吉井英勝

よしいひでかつ



当選回数回

吉井英勝の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
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○吉井英勝君 私は、まず農業共済に関連して三点伺いたいと思いますが、一つは、農業災害の発生時に激甚災害法や天災融資法の適用される地域の場合ですと、通常、所得税、住民税、固定資産税などについては減免税の措置がとれますね。今回、四月一日から実施されようとしております消費税の場合、どう...全文を見る
○吉井英勝君 大蔵省の方に確認しておきたいと思うのですが、マージン分については多くは三千万以下だからというお話しございました。ですから、まず苗なり肥料なり種なりそれから農機具なり農薬なり、購入する農業関係の資機材それから農家の生活にかかるものについては全部、いかに農業災害が発生し...全文を見る
○吉井英勝君 農業災害を受けた地域の人たちが農業資機材を購入する場合に、当然消費税分を払うわけですね。これについては減免等の措置はないですねということでして、これはそのとおりですね。
○吉井英勝君 いや、みずから購入する分について三%負担しなきゃいけないのだから、それはちゃんと負担しなければいけないでしょうということで、これについての減免の方法はないですね。
○吉井英勝君 これはいずれにしろ農家の経営を考えた場合に、購入すべき資機材等については当然三%かかってくるわけで、生活についてもかかってくるわけで、一切減免というのはないということで、ですからこの点では風水害その他災害に遭ったときに、所得税その他においては減免ないしは猶予の制度が...全文を見る
○吉井英勝君 廃園ということを今進めておられますね。廃園にした場合に農地相続税の納税猶予の制度、これが適用打ち切りということが考えられていると伝えられておりますが、廃園に追い込んでおいて税制上の配慮が何もないということになれば、これはこれでまた一つ問題なんですが、この点はいかがお...全文を見る
○吉井英勝君 これは廃園にしなさいということでさせるわけですね。当然廃園になったところは病虫害の駆除等々はまずしなくなる。そうすると、隣接の優良農地の人がそこから来る分に対してもみずからやりなさいということ、これはどうもそういうお考えのようですね。それをやってもまだ被害があったら...全文を見る
03月27日第114回国会 参議院 本会議 第7号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案について、総理並びに関係閣僚に質問いたします。  中曽根、竹下内閣の八年間に軍事費は一・五一倍と急増したのに対して、社会保障費はわずか一九%、文教・科学技術振興費はたったの一%の...全文を見る
03月28日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
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○吉井英勝君 四月一日から消費税を実施しようということで、今説明会をあちらこちらで持っておられます。税務署の説明会で、会場の中から、出席者の方から質問が出てくると、その質問には会場では答えない、会場で出てきた質問には答えない、そういうところがあります。それから、質問をいただいても...全文を見る
○吉井英勝君 まず場内から、説明会を持って出席者の方からまず質問が出ると、それについてはもう最初から、場内で質問していただいてもお答えしませんと、そういうやり方でやっているところもありまして、これは業者の皆さんからも随分不評を買っています。こういう事実は御存じなのかどうかも伺って...全文を見る
○吉井英勝君 要するに業者、そして消費者に対してもう四月一日実施直前なんだが、十分説明をした、説明できたとお考えですか。
○吉井英勝君 これは国民の間では知れば知るほど矛盾だらけだということで、ますます問題だ、もっとここを、じゃどうなんだと疑問を出して問いただしたいということがますます出てきているというのが実態であるということをまず申し上げておきたいと思いますが、商工会議所とか納税協会、青色申告会な...全文を見る
○吉井英勝君 そうすると、私が行った税務署の中には、お話ししておりますと先ほど言ったように言う方がいらっしゃるのですけれども、消費税反対の国民からももちろん消費税を取るということですね。反対だったから消費税要りませんということになりませんね。しかし、説明の方は賛成した団体や消費税...全文を見る
○吉井英勝君 くどいようですが一言確認しておきたいのです。消費税反対の集会とか、そうじゃなくて消費税説明会とか学習会ということであれば、もちろん講師派遣はされるというのが方針ですね。もう一言だげ。
○吉井英勝君 実は、私はせんだって大阪の泉大津税務署へ参りました。反対の人にも消費税払ってもらう、しかし反対とみなされる人への説明会には行かない、これが税務署の方針ですと言っておりましたが、先ほどのお話からするとこれは大蔵省の方針じゃないということで確認しておいていいですね。
○吉井英勝君 くどいようなんですが、非常に大事なところなんで聞いているのです。世論調査によりますと、七割以上の方が消費税反対という意向を示しておられるし、けさの朝日新聞見ておりましても、消費税に不満という声は八二%ですね。ですから、消費税賛成の方も反対の方も当然いろんな考えがある...全文を見る
○吉井英勝君 実は、私なぜ大阪の泉大津税務署がそういう態度をとられたのかと不思議に思いましたのでいろいろ調べてみました。そうすると、大阪国税局の方で主催されて管内の間税部門の統括官の方を集められた会議の中で、「消費税説明会に関する想定問答」ということで資料も配布して御指導していら...全文を見る
○吉井英勝君 これは、まず大阪国税局の方を調査をしていただいて、今すぐというわけにはいかないでしょうから、後刻改めてまた私の方へ御報告いただきたいと思います。  私時間がありませんから、一から十まで全部の質問項目を読み上げながら、実はこういうものだったんですよとここで開陳してい...全文を見る
○吉井英勝君 もう一点、大阪国税局のこの問題については、まず調査をして後刻御報告いただけますね。
○吉井英勝君 ですから私は、国税庁の長官をお願いしておりましたのはそういう意味なんです。基本的な大事な問題について次長さんもいろいろ御苦労いただいておるとは思いますが、なかなかすぱっとおっしゃりにくいように伺うのですが、私はこういうふうに指導しているというお話はわかりました。しか...全文を見る
○吉井英勝君 それはちょっとひどいのじゃないですか。私、長官に来て答えていただきたいと思ったのは、もうあなたのお立場ではなかなかしんどそうなので、あえて言っているわけなんですが、これは大蔵大臣、私はこんなことまで大臣の手でひとつ調査をしてやってもらいたいというつもりはもともとなか...全文を見る
○吉井英勝君 次に、私はここに金沢税務署の「直税部長事務視閲資料」というのを入手いたしましたので、持ってまいりました。その資料の七ページ目の、その二という部分をちょっと御紹介しますと、「五十九年におげる署の施策とその成果」ということで、「事後調査に当たり、会員の会への依存度を弱め...全文を見る
○吉井英勝君 まず最初におっしゃった民商云々についてでありますが、私もせんだって堺の税務署へ参りました。これは民商の件について行きました。税務署の署長の方針としては、少なくとも一時間は業者の方とよく話し合いをしなさいとか、一回行って、今おっしゃった何ですか、一人か二人立ち会い人が...全文を見る
○吉井英勝君 大臣にお伺いしますがね、憲法に反するようなことはしちゃならないというのは、これはもう大原則でありますので、この点だけは大臣からも、実際の執行面は国税庁ですから、大臣おっしゃったとおりですが、この点は大臣の見解としても厳に憲法を遵守するということで臨むべきだということ...全文を見る
○吉井英勝君 それでは金沢税務署の資料の中身等については、また国税庁の方で調査をしていただいて、後ほどまた御報告いだだくということで結構ですから、これはそういうことにしておいていただきたいと思います。いいですね。  それで、問題は税務署が民間のいかなる団体に対してであれ、その破...全文を見る
○吉井英勝君 ちゃんと資料もそろえてどうぞ見てくださいと言っているのに五分、十分で帰って反面調査をやっている例もあるのです。その議論をやり出すと話は全然違うところにそれてしまいますので、私が今ここで限って申し上げているのは、こういうふうな憲法の十四条、法のもとの平等ですね、そして...全文を見る
○吉井英勝君 最後に、時間も迫ってまいりましたので、公正取引委員会に関連する問題について伺いたいと思います。  私、実は三月一日に大阪の公取に参りました。そのとき取り上げました問題は、衆議院の予算委員会で三月三日、我が党の工藤晃議員も取り上げておりますが、東芝タンガロイとか不二...全文を見る
○吉井英勝君 それは、下請業者に対してこれらの企業が出している文書をちゃんと入手されて確認していただけますか。
○吉井英勝君 文書で確認しておりますか。
○吉井英勝君 この種のものについては文書を一つ一つ取り寄せていただいて、そして、公取の方の指導の効果がちゃんと出ているかどうかということをこれからもチェックをしていただきたいというふうに思います。  実は東京特殊電線という会社が類似の例がございまして、これは実は公取の指導等もあ...全文を見る
○吉井英勝君 それでは、私が挙げました東京特殊電線については、とりあえず後ほど調査をしていただいて、また御報告をいただきたいと思います。これはやっていただけますね。
○吉井英勝君 この種の例は非常にたくさんあるわけです。私はここで全部やっているわけにはまいりませんので一例だけ挙げました。もともと下請が簡易課税を選ぶか、あるいは免税業者なのかとか、また課税取引高が年間幾らかとか、これは全く下請のプライバシーにわたる問題であって、一切調査する必要...全文を見る
03月29日第114回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○吉井英勝君 内田先生にはお忙しいところどうもありがとうございます。  三月三日の予算委員会で内田原子力安全委員会委員長より、せんだっての東電福島の事故の件について、原子炉施設の安全上重要な機能破損に端を発したものだった、重大な事故と認識しているというふうに御答弁いただいており...全文を見る
○吉井英勝君 それで、先生にもう少しお伺いしたいんですが、その前に長官の方も、これは安全上重大な事故であったという、こういう御認識では科学技術庁長官も一致していらっしゃると思いますが、念のために確認しておきたいと思います。
○吉井英勝君 内田先生に若干お伺いしたいと思っているんですが、再循環ポンプの破損ですね。この事故というのは、昨年二月の浜岡原発一号機の場合、ポンプ二台同時停止ということで、あれは電気トラブルですね。一分間は暗やみ運転といいますか状況がわからずに運転してしまったわけですが、今度の事...全文を見る
○吉井英勝君 放射能の放出という点で直ちには、ということなんですが、まず、それに先立っての事故の問題がありますね。どういうことかと申しますと、循環ポンプが停止いたしますと当然冷却水が流れないわけですから、スリーマイルの場合もまさにそういう問題が生じておったわけでございますし、この...全文を見る
○吉井英勝君 時間が限られた中で技術的に事細かにここですべてやろうとは思いませんが、スリーマイルの場合も冷却水の喪失ということだけじゃなしに、どんどん冷却水を入れていく中で、例えば水素発生等圧力低下を来して、あるとき明らかに液面低下で炉心燃料体上部が液面上に出てしまうという問題が...全文を見る
○吉井英勝君 TMIの事故について議論をしているわけではございませんので、次の問題に移りたいと思いますが、ただ、問題は冷却水の喪失だけの問題ではなしに、水素ガスの発生その他による液面低下ですね。これは別な現象の場合ですと、ボイドの発生によって燃料体の上部が沸騰状態に置かれる場合だ...全文を見る
○吉井英勝君 燃料体の中に金属片が入っておっても、それは調査中であって、今は燃料体が損傷するとか、その心配は全くしていない、そういうお考えですか。
○吉井英勝君 通産省の方はまた後ほど。  それで、ただピンホールが完全にあくとか、そこまでいかなくても、燃料体の損傷そのものが、今回の場合は停止しておりますが、燃料体の損傷というのは、これはやがてそこを中心にしてクラックを生じたりとか大きな問題に発展する問題でありますので、燃料...全文を見る
○吉井英勝君 このときも今のお話しあったようにまずポンプの方で異音なり異常振動なり確認して、そして調整運転中でしたがストップしておるわけです。ですから、このポンプの異常とか異音というのは原子炉の安全上問題ありということで即時停止をして点検をする。そのときの、八四年のこの問題以降、...全文を見る
○吉井英勝君 そのポンプの異常を確認して段階的に停止に入れるようになっていたと思うというお話なんですが、私がいただいておりますこの間の事故の例のポンプの「原子炉再循環ポンプ(B)振動の推移」というチャートを見ました。このチャートを見ておって、一月一日の異常発生、十九時二分と十九時...全文を見る
○吉井英勝君 ちょっと三角課長さんの御答弁、的確、簡略にお願いしたいと思います。  それで、今あなたがおっしゃったように、電力側の方で不安定に推移した、同種の事故が二回もあって、その時点でなぜちゃんと対応しなかったんだという御意見今おっしゃったわけだけれども、私が不思議なのは、...全文を見る
○吉井英勝君 もう少し答弁簡単に頼みます。  それで、このチャートを見て安定になったという判断されたんですか。とんでもない話でしょう。このチャートの針は飛んでいるんじゃないですか。一時間値だからね、実際はもっと飛んでいると思うんですよ。一時間の平均値でしょう。一時間ごとの値でだ...全文を見る
○吉井英勝君 その詳細な調査というのは、とめなきやわからないんでしょう。詳細な調査をするためにも安全上問題あるんだからシャットダウンしなさいという、なぜそういう指示をしなかったのか、私はそこが問題だと思うんです。  通産省にあわせてお伺いしておきますが、そういうポンプ異常に対す...全文を見る
○吉井英勝君 それは通産の指導なんですか、東電のマニュアルでしょう。私はあなたの指導を聞いているんですよ。
○吉井英勝君 それはいいです。東電のことは東電に聞くからいいわけです。  私がお聞きしたいのは、通産省の側に、ポンプの異常時にはこういう要素こういう要素があればシャットダウンに移りなさいという、異常時に対応するマニュアルを持っていらっしゃるか、そういうものに基づいて少なくともひ...全文を見る
○吉井英勝君 もちろん、安全評価は安全評価で一つ一つについてやっていただかなきゃならないわけなんです。ただ、TMIの事故からちょうど十周年なんですよね。私たちは改めてあのTMIからどんな教訓を学び取ってきたのか、それを本当に実効性のある対応を進めてきたのかどうか、これから何をなす...全文を見る
04月06日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○吉井英勝君 午前中のああいうふうなやり方というのはまことにけしからぬと。やはり小沢副長官に来てもらって、まさに質疑いよいよというときに、私の持ち時間も含めて共産党の枠の中で本来やっていただくべきものがやっていただけなかったということについては極めて遺憾であると、このことを申し上...全文を見る
○吉井英勝君 性格が、届け出がないから実態がわからないということですが、そうすると、これはまさにリクルート丸抱えということにもなるわけですし、あなたが丸抱えでないという判断をされるならば、これは別枠ということであって、まさに政治献金そのものである。これはいずれかであるわけですから...全文を見る
○吉井英勝君 任意団体ということになれば、逆に竹下氏の後援会に任意団体が寄附したとすれば、これは逆に政治資金規正法による報告がなければならないわけですし、しかも、任意団体からの寄附総額は百五十万円という制限もあるのでしょう。それについての届け出も何もなく、そして、ただお話を承って...全文を見る
○吉井英勝君 この団体が届け出られた竹下氏の後援会であったとしても、これは政治資金規正法に基づく届け出がないということで、重大な問題でありますし、あなたが今おっしゃったように、任意団体であるとするならば、先ほど小沢副長官はちゃんと青木氏に二千万円渡したというお話がありました。そう...全文を見る
○吉井英勝君 二千万円の金は青木元秘書に、預かったというお話ですが、これは預かったなら預かったということで自治省へ届け出はあったのですか。
○吉井英勝君 青木伊平氏というのは、御存じのように竹下氏の政治団体、後援会等の幾つかの会計責任者を務めているわけですね。その方のところへの二千万円、これは預かりということで、今後届け出をしなくてもいいということになれば、これは政治資金規正法そのものが全くやみで何でもできるという、...全文を見る
○吉井英勝君 今後、政治団体の会計責任者に一億でも十億でも預けたという形をとるならば、これは何ら政治資金規正法問われないということでもって、五年でも十年でもずっと預かりっ放しということで、その間この資金の運用を幾らやっても問題ないというそういうことになれば、政治資金規正法というの...全文を見る
○吉井英勝君 それは預けたか預けないかどうかの問題じゃなしに、大事なことは、午前中の小沢副長官の答弁の中でも、あのパーティーというのは総裁選を目指す全国顔見せのパーティーであったと、そして正森質問に対しては竹下総理自身が、あれは私の個人後援会でしたとはっきり答弁をして、したがって...全文を見る
○吉井英勝君 大臣、十日足らずの間に東京で二千万円でしょう、岩手で三千万円、合計五千万円ですね。問題になっているリクルート社にこれだけの五千万円のパーティー券を買ってもらったという、このこと自体大臣は正常なことという、そういう感覚でございますか。
○吉井英勝君 実態わからないというよりも、明らかにパーティー券の購入として、わずか十日足らずの間に五千万円リクルート社に買ってもらったというこの事実は厳然としてあるわけですね。そのこと自体をあなたは異常とも何とも思われないのかどうか、このことを伺っているのですよ。もう一遍答えてく...全文を見る
○吉井英勝君 私は、今の自治大臣のお話を伺っておりましても、これは消費税の問題も同じだと思うのですよね。  四月一日から消費税実施されました。私ども国会議員団が大阪で調査をやりました。私も参りましたが、大根、ニンジン、アジ、サバなど買いに行く主婦が毎日毎日税金取られて怒っておる...全文を見る
○吉井英勝君 結局、消費税に対して国民の七割、八割が反対だということはアンケート調査でも数字が出ているわけです。その怒りもおわかりじゃない。それから、先ほどのリクルートの問題にしても、国民の政治不信、こういうものも全くおわかりじゃないという、私は驚くべきことだということを申し上げ...全文を見る
○吉井英勝君 臨調行革により健康保険、国民健康保険、年金、老人保健、児童手当、児童福祉手当等々主な改正のねらいというのは、一つは給付の切り下げ、二つ目に国庫負担の削減、三つ目に国民と地方への負担の転嫁でなかったでしょうか。この点どうですか。
○吉井英勝君 高齢化社会に向けての制度の安定のためということを要するにおっしゃりたいわけですね。それは理屈は後でつけたものでありまして、実際にやったことをちょっと見てみれば、健康保険はもともと本人十割給付を九割にし、法律上は八割給付にしているわけです。国保は、地方負担の導入、国庫...全文を見る
○吉井英勝君 もともと多いわけでもない給付の方を削り、負担をふやしたというのが事実としてあったわけでございます。  臨調行革の名による制度改正や、もともと法律上国の負担金であるものの削減というのは、これは憲法二十五条で書いておりますように、「国は、すべての生活部面について、社会...全文を見る
○吉井英勝君 まず、厚生大臣の任務というのは、これは憲法二十五条の遵守、福祉後退にそれこそ政治生命をかけても抵抗するという、それぐらいの気概を持ってやってもらいたいと思うわけですが、今も地方との間では、要するに交付税で見るなど、その種のことを調整を図るだけだということですが、しか...全文を見る
○吉井英勝君 地方の苦労や悩みを一番知ってもらわなければいけない自治大臣が、余り御存じないということは極めて残念です。地方では先ほども言いましたように、自民党の皆さんも含めて地方財政困難が加速されることは確実だと悲鳴を上げているのですよ。このことはぜひ考え直してもらいたい、重く受...全文を見る
○吉井英勝君 弱い者いじめととられるようなことはないようにしたいということですが、これは当然のことでして、まさにODAその他にこそ批判が出ているように、巨大なものにこそもっとメスを入れていくべきだ、この点を指摘しておきたいと思います。  ところで、年金についてであります。八五年...全文を見る
○吉井英勝君 これについては自民党内にもいろいろ異論があったということを聞いておりますが、施行日は法律で定める日というふうに修正して提出ということです。  そこで伺いますが、この国民年金法等の一部を改正する法律案を読んでおりますと、当初の実施スケジュールは予定どおりと。問題は施...全文を見る
○吉井英勝君 ですから、この法律を読んではっきりしているように、最初六十一歳に引き上げるのは一九九八年からと。ですから、開始するそのスケジュールは予定どおり、そういうことでいいのですね。
○吉井英勝君 ですから、一九九八年から開始するというそれは全くスケジュールどおりであって、ただ施行日は別に法律で定める、これは本当にことし選挙があるからということで、その辺をあいまいにぼかすという、いわば選挙対策でこそくなやり方じゃないか。これは国民から批判を受けても当然じゃない...全文を見る
○吉井英勝君 共同作業所というのは全国的に非常に急増しておりますが、その理由は、今もおっしゃったように、養護学校義務設置制の実施以来十年たちまして、卒業生が出てこられて、私もいろんな方とお会いしましたが、卒業後せっかく学校に行ったのにまた在宅になるというこれまでの事情があった中で...全文を見る
○吉井英勝君 これもぜひ一度訪ねていただいて、その実態を把握していただいて、そこに働いている人たちの生き生きした姿も見ていただきたいし、ぜひ父母の皆さんともお話し合いもしていただいて、今日どういう状況に置かれているか、そういう中でどんなに必死の思いで運営に当たっていらっしゃるかと...全文を見る
○吉井英勝君 労働大臣は。言っておいたのですが、大臣はいらっしゃらないですね。さきの大臣の答弁もありますので伺いたいということで事前に通告しておいたのですが、これはこういうことでは困る。今、大臣じゃない方の御答弁しか得ないのであれですが、労働大臣の方はやはり真剣に検討、研究しても...全文を見る
○吉井英勝君 この八年間、ずっと大阪では養護学校が新設されないので過密状態がひどくなったのですが、それは文部省が新設を抑えてきたということじゃなくて、府の方からさえ出てくればやるということですね。
○吉井英勝君 次に、八〇年代の初めに大蔵省の方で歳出百科を出されておる。予算の抑制、削減、特に教育分野で言いますと私学助成に重点的に絞ってやっていました。その結果、この私学助成の総額抑制方針によって深刻な影響を受けております。  現在、八一年から八八年までの私学助成というのは、...全文を見る
○吉井英勝君 その法の第四条、立法目的、国会決議などにしても、国の方は二分の一以内となっておりますが、できるだけ速やかに二分の一とするよう努めるということ、どのように達成を目指して努力していただけるのかということが一点。  もう一つは、いよいよ私学は今急減期の問題を抱えておりま...全文を見る
○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案に対して、反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案の成立に強く反対している国民の声に耳を傾けないで、採決を強行しようとしていることであります。  政府は、臨調・行革...全文を見る
06月16日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○吉井英勝君 信金法の一部改正に関してまずお伺いしたいと思います。  債券の発行で調達した資金の使途について法律上の規定はないわけでありますが、これは一応先ほどの大臣の提案理由説明の中でも目的とするところは述べられておりますが、ひとつ確認しておきたいと思います。  金融制度調...全文を見る
○吉井英勝君 私、この信金問題に関連していろいろ調査をしております中で、信金にしても都銀、地銀にしても、今、労働時間問題が実は信用金庫の中などで随分大きな問題になっていることを事情聴取などをやっておりまして知りました。  それに関連して次に少しお聞きしたいのですが、一九八七年五...全文を見る
○吉井英勝君 ですから今読み上げられた会議録を私もちゃんと読ませていただいての話ですが、労使間でやってくれるものということで、結局あのときに御答弁としては、週休二日制拡大の趣旨が損なわれることは大蔵省として好ましくない、また大蔵大臣の方は時間短縮の実効が上がるようにしたい、そうい...全文を見る
○吉井英勝君 この際大蔵大臣にもお伺いしておきたいのですが、前任の宮澤大蔵大臣は、時間短縮の実効、つまり千八百時間へということですからね、全体として。実効が上がるようにする、こういう御答弁だったのですが、この点は村山大蔵大臣もお考えは御一緒というふうに理解させていただいていいです...全文を見る
○吉井英勝君 ことしに入りまして完全週休二日制に移行していったわけでありますが、信用金庫の例で実は調べてみたのです。全国のこともわかっているのですが、とりあえず近畿の例について若干見ておぎますと、例えば泉州信用の場合、これまで年間千九百八十時間四十五分が総労働時間だったのです。こ...全文を見る
○吉井英勝君 私は労働省の文書も全部もう調べているのです、読みました。この全銀協の文書等も読みました。それは全部承知の上で伺っているわけなんです。  問題は、せっかく御答弁いただいたのです、皆さんの姿勢も千八百時間へと。これは諸外国からの批判の問題ももちろんありますし、それから...全文を見る
○吉井英勝君 私は銀行局長にここでとにかくやみくもに指導をやれやれということを言っているわけじゃないのです。まず実態をよくつかんでいただきたい。そのこと自体が銀行業務の遂行にとって支障を来している部分があるということで私は指摘をしておりますので、まずこの実態を調査していただいて、...全文を見る
○吉井英勝君 ですから、そのつかさつかさの中で対応していただくのですから、対応しようとしても実態もわからずに対応のしようがないから、まず実態をしかるべく掌握をしていただいて、それに応じてしかるべき対応をとっていただきたいということを言っておりますので、その点はいいですね。
○吉井英勝君 日本経済新聞のことしの一月三十一日付、それから朝日新聞のことしの五月二日付に、金融機関の週休二日制実施以降、例えばママさん行員は、保育園の子供の送迎にあたふたの人が出てきたりとか、子供の送迎ができない人も出てきているとか、こういうことが紹介されておりまして、実は千八...全文を見る
○吉井英勝君 お話を伺ったのならそれで結構なんですがね。実際に近畿財務局などでも今までは実態調査はしてないわけですが、その後実態をつかんで、そのこと自体を指導するということについては言っているわけでありますから、これは銀行局としても、こういう異常なことが、銀行職場であれ生命保険の...全文を見る
○吉井英勝君 これは大臣にやっぱり聞いておきたいですね。  時間短縮の実効が上がるようにするという点での大臣のお考えですね。  そうすると、今現実の問題として私はいろいろ現場を調べてみますと、実効が上がっていないのですよね。しかし、実効が上がっていないというのはたまたま私が調...全文を見る
○吉井英勝君 もともと千八百時間へ短縮ということは、これは大蔵省としても金融機関について取り組むということで法改正もしてこられたし、これはその御趣旨には変わりないと思うのですよね。問題は労使間の問題というのは、個々の問題についてどう取り扱うかというのは、労使間で話し合う部分もある...全文を見る
06月21日第114回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○吉井英勝君 先ほど長官の所信の中で、原子力研究開発利用及び安全対策の推進ということが挙げられておりましたので、私はそこら辺のところから質問に入っていきたいと思いますが、まず一つは、原子力船「むつ」の問題でございます。  昨年の夏以来続けられております原子炉容器ふたの開放点検の...全文を見る
○吉井英勝君 合計十二体、七百三十二本ある制御棒のステンレス被覆管に最大一ミリぐらいの点状のさび一千個とか、それから四カ所はさびが被覆管を貫通していたという問題、これはヘリウムによる点検では、なかったというふうな御趣旨にも伺えますが。  それから、今三十二体とおっしゃいましたが...全文を見る
○吉井英勝君 私が一番お聞きしたいのは、圧力容器などについても現場で改善の作業を行ったというお話とか、一部の弁について整備したとかいうお話なんですが、それに先立って、要するに圧力容器の溶接部分で何カ所さびがあったのかとか、一次配管については全体として何カ所発見されたのか、それから...全文を見る
○吉井英勝君 一月にも中間報告されたり、三月にも中間報告されたわけですね。  それで、今おっしゃった圧力容器のフランジ面の話ですね。そこに細かいさびが随分たくさんあったというふうに伺えるんですが、このフランジ面というのは非常に大事な部分でありまして、しかも、そこのガスケットがど...全文を見る
○吉井英勝君 毎日毎日、作業日誌を当然つけていらっしゃいますので、何カ所発見したか、それをトータルすれば、例えば六月二十日現在で第三次中間報告幾らという数字はすぐ出るわけですから、余りだらだらした話じゃなくて、やはりそれはきちっとやってもらいたいということをまず申し上げておきたい...全文を見る
○吉井英勝君 燃料体について普通はやらないというお話でありますし、これは既に出力上昇実験もやっているわけですよね。なるほど出力は低かったにしても、既にこれは使用済み燃料と同じ意味合いを持つということをまず指摘しておきたいと思うんです。  「むつ」の制御棒、燃料棒の被覆管というの...全文を見る
○吉井英勝君 二十年前には使っていたと。しかし今はジルカロイ製にかえておって、中性子経済の問題もありましょうが、しかし、ステンレス製の被覆管に既に腐食が発生しているという問題があるわけですよね。そういう問題を知りながら依然としてそれを使っていこうというお考えのようでありますが、内...全文を見る
○吉井英勝君 そもそも十五年前に放射能漏れ事故を起こして佐世保で改修工事をするときに、長崎県が設置した「むつ」問題安全性研究委員会は、燃料体を外してから佐世保港に入港させ改修すべきであると、そういう結論を出しているのに、核燃料を抜いたら廃船につながってしまうんだという政治的駆け引...全文を見る
○吉井英勝君 それで、いよいよこの実験船の問題で問題になってくるのが、二十年前の原子力船のこれで、既に日本の原発あるいは研究炉その他でいろんなデータもとられ、実験も進んでいる中で、どんな実験データが期待されるのかという点では、これは専門家からも随分疑問が呈じられているところです。...全文を見る
○吉井英勝君 大阪商船三井船舶の技術者などが、渡辺氏などが、多数の原子力船が国際海運史上に登場する原子力船時代は半永久的に到来しないという指摘を専門家もしておりますね。今なら廃船は簡単ですが、一度原子炉を使った後、二億キュリーとか、そういうものの処理は大変だということだけ申し上、...全文を見る
06月21日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
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○吉井英勝君 私は、まず消費税につきまして若干お伺いしたいと思います。  先ほど来議論もありましたが、六月十九日に総理は、福祉目的税ではないが優先して国民福祉の充実に充てるということを言われました。それに先立って六月十六、十八、十九とそれぞれに、特に十八日の新潟の選挙の応援では...全文を見る
○吉井英勝君 目的税でないとおっしゃるわけですから、消費税は当然のことながら一般財源です。ですから、一般財源であるものについてどれを優先的に差し向けるなどということは、全く意味がないということを私はまず申し上げておきたいと思うわけです。  それで、五月三十日に報道されております...全文を見る
○吉井英勝君 私は総理に伺っておったのですがね。  あなたは物品税が下がったから下がるはずだと。なぜ大根やメザシが下がるのですか。庶民の暮らしの生活の実感の中から出てきている話なんですよ。あなたは平均というようなお話で。  きょうは、あなたとの議論はまた別の機会にやりますから...全文を見る
○吉井英勝君 まず高齢化社会を支えるための財源という議論につきましてはもう昨年も随分やつておりまして、実際に働いている人の人口でみずからも含めて支える割合がどうなるかという、これはもう議論済みでありますので私はあえてここで繰り返しませんが、福祉を破壊して、福祉を壊しておいて福祉の...全文を見る
○吉井英勝君 私の聞いていることとまるで外れたことを言って時間を余りつぶしていただきたくないのですよ。  実際に国民の生活実感の中からの話を総理にお聞きいただいたわけですから。  それではっきりしていることは、村山大臣は帳簿方式を税額方式、インボイス方式に移ることは考えていな...全文を見る
○吉井英勝君 そこで、国民の声を聞いてというお話でございますので、各紙の世論調査、よく御存じと思いますが、東京新聞六月十八日が一番新しいですか、廃止せよというのが五四%です。現時点で反対だというのは七五・三%とか、日経、共同通信、日本生協連など見てまいりましても、五三%、六五%、...全文を見る
○吉井英勝君 国民の世論に耳を傾けるという点ではこれはまず廃止をするべきものだということだけ申し上げておきたいと思います。  次に政治改革の問題について伺いたいのですが、自民党は政治改革推進本部の本部長に伊東氏を据えられましたが、これに伴って、自民党政治改革大綱というのは変えら...全文を見る
○吉井英勝君 せんだって財界、経済五団体より出された提言に照らしてみても、政治献金の公開額など自民党の大綱の方がはるかに緩やかですね。それから、なお政治改革に関するいわゆる有識者会議の例えば亀井氏の発言、企業献金はそれ自体が利益誘導的な性格を持っている。それから、石原経済同友会の...全文を見る
○吉井英勝君 表紙を変えても中身は一緒じゃないですか、それは。
○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております本法律案に対して反対の討論を行います。  財政法第四条は、「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。」と明確に規定し、特例公債発行による歳出財源の確保を禁止しています。にもか...全文を見る