山中郁子

やまなかいくこ



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山中郁子の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月18日第91回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○山中郁子君 初めに、法案の本質的な問題について政府の見解を伺います。  長官にお答えをいただくことになりますが、行政改革を進める上で大事なことは、いままでも多く議論になっているんですけれども、行政組織の改変が国民の権利義務にかかわるという、そういうものであるので、国民に対する...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、かなり今回の法案についてはいろいろ問題が出てくると私は考えております。  それで、今度のこの法案によって、地方支分部局、附属機関で、法律事項から政省令事項に移管する数、これは何かいろいろの面で全体がなかなかつかみづらいんですけれども、全部で、正確に言う...全文を見る
○山中郁子君 二月十九日の衆議院の委員会で中路議員が質問しているんですけれども、対象の集計が幾つになるかということに対して局長が、「二百四十種類、千百五十機関でございます。」と答弁していらっしゃるんですよね。その辺の違いが私よくわからないんですけれども、どういうことになるんですか...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、政省令に移管するのは二百二十六で八百九十九機関であると、これが最終的な正確な数字だということですね。
○山中郁子君 それで、かなり大きな数字なわけで、影響は広範囲に及ぶということになるわけですけれども、国家行政組織法の八条、九条によると、私が申し上げるまでもないんですけれども、「法律の定めるところにより、」というところですね。いままでの経過から言って、いわゆる行政機関法定主義とで...全文を見る
○山中郁子君 政省令であってもというふうに長官がおっしゃる理屈を敷衍していけば、何でも政省令でいいんだ、法律と変わらないんだと、国会審議との関係で言うならばそういう理屈になりかねないんであって、そこのところが大きな問題なわけです。  それで、憲法国会でこのこともかなりいろいろ議...全文を見る
○山中郁子君 そういうことも含めて憲法制定議会で議論しているのですよ。そして、金森さんはこういうふうに答弁しているのですね。「前に申しましたように国の組織、国民に向って法律的な関係を持つ組織と云うものは、これは法律を以て規定することが当然であると考えて居る次第であります。」と、こ...全文を見る
○山中郁子君 それは論議のすりかえというもので、その後の経過をひとつ申し上げてももうわかっているはずなんですけれども、国家行政組織法が制定されるに当たって、いま私が憲法制定議会でこういう論争があったということを御紹介しましたけれども、そのときに、たとえば第八条の附属機関の設置の条...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ読んでください。書いてある。
○山中郁子君 いや、それじゃやっぱり理解はできないんですよね。一つは、憲法制定議会で、この問題ですよ、いまこの行政改革で問題になって、政府が進めようとしている中身についてこれだけの議論をしているんです。私は、行管庁長官はぜひともそこから出発してほしいと思います。これはすべてについ...全文を見る
○山中郁子君 そもそもが、その原点である憲法のときの国務大臣のを、政府の見解がいま私が指摘したようにもう大きく逸脱してるんです。それは私は宇野さんは語るに落ちるという答弁だと思いますよ。現実に、そしてこれも宇野長官は、いまあなたが特別にこの問題を審議するに当たって見ていらっしゃら...全文を見る
○山中郁子君 行管庁がすべての機関を安易に統廃合するためにこんなものを出したなんていうふうにおっしゃってないことは百も承知です。そんなことがあったら大変です。そうではなくて、この法案ができたことによって、そういうものがいままで法律によっていたんだけれども、そういうことによらなくて...全文を見る
○山中郁子君 行革問題でいろいろな予測記事的な報道もされている面もありますけれども、それは火のないところに煙は立たないということの例外ではないんじゃないかというふうに思うんですけれども、昨年の閣議決定の中で都道府県単位に設置された地方支分部局を行政監理委員会は本年六月までに検討す...全文を見る
○山中郁子君 すべてが対象になっているんだと、こういう御答弁なんですけれども、そうしましたら、その対象になっている機関に対する行政監理委員会の調査ですね、この問題に直接関連しての調査、それはどういうところを対象にどういう日程でされるという計画になっておりますか。
○山中郁子君 そうしますと、六月までに検討するということとの関連での行政監理委員会の調査は、いま御答弁があった六機関だということですか。つまり、その六機関の中に婦人少年室が入っているということになるわけですか。
○山中郁子君 そうすると、全部が対象だという御答弁でしたけれども、その中からこの六つが選ばれているということはどういう根拠に基づくものですか。
○山中郁子君 調査は、だから限られたところしか調査に入らないわけなんでしょう。それとも、とりあえずはここ、広島と鹿児島の三カ所ずつ入る。でも第二弾としてまたどこかへ行くということで、対象になっているところを全部調査に入るということじゃないんでしょう。だから、どうしてこういうものが...全文を見る
○山中郁子君 それでは、それ以上のことが担当の方から伺えないなら、やはり長官に伺わざるを得ないんですけれども、やはり調査というのは当然六月までにという、その閣議決定に基づいて調査をなさるわけでしょう。そうしたら、私はいま婦人少年室を問題にしているわけですけれども、なぜその第一弾の...全文を見る
○山中郁子君 もう一つはっきりしないんですけれども、それにしても全部を対象にしてないものの中に入っているから私は問題にしているんで、それをまず第一弾とした理由は何なのかということが一つですね。それからあとは全部やっぱり、引き続き第二回、第三回としてやる計画なのですかということをち...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、やっぱりその六つが先にまずということは、根拠は何か余りよくわからないけれども、先生方がそういうふうにするというふうにお決めになったと、こういうことですね。それと、あと全部やるという計画で、全部やるけれども、まず第一回はこうだということではなくて、あとやる...全文を見る
○山中郁子君 で、行政監察の方の婦人少年室に対する計画はあったらお示しください、引き続き、さっき行政監察の方もやるんだとおっしゃっていたけれども。
○山中郁子君 計画を、どことどこへいつ。何カ所行かれるのか。
○山中郁子君 では七カ所、後で結構ですから教えてください。それと日程ですね、大体の日程、いつごろということ——後で伺うんでよろしいですか。  そうしましたら、長官はそういうふうにおっしゃいますけれども、やはりかなり行政監理委員会の積極的な意思でこの六つの、とりあえず鹿児島と広島...全文を見る
○山中郁子君 政策推進労組会議のお話をおっしゃいましたけれども、それをおっしゃるならば、それじゃ労働組合、労働者の人たちが全面的に公平に、どういう要求を持って政府にもアプローチし働きかけているかということも全面的にとらえていただかなければならないと思います。要するに平たく言って、...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、内容的には調整手当の要求を解決すると。いまの矛盾ですね、つまりこのままいってしまえば切れちゃうわけですよね、八%まるまる減額になるわけですわね。そういうことを防ぐ、しないようにすると、調整手当をつけるという方向で解決をするという御趣旨ですか。
○山中郁子君 もうちょっとはっきりもし聞けたらと思うんですけれども、そうしますと、官署指定でもって解決をしたいと。もし調整手当の問題との、ことしの人事院勧告に盛り込むというような内容が出てきますよね、それとの関係。それから官署指定という方法で解決をしていきたいと思っていらっしゃる...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、いま人事院勧告に盛り込むことも含めて解決を図るというふうに考えていらっしゃる内容は、成田空港を対象にした、ないしはいままで調整手当いろんな問題ずいぶんありましたでしょう、そういう総合的な問題の中で解決をするということではなくて、成田空港にダイレクトにつ...全文を見る
○山中郁子君 その点につきましては、人事院もすでに御承知のとおりなんですけれども、たとえば運輸大臣が、「運輸省に勤務する特殊職員の給与改善要望について」ということで、これは五十二年六月、大臣が要望されているんですよね。その中で、調整手当に準ずる手当を支給されたいと、これは中身は調...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
03月21日第91回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○山中郁子君 冒頭に、厚生大臣にスモン問題について二、三お尋ねをいたします。  スモン被害者の早期救済についてはたびたびこの委員会でも問題になってきたところでございますけれども、現在に至っても原告の半数近くの人人が和解できずに放置をされているという現状です。こういう事態に対して...全文を見る
○山中郁子君 期限はきょうなんですよ。官庁執務時間の常識で言えば五時です。もうあと三時間しかないわけです。どうなさるおつもりですか。ちゃんと責任持って指導すると何回も国会で約束をされていらっしゃった厚生大臣としてのいまの立場、すぐに呼んでそして解決、回答をしろという指導を強力に行...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、きょうの五時までにその承諾の回答を製薬会社がするということを厚生省の判断として持っている、こういうことですか。
○山中郁子君 期限がきょうだから、それじゃ、その期限を守るという観点からやりますと、呼んですぐ指導しますと、こういうふうに承ってよろしいですか。
○山中郁子君 私、無責任だと思うんですよね。勧告が出てから日数がたっているのだから、その間にそれじゃどういう指導をなすったんですか。きょうの期限だというこの時期までに何もしないでほっといたんですか。
○山中郁子君 誠心誠意というのは中身がなくちゃだめなんで、それじゃ、いままで勧告が出てから厚生省は一度も製薬会社にこの問題について、どういう考えなのか、承諾するんだなと、話を全然把握しなかったということですか。
○山中郁子君 スモン患者の実情は、これ以上和解をおくらせるということはもう許されない状態に来ているわけです。政府の対応によっては、この国会に製薬会社の責任者を呼んで、そしてこの問題についての決着をつけるという対応をしなければならない、そこまで来ているということを私は申し上げ、重ね...全文を見る
○山中郁子君 いま答弁されました、「児童懲戒権の限界について」の内容、要旨を述べていただきたいと思います。
○山中郁子君 ところが、いまの趣旨に全く反する事実が現実にあって、しかもこれが広がる傾向を示していると言わなければなりません。私は実態をつぶさに調査をいたしました。大変憂慮すべき状況があると思わざるを得ませんので、具体的事例を挙げますので、文部省としての見解、また必要な場合には法...全文を見る
○山中郁子君 私はそういうことが行われていることはあり得るのかと聞いているんです。教育基本法の第五条にはどう書いてありますか。男女交際を禁止するという規律、そのことをお尋ねしております。
○山中郁子君 お尋ねしますけれども、私は調査をしてそして、生徒からも話を聞き、先生からも話を聞いて、現実にそれが行われているということを確認しておりますので、少なくともそれは重要な問題で、そういうことがあってはならないという角度から積極的にお調べになったり指導なさる御意思はないで...全文を見る
○山中郁子君 同じことを言わせないでほしいんですけれども、調べてきてそういう事実がある。つまり帰宅後や土曜、日曜にも外出したり遊びに行ったりしてはいけないというのですね。しかも家族と一緒でもだめだというのです。家族と一緒にテレビの視聴者参加番組に出たのを見られて、そしてこれもしか...全文を見る
○山中郁子君 教育委員会に聞いただけじゃだめと言うの。あるんですから、現実に。  現実にそういう問題がありますけれども、そのことは別としても、法務大臣に伺いますが、こういうことは個人の自由を束縛する基本的人権の侵害に当たると思いますが、いかがですか。
○山中郁子君 これらの高校では、たとえば林間学校に行く際に、バスで三時間もかかるようなところへ行くんですよね。その中でしゃべってはいけない、眠ってはいけない、食べてはいけない、本を読んではいけない、こういう規律を課しているんです。違反者は腕立て伏せ十回だとかという、そういう制裁を...全文を見る
○山中郁子君 法務省に重ねて伺いますけれども、いま私が申し上げました三時間かかるバスの中で、食べてもいけない、眠ってもいけない、しゃべってもいけない、物を読んでもいけないと、こういうことはやはり人権侵害に当たりますわね。
○山中郁子君 先ほど諸澤さんは幅を広くして答弁されたけれども、私は、そういうことが臨海学校自体が教育そのものであるということはあたりまえのことなんですよね。だからバスの中であろうと、宿舎へ行った生活であろうと、教育の面からそういうことはあり得るんだけれども、そういうことではなくて...全文を見る
○山中郁子君 そういうことがあなたの方の調査なら、実際そういうものが現実にあって、そして教育上のゆがみが出ていることにどう文部省は対処しようとするんですか。どういう道があるんですか。重ねて伺いますけれども、こういうことに違反したと言って教室や廊下、そういうところで正座、それから頭...全文を見る
○山中郁子君 私はいま指導というふうに一言で言いましたけれども、具体的にどういうふうにやっているかと言いますと、指導を要求される生徒は職員室へ来ますと、そこの入り口で「指導をお願いします」と大声で叫ぶんですよ。そして入って、教師からいろいろ言われて、終わりますでしょう、そうすると...全文を見る
○山中郁子君 大声で、「指導ありがとうございました」「聞こえない」、何回も何回もそれを言わされるということがあってもいいというお考えですか。  もう一つ例を挙げます。掃除のときに何人かの掃除の担当が並ぶ。そうすると先生に来てもらって、手を挙げて、何年何組掃除を始めますって、これ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、私が指摘したような事実があれば、それは適切でないというふうにお考えになるということですね。もう一度、諸澤さん。
○山中郁子君 私が言ったことも含めて、昔の軍隊式な生徒の管理ということはあるべきじゃないですね、どうですか。
○山中郁子君 教育基本法の第一条をちょっと読んでくださいよ、大臣。何が書いてありますか。
○山中郁子君 はい。
○山中郁子君 個人の価値をたっとび自発的精神に充ちた、そういうことが尊重されてないということを私は申し上げております。そして、これがたまたま特別な、特にそういう強い考えを持った教師によって行われているのではなくて、学校ぐるみ、校長なり教頭なり、そういう考えによって行われているとい...全文を見る
○山中郁子君 こういうことの小学校版と言えるものが、いまの背番号教育などという呼ばれ方で問題になっている千葉県の八千代市で広がっている事実です。具体的に申し上げますと、八千代台東小学校、八千代台東第二小学校、勝田台小学校、大和田南小学校、西高津小学校、この五校です、私の調査によれ...全文を見る
○山中郁子君 もう一方で、よく言うことを聞いたと、そういう子供たちには、教室でほかの子供がいる前でチョコレートを上げたりお菓子を上げたりする、まさに、あめとむちでしょう。このこともひとつちょっと聞かしてください。私は教育上そんなことはあり得ないことだと思いますけれどもね。
○山中郁子君 それは事実ですから、重ねて申し上げておきますけれども、こういうことで生徒を管理するために、登校したら帰るまで全部運動着を着せるんです。そして背中に全部背番号をつけさせているんです。これ八千代台東小学校です。そして色と数字で何年何組のだれかということはすぐわかるように...全文を見る
○山中郁子君 それはまずいでしょう、そのことだけでも聞かしてくださいな。
○山中郁子君 大臣に伺いますが、じゃ文部大臣としては背番号をつけるということは、目的はどうであれ、発想はどうであれ好ましいことだと思われますか。
○山中郁子君 私も、教育というのは本当に学校あるいは教員の自主性、そしてそれが生徒児童の自主性と結びついて花開くものだし、実り豊かになるものです。そういう上に立って余りにもひどい状況があるからこそ申し上げているので、私はもう耐え切れなくなって転校された子供さんのお母さんからもお話...全文を見る
○山中郁子君 教育問題の終わりに二つの点について簡単に質問いたします。  高校新増設補助の五年間の時限措置が五十五年度で終わりますけれども、これは当然状況に照らして引き続き措置されるべきであると思いますけれども、この点についての文部省のお考え方をいただき、またお約束もいただきた...全文を見る
○山中郁子君 先日の参議院の文教委員会で、小巻委員の質問に対して谷垣文部大臣は、自分としてはやはり継続せざるを得ないだろうと思うという所信も述べておられますので、ぜひとも積極的にその実現が図られるように御努力をいただきたいと思います。私学助成につきましても、関係者の方々は授業料直...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、その把握をいま現在ではされてないということなんですけれども、通産省の資料でも、五十三年の二百四十三店に対して改正後九カ月で四百六十一店が開店しているんです。進出しているんですね、これはゆゆしい事態だと思うんです。ところで、その開店後ですね、大店法の調整が済んで...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、開店後の最初の事前予測の見込み違いということで起きる紛争や問題について、いまおっしゃった項目では対処できないんですね。
○山中郁子君 大店法で救済措置がないということは問題だと思いますが、そうしますと、こういう問題は商調法の十五条三号に基づく「(あっせん又は調停)」で対応するということになりますか。
○山中郁子君 その根拠は何ですか。
○山中郁子君 しかし、大店法では事後の紛争について調停、あっせんする項目はないんでしょう。じゃ、どうすればいいんですか。
○山中郁子君 商調法の十五条三号でおたくの方が通達を出しておられますね。この中で、これによりますとできると私は思いますけれども、その点はどうですか。
○山中郁子君 私は、具体的な内容を言っていないんです。要するに、開店後に起きた紛争、見込み違い、そういうものについてはこの商調法十五条三号であっせん、調停の対象にできるんですねと言っているんですが、いかがですか。
○山中郁子君 大事なところなのではっきりさせたいのですけれども、要するに、大店法で調整した後出店したケースで、事後のケースについては商調法十五条三号でできるということですね。
○山中郁子君 私は、見込み違いでもって、調整したけれどもそれが違っていたという場合のことも含めて申し上げているんです。
○山中郁子君 具体例を申し上げますけれども、名古屋では、いまユニーとか西友の進出で大きく揺れ動いているんですけれども、昨年十月千種区にユニーが進出して最初の調整と大きく変わって三〇%から五〇%以上も売り上げ減になっているというケースが続出しているんですよ。こういう場合どうやって救...全文を見る
○山中郁子君 じゃ考えるというのは、商調法の適用か、ないしは大店法でそれを補充するという考え方ですか。
○山中郁子君 実際にいま申し上げた例の業者の方たちは、県に行ってそういうことを要望したり、またユニーに対して申し入れをしたりしているけれどもみんな門前払いを食っているという状況ですけれども、そのことも含めて行政指導をしていただけますね。
○山中郁子君 こういう事態が起こる背景には、スーパー業界がお金に物を言わせて調整のときに商調協の委員に物を送ったり、あるいは商店会に入るのに数千万円も一の莫大なお金を出したりと、そういうことがあってね、しかも、それがいわゆる幹部の人たちの個人のふところをふやすものじゃないかという...全文を見る
○山中郁子君 すでに、ここに私一枚領収書があるんですけれども、振興基金という名目でたとえば六百万円とか、こういうのを進出スーパーや何かが出すんですね。大きいものはそういうこと。それから小さいものになりますと、ダイエーだとかユニーだとかね、商調協の委員のところに盆暮れのつけ届け、小...全文を見る
○山中郁子君 もちろん必要な正当な負担を進出企業がするということば当然なことですけれども、私は、工作としてそういうことが行われる、つまり買収ですよね。そういうことで進出を図っていくということは厳に行政の立場からなくしていくべきことであると思いますので、その点についてのいまのお約束...全文を見る
○山中郁子君 条件が違うので、大変強い要求がありますから、ぜひともそのことを考えていただきたいと思います。  終わります。
03月25日第91回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、附属機関、地方支分部局等に関する規定の整理等に関する法律案に反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、本法案が附属機関、地方支分部局等の規制形式を統一するという理由によって、これまで法律事項であった規制形式を政令、省令などに移管し...全文を見る
03月26日第91回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号
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○山中郁子君 けさほど来から議論がありましたけれども、この公害健康被害補償法が制定されたときに、自動車に係る費用負担分についてはとりあえず臨時措置として自動車重量税からの一部引き当てを二年間行う、その間に恒久制度を確立するという約束であったわけですけれども、それが何回かこういう形...全文を見る
○山中郁子君 それはもうわかっています。
○山中郁子君 ほかの方法をみんな考えるけれどもだめだ、だからしようがないからこれしかないんだというおっしゃりようなら、またそれはそれで理解できるのですけれども、現状最も適切であると言うからには、積極的な意義があるということになりますわね。そこのところがどういうことなのかということ...全文を見る
○山中郁子君 鋭意検討するとおっしゃっても、いまの御答弁じゃ何を検討するのかさっぱりわからないわけよね、実際問題として。私は、だから、わが党が最初から主張しておりますけれども、原因者の問題について、やれユーザーがどうだとか、ガソリンがどうだとかとおっしゃるけれども、これはもうメー...全文を見る
○山中郁子君 何回も議論してきたことですからあえて繰り返しませんけれども、いまの御答弁の中の一つだけ指摘をしておきますけれども、利用者、ユーザーは、そういう自動車しか売っていないのだから、しようがなくてそれを使っているわけでしょう。それが汚染原因者ということにならないというのは理...全文を見る
○山中郁子君 経団連の「三十年史」にちゃんとそう書いてあります。それをよく読んでくださいね、いままでもそれは問題になっているんだから。そういうふうに言い張られるけれども、実際問題としてそういう方向で重ねていろいろな文書が経団連で出ているのです。  あわせて申し上げますと、これは...全文を見る
○山中郁子君 こういうものがある以上、それは理解しろと言う方が無理です。先ほどの一番最初に引用しました「三十年史」の中にも、公に出太れている文書で、ちゃんとこういうふうに要請をしたと、行動、アクションを起こしたと。その結果、公費導入、公費部分をふやすということについて余地を残すこ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、この点については、最後に私は長官に、次の機会で結構でございますけれども、「経済団体連合会三十年史」という本があるんです。いま私が引用したのはそれです。お手元にすぐ入ります。七百六十一ページ、ここに先ほど私が引用した経過が述べられておりますので、そこをぜひお読み...全文を見る
○山中郁子君 金子さんが、先ほど私が申し上げました衆議院での則武議員の質問に対して、「陳情の趣旨はわかりました、こう言えば早速了解してそのとおりに作業に取りかかる、こういうような表現をされては困る。」とおっしゃっているのですね。だけど、「陳情の趣旨はわかりました、」というようなこ...全文を見る
○山中郁子君 あなたの御答弁は、たまたま経団連は自分のところの戦果を語ることに急な余りにそういうことを書かれちゃ困るとおっしゃるけれども、それは書かれて困るのであって、そういうことがなかったということにはならないんですよ。  それじゃ、さらに申し上げますけれども、経団連の文書が...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、抗議を二回おやりになったとおっしゃるから、重大な問題ですのできちんとした報告をしていただきたいと思いますが、何回、いつ、何年の何月何日に環境庁のどなたがされたのか。いま金子さんは私がとおっしゃいましたけれども、どなたがどういう責任で経団連のだれに対して行ったの...全文を見る
○山中郁子君 いつといつですか。
○山中郁子君 経団連は何と言ったのですか、その抗議に対して。あなた方が納得できるような答弁だったわけですか。つまり、何にもなかったことを捏造いたしました、申しわけありませんでしたと、こういう話だったのですか。
○山中郁子君 長官ね、ほかにもたくさんこういうのがあるんです。つまり、環境庁の言っていることが正しいとすればそういうことは何にもなかったと。何にもないにもかかわらず、彼らはこういうふうに具体的に捏造したわけだわ。そうでしょう。それは環境庁の権威にかかわる問題ですわね。それを以後注...全文を見る
○山中郁子君 一連の制度の見直しというこの問題とも関連して、バックデータを得るための調査をそちらで実施されていると思いますけれども、この点について現在どういう調査をどういう項目で行われているのか、それから調査実施主体、予算額、それぞれ説明をいただきたいと思います。
○山中郁子君 まあ基礎的なものだという前提のお話なんですけれども、先ほどから問題になっております見直しとの関係でも問題になるわけですけれども、どのくらいの目安でもって考えていらっしゃるのですか。
○山中郁子君 ぜんそく性気管支炎の六歳以上の年齢制限導入の問題なんですけれども、これも先ほどお話がございました。それで私は結論的にお伺いをしたいのですけれども、先ほどの御答弁では、いろいろと意見は上がってきた、そしてそれに基づいていま検討しているのだというように承りましたけれども...全文を見る
○山中郁子君 環境庁が各地で実施したブロック別認定審査会での説明会でも、お医者さんの圧倒的多数が反対の意思表示をされています。それから全国の公害患者会もこれに強く反対して説明会の会場を取り囲むというふうなそういう事態も起こってきていることは、環境庁がよく御承知のところだと思います...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、その判断をいつごろのめどでなさるおつもりでいらっしゃるのか、大臣のお考えを伺います。
○山中郁子君 先ほど紹介いたしましたブロック会議や、それからまたいろいろ問題があるという御意見もあるし、公害患者の方たちはもう大きな反対をしていらっしゃる。当然のこととして、そういう乱暴な切り捨てをすべきではないということは私どもかねてから主張してきたとおりでございますけれども、...全文を見る
○山中郁子君 その中の具体的な問題として私はいまはっきりさせたいのですけれども、確認書を一たん交わしたものを自治会が、これは具体的には検見川ガーデンハイツ自治会、検見川アートホームズ、メゾンドール検見川、この三つの自治会が白紙撤回するということを通告していますね。そのことは御承知...全文を見る
○山中郁子君 そうしましたら、住民の合意は得られていないわけですね。
○山中郁子君 それを撤回された内容というのは、私はやはり公団に大きな責任があると思います。これは次に明らかにしますけれども、内容的には大気汚染とそれから騒音と両方あるわけです。あわせて私は解明していきたいのですけれども、自治会が白紙撤回したというのは、公団の説明が大変故意にこれに...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げるのは、四十キロでなんか走っていないわけでしょう、現状は。四十キロでなんか走っていないのに、将来東関東自動車道が開通したときに、あなた方は、国道の十四号線は制限速度四十キロ、東関東自動車道は制限速度八十キロ、こういうことで計算をして、そして六十六ホンだか...全文を見る
○山中郁子君 もう一度言って。
○山中郁子君 あなた方は結局四十キロ制限、八十キロ制限で予測データ出しているのでしょう。やはりそれは矛盾していますでしょう、そういう出し方は。現状に合わせて出すべきじゃないですか。
○山中郁子君 だから、簡単に言えば、将来のデータ、予測される六十年という時期には自動車がどのくらい通るかという予測データがあるわけでしょう。それで、自動車が四十キロ制限のところでは四十キロ制限で走り、八十キロ制限のところでは八十キロ制限で走る、その結果もたらされる騒音が何ホンであ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、環境庁に伺いますけれども、基準というのはそういうものとして出していらっしゃるのですか。そんなはずはないでしょう。実際にそれ以上超えてはならぬというのが基準でしょう。
○山中郁子君 だから、望ましい基準というのは、実際の速度とそれから速度制限の速度と違いが出てくるみたいなものであってはならないわけでしょう。実際に走ってそしてそこから出てくる騒音はこの基準が望ましい、目指す、守る、どういう言い方でもいいですよ、そういうものでしょう。
○山中郁子君 だから、遮音壁をつくるとかいろいろしても、なおかついまの建設省の対応では基準を超えるんです。そのことははっきりしているから、だから住民の方たちがそれでは困ると言って、たとえばドームにするとかそういう要求を出しているわけなのね。それについて建設省、道路公団は、口では住...全文を見る
○山中郁子君 時間の関係で詳しく申し上げることができないのは残念なんですけれども、わずかあるなんてものじゃないんですよ。それはあなた方の資料だってそうですし、千葉市でとった資料だってそうなんです。それと、いま建設省は総合的に絶対に制限速度を守らせるということで対処する以外にないと...全文を見る
○山中郁子君 できないじゃないのよ。
○山中郁子君 無責任なことを言っちゃいけませんよ。この東関道、湾岸道路は建設省の工事でしょう。道路公団がやっているのでしょう。それであなた方いま一生懸命公安にお願いしている。だけれども、実際には守られていないんでしょう。これがたとえば六十年なら六十年に守られるということをあなたの...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ、公団が住民に説明するに当たって、大気汚染の関係でも大変いろいろ問題のある説明をしたんです。このことについてはあなた方もその後宣伝のパンフを訂正なすったわね、市議会で問題になって。ここでは〇・〇〇二ppmにしかならぬと、こういうふうに受け取れる説明をしている...全文を見る
○山中郁子君 だけれども、それがこういうふうに誤解をされるようにできていることについて問題になったからつくり直したわけでしょう。ここを取ったわけでしょう。あなた方二度目につくったときにはこれを取りましたね。そこのところを私は指摘しているわけです。それで、問題は、この大気汚染の問題...全文を見る
○山中郁子君 具体的な数字をそれじゃちょっとおっしゃってください。何の根拠によってそういうことが言えるんですか、限度内に入るということが。
○山中郁子君 私はここで千葉市が測定したものを持っているんで、これはあなたの方も知っていらっしゃると思うのですけれども、五十三年の十二月四日から二十日までの十七日間のデータなんですよね。この間の平均値は〇・〇五九で、環境基準〇・〇六を超えた日が九日間も十七日中にあるんです、実際に...全文を見る
○山中郁子君 そうしたら環境庁長官にお尋ねいたしますが、いま千葉県で検討しているという状況なのに、工事はどんどん進んでいるんです。まあこのことだけをとってみてもこういうことでは環境保全ができないことはあたりまえでしょう。どうですか、その点は。
○山中郁子君 最後に長官にお願いをしたいのですけれども、きのうの衆議院の委員会で長官は現地にも調査に行くというふうにお約束をなさっていらっしゃいました。ぜひこれはできるだけ早く行っていただきたいと思います。  いまお聞きになってもおわかりいただけますように、そういうふうに問題が...全文を見る
○山中郁子君 建設省ともね。
○山中郁子君 私は日本共産党を代表して、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対する私たちの修正案の提案理由とその概要について御説明いたします。  政府案は、補償費等の一部に充てるため、「自動車重量税の収入見込額の一部に相当する金額を公害健康被害補償協会に対して交付する」と...全文を見る
03月27日第91回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○山中郁子君 初めに、総務長官にお尋ねをいたします。  先ほども伊東官房長官が政府としての所見を明らかになさいましたが、その改憲主張団体への政府の後援の要請の問題に関連してですけれども、この問題は、私どもかねてから強く要求もし、また主張もしてきたことと深くかかわりがあります。一...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、いま私が引用いたしました黛さんの発言は、政府の姿勢としては首肯できるものではないというように理解してよろしいわけですか。
○山中郁子君 たまたま黛さんだけがこのことをおっしゃったわけではないということは総務長官もよく御承知でしょう、いままでの経緯からいってもね。私たちはそこを問題にしています。この集会が当然のことながら憲法改正、彼らは言います。内容的に申し上げればもうはっきりしております、憲法改悪で...全文を見る
○山中郁子君 いま言い間違いかと思うんですけれども、後援をするつもりはありませんという趣旨のことをおっしゃいましたでしょうか。清水さんが主催にすべきだということを言っているけれども、それについてどうお考えかということを申し上げたんですけれども。後援をしないならそれは結構な話であり...全文を見る
○山中郁子君 まあ、後援も主催も同じなんですよね、考え方として。だから間違えられたとは言いませんけれども。  問題は、そういう経過の上に立って櫻内さんの発言が出ていて、要請が出ているんですね。櫻内さんが何と言ったかということ、新聞報道によりますと、二月十一日の建国記念日の式典に...全文を見る
○山中郁子君 幹事長はそう言っているわけです。
○山中郁子君 櫻内さんが言われたということは、私、もう一度言いますけれども、二月十一日の建国記念日の式典に出席してみると総理府が後援していたと、だから自主憲法制定団体の方はどんなものなのかと、片方はその団体が行う集会は総理府が後援しているんだからその団体の方にもめんどうを見たって...全文を見る
○山中郁子君 そんたくしなくてもいいのよ、しゃべったことは事実なんです。
○山中郁子君 建国記念の日の奉祝式典がどういう人たちによって、どういう内容で行われているかということは、私がいまさら申し上げるまでもなく、あなただって御存じなんですよ、お出になっているんだから。で、再三その問題が議論されてきて、建国記念日の制定の問題については、もちろんわが党とし...全文を見る
○山中郁子君 基本的な考えをお聞きしたんですけれども、いろいろなお答えがありました。  先ほど御答弁があったんですけれども、昭和四十三年十二月に行われた皇室経済に関する懇談会でルールというか方式が決められたということで、内廷費が物価、給与等の改善によって経費の一割以上の増加が見...全文を見る
○山中郁子君 この大体の計数——計数というか、多少の変動はあるんでしょうけれども、大体こういうところだと、ずっと見て。そういうふうに理解してよろしいんですか。
○山中郁子君 この点につきましては、いま一億九千万の段階での実績だから三四%といえば六千万弱というふうになるんですわね。というふうにして数字を出せば大体わかるわけですけれども、そのぐらいのものをどうして金額として発表しないんですか、できないんですか。私はやはりそれは一つ問題だと思...全文を見る
○山中郁子君 国有財産なわけでしょう、国の財産ですよね。
○山中郁子君 ちょっとお尋ねいたしますが、そういうのは法律的にはどういうものに依拠をするんですか、どっちでもないみたいな中間的な解釈というのは。何か法律でそういうことがあるんですか。
○山中郁子君 これは元号問題でもいろいろ議論があったところで、これからも論議があるところだと思いますけれども、政教分離の観点とそれから天皇家による私事であると、いつも元号の問題でもおっしゃるんだけれども、その祭祀ですね、神道による。そういうものが結局は国の財産、管理しているこうい...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、でも、こういう参与というふうにして、あなたに参与を委嘱しますというようなことをなさるわけでしょう、宮内庁が。だって、自分で勝手に私は天皇の参与だということにはならないわけでしょう、自分が天皇の参与になりたい、宮内庁の参与になりたいと思ってもね。そうすると...全文を見る
○山中郁子君 そうすると天皇は、いま参与というのはお二人なんでしょう、森永さんと宇佐美さんですか、それ以外にお話し相手も相談相手もいないわけですか。
○山中郁子君 私がこのことを申しますのは、結局象徴天皇制といい、そういう問題が過去の日本の政治との関係でたくさんの問題が戦後大きく正されたわけですよね。で、そこへもってきて、だからそこが厳密にいろいろ図られなければいけない問題が天皇に関してはたくさんあるわけです、厳密にしなければ...全文を見る
03月31日第91回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○山中郁子君 初めに、建設大臣に公共事業費の問題についてお尋ねをいたします。  これはことしの二月十七日の読売新聞の報道なんですけれども、政府・自民党の中に防衛費のGNP比一%を確保するために公共事業費の削減論が出ているという報道がございました。  御承知のように、防衛費につ...全文を見る
○山中郁子君 私どもはもうすでに繰り返し主張もしておりますように、軍事費、防衛費の増額には反対をしておりまして、むしろ大幅削減を要求しているところです。この問題との絡みがどうしても出てくるけれども、いま建設大臣の御答弁は、それは横に置いてというお話でございましたので、一つだけお伺...全文を見る
○山中郁子君 公共投資に関しては、私ども、これもまたかねてから主張しているところですけれども、産業基盤の公共投資を削減して、より生活基盤の整備のために公共投資の事業費を増額すべきだという主張をしてまいりました。いま大臣もその趣旨のことをおっしゃっておられましたけれども、住宅、上下...全文を見る
○山中郁子君 特に生活基盤、いま申し上げましたそこを重視していくという趣旨をぜひとも貫いていただきたいと思います。  次に、六十一年に山梨県で国体が行われることになっております。それで、この国体との関連で河川の改修についてお伺いをしたいと思います。  甲府市の小瀬町というとこ...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、蛭沢川の第二期工事は五十五年度新規改修河川として採用する見通しであるということですね。それからもう一つは、五割川は、そうすると、年度としてはどうなりますか。地元では、遅くても五十七年度で河川改修を行わないと間に合わない、こういう見方があるんですけれども、...全文を見る
○山中郁子君 県の方が五十八年というふうなラインを出しているようなんですね。その辺はどういうふうに認識していらっしゃるかということも含めてなんですが、それとの関係で、地元では、県議会でも問題になっているんですが、五十八年では間に合わない、遅くとも五十七年にかからなければ間に合わな...全文を見る
○山中郁子君 じゃ県はそう言っているんですけれども、五十七年でなければ間に合わないというふうな意見も含めて、県の見解も建設省として聞いていただきまして、国体というのはやはり国のレベルでの行事でございますから、そういう点では、いまお約束をいただきましたように、地元要求の遅くとも五十...全文を見る
○山中郁子君 次に、多摩川の河川敷の市民への開放問題についてお伺いいたします。  これは私が昨年の二月二十八日、交通安全対策特別委員会で質問をいたしました。このことがいろいろとやはり問題が残って、解決していないんです。多摩川河川敷は、いまだに五・五ヘクタールのゴルフ場が三カ所残...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、建設省の第二次開放はいまの時点でもう全部済んでいるということになりますか。
○山中郁子君 そうしますと、開放計画それ自体は住民の切実な要求に基づいて建設省の方でもそういう対応をされてきたことなんですけれども、去年の交通安全対策特別委員会での私の質問に対して、当時の重元河川局次長ですけれども、現在ゴルフ練習場として開放計画の中で許可しておりますのは五・五ヘ...全文を見る
○山中郁子君 そのようにとれない御答弁なんですけれども、いずれにしても、そうすると、これで多摩川の河川敷のゴルフ場の開放の計画は、建設省としてはもうすべて終わりと、これ以降は一切考えないと、こういうことですか。
○山中郁子君 建設大臣にぜひお願い申し上げ、ちょっとお考えも伺いたいんですけれども、経過は若干いまのやりとりで御承知だと思いますが、開放されるということで大変住民の人たちが喜んで期待をしたわけですね。そしてもう目の前に大きな練習場じゃない本当のゴルフコースがあるんですよ、それも当...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ重ねて申し上げますと、川崎市は、この多摩川河川敷のゴルフ場については市の管理にさせてほしいと希望しておりますし、また、当然、それは建設省とのお話し合いも出ているんだと思いますけれども、建設省がおっしゃる、ゴルフ人口はふえていると言っても、結局、それだったら市...全文を見る
○山中郁子君 さっき、大臣は、いろいろむずかしいこともある、事務当局としても一生懸命やっているのは認めてほしいという趣旨のことをおっしゃったんですけれども、いままで建設省が答弁になっていることは、ゴルフ人口もふえてきたから要求もあるんだと、そこで働いている人のこともあると、それだ...全文を見る
○山中郁子君 それは、具体的な方策は幾らでも立ちます。  それで、問題は、一般論として大臣にもう一つだけ伺いたいんですけれども、営利を目的とする民間会社に、市民の要求がたくさんあるにもかかわらず、そのまま広大な地域を貸して営業させているということが河川敷の活用、利用方法として望...全文を見る
○山中郁子君 大臣はよろしいですか。
○山中郁子君 ぜひともいま申し上げました実情を踏まえて、再検討をしていただきたいということを重ねて要望しておきます。  で、この多摩川の河川敷に関してもう一つ建設省の見解をお伺いし、積極的な対応をしていただきたいと思うことがあります。  それは民有地でグラウンドになっている部...全文を見る
○山中郁子君 これらはいずれもグラウンドにするときに原状を変更をしているわけですよね、当然のことながら。で原状を変更する場合には、河川敷の条件のもとでは建設省がかむわけでしょう。その過程で、建設省が市民の要求に基づいて――それを命令するとか強制することはできないということはあり得...全文を見る
○山中郁子君 これはグラウンドだけに限らないけれども、企業の社会的責任というふうな観点からさまざまの面での行政上の対応があるんですけれども、そうすると、これらの問題は、趣旨は大臣おわかりになると思うんですけれども、付近住民にとってみれば大変切実な問題で、全部開放しろと言っているん...全文を見る
○山中郁子君 いや、国としてはどこがかむことになりますか。直接もう話しているんだけれども、らちが明かないらしいんですね。
○山中郁子君 この河川敷一帯の中にかなりな広さを持っていて、地主が売ってもよろしいというふうな方もいらっしゃるわけなんですけれども、国がそういう観点からそれを買い上げるというような方向で、いま私が繰り返し申し上げています地元の住民の方たちの要望にこたえていくような条件をつくってい...全文を見る
○山中郁子君 大臣、これはあそこを全部国が買えといま言っているわけじゃなくて、それはまた全部地主も売ると言っているわけじゃないんですけれども、少なくともそういう条件があって買えるところ、そしてそこでもってグラウンドなり何なりがつくれるというふうなものについては、ぜひとも、これだけ...全文を見る
○山中郁子君 承るだけじゃなくて、積極的に、大臣、その研究もし調査もして対応していただきたいということをお願いしているんです。  これはなぜかといいますと、もうきょうは繰り返しませんけれども、このゴルフ場の開放の問題に関して住民の人たちはやっぱりだまされたと思っているんですよ。...全文を見る
○山中郁子君 次に、分譲マンションの欠陥問題についてお伺いいたしますが、行管庁おいでいただいていますでしょうか。  分譲マンションに関する行政監察を行われました。それでその報告をいただきたいんですけれども、これは報告書は大変長いものですから、直接いま私が取り上げる問題に関係のあ...全文を見る
○山中郁子君 行管の結果の勧告はそのように出ているわけですけれども、しかも、この中でも指摘されているのですが、建設省による業者への行政指導後にもこういう問題が起きているんです。で、この行管の勧告も踏まえた上で分譲マンションの欠陥問題について建設省はどう対処されているかをお尋ねをい...全文を見る
○山中郁子君 現在、年間約十万戸と一口に言われていますね、これは大変な量ですよね。そうして、先ほど行管の報告にもありましたけれども、二年を過ぎた期間で出てくる瑕疵についてのトラブルがやはり当然多いわけで、時間が延びれば延びるほどそのトラブルがふえていくわけです。いまでもたくさんあ...全文を見る
○山中郁子君 しかも、大幅にある程度、一年とかそういう小幅じゃなくて、それなら問題が解決しませんから、大幅に延ばし、そうしてそれを早期に具体化するというように御努力をいただくということを大臣にも、この際、要望しておきたいと思います。  で、すでに売られた分譲マンションで、欠陥マ...全文を見る
○山中郁子君 なかなかうまいぐあいにいってないケースが大変多くて、一生の買い物で皆さんそれだけに深刻なんですわ。  建設省も御承知だと思います、かねてから問題になっている大成建設のマンションについて、私はちょっと建設省としてぜひとも力を入れてあげてほしいと思います。買った方たち...全文を見る
○山中郁子君 大臣、本当におわかりになると思うのだけれども、二千万とか三千万とかという一生の買い物ですよね。それをしてそれが欠陥で、しかもひどい欠陥じゃもう泣くに泣けないわけで、それをメーカーがそういうことでちっとも誠意を持って対応しないということは、本当に買った人から見れば、だ...全文を見る
○山中郁子君 時間が限られてきましたので、確認だけしたいんですが、そちらの資料によりましても、この検見川ガーデンハイツの上層部に行きますと五十七ホン、夜間でですね、になりますね。これは基準を大きく上回っていますでしょう。そのことだけちょっと確認します。
○山中郁子君 一部、上層部ではなくて、五十ホンというのはもっとうんと下なのね。だから、そういう例外的なところじゃなくて、現実に建設省、公団が出した資料によってもすでに基準を上回るということが予定されるわけです。  建設大臣、私、お願いしたいんですけれども、この騒音の問題が一つで...全文を見る
○山中郁子君 はい、恐れ入ります。  前に、建設省が研究をするというような趣旨の御答弁をなすったことがあるんです。私は、このドーム化の問題について、単なる勉強ということではなくて、具体化について真剣に取り組んでいただきたい、検討していただきたいということを重ね合わせてお願いを申...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
04月01日第91回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○山中郁子君 初めに郵政大臣にお尋ねをいたしますが、郵政省の元電気通信監理官松井清武、同じく電気通信参事官で現在郵務局国際業務課長の日高英実、両名はKDDからの収賄容疑で逮捕されました。で、これからもまだ郵政省から逮捕者が出そうだということが報道されております。また十数名の灰色高...全文を見る
○山中郁子君 捜査当局によって引き続きKDDとの関係が解明されていくということになると思っておりますけれども、行政側としてもその解明に努力することが必要だと思います。それは大臣、口だけの問題でなくて——しかし、現状では先日の衆議院の逓信委員会を初めとして、あなた方はこういう基本的...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、今後逮捕者が出た場合にも当然同じように扱うということでございますね。
○山中郁子君 KDDの接待や贈り物の贈賄行為は郵政省の中で広範囲に行われていると伝えられております。で、新聞報道によっても、時効の者や職務権限が持定できない者などが十数人いると、いわゆる灰色高官。で、警察はこれらの氏名を郵政省に知らせてもよろしいというように言っているという報道も...全文を見る
○山中郁子君 灰色高官ということで国民の前にそれを明らかにするということは当然必要なことで、そのことが厳重な、郵政省並びに国の姿勢のもとに行われるということが、国民の納得を得るということと大きく結びついているということを私は申し上げておきたいと思います。  大臣は、国会議員でも...全文を見る
○山中郁子君 そんなことを御遠慮なさる必要は何もないのであって、あなた自身国会議員です。そして政府の閣僚でもあるわけでしょう。そしていまKDDに対しても刷新、こうした腐敗を根絶しなければいけないという指導の立場にあるわけです。そういう立場から、国会議員の地位を陰に陽に利用して自分...全文を見る
○山中郁子君 そんなことわかっていますよ。
○山中郁子君 国会議員でいらっしゃるということをちゃんと私は申し上げて言っているんです。当然の、あいまいな態度をとられることは郵政省の刷新の姿勢にもかかわるということを重ねて申し上げておきます。  昨日、人事院が昨年一年間の天下り白書を発表いたしました。この中には郵政省からのK...全文を見る
○山中郁子君 KDDは国民の強い批判の前に、せんだっても増田社長が、天下りが問題の原因にもなっているということを認めて、そしてこれから郵政省からの天下りは受け入れないということを発言しています。で、いまあなたは、小山さんね、それは事件発覚前だと、こうおっしゃったけれども、それじゃ...全文を見る
○山中郁子君 あなた、さっきね——今度の天下りで人事院から発表された者は篠原博己さんですね——この方か事件発覚前だというふうに私の質問に対しておっしゃったでしょう。だったら事件発覚した後は、問題になっている後は郵政省としては天下りはさせぬと、こういうことですね。それはあなたが適切...全文を見る
○山中郁子君 あのね、通り一遍なことじゃだめなんです。だってね、小山さんね、それは語るに落ちるんですけれども、私が最初言ったらね、それは事件発覚前だって、こうおっしゃったのよ。だったら、そういう言いわけをなさるなら、事件発覚したいまとなっては、絶対郵政省としてはそういうことは断固...全文を見る
○山中郁子君 そんなこと言っていませんよ。
○山中郁子君 じゃあちょっと委員長、その前に……。  私は何も発覚後なんて言っていないんです。こういう事態のもとでまた天下りということがここで発表になっているんですよね。きのう発表になっているんです。そうしたら、国民はまたぞろKDDに天下りかと思うじゃないかと、当然じゃないかと...全文を見る
○山中郁子君 国会でKDDと村本建設との問題が議論になったことは、当然のことながら郵政省は知っていらっしゃると思いますけれども、それでもなおかつ郵政省との仕事の関係で村本建設について何ら注意も払わなかったし、見ようともなさらなかったと、こういうことですね。
○山中郁子君 そこのところの問題は私はあえて申し上げませんけれども、あなた方の姿勢が、だから何らそうした多くの問題について緊張した敏感な対応をなさらない一つの証明です。  私たちの調査によりますと、村本建設は郵政省及び電電公社、KDDからの一億円以上の受注件数が、五十年の九月か...全文を見る
○山中郁子君 郵政省だけでないですよ、私が言ったのは電電公社、KDD含めて申し上げていますから。それで問題は、その中に五十一年度から五十四年度の四年間のうち、服部さんが大臣在任中であった五十二年十一月から五十二年十二月まで、ほぼこれも一一年間ですね、一年一カ月。この間に四年間の受...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げているのは村本建設との関係で五十一年から五十四年の四年間に約六十億、十四件、KDD、電電公社、郵政省、おたくの管轄の中ですわ。それが四年間でこれだけなのにもかかわらず、服部さんが大臣になっていたその中の一年間に十四件のうち十一件、金額にしたら六十億円のう...全文を見る
○山中郁子君 他の業者に比してといま私言っているのじゃないんです。村本建設が——もう何回も同じことを言わせないでください。四年間にやった仕事のうちの九〇%までが服部さんの在任中に集中しているじゃないかということを言っているんです。これに疑惑を持たない方が不思議なんですよね。こうい...全文を見る
○山中郁子君 私の質問にお答えにならないので、郵政省としてはそれに答える合理的な答弁を持ち合わせていないということになると思います。要するにそういう事態が国民の疑惑を招いているということはだれもが否定できない事実なんです。そのことを、今後絶対そういうことはやるべきではないというこ...全文を見る
○山中郁子君 その村本建設に天下りをしている、私はこういうことは当然政府全体の問題、人事院の問題でもあるけれども、もともとが郵政省が、一番最初に郵政大臣がおっしゃったように、ちゃんとした姿勢で国民にその責任を果たすとおっしゃるならば、天下りを今後自粛していくと、少なくともそのお約...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、自粛をしていくというつもりはないと、こうおっしゃるんですか。私はやっぱりそれあえて聞かざるを得ないですわ。
○山中郁子君 もうすでにこんなに指弾を受けているということをあなたが見ようとしないとすれば、根元から出発が間違っているということを言わざるを得ません。  村本建設のほかにもまだたくさんあります。加藤六月代議士が元社長で現在取締役をしている三和物産株式会社。昭和四十九年から五十三...全文を見る
○山中郁子君 この広友物産から郵政省は硬貨計算機、郵便振替用電子式複写機などの事務用機器類あるいは螢光管などの消耗品、電気洗たく機や応接用セット、テレビなど、こういうものを五十一年度ですと五億四千九百万円、五十二年度八億七千万円、五十三年度七億九百万円、三年間で約二十一億広友物産...全文を見る
○山中郁子君 この広友物産の創立当時から追ってみますと、これまた郵政省と深いつながりを持っているんです。あなた方は百も承知のことですけれども、創立当時の社長は廣瀬正雄さん、この人は後に郵政政務次官になって郵政大臣になった方です。取締役は畑英次郎さん、当時廣瀬さんの秘書で、現在は逓...全文を見る
○山中郁子君 私は、広友物産からだけしか買っていないじゃないかなんて言っていませんよね。政治家がらみの——私も仕事で物品購入をやっていましたからよくわかっていますけれども、そういうふうにいいかげんなこと言っちゃいけないんで、いま言ったのはまさに骨がらみ郵政省と結びついている広友物...全文を見る
○山中郁子君 次に、KDDの不正、腐敗事件に関係した服部安司元郵政大臣の疑惑、さまざまな問題が伝えられておりますけれども、それについて伺います。  二十六日の参議院予算の集中審議の中でわが党の沓脱議員が、服部氏の国際電電の料金値下げ問題をめぐる疑惑、家具納入に絡む利権や商品券の...全文を見る
○山中郁子君 そこで申し上げますけれども、KDDは、服部さんが全額を出資して、服部さんの元秘書が代表者となって経営していた「インテリア・ルイ」ですね、ここから高級家具類や装飾品を二千万円も購入していたことはこれまでもよく知られています。私たちの調査によりますと、この「ルイ」の商品...全文を見る
○山中郁子君 ヤスジ・ハットリ氏の荷物はチェコとイタリアなどから送ってきています。昨年の十一月ごろからことしの二月ごろにかけて十数回にこれがわたっています。ことしの一月だけをとっても、五回にわたって、金額にして五千万近い品物です。この関税の手続には、服部さんの秘書が、通関手続を早...全文を見る
○山中郁子君 積んであるだけでも一億に近い品物、一月だけで買い付けたものでも五千万に達するような品物、これが個人の資産で常識的に買えるものでないことは確かです。私は念のために調べてみましたけれども、服部さんの公示所得、これは五十二年度で一千百万円です。国会議員の中では四百七十九番...全文を見る
○山中郁子君 個人が買えるにしては、資力がないというふうに個人所得を発表している人にしては多過ぎる資金である、お金である。住所が政治家として公明正大な生活を国民の前にちゃんとしておかなければならない人が、富士見の宿舎を持っていながら、その品物を服部安司の個人の名前でここに住所をつ...全文を見る
○山中郁子君 稲見さんいまおっしゃったんですけれども、実際問題として、度数量に応じて五〇%から一〇〇%の割り増し料金を取っているということがあるんですよね、それは全部が全部じゃもちろんありません。いまおっしゃった数というのも調査の結果が出されていますけれども、チェーンホテルなんか...全文を見る
○山中郁子君 確認をしたいんですけれども、そうすると電話をしたときに、その度数に応じて五〇%増しとか百%増しとか、そういう料金を取るということは、まずこれは公衆電気通信法の他人使用の制限の原則からいって、それは違反でしょう。そういうことはさせないようにきちんとなさる、いまこういう...全文を見る
○山中郁子君 余り十分な時間が残されているわけじゃありませんから重ねてちょっと伺いますけれども、施設分だとかこうおっしゃるけれども、だって旅館の料金というのは、ホテルの料金というのは認可料金になっていると思いますが、当然そうした設備の減価償却費を含めて料金の認可になるわけでしょう...全文を見る
○山中郁子君 最後に。  私はサービス料の問題も、公衆電気通信法のたてまえから言って、それから旅館の料金の問題、運輸省に先ほどあれしたんですけれども、それをまたやっていくと時間がかかりますから、これはまた後ほど機会を見て詰めたいと思いますけれども、そういうものはちゃんとホテルの...全文を見る
04月10日第91回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○山中郁子君 中期業務見積もりについてお尋ねをいたしますが、きょうも含めて国会での質疑あるいは新聞報道などですでに伝えられていることの点を初めにちょっと確認をしておきたいんです。  アメリカから中期業務見積もりの一年繰り上げ、つまり五十九年を五十八年に早めて遂行するように要求さ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、アメリカの要求を体したという形で、五十八年完遂ということでもって防衛庁としても検討されていらっしゃるということになるわけですか。
○山中郁子君 では、そのことはちょっとまた後であれしますけれども、その前に、中期業務見積もりの関連予算ですね、五十五年度では幾ら含まれていて、したがって中期業務見積もりとしては遂行のためには幾らが残になるのかという金額を確認させてください。
○山中郁子君 残。
○山中郁子君 二兆七千億から八千億と、こう言われているんですけれども、一応防衛庁としては数字を言う場合には二兆七千億だということでいいですか。いま引き算なすったのは二兆七千億から引き算なすっているから、一千億というのはこれは大変なお金ですからね。
○山中郁子君 私どもは、すでに五十五年度予算に関しましても、防衛費の削減ということも主要の柱の一つといたしまして、国民の生活を守る観点からの組み替えの動議も提出したところでございます。だから、当然この莫大な中期業務見積もりも含めた防衛予算ということについてのあり方は基本的な批判と...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、そういうことであってもやはりこれは防衛庁としてはやりたいんだと、こういうことになるわけですね。つまり、一%という水準に近づいていくということはやるんだと、防衛庁の見解としてはですよ、ということを一つは長官から確認をしたいんですけれども、もう一つは伸び率の...全文を見る
○山中郁子君 いや、よけいじゃない。この数字はよけいじゃなくて均等分したんですよ。
○山中郁子君 だからおかしいんです。
○山中郁子君 時間の関係がありまして、数字の細かいところに入れないんですけれども、長官にでももう一度確認しますけれども、単純に三つに割ったらばんと上がると、こうおっしゃるでしょう。じゃ前倒しするということは三年でやるということでしょう、四年のところだけれども、前倒し。あと四年です...全文を見る
○山中郁子君 だから、その細かい数字のあれは入ります。要素は。それをいま議論している暇がないから申し上げているんですけれども、いずれにしても三つに割ったら五十六年はこういうふうに上がりますよと。五十四年から五十五年は六・五%、だけれども五十五年から五十六年は三〇%を超えるじゃない...全文を見る
○山中郁子君 伸び率の話。GNPじゃないのよ。
○山中郁子君 では、あなたがおっしゃるんでも一五%を超える伸び率になるということなんですよね、大幅な伸び率になると。それでもおやりになるということだということを再三おっしゃっているということです。  それは一五%程度ではないと私が申し上げているのは、それは数字の突き合わせをもう...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、結局当初計画五年間ということで、それを四年間に早めて取得契約を早めると。そうすると、その次の一年間にまた見直しということで当然またふくらんでくる、こういう方向に動いていくというところも大きな問題点として関連してくるということを指摘をしておきます。  そ...全文を見る
○山中郁子君 間違えたと言っても、何か百機を百十機に間違えたというならともかく、百二十三機という何か微妙な間違いをしているというのは、私は、日本の防衛白書の中に書かれている、「昭和五十二年度以降五個飛行隊分百二十三機の整備に着手する」旨内定したと。この内定がアメリカの国防報告の百...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、こういう内定の段階でこういうのをみんなやっぱりアメリカに御報告なさるわけ。  まあそういう経過を考えていきますと、何かつくることをアメリカと最初から相談してつくっているか、そういうような経過と思えるんですね。まずその内定の段階で、それもきちんとなって...全文を見る
○山中郁子君 これは、ちゃんとしたアメリカの国防報告なんですよね。私は、そこに自衛隊の、日本の政治姿勢の対米従属の本質があると思いますけれどもね。  マンスフィールド駐日大使がハワイで講演してということで、やはりこれは新聞報道で伝えられているんですけれども、一九八五年までに日本...全文を見る
○山中郁子君 そうでしょうね。  そうすると、この部分に関しては中期業務見積もりを一、二年前倒しで、そしてその後までは、その五十九年までは防衛計画の大綱の線をこの問題に関してはやってしまうと、こういう計画だと符合するのよね。そうなんですか。
○山中郁子君 それで、さっきの問題とも関連するんですけれども、中期業務見積もりをアメリカに、それじゃどういうところでアメリカに話をするのか、具体的にはだれがどういう機関でもってそういうことを話をなさるのか、協議を何かするのかというそういうところを伺いたいのね。そうしないと、このマ...全文を見る
○山中郁子君 いつでしたっけ。
○山中郁子君 私どもはこれしかいただいていないんですよね、「中期業務見積りについて」というのね。で、見積書というのか何か知りませんけれども、いずれ膨大な本体があるわけでしょう。それはアメリカに行っていると思わざるを得ないような中身の数字をいろんな人が言っているわけだ、あちこちで。...全文を見る
○山中郁子君 あることはあるんですね。その何というのか知らないけれども、見積書というのか何か知りませんけれども、かなり膨大なものがあるわけでしょう。
○山中郁子君 これはかねてから私ども要求しているんですけれども、そういうものはやはりちゃんと国会へいろんな点で提出もすべきだし、それから国民の前に明らかにすべきだということを申し上げておきます。  この問題につきましては、先ほども申し上げましたようにかなり膨大な防衛費の伸びを余...全文を見る
○山中郁子君 ちゃんと公表すべきだと思います。  それで、特に、この防衛研究の中で有事法制の研究と並んで中央指揮システムの検討ということがうたわれているわけなんですけれども、これはきょうの新聞でも、来年度予算で中央指揮所の施設建設費など六十億円を要求することを決めたということが...全文を見る
○山中郁子君 ちょっといまわからなかったのだけれども、そうするとギン在日米軍司令官が言っているのは、この中央指揮所のことだということなんですね。
○山中郁子君 そうしましたら、いま大体固まってきたと、研究の結果。だから、具体化のことで予算要求の段階に至ったのだと。それだったら、それじゃ実際に内容を、指揮所につくられる施設名、それからそこに入る人、いま防衛庁長官とおっしゃいましたけれども、そういうことの内容を全体の予算とあわ...全文を見る
○山中郁子君 違うとおっしゃったの。だから同じかと確認したのだけれども。
○山中郁子君 それじゃ、この軍事委員会での公聴会で述べた日米の調整機関というのは、この中央指揮所とは違うものだということなんですね。——どうもちょっとよくわからないのだけれども。同じなんですか。
○山中郁子君 では、ちょっともう一度確認しますけれども、ここでギン在日米軍司令官が言っている日米の調整機関と、そういうふうに訳されているわけですわ。そういうふうに翻訳されているからそういうふうに私は申し上げているんですけれども、その機関というものは中央指揮所のことであると——わか...全文を見る
○山中郁子君 八二年にね。
○山中郁子君 そうすると、一九八二年には日米の調整機関が実明すると述べているんですね、この公聴会で。述べているんだけれども、その点はどうなんですかということをだから聞いているわけです。私は。
○山中郁子君 では、この点はさらに確認をしていただきたいと思います。いまおっしゃっているんだけれども、この公聴会のその翻訳された中身によれば調整機関と、日米の調整機関が実現すると、こういう言い方をしているというふうに私の方は読んでおりますので、その中身についての確認をお願いすると...全文を見る
04月18日第91回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号
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○山中郁子君 バスの問題についてきょうは政府のお考えと施策の取り組みについて要望したいと思います。  総理府交通安全対策室が昨年の五月に「都市交通量抑制総合調査について」という報告書を、かなり大部なものを発表されました。この中で交通量の抑制策についてさまざまな考察を試みておられ...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ総務長官にお考えを伺いたいのですけれども、この調査もさることながら、いまの御答弁で具体的な取り組みを始められていらっしゃる、まだ見通しというふうなことについてはいろいろ簡単には出ないとは思いますけれども、私どもは実際問題として一市民として交通渋滞の中でもまれ...全文を見る
○山中郁子君 この報告書の中でも、抑制策の一つとして公共交通の中でもバスについてかなりウエートを置いた考察もされているわけです。このバスのサービスの改善や充実が抑制策としての強力な手段の一つであるという趣旨も述べられていますけれども、このバスのサービスの改善や充実と交通量の抑制の...全文を見る
○山中郁子君 それで運輸省にお尋ねをいたしますけれども、この公共交通、とりわけバスですね、サービス改善の問題としてたとえばダイヤ路線を初め車両や運賃など利用者本位のものにしていくということが大変重要で、それが結果として利用者の増加とか、それからそれに基づく経営の改善、そしてマイカ...全文を見る
○山中郁子君 具体的な点についてなのですけれども、バスのサービス改善の第一点として、車両の整備改善の問題があります。運賃の査定ともこれは大いに関係してくるものだと思いますけれども、各社の運賃改定の際などには車両の購入計画が出されているはずで、こうした車両の購入計画も当然考慮に入れ...全文を見る
○山中郁子君 私は運輸省からも資料をいただいたりして調査をしてみました。で、やはりかなり計画どおりに整備をしてないという問題が出てくるのですね。首都圏及び東海地域の民営バス、具体的に私が運輸省から資料をいただいたりなんかして調査をいたしましたのは十三社に上るわけですけれども、神奈...全文を見る
○山中郁子君 あなたのおっしゃったようなこともあるのだけれども、結局会社は値上げを申請するときに、こういう計画を実施するためには幾ら幾らに運賃を上げなければならぬからそれについて認可してくれと、こうなるわけでしょう。そして、たとえば私どももそうですけれども、住民の皆さんが会社と交...全文を見る
○山中郁子君 一番最初に総務長官が御答弁くだすったように、そして膨大な調査の結果の中にも明示されておりますように、国としていわゆる交通問題の一つの基本のテーマであります交通量の抑制の問題との関連でも、公共交通機関、とりわけ、バスの充実強化、サービス改善が重要で強力な手段になり得る...全文を見る
○山中郁子君 特に、業務の態様が質的に変化を大きくしたということなしに、多少の態様の変化はありますけれども、全部自動化するとか、そういうことなしで来ているにもかかわらず、車が二十五万台から九百六十四万台になって、人数がたった二倍にしかなっていないということは、よくよく行管庁として...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、一つはというか根本的にはやはり共通乗車制度をしても定期代が非常に高くなるとか、不評で余り利用されないとか、それから先ほどおっしゃった乗り継ぎの場合の割引制度、利用者のアンバランスな負担というのですか、そういうことをおっしゃっていましたけれども、これらのこ...全文を見る
○山中郁子君 ぜひそれは意欲を持って助成措置を含めて御検討いただきたいと思うのですけれども、私は共通乗車制度にしてもなぜ利用者が伸びないかというと、定期代が高くなるのですね、非常に。こういうことでやはり安くてそして便利にというのが基本ですから、その利用者がふえていくということも含...全文を見る
○山中郁子君 国の財政は厳しいといっても、国民のこうした利益になるものに重点的に使っていただくということによって大いに可能ですし、その辺は意欲的に取り組んでいただきたいと思います。  では、時間もありませんので最後に冷房車の購入の問題についてお伺いいたします。  最近徐々にバ...全文を見る
○山中郁子君 いまの経過とそれから実情をお話しいただきましたけれども、ぜひとも一つの、これから大きく推進していくべき問題ですので、国としての助成の問題の充実強化を再度要求いたしまして終わります。
04月22日第91回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
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○山中郁子君 こどもの国協会の解散法案に入ります前に、議論になっておりますスモン問題について一、二点厚生大臣にお伺いいたします。  これは何回ももう言われておりますように、昨年年内じゅうの解決、そしてそれが延びて東京地裁の判断にお願いをするということで推移をいたしました。それで...全文を見る
○山中郁子君 結局、それでも製薬会社は拒否しているわけでしょう、実質的にそれで厚生大臣の説得に応じたわけじゃないんだから。私は仏の顔も三度とよく言うけど、何度煮え湯を飲まされたかわからないのです。すでに三月二十一日の予算委員会の時点で、もうこれ以上放置しておくわけにはいかないじゃ...全文を見る
○山中郁子君 きのうの交渉の席上でも、またけさほど来の議論の中でも、スモンについては国に無限の責任があるというように態度を明らかにしているというふうにおっしゃっておられます。もちろんその立場は正しいし当然だと思いますけれども、問題は、その中身がきちんとそういう責任を果たされるとい...全文を見る
○山中郁子君 政府の責任ももちろんさることながら、企業の反社会的な行動、見解というのは本当に許すべからざるものだと思います。けさほども理事会で私はこの企業の代表を呼んで委員会として喚問すべきだという意見を申し上げました。他党の委員の皆さんからもそうした趣旨の御要望が出ておりますけ...全文を見る
○山中郁子君 さっき申し上げましたように、あなた方は収支相償うという点について不安があったから特殊法人にしたなんていまになっておっしゃるけれども、そんなことは最初から何にも言っていないんです。そんなことは理由にしていないのよ。いま私は四点挙げました、あなた方がおっしゃっていたもの...全文を見る
○山中郁子君 そういうことなら、何もここへきて民間にかえることはないんです、社会福祉法人にしなくたって、ちゃんと国の責務をそういうふうに重要視して、なおかっこれからやっていくんだということならば。それでなければ、あなた方がこのときに言った国の責務が大事なんだから特殊法人にするんだ...全文を見る
○山中郁子君 ちょっともう一つ重ねて聞きますけれども、それじゃいままでやりようがないものを、何であえてここで大蔵省はこういうことをやったんですか。無償貸し付けは特殊法人、認可法人以外にはできないのでしょう。
○山中郁子君 だから、特例でもってわざわざ法律をつくってやる以外にやりようがないやり方なわけですね。私は先ほど児童局長ですか、お答えがありましたけれども、寄付の問題にしたって、いままで特殊法人であったからせっかく申し出ていただいた寄付を受けることができなかったとか、そんなことなん...全文を見る
○山中郁子君 あなた開き直っておっしゃるけれども、私らいままで何回国会の場で大臣が約束したって、それが守られないという、何回煮え湯を飲まされたかわからないんです、だから申し上げているの。法律上の担保はないということですね。
○山中郁子君 ないから、だから問題にしているんです。というのは、あなた方は四十一年に出したときに、先ほど申し上げましたけれども、一方民間事業とすると、その性格上商業遊園的な安易な運営に流れやすいと、あなた方はそういうふうに言っていらっしゃる。そういう危険があるから特殊法人に、した...全文を見る
○山中郁子君 それが焦点になっているんです。だからきょうだって大ぜいの方が陳情にも見えて、また傍聴にも見えているんです。  あなたが逆がまた真でないと言うなら、なぜこの時点で特殊法人にすることの理由に、商業遊園的な安易な運営に流れやすいことを挙げているんですか。そんな言い方ない...全文を見る
○山中郁子君 いま私は、職員の問題その他についてもお尋ねをいたしましたので、一音ちょっとそれをお願いします。
○山中郁子君 いまもお話の中ではっきりしましたように、何らいまここで社会福祉法人に変えるという何ら積極的な必要はない。しかも、四十一年にこれが発足したときに、あなた方がるる述べていたことと矛盾するそういうやり方をいまする必要がないということを、私は先ほど来のことで申し上げましたけ...全文を見る
10月21日第93回国会 参議院 逓信委員会 第1号
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○山中郁子君 初めに、盗聴器問題についてお伺いいたします。  去る六月に、わが党の幹部であります戎谷副委員長並びに高原常任幹部会委員宅に取りつけられました盗聴器問題ですけれども、さきの十四日の予算委員会におきまして、憲法論争に関連いたしまして憲法が保障する基本的人権などの面から...全文を見る
○山中郁子君 法務省にいままでの捜査状況を簡単に御報告いただきたいと思います。
○山中郁子君 私は、いまここに実物を持ってきてございますけれども、公社関係の方はもちろんよく御承知のところですけれども、これが電話の場合に取りつけられている保安器です。そしてここにヒューズ管がありますけれども、これがヒューズ管。ここに入るわけですね。この中に盗聴器が取りつけられて...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げました、公安関係による権力による犯罪の疑いは十分にあるということも含めて捜査をなさっているということで理解してよろしゅうございますか。
○山中郁子君 私がここに持っておりますのは戎谷副委員長の家で発見された盗聴器でございます。私どもは、証拠物件といたしまして高原幹部会委員宅で発見されました盗聴器を提出してあります。それはそれぞれレントゲンの撮影によりましてもほぼ同じものだということが判断できます。先ほど私はメーカ...全文を見る
○山中郁子君 私は、前にこの問題について総裁にもお目にかかりましてお話をいたしました。その際、公社としても被害者であるということを強調されました。そのとおりだと思います。実際問題として、公社のヒューズ管に取りつけられていたもので、そのヒューズ管によってメーカーが推定できる、ある程...全文を見る
○山中郁子君 私は、当然のことですけれども、姿勢として、これらの問題も含めて本当にやる気があるならば積極的に捜査も推進すべきですし、調査も進めるべきだということを重ねて申し上げておきたいと思います。  ところで、八月六日に地検が高原宅の実地検分をおやりになったわけですけれども、...全文を見る
○山中郁子君 受信可能範囲の測定を実際におやりになっていないんですよ。これはもちろん当事者の立ち会いがなければできないわけですから。それをなぜやっていらっしゃらないのか。鋭意やっていらっしゃると言うけれども、二カ月半もたってやってなくて、受信可能範囲がわかれば当然どの範囲に犯人が...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、何で受信可能範囲の測定をやらないんですか、二カ月半たって。すぐやるということならそれでよろしいですけれども。
○山中郁子君 じゃ、重ねて伺いますけれども、受信可能範囲の測定をやっていないんですよ。そして必要なものならやるだろうとおっしゃるなら、受信可能範囲の測定は必要ないという見解になるんですか。
○山中郁子君 法務省としてそういうことは当然必要だ、これは異議のないところですね。
○山中郁子君 法務省として、いまの私が指摘した問題も含めてそうした捜査を鋭意進める、これは鈴木総理大臣がお約束なすったことですから、その点についてはよろしいですね。
○山中郁子君 郵政大臣、先ほど私は、総理大臣もこう言われた、郵政大臣としてのそのことに対する判断もお伺いしました。郵政大臣としては、所管の大臣として当然、総理が厳正に捜査をしなければならぬ、しますとおっしゃったことについて御異議はないわけですね。具体的なことはいいですよ。私が指摘...全文を見る
○山中郁子君 私が確認したいのは、鈴木総理大臣が重大な問題なので厳正に捜査をするとお約束なすったわけです。それは、閣僚の一人であり、しかも所管大臣としての郵政大臣としてもその点についてはもちろん同じ立場でいらっしゃいますね、ということです。
○山中郁子君 郵政大臣の所管の範囲はもちろん当然のこと知っています。この問題はその所管の中で起こっている問題なんです。私が先ほど指摘をしたことに対してもいまだにこれらのことがされていないというのは、口で厳正に捜査しなきゃいけないと総理大臣が言って、皆さん方も重大な問題だとおっしゃ...全文を見る
○山中郁子君 法務省。
○山中郁子君 そうしますと、いままでも折に触れておっしゃっておられるのですけれども、いまの御答弁の中でも類推もできるんですが、民法上のプライバシーの保護ということだけで、その他についてはどうもどうしようもないという側面があるというわけですね。これは明らかに、いま私が示しましたよう...全文を見る
○山中郁子君 電波法も関係するんですか。
○山中郁子君 私は、そういういろいろな役所の関係とかということからだけでなくて、それぞれの人々が、国民のプライバシーの権利がこういう陰湿な形で侵される。しかも、たまたまそれは見つかれば犯罪だということで摘発もするし、なくすようにするけれども、見つからないのがいっぱい考えられるわけ...全文を見る
○山中郁子君 具体的に、そうしたら郵政大臣ないし電電公社という範囲で考えても、法務省も関係いたしますけれども、こうした犯罪行為を防ぐ、防止するというための具体的な措置がやはりどうしても必要になってきて、その具体的な措置の強化というものが求められるわけですけれども、この問題以降に限...全文を見る
○山中郁子君 五十三年の五月に、「通信サービスに影響を与える異物の取付に対する処理について」ということで、保全局長、監査局長名で通達を出されています、関連する問題として。ぜひとも、この通達が出ているからということだけでなくて、今回の新たなやはり重大な事件が発生しているわけですから...全文を見る
○山中郁子君 保安器じゃないですよ、この中に入れるヒューズ。
○山中郁子君 さきに指摘しましたように、市販のものと明らかに違うという、そこにまたさらに重大な問題が今回の事件についてはあるわけです。私どもは、先ほど二十九件に及ぶものがわが党の直接的な摘発ないしは告発によっても明らかになっていると申し上げましたけれども、たとえばこれが一連の同じ...全文を見る
○山中郁子君 提出者は公社になるはずですので、公社の方でお調べいただいた上で結構ですけれども、それが還付されていると思いますので、見せていただきたい。お約束をお願いいたします。
○山中郁子君 おりませんか。
○山中郁子君 それでは、還付されているかいないかも含めて私の質問に対して、法務省か電電公社になるかわかりませんけれども、その実物がどこにあるか、そのことについての要求を了としていただいたものと思いますが、よろしゅうございますか。  それでは次に、労務政策及び管理者教育の問題点に...全文を見る
○山中郁子君 具体的に通研におきます管理者教育の中での問題点を指摘するわけですけれども、管理者教育というのは公社として基本的な考え方を持っておやりになっていらっしゃると思います。それはどうなっているんですか。本社の考え方、基本的な公社のものによってすべてのところで管理者教育が行わ...全文を見る
○山中郁子君 内容は、公社の職員訓練規程というのがありますね。そうした公社でもって定めたものに基づいて行われるということで理解をしてよろしいのか。もし、そういうものと全く違う、勝手に内容的にものをやった場合にはその責任はどうなるのか、お尋ねいたします。
○山中郁子君 じゃ、その管理者教育が多少それぞれの自主性なり何なりがあったとしても、その中に反共差別教育が入る、ないしはそれが中心になるというようなことはあり得ないということですか。
○山中郁子君 具体的にお尋ねいたしますけれども、一九七九年三月六日から八日にかけまして東京都市センターホテルで行われました通研三研究所の新任課長補佐を対象とした管理者研修これは管理者特別研修というふうに言っているんですけれども、特別研修と一般の管理者研修と二本立てになっているのか...全文を見る
○山中郁子君 私の調査によりますと、そんなこととは全然違う研修をやっているんです。幾つかを、よくわかっていただけますから申し上げますと、補佐の役割りとして第一日目に講義をしていまして、その中に、組合対策、反主流派対策、反主流派の組合でも具体的にまずい点は余りなかった。しかし長い目...全文を見る
○山中郁子君 その他の幾つかの事例を申し上げます。  分会選で反主流派の票がいつも三分の一ぐらいあるのはまずい、これは通研が行った管理者研修の中ですよ。いろんなのがあるんです。管理者訓練で出し合うと一〇%ぐらいなのに何で三分の一出るのか、ここが問題だ。部内、部外の特定者を全員に...全文を見る
○山中郁子君 管理者研修の中での憲法違反の思想差別ということと同時に、私が取り上げましたこの中につきましても労働組合の選挙に対するあからさまな露骨な介入が行われています。実際問題として、これは通研のあるところでの実物ですけれども、「通研支部大会代議員選挙結果」として全部こういうふ...全文を見る
○山中郁子君 管理者がやっているんです。
○山中郁子君 公社総裁自身がしかるべき責任のある立場で通研へ行って実際を見てほしいし、聞いてもほしいし、通研の職員とも直接話をしてほしい、私も一緒に伺いますと申し上げているんです。ぜひそのことを、誠意ある答弁として私が理解をできるためにお約束いただきたいと思います。
○山中郁子君 こうした研修がどういうふうに行われているかといいますと、たとえば一つの事例があります。「ご案内」となっていまして、どこで何日から、何日の何時から何日の何時までやります。場所はどこです。そして地図がついている。これが「ご案内」です。そしてマル秘として研修日程がついてい...全文を見る
○山中郁子君 先ほど研修の内容について御報告願うようにお約束いただきましたから、具体的なその出張のさせ方とか、あるいはお金の出し方なんかについてもあわせて調査いただくということですので、御報告をいただきたいと思います。そのことも含めて教科書は何を使っているのかというようなことにつ...全文を見る
○山中郁子君 こういう状態が通研にどういう情景をもたらしているかということを、私が総裁に実際に行って見てほしいと言うのはそういうことなんです。  ここに「日本の科学者」という雑誌があります。ここに「電気通信研究所の場合」として田代耕治さんという方が書いていらっしゃいます。この中...全文を見る
○山中郁子君 通研の問題だけでないと申し上げますのは、そのほかにもたくさんあります。いままで、すでに北陸通信局で行われたと思われる管理者教育の反共内容についても国会で指摘もしてきたところです。いま私は手元に、これは東京電気通信局の経営調査室で出しました「課題研修報告及び職場問題に...全文を見る
○山中郁子君 一つは、会計検査院に、この全容の調査が完結して発表されるのはいつごろになるのかということを伺います。  それから時間が参りましたので、公社の方にその姿勢、責任を国会においても明らかにしていただきたいと思いますけれども、そもそもが鉄建公団の不正経理の問題から起こりま...全文を見る
10月28日第93回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○山中郁子君 NHKの五十二年度決算の審議に当たりまして、私は具体的な幾つかの問題について質疑もし、改善方のお約束もいただきたいと思っております。  初めに、NHKの経営の基盤をなす主要なファクターとして受信料制度の問題がかねてから論議もされているわけですけれども、私も逓信委員...全文を見る
○山中郁子君 具体的な、国民が良質な電波によって放送を享受するという側面の問題について具体的な点できょう若干の質疑をしたいと思うわけですけれども、たとえば先ほどいろいろお話がありました現在の不払いの方たちの中にも、基地周辺における不良ですね、受信不能ないしは不良ということで、私の...全文を見る
○山中郁子君 いまも申し上げましたけれども、この中でも国際障害者年の趣旨等に基づき啓発活動、障害者対策及び国際協力の三点に重点を置いて国際障害者年事業を進めるべきであるということで啓発活動というものが一つの大きなウエートを占めて提起もされているわけです。当然、NHKにおけるこれに...全文を見る
○山中郁子君 もうちょっと具体的なイメージが知りたいという感じもするんですけれども、いまおっしゃいました国際児童年の例の「世界の子供」というミニキャンペーン、あれは何かゴダイゴの歌だけ——ゴダイゴの歌だけじゃないけれども、あとミニキャンペーン「世界の子供」というのが入っていて、そ...全文を見る
○山中郁子君 具体的に障害者の方たちのテレビ放送の享受という問題になるんですけれども、これは前にも参議院の公職選挙法特別委員会で、ことしの四月二日でございましたけれども、わが党の議員の質問に対して自治省などが答弁をされていらっしゃる問題です。つまり手話通訳の導入の問題ですね。とり...全文を見る
○山中郁子君 努力されていらっしゃることを否定はしませんけれども、いま公正性とおっしゃいましたけど、それは私本末転倒しちゃまずいというふうに思うんです。聴力障害者の方たちが公正にテレビ政見放送、政治参加の一つの基本的な権利でありますテレビ政見放送を聞けるかどうかという問題が、聞け...全文を見る
○山中郁子君 いまNHKでは、それじゃどういう番組でどのくらいの手話通訳を導入していらっしゃるのかというのを伺いたいんですけれどもね。私の知る範囲では民放の方がより多く手話通訳番組を登場させていると思うんですよ。そういう点では、私はもっともっとNHKがそれの問題について積極的にお...全文を見る
○山中郁子君 私も、その辺のことは重々いろいろよく承知しています。だから手話一辺倒でやれというふうに言っているわけではないんです。だけれども、現実の問題として、私どもさまざまな点で、国会議員としての活動の一つであります演説会だとか、そういうところでもやはり手話通訳です。ほとんどい...全文を見る
○山中郁子君 私が一番最初に申し上げました、すべての国民が享受できるということの一つの重要なファクターであるということ、同時に、国際障害者年というそういう設定された意義にも照らして提起をしたということについて十分おくみ取りいただきたいと思います。一層の積極的な、障害者年を契機とし...全文を見る
○山中郁子君 この障害状況については全国的な状況を調査して対策を検討するというふうに、NHKは四月二十四日同じく沓脱委員の質問に対して答えておられますが、調査の状況だとか対策なんかについてお知らせいただければと思いますが、いかがでしょうか。
○山中郁子君 神奈川県の国鉄の相模線に沿った形での東電の相模川線ですね。
○山中郁子君 それで、これなんですけれども、私がいま一つ問題にしたいのは、東電が地元に説明したりなんかしているいわゆるこれによって起こってくる電波障害の対策を講じなければならない地域、この地域は実際上障害が起こる地域の中の一部なんですね。そこからトラブルが一つは起こっているんです...全文を見る
○山中郁子君 ところが、東電がそういうことで対策が必要だというふうに言っているのは反射部分だけなんですよ。しかも、この反射部分の全部じゃないんですね。約三分の二程度なんです。だから反射部分だけでも三分の一の地域は抜けちゃっているし、陰の部分は全部抜けちゃっているという、そういう対...全文を見る
○山中郁子君 それはそれとしてまた議論のあるところなんですけどね、いわゆる原因者が単純に特定できないというふうなケースの場合。だけど、これは特定できるんですよ。高圧線の鉄塔ではっきりしているわけなんです。先ほども確認されましたように、反射部分、つまり簡単に言うと送電線によってこう...全文を見る
○山中郁子君 電波監理局長に伺うというか、もう一つはっきりさせたいんですけど、いま私が具体的な問題で申し上げたのは、郵政省は電力線の問題に関して電力会社に原因者負担という立場からきちんとした指導を、そういう立場できちんと立てています。こうおっしゃっているわけ、もともとがね。それは...全文を見る
○山中郁子君 余り時間使うつもりないんだけれど、私言っているのは、最初から東電はこの問題について陰の部分を頭に入れていないわけ、そのことについて言っているの。それはけしからぬでしょうと言っている。だって、当然反射の部分も陰の部分も障害として基本的に、理論的にはある。それにもかかわ...全文を見る
○山中郁子君 なぜいつまでもそういうふうな言い方にこだわるのか私わからないんですけれども、何で郵政省が東電の味方をしなきゃいけないんですか。——でしょう。言ったらいいじゃないの。陰の部分もあるんだから、陰の部分についても同じようにちゃんと調査もし、それから調査した上で陰の部分はよ...全文を見る
○山中郁子君 もう一つだけ確認いたしますけれども、先ほど高橋さんは、NHKに私が質問したのでは、高圧線電波障害の場合に、つまり鉄塔も建つわけですから、それで反射の部分と陰の部分と電波誘導のそういう障害が出るということをおっしゃったわけ。それは電波監理局長としても異論はないわけです...全文を見る
○山中郁子君 程度がみんな同じだなんて私一言も言っていないですよ。そんなこと質問していないですよ。もう一度言いますけれども、反射部分、陰の部分、電波の誘導、そういうファクターがあるということをお認めになるんですね。その程度はいろいろあるということはあたりまえなんだから、そんなこと...全文を見る
○山中郁子君 当然であれば、東電がやっていることがいかに手落ちであるかということは当然わかるんです。  技術的なことでお尋ねをいたしますけれども、影響範囲の客観的な問題その他について先ほど電波監理局長もおっしゃっておられましたけれども、いま、たとえば高さの二乗の範囲というような...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、予測がしがたいということではあるんだけれども、でも、一応、当然電波障害が予想されるさまざまな問題については住民運動も当然起こるわけですけれども、NHKとしての被害予想は、それはむずかしいとは言いながら、ある程度きれるべきだと思っていますけれども、その辺は...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、この点は、さっき電波監理局長はいろいろ調査して予測してというふうにおっしゃるけれども、片方では予測はなかなかできない、結局、できちゃってから障害が実際に起こって、そしてそれでああだこうだというふうになる以外にないということになりますか、先ほどおっしゃった...全文を見る
○山中郁子君 NHKにお尋ねしたいんですけれども、これから高圧線だけじゃもちろんなくて、高層建築その他次々起こってきますよね。一層それは頻繁になる。この前、私も放送技研に伺いまして、乱反射を吸収する新兵器ですか、いろいろ開発されていらっしゃるというのも見てきたんですけれども、いず...全文を見る
○山中郁子君 私、その辺を鋭意進めていただきたいということでございます。このことに関しては、住民の側としては単に電波障害だけじゃなくて、居住環境の分断だとか、農作業の障害だとか、さまざまな問題がありまして、埋設にしてほしいという要求をしていらっしゃるんですよね。私も、それは一つは...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、佐原はことしじゅうにミニサテが完成するということですね。鹿島、小見川、佐原で約三万世帯カバーできるというふうになりますと、前にNHKが、ひどいということで三万世帯、軽微なものまで含めれば九万世帯にも被害が及ぶという判断を示されているんですね、たしか五十...全文を見る
○山中郁子君 完成はいつですか。
○山中郁子君 ミニサテ局でしょう。そんなにかかるんですか。
○山中郁子君 それで、いま私が申し上げましたそのほかの地域も含めて、あなたの方も、これはたしか五十四年三月の委員会ですけれども、参議院の逓信委員会で一市二十町村の調査をして報告するとおっしゃっているんですけれども、きょうの質問に当たりまして事前にお伺いしたら、まだその調査が整理で...全文を見る
○山中郁子君 範囲がこういうふうに広がっているのは飛行経路がやっぱり変わっているんですね。私も調査して驚いたんですけれども、コース違反というんですか、最初はこういうコースだからその範囲はこうだというふうにして、これは電波障害だけの問題じゃありません、騒音問題その他も含めてなんです...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、そういうものもかなり広範囲に、私もいま指摘しましたけれども、八日市場、大栄町、光町、神崎町、成東町、そうしたところに全部広範囲に電波障害でもって難視聴が広がっているんですね。その辺については、そうすると対策は立てられますね。大丈夫ですね。
○山中郁子君 本年度というのは五十五年度ということですね。
○山中郁子君 先ほど佐原局が来年の春、何月になるかよくわからないんですけれども、その辺はNHKさんに、佐原局の完成がいつになるのかということをちょっと教えていただいておきたいと思います。
○山中郁子君 三月ね。
○山中郁子君 はい。  それじゃ最後に、この航空機障害と関連をして一言お願いをしておきたいんですが、厚木基地ですね、厚木基地のもとでの障害が、皆さんも御記憶だと思いますが、横浜市の緑区にジェット機が落ちて飛行コースが変わったんです。あれ以降。その飛行コースが変わったことによる新...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
11月05日第93回国会 参議院 本会議 第6号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表し、郵便法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  この法改正は、封書を五十円から六十円に、葉書を二十円から四十円に引き上げるとともに、物価等変動率の範囲内という条件はつけていますが、郵便事業会計の累積赤字がな...全文を見る
11月11日第93回国会 参議院 逓信委員会 第4号
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○山中郁子君 さきの本会議におきましても質問を申し上げ、また要求もいたしましたけれども、今後の郵便料金をめぐる問題につきまして、政府の責任ある赤字解消計画があるのかという点でございます。改めてこの点についての見解をお尋ねいたします。
○山中郁子君 いま魚津さんがおっしゃった先日来国会に提出してあるというのは、この「郵便事業損益計算見込(概算)」としてあります表だと理解いたしますが、つまりこれによりますと、五十九年、改定率二〇・八%で値上げをする、六十二年、改定率二〇・八%で値上げをする、この計画ですね。これは...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、いつ、どのようなめどで、どのような皆さん方の計画でこれらの点について政府として責任ある計画を提示なさるおつもりなのか、そのことをお伺いいたします。
○山中郁子君 もう少し責任が持てるようなものがいつの時点か出せるとは思うという御答弁だと思いましたけれども、どのぐらいでそういうものを出すつもりでいらっしゃるんですか。
○山中郁子君 それはとても了承できないものなんですよ、事の筋合いから言って。  私は大臣にもちょっとぜひ聞いてほしいと思うんですけれども、当分の間こういうことで法定制を外してくれ、端的に言えば政府の自由に値上げをさせてくれ国会審議を経ないで、とおっしゃるわけでしょう。それを理解...全文を見る
○山中郁子君 試算であることはそのとおりだと思うんですね、いずれにしても。そういうものを責任をもって国民の前に提示をして、少なくともあなた方の責任で当分の間というふうに言っているけれども、これはこのぐらいの期間の間にこのぐらいの値上げをするということで累積赤字を解消できると思うか...全文を見る
○山中郁子君 先ほど大臣がおっしゃいました、六十年までは新経済社会七カ年計画で指標が出ている、物価問題などについて。それ以降が出ていないということによれば、六十年までの分については少なくともある程度責任のある計画だと郵政省としては考えている、こういうことですか。
○山中郁子君 郵務局長にお願いなんですけれども、私は、だから郵政省が責任のある計画として出しているんだというふうに理解してよろしいか、こう伺っているんですけれども、そうですが。あなたのおっしゃること自体は言葉としてわかるけれども、私の質問に対しては、そういうふうに受け取ってよろし...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、なぜ省としてコンセンサスを得ないんですか。私が言っているのは、片方で、この間十年になるのか何年になるのか知らないけれども、当分の間法定制を緩和してくれ、国民の皆さんにそれの御協力をお願いしたいとあなた方はおっしゃっているんだから、だったら責任を持って省としても...全文を見る
○山中郁子君 そういうふうになってくると、おわかりだと思いますが、片方では責任ある計画は出せない、政府としてのものにはなっていかないのだ、そして片方ではその範囲を超える期間にわたって法定制の緩和をしてほしい、こういうことを国民に求めていらっしゃるわけね。それは片手落ちだと言うの。...全文を見る
○山中郁子君 それは、当然この郵便法の審議の間でお示しいただくというふうに思ってよろしゅうございますね、いましばらくとおっしゃったのは。これが終わっちゃってからじゃ困るので。きょうの私の質問している間という意味じゃなくてもいいですよ。
○山中郁子君 もう一点。  この点につきましては、これは郵政大臣からも答弁があったんですけれども、私は重ねてやはりそれは国民に対する無責任な協力要請だと言わざるを得ないと思います。中身については繰り返して申し上げません。政府としての責任ある再建計画というものがあわせて提示される...全文を見る
○山中郁子君 健全な事業経営を図りたいということは、つまり赤字をなくしたい。しかし、いまは赤字がある、だから法定制緩和をしたい。つまり赤字だからということですね。実際問題として赤字だから。いま仮にもし赤字でなければ法定制緩和ということは出てこないわけですね。
○山中郁子君 だから、赤字だからでしょう。黒字だったら出さないんでしょう。
○山中郁子君 その点は大臣もちろんそういう立場ですね。
○山中郁子君 郵政省にお伺いしますけれども、戦後郵便法が制定されましてから郵便法の改正で料金を改定したというのは何回ありましたか。それと赤字になって改定したということと同じだと思いますけれども、その点の確認です。
○山中郁子君 過去においても赤字で料金改定、法律改正、何回もしたわけですね。  ごく最近の例をとってみますと四十一年、四十七年、五十一年としているわけです。その前は三種、四種の関係がありますけれども、三十六年と。先ほどもこれは太田委員がおっしゃっておられましたけれども、先ほどか...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、今回一種、二種について緩和する必要性が生まれたという根拠は何ですか。いままでと違う根拠は何ですか。
○山中郁子君 いま法定制を緩和しなければならない理由ということについて私は後ほどまたもう一度この問題を取り上げますけれども、それとあわせて、審議会なんかの答申をおっしゃっているけれども、要するに柔軟性を持たせてとおっしゃいましたね、さっき。そういうことは私は大変心外なんですけれど...全文を見る
○山中郁子君 同じことなんですよね。国会審議の方が適時適切じゃなくて弾力性に欠けるということでしょう。私は余りそういう中身のない議論はしたくないのですけれども、そこの郵政省の見解をはっきりさしておいていただきたいと思うんですよ。どうなんですか、大臣。弾力性に欠けるから法定制を緩和...全文を見る
○山中郁子君 郵政審議会を隠れみのにされちゃ困るので、もちろん、そういうことにうなづいたからそれで提起されたわけでしょう。  私、そこでちょっと、その問題に深入りして時間使うつもりはないんですけれども、法律というのはすべて政府は悪しかれと思って出すのじゃないんです。こういうふう...全文を見る
○山中郁子君 いま問題にしているのは、いままで法定制であった料金を今度は法律を変えることによって法定しないでするようにするということです。料金の額を。法律を変えることによって料金の額は今後法定しないでいけるようにする、こういうことでしょう。だから、その問題について言うならば、いま...全文を見る
○山中郁子君 当時の判断というのはいつのことですか。
○山中郁子君 これは前回の値上げのときの審議でございますけれども、当時村上郵政大臣でしたけれども、このときにいろいろ新聞報道その他がありまして、このときにいわゆる法定制緩和の問題が伝えられたんですね。私はそのことを質問いたしました。そのときに村上郵政大臣は、そういうことは毛頭考え...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、結局、赤字だから緩和できるのだというふうに逆になるんですね。村上さんは五十年の十二月十一日の委員会です。ここで私が、大臣は法定制を緩和するというような発言をしたと新聞が伝えているけれども、そういうことを考えているのかという質問をいたしましたことに対して...全文を見る
○山中郁子君 前回の料金値上げの際の赤字は幾らでした、提案されたとき。
○山中郁子君 今回とどういうふうに違いますか。
○山中郁子君 じゃ、前回の方が多いですね。
○山中郁子君 前回よりも少ない赤字です。今回は。それがなぜ前回よりも上回る危機的状況だということになるんですか。
○山中郁子君 理由になっていませんね。  あなた、さっきから何回も、今回は特別に赤字が大変になって財政危機がひどくなったから、だから法定制緩和するんだと大臣もおっしゃったでしょう。それで、前回のときには郵政大臣は間違いだ、間違っていると言っている、法定制緩和が。それなのに前回の...全文を見る
○山中郁子君 同じようなものじゃないですか、五十年度の赤字でしょう。
○山中郁子君 累積じゃ同じじゃないですか。
○山中郁子君 経理部長、よけいなそんな小手先のことを言わなくていいですよ。あなた方あのとき、値上げをすると言ったときに、結局その時点はそうであっても、五十年度は幾らになります。五十一年度は幾らになります。だから値上げをしてくださいとさんざん言ったじゃないですか。この議事録ひっくり...全文を見る
○山中郁子君 私が指摘したのじゃない。あなたが言ったんじゃないのよ。いいかげんなこと言わないでよ。
○山中郁子君 じゃ、伺いますけれども、先ほどあなたは赤字が多くて少なくとも財政が危機的状況になっている、いままでに比べて。だから法定制緩和をするのだ、こうおっしゃいましたね。それは取り消しなさるわけ。
○山中郁子君 それじゃ、はっきり示していただきたいんです。前回と比べて財政がどういうふうに危機的状況になっているのか、それをちゃんと出してください。少なくとも累積赤字についてはいま明らかにしたように五十年は二千五百億、今回二千百億ですね。だから、その一年度違いなら一年度違いで明ら...全文を見る
○山中郁子君 だから、額だけじゃないなら何なのかということを明らかにしてください。この前のときだってほっておくと大変なことになるといって何回も何回もおっしゃったわけ、郵政省は。だから、そのときとどう違うのか出してください。
○山中郁子君 前回、それじゃこういうものを放置しておくとどういう累積赤字になるということで国会提案したのか、それを出してください。
○山中郁子君 それで、私はだから整理してくださいということをお願いいたします。額だけではない危機的状況というのは何ですか、整理してください。こういう状況が五十年のときと違うのだ、新たな状態なんだと。郵務局長出してください。
○山中郁子君 あなたは間違っていたと訂正するならもっと素直に訂正しなさいよ。混乱なんか私はしていない。あなた何回もおっしゃっていたけれども、前回と比べて財政的に危機的な状況になってきたからと、ちゃんとはっきりおっしゃった。私は、前回まで法定していたじゃないか、少なくともいま現在法...全文を見る
○山中郁子君 私は、こういう大事な法案をごまかしや何かでやってほしくないと思うからこそ言っているんです。あなたは確実に先ほど、財政上危機的状況になったからと、言葉はどういう表現を使われたかは私も一々メモしていませんが、少なくともそうおっしゃいました。それは間違いないですね。
○山中郁子君 それがいままで法定していた理由との関連でお答えいただいたわけで、少なくともいままでよりも財政の赤字の額の多い少ないは言っていないとおっしゃるならば、百歩譲ってそれはわきに置きましょう。額が多い少ないということは別にしても、財政の危機的状況がいままでよりもひどくなった...全文を見る
○山中郁子君 答申の問題はいいです。いいですというのは、私はそれはあなたのおっしゃること最初からわかっていますから、いま答申の問題は横に置いてください。それは立法論の問題は横に置いてください。少なくとも財政危機の問題でおっしゃったんだから、そして額の問題じゃないと言うから、財政危...全文を見る
○山中郁子君 だから、そういうのをちゃんと整理してくださいよ。何かいま一生懸命考えて思いついたのかどうかよく知りませんけれども、だからそういうことを整理してください。どういうふうな財政上の危機が前と違ってあるから、だから前は法定制緩和する必要はなかったし、それは間違いだと郵政大臣...全文を見る
○山中郁子君 何か一生懸命考えて根雪説か何か出していらっしゃるけれども、さっきから何回も申し上げているように、財政の危機的状況が、そういう意味でいままでのあなた方が値上げをしてほしいということで料金改定を求めていらしたときとちっとも変わってないんですよ、本質的に。でしょう。それな...全文を見る
○山中郁子君 それで、その財政法三条の理念に基づいて、それを底流として少なくとも法定制がいま現在堅持されているということは、先ほど郵政省の所見として伺ったところですけれども、財政法三条の意義、そして役割り、こういうものをそれでは郵政省はどういうふうに理解をしていらっしゃいますか。
○山中郁子君 憲法八十三条、八十四条に基づく、つまり財政民主主義の理念に基づく財政法三条を受けて、つまり財政民主主義ですね、その立場から郵便法において郵便料金を法定してきたということでよろしいわけですか。
○山中郁子君 これは九十二回帝国議会、つまり憲法発布前の戦後の議会において財政法案の審議が行われたところで、当時の大蔵省の主計局長が政府の説明をしているんですけれども、「まず財政法案の内容についてでありますが、その内容は大別いたしますれば、大体四点くらいになるかと考えられます。そ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、あなた方基づくということを盛んにおっしゃるんですけれども、基づくという中身はどういう意味ですか。どういう意味にとっていらっしゃるんですか、財政法三条の基づくということを。
○山中郁子君 いろいろとおっしゃってまた後で変なことを言われても困るんだけれども、いま二つおっしゃったわね。一つは法律に何か根拠があってそれに基づいてつくる。それからもう一つは例外的にする、つまり何かのものを。いろんな料金がありますでしょう。そのうち何かについては例外的に法律に書...全文を見る
○山中郁子君 財政民主主義の立場からということで財政法三条も否定なさらないとすれば、問題は、実際の料金が法律の、どういう決め方をするにしても実際の料金額の根拠が何らかの形で法律に依拠しなければならないという趣旨になるでしょう。基づくということを仮に拡大解釈していったとしても、その...全文を見る
○山中郁子君 その問題、後でまた関連してしますけれども、この財政法三条の解釈として、いまあなた方はそうおっしゃっているけれども、これは、この財政法制定当時主計官であって、その後東海財務局長などをされた平井平治さんという方が「財政法逐条解説」というものを書いていらして、その中で、「...全文を見る
○山中郁子君 財政法制定当時のいま私が引用いたしました平井さんの見解は、それじゃこれは違うという御見解ですか。
○山中郁子君 そうすると、全部を決めなくてもいいということは、一部は決めるけれども全部は決めなくてもいい、こういうことになるわけですか。
○山中郁子君 これは五十一年十一月、郵政省経理局がお出しになった「郵政事業の会計制度——特に郵便事業について」ということで、これは郵政審に対して郵政省の方が資料としてお出しになったものですけれども、ここで法定緩和の問題について資料として出されている中に、東大の名誉教授でいらしたと...全文を見る
○山中郁子君 財政法は憲法との関連で制定されたものであるということは申し上げるまでもないと思います。そして帝国憲法改正案委員会で、制定当時の議会で当時の憲法担当の金森国務大臣がいろんなことを言っていらっしゃるんですけれども、時間に限りがありますからその柱のところだけをちょっと御紹...全文を見る
○山中郁子君 いや、あなたの考えていることは何回も伺ったんだけれども、だから、ちょっと理屈だけのやりとりにしてほしくないんですけれども。何のために私が憲法の問題を言い、財政法の問題を言ってきたかというと、こういうことでしょう。つまり財政民主主義という観点から国民の考え方、国民の意...全文を見る
○山中郁子君 だから、私が言っているのは、財政法の理念に基づいて考えていったらもとるではないかということを言っているの。何にも基準がなくて、郵便法上にいわゆる郵便料金はどういう基準で決めるということが何にもなくて、それで法律に基づく、法律に基づくということを言うのは法律でこれこれ...全文を見る
○山中郁子君 それでは、これは入らないという理解なんですね。これははっきりしているんですね、郵政省の見解として。これはどの学説でもみんな入るんですよね。その租税ということの中に広義な意味で独占事業の料金ということが入る。そして、それが基づく基づかないでまたそれは別な意見があるのは...全文を見る
○山中郁子君 しかし、その財政法三条、憲法八十四条、八十三条、その流れは財政民主主義の流れだということは踏まえる、こういうことになるわけですか。
○山中郁子君 その点についてはまた別な機会に議論をいたしますけれども、少なくとも憲法の理解と、それからそれを引き継ぐ財政法、郵便法の流れには、財政民主主義ということでその流れがあるということで法定すべきものであるということになってきているわけで、それに基づいてあなた方も法定してき...全文を見る
○山中郁子君 この点が私は大変大きな矛盾だと思うんですけれども、法定制を外したいという理由は赤字だから、こういうわけでしょう。しかし法定制を外すという根拠は赤字だからということではない 一体これは何なのかということになるのね。そのことは、私はもともとが財政法三条にもとるから言いう...全文を見る
○山中郁子君 それは知っています。
○山中郁子君 私は特例法でないから恒久法のようにして言っているのじゃないんです。議論を聞いていただけばわかりますけれども、財政法三条はそういう特例を認めるような性格のものではないという趣旨のことを私はずっと申し上げているんです。  引き続き、そのことについて申し上げますけれども...全文を見る
○山中郁子君 だから、財政法上私は違反すると思いますけれども、あなた方は違反しないというふうにいろいろおっしゃっている。だけれども、少なくとも好ましいことではない。財政民主主義の立場の流れをずっと追ってきて、だからこそいままでも法定制をとっていたわけだから。だけれども、赤字になっ...全文を見る
○山中郁子君 財政法を底流にしながらいままで法定してきたんでしょう。だから、それがいいわけね。それは当然いいわけだ。だけれども、赤字になったからやむを得ず外す、そういう意味では余り好ましくはないけれども赤字だからやむを得ず外すんだ、こういうことなんですねということを伺っているの。
○山中郁子君 もっとちゃんと率直に答えていただいていいんですけれども、何か持って回ったような答え方をされているけれども、特例で未来永劫変えるのじゃないから、望ましくないと思っているからこそそうしているんだ、こういう意味にしかとれませんけれども、そういうことですか。もうちょっとちゃ...全文を見る
○山中郁子君 私が伺っているのは、財政民主主義の立場から好ましくはないけれども、やむを得ないでするのだということですかということを聞いているの。ちゃんと答えてよ。財政再建じゃないんですよ。
○山中郁子君 そうすると、いままで法定していたものが何によって法定されていたのかという根拠がすっかりあいまいになるんですね。先ほど来確認しているように、憲法、財政法の財政民主主義の理念に基づいて法定してきたということをあなた方も確認されているんだから、そこで矛盾してくるわけ、おっ...全文を見る
○山中郁子君 まず、基づくということだから三条でできるんだ、そしてその内容としては、独占の度合いと国民生活の程度ということを関連しておっしゃっていると思うんですけれども、この財政法の制定のときの政府の説明です。これも同じく先ほど申し上げました野田主計局長が政府の説明と同じく答弁を...全文を見る
○山中郁子君 じゃ郵便法の方のを申し上げましょうか。これは二十二年の八月一日、郵便法の改定、つまりいまの郵便法の制定に先立って政府が説明しているんです。「国民の権利義務に関しまする事項は、すべてこれを法律に規定いたしまして、命令の規定に譲る場合をできるだけ範囲を狭めまして、かりに...全文を見る
○山中郁子君 私、それは大変重大だと思いますよ。少なくとも郵便法も財政法も憲法も、いま日本の憲法であり財政法であり郵便法であるんでしょう。それが立法のときの政府の言い方といまと違っていいんだということは、立法のときに言ったことと将来解釈が違っていいんだということになるんですよ。そ...全文を見る
○山中郁子君 当時、三木さんが逓信大臣でいらっしゃいました。そして、このときに三木さんが郵便法の趣旨説明をされているんです。ここで、「郵便の取扱制度の規定についてでありまして、郵便が国の行う事業とせられ、且つ信書の送達については国の独占するところでありますので、郵便の利用条件の如...全文を見る
○山中郁子君 だから私は、特例法であったとしてもというふうに申し上げているのは、いまこの経過は申し上げたことでおわかりいただけると思うんです。つまり旧憲法のもとでの旧郵便法では全部通常郵便は法定されていたんです。それはお認めになりますね。
○山中郁子君 戦前がどういう根拠でというふうなのは私意見を持っていますけれども、それにはもう深入りはしません。いずれにしても戦前においても法定されていたんですね。されていたんです。それだからこれを法定から外すなんていうのは夢にも考えていないんです。しかし、それだけではなくて、昔法...全文を見る
○山中郁子君 私は、これらのことについてもお伺いしたいということで事前に申し上げましたので、まだ全部お考えになっていらっしゃらないとすれば、ぜひとも勉強なさるというか、お調べになっていただきたいと思いますが、見解の相違ではないんです。見解の相違ならば見解の相違だという論拠を示して...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、いままでこの郵便法審議の中で電話との問題を引き合いに出していらっしゃったのはどういう関係で、どういう趣旨で述べておられるんですか。
○山中郁子君 取り上げざるを得ないというふうにおっしゃるけれども、だから具体的にどういうつながりがあるんですか。取り上げたのだろうと思いますなんて余り人ごとみたいなことをおっしゃらないでくださいよ、あなた何回もおっしゃっているんだから。つまり独占性との関係で電話はどういう関係にな...全文を見る
○山中郁子君 それでは、この財政法三条に基づいてそれとの関連で法定制緩和を議論する際に、あなた方は電話との関係は理論的にはないということですね。理論的なつながりはないということですね。
○山中郁子君 いま電話のことをやっているんじゃない、郵便のことをやっているのね。だから、国民生活上の必要性の程度が電話との関係で郵便が減っているということなんですか。そういうことをおっしゃりたいわけなんですか。
○山中郁子君 もう少しはっきりしてほしいんですけれども、そうすると、郵便は電話によって少なくとも代替されるし、今後とも代替される可能性がある、そういう意味で郵便のウエート、つまり相対的な比重が低まるのだということをおっしゃっているんですか。私ちょっとわかっていただくために言います...全文を見る
○山中郁子君 趨勢としてということを申し上げているんです。というのは、それは個別に、電話がなければ手紙を書くようなケースで電話するということはあるでしょう。あたりまえなことでね。そうじゃなくて、基本的な問題として独占の度合い、それから国民生活の必要性の程度、そういう意味で、そうす...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げておりますのは、財政法三条との関連で独占の度合い、国民生活上の必要性、そういう観点から電話が普及することによって郵便の質が変わるのかということを申し上げている。変わらないとなるならば、この財政法三条論議の中で、あなた方が言う電話の普及を持ち出す必要は何に...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、一つ確認いたします。  独占性が、電話が発達するから全体の通信手段で占める郵便の比重が低まるということで郵便事業の独占性が云々されるということは絶対あり得ませんね。郵便事業はどんなに全体の通信手段の中でウエートが低くなったとしても、それは独占事業であることに...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、そういう意味では独占事業であるということは財政法三条の観点からいって何ら変わらないものである、つまり独占事業だからということになるわけですね。  それからもう一つは、いまあなたは電話によって代替されるようになるし現にされていると。その理屈をもっと敷衍すれば、...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、日常生活の体験的な感覚的な推定であって特別何らかの調査をした根拠があるわけではない、こういうことになるわけですね。
○山中郁子君 私は、それはずいぶん根拠のない話だと思うんです。というのは、そちらでおわかりになると思いますけれども、戦後ずっと見てみますと、一人当たりの郵便利用状況というのは、二十五年が四十二・三通、三十年が五十四・四通、三十五年が七十四・三通、四十年が九十二・二通、四十五年が百...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ企業用通信を外した数字はどういうふうになるんですか、お示しください。
○山中郁子君 私は、その問題で一つは、まず事業をも含めて国民一人当たりの通数が三倍にもなっている。これはだから郵便量がふえているわけでしょう。事業所であろうと何であろうと、事業所から私人へもありますから郵便の本質的なものは私人間だけだということじゃないですから、郵便というのはすべ...全文を見る
○山中郁子君 失礼。そうです。パーセンテージです。
○山中郁子君 減っていないでしょう。
○山中郁子君 電話料金と郵便料金の比率が落ちているなんというのはあたりまえのことで、それが何で関係ありますかということを私は最初から聞いているんです。電話がこれだけ普及すれば電話がたくさんかけられるんだから、そんなのはあたりまえなんです。それは何にもこの財政法から郵便料金の法定緩...全文を見る
○山中郁子君 それでは、その家計の問題を伺いますけれども、そのほかにありますか。あるならいまのうちに言っておいてください。
○山中郁子君 いや、家計の。いま私は量の問題を言ったら、量だけじゃなくて家計が眼目だとおっしゃったわけでしょう。今度家計の問題……
○山中郁子君 じゃ、その家計の占める度合いというものに入る前に、私はこのことはちょっと決着をつけておきたいんですけれども、郵政省が郵便の将来展望に関する調査会というものに委託して報告書が完成しています。これは御承知ですね。郵便の将来展望、物すごく膨大な作業をして、これは五十三年の...全文を見る
○山中郁子君 もちろんこれは、私ちょっと郵政省にお伺いしましたら、四十九年から五十二年にかけて四カ年にわたって事務委託費と実態調査費と合わせて、最低の経費だと思いますが、二億一千六百万円かけているということを伺いましたけれども、それは間違いのないところですね。
○山中郁子君 そして、この将来展望の中で、こんなとにかく分厚いものが四冊もあるんですから、たくさんいろんなことが書いてあります。それで一貫してこの中の一つのテーマとして電話との関係が調査されているんです。物すごく膨大な調査をしています。計算を。それで結論的にどう言っているかといい...全文を見る
○山中郁子君 それは全然間違っていますよ、あなた。いまだに何でそんなことをおっしゃっているの。私、さっき「ぽすとまん」の数字を出しましたでしょう。四十八年で一七・一%、五十四年で一七・九%、変わっていないでしょう、パーセンテージが。変わっていないということは数量は確実にふえている...全文を見る
○山中郁子君 だから、何で落ちているというのは事実だとおっしゃるんですか。根拠をおっしゃってくださいよ。これだけの膨大な資料で計算して、これは将来のことだけ言っているんじゃないんです。相関関係があるということがわかったと言っているんです。これを否定するあなたの実感というのは何なん...全文を見る
○山中郁子君 どこで減っているんですか。
○山中郁子君 年賀郵便は入っていないんでしょう。完全な数字じゃないじゃないですか。
○山中郁子君 まず、減っているとおっしゃるのは、それはあなた、年賀郵便はさっき入っていないとおっしゃったでしょう。入っていないんでしょう。不完全なものなんでしょう。  それともう一つ言います。これをあなたは将来問題だから具体的なものの目安にはならぬとおっしゃったんですけれども、...全文を見る
○山中郁子君 将来を展望するに当たって、現在の状況は電話との関係はどうかということを調べているんです。そしてその調べた結果、膨大なさまざまな調査と計算をした結果相関関係がある、電話をよく使う者は郵便もよく利用するということで排反関係はない、これは四冊の報告書の中で毎回毎回書いてい...全文を見る
○山中郁子君 減っていないでしょうということをだから言っているの、通数からいっても。「ぽすとまん」のこの数字は、あなたどこだか知らないとおっしゃったけれども、これは郵務局の経営企画室が書いている文章です。郵務局の経営企画室、あなたのところでしょう。その数字で四十八年から五十四年ま...全文を見る
○山中郁子君 〇・一五です。下の注を見ればわかります。
○山中郁子君 前と比較して〇・一五なんです。
○山中郁子君 前の数字で合わせれば〇・一五なんですよ。まあいいです。どうぞ。
○山中郁子君 それでは四十年のときの〇・一四と五十四年のいまの〇・一五とお金の額の値打ちが違うんですか、三千幾らであろうと、それが二千幾らであろうと。だからこそ比率で、絶対数で言えばそれは比較すれば違うかしれませんよ、比率で言っているわけだから。違わないでしょう。だからこそ比率を...全文を見る
○山中郁子君 それでは五十三年のときの〇・一三は幾らだったんですか。五十二年のときの〇・一四は幾らだったんですか。全部それを出してくださいよ。そしてそれは昔は多かったんですか。二千円、三千円が多かったんですか。もっといけば千円でしょう。五百円でしょう。そういうものが多かったんです...全文を見る
11月12日第93回国会 参議院 逓信委員会公聴会 第1号
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○山中郁子君 公述人の皆さんには貴重な御意見を伺わせていただきまして、ありがとうございました。  共産党の山中郁子でございます。三人の公述人の皆さんから重ねて二、三の点について御意見を承りたいと思っております。  初めに、岡田先生にお尋ねをしたいんですけれども、先ほどの御意見...全文を見る
○山中郁子君 恐縮ですが、もう一つ重ねてになるんですが、私は国会の審議ないしは国会の審議を外すということの違いが延ばすとか即決とかということが本質ではないと思っております。しかし理由が、時間がかかるから即決、なるべく早くやらなきゃいけないから、硬直性を排除しなきゃならないからとい...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  殖栗公述人にお尋ねを一つだけしたいんですけれども、先ほどのお話の中で、ダイレクトメール協会の会長というお立場から、今回の値上げ、それからそうしたいわゆる値上げ問題が郵便離れを引き起こすというそういう懸念もあるという趣旨がございましたけれ...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  佐藤先生にお伺いをいたしますが、財政法三条との関係で法定制緩和の問題についての御意見を承りました。実は、これは先ほども申し上げましたように、私も昨日かなり長時間にわたっていろいろ議論したんですけれども、その中で郵政省や郵政大臣が盛んに言...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  終わります。
11月18日第93回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○山中郁子君 初めに、せんだっての本会議質問でも、私、来年は国際障害者年でもあり、今回の郵便料金の値上げが障害者の方たち、障害者団体の方たちに大変大きな打撃を与えるものになる、その国際障害者年を前にしてこうした値上げを強行することは余りにも心ないやり方と言わなければならないのでは...全文を見る
○山中郁子君 積極論を言いながら根本は消極論であるような答弁ですけれども、その際の具体的な問題として、点字物の場合には外見でわかるけれども難聴者の方たちのということで外見ではわからない、それが最大の問題のように答弁をされていらっしゃいます。これは先ほど坂倉委員からもお話がありまし...全文を見る
○山中郁子君 それで、聴力障害の方たちが全面的な社会参加という場合に、とりわけ郵便に依拠するところが大変多い。そういう意味で言えば郵便事業そのものが国際障害者年の理念に照らしてそれなりの責務も負い、役割りも果たすべきものであるということを私は前提に置いて申し上げていますから、その...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ大臣にも御検討いただくお約束をいただきたいと思うんですけれども、いまのたとえを申し上げましたように、一年間に難聴者の方、聴力障害の方に葉書、切手をどのくらい分ということで決めて、そしてそれをそういう交付の仕方をして、実質的な障害者の要求にこたえるというようなやり...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ結果的に積極的にもなりますように御検討をいただきたいと思います。  先日の委員会で、私は一定の時間をかけまして法定制緩和の問題について論議をいたしました。その際、幾つかの点について資料も要求してきたところでございますし、大臣からも制定当時の点についてもう一度勉...全文を見る
○山中郁子君 ちょっともう一つ伺いたいんですけれども、御勉強の結果、財政法それから郵便法の制定の趣旨というのは、あくまでもそれは一種、二種だけであるか、そのほかのどこまで含めるかというようなことは別としても、具体的な料金を法定しなければならないということが趣旨である、しかし今回は...全文を見る
○山中郁子君 それでは、やっぱり二つのことをおっしゃっていて、そもそも法定しなくても財政法三条にもとらない。それからもう一つは、今回は永久的にやるのではなくて例外的なんだからもとらない。二つのことをおっしゃっているというふうに思います。私は、きょう別なこともしなきゃいけませんので...全文を見る
○山中郁子君 国会のサイドから申しますと、それはぐあいが悪いんですよ。国会のサイドというのは何かといえば国民のサイドです。そして国民はいま郵政省から、こうこうこうで赤字が大変だ、将来ともだんだん赤字がふえるばっかりだからひとつ法定制緩和して料金値上げのイニシアチブをこっちに預けて...全文を見る
○山中郁子君 その次の、前回議論いたしました皆さん方が法定制緩和の根拠として幾つか挙げられている問題の中に、郵便物の変化というか、私人間の郵便物はそうふえていないみたいな、減っているみたいな印象のことをおっしゃっていました。私は、「ぼすとまん」に出ておりましたおたくの計算の数字を...全文を見る
○山中郁子君 次に、家計に占める郵便の経費の問題についてとそれから金額自体の問題でお話をいたしました。それでこれも資料を出していただきました。このことについてもう一度改めてきちんとフランクに確認をしていただきたいんですが、比率の問題ですね。これは三十八年から五十四年までの数字をい...全文を見る
○山中郁子君 もう一つこの前のときそう申しましたら、あなたは、いや金額の方が眼目だ、こうおっしゃいました。金額はそれじゃ一体どうなるのかということで、これも資料要求をいたしました。そして、ここで出していただきました。  それで、五十四年の一番新しい数字が三千百八十九円、五十三年...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ私が資料を要求いたしましたのは、あなた方がおっしゃっている、たとえば前回の五十一年の値上げの当時といまと財政の危機の深刻さが違う、こういうことを盛んにおっしゃいましたので、私はどういうふうに違うのかということを申し上げました。そしたら、いろいろおっしゃったけ...全文を見る
○山中郁子君 人事局は、たとえばそれでは電監局の人事は見ないのか、電気通信政策局の人事は見ないのか、経理部はどうか、経理部長いらっしゃるけれども、全然電気通信政策局については見ていないのか、こういうふうにしていけばそれは見てるんですよ。見ているんだけれども、いまのあなたの御答弁は...全文を見る
○山中郁子君 人事局、経理部、大臣官房の他の課ですね。あなた方の説明によると、とにかく別になっているのは電波監理局、電気通信政策局、大臣官房審理課、国際課、こうなって御説明いただいているんですけれども、多少違ったとしても。それと、それから大臣、大臣秘書官、政務次官、事務次官、こう...全文を見る
○山中郁子君 資料出してください。
11月19日第93回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○山中郁子君 政治資金規正法につきましては、わが党はかねてから主張してきたところでありますし、本法案につきましても、衆議院において、事実上の賄賂とも言うべき、そして賄賂の温床ともなる企業や団体献金の野放しという問題を初めとして、今回の政治家個人への献金もいわゆる指定団体をトンネル...全文を見る
○山中郁子君 いま選挙部長も言われたとおり、本法においての寄付の概念は明確になっているわけです。これは政治資金規正法の改正なわけで、政治資金規正法そのものになるわけですね。それで、「改正 政治資金規正法解説 自治省選挙部編」というものの中にいろいろ丁寧に解説もしてあるのですけれど...全文を見る
○山中郁子君 そもそもが、個人に対して入るお金についての問題がさまざまな点で出たから、松野さんの五億円の問題も含めて出たから、あなた方はそういうことについて一歩前進させるのだということでこの改正案を出していらっしゃるわけですね。そのことがどうであるかの評価は別として、私ども意見を...全文を見る
○山中郁子君 まあ大臣の今度健康条件のよろしいときにさらに引き続き見解を伺います。  それで、鈴木総理を初めとして政府・自民党首脳が機会あるごとに金のかからない選挙ということを盛んにおっしゃっているのですけれども、それで先ほど来論議のありました参議院全国区制や選挙運動規制などに...全文を見る
○山中郁子君 同じく、同派のこの事件の訴訟状況について、法務省から報告をいただきたいと思います。
○山中郁子君 こういう買収事犯というのは本当に常識を超えるようなことがいろいろ行われているのですけれども、私どももこれらの問題についていろいろ調査をしたところによりますと、たとえば具体的に申し上げますけれども、これはこの一区の高根台団地のある主婦の方が言っておられるのですが、何月...全文を見る
○山中郁子君 津田沼の現ナマの配付は。
○山中郁子君 こういうのはほかにいっぱいあるんです、私も千葉の一区の状況を具体的に知っていますけれども。問題にしたいのは、ここでいま申し上げますけれども、これは泰道さんの前回の選挙のときなんですけれども、泰道三八君を励ます会ということでこういうものを出しているのです。そして、発起...全文を見る
○山中郁子君 これも御承知のところだと思いますけれども、泰道三八氏の実父でいらっしゃる泰道照山氏が千葉県の公安委員長を務めておられました。これはいつからいつまでですか。
○山中郁子君 全く照合しますね、時期的に。片や公安委員長、そして片や県警察本部長ということでね。その人が泰道三八氏の励ます集いにだあっと名前を連ねているわけです。これはその後の新聞報道その他でもいろいろ報道されておりますけれども、結局藤沢三郎さんという方は在任当時公安委員長であっ...全文を見る
○山中郁子君 そういうことではなかなか理解できない背景があるから申し上げているので、あなた方も目を通していらっしゃると思いますけれども、たとえばこれらの問題について、本当に国民の怒りなんですけれども、これは九月五日の読売の記事の中にも書かれているのですが、「泰道派には、千葉県警本...全文を見る
○山中郁子君 前回の委員会でわが党の近藤議員が触れましたけれども、御承知の愛知の内田派の違反ですね。この問題もこれは自治体ぐるみということで報道もされておりますけれども、大規模なやはり買収事犯です。そして、こういうことの中にこそ選挙に金をかけるという実態の本質があるということを私...全文を見る
○山中郁子君 私は、そういうことのまず第一にやらなければいけないことは、また、なくさなければいけないことは、こういう汚い買収事件です、そういうことをいま指摘しました。それで、いま大臣がおっしゃったことについての議論はまた後に譲ります。  先ほども指摘したのですけれども、警察庁は...全文を見る
○山中郁子君 私は、こういうように、あなた方がこういうところでどんなふうに上から下まで公正中立で徹底しているとおっしゃったって、実際に時の政府や権力にはきわめて警察がおもねった行動をとりながら、そして反面では民主勢力に対して尾行や張り込みなどのそういう違法な干渉妨害、そうしたもの...全文を見る
○山中郁子君 買収事件についてです。
○山中郁子君 それじゃ最後にもう一つ。  いま選挙公害というふうにおっしゃったけれども、そういうことがまさに基本的な権利である言論、政策宣伝——選挙のですね、もうそれがなければあり得ないという、そのこと自体が存在し得ないという、その封殺のたくらみなんだということを私は主張いたし...全文を見る
○山中郁子君 いま求めたんですけど……。
11月20日第93回国会 参議院 逓信委員会 第7号
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○山中郁子君 私は、冒頭に、昨夜以来報道されております電話料金の五十七年度値上げという問題につきまして、電電公社総裁に急なお願いではございましたけれども、そういう事情で重大なかかわりのある問題ですので、御苦労をお願いをいたしました。そして、並びに郵政省の見解をお尋ねいたしたいと思...全文を見る
○山中郁子君 きょうは郵便法の審議の貴重な時間でございますので、電話料金の値上げないしはそうした体系問題については、別の機会に私は十分時間をかけてしたいと思います。しかし、どうしても大事なことは、私は一点、これは何としてもここではっきりと郵政大臣に言明していただかなければならない...全文を見る
○山中郁子君 いま秋草総裁はそういうことでお話しになったわけです。ですから、電電公社、いま四千五百億、五十四年度黒字、そして、先ほどもおっしゃいましたように、五十七年度までは黒字が出るという見通しだということを総裁がちゃんとおっしゃっているわけでしょう。そういう時期に法定制緩和、...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、あり得ないということですね、お答えしたとおりといったら。もう一度おっしゃってください。
○山中郁子君 考えているいないじゃないんです。私の伺いたいのは、いま秋草総裁がこの場でおっしゃったんだから、だから、そういうことは郵政省としては認めるはずがない、認める問題ではないということを確認してください。それでなければ法定制緩和のいままでの議論は全部吹っ飛ぶんですよ。
○山中郁子君 いまおっしゃっているわよ。
○山中郁子君 どうしてですか。
○山中郁子君 私は、しないということをあなたが言明しない限りは、郵便法の法定制緩和の問題の論議が全部吹っ飛ぶって言うんです。私はいままで、皆さんも委員長も御承知だと思いますけれども、法定制緩和についていろんな面からあなた方の主張を、ほかの委員の方もそうですけれども、いろいろと質問...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、やらないということですね。いまとにかく電電公社総裁は黒字でもそういうことを考えているんだとおっしゃっているけれども、郵政省としてはそれはやらないということですね。はっきりしてください。それじゃやらないということなんですね。それがそうだということならそうだとおっ...全文を見る
○山中郁子君 電電公社がそういう形で、郵政省と何の御相談もなく、この郵便料金の法定制緩和をめぐる重要な審議の最中に、こうしたことを記者会見で大々的に発表なさるという仕組み、仕掛け、私にはどうしてもそれは理解できませんけれども、いま大臣は、少なくともこの法定制緩和の問題についてはや...全文を見る
○山中郁子君 何の根拠にもならないと思います。つまり、この十年間で課長を三倍にしなければならない理由は何にもないじゃありませんか。課長のポストというのは実際のそこで働く集配課の定員の中から食うわけじゃないんでしょう。別の数になるわけでしょう。そしたら、それだけよけいにお金がかかる...全文を見る
○山中郁子君 あなたの方から資料いただきました。そうしましたら、ここのところどんどん、五十三年度、五十四年度、千歳局、杉並局、杉並南局、足立局、葛飾新宿局、深川局に次長を新たにつくっているんですね。そして、これらが全部三百人を基準だとおっしゃるけれども、みんなばらばらなんです。三...全文を見る
○山中郁子君 私は資料をお願いして、まだそれができていないということでしたので改めて要求をいたしますけれども、いま伺ったのは東京郵政局管内の課長配置、それから次長の新設の問題などでございました。全国的に集配の課長配置、それから要員の伸び、課長配置の変化、それから全国的な状況をぜひ...全文を見る
○山中郁子君 次に、お尋ねをいたしますことは、奥田官房長にお伺いをいたします。  ことしの八月二十二日から二十五日まで奥田官房長は出張されておられましたけれども、私はこの間の官房長の行動日程について資料として提出を再三求めてまいりました。ところが、どうしてもそれは出していただけ...全文を見る
○山中郁子君 そういうことではなくて、実際に、この間のあなたが実際に行動した日程を資料として出してくださいということを再三お話を申し上げました。要求をいたしました。あなたは、その資料提出があるということを御存じなわけでしょう、いまお話を聞けば。だったら、なぜそれを出さないんですか...全文を見る
○山中郁子君 具体的な内容を私の方はお尋ねをしたんです。それで、最終的な資料決裁というのは官房長自身でしょう。あなたのところで資料をどうするかということのあれをなさるわけでしょう、普通ね。あなたの方で、それ以上の私どもが要求をいたしました細かい、二十二日どこでどういうことをして、...全文を見る
○山中郁子君 私は、あなたの具体的な日程を、何日にどこへ行ってどういうことに使ったということを出してくださいと言っているんです。出てないんです。出したって言うんならそれを見せてください、いま。
○山中郁子君 だから、資料を要求したんですよ。説明を求めたんじゃないんですよ。資料を要求したの。なぜ出せないんですか。公務員が出張して、しかも官房長というような高級官僚が出張なすってそのことを、どこで何をしたかということを資料として国会に提出できない、そういう行動をあなたはされた...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ伺いますけれども、私はこれでその問題について、あなた方ちっとも出してくれないから、北陸郵政局の秘書課長に伺いました。そして、秘書課長が何とおっしゃったかというと、業務については二十二日の午後、石川県庁、北陸郵政局での記者会見、そして二十五日に敦賀の市役所、敦...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、それ以外は出ていない、こうおっしゃるわけですね。
○山中郁子君 じゃ、具体的にお伺いいたします。  私どもの調査によりますと、山内大臣は、二十三日の午後、福井体育館で行われました山内郵政大臣就任祝賀会、これにお出になっている。それからまた、勝山の成器西小学校で行われた奥越地区の祝賀会、みんな後援会や自民党県連が主催者に入ってい...全文を見る
○山中郁子君 業務じゃないでしょう。山内大臣が郵政大臣になられたいわばお国入りですよ。後援会や自民党県連が主催者の中に入っている。そういう集会に何で郵政省の官房長が出るんですか、税金使って公費出張して。そういうことはできるんですか。
○山中郁子君 それじゃ、山内郵政大臣の祝賀会に来賓みたいなことで出るということはあり得ないわけですね。それはまあせいぜい前の晩にあいさつの内容について相談に応じる、こういうことでしょう。
○山中郁子君 何で公務員が、しかもあなた官房長という高級官僚が、郵政大臣の後援会や自民党県連、こうした人々が主催をしている大臣就任祝賀会に出ていいんですか、それじゃ。公務員がそういうことに出ていいんですか。それは山内さんという政治家を励ますことなんですよ。できるんですか、そういう...全文を見る
○山中郁子君 民間の私的な会合じゃないんですよ。政治家の後援会なんですよ。それに郵政省の官僚が出るんですかと聞いているの、私は。出ていいんですか。国家公務員法というのはどういうものなんですか。
○山中郁子君 じゃ、どういう陳情があって——ごあいさつなんて、新聞にたくさん報道されていますけれども、別にそんな専門的なごあいさつじゃないですよ。どういう必要があって、実際にどういう陳情を受けて、どういう仕事をなすったんですか、官房長として、その山内さんの祝賀会にお出になって。み...全文を見る
○山中郁子君 だったら、結局あなたは、この福井新聞御承知でしょう、ちゃんと来賓の花をつけて壇上に座っていらっしゃるの。写真に写っているんだわ。私は、そういうことが官房長としてやっていいということだとしたら、これは重大な問題だと思いますよ。政治家が、当然のことながら自分の後援会だと...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、それはどなたに求められたんですか。大臣に求められたんですか、出席することを、同行することを。
○山中郁子君 じゃ、先ほどの質問で大臣に御見解を伺います。
○山中郁子君 明らかに公務ではないとお認めになりました。公務でないところに官房長がついていって同席をするということがあってよろしいんですか。支持者の方たちへのごあいさつ回りだということでしょう。そのとおりだと思いますよ、私。そういうところに官房長が公務として出張してついていくとい...全文を見る
○山中郁子君 いえ、これは祝賀会です。
○山中郁子君 これだけじゃないんですよ。ほかにもみんな奥田さんは出ていらっしゃる。それだったら、私は、だから最初に申し上げましたように、全部この間の、山内さんが支持者を回ってごあいさつをしたりしたという、こういうところにあなたはどういうふうに出席をしたのか、しないというならどうい...全文を見る
○山中郁子君 それはまた、それをいただいた上で継続いたしますけれども、私は要するに、これは何を意味しているかということは大臣にもよく考えてもらいたいと思うのです。結局は山内さんの大臣就任の地元へのお国入りですよ。それは業務といったって表敬訪問的なものです。それに郵政省の最高幹部の...全文を見る
○山中郁子君 これで終わります、時間が参りましたので。  いまお示しをいただいた数字をもとにいたしまして私が御指摘申し上げたいのは、これらの莫大な経費を使って配送される事務用ですね、無料の扱いの郵便が実際にどういうふうに使われているのか。先ほど山内さんのお国入りについて奥田官房...全文を見る
11月25日第93回国会 参議院 逓信委員会 第8号
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○山中郁子君 前回に続きまして、通信事務扱いの無料郵便についてお尋ねをいたします。  前回、御説明をいただきましたところによりますと、通信事務扱いの郵便を有料として換算すれば、五十二年二百五十一億、五十三年二百六十一億、五十四年二百六十九億ということでございました。この三カ年だ...全文を見る
○山中郁子君 私、郵政省にいろいろ御説明をいただいたんですけれども、それによりますと、郵便法二十条に基づくということで当然郵政事業の業務の事務に関するものであるから、二十条にもあるとおりに郵政省の文書を発送するものである、ないしはそのことの関連で郵政省に送られるもの、そういうこと...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、郵政省の文書以外のものはあり得ないというように理解いたしますけど、そうですか。
○山中郁子君 御説明いただきましたところによりますと、郵政省がつくっているものではない定期刊行物、つまり他の団体によるもの、そういうものもあるということでしたけれども、つまり定期刊行物で言えば、そちらの資料によりますと、「ぽすとまん」、「郵便友の会ニュース」、「切手」、「切手売捌...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、定期刊行物じゃなくて、他の者、部外者がつくった文書、そうしたものもそういう観点から無料扱いにして送るということがあり得るわけですか。
○山中郁子君 そうしますと、たとえば私どもが郵政省にいろいろ交渉したり話して、ポストを設置するとかそれから郵便局の設置が行われるというふうなことについて、その地域住民の方に今度ここに郵便局ができますよと、当然郵政行政の推進に役立つものでありますけれども、そういうことを周知させると...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、部外者の名前でもって郵政行政の中身に関してつくられた文書を送るということはあり得ないということですね。
○山中郁子君 具体的な例でお尋ねいたしますけれども、私は、いま手元にそうした通信事務扱いの無料郵便物を持っております。これは福島県の石川郡平田村の村長さん澤村金治さんというお名前になっておりますけれども、この方の名前で簡易保険の普及を呼びかけた趣意書なるものです。これが平田村の全...全文を見る
○山中郁子君 私、郵政省に御説明を伺いましたら、そういう場合であっても主体が郵政省であることが明らかになるような形で連名で出すということだという御説明がございました。いまの郵務局長のお答えとは大分違うと思いますけれども、いずれにしても、これはそういう理屈でおっしゃるならば、先ほど...全文を見る
○山中郁子君 あたりまえです。出すのにこうやって「小平郵便局長」と、こうなっているだけですよね。それは出すのに判を押さなきゃ出せませんでしょう、無料通信で。  それで、先ほど何らかの郵政省の添付物をつけるとかなんとかおっしゃいましたけれども、じゃ、何にもついてないのがあるよと言...全文を見る
○山中郁子君 そこの基準を聞いている。
○山中郁子君 だから、それだったらこれと同じ内容で十分あり得ますね、これは簡易保険のお勧めなんだから。それを私がこういう文書をつくって、そしてあなたの方に持っていって通信事務で扱ってくれと言ったらそれはできるということはあり得るわけでしょう、内容に係るというんだったら。そうでしょ...全文を見る
○山中郁子君 だったら、それでみんな名前の宣伝ができるじゃないですか。そうでしょう。そんなのは幾らだってできますよ。そんなことをおたくはやるんですか、みんな。  これは大臣に私ちょっと聞きたいんですけれども、そういうことを郵政省としてはやるんですか、無料通信を。それぞれ、たとえ...全文を見る
○山中郁子君 あなた、これを調査なさると思いますけれども、そういういいかげんなことで通信事務の無料扱いをやっていて、それが一年間に二百数十億に達するような経費をつくり出しているわけでしょう。もちろん全部が全部じゃありませんよ。そういういいかげんな態度をとっているということ自身が、...全文を見る
○山中郁子君 私は、こういうものが、先ほど申し上げましたあなたの方の資料に基づく定期刊行物が貴重な経費を使って無料扱いで発送されるべきものであるかについては議論があると思いますけれども、その問題はいまは横に置きます。  それで、いま切手売りさばき人には送っていないとおっしゃいま...全文を見る
○山中郁子君 いや、御説明によると、六千部だけを買い上げて、そして先ほど申し上げましたところに送っているという話で、そのほかは送っていないとあなたおっしゃいましたでしょう。だけれども、ここにありますのは、これは文京区白山の切手売りさばき人の方に送られてきた「切手売捌ニュース」三月...全文を見る
○山中郁子君 それはお調べいただきたいと思います。  それで、この号だけが小石川郵便局からこの切手売りさばき人のところに送られてきたんです。この号が特別何らかのものがあるのかどうか、私もつぶさに見せていただきました。特別なものがあるとすれば、恐縮でございますけれども、参議院選挙...全文を見る
○山中郁子君 まとめて後ほど大臣から御所見を伺いますけれども、いずれにしても調査をなすってください。あなたはいまそういうふうに信じておりますと言っているけれども、全国に送られていないということの根拠は何にもないんですよ。そして全国に送られなくて、特定の人ならいいという根拠も何にも...全文を見る
○山中郁子君 先ほど申し上げました通信事務の問題、今回の奥田官房長の随行の件、あわせて大臣から御所見とそれからやはりその反省の弁をお伺いしたいと思います。
○山中郁子君 二十三日ですね。
○山中郁子君 先ほど奥田官房長も触れられましたけれども、私は、そういう点で大臣のそういうおっしゃる理由だけであるならば、何も麗々しく政治家としての祝賀会に来賓として壇上に並ぶことは何もないわけです。私はそういうことを申し上げたので、しかるべきその辺についてのけじめをおつけにならな...全文を見る
○山中郁子君 審議会問題、もっといろいろな問題点たくさんありますし、いまのお話だけでは全くはっきりしない面が余りにも多過ぎますけれども、時間の関係で次の問題に移ります。  法定制緩和の問題です。  私は、かなりの時間をかけてこの問題をしてまいりました。先ほど伺っていれば、この...全文を見る
○山中郁子君 明らかに矛盾をします。そんなことは子供が聞いてもわかる理屈です。大臣は、特例だから、特例だからということでもとへ戻すんだとおっしゃったけれども、あなたは、立法論からと言ったってその時点ではまた別な考え方があり得る、こうおっしゃるわけでしょう。そういうごまかしをして、...全文を見る
○山中郁子君 そういうことをおっしゃるんだったら、またまた本当に最初からやり直しですよ。  議事録全部読み返してみればわかりますけれども、あなた方は立法論が主体ならできるからやるんだということ以外にないんですよ。財政法の解釈だって、こういう解釈ができるからやるのだという以外にな...全文を見る
○山中郁子君 法定制を緩和して当分の間、累積赤字がなくなるまでと言われておりますけれども、国会審議を経ないで自由に値上げをできるようにしてくれというのが本法案の主要な柱の一つでございます。そういう具体的な計画が一体どういうものなのかという私どもの質問に対して郵政省が明らかにしたの...全文を見る
○山中郁子君 郵政省、郵政大臣の御答弁は伺っておりますので、ぜひともこの際、総理に、政府としての計画を責任を持って提示しなきゃならないでしょうという立場からお尋ねをしておりますので、その点の要求をいたします。話はそれからだということはだれもがわかる理屈じゃないですか。総理の御見解...全文を見る
○山中郁子君 簡潔にお願いします。
○山中郁子君 責任ある資料並びに計画が出ていないのだということを重ねて指摘をしておきます。  で、法定制緩和それ自体の問題につきましても、この委員会においてかなり時間をかけて議論もしてまいりましたので、いまそれは繰り返しませんけれども、要するに信書の送達が一〇〇%独占の事業であ...全文を見る
○山中郁子君 根拠がなくなっているという実際について、総理もぜひいままでの論議を全部よく御理解をいただきたいと思います。  それで、鈴木内閣の政治姿勢に関連して、若干、総理にぜひともお約束をいただきたいことがございます。  総理は、所信表明においても政治倫理の確立、官庁綱紀の...全文を見る
○山中郁子君 最後に、私は、独立採算制の問題に関して私の意見を申し上げ、また提起もし、ぜひともそれを御検討いただきたいと思います。  今回の法案提出の最大の動機になっているのは郵便会計の赤字です。つまり財政問題です。郵便事業というのは全国どのような場所にも信書を送達するという、...全文を見る
○山中郁子君 異議あります。委員長。委員長、議事進行について特に意見を述べさせてください。
○山中郁子君 意見なんです。
○山中郁子君 私は、理事会においても再三主張してまいりましたけれども、本法案の審議はまだ重要な幾つかの問題について尽くされておりませんし、また重要な要求いたしました資料も出そろっておりません。さらに、法定制緩和の問題についてはその根拠がすべて崩れ去っているにもかかわらず、あくまで...全文を見る
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、郵便法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。  反対の第一の理由は、本法案が郵便料金の法定制を緩和するとしている点にあります。  財政法三条は、「国の独占に属する事業における専売価格若しくは事業料金については...全文を見る
11月26日第93回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号
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○山中郁子君 今回の法案は昨年九月の航空機疑惑問題等防止対策に関する協議会の提言、これを受けて起案したということは提案理由でも説明されておりますし、航空機疑惑と言えば田中元総理の五億円の授受問題、それから松野頼三元防衛庁長官の同じく五億円の問題が特筆されますけれども、これらの事件...全文を見る
○山中郁子君 この捜査段階でも公判の中でも大分不可解な問題が提起されていると私は認識をしております。それで、いまお話がありました河野商事の河野利夫被告の公判、これは十月二十一日に東京地裁で行われましたけれども、弁護側による被告人質問に対してこの河野被告が、新聞報道によれば、藤田正...全文を見る
○山中郁子君 いろいろ伝えられているのですけれども、このフジタ工業の裏金づくりの手口というのは、法廷で明らかになったものだけを拾っても、架空の工事をやったことにしてその代金相当を裏金として吸い上げるというやり方。そして、これらがどういうものに使われているかといいますと、弁護人の質...全文を見る
○山中郁子君 政治資金規正法だけでない、いろいろな点にかかわることは事実です、それから入りも出も。そういうことを含めて私が総合的に申し上げていますのは、明朗化を図るという大義名分で、まさにこうしたことに国民の批判とまた疑惑が生まれているわけですから、そこにやはり真正面にこたえる。...全文を見る
○山中郁子君 また、政治団体が支部を持つとき、その本部と支部はそれぞれ一つの政治団体とみなして届け出をしなければならないというふうになっていると思いますが、この点もそのとおり間違いないでしょうか。
○山中郁子君 ところで、そういう前提に立ちましてお伺いをするのですけれども、鈴木総理の政治団体である政経懇談会、これの五十三年と五十二年の収支報告書を見ますと、収入は二年間で計一億六千八百四十万円です。そして支出が八千百四十万円になっています。この支出の約半分を占める三千九百六十...全文を見る
○山中郁子君 では、これは虚偽の報告をしたということになるわけですね。
○山中郁子君 支部でないとしても、やっぱり届け出がなければできないわけでしょう。
○山中郁子君 では支部であるかないかということは別として、支部でないことははっきりしているのだけれども、支部として届け出をしたのですよね。だけれども、それが故意か故意でないかは別として、違っていたとしても届け出がないところに交付をしたということになりますね。
○山中郁子君 それは明らかにこの政治資金規正法に違反するわけでしょう。私、後ほどまた総理にもお尋ねいたしますけれども、自治省としてその辺はどのような見解をお持ちになっているのですか。
○山中郁子君 そうしたら、そういうところに三千九百六十五万円ものお金を交付することがあり得るのですか。
○山中郁子君 後ほどまたこれは明らかにしますけれども、それではあなた方がさっきからずっとおっしゃっているこの政治資金規正法本法自体の問題でありますけれども、改正問題のですね。こういう莫大なお金が届け出もなく、そしてまた、それも違反をされて交付されている、そういうことも全部結局は認...全文を見る
○山中郁子君 まずはっきりしているのは、支部に交付したとされているということなんですよ。だったらどうしてそこのところを、間違いで違反だということを認めてしかるべき見解を出さないのですか。  私はもう時間がないからいいですから、次官がせっかくお見えになっているからちょっと見解を聞...全文を見る
○山中郁子君 後で総理に聞きます。
○山中郁子君 大臣は答弁でしばしば金のかからない選挙とかあるいはそれとの関連で党営選挙ということを強調されております。前回の質疑で、私の金のかかる選挙の実際というのは大型買収選挙違反問題など、これがまず第一に重要な問題として考えられなければいけないじゃないかという指摘に対して釈明...全文を見る
○山中郁子君 これは九月十日に発表された昨年一年間の政治資金収支報告によるわけですけれども、自民党五大派閥の収入合計が三十五億三千四百万円、昨年より六四%近くふえている。まあ新聞などでは派閥の花盛りだとか消えたと思ったらすぐつくネオンだとか、いままで何回も何回もそう言われてきたこ...全文を見る
○山中郁子君 派閥是認の御答弁なんですけれども、五十五年六月二十六日自民党の党基本問題運営等に関する調査会の「派閥解消に関する答申」というものがあります。そしてここで、自民党ですけれども、「わが党の体質改善、就中、派閥解消は、永年にわたってその実現のための努力が積み重ねられてきた...全文を見る
○山中郁子君 結局派閥活動関連なんですけれども、同一選挙区に複数の候補を立てる政党は政党本位の選挙というのができないということで、先ほど来議論もありました小選挙区制がらみ、そして党営選挙、金のかからない選挙、こういう系譜になってくるわけですね。  そこで私お伺いしたいのですけれ...全文を見る
○山中郁子君 実際の話を申し上げているので、そんないいかげんなことを伺っているのじゃないのです。私が申し上げますのは、そういう保守同士の壮絶な同士打ちです。金権のるつぼです。そして、当選してくれば自民党に入るわけです。そういうものは結局金権腐敗体質の派閥活動を温存していて党営選挙...全文を見る
○山中郁子君 自民党発行の「選挙制度の基礎知識」というパンフレットがあります。この中で「小選挙区制」、つまり「各種選挙制度およびその利害得失」というところで小選挙区制について、「現在の中選挙区制で、最も大きな弊害とされている点は、この同士討ちである。社会党以下は候補者も少ないから...全文を見る
○山中郁子君 いえ私が申し上げているのは、自民党がこういうふうにここにちゃんとお書きになっているように、結局同士打ちをなくしたい、同士打ちをなくすためには小選挙区制でなければならぬ、金がかかる。あなたがおっしゃるのは結局そういうつながりになっているということなんです。そうじゃない...全文を見る
○山中郁子君 そのことが党営選挙の問題ではないのです。何回も申し上げているように、あなた自身も十月二十九日の衆議院の与党質問に答えられたものですけれども、物には順序がある、実現困難なものをあえて大きな声で言うのは最終目的のために有利かどうか、こういうことを言っていらっしゃるのね。...全文を見る
○山中郁子君 この政治資金規正法で数多く議論をされてまいりましたように、自治大臣が、そしてまた鈴木内閣がおっしゃるいわゆる政治資金の明朗化、それから政治倫理の確立、そういうことを真に実現していこうとするならば、前回私も指摘をいたしました金のかかる選挙というのは、あなたはごく例外だ...全文を見る
○山中郁子君 総理の御出席の機会に私は二つの点についてお尋ねをしたいと思います。  今回の政治資金規正法の改正が、何回も指摘をされておりますように、また私も申し上げてまいりましたけれども、いかにもざる法である、鈴木内閣が政治倫理の確立をスローガンに政治資金の明朗化ということをう...全文を見る
○山中郁子君 地元の有権者の方たちで結成されている泰道議員の辞職を実現し金権腐敗選挙をなくす会というところから総裁あてに、泰道氏に辞職を要請するようにという要求書が届いていると思います、総裁は御承知になっていると思いますけれども。また別に市民団体からも、先ほどの冒頭陳述に基づいて...全文を見る
○山中郁子君 総理の総裁としてのその態度がまさにおっしゃるところの政治倫理の確立、そして政治資金の明朗化を含めるそれらの公約の試金石になるものだということを私は指摘をしておきたいと思います。  次に、もう一つの点につきましてお伺いをしますが、先ほども自治省にこの委員会でお尋ねを...全文を見る
○山中郁子君 ところが、先ほどの自治省の御答弁ですと、それは政治団体ではない、そういうものではない、単なる支援グループだからそれとして届け出るというつもりもない、それだったらこの規正法にかからないから、そこには仮に三千万が四千万であろうと、お金が流れてもそれは差し支えないのだ、こ...全文を見る
○山中郁子君 だから、その当局が、その当事者がそれを政治団体として登録を、届け出をするつもりがないことなのだからそれでいいのだ、こうおっしゃっているのです。鈴木総理はそれを容認されてこのまま放置なさるということですか。
○山中郁子君 だからはっきりしてほしいのは、総理もはっきりしてほしいのですけれども、一つは支部交付となっている、だけど、それは支部ではないのです。支部ではないのだけれども三千数百万円のお金を出しているのですね。これがまず誤り。二年にわたってそういうことが行われていたのです。これは...全文を見る
○山中郁子君 総理自身がかけ声をかけて政治倫理の確立、政治資金の明朗化とおっしゃって、そして多くのあれを指摘されながら、なおかつこれには一歩前進だというふうに強弁していらっしゃるわけでしょう。その総理が御自分の政治団体にまつわるこうした莫大なお金の不明朗な経過が実際にあるというこ...全文を見る
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、政治資金規正法改正案に対し、反対の討論を行うものであります。  一連の航空機疑獄やKDD事件、税政連による法案買収事件など汚職腐敗事件の根源が、まさに企業や業者団体などからの政治献金容認にあることは今日国民周知の事実であります。  と...全文を見る
11月28日第93回国会 参議院 議院運営委員会 第11号
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○山中郁子君 この日程第七健康保険法等の一部を改正する法律案につき、日本共産党沓脱タケ子君より討論通告が出されております。これを認めないのは、議員の発言権を封殺するという言論の府にあるまじき不当な措置であります。かつ、この措置は、議員の討論権を保障した本院規則第百二十条に対する明...全文を見る