山中郁子

やまなかいくこ



当選回数回

山中郁子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月05日第123回国会 参議院 労働委員会 第2号
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○山中郁子君 けさほど来の論議の中からも多くの委員の皆さんから提起されておりました、すなわち総理大臣あるいは労働大臣の所信の中でも生活大国という言葉を使われまして、豊かでゆとりのある勤労者の生活ということが強調されています。具体的な問題として時間短縮。この時間短縮の中で不可欠な問...全文を見る
○山中郁子君 その問題についての未払い賃金は払われたのかどうか、その金額などについても御報告いただきたい。
○山中郁子君 幾ら、幾ら支払われたか。
○山中郁子君 金額それ自体がどういうふうに把握されているのかということについては問題を残しているところだと思いますが、御答弁はわかりました。  それで、起訴猶予処分の問題に関しては、労働省としてはどのような御見解をお持ちでしょうか。
○山中郁子君 この書類送検に至る過程で新聞報道などにも再々報道されているんですけれども、それまでにも七回の臨検監督をして指導してきた、それであるにもかかわらず改善されないために、悪質な問題として書類送検したということがあります。こういうことが今まで積み重ねられてきているわけですね...全文を見る
○山中郁子君 これまでも労働省はたびたび長時間労働と残業手当の不払いについて基準局長名の通達、いわゆる指導文書だと存じますけれども出してこられました。ところが、今御答弁もありましたように、実際なかなか解消されていないのが現状です。新潟の第四銀行の件は、それが一つは書類送検という形...全文を見る
○山中郁子君 それでは、どういう銀行に対してそういう指導勧告を行ったのかということについての結果ですね、銀行名、それをお示しいただきたいというふうに申し上げておりますので、後ほど資料としていただくのでもいいんですけれども、当然申告に基づいて調査に入られるわけですから、申告者に対し...全文を見る
○山中郁子君 その問題については議論があります。しかし、深入りすると時間がなくなりますので、大臣にこれだけはちょっとお約束いただきたいと思うんですが、申告者がいるわけですよね。だから、申告した人に対してはその結果を知らせるのは当然じゃないですか、調べた結果を。それはそうでございま...全文を見る
○山中郁子君 いたしてないとおっしゃったの、今。そうおっしゃったんなら、ちょっと大臣にさっき伺ったんだけれども、当然それは御報告なさるべきじゃないですか。今後の問題としてとにかく検討していただくというお約束でも結構でございますから、余り局長から悪い知恵はもらわないで、政治家として...全文を見る
○山中郁子君 何かやっぱり局長から悪知恵が入ったみたいですけれども。  私が問題にしているのは、一つは申告者が申告したことに基づいて調査をされたんだから、調査した結果はあなたのおっしゃったとおりでした、あるいはあなたのおっしゃったようなことはありません、あなたのおっしゃったとお...全文を見る
○山中郁子君 つけ加えて申し上げますが、これはかってはそういうものはちゃんと報告もされたし、公表もされていたんですよ。それがだんだんだんだん秘密主義になっていって、それはけさほど来からの御質問の中にも、労働省はどうも一般国民の側、勤労者の側に立ってなくてというふうな印象を与えると...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、八十の事業所で五十四が違反があって違反率は六八%であって、私どもが労働省からちょうだいいたしました表によりますと、労働基準法関係、労働時間が十六件、時間外労働割り増し賃金が三十五件、これがいわゆるただ働きの問題ですね。それから就業規則の変更届け出、その...全文を見る
○山中郁子君 大臣、私こんなことでひっかかるつもりないし、こんなところで時間使うのは嫌なんですけれども、新聞でこういうふうに報道されているのに、国会の場で、委員会の場でどうして言えないの。十二の銀行に調査に入ったんでしょう。どうしてその十二の銀行の名前が言えないんですか。そんなば...全文を見る
○山中郁子君 先ほど大臣が申告者に対してやはりちゃんとあれするべきだということの御趣旨の、私はぜひ大臣の誠意ある御答弁をいただきたいと申し上げましたが、大臣も今まではこういう趣旨でこういうふうにしてきたようである、しかし私の言うことも理解できるので考えてみようというふうにも御答弁...全文を見る
○山中郁子君 私は、先ほどの件はきょうの質問の時間の中ではこれ以上時間を使いませんので留保いたします。引き続きこの問題は解明をいたします。というのは、労働省が調査に入った銀行、どこの銀行に入ったかということさえ国会で明らかにできないなどということはもってのほかでありまして、この点...全文を見る
○山中郁子君 委員長、一言。
○山中郁子君 一言です。今、先ほどの質問に関してまたちょっと戻った御答弁だったものですから一言だけ申し上げます。  いろいろな事例がございます。ですから、それは発表しないというふうなことではなくて、社会的常識によって発表すべきもので、発表するというか、人に知らされるべきものであ...全文を見る
03月11日第123回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○山中郁子君 法案について初めに一点お伺いし、またお約束もいただきたいと思うことがあります。  それは、選挙の執行経費の改定なんですけれども、これが今回は従来の区、市の区分を廃止して、区市と町村の二本立てになっているという、これは私どもは改善だというふうに受けとめておりますが、...全文を見る
○山中郁子君 そんなことないんですよ。あなたが今お答えになって、主なところの調査をしているとおっしゃるから、それをちょっと後で資料としてください。  大きな問題は掲示板なんですよ、掲示板。これは私ども見ていてもよくわかるんですけれども、大体どのくらい立候補するかわからなくても用...全文を見る
○山中郁子君 それでは次の、全部お読みになっていただければわかるんですけれども、引き続きこうなっています。  したがって当支部では「現党員を除き、新たに一六三名の入党を果たさねばならぬことになり、前記評議員会の決議により来る七月一〇日までに支部会員全員の自民等入党を完了すること...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、もう一つ突っ込んで申し上げますと、今私が読み上げたほかにも、後でゆっくり読んでいただければ全部よくおわかりになります。ちょっと細かい字で読みづらいですけれども、原本でございますのでそれをお渡しいたしました。  それで、そういうことであるならば、やはりこういう...全文を見る
○山中郁子君 大臣は利益誘導という問題についてちょっと問題を意識的にそらされているという以外に理解のしようがありませんけれども、私たち議員が多くの国民の皆さん方のそれぞれのつながりにおいてその利益を守り、それからその生活と要求を実現するというために国会で働くのはこれは当然のことで...全文を見る
○山中郁子君 お互いになんて言わないでください。私は、自民党の党員を……。
○山中郁子君 こういうことで本人の思想、信条も全部無視して、金も全部取り上げて、それでなぜそうするかといえば、自民党の党員に入って自民党の、この場合でいえば清水達雄さんという人をことしの参議院選挙で比例代表候補で入れなければ自分たちの利益が守れないんだと、これが利益誘導だと言うの...全文を見る
○山中郁子君 そのことに対しての、つまり政治に対する国民の信頼を取り戻す道はそこにこそあるのだということを改めて強く申し上げまして、私の質問を終わります。
03月24日第123回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○山中郁子君 大変限られた時間でございますので、私はきょう労働時間短縮問題について絞ってお伺いいたします。  初めに宮澤総理にお伺いいたします  政府が四年前の一九八八年に閣議決定いたしました経済運営五カ年計画では、年間労働時間を千八百時間台までに短縮する計画を出していたわけ...全文を見る
○山中郁子君 働く側に問題があったというのは聞き捨てがならない話でありまして、昨日の当委員会での細谷委員の質問に対しても総理大臣は、日本人が持っている人生観だとか、あるいは過労死の問題もその人自身の人生哲学の問題であろうなどということを述べておられる。私はこれはもってのほかだと思...全文を見る
○山中郁子君 それで、ただいま、きょうの閣議で時短促進法、いわゆる時短促進法と言われておりますけれども、これを決定したというお話がございました。ごく柱で結構でございますので、お示しいただきたい。
○山中郁子君 きょう決定されたものでございますから、また引き続き議論する場所を得たいと思いますけれども、今の労働大臣の御説明でも、法定化によってオーバーワーク、長時間労働の根源であるオーバーワークを規制するというお考えはないということがはっきりしているんですけれども、その点はいか...全文を見る
○山中郁子君 法制化というのは強制するというのじゃなくて、あなたが今おっしゃった理屈の基本を探っていくと労働基準法はそれじゃ一体何のためにあるのかという問題になるんですよ。最低限これは守らなければならないというのが、それが労働基準法の精神だし実体でしょう。そこのところでオーバーワ...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと見当が違っているところですが、申し上げますと、「労働基準法により、法定労働時間を超えて時間外労働を行う場合には、労使協定が必要である。これは本来、協定を要件とすることによって長い時間外労働を抑制しようとするものであるが、現実には必ずしもその機能が果たされてい...全文を見る
○山中郁子君 私が言ったことは間違いないのね。きのう申し上げておいたから確認してください。
○山中郁子君 私が問題にしているのは、そういうものなんだけれども現実には必ずしもその機能が果たされてないと労働省のこの報告で書いてあるんです。そこのところを確認を求めているんです。
○山中郁子君 だから、この問題で私が言いたいのは、あなた方自身も、労働省自身も時間外労働規制の法定の必要性ということを含めた調査結果になっている。労働大臣、そのように受けとめるべきではないでしょうか。
○山中郁子君 労働省が必ずしもそのことが機能していないという御報告を出しているということは肝に銘じてください。  次に、通産省にお伺いいたしますが、通産省の産業政策局長の研究会報告には、国際的責任を果たす上での時短の必要性かるいは時短のための市場条件の改善として幾つかのことが述...全文を見る
○山中郁子君 これは皆さんのところに資料としてお配りさせていただきました三の一と二となっております抜粋のコピーの中に含まれている問題であります。  それで、今のお話のほかにもさまざまなことが指摘されておりまして、「この意味で労働時間の短縮は我が国の安全保障にまで関わる国家的な課...全文を見る
○山中郁子君 労使の協議ないしは労使の話し合いということは当然のことであります。そこで解決できない問題がさまざまな問題として、今、長時間労働、過労死などとして社会現象化している、あるいは国際問題化しているということは私が申し上げるまでもなく御存じのところです。  ところで、政府...全文を見る
○山中郁子君 皆さんのところに二としてお配りしました資料は、注の一のところに毎月勤労統計調査にはパートタイム労働者を含んでいるとなっておりますので、参考のためにお配りしたわけです。ですから、ここのところは今労働大臣もお認めになりましたけれども、ひとつぜひ総理、ここの数字のからくり...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げたことは、そういう実態があるんだということは、総理としても時短を実行していく上でちゃんと認識していただきたいということです。しているのか、していないのか、おっしゃってください。
○山中郁子君 労働大臣にちょっと率直に伺うんですが、労働省の中では、こういう統計をとっているから、だからパートがふえたり女性労働者がふえていく、現にふえていますね、そうすれば必然的に平均労働時間というのは減っていくんだ、時短は実際には数字の上では短縮されていくんだという、こういう...全文を見る
○山中郁子君 私は初めから現在の五カ年計画が達成できないという問題についての政府のいろいろな責任について申し上げてまいりましたし、総理も見解を述べられました。今後引き続き新たな五カ年計画を策定するんだと、そう所信で表明されているわけですけれども、これの具体的な内容などについて経企...全文を見る
○山中郁子君 プログラムについてだけでも結構です。それから、具体的にひとつ千八百時間がそのまま踏襲されるのか、あるいはそれが何らかの改定がされるのか、そのあたりだけでも例えれば。
○山中郁子君 今、新しい計画をつくる過程だということですので、ぜひここで労働大臣並びに総理にもお約束いただきたいのですが、約束事とおっしゃったけれども、約束事で真実が見えないのでは困るので、現実の労働実態、オーバーワークの実態、長時間労働の実態を把握するということに誠意を持って努...全文を見る
○山中郁子君 上限規制や割り増し率の引き上げなどを重点にした労働基準法の改正を急ぐべきではないかということを私は最後に提起いたします。  我が党も、せんだってこれらの点を含めて労働基準法の抜本的改正についての提案を発表いたしました。今までもそれらについて努力してまいりましたけれ...全文を見る
○山中郁子君 最後に一言。  過労死の問題を初めに申し上げましたけれども、今こういった実態と数字との乖離の中に、一つはそこが過労死の温床になっているのね。そういう見方をやはりしなきゃならないと思うんです。ぜひそういう立場に立って、本当に生活大国を誠意を持って宮澤内閣が取り組むと...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 労働委員会 第3号
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○山中郁子君 具体的な法律案の問題に入る前に一点お伺いいたします。  それは、現在の雇用労働者数と失業保険の被保険者数との違いについてでありますけれども、政府統計資料によりますと、雇用労働者は平成二年度の数字を見ますと四千八百三十五万人になっておりますが、一般被保険者、これは三...全文を見る
○山中郁子君 第七条によれば、これは届け出を義務づけ、しなかった場合は罰則が適用されるということになっておりますから、当然強制加入の保険であります。今細かい数字については繰り返し確かめる時間がありませんので、後ほどまた資料としてちょうだいできればありがたいんですが、いずれにしても...全文を見る
○山中郁子君 では、今回の本法律案でございますけれども、私どもはこの法案に衆議院でも修正案を提出いたしまして否決された上で反対をしたわけでございますが、問題は、やはり何といっても雇用保険の国庫負担の削減の問題です。先ほど仲川委員から政府にしては珍しく引き下げる法律であるというお話...全文を見る
○山中郁子君 言葉多く御答弁いただいたんですけれども、本当にさっき私ちょっと申し上げたけれども、提案理由の説明を大臣がおっしゃったのでも、その二はこの部分ですね。「国庫負担に関する暫定措置を設けることであります。」となって、そして理由が何にも書いていないんですよ。要するに、こうい...全文を見る
○山中郁子君 それはちょっと勝手な論理というものであって、高齢者と女性の進出が悪いみたいなことをおっしゃっては困るので、そういうことだったら将来ともにもとへ戻すということはあり得ないということですか、そういうふうになってしまうわね。それは雇用情勢の趨勢がそうなんだと、だからとりあ...全文を見る
○山中郁子君 やはりちょっと論理としては矛盾があります。しかし、時間が限られていますので。  一九八四年つまり昭和五十九年の改悪の時点の数字が如実に示しているんです。大臣、よくこの点は御認識いただきたいんですが、五十九年収支がマイナス八百四十億円だったのが、先ほど私が申し上げま...全文を見る
○山中郁子君 伸び率、加入の促進率が、今お示しいただいたものはそれとして承りますが、やっぱり全体の数字から見ると微々たるものというふうに言わざるを得ませんので、やはりそこは加入促進、全加入ということについて、労働省が積極的な施策を強められることは当然そういう姿勢持っておられると思...全文を見る
○山中郁子君 一言。今の新たな施策などについてもまたしかるべき時期に詰めた点についてただしたいと思います。  いずれにしても、基本的に積極的な定着と促進のスタンスでもって労働省が中身のある対策を強められることを重ねて強く希望いたしまして、私の質問を終わります。
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました労働保険の保険料の徴収等に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  本法案が労働者の保険料率を引き下げていること及び若干の給付改善を行っている点に反対するものではありません...全文を見る
04月07日第123回国会 参議院 労働委員会 第4号
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○山中郁子君 初めに、労災隠しの問題についてお尋ねいたします。  これは、労働省の労働基準局長名で昨年の十二月五日に出された都道府県労働基準局長あての、「いわゆる労災かくしの排除について」と銘打たれました通達でございます。これは、やはりこういう言葉を使って通達が出されるというこ...全文を見る
○山中郁子君 今の御答弁にもありましたけれども、とにかく労災を隠そうとする要求が企業の側にあるわけですよね、現場に、それでなぜ労災を隠そうとするかということはどのように認識されているか、ちょっとお伺いしたいんです。  労災あるいは職業病なんかもずっと減ってきている数字はあるんで...全文を見る
○山中郁子君 よく無災害記録何千時間だとか何千日だとかとわっと大きく張り出しているけれども、その内実を詳しく見ると相当な労災隠しかあるわけです。だから一つは、それは本質的な意味で企業イメージのアップじゃなくて、だましていることになるわけです。そういう労災があるにもかかわらずそれを...全文を見る
○山中郁子君 労災をなくすという、そういう趣旨のものが逆に労災を隠すというものになってきている現実については労働省もお認めになっていらっしゃるわけですので、私は今ここで短い時間でそのことを決着する論争をしようとは思いませんけれども、問題提起としてお受けとめいただきまして、御答弁の...全文を見る
○山中郁子君 やはり今業務外として認定された死亡、それが裁判なんかでひっくり返ってこれは業務上のいわゆる今言われている過労死だということで判決が出ているケースがあるわけです。私は、労働行政が、例えば裁判で決着がつくのがうんと重なっていかなければそれを認めないようなおくれをとったも...全文を見る
○山中郁子君 機会を得て、その認定基準がいかに不合理なものがあるしまた時代おくれのものがあるかということについては詰めなければならないと思います。今できないことは大変残念です。  あなた方のおっしゃるのは、基準に不都合はないけれども適用に誤りがもしあったとしたらそれは反省もしま...全文を見る
○山中郁子君 何かそういうこともあるかななんて、そんなのんきな状態じゃないんですよ。やたらいっぱいそういうことがあるんです。それで亡くなった人の家族の方たちが本当に苦しんでいるのよね。だから、もうちょっと血の通った――私に答弁してくれるのを血の通った答弁してくれという意味じゃない...全文を見る
○山中郁子君 もう一点は、よく御承知のところですけれども、最近幾つかの点で男女差別の問題、つまり雇用機会均等法が趣旨とするところのものです。その男女差別の問題で裁判で訴えた側が、つまり女性労働者が勝利をするという判決が出てきております。例えば支払い金の賃金差別、昇格、昇給差別の問...全文を見る
○山中郁子君 私も雇用機会均等法は何の役にも立っていないというような立場に立っているものではございません。それにしても、雇用機会均等法で言うところの女性の責任ある部署への進出なども含めて、労働省の幹部の皆さんの中が一番そういう点では先進的な状況をつくり出されていらのしゃるわけです...全文を見る
04月16日第123回国会 参議院 労働委員会 第5号
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○山中郁子君 けさほどからそれぞれのお立場から議論がございましたが、今回のこの法改正について、それ自体私は改善の部分を認めることにやぶさかではありませんが、一番大事なことは、障害者の十年の最終年に当たり、そして国際障害者年あるいはその十年が掲げた理念と具体的な目標、そういうものに...全文を見る
○山中郁子君 もう少し端的にお答えいただきたいと思うのですが、私はやはり障害者、この法案に照らして、また当委員会の審議の任務に照らして、ある意味で限定して申し上げてもいいんですが、障害者の雇用の問題に関して言っても、日本の当事者、つまり障害を持っている方たちの切実な要求に照らして...全文を見る
○山中郁子君 私は日本の施策のどれ一つも小指のつめの先ほども評価されているところがないなどとは申し上げていない。私がお聞きしたことは先ほど大臣が答弁してくださったのでそれで結構でございます。私はそういう政治家としての見解を、認識を伺いたかったわけです。  続きまして、今のそうい...全文を見る
○山中郁子君 労働省だけではありませんで、総務庁の行政監察局の身体障害者の福祉・雇用に関する調査結果報告書でもこの問題については指摘を受けているはずでございますので、その点の御認識もお伺いいたしたい。
○山中郁子君 企業規模が大きくなるほど実雇用率が低く、雇用率は未達成企業の割合が高くなる傾向が見られるということも明らかに指摘されておりますし、そのほか私の方から申し上げる時間はないのですが、この辺の受けとめ方はきちんとされているはずなんですけれども、対応を直ちにどういう形でされ...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとこれは基本的な、本質的なこととしてお考えいただきたいのですけれども、これは法律で決められているわけですよね、雇用率が。それが未達成であるということが再三問題になって、それで労働省自身もそのように、先ほどあなた方が認識されたような報告もまとめなきゃいけない、あ...全文を見る
○山中郁子君 そうしていらしても遅々として進まないというところの実情をあなた方も認識されて、御自分のところで文書に出しているとおりではないかということを私は申し上げております。同じことは繰り返しませんが、そこのところの認識は、一番最初に大臣がおっしゃったように、今非常におくれてい...全文を見る
○山中郁子君 もうちょっと議論したいと思いますが、時間が足りませんので残念です。  一つの問題として、納付金を納めているから私の方はもうこの問題については責任を果たしたんだということは、障害者の雇用を促進するという本質の上からいって、これは大きな誤りである、そこのところは認識は...全文を見る
○山中郁子君 そこで、私は本当の意味でのそれを実行しなかった場合のペナルティーとしての罰金などというこの考え方もあるのではないかと申し上げましたので、そのことについては引き続きしかるべき機会を得て議論したいと思います。  今、大臣も触れられましたけれども、四角四面で理屈だけでは...全文を見る
○山中郁子君 養護学校を仮に卒業なさる、こういうところまで来て障害者の方たちが、症状にもよりますけれども、自立していく見通しというか展望というか、そういうものが持てない、希望が持てないという悲痛な声が多くの方たちの共通する気持ちなんです。ここのところを行政が責任を持つというところ...全文を見る
○山中郁子君 この小規模作業所自体をどういうふうに解決するかという、解決というか発展的に、より障害者の方々ないしは家族の方々の期待にこたえていくように発展させるかということは一つの問題なんですけれども、今この現状がありますから、私はぜひとも積極的な厚生省の政策ないしは行政上の施策...全文を見る
○山中郁子君 最後の質問になりますが、私は今この問題について厚生省にお伺いをせざるを得ないわけです。労働省の方にちょっと事前にレクを受けましたら、いやそれは厚生省のことだから厚生省に聞いてくれ、労働省ではわからないと。私はやっぱりこういうところに一つの問題があるというふうに思うん...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
04月23日第123回国会 参議院 労働委員会 第6号
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○山中郁子君 けさほど来から多くの方から問題点の指摘がありますので、なるべく重複しないようにしたいと思います。しかし、関係者の方から直接大変熱心な要望などもいただいておりますので、初めに二つだけぜひ労働大臣から、重ねての御見解の表明になると思いますが、お約束もあわせていただきたい...全文を見る
○山中郁子君 やはり法律というのはそこに書かれてあることが一つの担保です。だから、労働大臣のお考えがどうであれ、労働大臣はかわるわけですから、もちろん労働省の幹部の方たちもかわっていかれる、それでもなおかつ法の精神なり法の規定なりがきちんと守られていく保証があるのかという問題点に...全文を見る
○山中郁子君 私がちょっと関心を持って注目していってほしいと思うし、私どももしているわけですけれども、午前中もちょっと御指摘があったと思いますが、労働省の職業訓練の課程、科目、いつまでもそうだというわけじゃないけれども、お裁縫、縫製とか和裁とかそういうものの範囲じゃなくて、非常に...全文を見る
○山中郁子君 一遍に解決を図るということはなかなか私は困難な面もあると思うんですけれども、これはかなりダイナミックに積極的におやりにならないと、今相当変わっていますから、その辺のことは十分御承知いただいて取り組まれるように強く求めておきたいと思います。  それから次の問題として...全文を見る
○山中郁子君 総務庁の指摘がもう既に出ているわけですから、それで不十分ならば考えなきゃならぬというのはやっぱりちょっと少し遅いですね、対応が。もう既に何らかの形、何らかの計画がなされていなければいけない段階ではないかと私は思います。ぜひ早急にそうした要望にこたえる段取りを進めてい...全文を見る
○山中郁子君 私の質問というか要求にこたえてくださるのかこたえてくださらないのか、ちょっとよくわからないんですけれども、どうも何か余り具体的にはこたえていただけないような御答弁のように伺いました。  私が言うのは、四十五歳以上困難とおっしゃっているけれども、子育てが終わって働き...全文を見る
○山中郁子君 困難なんですよ。三十五歳以上、子育てが終わって働きに出たいという人は困難なんです。あなた方は数字でもっていろいろおっしゃるけれども、現状のいろんなこと、労働省の施策の経過の中だっておわかりになるでしょう。今すぐ対象にするという御答弁がいただけないにしても、私の申し上...全文を見る
○山中郁子君 考えてみるとおっしゃってくださったわけですか。
○山中郁子君 私は、先回の十六日に当委員会で障害者の問題についての議論があったときに、関連して障害者の実態に見合った職業の開発研究という問題を提起いたしました。本法案ともかなり関連がありますので、ちょっとこの点に関してお伺いいたします。  今全国で障害者の職業訓練校は国立て十三...全文を見る
○山中郁子君 ところで、障害者訓練校を卒業する生徒さんのうち重度障害者の方たちの比率がどのくらいおられるのかということをお伺いします。  障害者の団体の皆さんからもよく伺うんですけれども、訓練校は出たけれどもその後就職が保障されていないという、そういう批判というか悩みというかも...全文を見る
○山中郁子君 就職はどのくらいできているのでしょうか。
○山中郁子君 重度障害者の方たちの就職率でございますけれども。
○山中郁子君 それがとられていないということは、やっぱり非常に手落ちだと思うんですね。  重度障害者の方たちが職業訓練校を仮に出ても、結局なかなか就職ができないという問題が深刻な問題なので、同じ労働省の中でも訓練校は能力開発局である、だから訓練生を送り出す、だけれども障害者の就...全文を見る
○山中郁子君 かなり連携をとってやっているというお話で、それはそれで結構なんですけれども、私がちょっと伺ったんだけれども、重度障害者の方たちの数は把握されていないのよね。そこにかなり集中的な問題が一つあるんです。障害者全体の問題でもあります、それは。この障害者年あるいは障害者十年...全文を見る
○山中郁子君 あなた、絶対に不十分でないなんて本当に言えるの。具体的な例は幾らだってあるんですよ。労働省の幹部がそういう姿勢でこういう問題についてそんな不遜な答弁するようだったら、障害者の問題、一体どう考えているんですか。全面的にあなた、完備されていると言うんですか。全面的に要求...全文を見る
○山中郁子君 一生懸命おやりになるわけね。
○山中郁子君 終わります。
05月14日第123回国会 参議院 労働委員会 第7号
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○山中郁子君 第七条によれば、これは届け出を義務づけ、しなかった場合は罰則が適用されるということになっておりますから、当然強制加入の保険であります。今細かい数字については繰り返し確かめる時間がありませんので、後ほどまた資料としてちょうだいできればありがたいんですが、いずれにしても...全文を見る
○山中郁子君 では、今回の本法律察でございますけれども、私どもはこの法案に衆議院でも修正案を提出いたしまして否決された上で反対をしたわけでございますが、問題は、やはり何といっても雇用保険の国庫負担の削減の問題です。先ほど仲川委員から政府にしては珍しく引き下げる法律であるというお話...全文を見る
○山中郁子君 本法案の提出の背景には、申し上げるまでもなく、例えば広島市における橋げた落下事故、あるいは私ども当委員会でも視察に参りましたけれども松戸市におけるトンネル水没事故、それからさらにことしに入りましてから綾瀬市の自衛隊の厚木基地の体育館工事での事故等々、そうした貴重な、...全文を見る
○山中郁子君 差し控えられちゃうと困るんですけれども、私が伺っているのは、まずはサイレンとか強烈なライトとかフラッシュとか、そういうことでとにもかくにも現場の人に危険だよと知らせるということはできると素人考えでは思いますけれども、そういうことはできるんでしょう。できるし、またやら...全文を見る
○山中郁子君 要するに、サイレンが取りつけてあったのかなかったのか。サイレンが鳴らなかったことは事実なんですね、あなたのおっしゃった三百八十九条ですか、それがあるにもかかわらず。だから、それはどうだったんですかというのを伺っているんで、ちょっと簡単に答えていただけばいいの。そうい...全文を見る
○山中郁子君 そこのところのしっかりした労働省の労働安全ということに対する姿勢というものが、今の調査とか捜査とかそういうことに深入りして議論する暇が今ありません、余裕がありません。ですから、私は今ここでそのことであなたとの論争の深入りはいたしませんが、要は私たちが視察に行ってみて...全文を見る
○山中郁子君 みんな亡くなったからわからないみたいな、今の大臣の御答弁じゃないですよ、その前の御答弁ですけれども、そんなことは本当におっしゃらないでいただきたい。つまり、サイレンが鳴って危険だから避難しなさいと言われてわかっていながら、あるいは何らかのそういう緊急の指示があってわ...全文を見る
○山中郁子君 少なくとも国が発注する事業、地方自治体が発注する事業が今のそういう仕組みになっているということは大まかにわかりました。それがとにかく具体的に実際に仕事に携わるところで保障されなければならないわけですね。そこのところが、保障させるという責任が国にもあるし地方自治体にも...全文を見る
○山中郁子君 そうだということはわかったけれども、そうではいけないんじゃないですかということを私は申し上げているんであって、労働省にお伺いいたします。  つまり、そのように下へいけばいくほどそこのところが、発注者とは元請のところだけなんだから、その下の方は元請全体が責任持つよう...全文を見る
○山中郁子君 次に、私は過労死の問題についてこの機会にお伺いをいたします。  具体的には、事前に若干労働省の方にお示しはしてありますけれども、愛知県にある大同特殊鋼といういわゆる大企業、ここでの過労死問題について伺います。  私の調査では、この会社だけで五件のいわゆる過労死の...全文を見る
○山中郁子君 どういう裁決が出たかということは、私も持っておりますから、いわゆる不支給決定通知ですね。だから、そういうことが書いてあるということは知っております。ですから、私が事前に申し上げたのは、争いがあるわけです。したがって、私の方から今若干申し上げます。そういうことについて...全文を見る
○山中郁子君 時短ないしはまた時短促進法という法律が衆議院でかかっているわけですけれども、ぜひ労働省の方々、もちろん当然第一義的に労働大臣に耳を傾けていただきたいのですけれども、このケースの場合、奥さんが労災認定申請をするに際して、会社にどういう勤務状況であったのか、健康状況がど...全文を見る
○山中郁子君 大臣、どうぞ私の申し上げたことに対してお答えをいただきたい。
○山中郁子君 再調査してくださるんですね。調査してくださるんですね。調査を要望しています。
○山中郁子君 一言。きょうはもう時間がありません。次の機会にまたさらに引き続きこの問題については私は解明をいたします。  いずれにいたしましても、そういう立場から労働省としてのイニシアチブを発揮して調査すると。認定基準そのものにも問題はありますよ。だから、そのことは認定基準に合...全文を見る
05月19日第123回国会 参議院 労働委員会 第8号
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○山中郁子君 本法案は、その目的とするところ、つまり趣旨について、今後介護労働力の需要が増大することにかんがみ、介護労働力の確保に資するとともに介護労働者の福祉の増進を図るための所要の立法措置を講ずるというふうにうたわれております。そこで、私はまず、こうした法律が提案される背景に...全文を見る
○山中郁子君 まさに今民間活力とおっしゃいましたけれども、臨調・行革路線の推進の過程では、それは紙の裏表の問題で多くの批判が集められたところであります。このことについて見解の違いを議論するという状況ではありませんが、私は当院においても今大きな焦点になっているいわゆるPKO法案の問...全文を見る
○山中郁子君 基本的に国が責任を果たすべき分野に、この法案の中身とされている事業者に対する支援ないしは債務保証だとかそうしたことが行われるということになっているわけですけれども、その点は私もやはり中心の問題がそこによって解決されるものではないということは、この法案を勉強すればする...全文を見る
○山中郁子君 今のお答えの中に、何らかのところに入るのかもしれませんが、ちょっと具体的な質問や疑問なども出ておりますので、二、三具体例について答弁をお願いいたします。  民間の老人ホームですね、一般的に、そこでも例えば介護を必要とする方たちと必要としない方たち、したがってそこで...全文を見る
○山中郁子君 なりますか。
○山中郁子君 個別のケースでもう一つちょっと教えていただきたいんですが、介護福祉士の資格をお持ちの方が、私も専門家じゃないのでよくわからないんですが、個人営業というか、個人で委託をされて事業をされているというケースがあるらしいんですね、つまりヘルパーさんを介護福祉士の資格を持って...全文を見る
○山中郁子君 いや、そうではなくて、一人の方が個人的に委託を受けてヘルパーさんを家政婦会に委託をしているというそういうのではなくて、個人の一人の介護福祉士で資格を持っている方のところにヘルパーさんを委託する、こういう形です。そのケースの場合はどうでしょうか。
○山中郁子君 わかりました。それでは、それは私の方ももう少し実態を調べた上で、またそちらでも御調査いただいて、はっきりさせたいと思います。  先ほどの御答弁との関連なんですけれども、共同作業所の問題で言うならば、そちらも御承知だと思うんですが、三千カ所あると言われているんですね...全文を見る
○山中郁子君 これは、労働省もこういう問題について努力をしていますよということをアピールするだけでない中身のある法律として生かしていくために、ぜひ大臣、私が申し上げた趣旨を踏まえていただいて、積極的な運用を図るというお約束をいただきたい。専らこのぐらいしかその部分がないからそれは...全文を見る
○山中郁子君 この問題のもう一つの重要な問題として、先ほどもちょっと中西委員の方から御質問があったように承りましたけれども、十分御答弁全部把握できなかったので、重ねて労働省の考えを伺いたいと思うんです。  その一つは、介護労働力の不足とかあるいは確保とかということが大きな焦点に...全文を見る
○山中郁子君 それはぜひ、やはりしかるべき省庁との連携も必要ならば、そういうことで積極的に進めていただきたいと思います。  それで、この問題と紙の裏表の関係になるわけなんですけれども、介護休業という性格のものが大変切実な要望になってくるわけです。介護労働者の確保が切実な問題にな...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
05月28日第123回国会 参議院 労働委員会 第9号
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○山中郁子君 きょうは、いろいろな事情で大変限られた時間でございますので、中心的に大臣の御答弁をちょうだいしたいと思います。    〔委員長退席、理事仲川幸男君着席〕  時短促進臨時措置法でありますけれども、先般、経済審議会生活大国部会の報告が出ましたが、ここの中で、時短につ...全文を見る
○山中郁子君 五カ年計画ですから、四年後というふうに考えてよろしいわけですか。四年後の三月末が目標になるというように考えてよろしいか。
○山中郁子君 今労働省が到達点として示される時間というのも、サービス残業その他についてが全然把握されていない等々の問題点は既に予算委員会で指摘をしたところであります。ですから、きょうはその点については深入りはいたしません。  問題は、いかに実効ある時間短縮、本当にできるのか、本...全文を見る
○山中郁子君 私も納得し得るものではありませんし、国民、勤労者も納得し得ないわけであります。重要な問題は、労働時間の短縮のためには労使はもとより国民各層の理解と協力は不可欠です。だから、政府が労使の協力を求めるとしばしは口にされることは、それはそれで必要なんですけれども、労使の自...全文を見る
○山中郁子君 労働基準法が憲法第二十七条の二項に基づく法律であり、それが必要であるということが労働省のコンメンタールにも明らかにされているという、そういうことが基本にあってこそ労使の協力を求めるという立場が出てくるのであって、労使の協力にゆだねるとか決議にゆだねるとか協議にゆだね...全文を見る
○山中郁子君 今の御答弁は、私が指摘しまた問いただしたことについての部分的な触れ方しかされていませんが、私が申し上げたのは、今繰り返す時間がありませんけれども、労働基準法の改悪の問題を指摘いたしました。  それから、政府の審議会でも労基法の改正が必要だということが言われています...全文を見る
○山中郁子君 よく新聞の論調なんかでも、毒にも薬にもならないという表現がありますけれども、私は毒にも薬にもならないというところでとまればまだよくて、毒が作用したらこれは重大だというふうに考えています。つまり、事業者が今まで届け出なければいけなかったものが届けなくてもいいようになる...全文を見る
○山中郁子君 もう一言だけ。私は修正案云々ということで申し上げているんじゃなくて、私どもが今このことで御紹介しました考え方について、そんなのはとんでもない話だとか、基本的にそれはできれば結構なことだとか、その御所見を伺っておりますので、一言で結構です。
○山中郁子君 終わります。
06月17日第123回国会 参議院 労働委員会 第10号
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○山中郁子君 前回に続きまして、労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法案についてお伺いいたします。  初めに、この法案の附則第二条で、五年間で廃止するものとするとうたわれている件についてでありますけれども、五年たつと自動的に廃止されるという理解ができるのかどうか、この具体的な取...全文を見る
○山中郁子君 廃止される場合には廃止する旨の法案が出されることによって廃止されるということだと承りました。    〔委員長退席、理事仲川幸男君着席〕  そうしますと、時短の促進をうたった法律でありますから、五年という時限立法の性格を持って提出されている以上は、この間に責任を持...全文を見る
○山中郁子君 御病気の後で恐縮なんですけれども、ちょっとここの場所が遠いものですから、局長もそうなんですけれども、正確に言葉が聞こえないところがあって、恐縮ですがひとつよろしくお願いいたします。  それで、今の件は、五年もかからなきゃ生活大国なる宮澤内閣の公約、あるいは国民に対...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、その労働基準法の改正についての具体的な見通しについてもう若干踏み込んだ御答弁がいただけると幸いなんです。つまり、成案を得てというのは、大体いつごろにその成案 というか、建議という形になるのではないかと思いますけれども、それが出されて、そして建議を受けてからど...全文を見る
○山中郁子君 先ほど大臣から、この法案は労基法の改正と並行してという位置づけの趣旨の御答弁がありました。先日もたしか主張したと思うんですけれども、この時短法には、「我が国における労働時間の現状及び動向にかんがみ、労働時間短縮推進計画を策定するとともに、事業主等による労働時間の短縮...全文を見る
○山中郁子君 憲法二十七条に基づいて制定されている労働基準法のその関係、基本的性格、それについては当然のこととして受けとめていらっしゃると理解してよろしいわけですね。労働基準法というのはそういう基本的な性格を持つものであると、憲法二十七条に基づく。
○山中郁子君 申し上げるまでもないわけですけれども、二十七条をさらに敷衍すれば、二十五条の健康にして文化的な生活というものがすべての勤労者、国民に保障されるべきであるというところから発しているわけであります。  それで、私は、労働基準法をないがしろにするというか横に置くというか...全文を見る
○山中郁子君 私が指摘しているのは、今いろいろおっしゃった内容は、そのおっしゃったことがそのとおり現実に実現できているのか、今後この法案によってもさらに実現できるのかということについては、それが非常に困難であるということ はあなた方自身よく御承知のはずだということで私は強い怒り...全文を見る
○山中郁子君 さらに、この法案は、今私が七項目申し上げましたうちの三カ月単位の変形労働時間制、一週間単位の変形労働時間制、それから事業場外のみなし労働時間制、裁量労働のみなし労働時間制等について、この決議によって行政官庁への届け出義務を免除するということになっている、この点につい...全文を見る
○山中郁子君 私どもが衆議院において修正案を提出いたしました経過も御承知のとおりでありますし、また労働組合の運動の中にも、あるいは労働関係法律専門家の皆さん方の中にも、その他多くのところでさまざまな意見が多く重要視されて取り上げられているのはここのところが一つの大きな要点になって...全文を見る
○山中郁子君 大臣の御発言でありますから、その御発言に責任を持っていただきたいということを私はまず真摯な気持ちで申し上げます。しかし、現実がそうでないということはこれまた真実なんですよ。  私も長年にわたって現場の労働運動に携わってまいりました。この労働委員会の委員の皆さんの多...全文を見る
○山中郁子君 いろいろ私の質問の範囲を超えたお答えでちょっとごちゃごちゃしているんですが、要するに法律上の担保はどこにあるというふうに理解して、直接関係はないと最初におっしゃいましたね。私の質問したことについて、事業場の今の基準監督行政というのは地域になっている。それを一つの事業...全文を見る
○山中郁子君 それでは、労働監督行政というか、基準監督署の範囲、対応する基準監督署の範囲を超えていろんなところにある工場、一つの企業の工場が全国に散らばっていますね。それが一つの企業でもって委員会をつくった場合に、それぞれ工場なりなんなりの対応する労働基準監督行政が何らかの形で行...全文を見る
○山中郁子君 労働基準監督行政の現状を後退させるものではないし、法律上もそういうものではないという御趣旨の答弁と承るとするならば、労働大臣からその点についてぜひお約束をいただきたい、現行の労働基準行政の後退をもたらすものではないと。  私どもの立場は、今の労働基準監督行政が十分...全文を見る
○山中郁子君 そういう考え方の問題じゃなくて、私が申し上げたのは、一つの事業所ということで、先ほどから何回も言っているんだけれども、全国にたくさんの事業所を持っている一つの企業があるでしょう。それが一つの委員会をつくって、その委員会で労使協議にかわる問題をして、そしてしかも届け出...全文を見る
○山中郁子君 最初からそういうふうに答えていただければよかったんで、大分時間をむだにいたしました。  それで、ほかにもいろいろ問題があるんですけれども、時間の制限がありますので、今までやりとりしてきた中で、時短委員会なるもので全員一致で決めるんだから問題がない、危険はない、そう...全文を見る
○山中郁子君 先ほども何かそれに類した御答弁があったように承りましたけれども、それは六十三年三月十四日の基発百五十号、婦発四十七号の労基法関係解釈例規についてのことを指しておられると理解してよろしいんですか。
○山中郁子君 そこのところ、メーンだけでいいからちょっとおっしゃってください。
○山中郁子君 先ほど申し上げたことと同じように、そうしたことが現実に事業場において実現し得ているかと言えば、それは非常に大きな問題点があるのだということも改めて同様に指摘をしておかなければなりません。なお、その上に立って、本当にそれが実現できるように労働省、政府における指導が行わ...全文を見る
○山中郁子君 労働者の過半数を組織している労働組合の理屈というのは、立法の基本にそれを置いているとおっしゃるけれども、今いみじくも局長が先行して答弁してくだすったのかどうかわからないけれども、労働組合の団体交渉権、労働組合法に基づく団体交渉権というものが、労働時間に関しては少数組...全文を見る
○山中郁子君 労働時間に関してそういうことですね。関係ないとおっしゃるのは、労働組合の団体交渉権というのは当然あって、少数組合が労働時間に関して団体交渉を行うということはこの法律によって制約されないということですね。
○山中郁子君 私は、当然それが労働組合法の第六条ですか、交渉権限の問題を阻害するものであるはずがないと思いますけれども、具体的に考えてください。この促進法に基づく時短委員会ができた場合に、そこでもって一致すればそのようにして労使協定にかわるものとして機能するというわけでしょう。労...全文を見る
○山中郁子君 三六協定だって同じことじゃないかとおっしゃるけれども、あなた、そういう態度だから労働省というのは一体どっちの味方かと私は言わざるを得ないのよ。よく知っていますよ。よく知っているからこそその上にまた同じような問題点をこの法律によってつくっちゃいけないんじゃないかと私は...全文を見る
○山中郁子君 少数派労働組合の労働時間問題ないし労働時間短縮問題に関する団体交渉権が否定されるものではもちろんないという御答弁はいただきました。しかし、私はその中身とするものが先ほどの局長のようなそういう発想で行われるのだったら、また結局屋上屋を重ねるいろいろなトラブルを起こすだ...全文を見る
○山中郁子君 時間が参りましたので最後に。  中小企業の場合、下請などの方たちが時間短縮を図るということの困難さということはしばしば問題になってきました。  具体的に言うならば、例えば下請条件ですね、 工期だとかあるいは労賃を十分に保証する単価など、そういうものが保証される...全文を見る
○山中郁子君 終わります。
06月18日第123回国会 参議院 労働委員会 第11号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法に対し反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、この時短促進法は労働時間の短縮を標榜する個別、具体法であるにもかかわらず、政府が繰り返し言明している週休二日制や年間労働...全文を見る
○山中郁子君 昨年の九月二十四日の当委員会で、東京で初めて渋谷公共職業安定所宇田川町出張所ということで西武デパート内に開所されましたレディス・ハローワークの承認に当たっての質疑を思い起こしていただきたいのであります。このとき私は、職業安定所の方々の労働条件の変化の問題について中心...全文を見る
○山中郁子君 お伺いしているのはそうではなくて、当時の議事録を読んでいただければわかるのですが、職業安定所の職員の方々がこうした形で労働時間が変化する、変わることに対する大変いろいろな御意見があったわけです。そのときに、当時労働大臣は小里さんだったわけですけれども、それは十分職員...全文を見る
○山中郁子君 労働省の調査というか、情報の取りまとめの資料をいただきましたけれども、働く女性の求める情報は圧倒的に育児に関するものであるということがこれで判明いたします。したがって、育児が七〇%、それに次いで多いのが介護だと読み取れますが、それはそのとおり理解してよろしいでしょう...全文を見る
○山中郁子君 とりわけ、育児と仕事の両立を図るということがこの数字の上からも大変重要な問題になっています。それで、労働省の労働白書のようなものでしょう、「労働問題のしおり」の中でも、「育児と仕事の両立を図る制度が立ち遅れている状況にある。」ということも指摘されています。事実そのと...全文を見る
○山中郁子君 育児休業法自体は、まだまだこれからさまざまなクリアしなければならない問題も抱えての出発でありましたけれども、いずれにしても出発したところですので、今局長が御答弁になりましたようになるべく早急にそれらのことを労働省として把握されるように努められたいと思います。  企...全文を見る
○山中郁子君 先ほども申し上げましたように、今は人手不足ということでなかなかそういう面でも困難があるのだけれども、求人案内の中で育児休業制度がありますよというふうに明記されているように事態が動いていけば、企業の中でも認識が深まっているという一つのバロメーターでもあると思います。そ...全文を見る
○山中郁子君 先ほど労働時間の短縮の問題で、中小企業、下請企業なんかの問題でも対馬委員も強調されましたけれども、もっともではあるけれどもいろいろ困難なんだというところに行政がとどまっていたら、やっぱり進むべきところを突破していく道がつかないわけです。  私は、労働安全衛生規則の...全文を見る
○山中郁子君 次に、二番目の重要なネックとして、介護という問題が浮き彫りにされています。育児に比べれば比率はかなり低いんですけれども、やはり量的には二番目になっているわけなので、この機会に介護休業等の介護に関する企業内福祉制度の導入促進のためのガイドラインの策定、いろいろ言われて...全文を見る
○山中郁子君 レディス・ハローワークは、非常にニーズがあってそれにこたえて好評であるということを労働省は胸を張っておっしゃるということは、その中身というのはいかに育児あるいは介護、こうしたものを乗り越えていく、このネックを乗り越えていく、そういうニーズがどんなに高いかということの...全文を見る