福島みずほ

ふくしまみずほ

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数4回

福島みずほの2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第159回国会 参議院 本会議 第3号
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○福島瑞穂君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、総理の施政演説に対する代表質問を行います。  戦後初めて自衛隊が地上戦を行うかもしれない、そのような事態が発生しています。これは明らかに憲法が禁止する武力攻撃につながるものです。殺すな、殺されるな、戦争の被害者にも加害者にもなり...全文を見る
○福島瑞穂君(続) 分かりました。はい。  以上述べてきたように、国民生活と憲法を踏みにじる小泉内閣の退陣を強く求め、私の質問を終わります。(拍手)    〔内閣総理大臣小泉純一郎君登壇、拍手〕
02月04日第159回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○福島瑞穂君 先日、戦後初めて日本の自衛隊が地上戦に出ていくかもしれない、地上に出ていくという事態を迎えました。あの風景を見て、これはかつて出てきた、かつて写真集などで見た風景がもう一度出てきてしまったのではないかというふうに非常に思いました。  そもそも、大義のない武力攻撃、...全文を見る
○福島瑞穂君 客観的に大量兵器がなかったことが、開戦時になかったことがケイ団長から明らかになりました。アメリカとイギリスはいずれも再調査をすると言っています。スコット・リッター元国連大量破壊兵器査察官の人も、当時、開戦前に私たちに対してもきちっと報告をしてくれました。  日本政...全文を見る
○福島瑞穂君 戦争を支持した日本政府の判断が間違っていたことは明らかでないですか。つまり、大量破壊兵器は当時なかった、それにもかかわらず日本政府は判断として武力攻撃を支持したわけですから、政治上の責任を取って退陣すべきだと考えますが、いかがですか。
○福島瑞穂君 ケイ団長は、イラクの生物化学兵器については大量備蓄を示す証拠はない、当時なかったということを言っているわけです。だからこそ、アメリカとイギリスの政府は再調査をするということを約束しています。日本の政府としては、ではどうするんですか。再調査をするんですか。
○福島瑞穂君 オニール前財務長官は、ブッシュ政権は、一年の発足直後から対イラク軍事行動を検討していたという内部告発の本も出しています。  私が怒りを感ずるのは、この国会の中で、大量破壊兵器が理由だと、例えば川口外務大臣は私に対して何度も答弁をされました。大量破壊兵器が原因で、支...全文を見る
○福島瑞穂君 国際的に確立していないのであれば危険な可能性もあるわけです。  今回、人体への影響は明らかでないとしながら、自衛隊の人たちに、例えばガンマ線線量計を一台約四万円で六百台調達して持たせるということが明らかになっています。  ところで、ガンマ線、劣化ウラン弾からはガ...全文を見る
○福島瑞穂君 劣化ウラン弾は、微量でも吸い込むと体内被曝をして、非常に危険です。この政府が持たせるガンマ線量計では、要するに劣化ウラン弾からはガンマ線が出ない、アルファ線しか出ませんから、ガンマ線量計を持っていっても、それはお守り以上の何の意味もないんです。  私がひどいと思う...全文を見る
○福島瑞穂君 劣化ウラン弾からはガンマ線が出ないということについてはいかがですか。
○福島瑞穂君 いや、答えてないですよ。劣化ウラン弾からガンマ線が出るんですか。
○福島瑞穂君 しかし、アルファ線は、また、じゃ、これは引き続き午後あるいは明日質問をいたします。劣化ウラン弾からはガンマ線は出ないというふうに聞いておりますので、この点について、なぜこのものを持たせるのか、専門家がそう言っておりますので、その点についてお願いをいたします。  次...全文を見る
○福島瑞穂君 撤退について抽象的でよく分かりません。基本計画も事後承認、参議院は基本計画の承認もなく自衛隊は出ていってしまいました。ですから、撤退、撤収に関してきちっとした具体的な基準を国会の中であらかじめ決めておくべきだと、これはまだ今後質問していくことを申し上げて、私の質問を...全文を見る
○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  先ほど、劣化ウラン弾のことについて質問をいたしました。ウラニウムは放射性物質であり、主にアルファ線を出して別の物質に変わるが、その際にわずかにガンマ線を出すと。つまり、ガンマ線は出ることは出るけれども主にアルファ線を放射するため、線量計で...全文を見る
○福島瑞穂君 ウラニウム兵器を使った直後にガンマ線を検出することは可能ですが、ウラニウム粒子が比較的薄く拡散した場所では、ガイガーカウンターでは計測可能なほどの線質は検出できません。つまり、ガンマ線が検出されるようなレベルのウラニウム集積があるところは間違いなく危険であると言えま...全文を見る
○福島瑞穂君 安全のために、あるいは戦争を有利に進めるために進め進めという大本営発表をしたのが戦前の教訓ではないですか。つまり、政府側がこれを発表するのがいいかどうかの判断権を持ち、負傷者の数すら、その発表についてはルールに従い発表するなという場合もあり得るということであれば、国...全文を見る
○福島瑞穂君 憲法は表現の自由を規定し、報道の自由も表現の自由に含まれる、知る権利は保障されているというのが見解です。つまり、記者の人たちは自主的な判断、あるいはもちろん考えは必要でしょうけれども、自主的な判断により取材をし、それによって多面的な現実を報道する、それによって国民の...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、大変問題です。当面の取材についてで防衛庁が発表しているものの中には、「その他、部隊等が定める事項」というものが入っています。つまり、これはお願いといっても実際はこのルールで記者証を発行するわけですね。じゃ、これで記者証を剥奪されるというようなことがあり得るんで...全文を見る
○福島瑞穂君 結局、例えば負傷者の数は、例えばですよ、政府は明らかにしたくない、しかしメディア側はこれは報道する必要がやはりあると考えた場合があり得る。その場合に、そこで報道した場合に記者証を取り上げられるとかルール違反だということが起きるわけです。  私は、今回のことは、政府...全文を見る
02月05日第159回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  日本は、アメリカのイラク攻撃を直ちに支持し、お金も自衛隊も出すことを約束をいたしました。ところで、総理、この五十億ドルですが、無償資金十五億ドル、円借款三十五億ドルの支援、これはどういう根拠で決められたんでしょうか。
○福島瑞穂君 金額のもっと具体的な根拠をお願いいたします。
○福島瑞穂君 日本は今財政が逼迫をしています。米国の二百億ドルは別として、英国の九億ドルや欧州連合の二億ドルに比べ突出しております。各国が示した総額三千三百億ドルの約一五%、特に無償資金協力では日本は際立っています。  去年、予備費から二百四十一億円、自衛隊の派兵の準備のために...全文を見る
○福島瑞穂君 今回のこのお金、予算の計上の仕方そのものに、実は極めて異例であると、問題があり得るのではないかという点を指摘したいと思います。  というのは、ODA等は、これも批判も若干あるところですが、要請主義、積み上げ方式である程度ちゃんとやると。しかし、これについても、OD...全文を見る
○福島瑞穂君 ただ、ODAは、従来要請主義で、積み上げ方式で組んできました。しかし、今回は、要請があるというよりもむしろ金額が初めに決まっていて、その無償供与先を当てはめていくという、こういう形になっております。  これは衆議院でも問題になっていますが、政府特別補佐官の岡本行夫...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、初めに金額があるわけです。  電力省、保健省、内務省、バスラ市、バグダッド市、これらは機能しているのでしょうか。
○福島瑞穂君 全く機能していないわけではないが、機能が十分ではないというふうにも聞いています。  また、市に出すわけで、地方に出すわけですから、そこで本当に、サマワ市評議会の解散問題ではないですが、きちっとお金が必要なところに行くのか、お金の行き先についてのチェックが十分かどう...全文を見る
03月03日第159回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。私も今の有村さんと同じ一つ要望をまず冒頭述べたいと思います。聾学校の中で、日本手話を中心とした教育内容に変えていただいてやはり暮らしていけるようにということを、私の方からも是非よろしくお願いします。  主な質問は、支援費制度についてお聞きをし...全文を見る
○福島瑞穂君 どうもコンパクトにありがとうございました。  その一億円の予算不足という自治体があるということで各地の首長さんたちと今話をしていると、やはり新規に障害になった人や転入してきた人に対応できないという問題がやはり具体的にあるので、自治体だとやはりやろうと思っても一億円...全文を見る
○福島瑞穂君 ありがとうございました。
03月09日第159回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。まず、年金についてお聞きをいたします。  年金積立金百四十七兆円、これが今どうなっているのか。百四十七兆円は国民の貴重な年金の保険料を積み立てたものです。今、一体この年金積立金は幾らあるのでしょうか。
○福島瑞穂君 百四十一兆円になっているのではないですか。
○福島瑞穂君 株の運用をして、今百四十一兆円になっています。株の運用はリスクが非常に強く、これはやめるべきではないかと。これは、平成二十年度には二倍になる、国内株式が一二%、外国株式八%になると。今まで六兆円損をしているわけで、平成二十年にこのように二〇%株式の運用をする、これは...全文を見る
○福島瑞穂君 国債にすると危険だという発言は大変びっくりいたしました。  平成二十年、じゃ、その点について財務大臣。
○福島瑞穂君 ただ、株式では危険であると。二〇%株式になる。これはポートフォリオですから、万が一株が暴落を始めたときには株を売却し撤退する必要がある。こういうふうに割合を決めてしまうと実際の株式運用では間違ってしまう、そんなことが起きるのではないですか。
○福島瑞穂君 しかし、平成二十年にはこのように割合を決める、そうしますと非常に硬直的な場合が出てきて危険ではないか、国民には安心を提供すべきなのにこれはどうかと。  それから、次の問題。  平成二十年には預託金が戻ってくると言われています。この財政融資資金、預託金百十二・三兆...全文を見る
○福島瑞穂君 片道なのでどうぞ。
○福島瑞穂君 日医総研によれば、九九年段階で二十七法人のうち二十五の特殊法人が利息さえ自力で返せないと。今、大臣は返してもらっているとおっしゃいましたが、無理やり返してもらっていて、じゃ財投に穴が空けば、結局それは税金で補てんする、そういうことになってしまうんではないですか。最後...全文を見る
○福島瑞穂君 なぜこの年金積立金の質問をするかと申しますと、これはいわゆるバーチャルなもので運用されている、つまり金庫に眠っているわけではありませんから、実際幾らあるのかというのがよく分からない。グリーンピアもあった、そして代行返上の問題もある、そして株で損失が六兆円、最近ちょっ...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、年金資金運用基金の中でグリーンピアみたいなことが実際起きているわけですね。この透明度を高めるために、国会の中にきちっと年金資金調査委員会を立ち上げてメスを入れていく、透明化していくということを求めていきたいと考えています。  次に、非正規雇用、雇用の問題に...全文を見る
○福島瑞穂君 均等待遇の法律を作る、それはいかがでしょうか。
○福島瑞穂君 ILOまでいかなくても、同じ企業の中で正社員と非正規の間の差別撤廃、これについては法律はいかがですか。
○福島瑞穂君 是非立法化をよろしくお願いします。  次に、婚外子差別についてお聞きをします。  両親が結婚届を出していない子供の差別の問題で三つ。相続分の差別の撤廃と、二つ目は、先日、三月二日、東京地裁で出ました戸籍の続き柄欄の差別の問題、三つ目が、胎児の間に認知をすればお父...全文を見る
○福島瑞穂君 五回結婚して五回男の子が生まれると五人長男が出てくると。長男という概念がどうもやっぱり混乱が、難しいので、続き柄欄、是非、男、女ということでしていただくよう、あと二つの点についても是非前向きに取り組んでくださるようお願い申し上げて、私の質問を終わります。
03月10日第159回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  先日、二月二十七日、三人の人が一月に自衛隊のイラク派兵に反対するビラを配布したとして逮捕をされました。これはどういう事件でしょうか。
○福島瑞穂君 これが配られたチラシですが、自衛隊のイラク派兵反対、一緒に考え、反対の声を上げようという非常に単純なチラシです。なぜ逮捕、捜索をする必要があったのでしょうか。
○福島瑞穂君 特別なやり方で侵入したんでしょうか。
○福島瑞穂君 このチラシには、住所も電話番号もインターネットの番号も書いてあります。逮捕、捜索をする必要が本当にあったのか。また、通常、マンションなどの集合住宅では飲食店や不動産屋のチラシも大量にまかれています。なぜ、この件で逮捕、捜索なのか、行き過ぎではないでしょうか。
○福島瑞穂君 逮捕の要件は、ちょっと刑事訴訟法は別の逃亡のおそれや罪証隠滅のおそれを規定しておりますし、今の説明では納得がいきません。
○福島瑞穂君 去年、休日に赤旗の号外のチラシを配っていた国家公務員の人が逮捕され、起訴をされています。  だんだん、戦争反対、イラク派兵反対というような、憲法九条を守ろうという、そういうことが、表現の自由やあるいは活動を制限していくことが続いているのではないかと思いますが、いか...全文を見る
○福島瑞穂君 先日、公衆トイレに戦争反対と書いた行為が建造物損壊あるいは器物損壊罪で有罪となった事件がありました。  もちろん、書くのは善くないです。ただし、いろんな落書きがあったり、いろんなチラシを配ったり、いろんな行為がある中で、やはりこれはいろんな表現の自由や政治活動、あ...全文を見る
○福島瑞穂君 去年五月二十八日、経済財政諮問会議に坂口大臣が提出をしております「地方分権の重点項目に対する厚生労働省の基本的考え方」、「保育所運営費を含めた児童福祉に係る補助負担金について一般財源化することは適当ではない。」と坂口大臣自身が提出をされています。なぜ一般財源化なので...全文を見る
○福島瑞穂君 じゃ、済みません、去年五月二十八日、これを提出されたのはどういう趣旨からでしょうか。
○福島瑞穂君 今どんどん自治体が、例えば横浜市は、あるとき私立の、あっ、ごめんなさい、市立保育園を突然私立の保育園に切り替え、先生を全取っ替えをしてしまったと。子供たちが非常にストレスを感ずると。  ですから、公立、もちろん民間の力をかりたりNGOの力をかりることは大事です。し...全文を見る
○福島瑞穂君 でも、私立になり、有期契約で一年ごとに、もう一年置きになってしまうと若い保育士さんの使い捨てになりかねない。また、民間委託が起こり、また民間への自治体単独補助金の削減も起こりつつあります。  厚生労働省としては、保育をきちっと公共サービスとして位置付けて、保育はお...全文を見る
○福島瑞穂君 私の指摘は二つです。  公立がどんどん民営化、費用の削減ということでなされる。それから、民間への自治体単独補助金も削減され、民間の保育園も困っている。この点についていかがですか。
○福島瑞穂君 しかし、公立保育園の一般財源化によってどんどんやはりしわ寄せが起きて、自治体はそれを切り捨てる方向になると。厚生労働省は、はっきり保育を自分たちがきちっと公共サービスとしてやっていくのだという位置付けでやっていただくように強く要請します。  そして、裁判員制度が閣...全文を見る
○福島瑞穂君 はい、分かりました。  じゃ、是非取組をよろしくお願いします。  以上で終わります。
03月12日第159回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、劣化ウラン弾のことについてお聞きをいたします。  オランダはアメリカに対し、イラクのサマワにおける劣化ウラン弾の使用につき問い合わせをし、回答を得ました。日本はアメリカに対し問い合わせをしたのでしょうか。
○福島瑞穂君 どういう回答だったのでしょうか。
○福島瑞穂君 サマワでも使われたという回答は得られたのですね。
○福島瑞穂君 模様であるという意味が分からないんですが、使われたのですか、使われていないのですか。
○福島瑞穂君 オランダの上院予算委員会でオランダは、イラク戦争の劣化ウラン弾の全容を請求し、調査をしております。オランダの上院予算委員会でやれることが日本の予算委員会でもきちっとやれるべきだというふうに思っています。  英国において、で、サマワで劣化ウラン弾が使われたという回答...全文を見る
○福島瑞穂君 国会で劣化ウラン弾のことは何度も質問されていますし、私もしております。もう自衛隊はサマワに行っているんですよ。今協議をしているというのはどういうことでしょうか。
○福島瑞穂君 十分な準備をして自衛隊の人たちにどういう情報の提供をしているのか、していないのか、どうなんですか。
○福島瑞穂君 十分の認識をしているのは分かります。しかし、サマワに派兵されているのは自衛隊員の当事者ですから、そこに対して情報の提供ということなどはなされているのでしょうか、対策は取っているのでしょうか。
○福島瑞穂君 いや、私が聞きたいのは、じゃ、端的に聞きます。自衛隊の人に対して、サマワで劣化ウラン弾が使われたという回答をアメリカから受け、そしてそれについての対策を自衛隊にきちっと情報提供しているかという質問です。
○福島瑞穂君 いや、協議は結構なんです。協議は結構なんですが、実際、自衛隊がサマワへ行き、働きに来ているわけですから、それに対してなぜ手を打たないのかという質問です。
○福島瑞穂君 日本がアメリカから情報を得たのはいつで、そして自衛隊のサマワにいる人たちに対してきちっとその情報を現場に伝えたのでしょうか。そして、伝えたとしたら、それはいつですか。
○福島瑞穂君 後の質問。
○福島瑞穂君 共有は分かりました。具体的に現場にそれを説明し、隊員には徹底をしているのでしょうか。
○福島瑞穂君 手元に配付している資料を見てください。  これは、イギリス軍が自分の、イギリス軍兵士に対して配っているものです。劣化ウラン情報カードです。あなたに何か問題があった場合はすぐ基地に戻り、すぐ所属する部隊の軍医官に相談をしてくださいという、国防省のホームページからも情...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、私は、石破防衛庁長官の劣化ウラン弾に対する認識が非常に間違っていると思います。  というのは、金属ですし、粉末で空中を浮遊するわけですから、吸い込むと体内を、少量でも体内で被曝をし続けると。ですから、当時戦車に乗っていなかったとしても、空中で、砂漠の中で、粉...全文を見る
○福島瑞穂君 イラクの人々たち、人々に対してこそ知らせるべきだとおっしゃいました。大至急それについて検討し、イラクの人々に対してこそ情報が渡るように、劣化ウラン弾の被害が未来に広がらないようにということを強く申し上げます。  ところで、先日、イギリスにおいて、湾岸戦争中に劣化ウ...全文を見る
○福島瑞穂君 劣化ウラン弾による健康被害が認められたのではないですか。
○福島瑞穂君 裁判で湾岸戦争で劣化ウラン弾で被害があって健康被害があるという立証をするということはとても困難なことだと思います。にもかかわらず、それが裁判所で認められた、劣化ウラン弾の健康被害が時を経て認められたわけです。  日本政府は相変わらず劣化ウラン弾は人体に影響がないと...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、そんなことをやっていたら手後れになりますよ。  このイギリスの国防省が出している劣化ウラン情報カードにはこう書いてあります。あなたは劣化ウランが使用された戦場に派遣されています。劣化ウランは低度ながら放射性の重金属であり、健康被害を引き起こす可能性があります...全文を見る
○福島瑞穂君 はい。  しかし、政府は人体に関する影響が明らかでないとしているわけですね。そして、私が声を大にして言いたいのは、イラクの写真集を見ていますと、子供が戦車、劣化ウラン弾が被弾された戦車で遊んでいたり、金属をはがそうとやっている、そんな写真もあります。正にイラクの人...全文を見る
03月15日第159回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  法務省入国管理局がホームページ上で外国人情報の受付を始めました。概要について説明をお願いします。
○福島瑞穂君 ただ、違反者と思われる人に関する情報の通報動機もひどいんですね。これは、近所迷惑、不安、利害関係、違反者のために解雇されたなど、入管法違反の通報とは何ら関係ないものが挙げられています。  入管法六十二条は通報に関して限定をしております。他の法律でも同じです。通報に...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、通報動機に近所迷惑、不安、利害関係などあるんですね。そうすると、不安を抱えているので、どうもあの外国人は怪しいんじゃないか、それで通報が起きます。これは通報の内容を明らかに超えていると考えられますが、いかがでしょうか。    〔理事尾辻秀久君退席、委員長着...全文を見る
○福島瑞穂君 でも、不安で、それが通報動機だとなれば、それは外国人に対しての差別につながると考えられますが、いかがでしょうか。  通報の要件に当たらないことを、なぜ冒頭、通報動機に挙げているのでしょうか。また、これは匿名でも通報ができるようになっております。
○福島瑞穂君 しかし、このインターネットを見ても、ホームページを見ても、非常に分からない。  まず、提供情報の次に通報動機というものがあります。きちっと、どんな場合に通報できるかということと関係なく、通報動機というところからスタートしていますので、不安を感ずる、近所迷惑だと思っ...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、これは匿名でもできるものであります。  では、次にお聞きしますが、個人情報保護法がありますけれども、これに関して集めた情報が電子磁気テープ化していらっしゃるのでしょうか。
○福島瑞穂君 国会でも議論になりました個人情報保護法に関しては、これは個人情報保護、非常に厳密な法律を作りました。これには、通報、この何か違反しているかもしれないということで、個人の情報、外国人かどうか分かりませんよ、電子データ化されることは個人情報保護法に超えているのではないか...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、六十二条の通報かどうか、これを見ているだけでは分かりません。違反者ということが書いてありますし、やはり、繰り返し言いますが、通報動機に近所迷惑、不安というのがありますから、不安だ、近所迷惑だ、あいつはおかしいということで通報してしまうことがあるわけです。 ...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、いろんな人から来た情報を電子カード化するわけですから、それを超えている。いろんな人の情報、いろんな人から匿名で来たものも電子カード化するのですから、個人情報保護法に反するおそれがあると考えます。  そして、人種差別撤廃条約を日本は批准していますが、国又は地...全文を見る
○福島瑞穂君 今まで、外国人の妻に逃げられた夫が妻を通報するとか、ライバルの会社をこれで通報するなどいろんな、これは電子だけではありませんが、あります。やはり無責任な通報がこれで起きるのではないか。  また、「入国管理局ホームページへようこそ」の冒頭は、「我が国にとって好ましく...全文を見る
○福島瑞穂君 この近所迷惑、不安、利害関係という通報動機をやるというのは、やはり外国人に対して不安がある、あるいは近所迷惑、利害関係、そういうことをやはり想起させるし、だから通報してやるというふうになるし、通報された人間が間違っていたらどうなるのかと思います。  大臣、このよう...全文を見る
○福島瑞穂君 人権上極めて問題があり、外国人排撃になりかねないので、中止してくださるよう強く求めて、私の質問を終わります。
03月16日第159回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、スペインにおいて社会労働党が勝利をしました。イラクからの撤兵を発表しております。憎悪と報復の連鎖を断ち切るための本当に決断だと思います。日本も、これ以上悲劇を起こさないためにイラクへの派兵を撤兵すべきではないですか、総理。
○福島瑞穂君 多くのスペイン国民の人たちはテロを憎み、哀悼の意を表し、それをなくしたいと思ったからこそ、憎悪と報復の連鎖を断ち切るために何をなすべきかということを選択したのだと思います。日本も、悲劇を絶対に起こさないためにイラクから撤兵すべきだということを強く要求したいと思います...全文を見る
○福島瑞穂君 重要なことは、この中間層だった人がどっと四百万円以下に移り、二千五百万の人が微増し、両方に分かれてきていることです。今はデフレですが、去年の健康保険法の改悪、そして今年の年金改悪に相まって、負担感は非常に増えていますし、負担増です。この二極分解の在り方、大金持ちとそ...全文を見る
○福島瑞穂君 第二、第三の再処理工場が必要となれば、これが十七兆円、三十四兆円となることも考えられます。この約十九兆円については多額の金額です。道路公団なんかよりもはるかに多額の金額、道路はしかも放射能を出しません。  この金額について、電力会社は是非税金でやってもらいたい、こ...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、この審議会の評価では他の電源との比較において遜色はないというふうに言っています。遜色がないのであれば十九兆円を、今まで原子力発電に十兆円つぎ込んできましたが、十九兆円つぎ込むべきではありません。  社民党は環境立国を目指すべきだと考えています。食料の自給、...全文を見る
03月17日第159回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  原子力発電と再処理事業のコストについて昨日お聞きしましたが、今日、またちょっと補充で質問いたします。  このパネルを示して先日質問をいたしました。再処理に十一兆円、残りの高レベル放射性廃棄物、低レベルを入れて約十九兆円ということなんです...全文を見る
○福島瑞穂君 ただ、この十九兆円というのは極めて多額です。  先日も申し上げましたが、審議会では他の電源との比較において遜色はないと、収益性の分析評価としてという審議会の報告が出ております。このバックエンドの分析評価によりますと、他のエネルギーと遜色はないわけですから、特別な措...全文を見る
○福島瑞穂君 私が質問しているのは、安全性の問題もさることながら、コストが余りに大きい。十九兆円というのは、それは日本の経済にとっても大きな痛みとなってしまうんではないか。  では、お聞きをいたします。再処理をしない場合のコストは幾らでしょうか。
○福島瑞穂君 国がある政策を取るときには、その道に突き進むのか、やめるのかというコスト計算をきちっとすべきです。コスト計算をされていないということについて、つまり、この十九兆円が果たして必要なものか、そうでないのかについて、あるいは他の道のコストが幾らなのか計算をされていないと。...全文を見る
○福島瑞穂君 再処理という道を今度選択をする場合には、どんなに低く見積もっても十九兆円掛かるわけです。再処理については、この赤い部分、再処理、十一兆円、そしてこれが廃棄物ですから、少なくとも再処理十一兆円は必ず掛かるわけです。今、日本経済が悪く、税収は五十二兆円しかありません。今...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、再処理の道へ進めば十八兆円掛かると。何のために再処理をするのか。プルトニウムを取り出す後処理なわけですよね。プルトニウムは今日本では大変余っています。こういうエネルギー政策、しかもこの財政逼迫の折、これからどんどんこの費用が掛かるコストの道へ突き進むかどうか...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、税源が移譲されなければ、削減だけが先にあれば自治体はサービスができません。セットでも現在ないですね。  なぜ税源移譲が先にならなかったんでしょうか。
○福島瑞穂君 セットではないんじゃないですか。プラスマイナスすれば削減の方が圧倒的に多いですよね。
○福島瑞穂君 三位一体改革においては、首相の指示を受けて官房副長官が十一月二十二日、厚生労働二千五百億、国土交通三千二百、文部科学二千五百、農林水産五百億というように、省庁に対して削減目標を指示しました。これは合理的判断、何か理念があって削減額を決めたのでしょうか。
○福島瑞穂君 この中から理念が全然出てきません。初めに削減額を決めて、その中で切り捨てるものを決めたのではないですか。  では、初年度で、今回、公立保育園の施設運営費の補助金を他のものに優先して削減対象とした理由は何ですか。
○福島瑞穂君 新聞報道によれば、最初は生活保護費が削減対象になったが、全国知事会の反対で公立保育園の補助金になったというふうに聞いておりますが、これは事実でしょうか。
○福島瑞穂君 私は、なぜ子供なのかと思うんですね。今、少子化で、仕事と家庭の両立支援などは国の施策としてやるべきこと、保育の問題は国が責任を持ってやるべきことでもあります。なぜここでこれを削減としたんでしょうか。
○福島瑞穂君 自治体が責任を持つべきは当然ですが、国の施策として切り捨てられ、現在どんどん民営化、官から民へですが、民の部分で、民間企業で、公立保育園が民間に切り替わっているなど、たくさん問題があります。  子供の施策の切捨ては許さないということで、今後この問題について追及して...全文を見る
03月18日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、非正規雇用の問題についてお聞きをいたします。  パート、有期契約、そして派遣の人たちについて、いわゆる非正規雇用について、総務省の統計、厚生労働省の統計など様々ですが、厚生労働省としては、それぞれについて数をどう把握していらっしゃ...全文を見る
○福島瑞穂君 労働者の三割が非正規雇用である中で、トータルで非正規雇用を扱う部局がないのは問題ではないかというふうに思っています。というのは、有期契約労働は労働基準局、パート労働は雇用均等・児童家庭局短時間・在宅労働課、派遣労働は職業安定局民間需給調整課と、今回質問しましたら、三...全文を見る
○福島瑞穂君 均等待遇の問題など共通の問題もありますので、トータルで非正規雇用を扱うということに関して是非提言や施策を今後聞かせていただけるようお願いいたします。今後質問していきたいというふうに考えています。  ところで、有期契約は、契約の定めのない契約に比べれば極めて不安定で...全文を見る
○福島瑞穂君 有期契約、パート、派遣で産休や育休をどれぐらい女性が取り得ているかについての数を厚生労働省は把握されていらっしゃるでしょうか。これは細かく質問通告していないので、取っているか取っていないか、もし分かったら後日教えてください。
○福島瑞穂君 なぜこういう質問をするかといいますと、やはり極めて取りにくいという、派遣で育休は本当に取れないということなどをたくさん実は聞き、実際、裁判が起きているからです。例えば私が有期契約で働いているとして、裁判を起こすまで、私の契約が反復継続した結果、期間の定めのないものと...全文を見る
○福島瑞穂君 是非、取りにくくならないように、これから指導等も強力にお願いいたします。  また、これも労働法律旬報に書いてあったのですが、経済産業省管轄の公益法人で、天下り官僚以外は全員が男性も女性も一年雇用という職場で、育児休業が取れるか取れないか使用者と裁判で争っているうち...全文を見る
○福島瑞穂君 有期契約三年の人間が、残り一年残した時点で育休を取る、これは可能なんでしょうか。
○福島瑞穂君 有期契約や派遣の求人広告の中で、更新もあり得るというふうなものがあることがあるんですね。自分の契約が一年後に更新されるかどうかが労働者は分からないわけですが、これは現実にはどういう対応になるのでしょうか。申請した段階で分かるのでしょうか。あるいは育児休業を取得したら...全文を見る
○福島瑞穂君 私が不安を抱くのは、自分が有期契約で更新されるかどうか分からないという場合に、育児休業を取得したら、その時点で、いや、あなたは実は更新しないことになっておりましたというふうに言って、権利行使をした結果、逆に更新されないんじゃないかという危険性もあると思いますが、その...全文を見る
○福島瑞穂君 育児休業法は不利益取扱いの禁止を定めております。  ただ、有期契約の場合は、自分が更新されるかどうかかなり不安に思っていると思いますので、権利の行使ができにくくならないように厚生労働省の強い指導を求めたいと思います。  妊娠を派遣先に告げると、派遣先、派遣元から...全文を見る
○福島瑞穂君 実際、解除されている例もありますので、この点の指導の徹底をお願いいたします。  ところで、年金国会と言われる今国会ですが、厚生年金のパート労働者への適用拡大を五年後の改正まで先送りになりました。せっかく女性と年金検討会であれだけ議論をしたにもかかわらず、一号、二号...全文を見る
○福島瑞穂君 均等待遇の実現をし、パートの厚生年金適用拡大、社会保険の対象外にならないようにということを強く要請したいと思います。  次に、支援費制度についてお聞きをいたします。  支援費制度は、それまでの措置制度に代わり、障害者が必要なサービスを自ら選び契約する制度で、二〇...全文を見る
○福島瑞穂君 支援費制度を本当に応援したいですし、厚生労働省が頑張っていらっしゃることは本当に応援をしたいんですが、自治体で、例えば一億円お金が足りないと。そうしますと、どこの自治体も実は悲鳴を上げていると。頑張ろうとしている自治体ほど悲鳴を上げている。  ですから、厚生労働省...全文を見る
○福島瑞穂君 ルールの問題がありますが、是非、今の時点で予算不足で悲鳴を上げているということについて是非善処をお願いしたいと思います。  支援費と介護保険の統合案についてですが、この逼迫している支援費制度との関係で介護保険との統合論が今出て、議論中であります。  ただ、こうし...全文を見る
○福島瑞穂君 改めて問題点をちょっと申し上げますと、例えば介護保険のサービスの支給限度額は一番重い要介護五でも月約三十六万円。訪問介護だと一日三、四時間。地域で生活している全身性障害者の七割近くは一日五時間以上の介助を受けていると。国や自治体の財政難を考えれば、上限の引上げは不可...全文を見る
○福島瑞穂君 まず、この支援費制度と介護保険の統合論がどうしてもやはりお金の問題から登場しているのではないか。そうしますと、確かに今財政逼迫の折、財政論からの議論があるのは仕方がないとも思うのですが、二つの違う制度をくっ付けてしまうと、実際はその間で当事者たちが非常に苦しむという...全文を見る
○福島瑞穂君 障害者の方たちと話をしていますと、この統合論に対して不安を聞かされることもありますし、逆に介護保険をやっている人たちからすると一体どうなるんだろうという、両方の声を聞きます。  統合論ありき、あるいは予算ありきではなく、きちっとサービスのニーズをつかむとともに制度...全文を見る
03月19日第159回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今国会に裁判員制度、刑事訴訟法の一部を改正する法律案が出てきております。裁判員制度は、司法の民主化という点から歓迎すべき点であります。しかし、裁判員制度の導入の前提として、証拠の全面的開示と捜査の可視化、捜査の過程がきちっと見えるようにと...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、現実に刑事裁判では証拠開示の点で大変問題になっています。  裁判官は、現在においても証拠開示を勧告することはできるわけですが、それに比べても別に前進は何も見られないのではないですか。
○福島瑞穂君 現実でも裁判所は勧告を持っていますが、なかなか証拠が出てきません。  国際人権規約B規約で一九九八年十一月に勧告がなされました。それにはこう書いてあります。すべて日本がその法律と実務を、弁護側が関連するあらゆる証拠資料にアクセスすることが保障されるように改めること...全文を見る
○福島瑞穂君 一つの問題は、この類型化ということです。類型に漏れている点などについてはアクセスしたいと思ってもよく分からない、この点についてはいかがでしょうか。
○福島瑞穂君 しかし、被告人側には類型化されていない証拠がどんな証拠があるか分からない場合が多いのではないですか。
○福島瑞穂君 類型化はされているが、ほとんど入っているということでしょうか。  なぜ今日証拠開示の問題を扱うかといいますと、日本では死刑判決を受けて死刑台から生還をした人が四人おります。例えば諏訪メモといった被告人のアリバイを証明する第三者のメモ帳が検察側によって秘匿されていた...全文を見る
○福島瑞穂君 外国の冤罪のケースも、新たな証拠が出てきて冤罪が立証されるケースが多いことは御存じのとおりです。  では、イギリスがやっているように、証拠の一覧、リストを開示する、これはいかがでしょうか。
○福島瑞穂君 極端だと思うんですね。全部書くかゼロか、で、結局出さない。私は、証拠のリスト、例えばルミノール反応があった、あるいは指紋を採取した、例えばそういう記録はせめて証拠リストとして出すべきだと。証拠リストを書くときにプライバシーに配慮をする場合も必要かもしれません。でも、...全文を見る
○福島瑞穂君 山崎さん、それは現実の裁判を御存じないですよ。実際、弁護側は何を持っているか分からないんですよ。当てずっぽうに、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるで、百個言えば当たるかって分からないんですよ。だからこそ、せめてプライバシーに配慮しつつ手持ち証拠の一覧を出すべきではないかと思...全文を見る
○福島瑞穂君 イギリスでは、請求審の裁判官に検察官手持ち証拠に何があったかを調査する権限を置いております。日本にはこのような制度も何もありません。いかがでしょうか。
○福島瑞穂君 いや、もうちょっと頑張ってくださいよ。というのは、裁判員として国民は裁判に関与する、しかし証拠が出てないかもしれない、だれだって冤罪が起きるかもしれない。証拠が不十分なまま判断せよというのは困りますよ。証拠の開示がきちっとあって初めて、自分はオープンに、客観的に裁判...全文を見る
○福島瑞穂君 これでは冤罪事件を完全になくすということにはできません。公正な裁判ということが必要ですし、低い水準で証拠開示がなされることは困ると。裁判員制度の導入として、これは修正をすべきであるということを申し上げ、質問を終わります。
03月22日第159回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  日本は環境立国を目指すべきだということで、今日は林業、農業の問題を中心にお聞きをいたします。  地球温暖化対策は、平成十七年度より第二ステップとなり、所要の追加対策の実施とし、第一ステップ段階の評価の見直しを平成十六年度に行うこととして...全文を見る
○福島瑞穂君 前向きの答弁をしてくださいましたが、ヨハネスブルク環境サミットにも行きましたが、あと、この速度で地球温暖化が進むと、あと地球が何個あっても足りないという、あるいは氷河が解ければどうなるかという、そういう議論も、本当に実際氷河が解けておりますので、地球の未来を考えれば...全文を見る
○福島瑞穂君 京都議定書は日本が頑張った成果ですが、財務大臣、今農水大臣からありましたが、いかがでしょうか。
○福島瑞穂君 是非、京都議定書を大事にするために、財務大臣、是非前へ一歩を進めてください。  農水大臣が先ほど国民の理解を得ながらというふうにおっしゃいましたが、昨年来から環境省を中心に温暖化対策税の導入について検討がされています。ここに来て、いろんな団体、生協や環境団体から意...全文を見る
○福島瑞穂君 温暖化対策税、上流に掛けるか下流に掛けるかとかいろいろ議論がありますが、今どこまで行っていますでしょうか。
○福島瑞穂君 日本は森が豊かな国ですし、国産材の自給率を高めるためにもっともっと努力がなされるべきだというふうに思っています。  先日、三重県に行ってまいりました。民間の林業をやっている、国際基準の、やっているところの速水林業というすてきなところだったんですが、ほかのいろんな方...全文を見る
○福島瑞穂君 このままでは林業に携わる人たちがどんどん減って、日本の森が荒れ、それは日本全体にとっても、環境の面でも、地方分権という観点からもよくないわけですから、農水大臣、今の林野庁長官の漸減だからということではなく、もっと前向きに緑の雇用創出についていかがでしょうか。
○福島瑞穂君 よろしくお願いします。様々な点でも本当に必要なことです。  先ほど、農水大臣からバイオマスの話が出ました。岩手県や様々な県、バイオマスに県も力を入れて頑張っておりますが、バイオマスについてはどのような推進策をされていらっしゃるでしょうか。
○福島瑞穂君 農水大臣、バイオマスの件でもう一言と、それからもう一つ、林業を見ていますと、正直、中小零細が非常に多くて経営が非常に厳しいと。労働者対策と併せて、林業事業での新たな経営、安定した経営に向けての新たな対策がやはりもう一歩必要ではないかということを非常に痛感をするのです...全文を見る
○福島瑞穂君 財務大臣、京都議定書は公約ですので、是非、財務大臣のこれからの前向きな取組を期待します。また、温暖化対策税の導入についても、私は早期に導入が必要ではないかと思っておりますので、今後もよろしくお願い申し上げます。  次に、食の安全についてお聞きをいたします。  食...全文を見る
○福島瑞穂君 地産地消、食の自給率を高めるように、高まるように、今後ともお願いしますし、また今後も質問していきます。  ところで、食品の安全に関しては食品安全委員会ができました。ところで何をしているのかということで、今回の鳥インフルエンザ問題を食品安全委員会としてどのように見て...全文を見る
○福島瑞穂君 食品安全委員会は、今回の鳥インフルエンザ問題などはどうすれば防げたというふうにお考えでしょうか。
○福島瑞穂君 では次に、年金の問題についてお聞きをいたします。  グリーンピアの問題に関して、大規模年金保養基地についてがありますけれども、この赤字処理の具体的な方針の工程表を出すべきだと考えますが、いかがでしょうか。
○福島瑞穂君 今後の方針について若干発言をしていただきましたが、今後の具体的な方針の工程表について、もっと具体的に今後また教えてください。  また、先ほど平成三十四年度まで旧資金運用部への償還を行う予定だったが、早めるというふうにおっしゃいましたが、どれぐらい早められるのでしょ...全文を見る
○福島瑞穂君 できるだけ早くということですが、どれぐらいを見込んでいらっしゃいますか。平成三十四年度まで随分先ですから、教えてください。
○福島瑞穂君 グリーンピアがなくなっても借金が物すごく残っていく、しかもその償還が平成三十四年度まで今の時点では掛かるということは極めて問題だと思います。平成十五年から三十四年度までの償還予定額七百九十七億円が増えるということはないのでしょうか。
○福島瑞穂君 先ほどグリーンピアに関して、年金積立金、年金運用資金とそれから自治体というお話がありました。このグリーンピアの委託の実態に関し、赤字分を県に埋め合わせをしているのではないですか。
○福島瑞穂君 ここで責任があいまいになるんじゃないかと。都道府県が赤字の埋め合わせをするとして、あとは知らないよということになると、これは都道府県、かなり大変になるのではないか。その点ではいかがでしょうか。
○福島瑞穂君 国民が、あるいは私たち国会議員がはてと思うのは、グリーンピアの営業状態が悪かったと。確かに、運営の費用は都道府県だとしても、大本の頼んでやっていた年金福祉事業団は、その管理、監視は一体どうなっていたんですか。責任、委託が都道府県だから都道府県やっているでしょうと放置...全文を見る
○福島瑞穂君 平成十七年度までにグリーンピアの廃止という政府の方針があります。廃止せざるを得なかったそれまでの監視、チェックのなさについてはどうお考えでしょうか。
○福島瑞穂君 むちゃくちゃな言い方をすれば役人の道楽、つまり、各地にグリーンピアを造ったが草ぼうぼうで借金が残って、あと、それは自治体に押し付けてどうするというふうに思いますが、だれも責任を取らないと。この委員会でも責任を取れという話が出ましたが、その後どうなっておるでしょうか。
○福島瑞穂君 答えになっていません。自治体側が造れ造れと言ったからといって、国民の貴重な年金積立金をこれにつぎ込んでいるわけですから、それはきちっとチェックをすべきだと考えますが、いかがですか。
○福島瑞穂君 確かに、自治体にも問題があったかもしれません。しかし、国はこういう建てることを決定し、かつ委託をしているわけですから、その点についてのやはりチェックは必要であったと。国に、役所に責任がないという言い逃れはできないというふうに思います。  ところで、グリーンピアの廃...全文を見る
○福島瑞穂君 この委員会で年金積立金について質問をしてきました。年金福祉事業団がグリーンピアの事業をし、多額の赤字を生み出し、結局それが負担になっていくという現実があります。  その中で、今私が不安なのは、結局前身、年金福祉事業団の後身が今もってこの年金積立金の運用の担当である...全文を見る
○福島瑞穂君 はい。  この問題についてはまた今後も追及していきます。
03月24日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、障害を持っている女性に対する強制不妊手術措置についてお聞きをいたします。実態をどう把握していらっしゃるでしょうか。  座っていない。ごめんなさい。
○福島瑞穂君 優生保護法のどこが問題だったから母体保護法に変えたのでしょうか。
○福島瑞穂君 九六年に優生保護法が母体保護法に変わったとき、プロジェクトチームを作ってリプロについて検討するはずだったというふうに聞いておりますが、その後どうなっていますでしょうか。
○福島瑞穂君 優生保護法の犯した罪という本もありますし、私も当事者、被害者の方からお話をお聞きをいたしました。強制不妊手術を受ける、あるいはコバルト照射を受けて子供が産めなくなると。もちろん、子供を産む産まないは個人の選択ですが、子供を産みたくてもそれ以前の段階で、障害者あるいは...全文を見る
○福島瑞穂君 ハンセン病も法律にのっとって強制隔離され、また子供を持てなかったと言われています。ナチス・ドイツは断種法を作って三十五万人強制的に不妊治療が行われました。日本の問題点は、むしろ戦後にそういう強制手術が行われたということで、そのまま何の手当てもなされておりません。 ...全文を見る
○福島瑞穂君 ありがとうございます。  ナチス・ドイツが行ったような優生学的な強制不妊治療は最悪の障害者差別であるということはだれでも認めることだろうというふうに思っています。当事者も、例えば、知的障害者ではないかと言われて十代のころにコバルト照射で受けて、それで子供が産めなく...全文を見る
○福島瑞穂君 議員立法ということはあるのですが、厚生省は当時、優生手術を強制するやり方を通達をしております。真にやむを得ない場合、身体の拘束、麻酔薬、欺罔、だましてもいいとする通達を出しております。つまり、だまされて、知らない間に不妊、子供が産めなくなっていると。ですから、議員立...全文を見る
○福島瑞穂君 食い下がって済みませんが、重く受け止めての対策、個々の実態調査あるいは今後の対策、諸外国との比較などはいかがでしょうか。
○福島瑞穂君 ハンセン病の問題に関して国会があるいは行政が決断をしていったように、是非この問題についても解決はなされるべきであると。実態調査、個々の実態調査あるいは事実の究明、そして補償等が必要だというふうに考えています。今、障害者差別禁止法などが議論になっている今、やはり不妊治...全文を見る
○福島瑞穂君 非正規雇用というので取るのが難しいのであれば、端的にお聞きします。派遣労働者の女性のうち、どれぐらい育児休業を取っているのでしょうか。
○福島瑞穂君 私は非常に問題だと思います。それぞれセクションがあるわけですし、育児休業の労働者の労働条件といったときに、じゃ、果たしてそこで働く女性が育児休業を取れるかということは必要だと思うんですね。なぜ取っていないか。はっきり言って、取りにくいからですよ。取れないからですよ。...全文を見る
○福島瑞穂君 法律を作って成果があったかどうかを検証するためには、以前実態がどうであるかということが分からなければ検証ができないと思います。  先日、有期契約が、実は契約が更新されていて、期間の定めのない契約と裁判所では認定され、育児休業の取得が認められたEU関係団体の、これイ...全文を見る
○福島瑞穂君 端的にお聞きします。派遣労働者の人には育児休業の適用が今まであったのでしょうか。
○福島瑞穂君 結局、女性は、去年、半数が非正規雇用というふうになりました。正規より非正規の方が多いと、そういう中で育児休業も取れないという状況では、みんな子供を産まないで働き続けるか、あるいは子供を産もうと思って仕事、妊娠して子供を、やめるか、というその二つしかないわけですね。も...全文を見る
○福島瑞穂君 そういう環境を作るために厚生労働省が頑張ってくださることを本当に期待して、私の質問を終わります。
03月25日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私も今日、昨日の判決に基づいて厚生労働大臣にお聞きをいたします。  障害基礎年金不支給決定取消し等請求事件、昨日、画期的な判決が出ました。これは、私は画期的だと思いますのは、憲法十四条に違反する、この点について国の故意、過失も認められる...全文を見る
○福島瑞穂君 社民党としても、控訴をしないようにということを強くお願いしたいというふうに思っています。  年金国会ですが、正直、政府・与党案は無年金の人に対する配慮が足りないというか、ないというふうに思っています。野党案は、いずれも一元化、ライフスタイルに関係なく、無年金の人を...全文を見る
○福島瑞穂君 厚生労働大臣の胸のうちをちょっと内視鏡で見ることができませんが、十分考えてくださっているというふうに思いまして、重ね重ねお願いを申し上げます。  ある女優さんが保険料を払っていなかったということが問題になっておりますが、それが問題というよりも、やはり国民年金の保険...全文を見る
○福島瑞穂君 みんなが安心して暮らせる高齢社会ということであれば、無年金の人を本当になくしていくということが非常に重要な課題だと思います。是非、この判決について控訴をなさらないように、また無年金を生まないために、制度改革を強く要求したいというふうに思います。  では、児童福祉法...全文を見る
○福島瑞穂君 厚生労働省としては、公立保育園がどんどん減少していることについて危機感をお持ちでしょうか。
○福島瑞穂君 厚生労働省は、少子化の問題に取り組む気持ちがおありなんでしょうか。育児と家庭と仕事の両立支援をやるお気持ちがあるんでしょうか。
○福島瑞穂君 しかし、まず削るところは公立保育園というところはやっぱり分からないんですね、国庫負担の対象外とする。保育園が例えば地方でなければ、やっぱり働くのをみんなあきらめますよ。厚生労働省、やる気あるんですか。
○福島瑞穂君 さっき統廃合とおっしゃいましたが、去年と比べて、公営は五千五百五十四人の減、民営は三万八千二百二十三人の増。公立保育園、数もそれから利用児童数もかなり減っていますよ、一年間で。これが毎年続いています。  厚生労働省は、公立保育園を増やすためにどのような努力をされて...全文を見る
○福島瑞穂君 厚生労働省で問題なのは、保育園の問題、今お話聞いていると自治体がやることだというふうなスタンスじゃないですか。厚生労働省が責任を持ってやっていくというのが全く伝わってきませんが、いかがですか。
○福島瑞穂君 自治事務であることは分かりますが、厚生労働省がどういう立場でやはり保育所をきちっとやっていくかということが必要です。  ところで、内閣府の報告書によりますと、公立保育所、私立保育所で障害児保育の有無に関しては、やはり公立保育所がマル、私立保育所がバツとなっています...全文を見る
○福島瑞穂君 公立の方がやはり障害児保育の有無では勝っているわけですよね。  そして、保育士の平均月給、公立保育所は約三十万円、私立保育園は二十一万三千円、保育士の平均年齢、公立は三十七歳、私立保育所は三十一・四歳です。つまり、私、実は私は子供を無認可の保育園に預けてお世話にな...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、保育はある意味お金が掛かりますよね。保育で金もうけというのはやっぱり難しいですよ。障害のある子供もいれば、外国人の子供もいる。手間の掛かる子供もいれば、病気になる子供もいる。ですから、今、経費節減、人件費節約だけで民営化が実は現場で進められていると。幾ら安くな...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、現に公立はどんどん減っています。今日議論されている児童福祉法の改正案ですが、保育費用を国庫負担との対象外とするわけですから、一般財源化をする。自治体によっては、これ幸いというか、あるいはもう仕方ないということで、公立保育園からやっぱり撤退をしていくということが...全文を見る
○福島瑞穂君 横浜市で公立保育園が私立になると。三月三十一日たって四月一日行ったら、先生が全部取っ替えになっていたと。保育所って子供にとっては家族のようなものですから、家に帰ったらお父さん、お母さん、兄弟姉妹が全取っ替えになっていたぐらい、子供にとってはやっぱり不安定になってしま...全文を見る
○福島瑞穂君 点検をお願いします。  官から民へといったとき、この民は民間企業であって、民、人々ということではないと。経費節減、官から民へということは、結局金もうけ、人件費節減ということだけでされることは非常に問題だと思います。  もう一問、所得譲与税が各自治体になって幾らに...全文を見る
○福島瑞穂君 その点についてはまた、済みません。いや、ここで言いたかったのは、所得譲与税でやりますと、人口の少ない自治体にとっては本当にもう公立保育所なんてやっていけないということになるということを、懸念を申し上げて私の質問を終わります。
03月26日第159回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  前大統領特別顧問のリチャード・クラーク氏が、九・一一テロの後に、ブッシュ大統領からテロとフセイン大統領との関連を出せと、見付け出せと指示を受けたということを先日発表をしました。また、当時財務長官だったオニール氏も、ブッシュ政権が発足時から...全文を見る
○福島瑞穂君 リチャード・クラーク氏は、アメリカでテロ対策、サイバー犯罪に対しての第一人者で、長期間担当をしてきました。彼の発言は重いです。また、彼だけでなく他の重要な人物もイラクへの攻撃をまず意図していたという旨の発言、それとの関連を探し出せというふうに言っていたという発言があ...全文を見る
○福島瑞穂君 その国連の大量破壊兵器の調査団長だって批判しているじゃないですか。大量破壊兵器などなかったことは、アメリカのアカデミー賞でショーン・ペン、主演男優賞を受賞して言ったこととおりで、なぜ日本の外務大臣だけがそんなことをいまだに言っているのでしょうか。
○福島瑞穂君 私はリチャード・クラーク氏の発言が極めて重要だと思います。  日本はアメリカにだまされていたんですか、それともアメリカの言い分をそのまま信じているんですか、どちらですか。
○福島瑞穂君 いや再度、こういう発言重要じゃないですか。だまされているんですか、それともだまされていると知っていて、アメリカの言うことをうそでも捏造でも丸のみしているんですか、どっちですか。
○福島瑞穂君 それでは、何ですか。リチャード・クラーク氏やオニール氏、ウッドワード氏などの発言は何なんでしょうか。
○福島瑞穂君 日本政府はなぜ一方の発言を信じ、もう一方の発言を信じない、その場にいなかったからと言うのでしょうか。  私は今度のリチャード・クラーク氏の発言が重要だと思うのは、九・一一テロ前にテロの警告を言っていたが無視された、九・一一テロの直後にイラクとの関連性を出せとブッシ...全文を見る
○福島瑞穂君 ヤシン師の殺害の件も、憎悪や報復がそれ以降テロを拡大するだけであることを教えていると思います。  日本はアメリカの言うがままに、全、あらゆるリスクを背負わされていると。今からでも遅くない、イラクから撤兵すべきであるということを改めて総理に申し上げたいと思います。 ...全文を見る
○福島瑞穂君 株の運用も問題ですが、グリーンピア、そして目的外使用が非常に問題なわけです。何兆円あるか分からない、これから増えるかもしれない、閉鎖だけは決めたけれども、あと責任を取らなければならない。今までだれも責任を取っていない、だれも責任を取っていないままなぜ独立行政法人へ行...全文を見る
○福島瑞穂君 ひどいですよ、年金福祉事業団、そして年金資金運用基金で、厚生労働省がなぜそこの問題にかくも長い間、五十年間メスを入れてこれなかったかというところが問題じゃないですか。国会、自治体だけの問題ではないですよ。厚生労働省が今までメスを入れてこれなかった、放置をしてきた、に...全文を見る
03月30日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず最初に、小泉総理が年金について一元化がいいのではないかと、野党にも呼び掛けると発言をされたことについて、大臣、いかがお考えでしょうか。
○福島瑞穂君 大臣、一元化の議論について賛成のお立場でしょうか。どうお考えでしょうか。
○福島瑞穂君 野党三党の案には共通項もあります。それは、国民年金、厚生年金の一元化、社民党のマニフェストもそうですが、最低保障年金というのを保障する、一点。二点目は世帯単位、個人単位にしていく、どんなライフスタイルの人にも年金を保障する。三つ目はそのような制度の下で無年金の人をな...全文を見る
○福島瑞穂君 はい。
○福島瑞穂君 私は、政府案がこの一元化を去年きちっと議論をした上で抜本改革をすれば、今ぞろ、年金保険料払わなくて泣いてもいいわけみたいなCMに多額のお金を払って恫喝しなくても済んだのではないかと思っています。  国がやるべきことは、安心、安全な年金制度をきちっと打ち出し、無年金...全文を見る
○福島瑞穂君 大臣でも局長でも結構です。
○福島瑞穂君 そのとおりで、もちろん国民年金と厚生年金を一元化ということであればこれは物すごいことなわけですが、安心できる年金制度をどう作っていくか。  私は、今ここで、政治の場面で起きているのは極めて重大で、厚生労働省としては若干手直しした年金改革案を国会に上程をする、そして...全文を見る
○福島瑞穂君 総理が今度、年金改悪と言っていいかもしれません、年金改悪法案を成立させた暁に、次に、じゃ一元化というのであれば、なぜ今国会に提出する法案がそうなっていないのかということを思います。二十年後、三十年後、五十年後、百年後ということであれば、今、年金制度を安心できるものに...全文を見る
○福島瑞穂君 私は、今度提出される法案が、いったん廃案にした上で抜本改革をなすべきだということを申し上げます。  女性と年金の問題についても、一元化をしなければなかなか問題が解決しない面があります。女の人は、どんな男の人と結婚したかによって一号、二号、三号と分けられる。自営業の...全文を見る
○福島瑞穂君 ずっと言われながら抜本改革がされないのは非常に残念で、私自身は、三号被保険者の問題というよりも、女の人が結婚相手によって一号、二号、三号と分けられてしまう、全然制度が違うということが問題で、一元化ということがすべての解決する魔法のつえではありませんが、三号被保険者の...全文を見る
○福島瑞穂君 ただ、どんな人も無年金にせず、最低限度という意味では、スウェーデン・モデルのように最低保障年金、その部分の一番ミニマムの部分は、税負担というのはある種、問題を解決する方法であるというふうに思っています。  もう時間が来てしまいました。  最後に、大臣、無年金の問...全文を見る
○福島瑞穂君 終わります。
○福島瑞穂君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、政府提案の平成十六年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。  政府の提案は、第一に保険料を負担する現役世代との均衡、第二に高齢者等の生活への配慮が挙げられています。...全文を見る
○福島瑞穂君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、政府が提案している児童福祉法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。  本法案に示されている公立保育所運営費一千六百六十一億円の一般財源化は、小泉総理大臣から国庫補助負担金一兆円削減という指示を受け、各省...全文を見る
04月08日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず初めに、公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律案についてお聞きをいたします。  第四条に、新設で「活用についての配慮」という条文が入っております。具体的にはどういう中身を考えていらっしゃるのでしょうか、改めてお聞きをいたします。
○福島瑞穂君 公衆浴場に関しては、本日の委員会でも出ましたが、数がどんどん減っていて後継者が少なくなる中、是非この「配慮」という条文を生かした施策をこれからもよろしくお願いいたします。  次に、私も原爆症認定却下処分取消し訴訟の件についてお聞きをいたします。  長崎の被爆者、...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、判決要旨は、原告が爆心地から至近の地点において多大な原爆放射線に被曝したことが慢性肝炎を発症又は進行させるに至った原因となっているものと認めるのが相当であると、総合的に勘案してそうであるということをはっきり裁判所は認定をしております。  なぜこういう質問を...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、一審で十分議論され、判決が出ているわけです。この点については、例えば控訴をされれば、御本人が高齢であるということもあり、判決が出ても救済が遅れるということもあるわけですから、是非これは被爆国日本がきちっと考えて向き合うべきテーマだと思いますので、是非控訴をされ...全文を見る
○福島瑞穂君 是非、里親制度の充実をお願いいたします。  また、NGOの中で、DV防止法のシェルター作りではありませんが、子供シェルターを作ろうという動きなどが今出てきています。子供たちが駆け込めるシェルター作りなどを是非厚生労働省は視野に置いて応援していただきたいと思いますが...全文を見る
○福島瑞穂君 無年金の障害者の問題に関して、是非当事者と大臣、副大臣会っていただきたいと思いましたが、日程の都合でできませんでした。先ほどの原爆症認定取消し裁判につきましては、是非ハンセン氏病のときのように御本人、原告たちと会って、是非本当の事実を行政として向き合ってほしいという...全文を見る
04月27日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、私も冒頭、日本歯科医師会、日本歯科医師連盟の方が来られない限り事態を究明することができないと、そういう方たちを必ずこの国会に呼び、きちっと質疑ができるよう全力を尽くす、私たちは尽くしますし、委員長始め全力を尽くしていただきたいと思い...全文を見る
○福島瑞穂君 では、この点について厚生労働省はかつて指導をしたというふうに二〇〇二年、出ておりますが、全く実態は変わっておりません。この点について、分離がきちっと行うよう強く求めていきたいと思います。  三番目に、私自身もこの中央社会保険医療協議会の中身について申します。今回明...全文を見る
○福島瑞穂君 はい、星野さんにお願いします。
○福島瑞穂君 この点につきましては、もっと危機感を持って変えていただきたいというふうに思います。そのために今日は複数の委員が中医協の抜本改革、中身について言っていると思います。  私は、この中に例えば市民の代表やそういう人たちが入ることでかなり変わる、要するに場外談合ということ...全文を見る
○福島瑞穂君 ただ、その中医協を舞台に今回のような事件が起きたということをどう受け止めるのか。私は、やはり場外談合が成立する審議会ということ自身極めて問題だと思いますが、いかがでしょうか。
○福島瑞穂君 今後、本当の意味でメスが入るのかどうか、実は、非常に今の答弁、参考人の方の意見を聞きながら疑問に思っています。実際、十八億や二十億円ぐらいを政治献金として配るということも、私は実は理解に苦しみます。そして、実際、政策がそれで変わっているわけです。何のために金をばらま...全文を見る
○福島瑞穂君 かぎ括弧、専門という名の下に審議会や政策を私物化した面があるのではないか、お金をもらって利権誘導したんじゃないかということが今回の事件です。それに対してきちっとメスを入れ、抜本改革をし、三十兆円の予算に対する国民に対する信頼を獲得すべく、国会の中で続けて集中審議を行...全文を見る
05月13日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○福島瑞穂君 社会民主党の福島瑞穂です。  まず、大臣にお聞きをいたします。  多くの国会議員が年金の保険料未納で名前が挙がっております。このことについてどうお考えでしょうか。
○福島瑞穂君 改めてお聞きします。国会議員の年金未納の問題、この責任はどれほど重いとお考えでしょうか。
○福島瑞穂君 今、年金の改革法案、昨日参議院の本会議で議論になりました。立法者としてという面もありますが、国民に負担増を求めるのが今度の年金改革法案です。十四年間保険料を引き上げる、給付は引き下げる、一五%最終的には引き下げる。国民には負担増を求めながら、国会議員が、一緒に年金制...全文を見る
○福島瑞穂君 社会の中には、保険料を払いたくても払えない、あるいは厳しい生活の中で保険料を払っている人もいます。歳費をもらう国会議員になぜこのように未加入、未納の人がいるのか、大臣は理由をどこにお考えでしょうか。
○福島瑞穂君 私は、国会議員の政治家としての資質が保険料の未納だけで語られるのは、実は非常にバランスが悪いというふうには思います。しかし、なぜこの未納問題が非常に重要な問題になっているかといえば、制度を支えていくべき、あるいは制度改革をすべき国会議員が、自分のことを棚に上げ、自分...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし私は、個人情報ではなく公人情報、これだけ国民の不信を受けているわけですから、厚生労働大臣としては、すべての国会議員が明らかにすべきだとお考えではないですか。
○福島瑞穂君 それから、私はこの発表の時期というものも極めて重要だと考えます。特に、政権与党ですが、福田官房長官は、お辞めになられましたけれども、衆議院で通った後、公表される。そして昨日発表された政党は、参議院の本会議で審議入りするということで発表。実はもっと早い段階できちっと発...全文を見る
○福島瑞穂君 年金の問題は、国民の皆さんに私たちが負担増あるいは制度をこうしますということなわけですから、国会議員全員が明らかにすべきであると思います。  ところで大臣、国会議員について明らかにすることは望ましいというふうに言っていただきましたが、この法案を提案する側の政権、内...全文を見る
○福島瑞穂君 これはもう自己責任のレベルではありません。個人情報ではなく、この年金改革法案を提案する厚生労働省としてきちっと明らかにすべきだと考えますが、いかがでしょうか。  厚生労働省こそが、この年金を、こういう負担増を求めるという改革法案、私たちからすれば改悪法案ですが、提...全文を見る
○福島瑞穂君 それぞれお願いをしていらっしゃるということですが、これはやはり大臣、個々人の問題ではない。お願いして、じゃ発表しない人がいたらどうされるおつもりですか。
○福島瑞穂君 大臣が信じていらっしゃるということですが、これは、負担増を求めるこの法案の審議の前提条件として、やはり私たちはクリーンに、フェアにやっぱりこの法案に向かうと。残念ながらどの政党にも未納者はいたわけですが、そのことも踏まえながら、やはりこのこと、国民に対して、この年金...全文を見る
○福島瑞穂君 この委員会としても、副大臣、政務次官、政務官、そしてこの厚生労働委員会のメンバー全員について明らかにしてくださるよう、委員長に求めます。
○福島瑞穂君 それから、修正案提案者の長勢議員のことですが、修正案提案者ですので、この点についても明らかにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。(「だれ」と呼ぶ者あり)大臣。──大臣、答えられない、分かりました。  では、それは委員長いかがでしょうか。──委員長も答え...全文を見る
○福島瑞穂君 厚生労働省として、このパート薬剤師の問題について今後取り組んでいただきたいと思いますが、それについてお考えをお聞かせください。
○福島瑞穂君 例えば佐賀県女性薬剤師会を見ますと、研修の場を提供しよう、あるいは女性たちで女性薬剤師会を作って研修しようなどしています。是非、この非常勤の薬剤師の人たちの研修その他、是非是非、力を入れていただきたいということを要望として申し上げます。  次に、一人薬剤師問題につ...全文を見る
○福島瑞穂君 ちょっと、どういうふうに問題を、もう少し具体的に言っていただけますか。
○福島瑞穂君 病院薬剤師の配置基準についてですが、現行基準では、一般病床は入院患者七十人に一人、外来処方せん七十五人に一人ですが、これでは全く足りないのではないかとも考えられます。どのように増加を考えていらっしゃるでしょうか。
○福島瑞穂君 専門薬剤師の育成についてお聞きをいたします。  医療の高度専門化に伴い、薬剤師も高度専門化する必要があるのではないでしょうか。
○福島瑞穂君 教育機関、薬学教育が四年制から六年制になることについて、教育期間が延びることで、実務担当者の増員、施設受入れの問題、また学費の増加、これはロースクール、法科大学院のときなども議論になりましたけれども、学費の増加などが発生すると思われますが、対策をどう考えていらっしゃ...全文を見る
○福島瑞穂君 司法試験とロースクールの関係のときも、現場でこれから受験する人たちが混乱したり、どうしようというのがあることなどについて議論になりましたが、同じようなことがこの薬剤師国家試験受験資格の経過措置について、受験生たちはやっぱり人生懸けて受験するわけですから、非常に不安を...全文を見る
○福島瑞穂君 医療過誤がよく、よくというか、よく問題になったり発生をしたりするわけですが、医療ミスが起きないように、例えば製品情報のコード表示化、データベース化ということで、あるいは医療機関等における通信、情報通信技術の活用等の事故防止策の普及は必要だと考えますが、いかがでしょう...全文を見る
○福島瑞穂君 医療事故防止のために周知徹底や工夫をされることを本当に心からお願いを申し上げます。  それで、冒頭、年金の問題について質問をいたしました。改めてちょっと厚生労働大臣にお伺いしたいことがありますので、よろしくお願いします。  先ほど、制度が複雑でその改善が必要であ...全文を見る
○福島瑞穂君 女性と年金でも申し上げていますが、女性が一号、二号、三号と分けられ、だれと結婚したかによって一号、二号、三号と分けられると。一号被保険者の妻は、自分が保険料を払っていなければ無年金になるわけですし、パートタイマーの人が厚生年金加入をせず、国民年金にも加入しなければ、...全文を見る
○福島瑞穂君 しかし、この年金改革法案が無年金の人たちを防止する役割を果たしているでしょうか。
○福島瑞穂君 根本的な制度論の議論をこの厚生労働委員会でやるべきだというふうに思いますし、やっていきたいと考えています。  ただ、国会議員ですら、国会議員ですら、あるいは大臣経験者ですら間違えるような年金の制度が、国民にとって分かりやすく、使いやすく、また保険料をきちっと払おう...全文を見る
05月18日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  国民の意識と遠いところで今の年金制度が議論になっている、そのことが問題です。未納の問題にしても、国会議員は自分の切実な問題としてこの問題を考えていない。そして、今の五割の問題もそうです。今度は法案を成立させて、これから一元化、抜本改革、そ...全文を見る
○福島瑞穂君 政党の説明義務、そして政府・与党のこの法案を提案し審議する責任ということからいえば、個人の問題ではないです。責任持って襟を正し、情報公開をすべきです。透明性のないところでこの議論を参議院の厚生労働委員会ではできませんが、いかがですか。
○福島瑞穂君 しかし、これはもう公人情報です。なぜ明らかにできないのか実は分かりません。明らかにすると何かまずいことでもあるんですか。強行採決あるいは参議院で成立させた後に情報公開するのでは納得がいきません。これは審議の前提として明らかにしてください。なぜこの当たり前の情報を公開...全文を見る
○福島瑞穂君 ですから、お願いいたします。言った人は、正直者はばかを見るんですか。そうじゃないでしょう。衆議院の厚生労働委員会の委員長ですら、強行採決をしたはるか後に公表をしています。こんなのは不公平だと国民が思い、年金に対する信頼感、国会に対する信頼感を失っているわけです。 ...全文を見る
○福島瑞穂君 違います。自民党総裁の責任として国民への説明責任を尽くすべきです。私は政府・与党の責任は重いと考えます。この法案を審議してほしいという資格があるのかどうかと思います。  というのは、例えば連合のメーデー、二十八日、私は出席し、副大臣と一緒に出席をしました。当時、民...全文を見る
○福島瑞穂君 済みません。短く、なぜ遅れたか、お願いします。
○福島瑞穂君 政府・与党の責任はやはり重いと言わざるを得ません。というのは、閣僚の中で未納であることが明らかになったのが二十三日、菅さんのが明らかになったのが二十八日です。副大臣ですよ。この法案を提案する厚生労働省の副大臣、なぜ分からないんですか。うっかりミスは確かに私はあるかも...全文を見る
○福島瑞穂君 行政ミスであった菅さんが代表の座を降りざるを得なかったのは、その発表の仕方やその後の対応、それまでのいろんなことが影響していると思います。とすると、私は副大臣自身の発表が遅れる、自分のことをきちっと、この法案を出す責任者としてきちっとやらないことが問題です。任命権者...全文を見る
05月25日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  まず、森副大臣に確認をいたします。  未納の期間があると、四月十四日、衆議院厚生労働委員会の段階では知っていられたわけですね。
○福島瑞穂君 森副大臣は、坂口大臣に対して何と自分の未納問題を報告を具体的にされましたか。
○福島瑞穂君 坂口大臣の記者会見でも、四月十四日の段階で「森副大臣からまだ聞いておられなかったのですか、加入状況について。」ということに対し、大臣は答弁で、「未納問題を調べているということは聞いておりました。」、そう答弁されています。つまり、四月十四日の段階で森副大臣は未納がある...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、違う、五月のことを聞いているのではありません。あなたの認識では報告をしたと思っていらっしゃるわけですね。報告をどういうふうに具体的にされたか教えてください。
○福島瑞穂君 私は、そういう時期がありましたと報告をしたことが、なぜ調査中というふうになるのか分からないんですね。
○福島瑞穂君 理解できないです。未納、そういう時期が私にもありましたということが非常にはっきりしていますよ。どこが明瞭ではないんでしょうか。  これは、申し訳ないけれども、森さんが違うことを言っているか、坂口さんが違うことを言っているか、二つに一つです。事実は一つしかありません...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、納得がいきません。私もそういう時期がありましたということと未納であるかどうかを調査していますとは全然違うことですよ。普通、私にもそういう期間がありましたと言えば、坂口さん、跳び上がらなくちゃいけないですよ、これは。それがどうかというのは全く違います。納得がいき...全文を見る
○福島瑞穂君 じゃ、だれのことなんでしょうか。
○福島瑞穂君 この四月十四日、厚生労働委員会は、閣僚の未納問題が確認をされ、森副大臣は現在国民年金を払っておりますと答えた重要な委員会です。そこで報告があれば、それはきちっと確認をすべきです。  坂口大臣は記者会見で、四月十四日、その段階で、「未納問題を調べているということは聞...全文を見る
○福島瑞穂君 大臣の未納問題が起きたのは四月十四日、福田さんがそれで辞め、菅さんが辞め、菅さんの未納問題が発覚したのは二十八日です。なぜそこで調べないのか。  坂口大臣、森副大臣、谷畑大臣に、ちゃんと調べてください、そういうことはおっしゃったんですか。
○福島瑞穂君 しかし、厚生労働副大臣であることには間違いがありません。なぜ五月十日まで調べないのかというのが実は全く理解ができません。  本日というか、これまで問題になったのは、本当に申し訳ないけれども、森副大臣はかなり早い段階から知っていたのに、なぜそれを衆議院の強行採決以降...全文を見る
○福島瑞穂君 四月二十九日、菅さんが説明責任を尽くしているときに、自分は大丈夫かとか調べなくちゃいけないとは思わなかったんですか。あるいは、四月十四日、閣僚の未納問題が起き、菅さんが辞める前に実は福田さんが辞めているわけですが、自分が厚生労働副大臣として客観的に明らかにせねば、こ...全文を見る
○福島瑞穂君 私はやはり極めて問題だと思います。厚生労働、ほかの省の副大臣ではありません。これを、この法案、年金改革法案を提案している厚生労働省の副大臣、五月十日まで、安倍幹事長に言われるまで調べない、どういう、やっぱりちょっと正直理解ができません。私はこの法案、もう責任持ってや...全文を見る
○福島瑞穂君 衆議院の厚生労働委員会で強行採決をされた後に、ずっと後になってこういう副大臣の未納問題が明らかになる、一人は言わなかった、一人は調べもしなかった、それは大きいというふうに思います。  次に、年金の積立金の問題について申し上げます。  年金積立金の管理運用がずさん...全文を見る
○福島瑞穂君 お手元の資料、済みません、日付が二十八になっていて、ちょっと申し訳ない、二十五に直してください。  この年金放漫財政の失敗の後始末、これは厚生労働省年金局から聞いた数字を書き入れたものです。平成十七年度末までに年金住宅融資五兆三千二百億円、グリーンピア四百億円、財...全文を見る
○福島瑞穂君 済みません、六兆二千六百億円年金積立金から今回取り崩すのではなく、金額だけ言ってください、幾ら取り崩しますか。
○福島瑞穂君 いや、端的に、今回積立金から幾ら取り崩すのかということを答えてください。これは六兆二千六百億円ではないんですか。
○福島瑞穂君 この年金積立金を大きく取り崩す、今四兆六千億とおっしゃいましたが、四兆六千億、年金積立金を大きく取り崩すのは、今回初めてですか、過去に例がありますか。
○福島瑞穂君 年金積立金の取崩しが初めてかどうかを聞いているんです。
○福島瑞穂君 いや、違うんです、ごめんなさい。年金積立金の取崩しが、例があるか初めてかと聞いているんです。
○福島瑞穂君 いや、違うんです。済みません、時間がもったいないので端的に答えてください。  年金積立金を大きく取り崩すのは今回が初めてですね。イエスかノーで答えてくださって結構です。
○福島瑞穂君 幾らぐらいですか。
○福島瑞穂君 今まで国民年金のために三百八十二億取り崩した例はあると。  ところで、先ほど掲げたこの六兆二千六百億円が、四兆実は八百、八千億とおっしゃいましたっけ──とおっしゃいましたが、これだけ多額の年金積立金を取り崩すというのは初めてなわけです。(資料提示)  つまり、今...全文を見る
○福島瑞穂君 逆ざやの問題、済みません、二つ。この保証金、この逆の問題がありまして、九千億円、約、これは戻ってこないですよね。つまり、どんなに頑張って将来回収をしても戻ってこない逆ざや問題、財投金利よりも安く住宅融資をしてきた歴史が生んだマイナス分があると。これは一兆三千億円とか...全文を見る
○福島瑞穂君 変動ということは分かりますが、年金住宅融資、損失九千三百億円という新聞記事もありますが、先ほど申し上げたことから約一兆円、これは戻ってこないと考えてもよろしいですね。
○福島瑞穂君 今まで住宅の融資をやっていた部分を、今度の独法化の中で福祉、今までそういうことをやったこともない福祉医療機構に丸投げをすると。ですから、そこが何十年掛けて回収をするんですが、実際それぞれ都道府県で出していただきましたが、延滞率が高かったり、延滞残高も出ています。で、...全文を見る
○福島瑞穂君 ただ、この条文を見て、あ、これで、私は六・二兆円と思っていますが、四・六兆円、少なくともですよ、今の局長の答弁で、政府の答弁で四・六兆円積立金を取り崩すと。この条文一項入れただけで、附則、これで積立金四・六兆円取り崩すわけですね。四・六兆円って物すごいお金ですよ。 ...全文を見る
○福島瑞穂君 だって、現に今まで損しているじゃないですか。損失九千三百億円。これからもうかるという話を聞いても理解ができません。しかも、住宅金融公庫が一番、二番がこっちだったりするので、両方やっていたとしても本当に回収できるのか。しかも、先ほど言いましたが、年金資金運用基金が公表...全文を見る
○福島瑞穂君 住宅融資をすべきだという問題と、コスト管理をしないで損失を出すということは全然別の問題です。  グリーンピアも、それは当時政治家がやれやれと言ったとかいう話がありますが、冗談ではありません。今回、グリーンピアを全部廃止し、多額の借金が出てくる債務があります。それか...全文を見る
○福島瑞穂君 私は今回の年金改革法案にも反対ですが、どんなことがあってもこの独立行政法人法案は成立させてはいけないと思います。百五十兆円のお金をここの独立行政法人が賄う。理事長と理事、一人の理事長が最終的に判断をする。日銀ほども組織が徹底をしておりません。百五十兆円のお金をこの独...全文を見る
05月26日第159回国会 衆議院 法務委員会 第30号
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○福島(瑞)参議院議員 社民党の福島瑞穂です。御質問、どうもありがとうございます。  ドメスティック・バイオレンス防止法は、二年かけて、小宮山さんも含め、参議院で超党派で実現をしました。今回、三年後の見直しで、これまた超党派で実現ができることを非常にうれしく思っています。一緒に...全文を見る
○福島(瑞)参議院議員 御質問、ごもっともな点もあります。確かに、子供へ夫あるいは妻が接近するのではないかと思い、心配の余りなかなか本当に安定した生活が送れない、そのことは十分あり得ることです。ですから、おっしゃる意味は、法律施行後六カ月をこの件だけ前倒しをして施行できないかとい...全文を見る
○福島(瑞)参議院議員 御質問、ありがとうございます。  子供に対して、夫または妻が、子供に会わせろ、あるいは子供を連れ戻すぞ、幼稚園に行くぞというふうなことを言っている場合、あるいはそれだけではなくて、「その他の事情」とありますので、夫または妻の側が子供に対して相手方が接近す...全文を見る
○福島(瑞)参議院議員 おっしゃるとおり、退去命令が二週間から二カ月に拡大されることになりました。それは、転居するにも二週間というのは余りに短過ぎるということが立法理由です。  例えば、今回の改正により退去命令の期間が二カ月に拡大されるということになりますが、具体的なケースによ...全文を見る
○福島(瑞)参議院議員 現実的に、二カ月以上たったとしても、退去命令、それはもう一回、再度認められる必要がある場合は現実にあると思います。  その「責めに帰することのできない事由」とは、例えば、退去命令の発令期間中に被害者が病気やけがなどによって療養を余儀なくされる、引っ越すこ...全文を見る
○福島(瑞)参議院議員 補足の補足で申しわけありません。  確かに、現実的には保護命令を出す際に問題になり得るとは思いますが、私たちも両方の事情を考慮するということでこの改正法案をまとめました。  確かに、一つの意見として、なぜ暴力を受けた側の人間が常に大急ぎで家を出なくちゃ...全文を見る
○福島(瑞)参議院議員 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護については、この問題に取り組む民間団体が極めて大きな役割を担っています。被害者の多様な要望にこたえるためには、このような民間団体と配偶者暴力相談支援センターとが適宜連携をとりながら対応することが重要です。  このよう...全文を見る
○福島(瑞)参議院議員 この点については、先ほど山本議員が答えられた部分でもありますので、重複しないように申し上げます。  国自身が基本方針を決めますので、それに基づいて都道府県が基本計画をつくる。地方分権に一見逆行している面もあるかもしれないのですが、私たちとすれば、都道府県...全文を見る
05月27日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  年金積立金について聞きますけれども、その前に、前提として、副大臣の問題について聞かざるを得ません。  谷畑副大臣、平成元年八月から平成七年六月の五年十一か月間未加入ということですが、途中で気付かれて厚生年金、国民年金に入られたということ...全文を見る
○福島瑞穂君 記者会見、五月十七日、途中で気付かれて国民年金に入られたということでしょうかという記者の質問に、谷畑副大臣、そうです、参議院六年間終わりまして、そしてまた厚生年金に入ったものですから、それから少し、六年間参議院議員もさせてもらったり国会議員をしていく中で、私自身、年...全文を見る
○福島瑞穂君 つまり、谷畑大臣は、自分が未加入であることに気が付いたので、年金の重要性から、はっきり衆議院議員になったら国民年金に入ろうと意識的に思われて年金に入られているわけです。ということは、御自身、未加入の期間があること、だからこそ、自分がしっかり衆議院になったら国民年金に...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、違うんですよ。つまり、つまり初めに瑕疵があって払わなかった、それはいい、いいというのは変ですが、それはまあうっかり払わなかったのかもしれません。ところが、あなたは意識的に加入しているじゃないですか。だって、はっきりそう言っていますよ。年金がいかに重要か、大事か...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、違うんですよ。  谷畑大臣は途中で気付かれて、それ以降はしっかりやっていらっしゃるんです。厚生年金に入り、国民年金に入り、その後厚生年金に入り、その後国民年金に入り、衆議院議員になったときに、まずい、ちゃんとこれは入っていらっしゃるんですよ。  だから、御...全文を見る
○福島瑞穂君 だれでも神様でない、そのことは十分分かっています。そうではなくて、五年十一か月未納だという問題が一点。  五年十一月未納だということを、ということではなく、ということを今私が言っているのではなく、途中で気が付いて谷畑さんは国民年金に入ったと言っているわけじゃないで...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、やはり、例えば、この法案は、衆議院で、厚生労働委員長自ら未納であったことを明らかにせず、強行採決が行われました。その時点で、お二人、副大臣の未納の問題も全く明らかにされずに、これは強行採決をされたわけです。ですから、調べるのが遅かったというのも問題だと思うんで...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、今、今日お聞きしているのは、五年十一か月未加入ではないんですよ。  あなたははっきり、年金がいかに重要か、自分自身どうなっているだろう、大事だということを認識して年金に加入させてもらった、衆議院通ってからですね、と言っているんですよ。ということは、あなた分か...全文を見る
○福島瑞穂君 私は、反省しているかどうかということを今の時点で聞いているのではありません。  この答弁で、途中で気付かれて国民年金に入られたということでしょうか、そうですと答えているわけですよ。当時未加入であるということが分かるから、気付かれて入ったということなんですよ。それを...全文を見る
○福島瑞穂君 それでは、四兆六千億円の積立金、巨額なお金ですが、取崩しについて事前に、私が質問する前に、国会議員などに説明、国民に対して説明はされたでしょうか。
○福島瑞穂君 じゃ、与党の方たちにだけ四兆六千億円の積立金の取崩しをするということを説明されたんですか。野党には説明していないんでしょうか。
○福島瑞穂君 グリーンピアの負債もあと二十年、約八百億円を財政投融資に支払う予定でした。これは今回の一括処理では幾ら支払うことになっていますか。
○福島瑞穂君 今回、独立行政法人化法と伴って、グリーンピア、これだけ国民からの批判を受け、国会の中でも議論になったグリーンピアのために七百六十三億円、平成十七年度に払うと。それも合わせて四兆六千億円、積立金を一時取り崩すと。みんなから、保険料を上げるぞ上げるぞと言って、あるいは、...全文を見る
○福島瑞穂君 福祉医療機構が実施する分とこの転貸法人とやる部分とあるわけですか。
○福島瑞穂君 ただ、その分以外に、例えばグリーンピアの問題で、先ほど、これは今回一括処理で、グリーンピアの損金というのはこれは戻ってこないわけですね。それから、保証金の問題、逆ざやの問題で保証金九千億円というこの問題もありますので、はっきりしていることは、局長の説明によっても、今...全文を見る
06月01日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  年金の問題については大きく三つ問題が出てきていると思います。まず未納、未加入の問題、二つ目が制度の問題、三番目が運用の問題。底の抜けたたるとして年金積立金を丸投げして独立行政法人化でいいのかという根本的な問題です。今日は、制度のところと年...全文を見る
○福島瑞穂君 そうしますと、六兆円の中に入っているということで、再度繰り返しますが、四兆六千億円の中には入っていないんですね。
○福島瑞穂君 六兆三千億から今あります余裕金一兆七千億円を引いた金額が四兆六千億円というのは分かるんですが、済みません、私頭が悪いのでよく分からないので、イエスかノーかだけで答えてくだすって結構です。四兆六千億円の中に逆ざやの九千三百億円が入るかどうか、それだけお答えください。
○福島瑞穂君 済みません、私は頭が悪いのではっきり言っていただかないとちょっと分からないんですね。  九千三百億円、要するにはっきり言うと損か特か。国民は損したのか得したのか。年金積立金で補てんしなくちゃいけないか。そして、四兆六千億円、今回取り崩すっておっしゃるけれども、その...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、年金局長ね、端的に答えてくだされば結構です。今日は確認をしているだけですから、どの数字が、どの数字の損かという確認を今日しているだけです。  四兆六千億円の中に逆ざやの九千三百億円分は入らないということでよろしいですね。
○福島瑞穂君 済みません。当初からそう答えてくだされば結構です。  八千五百億円というもの、八千五百億円との関係はどうなるのでしょうか。八千五百億円、参議院のこの資料で、「当該事業に係る費用として、貸付利子補給金は累計四千六百九十九億円を投下。また、今後八千五百億円程度が必要と...全文を見る
○福島瑞穂君 先ほど、四兆六千億円というのを取り崩す中に逆ざやの九千三百億円は入らないというのは分かったんですね。そして、今回、この八千五百億円程度が必要となるというのと、この四兆六千億円と九千三百億円との関係についてだけ端的に教えてください。
○福島瑞穂君 済みません。私は本当にちょっと頭が悪いのでよく分からないんですが、四兆六千億円、さっき取り崩す中に逆ざや分の九千三百億円は入らない。で、八千五百億円分は四兆六千億円の中には入らないんですね。そういう理解でよろしいですね。
○福島瑞穂君 済みません。そう言ってくだされば結構です。  九千三百億円と八千五百億円は、これは無関係、つまり四兆六千億円取り崩すほかに、逆ざやの九千三百億円のいわゆる損、八千五百億円は九千三百億円とは別の、別の損というふうに考えてもよろしいですか。
○福島瑞穂君 済みません。わざと分かりにくくしているのかどうなのかちょっと分からないんですが、のらりくらりとして、端的に答えていただければ全然構わないんです。  九千三百億円と四兆六千億円の関係は頭の悪い私も分かりました。入らないということが分かりました。八千五百億円は四兆六千...全文を見る
○福島瑞穂君 よく分かりました。逆ざやの九千三百億円の損が四兆六千億円の分に入らないし、また別途八千五百億円というものが発生すると、それは発生するので別物であるということが分かりました。  それで、要リスク債権、千百十七億円はどこに位置付けられるんですか。
○福島瑞穂君 しかし、レクチャーを受けるときに、要リスク債権、千百十七億円、要リスク債権ということでよろしいですねということで何度も説明を受けているんですが、今局長の話だと一〇〇%返してもらえるということで、要リスク債権にはならないんですか。
○福島瑞穂君 じゃ、この点でまとめて聞きますが、四兆六千億円のうち、損というふうに考えると、これプラス逆ざやの九千三百億円、それからさっきの八千五百億円ということでよろしいですね。
○福島瑞穂君 違うものであるということが分かりました。  先日、グリーンピアの問題で、平成十七年度予算の中で、特別会計、グリーンピアのために七百六十三億円程度を見込んでいるという、そういう答弁がありました。グリーンピアの失敗については社民党を始め多くの党が追及してきたところで、...全文を見る
○福島瑞穂君 ところが、条文では国会への報告義務も一切課されておりません。今回、この年金改革法案にも、極めて問題だと思いますが、この独立行政法人法案、国民の皆さんの年金積立金、厚生年金を初めて今回五兆円近く取り崩して、しかも百五十兆円を丸投げして、独立行政法人、同意人事でもなく、...全文を見る
○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  今日は六人の公述人の方たち、お忙しい中、本当にありがとうございます。私も神奈川県民ですので、今日は横浜に来ることを大変楽しみにしておりました。どうもありがとうございます。  今日の皆さんのお話の中で、制度が非常に複雑であるという問題と空...全文を見る
○福島瑞穂君 今回、離婚と年金の分割に関してですが、これも全く不可思議なことに、一号と二号で、三号で取扱いが違うと。つまり、多くの人たちはできるだけ公平にしてほしいというふうに思ったにもかかわらず、むしろ分断が拡大していっているというふうに考えておりますが、この点についていかがで...全文を見る
○福島瑞穂君 今度の改革案がむしろ矛盾を激化させているんではないか、解決の方向に向かっていないのではないかというふうに私も思っています。  次に、廣瀬参考人にお聞きをいたします。  先ほどからパートタイマーと厚生年金の問題が出ているのですが、この厚生年金の問題に関しては、まず...全文を見る
○福島瑞穂君 均等待遇などをまず実現すべきではないか。
○福島瑞穂君 以前の資料を見ていましたら、ちょうど十年前、衆議院でも参議院でも附帯決議がこの年金について出ています。二分の一に、要するに基礎年金の国庫負担の割合については二分の一を目途に引き上げることを検討すること。十年前に衆参の附帯決議で出ています。二つ目は、無年金である障害者...全文を見る
○福島瑞穂君 私も、十年前に国会が衆議院と参議院で無年金障害者の問題についてしっかり附帯決議を出しながら、今回そのことについて全く検討していないということはやはり欠陥商品じゃないかというふうに思います。  廣瀬公述人にお聞きしますが、社民党は最低保障年金、ミニマムを保障するとい...全文を見る
○福島瑞穂君 和木田公述人にお聞きをします。  私たちのところには、例えば、やはり年金、国民年金が低くてとても食べていけない、あるいは夫が死んで遺族年金が安くてとっても生活が厳しい、あるいはフリーターの若い人からはとても年金の保険料払えないよとか、いろんな悩みがやっぱり寄せられ...全文を見る
○福島瑞穂君 今日は制度論ということが主に問題になっておりますが、年金積立金のことについてちょっとお聞きをいたします。  廣瀬公述人、百四十七兆円今年金積立金があり、今度、独立行政法人化法案が成立すれば、そこが全部最終的には運用をしていくということになるわけですが、この年金積立...全文を見る
○福島瑞穂君 五年前の年金の改革のときにも、運用、自主運用が果たしていいのかどうか、実はかなり国会で議論されています。私も同じように、年金給付、年金を安定化させるために年金積立金は使えというふうには思っております。  国広公述人、女性と年金の問題について、本当に今度の法案が、む...全文を見る
○福島瑞穂君 今日は年金の空洞化の話が非常に、神奈川の実態との関係でも非常に出てきたというふうに思っています。  岡本公述人にお聞きをいたします。  今度の法案で年金の空洞化の問題は解決をするでしょうか。それとも広がっていくでしょうか。安心な年金制度ということになるでしょうか...全文を見る
○福島瑞穂君 九分まで私はちょっとだけ時間がありますので、廣瀬公述人に残りの時間、こうあるべきというのをどうかしゃべってください。
○福島瑞穂君 じゃ、終わります。
06月14日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。  私は、六月三日、この厚生労働委員会で強行採決がされ、総理大臣に対する小池晃共産党の議員の質問、私、社民党福島瑞穂の質問、そして隣に座っていらっしゃる西川きよしさん、この三人の質問がされることなく強行採決になりました。  私は、国民の皆さ...全文を見る
○福島瑞穂君 駄目ですよ、それでは。六月十日の日に新聞ですっぱ抜かれて、それで発表したんじゃないですか。私は、なぜこれが法案の最中に発表されなかったか、端的にお聞きします。
○福島瑞穂君 いや、違いますよ。新聞にすっぱ抜かれたから出たんじゃないですか。六月十日の日にこの資料届けてくださった厚生労働省の役人になぜ漏れたかって聞いても、どこから漏れたか分かりませんということですよ。漏れなかったらもっとずっと、この通常国会が終わった後にでも発表しようと思っ...全文を見る
○福島瑞穂君 近々に発表とはいつですか。
○福島瑞穂君 これは、この委員会で六月中と言われていました。  しかも、あなたの答弁、おかしいじゃないですか。記者会見するつもりだったら、六月十日に記者会見するつもりだったんですか、それとも週末にやるつもりだったんですか。すっぱ抜かれたから記者会見したんでしょう。
○福島瑞穂君 いや、納得がいきません。  この委員会で、六月中に発表するという報告があり、私たちはけげんに思ったわけです。御存じ、例年六月上旬、去年は六月五日にこの出生率のデータを発表しています。  私が一番変に思うのは、新聞にすっぱ抜かれたその日に、製本されたのがちゃんと出...全文を見る
○福島瑞穂君 週末というと何日のことですか、十一日に発表するつもりだったんですか。  私がおかしいと思うのは、準備して、それが事前にすっぱ抜かれて、製本されたデータが出てくるということですよ。私たち国会議員は、厚生労働省が不利な証拠を隠したと、不利なデータを隠したと思いますよ。
○福島瑞穂君 いや、国会をばかにしていますよ。  これは例年、とっくの昔に六月、去年は六月五日です。しかも、データがあるんですよ。なぜすっぱ抜かれたその日にきちっとした製本化されたデータがすぐさま来るんですか。  しかも、六月中とか言われていましたよ。準備中で、なぜそんなこと...全文を見る
○福島瑞穂君 大臣、大臣がこの一・二九を知ったのはいつで、記者会見はいつと聞いていらっしゃいましたか。
○福島瑞穂君 今の大臣の答弁を聞いていても、十一日を含む日に記者会見する予定であった、それを大臣は九日の夜までも知らないわけですね。しかも、中間報告も例年と違って出されない。非常に奇妙ですよ。これは情報を隠していたとしか思えない。大臣が怒り狂うのは分かります。  でも、私たち国...全文を見る
○福島瑞穂君 いや、厚生省は今回法案を出すときに自分たちの都合のいいデータしか出さなかったですよ。保険料の問題についてしかり、現役世代の五〇%を保障するということについてしかり。今回、一・三二ではなく一・二九なので、現役世代の五〇%を保障するという推計だってこれは変わってきますよ...全文を見る
○福島瑞穂君 私の記憶では、現在六二・数%、二十代ですと五〇%弱と思いますが、七二・五は高くないですか、今年の納付率。  去年、教えてください。
○福島瑞穂君 私は、その八〇%を聞いて驚きました。なぜ今六二・八%の納付率が八〇%に上がるんですか。今回の年金法は、厚生年金、国民年金ともに空洞化が止めることができない、ノーだという答えが横浜で開かれた地方公聴会の公述人から多く寄せられました。今が六二・八%、なぜそれが八〇%に上...全文を見る
○福島瑞穂君 私は、六月三日、強行採決をされたことをとても残念に思います。  今の答弁聞いても、本当に何なんだと。今六二・八%で、今度の法律は、保険料を引き上げる自動年金保険料引上げ法案、給付は引き下がっていくわけですね。今の納付率が、六二・八%が将来八〇%になるなんて思えない...全文を見る
○福島瑞穂君 非常に多額なお金なわけですが、国民に保険料引上げを求める以上、国の責任として直ちに年金特別会計に対する借金を返済すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○福島瑞穂君 三兆円以上が貸しているわけですね。これは私は、少子高齢化の中で年金の保険の引上げが必要、給付の引下げが必要、それは本当にしようがなくて、頑張って財政やるけれども仕方がないということであれば国民の皆さんは納得をされると思います。  しかし、この委員会でずっと質問して...全文を見る
○福島瑞穂君 国家の予算が大変厳しいことはよく分かります。ただ、国の予算が厳しいから福祉を切り捨てると言われるわけですね。ところが、たくさん、さっきも三兆八千億お金を貸しているわけで、年金の安定のためになぜきちっと財政をやらないかという根本的な疑問があります。  今後、この年金...全文を見る
○福島瑞穂君 ちょっと話が戻って済みませんが、大臣、出生率のデータの発表については大臣も怒っていらっしゃる、私たちとちょっと違う意味かもしれませんが怒っていらっしゃいますが、納付率八〇%というのは申し訳ないけれども甘いと思うんですね。今六二・八が何で八〇%に上がるのか、厚生労働省...全文を見る
○福島瑞穂君 試験で百点取るのがベストだけれども、なぜ一〇〇じゃないのかと。ただ、この八〇という数字は私は率直に言って高いと思います。努力目標を高く掲げることと現実の試算では、やっぱり現実の試算はシビアに計算をしなければ、計算が狂い、みんなに約束することが違ってきます。  国民...全文を見る
○福島瑞穂君 今日御質問した出生率の低下もそうなんですが、私自身は、児童手当を増やしていく、子供のための予算がなかなか切り捨てられていくことがありますので、児童手当の拡充については大賛成です。ただ、厚生労働委員会で審議をしておりますと、本当の意味で次世代育成支援をする気があるのか...全文を見る
○福島瑞穂君 一般財源化の中で、自治体が、実際は公立保育園ができなくなるのではないかというふうに大変危惧を持っています。その意味で、次世代育成支援と言いながら、実はあの制度が非常に公立保育園減少策を取られていますし、実際減少しておりますし、そういうことについては、私は、厚生労働省...全文を見る
○福島瑞穂君 是非これは高まって、働きながら子供を育てていくことができると、私自身もそうやって子育てをしてきましたので、それは本当に思います。  ただ、厚生労働省に申し上げたいんですが、現場からいろんな相談を受けると、実際はこの不況下の中で育児休業を女性も男性も取りにくい。ある...全文を見る
○福島瑞穂君 最後に一つだけ簡単に質問します。前から率直に疑問なので、ちょっと素朴な質問で、今日、財務省が来ていらっしゃるので質問します。  私は、予算が高齢者には結構まあまあだけれども、子供に対してはなかなか、幼稚園、保育などに厳しいんじゃないかと思ったりするんですが、その点...全文を見る
○福島瑞穂君 質問終わります。
08月05日第160回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  前回の通常国会におきまして、年金が強行採決をされました。最後、総理大臣に対する小池晃さん、そして私、福島みずほ、西川きよしさんの質問もそれは剥奪されたままで強行採決がされました。  様々な問題がありますが、まず条文についてお聞きをい...全文を見る
○福島みずほ君 正誤以外、要するに書き間違いや誤植以外であるのでしょうか。そして、新たに条文を立てる、そのようなことがかつてあったのでしょうか。
○福島みずほ君 質問通告していますが、間違い、書き間違い、誤植、正誤ではなく条文を新たに立てる、そのような形の官報による訂正があったかと聞いているんです。
○福島みずほ君 いや、議院運営委員会に提出された資料についてはこちらも入手をしております。これは正誤表であって、新たに条文を立てるというのはこの中にないと思いますが、いかがですか。要するに、新たに条文を立てるというような訂正が官報によってなされたのは初めてではないんですか。
○福島みずほ君 では、質問を変えます。  字句の誤植、それ以外における官報による訂正はあったのでしょうか。つまり、これは大問題になっていることなので、かつてあるこの正誤表、議運に報告された中がどのような訂正であったのかは熟知をされていらっしゃると思います。
○福島みずほ君 そうしますと、今回官報によって変えたこの四十か所に関してはかつてない手続でやると理解してもよろしいのでしょうか、今の答弁で。
○福島みずほ君 いや、違うんですよ。単なる誤植や誤りではなくて、継ぎ足し、条文の継ぎ足しをし、条文がそもそも存在せず新たに条文を立てております。これは今までなかったことだというふうに私は理解しております。また、例えば何条の、済みません、二十条の二、二十三条の二というように、全く新...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、今回のは新たにこれは官報に載せるので初めて何とかの二というのを立てたのであって、そもそも出された法律の中には何とかの二という書き方はないですね。
○福島みずほ君 施行期日であれ、また刑罰のものであれ、新たに条文を作るのは立法行為ではないですか。  つまり、何を問題にしているかといえば、憲法四十一条は唯一の立法機関は国会であると規定をしています。内閣は法案を提出することはできますが、立法機関ではありません。なぜ新たに、内容...全文を見る
○福島みずほ君 かつて官報によって、官報に掲載することによって正誤の事例はあります。しかし、それは誤植であったり明らかな正誤です。今回のは新たに条文を立てているじゃないですか。どうして二十条の二、二十三条の二というように新たに条文を、条文がないために立てることがどうして内閣ででき...全文を見る
○福島みずほ君 でも、先ほど、その十三か所の中身について言えなかったじゃないですか。
○福島みずほ君 国会として極めて問題だと思うのは、今回の条文が、繰り返しになりますが、新たに条文を立て、勝手に二十条の二、二十三条の二、施行日についても全部これでやっているのです。これは立法行為ですよ。これを立法行為と言わずに何と言うというふうに思います。  唯一の立法機関は国...全文を見る
○福島みずほ君 朝、山本孝史議員が質問しましたが、内閣は立法行為について訂正をしたり修正をしたり直したりすることはできません。国会が法律を成立させた後に官報で勝手に新たに条文を立てる、何条の二というのを設ける、施行期日について新たに決める、これは立法行為で、憲法四十一条、唯一の立...全文を見る
○福島みずほ君 六月十日の新聞に、「汚職防止へ七月にも改革案」、中医協について出ておりますが、この汚職防止への改革案はどのようなものになっているのでしょうか。
○福島みずほ君 厚生労働省における政官業の癒着の問題については極めてやみが深いと。この問題についてきちっと改革案、あるいは大臣が、政治連盟からの献金については、大臣に就任中はどんな形であれ受けないと、二〇〇三年十一月七日、発言を委員会でされていらっしゃいますが、徹底した政治献金の...全文を見る
○福島みずほ君 日歯連の委員長にこの厚生労働委員会に来ていただくのは、御都合が悪いということで、私たち四月、五月の段階で実現をいたしませんでした。選挙が終わった後様々な疑惑が一斉に報道され、正直ショックを受けております。この厚生労働委員会が一体何をしてきたのかというふうに思います...全文を見る
10月20日第161回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、核燃料サイクルのコストについてお聞きをいたします。  この予算委員会で、三月十七日、再処理のコストは十九兆円、しない場合のコストの試算はあるかと質問しました。そのような試算はありません、これが答弁でした。しかし、それは虚偽、間...全文を見る
○福島みずほ君 この予算委員会で虚偽の答弁がされたことは重大だと思います。  違いますよ。この答弁書の作成者、安井正也さん、当時原子力政策課長、三月時点、十年前にこの部局の総括班長でした。知らないわけないですよ。これだけ審議会で議事録をやり、このような試算を出すと計画が通らない...全文を見る
○福島みずほ君 信じられるでしょうか。十年前、担当課の総括班長であった。そして、再処理のコストは十九兆円、しない場合のコストはそれよりもはるかに安いというのが出ていて、答弁の作成をその人がして、そんなこと知らなかった、そんなことはあり得ません。  問題なのは、十年間、こういう議...全文を見る
○福島みずほ君 重要な政策決定については資料を出し、きちっと国民に説明をすべきです。国民の信頼をかち得るということに十年前に失敗をしています。審議会で出さない方がいいという議論をしております。  ところで、日本原燃の有価証券報告書の事業等のリスクのところでは、「再処理事業につい...全文を見る
○福島みずほ君 再処理に突き進み、この事業計画が破綻をした場合のリスクはだれが負うんでしょうか。
○福島みずほ君 再処理は通常の原子力発電より危険です。また、プルトニウムをなぜ取り出すのか、当てがありません。また、コスト高、十九兆円、コスト高です。十年前の審議会では、電気事業者たちがコスト高でも自分たちの経常資金を割いても再処理事業に投入していく必要があると断言しています。私...全文を見る
○福島みずほ君 十九兆円のお金をつぎ込むことは今ならまだ引き返せます。やめるよう強く要求します。  次に、基地のトランスフォーメーションについてお聞きをいたします。  座間、神奈川県座間になぜアメリカ・ワシントンから米軍の司令部が来るのでしょうか。日本はいつからアメリカの州に...全文を見る
○福島みずほ君 ラムズフェルドさんは九月二十三日、上院軍事委員会で議会証言をしております。部隊は要求され、歓迎され、必要とされるところに配置すべきである、これがアメリカの基地についての基本的な考えであることは総理も十分御存じだと思います。歓迎されないところに行かない。  ところ...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっと、廃棄せよなんて言っていません。どうかと言っているんです。
○福島みずほ君 よろしいですか。
○福島みずほ君 はい、分かりました。  日本の地元の、各地元の意見をきちっと代弁する日本政府、総理大臣でなければ意味がないということを申し上げ、私の質問を終わります。
10月21日第161回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○福島みずほ君 防衛庁長官は、昨日、アメリカ司令部の日本移転に関して安保条約の極東を超えてもいい旨発言をされました。  極東というのは地理的概念であり、許されないと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 官房長官、どうですか。
○福島みずほ君 昨日、防衛庁長官は基地の再編問題について極東を超えてもいい旨発言をされました。今日の答弁と違いますが、どうですか。
○福島みずほ君 質問に答えていません。昨日の答弁と違いますか。
○福島みずほ君 いや、そうしますと、座間キャンプに米軍司令官が、司令部が来るという報道もされておりますが、司令部を日本に持ってくることは可能なんですか。これは極東を超えませんか。
○福島みずほ君 日米安保条約では極東と明文で規定をされています。それを超えることになる、それについてはいかがですか。
○福島みずほ君 極東の説明をしていただいたのは有り難いですが、問題は、アメリカの司令部が日本の中に来ることがこの極東条項に反するのではないか、これについてお答えください。
○福島みずほ君 協議の中身を聞いているのではなく、日本政府の態度を聞いているのです。アメリカの司令部が来るということは極東に範囲が限らない。日米安保条約を超えるじゃないですか。これについての見解を教えてください。
○福島みずほ君 これに関しては、日本政府の態度が極東ということについて概念を変えないのであれば、日本の中に米軍の司令部を持ってくることは日米安保条約の極東条項を超えて、許されないと考えます。  官房長官、どうですか。
○福島みずほ君 日本に司令部を持ってこないよう、基地の再編の中で日本が日本のいわゆる国益も含めてきちっと主張されるよう、そして法の支配にのっとって政府が行動されるよう強く要望し、私の質問を終わります。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  三位一体改革、いや三すくみ改革、いや三位ばらばら改革について質問をいたします。  義務教育の国庫負担の問題について繰り返し質問が出るのには理由があると思います。学校教育法は子供がどこで生まれても均等に教育が受けられる権利を保障してい...全文を見る
○福島みずほ君 ドメスティック・バイオレンスは八億円です。八億円、大金ですが、全体の国の予算からすればそんなに多額だとは私は思いません。今まで蓄積があればいいです。これからやる児童虐待、これから児童虐待やDVに力を入れなくてはいけないときに、現実に起きているのは、鳥取県の施策がい...全文を見る
○福島みずほ君 知事の方たちと話をしますと、実は、余りDVや児童虐待にそれほど関心が実はなくて、余り議論がなく通ったというふうに実は聞きました。  ですから、むしろ厚生労働省がナショナルミニマムでやってくれと、子供がどこでいたとしても本当に生きられるというのを作らないと駄目だと...全文を見る
○福島みずほ君 一般財源化をする予算の中身と順番が違うと。命を削る、弱いところをまず一般財源化して削るなと。ということを申し上げ、お願いとともに、私の質問を終わります。
11月04日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  臨時国会初めての一般質疑では、やはり日歯連の問題についてどうしてもたださなければなりません。大臣、日歯連の問題、これは厚生労働省と無関係ということは絶対に言えない。厚生労働委員会に来まして、厚生労働省あるいは厚生労働委員会の関係のある...全文を見る
○福島みずほ君 政策がゆがめられたとは考えていないということですが、日歯連は二十億円近く多額の政治献金を自民党にしているわけですが、政策決定がゆがめられてないと判断された根拠は何でしょうか。このお金は無駄だったんでしょうか、どうなんでしょうか。
○福島みずほ君 政策決定の場が献金や働き掛けによってゆがむ、これは大問題で、要するに政治が、政策がお金で買われているということです。これについては、厚生労働省はきちっと調査をされたんでしょうか。
○福島みずほ君 どなたでも結構です。
○福島みずほ君 それなりの調査の中身を教えてください。
○福島みずほ君 一般的に考えて全く不可解で、やはり余りに巨額の献金と、それを巨額にもらった個人の名前も出てきておりますし、一億円の小切手も何のために支払われたか。もちろん、これは裁判の過程です、課題ですけれども。  私は、外務省が、外務省の中で問題が起きているときにきちっと報告...全文を見る
○福島みずほ君 この日歯連の問題について国民の皆さんは大変やはり不信感を持っている。厚生労働省を中心に政官業の癒着の問題が起きることをとことんこの厚生労働委員会でメスを入れるべきだと考えております。  厚生労働大臣、新しく就任されたわけですから、日歯連の問題について、いかなる調...全文を見る
○福島みずほ君 国会の中で橋本元総理に対する証人喚問の要求を野党はやっております。また、村岡さん自身も説明してもいいというふうに言っております。  私が今日、本日、大臣に対して是非より調査をというふうに申し上げるゆえんは、まだ事実解明が不十分である、厚生労働省としても全力を挙げ...全文を見る
○福島みずほ君 日歯連の問題に関しては未解明であるというふうに国民も私たちも考えております。中間報告、私も拝見いたしましたが、問題はそういうことだけに限ってはおりません。  厚生労働大臣、厚生労働大臣に新しくなられて、こういう問題にきちっとメスを入れる、その覚悟を一言お願いしま...全文を見る
○福島みずほ君 日歯連の問題がこの参議院の厚生労働委員会からスタートしたことは明らかです。是非、厚生労働省が中間報告以降のことも踏まえて最終報告書を出されるよう強く要望し、また今後も質問していきます。  次に、中国残留孤児問題についてお聞きをいたします。  最近、新聞報道で、...全文を見る
○福島みずほ君 七〇%近くが生活保護を受けている、あるいは日本の生活になじめず、あるいは二世、三世の人たちもなじめず、非常に荒れるとか非常に困窮しているという具体的な話は大変よく聞きます。  大臣、ちょっと、その余り血の通わない棒読みではなく、一言お願いします。
○福島みずほ君 帰国の遅延という問題があります。訪日調査は一九八一年からであって、残留孤児の問題は非常に放置されてきたテーマであると思っておりますが、それで、帰国後の支援体制についてちょっとお聞きをいたします。  根本的に欠落をしていたのは、総合的政策を立案し推進する内閣を中心...全文を見る
○福島みずほ君 その後の施策などがどれだけ進んでいるかという疑問が先ほどの現状からいってあります。  といいますのは、インドシナ難民の現状と我が国の対応を調べてみましたところ、サイゴン陥落が一九七五年で、閣議了解で一九七七年に連絡会議を組織していると。残留孤児の問題は、戦後はる...全文を見る
○福島みずほ君 平成六年に法律ができる。昭和五十五年に統括のセクションができる。私の質問は、なぜかように遅れたのでしょうかということです。
○福島みずほ君 ハンセン病の件に関しては立法不作為が違憲だと裁判所で言われましたが、立法そして行政における、この問題をかなり長いこと遅らせてきた、放置をしてきたということはあると思います。  それで、現在、各地で、各地というか、裁判が行われておりますが、原告数は千八百六十二名で...全文を見る
○福島みずほ君 私が心を痛めるのは、皆さんとても、戦後六十年たち、高齢になっていらっしゃるということ、現在明らかに問題を抱えていらっしゃるということです。  大臣、裁判係争中ですが、私は日本が戦後置き去りにしてきた人たちあるいは問題というのが歴然とあるのだと思いますが、いかがで...全文を見る
○福島みずほ君 是非、係争中ですが、まあ例えば裁判の中での和解がいいのかどうか、早期判決を出すのがいいのかどうかはあるかもしれませんが、本人たちが極めて高齢になっているということも考えて、是非、厚生労働省主導の下に、無事何らかの決着がきちっと取られるように心から要望したいというふ...全文を見る
○福島みずほ君 今、財務大臣、総理、官房長官、そして総務大臣、トップクラス、トップで折衝中であるというふうに聞いております。  ただ、懸念をするのは、その中で命に関する、ざっくりざっくり決める中で、命に関するこういうところが、余り日の当たってなかったことがぼろぼろとこう落ちてい...全文を見る
○福島みずほ君 是非、ドメスティック・バイオレンスや児童虐待、婦人保護事業等に関して、こういうところは本当、ナショナルミニマムがなければ地域で生きていけませんし、命にかかわる施策なので、私たちは知事会やいろんなところにも要望を出しておりますけれども、是非歯止めを掛けるといいますか...全文を見る
11月09日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  労働組合法改正に入る前に、二点、私の方からお聞きをしたいと思います。学生無年金障害者訴訟についてです。  昨日、尾辻大臣は当事者の人たちと直接時間を割いて会ってくださいまして、本当にありがとうございます。急な要請でしたけれども、とに...全文を見る
○福島みずほ君 年金改革の中でこの無年金障害者の問題も議論になりました。御存じ、超党派の議員連盟も存在をしております。この問題を解決しないまま、残念ながら年金法案が可決をされたことも残念だと思います。ただ、年金制度が全体としてどうあるべきか、抜本改革をしなくても、この問題について...全文を見る
○福島みずほ君 裁判所が、二つの、東京地裁と新潟地裁がいずれも憲法違反であると、憲法十四条に反すると、法の下の平等に反すると明言し、かつ損害に対して国家賠償を認めたということは、やはり裁判所の判決例でも極めて実はレアケースであります。そのことを是非厚生労働省は重く受け止めていただ...全文を見る
○福島みずほ君 最近、東京地裁、新潟地裁で憲法違反で国家賠償請求を認めるという判決が出るのは、やっぱり正直、時代の変化もあると思います。最高裁の判決ということではなく、現時点においてやはり法の下の平等に反するのだということが最近断ぜられたことをやっぱり重く踏まえて、是非一歩踏み込...全文を見る
○福島みずほ君 三権分立の中で司法からはっきり断ぜられたと。憲法違反である、国家賠償請求訴訟、国は国家賠償で損害を払えと明確に言われた。三権分立の一翼にはっきりそう断ぜられたわけで、行政そして立法はそれに真摯にこたえるべきではないかというふうに思います。  是非、控訴を本当にし...全文を見る
○福島みずほ君 実態調査をしなければ問題があったかどうか分からないと思います。当事者のヒアリングなど必要ではないのでしょうか。
○福島みずほ君 厚生労働省は、規約人権委員会の勧告をどのように重く受け止めているのでしょうか。諸外国も、やはり障害のある人に対する強制不妊手術に関して補償するということをはっきりやっている国もあります。実態調査もしなければ、問題があったかなかったかの検証もできないと考えますが、い...全文を見る
○福島みずほ君 補償についてはちょっと棚上げにして、まず実態調査をされることが必要不可欠だと考えますが、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 この不妊手術については、当事者にきちっと説明をしたのか、あるいは人権上問題がなかったかなど多くの指摘がなされております。法律の妥当性、それから法律の適用の問題点、両方あると思います。実態調査も一切しないで問題がないということは考えられないと思います。まず実態調査を...全文を見る
○福島みずほ君 ハンセン病のときに隔離をされ、あるいは不妊治療が行われたり子供が持てなかったということが極めて人権侵害であったということが問題にされたはずです。  同じように、障害のある人たちへの不妊手術が、男性、女性、特に女性に対して、例えば子宮を取ってしまうとかコバルト照射...全文を見る
○福島みずほ君 大臣、今の答弁、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 国連の勧告を何も考えないということ自身唖然といたしますが、省内で議論し、せめて実態調査をしてくださるよう心からお願いをします。  国連で次にこの審理がされるときに、この勧告に基づいてやったかどうか必ず議論になりますので、何もしていないということはもう本当に恥ずか...全文を見る
○福島みずほ君 言うまでもなく、企業とそれから不当労働行為を訴える労働者の間には、大きな力関係と当初から資料における力の差があります。一番初めに審理計画を決めますと、どうしてもその力の差が最後まで利いてしまうということがあると思います。是非、この点については、審理計画は一応の目標...全文を見る
○福島みずほ君 確かに、あなたは組合作ったから解雇しますなんという会社はないわけで、総合的な背景事情をきちっと、丁寧にきちっと暴いていかなければ、あるいは総合的に出していかなければ、不当労働行為意思やいろんなものを立証することは困難です。  その意味で、審査計画制度が不当労働行...全文を見る
○福島みずほ君 私は、基本的に的確化、迅速化が労働組合で本当に必要なのかどうか、実は疑問を持っております。  国労の事件は全部労働委員会では勝ちました。それは不当労働行為というものが総合的に判断をして認定をしたからです。ところが、地方裁判所で負けました。なぜでしょうか。それは司...全文を見る
○福島みずほ君 実際の審問が非常に短くて、その他の日数が二年一か月掛かると。実際、審問期間はそんなに長くない、データを見ると。ところが、その他の日数が掛かると。審問期間が長いわけではないという点についてはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 迅速化そのものはいいことだと思いますが、不当労働行為や労働組合法の関係で、ある程度証人を呼ばなくちゃいけない、間接証拠を積み上げなければならないということも実態ですし、和解に時間が掛かるのもある意味仕方ない点もあると思います。ですから、迅速化のみが独り歩きをしない...全文を見る
○福島みずほ君 腕章を着けていると何か証言しにくいんでしょうか。
○福島みずほ君 労働組合法は憲法より先にできました。例えば、労働組合を作ったことで不当労働行為が起きるとか、団結をすることでみんなで力を出そうということじゃないですか。お面をかぶったりとか、それだったら極端だと思いますが、腕章が威迫になるということはないと思います。  いかがで...全文を見る
○福島みずほ君 労働組合から団結を引いたら、何が残るかと思いますが。  腕章を着ける、いや、私は、お面をかぶるとか、何か特別ならともかく、腕章程度であれば、それは、みんなが腕章を着けて、それは労働組合だから当たり前じゃないですか。それが、まあ腕章だけでこれ時間使うのはちょっとも...全文を見る
○福島みずほ君 訳が分からないという声もこちらの側から、メンバーから出ておりますが、やはりそういうことで時間を費やすので労働委員会の審理が遅れるということも言われていて、それは余りにくだらないというふうに思っています。  それは、団結権救済が重要なわけで、みんながそろって腕章を...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので、終わります。
11月11日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、学生無年金障害者問題についてやはりお聞きをせざるを得ません。  新潟判決を受けて、厚生労働省は昨日残念ながら控訴をされましたけれども、控訴をされた理由を教えてください。
○福島みずほ君 極めて問題だと思います。  厚生労働省が学生無年金障害者救済のためにこれまで三十年間やったことは何でしょうか。
○福島みずほ君 来月の上旬には何らかの形で法律が成立するのではないかとも言われておりますが、先ほど、任意加入であったということに関して、無年金になった人たちには非はないというふうに裁判所ははっきり言っております。平成四年に変えた以降、今まで厚生労働省としてこの問題をごく最近まで、...全文を見る
○福島みずほ君 年金制度の中で議論するのではなく、やはり金額的にも、月に四万か五万かと言われておりますが、支援策という形で取られていること、それから、在日外国人、在外邦人に関しては、まあ一応考慮はするけれども、今回は盛り込んではいないということについては問題があると考えます。 ...全文を見る
○福島みずほ君 管理部門とリスク部門、リスク評価部分のなれ合いです。日米の専門家会議に出た人間は即刻リスク評価委員会を辞めていただかなければならないぐらいの問題だというふうに思っております。全く客観性担保できないじゃないですか。同一人物なわけだから、いや、こっちはリスクを評価いた...全文を見る
○福島みずほ君 独立性が問題になりながら、なぜその人間が日米の専門家会議に出ているのでしょうか。食品安全委員会そのものの独立性が疑われますし、このような形で行われているリスク、食品安全委員会の結論そのものについて大きな疑義を感じております。その点についてはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 食品安全委員会の構成そのもの、こういうふうに参加した人たちは即刻辞めるべきだということを申し上げたいと思います。  日米の専門家会議に出ているわけですよね。どこがリスク評価なんですか。日米の専門家会議に出て、生後二十か月齢以下であることを証明する牛は未検査で輸入...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、出席をしているわけですから、食品安全委員会の独立性という観点から見直すべきだと、またそういう前提でなされた専門家会議そのもの全体の仕組みを疑うべきだというふうに考えます。この点については、結論、それから食品安全委員会そのものの独立性、科学性は担保されていな...全文を見る
○福島みずほ君 アメリカ産牛肉のトレーサビリティーはできるのでしょうか。
○福島みずほ君 アメリカは一頭ごとに管理をしておりませんので、アメリカの牛を輸入することは一切できない。全頭検査ができないわけですから、あるいはこの牛が二十か月以上かどうか分からないわけですから、米国産の牛を、牛肉を輸入することは一切できないと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 日本農業新聞によると、アメリカ側は肉質などによる確認法を取りたいと。要するに、群れごとの管理なわけですから、証明可能といっても、まあ肉を見て、これは二十、どう、もう非常に危ういと。要するに、トレーサビリティーがアメリカはないわけですから、証明されたらなんという危う...全文を見る
○福島みずほ君 全頭検査が日本でようやく浸透し、全頭検査をするということでみんなが安心して牛肉を食べるようになったと。これが、みんなが食品に対する安全を確保した唯一の安心だということで信頼をかち得たわけです。全頭検査を見直す必要などないんじゃないですか。
○福島みずほ君 全頭検査がようやく浸透し、国民の九〇%が全頭検査の維持を望んでいるのに、なぜ突然二十一か月というのが出てくるかさっぱり分かりません。潜在的にあるかもしれませんし、食べ物は安心だという保証がなければみんなは食べなくなるわけですから、産業という意味でも極めて問題です。...全文を見る
○福島みずほ君 日本農業新聞によりますと、「日米BSE協議に出席した米国農務省のペン次官は二十三日会見し、今回一致した日本の輸入再開条件について「何カ月間かは、二十カ月齢以下のものだけだと考えている」と言及、来年七月の輸入再開条件の見直し協議で、検査しなくてもいい牛肉の月齢を引き...全文を見る
○福島みずほ君 科学的知見ではなくて、政治決着じゃないですか。はっきり米国農務省の次官は、今のところは二十か月齢だけれども来年七月以降はもっと年齢を上げたいというふうに言っているわけですね。科学的知見ではなくて、できるだけ月齢を上げて、肉質であれ何であれ、これはまあこの群れの中だ...全文を見る
○福島みずほ君 来年六十周年、戦争が終わって六十周年を迎える今、これは当時のお金としては物すごい巨額で、大変巨額なお金がそのままあると。確かに働いた人がいて、賃金が発生し、供託されていて、本人に渡っていないわけですよね。これは私はやっぱりひどいというか、置き去りにしてきた問題だと...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですよね。  厚生労働省は、これは厚生労働省が名簿を管理していますので、厚生労働省のイニシアチブで解決してくださるよう申し上げ、質問を終わります。  ありがとうございます。
11月16日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○福島みずほ君 私も監修料の問題について質問をいたします。  今、随意契約でおかしいんじゃないかというNTTデータの話もありましたが、同じように監修料も非常に問題だと思います。  厚生労働省は十月二十二日、国庫補助金関連、大量購入関連等の出版物等に関する監修料の実態に関する全...全文を見る
○福島みずほ君 このとおりでいいんですね。
○福島みずほ君 これは珍妙なる報告書です。作業、そしてまた「当該職員の所属する課の課長は、職員が勤務時間外に作業を行い、監修料を受け取っていることを、概ね、承知していなかった。」というふうになっております。一人だと七百万円ぐらいお金をもらっていることになる人もいるわけですが、知ら...全文を見る
○福島みずほ君 非常に変なのは、個人として仕事をしていながら、では、非常に変なのは、じゃなぜ職員同士の懇親会の費用に充てるんですか。
○福島みずほ君 夜食代やタクシー代だけでこうなるのかということもありますし、私が不思議なのは、懇親会の費用、つまり、個人だ個人だと言いながら実態は裏金として使っていたということではないんですか。
○福島みずほ君 えっ、預かりを何ですか。
○福島みずほ君 担当が預かっていたら、何でそんなことがあるんですか。個人で、個人の全くの収入であれば、自分の趣味に使う、ゴルフに使う、映画に使う、遊びに使う、服代に使う、それなら分かりますよ。個人の収入なのに、みんななぜこうきれいに、みんなの、みんなというか深夜のタクシー代。 ...全文を見る
○福島みずほ君 お答えできない、調べていない、どっちですか。答えられないんですか、調べてないんですか。
○福島みずほ君 仲間同士の懇親会とはどういうものですか。
○福島みずほ君 いや、私は、大臣、お聞きしたいのは、大臣はきちっと監修料についてはメスを入れるというふうにこの委員会でおっしゃったわけです。で、出てきた報告書は、個人だ、個人がやったんだって言いながら、使途はですね、そうではないからこれがうそっぱちだと思って実は怒っているわけです...全文を見る
○福島みずほ君 それは個人で払うということじゃないじゃないですか。課内の懇親会だったら、積み立てて、みんなで会費を払うとか、そういうのはやりますね。職場でお金を集めていて、送別会に使う。それなら分かりますよ。でも、なぜシステマチックに課内の懇親会になるんですか。個人のビジネスで全...全文を見る
○福島みずほ君 お聞きします。懇親会のときに個別にお金を集めるんですか。それともその監修料をあらかじめ集めておくんですか。どっちですか。
○福島みずほ君 不思議なのは、懇親会やるときに監修料をもらっている人ともらっていない人といるわけですね。懇親会やるときに監修料をもらっている人だけお金を出すんですか。その都度集めるんですか。
○福島みずほ君 個人のお金なのに、なぜ監修料をもらってない人間がその懇親会で食べられるんですか。おかしいですよ。じゃ、毎回じゃ寄附していたんですか。おごりですか。
○福島みずほ君 いや、やっぱりおかしいですよ。監修料というのは毎回集めていたんですか、懇親会のたびに。Aさん、Bさん、Cさん、あなたはたしか、分からない。でも、担当者が分からなくてどうやってお金集めるんですか。だれが監修料をもらっているかおおむね分からないわけでしょう、これ担当者...全文を見る
○福島みずほ君 個人の収入をなぜ課長が預かるんですか。
○福島みずほ君 あっ、ごめん。個人の収入をなぜ係長が預かるんですか。おかしいじゃないですか。個人の収入は個人の収入でしょう。なぜ預かるのか。私は本当に、実は厚生労働省、この厚生労働委員会も国会も侮辱している、国民も侮辱していると思います。監修料にメスを入れると言いながら、うそっぱ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、監修料を、例えば、よし懇親会やろう、この課で。監修料、多分もらっている人はAさんとBさんとCさんだった。じゃ、金出せ、お金を出してほしい、そうやるんですか。課長があらかじめ預かっている、どれぐらいの頻度で預かっているんですか。
○福島みずほ君 係長ですね。済みません。
○福島みずほ君 何で庶務係長が預かっているんだろう。
○福島みずほ君 いや、答えてくださいよ。庶務課長はどれぐらいの頻度でその監修料を預かる、もらうんですか。その都度回収するんですか、毎回やるんですか。タクシーに乗るたびに、毎日やるんですか。それとも年間に何度かもらうんですか。
○福島みずほ君 大体で結構です、どういうシステムかという。
○福島みずほ君 いや、正直に答えてくださいよ。どれぐらいの頻度で預かっているんですか。大ざっぱで結構です。毎回、毎日取るのか、それとも年に一回、二回なのか、数回なのか。どうですか。
○福島みずほ君 庶務課長が監修料を預かってタクシー代や懇親会に使うというのは、裏金としてプールしてみんなで使うということですよ。だから、この報告書がでたらめなんですよ。個人でやって、個人だと。  じゃ、私は、もし私が七百万監修料をもらった人間だとします。私はそれを税金の申告でや...全文を見る
○福島みずほ君 変ですよ。だって、監修した人と監修しない人がいて、監修料をもらった人ともらっていない人がいて、でもなぜか庶務課長がお金を預かって、監修してない人間もそれに参加するわけでしょう。これって個人じゃないじゃないですか。個人のビジネスなんて全く言えないですよ。課ぐるみのこ...全文を見る
○福島みずほ君 報告書を出す時点で、役所なわけですから、責任があるわけです。これがでたらめだったんじゃないかという指摘についてはどうですか。
○福島みずほ君 甘んじて受けなければならないと言ってくださいました。その言葉は重いと思います。逆に言うと、こういう報告書を出した厚生労働省の職員はおかしいですよ。調査の仕方に問題があったわけです。  どうですか。大臣、これ調査の方法に問題があったんじゃないですか。いや、大臣で結...全文を見る
○福島みずほ君 メスを入れると言った厚生労働省が出してきた報告書がもう、まあ答弁に堪えないものであったと。個人ビジネスだと強弁をし、それで言いくるめることができると思っているところが私はひどいというふうに思っております。  調査の方法にも問題があった、調査結果にも問題があったと...全文を見る
○福島みずほ君 結構です。
○福島みずほ君 責任があるという大変重い言葉をいただきました。  実は今日、もっとほかにもたくさん質問をしたいというふうに思っております。例えばこの報告書、ひどいのは、出版社やいろんなのもイニシアルなんですね。何でこれイニシアルなんですか。
○福島みずほ君 いや、広告費やその監修料の問題で出版社の名前をイニシアルにするというのが分からないんですね。これは客観的なことじゃないですか。仕事をして、やっていて表に出せるわけですから、それすらこの報告書の中ではイニシアルになっていると。この報告書は、私は正直本当にひどいという...全文を見る
○福島みずほ君 結局、問題点は、年金官僚の人たちが仕事を辞めた後も天下りをし、そこが年金広報を独占しているということです。  例えば、平成十四年に年金保険料を財源とする地方事務局分で制作された年金広報ポスターは五十九種類に及びます。口座振替をうたったものだけでも十六種類あります...全文を見る
○福島みずほ君 一枚約八千円のポスターを作ると、こういうことで大量のポスターを作っていくと、これが実は年金の保険料財源から払われているということがあります。  最後に、大臣、お聞きをいたします。  九八年、当時の防衛庁調達実施本部が長年にわたって装備品業者に対して過払いをして...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  この報告書はでたらめであるということを申し上げ、大臣自身も甘んじて受けるという発言がありました。  ほかの役所で、贈収賄あるいは国の税金を使い信用を失墜させたということで実刑判決を受けている人がいる。今回、厚生労働省は、個人がやって何も問題がないとい...全文を見る
○福島みずほ君 以上です。
11月25日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、子供への予算について御質問をいたします。  我が国の社会保障給付は、高齢者関係給付の比重が比較的高く、児童・家族関係給付の比重が低いのですが、高齢者関係給付費は五十八兆四千三百七十九億円、六九・九%、約七〇%、社会保障給付費の...全文を見る
○福島みずほ君 OECD基準による社会支出のうち家族分野への支出割合の国際比較二〇〇一年も、スウェーデンは九・八八%、フランスは九・八六%、イギリスは九・九七%、ドイツは六・九〇%ですが、日本はわずか三・四三%でしかありません。  私が思うには、高齢者関係給付費を削るというより...全文を見る
○福島みずほ君 先日からも、また今日も出ましたけれども、先日、児童相談所を視察をいたしました。建物が古くなっておりますし、子供たちが、虐待を受けた子も、いわゆる非行の子も、迷子の子も、親のいない子供も、みんな一緒のところにごった煮で入れられていると。そして、個室ではないわけですね...全文を見る
○福島みずほ君 高校生などになりましたらやはり個室がある方が絶対にいいわけで、是非、単に面積というだけではなく、プライバシーを守るとか、そういう心身の安定ということから、個室をする、あるいはもっと細かなケアをしていくというようなことをお願いをいたします。  ところで、ずっと三位...全文を見る
○福島みずほ君 DVの方は、十二月二日に内閣府が指針を出し、各都道府県が基本計画を作ることになっています。予算の面はさることながら、それがささやかながら担保になればと思っているんですが、児童虐待の方は具体的にどんな担保があり得るのでしょうか。栃木県で子供が亡くなりましたが、明らか...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働委員会で厚生大臣にぎゃあぎゃあ言うのも変で、本当は別のところで言うべきかもしれませんが、是非あした結論が出る三位一体改革の議論の中でこのことがきちっと議論になるようにと思っています。  ただ、厚生労働省に提案をしたいのは、何らかの形で地方分権になったり、...全文を見る
○福島みずほ君 ガイドラインということが出ましたけれど、今後早急にやって、凸凹の凹の自治体をなくしてもらうためにそれは頑張っていただきたいと思います。  ただ、自治体側は、指針があったり命令をされてもないそでは振れないと、予算がなければやれないという声も聞こえるんですが、その点...全文を見る
○福島みずほ君 じゃ、これはこの厚生労働委員会挙げて、子供に対する命の問題についての予算や自治体の取組について意見を何らかの形で示していくことが必要だと考えます。  質問通告をしていないんですが、この三位一体の最後の瀬戸際になって、生活保護とともに児童扶養手当の国庫負担を四分の...全文を見る
○福島みずほ君 児童扶養手当に頼っているシングルマザーの人たちもたくさんいるわけですけれども、四分の三が三分の二に国庫負担になれば、財政状況が極めて悪いほとんどの自治体は児童扶養手当のカットに、削減になってしまうのではないかと。  結局、少子化社会対策とか次世代育成支援と言いな...全文を見る
○福島みずほ君 国庫負担が四分の三、三分の二に減らされる決定がなされそうだということで、現場の児童扶養手当をもらっているシングルマザーの人たちから非常に不安の声が現在上がっております。ですから、これが現状と変わらない支給がなされるよう、厚生労働省としてもチェックを、私たちもします...全文を見る
○福島みずほ君 この三位一体改革は、奇妙なことに、私たちは地方分権に大賛成なんですが、ナショナルミニマムとして国が頑張れと、首長さんは何を考えているというふうに言わなくていけないところが非常にねじれているところですが、全国の中でこの婦人保護事業に本当に凸凹ができ、格差が起き、婦人...全文を見る
○福島みずほ君 総務省が大規模公共事業にメスを入れずに、福祉と教育、特に子供、女性のところにしわ寄せとそれをやっていることには本当に反対で、こういう光の当たらない部分を切り捨てる三位ぐじゃぐじゃ切捨て改革はやっぱり許さないということで、一緒に頑張っていきたいと思います。  次に...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、民法の中には懲戒場に入れることができるという条文があり、現在は懲戒場はありませんから、全く実は死文化した規定です。今、学者の中などから、家族法やいろんな学者の中から懲戒権は削除すべきだという意見も強いと思いますが、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 ただ、親権、親の権利については、権利、懲戒権というよりも、親の監護の義務あるいは子供を養育する義務というふうにも、最近は大きく、親の方も、包括的な権利というよりも子供のための権利というふうに概念が転換をしているというふうに思います。その点はいかがでしょうか。
○福島みずほ君 児童虐待防止法ができるときに、体罰、懲戒権とこの児童虐待防止をどうするかという議論がありました。何人も児童を虐待してはならないという条文が入っています。それは、虐待する親がしつけだというふうに思い、かつ言い、やるわけで、それが実は体罰、虐待だからこそ、児童虐待防止...全文を見る
○福島みずほ君 政令で懲戒権の中身について規定すると聞きましたが、具体的にどのような政令を作られるつもりでしょうか。
○福島みずほ君 懲戒権については議論があるところであり、里親の人たちには、監護、教育、いろんな権利が親権というような中身を書けばいいのであって、この懲戒権が省令の中でどのように書かれるのか大変危惧を持っております。衆議院の段階では懲戒権を削除すべきだという修正案も出たやにも聞いて...全文を見る
○福島みずほ君 里親を取り消す人もいるようですが、厚生労働省としては、施設よりも家庭の方がいいわけですから、どういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
○福島みずほ君 専門里親制度について充実をお願いします。  ところで、今度の法案の中で、保護者が指導措置を受けない場合に、家庭裁判所が都道府県に勧告をすることができるというふうになっています。  しかし、都道府県としては、勧告を受けたとしても非常に間接的なわけですね。親にこの...全文を見る
○福島みずほ君 勧告を受けた自治体がどのような勧告を本当に実際やり、やったかどうか、それからその勧告がどのように機能したのかという検証が絶対に必要だと考えています。  厚生労働省は、勧告の検証ですね、その後の、それについてきちっと行われるのでしょうか。
○福島みずほ君 虐待をする親への治療プログラム、家族再統合プログラムについて、現状はどのように行われているのか、プログラムを受けるための費用は保護者自身の負担なのか、ひどい親に限ってなかなかその治療プログラムを受けようとはしないのではないか、こういうことなどについてはいかがでしょ...全文を見る
○福島みずほ君 ドメスティック・バイオレンスにおいて加害者の研修、治療、教育をどうするかというのが大問題で、外国でもうまくいっているという説とうまくいってないという説とあるんですが、日本で行われている家族再統合プログラムは、一緒に料理を作るとか、だからどういうレベルなのか。今日は...全文を見る
○福島みずほ君 児童相談所に相談した後死亡するケースをなくすために、どのような措置が取られているでしょうか。
○福島みずほ君 職員数が少なく、かつ精神的な負担の多い職員の人たちに対して、カウンセリングを始め精神的なケアが必要ではないか。あるいは、DVとまたちょっと違って、児童相談所には加害の親も被害の子供も両方来てしまう。両方のカウンセリングが必要であるという点でなかなか大変だと思います...全文を見る
○福島みずほ君 最後に一言。  三位ばらばら改革が明日大詰めを迎えますので、是非、福祉を切り捨てないように、子供の命がこれで奪われたら三位ばらばら改悪のせいだと言ってやるぞと思っておりますが、是非厚生労働省頑張ってくださるようお願いして、私の質問を終わります。
11月30日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  育児・介護休業法改正法案を審議する前に若干お尋ねしたい点があります。  まず、十一月二十九日読売新聞一面に、社会保険庁コンピューターシステム、契約外業務百六億円支出、請求内容確認せず、財源は保険料、会計法違反の疑いという記事が載って...全文を見る
○福島みずほ君 追加業務が必要になった場合に義務付けられている契約変更などの措置が講ぜられていない、これは大問題だと思いますが、このとおりでしょうか。
○福島みずほ君 しかし、この中間報告で不明朗であると、契約に明記されてない作業が行われている、ハードウエアの調達がレンタルであるのかリースであるのかあいまいである、それからこれが人件費であると。記事によりましても、この読売新聞第一面、NTTデータは八十五億六千万円、日立製作所は二...全文を見る
○福島みずほ君 人件費として、例えばNTTデータから八十五億六千万円請求され、しかしこの請求書の中身がソフトやハード機器の調達費に含められ、内訳も明記されていないと、こういう巨額のお金が。これを不明朗と言わずに何と言うというふうに思っております。  また、大変これが問題なのは、...全文を見る
○福島みずほ君 ひどいわけで、著作権も何も国が持っていないと。使っているだけで巨額のお金を使っているという、この実態は直さなければなりません。  では御質問します。不適切な支払が確認された場合、企業に対して払戻しを求めていくんでしょうか。
○福島みずほ君 きちっと契約書を交わさず、あるいは変更になったにもかかわらず契約変更をきちっとせずに払うのであれば、明確なる会計法違反です。そのようなずさんな支払があったということ、一部報道、一部報告が出ているわけですから、これは最終の報告書が出た段階で企業に対して、これは保険料...全文を見る
○福島みずほ君 この百六億円は、しかし人件費として計上されているんですよね。
○福島みずほ君 百六億円人件費として計上し、契約をしているのであれば、人件費として何人がどのような作業をしているかチェックをすべきです。何人ですか。
○福島みずほ君 問題、大問題です。これは保険料で人件費として計上されています。公務員がやったのではなく対外的に、受注をして、人件費として上がってきているわけですから、人件費としてだれがどんな作業をしたか明確でないにもかかわらずお金を使ったんであれば、これは大問題です。包括的に使っ...全文を見る
○福島みずほ君 著作権も持たず、何の権利も持たず丸投げをし、言われるままお金を払い、契約書もきちっとせず、契約外、目的外のことが出ても契約の変更をせず、お金を支出する。全部一括して払っていて、人件費と上がってきていても何に使っているかは切り分けができない。これを会計法違反の処理と...全文を見る
○福島みずほ君 これは大問題で、契約外業務、百六億円支出と、こういう保険料の使い方をしているということについてとことんメスを入れるべきです。  大臣、監修料について以前お聞きをいたしました。報告がずさんではないかという私の質問に、大臣は、甘んじて受けますと言ってくださいました。...全文を見る
○福島みずほ君 これにつきましては、いつまでということで是非発表していただき、鋭意報告をしていただきたいと思います。  次に、グリーンピアと住宅融資事業の年金資産に与える損失について、これも朝日新聞第一面、十一月二十二日、最終損失一・三兆円の見通し、「年金積立金から約四兆七千億...全文を見る
○福島みずほ君 これ、一・三兆円の見通し、そしてこれは年金のときにがんがんこの委員会で議論しましたが、年金積立金を四・七兆円初めて大きく取り崩す、巨額のお金を。この点について、このお金は年金保険料ですから、国民に対してきちっと説明をすべきだというふうに思います。  大臣、今日、...全文を見る
○福島みずほ君 ここでやはり明らかになっているのは、例えば社会保険庁コンピューターシステム、グリーンピアもそうですが、極めて不明朗で、じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ使って、最後に損失が出る、あるいはこれから見直すということになっているわけです。  じゃ、今まで使った分はどうなるのか、...全文を見る
○福島みずほ君 今日は下村政務官にわざわざ来ていただきました。中山大臣にも質問したかったんですが、他の所轄官庁大臣ということで今日呼ぶことができませんでした。中山大臣の発言もちょっと問題だ、極めて問題だと思いますが、今日は下村政務官にお聞きをいたします。  今日、育児・介護休業...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、今言及されたことは家庭の中、家族の中に言及されていることが私は分かりません。やはり、男女平等というのは職場の中でも、あるいは地域の中でも、社会の中においても必要なことなわけですし、それからジェンダーフリーというのは、男らしさ女らしさや性別、役割分業、役割をや...全文を見る
○福島みずほ君 妊娠、出産を理由とした雇用止めについて、衆議院の議論で、どうするかという議論で、事業内容でありますとか従事する仕事の態様でありますとか、そういったことによって判断することになると思っています、ケース・バイ・ケースで考える必要があるだろうと思っていますというのが答弁...全文を見る
○福島みずほ君 短くしてください。
○福島みずほ君 はい、結構です。  妊娠すればだれだって若干、どんな人だって体力が落ちるわけです。妊娠を理由に雇い止めをするなんていうことを言う経営者は、いるかもしれませんが、少ないです。ですから、更新するときに妊娠を告げただけで、じゃ契約更新しませんと言ったり、それから今まで...全文を見る
○福島みずほ君 はい、分かりました。  実際は、父親、母親になって働き続けることが困難で、深夜業の免除やると仕事がもらえないと。そうしますと、結局給料もらえませんから辞めてしまうということがあります。  それから、今日の議論で、非正規雇用が一千五百万人いる中で、有期契約におい...全文を見る
12月01日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本案に入る前に、昨日に引き続き、ちょっと積み残した問題を何点かお聞きをいたします。  社会保険庁コンピューターシステムの契約外業務への支出につきまして、昨日質問をさせていただきました。これにつきまして、刷新可能性調査の内容について、...全文を見る
○福島みずほ君 理解ができません。これは人件費の見積りなのに、人件費では出さない、規模で出すというのが理解ができません。  人件費を人件費以外の見積りでどうやって見積もるんですか。
○福島みずほ君 やっぱり分からないです。百六億円は人件費として請求をされています。それが人件費でなくて事業だと言われてもよく分かりません。また、事業についても極めて簡単なものでして、百六億円これから支出をするのがよく分からないわけですね。  そもそも、人件費の見積り、じゃ、そう...全文を見る
○福島みずほ君 さっぱり理解ができかねる見積りがなされていることについては、猛省を促したいと。理解ができません。  この点については、そうしたら、人件費として出せないということであれば、百歩譲って、その規模別に、幾ら見積りが出て、実際どうだったのかという回答をしてください。いか...全文を見る
○福島みずほ君 今日ここで言えということを言っているのではありません。具体的にそれぞれの積算を出してくれということです。例えば、予防保全とお客様要望改造、環境設定、構成管理、それだけでも見積りは可能なわけですね。  ですから、それぞれの個別について積算、見積りの根拠、出した根拠...全文を見る
○福島みずほ君 ますます分からなくなりましたが、では、全部の要するに見積りですね、見積りがどういう形で出されたのか、それから、その結果支出されたものの個別的な支出の内訳について示していただけますか。
○福島みずほ君 是非、資料をお願いいたします。  ただ、どうもやっぱり何か納得がいかないのは、なぜ人件費として見積りを出しているのかがやっぱり分からないんですね。
○福島みずほ君 細かい見積りを出して、細かい書類を出していただくということで、それをまた精査をしたいというふうに思っております。  実際に作業が行われたなら、作業が行われたことをどう確認しているのか。毎日の作業報告書などがきちっと存在をするのか。昨日も確認をいたしましたが、行わ...全文を見る
○福島みずほ君 ひどいですよ。トラブルが生じなかったのであれば適正に支出をされたというような答えじゃないですか。でもそれは、不必要なものでも支出があって機能したというふうに言えるわけで、必要なものか必要でないかは支出を細かく見ない限りは分かりません。  今の答弁は極めて問題で、...全文を見る
○福島みずほ君 事後的にチェックすべきだという点について意見が一致したことはうれしいと思いますが、これはすべての人が一致することだと思います。  なぜこのような質問をするかといいますと、これは保険料からお金が払われていて、私たちもお金を払うこの保険料なわけですから、事後的なチェ...全文を見る
○福島みずほ君 どんぶり勘定で全部丸投げをして、お金を支出し、チェックもできなかった、この体質はこの社会保険庁だけの問題ではないというふうに思っています。  厚生労働省におけるこのざぶざぶ、どんぶり勘定、そしてチェックなしという、この方向にきちっとメスを入れることをこの厚生労働...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、二つの違憲といった裁判所の判決は、不合理な差別であり、憲法違反だというふうに断ぜました。年金の枠内でやれということも判決で明言しています。将来もしも裁判が提訴された場合に、裁判所は合理的だと言うかもしれませんが、私は、相変わらず不合理な差別であって、違憲で、...全文を見る
○福島みずほ君 確かに今回第一歩で、私も心から良かったというふうに思いますが、やはり将来的には、無年金者をどうなくしていくのか、全体の年金制度の中でやはり不公平にならないような措置が取られるべきだし、私たちもその観点から努力をしたいというふうに思います。  次に、在日外国人が国...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっと納得がいかないんですが、在日外国人の人たちが国民年金の適用除外とされたのは制度的なあるいは経緯があり、本人たちに全く責めが帰すべき事由はありません。また、被用者年金は適用事業所に使用される労働者を対象としたものであるため、在日外国人であっても適用を受けます...全文を見る
○福島みずほ君 在日外国人の問題については早急に解決すべきだということを申し上げます。  ところで、法案の二十条ですが、必要な費用の交付とは、一体これは幾らなのか。認定は社会保険庁長官であるにもかかわらず、事務処理をするのは市町村というふうになっております。一貫性においてこれが...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので終わりますが、第一歩、貴重な第一歩を踏むことができたことは、議員連盟の頑張りや皆さんたち議員の頑張り、いろんな事情、当事者の頑張り、いろんなことがあったと思います。その貴重な一歩が今日法案として結実することを大変うれしく思っております。  ただ、積み...全文を見る