福島みずほ

ふくしまみずほ

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数4回

福島みずほの2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第166回国会 参議院 本会議 第4号
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○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、安倍総理に対して質問をいたします。  社民党は、今国会をストップ・ザ・格差社会国会、ストップ・ザ・憲法改悪国会と名付けて、政府・与党の格差社会を拡大する政策と憲法改悪の動きを全力で変えていく決意をまず申し上げます。  まず...全文を見る
02月15日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  柳澤氏の一月二十七日の発言に関しては、戦後六十年たってこのような発言を聞くことになろうとは全く思っていませんでした。極めて残念ですし、極めて悲しいというか、問題があるというふうに考えています。  総理にお聞きします。柳澤氏の発言の、...全文を見る
○福島みずほ君 役目、産む役目の人とおっしゃっているんですね。役目というのは、広辞苑で調べますと、「役として務めなければならないこと。つとめ、職務。」なんですね。女性は産む役目を持っている、務めなければならない、そして一人頭で頑張ってもらうしかないと。私は、多様な生き方があり、多...全文を見る
○福島みずほ君 今日の答弁を聞きながら、政策の転向が全くなされない、今国会提出される労働法制問題あり、日本版エグゼンプションについては断念をしない、これでは雇用が不安定ですから、少子化、これの解決にはならないですよ。  総理、厚生労働大臣は、このパート法案の対象は四%から五%だ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、間違っているんですよ。大臣、これはまた午後でやりますが、要綱は契約期間の定めのないものとなっていますから、大臣が今言ったのは正社員的パートの数なんですよ。つまり、四、五%を前提としても、期間の定めのないものという要綱になっておりますから、今度提案されるパート...全文を見る
○福島みずほ君 子供を持てない人や持たなかった人や、結婚しないで子供を持った人や一人しか子供が持てなかった人、流産したり中絶をしたり死産をしたり、いろんな人たちがこの結婚をして子供を二人持つことが、持つという極めて、極めて健全な状況にあるという発言を聞いたらどう思うでしょうか。 ...全文を見る
○福島みずほ君 政府は多様なすべての家族を応援していません。婚外子差別があるということは子供の中に差別があることです。そして、もし子供を応援する、子供を持つ家庭を応援するというのであれば、母子家庭の人たちへの福祉をなぜばんばん削っていく政策を取るのでしょうか。金持ちのうちの子はい...全文を見る
○福島みずほ君 明確に間違っています。  全国の母子家庭は百二十三万人ですが、全国の就労の平均が五百七十九万が平均年間所得ですが、母子家庭は手当や年金を含めても二百二十四万円。日本の母子家庭の就労率は八四%、ただ、臨時やパートが半分強です。先進国の中では日本の女性の母子家庭の就...全文を見る
○福島みずほ君 済みません。  年収の中央値は百八十三万円です。つまり、極めて困難を抱えている、子供を抱えて極めて困難、そこのカットするんですよ。  で、総理が言ったのは、すごくおかしいと思うのは、頑張って生活保護を受けていない母子家庭はたくさんあります。しかし、生活保護を受...全文を見る
○福島みずほ君 はい。厚労大臣は厚生担当あるいは労働担当としても明確に不適格であり、辞任を求め続けていきます。  また、この厚生労働大臣、この政策転換できない厚生労働大臣を総理がかばい続けるということについても任命責任を追及していきます。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一月二十七日、柳澤大臣の発言を聞きまして、私は、産む機械と、私も含めて女性たち、思っている厚生労働大臣の下でこの厚生労働委員会で審議はできないというふうに思いました。人として扱われず、産む機械というふうに見ている大臣の下で、私たちが説...全文を見る
○福島みずほ君 安倍総理も柳澤大臣も、準備された答弁書を同じように繰り返し繰り返し読むだけで、本当に何が間違っていたかということが実は国会、国会議員の私たちに全く伝わってこないんですね。どうして、産む役目の人が一人頭で頑張ってもらう、これは間違いなんですか。女性たちはもう謝ってほ...全文を見る
○福島みずほ君 傷付けられたから、もちろん傷付いた面もあります。しかし、だから怒っているのではないんです。現在の子供の産みにくい、どうして若い人たちが、というか、どうして人が子供を産まないのか、その原因をつくった大きな原因は厚生労働省にあります。柳澤大臣は厚生労働省のトップ、最高...全文を見る
○福島みずほ君 何が不的確なんですか。
○福島みずほ君 どのような文脈において不適切なんですか。
○福島みずほ君 何で謝っているか、不適切だからと言われても分からないんですよ。何についてどう反省しているからどう何が変わるのか、それの確証が取れない限り、やはりそれは、私たちは不適格だとしか言いようがないんです。  合計特殊出生率が一・三台に下がり出すのは九〇年代の後半ですが、...全文を見る
○福島みずほ君 違うんですよ。  偽装請負が増えた。だったら偽装請負がこういうのがあるから、例えば製造業に関しても労働者派遣法を認めるべきだ。二十七の専門職しか認められなかった労働者派遣事業法をどんどんどんどん規制緩和して、原則として製造業にも可能としました。しかし偽装請負には...全文を見る
○福島みずほ君 労働者の権利を守るために労働基準法を始めとした法律があります。どのような労働法制を作るかによって人々の権利が歴然と変わります。  政府が非正規雇用を増やすような見事な労働法制をされました。規制緩和をされ続けてきました。だからこそ非正規雇用が増えたんじゃないですか...全文を見る
○福島みずほ君 いや、そういうことを聞いているのではありません。柳澤大臣はここで、人々は二人以上子供を持ちたいと多くの人は考えている。しかし実際持つのは一・二九人だと。この希望と現実の間には制度的な問題点があるから、厚生労働大臣としてそのギャップを埋めるべく制度的に頑張りますとお...全文を見る
○福島みずほ君 大臣、質問に答えてください。
○福島みずほ君 いいことではなくて、健全とおっしゃっていますよね。極めて健全でない状況はどういうことなのか、それを教えていただけますか。
○福島みずほ君 正直言って、柳澤大臣がもし財務大臣か経済産業大臣だったらよかったのかもしれません。それは、マクロ的に物を見て解決する、それでいいんですよ。しかし、結婚をしない人もいる、そしてもちろん同性愛の人もいる、それから性同一性障害の人もいれば子供が一人の人もいる。持ちたいけ...全文を見る
○福島みずほ君 カイロ会議におけるリプロダクティブライツに関するカイロ宣言を柳澤大臣は認めていらっしゃるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 だとしたら、カイロ会議は健全か健全でないかということを問題にすることは違うと、一人一人の生き方があって、一人一人の選択肢を尊重するのだと言っているので、柳澤大臣、ここで健全発言を撤回されたらどうですか。
○福島みずほ君 ある状態を健全と言うということは、例えば法律もそうですが、原則があれば例外、健全という言葉の対概念は健全でないということですよね。極めて健全でない状況というのがあるので、私は、大臣はこの発言をされたときに、やっぱり人は結婚して子供を二人持って、それが普通、当たり前...全文を見る
○福島みずほ君 もし例えば、若い人が結婚をしたくない、あるいは子供を持ちたくないという数が物すごく高いというデータが出たとします。大臣はそれは健全でない状況というふうに表現されますか。
○福島みずほ君 私は、困ったなというのは、私がこの健全発言を問題だと思うのは、ある人が結婚して子供を持つという状況を健全という一つの価値概念で示していることです。  家族にはいろいろある、多様なすべての家族を応援するべきだ、社民党は先日、子育て家族政策を発表しました。事実婚を法...全文を見る
○福島みずほ君 コンパクトで結構です。
○福島みずほ君 でたらめじゃないですか。つまり、四%から五%と言ったときには期間の定めのあるない、区別がないんですよ。だけれども、パートの人たちのほとんどは実は期間の定めがあるんですよ。  今度要綱で出すのは、期間の定めがなくて、正社員的パートじゃないですか。おっしゃった期間の...全文を見る
○福島みずほ君 反復継続して期間の定めのないものは極めて例外的です。現に厚生労働省が取っているパートの実態調査は、期間の定めがあるもの、ないものと取っているじゃないですか、六六・六%、三三%。しかも、これは五人以上常用雇用がいるので比較的いい職場ですよ。ほとんどの人は、パートは期...全文を見る
○福島みずほ君 じゃ、そうしたらいいです。委員長、もういいです。しゃべります。  私は、弁護士として、実は妊娠、出産したことで退職に追い込まれた女性の裁判を均等法の下でやりました。現場はやっぱりすさまじいですよ。五世帯に一世帯が年収二百万円以下で、シングルマザーの人は二つも三つ...全文を見る
03月06日第166回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日、二月二十八日、社民党は、キヤノン、宇都宮にあります、栃木県宇都宮市にあるキヤノン光学機器事業所に調査団を派遣をいたしました。衆議院でも議論になりました。  二〇〇三年に労働者派遣事業法が改悪をされ、製造業も派遣が可能となりまし...全文を見る
○福島みずほ君 大臣から直接雇用義務について、これはやらなければならないことだという力強い答弁がありました。  ところで、厚労省に聞きましたところ、監督をした、指導した中で直接雇用したケースがあるかというふうに聞きましたところ、そういうデータはないというのが答えでした。ですから...全文を見る
○福島みずほ君 いや、委員長、総理、質問時間が短いので総理にしてください。
○福島みずほ君 厚生労働大臣と総理大臣の発言を聞いて、現場の実態が全く分かっていらっしゃらないと思います。というのは、若い人たち、あるいは非正規雇用で働いている人たちは正規社員になる回路が本当にないんです。厚労省にも聞きました、正社員になるという直接雇用義務をした例のデータはある...全文を見る
○福島みずほ君 母子家庭の就労支援がどれほどうまくいっていないか、総理は御存じないと思います。そして、比較するものが違います。母子家庭の中で比較するのではなくて、共働きや普通の世帯と比較すべきです。  母子世帯では手当や年金の平均は二百二十四万円。先ほども言いました、生活保護に...全文を見る
03月12日第166回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○福島みずほ君 政治資金規正法施行規則上の光熱水費の定義を、総務省、教えてください。
○福島みずほ君 私がおいしい水を飲み続ける、これは消耗品になりますよね。大臣。
○福島みずほ君 電気、ガス、水道の使用料となっていますので、私がおいしい水を飲む、あるいは浄水器、ストーブ、これは光熱水費に当たりますか。一般論で結構です。
○福島みずほ君 どういうものでしょうか。
○福島みずほ君 ミネラルウオーターは水道の使用料にはならないですね。
○福島みずほ君 松岡大臣にお聞きをいたします。  一週間前に、明らかにせよとこの委員会で問題になりました。私もお聞きしたい。内訳を教えてください。
○福島みずほ君 規正法の目的は、政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするためということに明確に反しています。そして、政治資金規正法上、九条、会計帳簿、支出簿が義務付けられております。支出簿の提出を求めます。いかがですか。
○福島みずほ君 国会議員、大臣は説明責任を尽くすべきだとお考えにはなりませんか。
○福島みずほ君 政治資金規正法九条は、会計帳簿、支出簿を備えることを命じております。それの提示を私は求めたいと思います。いかがですか。
○福島みずほ君 支出簿の備付けが義務付けられておりますので、今委員会におきまして支出簿の提出を求めたいというふうに考えております。
○福島みずほ君 松岡大臣、お聞きします。  水道光熱費、乱高下しているんですね。二〇〇五年までの十一年間の合計が四千四百七十六万円。年度によって違います。光熱水費がなぜこのように変わったか、教えてください。
○福島みずほ君 規正法の目的である政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするためと。大臣として、国会議員として説明責任を尽くすべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 不思議なので聞いているんです。光熱水費、国会は無料なんですよ。多額の計上をしていらっしゃるので、やはりそれは知りたいです。もしこれが虚偽記載であれば、明確に政治資金規正法の虚偽記載、刑事告発の対象です。いかがですか。説明をされるべきです。
○福島みずほ君 虚偽記載でないということを説明していただけますか、理解できないので。
○福島みずほ君 全く答えていません。虚偽記載でないということを教えてください。
○福島みずほ君 私は全く納得できません。国民も全く納得できないと思います。説明をしていただけないのであれば、会計責任者、そして松岡大臣の証人喚問を要求します。
○福島みずほ君 クラスター爆弾というのはどういう爆弾と考えているか、政府は教えてください。
○福島みずほ君 日本はどれだけのクラスター爆弾を保有していますか。
○福島みずほ君 アメリカはこれを明らかにしています。米国議会の資料で、日本は百四十八億円分持っている、アメリカのデータから出ておりますが、これでよろしいですか。
○福島みずほ君 クラスター爆弾の保有量はアメリカは議会に報告しています。日本はなぜやらないのか。  大体、海岸で落としてどうやって回収するんですか。
○福島みずほ君 NGOのデータで、世界に三千三百万個以上の不発子爆弾が回収されずに転がっているというデータがありますが、いかがですか。
○福島みずほ君 委員長、答えになっていないんですが。
○福島みずほ君 はい。  日本もクラスター爆弾を製造していますね。
○福島みずほ君 割合はどれだけですか。
○福島みずほ君 平成十八年度までの累計で、日本製は約七七%と政府から教えてもらっています。  ところで、このクラスター爆弾、先日オスロ会議におきまして、日本はなぜこの廃止について、オスロ宣言について、日本はなぜ支持を見送ったんでしょうか。
○福島みずほ君 日本が保留をしたことで大変失望感が広がっているのですが、その点についていかがですか。大国追従をやる必要はないと思います。
○福島みずほ君 大国に追従するということでしょうか。なぜ不支持なのか、教えてください。
○福島みずほ君 日本政府は、地雷除去のためにこの間大変頑張ってきました。平成十年以降、どれだけの予算を使って地雷除去をし、貢献をしてきたか、教えてください。
○福島みずほ君 日本は二百二十八億円予算を使い地雷除去に努力をしてきています。地雷除去に努力をしながら、クラスター爆弾はまた地雷のような効果を示しています。日本は九条を持つ国として世界の軍縮の先頭に立つべきだと思いますが、その理念について、外務大臣いかがでしょうか。
○福島みずほ君 不熱心には当たらないと聞いて安心しました。これからどのように熱心さを示していただけるでしょうか。
○福島みずほ君 五月にペルーで禁止会議が開かれる予定ですが、日本政府はどのように動き出すべきだと考えておられますでしょうか。
○福島みずほ君 積極的に禁止に向けて是非動いていただきたいのですが、いかがですか。
○福島みずほ君 日本こそ、クラスター爆弾を廃絶するために努力することが日本の価値を高めるというふうに考えておりますので、是非よろしくお願いいたします。  外務大臣、いかがですか。
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  ところで、イラクに対する米軍の増派についてお聞きをいたします。久間大臣、このアメリカの米兵の増派について、どうお考えですか。
○福島みずほ君 おっしゃいましたように、下院では反対決議が出て、これからアメリカの民主党はイラク撤退法案を出そうとしています。イラク状況を久間大臣はどうお考えですか。
○福島みずほ君 久間大臣、アメリカで増派反対の声が強くなっていることはなぜだと思われますか。
○福島みずほ君 アメリカでいろいろ議論があります。  私が問題だと思うのは、一月十日、ブッシュ大統領から安倍総理に事前に電話連絡があったときに事実上支持を表明している。一月十一日に官房長官、麻生外務大臣はコメントを発表しています。つまり、日本の国内でどのような議論があったのか、...全文を見る
○福島みずほ君 アメリカはアメリカが決定することです。日本政府として支持をするということは日本政府の態度です。その決定に久間大臣は加わってないんですか。
○福島みずほ君 日本政府として、イラク状況をどう見て、アメリカの増派を支持するか支持しないかという独立した態度が必要だと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 大問題だと思います。アメリカはアメリカで判断をするが、日本は日本として現状をどうするか。国民に対して増派を支持することについての説明責任を尽くすべきです。間髪入れずに支持して、アメリカが決意をしたんだから日本は支持するという態度は、日本政府の主体性がないと言われて...全文を見る
03月13日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社会保険事務所の設置承認案件については賛成です。  社会保険事務所の混雑緩和のための統廃合ですが、川越事務所などが一時間や二時間の待ち時間が生じております。職員の配置なども含めて混雑緩和をするべきではないですか。
○福島みずほ君 ヤングジョブスポットの統廃合についてお聞きをいたします。  十四か所あるうち十二か所が統廃合をされます。厚生労働省側の都合で施設を設置したり廃止したりすることは、施設を運用する側にとってもスタッフのノウハウの損失につながるのではないでしょうか。
○福島みずほ君 一言答えてくだされば結構です。今からのことについてです。  サービス水準の低下はないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 みんな心配しておりますので、サービスの低下がないようよろしくお願いします。  肝炎についてお聞きをいたします。  三月二十三日に薬害肝炎東京訴訟の判決があります。苦しんでいらっしゃる人が多いので、一刻も早い全面救済を求めたいと思います。  お手元の資料をごら...全文を見る
○福島みずほ君 いや、この内部資料を見て私は驚きました。肝炎問題には一切触れない、マスコミの動きには十分注意すること、こういうふうに双方で答えることにするってなっているじゃないですか。これは明らかに隠ぺい、あるいはこういうことに気を付けてやりましょうという内部資料だと思いますが、...全文を見る
○福島みずほ君 いや、肝炎問題には一切触れないとか、内部の資料からはとても不自然だと思います。  資料Dなんですが、これは一九八七年四月二十日に承認申請を行うこと。でも、三十日に承認を行うことまで二十日以前に決めていらっしゃいますよね。しかも、本来は血液製剤調査会がやるにもかか...全文を見る
○福島みずほ君 いや、おかしいですよ。はっきりこう書いてありますよ。加熱製剤の承認申請は四月二十日を予定しており、四月三十日の血液製剤調査会で審議を行い、同日付けで承認するって書いてありますよ。調査会に全く審議を掛けていないにもかかわらず、同日付けで承認する予定かもじゃないんです...全文を見る
○福島みずほ君 先ほどの、三十日で承認するというふうに書いていることについてはいかがですか。
○福島みずほ君 いや、その下の表を見てくださいよ。厚労省はきちっと審議をせず、血液製剤調査会で審議をする前の段階で、こうやって、こうやって、こうやって、こうやって、こうやってする、加熱剤を交付するというふうに全部もうスケジュール化しているんですよ。つまり、全く形骸化している。申請...全文を見る
○福島みずほ君 非常にひどい答弁です。これ、はっきり非加熱製剤の回収の際、医療機関が不審に思わないかとかやっているわけですね。  結論として、非加熱製剤による感染報告を受けていながら、それを公にするということの措置をとらず、また有効性に問題があるということを知りながら加熱製剤の...全文を見る
03月13日第166回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○福島みずほ君 鹿児島の公職選挙法で無罪が確定したケースについてどのように反省をしていらっしゃるでしょうか。警察、検察、両方。警察と検察、両方です。
○福島みずほ君 警察はどのように反省していますか。また、どのような処分を行っていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 検察の処分はどのようなものでしょうか。
○福島みずほ君 この買収事件は、全員無罪、否認の元県会議員は三百九十五日間拘留されています。先ほどあるように厳重処分、厳重注意のみです、警察は。検察の方は処分なしです。このようなものでよろしいんでしょうか。  警察、検察、両方お願いします。
○福島みずほ君 強引な密室捜査をやりながら厳重注意だけというのは全く理解できません。  富山で三年間刑務所に服役していた冤罪事件、これはどのように反省していらっしゃるでしょうか。  警察、検察、両方、処分についてもお願いします。
○福島みずほ君 警察の方はいかがでしょうか。これは冤罪で、刑務所に入った人はアリバイがあり、かつ現場の足跡が違っていたというケースです。いかがですか。
○福島みずほ君 甚大な被害を起こしながら厳重注意のみ、検察処分はなしです。  ところで、元ボクサーで死刑の確定判決を得ているいわゆる袴田事件について、担当だった元裁判官が無罪だったというふうに言っております。四十五通の自白調書のうち四十四通が任意性に疑いがあるとして排除されたケ...全文を見る
○福島みずほ君 重大な事実が出てきたと思っています。  「それでもボクはやってない」という痴漢冤罪の今映画がヒットをしております。  ところで、刑事訴訟法の一部改正法案、被害者が裁判に参加する制度が国会に出されると言われています。論告求刑を検察官と同時に被害者、遺族がやるとい...全文を見る
○福島みずほ君 論告求刑もやると聞いていますが、そうですか。
○福島みずほ君 検察官は懲役十五年、被害者は死刑にしてくれと言った場合、裁判官はどちらを聞くんでしょうか。法務省刑事局。
○福島みずほ君 非常に危うくなると思います。  現行法でも被害者は意見陳述の機会はあります。しかし、今度は自分で質問をしたりするわけですね。有罪か無罪かを考える制度、そして裁判員制度が二年後に始まります。先ほどのように冤罪が、被害者がこの人が犯人だと思い込んでいて、法廷であんた...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ゴア氏の「不都合な真実」には私もショックを受けました。林野庁の試算によれば、地球温暖化防止対策のマイナス六%のうち、森林吸収量で達成する目標、三・八%を確保するには、平成十九年度—二十四年度まで毎年、千から一千三百三十億円が必要とのこ...全文を見る
○福島みずほ君 次に、水の安全についてです。  松岡大臣は、三月九日の定例記者会見で次のように発言しています、今、水道水を飲んでいる人は、ほとんどいないんじゃないですか。  しかし、これも水道水です。引き続き将来にわたって安心な水道水の供給をするために、所轄官庁である厚生労働...全文を見る
○福島みずほ君 だからどうだというんですか。中身については一切明らかにしていません。つまり、本来ゼロだというはずのものが何百万円、累計すると四千四百七十四万円も計上されているわけです。これは国民は理解できないですよ。総理、総理はこの松岡大臣の説明に納得していらっしゃるんですか。
○福島みずほ君 納得しているかどうかについてお聞きをしています。記載があることは私たちも理解できます。それが政治資金規正法の要求によって松岡大臣が計上している、その客観的事実は分かります。問題は中身です。その中身について総理は納得していらっしゃるんですか。
○福島みずほ君 納得しているかどうかについてお聞きをします。総理は納得していますか。
○福島みずほ君 総理は私の問いに全く答えていません。  計上はしてある、それはもう事実です。しかし、納得しているかどうかですよ。国民は納得していません。私も納得していません。本来ゼロのはずが、なぜ計上されるのか。総理は納得しているんですか。
○福島みずほ君 納得できるんですか。
○福島みずほ君 じゃ、これでいいんですか。  政治資金規正法上、透明性が求められると言いました。私たちもそれを求めています。中身が分からない、全く不自然、説明をすべきです。総理、どうですか。
○福島みずほ君 松岡大臣は、あなたの美しい内閣を担う閣僚ではないですか。  松岡大臣は、昨日、こう答えています、私の質問に。私個人だけに、私だけの判断でそれを求められましてもそれはお答えすることはできません。これは各党各派において協議の上、その上でどういう対応になるかというふう...全文を見る
○福島みずほ君 これから政治資金規正法の改革をすることは必要です。私たちは領収書を全部添付すべきだということを主張しています。それはこれからのことです。  今日、私が議論しているのは、松岡大臣が政治資金規正法上虚偽記載をしているのではないかという、刑事責任に発展するかもしれない...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  松岡農水大臣が三月九日の記者会見で水道水を飲んでいる人はほとんどいないと発言したことについて、私は三月十三日、予算委員会で質問、発言をしました。三月十四日、他の委員からもこれは質問が出ました。本日付けの新聞の「声」欄で、水源を守るのが...全文を見る
○福島みずほ君 では、三月九日、農水大臣がこういう発言をされたときに、みんな水道水飲んでますから問題だという声が是非もっと上がってもよかったんではないかと思います。  そもそも、水道水を飲んでいる人は国民の何%ぐらいいるのでしょうか。
○福島みずほ君 日本全国の水道の普及率は九七%ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 国民の生活に密接に関係する水道水事業について、厚生労働省はどのような努力をしていらっしゃいますか。また、今後の計画について教えてください。
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  次に、中国残留孤児問題についてお聞きをいたします。  中国残留孤児の皆さんの生活保護の受給をされている割合が極めて高いです。中国にいるときは日本人じゃないかと言われ、日本に帰ってくると中国人じゃないかと言われ、非常に苦労を皆さんされて...全文を見る
○福島みずほ君 参考にしていただくという点で、是非参考にしてください。  大臣は、有識者にも意見を聞くと今おっしゃいましたし、今までも答弁されています。その人選については中国残留邦人の皆さんの意見を受けて行うということでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 支援策の案ができた時点でも是非中国残留邦人の皆さんの意見をきちっと聞いていただきたいと思いますが、いかがですか。
○福島みずほ君 二世、三世の支援や中国訪問中の生活保護打切りをやめる点などは、これは安倍総理が厚労大臣に対策を指示する前に決まっていたことであって成果とは言えません。私は是非、生活保護ではなくて新しいきちっと支援策を、生活保護に代わる独自の給付金制度の創設をつくっていただきたいと...全文を見る
○福島みずほ君 判決できちっと批判をされているのに、なぜ審査基準を見直さないんですか。しかも、今おっしゃった東さんの事件に関しては、地裁も高裁も本人の肝炎について、これは本人、原告勝訴をしているんですよ。しかも気の毒なことに、厚生労働省が控訴をしたために、高裁判決で本人は勝訴判決...全文を見る
○福島みずほ君 今おっしゃった戸田報告書、この戸田さんこそ東訴訟において国側の代理人として証言し、報告書を出した人です。それが地裁では負けました。高裁で負けました。厚労省は上告を断念しました。で、今度その人に戸田報告書を書かせれば、因果関係ないと出すに決まっているじゃないですか。...全文を見る
○福島みずほ君 裁判で負けて上告も断念をして、そしてなぜまた同じ人で戸田報告書で出て、因果関係を否定するんですか。もし公平性について疑いを持たれたくなければ外すべきですよ。  厚労省は、いかに完膚なきまでに裁判で負けようが、原爆の認定を狭めよう、狭めようとしているとしか思えませ...全文を見る
○福島みずほ君 公平、公正というのであれば外すべきですよ。それから、司法判断で厚労省が今まで完膚なきまでに負けていることを重く受け止めるべきです。  で、上告審の判断を仰ぎたいとおっしゃいました。しかし、本人たちは高齢ですよ。原爆に遭って、例えば遠距離だったり、それから原爆が落...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省に、もう涙がないというか救済しようという気がないと。初めから審査基準は変えない、切り捨てる、自分たちの都合のいい報告書を出す。こんな態度を続ける厚労省は国民の信頼を失いますよ。  次に、遺骨の問題についてお聞きをいたします。  一月十六日の東京新聞夕刊に...全文を見る
○福島みずほ君 日本の遺族に関しては厚労省の方から連絡をして確認をするわけです。  じゃ逆にお聞きをします。朝鮮半島出身者の遺族に関して、これは名簿には本籍地が記載されておりますが、金相鳳さんという方ですが、その人や遺族に政府は連絡をしたことがありますか。
○福島みずほ君 結局、戦後六十年間この遺族の人に連絡しなかったんですよ。日本人に対しては厚労省から連絡をする、でも朝鮮半島出身者の人は本籍地があってもほっておいた。だから、最近になって自分は生きているのになぜか祐天寺の遺骨とされていると、おかしい事態が起きているわけですね。この本...全文を見る
○福島みずほ君 本人が来て、これは私だと、これになっているのは自分だというわけで、日本政府として、これは間違っていたのでもう一回きちっとやりますといって本人に謝罪すべきだと思います。  時間ですので、終わります。
03月15日第166回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日はお二人の公述人の方、どうも本当にありがとうございます。  まず、北沢公述人にですが、改革のポイントは情報公開だと、透明性を高める必要があるという御意見は全くそのとおりだと思います。拝見した論文で様々示唆に富むものがありまして、...全文を見る
○福島みずほ君 それでは、北沢公述人は格差の問題、格差是正についても書いていらっしゃいますが、格差是正はポイントは何か教えてください。
○福島みずほ君 富田公述人にお聞きをいたします。  書かれていらっしゃる論文の中に、我が国の資産には、基軸国、通貨国のアメリカでは考えられない規模の外貨準備六十兆円があるなど書いていらっしゃいます。また、アメリカの国債を日本がどれぐらい買っているのか、このことに問題がないのかに...全文を見る
○福島みずほ君 アメリカ国債。アメリカ国債。
○福島みずほ君 ありがとうございました。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、御両人、公述人として来てくださいまして本当にありがとうございます。  社民党は、前党首土井たか子さんの時代から北東アジア非核構想、北東アジア安全保障構想を訴えて、先日も大統領来られましたが、モンゴル、国連で非核国家宣言を出し...全文を見る
○福島みずほ君 私もこれどう考えたらいいのか実は悩み続けているのですが、北朝鮮に対する経済制裁について御両人どうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  御両人、本当にありがとうございます。  荻原公述人にお聞きをいたします。  小泉構造改革、安倍総理の政策についての評価をお聞かせください。
○福島みずほ君 荻原公述人にお聞きをいたします。  安倍総理の再チャレンジ構想についての評価をお聞かせください。
○福島みずほ君 ありがとうございます。  先ほど、六月の段階で定率減税の廃止や、それから老年者控除、あるいは今度介護保険や年金の保険料が上がりますので大変負担増になるという、で、年収五百万の世帯で一・五倍から六倍だろうというふうにおっしゃっていただきました。常に家計、生活の面か...全文を見る
○福島みずほ君 荻原公述人にお聞きをいたします。  今後、例えばアドバイスとして、今日随分話していただきましたが、こういうふうにするともっといいんじゃないかという政策的な提案、もしありましたらお聞かせください。
○福島みずほ君 美しい国より温かい国の方がいいんじゃないかと私も思いますけれども、せっかくの機会ですから、もう少し、今おっしゃっていただいたほかに、例えば中小企業支援などについての、まあ今日大分出ておりますが、改めてお聞かせください。
○福島みずほ君 教育における格差について一言お願いします。
○福島みずほ君 少子化について一言お願いします。
○福島みずほ君 ありがとうございました。  終わります。
03月19日第166回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  三月十七日、私は、石川県志賀原子力発電所に行ってきました。  日本初の、商業炉で世界初の臨界事故についてどう思いますか。
○福島みずほ君 八年間隠ぺいされていたことをどうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 三か月後のジェー・シー・オーの事故も防げたのではないかという点についてはいかがですか。
○福島みずほ君 引継日誌をいただいてきました。組織ぐるみです。所長は事故の直後に行っていて、この引継日誌は次長、課長、当直長、全部サインをし、運転状況は全部異常なしになっています。組織ぐるみで隠ぺいをしていたということについて、いかがですか。
○福島みずほ君 国の検査官のシステムが無力であるということも明らかにしました。  八時半に引継ぎをするのに異常なし。十時に毎日検査官が来ます。四人検査官はいます。見抜けない。説明を聞いて、制御室に行って中性子の振り切れているデータも見ることはできない。で、帰って、何も知らなかっ...全文を見る
○福島みずほ君 電力会社の事故隠ぺいが続いていることを、大臣、どう思いますか。
○福島みずほ君 報告義務違反は三年で時効ですが、これも見直すべきではないでしょうか。
○福島みずほ君 北陸電力に原子力を担当する資格があるのでしょうか。
○福島みずほ君 貸切りバスの規制緩和から事業者が乱立し、低運賃化、労働条件の悪化が生じています。その結果、死傷者を出すという重大事故も発生しています。新たなルールづくり、例えば安全に運行できる運賃が必要ではないですか。
○福島みずほ君 強化していきたいということですが、ツアーバスと高速バス路線運行は極めて類似をしています。ツアーバスの低運賃競争、労働条件の悪化です。  新たなルール作りが必要であり、ツアーバスに高速路線バス同様の基準を設けなければならないと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 規制をよろしくお願いします。  タクシーの規制緩和が導入されて丸五年が経過をしました。事故の増大、雇用条件の悪化が進んでいます。運転手の年収が二百万円以下の県は秋田、福島、徳島、沖縄、宮崎の五県に広がっています。  過剰台数の改善のための法改正が不可欠だと考え...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日、十七日、石川県の志賀原子力発電所に私は視察に行きました。臨界事故が起きて、これが八年間隠ぺいされて、だれにも分からなかったということに強く抗議をします。日本の原子力行政に根本的に疑問がわくと。信頼を揺るがしたケースであり、今後国...全文を見る
○福島みずほ君 法律によってできた格差は法律によって解決、是正するしかありません。派遣法をきちっと元に戻すこと、それから、今回パート法が出ておりますが、期間の定めがなくて正社員類似の人にだけ差別禁止の規定を設けています。これではほとんどのパートの人は差別禁止が及びません。ですから...全文を見る
○福島みずほ君 この強行採決は極めて問題です。また、最低投票率それから広報の在り方、教師や公務員に関して活動を制限するなど、たくさんこの法案には問題があります。最も強行採決で公聴会を決めてはいけない法案だと思います。  これに関して、首相は自分のやりたいことについて手段を選ばな...全文を見る
○福島みずほ君 河野官房長官談話ははっきり、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった、また最後に、非常に強制の下にあったというふうなことを言っております。  だとすれば、総理が、狭義だ広義だ、狭義の強制性がということを言うことは、この官房長官談話に明確に反して...全文を見る
○福島みずほ君 日本国民の世論調査で、イラク戦争は間違いだった、イラクから撤退すべきだという率が高くなっております。今の安倍内閣は国民の意思ともアメリカの議員の考え方とも大きく懸け離れている内閣であるということを申し上げ、私の質問を終わります。
03月20日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、労働法制についてお聞きをいたします。  労働者派遣法については今までも質問してきました。二〇〇三年に労働者派遣法を改正をして、改悪をして、医療と製造業についても派遣を可能にし、この分野で規制緩和が行われて、大企業においても製造...全文を見る
○福島みずほ君 ヨーロッパは有期契約についても制限をしておりますし、パートなどについても均等待遇の立法、EU指令などたくさんあります。  日本がほとんどの業種にすべて解禁としたことで、非正規雇用を拡大し、雇用の劣化、不安定化をまさしく起こしています。これは、格差拡大や非正規雇用...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省にずっと聞いているんですが、教えてもらえない。あるいは、データを取っていないんでしょうか。つまり、派遣の人たちで、三年たつと本人の申出によって直接雇用義務が発生すると、これに関して直接雇用義務を発生させてほしいと思っているわけです。本人が望めば正社員への...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省は各都道府県に労働局がありますよね。で、五千七百六十五件指導されたと。派遣法違反だったとすれば、その後、それがどうなったかというのは、データとして行政だからあるわけじゃないですか。直接雇用義務がそのうち何件あって、何人が直接雇用されたかというデータは取ってい...全文を見る
○福島みずほ君 是正をされた結果をお聞きしたいんです。派遣のままなのか、ほかに振り分けたのか、直接雇用義務が発生して正社員になったのか。正社員への道というのがどの程度、厚労省が頑張ってそれを指導してくださっているのか、それをやっぱり聞きたいと思います。実際、五千七百六十五件とある...全文を見る
○福島みずほ君 いや、日本の優秀な役人が、それはおかしいですよ。  そうしたら、改めてお願いします。直接雇用義務がどの程度五千七百六十五件のうち発生したかについて、精査をした上、数字を教えてください。いかがですか。
○福島みずほ君 今、格差拡大や格差是正や正社員化への道をどうするか。安倍総理は毎回毎回、正社員への道を開く、開く、開くと言っていて、直接雇用のデータも取っていないんだったら、それは説得力がないですよ。これ、ずっと資料要求して出てこないので、きちっと、どれだけ直接雇用になったか、デ...全文を見る
○福島みずほ君 安易な人件費削減のために請負や派遣が大企業でも使われているという実態があります。  厚労省がどこまで踏み込んで頑張ってくれるのか、直接雇用義務を含めてどこまで頑張るのか、本当に注視して見ておりますし、期待をしている人も大変多いと思います。是非頑張ってくださるよう...全文を見る
○福島みずほ君 今局長おっしゃったとおり、高度な必要性と最高裁で言っているケースがあるのに、「労働条件の変更の必要性」と条文ではなっている。また、経過措置を設けたかどうかが条文の案に入っていないなど、判例よりも後退した部分があると思います。  改めてお聞きしますが、就業規則の不...全文を見る
○福島みずほ君 個々のケースで、判例で就業規則の不利益変更を認める、認めないとケース・バイ・ケースでやってくる場合と、法案に書いて一律的に、一応就業規則の不利益変更は許されるか、許されないかの基準を一律に書くのでは、やはり性格が異なるというふうに考えますので、この点についてはまた...全文を見る
○福島みずほ君 地方や中小企業に関しては、私は経過規定を設けるというのでも構わないと思います。なぜ中小企業が厳しいと言われるかといえば、例えば大企業から下請で下りてくる際にダンピングが行われたり、コスト削減で厳しくたたかれるという現状が確かにあります。しかし、それはむしろ公契約法...全文を見る
○福島みずほ君 月に八十時間以上の設定に私たち国会議員が賛成できるでしょうか。八十時間は過労死デッドラインですよ。八十時間以上働いたら五割増しなんて、死にに行けというようなもんで、そういうものを私たちが是認するのではなく、やはり労働時間の規制をやることこそ仕事と家庭の両立と言って...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
03月22日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本案に入る前に、私も原爆症の、今日、東京地裁でありました、東京地方裁判所民事三部の判決についてお聞きをいたします。  先日も、この原爆症認定集団訴訟に関して私は質問をいたしました。今日出た東京地方裁判所の判決も、線量推定方式であるも...全文を見る
○福島みずほ君 いや、もう本人たちはどんどん年を取っていく、六十年以上前の話で、そしてこれが控訴をされると、また控訴審、上告審と非常に長期になります。結局、大阪地裁、広島地裁、愛知訴訟、ずっとこれは放射線起因性について原因確率を機械的に適することによって、真実、原爆放射線による申...全文を見る
○福島みずほ君 先日も司法判断を愚弄するなと、司法判断を尊重せよというふうに申し上げました。国側の代理人として、厚労省は裁判の中で当事者として争い、結局、こういうふうな判断が出たわけです。これ以上、控訴審、上告審に行っても、私は全く同じ結果が出るだろうというふうに思っています。あ...全文を見る
○福島みずほ君 二月の段階で症例が出ていて、国会の中でも予算委員会や厚生労働委員会でこのタミフルの件が議論されていたわけです。その段階で、パロマの事故ではないけれども、局長の元にどういう症例でどういう問題があるか、すぐさま情報を上げるべきではないですか。
○福島みずほ君 しかし、新聞報道を見て大変驚いたのは、今まで死亡例がほかにもあるということが新聞報道で見て、正直私は驚いたわけです。  今まで、タミフルの結果、転落死や事故がこれだけあるということを局長が知ったのはいつですか。
○福島みずほ君 知っていないんですか。
○福島みずほ君 国会の委員会の中で、タミフルの問題が衆議院の段階で取り上げられて、私自身はとにかく薬害の問題については素早く厚労省としては対応すべきであると。今回の点についてももう少し情報公開なり、私たちも審議会の議事録を見れば分かるかもしれませんが、国会で議論になっている段階で...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、既に、今回のタミフルの件も実証的な研究などはこれからあると思いますが、ただ現実に副作用が生じたのではないか、あるいは肝炎の場合は明らかに薬害が起きているという。ですから、今後やっぱり救済の必要もありますし、それを招いた責任ということも非常にあります。つまり...全文を見る
○福島みずほ君 子供手当の創設をもう少しきちっと抜本的にやることこそ子育て支援になるということを申し上げます。  ところで、児童扶養手当とシングルマザーの話についてお聞きをいたします。  三月十三日、参議院議員会館において母子家庭の実情を聞く会というのがありました。切々とした...全文を見る
○福島みずほ君 ところで、児童扶養手当を削減されると非常に困る、あるいは生活保護の母子加算を削減されると困るという生の声が大変ありました。また、母子家庭の人たちの平均年収が、例えば二〇〇六年八月のしんぐるまざぁず・ふぉーらむの調査では、正社員などですと年収は三百五十五万円、しかし...全文を見る
○福島みずほ君 母子家庭調査は十一月一日に行われていると思うんですが、夏ぐらいまで掛かるということで、とても時間が、もちろん調査ですから正確を期すのかもしれませんが、余りに時間が掛かり過ぎている。この委員会でもこの児童扶養手当の質問はずっとしてきていますが、現状、やはり生活が苦し...全文を見る
○福島みずほ君 就労支援で頑張っていただいているのは有り難いのですが、中身を聞くと、やはり労働条件が悪いという声が伝わってきます。先ほども七千七百四十六名という話がありましたが、全国の母子家庭は物すごいやっぱり数が多いわけですね。就労支援はやっていくにしても、それが児童扶養手当や...全文を見る
○福島みずほ君 年収も低いし、子供を抱えて一生懸命働いているいわゆるワーキングプア、女性の貧困の問題がここにあるので、是非児童扶養手当をカットしないでほしいという立場から私は質問しています。  五年で削減を始めることが妥当かというのはこの委員会でもずっとやってきましたが、NPO...全文を見る
○福島みずほ君 今、地域格差、教育格差、所得格差と言われていますが、教育格差が明確に生じてしまう。親の財布の大きさが子供の未来を決める。親の資産によって高校、大学進学をあきらめたり中退をしたりしなくちゃいけないというのがもう歴然と広がっています。その意味で、ここはやっぱりカットす...全文を見る
○福島みずほ君 いや、非常におかしいですよ。  つまり、期間の制限内でリハビリが終わった人もいるかもしれないけれども、厚労省が変な診療報酬改定をやったために、それから必要なのにリハビリを受けることができなかったという人たちが歴然といるわけじゃないですか。一一%という人たちは、じ...全文を見る
○福島みずほ君 障害者自立支援法についても、今、各自治体は、その自治体ごとに加算をする、減免措置を設けるということを多くの自治体がやっています。しかし、財政がない自治体はそれができない、また、補正予算で予算を付けなくちゃいけない。障害者自立支援法の制度設計は間違っていたんです。今...全文を見る
○福島みずほ君 制度設計そのものが間違っていたと思います。白紙撤回をすべきだということを申し上げ、質問を終わります。
03月26日第166回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  河野官房長官談話を踏襲されるとおっしゃいましたが、閣僚の中でそれに反する発言が出た場合は、それを注意をしてくださいますね。安倍内閣の下では絶対に認めないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 問いに答えてください。  閣僚で違う発言、特別補佐官で違う発言をした人間をきちっと注意をしてくれますね。
○福島みずほ君 総理ではなく、質問に答えてください。他の閣僚や他の大臣、他の特別補佐官の違う発言を許さないということの確認を取りたいんです。どうですか。
○福島みずほ君 では、きちっと注意をお願いします。  次に、民法についてお聞きをいたします。  代理母と死後、凍結後の妊娠した件について、裁判所は民法と現実が合っていないというふうに言いました。民法の抜本的見直しが必要だと考えますが、長勢法務大臣、いかがですか。
○福島みずほ君 凍結精子後の妊娠についてはどうですか。
○福島みずほ君 民法七百七十二条も現状と法律が合わないことだと思いますが、抜本的見直し、是非よろしくお願いします。いかがですか。
○福島みずほ君 各党検討中ですが、社民党も案を考えています。是非、でも法務省が取り組んでくださるようお願いいたします。  次に、地方の疲弊についてお聞きをいたします。  地方の疲弊は政府・与党の政治の結果生まれたものである、そう思います。三位一体改革の中で総計七兆円地方にお金...全文を見る
○福島みずほ君 税源移譲が人口比で行われたために人口の少ない自治体は誠に疲弊をしています。この現実をどう見られますか。総理大臣、総務大臣、いかがですか。
○福島みずほ君 違いますよ。人口の少ない自治体は疲弊をしています。小泉改革で格差が広がったかどうかに地方の首長さんは、そうでない、どちらかといえばそう思うが八九・二%。五千人未満の自治体では格差を感ずるという人が大変多いです。九六・二%です。今、人口の少ない自治体、地域は疲弊をし...全文を見る
○福島みずほ君 地域は疲弊しています。頑張る自治体ですが、自由に独自の施策を展開するための財政面の裏付けや権限移譲の具体策が全く明らかではありません。具体策を総理、示してください。総理。
○福島みずほ君 これがどのようになるのかよく分かりません。また、地方は疲弊をしている中で国が取っているのは、東洋町に対して六十億円、高レベル廃棄物を、放射性廃棄物を引き受ければ六十億円調査費を出す、それから在日米軍基地特別措置法案が基地を受け入れた割合に応じて金を出すと。  地...全文を見る
○福島みずほ君 出来高に応じてお金を払う、沖縄振興法はなくす、そして東洋町など引き受けるところ、調査にするところは金を払う、これが今の日本の政治のひざまずかせて言うことを聞かせるやり方です。国と地方の協議の場を設けるなど、地方の疲弊ではなく、地方の復活に向けて政治はやるべきである...全文を見る
03月27日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、これは質問通告してなくて申し訳ないんですが、内閣の構成員としての大臣の見解をお聞きしたく、一問質問いたします。  下村官房副長官が昨日の夜の記者会見で、いわゆる従軍慰安婦問題について、直接的な軍の関与はなかったと私自身認識...全文を見る
○福島みずほ君 河野官房長官談話と下村官房副長官の直接的な軍の関与はなかったというのは明確に矛盾をしていますが、いかがですか。
○福島みずほ君 報道では、直接的な軍の関与はなかったと私自身認識している、強制連行について軍の関与はなかったということを述べたものだと修正していらっしゃいますが、明確にこの記者会見の中身は河野官房長官談話に反しています。これについていかがですか。
○福島みずほ君 明確にこういう発言していることが明らか、報道の中でこういうふうに発言しているというのが明らかです。これは副官房長官として重要な問題であるというように考えます。  河野官房長官談話と、では、下村官房副長官が、直接的な軍の関与はなかったと私自身認識している、これは明...全文を見る
○福島みずほ君 では、確認をされた後、また再度御質問したいと思います。これは重要な問題で、しかも昨日、予算委員会で安倍総理に内閣としてどうかという確認をしておりますので、内閣の不一致、あるいは官邸の不一致ということで大問題だと考えます。また、官房副長官が誤ったメッセージを国際社会...全文を見る
○福島みずほ君 具体的にはどのような中身でしょうか。
○福島みずほ君 その施設は、従来のその病棟と同じところでもよろしいんでしょうか。フロアの転換でも可能なんでしょうか。食堂、おふろは共用となるんでしょうか。
○福島みずほ君 それがなぜ社会復帰になるんですか。
○福島みずほ君 社会的入院をなくすということで、どうやって社会復帰をするのかというのが大変重要です。そのためにNGOも含め、いろいろ努力をして社会復帰をやっているところがたくさんあります。  今回この質問をするのは、この意味が分からないからなんです。  先ほど、同じ病棟の中の...全文を見る
○福島みずほ君 同じ病院でフロアをちょっと変えて、従前と同じく食堂も、そしておふろも一緒、どこが社会的な復帰になるんでしょうか。これは看板を立て替えるだけではないかと。  この人たちは社会的入院と数えないことになるということでよろしいですか。
○福島みずほ君 医療統計上はこれは入院していると数えるのか、社会復帰をしたというふうに数えるのでしょうか。
○福島みずほ君 答えてください、入院なのか入院でないのか、どちらですか。
○福島みずほ君 これは退院支援施設として莫大な予算を掛けて造るわけです。しかし、従来の病棟のフロアを変えるだけで実は変わらない。そうだとすると、これは一見、社会復帰に見えるけれども実は全く変わらない、本人ちっとも自由になっていない、社会復帰じゃない、だからお聞きをしているのです。...全文を見る
○福島みずほ君 長年、精神障害者の人たちの社会的入院をどう解消するか、どう地域に復帰するかということはとても大事な課題です。だからお聞きしているんで、ちょっと私、頭が悪くてよく分からないんで、はっきり教えてください。これは入院なんですか、入院じゃないんですか。
○福島みずほ君 時間がもったいないので、同じことを答えないで端的に答えていただけますでしょうか。  社会的入院者、厚生労働省は約七万人と把握をしています。どうやって、あるいは精神障害者の人を地域へ戻すか、大事な課題です。  じゃ、お聞きします。さっきおっしゃったフロアの転換を...全文を見る
○福島みずほ君 それを答えていただければいい。精神科病院に入院してないということですね。
○福島みずほ君 いや、初めからそう答えていただければ、時間が本当にもったいないというふうに思います。  そのように、実は変わっていないんだけれども入院ではないことになるんですね。だから、数字上は一見、入院患者が減ったように見えるけれども、入院をしている、入院というか、そこに入っ...全文を見る
○福島みずほ君 予算はどれぐらい付けて、どのようなものを考えていますか。
○福島みずほ君 いや、全く不思議で、フロアを変えたり、そのお金を九十五億掛けるとおっしゃいました。そうではなくて、違うやり方で社会復帰をするべきではないでしょうか。  例えば、大阪府では退院促進事業として、例えば精神障害者によるピアサポート活動が重要な役割を果たしていると。少し...全文を見る
○福島みずほ君 地域生活支援事業は、実際は社会的入院に関する予算配分は十分の一程度の四十億程度だというのは、これでよろしいですか。
○福島みずほ君 退院支援施設に関して、現在、予定の地域や箇所数はどうなっているでしょうか。なぜ退院支援施設のようなものが必要なのか、その効果についての具体的なエビデンスはあるのでしょうか。
○福島みずほ君 厚労省自身、この事業に対する厚生科学研究等の研究はなされたのでしょうか。実際、九十五億掛け箱物を造る、あるいはフロアの転換をするに当たってお金を出すわけですよね。そういうエビデンスはあるんですか。
○福島みずほ君 いや、これから作成するのではなく、現にこういう通院支援施設の件で有効であるというのがあるんですか。  なぜこういう質問をするかというと、日本障害者フォーラムやいろんな団体、NGOが、当事者がこの退院支援施設に反対をしているからです。なぜ反対をしていると思われます...全文を見る
○福島みずほ君 当初、昨年十月だった実施時期が四月に延期をされました。当事者やNGOは、これは社会的入院の件数を減らすためだけのものに使われるだけで、実効性がないんじゃないか。それでも、自分たちがいろんなところでやってきた社会復帰のやり方にこそお金を使うべきではないか。要するに、...全文を見る
○福島みずほ君 当初、十月だった実施時期が四月に延期されたと。マニュアル作るためとおっしゃいましたが、マニュアルできたんですか。あるいは、当事者、NGOの説得はできたんですか。
○福島みずほ君 現在、整理している状況で、まだ合意を作っている段階であれば、四月一日からやるという、もう今日は三月二十七日ですから、四月一日からやるという施行は強引ではないでしょうか。この凍結を強く求めますが、大臣、いかがですか。
○福島みずほ君 社会的入院をなくしたり社会復帰をするのであれば、今の精神科病院を前提にしてどうやってケアをするかをやればいいわけです。実際は、病院の中に居続けながら、社会的入院は続けながら、実は社会的入院としてカウントされない、箱物を造ることにお金を使う、あるいは改装することにお...全文を見る
○福島みずほ君 旧ミドリ十字が認めているだけでもフィブリノーゲンの肝炎感染患者は一万人。東京地裁判決でも感染から二十年を超えると肝硬変の進展率が増加すると指摘されていて、今るる局長は落ち度はないというふうにおっしゃいましたけれども、もう少しこの、こういう実際もう亡くなっていらっし...全文を見る
○福島みずほ君 全体的なそのさっき言った二百億円、B、C合わせて二百億円ぐらい掛かるだろうという、これは衆議院の厚労委員会で出ておりますが、これでよろしいですか。また、救済についてどのような試算をし、積算をし、何をやろうと厚労省はしていますか。
○福島みずほ君 患者さんたちと話をしますと、やっぱり治療費が非常に掛かるという話を聞くんですね。これは一つやっぱりある種の薬害、裁判所からは明確にこれは断罪をされていますので、厚生労働省としてこれからの救済をどうあるべきか。ある程度の試算もされているでしょうから、それに向けて、こ...全文を見る
○福島みずほ君 在外被爆者の問題、それから原爆認定の問題、じん肺の問題、それから中国残留邦人の問題、そしてこの肝炎の問題、とにかく当事者、命が続く限りという思いでやっています。そのためにも政治的解決、それは国会としてもやりますが、行政としても一歩踏み込んでやっていただきたいという...全文を見る
○福島みずほ君 雇用保険は働く人にとってのセーフティーネットです。その制度からどうするか、景気が良くなったからどうするかならまだ分かるけれども、今おっしゃったとおり、そして今日この委員会で出ているとおり、行政改革という観点から国庫負担金の削減が提案をされています。見事に二千二百億...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省は毎年、社会保障関係予算を申し上げたとおり二千二百億円削減していますが、二〇〇八年度予算においても削減をするのでしょうか。国民の生活、特に命に直結する社会保障費の一律的な削減は認められないと、予算の十分な確保をお願いしますが、いかがですか。
○福島みずほ君 初めに削減ありきで、社会保障費が数字上だけで削減されていくことがこの間の、五年間ぐらいの問題点を生んできたと思います。厚労省は財務省や骨太方針に反旗を翻してくださいよ。私たちもそれは応援します。社会保障費を削って何やるんだというふうに思っていますので、これはもう二...全文を見る
○福島みずほ君 当分の間とはどれぐらいの間でしょうか。
○福島みずほ君 もう御存じ、地域間格差が拡大をして、所得格差が拡大をしている中で、やっぱり出稼ぎの人たちをこうやって切るのかという思いになるんですね。  出稼ぎ労働者への送り出し地における健康診断の廃止が盛り込まれています。健康を守るための代替案が保障されているのか、就労地にお...全文を見る
○福島みずほ君 関連事業予算八千七百万円、そんなに多額ではないんですね。是非、健康診断や相談窓口を廃止しないように強く要請をいたします。幾ら雇い主に対して努力せよと言っても、やっぱりきちっと行政がやるということの違いは大変大きいと思います。  次に、若年雇用労働者への対応につい...全文を見る
○福島みずほ君 慎重にでなく是非前向きに考慮をお願いいたします。  次に、他の委員からも出ておりますが、私も、今回、被保険者資格と受給資格を一般被保険者に一本化というのはいいと思うんですが、一般被保険者が、六か月ではなくて、受給資格が十二月になると。これは、だから被保険者資格の...全文を見る
○福島みずほ君 十分な配慮をするといっても、実際は十二月に延長されて条件が引き下げられるんですね。これは明確な改悪であり、今のように雇用の劣化が起きている段階では本当に改悪がひどいことになるというふうに思います。  予算委員会でずっと直接雇用義務、派遣についての話をしてきました...全文を見る
○福島みずほ君 それは当たり前のことで、よろしくお願いします。  というのは、偽装請負があって、雇用を打ち切られないなんて当たり前のことじゃないですか。その結果、直接雇用になったのか、雇用が正社員なのか契約社員なのか、それとも請負という形で徹底したのか、派遣のままなのか、それに...全文を見る
○福島みずほ君 直接雇用義務で是非正社員の道へ開くように、厚労省は是非汗をかいてください。それについては心から応援をします。  終わります。
03月29日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、この委員会の中で審議が継続中であるにもかかわらず、昨日の夕方、厚生労働省から、委員会での採決終了、本会議採決終了、二十九日成立という文書が、私には来ませんでしたが、この委員の中の一部に関して配付がされているという、とんでもな...全文を見る
○福島みずほ君 また、資料をどのように配付しているかについても、私は社民党として抗議文を出しますけれども、どのように出しているのか。資料をいただくこともありますが、同じ理事懇談会の中で共産党には来ている、社民党には来ていないとか、非常にばらつきがあるんですね、あるいは民主党でも来...全文を見る
○福島みずほ君 国民年金改正法案についてお聞きをいたします。  国庫負担を平成二十一年度までに二分の一へ引き上げるための財源は何ですか。
○福島みずほ君 三月十六日、衆議院厚生労働委員会の答弁で、消費税も含めて財源を検討するというふうに答弁されています。しかし、格差が広がっている日本社会で国民年金の財源を消費税に求めれば、更に低所得者らの負担が増え、ひいては国民年金の未納も増えるのではないでしょうか。
○福島みずほ君 最近の労働力調査で、御存じ、パートタイマーの女性の賃金がまた下がったと、格差は拡大をしています。低所得者の可処分所得を減らす、あるいは負担を増えるような消費税のアップでこれをしないように強く申し上げていきます。  次に、昨日、新編靖国神社問題資料集、国立国会図書...全文を見る
○福島みずほ君 問いに答えてくれれば結構です。
○福島みずほ君 問いに対して答えてくだされば結構です。  一九六六年、昭和四十一年以降、厚労省は合祀に関知してないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 再度確認します。はっきり答えてください。  一九六六年、昭和四十一年以降、厚生省は合祀に関知していないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 厚生省がどのような関知をしていたかということをきっちり答えていただきたいんです。  厚生省が関知をしていない、合祀に関して一切関知していないということでよろしいですか、一九六六年以降。よろしいですか。
○福島みずほ君 はっきり言ってくだされば結構です。
○福島みずほ君 問いに答えてないですよ。私が聞いているのは、一九六六年、昭和四十一年以降、厚生省が合祀に関知していないということでいいかということを聞いているんです。名簿を出したか出していないかということを聞いているのではありません。合祀に関知していないということでよろしいですね...全文を見る
○福島みずほ君 全く事実は違うんですよ。今と同じ答弁を厚生省は今まで国会で繰り返してきました。昭和六十一年の委員会でも、「合祀するかというのは靖国神社の判断であり、厚生省は合祀には関知はしていないわけでございます。」と答弁し、今審議官も関知をしていないとおっしゃいました。  し...全文を見る
○福島みずほ君 祭神名票に名前を出したかどうかということを聞いているのではありません。関知したかどうか、関知してきたかどうかについて、関知していないとおっしゃいました。実はそれはこの国会で繰り返されてきた厚生省の答弁です。私の質問にもそう答えてきました。  しかし、はっきりと資...全文を見る
○福島みずほ君 A級戦犯の合祀、BC級戦犯もそうですが、話合いを持っているわけじゃないですか。合祀可ってやっているじゃないですか。これは共同行為ですよ。むしろ国の主導を示すような他の資料もありますよ。これははっきりと昭和四十四年の検討資料、いつからいつまで、場所はどこで、出席者は...全文を見る
○福島みずほ君 いや、全くおかしいですよ。祭神名票を靖国神社に提供をかつてはしてきた。しかし、一九六六年以降はしていないかもしれない。しかし、はっきりこの資料集で昭和四十四年、一九六九年に話合いやっているんですよ。課長が出席していて、再確認事項の中にA級戦犯十二名合祀可って確認し...全文を見る
○福島みずほ君 政教分離の原則が憲法にあります。同席して議事録が残って、出席者も分かって、靖国神社側はもちろん出ていますが、厚生省援護局西村調査課長、補佐、全部名前出ていますよ。再確認事項、A級戦犯合祀可とやっているんですよ。  つまり、今まで国会で質問してきたり、過去の議事録...全文を見る
○福島みずほ君 これは、こういう資料があるかどうか、厚労省の中できちっと精査してくれますか。  なぜ私が怒っているかというと、かつて先輩たちも含め国会で審議してきたんですよ。私も質問しました。関知していないと言ってきたじゃないですか。資料も出さなかったですよ、関知していないと言...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、これははっきりと出席者、厚生省援護局となっていて、確認をし、再確認事項として非常に重要な点ですよ。A級十二名合祀可ということを確認をしているんですよ。これは関知ですよ。政教分離に明確に反することですよ。厚労省は今まで関与してない、関与してない、関知してない...全文を見る
○福島みずほ君 分かりました、はい。  かつ、今日の冒頭においても事実と違うことを言ったということについて強く抗議をします。この点について厚労省が根本的に戦後の厚労行政におけるものを洗い直すよう強く求めます。
○福島みずほ君 社会民主党・護憲連合を代表して、国民年金法の一部を改正する法律案について反対の立場から討論を行います。  国民の生活に対する不安が高まっている中で、特に年金制度については、社会のセーフティーネットとして安心感を与えるものに改革していくということは多くの国民が政治...全文を見る
04月10日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  育児休業給付制度について、この制度の拡充は歓迎をいたします。しかし、育児休業法の恩恵を受けている労働者は、相変わらず規模の大きい事業になればなるほど制度が整備されており、実際に休業を取得する割合も高くなっております。より広く育児休暇を...全文を見る
○福島みずほ君 育児休業給付を受け付けた期間を基本手当の算定基礎期間から除外することは、子供を産み育てる環境づくりの方針と逆行するのではないですか。
○福島みずほ君 問題があると考えますので、この点について本当に問題があるので、今後もこの点の改善は必要だということを申し上げます。  次に、中国人強制労働についてお聞きをいたします。  三月二十六日の宮崎地方裁判所も、三月二十七日長崎地裁も、強制連行・労働は、国が政策決定し、...全文を見る
○福島みずほ君 大臣は、強制労働そのものは問題であるというふうにお考えでしょうか。
○福島みずほ君 除斥、時効、国家無答責などによって中国人被害者の請求は棄却されているケースも多いけれども、少なくとも、明白な被害事実に関して国の労働行政の責任者として大臣は被害者に謝罪をすべきと思いますが、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 所管外だということは事前にも聞いているんですが、他方、強制労働に関すれば、これは日本も当時ILO条約を批准しておりまして、ILO条約は強制労働を明確に禁止をしています。ですから、裁判が指摘しているように、ずっと指摘し続けているように、強制労働ということであれば、あ...全文を見る
○福島みずほ君 一九七二年日中共同声明によって国としての請求権は相互放棄をしたが、個人の請求権に関しては、一九五六年日ソ共同宣言、一九六五年日韓請求権によって消滅していないのと同様に消滅していないと思うが、いかがですか。
○福島みずほ君 中国政府外交部は、中国人を強制的に徴用し労働させたことは日本軍国主義の侵略戦争における重大な犯罪行為の一つで、日本が歴史に責任を負い、真剣かつ適切に処理するよう希望すると表明をしています。  中国のこの見解に対して政府はどう答えるのでしょうか。
○福島みずほ君 外務省にお聞きをいたします。  三月二十六日の宮崎地裁、三月二十七日長崎地裁も、強制連行・労働は国が政策決定し、県は施策の実現に関与、企業も原告の身体、自由を違法に侵害したとして、国と県、企業の不法行為を認めています。この認識を外務省は持っていますでしょうか。
○福島みずほ君 いや、三権分立ではなく、客観的な事実の認識を政府がどう思っているかについて国会の場で質問をしているのです。  強制連行・労働は国が政策決定し、県は施策の実現に関与、企業も原告の身体、自由を違法に侵害したという認識を政府は持っておられるのでしょうか。
○福島みずほ君 客観的な事実としてどう理解するかであって、戦争が悲惨であり、多くの人に耐え難い苦痛を与えるというのは、これはもう当然のことであります。政府としてそれをどう考えているかについては、強制連行という事実、あるいは国が政策決定し、県が施策の実現に関与したということは認めな...全文を見る
○福島みずほ君 裁判の中でどうかではなく、客観的に強制連行というものがあり、政府が政策決定し、県も関与していた、この認識を政府が持っているかどうかについてお聞きをしています。どうですか。
○福島みずほ君 戦後六十二年がたって、客観的な資料も出てき、本人たちの証言もあり、裁判もあり、裁判所はどういうことで強制連行が、強制労働が、強制連行・労働が行われたかということは認定をしているわけですよね。責任も違法行為も認めています。除斥や時効で棄却にしていっても、その客観的事...全文を見る
○福島みずほ君 時効の援用を退けた西松建設訴訟、広島高裁の判断があります。今最高裁に上告中ですが。二十六日の宮崎地裁の判決には、本件強制連行、強制労働の事実にかんがみると、道義的責任あるいは人道的な責任という観点から、この歴史的事実を真摯に受け止め、犠牲になった中国人労働者につい...全文を見る
○福島みずほ君 事実の究明と問題の解決と、きちっとどう解決していくのかという点はとても重要だと思います。特に今日お話ししたのは、客観的事実についてどう認識し、どう解決していくべきと考えるかという点について、政府の各部門で是非この点について推考していただきたい。その点について国会の...全文を見る
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、雇用保険法等の一部改正案の原案並びに修正案に反対の討論を行います。  非正規雇用の大幅な増加、ワーキングプアの増加という雇用情勢が大きく変わっているにもかかわらず、その多様な働き方に対応した改正、弱い立場の人たちに手を差し伸べ...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は本当にありがとうございます。  まず、紀陸参考人にお聞きをいたします。  労働条件を良くしていくには、まず多様な働き方の中での均等待遇などを実現することと、もう一つは正社員を増やしていくこと、この二つが必要だと思いますが、経...全文を見る
○福島みずほ君 いや、是非正社員を増やすために努力をしていただきたいと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 先ほど、派遣法に関して直接雇用義務をなくす、期間をなくす、事前面接禁止の解禁とおっしゃいましたが、直接雇用義務をなくすことは正社員の道を閉ざすことにつながりませんか。
○福島みずほ君 労働ビッグバンの中で、例えば直接雇用義務をなくすとかということはもう同じように提案をされています。しかし、直接雇用義務をなくすということは正社員の道を明確に閉ざすことであり、正社員を増やすという形で雇用の劣化を防ぐことにはつながりません。そのことについて、古賀参考...全文を見る
○福島みずほ君 派遣法について、二〇〇三年、製造業、医療についても派遣が可能となり、大企業の中での製造部門に派遣が大変拡大をいたしました。  私は、雇用の劣化をもう一回改善するためには、現在の労働者派遣法の改正が必要、せめて、例えばこの製造業や医療については派遣を認めていたこと...全文を見る
○福島みずほ君 社民党は、日野自動車そしてキヤノンの宇都宮工場に視察に行きました。偽装請負や不正派遣などが大きな問題となっておりますが、経団連の会員企業に多く問題を指摘された企業があります。  これらの不祥事について、紀陸参考人、どうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 請負は、労働法の規制が働かないという働く側にとってはデメリット、企業にとっては指揮命令ができないというデメリット。でも、メリットは、正社員として雇わなくていいというメリットがある。  ですから、実際現場に入って思うことは、請負と派遣を巧妙に両方使いながら、完全に...全文を見る
○福島みずほ君 スポット派遣、日雇派遣労働者の実態がワーキングプアを生み出しているという構図が問題となっています。スポット派遣労働者が勤務する大手企業の工場の戦力となっているという実態について、紀陸参考人、どうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 社民党は連合と同じように全国どこでも時給最低千円以上を保障するべきではないか、もちろん急にできなくても段階的には目標として裁定すべきではないかというふうに考えております。  最低賃金の問題は大変大きい問題ですが、成長力底上げ戦略円卓会議で議論し、最低賃金の中長期...全文を見る
○福島みずほ君 今国会にパート法案が出ておりますが、期間の定めがなくて正社員的パートの差別禁止を規定していると。これは、あとじゃ残りの部分は差別禁止が掛からない、反対解釈になるのではないかと社民党は考えて、問題だと考えておりますが、古賀参考人、御意見をお聞かせください。
○福島みずほ君 過労死をなくするために何をなすべきか、紀陸参考人、御意見をお聞かせください。
○福島みずほ君 過労死は自己責任だという意見なども出たりしていますが、それについてどうお考えですか。
○福島みずほ君 割増し賃金に関して、八十時間以上で五〇%などの提案がありますが、古賀参考人、これについての、法案についての評価をお聞かせください。
○福島みずほ君 紀陸参考人にお聞きをいたします。  経団連は多くの大企業や多くの会員の法人で集まられたところで、そこがどういう政策を取るか、どういうビジョンを出すかがとても大きいと思います。私は、個別企業は個別資本の利害でそれは正直動かざるを得ないところはあるかもしれない。しか...全文を見る
○福島みずほ君 頑張ってくださっていることはよく分かりました。ただ、多様な働き方という、いろんな働き方があってもちろんいいのですが、いろんな働き方をする中で、やっぱり労働条件がきちっとしていることとやはり正社員の道がちゃんと開いていること、安定した雇用であること、できれば契約期間...全文を見る
04月12日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、私も、先日、坂本由紀子委員が、成立が遅れているのは国会そのものの責任でもあると思いますと雇用保険法改正法案について質問されたことに強く抗議をしたいと思います。  これは、国会で委員会での質疑、本会議での質疑を経る前の段階で成立...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、戦後補償に関してはこれは厚生労働省の管轄です。私が今日申し上げたいことは、民間人の被害について政府は放置をしてきたというところではないかというふうに思います。ドイツなどでは、民間人についての被害も救済するということをしております。兵隊さん、軍人軍属の人たちが...全文を見る
○福島みずほ君 この原告たちの経歴を見ると、やっぱり物すごく切実です。家族を全部失った子供や、あるいは非常に重い重いハンディキャップを受けて、六十二年間やっぱり物すごく差別を受けて、ハンディキャップのある人間として生きてきたとか、本当に家族を失ったという人たちがもうたくさんいらっ...全文を見る
○福島みずほ君 こういう質問をしたのは、戦争の被害は多くの人が受けて、もう本当に耐え難い経験をしていたり、本当に独りぼっちになってしまった、あるいは非常にハンディキャップを負って戦後とっても苦労したという人がたくさんいると。軍人軍属であれば法律で補償されている。被爆者の問題も、極...全文を見る
○福島みずほ君 先日、ブラジルに行った人たちに話を聞きました。最年少の人でももうかなり高齢になっている、八十を超えた人たちがいらっしゃると。実はもう来れないという方、かつて家族におぶわれて日本に来られて、被爆者健康手帳の申請をされたという人がいらっしゃることも厚労省は御存じだと思...全文を見る
○福島みずほ君 確かに、公平公正というのはあると思います。しかし、救済できる人を救済できないという問題がある。私は対面でやらないで出せというのは無理だと思います。やっぱり不正受給を防ぐことも行政としては必要であると。  それで、広島、長崎、市、県のノウハウを持っている職員に行っ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、もう非常に高齢の人たちに対して、何か工夫をすればできると、飛行機に乗って何十時間も来いというのが不可能に近いわけで、是非これは工夫をして柔軟に対応してくださるよう心からお願いをします。これについては、何がやっぱり障害なのかということも含めて、一緒に考えて実現...全文を見る
○福島みずほ君 助成上限額が、対象者一人当たりの年間の助成上限額は原則として十三万円、特別な事情がある場合は十四万二千円を上限です。ですから、是非、実態なり意見交換をする中で上限をもっと柔軟に運用していただきたいというふうにも考えております。  それから、今答弁していただいたよ...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、是非、もう時間がありませんので、申請及び審査について保健医療助成事業と同じようにもう一歩進めていただきたいということを要望して、質問を終わります。
04月19日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  六十年ぶりの生協法の改正です。社民党は、基本的に賛成の立場から、しかし是非、生協をエンカレッジする立場で施策をやってほしいという思いを込めて質問をしたいというふうに思っております。  生協については、ちょっと個人的で済みませんが、私...全文を見る
○福島みずほ君 組合員のための生協ですが、他方、先ほども質問の中で他の委員が発言をされましたが、EUでは基本的に県域の規制や非組合員の利用の禁止はないと。オーストリア、イギリスでは国内全域で事業展開する生協もあると。EUの生協では買物をする人の半数以上が非組合員であると。ヨーロッ...全文を見る
○福島みずほ君 パブリックコメントの中にも、多くこの員外利用規制を考えてほしいというものがたくさんあります。  例えば、許可要件の中で、保育所、老人ホーム等への食材提供としているが、病院からの要望もあるため、追加してほしい。高齢者の食事サービスに携わっているが、毎日の食材調達の...全文を見る
○福島みずほ君 員外利用限度については、組合員の利用分量の額の五分の一までとしておりますが、どのようにその利用限度を測るのでしょうか。
○福島みずほ君 是非、事務が煩雑にならないように、この点は是非、今後、工夫していただきたいと思います。  素朴な質問で、海外の事例は員外利用規制を設けていない生協が多くありますが、なぜ日本では員外利用規制を外すことができないんでしょうか。
○福島みずほ君 ただ、生協の果たす役割を考えれば、員外利用の規制の例外については、余り厳格でなく、要望が強く、いい食材であればやっぱりみんなが使えるようにするということを是非よろしくお願いします。  また、組合員を獲得するための事業としてお試し利用などがありますが、実際使ってみ...全文を見る
○福島みずほ君 一か月を切って二十日というと、やはり余りに短い。会社法が八週間ですので、これは見直しのときなど是非考慮をしていただきたいと思います。  剰余金なんですが、剰余金は現状では組合員の教育事業に充てられているとのことですが、今回の改正では福祉活動を助成する事業にも充て...全文を見る
○福島みずほ君 共済事業についてですが、現在、共済事業規約の認可が不要とされている共済金額、掛金の総額は五万円、これは昭和三十四年の設定であり、現在の貨幣価値では三十万円以上と考えられております。  政省令によってどの程度の金額を基準とするのでしょうか。
○福島みずほ君 五万円は昭和三十四年の設定ですので、是非、この点については今の貨幣価値との勘案して決めていただきたいと思います。  現行制度は、行政庁が解散命令を出せる事例として、規定に基づかない事業を行った場合、員外利用の規定に違反した場合、理由なく事業を一年間以上休止した場...全文を見る
○福島みずほ君 是非、生協を規制の対象というよりも、エンカレッジする対象として是非厚労省は取り組んでくださるよう要望します。  今日は法務省に来ていただいたので、済みません、時間が短くなって申し訳ありません。  医療観察法が施行からちょうど一年半、それの検証をやはりすべきだと...全文を見る
○福島みずほ君 審判過程で、主治医や鑑定人との面会など情報交換を精神障害者が行わないケースが見受けられます。このような規制はするべきではないと考えますが、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 時間ですので、終わります。
04月24日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今度の法案は、介護福祉士の資格要件取得を厳しくし、国家試験を必須にしていくことを求める改正を含んでおります。介護福祉士の質の向上を求めるのがねらいというふうに答弁がありました。しかし、資格取得の条件を厳しくしたのが、フィリピンとのEP...全文を見る
○福島みずほ君 審議会は何のためにあるのでしょうか。EPA関連で准介護福祉士制度をつくらなければならなかったけれども、そのことを審議会に報告をしたのは、今局長答弁のとおり、法案ができてからです。議論があったにもかかわらず、審議会で全然そのことを説明しない。法案ができた後にEPA関...全文を見る
○福島みずほ君 今おっしゃったとおり、審議会では種々の意見が出され、それで見守るとなったわけですよね。役所は審議会を都合のいいときは利用し、都合が悪いときはすっ飛ばすという実にいい例だと私は考えます。  審議会では全然議論してなくて、突然EPA関係で出てきて、法案ができた後に審...全文を見る
○福島みずほ君 では、六百人の外国からの労働者受入れのために例外的な資格制度を設置するのは問題があるのではないですか。
○福島みずほ君 正に、二つの資格を設けるということになって、今後問題が起こり得るというふうに思います。  三月二十九日、社会保障審議会福祉部会で中村局長は、将来的には准介護福祉士という仕組みを取らなくてもよい状況になるよう努力していくとおっしゃっています。今回も当分の間というふ...全文を見る
○福島みずほ君 二つの資格があって、しかもなかなか准介護士の側から、准介護福祉士ができたらそれをどうやって一元化するか、これ難しいですよね。もう一回国家試験を受けてもらうのかどうか。じゃ、その間は一体どうなのか。二つの資格が併存するわけで、結局、国会の法律改正をしない限りその一元...全文を見る
○福島みずほ君 いや、過酷な労働というか、非常に神経を使う仕事を頑張ってやりながら六か月間研修が必要、しかも通信添削というのは物すごくやっぱり根気が要ることで、今の話でも数十万円ということですよね、費用が。これはすさまじい負担であるというふうに思っています。結局、その実務経験があ...全文を見る
○福島みずほ君 ここ何年間、今局長おっしゃっていただいたように、この国会で、あるいは行政交渉で、どうやって労働条件を上げていくかという質問をし続けてきました。結果、上がったんでしょうか。全く上がっていません。  平均年収は、介護福祉士、男性平均三百十五万、女性は二百八十一万、全...全文を見る
○福島みずほ君 済みません、時間がもったいないので。  現状の問題点は理解をしています。問題は、厚生労働省が具体的に、どういう施策を具体的に取るおつもりなのか、端的に答えてください。
○福島みずほ君 処遇改善とは具体的に収入の増加などで、そのためには介護報酬の引上げが必要であると考えます。介護労働者の給与は政策方針で決められておりますので、その方針が重要だと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 この問題はずっと何年もというか、ずっと国会でテーマになっていますが、具体的な改善策が取られているとは思っていません。福祉で頑張る人たちが離職をするこの率の高さと労働条件の悪さ、収入の低さはやっぱり論外だと考えています。  厚労省が具体的な政策、介護報酬をどうする...全文を見る
○福島みずほ君 審議会を通す場合と通さない場合と、冒頭の話ではありませんが、あるように思いますが、これは早急にお願いをいたします。具体的な政策転換がされることを期待をいたします。  次に、根本的に疑問なのは、今回、国家試験で資格要件とするんですが、施設には例えば介護職員が配置す...全文を見る
○福島みずほ君 介護の現場で必要なことは、よく言われることですが、介助者と介護を受ける人との信頼関係であると。第三者による評価、キャリアパスをやるのであれば、むしろ国家資格なんてやらない方がいいじゃないですか。そんな六か月も研修を受けて勉強してやるというよりも、実際、介護を受けて...全文を見る
○福島みずほ君 今回の改正で、介護福祉士の資質向上のために基準を強化していますが、施設における人員運営基準は設けられておりません。資格を取得の義務化というのであれば、その活用義務も検討されるべきではないですか。
○福島みずほ君 時間ですので、終わります。
04月25日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日はありがとうございます。  私も現場の声を是非もっと聞きたいと思いまして、こういう制度を導入して、例えば研修したり、費用も掛かって、仕事も過酷にやっていると、その中で現場の介護福祉士さんたちの不安や不満はないのかという点について、石橋...全文を見る
○福島みずほ君 今度の法案が、国家試験で付与し、国家試験で資格の取得をしていくということで、これと例えば介護報酬や労働条件の向上がタイアップしていればいいと思いますし、また、今回の法案が地位の向上につながるという面があるということは私も評価できると思います。  ただ、私たちは、...全文を見る
○福島みずほ君 法案の四十七条の二に、資質向上の責務というものが書かれています。社会福祉士又は介護福祉士は、社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化に、業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。これは必要なことだとは思うのです...全文を見る
○福島みずほ君 石橋参考人、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 介護福祉士さんは非常に勉強して勉強してというんじゃなくても、人格的に優れているとか、あるいはコミュニケーションをとても取りやすい人がいるとか、あるいは受ける側にとってAという人はいいけれどもBという人は嫌、でも別の人はAは、評価が人によって様々だったりすると思うん...全文を見る
○福島みずほ君 小島参考人にお聞きをします。  地位の向上という点は大賛成なんですが、社民党としては、やはりEPAとの関係で、安価な外国人労働者を入れると、より労働条件がやはり悪くなってしまうのではないか。その点について、大分議論で出ていますが、お聞きをしたいと思います。
○福島みずほ君 タイやインドネシアとの関係でも今議論があるようですが、その点については小島参考人、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 介護福祉士の各施設における配置義務のことなんですが、施設には介護職員が配置されていればよく、その者は無資格者でも構わないわけです。そうすると、極めてお金も投与し、研修も受けた、国家資格を取ったとしても、実は施設に介護職員が配置されればいいわけで、その者は無資格者で...全文を見る
○福島みずほ君 現場で働く人たちからいろんな声が寄せられております。例えば、介護福祉基礎研修の六か月、六百時間養成については、現場労働者の研修義務であるならば、その間の賃金保障を国や自治体として考えてもらえないかという要請や、あるいは実務経験を積むための指定施設というのが例えば障...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省ですか。  介護保険が改正をされたわけですが、予防介護をやっている人が予想よりもすごく低いとか、様々な問題点が出ておりますが、介護保険の改正における問題点などについて、小島参考人、話せる限り話してください。
○福島みずほ君 板山参考人、介護保険の改正後の課題、問題点についてお願いします。
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
04月26日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  フィリピン側のEPAの問題についてお聞きをいたします。  NHKの報道番組で、海外で介護労働に就くために勉強しているフィリピンの若者にどの国で働きたいかを問うたところ、ほとんどの学生がカナダなどを挙げ、日本を選んだのは一人でした。日...全文を見る
○福島みずほ君 EPAが成立してから向こう二年間で六百人を受け入れる枠を設けているとしていますが、現在の見込みで何人を想定していますか。
○福島みずほ君 私は、フィリピンから来た人は、もちろん本国に帰国する人もいずれ出るでしょうが、人間は、ある程度渡航費用を掛けて来て、そこで恋愛をしたり結婚したり、あるいは家庭を持ったり、あるいは住みやすいと思ったり、定住化をしていかれる人が実はかなり出てくるのではないかと、人間の...全文を見る
○福島みずほ君 国家試験を受けるためには日本語がかなり、当たり前ですが、堪能で、専門的なことも理解できないわけで、もちろん日本で、アメリカで資格を取る人もたくさんいますが、日本語の習得が非常に熟達していなければ国家試験、日本の国家試験は通らないと思いますが、その点はどう思われます...全文を見る
○福島みずほ君 日本に来たいという人が一人だけでほとんどの学生がカナダを挙げたというのは、英語が使えるのでハンディキャップが、言語的なハンディキャップが多分極めて少ないからだと。  私は、今回EPAの関係で導入はするんだけれども、本来介護士の国家試験の問題とEPAが突然入ってき...全文を見る
○福島みずほ君 私が言っているのは、介護福祉士として国家資格を取った人だけではなくて、介護の現場で働く、本当に女性が多い、そして現場で物すごく働く、ストレスも多い、セクシュアルハラスメントも多いという話をしょっちゅう聞いています。そんな中で、介護現場で働く人たち総体、つまり序列が...全文を見る
○福島みずほ君 資格は持っているけれども離職率が高いということがずっとこの委員会でも指摘をされています。介護で働く人の需要は多いにもかかわらず、みんな辞めていっている。ですから、今回、こういう法案を提出されたことも機に、もうはっきり結果を出してほしい。介護福祉士さん、准介護士さん...全文を見る
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、内閣提出、社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律案に反対、修正案に反対する立場から討論を行います。  私は、介護・福祉ニーズが多様化、複雑化する中で、社会福祉士、介護福祉士の定義、義務や資格の取得方法などを見直すとい...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、ドクターヘリの必要性について教えてください。
○福島みずほ君 ドクターヘリの必要性については、この厚生労働委員会の理事懇談会や様々な場面で説明や資料等をいただいてきました。  ドクターヘリの必要性ということはよく分かるのですが、今日の委員会の中でも出ていますとおり、先ほど例えば足立理事や小池委員の方からもありましたが、ドク...全文を見る
○福島みずほ君 搬送の体制ではドクターカーなど補助の対象となっているわけですが、厚生労働省としては、緊急医療体制として厚生労働省は今後どの点に力を尽くしていきたいと考えていらっしゃいますでしょうか。
○福島みずほ君 これから提案されるであろうドクターヘリの仕組みについてお聞きをいたします。  民間などの受入れ体制についてですが、これについての国の責任、監督をどうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 ちょっと答弁しにくいかもしれませんが、これから提案されるであろうドクターヘリについての仕組みなんですが、新たにドクターヘリについてもっと補助をしていく、それについて法人、受入れ体制をつくってという仕組みがありますけれども、ということも考えられるわけですが、そうする...全文を見る
○福島みずほ君 助成金などはどの程度の規模というふうにお考えでしょうか。
○福島みずほ君 これから新しくできるであろう仕組みについてお聞きをしているわけですが、法人ができてそこに助成金というものを交付していく、そうすると、それが適正かどうかということ、それは情報公開、資料の提供、報告などがこれは必要条件だというふうに考えますが、それについて厚労省はどの...全文を見る
○福島みずほ君 現状でもドクターヘリについて国と都道府県から補助がそれぞれ行っていると思いますが、その内訳は二分の一、二分の一ということでよろしいわけですね。現行、ヘリについては、例えば都道府県が二分の一出せば、都道府県が事業主体で、出した金額と同じ金額を国が出すという形でドクタ...全文を見る
○福島みずほ君 社民党はドクターヘリを推進することにも、もちろんドクターヘリ以外の緊急医療体制を整備することにも大賛成、推進をしたいと考えています。ただ、今やっているドクターヘリに対する都道府県と国の補助では十分ではなく、新たな仕組みとして、法人もつくって助成金の交付事業をそこで...全文を見る
○福島みずほ君 このドクターヘリに関して国と都道府県は補助をすると。そして、新たな仕組みとしては法人をつくって助成金交付事業が始まると。その法人はもちろん厚生労働省の登録を受けるわけですけれども、法人の数や中身について、まあまだ法案が出ていませんから厚労省として言いにくいと思いま...全文を見る
○福島みずほ君 ドクターヘリの推進と、それについては大賛成で、新しい仕組みができることも大変いいことだと思います。ただ、どうしても、法人をつくってそこが助成金交付事業をするというふうになると、従来の補助では何が不十分なのか、あるいは法人の運営と、その法人が行うドクターヘリに対する...全文を見る
04月27日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第8号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  日本で有料CMが解禁された場合、大企業有利の改憲案だった場合に、大企業が豊富な資金を投入して改憲賛成CMを流すことを防ぐための方策が現在あるのでしょうか。渡辺参考人、お願いします。
○福島みずほ君 CMの審査以外に、基本的にそれがCMの綱領をパスしていれば、資金力があるところが改憲賛成CMを流すことを防ぐ何らかの仕組みはないのでしょうか。
○福島みずほ君 結局、改憲賛成を、条文はこれ、何人もと書いてあるので、企業も政党も個人もだれでもできる。そうすると、大企業が改憲賛成のCMをばんばんばんばん打つことも、豊富な資金力を持っている政党がやることもこれは可能なわけですよね。そうしますと、結局それを止める手だてがどこにも...全文を見る
○福島みずほ君 一説には何億あるいは何十億と、こう言われます。  私は、報道番組や討論番組や、あらゆる媒体が積極的に日本国憲法、憲法は国民のものですから、大いにがんがん議論すればいいというふうに思っておりますが、特にテレビの有料CMに関しては、誠にその財力がそれに反映をしていく...全文を見る
○福島みずほ君 これは参考人に言うことではないかもしれませんが、この公平なことの担保が実は得られていない、この法案の下では。そのルール作りをやりたいということが民放連の方から出ていて、まだ緒に就いていない。要するに、私たちは、財力のある者が憲法改悪をお金で買うということがあり得る...全文を見る
○福島みずほ君 日本の放送法は、先進国の中では例を見ない、政府が直接その監督を行う、最終決定権者、公平の判断権者は間違いなく総務大臣です。  提出されている放送法改正法案は、正に今おっしゃったとおり、権限を強化するものです。もしも万が一放送法の改正法案が成立し、もしも万が一国民...全文を見る
○福島みずほ君 表現の自由が規制されることがないように、権力から独立をして自由にされるべきだという点については正にそのとおりで、社民党もその立場で頑張っていきます。  それともう一つ、今日一番やはりお聞きしているのは、テレビ有料CMは表現の自由という側面は否定できないけれども、...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、この法案がもし通れば、二週間前までは全面解禁ですから、むしろ公平性の担保がない限りはこの法案は欠陥で、成立すべきではないと。あるいは国会議員、私たちも含め、納得できるような公平のルールが示されない限りは、あるいは検討がされ、提示され、私たちが納得できない限り...全文を見る
○福島みずほ君 この法案は、二週間前は全面的に自由、二週間前からは禁止と、テレビCM、有料広告にはなっているんですが、その二週間の間に憲法改正の賛成、反対のCMとぎりぎりのところでCMをつくるということも実はあり得るというふうに私は思っているんですが、その辺の考査はどうなるんでし...全文を見る
○福島みずほ君 そうしたら、石井参考人と山参考人にお聞きをいたします。  できるだけ、もちろん表現の自由ということが精一杯されるべきなんですが、例えば、これはテレビ報道も特にそうですが、賛成、反対の、国会が護憲かいわゆる改憲かであれば、国会の議席は非常に大差がある状況だと思いま...全文を見る
○福島みずほ君 本日は、参考人の皆さん、ありがとうございます。戦前、メディアが戦争への道を切り開いて協力をしたという苦い苦い非常に過去がありますので、是非メディアの皆さんの奮起を心から期待して、私の質問を終わります。
05月10日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  包括特例法の制定によって、これまでの個別に協定を締結し国内法を整備するといった一連の流れは具体的にどのように変わるのでしょうか。
○福島みずほ君 中国、ブラジル、タイ、シンガポール、フィリピン、インドネシアなどとの人的交流が増えているにもかかわらず、今まで協定締結の交渉が実施されていない理由はそれぞれ何でしょうか。
○福島みずほ君 年金制度や医療保険制度のない国があったり、制度が違うという指摘がありました。確かに中国や他の国でそれはあるかもしれません。しかし、今まで協定締結交渉開始の申入れがあった国は、今局長がブラジルの例を出されましたけれど、ルクセンブルク、フィリピン、オーストリア、アイル...全文を見る
○福島みずほ君 もちろん、包括特例法ができて今度これが促進されるので、是非それを頑張ってほしいというふうに思っていますので、今日はなぜ遅れたかということを延々聞くという場では全然ないというふうには思っております。  ただ、先ほどの答弁も他の委員に対する答弁もそうなんですが、ルク...全文を見る
○福島みずほ君 ルクセンブルク、フィリピン、ブラジル、オーストリア、アイルランド、スイス、スウェーデン、ハンガリーなどは申入れがあるわけですよね、向こうから。ですから、是非、外務省の優先順位というのはあるかもしれませんが、厚生労働省の優先順位はとにかく人数の多寡やそういうことには...全文を見る
○福島みずほ君 いや、非常に巨額なお金になりますので、是非これからも進めていくようよろしくお願いします。  また、これまで社会保障協定を締結した国からの企業や労働者が日本において支払う掛け捨てはどの程度になっているのでしょうか。
○福島みずほ君 両方の金額がやはり多額で、特に日本企業で海外に進出した場合は、さっきのざっと試算しただけでも八百億円以上ですので、二重に保険料を払うという問題はやっぱりサラリーマンにとっても企業にとっても非常に負担だったというふうに思いますので、是非、今後もできるだけ早急に軽減が...全文を見る
○福島みずほ君 局長おっしゃったとおり、労働法制は、不法就労か合法就労か関係なく労働法制が適用になるので天引きされるわけですよね。不法就労が法違反だということは理解できるのですが、結果として起きた場合のこの谷間みたいな問題についても是非御検討いただくようお願いをいたします。  ...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、二重払いを強いられる会社員の人にとっては、行っている日本人が多いかどうかということは関係なく、自分が二重取りされることは歴然とした事実としてあるわけですよね。仮に日本人が少なくても、やっぱりそれは考慮していただきたいというか、行った国がたまたま日本人の数が多...全文を見る
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  ところで、今年四月、五月、メーデーに幾つか参加をしました。その中で、特に若い人たちが自発的にやっていた自由と生存メーデーにも私も参加をし、デモ行進も二時間一緒にやりましたけれど、若い人たちの雇用が余りに本当に切実になっているということを...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省は実態調査をするということですが、いつ、どの程度の規模で行うのでしょうか。
○福島みずほ君 首都圏青年ユニオンが行った実態調査についての結果を私はいただきました。ひどい状態なので。これは、労働法制の規制緩和が進み、特に労働者派遣が原則自由となったことで劣悪な雇用が拡大したことに根本的な問題がある。今局長おっしゃったように、日雇派遣というものが出ていること...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、看護職員確保対策、教育訓練についてお聞きをいたします。  この委員会でも何度も議論になっておりますが、看護師等の確保困難が深刻化をしています。しかし、看護職員不足への国の対応が明らかになっておりません。看護職員の数すら明...全文を見る
○福島みずほ君 現行では、勤務地の都道府県知事に業務従事者届出を行うことと定められています。このため、就業していない保健師、助産師、看護師は現在、おっしゃるとおり、届出をしておりません。  ただ、非常にもったいなくて、せっかく国家試験があり、難しい試験を通って、そして辞められた...全文を見る
○福島みずほ君 医師不足についてはまた聞きますが、看護師不足もあって、こういう人たち、保健師さん、助産師さん、看護師さんを応援したり養成したり、あるいはここにいらっしゃるとか、いろんな対応策が非常に必要だと。確保困難の深刻化が叫ばれているにもかかわらず国の方針がはっきり見えないと...全文を見る
○福島みずほ君 医師、歯科医師、薬剤師は届出なわけですよね。だから、どうして同じようにできないのかというのが理解ができないんですが。
○福島みずほ君 医師や薬剤師の人も実際は免許を持ちながらちょっと休んでいるとかいう方が多いように思います。同じようなことで、にもかかわらず、これは届出制であると。潜在看護師さんたちの把握を要するにそういう人づてでしかやれないということがちょっとやはり問題ではないかと。  つまり...全文を見る
○福島みずほ君 大臣がうんうんうなずいて耳を傾けてくださっているというのは大きいことなので、私自身は潜在的にそういう人がいるのはやっぱり正直言ってもったいないと、こう思うんですね。働ける環境とチャンスがあれば、せっかく免許を取ってもったいないと、こう思うので、厚生労働省としても、...全文を見る
○福島みずほ君 教育科目数が増えている一方で、教育実習時間は削減の方向にあります。一分野における実習時間は七分の一に縮小しており、明らかに不足しているのではないか。実習での研修が重要と考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 基礎教育だけではなく卒後の教育についても、届出制と連動して定期的な研修制度を設けるなど検討するため、抜本的に看護教育の在り方を検討する場を設ける必要があると考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 是非、抜本的に看護教育の在り方を検討する場を設けてくださるようお願いいたします。  次に、医師不足についてお聞きをいたします。  初期臨床研修制度により医局制が崩壊をしましたが、それに代わって地方の医療をカバーする制度が崩壊し何らサポートが行われていない現状で...全文を見る
○福島みずほ君 地域や過疎地で働く医者の研修が保障されない中で、制度やカリキュラムがはっきりしている大都市での勤務を希望する志向があるのではないかと。弁護士も偏在があったんですが、積極的に地方に応援して出すというカリキュラムを作り、また戻すということで、若い人たちが地方に行くとい...全文を見る
○福島みずほ君 是非、一定期間を、例えば代替の医師を派遣して先端の医療技術に触れたり、症例の多い病院で研修するなど、具体的にやっぱり人が動けるというような形も是非厚労省がやってくださるようお願いいたします。  どういう形で解消できているかということについて、またこの委員会で将来...全文を見る
○福島みずほ君 産科医不足についてお聞きをいたします。  出産場所の集約化が進められています。医師単独の判断や対応を避けるための施策とも言えますが、他方、妊婦さんに大変な困難も強いています。集約化に伴って起こっている妊婦さんの困難に対してきめ細やかな対応は必要ではないか、妊婦の...全文を見る
○福島みずほ君 集約化するのであれば、自然分娩の妊婦に対して人口比にどの程度の産科医を配置するのかという指針が必要だと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 日本産婦人科学会も、人口三十万人から百万人、出生数三千人から一万人をめどに産科医療圏を確保するという提言をまとめています。少子化対策を国が言うのであれば、地域によって違いはあっても、最低限ナショナルミニマムとして、女性の人口や出生数に対して産科医の数を示し、ナショ...全文を見る
○福島みずほ君 もちろん、人口の少ないところなどでも今非常に困っているとか、ただ、埼玉県やいろんなところでもなかなか産科医が不足しているというのがあるので、是非、ある程度産科医療圏をきちっと確保し、助産師さんやいろんな病院もネットワーク化していくなど、みんなが安心するようなお産が...全文を見る
○福島みずほ君 産婦人科、助産師さんいなければ女性は産むことができませんので、これは是非厚生労働省、力を入れてやっていただきたいと思います。  産科医の不足が言われておりますが、三十歳半ば以下の産婦人科医のうち、女性の医師が半数以上です。  日本産婦人科学会、女性医師の継続的...全文を見る
○福島みずほ君 引き続きだけではなく、引き続き以上に是非施策をやってくださるようお願いをいたします。また今後も質問していきたいと思いますので、若手の人たちも応援するようによろしくお願いします。  次に、年金制度の不備についてお聞きをいたします。  平成十六年度の生活保護の状況...全文を見る
○福島みずほ君 いや、同じことを違う立場で言っているような、つまり高齢者が増えているので、だからやはり高齢者の生活保護の受給者は増えているわけでしょう。私が問題にしているのは、本来その部分は生活保護ではなくて、医療扶助も含めて、本当は年金がきちっとしていれば、その高齢者の人たちは...全文を見る
○福島みずほ君 今日はイントロダクションで、また継続してやりますが、年金制度が安心して高齢者が暮らせるなんて思っている高齢者がどれぐらいいるでしょうかということを、やっぱり私は本当に言いたいと。  給付は下がるし保険料は上がっているし、老年者控除は廃止になって、年金の保険料、介...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
05月11日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、本日の委員会を設置する手続について強く抗議をします。  自民党と民主党で合意をして理事会すら開かれずに採決の日程を決めるなど、信じ難いことが起きました。中央公聴会は開かれておりません。衆議院は五十八時間十九分、参議院は四十八時...全文を見る
○福島みずほ君 条文は、条文案はもちろん存じ上げています。これは、米軍と書いていなくても、米軍と日本が武力行使をすることをこの自民党新憲法草案は許容しています。この条文を基に米軍とともに例えばイラクで戦闘行為をすることがこの自民党新憲法草案九条の二では違憲ではないんです。ごまかさ...全文を見る
○福島みずほ君 侵略をしないというのは当たり前です。海外で自衛隊が武力行使をするかどうか、それでそれが平和主義の限界かどうか、これはどうですか、明確に答えてください。逃げないでくださいよ。
○福島みずほ君 この条文は、法律をいかようにでも使えば、海外で武力行使をすることを違憲としていません、制限をしていません。今、国会議員がばかだからと、でも、法律ではいかようにでも作れるわけです。憲法で違憲としていない、これがポイントです。  総理が何で海外で武力行使をしないと明...全文を見る
○福島みずほ君 この有識者懇談会の中に集団的自衛権の行使に反対の人がいるんでしょうか。そして、ポイントは研究だけではなくて、この有識者懇が行使容認を視野に置くというふうにしていることです。日本国憲法下で、これはもう戦後の積み重ねとみんなの努力で、これ内閣法制局も昨日明示していると...全文を見る
05月14日第166回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、民法七百七十二条についてお聞きをいたします。  法務省は過日、通達を出されました。通達で救われない子供たちを救う方法を考えるべきではないでしょうか。いかがでしょうか、大臣。
○福島みずほ君 社会的にやむを得ないケースというのはどのようなものでしょうか。
○福島みずほ君 今回、法務省が通達を出してくださったことは一歩前進だと考えています。  ただ、これで救済されるのは法務省の報告書によっても一割だけです。七百七十二条の立法趣旨は子供のためです。子供のためにこれを保護すると。ですから、子供のため、子供のためということを考えれば、離...全文を見る
○福島みずほ君 ということは、この通達は、今検討されていると、いろんな事情で検討する必要があるとおっしゃるのは、この通達を拡張するつもりが法務省はおありということでしょうか。つまり、是非今日はもう法務大臣の情に訴えたいんですが、子供のためということであれば離婚後に妊娠したかどうか...全文を見る
○福島みずほ君 いや、論理的な法務大臣がどうもよく分からないので食い下がりますが、子供のためということであれば、母親が離婚後に妊娠したかどうかということは基本的に問わずに救済すべきではないですか。後の夫の子であることが明確であれば、それは子供の救済ということをすべきではないですか...全文を見る
○福島みずほ君 離婚後三百日以内に生まれた子は前夫の子と推定するという規定そのものを通達によって例外規定を設けるわけですから、そもそもどの範囲で救済するかというのは、これは立法判断です。  だとすれば、子供の救済ということであれば、離婚後三百日以内に生まれた子は前夫の子と推定す...全文を見る
○福島みずほ君 七百七十二条の規定は子供のための規定で推定を及ぼしている。今度の通達で、七百七十二条が前夫の子と推定するとしている推定を破って救済するわけですね。その範囲が、だとすれば、離婚後に懐胎したかどうかに子供の保護という観点からいえば別に限定する必要はないのではないか。こ...全文を見る
○福島みずほ君 実際こういう裁判を担当したことがありますが、子供にとっても、前夫にとっても、後の夫にとっても、母親にとってもすさまじく大変な作業です。これはもう本当にだれにも役に立たないことを延々裁判でやらなくちゃいけない。  今の通達によっても、医者の、後の夫の子であるという...全文を見る
○福島みずほ君 世界で法定相続分の差別を設けている国はもう極めてまれです。  立法趣旨ですが、これは、例えば不倫を助長すると、平等にしたら、という意見もありますが、平等にしたからといって不倫がなくなるわけでもありませんし、どう考えても、立法趣旨から考えてなぜ合理性があるのか、法...全文を見る
○福島みずほ君 私は、全部議事録を送ってもらって見ておりますが、報告上がってきていないんでしょうか。代用監獄問題について国連の委員会で、日本政府は、これは問題があると各委員から厳しく批判をされておりました。それを、じゃどう重く受け止めるか、どうですか。担当、どうですか。
○福島みずほ君 いやもう、議事録は私はいただいておりますし、というか、取ったメモをもらっておりますし、質問通告をしているのに、この法務省やあるいは警察ですか、警察はまだ質問しておりませんが、その危機感のなさというか、全然何が議論になったかもきちっと把握して重く受け止めてないという...全文を見る
○福島みずほ君 警察でしょう、防声具の廃止ですから。
○福島みずほ君 刑務所では革手錠を廃止をしてくださいまして、防声具もこれはなくなりました。それは私たちは高く評価をしています。  なぜ、じゃ留置場で防声具を使うのか、この点については検討せよということを国連で言われております。どうでしょうか、検討の余地はあるんでしょうか。
○福島みずほ君 刑務所と同じようにこの防声具の使用をなくすようにお願いいたします。  次に、国連でもシークレットマニュアルが問題になりました。留置場から、被疑者はできる限り調べ室に出せ、自供しないからといって留置場から出さなかったら余計話さなくなる、否認被疑者は朝から晩まで調べ...全文を見る
○福島みずほ君 鹿児島の冤罪事件や富山、いろんな冤罪事件が問題になっております。調べ室に行ったら自供させるまで出るなというふうなこの取調べマニュアルは、やっぱりこれが若い人の研修に使われていたということをお認めになって、これは極めて問題です。このような立場で取調べをやるというのは...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですが、まだまだ聞きたいことがあったんですが、勧告が出た後、また改めていろいろお聞きをしたいと思います。  ただ、日本政府がそういう答弁を国会の中でも国連の中でもし続けることは、日本のやはりすごく後進性を非常に印象付けると、世界の中で尊敬されないことになるの...全文を見る
05月15日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、八条からお聞きをいたします。  今までも質問出ておりますが、衆議院の内山委員の質問に対して、というか、これはポイントは、八条は事業主が基本的に第一義的判断権を持つと、それが極めて不安定になるんじゃないか、あるいは事業主任せでい...全文を見る
○福島みずほ君 私はよく分からないのでお聞きをします。職務の内容及び配置の変更の範囲と同一の範囲で変更されると見込まれるもの、見込まれるものという判断はどうやってやるんですか。厚生労働省の見解を教えてください。
○福島みずほ君 判断基準が分かりません。厚労省はきちっとこれを通達か何かで出されるんですか。あるいは、もし決まっていれば、この委員会でこういうふうにやりますと明示していただかなければ、第一次的にある程度の判断は事業主がやる、しかしそれは恣意的であってはならない、しかし条文は極めて...全文を見る
○福島みずほ君 八条なのですが、有期の点は後でまた質問いたしますが、私は問題だと思うのは転勤要件が規定されていることです。  これについては、男女雇用機会均等法では、転勤をコースの振り分けや昇進の基準とすることが間接差別となり得る基準として厚生労働省令に列挙することになりました...全文を見る
○福島みずほ君 いや、とんでもないと思うんですね。  あの均等法の議論のときは、男性のほとんどが基幹社員、女性のほとんどがパート、これは間接差別か、厚生労働省の見解は、はい、これは間接差別です。転勤要件も省令に入れて、これが入ることは間接差別だということで私たちは女性差別もなく...全文を見る
○福島みずほ君 いや、生きている人間のことが理解できていないですよ。縦割りで人間生きていない。  つまり、直接差別ではないが間接差別となり得るからこそ差別として禁止をしている。今おっしゃったじゃないですか、結果としてあるグループがそういうふうになるということについて今言及されま...全文を見る
○福島みずほ君 パートのほとんどは女性なので、転勤要件を入れれば実際は女性が正社員に極めてなりにくい。つまり、均等法では間接差別として転勤要件をやったけれども、パート法では転勤要件を入れても、それは均等法じゃないからいいんだという理屈は通らないですよ。  生きている人間は、生き...全文を見る
○福島みずほ君 いや、このことだけを延々やるわけにはいかないんですが、均等法の改正法の中で、転勤要件を入れることは直接差別ではないが間接差別になる、こういうことを設けると女性は働きづらくなって女性差別になるということで省令に入り、私たちは間接差別の概念狭いぞと言いましたが、その点...全文を見る
○福島みずほ君 間接差別の概念を、なぜ均等法にだけ適用してパート法に入れないのか。間接差別という概念はこの法律だけ使えなんていうふうになっていないですよ。今おっしゃったとおりなんですよ。ほとんど男性はやっぱり転勤要件があっても正社員であり得る、あり続ける。でも女性は、転勤要件がこ...全文を見る
○福島みずほ君 パート法で、かつて努力義務があったにもかかわらず、少しも格差が是正してきていないという実態があります。努力義務というふうになれば何が変わるのか。具体的な実効性を得るために、例えば専門員、相談員を増やすなどが必要であると考えます。  ILO条約勧告適用専門家委員会...全文を見る
○福島みずほ君 一千六百万、パートの人たちの努力、その人に対しての努力義務をきちっとやるべきなんですよね。本当にこれが実効性が上がるのか。そのために専門官の配置や増員は不可欠だと考えますが、厚労省としても、相談窓口削らずにこういうところを是非増員していただきたい。局長、どうですか...全文を見る
○福島みずほ君 いや、このパート法案作って努力義務を尽くせといって、でも努力義務で実効が上がるかと。監督する人が必要じゃないですか、指導する人が必要じゃないですか。それこそ厚労省頑張ってやってくださいよ。国会でもこの予算は超党派で応援しますよ、きっと。いかがですか。
○福島みずほ君 ハローワークの職員が非正規雇用みたいな実態で、どこもひいひい言いながら人員削減の中でやっている、それはおかしいと思います。こういうところこそ厚生労働省が頑張ってほしい。もう一歩踏み込んで、局長、答弁してください。
○福島みずほ君 九条の賃金のところですが、通勤手当が入っておりません。  それで、厚生労働省からいただいた実態調査でも、パートは八六%が通勤手当をもらっています。通うのに通勤手当がないと本当に働けば働くほど貧乏になるということになります。パートの人たち、給料低い。だとしたら、通...全文を見る
○福島みずほ君 だから、いい加減なパート法だと思わず怒りが込み上げるんですが。このパート法は、通勤手当についても、今現在八六・四%企業は支給しているにもかかわらず、通勤手当はわざわざ除外しているんですよ。でも、ひどいじゃないですか。パートで働いている人は給料が低い、通勤手当をわざ...全文を見る
○福島みずほ君 パートの人たちは立場が弱くて、ああしてくれこうしてくれと使用者に言えない、だからこそ法律で私たちは応援をすべきです。  通勤手当が実際八六・四%支給されて、現実にされているわけですから、だとすれば、法律にもちゃんと通勤手当は払えと、これは言うべきですよ。ところが...全文を見る
○福島みずほ君 ですから、この法案はおかしいと思いますが、逆に厚労省に、今現に通勤手当八六・四%払っているわけですね。だとすれば、企業に対しては、やっぱりこれは、法律では例えば強制できなかったとしても、払うべきだと、努めるべきにわざわざ除外になっているので驚くんですが、やっぱり通...全文を見る
○福島みずほ君 いや、どこの世界に通勤手当を、それはだって実費じゃないですか、経費じゃないですか。これについては厚労省は、これをわざわざ条文で除外するというのはやっぱりおかしい。是非、きちっとやっぱりパートの人にも通勤手当を払うのは当然だと。現に、だって今八六・四%払っているわけ...全文を見る
○福島みずほ君 八条の点で残業についても重ねてお聞きをいたします。  残業については衆議院の答弁では、仕事の責任に残業は含まれ得るが、残業に応じられるかどうかが第一義的な要件になることはないという旨答弁をされていらっしゃいます。  残業ですね。つまり、意欲とか頑張るとか忠誠心...全文を見る
○福島みずほ君 これ、残業の多寡などは問題になるんでしょうか。
○福島みずほ君 残業といっても、月十時間程度から残業二百時間やっていますという報告などたくさんあります。サービス残業もあります。つまり、正社員になりたければ物すごい残業も同意しなければやれないというふうになると、これまたひどい状況が広がっていきます。  ですから、厚労省の方でこ...全文を見る
○福島みずほ君 次に、慶弔休暇と慶弔金についてお聞きをします。  鴨桃代さんの「非正規労働の向かう先」というブックレットの中に次のようなケースがあります。Bさん、銀行・パートは、二〇〇五年、同居の義父が亡くなった。二十五年間も働き続けてきたので、当然、慶弔休暇はあるものだと思っ...全文を見る
○福島みずほ君 じゃ、どうやってケアをするんですか、この法案で。
○福島みずほ君 じゃ、努めることにするとか配慮すればいいとかすればいいじゃないですか。条文ないんですよ。
○福島みずほ君 賃金も教育訓練も福利厚生も、努めるものとする、配慮しなければならないとなっていますよ。ですから、配慮しなければならない、努めるものとするでいいじゃないですか。
○福島みずほ君 でも、全然条文に出ていないじゃないですか。現に苦しんでいる人がいて、一杯問題がある。パートさんと呼ばれて嫌だ、ボーナスの日に会社に行きたくない、お祝い金は取られるけど自分の慶弔は何もないなんていうことを改善してくれと、法律はそういうのを応援するべきなのに、どこをど...全文を見る
○福島みずほ君 条文では配慮しなければならないとあります。そうすると、今おっしゃった給食施設、休養施設、休憩室に関して、事業主が、いや、この給食施設は正社員が使うようにと言うんだったら、配慮しなければならないとなっていると、具体的に苦情が来たら、あるいは調停でどういうことは言える...全文を見る
○福島みずほ君 食堂に行ったらアルバイトの人たちが一杯食べていたので、正社員は残念ながら食べられなかったのは仕方ないじゃないですか。だって、私たちだってお客が来ていて、地下の食堂に行って一杯だったら、じゃ空いているところに行きましょうというふうになるわけで、その場所の、スペースの...全文を見る
○福島みずほ君 としますと、これ、もし苦情処理や調停に持ち込まれたらどう指導されますか。
○福島みずほ君 これは日弁連、日本弁護士連合会の意見書では、健康の保持又は業務の円滑な遂行に資する施設はすべての労働者に提供されるべきであり、パートタイム労働者が排除される合理性がないと、省令で定めない限り配慮義務の対象にすらならないというのは法に明記する意味がないのではないかと...全文を見る
○福島みずほ君 これは差別する必要は本当にないと思います。  先ほどちょっと答弁されたんですが、この条文は福利厚生施設となっておりますが、通常労働者が利用できる福利厚生には住宅資金や教育資金の貸付制度や様々な福利厚生があります。今回、パートの人が利用できるのを福利厚生施設と限定...全文を見る
○福島みずほ君 福利厚生施設じゃない、福利厚生についても拡大をしていくようによろしくお願いします。  十二条について他の委員も質問されていますが、結局、募集の周知と通常労働者の配置への希望への機会と試験というのがあるわけですが、試験以外に何を想定し、事業主には何ができると思って...全文を見る
○福島みずほ君 よくあるのは、試験を受けてみんな落とすとか、そういう話もよく聞きます。ですから、結局、この転換への担保がきちっと取られるということが必要で、この条文だけでは不十分だと考えます。  私は、フルタイムパートとそれから疑似パートがこの法案では適用がありません。普通のパ...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっとよく分からないんですが、衆議院の議論の中で、週に三十五時間以上長く働くパートは三百四十五万人、週に四十時間以上働く人は二百四十三万人というふうにも答弁がありますけれども、結局、これだけ長く働く人たちがこれだけたくさんいると。この人たちは一体どうやって救済を...全文を見る
○福島みずほ君 拡大しということは、このパート法適用の、実質的にやるという意味でしょうか。あるいは、私は、フルタイムパートについてはもう正社員として雇用すべきだという、義務付ける、あるいは行政指導をすべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 実態に応じて必要な対応とは何ですか。
○福島みずほ君 検討というのはどういうふうになるんでしょうか。例えば、先ほど慶弔休暇のことを聞きましたが、公益委員も労政審で認める、審議会で認めてもいいじゃないかというふうに言っていますよね。私は不思議でたまらないのは、厚労省は政府として責任を持って案を出すわけですから、いろんな...全文を見る
○福島みずほ君 フルタイムの人たちについて、でも、ちょっともう食い下がって済みませんが、フルタイムの人について配慮されるべき、もうちょっと厚生労働省、考えてくださいよ。ここで有期だどうだって概念を持ち出すのはひきょうですよ。だって、パートタイマーは有期かどうかっていう概念で区切っ...全文を見る
○福島みずほ君 違うよ。有期じゃなくてもフルタイムパートをどうするかの問題でしょう。
○福島みずほ君 違うよ。有期以前にフルタイムパートが除外されていることが問題じゃないですか。  どうも済みません。  時間が押してきましたが、今のはちょっとごまかしていますよ。ここで私と局長が議論しているのは有期かどうかじゃないんですよ。それはもう実は分かっているでしょう。職...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので、次回引き続き追及します。
05月16日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は本当にありがとうございます。  まず、八条についてですが、坂本参考人にお聞きをいたします。  あるパートの人が弁護士のところに相談に来て、これに該当するかどうか実は分からないと思うんですね。つまり、これは第一義的に、坂本参考人がさ...全文を見る
○福島みずほ君 八条、例えば「同一の範囲で変更されると見込まれるもの」というのをどう一体判断するのか、裁判でも起こさない限り分からない。でも、裁判を起こせる人は極めて限られているわけです。  この八条に社民党は反対をして、特に反対をしています。ただ、ですが、どう限定するかという...全文を見る
○福島みずほ君 鴨参考人にお聞きをいたします。  九条は通勤手当、退職手当をわざわざ除外をしております。これについていかがお考えでしょうか。また、慶弔休暇、慶弔に対する手当などについてもどうお考えか、教えてください。
○福島みずほ君 鴨さんの「非正規労働の向かう先」というブックレットを読みましたところ、実態、様々な差別というものがあると。パートさんと呼ばれるとか制服が違うとか、いろんな差別があって働きづらさがあって、同じ労働者じゃないかということでいえば、この法案が救い切れてないところが余りに...全文を見る
○福島みずほ君 転勤のところで再度鴨参考人にお聞きをします。  均等法のときの間接差別の省令の中に転勤要件というのが入っていて、これは結局女性に対する差別を生み出すと言っていたのに、八条の中にどかんと転勤というか、これが入っているというのは、同じ一人の女性労働者が、間接差別で幾...全文を見る
○福島みずほ君 龍井参考人にお聞きをいたします。  存在しないかもしれないものを差別禁止をし、残りの部分も極めて限定的に努力義務に課していると。ただ、この努力義務というところで配慮しなければならない、努力、努めるものとする、この部分をどう本当に実効あるものにさせていくのかという...全文を見る
○福島みずほ君 八条で極めて限定的なものについてだけ差別禁止をしている。あとのが配慮義務や努力義務になっているし、それも限定付きであると。例えば、十一条の福利厚生施設について、有期契約だろうが、期間の定めがあろうがなかろうが、福利厚生施設を使うなんというのは当たり前のことにすべき...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど龍井参考人がビジョンが見えないというふうにおっしゃいましたが、龍井参考人としては、例えば、今雇用の劣化、悪化に関してどういうふうに、何をなすべきかという点について教えてください。
○福島みずほ君 終わります。  ありがとうございました。
05月17日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日の参考人からもありました二〇〇二年七月厚生労働省パートタイム労働研究会最終報告によると、呼称パートについては問題であるという報告がされております。一般的にパートという概念が、短時間労働者という意味だけでなく、正社員でない者という意...全文を見る
○福島みずほ君 有期の問題については後ほど聞きますし、今有期のことなど聞いておりません。呼称パートということについて聞いているわけで、問いに対して答えをわざとねじ曲げているとしか考えようがありません。有期のことなど聞いておりません。後ほど聞きます。  私が聞いたのは、呼称パート...全文を見る
○福島みずほ君 いや、理解が全くできません。  要するに、パートと呼ばれている人たち、正社員でない人たちをどうやって差別をなくして応援するかという視点がないので、昨日の参考人からも、何かばらばらで全体のビジョンが見えないと厳しく批判されたのは本当にそのとおりだというふうに考えて...全文を見る
○福島みずほ君 そうしますと、短時間労働者というこの法的概念は、通常の正社員よりも労働時間が短ければ全部入るんですか。
○福島みずほ君 八条の一項による短時間労働者ということなんですが、そうしますと、業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度が通常の労働者と同一であれば、労働時間が半分であってもこれに当てはまるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 審議会の中での労働者委員からも出ておりますが、なぜ賃金などについての比例原則を厚生労働省は採用しないのでしょうか。
○福島みずほ君 私は、賃金に関しては、やはり家族責任があるので短く働きたいが、時間に合わせて賃金は保障してほしいと多くの人は思うと思います。ですから、丸子警報器事件もそうですけれども、時間単位においてどうかという概念をすべき。ところが、福利厚生だとか通勤手当や、それは労働時間に関...全文を見る
○福島みずほ君 丸子警報器事件、この委員会でも何度か取り上げましたが、時間給に直した場合にその差が余りあるのは、これは公序良俗違反と、これは厚生労働省は是認をされるわけですね。
○福島みずほ君 丸子警報器事件は差別禁止事例でありますが、あの判例は、正社員とパートタイマーの人たちの一時間当たりの労働単価を、賃金を比較しているという点もあると思うんですね。そうしますと、一方が八時間、一方が六時間だとしても、単位時間当たりに直して極端な差がある場合は、これは比...全文を見る
○福島みずほ君 八条についてですが、これが差別取扱いの禁止ですが、転勤要件については、正社員の中でも、例えば転勤はあるとされながら、すべての正社員が転勤があるわけではありません。だとすれば、この転勤要件については、転勤のない正社員との比較になるということでよろしいのでしょうか。
○福島みずほ君 この配転、転勤の有無を基準とする日本型均衡処遇ルールをやるということは、残業、配転、転勤の有無で処遇を分けるのは間接差別に当たるというふうに考えます。パート労働指針は、労働基準法、最低賃金法、男女雇用機会均等法、育児・介護休業法などの労働関係法令を遵守してください...全文を見る
○福島みずほ君 圧倒的に女性がパートが多くて、転勤要件や、こういうふうにすることが、結局パートの構造にメスを入れることにはならないと、この点は極めて問題であるというふうに思います。  八条に関して、どの一体だれがこれに当たるのかというのは、この委員会でも参考人からも指摘がありま...全文を見る
○福島みずほ君 この八条は結局無力じゃないですか。今の答えは、もう怒りを通り越して、何かもう笑い転げるほどひどい答弁ですよ。つまり、差別禁止が当たるから、企業はこんなアンケートに答えないだろうという答弁でしょう。こんなんだったら私たちは、差別禁止をしてパートタイマーの人たちの差別...全文を見る
○福島みずほ君 均衡も均等も差別をなくすということじゃないですか。一番のポイントは差別禁止ですよ。パートの中における差別をなくしてほしい、これがパートで働く人たちの願いだし、個人で裁判やるのはとてつもなく大変なので法律がそれを応援しようということじゃないですか。  結局答弁の中...全文を見る
○福島みずほ君 法律では限定していません。厚生労働省で限定するからそこは問題で、厚生労働省令で限定しないでくれということを言っているわけです。  指針でははっきりいろんなもの等とやって、同様の取扱いをするようにしてくださいと言っているんですよ。だとしたら、十一条は、昨日参考人か...全文を見る
○福島みずほ君 いや、それは違いますよ。だって、現行の指針は、給食、医療、教育、文化、体育、レクリエーション等の福利厚生施設の利用については同様の取扱いをしてくださいと書いてあるわけですよ。ところが答弁で、十一条について、配慮すべきものは厚生労働省令で決める、限定することに法案上...全文を見る
○福島みずほ君 いや、これ明確に後退ですよ。だって、指針が残っているにしても、法律ですよ、国会で作った法律の方が指針よりも強いわけでしょう。厚生労働省令は三つに限定して、福利厚生施設についてはそれだけ配慮すると、配慮すべきだってやるんだったら後退ですよ、指針の方が広いんだもん。首...全文を見る
○福島みずほ君 何のためにパート法作るのか、全く理解ができません。厚生労働省令を三つに限定することに強く反対をしていきます。指針にあるんだったら書けばいいじゃないですか、後退しないというんだったら書けばいいじゃないですか。同じように指針が大幅に後退をしているので、そこも問題にいた...全文を見る
○福島みずほ君 明確に指針の後退になっているという点について、このパートがなぜ後退したのかというふうに思います。その点がまず問題です。  それからもう一つ、パート指針があっても実はパートの人たちの格差是正にならなかったという現実があります。パート指針にあった努力義務規定は機能し...全文を見る
○福島みずほ君 賃金格差が少しも縮まらないことと、パートで働く人たちが非常に増えていると。女性は二人に一人、二十四歳以下だと三人に一人、非正規ですし、格差がむしろ拡大をして人数がとても増えていると。私は、この努力義務規定で実効性が本当に上がっているのかというふうに思っています。 ...全文を見る
○福島みずほ君 福利厚生にちょっと話が戻って済みませんが、先日も慶弔休暇について質問をいたしました。法律になじまないということの答弁がありましたけれども、一生においてそんなにたくさん取るものではありません。また、もちろん短いパートの人もいらっしゃるかもしれませんが、それだとしても...全文を見る
○福島みずほ君 条文の中にそういうものがないので非常に心配をしているわけです。  職場の中で、この間紹介した鴨桃代さんのブックレットの中にも、パートさん、派遣さんなどと呼ばれ名前で呼ばれない、机の名札が正社員はフルネームで書かれるのに派遣は派遣のHとしか書かれない、仕事で必要な...全文を見る
○福島みずほ君 十条の教育訓練のところも、二項で、いろんなものを考慮して努めるものとするという程度なんですね。これだとやっぱり研修に入れない、会議に入れないという事態が起きるんじゃないか。  自民党の席からも、差別しちゃいかぬとか、この間も通勤手当ぐらい払ったらどうかという意見...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
05月22日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  五月二十一日付けで規制改革会議が提言をしております。この委員会で先ほどから質問が相次いでおりますが、中身がすさまじい中身ですので、私も質問させていただきます。  報道によりますと、同会議は今月内にまとめる一次報告に提言を盛り込み、今...全文を見る
○福島みずほ君 局長、感想いかがでしょうか。
○福島みずほ君 すさまじい中身で、パート法のところは、先ほどもありましたが、このように書いてあります。同法所定の通常の労働者と同視すべき短時間労働者であっても、通常の労働者との間には、賃金の決定方法等について、やはり大きな差異があるのが現状である。よって同法所定の対象をいたずらに...全文を見る
○福島みずほ君 労働者派遣法に関しても、かつて御手洗経団連会長が直接雇用義務はなくすべきだ、事前面接については解禁すべきだという発言をしています。それについては、私たちも大変批判をいたしました。ところが、この提言は全く一緒で、労働者派遣事業法については全面的に解禁すべきだ、直接雇...全文を見る
○福島みずほ君 おっしゃったとおり、労働政策の立案について次のようにあります。主として正社員を中心に組織化された労働組合の意見が、必ずしも、フリーター、派遣労働者等非正規労働者の再チャレンジの観点に立っているわけではないとしています。  しかし、全国ユニオン、参考人として来ても...全文を見る
○福島みずほ君 力強いお言葉ですが、かつて規制改革会議が労働組合の団体交渉権の制限を提言したときに、これに関して、労働組合の団体交渉権を制限するものとして項目が削除されたということがかつてあります。  是非お願いしたいのは、その時点は、厚生労働省は、憲法はすべての国民に団結権や...全文を見る
○福島みずほ君 報道では規制改革会議が提言となっておりますし、ペーパーも、冒頭に規制改革会議というふうにペーパーがなっております。また、これは記者会見をやっておりまして、福井秀夫政策研究大学院大教授がきちっと記者会見しておりますし、また報道によれば、月内にまとめる一次報告に提言を...全文を見る
○福島みずほ君 規制改革会議が今まで害毒をまき散らして、先ほど櫻井委員が言った税金の無駄遣いだという点も、私は全く同じ考えです。これが、月内にまとめる一次報告に提言を盛り込みと、今後三年の任期中に実現する構えとなっているので、このような諮問機関の表現をやはり労働法制を考える私たち...全文を見る
○福島みずほ君 これはもうすべてということで理解をさせていただきます。  管理職パートのBさんという部分に、時間比例の賃金となることが原則、同一労働同一賃金と書いてありますが、このとおりでよろしいですね。
○福島みずほ君 究極の理想とおっしゃいましたが、これ厚労省が作っているチラシですから、九条の点に、九条ですね、九条で同一労働同一賃金、時間比例の賃金となるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 究極的にということでしたが、ここに時間比例の賃金となることが原則、同一労働同一賃金と入っておりますので、その立場で強く頑張っていただけるように期待をしております。  どのようにこれを実現されるのでしょうか。
○福島みずほ君 労働者だけではなくて、使用者の側に、時間比例の賃金となることが原則、同一労働同一賃金ですよとはっきり指導していただくということでよろしいですね。
○福島みずほ君 八条の事業主の判断について改めてお聞きをいたします。  五月十七日の局長答弁で、事業主にアンケートで聞いたところ、おたくに差別禁止がいますかといって、いるというふうに答える回答はなかなか期待できないだろうという答弁がありました。何度も委員会の中で繰り返したように...全文を見る
○福島みずほ君 二十八年間働いて四百円しか時給が上がっていないと。新人の研修や指導もしているわけですね。  じゃ、最後は訴訟という形の今答弁なんですが、もっと行政は、どっちか分からない、あるいは事業主は無理じゃないかというようなケースに関して、これは積極的に指導、助言等をしてい...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっと済みません。判断材料を与えるものというのは、今労働局などがよくやっている行政に対してちゃんと指導をするという意味でよろしいですね。
○福島みずほ君 フルタイムパートの扱いについて再度お聞きします。  三要件を満たした四十時間、四十を超えている労働者に対して、四十時間あるいは四十時間を超えている労働者に対しては、当然差別禁止の取扱いとなるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 私が聞いたのはそういうことではなく、四十時間、四十時間を超えている労働者に関して当然差別禁止の取扱いとなるんですねということです。
○福島みずほ君 いや、この法案の対象にならないことは分かっているんです。四十時間を超えている労働者に対しては当然差別禁止の取扱いとなりますよねという確認答弁をお願いします。
○福島みずほ君 いや、短ければ当然差別禁止になって、フルタイムだと差別禁止が当たらないというのは非常に変な話なわけで、これはフルに働いているパートだと差別禁止が及ばないというのはやっぱり理解できない。  今局長は、当然差別禁止が及ぶという理解を事業主はしていただきたいというふう...全文を見る
○福島みずほ君 じゃ、フルタイムパートは差別禁止の考え方が及ぶということでよろしいですか。
○福島みずほ君 いや、私は実は確認答弁を取りたいんですね。つまり、フルタイムパートについて、じゃ、差別の禁止の考え方はフルタイムパートにも及ぶのは当然ではないかということについてはいかがですか。
○福島みずほ君 パート指針は、強行規定がなくてもいろんな指針設けていますよね。とすれば、私は、フルタイムパートに関してはやはり差別禁止は妥当ではないとかいうことを例えば指針に盛り込むということは十分合理的だと考えますが、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 考え方が普及すべきだということであれば、指針やあるいはガイドライン、そういうものに是非、厚労省として盛り込んでいただきたい。いかがでしょうか。
○福島みずほ君 短時間パートだったら厳しい厳しい差別禁止が及んで、フルタイムパートになってしまったら差別禁止が及ばないというのはやっぱり非常に変なんですよ。それは、パートを短時間労働と位置付けた厚生労働省のたまたまの便宜のためだけであって、その厚労省の便宜のために、生きている人間...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省の役人の人も、公の場以外では、それはそうですよねという感じだと思うんですね。それやっぱりおかしいですよ、だれが考えても。  だったら、百歩譲って、八条に準じてできるだけ差別のないものとして取り扱うべきだ、この指針でも結構ですよ。フルタイムパートに関して...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど局長は、差別禁止の考え方が望ましいというふうにおっしゃいましたので、差別禁止の考え方が望ましいということを是非喧伝していただきたい。それはいかがですか。
○福島みずほ君 だって、さっき局長は差別禁止の考え方が及ぶことが望ましいとおっしゃったじゃないですか。国会の答弁でそうおっしゃっているんだったら、国会の答弁で言うのと宣伝するのと同じことだと思いますけれど。
○福島みずほ君 是非、指針に盛り込んでくださる手続をちゃんとやってくださるよう心から要請いたします。  更新の反復についてですが、有期の場合、更新の回数や継続雇用を期待させる言動などを参考に考慮するとのことですが、どのように周知徹底するのでしょうか。是非、有期の更新を繰り返して...全文を見る
○福島みずほ君 是非指針の中に入れるなど、だれが見ても分かるように是非検討をよろしくお願いします。  三要件を満たす通常労働者の比較について確認を一ついたします。  これは以前、私も質問しましたが、パートタイム労働者の比較は三要件を満たしていない通常労働者との比較でよろしいで...全文を見る
○福島みずほ君 福利厚生についてですが、施設のみに限定していること、配慮規定としていることなど問題があります。  均衡処遇の実現に向けて、パートタイム労働者が差別的な扱いを受け、是正すべき福利厚生には何があると認識していますか。
○福島みずほ君 三点おっしゃいましたが、三点目の検討を重ねていきたいというのではなく、是非三でおっしゃったことを二のレベルで広げていく対象にしていただきたいと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 パート指針が後退をしないように、あるいは福利厚生については、特に施設については、パートか正社員か区別する理由がない、あるいは福利厚生については基本的に是正すべきものであるという観点から頑張ってくださるようお願いいたします。  次に、不利益変更についてお聞きをいた...全文を見る
○福島みずほ君 パートタイムに対する差別の解消という観点からですが、この委員会でも間接差別のことについて、間接差別が横行している、つまりパートタイム労働者、有期契約労働者であるからという差別だけではなく、主婦であるとか女性であるという間接差別が数多く横行しているという実態をどうす...全文を見る
○福島みずほ君 前述した銀行のBさんの勤務先では、フルタイムパート以外のパートタイム労働者に対しては、配偶者の扶養控除範囲内で住民税が掛からない年収百万円以内で働くように年収管理表が配付されております。このように、パートタイム労働者は家計補助的労働という意味合いが強く、賃金や待遇...全文を見る
○福島みずほ君 両方の側面からよろしくお願いします。  転換制度についてですが、機会を与えるだけの内容で一体何が変わるのか、今後の転換制度の在り方についてですが、今後どのように転換制度について取り組んでいくのか、是非前向きにこうやるということでよろしくお願いします。  という...全文を見る
○福島みずほ君 実は、不利益変更やいろんなときともありますが、試験制度を形式的に設けるけれども実際は皆落としてしまうとか、そういう事例を実はよく聞きますけれども、そういう点についての歯止めや指導というのはあり得るのでしょうか。
○福島みずほ君 大臣に最後にお聞きをします。  今回のパート法の改正で、ILO勧告で指摘されていることを満たし、ILOパート条約を批准できる内容だと大臣は認識されているでしょうか。
○福島みずほ君 パート条約を批准できる法案であるべきだということを申し上げ、私の質問を終わります。
05月24日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、内閣提出短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案に反対し、共産党、社民党提出の修正案に賛成する立場から討論を行います。  政府提出案に反対する第一の理由は、差別的取扱いの禁止の対象となるパート労働者が極...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  提案者の皆さんは本当に児童虐待について取り組まれ、改正法を超党派で作り上げられたことに私も心から感謝と敬意を表したいと思います。どうもありがとうございます。一緒に頑張りましょうという感じですが。  改正法案で想定している、警察の支援...全文を見る
○福島みずほ君 この委員会の中でも不登校とネグレクトの区分けは可能かという質問が出ておりまして、私も、不登校の子供を抱える方たちからも是非きちっと聞いてほしいという連絡を受けました。  不登校の相談については、本人や家族から相談を受けてから動くのか、それとも児童相談所がネグレク...全文を見る
○福島みずほ君 離婚の相談などで弁護士として行くと、例えばたまたまそのお子さんが不登校だったりすると、学校に行かせようとして例えばちょっと争うとか口論になったりとか、やっぱり実態としてはいろんなことが起こり得ると。そうすると、やっぱり親も必死だし、子供の言い分ももちろんあるわけで...全文を見る
○福島みずほ君 児童相談所運営指針、平成十三年版では、現場の運用は、あくまで登校していない児童本人又はその保護者からの相談に基づき援助活動を開始することを原則となっていたのが、この主語が消えて、不登校の相談を受け付けた場合は、教育機関と十分な連携を取った上で対応すると変わったとい...全文を見る
○福島みずほ君 警察の支援を受けて親子分離した際の子供へのケアについてどうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 今日、委員会でもまた出てダブって済みませんが、児童養護施設や児童自立支援施設で児童が二重虐待されないための施策についてお聞きをいたします。ここ十年間、報道されただけでも、全国各地の六十八の児童養護施設などで施設内虐待が行われております。  これはどういう体制をつ...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  施設を巣立った人たちのケアについてお聞きをいたします。これはどのようになされるのか。虐待され保護された子供たちが成長し施設を離れた後も継続したサポートが必要なのではないか。  児童養護施設出身者の居場所をつくる若い人たちのグループ日向...全文を見る
○福島みずほ君 法改正で従来以上に児童相談所と警察が一緒に動き、一時保護することが増えることが想定されます。児童相談所と親との関係の修復について、どのようにお考えでしょうか。
○福島みずほ君 虐待をした親の支援はどのような体制を取るべきかについては、他の委員からも質問がありました。そのとき様々な施策を先ほど高井美穂議員がおっしゃってくださったんですが、心理療法や親教育だけではなく、さいたま市などが行っているホームヘルプなど具体的な親支援の在宅福祉サービ...全文を見る
○福島みずほ君 この厚生労働委員会でかつて児童相談所の視察に行ったことがあります。東京都でしたけれども、そこは、虐待に遭った子供もいれば、そうでない子供もいれば、あるいはたまたま親や保護してくれる大人がいないために一時的にいわゆる預けられる子供もいれば、実に様々な子供がいました。...全文を見る
○福島みずほ君 どうありがとうございました。  終わります。
05月24日第166回国会 参議院 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一問、拷問禁止委員会が先日、日本政府に対して勧告を出したことについて一言お聞きをいたします。刑務所の処遇の改善など評価されたところはありますが、日本の問題についてかなり厳しく勧告が出ております。  警察に特にお聞きをいたします。代用...全文を見る
○福島みずほ君 厳しい勧告が出ておりまして、国際人権規約の勧告を踏まえて、例えば法務省では、革手錠の廃止や刑務所の改革やあるいは入管法や改善が様々な点でされて、ほかの点でもされてきました。是非この勧告を受け止めて、やはり日本の中で人権状況を変えていくことがなされるよう、今後また質...全文を見る
○福島みずほ君 子供にとって、あるいはやはり刑事手続につながるものに関しておおむねというふうに書いてあることが、どうしても個別判断にゆだねられ、裁量の範囲を広げ、法の下の平等の観点からも問題があると考えます。  捜査の可視化についてですが、拷問禁止委員会の方からも捜査の可視化に...全文を見る
○福島みずほ君 鹿児島志布志事件、富山の事件、たくさんの冤罪事件が今指摘をされています。捜査の可視化については是非実現をしていただきたい。  それから、前者の件ですが、付添人の権利の告知に関しては、かなり刑事手続に近い、あるいは子供にとって明確に不利益を生じさせる、身柄の拘束が...全文を見る
○福島みずほ君 これはこの委員会でも議論になっておりますが、子供は知識がない、だからこそ家族や子供に権利の告知をする必要がある、要するに、より強くケアをする必要があると考えています。法律に載っけるのが不適当というのは理解できませんが、法律に載せないにしても、ガイドラインやマニュア...全文を見る
○福島みずほ君 この少年法の改正法の議論の中で、やっぱり子供はより強いケアやより強い保護が必要であるということはすべてにわたって言えることなので、私は法律に告知をすべきだと思いますが、少なくとも本人が様々などんなリーガルサービスを受けられるのか、どんな保護が受けられるのか、必ずマ...全文を見る
○福島みずほ君 どうぞ、刑事局長でいいです。
○福島みずほ君 十四歳未満の触法少年のケアは、これからも引き続き児童相談所、児童自立支援施設のラインが中心に担うということで、厚生労働省、よろしいですね。
○福島みずほ君 厚生労働省、頑張ってくださいよ。  児童自立支援施設の収容率、定員充足率は三九・三%、これは二〇〇二年ですが、少年院は満員です。国立の児童自立支援施設は、かぎが掛かるところもありますし、各都道府県も含め、国立もとても頑張っています。ですから、児童自立支援でやはり...全文を見る
○福島みずほ君 児童自立支援施設に入所した子供の六割に虐待経験があり、その抑圧された怒りで自分の加害行為に向き合うことを困難にしている側面があると言われています。子供の被害者性に注目したケアというのはどうやっていらっしゃるんでしょうか。
○福島みずほ君 スタッフへの教育はどのように行っているでしょうか。
○福島みずほ君 施設の現場は頑張っていて、いろんな努力を大変しています。今回の少年法改正が、児童自立支援施設でやれないというところから改正してくれという話ではなくて、凶悪な小学生も少年院に送るべきだというふうな、子供に対する厳罰化の方向から出ていることが極めて問題だと考えています...全文を見る
05月29日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、社保庁の問題について、参議院には来ておりませんが、どうしても質問したいので質問をいたします。  国民救済法ならぬ安倍内閣救済法案が議員立法として出るかどうかというふうに言われております。総理が議員立法として出すということを明言...全文を見る
○福島みずほ君 五千万件のものが宙に浮いているということは厚生労働省、社会保険庁の責任ではないですか。
○福島みずほ君 厚労省の責任そのものですよね。
○福島みずほ君 いや、驚くべき答弁です。コンピューター化するときの入力ミスだとか、あるいは私のごく最近知り合いの人からも、あなたは十年間しか入れていないですねと言われて、彼女は厚生年金の記録を全部持っていたので、いや、そんなことないですよということになったらしいんですが、国民には...全文を見る
○福島みずほ君 国民の安心、安全な年金制度を保障することは政治の責任です。五千万件宙に浮くという問題が起きたために、国民の年金に対する不信感は非常に高まっています。それは社会保険庁、そしてひいては厚生労働省の責任であると考えています。社会保険庁改革法案を出す際にこの問題が噴出して...全文を見る
○福島みずほ君 いや、聞いたことに答えてください。この表現についてはどうでしょうか。
○福島みずほ君 記者会見でこの責任者は盛り込みたいと、それから三年以内に実現をしたいというふうに言っております。  労働法制からいって、全く看過できない中身ばかりなので、例えば過度に女性労働者の権利を強化すると、かえって最初から雇用を手控える結果となるなどの副作用を生ずる可能性...全文を見る
○福島みずほ君 極めて問題で、均等法や間接差別、パートをどうやって均等待遇するかや労働法制をどう考えるかということと全く百八十度違う見解がとても示されています。労働政策の立案についても示されています。根本的な欠陥はこの経済財政諮問会議やこの規制改革会議が規制緩和をして被害を受ける...全文を見る
○福島みずほ君 以前、委員会で質問したときは、なぜ労働者の代表を入れないかという質問に対して規制緩和に反対する人は入れませんということの答弁がありました。それは間違っているというふうに思っています。非常に多角的な議論ができるわけがない。そして、労働タスクフォースだったとしても、労...全文を見る
○福島みずほ君 よろしくお願いいたします。  では、この雇用対策法の一部を改正する法律案なのですが、私は外国人の雇用について、今日は特に質問をいたします。  これが、外国人雇用状況届出制度ということがあることに非常にびっくりしております。女性、高齢者、障害者、若者、これについ...全文を見る
○福島みずほ君 就職するときに必ず戸籍あるいは外国人登録証の提示をさせるのでしょうか。  御存じ在日コリアンの人たちなど、通名使用をしている人が多いです。分からないです。常識的にどうやってやるんですか。しかも、事業主はきちっとやっていないと罰則の規定もあるわけで、結局これは外国...全文を見る
○福島みずほ君 特別永住者、永住者の人は別に在留、ワーキングビザで働いているわけではありません。  そうすると、外国人か日本人かを区別するには、就職・求人活動の人はすべての人に戸籍か外国人登録証を出せと言うしかないじゃないですか。
○福島みずほ君 いや、答えていないですよ。  特別永住者は外してあるけれども、特別永住者、日本人と永住者、ほかの外国人の区別をするためには何かの提示をしないと分からないじゃないですか。私が日本人なのか特別永住者なのか永住者なのか、あるいは最近来た外国人なのか分からないじゃないで...全文を見る
○福島みずほ君 この法案が、外国人に関しては雇用促進や労働政策ではなくて、入管の下請になっているからこちらは理解ができないんです。外国人管理政策ですよ。だって、帰国子女だっているし、顔と名前と言語能力は必ずしも国籍に反映をしていません。違いますよ。怪しいという感じでやったらそれこ...全文を見る
○福島みずほ君 外国人かどうかというのを把握するのが実はとても現場では難しいからです。例えば、今片仮名の名前の人もいるし、外国人かどうか、それから国籍と民族と名前と話し方と身ぶりとそぶりと全然関係ない場合だってある。だとしたら、すべての人に対して外国人登録証か戸籍の提示を求めない...全文を見る
○福島みずほ君 問題は、在留資格の確認ということもありますが、これが全部、法務省とリンクしているということです。ということは、これがどうして外国人の雇用政策になるのか。  外国人、ちょっとくどいんですが、明確な答弁されないので食い下がりますが、その人が外国人かどうかという判断を...全文を見る
○福島みずほ君 もう一回、再度確認ですが、厚生労働省のデータベースと法務省のデータベースはリンクをしないんですね。
○福島みずほ君 行政機関個人情報保護法八条の目的外利用に該当すると考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 個人情報保護法案の審議のときに、省庁間における情報の共有について相当議論をしました。今回、厚生労働省が特別永住者以外のすべての外国人に関して、全部、どういう人が働いているか明らかにし、データベース化し、それをもって法務省の求めに応じて出していくということになれば、...全文を見る
○福島みずほ君 このデータベース化はどこでどのようにやるのでしょうか。データベースをするのかどうか、それから厚生労働省のどの部署が管理をするのでしょうか。どのような形で保管しますか。
○福島みずほ君 外国人雇用対策課。
○福島みずほ君 法務省は、どのような頻度でどのような情報をどのように取ろうと思っていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 この法案は不法就労対策なんでしょうか、外国人の雇用促進なのでしょうか。どちらなんでしょうか。
○福島みずほ君 不法就労対策であれば、なぜ永住者についてもこのような雇用管理をするんですか。
○福島みずほ君 理解ができないのは、雇用対策だ、不法就労対策だということを理由に、すべての特別永住者以外の外国人が、どの事業所にどう働いているかを全部管理し、書面化しデータベース化し、必要があれば法務省に出すという仕組みをつくっていることです。先ほども出ていますが、若者にしろ女性...全文を見る
○福島みずほ君 必要ないですよ、関連ないじゃないですか。再就職支援だったら頑張って外国人の就職支援すればいいわけだし、在日コリアンの人も含めて企業に入りにくい状況などの改善をすればいいわけです。氏名を全部管理をして届出をさせて、そしてどこが雇用改善になるのか。外国人の研修生制度に...全文を見る
○福島みずほ君 違いますよ。外国人雇用状況届出制度の理由として、というか、このような制度を設ける理由として、不法就労対策と雇用の促進と二つ挙げられました。実際、外国人雇用状況届出制度の理由として、条文上、雇用管理の改善と再就職援助が挙げられていますし、そのように答弁されています。...全文を見る
○福島みずほ君 永住者の人たちは、私が言うまでもなく、ワーキングビザじゃないですから、全部十把一からげにすべて外国人ということで、特別永住者以外はこの管理の対象にするわけです。そうすると、やっぱり就職やいろんな点で不利を受けるのではないかという、ちょっと繰り返しになって済みません...全文を見る
○福島みずほ君 低賃金で外国人を使いたい事業主が自ら申請するとは思えず、不法就労を隠ぺいし、不法就労外国人の雇用環境はより悪化するのではないですか。
○福島みずほ君 外国人を使用している事業主に日本人と同じ賃金で全部やれという指導できますか。
○福島みずほ君 外国人が働いて、多くの人が働いている職場というのはある程度限られているように思っています。  この法律に私がとても違和感を持つのは、その働いているというか、とにかく外国人はすべて届け出ろと、特別永住者を除くわけですから、だれかを採用するときには何かの身分提示を求...全文を見る
05月31日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  法案の一条で、現行法では「国民経済の均衡ある発展」、これが「国民経済の均衡ある発展」と「完全雇用の達成」という二つあるんですが、これが削除になっています。「国民経済の均衡ある発展」を削除をなぜしたかという点は、先日、櫻井委員が質問され...全文を見る
○福島みずほ君 均衡ある発展ということと発展ということは違うように思います。発展というのはどこか発展すればいいんですが、均衡ある発展というのはやはり地域間の格差是正や均衡という概念が入っています。なぜこれを落としたのか。
○福島みずほ君 経済及び社会の発展ということと均衡ある発展というのは違う概念です。でも、答弁がそのとおりですと、法案は均衡という言葉が削除されたけれども、均衡という概念を当然含んでいると。地域間の不均衡の是正ということ、これは厚生労働省としてもきちっと努力するという確認をさせてく...全文を見る
○福島みずほ君 バランスある発展と均衡ある発展は概念が違います。均衡というのは、やはり格差は良くない、均衡ということはちょっとバランスという概念とは違うわけですね。  改めて、均衡ある発展ということ、国民経済の均衡ある発展、これは厚生労働省としては努力するということでよろしいで...全文を見る
○福島みずほ君 第一条の、「労働市場の機能が適切に発揮され、」というふうになっています。これは、「労働市場の機能が適切に発揮され、」ということはどういうことでしょうか。つまり、規制改革会議労働タスクフォースなども、労働市場の機能が適切に発揮されると。これはある意味、均衡ある発展が...全文を見る
○福島みずほ君 では、改めて聞きますが、この労働市場の機能が適切に発揮されということは、規制改革会議労働タスクフォースなどと方向は同じではないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 OECDの対日審査報告書それから国連のESCAPの報告書によっても、日本においてジニ係数が大きくなっていること、正社員と非正社員との給料の格差があること、若い世代で非正社員の数が増えていること、正社員への移行が難しいこと、雇用者は企業の利益に比べて給料が増加してい...全文を見る
○福島みずほ君 先日の発表でも、パートや派遣社員、非正規社員は六十三万人増、千七百二十六万人、ついに三三・七%に達したということが発表をされました。このように、雇用がESCAPやそれからOECDの報告書で指摘されるひどい労働の劣化が生じていて、これは取りも直さず、労働法制、厚生労...全文を見る
○福島みずほ君 OECD報告書、それからESCAPの報告は、日本の中において二極化の拡大や非正規労働者の拡大、パートタイム労働者の低賃金など、格差拡大の原因としてきちっと指摘をしています。それをどう克服していくかということが政府にも立法にも期待をされているところであり、格差の是正...全文を見る
○福島みずほ君 日本人と同じように情報が残る。
○福島みずほ君 厚生労働省から入手した情報は、法務省は離日した際に破棄されるのか。また、再来日することもありますが、その際には以前の情報は破棄されているという理解でよろしいのでしょうか。また、再就職した際には前職場の情報は法務省で保有されるのか、廃棄されるのか。法務省、いかがでし...全文を見る
○福島みずほ君 書類の中に入れていくわけですよね。そうすると、それはかなり実は残って編綴されていくのではないですか。可能性としてはまた再来日することもあるわけですから。
○福島みずほ君 根本的な質問ですが、法務省はなぜ厚労省に情報の提供を求めるのか、厚労省はなぜ法務省に情報を提供するのか。
○福島みずほ君 厚生労働省は、厚生労働という観点からこの管理というか、外国人に関しては届出制度を今回初めてきちっと採用するわけですね。  とすれば、法務省の入管局における不法就労対策は、今までパスポートやいろんな形の入管法の改正をおやりになってやっているわけで、厚生労働省が行う...全文を見る
○福島みずほ君 今の答弁によっても、不法就労対策のいわゆる現場として厚生労働省がこの届出制度を採用するんじゃないか。それはやっぱり厚生労働省としてどうなんだろうか。しかも、この間の答弁で、常識によって判断をすると、外国人かどうか、というのがありました。それも、大変、外見上あるいは...全文を見る
○福島みずほ君 在留資格を確認をして人を採用するという問題と、それを厚生労働省に必ず届け出なくちゃいけない。それが、場合によっては罰則の規定によって左右されるという、ここが問題だと思います。  外国人を採用する場合に在留資格を確認するということは従来の政策上も一応まあ分かるわけ...全文を見る
○福島みずほ君 この外国人雇用状況届出制度が外国人の人にとって何かメリットがあるかとやっぱり根本的に疑問に思います。きちっと把握をされている外国人技能実習制度においてむしろ労働環境が悪く、放置されているわけですね。自分たちの実態を把握してもらえれば、じゃ労働環境が改善するのかと、...全文を見る
○福島みずほ君 いや、それが極めて広範囲なために、これ全部入るじゃないですか。外国人の在留に関する事項の確認のためって非常に広い。厚生労働省が把握している外国人の人たちの届出に関して法務省から言われたら、拒否できなくなりますよ、そうしたら。厚生労働省は自分たちのイニシアチブできち...全文を見る
○福島みずほ君 法務省、基準を示してください。
○福島みずほ君 法務省は、顔識別機能だとかパスポートや外国人登録証で非常に努力を、いいか悪いかは別にして、されていらっしゃいますよね。こちらの、厚生労働省が持っている情報は、そういうものはないんですよ。どうやってその成り代わりや成り済ましの判断をするんですか。
○福島みずほ君 そうしますと、広範囲にそれをやるんでしょうか、個別にやるんでしょうか。
○福島みずほ君 だったら非常に問題です。すべての情報を提供しろといって全部照合するのか、Aという人物が問題になったときにやるのか、どの範囲でどう情報が共有されるのか、現時点で明らかになっていない。これ、国会で判断できないですよ。
○福島みずほ君 重要な行政官庁間における、どういう情報が行くのかに関して、かように個人のプライバシーに関する情報がどういう範囲で行くのか分からない。個別の照合はさておき、包括的もあり得ると。どういうふうに、この法務省と厚生労働省、全く趣旨の違う官庁同士でどう情報が行くのか、本日に...全文を見る
○福島みずほ君 外国人の人は、日本語はしゃべれても書くことが苦手とか、様々なハンディがあります。どうやって雇用の応援をしていくのか、ハローワークや職業訓練において、例えば言語の指導をする、日本語の教育指導をする、多言語で対応するという理解でよろしいのでしょうか。職業訓練に日本語教...全文を見る
○福島みずほ君 最後に一言。先日、小池委員の方からレストボックスについての質問がありました。私も一言話を聞きたいと思います。  これは、問題なのは、単に住居を借りれないんですよ、住居は借りれない。要するに、そのレストボックスに入るためには、雇用契約を結んでそこで働かなくちゃいけ...全文を見る
○福島みずほ君 聞きたいことがほかにも山ほどありますが、時間ですから終わります。
○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、内閣提出の雇用対策法及び地域雇用開発促進法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  まず、本法案は目的を大きく変えています。現行法が国民の経済の均衡ある発展としていた部分が変わって、労働市場の機能が適切に発揮...全文を見る
06月05日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第25号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  宙に浮いた五千万件の年金の記録と、それから記録さえされていない消えてしまった年金の問題、このことについて、なぜこのような問題が生じたのか、厚生労働大臣、責任についてどう思うか、お聞かせください。
○福島みずほ君 このような問題が生じたのには三段階あると言われております。一九八〇年の手書きのときの間違い、コンピューター化したとき、一九八〇年代の段階の問題、基礎年金番号導入の際の一九九七年のときの問題、三段階あるというふうに言われています。  一九八〇年代、徐々に、一九七〇...全文を見る
○福島みずほ君 済みません。検証したかどうかだけ答えてくだされば結構です。
○福島みずほ君 二重、三重のチェックをされたんだったら、生年月日がないのがなぜ三十万件出てくるのでしょうか。入力ミスのケースがなぜ報告されているのでしょうか。
○福島みずほ君 その厳しいチェックをしたという答弁ですが、全く納得できません。  なら、三十万人の人たちがなぜ生年月日がないのか、あるいは読み方の違う人がなぜ出るのか。これはたくさんなぜ出るのか。これについてはいかがですか。
○福島みずほ君 漢字の読み方が分からなくて、例えば日本語の漢字はいろんな読み方がありますから、じゃ、確認をせずに、御本人に確認せずにコンピューターで入力したと仄聞されているということでよろしいんでしょうか。
○福島みずほ君 私の質問は、入力する時点の問題です。青柳さん、それは、一々漢字から片仮名に入力する際に、きちっと本人の名前かどうか分からない場合はチェックしたんでしょうか。
○福島みずほ君 全くでたらめです。  つまり、読み方が全く違うわけですから、その人の同一性が担保できません。漢字であればその人の同一性の立証はできますが、片仮名になった時点で漢字が消えてしまうわけですから、コンピューター化の入力の際に大体こんな読み方だろうというふうに入れたとい...全文を見る
○福島みずほ君 台帳とオンライン上の記録をすべて突き合わせるべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 その突き合わせの作業はどれぐらい時間が掛かるとお考えですか。報道によれば、突き合わせには十年程度掛け実施するとありますが、それでよろしいんでしょうか。
○福島みずほ君 大疑問で、国民年金台帳の廃棄の通知を出していらっしゃいます。なぜこれは廃棄の通知を出されたんでしょうか。
○福島みずほ君 時間がもったいないので、ちょっと短めに答弁をお願いします。  私の質問は、じゃ、すべての記録はマイクロフィルム化しているんですか。
○福島みずほ君 だとすれば、厚生年金の方はマイクロフィルム化全部している、国民年金の方はすべて台帳化していない。じゃ、なぜ国民年金の台帳の廃棄を命ずるんですか。
○福島みずほ君 では、根本的な疑問は、マイクロフィルムが基本的にある、マイクロフィルム以外には台帳がある、だとすれば、もっと前から、十年前、二十年前からなぜ突合をやらなかったんですか。
○福島みずほ君 一九九七年に基礎年金番号導入のときに、当時、三億件記録があると。そして、人口は大体、人間でいえば一億人。そうだとすれば、二億件を一億人の人に集約する必要がある。それで、その段階でいまだもって五千万件残っているわけです。  私の根本的な疑問は、なぜ一九九七年、十年...全文を見る
○福島みずほ君 今分かっていることは、オンライン上の記録と、それから台帳の間にずれがある。入力漏れがあったりオンライン上消えているのがある。だから、あなたの記録はありませんよとオンライン上言われ、本人が慌てふためくという事態が起きているわけです。とすると、当時の認識は甘かったんで...全文を見る
○福島みずほ君 去年までそのオンライン上にないということを気が付かなかったんですか。
○福島みずほ君 マイクロフィルム、台帳ととことん照合して、記入漏れがないかということを恒常的にそれはやるべきで、それは先ほど青柳さんが、いや、一九七〇年代の入力のときも、漢字から平仮名にするときに何かあったじゃないかとか、実際、入力漏れがあるわけですから、これはとことんやるべきで...全文を見る
○福島みずほ君 三億件記録がある、で、年金の番号を持っている人は大体一億人である、だからどう考えても二億浮いているわけですよ。そうしたら、これは、その年金記録は個人にくっ付けないと、お金は払っているけれども、年金の保険料払っているけれども、その人の年金に加算をされない。通常であれ...全文を見る
○福島みずほ君 この基礎年金番号通知書で統合していくのは、これアンケートなんですか。だから、アンケートなんですか、これ。  私も実はこういうものをもらったときよく分からなかったんですよ、これ何のために送られてきているのか。ただ、私の記憶では、司法修習生のときは共済に入っていたか...全文を見る
○福島みずほ君 五千万件、宙に年金記録が浮いていて、それを払ったけれどもだれにも結び付いていない。もちろん掛け捨ての部分やいろいろあるかもしれませんが、それは国民は怒っているわけですよ。  今の答弁は、三億件あったのが五千件になったからいいじゃないかという、いや、そういうふうに...全文を見る
○福島みずほ君 百歳以上の人の記録が百六十一万件、それで、生きている人が百歳以上が二万八千人ですね。そうすると、生きている間に自分は払ったんだけれども、自分に結び付かなくて亡くなっている人が物すごく多いということなわけですよね。  百六十一万件のうち亡くなっている人ってどれぐら...全文を見る
○福島みずほ君 この表を見ると涙が出そうになるというか、この人たちは、この人たちというか、五千万件のこのケースは、払った、着実にこれはどこかで払込みがあるんですよ、保険料払っていて、これだけ払われている。厚生年金、国民年金、年代別にもある。二十代だってこんなにたくさんある。にもか...全文を見る
○福島みずほ君 分かりました。  じゃ、私を安心させるために、どれぐらいが無年金か示してください。
○福島みずほ君 分からないなら言わないでください。安心できないじゃないですか。示さずに安心しろなんというのは、それはおかしいですよ。居直り強盗みたいなもんですよ。おかしいですよ。それはやっぱりこの五千万件の痛みとか宙に浮いた年金の問題、入力さえされてない、この問題についての厚生労...全文を見る
○福島みずほ君 これがどれだけ無年金なのか、だれが死んでいるのか、どの部分が遺族年金になっているか、全然分かんないわけですね。でも、私はあえて言いたいんですが、例えば百歳以上、自分では保険料払っているけれども、年金の百歳以上の人の分が百六十一万件あるわけですね。じゃ、年金もらえず...全文を見る
○福島みずほ君 内実を全く明らかにしないで、この人たちは無年金だった可能性があるとか、そういう中身が分からないのに言うのは暴言です。衆議院の厚生労働委員会の中でも振り込め詐欺じゃないかという意見がありましたけれども、国家は振り込め詐欺をしてるんじゃないか。そうですよ、これだけの件...全文を見る
○福島みずほ君 五千万件というのはすごい数字ですよね。つまり十年前、一九九七年の段階でアンケートを取った、そしたら九百十六万人は送ってきたけれども、そしたらその段階で驚愕動地をし、厚生労働省、社会保険庁は国民の皆さんに物すごく広報をして、皆さん教えてください、ちゃんと連絡ください...全文を見る
○福島みずほ君 この十年間、何で放置をしてきたんですか。三億件あって、もうそれは分かっているわけじゃないですか、その時点ででも。あるいはこの五千万件だけじゃなくて、消えてしまった年金の記録もあるわけですよね。その二つの問題にこの十年間放置してきたツケですよ、これは。男女別比を出し...全文を見る
○福島みずほ君 一年間でコンピューター上の照合ができるのであれば、なぜ十年前にやらなかったんですか。全く理解できないですよ。つまり、これ、コンピューター上の照合の問題だからそういうプログラムをつくって照合すればできるわけでしょう。一年間やる気があればできたわけじゃないですか。なぜ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、それがやっぱり間違っていると思うんですよ。つまり、六十歳になったときに年金問題が発生するのではなく、今のように転職だとか、結婚したり再婚したり、住所が変わったりという状況であれば、殊に現役世代のときから統合していかなければ突然できないですよ。だから、これがこ...全文を見る
○福島みずほ君 漏れの出ないようにしている、受給者について統合していたからいいんだみたいなことをおっしゃいましたよね。だったら何でこの五千万件が残っているんですか。
○福島みずほ君 ほったらかしにしてきて、この五千万件についての実情を国会に対しても明らかにしない、これからやっていくと、そして、十年前にやれば相当解決したはずなのに放置をしてきてこれから努力しますと言われても、全く納得できないですよ。国民は、自分が年金保険料を払う、あるいは年金手...全文を見る
○福島みずほ君 政府の答弁を聞いていますと、やはりこれ立証責任が国民の側にあるように聞こえるときがある。特に、先ほど紹介しました安倍総理の答弁、国民から申請があれば自動的に給付しろというのか、この答弁は、やっぱり国民の側に立証責任があるというふうにお考えなんじゃないか。それは明確...全文を見る
○福島みずほ君 今まで領収書がないから駄目だとか、振り込みの記録を持ってこいと言われ、三十年前のなんかないよっていう、どうやって一体立証したらいいのかという多くの人たちの悩みを本当に聞いてきました。領収書や振り込み用紙なんて持っている人いないですよ。そういうものがないためにあきら...全文を見る
○福島みずほ君 領収書もなく、振り込みもなく、預金通帳もなく、事業所の名前はうっすら覚えている、しかし事業所はもう倒産をしてしまって、経営者も同僚もいない、でも、こういう会社に当時勤めていた、保険料は払っていたという記憶である、どうですか。
○福島みずほ君 はっきり言うけれども、ある年齢になって、領収書をこれから出せ、それから預金通帳を出せ、払込通知書を出せと言われて、持っている人いないですよ。ネガティブじゃなくてこれが普通ですよ。本人が、どこどこに勤めていました、社長の名前はたしかこうです、これではどうですか。ネガ...全文を見る
○福島みずほ君 ちっとも国民の救済にならないじゃないですか。国民が今まで、これまで、現時点まで困ってきたのは、領収書を持っていない、払込通知書も持っていない、給与明細なども全部持っている人なんてやっぱりまれですよね、預金通帳もそんな昔の、二十年前のは持っていない。あなた、うそつい...全文を見る
○福島みずほ君 親切かどうか、もちろん親切になることはいいんですが、私が今聞いているのは立証の問題です。結局、資料がなければその現場で救済をされません。だとすれば、第三者委員会をやっても、結局、国民の立証ができないとか、資料がないという人が本当に困ってしまうという事態が生ずること...全文を見る
○福島みずほ君 全く年金記録がない人、証拠がない人はその第三者委員会に行ってどうすればよろしいんでしょうか。
○福島みずほ君 今までのこの年金の記録問題についての処理は、どう考えてもやはりまずいというふうに思います。  今日の質問の中で、一九七〇年代、漢字から平仮名に変えるときに、一々本人にチェックなんてせずに、まあ片仮名に勝手に変えて、読み仮名が違うということが大いにあり得た。それか...全文を見る
○福島みずほ君 このずさんな記録、つまり全然記録がなくなっている人、消えている場合と、五千万件の宙に浮いているのと両方ありますけれども、結局、遺族年金まで拡大しているわけですよね。そうすると、遺族の人はやはり領収書とか、証言とか、預金通帳とか、家計簿とか、お父さんの預金通帳とか言...全文を見る
○福島みずほ君 大臣、努力をしていただくということですが、その突き合わせ、台帳との突き合わせやマイクロフィルムとの突き合わせ、これについての五千万件、それから記録にない部分も含めて、どれぐらいのタイムスパンで、だれの責任でどのように、どの組織で行われるとお考えですか。
○福島みずほ君 半年ごとに進捗状況を報告をすると。それについてはおわびをするということなんですが、これから半年ごとに進捗状況を報告されても、一体いつ完成するのか。今日の答弁でもかなり長期にわたるんではないかというふうに、非常に、国民はこれで安心を逆に全く感じないだろうというふうに...全文を見る
06月07日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日、六月五日の日に、三つの段階で問題があったのではないかということを御質問いたしました。青柳さんはそのときに、一九八〇年代の漢字を仮名に変えるときの問題に関して、御本人に確認のしようがないものですから、そこで漢字で書かれた台帳を適宜...全文を見る
○福島みずほ君 前回、本人に確認のしようがないと答弁されていますね。  ダブルチェックを幾らやろうが、勝手に仮名を振っていれば、外れた人たちは、その記録は消えてしまった、迷子になった、行方不明の年金記録になるじゃないですか。  本人に確認のしようがないと、前回確認できなかった...全文を見る
○福島みずほ君 そもそも本人に全部確認をしたのか、確認を全部、ほとんどやったんだけれども、たまたま事業所がなくて確認ができなかった事情があるのか、どうですか。
○福島みずほ君 コンピューター入力の際に、読み方が違えば全く別人になります。同一性の確保ができなくなるということで、これは十分予想できることです。違う名前で登録されているわけですから、別人になって、自分に年金が来ないことなんか当たり前じゃないですか。ワガツマと登録されるかアガツマ...全文を見る
○福島みずほ君 青柳さんも答弁されていらっしゃるじゃないですか、本人に確認のしようがない、だから漢字を仮名に振り換えたと。当時としては当時なりにと言うけど、間違いですよ。青柳さんの名前だって、別の名前で登録されて、あなたに年金来なかったら激怒するでしょう。  当時明らかにミスが...全文を見る
○福島みずほ君 いや、もっと厳しくこれを受け止めてください。  裕子というのはユウコとヒロコと読めるけれども、一律にユウコとしたというふうにも聞いていますが、そういう事実はありますか。
○福島みずほ君 未確認で結構ですが、何という名前を何とだけ読ませたんですか。
○福島みずほ君 だって、今おっしゃったじゃないですか、未確認情報があると。つまり、複数の多義的な読み方のある名前を一義的にやったわけでしょう。何という名前を何と一義的にやったか教えてください。
○福島みずほ君 おかしいですよ。いろんな読み方がある名前をこれでやれといって仮名で転換したら、そうでない名前の人にとっては、自分が保険料を払っているのにその人にくっ付かないじゃないですか。  これをやってきたところが問題で、反省が足りないですよ。青柳さん、どうですか。
○福島みずほ君 いや、当時だっておかしいですよ。だって、違う仮名に、別人になっちゃうわけですから。ここが根本的に、駄目ですよ、こんなやり方で入力したら、それが問題です。  もう一つ分からないのは、仮名で入力をしている、しかし現在は漢字と仮名で入力されているわけですね。漢字と仮名...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっと分からないんですね。  仮名であって、漢字と仮名の部分がある。そうすると、必ずしも漢字と仮名が符合しているわけではありませんから、どういうふうにこれを照合したのか教えてください。
○福島みずほ君 谷沢さんが、谷沢で漢字も谷沢、仮名もタニザワ、だけれどもヤザワとかつて仮名で登録されていたら、これ符合しませんね。
○福島みずほ君 仮名から漢字、仮名の統合をいつおやりになったんでしょうか。
○福島みずほ君 それは集中的にちゃんとおやりになったんでしょうか。
○福島みずほ君 合ってないんですよ、絶対。だって勝手に仮名を読んでいるわけだから、これはよっぽど丹念にやらない限りは合わないですよ。  お手元に「過去記録の整理」実施状況をお配りをしています。平成十年度から平成十八年度までに関してどういうことをやってきたかということがあります。...全文を見る
○福島みずほ君 とすると、ところが、受給者、今受給し、この十年前に受給している人たちも、あるいは自分につながってない情報もあったと思うんですね。一々その人にどうですかってやってないわけですから、なぜ受給者については排除したのか。五千万件宙に浮いた、当時は三億件あるわけですから、こ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、ひどい話なんですよ。これ、受給者はもらっているからいいんじゃないかという意識があったんじゃないですか。
○福島みずほ君 だとすると、受給者の人にはほかの宙に浮いた年金は基本的にないという理解でよろしいですか。
○福島みずほ君 不親切じゃないですか。つまり、その人たちだってかつて違う名前で、ユウコ、ヒロコも、ヤザワもタニザワもあるかもしれない。本人にどうですかと言っても思い出せないかもしれない。あるいは、裁定のときに十分そのチェックや、あなた、どうですかって、ないかもしれない。  全く...全文を見る
○福島みずほ君 受給者については二十年八月までとありますね。安倍総理は、一年以内にこのコンピューターの照合をやると言っています。ところが、それは結局、今までこの被保険者についてやっていたことを単に受給者に拡大するだけであって、何も新しいことはないじゃないですか。いかがですか。
○福島みずほ君 この間、基礎年金番号を導入して十年たつまで、受給者について、当時受給者に関して一切名寄せをこういう状況ではやらなかったという点は、今から考えて、無責任だった、落ち度があった、マイナスだった、あるいは欠陥があった、反省すべき点がある、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 安倍総理はこの一年間の間でコンピューターで照合するということを言いました。何か救済されるというふうに思うけれども、結局この十年間全くやらなかった受給者への照合を、名寄せをやるということだけしかすぎないんですよ。何も新しいことはない。今までやっていてさぼってやらなか...全文を見る
○福島みずほ君 でも、ヒロコがユウコで濁点というのはよく分からないんですが、教えてください。
○福島みずほ君 いやいや、その濁点はごく一部ですよ。だって、さっき言ったようにタニザワ、ヤザワはどうしようもないわけですし、このかつて十年間やってきた名寄せ対象者、だからこそ五千万件残ったとも言えるわけですが、これ、仮名氏名なんですね。  元々根本は、入力する際に勝手にやってい...全文を見る
○福島みずほ君 基礎年金番号の導入時に、単にコンピューターを照合するだけではなく、それから受給者も本人忘れていることもあるので、コンピューターで照合すれば随分また変わっていたと思います。それから、当時、やはり入力がそういう勝手に仮名振ってやっているわけですから、マイクロフィルムと...全文を見る
○福島みずほ君 それが全く統合されていなくて、宙に浮いた年金が五千万件あるからこうやって問題になっているわけでしょう。私が言っているのは、納付記録のコンピューター台帳あるいはマイクロフィルムされたものと年金の基礎年金番号をきちっと突き合わせをしてチェックすることが必要だったんでは...全文を見る
○福島みずほ君 これは明らかに政府の落ち度で、きちっとやっていれば全然状況は変わっていたというふうに思います。  ところで、昨日、衆議院の厚生労働委員会で出てきた千四百三十万件、全くコンピューターに入力されていない部分、この千四百三十万件について厚労省はいつ知っていたのか、放置...全文を見る
○福島みずほ君 そうだとすると、千四百三十万件オンラインに載っていないものがあるわけですね。これは、年金の受給には反映してないわけでしょう。
○福島みずほ君 いや、私は青柳さんの答弁聞いていると分からなくて、つまり、救済されている人もいるけれど、救済されてない人もいるわけじゃないですか。厚生年金に入ってない人は救済されてないわけですよ。  私が問題だと思うのは、一件でも二件でも十件でも百件でも、漏れたりつながらないと...全文を見る
○福島みずほ君 百歳以上の人の話と一緒なんですが、どうせこの人は期間が短いから余り反映されてないだろうという趣旨の答弁じゃないですか。それは完璧に間違っていますよ。きちっとすべて反映をして、あなたの年金はこうですと言われれば納得するけれども、大体グロスの話じゃないですか、大まかこ...全文を見る
○福島みずほ君 素朴な疑問で、一千四百三十万件について、なぜ調査し、精査し、それをなくそうとされなかったんですか。
○福島みずほ君 でも、すべてのものがオンラインに反映していないじゃないですか。厚生年金に入っていない限りオンラインに反映してないわけでしょう。じゃ、厚生年金にその後入らなかった人は駄目じゃないですか。要するに、面倒くさいからほっておけということだったんじゃないですか。
○福島みずほ君 だから、その最後のケース、厚生年金にも国民年金にもその後入らず年金給付に結び付かなかった人は、じゃ一体どうなるんですか。一千四百三十万のケースを少なくとも少なくしていく、なくしていくという努力は必要じゃないですか。
○福島みずほ君 一千四百三十万件のケースについては、そうだとすると、記録上は元にたどれるので、きちっとそれは全員について反映をされている。そして、反映されていない人は、とにかく年数が足りないので年金の給付に反映していなくても構わない。一千四百三十万件のケースのうち問題があるケース...全文を見る
○福島みずほ君 そうしますと、五千万件の一部と千四百三十万の一部が重なるということでしょうか。
○福島みずほ君 そうすると、五千万件の件は五千万件で解決をする、そして、三分類のうちの一分類は五千万件の中に入る、二の部分は反映しているからいい、三のケースは年数が足りないのでこれはもらう必要がないと。私の確認で、五千万件のケースがきちっと解決をもしすれば、なかなか難しいけれども...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、このことについても、やっぱりその五千万件の宙に浮いた年金と同じように放置をしてきたのは事実じゃないですか。今、宙に浮いた五千万件の年金が大問題になっているので、その一千四百三十万件のケースのうち五千万件と重なる部分などについては問題になっていますが、今までは...全文を見る
○福島みずほ君 渡辺大臣は、歴代社会保険庁長官の退職金を返還させるとか、今後の天下りあっせんを禁止することだと語っています。こういうこともやっぱり考えられていいだろうと思います。  先ほどからありますが、歴代の社会保険庁長官のこの委員会への出席を強く求めます。後ほど理事会でお願...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
06月08日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第27号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は参考人の皆さん、本当にありがとうございます。今まで闘ってこられたり、まだ問題が解決していない部分が大きいわけですが、問題を切り開いてこられたり、また現場の相談を受けて今までやってこられた皆さんに心から敬意を表します。    〔...全文を見る
○福島みずほ君 中村参考人です。
○福島みずほ君 梅原参考人にお聞きをいたします。  六月四日の段階で再審査請求が棄却になったということで、現在、これだけ宙に浮いた年金や、あるいはどう立証するのかという問題がなっているさなかに、あるいは第三者機関という提言が行われている最中に、実は再審査請求が棄却になったと。そ...全文を見る
○福島みずほ君 原田参考人にお聞きをいたします。  ほかにもいろんな、梅原参考人以外のケースも社会保険労務士として担当していらっしゃると思いますが、この年金の、宙に浮いた年金記録や消えた年金記録、あるいはみんなどういうところで苦労していらっしゃるか、ほかの方のケースも差し障りの...全文を見る
○福島みずほ君 中村参考人にお聞きをいたします。  五千万件の宙に浮いた年金記録ということに、私たちも国民の皆さんも大変ショックを受けているわけですが、この五千万件の宙に浮いた年金記録について感想をお聞かせください。
○福島みずほ君 原田参考人にお聞きをします。  いろんな段階のいろんな問題があると思いますが、先ほどからいろいろ議論になっていますが、基本的に、例えばどういう点がやはり問題だと思いますか。システム上、あるいは作業上、あるいは基礎番号導入の際とか、どうすればもっと良かったのかとい...全文を見る
○福島みずほ君 中村参考人、いろんな様々な問題が今起きているわけですが、やっぱり何が問題だったというふうにお考えでしょうか。
○福島みずほ君 廣瀬参考人にお聞きをいたします。  これからどうしたらいいのか。例えば、中村参考人や梅原参考人のようにそもそも記録がない方がいらっしゃる。それからもう一つ、オンラインの記録自身がでたらめであるという場合も考えられる。ですから、元々のマイクロフィルムと台帳とオンラ...全文を見る
○福島みずほ君 原田参考人に、どうすればいいのか、廣瀬参考人に聞いたことと同じことをお聞きします。
○福島みずほ君 年金制度はどうあるべきかって、ちょっとテーマが大きいんですが、廣瀬参考人、年金制度に対する安心、安全というためにはどうあるべきかということについてお聞かせください。
○福島みずほ君 江原参考人にお聞きをします。  今日の参考人の皆さんの話も、当事者の皆さんの話もそうなんですが、物すごく当事者が苦労しなくちゃいけない。あるいは、申請主義という根本的な問題もある。先ほど、江原参考人自身が委員としていろんな方を救っているというか、ケアしてサポート...全文を見る
○福島みずほ君 私の参考人質疑は十八分までで、あと三分ありますので、今日わざわざ来てくだすった中村参考人、梅原さん、一分程度、済みません、最後に言いたいことを話していただけますか。
○福島みずほ君 ありがとうございました。
06月12日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第28号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、三千件のサンプルについて昨日の午前中の段階で出せる状況にあったにもかかわらず、私たちには九時五十分まで見せなかったということについて強く抗議をいたします。  それから、二つ目。先ほどからも出ておりますが、五月三十一日締切りで、...全文を見る
○福島みずほ君 いや、問いの答えがずれているんですよ。昨日の段階で質問通告をしたときに、期限は過ぎているがきれいに集まっていないという答えだったんですよ。答えられないというのが答えでした。  つまり、私たちが情報を入手して、こんな調査を社会保険庁はしているだろうと言ったら、やっ...全文を見る
○福島みずほ君 結論だけで結構です。青柳さん。
○福島みずほ君 平成十年度における年金情報通信の中に、はっきり千四百三十万件について未入力である、つまりコンピューター化されてないと書いてありますが、もう一つ、未入力の部分が載っています。それは船員保険の部分の一部、三十四万件に関して未入力、つまりマイクロフィルムの段階であって、...全文を見る
○福島みずほ君 この三十四万件に関して、もっと情報ありませんか。  船員保険は、じゃ、青柳さん、先ほど未入力の部分はないとおっしゃいましたね。船員保険のすべてはコンピューター化されている。この三十四万件は平成十年から現在に至るまでの間、必ずコンピューターに入力されていたという理...全文を見る
○福島みずほ君 平成十年度の社会保険庁の公的な資料の中で一千四百三十万件が未入力である、それから船員保険の中の三十四万件、この二つが未入力であるというのがはっきり書いてあります。先ほど一千四百三十万件以外は未入力のものはないとおっしゃいましたので、この三十四万件が一体いつきちっと...全文を見る
○福島みずほ君 これ民間会社、多分、ワンビシ、片仮名でワンビシという名前ですが、会社と契約しているだろうという回答をもらっていますし、これ賃料が七千八百万円、その記録を預かってもらうために一億近く払っているわけですね。累計出せと言われても出してもらっていないんですが、私たちは台帳...全文を見る
○福島みずほ君 理解ができません。私たちは原子力発電所の中も調査をしたり、成田にある入管施設に行ったり、刑務所に行ったり、様々なところに行っています。明らかにできないというのが理解ができません。私たちは秘密も保持できると思いますし、それからセキュリティーというのがよく分からないん...全文を見る
○福島みずほ君 理解ができません。私たちはきれいなところだけ視察をして、あっ、こんなにきれいにされているのねと言うために視察をするのではありません。現状どういう形で保管をされているのか、どういう形なのかしっかり見る必要があると思います。それなくしてこの、どういう、年金記録について...全文を見る
○福島みずほ君 国会議員は信用されてないんでしょうか。きれいなところだけ、都合のいいところだけ見せられて視察が終わったというような国会では情けないと思います。旧台帳がきちっと保管をされている、民間の倉庫に入っている、それを見たいという、その一つ一つの記録を見るわけでなく、保存状況...全文を見る
○福島みずほ君 これには、ねんきんダイヤル、今始めているねんきんダイヤルの受電対応、電話を受け取る対応をしていただきますと書いてあるんですね。これをインターネット上、トランスコスモス株式会社の求人情報、タウンワークでやっていると。余りに、年齢・経験不問なんですよ。これでこの難しい...全文を見る
○福島みずほ君 質の高いお問い合わせと質の低いお問い合わせとあるのでしょうか。  このねんきんダイヤルは今鳴り物入りでやっているわけですよ。ところが、何時間待ってもつながらない。つながったと思ったら、全く素人のバイトみたいな人がマニュアルみたいなものを見てやっているから何の解決...全文を見る
○福島みずほ君 新聞には、照合経費、当面九十億円というのがありますが、幾らと試算をされていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 じゃ、この九十億円というのは誤報なんでしょうか。
○福島みずほ君 方法と試算を明らかにしてください。  それで、特例納付制度を利用した人で記録がないというケースは何件ありますか。
○福島みずほ君 特例納付は三回にわたり実施をして、例えば昭和五十三年の段階から五十五年でも、金額が全部で千六百七十五億五千万円、収納件数が二百二十九万九千六百余件というふうに多くの人が利用しています。この間、参考人が、全部この特例納付の制度で、どうも自分が記録がないということの切...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど山本委員の質問に対して、入ってきた保険料額とそれからその件数が必ず一致するようにしていると、一致しているんだという答弁でした。  お尋ねいたします。特例納付に関して、納付したという人の記録と入ってきた保険料の金額は正に一致されていますか。
○福島みずほ君 過去、そのような突き合わせをしていれば特例納付に関して何も問題が生じないと思いますが、いかがですか。
○福島みずほ君 これについて、いつまで調査が済むんですかと質問通告したところ、期限は分からないという回答でした。多くの被害が出ていますので、大至急これはきちっとやるべきだと申します。  次に、時効についてお聞きをいたします。  今回、時効を援用しない、時効を採用しないという議...全文を見る
○福島みずほ君 その支払われるべき年金に関しては法定相続の対象になって、遺族年金についてもこれは遺族がいるわけで、かなり法律関係も錯綜しますし、年金の適用がありませんから全額払えという、巨額なお金になっていくと思います。次に、また別の機会に試算についてお聞きをしたいと思います。 ...全文を見る
○福島みずほ君 グッドウィルは、一九九五年からデータ装備費の名目として一稼働当たり二百円から三百円差し引くという違法な賃金控除を行ってきました。このような違法な賃金控除は、グッドウィルのみならず、フルキャストなど日雇派遣業界において横行していました。  これは返すと言ったり返さ...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので、終わります。
06月13日第166回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず初めに、細田参考人にお聞きをいたします。  攻撃、防御というか、訴訟の構成ということなんですが、例えば傷害致死が訴因で争われている。ただ、先ほど業務上過失致死傷の話でもあり...全文を見る
○福島みずほ君 法廷はやっぱりライブというか生き物なので、裁判をやれば民事でも刑事でも打合せどおりに証人がしゃべらないということは弁護人としてはやっぱりあるわけで、何が飛び出すか実は分からない。そうすると、論告求刑の際に、やはり法定刑はここまでだし、訴因はこうなのでここまでしか言...全文を見る
○福島みずほ君 後藤弘子参考人にお聞きをいたします。  書いていらっしゃることの中に、法案を読むと、被害者参加人は最後に検察官の求刑のときに意見を言えるけれど、それは証拠として扱わないと書いてあると、感情面だけ裁判員にアピールをということでしょうかという部分があるんですが、そこ...全文を見る
○福島みずほ君 細田参考人が先ほど、日本の裁判員制度は量刑まで決めるという点、それから死刑制度が日本にあるという点について言及をされ、後藤参考人も死刑制度のことを言及をされました。もう一つ、私は、この間、拷問禁止委員会が日本政府に勧告を出した代用監獄の制度など、量刑の点まで判断す...全文を見る
○福島みずほ君 富山の冤罪事件や様々な冤罪事件が今問題になっておりますが、例えば性犯罪などだと、怖くてやっぱり顔をよく見ていなくて、あの人らしいとか、面通しであの人だと言って、結果的に極めて残念ながら冤罪だったということがあるわけです。それはそれだけが理由ではもちろんないわけです...全文を見る
○福島みずほ君 細田参考人に、先ほど弁護士会の意見書の話がありましたが、正直、裁判官、検察官、弁護士の人たちは今のような制度でいいと言っているのでしょうか。
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 それは弁護士以外の方ででしょうか。
○福島みずほ君 具体的にどういうものか、差し支えなければ教えてください。
○福島みずほ君 分かりました。はい、分かりました。失礼しました。  今日は、高橋参考人にお聞きをいたします。  なかなか、まだまだ法律ができても被害者の人たちのケアやいろんな情報提供が極めて不十分だということを改めてまた今日証言してくだすってありがとうございます。先ほど後藤参...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  細田参考人に、被害者の方たちの例えば求刑やそういう問題についてどうお考えか教えてください。
○福島みずほ君 後藤参考人に、あるべき被害者救済制度について、かなり教えていただいたんですが、こういうことをもっとやるべきだということについて御教示をください。
○福島みずほ君 あと一分ありますので、後藤参考人に、死刑制度のことについて先ほどおっしゃいましたが、あと、刑務所が満杯になるんじゃないかということをおっしゃいましたが、その懸念について一言教えてください。
○福島みずほ君 ありがとうございました。
06月14日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第29号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  年金の保険料を払ったにもかかわらず、きちっと自分がもらうことができない、その国民の痛みがやはり行政の側に分かってない、内閣の側に分かっていない、日々怒りながら質問をし、追及をしております。  ちょっと見てください。(資料提示)これは...全文を見る
○福島みずほ君 いや、今の答弁では駄目ですよ。  つまり、この人たちは、自分が払ったにもかかわらず自分に結び付かなかった。つまり、五千万件以上の宙に浮いた年金のほかに、この人たちはもらい損ねたかもしれないわけです。これをまず入力すべきだということを申し上げます。  次に、旧台...全文を見る
○福島みずほ君 総理にお聞きします。  私はこの旧台帳は破棄したと報告を受けました。旧台帳は破棄した。これは明確に社会保険業務センター文書保存規程の永年保存に明確に反します。破棄した、これはもう大問題じゃないですか。責任をどうお考えですか。総理、答えてください。
○福島みずほ君 マイクロフィルムと台帳とは違います。だからこそ保存をしていた。にもかかわらず、これは平成十二年一月に捨てているんです。マイクロフィルムは私も見ましたけれども、極めて見にくいです。旧台帳という、国民の極めて大事なもの、これきちっと保存すべきじゃないですか。きちっと規...全文を見る
○福島みずほ君 この十年間、被保険者については五千万件について照合しました。ですから、残りの受給者をこれから五千万件についてやっても、効果はもちろんあるけれども、データが不完全ですから十分ではありません。そして、突合が、台帳とコンピューターの突合が重要だからこそ私は旧台帳、絶対に...全文を見る
○福島みずほ君 莫大なお金が掛かります。莫大に今までお金を使ってきて、そのツケを税金でやることになるわけじゃないですか。その点も極めて問題です。  社民党は、マイ年金手帳、きちっともう自分の経歴が分かるようにすることを大至急取り組むこと、それから生活保護の受給者の半分が実は高齢...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、グリーンピアからお聞きをいたします。  和歌山県にあるグリーンピア南紀には、建設費に百二十二億円、維持経費と利払いを含めれば総額二百億円以上の年金保険料が注ぎ込まれています。社民党の保坂議員を中心に、昨日、公共事業チェック議員...全文を見る
○福島みずほ君 済みません、二〇〇五年十二月前にどういう状況で把握していたか、一番初めのところだけもう一回ちょっと話してください。
○福島みずほ君 要するに、契約後の二〇〇六年に聞いたということなんですが、二〇〇四年二月四日、年金資金運用基金に那智勝浦町長はボアオ代表の蒋暁松氏と近藤理事長、野末理事に会って、ボアオが開発に乗り出していることを聞いていますね。つまり、契約が締結される前に年金資金運用基金でちゃん...全文を見る
○福島みずほ君 明確に事実関係が違います。つまり、グリーンピアの問題は造ったときの問題と、それを売却した後にどういうふうにそれがされているかが大問題です。  二〇〇五年十二月に賃貸借契約を締結する前、二〇〇四年二月四日、年金資金運用基金にみんな、町長も含め近藤理事長、野末理事、...全文を見る
○福島みずほ君 私は端的にお聞きをします。いろんな情報が来たのではなく、これは質問通告しているので答えてください。  厚生労働省及び年金資金運用基金、今の段階では年金資金運用基金ですが、那智勝浦町とボアオとの契約内容、事業計画についていつ知ったか、二〇〇四年二月四日知っていたん...全文を見る
○福島みずほ君 では、年金資金運用基金も知らなかったということでよろしいですね。年金資金運用基金に来ていない、ボアオ代表も来ていない、この那智勝浦町長も来ていない、理事長にも会っていなければ、理事にも会っていない、よろしいですか。
○福島みずほ君 理事長にそのボアオの代表、そして町長、理事がどんなごあいさつなんでしょうか。その中身について知っていたんじゃないですか。関与していて、契約締結前にそれを促進したんじゃないですか。どんなごあいさつなんでしょうか。
○福島みずほ君 いや、おかしいですよ。普通、年金資金運用基金の理事長と普通の人は会えないですよ。そこに全部賃貸借契約を結ぶ町長とボアオ代表と近藤理事長、野末理事、政治家もかかわっているわけですが、この人たち、私が名前を挙げた人たちは集まって、この点について話合いをしております。こ...全文を見る
○福島みずほ君 ごあいさつではなく、ここで実際的な賃貸借契約に基づく、どういうふうにするのかということの話合いがなされております。一、二、三で進めていきたいというボアオの代表も語っているという状況です。  この点については、グリーンピアの問題と、グリーンピアが破綻した後に町、自...全文を見る
○福島みずほ君 それはもう今までお聞きをしました。  私が今日聞いているのは、幾らと見積もっているかという質問です。
○福島みずほ君 これは事務費も、これはやらなければいけないことですが莫大に掛かると。グリーンピアや、例えばデータの、NTTデータベース、日立に払っているのが一兆四千億円。  さっきの話もそうですが、年金払っている人は、今まで無駄遣いがあって、今後またどれだけ税金でこれを賄わなけ...全文を見る
○福島みずほ君 これは、やはり全く規制がなくなってしまうだろうと。社会保険庁解体と言いながら、また厚労省が多く天下りをする、あるいはそこの機構から、先ほどの質問でもありましたが、民間への天下りについてはむしろ全くフリーになってしまう、何の規制もなくなってしまうという問題があります...全文を見る
○福島みずほ君 委員長も首をひねっていらっしゃいますが、これは何か分からないんですね。この法案と、それから安倍総理がぶち上げた第三者機関、全部で四つあります。その中身についてもこれから議論するんですよ。これから、どういう人が来て、何をするのか。  今、このすさまじい年金記録の問...全文を見る
○福島みずほ君 社会保険庁が全面的に責任を持つ、その上に厚生労働大臣がいて、その上に総理がいて、全面的にこの問題解決するのではなくて、新たに機構になって六分割になって、私の考えではこういう監督官が置かれるだろう、最終的には厚生労働大臣が責任を持つと言われても、この泥沼の問題をお金...全文を見る
○福島みずほ君 問題が極めてあります。結局年金を納めろと、短期で本当に短い期間しかもらえなくなるという点で本当に問題だと思います。  以上です。
06月18日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第30号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、磯村参考人にお聞きをいたします。  この間、例えば漢字を仮名に変換をするときに適当に入れてしまっているという問題や、あるいは旧台帳など台帳を捨てているという問題、それから十年前、基礎年金番号を導入するときにもっと広報をしてみん...全文を見る
○福島みずほ君 NTTデータベースと日立に一兆四千億円お金を掛けて、コンピューターのお金を使ってきた、そして著作権は社会保険庁が持たないということですが、そのコンピューターというか、このデータの処理、それから全体の仕組みについての問題点と提言をお願いします。
○福島みずほ君 佐藤参考人にお聞きをいたします。  私は、厚生省年金局や社会保険庁の業務文書を提出して、きちっとやはり年金記録に関してどういう文書をかつて出してきたかということなどを明らかにすべきであると。  それから、今ワンビシアーカイブズというところに、民間の倉庫に七千九...全文を見る
○福島みずほ君 国会として求めたいと思いますが、いかがお思いでしょうか。
○福島みずほ君 山田参考人にお聞きをいたします。  今回の法律改正の中に、やはり事務費として保険料を使うということの提案があるわけです。この点については、幾ら限定的といっても、法文の解釈上どうしても拡張解釈もあり得るわけで、事務費について保険料を使うということはやめるべきだと思...全文を見る
○福島みずほ君 磯村参考人にお聞きをいたします。  三年前、年金積立金の使い方や、あるいは資産運用で株を買ったりすることはどうかといった議論を、三年前この委員会で非常に展開をしました。年金積立金というのはどうあるべきか、あるいはその運用についてどうあるべきか、監視についてどうあ...全文を見る
○福島みずほ君 磯村参考人に、事前に配付された論文に、例えば数十の天下りポストが新たにできることになると、焼け太りとはこのことであるというふうに批判をされていらっしゃるのですが、今回の法案についての評価、それからなぜ焼け太りという可能性を指摘されるのか、教えてください。
○福島みずほ君 各政党も、社民党もマイ年金通帳といったものを例えば作って、それを本人が見て常に確認をしたりというふうにするとやっぱり本人の意識も高くなりますし、また記憶漏れが補充できたりと思うのですが、佐藤参考人、こういうふうな提案についてはどうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 貴重な被害体験をどうもありがとうございます。  磯村参考人にお聞きをします。  ちょっと膨大で申し訳ないんですが、安倍総理はコンピューターの五千万件の照合をまたやると、五千万件のうち受給者だけか分かりませんが。私というか社民党自身は、もっと台帳、マイクロフィル...全文を見る
○福島みずほ君 今回、民間委託というのが一つのポイントになっているのですが、他方、一九八〇年代、アルバイトや派遣の人にデータを入れさせたと。もちろん、派遣が駄目、パートが駄目、アルバイトが駄目というわけではないんですが、そのときの管理体制と指示の徹底などが不十分だったんではないか...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  磯村参考人が先ほど、これだけデータの問題など問題になっているところでこの法案を通すと、逆に雲散霧消するというか、一体どこがどう責任を負うのか、あるいはノウハウがどうなるのか、あるいは関連するデータの保存が、ただでさえ今分割をしているわけ...全文を見る
○福島みずほ君 西沢参考人に同じことをお聞きをします。  これだけデータの問題や、それから、実は今の時点でいろんな新しい事実、入力されてないものやいろんなことが明らかになっています。今回、六分割して機構を変えてしまう、このことでむしろ問題点が、所在がまた不明確になるんではないか...全文を見る
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
06月19日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第31号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ワンビシアーカイブズという倉庫に視察をさせていただきたいと申しているんですが、青柳運営部長、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 全く理解ができません。私たちは、高井戸をどうぞ見てください、文京をどうぞ見てください、三鷹、どうぞ見てください、マイクロフィルムを是非見てください、台帳もこの範囲でどうか見てください、そう言われています。なぜかこの民間倉庫、ワンビシアーカイブズの視察だけができない...全文を見る
○福島みずほ君 リストについてこの委員会に早急に提出してくださるよう求めます。委員長。
○福島みずほ君 旧台帳のうち、マイクロフィルム化した千七百五十四万件については、その紙台帳は破棄したということで間違いないですね。
○福島みずほ君 大臣がいないところで質問できません。
○福島みずほ君 旧台帳のうち、マイクロフィルム化した千七百五十四万件については、その紙台帳は破棄したということで間違いないか、継続してお聞きします。
○福島みずほ君 旧被保険者台帳は紙ではなくマイクロフィルムでよいと確認された文書は何ですか。
○福島みずほ君 社会保険庁の規程により、紙台帳、旧台帳は永年保存となっておりました。この昭和六十三年にできた、先ほど読み上げられたものは、社会保険業務センター文書保存規程の三条、記録文書は原則として原本により整理、保存するものとし、総務部長が必要と認めるものについてはマイクロフィ...全文を見る
○福島みずほ君 指示はいつ出されたんでしょうか。だれが出したんでしょうか。
○福島みずほ君 全く理解ができないんですね。  国民年金については、昭和六十年、六十三年にマイクロフィルム化して、台帳破棄について通知を出しているのが昭和六十年です。このタイミングなら分かりますが、厚生年金の場合、マイクロフィルム化したのが昭和五十年から五十二年であるにもかかわ...全文を見る
○福島みずほ君 倉庫のコストのために永年保存とされていた旧台帳を破棄するというのは言語道断です。  一つは、永年保存となっていた、しかも原本により整理、保存すべしとなっていて、総務部長が必要と認めるものはマイクロフィルムでもよい。ところが、ずっと保管をしていた、それはやっぱり紙...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、厚生年金については、マイクロフィルム化したのが昭和五十年から五十二年であるにもかかわらず、二十年近くちゃんと保管していたんですよね、紙台帳、旧台帳。永年保存をすべしというのもあった。  私も文京の保険センターでマイクロフィルムを見せていただきましたが、実...全文を見る
○福島みずほ君 ワンビシアーカイブズにこのマイクロフィルムなどを移転したのはいつですか。
○福島みずほ君 平成九年から何年までですか。
○福島みずほ君 先ほど青柳さんはコストというふうにおっしゃいました。これがちょうど捨てたのが、やはりこの永年使用があり、かつ原則として原本により整理、保存するとなっているにもかかわらず、これやっぱり移動するときに旧台帳をぼいっとやっぱり捨てちゃったというのが真相ではないかと思いま...全文を見る
○福島みずほ君 それでは逆に、共済年金については紙台帳、マイクロフィルム、磁気化など、どのように年金情報を保管しているのでしょうか。
○福島みずほ君 つまり、国家公務員共済組合は紙台帳とマイクロフィルムと入力と全部、三点セットあるんですよね。  地方公務員についても紙のある情報についてはすべてデータが入力されていて、紙も完全に保管している、これでよろしいですね。
○福島みずほ君 国家公務員共済年金それから地方公務員に関しては、紙媒体は全部残っている、そして入力もされている、これでよろしいですね。
○福島みずほ君 共済年金については紙媒体全部きちっと残しているんですよ。でも、厚生年金、さっきの話ですと、旧台帳は昭和十七年から二十九年、永年保存となっているものは破棄しちゃったんですよ。なぜやっぱりそこで破棄するのか。紙媒体はやはり安心というか、かさばるけれども安心なのでちゃん...全文を見る
○福島みずほ君 今は入力されていないということでよろしいでしょうか。それから、いつごろ完了するのでしょうか。
○福島みずほ君 基本的には入力するということでよろしいんでしょうか。それから、見通しとしてはいつまでに完了すると考えていらっしゃいますか。つまり、これは十年前に入力されていないことが明らかで、ある意味放置をしてきたわけですよね。ですから、いつごろの見通しか、教えてください。
○福島みずほ君 千四百三十万件と三十六万件の件については、当事者からも非常に問い合わせがあります。船員だった人の、いわゆる夫が亡くなって、妻から、夫はこれもらえたはずじゃないかとか、千四百三十万件についてもたくさん問い合わせがあります。入力を基本的にしなければ記録がつながらないわ...全文を見る
○福島みずほ君 結局、安倍総理の提言もそうですが、五千万件についてのコンピューターの照合しか実は言っていないんですよ。あとの一千四百三十万件と船員保険の三十六万件については入力するということすらまだ決めていないわけじゃないですか、今日の答弁でも。  そうすると、いつまでも不完全...全文を見る
○福島みずほ君 本日、外交防衛委員会、参議院の外交防衛委員会でイラク特別措置法案が強行採決をされ、文教科学委員会で教育三法が強行採決をされました。良識の府と言われる参議院での強行採決は極めて残念です。衆議院から続いている強行採決、全部合わせれば二十件近くになる、あるいは二十件ぐら...全文を見る
06月28日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第33号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  宙に浮いた年金と消えた年金と捨てられた年金などの問題が明らかになっています。この問題の事態の解明はまだ発展途上です。重要な問題は、総理も含め、政府が、社会保険庁がこのような問題があることを知っていたということです。宙に浮いた年金も消え...全文を見る
○福島みずほ君 大臣、勘違いされていますよ。この八十三万件は、マイクロフィルム撮れていない、そして磁気化もされていない、しかも捨てたということなんですよ。  これについて、六月二十二日、社民党は記者会見をしました。これについてはどうかと。この委員会、先週木曜日、会期延長で飛びま...全文を見る
○福島みずほ君 いや、ふざけるんじゃないと言いたいですよ。不適切じゃないですよ。法律違反じゃないですか。大臣、いかがですか。はっきり言ってください。不適切じゃないですよ。法律は、不適切、不適切でないということはありません。法律は、違反か違反でないかです。答えてください。
○福島みずほ君 なおだんだん訳が分からなくなっていますが、六月十四日は、というか、私は旧台帳を捨てたことが問題だと思いました。  大臣の答弁は、マイクロフィルムで撮っているから大丈夫というお答えでした。ところが、私たちには配ってない、分からない。しかし、三十年史よく読んだら消え...全文を見る
○福島みずほ君 いや、問題すり替えないでください。法令違反だとおっしゃったじゃないですか。法令違反なんですよ。捨てたんですよ、法律に違反して。法令違反だとおっしゃったじゃないですか。実務上障害がある、ない、そんなこと聞いてません。国民の重要な年金記録を捨てた、この点について謝罪を...全文を見る
○福島みずほ君 大臣の答弁がくるくる変わるので理解ができません。さっき捨てたとおっしゃったじゃないですか。  今日、配付資料の三、これは記者会見のときに配られたものです。国会にうそばっかりついてきているんですよ、記者会見ではこういうのを出しながら。うそばっかりついているじゃない...全文を見る
○福島みずほ君 いや、うそばっかり言って、これは質問ができません。私の先週木曜日に質問するためのレクでは、捨てましたとはっきり言いましたよ。駄目です。(発言する者あり)
○福島みずほ君 駄目です。
○福島みずほ君 済みません、大臣に。青柳さん、結構です。大臣に。
○福島みずほ君 大臣、さっき大臣は、だって、事務方は廃棄したと言っているじゃないですか。廃棄したって記者会見もやり、私にも廃棄したと言い、社民党のレクチャーでも廃棄したと言い、そして記者会見でも廃棄したと言い、廃棄というペーパーがあるんですよ、はっきり。まあ廃棄したんですよ。大臣...全文を見る
○福島みずほ君 この中身がさっぱり分からないんですが、昨日の段階で、その他とは何かと言ったら、分からない、調査中だと言いました。さっき、しかし大臣は、私学共済だとおっしゃいましたね。大臣にははっきり言って、私たちには教えてくれないんですか。大臣、知っていることを全部教えてください...全文を見る
○福島みずほ君 昨日のレクのときに言ってくれないじゃないですか。隠してばっかりいるんですよ。本当はもっと細かく分かっているんですよ。  お聞きをします。裁定済台帳というのはよく分かんないんですね。ここには裁定済台帳、約二十万とありますが、記者会見では廃棄五十一万件は裁定済みのも...全文を見る
○福島みずほ君 その他十二万件。このその他って何ですか。
○福島みずほ君 昨日これで質問したときに何にも教えてくれないじゃないですか。国会に何で教えてくれないのか。  お聞きをします。この文書は一体どこから出てきたんですか。
○福島みずほ君 これは、だから記録課長の手元のファイルにあった。しかも、これはそのファイルの一部で、あと消しているんですよね。  お願いがあります。持っているファイル出してください。私たちは年金記録についてなぜこだわるかといえば、これが国民の重要な、これから突き合わせをするとい...全文を見る
○福島みずほ君 精査をした上で必要があればということでした。持っているんですよ、担当の人たちはいろんな、どこが何やっているか。私たち委員にはうそっぱちの旧台帳の数、百十万件減らして報告をしています。二行消えているんですよ、三十年史から。こんな国会軽視はないですよ。追及すれば、資料...全文を見る
○福島みずほ君 だれが持っているんですか、どこにあるんですか。長官も確認してないって、どうですか。でも、旧台帳に関するこんな重要なことが私たちの追及や記者会見でようやく出てくるんですよ。村瀬長官は精査の上出すとおっしゃいました。どこにあるんですか。待ちますよ。今日出してください。...全文を見る
○福島みずほ君 そんなの分かってますよ。
○福島みずほ君 じゃ、質問に答えてくださいよ。  私が言っているのは、これ違うものであることは明らかですが、ずるいと思うのは、旧台帳の保有状況で重要な百十万件がある、あるいは八十三万件捨てた、八十三万件かどうか分かりませんが、この部分を国会の私たちに黙っていたということなんです...全文を見る
○福島みずほ君 これは実は一部分で、あとはあるので、それを今コピーしてくださるということなんですが、私が今日言いたいのは、年金記録に関すること、担当者はファイルで持っているんですよ。それを開示してくれるよう、理事会で検討ください。
○福島みずほ君 事態を明らかにしない。出せばいいじゃないですか、年金記録がどういう状況か。別に恥でも何でもなく、全部明らかにして、何が足りなくて私たちが何を努力すべきなのか、それを明らかにすべきですよ。これをうやむやに、そうでしょう、うんうんといってくださっていますが、そのとおり...全文を見る
○福島みずほ君 私はそういうことを聞きたいんじゃなくて、元々どこにあったのかということです。
○福島みずほ君 社会保険庁の伝来のものを是非見せてくださいよ、伝来のもの。私たちは、この伝来のものをなかなか見ることができない。少しずつ明らかにしてきました。今その発展途上です。担当者が伝来持っている社会保険庁の記録に関する記録を明らかにしてくださいよ。伝来のものを、全部分かるよ...全文を見る
○福島みずほ君 社会保険庁の隠ぺい体質はひどいです。自分たちは持っているんですよ。何がどうなったか、旧台帳についてどうか、持っているんですよ。阿部先生もうんうんいってくださっています。そのとおりです。持っているんですよ。持っていて、伝来それは伝統的に引き継がれているんですよ。で、...全文を見る
○福島みずほ君 やみが深いですよ。これは与野党問わず、これはひどいのは分かると思います。あるんですよ、記録が保存されていて、それ精査すればいいじゃないですか。これを明らかにしなかったら、年金記録を私たちが、年金記録状態がどうで、どこに欠陥があって、何を工夫すればよくて、どこを付き...全文を見る
○福島みずほ君 いや、これ訂正ですよ。報道が不正確だったんじゃなくて余りにひどいんですよ。国鉄の分割・民営化のときに一人も路頭に迷わせないといって自殺者も出したり多くの不採用者を出して、不当労働行為と労働委員会で提案などされてきました。  今回、何やっても許されると思っているん...全文を見る
○福島みずほ君 いや、前代未聞のひどい答弁です。  私たちは、視察に行くのに与野党共同でなければ視察に行けないんでしょうか。これは委員会事項でも委員会の視察でもありません。村瀬長官は国会か政治のことを誤解されているか、知らなさ過ぎます。今の答弁おかしいですよ。なぜ私たちをブロッ...全文を見る
○福島みずほ君 違うじゃないですか。これは委員会の視察ではありません。委員会の理事会ではありません。私たちは金曜日の段階からやって、そして月曜日に仕切り直しをもう一回やって、島田さん門前払いですよ、現地まで行って。私たちは火曜日に、朝、青柳部長とそれから津田筆頭が電話で話をして、...全文を見る
○福島みずほ君 この件で長くやっているわけにはいきませんが、ただ、社会保険庁側からペーパー全部もらっていますよ。お互いにファクスのやり取りもしているし。月曜日、問題が起きたので、ちゃんとあるんですよ、全部。日曜日だって、夜にこういう形で担当者行きますってもらった。月曜日、残念なが...全文を見る
○福島みずほ君 いや、オンライン化、入力化されているということでよろしいですか。
○福島みずほ君 本当にオンライン化されているかどうかということについて私たちは確認したいと思っているんですが、これはオンライン化されているという説明は受けますが、ブロックされ続けて、どうしてもこれできないんですね。  昨日、このワンビシとの間の契約書を見させていただきました。こ...全文を見る
○福島みずほ君 私たち社民党は、これが本当につながっているのかどうか、これは三鷹でもこの台帳をワンビシから持ってきてもらえばできるわけですが、これがずっと実はブロックをされ続けております。理由が個人情報ということなんですが、個人情報といっても、それはその部分で隠すなり、私たちは個...全文を見る
○福島みずほ君 私たち、マイクロフィルム見ていますよ。私たち国会議員は個人情報には関心がないから、どういうディスプレー上で出ているか……(発言する者あり)いや、見ていますよ。私たちはマイクロフィルムを現場で見させていただいています。今の答弁はおかしいですよ。  私たちは、皆さん...全文を見る
○福島みずほ君 私たちが不適切だなんて言われたなんて思ってないですよ。私は、全く不可思議なのは、私たちにはマイクロフィルムを見せている、にもかかわらず、今長官は、それは不適切だった、不適切な見せ方だったという、そしてそれを理由に、見せられないということを理由に、この台帳、台帳とい...全文を見る
○福島みずほ君 さっき、村瀬長官はマスキングすればいいとおっしゃったじゃないですか。これ、自民党の視察だって、別に野党、私たち合意を与えていませんが、自民党の視察だってマイクロフィルム、台帳見ているじゃないですか。みんな見ていますよ。私たちは、個人情報の問題ではなくて、実際どうな...全文を見る
○福島みずほ君 そうですよ、三千件のサンプル調査は委任状取ってないですよ。マスキングしたって全然構わないんですよ。自分たちは、あるところはやって、そしてあるところはブロックするんですよ。時間がないので、これは近々中に実現するように、マスキングする分で構いませんので、それはお願いを...全文を見る
○福島みずほ君 盗人たけだけしいというのはこういうことです。自分たちはそういう総背番号制をどんどんどんどん情報を集積していく、でも、国民にとっては自分の払った保険料と給付が結び付いていないんですよ。百害あって一利なし、何にもいいことないじゃないですか。基礎年金番号を導入するときだ...全文を見る
○福島みずほ君 きちっと法律上定められている審査請求、再審査請求とは別に、ルーズな、訳の分からない、でも救済になるかもしれない第三者委員会を発足させると。そこで棄却された人は、じゃ、もう一回審査請求、再審査請求やって、裁判やらないといけないんですよ。二つのルートをつくって、それが...全文を見る
○福島みずほ君 梅原さんはこの六月四日に再審査請求が棄却になっています。長期間時間を掛けて調査をし、ごく最近、六月四日に再審査請求が棄却です。私たち、話、この参考人で聞きました、証言、極めてしっかりしていると個人的には思いました。しかし、彼女は領収書がないわけですし、ここで誠実に...全文を見る
○福島みずほ君 ごく最近、審査請求、そして再審査請求、彼女、六月四日棄却されているんですよね。それで新しい証拠は出ないですよ。で、厚生労働大臣の答弁では、何か新しいことが出なければ一事不再理的な考え方から難しいという答弁で、田村さんといつも少しずつずれるんですよね。  それで、...全文を見る
○福島みずほ君 事務処理要領があるんじゃないですか。  そしたら、その事務処理要領を全部出してください。その事務処理要領は別に怪しいものでも危険なものでもないわけでしょう。私たちは、どんな事務処理要領でやってきたのか、きちっと知る義務が国会にはあります。国民に明らかにする必要が...全文を見る
○福島みずほ君 いや、大臣、答え。いや、答弁お願いします。大臣。
○福島みずほ君 大臣、この問題について、事案をきちっと明らかにしようというのは大臣のイニシアチブでやるべきじゃないですか。やる気がないということですよ。主体性がないということですよ。言ってくださいよ、出すように。言ってください。
○福島みずほ君 この事案の解明については、すべての政党のすべての委員の皆さんが賛同してくださると思います。午後にこの事務処理要領を基に国会議員が質問できるはずだと確信していますし、出してください。これ出さないんだったら、隠ぺいです。理事会を開くよう、委員長に要求します。
10月05日第168回国会 参議院 本会議 第5号
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○福島みずほ君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、福田総理に質問をします。  私は、今年の一月、安倍前総理の施政方針演説に対して、「社民党は、美しい国ではなく、温かい国をつくります。」と宣言をしました。くしくも、福田総理は「ぬくもりのある政治」と言いました。福田総理が本当に...全文を見る
10月25日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、肝炎についてお聞きをいたします。  この肝炎の問題について、薬害肝炎問題についてはこの厚生労働委員会で私自身も十二、三回、質問をしてまいりました。三月二十七日、今年に、例えば一九八六年秋の集団感染事件のこと、そして、一九八七年...全文を見る
○福島みずほ君 答えてください、時間もったいないから。
○福島みずほ君 いや、違います。  報告書があったことを言うべきじゃなかったかということです。
○福島みずほ君 いや、違うんですよ。肝炎も、薬害肝炎問題に何が問題があり、厚労省が怠慢だったのではないかという質問をしているわけです。  一九八七年の段階において厚労省がどういう対応をして、問題はなかったかと質問しているわけで、局長はその時点における厚労省の態度が問題がなかった...全文を見る
○福島みずほ君 この質問をしたとき、なぜその報告書を出せとか調査をするということをされなかったんですか。
○福島みずほ君 いや、おかしいですよ。  私たちは国会で質問し、厚労省の対応がまずかったんじゃないかと質問し、三月の段階で現に言っている。その報告書がもし仮に当時出ていれば、状況違いますよ。なぜ地下倉庫から忽然と出てくるんですか、数日前に。なぜそのとききちっと対応しないんですか...全文を見る
○福島みずほ君 質問変えます。  地下倉庫から一九八七年における二つの報告書が出てきた。この委員会において、ずっと国会において薬害肝炎問題を私たちは追及をしてきました。ポイントは一個です。厚労省の態度に問題があったんじゃないかということをずっと追及してきました。全然そういうこと...全文を見る
○福島みずほ君 局長、反省はありますか。
○福島みずほ君 いや、そういうことを言っているんじゃないんですよ。そのときに厚労省の落ち度があったんじゃないか、対策は十分だったかという質問をし、裁判でもそのことが断罪されているわけですよ。何でそれが全然、この期に及んで資料が出てこなかったかということですよ。厚労省の完全な隠ぺい...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省による殺人という言葉は重いかもしれないんですが、厚労省自身の対応に極めて問題があった、ある種放置をしてきたということについての大臣の見解を教えてください。
○福島みずほ君 これは昨日今日問題になったわけではなく、私たちは国会でずっと取り上げてきたんですよ。この点についての厚労省の責任は重いですよ。赤福は営業停止ですよ。厚生労働省だって営業停止するような事件ですよ、これは。  それで、情報を隠ぺいしていた旧三菱ウェルファーマに対して...全文を見る
○福島みずほ君 命の問題で隠ぺいしていたこの会社は厳しく断罪されるべきです。赤福より一億倍悪いです。これに関してきちっと業務停止命令を掛けるべきだ。どうですか、何かの措置をとるべきじゃないですか。
○福島みずほ君 四百十八名に関して告知をするということですが、告知だけでは不十分で、お一人お一人の方が今どういう実態、状況にあるのか、治療状況などもきちっと調べるべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 裁判上の和解について年内和解をするというふうに答弁をされていらっしゃいますが、仙台地裁も含めて五か所、この一括解決を年内にするということでよろしいですね。
○福島みずほ君 年内一括和解についての覚悟を聞かせていただきましたが、御存じのとおり、原告になっている人は患者の皆さんのごく一部です。本当はというか、もう裁判上の和解は一生懸命やっていただきたいですが、それ以外の皆さんをどうやって救済するか、いかがですか。
○福島みずほ君 今日、大臣は不退転の決意というふうにおっしゃってくださいましたが、私たちはもう国会の中でというか薬害の問題をもう二度と審議しない状況をつくるべきだと思っています。  何が問題で何を解決すべきか、どう思われますか。政官業癒着があるんじゃないか。防衛省の政官業癒着も...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省からの製薬会社への天下り、これは相当数ありますが、後日で結構ですが、実数を示していただきたい。  そして、この製薬会社への天下りに関しては、大臣、せっかく舛添さんが大臣になられたのでこれメスを入れる、よろしいですか。
○福島みずほ君 メスを入れるというのはどういう意味でしょうか。  例えば、最近週刊誌で二千九百万円副業をやっていた医師がいるということを報道されています。やっぱりこれは、製薬会社はもちろんまじめなところも、一生懸命やっているところが大半だと思いますが、薬害問題というのは、薬害が...全文を見る
○福島みずほ君 薬害問題をなくす方法はいろいろあると思いますが、第一歩は、とにかく製薬会社への天下り、癒着を一切なくすことで解決すると思います。この点については大臣、決意してここはメスを入れてください。できなければ私たちでメスを入れます。  そして、参考人として宮島医薬局長、証...全文を見る
○福島みずほ君 次に、社会保障、労働法制についてお聞きをいたします。  厚生労働省は、毎年二千二百億円ずつ社会保障費をカットしてきました。これが現場で悲鳴を上げています。大臣、二千二百億円形式的に社会保障費を削った、これは問題だったと思われませんか。
○福島みずほ君 日本は医療費はOECDで最下位です。思いやり予算、米軍への思いやり予算は年間二千二百億円、来年三月で期限が切れます。延長せずにいろんなところできちっと国民のための思いやりの予算をきちっと確保すべきだと考えますが、大臣、二千二百億円形式的カットを見直すということでよ...全文を見る
○福島みずほ君 今、日本で進行しているのは高負担低福祉という問題です。そこをこそ厚労省は逆に財務省に対してはっきり意見を是非言ってくださいということを要望として申し上げます。  在外被爆者の問題についてお聞きをいたします。  被爆者健康手帳の申請及び交付を海外でやるようにすべ...全文を見る
○福島みずほ君 与党のPTもいいですけれど、厚労相の政治的決断で早急にやるべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 もちろん議員立法は結構なんですが、今まで閣法を山のように作ってきたじゃないですか。ですから、これはもう時間との闘いで、スキームはできるんですよ、派遣をして向こうで健康手帳の交付申請をやると。もうブラジルから日本に来れないという話も山のように聞くじゃないですか。大臣...全文を見る
○福島みずほ君 もう少し踏み込んでくださいよ。つまり、議員立法を私たちはもちろんできるけれど、厚労相が決断すればあっという間にできるんですよ。大臣、これはもうやるべきじゃないですか。かつて質問などして少しずつ改善したところもあります、在外被爆者。残っているのが現地で手帳の交付がで...全文を見る
○福島みずほ君 早急の改正をお願いします。  大臣は、日本版エグゼンプションのことについて、残業代が出なかったらあほらしくてさっさと家に帰るインセンティブになるとして家族団らん法だとおっしゃいました。これ、そんなこと、舛添さん、現場が分かっていないということを示した発言だと思い...全文を見る
○福島みずほ君 この日本版エグゼンプションに関して前安倍総理は、残業代が出なくなったら早く家にみんな帰るから少子化に役立つということをおっしゃって、働く人の現場が全く分かっていないということを露呈した発言だと思いました。  極めて残念なことに、舛添大臣も家族団らん法だとおっしゃ...全文を見る
○福島みずほ君 じゃ、終わります。
10月30日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党は、この年金流用禁止法案には大賛成です。年金は、国民の信頼を回復するためには年金の保険料はすべて年金に充てるというのが当たり前で、これが保険料がほかのことに使われているのではないかということが年金に対する信頼感やそういうもの、破...全文を見る
○福島みずほ君 本日、委員会でも出ておりますが、国庫で負担する年金広報・教育、年金相談等についての費用は、国会のどのような機関でどのようにチェックをされるとお考えでしょうか。
○福島みずほ君 厚生労働省にお聞きをいたします。  年金記録確認第三者委員会では、厚生年金に関しては、寄せられた約七千件の申立てに対して、現在のところ記録の回復が必要とあっせんされたのは約〇・四%にとどまり、国民年金については、申立て約一万一千件に対して約二・三%のあっせん案提...全文を見る
○福島みずほ君 迅速化と体制の強化をよろしくお願いします。  厚生労働大臣にお聞きをいたします。  現在、本人が企業に対して厚生年金を払っているにもかかわらず、企業徴収していることが確認されたにもかかわらず、保険料が社会保険庁に納付されていなかった消えた年金は二百十四件確認さ...全文を見る
○福島みずほ君 幸田真音さんの有名な本もありますが、当時、代行返上じゃないけれど、無理無理、無理やりに代行をやったことによる問題も指摘されております。ですから、企業も問題があると思いますが、国の責任もありますので、この立法上の解決をしなければ、企業で真面目にというか、給料から天引...全文を見る
○福島みずほ君 結論だけで結構ですから。
○福島みずほ君 津田委員などとアーカイブ、旧台帳はどうなっているか、私たちは行きました。この件について、千回の抜き打ち依頼票のうち半分は索出不能と。実は私たちは、旧台帳のかなりがなくなっているんではないかと実は思っているんですね。依頼をしたら半分は索出不能ということは、相当やっぱ...全文を見る
○福島みずほ君 実は、どんどんどんどんもう廃棄してきたという事情もあり、あるいは旧台帳の件が例えば遺族年金やいろんなものに反映していると。要するに、今まで厚生労働省は、既に給付をもらっている人は除き、これからの人の分についてのコンピューター上の照合のみしかやってこなかった点が問題...全文を見る
○福島みずほ君 いや、それは違うんですよ。実際、藤沢勇さん、年金記録について御本人から委任状をもらって照会をいたしました。彼は戦争中に北海道の炭鉱に徴用されていて、その際の記録が失われていました。これ、読売新聞に載ったことで、私たちも調査をし、委任状をもらってやったんですが、最初...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど、二〇〇六年度で千回の引き抜き依頼票のうち半分が索出不能件数だと。つまり、旧台帳に当たって、ないということなので、頑張っても出ないかもしれない。先ほども言いましたが、旧台帳は実はかなりないんじゃないかと実は社民党は思っておりまして、そういう点も含めてきちっと...全文を見る
○福島みずほ君 いや、感想でもいいですから。
○福島みずほ君 最大四割特定に支障という最終報告案は非常にショッキングだと思います。最後の一人、最後の一円に至るまで救済すると言いながら四割支障があるということであれば、本当に半分ぐらい救済できないということなんですね。これは非常に重いと思いますので、改めて最終報告が出た段階で大...全文を見る
○福島みずほ君 一兆七千億円お金を今まで使いながら、国が著作権を持っていない。大臣、レガシーシステムはだれに聞いても古臭いっていうんですよね。ですから、とてつもなく古臭い仕組みをNTTデータと日立にやって、しかも国が著作権を持っていない。二兆円ほどお金を使ってきて一体何だと。突合...全文を見る
○福島みずほ君 これはもう国が当たり前ですが著作権を持ち、NTTデータベースと日立製作所はいったん切って、そしてきちっとコンパクトで性能が良く、最新のコンピューターシステムで格安にやるべきだと思います。その転換が行われるかどうか国会で検証していきます。  最後に一問だけ、障害者...全文を見る
○福島みずほ君 前者について、障害者自立支援法の見直しについて。
○福島みずほ君 是非、代表者の意見を聞いて、障害者自立支援の問題点を根本的にどうするかを考えていただきたいと思います。  以上です。
11月01日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、私も南紀のグリーンピアのことについて、南紀ボアオのことについて質問します。  これは、今日も来ていますが、保坂展人衆議院議員が予算委員会五月二十三日、私も六月十七日、委員会で質問をしております。  先ほど、国は一々口を...全文を見る
○福島みずほ君 違うんですよ。これは、ずさんなグリーンピアをやって、その後これを売却した。そこはペーパーカンパニーで十五万円の、ここは、非常に問題のあるところにこれが売却をされ、ボアオは資本金十五万円のペーパーカンパニーで実体のない投資ファンドだったと。自らの資本力で開発力がない...全文を見る
○福島みずほ君 いや、全く理解できません。  これは国会の中で繰り返し取り上げられ、社民党はこの問題について、年金施設の無駄遣いの象徴的問題としてグリーンピア、その中でもグリーンピア南紀の不透明性について質問をしてきています。ボアオがペーパーカンパニーであることも指摘をしていま...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省も関与してこの話を進めたという事実があるから質問をしているのです。  それから、国会の中で質問して、ちょっと繰り返しになって残念ですが、柳澤大臣ははっきり、フォローアップしているつもりであるとか、ちゃんと答えているんですよ。安倍総理も、公益性の観点から...全文を見る
○福島みずほ君 グリーンピアの問題は、国会の中で保険料の無駄遣いということで最大に取り上げられてきたテーマで、私たちも取り上げてきました。南紀のこれも取り上げてきたわけですね。引継ぎが当然あると思いますが、いかがですか。
○福島みずほ君 どういうふうに引き継いでいるんですか。
○福島みずほ君 問題があるという引継ぎはなかったんですか。
○福島みずほ君 九月下旬に契約撤回を求める決議を町議会が可決をしています。その時点で、年金局長あるいは厚生労働省は、国会で議論になった後もフォローする必要がありますし、決議が出た時点で町議会の決断が明快になっているわけですから、これはきちっとフォローをすべきです。あるいはこういう...全文を見る
○福島みずほ君 本日、これはちょっと質問通告していなくて申し訳ないんですが、在外被爆者の点についての最高裁の判決が出ました。上告棄却です。高裁の判決、広島高裁が維持されて、国に対して損害賠償請求が認められました。在外被爆者の問題に関して国に過失があったということが認められたわけで...全文を見る
○福島みずほ君 与党が決断を出す前に、厚生労働大臣、これは判決が出たわけですから、厚生労働省としての英断をお願いします。
○福島みずほ君 できるだけ早く、高齢者の皆さんですから、これはよろしくお願いいたします。  次に、昨日、分厚い年金記録問題検証委員会報告書が出ました。総務省にまずお聞きをいたします。年金記録問題検証委員会報告書を作成する際に、委員会並びに総務省は、厚生労働省及び社会保険庁から調...全文を見る
○福島みずほ君 この報告書の中にはこうあります。漢字仮名変換作業に係るプログラムや関係資料、及び昭和五十九年のオンライン化等の記録管理方式の変更時における不備データに関する調査結果など、年金記録の管理に係る重要な作業に関する記録や資料が、社会保険庁からも開発事業者からも提出されな...全文を見る
○福島みずほ君 防衛省の記録もなかなか出てきませんが、いい勝負なのが厚生労働省で、重要な書類が廃棄をされていると。これ、プログラムが継続中なわけですし、後からの検証を考えれば廃棄すべきではないと考えますが、総務省、いかがですか。
○福島みずほ君 そのとおりだと思います。  大臣、最終報告書では、厚生労働省及び社会保険庁の基本的姿勢として、国民の大切な年金に関する記録を正確に作成し、保管、管理するという組織全体としての使命感、国民の信任を受けて業務を行うという責任感が、厚生労働省及び社会保険庁に決定的に欠...全文を見る
○福島みずほ君 これを読みますと、驚くべきことが次々に出てきまして、例えばシステム開発者、NTTデータベースと社会保険業務センターのずぶずぶの構造などもうかがえると思います。  例えば、システム開発者との関係において、社会保険業務センターがシステム開発者の建物に入っている。私た...全文を見る
○福島みずほ君 報告書は、不正防止のための仕組みや事件発覚後の対応も不十分であったことを指摘しています。現在の不正防止の仕組みは十分か、大臣の見解を求めます。
○福島みずほ君 私は、外部監査を始めとして外部のチェック機能が必要だと考えます。  ところで、安倍前首相は、歴代社会保険庁長官に対して責任を求めると言いながら、何も行わずに終わりました。大臣に、歴代社会保険庁長官の責任についての見解を求めます。
○福島みずほ君 大臣は、歴代社会保険庁長官に対して退職金等の自主返納を求めていらっしゃるということなんですが、歴代の長官の中で退職金を返納された方はどれぐらいいらっしゃいますか。
○福島みずほ君 分かれば。
○福島みずほ君 もしよろしければ、よろしくお願いします。  質問通告では、退職金の返還を求めるべきではないかという質問通告だったので、何名とか何人というのは言っていないんですね。ただ、今の段階で分かれば、少なくとも今人数だけでも教えてください。
○福島みずほ君 示さない人が一名。
○福島みずほ君 返納の意思を示さない人の名前を聞きたいですが、ほとんどの方が返納をするという、退職金の返納を……ごめんなさい。じゃ、ちょっと済みません。
○福島みずほ君 総務省が頑張ってこの報告書を出し、これを見ると、やっぱり今までの問題点がかなり網羅的に出ていると。資料が捨てられたことも明らかになっており、資料が出てこない分も極めて残念だと思いますが、全力を挙げて無駄遣いと問題点の解決をやるべきであり、国会もその旨頑張っていきた...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省が先日、全国母子世帯調査を行いました。その結果、今日の資料として配っていただいていますが、平均所得の比較で、平成十四年と平成十七年度で児童のいる世帯を一〇〇とした場合の母子世帯の平均所得割合は三〇・二%、平成十四年度から、二九・七%、三割あるというのがも...全文を見る
○福島みずほ君 児童扶養手当は御存じ所得制限がありますから、もらえない人もいるわけですよ。就労支援が大事なことは分かります。しかし、問題なのは、困窮していて現に所得が上がらないにもかかわらず、就労支援も十分ではないにもかかわらず、児童扶養手当のカットがされようとしていることです。...全文を見る
○福島みずほ君 今、きめの粗いとおっしゃいましたが、きめの細かな対応……(発言する者あり)いや、いいです。  それで、私は舛添大臣とは共通する部分の思いもあるのですが、家族団らん法と障害者自立や母子家庭などの就労支援やれば十分じゃないか、自立があってみんな選択できるからいいじゃ...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党を代表して、国民年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、いわゆる年金保険金流用禁止法案に対し、賛成の立場から討論をいたします。  昨日、総務省の年金記録問題検証委員会は年金記録問題...全文を見る
11月20日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私も冒頭、肝炎について一言お聞きをいたします。  初め十一人死亡ということだったんですが、三十八名という発表になりました。四百十八人のリスト記載者のうち特定できた人が二百四十二人、うち死亡者が三十八人に上ると田辺三菱製薬から厚生労働...全文を見る
○福島みずほ君 フィブリノゲン投与の二十八万人への告知、すべての血液製剤の投与の告知の期限はいつまでに終えるのでしょうか。
○福島みずほ君 大臣、どうですか、医療機関からの報告を受けるという段階で、できるだけ早くすべての人に告知をする、それを促進してやらなければならないじゃないですか。今の局長の答弁では生ぬるいと思います。いかがですか。  それから、企業の人たちは当事者たちに会おうとしません。大臣は...全文を見る
○福島みずほ君 労働契約法についてお聞きをいたします。  就業規則の合理性と周知性、それから就業規則の不利益変更の合理性と周知性のことについてお聞きをいたします。  就業規則は使用者が一方的に作るものです。契約は両方の合意ですが、就業規則は一方的に作るものです。世の中にはとん...全文を見る
○福島みずほ君 労働基準監督署は、就業規則を受理する際、その合理性についてどのくらいチェックをしていますか。
○福島みずほ君 局長、局長、法律は分かっていますので、答えだけお願いします。
○福島みずほ君 合理性についてチェックをしている。じゃ、労働基準監督署は許可制ですか、ちゃんとチェックしていますか。労働基準法違反は排除しますよね、受け付けない、もちろん。だけれども、じゃ、合理性について、これは排除するんですか、許可制にするんですか、チェックするんですか。
○福島みずほ君 合理性と法律違反というのは概念が同じですか。
○福島みずほ君 そのとおりですよね。合理性があるものは労働契約の中身になるというふうに法律に書いてあります。しかし、法律違反は存在そのものが罰則ですから、それはもう初めからはじき飛ばされるわけですね。  合理性、労働基準監督署は法律違反をチェックしますが、合理性は判断しません。...全文を見る
○福島みずほ君 チェックできないですよ。労働基準法違反は明確に排除される。合理性の基準は最終的に裁判所で争って勝つしかないんですよ。それまでは合理性の担保は労働基準監督署は行わない。つまり、合理性の担保のない就業規則がそれまでは労働契約の中身になっちゃうんですよ。だから、問題なん...全文を見る
○福島みずほ君 いや、特異じゃないんですよ。特にパートや女性の場合はほとんど見ていないというふうに思います。  ちょっと話が戻って済みませんが、さっき局長おっしゃったとおり、就業規則は十人以上だと労基署に持っていかなくちゃいけないけれども、それ未満だと別に持っていく必要ないです...全文を見る
○福島みずほ君 いや、法律効果として裁判で決着を付けば、こちら側でいえば勝つ、局長側でいえば負けるという、今おっしゃいましたけれども、企業側でいえば負ける、労働者側でいえば勝った場合にその労働契約が無効になるわけですが、それまでは一応その労働契約の中身になるわけじゃないですか。労...全文を見る
○福島みずほ君 代償措置その他関連する他労働条件の改善状況が変更後の就業規則の内容の相当性に盛り込まれるという理解は非常に難しいと思います。むしろ、はっきり明示してもらった方がいいと。  ただ、今局長は代償措置、じゃ逆にお聞きします、代償措置その他関連する他労働条件の改善状況、...全文を見る
○福島みずほ君 なれば書けばいいと思いますが、なるということですね。  じゃ、他の労働組合又は他の従業員の対応、他の少数組合がとても反対している、パートの人が反対している、この他の労働組合又は他の従業員の対応、これは合理性の判断基準のメルクマールになるということでよろしいですね...全文を見る
○福島みずほ君 同種事項に関する我が国社会における一般的状況等、判例の七要件目です。これも合理性のメルクマールに明確になるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 それならば書けばいいじゃないですか。
○福島みずほ君 変更された就業規則に対して異議申立てがあり裁判となった際、就業規則はどの時点から有効ですか。
○福島みずほ君 就業規則の不利益変更は、調査によりますと、この間、九〇年代半ば以降に人事労務管理制度に関する何らかの制度改定を行った企業を対象に集計した結果、六一%ぐらい、つまり不利益変更している企業がとても多いんですね。すべての人に不利益か、だれかの一部に不利益か、不利益変更の...全文を見る
○福島みずほ君 さっき負けたとおっしゃったから。
○福島みずほ君 問題なのは、裁判で就業規則の不利益変更の裁判例があって、就業規則の不利益変更を、この不況下、実は認めた判例が多い。しかも、その判例よりも後退している四要件でやっているわけですね。  だから、お墨付きを与える。就業規則の不利益変更をしたい企業ばっかりですよ、やっぱ...全文を見る
○福島みずほ君 この労働契約法がない方が裁判争いやすいですよ。こんなへんてこりんな四要件減らして、しかも変更した時点から有効だというんだったら、本当に就業規則の不利益変更はばんばんやられますよ。判例で積み上げてきた内容がむしろ後退をして、使用者側に有利に利用されてしまう。  と...全文を見る
○福島みずほ君 実際は、管理職のような人たちが過半数代表制の中に入っていると。変更手続における従業員代表は、パートなどの非正規雇用はゼロ%というデータもあるんですね。だから、パートの人に不利益な就業規則の不利益変更を管理職作れちゃうという現状があるわけです。  今日の私の質問は...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
11月21日第168回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は二点お聞きをいたします。  まず一点目ですが、コミュニティーの再生ということでいえば、家族を元気にする、家族はこれはもう多様な家族、いろんな家族やいろんなお母さん、いろんなお父さん、あるいはいろんな子供たちをやはり応援するという...全文を見る
○福島みずほ君 ごめんなさい、時間がもったいないので。
○福島みずほ君 一九九八年以降、ホームページに載せる以外のことを取り立ててされてないように思えます。  是非法務省で、これは法制審議会で出た結論であり、国連の委員会の中でも発言をされていらっしゃるわけですから、是非法務省としても努力をしていただきたい。副大臣、いかがですか。
○福島みずほ君 国際人権規約B規約、子どもの権利に関する条約の委員会、そして女性差別撤廃委員会、それぞれ勧告が明確に出ておりまして、来年また審議があります。是非国会でも努力をし、議員立法もやりたいとは思いますが、是非法務省としても、国連の場で約束をされていることですから、よろしく...全文を見る
○福島みずほ君 もう少し頑張ってほしいという、特に法務省は成年後見だけだと、もう少し人権問題を頑張ってほしいと思いますが。  五十五分までもう少しありますので、内閣府としてはこれをどう受け止めてどう実現しようとしているか、総務省としてはいかがか、簡単に教えてください。
○福島みずほ君 それぞれ話をしていただいたんですが、もう少し具体的にあるいは総合的にこういう点に取り組むということを是非また教えていただきたいあるいは取り組んでいただきたいということを要望として申し上げます。  内閣府は取りまとめですが、それぞれ、法務省にすれば人権問題として、...全文を見る
○福島みずほ君 障害者の権利条約を実現するためには、横断的に各省庁の連携とそれぞれの役所の一歩進んだ実践が必要だと思います。  これからも是非頑張ってくださるよう要望し、またいろいろ教えてください。ありがとうございます。
11月22日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、紀陸参考人にお聞きをいたします。  労働法制の規制緩和と労働契約法との関係について、どうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 労働契約法案は労働法制の規制緩和の趣旨に合致するとお考えでしょうか。
○福島みずほ君 紀陸参考人に、個別事件の解決とおっしゃいましたが、今の日本の社会で個別事案の解決がうまくいっているという認識でしょうか。
○福島みずほ君 伊藤参考人にお聞きをいたします。  非正規雇用労働者からの労働相談の実例や、特に最近の格差が拡大されたと言われている中での不利益変更の実情などを教えてください。
○福島みずほ君 長谷川参考人にお聞きをいたします。  先ほど周知性の件でお話をしてくだすったんですが、合理性についてお聞きをいたします。  この委員会の中でも、厚生労働省は、合理性のチェックは労働基準監督署ではしていないということを明言をしたわけですが、結局裁判しか救済の対象...全文を見る
○福島みずほ君 伊藤参考人にお聞きをいたします。  就業規則の不利益変更の裁判例は、いずれも残念ながら労働者の側が負けて合理性があると認められたケースであること。第四銀行の最高裁判決の要件を三つ減らしている、中身を今回の法案の中に盛り込んで三つの要件が落ちていると一見見れること...全文を見る
○福島みずほ君 生熊参考人にお聞きをいたします。  今回、最低賃金法案の修正案に関して、産業別最低賃金に係る違反については罰則の対象から除外をしているわけですが、失礼、もっと正確に言い直します。今回の最低賃金法案は、産業別最低賃金に係る違反について罰則の対象であることを除外して...全文を見る
○福島みずほ君 長谷川参考人にお聞きをいたします。  過半数代表制度の中で民主的な選挙が十分に確保されているのかという地方連合からの声も上がっていたと書かれておりますが、この修正案でどうやって透明性や正当性を担保をしていくのかということについてどうお考えか、教えてください。
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 では、長谷川参考人にお聞きをします。  今回の労働契約法案ではそこまでいっていないので、今後とすれば、様々な、本当は労働組合の合意が必要だというふうに私はした方がベストだとは思いますが、どういう人の、どういう労働組合のどういう意見聴取をしたかどうかということにつ...全文を見る
○福島みずほ君 長谷川参考人に再びお聞きします。  この労働契約法の就業規則の不利益変更の条文では労働組合等というふうになっているわけですが、その部分についての解釈についてはどうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 荒木参考人にお聞きをいたします。  例えば、届出でない就業規則は労働基準法違反であるものも入っているでしょうし、合理性の担保は労働基準監督署に届けられているものについても、合理性があるというものも、でないものも多く含まれていることは御存じのとおりだと思います。だ...全文を見る
○福島みずほ君 私は就業規則の不利益変更には合理性が必要だというキャンペーンを厚生労働省がやればいいのではないかと個人的には思っております。  生熊参考人にお聞きをいたします。  もし本当に労働者の権利を守るということであれば、労働契約法が一般的に必要であることは私も認めます...全文を見る
○福島みずほ君 私はあと一分しか、三十五分までなので、では伊藤参考人に一分間だけ、現状のワーキングプアや女性の現状について一言お願いします。
○福島みずほ君 終わります。ありがとうございました。
11月27日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今年三月二十日に開催された厚生労働委員会で、就業規則の変更の合理性を判断するため裁判となった場合、立証責任は使用者側にあるという答弁を青木局長されていますが、それで間違いないですね。
○福島みずほ君 就業規則の変更について合理的で有効に変更できたということであれば、その時点で効果が生ずると前回青木局長は答えています。  就業規則の不利益変更が行われました、合理性がある、ないという判断、例えば合理性はないという判断が裁判で下されました。無効です。そうすると、無...全文を見る
○福島みずほ君 九条ただし書ですが、「ただし、次条の場合は、この限りでない。」、これは九条ただし書による使用者の権利行使、これは形成権なのですか、請求権なのですか。
○福島みずほ君 権利というのは、通常、形成権か請求権かに分けられると思うのですが、使用者の就業規則の変更権が請求権になるのか形成権になるのか。形成権だった場合、使用者の一方的な変更の意思表示で法律関係に変動を来すことになる。請求権だとしたら、形式的には労働者が受け入れるまでは法律...全文を見る
○福島みずほ君 請求権、就業規則の不利益変更の使用者の権利が請求権だった場合、労働者が受け入れるまでは法律関係に変動がないとすれば、合意しない労働者に対して拘束力がないということでよろしいですか。
○福島みずほ君 請求権だとしたら、請求するわけですよね。それに納得しない労働者がいる、異議申立てをする。そうすると、異議申立てをしている人はその請求権に対して納得していないわけですから、それはなぜ拘束力を持つんですか。請求権に対し、請求権なわけですから、納得しない労働者には拘束力...全文を見る
○福島みずほ君 請求権だとしたら、納得しない労働者は、というか、これはなぜ、請求権だとして、丸ごとじゃ拘束力が生ずるのか分からない。異議申立てをする、例えば裁判を起こした労働者に対しては拘束力を持たない。裁判、例えば私が起こしますね、ということでよろしいですか。
○福島みずほ君 請求権だった場合、裁判を起こした労働者はその請求権に対して同意をしていないわけですよね。そうだとすれば、裁判の判決が出て初めて無効になるのではなくて、その異議申立てを、裁判で提訴した、異議があると、あるいは裁判を起こさないまでも異議があると言った人間に対しては拘束...全文を見る
○福島みずほ君 刑事事件で無罪の推定があります。そして、挙証責任は検察官にあります。有罪となるまでは無罪なわけですよね。  私が奇妙に思うのは、就業規則の不利益変更に関して、挙証責任は会社側にあると言いながら、就業規則の不利益変更をした時点でその法的拘束力がすべてに及ぶのであれ...全文を見る
○福島みずほ君 三月二十日の厚生労働委員会で、最高裁の判例では就業規則の変更には高度の必要性が求められるとしているが、法案では労働条件の変更の必要性となっていることが問題だと質問しました。当時、青木局長は、労働条件変更にどの程度の必要性が求められるかは個別事案に応じ総合的に考慮さ...全文を見る
○福島みずほ君 足しもしなければ引きもしないというのはよく答弁でされているのですが、前回、私の質問に対して、第四銀行の七つの要件が四つになっているが、三つは含まれているということを青木局長は答弁をされました。  では、司法の場面で司法の判断をそれは拘束しますか。法案に書いていな...全文を見る
○福島みずほ君 矛盾していて意味が分かりません。  前回、私の質問に対して、他の労働組合又は他の従業員の対応、同種事項に関する我が国社会における一般的状況等、そして代償措置その他関連する他労働条件の改善状況の要件は今回含まれているとおっしゃったんですよ。しかし、裁判所では書いて...全文を見る
○福島みずほ君 いや、前回、私の質問に対して、代償措置その他関連する他労働条件の改善状況は入っていると答えたんですよ。裁判所は、それどうやって判断するんですか、法案にないのに。
○福島みずほ君 いや、でたらめですよ。書いてないことを裁判所は判断できないですよ。裁判に引用したら、その裁判官は大ばかやろうになりますから、そんなことできないですよ。それにもかかわらず、入っているという変なこと言うからですよ。入ってないって正直に言ったらいいじゃないですか。でも、...全文を見る
○福島みずほ君 はい。局長、お願いします。
○福島みずほ君 労働組合というものには全部入るわけですね。少数組合もいろんな組合も入る。あるいは、これは組合でないといけないんでしょうか。
○福島みずほ君 例えばどういうものでしょうか。会社が指定をした代表者会議やいろんな人たちの意見を聴けば、この要件を満たされることになるんでしょうか。
○福島みずほ君 そうすると、複数組合が会社の中にある、あるいは一人の人が外部のユニオンに加入しているという場合、局長のお考えでは、それらの少数組合や個人加盟のユニオンの人たちとの交渉もきちっとしない限りは合理性については問題があり得るということでよろしいですね。
○福島みずほ君 質問、変えます。  複数組合がある場合の差別的取扱いというのは不当労働行為に御存じなりますよね。ですから、話を聴くときに、原則としてというか、基本的に厚生労働省としては、複数組合があったりする場合には、交渉で意見を聴くときはすべての労働組合に聴くのが望ましいと考...全文を見る
○福島みずほ君 すべての労働組合と交渉するのが望ましいということを確認をさせていただきました。  さっきの七つの要件にまた戻りますが、局長の考えだと、法案には書いていないけれども、裁判所は当然それが含んでいるので考慮するだろうということですよね、メルクマールとして入っているとい...全文を見る
○福島みずほ君 就業規則が合理的でない場合がある、基準法違反の場合があるということを前回、質問をいたしました。私が入手したものでも、外資系のITで、業務成績向上プランを作成、指導し、それが達成しない場合は解雇するという就業規則があるものもあるんですね。  ところで、お聞きをいた...全文を見る
○福島みずほ君 労働基準監督署の監督官の数は、ILOが指針として定める労働者一万人につき監督官一人という割合でいけば、日本には五千人ほどの監督官が必要と思われます。現在三千人しか監督官がいない現状をどのように考えるか。十分なチェック機能が期待できないと考えますが、いかがですか。人...全文を見る
○福島みずほ君 就業規則の中身が労働契約になってしまうと。今までだと、労働基準法があって、就業規則があって、それにより労働契約があるということだったのが、就業規則万能主義になっちゃうんじゃないかという心配をとてもしています。だからこそ、合理的でない、場合によっては法違反である就業...全文を見る
○福島みずほ君 労働契約法、最低賃金法について、まだまだ問題が極めてあると思い、審議を尽くしたいと思いますが、この中身について、特に労働契約法については反対であるというふうに考えます。  以上です。
○福島みずほ君 私は、社民党・護憲連合を代表し、内閣提出労働契約法に反対、最低賃金法の一部を改正する法律案に賛成、共産党提出の修正案に賛成する立場から討論を行います。  まず、労働契約法案は、就業形態の多様化、個別労使紛争の増大などに対して労使間の良好な関係づくりを図るルールと...全文を見る
○福島みずほ君 私は、社民党・護憲連合を代表し、内閣提出、社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律案に反対する立場から討論を行います。  私は、介護・福祉ニーズが多様化、複雑化する中で、社会福祉士、介護福祉士の定義、義務や資格の取得方法などを見直すという今回の法改正につ...全文を見る
12月04日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、年金について、年金の記録の問題についてお聞きをいたします。  一人残らず救済すると言ったことが実際はどういう状況なのか。ワンビシアーカイブズに私たちは行って、実際見れませんでした。ここの紙、旧台帳の件なんですが、千三百六十五万...全文を見る
○福島みずほ君 千三百六十五万件の保管状況が今まで分からなかったということそのものが大問題ではないですか、長官。
○福島みずほ君 千三百六十五万件あるという認識だったが、調査中だ。あるということが確認できていないということを再度確認させてください。
○福島みずほ君 確認をされていないということなんですよ。結局、契約書に千三百六十五万件ってないし、本当にあるかどうか分からないんですよ。実際に二千七百四十六件の索出を依頼したケースについて、なぜかきっちり千三百七十三件は検出ができた。でも、半分の千三百七十七件、ちょっきり半分は分...全文を見る
○福島みずほ君 マイクロフィルムと磁気テープになかったということなんですが、藤沢さんの記録は旧台帳にありましたか。
○福島みずほ君 答えだけで結構です。旧台帳にあったかどうかだけ答えてください。
○福島みずほ君 確認します。旧台帳があるかどうか確認したがなかったのか、それとも、そもそも旧台帳の確認をしなかったのか、どちらですか。
○福島みずほ君 藤沢さんは、その炭鉱の徴用先の企業を引き継いだ、ここは朝鮮から来た人たちも多く働いていたそうですが、住友石炭鉱業株式会社に彼の記録がたまたまあったんですね。彼は直接会社からもらって、それを持っていっていたけれども、全然それは認められなかった。結局、彼の記録は旧台帳...全文を見る
○福島みずほ君 彼のは会社にはあったけれども、結局旧台帳のどこにも載ってなかったわけです。  先ほど、半分、つまり二千七百四十六件のうち、依頼があったうち半分の千三百七十三件しか検出をしていない。この旧台帳に関してはなぞが多いんですよ。さっき長官おっしゃったとおり、本当に今件数...全文を見る
○福島みずほ君 大臣、誤解をされているんですよ。つまり、旧台帳がマイクロフィルム化されているべきが、マイクロフィルムにもないし磁気テープにもないし旧台帳にもないんですよ。だから、彼は働いてお金を払っていたんだけれども加算されないという事案が残っているわけで、これ幾らデータベース化...全文を見る
○福島みずほ君 いや、全くブラックボックスだからサンプル調査をすべきだという主張をしているわけです。未統合の記録とかそういうのじゃないんですよ。そもそも記録がないんですよ。データベースもなければ紙台帳にもない人の記録があるということをお認めになったじゃないですか。しかも、旧台帳が...全文を見る
○福島みずほ君 やっぱり本末転倒ですよ。個人が言ってこいと言って、藤沢さん、二十年間言ってこいの状態で闘っていたわけです。言ってこいと言われたって、記録がなかったわけだから認められなかったわけで、実際どのような状況かきちっと調査をして、サンプル調査をせめてすべきだと思います。 ...全文を見る
○福島みずほ君 一人残らず救済すると言いながら、うみが全然出ていないんですよ。全くうみが出ていない。非常に不透明です。大臣は一人残らず救済すると言ったけれども、そういう状況じゃないじゃないですか。ですから、是非サンプル調査もすべき、視察もさせるべきということを申し上げます。  ...全文を見る
○福島みずほ君 専門委員会ではなくて、きちっと審議会でやるべきです。しかも、生存権が問われるような問題で当事者のヒアリングすらしないということは強く抗議をいたします。  大臣、厚労省として、生活保護の引下げは支持されると考えますか。
○福島みずほ君 生活保護世帯と低所得世帯との数字のみの比較検討なんですね。正に困窮している中で引下げを出せば、ますますワーキングプアの人たちとの本当に、引下げ、足の引っ張り合い、生きていけないという状況が起きることは目に見えています。  今厚生労働省がやるべきことは生存権のため...全文を見る
○福島みずほ君 生活保護のよりも年金の受給が低いことの方が問題であって、今生活保護はとても受けることが厳しくなっていますから、だれだって安直に生活保護が受けられるなんて思っていません。  それで、検討会の報告書で示されているように、現在の基準額はかつて基準額の設定に用いられてき...全文を見る
○福島みずほ君 マーケットバスケット方式によると、社会的な費用を盛り込まない、ただ食べていくだけの最低生活費の数字になってしまうので、やはり生存権、社会的生存権、本当に生存権という観点から、この絶対的な水準に準拠するというふうな報告そのものが極めて問題だと思います。  大臣、会...全文を見る
○福島みずほ君 今、格差と貧困が拡大している中で、例えば母子家庭の児童扶養手当も生活保護も最後の命綱になっています。餓死者が出るというひどい中で、この生活保護の切捨てを絶対に許さないということを厚生労働省としては是非決意をしてください。どうですか。
○福島みずほ君 はい。二割とか、激変緩和措置というのでは駄目ですよ。激変緩和措置というのは、痛みを与えるがゆっくり与えるということなだけですから。そもそもその二千二百億円、社会保障費を毎年毎年削ってきたという厚生労働省の政策に対しても批判の声が上がっているわけですから、これに関し...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省が財務省に対してもはっきり意見を言う。そして、厚生労働省が激変緩和措置というようなふざけたこと、ふざけたというか、問題のあることを言わないよう強く申し上げ、私の質問を終わります。
12月06日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  この肝炎を生んできた厚生労働省の責任をきちっと明らかにしない限り、問題の解決にはならないし、今後同じ問題が生ずるというふうに思います。厚生労働大臣、謝罪だけではなく、厚労省の何が問題だったかきちっと認めて、厚労省が積極的に動くよう強く...全文を見る
○福島みずほ君 いや、この委員会でずっと聞いてきました。この間調査報告書が出ましたけれども、じゃ、今何人それは死因の特定しているんですか。何人まで告知しているんですか。報道によれば、死因の特定をすることも全部これから丸投げだというふうにされていますが、そうではないんですか。実際着...全文を見る
○福島みずほ君 では、お聞きします。リストがありますね、五百何名の。そのうち何名住所変更をされていますか。
○福島みずほ君 じゃ、その二十五名のうちの死因の特定はされました。
○福島みずほ君 結局、私たちは死因の特定をすべきだということをずっと一貫してこの委員会でも言ってきました。今の局長の答弁でも、死因の特定はこれからやるということではないですか。舛添大臣が幾ら号令を掛けても、やっぱり余りに遅過ぎる。あるいは死因の特定すらこれからやるんですよ。それは...全文を見る
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 アメリカの厚生労働省に当たるところがフィブリノゲンの具体的な承認取消しを行っているし、ヨーロッパだって製造中止ややめている国あるわけですね。そこで、日本が何で実態調査をしなかったんですか。
○福島みずほ君 ちょっと時間がもったいないので、いいです。  それはこの間聞きました。ドイツ、オーストリアは液状加熱の種類で使っていて、スペインは製造中止、フランス、イギリスも使っていないんですね。日本が一九七七年の段階で厚労省が実態調査をするなりしていれば、そのときやっていれ...全文を見る
○福島みずほ君 報告書を見て非常に思うのは、厚生労働省自身が積極的に動いてないんですよ。医師が告知をすべきだ、あるいは製薬会社が何かをやるべきだ。要するに、薬事法上、厚生労働省は言う必要はないと。つまり、製薬会社が何かやるべき、医師がやるべき、これ以上踏み込むのはプライバシーの侵...全文を見る
○福島みずほ君 反省すべきだというのは、やっぱりそこは厚生労働省、もっときちっと呼び掛けるべきだったとは思われませんか。例えば二〇〇四年、ミドリ十字の後身、三菱ウェルファーマは当時のデータを基に医療機関名を公表して検査受診を呼び掛けているんですね。でも、人々は分かんないんですよ。...全文を見る
○福島みずほ君 あっ、そうだ、ごめんなさい、厚生労働省。  厚生労働省が検査受診を呼び掛けているんですが、これでは不十分だったのではないかというのが私の質問なんです。つまり、分かんない、年金と一緒で人は分かんないんですよ。  だから、これは、厚労省は例えばリストを持っていたわ...全文を見る
○福島みずほ君 結局、そうやったことが被害を拡大した、あるいはきちっと治療をしていれば助かったんですよ。それを放置してきたことが厚労省の不作為の責任じゃないですか。どうですか。
○福島みずほ君 いや、どうしてここで頑張るかというと、厚生労働省がそんな態度だったらこれから薬害が起きると思うからなんですよ。薬害が起きた後の対応が悪過ぎるんですよ。どうしてそこでもっとリストに基づいて一人一人確認するとか、製薬会社と医者に任せっきりになっているじゃないですか。厚...全文を見る
○福島みずほ君 おかしいですよ。製薬会社に対して厚生労働省はどうしてきちっと言わず、きちっと自分たちで動かなかったのか。今のような態度だったら薬害は続いていきますよ。  先ほど、四百十八名のというか、そのうちの五十一名の死因はこれからやるということの報告でした。舛添大臣は、十月...全文を見る
○福島みずほ君 節目節目で人の命は救えたんですよ。  調査報告書の二十一ページに、マスキングなしの原本資料について、Fチームが収集した様々な資料がどのような方針で保存、保管されたのか明確でないと。平成十六年七月ごろ、当時の同課の係長により地下倉庫に移されたとあります。  報道...全文を見る
○福島みずほ君 現局長らの担当官……
○福島みずほ君 はい、分かりました。  処分が甘過ぎると。節目節目に厚労省がきちっと対応していれば命が救えたと。これはやっぱり不作為の殺人になっているんじゃないかということを強く申し上げ、この状況を変えなければならないということを申し上げ、私の質問を終わります。
12月11日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、大臣に、薬害肝炎についてお聞きをいたします。  昨日、首相官邸のところに私も行きました。残念ながら、福田総理は原告たちと会わなかったわけですね。私は、ハンセン病のときのように、小泉総理が原告たちに会ったように、まずその被害の実...全文を見る
○福島みずほ君 司法判断は、国の責任が不作為が許容限度を逸脱して著しく合理性を欠くかどうかという立証責任は原告患者が負担をします。ですから、どうしてもここまでは認める、ここまでは認めないというのが司法判断では起こり得る可能性はあるわけです。  でも、この段階になれば、もう政治的...全文を見る
○福島みずほ君 被害者の救済ということをおっしゃってくださいました。  でも、例えば東京地裁基準によれば、薬害被害者の三割が切り捨てられることになります。その中には、いわゆる四百十八人の放置リスト関係者も百十九人含まれることになります。これらの患者を今回の解決から排除すれば、新...全文を見る
○福島みずほ君 判決は司法判断ですが、御存じ、和解というのは、両方が合意をすればこれは和解が成立をいたします。つまり、判決よりも和解の方が柔軟であったり、拡大して救済ができるわけです。  今日私は大臣に、ですから、今和解が問題になっているわけですから、和解の場面で踏み込んでいた...全文を見る
○福島みずほ君 大臣の言葉は重いですから、是非和解の席で十分な解決がされること、そして提訴していない人でも救済できる一律全面解決になるようにお願いします。今大臣はうんうんと言ってくださっていますので、きちっとした提案がなされるように心からお願いいたします。  次に、年金問題につ...全文を見る
○福島みずほ君 旧台帳がどういう状況か分からない。衆議院の厚生労働委員会は視察に行かれますけれども、旧台帳、どういう状況か。また、焼失しているかもしれない。あるいは、保坂展人衆議院議員の質問主意書に対して、マイクロフィルムでどれだけあるか分からないという答弁も出てきました。  ...全文を見る
○福島みずほ君 例えば旧台帳の問題についてもずっと追及をしてきて、今焼失した部分があるとかようやく明らかになって、私が言いたいことは、私たちが言っていたとおりじゃないかと、ここに欠陥がある、ここに欠陥がある、ここに欠陥があると言ってきたらそのとおりだったじゃないかということなんで...全文を見る
○福島みずほ君 是非診療報酬のアップを、診療報酬上の優遇をお願いします。  また、今年五月の医師確保対策で、都道府県により産婦人科医などを目指す学生を、奨学金の対策をするということが認められました。私は一つ、医大の入学定員を増員させる、それから産婦人科を志す学生に対して奨学金を...全文を見る
○福島みずほ君 脳性麻痺の子供が生まれた場合、産婦人科医の負担を少なくするためのシステムづくりを検討しているというふうに聞いておりますが、どんなに頑張っても産婦人科の場合は特に事故が起きる可能性がゼロにはできないということでは、例えば無過失補償制度や第三者委員会、このようなことに...全文を見る
○福島みずほ君 産婦人科に対する、産婦人科を志す学生への奨学金やあるいは助産師さんの活用、今までのシステムの変更が必要だと考え、また提案をしていきたいというふうに考えています。  ところで、奈良県で未受診の妊婦さんが亡くなるということがあり、奈良県に行ったときも、いろんな資料を...全文を見る
○福島みずほ君 次に、介護従事者、介護福祉士さんの労働条件についてお聞きをします。  ホームヘルパーさん二級が十八万三千八十四円、非正規介護職常勤が十五万九千四十六円、パートヘルパーは時給千百九十七円、とても安いと。ですから、離職する人が多い、女性や若者が非常に気持ちがあって介...全文を見る
○福島みずほ君 是非これはやっていただきたいと思います。  それから、高齢社会をよくする女性の会のシンポジウムに出て、いろんな提言が出ました。例えば、女性が介護職、福祉職を取るために奨学金制度でもっと応援したらどうか、あるいは放送大学などである程度通信で取れるようにもっとしたら...全文を見る
○福島みずほ君 労働者派遣法についてお聞きをします。  マージン率というと、派遣法でもこれをやっていただきたい。労働者の派遣会社がマージン取得を約三〇%行っているという報告があります。この実情についてどのように把握をしているか。また、これは労働者派遣法の団体がありますので、例え...全文を見る
○福島みずほ君 そんなのもう分かっているから、方針をばんと言ってください。
○福島みずほ君 有料職業紹介制度における紹介手数料の上限規制は一〇%ですので、これはきちっとやって、きちっと働く人が人件費というか賃金を得られるように厚労省は早く踏み込んでくださるようお願いをいたします。  今後、日雇派遣労働者の安定した雇用条件の確立のために派遣会社に十分な指...全文を見る
○福島みずほ君 適切な対応ってどういうことでしょうか。
○福島みずほ君 この委員会でもう何十回と質問してきましたデータ装備費の問題や強制天引きの問題、あるいはマージン率の件についてもずっとやってきた。厚労省は問題の把握が遅過ぎ、これに関してきちっと通達を出すべきだったのを放置して、今裁判になっているわけですよ。だから、これから検討する...全文を見る
○福島みずほ君 強制天引きの件は、これ厚労省も問題だと言っているじゃないですか。それを何年間も何年間も放置をしてきたわけですよ。だからこれ解決すべきだということを言います。  それで、青木局長には、労働者派遣法を労働者保護のために改正していくべきだと考えています。  これは新...全文を見る
○福島みずほ君 これは、労働者派遣法はきちっと規制をして非正規雇用の問題に関して是正をすべきであると、それこそが今の政治がやるべきことだというふうに考えています。  大臣、冒頭、肝炎のことをお聞きをいたしました。舛添大臣のときに肝炎の問題を十二月中に解決をしてくださるよう心から...全文を見る
12月13日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  政治の信と偽について、まず冒頭一言お聞きをいたします。  総理、年金問題に関して、舛添厚生労働大臣、安倍総理、いずれも一人残らず一円残らず救済するということを言いました。厚生労働委員会で私も繰り返し質問をしてきました。できないだろう...全文を見る
○福島みずほ君 生ぬるいと思います。国民は偽と言い、総理は信と言う。これは、やると言ってやれなかった。私たちは、やれないということ、問題があるということを言ってきたわけです。  結局、これは厚生労働大臣の責任問題にもなり得ると思いますが、総理、いかがですか。
○福島みずほ君 結果的に国民にうそをついたということで、総理大臣、国民に謝罪をされますか。
○福島みずほ君 野党は追及してきました。客観的資料から見て無理だと思って責任を追及してきました。結果的に間違っていた、偽りだった。総理大臣そして厚生労働大臣は国民に謝罪をすべきです。謝罪の言葉一つ聞かれない。これは、国民が政治を信頼することができないということを強く申し上げます。...全文を見る
○福島みずほ君 結果として、接待、利権、疑惑は出てきていますか。
○福島みずほ君 利権やそして談合についてはいかがですか。調査をされましたか。
○福島みずほ君 接待についてはないと彼が答えた。私の質問は、利権や談合、特に沖縄の在日米軍基地の強化の問題について談合やそれから疑惑について彼がどう答えたかです。教えてください。
○福島みずほ君 防衛省は接待問題について特別防護監察を行っているというふうに聞いていますが、接待問題以外に防衛省は利権、談合問題についての調査もしているのでしょうか。
○福島みずほ君 大臣、佐藤勉さんに関して一切疑惑はない、彼がそう弁明したという調査結果だという理解でよろしいですね。
○福島みずほ君 では、調査結果を教えてください。
○福島みずほ君 防衛省の利権問題については、もうここ何か月もあるわけです。防衛省の自浄能力についてお聞きをしているわけです。  佐藤勉前那覇防衛施設局長についての疑惑も言われています。彼の供述を今日聞きましたが、防衛省としての調査結果、彼は問題ありですか。問題が出てきましたか、...全文を見る
○福島みずほ君 今日の委員会の中においても、この利権についての防衛省の自浄能力を端的に示すものは何も出てきていません。本当にどういう結果なのか、いまだにその報告がありません。この点については、検察の動向ではなく防衛省自身の自浄能力こそ試されているということを申し上げます。  防...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  二千二百億円、国民の社会保障費を削ったために、国民は今悲鳴を上げています。同じ金額、思いやり予算、こんな例は諸外国にはありません。日米安保に関して見解を異にしようがしまいが、国民のためにこそ政治はやるべきだということを申し上げます。  また、岩国にお...全文を見る
12月25日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、冒頭、先ほど同僚議員からもありました。同じ厚生労働委員会で頑張ってこられた山本孝史議員、一緒にがん対策基本法、超党派でみんなで作りましたが、亡くなられたという悲報を聞いて、本当に頑張ってこられた、議員としても頑張ってこられたこと...全文を見る
○福島みずほ君 権力、行政と国会との関係を福田総理は誤解をしている、あるいは舛添大臣も故意にそれをゆがめていると思います。  確かに、国会は立法機関であり、私たちは立法が仕事です。国会は最高の機関です。しかし、総理大臣から国会で立法を作れとボールを返させられる必要はないんです。...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省は責任を取ってきちっと自ら法律を作って解決すべきだと思いますが、医薬品の許認可権を有する者として、薬害を発生したことを反省し、その責任、これは法的責任に限りませんが、一律救済を行うという点は厚生労働大臣として異存はありませんね。
○福島みずほ君 ハンセン病のときの法律にもありますが、国は薬害被害について責任があることを認め、被害者の苦痛に心から謝罪をする、そのような文面を置くことについても異存はありませんね。
○福島みずほ君 法律の中に謝罪や責任がきちっと書き込まれることは今後の薬害を防止することにつながります。異存はありませんね。
○福島みずほ君 イタイイタイ病やそれから水俣病もそうですが、法律を作っても行政機関の認定がどうもやっぱりミスマッチであって、なかなか救済が進まないということがこの間続いております。  投与事実、まあハンセン病の場合は裁判所の実質的な認定でやっているわけですが、これについては、例...全文を見る
○福島みずほ君 ハンセン病訴訟においては、財団法人日弁連法務研究財団にハンセン病問題に関する検証会議が設置をされて提言が行われました。薬害についても検証作業を行う第三者機関を設置し、再発防止のための情報公開を実現すべきだと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 恒久対策及び薬害防止等について、国と原告の間に定期協議の場を設けるべきだと思いますが、いかがですか。
○福島みずほ君 原告たちは報道を通じてしかまだ知らなくて、具体的に福田総理やいろんなところから説明があったわけではありません。大臣は原告たちと会っていただきましたけれども、総理大臣こそ会っていただきたいと思いますが、いかがですか。
○福島みずほ君 政治的解決に向けて、あるいは、私は本来は厚生労働省が作るべきだと思いますが、きちっとした立法も国会でもやりますし、厚生労働省のこの発生責任、生んだこと、発生させたことの根本についてさかのぼって責任を認められるよう頑張っていきたいと思います。  次に、年金問題につ...全文を見る
○福島みずほ君 公約ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 決意を示していただいたので、それを守っていただくということで理解をしております。  ところで、社民党はこの紙台帳、旧台帳の問題について特に熱心にやってきました。ワンビシアーカイブズにみんなで超党派で行って門前払いを食らわせられるというひどい目にも遭ってきましたが...全文を見る
○福島みずほ君 何がどうでたらめかということを私たちはずっと一貫して明らかにしてきました。だから、申し訳ないが、二年間でできるということをどういう手順でどう完璧におやりになるか、大変実は心配をしているからこういう質問をさせていただいているんです。本日に至るも、その手順、どうやって...全文を見る
○福島みずほ君 サンプル調査をやらない限り実態が分からないと思いますが、サンプル調査は必ずおやりになるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 はい。
○福島みずほ君 いつまでにやり、いつごろ結論が出ますか。
○福島みずほ君 私たちが言っているのは旧台帳のサンプル調査なんですね。旧台帳をサンプル調査して、それが本当にオンラインに載っているかどうかの調査ですが、そういう理解でよろしいですか。
○福島みずほ君 旧台帳に何があるかは全く分かってないんですよね。件数がどれだけあるかも、実数がどれだけかも全く分からない。私たちは、そこがどうなっているのか、そこと、旧台帳の中からピックアップして、それからそれが本当にオンラインに載っているかどうかのサンプル調査をすべきだという主...全文を見る
○福島みずほ君 いや、私はよく分からないのであえて確認をしているわけです。市町村にある台帳をやるとかいうのは分かるんですよ。でも、私たちは旧台帳の中で本当にそれがオンラインに載っているかどうか、その照合がどうも怪しいと実は思っておりまして、しかもなぜ急ぐかといえば、旧台帳の人たち...全文を見る
○福島みずほ君 イエスかノーかでいいです。
○福島みずほ君 だから、そのサンプル調査をするかどうか教えてください。
○福島みずほ君 そんなことは分かり切っていることなんですよ。そんなことを聞いているわけではないんです。  問題なのは、それにも明らかになっていない、要するに宙に浮いた年金以外のものや特殊台帳のものやそれ以外のものの旧台帳の中でオンラインになっていないものがあるということを私たち...全文を見る
○福島みずほ君 では、どうぞ。イエスかノーかで結構ですからね。
○福島みずほ君 それを先に言ってくだされば結構なんですよ。  大臣はサンプル調査をやるやるやるやると言ったけれども、こちらがこういうことをやれと言うことについては現場はやらないと言っているんですよ。いや、いいです。大臣。いいです、現場はいいです。  大臣、旧台帳の中からピック...全文を見る
○福島みずほ君 紙台帳とそれからコンピューターや記録の照合をするのを二年以内にやるのはできないですよ、こんなのだったら。つまり、紙台帳が本当にマイクロフィルムに入っているかどうかのサンプル調査をしない限り、どこに何の欠点があるか分からないじゃないですか。  大臣はサンプル調査を...全文を見る
○福島みずほ君 この日給十二万円というのが真実でなかったということを知ったのはいつですか。
○福島みずほ君 違う。いや、それをいつ知ったか。日給十二万円という、日給十二万円という多額の金額を知ったのはいつですか。
○福島みずほ君 日給十二万円という、これで払われているというふうに思っていたんですか。つまり、若者の雇用というふうに、日給十二万円払われていないんですよ。しかも、ちょっと考えて、日給十二万円もらえる仕事ってすごいじゃないですか。これ、ジョブカフェ日給十二万円、プロジェクトマネジャ...全文を見る
○福島みずほ君 再委託や再々委託をして、どういうふうに税金が使われたかに関しては正確でなければならないじゃないですか。コーディネーター九万円と分かっていたら、おかしいと思うのが当たり前でしょう。きちっと書きなさいよと言うのが当たり前じゃないですか。これ税金ですよ。一体、若者の雇用...全文を見る
○福島みずほ君 ひどい状況なので、これからも追及していきます。