福島みずほ

ふくしまみずほ

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数4回

福島みずほの2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第189回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、沖縄についてお聞きをいたします。  総理、なぜ翁長県知事と会わないのですか。
○福島みずほ君 翁長知事が上京したときの総理日程を調べました。会おうと思えば会える日程だと思います。仲井眞知事に対する対応と余りに違い過ぎるんじゃないですか。
○福島みずほ君 自分の見解と違う人とは会わないんですか。
○福島みずほ君 仲井眞知事のときと余りに違います。  沖縄の新たな民意が示され、辺野古ノーの民意が示されました。なぜ、今、辺野古の海を埋め立てる工事を強行しているんでしょうか。いや、総理にお願いします。
○福島みずほ君 名護市長選、名護市議選、そして統一地方選挙、沖縄県知事選挙、衆議院選挙、沖縄の民意は新基地建設ノーです。ノーの声がはっきり出ているのに、なぜそれを踏みにじるのか。新しい民意をなぜ受け入れないんでしょうか。総理。
○福島みずほ君 法治国家ですが、民主主義国家でもあります。民意が示された。サンゴ礁の海を埋め立てて新基地造ることに沖縄の民意は明確にノーです。  総理、なぜその民意を聞こうとしないんですか。
○福島みずほ君 今の総理の説明に沖縄の人たちは納得していないんですよ。それに明確にノーと言っているんですよ。  私は、やっぱり地元の意見がこれだけはっきり示されているのに、なぜ民意がこれほどまでに踏みにじられるのか理解ができません。総理、どうですか。
○福島みずほ君 沖縄の人たちはそのことに納得していないですよ。だからこの選挙結果であり、ノーじゃないですか。ちゅら海に基地は要らない、新基地ですよ、移設なんかではありません。沖縄の民意をなぜ聞かないのか。  今、けが人が続出しています海上保安庁の過剰警備、これ問題だと思いますが...全文を見る
○福島みずほ君 けが人が出ていることは聞いていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 けが人が出ています。こんな強行することでますますみんなの怒りは強まっています。日本は民主主義の国じゃないですか。なぜ地元の声を聞かない、なぜ踏みにじられる。しかも、新たな民意が示されたわけだから、それを聞くべきですよ。  沖縄県は、仲井眞前知事による辺野古埋立承...全文を見る
○福島みずほ君 県外と言った仲井眞知事が沖縄を裏切ったので、沖縄は新たに知事を選びました。そして、第三者委員会が立ち上がっているわけです。県がきちっと第三者委員会を立ち上げて、環境評価も含めて手続の瑕疵があるのではないかということも含めて調査をすると言っていることをなぜ聞かないん...全文を見る
○福島みずほ君 新しい民意を全く受け入れない、民意を全く考えない、そのことに強く抗議をし、そして、この工事を少なくとも第三者委員会をやっている間中断するように改めて強く申し上げます。  五月に安全保障法制についての法案、私は戦争法案と言っておりますが、出てくると言われております...全文を見る
○福島みずほ君 集団的自衛権の行使に関する新三要件、これは過不足なく条文に書き込むのでしょうか。
○福島みずほ君 去年七月十四日、衆議院の予算委員会で北側委員の質問に対して横畠内閣法制局長官は、この中で、過不足なく規定すべきものと考えておりますと答弁しております。これでよろしいんですね。過不足なく入れるんですね。
○福島みずほ君 集団的自衛権の行使は違憲です。違憲だと自民党も七十年近く言ってきました。違憲の法律は認められません。新三要件であろうがなかろうが、これは認められない、そのことを強く申し上げます。  新たな立法なくして自衛隊を派遣できる恒久法を出すんですか。
○福島みずほ君 十九日の記者会見で、官房長官は恒久法に関して、恒久法は必要であると答弁をしていらっしゃいます。恒久法は必要で出すということでよろしいですか。
○福島みずほ君 官房長官の記者会見もあります。中谷さん、あらゆる場面に対応できるということは、新たな立法なくして自衛隊を派遣するということですか。
○福島みずほ君 官房長官にお聞きします。  十九日の記者会見で、特別措置法で対応するという考え方は考えていないと言って、要するに恒久法が必要だというふうに記者会見されていますが、それでよろしいですね。
○福島みずほ君 官房長官からは恒久法を作るという明言がありました。  とすると、恒久法作るんですね。それでよろしいですね。恒久法を作るということは、国会の中で新たな法律が必要でない、大変なことですよ。  次に、その……(発言する者あり)いや、そうですよ。だって恒久法があるわけ...全文を見る
○福島みずほ君 国会の関与も様々です。  恒久法を作る、これは明言ありました。恒久法を作る。新たな立法、特別措置法は要らない。とすると、国会の関与とは何ですか。
○福島みずほ君 イスラム国への空爆など有志連合による軍事行動について、自衛隊による後方支援はしないというふうに総理は答弁をされました。  またお聞きをいたします。  後方支援、つまり今回しないということは分かりました。しかし、例えばこのイスラム国への空爆など、国連決議を伴わな...全文を見る
○福島みずほ君 ということは、後方支援、私は反対ですが、後方支援に関する自衛隊派遣恒久法みたいなのを作り後方支援するとする、米軍等に対する戦争の支援、後方支援だから武力行使じゃないという法律を作るとして、もし、今回はやらないとして、総理、イスラム国への空爆など有志連合による軍事行...全文を見る
○福島みずほ君 後方支援という名の下に、実際は一体化、そして戦争することになるのではないか、大変心配をしています。  総理、改めてお聞きします。総理はNHKのインタビューの中で、今回のイスラム国への空爆など有志連合による軍事行動への後方支援、それはあり得るというようなことを発言...全文を見る
○福島みずほ君 とすると、有志連合に対する空爆への後方支援も、一体化でなく、戦場でなければできるということですか。
○福島みずほ君 では、総理、イスラム国への有志連合による軍事行動についての後方支援、これが総理の理解で、自衛隊が、戦場ではない、一体化ではないとすれば後方支援が可能だということでよろしいですか。
○福島みずほ君 総理は今回の空爆の後方支援はしないとおっしゃったわけですが、それは、憲法上できないからしないのか、政策上しないのか、どちらですか。
○福島みずほ君 大問題で、集団的自衛権の行使をする法律を出す、それから後方支援という名の下にそれができるようにする。しかし、イラク特措法における名古屋高裁判決は、大森四原則にのっとって、自衛隊がやった行為、航空自衛隊の空輸活動のうち、少なくとも多国籍軍の武装兵員をバグダッドへ空輸...全文を見る
○福島みずほ君 どういう形で邦人救出するのか、それが自衛隊であってというのはちょっとリアリティーがないようにも思いますが、またこれについては続けて質問させてください。  五月以降にこんなたくさんの法律が、しかも憲法に関わる重要な法案が出てくる、それに関して、やはりこういう違憲の...全文を見る
○福島みずほ君 イラク戦争を支持し、またこれから武力行使が海外でできる、あるいは後方支援ができる、そんな法律を出そうとすることは、憎悪と報復、むしろ武力によるのではなく平和的解決で、日本は海外で人を殺す国ではあってはならない、そう思います。  ピケティさんの不平等社会についての...全文を見る
○福島みずほ君 塩崎さん、これ、法律の中に派遣社員が正社員になる道は書かれていないんですよ。一生派遣のままの法律作って、非正規雇用の数を増やして派遣会社を喜ばせて、何が不平等社会の打破かと思います。  不平等社会の打破のためには雇用の安定が必要です。それに対して安倍内閣が出そう...全文を見る
○福島みずほ君 福島みずほです。  社会民主党・護憲連合を代表し、政府提出二〇一四年度補正予算三案に対し、反対の立場から討論を行います。  第一に、地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策を受けた二〇一四年度補正予算案は、経済の脆弱な部分に的を絞り、全国津々浦々に経済の好循環の...全文を見る
○福島みずほ君 反対討論を終わります。(拍手)
02月09日第189回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、住宅支援についてお聞きをいたします。  避難者が避難先、移住先において生活再建が可能となる住宅支援の実現に向けて、立法措置を含む必要な措置を講ずるべきではないでしょうか。
○福島みずほ君 でも、実際避難している人に聞くと、公営住宅や民間賃貸住宅を使ったみなし仮設で暮らす人の入居期間が来年三月末まで延長されましたが、一年ずつ延長していくのでは被災者の不安が続いております。実際いつまでそこに住めるのか、また借換えが認められない現行制度についても改めるべ...全文を見る
○福島みずほ君 今意見がありましたが、私も被害が長期にわたるという原子力災害の特殊性をしっかり踏まえる必要があると思います。災害救助法で一年ごとにといっても、来年のことが分からない。皆さん本当に不安が広がっています。これは、避難者の住宅支援のための法整備をきっちり行うべきだという...全文を見る
○福島みずほ君 五十九億円中、福島の子供たちを対象とする自然体験・交流活動支援事業は約四億円ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 これは福島県外への保養は入っているんでしょうか。
○福島みずほ君 福島県が行っているふくしまっ子は、二十六年度十億円、二十七年度七億四千万で二五%減っております。子供たちの保養は極めて重要です。是非、沖縄や北海道やいろんな、他県に行く人もいますし、それから、NGOはこの四年間本当に頑張ってきました。しかし、疲れ始めて、もうお金が...全文を見る
○福島みずほ君 オスプレイ一機百億円買うんだったら、子供たちのためにお金使ってくださいよ。四億円、やっぱり少な過ぎるというふうに思います。  次に、環境省における東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議についてお聞きをします。  中間取り...全文を見る
○福島みずほ君 利益相反に関する明文規定がない、あるいは利益相反の委員を選定していることは問題だと思います。  この会議の中で、住民からの意見聴取もなく、関東のホットスポット地域の自治体首長から提出された意見書についても検討の機会はありませんでした。また、それらの意見が資料とし...全文を見る
○福島みずほ君 しっかり議論をしていないですよ。福島県県民健康調査において、小児甲状腺がん及び疑いが百十二例見付かっております。これは、多発という点でも転移を含む症状の深刻さという点でも、二巡目の検査で一巡目では見付からなかったがんが四例見付かるという点でも深刻な結果が出ておりま...全文を見る
○福島みずほ君 ひどい答弁ですよ、環境省の考え方は。だって、まだ分からないと言いながら、なぜ原発由来のものではないなんて言えるんですか。百十二の例が出ていて、深刻ですよ、本当に。子供たちの小児がんが増えているじゃないですか。チェルノブイリより早く出ているのかもしれない。今まさにそ...全文を見る
○福島みずほ君 一月二十一日にパブリックコメント締め切って、二十日たって、何で中身が今出てこないんですか。
○福島みずほ君 パブリックコメントを公開の場で十分審議することが必要だと考えますが、いかがでしょうか。例えば、これは千葉県、二十一日パブリックコメントが締め切られましたが、県内で汚染状況重点調査地域に指定されている九市は、福島県外でも国が健康調査などに取り組むよう求める意見書を出...全文を見る
○福島みずほ君 一律ではなくって、このまさに福島県外のところの、例えば千葉県の中の汚染状況重点調査地域に指定されているところの子供たちに関してきちっと検査をするというのはあり得るのではないですか。つまり、放射性物質は県で閉じ込められているわけでは当たり前ですがありません。福島県の...全文を見る
○福島みずほ君 一律ってどういうことですか。
○福島みずほ君 全く駄目ですよ。千葉県だって栃木県だって、どこも高いところの首長が是非やってほしいと言っているんですよ。子供たちは毎日成長する。十年後にどうかなんて分からないんですよ。早期発見することも必要じゃないですか。県境を越えて高いところがある、一律に千葉やれ、茨城やれなん...全文を見る
○福島みずほ君 これは極めて問題です。  というのは、百ミリシーベルト以下の被曝量ではがんの増加は確認されていないことから、甲状腺がんは増えないと考えられますというふうになっています。また、福島県で小児甲状腺がん患者が出ているというのは、検査をしたから発見が増えたと言っています...全文を見る
○福島みずほ君 全く納得いきませんし、これは問題です。  時間ですので、これで終わります。
02月25日第189回国会 参議院 憲法審査会 第1号
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○福島みずほ君 ありがとうございます。社民党の福島みずほです。  二点申し上げたいと思います。あるいは、派遣された吉良委員の方からでも意見があればと思います。  一つは、立憲主義についてです。  EU、ヨーロッパにおける憲法は、いずれも立憲主義に立脚をしています。イギリスは...全文を見る
03月04日第189回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○福島みずほ君 今日は、本当に参考人のお二人、心から感謝をいたします。  今日は、憲法とは何かという議論です。そのことについていろんな見識を教えていただきまして、ありがとうございます。  憲法でないものを憲法として出してはならないというふうに思っております。今日、水島参考人の...全文を見る
○福島みずほ君 憲法は権力が自分を縛るものだというのは、本当にそのとおりだと思います。  水島参考人にお聞きをします。  集団的自衛権の行使を認めるという閣議決定を去年安倍内閣は行いました。また、ゴールデンウイーク明けに安全保障法制、私は戦争法案だと思いますが、今まで違憲とさ...全文を見る
○福島みずほ君 そうしたら、また同じことをちょっと聞いてしまうのですが、解釈改憲という形、つまり、本来ならば明文改憲でとことん発議で議論をし国民投票に掛けるべきもの、集団的自衛権の行使は違憲だと思いますが、そのことを今法案として出そうとすることについていかがでしょうか。集団的自衛...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。
03月17日第189回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、安倍総理の言葉と現実が全く乖離をしているのではないか、その観点から質問させていただきます。  まず、汚染水についてです。  状況はコントロールされているのか。まず、政府と東電、二〇一一年三月十一日以降、放射性物質で海に放出...全文を見る
○福島みずほ君 政府の放出量の推定はどうですか。
○福島みずほ君 東電、三月二十六から九月三十日まで、ヨウ素が一京一千兆ベクレルということでよろしいですか。
○福島みずほ君 最も多く放出されたその期間のヨウ素、セシウム、ストロンチウムの総量を教えてください。
○福島みずほ君 天文学的な数字です。  東電、福島第一原発の排水溝から高濃度の汚染水が外洋、外の海に流出していた問題があります。これについて説明してください。
○福島みずほ君 事故原因は、というか、その放出の原因は究明されたんでしょうか。
○福島みずほ君 建屋周辺は線量が高く、部分的な調査しかしていないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 四年間、外洋に漏れ続けていたということでよろしいですか。
○福島みずほ君 四年間漏れ続けていたということでよろしいですね。
○福島みずほ君 東電、汚染水はこの四年間コントロールされていたんでしょうか。
○福島みずほ君 放射濃度がどうかなんて聞いていません。外洋に汚染水がだだ漏れしていたわけでしょう。これでコントロールされていたと東電言い張るんですか。
○福島みずほ君 いや、日本語がおかしいですよ。濃度がどうかなんて聞いていません。コントロールされているのか。ブロックされているのか。外洋に四年間だだ漏れだったら、コントロールされていないでしょう。ブロックされていないでしょう。東電、どうですか。
○福島みずほ君 ふざけないでくださいよ。何で濃度が変わっていない、濃度が高くないからコントロールされていると言えるんですか。コントロールというのはコントロールしているということだし、ブロックしているということはブロックなんですよ。それができていないでしょう。だだ漏れしていて、最近...全文を見る
○福島みずほ君 汚染水は、コントロールされている、完全にブロックされている。ブロックされていないし、コントロールされていないじゃないですか。どうですか。
○福島みずほ君 外洋に汚染水がだだ漏れされていて、どこがコントロールされているんですか。
○福島みずほ君 全く理解ができません。一京というぐらいの放射性物質が出て、ストロンチウムが出て、今も出続けている。そして、何でコントロールされていると言えるんですか。  内海は汚染されている。総理、いかがですか。
○福島みずほ君 港湾内は汚染されていますか。
○福島みずほ君 いや、総理、どうぞ。総理が手を挙げました。総理、どうぞ。総理。
○福島みずほ君 告示限度内の濃度ではないということは、汚染されているということはお認めになられますね。
○福島みずほ君 状況はコントロールされている。状況はコントロールされてないじゃないですか。港湾内は汚染されている。そして、外洋にも基準以上のものが流れていた。もし港湾外で濃度が高かったら大変ですよ。海は広いな大きいな、希釈されるわけですから、そこで本当に高ければ大変なことですよ。...全文を見る
○福島みずほ君 港湾内は汚染されている。今日お認めになられましたが、それも大問題。で、港湾の外だって問題ですよ。これ完全に遮断をされているわけではありません。水は相当入れ替わっているとも言われております。ザ・シチュエーション・イズ・アンダー・コントロール。コントロールなんてされて...全文を見る
○福島みずほ君 これはもう何度も議論していますが、意見聴取なわけで、組合が反対しようが賛成しようが関係ないでしょう。一生派遣のままで働かせることができる。それは、大臣、お認めになられますね。
○福島みずほ君 三年置きに課を変えれば、一生そこで働かせる、働くことができるんですよ。意見聴取だって、単なる聴取じゃないですか。  大臣、改めて聞きます。課を変えれば一生派遣のまま働かせることができる、そのとおりでいいですね。
○福島みずほ君 答えていないんですよ。聴取はあるんだけれども、私の質問は、課を三年置きに変えれば一生派遣のままで会社は雇えますねということなんです。それに、意見聴取という一つの手続はあるが、それをクリアさえすれば、聴取さえすれば一生派遣のままですねということについてお答えください...全文を見る
○福島みずほ君 はい。結局、一生派遣のままなんですよ。  で、次に……(発言する者あり)いや、そうです。意見聴取があるにしてもそれは聴取ですから、一生派遣のままなんですよ。  次に、ホワイトカラーエグゼンプション、二十四時間働かせ法案についてお聞きをします。  これは、二十...全文を見る
○福島みずほ君 労働法制について理解していないですよ。私の質問は、二十四時間働かせて労働基準法違反になるのかという質問です。法律違反になるのか、刑罰法規で規制されるようなものになるのかという質問です。
○福島みずほ君 説明に来た厚生労働省の役人も労働時間規制をなくしますと言いました。労働時間規制がなくなる、二十四時間働かせても違法ではないんですよ。  これが極めて問題なのは、女性も男性も子育て中にはとにかく一日の労働時間がきちっと規制されていなければ、私も子育てして夫と代わり...全文を見る
○福島みずほ君 一日の労働時間規制はILO条約の一号であり、メーデーがあった一八八六年、シカゴで八時間労働制を訴えてメーデーが起きました。  四週間の間に何とかとか、年間に百五日とか言ったところで、健康時間管理といっても、一日の労働時間規制を全て撤廃する、こんなの労働法制ではな...全文を見る
○福島みずほ君 積極的平和主義とは、消極的平和とセットで、単に国家間の戦争や地域紛争がない状態に加えて、社会における貧困や差別などの社会的構造が生み出す暴力がない状況であるという、これがノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥングの定義ですが、外務大臣、これでよろしいですね。
○福島みずほ君 積極的平和主義とは、平和の構築のための努力じゃないですか。それが戦争とつながるということが分かりません。  総理は、積極的平和主義と言いながら、集団的自衛権の行使を自衛隊法や武力攻撃事態法に書き込もうとしている、今まで違憲だったことを書き込む。それから、後方支援...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど総理は千七十五万円と言いましたが、これは省令に書くのであって、派遣法がそうであったように、省令でどんどん下がってしまうんじゃないですか。経団連は第一次安倍内閣のときに四百万まで下げたいと言っていますよ。今度の労政審でも下げたいと言っていますよ。千七十五万であ...全文を見る
○福島みずほ君 省令で幾らでも、省令で決めるので幾らでも下がり得ますよ。  そして、集団的自衛権の行使ですが、今までは個別的自衛権、これは一義的にはっきりしていました。しかし、集団的自衛権の行使の新三要件、かなり曖昧です。  我が国の存立が脅かされる。総理、これには、我が国の...全文を見る
○福島みずほ君 ホルムズ海峡の機雷除去はこれに当たりますか。
○福島みずほ君 質問に答えていないですよ。  この我が国の存立が脅かされるということには経済的な理由は入りますか。
○福島みずほ君 経済的な、重要な経済的なことも当てはまる場合があり得るということでよろしいですね。
○福島みずほ君 衆議院やほかでは、ホルムズ海峡の機雷除去も経済的理由で可能だと答えているじゃないですか。
○福島みずほ君 この「我が国の存立が脅かされ、」に重要な経済的なことが入るとすれば、日本は世界でいろんな経済活動をしていますから、どれもこの新三要件に当たり得るということになりますよ。  まず問題なのは、今まで違憲であった集団的自衛権の行使を認めていること。二つ目、外国からの急...全文を見る
○福島みずほ君 国民の命と暮らしを守るんだったら個別的自衛権でいいじゃないですか。まさにこの集団的自衛権の行使は、今までできなかったことを政府がやろうとしているから問題なんですよ。  総理は、日本の戦後の平和国家としての歩みを大事にすると言う。日本の戦後の平和国家の歩みの大事な...全文を見る
03月20日第189回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、沖縄の辺野古の問題についてお聞きをいたします。  沖縄の辺野古の問題で、仲井眞前知事の埋立承認の際に、留意事項として環境監視委員会が設置、要望されました。工事中の環境保全対策等について、環境監視等委員会を設置し、助言を受けると...全文を見る
○福島みずほ君 これについて、委員の中には聞いていないという人も言っています。  この問題点は二点あります。たくさんの改ざんがあること、それからホームページ上は二〇一四年六月にこの委員会で配付した資料というふうにしながら、間違ったものが書かれているということなんです。実際に配付...全文を見る
○福島みずほ君 いや、駄目ですよ。だって人々にもうそをついたわけじゃないですか。配付した資料とされていたものと実際に配付したものが違う、しかも委員会にかけたものと全く違う工法や、五本が二本になっているわけですよ。勝手に工法を変えたりやっている。委員会での議論は意味がないということ...全文を見る
○福島みずほ君 これ副委員長なんですね。琉球大学で昆虫の権威であって、環境保全について議論をすると。その人がこういう形で、意味がないと辞任したんですよ。  この環境監視委員会が極めて重要なのは、これは留意事項、前知事である仲井眞さんが引き受ける際の、これを設置するということが条...全文を見る
○福島みずほ君 配付資料と議事要旨を九か月でようやく、ようやく発表をしたと。そして、すぐ中身が配付資料と違うという指摘を受けて、たくさん改ざんしていたのを慌てて次の日出して、それを認めたわけですよね。余りにひどいですよ。だって、こういう工法でやりますと委員会で話合いをしておいて、...全文を見る
○福島みずほ君 委員の中には知らなかったという人もいますよ。しかもメールでやるってどういうことですか。きちっと委員会もう一回開いて、こっちの方が環境負荷がないからこういうものでやりますと言わない限り駄目じゃないですか。  しかも、これがひどいのは、ホームページ上は配付した資料で...全文を見る
○福島みずほ君 質問に答えてください。  新三要件を満たせば他国で武力行使をすることができるのですね。どうですか。
○福島みずほ君 武力行使があり得る、武力行使があるということをはっきりおっしゃいました。そのとおりです。今までの日本国憲法、戦後七十年間、集団的自衛権の行使は違憲でした。でも、今回初めてこの合意に基づいて海外での武力行使が新三要件を満たせば可能となるわけです。  海外で武力行使...全文を見る
○福島みずほ君 憲法を守るのであれば集団的自衛権の行使は認められないですよ。  次に、いわゆる後方支援についてお聞きをいたします。  今までは非戦闘地域にしか行かないとされていました。それが戦場以外は行ける。何が変わるか。非戦闘地域は、現在戦場ではなくこれからも戦闘行為を行う...全文を見る
○福島みずほ君 つまり、今まで一体化しないために、非戦闘地域、私たちは反対でしたが、一体化とならないために非戦闘地域としていたわけです。しかし、戦場の隣で弾薬の提供ができる。中谷さん、それでいいですね。
○福島みずほ君 二〇〇八年の名古屋高裁は、多国籍軍の武装兵員をバグダッドへ空輸するもの、誰を運んだか、自衛隊が、民間ではなく自衛隊ではなく多くは米兵を運んだ。空輸するものについては、平成九年二月十三日の大森内閣法制局長官の答弁に照らし、他国による武力行使と一体化した行動であって、...全文を見る
○福島みずほ君 済みません、時間が短いので、質問聞いてくださいよ。質問じゃないことに何で答えるんですか。  聞きたいことは、大森四原則を政府が維持するかどうかです。
○福島みずほ君 戦場の隣で弾薬を提供して、どうして一体化じゃないんですか。これが一体化でなかったら、どこが一体化なんですか。  これは戦争を、武力行使はしてないですよ、でも、これは一体となって戦争していることで、今までは駄目だと言われていたことじゃないですか。それを何でやれると...全文を見る
○福島みずほ君 この合意文書の中には、原則として、国会の関与については、その実施について国会の事前承認を基本とするというふうにしています。新法を作るわけですから、恒久法を作り、国会の事前承認が原則である。ということは、例外として事後承認もあり得るということです。なぜ今まで新たな立...全文を見る
03月24日第189回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  昨日、沖縄県知事である翁長さんが海底作業の停止指示を出しました。これを受け止め、直ちに海底作業を停止すべきではないですか。
○福島みずほ君 仲井眞前知事が昨年八月二十八日に沖縄防衛局に対して交付した岩礁破砕許可によれば、第六条で、漁業調整その他公益の事由などにより別途指示する場合にはその指示に従うこととあります。指示に従うべきではないですか。
○福島みずほ君 しかし、この条項では、公益上の理由により別途指示をする場合はその指示に従うこととあって、まさに翁長知事はこれに従って指示を出しているわけですから、その指示に従うべきではないですか。
○福島みずほ君 法的手続上問題ですよ。県知事が条件を付して許可をした、そして県知事が指示を出している。その指示に、この条項からいえば従うべきじゃないですか。
○福島みずほ君 大臣、この六条の指示というのが昨日の知事の指示ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 質問に答えていません。  許可を出したときの条件で、「別途指示をする場合は、その指示に従うこと。」、この指示が、昨日、仲井眞知事が出した作業の停止がこの指示だということでよろしいですね。(発言する者あり)あっ、ごめん、翁長知事です、済みません。
○福島みずほ君 いや、質問に答えてないですよ。  この条件が付されたのを県と交わしているわけでしょう。別途指示する場合はその指示に従うこと、その指示が出たんだとしたら、この条項に従って指示に応ずるべきではないか。  大臣、この指示は、昨日の翁長知事の指示はこの指示ということで...全文を見る
○福島みずほ君 沖縄県知事が指示をする場合はその指示に従うことという条件ですよ。指示出して、なぜ従わないんですか。この条項違反じゃないですか。
○福島みずほ君 おかしいですよ。指示に従うこととなって、なぜ指示に従わないんですか。
○福島みずほ君 手続に従ってないんですよ。指示に従うこととあって、なぜ指示に従わないんですか。何回も何回も聞いて、答えてないじゃないですか。指示にこれは従うべきです。防衛局のコンクリートブロックの投下は岩礁破砕の状況の蓋然性が高いと。県は制限区域内側の調査ができないんですよ。国は...全文を見る
○福島みずほ君 どうしてそこまで沖縄、地方を踏みにじるんですか。指示に従うこととあって、これが条件なんですよ。沖縄県知事が指示を出して、なぜそれに従わないのか。政府は極めて問題ですよ。海底作業のこの作業をやめるべきだし、沖縄県が調査したいと言えば調査を認めるべきですよ。調査も認め...全文を見る
○福島みずほ君 同条が要求する福島第一原発事故と同様の海洋への放射性物質の拡散を抑制する設置は、高浜原発の場合、何に当たりますか。
○福島みずほ君 シルトフェンスはどの程度の放射性物質を吸着できるんですか。
○福島みずほ君 放射性物質の拡散抑制効果に関するデータはありますか。
○福島みずほ君 シルトフェンスは、ですから、ちょっと流れを止めるだけで、放射性物質の拡散には何の役にも立たないんですよ。これが高浜原発における汚染水対策です。シルトフェンスでできるんだったら福島原発でやれるでしょう。高浜原発における汚染水対策などが全くできていないということを申し...全文を見る
○福島みずほ君 二〇一三年九月一日に施行された改正動物愛護法二十二条の五で、犬猫の出生後五十六日を経過しないものは販売や展示を禁止しているということになっております。これには附則も付いておりますが、現在における取組を教えてください。
○福島みずほ君 五年以内に五十六日で、しっかり八週齢で販売などさせないということでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 環境省としては、でも法律にのっとって五十六日、これを実現するという覚悟であるということはよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 法律と附則があるわけですが、しっかり五年以内に実現するよう、よろしくお願いいたします。  経済産業大臣に来ていただいているので、汚染水について一言お聞きします。  福島第一原発の汚染水問題、処理すれば流すということでよろしいんでしょうか。まず、田中委員長。
○福島みずほ君 経産省はどうですか。
○福島みずほ君 規制委員会は汚染水は処理すれば流すと、経済産業省は今のところはかなり慎重な立場で、やはりこれは海洋に出せばいいというものではないというふうに思います。  次に、刑事訴訟法の改正についてお聞きします。  捜査の可視化は全体の何%になりますか。
○福島みずほ君 パーセンテージは三%程度ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 氷見事件の国賠が確定をしました。たくさんの冤罪事件を生んで、捜査の可視化はみんなが望んできたことです。  僅か三%、大臣、少な過ぎませんか。
○福島みずほ君 しかし、刑事訴訟法を改正して捜査の可視化といいながら、三%は余りに低いと思います。これは捜査の可視化の範囲をもっと拡大すべきで、全く捜査の可視化とは言えません。  次に、盗聴法についてお聞きをします。  対象の拡大について教えてください。
○福島みずほ君 一九九九年の国会審議において、対象が広がるのではないかという懸念が立法のときに示されたわけですが、まさに対象を拡大している。いかがでしょうか。
○福島みずほ君 当時、対象が広がる懸念が言われ、まさに対象が広がっています。  一九九九年、松尾刑事局長が立会人を要求した理由についてどう述べていますか。
○福島みずほ君 松尾局長は、当時、公平公正に行われるように常時立会人を置くというふうに答弁をしています。これが、今回、立会人がいなくなるんですよね。
○福島みずほ君 緒方盗聴事件などあって、立会人は絶対に必要だということで置いたんですね。それを今回なくすというのは問題です。  盗聴する場所も変えるんですよね。私たち参議院法務委員会、NTTに視察に行きました。この場所も捜査機関に変わりますね。
○福島みずほ君 当時、違法盗聴を防ぐために立会人を置く、そしてNTTのところでやるというのが、今回外れるんですよ。その点って極めて問題で、これは認めることができません。  日本人の女性が第六十回女性差別撤廃委員会において委員長に選出をされました。これはすばらしいことだと思います...全文を見る
○福島みずほ君 いつまでですか。せめて委員長が日本人であるとき、これは選択議定書の批准、審査したりするところじゃないですか、日本は批准してくださいよ。いかがですか、いつまでにやりますか。
○福島みずほ君 日本が後進国と言われないように、是非早くよろしくお願いします。  民法改正についてお聞きします。  最高裁へ選択的夫婦別姓の問題が回付されたことにより、違憲判決も出る可能性が出てきました。公明党の代表は立法で解決をすべきだと言っています。法務大臣、いかがでしょ...全文を見る
○福島みずほ君 判決が出る前に是非国会で選択的夫婦別姓を実現するべく、法務省、頑張ってください。  以上で終わります。
03月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックに当たり、政府はIPCアクセシビリティーガイドの日本語訳を早急に作成し、周知すべきではないでしょうか。いかがですか。
○福島みずほ君 いや、これは実は障害者団体の人が、英語はあるんですよ。東京都が日本語訳をしているんですが、仮訳なのでということで出してくれないんです。二〇二〇年までに、障害のある当事者の皆さんたちが、果たして東京がバリアフリーなのかということも含めてこのガイドに照らしてどうかと、...全文を見る
○福島みずほ君 前向きということは、東京都に頼っていたら駄目なので、済みません、政府で日本語訳を作って、それを障害者団体や当事者、私たちとも共有して、東京をまさにオリンピック・パラリンピックができる場所にするということでよろしいですね。
○福島みずほ君 そのように検討するということで、早く日本語訳が出て、実際、東京の町がパラリンピックにふさわしいように五年掛けてできるようにと思っていますので、これは障害のある人もない人も望んでいることですので、是非よろしくお願いします。出してください。  では次に、技能実習生の...全文を見る
○福島みずほ君 技能実習生は労働者ですよね、大臣。
○福島みずほ君 労働者であるにもかかわらず、違反のパーセントが今大臣おっしゃったとおり高いんですね。二〇一一年は八二%。そもそも技能実習生という制度の中に労基法違反を生むような構造があるんじゃないか。それに目をつぶって拡充しても、うみとか問題点は広がるばかりではないかと思っており...全文を見る
○福島みずほ君 いや、技能実習生の中で人権侵害が絶えないのは、これは労働力の対策ではないと言いながら、実は労働力不足を補う労働者として安く、本当に場合によっては奴隷的に使われているというところが問題です。ですから、このような手法を取る限り問題は解決しない。国際貢献という建前と、外...全文を見る
○福島みずほ君 私も、外国から労働者を連れてくるのではなく、まず真っ先に女性や高齢者や若者の活用をやるべきで、そして、もし受け入れるとすればきちっとしなければならないという大臣のそれまでの答弁には賛成です。  しかし、私が問題にしているのはその局面ではありません。これは労働力対...全文を見る
○福島みずほ君 いや、これは法務省だけに任せることなく、まさに厚労省が一番出番ですよ。今まで法律があっても、八十何%違反例があるというような労働者の現場なんて異常ですよ。  実際、今日はちょっと時間がありませんが、たくさんのいろんな人権侵害事例があります。例えば、法務省に今日来...全文を見る
○福島みずほ君 今度、今出ている法律案がありますが、これが成立を仮にすれば介護労働者にも拡大されるということでよろしいですね。条文の中には介護労働者というのは入っていないんですけれども、介護労働者にも拡充されるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 介護です。
○福島みずほ君 もしでも技能実習生が介護の労働者として入るということであれば、その人たちは福祉士ではなく、要するに正式に資格を取った人ではなく、実習生、勉強している途中ということですから、全く資格がなくて介護の労働現場で働くということでよろしいですね。
○福島みずほ君 だから問題だと思います。条文の中には介護労働者は入っていないけれども、実際、介護労働者を入れるかどうかという議論をどういう場合にできるか、しているわけじゃないですか。  介護の現場が人手不足なことは事実です。でも、そのときに資格を取るのが外国人は難しいから、もち...全文を見る
○福島みずほ君 つまり法律の中には入っていないんですよ。でも、法律が成立したら後から入るって、それはやっぱりおかしいですよ。  それから、ヘルパーさんたちの話を聞くと、家に入るから、やっぱりセクハラの問題が起きたり、あるいはいろんな疑いを掛けられたり、やっぱり難しい、きめ細かな...全文を見る
○福島みずほ君 いや、制度設計できないですよ。だって、これだけ技能実習生、労基法違反があって、入れて、できるわけがないというか、私は、外国人の人たちが頑張ろうというのはすばらしいと思うんですが、労働者としてこれほどまでに保護されていなくて、介護労働者で入れることを今言って、そして...全文を見る
○福島みずほ君 日本が、あるところは労働力不足であることは認めますし、求められていることの現実は分かります。しかし、技能実習生という形で入れることが本当にいいのかというふうに思っておりまして、やっぱりこれだけの労基法違反がたくさんあるわけですし、というふうに思っております。これに...全文を見る
○福島みずほ君 健康管理時間は労基法上の労働時間ではありません。労基法上の労働時間規制を一切なくして、健康管理時間で管理するなんてまやかしですよ。労基法上のそれは義務ではないから、これ、二十四時間働かせ法案じゃないですか。二十四時間働いても労基法違反ではない、こんな法律を成立させ...全文を見る
○福島みずほ君 労働法制の規制緩和を労働省はやらないでください。  以上で終わります。
03月26日第189回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、お二人の公述人、本当にありがとうございます。  柳澤公述人にお聞きをいたします。  自民党政権も六十年以上、集団的自衛権の行使は違憲としてきました。新三要件を入れるとしても、集団的自衛権の行使をこのような形で認めることをど...全文を見る
○福島みずほ君 総理は、国民の命と暮らしを守るとおっしゃいます。しかし、それは個別的自衛権であって、日本の領土、領空、領海、それを守るのは個別的自衛権。個別的自衛権は、外国から攻められているかどうか、かなり一義的に分かる。しかし、新三要件は政府の評価が入るので非常に分かりにくい。...全文を見る
○福島みずほ君 新三要件の日本の存立事態ですが、総理はこれを重要な経済的理由ということを言っておられます、入ると。  ホルムズ海峡の機雷除去は、戦争中、紛争時であれば、これは集団的自衛権の行使に当たるわけです。重要な経済的理由を日本の存立事態というと、世界中で日本はビジネスを展...全文を見る
○福島みずほ君 総理は、新三要件を満たせば海外で武力行使できるというふうにおっしゃっています。  柳澤公述人は、自衛隊員の命を守るということに、恐らく人を殺し殺されない、死者を出さないということに多分心を砕いて仕事をされてこられたと思いますが、これについてどう思われますか。
○福島みずほ君 柳澤公述人にお聞きします。  後方支援についての今日の御説明はよく分かりました。これは大森法制局長官の大森四原則があり、それで今まで、私たちはそれに反対でしたが、一応縛ってきました。しかし、今回の合意の中では後方支援について地理的概念やいろんなものは何もありませ...全文を見る
○福島みずほ君 柳澤公述人にお聞きします。  文民統制についてお聞きをいたします。  私は、文民統制は、やはり戦前、軍部が独走したことから、しっかりそれは文民統制をやるんだということでスタートしたと思うんですが、今度、対等に扱うという今度の提案についていかがお考えでしょうか。
○福島みずほ君 時間です。どうもありがとうございました。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。本日はどうも本当にありがとうございます。  まず、川出公述人にお聞きをいたします。  まとめのところで構造的視点とリスクを加味した財政再建というふうにありますし、御説明をいただきました。先ほども大規模公共事業についてはチェックをすべきだ...全文を見る
○福島みずほ君 公述人が考えるリスクというのはどのようなものでしょうか。
○福島みずほ君 ありがとうございます。  大沢公述人の、やはり日本で格差と貧困をなくさなければならない、女性の貧困をなくさなければならない、制度を変えなければならない、それはとても重要なことだというのは本当にそのとおりだと思います。  論文や、それから「生活保障のガバナンス」...全文を見る
○福島みずほ君 それをどう変えるかというので、今日は、ジェンダー的な視点や配偶者控除や、様々な点で御教示があったわけですが、日本の、皮肉なことに、社会保障制度が貧困の緩和という政策目標に関して逆機能している、これをどういうふうに変えたらよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 この「生活保障のガバナンス」のところで貧困の問題が取り上げられているわけですが、とりわけ高齢者の女性の貧困問題というのを書いていらっしゃいますが、原因と対策についてお聞かせください。
○福島みずほ君 街頭演説をしていても、女性の方に、年金で食べていけないとか、実際、夫が亡くなって年金が減るとか、もうそういう話はたくさん聞きますので、女性の貧困、とりわけ年金システムなどを変えることが必要だと思います。  この御本の「生活保障のガバナンス」の最後でも、生活保障シ...全文を見る
○福島みずほ君 公述人お二人、本当にありがとうございました。生かしていきます。ありがとうございます。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、元気の出る話、また深いお話、本当にどうもありがとうございます。  まず、辻山公述人にお聞きをいたします。  資料に、プレミアム付き商品券やそういうのは今までの例を検証すべきであり、OECDなどだと、育児費用軽減、保育サービ...全文を見る
○福島みずほ君 今の後の方の部分についてもう少し話をしていただけますか。
○福島みずほ君 今日、地域を元気にするにはどうしたらいいかというたくさんのヒントや実例をお二人に語っていただきました。そして、辻山公述人の方から、ペーパーにもありますが、国税に占める地方交付税の割合は三割にしか満たないと、さっき三割とおっしゃって、法定率を上げるべきだとか、地方の...全文を見る
○福島みずほ君 今日は三次公述人からもいろいろありましたが、全国を回ると、岐阜県が森林文化アカデミーでウッドジョブの若者たちをつくるとか、豊中市などではハローワークとは別に市が無料での職業紹介をうまくやって、今ハローワークとうまく連携しながらやっているとか、瀬戸内海ではアートで地...全文を見る
○福島みずほ君 私は、政府と自治体とのことを最近とても考えるんです。例えば、沖縄の辺野古の基地建設ですが、沖縄は明確にノーと言って、この今岩礁のやっていることに関して停止の指示を出すと。民主主義にのっとって選ばれた知事がいかに、あるいは有権者が何と言っても、政府はそれを聞かないと...全文を見る
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
03月30日第189回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、TPPについてお聞きをいたします。  アメリカの国会議員は、TPP交渉テキストの全文の閲覧が可能です。日本ではなぜできないんでしょうか。
○福島みずほ君 国会議員へのTPPテキスト全文の閲覧可能という措置を、アメリカ政府は三月十八日、方針を議会に示しました。  アメリカでできて、何で日本でできないんでしょうか。
○福島みずほ君 アメリカがこのテキストの全文開示をすれば、日本の国会議員にも同じような措置がとられるという、そういうことでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 もう少し前向き答弁してくださいよ。国民によって選ばれた議員に対して、アメリカは議員に対しては開示する、日本では何で開示しないのか。  これは開示してくださいよ。お互いに保持義務があって、どの程度開示するかは国内、というか議会に対しての問題なんで、よろしくお願いし...全文を見る
○福島みずほ君 日本の国会議員にも同程度の開示がされるようにお願いをいたします。  次に、辺野古の問題で、農水大臣が今日決定を出したことについて説明をお願いします。
○福島みずほ君 行政不服審査は広く国民を対象としているもので、国は申請人としての性質を持たないと考えますが、総理、いかがですか。
○福島みずほ君 どこが私人なんですか。公権力中の公権力じゃないですか。
○福島みずほ君 原告と裁判長が一緒なんですよ。  じゃ、これは質問通告しておりませんが、中谷防衛大臣、今まで行政不服審査法を使った例がありますか。国が、自治体がありますか。分からなければ分からないで結構です。
○福島みずほ君 質問通告してなくて済みませんが、名護市が環境現況調査を許可しなかったということについて行政不服審査法を使った例が一度だけあるんですが、これは結論が出ていません。出てないんですよ。今日の農水大臣のこれが初めてなんですね。これはなぜかというと、やっぱり行政不服審査法は...全文を見る
○福島みずほ君 この決定書に、執行停止により調査ができなくなるという関係は必ずしも認められないことから、指示の効力を停止したとしても公共の福祉に重大な影響を及ぼすおそれがあるとは言えないとしていますが、沖縄県、調査が今までできてないんですよ。調査ができなくなるという関係は必ずしも...全文を見る
○福島みずほ君 農水大臣、分かってないですよ。調査ができないから沖縄県困っているんですよ。調査をじゃ許してくれるんですね。よろしいですね。
○福島みずほ君 この決定書に、調査ができなくなるという関係は必ずしも認められない、調査ができるんですね。沖縄県は調査ができるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 今、沖縄県が岩礁破壊のサンゴ礁がどうなっているか調査ができないということについてはどう考えているんですか。
○福島みずほ君 防衛大臣、制限区域内も調査できますね、沖縄県が、それだとしたら。
○福島みずほ君 できないんですよ。沖縄県が政府に対して言ったら米軍に言えと言って、米軍に言ったら制限区域内は駄目だと言われて、沖縄県はサンゴ礁のことが心配で、壊れているんじゃないかという調査ができないんですよ。だから、この指示を出したんですよ。にもかかわらず、できるとか言うのは間...全文を見る
○福島みずほ君 今まで調査ができなかったから、この指示を出したんです。  農水大臣、ここの決定書に、調査ができなくなるという関係は必ずしも認められない、政府、責任持って沖縄県の調査をさせなければ、こんな決定書は本当にひどいですよ。だから、沖縄県がやっていると。  これは政府が...全文を見る
03月31日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党も本案には賛成ですし、まず冒頭に当たって、戦争の犠牲者の皆さん、それから御遺族の皆さんに追悼とお見舞いを本当に申し上げたいと思います。  まず、お聞きをいたします。  東京、横浜、名古屋、大阪、福岡、長岡、富山などの大空襲は...全文を見る
○福島みずほ君 軍人軍属に関する皆さんたちには、戦後、五十兆円以上、総計五十二兆円ですか、払われているんですが、国会の中で取り上げてきたものに、空襲による被害者の皆さんへの補償の問題があります。これは議員連盟もありまして、私も所属をしておりますし、社会党の時代もこの立法に向かって...全文を見る
○福島みずほ君 議員立法でも頑張りたいと思いますが、厚労省もこの点については、やはり法の下の平等の観点から是非議論を開始していただきたい。いかがでしょうか。
○福島みずほ君 舛添大臣はせっかく受け止めてやりたいというふうにおっしゃったので、是非引き継いでください、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 戦後の補償の問題に関して、やっぱり極めてゆがんでいると思うんですね。  沖縄では、一九八一年からは六歳未満の児童も対象としました。これはすごい努力の結果で、ただ、沖縄の空襲あるいは地上戦の犠牲者全てではないんですね。六歳未満であったり、あるいは二十項目に該当する...全文を見る
○福島みずほ君 たくさんの戦争経験者、それから空襲に遭った人たちからたくさん話を聞いております。  裁判にもなりましたが、杉山千佐子さん、名古屋大空襲に遭われて、一九一五年生まれですから今九十九歳、一九四五年三月二十五日未明、名古屋空襲で左眼球が破裂し、顔面に大やけどを負った方...全文を見る
○福島みずほ君 極めて残念で、そういうことも含めて政治の場面で、国会でもですが、厚労省でも議論していただきたいというふうに思っております。  この犠牲は物すごくやっぱり大きくて、それを今でも現在進行形で持って、苦しんで、しかも戦後それのために大変な苦労をされた人たちがたくさんい...全文を見る
04月01日第189回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○福島みずほ君 昨日、渋谷区で同性パートナー条例が成立をしました。大きな前進です。社民党にはLGBTグループ、セクシュアルマイノリティーグループがあります。私たちは同性婚を認めるべきだと考えています。  総理、同性婚法あるいは同性パートナー法について、どうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 憲法二十四条は両性の合意のみで、合意のみというところに特徴があるのであって、学説の中にもありますが、同性婚を憲法が禁止しているとは私は思っておりません。また、LGBTの人たちの人権保障、これは世界の趨勢ですし、しっかりやるべきだと考えておりますし、社民党はそういう...全文を見る
○福島みずほ君 総理。厚生労働大臣、いつもやっているから結構です。
○福島みずほ君 質問にちっとも答えていないですよ。こういう負担増をどう考えるかということに全く答えておりません。  社会保障の自然増は、昨年の概算要求段階では約八千三百億円だったものが、本予算では約四千百億円に減額をされています。つまり、圧縮されて、四千百億円の減額なんですね。...全文を見る
○福島みずほ君 いや、質問に答えていないですよ。ジニ係数は横ばいですが、どんどんどんどんやっぱり悪くなっていますね。それから、さっきのデータはどうでしょうか。実質的賃金が下がって、非正規雇用が増え、正社員が減り、そして一〇%の人の資産が、持っているものが増え、それから相対的貧困率...全文を見る
○福島みずほ君 総理は相対的貧困率はどんどん上がっていることをお認めになられました。また、働いている人は増えたり求人倍率は増えているが、非正規雇用は増え、実質賃金、どんどん下がっているじゃないですか。どんどん下がっているじゃないですか。だったら、これは格差が拡大し、そして貧困が増...全文を見る
○福島みずほ君 いや、違うんですよ。総所得が余り変わらないとしても、実質賃金が下がり続ける。今総理おっしゃったじゃないですか。非正規雇用が増えて、その人たちの賃金が低いために全体としての実質賃金が下がっているとお認めになられたじゃないですか。これが現実ですよ。今の政策を続けたらま...全文を見る
○福島みずほ君 いや、いいです、次の質問しますから。  委員長、いいえ、結構です、次の質問させてください。
○福島みずほ君 はい、結構です。  これは、確かに裁量労働制の場合は深夜手当はあります。しかし、派遣の改悪に関していえば、これは正社員化への道を法律上認めたものではありません。ホワイトカラーエグゼンプションは二十四時間、労働規制を撤廃します。これでは長時間労働の規制と真逆ですし...全文を見る
○福島みずほ君 問いに答えていないですよ。格差拡大、貧困と戦争がつながるかと質問しました。  戦争法案、これは集団的自衛権の行使を認め、後方支援という名の下にまさに武器弾薬を提供するわけですから、戦争ができることになる、そういうふうに思います。これを戦争法案、戦争ができるように...全文を見る
○福島みずほ君 終わります。
04月06日第189回国会 参議院 地方・消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ノンアルコール飲料の特保表示許可についてお聞きをします。  消費者委員会は、二〇一四年八月五日、特保として表示許可することは不適切であるとノンアルコール飲料に関して答申しましたが、その理由は何でしょうか。
○福島みずほ君 消費者庁はこれを覆し、二〇一五年二月十八日、ノンアルコール飲料二点について許可をしました。これまで消費者委員会が不適切と答申した案件を一転許可した例があるのでしょうか。
○福島みずほ君 なぜ答申を覆して許可としたのか、問題ではないでしょうか。ノンアルコール飲料は未成年者に飲酒習慣を付けてしまう可能性がありますという意味で不適切ではないでしょうか。
○福島みずほ君 しかし、ノンアルコール飲料は清涼飲料水ですから、未成年者が飲んでも法律違反ではないですよね。棚で分けるといっても、そんなの無理なわけですし、十七歳がノンアルコール飲料を飲んでも違法ではないわけですから、条件付しても無意味なんじゃないですか。
○福島みずほ君 条件付けて特保というのも分かりませんし、ノンアルコール飲料をこういう形で特保と認めていいのだろうか。厚生労働省調査研究二万人調査、ノンアルコール、飲んだことがある、中高生の二九%、女子高生三六%。主婦連合会百人アンケート、未成年の飲酒助長する、四割。  ノンアル...全文を見る
○福島みずほ君 確かにホームページなどで公表していくということなんですが、申し出た人がいるわけですから、結果報告について、これは法律上の規定がないとしても、是非対応していただきたい。やっぱり、裁判ではありませんが、苦情処理の申立てをしたらやっぱりその人に通知が行くというのが普通だ...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、申出をした人は何か理由があって申出をしているわけで、その調査結果についてこうなりましたと言うべきではないでしょうか。
○福島みずほ君 申出をした人は常にホームページを注視しなければならないというふうになりますので、ホームページで例えば公表していくときに、申出者に、ここに書いてありますので是非見てくださいとか、そういうことは是非御検討をよろしくお願いします。  次に、食品表示法の検討過程で積み残...全文を見る
○福島みずほ君 これは、でも、積み残しの問題ですし、今スケジュールが決まっていないということですが、是非、これは基本計画にも盛り込まれているわけですから、早急にきちっとやっていただきたいということを要望しておきます。  心臓疾患などの原因物質として、トランス脂肪酸は各国で監視と...全文を見る
○福島みずほ君 トランス脂肪酸は各国で監視と警告の対象となっております。平均値で下回るにしても、たくさん取る人もいるかもしれませんし、警告を発することは必要です。是非、この点についてきちっと表示をしていただきたい、そのことを申し上げ、質問を終わります。
04月07日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、ハイヤー・タクシー分野における労働者の人たちの労働条件について質問します。  これは、小泉構造改革のときにタクシーの大幅な増車をしたために、タクシーの運転手さんたちの平均年収がどんどん下がり、労働条件が悪化し、場合によっては...全文を見る
○福島みずほ君 タクシー事業者に強制力のある減車・営業方法制限対策を講じる改正タクシー特措法の特定地域に、大阪、横浜、札幌、仙台、福岡など全国二十九か所の都市圏が選ばれましたが、全国の台数ベースで三四%にとどまりました。規制が骨抜きにされており、問題ではないでしょうか。
○福島みずほ君 初めは六、七割やるということだったんですが、私の質問のポイントは、なぜ規制改革会議の議論を受け入れて三四%にしたのか、規制改革会議の意見など聞く必要ないんじゃないですか。
○福島みずほ君 これは議員立法で、立法者意思は広範囲にやるということだったんですが、規制改革会議が絞れと言ったので三四%になったわけですね。規制改革会議の言うことを聞くのが理解ができません。  国土交通省は、地域交通を守り、公共輸送を守り、労働者の労働条件を守るべきじゃないです...全文を見る
○福島みずほ君 規制改革会議の意向を踏まえてこれを縮減したのは立法意思に反すると思います。今後きちっと拡大をしてください。  今日は厚生労働委員会ですので、とりわけハイヤー、タクシーの労働者の皆さんの労働条件についてお聞きをしたいと思います。  改善基準である九三号通達による...全文を見る
○福島みずほ君 労働組合の報告などによると、累進歩合制は依然かなりの事業所で残っていると言われています。指導を徹底して速やかに根絶されるようにお願いをいたします。  タクシー運転者の賃金が過度な歩合給制に偏っていることは問題ではないでしょうか。附帯決議などでも歩合制と固定給で、...全文を見る
○福島みずほ君 是非、歩合給制の変更をよろしくお願いします。  事業に要する経費の運転者負担の見直しについてお聞きします。  クレジットカード支払における手数料が運転者負担となっているケースなどもあります。また、過度な遠距離割引運賃における割引分を運転者が負担させられていると...全文を見る
○福島みずほ君 是非よろしくお願いします。  仕事場で働くのにボールペンや消しゴムを労働者に負担させるなんというのはやっぱりあり得ないと思うんですね。ですから、いろいろ負担があるもので、クレジットカード支払における手数料が運転者負担になっている例があるとか、運転者に、やっぱり働...全文を見る
○福島みずほ君 大阪でタクシーに乗ると、五千円以上半額というふうな表示があると、運転手さん、大変ですねと言うと、いや、それでもまけろと言う客がいるんだなんというのがありましたけれども、大阪における大幅な遠距離割引の採用や京都における深夜早朝割増し料金の廃止などは、運転者の売上げへ...全文を見る
○福島みずほ君 例えば、京都における深夜早朝割増し料金の廃止となると、働いている運転手さんは歩合制なわけですから、その分給料が下がってしまうわけですね。今審議官が手で示されましたが、がくっと下がってしまうわけです。そうすると、この深夜早朝割増し料金の廃止がやはり運転者の皆さんのす...全文を見る
○福島みずほ君 今答弁にあったように、最低賃金法四条違反件数、平成二十五年度で百六件、違反率は一二・一%。今局長が一割とおっしゃいましたが、つまり、最低賃金を満たさないところがこれだけあるということで、働いても働いても最低賃金を満たさないと。これらは改善されるべきだと思います。改...全文を見る
○福島みずほ君 不当労働行為などが続いている実態についてもしっかり取り組んでください。  福岡における検証プログラム「みんなのウーバー」などでアプリを使ってやるということで、これが白タクに当たるという判断で、取りやめるよう国交省が指導したというふうに聞いております。でも、こうす...全文を見る
○福島みずほ君 労働関係違反ではなくても歩合給制の検討とか、是非よろしくお願いします。  ホワイトカラーエグゼンプションが残念ながら四月三日閣議決定されましたが、これについて経団連の榊原会長が六日の記者会見で、これについて、最終的には年収要件の緩和や職種を広げる方向で考えていか...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、年収要件下げて職域を拡大すると経団連が言っているわけで、その面でもこの法案は極めて問題があるということを申し上げ、質問を終わります。
04月09日第189回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  五月に集団的自衛権の行使を認める法案などがたくさん出てくると言われています。集団的自衛権の行使を日本が、自衛隊がする場合に、米軍や多国籍軍の指揮下に入るのでしょうか。
○福島みずほ君 集団的自衛権の行使とは、集団的軍事行動、集団的な軍事活動、集団的に戦争する、集団的に武力行使をすることです。そのときに、多国籍軍あるいは米軍の指揮下に入らなくて、実際それは現実的でしょうか。実際は指揮下に入ることになると思います。  次に、後方支援についてお聞き...全文を見る
○福島みずほ君 集団的自衛権の行使も問題ですが、この後方支援という名の下に、戦場の隣で弾薬を提供する、場合によっては給油も行うということで、これは今までの概念を、更に後方支援を拡大をしています。これを一体と言わなければ、一体じゃ何を一体と言うのか。  今までは地理的概念がありま...全文を見る
○福島みずほ君 後方支援のときに、これは政府の答弁でも、支援内容のいかんを問わずに他国の武力行使と一体化するものではないと言っているんですが、支援内容のいかんを問わずというのも問題です。  実際、イラク特措法のときには地理的概念を設けて、非戦闘地域で遠く離れているというのも、大...全文を見る
○福島みずほ君 恒久法を作るなんて論外ですよ。そもそもこれらの法案には、社民党は、立憲主義に反する、違憲であると反対ですが、恒久法を作ったら、いつでもどこでも自衛隊行けるじゃないですか。しかも、事後承認でも場合によっては可能としています。  新たな法律を作るのと、それから承認で...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、みなし仮設住宅家賃の東電への求償はどうなっていますか。
○福島みずほ君 求償すべきではないですか。
○福島みずほ君 過去の分からでも求償すべきではないですか。
○福島みずほ君 東電と経済産業省が自主避難者分の家賃負担に難色を示していて、それでいまだに東電側に求償されていないという意見もありますが、そうですか。
○福島みずほ君 内閣府、自主避難者分も請求するということでよろしいですか。
○福島みずほ君 自主避難者の人たちの分も請求しなければ、この人たちは将来受けられなくなるんじゃないかという不安を持っております。  大臣、前向きに検討していただきたい。いかがでしょうか。
○福島みずほ君 調整中ということで、不安になるんですね。自主避難者の皆さんの分もしっかり求償してください。  みなし仮設住宅の給与期間の延長について、なるべく早く延長の結論を出すべきではないですか。
○福島みずほ君 前向きにありがとうございます。  去年は五月末だったんですね。直前まで分からなくて、皆さんたちは自分たちが一年間延期されるかどうか大変不安でした。総理、これについては皆さんの不安を解消する必要があると思います。是非よろしくお願いします。いかがですか。
○福島みずほ君 県外への避難者は柔軟な住み替えを要望しておりますが、行政側は原則として認めておりません。住み替えをもっと認めていただきたい。いかがでしょうか。
○福島みずほ君 高レベル廃棄物の処分についてお聞きをいたします。  幌延と岐阜県の瑞浪を視察しました。オーバーパックで保管するということですが、何年もつのでしょうか。
○福島みずほ君 それでは、高レベルの放射性廃棄物が無害化するのは何年後ですか。
○福島みずほ君 十万年後であって、千年しかもたなければ途中で漏れ出すということでよろしいですか。
○福島みずほ君 ベントナイトと地中に埋めることで、なぜ十万年可能なんですか。
○福島みずほ君 地表に来るまで時間が掛かるということですが、千年たったら漏れ出すんですよ。十万年後の安全でもなく、千年しかもたない。こんな状況で高レベル廃棄物を地中に埋めることなどできません。特定廃棄物の処分の塩谷や、そして高萩もそうですが、地中に埋めればもう大丈夫ではないんです...全文を見る
○福島みずほ君 福島みずほです。  社会民主党・護憲連合を代表し、二〇一五年度政府予算三案に対し、反対の立場から討論を行います。  まず、歳入面の前提となる二〇一五年度税制改正によって、消費税率一〇%への増税を二〇一七年四月から実施することが決定されました。さらに、法人実効税...全文を見る
04月14日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、ホワイトカラーエグゼンプションについてお聞きをいたします。  この法律ができれば、年間五日間さえ有給休暇を取らせれば、毎日十六時間勤務、三百六十日連続勤務も合法になるという理解でよろしいですか。
○福島みずほ君 極端じゃないですよ。合法か違法かを聞いているのです。これについて、衆議院の予算委員会で、大臣はそれはできるというふうに答えていますよ。  これは局長でも結構です、よく聞いてください。年間五日間さえ有給休暇を取らせれば、毎日十六時間勤務、三百六十日連続勤務も合法に...全文を見る
○福島みずほ君 いや、極端な働き方が想定されていないということなど聞いていません。労働基準監督署は違法でなければ入れないですよ。ですから、合法か違法かを聞いているんです。弁護士だって違法でなければ争えないですよ。違法かどうかを聞いているんです。それだけ答えてください。  年間五...全文を見る
○福島みずほ君 はい、ちょっとよく分からない。最後何て言ったの。
○福島みずほ君 質問に答えてくださいよ。私は合法か違法かと聞いています。  平成二十七年二月二十五日、衆議院の予算委員会、塩崎大臣の答弁、これでよろしいですね。今、十一時間のインターバルを入れた上で、なおかつ一日十三時間労働、そして、三百六十と言いましたが、我々が聞いていたのは...全文を見る
○福島みずほ君 大臣、済みません。それ全部分かっていますので、結論だけ言ってください。
○福島みずほ君 いや、私は合法と違法の間を聞いているんです。違法なのか合法なのか。  もちろん、途中で面接とかあるかもしれません。でも、その産業医が全然駄目だったら機能しないわけですよね。つまり、違法か合法か。つまり、どこまで違法なのか。これは合法なんですよ。これは合法だと、理...全文を見る
○福島みずほ君 理論的には可能なんですよ。一日十六時間労働で三百六十日働き続ける、これ可能なんですよ。こんなことが、これを可能にする法律、これも、違法ではないという意味でですが、極めて問題です。  労働者保護立法の中で、労働時間、休日、休憩、深夜労働に関する規制を設けている意義...全文を見る
○福島みずほ君 そのとおりですよね。その趣旨から照らして立法理由がないというふうに考えます。  先ほども石橋委員の方から成果主義についての質問がありました。そのとおりですが、時間でなく成果で評価される働き方を希望する働き方のニーズに応えるとしていますが、時間ではなくて成果で評価...全文を見る
○福島みずほ君 それならば、成果で評価することが新制度の導入要件になっていますか。
○福島みずほ君 要件ではないですよね。要件かどうかということでいえば、要件ではないですよね。
○福島みずほ君 実際には仕事が長く掛かる人の残業代は出なくなりますが、成果に応じて賃金が支払われるという内容はこの法案に含まれておりません。この制度では残業代がなくなるだけで、成果に応じた賃金評価システムが導入されるわけではない。よろしいですね。
○福島みずほ君 全然その要件となっていないんですよ。要件ですらない。そればかりか、成果で評価すること自体が長時間労働に結び付くと考えないんでしょうか。  例えば、営業ノルマを達成するために長時間労働を強いられる労働者は数知れず、成果で評価することは長時間労働に結びやすいと言えま...全文を見る
○福島みずほ君 意味不明ですよ。だって、労働者は使用者に命ぜられて仕事をせざるを得ないじゃないですか。  新制度では、労働者が始業、終業時刻、休日の取得を自由に決めることができるんでしょうか。
○福島みずほ君 始業、終業、休日、これ全く自分で決められるんですか。
○福島みずほ君 これ、労使委員会で決めることになるんじゃないですか。労働者が始業、終業、休日時間を自分で勝手に決められないでしょう。私は今日夕方しか行かない、私は今日行かない、勝手にやれるんですか。三百六十五日、三百六十日、自宅で仕事します、ちょっとそれは極端ですが、でも、始業、...全文を見る
○福島みずほ君 何時間働けとは言わなくても、成果主義、一応、これは成果主義と関係ありませんが、もっと仕事を、もっとこれをやれとか、もっとこれをやれとあるわけじゃないですか。お医者さんだってそうでしょう、さっきありましたけれども、もっとやっぱり仕事をしなくちゃいけない。  だから...全文を見る
○福島みずほ君 労働者は使用者の業務命令に従わなければならないので、実は出退社の自由なんかないんですよ。それから、今の大臣の発言は、いつも擦れ違うんですが、現実では違いますよ。  お聞きいたしますが、高収入は労働時間規制を除外する根拠と言えるのでしょうか。今、交渉力があるとおっ...全文を見る
○福島みずほ君 この法案を議論する前提がありません。大臣は、高収入であれば交渉能力が高いとおっしゃいますが、本当にそうかというと、そうじゃないんですよ。むしろ中間層というか、責任が重い人たちがうつになったり過労死で亡くなっています。お医者さんだってよく自殺をされたり、これがもとで...全文を見る
○福島みずほ君 この法案の前提である大臣の、収入が高ければ交渉力があるというのは、それはあり得ないですよ。過労死を議論する上で必要ですが、この法案を議論するせめて前提としても、収入と過労死、過労自殺の相関関係を調べ、収入が高ければ過労死、過労自殺がないと言えるのか、検証をすべきで...全文を見る
○福島みずほ君 過労死防止推進法ができても、ホワイトカラーエグゼンプションが成立したら過労死促進法ですよ。きちっとこの相関関係やこれ調べないと、大臣が言う収入が高ければ交渉能力があるなんというのうてんきなことには私たちは乗れないんですよ。これはきちっと調べるべきだというふうに思い...全文を見る
○福島みずほ君 労働時間規制が一切なくなる労働者が誕生し、使用者は労働時間管理の責任を負わないわけです。健康管理時間は実労働時間ではありません。  今だって過労死の認定は大変で、実際の事件で、例えば本人が使っていたパソコンやいろんなものを会社は自宅にも行って全部取っていった。だ...全文を見る
04月16日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、若者雇用、今日も出ておりますが、女性が初めての職に就職する場合、非正規職員・従業員となる割合は四九・三%に上がっています。つまり、半分しか正社員にはなれません。高卒女性が非正規雇用労働者になる割合は、二〇一二年のデータで三六・一...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省がハローワーク等を通じて非常に努力しているということは分かっているんです。そこは高いんですね。でも、平均値で非正規雇用労働者になる割合が三六・一%、正社員になれる人が本当に低いということは、これからやっぱりこれは改善しなければならない。  一旦非正規雇用が...全文を見る
○福島みずほ君 でも、女性が初めて就職するときに半分しか正社員になれていない、半分は非正規雇用だというのはやっぱりすごく重い数字だと思うんですね。これは確かに立法でなかなか難しいのかもしれませんが、実際、非正規雇用でスタートすればなかなか正社員になれないと、ここについては本当に何...全文を見る
○福島みずほ君 是非、できれば、これから労政審などで当事者の意見も聞いてください。就職活動で、つまり、二十代の若者の死因のトップが自殺で、就活がうまくいかなくて自殺する若者の話や、うつになるとか、たくさん話を聞いています。労政審でも今後、是非やっぱり当事者の声もヒアリングなどして...全文を見る
○福島みずほ君 優良な中小企業を応援する必要はあると思います。そこまで大企業と中小企業を差別化する意味がないとおっしゃるのであれば、義務化すべきだと思います。そうすればやっぱり情報公開が進むと。  今日も議論がありますが、Aということを情報開示を求めたら、会社側はCというのを選...全文を見る
○福島みずほ君 就職するときは、圧倒的に力関係は求職する方が数の面でいえば弱いわけですね。ですから、質問することも大変だし、回答が得られないというのは問題です。  また、情報の提供を求めた学生が採用ないし雇入れ後に不利益取扱いを被るおそれはないのか、不利益を受けないかと。使用者...全文を見る
○福島みずほ君 情報提供の義務が一部にとどまり努力目標部分を残したために、使用者による不利益取扱いのおそれが残っております。その危険性を払拭する意味でも、全面義務化すべきだというふうに考えます。  ハローワークにおける求人不受理について、一定の労働関係諸法令違反を繰り返す事業者...全文を見る
○福島みずほ君 事前のレクでは、省令で大体六か月程度というふうに聞いているんですが、それでよろしいんでしょうか。
○福島みずほ君 労働関係諸法令違反を繰り返す事業者については、新卒求人に限らず、ハローワークにおける求人自体から排除すべきだというふうに考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 様々な法令違反等を繰り返している企業は、新卒者にとっても良くないけれども、中途で就職する人にとっても悪いと。その認定はちゃんとするわけですから、やっぱり分かっているわけですよね、法令違反をやっているって。だとしたら、これは分かっているわけですから、ハローワークで新...全文を見る
○福島みずほ君 是非、「かつ」でお願いします。どちらかだけというよりは是非「かつ」ということで、「又は」ではなく「かつ」でよろしくお願いします。  労働基準法の改正の中で、ホワイトカラーエグゼンプションについて火曜日お聞きしましたが、裁量労働制の拡大についてちょっとお聞きをいた...全文を見る
○福島みずほ君 裁量労働制の拡大については、これは認められないというふうに思います。裁量労働制の方が長時間労働になっていると。  厚生労働省からいただいた資料で、平均値は九時間ちょっとなんですが、裁量労働制ですと、現在でも、専門業務型裁量労働制で、最長のものをやると、十三時間以...全文を見る
04月21日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、看護師さんの労働条件についてお聞きをいたします。  看護師不足について厚労省はどう考えていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 これから看護師さん不足が広がると思いますが、長期的見通しではどう考えていらっしゃいますか。
○福島みずほ君 今も足りていないし、それから将来もっと足りなくなると。  それで、この間たまたま新潟の県立病院で労働組合の皆さんたちと意見交換、いろんなデータもらったり、あるいは日赤労組の皆さんと話をしたり、あるいは若くて看護師さんやっている皆さんと意見交換を持つ機会があったり...全文を見る
○福島みずほ君 看護師さんたちの厳しい労働環境の改善が必要ではないか。特に夜勤が大きな問題です。  準夜勤と言われる十七時から一時までの勤務、深夜勤と言われる一時から九時の勤務を連続して行う変則二交代という十六時間にも及ぶ過酷な夜勤が、仮眠時間が取れたり取れなかったりで行われて...全文を見る
○福島みずほ君 男性看護師もいらっしゃるけれど、圧倒的に女性の職場です。若い人も多く、みんな資格を取って働こうとしているが、やはり家事と仕事と育児の両立は難しい、あるいは介護も出てきていると。このやっぱり働き方を変えなければならない。  サービス残業の実態について、厚生労働省は...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省は、表面的な賃金構造基本統計調査とかそういうものではなく、サービス残業が本当に医療の現場で、看護師さんでどのように行われているか実態調査をやっていただく、それはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 でも、実態はサービス残業であり、本当に休めないんですよね。働き続けている、そんな声がたくさんいろんなアンケートから出ています。  厚生労働省、やはり厚生と労働があって、しかも女性の職場で、医療の現場で、まあ男性もいらっしゃいますが、是非実態調査をしてください。こ...全文を見る
○福島みずほ君 現状をどういう実態なのか把握しながらとおっしゃったので、是非、現場の本当に生の声や実態に切り込んで調査をよろしくお願いいたします。また、この委員会で、どういう現状把握をされていらっしゃいますか、どういう調査されましたかと是非聞きたいと思います。  妊婦の四割以上...全文を見る
○福島みずほ君 初期妊娠のときにやっぱり夜勤するのは非常に体を酷使しますし、妊娠中は本当は夜勤しなくても済むような、そういう労働条件をやっぱりつくらなければならないというふうに思っているんですね。ですから、是非、看護師不足を解消する、その一つとして、例えば妊娠、出産のときなど、夜...全文を見る
○福島みずほ君 特定行為についてお聞きをいたします。  看護師に対して特定行為を行わせることは看護師さんへの負担を増大するという意見もあるんですが、この点についてはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 負担になる場合があるという意見もあるので、是非考慮をお願いいたします。  それから、一対七というか七対一基準ですよね。これは、きちっと手厚い看護をするという点でいい面ももちろんあったわけですが、しかし、一方で、看護師さんの争奪戦が起きたり、実際七対一を守るために...全文を見る
○福島みずほ君 看護師さんたちの労働過重の遠因として、在院日数が短いと診療報酬の点数が高くなるため、完治より早期退院に誘導されがちになるといった、医療制度そのものが背景になっているという点も見逃せないというふうに思っています。  ですから、現場の看護師さんたちの労働条件が、様々...全文を見る
04月22日第189回国会 参議院 地方・消費者問題に関する特別委員会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  先日もトランス脂肪酸について少しお聞きをしましたが、今日、まずトランス脂肪酸からお聞きをいたします。  二〇一三年四月に、日本動脈硬化学会、日本高血圧学会を始め七つの学会が、工業製品としてのトランス脂肪酸は表示のみでなく販売規制を設...全文を見る
○福島みずほ君 いや、平均的な摂取量ではなく、若い人や女性など、トランス脂肪酸の影響は大きいと思うんですね。  三月二十日、消費者委員会食品ワーキンググループでは、帝京大学臨床研究センターの寺本さんを招き、トランス脂肪酸についてヒアリングを行いました。その受け止めはどういうもの...全文を見る
○福島みずほ君 そのとおり、消費者委員会の中で、トランス脂肪酸、表示すべきであると、表示をしなければ消費者は選択ができないということになりますので、これは消費者庁の見解をはっきり示してほしい。トランス脂肪酸に向かって一歩踏み出してほしい。消費者担当大臣、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 日本人の中でも様々な食生活があり、外国の人と同じような食生活をしている人もいると思うんですね。  トランス脂肪酸は問題があり表示が義務化されている国もあり、日本から食品を輸出している事業者は、企業の規模の大きさとは関係なくトランス脂肪酸の表示を実際しております。...全文を見る
○福島みずほ君 ちょっと私の問いにうまく答えていただいていないと思うんですが、外国に輸出する場合は表示しているわけですよね。だとしたら、日本の中で表示したっていいじゃないか。いかがですか。
○福島みずほ君 トランス脂肪酸を取っていると、長年の間にやっぱり心筋梗塞とか起きやすい。要するに、医療の学会等が示唆して、言っているわけですよね。外国に輸出する場合はそれを表示する、日本の国内では表示しない。やっぱりおかしいと思うんですよ。それを望むか望まないかは別として、消費者...全文を見る
○福島みずほ君 子供たちは、ポテトチップやハンバーガーやそういうものを食べる世代も出ていて、やっぱり外国において表示しているのであれば日本においても表示をすべきである。これは、消費者庁がまさに企業の立場に立つのではなくて消費者の立場に立つべきであると。これは、安全か安全でないかと...全文を見る
○福島みずほ君 一般的に農薬の使用量が日本は極めて高いというのもあるわけですが、私はやっぱりネオニコチノイド農薬が神経系を侵してしまう農薬であると。水から農薬を吸い上げて、そしてその葉っぱやいろんなものを食べたものが脳を、神経系がやられて、ニコチンですから、やられて亡くなってしま...全文を見る
○福島みずほ君 環境省は承知しているとおっしゃいました。でも、環境省、これ水生生物のトンボの生息調査をやっていて、全国九か所しかやっていないんですよね。  だから、今まで農薬って、やっぱり厚生労働省、農水省に任せるのではなく、環境省もしっかりもっと調査をする。いかがでしょうか。
○福島みずほ君 農水省、先ほどおっしゃいましたように、二十六年六月に中間取りまとめをやっております。でも、これ不十分だと思うんですね。蜜蜂の巣箱がまくところにないようにといったところで、蜜蜂はあらゆるところに行くわけですし、虫も飛ぶ。ネオニコチノイド農薬の問題点はこれほど世界で指...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  環境省、もっと予算取って、もっとしっかり調査をやって、環境の立場からこれをストップできるようにお願いします。消費者庁もよろしくお願いします。  以上で終わります。
04月23日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、二〇一四年六月、日本再興戦略二〇一四で、GPIFについて、基本ポートフォリオの適切な見直しが書き込まれました。私もそのときのことをよく覚えておりますが、当時、自民党政調会長代理としてまとめに当たった塩崎さんは、どういう意味でこの...全文を見る
○福島みずほ君 年金の財政をどうするかという観点からこういうことが提案されているなら分かるんですが、最大の違和感は、日本再興戦略の中にポートフォリオの見直しが入っているからなんです。結局、これおかしいんじゃないですか。どうですか。
○福島みずほ君 年金財政をどう安定させるか、どうやって保障するかというのは分かるんです。しかし、戦略として再興戦略の中に位置付けられたら、投機だったり手段だったりするじゃないですか。それは間違っているよということなんですよね。そういう観点から年金の貴重な積立金を使ってはならない。...全文を見る
○福島みずほ君 年金財政を、どうやって国民の皆さんの年金を守るかという発想の下に提案されているんだったらいいんです。しかし、全体の国家戦略の中でどうやってやるかという、日本再興戦略、例えば労働法制の規制緩和やいろんなものがオンパレードしてある中にポートフォリオの見直しがあって、そ...全文を見る
○福島みずほ君 今この法案出していて、ガバナンスの強化だといいながら、別のところのもうガバナンスの強化について議論している。  大臣は、今回の法案では、大臣の見解ではガバナンスの強化は不十分だと思っていらっしゃるんでしょうか。
○福島みずほ君 普通、政府が出すときは、これで十分でございますと言うのに、そうでなくて、また議論をしていると言うのは非常に変だというふうに思いますが。  運用に失敗して損失が生じた場合、その責任は誰がどのような形で取るんでしょうか。
○福島みずほ君 損失への対応は、五年ごとに行う財政検証で判断するということでよろしいですね。
○福島みずほ君 五年ごとに財政検証で判断するということですが、厚生労働大臣、これ損失が生じた場合、厚生労働大臣としてどう責任取れるんですか。
○福島みずほ君 五年後に塩崎大臣が厚生労働大臣で、この損失に責任を取るとなるかもしれませんが、責任取れないでしょう。
○福島みずほ君 百三十兆円の年金や、それから今度は国家公務員共済、三つの共済などが全部入るわけですが、例えばこれが八十兆円になって年金が本当に目減りするというような事態が起きて、実は責任取れないんですよ。だから私たちは反対をしていると。  ガバナンスとポートフォリオの関係につい...全文を見る
○福島みずほ君 民間企業でないのにCIOというのも変だなとは思いますが、CIOの水野弘道さんに対する大臣の評価はいかがでしょうか。
○福島みずほ君 評価はいかがでしょうか。
○福島みずほ君 独法改革が効率化、スリム化を基本に行われている中で、GPIFのみが理事長の年俸が六四%引き上げられ、千八百九十四万円から三千百万円になります。また、これCIOもほぼ同じ金額、三千万円と聞いておりますが、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 三千百万円、要するに六四%上がり、CIOもほぼ同じ金額ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 一連の独法改革において、理事長の年俸が六四%上がるという例はありません。極めて異例であって、GPIFが公的使命遂行から外れ、マネーゲームへ参入するという危険性を象徴しているのではないでしょうか。  それで、二〇一四年七月に基本指針が発表されてから今年三月にモデル...全文を見る
○福島みずほ君 この厚生年金のポートフォリオの変更に伴って、債券、国債などを売り、そして株を買うということをやったわけですが、その際、日銀の緩和で日銀がその国債を買うということがありました。これは、日銀は今も株も買っているし国債も買っているわけですが、これって偶然なんですか、それ...全文を見る
○福島みずほ君 すばらしい偶然というか、こういうのあるんでしょうか。ポートフォリオを変更するに当たって、結局、日銀がたくさん国債を買ったわけですね。でも、日銀もたくさん持っている、こんなことでいいんだろうかというふうに思います。  東京証券取引所から発表されている統計により投資...全文を見る
○福島みずほ君 日銀は、今年に入ってから上場投資信託を五千億円近く購入。株価が下がる局面で買うことが多く、下落を和らげることで投資家に安心感を与えているというふうに言われています。  大臣は今、浅い国ではないと言ったけれども、浅い国になっていっているんじゃないですか。大臣おっし...全文を見る
○福島みずほ君 終わります、はい。  株価を上げることで、国民の年金をつぎ込むことには大反対です。  こんなやり方はやめて、手堅く厚生労働省はやってくれということを申し上げ、質問を終わります。
○福島みずほ君 福島みずほです。  私は、社会民主党・護憲連合を代表して、独立行政法人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整備等に関する法律案について、反対の立場から討論をいたします。  本法案に反対する第一の理由は、年金積立金管理運用独立行政法人、GPIFに関して...全文を見る
05月12日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭、動物実験による化粧品についてお聞きをいたします。  EU、イスラエル、インドでは既に化粧品の動物実験が法律的に禁止されております。韓国では代替法が存在する試験のみ化粧品の動物実験を禁止する方向にあり、ニュージーランドでは国...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、EU、イスラエル、インドがやっていて、ニュージーランド、韓国などもどんどんその方向に、世界的には動物実験、化粧品については禁止する方向にあります。日本の名立たる化粧品会社も動物実験を禁止しているというところもありますし、また、日本の製品でEUに輸出するものは...全文を見る
○福島みずほ君 でも、例えばウサギの目に七十二時間以上点眼を継続したりラットやマウスの口に強制的に物資を投与したりとか、そういうことをやっていると。今おっしゃった国の体制も非常に弱くて、専門職員は一人だけ、年間予算も約二千五百万円にすぎないと言われています。これに比べて欧州の代替...全文を見る
○福島みずほ君 代替法ももちろん重視するとか、例えばリプレース、動物を使わない、リダクション、動物使用数の制限、リファインメント、苦痛の削減とか、もちろん必要なんですが、今日私が質問しているのは、EU、イスラエル、インドで既に化粧品の動物実験が法的に禁止され、韓国でも代替法が存在...全文を見る
○福島みずほ君 実際どういう動物実験をやっているのか、把握していらっしゃいますか。
○福島みずほ君 医薬品はちょっと置いておいて、化粧品に関して、やっぱり動物実験を本当にしていかない。白斑の化粧品が問題になりましたが、あれはラットとかいろいろやっても出てこなかったんですね。ですからやっぱり違うし、それから、今だと人工的に何か物を作って、そこに点眼してどうかなんと...全文を見る
○福島みずほ君 日本の大手化粧品会社は既に動物実験をやめています。そしてまた、外国に、ヨーロッパに輸出する場合は動物実験をしていないという製品を輸出していると。ということは、やれるではないかということを私は思っているんですね。是非、動物実験、本当になくしていく方向で、代替品でやれ...全文を見る
○福島みずほ君 大臣の動物愛護精神だという力強い答弁、本当に心強いです。  次に、私も、今日三人目ですが、ぐっと我慢していただいて、まあ取りあえず通すことだといって議論していただけると大変有り難いという、このホワイトカラーエグゼンプション、これ誰がどう見ても、ぐっと我慢していた...全文を見る
○福島みずほ君 私は、これから非正規雇用が更に増え、派遣法の改悪で更に増え、年収、平均値下がると実は思っているんですよ。ですから、平均年収の三倍程度というので、実は下がるんではないかというふうにも思っています。  でも、これやっぱり大変良くないと思うのは、取りあえず通すことだと...全文を見る
○福島みずほ君 しかし一方、言いたいことは、派遣法がそうですが、どんどんどんどん法律を改正して、もう業種を一切問わないという改正案が国会に掛かっているわけですよね。何が言いたいかというと、ホワイトカラーエグゼンプションも将来法律改正を繰り返すことによって、結局、この年収要件も法律...全文を見る
○福島みずほ君 いや、それはやっぱり納得できなくて、ちょっとぐっと我慢して取りあえず通すことだというのは、この後はちょっと考えるからねというニュアンスだと私は思います。
○福島みずほ君 いや、言葉としてはそうしか読めないじゃないですか。  では、次にホワイトカラーエグゼンプションについてなんですが、労働者は始業、終業時間、休日の取得を自由に決めることができますか。法律のどこにそう書かれていますか。
○福島みずほ君 いや、質問に答えてないですよ。この法案のどこにも始業時間、終業時間、休日の取得ということを決められる条文ないじゃないですか。ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 でも、結局何も自由なことはないんですよ。働く人は、始業も終業も裁量も何も、休憩も本人の自由になるとか、いつ出ていってもいいんだとかというのは書いていないんですよ。だから、結局、仕事をやれということに縛られると。  先ほど、健康確保措置の三つの点もやはり議論になり...全文を見る
○福島みずほ君 質問に答えてくださいよ。同意があるとか何分の何の賛成とかいうことを一切聞いているんじゃありません。この健康確保措置は一択で、その一つを選択したときの労働条件が違法か合法かを聞いているんです。  つまり、これは、例えば三を選択すると、四週四日以上かつ年間百四日以上...全文を見る
○福島みずほ君 いや、答えていないですよ。  この三つは一択なんですよ。一つでも満たせばいいということで、とすると、それ以外については労働時間規制ないわけでしょう。労働時間管理がなくなるから、休日も深夜労働も休憩も労働時間もなくなるわけですから、一択、どれかを選択したら、あとは...全文を見る
○福島みずほ君 三択のうちの一択ですから、例えば四週四日以上かつ年間百四日以上の休日の確保を選択をすると、この休日以外の日の労働時間の上限はないんですよ。二を選択すると、健康管理時間の上限を定めるだけですから、三百六十五日出勤せよと命じても、それは違法にはならないんですよ。これ、...全文を見る
05月18日第189回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず初めに、盗聴法、捜査のための通信傍受法の改正法案についてお聞きをいたします。  今回、詐欺罪、窃盗罪なども対象犯罪に拡大をしております。また、元々の法律にありました立会人も廃止をされます。今日お聞きしたいのはメールや電話について...全文を見る
○福島みずほ君 いや、全く変わるんですよ。  今まで、一九九九年のときの法務委員会にずっとおりましたのでよく覚えています。例えば覚醒剤について話しているが、途中で普通の会話になる、それは取らない、覚醒剤になったら取る、またというふうなことの説明を受け、例えば何でも関係ない天気の...全文を見る
○福島みずほ君 質問に答えていないですよ。つまり、全記録を全部取るわけですよね、電話であれメールであれ、全部。後からどの部分に犯罪があると事後的にスポットで当てられるんですか。神業でもない限りそんなことできないですよ。  全部聞かないと分からない、あるいは、ある程度聞かないと分...全文を見る
○福島みずほ君 いや、これ極めて問題です。つまり、今までと違って、全てのメールも全ての通信も、一旦全部記録し全部保存するんですよ。事後的にスポット的にやると言うけれども、神業でもない限り、どの部分に犯罪があるかなんてそんなの確認できないですよ。結局全部読むことになる、メールを読む...全文を見る
○福島みずほ君 フェイスブックの場合、五千人友達がいる、あるいはメッセージのところに書く、この部分に犯罪があるかもしれない場合、どうやってその犯罪の部分を特定するんですか。全部読まないと分からないですよね。
○福島みずほ君 納得ができません。結局、全ての通信、スカイプもLINEもフェイスブックもメールも電話も、全部一旦記録して全部保存するんです。後からどこかに犯罪があるかと事後的にスポット的にやると言うけれど、そんなことできないですよ。フェイスブックであれLINEであれ、結局全部読ま...全文を見る
○福島みずほ君 質問に答えていないですよ。Aという人がBという人にメールを送った。でも、Aという人のアカウントやメールアドレスは様々かもしれない。どうやってこのAとB以外のものを見ないということができるんですか。
○福島みずほ君 全く駄目ですよ。今と全く違うんですよ。大改悪です。今までは犯罪に関係ないことがあれば通信を切ると答えていたんですよ。一九九九年の答弁を読んでくださいよ。  ところが、今度は全ての通信、電話もメールも、あらゆるものも一旦全部保管するんです。それを見ていない、違うと...全文を見る
○福島みずほ君 「私たちの道徳」、小学校一・二年、三・四年、五・六年、中学生、四冊の本を読みました。  例えば、中学校のときに、家族との出来事や語らいで印象に残ったことを書き留めておこう。それはそれでいいのかもしれませんが、例えば家族に問題があったり家族に悩みがあったり、やっぱ...全文を見る
○福島みずほ君 子供は、親を尊敬したり、好きだったら尊敬しますよ。おじいちゃん、おばあちゃんだって本当に大好きで、敬愛するときは敬愛するんです。でも、子供を取り巻く環境は様々なので、学習指導要領で祖父母、父母を敬愛し、明るい、楽しい家庭をつくることと言われても、できない子供がいる...全文を見る
○福島みずほ君 多様性という言葉がありましたが、この「私たちの道徳」では、お父さんとお母さんがいて、例えば弟がいるとか。でも、御存じ、今離婚の家庭も増えておりますし、一人親家庭もあります。両親が離婚して祖父母に育てられている子供だって私たちの周りにもたくさんおります。子供を取り巻...全文を見る
○福島みずほ君 規則や決まりを守りましょう、それはそれで正しいんですが、規則やそういうものが本当に正しいのか。かつて、丸刈り訴訟というのもあったり、女の子の制服が下から何センチというのが問題になったこともあります。  規則や決まりが本当に正しいのか。つまり、何が教育にとって必要...全文を見る
05月19日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日も国民健康保険のそもそもについてという質問が同僚委員からありました。私もそこから話をしていきたいと思います。  国民健康保険に対して毎年約三千四百億円、国保の保険料総額約三兆円の一割超の財政支援を行うと。被保険者一人当たり約一万...全文を見る
○福島みずほ君 私は、日本が誇るべきは憲法九条と国民皆保険と思っているんですが、国民皆保険、とりわけ国保をきちっとやるんだというのは、日本がやるべきことだと思っているんですね。  もう御存じ、国の負担の割合、元々は七割を超える国庫負担、一九八四年を境に下がる。一九八四年、給付費...全文を見る
○福島みずほ君 大臣からは全く無視しているわけではないと。それから、地方から見直しが求められている子供に係る均等割保険料の軽減措置の導入、乳幼児医療費助成制度、自治体によっては中学校まで医療費無料とか、小学校まで無料とか、本当に頑張っている自治体も結構ありますけれども、これから検...全文を見る
○福島みずほ君 これは大問題で、誰も健康保険証が欲しくない人などいないと思うんですね。でも、それはやっぱり全額払うかそうでないかというのがありますから、健康保険証が要らない、健康保険に入りたくない人などいないと思います。しかし、やっぱり今非正規雇用など増えている中で、負担が非常に...全文を見る
○福島みずほ君 この平準化なんですが、一人当たり国民保険料、年間の現状は、都道府県を比較した場合、最高が神奈川県の九万四千円で、最低が沖縄の五万四千円。市町村を比較した場合、最高が北海道猿払村の十五万円で、最低は被災地のゼロ円と、これはやむなしというか当然のことだと思いますが、非...全文を見る
○福島みずほ君 都道府県内の保険料は、統一の算定方式を用いて保険料水準を平準化することは望ましいと思います。しかし、現在、市町村間で医療費水準や所得水準がかなり異なっています。保険料水準にも差があり、都道府県内で一律の算定方式とすると、市町村によっては保険料負担が大きく増加するお...全文を見る
○福島みずほ君 市町村は、国保事業費納付金などに見合う保険料を賦課徴収しますが、都道府県が設定する保険料の予定収納率よりも高い収納率を達成すれば標準保険料率よりも低い保険料を設定できると。逆に達成できなければ、原則として市町村が不足分を補填することになります。これでは都道府県が財...全文を見る
○福島みずほ君 都道府県が市町村に交付金を交付するに当たっての基準というのはどういうものになるんでしょうか。
○福島みずほ君 国と県と市町村との関係で、今、県と市町村は、国がお決めになることだからというか、どうなるのか見ている状況ですよね。この交付金の配り方、県からの市町村への配り方、あるいは自分のところの保険料が一体どうなるのか、平準化というけど、どうなるのか、本当にみんな心配をしたり...全文を見る
○福島みずほ君 市町村が行った保険給付の点検、事後調整は具体的にどのように行うんでしょうか。
○福島みずほ君 協会けんぽへの国庫補助率についてお聞きをします。  協会けんぽへの国庫補助率を当分の間一六・四%で維持するとしていますが、当分の間とはおおむねいつまででしょうか。
○福島みずほ君 協会けんぽはこの委員会でもずっと議論してきましたが、中小企業の従業員が多いなどの理由により財政基盤が脆弱なところが多いにもかかわらず、本則の下限を一六・四%から一三%へ引き下げるのは問題があるのではないでしょうか。
○福島みずほ君 協会けんぽが今後、保険料率を引き上げる場合は、他の健保組合の医療費や保険料率の動向を踏まえて国庫補助率について検討し、必要があれば措置を講ずるとしていますが、具体的にどのような措置を講ずるのでしょうか。
○福島みずほ君 国保組合についてお聞きをいたします。  国庫補助が五年間掛けて三二%から一三%に減額されることに伴い、激変への対応に悩む国保組合があります。例えば、弁護士国保の場合、加入者の負担増は年額九千五百円、五年間で四万七千五百円となります。  大臣の御子息も弁護士でい...全文を見る
○福島みずほ君 それから、被保険者の所得水準の低い国保組合にとっても、高齢加入者の増加や医療費増加による負担増を軽減するということも必要な場合もあると思います。是非そのような考慮もお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 ヘルスケアポイントについてお聞きをします。  ヘルスケアポイントや保険料への支援というのは、一定インセンティブはあると思うんですね。例えば、保険証を使わなかったら一万円払いますとか三千円払います、五千円払いますとか、何かポイントがあるというのは一面インセンティブ...全文を見る
○福島みずほ君 誰も病気になりたいわけではないし、それから病院に行かなくて済むのなら行かなくて済むようにしたいし、健康保険証を使わないで済むんだったら持っていても使いたくないと。  でも、ヘルスケアポイントがあると、ちょっと具合が悪かったり風邪を引いたりいろいろしても、我慢しよ...全文を見る
○福島みずほ君 よろしくお願いします。  ただ、庶民はやっぱり目の前の一万円の方がいいななんて思うこともあるかもしれませんので、このヘルスケアポイントについては是非、ガイドラインを注目していきますが、よろしく検討をお願いします。  紹介状なしの大病院受診時の定額負担についてお...全文を見る
○福島みずほ君 この委員会でも先日議論がありましたが、近くに専門科を持つ医療機関がない、初診で大病院を受診せざるを得ない、あるいは救急車で運ばれるなどの場合に定額負担をさせるんでしょうか。
○福島みずほ君 五千円、一万円がどういう意味を持つのか。私は、弁護士のときに、お金って人によって価値がこんなにも違うのかというのをいつも思っていました。六千万円をはした金と言い切れる人がいるかと思えば、一万円や十万円を本当に払えない、十万円も大金と思う人もいる。もう本当に、はした...全文を見る
○福島みずほ君 紹介状は、書いてなかなかいただけないお医者さんもいらっしゃいますし、私もあるとき紹介状を書いてくださいと言ったら、まだとても若いときですが、一瞬何かちょっと嫌な、どうしてこの病院じゃないの、どうして紹介状なのというような、表情が顔に表れるというかですね。ですから、...全文を見る
○福島みずほ君 この委員会でも、委員の皆さんたちも、そうかなという顔をされていらっしゃる方がいらっしゃいます。  私が言いたかったのは、病院のある程度の機能分担は仕方ないとしても、お金がない人や紹介状がない人は大学病院に行けないという状況になると、やはりそこで差別が生まれるとい...全文を見る
05月21日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、お忙しい中、三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  患者申出制度のメリット、デメリットというのは先ほど話していただいたんですが、私自身は、この患者申出制度が国民皆保険制度を強化するものになるのか、あるいは弱体化...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  私は、国民皆保険制度と日本の医療制度が極めてうまくいっていれば、この患者申出制度は必要ないというふうにも思うんですね。つまり、今の制度に不十分な点があるから、未承認薬であっても患者がそれを使ってくれと言わざるを得ないと。この点について、...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  これ、法案も制度もどうネーミングするかはとても大事で、患者申出制度だと思うんですが、もしかしたら医者申出制度になるかもしれないというか、どっちが誘導したか、魚心あれば水心じゃないですけれども。ですから、石黒参考人が、ミスリードをしないよ...全文を見る
○福島みずほ君 この患者申出制度ができると、医者と一緒に、こういう薬、未承認薬ですが使いますかという話合いに入るわけですよね。そのときに、やはり未承認薬ですから、その薬を医者が勧める、あるいは患者が言ったときにそれを使いましょうとなるときに、政官業癒着ではありませんが、製薬会社か...全文を見る
○福島みずほ君 石黒参考人、今の点についてはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 ありがとうございます。  がんセンターに行ったときも、国民皆保険を強化する方向でやりたいということで、その点についての質疑応答があったんですが、例えば未承認薬を作るとすると、そのことによって症例が、未承認薬を使うことで症例が集まって、より承認に道を開くという面と...全文を見る
○福島みずほ君 がんセンターでも、誰が最終的に責任を取るのかということで、さっき川田委員からもありましたが、医者が最終的な責任を取るというそのときは回答だったんですね。  医者側の負担というのが極めて大きくなるというふうにも思いますが、その点について、石黒参考人、いかがでしょう...全文を見る
○福島みずほ君 どうも本当にありがとうございました。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、入院時食事療養費の見直しについてお聞きをいたします。  現行制度における一般所得二百六十円負担、低所得Ⅱ、住民税非課税、低所得Ⅰ、住民税非課税かつ一定所得以下の人数、男女別年齢、入院年数はどうなっているでしょうか。    〔...全文を見る
○福島みずほ君 男女別年齢、入院年数についてのデータはないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 年収についての説明がありました。ということは、一般所得が七十万人、つまり七割の方が対象になるわけです。負担増になる人の割合が七割に上るというのは、これは問題ではないですか。
○福島みずほ君 私の質問は、負担増になる人の割合が七割に上る、七十万人というのは問題ではないかという質問です。
○福島みずほ君 七割の方が負担増になると。で、食費がやっぱり高くなって、一回は一見少なく見えるけれども、それが何か月となると、それは物すごい負担増であると。月に何万円とか高くなることで、それはやっぱり負担増であるというふうに思います。入院している皆さんたちの、だから七割が負担増に...全文を見る
○福島みずほ君 食材費と調理費の内訳で公的負担と患者負担について、今現状と改定後の見通しについて話をしていただきました。    〔理事福岡資麿君退席、委員長着席〕  やっぱり巨額なお金が変わっていくわけですよね。一食当たり負担額を現行の二百六十円から二〇一六年度三百六十円、二...全文を見る
○福島みずほ君 この委員会でもありましたが、入院しているときは基本的に仕事ができない、治療費も掛かるわけです。そして、二百六十円が、これが倍ではありませんが、二〇一八年度では四百六十円になると。そして、それが毎日三食、毎日毎日なっていくわけで、やっぱりこれは負担増であると。しかも...全文を見る
○福島みずほ君 そのとおりだと思います。  二点とおっしゃいましたが、三点あると思うんですね。事前にはこの三点ということで聞いておりますが、一、安全性、有効性が確認されていない医療が行われるおそれ、二、先進的医療が保険収載されないまま保険外にとどまり続けてしまうおそれ、三、誰も...全文を見る
○福島みずほ君 混合診療が禁止されているこの三つの理由なんですが、患者申出療養制度は、まさしくその三つのおそれを現実のものにする制度ではないですか。
○福島みずほ君 いや、この三つのおそれがそのまま、なぜなら、一、安全性、有効性が確認されていない医療が行われるおそれ、これがどうしてクリアできるのか。先進的医療が保険収載されないまま保険外にとどまり続けてしまうおそれ、これがどうしてクリアできるのか。三、誰もが一定の自己負担で必要...全文を見る
○福島みずほ君 この混合診療を禁止している三つの理由が全てきれいにクリアできるのか。つまり、将来は、一つは、保険収載される場合もあるでしょうし、されない場合も、つながらない場合もあるかもしれない。それから、誰もが一定の自己負担で必要な医療を受けられるということを、一時的であれ、こ...全文を見る
○福島みずほ君 患者申出療養制度というのが患者の申出が起点だとしても、やはり医者からによるある種のリードはあり得るわけじゃないですか。そこで医者が、いや、やめなさいよと言えばやめるでしょうし、やったらいいと言われたらやっぱり患者は選択すると思うんですね。  この選択療養という言...全文を見る
○福島みずほ君 政府は、患者申出療養制度を成長戦略と位置付けていますが、医療は国民、市民の生命と健康を守る重要な役割を持つことや、保険によって所得の高い低いにかかわらずひとしく医療サービスの享受ができるということを考えれば、ビジネスとして位置付けるのは問題ではないですか。
○福島みずほ君 大臣、これイノベーションに重要性があるんでしょうか。どうなんでしょうか。
○福島みずほ君 政府が、患者申出療養制度を成長戦略と位置付けて始めたというのは問題であるというふうに思います。  保険外併用療養のうち選定療養は、差額ベッドによるアメニティー追求など医療内容と直接関連しないものであります。また、評価療養も、将来保険収載を前提とした先進医療や新薬...全文を見る
○福島みずほ君 現行の評価療養では駄目なんですか。
○福島みずほ君 あらゆる制度は患者さんの意思を尊重するわけで、患者はかかりつけ医に相談するわけですから、それはやっぱりどっちが先かという、患者がまず口火を切ったかどうかではなくて、お互いに相談したり、どういう医療がいいかということで患者が申し出たことが、これが特色だと言われると、...全文を見る
○福島みずほ君 患者の側が主体的に申し出ると言いますが、実際には療養メニューの提示や医師の推奨などが大きな判断要因となるのではないですか。
○福島みずほ君 あらかじめメニューが定められている評価療養と違い、患者申出療養制度にはメニューが存在しない状態から検討がスタートいたします。安全性や有効性を担保できるとは到底考えることができない。構造的な欠陥であり、問題ではないですか。
○福島みずほ君 質問しながら、評価療養を充実させることで足りるのではないかというふうにも思うんですね。評価療養の方が明らかに国民皆保険の維持、その範囲でやっているということになりますので、その方がいいのではないかというふうにも思います。  患者申出診療制度がスタートすれば、製薬...全文を見る
○福島みずほ君 局長ばかりが答えているので、大臣も時々お願いします。  医療技術や医療機器開発がビジネス優先になってしまうだけでなく、生命保険、損害保険などの分野においても先進医療特約保険などの商品化が進み、国民皆保険制度の崩壊に拍車が掛かるとともに、所得格差によって受けられる...全文を見る
○福島みずほ君 いずれ保険収載を目指すとしても、今保険適用されないわけですから、人々は、自分が万が一がんになったりいろいろな病気になったときにちゃんとした医療が受けられるように、それは民間保険に入る人はいると思いますよ、そういう経済的に余裕がある人は民間保険にやっぱり入っていく、...全文を見る
○福島みずほ君 いや、医療過誤や薬害が起きたときの具体的な対応システムが全くできていないじゃないですか。これから議論をしますと。それから、ずっと患者と事前に合意すると言うけれども、わらにもすがる患者は合意しますよ。でも、その後薬害や事故が起きたときにどうするかという問題です。 ...全文を見る
○福島みずほ君 公的補償に現状では入らないですよね。
○福島みずほ君 時間ですので。  今ので、結局、患者申出療養制度をやった場合の問題が発生した場合の仕組みはできていないんですよ。つまり、事故や副作用の場合に公的補償制度から除外されるということで、これもやはり問題というか、ここまで仕組みを厚労省がつくるんだったら、しっかり対応策...全文を見る
05月22日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、それぞれ評価できる点、課題、的確に教えてくださいまして、本当に感謝をしております。また、順番を変えていただいたことに関して、委員各位の皆さんに御礼を申し上げます。どうもありがとうございます。  まず、長...全文を見る
○福島みずほ君 都道府県と市町村の役割がどうなるのかということなんですが、先ほど渡邊参考人が、思っていたのと少し違うけれども評価をするということをちょっとおっしゃったと思うんですが、保険者である市町村が求めてきた都道府県保険者論ではないということに関してはどうお考えでしょうか。
○福島みずほ君 都道府県は国保の運営と医療提供体制の両者において責任を持つわけで、都道府県の責任というのはとても大きくなるというふうに思います。  それで、福田参考人にお聞きをしますが、都道府県が市町村ごとの医療費水準、所得水準を基に納付金を決定するということで、どういうふうな...全文を見る
○福島みずほ君 長友参考人にお聞きをいたします。  去年、国会で介護と医療の改正法案が成立をして、国が医療などの基本計画を作り、そして都道府県がまたそれを参考にして基本計画を作るということになりました。いろいろな病院やいろんな医療の基本計画を作るわけですが、今回にある医療費適正...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので終わります。どうもありがとうございました。
05月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理、患者申出療養制度を成長戦略と位置付けていますか。
○福島みずほ君 成長戦略と位置付けてスタートしたこの制度、問題だと思います。所得の高い低いにかかわらずひとしく医療サービスを享受できるということがやっぱりこれで壊れていく、つまり、イノベーションあるいは成長戦略と位置付けたところからスタートが間違っているというふうに思います。 ...全文を見る
○福島みずほ君 現在、保険外併用療養制度の評価療養、選定療養があります。これらを改善していけば先進医療も未承認薬の使用も一定可能です。なぜ患者申出療養という枠組みを新設する必要があるんでしょうか。総理、お答えください。
○福島みずほ君 患者申出療養制度をつくることが混合診療へ道を開く一里塚になるのではないかと思っております。患者申出療養制度における保険収載の見通しはどうなっていますか。現行の先端医療の保険収載はどうなっていますか。
○福島みずほ君 現行の先端医療の保険収載は、先端医療百九件中、保険収載は八件しかありません。保険収載されていないんですよ。結局、これからどうなっていくのか。お金のある人は未承認薬を求めていく、あるいは、ここの先端医療が使えますよという形で、今もありますが、民間保険がこの部分に入っ...全文を見る
○福島みずほ君 今回の改正で、国保の財政運営が都道府県に移行することによってお金の流れが変わります。市町村ごとの標準保険料率は従来のような一般会計法定外の繰入れを見込んでおらず、市町村の保険料の標準化は保険料の引上げにますますつながるのではないかという懸念もあります。ですから、そ...全文を見る
○福島みずほ君 答えていないですよ。だって、一方で多額のものを買えば一方で社会保障費の削減になるじゃないですか。大砲よりバター、オスプレイより医療ですよ。現に、この六月末にまとめる財政健全化計画について議論している政府の経済財政諮問会議は、医療費抑制、年金、介護の見直しの議論が出...全文を見る
○福島みずほ君 抑制している、プラスやはり削減ですよ。介護報酬は引き下げるし年金は抑制するし、要支援一、二の通所と訪問サービスを地域包括移管にする。今度の法案にも、入院したときの食料費の値上げや大学病院に行くときの紹介料、盛り込まれているじゃないですか。お金のない人は医療にかかり...全文を見る
○福島みずほ君 今の話を聞けば聞くほど、適正化計画がやはり医療費の抑制になるんじゃないか。今回も、例えば大学病院に行くときの紹介がなければお金を払うとか、やはりお金の多寡がその患者さんの医療のアクセスや保障とまさに密接につながっています。この医療費適正化計画については、数値目標を...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  評価療養のほかに、いわゆる患者申出療養というのをなぜ設ける必要があるのか、全く分かりません。  条文に基づいて質問いたします。  健康保険法の改正法案における今回この患者申出制度をやる、六十三条二項四号に患者申出療養があります。こ...全文を見る
○福島みずほ君 これは先進医療に限らないということですね。
○福島みずほ君 条文は「高度の医療技術を用いた療養」とあるので、がん、がんの緩和や様々なものが入るということですか。これ無限に拡大していく可能性がありますね。どうですか。
○福島みずほ君 答弁が支離滅裂で、高度の医療技術を用いた療養は先進医療に限りませんねと言ったら、はいそうですと答えましたね。高度の医療技術を用いた療養というのはかなり広範囲じゃないですか。それはさっきお認めになられましたね。どこで限定するんですか。
○福島みずほ君 先ほど先進医療に限らないというふうにおっしゃったので、そのとおりだと思います。  三号が評価療養の規定ですが、ここにも「高度の医療技術を用いた療養」とあります。三号の評価療養と四号の患者申出制度の「高度の医療技術」、同じものですか、違うものですか。
○福島みずほ君 同じものであれば、なぜ評価療養のほかに今回患者申出療養を設けるんでしょうか。  先日質問したら、患者の申出が起点、迅速に審査を行う、身近な医療機関で受けられる仕組み、三点答弁がありました。  条文六十三条二項四号には、「当該療養を受けようとする者の申出に基づき...全文を見る
○福島みずほ君 条文に反するじゃないですか。
○福島みずほ君 だって、条文に「当該療養を受けようとする者の申出に基づき、」と書いてありますよ。反するじゃないですか。
○福島みずほ君 そうしたら、それは厳密な意味での患者申出制度じゃないですよ。評価療養と一体どこが違うんですか。結局、患者さんはお医者さんと話をしながら決めることだってあるでしょう。  結局、これ、ずるいんですよ。患者が申し出たということを錦の御旗にしながら、条文にも患者の申出に...全文を見る
○福島みずほ君 いや、答弁がめちゃくちゃですし、条文にも合っていませんよ。  患者が何もかも分かっているわけではないと言っているでしょう。結局、これって選択療養を、選択療養というと、お金持ちは選択できる、お金のない人は選択できない、混合診療じゃないかと言われるから、名前を変えた...全文を見る
○福島みずほ君 迅速に審査を行うということで六週間ということがありますが、条文は「速やかに検討を加え、」としかありません。六週間なんて条文はありませんが、いかがですか。
○福島みずほ君 先ほどもありましたが、結局、患者の申出が起点というけれども、それは今の局長の答弁で、大した意味ない、条文にはあるけれども意味がないんですよね。迅速に審査とあっても、これは条文には、速やかに審査を加えとしかない。  三点目の身近な医療機関で受けられる仕組みというの...全文を見る
○福島みずほ君 さっぱり答弁になっていないじゃないですか。患者の申出だったら何で保険収載につながるんですか。  しかも、局長、問題があると思うのは、先ほどから、先進医療じゃなくて、条文上も「高度の医療技術を用いた療養」とあって、先進医療に限らないと言いながら、すぐ先進医療とか言...全文を見る
○福島みずほ君 極めて少ないじゃないですか。  先ほどの保険収載八件は、先端医療の、それは百九件中八件ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 つまり、百九件中保険収載は八件なんですよ。だから、保険収載するするするすると言っているけど、するする詐欺みたいなもので、それはなっていないじゃないですか。  つまり、私たちが心配しているのは、保険収載になれば、それは公定価格になってきちっと国民皆保険の中でやれる...全文を見る
○福島みずほ君 保険収載を目指すと言いながら、先端医療で百九件中保険収載は八件、実際難しいというか、実際そうなんですよ。だから、保険収載を目指すから見逃してくれというか、これ認めてくれと言われても、私たちはそれを信頼することはできないですよ。  ということは、結局、これは保険収...全文を見る
○福島みずほ君 混合診療の全面解禁なんて言っていないですよ。部分解禁につながって、いずれそれは、部分解禁ということは、国民皆保険制度が壊れるから、そう言っているんです。  だって、今答弁されたとおり、先端医療は百九件中保険収載が八件だとしたら、ほとんど保険で使えないということじ...全文を見る
○福島みずほ君 保険収載を目指すのは当たり前のことです。でも、それが今までの実例からいっても、例えば百九件中、繰り返して言いますが、保険収載が八件。百一件、ほとんど保険収載されていないんですよ。  だから、どうやっていわゆる患者申出制度をやって、患者さんの申出が、条文に反してい...全文を見る
○福島みずほ君 評価療養でできるじゃないですか。評価療養で今十分できるんですよ。だって、保険収載を目指すというのは評価療養の中に入っているわけですし、それから、今大臣が答弁された何歳、何歳とかそういうものに関して言えば、別に法律にそういう規定が今あるわけではないから、厚労省が評価...全文を見る
○福島みずほ君 参考人の中から、これは納得できないというお答えがあり、確かに、よそから持ってくることについては納得がいかないというふうに思います。  それから、国保の財政運営、これ午前中も聞いたんですが、これは重要な問題だと思うので、午後も聞かせてください。  国保の財政運営...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、一般会計法定外の繰入れを見込んでいないために、実際、頑張る自治体がなかなか厳しかったり、お金が来ないわけですから、保険料の標準化が保険料の引上げにつながってしまうんではないかというふうに思っております。これは、なかなかこの点はやっぱり厳しい問題で、自治体が...全文を見る
○福島みずほ君 福島みずほです。  私は、社会民主党・護憲連合を代表して、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案について反対の立場から、無所属クラブ提案の修正案に賛成の立場から討論をいたします。  本法案は、国民健康保険制度発足後の大改定...全文を見る
05月27日第189回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  社民党を代表して、憲法についての見解を申し上げます。  社民党は、日本国憲法の理念や条文を実現することこそ必要だと考えています。日本国憲法は、日本人の三百万人、アジアの二千万人以上と言われる人々の犠牲の上に平和憲法を手にしました。ま...全文を見る
06月02日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  厚労省に移管するということで、厚生と労働を所管する強み、あるいはハローワークや医療機関と連携しながら、しっかり地に足の付いた形で取り組んでいかれるという決意表明が先ほど他の委員の答弁にもありました。  厚労省に移管することで期待して...全文を見る
○福島みずほ君 是非頑張ってください。  自殺をなくすためには、過労や過労うつをなくすこと、長時間労働の規制こそ必要で、これは厚労省、これこそやるべきだ。いかがでしょうか。
○福島みずほ君 全会一致で過労死防止推進法が成立されましたし、塩崎大臣を本部長とする長時間労働削減推進本部も設置をされています。では、ホワイトカラーエグゼンプション、労働時間規制をなくす法案はこれに逆行するものだとやはり一言申し上げたい。厚労省は、長時間労働の規制こそすべき役所と...全文を見る
○福島みずほ君 ありがとうございます。  確かに、その命を支えるというキーワードで命を支える自殺対策という、ポジティブというか、命を応援しますよという観点で自殺対策の施策を当時やれたことは大変よかったと思っています。また、先ほど福山さんの方からよりそいホットラインの話もありまし...全文を見る
○福島みずほ君 清水参考人にお聞きをいたします。  まず取り組んだことが、地域によっても自殺の理由が実は違う、割と主婦の方が亡くなっていたり若者が多く亡くなっていたり、いや、実は多重債務で亡くなる地域、秋田などそうだったと思うんですが、地域によっていろんな特色がある。それをきち...全文を見る
○福島みずほ君 塩崎大臣、いかがでしょうか。移管された後、厚労省の責任というか役割がとても大きくなると思うんですね。  私も、万能薬はなく、あらゆることをやるべきで、例えば、ちょっと細かいことですが、若者と自殺、あるいはセクシュアルマイノリティーと自殺。セクシュアルマイノリティ...全文を見る
○福島みずほ君 最後に、清水参考人に、先ほど政治の責任ということをおっしゃったんですが、足立区やいろんなところの自殺対策、自治体や、あとNGOで全国頑張っている人のことなどもよく御存じで、東尋坊で頑張っている人とか、私も何度もお会いしていますが、今ここは国会ですので、政治でこうい...全文を見る
○福島みずほ君 ここは厚生労働委員会なので、厚生労働省に自殺が移管して、私たちもその責任をより強く果たしていかなければならないと思っています。ですから、先ほど、長時間労働の規制こそ必要で、ホワイトカラーエグゼンプションは逆行するでしょうと申し上げましたが、まさに厚生と労働と両方頑...全文を見る
06月10日第189回国会 参議院 地方・消費者問題に関する特別委員会 第5号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律案についてお聞きをいたします。  法案では、二から四ヘクタールの農地転用に係る国の協議を廃止するとともに、四ヘクタールを超える農地転用に係る権限について、当分の間、農...全文を見る
○福島みずほ君 地域再生法の一部を改正する法律案についてお聞きをいたします。  そもそも地域再生制度は、地方が行う自主的かつ自立的な取組を国が支援するといういわゆるボトムアップ型の施策でした。しかし、増田レポートに端を発した安倍政権による地方創生は、これは、例えば地方公共団体に...全文を見る
○福島みずほ君 東京一極集中是正と言いながら、一方で東京など大都市圏を国家戦略特区に指定しております。私は、国家戦略特区というのは新自由主義のものだと思っておりまして、規制緩和が入っております。私は地方出身ですから、地方はやっぱり社会民主主義的な価値観で、ボトムアップで共生社会と...全文を見る
○福島みずほ君 ただ、国家戦略特区で労働法制の規制緩和をしたり、今度の法案の中に、例えば国家戦略特区で外国から家事労働者を導入するということなど、一方で労働法制を規制緩和するという面があると思うんですね。一方で、ある意味新自由主義的な手法を物すごく取りながら、一方で、地方創生は私...全文を見る
○福島みずほ君 消費者の権利という観点から、パーソナルデータ、ビッグデータ、マイナンバーなどについてお聞きをいたします。  匿名加工情報についてとりわけお聞きをいたします。匿名加工情報とは、「特定の個人を識別することができないように個人情報を加工して得られる個人に関する情報であ...全文を見る
○福島みずほ君 消費者の立場からすれば、自分のデータをビッグデータにしてそれを売買するということは予想していないと思うんですよ。そんなこと頼んでいないし、そんなこと同意していないよというのが消費者の立場ではないでしょうか。  JR東日本と日立製作所の連携による四千三百万枚のSu...全文を見る
○福島みずほ君 このSuica情報売買は、現行法において、適法なんでしょうか違法なんでしょうか。
○福島みずほ君 個人情報保護法の今回の改正案にも、大きく匿名加工情報についてできるというふうにやっているんですね。これは消費者の権利という観点から極めて問題ではないか。  例えば、Suicaの情報は、池袋駅に夜六時に降りた人が二十代、三十代、四十代、男女別でどうで、どこから来て...全文を見る
○福島みずほ君 はい、分かりました。  漏れたらどうなるのかという問題と、それからそれがビッグデータとしてなると、今後それが特定健診でも心電図や血液や全部入りますので、今後医療情報に広がるとそれがビジネスに使われる、それから個人のデータが漏れると大変なことになる、その二つが極め...全文を見る
06月16日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一体何が起きたのか、それからどう対応すれば防ぐことができたのか、反省すべき点は何なのか、そのことを端的にお聞きしたいと思いますし、事実関係で解明されていないことがたくさんありますので、きちっと答えてください。  GSOC、センサー監...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省、今まで起きたこんな問題、GSOCから通知を受けて適切に対応されてきたんですか。
○福島みずほ君 余りに今回の機構と厚労省の対応が悪いわけですよね。百二十五万件、更にこれが増えるかもしれないという事態を招いています。  内閣官房にお聞きしたいんですが、今までこれ通報するだけですよね。それって欠陥があるんじゃないですか。普通は通報したら、どうなりましたか、フォ...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省から、いつ、どのような助言を求められましたか。
○福島みずほ君 百二十五万件に関することですか。
○福島みずほ君 内閣官房がこの件に関して厚生労働省にどのようなアドバイスを行ったか、書面で提出してください。
○福島みずほ君 今日、警察庁に来ていただいております。  高井戸警察署に対して、五月十九日、機構は相談及び捜査依頼をしております。どのような中身だったんでしょうか。
○福島みずほ君 その時点で百二十五万件などという数字は出てきているんでしょうか。
○福島みずほ君 これは被害届なんでしょうか、捜査の依頼なんでしょうか。刑事告訴、告発、どの段階でしょうか。
○福島みずほ君 この間、十九日以降、いろんな事実が進展するんですが、そのたびに機構から相談があったんでしょうか。捜査の進展はいかがだったんでしょうか。
○福島みずほ君 年金機構にお聞きします。  百二十五万件の情報は、いつの段階で、どの情報が流出したんでしょうか。
○福島みずほ君 百二十五万件はいつ流出したんですか。
○福島みずほ君 駄目ですよ。ここ、国会でしょう。事実究明をしたり、事実確認をしたり、どうして起きたか事実を確定して、どうすればこれを防ぐことができたのか、対応策は何なのかを議論するところですよ。  百二十五万件が流出したことは年金機構も認めています。時系列でやって、いつ流出した...全文を見る
○福島みずほ君 いや、だってここまで事件が大きくなって、何でいつ流出したかも分からないんですか。いや、これは駄目ですよ。いつ流出したかも言えないなんておかしいですよ。  遮断に関して、五月八日、不審メールを受信し開封したPC一台のLANケーブルを抜線、五月二十二日、当該PCのあ...全文を見る
○福島みずほ君 六月四日の措置をもって、もう流出はないということなんですが、どの段階での措置が最終的に情報流出を止めたと考えていますか。
○福島みずほ君 人ごとみたいに言わないでくださいよ。だって、情報は流出したわけで、少なくとも百二十五万件は、少なくともですよ、流出しているわけで、どうしていつ流出してそれは止められなかったかというのは一番重要なことの一つではないですか。  事前のレクでは、これは現在、新たな情報...全文を見る
○福島みずほ君 五月二十九日の遮断で止まったのであれば、もっと早くこのことをやっていたら止まったんじゃないですか。このことについて、最終的措置を仮に五月八日に行っていた場合、五月二十二日に行っていた場合、五月二十三日に行っていた場合、流出は止められたんじゃないですか。
○福島みずほ君 いや、答えてくださいよ。六月八日以降はもう漏れていない、五月二十九日に遮断したことでストップした。だったら、この遮断をもっと早い段階でやっていたら、百二十五万件、年金記録流出していないじゃないですか。何でやらなかったんですか。
○福島みずほ君 私の質問は、六月四日以降は漏れていないと、何で遮断できたか、五月二十九日の遮断であると答えているわけですね。  だとしたら、百二十五万件は誰が考えてもその前に出ていて、五月八日から五月二十九日の間に百二十五万件は出ていると。一回目なのか二回目なのか、それもお答え...全文を見る
○福島みずほ君 警察庁にお聞きします。  これ、第一回目に、五月八日、アタックがあって、もう一回アタックがあるわけですよね。どうも話を聞いていると、機構側は、これは外部に流出するウイルスじゃないと思って安心している、でも、なぜか高井戸警察署には十九日に相談をしている。でも、もっ...全文を見る
○福島みずほ君 理事長、これ最終的には遮断してもう漏えいしないとなっていて、やっぱりこれ、明らかにもっと早く遮断すべきだったんじゃなかったんですか。それさえやっていれば百二十五万件流出していないですよ。いかがですか。
○福島みずほ君 何が問題だったと思いますか。
○福島みずほ君 なっていないですよ。  五月十八日、機構職員複数名から機構本部に不審メールらしきメールを受信したと報告をしてとあるじゃないですか。この段階で遮断していれば、分からないですよ、でも百二十五万件は流出しなかった可能性が高いじゃないですか。どうですか。
○福島みずほ君 いや、極めて本当に無責任で、というのは、遮断していれば流出を防げたわけですよ。その判断をもっと早くしなければいけないし、機構の職員からもいろんな不審メールが出ているとか聞けているわけじゃないですか。何でそこで遮断をしなかったのか、それは理解できないですよ。警察にも...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省の中にもセキュリティーを扱うところがあるわけじゃないですか。何でそこでこういうことが議論にならないんですか。警察に相談する事態というのは、私はやっぱりこれは大変な事態だと思いますよ。成り済ましや詐欺という話じゃなくて、インターネット上の情報が漏れていると...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  警察庁にお聞きをします。このインターネットの漏えいやこういう問題について、一度でも今までに機構や厚労省から捜査の依頼、受けたことありますか。
○福島みずほ君 終わります。ありがとうございます。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  大臣の事実究明が大事だという発言を非常に意に強く思っております。  大臣、お聞きします。  二百五十万件の情報はいつ漏れたんでしょうか。(発言する者あり)大変失礼しました。百二十五万件の情報はいつ漏れたんでしょうか。大臣。
○福島みずほ君 この間の議論通じて、いつ漏れたと思いますか。いつ遮断したらこれを防げたと思いますか。厚労省の責任じゃないですか。大臣。
○福島みずほ君 午前中は五月二十九日の遮断と考えているというか、レクではそう受けておりますが、西本参考人も先ほど、五月八日の時点で遮断すべきだったんではないかとおっしゃっていますが、もう一度改めて確認をいたします。
○福島みずほ君 これ厚生労働省、大臣もそれから理事長も私は無責任だというふうに思っております。というのは、明らかに百二十五万件漏れたわけで、恐らく十八日の時点、八日と十八日とありますが、十八日の時点で、もう八日で遮断すればベストなんですが、十八日に遮断していたら百二十五万件は流出...全文を見る
○福島みずほ君 これ、五月八日と五月十八日の二件についてだけ、経過についてで言及しているので、この二つということでよろしいんでしょうか。
○福島みずほ君 西本参考人、この二つというふうに考えてよろしいんでしょうか。それから、専門家の立場から、この二つの、ちょっと中身が分からないかもしれませんが、今の時点でどうお考えか、教えてください。
○福島みずほ君 警視庁は、五月二十八日午後、年金機構に対してどのような連絡を行ったでしょうか。
○福島みずほ君 同機構の職員が作成したと思われるファイル名等を提供し、同機構に対して確認を求めたということでよろしいですね。
○福島みずほ君 だとすれば、年金機構はファイル名を提示されたんだったら、個人情報が入っているかどうか分かるんじゃないですか。
○福島みずほ君 いや、ファイル名等を提供して確認を求めたら、ファイルを確認したら個人情報が入っているかどうか、機構はすぐ分かるんじゃないですか。
○福島みずほ君 個人情報が入っているかどうか、五月二十八日、警視庁からファイル名の提供を受けたときにすぐ調べたんでしょう。調べて、どうでした。
○福島みずほ君 いや、よく分からない。  警視庁は、さっき、ファイル名等を提供し、同機構に対して確認を求めた。とすると、はいそうですということになって、それを調べたわけでしょう。いつそれに個人情報が入っていると分かりました。
○福島みずほ君 ファイル名が分かれば、それ、だって機構のファイルなんだから、すぐ分かるんじゃないですか。
○福島みずほ君 大臣に対する報告が五月二十九日なんですね。とても変と思っているんです。問題が起きたら、普通の組織はプロジェクトチームつくるし、一大事じゃないですか。  午前中も質問しましたが、十九日には高井戸警察署に相談をしている。それで、五月二十九日に初めて大臣に言うんですよ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、極めて重要なことなので、私はもっと早い段階で大臣にまで上げるべきだと思いますが、なぜこの時点で、個人情報が入っている可能性があるファイル名まで警視庁から連絡を受けて、なぜ大臣にすぐ上げないんですか。
○福島みずほ君 このとき、大臣、何と報告受けました。
○福島みずほ君 これ聞いて、一体どう思いました。
○福島みずほ君 深刻な事態が五月八日連絡が来て、しかも高井戸警察まで連絡して、捜査の依頼というか相談しているわけですよね。それは五月十九。五月八日と五月十八日にはウイルスが、二度攻撃を受けている。  どうしてこの時点で大臣に上げなかったんですか。
○福島みずほ君 理事長。
○福島みずほ君 厚労省と機構って密接な関係にあるし、これだけのことが起きたらトップ交渉で、これがこうなっているがどうしたらいいかという、そういう腹割った話、しなくちゃいけないんじゃないですか。どうですか。
○福島みずほ君 大臣、これ厚労省の責任にもなると思うんですが、私はとても不思議なんです。大変な事態が進行する、五月八日に連絡がある、先ほど西本参考人はその段階で遮断すべきだと言っているほどである、そして警察にも相談しているし、時々刻々とどんどんひどくなっているのに、大臣への相談が...全文を見る
○福島みずほ君 このペーパーによっても個人情報の流出を確認しているじゃないですか、五月二十九日に。個人情報が流出しているということを確認しているんだったら、それは国民に、いろいろ態様はあるにしても、まず記者会見やるなり一刻も早くやはりそのことを伝えるべきだというふうに思います。 ...全文を見る
○福島みずほ君 報道などでは福岡とされています。必要な情報はしっかりと明らかにすべきではないですか。  特定の地域ブロック本部とはどこですか。
○福島みずほ君 報道などでは福岡とされています。だったら明らかにしてください。  私が分からないのは、福岡やそれから沖縄が多く、栃木も多いんですよね。ブロックごとだったらなぜ栃木が出てくるのか、どうしてこういう流出被害が、県が偏在しているのか。これはどうなんですか。
○福島みずほ君 済みません。福岡、沖縄、栃木だと、どこが遅れていて、どこがどこにどう貸したんですか。
○福島みずほ君 理事長は、あと二、三日後に全容が明らかになると言うけど、何の全容がどのように明らかになるんですか。
○福島みずほ君 二情報、三情報の流出状況はどうなっているのか、この書面は出ますか。
○福島みずほ君 いつ頃出るんですか。
○福島みずほ君 改めてお聞きします。地域の偏在が起きているのはなぜか。四情報流出被害者が一人もいない県が僅か五県で、被害が広範にわたっているのはなぜですか。
○福島みずほ君 基幹システムに保存されている年金情報をDVD等の外部記憶媒体に抽出し、共有ファイルへ登録して業務を行っていた職員は何人でしょうか。
○福島みずほ君 共有ファイルに使われているパソコンは七千八百台でよろしいですか。
○福島みずほ君 そうだとすると、共有ファイルに使われているパソコンということではないんですね。
○福島みずほ君 共有ファイルにつながっているパソコンが七千八百台だとすると、今までも情報が漏れている可能性があるんじゃないですか。(発言する者あり)
○福島みずほ君 今回漏れた部分は、元々のところから漏れたのか、地方のブロックで漏れたのか、DVDでされているところで漏れたのか、どこなんですか。
○福島みずほ君 どこから漏れたか分からないんですか、今の時点でも。
○福島みずほ君 答弁が変わったというのはありますが、さっき、共用フォルダがあって、そこから漏れている可能性があって、四情報以外あるいは百二十五万件以外に拡大するんじゃないかということで答弁されたので、改めてお聞きをしました。またこれは後日、追及をさせてください。  マイナンバー...全文を見る
○福島みずほ君 特定健診データと予防接種の履歴情報を載せるということなんですが、特定健診データでどのようなものを載せるのか、心電図、血液、そんなの全部入りますね。
○福島みずほ君 これだけ年金情報が漏れて事実解明もできない厚労省に、マイナンバーが医療情報として載って、病歴も載るということを今おっしゃったので、とんでもないというふうに思います。  以上で質問を終わります。
06月17日第189回国会 参議院 地方・消費者問題に関する特別委員会 第6号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案についてお聞きをいたします。  これまで厚労省は、保育所型認定こども園について有効期間を定めるというふうにしていました。これはなぜでしょうか。
○福島みずほ君 今回の有効期間廃止に伴い、保育に欠ける子供の利用が制限され、市町村による保育の実施義務の履行が妨げられるおそれはないでしょうか。
○福島みずほ君 昨年の第四次地方分権一括法の成立により、国から地方公共団体への事務権限の移譲が実現しましたが、権限移譲に伴う財政措置、人的措置は行われているのでしょうか。国から地方公共団体に対する財源面及び人員面で具体的にどのような措置を行ったでしょうか。
○福島みずほ君 人件費も入れて財政計画が十一億円というのはやっぱり大変少ないというふうに思います。今、どんどん地方にいろんなものを権限移譲していて、あるいは介護でも地域包括ケアシステムにいろんなものが流れ込んでいっているんですが、僅か十一億円、人件費も含んでというのでは、やっぱり...全文を見る
○福島みずほ君 満田さんがうんうんとうなずいてくださっていますが、十一億円、人件費含むという事態にならないように、しっかりこの第五次地方分権一括法案の後、財源をきちっと確保するということを是非よろしくお願いします。  次に、機能性表示食品についてお聞きをいたします。  食品安...全文を見る
○福島みずほ君 特保で駄目ってなって、しかし単なる届出でいい栄養機能食品として売り出されると。極めて問題じゃないですか。もっとてきぱきと、例えばもっとできないんですか。
○福島みずほ君 特保として安全性を評価できないものが栄養機能食品として出されるというのは問題だと思います。消費者はよく分からない。体にいいとか、例えばコレステロールが減るとかいったら、いいかなというふうに思ってしまうので、このことそのものが問題ではないか。というか、機能性食品のこ...全文を見る
○福島みずほ君 ホームページ公開日と届出受理日を同じ日にするなどの措置を講ずるべきだと思います。  消費者団体から寄せられる疑義情報を、本来なら食品表示法で調査義務が決められている申出として位置付けるべきではないですか。  また、疑義情報の提供を受けた後、消費者庁が行った調査...全文を見る
○福島みずほ君 でもしかし、やっぱり問題がある、そして、とりわけ届出だけで済む話なので、そのことについてはきちっとフィードバックをすべきだというふうに思います。  例えば、野菜も機能性表示ができますよね。野菜ってこんな機能性表示に適しているんでしょうか。
○福島みずほ君 野菜は、体にいいものもあるでしょうが、食べ方にもよるし、タマネギがいいからといって何十キロも食べるわけにもいかないしということがあって、この野菜の機能性表示というのがどういう形なのかというふうには思っています。  それで、例えば市民団体、食の安全・監視市民委員会...全文を見る
○福島みずほ君 特保と違って届出だけで表示がオーケー、機能性食品は体にいいということで出るわけですよね。でも、安全性に懸念もありますし、ビジネスチャンスは広がるかもしれないけれども、消費者という立場から見ればかなり問題があるというふうに思っております。  今後、またこの委員会で...全文を見る
○福島みずほ君 福島みずほです。  社会民主党・護憲連合を代表し、地域再生法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。  地域再生法は、昨年、いわゆるアベノミクスが当然の結果としてもたらす大都市と地方の格差拡大、大企業と中小企業の格差拡大を覆い隠すとともに、...全文を見る
07月02日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  順番を変えて、マイナンバーの方からお聞きをいたします。  マイナンバーに対するセキュリティー対策として、NISCによるGSOC以外にセキュリティー部門、SOCを新設すると報じられています。この監視対象は全国の自治体や国を専用回線で相...全文を見る
○福島みずほ君 全国の自治体が有している情報が漏れないということなんでしょうか。
○福島みずほ君 年金情報がこれだけ漏れるんですから、全ての自治体が持っているそれぞれの情報が漏れないという保障をつくるのは並大抵ではないと思います。その構築なくしてマイナンバーの制度導入を来年一月にするのは早いんじゃないか、確立してからやれというか、確立してからやるべきだというふ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、年金記録が漏れたわけですよね。ちゃんとやっていないことが山ほどあって漏れた。だとしたら、この自己評価、丸というのは間違っているんじゃないですか。
○福島みずほ君 今回の件が表に出なければ、ちゃんとやっているとみんな思っているわけじゃないですか。年金情報が漏れるなんて夢にも思っていない。この厚生労働大臣の宣言、「特定個人情報の漏えいその他の事態を発生させるリスクを軽減させるために十分な措置を講じ、もって個人のプライバシー等の...全文を見る
○福島みずほ君 自民党の席から無理という声が上がりましたけれども、これ、評価実施機関名が厚生労働大臣で、特定個人情報保護委員会は三月三日承認しているんですよ。魂が入っていなかったと大臣言いましたけれど、魂が入っていなくて情報が漏えいするなんてしゃれにならないと思いますが、いかがで...全文を見る
○福島みずほ君 特定個人情報保護委員会は無力だったということじゃないですか。ヒアリングをやって、でも年金記録は漏えいした。無力だったということじゃないんですか。
○福島みずほ君 だって、これは評価実施機関が厚生労働大臣で、「プライバシー等の権利利益の保護に取り組んでいることを宣言する。」、公的年金業務等に関する事務、全項目評価書ですよ。自己評価でオーケーと言えばオーケー、このとおりやってくれるんだったらオーケーというんだったら、マイナンバ...全文を見る
○福島みずほ君 そのとおりにやっていなかったから年金記録も漏えいしたし、また対策も全く対応をやっていなかったからここまで広がったわけですよね。  きちっとやってくれるだろうということでマイナンバーなんてやられたら、非常に貴重な情報が必ず漏えいしますよ。予言しますよ、本当に。必ず...全文を見る
○福島みずほ君 特定個人情報保護委員会の特定個人情報保護評価は自己採点なんですよね。宣言しますといってスルーしているんですよ。こんなのインチキじゃないですか。インチキじゃないですか。厚生労働省でこんなだったら、他の役所だって一緒でしょう。「権利利益の保護に取り組んでいることを宣言...全文を見る
○福島みずほ君 この委員会で明らかになったとおり、本当に機構も厚生労働省も、まあ機構ですが、おぼつかないですよ。悪いけれども、まともな答弁もできていない状況で、マイナンバーをやるまでにきちっと情報はコントロールされるだろうなんて、楽観的というか、ファンタジーですよ。あり得ない。い...全文を見る
○福島みずほ君 厚労省の自己評価で、宣言するというのでスルーさせているじゃないですか、マイナンバーが。だとしたら、他の役所も推して知るべしだというふうに思いますよ。そして、今日の、現在の段階でも客観的な事実すらほとんど分からない、答弁できない。こんな状況でマイナンバーの導入はでき...全文を見る
○福島みずほ君 更なる対策を講じていない段階でマイナンバー法の改正法を成立させることはできないですよ。  大臣、先ほど魂が入っていなかったとおっしゃいましたが、どういうことでしょうか。
○福島みずほ君 年金情報流出に関して、今日の時点でこのようなていたらくであるのであれば、また回答も、ちゃんと適用していただけるのであればみたいな答弁でやっているわけで、マイナンバーの改正法案は廃案にすべきだということを強く申し上げます。  素朴な疑問で、ちょっと教えていただきた...全文を見る
○福島みずほ君 いや、今の段階では四情報なんですが、先ほどもおっしゃったとおり、それだけにとどまらない。さっきも同僚議員からありましたが、ファイルにはたくさんの情報があるわけですよね。だから、もしかしたら、まだ出ていないけれども、どこかにそれがもう流出しているかもしれない、そうい...全文を見る
○福島みずほ君 いや、ちょっと時間がもったいないんですが、私が本当に素朴に疑問に思うのは、たくさんの情報が入っているのに、なぜその四情報だけが現時点で流出しているのか、何かそのからくりがあるんでしょうか。何なのか、これちょっと教えていただきたい。
○福島みずほ君 私の疑問はちょっと払拭されないんですが、また別の機会にお聞きをいたします。  今日はほかの方にも来ていただいているので、警察にお聞きをいたします。  三十一台のPCはどこから流出したんですか。
○福島みずほ君 百一万人の年金情報はいつの段階でどう流出したのか、それは教えていただけますか。
○福島みずほ君 これは質問通告していなくて申し訳ないんですが、警察がコンタクトを取っていた年金機構の人あるいは厚労省の人はどなたなんでしょうか。誰を中心にやり取りをしていたのか教えていただけますか。
○福島みずほ君 年金機構あるいは厚労省で警察とコンタクトを取っていたのは誰なんですか。
○福島みずほ君 というのは、先ほどまた同僚委員からありましたけれども、警察とコンタクトを取るって、やっぱりかなりのことだと思うんですよ。ですから、どうしてそれが厚労省や大臣やいろんなところと共有されなかったのか、実は極めて謎なので、それは今後もまたお聞きをいたします。  今日は...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省に対してやっているわけですよね。検知しているのは物すごくたくさんある中で、その中で限られていると。だから、これに関して、ちょっとこれまずいぞとか、深刻な事態になるぞと、限られた中から警告を出しているわけですから、非常に何かあったと思うんですが、具体的に厚...全文を見る
○福島みずほ君 正直言って、これやばいぞというか、これ大変だと思われたのはいつでしょうか。それから、その危機感は伝わっていたんでしょうか。
○福島みずほ君 はい。  私は、今回、NISCの対応がどうだったのか、それから厚生労働省の中の対応がどうだったのか、機構がどうだったのか、その問題解決の対応の仕方がどうだったのか、極めて問題だと思います。  まだまだたくさん聞きたいことがありますので、情報がまだまだ出てきてお...全文を見る
07月14日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、奨学金、ブラックバイトについてお聞きをいたします。  奨学金を受けている大学生の割合はどれぐらいか、文科省、お願いします。
○福島みずほ君 奨学金の状況は随分様変わりをしています。学校の先生になればかつて免除がありましたが、あるいは大学の先生、そういうものはもうなくなりました。  無利子と有利子の割合はどれぐらいですか。
○福島みずほ君 有利子が本当に多いわけで、その意味でも、教育ローンというかローンになっていると。  それで、奨学金返済の金額と奨学生人数の分布についてはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 高校で奨学金、大学で奨学金、大学院で奨学金、ロースクールに行って奨学金、司法修習生になっても最高裁から二百九十九万円貸与を受ける。私自身も、三百万、五百万、八百万、一千万、実は、たくさん大学院に行ったというので一千二百万とか借金があるという若者たちに会ってきました...全文を見る
○福島みずほ君 奨学金の借金の部分の実態を話していただいたんですが、結婚して両方とも奨学金の返済義務があれば借金が倍になるわけで、本当に、雇用の劣化もあるけれども、再生産不可能社会に若者たちはもう突入しているのではないかと思います。  文科省にお聞きしますが、給費制と貸与制の割...全文を見る
○福島みずほ君 そのとおりで、給付型の奨学金ってないんですよね。自治体で長野県などやっているところはありますが、貸与制しかないんですよね。給費制はありません。だから、有利子が多いですから教育ローンなんですね。  ですから、私は文科省に、給付型の奨学金はありませんという答弁だった...全文を見る
○福島みずほ君 給費制奨学金を増やすべきだと。子どもの貧困対策基本法ができて、シングルマザーの年収が二百万をはるかに切っている中で、給費制がない、そういう奨学金がなければ、やっぱり子供たちは大学進学などを諦めると思うんですね。  この委員会でオスプレイのことなんかをよく引き合い...全文を見る
○福島みずほ君 学生のアルバイトが気楽なものだという時代はもう過去のものになっていて、バイトリーダーだったり、バイトでシフトを組まなくちゃいけない、あるいは休めない、試験が受けられなかったりゼミの合宿に行けなかったり、学業にも本当に影響を及ぼす、辞めたいと言うと辞めさせてくれない...全文を見る
○福島みずほ君 改めて実態調査をした上で例えばどういうことを、今後、では、座談会を行われた局長は何をこれからやっていこうとされていますか。
○福島みずほ君 局長、実態を把握することが重要だとおっしゃいましたが、何らかの形で実態調査をされるということでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 今、塾のことが出ました。  厚労省は、基発〇三二七第二七号で、学習塾経営団体に対し、学習塾の講師に係る労働時間の適正な把握、賃金の適正な支払等について要請を行いました。  経営団体は使用者ではなく、加盟学習塾への指導もあくまで任意にすぎません。全国労働基準監督...全文を見る
○福島みずほ君 ブラックバイトの定義は学生であることを尊重しないアルバイトと、大内裕和教授は定義をしております。  厚労省がいろいろホームページ上で、すごく漫画も入れた分かりやすい、労働のことを説明したりというのは分かっているんですが、やはり学生や若い人たちに労働基準法、例えば...全文を見る
○福島みずほ君 セミナーはやっていらっしゃるんですが、まだ数が少ないですよね。  一つは、学生に対する啓発もさることながら、このブラックバイトを辞めても、次ブラックバイト、次ブラックバイトだと、学生は幾ら知識があっても、サービス残業おかしいからお金払ってくださいとなかなか言えな...全文を見る
○福島みずほ君 セクシュアルハラスメントやパワハラや労働基準法違反がそうですが、働く労働者に対する知識はもちろん重要ですが、やっている側の相手方に対して警告を発しない限り、それはなかなかやまないわけですよね。やるべきはやっぱり使用者側だと思いますが、文科省、厚労省、いかがですか。
○福島みずほ君 文科省ももうちょっとパンチのあることを、これやりますと言ってくれませんか。
○福島みずほ君 パンチないという声がありますが。  というか、実は、厚労省は労働基準法を守ろうキャンペーンとかやっているんですね。ただ、今日なぜこういう質問をするかというと、奨学金のことを言ったのは、大学生の状況が、私たちの大学時代、つい最近ですが、年はサバ読めませんが、もう様...全文を見る
○福島みずほ君 これは質問通告しておりませんが、局長、ブラックバイトの根絶とブラック企業の根絶とはやっぱり地続きだと思います。新聞に、お子さんを亡くしてしまったお母さんが、正社員だと思っていたらアルバイトだったとか求人票が違うということなどについて要望を出したというのが載っており...全文を見る
○福島みずほ君 解雇の金銭解決についてお聞きをします。  平成二十七年六月三十日に閣議決定された規制改革実施計画、日本再興戦略改訂二〇一五では、解雇無効時における金銭救済制度の在り方を含む予見可能性の高い紛争解決システム等の在り方について議論の場を立ち上げ、検討を進めることとさ...全文を見る
○福島みずほ君 金銭さえ支払えば不当な解雇も可能になるという風潮が広まれば、不当解雇がとても広がると思います。  産業競争力会議では、民間議員より、民法に基づく解雇自由の原則の明文化、解雇権濫用法理による解雇ルールの見直し等が提案された経過もあります。解雇は労働者にとっては死刑...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、理事長にお聞きをいたします。  先日、七月九日、この参議院の厚生労働委員会で、年金に関して情報流出があったにもかかわらず、ないと回答してしまったことの原因について、分からないと答えたわけですね。でも、分かっていたわけですよね。...全文を見る
○福島みずほ君 九九%分かっていたじゃないですか。つまり、私たちも年金の流出問題について事実に迫り、対策を講じたいと思っているから質問しているわけで、分からないと答えるのは、これ裁判だったら虚偽答弁になると思いますが、いかがですか。虚偽じゃないですか。
○福島みずほ君 当時そう言えばよかったんじゃないですか。アラート表示についてこういう問題がある、そして現在でもコールセンターにおける誤りは二十三名なわけだから、当時分かっているわけですよ。九九%分かっていることをなぜこの委員会で言わなかったんですか。
○福島みずほ君 当時分かっている範囲、つまり九九%分かっているわけですから、原因は何ですかと聞かれたときに、こうですというふうに答えるべきじゃないですか。どうしてそういう真摯な答弁ではなかったんでしょうか。  では逆に、虚偽答弁であったことをお認めになられますか。
○福島みずほ君 九九%分かっていることを、なぜ委員会で言わなかったんですか。
○福島みずほ君 理由は何かと聞かれて、ほぼ九九%分かっていたら、そのことをきちっと説明するべきではないですか。分からないという説明は明確に虚偽答弁ですよ。だって、当時ほとんど分かっているわけですから。コールセンターでの誤りは二十三名にしかすぎない。その当時分かっているぎりぎりのこ...全文を見る
○福島みずほ君 第三者委員会は第三者委員会です。第三者委員会が結論を出す前に、厚生労働省として、厚生労働大臣として、しっかりけじめを付けるべきだと考えます。  先日も質問いたしましたが、「特定個人情報保護評価書(全項目評価書)」を配付しておりますので、これに基づいて質問をいたし...全文を見る
○福島みずほ君 この評価書は三月五日に厚生労働大臣が出しているんですが、百点満点ですよね、全部ちゃんとやっていると。安全管理規程について十分に整備している、安全管理体制・規程の職員への周知、十分に周知している、物理的対策について十分に行っている、技術的対策について十分に行っている...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働大臣は、不正アクセス対策も含めこのようにやると、きっちりやっているわけですよね。監督責任は機構に対しても持っております。百点満点、大丈夫だというのを三月五日に出している。これは厚生労働大臣が評価実施機関名として大丈夫だというのを出しているわけですよね。でも...全文を見る
○福島みずほ君 改めてお聞きします。  運用面も含めてなっていなかったということについて、にもかかわらず、大丈夫だということを評価し、提出した大臣の責任はどうなるんでしょうか。
○福島みずほ君 公的年金業務等に関する事務で、百点満点というのであったにもかかわらず漏れてしまった。運用面でなく制度上の問題もあると思います。  他の省庁の特定個人情報保護評価はどうなっていますか。
○福島みずほ君 総務省、国税庁、総理大臣から出ているわけですが、その評価書、大丈夫ですか。
○福島みずほ君 厚労省の評価が満点だったにもかかわらずリスク対策が全くできていなかったことを考えれば、この評価自体が無意味だったと言えるのではないですか。評価書を撤回すべきではないですか。  また、他の三省庁が出した四つの評価書も信頼性がなくなっています。評価システムを抜本的に...全文を見る
○福島みずほ君 総理大臣から情報提供等記録開示システムの運営に関する事務、マイナンバーのポータルですが、いずれも適切な措置、十分な措置を講じているとして、それぞれ国税からも国税関係、国税の賦課徴収事務とか全部出ているわけですね。でも、年金について全く駄目だった。であれば、ほかの評...全文を見る
○福島みずほ君 担保されていないことが明らかになったわけじゃないですか。紙切れで大臣が百点満点とやったところで信用できないことが明らかになったわけで、他の省庁についてもこれはそのとおりだと思いますよ。幾ら百点満点というのをやっても信頼できないということが明らかになりました。  ...全文を見る
○福島みずほ君 情報連携のために最新の住民情報のコピーを記録管理する自治体の中間サーバーは、全国二か所、相互バックアップするため実質は全国一か所で一括管理をされます。総務省は、この中間サーバー・プラットフォームの共同化、集約化を全国自治体に対して強く求めております。しかし、地方自...全文を見る
○福島みずほ君 マイナンバーにおいて予防接種履歴や特定健康診査の個人情報がつながることになります。理解できないのは、予防接種は子供でしたら母子手帳にどれだけ受けたかが書いてありますし、それから特定健診も、受ければ本人に健診の結果が来るわけで、本人がそれを持っていれば何も問題がない...全文を見る
○福島みずほ君 問題です。カルテの情報開示ですら本人になかなか来ないのに、何で情報が向こうに集積していくのか。  医療情報についてはとりわけ問題であるということを申し上げ、質問を終わります。
07月30日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第5号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  本日、東京高等裁判所で、神奈川県の厚木基地の爆音に関して、夜間の自衛隊の飛行差止めと損害賠償請求が認められました。  日本人の命と暮らしを守るために判決を確定させるべきであり、上告すべきでないと考えますが、いかがですか。
○福島みずほ君 日本人の命と暮らしを守るために、上告すべきではありません。爆音の解決をすべきです。  次に、この武力行使の新三要件なんですが、(資料提示)この中、中谷防衛大臣、地球上で地理的な制限は条文上ないですね。
○福島みずほ君 済みません、答えてください。  地理的な制限はないですね。地球上どこでも行けますね。
○福島みずほ君 第一要件は自衛隊法の改正法に書いてありますが、第二の要件、他の適当な手段がないことは自衛隊法の改正法案に書いてありません。きっちり書くべきじゃないですか。
○福島みずほ君 質問を聞いてください。  第二の要件が自衛隊法の改正法案に規定されないのは、法の瑕疵ではないですか。
○福島みずほ君 条文が違いますよ、文言が。他の適当な手段がないこととなっているのに、八十八条も七十六条もこんな文言ではありません。  また、対処基本方針は国会の承認を得るときの理由として示すもので、これは三要件と言うのだったら、きっちり自衛隊法の改正法案にこの文言どおり入れるべ...全文を見る
○福島みずほ君 質問に答えていないですよ。  これは専守防衛ではないでしょうと。つまり、架空の国の紛争があるので日米両国が制圧するという訓練なんですよ。これは集団的自衛権の行使の先取りじゃないですか。  戦争法案が成立をすれば、このことは、こういう集団的自衛権の行使はできるん...全文を見る
○福島みずほ君 集団的自衛権の行使は、ホルムズ海峡と米艦防護のそれだけではありません。条文上は何も限定がない。しかも、集団的自衛権の行使が、憲法上、法律上認められていない、戦争法案はまだ成立していない、そんな段階で、何でこんな集団的自衛権の行使の、戦闘行為の、制圧行為の訓練が日米...全文を見る
○福島みずほ君 答えてください。
○福島みずほ君 冗談はやめてください。だって、今まで周辺事態法は「武器(弾薬を含む。)」と書いていたんですよ。「武器(弾薬を含む。)」、弾薬は武器に入っているというのが今までの見解じゃないですか。何でそれが、弾薬の提供ができるんですか。解釈変えたんですか。
○福島みずほ君 いや、答えてないですよ。今まで周辺事態法でできないとされていたんですよ。「武器(弾薬を含む。)」、提供はできない、それから、「戦闘作戦行動のために発進準備中の航空機に対する給油及び整備を含まないものとする。」、これ、一体化だからできないとされていたんじゃないですか...全文を見る
○福島みずほ君 ふざけた答弁ですよ。米軍からのニーズがあったら、じゃ、武器を提供するんですか。今の答えは米軍からのニーズと言っていますが、違うでしょう。そうじゃなくて、今までは集団的自衛権の行使はできない、そして兵たん、いわゆる後方支援だって一体化はできない、だから戦争に直結する...全文を見る
○福島みずほ君 弾薬を提供し、給油することは一体化になるじゃないですか。  そして、イラク戦争もベトナム戦争も集団的自衛権の行使としてなされました。イラクだって国連憲章があるということでやりました。だったら、これも誤った戦争ですよね、ベトナム戦争も。ベトナム戦争だって集団的自衛...全文を見る
○福島みずほ君 ここまでやったら武力行使と一体化しますよ。しかも、重要影響事態と、それからもう一つ、存立事態があるわけで、幾らだって移行していくわけじゃないですか。それは移行していきますよ。  そして、総理は戦争法案というのはレッテル貼りだと言うけれども、まさに集団的自衛権の行...全文を見る
○福島みずほ君 この戦争法案は、誰が見ても、憲法学者が見ても小学生が見ても憲法違反です。自民党はずっとそう言ってきました。自民党は変わったんでしょうか。ずっと違憲だと言ってきた集団的自衛権の行使を認める戦争法案を国会に出す。  総理、憲法を最大限守るべきは総理大臣じゃないですか...全文を見る
07月30日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。順番を入れ替えていただいたことに感謝をいたします。  まず、お聞きをいたします。ホワイトカラーエグゼンプション、いわゆるプロフェッショナル法案、今国会成立断念ということでよろしいですか。
○福島みずほ君 もう時間的にも全く無理だと思います。厚労省は、もうこの法案、何度も上程できなかったり、もう断固出さない、廃案目指して是非私たちも努力したいと思いますが、今国会成立断念ということを早くおっしゃっていただき、国会もそれに応じていきたいと思います。  次に、派遣法に関...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、今国会もう本当にタイトで、派遣法の議論をきちっとしていけば、政省令を作る、労政審にかける時間もないですよね。九月一日施行なんて全く無理じゃないですか。
○福島みずほ君 報道では、厚生労働省は九月一日施行を諦め、修正するという報道がされていますが、これは、じゃ、間違いなんですかね。
○福島みずほ君 違法派遣の直接雇用みなし規定は四十一・九か月、施行までに三年半を準備期間ということで持ちました。今回、もし九月施行ということであれば、ほとんど、私たちは廃案を目指しますが、全く時間がないんですね。この差って一体何でしょうか。  結局、やはりこの違法派遣の直接雇用...全文を見る
○福島みずほ君 十月一日問題、でも、これは、無理な施行日を設定してみなし規定の発動を阻止しようとするのは、直接派遣先への正社員化の促進を阻むものではないかと思います。  実際上、政省令を作る時間もありますので施行日が全く間に合わないと思いますし、その前にこの法案は廃案にすべきで...全文を見る
○福島みずほ君 どこにも正社員化への道を法律上保障していないですよ。派遣元でのキャリアアッププランがどうして正社員化への道になるんですか。どういう教育をしたら正社員になれるんですか。現状だって、二十六業種の人たち、スキルが高くて頑張って仕事をしてきていても、正社員になれていないじ...全文を見る
○福島みずほ君 企業の経営判断だということだったら、先ほども意見がありましたが、厚労省要らないですよ。それは経済産業省でやってもらえばいい話であって、経営判断でやるんだったら要らないですよ。  しかも、今の答弁、ひどいですよ。総理が答弁で、これは正社員化の、正社員を希望する派遣...全文を見る
○福島みずほ君 正社員化への道は条文上ないんですよ。権利としても保障されていない。だったら、正社員を希望する派遣労働者について、その道が開けるようにするものですというのは虚偽答弁じゃないですか。  キャリアアップなんてどんなにやったって、だって二十六業種の人たちは即戦力なんです...全文を見る
○福島みずほ君 大臣。
○福島みずほ君 いや、違うんですよ。三年置きって、今自分をチェックする、働き方をチェックするとおっしゃいましたが、私がAという銀行のBという支店で人事課で派遣で働いている、三年たって総務課、三年たって人事課、総務と人事、課さえ変えれば私は一生派遣のままなわけです。しかも、若年定年...全文を見る
○福島みずほ君 正社員が増えるかどうか分からないんであれば、この総理の正社員化するものであるというのは間違っているじゃないですか。正社員を希望する派遣労働者についてその道が開けるようにするというこの法律の趣旨は、今大臣は正社員が増えるかどうか分からないとおっしゃったわけで、全然総...全文を見る
○福島みずほ君 会社が判断をされることだ、手続を踏んだ上で、会社が、いや、これはもう組合の意見を聞かない、あるいは正社員にはしない、あるいは派遣として雇い続ける、派遣労働者を雇い続けるという選択することができるわけじゃないですか。だから、この三十条は何の役にも立たないんですよ。何...全文を見る
08月04日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  法的安定性は関係ないと言った礒崎補佐官は更迭すべきではないですか。なぜ更迭しないのか。実は法的安定性を最も破壊をしているのが安倍総理だからではないですか。  自民党は、今まで集団的自衛権の行使は違憲だとしてきました。初めて合憲とした...全文を見る
○福島みずほ君 更迭すべきですよ。  そして、今まで違憲と言い続けた自民党と今の安倍政権違うじゃないですか。これも問題です。誰よりも法の支配を破壊する安倍総理は、これはもう退陣するしかないと思います。  次に、集団的自衛権の行使、初めて集団的自衛権の行使を合憲とした内閣だから...全文を見る
○福島みずほ君 だから危険なんですよ。  ベトナム戦争は、まさにトンキン湾事件、アメリカの自作自演で始まったことをアメリカ自身が国務省報告書で認めています。どこに正しい戦争があるんですか。ソビエトのハンガリー侵攻、チェコ侵攻、アフガン侵攻、アメリカのベトナム戦争、イラク戦争、ど...全文を見る
○福島みずほ君 フルだろうが何だろうが違法なんですよ。限定的だろうが違法なんですよ。  そして、これ、ベトナム戦争しかり。それで、これ間違った戦争と言わないから、これらの集団的自衛権の行使に日本が将来コミットするんじゃないかと誰でも思う。そのとおりなんです。だから反対です。 ...全文を見る
○福島みずほ君 違憲ではありますが、でも、今日議論しているのは、事後承認も可能だということです。集団的自衛権の行使、まさに例えば、米軍とともに世界で戦争をする、あるいは重要影響事態安全確保法で戦争を支援していく、そういう場合に、国会の事前承認、法律上必ずしもマストじゃないんですよ...全文を見る
○福島みずほ君 極めて問題です。  今までテロ特措法、イラク特措法など、長い間議論して、ようやく自衛隊を出すかどうかしてきました。今の話で、集団的自衛権の行使、さっきの十四事例ですよね、ベトナム戦争であったりアフガン侵攻であったり、泥沼の侵略戦争。それをやるのに国会の事後承認で...全文を見る
○福島みずほ君 冗談じゃないですよ。  じゃ、消耗品は弾薬であるという変な定義、この間おっしゃいましたね。だったら、ミサイルそれから大砲弾、これ弾薬ですか。
○福島みずほ君 ミサイル、人工衛星も全部、ミサイルも弾薬だとおっしゃった。全部弾薬とおっしゃって、これすごいことですよ。こんなインチキを許してはならないですよ。  つまり、今までは弾薬(武器)も含んで提供できなかったんですよ。後方支援できなかった。それを、弾薬はできる、ニーズが...全文を見る
○福島みずほ君 ミサイルは弾薬ですか。
○福島みずほ君 私も法律家ですから、ミサイルも劣化ウラン弾もクラスター爆弾も弾薬だというのは驚きです。日本はクラスター禁止条約に批准をしておりますが、これまでも運び、これまでも提供できるって、こんなふうに言っていたら何だってできますよ。ミサイルは武器じゃないんですか。クラスター爆...全文を見る
○福島みずほ君 サイバー攻撃について集団的自衛権の行使もあり得る、これは考えられないです。兵隊が一度も動いていない、武力の行使がどこもされていない、サイバー攻撃、インターネットの上で混乱したかもしれない。それはどこに武力行使するんですか。それで、日本が武力行使するんですよ。そんな...全文を見る
○福島みずほ君 きちっと答えてくださいよ。総理が言っているのはうそじゃないですか。国民に対してうそを言うことは許されません。こんな内閣、退陣すべきだということを申し上げ、質問を終わります。     ─────────────
08月04日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。順番を変えていただいたことに感謝をいたします。  まず、非正規労働者の権利実現全国会議が、派遣労働者、元派遣労働者を含む六百七十六名を対象に労働者派遣法改正に関する緊急アンケートを行いました。極めて切実な声が寄せられております。  これ...全文を見る
○福島みずほ君 是非これは読んでいただきたい。派遣労働者の生の声が本当に出ていまして、派遣法の改正法案を議論するに当たって、今法案のどこに派遣労働者当事者が問題だと思っているか分かりますので、お届けしますので、是非読んでいただきたいというふうに思います。    〔委員長退席、理...全文を見る
○福島みずほ君 ナショナルセンターの三つ、連合、全労連、全労協、いずれも大反対をしています。労働者から歓迎されない労働法制というのはあり得ないというふうに思います。  専門二十六業種の派遣労働者の間で雇い止め、派遣の打切りが行われていることについてどうお考えでしょうか。例えば、...全文を見る
○福島みずほ君 五年たったら有期が無期になるという制度の前に派遣切りが行われていると。もう更新しませんよと実際言われている人たちが大量にいらっしゃるわけですよね。専門二十六業務についてのホットラインの中でも三百九十九名の方からいろんな切実な声があります。  今、大臣はるるおっし...全文を見る
○福島みずほ君 この改正法案が議論されているまさにそのただ中で、二十六業種について制度が変わりますから、それを口実に、もうあなたは次ありませんよというふうに企業が先取りして辞めさせる、とりわけ年齢が高い人はもう辞めさせるというふうになっていて、さっきの雇用安定措置ならぬ雇用不安定...全文を見る
○福島みずほ君 無期雇用のことを聞いたのは、その無期雇用、つまり一生派遣のままなんですよ。どんなに頑張っても頑張っても頑張っても、優秀でも、どんなに正社員と伍して働いても、一生派遣のままということなんです。しかも、それが不安定なんじゃないかという質問を実はしているわけです。つまり...全文を見る
○福島みずほ君 指針ではなくて、きちっと法律でやるべきだというふうに思います。  派遣労働者の実質的な雇用の安定は図られるのか。派遣先と派遣会社との契約が解消されても、生活を維持していく水準で賃金が払われるんでしょうか。打ち切られたときの休業手当六〇%だけになるんじゃないですか...全文を見る
○福島みずほ君 つまり、休業手当でいくということは、派遣先が派遣元との契約を例えば解消するとか、その人間を首にした場合に、元々派遣元で無期雇用であったとしても、たかだか休業手当六〇%しか支払われないということですよね。そうだとすると、その人は生計を維持していくことができるんでしょ...全文を見る
○福島みずほ君 先ほど同僚委員からもありましたが、派遣元が新しい派遣先を紹介するといっても、一般的に、派遣労働者の希望がかなう仕事が紹介されるという保証はありません。元々の契約で業務内容が特定されていなければ、たとえ賃金が同じであっても、事務職の人に肉体作業の仕事、就労場所が非常...全文を見る
○福島みずほ君 その合理的の判断が本当にどうなのかということもあるんですね。  それから、派遣労働者が選ぶことができない仕事を紹介された場合、派遣労働者がその仕事を拒否した場合、派遣労働者の単なる就労拒否になってしまって休業補償も打ち切られてしまうと。六割の休業補償を払いたくな...全文を見る
○福島みずほ君 確かに労働契約法の問題ですが、派遣はこういうことが常に付きまとうということなんですよ。  実際、登録されているけれどもなかなか仕事を紹介してもらえなかったり、あるいは、セクハラやパワハラやいろんなことでクレームを付けたりいろいろするともう仕事が回ってこないという...全文を見る
08月10日第189回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  明日、鹿児島の川内原発が再稼働されるかどうか、大変緊迫した事態を迎えております。原発再稼働、川内原発再稼働についてお聞きをいたします。  東電福島原発事故で、東電の元幹部、勝俣さん、武黒さん、そして武藤さん、三人が強制起訴になりまし...全文を見る
○福島みずほ君 将来、原発事故が起きたときに、予見可能性とそれから回避可能性は十分あります。私には予見可能性があります。  今動かすということ、これだけ批判があって、三・一一原発の後、これだけ議論があって、これだけ理論的に批判をされて、原発再稼働ゴーサインを政治がやるということ...全文を見る
○福島みずほ君 集団的自衛権の行使も、そしてこの重要影響事態の場合も、国連の決議など一切要件とされていません。正当かどうかという担保は一切ないんです。つまり、それは政府の判断によってそれが決められると。  総理は戦争という言葉がお嫌いですよね。戦争というのは違法なものだからと言...全文を見る
○福島みずほ君 武器弾薬は運搬できるわけですから、どこまで運搬するんですか、弾薬はどこで提供するんですか、明確に答えてください。
○福島みずほ君 弾薬を提供する、消耗品だからどんどんどんどん消耗される、現場に運ばなくちゃいけない。どこで提供するんですか、大臣。
○福島みずほ君 戦場の隣まで弾薬武器を運ぶ、そしてそこで提供するということだと思うんですが、そんなのあり得ないですよ。実際、そこで物を運び替える、物を全部入れ替えて運ぶなんといったら、最もそこは危険ですよ。それから、戦場の隣はあっという間に戦場になる。そこまで武器弾薬を運び、弾薬...全文を見る
○福島みずほ君 武力攻撃事態から存立事態に移ることを政府は認めているんですね。実際そうなると、一切国会の事前承認なく戦闘行為になる。つまり、後方支援と言いながら、集団的自衛権の行使に突き進むことを認めているわけです。  自民党の日本国憲法改正草案をお示しいたします。(資料提示)...全文を見る
○福島みずほ君 総理は、憲法改正の発議について意欲があると記者会見などでおっしゃっていらっしゃいますが、憲法改正しないんですか。発議をしないんですか。
○福島みずほ君 自民党日本国憲法改正草案のまさに戦争法案は先取りです。ナチスの手口とかつて麻生大臣がおっしゃいましたけれど、ワイマール憲法がありながら国家授権法を作ったナチス・ドイツと一緒で、日本国憲法がありながら……
○福島みずほ君 憲法違反の戦争法案を出す、憲法を憲法と思わない内閣には退陣してもらわなければならないことを申し上げ、質問を終わります。
08月11日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  無期雇用派遣労働者が雇用安定措置、三十条の対象となっていない理由はなぜでしょうか。
○福島みずほ君 派遣労働者が無期雇用となることをもって雇用の安定化とみなすことは問題ではないですか。
○福島みずほ君 先ほど同僚委員からも質問がありましたが、派遣切りのときは、無期雇用であってもばっさばっさみんな切られたわけですよね。今回、指針で、派遣元は無期雇用の派遣労働者を派遣契約の終了のみをもって解雇してはならないことを指針に規定するということで大臣からも答弁があったわけで...全文を見る
○福島みずほ君 端的に答えていただきたいんですが、有期の派遣は確かに不安定です。しかし、派遣元で無期雇用であれば安定しているかというと、そうではない。一生派遣のままだし、それから契約期間が切れてしまえば派遣元で休業手当をもらうしかない。休業手当は、それはもらわないよりはいいかもし...全文を見る
○福島みずほ君 でも、結局、使い捨てが進むんじゃないか。つまり、ウ飼いのウじゃないけれども、でも人間ですから、ここは嫌だとか、遠いとか、いろんな条件が折り合わないとか、そういう仕事はしたくない、向いていない、いろいろありますよね。交通、今の住まいから二時間も三時間も掛かる。それを...全文を見る
○福島みずほ君 派遣元の企業が直接雇用、申し入れるというか、直接雇用を何らかの形で制限や問題視することは問題であるという答弁でした。  次に、キャリアアップ研修についてお聞きをいたします。派遣元が行う教育訓練について、派遣先における就業時以外に行うことが通常だと思いますが、週末...全文を見る
○福島みずほ君 これは現行法でも同じですよね。休日労働や時間外労働を命ずることは労働基準法違反に明確になりますよね。  それで、改正法三十の二に定める教育訓練に関しては、有給、無償でなければならないという条文はありませんが、これは書き込まれるんですか。
○福島みずほ君 これは、指導を徹底するために指針に書くとか、何かそういう形になるんでしょうか。
○福島みずほ君 自発的な研修なのか、いや、事実上強制されているのか。現実には、実際は行かなくちゃいけないけれども、なかなか、ワタミのケースも、過労死で亡くなった女性の裁判の中でも明らかになりましたが、休日に研修があったり、何かレポートを書かなくちゃいけない、実はそういうことって結...全文を見る
○福島みずほ君 研修が派遣元の業務命令か、派遣労働者の自主的な参加であるかどうかは、どのように判断するんでしょうか。実質的にはそこに参加せざるを得ない状況があれば、それはある程度業務命令ということでよろしいですね。
○福島みずほ君 実質的に、ほぼ、ほとんどの労働者がその研修に参加をせざるを得ない状況があれば、それは業務命令ということでよろしいですか。
○福島みずほ君 派遣元の無期雇用の労働者も、結構こういう点では大変厳しい状況が出てくると思うので、これはしっかり有給、無償であるという点の徹底をお願いをいたしますし、決して無期雇用であれば安定化ではないということも申し上げたいと思います。  次に、派遣労働者の産休、育休の取得に...全文を見る
○福島みずほ君 派遣法の改正法案はそのような実態調査が終わってから提案をすべきではないでしょうか。ただでさえ育休、産休が取りにくいとか、現場の状況をたくさん聞いています。実態調査もこれからという中で、なぜこの派遣法の改正法案が先行して出てくるのか、よく分かりません。  育児休業...全文を見る
○福島みずほ君 努力ですか。  Aさんに対して派遣元が新たな派遣先を必ず提供する義務を課す規定はありますか。
○福島みずほ君 ですから、女性たちは、男性もそうですが、女性は産休取れないし、女性も男性も育休は取れないんですよね。  なぜなら、自分が育休取って、戻るときに後任がいる、あるいはもうその契約期間が過ぎていたら、自分は、何も派遣先を提供する努力はするけれども義務がないわけだから、...全文を見る
○福島みずほ君 Aさんが育休取って戻っても、もう契約期間が終了している、派遣先に後任の人が既にいる場合にはもう行き場がないというか、今の話で、派遣先をどこか努力をするというだけで、結局Aさんは、必ず提供する義務が派遣元にありませんから、それで実は職を失うんですね。ですから、育休を...全文を見る
○福島みずほ君 ごめんなさい。意味が分からないので、もう一回言ってください。
○福島みずほ君 ちょっと分からないんですが、無期雇用でなくてその人が有期の場合でも、派遣元は一体どういう努力をするんですか。
○福島みずほ君 今まで派遣元の会社が事実上の育休解雇を受けた人やそういう人に対して努力をしているということの実態はあるんでしょうか。どんな努力でしょうか。努力中と言えば努力をしていることになるんでしょうか。
○福島みずほ君 子供を産んだばかりの女性が、なかなか仕事見付けられないですよ。努力をしてもらうといっても、条文にきっちりなければ、普通の正社員であれば育休取って解雇されたり退職強要を受ければ大問題になりますが、だから派遣という働き方がとても不安定なんですよ。  産休、育休を取る...全文を見る
○福島みずほ君 いや、女性労働者は産休、育休の権利があると思っても、でも、例えば中絶を迫られたとか、もうあなたは契約更新拒絶ですと言われた例を聞いていますよ。自分に権利があると思っても行使ができないんですよ、三年の有期契約で派遣だったら。権利はあるけど行使ができない。まあ集団的自...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の公述人、本当にありがとうございます。  名古屋は、リーマン・ショックの後の派遣切りの後に、派遣切りの現場、それから雇用促進住宅、ハローワークなどに行き、また名古屋の自立支援センターなどを見学をしました。そういう中で、派...全文を見る
○福島みずほ君 裁判例です。
○福島みずほ君 樽井公述人にお聞きをいたします。  安倍総理は本会議で、正社員の道を開くものだと答弁をされているんですが、これは明らかなミスリードだと考えます。この法案の最大の問題点の一つは、正社員への道が権利として保障されていないということにあると思いますが、いかがでしょうか...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働大臣はよく、三年置きにキャリアを見直す機会になるのでいいのではないかとおっしゃるんですが、三年置きに自分が死刑判決を受けるんじゃないかと思わなければ生きていけないというのは、とてつもなく精神的にも不安定だと思うんですね。  今日、切々と田中公述人は御自身...全文を見る
○福島みずほ君 この法案は生涯派遣を可能とするものだと思い、私自身、社民党は反対をしているんですが、ただ、生涯派遣で雇ってくれるんだろうか、むしろ若年定年制が出てくるんじゃないか、今以上にと思っているんですね。女と畳は新しい方がいいではありませんが、若年定年制というのは、実際現場...全文を見る
○福島みずほ君 例えば、受付嬢だと、嬢だからもうあなたは嬢じゃないと言われた例とか、山本公述人にお聞きをしたいんですが、女性が年齢を重ねることで派遣として仕事が少なくなる実態や、例えばなかなか仕事が回ってこない、相手方から拒否されるというような、そういう実態は今まで経験したことは...全文を見る
○福島みずほ君 二十六業種だからというので始まった派遣法が、二十六業種の区別がよく分からないからというので撤廃され、専門職も一般職になだれ込んでいくことでむしろ単価が低くなったりするのではないかという懸念もあるんですが、それについて樽井公述人、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 二十六業種の専門職の人たちの中で、現に、法律が改正されるし次回の更新はないよと言われて派遣切りに遭ったという人たちにも会ってきているんですね。先ほどから二十六業種ということで、もしよろしければ、伊藤公述人、山本公述人、今現に、こういうことが議論されている中で、二十...全文を見る
○福島みずほ君 というか、会社の方から、あなたは次回はないですよと言われるというケースです。
○福島みずほ君 今回の派遣法の改正の中で、とりわけ女性たちが、派遣会社における無期雇用か、あるいは一生派遣のままで、どこか銀行やいろんなところで一生派遣のままで働き続けるということがとても増えて、正社員になれない女性というのがとても増えてしまうんではないかという危惧を大変持ってお...全文を見る
○福島みずほ君 常用代替防止というのが派遣法の要中の要です。しかし、常用代替防止を実質的には潜脱をして、派遣会社で無期雇用か、一生派遣のままで働き続けるという点で極めて問題だと思います。  時間が参りましたので、四人の公述人の皆さん、本当にありがとうございました。
08月18日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第25号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、女性が長時間労働の男性並みに働く平等をどう考えているかについてお聞きをいたします。  一九八五年、男女雇用機会均等法が成立をしましたが、それ以降、女性のディーセントワークはどのように達成されてきたでしょうか。
○福島みずほ君 雇用機会均等法が一定の役割を果たしてきたことは理解をしていますが、しかし、労働現場は惨たんたる有様です。女性の非正規雇用率は五四%、非正規雇用の人たちで年収三百万円以下の人が圧倒的に多い、シングルマザーの年収は百数十万円台という、女性の労働については実に惨たんたる...全文を見る
○福島みずほ君 ホワイトカラーエグゼンプションは労働時間規制をなくすもので、長時間労働の規制には真っ向から逆行しているというふうに考えます。  次に、丸子警報器事件についてお聞きをします。  丸子警報器事件は、長野地裁上田支部平成八年三月十五日判決ですが、この判決は、同じ勤務...全文を見る
○福島みずほ君 私が聞きたいのは、この丸子警報器事件を前提とすれば、ほとんどの多くの日本の労働現場が公序良俗違反になるということです。法律を作っていらっしゃることはもちろん分かります。しかし、それが効力が余り発揮できていない、現状で、正社員と非正規雇用の間、とりわけ男女の間に大き...全文を見る
○福島みずほ君 丸子警報器事件や労働契約法二十条を生かして日本の労働現場がもっと変わるようにしなければならないと思いますし、厚生労働省はその責務があるというふうに思います。  私も男女共同参画担当大臣として手掛けた第三次基本計画の中には、同一価値労働同一賃金に向けた均等・均衡待...全文を見る
○福島みずほ君 今日、EU指令やいろんな議論が出ておりますが、外国の一種の取組、同一価値労働同一賃金を目指した数値目標の設定や算定の方法など、是非厚生労働省として進めていただきたい。大臣、いかがでしょうか。
○福島みずほ君 その結果を早くまた教えていただけるようにと思います。  厚労省の平成二十四年派遣労働者実態調査報告によりますと、先ほども副大臣から答弁がありましたが、派遣の通勤手当支給は四五・五%、半分以下になっています。賞与・一時金支給は一七・一%、それから皆勤手当支給が五・...全文を見る
○福島みずほ君 現行の労働者派遣法でも、三十条の二は、均衡を考慮した待遇の確保とありますよね。均衡ということであれば、均等か均衡かですが、交通費はせめて支払われるべきだというふうに思っています。これに関して、今日、済みません、発議者に私は質問通告をしていないんですが、交通費は当然...全文を見る
○福島みずほ君 共通化ということがちょっとよく分からないんですが、厚生労働省にお聞きしたい。  せっかく国会で審議をしているので、少なくとも働いている人にとって少しでもやっぱり前進があるべきだというふうに思います。せめて交通費だけでもこれは支給してほしい。どうですか。これを守ら...全文を見る
○福島みずほ君 この派遣法の、私たちは改悪法案と言っていますが、均衡だといっても意味がないじゃないですか。労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律案なんといったところで、交通費すら支給されないんだったら、どこが均衡なんですか。
○福島みずほ君 いや、全く納得できません。  正社員は交通費が出る、でも派遣労働者は交通費が出ない。でも、派遣労働者は交通費が掛からないなんということはないわけじゃないですか。均衡なんと言うぐらいだったら、それはこれ払ってくださいよ。それぐらい厚生労働省が言えなくて、何が厚生労...全文を見る
○福島みずほ君 この交通費についてはずっと議論しておりますが、これすら実現できなかったら均衡法案なんて取り下げてくださいよ。何の意味もないじゃないですか。絵に描いた餅ですよ。派遣労働者は何で半分以下の人しか交通費がもらえないんですか。
○福島みずほ君 じゃ、発議者、これ均衡法案だと言うぐらいだったら、交通費ぐらい保障するという趣旨でよろしいですね。
○福島みずほ君 だったら駄目じゃないですか。どんな意味があるんですか、この法案に。  じゃ、確認しますが、派遣だからといって交通費を払わないことは不合理な差別ですよね。
○福島みずほ君 ということで厚生労働省もよろしいですね。
○福島みずほ君 改善を図っていきたいということで、今半分以下の人しか交通費が支給されていない、この改善が、この法律が施行されようがされまいが均衡の待遇というのは今の現行法でもあるわけですから、実現できるようにと思っております。  それで、食堂、休憩・更衣室などについて、福利厚生...全文を見る
○福島みずほ君 同じ会社で働いていて、あなたは派遣だから食堂は使えませんよ、休憩室は使えませんよ、更衣室は使えませんよなんということはあり得ないと思うんですね。そうだとすれば、これは配慮しなければならないという配慮義務なんですが、これはむしろ義務規定にすべきではないですか。どうで...全文を見る
○福島みずほ君 配慮義務というのは、何らかのアクションを取ればいいわけですよね。だから、会社の側が食堂や更衣室や休憩室について考慮したけど、例えば狭いし、派遣の人は御遠慮していただく、これはオーケーなんですか。
○福島みずほ君 同じ社員、同じ社員というか同じ会社で働いているわけですから、更衣室、休憩室、食堂を使えて当然だと思います。その点で徹底していただきたい。  診療所は使えないんですよね。診療所は入りますか。
○福島みずほ君 均衡待遇、均等待遇と言ってもいいと思いますが、やはりパートだと、さっきの丸子警報器事件ではありませんが、時間給に直してどうかという議論ができるわけですが、派遣の場合の賃金の均等・均衡待遇というのは、マージン率があるために、どうしても派遣社員は、もし仮に同じ仕事をし...全文を見る
○福島みずほ君 せめて交通費から、全額支給のところから始めていただきたいと。それもできなくて均衡も均等もないだろうと思います。  終わります。
08月19日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今回の「「日米防衛協力のための指針」及び平和安全法制関連法案について」という防衛省内部の資料について、私もまず冒頭お聞きをいたします。  これを見て私は非常にショックを受けたのは、例えば二十二ページ、「今回の改正により、法律に基づく...全文を見る
○福島みずほ君 おかしいですよ。これ、案とか、こうされる予定ですとか、こういう議論がありますではないんですよ。加わりましたというのは国会軽視じゃないですか。これは明らかに国会で法案が成立されたことを前提に議論していますよ。加わりましたって何で過去形なんですか。加わる予定ですと未来...全文を見る
○福島みずほ君 国会で法案が廃案になったり、継続審議になったり、修正されることは考えていないんですか。
○福島みずほ君 加わる予定ですなら分かりますよ。加わりましたは駄目でしょう。どこにも案なんて書いていないですよ。対案も修正案も廃案も継続審議も考えていないということじゃないですか。まさに国会軽視じゃないですか。
○福島みずほ君 国会をなめないでくださいよ。国会の審議を全く考えていないじゃないですか。  これ、最後に、先ほどシビリアンコントロールが利いているからいいんだとおっしゃいましたが、今後の進め方で、七月の下旬から八月中に法案成立というタイムスケジュールになっていますね。これ、大臣...全文を見る
○福島みずほ君 質問に答えていないですよ。大臣は、七月下旬から八月中に法案が成立するという認識だったんですか。
○福島みずほ君 イメージアップを当てはめるという意味が分からないという声がありますが、そのとおりだと思います。  大臣は、今の時点でもこの法案がいつ成立するか分からない。にもかかわらず、事務方が勝手にこれで法案がこの日に成立するというのをやってもいいんですか。
○福島みずほ君 大臣が指示していないのにこんなの勝手にスケジュールを決めたんだったら、防衛省の内部の暴走なんでしょうか。そして、国会、まだ今の時点でも成立するかどうか分からないのに、こんなことをやってもいいんですか。  それから、もしイメージアップあるいは丁寧に説明するというこ...全文を見る
○福島みずほ君 検討、研究はしないというふうに言っていて何でできるんですか。検討はしないと言っていて、何でこれが出てくるんですか。  それで、実はこの中で、四十七ページの駆け付け警護についての、南スーダンにおける駆け付け警護の問題です。  南スーダンの駆け付け警護がされる可能...全文を見る
○福島みずほ君 法案の先取りですよ。閣議決定した直後にこんな文書おかしいですよ。  駆け付け警護は現在禁止されておりますが、なぜ禁止されているんですか。
○福島みずほ君 じゃ、なぜやれるように法律改正するんですか。
○福島みずほ君 さっき大臣は憲法上の要請と言いました。憲法上の要請が変わるんですか。実際上のPKOの実績とかじゃなくて、憲法上の要請を重要視すべきでしょう。  そして、国又は国に準ずる組織かどうかということを入れるということですが、南スーダンは大統領派とそれから副大統領派が争っ...全文を見る
○福島みずほ君 問題は、時々刻々と状況が変わるということです。今の時点でそういう判断が正しいかどうかという検証も必要ですし、将来またそれが変わるかも分からない。この法案がいつ成立するかも分からない。廃案になるかも分からない。そして、南スーダンの状況がどうなるか分からない。そして、...全文を見る
○福島みずほ君 憲法上の要請があり、一体化の可能性があるから断ったんですよ。  韓国軍へ弾薬提供を平成二十五年十二月二十三日の閣議決定で一万発決めて、提供していますね。
○福島みずほ君 この点について、韓国軍から返還を受けていますし、これまで、一九九一年十月の国会での答弁では、こういう弾薬は提供しないというふうにしています。  大臣、武器輸送と提供、多国籍軍の輸送はできるというお考えですか。
○福島みずほ君 何でもできるということで、問題です。今までの国会の憲法上の議論を全く無視するもので、この法案駄目だということを申し上げ、質問を終わります。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  予算、費用についてお聞きをいたします。  ISIL、イスラム国に対する掃討作戦のアメリカ国務省が発表した費用、これは一日九百八十万ドル、十二億円ということでよろしいですか。
○福島みずほ君 莫大なお金が掛かっています。年間四千億円、十年間やれば四兆円になります。  集団的自衛権の行使には反対です。戦場で人を殺し殺されるわけですから、莫大な人たちの命が奪われます。  それともう一つ、予算、まさに会計の問題があります。掃討作戦、これ一年間に四千億円、...全文を見る
○福島みずほ君 三つの条件というのは違うでしょう。それって新三要件のことじゃないんですか。(発言する者あり)違う。じゃ、言ってください。
○福島みずほ君 重要影響事態法の方は国連決議など必要ではありませんが、ISILへの空爆等に対する支援活動は条文上できますか、できませんか。
○福島みずほ君 法律上の定義に当てはまるかどうかを聞いています。どっちですか。
○福島みずほ君 条文上当てはまるかどうかという判断はできるでしょう。法律は誰が解釈しても一義的にされなければおかしい。だとすれば、法律上できるんでしょう。
○福島みずほ君 定義上除外されていますか。
○福島みずほ君 今の判断なんか聞いていません、法律上の解釈を聞いています。ここは国会です。政策論議なんか聞いていません。  誰が考えても、定義に当てはまるか当てはまらないか、定義に当てはまるでしょう。
○福島みずほ君 答えてないですよ。時間を無駄にしないでください。真剣勝負やっています。  法律の定義に当てはまるか当てはまらないか、十年後の内閣がどう判断するかですよ。そのことを聞いているんですよ。政策判断なんか聞いていません。
○福島みずほ君 現状で当てはまらないという解釈はできないということでよろしいですか。
○福島みずほ君 法律の、こんな、議論ができません。以前は当たると言ったじゃないですか。政策判断なんか聞いてないんですよ。
○福島みずほ君 中谷防衛大臣の下で論議はできません。法律の議論をしているのに、考えがあるかないかなんてそんな議論していません。法律は未来永劫、その法律がある限り内閣を縛るものです。こんな答弁の下で質疑はできないですよ。  判断なんか聞いていません。定義を聞いています。じゃ、これ...全文を見る
○福島みずほ君 違いますよ。三要件を判断していなければ、二つの要件を、当てはまる場合があるじゃないですか。要件を満たせば行くということでよろしいですね。
○福島みずほ君 済みません、こんな大臣の下でこの法案の審議はできません。法律の定義を聞いているのに政策判断で答える大臣がいるなんて、信じられません。次の大臣が別の判断をしたらどうするんですか。法律がどうかという議論をやっているんです。駄目ですよ。
○福島みずほ君 こんな答弁だったら、これ駄目ですよ。あなたの判断なんか聞いていないですよ。法律の解釈を聞いているんですよ。法律を作ったらそれが未来を拘束するから、こんな大臣の下で、まさに国会が何を審議したか分からないじゃないですか。こんな大臣の下で審議はできません。(発言する者あ...全文を見る
○福島みずほ君 あとの二つの要件を満たせば、後方支援することはあり得るわけですね。(発言する者あり)法理論上、あり得るわけですね。
○福島みずほ君 あり得るんでしょう。あり得ると初めから答えてくれればいいんですよ。僕はやりませんなんという答弁を繰り返して、こんなの国会の答弁ではないですよ。こんな防衛大臣の下でこの法案を審議することはできません。  さっき、掃討作戦についてアメリカが使っているのが十二億円。年...全文を見る
○福島みずほ君 ひどいですよ。前の答弁言って、私の質問に答えてないじゃないですか。私の質問は、もしこの法案が万が一成立した後、莫大なお金が掛かるんですよ。掃討作戦だって何だって、後方支援だって、消耗品の弾薬を提供するので莫大なお金が掛かる。一兆五千億円、骨太方針で三年間抑制すると...全文を見る
○福島みずほ君 予算をこんなことに使う余裕は日本の財政上もありません。戦争法案には断固反対ですし、政策と法律の定義を混同して答える防衛大臣の下で戦争法案の審議はできません。戦争法案廃案へ向けてしっかりやってまいりますし、大臣、この答えは全くできてない。こんなことでこれらの法案成立...全文を見る
08月19日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、泉川参考人にお聞きをいたします。  短時間正社員という概念をつくって同一価値労働同一賃金を社内で実現しようと努力されていること、大変刺激的なというか印象的なという...全文を見る
○福島みずほ君 次に、中野参考人にお聞きをいたします。  派遣先社員との均等・均衡処遇に必要な法制度、四点ということで説明をしていただきました。私も同一価値労働同一賃金は当然必要だと思っていますが、とりわけ間接雇用である派遣は、やはり直接雇用、パートタイマーよりもやはり難しい面...全文を見る
○福島みずほ君 北口参考人と中野参考人にお聞きをします。  私は、同一価値労働同一賃金は重要だが、新自由主義の中での労働力流動化の中で同じであればいいというよりも、そもそも社会民主主義的な立場から労働法制の規制を強化するとか、というか、そもそも長時間労働を規制するとか、大枠のと...全文を見る
○福島みずほ君 北口参考人にお聞きをいたします。  先ほど、厚生労働省が同一価値労働同一賃金やその指標について、ガイドラインでなくもっとしっかりやってほしいとありましたが、厚生労働省に今後均等・均衡待遇を実現する上でこういうことをちゃんとやってほしいというような、もしアドバイス...全文を見る
○福島みずほ君 泉川参考人と北口参考人にお聞きをいたします。  同一価値労働同一賃金を実現するときに、日本の中の、転勤や配転を重要視するとか年功序列制的なものやあるいは家族関係がどうかとか、それは重要ではないとは思いませんが、仕事の価値そのものを見るというよりも、やっぱり主たる...全文を見る
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
08月20日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第27号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず初めに、安永参考人にお聞きをいたします。  ペーパーの二十一ページ目の労働者派遣法改正法案の問題点と書いてあるのは、そのとおりだと思います。私も、派遣法案の最大の問題...全文を見る
○福島みずほ君 関口参考人に二点お聞きをいたします。  一つ目は、例えば団体交渉を求めたときの派遣先の対応などのことはどのようなものであるのか、問題点について御教示ください。  もう一つは、派遣元の無期雇用についてです。休業手当六割といっても、実際は四割、五割ぐらいしか給料が...全文を見る
○福島みずほ君 高橋参考人にお聞きをいたします。  現状で交通費が支払われている派遣労働者って半分ぐらいしかありません。均衡や、あるいは労働者の立場からすれば、交通費はどんなことがあっても支払われるべきだというふうに思っているんですが、経団連として、例えば交通費は全額支給せよみ...全文を見る
○福島みずほ君 民民の契約で労働者、派遣で働く人たちがこれだけ無権利というか、ひどい状況にあるということですよね。  それで、安永参考人にお聞きをいたします。  十月一日問題というペーパーが厚労省から出たんですが、働いている派遣の人から話を聞いて、もう当たり前ですが、三年前に...全文を見る
○福島みずほ君 安永参考人にお聞きをします。  今日のお話で非常に示唆的だったのは、均等待遇というのであればマージン率を上乗せで一三〇%払うべきだという、この十八ページ目のペーパーはとてもそのとおりだと実は思いましたし、十七ページ目の、均等待遇原則違反があった場合には派遣元に対...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので、本当にどうもありがとうございました。
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず冒頭に、衆議院の厚生労働委員会の中で廣瀬明美、元派遣労働者の、今日も傍聴していらっしゃいますが、参考人としてこのようなことを述べています。この法案が通ってしまうと専門業務派遣で働く約四十万人が三年後には雇用を奪われてしまうのではな...全文を見る
○福島みずほ君 現に被害が起きているんですよ。雇い止めが起きているために、現に起きていると。これは取りも直さずこの法案の、改正案の結果だというふうに思っています。ですから、問題が起きたらホットラインでやるという話ではなく、現に今雇い止めが起きている。無期雇用転換だって、五年前に雇...全文を見る
○福島みずほ君 だって日程的に無理じゃないですか。
○福島みずほ君 たくさん課題があって、まだ成立していない、私は廃案にすべきだと思いますが、九月一日施行、無理じゃないですか。そもそも、政省令など議論する余地がないですよね。もうこれ、廃案して出直したらどうですか、まあ出直さなくてもいいですが、廃案にしたらどうですか。
○福島みずほ君 いや、無理ですよ。法案そのものが無理ですが、九月一日施行なんて無理ですよ。おまけに政省令を作る時間など一切ないじゃないですか。  ところで、十月一日施行予定の労働契約申込みみなし制度の意義について教えてください。
○福島みずほ君 この十月一日施行予定のみなし雇用制度は、やっぱり大変意味があると思います。違法行為があった場合にこれが直接雇用にしてしまうというもので、極めて大事なもので、多くの派遣労働者は待ち望んでいます。  これ、しっかり施行するんですよね。
○福島みずほ君 しっかり施行していくということは、それ、前にはこの労働者派遣法の改正法案、成立しないという趣旨でよろしいですね。  みなし雇用制度は意味があるんですよ。待ち望まれていたんですよ。三年間も施行を延ばしたんですよ。にもかかわらず、今回の派遣法の改正法案は、あっという...全文を見る
○福島みずほ君 ということは、九月三十日前にこの労働者派遣法の改正法案が施行されることはしないというタイムスケジュールでよろしいですね。
○福島みずほ君 九月一日は物理的に無理だと思いますが、私がお聞きしたいのは、みなし雇用制度十月一日施行、これはどんなことがあっても実現してもらいたいんですよ。これは、この国会が法案を作り、雇用みなし制度に意味がある、違法なところに対してきちっと直接雇用制度を設けるんだということで...全文を見る
○福島みずほ君 今の答弁だと、厚生労働省がかつて出した十月一日問題というのは撤回されるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 専門業務派遣の女性が怒りという手記がありまして、今日も傍聴していただいているんですが、厚生労働省の一〇・一ペーパーを見たとき、これは私のことを言っているのだと思いました、専門業務偽装による期間制限違反の場合、派遣先は裁判を通じ派遣労働者と雇用関係にあるとみなされる...全文を見る
○福島みずほ君 この法案は九月一日施行となっていて、物理的に無理だと思うんですね。廃案しかないということを改めて申し上げたいと思います。  次に、均衡待遇についてお聞きをいたします。  三十条の三で均衡を考慮した待遇の確保で、賃金水準について書いてあります。今日、ちょっとこれ...全文を見る
○福島みずほ君 そんなことを考えて法案を提出して今の答えだったら、全然駄目じゃないですか。全く駄目ですよ。一番重要な賃金の点について、派遣先と派遣された労働者の間での均等、均衡を言わなかったら、これ意味がないと思いますよ。一〇〇、一〇〇じゃないと駄目じゃないですか。少なくとも一〇...全文を見る
○福島みずほ君 研究して同一価値労働同一賃金を確立してから法案出し直すべきじゃないですか。これから研究するんだったら駄目ですよ。だって、今日だってその賃金の均衡待遇だって言わないじゃないですか。バランスの取れたといって、派遣労働者は給料安いんですよ。今、研究をこれからやりますと言...全文を見る
○福島みずほ君 福利厚生については、若干、厚生労働省令でやるという条文ありますよね。でも、賃金について、先ほどの回答だったら納得できないですよ。九〇%だったらいいんですか。一〇〇%ですか、八〇%ですか。同じ仕事をやっていて、派遣先と派遣された労働者の賃金格差はどこまでだったらバラ...全文を見る
○福島みずほ君 具体的な水準を示すことができないというのはやっぱり駄目ですよ。少なくともパートタイマーと正社員の間では不合理な差別をなくすとかあるわけじゃないですか。でも、今回、派遣先の労働者とそれから派遣労働者の間で、賃金について言う立場じゃないと言うんだったら、低賃金の使い捨...全文を見る
○福島みずほ君 質問の前提で聞いて、現状の四十条三項で、じゃ、派遣元が派遣先に対して賃金水準について求めることができるとなって、どれだけ求めたかというのは、やっぱり数値としては出てこないんですね。  実際、均等待遇ということをどこまでやろうとしているか。それから、派遣元が派遣先...全文を見る
○福島みずほ君 じゃ、確認しますが、厚生労働省は、交通費を払わないことは労働契約法二十条の不合理な差別に当たると考えているということでよろしいですね。
○福島みずほ君 前回よりも答弁が進歩したのでよかったと思っています。  派遣先が交通費を支給している、正社員。しかし、派遣労働者には交通費が支給されないことは労働契約法二十条の不合理な差別に当たり得るというふうにおっしゃったわけですね。そうだとすると、別に今回の派遣法改正法案を...全文を見る
○福島みずほ君 時間が来ておりますが、交通費や様々な点で、とりわけ賃金について同一価値労働同一賃金あるいは均衡すらこれから検討しますという状況で、この法案は出し直すべきですし、九月一日施行なんということは、この法案は廃案にすべきですし、それから九月一日施行は物理的に無理ということ...全文を見る
08月24日第189回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、桜島の噴火の件は大変心配をいたしました。被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げます。  川内原発の火山噴火対策についてお聞きをいたします。  規制委員会は、たった一回の審査で、九電の運転期間中に周辺火山が巨大噴火を起...全文を見る
○福島みずほ君 鹿児島地裁の一審判決も、予知はできないということについては判決を出しております。自分たちが運転中にはそんな巨大噴火が起きないというのは、手前勝手の都合がいい理屈ではないでしょうか。火山学者たちは、巨大噴火の予知はできないと言っています。そもそも、こういう危険な原発...全文を見る
○福島みずほ君 結局、植民地支配もそうですが、侵略については判断しない、総理は満州事変以降が侵略だと認めないということですね。イエスというふうに答えてください。今の答弁はそうですね。
○福島みずほ君 問いに対してなぜ総理は答えをしないんですか。問いに対してなぜ答えをしないんですか。(資料提示)侵略戦争と認める、認めない、分からない。でも、これは事変、侵略、戦争としか書いてなくて、侵略戦争だと認めていないですよ。有識者会議ははっきり侵略だというふうに認めていて、...全文を見る
○福島みずほ君 そういう質問をしていないですよ。あなたはなぜ、あなた自身が主語で謝らないのかということを聞いているんです。ほかの人が謝り続けてきましたということではないですよ。  それから、今だって生きて被害を受けている人たちがいる。何百年たとうが謝らなければならないことはあり...全文を見る
○福島みずほ君 全く答えていないですよ。  この件は、いわゆる慰安婦の問題も含んでいるんですか。
○福島みずほ君 この談話は主語がないんですね。河野官房長官談話は、軍の関与の下にと、軍の主語があります。慰安婦のことを言っていると言いながら、傷つけられたと受け身で、誰がやっているかは言っていないんですよ。この談話は本当に極めて不誠実なものだというふうに思います。  そしてもう...全文を見る
○福島みずほ君 「いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。」というふうにあります。  総理、要件ではなく効果についてお聞きをします。  安保法制、戦争法案において、海外で武力行使をすることはできますね、あり得ますね。
○福島みずほ君 しかし、この戦争法案、安保法制は、海外で武力行使をすることはできますね。
○福島みずほ君 だって、これの法案の中では、海外で、最小限度と、要件としか書いてありませんし、海外の武力行使が目的でなくても、集団的自衛権の行使を認める法案ですから、海外で武力行使ができるんですよね。海外で武力行使することを認めている法案である、それでよろしいですね。
○福島みずほ君 法律には、そんなの何も担保もありません。全くそういうのはありません。防衛大臣は、海外で武力行使することができますかと言ったら、できますと答えていますよ。海外で武力行使ができるんですよ。それは、海外で武力行使ができるわけですから、この条文の国際紛争を解決する手段とし...全文を見る
○福島みずほ君 中国の軍拡と北朝鮮の脅威とおっしゃいますが、それは個別的自衛権の話ですよ。総理のデマゴギーあるいはミスリード、あるいは国民をだましている最大の理由は、集団的自衛権の行使を個別的自衛権のように説明する、でも、集団的自衛権そのものじゃないですか。  海外で武力行使を...全文を見る
08月25日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第12号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、イラク戦争の実相についてお聞きをいたします。(資料提示)  これは、二〇〇七年のイラク戦争の実態を、二〇一〇年、ウィキリークスに暴露されたものです。ちょっと見にくいですが、本来は動画なんですが、それを写真にして、そして翻訳をい...全文を見る
○福島みずほ君 このときはイラク特措法に基づく支援ですが、なぜ今日この質問をするのか。まさに、この戦争法案が成立すれば、後方支援という名の下に支援をまさにしていくんじゃないか。自衛隊員のリスクが増す、被害者が出るということのほかに、私たち日本が加害者になっていくんじゃないか。 ...全文を見る
○福島みずほ君 質問と答弁が相変わらずずれているんですよ。私が聞いたのは、周辺事態法の現行法の別表においてなぜ戦闘に行く戦闘機に給油ができないのかと聞いたら、今、問題がありませんと答えているから、答弁がずれているんですよ。  でも、先を急ぎます。現行法ではできないのに、なぜでき...全文を見る
○福島みずほ君 次の質問に移ります。
○福島みずほ君 はい、質問いたします。  重要影響事態法における後方支援等をする戦闘行為は、国連決議、安保理決議を要件としていないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 ニーズがなかったのではなくて、憲法上の理由もあったわけですよ。  それで、その国連決議、安保理決議を要件としていない、つまり、何が言いたいか。重要影響事態で後方支援するときに、その応援をする戦闘行為の正当性が何も担保されていないんですよ。国連決議も要らない、そし...全文を見る
○福島みずほ君 一々でもチェックができるんですか。
○福島みずほ君 無理だと思います。現場で実際、何を搭載して何をやっているか。でも、これだと、ミサイルを搭載している場合でもやるわけでしょう。
○福島みずほ君 私は、ミサイルをその戦闘機が搭載していて、その戦闘機に給油することはやるんですねとお聞きしたんです。
○福島みずほ君 除外されるものは何ですか。
○福島みずほ君 質問が分かっていなくて残念です。私が聞いているのは、給油をする戦闘機が、その前提として、その戦闘行為が国連の決議や安保理決議を要求されていない。しかも、その給油される飛行機が何を運ぶかについてどうやってチェックをするのか、あるいは、その戦闘機が運んでいるものについ...全文を見る
○福島みずほ君 違うんですよ、給油をされる戦闘機がその武器を搭載していないことは確認できないでしょうということなんです。そして、その確認を一々全部はできませんから、そしてそれを使われたらどうするか。さっきのイラク戦争の実相をちょっと見てください。つまり、日本が給油をした戦闘機がこ...全文を見る
○福島みずほ君 戦場の、戦争の現場で一々チェックができるのかということは大変疑問です。後方支援という名の下に何をやるのか。  次に、憲法無視についてお聞きをいたします。  横畠内閣法制局長官来ておりますので、昨年七月一日の閣議決定以前に、集団的自衛権の行使について合憲であると...全文を見る
○福島みずほ君 政府見解ないんですよ。昭和四十七年見解と砂川判決なんて笑止千万ですよ。自民党政権は、去年の七月一日まで、一度も集団的自衛権の行使が合憲であると言わなかったんですよ。踏みにじっているのは誰かと。一度も政府見解でそれはありません。  その次に、憲法無視第二弾、後方支...全文を見る
○福島みずほ君 今まで問題があると、憲法上疑義があると言ってやらなかったことを今回全部踏みにじるんですよ。こんな憲法破壊は許されないですよ。  中谷防衛大臣にお聞きをします。  中谷防衛大臣は、七月八日の衆議院の特別委員会で、重要影響事態から存立事態に移行する場合もあり得ると...全文を見る
○福島みずほ君 後方支援をしていて相手方から攻撃を受ければ中止する、停止する、避難すると言われているけれど、そんなことできないですよ。  中谷防衛大臣がおっしゃるとおり、重要影響事態から、要件を満たせばですが、存立事態に移行する。突入していくんですよ、現場で。それを政府が存立事...全文を見る
08月25日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第28号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  報告書が出たので、何が問題かということが以前よりもかなり分かるようになりました。とりわけ第三者委員会という立場でこれをまとめられた甲斐中参考人、今日もお出ましいただきまして、心からこの労苦に関して感謝を申し上げたいというふうに思ってお...全文を見る
○福島みずほ君 今おっしゃった、十八日に職員に送信されてきた不審メールが百通余りということですが、そのことを機構が把握したのはいつですか。
○福島みずほ君 そうしたら、やはりその時点でもっと対応すべきではなかったんでしょうか。
○福島みずほ君 先ほど水島理事長は二十日とおっしゃいましたが、報告書の十八ページ目では、五月二十九日の時点で当機構全体の統合ネットワークを通じたインターネット接続の遮断と同時に実施すべきでしたとなっていて、二十九日ではないですか。
○福島みずほ君 済みません、ちょっと初歩的なところで時間がもったいないんですが、十八ページ目、これは機構の方の十八ページ目なんですが、真ん中から下の段のところ、本来であれば、五月二十九日金曜日の時点で、当機構全体の統合ネットワークを通じたインターネット接続の遮断と同時に実施すべき...全文を見る
○福島みずほ君 何日までに何をやるべきであったかということなんですが、一方で、二十九日の時点で全て遮断すべきであったという報告書になっていて、もちろんその前にもいろんな機会があったわけですが、他方、第三者委員会の方は、これは十九日の段階で全面遮断に踏み切るべきであったというふうに...全文を見る
○福島みずほ君 いや、私が思ったのは、同時刻に同じような報告書が出て、一方はもっと早く、第三者委員会の方は十九日で遮断をすべきだと言っているのに、機構の方はもっと遅くて、全ての遮断が二十九日の時点だと言っている点で、やっぱりちょっと遅いんではないかというふうに思ったんです。  ...全文を見る
○福島みずほ君 NISCにお聞きをいたします。  インターネット遮断のルールが国の各機関、各独立行政法人で定まっているんでしょうか。その扱いはどうなんでしょうか。チェックはどうなっているんでしょうか。
○福島みずほ君 報告書の十七ページ目では、インターネット遮断のルールが定まっていなかったと機構の報告書にあるんです。だから、何か定まっていなかったのかなというふうに思っていたら、そうではなくて、実は、NISCからいうと、ある種のこうやれ、ああやれ、独立行政法人についてもこうやれと...全文を見る
○福島みずほ君 NISCから見て一体何が問題なんでしょうか。つまり、NISC側は、こういう手順があってこうだというふうに答弁される、一方で機構側は、遮断のルールが定まっていなかった、今後ちゃんと対応したい。何がまずいんですか。
○福島みずほ君 しかし、年金ですから、情報が極めて大事だということはあると思うので、この間のいろんなルールを決めていなかったということは大変致命的だというふうに考えております。  それで、マイナンバーについてお聞きをいたします。インターネット遮断のルールについて、マイナンバーで...全文を見る
○福島みずほ君 マイナンバーの担当局としては、今回この年金に関してインターネット遮断のルールが定まっていなかったということは事前に把握をされていましたか。
○福島みずほ君 こういうふうに秘密を守ります、情報は漏れませんとあるけれども、実際はすごく漏れているわけですよね。  ちょっとよく分からないんですが、マイナンバーの場合も遮断のルールをガイドライン決めたりやっているというので、今回、実は年金機構においてインターネット遮断のルール...全文を見る
○福島みずほ君 インターネットと接続しないから大丈夫という意味なんでしょうか。どういう意味なんでしょうか。
○福島みずほ君 いや、全然駄目ですよ。だって、外部への持ち出しやって、いろんなことがあって、全然対応できないということが明らかになったのが今回の事件であり、報告書なわけじゃないですか。  以前もこの委員会で議論しましたが、「特定個人情報保護評価書(全項目評価書)」で、評価書番号...全文を見る
○福島みずほ君 きちっとやるということを前提に全部十分できるという報告書が出ているわけですが、実際、全く現実はそうでないという現実の報告書が出ているわけですから、絵に描いた餅。本人の自己評価、丸、丸、丸というのを信用してマイナンバーの導入することなど一切できないと思います。  ...全文を見る
○福島みずほ君 もう一つマイナンバーで非常に懸念しているのは、実は県などは財政があるけれど、市区町村はサイバー攻撃やマイナンバーに対しての費用がとてもかさんで対応できないと。とにかく、大きな市ならまだしも、町村ではもう無理だとか、サイバー攻撃に耐え得るのかという話などを聞いたりし...全文を見る
○福島みずほ君 もしサイバー攻撃をやろうと思ったら、強いところではなくて弱い自治体、というか町村から入ってやるとか、日本全国の市区町村全部でサイバー対策なんてやれないですよ。だって、年金機構でこれだけやれていないんだから、市区町村で本当にやれるのか、それに対して莫大な人員とお金と...全文を見る
○福島みずほ君 いや、弁護士の立場からすると、被害届を出さないと警察は普通動いてくれませんよね。
○福島みずほ君 もちろんそういう回答になるかもしれないんですが、実際は、告訴、告発するとか被害届を出すとか、やっぱり書面を出して、これちゃんとやってくださいで、今回の件で高井戸警察署に相談しているという時点から、きちっとこれ刑事事件としてやるのかとか、被害届を書面で出してちゃんと...全文を見る
○福島みずほ君 質問は、この契約書を読む限りは、運用委託会社がサイバー攻撃に対して、先ほど別の契約の書面があるとおっしゃいましたけれど、どの程度関与してやっていたのか、役割分担も含めて極めて曖昧ではないかと思います。  私は、この点については素人なので、四十五億円、これは数年に...全文を見る
08月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第29号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、棗参考人にお聞きをいたします。  派遣切りがあり、派遣村があり、労働法制の規制強化をしなければならない。そして今、女性では五四%非正規雇用であり、かつ非正規の割合...全文を見る
○福島みずほ君 宇山参考人にお聞きをいたします。  様々な当事者の皆さんたちの集会や、当事者の皆さんたちの切実な声を聞き、今日も切実なまさに御自身の体験を聞かさせていただいて、ありがとうございます。  やはり、派遣労働者殺すに刃物は要らない、雇い止めにすればいい、あるいは仕事...全文を見る
○福島みずほ君 棗参考人にお聞きをいたします。  労働契約法二十条に関する裁判などを手掛けていらっしゃいますが、派遣は、今、宇山参考人おっしゃったように賞与がない、あるいは交通費をもらっている人も半分。そして、厚労省に聞いて、交通費の支給はこの法案で必要、必須かと聞いても、明快...全文を見る
○福島みずほ君 棗参考人にお聞きをいたします。  私は、この法律の施行日が九月一日ですから、もう不可能だ、廃案にすべきだというふうに思っております。ただ、十月一日越えを何としてもしなければならない。私も、みなし雇用規定がこの国会で成立したときに、非常にこの点はとても評価できると...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので、どうもありがとうございました。
09月01日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第31号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は九月一日、政府提案によれば本法案の施行日の日であります。施行日の日にまだ法案は成立をしておりません。あり得ない、あり得ないというふうに思います。こんな無理な、施行日が来ても法案の成立が、まだたくさん審議しているという状態で、この...全文を見る
○福島みずほ君 施行日になっても何の提案もないんですよ。その中で、何で施行日が来ているのに法案の審議をしなくちゃいけないんですか。全く無理だったということじゃないですか。  では、お聞きをします。  坂口部長は七月三十日の本委員会で、本法案に伴う省令、指針の改定が四十一件に上...全文を見る
○福島みずほ君 いや、四十一件、どういうものがあるのかということで、リストを出してくれというふうに要望したんですが、それはあるんですか。
○福島みずほ君 意思疎通がちょっとうまくできていなかったようですが、四十一件について、どういう政省令を具体的に変えようとしているのか、何が問題なのか、この委員会に提出をお願いします。
○福島みずほ君 細かい中身ではなくて、四十一項目がどこの部分の何かというのを知りたいわけで、それを提出してください。
○福島みずほ君 では、どういうものを提出するかというのは別にして、本来ならば、だって今日が施行日なんですから、今日までにやっぱりそういうことがかなり明らかになっていなければならないというふうに思うんですね。ですから、なぜならば、施行ができないじゃないですか。  委員長、この書面...全文を見る
○福島みずほ君 私が言いたいのは、今日が施行日なのに、そういう政省令のことについてもちゃんと説明できない、例えばこういうふうにしようと思うとか、それだけずさんというか、できないでしょうということです。  派遣労働者は、既に派遣元との労働契約により、平成二十七年十月一日が来れば業...全文を見る
○福島みずほ君 前回の派遣法の改正のときに、弁護士も含め、このみなし雇用制度が一番効力があると、裁判やって民事上の効力が発生するわけですから、これは一番実は期待されている制度なんですね。  派遣労働者が、例えば三年前、二年前、派遣法の改正法案が成立した以降も含めて労働契約を締結...全文を見る
○福島みずほ君 駄目ですよ。つまり、十月一日になれば自分はみなし雇用制度の適用があるということも含めて労働契約を締結しているんですよ。厚労省がこんな変な法律を出し、しかし、まだ成立していないわけだから、労働者は、それは、三年前、二年前、一年前、十月一日が来れば自分はみなし雇用制度...全文を見る
○福島みずほ君 結局、法律で権利を条文で入れながら、それが施行されない前に、それを適用させないためにこういうことをやる例というのは一度もないんですよ。さっきもありましたが、派遣労働者から歓迎されていないじゃないですか。こんな形でみなし雇用制度を奪うことは、どんなことがあっても許さ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、この厚労省のペーパーは全然駄目ですよ。  つまり、四十条の四で保護が図れるというものとみなし雇用制度は全く違うものじゃないですか。みなし雇用制度は、それは民事上の効力を持つけれども、四十条のこの四は違うんですよ。先ほども、それは違うものだと言ったじゃないで...全文を見る
○福島みずほ君 全然駄目ですよ。厚労省の今回の八月二十八日のペーパーが許せないのは、現行法四十条の四の規定によって派遣先の労働契約申込義務等により図ることにしているので、派遣労働者の保護に欠けることはないと判断したというところなんですよ。  みなし雇用制度の意味というものがあっ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、私は、始期付きの権利、つまり、十月一日が来れば、それは始期付き、期限が十月一日からですが、始期付きの権利であるということでよろしいかという質問です。
○福島みずほ君 この国会で前回改正法案が成立したときに、施行日が来れば当然これは始期付権利、十月一日が来ればこれは権利として保障されるというのが理解ですよ。法律上はそうじゃないですか。期限は十月一日に始期付きだけれども、これは権利ですよ、みなし雇用制度は。それを権利じゃないと言い...全文を見る
○福島みずほ君 こんなことをやっていたら、というか、なぜ今日に至っても、施行日に成立していないか。動機において不純であって、立て付けにおいて無理だからですよ。こんな邪道中の邪道なことをやっているから無理なんですよ。  なぜみなし雇用制度を適用させたくないか、派遣会社が嫌がってい...全文を見る
○福島みずほ君 私が、ちょっとまた確認しますが、事前にお聞きしていたのは、厚労省のこの委員会の中で、施行日が過ぎてまだ成立していなかったのは二十六年ぶりであるというふうに聞いております。また後ほど確認をしたいと思います。  無理なんですよ。施行日にこんなことをやって、しかも、一...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。午前中に引き続いて質問をいたします。  現行法のみなし雇用制度、四十条の六は、書きぶりが、いずれかに該当する行為を行った場合には派遣労働者に対して労働契約の申込みをしたものとみなすという書きぶりになっております。これは派遣労働者からすれば...全文を見る
○福島みずほ君 ということは、派遣労働者がみなされて、派遣労働者が直接雇用を言えば直接雇用されるというのは、派遣労働者の立場からすれば、これは権利を規定したものだということでよろしいですね。
○福島みずほ君 これ、でも、派遣労働者の立場からすれば、直接雇用がみなし制度になるわけですから、書きぶりは、民事効が発生するけれども、今までは直接的に雇用せよというのが言えなかったけれども、自分の選択で、一種のペナルティーとして自分を雇えと言えるわけですから、これは派遣労働者から...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、ペナルティーとして、違法派遣をしている場合、一定の場合には、それがみなされるという民事効が発生するわけですから、派遣労働者からすれば、本人が望めば直接雇用してもらえるというか、できる、それが発生する、民事効の反射的効果として発生する。つまり、派遣労働者は、...全文を見る
○福島みずほ君 これは、派遣労働者の労働契約申込みみなし制度上の権利だと言えると思います。わざわざなぜ派遣労働者が裁判を起こしてこれを勝ち取るのか。これは、この条文によって民事効が発生し、直接雇用を実現できるから。権利じゃないですか。  つまり、この厚生労働省のペーパーの問題点...全文を見る
○福島みずほ君 労働者がやっと獲得できた条文上の権利を、厚生労働省がこんなこそくな手段を使って奪うことは許されないですよ。だから、こんな法案は許せないというふうに思っている次第です。  政省令四十一に関して、政省令は四十一変えなくちゃいけないわけです、作らなくちゃいけないわけで...全文を見る
○福島みずほ君 これからこの法律を議論し、成立をさせて、四十一項目について九月三十日までに労政審を通って、きちっときちっと審議をして、周知することなんて不可能ですよ。どうですか。
○福島みずほ君 不可能ですよ。大体、四十一の政省令について、先ほども中身については検討していないとおっしゃったじゃないですか。  本来だったら厚労省は、もし建議の中で出ているというのであれば、四十一項目についてどんな議論をしてどんな方向でやっているか、出してくださいよ。それも出...全文を見る
○福島みずほ君 全く説得力ないですよ。違法派遣で今まで働いてきた人々、二十六業務の人々、みなし雇用規定に関して権利を持って十月一日には実現できると思っていた人々、そういう人たちを全く踏みにじるものじゃないですか。  今回、ちょっと順番を変えて、労働者派遣法に関する過去の国会審議...全文を見る
○福島みずほ君 今回の改正案は全く当初のあれを踏みにじるものであると。繰り返し答弁で業種広げないと言っているじゃないですか。でも、今回はそれすら撤廃するわけで、法の一番初めの趣旨を全く踏みにじっています。  それから、附帯決議における専門二十六業務についてお聞きをします。  ...全文を見る
○福島みずほ君 いや、全く違いますよ。二〇一二年三月二十七日、私も厚生労働委員会におりましたけれど、この附帯決議にはっきりあるように、労働契約申込みみなし制度が創設されること等も踏まえてということが繰り返し出てくるじゃないですか。これを全くほごにしようとしているし、全く趣旨が違い...全文を見る
○福島みずほ君 だから、全然駄目だと思うんですね。誰と雇用契約があればといえば派遣元ですが、派遣労働者は派遣元とは実は希薄で、派遣先で働くわけですよね。もしかしたら一生そこで働き続けるかもしれない、課を変えながらも。でも、ずっと派遣労働者として働くときは、そこの相手方の労働者との...全文を見る
○福島みずほ君 大臣にお聞きします。  派遣労働者の均等・均衡待遇を考える場合、派遣先で同種の業務に従事する労働者との均等・均衡を考慮するのが本筋ではないですか。同一価値労働同一賃金、均衡処遇というのは、同じ仕事をしていれば同じ賃金払えということじゃないですか。EUはそうやって...全文を見る
○福島みずほ君 はい。  全然駄目ですよ。つまり、通勤手当ですら派遣元でやるという、今日、坂口部長の答弁じゃないですか。いろんなことを考慮してだったら、通勤手当すら保障されませんよ。今回のは絵に描いた餅。  それから、九月一日、今日は施行の日ですが、政省令を作ることなど無理で...全文を見る
09月03日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第32号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  総理に、民意をどう聞き、現場の声をどう聞き、どう民意を理解するかということについて、まず冒頭お聞きをいたします。  たくさんのホットラインやそれからアンケート結果が出ております。派遣労働者は今回の改正を歓迎をしておりません。まず第一...全文を見る
○福島みずほ君 反対が強いのは、法案そのものに根本的に問題があるからです。  そして、私は雇用安定措置について次聞こうと思いましたが、私が聞きたかったのは、総理が現場の声をどう受け止めているかです。衆議院、参議院、それぞれ派遣労働者当事者が切実な訴えをしましたけれども、それすら...全文を見る
○福島みずほ君 いいかげんにしてください。  何の質問をしているかというと、総理が、正社員を希望する者にその道を開きと、道が開かれているって答弁するからですよ。これ、うそじゃないですか。だって、今の塩崎大臣の答弁でも、どこに正社員の道が権利として保障されるんですか。だから、一言...全文を見る
○福島みずほ君 九月三十日まで、労政審開いて、四十一の政省令作れないでしょう。もし作ったとしたら、そんなの拙速のでたらめですよ。あり得ない。  なぜ十月一日を越えさせないか。みなし雇用規定の民事効を発生させないためだけじゃないですか。これはおかしいですよ。労働者が期待したみなし...全文を見る
○福島みずほ君 労使の調整に任せるんだったら、こんな法案必要ないじゃないですか。そして、そんなことに任せて可能であれば、なぜ派遣労働者の労働条件はこれほど悪いんですか。その担保も一切ない。交通費の支給だって、これで保てますよ、支給しますよなんという答弁、出てこないんですよ。こんな...全文を見る
○福島みずほ君 いや、答えていないですよ。規制強化か規制緩和か、いずれとお考えですか。
○福島みずほ君 これ、規制緩和ですよね。  一九八六年、労働者派遣法施行時に繰り返された、専門業種の拡大は行わない。十三が十四になって、二十六になって、ついに今回、全部撤廃されるんですよ。専門職なんという概念なくして全部撤廃するんですよ。みなし雇用規定制度も適用しないように頑張...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  肝腎なことがなかなか解明されていないので、改めて水島理事長にお聞きをいたします。  八月二十五日のこの厚生労働委員会で、百二十五万件以外の個人情報がこの中に入っていること、それから四情報以外があることに関しましては否定をいたしません...全文を見る
○福島みずほ君 四情報以外に何かを答えてくだされば結構です。
○福島みずほ君 違うでしょう。四情報以外に何が入っているのかと聞いているわけで、調査しなくても分かるでしょう。
○福島みずほ君 もうずっとこの委員会で議論していて、すぐ、もう、調査すれば五分ぐらいで分かるようなことじゃないですか。  四情報以外に何があるんですか。
○福島みずほ君 そうしたら、その四情報以外に具体的に何があるか、答弁していただいていますが、書面で理事会に提出をしてください。  それらが流出していないというのは確証がありますか。流出しているというのはありますか。流出していないという証拠はありますか。
○福島みずほ君 私の質問は、四情報以外が流出したということがあるかどうかということです。今、四情報の中身について御答弁していただきましたので、それを詳細に言っていただくことと、四情報以外の情報が流出しているかどうかについて文書で提出してください。理事会で諮ってください。
○福島みずほ君 クレジットの状況やいろんなことが四情報以外に入っていて、もしそのことが流出していたら大変なことになるじゃないですか。だから、それは大問題ですよ。そのこともきちっと真摯にちゃんとこの委員会で明らかにすると。やってください。  それで、資料を今日お配りしておりますが...全文を見る
○福島みずほ君 私の質問は、機構に対してではなく厚労省についてです。この遵守事項は厚労省に掛かっていると思いますが、厚労省はこのことを遵守したのでしょうか。
○福島みずほ君 確認ですが、報告手続を整備し、事前準備の、今私が聞いたのは四十一ページ目の遵守事項ですが、あらかじめこういうものをきちっと作って、厚労省内でやる、その事前準備、事前手続の遵守事項はなかったということでよろしいですね。
○福島みずほ君 では、なぜそれが遵守されなかったんですか。
○福島みずほ君 その責任はどこにありますか。
○福島みずほ君 先日、NISCの方で遮断についてのマニュアルがあるというふうな答弁だったんですが、このマニュアルの中での遮断のマニュアルというのは、四十四ページ、上から黒丸の2.2.4(2)(c)ということでよろしいんでしょうか。(発言する者あり)
○福島みずほ君 はい。  いつ遮断するかというのが極めて重要だというのがそれぞれの報告書を読んでつくづく思いました。先日、NISCが遮断用マニュアルがあるというふうにおっしゃったので、その遮断用マニュアルというのは、配付資料の四十四ページ、遵守事項2.2.4(2)(c)というこ...全文を見る
○福島みずほ君 しかし、これで遮断のマニュアルになるんでしょうか。つまり、今回、機構が遮断するのが極めて遅れたというのが大問題なんですが、これで遮断の手続について徹底することができるでしょうか。どうでしょうか。
○福島みずほ君 これでは、いつ遮断したらいいのか、マニュアルとして、停止又は隔離についてはというふうにしか載っていないので、これでは十分なマニュアルではないと思います。  マイナンバーについてなんですが、マイナンバーについて、この統一基準、このガイドラインが適用になるということ...全文を見る
○福島みずほ君 そのマイナンバーなんですが、自治体のセキュリティー対策は極めて脆弱ではないでしょうか。  八月二十七日の参議院内閣委員会の質疑で、山口沖縄・北方担当大臣は、サイバー攻撃への対応策が不十分な地方自治体も制度の運用に加えるのかという質問に対し、できていない自治体は制...全文を見る
○福島みずほ君 いや、私がお聞きしたのは、できていない自治体は制度に入れないということでよろしいんですね。
○福島みずほ君 NISCが幾ら統一基準やガイドラインを作っても、実際はそういう手続を作っていても、今回のこの年金情報流出の本当に教訓は、実際事件が起きたときにそれが全然作動しなかったということにあります。  ですから、幾らそういう基準を作り、いや、この統一基準が政府の省庁間で適...全文を見る
○福島みずほ君 こういう項目がマイナンバーとリンクをしていくということは極めて危険で、実際はその人の、様々な薬を飲んでいるとか、生活習慣も含めたものが全部マイナンバーにリンクするんですよね。だとすると、今回の年金情報漏れの教訓は、本当にきちっと考えないと大変なことになると思ってい...全文を見る
09月07日第189回国会 参議院 憲法審査会 第4号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。社民党を代表して発言をさせていただきます。  社民党は、二院制を堅持すべきだという考え方です。民主主義の強化というのが最大の理由です。  立法府は国権の最高機関であり、三権分立の中で最高の地位を占めております。最高機関である国会の民主主...全文を見る
09月08日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第17号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。厚生労働委員会で労働者派遣法の採決が突然あったので、ちょっと順番を変えていただいた、そのこともありがとうございます。  まず、大森参考人にお聞きをいたします。  先ほど、内閣...全文を見る
○福島みずほ君 非戦闘地域の要件がどのような理解で作られたのか、大森参考人、教えてください。
○福島みずほ君 イラク特措法は非戦闘地域ですが、今の法案は戦場の隣で弾薬などの提供もできると。非戦闘地域と戦場の隣で提供することは違うことだと思いますが、大森参考人、それについていかがでしょうか。
○福島みずほ君 周辺事態法では、「物品の提供には、武器(弾薬を含む。)の提供を含まないものとする。」としております。これは、中谷防衛大臣はニーズがなかったからだと答えておりますが、やはり憲法上の要請や当時の議論があったと思います。  周辺事態法でなぜ弾薬は提供しないというふうに...全文を見る
○福島みずほ君 済みません、大森参考人、そういうことを報告を受けたというのはどういうことでしょうか。
○福島みずほ君 大森参考人、周辺事態法は、「戦闘作戦行動のために発進準備中の航空機に対する給油及び整備を含まない」としておりますね。それは、なぜこのようにしたんでしょうか。
○福島みずほ君 この別表で、この例外、これはできませんよと書いてあるのは、やはり憲法上の理由、あるいは慎重であるべきだという判断が当時、内閣法制局にあったんでしょうか。
○福島みずほ君 大森参考人、今回は弾薬も提供できる、それから発進準備中の戦闘機にもまさに給油ができる、整備ができるというふうになっておりますが、これについての見解を教えてください。
○福島みずほ君 伊藤真参考人にお聞きをいたします。  今日、立憲主義の話をしていただきまして、本当にありがとうございます。  今回のある種憲法違反の法案、戦争法案と私は呼んでおりますが、この法案は、まさに立憲主義を壊すものであると、あるいは憲法と国民に対するクーデターではない...全文を見る
○福島みずほ君 どうもありがとうございました。
09月08日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第33号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  派遣労働者の当事者の声をどう聞いていらっしゃるのか、まずお聞きをいたします。  塩崎大臣は、本法案提出前後に二回、派遣労働者からのヒアリングを行ったとされています。どういう中身だったんでしょうか。それをどう受け止められたか、教えてく...全文を見る
○福島みずほ君 反対であるという二名の方の、私は書面でいただきましたが、これは、例えば産休正社員の一時的穴埋めのために紹介予定派遣を悪用した事例や年齢差別の報告や、ひどい実態ですよね。  大臣、短く答えていただきたいんですが、衆参で当事者の方が、衆議院では廣瀬明美さん、参議院で...全文を見る
○福島みずほ君 当事者、参考人二人は大反対なんですよ。  派遣労働者の声を聴いてくださいというので陳情を昨日受けられたと思いますが、当事者有志、日本労働弁護団有志、女性と若者が多く働く派遣就労の環境をますます悪化させる法案を廃案にすることを求めます、この法案が首切り合法化法案、...全文を見る
○福島みずほ君 当事者は、よくこの法案のことを分かっていて反対なんですよ。歓迎されていない法案です。声をこれから精査して読むということであれば、十分時間を取ってくださいよ。  今日は九月八日です。この法案の施行日は九月一日です。私たちは、今の時点で修正案も改正案も一切受け取って...全文を見る
○福島みずほ君 とんでもない答弁ですよ。派遣労働者が期待したみなし雇用制度を適用させないために九月三十日にやるんですよ。邪道中の邪道じゃないですか。  質問したい。  厚生労働省は労働者の味方ですか。
○福島みずほ君 派遣労働者が歓迎をしていない、みなし雇用制度をとにかく一件でも適用させないために死に物狂いで九月三十日やろうとしている、見苦しいですよ。誰の立場に立っているのか。労働者の立場に立っていないことだけは明確ですよ。  一体誰が九月三十日とやっているんですか。厚労省で...全文を見る
○福島みずほ君 信じられないですよ。とんでもない答弁ですよ。みなし雇用制度よりは、長いキャリアアップをしていつかやるかもしれない方がまともだという、とんでもない答弁ですよ。塩崎さん、とんでもない答弁ですよ。みなし雇用制度は、当事者が正社員になる唯一のというか、権利なんですよ。 ...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は、この法案に関して、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律等の一部を改正する法律案と修正案に断固反対、労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律案に反対の立場から討論を行います。 ...全文を見る
09月09日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  河野克俊統合幕僚長の米軍幹部への発言は、立法府の否定です。憲法と国民に対するクーデターです。大臣、罷免すべきではないですか。
○福島みずほ君 ただし、夏までに法案を成立させるという部分は言っているんでしょう。
○福島みずほ君 問いに答えてください。夏までに法案を成立させると言っているんでしょう。
○福島みずほ君 いや、問いに答えてください。
○福島みずほ君 時間がもったいない。  夏までに、夏までに法案を成立させるということは言っているんでしょう。
○福島みずほ君 問いに答えていないですよ。そういう言葉があるんですか、ないんですか。  じゃ、お聞きします。確認したもの、大臣が。
○福島みずほ君 実際のやり取りを聞いているのに残念です。  持っている資料を出すように理事会で諮ってください。
○福島みずほ君 その同一のものではないとおっしゃっているので、その資料を理事会に出してください。
○福島みずほ君 これは共産党が入手した資料と違うものであるということなんですが、じゃ、どういうやり取りをしたのか、その資料、防衛省が持っている資料を出してくださいということです。
○福島みずほ君 じゃ、それはよろしくお願いします。  民間人の協力についてお聞きをします。  発進準備中の戦闘機への給油や整備、弾薬提供、武器の運搬などを民間企業が行うことはありますか。大臣。
○福島みずほ君 質問に答えてください。発進準備中の戦闘機への給油や整備、弾薬提供、武器の運搬などを民間企業が、この十三条は何も例外規定を設けておりませんから定義上当てはまるということでよろしいですね。
○福島みずほ君 事前のレクでは法文上は排除されていないというのを聞いておりますが、法文上は何も除外規定はありません。そうすれば、法文上は発進準備中の戦闘機への給油もできるんじゃないですか。
○福島みずほ君 重要なことは、条文上は物品の役務の提供について協力を依頼することができる。条文上は何の除外規定もありません。これ、国以外の者による協力ですから、地方公務員も入りますね。
○福島みずほ君 十三条は役務の提供とあるだけで、何も、例外規定も、場所の限定も、それから仕事の例外もありません。事前のレクではこれは入るというふうに聞いております。政策上の話を大臣はされましたが、法文上は何も除外規定がないということが重要だと考えます。極めて危険なことを民間や地方...全文を見る
○福島みずほ君 そもそも、住民票を自由に閲覧し、その情報をもらうのは自衛隊だけなんですよ。これは別に明文規定で、個人情報を提供してもよいという明文条項があるわけではないのに、そういう情報を積極的にもらっているのはまず問題です。でも、今日の質問の趣旨はどれぐらい出しているかというこ...全文を見る
○福島みずほ君 二千万円を八十二円で割ると二十四万三千九百二通、十八歳人口は二〇一四年度で約百十八万人ですから、全十八歳の二〇・七%、二〇%に対して送っている計算になります。  税金使ってやっているんですが、十八歳の、自衛隊だけですよね、住民票の情報を全部自由にもらって二割の人...全文を見る
○福島みずほ君 個人情報を取っていることが問題ですが、大体二割の人に送っている。なぜ十割じゃなく、二割をどういうふうに選んでいるのか。あと、これには、パンフレットには、学位取得や学生手当支給の宣伝もありますし、奨学金を受けている学生の急増という実態を考えれば、本当に経済的徴兵制と...全文を見る
○福島みずほ君 徴兵制についての議論がこの委員会で行われておりますが、こんなに大量に住民票を自由に使ってダイレクトメールを送り付けている、高校三年生などに、これは自衛隊だけです。まさにこれは、もうダイレクトメールで高校三年生に送り付ける、私は、徴兵制というか、経済的徴兵制としてや...全文を見る
○福島みずほ君 そんなこと聞いていないですよ。法文上除外されていないということですよ。白眞勲さんのに、除外されていない、法文上入ると言ったので、劣化ウラン弾、クラスター爆弾も、核兵器と核爆弾が入るのにクラスター爆弾と劣化ウラン弾が法文上除外されるなんということはないですから、法文...全文を見る
○福島みずほ君 でたらめですよ。だって、法文上は除外されていなくて、定義上除外されていないと答えているじゃないですか。じゃ、私に対してチェックするとか協議するというのはうそじゃないですか。劣化ウラン弾を運搬する協議をしていると言って、それがうそだったように、そんな協議は未来も起き...全文を見る
09月10日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第34号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  一言、先ほど薬師寺委員からもありましたが、マイナンバーのときに、メタボ健診、特定健診のデータがリンクされることについて、貴重な医療情報や本人の極めてセンシティブなプライベート情報が流出する可能性があるのではないかという質問をしているさ...全文を見る
○福島みずほ君 ブラックアルバイトについてお聞きをいたします。  ブラックアルバイト問題についてきちっと調査をしてほしいとこの委員会で七月に質問いたしました。その後、局長がそれを受け止めていただいて、厚労省が調査を始めるということが言われております。その中身、対策についてお聞か...全文を見る
○福島みずほ君 厚生労働省がすぐ調査をするということを決定していただき、調査を現在始めて、十月中に公表されるということで、その結果を踏まえてまた的確な対応がされることを本当に期待していますし、ブラックアルバイトの根絶のために厚生労働省が頑張ってくださるように心から期待をしておりま...全文を見る
○福島みずほ君 正社員転換、待遇改善に向けた施策、アクションプランや実現本部の必要性について積極的に取り組むべきではないでしょうか。
○福島みずほ君 不本意非正規社員ゼロ、学卒全員正社員就職などについてはいかがでしょうか。
○福島みずほ君 この中に給付型奨学金の創設などをうたっているんですが、是非、概算要求というか、本予算で反映していただきたい。この点についていかがでしょうか。
○福島みずほ君 今回の概算要求でかなり無利子奨学金を増やし、かつ有利子奨学金についても大分検討していただいたというのは分かっているんですが、まだ給付型の奨学金の創設はないんですね。  是非、これは、長野県自治体などは給付制の奨学金制度を県自身がやるなど始めておりまして、やはりと...全文を見る
○福島みずほ君 東京オリンピック・パラリンピックにおけるアクセシビリティーガイドの翻訳に関する進捗状況はいかがでしょうか。
○福島みずほ君 新国立競技場がどうかというのは非常に議論になっておりますが、やはりパラリンピックのため、あるいはオリンピックでも、例えば車椅子がちゃんと何%入ることができるかとかバリアフリーになっているかとか町全体がどうかとか、東京オリンピック・パラリンピックはまさにそれが問われ...全文を見る
○福島みずほ君 全日本ろうあ連盟やいろんな人たちが日本手話言語法案などをもう既に案として作っております。  私は、とりわけ子供がどんどんどんどん大きくなっていくので、手話が本当に幅広く広がっていくことや、もっと様々なハンディキャップを持っている人がやっぱり言語としてちゃんとやっ...全文を見る
○福島みずほ君 「言語(手話を含む。)」となっていて、にもかかわらずまだまだ足りないと。そのためには手話言語法が私は必要だと考えておりまして、是非、政府の方で考えてください。やはり様々なハンディキャップを持っている人たちがこの社会でハンディなくして住んでいけるようにというふうに思...全文を見る
○福島みずほ君 これはもう長年待たれたことで、最高裁判決が出ましたので、是非早急にやってくださるようによろしくお願いします。  ずっと国会でも質問してきましたが、やっぱりちょっと時間が掛かり過ぎたと。是非、促進してやっていただきたいと思います。  労働行政の充実についてお聞き...全文を見る
○福島みずほ君 労働行政担当職員の定員の推移について教えてください。
○福島みずほ君 職員一人当たりの労働力人口及び失業者数を比べると、日本の職員数はヨーロッパ主要国の四分の一から十分の一程度であると。労働基準監督署の労働基準監督官の推移も、平成二十二年度が三千百三十五名、平成二十六年度は三千二百七名。増えているように見えるが、本省にいる監督官など...全文を見る
○福島みずほ君 是非、大幅な増員をよろしくお願いします。  以上で終わります。
09月14日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げます。  総理、日本が武力攻撃を受けていないにもかかわらず、他国の領域で武力行使ができるようになるということでよろしいですか。
○福島みずほ君 三要件を満たせば他国の領域で武力行使ができるということでよろしいんですか。
○福島みずほ君 一般とおっしゃいました。例外があるわけですね。例外の要件は何ですか。
○福島みずほ君 分かりません。  例外の要件は何ですか。
○福島みずほ君 三要件は集団的自衛権の行使です。私が聞いているのは、他国の領土、領域で武力行使ができる、我が国が攻められていないのに、その例外的要件、総理は例外とおっしゃいますから、その要件は何ですか。
○福島みずほ君 全く分かりません。  要件は何ですか。他国の領域で武力行使ができる要件は何ですか。その例外の要件を言ってください。
○福島みずほ君 全く答えていません。  日本が攻められていないのに他国の領域で武力行使ができる、これが極めて、今回の法案の極めて問題のあるところです。  要件言わないじゃないですか。新三要件は要件にならないですよ。
○福島みずほ君 新三要件は集団的自衛権の行使の要件です。私がお聞きしているのは、例外の要件です。他国の領域で武力行使ができる要件は何かということです。
○福島みずほ君 例外が新三要件というのは納得できません。一般があって例外があるんですから、例外の要件を教えてください。
○福島みずほ君 日本が武力攻撃を受けていないのに他国の領域で武力行使ができる、憲法違反だと思いますが、物すごいことですよ。これができる要件について答えていないじゃないですか。新三要件なんて聞いているのではありません。要件は何かと聞いていますよ。
○福島みずほ君 でたらめですよ。新三要件も白紙委任ですが、例外的に海外の領域で武力行使ができる中身も今の話で白紙委任じゃないですか。全くこれでは駄目です。  では、お聞きします。海外の他国の領域で武力行使ができるのはホルムズ海峡の機雷除去だけですか。
○福島みずほ君 条文上はそうなっていません。もしホルムズ海峡の機雷除去だけが念頭にあるんだったら、機雷の技術供与をやればよくて、こんな法案要らないじゃないですか。こんな法案要らないですよ。
○福島みずほ君 総理、ホルムズ海峡の機雷除去だけが念頭にあるんだったら、こんな法案要らないじゃないですか。
○福島みずほ君 でたらめ言わないでください。ホルムズ海峡の機雷除去のみ念頭にあると言いながら、それのみではないと。結局、この法案は海外で、他国の領域で武力行使ができることにあるんですよ。  戦争法案と言って、これは削除要求を自民党から受けました。でも、自民党は、戦争法案ではなく...全文を見る
○福島みずほ君 戦争法案と言って、自民党から私はそんな法案ないと削除要求受けましたが、自民党から、戦争法案ではなく、戦争関連法あるいは戦争につながる法と変えるのではいかがかと言われました。それならいいんですか。
○福島みずほ君 戦争関連法も戦争につながる法も戦争法案です。  そして、国際法上違法なものはやらないのかどうか、お聞きします。  ニカラグア判決は、武力攻撃を受けた被侵害国の援助の要請を要件としています。しかし、法文にはこのような条項はありません。問題ではないですか。
○福島みずほ君 じゃ、条文にないのはおかしいですね。この法律は欠陥法案ですね。  次に、集団的自衛権の行使と重要影響事態のいわゆる後方支援の前提となる武力行使は、国連決議や安保理決議を要件としていないということでよろしいですね。
○福島みずほ君 集団的自衛権の行使の場合はどうですか。
○福島みずほ君 国際法上の担保なんかないんですよ。集団的自衛権の行使は相手方に対する先制攻撃です。それを日本人の命と暮らしを守るとでたらめ言うから、これは全く誤導でやっていますよ。  そして、いわゆる後方支援をしている中で自衛隊が攻撃を受け、応戦しなければならなくなったときに、...全文を見る
○福島みずほ君 武器使用は、これは自衛官の武器使用、上官がこれに関しては、その部隊として武器使用をするということになりますね。
○福島みずほ君 これは応戦するんですよ。国際法的にはユース・オブ・フォース、武力行使ですよ。実際的にはこれは集団的自衛権の行使じゃないですか、対外的には。応戦して戦争をしていく、武力行使をする、これは集団的自衛権の行使で、フルスペックの集団的自衛権の行使ですよ。だって、これは新三...全文を見る
○福島みずほ君 大量破壊兵器はありませんでしたね。
○福島みずほ君 大量破壊兵器がないのにアメリカは先制攻撃で攻撃したんですよ。オランダは国際法違反だと検証をしました。日本はイラク戦争支持の検証すらやらない。そのときの情報開示もその総理の答弁の程度です。  そうしたら、総理、お聞きします。今の時点で判断は変わらないということでよ...全文を見る
○福島みずほ君 イラク戦争で結局イスラム国、ISILができて、今シリア難民が本当に出ています。日本が間違った戦争、イラク戦争、市民への殺りく行為をやることに加担をしたことで、これは間違った戦争ですよ。総理が今、間違った戦争でない、正しかったと言うから、これは駄目ですよ。こんな状況...全文を見る
○福島みずほ君 配付資料がありますが、補給等の具体的活動について教えてください。
○福島みずほ君 弾薬の補給、弾薬の提供についても訓練を実施していますね。
○福島みずほ君 よく、法律がなければ一ミリも動けない、法律がなければ一ミリも訓練できないと言いますが、後方支援の弾薬の提供、訓練しているじゃないですか、アメリカと一緒に。
○福島みずほ君 アメリカの軍人はインタビューで、これは後方支援までつながるというふうに言っていますよ。  そして、もし日本だけの自衛隊でやるんだったら、なぜ米軍と一体となって訓練するんですか。
○福島みずほ君 弾薬の提供、この後方支援の法案の中のことを先取りして訓練しているのではないでしょうか。  翁長知事が辺野古の基地の埋立てについて取消しの告知ということを始めました。辺野古に新基地建設は要りません。  そして、総理、憲法を踏みにじるこんな戦争法案、戦争につながる...全文を見る
09月15日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第35号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、本題に入る前に一問、一問というか、これ質問通告していないんですが、午前中、川田委員の質問の中で出てきたテーマで確認をしたいので、質問いたします。  マイナンバーと医療情報についてです。  あたかも何かリンクするような、あるい...全文を見る
○福島みずほ君 いや、私は今懸念を持ってしまったんですが、というのは、マイナンバー改正法案が成立をした後、今の話だと、同意があればリンクするんですか。という話ではないんですよね。  じゃ、端的にお聞きをします。  マイナンバーと医療情報はひも付けされない、これでよろしいんです...全文を見る
○福島みずほ君 では、インフラを利用するとか、そういうのはどういうことなんでしょうか。
○福島みずほ君 マイナンバーと医療情報の符号、番号が違う、違うシステムでやるということは理解しているんです。  ただ、結局、医療情報も、そういう形でマイナンバーのようにといいますか国民総背番号制的に付番でやれば、患者さんだけになるかもしれませんが、そしてその後、マイナンバーと医...全文を見る
○福島みずほ君 医療IDというのが医療実はマイナンバーになっていくのではないか。あるいは、マイナンバーと特定健診と予防接種はある意味リンクするわけですよね。ですから、医療情報のごく一部のみといっても、服薬歴とか病歴はある意味そっちの方ではリンクしているわけで、その関係などについて...全文を見る
○福島みずほ君 病院等が地域医療介護総合確保基金を受ける条件として、新法人に参画することが提示される可能性はありますか。
○福島みずほ君 新法人への参画が要件になるか否かは都道府県ごとの判断によるというふうに聞いております。しかし、都道府県知事がこの基金を受け入れる条件として、新法人に参画することという要件をすることを否定はできないということでよろしいでしょうか。
○福島みずほ君 ということは、この法人に入るメリット、デメリットとあったんですが、この法人の中に入らなかったらその基金をもらえないとすると、やっぱりそれは問題ではないですか。
○福島みずほ君 結局、行政の意に沿う地域医療に利用されてしまうのではないか。認可、監督は都道府県知事ですし、それから地域医療連携推進協議会のメンバーは市長や医師会長など様々ですが、結局、都道府県知事が認可、監督権限を持っていると、上から階層的な医療機能を押し付けられる危険性がある...全文を見る
○福島みずほ君 不参加法人に対する不利益の懸念があるのではないかという質問を考えていたんですが、これはレクの中では、不参加法人への不利益取扱いなどが生じないよう施策を講じていきたいという答弁なんですね。  しかし、さっきの質問の中で、基金のお金をもらえるかどうかは、それは参加し...全文を見る
○福島みずほ君 いや、そうおっしゃっても、基金を受ける条件として新法人に参画することが提示される可能性が都道府県によってはあるわけですから、明確に不利益ではないですか。  厚生労働省としては、ここのところはやっぱり各都道府県に対して、それを要件とし、入らなければやらないぞという...全文を見る
○福島みずほ君 六月の推計、医療・介護情報の活用による改革の推進に関する専門調査会を踏まえると、地域医療構想、地域包括ケアシステムは、病床削減、医療費抑制を目的としており、地域医療連携推進法人制度はそれを促進させるものになってしまうのではないでしょうか。つまり、この制度は、トップ...全文を見る
○福島みずほ君 それを目的としてはいなくても、そういうふうに機能し、利用されるのではないかという懸念はあると思います。  新法人は、先ほどもありましたが、医療法人ではなく、理事長が医師であるとする原則が外され、議決権についても、一社員一票以外の定めを定款ですることができることに...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので、終わります。
○福島みずほ君 福島みずほです。  私は、社会民主党・護憲連合を代表して、医療法の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論いたします。  本法案は、医療法人や介護事業等を行う非営利法人などを傘下に置く地域医療連携推進法人認定制度の創設を柱としております。  同認定制...全文を見る
09月17日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第21号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  私は、社民党を代表して、鴻池祥肇委員長に対する不信任動議に対して賛成の立場から討論を行います。  私は、鴻池委員長を、今はこの対象になっておりますが、鴻池委員長を大変尊敬をしております。  二〇一五年八月二十二日の東京新聞、鴻池氏...全文を見る
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  ここ神奈川は、私は社民党の神奈川県連の代表ですし、神奈川は第二の基地県、横須賀原子力空母母港化があり、厚木基地があり、相模原補給廠があり、たくさんあります。かつて、米軍機が落ちてお母さんと子供が亡くなったという痛ましい事件もありますし...全文を見る
○福島みずほ君 様々な人、ほとんどの法律家が法案を違憲と言っています。どこが違憲なのか、改めて水上公述人、お聞かせください。
○福島みずほ君 広渡公述人にお聞きをいたします。  先ほど、反知性主義、反立憲主義、反民主主義とおっしゃいましたが、私もそのとおりだと思います。具体的にこの法案が成立を仮にした後、戦争をすることによって人命が失われる、被害者にも加害者にもなる、それはもう耐え難いことだと思ってお...全文を見る
○福島みずほ君 時間ですので終わりますが、これだけ様々な意見を聞いて、絶対にこれは継続して議論しなければならない、連休中も議論しましょうよ、絶対に終局はあり得ないということを申し上げ、感謝をいたします。  ありがとうございます。
11月11日第189回国会 参議院 予算委員会 閉会後第1号
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○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。  まず、高速増殖炉「もんじゅ」についてお聞きをいたします。  原子力規制委員会は十一月四日の会議で、日本原子力研究開発機構が「もんじゅ」の保守管理能力がなく、運転を任せられない、不適切であるという方針を確認をいたしました。田中委員長、...全文を見る
○福島みずほ君 「もんじゅ」をやる資格がないということです。ナトリウム事故を起こして以降も度重なる不祥事があり、そして、今も二百億円使ってナトリウムを冷やしながら、全く動いておりません。「もんじゅ」については、これは無駄遣い、全くの無駄遣い、どぶにお金を捨て続けているものだという...全文を見る
○福島みずほ君 廃炉しかありません。  動燃、今の原子力機構が不適切、不適格となって、じゃ、どこが、この全く動かない、全く動かない、動かしようのない、もうさびついた「もんじゅ」を引き受けることができるのか。どこが引き受けても毎年二百億円以上お金を使わなくちゃいけない。一ワットも...全文を見る
○福島みずほ君 河野行革大臣は、ずっと一貫して「もんじゅ」が、廃炉にすべきである、問題であるとずっと主張をされてこられました。そして、行革担当大臣でもいらっしゃいます。本日から始まる秋のレビューの第一項目めに日本原子力研究開発機構運営費交付金を取り上げていらっしゃいます。  行...全文を見る
○福島みずほ君 行革担当大臣としてなたを振るうべきだ、こんな税金の無駄遣い、どぶにお金を捨てて、これからも捨てるのか。一日五千万円です。いかがですか。
○福島みずほ君 いや、行革大臣としてなたを振るってくださいよ。河野太郎さんが内閣に入って変わったと言われるようなことをやってくださいよ。また、馳さんも、いろいろな議員連盟で頑張ってこられています。是非、ほかに的確なところなど見付けることができるわけありません。このがらくたを、やっ...全文を見る
○福島みずほ君 総理は自民党の総裁じゃないですか。しかも、この法律は閣法として閣議決定されて政府の案として出されているんですよ。こんなぶざまな国会、ないですよ。平和主義と立憲主義と民主主義を踏みにじる。参考という形でしか地方公聴会が出されないなんてあり得ないですよ。国会で今までな...全文を見る
○福島みずほ君 この文化財保護法にのっとってしっかりやられること、そして、工事が、もちろんやる場合もありますが、工事をやることでこの土器や石器、文化財保護ができないという事態も起き得ます。しっかり土器、石器が見付かった時点で工事をストップすべきだ、いかがですか。
○福島みずほ君 是非工事をストップしていただきたい。土器や石器も含め、文化財保護法にのっとってしっかり文科省がやってくださるように心からお願いしますし、そのことを防衛省も官邸も尊重してくださるように申し上げます。  沖縄辺野古のことですが、先週も辺野古に行ってきました。沖縄は新...全文を見る
○福島みずほ君 沖縄の人たちはそんなこと一ミリも納得しませんよ。一ミリも納得しませんよ。私も、沖縄辺野古に新基地建設を、造るという閣議決定に署名を拒否して大臣を罷免になりました。沖縄の人たちを裏切ることはできませんし、沖縄の民意はノーです。沖縄の人たちは分かっているんですよ。 ...全文を見る
○福島みずほ君 この取消しは違法だと総理はおっしゃっています。どこが違法ですか。
○福島みずほ君 海面の埋立ての承認の権限を持っているのは県知事です。そして、それを取り消した。そして、総理、沖縄の声を聞くと言いながら、この通知書の中身さえ読んでいないんですか。何が問題といって知事が取消しを求めたか、読んでいないんですか。
○福島みずほ君 ひどいですよ。きちっと、なぜ今の知事が取り消したのか、それをきちっと議論し、納得するように、環境問題や様々なこと出ていますよ、それを検討すべきじゃないですか。知事は埋立ての承認の権限を持っています。だとしたら、知事は取消しの権限も持っているはずです。瑕疵があると考...全文を見る