福島みずほ

ふくしまみずほ

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数4回

福島みずほの2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第164回国会 参議院 本会議 第3号
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○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、小泉首相に対して質問をいたします。  まずは、豪雪によって亡くなられた皆様に哀悼の意を表すとともに、今もなお雪の中で苦労されている皆様に心からお見舞いを申し上げます。  さて、政治は何のためにあるのか、だれのためにあるのか...全文を見る
02月01日第164回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○福島みずほ君 格差、元祖格差是正の社民党としてお聞きをいたします。  総理は格差が拡大しているデータはないとおっしゃっています。では、貧しい人が増えている、貧困層が増えている、これはお認めになられますか。
○福島みずほ君 貧困率が高くなっている、貧しい人が増えているという認識は総理にはありますか。
○福島みずほ君 貧しい人、貧困層は増えていないというのが総理の認識ということでよろしいですね。いや、総理。ごめん、総理に聞いています。結構です、結構ですよ。(発言する者あり)
○福島みずほ君 貧困層、貧しい人が増えているという実感は総理にはないということですね。
○福島みずほ君 いやあ、非常にがっかりしています。  ジニ係数は拡大していますし、貯蓄残額ゼロが今四分の一です。貧困率は、二〇〇〇年には一五・三%と先進国中日本は三番目の高さ。所得再分配調査は、八〇年代前半までは高所得層の当初所得は低所得層の十倍でしたが、二〇〇二年には百六十八...全文を見る
○福島みずほ君 だって、貧しいと認識してないじゃないですか。
○福島みずほ君 改めて聞きます。  では、所得の格差の拡大を認めるんですか。貧しい人が増えているというのを認めるんですか。
○福島みずほ君 貧困率が二〇〇〇年には一五・三%と先進国中三位、これはどうですか。
○福島みずほ君 今、五世帯に一世帯が年収二百万円以下です。それを見ない、格差は拡大していない、そして貧困層の問題が分からない、こういう小泉首相、もう政治をやる資格はないと思います。  次に、BSEの問題についてお聞きをします。  一月二十五日、代表質問をいたしました。なぜ査察...全文を見る
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 総理の認識はどうですか。答弁したときに質問主意書に反しているという意識はありましたか。
○福島みずほ君 質問主意書での答弁では事前にと書いてある。それをやってないわけです。  この点について食品安全委員会は、輸出プログラムが守られるとすればというふうに言っています。この守られているとすればというのを日本政府は確認する必要があるんじゃないですか。食品安全委員会プリオ...全文を見る
○福島みずほ君 川内衆議院議員が出した、十一月十八日に答弁書が出たものです。
○福島みずほ君 食品安全委員会の結論は、輸出プログラムが守られているとすればリスクが少ない。守られているとすればというのを、日本政府は日本人の食を守るために確認すべきではないですか。なぜ再開決定前に査察をやらなかったんですか。
○福島みずほ君 アメリカ側に丸投げをしているから今回のような事件が起きたわけです。四十か所の調査、事後の査察でも四十か所のうち十一か所しかやっていません。しかも、三つの大手をお仕着せの査察しかやっていません。ずさんなお仕着せ査察です。だからこそ、今回、こんな問題、二十九か所の、残...全文を見る
○福島みずほ君 日本政府は日本人の食の安全を守るという気概が全くないのだと。現にこういう危険部位が付いた牛肉が輸入された。千五百トン輸入されているわけです。査察の結論が出る前に日本に肉は来てますよ。
○福島みずほ君 大臣はこの責任で辞任すべきだと考えます。
02月02日第164回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  共謀罪についてお聞きをいたします。  犯罪の予備ですらなく、共謀のみによって処罰をする法案がずっと継続審議になっています。これは与党の議員さんたちからも委員会で批判が出ておりますが、目くばせだけでも成立するという政府の答弁で、このよ...全文を見る
○福島みずほ君 六百以上の犯罪で処罰されるんですが、目くばせだけでも成立する。それから、団体というのは、市民団体、政治団体、労働組合、会社、すべて含みますね。──いや、杉浦大臣お願いします。
○福島みずほ君 団体は、法律上は組織、犯罪集団に限っていませんし、目的も限定されていません。衆議院の法務委員会で、この団体は犯罪集団である必要もない、市民団体、会社、それから政治団体、全部含むというふうに答弁しています。そして、目くばせについても成立するというのが答弁です。  ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、大臣お願いします。大臣、大臣。
○福島みずほ君 これは、共謀罪が共謀だけで問題で、例えば、ある選挙事務所でこういう選挙違反の行為をやりましょうと皆で共謀しました。しかし、一時間後、あるいは次の日、やっぱりやめようということになりました。それでも既遂ですよね。
○福島みずほ君 しかし、担当者が書いている本の中に、団体それから目的とするものに限定されないというふうになっていますので、目的の限定はないと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 でも、その目的の判断についてはケース・バイ・ケースとなってしまうわけです。また、犯罪すらやっていない。行為をやっていない、予備でもない、共謀だけ。成立すれば、それから免れるには、密告をして自白をしなければ減免にならないという点で、近代刑法をたたきつぶすというふうに...全文を見る
○福島みずほ君 施設現況調査となっていますが、今から施設の調査をしなければならないんですか。
○福島みずほ君 地元で反対になっていることについてはいかがですか。
○福島みずほ君 辺野古のボーリングの調査もそうですが、実際、調査が地元の大反対になる。また、そのことが実際、最終報告書の見込みが全くないにもかかわらず、既成事実化に使われるのではないですか。
○福島みずほ君 三月末までに地元の賛成が得られるところがありますか。
○福島みずほ君 既成事実化するこのような調査に私たちは賛成することはできません。よって、補正予算案にも反対をいたします。  アスベストについてお聞きをします。  法案が緊急避難的であり、ノンアスベスト社会に対する基本法という性格を持ってない点が極めて残念です。将来そういう基本...全文を見る
○福島みずほ君 人々はアスベストのない社会を望んでいます。現在環境省が策定中の第三次環境基本計画、化学物質の環境リスクの低減に係る戦略プログラムにおいて、ノンアスベスト社会の実現を盛り込む予定はありますか。二〇二五年ごろにおける望ましい社会像として、ノンアスベスト社会の実現に向け...全文を見る
○福島みずほ君 是非盛り込んでください。  以上で終わります。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  横須賀港原子力空母母港化の問題について質問をしました。  総理は、米国の原子力軍艦の安全性は確保されていると判断していると答弁していますが、査察も日本はできないで、なぜこう言えるんですか。
○福島みずほ君 日本は一切査察ができないんですが、いかがですか。
○福島みずほ君 お手元に原子力艦船の主な事故のリストをお配りいたしました。米、原潜タイアレス、地中海でメルトダウン寸前の事故を始め、多くの放射能漏れや冷却水放出、たくさん事件が起きています。  これらの事件を総理はどう見られますか。
○福島みずほ君 総理、総理。横須賀じゃないですか。
○福島みずほ君 国外ではいかがですか。
○福島みずほ君 国外ではいかがかと。
○福島みずほ君 アメリカが安全と言うから安全だ、安全だということに関しては、これだけ事故が起きていて、このほかにも実はたくさんあります。  東京湾にできの悪い原子力発電所が浮かぶようなもので、保安院もなければ、許可処分もなければ、査察も一切ありません。もし事故が起きれば、関東、...全文を見る
○福島みずほ君 政府は当時、大量破壊兵器があるということも理由としていました。今決定的なのは、あのブッシュ大統領ですら、十二月十四日、自分たちの判断はミステークだったと責任を認めたことです。  総理、総理自身の判断もミスがあったんじゃないですか。
○福島みずほ君 それが完璧にミステークだったということを各国は認め、ブッシュ大統領も責任があると言いました。それでも総理はなかったと言うんですか。自分の責任はないんですか。大量破壊兵器があるとのアメリカの判断を日本はどうチェックしたんですか。
○福島みずほ君 ブリックス当時の委員長は、あと数週間待ってほしいと言いました。アメリカは当時、間違って、判断を間違っていたとはっきりブッシュ大統領は認めたわけです。国会の答弁でも、大量破壊兵器があるにもかかわらずそれを言っていないという、決議というふうに言っています。国連の決議に...全文を見る
○福島みずほ君 結果的に誤りだったわけです。判断ミスが客観的にあったわけです。  いかがですか。
○福島みずほ君 明確な情報の誤りと判断ミスがあって、それを認めないというのはひどいことです。イラクで三万人以上の人が死に、そして米兵で二千人以上の人が死に、先日アメリカ政府は、一月二十七日、退役した軍人の二万人近くがPTSDにかかっていると報道をしています。被害に遭った人たちはど...全文を見る
○福島みずほ君 決議以前の問題として、日本はどう情報収集したんですか。
○福島みずほ君 アメリカは自分たちの情報が間違っていたと認めました。三題ばなし、BSEと原子力空母の母港化の問題と、そしてイラクにおける大量破壊兵器。アメリカの情報だけに乗って、そしてアメリカは安全だと言う。BSEの問題も、首相はアメリカが悪いと言います。違います。アメリカも悪い...全文を見る
02月03日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ハンセン病に関しては、裁判で立法不作為であると強制隔離政策が厳しく批判をされ、国会の中で超党派の議員懇談会ができて、立法ができました。しかし、それに漏れる形になってしまったという韓国・小鹿島、台湾・楽生院、両方裁判が起き、十月二十五日...全文を見る
○福島みずほ君 この慰謝という意味を本当にきちっと受け止めて、精神的にきちっと、まあ精神的な慰謝ということですから、そのこともこの委員会でも受け止めたいというふうに思っております。  ところで、私が危惧をいたしますのは、また漏れたところが出る。つまり、初め日本人やって、次、台湾...全文を見る
○福島みずほ君 日本の占領地下においてやはり強制隔離政策が当時行われたということは事実であると。ただ、その資料が足りないということであれば、また漏れて、また新たに、例えばですよ、仮に万が一裁判が起きるとか、後でこれがやっぱり立法不作為だという、漏らしたということがないように、是非...全文を見る
○福島みずほ君 是非、公的あるいは非公式的でも、実態に即応して補償がなされるようよろしくお願いいたします。  先ほどの質問とちょっとまたダブって、駄目押しになって申し訳ないんですが、六十年以上の前のことであり、今回の法改正によっても取りこぼしがあって裁判が起こることのないよう、...全文を見る
○福島みずほ君 立法ができても、実はハンセン病の人たちに対する差別や偏見、なかなか社会復帰が難しいということは指摘をされてますし、当事者からも話を伺います。日本においても、九州においてあるホテルが宿泊を拒否するという人権問題が起きました。立法があり、補償がされても問題は続くという...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。取組については他の省庁とも併せて是非よろしくお願いいたします。  先ほど、谷理事の方からも質問がありましたが、この委員会でも、六十一年目の、戦後取り残した問題ということで、在外被爆者の問題などについても私も質問してきました。若干前進があった...全文を見る
○福島みずほ君 今日のは、だから台湾、韓国、それから日本の占領下における問題、そしてそれらの人たちが救済をするときにおける、是非、日本の政府側の努力と外国の公館との連携を是非お願いいたします。  最後に、今日このような立法ができる、十月二十五日の判決以降非常に早い形でできること...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、BSE問題についてお聞きをいたします。  順番が違う。なぜ再開決定前に、輸入再開決定前に査察をしなかったんですか。大臣。
○福島みずほ君 いや、全くひどいんですよ。開始を決定する前に査察をやらない。  なぜ、なぜ事前にできないんですか。ラインが動いてないからということですか。
○福島みずほ君 それも本当にひどいんですね。十二月十二日、再開決定をした日にアメリカ農務省は大丈夫だ大丈夫だという判こを押しています。ライン動いているじゃないですか。  なぜ米国農務省はラインが動いてないにもかかわらず再開開始を決定した日に大丈夫だと言えるんですか、じゃ逆に。
○福島みずほ君 いや、順番が全く違うんですよ。アメリカの牛肉がきちっと輸出プログラムにのっとっているかどうかを日本政府は一切チェックをしないまま十二日再開決定をした。で、十二日に米国農務省は大丈夫だというのを出す。日本は十三日から査察を開始し、アメリカから肉が登場した後に報告書が...全文を見る
○福島みずほ君 結論だけで結構です。
○福島みずほ君 米国側が用意したリストに従い査察をしたということでよろしいですか。
○福島みずほ君 アメリカ側が出したリストに変更はあったんですか。十一か所の選定について日本側が変更を申し入れたことはありますか。
○福島みずほ君 結局、アメリカ側が用意したリストに従って見たんですよ。四十か所あるうち全部なぜ見なかったんですか。
○福島みずほ君 日本は輸出プログラムを確認する気がなかったということですよね。それはひどいですね。農水省、厚生労働省、安全だって国民に説明する能力、資格ないですよ。  四十か所のうち十一か所しか見なかった。しかも十か所はアメリカ側が用意したリストだった。全部大手なんですよ。カー...全文を見る
○福島みずほ君 いや、ひどいですよ。日本は、だから、アメリカが輸出プログラムを守らなかったらどうなるんですか。それをチェックする気がないんだということをはっきりおっしゃっているんですよ。それはアメリカが守るべきことだ。だって、現に中途半端にしか見てないんですよ。向こうが用意したリ...全文を見る
○福島みずほ君 国に責任がないということについては驚いてしまいます。これは国家賠償請求訴訟が起きれば故意、過失、違法性、損害の立証はかなりできるのではないかというふうに思います。なぜ国の責任を認めず、被害者である事業者たちから一律に広く薄く取るのかというふうに思っております。これ...全文を見る
○福島みずほ君 今生まれた赤ん坊もアスベストに暴露する可能性があるわけです。そのために私たちは、ノンアスベスト社会、どうやって除去するかということをやるべきだというふうに思っております。  最後に一言。現在出回っている製品についてどうやって回収するのか、あるいは建築物の検査、除...全文を見る
○福島みずほ君 質問を終わります。
03月07日第164回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、税制についてお聞きをいたします。  竹中平蔵大臣が二〇〇二年に出版された本に「経済ってそういうことだったのか会議」という本があります。その中にこういうのがあります。人頭税、みんなに等しい金額を掛ける人頭税が理想だと書いています...全文を見る
○福島みずほ君 短くて結構です。維持されているかどうかで結構です。
○福島みずほ君 税による所得の再配分はずるいとはっきり書いています。  一月一日に住民票をアメリカに移せば日本では住民税が掛かりません。そのようなことをした人がいるということを聞いたことがありますけれど、こちらの方がずるいんじゃないでしょうか。税による所得再配分はずるいのでしょ...全文を見る
○福島みずほ君 冒頭、税による所得の再分配機能に関して、竹中大臣がかつてよりフラット化にする方がいいという旨言ってらっしゃることを御紹介しました。私がそのことを今日冒頭質問したのは、今の税制の考え方がやはりよりフラット化になっている。法人税は引き上げない、定率減税は廃止をして、こ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、納得できません。さっき申し上げたとおり、普通は一千二百万以下の人たちにとっては変わらない、しかし一千二百万円以上の人にとっては減税となるのです。やはり、高所得者には優遇、低所得者には困るという状況が続いていて、そのことには納得ができません。  格差拡大社会...全文を見る
○福島みずほ君 年収二百万円以下の世帯が今五分の一、日本の貧困率はOECDで三番目となっています。しかし、国立大学の授業料は今五十四万円、お金がなければ本当に大学に行けないという状況が広がっています。奨学金だけでは不十分です。諸外国の制度に比べて、例えば生活費ローンなどもう少し抜...全文を見る
○福島みずほ君 非正規雇用が拡大をしていること、大学を卒業した時点で、学校を卒業した時点でかつてよりも特に女性は非正規の人たちが増えていること、そして貧困層が増えていること、格差が拡大をしていること、これは事実です。それはやはり労働法制の規制緩和の結果生まれていて、実態がやっぱり...全文を見る
03月08日第164回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一九七一年、沖縄返還協定が調印されました。ところで、これについて、協定とは違う合意があったという公文書がアメリカからたくさん出ています。土地の原状回復費として四百万ドルを、アメリカが払うのではなく、実際は日本が払ったというものです。ま...全文を見る
○福島みずほ君 どんな仕事をしていたかというのを聞きました。どんな仕事をしていたか。
○福島みずほ君 吉野さんのオーラルヒストリーの文書、一九九九年の中でも彼は認めてます。私も先日、吉野さん自身にお会いをして、きちっと話を聞いてきました。アメリカの公文書の言うとおり、吉野さんの言うとおりでしょうか。
○福島みずほ君 当時と事情が変わりました。今日お配りしていますが、アメリカからたくさん公文書が出ています。また、当時の担当者が合意外の、協定外の合意があったと認めているわけです。  アメリカの公文書が本物かどうか、調査しましたか。
○福島みずほ君 何言ってるんですか。アメリカ側があると言って認めている。当時の日本の担当者も認めている。それが違うというんなら、どういう調査をしたんですか。なぜ否定できるんですか。
○福島みずほ君 アメリカの公文書はガセネタですか。
○福島みずほ君 吉野さんになぜ問い合わせをしないんですか。
○福島みずほ君 完璧な証拠があります。アメリカ側の公文書、日本側の担当者、両方が、両方があったと言っているんです。それをなぜ否定できるのか、根拠を示してください。国民の税金がどう使われたか、国会に対して、国民に対してうそをついていたかどうかの問題ですから、調査すべきです。どういう...全文を見る
○福島みずほ君 政府の基本的態度を疑うような公文書がたくさん出てきた。当事者も、あなたたちのOBが、担当者、本人のサインがあるんですよ。自分のサインだと認め、事実を認めています。  ファイルは幾つあって、どういう調査をされたか、どういう分類になっているか、教えてください。
○福島みずほ君 全部出してくださいよ。私たち、調査しますから。
○福島みずほ君 日本とアメリカで合意をしている。日本の担当者のサインがある。だけど、アメリカ側は公文書を出している、アメリカにはある、でも日本にはない。じゃ、だれかが捨てたんですか。大変な問題ですよ。当時の担当者に当たって、捨てたかどうかの調査をしてください。いかがですか。
○福島みずほ君 ファイルを全部出してください。本当にないのかどうか。アメリカにあって、なぜ日本にないのか。それから、なぜアメリカに対してこの調査をしないんですか。
○福島みずほ君 吉野さん、うそついているんですか。
○福島みずほ君 私は本人にお会いをしました。  なぜ調べない。重要なことが、日本政府だけ、あなただけ否定しているんですよ。日本政府だけ、外務省だけ否定しているんですよ。あとは全部認めています、アメリカ側も、当時の人も。うそついているのはだれかって本当に聞きたいですよ。なぜ聞かな...全文を見る
○福島みずほ君 密約、協定外合意はなかったのが基本的立場は分かります。それを覆すたくさんの公文書と当事者の証言が出てきた。揺らいでいます。調査すべきです。
○福島みずほ君 大臣。
○福島みずほ君 アメリカ公文書の吉野さんのサインは、これ偽物ですか。
○福島みずほ君 河野外務大臣はどのような調査をされたんですか。
○福島みずほ君 事情が変わりました。アメリカから公文書が出て、本人は証言されました。私は、その文書を基に本人に何時間か掛けて確認をいたしました。状況が変わりました。  外務省は、いったん決めたらうそはつき続かなくちゃいけないというのでは、政府への信頼がなくなります。この予算が思...全文を見る
○福島みずほ君 三百あるファイルを是非出してください。また、なぜアメリカや、現時点において状況が変わった段階で吉野さんに問い合わせをしないのか、改めてお聞きします。  合意、協定外合意がないという立証は政府側にあります。それを、なぜ私たちが納得いくような説明がないんでしょうか。
○福島みずほ君 大臣、お願いします。(発言する者あり)状況が変わったんですよ。当時は分からなかった。でも、アメリカの公文書が出て、当事者が発言している。アメリカと日本側が合意をしているわけです。  麻生大臣、これについて調査をお願いいたします。
○福島みずほ君 アメリカの公文書が偽物だという理解はこちら分かりません。両当事者がやったわけですから、調査を要求します。  柏木・ジューリック秘密覚書があります。これは財務省のものです。財務省にこの文書ありますか。
○福島みずほ君 今後、アメリカに公文書があり、日本の担当者が認めて、日本政府だけいったんうそをついたらうそをつき続けなければならないというのでは、国会に対して、国民に対してうそをついていることになります。財政民主主義の観点から大問題があるということで、今後も追及していきます。
03月10日第164回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、冒頭、小泉総理にどうしても聞きたい積み残した問題をお聞きいたします。  一九七一年の沖縄返還協定において日本が四百万ドル実は支払ったのではないかという点について、アメリカから公文書が幾つも出ております。担当者であった局長もその...全文を見る
○福島みずほ君 いや、総理、お願いします。総理お願い……
○福島みずほ君 いや、いいです。この間聞きました、聞いたので総理。外務大臣、この間聞いたので結構です。
○福島みずほ君 いや、済みません。
○福島みずほ君 済みません、時間がもったいないので総理に聞きますので。
○福島みずほ君 両道ですから、もう結構です。
○福島みずほ君 総理、答弁をお願いします。
○福島みずほ君 総理、おかしいと思われませんか。
○福島みずほ君 いや、非常に残念です。  総理は、ハンセン病のときに誤りを認めて謝罪をされました。HIV訴訟、HIVの問題についても、当時、菅厚生大臣がファイルを全部出させて調査をして、それについてきちっと謝罪し、立法ができました。総理、私は改革ということはそういうことだという...全文を見る
○福島みずほ君 アメリカ側の公文書に日本の元局長のサインがあります。アメリカの公文書は完璧です。幾つも出てきています。そして、元局長が、担当者であった人が認めているんです。当事者が認めている。みんな当事者が認めている。これを唯一、日本の政府だけが否定しているんです。これは説明責任...全文を見る
○福島みずほ君 アメリカの公文書であり、しかも日本の局長がサインをし、このサインは自分のだと言っているんです。私は、日本の外務省の役人を信用したいというふうに思いますよ、担当者ですから。
○福島みずほ君 今の担当、今の人たちは当時のことを知りません。当時の人たちがそれを認め、かつ、それを完璧に裏付ける証拠があり、私は日本政府がなぜそれを否定するのか理解ができません。国民への説明責任、国会と国民に対してうそをつき続けるという日本政府の態度は許せないというふうに思いま...全文を見る
○福島みずほ君 パート労働者の数は減っているんですか。
○福島みずほ君 総理は、パート労働者は減ってきていますと前回答えました。この意味は、パート労働者の数じゃないですか。だれが伸び率のことなんか聞いてるんですか。パート労働者は歴然と増えています。パートも派遣も契約社員も数が増えています。  総理は、この間、パート労働者は減っていま...全文を見る
○福島みずほ君 総理がなぜ間違ったか、それはパート労働者が増えているという実感が実はないんですよ。パート労働者は減ってきていますと総理は答弁しています。実際はパートの人たちどんどん増えて、労働条件が悪いです。このことについて分かんない。伸び率のことなんか聞いてないですよ。総理はは...全文を見る
○福島みずほ君 いや、実感がないんですよ。私は今日これで、今日質問したから違うと言ったけれども、これ議事録で残って、パート労働者は減っていますというのが議事録に残ったら、これはみんな、パート労働者の数が減っている、パートは減ってるんだ、やっぱり構造改革はいいのかなというふうに思う...全文を見る
○福島みずほ君 済みません、ちょっとスピードアップしてください。
○福島みずほ君 都道府県で減っているところはありますか。都道府県。
○福島みずほ君 都道府県、そうです、都道府県別。
○福島みずほ君 はい。  これは都道府県に移管していることが非常に問題で、これがこの委員会の中でも、地方分権ということで、この県は教育が一番、この県は福祉が一番となるので、三位一体ばらばら改悪の中での移譲はいいんだという意見が出ました。しかし、そうでしょうか。子供たちは生まれて...全文を見る
○福島みずほ君 つまり都道府県に投げてしまったので、都道府県ごとの統計が出ていないというふうに私も事前に聞きました。  ということは逆に問題で、都道府県がですね、都道府県ごとのデータが出ないということであれば、それはやっぱりどうなるのか。不足、財政の豊かでない県はやっぱり出せな...全文を見る
03月13日第164回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  岩国で画期的な住民投票、反対の結果が出ました。今回の結果を山口県選出の官房長官としてどう受け止めていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 ラムズフェルドさんは、歓迎されないところには行かないと言っています。アメリカに対して伝えていただけますね、この結果を。
○福島みずほ君 ラムズフェルドさんに伝えるかどうか、答えてください。
○福島みずほ君 三月一日、衆議院の予算委員会で麻生大臣、このことについて答えていらっしゃいますね。
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 地元の結果、住民投票の結果があれば外務大臣からもアメリカに伝えていただくことをお願いしたい、これに対して答えていますね。
○福島みずほ君 平岡委員の質問に対して大臣は、当然だと存じますというふうに答えています。  先ほどの官房長官と不一致ですが、いかがですか。官房長官、どうですか。官房長官、どうぞ。
○福島みずほ君 官房長官は政府です。政府として伝えるかということを聞いたわけです。
○福島みずほ君 外務大臣、きちっと伝えていただけますね。
○福島みずほ君 官房長官は、地元の意見を尊重する、誠意を尽くすとおっしゃいました。なら、なぜ三月末に最終報告書が出せるんですか。
○福島みずほ君 地元は納得していないんですよ。もう三月の半ば、なぜこれから地元を説得して三月末までに最終報告書が出せるんですか。
○福島みずほ君 質問に答えてください。岩国の住民は基地負担は嫌だと、基地強化は嫌だと判断をしたわけです。それを尊重するのであれば、三月末に最終報告書はできないじゃないですか。
○福島みずほ君 三月末までに説得できないと思いますが、三月末までになぜ最終報告書を出すんですか。
○福島みずほ君 昨日、住民はノーと言ったんです。なぜ三月末に最終報告書が出せるんですか。
○福島みずほ君 常識的に考えて、この二週間の間に説得することはできないと思います。三月末の最終報告書になぜ固執するんですか。沖縄でも三万五千人大集会がありました。地元無視でやることに地元は怒っています。住民ははっきりノーと言っています。なぜ三月末に最終報告書が出せるんですか。
○福島みずほ君 無理ですよ、期間がないのに。それが官房長官のおっしゃる尊重するということでしょうか。
○福島みずほ君 今まで努力をしてきたんじゃないですか。でも地元は、頭越しに怒って、はっきり住民投票でノーです。三月末の最終報告書を出すというのを撤回をしてください。ゼロからやり直すべきです。
○福島みずほ君 三月末に最終報告書を出すことは変わるわけですか。変わり得るわけですか。
○福島みずほ君 決定事項ですか。
○福島みずほ君 地元無視がなぜできるんですか。SACO合意から十年以上たって、辺野古の沖にくい一つ打つことはできなかった。地元の声を無視した計画は絶対に成功しません。今すべての自治体が反対です。この最終報告がうまくいくわけはないんですよ。これから十年以上たてばまたアジアの状況も変...全文を見る
○福島みずほ君 地元の理解が得られなかったんです。誠意というのはそれを尊重することではないですか。
○福島みずほ君 官房長官、住民が住民投票に出掛けて投票して、その結果を尊重しないということですよ。これは納得できません。最終報告書はゼロからやり直すべきです。これらの計画は絶対にうまくいきません。  次に、密約についてお聞きをいたします。  この点について三億二千万の内訳が分...全文を見る
○福島みずほ君 内訳を詳しく言ってください。
○福島みずほ君 総額なんて聞いていません。内訳を教えてください。
○福島みずほ君 内訳は教えられないんですか。
○福島みずほ君 三億二千万ドルについて明らかにしてください。実はこれは明らかにできないんです。なぜか。四百万ドルも入れているからです。総額としか言えないんです。  三百五十ファイルあるというふうに外務省は言っていますが、財務省にも覚書ファイルはありますか。
○福島みずほ君 では、四百万ドルの支払をアメリカがしたという証拠は外務省、財務省にありますか。
○福島みずほ君 外務省どうですか。──今のが外務ね。
○福島みずほ君 外務省、財務省にアメリカが四百万ドルを支払ったという証拠はない。にもかかわらず、なぜ吉野さんの証言を覆すのか。  要求いたします。吉野文六さんの証人喚問を要求します。  外務省にある三百五十のファイルを出してくださるよう要求します。  財務省にあるファイルを...全文を見る
○福島みずほ君 今回の在日米軍基地の再編についての総額の予算を教えてください。
○福島みずほ君 報道では三兆円と出ていますが、いかがですか。
○福島みずほ君 なぜ積算もしてないのにこの最終報告書が出せるのか理解ができません。  ところで、イラクに派遣された自衛隊員の人たちで五人、派遣された人たちで帰ってきた人で五人自殺者が出ていると聞きましたが、そうでしょうか。
○福島みずほ君 内訳を教えてください。それから、全体の数との関係を教えてください。
○福島みずほ君 いや、率が高いんですね。  平成十六年の自殺者九十四名ということでよろしいですよね、全体では。
○福島みずほ君 イラク戦争に、イラクへ派遣されたことと自殺との間の因果関係はどう把握していらっしゃいますか。
○福島みずほ君 極めて数が多いので、この二年間の間に帰ってこられて五人自殺ですから、原因究明についてやケアを今後よろしくお願いします。  ところで、次に法務省に聞きます。  刑務官などの労働条件と現場担当者削減について、大臣の御所見をお伺いしたい。
○福島みずほ君 東京拘置所の工事発注時に法務省大臣官房営繕課長だった人物が同工事を受注した中堅ゼネコン副社長になり、さらにその建設会社が東京入管建設工事を受注していたというのは事実ですか。
○福島みずほ君 東京拘置所、東京入管の工事は、平均すると落札率が九八・五%、骨組みの場合という、高いというのは本当ですか。
○福島みずほ君 ちょっと済みません、最後。
○福島みずほ君 何%ですか。
○福島みずほ君 建設の場合は九八でよろしいですね。
○福島みずほ君 本日付けの東京新聞によると、防衛施設庁ですが、OBの天下り受入先の貢献度などによって決められていた受注配分表に防衛庁内局の関与が疑われるということが報道されています。このような事実はあるのでしょうか。
○福島みずほ君 防衛施設技術協会なる公益法人がありますが、ここに防衛施設庁又は防衛庁から役員として天下った者の最高年俸と退職金金額、その在籍期間を示してください。
○福島みずほ君 終わります。
03月15日第164回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  猪口大臣にお聞きします。出産費用無料化について言及されていますが、実現はいかがですか。
○福島みずほ君 猪口大臣、頑張ってください。  男女平等政策の獲得目標を挙げてください。(発言する者あり)
○福島みずほ君 男女平等政策の獲得目標を挙げてください。
○福島みずほ君 女性差別撤廃委員会から二〇〇三年、勧告を受けていることについてお聞きをします。  労働市場における法整備について、非正規雇用、パート労働の問題、ワーク・ライフ・バランスの問題、間接差別の法制度化、コース別雇用管理制度、これらについて残っている問題はありますか。
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 マイノリティー女性のための実態調査の必要性を言われていますが、進捗状況はいかがですか。
○福島みずほ君 実態調査、特に直接マイノリティーの人たちの声を聞く機会を設けてください。いかがですか。
○福島みずほ君 ユニセフが世界の子供に対する差別を六つ挙げています。その一つに、何と日本の婚外子の法定相続分の差別が入っています。文部大臣、子供の人権問題として解決すべき問題ではないですか。このことを御存じでしたか。
○福島みずほ君 文部大臣、法務省に対しても子供の人権の観点からもっと取り組んでくれと言っていただけませんか。
○福島みずほ君 婚外子の法定相続分差別があるのは、世界で日本とフィリピン以外にありますか。
○福島みずほ君 日本とフィリピン以外には存じ上げてないという、ないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 世界で日本とフィリピン以外にはないんですね。  官房長官、婚外子の法定相続分差別は解決すべき問題だと思われませんか。
○福島みずほ君 適切な対処をよろしくお願いします。  女性差別撤廃条約──ごめんなさい、じゃ、もう一回質問やり直します。  法務大臣、どうすれば解決すると思われますか。
○福島みずほ君 たくさん勧告を受けてまして、日本だけこう出ております。是非、解決するようお願いいたします。  女性差別撤廃条約選択議定書の批准がなかなか進みませんが、批准の障害は一体何でしょうか。外務大臣、猪口大臣、お願いします。
○福島みずほ君 諸外国で司法権の独立を保障している多くの国々も選択議定書を批准をしております。  外務大臣、司法権の独立がなぜ障害となるのでしょうか。
○福島みずほ君 選択議定書の批准の障害にはならないと思います。  たくさん勧告受けていて、婚外子差別撤廃を始めとし、きちっと問題を解決し、男女平等の実現をしてくださるよう心から申し上げ、私の質問を終わります。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。(資料提示)  「小泉内閣の規制緩和のおかげで、非常に商売がしやすくなっています。」、この言葉は、ライブドアの前社長堀江さんがライブドアの機関誌で去年の十一月、武部幹事長との対談で言っているせりふです。小泉内閣の規制緩和と商売が直結して言...全文を見る
○福島みずほ君 ライブドア事件を契機に今規制の強化が言われています。今国会にも法案が出ております。規制の強化が言われている。今までのやり方で問題があったということですよ。どぶろくは私はいいと思います。しかし、この問題に関しては規制緩和に問題があったということですよ。公正な市場ルー...全文を見る
○福島みずほ君 すべての規制緩和悪いなんて言っているのではありません。むしろ、労働法制などはきちっと強化をすべきところはあります。しかし、労働法制は規制緩和をしながら、今回の規制緩和やそもそもの規制緩和の方向が正しいかという議論をしているのです。  武部幹事長は、この対談の中で...全文を見る
○福島みずほ君 今回被害を受けた人たちは本当に被害救済が困難なんですね。被害を受けた人間は自己責任なんでしょうか、それとも小泉総理や武部幹事長にも責任があるのでしょうか。
○福島みずほ君 二つ問題があります。そもそもの規制緩和、規制がちゃんとしていたのかどうかという問題。二つ目は、このように去年十一月だって対談しているんですよ。自民党の幹事長が対談をしていて、やはりこれは人は信用しますよ。少しは信用しますよ。ああ、武部さんがやっているんだからと、そ...全文を見る
○福島みずほ君 秋で、やはりちょっと遅かったんじゃないか。事後的チェックでやるのだ、消費者保護が大事だというのであれば、何とか事後的チェックシステムそのものも、あるいは事前の規制もきちっと考えられるべきだと思います。  以上で質問を終わります。
03月16日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、タクシーの規制緩和政策のもたらした問題点についてお聞きをいたします。  これは、各政党からも今まで質問がありました。予算委員会などでも質問がありました。これについては、タクシーの台数の規制緩和、一人当たりの年収が減る、事故が増...全文を見る
○福島みずほ君 立入調査やあるいは実態調査をされるということは、私はすごい前進だというふうに思っています。ただ、去年五月十一日、規制緩和後、既存事業者を中心に増車が盛んに行われていること等により営業収入が低下したため、歩合制を基本とする賃金体系を取っているタクシー運転者の収入低下...全文を見る
○福島みずほ君 規制緩和をするなと二〇〇〇年の段階でも言いました。こういう結果になると言いました。で、そのとおりになりました。だから、調整会議を立ち上げ、調査をし、これから査察をするとか言っているわけですね。でも、根本は政策の結果、台数の規制緩和で問題が起きたわけですから、政策の...全文を見る
○福島みずほ君 タクシーの運転手さんの平均年収は三百万ちょっと、労働時間は通常の労働者よりもはるかに長くなっています。この通達によって歴然と、今まで収入減だったのがますます収入減というふうになっています。国土交通省が取ってきた政策の転換が必要であると、幾らばんそうこうを張ったとこ...全文を見る
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  大阪でタクシーに乗ったら、五千円以上五割引き、しかも値切る人がいるんですよと運転手さんがおっしゃっていましたけれど、是非きちっと政策を見直してくださるようお願いいたします。  次に、母子家庭の問題についてお聞きをいたします。  母子...全文を見る
○福島みずほ君 現在モデル事業として行っている母子自立支援プログラムは、二〇〇六年度から全面展開をすることになっております。そこでは個別プログラムで対応しているので、そこで就労の実態について調査実施し、支援につなげていただきたいと思いますが、いかがですか。
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  二〇〇二年度の児童扶養手当の改悪により、手当支給後、五年間で支給額を半減することになりました。しかし、母子家庭の実態は実施する状況にあるのでしょうか。母子家庭の一世帯当たりの平均所得金額は二百三十三万六千円です。母子家庭への就労支援など...全文を見る
○福島みずほ君 障害者自立支援法の実施運用における問題についてお聞きをいたします。  障害者自立支援法が去年の秋に成立をしましたけれども、障害者の人たちが地元自治体担当者と打合せをする中で不安感、不信感が高まっております。いろんな例がたくさん挙がってきております。例えば、十月以...全文を見る
○福島みずほ君 尾辻大臣は、昨年十月二十六日の厚生労働委員会で、衆議院ですが、障害をお持ちの方で今サービスを受けておられる方、この方々が適切なサービスを受けておられるという、その水準を私どもが下げるということは決して考えておりません、また、そんなこともいたしませんということをかな...全文を見る
○福島みずほ君 今出ましたけれど、重度障害者等包括支援の対象者、この委員会でも来られましたけれど、常時介護を必要とする人たちについて、今局長は八時間あるいは二十四時間というふうにもおっしゃいました。二十四時間介護ということはあり得るわけでしょうか。
○福島みずほ君 サービスを短時間に集中的に利用することを期待される状態になるのではないかなど、障害者の人たちが非常に心配をしています。ですから、これからまた詰めていくことになると思いますが、是非、レベルが下がってしまって生活できない、生きられないということがならないように、よろし...全文を見る
○福島みずほ君 話し合って解決すべきとおっしゃいましたが、派遣労働者の組合の組織率はどれぐらいでしょうか。
○福島みずほ君 パートタイマーの人たちの推定組織率は三・三%です。派遣や有期契約については、加入率について調査はないというふうにも厚生労働省から聞きました。恐らく限りなくゼロに近いか、パートで三・三%ですから、統計取ってないことも問題だと私は思います。ただ、とても低いと思うんです...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、派遣は、派遣元がその分、マージンと言っていいか、利益を得ているわけですから、直接雇用になればそれを払う必要がないわけですから、前よりも基本的には労働条件が、少なくとも賃金などについて上がらないと、これはおかしいわけですね。  つまり、働いている人は直接雇...全文を見る
○福島みずほ君 高齢者雇用促進法について、これは定年廃止か定年の引上げか継続雇用制度のいずれかの措置をとることが義務付けられました。しかし、前二者を取る企業はほとんどなく、ほとんどの企業が継続雇用制度を選択をしております。  これについては、原則として、継続雇用制度を選択する場...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
03月16日第164回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日はどうも本当にありがとうございます。  格差拡大の問題について社民党はずっと取り組んできました。日本の社会にはいろいろ問題があるかもしれませんが、一つの問題点は格差の拡大ではないかというように思っております。  先ほど格差の固定の話...全文を見る
○福島みずほ君 一分しかないんで、土居先生、申し訳ない。一般財源化では地方に春は来ないというふうな論文を読まさせていただきましたが、それについて一言教えてください。
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。どうもこんにちは。ありがとうございます。  この委員会で、日本国憲法下にあるにもかかわらず、徴兵制や核武装の議論が出てきたことに正直ちょっと驚いています。  小川公述人にお聞きをいたします。小川さんの独立国で日本はないのだという主張は、...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、外国に外国の基地を造るのになぜ日本国民の税金が使われるのかというふうに思います。  法の支配ということを考えたときに、現実の軍事力や様々なものが法の支配からかなり離れていっているんではないか。いわゆるシビリアンコントロールも含めて、大変危ういというか弱い、...全文を見る
○福島みずほ君 社民党は北東アジアにおける非核構想を提案し、北東アジアにおける安全保障構想を提案し、モンゴル、韓国、中国などを訪れています。六か国協議にもその安全保障構想入っておりますけれども、これについてどうお考えでしょうか、小川公述人。
○福島みずほ君 こちらこそ、どうもありがとうございました。
03月22日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日、先ほど水落委員の方からまず遺骨の質問がありました。その点については私自身も、特に去年、戦後六十年の問題として何回も質問したところです。私自身も、厚生労働省にある四階の霊安所にお花を持ってお見舞いというか、お見舞いと供養に行きまし...全文を見る
○福島みずほ君 済みません。  もちろん、日本人の方たちもそうですけれども、日韓の間でも、特に韓国の人たちの、韓国人の人たちの遺骨の収集も厚生労働省は努力をしていただいていますが、まだまだ不十分だと考えます。よって、その両方です。よろしくお願いします。いや、大臣にお願いします。
○福島みずほ君 是非、川崎大臣のときに大きく大きく進むよう、心からよろしくお願い申し上げます。  では、まず中国残留孤児問題と中国残留婦人問題と、その二つについてお聞きをいたします。  中国残留婦人の問題に関して、東京地方裁判所が二月十五日、判決を出しました。この中身は、行政...全文を見る
○福島みずほ君 判決は、中国残留邦人は日本社会での収入獲得能力を失っており、他の戦争被害者とは異なると指摘をしています。まず第一に、危険な外地に送り出しながら危急時の国民保護策を講じなかった政府には補償措置を行うべき政治的責務があるとも認定をいたしました。この点についてはいかがで...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、判決が、一審判決が出て、当事者、原告は七十歳を超えていると。そうだとすれば、早期の解決がやはり必要であるというふうに思います。  判決はまた次のようにも言っています。帰国のための環境整備は国交回復直後に可能だったのに、帰国旅費の申請権者を国内の親族に限定...全文を見る
○福島みずほ君 その点は、しかし本人たちの帰国が極めて遅れた理由だと思います。  また、判決は、生活保護とは別の援助金を構築する立法をせずに放置することは見過ごせないとも考えられる、原告らに対する日本語教育の貧困は目を覆うばかりで、生活保護法の硬直的運用も非常に問題がある、職業...全文を見る
○福島みずほ君 政府が何もやってこなかったというふうに私が申し上げているのではありません。政府が施策を講じてきたにもかかわらず、判決で目を覆うばかりと言われ、それぞれ改善の余地があるとはっきり言われていることについて厚生労働省がどう受け止めるかについてお聞きをいたします。
○福島みずほ君 是非よろしくお願いします。  中国残留孤児問題について、ちょっとまた改めてお聞きをいたします。  二千百五十五人の残留孤児が訴訟を起こしていますが、そのことをどう受け止められますか。
○福島みずほ君 私がお聞きしたいのは、多くの人が、二千百五十五人、残留孤児の多くの人たちが裁判を起こしているということを厚生労働省としてどう受け止めるかということです。  端的にお聞きをいたします。確かに議員立法で支援法ができました。それは多くの人の努力でできたというふうには思...全文を見る
○福島みずほ君 それで、生活保護との関係をお聞きしたいんですが、生活保護の現状では、里帰りをすると生活保護停止、中国から親族が来日すると生活保護停止というのは過酷過ぎる制約ではないか。生活保護の、というか二つだと思うんですね、今の生活保護の運用の硬直的なところを変えるか、別の新し...全文を見る
○福島みずほ君 川崎大臣がそこまで踏み込んで言ってくださると、私としてもちょっと粘って、是非言質を取りたいと思うんですが、現状のやはりその救済が不十分だと、判決からも言われていると。  で、一つは生活保護の運用を柔軟にする。しかし、それが日本人との対比でどうかということもあるか...全文を見る
○福島みずほ君 残留邦人も残留孤児の皆さんも高齢になっております。是非、早い段階で、川崎大臣に厚生労働省が対応してくださるよう心からお願いを申し上げます。  では、次に労働者派遣事業法についてお聞きをいたします。  労働者派遣法が二〇〇四年三月一日に改正され、二年が経過をいた...全文を見る
○福島みずほ君 把握をされてないというのはどういうことでしょうか。
○福島みずほ君 もう一回確認ですが、雇用契約の申込み義務に違反する派遣先に対する勧告や企業名の公表はあったのでしょうか。
○福島みずほ君 派遣の人たちは、やはり正規社員になりたい、あるいは直接雇用、まあ直接雇用してほしいと思う人が大変多いです。だからこそ、この四十条の三に非常に期待すると。派遣から、直接雇用の条文で何とかしてほしいと。この把握ができていないというのが理解ができないんですね。  そう...全文を見る
○福島みずほ君 法違反があればとおっしゃいましたけれども、どれだけ問題が発生しているか把握しているんですか。何件直接雇用があって、直接雇用できなくてどういう苦情が出てきているのか。直接雇用ができなくて、あるいはその際労働条件が悪くなるということでどんな苦情が出ているんですか。
○福島みずほ君 法違反がないとおっしゃいましたけれど、実態としてどれだけ直接雇用があったかという分母が分からないと、本当に法違反があったかどうか分からないんじゃないですか。
○福島みずほ君 いや、法違反があったかどうかではなく、全体としてこの立法によって、例えばサンプルでもいいですよ、どれぐらいの規模の派遣会社、派遣労働者でどれだけ直接雇用があったのか。結局、この条文を入れたけれども、どれぐらい直接雇用があるのかどうか、努力義務が履行されているかどう...全文を見る
○福島みずほ君 小泉内閣の間に均等待遇の、しかも法的措置を実現すると、こうおっしゃって、今国会に出すと力強くおっしゃってくだすったので、大変期待をしております。厚生労働省、どうか頑張ってください。  以上で質問を終わります。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  他の委員とダブるところもありますが、私は、ハローワーク関連事業の民間開放が妥当かどうかという観点から質問をいたします。  ハローワーク関連事業の包括的民間委託、すなわちハローワークの公設民営については不適当であるというふうに考えてお...全文を見る
○福島みずほ君 ILO八十八号条約、公務員が従事する全国的体系の職業安定機関を設けることを義務付けているということにも明白に反しています。  それからもう一つ、行政指導、つまり、例えば最低賃金を満たしているかどうか、労働基準法を満たしているかどうか、均等法を満たしているかどうか...全文を見る
○福島みずほ君 それから、私自身が民営化というのがちょっとよく分からないのは、やっぱり民営化というのはある程度採算が取れなければならない。民営化というのは、極端に言えば利潤、金もうけということになるわけですから、そうしますと、どこで一体利潤を上げるのか。そうすると、仕事を探してい...全文を見る
○福島みずほ君 私が聞いたのは、確かに民間でもいいのですけれども、ある程度地方や中小企業は公的なハローワークに依存している面があるのではないか、あるいは、本当にお金がないと、交通費にも正直事欠くような状況になった場合に、有料職業紹介所だとどうしてもアクセスしにくいという面があるの...全文を見る
○福島みずほ君 民営化になると有料化になるとお考えでしょうか。
○福島みずほ君 ハローワークとジョブカフェと両方あるわけですが、ジョブカフェにたまたま調査ではないんですが行ってもらったら、やはり、非常に有用なことをやっているんだけれども、どうしても宣伝をしたりという費用が、経費が、純粋な公的なものではありませんからなかなかないと。ヤングハロー...全文を見る
○福島みずほ君 ヤングハローワークとジョブカフェの仕切りというか関係についてはどうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 職業紹介などが戦後公営として出てきたという背景は何でしょうか。
○福島みずほ君 社民党もこの点は厚生労働省と同じで、ハローワーク関連事業は民営化すべきではないというふうに考えております。  ただ、この民営化の議論というのはどうして出てきたんでしょうか。
○福島みずほ君 利潤を追求しないからこそ効率的な立場で、行政指導もしながらきちっと、職業紹介をきちっとやっていくと、そういうことを是非もう全力でやってくださるよう心からお願いを申し上げます。その観点では、これはやはり金もうけにするべきではないというふうに思っておりますので、珍しく...全文を見る
○福島みずほ君 はい、ごめんなさい。  労働者派遣法の状況について、先ほどちょっとお伺いしたので、ちょっと雇用の点なので、この点についてもう一回お聞きをいたします。  私自身は、ちょっと厚生労働省の雇用に対する施策についての、ちょっとまあ不満といったら変なんですが、例えば、派...全文を見る
○福島みずほ君 事後チェックという形かもしれないんですが、違反として件数が上がっていないからといって現状に問題がないわけではないと思うんですね。  例えば、労働者派遣事業法の改正に当たって、直接雇用できるというのはある程度いい施策として厚生労働省が導入をしたと思います。また、派...全文を見る
03月23日第164回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  官房長官、国旗・国歌法が成立した際に当時の官房長官であった野中広務氏は、国として強制したりあるいは義務化することはございませんと述べています。また、国民生活に何ら変化や義務が生じ、影響を与えるものではないとも発言しています。現在もこれ...全文を見る
○福島みずほ君 方針に変更はないということでよろしいですか。
○福島みずほ君 学校現場に変化があったとお考えですか、変化はなかった、いずれでしょうか。
○福島みずほ君 文部大臣、いかがですか。
○福島みずほ君 この法案成立以降、多くの大量の処分が行われております。どのような指導が小中高の現場で教師並びに生徒に対して行われていると把握していらっしゃいますか。
○福島みずほ君 局長。
○福島みずほ君 町田市では、音量チェック、音量のチェックをしています。去年からこぶしが入るぐらいの大きな口で歌えという指導をしています。起立をしなかった教師が一か月停職処分になっています。国旗に注目しなかったという理由から調査が入った教師もいます。これはこの一九九九年以降新たにで...全文を見る
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 問いに答えていません。現実に何が行われているかを御存じかと聞いています。
○福島みずほ君 懲戒処分がどのようなものか把握していらっしゃいますか。注目を、例えば、済みません、例えば、不起立で停職処分一か月、あるいは先生が国旗の方を見なかったことで調査が入っている、このような実態を御存じですか。
○福島みずほ君 文科省は立法する際に、影響はない、強制しないと答弁をしました。そのことに責任を取っていただきたい、そう思います。  思想、良心の自由をどうお考えですか。
○福島みずほ君 いや、文部大臣。大臣。
○福島みずほ君 憲法十九条は思想、良心の自由を定め、子供にも親にもPTAにも来賓にも思想、良心の自由があります。  では、どういう場合に子供や先生の思想、良心の自由を侵害したとお考えですか。
○福島みずほ君 はい、大臣です。
○福島みずほ君 処分をちらつかせて歌わせること、歌いたい人は歌えばいいけど、歌わせること、これは思想、良心の侵害に当たりませんか。
○福島みずほ君 済みません。ちょっとよく分からなかった。(発言する者あり)手を挙げる。手を挙げる。
○福島みずほ君 ちょっと答弁が分からなかったので、もう一回説明してください。
○福島みずほ君 懲戒処分と言ったんです。
○福島みずほ君 思想、良心の自由を侵害する場合とは、無理やり口を開ける、あるいは無理やり立たせるというふうに担当の方はおっしゃいました。それこそ強要罪あるいは暴行罪です。  人が何を思うかは一〇〇%自由です。しかし、思想、良心の自由は、その考えていることが外で出たときに、それに...全文を見る
○福島みずほ君 北九州市の裁判で、判決は、教育委員会が教職員や児童生徒が起立して君が代を斉唱しているかを監督することは教育基本法が禁じた各校長に対する不当な支配に当たると判断をしました。  これについていかがですか。不当な支配になるじゃないですか。
○福島みずほ君 教育委員会が行って監督をする、ビデオに撮って一人一人が歌っているかを全部監視をする、こういうことは強制であり、明らかに、強制をしない、不利益を与えない、変わらないといった一九九九年の立法の当時の答弁、立法者の意思に明確に反しています。そういう事態が現場で生じており...全文を見る
03月24日第164回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  県民経済、都道府県における県民所得の格差が二年連続拡大をしました。地価についても同様です。六本木ヒルズはとても高い地価になりましたが、地方では地価が本当に低いままです。格差は地方でも地価でも拡大をしています。  公務員の数についてお...全文を見る
○福島みずほ君 これは対GDP社会保障給付率とジニ係数の比較です。(資料提示)このように社会保障費の給付率が高い国、スウェーデンなどはジニ係数が低いです。他方、社会保障給付率が国民総生産に対して低い国ほど格差が大きいです。つまり、社会保障費を下げれば下がるほど格差が拡大をしていく...全文を見る
○福島みずほ君 民営化が、この問題が人件費削減という観点から行われていることが本当に問題です。このことに、例えばPFIでも、大都会の企業はもうかるけれども、地元の企業は下請で買いたたかれております。行政改革が公務員の数の単なる削減であって、小さな政府とすることがみんなの格差を拡大...全文を見る
03月27日第164回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理とは憲法について議論をしたいと思います。  憲法とはそもそも何か。憲法とは国民の基本的人権を守るために国家権力を縛るものです。総理、そう思われますね。
○福島みずほ君 近代憲法、憲法とは何か。国家権力を、基本的人権を守るために国家権力を縛るものです。だから重要。ただし、自民党の新憲法草案が発表されました。国民は国家と社会に対し愛情と気概と責任感を持てという中身になっています。これは逆転をしています。国家が個人に命令をするものであ...全文を見る
○福島みずほ君 憲法は政教分離と思想・良心の自由、信教の自由を規定をしています。政教分離は権力に対して、行政権に対して、国家権力、権力者、あなたに対して政教分離を守れということが規定をされています。国民の思想・良心の自由や信教の自由は今かなり危ない、どんどんどんどん制限されている...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、憲法前文でこれが削られていることが問題です。過去の歴史認識を踏まえない、戦争への反省をなぜ削除するのかと思います。国家と国民の魂の自由を守る日本国憲法の大事さを国会の中でこそ実現すべきです。  以上で質問を終わります。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  入管法の改正法案の立法趣旨について説明をしてください。
○福島みずほ君 日本人のデータも集めていきますね。望む人は、ピッと押せばピッと通れるように日本人の指紋のデータも集めますね。
○福島みずほ君 外国人、日本に入国する外国人、七百万人、年間。この膨大なデータ、外国人と日本人合わせた指紋データはいつ消すのですか。
○福島みずほ君 当分の間とはどれぐらいですか。衆議院の法務委員会では七十年、八十年と言われています。
○福島みずほ君 何千万人という人のデータを結局は集めるわけですね。消去するのがいつか、当分の間、今答えられない、おかしいですよ。
○福島みずほ君 答えではありません。決めてないんだから、問題ですよ。
○福島みずほ君 テロリスト対策ということで膨大な人の指紋を入手して、滞積して消さないわけですね。日本政府は、規制改革イニシアチブ第三回報告書、日米間の関係においては米国が取得した日本の指紋はすぐ消去せよと言っています。だけど、日本政府が法案作ったら消さないんですよ。この膨大なデー...全文を見る
○福島みずほ君 テロリストの対策のために持っている情報と照合をする、だからすぐ消すのだ、そういう議論もあるわけです。なぜデータをいつ消すのか言えないんですか。ずっと持っているんでしょう。
○福島みずほ君 指紋押捺拒否の大きな運動がありました。外国人、入ってくる人取る、そして日本人でもどんどん取っていくわけですね。それを消すことを今言わない。当分の間は持っておくということで、衆議院では八十年間保存するってひどいこと言っていますよ。  入管法六十一条の九、海外にデー...全文を見る
○福島みずほ君 個人情報保護法だとどうなるんですか。
○福島みずほ君 六十九条九は、外国人入管当局から請求がある場合は指紋データも全部提供できるんですね。結局、日本に蓄積された大量のデータはアメリカでもどこでも行く可能性があるわけです。
○福島みずほ君 個人情報保護法でどのように限定するんですか。
○福島みずほ君 資するとはどういう意味ですか。
○福島みずほ君 これは重要な問題だから聞いているんです。外国人七百万人、日本人の多くのデータ、指紋データを取っていて蓄積し、そして保存するとしているわけでしょう。資するってどういう意味ですか。外国に情報が流れるんですよ。
○福島みずほ君 テロリストを口実に膨大なデータを集積するわけです。善良な人の、すべての人の指紋も採取するわけです。そこが問題でしょう。
○福島みずほ君 問題ではないですか。
○福島みずほ君 小さな政府と言いながら、大きな権力を持った監視社会をつくっていくわけで、重要な指紋の問題なので聞いているのです。こんな法案は認められません。  次に、耐震設計審査指針の見直しについてお聞きをいたします。  これについて、なぜ見直しをしているのか、教えてください...全文を見る
○福島みずほ君 審査会の委員の人たちで、今のままでいいと言う人はおりません。今回の金沢地裁の判決は常識的な判断です。耐震指針が古い、新しい知見が出てきた、古いものでやっていて危ない。欠陥自動車が今走っているようなもんですよ。やめて、とにかくきちっと審査基準が出るまではやめるべきだ...全文を見る
○福島みずほ君 阪神・淡路大震災があり、みんな地震について新しい知識が出たわけです。やり直せと審査会は言っています。きちっとそこで基準を出し、そして補強し、そこの安心が出るまで欠陥自動車のように原子力発電所が操業することをやめろと裁判所は言ったわけです。常識的な判断です。  プ...全文を見る
03月28日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、今回の独立行政法人によって、例えば基礎研究がおろそかになり、成果主義に走る危険はないのかという点を質問いたします。  平成十三年三月三十日閣議決定の科学技術基本計画というものがあります。これについては、例えば次のようなものがあ...全文を見る
○福島みずほ君 確かに、民が基礎研究やらないというわけではありませんけれども、民というのはやはり利潤追求、で、公というものももちろんコスト意識は十分必要です。  ただ、やはり民の場合ですと、やっぱり成果主義、これはどうしても要求されるし、採算が取れない部門は切捨てがちになるので...全文を見る
○福島みずほ君 独立行政法人有識者会議や独立行政法人評価委員会の中で、国の機関として残す必要があるとする意見は全く出なかったのでしょうか。
○福島みずほ君 独法化しても余り変わらないのだという答弁が続いていますが、労働災害はこれからもっともっと難しくなるのではないか。例えば請負という、偽装請負のような働き方も増えていたり、働き方も現場も多様化し、労働条件も悪いところも増えております。その意味で、労働災害の防止について...全文を見る
○福島みずほ君 重大災害発生などに伴う立入検査のことで、厚生労働大臣が指示をして立入調査を行えるので公正性、中立性に問題がないという答弁なんですが、従来は厚生労働大臣が指示しなくても立入調査ができたわけですよね。それを厚生労働大臣の調査というふうに変えてしまうわけで、問題はないん...全文を見る
○福島みずほ君 工夫はされていると思うんですが、懸念するのは、その立入調査って、やはり公権力が立入調査をするから割と人は、まあ聞くといったら変ですが、公権力をバックにして立入調査をするからこそ権限が強いわけですね。で、今回は一緒に行くとしても、でも厚生労働大臣の指示がないとできな...全文を見る
○福島みずほ君 公権力のバックのない立入調査っていうのがどうもイメージできないので、ちょっとしつこく聞いて済みませんが、従来は別に厚生労働大臣が指示しなくても立入調査が行政、労働基準監督官ですからできるわけですよね。問題があると思えばできるわけですよね。ところが、独立行政法人にな...全文を見る
○福島みずほ君 国からの運営交付金について、現状と非公務員化することによる変遷はどのようなものになるかと。これ、事前に資料をいただきましたけれど、結局変更が余りないということでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 今回の独立行政法人にすることのメリットというのはよく分からないんですね。一つは、かつて厚生労働省御自身が主張されていたように、このように中立性、公平性が必要な仕事、基礎研究も十分必要な仕事は、むしろ非公務員化ではなくきちっと公が責任を持って地道な、お金もうけのない...全文を見る
○福島みずほ君 今後、人事交流などはお進めになられるんじゃないですか。
○福島みずほ君 いや、人事交流に関する法案が出されるやにも聞いておりまして、私は、人事交流ということについて言えば、その可否はともあれ、人事交流を妨げるものはない、要するに仕組みを作ったり制度を作れば十分人事交流はできると。つまり、今回の独立行政法人のこの法案は極めて不可解なわけ...全文を見る
○福島みずほ君 このように独立行政法人化して、で、悪くすれば基礎研究ががたがたになり、労働災害などについても極めて不十分になるかもしれない。働いている人たちにしてみれば、一体どうなるのかという中での基礎研究や、あるいは労働災害の立入調査やそういうふうになると。それだけ犠牲を払いな...全文を見る
○福島みずほ君 最後に大臣にお聞きをいたします。  独立行政法人は、大学などのときの議論もありましたけれど、国民の立場から言うと二つ。一つは、国民にとって必要な公共サービスとは根本的に何なのかという議論が不十分なままなされるのは問題。それから、独立行政法人という形になって実はよ...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、独立行政法人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整備に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  第一に、非公務員化だけを進めるものであり、国民にとって必要な公共サービスとは何かという議論が欠落をしているからです...全文を見る
03月29日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当にありがとうございます。  三位一体のことについて、浅野参考人がずばずばずばっと、こう言っていただきました。私自身も、厚生労働委員会で議論しているから特に痛感するのかもしれませんが、出てきたテーマが、例えば児童虐待等DVの...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど中野参考人は、二〇〇八年には、五年後の受給後には半分を限度として減額されることになっていて、この児童扶養手当制度改正の施行については母子家庭の不安が非常に強くなっているというふうにおっしゃいましたけれど、その点についてもう少し言っていただけますか。
○福島みずほ君 中野参考人にまたお聞きをいたします。  しんぐるまざあず・ふぉーらむなどのシングルマザーのことを扱っているNPOなどのアンケート結果を見させていただくと、元夫が、やはり収入が少ない人はなかなか養育費を払っていないと。払わないのはもちろん問題なんですが、元夫の年収...全文を見る
○福島みずほ君 今回、市町村又は都道府県による知的障害児施設等の施設整備に要する費用について国庫負担の対象外としているのですが、この点について、浅野参考人、どう評価をされますか。
○福島みずほ君 理由を簡単に教えてください。
○福島みずほ君 三位一体改革が第二幕が上がるのか上がらないのかという問題もありますが、生活保護のことについてちょっとお聞きをします。  今回は対象には入っておりませんが、地方が担う生活保護事務などについて、地方財政にとって大きな負担になっているとか、いろんな意見が聞かれます。 ...全文を見る
○福島みずほ君 中野参考人にお聞きをします。  ちょっと変な質問かもしれませんが、児童扶養手当って父子家庭はもらえないんですよね。一般的に男の人の方が賃金は高いのですが、でも、もちろん貧困の問題も出てきていると。ちょっと変な質問かもしれませんが、父子家庭で苦労している人も今出て...全文を見る
○福島みずほ君 就労支援というのがどうしたらうまくいくのだろうかとおっしゃった、均等待遇という、そもそも雇用における安定性や同一価値労働同一賃金というのをやらなければどうしようもないというふうに思うのですが、ちょっとほかの委員も質問されましたが、どういう就労支援を本当のところ望む...全文を見る
○福島みずほ君 森参考人にお聞きをします。  具体的に、首長さんとして仕事をしていらして、言いにくいかもしれない、三位一体改革の評価をお聞かせください。
○福島みずほ君 終わります。  どうもありがとうございました。
03月30日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  厚生労働分野の三位一体、児童手当の増額、基礎年金の国庫負担への加算措置は全く法律改正の趣旨、目的が異なっております。共通しているのは、国庫負担の見直しという点だけです。形式的な共通点を挙げて一つの法案にまとめるのはいささか強引ではない...全文を見る
○福島みずほ君 昨日、参考人質疑で、地元の声や当事者の声を十分聞いたのかどうかという指摘が参考人からなされました。今回、児童扶養手当の国庫負担率引下げ、児童手当の国庫負担率の引下げなどを決定した際に、協議の過程において地方の声、なかんずくできれば当事者の声というものをきちっと吸い...全文を見る
○福島みずほ君 六団体との協議というのはよく分かります。三位一体の議論をするときに、国は地方の代表する人間と協議をせざるを得ないというのは実は分かります。ただ、どうもこういう議論の中で、当事者の声が、だれを当事者というかというのはもちろんありますが、当事者の声を十分本当に吸い上げ...全文を見る
○福島みずほ君 是非よろしくお願いします。  やはりトップダウン的に決められたということになれば、当事者にも浸透していないし、本当の意味で政策決定が公平かつ合理的かどうかということがありますので、是非工夫をして、当事者の声を極力吸い上げるという形での政策提言をお願いいたします。...全文を見る
○福島みずほ君 これは他の委員からも質問が出ておりますが、私自身納得がいかないので、あえて私からも質問をいたします。  今回、児童手当の地方負担割合が増えると、児童の増加が地方の負担増に直接つながることになってしまいます。つまり、児童手当そのまま払うわけですから、地方の積極的な...全文を見る
○福島みずほ君 この問題につきましては、国庫負担率の引下げと財政難に苦しむ自治体がどうなっていくのかという点についての検証が今後は必要だと考えます。是非それをお願いいたします。
○福島みずほ君 衆議院での審議の中で、児童手当自体は現金給付事務であるので、それ自体の直接的な地方裁量の拡大につながるものではないという答弁がありました。そもそも三位一体改革とは何かということにつながるもので、正直、私はこの答弁びっくりいたしました。というのは、地方裁量の拡大につ...全文を見る
○福島みずほ君 三位一体改革をなぜやるのかという根本のときに、これはやはり地方を活性化させる、地方の自主性や自立性を非常に高めていくという根本の目的があったはずです。それがなかなかそうどうもなっていないというかですね、今回の法案でも、財源だけの問題、あとは三分の一に切りそろえると...全文を見る
○福島みずほ君 生存権、あるいはナショナルミニマムということに一番直結すると思われる役所がやはり厚生労働省だというふうに思っています。ですから、地方分権はもちろん最重要課題ですが、というか、住民の権利ですね。だけど、ナショナルミニマムを国としてどう保障していくか、これからせめぎ合...全文を見る
○福島みずほ君 是非よろしくお願いします。  介護保険施設等にかかわる給付費の負担割合の引下げ、地域介護・福祉空間整備交付金を見直して都道府県分を一般財源化することが提案をされております。施設整備が後退するんじゃないか、施設の待機者問題は解決しないのではないかという点については...全文を見る
○福島みずほ君 これは都道府県議会でチェックをすると同時に、是非国会、私たちもチェックをしますが、厚生労働省としても目を光らせてというか、是非検証をよろしくお願いいたします。  知的障害、身体障害の施設、生活保護法に基づく公立の施設整備費負担金の廃止も同じように障害者の生活を支...全文を見る
○福島みずほ君 非常に重要な点で、障害者自立支援法案との関係もあるので、私たちも検証、チェックをしていきたいと思っています。  児童手当についてお聞きをいたします。  これは衆議院でも議論になっておりますが、児童手当の財源は複雑な構成になっています。サラリーマン家庭の場合、支...全文を見る
○福島みずほ君 昨日、参考人が、子供が大きくなればなるほどお金が掛かるということを言っておりました。特に高校生、大学生、特に実は大学生がお金が掛かるというふうに思います。例えば、国立大学の授業料は現在一律年五十二万八百円です。しかし、二〇〇五年の法人化で五十七万二千八百円が上限と...全文を見る
○福島みずほ君 格差拡大社会の中で、健康格差社会、あるいは教育格差社会というふうにも思います。  国立大学の授業料は以前は随分安かったと思うんですが、文部科学省の政策が不思議なのは、私立大学に合わせて国立大学を上げなければならないというふうに考えていることです。私立大学に対する...全文を見る
○福島みずほ君 今の答弁にもあるとおり、実は国立大学の授業料は私立大学と合わせる公平の観点から二年置きに上げてるんですよね。もちろん私立大学の援助もとても重要です。しかし、もちろん、国立大学の行く学生の親の方が年収が高いなんという統計もありますが、しかし、お金がなくても大学に行け...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、授業料が減免されるかどうかというのは大学に入ってしまわないと分からないわけですよね。その点はいかがですか。つまり、今、年収が二百万円以下の世帯が五世帯に一世帯。うちに二百万しか年収がないと思った子供は、奨学金もらえるかもしれない、授業料減免を受けるかもしれ...全文を見る
○福島みずほ君 大学に合格する前に奨学金や学費の免除を要請する、あるいは予約をするというのはなかなか難しいと思うんですね。どれぐらいそれは認められているんでしょうか。
○福島みずほ君 児童手当や児童扶養手当のことに私たちが非常に重要だと思い、こういうふうな質問をするのは、やはり子供たちが育っていくのに、お金がない、あるいはそれが子供たちの人生を決めていく、生活を決めるからこそやっぱり大事だと、こう思うわけですね。予約奨学金や予約授業料免除もある...全文を見る
○福島みずほ君 学費を、まあいろんな、学費については微妙かもしれませんが、やはり余り学費が高くならないように、心からよろしくお願い申し上げます。  次に、児童育成事業は、平成六年の改正児童手当法において、とりわけ働く女性の低出生率に考慮し、仕事と子育ての両立を支援するためのきめ...全文を見る
○福島みずほ君 これは以前にも質問し、かつ昨日参考人からも出たことですが、二〇〇八年には児童扶養手当が五年後の受給後には半分を限度として減額されるということが議論されており、この児童扶養手当制度改正の施行については母子家庭の人たちが不安を募らせております。  それは、母親に対す...全文を見る
○福島みずほ君 是非、見直しや検討をよろしくお願いします。  と申しますのは、母子家庭の生活は五年前の調査時よりすべての点で悪化しています。年収入は二百十二万円、うち勤労収入はたったの百六十二万円、前回五年前の調査時よりも十七万円減少をしています。ですから、自分の勤労収入に児童...全文を見る
○福島みずほ君 大臣が踏み込んでそこまで言ってくだすったことは、とても私たちもうれしいというふうに思っています。  いわゆる団塊ジュニアの世代が一番就職が実は悪くて、今おっしゃったとおり、なかなか、非正規だったりフリーターだったり、そこが立ち直ってないという問題があります。極端...全文を見る
○福島みずほ君 是非よろしくお願いします。  履歴書を書くときに、例えば大学中退だったりすると、何十社受けても、何で大学やめたんだって言われる。あるいは、大学卒業してブランクがあると、なかなかその履歴を書くときになぜだなぜだと、こう言われたりすると。ある意味、聞く方は当然の面も...全文を見る
○福島みずほ君 衆議院の厚生労働委員会でデータが出ておりますが、民営化、民間委託の保育園が非常に増え、公立保育園が減っています。全国、保育園が民営化されることで何が起きているのかということの検証も社民党としてもやっています。  各地で、御存じ、裁判が起きています。横浜市の例です...全文を見る
○福島みずほ君 民間になると、例えば採算が取れないと撤退するということもあるわけです。やはり障害者、障害のある子供の引き受けている率は公立の方が多いです。今どんどんどんどん民間になっている。ですから、少子化といいながら、国が責任を持って保育をやるということも大事にされなければなら...全文を見る
○福島みずほ君 今年十月までに国立がんセンター内にがん対策情報センターを設置するということで十五億円の予算が付いております。どのような体制でどのような委員会のメンバーで設置するべく準備を進めていらっしゃるのか、工程表も含め明らかにしてください。
○福島みずほ君 従来、国の政策医療として全国の五十か所以上の国立病院をネットワークされている政策医療ネットワークと今回の情報センターの違いは何なんでしょうか。二重のシステムにならないのかという点についてはいかがですか。
○福島みずほ君 これは先日、独立行政法人化で出ましたけれど、国立がんセンターの独立行政法人化ですが、やはり若干問題ではないかと私自身も思うんですが、この間大臣答弁されましたが、改めていかがでしょうか。
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  次に、自主共済を保険業法にしていくことが極めて問題ではないかということについてお聞きをいたします。  これは衆議院でも出ておりますが、互助会、例えば知的障害者が入院時の支えとしている互助会や、それから例えば全国各地の保険医協会、医会の...全文を見る
○福島みずほ君 そうしますと、今議論になっている知的障害者入院時の互助会や、それからさっき申し上げた休業保障制度などというか、保険医協会が自主運営している休業保障制度、これらはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 これは与謝野国務大臣も衆議院で、財務金融委員会で答えているところではありますけれども、私は思うには、利益、利潤追求だけの団体というようなのはもちろん取り締まらなければならないというふうには思うんですね。ただ、極めて長い間、必要に迫られてみんなが支え合って問題の生じ...全文を見る
○福島みずほ君 今までの状態ですと、円滑に移行できないんではないかというふうに非常に心配をしております。  すべての自主共済が、保険会社の保険商品とするか少額短期保険業者として保障を小さくするなど、対応を迫られるのではないか、円滑な移行は難しいのではないかという点についてはいか...全文を見る
○福島みずほ君 是非、再考していただきたいというふうに思います。  次に、視覚障害者無許可マッサージの件についてお聞きをいたします。  視覚障害者の皆さんから話を聞きました。今、無資格者の人たちが非常に多くなっていて、視覚障害者の皆さんがせっかく頑張って勉強して資格を取っても...全文を見る
○福島みずほ君 警察にデータをもらいましたら、平成十七年度、あはき法違反というのでは、件数三十一、人員が五十一名ということなんですが、現場では非常に、せっかく資格を取ってもなかなかもう自分たちが働く場所がなくなりつつあるという大変切実な状況です。是非、無資格者への行政指導を徹底し...全文を見る
○福島みずほ君 それからもう一つ、雇用促進の拡大が必要だというふうにも思います。これについてはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 在外被爆者について、手当や葬祭料が在外公館を通じて国外から受け付けできるようになりました。厚生労働省と外務省の努力に心から感謝をしたいというふうに思います。今後、手帳の申請など、高齢となった被爆者のために制度を改良して運用していただけるよう、より一層の努力をしてい...全文を見る
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  在日韓国人の法的地位及び待遇に関する日韓局長級協議において、在日韓国人障害者及び高齢者の救済について議論されたと発表がありました。  この問題は何回、何年にわたって局長級協議で取り上げられているのか、お願いします。
○福島みずほ君 今まで十二回協議が行われているということなんですが、何が障害なんでしょうか。
○福島みずほ君 高齢者の方は七十九歳以上なので、もう余り期間が本当にないという問題があります。ほかに、無年金の人がいるからだという議論がありますけれども、それだとしたらむしろひどい話で、できるだけ無年金の人をなくしていくということが必要です。これについて、スケジュール等見通しにつ...全文を見る
○福島みずほ君 無年金の人たちの問題は放置できない問題です。立法不作為とそれこそ言われる問題だというふうに思っています。この点について、具体的なスケジュールも含め、私たちも努力をしますが、厚生労働省としても対策をもっとスピードアップしていただけるよう、成果を出してくださるよう、要...全文を見る
○福島みずほ君 分かりました。じゃ、終わります。
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、政府提出の国の補助金等の整理及び合理化等に伴う児童手当法の一部を改正する法律案について反対の立場から討論を行います。  厚生労働分野の三位一体、児童手当の増額、基礎年金の国庫負担への加算措置は、全く法律改正の趣旨、目的が異な...全文を見る
04月11日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、日本国政府とカナダとの間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案について御質問をいたします。  日本が締結した国はこれまでで六か国、一方、締結を日本側に申し入れている国は八か国あると聞いております。そのうち、ル...全文を見る
○福島みずほ君 ノウハウも蓄積されていると思いますので、今後はスピードアップしてやってください。  今回の協定で締約国が七か国目となりますが、締結申入れを受けている国、ルクセンブルク、オランダ、イタリア、フィリピン、オーストラリア、ブラジル、チェコ、オーストリアで掛け捨てとなっ...全文を見る
○福島みずほ君 経済的にも人的にも交流の度合いが高いアジア諸国における社会保障協定について、交渉はどのような状況でしょうか。交渉が進まない理由はどのように把握していらっしゃるでしょうか。
○福島みずほ君 是非、人数も多いですし、交渉をできるだけ進めるようよろしくお願いいたします。  前回、在日韓国・朝鮮の人たちや無年金問題についてお聞きをいたしました。今日改めてもう一度お聞きをいたします。  この間答弁がありましたけれども、そもそも完全な無年金状態に放置をされ...全文を見る
○福島みずほ君 検討してくださるということで大変有り難いんですが、どのようなスケジュールで今後どのような場で進められるのか、具体的に回答してください。
○福島みずほ君 政府はなかなかぱっと動けないので議員立法でやれという趣旨なのかどうなのか、という意味ではないのかもしれませんが、鋭意努力をしているという、もう少し厚生労働省として前向きに立法府の中の議論も踏まえて取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 立法府としても頑張りますが、是非、厚生労働省としての議論ももっと進めてください。  次に、前回もちょっと積み残した問題を聞きます。韓国の遺族による慰霊巡礼について鋭意協議を続けていると以前答弁がありました。しかし、この問題は一年以上協議が続けられております。また...全文を見る
○福島みずほ君 私の質問は、できない理由は何か、障害は何か、いつ可能になるのかということについてちょっと真っ正面から答えていただいていないというふうに思います。この一年間の間なぜできなかったかという理由をお聞きをしたわけです。ですから、──いや結構です、できるだけ早くそれは取り組...全文を見る
○福島みずほ君 二〇〇五年八月時点では八百六十八人分の情報が集まったと発表されました。私の印象では、だらだらやっているというか、その後ばしっとやって、きちっと集計して、ぱっと発表というよりは、何かだらだらだらとやっているという、まあそういう印象がちょっとあるんですね。ですから、そ...全文を見る
○福島みずほ君 なぜこういう質問をするかというと、時間がもう本当にないからです。二〇〇五年内に実地調査を開始するとありますが、もう二〇〇六年の四月になっております。ですから、できるだけ早く実地調査を開始してください。  次に、外務省より、朝鮮半島及び中国からの徴用者を雇用した企...全文を見る
○福島みずほ君 遺族の人たちがどこどこに自分の親は行ったけれども、それはどうなっているんだということが非常にあるので質問しているからです。  企業名をなぜ明らかにできないのか。例えば麻生鉱業はなぜ公表できないのでしょうか。
○福島みずほ君 官製談合のときも個人情報で駄目だという答弁がおかしいという指摘をいたしましたが、この点についても私たちは実態を明らかにし、できるだけ遺骨を遺族に返すということをすべきだというふうに考えておりますので、今日の答弁には納得をしておりません。今後も質問をしていきます。 ...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  当時、創氏改名である人もいると思います。けれども、ロシア政府からもらった名簿、モンゴル政府からもらった名簿、ソ連抑留者で朝鮮に移送された者の名簿、この中に日本人と朝鮮半島の人たちがいて、みんなはその名簿をきちっと精査し、やってほしいということを日本の遺...全文を見る
04月18日第164回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  外国に留学する行き先についてお聞きをいたします。  平成十六年度では特に顕著ですが、アメリカがほとんどであると。フランス、ドイツ、カナダ、カナダはもう少ないですし、極端に言えば、デンマークやスウェーデンやノルウェーや、環境や福祉につ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、圧倒的にアメリカであって、徐々といっても一人しかいません。しかも、フランス、ドイツなども本当に少ないんですね。フランス、二人です。  やはり日本が、例えばやはりこの人たちは日本の税金で外国に行き、日本の国政を担っていく人たちなわけですから、その人たちがどう...全文を見る
○福島みずほ君 平成十一年度からやっている割には全く、逆にアメリカが数も増えていますし、偏重しています。人事院の指導性が問われますが、いかがですか。
○福島みずほ君 大学のセンター試験は英語、ドイツ、フランス、中国、韓国語が外国語で試験で選択できます。ただ、国家公務員試験は教養試験の中に英語があるのみです。外交官試験も統合されましたから、英語だけでやると。  私自身は、もちろん英語は世界の共通語ですが、もっと、例えばこれから...全文を見る
○福島みずほ君 留学先もそうですが、試験についても英語だけというのは私はへんぱであると思います。是非、行き先についてこれからもチェックをしていきますが、試験の中身も、実は中国語やスペイン語や韓国語やドイツ、フランス語も是非入れるよう検討をお願いします。  せっかく総務委員会に来...全文を見る
○福島みずほ君 安心して働き続けることができるというためには、自分は雇用が継続されるのかどうか、とても今皆さん不安だと思うんですね。一体いつの時点で雇用継続か否かの通知を行うんですか。
○福島みずほ君 四月一日ですか、四月末日ごろですか。
○福島みずほ君 いや、分かる限りで答えてください。
○福島みずほ君 ゆうメイトの人たちの正確な雇用人数を現時点で教えてください。
○福島みずほ君 今の四年前のデータですよね。今、なぜゆうメイトのデータないんですか。
○福島みずほ君 十二万の人たちが少なくとも平成十四年度で働いている。平均勤続年数は四年ですから、実際は十年とか長く働いている人がいるわけです。そういう人たちのすごい、まあその人たちの働きによって郵便局の業務も支えられていると。で、その人たちは、今の時点で自分たちが雇用継続されるか...全文を見る
○福島みずほ君 必要で可能な限りサポートをしてくれと、しかし使い捨てだと、あなたたちの雇用は分からないというのでは働く人たちはたまらないというふうに思います。  だって、そうじゃないですか。自分は雇用継続されるかどうか分からないんですよ。だから今、就職活動もすることはできないし...全文を見る
○福島みずほ君 安心するためには、では雇用継続はされるんですか。
○福島みずほ君 では、ほとんど雇用継続されると理解してよろしいですか。
○福島みずほ君 この点については、また厚生労働委員会の方でも質問していきます。  報道によれば、全国四千七百ある集配局を千なくしていくということの報道がされています。千集配局がなくなってしまうと、集配業務の廃止対象局は中国地方で百六十局余、北海道で百四十余、大半が過疎地です。電...全文を見る
○福島みずほ君 はい。集配局が千なくなれば……
○福島みずほ君 分かりました。  これは極めて問題だと考えています。ATMの撤去なども問題だと思いますので、また質問していきます。
○福島みずほ君 以上です。
04月25日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  実効性のある均等法の改正がなされるよう頑張っていきたいというふうに思っております。また、その方向に向けて改正がされることを心から期待をしております。  残念ながら男女差別は日本の中での根深い問題であり、雇用の場においてはむしろ男女差...全文を見る
○福島みずほ君 そのとおりです。  間接差別は、どうして女性差別が生ずるのか、何で男女差別が生ずるのか、それをきちっと見た上で、何が差別を生み出す障害になっているのかをきちっと見て、それを除去していく、それが間接差別です。一見、直接差別とは見えないけれども、それをどうやって排除...全文を見る
○福島みずほ君 私が理解できないのは、行政指導する範囲内を三つに限定をする。それ以外も違法となり得る間接差別法理が適用されるところがある。そこは裁判に訴えれば違法となり得るものがある。民法九十条、四百十五条の債務不履行責任、民法七百九条の不法行為責任。なぜ行政指導する範囲が狭いん...全文を見る
○福島みずほ君 理解できません。  裁判で違法と認定される方が広い。冒頭、私は間接差別の一般論について聞きました。実質的には性による差別であると認める場合には個々の取扱いは違法と判断されてしかるべき、答えはイエスです。また、公序良俗違反、不法行為、債務不履行責任で違法となる場合...全文を見る
○福島みずほ君 いや、厚生労働業務の責任の放棄ではないですか。  というのは、行政指導は幅広くやる必要がある。行政指導の範囲外に違法となる場合があることを厚生労働省は明確に認めながら、なぜそれについて行政指導しないのか、なぜ現実に起きている違法行為を救済しようとしないのか、理解...全文を見る
○福島みずほ君 いや、質問を誤解しています。  私が申し上げたのは、今回なぜ三つに限定されたのかというときに、コンセンサスあるいは審議会における合意ということを強調されたのが全く理解をできないからです。  ここは立法機関であり、価値基準によって判断をすべきです。労使合意やコン...全文を見る
○福島みずほ君 判例の動向というふうにおっしゃいましたけれども、裁判をたくさん重ねない限り立法に盛り込めないというのでは問題だと思うんですね。例えばセクシュアルハラスメントの例で、均等法の改正が起きたときにはまだ概念の混乱はあったかもしれない。しかし、当たり前ですが、セクシュアル...全文を見る
○福島みずほ君 いや、労使の理解では駄目なんですよ。労使の理解ではなくて、価値基準としてそれが公序良俗違反か、間接差別としてなぜ日本の中に差別がまだまだあるのか、なぜ女たちは安いパートや有期契約やそういうところに押し込められているのか、そこを端的に見て、どうすればこの差別がなくす...全文を見る
○福島みずほ君 間接差別の裁判例が一つもないというのは事実ではありません。  具体的に聞いていきます。  手元に資料をお配りしておりますが、S社における世帯主要件で生じる男女間の格差、住宅手当。世帯主で被扶養者を有する社員、京浜地区では四万八千円、世帯主で被扶養者を有しない社...全文を見る
○福島みずほ君 そうしますと、今回の改正法案第六条として、使用者側に明確なる差別的意図等がなくてもこれは今度の六条で救済されるということでよろしいですか。
○福島みずほ君 例えば、女性が圧倒的に補助職である、男性は圧倒的に正社員である、これは間接差別になりますか。どう救済されますか。
○福島みずほ君 直接差別について聞いているのではありません。圧倒的に男性の多くが正社員、女性の多くが補助職、これは間接差別ですか。
○福島みずほ君 間接差別の対象になるのであれば、どのような救済が可能でしょうか。
○福島みずほ君 今回、省令で限定するものの中にこの補助職というのは入っておりませんね。そうしますと、もしこれが、改正法案がこのまま成立しますと、さっき言った、今局長は圧倒的に男性が正社員、多くの女性が補助職、これは間接差別だ、間接差別と当たり得るとおっしゃいましたね。じゃ、これは...全文を見る
○福島みずほ君 これから均等待遇の立法など、是非、大臣もいつも積極的に発言してくださってますので、厚生労働省が立法に踏み込んでくださることを心から期待をいたします。  今局長はガイドラインで作っているというふうにおっしゃいましたが、しかし残念ながら、女性の半分以上はいわゆる非正...全文を見る
○福島みずほ君 今賃金だということを言っているのではありません。先ほど間接差別だと明言されたじゃないですか。直接差別じゃないけれど、このような状況は現に差別を助長し、差別をつくっている。だとしたら、この間接差別を、女性の圧倒的に多くが補助職、男性が正社員、これを厚生労働省としては...全文を見る
○福島みずほ君 結構です。  ですから、実態を見たら、男性、女性の比率やいろんなので相当程度に差別だというケースだったら、厚生労働省、どうやって救済しますか。
○福島みずほ君 いや、それは迂遠じゃないですか、とても迂遠ですよね。間接差別となり得る、そしてその実態を見ると、比率やいろんな差別、いろんなことからこれは間接差別だと認定をした。でも、間接差別だと認定しながら、行政指導ができないなんておかしいじゃないですか。このことにメスを入れれ...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、局長はさっき女性の大部分が補助職、男性が正社員というのは間接差別となり得るとおっしゃったじゃないですか。間接差別となり得るというふうに言いながら何で救済できないのか。だれが考えたって、これ間接差別ですよ。  もう一回別の件をお聞きします。  では、女性...全文を見る
○福島みずほ君 もちろん個々で見なければ分からないかもしれませんが、女性の圧倒的多くが有期契約、男性は正社員、これについて間接差別となり得ると考えますが、では救済はどのように可能なんでしょうか。均等待遇の立法ができればベストです。私たちも目指します。しかし、残念ながらできておりま...全文を見る
○福島みずほ君 それで解決していないから質問をしているわけです。  女性の圧倒的多くが有期契約、男性の圧倒的多くが正社員、これは間接差別となり得ますか、なり得る場合がありますか。
○福島みずほ君 ありがとうございます。間接差別となり得るわけですよね。  では、間接差別となり得るということは、直接差別ではないけれども、差別をつくり、格差をつくっているわけだから、どう私たちがそれを解決するかと。  じゃ、厚生労働省、今現にガイドラインでは解決していない。ど...全文を見る
○福島みずほ君 改善指導で実効性が上がってないこと、固定化していることをどうお考えですか。
○福島みずほ君 均等処遇の立法は心から、大臣もいつも前向きに言ってくださっているので、本当に大至急作っていただけるよう、あるいは一緒に作れるよう、心から申し上げます。  ただ、今日お話をしているのは、間接差別の切り口で、基準としてお聞きをしているわけです。圧倒的に女性が有期契約...全文を見る
○福島みずほ君 間接差別となり得る可能性があることを認めながら今回盛り込めないことは極めて残念です。そこに切り込めばかなり変わるし、労働条件も変わるわけですよね。  大臣、いつも同一価値労働同一賃金等で踏み込んで発言をしてくださっていますが、どうですか。要するに、間接差別で攻め...全文を見る
○福島みずほ君 すべての点について申し上げているというよりも、でも私自身は、スーパーマーケットで店長は必ず男性、圧倒的に女性たちがパート、しかも同じような仕事をしながら同じスーパーの中で男性と女性で賃金が非常に、多くの男性正社員と女性のパートで違う。もちろんこれは銀行であれほかの...全文を見る
○福島みずほ君 ポジティブアクションや啓発では間に合わないというか、現実には正社員の中にも男女差別がある。でも、それ以外に、圧倒的に女性たちがパートや派遣や契約社員に押し込められて、そもそも賃金体系そのものが全然違う。有期でいつでも解雇をできる。だからこそ、ここに間接差別というふ...全文を見る
○福島みずほ君 積極的に六条違反ということで直接差別で解決してくださるようお願いをいたします。  これは行政指導でおやりになるわけですね。
○福島みずほ君 ちょっと質問が前後して申し訳ありません。  先ほど、有期契約と補助職についての間接差別となり得るということについてお聞きをいたしました。アメリカは、確かにパートタイマーなどの問題を間接差別とはしておりません。しかし、今日も出てきておりますが、ヨーロッパの裁判所、...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、今日の質問の冒頭にあったように、間接差別というのはそもそも限定をしていないわけですね。たまたま省令列挙では三つに限定をした。  パートタイマーの問題、非正規雇用の問題というのは女性問題でもあると。男女差別の問題でもある。この視点は正しいですね。
○福島みずほ君 均等待遇の問題でもありますが、同時に女性差別の問題でもあると。圧倒的に比率は女性が多いわけですから、私はこれこそ間接差別でもあるというふうに思っております。  局長、この女性差別の面があるということについて、今後、均等待遇の立法と同時に、どのようにこの改善をされ...全文を見る
○福島みずほ君 条文上例えば、「男性及び女性の比率その他の事情を勘案して」とありますが、比率は例示であって、したがって統計的数値以外からも差別的効果が生じていると見ればそれでも勘案するということでしょうか。比率のみを重視しないということで理解してよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 判例の動向と社会のコンセンサスとおっしゃいましたが、もう一歩踏み込んで、諸外国の例やあるいは価値基準として、日本の中で何が女性差別を発生させているか、その視点から積極的に勘案していただきたいと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 例えば丸子警報器事件は、均等待遇、正社員一〇〇に対して八割以下であれば公序良俗違反だといった判例があります。あるいは、御存じ三陽の会社のケースで世帯主を争ったケースや、実はたくさん私自身は、女性差別を争う、あるいは間接差別を争った例はたくさんあるのだというふうに思...全文を見る
○福島みずほ君 今回、均等法の改正法案が一歩進めるものとなることを本当に期待をいたしますが、間接差別を始め正直不十分、やはり理解ができない、無理して概念上破綻をしているという気がいたします。  修正案を考え、是非賃金も、間接差別の禁止の対象に賃金を加える、あるいは限定ではなく指...全文を見る
04月26日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、川本参考人にお聞きをいたします。  女性差別撤廃委員会が二〇〇三年、日本政府に対して勧告を出しております。労働法制についてもいろいろ言っているわけですが、例えばパラグラフ...全文を見る
○福島みずほ君 個別企業の事情はある程度理解はできますが、総資本の考え方からいえば、格差が拡大をし、低所得者、貧困層が増えていくことは、総資本の立場からも、長い目で見れば問題ではないかというふうに思います。また是非、経団連もこの勧告を実現すべく、よろしくお願いいたします。  次...全文を見る
○福島みずほ君 山田参考人にお聞きをいたします。  仕事と生活の両立ということが今極めて重要だと、男女ともにというふうに私も思います。そのとき、本来ならば均等法の改正法案に仕事と生活の両立ということを入れるべきではないかと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 昨日、厚生労働省に対して質問して、私自身全く理解できないのは、三つの省令の限定列挙に関しては均等法上行政指導すると、しかしそれ以外に間接差別というのはあり得て、間接差別法理が機能する局面があると。間接差別法理がある分野があると。それは民法九十条の公序良俗違反等で言...全文を見る
○福島みずほ君 昨日、厚生労働省に質問したときに、例えば多くの男性が正社員、多くの女性が従たる職種の場合は間接差別となり得る、あるいは有期契約についても同じような回答だったので、その点は少しだけほっといたしました。しかし、その雇用管理区分やパートの問題についてどのように差別を撤廃...全文を見る
○福島みずほ君 この委員会でも、均等待遇とは何か、同一価値労働同一賃金とは何かという議論があります。丸子警報器事件や京ガス事件のように、裁判所は同一価値労働同一賃金的なことの判断は既に示しているわけで、それは一つの価値基準を示しており、かつEUや世界的には均等待遇ということが言わ...全文を見る
○福島みずほ君 間接差別ということが非常に最大のテーマとなって議論されておりますが、厚生労働省は間接差別が争われた裁判例はないと答弁しています。山田参考人、そうなんでしょうか。
○福島みずほ君 西村参考人、具体例をいろいろ発言をしてくださり、裁判の中での悩みを話してくだすってありがとうございました。  簡単に、こういうふうに均等法、本当は改正してほしいと、あれば最後に一言お願いいたします。
○福島みずほ君 終わります。  ありがとうございました。
04月27日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  間接差別のことについてまずお聞きをいたします。    〔委員長退席、理事岸宏一君着席〕  間接差別をめぐる議論につきまして、全くまだ納得がいかないのは、省令で定める三点については行政指導の対象とする、それ以外の点については間接差別...全文を見る
○福島みずほ君 公序良俗違反で違法であるにもかかわらず、なぜ行政指導しないんですか。違法行為を放置するんですか。
○福島みずほ君 行政指導というのは、確かにある程度基準が必要かもしれません。しかし、世の中に存在する様々な男女差別、公序良俗違反になり得るような男女差別については、きちっと指導していかなければ、それは変わらないわけですね。公序良俗で明確に違法と思われることについて、なぜ指導しない...全文を見る
○福島みずほ君 セクシュアルハラスメントの事案に関して、裁判上違法となり得るものについてはセクシュアルハラスメントが問題であるという行政指導をされていると思います。    〔理事岸宏一君退席、委員長着席〕  なぜセクシュアルハラスメントの場合はできて、そのほかの場合はできない...全文を見る
○福島みずほ君 セクシュアルハラスメントも間接差別も職場の中に存在し、女性が働きにくくなることをどうやって除去していくかということが共通項であると思います。  ならば、なぜセクシュアルハラスメントは一般的な一般条項で、間接差別は一般条項にしないのか。
○福島みずほ君 均等法は各ステージごとに差別が生じ得るからこそ、募集、採用から退職まで入れて差別を問題にしているのではないですか。  私はやっぱり全く納得できないのは、なぜ限定にするのか、しかも行政指導をなぜ狭めるのか、概念矛盾に陥っている。法律としても極めて拙劣で論理的には破...全文を見る
○福島みずほ君 全く納得ができません。  なぜ、局長は間接差別となり得るって言ったじゃないですか、合理性がなければ間接差別となり得るのに、なぜ救済しないんですか。
○福島みずほ君 いや、そんなことはもう分かり切っているわけですよ。すべて間接差別になり得ると言っているわけではなくて、合理性があるかないかで間接差別になり得る、その点は厚生労働省と私の見解は一致をしています。主たる、従たる労働の場合、それから有期契約かどうかという場合、そのことに...全文を見る
○福島みずほ君 セクシュアルハラスメントが均等法に盛り込まれるずっと前から均等室はセクシュアルハラスメントの事件をやってきました。なぜか。問題があって、違法となり得て、職場での女性の働き方を侵害するからです。法律などなくても、民法の七百九条、四百十五条にのっとって均等室はセクシュ...全文を見る
○福島みずほ君 周知徹底と意を用いていくということについてはよろしくお願いします。  でも、均等室、おかしいですよ。うちに来ても扱いません、三つ以外は、裁判所に行ってください、これが均等室の姿でしょうか。
○福島みずほ君 均等室が頑張っていること、それについては本当に心から敬意を表しますし、それに文句を唱えているわけではありません。ただ、救済が余りに狭くなるのではないかということについて、この法案について疑問を呈しているのです。啓発活動する、意を要するということをどうか拡大をしてく...全文を見る
○福島みずほ君 報告徴収ということをおっしゃいましたけれども、もう一回元に戻って、男性たちは主たる従業員、女性たちの多くは補助職、男性のほとんどは正社員、女性では有期契約という場合に、こういう相談が均等室に来た場合にきちっと相談を受け、報告徴収をするということでよろしいですね。
○福島みずほ君 どう対処をしますか。
○福島みずほ君 抽象的には分かりましたが、個別的、具体的には分かりません。  差別をなくしていきたい、働く場所での差別をなくしていきたいという点では厚生労働省と私たちの思いは一緒だと思います。しかし、さっき言った、男性が主、女性がほとんど従、男性と女性で女性のほとんどが有期契約...全文を見る
○福島みずほ君 パートの問題は均等処遇の問題なのでパート法の均等待遇の立法ができていないからできない、賃金の問題は労働基準法の問題だから均等室は扱えないということでは、結局問題のたらい回しで、解決にならないんですね。  今日、私は間接差別のことを聞いています。有期契約のほとんど...全文を見る
○福島みずほ君 もちろんそうです。結果だけを見て違法だと言えなんということを言っていません。合理性があるかどうかをきちっと検討し、合理性がないと判断した場合は均等室で助言がいただけるということでよろしいですね。均等室が救済をしてくれるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 こういう差別を合理的でないというふうに判断された場合にはきちっと均等室が扱ってくださるということなので、これからよろしくお願いします。  昨日、参考人の中から三つに限定をすると、いかにこの委員会でその三つ以外も違法となり得るということが答弁であったとしても、裁判...全文を見る
○福島みずほ君 裁判等で後退した可能性があるということになれば、これはやはりこの立法の欠陥ということになると思いますので、この立法が後退をするのではないかという懸念を人に抱かせること自身が一つの欠陥であるというふうに思います。  次に、この間、S社における世帯主の問題についてお...全文を見る
○福島みずほ君 第六条第二号の対象になり得るものとしてどういうものを念頭に置いていらっしゃるでしょうか。
○福島みずほ君 そうです、はい。
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 前回、住宅手当の支給要件、住宅手当の支給状況、家族手当の支給状況に関して男女差、明確なる男女差があるということを質問をいたしました。そうしますと、住宅手当、家族手当などに関しては六条違反ということでこれから問題とし得るということでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 この委員会でも何度も出てきていますが、労基法の賃金の問題であるとすると、刑罰の規定のある労基法の対象なので、多くの人の女性差別は賃金差別なわけですよね。賃金差別に関して均等法が取り扱うことができないというのは、実は法の欠陥であるというふうに強く思います。  大臣...全文を見る
○福島みずほ君 今回は入ってませんし、その根本的な問題にはメスは入っておりません。  しかし、女性差別、男女差別の最たるものは賃金差別、いろんなことが賃金差別として争われるわけです。お金のことは大きいです。そのことに均等法が問題となり得ないというのはおかしいと。つまり、家族手当...全文を見る
○福島みずほ君 これはもう明確なる欠陥であるというふうに思います。  住宅手当や家族手当に明確に男女差の割合の比率がある。これは明確に間接差別以外の何物でもないわけです、間接差別の定義からいって。なぜこれが除外をされるのか、なぜこれを均等法で救済できないのか。  例えば、パー...全文を見る
○福島みずほ君 非常におかしいのは、間接差別の定義は、外見上、性中立的な基準が男女に与える影響の違いに着目し、かつ差別意図の有無は問わないとなっているのに、一番重要な男女差別の賃金の問題について間接差別でないというのは理解できません。  私は、すべて間接差別として扱いたいという...全文を見る
○福島みずほ君 住宅手当の問題など、すべて賃金の問題は労基法の問題だということでした。よって、労働基準局長にお聞きをいたします。  間接差別についてこれだけ議論があります。そうしますと、賃金差別の問題を扱う上でも今回の間接差別の議論などを加味して十分に検討してくださるということ...全文を見る
○福島みずほ君 そうしますと、ずっと質問しております住宅手当、家族手当の点で男女差があるというふうな問題に関して、そのこともきちっと取り上げてくださるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 私は、均等法の間接差別は一般条項であるべきだと思います。しかし、今回限定ですから、基準法の「女性であること」の中に「女性である」、それによって住宅手当の支給や家族手当の支給に関して労働基準監督署が積極的に行うようにお願いをいたします。  ただ、本来は、間接差別と...全文を見る
○福島みずほ君 仕事と生活の調和は、単身者の人も子供を持たない人にとっても大変必要なことです。今回条文には入っていないけれども、入っているのと同じようにこのことについて実現をしていくということでよろしいですね。
○福島みずほ君 そうであればなぜ盛り込まないのかとは思いますが、条文が入っているのと同じように、それをよろしくお願いをいたします。  今、局長はがくっとされましたが、なぜ盛り込まないんですか。
○福島みずほ君 仕事と生活の調和ということを具体的に頑張ってやると言いながら、なぜ入れないのかと聞くと具体的にやれないというのは、何かちょっと理解ができないんですね。仕事と生活の調和ということを条文に入れるのと同じぐらい、やはりこのことをやってほしい。  じゃ、改めてお聞きしま...全文を見る
○福島みずほ君 切り口は違うかもしれませんが、仕事と家庭の調和を入れることは男女差別の撤廃に役立つ、これはいかがですか。
○福島みずほ君 だとすれば、なぜやれるんですか、均等室で。仕事と生活の両立やいろんなことについてやるとさっきおっしゃったじゃないですか。それは、男女差別の撤廃に有用だからでしょう。
○福島みずほ君 厚生労働省は、一人が能力を開発してやっていくことが、仕事と生活の両立と、それから均等法的なことと両方に役立つと、こういうふうに考えていらっしゃるんですが、一人の人間が能力を開発して十分に生きていけるということイコール私は男女差別の撤廃だというふうに思います。男女差...全文を見る
○福島みずほ君 ということは、結局それが男女差別がなくなっていくということだというふうに思います。  厚生労働省は、職場における男女差別をなくするべくそれは努力をすべきであって、そのためには、仕事と生活の調和という概念がない限り男性も女性もきちっと働き続けることはできないという...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
○福島みずほ君 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律及び労働基準法の一部を改正する法律案に対する修正案について、動議を提出いたします。  その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  男女雇用機会均等法施行より二十年がたちました。女性の雇用の分...全文を見る
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、雇用機会均等法改正法案、社会民主党・護憲連合、日本共産党共同提出の修正案及び自由民主党、民主党、公明党共同提出の修正案に賛成の立場で討論を行います。  今回提出されています雇用機会均等法改正法案は、現状の雇用機会均等法を一歩...全文を見る
05月11日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本題に入る前に、二つの項目についてちょっとお聞きをいたします。  まず初めに、タクシーの規制緩和問題についてお聞きをいたします。  五月八日付けの朝日新聞で、トラック、バス、タクシーの運行会社が道路運送法など悪質な違反があれば直ち...全文を見る
○福島みずほ君 二〇〇一年、タクシーの台数の規制緩和をする際に社民党は反対をしました。台数を増やせば自動的に運転手さんの年収が減ってしまうことは明らかであって、その前から年収の減少が見られるけれども、それ以降、年収の減少が明確に全国的に起きたと。しかも、今全国の中で地域によって格...全文を見る
○福島みずほ君 審議会は今年六月をめどに報告書が提出される予定というふうに聞いておりますが、それでよろしいですか。
○福島みずほ君 小委員会で議論されていることは大変結構なことですが、国土交通省としてどう考えるのか、いかがですか。
○福島みずほ君 大口利用者の割引の問題については、御存じ裁判が提訴をされております。その意味で、今まで行ってきた国土交通省の規制緩和政策がどうだったのか。私は、社民党としては再規制をしていただきたいということを強く要望として申し上げたいと思います。国土交通省としてこの点については...全文を見る
○福島みずほ君 はい。じゃ、総務省どうぞ。
○福島みずほ君 国鉄が分割・民営化されるときに一人も首を切らないということでしたが、残念ながら大量の解雇が起きたわけです。今回、このゆうメイトの人たちは非正規雇用ということで不安定雇用であるので、この人たちがきちっと採用されるようにということを改めて強く要望をいたします。  公...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  改めて、もう一回確認をいたしますが、竹中五原則、平成十五年十月三日、大臣が竹中五原則と出しましたが、五番目、「郵政公社の雇用には、十分配慮する(配慮原則)」というのがありますが、ゆうメイト職員は対象になるということでよろしいですか。
○福島みずほ君 平成十九年四月採用計画で、十月に新会社になりますが、どの段階で個々のゆうメイトに説明するのか、それについて是非早目にきちっと、そして、今答弁していただきましたが、その答弁でちょっと安心をいたしましたが、雇用の継続について心からよろしくお願い申し上げます。また、今日...全文を見る
○福島みずほ君 今回の法案はどこからの要請なんでしょうか。
○福島みずほ君 中小企業からの強い要請があったというふうに聞いておりますが、それでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 今度の法案によって予算はどれぐらいの規模、まあ従来の予算の一部を使われるということを聞いておりますが、予算はどれぐらいというふうに考えていらっしゃるのか、どれぐらいの雇用をできるとお考えなのか、そのうち正社員、非正社員の割合をどれぐらいと予測を立てているのでしょう...全文を見る
○福島みずほ君 予算を伴わないというのがちょっと理解ができなくて、あるいは予算の予測をしていないというのも実は理解ができないんですね。これだけの事業をやろうとしているのに予算の予測を立てていない、答弁が出てこないというのは実は私は奇妙に思っています。  また、五年間で五万人、一...全文を見る
○福島みずほ君 今資料を配っていただいておりますが、若年雇用対策費の国際比較、GDP比で、日本は二〇〇二年で初めて〇・〇一%と大変低いものです。もちろんこれは国際比較ですからいろいろ言い分はあるかもしれませんが、厚生労働省として、これから法案作って、一年間一万人つくると、これはや...全文を見る
○福島みずほ君 日本版デュアルシステムの検証では、先ほどもありましたが、ほぼ正社員と非正規雇用が半々ぐらいだというふうにデータが出ているというふうに思います。これは必ず正社員になるのでしょうか。日本版デュアルシステムをやっても半分は非正規雇用なんですよね。
○福島みずほ君 しかし、保証はないわけですよね。お金を掛けて、何十億、八十億、例えば毎年八十億掛けて日本版デュアルシステムをつくって、半分は非正規雇用というのは若年層の雇用については非常に残念というふうに思います。  次に、今回の法案では、実習しながら座学をやると。日本版デュア...全文を見る
○福島みずほ君 私の質問は、自分で、高校を卒業した人が学校に行く授業料も負担するわけですよね。親のすねかじりでない限りなかなかできないんじゃないですか。
○福島みずほ君 でも、卒業後でしょう。
○福島みずほ君 働きながら、夜学校に行く費用は自分で負担するわけで、これはアパート借りて自分で生活費を払ってという金額では、とても無理だというふうに思っています。設計が、親のすねかじらない限り、あるいは親元にいない限り無理ではないかというふうに思います。  このことをやって、例...全文を見る
○福島みずほ君 若い人たちの雇用がきちっと成るということは大変いいと思いますが、今お聞きした範囲でも、厚生労働省の地域での出先機関が窓口となるのか、地元の商工会議所などの組織が窓口となるのか、検討中ということなわけですね。  トラブルが起きる可能性が十分ある。例えば、そこで研修...全文を見る
05月18日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  通常国会が終わるまであとわずか一か月となりました。昨日、衆議院の厚生労働委員会に私は傍聴に行って非常にショックを受けました。強行採決、高齢者の負担増の法案が強行採決というのは一体どういうことかというふうに思いました。共謀罪が今後どうな...全文を見る
○福島みずほ君 明らかに小泉さんの政権下で、労働経済白書が言っているように格差は拡大をしました。格差拡大は天然物、天然現象ではなく、政策的に起こったと思います。これに拍車を掛けているのが福祉の切り捨てです。毎年毎年、特に年金の改定法案のときも非常に、強行採決、昨日も、私は高齢者の...全文を見る
○福島みずほ君 今、アメリカしかありません。  ところで、日本の今回成立した入管法改定法案に基づく、指紋を担当する、指紋などの生体情報に関するソフトウエアを担当する会社はアクセンチュア社です。これは、アメリカのUS—VISITを担当している会社と同じ会社です。これを落札したのは...全文を見る
○福島みずほ君 十万円というのは極めて奇異な金額です。出入国管理業務の主要課題分析図、法務省の資料によっても、この入管については国内外の関係機関との相互運用性の確保ということを言っています。  アメリカのUS—VISITをやっているところと全く同じ会社が日本の指紋についてのこと...全文を見る
○福島みずほ君 質問に答えてください。  各日本の官公庁でアクセンチュア社が情報を随意契約によってコントロールしている、挙げてください。  質問通告しています。
○福島みずほ君 いや、法務省以外は答えられないでしょう。
○福島みずほ君 官公庁関連実績、平成十七年度で、宮内庁、公正取引委員会、法務省、財務省、国税庁が随意契約により落札をしております。  ここに法務省との契約書があります。法務省、非常に、検察情報も含めデリケートな情報をたくさん扱います。入管が扱う、今回の入管法によってアクセンチュ...全文を見る
○福島みずほ君 どれも極めて重要な情報を取り扱うところです。  総理、どうですか。相互の互換性があるようなところで、アメリカあるいは多国籍、ここに検察情報も法務省の情報もそこが請け負って、場所は法務省の中でやらなくていいんですよ、この契約書を見ると。いかがですか。
○福島みずほ君 違うんですよ。アクセンチュア社はこういうことをやったらどうかというアドバイスをする担当の会社だったんです、法務省で。そして、自分がアドバイザーで、自分が十万円で請け負ったんですよ。おかしい話ですよ。こういう、結局、日本のあるいは日本人の極めてセンシティブな情報が共...全文を見る
○福島みずほ君 短くしてください。
○福島みずほ君 国際的なテロ組織と言いますが、法案は国際的な越境性を要件としていません。窃盗罪であれ何であれ、ドメスティックなものも入るわけです。言っていることと法案が違うじゃないですか。  それで、総理、先ほど米軍再編の問題、ほかの委員からも質問がありました。格差拡大がどんど...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
05月25日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  会期末まであと一か月を切っています。医療制度改悪法案、共謀罪、教育基本法改悪法案が審議中です。そして、明日、国民投票法案も上程されると言われています。拙速に、また横暴にこのような法案を強行採決されないように望みます。  話し合っただ...全文を見る
○福島みずほ君 共謀罪ですよ。
○福島みずほ君 すべきでないと……
○福島みずほ君 現代版治安維持法とも言われている共謀罪を成立させた首相として小泉総理が歴史に名を残さないようにしてください、いかがですか。というか、じゃそれはよろしくお願いします。あっ、じゃできれば。
○福島みずほ君 政府が出した法案は二度与党によって修正をされています。問題がある法案で、とても成立はできない、そう思います。  小泉首相が政権を終わられるときに、現代版治安維持法を作った総理、この男、凶暴につきと国会を終わった総理として終わらないように強く要望をいたします。 ...全文を見る
○福島みずほ君 与党案では教育の目標の中に入っています。法律に書けば、これは評価の対象になります。小泉首相の愛国心と私の愛国心と、どっちがAかBか、そんな議論はできません。国の愛し方は人様々です。密室の中で子供に教え、評価する、これは間違っていると。評価ができない。それは教育基本...全文を見る
○福島みずほ君 現に、指導要領に書いてある現在で、多くの学校で愛国心を通知表にきちっと評価をすることが盛り込まれました。日の丸・君が代、国旗・国歌法が国会で成立をするときに、強制をしませんとあれだけ繰り返し答弁がありました。しかし、法律に規定をされれば、実際には強制、評価が起きて...全文を見る
○福島みずほ君 非常に問題です。在日米軍基地のことについて日米で合意をした、しかし大まかであっても試算はない。ということは、五兆円になるかもしれない、八兆円になるかもしれない、十兆円になるかもしれない、底なしです。分からない、今計算していない、だったら一体幾らになるんですか。 ...全文を見る
○福島みずほ君 いいです。──じゃどうぞ、答弁、はい。短くお願いします。
○福島みずほ君 総理、よく聞いてください。私が議論をしたのは、思いやり予算の金額が外国と全く違うこと、グアムの移転費で七千百億円使うこと、どうも試算として全部合わせて三兆円ぐらいの試算があるのではないか、それはおかしいぞと。現に国会で、あなたの政権下で成立した法案で負担増になって...全文を見る
○福島みずほ君 いや、質問通告しています。
○福島みずほ君 そうではなくて、これ、官から民へ、民営化の中で起きていることについて裁判所が、受け手側の子供、受け手側の同意とか、同意が取れない場合は、その人たちが、民営化することの合理性が必要だと、慎重にやらないと問題だということにポイントがあるわけです。  官から民へという...全文を見る
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、政府提出行政改革関連法案に反対の立場で討論を行います。  政府案に反対する第一の理由は、小泉政権の総仕上げである簡素で効率的な政府を実現するための行政改革が、福祉を削り、社会的公共サービスを解体し、国民の財産を売り払う一方、...全文を見る
05月30日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はまず冒頭、社会保険庁の年金不正免除の問題について簡単にお聞きをいたします。  大臣、なぜこのような事件が起きたと思われますか。理由は何だと思われますか。
○福島みずほ君 二〇〇四年に村瀬さんが損保から長官に抜てきをされました。そして、就任直後に年金の納付率を八〇%に引き上げると宣言をいたしました。それが理由ではないかと。  改めてお聞きをいたします。要するに、目標達成だけ掲げて、やれ、やれと言うわけですから、それで現場が無理をす...全文を見る
○福島みずほ君 事実関係で確認をします。  長官自ら文書で、言い訳は無用と目標達成を求めた文書を出していた、このような事実はありますか。
○福島みずほ君 言い訳は無用という文書はありますか。──じゃ、後で結構です。  私は納付率が上がる方が上がらないよりはもちろんいいと思います。しかし、六三・八%を急に八〇%に上げることなどなかなか難しいわけです。偏差値が六三・八の子供に、いや、二〇〇七年には八〇に上げろといった...全文を見る
○福島みずほ君 もちろん公務員は法律を守る必要があります。  業績を上げろということであれば、二つあります。頑張れと言うか、あるいは商品を良くすること、いい商品だということしかありません。  ところで、この年金の制度には根本的な欠陥があると私は思います。時効が二年までしかさか...全文を見る
○福島みずほ君 行き過ぎたノルマ主義がこの免除の、あるいは納付率の偽装につながったというふうに私は考えます。そのための長官の責任、それから長官を任命した小泉首相の責任、ともに問題となり得る。  それで、先ほど局長がおっしゃいました、長官がどのような文書を具体的に出しておられるか...全文を見る
○福島みずほ君 ほかに文書はありますか。
○福島みずほ君 それでは、できる限りすべて出してくださるよう、よろしくお願いします。  では、済みません、本件に戻り、またかつ、この社会保険庁の問題は極めて重要な問題なので集中審議をしてくださるよう要求します。
○福島みずほ君 医療現場の労働条件について一言お聞きをいたします。  衆議院では医師不足がとても問題になっておりますが、医師の偏在ということが問題になっておりますが、他方、看護師さんたちの労働条件、派遣と委託が認められて医療現場がすさまじくなっているという話も大変聞きます。看護...全文を見る
○福島みずほ君 それは理由にならないと思います。  条約は御存じのとおり留保付きで批准することができますし、交代時間と交代時間との間に少なくとも十二時間の継続する休憩時間を享受すべきである、このようなものをきちっと入れれば看護師さんたちの過重労働は随分減るし、離職率も減ると考え...全文を見る
○福島みずほ君 労働条件を良くする条約はむしろ積極的に批准をして、国内法での看護師さんたちの労働条件を良くするよう日本政府は努力をすべきだというふうに思います。都合のいい条約だけ批准して都合の悪い条約は批准しない、それは許されないというふうに考えます。  では、高齢者の問題、医...全文を見る
○福島みずほ君 高齢者に限定した制度は国際的にも珍しいものです。七十五歳以上というハイリスク集団で独立保険を設けることは妥当なのでしょうか。
○福島みずほ君 といっても、年齢で切ることが、なかなか年齢と体力というのも全然別ですし、最もハイリスク集団の集団で現役負担も求めてというのは、制度設計として無理ではないかというふうに思います。  現役世代への負担なんですが、患者窓口負担三割については変更はありませんという答弁が...全文を見る
○福島みずほ君 ですから、窓口三割負担の変更ないって聞くとみんなほっとするわけですが、実は保険料が上がるという、ここが非常に問題となり得るというふうに思います。  ところで、後期高齢者の六〇%が女性ですが、年金の少ない人も多く、年金より天引きの保険料負担に限界が出てくるのではな...全文を見る
○福島みずほ君 医療保険財源による病床転換支援措置の問題点についてお聞きをいたします。  特に、有料老人ホームを助成対象にするということについては問題があるのではないかと思いますが、いかがですか。有料老人ホームは、ビジネスと言うと言葉が悪いかもしれませんが、やるわけですよね。助...全文を見る
○福島みずほ君 社会的入院解消に奏功し、病床削減もセットで行う方が医療費適正化に資するとも言われておりますが、手続論としても問題が多いのではないでしょうか。昨年の介護保険改正時にしっかりと審議すべきではなかったのでしょうか。  受皿として、医療法人による特別養護老人ホーム設置を...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
06月01日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  医療改革法案に先立って、社会保険庁の問題について私も質問をさせていただきます。  本日、長官に来ていただきました。このようにたくさんの免除の不正の問題が出ておりますけれども、長官御自身の責任を御自身としてどう考えていらっしゃるでしょ...全文を見る
○福島みずほ君 批判が当たらないというのはどういうことですか。
○福島みずほ君 長官は、二〇〇四年に就任される前から国民年金の収納率を六三・八%から八〇%に上げるということを公言し、かつ、平成十七年十一月八日、国民年金の収納率緊急メッセージでは例えば次のようにおっしゃっています。さて、九月末の国民年金の収納率はわずか〇・六%の改善にとどまった...全文を見る
○福島みずほ君 長官は、就任前から収納率を八〇%にすべきだと審議会の中などでおっしゃっていたのではないですか。
○福島みずほ君 それは前回の議事録をちょっとこちらも精査をした上で、また質問をしたいと思います。  ただ、長官が民間から抜てきをされて、たくさんのメッセージやいろんな指示を細かく出しておられます。実際、何%の改善というのを細かく達成でやっているわけですね。実際、長官の下で今回こ...全文を見る
○福島みずほ君 目標を決めるなと言っているのではありません。その目標の決め方と達成と激励の仕方と、各現場に対して事務所グランプリという形でやったことと、それが果たしてどうかという検証です。  目標は、それはないよりはあった方がいいでしょう。しかし、その目標の達成のやり方とその締...全文を見る
○福島みずほ君 はい。長官が就任をした後、このような問題が起きた。明確にこのように、言い訳は無用だというふうにやって、現場に対して個々的にこれだけ上げろという指示を出し、そしてグランプリまで設けて細かな設定をした。その結果、分母あるいは収納率を上げるために無理をした面も私は現場に...全文を見る
○福島みずほ君 全容の解明はもちろん必要です。しかし、全容を解明しなくても、現時点でこれだけ問題があることが出てきているわけじゃないですか。全容を解明しなくても、現実に問題が起きているわけです。  だから、そのことについて、それはでもね、私は現場を処分さえすればいいのだという問...全文を見る
○福島みずほ君 集中審議じゃないですよ。やってないですよ。これは集中審議じゃないですもの。  では次に、脳梗塞の例えばリハビリについて百八十日で打ち切られる、運動器リハビリ、やけど、外傷などは百五十日、呼吸器リハビリは九十日、心疾患リハビリは百五十日で打切りというふうになってお...全文を見る
○福島みずほ君 これはかつて足立委員が質問された部分ですが、病気が治らないまま、そのまま放置することにならないか。あるいは、先ほど介護保険へ移行していくというふうにおっしゃいました。でも個人差が大変ある問題です。脳疾患がなぜ百八十日、運動器リハビリがなぜ約百五十日なのか、呼吸器リ...全文を見る
○福島みずほ君 リハビリ医療の後退が起きるのではないかと現場では不安の声が上がっていて、おっしゃるとおり事務連絡をなさったわけです。しかし、今日、私の質問は、是非明確に通達などを出して、百八十日などで打ち切られないことをもっとはっきりしていただきたい。これについてはいかがですか。
○福島みずほ君 私の方には是非明確に通達などの文書の形で明文化できないかというふうに声も寄せられております。事務連絡と通達が同じであれば、是非通達という形で出せないか。あるいはかつて、いろんな通達をきれいなパンフレットにヘルパーさんの労働条件などでしていただいたこともあります。現...全文を見る
○福島みずほ君 ということは、七十五歳までと七十五歳以上で診療報酬体系が違うということですよね。  そうしますと、懸念をするのは、やっぱり診療報酬体系が変わるということは、例えば注射一本幾らといっていたのが今度は風邪で一括して幾らというふうに、診療報酬体系が変わるということは、...全文を見る
○福島みずほ君 独立した医療制度とは新たな診療報酬体系をつくることになると。  そうしますと、七十五歳になるのがちょっと不安になる人も出てくると思うんですね、そこから診療報酬体系が変わるわけですから。例えば、人工腎臓に対する診療報酬点数は年齢に関係なく同じ診療報酬点数でやってほ...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっとしつこいんですが、診療報酬体系が変わるということは、やっぱり診療の中身が変わる、点数が変わる。そうすると、七十五歳を境に変わると。  そうすると、いろんな患者さんたちから不安の声が寄せられているんですが、ちょっと済みませんが、人工腎臓に関する診療報酬点数...全文を見る
○福島みずほ君 診療報酬体系が七十五歳を契機に変わってしまう、その中身については悪いようにはしないと厚生労働省は言っているけれども、悪いようにはしない中身が一体どうなるのかというのをみんなはやっぱり不安だと思うと。  今回の医療制度改悪法案は、私は二言で言えば、一つ目、金のない...全文を見る
○福島みずほ君 食費・居住費を含む月額負担額と、食費・居住費を含む月額負担額の、六十五歳以上七十歳未満、七十歳以上七十五歳未満、七十五歳以上の月額の負担額の増加について改めて質問をいたします。  介護保険のときに、ホテル代、それから飲食費、光熱費が掛かると特養老人ホームから出な...全文を見る
○福島みずほ君 療養病床に限ってということは分かっております。でも、それでも三万円負担増、それから食費についていえば、食べ物というのは、病院の食べ物って、ある意味治療という側面もあるわけですね。これがなぜ食費としてやっぱり全然別枠でその実費的なものを負担しなければいけないのか。あ...全文を見る
○福島みずほ君 私たちは、介護保険法案のときに反対をしたのは、あそこで食費、ホテル代を認めれば、絶対に療養病床の入院したときに、絶対にホテル代、光熱費代、食費を払えと言われるようになるという理由で反対をしました。今日厚生労働省は、いや、均衡を取るためだと、こう言っているわけですが...全文を見る
○福島みずほ君 七十歳以上の人に、大体月三万円ぐらい負担増になりますよと言われると、やっぱり大変だと思われる方がほとんどではないでしょうか。個々人にどういう影響が起きるのかということをやっぱり一番強く思います。  年金支給水準は平成十六年の改正年金法で切り下げられるため、高齢者...全文を見る
○福島みずほ君 今の答弁を聞いていて、どうやって夫婦で暮らしていくのかというふうに思います。  例えば、先ほど二十三万六千円、夫婦で例えばもらうと。ところが、入院をしてしまうと、一般で九・四万円、月十万円ぐらい掛かると。それから、保険料が、年金も介護保険料も全部掛かっていくわけ...全文を見る
○福島みずほ君 障害者自立支援法案のときも実際生きていけないじゃないかというようなことを質問しましたが、今回も、具体的に、低額所得者として減免が得られたりとか何かの考慮がされるというところまでは行かないけれども、物すごく生活が厳しいという人が大多数だと思います。さっきの試算だと、...全文を見る
○福島みずほ君 私の一番分からないというか、おかしいと思う点は、医療の適正化ということなら分かるわけです。衆議院の議事録を読んでも、医師の偏在、それから医療が受けられない、医療現場が大変になっている、あるいは今の医療でいいのか、問題があるんじゃないかというような医療の適正化なら分...全文を見る
○福島みずほ君 医療費適正化というのは医療費削減策ということでよろしいんですか。
○福島みずほ君 患者の医療費負担割合の引上げは医療費適正化、抑制に結び付かないと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 局長は、医療費適正化とは医療費抑制だと言いました。患者負担増がなぜ医療費抑制になるんですか。
○福島みずほ君 いや、それはひどいですよ。値段を上げたら人は物を買わないという。でも、病気は望むと望まないとに関係なく、命に関することだから人は病気になったら病院に行かざるを得ないわけです。お金がなくて病院に、忙しかったりお金がなくて病院に行くのを我慢しているとむしろ負担増になる...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、一割から二割に引き上げられる人がいる、それから、さっき申し上げたとおり、食費、居住費を含む月額負担額の負担増などがあるわけです。そうしますと、いろんな点での負担増というのは、確かに現役並みに所得がある人の窓口負担は二割から三割ですが、それだって月収二十八万...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど、それぞれ年金や介護保険、年金の保険料、それから様々な負担についてお聞きをいたしました。それからいっても、とても払えないあるいは生活していけない金額になっていると思います。やはり、それと高齢者の負担増は受診抑制を招き、早期発見、早期治療を阻害するのではないか...全文を見る
○福島みずほ君 実績評価を踏まえた措置により、都道府県ごとに診療報酬が変わる可能性があるのでしょうか。
○福島みずほ君 厚生省試案では市町村が保険者とされていたのに対し、法案では広域連合が運営主体となっています。実際、広域連合というのを今回つくって果たしてうまく機能できるのか。国と都道府県と市町村の関係、一体どうなるのか。そこにおける厚生労働省の役割、どこまでコントロールするのか、...全文を見る
06月02日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。本日は本当にどうもありがとうございます。  まず小松参考人にお聞きをいたします。  イギリスで医療費を増やしても医療が立ち直れていないとのことなんですが、その理由は何でしょうか。
○福島みずほ君 地域間格差のことを一言お聞きをします。  医師、病院の偏在、今日も出ておりますが、小児救急科、産婦人科の不足などについて地域間格差が拡大をしています。ただ、残念ながら法案は切迫する地方の実態にこたえる内容となっていないというふうに思います。  この点について、...全文を見る
○福島みずほ君 住江参考人にお聞きをいたします。  先ほど少し話をしていただけたんですが、後期高齢者専用の診療報酬体系が出てくることの問題点。ですから、例えば人工腎臓の診療報酬は、年齢に関係なく現役も高齢者も同じにしたらどうかというふうにも思ったりするんですが、要するに七十五歳...全文を見る
○福島みずほ君 次に、柳澤参考人にお聞きをいたします。  先ほど子供たちの医療の免除の話がありました。社民党は、子供たちの医療の、それは親からの要請が強いので、マニフェストに掲げ、実は、出産費用の無料化も、去年、衆議院選挙で掲げました。柳澤参考人は小児科なので、産科のことを聞く...全文を見る
○福島みずほ君 小松参考人にお聞きをいたします。  「医療崩壊」という本を読まさせていただきました。アメリカについては、例えば最近読んだ本で、「市場原理が医療を滅ぼす アメリカの失敗」医学書院なんという本もありまして、日本が進むべきではない方向というのは見えるんですが、あと、日...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  それでは、小島参考人にお聞きをします。  医療費適正化計画というのが医療費抑制策になってしまうんではないかとか、医療費抑制の問題についてどうお考えか、お聞かせください。
○福島みずほ君 ありがとうございました。  以上です。
06月06日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、先日の参考人質疑の中で、医療崩壊ということが参考人の中から指摘をされました。小松参考人がアメリカ、イギリスのように医療費削減、抑制策を取った結果について医療崩壊が起きたことを指摘をされました。  それで、一番初めにちょっと...全文を見る
○福島みずほ君 もちろん日本の医療制度には多くの課題がありますが、ただ、医療費抑制策をやったイギリスで医療崩壊が起きて医者が逃げ出してしまった、アメリカにおいて国民皆保険制度でないために何千万人という人たちが保険を持ってないと、すさまじい状況があるわけです、今大臣がおっしゃったよ...全文を見る
○福島みずほ君 社民党は、今回の高齢者自己負担増、制度設計についてやはり医療を壊すものであると反対をしております。  ところで、介護保険の改定でホテルコストなどの上昇により、特養老人ホームから出なければならない人が出たか、ショートステイを手控える人が出たのではないか、その調査を...全文を見る
○福島みずほ君 ほとんどなかったものということですが、私たちのところには違うデータが来ております。  例えば宮城県は五月十九日、昨年十月からの介護保険施設の食費、居住費の自己負担化により、県内四十五施設百五十二人の利用者が自己負担の増加を理由に退所したとする調査結果を公表してお...全文を見る
○福島みずほ君 全国調査をすべきではないですか。また、退所する理由は複数あるかもしれません。しかし、自己負担増で退所をしたのがどれぐらいの割合なのか。それが物すごく高くなくても一定数の人々が自己負担増を理由に退所をしたということが重要だと思います。  この介護保険については附帯...全文を見る
○福島みずほ君 問題です。この委員会の中で、ホテルコストなどをすることで出ていかなくちゃならない人がいるのではないかと野党はそれぞれ質問をしました。それについて国が責任を持って実態調査をしないのであれば実態は出てきません。私たちのところに障害者自立支援法案や介護保険の結果、困って...全文を見る
○福島みずほ君 このことで時間を割くのはちょっともったいないですが、そのことだけではなくて複数の理由でもいいんですよ。自己負担増も理由で退所した人がどれぐらいいるか、四十七都道府県すべて老健局に上がってきていますか。
○福島みずほ君 幾つ上がっていますか。
○福島みずほ君 是非全国調査をするようにお願いします。つまり、この厚生労働委員会で多くの議員が懸念を表明をいたしました。今回、医療制度でホテルコストやるわけですから、実際どのような結果があったのか、責任を持って調査をすべきです。十七の結果について資料をいただけるものと思っておりま...全文を見る
○福島みずほ君 具体的にどういうふうになるんでしょうか。例えば、政府・与党大綱では「入院に係る医療費については、医療機関の窓口での支払いを自己負担限度額にとどめることを検討する。」とされておりますが、具体的な手続はどうなるのでしょうか。例えば、いったん払って求償していくのか、それ...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっとよく分からないので、例えば車いすやいろんな人たちからも言われるんですが、いったん払って、例えば八十万、で、償還は後で受ける。でも、八十万のお金を払うのがとても大変だという声をいろんな人から聞きます。難病の場合やいろんなことも、最終的には償還を受けるんだけれ...全文を見る
○福島みずほ君 次に、資格証明書の問題についてお聞きをいたします。  新たに設けられる後期高齢者医療制度のことなんですが、現行の国保においては、資格証明書交付者は窓口でいったん全額を支払って、後に保険給付分七割が償還されることとなりますが、その分も未納保険料に充当されることが多...全文を見る
○福島みずほ君 資格証明書交付はだから一定前進なわけですが、やっぱり問題点はいったん全額払わなくちゃいけない。後で償還を受けるんですが、多くの人はそのいったん全額払うというのがなかなかできないという声がありまして、低所得者への配慮はどのようにきめ細かく行われるかが重要だと思います...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっと、低所得者に対する十分配慮した運用になるのかどうか、もうちょっと、もう少し詳しく話してください。
○福島みずほ君 でも、丁寧に説明されても払えないものは払えないということはあると思うんですね。  ですから、これは、今回は、幾らかということやどういうものを低所得者に対して配慮した運用をするかは書き込まれてないんですけれども、この点について不安が大変あるわけです。いったん、政令...全文を見る
○福島みずほ君 上限額を超えた費用負担をどのように保険者が支払うのでしょうか。
○福島みずほ君 これについては、保険ごとの独立性や、そういうものはきちっと保たれるということでよろしいのでしょうか。
○福島みずほ君 私は、世代間におけるある種の支え合いはもちろん必要だと思うのですが、ただ、保険制度ではなくて支援金という形になっていくことが保険制度という形からいいのかどうか。税金と保険との関係がだんだん不明確になっていっているのではないかということをちょっと危惧をいたします。 ...全文を見る
○福島みずほ君 今、私がお聞きをしたかったのは、実は社会連帯というのと共同連帯ということに意味の違いがあるかということと、保険ではなくて支援金という形でやることで、ある意味保険料が税金化するような面があるのではないかという点についてはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 社会連帯。
○福島みずほ君 大臣が共同連帯ではなく社会連帯というふうに使っていらっしゃるので、その意味。それから、この後期高齢者の制度そのものがきちっと成り立っていくのかどうかということに大変疑問を持っております。  後期高齢者診療報酬については前回もお聞きをしましたが、改めてお聞きをいた...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、この審議を通じても、なぜ七十五歳を境にこういうふうに診療報酬体系が変わるのか理解できません。七十五歳まで生きれば個人差の方がはるかに大きいし、そこで、ようかん切るみたいにぱちっとそこで変わるということはないだろうというふうに思って、私はまだ理解ができないと...全文を見る
○福島みずほ君 よく分かりません。一般といわゆる高齢者と分かれていたのが今年の診療報酬改定により一本化されたと。にもかかわらず、平成二十年度に再び一般と高齢者が分かれることが提言されるということがやっぱりよく分からないですね。
○福島みずほ君 やっぱり分かりません。なぜ一本化したのをもう一回分けるのか。それから、与党大綱でも、ちょっと戻って済みませんが、私は七十五歳以降の人は今切ない気持ちが少しするんではないかと思うのは、終末期医療の在り方についての合意形成を経て患者の尊厳を大切にした医療が提供されるよ...全文を見る
○福島みずほ君 私は、今回の医療制度のこの後期高齢者、前期と分けて、特に後期高齢者診療報酬体系を根本的に変えてしまう。そして、そこに入ると終末期医療の在り方についての合意形成を経てと変わっちゃうわけですね。これは実は私は一番理解ができないところで、一歩間違えると、現代版うば捨て山...全文を見る
○福島みずほ君 では、これは誤報なんでしょうか。あるいは、将来こうなることはないのでしょうか。
○福島みずほ君 じゃ、質問を変えます。  将来、疾病ごとの定額制、かかりつけ医の登録患者数に応じて報酬を決める人頭払い制などはオプション、選択肢として検討されていますか。
○福島みずほ君 具体的でなくても、選択肢としてありますか。
○福島みずほ君 なぜしつこく質問するかといいますと、後期高齢者の診療報酬体系を違うものになるということで、不安が大変あるからです。今後どのような場で後期高齢者の診療報酬の在り方を検討していくのでしょうか。その際、後期高齢者の利益を代表する者の参画を確保すべきと考えますが、いかがで...全文を見る
○福島みずほ君 次に、C型肝炎の治療拡充についてお聞きをいたします。  我が国でのC型肝炎患者は百五十万人とも二百万人とも言われております。また、日本の肝がんの八〇%はC型肝炎が原因であり、日本では毎年約四万人が肝がんで亡くなっております。こうした現状を考えたとき、C型肝炎の治...全文を見る
○福島みずほ君 インターフェロン治療の医療費として保険適用された場合であっても、毎月自己負担額が月七万円ぐらいになると言われております。インターフェロン治療は一年間治療が必要ですけれど、ほとんど補助されないのが現実です。この点についていかがお考えでしょうか。
○福島みずほ君 ただ、患者さんたちの中からは、是非やはり、例えば医療保険の高額療養費制度は月額七万円を超えた場合のみ補助が出ると。是非、高額療養費制度の例外の特殊指定にインターフェロン治療をしてほしいという要望等が強く私たちの方にも寄せられております。その意味で、是非それをよろし...全文を見る
○福島みずほ君 時間、はい、分かりました。  では、終わります。
06月07日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第25号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は本当にありがとうございます。  まず、村山参考人にお聞きをいたします。  全国駆け回っていらして、全国で見えてくる今の医療現場の問題点なんて短くはなかなか語れないかもしれませんが、せっかく今日レジュメで一の部分を書いていただいて、...全文を見る
○福島みずほ君 対馬参考人にお聞きをいたします。  参考資料の中にもありますけれども、まず適正化計画というのが、ニンジンぶら下げてというか、要するに目標項目を立てることで診療報酬でペナルティーを課す形で政策誘導する形にやってみるのがいかがかというふうに書いていらっしゃるので、ま...全文を見る
○福島みずほ君 村山参考人にお聞きをいたします。  今朝の新聞に図書館の民営化の話が出ておりましたが、地域から保育園や図書館や病院と学校がなくなると本当に地域で住めなくなるというふうに思いますが、あるいは労災病院が全国的にもどんどん民営化を今されておりますけれども、民営化できる...全文を見る
○福島みずほ君 竹嶋参考人にお聞きをいたします。  今回の医療制度改革法案に対する日本医師会の基本的なとらえ方というところに、現実には基盤整備の遅れ、公的医療機関の民間への移譲などによる不採算医療の切捨て、新たな患者負担増の発生という大きな問題を内包している、あるいは療養病床の...全文を見る
○福島みずほ君 社民党も医師会に大いにエールを送りたいというか、国民皆保険制度を守るために医療の充実をというふうに本当に思います。  それで、横山参考人にお聞きをいたします。  今日、やはり負担増の問題や、今竹嶋先生からもありましたが、一人の高齢者で見たときに、負担増、いろん...全文を見る
○福島みずほ君 村山参考人にお聞きをいたします。二点あります。  一つは、療養病床の見直しについてどう一体思われるかということです。先日、横浜市の横浜中央裁判所が、保育園の民営化について、受け手の側の事情を考えろということで違法という判決が出ました。今回、療養病床の見直しでも、...全文を見る
○福島みずほ君 以上です。ありがとうございました。
06月08日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  これは質問通告していないんですが、冒頭どうしても聞きたいので、お聞きをいたします。  昨日、参議院の決算委員会で社民党の又市幹事長と小泉首相との間で激しいやり取りがありました。規制改革によりコンビニエンスストアで薬を買えるようになっ...全文を見る
○福島みずほ君 規制改革によりコンビニエンスストアで薬が買えるようになったとなれば、普通の人は薬を買えるようになった、風邪薬でも買えるようになったと普通思うじゃないですか。医薬部外品と医薬品とあって、医薬部外品も薬に入るというのは普通の人は分からなくて、通常は薬と言えば薬なわけで...全文を見る
○福島みずほ君 規制改革の結果、コンビニエンスストアで薬が買えるようになるかどうかというのは非常にやはり大きいことだと思います。薬は、薬害で苦しんでいる委員もこの委員会の中にいらっしゃいますけれども、やはり薬害もあるわけですし、コンビニエンスストアで薬が買えるようになるということ...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、こういう重要なことに関して、だからこれはミスリードをしたのか勘違いをされていたのか分かりませんけれども、私は間違っていたのであれば間違ってましたというふうに素直に言うのがいいというふうに思います。  次に、肝炎についてお聞きをいたします。  インターフェ...全文を見る
○福島みずほ君 C型肝炎患者の方は約半数の人々がいまだ自分が感染していることに気付いていないと言われています。早期発見、早期治療を実現するために、公費による検査体制を整備する必要があると考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 是非、公費による検査体制を整備するということに向けて進めてください。  次に、助産師の問題についてお聞きをいたします。  今朝、円理事の方からもありましたけれども、私自身も全国行って産科の問題、助産師さんの問題については非常に要望を受けるところです。社民党の自...全文を見る
○福島みずほ君 済みません、最後がちょっと早くて分からなかったんですが、嘱託する医師及び病院又は診療所と書いてあるので、嘱託医師と及び病院又は診療所が必要なので、今よりも要件が厳しくなるわけですよね。  そうしますと、今でも嘱託医師を探すのが大変なのに、病院又は診療所となると負...全文を見る
○福島みずほ君 そうであれば、この条文は、助産所の開設者は病院又は診療所というふうにすればいいわけであって、嘱託する医師は要らないんじゃないですか。
○福島みずほ君 いや、今現在、地方都市では、いろいろ手紙もいただきましたが、例えば岩手県などでも、産科の人がいない、あるいは産婦人科のなり手がいない、少なくなっている、地域にいない、お産するのが大変、車で何時間も行かなくちゃいけない、大変というのが出ているわけですね。  この嘱...全文を見る
○福島みずほ君 今日、このことで延々とやっているわけにはいかないかもしれないんですが、実際、地域の中で子供を産む手段がどんどんどんどんやっぱり閉じていくだろうというふうに思うんですね。今でも、嘱託医を見付けられないのでなかなか大変だという話をよく聞きます。産婦人科もいない、助産師...全文を見る
○福島みずほ君 大臣、今の答弁を聞いておられて、いかがですか。
○福島みずほ君 安全ということは重要ですが、実は、病院の、診療所の中にも産科医が余りいないとかという問題が指摘されている中で、結局、地元の中に助産師さんも産科医もいなくなっていく状況というのが地域の中で拡大するのではないかというふうに大変不安を持っております。  むしろ、産科医...全文を見る
○福島みずほ君 いや、ひどい話ですよ。  例えば埼玉県のデータ、厚生労働省はこういうのをどう見ていらっしゃるんでしょうか。例えば退所者の状況、退所者数、介護老人保健施設、総退所者数二千九百五十七、うち経済的理由によると思われる退所者数八十二人、二・八%。入所相談者の状況のうち、...全文を見る
○福島みずほ君 局長、その入所相談者の状況で、経済的理由によって介護老人保健施設に入ることを辞退するという人が五・一%、埼玉県でいるわけですね。つまり、今私たちの方に聞こえてくるのは、出なくちゃいけないという問題と、入るのにお金が掛かるので入れないというのと、両方聞こえてくるんで...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省が負担が増えるような制度設計をした、その結果明らかに影響を受けたと言っている人がいるわけじゃないですか。影響を受けたって長野県で百六十九人の人が言っています。  で、私のさっきの質問は、厚生労働省はそんなにそれぞれ言うんであれば、きちっと統一的な調査を...全文を見る
○福島みずほ君 私がいただいたのは八つだけですし、全部で十六しかありません。ですから、これについて、例えば市というのもあるんですね、今、だから都道府県、市町村あるわけですから、この八つ、あるいは十六だけで私たちは全体の状況を把握することはできません。厚生労働省は、上げてこない県の...全文を見る
○福島みずほ君 分かりました。  大臣の誠実な答弁はありがたいと思います。だとすれば、今十六しか出てないんですね。私が手元にもらったのは八つの自治体だけです。もう少し、まあ自治体に頼むなりして実態調査をしていただきたいと。この食費、居住費負担問題等がどうなっているかに関して、調...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  この委員会にある程度様々な都道府県、できれば網羅的に資料が、データが出され、私たち自身も自分たちが作った法律がどういう結果を生んでいるのか虚心坦懐に分析、検討、反省あるいは促進していくということをやっていきたいというふうに考えております...全文を見る
○福島みずほ君 老健局長に伺います。介護保険施設においては、低所得者の方には介護保険の給付として補足給付という名の負担軽減策が講じられています。しかし、居住系サービス、例えばグループホーム入居者には補足給付はないものとされていますが、これはなぜでしょうか。
○福島みずほ君 特別養護老人ホームにはいわゆる個室ユニット型というものがあります。そこでは、一ユニットだけ見るとグループホームと非常に似ている。にもかかわらず、特養ホームでは補足給付あり、グループホームではなしというのはいかにもバランスが悪いと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 在宅と施設の負担の均衡という考え方は、一見もっともでありながら、まだまだ詰め切れてないところがあるということを指摘しておきます。  次に、療養病床再編、生活習慣病予防が介護保険給付費及び保険料に及ぼす影響などありますので、財政試算というのは、前提が変わったのだか...全文を見る
○福島みずほ君 今回の医療制度改革の議論で違和感を覚えるのは、政府が医療費の適正化を唱える中で、国民医療費ではなく医療給付費という概念をクローズアップさせたことです。これまでの健保法改正ではなかったことです。  まず、国民医療費と医療給付費の概念の違い、また厚生労働省試案におい...全文を見る
○福島みずほ君 医療給付費という概念が前面に出たのは経済財政諮問会議の影響が大きいというふうに考えます。同会議の民間議員である吉川洋東大教授は明快に次のように言っています。私たち、つまり財政経済諮問会議の民間議員が指標を作って伸びを抑えなければならないと言っているのは公的給付費の...全文を見る
○福島みずほ君 きっぱりそう言っていただいてありがとうございます。  ただ、民間議員の言うような形で公的医療保険がカバーする範囲を絞り込むと、いい医療は自費で買いなさいということになって、患者が受けることができる医療サービスの水準が所得や資産の格差をストレートに反映をしていくこ...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省が今回医療費適正化の二本柱としています生活習慣病予防、平均在院日数短縮については、政府部内から批判的な見解が示されています。  すなわち、昨年十二月に出された内閣府の構造改革評価報告書において池上直己慶応大学教授は、生活習慣病対策による大幅な医療費削減...全文を見る
○福島みずほ君 医療費適正化計画というものに大変危惧を持つのは、本当にそういうことを、医療適正計画ではなくて医療費適正化計画であること。それから、本当に効果が果たして上がるのか。上がらない場合に、今回の社会保険庁の、八〇%に上げろと長官が指示をしたことが逆に空回りをしてしまったよ...全文を見る
○福島みずほ君 大臣、ジェネリック医薬品普及についての大臣の見解をお聞きします。
○福島みずほ君 前回、治療休業制度についてお聞きをいたしましたが、大臣が手を挙げたところで時間切れとなってしまいましたので、最後にお聞きをします。  治療休業制度について、是非前向きに取り組んでいただきたい。先ほど大臣は、自分の下で、透析を受けなければならない人を、きちっと働い...全文を見る
○福島みずほ君 是非前向きによろしくお願いします。  終わります。
06月13日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第27号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、今日も出ておりますが、七月一日に実施される療養病床の診療報酬の改定の理由は療養病床削減のためでしょうか。
○福島みずほ君 診療報酬体系が突然七月一日に変わるのでお聞きをしています。なぜこの診療報酬体系を変えることが必要のない人と必要のある人、質の問題につながるんでしょうか。本法案で議論をしている医療療養病床削減のための診療報酬改定ですか。
○福島みずほ君 結局、療養病床削減のために七月一日に療養病床の診療報酬の改定をするという答弁ですね。これはひどいと思いますよ。  今日は六月十三日、七月一日の診療報酬からもう病院が極めてやっぱり成り立たなくなる制度をやる。もうほとんど時間がないんですよ。兵糧攻めをやっていく。先...全文を見る
○福島みずほ君 法案では、参酌標準、ベッド規制を見直すよう配慮することとされております。しかし、今答弁があったとおり、これは自治体が行う、実際に行うのは市町村なので、国が果たしてこういうものを作っても、適正に運用されるという保障は一切ありません。とにかくひどいことなんですよ。 ...全文を見る
○福島みずほ君 都道府県では、一般病床から療養病床への変更は認めないと言っているところもあります。  厚生労働省がひどいと思うのは、午前中も出ました、猫の目のように政策が変わることです。一九九〇年、ゴールドプランが出てくる。一九九三年、平成五年、療養型病床群の創設、医療法の改正...全文を見る
○福島みずほ君 個別に相談に応じたいという意味が全く分かりません。  先ほど答弁されたじゃないですか。今回の療養病床の削減と七月一日に行われる診療報酬の改定は軌を一にしている、整合性があるという答弁でした。結局、療養病床の数を減らすために診療報酬の体系変えて追い出すんですよ。採...全文を見る
○福島みずほ君 先ほどからもありますが、六年掛けて移行するんじゃないんですよ。去年、介護保険法を議論するときはこんな議論なんかしなかった。  まだ私たちが審議中に、七月一日からは診療報酬が改定される、療養病床でやっていくのが極めて困難になっていく、そして行き場がないんですよ。ど...全文を見る
○福島みずほ君 なぜ私がこの質問をするかというと、医療型病床と介護型病床で全廃とそれから削減となっているわけですね。ところが実際はこれは、今日もずっと委員の方から出ておりますが、介護と医療ってシームレスであると。両方重なったり、両方必要だったり、有機的であったりするわけですね。そ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、しかし、七月一日に診療報酬が改定になって病院の経営が困難になれば、実際は、帰ってください、もう駄目ですということになるんですよ。現に参酌、ベッド規制については動かせないわけだから、そこには連れていけない、だからといって病院の中では抱え込むことができない。だっ...全文を見る
○福島みずほ君 社会的入院があるかどうかについては、厚生労働省は統一的な調査をされています。  それで、介護保険の改定のときに附帯決議で、「介護保険施設等における食費及び居住費を保険給付の対象外とするに当たっては、利用者の負担が過重なものとならないような負担上限額を設定し、低所...全文を見る
○福島みずほ君 是非、ある程度統一的な資料として出てくるように、心からよろしくお願いします。  そして、ちょっとこの医療制度とずれて申し訳ないんですが、障害者自立支援法の改正によって応益負担の結果、いろいろ困った事例が起きているということがたくさん寄せられています。  これに...全文を見る
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  次に、看護職員の在り方について質問いたします。  現在、検討会で検討中ですが、より質の高い看護職員育成のために看護基礎教育制度の改正に取り掛かるべきだと考えますが、大臣、いかがでしょうか。大臣。
○福島みずほ君 卒後臨床研修を制度化すべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 現在は病院側の努力のみなので、是非やっていただいて離職率を減らしていただきたいと思います。  保健師の確保についてはいかがですか。
○福島みずほ君 現在、この委員会でも労働条件の話がかなり出ましたが、現在、新人看護師が一年以内に離職する率は九・三%です。看護師の離職防止のためどのような施策を考えていらっしゃいますか。  今まで、検討することが必要であると考えるという答弁ばかりでしたので、いつなのか、いつから...全文を見る
○福島みずほ君 前回の答弁から余り変わってないような気もしますが、もう少し踏み込んでお願いします。
○福島みずほ君 小児緊急の在り方について、この委員会で大変議論になりました。  小児緊急の実態把握なんですが、緊急相談事業の実施都道府県数は三十県、うち二十六県は国から補助金があり、看護師が相談対応を行っている県が十九、二十四時間体制で実施している県の数はわずか大阪と大分だけで...全文を見る
○福島みずほ君 すべての都道府県で電話相談をやっていくということなどについて徹底した、是非指導とか、指導通知を出してください。お願いします。どうですか。
○福島みずほ君 肝炎について改めてお聞きをいたします。  薬害フィブリノーゲンの問題についてです。これは諸外国ではかなり早い段階で問題があるというふうになっていたにもかかわらず、日本では取組が遅かったと。アメリカでは七七年に肝炎リスクの軽減を目的に承認取消しとなりましたけれども...全文を見る
○福島みずほ君 じゃ、大臣。
○福島みずほ君 六月二十一日に判決予定です。  川崎大臣、薬害の問題について、残念ながら、この委員会で繰り返し繰り返し薬害について、この間はアスベストの問題でしたけれども、繰り返し繰り返し国の対応が遅いじゃないかという質問を私たちはしなければならないということが多かったです。今...全文を見る
○福島みずほ君 薬害の問題で共通項は、外国ではもうやめたにもかかわらず日本ではそのまま使い続けて、告知やいろんなことが遅れるということが非常に薬害を生んでいるというふうに思います。これには政官業の癒着やいろんな問題もあるのではないかと思いますが、この点についてはまた後日、薬害防止...全文を見る
○福島みずほ君 医療過誤などでカルテが出ない。ですから、差押え的なものをやらないとカルテが出てこないとかという問題もありますので、カルテ開示については、本来なら本法案にカルテ開示の明示については設けるべきであったというふうには思います。また、医療過誤については、参考人の中から無過...全文を見る
○福島みずほ君 長く答弁していただきましたが、なぜ七十五歳かというのはやはりちょっと基本的には分かりません。  保険者の再編統合についてちょっと細かく聞こうと思いましたが、ちょっと時間がなくなってきました。  市町村国保間の一人当たり保険料格差の現状、平成十四年は五・四倍です...全文を見る
○福島みずほ君 平成十四年度よりも保険料格差が拡大していないということで、ちょっとほっとしました。  ただ、今回の法案がもし成立をすれば、広域連合における診療報酬体系も違ったり、あるいは一体保険料がどうなるのかといった地域間の格差の問題もいずれ出てくるのではないかというふうに思...全文を見る
○福島みずほ君 バリアフリーの家は結構なんですが、そもそも在宅医療支援がなければ病院を出ても行き場がないというふうに思います。  大臣ははっきりと保険免責反対ということをこの間明言をしてくださいました。厚生労働省も国民皆保険を守るという強い立場から、保険免責反対ということでよろ...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、政府提出の健康保険法等の一部を改正する法律案及び医療法等の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  政府提出の法案は、明確に欠陥法案です。与党の議員も、そして与野党を問わず、参考人、公述人の人たちも政府提出の法案に...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、公述の皆さん、本当にありがとうございます。現場の様々な問題点を具体的にあるいは包括的に分かりやすく話をしてくだすって、大変本当にありがとうございます。  本日は、療養病床の削減に伴う問題点について、橋本公述人、山本公述人、堀...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  在宅療養は家族がいないとできませんけれども、これから少子化だったり、子供がいない人だったり、遠くに子供がいたり、十分在宅療養ができない中で、今日皆さんが指摘されたように、高齢者が行き場がなくなってしまうということが大変よく分かりました。...全文を見る
○福島みずほ君 山本公述人にお聞きをいたします。  北海道医師会の意見書を拝見して、そのとおりだというふうに思ったんですが、特にお聞きしたいのは、入院時の食費、居住費の負担という問題と、それから保険免責の創設の問題についての御意見をお聞かせください。
○福島みずほ君 済みません、入院時の食費、居住費の負担の問題について。
○福島みずほ君 保険免責ですね。
○福島みずほ君 ありがとうございます。  今回の改正案では、七十五歳から以上の人についてブロックで制度をつくると、広域連合で都道府県でやるということなんですが、ここ北海道は北海道という単位での広域連合になると、そして七十五歳以上の人については診療報酬体系も違うものができるわけで...全文を見る
○福島みずほ君 お医者さんにお聞きしたいんですが、私自身は七十五歳で年齢を区切ることが理解ができないと。診療報酬体系を変えると、悪くすると七十五歳以上の人は、終末期医療ではないですけれども、北海道新聞にもちょっと書いてありますが、七十五歳以上の人はみとり推進という形に行ってしまう...全文を見る
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
06月15日第164回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  福井総裁に質問します。  去年の確定申告はありますね。御記憶では村上ファンドから幾らもうかったか、教えてください。
○福島みずほ君 ここは予算委員会です。御記憶あるでしょう。  じゃ、確定申告は家にある、それでよろしいですね。記憶では幾らか。その二つについて端的に答えてください。
○福島みずほ君 私は、幾らもうかったか、通告で出しております。今日、予算委員会に出るに当たって、幾らもうかったか、確定申告、去年の分ぐらい確認して来るべきではないですか。
○福島みずほ君 納得できません。  去年の確定申告見ればいいじゃないですか。顧問税理士に電話一本すれば分かることじゃないですか。予算委員会で議論になっているのに、なぜそれを明らかにできない。客観的な事実でしょう。(発言する者あり)してますよ。幾ら今までもうかっているか、予算委員...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  アメリカに行ってアメリカ産牛肉を輸入しないように、また在日米軍基地で三兆円、あるいは七千百億円もひどいと思います。プレスリーの記念館に行きエアフォースワンで行くことのために、こういうことが、逆にお土産として持っていくことは断固許せない。そのことを申し上...全文を見る
10月04日第165回国会 参議院 本会議 第5号
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○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、安倍総理に対して質問をいたします。  総理は、美しい国と繰り返します。確かに日本の自然は美しい。しかし、よく見れば、山や田は荒れ、そこに暮らす国民の生活は疲弊し切っています。  まず、その疲弊の一因でもある格差拡大について...全文を見る
10月11日第165回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党は、いかなる核にも、核兵器にも、核実験にも大反対です。アジア、特に北東アジアにおける非核構想を作るべく、モンゴル、中国、韓国を訪れ、非核化に向けて頑張ってきました。今回の核実験に強く抗議をすると同時に、朝鮮半島における非核化に向...全文を見る
○福島みずほ君 以前の見解を変えたわけですね。
○福島みずほ君 総理は、いわゆる従軍慰安婦問題について、強制連行について、ない、あるいは問題があるという旨発言をされてきました。私が今日ここで問題としたいのは、総理が以前行っていた発言と違う発言を総理になってからされていることです。以前の発言は間違いだったんでしょうか。  一九...全文を見る
○福島みずほ君 歴史認識をなぜ聞くのか、見解をなぜ聞くのか、それは哲学に関する重要な問題であるからです。戦争指導者と一般の国民を分けて、戦争指導者にこそ責任があった、この見解、この日中共同宣言に伴う中国の考え方、私の理解では、日本もそれを前提に日中国交正常化をしたと理解をしており...全文を見る
○福島みずほ君 極めて重要なことです。戦争指導者と国民を分けて日中共同宣言を取ったのかどうか、それは日中共同で当時の認識だったと思います。総理が今日その見解に立たないとするから問題だと思い、質問をしています。総理は、その分ける見解に立たないんですか。
○福島みずほ君 この日中共同声明の発言に当たって、日中間において戦争指導者の責任は認めると、しかし国民は被害者であったと。この前提に立って日中国交回復をし、その後の方向をつくってきたと思います。総理がその見解に立たないということは極めて重要だと考えます。  次に、集団的自衛権の...全文を見る
○福島みずほ君 意味が不明です。私は端的に聞いております。総理は日本国憲法下で集団的自衛権の行使を認めるんですか。
○福島みずほ君 総理は、総理になられる前に雑誌の中で、単純に日本国憲法下で集団的自衛権の行使はできると明言をされているからですよ。あなたはそんなぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ言ってません。集団的自衛権の行使は日本国憲法下でできると言っていたんです。日本国憲法は、武力行使はできない、しな...全文を見る
○福島みずほ君 政府見解ははっきりと集団的自衛権の行使はできない、これを日本政府は維持してきました。ところが、それについてあなたははっきりと集団的自衛権の行使ができると総理になる前には発言をされています。そして、総理になった途端に研究すると言ってできる余地を残しているから大変危険...全文を見る
10月13日第165回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  北朝鮮問題について、臨検についてお聞きします。  船舶検査活動ではなく臨検となれば、戦闘勃発の危険性があります。交戦権の行使や集団的自衛権の行使につながりかねません。憲法にのっとって冷静に対応する必要があると考えますが、いかがですか...全文を見る
○福島みずほ君 後方支援ということが言われ始めておりますが、これは集団的自衛権の行使、交戦権、臨検が交戦権の行使と紙一重になるかもしれない、この危険性がありますが、憲法にのっとって慎重にすべきだ、この点について改めてお願いします。
○福島みずほ君 次に、教育基本法改正についてお聞きをします。  愛は強制できるものでしょうか。
○福島みずほ君 国を愛する態度を評価することになるのでしょうか。
○福島みずほ君 改正教育基本法案には、国を愛する態度とあります。これによって子供たちの国を愛する態度をA、B、Cと評価することになるのでしょうか。
○福島みずほ君 かつて通知表で評価をした学校がたくさんありました。今もあります。だからお聞きをします。学校現場で、通知表でこれは評価をしないんですね。
○福島みずほ君 愛国心は人によって違うと思います。一国の総理が戦争を始めようとするとき、戦争をしないように止めることこそ愛国心だと私は思います。学校現場でどういう愛国心を教えるのか。違う、人によって違うと大臣も言いました、文部大臣も。違うことをどうやって教えるんですか。
○福島みずほ君 いや、済みません。総理、後でお願いします。
○福島みずほ君 総理、総理、総理。
○福島みずほ君 はい。愛国心と国家が結び付くとき、危険です。ナチス・ドイツ下でミュンヘン大学で戦争反対とビラを配った学生たちは国家反逆罪で処刑をされました。そのときの国の政策に一致する者だけが評価され、あとは迫害されてきた、これが歴史が教えています。愛国心を強要することは戦争反対...全文を見る
○福島みずほ君 人によってそれぞれで、そして評価もできない、分からない、それぞれだというのであれば、なぜそれをわざわざ法律に書くんですか。個人の内心のことについて法律に書くことはふさわしくない、そう思います。日の丸・君が代の強制に関して内心の自由に対する侵害で違憲、違法だと東京地...全文を見る
○福島みずほ君 総理の答弁は問題です。共謀罪はテロ対策が立法目的ですか。
○福島みずほ君 違う。総理、総理、総理。
○福島みずほ君 総理は間違っています。テロ対策でこの法律が作られたのではありません。組織犯罪です。立法目的が違うじゃないですか。総理。
○福島みずほ君 さっき、そう言いませんでした。  日本が作ろうとしていた六百十九もの共謀罪を新たに作った国がありますか。
○福島みずほ君 質問に答えてください。  アメリカは留保をしました。そして、日本が作ろうとした六百十九もの共謀罪を新たに作った国があるかという質問です。
○福島みずほ君 後半の質問に答えてください。
○福島みずほ君 共謀罪を新たに作った国があるか。
○福島みずほ君 質問に答えてください。
○福島みずほ君 ノルウェー、そしてニュージーランドが一部作っただけで、日本のようにこんなにたくさんの共謀罪を提案しているところはありません。しかもこれらは国内法がほとんどで、テロ対策とも組織犯罪とも無関係です。共謀罪は撤回されるべきだということを強く申し上げます。  次に、格差...全文を見る
○福島みずほ君 一〇〇%この制度のせいではないとおっしゃいました。どれぐらい責任がありますか。
○福島みずほ君 ワーキングプアは政府の政策によって生まれました。この点について、偽装請負の実態があるから労働者派遣事業法は製造業についても解禁すべきだ、そうやりました。しかし、偽装請負にメスを入れない、製造について派遣を解禁した、そのためにどんどん増えたわけです。ひどい労働実態を...全文を見る
○福島みずほ君 明確に、労働法制の規制緩和やった結果、三百万、四百万増えているじゃないですか。
○福島みずほ君 そうではなく、労働法制の規制緩和をやった結果、非正規雇用が増えたんですよ。製造業にまで拡大したから増えた。歴然ではないですか、総理。
○福島みずほ君 これをどう改善されますか。  いや、総理。
○福島みずほ君 景気が若干回復されたと言われても、非正規雇用が増えているじゃないですか。
○福島みずほ君 労働分配率は下がっています。労働を自由市場に任せれば、ひどい非正規雇用が増えることなど明らかです。  制度的に法律によって非正規雇用をつくったのにハローワークで個別に対応する、これでは根本的な解決にならないと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 総理、個別的な政策で十分なんですか。勝ち組、負け組を固定化させない、これでは駄目だと思います。勝ち組、負け組を極力スタートラインでつくらない、このような政策こそ必要だと思いますが、いかがですか。
○福島みずほ君 非正規雇用が増えるような社会、人をけ落とすような社会をつくっておいて、個別に救済するということでは何が再チャレンジなのか、そう思います。  均衡処遇の推進と総理は言いますが、具体的な中身を話してください。
○福島みずほ君 厚労省は何年も何年も均衡処遇の推進と言いながら、労働法制の規制緩和をしてきました。大臣、ちゃんとやるんですね、決意を言ってください。
○福島みずほ君 リハビリの打切りについてお聞きをします。  リハビリは今まで無制限に受けられていました。しかし、最長で百八十日、百八十日でリハビリが一律で打切り、そうなりました。リハビリ難民ができています。このことについて現場から声が上がっています。いかがですか。
○福島みずほ君 百八十日で打ち切られる。それ以外はもちろん、例外の規定、例外の通知、症例があることは承知しています。でも、現場では皆さん、百八十日で打切りです、あなたのリハビリ打切りです、あとは自己負担でやってください、そう言われているんですよ。
○福島みずほ君 四十四万の署名が出ています。  多田さんに私もお会いしました。メールをもらいました。リハビリを打ち切られたら機能が落ちて寝たきりになる人がいます。リハビリ上限の設定は明らかに再チャレンジに逆行した施策です。総理、どうですか。
○福島みずほ君 介護保険の適用がない人もたくさんいます。若ければ受けられない。この制度そのもの、百八十日で個別の状況を見ずに打切りというこの診療報酬そのものに欠陥があります。  障害者自立支援法でも、現場では、障害のある人、これはもう死ねということかと声が上がっています。リハビ...全文を見る
10月26日第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、森林産業における労働と雇用の確保についてお聞きをいたします。  国土保全、災害防止、地球温暖化防止など重要な機能と価値を有する森林産業を民有林、国有林の区別なく一元的に管理運営する必要があります。百年単位の長期的な視野に立った...全文を見る
○福島みずほ君 雇用の確保や就業の拡大について是非ともよろしくお願いします。  森林産業の現場における労働災害は他の産業と比較しても突出をしています。安全面へのコストを削減するなど問題が生じていることも労働力の流出に拍車を掛けていると言われています。この労働安全の確保についてど...全文を見る
○福島みずほ君 林野庁とも共同しながら是非よろしくお願いします。  次に、均等待遇を確保する法律の整備についてお聞きをいたします。  先日、予算委員会で質問をしました。心強いことに、柳澤大臣が微力ですけれども全力を挙げてやらせていただきますと答弁をいただき、全力を挙げてという...全文を見る
○福島みずほ君 諸外国は、均等待遇の立法をヨーロッパなど作っております。丸子警報器事件、正社員とパートタイマーが同じ仕事をしている場合に、時間給に直して八割以下であれば公序良俗違反であると裁判所は判決を出していますし、高裁はもっと良い条件で和解が成立をしています。厚生労働省はずっ...全文を見る
○福島みずほ君 今、パートタイム労働法がありますけれども、それで結局役に立たなかったわけですね、正直言って。全然格差は縮まらなかった。だからこそこういう質問をしているわけですし、柳澤さんが厚生労働大臣になられて、微力だが全力を尽くすとおっしゃったわけですから、来年出てくる法案が生...全文を見る
○福島みずほ君 いや、誤解されていますよ。正社員になればいいというのではなく、八時間働いてもらう賃金、七時間働いてもらう賃金、例えば女性や男性で、子育て中はちょっと七時間労働でやりたい、だから給料がその分安くなるのは構わないけれども、パートで働くけれども労働時間単位の給料が正社員...全文を見る
○福島みずほ君 今は、スーパーの店長さん、パート、パートだけれども店長と、もうこういうのをほとんど、もう本当に増えています。責任があるけれどもパートで労働条件が悪い。これを一体どうするのかということが今課題なわけですから、せっかく柳澤さんが厚生労働大臣になられ、全力を尽くすと予算...全文を見る
○福島みずほ君 きちっとした法案、ヨーロッパやILOに出しても恥ずかしくない法案が出てくることを大いに期待し、私どもも提案をしていきたいと思っております。柳澤大臣、首を懸けて是非よろしくお願いいたします。  では次に、出産の問題について質問いたします。  今日も質問が相次ぎま...全文を見る
○福島みずほ君 周産期医療の提供だけで完結するのではなく、これは脳外科がなければ対応できなかった事案ですから、ネットワーク総体の医療水準のレベルアップが不可欠だと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 厚生省が八月三十一日に出した新医師確保総合対策において、小児科、産科を始めとした急性期の医療をチームで担う拠点病院づくりを掲げています。  今回の奈良の事件のような痛ましいケースに関してどのような効果があるのでしょうか。
○福島みずほ君 医療救急体制の補助金に関して平成十八年度予算案では八十四億円が計上されています。どうしてこう予算は付けられているのにうまく機能してないんでしょうか。
○福島みずほ君 厚生労働省は出産場所の集約化を推し進めようとしています。これを推し進める科学的根拠は何でしょうか。  実際、各地から、四時間掛かって病院に行かなくちゃいけない、あるいは本当に車の中で子供を産んでしまったとか、たくさんそういう声を聞きます。むしろ近くでというか、例...全文を見る
○福島みずほ君 今二つおっしゃいました。安全面と、それから出産が減っているから集約化とおっしゃいました。でも、逆でしょう。  一つは、お産が、出産が減っているから集約化になったら、近くにお産する場所がないと。各地で聞くのは、病院に行くのに物すごく時間が掛かって、本当にその間に生...全文を見る
○福島みずほ君 集約化の方向を見直してほしいというのが質問の中身です。  普通、健診やっていて、だけど健診やっている病院で出産をできない。アメリカの例でそんな移動するという、距離がありましたが、今から生まれるというときに車で移動するのはすごく不安だし危険だし、車の中で産んじゃう...全文を見る
○福島みずほ君 分かりました。  集約化は逆行しており、見直してほしいということを強く申し上げ、私の質問を終わります。
11月02日第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  難病についての対策についてまずお聞きをいたします。難病の患者さんの皆さんの医療費補助制度として、特定疾患治療研究事業がありますけれども、このことが極めて問題ではないかということをまず今日冒頭質問いたします。  潰瘍性大腸炎、パーキン...全文を見る
○福島みずほ君 五日から、都内四か所でパーキンソン病友の会の人たちが署名集めをするということも計画をされています。実際パーキンソン病にかかっている人たちは、やはり就労が非常に困難である、あるいはやはり治療が大変である、動いたりするのも大変で、家族の負担も大変強いと、いろんな話を、...全文を見る
○福島みずほ君 非常に奇妙で、難病の人たちに対して治療をきっちりやっていくのか、それとも研究対象として見ているのか、制度設計が非常に妙ちきりんな制度になっていると思います。  希少性が要件の一つになっていますから、五万人を超えて、パーキンソン病の人が今七万人を超えると。つまり、...全文を見る
○福島みずほ君 非常に変なので、是非枠組みを変えてほしいということをこの委員会で主張したいと思います。難病の研究促進と患者さんの治療費の軽減をそもそも一つの制度で対応することに問題があるのではないですか。
○福島みずほ君 研究する必要があることと、それに対して公的支援をする必要があること、それは十分分かります。しかし、それと患者の治療の援助というのが込みになっているために、つまり、患者が増えて希少性の要件がなくなるとこの難病の研究事業から外れて患者さんの治療の負担が増えるということ...全文を見る
○福島みずほ君 今、検討している段階だという話がありました。    〔理事阿部正俊君退席、委員長着席〕  例えば、自分がパーキンソン病にかかっている、あるいは家族がパーキンソン病にかかっている。難病として治療の補助を受けていた。だけれども、患者さんが増えて五万人じゃなく七万人...全文を見る
○福島みずほ君 この難病、パーキンソン病に関しての治療費について、新聞では四十億、五十億とかいうのが出ておりましたが、一体幾らこれで厚生労働省の負担が増えると計算をされているんでしょうか。
○福島みずほ君 そうしますと、それ掛ける人数、七万人の分の十二か月分になると思いますが、それほど巨額ではないんですよね。  難病の人たちが現に困って生活ができない。これも新聞報道ですが、パーキンソン病の家族を、難病の弟を殴り死なすなんていう記事も拝見いたしましたが、それほど多額...全文を見る
○福島みずほ君 新たな難病の人たちに対する対応も重要ですが、人数が増えたからという一点をもって、難病で今までやってきたのに、今度治療費を負担せよとなることの現実的な負担というのもこれも大変大きいです。  厚生労働省が、今だれだって難病にかかる可能性があるわけですから、難病認定さ...全文を見る
○福島みずほ君 長期のリハビリは効果がないというのは、どういうデータが出ていますか。
○福島みずほ君 八割の人が百八十日以内である程度リハビリができているということも聞いたことがありますが、それも一つの理由でしょうか。
○福島みずほ君 そうではなくて、二割の人たちがもう現場で切り捨てられているという実態が起きています。これは今までもほかの方の質問で出ていますが、八割の人がある程度効果が出たら、あとの二割はいいのかというふうに思います。  実際、鶴見和子さん、もう亡くなられましたが、彼女は三月の...全文を見る
○福島みずほ君 いや、現場で非常に混乱が生じていて、実際私もこの通知をいただいていますが、規定する疾患とそれ以外というものがよく実際分からないんですね。例えば、「神経疾患等が含まれる。」という場合の「等」というのに一体何が入るのか。言語障害などの発達障害は入るんだけれども、構音障...全文を見る
○福島みずほ君 いや、非常にやっぱり分かりづらいし、実際は打ち切られています。  例えば、これも疾患別リハビリテーション料の算定日数上限規定の対象から除外される疾患として、失語症とかなんとかってこう幾つか、七つのものが列記をされています。でも、これを医者が見れば、これ以外は百八...全文を見る
○福島みずほ君 今、これは別紙として厚生労働省からもらった一連の資料ですが、これがきちっと現場で運用をされていないということもあると思いますが、そもそも制度設計に無理なわけです。自分が除外規定に当たり、かつ、あるいは除外規定に当たらなくても、何とかリハビリを認めさせてくれというの...全文を見る
○福島みずほ君 もう調査をしているんであれば、なぜ二月にというか、これはいつごろ調査結果が出ますか。
○福島みずほ君 そうしたら、その調査結果というのは、リハビリを百八十日で打ち切ったことの調査結果ですか。どの調査結果ですか。
○福島みずほ君 私たちはその調査を待って二月にということをずっとこの委員会でも聞かされていたんですが、その調査は一体いつ行われたんですか。
○福島みずほ君 調査の中身については分かりましたが、是非、厚生労働省には、ペーパーだけの調査ではなくて、もっと現場で何で四十四万人の署名が集まったのかということを是非考えていただきたいというふうに思っています。でないと、全然実態が出てきません。障害者自立支援法に関しても、介護保険...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
11月07日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ODAに絡んで、フィリピンの政治的殺害についてお聞きをします。  アロヨ大統領が就任した二〇〇一年以降の事件数は警察発表では百十四件、実際には二百四十件以上あります。とりわけ、二〇〇六年五月に殺害されたサンロケ・ダム反対運動リーダー...全文を見る
○福島みずほ君 問題は、アロヨ大統領の演説以降も政治的殺人が続いていることです。しかも、問題なのは、日本のODAが、日本のODA資金がこのダム建設に利用されていて、反対運動をやっている人たちが皆殺されていっているということです。これは日本政府も共犯関係になり得る、まあ故意ではあり...全文を見る
○福島みずほ君 厚木基地の爆音問題についてお聞きをします。  東京高裁で本年出た判決が七月二十六日に確定をしました。違法状態にある爆音を放置してきた政府の責任を明確に認めたものです。  政府は、この判決の結果をアメリカに伝えましたか。
○福島みずほ君 全く理解ができません。日本政府が爆音を放置してきたことは違法だと国家賠償請求認められたんですよ。  米軍の協力が必要です。アメリカ政府の協力が必要です。アメリカは司法を重要視している国です。なぜこの判決の結果をアメリカ政府に、アメリカ軍に伝えないんですか。
○福島みずほ君 日本政府は、裁判所から完膚なきまでに放置してきたと批判されているわけです。報道ではなくて、日本政府として伝えるべきだと考えます。今日伝えられるということで、この爆音の減少をするために政府の努力を期待します。  次に、普天間基地問題についてお聞きをします。  お...全文を見る
○福島みずほ君 米国海兵隊司令官のマイケル・ハギー大将はアメリカの下院軍事委員会で、海兵隊の老朽化した所属ヘリが設計上の使用率の二倍から三倍のペースで使用されていると陳述をしています。つまり、古い飛行機が、本当に古い米軍ヘリが使われている。  私は二年前、沖縄国際大学に米軍ヘリ...全文を見る
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 はい、じゃどうぞ。
○福島みずほ君 ちょっと、てきぱき答えてください。
○福島みずほ君 質問聞いて答えてください。  私の質問は、古いヘリコプターが飛ばしているということをアメリカの下院で陳述があることです。古い、米軍ヘリの二倍、三倍を飛ばしている。これを飛ばしていたら必ず二〇一四年までに事故が起きると私は予言します。どうですか。
○福島みずほ君 質問が分かっていらっしゃらないようですが、この区域が問題だということが一点。それから、現在飛んでいる米軍ヘリがアメリカの下院の委員会の中でも古いと、二倍、三倍使っているものであるということが、二倍、三倍のペースで使用されていると陳述があることです。だから、危ないん...全文を見る
○福島みずほ君 非核三原則を堅持するのであれば、議論するという、あるいは議論を封殺する必要はないと外務大臣が述べる必要は一切ありません。核武装、核保有のオプションがないんであれば、そんなことを外務大臣が言う必要はないんです。全く理解ができません。ずるくてですね、核武装の保有の余地...全文を見る
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 言論の封殺をしないというふうな議論をおっしゃると。要するに、オプションとして核保有、核武装の余地を認めているんですよ。外務大臣の発言として極めて不適切です。外務省がやってきた、あるいは戦後でやってきた六十年間の核廃絶の努力を外務大臣のこの発言で全部ぶっ飛びましたよ...全文を見る
11月27日第165回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ODAに関して、まずフィリピンのODAについて質問をいたします。  これは、近藤議員が以前質問し、かつ私も外交防衛委員会で十一月七日に質問したことと同じです。アロヨ政権発足後の暗殺事件数は、フィリピン国家警察の発表では百十四件、アム...全文を見る
○福島みずほ君 浅野副大臣が大使に話をしてくだすったということなんですが、済みません、いつだったのかということと、フィリピン大使の反応はどうだったかについて教えてください。
○福島みずほ君 そのときのフィリピン側の反応はどうでしたでしょうか。
○福島みずほ君 日本がODAを出しているところの現場で殺人事件が相次いでいるということを、ODAドナー国としてやはりこれは重く考えるべきであると思います。  十一月十日に言ってくだすったということですが、なぜこの質問するかというと、やはり殺害が続いているからです。今度、あさって...全文を見る
○福島みずほ君 きちっと指摘をさせていただきたいという言葉を非常に重くこちらも受け止めたいと思っています。というのは、このように殺人事件が起きるということが続くのであれば、日本はこの事業にODAを供与することを考えさせていただくということぐらいまで踏み込んで言っていただくことはで...全文を見る
○福島みずほ君 残念ながら気持ちが見えないので、是非そこをちょっと、もっと踏み込んで言っていただきたい。つまり、これはやっぱり日本の、ODAを供与しているドナー国がやっている事業で殺害事件が止まらない。今までも日本政府は言っていただいたのかもしれないけれども、なぜあえて質問するか...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。あさっての交渉の中で、少なくとも殺害事件というひどいことが止まるようにということを期待し、注視させていただきます。  次に、ミャンマーのODAについてお聞きをします。  日本は人道支援はやっておりますが、中身を教えてください。
○福島みずほ君 人道支援は仕方がないというふうにも思いますが、他国は人道支援も含めてやめている面もあります。  ところで、ミャンマーの状況は、御存じ、国連局長が監禁中のアウン・サン・スー・チーさんと面会をする、それから国連決議でアメリカ、そして日本も、民主化問題に関して国連安保...全文を見る
○福島みずほ君 日本はミャンマーに対してはODAを供与している、人道支援という形はやむなしという形で。ですから、なかなか難しいかもしれませんが、これは世界が努力をしているところでもあるので、是非外務省の知恵を発揮してくださるよう、私たちもできるところはやりたいと思いますので、よろ...全文を見る
○福島みずほ君 以上です。時間ですので、終わります。  よろしくお願いします。
11月28日第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  感染症法に入る前に二点お聞きをいたします。  まず初めに、リハビリの打切りの問題です。  この点は何度か質問してきました。十一月二日、私の質問に対して水田政府参考人は、リハビリの打切りの、百八十日などの打切りの制度を導入した理由に...全文を見る
○福島みずほ君 はっきり言いますが、研究会の中の議事録を全部点検いたしました。急性期こそ集中的なリハビリ訓練が必要という指摘は石神委員という方がされています。それはそうだろうと。急性期こそ集中的なリハビリ訓練が必要だという指摘はそのとおりだと思います。  しかし、水田参考人、あ...全文を見る
○福島みずほ君 いい加減にしてください。  水田参考人ははっきりと、私の、答弁に対して繰り返し、しかも、これは十一月二日、この厚生労働委員会の答弁です。「今回のリハビリの見直しにおきまして算定日数上限を設けましたのは、これは高齢者リハビリテーション研究会専門家会合におきまして、...全文を見る
○福島みずほ君 自民党も、自民議員がリハビリ制限検証連盟を発足させたというふうな記事が出ております。  問題じゃないですか。その研究会の中でだれも長期にわたって効果が明らかでないリハビリが行われているなんということを言った人いないんですよ。みんなこのリハビリの打切りで、みんなと...全文を見る
○福島みずほ君 私は、リハビリがあって、そのリハビリに基本的に原則として制限日数を付けるということはやっぱり物すごい変更だと思います。この極めて重要なことがその専門家会合においてだれも、だれもというか、長期にわたって効果が明らかでないリハビリがあるからということを言っていないわけ...全文を見る
○福島みずほ君 繰り返しますが、急性期にこそ集中的なリハビリ訓練が必要である、早期のリハビリが重要である、これはだれも納得することです。しかし、その問題と、百日あるいは百八十日という期間制限を原則として設けるということは別のこと、段差があることじゃないですか。  私がなぜこう言...全文を見る
○福島みずほ君 委員会は議事録が公開されていますし、だれがどういう発言したか全部分かります。私が言っているのは、その中で長期にわたって効果が明らかでないリハビリが行われているなんていう指摘はされていないんですよ。どこにも存在しない。この会議の中で一回も出てきていないし、証拠も出て...全文を見る
○福島みずほ君 データはないんですよ。長期にわたって効果が明らかでないリハビリが行われている。  じゃ、このデータ、出してくださいよ。
○福島みずほ君 いや、不思議ですよ。会合で一切そういう議論も、記載も、一切そういう討論も、そういう発言もないんですよ。全くないんですよ、そういう発言が。そして、じゃそういうことを出せと言ったって出てこないんですよ。  何でこういうことが盛られているのか。
○福島みずほ君 どうしてこのことをずっと聞いているかといいますと、このリハビリの打切りについてはいろんな人から声が上がっていると、先ほども言いましたが、自民党の中でもこの見直しの議連が発足しているわけです。  なぜこういうことが導入されたかという、十分その実態の検証と影響の把握...全文を見る
○福島みずほ君 全く納得がいきません。初めに結論がありきか、どこかでとても無理をしたと、厚労省がどこかで見切り発車をしたんじゃないですか。全然そういう議論、長期にわたって効果が明らかでないリハビリが行われているなんていうことがないのに、私は、やはりこういう御指摘があったということ...全文を見る
○福島みずほ君 納得しません。  百八十日、百日ということを導入することが、長期にわたって効果が明らかでないリハビリが行われているということが出発点だと言っているわけです。その出発点に関して、納得いくデータも、こういうことがありますとかいうことは一切ないんですよ。ですから、理由...全文を見る
○福島みずほ君 母子家庭の就労支援について、実施率はどうなっているでしょうか。  それから、今の格差拡大と言われる社会で一番影響を受けているのは実は母子家庭などではないかというふうに思っておりますが、どうですか。
○福島みずほ君 そもそも四割支給、二十万円限度の自立教育訓練給付金制度や最後の三分の一期間に十万三千円給付する高等技能訓練促進費で母子の就労状況が良くなると言えるのかと、現場ではやっぱりすごく使いづらいという声を聞きます。  各県の母子就業・自立支援センターで紹介する仕事はパー...全文を見る
○福島みずほ君 もちろん、頑張ってくださいというか、頑張っていただいているとは思うのですが、問題は、全体の中での格差拡大の中で、パートや非常勤職が多いので、実質は母子家庭の平均年収などが極端にやっぱり低いという問題です。ですから、みんな頑張って働いているんですよ。しかし、やはりパ...全文を見る
○福島みずほ君 削減は決まっているのですが、よく言われるように、児童扶養手当が母子家庭の命綱ということが言われております。母子家庭の年収が全く上がっていない、非正規雇用が拡大をしている、女性の貧困の問題、母子家庭のいわゆる貧困の問題などを踏まえて、これについては是非見直し、あるい...全文を見る
○福島みずほ君 結核の診療報酬が極めて低い中で、結核病床の稼働率が低いことが病院運営にとっては非常に厳しい現状にあります。しかし、結核病棟を都道府県ごとに確保しておく中で、負担は病棟を持つ病院の負担となっております。こうした問題をどのように改善できるのか。  また、複数疾患を持...全文を見る
○福島みずほ君 今回の法改正の趣旨ですが、衆議院の委員会の中で、アメリカとかイギリスはバイオテロ、ドイツやEUの一般的な考え方はバイオセーフティーという考え方で両方入っているというふうに政府参考人は答えています。しかし、私がこの法案を見るところ、バイオテロに対する考え方はあるとし...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、衆議院の川本参考人は、バイオセーフティーの観点が弱いんではないかと言っておりますし、例えば、東京都新宿区の国立感染症研究所、この実験をめぐり、周辺の住民たちが実験差止めを求めた裁判の高裁判決で、この判決文の中で、適正、円滑に安全管理業務を遂行するためには、...全文を見る
○福島みずほ君 私が指摘をしているのは、バイオテロの考え方とバイオセーフティーの考え方がある。おっしゃったとおり、国連の決議がある。だとしたら、バイオセーフティーの考え方をこの法案の中にきちっと反映すべきであるという指摘です。それがないということです。  次に質問をいたします。...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
11月30日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今、いじめや学力低下の問題など、本当にたくさん問題があります。それと教育基本法の改正とどう関係があるのか、本委員会においても、この問題では井上委員が質問をされて、直ちに解決にはつながらないというそういう結論、答弁もあります。  私の...全文を見る
○福島みずほ君 だからこそ問題だと思っております。教育基本法をなぜ変えるのか、何が問題があるのか、今の答弁でも極めて抽象的ではっきりしていません。  教育基本法は、一条ではっきりと「平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、」というふうになっています。つまり、個人の...全文を見る
○福島みずほ君 議事録を読んでも今の答弁を聞いてもやっぱりよく分からないですね。バターやコレステロールということはこれには載っておりませんし、なぜ教育基本法を変えなければならないのか。私は、もし文科省がこの教育基本法一条にのっとった教育を確かに実践としてやってきていれば今のような...全文を見る
○福島みずほ君 いや、それが問題で、この教育基本法改定、この特別委員会は教育という根本の法に関して本当に戦後初めてここで改定法案を議論しているわけです。言うまでもなく、教育は百年の計であると。ここで議論をする、参議院で議論をしている最中に教育再生会議でかなりのいろんな論点を議論し...全文を見る
○福島みずほ君 日本弁護士連合会の意見書あるいはポイントなんですが、私も同じ見解で、「教育基本法は、憲法に密接に関連する教育法体系の根本理念を定める法律です。」、「教育基本法の名宛人は、憲法と同様、国家です。」、「憲法と同様、教育基本法の改正には、特に慎重でなければなりません。」...全文を見る
○福島みずほ君 愛国心とはなっておりませんが、「愛するとともに、」というふうになっている、これはまあ愛国心と言っていいと思います。  また、男女のところは、男女共学を認めなければならないというのは、これは国家に対して男女の共学は認めなければならない。この男女共学の規定を削除して...全文を見る
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 今、教育の議論をしているわけであって、一々裁判を起こせというのは変ですよ。  で、私の質問の意図は、伝統というのが不明確だということなんです。で、夫婦同姓というものがこれは伝統だとおっしゃいました。しかし、夫婦同姓の伝統はここ百年ぐらいであって、日本は伝統的には...全文を見る
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 統合教育を妨げないということで今答弁がありましたので、そうならないようにと思います。  ところで、この十条の問題で、教育行政、これはずっと議論になっておりますが、「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである。」。こ...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  この条文の変更が、実はやはり今日私が一番申し上げたい名あて人の変更ということに結び付いています。  総理は、総理大臣になった初めの記者会見で、規範意識の低下が教育基本法を変える理由だと言いました。しかし、規範意識の低下と教育基本法の変える必要について...全文を見る
○福島みずほ君 あのタウンミーティングの問題は、国民を利用するかだますかという対象でしか見ていない、客体としか見ていないんですよ。国民が主権者でこの社会の形成者であるという今の教育基本法を文科省は学ばなかったのかというふうに本当に思います。  その名あて人を変えるこの教育基本法...全文を見る
11月30日第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、C型肝炎の問題についてお聞きをいたします。  八五年生まれの大学生から手紙が来ました。聞いてください。  私は生まれて間もないころ、赤ちゃんのときに旧ミドリ十字の血液製剤クリスマシンを投与され、C型肝炎に感染させられま...全文を見る
○福島みずほ君 柳澤大臣が他の省庁の大臣だったらそれでいいかもしれません。金融大臣、それなどだったらそれはいいかもしれません。公平公正はとても重要な政治の要素です。しかし、厚生労働省というのであれば、やっぱりそこは涙を、やっぱり患者さんやいろんな人の涙を流さないで済むようにどうこ...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど在外被爆者と言ったのは在外のハンセン病の人たちなので、ちょっと訂正します。済みません。  判決が出ているわけですよね。これはもう既に判決が出て、控訴中ではありますが、裁判所はこれは国に責任があると、これは明言をしています。私は、大阪地裁と福岡地裁で国の過失...全文を見る
○福島みずほ君 最高裁で判決が出た後、どういうふうに取り組もうと思っていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 先ほど申し上げました六月二十一日、大阪地裁、八月三十日、福岡地裁、出ています。東京は八月、仙台は十月、名古屋地裁は来年一月に結審予定というふうになっております。  大臣、もうこれは取り組むべきときですよ。判決が一審出て、最高裁まで行って闘えというのではなく、これ...全文を見る
○福島みずほ君 では、治療費の公費助成はどのような状況か教えてください。
○福島みずほ君 インターフェロンは医療費ベースで一人当たり総額二百八十万円、公費助成は通常は二割負担なので実質負担は約六十万円。で、ある程度収入があると百万とか百二十万掛かる、それでよろしいですね。
○福島みずほ君 自己負担が八十万、ちょっと収入が多いと百万、百二十万というのはやはりこれは多いですよ。今、年収がどんどん下がっている人も多くて、自分の過失でも全くない、自分が赤ん坊のときにたまたま薬が使われて、自分の例えばあずかり知らないところで、あるいは輸血でかかってしまった。...全文を見る
○福島みずほ君 在外被爆者の問題でも法律では穴の部分だったわけですね。それをどう救済するか。あるいは、ハンセン病の問題だってどうするか。全部、この厚生労働委員会は、制度的に欠陥で問題がある部分をどう私たちは工夫して救済するかということを現にやってきたわけです。駄目だから駄目だって...全文を見る
○福島みずほ君 最後に努力をされるというふうにおっしゃいましたので、是非涙の分かる厚労相でいてくださるよう心からお願い申し上げます。じゃ、会いに行きますので、よろしくお願いします。  では、次に、感染症法改正、結核予防法の廃止についてお聞きをいたします。  医療費の公費負担に...全文を見る
○福島みずほ君 結核の発生率については他の委員も先日質問されましたが、最も多い大阪市と最も少ない長野県では五・五倍の開きがあります。特に都市部においては、外国人労働者あるいはホームレスの人たちが結核になるケースが今後増大すると予想されます。都道府県ごとに地域における医療関係者の育...全文を見る
○福島みずほ君 結核予防法が廃止されることになりますと、結核を冠とする法律がなくなってしまう。ですから、まだ病気があり、まだ日本は結核患者の方がいて、死亡例もあるにもかかわらず、どうもそこがやっぱり薄まってしまうのではないかというのが率直な当事者の皆さんの心配です。後退をするので...全文を見る
○福島みずほ君 補助金の拡充など、是非よろしくお願いしますが、いかがですか。
○福島みずほ君 それはよろしくお願いいたします。  法案第二条、基本理念にある人権の尊重には、患者だけでなく施設周辺の住民に対する人権尊重が含まれますか。
○福島みずほ君 社民党はその点が問題であると考えます。  前回もバイオセーフティーとバイオテロの関係で、じゃ、実はバイオセーフティーの方の理念がこの法案に盛り込まれていない、住民ということに対する視点がないのではないかという趣旨の質問をしました。二条のところの人権の尊重に施設周...全文を見る
○福島みずほ君 生物テロ対策の名の下に情報が国に一元管理されていれば、都道府県、市町村、住民への情報提供が迅速に行われず、情報が明らかにされなければ、テロのみならず事故の場合の対処が取れないのではないでしょうか。
○福島みずほ君 二十八日にも質問しましたけれども、私が理解できないのは、警察庁や海上保安庁などによる施設の立入り等は犯罪捜査のためには行わないというふうに条文上なっていることです。しかし、警察が立入検査をするということは、犯罪捜査のためとしか考えられません。条文の作り方に無理があ...全文を見る
○福島みずほ君 質問に端的に答えてください。  警察庁が立入検査をするのが犯罪捜査のためでない場合というのはどういう場合を想定していますか。
○福島みずほ君 それは厚労省がやればいいんじゃないですか。
○福島みずほ君 これは公安委員会がそのような場合に入るということを念頭に置いているのですか。具体例を言ってください。それ以外は含まれないんでしょうか。(発言する者あり)してます。
○福島みずほ君 公安委員会以外に権限を持っているところはあるわけですよね。各都道府県の厚生労働のところ、部分は持っていると思いますが。  なぜこういうことを言うかというと、どうもやはりこの法案そのものが立入りやいろんなことはあって、サイバーテロに関することはあるにしても、サイバ...全文を見る
○福島みずほ君 それは条文に書いてありますので、それは理解できます。  厚生労働大臣がやることと警察庁がやることというのは何か区別があるんでしょうか。
○福島みずほ君 私が条文見て疑問を持ったのは、厚生労働大臣と警察がやると。今の答弁でも、先ほども一緒にやるとおっしゃったので、その仕分が、できれば厚生労働省が責任を持ってこのセーフティーのことに関してやっていただきたいと。このバイオセーフティーについては厚労省が責任を持ってやり、...全文を見る
○福島みずほ君 新しい法律ですので、それはしっかりお願いします。  残りの時間、駆け足ですが、十一月二十八日の答弁で、二〇〇八年に始まる児童扶養手当の一部支給停止措置の施行と母子家庭の母の就業の支援に関する特別措置法により、二年前倒しをして全国母子世帯等調査の実施を十一月一日よ...全文を見る
○福島みずほ君 その附帯決議で、母子福祉団体など幅広く関係者の意見を聞くことということが衆参両院で附帯決議となっております。この関係者の意見を公的に聞くという準備はあるのでしょうか。
○福島みずほ君 議事録は残すということでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 また、有識者や学識経験者、母子福祉団体などで構成する検討会などをつくって十分検討していただいて、やっぱり実態調査を踏まえて削減率をどうするのか、これでいいのかということを検討していただきたいと思いますが、いかがですか。
○福島みずほ君 慎重に……
○福島みずほ君 慎重にというのがよく、是非、前倒しで実態調査をするわけですし、かつて国会で削減するということは決めたけれども本当にいいのかという問題なので、やはりこれはきちっと検討してやっていただきたい、検討会を開くなどしてやっていただきたい。最後にどうですか。
○福島みずほ君 前向きにお願いします。
○福島みずほ君 以上です。
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、内閣提出の感染症法改正案に対し、反対の討論を行います。  当法案は、感染症の病原体等の管理体制の確立、また感染症の分類の見直しを行い、また結核予防法を廃止して感染症法に統合するものであり、併せて生物テロによる感染症の発生や蔓延...全文を見る
12月05日第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、冒頭、リハビリについてお聞きをいたします。  日数制限の問題につき、専門家の意見を基に制度設計したことになっておりますが、リハビリ学会は、十一月二十一日、算定日数の制限は問題症例を生み出すおそれがあり、見直しが必要である旨声明...全文を見る
○福島みずほ君 リハビリテーション医学会から、この報酬改定を行う前の段階において意見書などは出されたんでしょうか。
○福島みずほ君 報酬改定をする前に要望書が出されたかという質問です。
○福島みずほ君 十一月二十一日の平成十八年診療報酬改定におけるリハビリテーション料に関する意見書について、社団法人日本リハビリテーション医学会となっておりますが、意見項目が四つあり、その一つにはっきり、「算定日数の制限は、問題症例を生み出す恐れがあり、見直しが必要です。」とはっき...全文を見る
○福島みずほ君 ひどいというのは、問題症例を生み出すおそれがあり見直しが必要だと言っているわけじゃないですか。つまり、診療報酬の、平成十八年、問題があるからこそ見直しが必要だというのが出ていると、リハビリテーション医学会で。人間は生きているわけですから、この見直しは早急に行うべき...全文を見る
○福島みずほ君 報酬改定は二年ごとに見直します。私は、二年後では遅くて、今年十一月二十一日にリハビリテーション医学会がはっきりと、問題症例を生み出すおそれがあり見直しが必要であると、四つの中の意見項目の中に入れて言っていることはとても重要だと思います。これはもう直ちに見直すべきだ...全文を見る
○福島みずほ君 なるべく具体的に。
○福島みずほ君 リハビリの期日、日数制限をするということについては、議事録にはありません。それから、一月二十九日に最終決定を、このまとめをやっておられますが、そこで読み上げていらっしゃいますが、問題の部分は読み上げられず、割愛され提案をされています。書面を見れば分かるかもしれませ...全文を見る
○福島みずほ君 水田さん、この間、十一月二十八日の厚生労働委員会で、あなたははっきり、報告書の取りまとめ時におきまして委員の意見調整をする段階で記述が加えられ、特に各委員から異論が出されることなく合意に至ったと、このように認識しておりますと答弁しているんですよ。で、私は聞きました...全文を見る
○福島みずほ君 今まで厚労省は、明確にこの百八十日の打切りについて、特に議事録で意見が出たわけではないというふうにずっと言ってきました。そして、先ほどの議事録も、はっきり百八十日の打切りや日数制限をすべきであるということにはなっておりません。で、前回、委員の意見調整をする段階で記...全文を見る
○福島みずほ君 大臣が具体的な対応策を考えていかなければならないというふうに答弁をされました。  ところで、大臣、この判決文を読まれましたでしょうか。
○福島みずほ君 先ほど厳しい判決が出されたとおっしゃいましたが、そのポイントをごらんになって、判決、これは極めて重いと思いますが、大臣自身の感想を教えてください。
○福島みずほ君 再度お聞きをします。  という判決が出されたわけですが、大臣はそれをごらんになってどう思われますか。
○福島みずほ君 厳しい判決を受け止められて、どう思われましたか。
○福島みずほ君 具体的な施策を考えなければならないと。  私は、判決が、今大臣が引用してくださいましたけれども、例えば残留孤児にも十分な支援を行う法的義務を負っていたが、それを怠ったという判決を受けて、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立支援に関する法律を改正し...全文を見る
○福島みずほ君 きめ細やかな対応については、例えばどういうことを考えていらっしゃいますでしょうか。
○福島みずほ君 今、二世、三世の人についての支援策を考えようという答弁がありました。二世、三世についても日本語教育、就学支援や就労支援、国籍の取得や在留資格などについて支援すべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 判決が出て、しかも私が質問しているのは、厚生労働省が今まで何にもしてこなかったというわけではないことも知っているのですが、にもかかわらず裁判の提訴があり、かつ裁判所が厳しい判決を出しているということです。というのは、十分ではない、問題があるからこそ裁判の提訴があり...全文を見る
○福島みずほ君 是非、これはもう今解決すべき問題であると。判決も、安倍総理も言っているとおり、高齢者にもう皆さんなっていらっしゃるので、これはもう待ったなしで解決をすべきだと思います。  私は、この点についてはまず控訴をすべきではない、それと是非大臣、原告あるいは弁護団と会って...全文を見る
○福島みずほ君 今までとったもので何が不十分だったか、どうすべきか、どういうきめ細かな対応が必要かというときに、まあお願いで、やっぱり当事者が最もよく事情を知っているわけで、是非当事者あるいは弁護団と意見交換をするなりして、是非将来へ向けての救済や解決をしてくださるようお願いをい...全文を見る
○福島みずほ君 私は、すぐこういう予算案が出なくちゃいけないぐらいやっぱり制度の設計に無理があった、あるいは問題があったというふうに考えています。しかも、これは激変緩和措置にしかすぎないので、根本的な解決にはなりません。  障害者の自立とは何かという、そもそもをお聞きいたします...全文を見る
○福島みずほ君 だから、だからというかですね、この障害者自立支援法は応益負担になっているわけですね、基本的に。ですから、その制度設計が無理だということを改めて今日申し上げたいというふうに思っています。これは激変緩和措置などで対応できるものではなくて、そもそも払えない人に払えという...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
12月07日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第9号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にどうもありがとうございました。  それぞれ四人の皆さんの教育に懸ける情熱と、子供たちのために一体今の時点で何ができるのかという実践と哲学とについて、大変感激をいたしました。私たちもそのことを国会の場...全文を見る
○福島みずほ君 参考人の皆さんの御本を読みましたが、古山参考人の「変えよう 日本の学校システム 教育に競争はいらない」という御本を拝読させていただきました。  教育に競争は要らないというのはどういう意味でしょうか。
○福島みずほ君 藤原参考人にお聞きをいたします。  今日、非常に、実践の話を聞かせていただいて何かとてもわくわく、楽しく、今の中でかなりいろいろできるということもとても分かって、元気付けられました。  教育基本法、現行教育基本法の一条は、自主的精神に満ちた国民の育成ということ...全文を見る
○福島みずほ君 今日は、教育委員会の在り方論ですが、本来の教育委員会、例えば公選制であるとか地域に根差したという形になっていれば本当によかったんですが、そうなっていない。だから、本日、活性化という議論も出ていると思います。  今日御指摘があったとおり、文部科学省の下部機関になっ...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  ところで、教育基本法改定法案の中には、法案の中身で、教育振興基本計画というのが十七条で新設をされています。政府が基本計画を作り、地方公共団体がそれを基にまた基本的な計画を定めるよう努めなければならないというのが法案の中身です。これは、一歩間違えると中央...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど古山参考人から教育基本法についての田中先生の御著書の御紹介がありました。で、教育委員会は戦前の教育の反省を踏まえて戦後できたものだと思いますが、古山参考人、教育勅語、そして戦前の教育、何が問題だったとお考えでしょうか。
○福島みずほ君 今日、藤原参考人に、非常に現場で生き生きとというか、苦労されているのかもしれません、頑張っていらっしゃる実践を聞いて、とても興味深くお聞きをいたしました。  例えば、指導要領が阻害要因になるとか、ちょっと、こういううるさいことを行政言わないでくれよみたいなことを...全文を見る
○福島みずほ君 もうあらゆる現場でもっと自律性を保障される方がいいということの御意見は大変参考になりました。  高倉参考人、先ほど御説明で、もっと教育に予算を付けるべきだとおっしゃいましたが、そのことについて一言お願いします。
○福島みずほ君 あと一分。  古山参考人に一言お聞きをいたします。御本の中で、地教行法の改正によって教育委員会の権限が機能不全になったとありますが、やはりこの点について一言お願いします。
○福島みずほ君 終わります。  ありがとうございました。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  文科省の発表してきた一九九〇年以降いじめ自殺ゼロの調査報告が全く信用できないと指摘し、社民党は見直しを求めてきました。  お手元に資料がありますが、平成十五年、警察庁生活安全局が作った統計と文科省が作った統計は全く違うものになってお...全文を見る
○福島みずほ君 ひどい話です。しかも非常に遅いです。このような指摘はずっと以前から行われていました。  松江のタウンミーティングについてお聞きをします。  島根県に住むこの女性は、このいじめの件数が違うということに気が付いて、警察庁によってコンピューターを全部使ってもらってク...全文を見る
○福島みずほ君 全く不可解です。想定問答集をきちっと作っているんですね。そして、このタウンミーティングが終わった後、御本人のところに公印のない文書が封書で来ました。文科省初等中等教育局児童生徒課で、あなたの要望について、三点彼女は文書で出していたんですが、次のとおりですというふう...全文を見る
○福島みずほ君 では、そういう要望書を出し、警察庁と連絡を取ってちゃんとやると言ったんであれば、なぜこの一年以上放置されてて、直ってなかったんですか。謝罪すべきですよ。
○福島みずほ君 反省するとおっしゃいましたが、では警察庁に聞いて、どういうデータを取って、どの違いがあって、どの部分を文科省が把握していないのか、精査をされましたか。この文書を出した後やったのかという質問です。
○福島みずほ君 文科省です。銭谷さん、お願いします。
○福島みずほ君 全然連絡をしてないんですか。
○福島みずほ君 いや、これはひどいですよ。つまり、国民の声ですよ。やっぱりいじめの件数がおかしい、ちゃんと当たってくれと。遺書があるのに自殺と扱わないことにみんな怒っているわけですよ、ひどいと。自殺ゼロと言っていたんですよ、今まで、いじめによる自殺ゼロ。  この人は、そのことに...全文を見る
○福島みずほ君 本人からもらいました。
○福島みずほ君 先ほど言ったのと同じです。
○福島みずほ君 やってない。
○福島みずほ君 やってない。
○福島みずほ君 委員長、時間がないので。
○福島みずほ君 放置をしていたという問題です。個別のケースについて聞いているのではありません。いじめについて、文科省が把握している実態が違うのではないかと思った。現にそうだったわけですよ。警察と違うのであれば、突き合わせて実態調査に踏み込んでくれと有権者の人が思ったわけです。どう...全文を見る
○福島みずほ君 そんなこと聞いてません。(発言する者あり)
○福島みずほ君 非常に問題なのは、本調査とともに、統計も参考にしつつ、自殺の実態の把握に努めていると言い、指摘を受けているんですよ。そうしたら、それは文科省はきちっと自殺の究明をすべきですよ。それをやらないで放置してきて、これからやりますと言うんじゃ駄目ですよ。自殺の問題に関して...全文を見る
○福島みずほ君 既に公表されている資料で明らかです。事前調査票の集計では、教育基本法を変えるべきでないというものしかありません。ところが、依頼した文科省は、教育基本法を変えるべきだとなっているんですよ。捏造ではないですか。しかも、今日、活発な議論をいただきたく質問を依頼したなんと...全文を見る
○福島みずほ君 そんなこと聞いていません。愛国心があるのかと、じゃ、国を愛する態度、これがあるんでしょうか。
○福島みずほ君 だからこそ入れるべきではありません。  私は民意を……(発言する者あり)いや違う、愛国心と入ってませんが、国や郷土を愛するということが入っているので同じことです。これ、このタウンミーティングで存在していない教育基本法を変えるべきだというのをお金払って想定質問でや...全文を見る
○福島みずほ君 いや、それはひどいですよ。これは教育のことに関するタウンミーティングで、教育基本法を変えるべきでない、生かすべきだというふうに、事前調査では出ていないにもかかわらず、教育基本法を変えるべきだと想定問答でやっているんですよ。これこそ、文科省がありもしない人々の意見を...全文を見る
○福島みずほ君 田中二郎さん、そして当時の文部省の役人が作った本の中に、戦前の教育の問題点が書かれております。教育内容が画一的、形式的に流れたことや、道徳に関して決まった型に当てはめられ、知育の面からも一方的な知識注入教育が行われた。国家を唯一の価値の標準とし、国家を超える普遍的...全文を見る
○福島みずほ君 六月七日、堀尾輝久参考人が衆議院で述べていることに、近代国家は、人間の内面的な領域には国が関与しないというのが近代原則なのですと、極めて重要なことを述べておられます。人の心の中に国家は入ってはいけない、これはとても大事な近代の原則です。だからこそ、国を愛する態度、...全文を見る
12月12日第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も、今後の労働契約法制及び労働時間法制の在り方についてまず御質問をいたします。  日本版エグゼンプションについてまずお聞きをいたします。  今日はこの点について意見が出されました。この点について、年収制限について例えばどのような...全文を見る
○福島みずほ君 具体的に条文として出てくる場合、厚生労働省考えていて、年収要件は法案に書くのか、それとも、抽象的な書きぶりにして政省令で決めるのか、いかがですか。
○福島みずほ君 先ほどからもありますが、日経連は昨年六月に示した提言で、年収四百万円以上、さっき七百万も出ましたが、四百万円以上を適用対象とすることを提言をしております。これはホワイトカラーの八割に及びます。現在、日本版エグゼンプションの先取りをするような裁判が日本でも幾つも起き...全文を見る
○福島みずほ君 現行法の下で、裁量労働制を始めたくさん労働時間制の例外規定が、おっしゃるとおり規定があります。  労働者にとって日本版エグゼンプションと認定されて何かメリットがあるんですか。
○福島みずほ君 夢のようなことをおっしゃっていて、どこの国の話かというふうに思っております。  現在、雇用の現場は悲惨で、雇用の劣化が起きています。有休の取得率は低く、人手が足りない、リストラもありますから。人は自由に有休取ることすらままならない、正当な権利行使もままならない、...全文を見る
○福島みずほ君 就業規則は一方的に作られるものですから、就業規則の変更でそれが不利益取扱いでかつ合理性がないと考えれば、今までの判例であれば労働者は裁判を、御存じ、提訴をできます。それを阻まれるのではないかというふうに思っております。また、解雇の金銭的解決の仕組みなども大変問題が...全文を見る
○福島みずほ君 ということは、独自に厚生労働省の労働者の権利を守るという観点からもこれはまた意見を言っていくということでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 去年十月にも内閣府の方にお聞きしましたが、例えば規制改革・民間開放推進会議も経済財政諮問会議も労働者の代表が入っておりません。これはなぜですか。
○福島みずほ君 労働者あるいは労働者の代表は識見がないんでしょうか。
○福島みずほ君 おかしいですよ。いろんな立場の人が議論するのに賛成の人しか、これこそやらせ、やらせ規制改革とは言いませんが、一方の考え方の人だけ集めて労働者の権利を破壊していって、しかも、労働ビッグバンなんということを提案する、それは経済財政諮問会議の方ですが、規制改革・民間開放...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省はもう少しバランスを考えているというふうに思いますが、厚生労働大臣、一方の考え方、働く人たちが入っていない経済財政諮問会議、民間開放推進会議で労働法制についてばんばん提案されるという、このことについていかがお考えですか。
○福島みずほ君 規制改革・民間開放推進会議が、派遣労働者をめぐる規制の抜本見直しで、企業が派遣労働者に直接雇用を申し込む義務を撤廃するよう提案をしています。このような答申によって雇用並びに労働者の生活が破壊されると考えますが、大臣、いかがですか。
○福島みずほ君 労働者保護の観点から、しっかりよろしくお願いいたします。  偽装請負問題について、九月四日、各都道府県の労働局に指導強化の通達を出していらっしゃいます。偽装請負の件についてどの程度摘発や指導をされたか、教えてください。
○福島みずほ君 偽装請負をしっかりお願いします。  スポット派遣問題が非常に議論をされておりますが、労働者派遣法の規制を元に戻すべきではないか、規制強化を検討すべきではないか。これについてはいかがですか。
○福島みずほ君 スポット派遣などが起きていることから、もっと規制を強化すべきだということを申し上げます。  大工職人が建設現場に派遣されるなど、建設業への労働者の派遣が実際に行われる事実を把握していますか。今後とも指導を強化してください。いかがですか。
○福島みずほ君 大臣が、微力ながら全力を尽くすと言ってくださっているパート法ですが、今現在、労働政策審議会雇用均等分科会で議論中です。十二月二十六日に建議が出される予定ですが、今回の法改正につきまして、今後のパートタイム労働対策について報告案というのがあります。正社員的パートにつ...全文を見る
○福島みずほ君 済みません。時間がないので、結論だけで結構です。
○福島みずほ君 いや、これ正社員的パート、通常の労働者と職務、職業生活を通じた人材活用の仕組み、運用等及び雇用契約期間等の就業の実態が同じであるパートタイム労働者なんですね。これについて差別的取扱いを禁止するということであれば、非常に限られた人しかならない。つまり、ある人の試算で...全文を見る
○福島みずほ君 正社員的パートという概念をつくり、その人たちだけ均等待遇にするということは問題です。また、有期契約の人たちがパートの人は八割いらっしゃるわけですから、その点についてもきちっとしたパート法を作ってくれるよう、というか、国会でも作れるようきちっと意見を言っていきたいと...全文を見る
○福島みずほ君 先ほどの金額で大体よろしいということですか。
○福島みずほ君 なかなか数字を言っていただけないんですが、四十億円ぐらいということで、四十三億円ぐらいだと試算をしております。  タウンミーティングに掛かったお金、二十億円なんですね。二十億円掛けているんです。この潰瘍性大腸炎とパーキンソン病の患者さんたちは、例えばパーキンソン...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので終わります。
12月13日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第11号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今、教育改革フォーラムで問題があるという指摘がありました。東京で見ていた人はちゃんと議論をしていると思うわけですね。でも、実はそうではなかった。自分は演劇、作られたものに、見ているだけなのにもかかわらず、その本性を現さない。こんなイン...全文を見る
○福島みずほ君 教育基本法を変えるべきではないという立場で質問を依頼したというケースがあるわけですね。どこですか。
○福島みずほ君 なぜですか。いや、そうではなくて、教育基本法を変えるべきだという質問はしていらっしゃいますよね。何件ですか。で、なぜ教育基本法を変える、変えるべきだという質問だけ依頼したんですか。
○福島みずほ君 賛否両論を得るために発言を依頼したという、そういう文科省の認識では納得できません。要するに、うそを言わせていたわけじゃないですか。事前にない意見をなぜつくるんですか。
○福島みずほ君 答弁に納得できません。賛否両論取るために依頼したと。破廉恥ですよ、今日そんなこと言うのは。おかしいじゃないですか。税金使って国の言いなりになる意見を言わせる、そして違う意見、政府に反対する意見は封殺をしていく、これがタウンミーティングの本質ですよ。  今日、タウ...全文を見る
○福島みずほ君 いいじゃないですか、国民の声なんだから。
○福島みずほ君 いいじゃないですか。
○福島みずほ君 全部が捏造なんて言っていません。ただ、この問題は根が深くて、その会場に来た人たち、それからその報告を聞いた人たち、それから青森の件がばれるまでは、国会議員はみんなタウンミーティングや教育フォーラムでまともに声を聴いたというふうにみんな思っていたんですよ。だまされて...全文を見る
○福島みずほ君 国会の中で何度もこのタウンミーティングと教育改革フォーラムについて引用し、国民の声を聴いてきたとおっしゃいました。国会、私たち議員に対しても謝罪をしてください。
○福島みずほ君 うそで塗り固めたこのタウンミーティング、全部ではないけれど、でもこの反省は生ぬるい、本質に全然迫っていない。しかし、官房長官が謝罪をしなければならないほどひどい問題です。教育基本法改悪法案、もう一度国民の声を聞き直すべきだ。いかがですか。
○福島みずほ君 おかしいです。駄目です。  というのは、国会の中で大臣は繰り返し繰り返し、前大臣のときから、このタウンミーティング、そして教育改革フォーラムでこういう意見が出た、意見を聞いてきたと言ってきました。ばれなければ、みんなそんなものかと思っていたんですよ。でも、ちゃん...全文を見る
○福島みずほ君 文書ではっきり書いているのに、なぜ連絡を取らなかったんですか。
○福島みずほ君 いじめの問題は深刻です。文科省は一九九九年から七年間、いじめによる自殺死ゼロと言ってきました。そんなのおかしいぞと声が上がっていたわけです。みんな子供の自殺をなくしたい、そう思って、子供が苦しんだ現実に全く文科省が向き合わない、それに対してみんなは問題だと言ってき...全文を見る
○福島みずほ君 回答して、でも実は何もやらなかった、連絡も取らなかったということがあるわけですね。  私は、これについては、この間、子供たちたくさん亡くなっています。文科省が子供の自殺に一切向き合ってこなかったと、その意味では。だって、文書出しているんですよ、担当名で。で、やら...全文を見る
○福島みずほ君 文科省の対応のまずさが子供の自殺を放置した、あるいは増やしたかもしれない、生んだかもしれない。その点はいかがですか。
○福島みずほ君 質問に答えていません。質問に答えてください。  一年以上前、三月十日にこういうふうにやりますと文書で回答しているんですよ。一切何もしなかった、連絡も取らなかった。文科省は子供の自殺は減っていると豪語してきたんですよ。現実に全然直面していない。文科省の対応が、文科...全文を見る
○福島みずほ君 質問ができません。(発言する者あり)答えてないよ。  というのは、文科省は、自殺の実態の把握がおかしかったわけですよね。教育委員会から上がってくることをただただやっているだけで、指摘を受けても、文書は出してもそれに対応しなかったと。一年半以上放置したり、この期に...全文を見る
○福島みずほ君 市民から根本的な問い合わせがあり、文書も出してちゃんとやりますと言ったんですね。でも、一年半以上何もしなかった。結果的にうそをついていたんですよ。やる気がなかったのか、やるつもりもなかったのか、子供の問題に向き合うつもりが文科省はなかったのか。さっき、特に責任はな...全文を見る
○福島みずほ君 教育基本法改悪法案では教育振興基本計画を作るとか教育行政のことがずらっと書いてありますが、文科省の今日の答弁を聞き、この間の答弁を聞き、担えないというふうに思います。担えないですよ。だって、現実に言われて向き合えといって向き合わないんですもの。たまたま木村さんから...全文を見る
○福島みずほ君 議事録、十一月二十七日に、新しい自民党新憲法草案が国民の御了解を得られても、十分堪え得る内容になっていると理解している、十一月二十七日の議事録では事細かに文言、条を挙げて、どのように文言がタイアップしているかについて答弁をされています。  じゃ、逆に、大臣、お聞...全文を見る
○福島みずほ君 公益及び公の秩序によって基本的人権を制限できるというのが自民党の新憲法草案です。自民党新憲法草案と日本国憲法は哲学が違います。国家に対して権利を制限するなという日本国憲法から、自民党新憲法草案は国民の責務、国民の責任というのを非常に言って、国家と個人の関係を百八十...全文を見る
○福島みずほ君 でも、新憲法草案と日本国憲法の両方に合致するなんていうことはないですよ。
○福島みずほ君 両方に合致する教育基本法改定法案なんて存在しません。  終わります。