吉井英勝

よしいひでかつ



当選回数回

吉井英勝の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第120回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○吉井(英)委員 私は二月の十一日に、寺前議員とともに美浜原発二号機事故の現地調査に入りました。関電の方からは副社長、発電所長などの皆さんから三時間ほど事故の状況を伺い、制御室で一時間ほど事故当時の計測器のチャートなどを見てまいりました。今回、あわや空だき状態になるというときにE...全文を見る
○吉井(英)委員 その事故調査、事故原因の徹底究明とともに、私はやはり調査内容及び関連データの公表が大事な問題だと思うわけです。まず事故原因の方につきましても、問題になっている蒸気発生器だけでなくて、一時間前に事故の前兆が見つかってからどういう対応をしてきたのかとか、また運転操作...全文を見る
○吉井(英)委員 今最後におっしゃったその成果の公開という、つまり調査結果の公開、これはもちろんのことなんですが、私が今申し上げた一つの事例でも、やはり疑問に答えていくという点では、関連するデータの公表、これは今国民はみんな心配をしておるわけですから、そのことが大事だということを...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、そこに自動監視装置が設置されており、原子炉を停止する仕組みになっているのだということを年報ではお書きになりながら、しかし現場の実態は違ったんだということを指摘しているのです。細かい議論は、私もいろいろ見ておりますから、またもっと時間のあるときに細かい議論を...全文を見る
○吉井(英)委員 今回の事故で加圧水型軽水炉、PWRのアキレス腱と言われてきた蒸気発生器の問題が浮き彫りになってまいりました。施栓しているPWRについては、運転をとめて直ちにやはり調査する必要があると思うのです。それから、施栓していないもの、つまりまだ損傷が見つかっていないもので...全文を見る
○吉井(英)委員 もう時間が参りましたので、最後に、まず定期点検を待たずにこれは速やかに、特に施栓を施しているものについては、運転をとめてでも直ちに点検をやっていただきたい。それくらい大事な問題だ、重大な問題なんだということを重ねて指摘しておきたいと思うのです。  安全技術が未...全文を見る
02月26日第120回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、政府の九十億ドルの追加支援、すなわち一兆一千七百億円の補正予算案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  湾岸戦争は一昨日、ついに地上戦に突入いたしました。これによって、生まれかけていた平和的解決の機会が閉ざされたことは極め...全文を見る
○吉井(英)委員 大蔵大臣は今そういうふうにおっしゃいました。アメリカのブレイディ財務長官の方は、これはアメリカの議会での公式の発言、証言として、これは日本に対して九十億ドル要請したと言っているわけですね。ですから大蔵大臣のおっしゃるのが、それがそのとおりであれば訂正を求められた...全文を見る
○吉井(英)委員 これでは国民の皆さんはとても納得できないと思うのですよ。やはりアメリカ政府は、議会で政府の財務長官は証言し、日本の国会で日本の大蔵大臣は全く違うことをおっしゃる、どっちが正しいんだ。私はこれは全く違う問題については、こういうことでは信頼は得られないと思いますし、...全文を見る
○吉井(英)委員 英、仏の問題についてどう述べたかはともかくとして、日本について食い違いがある分についてはきっちり訂正をされるべきだということを申し上げているのです。  それで、このアメリカの補正予算の資料の中では、九十億ドルというのはこれはちゃんと入っているわけですよね。これ...全文を見る
○吉井(英)委員 政府が言うように、湾岸協力基金に入って、そこで運営委員会で決めるからというのであれば、アメリカの方は予算書で九十億ドルを書いているわけですから、そうすると、どのようにその九十億ドルが湾岸協力基金から各国に割り当てられるのか、この基準はありますか。
○吉井(英)委員 今おっしゃったのは九〇年度分のことなんですね、十月の一日から十二月の三十一日までの。それは、おっしゃるように二十億ドルのうちの十七億四千万ドル、つまり全額がアメリカへ行ったのではない、いろいろな国へ行ったというのは、これはおっしゃるとおりなんです。それはこの予算...全文を見る
○吉井(英)委員 アメリカは九十億ドルの要請をした。そしてGCCの運営委員会の、その中で配分の基準は今お示しにはならなかった。いろいろな国の要求があったが、お話ありましたが、それは九〇年度分についてはこの予算書にも載っているから私はわかっているわけです。そして、GCC運営委員会で...全文を見る
○吉井(英)委員 そこで、今おっしゃったh項ですね。つまり、「国防長官はこの節の権限のもとで長官が受け取ったあらゆる寄附の使用に関して提供者から申し出のあったいかなる条件についても議会に報告する。」と、今おっしゃったとおりなんですが、そうすると、武器弾薬には使わないと、この条件は...全文を見る
○吉井(英)委員 輸送協力等に使っていただきたいという条件を付したということで、武器弾薬には使わないという条件を、これはちゃんと湾岸協力基金のところの運営委員会でアメリカに対してつけられたのかどうかですね、この点はどうなんですか。
○吉井(英)委員 これは主要兵器システムの購入以外には使えるわけでありますし、それはきっちり条件をつけない限り何の歯どめになってもいないんだということをまず申し上げておきたいと思います。  さて、そうすると今度は、輸送協力ということを今おっしゃいました。二月十三日の我が党木島議...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、その輸送関連の中には武器弾薬輸送も入るわけですね。
○吉井(英)委員 ですから、今改めて聞くのですが、武器弾薬の輸送については、この輸送には使われるわけですね。
○吉井(英)委員 何を運ぶか制約は付していないというのがこの間の局長の答弁でした。それで、あなたは、武器弾薬の輸送には制約を付していないのですからね。ですから、この輸送には使われるということは、これはお認めになるわけですね。
○吉井(英)委員 輸送の協力について結局答弁を避けていらっしゃるのですが、武器弾薬の輸送にこれは使うんでしょうということですね。これは使わないなら使わないと言っていただいたらいいのです。
○吉井(英)委員 ですから、購入のことを聞いているんじゃないんです。その輸送関連で、武器弾薬の輸送ということは輸送の中に入っているんですねということを聞いているのです。入らないなら入らないと言っていただいたらいいのです。
○吉井(英)委員 結局、武器弾薬の輸送については、これはやらないということをおっしゃらない、そのことがはっきりしていると思うわけです。  それで、輸送の中で、これは戦争が始まる前の輸送と違って、戦争が始まってからの輸送というのは非常に大事な意味を持っているわけですね。例えば、私...全文を見る
○吉井(英)委員 外国からの拠出金、防衛協力基金からの移転を認めるとなっていますね。それがもう一つの方であって、もう一つ今あなたがおっしやったそのいわゆる砂漠の盾、砂漠のあらしのための運転資金会計、特別会計、これは残余が生まれれば財務省へ返す、こうなっているんですね。ですから、諸...全文を見る
○吉井(英)委員 アメリカの方は日本に対して九十億ドルの要請をした。そして、アメリカの予算書では九十億ドルが予算化されていて、そして一方、その予算の中では砂漠のあらしという戦争のための特別会計に対して、日本などが拠出した九十億ドルですね、これがGCC、協力基金をトンネルにして通っ...全文を見る
○吉井(英)委員 撤回されることを求めて、時間が参りましたので、質問を終わります。
02月28日第120回国会 衆議院 地方行政委員会 第4号
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○吉井(英)委員 せんだっての大臣所信の中で「交付税特別会計借入金の返済措置のほか、五千億円を減額する特例措置等を講ずる」というお話がございましたが、まずこの点について自治省のお考えというものをきょうは伺っておきたいと思うわけです。  この五千億円の特例減額というのは、地方交付...全文を見る
○吉井(英)委員 いずれにしろ四千五百二億円、大体五千億のほとんどを占めるわけでありますが、これが附則第三条に基づくものですね。  そこで、少しお伺いしておきたいわけでありますが、この附則第三条などの制度改正、一九八四年度に行われましたときに、当時の石原財政局長の方は交付税法附...全文を見る
○吉井(英)委員 附則第三条の規定に基づいて特例減額でしょう。この附則第三条というのは六条の三の二項によるということはかつて国会での答弁ですね。ですから、この附則三条による特例減額を四千五百二億円進めているということは、六条の三の二項に規定するそういう状態にあるのだということがお...全文を見る
○吉井(英)委員 大蔵省の方は、これは平成三年度予算のポイントということで記者レク用に作成された資料によりましても、地方財政対策ということで平成元年度では二兆三千四百六十五億円、平成二年度は三兆四千八百五十九億円、そして平成三年度は三兆六千九百二億円と大幅な財源余剰が見込まれるこ...全文を見る
○吉井(英)委員 そういうお考えで仮にいかれるとして、そうすると自治省としては八九年度は、財源余剰という言葉を自治省として使われないならば別なお言葉を使われるにしても、要するに財源の超過となっている分ですね、それから九〇年度、九一年度、この三年間それぞれ幾らだとはじいていらっしゃ...全文を見る
○吉井(英)委員 大蔵省の方は地方財政対策として、この三年間の地方財政収支の見通しとして、これは八九年度が、さっき申しましたように二兆三千億余り、九〇年度が三兆四千億余り、九一年度は三兆六千億余りが見込まれる。大蔵省は財源の余剰が出るという見方で、自治省の方はそういう財源の余剰は...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、先ほど最初にお伺いしたのですが、地方交付税法附則第三条の規定に基づくこれは特例減額だ、この点はいいわけですね。その特例減額というのは、どうしてそういう制度改正が行われたかといいますと、これは一九八四年度の制度改正のときに、先ほども申し上げましたように石...全文を見る
○吉井(英)委員 それならばぜひ大蔵省の方に、それはそういうものはないのだということをしっかり自治省として頑張って申し入れをしていただかないとこれは困ると思うのです。  では、財源不足として自治省の方では七千六百億円を資料として提出していらっしゃるわけですが、ところが一方、大蔵...全文を見る
○吉井(英)委員 これは昨年も大蔵大臣に来ていただいたときに議論したことでございますが、これは自治大臣と大蔵大臣両方そろっていただいて話を進めないと、どうにもこのあいまいな部分というのは決着がつかないようなお話でございます。  実は、あいまいなままに特例減額で、地方交付税法六条...全文を見る
○吉井(英)委員 大臣にずっと議論を聞いていただいていたわけでありますが、大蔵省の考え方としては、どうもやはり地方財源は豊かだという発想が非常に強いのです。これで財源超過だとか財源余裕だということで、昨年もここで大蔵大臣にお伺いしたときも、大蔵大臣自身のお考え方にやはり地方は豊か...全文を見る
○吉井(英)委員 時間もあと一分ほどになってまいりましたので、締めくくりに入らせていただきたいと思います。  国の問題はやはり国庫の問題として当然解決をするべき問題でありまして、それを、地方財政、実際は非常に厳しい状況なんですが、少し余裕がありそうじゃないか、だからこれを召し上...全文を見る
03月07日第120回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○吉井(英)委員 今回の関電美浜原発の事故に際しまして、私は改めてTMIの事故の記録などを読み返してみました。そこで幾つか大事な点が浮かんでくるのです。  スリーマイル島の原発事故のときは、一つは二次冷却水用のポンプが故障したといいますね。それから二次冷却水循環補助ポンプを作動...全文を見る
○吉井(英)委員 私が今お聞きしたことで一番大事ないただいたお返事というのは、機器の故障等が原子炉にとって非常に大きな意味を持っていたということです。それを委員長が認められたことが一番大事な点だということを私はまず申し上げておきたいと思うのです。  実は、これは原子力委員会の月...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、スリーマイルと同じようになったというふうに言ってくださいと言っている意味じゃないのです。それは先生も聞いていただいてよくおわかりのことだと思いますが、温度差が三度近くになったということは、もし逆転しておれば沸騰という現象が起こっておりますし、それは単なる核...全文を見る
○吉井(英)委員 私が申し上げておりますのは、今回の事故があってからの後の話をお聞きしているのではないのです。つまり昨年の定期点検が済んだ後、この細管の損傷している箇所は異常に集中しているわけですね。私、このメーカーである三菱重工の研究レポートなんかも読ませていただきました。この...全文を見る
○吉井(英)委員 実は原子力安全委員会ですから、本当ですと諸外国のように原子力規制委員会というふうな名前で、推進側に立って物を見るのではなくて、推進側に対してチェック・アンド・バランスといいますか、チェックする側で見ていただきたいと思うのですよね。それが今回、これからの検討課題と...全文を見る
○吉井(英)委員 今回の事故については、これは先生おっしゃるようにこれからの調査検討も必要でしょう。しかし問題は、今次々と出てくる原発の新設、増設あるいは定期点検の後の処理について、今先生の方は審査をしていらっしゃるのでしょう。そういう問題はわからないからこれからの結果を見て、そ...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
03月07日第120回国会 衆議院 地方行政委員会 第5号
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○吉井(英)委員 私は、まず固定資産税の評価がえの問題について伺いたいと思います。実は、三年前のときには指示平均価額の上昇率が一・一二六倍で、このときに宅地全体で平均の上昇割合は一一%だということを、前回についてはこの衆議院の地行におきましても税務局長の方からお話がありましたが、...全文を見る
○吉井(英)委員 まだわからぬわけですか。これは困った話ですね。みんなすごく心配しているのですよ、とにかく随分上がるようだと。これは評価がえを前にして国民の皆さんが非常に心配をしておられることであり、しかも指示平均価額の上昇率だけが一・二七七倍だと伝えられているのですね。ですから...全文を見る
○吉井(英)委員 税額の上昇としては、三年前の評価額と評価がえと比較して今回税額の上昇がどうなるかは、大体の見通しというものはまだわからないわけですか。
○吉井(英)委員 負担調整措置の刻みを細かくしたということなんですが、三年前の評価がえの際の事項別増減収見込み額で見ていきますと、負担調整率の変更によって三百三十六億円の減収、つまり負担調整がよくきいているわけですね、これはトータルの数字になりますが。今回は十八億の増収なんですね...全文を見る
○吉井(英)委員 負担調整措置によってもカバーできないぐらい今度の評価がえによって税収増が極めて大きいということをまず見ておくことが大事だと私は思うわけです。結局年間にすれば六千五百億円ですからね。ですから、評価がえによる三年間でいきますと、前回は三千億の三年間分でいけば九千億、...全文を見る
○吉井(英)委員 結局、前回の評価がえのときの初年度分、これは決算ベースでいくと千四百八十七億円ですか、それで地財計画ベースで見ていきますと千五百六十六億円と若干差はありますが、これが前回の初年度ですね。今回の方は、これが初年度で二千六百億円ですね。ですから、まず初年度で比較して...全文を見る
○吉井(英)委員 今その減税のお話がありましたけれども、これはいみじくもおっしゃったように、また違う税体系になりますので、個々に見ていくと、例えば年金暮らしのマイホームの老人世帯の場合ですと、固定資産税の評価がえによる増収分がぐっときいてくる。そういう点で、これは固定資産税を負担...全文を見る
○吉井(英)委員 今のお話を伺っておりまして、ことしの一月二十五日に閣議決定をされた総合土地政策推進要綱、この中で固定資産税評価については「速やかに、地価公示価格の一定割合を目標に、その均衡化・適正化を推進する。」この立場で自治省はこれから進めていかれるというお話のように思うんで...全文を見る
○吉井(英)委員 どうも湯浅税務局長自身が微妙なお話なんですが、しかし、その七割を目標にするという方針で適正化をお願いしますということで講演されたということが報道されているものなんですね。それで、また持永事務次官は、評価を七割にアップする、そうすると税金の税額が四倍から五倍にも急...全文を見る
○吉井(英)委員 大臣の方からも研究したいというお話ありました。私は、今回の評価がえでは残念ながらこうしたことは検討されていないわけですが、早急に検討していただきたいと思うのです。また自治省の皆さんにも、大臣の意を体して本当に詰めた研究というものをやっていただきたいというふうに思...全文を見る
○吉井(英)委員 これは準備しておられるということですが、時間が縦覧の前に早目にやっていただかないと、ずっと過ぎて後からでは遅いですから、やっていただきたいと思います。  最後に、「固定資産評価基準の取扱いについての依命通達」の中で「土地の評価は、売買実例価額から求める正常売買...全文を見る
○吉井(英)委員 もう時間が参りましたのでこれで終わりたいと思いますが、今湯浅税務局長のお話がありましたように、最高の地価の基準地を示しただけで、実際上は不正常価格を幾らと見積もるかという基準はつくれないわけですね。非常に難しい、やったことはないということなんですが、それほど難し...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の地方税法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、担税力のある大企業に対する優遇税制を温存しているからであります。  営業用大型倉庫に係る固定資産税の課税標準の特例、多...全文を見る
03月12日第120回国会 衆議院 地方行政委員会 第6号
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○吉井(英)委員 戦後の憲法の中で大事な柱の一つが地方自治というものですね。これはやはりいろいろな歴史的経過もあって、地方自治体というのは国の下請であってはならない、地方自治体というのは独自の団体なんだというところから、極めて厳しく地方自治というものを保障していく、さまざまな制度...全文を見る
○吉井(英)委員 八二年九月二十四日の閣議決定で、「今後における行政改革の具体化方策について」という中で、国の機関委任事務については、「二年間に全体として少なくとも一割程度の整理合理化を進めることとし、」「各省庁において昭和五十七年度末を目途として総点検を行い、所要の調整を経て政...全文を見る
○吉井(英)委員 大変不思議といいますか、おもしろい話だなと思っているのです。それは機関委任事務について調べることができないのか、それとも取りまとめて調べようというお気持ちがないのか。これは一体どっちなんですか。
○吉井(英)委員 八九年の六月に「地方公共団体に対する国の関与の実態把握結果の概要」をまとめられましたね。そこで、事務の性格別内訳という中では、機関委任事務について権力的関与と非権力的関与を区別され、また、混在事務についても同様に区別をされ、この結果、権力的関与については三百五十...全文を見る
○吉井(英)委員 大臣にはよくお聞きいただいて、機関委任事務について二年間で全体として少なくとも一割程度を減らそうという、これは一九八二年の話ですね、この調子ではとてもじゃないが一向に進まないなということを、まずお感じ取っていただいたと思うのです。  私、今、少ししつこいように...全文を見る
○吉井(英)委員 また、自治省さんの方から予算委員会への資料としてもいただいておりますが、それを比較すると、一九八八年には法律に基づいて四百八件各省庁の機関委任事務があった。これが九〇年度には四百十八と十本ふえているのですね。今の地方自治法の改正時の別表によっても、一九七四年当時...全文を見る
○吉井(英)委員 方向は極めてはっきりしていると思うのです。政府の方針としても整理合理化、縮小の方針ですし、今の大臣のお話でも廃止ないしは縮小という方向を示しておられる。ところが問題は、現実には機関委任事務はふえていっているというのが自治省のお示しの資料でも出ております。どうも私...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、機関委任事務というのは地方自治体や住民にとって非常に大事な問題でありますが、例えば、神奈川県逗子市の池子弾薬庫跡地に米軍住宅を建設する問題で、市長選挙、市会議員選挙合わせて六度にわたって市民の反対の意思が示されました。この点では国の目指している方向とは違う...全文を見る
○吉井(英)委員 現行の制度でいきますと、町民の方、市民の方、その声を体して首長というのはそういう態度をとれるわけですね。それは最高裁の職務執行命令訴訟制度についての判決の中での考え方も、地方公共団体の長に対する国の指揮監督を役所内部の上意下達のごとく行うことは自治体の自主独立性...全文を見る
○吉井(英)委員 最高裁判決の方は、調和をとって現行制度がある、こう言っているわけですね。ところが、当時の自治省の大林行政局長は、機関委任事務の適正な執行を確保する手段として職務執行命令訴訟制度の見直しを提言した、こう説明しているわけですね。つまり、国の指揮監督の実効性の確保とい...全文を見る
○吉井(英)委員 このときに、ちょうど八六年一月十六日の地方制度調査会第十一回総会議事録というのを少し見てみると、機関委任事務に関する地方議会の関与、監査委員の関与を「答申に盛り込むことが決められた段階で、非常に各省の反対が増幅してまいりました。審議会としましても、それぞれの各省...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方自治法の一部を改正する法律案及び自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党の四会派共同提出の修正案に対して反対の討論を行います。  まず、政府案についてであります。  反対の第一の理由は、国による裁判...全文を見る
03月12日第120回国会 衆議院 本会議 第18号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地価税法案に対し、総理並びに関係大臣に質問いたします。  土地問題は、言うまでもなく、今日の政治に課せられた最重要課題の一つであります。海部首相は、さきの施政方針演説で、豊かな国民生活の実現をしていくと言われました。そのために...全文を見る
03月13日第120回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第3号
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○吉井(英)分科員 先日資源エネルギー庁の方より関西電力美浜原発二号機の事故について原因究明の状況及び関係電力会社への指示というのが発 表されました。その中で「振止め金具が設計どおりの範囲まで入っていないため、高サイクル疲労により破断に至った蓋然性が極めて高いとの判断に至った。...全文を見る
○吉井(英)分科員 いろいろおっしゃったわけですが、一九八八年二月の五日にNRCのブレティンが出されておりますが、これは当然その時点でごらんになられたと思うわけですね。そのときに通産省やあるいは科学技術庁や、きょうは科学技術庁はあれなんですが、原子力安全委員会の委員長にもお忙しい...全文を見る
○吉井(英)分科員 今三つのうち二つおっしゃったんですね。なぜ三つ目を漏らしていらっしゃるのですか。これは振動をとめる金具の欠損ですね、これを三つ目に挙げていたんですね。なぜそれを漏らしていらっしゃったのか。まさに今度はこれも大事な一つであったということになっているんじゃないです...全文を見る
○吉井(英)分科員 これでは高サイクル金属疲労の問題を挙げ、その原因として、当時の状況のもとでいろいろ情報を集めて検討した結果、今おっしゃった二つにさらに三つ目に、これは振れどめ金具の欠損、この三つのことを当時言っていたわけですね。しかも、このNRCブレティンの中では、ウェスチン...全文を見る
○吉井(英)分科員 デンティングはあります。それから二つ目が水力学的な解析の問題ですね。三つ目が振動振れどめ金具の欠損、この三つが原因であったということをちゃんと挙げているでしょう。それはお認めになると思うのですね。このブレティンを受け取って四十五日以内に報告をしなさい、まずこの...全文を見る
○吉井(英)分科員 ノースアンナの事故を今から注目して検討するというお話を今されたんですが、私はとんでもないことだと思うのです。  私は改めて内田原子力安全委員長にもお伺いしたいと思うのです。  このNRCのブレティンが出たときに、当然委員長も御専門家でございますのでごらんに...全文を見る
○吉井(英)分科員 つまり、行政庁の判断を聞かれて、原子力安全委員会として重大だという認識をお持ちにならなかったということが、私はこれは日本の今日の原子力問題における安全上の極めて重大な問題だ、このことを指摘しておきたいと思うのです。  当時の八七年七月三十日付の原子力産業新聞...全文を見る
○吉井(英)分科員 そのお金を受け入れたのはこの財団なんですが、実際に報告書をまとめたのは財団法人発電用熱機関協会ですね。調査研究をなさったメンバーというのは、関西電力などユーザーと、それから都甲泰正先生、現在原子力安全委員会の委員長代行をなさっておられる先生など七名であったと思...全文を見る
○吉井(英)分科員 ユーザーとそれから原子力安全委員会の大事なメンバーが入って、それで蒸気発生器信頼性調査実施検討会というのを持たれたわけです。もちろんそこには、この財団法人に実験設備はつくれるわけじゃありませんから、実験そのものは今度は三菱重工なり、三菱重工の神戸造船所とかそう...全文を見る
○吉井(英)分科員 結局通産省がお金を出して、ユーザーである電力会社と原子力安全委員会の委員長代行など、そういう方たちがこの研究に携わられて、その実験の下請をやったのがメーカーである三菱重工であったわけですね。そこで出てきたのがこの報告書です。私もこれ読ませていただきました。 ...全文を見る
○吉井(英)分科員 私が言っているのはそんなことを言っているのじゃないのですよ。日本では大丈夫だったということでやっているものだから、NRCのレポートが出ても、ブレティンが出ても全く無視してきた。今言われたように美浜の事象は違うとおっしゃるのですね。しかし、このNRCの中でも振れ...全文を見る
○吉井(英)分科員 これからの究明もしっかりやっていただきたいと思うのですが、私は昨年の定期点検の後の通産省の対応も問題があったと思うのです。  これは内田先生にはせんだって科学技術委員会で既に御意見は伺いましたけれども、関電の細管マップですね、もちろんこれはごらんになられたと...全文を見る
○吉井(英)分科員 ECTによって異常を認めたというわけですが、そもそもこの原発の美浜二号の細管の長さというのは、総延長七十キロメートルでしょう。私は大阪で、生まれは京都ですが、大阪―京都間五十キロメートルよりまだ長いのです。そこで一ミリ程度の、あるいはもっと小さい、文字どおり一...全文を見る
○吉井(英)分科員 最後に、せっかくスーパー関係の方をお願いしておりましたので、それを簡単に伺いたいと思います。  話は飛びますが、トイザラスの東大阪店の出店計画が今持ち上がっておるわけですけれども、これにつきましては、大規模小売店の進出というその大店法上の問題に先立って、近隣...全文を見る
○吉井(英)分科員 時間が参りましたので、終わります。
04月11日第120回国会 衆議院 地方行政委員会 第7号
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○吉井(英)委員 私は、二つのテーマについて通告をしておきましたが、地方交付税法六条三の二項に係る財源余剰の問題などの議論につきましては、先ほど来の委員の方の議論がございましたので、重複を避けたいと思います。  それで、もう一つ通告をしておきました質問というのは、昨日も社会党の...全文を見る
○吉井(英)委員 まずその点については徹底した解明の努力を尽くされて、その過程で、全容解明とともに、法に触れるものについてはもちろん告発という手段も講じて、要するに私は、大蔵省として使途不明金が全国的にどんどんふえるというようなこういう事態をそのままにしておくならば、これは本当に...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、これは税務行政を実際に公正に執行していっていただく上でも、警察の方が重大な関心を持って対応していただきたいと思いますし、ましてこういう事態が仮にあるとすれば、これは女性社長についての人身の保護とか人命救助について具体的なことも進めていかなければいけないと思...全文を見る
○吉井(英)委員 この点は、私は一つの報道だけでああだこうだという議論をしているわけではありません。しかし、こういうことが本当にあれば実際大変なことでありますから、ぜひ重大な関心を持って対処していただきたいと思います。  この機会に、私、先ほど大臣に税務調査について徹底してしっ...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
04月17日第120回国会 衆議院 地方行政委員会 第9号
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○吉井(英)委員 参考人の先生方には大変お忙しいところ、本日はどうもありがとうございます。  私、最初に太田参考人と野呂参考人にお伺いしたいのですが、先ほど来の意見陳述とか質問に対する御意見を伺っておりまして、若干重複する部分とか既にお答えいただいた部分もあるのですが、八四年度...全文を見る
○吉井(英)委員 自治省の方は地方に必要な財源を確保した上での減額だというふうに説明をしているわけですが、我々の方はそうは認識はしておりません。実際の財政需要に対する交付税の算入の問題、本日も随分議論がありましたが、地財計画と決算との乖離の問題など、交付税で措置する分野は残されて...全文を見る
○吉井(英)委員 今年度も財源対策債等償還基金費として、財源対策債分の二千九百六十三億円、調整債分の一兆六千四百九十七億円、合計一兆九千四百六十億円を交付税で措置して地方自治体に積み立てるように、いわば実質的な強制といいますか、そういう効果をもたらすといいますか、それがあるわけで...全文を見る
○吉井(英)委員 最後に野呂参考人にお伺いしたいのですが、参考人の書かれたものを読ませていただきましたが、自治体の行政を標準行政、全国的な視点から実施される必要のあるもの、全国的画一的行政とかナショナルミニマム、そういう説明書きなどをつけておられました。それから、その自治体が独自...全文を見る
○吉井(英)委員 どうもありがとうございました。
04月18日第120回国会 衆議院 地方行政委員会 第10号
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○吉井(英)委員 日本は、今日GNPは世界で第二位ということですが、国民の豊かさの実感というものは非常に乏しい。それはなぜかといいますと、やはり社会資本の整備が非常におくれているということにあるわけであります。昨年六月に政府の方では、公共投資基本計画を決定されました。これは、構造...全文を見る
○吉井(英)委員 公共投資の大体七五%が地方自治体が実施主体となってやっていくというのが大体これまでの例でありますし、そのうち、今おっしゃったようにこれまでの例でいきますとおおむね六〇%ですね、場合によっては六〇%超えるわけですが、それが大体地方負担。これがこの六割の負担でいくと...全文を見る
○吉井(英)委員 そこで、少し具体的な話に入っていきたいと思うのですが、「第七次下水道整備五ヵ年計画(案)及び平成三年度下水道事業関係予算概要」というのを読ませていただきました。この中で、まず第一の柱として挙げておられるのが、「普及が遅れている中小市町村の下水道整備及び未着手市町...全文を見る
○吉井(英)委員 人口五万以下がおくれているとか、この部分の普及に力を尽くさぬと全体が上がらない、これは当たり前といえば当たり前のことなんですが、人口十万以下も多くはおくれているのですが、とりわけ人口五万以下のところはなぜこういうふうな普及率が低い状態のままに推移してきているのか...全文を見る
○吉井(英)委員 今おっしゃったようなことは、この第七次を始めるに当たっての一大発見というものじゃないと私は思うのですね。  都市人口ランク別下水道実施状況というのを、この数年来、ずっと見せていただいたのですが、人口五万人以下というのは特におくれているわけです。なぜおくれている...全文を見る
○吉井(英)委員 二万人ほど技術者を養成されたというお話ですが、ただ、その方たちがどこに戻って仕事をされるかといったら、主として人口の多いところなんですね。肝心の今おっしゃったような人口五万人以下のところは、実は人員の面では、行革ということでかなり削る方をずっとやってきたものです...全文を見る
○吉井(英)委員 結局、大方七割近いものが地方の負担ということになっているかと思うのですが、大変な負担を地方は持っていると思うわけです。  「日本の下水道」という建設省さんのものによると、これでは国費、国の負担が一九八四年には三五・四%、一九八六年には二九・九%で一九八八年には...全文を見る
○吉井(英)委員 実はその都市計画のないところだけじゃなくて、あるところでも、人口規模の小さいところで実は問題があるのです。それは後ほど私はそこへ入っていきたいと思いますので、そのときにまた議論させていただきたいと思うのです。それから、完成後はもちろん下水道負担金という形で受益者...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、今おっしゃったのは、終末処理場、ポンプ場、幹線の話なんですね。実際に普及率を高めようと思ったら、この近くまで来た幹線に二百五十ミリから五百ミリくらいの枝管をどんどん延ばしていかなければつなげないわけですから、普及率が上がらないのです。ところが、その分に...全文を見る
○吉井(英)委員 実は私も地方自治体で随分詳しく聞いてみたのですが、大臣、これはすごく細かい話のようで大事なところなんですよ。というのは、確かに工区を短くぶった切ればいいじゃないかという今の議論なんですが、それでやりますと結局人件費の方で実際にはかなり地方自治体としては食われてく...全文を見る
○吉井(英)委員 それでは、事細かな具体の例までやっていますと委員会が変なぐあいになりますから、私は具体の例についてまた改めてお話ししますから、それはケース・バイ・ケース、特に個々特殊なものについてはというお話ですから、そういうことでやはりこれはちゃんと対処していただいて、普及率...全文を見る
○吉井(英)委員 大体政令市の場合は多くのところはもうほとんど終わってきておるわけですね。今、一般市でも進んでいるところもあるのですが、一般市でおくれているところはどこがおくれているかというと、かなり幹線は入ってきた、いよいよ枝管をつけなければいけないというときですから、そのとき...全文を見る
○吉井(英)委員 そこで、一度また中間的に大臣に御意見を伺っておきたいのですが、やはり普及率を本当に急速に向上させるというためには、補助対象、これをさっき挙げておりました二ヵ年にわたる債務負担でやるようなものについても国庫補助の対象に、ケース・バイ・ケースということではなくてやは...全文を見る
○吉井(英)委員 自治体がどかんとやるときにはそれはもう交付税でどかんと見ましょう、そういうことも含めておっしゃっておられるのかなというふうにも思いながら聞いておりました。  次に、昨年の九月十日に近畿管区行政監察局の方から「大和川流域の水質保全対策に関する実態調査結果」という...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、大阪府の支援をするということですが、私はこの際あわせて伺っておきたいのですが、この行監の指摘していること、つまり、今後二十年はかからないかもしれないが、まだ千早赤阪村の、今、太平記の現場ですが、そこまでいくのにはまだ十年じゃとても無理だというのですね。そ...全文を見る
○吉井(英)委員 建設省にその際一つ改めて伺っておきたいのですが、流域下水道ということで大阪府は事業をもともと進めてきたんだ、それに対して国も補助金をつけていろいろな面で面倒を見てきたんだ、途中で事業がおくれているから類似施設も合わせてとりあえずの間をやっていこうかという場合に、...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、大阪府から類似施設を考えているという報告はまだ来ていないということですね。だから、大阪府の方から、調整をして、類似施設も含めて、まだ長年月を要するところでやろうという場合には、これは途中で計画変更は認めないということじゃなくて、柔軟に対応するということ...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、「下水道に関する行政監察結果報告書」というのが一昨年の八月に出ておりますが、その中で、今問題になっております下水道と下水道類似施設の担当部局間の協議、調整が必要だという指摘がなされておりますが、これは国の方ではその後どのように担当部局間で調整をしておられま...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、下水道財政モデルというのが出ております。下水道事業の経営のための財政モデルの作成に関する研究委員会、これには建設省の関係の方とともに自治省の財政局準公営企業室長さんも出ておられて、自治省も参加しておりますね。建設省は直接じゃありませんで、間接的な形になろう...全文を見る
○吉井(英)委員 今大臣いみじくもおっしゃったのですが、水道の場合は、水道拡張事業計画というのをずっと都道府県は持っているのですね。水道を引いたら当然下水が必要になるから、給水を例えば一日二百万トン送ればそのうち何万トン分の下水が必要かとか、深い浅いの問題とかいろいろな問題があり...全文を見る
○吉井(英)委員 将来の元利償還においても起債については五〇%の交付税措置を考えるということで、それでいくと起債の方がよいのかなという感じもするわけですが、いずれにしろ今回の措置というのは将来の財政負担を考慮した上で出してこられたと思うのです。それならば思い切って交付税の算入率を...全文を見る
○吉井(英)委員 もう時間が参りましたのでこれで終わりたいと思いますが、やはり特例減額の措置とかそういうことよりも、今本当に社会資本の整備充実ということで進めていくならば補助を実態に合わせてさらに改善されるとかいろいろお話ありました、もちろんそれを進めていただくとともに、やはり財...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は地方交付税法附則第三条による交付税の減額をしているからであります。  今回の改正では、交付税法附則第三条に基づく四千五百二億円の減額が行わ...全文を見る
04月19日第120回国会 衆議院 地方行政委員会 第11号
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○吉井(英)委員 まず質問に入るに先立ちまして、私はやはりこの法律案の提出の仕方とか時期、これについては一言申し上げておかなければいけないというふうに思うわけです。  幾ら暴力団対策という目的がよくても、やはり法律としてつくるからには、できた後は今度はひとり歩きをすることもあり...全文を見る
○吉井(英)委員 まず、この法律のスタンスと申しますか、暴力団を特定の目的に合わせて規制してコントロールするというふうな立場じゃなくて、そもそも暴力団に対するスタンスの方なんですよね。今回の法律はそうであったとしても、暴力団は壊滅させる、これまでそういう警察庁の方針であったという...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、憲法との関係について一言伺っておきたいと思います。  暴力団の対策、これは当然のことであります。これが一般国民の権利侵害に及ばないということがまた一面では必要になってくるわけで、この点で、今回立法化を検討された暴力団対策研究会のたしか昨年の十二月二十一日...全文を見る
○吉井(英)委員 もうそれ以上は触れませんが、かつて一九四八年四月十四日に衆議院で軽犯罪法について法案が成立したときの、当時は司法委員会ですか、今の法務委員会ですね、司法委員会の委員長報告の中で、これは絶対宗教団体とか政治団体には使わないんだという答弁があって、しかしその後またや...全文を見る
○吉井(英)委員 今のお話は大体わかるのですが、ですから、解散届を出してきても、一定期間フォローして解散を確認してから指定解除ということですね。大体一定期間についてのある程度の期間等のめどはお持ちなのですか。
○吉井(英)委員 さらに、指定というのはなかなか手続を必要としますので、この指定されていない指定外暴力団、これが第九条等の行為を行った場合の規制についてはどういうことをお考えなのでしょうか。
○吉井(英)委員 ですから、指定外暴力団というのはこの法律には直接かからないにしても、警視庁の方で警務要鑑第七編刑事編では、特にこういう行為はこの法律適用、こういう行為はこういう法律適用ということでもう随分研究しておられて、私は、大体あれを使えば、グレーゾーンのおっしゃったややこ...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、少しこの法律のすき間的なところで、先ほども議論がありましたが、準構成員とか舎弟とか、企業舎弟ですね、これらについてほどのように規制していかれるのか、これらのものがこの法律の第九条等の対象事犯に対してひっかかってきた場合、これをどういうふうに扱われるかという...全文を見る
○吉井(英)委員 例えば株式会社サン商会というのがあります。ここは、毛皮の輸入、販売とか自動車の輸入、販売、不動産の売買、賃貸借、仲介、食品類の輸出入等々というものを目的に掲げておりまして、これは法人登記されているわけであります。その代表取締役の中江某という人ですが、これは私ども...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、当の本人が会社の表の名刺と裏の名刺を持っていて、裏の名刺を使えば法律に適用ですね。ただ、裏の名刺を持っている人が代表取締役だということで一定の効果を及ぼすと、裏の名刺はないがその会社の社員だという人がその会社の名刺を持っていっているうちにだんだん一定の...全文を見る
○吉井(英)委員 やはりそういう問題がありますから、私が最初に申し上げました、この法律をつくるからには前からも後ろからも斜めからも見て相当な議論をしなければいけないというのはそこにもあるということを改めて申し上げておきたいと思うのです。  さらに、こうした暴力団に対して、仕返し...全文を見る
○吉井(英)委員 個々の市民の場合は別として、企業については、特に社会的に影響力のある企業については、これはかつて新聞に出た例もたくさんありますけれども、それは結果的に漏れてきた話ですが、やはり出して、企業としても、たとえ暴力団が怖かったにしても、大きな組織ですから対応できるわけ...全文を見る
○吉井(英)委員 いずれにしろ、資金源を断つということは非常に大事なことでありますし、特に冒頭にも暴力団を壊滅させるのが警察庁の方針だということをおっしゃいました。その方針に基づいて、この資金源を完全に断つということで最大の努力をしていただきたいと思うのですが、「五代目山口組」と...全文を見る
06月14日第120回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
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○吉井(英)委員 まず私は、災害で亡くなられた方の御冥福をお祈りいたしますとともに、避難されておられる方々を初め、被災地の関係者の皆さんに心より御見舞い申し上げたいと思います。  私も先日、十二日に、委員長さんとともに御一緒に現地調査に行ってまいりました。もうあの地域に入ったと...全文を見る
○吉井(英)委員 そこで、そういう点で現行法を徹底してすべて活用していく、そういうことがまず今必要だと思うのですが、公共土木、農地、中小企業、住宅被害など、激甚災害の指定基準を上回っているのではないかと思われるわけです。  そこで大臣に、まずこの激甚災害の指定を行うべきではない...全文を見る
○吉井(英)委員 適切に対処ということで、結局、激甚災害の指定という方向で進めるということですね。
○吉井(英)委員 具体的にひとつ伺っておきたいのですが、激甚災害法の二十五条ですね、労働者の雇用保険給付の特例というものがあります。先日現地へ見に参りましたときに、ちょうど私どもが県や市の方からいろいろ事情をお伺いしたそのすぐ近くに宝酒造という工場がありましたが、それがその日から...全文を見る
○吉井(英)委員 とりあえず災害救助法に基づいて特例的に適用というお話がありましたが、私が言いたいのは、災害救助法もあるし、激甚災害法もあるし、あらゆる法律を、あるものをすべて活用して、すべて駆使して、今本当に全面的な取り組みが必要だ、そのことを特に強調して申し上げておきたいと思...全文を見る
○吉井(英)委員 計画づくり、始めておられるということなので、これはやはり速やかに指定をして、そしてこれもやっていただきたいと思うのです。この点でけさほど来議論もありましたが、例えば仮設住宅の場合も、それが使えるか使えないかは別として、まさに弾力的運用ということで、実際に降灰地と...全文を見る
○吉井(英)委員 テレビというのは、特に今後長期にわたって災害が予想される中では主要な情報源になりますので、単なる家庭用品というのとは今回の場合はいささか性格が異なってくる面があると思うのです。洗濯機につきましても、とにかく毎日灰をかぶっているわけですから、これも通常の家庭生活の...全文を見る
○吉井(英)委員 いずれにしろ、今、最初に考えられたフェリーがとまったということで高速艇等を検討ということですね。高速艇等を検討されて、運賃について今お話あったできるだけ低廉ということはあるのですが、本当にそうでなくても深刻であるのに、島原鉄道時代よりもうんと上がるとこれはやはり...全文を見る
○吉井(英)委員 残された遺族の方にとってもそうですし、本当に痛ましい事態になりました。これは消防庁としても、消防団の皆さんのこの問題については十分な対応をしていただきたいというふうに思います。  さて、私、幾つかの事例を挙げて申し上げてまいりましたが、実際に被災した自治体が急...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、少し火山そのものについても御質問したいと思いますが、国の責任で特にやらなければならないこととしては、火山活動の観測と情報提供ですね。この点では、火山噴化予知の学問的成果とともに予知技術の開発ということに力を尽くしていかなければいけないと思うのですが、そうい...全文を見る
○吉井(英)委員 気象庁の方で調査してこられたもの、データをとられたものを、この橘湾から島原半島にかけて地震のときの震源の深さとそしてその場所というのを調べておられるのを私も見せていただきまして、だんだん橘湾からやはり普賢岳の方へ震源の深さも場所もずれてきておるのですね。実はこれ...全文を見る
○吉井(英)委員 時間もだんだん追ってきましたので、すぱっと一言伺っておきたいのですが、ですから二百年前はマグマが移動して普賢岳のところからさらに眉山まで移動していったということも考えられるわけなんですね。実はこれについては、昨年十一月二十三日の長崎新聞でやはり太田教授が「眉山近...全文を見る
○吉井(英)委員 それは非常に正直なお答えだと思うのです。逆に申しますならば、要するにわからないです。眉山崩壊とかあるいは普賢岳の山体崩壊に至るかもしれないし、至らないかもしれないという状況なんですね。ですから現時点では最悪のシナリオに備えた万全の防災対策ということについても国と...全文を見る
○吉井(英)委員 私がこの点については非常に大事だなと思っておりますのは、仮に二百年前並み、二千万立方メートル出るとすると、現在十万とかあるいは二十万と見られるというお話ですが、二十万として百日間、十万とすれば二百日間続くということなんですね。二百日間ということは半年ですね。かな...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
09月02日第121回国会 衆議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第7号
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○吉井(英)委員 私は、先日来、本会議でもそれから予算委員会、また当委員会におきましても、橋本大蔵大臣の小林秘書、そして赤坂の料亭のおかみへ無担保で十億円の融資ですか、そういう問題などについて質問があり、大臣から答弁がありました、その答弁を聞いておりまして、またせんだって三十日の...全文を見る
○吉井(英)委員 私が伺っている点は、入り口はいわゆる偽造預金に基づく直接の不正融資が、ないしは迂回融資であったにしても、入り口は不正融資であったんじゃないか。そのことは富士銀行の頭取も不正なものであったということを認めていらっしゃるわけなんです。その出口は、中村という人がもう退...全文を見る
○吉井(英)委員 後で起こった、後で発覚してきた事件の方がなかなか手っ取り早くて、早くからわかっている方が今御検討中ということのようでありますが、これは非常に奇異に感じるものであります。  次に、この富士銀行の不正融資事件などで七月二十五日に大蔵省は事情聴取を行っておられますが...全文を見る
○吉井(英)委員 実は、北海道浦臼町といいますと、人口が三千人ぐらいで年間の予算が三十億円ぐらいのところですが、ここでウラウス・リゾート開発というのが進められております。先日も参考人質疑でも我が党児玉議員が質問いたしておりますが、実はこの北海道の浦臼町の開発のための会社の口座が、...全文を見る
○吉井(英)委員 私もいろいろ調べてみたのですが、この市ケ谷支店の支店長と、今おっしゃった元株式会社日計の創設者で、現在、日計もやっておられますが全日販の花田社長ですね、そして今問題になっております中村稔元赤坂支店渉外課長、こういう人たちの間で、非常に仲のいいといいますか人脈がつ...全文を見る
○吉井(英)委員 実は赤坂支店のあの問題と少し形は違い。ますが、似たようなトリックを使ったのがあるのですね、今。  市ケ谷支店で実は株式会社ウラウス・リゾート開発公社の保安林解除申請提出書類に必要な資力を示す、資金力を示す残高証明というのを出して、これは百億円の残高証明書、定期...全文を見る
○吉井(英)委員 実は、この申請書が北海道庁や農水省で――提出されたのは北海道庁へ六月二十日なんですね。審査されているときは百億円の定期預金はなかったんですよ。どういうことかといいますと、四月の二十七日に百億円を入金して、今おっしゃった五月一日に残高証明書を書いて、一カ月後の五月...全文を見る
○吉井(英)委員 いや、私はそんなことを言っているんじゃないのですよ。公社の方が残高証明が必要であったんだから、相談したのか、どういう形になったのかにしても、残高証明というのは確かにおっしゃったとおりにできるでしょう。しかし、それが審査に最も必要な時期には金庫空っぽででも出されて...全文を見る
○吉井(英)委員 今ウラウス・リゾートの、ここでは疑惑問題が出てくる中で、代表がやめるとかいろいろな問題が出てきておりますが、実は昨年の十月の地鎮祭の資料もありますが、久松市ケ谷支店長が出席をして、本店の内伺いの決裁を得た、五百億円の融資をするというあいさつをされたり、本店の情報...全文を見る
○吉井(英)委員 私は報道機関の皆さんが取材をされて、実際にその現場で話を聞いて記事にされたものとか、地方自治体議会で問題になっていることについて、ただ一方的に富士銀行の人がこう言っていました、ああ言っていました、それだけの話だったら、銀行局の用をなしてないんじゃないですか。私は...全文を見る
○吉井(英)委員 これは政治家の推薦を受けてということが既にマスコミ等でも公表されているわけでありますから、これはやはりちゃんとおっしゃるべきじゃないでしょうか。
○吉井(英)委員 これ、政治家が関与しておったことは言外に認められたわけなんですが、今、今度の国会で、野村証券の問題にしても何にしても、この岩間カントリーの問題とか暴力団のかかわりの問題についてこれだけ大問題になっているのですね。そのときに政治家が推薦しておったということ、口添え...全文を見る
○吉井(英)委員 政治家から推薦があった、で、現に本人は出席をした、それは明らかにできないと。だれが推薦したか明らかにできないということでありますが、私は、そういう姿勢では今問題になっているような、こういう暴力団とそれから証券業界とのこの癒着の問題とか、これらを本当に解明し、そし...全文を見る
○吉井(英)委員 あなたの選挙区は岡山の二区で、北海道に後援会をつくられるんですから天下取りを考えていらっしゃるのかな、こういうふうに思うわけでありますが、「クオリティ」という雑誌にも紹介されておりますが、ここで、北海道昇龍会結成総会に出られて、「今自民党はリクルート、消費税の逆...全文を見る
09月11日第121回国会 衆議院 本会議 第7号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、いわゆる政治改革三法案について質問いたします。  そもそも今回の政治政章の出発点は、八八年に発覚したリクルート疑獄であります。自民党は政治改革大綱で「リクルート疑惑をきっかけに、国民の政治にたいする不信感は頂点に達し、わが国議会政治史上...全文を見る
09月26日第121回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○吉井(英)委員 原発の危険から国民の安全を守るということは、原発については推進の立場をとる人、反対の立場をとる人、さまざまな立場の人を含めて、今国民にとって緊急の課題だというふうに思います。ことしに入ってからも、きょうも議論がありましたように、美浜原発二号機の事故を初めとして原...全文を見る
○吉井(英)委員 メカニズムに先立って私がすぱっとお聞きしておきたかったのは、九月九日の調査特別委員会に報告なさったことで、六月とは違った新たな点というと、要するに破断管についてクリアランス部がさびなどの不純物で詰まっていて管が事実上固定されていた事態にあったというのが一点、それ...全文を見る
○吉井(英)委員 そこで、この議論はいろいろやってきておりますから、私は少し簡略化して先へ進みたいと思うのですが、八八年二月五日のNRCブレティンでは、八七年七月のノースアンナ原発一号機で起こったギロチン破断が高サイクル金属疲労によるものとして、その原因として、一つは上部支持板の...全文を見る
○吉井(英)委員 だから、私はもう三つ指摘しておりますので、今のお話、みんなわかった上で聞いていますから。
○吉井(英)委員 くだくだ言わなくたって、私もNRCブレティン読んでいるのだから、あなたの説明をわざわざ聞かなくてもいいわけですよ。  それで、このブレティンの中では、三つの要因を挙げて四十五日以内に報告しなさいということだったでしょう。それに触れられているので、日本の原発でい...全文を見る
○吉井(英)委員 今後のことはそれでよろしいがな。問題は、三年も前に指摘されたことをやっておればギロチン破断は起こっていないだろうということを言っているのですよ。それを無視してきて今ごろ初めて発見したような顔をして言うから僕はおかしいと言っているのですよ。  これはことしの三月...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、振れどめ金具の問題にしても、要するに図面チェックだけでしょう。実際、少なくとも自然科学をおやりの方は、現物、現場を見ないことには信用しないのが当たり前のことでしょう。鉄則でしょう。そこをあいまいにしたところに大きな問題があると思うのです。  それからもう...全文を見る
○吉井(英)委員 次に私は、浜岡原発一号、これはBWRですが、これについても少し伺っておきたいと思います。  これは実は、核燃料体の被覆管の剥離と放射能漏れという我が国初の事故を起こしたわけでありますが、私は浜岡の調査に行きまして、中電から結論をいろいろお伺いをしました。そこで...全文を見る
○吉井(英)委員 そんなことはみんなわかっているんですよ。わかった上で聞いているんだから。  大事なことは、今も美浜二号で水質管理が改めて問題になったわけでしょう。ですから、今考えられる状況の中からいわば消去法で、第八、第九サイクルのときの燃料体の問題と水質条件まで迫ってきたわ...全文を見る
○吉井(英)委員 だから、あなたの推定による結論というのは消去法でやっていった結論であって、問題は再現実験をやって初めて実証されるわけですから、その再現実験をやればいいじゃないですか。それをやりもしないで、恐らくこうだろうという結論で、核燃料棒から被覆管が剥離して放射能漏れを起こ...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、そうなると通産の責任は重大だと思うのです。先ほども問題になりましたギロチン破断のように急速に進行して、そして大変な事態を引き起こしているわけでしょう。もし二号機であの静翼の亀裂が急速に進行した場合に、亀裂が入っていると見ておられたのですから、それで静翼が異...全文を見る
○吉井(英)委員 その特定運転域での静翼の振動による疲労の問題は、私も現場へ行ってまいりまして、それはよくわかっているわけです。しかし、その静翼の亀裂が深まっているときに、なるほど特定運転域にならないとそれだけ広がらないというお考えなんでしょうが、あの回転体はいろいろな振動数を全...全文を見る
○吉井(英)委員 時間が参りましたので、私は、九月九日の通産省の報告、これは調査特別委員会には提出しておられるようでありますが、その報告の提出を委員長の方からぜひ御指示いただきたいと思うのです。と申しますのは、やはり自主、民主、公開の原子力平和利用三原則に立って、これは国会として...全文を見る
10月01日第121回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○吉井(英)委員 今国会の中心問題の一つは証券・金融スキャンダルの究明でありましたし、その中で、政官財、暴力団、結びついた日本の政治経済社会の病根にメスを加えなければならないということが浮き彫りになってきたと思うわけです。過日の証人喚問でも、野村証券の田渕節也前会長は、秘書室担当...全文を見る
○吉井(英)委員 社団法人警視庁管内特殊暴力防止対策連合会、企暴協を組織して頑張っておられるということも伺っているわけでありますが、野村証券、日興証券ともこの企暴協の会員なんですね。それでいて総会屋とも稲川会とも癒着しておったということが今回明らかになったわけですね。私は伺いたい...全文を見る
○吉井(英)委員 警察庁長官はことしの暴力団新法の審議のときにも、総会屋の絶滅とともに、あのときには、暴力団の絶滅、資金源を断つんだ、非常に厳しいそういう基本的なスタンスで臨むんだということを、国会でも決意を披瀝しておられました。ことしの八月二十一日には、企業活動から暴力団を排除...全文を見る
○吉井(英)委員 今度は、六月二十二日付の朝日も持ってまいりました。これによりますと、ことし四月十日に大物総会屋が料亭千代田で宴会を開いて、そこへ、主催者は古手の有力総会屋瞠三剛という人で、経団連会長、日経連会長をそれぞれ出している東京電力、三菱マテリアル、経済同友会の前代表幹事...全文を見る
○吉井(英)委員 さらにこの記事を読んでいると、警視庁捜査四課の方では、リゾート開発の会員権販売が宴会の趣旨であったと内容もかなりつかんでいらっしゃるようであります。  そこで、この宴会を催した大物総会屋と言われておりますこの瞠三剛、小関純一という人物でありますが、彼が北海道の...全文を見る
○吉井(英)委員 警察庁としても総会屋の資金集めという見方をしておられるということでありますし、情報収集ということなのですから、いろいろ詳しく調べておられることと思います。  そこでさらに伺っておきたいのですが、伺っておりますところでは、海部総理の名前を使ってこの会員権販売を行...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、先ほど、総会屋と全日空トップとの癒着について公安委員長は、厳しく申し入れをするのだ、そういう趣旨の答弁をしていただきました。私は、それは企業のトップだけじゃなくて、政治家についてもやはり総会屋とはいささかも疑念を持たれるようなことがあっちゃならぬ、これは...全文を見る
○吉井(英)委員 私、事前に今回のこの瞠三剛の問題についてはちゃんとお伝えしてありましたので、私、これの事実関係その他については、瞠三剛のこの一連の北海道のリゾートクラブの会員権販売ということで資金集めという、さっきおっしゃった件についての調査は、おっしゃるとおりこれからもさらに...全文を見る
○吉井(英)委員 お伝えだけじゃなくて、これは伝えていただいて済む話じゃかくて、やはり公安委員長、先ほどあれほど本当に企業のトップが、これだけ国会が商法改正もやり、暴力団新法もつくり、警察庁長官が経団連その他に申し入れもして、国会も警察も全体挙げて総会屋、暴力団については絶滅を図...全文を見る
○吉井(英)委員 さらに、この瞠三剛という人物の今回の報道等でなされている問題については、海部総理の政治資金づくりなのでぜひ協力してほしい、こういうふうなことまで言って会員権購入を強要しているという話もあるわけです。本当に総理の資金づくりなら、これはもう大問題ですし、そうでないの...全文を見る
○吉井(英)委員 これはまずよく調査をされて、改めてまた御報告もいただきたいというふうに思います。  調査は調査として、同時に私は、今言いましたのは、仮にこんなことをやっておったら、内閣の名誉にかかわる問題でしょう。それについては、あなたもその内閣の一員なんだから、そういう総会...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
10月15日第121回国会 衆議院 地方行政委員会暴力団員不当行為防止法運用調査小委員会 第1号
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○吉井(英)小委員 本日は参考人の皆様にはどうも御苦労さまでございます。私は他の委員の方からの質問との重複する部分につきましては省略をいたしたいと思いますので、幾つかの点についてすぐにずばりとお聞きしていきたいと思います。  まず、暴力団という属性がわかった場合の措置ということ...全文を見る
○吉井(英)小委員 それとも少し関係するわけですが、先日も私も国会で取り上げまして、あれは十月七日付の読売だったかと思うのですが、瞠三剛という総会屋が北海道のリゾート会員権の販売を行って、宴会をやって販売をやったということについて、新聞報道では、都銀、信託銀行、七社、十口、四億円...全文を見る
○吉井(英)小委員 要するに、暴力団対策については、やはり資金源を断つということが極めて重要た問題の一つだというふうにされているわけですが、今回いろいろ、野村、日興証券、富士銀行その他にしても、全部企暴協の会員であるわけですね従来より企業として暴力団対策に取り組むということでやっ...全文を見る
○吉井(英)小委員 任意団体であるということによる制約とかいろいろないわけではないと思います。ただ、その制裁という中には、それぞれ皆さんの団体の制裁規定の中で、協会から除名するとか、あるいは何カ月間営業活動停止とまではいかないでしょうけれども、いろいろ厳しい規制が考えられるにして...全文を見る
○吉井(英)小委員 既に法律改正を考えているというお話がありました証券・金融関係で関連して。  先ほど来出ておりますのは、二つの面で、地域的ともう一つは組織的に、モグラたたきになるおそれがないでもないということが懸念されると思うのです。つまり、上からの指定なんですから、徹底的に...全文を見る
11月21日第122回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○吉井(英)委員 私はまず、せんだって阪大基礎工学部で発生いたしましたガス爆発事故の問題から質問に入りたいと思います。  亡くなられた二人の学生の方、また負傷された皆さんに対して御冥福と、そしてお見舞いを申し上げたいと思います。  あれから一カ月半がたちました。通産省の方は今...全文を見る
○吉井(英)委員 私、先日研究現場を見てまいりました。基礎工学部の電気というのは、実はこの間科学技術委員会、当委員会におきまして夏ごろに視察に行きました三洋電機でアモルファス太陽電池などの研究開発をやっておられる桑野さんという研究員の方、この方もここで学ばれた方なんです。私は、末...全文を見る
○吉井(英)委員 その善処するという方向でぜひ頑張っていただきたいのですが、今おっしゃったのは、主に末田研究室のあの装置の部分をおっしゃっておられるのですね。実は私が言いました浜川教授のところのCVD装置などは、一つの研究室の中にバッチ式というのと連続式というべき装置、なかなかの...全文を見る
○吉井(英)委員 これは既定の予算の枠内での議論でいきますと、そうすると防災対策に金を使うと、今度は研究費が圧縮されるのですね。同じ大学の研究者として、自分のところで防災対策を進めるためによその皆さんの研究費を圧縮してはということで、やはりちゆうちよが出てしまうのです。  これ...全文を見る
○吉井(英)委員 さらに、事故があった基礎工学部を少し調べてみますと、一九七五年から九一年の十六年間にかけて四回生と大学院生と教職員の合計を出してそれで床面積を割ると、一人当たり床面積が三三・七平方メートルから三一・九平方メートルヘと、つまり年々学生数はふえているのだけれども、建...全文を見る
○吉井(英)委員 経常研究を賄っている試験研究機関庁費の特殊経費の方ですね。これが一九八一年で二百二十一億円、この三年来見てみますと、二百十二億、二百二十一億、二百十九億と、昨年で二百十九億ですか。ですから、この方もふえていない。むしろ、この十年を見れば減っている。 これが現状...全文を見る
○吉井(英)委員 次に私は、またいろいろ指摘されている中の出張旅費の現状、これもぜひ大臣にお聞き願って、考えていただきたいと思うのです。  学会という、成果を発表したり情報交換したり、そういう場へ出張していくときにどんな実態がというので、これは電子技術総合研究所の研究員の方の例...全文を見る
○吉井(英)委員 それから、私は、これも研究者は非常に指摘しておられるサポーティングスタッフの問題なんです。例えば、私、二十数年前お世話になりました東大の原子核研究所へもせんだって行ってきたのですが、サポーティングスタッフが本当に削り倒されてしまっているのですね。東大の原子核研究...全文を見る
○吉井(英)委員 時間が大体追ってまいりましたので、最後に一点だけ伺いたいと思います。  本当に充実していただきたいというのは、私がことしの夏、京大の理学部へ参りましたときに、世界の学者が注目して、日本で、例えばナウマンゾウならナウマンゾウの、いろいろなのがあるようですが、それ...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
11月22日第122回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
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○吉井(英)委員 戦前戦後の憲法上の扱いで大きく変わった一つが地方自治であることは言うまでもありませんが、憲法第八章でそれは明記されています。きょうはこの地方自治論というのはおいておきますが、議論になっております地方財政余裕論とか、地方交付税交付金削減問題などで大蔵省と自治省の問...全文を見る
○吉井(英)委員 国会の同意に先立ってまずだれを国会へ出してくるかというのは自治省の方で選んでおられるわけですから、その段階で自分の方が閣議口頭了解に反しておいて、国会が承認したからおまえの責任だ、これは余りにも乱暴な議論だと思うのですね。  もう一度重ねて伺っておきますが、自...全文を見る
○吉井(英)委員 推薦団体が推薦したんだ、それで国会で承認したんだとおっしゃるのですが、そうすると推薦団体の方にこの閣議一頭了解のこの文書もお示しになられて、本当はここに書いてあるように当該省庁出身者は原則としてその省庁の審議会委員には任命したいということになっておりますから、別...全文を見る
○吉井(英)委員 私はなぜこんな簡単なことのようなことを聞いているかといいますと、実はこういう審議会が各省庁のアクセサリーになっちゃいけないわけですね。本当に自治省からも距離を置いて、そしてその独立性を保障して、そして本当にいわば期待されるべき役割を果たすという上では、人材が全く...全文を見る
○吉井(英)委員 事前に自治省からいろいろお話を伺いました。週二回、火曜日と木曜日に大体委員会が開かれているんですね。会議は午前中大体九時半から約二時間ぐらい、たまに昼食がおくれるときもあるようですが、大体二時間ぐらい。定例日以外に出勤はないわけですね。年間出席日数は、多い人で九...全文を見る
○吉井(英)委員 事前に資料に目を通すとか御説明いただくとか研究する、これは常勤も非常勤も同じじゃないですか。非常勤ならば事前の研究も資料検討も必要がたいということにはならないし、現に多くの非常勤の方たちゃっているわけですね。  自治省の審議会を見てみますと、国家行政組織法第八...全文を見る
○吉井(英)委員 審議内容そのものについて是認しているわけじゃありませんが、例えば行革審は非常勤ですね。それから地方制度調査会、これも非常勤ですね。それぞれ設置法を見ておりますと全部非常勤となっております。ところが、臨時行政改革推進審議会などにしても審議概要をつくっておりますね。...全文を見る
○吉井(英)委員 何ともおもしろい話をされるんですね。会議次第もなければ審議概要もない、それでとにかく案件が膨大なんだ、それだけでは私、全然説明にならないと思うのです。  常勤職員と同じように五年、十年と勤務していながら、日々雇用という理由でもって常勤職員になれない定員外職員と...全文を見る
○吉井(英)委員 大蔵省の方にも財政審議会がありますね。ここは非常勤なんですが、毎年度ちょうど予算編成の時期に、予算編成に関連して意見の申し出をしております。それから現在の地方財政審議会も、年一回、大体時期が同じころに意見の申し出というのをやっております。その意見の申し出の中身を...全文を見る
○吉井(英)委員 私は一つの例としてこれを挙げさせていただきました。これは挙げてみればほかにもないではないのです。それは私もわかっているのですが、今のような点をよく踏まえていただいて、これは、だから非常勤にしなさいとか決めつけて言っているのじゃないのですね。現行のままだったら非常...全文を見る
○吉井(英)委員 それからまた大臣の会見の中で、地方の新しい時代のニーズにマッチした基準財政需要額の見直しが必要だというお話もありました。我が党もせんだって大臣にお会いして、地方交付税交付金総額の確保の申し入れをさせていただいた中で、高齢者福祉の問題、ごみ処理対策、教育とか住宅、...全文を見る
○吉井(英)委員 大体時間が参りましたので締めくくりに入らせてもらいたいと思いますが、例年秋ごろはなかなか自治省元気がよくて、だんだん年末ごろからトーンダウンしていって、最後は特例減額あたりに落ちたりするわけですが、ことしは特に大臣も地方のニーズに合った基準財政需要額の見直しとい...全文を見る
12月11日第122回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○吉井(英)委員 吉井です。  今回の地方交付税法等の一部を改正する法律案のポイントというのは、法人税の減収に伴う地方交付税の減額、この穴埋めをどうするかというところが主要なポイントでありますが、これまでも、交付税減額の責任はどこにあるのか、こういう議論というのはこの地方行政委...全文を見る
○吉井(英)委員 地方交付税法第四条、もちろんよく御存じのところで、「自治大臣は、この法律を実施するため、左に掲げる権限と責任とを有する。」その一、「毎年度分として交付すべき交付税の総額を見積ること。」ですから、この交付税総額の見積もりの責任というのは、もちろん自治省の皆さん方大...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから大蔵の方も自治省の方も大いに頭を悩ましてしっかり見積もりもしておられる、実務的にはそうなるとして、そういうことをされるでしょう。で、法律上、まず交付税総額の見積もりの責任はどこにあるのかといえば、これは第四条で自治大臣にその権限、責任があるということにな...全文を見る
○吉井(英)委員 まあ一人の大臣が何兆円もの金の細かいことまですべて計算したり見積もったりできない。そんなことを言っているんじゃないです。法律上の毎年度の交付税総額の見積もりの責任というのは、法律上はきちっと自治大臣にありとなっているんでしょうということを言っているのです。それを...全文を見る
○吉井(英)委員 その実施というのは法律を実施するということでして、その法律実施のまず第一に、「毎年度分として交付すべき交付税の総額を見積ること。」これは自治大臣の権限と責任なんだ。別に私、大臣、あなた一人の責任で、間違うた、ああせいこうせいとこの議論を今からやるために言っている...全文を見る
○吉井(英)委員 ここで大事なことは、今回の交付税減額の責任について、かつて国会での議論でも、小沢自治大臣の時代でしたが、地方交付税の枠が国税の減収によって縮まるということは、これはまさにだれの責任だろうかということに対して、国か地方か、責任はどっちの責任だ、このときに、小沢大臣...全文を見る
○吉井(英)委員 地方交付税法四条で、総額の見積もりについての責任はまず自治大臣にある。第七条の方で、地方財政の歳入歳出総額の見込み額、地方財政計画、これについて、まず地方財政計画についてはこれを立てて、そして書類を作成して国会へ提出する、こういうことになっておりまして、そういう...全文を見る
○吉井(英)委員 問題は、交付税の減額が出たときに、ではどこが責任を持って補てんするのかというとき、国の補てんということでやるのか、それとも自治省自身が——地方交付税については従来より、間接課徴形式による地方税だという、あるいは地方団体の固有財源であるということは繰り返し言ってき...全文を見る
○吉井(英)委員 計数の見積もりが当初から変わってくるとか、それはあり得ることでしょう。問題は、交付税の減額について国の責任ということも認めていらっしゃる。地方の責任じゃない。しかし、その補てんを、地方の固有の財源であると自治省が繰り返し言ってこられたその財源でもって補てんする、...全文を見る
12月16日第122回国会 衆議院 地方行政委員会 第4号
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○吉井(英)委員 まず私は冒頭に一言申し上げておきたいのは、ことしの通常国会で民間の育児休業法が成立した際、政府は、公務員の育休法について次期国会で速やかな成立を図り、民間と同時に施行したいと言っておったわけであります。ところが、一百二十一臨時国会に提出せず、今百二十二臨時国会で...全文を見る
○吉井(英)委員 経緯のお話が今ありましたが、これは平等取り扱いという原則に照らしてみれば平等な取り扱いになっていませんねということを伺っておりますので、経緯の方はよくわかっております。どうですか。
○吉井(英)委員 今お認めになったように、平等取り扱いの原則に反しておるわけであります。  それで、現行法の議論のときにもあったわけですね。本則ではノーワーク・ノーペイの原則を貫きつつ、附則で、身分の継続という帰結から、法律上の納付の義務を負う共済組合掛金は免除されないから、収...全文を見る
○吉井(英)委員 今おっしゃった立てかえ払い分の復職後の徴収も一部含まれておりますが、企業のうち、休業中の社会保険料の労働者負担分について何らかの措置をしている企業は七割を超えている、その社会保険料分を上回る支給をしているところがあるんだという労働省の婦人局長の方の御紹介もありま...全文を見る
○吉井(英)委員 あと一分余りになってきましたので、すぱっと再度この点についてお答えいただきたいのですが、要するに、現実には有期雇用の反復継続というのはたくさんあるわけです。ですから、実態に応じて個別に判断するという労働省の見解と自治省の見解が異なっておっては困りますから、この点...全文を見る
○吉井(英)委員 残念ながら時間が来ましたので、終わります。
○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました地方公務員の育児休業等に関する法律案に対する修正案、お手元に配付させていただいておりますが、これについての提案理由と内容の説明を行います。  政府案では、育児休業給の支給については、現行女子教職員等育児休業法...全文を見る