横路孝弘

よこみちたかひろ



当選回数回

横路孝弘の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第140回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○横路委員 民主党を代表いたしまして御質問を申し上げたいと思います。  質問に入ります前に、ペルーの日本大使館がテロリストに占拠されている問題につきまして、私は、総理も言われますように、テロリストに屈するごとなく、そしてまた人質とされている人々の全員が無事で救出されることを、早...全文を見る
○横路委員 私も、アジアにおいてはまず中国との関係の強化、それからやはり朝鮮半島の安定、あともう一つはロシアとの交流の拡大、それからやはりアジア地域全体についての信頼醸成の枠組みをどうつくるかということなどが課題かと思いますが、今総理から日中関係についてお話ございましたので、ちょ...全文を見る
○横路委員 例えば、まずい方向は、日本がASEANなどと提携して中国と対抗するというような形になるのは非常に避けなければいけないと思うんですね。それはASEAN諸国も望んでいないと思うんです。  各国みんなどこでもそうですけれども、自分の国以外のところが二つでいろいろな話し合い...全文を見る
○横路委員 シンガポールの演説の中で、総理は、国際社会が全体として抱えておる課題について一緒に協力関係を結んでいこうではないかという御提案をされまして、施政方針演説の中でも、米国との間で今進んでおりますコモン・アジェンダ、これをアジア諸国との間でも今後同じような取り組みを強化する...全文を見る
○横路委員 それで、施政方針演説の中で、アジア・アジェンダという方向性が出されております。これをどう具体化するのかということでございますが、私は、ASEAN諸国というよりももっとアジア全体を、対象を広げた方がいい、このように思います。特に、アジアのこれからの紛争予防という点からい...全文を見る
○横路委員 このコモン・アジェンダのいわばアジア版ということで具体的に進められることを期待いたしたい、このように思います。  このアジア地域の中で、特に日本にとって大事なのは北東アジア地域だというように思いますが、ここはどうもまだ冷戦の名残が残っておりまして、いまだ各国の信頼醸...全文を見る
○横路委員 北朝鮮側の対応にも問題があるわけなんですけれども、向こうが積極的に日本と話し合いをしたいということを言ってきた場合には、もちろんこれを受けて立つというお気持ちはあるのでしょうか。
○横路委員 私は、食糧問題などを含めましてこの半島の様相というのを今日見るときに、やはり余り大きな急激的な変化のないようにバックアップしていくということも必要ではないかというように考えております。  もう一つ大事なことは、北朝鮮自身にさまざまな国際的な対話の場に参加してもらうと...全文を見る
○横路委員 まだこの地域における努力が必要なわけですけれども、その北東アジア地域の安定のためのフォーラムの形成ということでの御努力をいただきたいと思います。  もう一つ、対ロシア外交でございますけれども、この分野については、どうもなかなかまだ冷戦構造下から抜け切れないでいるので...全文を見る
○横路委員 私は、北方領土問題はもちろん大事だというように考えていますが、ただ、その問題を入り口論のように扱って、この問題が解決しなければ、しない間はほどほどにしかつき合わないよということではなくて、解決するためにももっと、今、重層的、多面的と言われましたけれども、そういうことが...全文を見る
○横路委員 アジアにおきまして、その信頼醸成を促進すること、それから紛争を予防するというような観点に立って、今議論してきたことについてさらに御努力されることを御期待をいたしたいと思います。  さて次に、行政改革、経済構造改革など、六つの改革と省庁の再編成について御質問いたしたい...全文を見る
○横路委員 これは既にいろいろな努力が行われてきているわけです。行政改革委員会でも規制の撤廃とか情報公開とか、それから今の官民の役割分担とか、それからまた地方分権推進委員会の方でも機関委任事務の廃止、これからは補助金制度についても考えると。また、経済審議会からも建議が出されるとか...全文を見る
○横路委員 既に出されているメニューについて、当然のことでありますけれども、各大臣にやはりその具体的な目標を設定して改革を進めるようにということで、私はリーダーシップを発揮すべきではないかと思いますけれども、いかがでございますか。
○横路委員 省庁再編の前提は、やはり規制緩和を進めること、地方分権を進めること、それから官民の役割分担を明確にするということを行って、まず、やっぱり各省庁スリムになるということが前提なんですね。例えば、許認可をやめて事後の届け出だけにするというように制度を変えますと、そこで確かに...全文を見る
○横路委員 地方分権を進めていく上で、機関委任事務の廃止と、もう一つ大事なのは、今の補助金制度をどう考えるかということなんですね。これは、もう今二千件を超えておりまして、地方自治体としては大変これに業務をとられているのです。  例えば、補助金をもらって道路をつくろうといたします...全文を見る
○横路委員 諸井委員長にあともう一言。地方分権推進委員会の中で、大変各省庁との対応などで御苦労も多かったのではないかというように思うんですね。今までも臨調以来さまざまな、ある意味ではいい内容の答申というのが出ているんですね。しかし、これはなかなか実現できなかった。今まで本当に大変...全文を見る
○横路委員 総理、今委員長の方から、直ちに実行のできる内容にしたんだというお話がございました。この分野については、先ほど総理からも御答弁ありましたけれども、そろそろもう受け持っていろんな作業を進めているところ、あとはどう具体化するかということでございますので、地方分権に関すること...全文を見る
○横路委員 最後に、ちょっと大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、この行政改革についての国民の意見というのはずっと盛り上がってきているわけですね。期待というのも大きいと思います。その底辺にあるのは、今日までの住専の問題でありますとか……
○横路委員 結構でございます。
○横路委員 ありがとうございました。  住専の問題でありますとか、あるいは薬害エイズの問題でありますとか、さまざまな官僚の手による汚職事件といったようなことがやはりこの行政改革への大きなうねりになっていると思うのですね。そうした中でまたオレンジ共済あるいは泉井事件といったものが...全文を見る
○横路委員 ちょっと委員長、もう一つだけ。  そういう市民からの指摘というのがあったのかどうか、その点もひとつ含めてちょっとお答えいただきたいと思います。
○横路委員 もう少し早い時期にもそういう問い合わせがあったというような話もございますので、大蔵大臣、もう一度ちょっと庁内調べていただきまして、そういう事実があったのかどうか。  それから、今のお話ですと、そのときの対応、国民に対してどういう対応をするのか。こういういろいろないか...全文を見る
○横路委員 いずれにいたしましても、今抱えております改革の課題というのは、本当にもう大変大きな課題でございます。しかし、この課題をやはりしっかりやり遂げなければいけない。やっていく中では、政党そして私どもを含めた政治家一人一人の自己改革も問われているのだというように思っております...全文を見る