横路孝弘

よこみちたかひろ



当選回数回

横路孝弘の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第80回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○横路分科員 実は先日、広島、長崎の被爆の人たちの話をちょっと聞く機会がありまして、政府の政策が、制度的にもあるいはすでにある制度の運用の面でも、どうも十分じゃないということをそのとき感じたものですから、その辺のところを、少し基本的な問題だけにしぼって、先ほども何か認定の問題で議...全文を見る
○横路分科員 それは日程の都合だけで出たり出なかったりしていると、こういうことですか。
○横路分科員 厚生大臣、日程の都合で出たり出なかったりといったって、やはりこれは基本的な姿勢の問題ですよね。歴代の総理大臣、昨年は三木さんが出られたわけですけれども、これは被爆された人たちからすると、政策が十分に行われているということでもない状況の中で、やはり現在の状況というのを...全文を見る
○横路分科員 ちょっと厚生大臣どうですか。これは政治的な問題ですよ。事務当局の日程の調整の問題じゃないと思うのです。国際的にやはり核の問題というのは、いろいろな面で大きくなってきているんですよ。原発なんかの問題、つまり核の平和利用という問題を考えますと、この被爆という問題も、また...全文を見る
○横路分科員 ことしはどうするんですか。
○横路分科員 これは厚生大臣の方からやはりできるだけ、福田さんも総理大臣になって今度初めてですから、出席するという方向で話されたらいかがですか。つまり厚生大臣のお考えはどういうことなのか。
○横路分科員 それじゃ、その議論はもう一度後でまた行います。  ちょっと数字を確認したいのですが、現在、被爆者健康手帳を持っている人というのは、一番新しいところの数字で何人ですか。
○横路分科員 これは傾向は毎年毎年ふえていっているんですね、手帳を持った人が。そうですね。
○横路分科員 認定被爆者は大体何人で、全体の何%ぐらいになりますか。
○横路分科員 そうすると、これは何%かな、一%ちょっとぐらいですか。そのうち医療手当を受けているのは何人ぐらいですか。
○横路分科員 健康管理手当と介護手当はどうですか。
○横路分科員 認定被爆者の数はどうなんですか。ふえているんですか、大体変わりないんですか。
○横路分科員 大臣もお聞きのように、一応この特別措置があっても、現実に認定されている人が一%を超えているぐらい。申請者の数との対比で認定率が高いという話がありましたが、手続が非常にむずかしくて、窓口で実はあきらめてしまっている人がずいぶんたくさんいるわけです。  そこで問題は、...全文を見る
○横路分科員 判決の効力というのはいろいろ議論のあるところなんですけれども、もちろん具体的な処分については、結局は厚生大臣の却下処分というのは、いろいろの問題があったということになったわけですね。問題は、医療法の八条の問題なわけですけれども、ただ、そこに至る、つまり却下したのは間...全文を見る
○横路分科員 その三十六万四千人のうち認定患者が四千二百人、一%ちょっとなわけですね。つまり特別措置の恩恵というのは、先ほど言ったようなものがあるわけですけれども、制度としては。現実にその恩恵を受けている人というのは非常に少ないという現状なわけですね。毎年、毎年健康手帳の人がふえ...全文を見る
○横路分科員 もう一つこの判決の基本的な側面は、いわゆる原爆医療法の性格なわけです。この原爆医療法を社会保障法などと同一の性格であるということについては疑問があるというのが、この判決の趣旨でありまして、これは前の福岡高裁の五十年七月十七日の判決をさらに発展をさせた内容になって、そ...全文を見る
○横路分科員 大臣にちょっとお尋ねしたいのです。原爆の問題について、やはりこれは日本国の政府、日本国の国家にその責任があるのだということ、これはどうなんですか。厚生大臣はどのようにお考えになっていますか。つまりこれは、法律の立法趣旨はまた別にして、法律の解釈でそれが変わってきたわ...全文を見る
○横路分科員 この判決の一番最後のところにこういうことを裁判所で言っているわけです。「被爆者に対する法律としては、原爆医療法だとか特別措置法がある。そしてその一定の制限のもとに特別手当とか健康管理手当とか医療手当などを支給することを定めているけれども、その対象範囲及び額において十...全文を見る
○横路分科員 私が指摘をしたのは、要するに判決の内容を紹介をしながら——この判決は皆さん方控訴しなかったんですよ。判決として確定しているわけですよ。そしてこの判決、いわば処分を取り消したというその取り消しに至る過程が、原爆医療法というものをどう位置づけるか、原爆というものをどう位...全文を見る
○横路分科員 時間が来ましたので、これで終わりにしますけれども、三十年たってこういう状況であるということで、問題はまだまだたくさんあります、法律の問題を含めて。これは、いずれ援護法を国会に出したときにでも、また、この判決そのものに従って議論を行っていきたいと思います。  時間が...全文を見る
03月14日第80回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○横路分科員 ちょっと本論に入る前に、昨年衆議院選挙が行われたわけですけれども、これの選挙違反状況、特に新しい公選法の関係はどういうことでありましたか。
○横路分科員 公選法の改正部分については、何か問題ございましたか。
○横路分科員 新しい公選法のもとで選挙をやってどういうことになったのかといったら、関心全然なかったですか。突然の質問で恐縮なんですけれども、特にその辺のところは報告として受けていませんか。
○横路分科員 それでは、大臣御承知だと思いますけれども、寝たっきりのいわば動けない人たち、こういう人たちが参政権が実質的に奪われているということで、法律の改正が行われて、在宅でも郵便によって投票ができるようになったわけですけれども、内容についていろいろと議論があるわけであります。...全文を見る
○横路分科員 これは最初のときの証明書を受けた数字と投票の割合を見ても、やや五〇%ちょっと上回る程度ですね。それから今度はさらに投票者数が減っていますね。これはどういうところに問題があるというぐあいに皆さんの方でお考えになっていますか。
○横路分科員 一体、この法律に基づく対象者というのは全国で何人おるのですか。
○横路分科員 これは、手続に従って郵便投票証明書の提示といいますか、投票用紙の請求等を選挙人の方から手続をとった場合に、市町村の選管で本人が該当するかどうかということを照合するのでしょう。つまり、それは何と照合するわけですか。都道府県にきちんとあるんじゃないの、身体障害者の台帳み...全文を見る
○横路分科員 しかし、こういう制度があって、皆さんの方で管轄されていて、運用を調べるにしたって、対象者がどのくらいいるかわからぬで、一体これが制度としてうまく運用しておるかどうかということを点検することはできないわけでしょう。つまり、対象者がいま大体十万人というお話でしたけれども...全文を見る
○横路分科員 少し時間がかかるかもしれませんけれども、調査をしていただきたいというように思います。  そこで、運用を見ますと、これは北海道なんかは非常に高いのですね。ここでいろいろと裁判があったり運動があったからだと思うのでありますけれども、大体その対象者は、北海道選管で見ると...全文を見る
○横路分科員 各都道府県の選管では、在宅投票の関係に必要な事務というのは大体どのくらいだろうというような予測を立てて予算措置を講じているのでしょう。これはやはり事務が若干かかりますからね。何か予算上はそういうのをはじいて出しているのですか、大体今度の参議院選挙はこのくらいだろうと...全文を見る
○横路分科員 大蔵省の方おられますか。——今度はどんなぐあいに査定なさって、どのぐらいの予算になっているのですか、いまの関係の費用は。
○横路分科員 それは大体何名ぐらいでやっているのですか。
○横路分科員 相当数というのはどのぐらいですか。
○横路分科員 それはいままで二回の運用からいうと相当PRをしないとだめですね。問題はPRの問題ばかりじゃなくて、手続の問題があると思うのです。手続のことを言うと、いつも管理管理、選挙の公正を確保するための管理問題ということを言われますけれども、過去二回の選挙をやってみて、何か管理...全文を見る
○横路分科員 ともかく手続は非常にめんどうなんですね。手紙を何回もやったり来たりしなければいかぬわけで、最初の証明を受けるところから考えますと、郵便のやりとりは全部で五回ですかな。それでようやく五回目が投票になるということになりますな、交付を受けてから選管とのやりとりを考えますと...全文を見る
○横路分科員 その手帳を離すということに不安を感じている人が多いのですよ。それは手帳でなくて、手帳の番号だとかなんとかというのを出して、向こうでもって照合すればいいということにならないの。手帳を手離すということに非常に不安を感じて、その手続をいろいろちゅうちょされる方がいるような...全文を見る
○横路分科員 つまり、管理面で十分にしようという皆さんの方の、それは選挙管理委員会の立場の議論ならばそうだろうと思いますが、しかし、やってみてそこにいろいろ問題が出てきているとすれば、やはり改善する方法というのを少し考えてもらわぬといけないわけですよ。たとえばみんな自署になってい...全文を見る
○横路分科員 時間ですから終わりますけれども、参議院選挙に当たって、ぜひその組んでおられる予算がいっぱい使われて投票者数がふえるように御努力をいただきたいというように思います。
03月15日第80回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第4号
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○横路分科員 航空大学校の問題について若干お尋ねしたいのですが、私のところにも二十回生ですか、五十一年度卒業の人たちから手紙などいただきまして、卒業したけれども就職がないということでありますけれども、最近の航空大学校卒業生の就職状況というのは、現在の時点でどういうことになっていま...全文を見る
○横路分科員 問題は、現状を踏まえて今後の航空大学校の位置づけだろうと思うのでありますけれども、いろいろ調べてみましたら、運輸省の例の「航空政策の基本方針」、これが昭和四十五年にいろいろと問題になりましたが、この基本方針の中で航空大学校の位置づけというものがなされているわけです。...全文を見る
○横路分科員 そこで、どうして今回のような、卒業したけれども就職できないということになったかと言うと、基本的には需給の見通しを完全に誤ったということも一つだろうと思います。特にその中で自社養成との調整を皆さんの方でどういうふうにお考えになっておられたのか。昭和四十四年から四十五年...全文を見る
○横路分科員 各社でそれぞれと言ったって、みんな、特に日本航空なんかの場合には一応毎年度業務計画みたいなものを運輸省の中に出して、皆さんの方で検討されるわけでしょう。そうすると、そういう中で一体国としてやっている航空大学校の養成と各航空会社がやっている養成とがどうなのか。航空の需...全文を見る
○横路分科員 従来各エアラインの方では新卒しか採ったことがないのです。受けられないでどこにも行き場のない人には皆さんの方は何と言うわけですか。いずれ将来景気が回復して少し需要の増があるまで家で待っていなさいと言うのですか。それともどこかほかに転職しろということを勧めるのか。それと...全文を見る
○横路分科員 パイロットという仕事は適性、不適性がありますから、入った人が皆パイロットと言ったってそれはなかなか無理でしょう。しかし、そういう資質がありながら、しかもなおかつ希望していながら、国のこういう機関を信じて入学をして二年八カ月一生懸命やって、国もお金を使って、しかしあと...全文を見る
○横路分科員 皆さんの方が立てられた第三次空整の乗員の需給予測というのがございますね。これは座席増で言うと毎年何%増くらいで計画されているのですか。
○横路分科員 六%くらいって、大体いま航空会社がやっているのがそれくらいの座席増で考えておるわけでしょう。そうすると、このあれを見ますと、いまは確かに、昨年の八月一日現在、全体で五百九十三人ですか余剰人員となっている。これは六十年まで見通した場合どうなるかというと、需給の見通しか...全文を見る
○横路分科員 いきなりふやせということを言っているわけじゃなくて、もうちょっといまのやつを中身のあるようにやってもらいたいわけです。たとえばジェットの訓練なんかだって航空大学校でやればいいじゃないですか。もうちょっと内容を充実すればいいわけですよ。つまり五十五年から乗員が不足する...全文を見る
○横路分科員 エアラインの方で計画があるかないかでなくて、皆さんの方の乗員需給見通しをもとにして議論をすれば、皆さんの方の需給見通しの中では、乗員の問題については自社養成を開始する必要があるというふうに第三次空整の中でなっているんじゃないですか。だから、それならば、皆さんの方はそ...全文を見る
○横路分科員 しかし、これはもう閣議で了解というか、昨年の十月くらいですか、第三次空整そのものは十月でしたね。だから、その見通しというのは、見通しですから現実と違ってくるのはやむを得ないとして、一応見通しを立てた段階で、もう余り自信がないようなことをおっしゃられても困るのです。そ...全文を見る
○横路分科員 最近行政指導は危ないですからね。  冗談はともかく、しっかりした見通しを立てるということがすべての前提じゃないかと思うのです。  そこで、次の問題なんですが、関連するのですが、日本航空のいわゆる外国人運航乗務員の問題なんです。  これは何かIASCOという会社...全文を見る
○横路分科員 これはちょっと詳しいことはわからないので聞くのですけれども、IASCOというのは労働大臣の認可か何か受けているのですか。
○横路分科員 それは受けているのは間違いないですか。受けているかどうか。
○横路分科員 それどうも調べてみて、受けているかどうかよくわからないのですね。それで、職安法の四十四条のやはり違反の疑いもあるので、ちょっといままでのところで、外国の法人でもありますし、日本の方には全然登録が一切ないのですよ。そうすると、日本国内で登録ないところで労働大臣がこれ認...全文を見る
○横路分科員 大臣、外人機長をなくせば、つまり航空大学の卒業生の採用の問題なんかも、それは計画ですから一遍に済むというわけにはいかないでしょうけれども、そういうような少し総合的な考え方をしていただいて航空大学校の方の問題と、外人パイロットというのは高い給料を取ってしかもIASCO...全文を見る
03月16日第80回国会 衆議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号
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○横路委員 児玉に対する問題なんですが、金員の支払いが十七億円ということですが、この十七億円の中にはいわゆる児玉から小佐野に対して工作費として五億円というようなことが言われているわけですが、十七億の中にその五億円というのは含まれているのですか、含まれていないのですか。
○横路委員 紛失した小切手五億円と言われているものがありますね。これは十七億円の中に入っているのですか。
○横路委員 この報告によりますと、十七億円の使途はほぼ解明されたということですけれども、児玉から先、第三者に流れているお金というのは、この十七億円のうちにあるのですかないのですか。
○横路委員 その第三者に渡った、それはいわゆる売り込みの工作と関係があるのですかないのですか。
○横路委員 この報告の最大の不満、われわれから言うと不満な点は、児玉に十七億の金が流れた、しかしその十七億が一体トライスター売り込みのいわゆる工作、児玉自身の何らかの工作とかかわり合いが普通常識的にあるだろうと考えるわけだけれども、それが全く出ていないということですね。児玉がどう...全文を見る
○横路委員 それでは国民はわけがわからぬですよ。十七億という大きなお金が動いて、児玉が何をやったのかというのはさっぱりわからない。この報告に一切出てこないわけでしょう。そこのところ、たとえば大韓航空に対する売り込みなんというのは、これは契約書がありますね。この辺のところは皆さんの...全文を見る
○横路委員 国会としては、このロッキード事件の中で一番大きな問題というのは、やはりこの児玉譽士夫みたいな男が登場してきて、これが日本の政界や経済界の中にどうしてこう大きな力を持っているのかという点が非常に大きな点なわけです。そこをやはり解明して、問題点がどこにあるのかということが...全文を見る
○横路委員 国会の方は捜査そのものでなくて、先ほどお話ししたように、今後二度とこういうことが行われないように、たとえば、そのためには、この問題で言いますと、全日空における大庭さんがやめたときの株主総会と児玉譽士夫との関係はどういうようなものなんだろうか、いま総会屋と言われるような...全文を見る
○横路委員 それは明らかになったところで今後の公判に差しさわりがあるというようなことではありませんので、ひとつ問い合わせをしてみて、大庭オプションに関連する児玉譽士夫のいわゆる工作と言われるような、全日空の大庭さんがやめる経過について、これは裁判と特に関係がないでしょう、調べて御...全文を見る
○横路委員 生の資料と言ってもそれは無理かもしれませんから、その辺のところをまとめてどういうことだったのか、ずっと経過というものをひとつ明らかにしていただきたいと思います。  もう一つ、コーチャンの回想録なんですけれども、ちょっとその前に、刑事局長はこれをお読みになりましたか、...全文を見る
○横路委員 いや、いまの御答弁、非常に大事なんで、つまり、ここに書いてあることが冒頭陳述とほぼ事実について一緒ですね。このコーチャンの回想録、これはもう何月何日というところまで細かく書いていますけれども、たとえば八月二十二日の行動なんというのは、冒陳における丸紅関係そのほかの行動...全文を見る
○横路委員 それは、これをそのまま冒頭陳述にしたわけじゃありませんから、これは全体的な売り込み状況になっていますから、この程度詳しく冒頭陳述をやってもらうとより明確になるわけですけれども、大筋において変わってないわけですよ。もちろん出ていない事実がある。つまり一致しているというこ...全文を見る
○横路委員 その大阪の騒音問題というのも、運輸大臣おられますけれども、大阪空港の問題というのは今日でも非常に大きな問題になっているわけです。したがって、これも先ほどのオプションの話と同じように、いままで起訴を提起された事実そのものとは余り関係がありませんから、ひとつ検察当局の方で...全文を見る
○横路委員 次に、小佐野賢治の起訴状なんですけれども、四十八年の十一月の初旬ごろ、ロサンゼルス空港でコーチャンの指示を受けたクラッターからロッキード社の児玉に対する支払い金員の一部の二十万ドルを受け取ったということになっていますね。これはちょっと公訴事実の内容になりますから微妙な...全文を見る
○横路委員 それは公訴事実の内容に関連しますから——ただ、この金は国内に持ち込まれたのですか、そのままアメリカで使われちゃったのですか。(小林(進)委員「それくらいのことはわかっているんだろう、何にも言わないんじゃ困っちゃうな」と呼ぶ)
○横路委員 ただ、この点に関しては、何かアメリカの方でもFBIが捜査を始めたというニュースもございますけれども、そういう報告は法務省の方では聞いておられますか。
○横路委員 このコーチャンの回想録によりますと、昭和四十七年の十月五日に、日本航空がトライスターで、全日空がDC10だという、この本の中では陰謀といっておりますけれども、それが発覚して、これをつぶすための工作が行われた。そこで中曽根康弘自民党代議士が出てくるわけですけれども、こう...全文を見る
○横路委員 どうも先回りして答弁されちゃったのですけれども、疑いを持ったということになると、これもいわばトライスター売り込みの最後の段階におけるきわめて重要な工作ですね。私たちがロッキード事件が発覚した直後考えておったのは、やはりかなり早い段階からこのトライスターという方向に沿っ...全文を見る
○横路委員 いままで調べた国会議員の総数というのは明らかにできますか。
○横路委員 十七名ですか。それは被疑者と参考人と両方入っているのですか。参考人だけの数ですか。
○横路委員 その十七名というのは、つまり逮捕して調べた人も入っているのですか、任意捜査の人だけが十七名なんですか。
○横路委員 しかし、この問題について具体的には答弁できない、こういうことですな。具体的に答弁できないというのは、国会で、きょうの理事会で、中曽根自民党代議士をこの委員会に呼んで証人喚問しようという提案が五野党そろって出されたわけなんですけれども、たとえば証人喚問する場合に、皆さん...全文を見る
○横路委員 いや、その場合、こっちの方は中曽根さんがいろいろと調べられているのかどうなのかということによって、それに関連する何か書類があるのかないのかということになるわけなんで、つまり、調べられたかどうなのかというその有無について明らかにすることはできないのですか、こういうことを...全文を見る
○横路委員 ちょっと資料の話が出ましたから、これはこの前の鯨岡代議士の質問とも関連するのですけれども、昭和五十一年十一月四日、この日はこの委員会でいわゆる灰色高官として公表された人たちの弁明が行われたときです。その弁明の中で二階堂進代議士がこういう発言をしています。自分はともかく...全文を見る
○横路委員 直ちにではないけれども、その判断としては非常に比重は高くなるわけでしょう、本人が放棄すると言っているのですから。
○横路委員 後は国会、そこから先は委員会の方の問題ですから、本人が出てくるということになった場合に、事前にそういう資料を出してもらって検討してからやるのが真相解明のためには一番いいのじゃないかと思うわけです。しかも、出し方だって、いろいろな部分があるのでしょうし、供述調書というの...全文を見る
○横路委員 もう一つ、これは予算委員会の方でも議論されたのですけれども、ハワイ会談の経過。  話はちょっと戻りますが、日米の捜査資料の取り決めの中では、日本側の捜査資料もアメリカに送っているわけですね。交換しているわけでしょう。そのアメリカ側に送っているというのは、どの範囲の部...全文を見る
○横路委員 つまり、この冒陳の方の状況を見ると、ハワイのトップ会談のところで話が出たということでしょう。そうすると、アメリカ側だって非常にそこのところは関心があるのじゃないですか。つまり、ニクソン大統領についてどういうお金の動きになっているかよくわかりませんけれども……。
○横路委員 しかし、それは情状にはかなり関係があるのじゃないですか。つまりトップ会談で、アメリカと日本との今日における関係において、アメリカからこの飛行機を買ってくれと特に頼まれたと言えば、それは状況によっては非常に情状証拠にもなり得るでしょう。もっともその後金をもらって、やった...全文を見る
○横路委員 どうも味気ない報告書と、それからいろいろとちらつかせている冒頭陳述書とを読み比べると、検察庁の方は楽しんでおられるのかもしれませんけれども、われわれの方は、この事件の問題というものを一体どういうぐあいに掘り下げていって、再発をいかに防止するかという観点から言うと、どう...全文を見る
○横路委員 この辺のところがすべてだと断言されるのはどういう根拠なのかよくわかりませんけれども、公判の公訴事実そのものについて余り関係のない部分で、しかしながら政治的にはわれわれにとって非常に重要な意味を持つ点がございますので、先ほど言った幾つかの点について、法務大臣、刑事局長か...全文を見る
○横路委員 法務大臣は結構です、何か委員会があるんでしょう。あと運輸大臣を中心にしてちょっとお尋ねをいたします。  それで運輸大臣、去年一年間いろいろと議論してきて、これは先日の委員会で鯨岡代議士からも発言がありましたけれども、結論から言えば、去年一年間、運輸省の答弁は全くでた...全文を見る
○横路委員 いやいや、その変えるだけの事実をつかんでいないにしたって、この冒陳を見ると、初め、全日空の若狭が航空局長の内村さんと監理部長の住田さんのところへ行って、延期してくれと陳情するわけでしょう。これは、このお二人は断るわけですね。そこで橋本運輸大臣のところへ行って、橋本、町...全文を見る
○横路委員 それは、捜査権がないわけですから……。しかし、皆さん方むしろ身内なん、だから、ざっくばらんに話を聞くということだってできるんじゃないですか。これを見ると、少なくとも町田さんとか内村さんとか住田さんという人は事実を知っていますね。これは何も全日空の方の供述だけからこうい...全文を見る
○横路委員 運輸省は調べたけれどもわからない、この前の報告のとおりである、検察庁の方はそれと全く違うことで、事実関係が違って、そうして起訴して公判をやっている。だから、公判の推移を見守りたいと言ったって、皆さんの方は違う答弁を従来再三再四してきているわけですね。それがまさに一つの...全文を見る
○横路委員 終わります。
04月13日第80回国会 衆議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第6号
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○横路委員 中曽根さんのような議会の大先輩にこんな形で話を聞かなければならないというのは残念でありますけれども、真相解明のためであります。また、先ほどあなたが率先して出てきたという話でありますけれども、昨年からいろいろ私たち真相解明のために、議員であってもこれはやはりお話を聞かな...全文を見る
○横路委員 よけいなことはいいのです。  聞かれているわけですね。いつですか、呼ばれて聞かれたのは。
○横路委員 それは参考人としてですか。
○横路委員 何回聞かれましたか。
○横路委員 それはどのくらいの時間ずつ二回聞かれたんですか。
○横路委員 取り調べを受けた国会議員は、いままでの法務省の報告によりますと十七名ということでありますが、ほとんど内容は全日空のユニット三十、ユニット九十、それからピーナツ、ピーシズということでありますけれども、公表されている人を除きまして全日空のユニット九十に関するものが多いわけ...全文を見る
○横路委員 そうすると、俗に言われている児玉ルートに関して呼ばれた、こういうことですね。
○横路委員 児玉譽士夫との関係、河野一郎さんの時代を通してという先ほど御答弁がありましたけれども、あなたが、河野さんが亡くなって中曽根派といいますか、新政同志会をつくったのが昭和四十一年の十二月ですね。
○横路委員 このとき、河野さんが元気なときには、周辺に北炭の萩原さんだとか大映の永田さんだとか、そしてそういうところに児玉譽士夫という人もおったんじゃないでしょうか。そして、その関係をあなたが新政同志会をつくられたときに引き継いだ、こういうことだというように伺っていますが、そのと...全文を見る
○横路委員 それで、秘書になってきずなができたということですが、この周辺におった人たちから資金的バックアップは中曽根さんはどうなんですか、受けておったのですか。
○横路委員 児玉譽士夫のそういう資金的バックアップを受けたということはないのですか。全然過去においてございませんか。
○横路委員 過去の、昨年の衆議院のロッキード特別委員会あるいは参議院のロッキード特別委員会における稻葉法務大臣の答弁があるのですが、稻葉さんはあなたのいわば仲間というか、端的に言えば中曽根派の一員なんでしょう。どうですか、それだけお答えください。
○横路委員 その稻葉法務大臣が再三再四この委員会の席上で答弁したのは何かというと、昭和四十三年佐藤三選をめぐる総裁選挙以後関係を断ち切った、児玉譽士夫と中曽根さんの関係は。じゃ、その断ち切ったのは何なんだと、こう詰めていったら、明確に、一切の政治資金のおつき合いを断ったんだ、あと...全文を見る
○横路委員 児玉自身も、これは週刊誌などの座談会の中で、つまり、そういう政治資金の援助をしておった——あの人は本を読んでみますとやや誇大に物を言う傾向がありますけれども、そういうことを述べている部分もあるのですけれども、それは間違いございませんね、くどいようですが。
○横路委員 じゃ、これはともかく、稻葉法務大臣の答弁は、昨年一貫して、つまり四十三年以来政治資金関係を断ち切った、こういうことになっているわけでありまして、その辺のところは、これは稻葉法務大臣の方にまたこの場にでも来ていただいてお話をいただかなければならぬというように思うわけであ...全文を見る
○横路委員 いやいや、あなた、この喚問に出られるに当たって、新聞の報道によると、何か想定問答集までつくって、過去の記録を十分頭の中に入れてこられたという話があるのですが、新政治調査会の中に、東京スポーツ新聞社四十二年の下期三百万というのがありますが、東京スポーツというのは……(発...全文を見る
○横路委員 あなたの証言とこの政治資金の届け出の関係を聞いているわけであります。あなたは全然ないとおっしゃるけれども、この団体の中に、四十二年の下半期で東京スポーツというところからの献金があるわけです。東京スポーツというのは、大映の永田さんがやっていて、それを児玉譽士夫が引き継い...全文を見る
○横路委員 大刀川との関係ですけれども、あなたの事務所に入ったいきさつはわかりましたが、いつ大刀川が来て、いつあなたのところを去っていったのか、ちょっと日時を、年度で結構でございますが、明確にしていただきたい。
○横路委員 資料の点については、私の方にも問い合わせがあったから、手帳であるとか、帳簿であるとか、記憶を喚起するに必要な材料は持ってきてよろしいと言ってあるはずであります。  その大刀川を預かったというのは河野さんから預かったという話なんですけれども、彼がやめて児玉譽士夫の方に...全文を見る
○横路委員 初めから河野さんの方に大刀川を頼んだのが児玉譽士夫とは違うのですか。つまり、大刀川を河野さんのところに頼んで、河野さんのところからあなたのところにかわりに頼むよというような話だったのではないでしょうか。
○横路委員 児玉との連絡はもっぱら大刀川を通してその後いろいろ電話でやりとりしたりということですか。直接話し合うこともあったのですか。
○横路委員 あなたはコーチャンの回想録は読みましたか。
○横路委員 コーチャン回想録の中曽根さんの名前が出てくる部分ですね、これは昭和四十七年の十月五日でありまして、この中では、トライスター売り込み中のロッキードのコーチャン氏のところに、小佐野賢治からの情報だということで、日本航空がトライスターを入れる、全日空はDC10に決まったぞ、...全文を見る
○横路委員 この事務所の中に先ほど来名前の出ています大刀川恒夫がおって、そして児玉の指示であなたに電話をした、こういうことになったわけですが、この四十七年の十月五日の夜の八時過ぎは、あなたはお宅におられたのでしょうか。自宅の方におられたのですか。
○横路委員 質問に答えていただかなくては……。  夜の八時過ぎには自宅におったのですね。
○横路委員 この塚本素山ビルの事務所ですね、あなたに電話をかけたところ、全く知らないという話ですけれども、ここにいま日本国土開発研究所という、あなたが常務理事をしている法人が、ここはもういま児玉譽士夫は事務所を払っているようでありますが、何かその払った跡に入っておられて、その団体...全文を見る
○横路委員 私たちから見ると、常務理事をやっておられるような団体が、たまたまの話なのかもしれませんが、児玉譽士夫が持っていた事務所の跡に入ってしまう、まさにそこがコーチャン証言で言う問題の事務所なわけであります。  そこで、そのトライスターとは関係ないというお話が先ほど来出てい...全文を見る
○横路委員 その総務会長の当時でありますが、四十七年の五月、当時自民党の航空対策部会の中では、いわゆる「航空企業の運営体制について」という通達をめぐって、事務次官案、政務次官案がいろいろと議論になっていた当時であります。このときに、運輸省の町田直次官と内村航空局長をあなたが呼んで...全文を見る
○横路委員 そういうことはまだ聞いてないので、そう先走らなくて、お答えなさらないで……。  だから、当時佐藤孝行の考えと運輸省の事務当局の考えとが違うということはあなたも御存じだったんでしょう、庁内を調整してという指示をしたそうでありますから。
○横路委員 いや、風の便りと言ったって、あなたの派の運輸政務次官でしょう。わざわざ総務会長のところに案がまとまる前に連れてきたんでしょう。つまり、対立していてどうしようもないから、その調整ないしあなたの方から指示をもらいたくてやってきたんじゃないですか。そして、まさにその内容が、...全文を見る
○横路委員 あなたが検察庁で取り調べを受けたときの様子を少しお尋ねをしたいんでありますが、この前、四十七年十月五日のことを聞かれたということでしたね。その場合には、あれですか、アメリカのコーチャンやクラッターのアメリカにおける嘱託尋問調書だとかあるいは亡くなった福田太郎の供述だと...全文を見る
○横路委員 いや、取り調べは取り調べじゃないですか。
○横路委員 事情聴取でも同じでしょう。
○横路委員 参考人も、参考人を取り調べると言うんですよ、法律的には。     〔発言する者あり〕
○横路委員 問題は、この電話の話というのは、かけた方と受けた方と二つですね。そしてそのかけた方からの話として、実はコーチャンの回想録がある、あるいはその報告がロッキードの本社の方に行っている、こういうことだろうと思うのであります。かけた方が物を言わなかったら、あと受けた方が否認す...全文を見る
○横路委員 実はその八月二十六日という日は、田中の公判調書によりますと、その直前に丸紅の檜山が請託をした日にちであります。そしてその直前、八月のたしか一週間くらい前に大型機の導入というものが決まっておったんじゃないかと思いますけれども、その話の中身ですね、どんな内容が出たんでしょ...全文を見る
○横路委員 エアバス輸入の話は出なかったのですか。
○横路委員 ちょっと聞きづらいことでございますけれどもお許しいただきたいと思いますが、このロッキードの件に関して、先ほどロッキードのトライスターに関して丸紅、全日空そのほか関係者から何も頼まれたことはないという御証言でしたね。これらの件に関して田中被告だとか丸紅、全日空から四十七...全文を見る
○横路委員 田中前総理個人じゃなくて、あるいはあなた個人じゃなくて、田中前総理の関係する団体あるいはあなたもしくはあなたの関係する政治団体の間において、金銭のやりとりというのはございましたか。
○横路委員 四十七年の田中、福田の総裁選挙の時にお金が何十億と動いた、そして初め立候補を表明していたあなたが田中反対に回ったということについて、世上いろいろ言われているわけであります。(「それはロッキードに関係がない」と呼ぶ者あり)それはロッキードに関係がないのじゃなくて、PXL...全文を見る
○横路委員 それであなた、その評論家との間に二人だけで話をつけたって、国民は何もわからないわけですよ。ですから、明らかにしてもらうためには——四十七年から確かにあなたの政治資金というのは膨張しているわけです。そして支出の問題についても、この間いろいろと問題になって訂正をされた、七...全文を見る
○横路委員 そうじゃなくて、あなたが本当に田中当時の総理との間には何もない、児玉との間にも何もないと言うならば、一番国民の前に疑惑を解明するのは、みずから、その収入はこうでした、二十一億の中身はこうですということをこの委員会に提出をする、委員会を通して国民の前に明らかにするという...全文を見る
○横路委員 あなたみずからは明らかにできないということですか。
○横路委員 どういうところから幾らもらったかということを全部公表されていますか。当時の政治資金規正法の中では、会費扱いで全然出ていないのがあるじゃないですか。表に出ているのはわずか一七%程度じゃないですか。全部を明らかにしてもらいたいと思うのです。
○横路委員 いまあなたは、自分がなぜここに呼ばれて聞かれているのかということについては御認識あるのでしょうね。いいですか。ロッキードの問題に関連して、このコーチャンの証言の中に明確に出ている。したがって、あなたはすべてを明らかにしたいと冒頭におっしゃったはずであります。それならば...全文を見る
○横路委員 私が言っているのは、当時の政治資金規正法の中では全部が表に出るわけじゃないのであります。全部が表に出るわけじゃないのです。表に出るというのは、その収入源、どういうところからお金を、寄付を受けたのか、会費としてもらったのかということが——自治省届け出のもの、私、ここに持...全文を見る
○横路委員 最後に一点。  先ほどのあなたとの関係でよくわからない、児玉との関係でありますが、「権力の陰謀」という本が出ていますが、緒方克行さんという方は、あなた、御存じでしょうか。知っているか知っていないかだけ。
○横路委員 これは九頭竜川のダムに関するある鉱山会社の補償をめぐる話であります。石川達三の「金環蝕」の小説がございましたが、あの舞台のバック、裏をなす話であります。その補償のところで、昭和三十九年に児玉譽士夫に、どうしても補償がうまくいかぬものですから、頼みに行った。同時に一千万...全文を見る
○横路委員 その事務所に電源開発の大堀という副総裁を呼んであなたに話ししてもらったということがこの中に書いてあるのですが、これは、あなたが読んで、別に何か告訴とか告発とかというような措置はとられたのですか、事実と違うのならば。
○横路委員 河野さんが亡くなって、この話、失敗をするわけですけれども、最後に児玉邸に呼ばれて行ったら、あなたも座っておって、そして、いろいろやってきたけれどもだめだから、裁判の方でやってもらいたいということで、預かった金だからと言って、さきに渡した一千万円を返してくれた。その一千...全文を見る
○横路委員 百十九ページは覚えているけれども、あとの方は忘れておられるようでありますが、私は最後に、やはり先ほど四十七年の総裁選挙の話で、日中国交回復だというきれいごとのお話もありましたけれども、萩原さんなんかの話もあるわけですよ。ですから、それにはやっぱり四十七年、四十八年、四...全文を見る
05月18日第80回国会 衆議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第11号
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○横路委員 私は、日本社会党を代表して、次の動議を提出いたしたいと思います。  本委員会に、来る五月二十五日午前十時三十分小松勇五郎君を、同日午後二時中曽根康弘君、東郷民安君を証人として出頭することを求める。  本動議は直ちに本委員会において議決すべきことを要求いたしたいと思...全文を見る
09月12日第81回国会 衆議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号
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○横路委員 この委員会も、中曾根、東郷の証人調べ以来ではありますけれども、それぞれのルートの各公判もすべて始まりまして、児玉譽士夫、小佐野賢治に対する冒頭陳述も明らかにされて、本人たちも、国会には出てこないけれども、法廷にはそれぞれ出頭したということです。  そこで、裁判を含め...全文を見る
○横路委員 いままでの防衛庁の態度は三つあったと思うのですね。一つはこのP3Cの輸入という方向、それからもう一つは国産化という方向、それからもう一つは機体は国産それから搭載する電子機器などは輸入するということだったと思いますが、それがP3Cの輸入ということに決まったのはどういう経...全文を見る
○横路委員 その間にロッキード事件のことはどの程度頭に入れて検討されたのですか。
○横路委員 装備局長、このロッキード事件というのはまだ全部捜査が終わっているわけではないのですよね。もし今後の捜査の中でこのP3Cに関するさまざまな、たとえば政界や防衛庁に対する働きかけの事実というようなものが出てきた場合、これはどういうことになるのですか。
○横路委員 ちょっとしたら法務省に聞いてからまたお尋ねしますが、小佐野賢治の冒頭陳述の中で、ロッキード社が四十八年の七月ですか、児玉との間にいわゆる修正四号の契約書というのをつくった、その修正四号の契約書をつくるに当たって小佐野が何かコーチャンの方に示唆をしたということにこれはな...全文を見る
○横路委員 そこで、コーチャンが小佐野に依頼したこのP3Cについて、それはこの四十八年の七月が最初なんですか。
○横路委員 その席上児玉も同席していますけれども、児玉に対してこのP3Cの話が出てきたというのはいつごろからなんですか。やはりこのころからですか、もうちょっと前からですか。
○横路委員 国防会議にお尋ねしたいのですが、四十八年の七月、八月という時期ですね、これはP3Cといいますか、その次期対潜哨戒機に関する例の四十七年の了解事項がありまして、いろいろ実体的に動き始めたのは大体このころからですね。四十八年の七、八月ごろじゃないですか。
○横路委員 つまり防衛庁といいますか、国防会議の方の作業が始まったというころに、ちょうどそのロッキード社の方も児玉、小佐野に対する働きかけの開始をして契約が成立をしているわけですね。法務省の方に、これも調べていると思うのですが、要するに何でここで小佐野が出てきたんですか。小佐野賢...全文を見る
○横路委員 そうすると、小佐野が頼まれて何らかの行動をした、その行動の内容だとか、なぜ小佐野に頼んだのかというようなことも、これから裁判の中で明らかになるということですね。
○横路委員 それからもう一つ、ハワイ会談ではトライスターの話が出た。大体出たなということを想定させる内容というのは、田中の冒頭陳述、橋本の冒頭陳述を含めて児玉にも小佐野にも出てくるわけですけれども、そのときにこのP3Cの話は出たのかしら。
○横路委員 もう一つ、児玉の冒頭陳述ですね、これの二十七ページですか、「児玉は、昭和五〇年夏ころクラッターに対し、福田を通じ、P−3C対潜哨戒機の売り込みの見通しについて説明し、また、同型機の輸入に反対し同型機に積載するコンピューター装置のみを機体と分離して輸入すれば足りるとする...全文を見る
○横路委員 五十年の十一月二十五日に次期対潜機を国産導入の組み合わせとする場合のリリースの可能性を打診をしたというのがたしかあったはずですが、これはどこからどこへの打診になるのですか。
○横路委員 その申し入れた事実を知っているのは何人ぐらいおるのですか。
○横路委員 そういう話が出てきたのはいつごろなんですか、問い合わせしようという話が出てきたのは。
○横路委員 そうすると、つまり児玉譽士夫はそのことを知ったわけですね。防衛庁の中にだれか児玉と通じていたのがいたということじゃないのですか。
○横路委員 しかし、それは防衛庁の内部で検討されてきたことなんで、新聞や何かに報道されていることでは別にない。つまり、五十年の夏に、この冒頭陳述書によれば、児玉はそういう情報の提供を契約に基づいた行為として行っているわけです。そして、皆さん方はいままで否定されてきたけれども、少な...全文を見る
○横路委員 何か法務省は、国会で答弁している以外のことを特に防衛庁に、捜査の上で明らかになった事実について話をしたことはあるのですか、法務省の方というか、検察庁の方というか。
○横路委員 そうすると、防衛庁の方、つまり、これからまだまだ事実というのは明らかにされるわけです。東京地検としても、捜査本部をまだ存続をしておる。私たちもまだまだ調査をしているところなわけですね。そうすると、これからまだ児玉や小佐野がどういう働きかけをしたのかという中身について出...全文を見る
○横路委員 まだそれは終わっていないわけでしょう。「しかしながら、」というのがあるわけですよ。「しかしながら、東京地検としては、……さらに解明のため必要な措置をとる」ということにこの報告書はなっているわけですよ。だから、そういう工作の実態というのが明らかになってきたらどうするわけ...全文を見る
○横路委員 これは公判にいかなくてもちょっとここで答えられると思うのですが、「運動・尽力した。」、そして日本政府は三十四年十一月にF104とする旨決定するに至ったという、この冒頭陳述がありますね。つまり、児玉の運動、尽力と、政府が決定したこととの間には因果関係があるということでし...全文を見る
○横路委員 またそんな……。運動、尽力した、そして日本政府は決定するに至ったというわけでしょう。  ちょっと質問を変えますが、運動、尽力したのはだれに対して運動、尽力したかと言えば、それは決定し得る立場にあったような役所なり政界なりというところに児玉が運動と尽力したということな...全文を見る
○横路委員 つまり、児玉の働きかけを防衛庁は受けたわけでしょう、F104のときには、言ってしまえば。違いますか。そうでしょう。
○横路委員 ただ、そうやって、その公判、公判と言われますと、いま話のように、P3C四十五機ですか、大変高い買い物を、われわれの税金を払って買うということを政府が決めているわけでしょう。それとの関係で言っているわけですよ。つまり、防衛庁というのは前科、前歴が私に言わせるとあるのであ...全文を見る
○横路委員 それはそうなんだけれども、 つまり、この冒頭陳述の中でも、F104という飛行機をわが国が導入するに当たって児玉譽士夫がロッキード社の秘密代理人として工作をし成功したということが事実一つあるわけです。もう一つは、今度のP3Cについても、少なくとも児玉は情報を取って送ると...全文を見る
○横路委員 やはり国民がみんな疑惑を持っているというのは認めているわけでしょう。そうすると、もう一歩進んで、つまり、冒頭陳述の中身というのは両方とも、児玉も小佐野も、この前の国会が終わってからなんですから、これは新しい議論なんですよ、国会の議論としては。したがって、そこのところを...全文を見る
○横路委員 これはただ犯罪事実として立件できるかということで言えば、今日の段階ではまだ立件できるようなものはなかったというだけなんでありまして、たとえば金をもらわなくたって、政治工作を受けたりあるいは働きかけを受けた人がいるかどうかについては、この中間報告書というのは何も触れてな...全文を見る
○横路委員 一般に知られておったかどうかはともかく、この継続作業というものが、しかも問い合わせの事実、いいですか、問い合わせするかどうかなんということはみんな知っていましたか、あなた。問い合わせをするなんということは防衛庁内部だけの話でしょう、アメリカに問い合わせするなんというこ...全文を見る
○横路委員 これは福田内閣全体の政治姿勢の問題として、いまあなたがおっしゃるように、その政治的な判断はこれからするんだ、それは内閣の責任でしょうから。つまり、そういう問題がまだある。しかもちっとも疑惑は解消されているのではなくて、ますますこの冒頭陳述によって疑惑が深まってきたとい...全文を見る
○横路委員 ほかのものはどうしてそういうことになったかという経過が全部出ているでしょう、冒頭陳述の中に。野村証券だけ全然出てないというのは、やはり相手としてはほかに比べて少し大きいからですか。
○横路委員 いや、それはそうじゃないですよ。ずっと、どういうことでもって金品のやりとりがあるようになったのかという経過は全部ほかは大体出ているのです。野村証券だけ全然その説明なしだから、これは特に何か政治的な配慮でもされたのですか。
○横路委員 その場合だって、最初にどういういきさつでもって知り合ったのかということがずっと書いてあるでしょう。野村証券だけその説明がなしでしょう。たとえば四十五年の十一月に児玉が韓国へ行っていますね。朴大統領と会っているのですが、そのときに野村証券の会長だとかあるいは不動産銀行の...全文を見る
○横路委員 これはお金を出した方はどういう名目で出しているのですか、たとえば野村証券なんかの場合には。
○横路委員 児玉の冒頭陳述、小佐野賢治の冒頭陳述の中に、町井久之という男の名前が両方ともども出てまいります。九月八日の児玉の第三回の公判廷の中で拓銀の元支店次長ですかだれかの証言の中に、東京地検の特捜部が東亜相互企業の資料を四十七年の十一月に押収したという証言があったということを...全文を見る
○横路委員 その応酬したのはどういう事件なんですか。どういう事件で応酬したのですか。
○横路委員 不思議に思うのは、この男、いつも事件にならないのですね。このときだってきちっと——どういう事件でやったのか、これはわれわれにとっては推測するしかないわけですけれども、やっておれば、児玉なんという男の政界や経済界における力なんというのはあるいはこのときにストップすること...全文を見る
○横路委員 ことしの六月に、あれじゃないですか、麻布署で調べをしたのじゃないですか。してませんか。そんな事実はありませんか。
○横路委員 これは昔のことと言えば昔なんですが、たとえば個人的な経歴を見ても、警察に逮捕されても処分は全然されてないのだな。処分不明なんというのがぞろぞろある。ちょっと昔ですが、昭和二十一年とか昭和二十四年ぐらいの話ですけれども、彼は何かどうもいつも事件にならないでつぶされてしま...全文を見る
○横路委員 この問題は国会でも議論になりまして、不動産銀行の融資が一体妥当なのかどうなのかという議論もあるところですから、ひとつしっかり監督してもらいたいと思うのです。  この町井なんですが、例の四十八年の金大中事件のときに、別に調べたということではないけれども、どうも事情を聞...全文を見る
○横路委員 事情聴取というのか、まあいろいろ聞いてみたということが何かあったようでありますが、この事件に関連してちょっと警察の関係、少しお尋ねしたいと思うのです。  例のアメリカの証言があって、韓国の中央情報部と日本の警察との間に何らかの情報交換の協定があるのではないかというこ...全文を見る
○横路委員 それはいつですか。氏名とあれを明らかにできますか、何年の何月何日から、だれかということは。
○横路委員 ちょっともう一つ聞きたいのですが、ミリオン資料サービスの坪山所長とあそこの前の借り主だった外事二課の綿貫さんですか、あれをつなげたのはだれがつなげたのですか。どういうことでつながったのですか。これはもう調べられているのでしょう。
○横路委員 秋の臨時国会で金大中事件というのは非常に大きな問題になるだろう。ロッキード事件に出てくる人脈とかなり重なり合う人脈が出てくるわけですね。その辺のところは改めてもう少しやりたい。  時間が来てしまっているので、せっかく運輸大臣にもおいでいただいていますし、ちょっとお尋...全文を見る
○横路委員 第一回の公判廷には本人出てきてまして、非常に元気なようですね。何かその後、特に病状が悪化したというようなことがあるのですか。
○横路委員 だんだんよくなりつつあるということですから、この告発した件は告発した件として、当委員会としてもきょうも理事会で議論したことでありますが、やはり何としても国会に証人喚問を求めるということでわれわれ努力をしていきたいと思うわけです。  町井のは、実際に処分されているのも...全文を見る
○横路委員 つまり、その松田証人に対してどういう圧力を加えたのかということをちょっと明らかにしてもらいたいと思うのです。当委員会として処置をとらなければならない場合もあり得ると思うのです。つまり、松田功証人に対して渡辺副社長がどういう圧力をかけたのかということです。
○横路委員 調書の内容ではなくて、公判廷で明らかにされた点ですね。これは新聞の報道としてはされているのですけれども、どういうことなのかというのをちょっと皆さんの方から明らかにしてもらえればいいなと思うのです。つまり、渡辺副社長が国会での松田功証言の直前に圧力をかけたということの中...全文を見る
○横路委員 それはきょうのこの委員会の終わりまででも結構なんですけれども、どういう内容だったのかということをちょっと明らかにしてもらえると——松田証言に対して渡辺副社長が何回も圧力をかけた、若狭社長からも彼の証言について事前にいろいろ話があったというように聞いておりますので、ひと...全文を見る
○横路委員 そこで、運輸大臣の方にお尋ねしたいのですが、三月にこの委員会で議論したときに、つまり去年一年間、ずっと行政指導のあり方だとか、それと政治との絡みについて質問をして議論をしてきたわけです。冒頭陳述と、運輸省が調べたと称して国会に報告した内容と、相当食い違いがあるじゃない...全文を見る
○横路委員 つまり、そこでわからないのだということで済ませていい問題なのかどうなのかというのがあるわけですよ。法廷の証言から言えば、やはり当時の橋本運輸大臣が政治的にかなり大きな役割りを果たして、行政側でそれに抵抗した人もいるし、それに従った人もいる。まあしかし、いずれにしても四...全文を見る
○横路委員 東亜国内の窪田さんという専務の人が全日空ルートの公判で証言して、たとえば日本航空と東亜国内航空のあの例の支払いの問題がありましたね、大分前の話ですけれども。それに絡む当時の佐藤総理大臣絡みの何か証言をちょっとされているのですけれども、私は要求したいのは、四十一年くらい...全文を見る
○横路委員 それは部内資料にしないで、国会ににちゃんと報告してもらいたいと思いますね。いま私が言ったようなことを含めて点検してください。いいですね。
○横路委員 まあしかし、大分いろいろ問題はあるようですよ、これ。  それで、もう時間が来てしまったのですが、ちょっと最後に、さっきの松田証言の件がわかったようですから、どういうことでしょうか。
○横路委員 つまり、去年の松田証人の証言について、そういう上司という立場を利用して圧力をかけたということが公判廷で明らかになっているわけですよ。ちょっとこれは委員長、しかるべく——われわれとしてこれをほっておいていいという問題じゃないと思うのです。国会も、証言のしっ放しじゃなくて...全文を見る
○横路委員 終わります。
11月09日第82回国会 衆議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号
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○横路委員 時間がほとんどないようでございますので、簡単に一、二点だけお尋ねしたいと思いますが、児玉と小佐野について、とりわけP3Cの関係で、この二人の証人尋問というものが実現しないと、真相というのがまだまだ未解明の部分がたくさんあるわけでありますが、児玉について、第一回の公判廷...全文を見る
○横路委員 つまり、全然出歩くことができないから出頭していないというのではなくて、出てきて座っておることはできる程度の健康状態にはある、こういうことは言えるわけでしょう。
○横路委員 児玉は最近取り調べられたというのはいつごろでしなう、一番新しいところで。
○横路委員 何か自宅の方でいろいろ事情聴取なんかされたりしたのは最後はいつですか。
○横路委員 小佐野の方ですけれども、小佐野は毎回三十分ですか、それともこの前の法廷のときに三十分間だったということでしょうか。
○横路委員 児玉の方については、少しずつではあるけれども好転の兆しがあるということですが、小佐野についてはどうなんですか。そういう方向に向かっておるのですか。
○横路委員 いま小佐野の話です。小佐野について、一番新しいところで皆さんが事情を聞かれたというのはいつごろでしょうか。
○横路委員 そうすると、その健康状況についての判断も、検察として独自にされたというよりは、裁判所の出頭の関係で医者が提出している診断書によっていまお答えをいただいたというように理解してよろしいですか。
○横路委員 児玉の方は、それにプラスアルファして、自宅の方で皆さんの方いろいろと事情聴取されているということがさらに加わった上での御報告ですね。
○横路委員 よろしいです。