横路孝弘

よこみちたかひろ



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横路孝弘の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○横路委員 イラクへの自衛隊の派遣の承認を求める議論がいよいよ始まるわけですが、大変重要な問題でありますので、十分この委員会でも時間をとって、尽くした議論を、審議をしなければいけない、このように思っております。  ただいまの本会議で小泉首相は、二十七日の本会議でイラクのサマワ市...全文を見る
○横路委員 いや、そのサマワ市評議会の方を含めて、日本政府はそれを確認されたんですかという質問です。
○横路委員 つまり、日本政府としては確認をしないで、CPAとオランダからの情報に基づいて先ほど総理大臣は答弁を撤回されたということですね。  つまり、今回、この問題、まず派遣ありきが先にあって、それにあわせて、先遣隊の方も駆け足で、本当に確認すべきところをやっぱり確認していない...全文を見る
○横路委員 私は、日本政府がサマワ市の評議会そのものに確認をしたんですかということを御質問申し上げたわけですが、そこはどうも確認していないようでございます。  それで、官房長官、今回のようなことになった情報の処理や伝達、管理、こういうことについて官房長官はどのように考えています...全文を見る
○横路委員 実は、今回の撤回で、私は、補正予算の審議、これもやっぱりやり直しをしなければいけないんじゃないかというように思いますよ。  市の評議会が機能していないということになりますと、補正予算に計上している千百八十八億のうちのイラクへの直接支援等五百五十九億、これをどのように...全文を見る
○横路委員 これらの問題は、この後、達増議員や首藤議員の方でもってさらに詰めて議論をしていくことになっていますので、しっかり答えていただきたい、このように思います。  いずれにしても、初めに派遣ありきで、どうも駆け足でどんどんどんどん進めているという嫌いがいたします。  そこ...全文を見る
○横路委員 自衛隊を迎えた現地の事情がどうなのかとか、それから自衛隊派遣の要件に一体合致しているのかどうかとか、やはりこれから、非常に重要な要素というのはたくさんあるわけですよ。これを細かく拡大して解釈していけば、幾らでも報道に対するコントロールになるわけで、しかも、記者証を発行...全文を見る
○横路委員 私は、今回の、サマワ市評議会、存続しているかどうかということですね、これはマスコミの人の報道がなければわからんかった。情報は、外務省、防衛庁知っているけれども、それでもって答弁通されたかもしれないわけですね。我々、何もわからんかったかもしれない。  ですから、報道の...全文を見る
○横路委員 一九八七年のイラン・イラク戦争のときに、当時アメリカはイラクを支持していたわけですけれども、ペルシャ湾に機雷が敷設されて、それで障害が出てきたということで、掃海艇を出してもらいたいという話が出てきて、当時、中曽根さんが総理大臣で後藤田さんが官房長官でございますけれども...全文を見る
○横路委員 そこで、ちょっと今話が出ましたからお伺いするんですけれども、戦闘地域であるかどうかというので、予算委員会でも議論されていましたよね。防衛庁長官の答弁を見ていると、相手方がどうなのかということだけが議論の焦点になっているんですね。  例えば、今戦争があって、そしてアメ...全文を見る
○横路委員 国際法というか戦時国際法の中で、戦闘地域という定義はないんですよね。交戦関係のある地域は、戦地というのがあります、リージョン・オブ・ウオー。それから作戦地域というのがあります、ゾーン・オブ・オペレーションズ・オブ・ウオー。それから戦場というのがあります、シアター・オブ...全文を見る
○横路委員 フセインが逮捕されてからも、まだ自爆テロだとか、あるいはさまざまな襲撃、攻撃が行われているという状態にありますので、私は、まだまだイラクの状況というのは実質的には戦争継続の状態にある、このように思います。  もう一つ、さっきの後藤田さんの話なんですけれども、もう一点...全文を見る
○横路委員 終わります。
03月11日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○横路委員 やがて、アメリカ、イギリス軍がイラクを攻撃して一年たつわけであります。ちょうど今ごろは、国連の安保理事会において、査察を継続するかどうかといったようなことを中心に激しい議論が行われていたときだったと思うんです。  しかし、残念なことに、米英軍は国連安保理事会の正式な...全文を見る
○横路委員 六八七の本文の三十四ですね。ここには、「本問題を引き続き検討し、本決議の履行並びに当該地域の平和及び安全の確保のために必要とされる場合には他の措置をとることを決定する。」というように三十四で書かれています。六八七は、いわば正式の、いわば停戦の効力が発生したことを宣言し...全文を見る
○横路委員 この六八七の三十四の項目というのは何かといいますと、結局、六八七では正式に停戦の効力が発生したことを宣言しているわけですね。そして、この問題については今後とも、この安保理事会が主語ですから、安保理事会がいわば三十四によって物事を決定するんですよということを言っているわ...全文を見る
○横路委員 どうも武力行使のところに話が行っていますが、実はこの六八七は、停戦の効力が発生したことを宣言して、さらに、この問題について安保理事会が必要とされる場合には他の措置をとることを決定する、つまり、安保理事会がやるんですよというところにこの三十四の大きな意味合いがあるわけで...全文を見る
○横路委員 これは、六八七は何も武力行使の話が出ているわけじゃないですよ、六八七は。問題は、この六八七の三十四の規定があることによって今の問題になるわけです。  安保理事会が容認しない限り、では個別国家が武力行使できるのかといえば、これで停戦が効力発生しているわけですから、発生...全文を見る
○横路委員 つまり、停戦協定ができたわけですね。それについてどうするかということは安保理事会が決定するということで来たわけです。そして一四四一になったわけですね。この一四四一そのものがいわば武力行使を容認しているかどうかということについては、従来から政府も、それは容認はしていない...全文を見る
○横路委員 本文の四、主文の四にも、イラクがこの決議の履行、実施のために完全な協力を行わないことは、イラクの義務のさらなる重大な違反を構成して、次のパラグラフの十一、十二に従って、評価のために理事会に報告されることを決定するというのが四ですね。  それから十一、十二で、十一は、...全文を見る
○横路委員 そして、この十四、「この問題に引き続き関与することを決定する。」ということで、決定する権限というのは安保理事会にありますよ、個別の加盟国にあるわけではありませんよというのが十四ですよね。
○横路委員 つまり、どうするかということは安保理事会の決定がなければいけないということでしょう、この一連の決議の中で主張していることは。深刻な結果に直面すると警告してきているといっても、このような警告が特定の加盟国に武力行使の権限を与えたというものではないわけである。もちろん、場...全文を見る
○横路委員 武力行使のことを言っているのではなくて、この重大な違反があるかどうかということについての決定は安保理事会が持っているんだということなんです。  つまり、一四四一で、武装解除する義務がイラクによって履行されているかどうかということが問題なわけですね。それは査察団が査察...全文を見る
○横路委員 一四四一は、結局、義務違反を、重大な違反をしているということは決定しているんですよ。なおかつ、その上で、機会を与えましょう、そのための査察体制を強化した形でつくりましょうということで査察の活動が始まったわけですね。査察の活動が始まって、いろんな意見がありますが、とどの...全文を見る
○横路委員 いや、つまり、結果どうだったかというと、結局なかったんですよね。ないものを証明するというのは、これはなかなか無理な話ですから。なぜなかったのかということについては、いろいろと今までの証言がたくさんあります。きょうはその議論はしませんが。  しかし、結局は、ブリクス報...全文を見る
○横路委員 これはまた後でやります。
04月09日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○横路委員 いわゆる暴力団対策法が平成四年にスタートをいたしまして、この間、この法律に基づいて指定暴力団制度それから中止命令というような新しい措置がとれるようになりましたし、機構の面でも、あるいは取り締まりの法律の面でも、非常に強化されてきたというように思うんです。  しかし、...全文を見る
○横路委員 検挙の方は、例えば平成五年、平成十四年と比べますと、三万四千件から三万件ぐらいに減っているんですね。しかし、中止命令は非常にふえています。  ちょっとそこでお尋ねしたいんですけれども、中止命令というのは、いわゆる脅迫とか恐喝とかあるいは暴行などの犯罪行為に至らないグ...全文を見る
○横路委員 中止命令を出して、さらにもう一つ出して、それに反して検挙した事例というのはほとんどありませんよね。四十数件ぐらいしかないですよね。だから、それは中止命令の効果があるといえば効果があるのかもしれませんけれども、ぜひ、犯罪の構成要件に当たるものはやはり現場でしっかりと取り...全文を見る
○横路委員 これは平成十五年かな、だから割と新しい調査でございますけれども、警察庁などが、いろいろな調査の中に、行政機関、地方公共団体や国の出先の機関について、暴力団からいろいろ要求を受けたことがあるのか、どう対応したのかという調査をやられたことが警察白書か何かに載っているんです...全文を見る
○横路委員 国家公安委員長、暴力団取り締まりというのは、今、国を挙げて犯罪を減らしていこう、抑止していこう、こういう中で、行政機関そのものが暴力団の要求に応じているというこの実態をどのようにお考えですか。
○横路委員 残念なことは残念なんですが。  それで、行政の機関を調査したそのときに、警察に対してどういう要望をしているかというと、一つは、脅迫を受けたときに保護してほしいということですね。それからもう一つは、どう対応したらいいのか、その要領を教えてくれ。それからもう一つは、暴力...全文を見る
○横路委員 同じような調査は、第一線の警察官に聞いているんですね、今の暴力団について状況はどうなのかという。  これを見ますと、やはり先ほど来ありますように、この十年間の変化というのは、不透明化が進んだ、資金活動が巧妙化した、それから三団体に寡占化が進んでいる、特に山口組に集中...全文を見る
○横路委員 その検挙された件数だけでも、被害金額が四百二十六億で、被害者が三十二万ということなんですね。背景はまだまだ深いものがあるだろう。  いろいろ推計している団体がございます。東京都の貸金業界などもやっていまして、多重債務者の関係でいうと、被害者が大体五十万人ぐらいいて、...全文を見る
○横路委員 後でまた議論をするんですが、個人情報保護法が昨年議論されたときに、国会の決議で、医療情報や金融情報それから情報通信の情報について個別法が必要であるということで、それを検討すべきであるという決議がついております。  最近はそういう情報が本当に売買の対象になって流れてい...全文を見る
○横路委員 ぜひつくっていただくように御努力いただきたいと思います。  それで、やみ金融事件に暴力団がどのぐらい関与しているかといいますと、平成十五年の結果は三割ぐらい暴力団が関与しているということでございました。その中でも山口組の五菱会のやみ金融事件というのは非常に大がかりな...全文を見る
○横路委員 これは、その会長というのがいて、その下に二十七ぐらいですか、三十ぐらいのグループがあって、それが一つのセンターを管理して、データベースがそこに保管されている、数万から数十万ぐらい。それで末端に店舗があって、末端店舗の数が、多いときは千ぐらいあるというのが新聞の報道でご...全文を見る
○横路委員 一つのグループでそれだけ出たということになると、グループ数、これは相当たくさんあるようですから、被害者というのも相当な数に上ることになるわけですね。  それで、法律で、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制に関する法律というのがありまして、犯罪収益について規制をして、...全文を見る
○横路委員 つまり、被害者の方も立証するのはなかなか大変なわけですね。  それで、この法律、先ほどの組織的犯罪の処罰及び犯罪収益の規制に関する法律の議論のときにもされたんですが、一たんそういうような犯罪収益は国家が没収して、そして被害者に対して還付をするというような制度をとって...全文を見る
○横路委員 この事件の全容がわかって、被害者の方も弁護団もいろいろな活動をしているようでございますので、ぜひ、今の点、さらに御検討いただくとともに、具体的なケースについてもできるだけ被害者に協力をしてやっていただきたいというように思います。  そこで、今回のようなマネーロンダリ...全文を見る
○横路委員 そこで、この五菱会事件の中で名簿屋が逮捕されたわけですね。最近になって、名簿屋が逮捕されるケースというのは数件出てきております。  やみ金融の場合、やはり一番問題なのは名簿なんですね。名簿があって、その名簿に対してダイレクトメールを送ったり電話をかけたりということに...全文を見る
○横路委員 実は、去年の個人情報保護法の審議のときに、私も、インターネットで名簿屋と言われる名簿を引っ張り出してみたんです。一年たってどうなっているかなと見たんですが、ここにある、ある企業の、相当たくさんの名簿を持っている業者なんですが、例えば多重債務者、それから金融の紹介屋、紹...全文を見る
○横路委員 つまり、多重債務者などの名簿ですね。ですから私は、金融庁で進めておられる個別法のときに、センシティブな情報についてのこういう売買というのはむしろ禁止するということを明確に打ち出してもらいたいというように思います。特に金融庁の方にお願いしたいと思いますが、それも審議会の...全文を見る
○横路委員 この名簿屋でもう一つ、ことし、警視庁が書類送検したケースがありまして、それは年金の生活者に年金担保金融という形で、つまり、やみ金融業者に高齢者の名簿を提供したという名簿屋が逮捕されました。  彼らは、フロッピーディスク百二十枚、一枚に大体三千人から五千人の名前が入っ...全文を見る
○横路委員 このところを見ると、個人本人の希望、申し出があれば直ちに第三者提供の停止手続を行いますので、ホームページに記入くださいなんて書いてありますけれども、そんな金融多重債務者が自分のところと申し出ることもないでしょうし、ひとり暮らしの老人がそんな手続をとることもないだろうと...全文を見る
○横路委員 そういう名簿を使ったりした中に、おれおれ詐欺というのがあって、これが平成十五年中に六千五百件もあって、被害金額が四十三億円とこれも急激に伸びている犯罪なんですね。そしてこの犯罪は、一つは銀行の口座ですが、最近は実名口座を売買するということが拡大をしていって、通帳とキャ...全文を見る
○横路委員 それもぜひしっかりやっていただきたい。そういう売買を取り締まることが必要だとすれば、それなりの法律的な対応もぜひお考えいただきたいというように思います。  時間が来ましたが、やみ金融対策などを含めて、昨年ですか、生活安全局の方でこういう体制をとってやろうということが...全文を見る
04月21日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○横路委員 きょうは、構造改革特区に関連して三点ほど御質問をしたいと思いますが、最初の第一点は、道州制と道州特区の問題でございます。  私ども民主党も、結党以来、分権型の連邦国家を目指すということで地方分権に積極的に取り組んでまいりまして、二〇〇〇年六月の総選挙で、国の形を大き...全文を見る
○横路委員 私は、一般論として、具体的な中身は後で議論しますが、道州制という方向にあると思うんですね。  この特区構想というのも、もともと、今、国と地方との関係で考えますと、大きいのは、補助金と、あともう一つは規制ですよね、許認可ですよね。  許認可も多分一万一千件を超えてい...全文を見る
○横路委員 内閣府の方に北海道の特区担当のセクションが生まれたんですか。ちょっとそちらの方にお尋ねしたいと思うんです。  この北海道特区というのは、道州制を目指して、あくまでも目標はそこに置いて、そのための先行的なプログラムとしての特区構想だと思うんですね。そうしますと、将来的...全文を見る
○横路委員 今お話があった十二月十九日ですか、経済財政諮問会議で道州制について北海道の高橋知事がお話をされたということで、そこで、四つの基本方向ということで、国から道への権限の移譲、それから統合補助金の拡充とか統合交付金制度などによって自由裁量をもっと地方へ高めてほしい、それから...全文を見る
○横路委員 そこで、道州制のプログラムと特区に向けた提案というのをたしか今取りまとめ中なんですが、それを今度はどうするんですか。経済財政諮問会議に報告をするということになるんですか。今後の手順というのは、どんな手順になっていくんですか。
○横路委員 その提起された問題というのは、構造特区というように、道州制特区というような形で言われているわけですが、これは、提案が出てきて、その後、具体的にどこでどう検討するんですか、国の方のサイドは。多分、いろいろと、補助金のあり方とか許認可について、あるいは規制について、こうし...全文を見る
○横路委員 何かちょっとよくわからないんですけれども、要するに、特区の構想に乗っかってもし手続をとるとすれば、これを提起して、個別にいろいろな提案がありますよね、後で少し議論しますけれども。そうすると、それについて、いいとか悪いとかという議論になってしまうわけですね。  問題は...全文を見る
○横路委員 これは金子大臣の担当じゃないんですってね。何か、竹中さんの担当なんですって。地域の再生担当をされているんだから、この道州制特区というのはまさに地域の再生をどうするかということですからね、本当は私は金子さんが担当されるのがいいのではないかなと思っておりましたが、担当が違...全文を見る
○横路委員 これから出てくる特区の提案の中で、例えばこんな提案もあるんですね。地方公共団体の自主的、主体的な裁量による政策実施を可能とするために、条例等によって政省令の規定を代替できる仕組みを検討してもらいたいというようなこととか、国の地方支分部局との機能等統合の検討といったよう...全文を見る
○横路委員 これらの問題は、ちょっと特区でやるというよりは、やはり新しい法律だとか制度が必要な問題なわけです。ですから、そういう問題も出てきますので、しっかり受けとめてやっていただきたいなというように思います。  そこで、「道州制検討に関する意見書」というのが、道州制推進会議、...全文を見る
○横路委員 ぜひ、具体化してきたときに、この意見にあるような体制をしっかりとっていただきたいというように思います。  それで、道州制、そのモデル事業ということなんですが、これは今年度の予算に道州制北海道モデル事業推進費として百億円計上されていまして、四年間の事業計画を策定すると...全文を見る
○横路委員 これは、例えば従来の国の補助基準の上でやるんですか。そういうところも地方の自主性というか主体性というのは認めてやろうということになるんでしょうか。  つまり、北海道の公共事業、直轄と補助が大体半分半分ぐらいですね。その補助事業について、できるだけ一括して交付金制度に...全文を見る
○横路委員 しかし、もう予算執行していかなければいけないんでしょう。ですから、今までの枠を超えるのは難しいというお話だと、従来の補助の基準に従ってやるということですから、どこが変わってくるのかということになるわけです。  補助事業ですといろいろな手続が必要ですね。例えば、道路一...全文を見る
○横路委員 では、個別事業について、個別の同意というのは必要ないということですか。包括的にやればいいということですか。
○横路委員 例えば直轄事業についても、全国知事会の方で、直轄事業に伴う負担金というのがあるんですね。例えば北海道ですと五千億ぐらいが直轄事業だと思うんですが、大体三割ぐらい、千五百億ぐらい。今どうなっていますか、数字減っていますか。それぐらいの直轄事業負担金があって、これはもう明...全文を見る
○横路委員 それでは、ちょっとテーマを変えまして、幼保一元化について少し議論させてもらいたいと思います。  この幼保一元化というのは、何か大正末期ぐらいから延々と議論している課題なんだそうでありますが、最近、先ほど来話が出てきました地方分権の流れの中で、地方分権推進委員会の第一...全文を見る
○横路委員 これは、申請を却下したケースというのはあるんでしょう。最近却下したケースは。(発言する者あり)
○横路委員 大体、市町村が給食センターを持って、小中学校とかあるいは私立の幼稚園とかいろいろやっているケースというのはたくさんあるわけです。そういう中で、今回、公立の保育所のみ認めて、私立の方はだめだということになったわけですね、外部は。先ほど、子供はアレルギーとかいろいろあると...全文を見る
○横路委員 金子大臣にお伺いしたいと思うんです。  私立の幼稚園の方はそれで外部給食を受けているわけですよね。同じ年代の子供で、保育所の方はだめだというのは、これは何か理屈がある話だと思いますか。
○横路委員 保育所関係の組織の一つに、社会福祉法人の日本保育協会というのがございます。これは昭和四十八年に社会福祉法人に改組したものですが、国からの事業委託を受けている団体でございまして、平成十六年度予算で三億一千二百六十七万二千円の事業補助を、委託を受けて事業をしております。 ...全文を見る
○横路委員 いや、金子さんのお気持ちはわかりますけれども、実際の団体としての活動はそうではないということだけ御指摘させていただきたいと思います。  それで、もう一つ。今回の中から新しい何か総合施設構想というのが出てきましたね。今まで幼保二元化しているから一元化だと言ってきて、今...全文を見る
○横路委員 つまり、幼稚園や保育所とは別にもう一つつくるということになるわけですね、別な形のものを。
○横路委員 そうしたら本当に二元化から三元化になりますよね。何でそんなまた新しいものをつくらなきゃいけないんですか。今の幼保一元化の流れでちゃんと整理すればいいじゃないですか。金子さん、どうですか。
○横路委員 これは、政府は当初、幼稚園の予算も保育所の予算も国の補助金を一括交付金にしようという考えがあって、それに猛反対したわけですね、つまり幼稚園も保育所もというのは、厚生労働省も文部科学省も。それでこれは出てきた構想なんですね。  ですから、これをつくっておいて、あと全部...全文を見る
○横路委員 つまり、今の幼保一元化の流れではそういういろいろなニーズを吸収できない、だから新しい制度をつくるという話になるんですか。ただ、今お話があったように、必ずしもそういうものを聞いていないとおっしゃったけれども。  ですから、金子さん、構造特区の中でいろんな意見、幼保一元...全文を見る
○横路委員 時間が来たからこれで終わりますが、医療関係の質問の時間がなくなりまして、株式会社の参入と、それから混合治療の問題について議論しようと思っていたんですが、またの機会にさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
05月19日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○横路委員 この法案の本会議と今までの委員会の審議の中で、竹中大臣の御答弁で大変気になる点が一つあります。  それは、公益通報を保護するということと企業の自由な活動というのを何か対立する概念にして、ここのバランスをとるというようなことは、今まで幾つかの点で御答弁がございました。...全文を見る
○横路委員 しかし、公益通報するという人は、何らかの犯罪行為、これを認識して、これはやはり不正な行為だから許すことはできないということで通報するわけですよね。それが、コストというのもよくわからないんですけれども、例えば、この法律全体の法益というのは何かというと、それは通報した労働...全文を見る
○横路委員 今までもいろんなケースがたくさんありまして、解雇されるということを通じて裁判例がたくさんあります。もちろん、その裁判例の中でいろんな判断がされていまして、後でちょっと議論したいと思いますけれども、そこでかなり固まってきている。原則から見ると、この法律案、非常にいろんな...全文を見る
○横路委員 いやいや、よくわかりません。どういうことですか。
○横路委員 小さいところであればあるほど簡単にわかるんじゃないですか、その中身そのものが。大きいところですよ。大企業の場合は調査するのにそれは時間がかかるかもしれませんけれども、小さいところだったらすぐわかるじゃないですか。  どうして外したんですか、どうしてこれは義務規定にし...全文を見る
○横路委員 いやいや、これは小さいところの方は中身はすぐわかりますよ、小さいところほど。  だって、内部からの通報者がいるわけでしょう。通報者に答えることをしなきゃいけないという話ですよ。何が問題なんですか、何が差しさわりあるんですか。ちゃんとやるべきじゃないんですか。
○横路委員 これは、今の答弁聞いても、委員長、全然理由になっていないと思いますよ。  小さいところは小さいところですぐわかるんですから。中にいるんですから、通報した人にこうでしたよと言えばいい話で。だから、むしろやっぱり大企業の方がコストかかりますよ、どうやって調べるかというの...全文を見る
○横路委員 それで、この是正措置なんですが、是正措置というのは、内部で調査して、どういうことになるんですか。企業で、内部でやっていたことをやめたとかいうことだけで終わるんですか。どういうことが必要なんですか。
○横路委員 ですから、ここ、是正措置をとるだけじゃちょっとわからないんですね。  例えば、補助金を不正に受給していたという場合には、これは行政にちゃんと通告をして返還しなければいけないでしょう。あるいは、例えば食品の表示が偽りであったとか、使用してはいけない原料や添加物を使った...全文を見る
○横路委員 いやいや、だからそこが、最初に竹中大臣がおっしゃった、つまり犯罪行為と企業の自由な活動とのバランスの話じゃないんですよ。  犯罪行為があったら、補助金を不正にとっていた、受給していたといえば、返さなきゃいけないわけですよ。それはちゃんと行政に報告しなきゃならないじゃ...全文を見る
○横路委員 いやいや、ですから、外部通報、内部通報のときにいろいろ議論されてきた心配がここに来て明らかになったわけですよ。つまり、内部通報してそれで完結する仕組みというのは、今のお話だったら、それは法令に触れるものもあるだろうといったって、企業は調べてわざわざ報告しますか。  ...全文を見る
○横路委員 いや、しかし、必要なとるべき措置というのはいろいろと事案に応じてあると思いますよ、たくさん。ですから、その場合に、企業が隠してしまおうと思って隠してしまえば、それで通る場合だってあるかもしれない。だから、通知するよう努めなければいけないというので、義務規定にしていない...全文を見る
○横路委員 企業の倫理観を高めて、内部通報をした場合にはちゃんとそれは対応しますよということで、内部通報、そして行政とかあと外部通報を厳しくしているわけなんですが、しかし、内部通報した結果、ちゃんとした措置、だって内部の事業者が行政に報告しなければいけないとかなんとか何も書いてい...全文を見る
○横路委員 いやいや、それはいろいろあると思いますよ、いろいろあるけれども、やっぱり中には人々の生命や健康やあるいは環境破壊とか財産とかいろいろ侵害されるようなケースというのはあるわけですから、事業所の中で調べて、それで、場合によったら通知もしなくていいというのでしょう。通知もし...全文を見る
○横路委員 いや、例えば、各企業のヘルプラインのいろいろなものを見ましても、何かあったときに行政に報告するなんということはどこにも出ていないですよ。しかも、法律に違反があったかどうかというのは、企業が黙っていたらどうやって行政の方は見つけることができるわけですか、企業が黙っていた...全文を見る
○横路委員 それはあり得るかもしらぬけれども、これだって、通知することだって義務規定になっていないじゃないですか。通報者が言うかもしれないけれども、しかし、「通知するよう努めなければならない。」で、義務規定に何もなっていないじゃないですか。  だから、通報者側に期待するんじゃな...全文を見る
○横路委員 いやいや、そうじゃなくて、要するに、事業者が水増ししたということを調べた結果、あるいは企業ぐるみでやる場合もあるけれども、やっていました、だからそれはこれから是正しましょうという話と、つくっちゃった橋、どうするんですか、これ。それは、公共事業の場合は、ちゃんと行政に対...全文を見る
○横路委員 いや、そういう、ちゃんと法令で決まっていて、決まっていたって、三菱の自動車のケースのように、行政にうそを言っている場合もあるわけでしょう。ですから、ここで言うと、調査して犯罪行為等の事実が明らかになったときどうするかという話なんですよ。  この法律の規定だと、そのま...全文を見る
○横路委員 大臣、やっぱりそういう問題があります、この規定だけでいいますと。ですから、企業の自主的な、ちゃんと企業がもともと悪いことをしなければ問題ないわけですが、悪いことをやっている企業なんですから、やっている企業が、言われて調べた結果、いや、こういうことでしたといって、それを...全文を見る
○横路委員 それは理解することができないわけで、組み立て方が、冒頭申し上げました、つまり、犯罪行為と企業の自由活動とのバランスをとろうというところに私は出発点の間違いがあると思いますよ。犯罪行為はやっぱり許されないんですから。犯罪行為も許されるということを前提にして、それが市場の...全文を見る
○横路委員 では、あれですか、とった措置というのは、例えば国民に対する公表、事業者に対する行政指導、内容によっては検察庁への告発、こういった点がこの必要な「適当な措置」の中に入りますか。
○横路委員 ちょっと、もう一度確認しますが、そうすると、通知するということも運用の中で考えるということですか。  それともう一つ、その「適当な措置」の中には、国民に対する公表、事業者に対する行政指導、内容によっては検察庁への告発、こういった点、つまり犯罪行為を知ったときには公務...全文を見る
○横路委員 含み得る、得るというのは何ですか。含むでいいんじゃないですか、含むで。
○横路委員 何か法律の解釈について自信がないと言われても、これはちょっと質問する方も困ってしまうんですよね、委員長。だから、ちゃんと答えを確定にしていただきたいと思います。逐条解釈、もっと時間をかけてやらぬとだめですね。  いずれにしても、そこのところが非常に問題で、ぜひ、せっ...全文を見る
○横路委員 しかし、通知するかどうかもわからないといったら、通報した人はどうなるんですか。いらいらして、やはりこれは外に通報しなければいけないということになるんじゃないんですか。  行政機関だって、今までやらなかったケースがたくさんあるじゃないですか。東京電力、二年間もほうって...全文を見る
○横路委員 いや、だから、内部通報の場合は、さっき議論になっていましたが、二十日間過ぎても何もない場合は外部通報できるようにしているわけでしょう。同じように、行政機関の場合、どうしてこういう規定がないんですか。  いろいろ考えてみたんだけれども、結局、この法律、行政がつくった法...全文を見る
○横路委員 しかし、その期間はどうなんですか、期間は。二年、三年間もいいんですか。東京電力のようなケース、いいんですか、二年間ほうっておいた。三菱の自動車の問題だって、あれ最初にどこかの事業所からこれは整備不良じゃないよという話が上がってから、やはり結構時間がたっていますよ。これ...全文を見る
○横路委員 だから、三条のイロハニホの後にもうちょっと包括的な規定を入れるか、あるいは、行政機関へ通報した後、相当期間内に措置がなされない場合には外部通報を認めるというようにやはり規定した方がいいんじゃないですか、これは。  今、何か民事ルールというお話がありましたけれども、問...全文を見る
○横路委員 通報する通報者は、これはいろいろ内容はあるでしょうけれども、行政にやるといったら、それは相当大きな犯罪行為というようなことで通報するケースが多いんだというように思いますよ。だから、この場合、通報を受けてから二年も三年も動かないでいる、東京電力のケースなんかどうなるんで...全文を見る
○横路委員 次から次へと、各企業が内部でもっていろいろな倫理規定をつくって、経済団体だって倫理規定をつくって、どうするかというルールを決めている企業でさえ、どんどんいろいろな不法行為が出てきているじゃないですか。東京電力だって、結局やらなかったから、告発者が最後はたしかマスコミの...全文を見る
○横路委員 運用面でしっかりやっていただきたいというように思います。  今の外部通報は、もう時間がちょっとなくなりましたが、先ほど大臣がおっしゃられたように未然に防止するというのが大事なんですね、未然に防止する。そうすると、できるだけ間口を広げておかないといけないわけですよ。と...全文を見る
○横路委員 それだけまた手間暇がかかるわけですよ。だから、何か行政はできるだけ受け取らないように受け取らないようにつくり上げているという感じで、こんなの、連絡を受けて、調べて、ここですよと、そっちに回せばいい話じゃないですか。ちょっとよくわからぬですね。  しかも、行政に通報す...全文を見る
○横路委員 それならば、どこかでまとめて、何か内閣府の中にもあるようですけれども、どこか受け取る場所をつくったらいいんじゃないですか。はい、こういう内部通報はここで受け取りますよ、そこでちゃんと必要な措置はやりますよと。その方がいいんじゃないですか。  きょう、参考人で出てきた...全文を見る
○横路委員 さっき言った、防衛庁のこういうケースはどうなるんですか。これはどこが処分権限を持った役所になるんですか、こういう契約に関する場合。
○横路委員 いや、要するに、防衛庁が契約を結んで、その契約を結んだ相手が水増し請求をした、それで詐欺事件になったという話ですよ。その場合に、そういう契約をした当事者である官庁等が処分・勧告権限を持つということになるんですかという話なんですよ。取引における詐欺罪ということで通報対象...全文を見る
○横路委員 そうすると、防衛庁に対する通報は外部通報になってしまうということになって、その本人は保護されるかどうかということになると、イロハニホの要件が必要になってくる、こういうことになるわけであります。  いずれにしても、処分または勧告などをする権限を有するか有しないかという...全文を見る
○横路委員 これは何、ペナルティーがかかりますよという法律なんですか。ペナルティーがかかりますよというのがこの八条の法律の趣旨なんですか。
○横路委員 いや、ですから、ちょっと防衛庁の水増しの話をしますけれども、兵器等の部品等の納入取引というのは随意契約だったんですね。その部品について水増し請求したわけですよ。こういう部品はどうかといったら、この契約自身だってこれはたしか部外秘か何か秘密指定されているようなあれだった...全文を見る
○横路委員 いやいや、これは免責条項だと言ったらまたおかしくなりますよ。ペナルティー、免責条項だ、この八条があるからと。(永谷政府参考人「免責にならない条項」と呼ぶ)いや、だから、免責にならない条項なんですよという話でしょう。  だから、例えばカルテの偽造の場合だって、その人が...全文を見る
10月14日第161回国会 衆議院 本会議 第3号
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○横路孝弘君 私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、総理大臣に質問いたします。(拍手)  総理、就任されて三年半がたちました。総理大臣という重い責任のお仕事で、毎日大変な思いをされているだろうと御拝察申し上げる次第でございます。  政治家にとって、とりわけ総理大臣にと...全文を見る
10月27日第161回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○横路委員 私は、厚生労働委員会というのは初めてなものですから、どうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。  最初に、今回の新潟中越地震についてお尋ねしたいと思います。  本当に大変な被害で、被害を受けられた皆さん方に心からお見舞いを申し上げたいと思いますし、亡くなられた方...全文を見る
○横路委員 そのことをしっかりやっていただきたいということと、仮設住宅が必要になってくるというように思うんですね。もう自治体の方から要望も上がっているというように聞いております。  仮設住宅も、これは、普賢岳の災害、それから奥尻、それから神戸の阪神・淡路大震災というときに、一定...全文を見る
○横路委員 対応に万全を期していただきたい。繰り返しになりますが、長くなればいろいろとニーズも変わってまいりますので、そこを見極めていただきたいというように思います。  それでは、少し今の社会の状況についてお尋ねをしたいと思います。  今お手元に配りましたのは「社会状況の比較...全文を見る
○横路委員 私はやはり、九〇年代初めのバブル、それから、それが崩壊してからずうっとリストラが続いてきたこの十年間、よく失われた十年と言われますけれども、この間、日本的なよさも失った十年じゃないかと思うんですね。  日本の社会というのは、非常にモラルの高い社会だったわけです。みん...全文を見る
○横路委員 こういう社会の状況や国民の暮らしというのは経済が基本なんですが、では、経済が成長すれば解決するかというと、このごろ大分変わってきていまして、アメリカと同じように、経済が成長しても雇用というのはなかなかそれに伴って伸びていかない。雇用の質も変わってきている。雇用について...全文を見る
○横路委員 雇用に関する問題はたくさんございますので、それはまた別の機会に議論したいと思います。  そこで、安心の給付はだれが行うかということになるわけですね。これは、ベースは地方自治体を含めてやっぱり国の責任なんですね。私は、選択的、補完的に市民セクターや民間セクターがその役...全文を見る
○横路委員 土光臨調をやった土光さんですね、一、二度お話を聞いたことがあるんです。経営者というのは何を考えているか。土光さんは、まず第一に、やはり従業員と家族の生活のこと、それに非常に重い責任を負っているということがいつも頭の中を離れない。そして、一生懸命働いて国に税金を納める、...全文を見る
○横路委員 大臣に、今、日本の社会の抱えている、先ほど冒頭にお示しした数字、頭の中に置かれて専念されますように御要望いたしたいというように思います。  次に、三位一体改革について御質問いたします。  小泉総理は、地方の案をどうも真摯に受けとめていない、なぜか勘違いしている大臣...全文を見る
○横路委員 それで、生活保護と児童扶養手当についてちょっとお尋ねをしたいと思うんですが、生活保護が急増していますね。急増しているのは、高齢者世帯と「その他世帯」のところが急増しているんです。これは原因がどこにあるか、どのようにお考えですか。
○横路委員 その他世帯の急増の方は、これはやはり失業なんですね。失業で仕事がなくなってということ。それから高齢者世帯は、高齢者世帯がふえているということのほかに、地方の話を聞きますと、もう一つ原因があるんです。  それは、国民年金受給の世帯でふえているんですね。医療費などがかさ...全文を見る
○横路委員 今度、地方自治体への補助率をカットする理由として、自立・就労支援を実施する制度に転換するんだというように皆さん方は説明されていますよね。  実際問題、数字を見ていますと、高齢者世帯とそれから身体とか傷病世帯、それから母子世帯で、大体九割近い世帯をそこで占めている。そ...全文を見る
○横路委員 これは、皆さん方からいただいた資料です、十月十二日の資料ですが。生活保護制度、「経済的な給付に加え、地方自治体が自主性・独自性を生かした自立・就労支援を実施する制度に転換」、したがって補助率カット。これがどうして論理的につながるんですか、大臣。  つまり、自立・就労...全文を見る
○横路委員 児童扶養手当についても同じような考えです。  児童扶養手当を受けている母子家庭、これは今どのぐらいの人が働いて、どんな所得なんですかということを厚生労働省にお伺いしたら、そういう調査はしていないと。それは市町村でやっていることなので、厚生労働省としては掌握していない...全文を見る
○横路委員 母子寡婦連合会の皆さんのお話ですと、現行でも自立支援の制度というのはいろいろあって、それぞれ努力していて、新規に何か必要だということは感じられないということで、幾つかの問題点をお伺いしてまいりました。  一つは、技術を身につけても就職先がない、これなんですね。これは...全文を見る
○横路委員 その答えで現実に多くの人々の生活が影響を受ける、すぐ影響を受ける話ですから、そのことだけしっかり頭の中に置いていただきたいと思います。  次に、介護保険と支援費の統合問題、これには精神障害者の人々の施策も一緒にということのようでありますが、それとグランドデザイン案に...全文を見る
○横路委員 支援費制度というのは、やはり、障害者の人が持っていた潜在的な需要といいますか、需要を非常に掘り起こしたというように思うんですね。在宅サービスでありますとか、地域の生活を支援するさまざまなサービスというのが急増したわけであります。  この支援費制度、一年半で、では実態...全文を見る
○横路委員 そこで、今年度も何か在宅サービスに関する予算が二百五十億ぐらいですか、何か不足しているというお話なんですが、これは修正、補正を行う予定なんでしょうか。
○横路委員 つまり、その不足は解消して、要望にこたえるということがもちろんベースですよね。そのために御努力されるというように今の御答弁は伺ってよろしいですか。
○横路委員 補正予算も災害対応で組まなきゃいけませんから、そのときにもぜひ、知恵がつかない場合は、そこで対応するように御努力いただきたいというように思います。  そこで、この統合問題にしてもグランドデザインにしても、やはり障害者、当事者の声を聞くということが非常に大事だというよ...全文を見る
○横路委員 いろいろと心配がたくさんあるんですが、例えば介護保険のサービスの支給限度額というのは、要介護度五でも、訪問介護ですと一日三、四時間ぐらい、月約三十六万円ぐらい。これに対して、地域で生活している全身性の障害者の方のうちの七割近くは、やはり一日五時間以上の介護を受けている...全文を見る
○横路委員 それは誤解というよりも、最近の中央政府の政策、大体みんな財政カットですから、財政カットがベースにありますから。そうすると、だれだって、そういうぐあいに。  今度のような、政策的には、障害別を統合してやるとか、それはみんな賛成している方向はたくさん出ているんですよ。出...全文を見る
○横路委員 いやいや、今の自営業者のウエートというのはどんどんどんどん下がっちゃって、ほとんど雇用者ですよ、あるいは失業者ですよ。そうなっている現実というのを、それで、今の制度でいいんですか、今の制度で。これは本当に大きい問題だと思います。だから、今の定額制度でやっていくというの...全文を見る
○横路委員 もう一つ。厚生年金の空洞化なんですが、厚生年金、例えば雇用保険との間だけでもこれは結構大きな差があるわけで、四十万ぐらいあるということですよね。それから、あといろいろな数字、国税の申告の事業所との差でいいますと、これは物すごく大きいですし、給与所得でいいますと、いろい...全文を見る
○横路委員 いずれにせよ、年金は、国民年金を含めて一元化の問題、それからこれからの年金の税負担の問題と、たくさん課題がありまして、ことしの法改正というのも決して抜本的改正ではない、たくさんの問題が残っているというのは、本会議で総理もたくさんの問題があるということを言っておられまし...全文を見る