山本一太

やまもといちた



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山本一太の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第177回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○山本一太君 まず、総理に伺いたいと思います。  昨日、佐藤ゆうこ衆議院議員が民主党を離党する考えを明らかにされました。これについて総理はどう受け止めておられるのか、まず総理にお聞きしたいと思います。
○山本一太君 この離党について、総理としてどう思っているかということを伺っているんです。お答えください。
○山本一太君 枝野官房長官は、この佐藤議員の行動は国民から理解されない、遺憾だと言っておりますが、総理も同じようなお考えなんでしょうか。
○山本一太君 今、総理こうおっしゃいました。民主党の議員なのに離党するのはなかなか国民の理解を得られない。  それでは、総理、申し上げますが、そこに座っておられる与謝野経済財政担当大臣、この方が離党して今この内閣に入っているということについては、これは国民の理解が得られるんでし...全文を見る
○山本一太君 総理、私の質問に答えてください。  私は、佐藤議員が離党したことは国民の理解を得られないと総理がおっしゃったんだから、与謝野大臣の行動は国民の理解を得られるのかどうかと聞いたんです。お答えください。ちゃんと答えてください。
○山本一太君 答弁になっていません。答弁になっていません、止めてください。答弁になっていないですよ、これは。  私の質問は、与謝野大臣の行動は国民の理解を得られるかどうかという……
○山本一太君 いや、もう何度も言っているじゃないですか。角度を変えてってどういうことですか。総理は答えていないじゃないですか。
○山本一太君 理事、止めてくださいよ。だって答えてないじゃないですか。ここははっきりしているんですよ、質問の趣旨は。速記止めて。大事なことなんですよ。
○山本一太君 総理は、佐藤議員の離党について、これは民主党にいたんだから離党したことは国民の理解が得られないというふうにおっしゃったんですね。与謝野大臣は自民党を離党してここに座っておられる。その行動は国民の理解を得られるんですかと聞いたんですよ。
○山本一太君 答えていません。佐藤議員と与謝野大臣の違いは何なんですか、この離党した行動について。
○山本一太君 答弁になっていません。言ったことに対してちゃんと答えさせてください。答弁になっていませんよ。
○山本一太君 総理なりにじゃないですよ、委員長、答えになっていません、答えになっていません。どこが違うんですかと聞いたんですから、答えになっていません。
○山本一太君 いや、質問に答えてください。答えてないです、総理は。
○山本一太君 角度を変えてというのは、もう何度も角度を変えて質問をしています。
○山本一太君 ほかに問題をそらさないでいただきたいんですが、佐藤ゆうこ議員は少なくとも小選挙区で当選している。与謝野大臣は自民党の比例の復活枠で当選しているんです。佐藤議員の離党の方がまだ理屈があると思いますが、総理、そこはどうでしょうか。
○山本一太君 全然答えになっていませんが、佐藤ゆうこ議員が、菅政権は公約にない増税を言い始め国民に目を向けていないと批判していますけれども、これについては、総理、どうお考えですか。
○山本一太君 十六名の方々の会派の離脱、松木政務官の辞任、そして今度の佐藤議員の離党、これはあれですか、総理の指導力の欠如だと、そういう反省はないんでしょうか。
○山本一太君 そうすると、総理の指導力とか統率力には全く問題がないということですね。
○山本一太君 総理、自信なさげにぼそぼそお話しされていますよ。  それではお聞きします。樽床前国対委員長が菅総理が辞めたら代表選挙に出るとおっしゃいましたが、これについては菅総理、どんな感想をお持ちですか。
○山本一太君 この時期に総理が辞めたら代表選挙に出るということについてもそうなんでしょうか。
○山本一太君 国民は総理に指導力も統治能力もないと思っているんです。この民主党内部の内紛には辟易しているんです。  その証拠に支持率が急落しています。複数のマスコミの最新調査で二〇%支持率が切って、軒並み不支持率は六〇%を超えている。これはどう受け止めておられますか。
○山本一太君 総理、早期の解散を求める声も、多くのマスコミで国民の五割以上がイエスと答えています。解散・総選挙で国民の信を問うというお気持ちはありませんか。
○山本一太君 そうすると、支持率が一割になっても、予算関連法案が通らなくても、退陣もしないし絶対解散もしないと、こういうことですね。
○山本一太君 何のことを言っているんですか。よく分からない。何をおっしゃっているんですか。
○山本一太君 今おっしゃった憲法のルールというのは何のルールか御説明してください。
○山本一太君 今、総理は解散の可能性はありというふうにおっしゃったのと同じですよ、今のはね。今の総理の発言はこの予算委員会の議事録に刻まれますので、我々の脳裏にもしっかり刻んでおきたいと思います。  では、外交の質問を外務大臣にしたいと思います。  外務大臣、マスコミに外務大...全文を見る
○山本一太君 対中ODAの大幅削減を検討しているというのは事実ですか。
○山本一太君 大幅な見直しというのは、大臣、削減ということですね。
○山本一太君 前原大臣らしくないですね。それは、中国のODAを増やす可能性はあるんですか。
○山本一太君 中国に対するODAの削減を検討している、これは菅総理も同じお考えなんですね。
○山本一太君 総理、外務大臣が中国のODAは大幅に見直すと、これを検討すると言っているんです。ですから、総理に伺っているのは、対中国のODAを削減する、そういう方針なんですねとお聞きしているんです。ちゃんと答えてください。
○山本一太君 菅総理も対中国ODAは大幅に削減をする方向で検討をすべきだと思っているということですが、さて、この間、自由民主党の外交部会に丹羽中国大使が来られてこう言いました、中国に対するODAは日本の国益だと。  この大使の話と外務大臣の方針は矛盾しないんでしょうか。
○山本一太君 総理にお聞きしたいと思います。  丹羽大使のおっしゃった、対中ODAは日本の国益に必要だと、総理もこういうお考えですね。
○山本一太君 丹羽大使が同じ自民党外交部会で、中国ではチュニジアで起こったジャスミン革命のようなネット革命は起こらないとおっしゃいました。総理も同じ感想をお持ちでしょうか。
○山本一太君 いや、総理に聞いているんです、総理に。
○山本一太君 瀋陽で日本の領事館員が一時的に拘束されたり日本のカメラマンが拘束されたりしています。もし中国全土にデモが広がるようなことになったら、邦人保護のために全力を尽くしていただけますね、総理。
○山本一太君 まあ、菅総理は民主化とか人権については大変疎い方なんで、私は非常に心配しているということは申し上げておきたいと思います。  さて、総理、民主党の目玉、マニフェストの目玉政策だった子ども手当の二万六千円について、先般、国会の答弁で、当時の小沢代表から二万六千円って聞...全文を見る
○山本一太君 びっくりしたのは、その数字が大きいから、こんな約束をしても大丈夫かと不安に思ったということですね。
○山本一太君 野田大臣、この二万六千円聞いたとき、びっくりされましたか。
○山本一太君 蓮舫大臣、二万六千円とお聞きになったときにびっくりされたんでしょうか。
○山本一太君 ちょっとびっくりしたのは総理だけだったということなんですけれどもね。  私、この発言素直に聞くと、何か、政権取ってみたら財源がなくて子ども手当できないと、それじゃ自分は余りかかわっていなかったと言って、しかも小沢さんの責任だと、そういうニュアンスを醸し出しているよ...全文を見る
○山本一太君 総理、この二万六千円のマニフェストは選挙戦で訴えられたんでしょうか。
○山本一太君 子ども手当を訴えたんであれば、なぜ今になって、実はあのときびっくりした、小沢代表に聞いてびっくりしたと言う必要があるんでしょうか。ひきょうだよ。
○山本一太君 菅総理、総理じゃないと思いますね、私。  東京十八区の選挙公報、昨日読んでみました。そこに菅総理の写真があって、右に菅直人が民主党政権で実現するって書いてあって、その横に書いてあります。中学卒業まで一人当たり三十一万二千円の子ども手当を支給しますと。もし最初に不安...全文を見る
○山本一太君 子ども手当は前回の衆議院選挙の民主党の最大の目玉だったんですね。この無責任極まりない発言には、総理、本当にびっくりしているのは国民ですから。それだけはしっかり申し上げておきたいと思います。  総理、どう思いますか。
○山本一太君 いや、総理大臣として言っていいことと悪いことがあります。申し訳ないんですけれども、これは言語道断のひきょうな発言だと思います。  その総理のひきょうな発言を絶賛されている与謝野大臣。与謝野大臣、この発言を聞かれて非常に正直で立派だとおっしゃいましたが、なぜ立派だと...全文を見る
○山本一太君 もうその答弁にびっくりして、考えていることが頭から飛んじゃったんですけど。  総理、今のお話は、びっくりしたことをびっくりした。これは、この二万六千円が本当はできない公約だったと、それを認めたことが立派だと与謝野大臣はおっしゃったんじゃないですか。
○山本一太君 信じられない、詭弁だよ、これは。  私、子ども手当についてはもう一つ驚愕の発言がありまして、先ほど出ましたけど、岡田幹事長がこの子ども手当に所得制限を導入することを検討するというようなことをおっしゃっていましたけれども、総理も同じお考えなんでしょうか。
○山本一太君 総理、ちゃんと答えてください。  岡田幹事長がおっしゃっている、子ども手当に所得制限を導入する、検討するという方針は支持されているんですか、しないんですか。いや、官房長官じゃなくて総理に聞いているんです。総理、総理、総理、答えてください、総理。
○山本一太君 総理、答えておられないですよ。  岡田幹事長の子ども手当を導入してもいいと、検討してもいいということについて、総理は所得制限についてこれを認めているかどうかと聞いているんです。
○山本一太君 総理、それでは、その岡田幹事長の発言の所得制限を入れるかどうかということについては、支持しているんですかしないんですかということをお聞きしたんです。もう一回答えてください。
○山本一太君 岡田幹事長はNHKの番組で、今の案でなければいけないと言うつもりはないと言っているんです。  ちゃんと答えてくださいよ、総理。
○山本一太君 岡田幹事長が、今の案でなければいけないと言うつもりはないとテレビでおっしゃっていますけれども、さっきの総理の答弁と矛盾するんじゃないですか。
○山本一太君 それでは、総理、この問題については岡田幹事長には任せていないということなんですね。
○山本一太君 いや、だってもう質問していますから。質問していますから。
○山本一太君 岡田幹事長の発言は政府の方針なんですか。
○山本一太君 それでは、岡田幹事長の発言は民主党としての発言でしょうか。
○山本一太君 いや、愕然としました、総理の統治能力のなさは。幹事長の発言すらコントロールできないということです。  蓮舫大臣、お聞きします。蓮舫大臣、この所得制限を子ども手当に入れるということについては賛成でしょうか、反対でしょうか。
○山本一太君 そうすると、岡田幹事長ともし総理が所得制限を入れるということにしたら、蓮舫大臣、政治家として最後まで反対を貫かれますね。
○山本一太君 今、蓮舫大臣、重大なことをおっしゃいましたが、岡田幹事長の個人の発言は党の発言とは限らないんでしょうか。
○山本一太君 そうすると、民主党の政策を体現していない幹事長がNHKの討論会に出て民主党の立場から発言するというのはおかしいということになるじゃないですか。
○山本一太君 民主党はこの提出された法案を認めていないということなんでしょうか、総理。
○山本一太君 今、今日、総理のこの御答弁聞いて、もうちょっとまともな与野党間協議というのは幹事長同士ではできないということがよく分かりました。  これ、もうずっと続けてもしようがないので、次に行きたいと思います。  総理、なぜ与謝野経済財政担当大臣を任命されたんですか。
○山本一太君 その総理が三顧の礼を尽くして起用した与謝野大臣にお聞きします。  与謝野大臣、あなた、七月の参議院選挙の際に街頭演説で、この政権は全共闘時代の新左翼崩れが集まってつくった政権だとおっしゃいました。この発言、事実ですか。
○山本一太君 じゃ、もう一回聞きます。  与謝野大臣は、前回の参議院選挙の際に街頭演説で、この政権は全共闘時代の新左翼崩れが集まってつくった政権だとおっしゃいました。これは事実ですか。
○山本一太君 今もその認識は、大臣、変わっていないということですね。
○山本一太君 与謝野大臣が、この政権を全共闘時代の新左翼崩れが集まってできた政権だと、そう認識した理由を教えてください。
○山本一太君 与謝野大臣は、なぜこの政権が全共闘時代の新左翼崩れが集まってつくった政権だと、そういうふうに思われたんでしょうか。
○山本一太君 それじゃ、与謝野大臣、選挙のときは何言ってもいいということでしょうか。
○山本一太君 だから、何でそう感じたのかと聞いたんですよ。
○山本一太君 与謝野大臣は、民主党政権は新左翼崩れの集まりだとおっしゃったんです。その認識は変わっていないとおっしゃったんです。この新左翼崩れというのは、具体的にはどなたを指しているんでしょうか。
○山本一太君 与謝野大臣のおっしゃった新左翼崩れというのは菅総理のことでしょうか。
○山本一太君 あなた、自分の発言に全く責任を持っていない。本当に私は驚きました。  それでは、もう一つお聞きしたいと思います。あなたの今の議席は、前回の衆議院選挙の小選挙区で落選して、自由民主党の比例区の比例の枠の復活で当選をされたと、そういうことですね。
○山本一太君 あなたは自民党の比例区の議席で当選したんですね。そのあなたは、自民党を離党してたちあがれ日本に行って、一緒に民主党を倒そうと誓い合った仲間を裏切って一人だけ大臣に収まっている。これ、政治家として筋が通らないと御自分で思いませんか。
○山本一太君 大臣ね、私は自民党の処分なんか聞いていないんです。あなたの行為は三重の裏切りなんですよ。自民党公認候補であるあなたに投票した人、それから同じ小選挙区で戦って海江田大臣を応援した人、そして自民党の比例区で自民党と書いた人、こういう人たちに対する三重の裏切りだと、こうい...全文を見る
○山本一太君 菅総理の政策に共鳴して大臣やっているというんだったらば、議員バッジ必要ないじゃないですか。民間大臣としてやってください。
○山本一太君 なぜ議員バッジにこだわるんですか。
○山本一太君 なぜ必要なんでしょうか。
○山本一太君 片山大臣は議員バッジなくても立派にお仕事されているじゃないですか。そこはどうなんでしょうか。
○山本一太君 与謝野大臣です。与謝野大臣。
○山本一太君 個人の欲望のために有権者が裏切られるということは、これは大臣、あってはいけないことだと思います。これ、あなたが辞めれば自由民主党の議員が当選するんです。この場所で議員バッジを外して、民間大臣として専念すると言ってください。
○山本一太君 その理由を教えてください。
○山本一太君 本当にひどいよ。
○山本一太君 申し訳ありませんが、与謝野大臣、あなたがそのやろうとしていることは私は絶対実現できないと思います。どんなに政策の知識があっても、どんなに立派な理念を語っても、あなたには政治家としての信義がありません。それだけははっきり申し上げておきたいと思います。  それでは続け...全文を見る
○山本一太君 その認識は今でも変わってないんですね。民主党のあのマニフェストは毛針だと大臣は思っていらっしゃるんですね。
○山本一太君 答えになってないですね。  総理、民主党のマニフェストは、与謝野大臣がおっしゃったように財源の裏付けのない毛針だったんでしょうか。
○山本一太君 与謝野大臣は子ども手当を含む一連の政策をやると消費税二五%以上になってしまうとおっしゃいました。今でもその見識は変わりませんか。
○山本一太君 与謝野大臣、同じ著作の中で、あの事業仕分の仕分人は中国の文化大革命の粗暴な紅衛兵と二重写しになったとおっしゃっていますが、この認識も変わりないですね。
○山本一太君 事業仕分の人たちは中国の文化大革命の紅衛兵と同じなんでしょうか、それをお聞きしているんです。
○山本一太君 事業仕分です。
○山本一太君 いや、だから、紅衛兵なのかって聞いているんです、今。
○山本一太君 今のコメントについて、蓮舫大臣、どう思いますか。事業仕分人は文化大革命の紅衛兵と同じようなものだったということですけれども。いや、蓮舫大臣に聞いているんです。
○山本一太君 与謝野大臣の考え方と菅総理の考え方、この政権のマニフェストは相入れないんですよ。与謝野大臣、総理の答弁をお聞きしながら私思いましたけど、与謝野大臣を使って実現できない約束破りのマニフェストをうまくごまかしてソフトランディングさせようという菅総理の試みは絶対に失敗する...全文を見る
○山本一太君 暴挙というのは一国の総理が公の場で使う表現としては非常に強いと思うんですね。英語で言うとアンフォーギバブル・アンド・レックレス・アクトです。ロシア語だとグルーボスチといって非常に相手をばかにしているということなんですけれども、こんなこと言ったら当然大統領も首相も強く...全文を見る
○山本一太君 ちょっとよく分からなかったんですが、暴挙という表現を使った戦略的な意図は何なんでしょうか、総理、もう一回ちょっと答えてください、分かりやすく。
○山本一太君 日本国民の感情を代弁したみたいなことを言うんですけど、国民の感情を代弁するだけだったら誰だってできますよ。やっぱり、政治リーダーというのは自分の発言が戦略的にどういう影響を与えるかということを考えて発言しなきゃいけないんじゃないですか。何で暴挙という発言をしたんです...全文を見る
○山本一太君 総理の言葉からは全く戦略とか見通しは感じられないですよね。やっぱり、内閣支持率が落ちたと、ちょっとでも国民に受けのいいことを言わなきゃいけないと、それで暴挙ということを何も考えずに使われたと、もうこれしかないと思うんですね。総理がこれを言った直後から何か非常に悪いこ...全文を見る
○山本一太君 私は総理の、これ、いつものことですけれども、全く戦略性のない稚拙なレトリックで日ロ関係を悪化させたと、こういうことはもう間違いないと思うんですね。  これは二月十六日に、自民党本部の領土に関する特命委員会で外務省の上月欧州局参事官が言いました、現在の日ロ関係は戦後...全文を見る
○山本一太君 この総理の暴挙という発言、これはもう本当に外交戦略がない、見通しがない、ころころ変わる、これはもう鳩山政権から引き継がれた民主党政権のDNAなんですね。  この稚拙な本当にレトリックが日本の国益を害しているという例はほかにもあります。それはTPP、環太平洋連携協定...全文を見る
○山本一太君 六月までに交渉参加についての結論を出すというのが総理のお立場なんですね。
○山本一太君 六月までに交渉参加についてするかどうか結論を出すということは、結論として交渉に参加しないという場合もあり得るということですね。
○山本一太君 TPPについては民主党内にも根強い反対論があるようです。  鹿野農水大臣、政府として六月までに交渉参加についての結論を出すと、この方針は大臣ももちろん支持されているということですね。
○山本一太君 海江田大臣にお聞きします。  大臣、以前の新聞のインタビューで開国は歴史の必然だと発言しておられますが、今でもそう思っていらっしゃいますか。
○山本一太君 一部の報道にあるように、海江田大臣が名誉ある撤退もあり得ると言い出しているというのは、これは事実ですか。
○山本一太君 当初おっしゃっていたこととどうも政府のトーンが変わった気がするんですけど。  もう一つお聞きしますが、これは開国フォーラムですか、二月下旬にこういうものを始めたということなんですけど、総理、このフォーラムの目的は何なんでしょうか。
○山本一太君 そうすると、玄葉大臣、この開国フォーラムはTPP推進のための国内世論を醸成するんじゃなくて、六月に参加するかどうか、交渉に、それを決めるために意見を聞くと、こういう目的なんですね。
○山本一太君 私の質問に答えてください。  このフォーラムはTPP推進のための世論を醸成するんじゃなくて、この決定を下すための情報収集する会と、こういうことですね。
○山本一太君 今お聞きすると、随分政府の姿勢が慎重になってきたんだと思うんですが、こういう中で総理が、一月二十九日のダボス会議の講演で、第三の開国を目標として、六月を目途に交渉参加の結論を出すとぶち上げました。  菅総理、これは私、英文見ましたが、全体の文脈からすると、これ聞い...全文を見る
○山本一太君 ダボス会議の雰囲気とか総理のおっしゃった文脈から考えると、これは集まった方々は日本がTPPにも行くと国際公約したみたいに取られているんですよ。そのセンスのなさが問題なんですよ。  総理、答えてください。どう思いますか。
○山本一太君 総理の外交センスのなさには本当に私は驚くばかりなんですけれども、国際社会に対しては第三の開国とダボス会議で強調すれば、ああ、日本はもうTPPに行くんだなとみんな期待するんです。しかし、国内に対しては、これは民主党の中の反対も世の中の反対も押し切る覚悟もないと。これっ...全文を見る
○山本一太君 総理、申し上げておきますが、この問題は本当に第二の普天間になりますよ。  総理が何とおっしゃろうと、あのダボス・フォーラムで演説したことを聞いたら、ああ、日本は第三の開国でTPPに行くんだとみんな思っていますから。これが駄目になったときに、結局できないことを言って...全文を見る
○山本一太君 知っておられるんだったら、それはどういう活動をやる組織なんでしょうか。自衛隊の最高指揮官ですからね。
○山本一太君 総理は情報保全隊の活動の中身を御存じだったですか。
○山本一太君 今、役人の答弁をそのままお読みになったわけですが、一部のマスコミに情報保全隊が昨年、ひどい事務次官通達、これは後で時間があれば言いますが、自民党の佐藤正久参議院議員、宇都隆史参議院議員、それから元航空幕僚長等の講演会に潜入して現職自衛官の参加状況を監視していたと報道...全文を見る
○山本一太君 北澤大臣、もし事実でなかったのであれば、大臣も認めておられますが、宇都隆史参議院議員の講演会になぜこの保全隊の隊員がいたんでしょうか。
○山本一太君 大臣、前の答弁では、この保全隊員が主催者に仲人をしてもらっていたと、しかも、呼ばれたから行ったというふうにおっしゃっていましたけれども、それはそのまま説明のとおりなんでしょうか。
○山本一太君 この講演会の主催者の方にお話を聞きましたが、保全隊員を呼んだ覚えはないと言っています。仲人でもないと言っています。今の説明と違うと思いますけど、もう一度ちょっと御説明してください。
○山本一太君 主催者の方はそんなこと言っていません。途中で、何か買物帰りか何かに会って、来ていいと、そんなこと言っていませんよ。説明違いますよ、事実と。
○山本一太君 その方の証人喚問を私は求めたいと思います。
○山本一太君 総理にお聞きしたいと思います。  竹島は日本の領土でしょうか。イエスかノーかでお答えください。
○山本一太君 外務大臣にも同じお話を質問させていただきます。
○山本一太君 そうすると、総理、確認させていただきますが、韓国による竹島の占拠というものは国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠だと、こういうことでよろしいんでしょうか、総理。
○山本一太君 竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに我が国の領土ですから、総理、これは不法占拠ということでいいんですね。
○山本一太君 それは、総理、不法占拠ですよね、どう考えても。  総理に聞いているんです、総理に。総理に聞いているんですよ。
○山本一太君 総理、シンプルに聞きます。不法占拠なんですか、そうではないんですか。イエスかノーかでお答えください。総理です、イエスかノーかでお答えください。
○山本一太君 法的根拠のない占拠と不法占拠というのは日本語として違うんでしょうか。
○山本一太君 今のおかしいですよ。ちゃんとした質問ですよ。(発言する者あり)
○山本一太君 同じかどうかだけ聞いているんですから、委員長。これだけ言ってください。同じこと言っているんですから、枝野長官は。
○山本一太君 枝野長官、前政権は不法占拠という言葉を使っているんです。もう一回お答えください。
○山本一太君 答弁変わったよ、答弁変わったよ。そうだよ、前政権以来と言ったよ。言いました。(発言する者あり)
○山本一太君 枝野大臣、我々の政権のときは不法占拠と言っていました。それから、外務省のホームページには不法占拠と書いてあります。違うんだったら削ってください。
○山本一太君 だって違うもの、言っていること。(発言する者あり)
○山本一太君 枝野官房長官がさっき言った前政権とは何を指しているんですか。
○山本一太君 だって、自民党政権から不法占拠って言っているんです。今、違うよ。
○山本一太君 枝野長官、自民党政権も含むとおっしゃいましたが、自民党時代は不法占拠と言っていたんです。答えてください。
○山本一太君 前原外務大臣、私も日韓関係大事だと思っているんです。戦略的パートナーとしても特に安全保障の問題は大事だと思っているんです。でも、主権の問題を譲っちゃいけない。前の政権がずっと不法占拠と言っていた言葉を変えちゃいけないんです。それは間違った考え方だということを申し上げ...全文を見る
○山本一太君 あなたが退陣して選挙で政治をリセットすることが国益だと、このことだけ申し上げて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
03月31日第177回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○山本一太君 NHKの東日本大震災関連の報道が過去最大規模になったというふうに伺っております。さらには、国民の八割が震災の情報源としてNHKのテレビ放送を重視していると、こういう調査もございます。大震災の発生を受けて、NHKの公共放送としての役割、責任は、これはますます大きくなっ...全文を見る
○山本一太君 私、去年十一月二十六日の総務委員会で、このNHK記者による捜索情報漏えい問題、これを取り上げました。そのちょっと資料を見ているんですが、私は、これは報道倫理の上からも公共放送としてはあってはならないことだと。これ、記者本人が停職三か月、停職期間中は無給という処分で、...全文を見る
○山本一太君 松本新会長、就任したばかりですから、これからNHKのコンプライアンス、それから経営効率化、それから震災報道についても大変な役割を負っていかれるわけなんで、これは皆さんでしっかり支えていただかなきゃいけないと思うんですね。  今井報道担当理事にもう一度お願いしますが...全文を見る
○山本一太君 これは、今井理事に申し上げるのは二回目ですから、その言葉、しっかり私も胸に刻んでおきたいと思います。  松本新会長の体制がスタートして、これから本当にNHKは変えていかなきゃいけないということですから、こういう同じような不祥事が続くようなことがあったら責任取っても...全文を見る
○山本一太君 次に、NHKの震災報道について伺いたいと思います。  NHKでは、気象庁から送られてくる情報をキャッチすると同時に、この図を見ますと、緊急地震速報、津波警報をテレビ、ラジオ、全ての放送波で全国放送されたというふうに伺っております。松本新会長が衆議院の総務委員会でも...全文を見る
○山本一太君 私も、NHKの報道関係者の方々は本当に全力を尽くして頑張っておられると思いますが、会長、いろんな評価がありますから、あくまで身内で全部うまくいったという話だけではなくて、いろんな声に耳を傾けていただいてしっかり事実を把握していただきたいと思うんです。  私、素人な...全文を見る
05月26日第177回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○山本一太君 私は野党の参議院の政策責任者で、野党の使命は行政をチェックすることですから、少し厳しい質問もさせていただこうと思います。  まず、質問ではないんですけれども、松本会長に一つお願いがあります。  五月の二十二日に和歌山県で全国植樹祭が行われました。NHKでも全国中...全文を見る
○山本一太君 今日はコンプライアンス担当、新たにコンプライアンス担当になられた今井理事と、それから報道局の担当になられた冷水理事にも来ていただいていますけれども、二人の責任非常に重いと思うんですね。会長来られてまだ四か月ですから、やはりお二人がしっかり会長を支えて、松本会長がNH...全文を見る
○山本一太君 いや、もう今のお話を聞いて本当に私はほっといたしました。今の言葉、もちろん一〇〇%信じたいと思います。  冷水理事にお聞きしたいと思うんですけれども、昨年十月のNHK記者の捜索情報漏えい事件、これはいろんなメディアの持つ問題点もあると思いますけれども、これは決して...全文を見る
○山本一太君 私は実はインターネットにブログを持っています。まあちっちゃな発信装置ではありますが、意外と霞が関、メディア、あるいは政治家の間では視聴率が高いと言われているんです、本当かどうか分かりません。松本会長に初めて自民党の総務部会でお目にかかったときに、松本会長がわざわざ私...全文を見る
○山本一太君 これはもう一々ここで紹介するのもちょっとあれなんですが、NHKのこれまでのやはりいろんな不祥事、私、一覧にしてみたんです。  平成十六年ですか、プロデューサーの制作費着服というのもありました。例の空出張の問題もありました。インサイダー取引もありました。このときはN...全文を見る
○山本一太君 あと四十秒ぐらいあるんで、最後に一言申し上げたいと思うんです。  やっぱりNHKは巨大な組織だと思います。松本会長がいかにJR改革で辣腕を振るった方だといっても、やっぱり本当にNHKの組織がどう動いているのか、どこにどういう人材がいるのかというのを理解するまでには...全文を見る
○山本一太君 いいです、いいです。
06月03日第177回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○山本一太君 まず最初に、菅総理に申し上げたいと思います。  私は、この数日間の内閣不信任案決議をめぐる動きをずっと見ていて、一言で言うと、キツネにつままれたような気持ちがいたしました。何が起こっているのかよく分からなかった。国会で活動している私が全然分からないんですから、恐ら...全文を見る
○山本一太君 今の総理の答弁をテレビで見た方は、本当に総理がいつものように逃げたと思ったと思いますよ。私は、退陣表明なのか辞意表明なのかと聞いたんです。結局、総理、答えていないじゃないですか。どうしてそんな曖昧な言い方するんですか。  私、昨晩九時からのあなたの記者会見見て、唖...全文を見る
○山本一太君 総理、全く答えていませんよ。全く答えられないということが……
○山本一太君 私は全てを語っていると思います。  しかも、昨日の会見、ライブで見せていただきましたが、あなたはこう言いました。東電の工程表で来年の一月としている原子炉の冷温停止、これ、いわゆる工程表ステップツーですよ、この完了までは私の責任だという意味のようなことをおっしゃった...全文を見る
○山本一太君 ひどい。総理の答弁は本当にひどい。  辞める、ある一定のめどがあったら辞めると総理はおっしゃった。そのめどは何かといったら、原子炉の冷温停止だとおっしゃった。じゃ、それ違うんですね。(発言する者あり)それじゃ、来年の一月まではやらないんですね。
○山本一太君 いや、もう驚きますね。  総理、総理ね……(発言する者あり)
○山本一太君 総理は、マスコミの方がどう報道しようと総理のおっしゃったことが事実だとおっしゃいましたけれども、これ、昨日、見てください、夕刊、全部、これ号外ですよ、号外。(資料提示)菅首相辞任の意向、もう号外、号外ですよ、全部。これもカラーの号外ですよ。これも、夕刊も全部、菅首相...全文を見る
○山本一太君 総理、昨日まで総理は退陣を表明していたというふうに報道していたマスコミは、総理はもう続投に意欲というふうに書いているんですよね。これがどっちかということによって大きく変わるんです。今総理は答弁で、ただの一言も辞意とか退陣とか言っていません。ということは、総理は退陣す...全文を見る
○山本一太君 総務副大臣、大変誠実な、正直なお答えをありがとうございました。  それでは、続けて三井国土交通副大臣にも同じ御質問をさせていただきたいと思います。
○山本一太君 ありがとうございました。  東副大臣、ごぶさたしていますが、一言簡潔に、同じ御質問をさせていただきたいと思います。
○山本一太君 樋高剛政務官おられますか。ちょっと一言、違う質問をさせていただきたいと思うんですね。  菅総理がこれまで退陣と一言もおっしゃっていない、辞任を表明したとも一言もおっしゃっていない。今の観測だと、例えば原子炉が落ち着くまでというのは自分の言っためどとは違うと言ってい...全文を見る
○山本一太君 もう一回だけいいですか。辞意表明をしたから反対票を投じたんですね。その辞意表明は、やっぱり数か月で辞めると、総理は間もなく退陣すると、そういうふうに思って反対票を投じたのかどうか、そこだけ、申し訳ないですけど、もう一回お願いします。
○山本一太君 私は、今御答弁をいただいた副大臣や政務官の方々と政党も違いますし、立場も違いますし、政策も違うところもあると思いますが、やはり同じ政治家ですから、あの不信任案決議に際して、それぞれの皆さんが葛藤されてぎりぎりの決断をした心情というのは私はよく分かります。  それを...全文を見る
○山本一太君 めどはいつなんですか、何なんですか。
○山本一太君 総理、申し訳ないんですけれども、全然答えてないです。今全く答弁になっていません。  総理は先ほどから、報道は関係ない、総理のおっしゃることが全てだというふうにおっしゃいました。それが事実なんだと。だけど、その事実についての認識が違うじゃないですか。  鳩山前総理...全文を見る
○山本一太君 今の総理の答弁は、鳩山前総理の言っていることは間違いだ、うそをついているか勘違いをされていると言っているのと同じですよ。鳩山前総理は六月末までには菅総理は退陣するというふうに思っていらっしゃるんですから。  だって、驚いたのは、あなたが今おっしゃった鳩山前総理との...全文を見る
○山本一太君 総理、私はこうやって直情径行で、欠点だらけで、無礼なことも申し上げますけど、やっぱり日本の総理なんですから、日本のリーダーなんですから、もっとちゃんとしてくださいよ。何もごもご言っているんですか。  総理、あなたも岡田幹事長と同様、あの合意事項以外の約束は一切ない...全文を見る
○山本一太君 もう一度質問をさせていただきます。  菅総理、先ほどちょっと御紹介したとおり、総理が岡田幹事長と同様にあの合意事項以外の約束は一切ないというふうにおっしゃったことを聞いて、鳩山前総理が、今年度の二次補正をめどとすると言ったのに話が全然違う、私との約束がうそだという...全文を見る
○山本一太君 今、総理、非常に大事なことをおっしゃいました。鳩山前総理がおっしゃったことは事実と違うとおっしゃったんです。いや、岡田さんが……(発言する者あり)何言っているんですか、岡田幹事長の言っていることと鳩山前総理の言うことは違うんです。総理は岡田幹事長と立場が一緒だという...全文を見る
○山本一太君 また逃げですよね。岡田幹事長に任せたという、もう予想どおりの答弁が返ってきました。私は、今日、総理の様子を見ていて、この自信のないしゃべり方、落ち着きのない表情、このたどたどしい言い方、これは本当に日本の総理として外交ができるのか心配です。恥ずかしい。もう特に、辞め...全文を見る
○山本一太君 いや、全然答えてない。  私は、こういう山ほどの公約を決めてきた総理が、今、国際的にも、もう退陣すると思われている、その中でどうやってこういうことをやっていくんですかということを聞いたんです。もう一回お答えください。
○山本一太君 私は、総理の言葉は重いと思いますね。もし総理が退陣表明をすると、あれ退陣表明ですから、これを破って居座るということであれば、私たち野党が過半数を握るこの参議院であなたを倒すしかないと思います。  参院での審議を通じて、総理には政権担当能力はない、危機管理能力もない...全文を見る
10月27日第179回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○山本一太君 今日は久しぶりに参議院の外交防衛委員会の質問に立たせていただきました。山本一太でございます。  今国会から参議院自民党の予算委員会の筆頭理事になりました。今の国会のいろんな状況から考えて、今国会も政策議論の中心は参議院になると、参議院が主戦場になるということは間違...全文を見る
○山本一太君 今の大臣、答弁すごく大事だと思うんですね。アメリカ側には確約していないということですね。できるだけ環境アセスの報告書を出すための準備を整えたいと、こういうふうにパネッタ国防長官に言ったということですね。  これ、アメリカ側は日本側が約束したと取っている可能性はない...全文を見る
○山本一太君 アメリカ側からスケジュールについての注文がなかったというお話を今防衛大臣から確認をさせていただきましたが、もう一つ、じゃそれに関連して質問をさせていただきたいと思います。  先ほど佐藤委員の方からあった件ですけれども、評価書を提出すると仲井眞知事の方で、滑走路は四...全文を見る
○山本一太君 玄葉外務大臣、今防衛大臣の方から、ある意味でいうと沖縄県の反対を押し切ってまでの実力行使みたいなものは考えていないと、つまり特措法はやらないということだと思いますが、外務大臣もそういうお考えですか。
○山本一太君 準備をしているかどうか聞いているんじゃないんです。そういう事態に陥ったときに、政府として特措法をやる可能性があるかどうかと聞いているんです。外務大臣のお考えをお聞かせください。
○山本一太君 もう一回だけ聞きます。もうここずっとスタックしてもしようがないんで。  特措法をやる可能性はないということなんでしょうか。防衛大臣、もう一度お聞かせください。
○山本一太君 ちょっとよく分からないんですけど、そういうお気持ちはないと、そういうお考えはないということなんだと思いますが、何でこの話をちょっと聞いたかというと、さっき佐藤委員の方からもありましたけれども、アメリカはこの普天間基地移設問題について、一年以内にめどを付けてくれという...全文を見る
○山本一太君 大臣、私、この普天間問題、迷走しているときに岡田外務大臣に何度かお聞きしたんですよ、まさか普天間固定化に向かうようなシナリオはあり得ませんねと。そのときは鳩山元総理が何か急に腹案と言い出したり、もう毎日言うことがころころ変わってどこに行くのかも分からないという状況の...全文を見る
○山本一太君 そういうことはいいです。決意だけ聞かせていただけますか。
○山本一太君 外務大臣、さっき覚悟、TPPの件で覚悟という言葉を使われましたけれども、外務大臣としてはっきりここで言ってください、外務大臣になられたんですから。普天間固定化というもう最悪のシナリオは何としても回避するとここで言ってください。政治生命を懸けてやると言ってください。
○山本一太君 別に玄葉大臣のことも一川大臣のことも個人的に嫌いなわけじゃないんですけれども、全然二人に迫力がない、本当の覚悟なんか伝わってこない。北澤前防衛大臣といろいろやり取りをやりましたけれども、腹据わっていましたよ、やっぱり。もっと迫力ありましたよ。本当に覚悟を持って取り組...全文を見る
○山本一太君 じゃ、何で大臣所信の中に領土問題が一言も入っていないんでしょうか。
○山本一太君 言わずもがななんということがありますか。国益の一番大事な部分じゃないですか、領土を守るということは。もう一回答えてください。何で入っていないんですか。
○山本一太君 いや、ちょっとやっぱり日本の領土問題について取り組むという外務大臣から覚悟を感じられないのは残念なんですが。  玄葉大臣、私、一つの象徴的な例として、外務大臣が替わるたびにこの質問をしているので、これ、改めて大臣にお聞きしたいと思うんですね。竹島は日本の領土でしょ...全文を見る
○山本一太君 これ、以前の予算委員会で質問したことで、余りしつこくやりません。ただ、一言だけさらっと触れます。  外務省の公式ホームページに「竹島の領有権に関する我が国の一貫した立場」とある。竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに我が国の固有の領土だと。当然だと...全文を見る
○山本一太君 もう十分やったんで今日は余り繰り返しませんが、前原前外務大臣も、法的根拠がない形で支配されていると。これ不法占拠ですから、これ、象徴的だと思うんですね。  私、民主党の外交の中で欠如しているものはいろいろあるんですけど、戦略性の欠如とかね。要は、不必要な譲歩、一方...全文を見る
○山本一太君 極めて曖昧な力のない答弁だと思いますけど。やっぱり私だって外務大臣、韓国大事だと思いますよ。ずっと議員交流もやってきたし、価値観を共有する大事な戦略的パートナーだと思いますよね。でも、一方的な譲歩とか、もう本当に過敏な配慮。私は、日韓併合百年のその菅総理の、前総理の...全文を見る
○山本一太君 これはどちらが持ちかけたんでしょうか、どっちの政府から。  いや、大事なことですよ、外務大臣なんだから。
○山本一太君 それは、私が財務当局とかいろんなところから、誰にどうのということは言いませんけれども、お聞きしているところで言うと、韓国側からやっぱり持ちかけてきたというふうにお聞きしています。八月ぐらいにやっぱり欧州の債務危機があってウォンが落ち始めて、そこら辺から多分かなり水面...全文を見る
○山本一太君 財務当局の辺りに聞くと、財務関係の人たちはとてもやはりこの件については感謝をしているということをおっしゃったそうです、韓国側からね。つまり、やはり韓国にとって今このスワップの枠を広げるということはすごく大事だったと。実際、この協定というか通貨交換枠が広がった当日、翌...全文を見る
○山本一太君 そんな、相手国の政府の誰が実権握っているとかいう茶飲み話じゃないんですよ、外務大臣。  要は、日韓のこの通貨のスワップ、これはもちろん両国のためになるけれども、日本が協力したわけでしょう。日本は韓国とのEPAについて前向きなわけでしょう。これについて韓国は、昨日も...全文を見る
○山本一太君 これも李明博大統領に冷たくあしらわれたということですよ、もう随分前から求めているんですから。  シャトル外交でいえば、今回、野田総理と外務大臣が韓国を最初の訪問先に選んだということについては私、異論はありません。それはそれで、ある程度戦略的な判断があったんだと思う...全文を見る
○山本一太君 アクセス改善じゃないでしょう。アクセス改善って何ですか。  やっぱりこちら側から外交の中で言うのは、この対馬宗家の文書も含めて日本への返還を求めればいいじゃないですか。これ何ですか、アクセスの便宜を図るように要請すると。これも私は非常に外交として弱いと思いますよ。...全文を見る
○山本一太君 いや、今、米韓これだけの蜜月になって、米韓のFTAのあのアピールもあって、オバマ大統領がわざわざ韓国の李明博大統領が出した情という言葉に言及したりして、まあ、米韓が良くなることはもちろん歓迎すべきことだと思うんですね。やっぱり盧武鉉大統領のときは非常に不幸でしたから...全文を見る
○山本一太君 外務大臣、いろいろ今ごちゃごちゃおっしゃっているんですが、要は、野田総理は今できるだけ結論を出したいじゃなくて、TPPに参加するべきだと思われているんですね、野田総理は。それだけちょっとお答えください。
○山本一太君 分からないんですね、じゃ。
○山本一太君 総理の近くにいる外務大臣が、報道ベースではあれだけ言われていても、野田総理が本当にTPP参加に前向きなのかどうかということは言えないと、これ外交防衛委員会で言ってほしくなかったですけど、そのくらいもうはっきりさせていただければいいと思うんですが、じゃ、もう一度玄葉大...全文を見る
○山本一太君 何言っているかよく分からない。  今の、じゃ類推してくださいと言うんだったら、今のだったら外務大臣はやはりTPPに参加すべきだと思っているということでしょう。何でそんなことが言えないんですか。これは日本にとっては非常に大事な、それは関係閣僚とか関係ありません、あな...全文を見る
○山本一太君 今、前向きだということ、それをちゃんといただければ、それはそれでもう一つの考え方でいいんです。  私、TPPについていろんな考え方があると思うんですが、もちろんTPPをやることによって自動車産業とかあるいは製造業とか輸出産業、これには恐らくブーストになるかもしれな...全文を見る
○山本一太君 情報を開示していただくのは当たり前だと思います、日本の国益が懸かっているんだから。  要は、その結果、情報を開示して、いろんなこれから情報が入ってくるのも分からないうちに、APECでもう参加するみたいなことばっかり先に行かないようにということを申し上げて、もう終了...全文を見る
11月15日第179回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○山本一太君 野田総理、昨晩遅くAPECから帰国されたということで大変お疲れだと思いますが、真摯な答弁をお願いしたいと思います。真っすぐな球しか投げませんから、直球の分かりやすい答弁をお願いしたいと思います。  まず最初に、APECの日米首脳会談についてお聞きします。  総理...全文を見る
○山本一太君 アメリカ側が発表した、今総理がおっしゃった報道資料によると、野田総理が全ての物品及びサービスを貿易自由化のテーブルにのせると、貿易自由化交渉のテーブルにのせると述べたと書かれているわけですよね。総理、まさか、今おっしゃいましたけど、そんなことはオバマ大統領には一言も...全文を見る
○山本一太君 そうすると、これも報道ですが、外務省がこの中身は事実無根だということでアメリカ側に抗議をして、アメリカ側から、これは首脳会談で言われたことではないと、こういう確認を取ったという報道もありますが、これも事実でしょうか。
○山本一太君 それだったら、なぜ報道資料の中身について訂正を申し入れないんでしょうか。
○山本一太君 総理、違いますよ。そんないいかげんな気持ちで外交をやらないでくださいよ。アメリカ側は、内外に正式に発表した報道資料の中で、総理がそういう発言をしたというふうに言っているんです。ほかの国はそう思うじゃないですか。事実と違うんだったらちゃんと訂正を要求してください、抗議...全文を見る
○山本一太君 明らかになっていないんですよ。アメリカの正式な資料の中で、総理は全ての物品とサービス、これを貿易自由化交渉のテーブルにのせると述べたと書いてあるんですよ。それはちゃんと総理の方から訂正を求めてください。おかしいですよ。
○山本一太君 外交交渉において相手が正式に発表した資料ですよ。これが事実が違うということであれば、抗議もしない、訂正もしないということになれば、それは事実だということになっちゃうじゃないですか。総理、どうですか。
○山本一太君 それは事実ではないということを示してもらってください、アメリカ政府に。お願いします。あなた総理大臣でしょう。何言っているんですか。
○山本一太君 事実でないんだったら、なぜアメリカ政府は修正しないんでしょうか。
○山本一太君 今総理が言ったその方針というのはどういうことなんでしょうか。
○山本一太君 総理、これアメリカ側が意図的にやったと、そうお感じになりませんか。
○山本一太君 超大国アメリカの国務省とかUSTRがこんな初歩的なミスとか勘違いやるわけがないんですよ。これはアメリカからの確信的な勇み足なんです。そういうふうにお感じになりませんか。
○山本一太君 今まで日米首脳会談でこんなこと一回もありませんでしたよ、総理。日米関係は本当に大丈夫なんですか。
○山本一太君 総理、アメリカが発表した記者会見の中身は、まさにTPP問題に対して日本の戦略の核心に触れるところじゃないですか。なぜ、この訂正を求めないで済むとお思いなんでしょうか。もう一度聞かせてください。理解できない。
○山本一太君 どこでどう認めたんですか、アメリカが。
○山本一太君 日本政府に認めても、それはほかの国に伝わっていませんよ。アメリカの国務省あるいはUSTRが発表した資料があったら、総理はそういうふうに言ったというふうに国際社会に思われちゃうじゃないですか。これについてはどうするんですか。
○山本一太君 国際社会にどう伝えるのか、どういうスケジュールでどこに伝えるのか、教えてください。
○山本一太君 問合せじゃないですよ。今、国際社会に説明していくっておっしゃったんですから、どう具体的に説明していくのか、今答弁してください。
○山本一太君 だから、どの国にどういうスケジュールでどう説明するのか、お聞きしているんですよ。それ、答えてくださいよ。
○山本一太君 これから説明するって、全くその具体的なスケジュールも具体的な案もないじゃないですか。これで総理、日米外交できるんですか。本当に私、がっかりしたというか、あきれて物が言えないですよ。  これは、もう一度聞きますが、それじゃアメリカ政府が事実と違うことを書いたと、正式...全文を見る
○山本一太君 総理、もうこの答弁だけで、総理、日本の外交を率いていく資格ないです。戦略的外交のかけら、その思考のかけらもないということを申し上げたいと思います。  いずれにせよ、このハプニングというのは、民主党政権のこのTPPに対する態度がもう全然、ふらふらふらふらしてどっち付...全文を見る
○山本一太君 ちょっと考えられないですね。日米首脳会談で、しかも日本のTPPに関する政策に致命的な、本当にその根幹にかかわる問題についてアメリカ側が違う発表をしたと。それについて、抗議もしない、訂正もしない、日本側にただ説明したからいい、ほかの国にはこれから説明するといっても何の...全文を見る
○山本一太君 日本にとっての具体的な成果はどういうことがあったんでしょうか。
○山本一太君 今、総理、TPPのことに言及をされましたが、TPPについてはAPECでどういう表明をしたのか、改めてお聞きしたいと思います。  APECの首脳会議で何と言ったのか、あるいはオバマ大統領を含む各国の首脳に対して何とおっしゃったのか、それをちょっともう一度お聞きしたい...全文を見る
○山本一太君 もう一度ちょっとお聞きしたいと思うんですが、各国の反応についてもうちょっと詳しく教えてください。
○山本一太君 分かりました。各国は歓迎したということなんでしょうか。  では、改めて総理に伺いたいと思います。  総理、APECに行く前の記者会見、国会を軽視してここでは議論せずに記者会見でおっしゃった方針ですね、この交渉参加に向けて関係国との協議に入ると。これは総理、一体ど...全文を見る
○山本一太君 交渉参加に向けて関係国との協議に入ると。これそのまま読むと、そうすると、関係国との協議によっては交渉に参加しないという、そういう結論もあり得ると、こういうことですね、総理。
○山本一太君 よくおっしゃっていること分かりませんね。もう一度聞きますよ。  交渉参加に向けて関係国との協議に入るという中に、これは関係国との協議の結果によっては交渉に参加しないという可能性もあるということですね。はっきり言ってくださいよ。
○山本一太君 全然答えてませんよ。私が聞いているのは、交渉参加に向けて関係国との協議に入るという方針の中で、協議の結果によっては参加しないという選択肢もあるということなのかどうかなんですよ。イエスかノーかで答えてくださいよ。ないんだったらないって言ってくださいよ。
○山本一太君 もう一回聞きます。  この協議に入る、この協議の結果で交渉に参加しないという可能性も、選択肢もあるということですね。
○山本一太君 もう一回お聞きしますが、国益を損ねるという場合には交渉参加しないという選択肢もあるということですね。
○山本一太君 もう一回はっきり言ってください。交渉参加しないという選択肢もあるということですね、今の方針の中では。
○山本一太君 国益を損ねるときは交渉参加しないという、この意図はちゃんと関係各国にAPECでTPPの中で伝わっているんでしょうか。(発言する者あり)伝わってないんだよ。伝わってないんだよ、それが。
○山本一太君 アメリカのオバマ大統領は、総理の決断を歓迎すると言っています。APECで総理が会った関係国の方々は、交渉参加するというふうに判断しているんですよ。これについてのギャップ、どうするんですか、総理。今おっしゃったことと違いますよ。
○山本一太君 総理の方針が発表された後に、交渉参加を前提とするということではないと理解しているとおっしゃっていた鹿野農水大臣にお聞きしたいと思うんですが、今の総理の解釈でよろしいでしょうか。
○山本一太君 交渉参加を何としても阻止すると、あくまで協議に入っただけで、これからが闘いだとおっしゃっていた筒井農水副大臣、総理の解釈でよろしいんでしょうか。
○山本一太君 鹿野農水大臣、そうすると、農水大臣、これは交渉参加を前提としたものではないと、こういうことでよろしいですね。
○山本一太君 総理、今の農水大臣の答弁でいいんですね。交渉参加を前提としたものじゃないんですね。お答えください。
○山本一太君 もう一回聞きます。じゃ、交渉参加を前提にしないという方針なんですね。はっきり言ってください、そこ、大事なところですから。
○山本一太君 総理は、とにかく今回の方針は交渉参加を前提にするものではないと、これはまだ入ると決まったわけでもないし、これは協議の結果、日本の国益に合わなければ参加しないという結論もあると、そういうことをお聞きをいたしました。  総理の答弁、そういうことですが、民主党内かなりば...全文を見る
○山本一太君 総理、オバマ大統領は総理の決断を歓迎すると言いました。総理、さっきおっしゃったように、APECで総理がお会いになった首脳とか、あるいはAPEC首脳会議でも日本の方針を歓迎するという話がありました。各国は日本が交渉参加をすると、決めたと、こういうふうに認識を持っている...全文を見る
○山本一太君 受け止め方がいろいろあるじゃ困るんですよ。総理が今言った方針は、APECの各国、TPP関係国には伝わっていませんよ。みんな、参加表明したと、交渉に参加表明したという認識なんですよ。そこをどうするんですか。
○山本一太君 何ごまかしているんですか。
○山本一太君 ごまかしていますよ。
○山本一太君 総理がさっき説明された方針、この方針、交渉参加に向けて各国との協議に入るということは、必ずしも交渉に参加するとは限らない、そうじゃない選択肢もある。こういうことは私は関係各国には伝わっていない。その上でもうオバマ大統領が日本の決断を歓迎するという、ほかの国も歓迎する...全文を見る
○山本一太君 総理のおっしゃっていることよく分かりませんね。総理、はっきり言わせていただきますが、二枚舌じゃないですか。これ、二枚舌外交じゃないですか。そういう御認識ありませんか。
○山本一太君 二枚舌ですよ。党内の慎重派には、まあ今日、参加を前提としないとはおっしゃいましたけれども、そういうニュアンスを出して、APECで会った各国にはこれはもう参加をするということを認識させると。これは二枚舌以外の何物でもないじゃないですか。どうなんですか。
○山本一太君 これ、聞けば聞くほど、一種の政治的ペテンですよ、総理。国内の慎重派に対しては、いやいや、まだまだ交渉に参加しない選択肢はありますよみたいな、そういう言い方をし、しかしながら、(発言する者あり)ちょっと静かにしていてくださいよ、そう言いながら、翌日の新聞、これ全部、野...全文を見る
○山本一太君 いや、総理、何と言い訳しても、これ、はっきり言って、オバマ大統領が交渉参加をしたと判断したことは間違いないですよ。TPPの関係各国も交渉参加を歓迎していると言っているんですから。  これ、アメリカにトラスト・ミーと言って裏切った鳩山総理、沖縄普天間問題で最低でも県...全文を見る
○山本一太君 まさに詭弁だと思いますね。総理、こういうことやったら必ず後から自分に降りかかってきますよ。私、今回の総理のこのTPP問題に対する対応を見ながら、野田政権崩壊のプロセスが始まったと思いますよ。国内ではいろんないいかげんなことを言って、海外では違うことを言って、このギャ...全文を見る
○山本一太君 総理、出発前の記者会見で、どうやって日本の方針をAPECに行って伝えるのかって聞かれて、APEC首脳会議でもできれば伝えたいとおっしゃっていた。呼ばれなかったわけですよね。これは外交的な失点じゃないんですか。
○山本一太君 あっ、失礼しました、TPP首脳会議です。
○山本一太君 このTPP首脳会議に呼ばれなかったということに対する認識が甘いと思いますよね。これ、一応、詳細はともかくとして大枠合意をする大事な会議ですよね。菅さんはオブザーバーとして昨年の横浜のAPECで出ていた。今度呼ばれなかった。このことの意味というものを総理は深刻に受け止...全文を見る
○山本一太君 そうじゃないですね。やっぱり関係国は無条件で日本の参加を歓迎しているというわけじゃないと思いますよ。  アメリカは、総理の今の置かれた状況を知っているんですよ。国内基盤がしっかりしていない、反対があると、こういう曖昧な表現で来たということも知っている。足下を見られ...全文を見る
○山本一太君 こういうセンスで外交をやっていると、もう最初からこのTPPに関する協議については私は暗雲が立ち込めていると思います。仮にこういう状況でTPPの交渉に参加しても、日本が本当に限られた時間の中で日本が獲得したいものを得ていけるのかと。私は到底無理だと思いますけれども、総...全文を見る
○山本一太君 その主体的にルール作りに参加できる可能性が大いにあるという根拠を教えてください。
○山本一太君 この問題、また後でやりますが、TPP、このAPECではいろんなTPPをめぐる動きがありました。一つは、この地域の経済連携をめぐるアメリカと中国のライバル関係といいますか、せめぎ合いがあったというふうにお聞きしています。  総理がこのTPP参加に非常に積極的な理由の...全文を見る
○山本一太君 中国の牽制は考えていないということなんですが、胡錦濤国家主席がTPPについてある程度、一定の理解を示したということなんですが、中国がこの交渉に参加をすると表明したら、それは総理は歓迎されるんでしょうか。
○山本一太君 中国が参加を表明したときに、総理はそれを歓迎するかどうかと聞いたんですよ、日本政府として。それをもう一度お答えください。
○山本一太君 もう一つちょっとお聞きしたいんですが、カナダとメキシコが交渉参加表明しています。これは日本にとってどんな影響があるか、それちょっとお答えください。
○山本一太君 これまでの国会のいろんな答弁聞いても、今日の質疑を聞いても、総理が例えばTPPに参加して何を獲得しようとしているのか、何を守ろうとしているのか、そういうことがもう全くはっきりしていないと思うんですね。  日本として絶対に譲れない点というのは、総理、何なんでしょうか...全文を見る
○山本一太君 はっきりお聞きしたいんですが、お米の問題とそれからこの国民皆保険、これについては、これは断固譲らないということでいいんでしょうか。
○山本一太君 ちょっと質問に答えてください。  お米の問題、これは例外品目にするんでしょうか、しないんでしょうか。
○山本一太君 いや、答えてください。例外品目にするつもりなのか、そうじゃないのか、ちょっと答えてください。
○山本一太君 手のうちを明かさないといっても、絶対に譲れないものは最初に言っておくの。このボトムラインをはっきり言うというのが外交交渉なんです。  もう一回聞きます。お米については、これは例外品目にするんですね。
○山本一太君 何にも答えていませんね。ということは、総理は、今の段階でお米を例外品目にするかということは言えないということなんですね。  岡田前幹事長があるところで言いました。米が例外品目にならないんだったらば、これはもう交渉参加しなければいいと言いました。この考えについて、総...全文を見る
○山本一太君 つまり、総理は、この時点でボトムラインであることも言えないと、交渉の手のうちを明かすから言えないと。つまり、米は例外品目にならないかもしれないということですね。答えてください。
○山本一太君 米は例外品目にするとは今言えないということは分かりました。  国民皆保険については、これは死守するということでしょうか。
○山本一太君 何であり得ないんでしょうか。根拠を示してください。
○山本一太君 もう一度聞きます。あった場合は。
○山本一太君 今のは手のうちじゃないんですか、総理。
○山本一太君 今の理屈だと、国民皆保険はあり得ない、だけど米はあり得るということですね。米を例外品目にしないということはあり得るということですね。はっきり言ってくださいよ。
○山本一太君 総理、国民皆保険はあり得ないとおっしゃった。今、あり得るかもしれないとおっしゃったんですか。ちょっとはっきり答弁整理してください。
○山本一太君 だってあり得ないと言ったじゃないですか。
○山本一太君 何ですか、基本的にはあり得ないって。
○山本一太君 美しい農村を守ると今おっしゃいました。  もう一回聞きます。国民皆保険制度は基本的にはあり得ない、ほとんどないだろうと。お米もあり得ないということですね。お米が例外品目にならないということはあり得ないということですね。
○山本一太君 まさに二枚舌ですよね。さっきは、公的保険といいますか国民皆保険については、これは譲ることはあり得ないと言ったと、あり得ないから言ったんだと。それは手のうちじゃなくて、あり得ないから言ったんだと言い、更にお米のことを聞かれたら、いや、どれも一〇〇%だということは言えな...全文を見る
○山本一太君 まあ本当にお粗末な答弁だと思いますよ、総理。見ている方もみんなそう思っていると思いますよ。  総理、記者会見で美しい農村を守り抜くとおっしゃいました。これ、美しい農村を守り抜くためにどういう国内対策をやろうとしていらっしゃるのか、教えてください。
○山本一太君 総理、総理にお聞きしたいんです。総理が言った記者会見ですから。
○山本一太君 総理、賛成、反対、いろんな意見がありますけれども、国内措置をきちっと講じなければ、仮にTPPに参加したときに農業に大きなダメージがあるということは、これはもうコンセンサスだと思いますが、総理もそういう認識ですよね。
○山本一太君 農業にダメージがあると、国内対策を講じなければ農業に大きなダメージがあるという認識はお持ちですね。
○山本一太君 そんな観念的なことを聞いているんじゃないんですよ。  じゃ、仮にTPP参加に積極的だったら、参加したとしますよね、それに対して農業が被るこのダメージに、具体的にどういう予算規模でどんな対策を今考えているんですか。
○山本一太君 さっき参加に向けて協議と言いながら、TPPに入った場合の農業に対するダメージ、これに対する対策は具体的に何も考えていないということですね。  例えば、米の価格差を補うためにどのくらいの例えば予算を使う。例えば、米、小麦、砂糖、酪農、畜産製品、ダメージ被ります。これ...全文を見る
○山本一太君 総理に、総理です。総理にお伺いしますよ。総理に聞いたんですから。
○山本一太君 そうすると、今全くその予算の規模も考えていない。国内対策の農業の具体性もない。総理、韓国は十年間で農業対策に九兆円使いました、アメリカとのFTAで。大変な規模のお金になると思いますが、財源はどうやって見付けるんですか、その場合。(発言する者あり)  総理ですよ。総...全文を見る
○山本一太君 財源は今全く考えていない、具体的なアイデアがないということですね。
○山本一太君 いや、全く、農業にダメージがある、農業を何とかしなきゃいけないと言いながら、全く具体策もない、そして財源も全く考えていないということがはっきりしました。  ちょっと、TPPに戻りたいと思いますが、日米首脳会談で総理、オバマ大統領から何を言われたんでしょうか。
○山本一太君 総理の方からはどんな項目について、何をオバマ大統領におっしゃったんでしょうか。
○山本一太君 今総理がおっしゃったBSEの牛肉輸入の規制の問題、普天間の問題、そしてハーグ条約の問題、もうちょっと具体的に、何をおっしゃったのか、もう一度総理、答えていただけませんか。
○山本一太君 今のお話を聞いていると、BSEの牛肉の輸入規制問題、それから普天間の環境アセスメントの問題、さらにはハーグ条約の問題、これ、本当にアメリカに対する一方的なサービスじゃないですか。ここまでアメリカに対してサービスするということは、やっぱりこのAPECまでにTPPで何か...全文を見る
○山本一太君 いや、実際はそういうふうにはとても見えませんけれども。  この問題は引き続きやっていきますが、これだけ大きな問題ですから、総理、あちこちから出ていますけれども、衆参にこのTPPに関連する特別委員会をつくろうと、こういう提案がありますが、これについては総理はどういう...全文を見る
○山本一太君 TPPの問題はまた後で時間があればやりますが、ちょっと質問を変えます。  総理は御自身の内閣を適材適所の内閣だとおっしゃいました。その考えに今でもお変わりありませんか。
○山本一太君 私はこの内閣は適材適所じゃないと思っています。今日のTPPの答弁を聞き、総理のAPECでの発言を聞いて、まず総理のリーダーシップというか総理としての資質に赤信号がともったと思っています。  総理のやりたいことが伝わってこない。なぜかというと、自分の言葉で語っていな...全文を見る
○山本一太君 リーダーとしての気概とか迫力、全く通じません。  一つお願いしたいんですが、参議院の本会議で官僚の書いた答弁を棒読みするのだけはやめていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○山本一太君 目を通しているんだったら、なぜ、真剣にやっているんだったら、聞かれていないことまで答えるんですか。
○山本一太君 それは言い訳になっていませんよね、質問者の質問をちゃんと聞いていないということですから。  総理、十月には一度も国内で記者会見を開いていません。会見開くのはいつも自分に都合のいいときだけ、支持率が上がるかもしれないという場面だけなんですよね。リーダーは都合のいいと...全文を見る
○山本一太君 総理、参議院予算委員会で我が党の世耕弘成議員の質問に対して、記者会見はある程度の頻度でやっていこうというふうに答弁されました。ある程度の頻度というのはどういうことですか。
○山本一太君 就任以来、官邸で何回記者会見をなさいましたか。
○山本一太君 就任して三回しかやっていない。これがやっぱり国民に語りかけるリーダーでしょうか。正心誠意と言うんだったら、もっとちゃんと定例記者会見やって、ぶら下がりやって、国民にどんどん発信したらいかがですか、総理。
○山本一太君 こそこそ逃げ隠れて都合のいいときしか国民に発信しないと、こういう野田総理みたいなリーダーが今の国難の日本を乗り切れるようなリーダーになるとは私は思えないということを申し上げておきたいと思います。  総理、山岡大臣がマルチ商法の集会で講演しているビデオは御覧になって...全文を見る
○山本一太君 これは是非見ていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○山本一太君 私が見てどうのじゃないんですよ、総理。総理が任命されたんですよ。この大臣の資質が野党から疑われているんですから、このビデオを見ていただきたいと思いますが、いかがですか。
○山本一太君 山岡大臣個人の問題じゃなくて、総理が任命責任があるんですね。  総理、山岡大臣はマルチ商法の議員連盟の会長もやって献金ももらっていたと。こういう方が消費者担当大臣として適材適所だと、そういうふうに総理は思っているわけですね。
○山本一太君 適材適所だということですね。
○山本一太君 山岡消費者問題担当大臣は適材適所だと思っておられるわけですね。それを聞いているんですよ。ちゃんと答えてください。
○山本一太君 山岡大臣御自身どうでしょうか。御自分は消費者問題担当大臣として適任だと思われていますか。
○山本一太君 枝野経済産業大臣、山岡大臣は消費者問題担当大臣として適材適所だと思われますか。
○山本一太君 山岡消費者担当大臣が適材適所かどうかということは答えられないということですね、枝野大臣。
○山本一太君 消費者問題担当していた蓮舫大臣、山岡大臣は消費者問題担当大臣として適材適所だと思われますか。
○山本一太君 この問題については後ほど我が党の森まさこ委員の方から厳しく追及をしていただきますが、今日、ここで山岡大臣が適材適所ではない、ふさわしくないということを証明できると思っています。  閣僚や元代表ではなくてもちょっとひどい話があるので、これは総理にお聞きしたいと思うん...全文を見る
○山本一太君 そうすると、調査をして対応をするということですか。
○山本一太君 大臣の資質ということについて、玄葉外務大臣に一言伺いたいと思います。  先日の週刊新潮に尖閣は中国に差し上げてもいいということを発言したというような記事が掲載されましたが、玄葉大臣、これは事実でしょうか。
○山本一太君 玄葉大臣、天地神明に誓ってこういうお話はしてないということでよろしいですね。
○山本一太君 それじゃ、玄葉大臣、週刊新潮を訴えられるんですね、この政治記者を訴えられるんですね。
○山本一太君 この情報、中国にも行っていると思いますから、やはり大臣、天地神明に誓ってないんであれば、断固たる対応を取っていただきたいと思っています。  私、ちょっとこの領土問題について引っかかったのは、玄葉大臣が本当に領土問題について真剣に取り組んでいるのかなと、そういう思い...全文を見る
○山本一太君 それでは、なぜ外務大臣の所信に領土問題、一言も触れていないんでしょうか。
○山本一太君 質問に答えてください。  なぜ領土問題に一言も外務大臣所信で触れなかったんですか。
○山本一太君 岡田外務大臣も前原大臣もちゃんと領土問題に触れているんですよ。言わずもがなというのはおかしいですよ。それじゃ、ほかの問題も、例えば拉致問題も日米同盟も言わずもがなじゃないですか。  ちょっともう一回答えてください。なぜ入れなかったんですか。言わずもがななんというの...全文を見る
○山本一太君 所信に領土問題を入れなかったのは間違っていなかったということですね、大臣。
○山本一太君 言及していないだけの話とかじゃ駄目なんですよ。センスがないんですよ。  私は、鳩山総理、菅総理、そして野田総理、この民主党の外交、英語でザッツ・イナフという言葉があります、もう十分だ、やめてくれと。民主党のイナフ外交と呼んでいるんです。イは一方的な譲歩、ナはナイー...全文を見る
○山本一太君 それでは、この資料の黄色くマーカーを付けた部分、玄葉大臣、ここで読んでいただけますか。
○山本一太君 ありがとうございます。  総理、申し訳ないんですけれども、同じマーカーを付けたところを総理も読んでいただけませんでしょうか。(発言する者あり)意味があるんだよ、これには。
○山本一太君 ありがとうございます。  それでは、総理にお聞きします。  竹島は、今ホームページで読んでいただいたとおり、韓国によって不法占拠されているということですね。  いや、総理に聞いたんです。総理に聞いたんです。
○山本一太君 外務大臣、竹島は韓国に不法占拠されているんでしょうか。
○山本一太君 今まで自民党時代、不法占拠と言っていたものを、わざわざ法的根拠なく占拠されているということを言うことに決めたんですね。  これ、変えた理由何ですか、総理、教えてください。総理に聞いているんです。
○山本一太君 変えた理由を大臣、教えてください。そのぐらいちゃんと答えてください。何で変えたんですか。
○山本一太君 交渉上の一定のアローアンスって何ですか、説明してください。意味が分からない。
○山本一太君 不必要な摩擦といっても、別に摩擦なかったんですよ、このことで。何も理由がなくて、そういう理由で急に表現を軟らかくすれば日本政府は領土問題について一歩引いたというメッセージを相手に送るんですよ。これが本当に一方的な譲歩なんです。  もう一つ例を言いたいと思います。 ...全文を見る
○山本一太君 朝鮮王朝儀軌は返されたんですか。
○山本一太君 この朝鮮王朝儀軌の引渡しについて、韓国側から感謝の言葉はあったんでしょうか。
○山本一太君 感謝の言葉はあったんでしょうか、総理。
○山本一太君 感謝の言葉があったんですか、なかったんですか。
○山本一太君 感謝の言葉はなかったんですね。
○山本一太君 感謝の言葉は一切なかったということですが、韓国内にも対馬宗家文書など日本の歴史的図書がありますが、これについては総理、何て言及されたんですか。
○山本一太君 アクセスの改善って何ですか。引渡しをきちっと求めればよかったんじゃないですか。  総理に聞いているんです。
○山本一太君 なぜ返還を求めないのかと聞いたんです。  総理、答えてくださいよ。何でこんなこと答えられないんですか。なぜ返還を求められないんですか。答えてください、ちゃんと。総理に聞いているんですよ、総理が首脳会談の当事者なんだから。(発言する者あり)
○山本一太君 返還を求めなかったということは、総理、この文書は韓国側にあった方がいいと思っていらっしゃるんですか。(発言する者あり)
○山本一太君 向こうにあっていいと思ってるのかどうかということを聞いたんですから。日韓関係って通告してますから。  ちゃんと答えてくださいよ、総理。なぜ返還要求しなかったのか。向こうにあってもいいと思っているのかどうかですよ、アクセスなんだから。総理、答えてください、ちゃんと。...全文を見る
○山本一太君 いずれはということは、いつか状況を見て返還要求をするということですね、総理。そのぐらい総理頑張ってくださいよ、ちゃんと。日韓首脳会談で出たんだから。総理ですよ、逃げないで。
○山本一太君 野田総理の訪韓は十月十八、十九でした。そこで儀軌を引き渡したわけなんですけれども、その後、二十七日に韓国内で何が起こったか、総理、御存じでしょうか。知らないんだったら知らないでいいです。
○山本一太君 韓国政府が竹島の管理事務所の建設計画を決定したんです。その翌二十八日には何が起こったか、総理、御存じですか。いや、知らなければ知らないでいいです。
○山本一太君 竹島でファッションショーが開催されたんですね。儀軌を返して、結局、韓国では竹島の不法占拠が余計強化されていると。  つまり、外交はギブ・アンド・テークなんですよ。そういう戦略的発想がもう全くないということを申し上げ、このイナフ外交ではとても日本の外交は任せられない...全文を見る
○山本一太君 今日の総括質疑の野田総理、そして閣僚の皆さんの御答弁を全て拝聴させていただきました。幾つかはっきり分かったことがあります。  一つは、野田総理が適材適所だと言ったこの内閣は断じて適材適所じゃないと思います。特に山岡大臣、今戻ってこられた山岡大臣、この山岡大臣が消費...全文を見る
11月22日第179回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○山本一太君 今日は、民主党の風間委員の方からも米豪の関係について非常に興味深いいろんな分析もありまして、本来であればTPPと日中関係について、そこから質問をスタートをさせていただきたかったんですけれども、今の佐藤議員に対する防衛大臣の御答弁を聞いていると、やはり防衛大臣に対する...全文を見る
○山本一太君 いや、今の御答弁だと、なぜ緊急性があって非代替性があるのかよく分かりません。  だって、もう既に民間のモデル事業が始まっているということもありますし、さっき佐藤議員が大臣に質問をしたその答弁には全くなっていないと思います。防衛大臣、こういうことをちっとも分かってい...全文を見る
○山本一太君 それだけですか。
○山本一太君 何か余り心のない答弁ですけれども、外務大臣はあのブータン国王の国会演説をお聞きになってどういう感想を持たれましたか。
○山本一太君 いや、私も今の玄葉大臣のお考えと全く同じで、あの本会議場でブータン国王の演説を聞いて、本当に涙が出そうになりました。  いろんな英語の訳はあると思うんですけれども、私たちの支援というものは決して大げさではないと、でも、友情、連帯、思いやりというのはもう真実をもって...全文を見る
○山本一太君 国会が流動的というのは、ほかの閣僚の方々も同じじゃないですか。ほかの閣僚の方々も国会は流動的かもしれないけれどもこの日程のために時間を割いたわけなんですけれども、そこはどういうふうに御説明されます。
○山本一太君 そうすると、その日に、いやいや、国会が流動的だからどうなるか分からないということで、何の日程も入っていないのに欠席届を出されたということなんですね。
○山本一太君 そうしたら、この宮中行事、あれだけ苦しいときに百万ドルも義援金を送ってくださった国王が夫妻で、しかも国賓でお招きしたんですよ。来られている宮中晩さん会をあなたは閣僚として軽んじたということじゃないですか。どうですか。
○山本一太君 同僚議員のパーティーに出席をされてお話をされたということなんですけれども、その中で、こっちの方が大事だと、今日は宮中晩さん会があるけどこっちの方が大事だと、こういうお話をされたちょっと私は心情が理解できないんですが、どういうお気持ちでそういうことをおっしゃったんです...全文を見る
○山本一太君 風が吹けばおけ屋がもうかるじゃないんですから、出られた同僚議員のパーティー、その議員の方がブータン議連の副会長だったかどうかなんて関係ありませんよ。宮中晩さん会があるのにそれをほうってこられて、しかも宮中晩さん会よりも大事だというふうにお話をされたわけですから、私は...全文を見る
○山本一太君 その日に国会が何か流動化すると思われて早く断られた大臣でしたけれども、その日に特に国会が流動化しなかったのかどうか分かりませんが、同僚議員のパーティーがあったと。もし日程が空いているのであれば、少なくとももう一度、一回欠席届を出しても出席できるかどうかぐらいはやはり...全文を見る
○山本一太君 防衛大臣が、一川大臣が防衛大臣になられて、記者会見で、いや、私は防衛問題の素人で、これがシビリアンコントロールだというような意味の発言をされました。大臣は民主党の政審会長もやっておられて、まあ余り個人的によく存じ上げているわけじゃないですが、人柄のいい方だと聞いてき...全文を見る
○山本一太君 記者会見であろうと何しようと、とにかくメディアの前でそういう御発言をされたということは事実であって、これは適材適所と言われている内閣における大臣の発言としては、私は全く不適切ですし、信じられませんでした。  私は、大変申し訳ないんですけれども、もう一度申し上げます...全文を見る
○山本一太君 私は、是非辞めていただきたいというふうに思っていますし、この問題、引き続き同僚の方からもいろいろあると思うんで、今日はこのくらいにしたいと思います。  予定外の問題でこんなに時間を使ってしまいましたが、日中関係について少し外務大臣にお聞きをしたいと思うんですが、大...全文を見る
○山本一太君 今、玄葉大臣、海の問題ということをおっしゃいましたが、そうすると、東アジアサミットで野田総理が言及された東アジア海洋フォーラムですかね、たしか中国政府はかなり反対をして実現しなかったんですが、こういうこともフォローされてくると、こういうことでしょうか。
○山本一太君 中身についてはいろいろお聞きしたいことがあるんですが、何日の何時ごろに行って、何日の何時ごろに帰ってこられる予定ですか。
○山本一太君 これ、玄葉大臣の訪中、わざわざチャーター機を仕立てて行く計画があるというふうにお聞きしましたけれども、本当でしょうか。
○山本一太君 もちろん外交ですから、お互いの国の外務大臣が会う、首脳同士が会う、政府の高官同士が協議をするということには意味があると思いますが、報道によると、東シナ海のガス田の問題、これ条約の締結交渉の早期再開とか、さっき大臣ちょっと言及していましたが農産物の輸入制限の緩和の話で...全文を見る
○山本一太君 商用便を使うよりも高いというか、商用便で中国に行って千二百万円も掛かりませんから、それもう全く違うと思うんですね。私は、いろんな知恵を使ってやはり商用便で行くのが本当だと思いますよ。大臣もいろいろと方法を模索したとおっしゃったんですけれども、是非再検討していただけな...全文を見る
○山本一太君 このことについては、いろいろとまだ議論を深めていきたいところだったんですが、あと三、四分しかないんで、一つ、朝鮮王朝儀軌の話なんですけれども、先般の参議院の予算委員会の総括質疑で、玄葉大臣に、あなたは領土問題について真剣に取り組んでおられるのかというお話をさせていた...全文を見る
○山本一太君 終わります。
12月08日第179回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○山本一太君 今日は、ここまで自由民主党の筆頭理事と理事が二回ずつ質問に立っていますから、原子力協定については、私が準備した質問とほとんどかぶっているので、これは省きたいと思います。自民党は、いろんなことがありましたが、この協定に賛成をしたと。私、自民党のエネルギー政策、原子力政...全文を見る
○山本一太君 ブータン国王夫妻のための宮中晩さん会を大臣は欠席をされて同僚議員のパーティーに行って、こっちの方が大事だとおっしゃったと。そのことについて私がここでお聞きをしたら大臣は、いやいや、予定は入っていなかったけど、どうもそのぐらいの時期にはいろんなことがあると思うから行か...全文を見る
○山本一太君 大臣、あした、大臣への問責が可決される、ほとんどの野党が賛成して可決されると。その問責を受けた大臣のまま、来年一月の通常国会、開けませんよ、審議できませんよ。それでも大臣は、あした問責が通るということがほとんど確実になった現段階でも、問責が通っても防衛大臣として自分...全文を見る
○山本一太君 いや、今の発言はどういう意味ですか。その時点で自分なりの判断をするというのはどういうことなんですか。  この時点で、問責は確実に可決するという状況になりつつあると。来年一月には、あなたたち民主党が先送りした公務員の給与の削減法案も含めて、消費税増税の準備法案を出す...全文を見る
○山本一太君 そのときの状況を踏まえて、大臣、判断されるということは、じゃ問責が可決されたら、佐藤委員が言っているように、沖縄であなたのことは信用できないと、あなたが大臣のままだったら環境アセスメントは提出できない、こういう流れになったらあなたは御自分で辞めるという可能性も考えて...全文を見る
○山本一太君 ちょっと逃げないでくださいよ。大臣の発言は重いんですから。  状況を踏まえて判断するというのはどういうことなんですか。あなたは、あしたの問責を踏まえて、あるいは来年の一月の通常国会の状況を踏まえて、沖縄の皆さんの反発を踏まえて、大臣を辞めるということもあり得るとい...全文を見る
○山本一太君 大臣、大変申し訳ないんですけれども、私は、大臣は防衛大臣としての資質はないと思いますよ。致命的な失敗はしていないっていっても、例えば、就任直後に、私は素人だと、誤ったメッセージが北朝鮮に行っていますよ、中国に行っていますよ。宮中晩さん会は休む、少女暴行事件のことはよ...全文を見る
○山本一太君 私は今なぜ大臣にこうやってお聞きしているかというと、さっき申し上げたとおり問責は成立するんですよ。ほとんどの野党が賛成して成立するんですよ。その中でも、あなたが自らこの段階で辞めないというのであれば、沖縄にどんな反発があろうと、問責が可決されようと、自分が防衛大臣で...全文を見る
○山本一太君 そうすると、問責が可決されたら、その重みを踏まえて辞めるということも選択肢の一つにあるということですね、大臣。いや、ちゃんと、大臣の言葉重いから。
○山本一太君 やっぱり今の防衛大臣の答弁、いろいろニュアンスを考えてみると、自分が適材適所の防衛大臣であって、沖縄からいろいろ反発があろうと、あるいはいかなる理由があろうと、やっぱり自分が防衛大臣でなければ沖縄問題は解決できないという強い意思は全く感じられない。何か今の答弁を聞い...全文を見る
○山本一太君 準備はできるというのは、提出はできるということですね。
○山本一太君 この期に及んでできるだけなんて言うんだったら、大臣辞めてくださいよ。これだけの問題があるんですよ。例えば十二月末までには防衛大臣として、政治家として命を懸けて通すというならいいけど、それは内閣の責任だって一体どういうことなんですか。  もう一つ、じゃ聞きます。あな...全文を見る
○山本一太君 これまでの大臣の答弁では、自分が適材適所の防衛大臣なんだと、どんなことがあっても自分が防衛大臣でいなかったら沖縄問題は解決できないみたいな意思は全く感じられないですよ。参議院の問責が重いからその状況によって検討するというのは、普通聞いている人が聞けば、ああ、じゃ、参...全文を見る
○山本一太君 いや、今日の大臣の御答弁を聞いても、本当に大臣として続けたいという、そういう私は真剣な思いは伝わってきませんでした。  環境影響評価、アセスメントについても、何があっても提出するという言葉もないと。参議院の問責についてどうお考えになりますかと聞いたら、これは自分も...全文を見る
○山本一太君 それでは、この読売新聞の一面にある、誓約書を日本政府が提出したというのは、これは大臣、事実ではないということですね。
○山本一太君 この記事について、日本側が中国に脱北者をこれ保護しない、とにかく外から引っ張ってきたりしないという誓約書を出したかどうかということをお聞きしているんで、大臣、これ、あらゆる常任委員会の中で最も大事な外交防衛委員会ですから、私はいつもそう思って出席していますから、この...全文を見る
○山本一太君 事実でなければ事実でないって言ってください。
○山本一太君 誓約書を提出したかどうか言えないというのは、誓約書、まるで大臣、こういう場所でいろいろあるから言えないというのは、それは、これが事実だって言っているみたいに聞こえますよ。脱北者保護をやらないということは日本政府としてはやらないと言ったんだから、それでこれについて言え...全文を見る
○山本一太君 もう一回聞きます。じゃ、この誓約書を提出したかどうかということについては、外務大臣、この外交防衛委員会では答えられないということですね。
○山本一太君 分かりました。そういう誓約書はないというふうに答弁されたんで、これ、きちっと議事録にも残ると思います。  もう時間ありませんから、最後に申し上げますが、玄葉大臣、チャーター機で中国に行かれたと。一番の目的は野田総理訪中の地ならしだったと。その訪中が何か怪しくなって...全文を見る
○山本一太君 はい。  再調整ちゃんとやっていただきたいと思いますが、こんな形で首脳が行き交う、訪中が延期されるということは極めて珍しいことだと、やはり足下を見られているという気がします。  それだけ申し上げて、終わりたいと思います。