから、その点での資料の提出をお願いいたします。委員長、それを要求いたします。 それから、いわゆる減額率なんですけれども、先ほどからお話が出ていましたけれども、経過期間二十年というふうにおっしゃっています、全部が済...全文を見る | ||
○山中郁子君 もう一つ確認しますが、経過措置期間中は四%ということの減額率についてはいじらない、これは確認できるんですね。 | ||
○山中郁子君 一%ぐらい国庫負担がふえるということで御説明があるんですけれども、その一%というのは幾らになりますか、金額として。 | ||
○山中郁子君 五十五年度の国の負担は、全体として概算要求幾らで組んでいらっしゃいますか。 | ||
○山中郁子君 それは後ほど提出いただくということで、いまお話があった、額として一%程度を国が負担をして、そして年金財政はいま現在赤字だといって困っているというわけじゃないわけなんだから、それはあなたの方の資料ではっきりしているわけだから、それを先行きの年金制度の改悪を前提とした形...全文を見る | ||
○山中郁子君 あなた、年金制度の持っているさまざまな矛盾、それはもっとひいて言えば日本の国の財政問題、そういう矛盾だとか、そういうものをここで狭い、つまり労働者にしわ寄せする、犠牲をそこで強いるというところでもって解決しようとしているこの集中的なあらわれなんですよ。それがたとえば...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法等のいわゆる共済年金二法の両改正案に対する修正案について、提案理由を御説明申し上げます。 今回の共済年金二法案は、年金制度の根幹にかか...全文を見る | ||
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法等のいわゆる共済年金二法の両改正案に反対し、日本共産党提出の修正案に賛成する討論を行います。 今回の改正案で最も重大な問題は、共済年金...全文を見る |