横路孝弘

よこみちたかひろ



当選回数回

横路孝弘の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○横路分科員 障害児のデイサービス事業が、今回支援費制度の中に組み込まれたわけでございます。私は、支援費制度そのものは、従来の措置制度に比べるとよりよいシステムだというように思っておりますが、この事業が果たして支援費制度になじむものかどうか、若干問題がございますので、その点をきょ...全文を見る
○横路分科員 親が自分の子の障害に気がついて、そして悩んで、あるいはそのことをどうしても認めたくない、拒否したり混乱したりしていくわけですね。そうした中で、親が自分の子の障害を本当に受けとめて、受け入れるまでには時間が非常にかかります。例えばダウン症などの場合ですと、割と早く、生...全文を見る
○横路分科員 障害というのは、早期であればあるほど、それが単なる個人差なのかあるいは障害なのかという判定もなかなか難しいわけですし、親の方の心の準備もできていないということですから、子供の成長に従って精密な判断、診断を行って、経過を見ながら必要に応じて療育ができるというような体制...全文を見る
○横路分科員 早期発見、早期療育の中で大事なことは、今大臣言われましたように、一つは、医療とか保健とか教育だとかいろいろな機能があります。そういう機能を総合的にネットワークをどうするかということも必要ですし、今局長から答弁いただいたように、地域の中でやはり身近なところにあるという...全文を見る
○横路分科員 だから、これは結局、申請すると、障害があるかどうかという判断するわけでしょう。私が言っているのは、今までの事業の中では、障害があるかどうか不安な人たちたくさんいるわけですよ。そういう人を、だれでもいらっしゃいといって、お母さんと一緒に通ってもらって、母親に対するエネ...全文を見る
○横路分科員 どうぞよろしくお願いしたいと思います。  今まで地域で、それぞれ工夫していろいろなことをやっているんです、このデイサービス事業も。ですから、そこでやってきたことは地域の工夫として、制度は変わったけれどもそれは認めるよという方向性をはっきりさせていただくこと。  ...全文を見る
○横路分科員 最後に、障害者プランなんですが、このプランのいろいろな目標と達成度というのを見ていますと、この児童のデイサービスのところはどんなぐあいになっているでしょうか。どうも余り成績はよくないようなんですが、その理由はどういうことなのか、障害者プランに関連して、最後にお答えい...全文を見る
○横路分科員 千カ所というと、例えば北海道でいう、ちょうどこの母子通園センターの六十七カ所ぐらいに該当するんです、全国で千カ所というと。普及しないのは、バックアップの仕組みがちょっと弱いということですね、補助の制度を含めて。  いろいろな障害を持った子供さんというのは、残念なが...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○横路委員 この法律は、今までの食品安全に関する法律の体系、つまり、事業者を規制することによって消費者はその反面利益を得るんだという、消費者は守られるんだという体系だったと思うんですね。特に、食品衛生法は、目的とするところが公衆衛生の向上及び増進、飲食に起因する衛生上の危害の発生...全文を見る
○横路委員 私も大分答弁で苦労してまいりました。それはさておき、国とか地方公共団体やあるいは事業者というものは、この四つの権利に対応する形でやはりこたえていかなければいけない、対応していかなければいけないということがあると思うんですね。この法律は、初めて消費者という言葉が出てきた...全文を見る
○横路委員 もちろん、消費者も、自分の食品を適切に貯蔵するとか調理するとかいうようなことというのは、そういう意味での責任は持っていると思います。しかし、あくまでも食品ということからいうと、消費する側なんですね、供給する側ではないわけです。ですから、供給する側と受け手の方の消費者を...全文を見る
○横路委員 石毛委員との議論の中で、消費者というのは権利と言ってもいいのかもしれない、消費者のいろいろな申し出に対して行政は当然誠実にこたえていかなければいけないということはこの法律の中にきちっと組み込まれていると思いますという答弁をされています。個々の具体的な権利は、さらにこれ...全文を見る
○横路委員 この基本法は訓示規定ですか、この中身は。訓示規定なんですか、これは。これはちょっと問題だと思います。
○横路委員 それは必ずしも多くはないかもしれませんが、しかし、ないわけではありませんから。  ちょっと視点を変えまして、質問させていただきたいと思います。  やはり、この中での議論では、消費者の権利ということで幾つかの点が議論になりましたが、例えば中国の冷凍ホウレンソウのクロ...全文を見る
○横路委員 これからどんな分野でも、公的なセクターと民間セクター、特に市民セクター、この三つのセクターがどういう役割を分担していくのかということは、大変大事なことだというように思います。  さて、どういう食品が危険があるのか、それを、食品安全委員会に評価を付託する、そのリクエス...全文を見る
○横路委員 特に消費者活動をしている人が心配している点は、これはどうも従来の役所、例えば農林水産省とか厚生労働省とか、申し出があったときにだけやるということに限定されてしまうんじゃないかという心配をされておる方が大変多いわけであります。  それで、消費者の役割とかあるいは十三条...全文を見る
○横路委員 この十七条は、具体的には、どういうことをこれから規定してやっていこうとされているんですか。
○横路委員 例えば、ある消費者グループが、例えば中国の冷凍野菜のような問題、あれは公表してやったわけですけれども、何か問題があるということで、これを実際はどこに持っていくと受けてくれるんですか、そういう話は。安全委員会の中には、それをちゃんと受けるセクションというのはつくっていた...全文を見る
○横路委員 もちろんリスクコミュニケーションも非常に重要なわけですが、リスク評価するに当たって、この法律からいいますと、各担当大臣からの申し出、あと安全委員会の判断になっているわけですね。それに対して、その点について消費者の方から何か申し出をする。いろいろな情報があるでしょうけれ...全文を見る
○横路委員 やはり、たくさんいろいろと、消費者の方から、これは問題じゃないかというような話が波のように押し寄せてくることを心配されているという御発言だったかというように思うんですが、もちろん、いろいろな話が来ると思いますよ。その中でも、先ほど申し上げたように、やはり重要な情報につ...全文を見る
○横路委員 ぜひそういう体制をしっかりつくっていただきたいというように思います。  それから、一つ、九条と十三条ですが、「意見を表明するように努める」、あるいはその「意見を述べる機会の付与」ということが書かれているわけですが、これは具体的に、例えば公聴会をするとか、あるいは食品...全文を見る
○横路委員 しっかりした体制をつくっていただきたいと思います。  次に、食品安全委員会の委員の話なんですが、これもいろいろと議論されてきました。大臣は、これは山内議員の質問に答えて、この安全委員会の所掌事務というのは、主として食品の人の健康へ及ぼす悪い影響、リスク、これを科学的...全文を見る
○横路委員 私も、そのリスク評価とリスク管理とを分けたというのは、従来から見ると、チェック機能が、いろいろな政治的事情によって問題が対応されるということよりは、ちゃんと科学的に対応するということでは、システムとしてはこれでいいと思うんですよ。  ただ、問題は、消費者というのが、...全文を見る
○横路委員 それでは次に、ちょっと具体的な問題に入っていきたいというように思います。  一つは、先ほども議論されておりましたけれども、この法律案の中で、第五条ですか、「国民の健康への悪影響の未然防止」ということの中で、「食品の安全性の確保に関する国際的動向及び国民の意見」という...全文を見る
○横路委員 そのSPS協定、今お話があったように、日本としての特別の事情がなければいわばWTOの方の基準に合わせていくということで、これは、厳しくしたものもある反面、合わせたものもあるわけでしょう、今までの基準を緩めて。どうですか。
○横路委員 大臣にお尋ねしたいと思うんですが、輸出国はやはり輸出国の論理で来るわけですね。食文化とか食習慣というのは違うわけですから、問題は、国民にとって、国民の健康にとってそれが本当にどうなのかという、やはり安全ということが一番大事なわけでして、リスク評価は、そういう国際的な基...全文を見る
○横路委員 残留農薬の問題と同じように、添加物でもやはり同じような状況がございまして、添加物でちょっとお尋ねしたいと思いますが、例のミスタードーナツの輸入肉まん事件でありますとか、協和香料化学の発がん性のアセトアルデヒドが使われた事件などが発生をしたわけです、これは去年出たんです...全文を見る
○横路委員 こういう国際的なボーダーレスな状態になってきて、グローバルスタンダードという名のもとに、どうも、国内で余り使われていないものについて積極的に認めて、こちらが求めて、何が必要ですかといって認めてやられた。どうもそのバックにはこの二つの添加物に関する事件があったのではない...全文を見る
○横路委員 あともう一つ、国際基準との関連で、これはむしろ国際基準の方が厳しいというケースで、先ほどちょっとお話がありましたが、カドミウムの基準の話でございます。  今、食品衛生法では、一ppm以上のカドミウムが含まれる米の販売を禁止しているわけですね。食糧庁の方の基準で、〇・...全文を見る
○横路委員 問題はそれこそ利害調整じゃありませんので、しっかり対応していただきたいというふうに思います。  時間もなくなってまいりましたので、表示について、二点ほどまとめて御質問しますので、お答えいただきたいと思います。  一つは、遺伝子組み換えの表示であります。EUの場合は...全文を見る
○横路委員 今回、残留農薬とか添加物とか、あとダイオキシンも最近調査していますが、例えば東京湾とか瀬戸内とか大阪湾とか、ああいう中でとれる魚のダイオキシンの量というのは相当な量でして、これをこのまま例えば妊産婦の人たちが食べていいのだろうかと思うようなものがやはり検出されています...全文を見る
○横路委員 頑張ってください。終わります。
04月22日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第8号
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○横路委員 防衛庁は、昨年、国民のいわば個人情報に関する問題を起こしまして、いわば違法収集ということをめぐってあれほど議論がされたわけであります。ですから、個人情報に関して何をやってはいけないのかということは明確に認識されたはずなんですけれども、その後どうも内部チェックをしたのか...全文を見る
○横路委員 地方連絡部と県とが二〇〇〇年の十一月に作成をした「自衛官募集事務の手引」ということで、その内容なわけですが、これは名前、住所、生年月日、性別のほかにどんな情報を収集したんですか。
○横路委員 石川県と地連とのような募集マニュアル、今のお話ですと、あるところもあるし、ないところもあるということですけれども、そのあるものについて国会に提出していただけますか。提出すべきだと思いますが。
○横路委員 今御答弁がありましたように、その募集マニュアルの中に、いわば募集というのは雇用ということですね、雇用に関して、例えば世帯主の情報であるとか健康状態であるとか、あるいは石川県とのケースですと、技術免許だとか、特に問題なのは健康状態とか世帯主の情報といったような情報が提供...全文を見る
○横路委員 委員長、これ、委員会としても、提出するようにひとつ理事会で協議して、要求していただきたいと思いますが。
○横路委員 自治体から獲得したリストというのは今回の法案に定めた個人情報ファイルに当たるのかどうか、そのリストは総務大臣に対する通知義務の対象となるのかどうか、この点はどうですか。
○横路委員 その個人情報、今四つだけ挙げられたわけですけれども、それ以外の情報も含んであるわけですね。そうすると、やはりそれは、プライバシーの保護ということからいうと大きな問題があるわけでして、これは防衛庁限りでもって自由に何でもできるということじゃないわけですから、ちゃんと総務...全文を見る
○横路委員 いやいや、今審議している法律案ではどうなるんですかと聞いているんです。
○横路委員 しかし、これはまだ採用されているわけじゃなくて、その対象者、つまり満十八歳以上の対象者ということでしょう。それも同じような扱いになるんですか。それはおかしいんじゃないですか。いずれにしても、これはこれからさらに内容をしっかりと調査していただいて、その結果に基づいて、今...全文を見る
○横路委員 これは、本人が知らないうちにリストに挙げられるわけですね。そして、住民基本台帳に記載されている以上の情報もそこで集められるということでございますので、それに対して何の権利もないというのは、まさにこの法案そのものの問題点だろうというように思います。  総務省の方にもち...全文を見る
○横路委員 結局、次のこととも関連してくるわけですけれども、今回の法案の中で、例えば個人情報の利用の中止というのを求める請求の対象になるのかどうかとか、こんな点はどうですか。
○横路委員 いや、例えば採用試験をやるということで、採用してもらいたいということで申し出するケースとは違って、これは勝手にですよ、勝手に防衛庁の方が、十八歳以上の者、だれがいるのかということで、条件を付してリストをつくったというわけですからね。どうも今までおっしゃっている点とは違...全文を見る
○横路委員 いや、委員長、これはやはり集中して議論をして内容を明らかにする必要があると思いますが、委員長、いかがお考えですか。
○横路委員 防衛庁の方、結構でございます。  それでは、個人情報保護法案について質問をしてまいりたいというように思います。  今回の個人情報保護法、一体、個人情報を何から守ろうとしているのかということで、保護法益は何かという議論がありました。いろいろ議論しておりまして、結局、...全文を見る
○横路委員 この保護されるべき個人情報というのは、実は非常に幅広いわけですね。  例えば個人のプロフィールの情報というのは、氏名とか生年月日、住所、電話番号、あと趣味とか学歴とか、出身地だとか、病歴だとか、家族構成だとかありますね。それから、生物学的な特徴といいますか身体的な特...全文を見る
○横路委員 それで、その問題は、そういう知られたくないという一人一人の思いが、では、今の社会の中でしっかりと実現しているのかどうかということ、この法律案がそれを実現することになるのかどうかということで、ちょっと具体的に名簿の売買の問題について御質問をさせていただきたいと思います。...全文を見る
○横路委員 消費者の人たちが非常に不安に感じていることというのは、どこからか商品やサービス購入の電話がかかってくるとか、ダイレクトメールを送ってくるとか、あるいはセールスに来た人が自分の情報を物すごく詳しく知っているとかいうような不安というのがあるわけですね。ですから、一体、ずう...全文を見る
○横路委員 こういういわば非常にセンシティブな情報、教会の会員であるかどうかというのは、個人の思想、宗教、信条に関するデータですね。あるいは、講演会にだれが出席しているのか、瀬戸内さんの講演会に出た名簿というのはどうやって手に入れられたのかわかりませんが、四千名を超える名簿だとい...全文を見る
○横路委員 今回の法律案の制定を一番楽しみにして待っているのは名簿業者なんですね。要するに、これでもって適法業として認められる。しかも、ほとんど規制の枠ははまらないで自由にできる。  例えば、今話した、現にインターネットのホームページでこういうふうに売りますよと言っているわけで...全文を見る
○横路委員 この情報を見ていますと、例えば「豊島区一人暮らしの老人」という名簿があるんですよ。こういうものというのは本当に犯罪にも使われかねないですよね。内容を一つ一つ言いませんけれども、あるいは結婚を希望している人とか、どこどこ大学のOBの独身者の名簿とか、そんなものまで出て売...全文を見る
○横路委員 こういう多重債務者の情報を手に入れてどうするかというと、いわゆるやみの金融の人たちがそこにまたお金を貸す電話をするわけです。返済期日なんかを見て、その直前に集中して電話をするとか、あるいはサラ金に行って断られた名簿なんというのもありまして、そういうのを今度やみ金が手に...全文を見る
○横路委員 大臣、例えばここの中でもセンシティブな情報というのはたくさん入っているわけですよ。ですから、こういう情報の収集をやはり禁止するということをこの法律の中でしっかり規定しないとこういうものが起きてくるというように思います。  私は、まずやはりこういう情報の、これははっき...全文を見る
○横路委員 ただ、この法律でこういう名簿業者の人を取り締まれないでしょう、このいろいろなセンシティブな情報を集めて売買しているような人たち。この法律では規制対象にならないんじゃないですか。
○横路委員 結局、記載された本人に無断で名簿を提供する行為なわけですね。ここで、いわば利用目的の本人通知または公表と、本人の同意かですね。  問題はこの通知と公表ということなんですが、公表というのは、例えばホームページで公表することもいいという御答弁のようですが、どういうぐあい...全文を見る
○横路委員 私、藤井さんの前の十五日の議会の御答弁もよくわからないんです。本人への通知にかわる意味合いを持つわけでしょう、公表というのは。先ほど言いましたように、我々、全く知らないうちに名簿が売買されていって、どういうぐあいに流れていって、どこにあるのかわからないわけですね。 ...全文を見る
○横路委員 前の藤井さんの御答弁は、まず、直接個人情報を取得する場合、その場合は本人が提供者ということになるわけですから、そのときに本人が同意するかしないかということはあると思うんですが、それ以後、この情報が流れていった場合ですね。通知、公表という趣旨は、やはりそれ以後の本人関与...全文を見る
○横路委員 しかし、公表したからということでちゃんと責任を果たしましたよということになるんじゃないですか。
○横路委員 ですから、問題なのは、本人の同意なくして第三者に対して、しかも目的外で使用するという場合ですよね。それが売買という形をとって流通して流れているわけですよ。これは非常に高い対価ですよ。一万件ぐらいとると五十万ぐらい払わなきゃいけないようなことになっています。しかし、それ...全文を見る
○横路委員 では例えば、あとこういう事実、これはほかにもありますよ。ほかのも幾つかホームページに何社か載っていまして、それからあるいは、ホームページには載せていないけれどもいろいろ売買しているかなり大きなところもありまして、そこも実は公表されているデータ以外のデータも随分持ってい...全文を見る
○横路委員 多重債務者でいいますと、多重債務者でしょう、多重債務者でなおかつ金融の申し込みをしている人でしょう、それから金融を紹介する紹介屋とか、本当にいろいろな名簿がたくさんありまして、これはもう何かいろいろな問題、法律に反するさまざまな問題がこの名簿から生まれてくるということ...全文を見る
○横路委員 やはりこの名簿問題というのは私は本当に深刻に受けとめるべきではないかなというように思いますが、あらゆる名簿というのは全部、公開された名簿になるのかどうか。  例えば、親睦を目的として作成、配布されたような名簿類でありますとか、あるいは同窓会名簿のようなものも、この名...全文を見る
○横路委員 ただ、今の、ダイレクトメールが送られてきますね。それに対しては、もう結構ですよと言って削除してもらう。問題は、そのダイレクトメールの業者が持っている名簿をどこから入手したんですかと。やはりこれの権利が消費者になければ、もともと、そういうものをすっかりなくすということに...全文を見る
○横路委員 いや、だからそこは、やはり入手経路をはっきりさせなかったら、本当にその消費者の個人情報を守るということには結局ならないというように思いますよ。だからそこを、大臣、やはりちょっとはっきりさせて、しかも、皆さん方は、何か業界に呼ばれて出ていくたびに、いや、入手経路は言わな...全文を見る
○横路委員 終わります。
05月13日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号
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○横路委員 今議題になっております武力攻撃事態法、この事態法の大きな特徴は何かといいますと、一つはやはり何といっても総理大臣に大変強い権限を与えたということだと私は思っております。地方公共団体や指定公共機関を含めまして、総理大臣が総合調整をし、指示をし、さらにその上に実施させる権...全文を見る
○横路委員 そうすると、医療関係とか土木建設関係でも、今後指定される可能性はあるというように理解してよろしゅうございますか。
○横路委員 NHK並びに民間放送事業者についてお尋ねをしたいと思うんですけれども、指定公共機関に指定されるということは、これらの企業が、あるいは日本放送協会が、総理大臣の指示や実施権の対象になるということなわけであります。  まず、なぜ必要なのかということをお尋ねしたいと思いま...全文を見る
○横路委員 NHKも、例えば災害対策基本法において指定公共団体として指定されていますけれども、それはあくまでもNHKの判断で、しかし、きちんと放送されているわけですね。ですから、民間放送事業者についても何の心配もないと私は思います。そのことをちゃんとやりますよとみずから言っている...全文を見る
○横路委員 そうすると、速報してほしいというのは、それはそれでわかりますよ、しかし、こういうのは放送してほしくないというのも指示の内容になってくるんですか、それはならないんですか。
○横路委員 そうすると、何らかの放送が予定されている、それはやめてほしいということは指示の内容には入ってこないというふうに理解してよろしゅうございますか。
○横路委員 ちょっとよくわからないんですが、では、例えば総理大臣の記者会見をそのまま全部放送してほしいというようなことは指示する可能性というのはあるんですか。
○横路委員 対策本部長としての会見をやられるかどうか、あるいは対策本部としてどなたか会見するという場合に、その内容を全部報道してほしいと指示することは、実は編集権にかかわることになるわけですよね。ですから、そこはまさに報道の自由ということとかかわってくる問題なわけなんです。  ...全文を見る
○横路委員 報道は、他のいかなる圧力にも屈しないで、いわばみずからの判断で取材をして、そして分析をして、編集をして、報道するというのが報道の自由のベースになっているわけですね。ですから、ここのどこかに関与するようなことがあれば、それはやはり報道に対する関与ということになるわけで、...全文を見る
○横路委員 私ども今議論しているのは、軍事国家や独裁国家じゃなくて、民主主義国家における緊急事態にどう対応するかという話なわけですね。私は、この規定にちょっと心配を感ずるわけです。  一つは、マスメディア、民間放送事業者が総理大臣の指示と実施権の中に入るということ。それから、そ...全文を見る
○横路委員 できない規定をなぜ残すのかということが問題なんですが、放送事業者だけじゃなくて、ほかにもいろいろな問題が出てまいります。  そこで、今までのこの委員会の議論の中で、もう一つ私が気になっていますのは、昨年の七月三日の議論で、本当に必要な場合においては、報道協定などにつ...全文を見る
○横路委員 ですから、それは総理大臣の指示権として、ちょっと報道協定を結んでほしいというように、この権限として行われるわけですね。
○横路委員 では、それをやる権限、根拠というのはどういうことになりますか。  しかし、これは対策本部があって、対策本部長がおられて、そしていろいろな状況を見て、これは報道機関、ともかくこれは報道をやめてほしいという話でしょう、報道協定というのは。今までよく誘拐犯なんかのときに、...全文を見る
○横路委員 民間の放送事業者について、やはり指定公共機関とすることに伴う問題点というのは、これは相当たくさんあるということで、今のお答えを聞いても、心配は膨らむばかりであります。  もう一つ、日本赤十字についてお尋ねをしたいと思うんですけれども、日赤は、戦前は、日本赤十字社令で...全文を見る
○横路委員 ですから、その原則からいうと、総理大臣が指示をしたり、あるいは拒否をしたとき実施させるという権限行使はしないということですよね、今の御答弁は。それでよろしいんですか。
○横路委員 それならば、この法律からそこを削除すべきだと思いますよ。法律の指定公共機関の、この二条の五号のところで日赤を挙げているわけですから。そして、ずっと法律の流れからいうと、総理大臣の指示権、実施権に服するということになるわけですから。これは削除したらいかがですか。
○横路委員 しかし、やはりおかしいんです。わざわざ法律の中に名前を挙げているわけですからね。  問題は、この指定公共機関について、全体としてともかく枠組みだけ認めてくれ、中身はこれからこの法律が通った後でやりますよというところに、実は民放関係の人たちの心配もみんな含めてあるわけ...全文を見る
○横路委員 ですから、指示して断った場合にどうやって実施させるんですかと聞いているんです。
○横路委員 ですから、その指定公共機関に対する実施権というのは、実際これはなかなか、何らかの強制力でもない限りできませんから、そして、官房長官御存じのように、ワイマール憲法下では、憲法の中で、大統領が地方自治体が言うことを聞かなかったときに武装した兵力で実施させるという規定があっ...全文を見る
○横路委員 ですから、そういう規定を残しておくことが問題だと思うんですよ。  先ほど官房長官、いろいろとお答えされました。やはり、民主主義国家におけるこういう事態の中で、私は、この規定の持っているちょっと心配は、物すごい強権的な総理大臣が出てきたか、あるいは物すごい弱い総理大臣...全文を見る
○横路委員 時間が来ましたので、これで終わりますけれども、実は、指定公共機関に対する協力は、例えば戦闘地域に対して武器などを輸送するというようなこと、あるいは今回、警戒区域とか立ち入り制限区域という概念が出てきましたよね、そういうところとの関連がどうなるかとか、ちょっとまだ議論さ...全文を見る
05月14日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○横路委員 最初に大臣に、きょうは不登校児童の教育を行うNPO法人による学校の設置を認められたこの法案について主としてお尋ねしたいと思うんです。  いろいろ何かこれを認めるに当たっては大変大臣も苦労されたようですけれども、しかし、今不登校児がふえて、それに対して親の人たちを中心...全文を見る
○横路委員 文部科学省にちょっとお尋ねしますが、フリースクールなどの民間のさまざまな教育施設について、実態調査というのは必ずしも十分に行われていないようですけれども、NPO法人としての資格を持っているフリースクールなど、不登校児の教育を行う民間施設というのはどのぐらいあるんでしょ...全文を見る
○横路委員 一定の実績を持つものを認めるということなんですが、ちょっとこの法律案についてお尋ねしたいと思います。  これは十三条の二項ですか、ここで、不登校児を対象として、その特区に所在する学校の設置者による教育によっては満たされない特別の需要に応ずるための教育を行うものとして...全文を見る
○横路委員 この法律で言うこれらに要する資金並びに学校の経営に必要な財産というのは、どういう中身なんですか、この法律二項の一号の要件について。前段はお話ありましたが、あとの資金と必要な財産というのは、これはどういう内容になっているんでしょうか。
○横路委員 この法律案でNPO法人の学校設立が認められるということはみんな非常に喜んでいるんですが、この要件ですね。  この要件でいきますと、今それでなくても不登校児を扱っているフリースクール、NPO法人のとっているもの、とっていないものもありますが、いずれもやはりお金の面で大...全文を見る
○横路委員 この文部省令で定める基準というのは、今既にある基準のことを言っておるわけでしょう。これから新しくつくられるんですか。  何か、今回、こういう新しい法律案をつくったという意味でいうと、いろいろな基本方針をこれからつくられていくんだというように承っております。そういう中...全文を見る
○横路委員 これは、進めたいということなんですが、文部科学省の方も、それを受けて、今までの考えは考えであるわけですが、しかし、今、不登校児の実態というのは、後で議論しますが、本当に深刻な状況で、その中でフリースクールというのは一生懸命頑張ってきたわけですね、民間の施設。せっかく、...全文を見る
○横路委員 お答えを聞いていると、どうもこれは本当に実現するのかどうかという心配がございます。  そこで、基本のところの、今回の特区のポイントを幾つか見てみますと、一つは、やはり都道府県のほか市町村にも学校設置の権限を認めたということだと思うんですね。私学審議会というのがありま...全文を見る
○横路委員 これは、文部省としては何らかのバックアップをするというお考えはないんですか。
○横路委員 NPO法人への支援というのも、こういう形で、ある意味で言うと表から政府は認めたわけですから、ぜひ今後検討していただきたいというように思います。  NPOといいますか、不登校の民間に通っている人たちから、前からこういう要望がございまして、小中学生の場合は、フリースクー...全文を見る
○横路委員 ぜひそのように実現するように御努力いただきたいというように思います。  あと、教育特区のところ、一つは、不登校児、不登校等ということで、特に定義をしていないわけで、これはかなり幅広く、オールターナティブな教育団体にも機会が与えられたものというように受けとめております...全文を見る
○横路委員 それで、不登校の現状についてお尋ねしていきたいと思いますが、登校拒否というのが顕著になって、教育界のみならず社会的な問題になりましてから、そのようにクローズアップされてから、もう本当に十年、二十年とたっているわけであります。その原因は何かということで、それは、社会的あ...全文を見る
○横路委員 不登校になったきっかけは何かという、これは皆さん方の調査を見てみますと、中学校の場合は、割と学校生活に起因する要素が多いんですね。小学生の場合は、家庭生活に起因する要素が多いんです。  この推移を見てみまして、これは文部省の調査だと思います、協議会で議論したときに添...全文を見る
○横路委員 その調査の結果、例えば、本人にかかわる問題というのは、極度の不安や緊張、無気力などで、特にきっかけとなることが見当たらないということなんですが、その極度の不安や緊張というのは、授業がわからないとか、あるいは学校に行ったらいじめに遭うとかいうような要素があるわけですね。...全文を見る
○横路委員 もちろん、これは複合的な要素、要因があるわけなんですが、しかし、最初のきっかけのところをうまくバックアップして解決できる仕組みがあれば不登校にならないで済む。不登校になってしまった場合に継続していく、そこをまた、それは不登校になった理由によるわけですね。ですから、かな...全文を見る
○横路委員 今おっしゃるように、やはり魅力ある学校づくりをするということですね。きめ細かい教科の指導も必要ですし、子供たちが安全で安心のできる学校の環境整備をするとか、開かれた学校を目指して頑張っていただきたいと思うんですが、しかし現実はなかなかそうなっていなくて、毎年毎年不登校...全文を見る
○横路委員 「今後の不登校への対応の在り方について」ということで、本年新しい方針が出されましたが、十年前の協力者会議の報告ということは、先ほどお答えにありましたように、登校拒否というのはだれにでも起こり得るものと考えて、学校復帰が前提ではあるけれども、より緩やかな形で民間施設も視...全文を見る
○横路委員 せっかくこういう形で教育特区がスタートするわけでございまして、ひとつ大きな成果を上げますように、文部科学省としても御努力いただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。