横路孝弘

よこみちたかひろ



当選回数回

横路孝弘の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第145回国会 衆議院 本会議 第3号
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○横路孝弘君 私は、民主党を代表し、昨日の羽田孜幹事長の質問に続き、小渕内閣総理大臣の施政方針演説に関連して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  我が国の経済情勢は、現在、戦後最悪の状況にあります。政府の再三にわたる財政出動にもかかわらず、景気回復の兆しはなく、国民の将来に...全文を見る
01月29日第145回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○横路委員 地方分権について、特に第五次勧告について御質問しようと思ったのですが、ちょっと時間の関係で、それはまた改めての機会で時間をとりたいというように思います。  地方分権推進委員会は、第一次から第四次までの勧告の中で大変頑張ってやってきたというように考えております。特に、...全文を見る
○横路委員 私は一次勧告から四次勧告までの点を聞いているわけですが、国と地方の役割分担というものを進めた結果、結果としては国の定員増になるのじゃないかと思うのですね。  一つは、例えば駐留軍等労務者にかかわる事務というものが国の直接の事務になります。国立公園におけるいろいろな届...全文を見る
○横路委員 総理、結局、ここの一つの問題点はやはり権限移譲だったのです。権限移譲をもう少し進めると人を減らすことができる。  それから、あと第五次勧告。行革会議で提案したのは、公共事業がいろいろと議論があるので、一つは、直轄の範囲というのを縮減して、そして個別の補助金はやめて統...全文を見る
○横路委員 ちょっと、総理、御確認いただきたいのですが、これから推進計画に基づいて一括の法案を提出されるということなんですが、そこの中に、原則、それは今まで地方分権推進法に基づいて推進委員会ができていろいろな活動をしてきた、その一つの原則があると思うのですが、これをいわば国と地方...全文を見る
○横路委員 それで、これは大体どのぐらいの関係改正法律の数になるんでしょうか、そして、いつごろ提出される御予定なのか、それもちょっとあわせてお伺いしたいと思います。
○横路委員 この中で、もちろん、一番大事な点は何かといいますと、地方公共団体に対する国または都道府県の関与という問題であります。  今回、関与については、自治事務、法定事務ということの中で、関与の法定主義、あるいは関与については必要最小限度にするということ、あるいは関与の手続に...全文を見る
○横路委員 それから、第三者機関の設立ということなんですが、これは基本的にどういう形の第三者機関を考えておられるのか、もう意見としてまとめられたのか、あるいはまだ議論の途中なのか、これはどういうことになりましょうか。  勧告では、内閣に直属する機関として置くことが望ましいが、国...全文を見る
○横路委員 今回、機関委任事務が廃止されまして自治事務が拡大をしたということは、期待としてはもう少し自治事務の範囲が拡大するのではないかという期待がありましたが、いずれにしても、従来と違って地方自治体の方の責任も重くなるわけですし、国と地方との関係も変わってくるということになるわ...全文を見る
○横路委員 第五次勧告が、実は非常に地方分権にとって大事な勧告だったと思うのですね。これからまだ統合補助金の問題とか第五次勧告に基づく推進計画をどうつくるかということでございまして、ぜひその辺も、地方分権という考え方を踏まえて、この推進計画と統合補助金についても考えていただきたい...全文を見る
○横路委員 統合補助金についてはいかがですか。これは大蔵大臣ですかな。
○横路委員 終わります。
02月01日第145回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○横路委員 私は、地方分権推進委員会の第五次勧告について、まずその経過と内容について御質問をいたしたいと思います。  この経過をちょっとかいつまんでお話し申し上げますと、橋本前総理の非常に強い要請で第五次勧告の作業というのは始まったんです。地方分権推進委員会の方は、第四次勧告を...全文を見る
○横路委員 どういう経過をたどってどうなったかということがきょうの質問のこれからの議論なわけでありますが、橋本総理から、省庁再編に絡む点を前倒しでやってほしいということを受けまして、九八年の六月二十二日に事務・権限の委譲についての考え方というのを地方分権推進委員会で取りまとめます...全文を見る
○横路委員 運輸大臣と農水大臣、後でちょっとお答えをしていただきたいと思います。  作業としては、ヒアリングに対してほとんど答えをしないで、そこで推進委員会の方が論点の整理というのをまとめるわけです。これは例えば、道路については、直轄事業としてはいわゆる旧国道の一号から五十八号...全文を見る
○横路委員 結局、八月、九月に入りまして、各省庁がある意味のストライキをやってしまったものですから、諸井委員長は各大臣のところを回るわけです。何とか、投げかけているこの考え方について、異論があれば異論があっていいから、ぜひ回答を出してほしいということを言われるわけなんですけれども...全文を見る
○横路委員 あと、日本の中央役所、中央省庁の形でいいますと、例えば農林省、本省の大体四割から五〇%が技官の方であります。それから建設省も、本省に大体四割から五割ぐらいの技官の方がおられます。運輸省は、本省で大体六割の方が技官なんですね。  これほど中央省庁に技官という形で仕事を...全文を見る
○横路委員 補助金の話が出ましたので、これは総務庁になりますかね。地方六団体が地方分権推進委員会の方に、補助金を通じて国が過度に関与したいろいろなケースということで、少額補助だとか手続が非常に重複しているとかいうようなケースを挙げて物を言っています。  例えば、文部省などで学校...全文を見る
○横路委員 推進計画をまとめてこれを実施する省庁はどこになるんですか、進めていくのは。総務庁じゃないんですか。自治省ですか。  自治省はどうですか、この地方六団体から具体的に挙げられたケース。いずれもひどいものですので、これはチェックをして、やはり各省に直してもらうようにした方...全文を見る
○横路委員 この地方分権推進委員会に対する各省庁の対応の中で、一点だけちょっと建設大臣にお伺いをしたいと思うんですけれども、地方分権推進委員会の方は、そういう各省庁の抵抗に遭ったものですから、なかなか作業がはかどらないということで少し妥協しようということで、直轄事業の部分をある程...全文を見る
○横路委員 そこで、第五次勧告につきまして、ちょっと道路のところをお尋ねしたいと思うのです。  第五次勧告の中で国直轄管理区間の基準というのを見ますと、「道路法五条一項各号のうち一号及び四号を基本として、原則として下記a又はbの区間に限って直轄」とするというように書かれていまし...全文を見る
○横路委員 運輸大臣と農林水産大臣にお伺いしますが、この勧告で、皆さん方の管轄、港湾とか農業の基盤整備事業ですが、それぞれやっている公共事業は、直轄量はどのぐらい減少しますか、どの程度。
○横路委員 農林水産大臣、トータルでどのぐらいになりますか、直轄事業量そのものは。
○横路委員 その途中経過をちょっと御紹介しながらやっているわけなんですが、地方分権推進委員会の方は、勧告にするのか意見表明にするのか相当考え方に開きがあったわけですね。大分収れんはしてきましたが、やはり距離は相当あったわけです。  そこで、十一月の上旬に各省が、建設省、運輸省、...全文を見る
○横路委員 その各省庁の回答を資料として提出していただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
○横路委員 なぜその資料を御要望申し上げたかというと、実は、地方分権推進委員会の勧告は、頭のところの一ページぐらいは別にしまして、あとは各省庁が出したのをほとんどそのまま勧告文にしちゃっているんですね、基本的には。ですから、どう見ても、地方分権推進委員会、最後のところはもう嫌気が...全文を見る
○横路委員 何を言っているんですか。何が偏っている。私は、ちゃんとその根拠になる地方分権推進委員会の方針を皆さんにお示しをし、そして分権委員会のヒアリング、この議事録というのは公開されているわけですから、各省庁がどういう対応をしたのかということを調べて言っているんです。何が偏った...全文を見る
○横路委員 では、その建設、運輸、農林水産の最終段階、十一月の上旬に出した回答文、ぜひ出してください。そうすると、この第五次勧告とどうなのか、勧告というものはどういうものをベースにしてできているのかという姿がはっきりします。  委員長、ぜひ出していただきたい。
○横路委員 それで総理、この間の経過を見ていると、まさにこれが自民党政治なんだという感じがいたします。  行政改革会議で議論をしたわけでしょう、あれだけの時間をかけて。そして中央省庁の法律、基本法を制定した。地方分権推進委員会だって、これは国会でつくった法律に基づいて存在してい...全文を見る
○横路委員 最後に、ちょっと補助金について、これは大蔵省になると思いますが、推進計画の中でいろいろと補助金についての指摘がありますが、これは来年度予算の中にもう既に生かされているんだというように理解してよろしゅうございますか。それから、第五次勧告で出された点についてはどういう扱い...全文を見る
○横路委員 終わります。
02月09日第145回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○横路委員 先生方には、大変お忙しいところ、貴重な意見、どうもありがとうございました。  幾つかの点につきましてお尋ねしたいと思いますが、まず、今審議しております来年度予算について、これはどうも戦略が見えない、戦略を欠いた予算だという指摘がございます。その戦略を欠いたということ...全文を見る
○横路委員 宮脇先生にお尋ねいたしますけれども、この予算を見るときの視点として、中長期的な経済の成長に一体つながるのか、あるいは潜在的な成長力を引き上げることができるのかというお話をされましたが、そういう観点から見て、この予算についての評価はいかがでございますか。
○横路委員 中里先生にお伺いしたいと思いますが、税制については、そういう構造改革の中の一環だというお話でございました。  同時に、先ほどのお話の中で、将来への不安というものはやはり日本の中で大きな課題になっているというお話がございましたが、来年度予算の財政配分から見て、この将来...全文を見る
○横路委員 宮脇先生にちょっとお尋ねしたいと思うんですが、今、高齢者時代がやってきて、高齢者福祉をどうするかということで公的介護保険制度なども導入されるわけですが、高齢者福祉というのは、やはり地方、地域でやっていかなければいけない、市町村の最大の仕事だというように思うんですね。 ...全文を見る
○横路委員 次に、公共事業予算なわけでございますが、ばらまきと言われているゆえんは、シェアがほとんど変わっていない、この十年、二十年、世の中の状況がすっかり変わってしまったにもかかわらずシェア配分が変わっていないということが、そういう指摘をされるゆえんなわけですが、この点につきま...全文を見る
○横路委員 この財政改革、結局、その財政資金の配分をどうするかということなんですが、それは、とりもなおさず、行政改革ともいわば表裏一体となって進めなければいけない課題だろうというように考えております。  一つ、金融と財政の問題についてちょっとお尋ねしたいと思うんですが、従来大蔵...全文を見る
○横路委員 吉田先生、その点いかがですか。
○横路委員 宮脇先生に、財投についてちょっと最後にお尋ねしたいと思いますが、スリム化を目指していた財投が再び肥大化しておりまして、来年度の予算の中でも三年ぶりに増加するという状況でございますが、この点についていかがお考えでしょうか。
○横路委員 来年度予算は景気対策が最優先で、ともかく果敢にあらゆることをやるんだということで、この三十一兆円の国債の発行ということになったわけですが、国、地方を含めて六百兆円にも達するというこの財政赤字をどうするのかということは、やはり大きな課題だろうと思うんです。遅きに失してい...全文を見る
○横路委員 終わります。
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○横路委員 私は、今、我が国外交のといいますか、我が国が直面をしております最大の課題と言っていいと思いますが、朝鮮半島の平和と安全、特に北朝鮮との関係につきまして、初めに御質問させていただきまして、その後でガイドラインの質問をさせていただきたい、このように思っております。  私...全文を見る
○横路委員 私は、この間のいろいろな経緯、経過を見ておりまして、日本政府としてのスタンスがはっきりしていないのではないかなというように思うのですね。相手がいかに理不尽であろうとあるいは不愉快であろうと、やはり独立した国家として国連にも加盟している国でございますから、アメリカも韓国...全文を見る
○横路委員 ですから、今の北の政権を相手にして話し合いをしていきたいということは、基本的な方針として持っておられるわけですか。
○横路委員 私は、まず明確に、今お話ありましたように、やはり不正常な関係を正常化する、つまり、国交をちゃんと回復するということを一つの目標とすべきだと思うのですね。  米朝が九四年にジュネーブで枠組みをつくって以来ずっと米朝交渉というのは進められてきているわけでございますけれど...全文を見る
○横路委員 もちろん、北朝鮮のミサイル発射というのは国際的な慣行あるいは国際法に反したものだ。通告なしにああいう行動をするというのはまことにけしからぬというように思います。しかし、考えてみますと、ロシアも中国もミサイルを持ち、核弾頭も持っているわけですね。それと北の違いを考えます...全文を見る
○横路委員 もう一度後で、その建設的対応ということについてお尋ねしたいと思うんですが、テポドンが発射されて日本はKEDOの協力を凍結いたしました。そしてまた、アメリカから言われて、別に北から謝罪も遺憾の意の表明も全くないままにこれを解除いたしました。北から見ていてどう見えるかとい...全文を見る
○横路委員 KEDOの資金分担というのは、ある意味ではKEDOの内部の取り決めなわけですね。これは北から見ると、資金をどこから調達するかというのは、特に直接的な関係のある話じゃなくてKEDO内部の話ですから、ここで凍結するとアメリカや韓国が一番困っちゃうわけですね。今外務大臣お話...全文を見る
○横路委員 例えば、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した場合にはKEDOへの協力が難しくなるという発言を防衛庁長官がされて、韓国側からは、しかしKEDOというのは朝鮮半島の安定にとって大変重要な問題だというような話が韓国側の国防大臣からされたというように報道されていますけれども、それは...全文を見る
○横路委員 ペリー報告について後でお尋ねしますが、その中にも、このKEDOの問題というのは相当、どういう報告になるか別にして、やはりアメリカにとっては大変重要な問題だと思うのですね。  KEDOの理事会の決議書に署名をされて、十億ドル拠出をしなければいけないわけなんですけれども...全文を見る
○横路委員 これは、ちょっとアメリカとの関係もあり、ペリー報告とも絡んでくるでしょうから、微妙な問題であるということは承知してお伺いしているのですけれども、いずれにしても、KEDOというのが、今までの米朝話し合い、それからその後の四者会談へといった話し合いの基本的な枠組みの根幹を...全文を見る
○横路委員 基本的には、北朝鮮に与えるものは与え、得るものは得るということで、例えば、米朝の国交、樹立までいくのかどうかわかりませんが、国交あるいは経済協力、北への安全保障といったようなもの、向こうから得るものは核開発の凍結やあのミサイル問題といったような割と具体的な課題について...全文を見る
○横路委員 その包括的な解決の中には、日本と北朝鮮との例えば国交回復といったようなことも一つのテーマになっていると思うのですけれども、いかがですか。
○横路委員 金大中大統領の補佐官、秘書官になるのですか、林東源という方も来られて、日本政府にも説明をし、それから、最近は北京へ行って北京政府にもこの包括的アプローチの説明をしていると思うのですが、これは、ペリー報告とも非常に関連してくるわけですね。一体アメリカがどういう、従来の米...全文を見る
○横路委員 米朝合意以後の状況の中で、アメリカにとって多分一番関心があるのは、弾道ミサイル問題だと思うのですね。  この問題について、アメリカの立場がどういう立場かということなんですが、どうも、いろいろとお話を聞いてみますと、輸出の規制というところにアメリカの態度というのは重点...全文を見る
○横路委員 問題は、今回のペリー報告の中でどういう政策、方向性が出るのかということが大変大きいわけでございますが、しかし同時に、この朝鮮半島の問題は、周辺の中国とかロシアというところとの連携、情報の交換、提携といったところも非常に大事な点だと思うんです。  アメリカも韓国も、し...全文を見る
○横路委員 最近アメリカの高官が日本に来て、日本のマスコミの皆さんと会うと必ず受ける質問は、一体アメリカはどんな状況で北を攻撃するのかといったような話ばかりだと言って、むしろアメリカの方がかなり驚いている、三月危機とか四月危機とか。それは決してアメリカが言っている話じゃありません...全文を見る
○横路委員 次に、ガイドラインの問題について御質問をいたしたいと思いますが、このガイドラインの中で随分幅広くいろいろな議論はされてきています。議論はされてきているんですけれども、どうもやはりはっきりしないということで、私はちょっと周辺事態についてお尋ねしたいと思うんです。  ま...全文を見る
○横路委員 これは周辺事態への対応で、その事態が予想される場合でございますが、私は、日本の外交の基本というのは国連外交でありますから、そういう事態が予想されるような場合にはやはり国連という場でまず解決を図る努力をすべきだと思うんですね。  例えば、こういう事態で周辺事態が予想さ...全文を見る
○横路委員 国連憲章の三十五条で、国連の加盟国というのは、いかなる紛争についても、理事会や総会の注意を促すことができるというのがあります。アメリカの行動に日本が協力するという枠組みになっているわけで、米軍の場合は、憲章五十一条の場合は、行動すればすぐそれは報告しなきゃいけないわけ...全文を見る
○横路委員 役に立つとか立たないじゃなくて、国連を中心に我が国はいろいろな問題に対応していこうということを一つの原則にしているわけですから、当然それは——あるいはアメリカが報告する場合もあるでしょう。しかし、アメリカが報告するかしないかにかかわらず、周辺事態というのは日本の平和と...全文を見る
○横路委員 これ、ガイドライン、余り議論されていませんが、平素からの協力というのもいろいろ問題がありまして、これを見ていると、やはり国連中心でいくのか。アメリカは、例えば、国連に一々諮って、そこの合意を得るのは手間暇かかる、日本と一緒にやっちまおう、こういうこともアメリカの判断と...全文を見る
○横路委員 そのすべての場合にはそうは言えないというのは、実は米軍のいろいろな過去における行動とのかかわり合いがあるわけでございますが、私は、これも後で議論しますが、周辺事態というその認定と、だからといってすぐ米軍の行動に自衛隊が協力するということは別だと思うんですね。これは必ず...全文を見る
○横路委員 そこで、日本が行動するに当たって、国際社会の一定の合意といいますか、理解といいますか、これがやはり必要じゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○横路委員 周辺事態というのは日本の平和と安全に重大な影響を与える事態だ、一応幾つかのケースは今まで御答弁されていますけれども、しかし、ケース・バイ・ケースだ、こういうお話なわけですね。  しかし、自衛隊の任務というのは本来何かといいますと、国土防衛なんですね。幾つかの任務が、...全文を見る
○横路委員 それで説明になっているようで、しかし、よく考えてみるとやはり説明になっていないんですね。つまり、今お答えがあった、例えばある国、地域における政治的体制の混乱によってその国、地域で大量の難民が発生して我が国に流入するような状況というのを挙げましたが、これは別に軍事的要素...全文を見る
○横路委員 ちょっと防衛庁長官の答弁は従来の答弁と違うんですよね。つまり、周辺事態というのはやはり軍事的な要素を含む事態なんだ、こういうお話はずっと一貫した答弁だったんですよ。今のお話だったら、軍事的観点を含むものと含まないものとに分けて御説明されましたけれども、従来の答弁は一貫...全文を見る
○横路委員 いや、それは、外務大臣、どうですか。そこは違うんじゃないでしょうか。  今まで、要するに、この周辺事態、平和と安全に対して影響を与える事態というのは、いろいろ議論されてきました。その中で、政府が一貫していたのは、ケースとして今防衛庁長官が答弁したケースを挙げられて、...全文を見る
○横路委員 私が御質問している趣旨は、この周辺事態に自衛隊が対応する、その憲法上の根拠は何かということが議論されましたときに、法制局長官が、それはいわば我が国の自衛権に根拠があるんだというお話をされました。  我が国の自衛権に根拠があるといいますと、つまり、それはもう自衛隊の任...全文を見る
○横路委員 ですから、自衛隊の任務というのは、日本の国民の生命、安全を守るという任務ですよね。今御答弁ありましたように、やはり軍事的要素というのは含むんだ、これは当然の話で、軍事的な要素の全くない周辺の第三国の中の争いといったようなことについて、それは米軍だって、まあ米軍がどうす...全文を見る
○横路委員 そこで、先日、内部の混乱、まあ内部の混乱というのはクーデターとか内乱とかいろいろあるわけですが、それが外に波及すれば別ですが、中にとどまっている限りは、ある意味ではその国の問題なわけですね。ただ、先日は、そういう場合でも何か周辺事態になるような答弁をされたというように...全文を見る
○横路委員 ちょっと確認しておきますけれども、きのうも議論がありましたけれども、米軍の行動というのは、海外へ相手国の同意を得ないで武力行使をしたというケースは、もうたくさんのケースがあります。  幾つかの類型に分けることができるのですが、一つやはり多いのが自国民の保護、アメリカ...全文を見る
○横路委員 幾つかの点が、一国の内部で混乱があっても、その混乱が内部にとどまる限り、これは我々の関心とするところではない、対象とするところではない。それから、アメリカが自国民の保護ということを理由に行動するというのも、それがその内容にとどまる限りにおいては周辺事態というような問題...全文を見る
○横路委員 それで、この四十七年十一月八日の衆議院予算委員会の大平大臣の答弁をもう一度確認しますが、これでよろしゅうございますね。
○横路委員 そこが大事なところでございまして、そのことのメッセージをちゃんと送らなければいけないと思うのですね。  このときに、さらに議論になったときに大平さんが、政府の見解は今の答弁だということで、今後の日中両国の友好関係を念頭に置いて、その点を慎重に配慮していきたいという答...全文を見る
○横路委員 長官の記者会見、九九年、ことしの二月五日のことですが、この中で、テポドン発射に関連して、再発射された場合の対応として、ミサイル弾頭に核や化学・生物兵器を搭載している場合や原発をねらわれた場合を想定しながら対応を考えるというように何か記者会見されたという記事が載っていま...全文を見る
○横路委員 これは、安全保障会議にかける前の作業をここでおやりになるんですか。そうではなくて、何を想定して、まあ今、一つの想定をお話しされましたけれども。何か、新聞の報道によると、台湾海峡も想定して議論しているというような報道もございますけれども。
○横路委員 これは単なる勉強会なんですか。
○横路委員 周辺事態について、そのおそれが予想された場合からいろいろな作業が入っていくわけでございますが、どこで周辺事態として認定をするのかということになりますと、閣議で決定する、基本計画を決めるという段階で事態認定になるわけです。  さっきも話がありましたが、周辺事態という認...全文を見る
○横路委員 ちょっと私の方が誤解を与えたかもしれませんが、私が申し上げているのは、我々、基本的には国会の承認なんです、国会の承認です、基本計画については。  その前の段階、つまりそのおそれのある段階でまず国会に報告し、後で国会が承認をするという二つの手続が本当は必要でないのか。...全文を見る
○横路委員 特別委員会もできましたので、そちらの方で議論をしていきたいというように思いますが、本当にたくさんの問題がございまして、随分国会でも議論してきています。一通りの問題の議論はなされているんですが、しかしそれにしても、考えて詰めていくとまだまだどうもはっきりしないところがた...全文を見る
○横路委員 今まだ検討中だということですが、問題はやはり財源の問題だと思うんですね。その財源については何かこれは前提をつけた形になるんですか。
○横路委員 これは大蔵大臣、今いろいろと、国民負担、租税、それからこういう年金の負担を含めて総合的にどうしていくのかというのは、確かに方向性として全体として考えなければいけない点だと思うのですが、今回の国民年金の改正案について、安定財源の確保ということを前提にして二分の一へ基礎年...全文を見る
○横路委員 いろいろ調べてみますと、よく、高齢者の人というのは所得もあるし貯蓄もあるしということで、これから何か高齢者の市場というのが広がっていくんだというようなお話、堺屋さんもされていますけれども、しかし、よく調べてみると、平均値をとって議論をするというのは非常に危険だなという...全文を見る
○横路委員 終わります。
03月18日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第2号
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○横路委員 いよいよガイドライン並びに関連法の審議が始まったわけでございますが、民主党を代表いたしまして、幾つかの問題点についてお尋ねをいたしたいと思います。  このガイドラインと関連法には、やはり問題点が数多くございますし、また国民が疑問に思っていることもたくさんあるわけであ...全文を見る
○横路委員 憲法の持っている平和主義と日米安保条約という、この両方をともに生かすべき道を国民は求めているというように思います。  つまり、日本への軍事的な脅威に対抗するために、日米安保の果たしてきた役割ということは評価しつつ、それは今後も維持していきましょう。しかし、直接の日本...全文を見る
○横路委員 今の総理の説明は日米安保についての説明だけでございまして、私は、その果たしてきた役割を認めながらも、憲法の平和主義というものがやはり大きな要素で日本の外交というのは展開されてきた、アジア諸国や国連の場でも説明してきたわけですね。そこのところの御説明が全くございませんけ...全文を見る
○横路委員 そこのところは、ガイドラインにまさに関連する問題でございますから、これからの議論でございます。  もちろん、安全保障というのは軍事的な抑止と均衡だけで得られるわけではありません。もちろん軍事的な信頼醸成措置というのも大事でございますし、軍事面ばかりじゃなくて、経済協...全文を見る
○横路委員 冷戦が崩壊して、例えば日本についても、日本の領土に対する大規模な侵攻の可能性というのはなくなったという認識だと思います。  今総理からは、不安定しかし不確実な要素が多いんだというお話がございましたが、じゃ、現在日本として備えなければいけない日本の安全にとっての脅威、...全文を見る
○横路委員 我が国にとって朝鮮半島の平和と安定が当面非常に大きな、一番の課題であるというのは、私もそのように思います。  よく、議論するときに、朝鮮有事、朝鮮有事という言葉が使われますけれども、総理、朝鮮有事とはどんなことだとお考えですか。
○横路委員 問題は、日本にとりまして、朝鮮半島の平和と安全のために努力をするその環境をつくるための外交的な努力というのは大事なわけであります。  考えてみますと、韓国の金大中大統領は、たびたびの北からの挑発にもかかわらず太陽政策を進めています。それは戦略的目標をはっきりさせてい...全文を見る
○横路委員 私は、どうも日本の場合、政権のスタンスがはっきりしていないんじゃないか。まさか、北の崩壊を待っているわけじゃないわけでしょう。アメリカにしても中国にしても韓国にしても、そういうことになったら朝鮮半島大変だということで、ソフトランディング政策というのをとっているわけです...全文を見る
○横路委員 核については、NPT条約もございますし、米朝合意もあるわけでございます。しかし、ミサイルについてはなかなか、対処する根拠というのは率直に言って、ないわけですね。  ただ、今回の米朝合意の中で、この二十九日、平壌で、米朝間ではミサイル協議を行うということが発表されてい...全文を見る
○横路委員 日本政府としてもいろいろなやはり願いを持っているわけです、北に対して。拉致問題などの懸案事項を解決してほしいとか核の開発やミサイルという問題はやめてもらいたいとか、そして国交回復していこうじゃないか、そういう願いもある。北は北で、経済的な協力をしたいとか、じゃミサイル...全文を見る
○横路委員 ペリー報告がやがて出て、これはかなり、アメリカと朝鮮との間の政策でございますが、我々にも大きな影響を与えるわけでございますが、韓国や中国も、基本的には割と比較的冷静かつ積極的に韓国などは受けとめているのかなというように思いますけれども、これは、報告を受けられて、日本と...全文を見る
○横路委員 何か、そのことで韓国と調整する必要のあるようなことはあるんですか。
○横路委員 明日、金大中大統領とお会いされるようでございますけれども、そこで、特にこの会談で、総理として特に強調したい点、あるいはどういう点で話が合意されればいいというように期待されているのか。北朝鮮対応が中心になると思いますけれども、いかがお考えでしょうか。
○横路委員 それでは、ガイドラインの議論に移りたいと思いますが、議論の焦点はやはり何といっても周辺事態でございます。  米軍に対して日本の自衛隊やあるいは自治体、民間を含めて協力する話でございますが、随分国会でも議論をしていますが、この周辺事態が一体どこの地域のどんな事態なのか...全文を見る
○横路委員 今御説明の最後のところ、ある国の政治体制が混乱して大量の難民が発生しているときということですけれども、大量の難民が発生しているときは、難民救助を国連などの協力を得てやればいい話ですよね。一体それはどこに武力的な要素がありますか。大体これが周辺事態になるというのはちょっ...全文を見る
○横路委員 ある国の政治体制が混乱しておって武装難民がやってくるというのはどういうことですか。それがどうして日本の平和と安全ということに――大体そういう可能性自身が私は非常に乏しいと思うんですね。  一つ、そういう事態で米軍はどういう行動になるんですか。内政不干渉という原則があ...全文を見る
○横路委員 ですからそれは、従来の政府答弁は、やはり軍事的な観点、それはある意味でいうと、日本有事との関連で軍事的な観点が必要だとおっしゃっていたわけでしょう。難民が出てきたって、それは難民救助すればいいわけですよ。しかも、その難民が出てくる国は混乱しているわけでしょう。混乱して...全文を見る
○横路委員 これは、まさか難民発生をとめるためにその国の政治混乱に介入するということではないんでしょうね。
○横路委員 武装難民と言いますけれども、難民なら別に何も問題がないわけですし、武装して難民を装ったというならば、そして日本に直接侵攻するというならば、それはそれで対応すればいいわけですよね。しかし、政治混乱があってというのが今前提になって話ししているわけですよ。その国の政治的な体...全文を見る
○横路委員 私は、今その説明を受けたケースは、それは周辺事態と説明するのは無理だと思いますよ。それは、軍事的要素というのは必要だという従来からの答弁ですから、武装難民なんという話にしていますけれども、政治的に混乱していることと、武装難民を派遣して我が国を侵略するなんという行為とど...全文を見る
○横路委員 いやいや、認識じゃなくて、この答弁を確認していただきたいと言っております。これと変わりありませんね。
○横路委員 それに引き続いて、これ、質問は、当時の公明党の矢野委員の質問なんですけれども、さらにこういう質問がございます。  万が一紛争が起こったときに、安保条約の運用につきましては慎重に配慮したいという表現がありましたけれども、その前段に、台湾は中国の国内問題であるという認識...全文を見る
○横路委員 総理、もう一度この大平答弁というものを、それは御答弁するときいろいろな状況はあったんだと思いますけれども、答弁として、そして基本的な考え方として、これは中国に対する一つのメッセージにもなると思いますので、明確にしていただきたい、もう一度御確認をいただきたいというように...全文を見る
○横路委員 この周辺事態でございますけれども、先ほどの質疑の中でも、この周辺事態というのは、我が国の防衛のために日本が協力するんだという御答弁がございました。それでよろしゅうございますね、さっき外務大臣が御答弁されたと思いますけれども。周辺事態に対する日本の協力というのは、日本の...全文を見る
○横路委員 周辺事態というのは、ある紛争がありまして、それに対して米軍が行動を起こす、これに対して日本が協力する、こういう話でございます。  そこで、この事態というものをどういうぐあいに考えるかということで、私は、日本の平和と安全に影響を及ぼす事態ですから、やはりそういう事態と...全文を見る
○横路委員 日本の自衛隊というのは、日本の国土防衛が任務でございます。したがって、専守防衛ということを基本としているわけでございますから、自衛隊が行動するとすれば、その形態がどういう形態であれ、やはりその事態が、ほっておくと日本の本土が攻撃される、そういう日本有事の事態に発展する...全文を見る
○横路委員 いや、委員長、これは今まで議論しているところですから、できるだけ長官、お答えください。
○横路委員 私、そういうことを言っているわけじゃなくて、その周辺事態というのは日本の有事に発展するような事態なんでしょう、ほっておけば。したがって、軍事的な要素というのはどうしてもそこには欠くことはできないんだ、こういう御答弁だったわけですね。そうじゃないですか。  そうじゃな...全文を見る
○横路委員 ですから、及ばないようにするための事態というのは、いずれ日本の有事に関連してくるという要素が非常に大事なんでしょう。大事でしょう。それがなければ、周辺の国で何か紛争が起きても、いや、日本にとって何か弾が飛んでくることはありませんよということならば、それは紛争しているそ...全文を見る
○横路委員 そこで、ガイドラインでございますが、ガイドラインの日本有事のところにこういう記述がございます。「日本に対する武力攻撃が差し迫っている場合」の中に、  日米両国政府は、周辺事態の推移によっては日本に対する武力攻撃が差し迫ったものとなるような場合もあり得ることを念頭に置...全文を見る
○横路委員 それはそうじゃないんじゃないですか。  ほとんど日本有事に発展するというような事態、先ほど防衛庁長官も、そういうことが起こらないように周辺事態への協力をするんだというお話をいたしましたが、この日本有事の規定の方から見ますと、実は、周辺事態が起こったときには日本有事を...全文を見る
○横路委員 いや、それはごまかすためにこういう表現になっているんですよ。実際は、それは軍事的にはもう動くんです。  例えば、ガイドラインのところの日米共同の運用、「運用面における日米協力」というのがありますね。これは本当は共同作戦というように訳した方が適切だと思うんですけれども...全文を見る
○横路委員 そうなんですね。  ですから、例えばAWACS、早期警戒管制機ですね、回転型のドームのついた飛行機でありまして、ほぼ五百キロぐらいの監視、どういう飛行機が飛んできたとかということがわかる、それからE2C、それからさらにP3Cという対潜哨戒機、潜水艦がどこにいるか探す...全文を見る
○横路委員 そうだと思うんですよ。ですから、イージス艦だとかあるいはASW作戦、相手国の潜水艦探しなどが始まるわけでしょう。この段階でP3Cなどの海域分担というのを日米間で調整するんだと思いますけれども、いかがですか。
○横路委員 いや、それは平時だって調整してやっているんじゃないんですか。この地域はきょうは日本がやります、あしたはアメリカがやるという形になっているんでしょう。
○横路委員 そして、その情報、データというのはすぐリアルタイムでアメリカの方に行くわけですよね。例えば、ある国の戦闘機がアメリカの空母を攻撃しようと接近していることを航空自衛隊のAWACS、早期管制機が探知したとしますと、その動きは米軍と自衛隊共用のデータリンクを通じて洋上のアメ...全文を見る
○横路委員 防衛庁長官、そんな実態に合わない答弁したってだめですよ。もう現実に、全部情報は瞬時にリアルタイムでいつも情報交換されているわけですから。それは平時でも毎日そうですよ。軍事協力というのはそういう形をとるのは、ある意味では、特に海上自衛隊については、対ソ戦略のときから非常...全文を見る
○横路委員 もうこれ以上法制局長官の答弁を求めませんが、米軍の武力行使を直接支援するために、偵察行動を伴う活動をやることになるわけですよ。ですからこれは、今の法制局長官の答弁からいっても、私は、武力行使と一体となると判断される状況だ、具体的な行動を見ればそのように判断されると思い...全文を見る
○横路委員 前に新聞で、朝鮮半島有事を想定して在日米軍の対日要求というのが九四年の四月に出されて、それを九五年の十二月に千五十九項目に整理されたということが言われています。  それをちょっと整理してみますと、ほとんど全国、北から南まで、空港、港湾、そのほか、例えば自動車、トラッ...全文を見る
○横路委員 各新聞の報道によりますと、この中で、例えば、空港でいいますと成田、福岡、長崎、那覇、新千歳、関西、宮崎、鹿児島、港湾ですと神戸、松山、大阪、名古屋、水島、福岡、そのほかたくさん、いろいろな要求が出ているわけであります。  もし、朝鮮有事というようなことで日本が後方地...全文を見る
○横路委員 だから、こういうようなことが背景にありながら、何にも国民に知らせず、地方自治体にも知らせず、何かあったときに周辺事態の基本計画の中でぱっと出てくるんでしょう。ふたをあけてみたら物すごい項目がぞろぞろ出てくる、こういうことになるんじゃありませんか。それでいいと思いますか...全文を見る
○横路委員 自治体協力についてお尋ねしますけれども、政府は、自治体協力に関して、地方公共団体は協力に応じなくても直ちに違法となるものではなくて、一定の行為をなすべき一般的な義務づけをしたという程度のものである、強制するものではない、義務はない、罰則を科することはできないということ...全文を見る
○横路委員 民間に対する協力義務でございますが、民間協力については、自治体と違って国の依頼に応ずる義務を負うものではないと答弁しております。これもよろしゅうございますね。
○横路委員 では、この民間業者による輸送業務でございますが、これは公海上でも行われるのか、地域に限定があるのか。あるいはまた、米軍との契約で民間業者が受けとめた場合、その行動範囲というのは契約に任せられるのか、何かそこに制約があるのか。いかがですか。
○横路委員 民間へも強制するものではないというお話ございましたけれども、例えば、自衛隊法の百一条で、NTTとかJR、JR貨物について、特に必要があると認められるときは協力を求めることができるというように規定されておりまして、この場合、「特別の事情のない限り、これに応じなければなら...全文を見る
○横路委員 さっき自治大臣は、周辺事態法では義務は例えば自治体にはないけれども、ほかの法律では場合によってはあるような御答弁をされました。これはまさにほかの法律のケースなんですけれども、今の御答弁は、いや、周辺事態法を優先させるということだったわけですね。  これはやはり周辺事...全文を見る
○横路委員 ともかく、その前、自衛隊法百一条というのは、これは適用されないで周辺事態法が適用されるんですよというお話だった。自治大臣の方は、周辺事態法からいうと問題はないけれども、ほかの法律の規定があれば、その規定が適用されることはありますよと。それは、今防衛庁長官が言った港湾法...全文を見る
○横路委員 周辺事態への協力というのは、やはり日本有事に匹敵する事態なんですね、対応としては。日本列島もこういう大騒ぎにもちろんなるわけでありますし。  それから、先ほどの警戒監視でございますけれども、ああいう警戒監視をしていますと、相手の国は、これが日本のP3Cなのかアメリカ...全文を見る
○横路委員 総理、迅速な対応が必要だ、それはそのとおりだと思いますよ。しかし、我が国有事の防衛出動の場合だって、ちゃんと事前に国会が承認して初めて出動するようになっているじゃありませんか。  私ども民主党は、今は国会への報告になっていますけれども、自衛隊法七十六条に規定されてお...全文を見る
○横路委員 何言っているんですか、あなた。日本の今までの議論の中で、武力行使と武器の使用というのを分けて議論していますけれども、こんなのは同じようなものですよ。ですから、先ほど来お話がありましたように、武力行使というような事態に、例えば相手国から見ますと、輸送にしても、例えば武装...全文を見る
○横路委員 私どもは、強く修正をこの点について求めていきたいと思います。  ガイドラインの議論というのは、もう随分長くやっているわけでございますけれども、しかし、やはり議論していけばしていくほどよくわからなくなる。一体、この周辺事態のイメージといいますか、どういう状況でどういう...全文を見る
04月15日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号
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○横路委員 この新しいガイドラインの出発点は九六年四月の橋本・クリントン共同声明にあると言われているわけでありますが、あの共同声明の中で、いわば東西冷戦が終わりまして、日本に対する組織的、直接的な有事の発生の可能性というのは非常に低くなった、他方、アジア太平洋には不安定性や不確実...全文を見る
○横路委員 もちろん、条約はいじっていないわけですから、条約の範囲そのほかは変わりないというのはそのとおりだと思いますが、しかし、今度の新しいガイドラインそのものは、やはり対応する範囲というのは非常に拡大をしたということだと思うんです。  現行の日米安保条約の場合、これは日米共...全文を見る
○横路委員 今までの御答弁の中で、今回の周辺事態への後方地域支援活動などは現行の安保条約上の義務ではない、しかし、これは安保の精神によっているんだというような御答弁がありましたが、日米安保の再定義というのは、まさに私が今言いました点ではないか。二つの点、双務性ということと、それか...全文を見る
○横路委員 では、今度のことで範囲を拡大したものではないという今の御答弁、確認をしておきたいというように思います。  それから、ちょっとこれに関連してお尋ねしたいんですけれども、このガイドラインの中で、本文の中にも、このガイドライン下の取り組みというのは、「いずれの政府にも、立...全文を見る
○横路委員 私は、ガイドラインそのものというよりも、現行の日米安保条約を改定して、はっきりさせた方がよかったんではないかということを申し上げているわけであります。  もし現行の日米安保条約の範囲内で実施できるというならば、これは行政府の責任で行政の取り決めを結べばいいわけで、そ...全文を見る
○横路委員 つまり、やはりガイドラインに基づいて新たな法律を制定しなければいけないということを考えますと、私は、条約の改定を行って、正面からやるべきであったんではないかというように思いますけれども、もう一度御答弁をいただきたいと思います。
○横路委員 私が申し上げているのは、現行の安保条約には書かれていないことをやろうとしているわけでございまして、そこにやはり大きな問題がある。本来ならば、条約改定の議論をすべきだったのではないかというように考えております。  次に、周辺事態についてお尋ねをしてまいりたいと思います...全文を見る
○横路委員 私は、アメリカがどう考えているか、かなりそこに問題があるような気がいたしまして、だんだんに御質問をさせていただきたいと思います。  その四つのケースのほかに、皆さんの方で出されましたガイドラインについての解説がございます。「ザ・ニュー・ガイドラインズ」というものです...全文を見る
○横路委員 これは、また改めて周辺事態として認定するという話なんですか。
○横路委員 いや、一たん周辺事態として認定して、そして紛争が終結した、その場合をまたわざわざケースとして挙げているのは、ちょっとよく理解ができないのですけれども。一貫した流れの中の話ではないのですね。別に、これは特に一つのケースとして挙げておられるわけですね。
○横路委員 周辺事態について、周辺事態というのは軍事的な観点を初めとする種々の観点から見て我が国の平和と安全に重要な影響を与える事態だというように今まで御答弁をされてきているわけですが、この軍事的観点というのは、我が国の平和と安全に影響を及ぼすということでございますから、我が国に...全文を見る
○横路委員 我が国に対する軍事的な観点ということでよろしいわけですね。
○横路委員 その点は、また後で議論します。  もう一つ、この四つのケースの中に、「ある国が国連安保理決議に基づく経済制裁の対象となるような国際の平和と安全に対する脅威となる行動をとっている状況」というのが挙げられているわけなんですけれども、今まで経済制裁というのを国連においてと...全文を見る
○横路委員 ちょっと調べてみましたら、最初が南アフリカなんですね。これはアパルトヘイトの関係で経済制裁を行っております。ただ、船舶検査などは行っていないようですが。あとは、南ローデシア、ソマリア、ハイチ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、それからイラク、リビアということなんですが、イラク...全文を見る
○横路委員 そのあとの二つを挙げられるから、どういう事態かなかなかわからなくなるのですよ。  そして、イラクのケース以外、今まで経済制裁をしているのは、どちらかというといわゆる人道的介入と言われているようなケースが多いのですね、実際問題としては。これは、何かそういうことを考えて...全文を見る
○横路委員 これもまた後ほどちょっとお尋ねします。  そこで、もう一つのケースですね。  ある国、地域における政治体制の混乱により大量の避難民が発生して、我が国に流入する蓋然性が非常に高まっているときということなんですが、ここでわざわざ、ある国ということのほかに地域というのを...全文を見る
○横路委員 これは意味があるんじゃないですか、わざわざ国のほかに地域というのを挙げたのは。意味は全くないんですか。
○横路委員 台湾を想定しているんじゃないのですか。つまり、台湾問題というのは中国の国内問題であるということですから、まあある国の地域になるわけですよね。わざわざこれを言っているというのは、台湾を想定して挙げられているんじゃないのでしょうか。
○横路委員 今までのその御答弁は、大量の難民が出た場合に、警察力では対応できない事態だから周辺事態なんだという答弁がございましたが、この場合、いわゆる軍事的観点というのはどうなのかと御質問すると、いや、武装難民もいるというお話でした。武装難民というのは難民とは言わないわけで、これ...全文を見る
○横路委員 この場合、米軍の行動というのはどういう行動が考えられるのですか。政治的な混乱があって避難民が出てきたという場合に、米軍の行動がまずあるわけでしょう。それはどうなんですか。
○横路委員 その原因が他国に対する武力行使ではないわけですね、ある国の中における政治的な混乱なわけですから。それに日本が介入しなければいけないというのは、どういうことが根拠になるのですか、どうして周辺事態になるのですか。それはその国の中の問題でしょう。国連憲章からいえば内政不干渉...全文を見る
○横路委員 ちょっと私の想像力が乏しいのかもしれませんが、わかりませんね。それはどういう状況で、どうして日本が日本防衛という観点に立って出ていかなければいけないのか。政治的な混乱があるわけでしょう。何らかの国内的な紛争の要因がある。それは、過去の世界的な例で言えば民族紛争とかいろ...全文を見る
○横路委員 国内が政治混乱しているときに他国に侵略するというのは、どういうことなんでしょうか。
○横路委員 避難民が出てくれば避難民に対する対応をすればいいわけでして、何も周辺事態として認定をして——私はそこで非常に感ずるのは、そのまさに国内の政治混乱に米軍が介入するということを非常に心配をいたします。  そこで、ちょっと配っていただけますか。米軍の行動というのは過去いろ...全文を見る
○横路委員 アメリカは、軍隊を動かすに当たって幾つかの原則をはっきりさせて持っているわけですね、アメリカの国防報告によりますと。  これは九五年の報告でございますが、この中で見ていますと、一つは、アメリカの死活的な利益が脅かされるケースということで、イラクのクウェート侵略ですね...全文を見る
○横路委員 ですから、そのアメリカの市民をただ救出するためだけに行動するというようなことは対象とならないということをはっきり言ってくださいよ。
○横路委員 この周辺事態の認定なんですけれども、従来は、それぞれ主体的に判断するのだという御答弁をなさって、しかし、しかしと言って、しかしがつくのですね、しかし、いろいろと共通の認識に到達するように努力するので、実際上、両国の判断がそごする事態は全く想定されないという答弁を防衛庁...全文を見る
○横路委員 それはどういう意味ですか。ノーとは言わないということですか、どんな事態でも。イエス、ノーが言えないのですか。主体的に判断するといいながら、しかし、協議するのだから結論は一緒なんだという話でしょう。そうすると、物すごいそれはおかしな話ですよ。主体的に判断するのだから、や...全文を見る
○横路委員 そうなんです。だから、イエスもあればノーもあるということなので、従来の答弁は訂正しておいてください。従来は、そういう事態、つまり両者の判断がそごする事態は全く想定されないという答弁を繰り返しているわけですから、そこは訂正をして、日本の国益から主体的に判断をして、イエス...全文を見る
○横路委員 いや、そのそごする事態がないというのは、どういうことですか。お互いに、それぞれの国がそれぞれの立場がありますでしょう。それから、軍隊を動かす原理だってアメリカと日本で違うわけですよ。ですから、アメリカが周辺事態と認定したって、日本はノーと言う場合だってあるでしょうし、...全文を見る
○横路委員 くどいようですけれども、アメリカはアメリカでもって、自分の軍隊を動かす、あるいはアメリカの国益を守るために行動する原理というのは持っているのですよ、アメリカという国は。だから、日本がイエスと言おうがノーと言おうが、行動するのです。日本がだめだからといって、アメリカがじ...全文を見る
○横路委員 つまり、問題は、日本の平和と安全に重大な影響を与えるかどうかという問題で、いや日本はそうは思いませんという場合だってあるわけでしょう、アメリカはアメリカで行動して。違いますか。  例えば、アメリカの場合ですと、今までの行動をずっと見ていると、自分たちのイデオロギーと...全文を見る
○横路委員 どうも余り理解していただけないのですが、アメリカの行動は、先ほどちょっとケースを挙げましたように、いろいろなケースがあります。アメリカが自国民を保護するということで介入しているケースというのはたくさんあります。  しかし、その場合、それが別に日本に何も軍事的に向けら...全文を見る
○横路委員 何か局長の答弁を大臣に確認してもらうというのはおかしいですけれども、大臣、今の答弁、確認してください。
○横路委員 いや、やはり答弁は違ってきたと思いますよ。  今の局長の答弁は、日本は日本の立場で判断をして、日本の平和と安全に影響のない事態、米軍は米軍で行動することは幾らでもいろいろあるわけですから、それはアメリカがやりなさいということで、イエス、ノーを主体的に判断し、ケースに...全文を見る
○横路委員 問題は、周辺事態と認定するところに日本の判断とアメリカの判断と違いがあるでしょう、違いがあって、違ったときにはノーとちゃんと答えるべきではないかということを申し上げているわけです。周辺事態であるかどうかというところが一番問題なんですよ、これは。周辺事態であるかどうかと...全文を見る
○横路委員 だから、そごをもたらすことはないと言うと、じゃ結局は何かといったら、アメリカの行動に全部従うということにしかならぬじゃないですか。  問題は、周辺事態として認めるか認めないかというところにそもそも違いがあるわけですよ。日本は日本の国益を考え、アメリカはアメリカの国益...全文を見る
○横路委員 このガイドラインの中で前提にしているのは何かといいますと、外交的な努力、それから紛争を起こさないための努力ということなわけですね。その紛争を起こさないための努力ということ、それはやはり紛争防止に向けて国際社会が協力をしてくれるかどうかということだと思いますよ。そこは特...全文を見る
○横路委員 先日予算委員会で、周辺事態のおそれが起きたときには、例えば国連安保理事会へ報告をして国際社会の協力を求めるべきだというお話を申し上げましたときに、外務大臣からは、いや、そういう努力を国連に対して日本としてはしっかりやっていきますという趣旨の御答弁があったと思うんです。...全文を見る
○横路委員 それから、先ほど申し上げました、それは単にアメリカの国益のための行動にすぎないのではないかということもチェックする点だろうというように思います。  それからもう一つは、日本の防衛ということに本当に必要な行為なのかどうなのかということがあろうかというように思います。 ...全文を見る
○横路委員 ちょっと一つだけ確認しますが、その原因に対して介入するということもあり得るのですか。
○横路委員 今、その三番目のケースといいますか、政治的な混乱があって避難民が発生したという場合の、その政治的な混乱の原因に介入して、その混乱をおさめるために米軍が関与するということも周辺事態としてあり得るという御答弁でございますか。
○横路委員 私は、むしろ、日本の周辺で武力紛争よりも、そういう米軍の行動の方があるいは可能性が強いのかなと思うものですから、心配をして聞いているわけでございます。  そこで、ちょっとこれは時間がないのでやめますが、マイケル・グリーンの「危機のシナリオ二〇〇一年 日米安保の将来を...全文を見る
○横路委員 これはまた次の機会に譲ります。  法制局長官においでいただいて、大変恐縮でございました。ちょっと一つお尋ねしたいと思いますが、その前に、防衛庁長官、今回のこの新しいガイドラインで、特に周辺事態ということでアメリカが日本の自衛隊に期待しているものというのは、特にどんな...全文を見る
○横路委員 そうなのですが、私は、後方地域支援というのはかなり民間協力に期待するところがきっと多いんだと思うのです、現実の問題としては。そして、米軍が一番期待しているのは、実はこの運用面における日米協力という日米共同作戦の部分、警戒監視活動、情報提供、機雷の掃海ということじゃない...全文を見る
○横路委員 日本有事の場合は共同作戦計画をつくってやるわけですね。もうそういう訓練もしているわけです。それから、周辺事態は相互協力計画ということですが、今までの日米の訓練を見ますと、対潜特別訓練とか、指揮所訓練とか、掃海特別訓練というのはもう相当古くからやってきていまして、ある意...全文を見る
○横路委員 そうなんだと思うんですね。海域の分担だとかいろいろな調整を行うわけです。  それで、平時の場合の情報の交換と、米軍が戦闘行為中の情報というのは、同じに論ずることは私はできないというように思っています。  そこで、法制局長官ですが、今まで統一見解がありますが、この中...全文を見る
○横路委員 あと、機雷の掃海などもこれに付随する活動になってくるわけなんですけれども、私が挙げたようなケース、例えば、P3Cが米国が敵対しているその敵国の、アメリカにとって敵国の潜水艦を発見して連絡をする、そして、アメリカの方はそれに対して攻撃を行うというようなケースというのは、...全文を見る
○横路委員 これは、法制局としても統一的にしっかり立場をはっきりさせていただきたいと思いますが、長官、よろしゅうございますか。
○横路委員 これは、憲法上からいいますと、かなり問題の多いケースだというように思いますので、どういう行動をされているのか、実態を、理事会の方で中身をよく検討されまして、そこで間違いのない判断をしていただきたいと思います。  最後に、運輸大臣、どうも恐縮でございますが、このガイド...全文を見る
○横路委員 終わります。
04月23日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号
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○横路委員 周辺事態についてお尋ねをしたいと思います。私も、安保委員会、そして予算委員会、この委員会と、周辺事態というのが一体どこのどういう事態なのかということをお尋ねしてまいりましたが、一向にはっきりしてまいりません。  そこで、まず外務大臣にお尋ねしたいと思います。日本の周...全文を見る
○横路委員 いや、今周辺事態がどこかということを聞いているわけではなくて、日本の政府として、やはり日本の平和と安全ということを考えた場合に、例えばこういう紛争になりそうな要素があるから外交的にこういう努力をしなければいけないとか、やはり周辺地域で解決しなければいけないような課題と...全文を見る
○横路委員 本来、常に何が問題なのかということを考えて、アジアにおける平和的な枠組みをどうしていくのかというのが外交の最大の課題でございます。別に今の御答弁で理解したわけではありません、本当は明快に示して議論するということの方がいいのではないかというように思います。  そこで、...全文を見る
○横路委員 いやいや、そんなおかしなことないですよ、そんなおかしなこと。ちゃんと御答弁されて、類型化の話だけれども、ざっとしたところがまとまってきましたので申し上げさせていただきたいと思いますと言って答弁されたじゃないですか。  何が問題なんですか。
○横路委員 今の点はもう一度議論しますが、その前に、では防衛庁長官の見解として防衛庁にお尋ねしますが、このケースの、ある国の内乱、内戦などが国際的に拡大している場合というのと、前のケース、ある国、地域における政治体制の混乱によって大量の避難民が発生している場合というのは違うのです...全文を見る
○横路委員 ですから、政治体制の混乱とどこが違うのですかと言っているのです。ちょっと違いを説明してください。
○横路委員 これは政治体制の混乱というお答えなんですね、社会体制の混乱じゃなくて。そうすると、内乱、内戦までいっていないけれども政治体制が混乱するというのはどういうことなのか、いろいろなケースがあるだろうと言うのですが、ちょっとそのいろいろなケースを言ってみてください。
○横路委員 もう一つ、この内乱、内戦というのは、防衛庁としてはどのようにとらえているのですか。
○横路委員 では、その内乱、内戦というのは国際法上はどんな扱いになるのですか。内乱と内戦は違うのですか、一緒なんですか。(高村国務大臣「委員長」と呼ぶ)防衛庁、防衛庁。これは防衛庁の長官が自分の意見として述べられたということですから、外務大臣、何もそこで出てくる必要はないんです。...全文を見る
○横路委員 内乱、内戦というのは、国際法的にはこれは一般的に国内問題だと言われているわけです。そして、内戦に対する外部からの干渉というのは、その国の主権や独立を侵すものとしてむしろ国際法上違法とみなされるというのが一般的な解釈ですよ。違いますか。
○横路委員 いや、それが波及するといって波及するのはどういう場合かといいますと、いわば反乱をした側といいますか、正統政府に対して抵抗した側を交戦団体として外国政府が認めれば、その場合には、何といいますか、戦争状態になるわけですね。ですから原則は、内乱、内戦があってもそれは一つの合...全文を見る
○横路委員 現実的な波及じゃなくて、法的な関係を私は聞いているわけなんです、法的な関係を。違いますか、私の言っていることと。
○横路委員 例えば、台湾が独立をして中国政府がそれに対して武力行使をした、そこで武力紛争が発生したというのは、これは国際法的に言うとどうなんですか。そういう場合は内戦ということになるんだと思いますが、いかがですか。
○横路委員 私はそんなことを聞いているわけじゃなくて、台湾が独立をして中国政府がそれに対して武力行使をした、中国は台湾が独立すれば武力行使をすると言っているわけですが、そういう事態になったときに、それは国際法の上ではどのように判断するんですか。それを内戦と言うんじゃないですか。そ...全文を見る
○横路委員 いやいや、そうじゃなくて、国際法的にそういう事態を何と言うかと言っているのですよ。これは内戦と言うのか、いや、内戦とは言わないのか、それだけ答えてくれればいい、別に。
○横路委員 それなら、なぜこんな、わざわざ内乱だとか内戦と、しかも国際的に拡大するなんというケースを挙げたのですか。周辺事態としてどうして挙げたのですか。先日外務大臣が答弁したように、問題は、その四つのケースのうちの国家間の武力紛争あるいは武力紛争のおそれという事態が大体典型的な...全文を見る
○横路委員 では、どうしてそんな類型を挙げるんですか、類例を。
○横路委員 委員長、この周辺事態の認定というのは大変重要な一番の核なんですね。周辺事態というのはどういう事態なのかということが説明を聞いてわからないから繰り返し議論になっているわけですよ。そうじゃありませんか。それについて何ですか、今の答弁は。  本当にしっかりした統一的な認定...全文を見る
○横路委員 そうすると、その統一見解というのは、認定すべき周辺事態というのはどういう事態なのか、認定する場合の基準と手続も入るんですか、統一見解の中には。たしか要求されていたのは、認定の基準とその認定の手続ということも一緒に要求されていたと思いますけれども。
○横路委員 いずれにしても、この審議期間中に明快に示されることを望みたいというように思いますが、よろしゅうございますか。
○横路委員 本来大事なところですから、早くやはり示してもらって、審議する時間を十分与えていただかなければ困ります。そのことを申し上げておきたいと思います。  それから、もう一つつけ加えた紛争後の秩序の維持、回復ということで、これは紛争そのものは終わっているけれども、その後、心配...全文を見る
○横路委員 ですから、今お話がありましたように、いろいろなケースがあるということですが、我が国としては国連ということを大事にしていこうということで、従来のPKO活動も国連を中心にやってきているわけですね。何でも日米でということではないわけであります。  したがって、このケースの...全文を見る
○横路委員 今まで何度か質問して、後で議事録を読んでみると、どうもお答えいただいていない点がありまして、それをちょっと確認をしたいと思うんですが、このケースのうちの、三番目と勝手に言わせてもらいますが、政治混乱による大量の難民のケースなんですけれども、こういう場合の米軍の行動とい...全文を見る
○横路委員 この質問に対して、先日条約局長は、政治的な混乱で難民が発生すれば、国際的な緊張を惹起する、何らかの不測の事態が考えられるというようなことを御答弁されたわけですが、これは一国の中の内部混乱の相当早い段階、つまり内乱や内戦にもいかないまだはるか前の段階で、米軍が行動し自衛...全文を見る
○横路委員 そうすると、軍事的観点が必要だという要件というのは、欠落してしまうのじゃないのですか。我が国に向けられた軍事的な観点が必要であるというようなとき。
○横路委員 ますます、日本の安全を守る、日本の平和と安全を確保するということより少し距離感のある、米軍として近くの国の、米軍が関心を持っている国の内部の紛争やその周辺の紛争に介入、関与するという役割なのかなという思いがいたしますが。  周辺事態が予想される場合に、日米両国政府が...全文を見る
○横路委員 ですから、基本計画をつくらなければできない行動と、つくらなくてもできる行動があって、つくらなくてもできる行動というのは機雷の掃海とか——機雷の掃海は基本計画に入れる予定でしたか……。また日米運用の協力というところで述べられているような警戒監視活動ということは、もう既に...全文を見る
○横路委員 ですから、これは周辺事態として認定するという作業はないわけですね。周辺事態法によれば、基本計画をつくることが周辺事態への対応ということで、そこで実質的には認定されたことになりますよということなのかもしれませんが、この前の段階で、既に自衛隊というのは行動も現実にかなりし...全文を見る
○横路委員 時間になりましたので、最後に一点だけお伺いしたいと思います。  米軍兵士の捜索救難活動なんですけれども、これは例えばアメリカの場合、空母中心に攻撃をする場合に、例えば航空機が着艦に失敗するとかあるいは離陸に失敗するというようなケースを想定して、やはり支援艦といいます...全文を見る
○横路委員 つまり、やはり待機するんですね、戦闘行動が行われている場合には。
○横路委員 私、旧ガイドラインそして新ガイドラインを見て、実に巧みにできているというように思います。ただ、心配なのは何かといいますと、日本の主体的な判断というのは一体どこで行われるのかという、その要素がないぐらいぴっちりとでき上がっているということなんですね。ですから、周辺事態に...全文を見る
08月02日第145回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○横路委員 初めに総理にお尋ねをしたいと思いますが、総理は、昨年、就任されて初めての予算委員会が八月の十七日に開会をされまして、そのとき、私、日本の金融システムについてということで、特に長銀と日債銀の問題をここで議論をさせていただきました。  その後、この二つの銀行は破綻をして...全文を見る
○横路委員 もう一言だけ総理にお伺いして、あと、まだ食事をされていないということでございますから、結構でございます。  先ほど来議論されましたペイオフの解禁まで一年半余りと迫ってまいりまして、来年から預金者の選別が一段と強まるわけであります。もう既に二年物とか五年物とか、そうい...全文を見る
○横路委員 総理、結構でございますので、食事の方をどうぞ。  この二〇〇一年三月までに問題なのは、不良債権の処理と、それから金融機関そのものが、やはり健全な金融機関としてそれまでの間にしっかり整理されるということが大変大事なわけですね。この延期論、いろいろな立場からありますけれ...全文を見る
○横路委員 六月十日にその基本方針を決めたわけですが、その際、柳沢さんから八%をめどに考えるというような御発言があって、そのことが非常に大きな波紋を呼んでいるわけですが、一体その八%未満というのはどれぐらいあるのか、何行ぐらいあるのか、現状をちょっとお話しいただければと思います。
○横路委員 六月十日のこの基準から見ますと、地域金融全体をかなり再編統合するという方向性がこの中に出ていると思うんですね。  それで、よく、一地域二行体制でありますとか、あるいは、第二地銀は半分ぐらいに減るのではないかということを言われているわけですが、この地域金融機関の再編統...全文を見る
○横路委員 それでは、日債銀の事件につきましてお尋ねをいたしたいというように思います。  主として、大蔵省はどういう役割を果たしてきたのかという点が議論のポイントになろうかというように思いますが、今回逮捕された前会長、前頭取の容疑は、一九九八年の三月期決算で、経営の実態をよく見...全文を見る
○横路委員 九七年の四月基準日検査の結果は、先ほども言いましたように、一兆一千二百十二億の三分類と、それから回収不能債権として四分類、五百八十九億という数字になっているわけですね。  しかし、日債銀は、いわばその前の五月段階で七千億、八十九億というこの数字を持って回ったわけです...全文を見る
○横路委員 いや、そういうことを言っているわけじゃなくて、結局、公的資金を入れるに当たって、もちろん債務超過かどうかということなんですが、しかし同時に、公的資金を導入して、それは回収されるのかどうか、健全な銀行なのかどうかということをチェックしたわけでしょう。  そして、この議...全文を見る
○横路委員 この議事要旨を見ていますと、先ほど言いましたように、委員長の方から大蔵省と日本銀行の方に、申請内容の事実関係に誤りがないかどうか、申請書類を審査委員会に諮るに当たって留意すべき事項がないかどうかという問い合わせがあるわけです。  それに対して、大蔵大臣の方からは、要...全文を見る
○横路委員 問題は、その関連会社に対する融資ですね。その不良債権化というところが問題なわけです。  これは従来から、我が党議員が予算委員会の場や大蔵委員会で議論しているのですけれども、例えば日債銀関連のペーパーカンパニー六十社をとってみますと、ほとんど設立されたのは九二年ぐらい...全文を見る
○横路委員 検査そのものは前年の九月十一日に示達という形で、そこはもうはっきりしているわけですね。九八年三月基準日の検査はその後になりますけれども、九七年四月基準日の検査はもう九月に出されまして、内容は、この検査と次の検査の間は大きな形というのは変わっていませんね。ほとんど変わっ...全文を見る
○横路委員 債務超過かどうかということは、どういうように分類するかということと、どのように引き当てするかということになるわけですから、先ほど言いましたペーパーカンパニーの経営実態を見ましたら、もう九五年の段階で破綻しているような企業ばかりですから、これはちょっと、債務超過であるか...全文を見る
○横路委員 金融監督庁にお尋ねしますが、この九八年三月三十一日基準日検査、それから前年の四月基準日検査、この二つを見て、九七年の決算も非常に問題があるというように思いますけれども、いかがですか。
○横路委員 引き当てなどについて物を言う立場になかったと言いますが、実際は、決算を事前に大蔵省が承認する、いわば決算承認銀行ともいうべき存在に日債銀はなっていたのじゃありませんか。だから、一つ一つについて監査法人が何か物を言うというよりは、どうするかということは全部、分類から引き...全文を見る
○横路委員 私は、大蔵省は日債銀の粉飾決算を黙認したと思います。そして同時に、検査結果を偽るということも黙認をし、なおかつ検査結果を隠したということが指摘できるのではないかと思います。  先ほどの答弁とも関連しますが、四月に検査をして、五月の十九日に日債銀が日銀と金融機関に、検...全文を見る
○横路委員 どうも検査の実態というのを聞いてみますと、やはりある程度、最終的な、最後のところに至る過程では交渉はあるそうですね、この不良債権についてどうだこうだということについて。しかし、五月十九日にこういう具体的な七千億に八十九億という数字ですよ、八十九億という具体的な数字を持...全文を見る
○横路委員 幾つも問題点があるのですけれども、一つは、山口元銀行局長が九月の示達の決裁のときまで数字を知らなかったというのはこれは完全な私は偽りの答弁だというように思います。なぜならば、奉加帳の問題を含めて四月からずっと議論になり、しかも、四月に検査が入って、少なくとも五月十九日...全文を見る
○横路委員 それで、確かにそれは刑事事件になっているわけなんですが、私は、もっと幅広い、いろいろな幾つもの問題があると思うんです。  時間もだんだんなくなってきましたが、一つ、金融危機管理審査委員会の審議についてちょっとお尋ねをしたいと思うんですが、この審議の中でも随分議論にな...全文を見る
○横路委員 松田さん、今回、九八年三月の基準検査の結果として、金融監督庁は、債務超過であるということを認定したわけですね。そして、日債銀が皆さん方に説明した資料、それは、七千億から償却部分一千億を引いて六千億ですよという、あの説明をした。この説明にも非常に大きな問題があったという...全文を見る
○横路委員 ですから、今から思うとだまされたということになるんじゃないですか。
○横路委員 そんな、あなた、人ごとみたいな話をしたって困りますよ。委員の一人であり、事務局を担当されてやって、結果として、国民の税金が使われて、これは全部パーになってしまったわけでしょう。それで、いや、いろいろ議論があるんだなと、そんな人ごとみたいな話ですか。いや、私は、その被害...全文を見る
○横路委員 この事件の背景は、やはり非常に深く広いものがあるというように思うんですね。要するに、護送船団方式という形で進めてきて、いわば日債銀問題というのは、当局と企業の方と二人三脚で行われたかなり無理な延命策が、結果としてその後の金融システムそのものの危機を深めたとも言えるわけ...全文を見る
○横路委員 現に、窪田前会長が、その八三年三月期の問題になった決算の前に、大蔵省から、日債銀をつぶさないように決算をちゃんとつくってくださいよということを言われたというようなことを言われているわけですね。そうしますと、これはもう完全に大蔵省の教唆あるいは幇助によって粉飾決算が行わ...全文を見る
○横路委員 ちょっと最後に、「破綻銀行の検査結果」というペーパーをお渡ししてあります。今回の問題の一つは、検査ということ、これは検査部がやるわけですね。検査部の検査の結果に基づいて銀行局がどういう対応をしたのかということが問題なわけなんです。  例えば、北海道拓殖銀行、検査基準...全文を見る
○横路委員 九四年のこのときには、検査官の方から、今拓銀の関連の刑事事件になっておりますテルメの融資について、これは背任の疑いがありますよという指摘をしているんですね。その三年前の九一年には、カブトデコム関連の融資について懸念があるということを指摘しているんですね。指摘をしながら...全文を見る
○横路委員 理解はできませんけれども、ちょっと時間になりましたので。
12月06日第146回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○横路委員 主として総理にお尋ねをしてまいりたいと思いますが、最近、新聞の川柳にこういうのが出ていました。「チンしてもだんだん味が悪くなり」今国民は怒っているんですね、この自自公三党政権に、小渕政権に。  怒っている一番大きな問題は何か、介護保険の問題です。二十一世紀の日本の社...全文を見る
○横路委員 だんだんと議論をしていきたいと思いますが、最近の世論調査で、三党、自自公政権に対して否定的な見解が六割、今回の介護保険にかかわる措置につきましても、これは認められないというのがやはり六割という最近の世論状況になっているのであります。  そこで、今回の介護保険制度の見...全文を見る
○横路委員 私はできるだけ、事実関係を私の方から指摘いたしますので、総理のお考えをお伺いしたい。各大臣は御指名をいたしますので、そのときにお答えいただきたいと思います。  これはしかし、総理、非常に基本的なところなんですよ。総理自身は亀井さんとは違う考えなんですか。今この介護を...全文を見る
○横路委員 その点は後で議論しますが、総理、みんな全国どこでも、やはり子供は親のことを心配して、できる限りの努力をしているのですよ。していますけれども、例えば痴呆性が厳しくて、もう一日朝から晩まで全然家も出られない、そういう方もおられるのですね。ですから、少し社会でバックアップし...全文を見る
○横路委員 市町村は喜んでいませんよね、市長会も町村会も。今回の措置、何だと言っているじゃありませんか、全国知事会も。  私は、相当考え違いをされているんじゃないかと。国民は負担を軽減しさえすれば喜ぶんだ、無料にさえすれば喜んで自自公に投票してくれるんだというように考えているん...全文を見る
○横路委員 要するに、はっきりしたのは、三党のことだけ考えてやったということですよね。地域の中で努力してきた自治体のことも、介護で毎日苦労している人のことも全然頭にない。三党で決めたから、三党で決めたから。地域の中では、全国で二年以上議論してきたんですよ、総理。  総理、今、例...全文を見る
○横路委員 委員長、ちゃんと私が——いや、もういいです。厚生大臣、結構です。きょうは総理と議論するのですから、この場所は。総理はきょうしか出席しないのでしょう。ちょっと、総理大臣。——もういいです。(発言する者あり)
○横路委員 私は何か難しい数字や何かを聞いているわけではありません。公的介護保険制度の基本的な考え方、そしてどれほど地域で努力をしてきたのかということを聞いているわけですよ。  総理、総理は今回の演説の中で、二十一世紀に向けての社会的な基盤の整備ということを強調されました。私は...全文を見る
○横路委員 今回の措置をとった後はどうお考えになるのですか、総理、基本的に。さっきから聞いている点なんですよ。今、六十五歳以上の方について半年徴収を凍結して、その後一年間半額ですよね。その後どうするんですか。その点だけ、総理、ちょっとお考えを。  これはやはり総理のリーダーシッ...全文を見る
○横路委員 そうすると、自由党の考えている税方式はとらないで、今の保険制度でやるということですね。それだけ確認をいたします。  次に、この問題、福祉はやはり中心は、市町村の大きな仕事だろうと思うのですね。市町村がどう考えるか。  今回の公的介護保険制度は、いわゆる地方分権の中...全文を見る
○横路委員 もともと、今回は実施主体が市町村なんですね。だから、保険料も提供するサービスもばらばらなんですよ。それは、市町村が自分たちの財政支出をどこに重点を置いていくのかというのは、地域で住民、市民の皆さんと行政との話し合いで決めればいいことなんですね。だから、本当の地方自治の...全文を見る
○横路委員 総理、対象外になるのですよ。それでいいのですかというのにお答えください。  そういう地域の努力をちゃんと認めてやろうとするならば、保険料を取っているところにもそういうサービスをすべきじゃないですか。今回のような措置をとることによって、それが全部なくなるのですよ。どう...全文を見る
○横路委員 もう一つお尋ねをしたいと思いますけれども、四十歳から六十四歳まで保険財政を支援するということなんですが、国民健康保険の財政支援として六百六十億ということでありますが、これはどういう制度、どういう仕組みで行うのですか。
○横路委員 それは、そうすると、収納率の低下したところに財政支援を行うということになりますか、収納率の低下のひどいところに対して。
○横路委員 国保も市町村中心でやるのがいいかどうか、いろいろな議論があります。例えば、都道府県を中心にしてやったらいいじゃないかというようなことを含めた改革案というのが出ていますが、今国保の赤字もなかなか大変だということで、これは法律に基づいて、国民健康保険法に基づいて調整交付金...全文を見る
○横路委員 いや、それはもう当たり前の話で、別にそれを廃止しろと言っているわけじゃなくて、そうやって地方に努力しなさいよという政策をやっておきながら、片一方では今度は、低下したところに補助を出す、交付金を出すというわけですから、政策が矛盾しているんじゃありませんか、これは。
○横路委員 いやいや、ですから、その国民健康保険に対する財政支援の問題なんです。  それで、国民健康保険に対する財政支援は今までやっていましたよ、それは健康保険法に基づいて調整交付金という形でやっていました、それを実施するに当たっては、徴収率を上げるということでペナルティーを科...全文を見る
○横路委員 どうして矛盾していないんです。矛盾しているじゃないですか。納率の下がったところをバックアップするというのと、納率をちゃんと上げたところにはその努力に報いるというのは違うじゃないですか。
○横路委員 総理はわかりますよね、議論している論点というのは。いや、だれにでもわかる話で、今度四十から六十四のところに財政支援をするということで、国保と健保組合とに財政支援するわけですね。国保に六百六十億の財政支援する。その財政支援するのはどういうことを基準にしてやるんですかと言...全文を見る
○横路委員 いや、しかし、今回だって財政支援をするということが方針になっているじゃないですか。同じじゃないですか、財政支援という形では。同じで、考え方が違うんですよ。運用する基準が違っているんですよ。今度の措置だって、財政支援を行おうということで決めた措置でしょう。だから、保険料...全文を見る
○横路委員 いや、しかし、こんな大事な問題について、私は、基本的にどういう認識でどういう福祉社会をつくるのか、その福祉社会をつくるときにどんな協力をみんな地域の中でしなければいけないのかということについて、本当にその御認識がないのではないかというように思います。  今の点を含め...全文を見る
○横路委員 では、時間もなくなってまいりましたが、もう一つちょっと質問をします。  例えば低所得者の人に対する軽減措置なんですが、現にホームヘルプサービスを利用している低所得の高齢者の人には三%の利用料でいい、新しくサービスを利用する高齢者は一〇%払うということで、ここで差別を...全文を見る
○横路委員 ですから、その点について地方で説明ができないわけですよ。これから介護保険のサービスを提供するというときに、今までやっていた人はこうだけれども、これからやる人はこうですよといったって、その現場では混乱するだけなんですね。  私は、今回のこの公的介護保険制度、二十一世紀...全文を見る
○横路委員 時間ですので終わりますが、最後に、こういう川柳が載っていました。「自自公のリストラ目指す総選挙」。これはまさに国民の声だというように思います。きょう介護保険で議論して、いや、本当にがっかりしました。もっときちんとやはり将来を見据えて体制をしっかり整備していかなくてはい...全文を見る