吉井英勝

よしいひでかつ



当選回数回

吉井英勝の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月23日第112回国会 参議院 本会議 第7号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、租税特別措置法の一部改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  第一は、政府が「税制の抜本的改正との関連に留意しつつ」と述べているように、本改正案が大型間接税導入の地ならしとしての性格を持つことについてであります。  去る...全文を見る
03月25日第112回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
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○吉井英勝君 日本共産党の吉井英勝でございます。  小倉参考人に最初にお伺いしたいと思うんですが、政府税制調査会直接税特別部会は三月二十三日の会議で、所得税の税率を最高六〇%から五〇%に引き下げるということにしております。昨年の中曽根内閣のときに七〇%から六〇%に下げております...全文を見る
○吉井英勝君 税調の議論としてお聞きしたわけですが、先ほど私は例を出しましたけれども、明らかにこれは、片方は二億円とか大幅な減税になって、庶民の場合はそうなりませんのでこれは所得の平準化とは大分逆じゃないかと思いますが、この点についての会長御自身のお考えを聞かせていただければと思...全文を見る
○吉井英勝君 法人税の基本税率についても四二%から三七・五%、四・五ポイント引き下げ、中小法人に対する軽減税率は三〇%から二八%、二ポイント下げるということだけですが、大企業減税の半分以下ということになりますが、この点では明らかに大企業優遇の考え方ではないかというふうに思うんです...全文を見る
○吉井英勝君 直接税減税について見ただけでも、所得の平準化どころか格差の拡大という方向に私は行っているというふうに見かけるわけです。  実はせんだって、三月二十三日の予算委員会で我が党の近藤委員の方から、政府資料を使いまして、今日所得の平準化どころか格差が拡大しているという事実...全文を見る
○吉井英勝君 終戦直後との比較は別としまして、今日の時点では拡大してきているということなんです。  次に、国際比較をした場合に、日本の税負担、これは勤労所得では高い反面、勤労所得と不労所得を合わせた総合課税になっていないために、大金持ちほど外国と比べても税負担が軽い、極端な優遇...全文を見る
○吉井英勝君 さて、直接税の方では所得の格差が広がる方向に行き、さらに間接税については、逆進性を持つためにいよいよ格差を広げるという結果になるんじゃないかと思われるわけです。  ところで、間接税特別部会の方では三月二十二日、三つのたたき台というものを決定しておりますが、そこでま...全文を見る
○吉井英勝君 小倉会長には最後に一点。  竹下首相にとって公約違反になろうがなるまいが、税調審議としては公約違反かどうかの議論とは別に、無関係に進めていかれるという、そういう立場ですか。
○吉井英勝君 次に、江戸参考人に一点お聞きしておきたいんですが、異常な地価高騰を生み出した原因と責任について参考人の御意見を伺っておきたいと思います。
○吉井英勝君 田中参考人にお伺いしたいんですが、たしか著書の中などでも書いていらっしゃったと思うんですが、地価高騰の原因の大きな一つとして、国公有地、JRなどの土地の払い下げとか民活論による異常な土地需要の急増、土地投機などを挙げておられたというふうに思うんですけれども、異常な地...全文を見る
○吉井英勝君 今おっしゃった金余り、そして過剰需要を生み出し、またそれを見込んでの土地投機ですね、これは大体一致するところじゃないかと思うんですが、その点で企業の土地転がしに対する課税の強化ですね。土地投機がもうからない仕組みを税制上もつくる必要があるんじゃないかと思うんですが、...全文を見る
○吉井英勝君 はい、終わります。
03月28日第112回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○吉井英勝君 税制改革についてまずお伺いしたいと思います。  去る二十五日、政府税制調査会は税制改革についての素案を発表いたしましたが、それに関連いたしまして私、幾つか新聞の切り抜きなども持ってきております。今回の素案など政府税調の検討結果を前提に議論することには自民党内の反発...全文を見る
○吉井英勝君 いろいろお聞かせいただきましたが、どうも弁解じみた感じでございまして、過去から今日までの自民党税調主導の姿が政府税調の運営その他にあらわれているように思うわけです。これも新聞の切り抜き等でございますが、小倉会長が二月十三日に岩手県宮澤守村の公聴会終了後の記者会見で、...全文を見る
○吉井英勝君 小学校の話までは持ち出してもらわなくて結構なんですがね。公述について民主的でない、偏っているという意見が前回随分多くの方から出されているということはよく御存じだと思うんです。ですからこの点については、私今申し上げましたように、今後の人選ということについては十分考えな...全文を見る
○吉井英勝君 竹下首相の言う六つの懸念については、今おっしゃったような二類型三方式ではクリアできないと思いますが、そのことは今後のまた議論に置いておくとして、このたたき台として二類型三方式が提示されておりますが、まず五ページのロですね。累積方式ですね。これは取引高税だと思いますが...全文を見る
○吉井英勝君 この類型の中に取引高税が含まれる、まさにそのとおりだと思うんですが、次にお聞きしたいんですが、今日先進国の中でこういう方式を採用している国、取引高税というものを採用している国があるのかどうか、この点どうでしょうか。
○吉井英勝君 今なぜ一国もそういうところがないかということですね。かつては、たしか西ドイツ、オーストリア、フランス、オランダ、スペイン、イタリア、スウェーデンなど、多くの国々において実施されてきたのに、この方式をやめたわけですね。その理由はどこにあるでしょうか。
○吉井英勝君 今おっしゃった国境調整が不明確であるという問題とか、それはあったと思うんですが、ほかにも幾つか理由があるわけですね。  ヨーロッパにおいてもそういう理由によってこの方式やめたわけですが、我が国ではかつて採用されて、取引高税ですね、そして一年ほどでやめておりますが、...全文を見る
○吉井英勝君 取引高税につきまして私も物の本、資料等繰ってみたんですが、昭和二十三年九月一日から当時の芦田内閣は戦後財政の穴埋めの絶好の財源として取引高税を導入して、一々売上領収書百円につき一円の取引高税証紙を張らなくてはならないということで、実施されてから一週間目の九月八日に大...全文を見る
○吉井英勝君 今、取引高税というのは、ですから前世紀の遺物みたいな税制じゃないかと思うんですが、大臣どうですか、そういう税制を導入するということについては抵抗を感じられませんか。
○吉井英勝君 そもそもこの取引高税などというものは、もう検討にも値しないものなんですよね。税調がそんなものを出してきたことが問題だと思うのですが、この累積方式の取引高税は中曽根前総理が導入しないと明言したものでもありますし、宮澤蔵相はこれをまさか生き返らせてもよいとお考えじゃない...全文を見る
○吉井英勝君 これはまず、既に前世紀の遺物でもありますし、もともと検討に値しないものなんですよね。これを生き返らせるかのような御発言というのは、これは困ったものだと思うのですが、政府税調の素案では「当分の間、」ということで、この売上税や一般消費税などのような累積排除方式には国民が...全文を見る
○吉井英勝君 これは売上税タイプへ移行するまでの当分の間のいわば当て馬、そういうものとして考えておられるようにうかがえるんです。  次に、累積排除方式についてお聞きしたいと思いますが、まず、この素案では、「これらの書類によらず帳簿上の記録に基づいて控除を行う方式とが考えられる。...全文を見る
○吉井英勝君 今おっしゃったように、「書類によらず帳簿上の記録に基づいて控除を行う方式」というのは、これはまさに一般消費税そのものだと思います。  ところで、この一般消費税方式をEC諸国で採用している国はありますか。
○吉井英勝君 フィンランド以外にありますか。
○吉井英勝君 私が言いましたのはEC諸国です。どうもおかしいなと思いました。  それで、これはなぜないんですか。
○吉井英勝君 このEC諸国で一般消費税方式を採用していないというのは、これは一つは直接税化するわけですね。事業者間取引において税の転嫁関係が全く不明確であるため、間接税の特徴が失われて弱小企業は税をみずから負担するおそれ、つまり直接税化するという問題ですね。それから全段階税額控除...全文を見る
○吉井英勝君 今、基準なり検討課題についてはおっしゃったわけですが、先ほど私が申し上げました四点について、そういう点から照らして一般消費税の欠陥というものは克服できないんじゃないかと思うんですが、その点はどうでしょうか。
○吉井英勝君 結局、折り合いが求め得ない問題なんですよね。そこに一般消費税の克服できない欠陥というものがあるんだということです。  この一般消費税については、しかも昭和五十四年十二月の国会決議で、「その仕組み、構造等につき十分国民の理解を得られなかった。」として、導入しないこと...全文を見る
○吉井英勝君 その後段の話は別といたしまして、これは国会決議からしてこういうものを生き返らせるというのはいけないことだと、こういうことを申し上げておきたいと思うんです。  次に、大金持ち、資産家優遇の問題についてなんですが、実はこのたたき台の「個人所得課税の負担軽減」のところで...全文を見る
○吉井英勝君 これは新聞等にも、高所得者ほど大きい減税額、不公正是正なお不十分とか、そういうのがずっと出ておりますが、このたたき台の税率構造で、それでは最も減税の恩恵を受けるのはどの層になるわけですか。
○吉井英勝君 今ちょうどおっしゃったように、高額の方ほど恩恵を受けるということを今認めていらっしゃるわけですが、私は大蔵省の方にこのたたき台に基づく所得階層別の減税額の試算ですね、一定の仮定を入れなければなりませんが、試算を出してもらうように事前に要求しておきましたけれども、これ...全文を見る
○吉井英勝君 私は、政府税調からの素案が発表されると、すぐ次のような資料をお願いしたわけですね。  勤労者の夫婦と子供二人の標準世帯で、年間収入階級別に現行所得税を適用して計算した所得税額と、素案による改正案の一例による六段階税率を適用した場合の所得税額を示して、どのように減税...全文を見る
○吉井英勝君 大蔵省の方で資料をなかなか作成していただけないようなので、私がある専門家に計算してもらった例でございますが、どういう仮定で計算してもらったかということを、仮定の条件も大事ですから申しておきますと、勤労者の夫婦と子供二人の標準世帯で、六十二年度税制で所得税と住民税を計...全文を見る
○吉井英勝君 仮定の話ということであれば、お示し願えれば結構なんです。具体的に計算をして出すときは前提条件というのをつけますから、前提条件抜きで計算できませんから、それで出したわけてありまして、その仮定がおかしいとおっしゃるなら、また別な条件をつけて、初期条件、境界条件いろいろお...全文を見る
○吉井英勝君 一億貯金しているか三百万か、これは全然違うわけでして、それはもう一番よく御存じのところですから、私はここでそれ以上のお話はいたしません。  政府は広く薄い間接税については逆進性を認めておられるわけですが、このたたき台のような税率を導入すると、結局、長者番付に出てく...全文を見る
○吉井英勝君 相続税は、今も補完的機能とおっしゃいましたが、所得税で押さえられなかった部分を死亡時に遺産の段階で押さえてこれに課税する趣旨のものであり、これにより所得再配分機能を果たすことが期待できるのではないかと思いますし、特に資産税に甘くて、その上所得税の累進度を緩和した我が...全文を見る
○吉井英勝君 ところで、この素案によると、最高税率を七五%から七〇%に引き下げる。これは大資産家優遇の減税ではないか。庶民の減税要求を逆手に取っておりますが、税率区分の変更や土地評価の改善で十分解決がつく問題なんですが、まさにそういうところへこそ着手すべきじゃないかと思いますが、...全文を見る
○吉井英勝君 庶民の方の減税要求については、これは税率区分の変更、土地評価の改善で十分解決がつくわけです。そちらの方は着手されないで最高税率の方だけ引き下げて、結局これはどう考えても大資産家優遇ということにならざるを得ないと思うわけです。  さらに、素案によりますと「遺産額のう...全文を見る
○吉井英勝君 ここまで私はずっと、先日税調から提出されました素案に基づいて、いろいろ意見を申し述べながら質問させていただきましたが、素案ということで結局、例えば先ほどの試算の例に見られるように、最もわかりやすく出してもらわなければいけないところが不分明になる、そういうことになって...全文を見る
○吉井英勝君 国民の間に賛否両論がある問題について、政府はテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などの媒体を使って大々的にその一方の主張を宣伝される、政府は一方の側の主張を国費すなわち税金を使って宣伝する、これは明らかに行き過ぎではないかと思いますし、また調査をするにしても、それは有識者とい...全文を見る
○吉井英勝君 国民の間に賛否両論がある場合、ましてや新型間接税、新大型間接税というのは政府が導入したいと言っているだけで、導入すること自体何も決まっていないというもの。宮澤蔵相、財政が大変だということを越えて、ではどうするかということについては、国民の声を広く聞くということではな...全文を見る
03月30日第112回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○吉井英勝君 日本共産党の吉井英勝でございます。限られた時間でございますので、私は我が国の科学技術政策の基本にかかわる問題についてお聞きしたいというふうに思います。  まず、昨年の夏のことでございましたけれども、新聞などに報道されましたように、「米国防総省は三十一日までに、日米...全文を見る
○吉井英勝君 そこで、少し報道等を見ておりまして気になりますのが、「日本の政府当局者も」ということで入っておりまして、日本の政府当局者となりますともちろん科学技術庁も入っておりますので、この点で少なくとも、よそはどうあれというそういう議論じゃなくて、やはり科学技術庁を先頭として日...全文を見る
○吉井英勝君 さて、今度の日米科学技術協力協定の改定交渉が難航していると聞きますが、主要な対立点は一体どこにあるんでしょうか。
○吉井英勝君 交渉中で答えられないということなんですが、三月二十日の報道を見ておりましても、「米側が、科学技術の重要問題を協議する閣僚級の合同委員会設置を提案、日本側もこの点に関してはほぼ合意していることが十九日、明らかになった。現在日米間には、この改定交渉以外にも、原子力協定の...全文を見る
○吉井英勝君 そうしますと、これは交渉中であるから答えられないということなんですが、これは情報がリークしたのかどうなったのかよくわかりませんが、これはあれですか、閣僚級の合同委員会設置についてはほぼ合意しているという、これは合意していることはないというふうに理解していいんですか。
○吉井英勝君 これは二十八日のまた報道によると、「米国が安全保障上の理由から機密に指定した軍事技術関連特許の日本側利用問題をめぐって、日米間で秘密交渉が行われていたことが二十七日、明らかになった。 交渉は既に大詰めを迎えており、米国防総省が防衛庁の要請に応じて軍事機密特許を提供し...全文を見る
○吉井英勝君 あわせまして、軍事機密漏えいを防ぐために日米技術協定、五六年協定ですね、この実施細目を新たに作成されるということも伝えられておりますが、この点はいかがなんでしまうか。
○吉井英勝君 さらにこの報道によると、「軍事機密特許の運用をめぐっては最終的な詰めが残されているが、日米双方は①防衛庁が要請すれば、米国防総省は原則として機密特許を開示し、利用も認める ②防衛庁は、受け取った特許を秘密度の最も高い「機密」扱いにし保護する」と、この二点は了承済みと...全文を見る
○吉井英勝君 そうすると、両国の話し合いの途中の部分はお答えできないということなんですが、少なくとも日本側としては、防衛庁としては軍事特許を具体的にどのような形で保護しようということを内部としては検討しておられるんですか。
○吉井英勝君 この防衛協力なり軍事技術開発の問題をめぐって非常に際どい問題といいますか、非常に危険な状況が出てきているように思うんですが、次に特許庁に少し関連してお伺いしたいんですが、日米科学技術協力協定に基づく合同プロジェクトで発明された技術を日本で特許申請した場合に、アメリカ...全文を見る
○吉井英勝君 実はそこが非常に際どい問題でして、日本ではこの民生用の技術開発、特許であると。しかし、アメリカ側からすると軍事用ないしはその転用のおそれありということでなってまいりますと、これは日本の研究開発は規制を受けることになりますね。まあ極端な話をしますと、伏見先生御専門のラ...全文を見る
○吉井英勝君 情報の交流云々の話じゃなくて、これは基本問題を私お聞きしているんですが、もともと一九八〇年の、よく御存じのように、日米科学技術協定の第一条ですね、目的には「平和的目的」とちゃんとうたっているわけですね。ですから、この「平和的目的」ということにちゃんと立つならば、安保...全文を見る
○吉井英勝君 これ最後にしておきたいと思うんですが、実はこの問題についてはアメリカの第二次ジョーンズレポートですね、これはアメリカ議会下院のレポートですが、その第五章の研究開発の動向で、米国政府の研究開発支出の多くは、むしろ貿易上即効効果がほとんどない軍事部門に投入されているとし...全文を見る
03月31日第112回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  第一に、本案による関税の引き下げは、我が国が自主的に決定したものではなく、アメリカなど欧米の不当な要求に屈して決定されたものであります。チョコレートは日...全文を見る
○吉井英勝君 租税特別措置法に関する附帯決議案が予定されておりますが、石油税及びその増税には反対でありますので賛成できませんけれども、しかし、第四項の税務職員の処遇改善、職場環境充実には賛成であり、この点に関連して若干質問をいたしたいと思います。  さて、去る三月一日の衆議院大...全文を見る
○吉井英勝君 公務員の場合は、労組法第七条の不当労働行為の適用は除外となっておりますが、憲法、公務員法等により法のもとの平等とか公正な人事考課は当然のはずであります。しかし、国家公務員の場合にも人事差別があるとうかがえるときは、最高裁の大量観察方式というのは大いに尊重し参考にし、...全文を見る
○吉井英勝君 ちょっと行政措置要求について言っておられましたが、これは御存じのように、中村博氏の国公法コンメンタールなどで国公法十七条の人事院の調査については書いておりますね。おっしゃったように、勤務条件に関する行政措置の要求における調査、これもありますが、不利益処分の審査請求に...全文を見る
○吉井英勝君 公務員には争議権はございませんが、その調整の役割というのは人事院が担っているわけですが、国家公務員法第百八条の七にあるように、団体の構成員となっても不利益扱いを受けない、もしこれを受けているとみなされる場合、またはそういう声が上がったときには、今おっしゃったように、...全文を見る
○吉井英勝君 どうもすみません。ちょっと大臣にだけ。
○吉井英勝君 そうですか。委員長、じゃちょっと御了解いただきたいんですが。
○吉井英勝君 私、口頭で申し上げますよりは、ちょっと見ていただいた方が……。  これは昨年十月時点の仙台国税局、関信、東京、名古屋、金沢、大阪の各国税局管内のものですが、これによりますと、勤続年数二十一年、標準年齢四十歳、一番下のところですね、見ていただくとわかるんですが、税務...全文を見る
○吉井英勝君 この八級職問題につきましては、去る三月一日、衆議院の正森議員の質問の際に、国税庁の次長は、職員団体の加入の有無によって不利益な取り扱いは行っておりません、今後行う考えはありませんと同じことをおっしゃいましたね。しかし、それはやっておりますと言ったらこれは明らかに法律...全文を見る
○吉井英勝君 いつも同じ答弁の繰り返しをされるんですが、大体法律違反できるわけないですね。やっていますということを言えるわけないんですが、しかし先ほど私が口頭で申し上げましたことは、念のために見やすく表でも見ていただきましたけれども、これは明らかに最高裁が判断を示しております大量...全文を見る
○吉井英勝君 さて、国税庁からいただいた資料によりますと、昭和四十年から六十年ざっと比べてみますと、申告所得税納税者数で二・五二倍、源泉徴収義務者数で三・二七倍、国税収入では一一・九四倍など、納税者数の伸びより国税収入の伸びがはるかに大きいということはいただいた資料などでわかりま...全文を見る
○吉井英勝君 現実にはやはり税務署で仕事がふえているのに職員がふえていないということで、今おっしゃったように現実には徴税優先の執行体制にやっぱりなっているんですね。確定申告の時期は二月十六日から三月十五日ですが、その還付申告そのものは一月一日からですね。それで、還付申告をしても還...全文を見る
○吉井英勝君 随分還付されないまま時効にかかっているのが多いと思うわけですが、税金の還付というのは知らない人も結構いるわけなんですが、納税者の利益や権利にかかわることであって、これはやはり改善する必要があると思うんです。還付申告をしてもなかなか戻ってこないとかいろいろございますが...全文を見る
04月15日第112回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○吉井英勝君 私は、同和問題についてお伺いしたいと思いますが、地対協意見具申また啓発推進指針などの中で、行政当局の主体性の欠如の問題や公平の観点から見て合理性が疑われる問題などたびたび指摘をされておりますが、私は、きょうは行政の主体性がどんなに失われているかという具体的事例につい...全文を見る
○吉井英勝君 今おっしゃったとおりだと思うんです。さらに少し御紹介しておきますと、「受付窓口につかれる職員は届書の住所に特に注意し改良住宅にかかるものであれば所定の手続きをもって処理して下さい。」ということで、受付の職員のところには、この文書の中にはちゃんと地名が入っているんです...全文を見る
○吉井英勝君 私はちゃんと堺市の文書を持っているんですが、私が言っている意味はこういうことです。地名総鑑を置きなさいという指示じゃないですよ。届け出の住所が同和地区の住所であるかどうかということを受付職員はすべてチェックしなさい、同和地区に係るものであればこれはそのまま受け付けを...全文を見る
○吉井英勝君 住民基本台帳法上の届け出には一切これは必要としないわけです。ですから、それは堺市がどう答えようとそれはあっちゃならないことだということです。  さらに読み上げておきますと、今住民基本台帳というのはコンピューターに入力をしているわけですが、この資料でも、「異動届の整...全文を見る
○吉井英勝君 それに先立つ文書も実はあるんですが、窓口に転居の届けがあれば、同和地区改良住宅に係るものであるか住所を確かめるとか、そういう人はまず住宅改良管理課へ行くように指導するとかいろいろありますが、さらにこういうこともあるんですね。そういう地域の人が言っている部落民証明書に...全文を見る
○吉井英勝君 事実は確認してそういうふうにやっていただいたらいいんですが、ただ問題は私が指摘したような問題です。同和地区出身者ですよという証明書を持っていかないと住民票の異動ができないということ、こういうことは人権侵犯に当たりますね。この点だけはちゃんと確認しておきたい。
○吉井英勝君 調査は調査としてやるということと、しかしそういう事実があれば、それは人権侵犯として正しく対処していただきたい、こういうふうに思うわけなんです。  そこで、そもそもこういう事態がなぜ生まれたかということなんですが、長年にわたって堺市当局は、特定の民間運動団体の言いな...全文を見る
○吉井英勝君 特に具体的な事実で私は申し上げていますので、こういう問題については具体的に解決を図るようにしていただきたいと思います。  引き続いて、実は大阪府の茨木市にございます解同大阪府連沢良宜支部の規約をきょうは持ってきております。この規約では、民間運動団体を脱退するときの...全文を見る
○吉井英勝君 明け渡せという規約があったとしても、当然民間運動団体の所属のいかん、入っているかどうかとか、加入したが脱退したかのいかんを問わず、法の定める資格ある者は改良住宅入居が認められ、退居させられる必要はないと思うわけですが、この点、建設省はいかがですか。
○吉井英勝君 長官に特によく聞いておいていただきたいと思うんです。私は、きょうは時間の都合で堺市と茨木市における二つの事例を御紹介しているんですが、実は今のその規約に関係して、茨木市の方の沢良宜支部というところでは、同和向け個人施策、例えば税の減免とか奨学金とか、入学仕度金とか就...全文を見る
○吉井英勝君 実はこの民間運動団体は地対協の意見具申でも啓発推進指針でもたびたび出てきておりますが、この団体、解同は、八八年度運動方針でこううたっています。啓発推進指針については立ち枯れ状況に持ち込むことができたと。長官、あなたが頑張っていただいている啓発推進指針というものは立ち...全文を見る
04月20日第112回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○吉井英勝君 私は、科学技術というのは平和的に利用され、民主的、自主的に発展すべきものだと思いますし、そういう立場で去る三月三十日の当委員会で科学技術外交、とりわけ日米科学技術協定や五六年協定の秘密特許に関する細目づくりなどの日米二国間協議の中で、科学技術の分野に安保条項を持ち込...全文を見る
○吉井英勝君 世界平和を含めた平和利用と経済発展のために日本の科学技術はあるということですね。そうだとしますと、日本の企業、研究者の自由を束縛して科学技術の健全な発展が妨げられるような事態に対しては、日本の科学技術を守り抜くというために、この点では長官を先頭に全力を挙げていただく...全文を見る
○吉井英勝君 ところが、今回の秘密特許に関する細目取り決めで、公開が前提の日本の特許に非公開の例外措置が設けられるということになりました。日本経済新聞の四月十四日付の社説では、「特許行政の枠を超えた重大な問題が含まれており、将来に禍根を残す」、「日本企業の研究開発意欲がそがれる」...全文を見る
○吉井英勝君 実は長官の答弁と政府委員の答弁は随分違うわけなんです。長官は、そういうことはないものと思うとおっしゃったわけですが、これは五六年協定のいよいよ具体化ということで出てきているわけですが、要は公開を前提とする日本の特許制度に、アメリカがこれは秘密だ、非公開だということに...全文を見る
○吉井英勝君 特許庁は条約上の義務でやらざるを得ないようなお話ですが、要するに公開と、それとは別にアメリカが開示するまでの間は、秘密を解除するまでの間は非公開にするものを持ち込むということは間違いないですね。もう一遍そこだけちょっと確認しておきたいんです。
○吉井英勝君 ですから、日本の公開原則の特許制度に、公開しないと、事実上秘密特許が持ち込まれたということはこれは明白なわけです。  これは、日本経済新聞にも経団連の申し入れ等が出ておりましたけれども、この秘密特許の申請を知らずに、日本の企業が類似の特許を申請した場合、通常の手続...全文を見る
○吉井英勝君 今長々と御説明いただいたんですが、今おっしゃったのは法定実施権の話ですね。それは特許権とは本質的に違う問題ですね。これは単に自分で開発した技術の使用が認められるということですね。  しかし、せっかく特許権は取っておったんだけれども、米国で秘密扱い解除となって、実は...全文を見る
○吉井英勝君 今の話は私さっき言っておきましたからいいんですが、協定出願ということで秘密扱いにするかどうかということが、いつの時点でこの秘密を解除するかということもすべてアメリカの判断だけにゆだねられるということになるわけですね。日本側の判断の入り込む余地が全くないということです...全文を見る
○吉井英勝君 その五六年協定からすると、もうこれは何年になりますか、三十二年ですか、三十一年何カ月かですか、事実上死文となってきたものですね。今改めてその死んでおった文章を、亡霊を引っ張り出してきて、そして公開原則の我が国の特許制度に秘密特許を持ち込んだ。しかも、これを例外措置と...全文を見る
○吉井英勝君 報道がどういうところからであるにしても、我々国民は新聞報道でそういう打診が始まったということを見ているわけです。アメリカ側の提案というのは、公開と規制の両面から研究開発に関する新たな枠組みをつくろうというもので、安全保障の見地から技術流出に対する規制を何らかの形で明...全文を見る
○吉井英勝君 あなたの理解とは別に、現実には先ほどの秘密特許の問題にしても、科学技術協定、原子力協定などへの安保条項の持ち込みにしても、大変な事態が進んでいるんだということを指摘して、次の問題に移りたいと思います。  次は、原子力防災の問題についてですが、実は、石油化学コンビナ...全文を見る
○吉井英勝君 今のお話を伺っておりますと、随分防災に頑張っていただいて安全だ安全だという感じですが、実はこの原子力については、今おっしゃったように、年間大体十四億、十二億、十六億、十五億ですね。実は昨年より減っているわけですが、安全PRの予算の方は毎年五百七十八億とか六百五十二億...全文を見る
○吉井英勝君 その万々一という考え方が、実はケメニー報告などでも原発は安全との思い込みが事故の原因の一つであったという指摘をしておりますので、まずそれを払拭するところから災害対策が始まるんだということをまずお考えいただきたいと思うんです。  非常に単純な例でひとつお聞きしておき...全文を見る
○吉井英勝君 私伺いましたのは具体的な話だったんです。そしたらいいですわ、ちょっと時間がございませんので。
○吉井英勝君 実は実際にすぐ目の前にあるんですけれどもね、社宅その他、東海村の消防本部でこれは聞いてあるんですが、総合訓練というのは昔一回やったきりで、このときも住民避難訓練まではやっていない。事故がいつ起きるか心配であるが、起きないように予防面をしっかりやってもらいたいと。実際...全文を見る
04月25日第112回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○吉井英勝君 私は、鉄道駅の身体障害者、老人対策についてまず最初に伺いたいと思います。  既に予算委員会での我が党市川委員の質問を初めこの問題を連続して取り上げてまいりました。総理、石原大臣、鉄道施設担当者などから答弁をいただいておりますが、その後運輸省ではどのように取り組んで...全文を見る
○吉井英勝君 実は、鉄道事業者が一社だけの場合などは駅のエスカレーターなど比較的取り組みやすいわけですが、しかし都市部の駅と申しますのは幾つかの事業主体がございまして、そういう接続駅という場合が多いですね。    〔委員長退席、理事菅野久光君着席〕  具体例として一つ御紹介し...全文を見る
○吉井英勝君 実は、今御紹介いたしました中百舌鳥駅などは昨年の四月に新しく地下鉄が開通したというところなんですが、昭和五十八年に運輸省の方からそういうガイドラインが示されながらも、必ずしも事態は関係事業者間でよく調整がとられて進んでいないというのが実態ですので、一層この点について...全文を見る
○吉井英勝君 今おっしゃいましたように、長年の経過があったわけですね。何回となく正常化に関する協定が結ばれ破綻するということを繰り返して、そしてその末に運輸省の調停でやっと結ばれたのが五十五年協定だったわけですね。ですからその意味では、これまでの協定と運輸省が立ち会って署名捺印ま...全文を見る
○吉井英勝君 昭和五十七年九月三十日時点での解撤の執行率が五、六〇%で、最終的に六十二年までかかっているわけですね。協定それ自体が守られていないわけです。  問題はそれだけじゃなくて、私どもの調査によりますと、昭和五十二年から八年間で総連合会の監査委員会がこれら一連の協定に基づ...全文を見る
○吉井英勝君 三隻とおっしゃったわけですが、疑惑のあること自体が重大なわけですね。一体それじゃ、何トンの何という名前の船がその三隻に相当するんですか。
○吉井英勝君 しかし、実際にはもっとありますね。例えば立興丸ですか、五十六年二月理事会承認船ですが、五十二年五月大阪府の村角建設に売却し、六十二年に砂利船汚職が発覚しそうになったので村角建設がクウェートの船会社に海外売船しているとか、第二十四明神丸ですか、これは五十一年十二月に広...全文を見る
○吉井英勝君 今二、三の船について私も御紹介いたしましたが、偽装解撤の操作によって、不況にあえぐ零細業者が泣く泣く出した保証金の中から、この二十隻分だけで実は合計四億円に上る解撤交付金を、全自運の一部の幹部などが不法に横領して政界工作などに使ったのではないかという問題、また、解撤...全文を見る
04月28日第112回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
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○吉井英勝君 私は国債依存の財政運営について若干お伺いしたいと思いますが、「財政の現状と展望」の中で、特例公債と四条公債について昭和六十二年度予算額と六十三年度の予算額で比べてみますと、四条公債の発行額は前年度当初に比べて三・一%増の一千七百億円。幾ら片方で特例公債の公債依存体質...全文を見る
○吉井英勝君 建設国債の対象経費との発行額の差、いわゆるすきま率が昭和五十年度当初予算では三四・五%あったものが、この年の補正予算以来極端に減ってきて、今のお話で計算しますと、すき間率は〇・三九%と。こういうふうに特例公債、赤字国債の常態化とともに差がほとんどなくなってきたという...全文を見る
○吉井英勝君 もちろん特例公債、その抑制と縮小、ゼロにすることが大事なんですが、同時に、建設国債が事実上赤字国債と類似の性格を現在財政運営の中ではとってきているということが見られるという点が問題だと思うんです。  ところで、国債残高は今年度末で百五十九兆、名目GNP比が四三・五...全文を見る
○吉井英勝君 これは五十六年度末現在などと比較してみますと、個人等は非常に大きく減っているわけですね、九月現在の数字ですと七・三ぐらいだったですか。さらにこれ一一%ぐらい減っていますかね。資金運用部が逆にふえて、つまりこれは国債の個人離れが進んで、郵便貯金、簡易保険など国民の貯蓄...全文を見る
○吉井英勝君 弾力性の問題だけじゃなしに、本来国民所得の再配分機能が財政運営の中には当然なければならないわけで、それがただ国債費が伸びたということだけじゃなくて、軍事費とか経済協力費とか、これはどんどん伸びているんだけれども、中小企業とか食管とか国民生活の分野は減っているわけです...全文を見る
○吉井英勝君 まあいろいろの機能という、そういう抽象的な話じゃなしに、特に国民の暮らしにかかわる分野について機能が、特に再配分機能が失われてきているという点、非常に大事な点であって、この点を特に指摘しておきたいと思うんですが、一方、国民の方は貯蓄とか簡易保険で生活のために蓄えざる...全文を見る
○吉井英勝君 実は、日本の財政力を引き合いに出して、アメリカなどは日本に対して貿易摩擦、市場開放などいろいろ言ってきているわけですが、しかし実際の日本の財政状況というのは、今おっしゃったように公債依存度、利払い費比率、長期債務残高GNP比をとってみましても最悪の状態でして、ですか...全文を見る
○吉井英勝君 金持ち日本ということですね、それは企業の側の企業活動による部分はあったとしても、実際の日本の財政力そのものは大変なんだと、ですから、思いやり予算であるとかいろいろ言ってきているわけですけれども、日本の財政力は今大変なんだと、このことはやっぱりちゃんとおっしゃるべきだ...全文を見る
○吉井英勝君 企業の方は豊かでありましても、今おっしゃったように国の財政力は大変、国民の生活も実は大変なんですよね。そういうことが、国民の生活は大変なのに、国民の生活を犠牲にして思いやり予算だの何だのというのは応じることはできないんですという、そこのところはやはりちゃんと財政状況...全文を見る
○吉井英勝君 損保会社というのは本来保険料によって被害者の損害をてん補することを債務者に約して、債務者からの報酬、手数料等によって採算をとることを業としているわけですね。したがって、補償金を値切って利益を上げることとか、いわゆる財テクによる、財テクというのは本来の損保会社の営業免...全文を見る
○吉井英勝君 保険業法でもちゃんと営業免許の内容等を定められておりますし、この種のことというのは是正さるべき問題でありますので、今のお話しありましたように、十分調査の上、この点は正していただきたいと思います。  次の問題といたしまして、税務の問題について少し伺いたいと思いますが...全文を見る
○吉井英勝君 著者本人が総務庁の室長時代に実際に取り組まれた内容等がたくさん出ておりますが、これは単なる心情の吐露じゃなくて、これは行政姿勢そのものについては今日の方も当然その姿勢は引き継いでやっておられると思うんです が、この点はいかがですか。
○吉井英勝君 この著書の中でも「税の問題の適正化」ということが挙げられておりますね。税の問題というのは「新たな差別意識を生む要因の一つともなっている。」とか、「一般の納税者と異なった配意をすることは、決して、同和問題の解決という精神に沿ったものとは言えない。」とか、それから「脱税...全文を見る
○吉井英勝君 私は持っておりますが、国税庁長官から東京国税局長あてのものとか、それからまた、いわゆる東企連の八項目の合意文書とか、これは、この種のものは以前からあなたのところへも何度もお渡ししてあって、よく見ておられるわけで、問題は総務庁としてはこのいわゆる確認事項があって、企連...全文を見る
○吉井英勝君 そこで、国税庁に伺いますが、大企連の七項目確認事項と東企連のあの八項目確認事項が問題になって久しいわけですが、国税庁はその存在を認められますか。
○吉井英勝君 その文章の三つ目に、「企業連が指導し、企業連を窓口として提出される白、青色をとわず自主申告については全面的にこれを認める。ただし内容調査の必要ある場合には企業連を通じ企業連と協力して調査にあたる。」と。で、この今内容を聞いているということとかお話しありましたけれども...全文を見る
○吉井英勝君 はい。  検査を実施すると、努めたいという答弁がありましたが、その後、検査院が検査をされたのかどうか、この一点だけお伺いして質問終わりたいと思います。
05月12日第112回国会 参議院 大蔵委員会 第13号
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○吉井英勝君 一九三七年から四五年の終戦の年までですか、第二次世界大戦のときの日本の戦費を、一般会計の中の陸海軍省費、軍需省費、徴兵費、臨時軍事費等を合わせてみますと、一般会計の中では千七百五十四億二千八百万円、これを一九八七年ベースに換算いたしますと三十六兆百六十二億円、こうい...全文を見る
○吉井英勝君 さて、一九八八年の国債残高は百五十九兆円ですが、ですからこれは第二次世界大戦の戦費の四・四倍、当時戦費を賄うために発行された赤字国債の五・五倍という、こういう数字になってこようかと思うのですが、この点どうでしょうか。
○吉井英勝君 一九七五年から赤字国債の大量発行を始めて以来、いわば平時に戦時の財政運営と同様のことを進めてきたという、こういう見方もできようかと思いますが、以前から我が党がよく指摘していたとおりのことが今日財政危機を深刻にしたのであり、この点では財政政策上の失敗であったと思うので...全文を見る
○吉井英勝君 後藤さんの本なんかではあれはGNPの一・九倍ぐらいの計算を挙げておられたかと思いますが、七五年からの赤字国債の大量発行によってやはりいよいよ今日の財政危機を深刻にしてきたという点、この点での財政政策上の問題ということについて先ほど私は伺ったのですが、この点どうですか...全文を見る
○吉井英勝君 赤字国債の六十五年発行ゼロの話はまた後ほど触れますが、七五年に赤字国債の発行ではなくて、これはやはり後年度において随分大きな負担を生み出すものでありますから、軍事費の削減とか大企業優遇の税財政の是正とか、公共投資の中身そのものを国民生活重視型に転換するとか、国民本位...全文を見る
○吉井英勝君 さっきも言いましたように、私は軍事費だけ挙げてないんです。大企業優遇の税財政制度の問題とか公共投資の中身の問題も触れておりますので、全体の中での議論なんですが、しかし、そういう中で赤字国債残高がゼロになるわけじゃなくて、これは大変な問題ですね。その点は大変だと思って...全文を見る
○吉井英勝君 そこは大臣と考え方が異なるところといたしましても、去る四月七日の予算委員会で我が党の上田議員が指摘しましたように、世界史を見てまいりますと、大型間接税が持ち出されたというのは第一次大戦のときとか第二次大戦のときとか、第二次大戦後のどさくさといいますか、戦争の時代から...全文を見る
○吉井英勝君 赤字国債を発行してどんどんどんどん国債残高がたまっていって財政危機だ、大変だという中で、数年前には健保改悪、本人負担の導入、今度また国保問題ございますが、こういうふうな医療保険制度のやり方もちようど戦中に見られたやり方、国債の発行も戦中のやり方、大型間接税もいつもこ...全文を見る
○吉井英勝君 これはそう考えていらっしゃらないということでございますが、しかし私の方は、これは今のやり方というのは余りにも異常である、平時にやるべきことじゃない、こういうふうに思うわけです。戦争の時代の国家財政の仕組みを、そういうやり方を持ち込むべきでないということを申し上げてお...全文を見る
○吉井英勝君 新幹線保有機構とか東日本、東海、西日本、貨物、その他関連で三十七兆二千億ぐらいの残高ですか。
○吉井英勝君 これは一例として国鉄関係を今ちょっと挙げましたが、これらの三十七兆二千億の中のかなりの部分で償還不能が生じたときにどういう対応をされますか。
○吉井英勝君 百五十八兆の国債の元利償還の問題がこれから出てまいりますが、今挙げました国鉄関連のほかにも空港公団その他莫大な債務残高に対応する元利償還という問題が今後出てくるわけです。このことに対して今のお話を伺っておっても、これからということでどうも見通しをお持ちじゃない、そう...全文を見る
○吉井英勝君 私は、空港公団その他ということで、政府関係の事業団その他合わせますと随分これは一つ一つについて議論しなきゃいかぬ、よく精査しなきゃなりません。単純に言っている話じゃございませんから。しかし、その他合わせまして膨大な債務であるわけですね。それは成田にしても何にしても随...全文を見る
○吉井英勝君 あなたのお話を伺っておりますと、この国債残高がいかようにあろうとも、今は全く万々歳で、全く心配ないという、こういう話なんですよね。で、昭和六十五年度赤字国債発行がゼロ、これが財政再建の一里塚であると、あたかも深刻な財政危機が緩和されたような言い方をされるのは、私は非...全文を見る
○吉井英勝君 最初に、奥野発言につきまして御質問いたしたいと思います。  奥野国務大臣本人は、昨日も参議院本会議の中で偶発的事件という評価をされるなど全く反省していないといいますか、問題はいよいよエスカレートしてきているというふうに思うわけです。昨日の参議院本会議で我が党の佐藤...全文を見る
○吉井英勝君 外国の評価とかいろいろ言っておられましたけれども、そういう評価はともかくとして、総理御自身のお考えとしては、今の発言どおり中曽根総理の言われたように、あなたも侵略戦争であったという御認識であると、重ねて伺っておきたいんですが、そういうことでいいですね。
○吉井英勝君 さてそこで、奥野国務大臣について結局罷免をされるのかどうかですね、その点はいかがですか。
○吉井英勝君 軽々は結構として、罷免の可能性というものはあるということですか。
○吉井英勝君 奥野大臣の発言というのは極めて重大なものでございまして、これは特に罷免を要求しておきたいと思います。  次に、財確法に関連して、財政再建についてお考えを少し伺っておきたいんです。  午前中の質問で、我が国の国債残高は、あの第二次世界大戦の戦費の四・四倍に達すると...全文を見る
○吉井英勝君 NTT株問題につきましては午前中に少し触れておりますので、中身は随分と省略いたしますが、NTT株は売却益を昨年に引き続いて本年度も一兆三千億公共事業に回していくということですが、このような公共事業拡大が今日の財政危機を招くきっかけとなった五十年代初期当時の誤りを繰り...全文を見る
○吉井英勝君 本来やはり国債残高を減らす方向に持っていくなり減債基金の方向でもっと考えるべきものが、税収好調ということで、やはりNTT株の売却についても違った方向に向かっていることについては、これは随分問題があるということを申し上げておきたいと思うんですが、午前中の質問の中で主計...全文を見る
○吉井英勝君 やはり午前中の議論を聞いておりましても、財政危機についての御認識はかなり甘くなってきているといいますか、先ほども触れましたように、それはこの赤字国債についても六十年償還方式に事実上の切りかえみたいなものですね、それで心配ない、万々歳と言わんばかりの御発想に伺えるんで...全文を見る
○吉井英勝君 いろいろ伺ったんですけれども、この本当の理由ですね、進めようとしておられる本当の理由、本当のねらいというのは結局のところどこなんですか。
○吉井英勝君 そのバランス論をいろいろおっしゃるわけですけれども、やはり初めに大型間接税ありきということが、今回総理はどうもこの三回目の挑戦ですが、名称、導入の理由はそれぞれ変わっているけれども、しかし中身は結局大型間接税ですね。本当の理由というのはやはり初めに大型間接税ありきじ...全文を見る
○吉井英勝君 その社会主義税制については既にもうこの前決着済みでございまして、それは違う御認識だということと、マルクスの間接税についての議論もちゃんと上田委員の方から予算委員会でやっておりますので、きょうは私ここでは繰り返しませんが。  次に、そこで伺いたいんですけれども、不公...全文を見る
○吉井英勝君 まあ会長のお話はお話として、総理御自身のお考えとしてはいかがなものかということを伺っているんです。この引当金の廃止について、廃止するのか見送りのお考えなのか、この点について。
○吉井英勝君 ところで、中間答申などでは、大企業減税については四二%の法人税率を三七・五ですから四・五%引き下げ、中小企業については二%の引き下げ、軽減税率ですね。率ではもとより、所得が大きい分だけ絶対額においても大企業の方が大幅な減税になるということは、これはだれが考えてもわか...全文を見る
○吉井英勝君 実は、アメリカのレーガン政権が行った法人税率の引き下げ、このときは同時に大企業向けの特権的減免をなくして、逆に大企業は五年間で千二百四億ドルの増税になっているわけですね。こういう世界の流れの中で、法人税率を下げるだけじゃなしに一方ではそういう措置があって、そして必ず...全文を見る
○吉井英勝君 大企業同士、中小企業との不公平だけじゃなしに、アンケートを見ますと政治家についても得しているという見方がありますが、ここで私はもう議論は時間の関係でおいておきますが、例えば昨年の閣僚の皆さんの資産公開ですね、公表された分だけで見ましても、三五%の税率からマル優廃止で...全文を見る
○吉井英勝君 汚職で問題になっております総理府がブルーのパンフレットで、こちらの方では当初三十万部、改訂版で二十万部で四千四百万、黄色のパンフは当初は四十万で改訂版三十万の合計四千八百万、大方一億使って大型間接税のPRしておられますね。NHKは反対四八%の報道をしなかったことをこ...全文を見る
05月13日第112回国会 参議院 科学技術特別委員会 第7号
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○吉井英勝君 私は、まず最初にPPの問題から順番に伺っていきたいと思いますが、核ジャックなど絶対許さないということ、これは当然のことでありますし、そのための核物質防護ということは大事な課題であります。  ところで、その点では核についての情報を公開して、そうして従事する科学者、研...全文を見る
○吉井英勝君 また、あわせまして、原子力施設の科学者、研究者、労働者の皆さんの自主性とか、それから専門研究の自由とか自治の保証というのが、みずから防護についての自覚を高め核防護をより確実にしていくという点で大事な問題だと思うんです。  ところで、核防条約があって国内法としての本...全文を見る
○吉井英勝君 その点は非常に大事な点ですので、確認しておきたいと思います。  特にこの信頼性の確認については、本当は基準が問題なんですね。この基準、方法、判断をするのは一体だれかとかライン上の権限とか、どの場所で確認をするとか、この点は多くは府省令にゆだねられ、あいまいな部分が...全文を見る
○吉井英勝君 そのとおりなんですが、この協定によって、日本においても信頼性確認の方法についてアメリカのようなやり方というのをとってもらいたいとかそういう要望が仮にあったとしても、これは日本は日本のやり方で従来どおりやっているんだからそういうことはいたしませんということは、これはは...全文を見る
○吉井英勝君 また、IAEAのINFCIRCレビュー1、これと原子力委員会のPP指針とを比べますと、信頼性確認の区分が違っていて、日本の原子力委員会のPP指針の方がかなり厳しい内容。つまり、例えば同じ研究所の職員が自由に交流し合って研究していく上でカテゴリーII、IIIの区分まで...全文を見る
○吉井英勝君 あくまで臨時の立入者についてというお考えから出発しているということであって、再度確認しておきたいんですが、そうすると、この表のII、IIIの区分のものについても、これは区分Iの場合と同じような扱いというより、研究所の内部においては研究者の自由な交流を妨げるようなやり...全文を見る
○吉井英勝君 原子力委員会のPP指針というのがありますけれども、これはIAEAのよりかなり厳しいものだと思いますが、今おっしゃったように、臨時の立ち入りの者に限りということで、研究所内部の研究者たちの自由な交流を妨げないものと、こういうふうに確認されたものと私は理解しますので、次...全文を見る
○吉井英勝君 そういうことがあっちゃならないということで、おっしゃるとおりなんですが、ただ問題は、核防護ということと同時に、一面この防護が行き過ぎますと、気がかりな問題と申しますか、人権なり基本的権利にかかわる問題が出てくるという場合がやはり懸念されますので、PPの問題というのは...全文を見る
○吉井英勝君 そこで、その相互協力の関係なりそれを体制的にも保障するものとして、やはり労働者、労働組合代表とかそういう代表も入った機関を設けてこういうものを進めていかれる、行き過ぎをチェックするように、それはぜひ考えていただきたいと思うんです。  また、核物質防護管理者の選任に...全文を見る
○吉井英勝君 次に、私、実は先日、動燃へ調査に行きましたけれども、動燃といいますと、事業団法第一条で「原子力基本法に基づき、平和の目的に限り、」となっているわけですが、また、その根拠法となる原子力基本法は、先ほど来局長も確認されたように、第二条では「基本方針」として公開の原則がも...全文を見る
○吉井英勝君 今おっしゃったのは機微なものですね。どこに警報装置がついているとかそういう機微なものについては公開しない部分もあるという、こういうお話ですね。公開はあくまで原則でしょう。
○吉井英勝君 濃縮ウランプラント、工場ですね、その機微な部分、今おっしゃったように警報装置であるとか、どこに何がついているとか、それはおっしゃるとおりだと思うんですが、しかし、濃縮ウラン工場そのものが公開が原則か非公開が原則かとなれば、動燃事業団の事業団法によっても、その根拠法に...全文を見る
○吉井英勝君 そうすると、原子力施設の個々の施設についてのPPの検討を今しているわけですけれども、このPPをはるかに越えてしまって、もともと施設そのものが機密であるから見せないということになってくると、PPにかかわるこの法律上の部分と全く別な世界がさらに広がっているということにな...全文を見る
○吉井英勝君 濃縮ウラン工場があって、機密にしたい部分、ノーハウの部分とかそういう部分、工場全部がそういう部分じゃないでしょう。工場全部が全く非公開、こういうことでいいんですか。
○吉井英勝君 そうですね。おっしゃったとおりが私原則だと思うんです。  だから、ウラン濃縮工場そのものは原則公開ですね。その中の部分によっては機密を要するといいますか、ノーハウにかかわる部分とかでどうしてもこれは非公開にしておきたい、あるいは機微な情報にかかわるそういう部分があ...全文を見る
○吉井英勝君 ただ、現実には動燃の工場というのは事実上、私結局この間お話をしまして最終的に見てもらいましょうということになりましたけれども、科学者、研究者といえども簡単に入ってもらっては困るんだということで、何ですか、私行きましたときにお聞きしますと、副所長さんまでが、実は私も見...全文を見る
○吉井英勝君 私は、大事なことは、基準に合って安全であるとかいうことよりも、随分努力はされたにしても、性能を高めたにしても、動燃の希ガスフィルターからもなお漏えいがあるということ、そういうこと自体が問題だと。それに対して安全だ安全だと言うこと以上に、それに対する対策をどのようにパ...全文を見る
○吉井英勝君 それじゃ改めて外務省に伺いますけれども、昭和六十三年四月二十八日付で「米国原子力艦船の寄港三〇〇回にあたっての市長コメント」というのが横山和夫横須賀市長名で発表されました。同時にこれは外務省にも提出されているものですが、このコメントで横山市長は、万一の放射能もれ等の...全文を見る
○吉井英勝君 この点で科学技術庁に聞いておきたいんですが、チェルノブイリ事故の後、横須賀市、佐世保市、沖縄県の米原子力軍艦寄港地でつくる三港連絡協議会が、昭和六十二年三月十三日付で科学技術庁原子力安全課長あてに要望書を提出しております。ここに持ってまいっておりまして、私も読んでお...全文を見る
○吉井英勝君 これは科学技術庁でも外務省でも結構なんですが、アメリカの原子力潜水艦は事故は一回もないんですね。そういうふうに確認していいんですか。
○吉井英勝君 原潜事故はないんですか、原潜の事故は。
○吉井英勝君 これはアメリカの原潜を全面的に信頼するというだけで、事故対策については何ら考えない、もともと事故はあり得ないから考えない、こういう発想ですが、科学技術庁の方も地域が地域防災計画を考えるのは勝手だけれども国は一切考えないんだと、こういうお考えのようでございますが、これ...全文を見る
○吉井英勝君 時間が来ましたので、終わります。
05月17日第112回国会 参議院 大蔵委員会 第14号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部の改正案に反対の討論を行います。  本法案に反対する理由の第一は、世銀がIMFとともにアメリカの戦後世界支配の有力な武器として機能しており、今回の措置もこの実態を何ら変...全文を見る
○吉井英勝君 参考人の皆さん、随分お疲れのことと思いますが、いましばらくお願いいたします。  伊夫伎参考人に最初にお伺いしたいと思いますが、銀行は大衆の預金を預かっているというところから高い公共性が求められておりますし、またそれだけに安全な資金運用についての義務が課せられており...全文を見る
○吉井英勝君 リスクヘッジのためにと考えながら、先物そのものにもまたリスクが伴うんじゃないかという点を私考えまして、何かこの点でお考えになっていらっしゃる方策がございますれば、あわせてお聞かせいただければ結構ですし、今のところなければ、それはそれで結構です。  もう一点お聞きし...全文を見る
○吉井英勝君 もう一点お聞きしておきたいのは、金融先物市場については東京だけに開設をお考えなのか、大阪と二カ所でお考えなのか。現在の開設準備の状況などもあわせてお聞きしたいと思います。
○吉井英勝君 次に、竹内参考人にお伺いしたいんですが、既にいろんな観点から御質問ございましたけれども、昨年のブラックマンデーについて、その原因と対策についていろんな機関が調査とか研究発表もしておられまして、いわゆるポートフォリオインシュランスといわれます先物で、現物にまたがるコン...全文を見る
05月18日第112回国会 参議院 科学技術特別委員会 第8号
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○吉井英勝君 鈴木参考人にお伺いいたしたいと思いますが、核物質防護、広くは核防護と申しますか、核ジャックとかあるいはジャックによるそのものを使っての脅迫とか、あるいは核兵器への転用とか、そういうものが行われて国民の平和と安全が脅かされるということがあってはならぬということは、これ...全文を見る
○吉井英勝君 学術会議などに、府省令を定める場合、その運用面について政府として諮問をするとか、この点について御意見どうですか。
○吉井英勝君 同様の今の四点について石橋参考人の方から御意見ございましたら伺っておきたいと思います。
○吉井英勝君 核物質防護ということでちょっとこの間議論してまいったわけでございますが、広くは核そのものの防護と申しますか、そういう中の大事な問題だと思うんですが、広く見てみますと、本来核兵器の廃絶とか核施設へのジャック等不法行為の防止であるとか、それから核施設の事故防止と事故発生...全文を見る
○吉井英勝君 災害対策基本法では、これは勝手につくればよろしいというだけじゃないですね、国と協議をしなさいと義務づけているわけですね。だから、協議を持ってきたときに、いやそれはアメリカが大丈夫と言っているから大丈夫ですと。つまり原潜はアメリカが安全だと言うから防災計画は必要ないと...全文を見る
○吉井英勝君 皆さんも関与されておられますのでよく御存じのように、青森県地域防災計画というのがございますね。ここの原子力対策では、青森県のむつの方ですね、県の災害対策本部の設置、「知事は、次の各号に該当する場合は、災害対策本部を設置する。」と、ここでは原子力船定係港で災害が発生し...全文を見る
○吉井英勝君 日本の原子力船の場合は、原子力災害を万一にしても考えなきゃいけないということを今おっしゃったわけですね。アメリカの原子力潜水艦であれば、同じ原子力船であるけれども、大丈夫だから必要じゃないという立場ですね。あなた自身おかしいと思われませんか。
○吉井英勝君 潜水艦であろうと一般の船であろうと原子炉を積んだ船という点については違いがない。一時的にとまるにしても、長らくとまるにしても、そのことは除外して、原子炉を持った船であるということについては違いはないんでしょう。どうですか。
○吉井英勝君 科学技術庁は放射能漏れの方は考えられて、それで原子力軍艦放射能調査指針大綱というのをまとめられて、これは横須賀でもやっておるわけですね。ですから、一方では放射能漏れもある、事故等も想定しながらそういうものをつくられて、ただしこれは測定だけで終わってしまっているわけで...全文を見る
○吉井英勝君 この議論を長官にも横でお聞きいただいたわけですが、別にアメリカでなくてもどこでもいいんですけれども、原子力潜水艦であれば、相手が大丈夫だと言えばもう大丈夫だと、そして日本の原子力船については万一の事故も考えなければならないんだと、これはだれが考えても少なくともおかし...全文を見る
○吉井英勝君 実際には事故が起こってから対応なんて遅過ぎるんですよ。事前に防災計画も立てて避難訓練をするとかちゃんとやって初めてなるわけであって、これはコンビナート災害であったとしても、地震災害であったとしてもちゃんとやっているわけです。これが相手が大丈夫だ大丈夫だと言っているか...全文を見る
05月24日第112回国会 参議院 大蔵委員会 第16号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、金融先物取引法案、証券取引法一部改正案の両案に対して反対の討論を行います。  まず、両案のうち、先物市場の開設についてであります。近年のアメリカを中心とする金融先物市場の異常な肥大は、ドル危機を契機とする変動相場制移行など、世界経済の危...全文を見る
08月24日第113回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○吉井英勝君 宮澤大蔵大臣に伺いますが、リクルートの江副氏とあなたはどういうおつき合いですか。
○吉井英勝君 ここにリクルート社の「かもめ」という社内報があります。六月号ですが、これに江副氏会長就任披露パーティー、四月二十日、東京・ホテルオークラ平安の間、宮澤大蔵大臣出席となっていますね。あなたの政治資金パーティーでたまたま何千人かの中の一人としてお会いになったんじゃないで...全文を見る
○吉井英勝君 これは、自分のパーティーに来た一人じゃなくて、江副氏のパーティーに行ったということですから、特別の関係じゃないですか。どうですか。
○吉井英勝君 江副氏は、あなたとはそういう特別の関係がやっぱりあるわけですよ。しかし、だからこそ江副氏は、政治家の家族や秘書については自分はつき合いがないんだということを言っていますね。だから当然江副氏にとって、秘書とかその友人に対して接触を持つとか非公開株を譲渡するというそうい...全文を見る
○吉井英勝君 これは、秘書なり秘書の友人のことであって、自分は関係ないとあくまでもおっしゃるわけですか。
○吉井英勝君 私はここに「日本政治裁判史録」を持ってまいりました。これによると、政治家と秘書というのは「異心同体」——一心同体ということでありますね。小川鉄道大臣の汚職事件に関するこの戦前の大審院の判例以来、政治家と秘書というのは一心同体なんだということは判例の上で確立しているん...全文を見る
○吉井英勝君 七月なんかには十三回ノーコメントとおっしゃったんですね。七月の十五日及び十六日に、あなたと服部秘書と河合氏ですね、それぞれに記者会見で、すべて六十年の一月であったという点で一致しているわけですね、三人とも。なぜそれが二週間たった八月の初めの予算委員会になれば六十一年...全文を見る
○吉井英勝君 口裏を合わせたなんて私言っておりませんので、余り御興奮をなされずに。  七月十六日の朝日の記事を持ってまいりましたけれども、河合氏は、「「有力政治家の秘書の名前を借りれば、リクルートから非公開株を入手できると思い、以前から知り合いの服部秘書名義で取引した」」、昭和...全文を見る
○吉井英勝君 じゃ、あなたが聞いたこと、しかし実際に河合氏が言っていることと食い違うわけじゃないですか。ちゃんとこれは河合氏を証人喚問しないことには解明できないんじゃないですか。どうですか。
○吉井英勝君 七月十六日の河合氏の記者会見というのは極めて具体的です。思い違いが出るような話じゃないということを改めて指摘しておきたいと思いますが、なぜこんな筋の通らない話になってくるのか。  これは、河合氏が報告を訂正したのではなく、あなた自身が何とかしてリクルートから譲渡を...全文を見る
○吉井英勝君 金額問題につきましては、これは六十年一月に約千二百円で購入し、そして六十一年十月に五千数百円で売り抜けておれば四千万円でちゃんと合っているわけですよ。だから、数字の面で間違っているということはないわけです。  さらに、七月十五日の記者会見で服部秘書は、リクルート側...全文を見る
○吉井英勝君 結局、真実は何かということを究明する上でも、だれから買った株かも明らかにされないし、そもそも今、大臣のお話は、この服部氏の話にしても又聞きだし、服部氏自身が河合氏からの又聞きという話ですから、これでは本当にきわめることはできない。  そこで、私は、河合氏の証人喚問...全文を見る
11月09日第113回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○吉井英勝君 上坪先生、高良先生、本日はどうもありがとうございました。  私の方は二、三お聞きしたい点がございまして、今約一千億でということで御計画をされておりますが、伺っておりますところでは、来年度から基本設計、再来年度から建設ぐらいの予定で、一九九五年運転開始ということを目...全文を見る
11月22日第113回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
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○吉井英勝君 国と違いまして地方自治体の場合は住民サービスの直接の接点ということになっておりますし、したがって、また業務内容も住民生活に密着したものが多いわけですが、この点で土曜閉庁となりますと住民の皆さんの側がそれに対してどういうふうに考えているのか、また土曜閉庁となってもこう...全文を見る
○吉井英勝君 具体的な調査としてはやっていらっしゃらないようなんですが、大阪の例で調べて みますと、実は市民の皆さんに対するアンケート調査をやったことがあるんです。守口市の場合ですと、閉庁すべきでない分野として挙げている中に、例えば窓口職場、こういうものについては六一・二%、そ...全文を見る
○吉井英勝君 本改正案につきましては、週休二日制の第一歩となるものでありますし、我が党も賛成をするわけですが、その実施に当たっては、それぞれのこういうアンケート調査もやって「市町村の当局の側においても、それから労働組合側においても住民サービスを低下させちゃならないと、むしろ土曜日...全文を見る
○吉井英勝君 土曜閉庁といいましても、実際上保育所とか保健医療部門などで直ちに閉庁ができないという職種もございますし、そうすると、四週六休でしかも土曜の開庁となりますと、休む人もいるが出てくる人もいる、こういうことになるわけですから、やはり必要な予算とか定員の確保を図らないと、地...全文を見る
○吉井英勝君 今おっしゃったような考え方でうまくいく分野もあれば、例えば予算、定員の範囲内ということを一般的議論としてだけやっていると、保育所の場合、土曜日、週によって交代で休むということでやっていく。しかし、その場合には国の方で保母配置基準とかきちっと決めているわけですから、い...全文を見る
○吉井英勝君 窓口の話ですとまだあなたのおっしゃるような方法も可能だと思うんですが、例えば保育所になるとそうもいかないんですね。もし保育所について、保母でない人がその日たまたま応援に来るとか、こういうわけにもまいりませんし、さりとて国が決めている基準を崩すというわけにもいきません...全文を見る
○吉井英勝君 そういう努力は努力としてやるにしても、しかしこうでなきゃいけないということで強制してしまうと国の基準から外れる問題が出てきますので、それはそういう強制はしない、この点だけはひとつ確認しておきたいんですが、これはいいですね。
○吉井英勝君 もともと国が土曜閉庁を打ち出した背景には、先ほども少し出ておりましたが、地方公共団体の土曜閉庁に関する研究会報告というのをまとめられて、それを私も読ませていただきましたが、「世界とともに生きる日本 経済運営五カ年計画」これを引かれて、「我が国の労働時間は欧米に比べて...全文を見る
○吉井英勝君 大臣にもいろいろ現場の実情と申しますか住民との接点のところで出てくる問題も含めて、ずっと質問を通じてお聞きいただいたわけですが、以上、私は土曜閉庁を実際に地方自治体で実施する上での具体的な問題で問うたわけですが、この改正案に賛成するという、もちろんそういう立場なんで...全文を見る
○吉井英勝君 最後に、一点だけちょっと一言。  昼休みの窓口のサービスなどについて、これはもう時間がありませんので自治省の方で調べられたものを見ていきますと、市町村レベルでは昭和五十六年の八七%から現在は九七・二%で開いておられますね。私の知っております大阪などで も、これは...全文を見る
12月15日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第12号
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○吉井英勝君 一昨日、総理はリクルートコスモスの非公開株の譲渡を受けていた問題を背景として綱紀粛正なる指示を出されました。  そこで伺うんですが、総理、公務員の綱紀に反するどういう行為があったのか、まずこの点から伺いたいと思います。
○吉井英勝君 ですから、汚職から一連ということですが、まず文部、労働の事務次官などのリクルート株の問題、それからパーティー券の売りつけの問題とか、こういう問題ももちろん背景にあったというふうに考えていいわけですね。
○吉井英勝君 公務員の綱紀粛正を口にする前に、やはり総理、あなた自身の青木元秘書や福田氏名義のリクルートコスモス株の問題についてみずから事実と責任を解明すべきだというのが多くの国民の声ではないかと思うわけですが、この点についてはどうなんですか。
○吉井英勝君 NHKのせんだっての調査によりましても、リクルート疑惑の問題については、許せない、釈然としないという声が八四%ですか、あったわけですし、そういう点では綱紀粛正ということを口にされるからには、やはりみずからの問題について解明をするべきだ、そういう国民の声にこたえるべき...全文を見る
○吉井英勝君 ですから、その内容ですね。いつ、だれから買ったのか、株式売買約定書ではどうなっているのか。また、ファーストファイナンス等よりファイナンスを受けたのかどうかとか、だれの口座に利益金の払い込みが行われたのかとか、その使途はどうなのかとか、国会へ提出された資料では本人です...全文を見る
○吉井英勝君 これはこれからの問題じゃないんですね。今、国民が一番解明するべきだと考えておるのはまさに五十九年十二月の譲渡の問題、また六十一年の九月の譲渡の問題ですね。だから、過去の問題だから、済んだんだからこれから気をつければよろしいよという、そういう問題じゃなくて、この問題、...全文を見る
○吉井英勝君 綱紀粛正の指示の中では、国民への疑惑を招かない、こういうことを総理も指示をしておられるわけですが、今現に疑惑があるわけですね。それを晴らすということが大事だということで、私はこれを改めて調査していただきたいと思うわけです。大臣自身が調査をまずして、明らかにされたいと...全文を見る
○吉井英勝君 加藤前事務次官の場合は、これは職務権限に関係があったわけですね。リクルートの就職情報誌の規制問題で問題になったとき、このときの問題があるわけですが、この浜田代議士の場合は社会労働委員会の委員と、こういう立場にあったわけですね。議員についても職務権限があるということに...全文を見る
○吉井英勝君 ですから、これはやはり職務権限でこの加藤労働省前事務次官と同じ問題があったんだということで、さらにこの問題については調査をされる必要があるというふうに思うわけです。  ところで、この浜田氏は六十年の十一月十八日に東京プリンスホテルの鳳凰の間で「MESSAGE85」...全文を見る
○吉井英勝君 労働大臣の意を受けた方が、パーティー券を引き受けた者、その配券をやった者、名のり出るようにと言ってもだれも名のり出なかったのかと、私はそこに非常に疑問を感じるわけなんです。こんな話は大体係長さんらでできる話じゃないですね。局長なり官房長なり、クラスは大体限られてくる...全文を見る
○吉井英勝君 この配券先リスト、労働省岡部官房長二十五枚と出てくるわけですよね。  私は、時間もなんですから厚生省にもお話をしておきましたが、例えば厚生省の場合は、さっき労働省は、三十五枚のざっと見ただけで七十万円分ですが、厚生省はざっと六十枚出てきて、これは百二十万円ですか。...全文を見る
○吉井英勝君 大変いいかげんなことだと思うんですよね。労働省にしても、厚生省にしても官房長が取りまとめをやっておったわけですから、当時の官房長になぜ聞かないんですか。聞いてもし正直に答えていないとなれば、それは官房長がうそをついておったということになるわけでありますし、これは本当...全文を見る
○吉井英勝君 リクルート株の譲渡の疑惑問題ですね、それからパーティー券の売りつけなどで、高石氏の場合、事務次官は調査を受け政務次官ならやらない、これは国民からすると全く納得のできないものであります。特に、先ほども私申し上げましたように、これは国家行政組織法の中で政務次官はいかなる...全文を見る
○吉井英勝君 五十四年十一月九日に、おっしゃった指示を出しておりますね。その中でも、政治家等の資金集めパーティーの券の引き受け等はやっちゃならぬと。この点については総理も一昨日の税制特の答弁の中でも、資金集めパーティー券の売りさばきを公務員に指示したり依頼したりすることは自粛すべ...全文を見る
○吉井英勝君 新聞の報道等で二十億集めたとかになると、一万人規模じゃなくて、二万円券でありますと十万人ですか。そうすると後楽園のビッグエッグですか、あれを借りてもできるかどうかわからないという、最初からそういう問題であるわけですが、そういうふうな余りにも政治資金集めのパーティーと...全文を見る
12月16日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会公聴会 第1号
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○吉井英勝君 日本共産党の吉井英勝でございます。  公述人の皆さんには、きょうは本当にお疲れさまでございます。どうもありがとうございます。  宮本公述人のお話を伺っておりまして、二年前には、大型間接税はやらないということで一生懸命自民党も選挙で頑張っておられたということは私ど...全文を見る
○吉井英勝君 そういうことなんですが、特にメーカーの支配のかなり強い業界でもありますし、メーカーの系列支配と申しますか、そういう点で導入による問題もこれはかなり伺ってもいるんですが、さらに御心配していらっしゃる問題などございましたら、あわせて伺っておきたいと思います。
○吉井英勝君 まあ各系列ごとにありまして、その問題についてそれはそれとして伺っているんですが。  それで、金子公述人とそれから宇田川公述人に伺いたいと思いますが、この法律が仮に通った場合、四月一日より効力が生ずると。そうなると、仮に六カ月間弾力運用だということにしても、その場合...全文を見る
○吉井英勝君 最後に一点、宇田川公述人からお聞きしておきたいと思いますが、三%の転嫁カルテルの問題ですね、これは独禁法の骨抜きにつながる問題について御見解をお聞かせいただければと思います。
12月20日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第15号
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○吉井英勝君 私は、半年間の弾力運用の問題についてまず伺いたいと思います。  衆議院本会議における修正条項についてですが、税制改革法案第十七条二項で、国税当局においては、六十四年九月三十日までは、その執行に当たり、弾力的運用を行うということになったことについて、十一月二十四日付...全文を見る
○吉井英勝君 ですから、今答えられたように、消費者は四月一日になればこの法案が成立した場合にはまず三%を納めなきゃならぬと。納税義務者となる業者の方も、これは半年間分の消費税は納税しなくてもよいことじゃなくて、やはりきちっとこの分も納税するということですね。くどいようですが、ちょ...全文を見る
○吉井英勝君 ですから、まず前段の方ですね、改めて確認いただきましたように消費者も三%を納める、それから納税義務者たる業者もちゃんと納めるということ、これはまずはっきりしているということですね。  それでは、この修正の実態は一体何なのかということなんですね。六十四年の四月一日か...全文を見る
○吉井英勝君 いろいろおっしゃったんだけれども、私が一番ずばり聞いていますのは、申告に瑕疵がある、あるいはミスがあってもそれは無視するのかどうか。順番に一つずつ伺いましょうか、これを無視するんですか、どうですか。
○吉井英勝君 つまり、それは修正申告または更正の対象にするということですね。
○吉井英勝君 つまり、四月一日からの実施もこの法律どおり、その他の扱いについても従来どおりと。何らこの修正というのは意味を持っていない、こういうことを今、主税局長おっしゃったことになるわけですが、同じくこの弾力運用の期間については、将来とも帳簿を全く見ない、調査しないという、こう...全文を見る
○吉井英勝君 後段の調査はどうですか。
○吉井英勝君 その条文にあるようなやり方というのは、なかなか切れ者の水野主税局長は途端にトーンがおかしいわけですが、要するにこの弾力運用の期間については将来とも帳簿を全く見ない、調査をしないということなのかどうかということを伺っておりまして、その弾力運用ということは調査をしないの...全文を見る
○吉井英勝君 本当に変な話なんですね、今のことは。衆議院で修正したこの法文の内容に基づいてやるんだと言いながら、どうやるかということはさっぱり明らかじゃないんですね。    〔理事斎藤十朗君退席、委員長着席〕  例えば、理念法であるこの税制改革法案の中で、三%の価格転嫁の問題...全文を見る
○吉井英勝君 今の御答弁ではっきりしてきたことは、要するに四月一日から消費者は三%を納めるんだ、これははっきりしたわけですね。この納税義務者たる業者も半年分ごまかしてしまうとか、これはできないんだ、ちゃんと納めるんだ、そういうこともはっきりしておって、じゃ具体的に何なのかといった...全文を見る
○吉井英勝君 いずれにしろ、弾力運用弾力運用と言ってきたわけですが、しかしそれは実体としては全く何もない。特に消費者にとっては全く何もないものだということが私は明らかになったと思うんです。これまで、各議員への答弁など伺っておりますと、結局弾力運用というのは、納税者がなれるまで納税...全文を見る
○吉井英勝君 消費者には全く関係ない、こういうことははっきりしておりますし、すべての納税者に関係するとおっしゃるんですが、個人の場合には課税期間は暦年であり、申告と納付というのは課税期間終了から二カ月でありますから、それは昭和六十五年二月ですね。弾力運用というのは六十四年九月三十...全文を見る
○吉井英勝君 大体、主税局長からしてこの法律の条文を、ただいま提案されているものについてどう読むべきかわからない、これは本当に大変な問題だと思うんです。改めて総理の見解を伺いたいと思います。
○吉井英勝君 審議するべき法律案の中身が実体として全く中身はない、そういうものは本来こういうところへ出すべきものじゃないということを申し上げておきたいと思います。  この問題については、結局大多数の納税者、特に三%支払う消費者には何の関係もないことが明らかでありますし、そして十...全文を見る
○吉井英勝君 それでは、大蔵省の方も家計調査年報に基づいて出しておられるわけですが、調査年報の具体的な支出項目ごとに計算をして出された消費税の負担率というのはどういうふうになるのか。これを計算しておられたら出していただきたいと思います。
○吉井英勝君 家計調査年報を使って計算するからには、やはりこの調査年報の各項目ごと、これについての、これは課税になるもの、これは既存間接税がなくなるものとか、きちっと一項目ずつ全部引っ張り出して計算しないと答えは出てこないわけですよね。そういう丁寧な計算をしておられるのか。してお...全文を見る
○吉井英勝君 今のお話は、結局初めに五兆四千億円ありき、初めに二兆円ありき、したがって計算すれば一・一%が出てくるという計算であって、家計調査年報を使っているんだということで大蔵省は資料を出しておられるんですけれども、ところが実は肝心なところでは少しも使って計算していないというこ...全文を見る
○吉井英勝君 いや、資料の提出です。資料のことです。計算している資料。
○吉井英勝君 そのやり方じゃだめだということを申し上げて、終わります。
12月24日第113回国会 参議院 本会議 第16号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました税制問題等に関する調査特別委員長梶木又三君問責決議案に対し、賛成の討論を行います。  第一に、自民党・竹下内閣は、消費税についてもリクルート疑惑についてもほとんど審議が尽くされていない状態のもとで、去る二十一日、税...全文を見る
○吉井英勝君(続) かかる自民党・竹下内閣の姿は、野蛮で非道であったローマ帝国の暴君ネロよりさらに国民を無視していると言わなければなりません。  あの消費税がローマ帝国の滅亡とともになくなったように、今回の消費税を含む税制改革六法案を、国民の圧倒的多数の世論は、自民党・竹下内閣...全文を見る
○吉井英勝君(続) 梶木又三君が、暴君ネロの忠実な将軍にも匹敵する所業をなしたということで後世の人々によって厳しく糾弾されるであろうということを申し添え……
○吉井英勝君(続) 税制問題等に関する調査特別委員長梶木又三君問責決議案に対する私の賛成討論を終わります。(拍手)