山中郁子

やまなかいくこ



当選回数回

山中郁子の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月23日第96回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○山中郁子君 郵政大臣に御出席いただく初めての機会でございますので、初めに、大臣の政治姿勢にかかわって一言お尋ねをしたいと存じます。  初めて大臣に就任されたときに、これは私たまたまテレビを見ていたんですけれども、感想を求められたときに郵政大臣がこういうことをおっしゃったんです...全文を見る
○山中郁子君 少なくとも五億円の賄賂をもらったといって逮捕されて起訴されたそういう人物を、しかも判決を間近に控えて、有罪判決が多くの方によって伝えられているそういう状況で、あなたが大臣に就任されて開口一番言われたことがそういうことであるというのは、まさに政治家としての姿勢が問われ...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと簡単に、余り時間とらないで。
○山中郁子君 弾力条項発動の形骸化あるいは三公社五現業の横並び、これがあるからダイナミックな運営ができないんだ、こうおっしゃっているんだけれども、それはだから何を意味するのかと私伺っているので、お答えは見当違いで、限られた時間で時間ばかりとられるのは大変困るんですけれども、いまお...全文を見る
○山中郁子君 賃金について言うなら、そうすると、調停、仲裁という決定方法でなくて、公労法による統一的な制約というのではなくて団体交渉で決めたい、こういうことになるわけですか、あなた方がここで言わんとしていることは。賃金決定問題について言うならば。
○山中郁子君 私が聞いているのは、ここで言っている、「公労法による従来の慣行的統制のもとでは、このような全般的な事業の変革に即応した弾力的・機動的対応が困難」だと考えていらっしゃる中に、賃金の問題に関して言うならば、調停、仲裁ということでなくて自主交渉でやるということによって機動...全文を見る
○山中郁子君 それは、公労法の八条で保障されているわけですよね、いまあなたもおっしゃったように。それで、もしそれが調停、仲裁のコースになってきて、公労法の統一的制約を受けるというふうにおっしゃるならば、それはやっぱり政府の責任、行政の責任。最初にあなたがるるおっしゃった事業内容の...全文を見る
○山中郁子君 あなた方が問題だとして、こういう内容の問題があるんだということでここで述べられているから、それは私は、いまの公社の経営形態から固有に生み出されてきている問題じゃない。政府の姿勢あるいは公社の姿勢、そうしたものとの関連で生み出されてきているものである、あなた方が理由と...全文を見る
○山中郁子君 やっぱり依然としてわかりやすく話してくださらないんですけれども、「経営の唯一の弾力性は、人事労務管理の在り方によって決せられる」、そのほかのところはもうだめなんだ、こうおっしゃっているわけでしょう。だから、それじゃこれは何を意味するのかと私、聞いているんです。  ...全文を見る
○山中郁子君 職員に喜んで働いてもらいたい、そこのところで、あなたがここで要はとわかりやすく書いていらっしゃるのがいま私が読み上げたところです。つまり予算が決められ、お金が決められているんだから、人数減らして、そしてその分上積みするというようなことをやらせてくれたらいいじゃないか...全文を見る
○山中郁子君 私自身も経験者でありますけれども、きょうこちらの傍聴に見えていらっしゃる女性の方たち、みんなその生き証人ですよ。思想、信条を理由にして、場合によったらありもしないことも含めて、そういうことを理由にして十年、二十年任用の差別、そういうものが一貫して公社では行われている...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、拘束予算制度のことですか。私が質問しているのは、制度面、運用面の実態というのは何かといういま質問したんですけど、それは拘束予算制度のことですか。
○山中郁子君 いま資金の問題おっしゃったけど、そうすると、これは投資面の拘束のことも入って考えていらっしゃるわけですか、設備投資。
○山中郁子君 そうすると、いわゆる投資については入ってないというこ上ですね、この資金の中に。あなたが資金とおっしゃった中にはいわゆる投資上の制約は入ってないということですか。
○山中郁子君 投資も自由にやりたいということだと思うんです。  そこで私、いまあなたがおっしゃった拘束予算制度、お金の流用の問題、資金の問題、料金の法定制の附題、これは財政民主主義の問題を公社がどう考えているのかという問題に帰着するんですね。ここで財政民主主義の問題の根本に掘り...全文を見る
○山中郁子君 この経営形態についての基本的考え方について述べられているところなんですけれども、こういうふうに言っておられるのね。「事業組織内の経営執行にかかわる事項については、国民・利用者の声を吸収し、国民的合意を得るための自律的規制の強化を図るとともに、所要の公共的規制を受けつ...全文を見る
○山中郁子君 もう時間がありませんから、私は、いま申し上げましたように、それは事業組織内の経営執行にかかわる問題じゃない、明らかに国民の意思と国会の議決を経なければ決められない料金の変更、それから予算、こうしたものを自由にやるようにしたい、これがあなた方の言う三案ともそういう内容...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
03月23日第96回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○山中郁子君 先日、法務大臣の所信をお伺いいたしました。初めに、これに関連して二、三大臣にお尋ねをしたいと思います。  昨年暮れの第二次鈴木内閣の改造人事で、法務大臣にどなたがなるかというのはかなり国民の関.心を集めた点でございますが、それは言うまでもなく、田中元総理を被告とす...全文を見る
○山中郁子君 これは予算委員会などで社会党の寺田先生も御質問されておられましたが、田中元総理は犯罪の容疑者として起訴されて刑事被告人になっている。このような特殊な法律的な地位にある者として、本来社会に対し謹慎すべき立場にあると思いますけれども、たとえ法律上の明文の規定がなくても、...全文を見る
○山中郁子君 一般公務員の場合、国家公務員法によって「刑事事件に関し起訴された場合」というのが「本人の意に反する休職の場合」となって入っています。法律上は、確かに一般公務員の場合と違うということは私も十分承知しておりますけれども、いわゆる破廉恥罪などで起訴されたら、大概もうやめる...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、こういうことはどういうふうに考えられますか。  一国の総理を務めた人間が逮捕訴追されるだけでもこの上ない不名誉なことであって、恥を知る者であったなら即座にその職を辞するのが当然だというのが常識的な考え方です。有罪の判決が出ても控訴審があると言ってがんばる、控...全文を見る
○山中郁子君 法務大臣というのは検察官の上級に立つ者でしょう。そして、田中角榮に犯罪事実がありと確信して訴追しているのが検察です。この裁判の結果に対して中立ではあり得ないと思います。中立を装うことが、中立を主張して何ら見解を述べず、また警告も発しないということは、少なくとも刑事被...全文を見る
○山中郁子君 法務大臣は、重ねて申し上げますけれども、訴追する側の人間なんですよね。そして、そのために検察が努力をしていると言われている。そのことについて中立を装う姿勢が、結果的に田中角榮並びに田中陣営を喜ばせ励ますものになる。そこに対してまた国民も多くの批判を持っているというこ...全文を見る
○山中郁子君 これは昨年の臨時国会から問題に明らかになってきているので、所信表明をおつくりになる前からもう大問題になっているのですから、その辺はどうぞ、いいかげんなことでなく御認識をしていただかなければならないと思います。  また、今国会になりまして、わが党が独自な調査に基づい...全文を見る
○山中郁子君 申し上げることが適切でないとおっしゃりながら、何か余りまだそういう段階になっていないんじゃないかとおっしゃっているというのが、どうも腑に落ちない話ですし、また大臣がおっしゃったように厳正に対応するという言葉が真実であるならば、いまの刑事局長の御答弁は余りにも消極的過...全文を見る
○山中郁子君 重大な問題で厳正に対処するとおっしゃって、たまたま所信表明にも入れられなかった問題ですから、声明をお出しにならないという理由はないと思いますけれども、何か特別な理由があってそれは断固出さないとここで言明なさるわけですか。
○山中郁子君 考えていないというだけおっしゃったのでは、厳正に対処するんだというあなたの姿勢、法務大臣としての姿勢を国民の前に明らかにすることにならないじゃないかということを申し上げて、重ねてその点を指摘しておきます。次の問題といたしまして、私はきょうのこの機会に、事前に法務省当...全文を見る
○山中郁子君 私がこの委員会の場でなぜこの問題を取り上げたかといいますと、これは本当にひどい話で、いやしくも法治国家でこういうことが許されていいのかというそういう内容です。類似の事件もあります。で、いま御報告がありましたように、職場の中での暴力傷害事件なんです。  八木さんとい...全文を見る
○山中郁子君 これは実情はいま私がまとめて申し上げましたけれども、御本人の八木光明さんが告訴をしたことに関しての報告書を書かれているので、私は大変時間が限られていますので、その中のごく一部を読み上げます。これは私がしゃべるんじゃなくて、御本人が報告書として提出しているものです。こ...全文を見る
○山中郁子君 捜査の結果というふうに、捜査中だからというふうにおっしゃいます。それはそれとして、私がここで言いたいのは、その捜査自身を本当に厳正にきちんとやっていただいて、あいまいなことで済ましてもらったら困るということなんですね。なぜかといいますと、日産でのこうした暴力傷害事件...全文を見る
○山中郁子君 立証できないはずのない事件なんです。  もう一つ伺いますけれども、これは四十八年の十一月二十三日、厚木自動車部品構内で、これは高階孝治さんという人に対して小林繁盛外五十名が足でけるなどの暴行を加えて、かつ同人所有の、つまり高階さんの腕時計を損壊したというこういう事...全文を見る
○山中郁子君 そういうことだから、その十四件すべてについてそうなんですよ。だから結局、後を絶たない原因をそれがまた一つつくり出しているということなんです。私は暴力行為者、容疑者あるいは被疑者、こうした人たちからの事情聴取をうのみにして、そして厳正な捜査をしなかった疑いがあると思い...全文を見る
○山中郁子君 いままでそうやってきたとおっしゃるけれども、その結果が、先ほど申し上げましたような白昼公然とたくさんの目撃者がいるということで、加害者のはっきりしている場合も含めて不起訴になっているんだということを私は申し上げている。だから、心を新たにして、今回の事件についての徹底...全文を見る
○山中郁子君 いままで私は、日産ではそうした事件が相次いでいると申し上げました。そして八木さんの問題に関しても、告訴した暴力事件のほかにさまざまな人権侵害の事件が五十四年以来ずっと積み重ねられてきているわけですね。それに、もっとさかのぼって行われているという状態です。ですから、い...全文を見る
○山中郁子君 私、いま国会でこれを申し上げているわけですから、あなた方これを認識されたわけですね、事前にももう資料を差し上げでありますから。だから一般論でなくて、この日産の企業の中で行われている人権侵犯について、毅然とした立場で調査をし処理をするというお約束をいただきたい、こうい...全文を見る
○山中郁子君 日産でどうしてこういう暴力事件が後を絶たないのかといいますと、いま私が申し上げました警察や検察当局の姿勢にも問題があります。それは重大な一つの要因です、いままでの事件に対する。しかし、そもそもこの日産の企業内に思想、信条の自由がないからなんです。この八木さんの事件に...全文を見る
○山中郁子君 私も長いこと職場で働いてきた人間ですけれども、日本の労働者は、長時間労働という問題もありますけれども、職場の中で働いている時間というのは人生の大半を占めるという考え方もできるのですよね。ここにおいでの皆さんもそれはそうです。いろいろ自分の職業、そこの場で生きている時...全文を見る
03月30日第96回国会 参議院 逓信委員会 第3号
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○山中郁子君 NHKの五十七年度予算の審議に当たりまして、初めに、最近、電波利用開発調査研究会実用衛星部会、あるいは放送の多様化に関する調査研究会議などの報告が相次いで出されて、改めて放送衛星問題がクローズアップされてきておりますが、この問題に関連して二、三お伺いをしたいと思いま...全文を見る
○山中郁子君 具体的な数字をいただいたんですが、五十五年度はテレビジョン中継放送局建設費、予算額十億七千四百万円、それから五十六年度八億四千万円、五十七年度七億八千万円ということで、戸数にしても五万四千世帯から三万五千世帯、二万七千世帯というように予算上の計画が減少をしてきている...全文を見る
○山中郁子君 問題は、いまあなたがおっしゃったような範囲に入らない難視戸数がやはり残るわけで、それが全中放送の場合には放送衛星によってカバーされるけれども、ローカル放送が享受できないという部分が残るわけですね、どうしても。その辺については、どのくらいそれでは残ってしまうのか。その...全文を見る
○山中郁子君 四十二万戸から四十五万戸程度の未解決戸数が残る、つまりそこについては未対策のまま放送衛星時代に入っていく、こういう状況で、その点の問題としてはひとつ認識をしておかなければいけないことだと思います。私どもは、放送衛星の意義をもちろん否定するものではありません。  い...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、いわゆる地上施設によって難視解消を図ってきた戸数が数十万戸といりことでかなりな数に上るわけですけれども、今後、放送衛星時代に入っていって、これらの既設の地上施設がそれぞれやはり保守——維持ですね、維持や補修やあるいは更改ですね、更新、そうしたものが必要に...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、当然のことながら放送衛星による難視解消のカバーという方向と同時に、地上施設における引き続く並行的な難視問題の解決ということは恒常的に取り組まざるを得ないという問題として認識をされている、技術の発展などによってその数が減少していくという見通しは持てるという...全文を見る
○山中郁子君 そういうことです。
○山中郁子君 いまも申し上げましたように、難視解消に放送衛星の役割り、これは大いに私、認めるところでありまして、これに異議を唱えているわけではない。  素人風に簡単に言いますと、放送衛星を打ち上げても解決できないローカル放送——民放ありますけれども、これはいまNHKの問題として...全文を見る
○山中郁子君 だから、要するに地上施設と放送衛星による両方の解決の問題は、放送衛星上がったから地上施設による難視解消の努力はもう要らないのだということではないでしょうということを私は言っているんです。その細かい問題を、何万という、いままでの何百倍もの施設を機械的にもしつくると言え...全文を見る
○山中郁子君 これは、いままで共同受信施設などに乗ってきた民放の問題もあるわけね。放送衛星だけの問題で解決できないということは、民放受信との関係でも出てくるということを、私はちょっとあわせて指摘をしておきたいわけです。  それで、こういう点を、いままで共聴施設などに郵政省として...全文を見る
○山中郁子君 都市難視の場合、特に東京、大阪などでは市区単位で見ますと、いままでも問題にもなっていますけれども、五割以上の世帯が共聴施設に組み込まれているという場所もあるんですね。だから、この問題がなり重要な問題だと思っています。それで、いま郵政省からもその姿勢が示されたんですけ...全文を見る
○山中郁子君 次の問題に入ります。  これは具体的な提案であり、国民の要望を受けてお願いをするということなんですけれども、NHKが中心的にやっておられます国会中継ですね、これが国民にとって重要な課題が論議される場所であるわけですけれども、よく中継が途中で切れちゃうんですね。何時...全文を見る
○山中郁子君 講座番組を便宜的に動かしてよろしいと言うつもりはもちろんありませんし、そこはNHKの側での知恵も出していただきたいということを前提にして、国会中継がNHKで行われて、それが多くの国民の皆さんに見ていただくということは、これは大変大事なことであるし、公共放送たるNHK...全文を見る
○山中郁子君 何か、検討してくださるのかくださらないのかよくわからないんだけれども、要するに第一放送でとおっしゃるけれども、夜中にやられたのじゃ国民の人たちは見られないわけですよね。だから、そのことを私申し上げていますし、それは第一であろうと第三であろうと、国民が、視聴者が見やす...全文を見る
○山中郁子君 私は、この答申はもっともであり、結構なことであり、そうすべきだと考えるものももちろん多くあり、これはどういう問題がな、少し問題があるのではないかと理解世ざるを得ない点も幾つかあります。それらの点について二、三の質問をし、NHKの対応をお伺いをいたします。  一つは...全文を見る
○山中郁子君 私は、いま問題提起にとどめるという意味合いも含めてさらに指摘したいんですが、この文章を読みますと、百十三ページです。いまおっしゃいましたけれども、必ずしもそうも読み取れないんですね。それはちょっとそういうふうに読んでおいた方が都合がいいからということになれば別ですけ...全文を見る
○山中郁子君 いまおっしゃったように、このいま私が読み上げたものに先立って、「最近における公共的事業体の法定料金制緩和の動きや、これら事業体の予算、決算等の公共的規制のあり方に関する各方面の論議を参考とすることも必要である。」、こういうことも述べておられるわけね。そうすると、これ...全文を見る
○山中郁子君 郵政省も、そういう受信料義務化制度の導入についてはとらないということを、あわせてお約束をいただいておきたいと思います。
○山中郁子君 基本的な問題だというお話もありまして、これは再三論議されていることですけれども、やはり受信料収入の確保ということの面からだけの義務化ということを考えれば、やはり公共放送としてのNHKの失うものの大きさというものを心すべき、そういう基本的な性格のものだと考えております...全文を見る
○山中郁子君 答申でも、具体的に「NHK会長が問題意識を有する視聴者代表に経営状況を説明し、質問に答える形式の番組を制作し、放送することは、経営公開的な意味合いから有効であるとの意見もあった。」ということが述べられております。これは具体的な提起ですよね。私は大変有効な提起だと思っ...全文を見る
○山中郁子君 NHKで考えていらっしゃることはそれでわかるんですけれども、あなたもわかっていらっしゃると思うんだけれども、私が言っているのは「NHKの窓」というふうなああいうものではなくて、もっと踏み込んだ番組批評番組をつくったらよかろうということを去年から申し上げているのね。そ...全文を見る
○山中郁子君 放送番組に対する苦情の処理というのは、やはり先ほど申し上げましたように、たとえば番組批評の番組をつくれということと基本を同じくする放送内容の生命にかかわる問題だというふうに思います。イギリスやアメリカで行われている実態をすべてよしとして申し上げているわけではありませ...全文を見る
○山中郁子君 やはりなかなか減るというふうにならないですね。後で詳しい年齢別の資料はいただくことにいたしまして、NHKの答弁でも、年次休暇が一般職が平均十八日とっておられるのに対して管理職は十日にも満たないという取得状況がありました。これらの指摘もいたしましたけれども、この管理職...全文を見る
○山中郁子君 よそと比べて変わらないということは、ちょっとやっぱり安易なお言葉だと思いますよ。それで、特に番組制作部門での中堅管理職の人たちの労働状況というのは大変やはり厳しいものがあるし、何とか改善してほしいということを多くの人たちが望んでおられることはこれは事実です。私どもも...全文を見る
○山中郁子君 最後になりますが、三十五時間ということだと、やはりその分を上回るオーバーワークが、百時間というのは例外的に少数だとしても、かなりあるというふうに私なんか聞いていますけれども、四十時間、五十時間、六十時間となれば、やはり実質超勤をもらうよりはうんと目減りしてくるわけで...全文を見る
03月31日第96回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○山中郁子君 裁判所の速記官の問題について、初めにお尋ねをいたします。  裁判所速記官の設置とその職務権限につきましては裁判所法の第六十条の二に規定されておりますし、また裁判所法の逐条解説などを拝見いたしますと、その中にも職責の重要さが明記されています。要するに、私がごく初歩的...全文を見る
○山中郁子君 特にこれが昭和三十二年に裁判所法の一部改正によって措置されているというところにも、そうした意義がうかがわれるわけですけれども、裁判所速記官は国会の速記の方の場合と異なって、ソクタイプというのですか、いわゆる速記機械でタイプをされる。そして、これは逐条解説を拝見しまし...全文を見る
○山中郁子君 私が伺っている範囲では、そうした職務内容が実際にどういう状況で行われているかということで、現実の職場の実情では一日一立ち会いということ、連続六十分、一日はこれを二回までということで、実際の職務の内容に照らして大体の仕事のウエートがそのように置かれているし、結局実際に...全文を見る
○山中郁子君 大体いまおっしゃったように、中身にもよりましょうけれども、十倍から十五倍ということで理解をしているんですけれども、いま速記官が不足していて、実際に速記官が入れなくて、あるいは入らなくて、録音機でテープをとってというふうな状況もあるというように伺っていますけれども、こ...全文を見る
○山中郁子君 六〇%の認定がされているということは、やはりかなり公務上の障害ということがはっきりしているということですし、また、データはいま詳しくは私手元に持っていないのですけれども、最近は特にほとんどが公務上災害の認定を受けるという状況になっていると思います。こうした数もさるこ...全文を見る
○山中郁子君 仕事の性格からそうした病気が出るということだけでなくて、それが一つの大きな問題ではもちろんありますけれども、やはり労働強化つまり職員数が足りないということが、その重要なもう一つの問題だというふうに私は考えています。調べていただいたんですけれども、速記官の定員は九百三...全文を見る
○山中郁子君 しわ寄せがいくのは当然な話であって、それは余り理屈にならないので、しかも先ほどお認めになった大体そのぐらいだとおっしゃる九百三十五名の定員のうち、欠員が百八十六名ですよ。これはかなりウエートの高い、比率の高い欠員で、それが実際に働いている人にしわ寄せにならないなんて...全文を見る
○山中郁子君 それは全然努力してないと決めつけるつもりはありませんけれども、おっしゃるように現実にこういう状態があるということなんですね。それでいまおっしゃいましたように、養成人員の中で実際に最後に速記者として仕事につける人の数が少なくなってくるという御主張でしょう。いろいろデー...全文を見る
○山中郁子君 ぜひ積極的に、先ほど御紹介いたしました労働組合の提起なども踏まえた上でお取り組みがいただけるものと思います。  もう一つ、速記官の人員不足の原因には、私はやはり待遇の問題があると思うのです。その待遇の問題の重要な一つは、やっぱり行政職(一)表の四等級の高位号俸にみ...全文を見る
○山中郁子君 十年、十五年頭打ちのまま推移するとなったら、それは本当にもう労働意欲という面でも、それから速記官の仕事という点でも大きな問題を生み出すことですので、ぜひその点はダイナミックにその枠を打ち破っていくということでもって御努力をいただかなければならないし、また最高裁の努力...全文を見る
○山中郁子君 特に三十万から九十万に引き上げるというそのことによって簡裁の事件負担が過重されますよね、この点について言えば。この問題の手当てというのは、具体的にお考えになっておられますか。
○山中郁子君 二万件という推計の根拠を、きょうはもう時間ありませんから、後ほど資料としていただきたいと思いますが、よろしゅうございますね。  いまおっしゃいましたように、要するにやっぱりふえるわけでしょう、簡裁の仕事は。そこのところは手当てをするとおっしゃるけれども、いま現在で...全文を見る
○山中郁子君 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、国会でも簡易裁判所設立の趣旨を尊重しということで附帯決議をつけてきている経過もございます。それからまた、実際に民衆裁判所だとか駆け込み裁判所だとか、繰り返し言いませんけれども、そういう簡易裁判所の趣旨というものについて、それが...全文を見る
04月01日第96回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○山中郁子君 初めに、郵政省に郵便配達サービスの問題でお尋ねをいたします。  配達、取集のサービスカットを中心とする効率化、合理化を進めておられるようですけれども、特に市内の二度配達を一度配達にするという実験的な作業が行われていると伺っています。具体的に、東京郵政管内で現在その...全文を見る
○山中郁子君 局名を。
○山中郁子君 先ほどお伺いしたんですけれども、現在行われている五局の局名とあわせてお聞かせをいただくようにお願いをいたしました。それで、いま追加の五局の中で中野とありますのは、これは中野北局だということなのかどうかも、あわせて御答弁いただきます。
○山中郁子君 中野区議会でこれが問題になっていることは御承知だと思います。それで、このときに、それではことしの前半で実施するという中野局が問題になったんだと思いますけれども、その際に、三月二十二日の区議会の総務財政委員会ですが、中野局の管理者の方が説明をされて、答弁をされているん...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、これどうしてこういう答弁を区議会でなすって、もう把握されていると思うんですけれども、どういう理由でこういうことになっていますか。それは公にはできないけれども内々そういう計画があるんだなというふうに理解せざるを得ないわけですね。
○山中郁子君 秋ということで発言されているということで、区民には知れ渡っているわけですよね。だから、もう一度よくお調べになって、あなた方の郵政省としての見解を責任持った形で明らかにする必要があるというふうに思っています。  問題は、私は、さっき効率化を進めるために当面五局、そし...全文を見る
○山中郁子君 それは余り身勝手な、そしてまた科学的でない耳の澄まし方でありまして、当然のことながら不満はたくさんあるんですよ。それは私どもも聞いておりますし、ちゃんとしかるべく、たとえばアンケートをとるとか、そうした責任を持った調査をしなければずいぶん都合のいい耳の澄まし方になる...全文を見る
○山中郁子君 都内では、そうすると何本あって、これはそれじゃ当面廃止をしないのか。四月二十五日にここのも廃止すると伺っているんですけれども、都内にあるポスト数と、そのうち廃止をいま近く計画している本数はどのくらいになっているのか、お聞かせください。
○山中郁子君 それは報告していただくとしまして、それじゃ都内でも何本あるかわかりませんけれども、それを日にちを限って画一的に廃止をするという考えはないということならば、それでもって確認をしていただきたい。つまり全部なくしていくみたいな、それは二段階であろうと三段階であろうと、今後...全文を見る
○山中郁子君 その目下のところというのが一つは問題でありますけれども、もう一つは、やはりあなたの方の調査が果たしてそれで本当にそうなのかという問題があります。ですから、私は先ほどの二度配達のサービスカットの問題もそうですけれども、こうした問題も一方的に郵政省がおやりになるのではな...全文を見る
○山中郁子君 その発表とか掲示とか送付とか、一方的なことではなくて、あなたもそれは理解を受けるというふうに言っていますけれども、要するにサービスダウンになるような事態を招いてはならないんだということを申し上げておりますので、そこの点は、郵政省はあいさつしてあるじゃないか、あそこに...全文を見る
○山中郁子君 信書の送達というのは郵便事業の生命でございますから、私この問題の中身に入るつもりはきょうはないし、またちょっと時間的にも余裕がないんですけれども、やはりこういうことというのはいいことないのであって、現実の状態が実際に配達ストップという状態になっているわけで。先ほど申...全文を見る
○山中郁子君 中身は郵便局長からもお伺いいたしました。私が大臣にお約束いただきたいと思っておりましたことは、労働者の労働条件と同時に、もちろんそれから住民、国民へのサービス、公共事業たる郵便事業のやはりそれは基本的な柱であるということから、この三つの問題の具体的なケースを通じてお...全文を見る
○山中郁子君 それで、昨年の決算委員会での辻議員の質問に対する公社のお答えの中に、こうした総合精密検診というものは患者の意に反して強制的に行われるものではもちろんない、行きたくないという人を、首に縄をつけて引っ張っていくわけにはいかない、それからそれに対するたとえばさまざまな懲罰...全文を見る
○山中郁子君 それはそういう強制はできるものでないし、懲罰などということもあり得ないということで、それは当然のことなんですけれども、いま繰り返し再三説得をする、こうおっしゃるのね。本人が嫌だというものを管理者が労働者に再三説得をするということは、これは強制になるんですよね。現にい...全文を見る
○山中郁子君 医師選択の自由は当然のことだとおっしゃる。これに触れるつもりはない、したがって本人の意思に反して強制をするものではない。この前、小澤さんもおっしゃいました、首に縄をつけてやれということではないと。そういうことはいいんですね。あなたが、公社としては一生懸命熱意を持って...全文を見る
○山中郁子君 それはわかっております。だから、本人の意思に反して強制しないのかと言っているんです。
○山中郁子君 強制です。私、強制と言っているんです。ちゃんと答えてよ。
○山中郁子君 だから、強制しないんですね。ちゃんと言ってくださいよ。本人の意思に反して強制はしないんですね。もう前の御答弁は繰り返して伺わなくていいですから。
○山中郁子君 強制するんですか。
○山中郁子君 大事なことだから私、何回も聞いているんですけれども、あなた方がやっていることが結局、実際、強制になっちゃうということがあるから。だけど、その具体的なケースをいま私ここで一々あなたに約束しろとは言いませんよ。そんなのできないんだから、いろんな事例が出てくるんだから。だ...全文を見る
○山中郁子君 強制しないということを確認いたします。当然のことです。  それからもう一つ、私が幾つかの事例を申し上げました。それは、つまり医師が治療の範囲を超えて退職を勧奨するかのようなことを言ったり、それからまた、やれ花をつくっているのがどうだとか、ローンを返すのが大変だから...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ、この総合精密検診とセットの制度の問題として六カ月ごとの定期検診の問題がありますね。これが実際に始められているんですけれども、これも同じ問題が出てきつつあるんです。  それで、やはりこの検診自体も主治医ができないようなむずかしい項目があるわけじゃないわけで...全文を見る
○山中郁子君 当然、これも強制にわたったり、医師選択の自由を侵すようなことにはならないということでよろしいですね。
○山中郁子君 私が何回もこの問題を取り上げてきていますのは、先ほどもちょっと申しましたように、電電公社のこの頸腕の障害の患者、これ職業病なんですから、仕事のために実際にこういう病気になっているわけだから、こういう患者を敵視して――実際にそうなんですよ、いま私、何回も申し上げている...全文を見る
○山中郁子君 あなたのは大変欺瞞的な論でありまして、ここに一、二、三と出して、この二つ目の点は三つのうちの一つの柱なんですよ。一つの柱で、そうしてどういうふうに書いているかというと、「公共的使命を果すための経営の効率化施策を明確にし、これらを遂行しうる経営形態を考察することとしま...全文を見る
○山中郁子君 もう一度だけ申し上げます。あなた、そういうふうにおっしゃるけれども違うのよ。あなたたち、これ御自分で書いたんだから、ここへ来てごまかそうと思ってもだめなんであって、結局こういうことをいろいろ踏まえた上で、そして三項目に、果たして経営の効率化施策の遂行は可能か、現行公...全文を見る
○山中郁子君 郵政大臣の御所見もあわせてお伺いをしたいと思います。
○山中郁子君 いま大臣もいみじくも言われたんですけれども、臨調に、国家的なもの、国民的なものという観点の御理解がなかなかいただけない、そのいら立ちが淺尾次官をしてあの発言をなさしめたのではないかという御趣旨の発言でございました。私は、この前も、それからまたきょうも具体的な問題を通...全文を見る
04月08日第96回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○山中郁子君 すでにお話もありましたけれども、今回の改正が総会屋の活動を封じ込めるねらいを持つということが説明もされております。  初めに、ちょっとその総会屋の活動の実態、また今回の改正でどの程度の効果を期待できるのか。それからまた、昨年の商法改正でも総会屋対策が盛り込まれてい...全文を見る
○山中郁子君 余り多く期待できないという御見解なんですが、先ほどもちょっとお尋ねしましたけれども、今後の問題としてさらに検討されていらっしゃることがあればお尋ねをしておきたいと思います。
○山中郁子君 いまの御答弁とも関連をするわけですけれども、昨年の商法改正に基づいて営業報告書の記載事項などを定める省令案が十月に発表されましたけれども、企業内容のディスクロージャーというか公表を求める国民の要求、それからまた、国会その他で決議や質問などでもたびたび議論していた方向...全文を見る
○山中郁子君 形式的なというか、形式的な御答弁だと思いますけれども、問題は、企業内容の公表を求める国民の声、国会の審議、そうしたものを踏まえて詰めの作業の上で取り組んでいかなければいけないことであろうということを指摘をしておきます。  次に、きょう商業登記法の改正の審議の際に、...全文を見る
○山中郁子君 判例はそうであったということは、事実の問題としてはっきりしているわけです。  それで、私も専門家でないので余り詳しいことはわからないのですが、いまおっしゃったことがいわゆる形式説とか実質説とか言われている学説の問題との関連だと思いますけれども、いわゆる形式説による...全文を見る
○山中郁子君 いずれにしても、資本充実の要請という点の前提としても、仮設人または承諾を得ない他人名義ですね、これで株式を引き受けた場合は本来それらの行為は無効である。したがって、だから法の精神としては、いま申し上げましたように、それらの行為が本来無効であるというそこに立脚をして、...全文を見る
○山中郁子君 いまおっしゃったように、現在は実質説が有力だというようになっているそうでありますけれども、いまおっしゃいましたけれども、それはそうしますと二百一条二項については名義人たる他人、いわゆるこういうのを何かかかし株主とか、わら人形株主とかというふうに言っていることもあるら...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、実質上の株式引受人が、いわゆるいま言ったようなかかし株主というのでしょうか、そうした株主を立てて株式会社を設立したり、あるいはそうした株主を立てて増資をするというような行為は、本来この商法第二百一条の精神に照らしてみれば好ましいことではない、最低そうい...全文を見る
○山中郁子君 それで、好ましくない程度が、ないにこしたことはないということの程度であるか、その程度はいろいろ問題があってこれからちょっと議論にもなるわけですけれども、私は田中元総理大臣系のいろいろ世上を騒がしてきたペーパーカンパニー、幽霊会社の問題で、ぜひともそこに法務省の毅然と...全文を見る
○山中郁子君 それで、これは何年にもわたって、また現在もいろいろな部面で国会においてもいろいろな委員会その他で問題にもなって、マスコミもにぎわしているという一連のいわゆる田中角榮系の幽霊会社、ペーパーカンパニーの問題なんですけれども、たとえばわが党も一貫して調査もし、さまざまな機...全文を見る
○山中郁子君 明らかになっていることはたくさんあるんですよね。そういうことをいま私、坂田さんとここで押し問答をするだけの時間はいただいておりませんので、そこにやはり政治家としての、法務大臣としての姿勢があらわれるんだということだけを、この点いまの御答弁に関しては申し上げておくこと...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、こういうものは野放しであって仕方ない、野放しになっていてしようがないということになってくるんですよね。というのは、じゃどこでそうしたものはどうするのかということになる。私は一般論をいま申し上げているのじゃないんです。あくまでも田中角榮系企業の、これだけ大...全文を見る
○山中郁子君 法務大臣は、私の意見は意見として承るとおっしゃった。それはそれで聞いていただくのは結構なんですけれども、私が伺っているのは、そういうふうに野放しになるような状態でいいのか。田中角榮関連企業の問題一つとってみてもはっきりしているように、何回も繰り返して申し上げましたよ...全文を見る
○山中郁子君 だからそうすると、まさにあなたいまおっしゃったように、商法五十八条による会社の解散命令を出すというような可能性というのは、こういう場合、つまり名義株主を駆使して幽霊会社、ペーパーカンパニーに関してはできないということになりますね。その範囲はないということになりますね...全文を見る
○山中郁子君 争点というか、私が申し上げているその柱は、ぜひ受けとめてほしいと思っておりますけれども、あなた方は故意にそれを外そうとしていらっしゃるんだけれども、田中角榮関連のいろいろな次から次へ出てくる幽霊会社、休眠会社、こうしたものは、あなた方がいままでおっしゃっているような...全文を見る
○山中郁子君 法務大臣にお尋ねをしますけれども、先ほどの御答弁がありました。私の意見は法務大臣が聞いてくださらなきゃそれは困るんだけれども、それはそれとして承りましたと、こうおっしゃるだけではなくて、私が伺いたいのは、法務大臣として、いま申し上げましたように、そういう幽霊企業、ペ...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ野放しになっているのも仕方がないというのが、やはり法務大臣の御見解になるわけですか。
○山中郁子君 それは違うのですよ。民事局長も他人名義で、つまり名義株主というのはいっぱいあると、こうおっしゃっているわけですよね。それは実際問題としてある。それが法と現実との関係だと、こうおっしゃるわけですよね。私は、そういういっぱいある中の田中関連企業の現実にすでに明らかになっ...全文を見る
04月13日第96回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○山中郁子君 今回の法律改正に直接関連いたしましてお伺いをしたいと思っておりましたのは、貸付金総額の制限額の引き上げの問題でございますけれども、先ほど太田委員からも詳しいお話がございまして郵政省の見解もお伺いいたしましたところですので、これは省略をいたしますが、この点について一つ...全文を見る
○山中郁子君 強い国民の希望でもございますし、具体的な御検討が進められることを私からも期待もし、要望もしておきたいと思います。  次に、ひとつ貯金にかかわる犯罪に関連いたしまして、それに対する対策とか、どうしたことが原因になっているのかということについてお尋ねをいたしたいと思い...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、どういう点が業務上の——実際に業務が行われているその盲点みたいなものがあったわけですわね。それが利用されたわけなんですけれども、どういう点がその犯罪に利用されたのか、郵政省としてどの点を反省されてどのような対策をこの事件に照らしてされたのか、あわせてお...全文を見る
○山中郁子君 その現在高通算ですね、これが先ほどの事件の概要の御説明の中でも五十四年の七月から五十六年三月までというお話でしたので、一年七ヵ月に多分わたると思うんですけれども、この間、現在高通算が行われていなかったということになると思います。行われていなかったのかどうか、この現在...全文を見る
○山中郁子君 その間にいわゆる現在高通算が行われていなかったわけですね。私は、その実情はいまおっしゃっていらっしゃるんだけれども、今後の問題としてだって、金利変動の場合に預けかえという事態は起こるわけね。ですから、何か基準みたいなものあるんでしょう、何カ月に一回はやらなきゃいかぬ...全文を見る
○山中郁子君 一年に一回やることになっているのが一年七カ月にわたってやられていなかったというところが一つあるんですけれども、一年に一回で果たして適切なのかどうかは議論のあるところだと思います。ただ、それがもっと短いサイクルで行われるようになって、それが実際に現実に行われていれば未...全文を見る
○山中郁子君 きのうお尋ねしたのは、私が聞いているのは、たとえば一つの課で一昨年の夏の繁忙をきわめたという時期に三百五十人のアルバイトが入っていたというふうに伺ったんですね。いま例えば、貯金課全体で四百名の本務者である。そうしますと、一つの課がどのぐらいなのかということは、課によ...全文を見る
○山中郁子君 私が伺っているのは、四百名の本務者がいたそのときに、一昨年の夏の繁忙のときにアルバイトは何人いたのかということを最初から何回も伺っているんですけれども、それは何カ月で何万とおっしゃるけれども、それじゃそこの期間は何人いたんですか。毎月同じ人数いたわけじゃないでしょう...全文を見る
○山中郁子君 本務者と同じ数だけのアルバイトでもって仕事をしていたという仕事の実情があるということでしょう。わかっていろなら最初からちゃんと答えてくださいな。  それで、次の問題ですけれども、郵便料金の引き上げが、私がこの逓信委員会でいろいろお尋ねをするようになってから二回あり...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、資本勘定の他会計より繰り入れされているというものの中の八十六億が貯金からだというお話だと思うんですけれども、そうしますと、そのあとは、その他会計からというのの残りはこれは簡保だというふうになるわけですか。ちょっとそれだけ確認さしてください。
○山中郁子君 つまり、ここはまたその繰り入れのところが貯金と保険がはっきり分かれてないわけでわからないわけね。出す方は八十六億で貯金から営繕費で出すというふうになっているけれども、受け入れる方は簡保と一緒になっているということが一つあるんです。  それから事務取扱費としての繰り...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げているのは、郵貯特会は為替振替入っていないわけでしょう。入っていないんですね。そこのところの問題を申し上げて、片方は郵貯特会で、片方は為替貯金費となっていますでしょう。だから、当然これは分計がでさるはずだと思うので、どういうふうに分けられるのかということ...全文を見る
○山中郁子君 郵便と保険をちょっともう一度おっしゃってください。
○山中郁子君 そこのところを私言っている。そこのところというのは、おっしゃるように総合でやるからこうなるんだ、分けてないんだ、こうおっしゃっているので、私が申し上げているのは、分けなければわからないではないかということを申し上げているので、そこはちょっと頭に置いておいてください。...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、特定局の場合の、つまり無集配特定局の借料は、支出費目は需品費に入っているというふうに伺いましたけれども、これの四事業の分担はどういうふうになるんですか。やっぱり定員ですか。
○山中郁子君 その定員の比率で分ける、いわばだんじて分けるわけですよね。そういうふうになった場合にいろんな矛盾が出てくると思いますことの一つに、この無集配特定局の借料のたとえばいまの分け方が出てくるんですね。無集配特定局の場合には、郵便の仕事は全体の比率から見ればうんと少ないわけ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、特定局の場合には定員比率では分けられないですよね、一人の人がいろんな仕事をするわけですから。小さなところで一人で、郵便もするし、貯金もするし、保険もするという事態だってあり得るわけでしょう。その特定局の定員比率というのは出るんですか。私はあくまでも仕事...全文を見る
○山中郁子君 それはわかりました。  それで、いまの減価償却もそうですし、いまの特定局の借料もそうですし、大きく言えば総係費四千二百五十億ですね、これの四事業の分担はやっぱりかなりこういうふうにして細かく伺っていかないとわからないわけですよね。それで、郵便が赤字だとか、やれ貯金...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、わかるのは一兆七千四百六十億のうちの二千百八十二億円が貯金の資産としてある、部分としてね。それだけがわかる。それの実際の倍以上に上る固定資産評価積立金の部分は、これは一緒なんだからわからぬ、こうなるわけでしょう。そうすると、経営上の大切な指標である償却率...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、教えてください。
○山中郁子君 そうしましたら、いまの分計の仕方でもいいですから、一兆七千億の資産の四事業の分計ですね、数字は、いま出てなければ後で結構ですからいただきたいと思います。それがよろしければ、大臣に先ほどの立場からの所見を伺いたいと思います。
04月15日第96回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○山中郁子君 法案関係のお尋ねをする前に、一点お伺いをいたします。  八〇年夏の総選挙での千葉一区の泰道三八派の大買収事犯ですが、泰道三八代議士に対しての買収容疑について不起訴処分をしたという千葉地検の態度を、千葉の検察審査会がこの一月二十九日に不当であるという議決を行いました...全文を見る
○山中郁子君 いま刑事局長おっしゃいましたように、これは衆議院の予算委員会、二月二十二日に稲葉委員が質問をされて、いまお話しがあったような答弁もされております、この時点からももう二カ月近くたつんですよね。  私は、この問題を公選法の委員会で指摘をしましたときに、一つは、公選法の...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、予算委員会で稲葉委員が指摘をしたときに、先ほどいただいた御答弁と同じ御答弁だったんですけれども、この間は一体何をしていたのかと、それは特に千葉の県民の方たちは思われると思うんですけれども、どういう見通しを持って国民の疑惑にこたえ批判にこたえる方向をお出...全文を見る
○山中郁子君 この問題の最後ですけれども、法務大臣にお伺いをしたいんですが、御本人は議員を辞職することもなく、自民党に籍を置いてそのまま居座っておられるわけですよね、これだけ明らかな悪質違反をしておいて、そして検察審査会のこうした議決も出ているというのに。こういう結果になって推移...全文を見る
○山中郁子君 証人等の被害についての給付に関する法律の一部改正との関連で、主として私は証人の保護という問題についてお尋ねもし、また提起もしたいと思っています。  申し上げるまでもないことですが、憲法三十七条の二項「刑事被告人は、すべての証人に対して審問する機会を充分に与へられ、...全文を見る
○山中郁子君 証人として刑事裁判に喚問されるケースというのがどのくらいあるのかということを知りたいんですけれども、これは過去五年間ということで結構なんですが、証人として刑事裁判に喚問された方はどのくらいおられますか。
○山中郁子君 かなりなやっぱり数に上るという判断ができるんですけれども、それだけに、やはりこれらの証人の保護というのが一層大事な問題であると思います。  それから、警察庁にお尋ねをしたいのですが、三十二年に新設されました証人威迫罪に基づく検挙件数状況ですね、これをお示しいただき...全文を見る
○山中郁子君 やっぱり圧倒的な数が暴力団関係だということだと思うんですけれども、暴力団から証人を守るための配慮ですね、これがもちろん証人保護という立場からも重要であると同時に、暴力団犯罪に関してやっぱり決定的な決め手になるわけですよね。やはり暴力団のお礼参りがこわいからということ...全文を見る
○山中郁子君 法務省から資料が出ていて、ここに四件の被害事例が出ていますね。いろいろいまお話がありましたんですけれども、裁判所にお伺いをしたいのですが、この四件出ている一と四の事例、これは裁判所で起こっているんですね。廊下でだとか、それから証言中被告人からボールペンで顔面を突き刺...全文を見る
○山中郁子君 この事例で給付額が出ているんですが、これも先ほどお尋ねがありましたし、私も考えて、ずいぶん少ないのじゃないかなという感じできのうもちょっとお尋ねをしたんですけれども、先ほど大臣から勉強するという御見解も出されておりましたのでここでは割愛をいたしますが、そういうことだ...全文を見る
○山中郁子君 それはぜひ考えていただきたいと思うんですね。さっきから法務省も裁判所もお認めになっているように、証人にはやっぱりそれをやっていただかなければならない国の都合、裁判所の都合ですから、協力をしてもらうという立場は、そこをしっかり押さえておく必要があると思うんです。  ...全文を見る
○山中郁子君 ぜひそれは積極的に追求していただきたいと思います。  それで、最後にちょっと法務大臣にお伺いしたいんですが、これは「法律のひろば」という雑誌です。一九五七年ですからちょっと前なんですけれども、当時法務省刑事局付検事という肩書きでいらした安倍治夫さんという方が、エッ...全文を見る
04月22日第96回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○山中郁子君 先ほど小平委員の御質問に対するお答えが一部あったんですけれども、初めに、関連をいたしまして今回の改正案についての日弁連との交渉の経過ですね、それから中心的にはちょっと内容をお伺いしたいんですけれども、あわせて法務省としては日弁連の合意を得ているのかいないのか、その辺...全文を見る
○山中郁子君 御答弁ですと、実質的に了解を得ているものと判断しているということで、もう一つ不分明なところがあるというように理解もいたしますし、客観的にもその辺の問題について指摘だけをしておきたいと思います。  それから、今回の改正案が、一連の民事訴訟法改正の一部であるという見方...全文を見る
○山中郁子君 具体的な準備、お考えがおありならお伺いしたい。
○山中郁子君 具体的な問題に入りますけれども、いわゆる昼間不在者対策ですけれども、この改正案の対象となる民事送達の中身というか種類というか、それはどのようなものがありますか。
○山中郁子君 はい。
○山中郁子君 いま局長も言われたように、裁判に関してかなり重要な書類の送達ということになるわけで、これは関係者にとっても重要なかかわりがあるわけですけれども、昼間不在者がふえているために送達ができないということから問題が提起をされて法改正が出されているわけですけれども、法務省から...全文を見る
○山中郁子君 私はやっぱりそういうことを、データを理由にしてこういうふうに法改正するんだ、しかもその法改正の内容というのはさまざまな問題があるわけですから、やはりそれは経験的にそうだということでは、それはちょっと無責任だと思うんですよ。一年前はどうであったと、一年前はたまたまとっ...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、いわゆる執行官補助者みたいなところでカバーしていくということはちょっと考えられないことだという御趣旨ですか。そこを、ちょっとはっきり聞かせてください。
○山中郁子君 夜間送達の送達率が高いという実績があって、わかっているわけだから、私はそこの面の努力というものはやっぱりあってしかるべきだと考えておりますので、その点だけ申し上げておきます。  それで、これもいま小平委員から御質問があってお答えがありましたので確認だけさせていただ...全文を見る
○山中郁子君 簡易呼び出しの件ですけれども、これも前にあった御質問と重複しないところで一点だけお尋ねをしたいんですが、簡裁の手続の特質ですね、これに基づいて認められた制度を一般化するということの持つ、何というんでしょう、危険性ですね、こうしたものがあると思いますが、この制度をどの...全文を見る
○山中郁子君 簡易呼び出しは、要するに簡裁における手続の特質に基づいて定められているもので、結局私はそういう本質に照らしてこれを一般化することは、訴訟手続の確実性、そういう点からの危険がある。したがって、どの程度採用なさるのかということでお尋ねをしておりますので、その趣旨は御理解...全文を見る
○山中郁子君 いまの御答弁でもそうなんですけれども、私も逓信委員をずっとやっていますけれども、そんな簡単にわかるというわけにもいかないのですよ。なかなかむずかしいことなんですよ。それは昼間不在者がふえているということも、そういう面からもそれは言えることなんですけれども、結局こうい...全文を見る
○山中郁子君 そのお認めになるように、裁判所から封書が来たというだけだって、これはいまの日本の社会の実情ないしは日本人の心理から言って、これはまたうわさにもなるし、心理的圧迫を加えようとして、たとえば悪質な債権者だとか、卑近な言い方をすれば飲み屋のツケだとか、そんなのだって利用さ...全文を見る
○山中郁子君 日本人勤労者にとって、裁判ざたになっている問題が職場のうわさの種になったり、うわさだけじゃなくて、そうしたことが事実として事実裁判所からこういうものが行くわけですから、周囲に知れわたるということは、ある意味では致命的なことですよね、いまの勤労者、たとえばサラリーマン...全文を見る
○山中郁子君 本人に別途通知するとおっしゃるけれども、本人に通知が行くぐらいなら、この送達自身が本人に行けばいいのであって、行くんだから、それはまた矛盾な話で、普通の通知だけ行くのだったら、本人がそこにいなくても、そのポストに入れてくれば、それで夜になって見ればいいんだと、こうい...全文を見る
○山中郁子君 勤務先でかわりの人が交付を受けるというその問題で確率が高くなる、本人に届かないという確率が高くなるだろうと、それとの関係で申し上げているんですけれども、おっしゃる意味はいまのはわかりましたけれども、私はそういう点でやはりその危険というものを指摘しておきます。  時...全文を見る
○山中郁子君 私、申し上げているのは、実際に就業先にそういうものを国税庁が配達するということはないということをいま申し上げているので、それはプライバシーという観点から言えば裁判所だって同じだし、裁判所が率先してそういうことをおやりになるのは困るということを申し上げておきます。 ...全文を見る
○山中郁子君 それで先ほど、和解、取り下げ等が無効とされた場合にどうするのかということで、それが大変少ない数であるというふうなことなどをめぐって御議論がありました。この点について一つだけさっきの御答弁に関連してお尋ねしたいんですが、実務的には私、裁判所の実際の実務の方からお伺いす...全文を見る
○山中郁子君 かなりあるというお話もあるんですけれども、御答弁ですので、さらに実態はお調べもいただきたいと思っております。  証拠の摘示の記載の省略の点についても、一点だけ御意見を申し上げたいんですが、先ほども御答弁で訴訟記録に残すように工夫してみたいというふうなお話もありまし...全文を見る
○山中郁子君 やはり民事の十年ということですけれども、いま御答弁があったような点での保存の御研究もいただきたいところですし、私はやっぱり考え方によって、民事の十年の場合でも、十年たてばそれはおのずとその事件の時代的な歴史的な重要性というのはある程度判明してくる問題でもありますし、...全文を見る
04月27日第96回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○山中郁子君 今回の法改正は幾つかの点があるわけですけれども、内容的に見ますと責任制限の範囲の問題ですね。それから制限金額の引き上げの問題、それらの適否という問題になると思います。それで、初めに私は責任制限の範囲の問題、つまり法第三条第三項の関連になりますけれども、その問題を中心...全文を見る
○山中郁子君 日本の場合は主要海運国ということ、そういう地位を占めていると一般的に言われておりますけれども、だからこの条約に加入もする、そしてそれに伴って国内法も改正する、それによって日本における海運企業の保護に努める、こういうところがポイントであると関連して理解をしてよろしいで...全文を見る
○山中郁子君 第三条の今度の改正、三項の新設の問題がいまのこの法案自体の持つ海運企業の保護という点とも絡んで、私はやはり問題があるという認識をせざるを得ないんですけれども、まず一九七六年十一月のIMCOの会議で、この会議に出席された日本政府の代表者はどういう方たちであったのか、ど...全文を見る
○山中郁子君 私は、ちょっと外務省においでいただかなかったんですけれども、外務省に伺ったところ、当時のイギリスの日本大使館の公使であった橘さんという方と、運輸省の海運局の参事官であった柳さんという方が代表としてお出になっていらっしゃるということでございました。それから、オブザーバ...全文を見る
○山中郁子君 日本郵船の業界代表がオブザーバーとして政府代表団で出ていらしているということの中にも、その企業保護という問題について今度の改正との絡みでの問題点があるというふうに私たちは考えるのですけれども、特にその後、いわゆる日本船主協会の月報、船協月報というのがありますけれども...全文を見る
○山中郁子君 この第三条三項の「損害の発生の「おそれがあることを認識しながらした自己の無謀な行為によって生じた損害」という表現ですね、なかなかややこしい表現なのですけれども、これは結局故意という表現とほぼ同じだと、ないしは故意に近いものであるというふうに理解をするのが妥当なのでし...全文を見る
○山中郁子君 現行は「故意又は過失」となっているわけですね、所有者等の場合は。「故意又は過失」、それが「故意により、又は」ということで、いま何回も申し上げますが、「損害の発生のおそれがあることを認識しながらした自己の無謀な行為によって生じた損害しと、こう置きかえられるわけですね、...全文を見る
○山中郁子君 限りなく近く境を接している。私は問題にしているのは、結局そういうことによってうんと船主の責任が制限される範囲が広がるということを言いたいわけです。  それはまた追い追い言いますけれども、要するに、当初日本政府は重過失という表現をするように主張されたということですね...全文を見る
○山中郁子君 そこのところを、私はやっぱりもう一つ解明しなきゃいけないと思っているんです。というのは、もしいま局長がおっしゃるようなことだとすれば、業界の対応というのはもう一つ不思議だと思うんです。  先ほども御紹介しましたけれども、船協月報ですね、これは一九七六年の十二月号で...全文を見る
○山中郁子君 それが一番大事なところなので、割り引きはちょっとなかなかできかねるんでして、やっぱり真意を酌み取らなくちゃいけないのですけれどもね。  さっき御紹介しましたように、このグロスネグリジェンスは困るということを主張しているのは、「海事債権についての責任の制限に関する国...全文を見る
○山中郁子君 そういう統計がないということも私は理解に苦しむんですが、それはひとつぜひ運輸省などに、法務省としても、こういう法案関連のデータでございますから、お問い合わせいただくなり何なりしてほしいと思います。実は、私も運輸省にも伺ったんですけれども、にわかには出ないと、こういう...全文を見る
○山中郁子君 それも含めて次回にあれしますけれども、最後にお伺いしたいのは、いまの船舶所有者には故意または無謀な行為がなくて、それから船長や乗組員にそういう行為があって海難事故が起こったという場合は、被害者に対して損害賠償の責任を負うのはだれになるのか、この点をちょっと最後に伺っ...全文を見る
○山中郁子君 あとは次回に譲ります。
05月13日第96回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、民事訴訟法及び民事調停法の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。  まず第一に、改正案は、訴訟に関する書類を住居所へ送達するのに支障があるときは就業場所へ送付してもよいこととし、また、就業場所において送達を受けるべき者に出会...全文を見る
○山中郁子君 先日の質問の続きになるわけですけれども、前回に申し上げましたことをちょっと整理して前置きをさしていただくと、今回の法改正案は、海運企業を一口に言って一層保護するところにポイントがあって、被害者の救済という点では問題があるということを申し上げました。  その一つの問...全文を見る
○山中郁子君 これは外務省の方で調査しましたらそういうことだそうですので、法案の私が指摘している問題点の関連もございますので、そのように承知していただいておきたいと思います。  それで、今回の改正案が海運業界、船主協会でも歓迎されているということも同時に申し上げました。その歓迎...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、やはりあれですか、今回の改正でどう分析評価するかというならば、依然として被害者にむしろ有利になるということの方がウエートがあるんだという御見解ということになりますか。
○山中郁子君 この前は局長は、船舶所有者等の責任制限できる範囲の問題と船長等の責任制限できる範囲のその二つの問題の関連で、むしろ実際上は船長等のケースの方が多いのだから、その責任制限できる範囲が狭くなったことはむしろ被害者にとっては有利なんだと、この問題でですよ、別のことはちょっ...全文を見る
○山中郁子君 わかりました。ということは、この前の御答弁のニュアンスとはちょっと違いますね。私はこの前は、そうおっしゃるならば、それはそうじゃないだろう、次に詰めるよと、こう申し上げたんですけれども、つまり実態を見ますとそういうふうにはならないのですよ。そのことをお気づきになった...全文を見る
○山中郁子君 最低でも私が指摘する危険はないとは言えないということになると思うんですけれども、私どもはもともと船主等の責任限度額を決めて、加害者が被害者の実損額のすべてを賠償しなくてもよいということになる現行法には反対をしたわけです。それで、いろんな理由を言われていますからここで...全文を見る
○山中郁子君 制限金額の引き上げについての一歩前進は認めますよね、もちろん当然のことながら。先ほど提起しました制限範囲の問題について基本的な問題があると私は申し上げておりますので、それは重ねて指摘をしておきます。  この引き上げの問題につきましても、現行法が施行されてから今日ま...全文を見る
○山中郁子君 次の問題ですけれども、改正案の第三条三項についてですけれども、ここでいう「自己の故意により、又は損害の発生のおそれがあることを認識しながらした自己の無謀な行為によって生じた損害」ということをだれが判断するのかと、この問題なんですが、いかがでしょう。
○山中郁子君 裁判上の立証責任ですね、これは被害者側が立証することになるだろうと思うということを局長は衆議院の法務委員会で述べておられるんですけれども、その点はいかがですか。私どもは、これはやはり被害者でなく船主が、そうではないんだということを船主側が立証をするのが筋であろう、そ...全文を見る
○山中郁子君 局長も、それは被害者にとって酷であるということは認めておられるんですけれども、法律的な概念の問題より以前に、実際問題として、現行でいう過失を被害者が立証するということだって大変ですよね。しかも、今度それがまた一層こういう無謀な行為という形に新たな問題になってくる。船...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、酷じゃないと思っていらっしゃるわけだ。
○山中郁子君 被害者が、複雑な大規模なシステムを持っている企業である船舶所有者等に対して立証するということのむずかしさということを私は申し上げて、それはやはりなかなか被害者にとっても酷であるということで、先ほど局長もそういうことを言われたと思いますけれども、いずれにいたしましても...全文を見る
05月14日第96回国会 参議院 本会議 第18号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました日本社会党提出の公職選挙法の一部を改正する法律案について質問いたします。  一月二十九日の本院における代表質問において、わが党の宮本委員長は、参議院全国区制問題について、「自民党の改悪案を強行するならば、内容、手...全文を見る
07月02日第96回国会 参議院 内閣委員会、逓信委員会連合審査会 第1号
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○山中郁子君 私は、この問題がデータ通信の開放という内容とともに許認可の整理法案に一括して提出されているという提出のされ方、ともに問題があるという立場でありますけれども、きょうは直接間接にこの法案にかかわる大きな三つの点について質疑をしたいと思います。  第一は、直接的に法案に...全文を見る
○山中郁子君 いろいろなことをおっしゃるんだけれども、ちょっと詰めて聞かせてください。  私が指摘しているのは、それからまたさきの衆議院の連合審査で藤原委員が指摘したのも、このデータ通信の料金が、実際にここでまた電話もできるような条件まで今度できてくるわけでしょう。そうすると、...全文を見る
○山中郁子君 私があえて行管局長にお聞きするのは、この法案を提出された中身がもたらすものはそういうものだと、データとそれから一般電話との格差というのはますますそれで広がっていく、不公平は広がっていくということを指摘しているので、長官にもそのことはよく受けとめていただきたいと思いま...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げているのはそういうことではなくて、さらにこの問題で、サービスが広がることについて不公平が広がる、データ専用料金と電話料金との問題をレッテルで申し上げておりますので、そういう全体の中でごまかす御答弁はいただけません。  それで、次の問題ですけれども、いま...全文を見る
○山中郁子君 では、ちょっと関連して伺いますけれども、問題点として理解されているところはどういうところですか。ちょっとやっぱり余り大歓迎じゃないけれどもというふうにして認識されている点はどこの点ですか。
○山中郁子君 中小企業にというふうな言い方をしていますけれども、中小企業などの救済というのはもっと本当に抜本的な本質的なところでやらなければならない問題であって、このことによって生まれることでどういうことが危惧されるかと言えば、メッセージ、通信の媒介を行うことを暫定的に認めると、...全文を見る
○山中郁子君 対応される立場にあるということはもうもちろん承知していますけれども、いまの私が申し上げました危惧ですね。要するに電話的利用の通信を、実際にしゃべるのでなくても通信を業とするという者が、実際に他人に提供するという者が出てくるということですよね、実際問題として。その点に...全文を見る
○山中郁子君 電話的利用。
○山中郁子君 よくわかっています、それは。
○山中郁子君 実質的な電話利用にかわるような付加価値通信、つまり電話的利用が可能になるわけで、そのことについて私が申し上げて、したがって公共性に基く一元的運営ということに対する穴があくことになる、その問題にこの田中裁定のところはつながる危険があるということを私は指摘していますので...全文を見る
○山中郁子君 簡単にお話しください。
○山中郁子君 そういうふうにおっしゃいますけれども、必要な設備で、それは将来ディジタルのためにも使えるからそういうふうにしているんだと、こういうお話ですね。  ところが、そういうふうにおっしゃるだろうとは思っていましたけれども、これは電信電話公社総裁室広報部で出している「各通信...全文を見る
○山中郁子君 最後に。  そうおっしゃるけれども、総裁は「習慣的に十五年先を見込んでやるとか言うから、非常にムダの多い実績が出ている。ここ五年間程設備をふやさなくても、世のなかに迷惑をかけることはない。それ程過剰投資になっている。」と、こうおっしゃっているんですよ。それは、電電...全文を見る
08月03日第96回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○山中郁子君 参考人の皆さんには御苦労様でございます。貴重な御意見をありがとうございました。それぞれ御意見を拝聴いたしまして、二、三重ねてお伺いをしたいと思います。  初めに宮崎参考人にお尋ねをいたしますが、この外国人登録法の問題の一つの本質というのが、先ほどの御意見からも、お...全文を見る
○山中郁子君 いまの問題と関連をするんですけれども、日本におけるこうした問題がいろいろ多くの問題点を含んでいるということはすでにはっきりしているのですけれども、たとえば昨年秋の国連の人権委員会でも、日本における外国人の人権状況についてかなりシビアな質問がされたというふうなことも伝...全文を見る
○山中郁子君 もう一点宮崎先生に御意見をいただきたいんですけれども、在日朝鮮人の場合が大変問題が多く出てくるわけですけれども、かつての日本帝国主義の政治支配、つまり植民地支配がされていたような国で、そこの人々が外国に、つまり日本に滞在するような場合には、特別の待遇というか、日本人...全文を見る
○山中郁子君 専門的な問題は別として、私はやはりこうしたことによって、先ほどから河参考人からもいろいろと具体的な事例が出されて、本当に驚くようなことも、宮崎先生さっきおっしゃったマラソンの件なんか本当に驚くわけですけれども、そうした差別的な扱いがされる不当性というものを、何とかや...全文を見る
○山中郁子君 最後にもう一点、河参考人に、これは御感想というか御意見を承りたいと思います。  この問題は、私やはり歴史的にもそれから日本の国という立場から見ても大変厳粛な、そしてまた本質的な問題を含んでいることだというふうに考えます。つまり、数十万の在日朝鮮人の方々がおられて、...全文を見る
○山中郁子君 河参考人、済みません。わたし、持ち時間がもう時間になっていますので、簡単で結構ですけれども、ご感想を伺わしてください。
○山中郁子君 ありがとうございました。
○山中郁子君 外登法の一部改正に際しまして質疑が行われて、衆議院から引き続いているわけですけれども、この質疑を通しましても、それからまた本日午前中、本委員会で行われました参考人の御意見を伺いましても、外登法の実際の運用の中でのやはり大変重要な問題があるということを私も改めて認識を...全文を見る
○山中郁子君 衆議院の段階から何回も何回もそういうことをおっしゃっているんですよね。私、限られた時間でそのことを一つ一つまた繰り返すことはしたくないんですが、大鷹さんはそういうふうにおっしゃるけれども、実際現状の問題として、それじゃこうしたものによって問題がないとあなた方おっしゃ...全文を見る
○山中郁子君 形式的なことを私は言っているのではなくて、そしてまた比率で言うならば、もっと詰めたアンバランスというものははっきり出てくるものでありますけれども、やっぱり実際に現実に起こっている事態を率直にごらんにならなければ、本当に外登法の持っている本質的な問題というものが認識で...全文を見る
○山中郁子君 在日朝鮮人の方々に対する差別的な運用ということを私は先ほどから申し上げています。もちろん、在日朝鮮人の方たちだけではありません。しかし、欧米人のそれに対しては明らかに違っていた。そうした差別的な運用がされているという問題と、いま教科書問題で問題になっている日本の文部...全文を見る
○山中郁子君 午前中の参考人質問でも私申し上げたんですけれども、いわゆる国家主権と基本的人権の尊重ということが外国人の処遇をめぐってしばしば問題になる。その調和の問題ですね。そこにこの外国人登録法の運用の実態の問題もあるので、もう一つぜひ大臣に率直に忌憚のない御意見を伺いたいと思...全文を見る
○山中郁子君 私は、その国の法律を守らなくていいなどということを言っているのじゃないんですよ。だから、この外国人登録法という法律の中身が問題で、これを改正するとおっしゃるならば、いま大問題になっているそうした常時携帯義務だとか、それから指紋押捺の問題だとかいうことを廃止するという...全文を見る
○山中郁子君 それなら、日本人すべてに、不法なことをやりかねないということだって通用するわけでしょう。そういうもので何か持って歩いてなきゃいけない、身分証明書を持って歩いてなきゃいけない、戸籍謄本を持って歩いてなきゃいけないということになっていないでしょうが。
○山中郁子君 話をすりかえないでいただきたいと思うんですけれども、一つは、外国にたまたま行って旅券を持つ持たないという問題と、何十年日本で暮らすということと全く根本的に違う話です。それから、在日朝鮮人の方々について言うならば、先ほども申し上げましたように歴史的な背景というものもあ...全文を見る
○山中郁子君 衆議院で問題になっていろいろ質問もありましたよね。批判もありました。その後さらにお調べになっていると思うんですけれども、その経過はいかがですか。
○山中郁子君 細かいことは省略します。特に、同乗者に教唆などのあれでもって職務質問するのが当然であるなどという問題のあることをおっしゃっていますけれども、時間の関係で簡単に幾つかの点について御質問します。  それでは、この金美代子さんという方が後ほど登録証を持参して提示したわけ...全文を見る
○山中郁子君 大分先ほどの大鷹局長の話と違いますね。たまたま持っていないと。それは提示すればそれで済むことでしょう。そういうふうにおっしゃっておりましたわね。それはたまたま持っていないというだけで、そうしたらそれは提示すれば済むものではないとおっしゃるのは、そうするとそこはどうい...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、何でこういう場合に指紋——そこでもうちゃんと指紋を押してあるわけ  でしょう、みんな手続に従って。その登録証を持  っていって見せているのに、何でここでまた指紋をとったり、身長をはかったり、体重をはかったりする必要があるんですか。金さん自身が、もう自分...全文を見る
○山中郁子君 強制的にこういう指紋や何かをと  っていいなんということになっていませんでしょう。それで、国家公安委員会規則である指紋等取扱規則第三条一項、三項及び四項によれば、身体の拘束を受けていない被疑者につき掌紋を採取するのは、「被疑者が強盗、窃盗、詐欺その他警視総監または...全文を見る
○山中郁子君 いま私が読み上げた国家公安委員会の規則の中に、そういうふうにちゃんと書いてあるんです。それで、こうした規則や法律を無視してまで指紋や掌紋などの押捺を強制する、強要する必要がどうしてあったのか、そこのところを教えてください、具体的に。
○山中郁子君 承諾なんかしていないんですよ、それはね。だから、そういうことをよく調べてほしいと思っているんですけれども、これはもう衆議院段階でもやりとりがありましたから言いますけれども、いま私が申し上げた事実はそのとおりで、本人がそういうことで抗議をしているのに、強制的に手をとっ...全文を見る
○山中郁子君 正当な行為をしたのなら、正々堂々とおっしゃったらいいじゃないですか。国会で要求されて、その行為を働いた警官の名前を言えないんですか。国会に対して、委員会に対してその名前は言えないんですか。わかっているでしょう、当然のことながら。教えてください。
○山中郁子君 不当な人権侵害を働いた警察官に批判があるのはあたりまえです。それを、いやがらせだとか何だとかすりかえて、そして警察官の保護だなんて、全く私、警察の勝手な言いようというのには本当にがまんがなりません。  実際問題として、こうした重大な問題、つまりこの外国人登録法にか...全文を見る
○山中郁子君 刑事局長にお尋ねいたしますが、この事件のように警察官などが本人の意に反して指紋や掌紋の採取を強要した場合には、刑法百九十三条にいう公務員職権乱用罪に当たると思いますけれども、この点の御見解をお伺いいたします。
○山中郁子君 そうしますと、この告訴されている事案についての現在の処分はどうなっていますか。要するに、まだそのままということですか。
○山中郁子君 明らかな人権侵害、行き過ぎのケースであることははっきりしていますので、厳重な捜査に基づいて公正な処理を早急に図られるべきであると思います。  いまは一つの例だけ申し上げましたけれども、もともと指紋を押すなんということは犯罪捜査の必要から生まれてきているものですよね...全文を見る
○山中郁子君 その常識の範囲内というのが、だからさっきの幾つも事例があるのですけれども、そこの家から出てくるのを待ち構えて、そして多分あそこら辺へ行くんだから持ってないだろうとわかった上で提示しろと言って、それで持ってなければ連れていく、こういうことがやっぱり行われているというと...全文を見る
08月05日第96回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○山中郁子君 私どもは、裁判所法の一部改正に衆議院で反対をいたしました。この法案が非常に慎重に審議をされなければならないと思っておりますゆえんは、大きく申し上げまして二つあります。  一つは、すでに衆議院段階でも、それから本日も議論が交わされていることですけれども、戦後における...全文を見る
○山中郁子君 その理念の達成のために努力をしてきているとおっしゃいますけれども、具体的にどのような努力をされていらっしゃるのか、これは大変疑問に思うところです。  ここでひとつ私は具体的に、これは労働組合の文書によります彼らの意見ですけれども、最高裁判所はこのような簡易裁判所の...全文を見る
○山中郁子君 実現可能なことがほとんどなかったということになるのではないかと言わざるを得ないのでありますけれども、私が先ほど労働組合が告発をしている六点について申し上げました。これはあなた全部お認めになったんですよね。第一点目の、四百五十名の減員についてのみ実数は把握できないとい...全文を見る
○山中郁子君 何回伺ってもそういうお答えなんで、これは大きな大変重大な問題だと思いますね。最高裁が、法律で決められているにもかかわらず、三十数年にわたって未開庁のまま放置しておいて、いまに至るもそれを開設するために一生懸命努力するんだということをおっしゃらないということは一体何を...全文を見る
○山中郁子君 サラ金がその調停の大きな部分を占めて、国民の生活を守る上での役割りを果たしているということを裏返せば、サラ金の問題がふえた分だとすれば、それじゃやっぱり調停というのは、同じようにサラ金というのは新しい社会現象であり新しい問題点として出てきているわけですから、やっぱり...全文を見る
○山中郁子君 四十五年の十万円から三十万円のときにだって大問題であったことを、皆さん方はよく御承知なはずですよね。ですから、そういう理屈は通らない。  それで、先ほど国会での附帯決議なども体して一生懸命努力してきたとおりしゃるけれども、私は、じゃ附帯決議でどういうことがされたの...全文を見る
○山中郁子君 それは何も新しくしたり何も充実したりしないわけじゃないでしょうから、それはこういうふうにこういうこともしました、ああいうこともしましたとおっしゃれば、幾らでもおっしゃれるでしょう。だけれども、日弁連の調査した裁判所で、幾つのうち何%がこういう状況だ、何%がこういう状...全文を見る
○山中郁子君 窓口相談その他その他の訴訟件数みたいな形で表にあらわれないそういう問題、仕事こそ、簡裁の任務に照らして重視していかなければいけないことで、そういう潜在的な要求はたくさんあるわけですね。だから、そういうものがもっともっと生かされて表にあらわれてきて、そしてそれが受け入...全文を見る
○山中郁子君 その窓口事務が、さっき日弁連の調査で御紹介したような状況で、受けるに受けられないという事態だということも十分配意をしていただかなければならないと思います。  関連いたしまして、これは日弁連でも提起をしておりますし、すでにいろいろと議論にもなっていると思いますけれど...全文を見る
○山中郁子君 時間が参りましたのであと二点だけまとめて質問をさせていただきますので、簡潔に御見解を伺うことにしたいと存じます。  一つは、簡裁判事の問題なんです。これはきょうも議論になりましたので、簡単にちょっと私の意見と、それからお考えも伺うことにしますが、この推薦とそれから...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
08月10日第96回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○山中郁子君 御意見ありがとうございました。  初めに、落合参考人に三点お尋ねをしたいのですけれども、まず第一点は、これは日弁連でも臨時司法制度調査会意見書批判ということで、昭和四十二年に出されております文書がございまして、私も読ませていただいて大いに共感するところが多くありま...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  竹下参考人に二点お尋ねをいたします。  先生、最初にかなり詳細に御意見を述べられたことの結論的に私が理解いたしましたところは、いろいろなデータを述べられまして、日本における簡易裁判所は、設立の趣旨に照らしてみるならば、その目的が実現さ...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。終わります。
○山中郁子君 本法律案の審議の最後の機会になるわけでございますが、私は本日、大きく二つの問題について重ねてお尋ねをすることにしたいと思います。  一つは、今回の改正案が成立施行された場合に現実の業務のありようがどうなるかということにつきまして先日もお伺いしたところでありますが、...全文を見る
○山中郁子君 要するに、弁護士選任率、選任している場合には、それがイコール移るという前提での算出の根拠だと承りました。それで、私はこれはやっぱりちょっと甘いと思うんですね。実情の把握において事実誤認があるのではないかと思わざるを得ないんです。  先ほど数字をお示しいただくように...全文を見る
○山中郁子君 いまお示しになった数字がまさに物語っているんですけれども、私どもの調査によりますと、五十五年を見ましてもこれは四千八件、五・三%、五十年の〇・九%から比べますと毎年急増していることがわかりますが、五十五年と五十六年を比べましても、いまお示しいただいたように九・二%に...全文を見る
○山中郁子君 それはやっぱり御都合のいい恣意的な推測であって、それはおわかりになると思いますけれども、実際問題としては、弁護士のサイドでも強権的な訴訟指揮を嫌うとか、あるいは時間がかかるとか、そういうことから弁護士の地裁離れということが現象として起きているんですよね。それが、いま...全文を見る
○山中郁子君 人的な手当てをしなきゃならないといういまの推測は、それじゃどのくらいの庁でもって人的手当てをしなきゃならないとお考えになっていらっしゃるのか。そして、それはどこからどういう人的手当てをなさるのか。結局、地裁から持ってくるということでしょう。地裁がいま忙しいから簡裁に...全文を見る
○山中郁子君 私も乱暴なことを言うつもりはないんですけれども、結局やはり要員の合理化ということが先に立つんですよね。そうじゃなくて、いろいろおっしゃるけれども、簡易裁判所の理念をいささかも薄めるものではないとか、いろいろおっしゃっているけれども、結局それから大きく外れていくという...全文を見る
○山中郁子君 私はあえて三カ月ということを申し上げました。ですから、一般論に流すのではなくて、これだけ何回も各委員の方も心配なすっておっしゃっているし、私も何回も申し上げました。責任を持って三カ月後に事態を調査して、そして報告もしていただき措置もしていただくということをお約束いた...全文を見る
○山中郁子君 もう一つお尋ねしたいことは、離島の簡易裁判所の問題です。なかなか機会がございませんので、この機会にお尋ねもし、お約束も御努力をいただきたいと思います。  わが国の離島、島嶼部ですが、そういうところにも簡易裁判所が幾つかありますけれども、配置はどのようになっておりま...全文を見る
○山中郁子君 ええ、どういうふうに設置されているか。
○山中郁子君 わかっていれば、ちょっとさっとおっしゃってください。
○山中郁子君 こういうところでは、もちろん、地裁に行くには大変ということで、簡裁が事実上、裁判所そのものとして機能しているというふうに思うんですけれども、この離島の簡易裁判所について従来、識者から弁護士の不在という問題が指摘されています。これはなかなかやはり大変で、そこに行って仕...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、行きと帰りに、たとえば八丈島へ行くにしても、行きに一日かかるし帰りにまた一日かかる、そしてまた、船でも出なければ何日も待っていなきゃならないみたいになるわけでしょう。そういうのも、ちゃんと日当全部出るんですか。
○山中郁子君 そういう点についての御意見というか苦情も伺っておりますので、私の方でも再度調べてみたいと思います。  それで、今回の改正では、不動産に関する訴訟は地裁に移送できるというふうになっているんですけれども、離島では本土の地裁へ訴えるということも大変困難で、したがって、そ...全文を見る
○山中郁子君 先ほども申し上げましたけれども、弁護士の資格にかかわるようなもので弁護士のかわりというふうに言っているのではなくて、いまあなたもおっしゃいましたけれども、要するに訴える場合にその訴状をつくるとか、それから訴訟上の文書の作成だとか、そういうことができないために弁護士が...全文を見る
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、裁判所法等の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。  反対理由の第一は、戦後、新憲法のもとで制定された簡易裁判所は、その創設の理念を少額軽微な紛争、事件を簡易、低廉、迅速に処理する裁判所として、戦前の区裁判所とは全く性質の異な...全文を見る