山中郁子

やまなかいくこ



当選回数回

山中郁子の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第94回国会 参議院 議院運営委員会 第5号
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○山中郁子君 私は、以下に述べる理由によって公職選挙法の一部を改正する法律案について、本会議での趣旨説明及び質疑を行うよう強く要求するものであります。  理由の第一は、言うまでもなく、選挙制度が国権の最高機関であり国民の代表機関である国会を構成するための重要な制度であり、いわば...全文を見る
03月03日第94回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○山中郁子君 けさほど電電公社の新総裁からごあいさつ並びに事業概況の御報告を承りました。そこで、当逓信委員会におきまして、今後電電公社をめぐる問題につきましては新総裁との間でもさまざまな質疑ないし審議などが交わされるわけでございまして、その初めての私の質問をさせていただくに当たり...全文を見る
○山中郁子君 重ねてお尋ねをいたしますけれども、新総裁は憲法で保障されている基本的人権、あるいは思想、信条による差別の禁止、言論一表現、結社の自由の保障、あるいは労働基準法に言います思想、信条による差別待遇の禁止、または労働組合法七条に記しております不当労働行為の禁止、こうしたこ...全文を見る
○山中郁子君 そういう基本的な当然の御姿勢あるいは見解の上に立ちまして、昨年の臨時国会におきまして私は、十月二十一日の逓信委員会でございますが、当時の秋草電電公社総裁との間で、公社の通信研究所で行われております管理者特別訓練の内容などを問題にいたしまして、さまざまな思想差別が行わ...全文を見る
○山中郁子君 総裁に伺っています、総裁に御質問申し上げましたへ、
○山中郁子君 問題が幾つかあります。私は明らかにしておきたいですけれども、昨年臨時国会でお約束をいただいて、そして国会の終了した段階でその約束の履行をお願いいたしましたときに、ちょうどたまたま例の問題で秋草総裁が辞意を表明されるという時期にぶつかりました。ただ、その辞表は受理をさ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、総裁が約束したものを、事の是非が、新しく考え方が違うとなれば前の約束はほごにする、国会での約束をほごにする、こういう立場でこれからも総裁をおやりになるわけですか。
○山中郁子君 いままで秋草総裁が四年間、米沢総裁が十二年間、電電公社の総裁として、それよりもっと前もずっと総裁は歴代いらしたんですから、その総裁の方々がこの国会でもって約束されたことを新総裁が事の是非によっては履行しない、こうおっしゃるわけですか、はっきりしてください。
○山中郁子君 総裁にお伺いしております、
○山中郁子君 それでは、事の是非によってはやらないということは撤回なさるわけですね。それは大問題ですよ。
○山中郁子君 もう一つ申し上げます。  全電通労働組合が労働組合の立場からいろいろな労働者の問題についていろいろ努力をされて、そして解決を図られることは当然でありますし、またあたりまえなことで、ぜひそれはやっていただかなければならないことだと、私も一労働運動を経験してきた者とし...全文を見る
○山中郁子君 だから、私の言うのは、電話部門という、電話電信というそういう大きなのじゃなくて、電話部門の中のサービス別のコスト、損益を出さなければ、何がどのくらいもうかって、そしてその分からまた莫大な設備投資を出すわけでしょう、次々と、ちょっと申し上げるだけでも、プッシュホン、ミ...全文を見る
○山中郁子君 だけど、それをあなた方公表してないでしょう、サービス別のコストを。サービス工程は別ですよ。サービス工程は別だけれども、建設コストにしても損益にしても、サービス別に明らかにしてないんじゃありませんか。たとえば郵政の場合で言えば、封書、葉書、速達、書留、それぞれサービス...全文を見る
○山中郁子君 だから、そういうやり方が問題だと申し上げているんですよ。というのは、総合ネットワークだとおっしゃるけれども、それは郵便の場合を考えたって総合ネットワークなんですよ、封書と書留が送達される経路というのは同じなんだから。それはいろんな具体的な問題細かいことはいろいろあり...全文を見る
○山中郁子君 私が言っているのは違うのはあなたも十分わかっているんだと思うんですけれども、新しくどんどんどんどん開発して、そのためにお金が必要だといって設備投資をどんどんしていくわけでしょう。物すごく膨大な設備投資しているわけですよね。そういう新しいサービスをそれぞれ種別にきちん...全文を見る
○山中郁子君 公開を原則として計られるというように理解してよろしいわけですね、懇談会を公開するということで。いままで私が問題にするのは、審議会だ何だといつも非公開にするわけですよ、先ほどのお話もいろいろありましたけれども。結局国民は何だかわからなくて結論だけ出される、そういうこと...全文を見る
03月18日第94回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○山中郁子君 本日は本法案に関する参議院における初めての質疑でございますので、私はまず初めに、今回のこの法案についての私どもの基本的な考え方を申し上げておきたいと思います。  すでに議論にもなっておりますけれども、そもそも選挙というのは主権者である国民が政治に参加する最大の機会...全文を見る
○山中郁子君 法律というのは立法の過程で、たとえば立法者がないしは行政がどういうものだというふうに仮に言ったとしても、実際はその法文からもたらされるものである、これはもう明らかですよね。法律に書いてある文言そのものからその中に法律の意味するものが入っているわけですね。  そこで...全文を見る
○山中郁子君 それで問題は、この法律に書いてあることと、それからそのことによって私たちが考えられる新たな規制というものをさまざまな面から明らかにしていっているんです。だけれど、それに対して、衆議院段階で最終的に後藤田さんが統一見解ということで発表されたその中身とは大きな開きがある...全文を見る
○山中郁子君 じゃ具体的にちょっと簡潔に伺っていきます。  こういうスローガンを掲げて、あるいはその中で呼びかけて集会を行う場合、集会にはほとんどデモが伴います。「総選挙でほうむり去ろう一般消費税」、「一般消費税導入反対」、これは政策の普及宣伝になりますか。
○山中郁子君 この法律で言うということではなくて、私はいわゆる政策の普及宣伝、あなたがさっきおっしゃった政治上の主義主張による施策を周知し理解と協力を求め不特定多数の人に呼びかけるというその定義に照らして政策の普及宣伝ですかどいうことを伺っているのです。それを行う団体がどうである...全文を見る
○山中郁子君 それではつけ加えて幾つかのスローガンを申し上げます。「労働基準法改悪阻止」、「元号法制化、有事立法阻止・反対」、「要求米価幾ら幾らの実現」、「農産物輸入自由化反対」、たくさんありますけれども、とりあえず私は余り時間もありませんからこれだけ申し上げますけれども、要する...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、この法案が言っているところは、政策の普及宣伝をしたことによって、そのことによって取り締まりの対象になるんですよね。それだとしたら、同じスローガン、政策を主張しても、なる場合とならない場合とあるということになるわけね。その政策を、スローガンを呼びかける国...全文を見る
○山中郁子君 それは、あなたのおっしゃることは先刻わかっています。そこで私はだからいま明らかにしたのは、政策の普及宣伝というのはその場その場でなければ、そのときの状況でなければ、だれが言うかということによってでなければわからぬと、こういうことでしょう。わからないことによって処罰さ...全文を見る
○山中郁子君 私がさっき例として申し上げましたスローガンは、過去において選挙期間中に行われた、それも大きな集会です、そのところで掲げられたメーンスローガンとも言うべきものです。そうすると、大いに政策の普及宣伝になるわけですよね、あなたの主張から言いますと。  そうしましたら、具...全文を見る
○山中郁子君 そうしましたら、この以下で手段をもってということは、拡声機——私はいま拡声機のことを言っていますよ。拡声機が新しく入ったのだから、いままでは拡声機の規制条項がないから違法でなかったものでも、今回は拡声機が入ったから違法になることがあるということになりますね、あなたの...全文を見る
○山中郁子君 じゃいま私が申し上げました、二万人の一般消費税の導入を絶対に許さない国民総決起集会というのが政談演説会だなどと判断されることがあるんですか。冗談じゃないです。ないでしょう。
○山中郁子君 それじゃ提案者に伺いますけれども、いまの大林部長の答弁によると、百七十団体が集まって一般消費税の導入を絶対に許さない国民総決起集会というのを開いた、そしてこういうスローガンでやった、そうしたらこの主催団体が政治活動を行う団体であるというように判断できれば政談演説会に...全文を見る
○山中郁子君 いま実際に私はこの七九年の選挙のときにこれをやっているということを申し上げました、後でまた警察に伺いますけれども。  あとの例を簡単に申し上げますと、「労働基準法改悪阻止」というスローガンの問題につきましては、これは七九年の都知事選挙のときに全国婦人労働者中央大集...全文を見る
○山中郁子君 だから、それがあなたの答弁はちっともはっきりしていないのですよ。私はいま具体的な事例を申し上げました。これは過去に選挙期間中に行われたんです。だから、そしたら大林さんはそれだって主催団体によればそれはあり得ると、こうおっしゃっているわけよね。だから、そうじゃないでし...全文を見る
○山中郁子君 じゃ後藤田さんに伺いますけれども、いま私が幾つかの集会を申し上げました。よく御存じでしょう、米価集会なんていらっしゃるからね。
○山中郁子君 じゃ、そういう政治活動を行う団体による集会であって政策の普及宣伝であるから拡声機の使用をしてはならない、した場合にはそれは違反になるということは今後絶対ないんですね。
○山中郁子君 去年のダブル選挙のときのことを言っているんですよ、おととしの総選挙と。
○山中郁子君 それじゃやっぱり新たな規制が広がるという、しかもそれは無限定なんですよね。  じゃもう一度そのことについて次の段階として確認をしたいのですけれども、政治活動を行う団体だと認定されれば、なるのだということになるでしょう。そうしたら固定的にこの団体は政治活動を行う団体...全文を見る
○山中郁子君 具体的におっしゃらないのだけれども、認定の基準というのは何なんですか、そうすると。何をもって政治活動を行う団体として認定されるのですか。それがなければ認定する人が恣意的に自分の判断で認定するということ以外何にもなくなるでしょう。
○山中郁子君 私が問題にしているのは、拡声機が入ることによって、さっきもあなた方は結局否定なさらなかったけれども範囲が広がるのですよ。だから認定の問題がまた新たな時点で問題になるんです。だれが認定するのですか。要するに固定的に一つの団体を、これは綱領や規約を見て、あるいは過去の活...全文を見る
○山中郁子君 だれが認定するのですかと何回も聞いている。
○山中郁子君 それでは警察でしょう、取り締まり当局と言えばね。警察が認定するのですね。警察はどうやって認定するのですか。警察に来ていただいてましたね。
○山中郁子君 だから警察のだれが認定するのですか。
○山中郁子君 全く矛盾しているのね。というのは、さっきから聞くと、その都度その都度そのときの状況で判断するのだと、こうおっしゃるわけね、そうでしょう。固定的にこの団体はというふうにするのじゃない、それで全警察の組織を挙げてやるのだ、警察は一体だと。そうしたら、警察庁長官がどこでど...全文を見る
○山中郁子君 だから、私どもが行っているその現場に出ている警察官の判断だとか、あるいはそうした人たちが内偵をしてこれが何であるかなんていうことが出てくるということを言っているのです。もう現にあるのです。あなた方は慎重にとおっしゃるけれども、実際にもうたくさんのそういう弾圧事件がす...全文を見る
○山中郁子君 後藤田さん、私まじめに答えてほしいと思うの。現にいま漆間さんは、後で慎重に考える場合もあるし、その場で処理する場合もあると、こうおっしゃっているのよ。あなたは、そういうことはないといまおっしゃったけど、じゃ、どっちなんですか、はっきりさしてください。
○山中郁子君 だから、その場でやることもあるんでしょう。
○山中郁子君 実際問題として、さっきおっしゃっているように、それがまた事後の問題で、一般的に大きな流れとしてなじまないと、だけどそういうことは絶対ないとはおっしゃらないのだからね。で、事後の問題にしても何にしても、そういうふうに判断が出てくるわけでしょう。そうすると、実際にこうい...全文を見る
○山中郁子君 この問題につきまして、私はその主催者が考えるとか考えないとか、それはこっちの自由の話でね、立法者の方がとやかく言う筋合いのことじゃないんですよ。そういうことじゃなくて、この法律からそうしたことになるでしょうということを私は申し上げているの。  それでもう一つだけ、...全文を見る
○山中郁子君 集会はどうなんですか。
○山中郁子君 そうしたら、断言してくださいよ。私がさっきから取り上げている集会、デモ、いま新たに申し上げました原水禁大会だとか母親大会だとか、慣例的に行われているもの、こういうものはあなたが安心なさい、安心なさいとおっしゃるなら、絶対に政治活動を行う団体であると認定されるならば何...全文を見る
○山中郁子君 やっぱり断言なさらないのよ。今後絶対ないとは断言しないと、こうおっしゃるわけでしょう。だったら拡声機を使うことによって、やっぱりそれが広がるということなんですよ。それ以外にないじゃありませんか。  先ほどデモは連呼だとおっしゃったけれども、冗談じゃない。じゃ、警察...全文を見る
○山中郁子君 私が伺っているのは、実際に公安条例に基づいて届け出を出している集会なんですよ。それで、デモでシュプレヒコールはあたりまえに行われているわけでしょう。それが連呼に当たるというの。連呼に当たれば禁止されていたんだと、こういうわけよね。そんなふうなことで連呼に当たるなんて...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、政治活動を行う団体であるというように認定されれば規制の対象になるわけですね。いままでは拡声機の使用が入っていなかったから、こういうものは規制の対象になっていなかったのですよ。そうでしょう。それじゃ、新たなやっぱり対象ですね。
○山中郁子君 じゃ、あなたも執筆者の一人である連呼ということについての解説の紹介を私がする筋合いじゃないのですけれども、公職選挙法の逐条解説、連呼というのは「短時間に同一内容の短い文言を連続して繰り返し呼称すること」と、いま私が申し上げましたケースで、短時間に同じ文言を繰り返して...全文を見る
○山中郁子君 法律にそんなこと一つも書いてないじゃないですか、拡声機については。何にも書いてないですよ、そんなことは。そのことを私言ってるのよ。何も法律に書いてないことまで、私はあれもこれもと言っているのじゃないです。この法律の条文から言えば、いま申し上げましたように、出てくるで...全文を見る
○山中郁子君 だから、そこが繰り返し言っているように、私は機関紙の販売、宣伝ということについて、そういういろいろおっしゃって禁止の対象にするということ自体問題だということで問題にしています。いまはわかりやすく言っていますから、あなたが本当にそういうふうに立法の趣旨だと言うなら、な...全文を見る
○山中郁子君 限定していないということを私言っているのです。法文が限定していないでしょう、拡声機について。何にも書いてないですよ。拡声機の使用について禁ずるとなっている。ここについての合理的な答弁をちゃんと考えて、統一見解を直すなら直すで、この次に持ってきてください。その点につい...全文を見る
○山中郁子君 それで、それが出てきてからまたもう一度これはやらなければいけないのですけれども、私は、だからここで明らかにしたいのは、立法の趣旨はそうである、機関紙の販売に名をかりて、路地裏でいろいろたくさん宣伝隊が出てやる、これをやめてもらうのだと、あなた方はこうおっしゃる。この...全文を見る
○山中郁子君 私は、連合通信のインタビューをされた記者からつぶさに伺いました。二日間にわたって後藤田さんに電話で取材をされたということで、いま私が申し上げましたけれども、その取材のインタビューの中で、規制するとすぐ大騒ぎするが、要は政治的な活動をしなければ規制や取り締まりの対象に...全文を見る
03月25日第94回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○山中郁子君 前回の質疑で、私は主として拡声機の問題について問いただしました。その中で、中心的には後藤田さんが統一見解として衆議院段階で発言をされていらっしゃることと、実際問題として改正法案の条文とが違うではないかということを伺いました。これにつきましては、大林選挙部長が後ほど提...全文を見る
○山中郁子君 前回にも私は申し上げましたけれども、日本の公職選挙法が、けさほど来からの論議の中にもありましたが、あれもしてはいけないこれもしてはいけないというそういうところから出ている問題点、とりわけ十四章の三の政治活動の規制や禁止が、まさに選挙運動と紛らわしいという、そういう口...全文を見る
○山中郁子君 憲法はその前文で国民主権、つまり「主権が国民に存することを宣言し、」というくだりがありますけれどもそのことをうたい、国政の権威が国民に由来するということをうたいとげています。  さらに、申し上げるまでもなく、二十一条で基本的人権として「集会、結社及び言論、出版その...全文を見る
○山中郁子君 問題は、いまおっしゃった自由だ、公正だあるいは公共の福祉だということによって、十四章三ですでにそういう隠れみのですわ、隠れてもいないのですけれども、もう公にひどい例がいっぱい出ているのですから。そういうことで政治活動に対する規制弾圧が行われているというところが問題点...全文を見る
○山中郁子君 簡潔に答弁してください。
○山中郁子君 私がお伺いしたのは、逐条解説にも言っているように、そういうものは本来自由であるべきである、したがって規制は目的に照らして必要最小限でなければならない、こう書いてあるのですね。そのことはそれでよろしいかと伺っているんです。
○山中郁子君 この点についてはちょっと自治大臣にも御見解を伺います。つまり、必要最小限でなければならないと。当然なことだと思いますけれども、前提に立っても。
○山中郁子君 そうしますと、これちょっと自治大臣にお伺いするのですけれども、二月二十一日の予算委員会でわが党の東中議員がこの問題を取り上げて質問をいたしました。その中身は自治大臣も予算委員会に出席されていらっしゃるからお聞きになっていらっしゃるはずですけれども、奥野法務大臣が先般...全文を見る
○山中郁子君 大臣、奥野発言に関して。
○山中郁子君 自治大臣、もうちょっと責任をもって答弁してくださいよ。  正確に覚えてないとおっしゃるから、いま私これ議事録ですから申し上げますね。「いまおっしゃった政治活動の禁止、私は、政治活動を禁止されていない、禁止されているのは、ただ選挙運動が行われている期間だけ」、こう言...全文を見る
○山中郁子君 自治大臣は、それでは選挙期間中は政治活動が禁止されていないと、こういうことですね。
○山中郁子君 それでは、責任ある鈴木内閣として、繰り返し繰り返し鈴木総理大臣が憲法を守ると、こういうことをおっしゃっているわけですから、奥野さんとよくお話しなすって、政府としての統一した見解を次の機会に出していただきます。  具体的に必要最小限というところが、何なのかというのが...全文を見る
○山中郁子君 具体的にどういう行為になるんですかということを伺っているんです、必要最小限というのは。
○山中郁子君 だから、それだったらその都度その都度だからわからないじゃないですか。けさほどから、いままで適法だったものは大丈夫なのかと言うと、大丈夫だとおっしゃる。だけれども、その都度その都度解釈するんだと、こういうわけでしょう、具体的に基準がなくて、それでその都度その都度解釈す...全文を見る
○山中郁子君 端的に答えてほしいんですよ、あんまり時間がないんです。私はもう十時間必要だと言っているんだけれども、なかなか皆さん質問時間認めてくださらないんです。  それで、大林さんはこの前は「選挙運動ときわめて紛らわしい部門だけを取り上げて、限定的に現在規制をしておるところで...全文を見る
○山中郁子君 あの人、ぐちゃぐちゃ言ってわからないんです。
○山中郁子君 大臣に伺いたいことはまだあるんですけれども、何か別な委員会との関係がおありになるようですので、結構でございます。  そうしますと、問題は勢い選挙運動とは何かということになるんですよ。選挙運動というのは何かということがはっきりしないままに、選挙運動と紛らわしいと言っ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、前回の委員会の審議でいろんなケースを挙げて確認を求めました。すべてについてあなた方は、そういうものは絶対対象にならないというふうにおっしゃらないわけよ、おっしゃらないんです。おっしゃるなら、またもう一度おっしゃってくだすっていいんですけれどもね。私が申...全文を見る
○山中郁子君 もちろんその前提はもう何回も言わなくてもわかりますよ。だけどその前提、「政治活動を行う団体」というのは、それじゃどういうふうに決めるのかといえば、いつでもどこでも警察が決められるようになっているわけでしょう。そこが問題なわけです。それで、必要最小限であり、選挙運動と...全文を見る
○山中郁子君 そうしたら、後藤田さんにお伺いしたいんですけれども、原水禁大会だとか母親大会だとかその他もろもろのたくさんの行動を私はこの前申し上げました。そういうものが特定の候補者と現実に結びついているわけじゃないし、そういうことはあり得ないと断言できるはずですね。
○山中郁子君 その一歩踏み込んでというのが、一つまた問題になってくるわけですよ。そこを明らかにしてもらいたいんですけれども、そこをはっきりしないで、結局無限定になるわけでしょう。一歩踏み込むというのは一体どういうことなのか、だれもわからないんですよ。何をしたら一歩踏み込むことにな...全文を見る
○山中郁子君 幾らそういうふうにおっしゃったって、法文上そうなってないということを私は言っているのです、安心しろと言うなら、どういう条文によって安心できるのかということをはっきりしてほしいんですよ。  その前に、けさからの議論もそうですし、いままでの委員会の審議の中でもそうです...全文を見る
○山中郁子君 それは明らかに違うんですよ。あなたの論理で言うと、デモ行進というのは選挙運動で言う連呼だと、こういうふうになるのね。そうですか。いままで「政治活動を行う団体」だと認定されて、それが政策の普及宣伝をしていると認定されても、いままでの公選法ではここのところではひっかから...全文を見る
○山中郁子君 それじゃまたあなたこの前の答弁と違うんですけれども、私はこの前たくさんの団体名を挙げ、たくさんの要求事項による訴えを例として出しました。労働組合、民主団体、平和団体、婦人団体、文化団体、学生自治会、青年団体、業者団体、農民団体、医療団体、消費者団体、団地自治会などの...全文を見る
○山中郁子君 直接関係まさにするじゃないですか。いま私が何回も言いました。それじゃ、デモはいままで拡声機を使ってでも、警察で後で伺いますけれども、連呼行為なんだなんてことになったはずはないんですよ。それを今度は拡声機を使うことによって、そして片方ではそれを自由に認定できると、しか...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとこのことに関して一つだけ伺っておきますけれども、それじゃデモのシュプレヒコールは連呼行為だというんですか。それが公選法にひっかかるかひっかからないかは別として、デモのシュプレヒコールは連呼行為だというふうにあなた方は判断しているんですか。
○山中郁子君 デモのいろんな集会、労働組合初めとするこうした民主団体の集会のシュプレヒコールが、政治活動であるかないかによって違うんだみたいな、ナンセンスなことは言わないでくださいよ。もうさんざん議論してるでしょう。一般消費税反対というのはどうなのかといえば、それも政治活動だとい...全文を見る
○山中郁子君 そうでしょう。それはあたりまえなことで、常識ですよ。それを今度、拡声機を使うということで新しい規制の対象になる。そういうことがまさに新しい分野に広がるということじゃないかということを私は繰り返している。いままでそんなことを公選法上の観点から、それが連呼行為に当たるか...全文を見る
○山中郁子君 とぼけちゃだめよ。
○山中郁子君 ありますよ、いっぱいあるじゃない。
○山中郁子君 それじゃあ、安心するための保障を、条文上のどこで安心できるんですか、指摘してください、どこにそういうことが書いてあるんですか、法文に。
○山中郁子君 ごらんなさいよ、法律に書いてないんでしょうあなた方何回も安心しろ、安心しろって言うけれども、安心できることは法文上に書いてないんでしょう。ないから解釈運用だって言うんでしょう。ないんですね、それじゃ。
○山中郁子君 改正してないんじゃないの。拡声機が全部の行動にかかるようになってるんですよ。どこを見れば安心できるんですか。
○山中郁子君 じゃ、拡声機は何のために入れたんですか。
○山中郁子君 じゃ、どうしてそういうふうな法文になってないんですか。
○山中郁子君 なってないでしょう。
○山中郁子君 なってないですよ。二百一条の五でずうっとなっていて、「並びに宣伝吉相のための自動車及び拡声機の使用」となってる。紛らわしいとあなた方がおっしゃる機関紙誌の販売のためのというふうなことになってないんですよ。限定されてないんですよ。だから、この拡声機は全部の行動にかかる...全文を見る
○山中郁子君 だから語るに落ちるんですよ。最初から私が確認していったように、政治活動の規制の十四章の三は必要最小限、最小限でしかも選挙運動と紛らわしいということが前提でしょう。選挙運動と紛らわしいというのは、どういうことかといえば特定の候補者と結びつくと、こういうことだとおっしゃ...全文を見る
○山中郁子君 政治活動ですね。
○山中郁子君 私だけが言ってるんじゃないの。だからこんな大ぜい見えてるんじゃないですか。
○山中郁子君 それじゃ、結局必要最小限、候補者名と結びつくということは全然なくなっちゃうじゃないですか。そうでしょう。そのときの情勢で、一般消費税反対もそういう活動の中身になると、政治活動はもともと本来自由だと、当然のことだということを繰り返し憲法からいっても私申しましたし、あな...全文を見る
○山中郁子君 やっぱり警察が決めるということですね。そうすると国民は自分がしようとしていること、つまり自分がある団体に所属をして、そして一般消費税導入に断固反対だということで集会に行く、デモ行進をする、街頭で宣伝に立つ、そういうことが法律に違反することになるかどうかわからないわけ...全文を見る
○山中郁子君 あなたがごまかしているからなのよ、ちゃんとまともに答えてないからよ。
○山中郁子君 私の質問に答えてくださいよ。  国民は自分の行動が法律に違反するのかしないのかわからないですねと言っているのよ。自分が一般消費税反対で、自分の所属している団体、婦人団体にしろ青年団体にしろ、その行動で参加をすることが、事前にこれは公選法に違反するといってやられるか...全文を見る
○山中郁子君 主催者だってわからないじゃないですか。主催者はどうやって判断するんですか。
○山中郁子君 それじゃ、自分たちの政治活動、憲法で基本的に認められている政治活動を行うのに、一々警察に相談してやらなきゃならぬと、こういうことなんですか。警察国家ですね、まるで。
○山中郁子君 だってそうじゃないですか。
○山中郁子君 だから、聞かなきゃわからないじゃない。わからないような状態になっている法律なんて一体あるんですか。これで、たとえば罰則で三十万以下の罰金と、こうなっているわけですね。刑法の場合を調べてみますと、過失致死で二十万以下の罰金なんですよ、国民の政治活動、本来憲法で重大な基...全文を見る
○山中郁子君 はい。  要するに、警察にお伺い立てなきゃ、法に違反しないことを努めている善良な国民は何もできないということになるんですよ。要するに、選挙期間中は政治活動やらないのが一番安全だと、こういうことになってくるわけ。それで符節が合うんですよ。さっき奥野さんがおっしゃった...全文を見る
03月26日第94回国会 参議院 逓信委員会 第3号
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○山中郁子君 五十六年度のNHK予算案審議に当たりまして、幾つかの点についてNHK並びに郵政当局のお考えをただしたいと思います。  初めに、放送、報道の基本姿勢についてですけれども、後ほどお伺いすることとの関連もありまして、放送法第一条に言う「放送の不偏不党、真実及び自律を保障...全文を見る
○山中郁子君 そこで、前会長の小野さんが五十一年の八月に刑事被告人、保釈中の田中角榮の見舞いと称して会長専用車に乗って訪れて、これが大きな国民の批判を浴びました。国会でも大きな議論になりました。このことはやはり二生懸命がんばっていらっしゃるNHKの職員の方や、それから事業そのもの...全文を見る
○山中郁子君 ところで、これは新聞の報道によりますと、三月の十三日、自民党の櫻内幹事長、新谷議員、それから水野代議士など、逓信関係議員に呼ばれて、原子力発電の安全性について偏った報道が目立つとか、報道内容や大事にまで特定政治家が介入しているなどということを厳しく追及した、つまりN...全文を見る
○山中郁子君 この読売の報道によりますと、一調杏を約束、近く再び会合を持ち、話し合うことになった。」と報道されておりますけれども、それはそのようになっているわけですか。
○山中郁子君 決してそんなことはないと思うんです。あなたの立場として、国民の財産でもあり国民の機関であるNHKを預かっていらして、そこの経営の最高責任者である方が、当然の立場としてそれらのことはむしろ国民の前に公にすべきことであって、いまの坂本さんの立場というふうにおっしゃってい...全文を見る
○山中郁子君 まだまだそれはおっしゃっている番組が、それはないとは言いませんけれども、なかなかやっぱりきれいごとなんですよね。  それで、たとえば私が先ほど質問いたしましたけれども、新聞報道によれば、自民党から、原発に関する安全性や環境問題についてNHKの報道は偏っている、こう...全文を見る
○山中郁子君 承ってくれるだけでは困るので、ちょっと考えてくださいよ。私の言う趣旨はおわかりになるでしょう。いま程度のものじゃない、もう一歩踏み込んだ、ひとつ思い切ったそういう取り組みですね。いま、しますと言えとは言いませんけれども、ひとつぜひ研究もしていただき検討もしていただく...全文を見る
○山中郁子君 NHKの内部の問題として、いま最初に申し上げましたように、そして坂本会長自身もそれは当然の基本的な立場であるとおっしゃいました不偏不党、真実、自律をNHKの組織として保障するために、内部の問題として、そのためにどういうところに注意をし力を注いでおられるかということを...全文を見る
○山中郁子君 国民の知る権利にこたえて放送法の理念に言う放送を維持、作成していくという上で、やはり非常に旺盛な取材活動、自由濶達な論議、民主的な討論、そうしたものがそれを支える大きな支柱であると私は考えております。そのことが保障されないということは、勢い言論報道の仕事の命取りにな...全文を見る
○山中郁子君 先ほどもちょっと田中角榮の話をいたしましたけれども、先日マスコミなどを大変にぎわせました田中元総理の復権と言われる日本政界の異常な事態に対する番組ですね。これは国民の関心も高まっている、それにこたえる計画としてされたものだと私は思いますけれども、「ロッキード事件五年...全文を見る
○山中郁子君 自己規制は一切ないと言われてもそれはそうですかと言うわけにいかないですよね、いろんな経過から言っても。それで週刊誌にも、これはサンデー毎日ですか、かなり詳しく日を追って発言したような内容なんかもずっとドキュメンタリー風に書かれているんですけれども、この経過は大体そん...全文を見る
○山中郁子君 それが自己規制ではないと言われても、そうですかというふうにすぐにならないだろうと私が言うのは、やっぱり理由が、いま田中さんがおっしゃった理由が、国民の関心だとか問題の筋からいって当然そうだろうというふうに納得しかねる内容もあるということだけを指摘しておきます。  ...全文を見る
○山中郁子君 それは伝えていただくというだけじゃなくて、視聴者会議を主催して扱っていらっしゃるのはNHKなんだから、NKHの方からそういうことを経営委員会に進言なさるということも大いにあると思うんです。そしてまた、そういう視聴者会議をNHKのテレビに実際に番組として放送するという...全文を見る
○山中郁子君 かなり詳しくというふうにおっしゃいましたけれども、やはり報道なんですね。その視聴者会議やりましたよという報道ではなくて、視聴者会議の中で実際にNHKのいろんな番組について議論をしているその問題ですね、それをそのまま視聴者に全部放映するというようなことを考えたらどうか...全文を見る
○山中郁子君 私は昨年の臨時国会で、郵便法の値上げを審議しました逓信委員会で、山内郵政大臣が大臣になられて出身地である福井県にいわゆるお国入りをなさった際の奥田官房長が同行した問題その他についていろいろ質疑をいたしました。この折のことなんですけれども、昨年の審議の際には触れていな...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、ちょっとこの報道が違うんですね。報道はこうなっているんですね。「本県関係では地元から申請の出ているFM局について「免許を出す用意はある」としながらも「申請者同士の話し合いでまとまることが前提となる」」、一局にまとまるという意味ですね。だから、一局にまとまりさえ...全文を見る
○山中郁子君 調査をしてみなきゃとおっしゃるけれども、私は、昨年、奥田官房長がどうして政治家としての山内さんのお国入りについていったのかということを申し上げましたときに、奥田さんは、郵政大臣としての仕事だから、その部分があるから補佐するために行く必要があったんだ、それで行ったんだ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、福井県にチャンネルプランを出せる状況にはないわけでしょう、現在。
○山中郁子君 郵政省で出されている「超短波放送用周波数割当計画」の方針によりますと、先ほど出ている中波の混信のないところには進めていくけれども、混信があるとそれはFMで代替するという方針で、どうしたってそれは混信があるところはよけい後になるということになる方針になっていますよね。...全文を見る
○山中郁子君 いずれにしても、外国電波による中波放送の混信対策を要しないと認められる地域のうちから放送需要の態様を勘案して周波数割り当てを進めることがあなたの方の方針なわけでしょう、FM割り当てについては。おたくで出されている。そうなんでしょう。
○山中郁子君 だから、いろいろおっしゃるけれども、FMの第二次チャンネルプランにも、第三次チャンネルプランにも福井は出てこない。しかも郵政省の方針として、外国電波の混信対策を要しないと認められる地域のうちから放送需要の態様を勘案してということが方針になっている。それは変わっていな...全文を見る
○山中郁子君 福井地区でFM免許の申請はどことどこがしているんですか、いま。
○山中郁子君 福井から六件申請が出ているわけですか。それはどこが出ているのかということを伺っているんです。
○山中郁子君 はい、そうです。
○山中郁子君 そうしますと、山内さんがおっしゃったのは、こういうふうに具体的に出ているこの人たちに対して、一本になってくれるのが先決であって、それで免許を与えますというふうなお話なのか。先ほど釈明的なことをおっしゃったけれども、どう考えても具体的なプランとして出てきようがない福井...全文を見る
○山中郁子君 いずれにいたしましても、この免許が郵政大臣の専決事項であるということから、いろいろかねてから議論になっているところなわけですね。ですから私は、やはりこうした問題が大臣の地位というか、権力というか、力ですね、そこでもって左右できるような、郵政省が一応公にしてきている順...全文を見る
○山中郁子君 私は、大臣の専決事項であるという、そういう免許のあれに照らして申し上げております。そこのところを御理解いただければと思います。  それから田中局長が記者会見で話されたことの報道として、これが三月十日の電波タイムズに報道されているんですけれども、「民放FMについても...全文を見る
○山中郁子君 時間の関係がありますので次の問題に移りますけれども、これは五十五年、昨年の五月十三日のたしかこれはNHKの五十一年度の決算だと思うんですが、そのときに米軍の軍人・軍属の受信料の問題ですね、これに関して当時の逓信委員会の矢田部委員長が「逓信委員会としての要望」というこ...全文を見る
○山中郁子君 それで、NHKの資料によりますと、いわゆる不払い、未契約数のうち契約拒否者というのが一番新しい数字で、五十五年九月で十万四千件という数字になっていると思いますけれども、これとの比較で考えたいのですが、米軍の軍人・軍属、基地関係者、常識的に言えば全部テレビあると思うん...全文を見る
○山中郁子君 一万一千戸ですか。
○山中郁子君 そうすると、全体の契約拒否者の数というのが十万四千件あるという状況のもとで、これとの対比でいつでも米軍関係の未契約による問題というのはかなりなやはり数字に上るわけですよね。私はそういう点でNHKからお伺いしたんですけれども、七千件を対象に勧奨の手紙を出したら四件の契...全文を見る
○山中郁子君 私は、やはりこれじゃらちが明かないと思うんですね。それで実際問題として、米軍が指示を出してこれは税金の一つなんだから払う必要ないんだ、こうなれば幾らNHKがそういうふうにして努力したってそれは契約が進むということはむずかしいというふうに思います。  で、やはり問題...全文を見る
○山中郁子君 私はNHKが努力しなくていいとは言いませんけれども、NHKに努力を求めるのはどっちかといえば筋違いだと思うんです。というのは、もしそういうことで立入調査ができるようになったとしても、向こうは、米軍が払う必要はないんだというこういう地位協定の解釈をしてそういう指示を出...全文を見る
○山中郁子君 郵政大臣にお尋ねもするし、またお約束もいただきたいと思うんですけれども、いま局長が言われたようなことももちろん必要でしょう。実際にどういう受信状況になっているのか、しているのかしてないのか、そういうことを調べるために中に入らせてくれとか、そういうことも必要だけど、要...全文を見る
○山中郁子君 最後の問題でございますけれども、先ほど太田委員も取り上げられたんですが、私もこれはたしか昨年のNHKの決算の委員会で申し上げたと思いますが、手話通訳の導入の問題ですね。ことしは国際障害者年でもあるし、かねてからの懸案でもあり要望である手話通訳の導入をぜひとも実現され...全文を見る
○山中郁子君 いろいろ考えていらっしゃるのはわかるんですけれども、これは大分前から要望がずいぶん出ているわけで、ことしは絶好のチャンスなんですよね。手話通訳の導入ということはそれはできるんです。もっといいものもできるかもしれない。そうしたら、もっといいものができるようになったらよ...全文を見る
03月27日第94回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号
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○山中郁子君 自治大臣がお見えになっていませんので、先日の質疑に続きまして、拡声機の問題については大臣がお見えになってから触れることにいたしまして、初めに今回の法改正のうちの拡声機と同じように重要な問題であります機関紙拡販車の問題について質問をいたします。  二百一条の五以下の...全文を見る
○山中郁子君 もう一歩政党の側から言えば、いま申し上げましたように、機関紙の役割りは重要であり、特に選挙中においてのその役割りは特別なものを持っているということですけれども、一方国民の側から言えばことに選挙中に政党の政策などを知る重要な手段である政党の機関紙誌の販売普及宣伝が拡販...全文を見る
○山中郁子君 選挙期間中と言っても一日や二日の問題じゃないんですよ。この前も私指摘いたしましたけれども、現にいま千葉で行われている知事選そしてそれに先だつ参議院の補選、結局間に若干の選挙期間でない日数を含みつつも、二カ月に近い期間が選挙期間中ということで全面的に禁止をされる。まさ...全文を見る
○山中郁子君 いままでの質疑の中でも、たとえば政党の機関紙の拡販という形でそれに藉口して候補者名を連呼するなどのことがあるからそういうものを規制しなければいけないのだというふうにおっしゃる。いまの御答弁もそういう趣旨だと思いますけれども、それでしたら現行の公選法でちゃんと規制され...全文を見る
○山中郁子君 これは自民党の議員立法を審議をしているんですよ。委員長、自民党席静かにしてもらってください。まじめにやってください。——実態を申し上げますと、これは衆議院の公選法の委員会でも山口議員が御自分の選挙区の実態として述べておられるのですけれども、こういうことを言っていらっ...全文を見る
○山中郁子君 奥野さんの発言は、この前も御紹介いたしましたように、政治活動が禁止されているのは選挙期間中である、だから自粛してくださいよということであるということなんです。奥野さんがその発言を訂正なさるのか、その辺は奥野さんいらっしゃいませんから、わかりませんし、これは予算委員会...全文を見る
○山中郁子君 このやりとりの中で、そういうことにはなっていないのです。政治目的を持ってやっておったということになると、それはあきまへんよ、こうおっしゃっているわけね。ですから、まさに政治活動そのものがだめなんだと、あなた方は。つまり国民が単に一般的に減税してくれと、こう言っている...全文を見る
○山中郁子君 過去三回の衆議院選挙の公選法違反事件で、法務省統計によって調べたところによりましても、常に全体の違反者のうち八五%から九二%が買収の違反事犯なんです。そして、約八千人から一万四千人の違反者が出ています。ほとんどが自民党または自民党と基盤を一にする保守派です。あなた、...全文を見る
○山中郁子君 べたべたなんて張ってないですよ。べたべた張ってあるのは憲法を改正しるなどという右翼のポスターだとか風俗営業のポスターこそ、歩道橋だとかいろいろなところに張ってあるでしょう。後援会連絡所のあれがべたべた張ってあるなんということじゃないです。ちゃんとその家が自分の意思を...全文を見る
○山中郁子君 いま申し上げましたようなことが考えられていることは事実だということでございますけれども、問題は国民が緊急に解決をしてもらわなければ困る、とりわけ公正な選挙という意味で言うならば、もうすでに何回も議論になっておりますけれども、高裁の違憲判決も出されている衆議院、参議院...全文を見る
○山中郁子君 そうおっしゃるけれども、実際にはこういうふうに具体的に、あなた改悪じゃないとおっしゃるけれども、別に私が一人で改悪だと言っているんじゃなくて、いままでもうずっとそういうことで議論されて、その問題が明らかになってきているんですけれども、こういうふうに公選法を変えていく...全文を見る
○山中郁子君 いや、今後お考えにならないということですね。
○山中郁子君 これも議論が出ているところでございますけれども、いわゆる自民党の参議院の一票制の案の問題についてです。これは私どもも、まず第一に憲法上重大な疑義がある。重ねて指摘が繰り返されておりますけれども、全国区について有権者の独自の意思表示を行わないで、地方区への投票をもって...全文を見る
○山中郁子君 いや石破さんそう言っているの。自治大臣です。
○山中郁子君 私はきょう三十分しか時間を与えられておりませんのでもうこれ以上の質疑ができません。拡声機の問題につきましても多くの問題が残されて統一見解との決定的な矛盾が解明されておりませんし、その他、いま私が本当に最低触れた以外にも地方議員の候補者ポスターの制限の問題、立て看板の...全文を見る
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して自民党提出の公職選挙法の一部を改正する法律案について反対し、社会党提案の修正案に賛成する立場で討論を行います。  まず、指摘しなければならないことは、公職選挙法が憲法で国権の最高機関と定められた国会に、主権者である国民の意思がどれだけ正し...全文を見る
03月31日第94回国会 参議院 議院運営委員会 第9号
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○山中郁子君 日程第二公職選挙法の一部を改正する法律案について、日本共産党は反対の討論通告を提出しております。わが党のこの通告は、議員の討論権を保障した本院規則第百二十条に照らしても、また、議会制民主主義の土台となる選挙制度の改定は徹底的な論議を通じてなされるべきだという当然の論...全文を見る
03月31日第94回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○山中郁子君 政府が、労働問題の重要な課題として、定年延長や男女差別撤廃などとともに強調されている労働時間短縮、週休二日制の推進などですけれども、現状、いま大企業の実態見ますと、これとは全く逆にひどい長時間労働が行われ、さらにこの傾向が強まっているという点があります。私は、きょう...全文を見る
○山中郁子君 何か、大変短い質問時間なので、済みません、ちょっと端的にお答えをいただきたいんですが、いずれにいたしましても、後ほど電気の実態については具体的な資料も労働省にお渡ししてありますので確認をいただきたいんですが、労働行政としていろんないまの現状、さまざまな問題点があると...全文を見る
○山中郁子君 ところが、大臣も大体認識されていらっしゃるようなんですけれども、それが大変事実は逆行しておりまして、労働出書によりましてもこういうふうな記述としてその点を労働省としても問題視されているわけですね。「製造業では、所定外労働時間の伸びが大きく、実労働時間は引続き増加した...全文を見る
○山中郁子君 それは甘いんで、その点の議論に入りますと時間がとられますので、いま私がこれから実態を申し上げますので、そこら辺はシビアにやはりあなた方もごらんになって対策をしていただかなければならないと思うんです。問題は、恒常的な所定外労働が行われていて、それで通常業務を通年にわた...全文を見る
○山中郁子君 その過重の定義についてはいろいろと議論もあるところですけれども、それはいま入りません。  それで具体的に恒常規定になってしまっているといういわゆる三六協定、労働基準法三十六条に言うところの所定外勤務の三六協定なんですが、東芝の場合で言いますとこれもお手元に資料をお...全文を見る
○山中郁子君 じゃひとつぜひ、この具体的な事例につきましても御調査もいただき、三割が三割でどうこう言えないということになると、それでは三割というのはかなりな部分の人たちが限られた職種として、例外的に協定で認めているにもかかわらず、相当の限られた職種を超える一般的な業務の中で持ち込...全文を見る
○山中郁子君 それは私実態を全部あれして資料も皆さんにお渡ししておりますけれども、その後の問題に出てくる実態から言っても明らかで、もう一度だけ申し上げておきますけれども、この協定が男子四十時間、それから女子二十時間を超えてできるのはということで、ごく限られた分野でしか協定してない...全文を見る
○山中郁子君 あのね大臣、ちょっと課長がそういうふうにおっしゃるんですけれどもね、大臣ちょっとぜひ聞いてほしいんですがね、ここは協約によれば、例外に当たるものとしては、六項目に言う「緊急開発業務」というものの場合が当たるんですよ、この最低の規制からさらにオーバーしてよろしいという...全文を見る
○山中郁子君 いや、一年間ずっとそうなんです。
○山中郁子君 いや、もっと長くそうですよ。一年ずうっとです。
○山中郁子君 まあお調べになるということですから、ぜひしてほしいのですけれども、私が資料を差し上げたのは一年間なんですね。これはたまたま一年間の資料だけ差し上げていますから、それじゃその前後もずうっとお調べになってください。ね、ずうっと恒常的にこうなっているのですよ。それで現実に...全文を見る
○山中郁子君 日立の横浜工場の場合ですと、さらにこれが青天井そのものになっているのですね。つまり、三カ月連続して五十時間以上になってはいけないと、こういう三六協定になっているんです。ということは、一カ月目が何百時間であろうと、二カ月目が何百時間であろうと、三カ月目に四十九時間にな...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ、しっかりやっていただきたいと思います。  それで、きょうは時間がないのでこの問題はさらに次の別な機会にいたしますけれども、最後に私は、昨年、男女差別賃金の問題につきまして労働省に、前の労働大臣のときですけれども申し入れいたしました。具体的には神奈川県小田原に...全文を見る
○山中郁子君 富士フィルムの件ですけれどもね、それはもちろん指導をするのは当然で、改善を図っていくべきなんですけれども、これは明らかにやはり労基法四条に違反しているんですよ。この点についてはまだ別の機会に引き続き解明もいたしますけれども、その指導、改善の範囲でも早急に問題を解決し...全文を見る
04月14日第94回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○山中郁子君 今回の年金法の改正に当たりまして、郵政省として五十四年の五月に市場調査をされておられると伺っておりますけれども、初めに、その内容、特徴、それからそれを踏まえてどのように今回の法改正の中にそれらの国民の要望が結びつき、生かされているのかという対応についてお伺いをいたし...全文を見る
○山中郁子君 私どもは、基本的に国民の老後保障に対する要求については公的年金制度の拡充強化によって解決すべきであるという考え方を持っております。官業であれ民業であれ、これらの年金というものが、そうした現在の政府の公的年金制度に対するさまざまな怠慢あるいは不十分さ、そうしたものを補...全文を見る
○山中郁子君 わかるように言ってください。
○山中郁子君 民間の年金契約の実態というのをもし把握していらしたら、大ざっぱで結構ですけれどもお示しいただけますでしょうか、
○山中郁子君 郵便年金で抜本的な改正ということで、いわば新規事業とも言えるような事業が始められるわけですから、当然その民間の状況なんかも十分もちろんつかんでいらっしゃらなきゃいけないわけで、つかんでいらっしゃると思いますし、また事前にそういうこともお尋ねをしておきました。で、一応...全文を見る
○山中郁子君 この即時年金の問題について、午前中の御答弁の中でも今回はとにかく廃止をしたということで、その理由として、先ほどの太田委員の質問に対するお答えの中でも資金の官業への集中その他幾つか挙げておられました。それと、であるけれども、今後国民の要望その他の動向を見て検討もし、そ...全文を見る
○山中郁子君 私は国民の要望にこたえていくという点で、先ほどから御答弁されている検討もし、その要望にこたえていくようにしたいとおっしゃることには、そのとおりなさる必要があることだと思います。その点はそういう立場で今後とも検討していくということだと存じますけれども、もう一度、その点...全文を見る
○山中郁子君 私は、五十二年の五月二十四日の当委員会、郵貯法、簡保法の一部改正の法案を審議した際に触れましたことについてあとお尋ねをしたいんですが、その一つは郵貯のオンライン化の問題なんです。  で、このときにも、つまり五十二年五月二十四日のときにもその問題点、とりわけ郵貯のオ...全文を見る
○山中郁子君 これは全体のどのぐらいに当たりますか、何%。いろんな出し方があるんでしょうけれども、業務量ということでよろしいですけれども。
○山中郁子君 このオンライン化の計画の達成というのは時期的にはどういうように見込んでいらっしゃいますか、いつごろ全部これができると。
○山中郁子君 先ほど申し上げました五十二年の当委員会において、私は、その時点でとりあえず郵政省が五十年十二月二十六日に労働組合に説明をしているというように理解をしている五千名減員ということをお伺いいたしました。これに対して当時の神山局長が、五十三年度はとりあえず神奈川の一部だけだ...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、このオンライン化全体でもって結果的に三千人、そういうことですか。
○山中郁子君 そこの労働問題というふうになるわけですけれども、これらの問題についてはどういう方策をお持ちでしょうか。全逓労働組合が、たしか昨年の大会であったと思いますけれども、これらの問題について雇用不安を起こさせないようにという立場から新規サービスの拡大などを初めとして幾つかの...全文を見る
○山中郁子君 合理化、オンライン化の問題、本質的な問題それ自体についてはいまはちょっと横に置きますけれども、いずれにいたしましても、こうした技術革新、合理化の進行その他が、結果として国民へのサービスの充実ということはもとよりですけれども、働く方々の不利益につながる、働く労働者の犠...全文を見る
○山中郁子君 次に、同じく五十二年のこの郵貯法、簡保法の一部改正の審議に際して問題として取り上げましたことに関連して、特定郵便局長会、また特定郵便局長の任務に照らしての問題についてお伺いをいたします。  これは私どもがかねがね指摘もしておりますように、特定郵便局長会が特定政党の...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとその六月十一日に出された通達の表題をもう一度ちょっとおっしゃってください。
○山中郁子君 それで、その後その通達をお出しになって私が指摘したような事態はなくなった、このように認識をされていらっしゃるわけですか。
○山中郁子君 小宮山郵政大臣は、その後、自分が各地方へ行ってその督励、監督をしたいと思っておりますとおっしゃっているんですけれども、大臣が何かそういうことをなさったですか。
○山中郁子君 大臣が何したか知らないなんというのは大分無責任な御答弁ですけれども、また今回の昨年の選挙に関しても目に余る問題が出ておりますので、あわせてお伺いをいたします。  私がこれを問題にいたしますのは、前から言っておりますけれども、特定郵便局長という歴然たる公務員がその地...全文を見る
○山中郁子君 そういうことで理解しろなんて言う方が無理で、実際を私は申し上げているんです。  委員長、ちょっと資料を大臣並びに次官にお示ししてよろしいでしょうか。
○山中郁子君 これをちょっとごらんいただきたいと思います。(資料を手渡す)それをごらんいただくとわかりますけれども、「お得意様獲得数報告」となっているんですね。そして、一枚目の方がそうなって、「各局用」となっています。それから二枚目の方をごらんください。「 月十日現在お得意様獲得...全文を見る
○山中郁子君 特定郵便局長に配付されたものです。そうでしょう。だって、実際問題として部会長、地区会長、特定郵便局長会のシステムでしょう。それで「お得意様獲得数報告」となって、こういう調査を郵政省は業務としてなすっているんですか。知らないとおっしゃることは、していないということかど...全文を見る
○山中郁子君 そしたら、郵政省として「お得意様獲得数報告」というふうなことはしていないわけですね、こういう調査は。第一回五十四年十月十日、第五回の五十五年六月十日まで五回行っているこうしたお得意様調査というのは、郵政省の業務としてされたことはないということですね。
○山中郁子君 絡んでいるのかいないのかは、また私が後で言います。  じゃ、郵政省の仕事として関係しているのかしていないのかわからない、こうおっしゃるわけね。はっきりしてください。しているんですか。郵政省は貯金なり保険なりのお得意様の調査をこういう形で五十四年の十月から五十五年の...全文を見る
○山中郁子君 郵政省としてどうなんですか。おやりになったんですか。人事局長として知らないとおっしゃるから、郵政省としてしかるべき方、答えてください。これは全因的にやっているんですよ。全国的にやっていることを郵政省が何にも知らないでやっているはずがないでしょう。
○山中郁子君 ちょっと見てください。
○山中郁子君 保険や何かのお得意様でやるとおっしゃるわけでしょう。やっているかもしれないというんでしょう。保険局長知らないんですか。知らないはずないでしょう。あなたが知らなかったら、だれも知らないはずですよ。
○山中郁子君 責任を持って答えてください。あなた、いつから局長やっていらっしゃるんですか。
○山中郁子君 だったら、つい最近の話じゃありませんか。そうでしょう。そこに後ろにいっぱい並んでいらっしゃるんだから、聞いてみてもらってくださいよ。これだって去年の六月まで調査やっているんですよ。
○山中郁子君 だから、わかっている、あなたがなったのは。  あなたね、全国的に保険や何かのお得意様調査をする、郵政省挙げてやるということについて、去年の七月に局長におなりになって、その前にやったことがあるのかないのかなんて、六月の話じゃないですか。何十年も前の話じゃないですよ。...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、ちょっとはっきりさせますけれども、こういう調査を郵政省として正規の業務としてやったかもしれない、こうおっしゃるわけですね。やったかもしれないんでしょう、やったかやらないかわからないというんだから。こんなのやっていないですよ、私は知ってますよ。だけれども、あ...全文を見る
○山中郁子君 すぐ調べてください。こんなのすぐできます、わかります、全国的にやっているんだから。  委員長、こんないいかげんな答弁されていたら困るんですよ。すぐ調べてください。要求します。
○山中郁子君 それでは直ちに確認をしてください。きょうの質問時間中でなくて結構ですけれども、直ちに確認をしてください。いま申し上げました「お得意様獲得数報告」、それから「他局から紹介の分」、「自局で獲得した分」、こういうことで文書が出ています。よろしいですね。直ちに確認して報告を...全文を見る
○山中郁子君 本省でやっていないとすればどこでやったかわからないとおっしゃるつもりかしれないけれども、私はこのことをいま問題にしているんだから、だけど、それは正規の業務としてやったかもしれない、こうおっしゃるんだから、どこでやったかを明らかにしてください。いいですね。やっていない...全文を見る
○山中郁子君 全部の郵便局で調査しなくたってわかるんですよ。いま申し上げましたでしょう。市町村別に送ってくれ、地区会長あて送ってくれと、全国の特定郵便局長にこれが配付されているんです。だから、そんな無責任なことを言わないで、やっていないならやっていないと報告をしてください。やった...全文を見る
○山中郁子君 これは、私が申し上げているのは、全部こういうふうにしてセットで特定郵便局長に全部送付されているんです。先ほど申し上げました一人百票、後援会員百人、一万円、五千円は後で運動費として返す、こうやって全部の特定郵便局長に送付されているんです。そして特定郵便局長が、いま私が...全文を見る
○山中郁子君 十分に検討してください。これは検討なさればすぐおわかりになるし、皆さん専門家でいらっしゃるから一読してわかっていらっしゃるはずだと思いますけれども、いずれにしても私が先ほどから指摘をしておりますような仕掛けで特定郵便局長にこうしたものをおろして、送付をして、渡して、...全文を見る
○山中郁子君 委員長、御注意いただきたいと思うんです。いま私が申し上げましたこれは、一つの局だけの話じゃなくて全国的に行われているので、わからないはずがないんです。郵政省の組織をもって調査をしてわからないはずがないんです。そういう不誠意なことを言っていられたんじゃ、あなた方が結局...全文を見る
○山中郁子君 大臣ね、結局公然と行われているんです、こういうことが。それを何回言われたって、郵政省はそういうことについて本格的なメスを入れる、あるいは誠意を持って、そのことについて清潔な政治を実現するための、不名誉なそうした疑いを起こさせないような、またそうしたぐるみ選挙をなくし...全文を見る
○山中郁子君 あるというふうに確認は自分の方はできない、だから調査するとおっしゃいました。だから、それならそれで、もしないというなら、これが一体どういう目的でやられているのかということを、あなた方は責任を持って国会にお示しにならなきゃいけないということなんです。そして、もしこうい...全文を見る
04月21日第94回国会 参議院 逓信委員会 第7号
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○山中郁子君 当初から私どもは、一つの言い方をするならば、使途不明金も出ないで全部つじつまがい過ぎる、これだけの莫大な不正経理で、そしてそれが飲食に使われたというようなことで余りにも問題があるし、裏帳簿自体に疑いを持たざるを得なかったという経過がありますし、そのことは検査院にも指...全文を見る
○山中郁子君 検査院の報告による十二億二千万円、近通だけのカラ出張、カラ会議から捻出したお金ですね。そして、それが国会の質疑の中でも、ほとんどが飲食費に使われているんだ。検査院の報告自体にもそうなっているわけです。しかし、いまも申し上げましたように、その中に結局何だかわからないけ...全文を見る
○山中郁子君 これはあなたの方にお渡ししてあるんです。だから、ぜひごらんになっていただいて、同時に、いまおわかりにならなければいいですけれども、「会計担当係長会議資料」となって、マル秘です。「支出証拠書類等の取扱いについて」、五十四年四月十七日、会計課というところの文書です。先ほ...全文を見る
○山中郁子君 会計検査院は結構でございます。  端的に公社にお尋ねいたしますけれども、公社は裏帳簿の改ざんをしたわけですね。そういうことがあったわけですか。
○山中郁子君 あなた方のおっしゃる言い方だと、まあそれでもいいんですけれども、裏帳簿ということで言いますよ、一般的に裏帳簿なんだから。  裏帳簿は、それじゃ改ざんしていないと断言されるわけですか、公社は。
○山中郁子君 今回の強簡捜査の背景にあるものは、別途経理とあなた方がおっしゃるその裏帳簿を会計検査院の検査の前に急いでつくり直した、いろいろあったものをつくり直して出したんだという疑いがある、背任、横領ですね、そこから出てきている容疑です。それによって強制捜査が行われた。私は、だ...全文を見る
○山中郁子君 私は、公社は大事なところだと思うんですよ。いままでそういう問題でさまざまな社会的な批判を浴びて、そして一段落したかのように思っていらっしゃったかしれないけれども、そのようにして一段落をさせるべくつくったものがこれがまた捏造されたものだということになったら一体どうなる...全文を見る
○山中郁子君 先ほど検査院の方にも申し上げましたけれども、実際上公社は、検査院の検査に対してもこういう支出文書の書きかえや何かの指示を組織的にやっているんですね、管内の会計係長を集めて泊まり込みで。具体的に内容もみんなはっきりしているんです。そういうことを、もうすでにいままでの段...全文を見る
○山中郁子君 小澤さんにやはり私は申し上げますけれども、そうだとすると、あなた方が誠心誠意、一生懸命あれしたけれどもわからなかったということは、それがまた隠されているということ以外の何物でもない。そうでしょう。これが公社の文書以外の何物でもないということははっきりしているんだから...全文を見る
○山中郁子君 だから、あなた、いま私がそう言えばそういうふうにおっしゃる。だけど、あのとき何と言ったか。私、これ速記録起こして持ってきているんです。先ほど読み上げました。「いろいろな形で意思疎通を図る場を持つということは、意味のないことではないというふうにわれわれはかねて思ってお...全文を見る
○山中郁子君 夢にも考えていないなら、なぜ森谷さんのこういう発言が出てくるんですか。「私たちの本心としましては、」と、こう言っている。だから、それはあなたも訂正なさったし、森谷さんも訂正なすったんだからそれはそれでいいですけれども、その本心が出ていて、あなた方はいまそういうふうに...全文を見る
○山中郁子君 次に、法案の問題について入ります。  これまで国民がさまざまな大きな負担をしながら全国の自動化や積滞の解消を図ってきたわけです。電電公社の職員もその中でのいろいろな、さまざまな困難を強いられたりした経過があったわけですけれども、いま全国電話ネットワークは完成に近づ...全文を見る
○山中郁子君 あなた、ごまかしちゃだめよ。この前ペラで出したものを、これに数字を当てはめればわかるんだから、それで出したんだとおっしゃるでしょう。どうやって数字当てはめますか、具体的に伺います。  利用増率というのは実数としてここでわかりますか、私が見せていただいて。あなた方は...全文を見る
○山中郁子君 それを私言っているんだから、だから、あなた今後誠意を持って出すとおっしゃるんだから、それはそれでいいですけれども、そういう明らかなことも、あなた、いまごまかしたわけだから。それはわからない人が聞いたら、それじゃそうかもしれないと思いますよ。そういうことはやめてくださ...全文を見る
○山中郁子君 関連してですけれども、昨年十一月の夜間割引の時間帯の拡大以降のトラフィックの量の変化ですね、いま出すとすればそれは必要なわけで、当然これも出ているわけで、その資料を下さい。これもちょっと前から要求しているんですけれども、まだきょうまでに出てきていないものですから、私...全文を見る
○山中郁子君 それはそれとして、あなたの方針は結構です。  それとは別に、その後の、昨年十一月以降のトラフィックの変化、それを見せていただきたいので、それはいいですね、そういうことで。つまり弾性値の算出とは関係なしに、結びつきなしにトラフィックの変化の資料を出していただきたいと...全文を見る
○山中郁子君 ところで、五十五年の利益見込みは予算上は二千七百一億の黒字ということになっておりますけれども、これは予算より上回る見通しのようですけれども、いま実際はどのくらいの見込みをされておられますか、ひとつお伺いをしておきたいと思います。
○山中郁子君 そうすると、収支で大体どういうふうに見当づけていらっしゃいますか。別にいま正確な数字をいただくという意味じゃないんですけれども、決算の大体の見込みでいいです。
○山中郁子君 私が前から主帳をしているし考えていることなんですけれども、夜間割引の適用を六十キロ以下の場合でもしていい、できると思っているんですけれども、今回も六十キロ以上なわけで、これはあなた方よく諸外国の例をおっしゃるけれども、調査室の資料でも諸外国の例はみんなやっぱり全部そ...全文を見る
○山中郁子君 値上げして割引されても困るので、私はとにかくそういうことじゃなくて、いま夜間割引の適用を市外全体に拡大をせよということを申し上げているんです。  それは御検討いただくとして、これもちょっと資料の要求なんですけれども、六十キロ以下の場合の夜間の稼働率、つまりトラフィ...全文を見る
○山中郁子君 次の問題ですけれども、いろんな新しい商品を次々と売り出すんですけれども、ちょっと私、公社少しえげつないと思うんだけれども、みんなそれぞれに何のがんの言って付加使用料だとか取るんですね。こういうのはもうやめたらいいと思うんです。  ちょっと具体的に申し上げますけれど...全文を見る
○山中郁子君 何か考えるおつもりがないようなのでちょっと聞きますけれども、カラー電話はどういう費用がかかるんですか、電話機が色がついているというだけで。
○山中郁子君 だったら、同じじゃないの、このビジネスホンの今度の新しい機能をあれするのと。だから、私一々言いませんけれども、そういう観点を、そういうところを——私の申し上げている趣旨わかるでしょう。それをちょっと研究してくださいよ、国民に対するサービスという観点から。細かい五十円...全文を見る
○山中郁子君 いまの問題とも関連するんですけれども、私、いままでこの前の五十一年の審議のときにも、大企業向け、主として大企業が使うビル電話、この問題についてかなりいろいろ伺いましたし、指摘しました。ところが、このビル電話は同一収容区域を原則としているはずですけれども、これを実際上...全文を見る
○山中郁子君 ビル電話のあり方自体、事業所電話のあり方自体が大企業に対して特別なやはり有利なものになっているという指摘をしてきておりますけれども、それをさらに、その原則をも無限定に企業の都合によってサービスしているという形になっているわけなので、私はやはりかなり問題があると思いま...全文を見る
○山中郁子君 余り時間がないので、問題提起だけをしておきますので、ぜひ公社において、専門家の方々がいらっしゃるので御研究いただいて、また次の機会に議論したいと思うんですが、これはきのうもちょっと担当の方にいろいろお話を伺った課金方式の問題なんです。いわゆる五分割パルス方式です。簡...全文を見る
○山中郁子君 約束をなすったことは、その後の状況の変化とは関係なく、国会の中での約束はやはり守るということを真藤総裁も先日言明されたわけでございますから、余りいろいろなことを弄さないで、約束されたことを守るという観点で具体的な誠意ある提案をしていただかなければなりません。この問題...全文を見る
04月22日第94回国会 参議院 大蔵委員会、農林水産委員会、逓信委員会連合審査会 第1号
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○山中郁子君 十分間の質問ですので、三点お伺いできればと思っています。  私は五十一年に電電公社が赤字だからといって値上げを提出したときに、これはつくられた赤字である、第一に、莫大な設備料を損益勘定に入れないで資本勘定に入れてしまっているじゃないか、それからさらには過大な減価償...全文を見る
○山中郁子君 私は基本的な理論の問題言っているんです。政府は公共料金を赤字だから上げると、こうおっしゃる。私どもは国民生活からいって、前提として先ほど申し上げた考えを電電料金について私は持っていますけれども、それはさておくとして、必要なものは国が出すべきじゃないかということを言っ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、どうして公共料金を値上げするときだけ国の方から出さないで、そして利益があったと見たらそれは国へ吸い上げる、それが成り立つんですか。
○山中郁子君 それは値上げの場合だって同じなんですよね。逆に国がお金を出す必要があるという場合にだって、それがたとえば料金部分にだけ相当するのかということになればそうではないし、公社の収入が料金であるということは、もう主要な柱がそうであるということははっきりしているわけですから、...全文を見る
○山中郁子君 私がお尋ねしたことにストレートにお答えになっていないので困るんですけれども、先ほど申し上げました大蔵省が過程の中で出してきた考え方は捨てたと、消えたという理解をせざるを得ません。時間がないからもういいです、その点は。  それでもう一つ、これは電電公社にお伺いしたい...全文を見る
○山中郁子君 総裁にひとつ。
05月12日第94回国会 参議院 逓信委員会 第9号
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○山中郁子君 今回の電波法の改正が、今日各方面から緊急な対策が要請されている違法な市民ラジオなどの取り締まりの強化ということが柱の一つになっておりますけれども、当然のことながら、そういう立場から私どももこの法案に賛成の態度をとっております。昨日の毎日新聞、ここにも「゛電波暴走族゛...全文を見る
○山中郁子君 取り締まりの強化ということによって、現行法体制のもとで郵政省としてもかなり成果を上げているというふうに認識していらっしゃるのかどうか。
○山中郁子君 被害を受けて一番深刻な問題になっている一つに漁業無線があるんです、いま局長もおっしゃいましたように。全国的には、この漁業無線は漁業者の団体が運営しているわけですけれども、県によっては自治体が漁業無線局を運営しているところもございます、神奈川県とか千葉県とかそういうケ...全文を見る
○山中郁子君 罰則が入る新しい法改正に十分な周知の期間を置くということをむげに否定するわけではもちろんありませんけれども、問題は事の緊急性を要するということでございますので、繰り返しませんけれども、一刻も早く実効が上がるようなそうした監理を強化されなければならないと思います。 ...全文を見る
○山中郁子君 これは私は、この逓信委員会でも前に北海道テレビ放送の岩澤さんの問題での外国資本の放送局への流入の問題で申し上げましたし、また、けさほども新谷委員からただされたこととも関係いたします。それで、アマチュア無線はやはり個人の趣味の範囲にとどまるものですけれども、それが拡大...全文を見る
○山中郁子君 いま守住さんがおっしゃいましたけれども、私どもの共産党の幹部の居宅に取りつけられた事件以後も、新聞紙上をにぎわす盗聴器による反社会的な行為が問題になっているわけです。急を要しますので、いま御報告がありましたいろいろな対策を進められていることは、それはそれとして御苦労...全文を見る
○山中郁子君 昨年の臨時国会で私がこの問題を取り上げましてから六カ月たっているわけです。この問題、ずっと長いこと次々と事件が起こっているわけですから、その立法措置について具体的に促進をしていただかなければならないと思っておりますので、そのことを申し上げておきます。  郵政省は、...全文を見る
○山中郁子君 製造、販売、取りつけ、使用、大体この四点に関して規制の法律がつくられている国が多いですね。カナダ、フランス、イギリス、西ドイツ、アメリカ、イタリーなどは、みんなそれぞれ何らかの形で、この四点すべて、ないしはそのうちの一つぐらいは落ちていても、そういう形で規制措置がさ...全文を見る
○山中郁子君 いまの局長の御答弁で、郵政省がこれらの問題についても電波監理上重要な問題である、郵政省にかかわる問題であるということは、当然そういう認識の上に立っていま御答弁になったような取り組みをされていらっしゃるわけで、これは申し上げるまでもないわけですけれども、実は昨年の十月...全文を見る
○山中郁子君 どこで検査をしてどういう報告になったのか、中身を簡単で結構ですから御報告ください。
○山中郁子君 これはいつ結果が出ましたか。
○山中郁子君 二月というのは事件が発覚してから相当な月数がたっているわけです。ですから、私が先ほど申し上げましたようなもっと早くやらなければならぬということになるわけですけれども、その後の捜査の進展状況はいかがですか御報告いただきたいということと、それから担当検事は何人になってい...全文を見る
○山中郁子君 昨年の委員会でも私は指摘しましたけれども、わが党が摘発したりあるいは告発したりした関連するこうした盗聴事件でも二十九件、その中で一人は犯人がみずから名のり出たということで特定された、それ以外は一切全部わからないんです。私はそういう点で、こうした反社会的な重大な憲法違...全文を見る
○山中郁子君 郵政省からお答えいただくものはないというふうに理解をするわけですけれども、それでよろしいですか、郵政省は。
○山中郁子君 先週の五月八日の衆議院の安保特で、防衛庁の夏目官房長が自民党の議員の方の質問に答えて、通信の問題に関して言うならば、電波法、有線電気通信法、公衆電気通信法が関連すると思うという趣旨の答弁をされて、そしてECMないしECCM、つまり電子戦争に対応する意味では電波問題は...全文を見る
○山中郁子君 私たちは、十分御承知いただいていると思いますけれども、憲法違反の有事法制の研究などということは直ちにやめるべきだという立場で何回も繰り返し追及もしてまいりました。しかし過去に、たとえば三矢作戦、今回の一九七八年に問題になりました有事法制の研究、そういう経過から見て、...全文を見る
○山中郁子君 郵政大臣にお尋ねしますけれども、いま私が申し上げましたのは、電波に関して有事法制として考えられることはある、それは電子戦争にも関係するんだ、こういう夏目官房長の発言があるんですけれども、その前提として、すでに自衛隊関係者がいま申し上げましたようなことを構想として述べ...全文を見る
○山中郁子君 防衛庁にお尋ねいたしますが、先ほど宮崎さんの論文に影響されたものじゃないんだ、こうおっしゃいましたけれども、それでは、いま申し上げました宮崎さんの言葉によるならば、電波法の全面適用除外と電波統制権を自衛隊が保有する、こういうようなことはこの有事法制の問題としては考え...全文を見る
○山中郁子君 それは私はやはり大変重要な問題だと思います。そういう内容はあなたも前からずっと自衛隊の中で議論されてきたということを承知の上で、そんなことは考えていないんだ、憲法違反にもなるし、電波法そのものの存立を意味なくさせるような、そんなことは考えていないんだということにもな...全文を見る
○山中郁子君 最後に申し上げておきますけれども、いま防衛庁で、まさに防衛庁のこの間願に関する統一見解の中で言論統制などは考えないものだということをおっしゃったけど、それは私あえて言い逃がれたと言いますけれども、いま私が申し上げましたように、あなたが否定なさらない電波に関してだけだ...全文を見る
05月14日第94回国会 参議院 逓信委員会 第10号
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○山中郁子君 今回のオンライン処理を開始することに当たりまして、為替、振替分野でのいままでの状況を初めにお伺いしておきたいんですけれども、この業務分野の中で郵政省のサービスが占めるシェアといいましょうか比率、ここ五年なら五年でも結構ですし、十年ぐらいでも結構ですけれども、その変化...全文を見る
○山中郁子君 変化がどこかわかる数値がありますか。たとえば五年前はこのぐらいで五十三年はこうなっている。十年前でも結構ですし、ある数字で何年前でも結構ですが、要するに減っているのかふえているのかという、こういう経過です。
○山中郁子君 後で結構ですけれども、五年でも十年でもいいですけれども、どういう傾向で減ってきたのかということを教えていただきたいんですけれども、よろしいですか。
○山中郁子君 これがこういう傾向で減ってきているわけですけれども、このオンライン処理を開始することによって利用の変化はどう出るかというふうなことについての予測はお持ちでしょうか。どういう変化が推定されるかということです。これによって利用しやすくなるからふえていくだろうというふうに...全文を見る
○山中郁子君 郵便局二万ということになりますと、銀行を利用するということからの面からいえば、都市は別として、とりわけ地方においては郵便局の窓口利用、そこの利用の仕方が便利になるということは国民のニーズにこたえるという面が強いわけなんですけれども、総合振替口座サービスの確立というこ...全文を見る
○山中郁子君 この郵貯のオンライン計画について、はっきりお聞きしておきたいと思うのは、一つは投資総額です。私が振り返って調べた範囲で、五十三年四月の衆議院の逓信委員会で投資総額千九百億円という見積もりですか予定を述べておられるんですけれども、これはその後見積もりは変わっているのか...全文を見る
○山中郁子君 どうも、そんなうまいことつじつまが合うものかなというふうに思いまして、数字合わせをなすっているんじゃないかなんという感じもしないでもないんですけれども。片方でコンピューターは値段が下がっている、だから下がった値段でまたもちろん見直しをしているんだ、そうするとまた片っ...全文を見る
○山中郁子君 それでは、そんな細かいことはいいですけれども、先ほど局長がおっしゃったソフトウエア、端末機、それから局舎ですか、幾つかのファクターがありますね。その千九百億ということで見積もりを出した当初の項目別の金額と、それから一番新しい見直しをいつされたのかということは、五十六...全文を見る
○山中郁子君 さっき私がお願いをしました資料は、後でいただけるということでよろしいですね。当初のときのとそれから一番新しい見積もり両方、どっちにしても中身は違うけれども千九百億になるんだというここのところの数字です、
○山中郁子君 コンピューターは、これはどういうふうな形で郵政省として使用するようになっているんでしょうか。ということは、つまり購入されるのかレンタルか、公社のものを借りるという形になるのか、それはどうですか。
○山中郁子君 そうすると、郵政省は全部とにかく買うわけですね。そうしますと、一つ私心配というか、どうなのかなと思うのは、たとえばデータ通信で銀行協会のなんかも、どんどんそれこそ日進月歩で技術が進みますでしょう。新しい機能がどんどん出てきますね。銀行協会の場合はたしか四年でかえてい...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、六年ぐらいの幅で更改していく、新しい技術の進歩の度合い等も含めて。こういう大体サイクルで考えていらっしゃるということですか。
○山中郁子君 そうすると、レンタルじゃないし、また公社から借りるというものでもないとすると、このことに関して経常的に費用が特定回線使用料だけになるわけですね。それと、それから減価償却費ですね。損益関係の費用は、そうするとこれで年額どのくらいになりましょうか。
○山中郁子君 さっき完成時で百十億とおっしゃったのは……。
○山中郁子君 そうすると、百十億が回線使用料ですね、完成時の。それで減価償却費、それから保守料ですか、三つおっしゃいましたね。それ、ちょっと内訳を教えてください、四百億のうちの。減価償却費は幾らですか。そうすれば出るのだけれども。
○山中郁子君 三百四十億ですね。三百四十億というふうに理解してよろしければそれでいいんですけれども、三百四十億ですね。  あわせて、窓口端末機、CD端末機、ATM端末機、それぞれの購入単価です。先ほどもお話がありました自動払い出し機、それから払い出しと預け入れ両方セットになって...全文を見る
○山中郁子君 CDと窓口は、購入先はどこですか。
○山中郁子君 ここの点では私も、今後の問題なんですけれども、先ほどレンタルよりも購入の方が得というか、その方に利があるのでそうしているというお話なんですけれども、私は、いままでのデータ通信の成り行きからいっても果たしてそうであるのかどうか。私はレンタルの方がよろしかろうというふう...全文を見る
○山中郁子君 結局、だから一定時間、一定日数、訓練のためにその人は職場を離れなきゃいけないわけでしょう。特定局で本当に二人とか三人しかいないところでそういうことをやったら、その後の業務に差しさわってくるわけでしょう。そういうのはどうされるんですか。ちゃんとした訓練を私は保障しなき...全文を見る
○山中郁子君 こういう業務がアルバイト的な仕事で適切なのかどうかということは疑問があるところですし、また残業その他でそこにかぶさるということについても問題があると思っております。これは、これらのオンライン化に伴う要員問題との関係でやはり職員の労働条件の確保という点では格段の責任あ...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、将来ともに簡易郵便局ではオンラインサービスはしないという方針だと理解してよろしいですか。
○山中郁子君 これは、前に当委員会で私が要員の問題の関連でお尋ねした際、約三千人程度の要員の減になるということを改めておっしゃっておられるんですけれども、三月の末に労働組合に対して効率化計画という形での説明をされたというように伺っていますが、その中ではどういう御説明になっているの...全文を見る
○山中郁子君 三月末に労働組合に対して郵政事業効率化計画案というものを提示されて、その中で、私が伝え聞いたところによりますと、貯金で三千五百人の効率化が図られるという数字をお示しになったというように伺っているんですが、その点はいかがですか。
○山中郁子君 よくわからないんですけれども、組合には三千五百人というふうにお話をなすっていて、国会で質問すると三千人とおっしゃって、五百人の開きがどこで出てくるんですか。
○山中郁子君 だから、私がわからないのは、この三月末でしょう、この効率化計画で修正しないで三千五百人という説明をしたのは。私が国会で質問したのは四月の十四日なんです。このときに三千人とおっしゃっている。五百人というのはすごい大きな違いです。五百人減員しなければならないといったら大...全文を見る
○山中郁子君 労働組合に説明する数字と国会で答弁する数字とは何か根拠が違うということですか。それとも、いまの時点で労働組合に説明すればやはりこれは三千人になるということなんですか。どうもそこがよくわからないですね。
○山中郁子君 時間の制限がありますので、このことばかりに時間をとれないんですが、やっぱりどうもわからないですね。だから、引き続き次の機会にまた明らかにしてもらいますけれども、私は一つだけ申し上げたいのは、仕事が合理化されてそこの労働者が減員されるというような場合の五百人という数は...全文を見る
○山中郁子君 まだ余りよろしくないです。  私は具体的に中高年の婦人の方たちが多いという実態に照らして申し上げたんですけれども、そういう方たちがそういう関係であちこちへ配転、職を失うということはないけれども新しい業務がここでふえるとか、自然減があってそこへ移すとか、そういう生活...全文を見る
○山中郁子君 本人の同意なしの強制配職転などという事態にはならないというお答えなわけですね、繰り返し申し上げているんですけれども。
○山中郁子君 具体的な中身はもちろん労使交渉でおやりになることで、ここで私が郵政省との間でどうこう申し上げることでありません。基本的な考え方として私が申し上げているということを御理解いただいているものと思います。いまおっしゃいましたけれども、そういう形、細かく具体的に私は言いませ...全文を見る
○山中郁子君 なかなか事によっては重大な問題になってくるわけなんですけれども、そこで郵政省にお伺いするんですが、このサービスの中でいまみたいに故障になりますね、そういう場合に、それでもデータなんかを保全するとか、そういう意味では保証があるわけですか。ちゃんと確信があって大丈夫だと...全文を見る
○山中郁子君 関連して、ちょっと具体的なかねてからお願いをしておいた要求について、この機会にお知らせをいただきたいと思うことが二点ほどございますので、最後にお伺いしたいと思います。  これは相模原市の人口急増都市でございまして、昨年の七月に、私がこの市内の唯一の速達未配達地域で...全文を見る
○山中郁子君 基準に達しているいないの問題については意見がありますけれども、いずれにしても要求に積極的に対応して御努力いただきたいということを重ねて申し上げまして、質問を終わります。
05月26日第94回国会 参議院 文教委員会、逓信委員会連合審査会 第1号
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○山中郁子君 本法案が、きょうの連合審査もそうでございますし、衆議院からまた参議院へ参りまして文教委員会でいろいろ議論された焦点の一つに、大学サイドから言う学問の自由、大学の自治、それから放送サイドから言う放送の中立公正、不偏不党、この二つの理念がどのように統一的に理想的に実現し...全文を見る
○山中郁子君 さっき委員長から御注意がありましたけれども、私からもお願いをしますが、端的に質問に答えていただきたい。  つまり、執行するのが理事長で、番組の編集権、電波の発射権はこの文部大臣が任命する理事長に集中しているんですねということの確認をお願いしたんですが、それはそうな...全文を見る
○山中郁子君 ですから、幾ら局長がいまそれはいろんな大学の自制とか民主的な運営といったって、法律上の担保がないわけでしょう。そこのところを問題にしています。それがこの委員会審議でも問題になってきているところです。法文上の民主的な運営の保障がないと。これはもう私が申し上げるまでもあ...全文を見る
○山中郁子君 逓信委員会では、NHKの予算、決算に当たりまして、そうした面からもいろいろと意見もあります。私も少なくない意見を持っております。で、議論も行われています。しかし、制度的にそうしたものが置かれ、そしてその上で努力をするということによって初めて放送法で言う理念が貫徹に近...全文を見る
○山中郁子君 少なくとも放送大学学園において意思決定機関を合議制の理事会として、そして理事長は理事の互選とするということにして不都合な理由がありますか。
○山中郁子君 それがどう考えても理解に苦しむんですけれど、教学の内容は大学の問題でしょう、大学の自主性に任せるんでしょう。理事会で教学の問題を決めるんじゃないんでしょう。そこへまず第一の基本的な、あなたのごまかしになるのか、全く理解できない理屈があるんですけれどね。教学の問題につ...全文を見る
○山中郁子君 あなた、理屈にも何もなってないじゃないですか。まず教学について拘束しないというんでしょう、しないんでしょう、この理事会は。だったら、そこに大学の学長が入っているから理事会の決定があれば学長を拘束する、そういうことの理屈だって成り立たないし、逆にもしそういうおそれがあ...全文を見る
○山中郁子君 大事なことなので確認しておきますけどね、あなたさっきからおっしゃるのは、教学内容にもし理事会のそれが入るようなおそれがある場合に学長が入っていると拘束されるから、そのために合議制にしないで、いわゆる独任制というんですか、理事長のあれに集中していると、こうおっしゃるわ...全文を見る
○山中郁子君 あなたさっきのそれじゃおっしゃったこと取り消されるわけね、撤回するわけね、さっきあなたは明らかにそういうふうにおっしゃったんだから。  それからもう一つ、いまのことだって、なぜ番組にわたることが、理事長に集中した権限で専決される方がより理想的にできるんですか。学長...全文を見る
○山中郁子君 評議会の問題についてはまだ後ほどちょっと触れますけれども、だからいまの問題の観点から言って、その評議会の法定自体に重大な問題があるということを指摘してきておきます。  それで、文部省がこの二十二日、五十五年度教育白書を発表されまして、生涯学習のための教育環境の整備...全文を見る
○山中郁子君 一つは、文教委員会で、札幌公聴会、広島公聴会、地方公聴会をされました。それで、この報告書も私読ませていただきましたけれども、ここでも、たとえば教育有給休暇の問題、それから地方からのスタート、まず地方を重視してほしいと。これはかなりいろいろ強調されて御意見が出ているよ...全文を見る
○山中郁子君 放送大学の計画に当たって、いまのお話だと管理運営への学生参加については検討されていない。まあ日本ではそういう時期になっていないというふうにおっしゃっているようにも聞こえますし、これから考えるんだというふうにおっしゃっているようにも聞こえますので、両方あわせてちょっと...全文を見る
○山中郁子君 学生は。
○山中郁子君 私は、その学生の意見が反映される制度的な保障がないではないかということを申し上げているんで、それがやっぱりないということなんですね。  それと、評議会の問題についてはもうこれ以上時間とるわけにいきませんけれども、あなた方が大学の自治で大学が決めることだとおっしゃる...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、この放送大学の放送によってたくさんの人々が、まあ思想形成の上で大きな影響を受けるというか、与える可能性を持っているわけですね。で、この電波の影響力を考えた場合に、放送大学の放送教育は学説の固定化というようなことを言われる危険は避けなきゃいけないし、多様...全文を見る
○山中郁子君 その点だけから見ても人事が非常に民主的に行われなければならない。それが政府案では、人事権を少数の評議会にゆだねて、実質的には教授会の自治を奪うという形になっていることを先ほど来指摘をしてきたところです。ですから、この評議会の問題も、こういういま申し上げている中身です...全文を見る
○山中郁子君 そうではなくて、こういうものがあった場合に教授会で当然検討をされる筋合いになるわけですね。教授会で検討された結果一定の条件のもとで異見放送を保障するということは決して学問の自由の侵害というようなものにはならないんだし、むしろそういうことによってこそ放送法で言う不通不...全文を見る
○山中郁子君 これはあなた方言葉では否定なさらないんだけれども、全大学人の協力、積極的な参加なしにはできないんですよね。いま申し上げましたように、私ども修正案の中でも、だから教員の問題につきましても公私立大学の教員の推薦、推薦の母体は日本学術会議という形で考えられる最も理想的な提...全文を見る
○山中郁子君 いま私が文部省にお尋ねをしてきたところの一つの重要な問題である異見放送の問題ですね。これは、放送というのは、一方通行性が強い特殊性を持っているわけで、したがってそういう点では異見放送の保障がどうしても必要だと考えておりますけれども、この点についてはいかがお考えでしょ...全文を見る
○山中郁子君 私もそういうことが出ないようにということよりも、前提として十分な理想的な放送がされる教科が組まれるということが必要で、その点に関して先ほど来文部省に質疑をいたしましたように、政府案というのは大変重大な欠陥を持っているという点で、社会党の案がその点の改善ないし将来の実...全文を見る
○山中郁子君 これは私、問題提起にとどめるわけなんですけれども、私はやはりちょっと放送法の改正をしないでということは無理があろうと思います。そういう疑問を持っています。で、それはいま提案者が紹介されました第九条は、つまり「第七条の目的を達成するため、左の業務を行う。」ということで...全文を見る
05月27日第94回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○山中郁子君 参考人の皆さんには御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、できれば三人の参考人の方から、数点にわたりまして御意見を重ねてお伺いをしたいと思います。  初めに、竹内参考人から三つの点で御意見をいただきたいと思っております。  一つは、企業の経理を...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、いまの御意見で、結局避けられる部分についてはやはり企業の姿勢にかかっている、その総会屋問題との御意見とあわせて、そういうことに尽きるという御主張になりましょうか。
○山中郁子君 次に、星野参考人に御意見を二点お伺いしたいと存じます。  一つは、いま竹内先生の御意見はあったんですが、この単位株制度ですね、これは六〇年代のいわゆる経済の高度成長期に個人の株式の取得がいろんな形でもてはやされていたという経過があって、にもかかわらず、経済が低成長...全文を見る
○山中郁子君 二点目の問題は、私がお伺いをしたいことは、今度の法律がどう変わるかということだけでなくて、これは一貫して大きな批判の対象になってきているわけですね。それで、先ほど星野参考人自身、自分の会社はそういうことはしておらぬというお話でございましたけれども、有力な経営者団体で...全文を見る
○山中郁子君 まあ議論をする場所ではございませんので、お伺いをしておきたいと思います。  最後に、中野参考人にひとつ一点だけお尋ねをいたします。  最初に、全般的な御意見の開陳があったんですが、改めて現在のような内部監査の制度で果たしてその目的を達成することができるのかどうか...全文を見る
○山中郁子君 今回の改正案、この問題に関して中野参考人の御意見としてはそのように理解をしているわけですけれども、考え方として監査制度の独立性を確保するということの必要が叫ばれているわけで、その点については、それはもちろんそうだというお考えの前提に立っておられるのかどうかということ...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。
05月29日第94回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第7号
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○山中郁子君 参考人の皆さんには御苦労さまでございます。  重ねてお二人の参考人からお伺いをしたいと思っております。古賀参考人から一点と、舘野参考人から三点お伺いしたいわけですが、大変に限られた時間しか与えられておりませんので、お尋ねを最初にまとめて申し上げますので、よろしくお...全文を見る
○山中郁子君 どうもありがとうございます。終わります。
06月02日第94回国会 参議院 逓信委員会 第12号
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○山中郁子君 きょうは、私は、郵政互助会の問題について、その事業のあり方並びに郵政当局の管理監督、指導の改善などの問題についてただしたいと思います。  郵政互助会は、郵政大臣の監督下にある公益法人でありまして、当然その事業また活動について公益法人としてのあり方が問われるわけです...全文を見る
○山中郁子君 目的及び事業は、いま局長がお答えになりましたように、「郵政省職員の相互扶助を行い、もって郵政省職員の福祉増進と郵政事業の発展とに寄与することを目的とする。」、こうなっております、目的につきまして。それで、八十数%の郵政職員の方が加入をしていらして、それぞれお金を出し...全文を見る
○山中郁子君 四つのいわゆる子会社があって、弘信商事は、これは二億五千万の資本金のうち約二億が郵政互助会の出資である、ほぼ八〇%に、当たると思いますけれども、その他の三つの子会社は出資金は郵政互助会のほぼ一〇〇%出資、一社のみが八〇%ということになっていると理解いたしますが、その...全文を見る
○山中郁子君 ところで、この郵政互助会につきましては、郵政大臣の所管に属する公益法人の設立及び監督に関する省令という省令で、設立のときはもちろんですけれども、毎年度の業務報告、事業計画、収支予算の報告、理事の異動等の届け出、またさらに、その省令の九条では業務の検査、こうした権限を...全文を見る
○山中郁子君 要するに、その活動が公益法人たるにふさわしい、その目的、設立の趣旨にふさわしい活動が行われているかどうかということにかかわって、それらの郵政省としての監督の責務もあるし、また権限も省令で決められている、このことには間違いないと思いますけれども、いかがですか。
○山中郁子君 そうしますと、先ほどお伺いいたしました子会社、つまり四つの会社ですけれども、これは郵政互助会の一〇〇%ないし八〇%、そうした出資によってつくられている子会社にも、いま私がただしました郵政省としての立場、つまり公益法人たるにふさわしいという、そういう立場での何らかの姿...全文を見る
○山中郁子君 具体的にどういうふうにおやりになっているかということは、細かいこといまお伺いする時間はないんですけれども、郵政省としては責任はある、このように考えているということで理解してよろしいんですね。
○山中郁子君 私は、子会社に対していま申し上げている。互助会に対してはもちろんのことです。子会社に対してもそのような郵政省としての責任はある、求められているんだ、このように理解してよろしいかと伺っているんです。
○山中郁子君 これは五十年の十月十四日に、当時の村上郵政大臣から当時の郵政互助会の森田行正会長にあてて「財団法人郵政互助会に対する検査の結果について」ということで大臣勧告が出されております。その中の一つ、これは二項目ですけれども、「日本弘信産業株式会社の経営改善について」というこ...全文を見る
○山中郁子君 具体的に、村上郵政大臣の当時、弘信産業株式会社の経営改善についての大臣勧告をされていらっしゃるわけですから、当然基本的な考え方として、郵政省が、互助会が一〇〇%。出資している子会社の事業についても公益法人たる互助会の性格に照らしてあるいは関連してそうした勧告もしてい...全文を見る
○山中郁子君 こういうふうに例えばはっきりすると思うんですけれども。直接のものではなくて子会社であるから、出資関連会社だからどんな営業をやってもよろしい、反社会的な業務があってもいい、重大な損失を会員に与えるような結果になっても勝手であるというようなことでは当然ない、そうしたこと...全文を見る
○山中郁子君 それでは、具体的にお尋ねをいたします。  一つは、宮城県富谷町泉ケ丘ニュータウンというところがあるんですけれども、ここの隣地に郵政互助会の所有土地があります。これは現在郵政互助会が所有するということで登記をされています。現在開発造成中でありますけれども、この土地の...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと簡単にお伺いしますけれども、これは五十年から五十一年当時、坪当たり五千円、いまのお話ですと五万坪で六億円ですから坪当たり約一万二千円となりますけれども、どうも私、坪の方がわかるので、それで申し上げますけれども、坪当たり五千円ということで話し合いがついていたも...全文を見る
○山中郁子君 価格がそれじゃ五千円から一万二千円にはね上がるというのはどういうことですか。一たん五千円で話がついているんです、それはおたくも御承知だと思うけれども。しかも、それは郵政互助会でなければ買えなかったわけでしょう。売れなかったわけでしょう。だったら、そういう条件のもとで...全文を見る
○山中郁子君 これはお調べになって後ほど御報告をいただきたいというふうに思います。つまり五千円ということは知らなんだとおっしゃっているけれども、それは森田元会長にお尋ねになればすぐわかることです。そういうことで一たん決まったけれども、橘産業という業者に問題があるから買わなかったと...全文を見る
○山中郁子君 これは弘信産業がやっぱり電気料を払っていたということなんですね。  それで、互助会でもう一つただしたいのは融資の問題なんです。互助会では会員外には融資をしないというようになっていると伺っています。それは当然だと思います。その経過としては、一つ一つ申し上げませんけれ...全文を見る
○山中郁子君 それにもかかわらず、これは五十一年三月の時期に行われた評議会の前後、事実として私も関係者から証言を聞いているんですけれども、KDDに対して二十八億円の融資をしているということが問題になっている。これは評議会で問題になったという意味ではありません。この評議会の時期の前...全文を見る
○山中郁子君 いまおっしゃった最初のところがよくわからなかったんですけれども、大阪国際電話局舎を互助会とKDDがそれぞれ投資をしてつくったというんですか。ちょっと、もう一度教えてください。
○山中郁子君 何で互助金がKDDの局舎建設に投資をするんですか。そしてKDDに貸す。つまりそういうこと、たくさんいろんなもの、それが郵政互助会の会員の福祉の増進とかそういうものとどういう関係があるんですか。
○山中郁子君 私、一般論で言っているのじゃなくて、この時期にKDDが金がなくて郵政互助会から投資してもらうなんということはあり得ないんですね。いまそれ以上のことはあなたの方でわからないと思いますからですけれども、これはKDDの方にも伺うわけだけれども、どういう事情で二十七億という...全文を見る
○山中郁子君 そうすると三十億貸したということですね、弘信商事は。これは「互助会東京だより」というのを見ますと、弘信商事が日源造園に融資したその問題について答えている中で二十六億円貸したんだと言っているんですね。それでこれは全部五十五年十一月に弁済されている、こう書いているんです...全文を見る
○山中郁子君 いろいろな時期のいろいろなとおっしゃっても困るので、この「互助会東京だより」はことしの五月十五日発行の「互助金東京だより」です。これは五十五年十一月に弁済されていると書いているんですけれども、それじゃそうじゃないんですね。とにかくこの時期に「互助会東京だより」にはそ...全文を見る
○山中郁子君 ちょっといいですか、お示しして。
○山中郁子君 いま申し上げましたように、互助会の方では「互助会東京だより」で弁済してあるんだから問題ないんだ、こういうふうにおっしゃっている。私の方の調査でも十億円以上残っているんですね。いまあなたがおっしゃいましたように十億五千万まだ残っているということでしょう。それで、そこに...全文を見る
○山中郁子君 簡単にお願いできれば……。
○山中郁子君 私、いまそちらにお貸ししたんですけれども、弘信商事では十億を目安にしているということは互助会自身がそういうように言っているんですね。だから、そのことから私はいま申し上げましたんですけれども、一つは、それじゃ十億五千万の弁済の展望と、それから今後ともそういうふうにおや...全文を見る
○山中郁子君 乱脈融資という問題ですけれども、もう一つは、やはり不良資産の取得の問題です。これはわが党でもさまざまに調査をいたしまして、赤旗などでも報道しているんですけれども、青森県東津軽郡平内町大字小豆沢字茂浦沢、そこに土地を買っているんですけれども、これは新雅株式会社というと...全文を見る
○山中郁子君 これは当然のことながら互助会の事業として分譲住宅をつくるとか、そういう御計画で買ったものですか。
○山中郁子君 これは開発分譲の見通しがあるんですか。私どもの調査によりますと、ここは表土の下は岩盤で、大雨のときは出水して地すべりの危険がある、こういう場所なんです。昨年の十月には開発申請も取り下げているんです。明らかに私は不良資産の取得だと思うんですけれども、これは開発の見通し...全文を見る
○山中郁子君 あなた方のその調査によると六億四千万だと言いますけれども、こんな莫大なお金を使ってどうしてこんな土地を購入したんですか。互助会の仕事というのは、そんないいかげんなことをやっているんですか。
○山中郁子君 だって、いいかげんでしょう。開発申請も取り下げざるを得ないような土地です。それで四十八年に買っているというんでしょう。これはいいかげんな取得以外の何ものでもないですよ。ぜひ郵政省は、互助会の言うこととあわせて、一定の責任があるんですからお調べいただきたいんですけれど...全文を見る
○山中郁子君 桐生市十貫山としか私は知らないんですけれども、十貫山というところありますでしょう。
○山中郁子君 これはもともと弘信産業として宅地造成して売るというような目的で買ったのではないということなんですか。
○山中郁子君 そのほかにも幾つもあるんですね。私は、一体全体郵政互助会がどのくらいの土地を買っているのか、それをどうするつもりなのか、開発して会員に売るというような見通しを持っているものはそのうちどのくらいあるのか、本来ならば、そういうものでなければおかしいわけだけれども、その辺...全文を見る
○山中郁子君 弘信産業の大体の件数はわかりますか、どの程度の件数か。わからなければ、それも含めて後でお知らせいただいてもいいんですけれども。
○山中郁子君 詳細はいただいてからまた改めてただすことになるんですけれども、この点で私は大臣にぜひともお約束をいただきたいし、私が申し上げる趣旨も御理解いただかなきゃいけないと思うんですけれども、かなりのやはり不良資産の取得があるんですね。そしてそれは、いま一つ二つ私が例に挙げた...全文を見る
○山中郁子君 こういうことから腐敗、さまざまな癒着、それから政治献金絡みの問題などが出てきているわけですから、私は、またこれから必要に応じていろんな問題についてただしたいとは思いますけれども、いま大臣がおっしゃいましたように、郵政互助会のあるべき事業の姿勢にふさわしい、事業の目的...全文を見る
10月07日第95回国会 参議院 議院運営委員会 第4号
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○山中郁子君 私は、本院における特別委員会設置の件について一言意見を申し述べます。  ます、行財政改革に関する特別委員会についててあります。  本国会に政府か提出したいわゆる行革一括処理法案は、国民の求める民主的行政改革とは縁もゆかりもないものであり、行政改革に名をかりて国民...全文を見る
10月21日第95回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○山中郁子君 電電の近畿電気通信局不正経理問題についてただします。  この問題ではすでに知られておりますように、この七月六日に六名が逮捕され、七月二十七日に起訴されました。そして、その後公社は十月八日にこの六人の人と、それから上司であった一名の計七名を懲戒免職にした。そして、同...全文を見る
○山中郁子君 私はまだ組織ぐるみの犯罪と言ってないんですけど、まあこれから言うわけだけれども。連日新聞で報道されました、特に大阪はもうトップ記事で連日報道され、その後も引き続き全国的に報道されています。「大物を逃がすな」「闇に踊った労務族」「残る十一億、だれの胃袋へ」「六人、氷山...全文を見る
○山中郁子君 そういう指示のもとに、今度は全国ではどういうことをやったかといいますと、各通信局はそれに基づいて、暮れから一月にかけて、それぞれ一週間以上にわたる泊まり込みをやって、そしてそこの局での隠蔽のための改ざん、あるいは証拠書づくり、バーやキャバレーへ行って、こういうふうに...全文を見る
○山中郁子君 私はこのきょうの質問に当たって、電電公社の方に、この不正経理問題に関して、会計検査院の検査、あるいは地検の捜査に対して、あなた方はどういう準備をされたのか、対策をされたのか、それを伺うから調べておいてくれと申し上げました。じゃ、こういうことをあなた聞いてないというこ...全文を見る
○山中郁子君 絶対なかったとは言えないけれども、把握してない。あなたたち知らないということでしょう、それは。私は知らないなんて夢にも思っていませんけど、仮にあなたのおっしゃることを信用したとしても知らないわけだ。隠してるんだ、近通は、そうでしょう、しういうことについてどういうこと...全文を見る
○山中郁子君 そうです、そのくらいです。
○山中郁子君 そのときに検査院は、いま申し上げましたように、その指示メモを張り出して、やっていたその指示メモをはがして押収され、そしてまた書類や何か押収されていったんですね、これは事実ですね。検査院の方はいらしていますか。
○山中郁子君 事実であると、何ですか。
○山中郁子君 それも異なことを承るという感じですけれども、きょうこのことで私がお伺いすることは検査院にもちゃんとお話を申し上げて、決算委員会と言ったら検査院の主要な場所でしょうが。その検査院のそういう答弁の仕方には私は問題があるということを指摘をしておきますけれども、事実であると...全文を見る
○山中郁子君 それはまた引き続き私の方は追及いたしますけれども、それでは近通がやったと、こうおっしゃるんだと思いますから、近通の問題としてでもいいです、この場合では、出してください、いまでなくていいですよ。
○山中郁子君 いま公社も認め、検査院も事実上お認めになりましたその指示メモ、あるいは受検報告書の存在というものは明らかなんですから、そのことを資料として提出するように要求いたしますので、委員長等においてお計らいいただきたいと思います。
○山中郁子君 それで、検査院の検査に対するそういう対策が組織的に行われて、いま局長も認められたけれども、検査院も認められたけれども、そういう事実があったわけです。それが本社の指示であったかどうかということについては、監査局長はいろいろおっしゃっているけれども、本社の指示であったこ...全文を見る
○山中郁子君 だからあなたたちはうそをついているのよ。  申し上げましょうか。この対策室の責任者は、監査部長の大貫さんが責任者になっているんです。そして、この中では三人の調査役、都宮一充さん、鶴田勝三さん、仲秀浩さん、この都宮さんという調査役は元経理部長です。そして、さらに川田...全文を見る
○山中郁子君 地検の捜査や検査院の検査に対してあなた方が、公社がとった対応はどういうものであったかを近畿通信局に、近畿のことだから知らないなんて言わないで、調べてきてくださいと私はきのう申し上げたんです。それはどうなっているんですか。調べたんですか。
○山中郁子君 じゃ、そういう事実はないとおっしゃるんですね。これから裁判の過程でいろんな供述が出てくるんですよ。絶対ないんですね。ないといま言明なさるのね。
○山中郁子君 それじゃ、ないということじゃないじゃないの。あるかもしれないんでしょう。組織ぐるみじゃないですか。  もう少し申し上げましょうか。このときに何が行われたかというと、事情聴取に際してのリバーサルをやっているんです。そしてここに公社の顧問弁護士の知人だという、そういう...全文を見る
○山中郁子君 法務省にお尋ねいたしますけれども、私はいま申し上げましたように、この組織ぐるみの犯罪というところが、やはり一つの大きな問題だと思います。いま私は一つの事実を申し上げました。今後の捜査の中で、それは大いに関心を持っていただきたいところだし、持っていただけるものだと思っ...全文を見る
○山中郁子君 いま私はそのことについてのトカゲのしっぽ切りに終わらせてはならないという観点からの幾つかの事実を、もう大変限られている時間ですので、限られたことしか申し上げられませんけれども、そういうことを申し上げました。  それで結局公社は、先ほどのも本社の指示です。それから、...全文を見る
○山中郁子君 確認だけちょっと、委員長、一つだけさせてください。  動いているんです上ね。もう御承知のように動いているんですよ。そして、事情聴取がいっぱい始まっているの。あなた方、消極的な姿勢でなくて、検査院の責務に照らして、再検査について積極的に検討すると、こういうお約束と承...全文を見る
11月09日第95回国会 参議院 行財政改革に関する特別委員会 第5号
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○山中郁子君 共産党の山中郁子でございます。御苦労さまです。大変限られた時間でございますのでひとつ端的に基本問題、それから若干の問題について見解をお伺いしたいと思います。  まず、行革の基本的な理念の問題に関しての臨調のお考えということで初めにお尋ねをしたいことは、第一次答中で...全文を見る
○山中郁子君 抽象的な御見解で残念に思っております。私どもは真の行政改革の重要な柱の一つがここにあるという見解を持っておりますが、その意見を開陳する時間がきょうはありませんので、次へ進みたいと思います。  もう一つ基本的な理念の問題でございますけれども、第一次答申の今後の検討課...全文を見る
○山中郁子君 過剰な関与があるという前提で判断をされていらっしゃるというお話なんですけれども、そうしますと現在具体的に臨調が過剰な関与であると考えておられるものは何なのか、それをお尋ねいたします。
○山中郁子君 先ほど私が引用いたしましたところで、それに続いて述べられていることは、つまり「過剰な関与を厳に慎むという行政の新しい在り方が明確にされなければならない。」に続きまして「医療、年金、福祉、文教等について、以上の観点から、制度の根本に立ち返った検討を行う必要がある。」と...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、つまり医療、年金などの社会保障を、端的に言って削れば削るほど活力ある福祉社会に近づいていくという、こういう考え方にならざるを得ないと思いますけれども、そうなるわけですか。
○山中郁子君 その点につきましてはもうすでにいろいろ議論もされて、きょうの質疑の中にもありましたけれども、それでは企業に対してどういう痛みを分から合えと言うのかということになるわけですから、そのことは私はいま繰り返しません。  それで、いまおっしゃいました援助を真に必要とする人...全文を見る
○山中郁子君 中心的に生活保護家庭における生活保護費と、中心的にですね、「等」についてはそうそれほど明確ではないというお話でございますけれども、ここで私は一つ憲法との関係でもって御見解をお伺いしたいわけです。  憲法第二十五条は、申し上げるまでもなく、国民の生存権の保障を規定し...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、もう一つ明確にお答えをいただきたいと思うのですが、ここで言われております、先ほど私が読み上げました「医療、年金、福祉、文教等について、以上の観点から」抜本的にとおっしゃいました。そうすると、その「過剰な関与」というのを、具体的にでは何が現在過剰な関与であるのか...全文を見る
○山中郁子君 年金問題も含めて申し上げるならば、わが国の国民所得に占める社会保障支出は一二・六%、西ドイツ二〇・六%、フランス二七・八%、イギリス一四・五%、いずれも国際的に言っても立ちおくれているんです。私どもは過剰な関与どころか、これはもっともっと整備をしていかなければならな...全文を見る
○山中郁子君 いや、私は、保育所建設の抑制だとか児童手当の所得制限強化などが女性に、直接的に、より多くの影響をもたらすということから申し上げている、これだけじゃなくてほかにもたくさんございますけれどもね。  何かいま男女同権という不規則発言がございましたけれども、続けてお尋ねを...全文を見る
○山中郁子君 少ないですよ、それは。
○山中郁子君 これは感じじゃなくて、明らかに少ないわけですよね。それで、いま政府がというふうにおっしゃいましたけれども、設置法で行政の全般にわたって総理に意見を述べることが決められている、保障されているわけで、任命も行政の一つですよね。ですから、そういう点でぜひ積極的にそういう立...全文を見る
○山中郁子君 それももちろん重要な問題でございます。重ねては申し上げません。  最後になりますけれども、答申で提示されているもう一つの基本理念、つまり国際社会に対する貢献の増大という問題なんですけれども、答申の中では経済協力と防衛ということを挙げておられます。国際的責任を果たす...全文を見る
○山中郁子君 私は、きょうは時間の関係で防衛費問題をとりたてて引き出して触れませんでしたけれども、いまの必至であるという前提に立って臨調の路線が引き続き進められるということは、まさに軍拡路線の推進であり、軍事費を聖域とする、多くの方も指摘されましたし、わが党も委員会において指摘し...全文を見る
11月12日第95回国会 参議院 行財政改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○山中郁子君 共産党の山中でございます。参考人の皆さんには貴重な御意見をありがとうございました。私どもはより限られた時間でございますので、ごく二、三の点についてお尋ねをさせていただきます。  初めに坂寄先生にお尋ねをいたしますが、先ほどの公述の中では時間の関係がおありだったと思...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  あと一点、肥後先生にお尋ねをしたいのですが、御承知のように臨調答申では、老人医療の問題で「地方公共団体は、単独事業としての老人医療無料化ないし軽減措置を廃止すべきである。」というように答申をしております。これは、実際には多くの地方自治体...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、端的にお尋ねするんですけれども、……
○山中郁子君 老人医療費無料化制度の問題については、臨調答申のこうした求め方は不適切であるというお考えかどうか、一言で結構でございますので。
○山中郁子君 公述人の皆さんには貴重な御意見をありがとうございました。共産党の山中郁子でございます。  初めに、菊池先生に御意見を承りたいと思います。  行政改革は全面的に賛成だが、今回の法案にはさまざまな点でかなり批判的な御意見と承りました。そこで私どもも、真のあるべき行政...全文を見る
○山中郁子君 もう一点、菊池先生にお尋ねしたいのですけれども、実は先日も臨調の役員、土光さん、圓城寺さんをお招きいたしまして、当委員会で参考人質疑が行われました。そのときにも私、圓城寺さんにただしたのですが、実は今度の臨調メンバーの中には、委員九名中女性は一人もいないのですよね。...全文を見る
○山中郁子君 いま菊池先生おっしゃいましたように、私も、問題自身も女性にかかわることが大変多いという観点からも重要なことだというふうに思っております。  和田先生にお尋ねをいたしますが、先生は先ほどの御意見の中で、将来に対するビジョンの関係で、第二臨調の理念ですね、この点につい...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。
11月27日第95回国会 参議院 行財政改革に関する特別委員会 第10号
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○山中郁子君 初めに、総理に一問お伺いいたします。  奥野法務大臣は、けさのテレビインタビューでも、いわゆる人の道発言に関連して、必要があれば指揮権を発動すべきだという重大発言をまたもや行われました。言うまでもなく、いま問題になっている指揮権発動というのは、検察事務への不当な介...全文を見る
○山中郁子君 誤解なんていう問題じゃないんですよね。ここにありますから、どうぞごらんになってください。いずれにいたしましても、この点について総理の毅然とした罷免というそうしたことがない限り、鈴木内閣の腐敗政治に対する姿勢も疑わざるを得ない。このことを指摘しておきます。  次の問...全文を見る
○山中郁子君 おかしいじゃないですか。私が言っているのは、金額とかあるいはGNPの伸びを言っているのじゃないんです。五十一年には閣議で防衛費一%以内というふうに決めている。そしてまた鈴木総理も、これは昨年の十一月十二日の参議院の安保特で、鈴木内閣におきましては「GNPの一%以内、...全文を見る
○山中郁子君 防衛庁長官の言われていることと違うのですね。というのは、何回も防衛庁長官は国会でも先ほど最初におっしゃった答弁をされている。そしてすでに先日の新聞報道、これは具体的には十一月二十三日の読売新聞ですけれども、五六中業陸幕大綱がまとめられたというふうに伝えられているので...全文を見る
○山中郁子君 次の問題に入ります。  昨日来からもいろいろと議論が行われてまいりましたが、十一月三十日からジュネーブで米ソ戦域核制限交渉が始まります。この結果は世界情勢に重大な影響を及ぼすものになりますが、これに先立って、レーガン大統領が十一月十九日にいわゆるゼロ・オプション、...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ進みまして、レーガン大統領のゼロ・オプションでも、ヨーロッパ配備の米側の戦術核兵器六千発、ソ連側は三千発が残されるわけです。それからブレジネフ提案でも、真のゼロ・オプションというふうに言いながら、一般的言及以上のものではなくて、現状凍結するなら一方的にヨーロ...全文を見る
○山中郁子君 その評価は重ねて伺ったわけですけれども、米ソ核軍拡の悪循環を本当に断つためにはヨーロッパ、アジアの戦術核をすべて撤去する以外にないと思うけれども、それはいかがですかということを伺ったわけです、総理のお考えを。それ以外ないと私も思いますけれども、どうぞ。
○山中郁子君 ところで、ザブロツキ米下院外交委員長が十一月二十二日の記者会見で、日本が核積載艦船の一時寄港を認めるべきだという発言をしましたけれども、これは言語道断でありますけれども、総理は将来にわたって核積載艦船の一時寄港は一切認めないということを、この発言もあったことでありま...全文を見る
○山中郁子君 この時期の発言であります。記者のインタビューに答えてと言いながら、中身の重要性に照らして、政府としての対応が必要であると私は考えます。  わが党は、これまで市川議員の質問などでも、米軍が攻撃型原潜に水中発射核弾頭つき巡航ミサイルを積み込んで、海から核を持ち込む問題...全文を見る
○山中郁子君 ところが、防衛庁の石崎参事官が十一月十一日のこれも当委員会の秦議員の質問に答えて、自衛隊機とB52との演習を行うということを明らかにされています。このB52についてですけれども、これは巡航ミサイル搭載用に改造するという計画になっていることを御存じでしょうか、防衛庁は...全文を見る
○山中郁子君 B52が巡航ミサイル搭載用に改良されるということになっているわけですね。さもに重大なことは、七八年二月二十一日アメリカの上院軍事委員会で、これは海軍潜水艦作戦部副部長という職名にある方ですが、グリフィス中将が、改良型のB52Gに搭載される巡航ミサイルはニュークリア・...全文を見る
○山中郁子君 それが問題でありまして、核問題、核持ち込み問題でエルズバーグ博士の発言その他、いろいろもうすでに明らかになっているところなんです。それで、ECM、ECCMの訓練とおっしゃるけれども、B52はいまも申し上げましたように、明らかに戦域核戦争遂行任務を負うことになるんです...全文を見る
○山中郁子君 いま申し上げますのは、先ほど申し上げました電電公社の近畿通信局における不正経理問題です。  これは、ごく簡単に一口で言いますと、公社幹部が集団で五十三年、五十四年の二年間に十二億二千万円という不正経理をつくり出して、その裏金で料亭、バー、クラブで飲食したり、ゴルフ...全文を見る
○山中郁子君 私が伺っているのは、組織ぐるみの犯罪で、六名の人間を処分したからそれて済むというものではないということを指摘しているのです。組織犯罪であるということの証拠の一つは、事件が発覚してからの公社ぐるみの陰蔽工作が延々として続けられているということにまさにあらわれています。...全文を見る
○山中郁子君 そういうものでなくて想定問答集があるようにも伺いますので、それを提出していただきたい。地検に押収されているはずですよ。それはどういうものだということをあなたがどう考えるかわからないけれども、隠蔽のためのものでないということでもいいですよ、想定問答集があるんでしょう、...全文を見る
○山中郁子君 ないと言うのですか。あるのかないのかだけ言ってください、その中身がどうであるかは別としてないと言うのだったら、あなた、もし出てきたときにどういう責任とるのか。一言でいいですよ。
○山中郁子君 そういうことだけではありません。こういうこともあるんです。昨年二月、検査院向けに改ざんされた裏帳簿を提出した際に、近通局全部課の飲食店を網羅した利用店名表が監査部で作成されているのです。監査部ですよ、監査部というのは不正経理をチェックするところなんだ。これはB4版、...全文を見る
○山中郁子君 どういう立場でつくったものであるかは別として、それじゃ出していただきたい、あることをお認めになったわけですから。  不正経理自体も、起訴された六人にとどまらないことは、すでにいままで私の指摘でも申し上げましてはっきりしています。  一つだけ具体的なことをここで伺...全文を見る
○山中郁子君 質問しないで答えてくだすったから言いますけれども、二万円というのはゴルフのところだけで、宴会のお金は入ってないのです。ちゃんとわかっているのだから。  さらに重大な問題は、局長、副局長のおひざ元の秘書課の不正経理です。五十三年、五十四年の不正経理秘書課分、私は何回...全文を見る
○山中郁子君 じゃ私の方から言いましょう。八十七回やっているんです、二年間に。八十七回。もし本当にやっているとすれば、毎週やっていることになるんですよ。毎週土日、ゴルフコンペをやっていることになるのです。しかも奇怪なことに、ゴルフ場関係の領収書などの証拠書類が全部なくなったのです...全文を見る
○山中郁子君 ゴルフコンペをそれじゃ何回やったのですか。私はいま八十七回と申し上げました。委員長が、私の方が知っているから早く言えとおっしゃるから言ったのだけれども、じゃ何回やったのですか。
○山中郁子君 それでは、その問題についてあなたがいまそういうふうに断言をなさるなら、今後こうした事態が一層しかるべき証拠書類をもって明らかになったときには、しかるべき責任をおとりになるということでおっしゃっているものと思います。  組織ぐるみだということでもう一つ重大な点があり...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ結局、組織ぐるみの犯罪で組織ぐるみの隠蔽工作をしていたということをあなたは認めたわけでしょう。私が一番最初に言いました六人の不心得の職員の首を切って済むものではない、そういうことをお認めになったわけですね。  私は重ねて申し上げますけれども、これらの不正経...全文を見る
○山中郁子君 まだあります。十六分までです。
○山中郁子君 公正な運営をしていただきたいと思います。  最後に総理にお伺いをいたします。  私は、最初から申し上げましたけれども、いま現在、まだ隠蔽工作が続けられているということを一つの大きな問題にしているのです。いま何回も郵政大臣も総裁もおっしゃるけれども、これからこうし...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
11月27日第95回国会 参議院 本会議 第12号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、行革一括法案について、断固反対する立場から討論を行います。  わが党は、政府・自民党が進めようとしている臨調路線なるものが、国民に一方的に犠牲を押しつけ、軍備大拡張と大企業奉仕のために行財政機構、政治、経済社会の仕組みの反動的再編を目指...全文を見る