横路孝弘

よこみちたかひろ



当選回数回

横路孝弘の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第154回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○横路委員 この新法についてお尋ねをしていきたいと思いますが、その前に、先日久しぶりに沖縄に参りまして、初めて平和の礎のところを訪問させていただきました。  あそこの丘の上には各県の慰霊碑がたくさんありまして、北海道の戦死者というのは、沖縄で、各県ごとにいうと一番多いのですね。...全文を見る
○横路委員 沖縄の地域振興というのは、日本の国民にとっても政府にとっても、今大臣が言われましたように、激しい地上戦を行って多数の沖縄県民に犠牲を強いたということ、それから、その後二十七年間にわたってアメリカの支配下にあり、復帰した今日でもなおかつ在日米軍基地の七五%、沖縄県土の一...全文を見る
○横路委員 建築ジャーナルという雑誌がこの二月に出ておりまして、その中に「百三十万人の設計図」ということで、大学の先生でもありなおかつ新聞記者でもある方がこういうことを書いているのですね。今の二枚目のところ、開いたところの左側のページの一番真ん中から右上についてです。ちょっと余り...全文を見る
○横路委員 それで、二〇〇〇年の末の内閣内政審議室の沖縄担当室長というのは安達さんですよね、違いますか。ちょっとこれ、御記憶あると思いますけれども、いかがですか。
○横路委員 私も、こんな発言をされたというのをとても信じられない思いで拝見させていただきました。ただ、この記事を読んでからこの新法を見ますと、幾つか思い当たる節もないわけではないんです。  きょうの午前中の参考人の質疑の中で、この新法を地方分権のモデルにしてほしい、こういう話が...全文を見る
○横路委員 さっきの雑誌の記事は、ちゃんと一般に売っている雑誌でございまして、そこでしっかり署名といいますか書いた人もはっきりしている記事でございますから、事実でないならば事実でないということで、それはここに名前は書いていませんけれども、ちゃんと当時の担当室長というように書いてご...全文を見る
○横路委員 ちょっと観光に関連してお尋ねをしたいんですけれども、きのうも議論されていましたけれども、観光振興計画を作成するというところから始まりまして、観光振興についての幾つかの点が法律の中で決められているわけなんですが、特にこの中で、きのうも議論になりました国際観光振興会なんで...全文を見る
○横路委員 昨年のテロの後の沖縄の観光のお客さんが減ったときに、いろいろな御努力を政府としてやられた中で、この協会が一定の役割を果たしたというのはそのとおりだと思うんですが、今お話があったように、これは特殊法人改革の対象になっているわけですよね。  これは、この法律案をつくる際...全文を見る
○横路委員 きのう国土交通省の方から、この沖縄に関する部分でちょっとメモをいただいたんですが、それによりますと、沖縄に関する事業については、我が国全体を対象とする事業の中で実施というように明確に言われているわけで、何か、沖縄は特別ということじゃなくて全体の中でやりますよということ...全文を見る
○横路委員 もちろん私も、沖縄にとっても多分比較優位産業というのは一番がやはり観光だと思います。観光というのは、雇用吸収力もありますし、これからまだまだ発展していく可能性というのを持っていると思いますが、そのための振興していく要件というのはいろいろありまして、ここに観光振興会が出...全文を見る
○横路委員 いずれにしても、これから見直しとか、いろいろ片方で進めていくということが進んでいて、そしてこの法律の中にどかっと規定されるというと、それは各省の要望だったというのはわかります、雇用関係というのはなかなか厳しい関係にありますから、それを推進していこうという気持ちもわかり...全文を見る
○横路委員 今までずっと沖縄振興政策というのはこの三十年間進めてきたわけですから、新法といってももちろんそれを踏まえてでき上がっているものでありまして、きょうも午前中の参考人質疑の中で、しかし三十年間のやはり総括をして、その上で新しい法律をつくるべきじゃないかという御意見などあっ...全文を見る
○横路委員 企業立地は全国各地でそれぞれ努力しながらやっているわけなんですけれども、比較的企業がバランスよく配置されているのはアメリカなんですね、もちろん一部集中している地域もありますけれども。  アメリカなどで地方に立地していることについての企業のアンケートを見たことがあるん...全文を見る
○横路委員 私は、今立地している企業も見て、特別自由貿易地域は可能性がかなりあるな、本来の自由貿易地区としてのねらいに沿った企業が立地しているというように思うんですが、どうも那覇の自由貿易地域の方はうまくいっていないという感じでございます。  満杯といいますが、入居率は、倉庫、...全文を見る
○横路委員 これは、多分初めは、例えば原料だとか部品というのを海外から持ってきて、そこで原料を加工するとかあるいは部品を組み立てるということで、また海外に輸出をするというようなことをねらったものだと思うんですね。  ところが、ここの現状を見ていますと、平成十二年ですと、海外へ持...全文を見る
○横路委員 この特別自由貿易地域を見ていますと、三月現在で企業は六つですよね。六つですけれども、見ていて、海外から、例えばオートバイの、これは今、当面はエンジンでしょうか、将来はオートバイそのものを組み立てていく、部品を中国や国内から搬入して、製品をアジアに搬出しているということ...全文を見る
○横路委員 次に、雇用問題なんですが、雇用問題は本当に深刻でございます。特に高校生の新卒の就職内定率などは、本当にこれは信じられないぐらいの厳しい状況であります。  もともと、若年層、十五歳—十九歳、二十歳—二十四歳、二十五、二十六と、十五から十九で二五%ですか、二十から二十四...全文を見る
○横路委員 結局、需要を調べますと、専門的な職業など技術的な職業に従事する需要というのは結構あるのですね。そして、ここに、昔のいわば職業訓練校ですか、県の職業能力開発校というのがございまして、これの数字などをずっと見ていますと、結構就職率も高いですし、それから入校者の数も、倍率も...全文を見る
○横路委員 職業安定計画なんですが、この職業安定計画の中では、例えば失業率をどう抑え込むというような具体的な数値目標みたいなものは掲げるのですか。それとも、そうではなくて、政策を中心にするということになるのでしょうか。
○横路委員 目標を設定しても、それを実現するというのはそう簡単な話じゃありません、今おっしゃるように全体的な経済に左右されるわけですから。しかし、何か政策を羅列するだけだと、わざわざ計画をつくることの意味合いというのはどうなのかという、なかなか難しい問題だというように思うのですが...全文を見る
○横路委員 一つ、最後になりますが、駐留軍労働者の雇用対策なんですが、これから米軍の基地を整理縮小していくということに伴って、やはりそこから解雇される人も出てくるわけでして、これはいきなりばっと来るのでは本当に大変なわけですね。アメリカには、アメリカの国内法がありまして、基地を閉...全文を見る
○横路委員 これで終わりますけれども、沖縄の歴史的な状況、現状を踏まえ、そして将来に向かっては、国土庁が、二十一世紀の国土のグランドデザイン、総合計画の中で、沖縄についても太平洋・平和の拠点という位置づけをいたしました。この新法を見ると、そういう今まで議論されてきた位置づけという...全文を見る
04月24日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○横路委員 きょうは、経済問題、それから三月に内閣府が発表された国民生活白書、これを中心に議論をいたしたいと思いますが、今、国会に来る途中で、宿舎からタクシーに乗りましたら、タクシーに三十年乗っているという運転手さんが、ぜひ竹中大臣にこれだけは伝えてほしいと。  要するに、先の...全文を見る
○横路委員 先日G7の会議が開かれたわけですけれども、そこでは、アメリカを中心として世界経済全体については回復してきているという点が非常に明確に打ち出されたというように思います。日本については、名指しはされませんでしたけれども、健全なマクロ経済政策あるいは構造改革を実施する責任と...全文を見る
○横路委員 内需が持続的に回復する兆しというのは極めて厳しいということは、ある意味では、月例経済報告の中でも、あるいは三月の日銀の短観の中でも指摘されているわけですね。今の状況というのは、輸出が少し動き出して、それに関連する企業の在庫調整が進んできている、したがって、それが将来は...全文を見る
○横路委員 一つは個人消費なんですけれども、この間の消費支出でありますとか世帯の収入でありますとか可処分所得というようなものを見ていますと、ずっとやはり減少してきているわけですね。雇用の内容も、後でいろいろと議論しますけれども、不安定になって、そして質的に言うとやはり劣化してきて...全文を見る
○横路委員 それは、もう一度、後ほど議論します。  もう一つ、このIMFの中では不良債権についての指摘がありまして、金融庁による一層正確な不良債権の分類や早期処理、銀行の自助努力による資本増強、適切な場合には公的資金の投入などを通じて銀行部門の再構築を促進すべきだ、こういう意見...全文を見る
○横路委員 不良債権というのは、そもそもどのぐらいあるのか。バブルの時期の貸し過ぎがどのぐらいあるかというのは、何かある計算を見たんですが、個人に対して五十兆円、それから商業用不動産に百十兆円、その他百兆円で、合計二百六十兆円が大体貸し過ぎ、借り過ぎの状態だということなんですが、...全文を見る
○横路委員 例えば、議論の中には、要件が株価や外部格付などに著しい変化が生じている大口の債務者というように限定していますから、ある意味では上場企業のみ対象。むしろ、不良債権というのはどこにたまっているか。ためているところがあるわけですね。○○銀行の関連している○○不動産とかですね...全文を見る
○横路委員 この中で、三十四社が破綻懸念先以下ということで挙げられたわけですが、これはどういう処理をしていくんでしょうか。これから金融機関ときっと話し合いということになるんでしょうが、どのぐらいのスピードでどうするおつもりなのか。いかがでございますか。
○横路委員 昨年の九月に、私的ガイドライン、なかなか立派なものをつくられたわけですが、今まで適用が三社ぐらいですね。どうも、やはり責任をとらされるということとか、全体の合意が必要であるとかいうことがあるようです。特に責任をとらされるというのがやはり嫌で、なかなかこれが活用されてい...全文を見る
○横路委員 不良債権の処理を進めていくためには、業務利益を上げなければいけません。地域の中で合併を促進して少数の体制になったときの心配は、預かる方のお金でなくて、今度は、貸し出しする方のお金の方は金利を上げるとかいうようなことは、競争がなくなるとやはりできるようになるわけです、金...全文を見る
○横路委員 時間がなくなってきましたので、国民生活白書について議論いたしたいと思いますが、これを見ますと、まさに家庭、家族というのは今日の日本の社会や経済の中で存在をし、生きているんだなという感じがいたします。議論をしたいポイントというのは幾つもあるんですが、二点だけ、ちょっと気...全文を見る
○横路委員 高齢者を一律に扱って議論できないということだと思うのですね。  政府税調の方では、例えば年金に対する課税を強化すると。たくさんある人のところはいいわけですが、しかし、今言ったように、三百万以下が六割、二百万以下が四〇%というような中で、これも、そこをよく見て、つまり...全文を見る
○横路委員 それで、高齢者の所得を見ますと、やはり年金のウエートが高いですね。これは別の資料を見ていましたら、平均でも平成十一年度で六一・四%。この国民生活白書の中でも大体六割ぐらい。所得に占める年金のウエートが高いのですね。  ですから、やはり年金の持っている重要性といいます...全文を見る
○横路委員 日本の雇用のところを見ますと、高齢者の人々の労働力率というのは、世界に比べて非常に高いですね。特に今、年金は六十五歳支給開始ということに段階的になっていくわけで、さらにこれは高まっていくのじゃないかというように思いますが、有効求人倍率は大変厳しいということですね。この...全文を見る
○横路委員 この資料の中で、高齢者の人で所得の多い人、例えば二千万以上の金融資産というのは一三%ぐらいおられるのですね。どういう形で金融資産を形成したのかというのは、これはいろいろ見ても余りそういう調査はありません。  ただ一つちょっと見たのは、一九九七年ですが、JPモルガン証...全文を見る
○横路委員 最近のパート労働というのは、昔はパート労働というと何か単純で易しくて、一時的で補完的だというように言われてきましたが、今はそうじゃなくて、基幹的でかなり専門的で恒常的になっているわけですが、やはり大きいのは賃金格差ですね。  時間給でいうと正規社員が、これは一九九九...全文を見る
○横路委員 オランダの場合ですと、週休二日労働、三日労働、四日労働がありまして、パートなんですがみんな正規社員なんですね、週休四日労働も含めて。それは御指摘のとおりだろうと思います。  そこで、だんだん時間がなくなってきましたが、雇用というのは、特に安定した雇用というのは、経済...全文を見る
○横路委員 失業者が三百五十万ぐらいですね。それから内閣府の調査ですと、就職したいんだけれどもあきらめちゃった人が大体四百万人ぐらい、フリーターが二百万ぐらい。学校の卒業を見ていますと、やはり毎年毎年大学生で二万五千から三万ぐらい、短大生でやはり二万前後、高校生も二万八千ですか、...全文を見る
○横路委員 それはもちろん当然のことですが、担当する仕事の分野を誤解を受けないような形でぜひやっていただきたいと思います。  終わります。
05月28日第154回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号
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○横路委員 きょうは、北方領土の返還問題を中心とした対ロシア外交について、主として外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  外交というのは、言うまでもなく外務省だけがやっているわけじゃありません。特に、領土問題のような問題になりますと、いわば国民への啓発、世論の喚起をしていかなき...全文を見る
○横路委員 ここに来て問題が少し混乱しておりますので、少し整理したいというように思うんですけれども、日本側の基本的立場というのは、冷戦時代は四島の即時一括返還だったんですね。これはいろいろな集会やなんかの発言もそういうことで来たわけです。九〇年代になりましてから少しいろいろと表現...全文を見る
○横路委員 これに対するロシア側の立場なわけですけれども、ロシア側は、共同宣言に基づいて二島は返還して平和条約を締結するということで、歯舞、色丹については触れているわけですね。国後、択捉については従来は触れていなかったわけですが、その九三年以降、四島の帰属ということで、一応交渉の...全文を見る
○横路委員 それはもちろん承知して御質問申し上げているわけなんですけれども、問題は、二島についての返還、これはロシア側も、共同宣言を認めてそれをベースにするというわけですから、そこは了承、了解していると見ていいんでしょう。そうすると、あとは二島についての帰属の問題ということになる...全文を見る
○横路委員 今日までの交渉の中で、日本側の主張が比較的よくまとめられているというのは、先ほど大臣が挙げられた二〇〇一年三月の森・プーチン、イルクーツクの会談ですね。これを見ますと、おっしゃるように、一応二島については一定の方向性が出されて、あと残りの二島についてこれから一生懸命協...全文を見る
○横路委員 私は、この森・プーチン会談というのは、ちまたでよく、だれが関与したからどうこうということを言われていますが、内容そのものは非常によくまとまって、整理されているというように思いますよ。  この後、小泉さんとプーチン大統領の会談が二〇〇一年に上海APECのときにあって、...全文を見る
○横路委員 ですから、具体的に、歯舞、色丹については返還の条件を詰めていく話になり、それから国後、択捉については帰属問題について話をすると。やはりこの二つの島、それぞれ事情、状況が違うわけですから、そういう意味では、こういう話し合いが非常に合理的なんですね。  これが、ことしの...全文を見る
○横路委員 やはりそれはそうじゃないんですね。つまり、話をしてきて、歯舞、色丹については返還の条件の話をしようというわけでしょう。それから、国後、択捉については帰属の問題を話をしようというわけでしょう。四島を一つに議論するのではなくてそこを分けようというのは、ある意味では一歩前進...全文を見る
○横路委員 そうすると、具体的に、歯舞、色丹については返還の条件を詰める交渉というのは行っていくということですか。四島一括でまた何か、前は即時一括返還ということのやりとりで終わっていたわけですね。それがだんだん、九三年以降、少しずつ積み重ねてきて、交渉が具体化してきた途端に、それ...全文を見る
○横路委員 だから、すべての問題ということでやってきているんです、ずっと。しかし、九三年以降は、そこのところは二島の返還条件と二島の帰属問題というように整理されてきて、そしてどうするかという議論になっているわけです。ロシア側は、二島の返還については一応認めて、二島についての交渉も...全文を見る
○横路委員 もう時間がありませんので、最後に、ビザなし交流と人道支援問題についてちょっとお尋ねしたいと思うんです。  人道支援問題も、あんな形になって、問題がたくさんありますから、そこはそれでしっかり整理してほしいと思うんです。しかし、これはなくしちゃうのがいいかどうかという問...全文を見る
○横路委員 終わります。
10月30日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○横路委員 私は、初めに石井紘基代議士に対する事件について質問したいと思います。  石井代議士は、さきの通常国会でも、この内閣委員会でも、道路公団の問題について大変熱心に質問されていました。彼は、国民の納めた税金がいかに正しく使われているかということをテーマにして、防衛庁の見積...全文を見る
○横路委員 それは、八十名はどういうところから参加したんでしょうか。私の承知しているところでは、普通、殺人事件ですから捜査一課ですよね。しかし、捜査一課のほかに、公安三課からも最初からこの特別捜査本部に参加しているというように承知していますけれども、そうですか。内容はどういう参加...全文を見る
○横路委員 普通の殺人事件の捜査本部体制というと、まあやはり捜査一課が中心ですから、公安三課が最初から入るというのは異例のことだというように思います。  つまり、事件が起きて、起きた瞬間に、ああ、あいつだなというぐあいに公安三課の中でわかったんじゃないんですか。公安三課が参加し...全文を見る
○横路委員 そこはちょっと納得のできないところなんですね。  この人は、逮捕歴も結構、七、八回ある男で、しかもほとんど暴行傷害ですよね。それから、刃物を持って入ったということで、銃刀法でも有罪判決を受けたこともあるんじゃないんでしょうか。右翼団体にも所属をしていたことがあるとい...全文を見る
○横路委員 こういう経歴のある男で、しかも右翼団体とも関連があるということになると、警察の方は、一応、こういう人の担当者というか、時々声をかけて、どうしているのかということを確認するような仕事というのはしているわけです。  例えば、総理大臣がある町に視察に来るというと、やはり、...全文を見る
○横路委員 警視庁に自首してきたときに、公安三課に連絡をとってほしいということを本人が申し出たという新聞の報道がありますが、事実ですか。
○横路委員 それは、やはりつき合いがあったからでしょう、だれか、公安三課の人間が、この男と。  この男が、一人一組織ばかりじゃなくて、もっと大きい組織とのかかわり合いも、何かそこで運転手をしていたとかなんとかということでかかわりのある別の組織もあるようでして、ですから、普通の人...全文を見る
○横路委員 いや、それは差し控えさせてもらいたいと言われてもですね。  実は、新聞の報道に、この犯人が、もとそういう意味でコンタクトがあった公安関係の警察官に対して電話して、おれはこういうことをやるよという話をした、それで、会って、そんなことやるなと説得した、そうしたら落ちつい...全文を見る
○横路委員 では、その調べをちょっと待ちたいというように思います。警察の方、もう結構でございます。  では、竹中大臣にお尋ねしますが、いよいよきょう、最終的に総合的なデフレ対策を含めて決めるということでございます。大臣もいらいらしているようですが、我々国会の方もいらいらしている...全文を見る
○横路委員 大臣自身のお考えをお伺いしたいわけです。例えば自己資本の質が悪いというような意見についてはどうですか。そのように思いますか。いや、大丈夫だ、問題はないということですか。
○横路委員 例えば、具体的に、査定の厳格化ということのためにいろいろな議論があるわけです。例えば、銀行の自己査定と金融庁の検査との間にギャップがある、その格差はやはり公表して、銀行の経営者にもうちょっとちゃんと責任を自覚させた方がいいという問題もありますし、引き当てに関するディス...全文を見る
○横路委員 今私が挙げた三つの点は、議論の対象にはなっているんですか。ともかく、今お答えできないということでずっと通されていますからね。それでみんなが、いや、そうじゃなくて、これについてと、個々の問題について中身に入って議論がなかなかできない状況にあるわけですよ。  そうじゃな...全文を見る
○横路委員 金融システムの安定化というのは、別に銀行や銀行の頭取を守るための話じゃなくて、預金している人間やお金を借りて実際に活動している中小企業をどうやって守っていくのかという話なんですから、そこをひとつ軸に置いて御議論をいただければと思います。  一つ、長銀の事件、九月十日...全文を見る
○横路委員 そうしますと、やはり要注意債権が問題になるわけですね。この中には、やはり限りなく不良債権に近い要管理債権も入っているわけでして、ここで引き当てが全然違ってくるということになってしまっているわけです。  日本の金融機関の今の問題は何かというと、やはり過少資本の問題だと...全文を見る
○横路委員 その厳格な査定の中に、特にこの要注意債権、その中の要管理債権、これの引き当て率を少し上げるというようなこともお考えですか。
○横路委員 十月十八日の日に、UFJホールディングスとあさひ銀行に対する行政処分ということで業務改善命令を出しましたよね。これはどういうことで出されたんですか。
○横路委員 この健全化計画の中にそういう目標というのは入っていないんですか、中小企業に対してどうするかという。さんざん今まで国会でも議論されてきた。目標は明確に決まっているんじゃないの。
○横路委員 それで、七月の金融庁でつくった経営健全化計画フォローアップを見ますと、UFJは、国内の貸し出しでも三兆五千三百九十八億減っていますよね。それから、中小企業に対しては二兆五千二百四十七億減っているわけですね。プラス五百億の健全化計画目標に対して減っている。これはもう貸し...全文を見る
○横路委員 そうはいっても、ふやしているところだってあるわけですね、実績。需要がない、需要がないというのは、それは銀行がいつも言いわけのように言うことなんですが。確かにデフレ経済で、経済もこういう状況ですから、需要はそんなに多いとは言えないけれども、しかし、需要はないわけじゃない...全文を見る
○横路委員 たしかここの頭取は銀行協会の責任者ですよね。これは、業務改善命令を出して、銀行の方は何と答えているんですか、この今の現状、状況について、例えばUFJとあさひの方は。
○横路委員 今の、中小企業に対する銀行の方の、貸出金利を上げろとか、資産、土地が下がったからどうというような形の貸しはがしは、本当にひどいんですね。それで、こういう現実で、例えばホットラインをつくるとか、そういう銀行に対するもっとしっかりとした指導を行うとかいうようなことが議論さ...全文を見る
○横路委員 それで、不良債権を平成十六年度中に終結させると言っておられますが、その終結というのは、どういう状態をもって終結だと考えておられるんですか。
○横路委員 今、不良債権比率が三月期、主要行で八・四%ですよね。これはやはり減らしていくということだと思うんですね。半分にするというのか、あるいはもっと減らすようにするのか。それはどういう議論をしているんですか。
○横路委員 経済財政諮問会議の民間人の議論の中でも、あるいは竹中さんもこういう言葉を使われたと。経営状態のよい銀行、悪い銀行という言葉。よい銀行は自主的に判断をして自主的にやっていただく。悪い銀行は公的資金を導入して国有化を含めた措置をとっていかなきゃいけない。じゃ、一体、そのよ...全文を見る
○横路委員 不良債権の処理。  一つは、間接償却といいますか、引当金をしっかり積むということですね。そして、積んでもし過少資本になれば、それは資本を注入していくということだと思います。  それから、直接償却というものが進められる過程で、倒産、失業というのは具体化、現実化するわ...全文を見る
○横路委員 最後に、税効果会計ですね、これについてちょっとお尋ねしたいと思うんです。  これはルール変更だという議論がありますが、実際は、実体以上に過大になっているわけですね。だから、実体に合わせるという意味では、ルールの変更じゃなくて、そういう実態の是正措置ではないのか、私な...全文を見る
○横路委員 やることはやるんですか。
○横路委員 小泉総理は、ともかくこの不良債権処理問題を、平成十六年度中ですか、終結させると言っているわけですね。そうすると、きょう、わずかな時間で若干議論した査定の強化などのいろいろな措置というのは、やはりすぐやるべきことはたくさんありますよね。それはいつまでにどうするんだという...全文を見る
○横路委員 官房長官が来られたから、質問を要求していませんが、ちょっとお尋ねしたいと思うんです。  十一月中旬に今年度の税収の実態というのが明らかになると思うんですね。それに対するいろいろな対応策というのをとらざるを得なくなります。そういうことで、今の金融システムとデフレの総合...全文を見る
○横路委員 いずれにしても、この金融システムですね、冒頭申し上げましたように、銀行の頭取だとか銀行のためじゃなくて、それを預金している人とか借りている人のため、ひいては日本の経済のためということでございますので、大分何か銀行からいろいろとやられているようでございますけれども、そう...全文を見る
11月20日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○横路委員 私は、最初に、具体論について、今回の特区において実施できる特例措置の別表一の番号の一二〇六、「NPOによるボランティア輸送において、有償運送を可能化」というこのテーマについてお尋ねをしていきたいというように思います。  この問題は、随分長い間いろいろと我が国の中でも...全文を見る
○横路委員 スペシャル・トランスポート・サービスというのは、福祉型の交通サービスでございまして、公共交通機関があっても利用できない、困難を伴う人々の交通手段としての、ある意味では特別な交通という意味で言われているわけでございますが、ドア・ツー・ドアというのをベースにして、最近はリ...全文を見る
○横路委員 鴻池大臣にちょっとお尋ねしたいんですけれども、今回の場合、主に民間セクターをいかに活性化するかということも非常に大きな一つの目的になっていますが、同時に、NPO、市民セクターをどうやって活性化するかということで、NPOに関する特区も随分いろいろ出てきているんですけれど...全文を見る
○横路委員 この問題は、法律的に言いますと、NPOの移送サービスというのは、利用者からの料金を取るとすれば、ガソリン代もやはり料金のうちに入るという解釈があるようでございますが、やはり本来は免許を受けなければいけないわけですね。  しかし、そうはいっても、やはり現状は現状で、希...全文を見る
○横路委員 これは自治体の方でやっている福祉輸送、八十条許可というのは結構ありまして、私の調べでは百二十五の自治体が既に行っているということなんですが、この委託先は、初めは社会福祉協議会が多かったんですが、最近はNPO法人も委託先になっていますね。
○横路委員 この金沢などの内容を見ますと、委託する内容としては、例えば金沢市が金沢市の社会福祉協議会に委託した場合ですが、車両の管理とか、利用者や運転協力者の募集管理とか、運行管理、事業実施にかかわる事務といった点を市の方が委託したことになっています。その結果、運行車両台数を三台...全文を見る
○横路委員 事故のことを心配されたと思うんですが、初めのうちといいますか、ほとんどは、車は市のものだ、名義が市の所有ということだったわけですが、しかし、なかなか市の方も、車を取得するというのも大変ですから、では民間団体が持っている車両も使っていいじゃないかということになって、最近...全文を見る
○横路委員 事故のことはみんなやはりそれぞれ非常に気を使っておりまして、例えばDPIに参加した全国からの各ボランティアの車両も、車両はすべて対人の無制限、対物も一千万、搭乗も一千万以上の任意保険にみんな入っている。それから、もちろん運転する人もいろいろなトレーニングを受けているわ...全文を見る
○横路委員 その法律化の前に、ではガイドラインをつくろうかということで、そのガイドラインについては検討してきていると思うんですけれども、これはいつめどなんですか、もう大分作業は詰まっているというふうに聞いていますけれども。
○横路委員 そうすると、新しい法律をつくるんじゃなくて道路運送法の中で検討するということなんですが、そこで、ちょっと特区についてお伺いしますが、今回のこのNPOによるボランティア輸送において有償運送可能かということでやられようとしているこの特区は、何を目的とされているものですか。
○横路委員 この特区構想について、業界団体の方から国土交通省に何か申し入れがあるようですが、どんな意見が来ているんですか。
○横路委員 大臣、副大臣、この特区構想についてタクシーの業界から反対の意見が出ているんです。一つは、四条でちゃんと運送事業としてやれと。そうすると、要件が厳しくなりますよね。それからもう一つは、八十条で、これは従来、地方自治体に認めて、地方自治体は社協やあるいはNPO法人にも委託...全文を見る
○横路委員 いや、それにしても、今までやっている実績と比べてどこが新しいんですか。どこが前に進むんですか。
○横路委員 ただしかし、これをやる事業の要件としては、地方公共団体が一定以上責任を有する体制になっていることなどの条件を満たすことと書いていて、これは従来と何も変わりないんじゃないですか。
○横路委員 ガイドラインをつくるということで検討されているということですが、これはいつ、来年度ぐらいを目標に、めどにしてやっておられるんですか。
○横路委員 これは法的な枠組みになるんですか。さっきのお話だと、八十条の解釈、公共の福祉云々というところで今までやってきたわけでしょう。何かさらにそれを、どういう枠組みをつくろうとするんですか。それは法律じゃなくてつくるんですか、法律でつくるんですか。
○横路委員 そうすると、四条を適用するおつもりなんですか。四条を適用されたら、もう全然、物すごい後退ですよ。
○横路委員 いや、つまり、業界団体から四条を適用しろと言われているわけでしょう。新しい枠組みをつくるといって、先ほどは何か道路運送法の八十条の解釈のところでやるというようなお話のようにちょっと承っていましたが、また今道路運送法四条の話が出てきますから、四条が出てきたら、これはもう...全文を見る
○横路委員 東京ハンディキャブ連絡会というところでガイドラインについての提案をしているんです。また、この提案をベースにして彼らの中でも議論しているところです。  例えば、非営利団体であるということですね。それから、対象、利用者というのはやはり限定されなきゃいけませんから、障害者...全文を見る
○横路委員 もちろん、事業者の方のサービス提供、その供給力が高まるということは、これは大変大事なことなんですね。最近少しずつ介護タクシーなどを資格を持ってやるところが出てきて、そんな意味では、それぐらい需要はこれからむしろどんどん拡大していく分野でございまして、これはすみ分けはで...全文を見る
○横路委員 STSの方とタクシー事業者との連携、選択肢が広がるという点が、一つ利用者サイドからいうと、時間と、あるいはなかなか車が見つからない、しかしこういう仕事があるといっていらいらするようなことがやはり軽減されたということ。それから、利用者というのは、ドライバーを固定する、つ...全文を見る
○横路委員 いや、実際に総合規制改革会議、七月二十三日にその構想例というのを示しているんです、七月の段階で、こういうケースがありますよと。  地域経済の発展ということがかなりこの特区の大きな要素になっていますよね。今、では、日本の経済の中でどういうところにニーズがあって、どうい...全文を見る
○横路委員 あと、地方の主体性、自主性といいますか、先ほど議論したように、やはり関係各省との関係もいろいろございます。  一つは、この認定について、内閣総理大臣が認定するわけですが、関係行政機関の長の同意を得なければいけないとなっています。だから不同意ということもあるわけですよ...全文を見る
○横路委員 時間が来たので、終わります。