山本正和
やまもとまさかず
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月19日 | 第112回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○山本正和君 私どもが今から勉強しなきゃいけない事項につきまして大変丁寧に御説明いただきまして、まず感謝申し上げます。 レデイーファーストということで中村先生からまずお伺いしたいのでございます。 先生からいろいろと婦人労働、特に婦人研究者の職業生活あるいは研究生活、さらに...全文を見る |
○山本正和君 どうもありがとうございました。 それから次に、森岡先生にお尋ねしたいのでございますが、少子家族化ということから、特に高齢者、老人問題がかなり深刻な問題になってきているという形で御説明をいただきました。人口問題の最後の帰結は、いわゆる体の丈夫な老人ということよりも...全文を見る | ||
○山本正和君 どうもありがとうございました。 時間がございませんが、最後に吉田先生にお伺いしたいのは、人口論あるいは人口問題についての教育を普及させて、そして後はプライバシーでというお話、大変私も同感でございます。ただ、教育の場で扱うのに、今の小学校、中学校あるいは高等学校で...全文を見る | ||
03月02日 | 第112回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○山本正和君 まず総理府にお伺いいたしますが、育児休業の問題がこの中に指摘されておりまして、国民生活調査会で前回タレントのアグネス・チャンさんにも来ていただいていろいろとお話を伺ったのですけれども、子供を抱えた母親が、この調査の中にも出てきておりますけれども、経済的理由ということ...全文を見る |
○山本正和君 それでは、資料をずっと見させていただいてまだ勉強しなきゃいけない部分がたくさんありますので、今後またいろいろと総理府等から資料等も提示していただきたいのですが、私の方からきょうは要望を申し上げておきたいと思います。 一つは、育児休業制度が諸外国でどういう形で行わ...全文を見る | ||
○山本正和君 それでは文部省にお伺いいたします。 ちょっと初めに数字で少しお聞きしておきたいのですけれども、一つは、育児休業の制度をつくっていただいて、学校や病院等で働いておられる婦人の方が大変これを有効利用されるといいましょうか、育児休業の許可を受けたいという人がふえてまい...全文を見る | ||
○山本正和君 それでは一遍調査をしておいていただきますようにお願いしたいと思います。 それから次に、文部省の考え方としてお伺いしたいんですけれども、前回この国民生活調査会で、たしか中村教授がお話の中で、大学の教官にも婦人が随分ふえてきているんだと。ところが、その婦人の教官がお...全文を見る | ||
○山本正和君 私学の方はどうですか。 | ||
○山本正和君 私学も文部省の補助対象としていろいろやっておるわけでありますし、それから私学の運営を実際に見てみますと、特に中学校、高等学校の私学を見ると、非常勤の職員が非常に多いのですね、臨時職員が。ですから対応し得ないというふうに私は思わないのです、特に教壇職員の場合、あれだけ...全文を見る | ||
○山本正和君 それから、あと教育費のことがずっと書いてありまして、確かに出生率に影響するのは、さまざまな社会的要因もありますが、子供の教育に随分金がかかるということが何といっても今から親になろうとする者にとっては重大関心事になる。ところが、文部省でお調べいただいた調査を見てみます...全文を見る | ||
○山本正和君 これは私は必ずしも賛成じゃないんですけれども、韓国で塾とか家庭教師は法律でもって禁止されている。もしそういうことをやれば法で罰せられるというぐらい規制している。というのは、韓国も日本同様に学歴社会なんです。ですから、親の願いからいえばどうしてもいい学校へ入れたいとい...全文を見る | ||
○山本正和君 時間でございますので、最後に一つだけ要望しておきます。 実は、昨年国民生活調査会の長田会長とそれから坂野理事と私、三人で西ドイツへ参りまして、西ドイツのボンで小学校と青少年センターを見せてもらったのです。そうしたら、学校におる時間は小学校は四年生まで四時間、午前...全文を見る | ||
03月22日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第3号 議事録を見る | ○山本正和君 大臣御就任の最初の常任委員会でございまして、実は、私も厚生省設置法という法律を初めて斜め読みをさせていただきまして、大変重要な仕事であるということをつくづくと感じさせられたところでございます。今特に大変難しい時期でございますだけに御苦労が多いかと思いますけれども、本...全文を見る |
○山本正和君 厚生省の予算の財源捻出のところをずっと私なりに見させていただきますと、当然増が七千億円程度必要である、ところが六十三年度の予算の増額は二千九百四十六億円、三千億を若干切れるというところである、どうしても四千億足りない、足りないのでこの数字をどうしてもひねり出さなきゃ...全文を見る | ||
○山本正和君 省内でもかねてから医療費といいましょうか、国民の医療のあり方についての随分慎重な御検討が進められておるように聞いておるわけであります。そして私どもから見ましても、また国民の目から見ても、我が国の医療の中でヨーロッパやアメリカと比べて大変違っているのは何かといえば、例...全文を見る | ||
○山本正和君 何といいましょうか、厚生省の設置法に基づく中身を見てみますと、大変だと思うわけでありますけれども、特に老人問題が何か国民医療問題とごっちゃにされてそこから生まれてくる誤解が多いような気がいたしますので、国民に対する理解を得るためのお取り組みを厚生省としてもぜひお願い...全文を見る | ||
○山本正和君 特に、私、これは非常に問題だと思うのは、医療法七条四項の規定で、これはこのことには直接かかわってはおりませんが、「営利を目的として、病院、診療所又は助産所を開設しようとする者に対しては、前項の規定にかかわらず、」「許可を与えないことができる。」というのがございます。...全文を見る | ||
○山本正和君 今直ちにどうこうというふうにはならないと私もよくその辺の事情は理解いたしますが、本来、国民の目から見れば、医療金融公庫というものが設立されておる、そして厚生省それから都道府県が病院、診療所等についてはきちっと指導し得る体制にあるということの前提の上に患者が安心して病...全文を見る | ||
○山本正和君 これから私も一年間かかりまして、国民の間にある医療機関への不信の部分を解消するためにある意味で言えばそういう部分を摘発せざるを得ないだろう、具体的な事例等がありましてちょっとこれは国民の常識からいってどうだというふうなことについては私自身も今後指摘してまいりたいと考...全文を見る | ||
○山本正和君 今回審議対象となった方、それらの事件、そういうものの概要をずっと私なりにいろいろお聞きしておるところでは、施設外入院などの過剰収容、あるいは特に特徴的なのは歯科医師の方が四人大麻取締法違反で同じ事件で処分を受けている。さらには過去の案件に比べて不正請求が増加している...全文を見る | ||
○山本正和君 これに至るまでに、当然医師会とも協議の中でいろいろな指導を行う、そしてその指導が何遍なされてもなかなか問題が解決しないものについては監査を行う、こういうふうな一つの手順があるようでございます。ところが一方、厚生省からも都道府県に対してこういう不正請求の悪質化について...全文を見る | ||
○山本正和君 これはいろんな経緯等がございまして、またお医者さんの権威にかかわるさまざまな問題がありますから、いたずらに不信を招くようなことになるとぐあいが悪いという要素はあろうかと思います。しかし、実はこれは指導等の運営に関する留意事項というのが四十六年二月八日に決められまして...全文を見る | ||
○山本正和君 そのうち、これは正規の調査はな いかもしれませんけれども、十五歳以下の児童、幼児についてはどれぐらいの比率になっておりますか。 | ||
○山本正和君 血友病の患者さんの場合、血漿から得られる製剤、これを使わなければ毎日の生活が維持できない、こういう状況にある。血液というものがあるいは血液製剤がこの血友病の方々のまさに命綱である、こういうふうな状況である、これはもう間違いない事実だと思うんです。私は、ですからそうい...全文を見る | ||
○山本正和君 それでは、献血をされた我が国民の非常に貴重な血液でございます。と同様に、諸外国でも、献血をしようかというふうな本当に人間性を持った大変な方々の大切な血だと思うんでございますね。ところが一方、聞くところによりますと、血漿の消費量がそれぞれの国でいろいろあるようでござい...全文を見る | ||
○山本正和君 某新聞によりますと、世界で供給された血漿のうち三分の一を我が国が使っていると、こういうふうな報道があります。実際に国民はみんなびっくりするわけですね。何でそんなに血液を使うんだろうかと。しかも、いわゆる国民の感覚からいいますと、献血をする献血車といいますと日赤のあの...全文を見る | ||
○山本正和君 私どもは古い時代なものですから医学といえばドイツという時代に育っておりましたし、今の若い方々はアメリカの医学ということで、いずれにしても、アメリカや西ドイツは医学先進国だという感じがないでもないわけですね。ですから、そういう国では血漿製剤がこんなにたくさん使われてい...全文を見る | ||
○山本正和君 これは三月十六日付の某新聞の報道でありますが、厚生省が「血液自給を本格推進」と、こういう大変すばらしい記事が載っておりまして、私も結構なことだ、こう思ったわけであります。 ただ、そこで申し上げておきたいのは、私は、我が国は自由社会でありますからそれぞれ企業活動の...全文を見る | ||
○山本正和君 これで時間が参りましたので質問を終わりたいと思いますが、大臣に最後に、渡辺美智雄厚生大臣あるいは歴代大臣もずっと御答弁いただいておる中身でございますけれども献血制度の問題、そして採血さらには血液製剤、こういうふうな問題についてこれはやっぱり一般薬品とは違った観点から...全文を見る | ||
○山本正和君 終わります。 | ||
03月28日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第5号 議事録を見る | ○山本正和君 財政の大変厳しい状況の中で、厚生省、随分大変なお取り組みをいただきましてかなりの、何といいましょうか、問題克服のための予算をおとりいただいております。また歴代厚生大臣、特に我が国の福祉国家、こういうふうなことで懸命なお取り組みをいただいて幾多の実績もあるわけでござい...全文を見る |
○山本正和君 血液は臓器の一部であり人間の生命の延長としての重要な意味を持っていると、こういうお話でございまして、これは全く私も同感でございます。 ただ、経過を見ますと、WHOが血液及び血液製剤に関する勧告を出したのが一九七五年五月でございます。その後も国会等でこの血液問題に...全文を見る | ||
○山本正和君 国内で自給するという場合に、最近ずっと続いておりますしまた当分の間そうじゃないかと思うのですが、民間の設備を借りるといいましょうか民間に委託して、特に分画製剤等は製造を頼んでいると、こういうことがあるわけですね。 私が申し上げたのは、十年、二十年前から血液自給あ...全文を見る | ||
○山本正和君 諸外国を見てまいりますと、アメリカでは我が国と同じような格好のように思いますけれども、その他の国ではそうじゃない、国もしくは公共機関が製造についても管理についても血液問題を扱っていると、こういうことを聞いておりますけれども、それについては厚生省はどういうふうな把握で...全文を見る | ||
○山本正和君 民間が血液製剤、特に血漿分画製剤を製造していきますと、これは当然のことでありますが、民間であれば企業でありますから利潤を追求しなければなりません。利潤を追求すれば当然安い原料を手に入れてそして利潤を上げていきたいと思うのが、これは当然のことだろうと私は思うんですね。...全文を見る | ||
○山本正和君 現実に製薬会社が操業しており、そこで働く多くの人がおるわけでありますから、その会社からかなり大きな利益部分がなくなったら大変な問題が起こる、これは私もよくわかるわけです。しかし、そういう民間の会社があって民間の設備がある、その中でこの血液事業というものが行われていく...全文を見る | ||
○山本正和君 最初に局長から御答弁いただきました血液というものの尊厳性ということからいったら、これは当然利潤の対象にならないという形で対応すべきだ、こういうことを言っておられるわけですね。ところが、依然として現実に民間の工場があって民間の工場がこれをやっていくとなれば、民間ならば...全文を見る | ||
○山本正和君 そうすると、今のお話を聞いていると、将来ともこの血液事業は民間である程度のシェアといいましょうかあるいは競争原理の中でつくっても構わない、それは厚生省としては差し支えないんだ、こういうふうにどうしても聞こえるんですが、そこはどうなんですか。 | ||
○山本正和君 WHO勧告や日本輸血学会決議やあるいは今までの渡辺美智雄大臣時代の厚生大臣の御答弁の趣旨等からいきますと、どうもそこのところが私はすっきりしないんです。今あるのを直ちに禁止するとかあるいは生産を停止するとかいうことは、これは現実問題としてできないだろうと私も言ってい...全文を見る | ||
○山本正和君 当面すぐということを私は言っているんじゃございません。そういう意味では今の局長のお話は、本来あるべき姿としては国なり日赤なりさらには公共機関等がこの血液事業は扱うべきであるというふうにお考えになっている、こ ういうことで確認してよろしゅうございますね。 大臣、...全文を見る | ||
○山本正和君 ひとつぜひそういうことで、国民に対して血液事業についての信頼を確立していただくようにお願いしておきたいと思います。 今度は、若干難しい問題かと思うんでありますが、これも同様国民の間で今いろんな議論が出てまいっております、そのことについて少しお尋ねしてみたいわけで...全文を見る | ||
○山本正和君 このアルブミンを新しく製造の承認、許可を昭和五十九年十月にある会社にして、発売が六十年の七月、この製品が大変な勢いで売れているわけですね。あるいはグロブリンを承認したのが六十一年三月、そしてこれもまた大変な勢いで売れているようでございます。私は、適正にこういうものが...全文を見る | ||
○山本正和君 それから、私は専門家の世界はよくわかりませんけれども、お医者さんの世界、学会等でいろいろアルブミンやグロブリンの問題については議論がされておいででございます。その中で、これは一体本当にお医者さんの中でそういうことが確認されたのかどうかわかりませんけれども、これも臨床...全文を見る | ||
○山本正和君 私、ここに報告されているような事柄が現在もあるというふうには思いませんし、今の局長の御答弁で恐らくそういう方向で取り組んでおられるとは思うんですね。 ただ、アルブミン、グロブリンが異常に使用されたという原因の一つに、これは絶対安全なんだあるいは高たんぱく質である...全文を見る | ||
○山本正和君 ですから、六十二年度の数字が出てまいりますと、恐らく厚生省でいろいろと御指導いただいたことが数字に出ようかとは思います。 ただ、何といいましょうか製薬業界といいましょうか、いわゆる売る方がとにかくこれについての効能をいろいろお医者さんのところへ持っていって言うわ...全文を見る | ||
○山本正和君 みんな世の中で生きていくのに精いっぱいでございますから、収入を上げようと思ってついそれは悪意じゃなしにやるかもしれないけれども、結果としては大変な問題が起こるわけでございますから、そういう販売面についての御指導はしっかりとぜひひとつお願いしたいと思います。 次に...全文を見る | ||
○山本正和君 現在、濃縮型の凝固因子製剤は、これは民間でつくられているわけですね、あるいは民間が輸入してこれを販売している、こういうことでよろしゅうございますか。 | ||
○山本正和君 輸入の大半がアメリカだというふうに聞いておりますが、よろしゅうございますね。 | ||
○山本正和君 実は、血液問題でいろいろ心配される方々がたくさんお見えでございます。そして現実にアメリカで血液がどのような形で採取されているかというようなことで行かれた方もおられます。恐らく厚生省もそういうアメリカでの血液の採取の状況については御調査いただいているかと思うんでござい...全文を見る | ||
○山本正和君 これは、厚生省としては本格的に調査されたのかどうか、それも含めてお聞きしたいんでありますが、大変ショッキングな状況が知らされています。 「世界の血漿は、めぐりめぐって日本へと送られてくる」状況だ、「もっとも太いパイプはアメリカです。」と。これはアメリカをずっと回...全文を見る | ||
○山本正和君 製薬会社が安全だという証明はどういうふうにされておられますか。 | ||
○山本正和君 これは局長、恐らく局のそれぞれ専門の方が御承知のことだと思いますけれども、血液といいましょうか血液製剤というものは、今もって未知の分野が大変多いわけですね。これから何が起こるかわからないという内容をはらんでおります。したがって、我々が考え得る安全というのは、単なる一...全文を見る | ||
○山本正和君 これはちょっと横道にそれましたけれども、私が申し上げたいのは、血液製剤、これは薬の世界はすべてそうでありますが、何がいつ起こってくるかわからない大変難しい問題をはらんでおります。その中で長い間使われてきた安全なものあるいは、何といいましょうか、本当に人間の本能的な感...全文を見る | ||
○山本正和君 そこで、実はここで日赤の問題について少し触れたいんでございますが、日本赤十字社というのは、これは皇后陛下が総裁で、そして明治以来ずっと続いてきた。我が国民から言えば、何かあれば日赤があると、こういうことで来ている私どもにとっても大変大切なすばらしい団体だと、こう思う...全文を見る | ||
○山本正和君 日赤が献血によって国民のとうとい血を集めてくる、それによって今全血輸血等は全部賄い得る体制にある、あるいは血漿じゃなしに血液製剤についても大体日赤で賄い得る、残りは血漿製剤を民間に回しているというのが今の状況でございますね。 ところが、日赤の「百年史」ができまし...全文を見る | ||
○山本正和君 いずれにしても、もう今までのことについては私もそう触れても仕方ないと思いますけれども、今後日赤の責任ある体制のために厚生省としても格段の御指導なりあるいは援助をされて、それは国民として当然、ああなるほど国はよくやったなと思うことだろうと思いますので、これについては要...全文を見る | ||
○山本正和君 実は、私も大分長い間勉強していないので忘れてしまいましたけれども、友達に教えてもらいながらこのRCG—5の調製、それから「新しい中間型第VIII因子製剤乾燥低フィブリノーゲン抗血友病ヒトグロブリンRCG—5の臨床評価」という論文を読ませてもらったんですね。私、仲間の...全文を見る | ||
○山本正和君 そのエイズウイルスの不活化の問題は、実は濃厚凝固因子の試験とこれを比べてどうかという問題もありますが、それは私余り言うつもりはありません。 ただ、臨床例も含めていろいろなデータがもう既に出ているわけですね。これにさらに念には念を押してということで厚生省が今慎重に...全文を見る | ||
○山本正和君 慎重の上にも慎重をということでお取り組みをいただけるということ、そういうふうに私としても把握してまいりたいと思います。 ただ、ここでもう一つ指摘しておきたいと思いますのは、現在使われております濃縮凝固因子製剤、これが本当に安全なのかどうなのか。これはいろんな議論...全文を見る | ||
○山本正和君 それから最後に、この血液問題でもう一つだけお尋ねしておきたいのですが、今は加熱製剤についてはこれを製造しもしくは販売を許可しているわけですね。非加熱製剤についてはこれは現実に今市場にもないしつくってもいないと、こういうふうに聞きます。しかし、非加熱製剤は、これは明ら...全文を見る | ||
○山本正和君 最初に許可した当時は、これは五十六条に触れない、今の十四条で認可できるものとして認可されたと思うんですね。しかし、少なくともいわゆる非加熱製剤については現在のいろんなデータの判断からいったら五十六条に触れるもの、こう解釈していいと思うんですが、そこはどうですか。 | ||
○山本正和君 いずれにいたしましても、私は、こういう薬といいましょうか人間の体に対して投与していく薬というものは、裏返せば毒でありますからいろんな問題があろうかと思うんですね。ですから、そういう意味で薬事行政というのは非常に難しいと思うんです。難しいと思いますが、現実にやっぱり時...全文を見る | ||
○山本正和君 今度融資についてのいろんな改善をおやりになっているようでございますが、設備資金、運転資金の関係、その辺どうなっているのか、ちょっと伺いたいと思います。 | ||
○山本正和君 いろいろとこれは大分要望が強い費目のようでございますから、ひとつ適正に御判断いただきますように。いろんな要望、大変難しいかと思いますけれども。 それからあと一つ、無担保の小企業等設備改善資金特別会計、これは融資をされるわけでありますが、その場合の事故率がなかなか...全文を見る | ||
○山本正和君 ぜひひとつ、この公庫を利用する方々の大多数は大変零細といいましょうか中小の方が多いわけでございますから、いろんな意味で御指導をいただきますようお願いしたいと存じます。 それから、実は薬価についてお伺いする予定でございましたけれども、時間が参りましたのでこれは次回...全文を見る | ||
04月12日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第7号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、ただいま可決されました社会福祉・医療事業団法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案に係る附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 社会福祉・医療事業団法の一部を...全文を見る |
04月14日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第8号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、ただいま可決されました労働安全衛生法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案に係る附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 労働安全衛生法の一部を改正する法律案に...全文を見る |
04月18日 | 第112回国会 参議院 本会議 第13号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま提案されました国民健康保険法の一部を改正する法律案に関して、総理並びに関係大臣にその所信をお伺いいたします。 大日本帝国が戦争への道を歩み出した昭和十三年、旧法たる国民健康保険法が施行されてから本年はちょうど満五十年...全文を見る |
04月21日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第10号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、ただいま可決されました特定不況業種関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。...全文を見る |
04月26日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第11号 議事録を見る | ○山本正和君 ただいまも国民健康保険法の一部改正につきましていろいろと御質疑があったわけでありまずけれども、引き続きまして私の方から、今日の国民健康保険が抱えている問題点についてさらにお尋ねをしてまいりたいと思います。 まず、四千百万人を超える被保険者の方々の国民生活において...全文を見る |
○山本正和君 国民皆保険という言葉が使われておりますし、それから我が国の医療の水準が国際的に見て非常に高い位置づけをされている、さらにまた医師といいましょうか、医療関係者の方々も大変御苦労をいただいているわけでありますけれども、国際的に見て一定の位置づけはなされておる。こういう状...全文を見る | ||
○山本正和君 巷間いろいろと国民健康保険問題で議論されるときに出てまいりますのがレセプト審査の問題、さらにはこれの点検の問題が出てくるわけですね。 私は、多くの医療機関あるいは多くのお医者さんが本当に患者を中心に医療のために献身的に努力されておられる、これが大多数だと思うんで...全文を見る | ||
○山本正和君 これはお医者さん仲間でも、いわゆる十万点以上のこういうレセプト等については大変苦労の多い患者の場合が多い。したがって、それは不信の目で見るのではなしに、きちんと正確に審査し得ることにしなければ、今度は医療機関にこの保険制度に対する不信や反感が生まれますと大変な問題に...全文を見る | ||
○山本正和君 今、三者構成ということで、バランスを考えてでき上がっていると思うんですね。ところが、公益代表という立場の委員の中にそれぞれの県の医師会の幹部の方もなきにしもあらずということを聞くわけですね。医師会の役員になられた方は、どっちかといえば診療者側のいろんな立場を代表する...全文を見る | ||
○山本正和君 私は、連合会が別に医療機関のサイドから云々ということで言うつもりはないんです。しかし、一般的にこれを国民全体の前に連合会というのはこうですというふうな形で提示しますと、やっぱりそれはわからないという印象を持つだろうと思うんです。 教育委員という制度があります。こ...全文を見る | ||
○山本正和君 それから、これは大変な事務量があるようでございまして、その事務上のミスから生まれる間違いも出てくる。どうもおかしいじゃないかと、こう保険者が審査によって出てきた請求書を見て、待てよと思って調べてみると事務上のミスがあったというふうな問題が出てきているようですね。 ...全文を見る | ||
○山本正和君 事務的な問題等についてはそういう方向でお取り組みいただいているようでありますけれども、私どもが考えてちょっとどうなのかしらん、できるのかしらんと、こう思うものに、市町村がレセプト点検をやる、このときに内容点検という部分もやらざるを得ないが、内容点検をし得る能力が市町...全文を見る | ||
○山本正和君 レセプト審査あるいはレセプト点検等につきましては、本当に国民全体の中に信頼が確立されるような格好での御指導を今後ともお願いしたいと思います。 それから、今度の法改正に伴って国民の間に不安がありますのは何かと私どもなりに見てみたんですが、それは今度の勧告の中にも若...全文を見る | ||
○山本正和君 これはお答えいただかなくても結構なんですが、今度の法案の関係資料の四ページに国民健康保険制度の都道府県別被保険者一人当たり医療費というのが載ってございます。ここで沖縄県が十万二千円。要するに、平均一〇〇に対して六二、こういう数値が出ているわけですね。ところが、沖縄県...全文を見る | ||
○山本正和君 実は、参議院の国民生活調査会で沖縄に視察に参りまして、そこで老人施設にいろんな形で県を挙げて取り組みをしておられる、特に戦争の犠牲、こういう観点から地域住民の皆さん方の大変な理解を得てお取り組みいただいている。ですから、本土と比べて、本土といえばおかしいですが、本州...全文を見る | ||
○山本正和君 厚生省の立場からいろいろと御主張いただきたいと私は思います。それで、確かに国全体という立場からいきますと、財政という観点から、そんなことを言うけれどもこうじゃないかという話が出てくるだろうと思うんですね。しかし、国民が今何を政府に期待しているかといえば、とにかくこの...全文を見る | ||
○山本正和君 こんなことがあってはならないと私は思ったんですが、健康保険組合連合会が「老人医療費出来高払方式問題事例集」というのを出しておられる。これを読んで、もしこれが事実という形で国民の間に広がったら、医療機関に対するあるいは現在の医療制度に対する不信というものはもう大変な勢...全文を見る | ||
○山本正和君 これは、私はお役所から云々ということ以前の、本当は医師の良心といいましょうか医療の本来の任務というものから、これはお医者さん仲間で、こんなばかなことをしたら承知せぬぞという声が随分出ていると思うんですね。それが今度はつまらぬことで新聞に載せられて、そしてまた脱税云々...全文を見る | ||
○山本正和君 いずれにしても、経営しようとすれば、薬価基準よりも安く入れば経営は安定するわけですからそれはやらざるを得ない。そうかといって国民健康保険制度の建前から、実勢価格で入ったものを仮に請求しなかったと、こうしますね。そうすると、実際はその医療機関は、何をばかなことをしてい...全文を見る | ||
○山本正和君 国民の負担ということからいきますと、保険税がどんどん上がってきている。だけれども、それはみんなのために守っていこう、あるいは他の組合健保等も高齢化社会に対して一定の負担をしていかざるを得ぬじゃないか、こういう機運をつくろうとするならば、こういうところにはやっぱりメス...全文を見る | ||
○山本正和君 歯科の先生の中で、薬をもう扱わない、どうぞ薬局へ行って買ってくださいと、こういうことを言われるお医者さんがぼつぼつふえてきております。それからまた、個人医の方で、保険薬局へ行ってくださいよと、こういう方もおられるわけですね。ところが、そういう方々と話をいろいろしてみ...全文を見る | ||
○山本正和君 ぜひ処方せん、処方されるということのお医者さんの大変な知識といいましょうか、あるいはいろんな症例に当たられる中から、これはまさにお医者さんの本当の持ち前の技術だろうと思うんですね。それに対して五百円という、一枚五百円になるわけでしょう。マッサージしてもらって五千円取...全文を見る | ||
○山本正和君 老人医療の問題はいろんな角度からぜひ御検討いただきたい。何かこう形を決めてしまって、年寄りだからこれでいいじゃないかというふうな発想ではないと思いますけれども、この定額という問題はそういういろんなことを含めまして十分な御検討をいただきたいと思います。 それから、...全文を見る | ||
○山本正和君 それじゃ、最後に大臣にお伺いして質問を終わりたいと思います。 私は、こういう国民健康保険の制度改正ということは、単に今度の法律の一部改正問題ではなしに、国民の間に医療に対する関心が非常に高い、そして今後のあり方について二十一世紀はどうなるんだというようなことも含...全文を見る | ||
○山本正和君 終わります。 | ||
04月28日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第12号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、ただいま可決されました港湾労働法案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案に係る附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 港湾労働法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当...全文を見る |
05月09日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第13号 議事録を見る | ○山本正和君 私も三十分というふうに時間が、質疑応答、両方含めて規制されてございますので、ひとつ参考人の皆様方、きょうは大変お世話いただいておりますが、本当に短時間で御意見をいただくということになろうかと思います。大変申しわけございませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。...全文を見る |
○山本正和君 どうもありがとうございました。 石古参考人から抜本改正の必要性等もお聞きしておりまして、今後ともひとつぜひ自治体の長の立場でいろいろと国に対してもまた私どもに対しても御意見をいただきたい、このことを要望しておきたいと思います。 それから、石本参考人にお伺いし...全文を見る | ||
○山本正和君 大変どうもありがとうございました。 今度の国民健康保険法の改正をめぐりましてさまざまな議論がございます。そういう中で、高齢者問題ということが大変よく言われるわけでございます。これは、当委員会の中でもいろんな議論がございまして、むしろ高齢者に対してはもっと温かい対...全文を見る | ||
○山本正和君 それから、医療保険制度のいろいろな運営あるいはそれぞれの健保組合について見ましても、いろいろまちまちな状況になっております。政府管掌健保の場合は大変な数になってまいります。あるいは今の国民健康保険、それからさらにそれぞれ共済組合の保険、いろいろな形態がございます。と...全文を見る | ||
○山本正和君 石古参考人に、ちょっとまた戻って大変恐縮でございますけれども、今度の法改正によりまして著しく高いと思われる出費といいましょうかそういう市町村に対しては安定化計画を求める、こういうふうなことになってまいります。その安定化計画をつくるときに、また市町村がそれぞれいろんな...全文を見る | ||
○山本正和君 そこで、実は、これは大変難しい問題でございまして、私も当常任委員会でいろいろと質問するときに自分でも大変矛盾を感じながら質問をするわけでございますが、医療というものの基本からいったらこれは信頼以外にはあり得ない、お医者さんあるいは医療機関を信頼する、その信頼の上に国...全文を見る | ||
05月17日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第15号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、ただいま議題となりました戦時災害援護法案につきまして、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合を代表いたしまして、提案の理由を御説明申し上げます。 既に戦後四十二年を経て、あの忌まわしい戦争への記憶が一段と風化し、新しい戦争への...全文を見る |
○山本正和君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております国民健康保険法の一部を改正する法律案について反対の討論を行うものであります。 今日、我々に課せられている課題は、二十一世紀を迎えようとする今日、高齢化社会における揺るぎない医療保険制度を確立し、国...全文を見る | ||
○山本正和君 私はただいま可決されました国民健康保険法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国民健康保険法の一部を改正する法律案に対...全文を見る | ||
05月19日 | 第112回国会 参議院 社会労働委員会 第16号 議事録を見る | ○山本正和君 まず、今回の法案の一番中心となっておりますところの、中央労働委員会と国営企業労働委員会が統合されるということになっておりますが、この統合することとした理由をまずお伺いしたいと思います。 |
○山本正和君 なお、労働省の提案に対しまして衆議院でさまざまな意見交換が行われまして、最終的にかなり重要なポイント、重要な問題につきまして修正があった、こう聞いておりますので、その修正点の部分について御説明をいただきたいと思います。 | ||
○山本正和君 いずれも、労働者が労働組合をつくってそして労働者の利益を守る、こういう趣旨の中で本法の改正につきまして十分な議論の中から生まれた修正点だと思いますので、後ほどまたこれに絡めて御質問を申し上げます。 まず、きょうは最初に、今大臣から御答弁いただきました統合された問...全文を見る | ||
○山本正和君 そういたしますと、いわゆる今回の統合というのは、単に量的な視点から安易に行われたんじゃないかというふうな若干の懸念もご ざいました。何か知らないけれども、臨調行革、こういう中で役所を統廃合するというふうなことで、量的な部分が非常に強かったのではないかという懸念があ...全文を見る | ||
○山本正和君 それじゃ、そういう今の大臣の御答弁を確認させていただきまして、次にもう少し具体的にお尋ねを申し上げたいわけであります。 国営企業における紛争調整、これを一体どのように行うことになるのか。また、不当労働行為の審査を行う場所はどこになるのかとかどういう手続でもって行...全文を見る | ||
○山本正和君 今のお話で、地方組織の問題は、今回の統合では地方調停委員会という従来の組織を廃止して、そして地方調整委員という形の調整委員によるさまざまな事案処理を行う、こういうことになろうかと思うわけであります。 そういたしますと、この地方調整委員というのは、今の国営企業の問...全文を見る | ||
○山本正和君 そこのところがちょっと、私なりにいろいろ読んでみたんでございますが、わかりにくいのは、従来、地労委でいろいろ調停をしていただいて、そしてなかなか難しい問題を中労委へ持っていくというふうな格好で問題が東京へ上がってきた。そうすると、そういう民間の争議というかいろんな事...全文を見る | ||
○山本正和君 おっしゃっていることはわかるんですけれども、いろんな具体的なケースをイメージしていくと、本当にどの辺の役割を地方調整委員が果たせるのかということで、私はどうも具体的なイメージがなかなか出てこないわけなんです。 要するに、中労委がやっておるその事務の一部を地方調整...全文を見る | ||
○山本正和君 そうすると、中労委が果たす役割をこの地方調整委員がやるという意味は、当事者たちが従来は東京まで来ていろんな状況説明あるいは意見開陳というふうなことをやっておったのを、地方調整委員がそれを受ける。そして、その地方調整委員はそういう中で中労委にかわっていろんな助言なり指...全文を見る | ||
○山本正和君 よくわかりました。 そういたしますと、従来地労委が持っておった機能、権能というものを侵すことにならない、こういうふうにこれは確認してよろしゅうございますね。 | ||
○山本正和君 それじゃ、これは本法案と直接関係はございませんが、それにちょっと関連しまして、労働省に対して、労働組合法の改正ということでございますから労働組合に関する幾つかの事案について私の方から申し上げて、この機会に御要望しておきたいと思うのでございます。 不当労働行為、こ...全文を見る | ||
○山本正和君 もう故人におなりになった南先生という随分長い間の労働法専門の名古屋の大学の先生でございますけれども、この方が三重県の経営者協会の事務局長をおやりになって、そしていろんな意味で経営が健全化していく大前提は、労働組合、労働者と労使対等の中で議論して、そして本気になってお...全文を見る | ||
○山本正和君 ひとつぜひ今後ともその面につきましての御指導等をよろしくお願いしたいと思います。 それから、その次の質問に移りたいわけでございますが、実は、この十九条の十の中に「政令で定める」と、権能の問題等も含めまして、こういう規定がございます。 この「政令で定める」こと...全文を見る | ||
○山本正和君 今のようにかなり具体的な格好での問題提起があるということをお聞きしましたので理解いたしますが、ひとつ政令等の問題につきましても、それぞれ、各団体等の要望等も聞く場をぜひ与えていただきますように要請しておきたいと思います。 それから、統合されました新しい中労委の公...全文を見る | ||
○山本正和君 それから、これも念のためにお尋ねするわけでございますが、衆議院等でも質問を いたしましてお答えを願ったところでございますけれども、旧国労委の段階では公益委員については常勤制ということが制度としてうたわれておりました。制度としてうたわれておったわけですけれども、これ...全文を見る | ||
○山本正和君 今のお答えで、要するに従来同様の考え方である、こういうことでよろしいわけですね。 | ||
○山本正和君 じゃ、そういうことで確認させていただきます。 それから、その次の問題でございますが、冒頭に大臣からもお話がございましたように、今回の統合については労働委員会制度の効率的運営及び機能強化の観点から行う、こういうことを言っておられるわけでございます。また、不当労働行...全文を見る | ||
○山本正和君 事務局の人員配置等につきましても御苦労いただいているように聞いておりますし、当事者にしてみますと期間が長いということは大変苦痛を伴っている問題でございますから、今の審議官のお話のようにひとつ最善の努力をしていただきたいと思います。 ただ、ちょっとそこで、あらかじ...全文を見る | ||
○山本正和君 そこで、最後に、修正点の問題につきまして少し私なりの見解も含めて労働省に対して御要望申し上げておきたいと思います。 衆議院でのさまざまな論議の中で、国営企業のいわゆる現業部門の職員についての専従期間が、労使の話し合いに基づくという前提がございますけれども二年間延...全文を見る | ||
○山本正和君 どうもありがとうございました。 以上で私の質問を終わりたいと思います。 | ||
09月07日 | 第113回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○山本正和君 大変お二人の参考人の方からそれぞれ角度の違った形で重大な問題を御指摘いただきまして、大変私ども勉強さしていただきました。ちょっと順序が逆になりますが、藤本先生の方からお伺いをしてまいりたいと思います。 今の先生のお話の中にありました今度の労働基準法改定には、実は...全文を見る |
○山本正和君 また時間がございましたらもう少し藤本先生に後でお伺いすることにいたしまして、松田先生の方にちょっとお伺いしたいのであります。 先生のお話をずっと承っておりまして、これは二十一世紀に生きる人間の人間論といいましょうか、あるいは文明論といいましょうか、そういう問題と...全文を見る | ||
○山本正和君 ちょっと引き続いて松田先生、先生の所属しておられる余暇開発センターで何かそういうふうな問題についての御提言がないのか。といいますのは、実は私も昨年、きょうの長田会長とも御一緒だったんですけれども、フランスへ参りまして、ニースの観光開発局の局長さんといろんな話をしたわ...全文を見る | ||
10月26日 | 第113回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○山本正和君 一番ケ瀬参考人と瀬沼参考人にお伺いしたいわけでありますが、大変貴重な資料等も含めましたお話をいただきまして感謝申し上げます。 当調査会は、特に余暇の問題を取り上げまして、国民生活に関してさまざまな提言、場合によって必要があれば勧告を政府に行う、そういう任務を持っ...全文を見る |
○山本正和君 結構でございます。どうもありがとうございました。 | ||
11月22日 | 第113回国会 参議院 社会労働委員会 第3号 議事録を見る | ○山本正和君 今、渡辺委員からこの法案の基本的なといいましょうか、法案以前の問題も含めていろいろと意見の開陳がありました。 私も実はこの法案そのものでは賛成できない問題が余りにも多いと思っておるわけでありますけれども、やはりエイズという大変な問題を何とかしなければいけないとい...全文を見る |
○山本正和君 この種の問題が出てきた場合、これは私は薬事行政という薬事法関係の問題もありますけれども、病院がいろいろとやっていぐ上でどうしても、どうも新聞の報道あるいはいろいろ私どもの方で調べた資料によりましても、これは国立病院がやったとか私立病院がやったとは言いませんけれども、...全文を見る | ||
○山本正和君 処分の対象になるということで、これは新聞の書き方でいろんなことを書きますけれども、処分を要しないんじゃないか、また病院に対して本当の意味での指導が的確にできるんだろうか、こういうふうなことがいろいろ言われておりますが、国立病院といってもいろいろあります、各省それぞれ...全文を見る | ||
○山本正和君 これは余り個人的なことを言うのは私はこういう場所にはそぐわないと思いますが、ある病院の経営者で大変私の懇意な人がおりまして、中核病院と言われている病院が実はこれをやった、だけれども恐らく都道府県も含めてこれはどうにも手をつけないだろう、つけられたら見ものだと、こうい...全文を見る | ||
○山本正和君 このミドリ十字の問題、七百六の病院がかかわっているというようなことが言われているんですね。恐らくこれは調査するといっても大変な数ですからなかなか難しいと思うんですけれども、今後どういうふうに対応されていつごろまでにこれについては結論をお出しになる見込みなのか、その辺...全文を見る | ||
○山本正和君 ひとつ厳正な対処をぜひお願いしておきたいと思います。 要するに、医療機関の間にある特に医療機関の経営といいますか、特に国立病院ですね、国立病院の場合には同じ国同士だからそんなに大したことないだろうというふうな甘えもあるやに聞こえるわけです。それからまた事実、例え...全文を見る | ||
○山本正和君 またこれは今後の段階でお尋ねしていくことがあろうかと思いますが、一番大切なことは、私はやっぱり根本は病院経営が非常に苦しい。なぜ苦しいのか。しかも国民医療費はどんどん上がっている。その辺にメスを入れてもらわぬことには、これはなかなか解決しないんだろうと思うのです。 ...全文を見る | ||
○山本正和君 ですから私も、文部省も手で握手したらうつりますよというようなことを言っているんじゃないと思うんですよ。しかし、意図がどうあろうと、やっぱり表現は慎重にされるべきだというふうに思います。 それで、特に子供の間に、子供の遊びの中で妙な差別のことが出ているんですよ。こ...全文を見る | ||
○山本正和君 通達は出された、そしてそれが各省庁それぞれ末端まで通達が行ったということはわかると思うんですね。しかし、本当はそういうことをしながら、同時に国民に対して、我が省としてはこういうことをいたしますよというものがなければいけない。例えば厚生省の場合はエイズ問題についてはい...全文を見る | ||
○山本正和君 それからもう一つ、衆議院の社会労働委員会会議録をそちらにお持ちだと思うのですけれども、三ページで私どもの伊藤忠治議員が、この法案の中の医師が判断をして届け出るということについていろいろと質問をいたしました。その質問に対して北川局長からお答えがございました。要するに、...全文を見る | ||
○山本正和君 先ほどの渡辺委員の質問の中でも触れましたのですけれども、大変ここのところが懸念している部分だと私は思うんです。要するに、今の売春行為あるいは麻薬常習者、こういうふうな形で基準をつくってできるのかできぬのかというところなんですね。ですから、それは今のこの法案を審議する...全文を見る | ||
○山本正和君 ひとつ次回までに何とか厚生省としての御見解でも何でも結構ですから、メモでも結構ですし、何でもいいからひとつお出しいただきたいと思います。 それから次に、この本法案についての議論のもう一つの焦点として言われておりますのは、なぜエイズだけを取り上げるのだ。要するに、...全文を見る | ||
○山本正和君 どうなんでしょうか、ある種の肝炎ウイルスや成人T細胞白血病ウイルス、これはどういう感染経路で広がるわけですか。 | ||
○山本正和君 そうしますと、結局このエイズ法案というのは、簡単に言いますと、要するにどちらかといえば異常な性行為、性交渉によって感染する、そういうふうな部分が一番怖い、その部分を何とかしたい、こういうのが趣旨なんですか。 | ||
○山本正和君 これは血友病の患者の皆さん方に対しては、本当に国の責任といいましょうか、私どもも含めた社会の責任で、大変な御苦痛をおかけしているわけですけれども、今局長の言われる爆発的に蔓延するおそれがある、あるいは何とかこれを防ぎたいという趣旨の部分は、そうじゃない部分からの感染...全文を見る | ||
○山本正和君 私は、結局このエイズ法案についてもう一つどうしてもしっくりこない理由は、麻薬あるいは注射の回し打ちでも何でもいいです、あるいはそういう性行為から来た感染のおそれのある人でもだれでもいいです、そういう人たちが待てよと言って病院に安心して行けるような、あるいは検査を本当...全文を見る | ||
○山本正和君 確かに法律によって一定のきちんとした枠をつくらなければいけない要素はあると思うんですね。しかし、その法律を提案したときに、そこから生まれるさまざまな誤解あるいは社会的偏見、そういうものが生まれる余地、そういうものが私は一番怖いと思うのです。 ですから、この法案を...全文を見る | ||
○山本正和君 例えば、ちょっとエイズと言ったらおかしいけれども、血液検査してほしいというふうな希望に対して、それじゃそれは一体費用はだれが持つんだ、場所はどこにあるんだ、こういうふうなものがなければ、どうぞどうぞと言ってもらってもなかなか行けないだろう。また、匿名で大丈夫ですよ、...全文を見る | ||
○山本正和君 法案の中に、今のお話ずっと聞い ていきますと不必要な部分があるようにも思うんですね、これはこの次の段階で私いろいろともっと法案のこの条文について質問をいたしますけれども。 ですから、今局長が言われたような、エイズは怖くない、そしてエイズというのは一般国民の中で...全文を見る | ||
○山本正和君 それが一番実はこの法案の中にもお医者さんが届けるということについて、これはお医者さんの中でも随分議論があるんですけれども、今の法務省の御答弁を聞いていますと、一体お医者さんが診て、これは常習的な売春行為を行う者であるかどうなのか、そんなことがわかるんだろうかと、簡単...全文を見る | ||
○山本正和君 ちょっと時間がありませんので、もう少し法務省に詳しく聞きたいんですけれども、また次回に譲りたいと思います。 この部分に絡んで、私がとにかく一番心配しておりますのは、我が国の現在のこのウイルスに感染されておられる人たちの大部分が、先ほど渡辺委員からも申し上げたよう...全文を見る | ||
○山本正和君 終わります。 | ||
12月07日 | 第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第6号 議事録を見る | ○山本正和君 昨日と本日、二日間にわたりまして証人の喚問が当委員会で行われました。私はそこで、委員長、公平な審議を進めていただきまして大変感謝いたしますけれども、冒頭に、実は証人の扱いについて少し気がついたことがございますのでお尋ねをしておきたいと思う次第でございます。 と申...全文を見る |
○山本正和君 それでは、本日は各大臣にいろいろとお尋ねをしてまいりまして、最後に総理から御見解を承るという形で質疑を進めていきたいと存じます。 実は昨晩も、もうテレビでかなりな視聴率の高い本特別委員会の証人喚問に対する放映がなされておりました。また、各新聞紙挙げて、この問題に...全文を見る | ||
○山本正和君 それでは、この前いただきました大蔵大臣の御発言の文章、この中で、いろいろあるわけでありますけれども、幾つかお尋ねしてまいりたいと、こう思います。 まず一つは、「昭和六十一年の夏どろ、リクルート社の方が服部君を訪れ」と、こういうふうに書いてございます。しかし、これ...全文を見る | ||
○山本正和君 そうすると、それは九月中旬という江副さんの証言でよろしいということでございますか。 | ||
○山本正和君 実は、夏というのは、これはまだこのリクルートコスモスの株の価格がはっきり決定していない、あるいはどういうふうになっていくか、いろいろと動いている時期でございますし、九月中旬というのは、これはもうはっきりと大体この程度の価格になるだろうということが予想される時期でござ...全文を見る | ||
○山本正和君 それからその次でございますが、「服部君は、昭和六十一年九月三十日に」、これは訂正ございまして、三十日付で「宮澤の名義で一万株の購入を申し込み、店頭登録前の十月十五日にリクルート社の方の指示によりファーストファイナンスの銀行口座に三千万円を払い込みました」と、これはこ...全文を見る | ||
○山本正和君 大変細かいことをお尋ねいたしますが、ひとつお答えいただきたいと思います。 まず、それじゃ初めの今の四行の部分でございますが、「リクルート社の方が」というのは、これはどなたでございましょうか。それから、「一万株の購入を申し込み、店頭登録前の十月十五日にリクルート社...全文を見る | ||
○山本正和君 実は、先日の矢田部委員の質疑のときにもいろいろと申し上げたのでありますが、大蔵大臣の秘書官である方がこの株の取引をおやりになった、そしてそのことが疑惑を生んでいる。したがって、これに対しては大変な全国民の批判が生まれるのは私は当然だと思うわけであります。ですから、こ...全文を見る | ||
○山本正和君 全くかかわりがないということについての証明を大臣御みずからがおやりになる責任があると思うのでありますけれども、これについてはいかがでございますか。 | ||
○山本正和君 これはもう大臣、新聞あるいはテレビ等での報道あるいは評論、これをごらんになっておられると思いますけれども、具体的な物証を挙げて説明をしていただきたいというのは、私は国民の声であろうと思うのであります。私は高校の教師をしておりましたから大蔵省にもあるいは各官庁にも卒業...全文を見る | ||
○山本正和君 そのことはこの前も大臣から承っておるわけでありますが、そうじゃなしに、大臣御みずからが、みずからこれはこういう証拠があります、服部君がこのとおり帳簿もこうなっています、そしてそれの提示を求めてこういうふうに処理いたしましたということを国民の前に見せていただかなければ...全文を見る | ||
○山本正和君 当委員会で何人かの証人の方が証言されました。その中で服部秘書官に絡んだ問題の発言もいろいろあるわけですね。具体的な事実や人名も出てまいっている。そういうふうなことについてはこれは当然大臣のところに報告が行っていると思いますけれども、そういうことがあったとき、では大臣...全文を見る | ||
○山本正和君 大臣は、服部さんと本当に長い間公私ともの大変信頼しておる関係にあるおつき合いだということをたびたびおっしゃっておみえでございます。その服部さんが大臣に報告した中で、具体的な名前とか場所とか、あるいは書類とかいうふうなものが服部さんの方からは大臣に提示がなかった。なか...全文を見る | ||
○山本正和君 そうすると、前回の矢田部質問のときのその後は、服部さんとの接触はしておみえにならないということでよろしゅうございますか。 | ||
○山本正和君 それでは、服部秘書官はこの六十一年九月三十日当時はどのような仕事を大臣の秘書官としておやりでございましょうか。あるいは大臣の後援会のお仕事も兼務されておられるかと思うんですけれども、そういう中で服部秘書官はどのような仕事をやっておみえでございましたでしょうか。 | ||
○山本正和君 そうすると、大臣の秘書の方はたくさんおみえでございますけれども、その中での総括責任者と、こういうふうに位置づけてよろしゅうございますか。 | ||
○山本正和君 ちょっとここで法務大臣にお伺いしたいんですけれども、たしか受託収賄にせよその他の案件にせよ、職務権限の絡む政治家の事件で、その政治家の職務がその事件に関係する仕事をしているという場合には、もしも秘書が、金銭の管理といいましょうか何といいましょうか、かなり重要な責任が...全文を見る | ||
○山本正和君 これもいろいろと議論があるようでございますけれども、少なくともそういうことの対象になり得るということは、これはもう恐らく法務省としても御承知のことだろうと思うわけであります。 それから次に、もう一遍法務省にお尋ねいたしますが、仮に甲乙二者がおって、甲乙は一定の関...全文を見る | ||
○山本正和君 今のは一般論でちょっとお尋ねしたのでありますが、私はここで正直に申し上げますが、宮澤大蔵大臣は今、もしも宮澤大蔵大臣のこの前の御報告どおりであるとするならば、大変な不利益をお受けになっている。不利益ばかりじゃありません。政治家としての命運を問われるぐらいの状況に私は...全文を見る | ||
○山本正和君 ですから、今のお気持ちは何遍もお伺いしているわけですけれども、要するに服部さんに対して新たな物証を求める、あるいは大臣みずから政治家としての立場でさまざまな証拠を集めてそして国民の前にこれを解明する、こういうことをおやりになる気があるのかないのかをお伺いしているわけ...全文を見る | ||
○山本正和君 そうすると、要するにこれから新しくいろんなものを一切お出しになる用意はないということでございますか。 | ||
○山本正和君 それは今までのお話でございますけれども、そういうものをお出しになる気はあるのかないのかということをお伺いしているんです、本日ただいま以降。 | ||
○山本正和君 思っているんじゃなしに、お出しになるのか出さないのか、その点だけお伺いしたい。というのは、国民がみんな思っていることは、大臣がいろいろあれだけ言うならば、きちんとしたものを持っているだろう、きっと出てくるだろうと私は思っていると思うんですよ、大臣に期待する国民の中に...全文を見る | ||
○山本正和君 そうすると、まだいろいろ努力して何かお出しになることもあるということでよろしゅうございますね。 | ||
○山本正和君 それでは委員長、私ここで大臣に再度要請をしたいと思いますが、矢田部委員の段階で申し上げたことと重複いたしますけれども、これにつきましては、本委員会で再度私の方から要請があったということで、記録にとどめる意味も含めまして申し上げておきたいと思います。 まず、昭和六...全文を見る | ||
○山本正和君 委員長、これは私も含めまして我が日本社会党議員団として委員長にも要望いたしますので、委員長としてもひとつ善処方よろしくお願いいたしますが、いかがでございますか。 | ||
○山本正和君 それでは、ここでもう一つ、これは大蔵大臣にお尋ねしておきたいんでありますが、この前の大蔵大臣の御説明で、実は大変新聞紙上でも本日取り上げられております、いわゆる江副証言との食い違いということで言われております払い込みの問題であります。 これはこの前の大臣の御発言...全文を見る | ||
○山本正和君 じゃ、今の大臣の言われたことが正確であって、江副さんの言ったことは前後の訂正もありますから今の大臣の言ったことが正確である、こういうことで今御発言があったわけでありますけれども、ところが、実はどんな場合でも株式の譲渡というものと現金の引き渡しというものは、必ず同時も...全文を見る | ||
○山本正和君 ということは、要するに九月三十日でもって株の譲渡が行われたのではなしに、十月十五日に株の譲渡が行われたということを意味するわけでございますか。 | ||
○山本正和君 証券会社にリクルートから、今のお話でしたら、株券が入ってきて、そこで預かっている、こういうふうに今大臣仰せられたと思うんですが、そういうことでございますか。今の大臣の御発言がちょっと意味がわかりにくい部分があるんですが。 | ||
○山本正和君 そうなりますと、大臣、これは株の取引を大臣はおやりになったことはないと、こう言っておられますからそういうふうにお話しになるのかもしれませんけれども、普通は九月三十日付で、これは「一万株の購入を申し込み」ということの表現になっておりますけれども、事実上ここで売買契約は...全文を見る | ||
○山本正和君 リクルート社の仮払いで処理をしておったということでございますか。 | ||
○山本正和君 ファーストファイナンスの方はこれは金融機関でございますから仮払いは商法で禁止されているというふうに私は思うんですけれども、もしもそういうことだとすれば、銀行そのものがもう大変おかしな経営をしているということになるのでありますが、それは間違いなしにファーストファイナン...全文を見る | ||
○山本正和君 これは大臣といいますか、服部さんの方には責任がない格好になりますが、要するに、そういたしますと、今のこの中身は服部さんが三千万円を十月十五日に払うまではファーストファイナンスが仮払いでもって処理をしておった、こういう事実がきょう、今、大臣からの御答弁で解明をいたしま...全文を見る | ||
○山本正和君 時間が大分なくなってきましたので、あと総理にもお伺いしたいと思いますので、文部大臣には文部省の今までのリクルートの問題で材料があったのでございますけれども、これはもう後に譲りまして、本日は文部大臣の御所見だけにとどめたいと思います。 労働省の方も大臣においでいた...全文を見る | ||
○山本正和君 労働省に対しましてもいろいろとございましたけれども、あと総理に最後に若干御見解を伺いたいと思います。 実は最近、町中でいろいろ言われている言葉に、永田町の三原則というのがある。ばれなければ何をしてもよい、ばれたら秘書のせいにせい、みんなで渡れば怖くない、こういう...全文を見る | ||
○山本正和君 終わります。 | ||
12月19日 | 第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第14号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、たくさんの内容がございますので、本当は一人で五時間でも十時間でも質疑をしたいのでございますけれども、恐らく委員長の御判断で慎重審議を尽くされると思いますから、後に残す分も含めて、きょうはまずさしあたりの問題から質問をしていきたいと思うわけであります。 今ま...全文を見る |
○山本正和君 実は、私は高等学校の化学の教員が本職です。総理は英語の教員を中学校でしておられた。何で化学の教員がこんな税金の問題を勉強するのかといって随分頭を痛めて勉強したんですけれども、なかなか大蔵省にお願いしても資料は出てこなかった。きょう初めてきちんとしたこういう立派な冊子...全文を見る | ||
○山本正和君 いや、国民が現在十分な審議をし得る状況にあるとお考えかどうか。ですから、今のお話は理解しつつ審議するという手法が大事だと、こうおっしゃっているんですけれども、現在国民がどういうふうにお考えになっておられるか。有権者、主権者はこの税制改革についてどの程度まで浸透してい...全文を見る | ||
○山本正和君 この議論をしておったら時間がかかってしまいますからいたしませんが、恐らく総理も心の中では、まだまだ国民の間に消費税というものについては十分に行き渡っていないし、審議も極めて不十分であるということは御承知だと私は思うんです。やらざるを得ぬから、どうしてもひとつ何として...全文を見る | ||
○山本正和君 横から不規則発言がありまして、大臣答弁の練習だ、こういう御発言がございました。私も、ひとつもし大臣におなりになったら立派なわかりやすい答弁をしていただきたいと思いますけれども。 ただ、今のお話は租税法の問題でございますから、租税法における弾力的運営という意味は一...全文を見る | ||
○山本正和君 そうすると、もう一遍念を押してお伺いしますが、具体的運営というものについては、今から参議院等の審議も踏まえて十分に議論をして決めていってくれ、こういう中身である、これでよろしゅうございますか。 | ||
○山本正和君 ひとつ答弁を明快にお願いしたいのでございますが、要するに、現在弾力的運営の中身は決まっていないけれども、これから参議院等の議論も含めて決めてください、こういう趣旨でございますね。 | ||
○山本正和君 ということは、要するに税革法においては十七条二項の趣旨は明定されていない、こういうことだというふうに、これは恐らくきょうこの特別委員会に御出席の議員の皆さん、また総理もお聞きになったことだ、こういうふうに思います。 そこで、ちょっと内閣法制局長官にお伺いいたしま...全文を見る | ||
○山本正和君 法制局長官のおっしゃったとおりだと私も思います。 そこで、これは先日の税制六法案に関する公述人の意見聴取。そのときに自民党の御推薦で出られました金子先生、この人は税制の大家でございますが、その人の書かれた論文も読んでみたんです。はっきりと書いてあるわけですね。租...全文を見る | ||
○山本正和君 いや、総理、どうやったらできるとかできぬとかいう話ではないんです。租税法というものはどうなければならないかというのが憲法上明確になっている。しかも、憲法上明確になったことに基づいて、これの解釈も学問的には確立しておる。さらに裁判所の判例もございます。そういう中で今度...全文を見る | ||
○山本正和君 判例ではっきりと、要するに租税法の中に明確なさまざまな要件がない場合にはこれは無効であると出ているんですよ、裁判所でね。ですから、法の理屈からいったらこの法案が出た瞬間に、具体的な事実が四月一日以降出た瞬間に訴訟を起こすことができるんですよ、税金を納めないと言ってね...全文を見る | ||
○山本正和君 修正案の話です。 | ||
○山本正和君 それで、ひとつここで今度は大蔵大臣に、やはり実際に税を執行する、あるいはこの税革法案も含めて六法案が仮に通過した場合には、これは法律に基づいてきちんとさまざまな業務を執行されなければいけない立場ですから、大蔵省としては一体この弾力的運営というものを具体的にどうしよう...全文を見る | ||
○山本正和君 いや、後のことを言うからややこしくなるんですよ。法案どおりやりますと言うのか言わないのかということなんですよね。法案どおりやるのなら、四月一日から我々は納税しなきゃいけないんですね。当然これを納めなきゃいけないんですね。納めたものは国庫に入れなくちゃいけないんですよ...全文を見る | ||
○山本正和君 余りぐだぐだ言わぬでいいんです。難しいことを言うと、お役所というのは正確に言おうとしてかえってわからなくなるので、簡単に言えば四月一日に三%の消費税を消費者は納めるんですねと、そしてそれは国庫に納付されるんですねと、それだけ聞かしてください。要するに、この法案が修正...全文を見る | ||
○山本正和君 いただけるように対処するとかせぬとかというふうなことは役所としてやるのは当然な話で、そんなことを聞いているんじゃないんですよ。大蔵省としては、この法案の解釈はこのとおりでございますよと言えと言っているんですよ。四月一日に消費者は三%の消費税を払います。国庫に納めます...全文を見る | ||
○山本正和君 それで少しはっきりしました。ただ、ここで総理に今度は自民党総裁として申し上げておきますけれども、かくも重大な問題が六カ月間事実上延長と一緒であるというようなことを党の幹事長がおっしゃった。このことから生まれる国民の誤解、そしてまた私どもの友党である民社党の書記長に対...全文を見る | ||
○山本正和君 どうも主税局長はそういう答弁をするのが習い性となったかどうかわかりませんけれども、私がお尋ねしているのは、政府税調から、こういうものについては見直すべきである、あるいはこれはこうしたらどうかというふうな趣旨の議論と、それから報告がされているわけですね。そのうち一体ど...全文を見る | ||
○山本正和君 政府税調が、本答申あるいは中間答申等で随分議論をされてやられた経過が、これはもちろん党税調でさまざまな議論があったとは想像つきます。しかし、少なくとも行政府の責任省庁として、たとえどうあろうとこれは筋が通ります、筋が通りませんということはあったはずなんです。しかし、...全文を見る | ||
○山本正和君 ちょっと今、初め二つほど問題を順番にやっていきますが、その一番初めの総論の部分を、大変大事な部分を、これは大蔵大臣にお尋ねしなければいけないと思うので、順序を逆にしていましたから、元に戻ります。 大蔵大臣が、というよりも総理の、当時から盛んにおっしゃっておった言...全文を見る | ||
○山本正和君 大蔵省が、一九八七年ですから去年ですね。去年のちょうど今時分です、「財政金融総計月報」というのを出しております。そこで、四十年代後半からまた最近に至るまで、外国へいろいろと我が国の企業が進出している、あるいは投資をしている、その理由が書いてあるんですね。理由がちゃん...全文を見る | ||
○山本正和君 総理も非常に精神的にはそういうことは大事だと、こういうことで一致する部分があるんですけれども、ただ具体的な施策になると、こういうことをやれというふうに御指示をなさっていただけるかいただけないか、その辺が私は実は大変心配するわけなんです。 例えば外国税額控除制度、...全文を見る | ||
○山本正和君 名前を言えないと、こうおっしゃるのがそこが私はおかしいと思うんでね。大蔵省というのは、国民の前に税制の中身、現状についていろいろと言わなきゃいけない義務が今あると思うんです、特にこういう税制改革の段階ではね。私の方から言ってもいいですけれども、そんなこと私も時間がな...全文を見る | ||
○山本正和君 それから租税特別措置については、これは私の方から言うまでもなしに、今までもいろいろ議論されている中身でありますから、これもひとつあわせてぜひ検討していただきたいし、大体抜本改正ということを言うなら、特別措置なんというものの法律の趣旨からいっても、一遍特別措置を全部消...全文を見る | ||
○山本正和君 これは大変国税庁に御苦労願って、「マルサの女」という映画にあったように第一線の職員の方が大変な御苦労願っているわけですけれども、宗教法人に対する税務調査ですね、これをやったらどういうものが出るかというのはもう国税庁御存じのとおりです。それぐらい宗教法人に名をかりた脱...全文を見る | ||
○山本正和君 私は、学校法人は別でありますけれども、一般の公益法人三〇%の繰り入れということについては、これは検討さるべき中身じゃないかと。要するに、それがあると、どうしても脱税の手段としてやっぱり悪知恵の働く人はそういうことを考えるのは当たり前ですから、その辺は税務当局でも御検...全文を見る | ||
○山本正和君 この記事を見ると、今の局長の言っておられるのと大分感じが違うんですよね。「大蔵省が圧縮を予定していたのは賞与引当金のほか、貸倒引当金、退職給与引当金。これらの引当金が必要以上に利益の内部留保に使われていたり、損金への繰り入れ限度が利用実態とかけ離れていることなどを理...全文を見る | ||
○山本正和君 局長は、この税特の委員会の中で時々そういう御答弁をされておられるわけですけれども、これは実際は局長御承知だと思うんですよ。実際に退職給与引当金はかつては積み立てていたわけですよね。しかし、今は積み立てても、毎年毎年繰り返しても構わぬということになっているんですよね。...全文を見る | ||
○山本正和君 総理は、話がいつの間にやら、お聞きしているうちに質問申し上げたことと違うところへ行ってしまうので、どうもやりにくいんですがね。恐らく総理も勤労所得者、いわゆる給与所得控除を受けている者が大変な不満を持っているということは御承知と思うんですよね。だから税制の抜本改正と...全文を見る | ||
12月21日 | 第113回国会 参議院 社会労働委員会 第6号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっている両案のうち、後天性免疫不全症候群の予防に関する法律案に反対の立場から討論を行うものであります。 反対する最大の理由は、本案の必要性自体が全く理解できないばかりか、逆にエイズ蔓延法として機能するのではな...全文を見る |
12月23日 | 第113回国会 参議院 本会議 第15号 議事録を見る | ○山本正和君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました議院運営委員長嶋崎均君解任決議案に対しまして、賛成の討論を行うものであります。 衆議院に引き続き、今月二十一日の夕刻、本院の税制問題等に関する調査特別委員会におきましても、税制六法案の強行採決が繰り返...全文を見る |
○山本正和君(続) はい、わかりました。 竹下内閣の消費税法案が公正でなく公平でないという指摘は、議論が進めば進むほどかえってふえているのであります。このような消費税法案の強行採決を認める人はほとんどいません。公約に違反し、内容的に重大な欠陥を持つ消費税法案は棚上げにし、もう...全文を見る | ||
○山本正和君(続) 少なくとも税制法案を委員会に差し戻すべきなのであります。 また、自民党による強行採決がリクルート隠しではないかとも考えられるのであります。リクルート疑惑の究明はあらゆる問題に最優先するのであります。また、税制論議の大前提でもあります。 言うまでもなくリ...全文を見る | ||
○山本正和君(続) リクルート疑獄は、前政権である中曽根内閣の臨調行革、民活、規制緩和路線と密接に関係する政権汚職であることは明らかであります。 この政権汚職は、政界、官界、財界、地方自治体などにまで及び、とりわけ政界では前内閣の中曽根総理…… | ||
○山本正和君(続) 官房長官、副長官等の中枢が関与し、現内閣でも竹下総理、宮澤前大蔵大臣を初め、与党幹事長、政調会長ら首脳陣が軒並み名を連ね、ぬれ手にアワの…… | ||
○山本正和君(続) 巨大な利益を一夜にして手にしているのであります。 | ||
○山本正和君(続) 簡単にやります。 店頭登録前の未公開株の譲渡が単純な経済行為ではないことは、一人前の良識ある人ならばだれでも判断できることでありましょう。 このため、NTT会長初め民間の関係者の多くが職を辞しているにもかかわらず、政治家は、宮澤前大蔵大臣をスケープゴー...全文を見る | ||
○山本正和君(続) だれ一人として責任をとらず、疑惑解明に目をつぶり、消費税導入を強行してきたことに国民は心底怒っているのであります。 しかるに竹下総理は、自民党総裁という立場を 背景に、リクルート疑惑の解明にふたをし、消費税導入の強行採決を繰り返し…… | ||
○山本正和君(続) 国民世論の風向きが厳しくなると、憲法違反につながりかねない政治臨調を打ち出し、あたかも政治改革に熱心であるかのようにポーズをとっているのであります。今、竹下内閣のこうした野望に良識の府である本参議院が手をかすことは、参議院みずからの存在意義を喪失させる行為であ...全文を見る | ||
○山本正和君(続) もうすぐ終わります。 国民が期待しているのは、税制法案の成立ではなく、議会の正常化であります。それをあえて無視してきた議院運営委員長の責任は重大であり、解任されるに十分相当する態度であると言わざるを得ません。 | ||
○山本正和君(続) 最後に、リクルート疑惑隠しと…… | ||
○山本正和君(続) 消費税の強行導入に徹底的に反対していくことを強調いたしまして、私の討論を終わります。(拍手) |