吉井英勝

よしいひでかつ



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開催日 会議名 発言
02月24日第123回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○吉井(英)委員 まず、総理の疑惑というのは、何よりもまず解明されなければならない問題です。  そこで伺いますが、せんだって二月の四日、我が党不破委員長の質問の中で、服部元秘書の依頼で三千万円振り込んだという事実、これを松本秘書からいつ聞いたのか、こういう質問に対して、その話は...全文を見る
○吉井(英)委員 実は総理が今おっしゃったことは、昨年の十二月十三日に我が党上田副委員長の参議院予算委員会での質問に対して答弁しているわけですね。八九年の五月ごろですか、三菱銀行の倉庫から振り込み依頼書の写しか出てきたので、そのときに松本秘書からその内容についても詳細に改めて聞い...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、今おっしゃったのは、はっきり確認ができたと、八九年五月というのはその写しを見た日の話なんですね。見た日のことを聞いているんじゃないのです。松本名義だということを知ったのはいつなのかということを聞いているのです。
○吉井(英)委員 実は、八八年の十二月の一番問題になっていたときですね。ここに私は報道のコピーを持ってきておりますが、これは八八年の十二月十日付で報道されていることです。  自民党の国会対策委員会側は十二月、八八年十二月八日の朝のことですが、「もう観念する時期だ。野党が要求する...全文を見る
○吉井(英)委員 その書類がなかったにしても、その書類の名義人が松本秘書の名前だということは御存じだったのでしょう。そこが大事なんです。
○吉井(英)委員 既に三年前の報道の中で、なぜ宮澤氏が払込証明書を出せないということでこだわっているのか、それはファーストファイナンスに対する払い込みを証明する書類の名義人があなたの会計サイドの人間だからだ、そういう報道がなされていたわけでありますが、ですから、あなたはそのときに...全文を見る
○吉井(英)委員 今のお話は全然違います。私はここに会議録を持ってきているわけですが、だれのお金ですかという質問は全然ないんです。振り込んだ名義人の名前、名義人はだれかという質問なんです。このことを安恒さんは繰り返し繰り返し質問されて、これに対してあなたの方は話をすりかえて、負担...全文を見る
○吉井(英)委員 あなたはそのときに、書類があっなかなかったかは一応置いておくとしても、その名義人の名前がだれであったかは知っていたわけですよ。知っていたからこそ、これは私宮澤の名義ではありませんということをちゃんとお答えになったし、知っていたからこそ、名義人は服部がということを...全文を見る
○吉井(英)委員 売買約定書の名前についても、あなたはそれは河合康文がやったとか、その後には、いやあれは服部がやったとか、しかしその名義人だれだということになって、いやあの名義人は宮澤でしたとか、そういうふうにだんだんだんだん話変わっているんですね。今回のこの問題も、ここで問題に...全文を見る
○吉井(英)委員 とんでもない話でしてね。売買約定書のときだって私はそんなの全然知らぬと。八八年七月にリクルート事件が発覚したときに、あなたはノーコメント十三回ですね。一週間たてば河合康文に頼まれて名義を貸したと。八月になると服部が名義を貸して河合が株取引をやったんだと主張し、十...全文を見る
○吉井(英)委員 何度も協議していただいているんですが、これは委員長、本当にこれは国会として解明しなければならない問題でありますから、本当にその実現のために委員長として努力をしていただきたい、こういうことを改めて要請しておきたいと思います。  次に、共和事件についても少し伺って...全文を見る
○吉井(英)委員 じゃ、阿部議員は中心人物ではないわけですか。阿部氏は総裁選挙に金が要ると言って、十億円要求して一億数千万円を手にしたということも伝えられております。宮澤派へ入ったのは届け出では一千万円ということですが、しかし、けさの答弁でしたかね、これは新陽会から二千万円入って...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから私は、阿部さんの方が総裁選挙のためだと言って一億数千万とか伝えられておりますが、これ自身が真実かどうか解明しなきゃいけないと思うんだけれども、仮にそれだけ入っておって、そして宏池会にそのお金がまあ一千万であれ幾らにしても入っていなかったならば、これは阿部...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、私は、佐川急便の問題について質問をしたいと思います。  佐川急便の問題というのは、これは行政がゆがめられてそして佐川が急成長したという問題が伝えられておりますし、また、国会でも何度か指摘されてきた数多くの違法行為もありました。また、暴力団との癒着の問題も...全文を見る
○吉井(英)委員 つかさつかさでやるのは当然な話なんですが、総理としてかたい決意でもって臨むかどうかというところが私はこの点では一番大事なところだと思うんです。  具体的な話に移りたいと思います。  黒埼インタートラックターミナルの建設について伺いたいと思いますが、市街化調整...全文を見る
○吉井(英)委員 私が聞く前から随分いろいろお聞かせいただいたのですが、問題は、八六年八月二日の建設省建設局の清水達雄局長通達が出される前は、この佐川急便のような区域業者がこの高速道路の黒埼インターの近くにある農振地域に、市街化調整区域ですね、トラックターミナルをつくるということ...全文を見る
○吉井(英)委員 そうなんですよね。あなたおっしゃったように、明示的にこれを許可してよろしいということを決めていなかったからこそできなかったわけですよ。  そこで、次に伺いたいと思いますが、この八六年八月二日の局長通達に先立って、これはこの八六年の三月十四日に自民党本部で開かれ...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、今おっしゃったように、清水局長が出席されて報告されてこういう方向が出されたということは、このとおりであります。  そこで、重ねて伺っておきたいのですが、私が読んだ限りでは、八月二日の通達の中にはまさに自民党の小委員会報告のとおりのことが入っているので...全文を見る
○吉井(英)委員 まさに黒埼インターのようなインターチェンジ周辺で、路線免許業者でもない佐川急便のような区域事業者が大規模なトラックターミナルの建設をできるようになったとい、つのは、これは八月二日の清水達雄建設局長の通達以後のことであることは間違いないところだと、今のお話でわかり...全文を見る
○吉井(英)委員 その辺のところは事前に皆伺っておりますが、その事前に伺ったときに局長の名前は清水さんだということを言っておられたので、言ったわけです。訂正されましたから、それもわかりました。  なお、今おっしゃったのは、佐川以外というのは伺っているところではほとんど〇・七ヘク...全文を見る
○吉井(英)委員 佐川め「飛脚」にちゃんとそれは載っておりますので、私は載ってない話を言っているわけじゃないので。  そこで、委員長、私は、佐川疑惑のやはり国会は国会としての全容解明のために、今運輸大臣の方には資料提出のお約束がありましたが、まず佐川清会長、渡辺広康東京佐川前社...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、私は障害者の仕事の保障の問題について質問をしたいと思います。  総理は施政方針演説の中で、高齢者や障害者が就職機会の整備などを通じて社会参加が適切に保障され、生きがいを持って安心して暮らせる社会を、生活大国の第三の中身だ、それを内政の最重要課題として進め...全文を見る
○吉井(英)委員 そこで、もう少し具体的に伺いたいのですが、雇用率の問題なんです。これは労働省に関係する分野にはなろうかと思いますが、国連障害者の十年の最終年になっても、法定雇用率一・六%が達成されておりません。特に、企業規模が大きくなるほど実雇用率が悪くて、千人以上の大企業では...全文を見る
○吉井(英)委員 今大臣おっしゃったのは、全体の平均が一・三二%、特にひどいのが、大きいところほどおくれているのですね。そこが問題だということで、そういう問題意識を持ってぜひ頑張っていただきたいと思うのです。  実は大阪に松下電器の子会社があるのですが、先にできたのは岡山の吉備...全文を見る
○吉井(英)委員 私調べてみたのですが、松下電器は昨年六月一日の労働省の調査でこれは達成してないんですね。大阪でいいますと、後ほどまた触れますが、障害者雇用不足数でいろいろ資料をつくっておられますね。その不足数、五十名よりはちょっと少ない、四十八名ぐらいですか、昨年六月で。それで...全文を見る
○吉井(英)委員 私が大阪の方で調べたところでは、大阪でいいますと一・六%未達成企業というのは、企業の規模一千人以上という大企業で約二百四十社あるのですね。障害者雇用不足数が五十人以上だという、こういう会社が十八社、ただしシャープを、シャープという会社とシャープエレクトロニクスを...全文を見る
○吉井(英)委員 全国百十三ということですね。それで、国連障害者の十年で十年たったわけです。十年たってまだ雇用率を達成しない、労働省頑張っておられてもまだ達成しないのはけしからぬ話じゃありませんか。じゃそれを全部公表すりゃいいじゃないか、公表したら確かに前進するということは松下の...全文を見る
○吉井(英)委員 まあ大臣もそうおっしゃったので、さらに改善を強めていただきたいと思いますが、何か三社しか公表しないというのには、超悪質という新しい基準とでも称すべきもの、そういう基準をつくっているために、企業の方もそれを知っておって、それをクリアしたら努力がとまっているというこ...全文を見る
○吉井(英)委員 指導とそれを進める体制がやはり大事ですから、体制については特に力を入れてほしいと思います。  関係者の方が一様に指摘されたもう一つは、やはり通勤アクセスの問題があるんです。これは建設大臣にもここで一言伺っておきたいんですが、今事務所ビルは大体都心部に集中してい...全文を見る
○吉井(英)委員 特に昇降装置のお話もありました。これは本当にせっかく鉄道側が改札口から中つけたって生きてこないわけですから、ぜひ頑張っていただきたい。  最後に、この問題については文部省の学校基本調査報告書によりますと、九一年三月、養護学校高等部卒業生九千六百五十四人中、就職...全文を見る
○吉井(英)委員 それがぼちぼちやっているということにしても、地方自治体の取り組みに比べて実態が全然合っておりませんよということを言っているわけでありますから、本当にこの障害者の十年の最終年の取り組みということを考えるならば、これは本気で本格的に取り組んでいただきたい、そのことを...全文を見る
○吉井(英)委員 まあ、日本の事態がどれだけ深刻かということでありますから。  それで、実はその深刻な事態については、これは経団連の方も、「我が国の科学技術の土台というべき大学や国立試験研究機関の教育環境、研究環境はますます劣悪化し、今その足元が崩れ始めている。」そういうこれは...全文を見る
○吉井(英)委員 もう一つ、GNP比の研究費を二倍にするという、こういう提起があって、私はこれについては、例えば具体的に積算校費、科学研究費補助金を二倍にふやす、五年間なら五年間で二倍にふやすという、この具体的な目標値を示していただきたいというふうに思うのです。どうですか。
○吉井(英)委員 積み上げの努力というお話なんですが、これは結局財政がネックになっているのですか。私は、これだけ深刻だという、総理も文部大臣も私もこの点は、深刻だというのは共通の認識だと思うのです。そして、これらの訴えは、やはり五年間で二倍ぐらいに研究費を本当にふやしてもらわない...全文を見る
○吉井(英)委員 ちょっと大蔵大臣に伺っておきたいのですが、総理にしても文部大臣にしてもなかなか具体的数値は難しいようなんですが、つまるところは財政ですか。つまるところは、各方面は、五年間なら五年間で二倍に研究費をふやさなきゃもう日本の科学技術は足元から崩れるという深刻な訴えがあ...全文を見る
○吉井(英)委員 要するに、財政がなかなか厳しい中でやりくりしているというお話なんですが、実はこれは、積算校費にしても単価での伸びは一・一%なんですね。旅費の単価の伸びはゼロなんですね。だから、実質的には本当に今深刻な事態だという訴えのとおりの事態はまだ続いているのですよ。  ...全文を見る
○吉井(英)委員 ところで、SSCについては、アメリカの研究者の中でも賛成は今三%、日本の科学者の中でも同意は得られていない。賛成の方も個人的におられます、反対の方もおられます。私は、賛成、反対の論文、随分読みました。しかし、問題は、現在SSCについて日本の国内で、例えばトリスタ...全文を見る
○吉井(英)委員 ワーキンググループの話を聞いているんじゃないのです。この間の科学技術委員会、あなたの就任のときの記者会見では、SSCへは金は出せないんだと言っておられたんですよね。だから、そういうふうに言われましたねということを聞きましたので、言ったことは言ったとだけ言っていた...全文を見る
○吉井(英)委員 だから、あなたがおっしゃったようにいろいろな議論はあった、それは私も聞いております。ただ、どんな機関でも全く正式に検討して決まったものはないということですよ。SSCについて、これまで日本のトリスタンにしても大型ハドロン計画にしてもきちっと手続を踏んできて進めてお...全文を見る
02月27日第123回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
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○吉井(英)委員 いよいよ一日から暴力団対策新法が施行ということになりますが、昨年四月のこの法案を審議したときのこの委員会におきまして、きょう来ていただいております警察庁長官それから当時の吹田国家公安委員長の方から、暴力団新法をつくるに当たって、まず暴力団というのは壊滅させるんだ...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、けさほど来議論もありましたように、せっかく新しい法律もっくって、そして本当に根絶をしようというときに、今回の東京佐川急便、佐川急便全体でそれが問題になるわけでありますが、特に東京佐川でありますが、暴力団の稲川会へ一千億円に上ると言われている資金が流れてい...全文を見る
○吉井(英)委員 渡辺広康社長から警察庁の方に推薦のお願いがあって、そして私は就職することになったんだ、これは御本人も語っておられるし、この話は随分前に報道されておりますので、それ以来当然警察庁の方でもどういう事情であったかということはつかんでいらっしゃると思うのです。  そう...全文を見る
○吉井(英)委員 交通事故をなくすので交通事故の非常に多い企業に入る、こういう論法でいきますと、若干飛躍はありますけれども、じゃ暴力団が暴力を使うのをやめさせるために山口組へ再就職はどうか、こういうことになってしまいますので、私はもちろんそんな飛躍した議論をするわけじゃありません...全文を見る
○吉井(英)委員 御本人は、警察庁を通じて渡辺前社長の強い働きがあったから私は入ったのですと言っておられるわけです。  なお今の点に関しては、これは少し以前のものですが、群馬県での一九八九年十月の判決の中でもこういうことが触れられていますね。昭和五十三年当時、警察職員には定年制...全文を見る
○吉井(英)委員 そうすると、きちっとした物差しでお薦めになったときに、この佐川急便は物差しに合っていたわけなんですか。
○吉井(英)委員 あなたの前任の方がやっておられたのでそういうことになるかもしれないですが、しかしやはり役所の機構としてはそれではぐあいが悪いと思うのです。  この機会に伺っておきたいのですが、佐川急便に就職された警察の方というのは何人ぐらいおられるのですか。
○吉井(英)委員 実は一九八七年の十月三十日に、これは中京佐川、名古屋ですね、ここの支店長らが暴力団幹部から入手した覚せい剤を回し打ちしていたということがわかって愛知県警保安課などに四人が逮捕されているわけですね。そこで特にこの逮捕される過程で、朝六時半ごろから仕事について夜の十...全文を見る
○吉井(英)委員 いや、それは今直ちにまとまったものがなければ、後ほど整理してつくって出していただければ結構です。  なお、この赤塚さんが常務在任中、昨年の夏ですか、渡辺さんと一緒に首ということになったようでありますが、その時期にまさに警察庁の方で調べていらっしゃったウエスト通...全文を見る
○吉井(英)委員 聞きたいところになると大体取り調べ中ということでなかなかお話しいただけないので、私も質問苦労しているわけです。  そこで、時間も大体参りましたので、やはり佐川急便の問題については、法律とか通達をゆがめて、そして急成長していったというこういう問題ですね。だから、...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
03月05日第123回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○吉井(英)委員 私は、きょうは高速増殖炉「もんじゅ」について幾つか議論をしたいと思います。  既に何点か議論がありましたが、最初に、数字の方については理事長さんじゃなくて科学技術庁の方から伺っておきたいと思いますが、「もんじゅ」に一九九一年度までに幾ら投じてきたか、これを最初...全文を見る
○吉井(英)委員 五千二百九十八億円でしょう、いただいている数字は。それで、九一年度末で約五千三百億円。詳細設計を終えた時点の八五年の見積もりでは建設工事費四千三百三十億円。それが、いただいている資料から見ても、九一年度までで、すなわち工事完成までの建設工事費合計が四千二百六十七...全文を見る
○吉井(英)委員 大体これまでこういう事業というのは、そういう準備段階のものも含めてのものなんですよね。私は余りにもずさんだと思うのです。大体きょうも議論のあった原子力船「むつ」の場合にしても、当初七十億が、あっちに港をつくりこっちに港をつくりということで、だんだん膨れ上がって一...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、それを何年まで続けるかということで、総経費がずっと変わるわけですね。
○吉井(英)委員 売電収入があるにしても、仮に十年間運転したとして二千三百億円ですね。九一年度までの五千三百億を合わせると七千六百億円なんですね。この分は別にしても、今年度予算が六百十八億円、債務負担行為四十五億円除いての話ですが。それだけでも九二年度で累計五千九百億円使っていく...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、実は昨年末にも動燃の担当者の方に私どもの方へ来ていただきました。お話をいろいろ伺ったわけですが、予想していたより多くのペレットが、燃料ペレットが基準以下の比重と形状不全のために規格に合わないことがわかった、製品ペレットの七〇%が基準に合わなければならない...全文を見る
○吉井(英)委員 現在七〇%を達成しているというお話なのですが、要するに問題になったのですね、達成率が非常に悪いということで。ですから、その実達成率は一体幾らだったのかというのがどうももう一つよくわからないものですから、伺いたいのです。
○吉井(英)委員 それで、これはほぼ全面やり直しみたいな形になっているのですね。  それで、広報室の次長さんのお話などを伺っていると、密度安定剤の欠陥によって引き起こされた、それから成型加工に使用する起泡剤、ベスケーターと言うのですか、これを取りかえたので大丈夫というお話なので...全文を見る
○吉井(英)委員 今回の「もんじゅ」のこの問題の中で、いわば核燃料というのは肝心かなめのところなのですね。そこに重大な欠陥があったということを、今お話を伺っておってよくわかりました。  科学技術庁の方で「プロメテウス」というのを出しておられるので、私は昨年の八十四号を読んでおり...全文を見る
○吉井(英)委員 今長々とおっしゃったのですが、要するに、今回の「もんじゅ」の問題の中で肝心かなめの核燃料体に非常に大きな欠陥があったと、理事長さんはそれを率直に先ほどお話しいただい た。そういうときに科学技術庁は、これは監督官庁でしょう。監督官庁の方が、何ですか聞いてみますと...全文を見る
○吉井(英)委員 最高燃焼度、これは理事長、五年で本当にやれるのですね。五年で本当に大丈夫ですね。
○吉井(英)委員 それは目標数値というふうに理解していいですね。本当に最高燃焼度が五年で実現できるという現在見通しが立ったという話じゃなくて、五年後をめどにして本格運転に入りたいという、そういう目標値ということですね。
○吉井(英)委員 今のお話が一番率直なお話だったと思うのです。ですから、五年後をめどに本格運転に入りたい。目標値は持っているけれども、しかし既にしょっぱなから燃料問題でつまずいているわけでありますが、最高燃焼度になるめどというものはここでは確定的なことは言えない、見通しはまだない...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、大体出力六十万キロワットなり七十万キロワットなり、そういう実証炉ということなんですが、ですから、ポスト「もんじゅ」は通産の仕事ということになってきますね。だから、通産の方で取り組まれるのでしょうが、業界に指示してやっていかれるのでしょうが、実証炉について...全文を見る
○吉井(英)委員 これは最初は九〇年代後半ということでやっていたはずなんですが、今のお話のように今見通しがない、そういうことであります。電力会社の方は、先ほども議論がありましたが、仄聞するところでは、大体もうFBRからどっちかというと撤退して、そして国の方にやってもらおう、こうい...全文を見る
○吉井(英)委員 要するに、動燃の方で燃料をつくっておって、そして欠陥品がたくさん出たということでつくり変えておったというのが一つの事実。それから、そういう事実があるときに、監督官庁の科学技術庁がしっかり監督もすれば指示しなきゃいけないのに、余り気楽なことを書いたような、「プロメ...全文を見る
○吉井(英)委員 もうこれで終わりたいと思います。  ただ、核燃料サイクルの話がありましたけれども、先ほども指摘しましたように、このFBRで使った使用済み燃料のその処理をどうするかということはまだ技術的に未確立て計画もないという状態なんですから、トイレなきマンションという日本の...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
03月10日第123回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○吉井(英)委員 私は、時間も限られておりますから、きょうは固定資産税そして生産緑地法との関係ですね、それが一つと、もう一つは非課税限度額制度の問題について質問したいと思います。  まず最初に、生産緑地法に関連する問題でありますが、三大都市圏において生産緑地法に基づく生産緑地の...全文を見る
○吉井(英)委員 最終的に三、四割ぐらいと推計していらっしゃるようですが、少ないところは一〇%台ですね。二〇%会もありますし、三〇%を超えているところもあります。これは逆に、悪くすると七割から八割の農地が農地でなくなってしまう、そういう問題を持っているわけです。  それで、生産...全文を見る
○吉井(英)委員 一番大事な点は、農家の方から生産緑地についての指定の申請があって、そしてそれに基づいて審議をして都市計画決定をするということ、まあ手続上はそうなっていくわけですが、その生産緑地の申請が出てきたときに、いやそこはうちの市としては将来の公共事業用地として、これは農地...全文を見る
○吉井(英)委員 いや、七割から八割が農地が農地でなくなってくる、一〇%台の申請をするところもあるということです。それは市によって違います。
○吉井(英)委員 土地の公有化ということをおっしゃったんですが、まさに生産緑地としてとりあえずは耕作を続けておいてもらったらまだいいんですが、そうでなくなったときに、公有化ということ、一遍に買うということになったら大変な話になってくるんですね。ですから私は、さっき言いましたように...全文を見る
○吉井(英)委員 農業者の方がどう見ているかということを紹介しておきたいと思うんですけれども、建設省は宅地供給法という発想が強い、それから、農水省は建設省に追随しているじゃないか、自治省の方は宅地並み課税で固定資産税の増収を図る方の発想がどうも強いじゃないかというのが、農業者の方...全文を見る
○吉井(英)委員 少し具体的に伺いたいと思うんですが、これは農業者の方たちともお話ししておりまして、どういう説明をやっているかということをいろいろ聞いてみたんです。そうすると、生産緑地申請をしない場合には宅地並み課税で税額が五十倍から百倍以上くらいになることとか、九四年度から地価...全文を見る
○吉井(英)委員 現場はそこのところがちゃんと説明されていないというのが実態なんです。  それから、生産緑地申請をした場合にはどうなるかということで、今度は三十年営農の義務づけと言っておりますが、実際は農業ができない事情が生じた場合には市に買い取り請求を出して、市が買い取るとき...全文を見る
○吉井(英)委員 自治省の方が多分市の方を指導しておられるというふうに私は思ったんですが、どうも事前のレクの段階で、やはりそこは建設の方でということですから伺っておりましたので。なお、これは二月二十一日付の日経に、一〇%台というのは例えば取手市であるとか岡崎市とか四日市市とか出て...全文を見る
○吉井(英)委員 大臣は現場もよく御存じですから、今おっしゃったように現場の課長さんが読んでもわからないようなものを、とてもじゃないけれども農家の皆さんに理解してもらうのは大変なんです。  そこで私は、周知徹底に努力してもらうとともに、既に農業者の方から地方自治体や議会に対して...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、次には、少し時間が短くなってまいりましたが、非課税限度額制度について伺いたいと思います。  一九八一年に、住民税所得割の課税最低限が生活保護基準を下回る事態が想定されたことからこの制度を導入したわけですが、しかし八八年度になりますと、課税最低限が非課税...全文を見る
○吉井(英)委員 八一年三月の地方行政委員会でも、当初の自治省のお話は、今おっしゃったように、いかなる家族構成であっても生活保護基準の所得の人には住民税はかからないように、矛盾を解消するために非課税限度額の制度を設けるんだと言ってはりましたね。ところが、今度の分で見てみるとどうな...全文を見る
○吉井(英)委員 時間が参りましたので、終わります。
○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の地方税法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、必要とされる特例措置を廃止する一方で、目的を果たしたにもかかわらず大企業に対する優遇税制は温存されているからであります。...全文を見る
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○吉井(英)分科員 私は、二年前の予算委員会の分科会で、大阪の方の第二阪奈道路の生駒山トンネルの建設をめぐって、大阪府の道路公社と東大阪市の間で協定書が交わされて、これからつくるトンネルには自動車の排気ガス処理のために最新の知見を取り入れて開発された脱硝装置をつけるんだ、こういう...全文を見る
○吉井(英)分科員 東京都の方は、首都高湾岸線の東京湾トンネルの埋め立て十三号のあたりで、三億七千万円かけて、実際トンネルの排気口のところで実機装置を設けて二年間かけてやろうというわけですね。一万建設省の方は、東京湾トンネルの大井のあたりでコンペ方式でフィールド実験、実機試験をや...全文を見る
○吉井(英)分科員 その六社と原理的な違いですね、本当にごく簡単に言っていただいたら結構なんですけれども。
○吉井(英)分科員 ですから、六社の名前を言っていただいたらよかったのですけれども。
○吉井(英)分科員 その企業と原理的違いは私もわかっているわけですが、問題は、やはり実用プラントヘと進む上で、大体一時間に三百万立方メートルぐらいの処理量とか、あるいはもっと大きな処理量とか、小型化、省エネ化など解決すべき課題はあるわけですが、私は、今日の日本の技術力からして、こ...全文を見る
○吉井(英)分科員 大臣にもお聞きいただきましたように、よく御存じのことと思いますが、なかなか技術力を持った企業がコンペに参加して、そしてこれまでは少し遠いところにあった課題なのですが、かなり実用化のめどもついてきて、私は、日本の技術力からすれば、本当に数年を経ずしてちゃんと完成...全文を見る
○吉井(英)分科員 まさに大臣おっしゃるように、何といっても公害対策の大原則は発生源規制です。同時に現に深刻な地域がいっぱいありますから、そこについては発生したものについて少しでも前進させるという対策が極めて重要で、ぜひその点で進めていただきたいと思います。  なお、人口密集地...全文を見る
○吉井(英)分科員 発生源対策と同時に、発生源対策をとってもなおかつ自動車の台数はどんどんふえておるということもありまして、さらに、都市の過密問題で、渋滞してそういうところでかなり局地的に非常に汚染濃度が高い、こういうところもありますので、そういうところについては同時に最新の技術...全文を見る
○吉井(英)分科員 これが産廃の現状です。その写真を見ていただいて、これが産廃かというふうに多分見ていただけると思うのです。五品目以外のものはいっぱいあるのですね。私、そこへ行きますと、カラスが飛んでいるのです。周辺の農家の方に聞きますと、大体カラスが百羽以上いるというのです。産...全文を見る
○吉井(英)分科員 実は、それはかなり下流域の話なんですね。一度現地へ行っていただいたら、大体基準に危なくても達しているようなところで何で魚が死ぬんですか。農家の皆さんは、魚が死んだと言う。で、戻ってこない。その現実の姿を見て、このままやっておれば、それは田んぼにも水を引いている...全文を見る
○吉井(英)分科員 法律があるから守ってくれる、これは当然のことなんですね。それを言い出してしまったら、道路交通法があれば交通事故は起こらないというのと同じ論法なんですよ。現実にはそうではないからこそ、こうして国会の場で議論をしているわけであります。水質汚濁防止法、大気汚染防止法...全文を見る
○吉井(英)分科員 当然、直接であれ間接的に指導してであれ、それはお任せしますから、ですからまず魚が死ぬようなところ、これは近く大きな問題が出てくるということは今既に出ているわけですから、まずちゃんと水質は調査されるか、それから、大阪府と立ち会いまして、現場でボーリング調査やりま...全文を見る
○吉井(英)分科員 大臣にこのことをお聞きいただきましたのも、やはりこれから産業廃棄物の処分場が全国的に新たな公害の発生源になるようなことを食いとめるという点で、これは法律があるから業者が確かにそのとおり守ってくれればだれも心配しないのですよ。そうなっていないから全国あちこちで問...全文を見る
○吉井(英)分科員 終わります。
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○吉井(英)分科員 私はきょう、建設業法の問題に関連して伺いたいのですが、まず、建設大臣認可の特定建設業者というのは、これは、業法の第十五条の中で「許可の基準」というのが定められておりますが、「請負契約に関して不正又は不誠実な行為をするおそれが明らかな者でないこと。」となっており...全文を見る
○吉井(英)分科員 また、この建設業法、それから昭和四十九年五月十七日の通達、昭和五十一年十一月三十日の通達、昭和五十三年十一月三十日の通達、それらの通達とともに、またそれらに基づく指導を守るということは、私は、特定建設業者の方からすれば当然のことだと思うのですが、この点もそのと...全文を見る
○吉井(英)分科員 ですから、そういう建設業法、通達に基づいて特定建設業者の方はきっちりやってもらいたいと、建設省ももともとそのことを期待して法律をつくられたし、そしてまた、そういう立場で指導を当然ながらやっていただいていると思うのですが、きょうは少しこの問題を具体の事例に基づい...全文を見る
○吉井(英)分科員 まあそれは、八十四名とか、下請の分とか、業者の分とかありますからですが、建設省の方も東芝設備機器を呼んで、それで事情を聞いてもらっておりますが、その工事中の十月の時点で、一次下請の富合工務店がもう倒産に近い状態で支払ってくれない、だから直接藤原工務店へ支払って...全文を見る
○吉井(英)分科員 二次下請が言っているだけじゃなくて、そういう資料を全部出したということは、これは実際に出したコピーを建設省の担当の方に皆見てもらっていますから、ですから一万の側の話だけじゃなくてこれは建設省も確認してもらっていることですから、そういうふうに二万的な話を私もした...全文を見る
○吉井(英)分科員 建設業法二十四条の六とか四十一条とか建設業法を前提として当事者間の話し合いということであれば、これは法律に基づく話なんですね。ところが、顧問弁護士の方の文書のように、そんなものはうちは全然関係ないんだ、建設業法知ったことかい一こういうことになってしまったら、も...全文を見る
○吉井(英)分科員 あれですか局長さん、管財人が管理しているものというのは、これは建設業法と関係ないですね。建設業法に基づいて建設省の方は対応されるわけですね。私は、まずそこのところをきっちりしておいてもらいたいと思うのです。  双方の言い分は当然あると思うのです。だからこそ私...全文を見る
○吉井(英)分科員 まず局長さんの方、この建設業法、当然あなたの方は御専門ですから、私が多くを申し上げるまでもなく知っておられるはずですが、二十四条の六、これは逐条解説その他によりましても、下請に対し違反しないように指導すべき法令の規定という中で、下請代金の支払い、だから特定建設...全文を見る
○吉井(英)分科員 努力をお願いしまして、終わります。
03月13日第123回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、一九九二年度政府提出の来年度予算三案に反対、我が党提出の予算編成替えを求める動議に賛成する討論を行います。  反対の第一は、軍事費の削減という世界の大勢に逆行し、軍事費を増額していることであります。  冷戦の終結、ソ連の解体という...全文を見る
03月26日第123回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○吉井(英)委員 まず、研究交流ということを考える場合にも一番大事な問題の一つは、現在の国立試験研究機関自身の自主性であるとか主体性を強化するためにも人的、物的体制の強化といいますか、先ほども出ておりましたが、国研の研究基盤を強化していくことですね。そのことに今本当に力を尽くすこ...全文を見る
○吉井(英)委員 今のお話は国立試験研究機関の全職員の数なんです。一九八〇年一万百七十九人の研究職の方が一九九一年度で九千六百六十人と、まず研究職は五百十八人削減。それからサポーティングスタッフの方、これは総務庁などの資料に基づいてお聞きをして調べてみますと、一九八一年に三千七百...全文を見る
○吉井(英)委員 そんな数字くらい事前に科学技術庁からいただいて、ここで変なやりとりにならないように私は準備しているのですが、今おっしゃったのは全職員の数で、ちゃんと一覧表を科学技術庁はくれているじゃありませんか。それで私は話をしているのです。  研究職の方、それから研究補助、...全文を見る
○吉井(英)委員 ただ、最大限の努力はいいのですけれども、当然やってもらわなければいけないのですが、審議官が冒頭におっしゃったように、今度の第八次の定員削減の枠の中にも研究職も入っているということなんですね。そうでしょう。削られる枠に入っておって、それで努力するというのじゃ、これ...全文を見る
○吉井(英)委員 これは研究の問題じゃなくて、私は大臣が決意をして取り組む問題だというふうに思うわけです。  それで、実は昨年五月に科学技術庁が出した「国立試験研究機関の定員の現状について」というのがありますね。この中の第二ページのところです。これは要旨の方ですが、国立試験研究...全文を見る
○吉井(英)委員 今御答弁いただいたように、科学技術庁の出している報告自身が、現在も研究者が、要員が不足しているんだ、特別研究で二人足らぬ、経常研究で一・八人足りない。研究テーマはいっぱいあるわけですから物すごい数になるのですが、そういう。中で、さらに第八次定数削減だということに...全文を見る
○吉井(英)委員 今、本当に激しく削ってきたんだから、退職者が出ればまさに大学を卒業した若手の研究者をどんどん採用しなければいけないときでしょう。ところが、退職者が出ればこれ幸いとばかり定数削減の数字の方ばかり追っかけて採用してこなかったのがこれまでの現状でしょう。今度退職者が出...全文を見る
○吉井(英)委員 予算、研究費をふやすこと、それから研究者の定数をふやすこと、もっともで大事だとおっしゃりながら、大事なことは手をつけないで、そちらの方は、先ほど大臣、研究というお話はあったのだけれども、具体的にこうふやすという、これは私予算委員会で質問しても、大蔵の壁もなかなか...全文を見る
○吉井(英)委員 まず企業でちゃんと身分保障された方の、さらに任期つきの常勤研究員として採用することを考える前に、非常に身分が不安定で身分保障のない若手研究者ですよね、そういう若手の研究者の常勤研究職としての採用こそ今考えるべきときじゃないかということを言っているのですよ。必ずし...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、けさほど秋葉委員の方からも御指摘がありましたが、今回の研究交流ということで、一九八六年に法律ができてどうなったかということを見てみても、例えば科学技術庁所管の国立試験研究機関における国有試験研究施設の国以外のものへの使用許可実績というのは、航空宇宙技術研...全文を見る
○吉井(英)委員 客員研究員の方が職務専念義務を十分果たさなくてなまくらなんですか。これは客員研究員の方に対して失礼だと私は思います。客員研究員だって、研究に当たってのテーマの打ち合わせから、どういう形でやっていくかということも、いつもそこはちゃんとよく検討してやるわけですから、...全文を見る
○吉井(英)委員 時間が大体参りましたので、残余の問題は次回に回して議論をさらに深めたいと思うのです。  ただ、この改正というのは、単なる民間との交流とか研究の流動化ということで済まない、国家公務員の採用に関する根本問題が一つあると思うのです。それは、恒常的に置く必要がある官職...全文を見る
03月26日第123回国会 衆議院 地方行政委員会 第4号
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○吉井(英)委員 まず、暴力団対策新法に基づいて警察庁の組織機構を整備しようというのが今回の警察法一部改正の趣旨でありますが、この暴力団対策新法もいよいよ三月一日から動き出して、暴力団に対して従来より決意を表明していらっしゃるように、これから暴力団を壊滅させるのだということで今取...全文を見る
○吉井(英)委員 かつて大阪で暴力団の組長が狙撃されたときに、ボディーガードについておった組員が全員ピストルを持っておったということで、ですから今おっしゃったように、組員一人が一丁ということはもう当たり前がなという、まさにこれは異常な事態だなというふうに思うわけであります。  ...全文を見る
○吉井(英)委員 さっきもおっしゃったように、暴力団の組員の方は一人一丁というふうにどんどんどんどんふえているわけですね。だれから買ったかは今言わないにしても、結局ルートといえばそういうところかなということになるわけですが、これはわかりませんが、問題は、押収状況をこれは警察白書や...全文を見る
○吉井(英)委員 警察白書の中でも、今おっしゃったようにけん銃の密輸方法、隠匿方法の著しい巧妙化、確かに相手も巧妙になっているわけです。しかし、その一方で押収件数が減り、かつては一丁が十人に相当するというぐらいのものであったのが今や一人の組員が一丁を持つというふうにどんどんどんど...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、暴力団新法が施行されて、この新法というのは犯罪行為に至らない暴力団のいろいろな行為、現行法で難しいということで、今いわゆるグレーゾーンをこれでカバーしていこうということで始まったわけでありますが、ただ、同時に、グレーゾーンの拡大に走るようなことになってはや...全文を見る
○吉井(英)委員 暴力団新法の規制対象となっているのはとりあえずいわゆる三団体ですが、最近の暴力団員の検挙件数を見ておりましても、確かに三団体がふえているのですね。ところが全体としては、昭和六十年ごろをピークにして検挙件数は減っているのですね。事件が減ったわけじゃなくて減っている...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
○吉井(英)委員 週休二日制の問題というのは、これは一九八八年五月の閣議決定で一九九二年度までに年間千八百時間に向けて短縮を図る、ここから始まって、そして四週六休の土曜閉庁法案が出され、今回週休二日制法案、こういうふうになってきたわけでありますが、問題は、総理府の世論調査の結果な...全文を見る
○吉井(英)委員 保母、看護婦等については配置基準というのがあるのですね。これは国も定めているわけなんです。無理をするということでこの基準を取っ払うというわけにはこれはまたいかないわけなんです。むしろ、戦後の基準であれば、今日の時代に合うように基準自身を充実させなければいけないと...全文を見る
○吉井(英)委員 特殊なものと一般のお話もあるのですが、時間が余りありませんからそのことについては余り議論していられないのですが、総務庁の世論調査でも、それは窓口業務とか、それから病院、保育所関係とか、消防とか、そういったことを挙げてやっておりますので、一般も特殊も含めてなんです...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、まず千八百時間に向けるとともに、やはり、先ほど来出ております残業の問題ですね、非常に深刻です。  私、大阪府下のあちこちの自治体も見て回ったりもしているのですが、全部御紹介できませんから、一つだけ。大阪府庁の例で、これは二年前の二月二十一日というある日...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
04月02日第123回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○吉井(英)委員 私は、前回に続きまして、きょうは法律案の第三条関係についてまず質問したいと思います。  この第三条というのは、人事院規則第十五条の二、原則は、「恒常的に置く必要がある官職に充てるべき常勤の職員を任期を定めて任用してはならない。」という、この原則を踏まえた上で、...全文を見る
○吉井(英)委員 けさの畚野さんのお話にもありましたけれども、大体この間ずっと定員削減、定員削減でやってきて、そして本当ならば若干研究者を次々と採用して、そして国研の中で本当は育てていかなければいけないのですね、いろいろな種類の研究分野で。ところが、それをやらないできて、いわばパ...全文を見る
○吉井(英)委員 まず私は、今日の公務員の任用のあり方については、これは非常に根幹にかかわる大事な問題だということを指摘しておいて、これは当然今常態化するものではないという趣旨だと思うのですが、そのことを踏まえた上で、さらに内容に入っていきたいと思うのです。  先日の委員会で振...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、民間の出身企業から国研の方へ行った場合に給与面でダウンする場合がありますね。そうすると、企業の側で差額支給を設けて給与ダウンにならないように措置をするということもあり得るわけです。そういう差額支給を行うということについて、これは法律上排除されないという形...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、今のお話は法律上は排除されないということなんですよね。できるだけそうならないようお願いしたいという趣旨のお話は、今の答弁を聞いておりまして、そのお話はお話としてあるわけなんですが、ここには、任期つき任用の公務員の方の場合、しかし、もとの民間企業におった...全文を見る
○吉井(英)委員 必ずしも国家機密とかそういうことにかかわらない、いわゆるノウハウ、研究を通じて得たノウハウというものがあるわけですから、そのノウハウを生かして民間企業で製品開発その他実用化に当たっていく、これについて法律上の縛りがありますかということなんです。
○吉井(英)委員 特許権の議論はまた後ほどやりたいと思っているんですが、必ずしもすべてが特許権という形で具現されるわけじゃなくて、それはノウハウという形で、いろいろな形で、これは知的財産としてもとの企業へ持って帰るわけですね。それを使っちゃいけないとなると、これまた会社の中であれ...全文を見る
○吉井(英)委員 いや、所長だけじゃなくて部長、研究主任、プロジェクトリーダーというポストに民間から来られた方が、任期つき任用の方がそのポストにつくことができるわけですね、今度の場合。
○吉井(英)委員 その場合、あらかじめ伺って確認しておりますが、そういうポストにつかれた場合に機器購入、施設工事請負契約などの決裁にかかわることは当然あるわけですね。
○吉井(英)委員 いや、私はその管理だけする人を採るとか、そんな議論をしているんじゃないです。当然研究が主たる任務で来られて、しかしポストとしてはプロジェクトリーダーなり部長なり、そういうポストについて研究に携われる、その人の場合に、今もおっしゃったように機器購入その他の決裁に携...全文を見る
○吉井(英)委員 ちょっと誤解してもらっちゃいけないのですが、私は何か問題が起こるということを前提にしての議論なんかやっているんじゃないのです。なぜこの三条の任期つき任用の問題が今日の国家公務員法の各種の規定に照らしても相当突っ込んだ検討をしなければいけない問題を抱えているかとい...全文を見る
○吉井(英)委員 世の中善意を前提としてもちろん成り立っているわけなのです。しかし、善意だけですべて問題がなければ、ほとんどあらかた申し合わせ程度で、法律も何も要らないわけですよね。国家公務員法を初めとしていろいろな法律、制度があるというのは、やはりそういうおそれがあるものとか懸...全文を見る
○吉井(英)委員 それは日米共同研究の場合にもそうなるのですね。国際共同研究でやる場合、日本法人と米国法人の共同研究です。
○吉井(英)委員 それで、次に、日本政府が日本のA社とアメリカのB社の、要するに日米間の法人間の国際的な共同研究という形で委託した場合、そこで生じた発明、特許の申請に当たって、確かに特許権は日本政府の方に帰属するわけですが、ただそのときに、発明、特許の申請に当たってアメリカ国防総...全文を見る
○吉井(英)委員 時間が大体参りましたので、最後の質問をしておきたいと思うのですが、日本は平和研究が原則なのです。しかし、その成果の中に軍事転用可能というものがあった場合、このときに日米法人の間で国際共同研究をやる、かなりその研究開発についてアメリカ側も発言権を持った場合、もちろ...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の研究交流促進法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、民間大企業の研究者を期限つきで研究公務員に任用することは、国家公務員制度の根幹にかかわる問題を含んでおり、国の科学...全文を見る
04月16日第123回国会 衆議院 地方行政委員会 第6号
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○吉井(英)委員 私は、あらかじめ六つのテーマについて質問通告をしておきましたが、十五分という限られた時間でありますので、既に他の委員の方から、地方財政余裕論であるとか、地方交付税法第六条の三の二項に関連する問題、交付税特金借り入れの問題等について議論がありましたので、その質問を...全文を見る
○吉井(英)委員 また、その「税務運営方針」ではさらに「不服申立事案の適正かつ迅速な処理」なども中に触れられておりまして、特にそこでは、「国税不服審判所においては、それが税務行政部内における第三者的機関として設けられている制度的趣旨に顧み、その運用に当っては、総額主義に偏すること...全文を見る
○吉井(英)委員 棄却処分が非常にふえて、その結果、どうせ棄却されるんだからとあきらめて、審査請求がこの五年間、実は毎年一千件ずつぐらい減っているんですね。  それから、これは一九七〇年二月の大蔵委員会で議論があったときのものでありますが、このとき吉國国税庁長官は、国税通則法の...全文を見る
○吉井(英)委員 全部または一部取り消しの比率が一けた落ちてしまった問題、訴訟率が高くなった問題について、要するに明確なお答えというのはお持ちでないということがわかりました。私は、納税者の権利擁護の役割をやはりそこに十分に果たし切れていないと思うんですよ。  これは、当時の会議...全文を見る
○吉井(英)委員 じゃ、終わります。大臣、また別のときに、アメリカの例も本当は議論したかったんですが、またやりたいと思います。
04月21日第123回国会 衆議院 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会商工委員会逓信委員会土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第2号
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○吉井(英)委員 政府は、今回の法案は地方の自主性、創意性の尊重をするものという説明をしておられますが、ところで、そういう点で早速伺っていきたいのですが、地域指定それから計画策定に当たって、地域住民の総意を酌み上げるシステムがどのようになっているかという点が一つ問題だと思うのです...全文を見る
○吉井(英)委員 法律上、これは議会の関与というのは出てこないのですね。これは後ほどまた少し触れていきます。  昨日、我が党の小沢和秋委員より、新産都建設促進法などでつくられた工業都市等の問題について総括的な指摘が行われました。私自身、大阪における堺泉北コンビナートの問題などに...全文を見る
○吉井(英)委員 今おっしゃった点については、地方自治体の総合基本計画の問題なんですね。法案の第六条五項のところです。これは「基本構想に即したものでなければならない。」と書いてあるのですが、問題は、即しているか即していないかとだれが判断するのかということが出てくるのですね。議会が...全文を見る
○吉井(英)委員 今のお話を聞いていると、かつてのコンビナートの造成だって、それぞれの地域のことを一番よく知っている知事が、計画も立てれば進めていったわけですね。しかし、それが実は地場産業と切り離されたものであって、必ずしも地域経済の発展にとってプラスにならなかった地域もあったし...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから私も、多分一部事務組合を挙げられると思ったのです。あくまでもそれは一部事務組合の話であって、組合には事務組合議会を設けますね。ところが、その事務組合議会の議決を要するということに法律上なっていないのですね。今おっしゃったとおりです。ですから、基本構想に則...全文を見る
○吉井(英)委員 住民の声を率直に聞こうと思ったら、議会にかけるようにすれば一番いいじゃないですか。さっきも言いましたように、リゾート法の場合は、都道府県は市町村と協議という書き方ですね。それから新産都法の場合は、知事は申請については都道府県議会の議決を得る、協議は市町村議会の議...全文を見る
○吉井(英)委員 えらい議会決議にこだわっていらっしゃるみたいですが、先ほど私長野の例を挙げました。市の方が総合基本計画をつくっても理事者の側がそれと違った要綱をつくって、基本計画では自然に親しむゾーン、重点地区と、こういうふうに基本計画でうたっておっても、要綱に基づいて出てきた...全文を見る
○吉井(英)委員 次の問題に移っておきたいと思いますが、東京一極集中の是正、過密過疎の是正の問題です。  地方は国に何を求めているのかという点で、実はこれは九一年四月二十六日付の報道ですが、ですから二十五日にまとめられたものですが、PHP総合研究所の自治体アンケートのまとめとい...全文を見る
○吉井(英)委員 まず、一極集中の是正などを考えたときに、地方にもっと思い切って権限を移譲することが大事だということが地方の側からの意見として出ているということは、非常に大事な点だと思うのです。  そこで、私はこれに関連して少し伺っておきたいのですが、昨年の夏に通産省の方は、産...全文を見る
○吉井(英)委員 私は少し具体的に、もう少しこの点について伺っておきたいと思うのです。  時間が大分たってまいりましたので、せっかく総務庁には来ていただいておりますが、総務庁からいただいている資料について、権限移譲とか自由に使える財源をふやす問題について、マスコミなども指摘して...全文を見る
○吉井(英)委員 もうこれで終わりにしたいと思います。  地方振興で、やはりこれまでの地方自治体における取り組みを見ておりましても、うまくいったところというのは、工特法、新産都法、工業再配置法とかテクノポリス法、リゾート法とか、いろいろなそのときそのときの法律に余り振り回されな...全文を見る
04月22日第123回国会 衆議院 地方行政委員会 第7号
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○吉井(英)委員 参考人の先生方には、本日お忙しいところ、どうもありがとうございます。  同僚委員の方たちからも既にいろいろな御質問がございましたので、できるだけ重複を避けて伺いたいと思います。  一つは、一九八四年の補助金カット以来、地方で事業を進めると、補助金が削られてお...全文を見る
○吉井(英)委員 今の問題とも関係するわけですが、別な角度から少し見てみます。交付税の基準財政需要額の算入問題についてです。  第二臨調の方で地方財政計画の圧縮を答申して、そして地方財政計画の圧縮が実際に行われてきたということについては政府の方も認めているわけでありますが、これ...全文を見る
○吉井(英)委員 次に、今年度の地方財政計画の方について少し見てみますと、地方単独事業の伸びが一一・五%ということでかなり伸ばしているということなんですが、せんだって四月十日に自治省が都道府県の当初予算でまとめた数値によりますと一五・五%。ですから一層大きな伸び率になっているわけ...全文を見る
○吉井(英)委員 事業が拡大するということは、特にハードなものになってまいりますと、これは技術者の問題とか求められている問題がありますし、どっちかといいますと、事業を抑制的な時代にまた行革でかなり圧縮したときもありまして、一遍に事業を進めるときに、今度はマンパワーの面で、経験を持...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
05月12日第123回国会 衆議院 地方行政委員会 第8号
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○吉井(英)委員 まず、地方財政が多額の財源不足を生じたときにとられた補てん措置について、二月二十八日の本会議で、かつては地方財政が非常に苦しいときは、国から多額の御支援をいただいて交付税を財源確保してきたということもございますし、今回は特例措置をもって八千五百億円の措置をせざる...全文を見る
○吉井(英)委員 儀礼的なごあいさつは別として、法律上は、これは地方交付税率の引き上げで対応するか、それとも制度の改正によって対応するか、いずれにしても地方に借金をさせてとか、そういう形で解決するというものではないという点は、ここは一番原則的に大事なところだと私は思いますので、こ...全文を見る
○吉井(英)委員 その財源不足が生じたときに、結局地方交付税法六条三の二項によって、これは交付税率の変更によって、あるいは制度の改正によって国の方でやはりそこは補いをつけていく、そういう立場に立つのか、それとも、足らぬ前は地方で借金をして特金借り入れ、それから起債の増発、地方の責...全文を見る
○吉井(英)委員 間接課徴金形式による地方の税なんですよね。その地方の税でもって地方の基準財政需要額というものを賄っていくわけなんですよね。それがその三二%というものが固定的なものではなくて、やはり穴があいたときには、そこは税率の引き上げその他で対応するということを法律としてはう...全文を見る
○吉井(英)委員 公経済のバランス論とかいろいろおっしゃったんですけれども、要するに八千五百億円がなぜなのかという、そこの具体的な根拠というのはさっぱり今のところはっきりしていないんですね。  自治省の平成四年度地方財政対策の概要というのによりますと、八千五百億円というのは交付...全文を見る
○吉井(英)委員 それでは、私は少し観点を変えて伺いたいと思います。  新聞紙上では、大蔵省は一兆円の減額を要求したということが報道されておりました。この一兆円がなぜなのかということ、それがまた八千五百億円がなぜなのかということにもなるわけですが、この八千五百億円が特例減額で、...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、総合的判断とか勘案というのはなかなか便利な言葉だと思うんです。しかし、形としては結局そうなっているんですよ。八千五百億円の根拠は何ですかといったら、これまた総合的判断であって公経済のバランス論であって、結局具体的根拠というのはないんですね。一兆円の報道をさ...全文を見る
○吉井(英)委員 地方の固有財源を国の意思で左右するという、ここが問題だというふうに私は思うわけです。地方財政危機のときには、税率の引き上げとか制度改正によって対応をしなければならないときに、それをしないで地方の借金でもって切り抜けておく。今度国の財政上の必要が出てくると、地方交...全文を見る
○吉井(英)委員 的確に算入しているという、この立場は当然とられると思うんですよね。とっておられるわけですが、歳出決算額に対する一般財源充当額、この一般財源充当額に対する交付税の基準財政需要額の割合というもの、これを比べてみると、既に自治省の方から資料をいただいておりますからそれ...全文を見る
○吉井(英)委員 随分長い御答弁いただいたんですけれども、地方財政計画と決算額との乖離は、これまたこの十年ほどずっと大きくなってきているんですね。ちょうど今は税収の自然増その他のことを云々されましたけれども、やはりこれは八二年から特に顕著に変化が出ているんですが、臨調第一次答申が...全文を見る
○吉井(英)委員 これは、自治省自身が予算委員会に提出された資料でも、歳出を極力抑制したということはちゃんと明記しておられるんですね。それで地方財政計画の歳出を圧縮する、基準財政需要額の圧縮にもちろんこれはつながるわけで、そしてこの臨調答申の翌年、一九八二年から、この八二年をマッ...全文を見る
○吉井(英)委員 税収についてはいろいろな時期があったにしても、基本的にまず財政計画の歳出の数字を抑え込んで、需要額を抑え込んで、一方、税収というのは減ったときもあればふえたときもあるわけで、税収が状況がよくなってふえてきても抑え込んでいるものですから、見かけ上は地方財政余裕だ余...全文を見る
○吉井(英)委員 時間があれば、今おっしゃった後半の方をもう少しやりたいんですが、それはまた改めてということにしておきます。ただ、言っておられることについては、私の方はそこをわかって前段で議論をしておりますから、また改めてそこはやりたいと思います。  次に、地域文化財保全事業と...全文を見る
○吉井(英)委員 ここは五年前に史跡指定をして、全面買い上げをやり、歴史公園として整備が始まり、第一次調査として二重堀の環濠部の発掘調査が行われてきたわけですね。そして今回は二次調査ということになるわけですが、竪穴式石室の一部のみがやられたわけですね。まだ全面的にやられたわけじゃ...全文を見る
○吉井(英)委員 この地域は、羽曳野から藤井寺、富田林、そして太子、河南といったあたり、いわゆる近つ飛鳥といわれるところですね。これは日本の四世紀、五世紀、六世紀という、このころの古代国家成立の過程でまだ十分解明されていないいわばなその部分といいますか、未解明の部分を解明していく...全文を見る
○吉井(英)委員 慎重にするということであって、学術調査をしないとか禁止するということはないということですね。
○吉井(英)委員 慎重に検討するということで、学術調査を禁止もしないし、今直ちに学術調査をやりますということも言わないという、そういうことなんですね。
○吉井(英)委員 引き続いて、近つ飛鳥のところにあります一須賀古墳群については、文化庁はどのように価値を認識しておられますか。
○吉井(英)委員 今おっしゃったように、六世紀から七世紀前半にかけての当時のまさに日本の古代国家の形成の過程におけるなその部分を解明する上で、やはりここもまた非常に大事な学術的な価値を持ったところなんですね。しかも今おっしゃったこの古墳群というのは、二百数十基の古墳があるんですね...全文を見る
○吉井(英)委員 実は、府立の博物館の建設が今その近くで始まろうとしております。この博物館の敷地造成に当たって周辺部を発掘調査してみたら、全然わからなかった古墳が新たに十九基見つかったんですね。ところが、この工事を請け負った業者がそのうちの十四基を破壊してしまった。これは、博物館...全文を見る
○吉井(英)委員 さっきは文化財は保存が原則とおっしゃったでしょう。今度は、博物館を建てる、その建物のところの敷地を壊さぬとできないんだったら私はそれはまだわかると言っているんですよ。建物ができるところでないところで十四基壊したんでしょう。それを文化庁が欠陥、失点 を追認したと...全文を見る
○吉井(英)委員 文化庁はさっきは保存が原則と言ったじゃないですか。ここになったらなぜ、地元の調整だとかなんとかいうことでもって、ちっとも史跡を指定して買い上げをしようと——買い上げをするとか、これは当然地権者、地主さんの利益を損わないような形をいろいろ工夫しなければいけないと思...全文を見る
○吉井(英)委員 工業団地づくりでつぶされようとしたところでも、吉野ケ里遺跡ですが、立派に保存できているわけですね。ましてここは地価がうんと安いところで、大阪の中ではただ同然ですよ。  それで、地権者の皆さんのこれからの就労対策とかいろいろなことも含めた対応策というのは、別段こ...全文を見る
○吉井(英)委員 売った人、地権者、それから、現在は賃貸契約だけれども土地に権利を持っている方とか、当然こういう場合はどこでもみんな複雑な事情を抱えているんです。しかし、それを一つ一ついわば高度な政治的判断を下しながら、民族の文化財なんですから、これをやはり立派に保存していく、守...全文を見る
○吉井(英)委員 今おっしゃったのは養護学校の方ですね。養護学級の方はどうなんですか。対応できますか。
○吉井(英)委員 そこで、さっき申し上げましたようおに、養護学級につおて重度化、重複化が進んでいるというのが現実の姿なんですね。それで、実はせんだっても、三月の参議院の文教委員会で坂元初等中等教育局長も、指導員一人ではなかなか対応はできないであろう、これは答弁の中ではっきり認めて...全文を見る
○吉井(英)委員 同時に、これは学校開放だけの問題じゃないわけです。地域の教育施設の活用も大事であります。  この点で、これは私の大阪の方の府立と大阪市立の養護学校のアンケート調査によりましても、父母の方の声として、五日制実施に当たってどのような条件整備を望みますかというのに対...全文を見る
○吉井(英)委員 そういうお話なんですが、しかし、文部省の社会教育調査報告書、六十二年度のものですがこれによりますと、今おっしゃったスロープにしても、これはまず図書館しか文部省の方では調べてないんですが、図書館が全国千七百九十九の中でスロープの設置されている図書館は七百三十六。こ...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、八千五百億円もの交付税の減額を予定していることであります。  昨年の四千五百二億円の減額に引き続き、今年度もまた八千五百億円もの交付税が...全文を見る
05月14日第123回国会 衆議院 本会議 第23号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表し、ただいま提案されました証券取引等の公正を確保するための証券取引法等の一部を改正する法律案並びに金融制度及び証券取引制度の改革のための関係法律の整備等に関する法律案に関し、総理並びに関係大臣に質問します。  昨年、世界でもトップクラスの日本...全文を見る
05月26日第123回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○吉井(英)委員 私は、まず科学技術庁長官に最初に伺いたいんですが、四月末から五月の初めまで米国を訪問されて、エネルギー省のワトキンズ長官とお会いになられて、そしていろ。いろ協議をされたようですが、それまでまず最初に伺いたいんですが、日米原子力協定附属書五の(b)によって、プルト...全文を見る
○吉井(英)委員 合意に達していないから、協議中ということですね。  そこで、せんだってアメリカの下院の内務委員会では、国家総合エネルギー政策法案の修正条項が可決されましたね。「プルトニウム輸送容器の安全性をNRCが確認しない限り、米国への我が国のプルトニウム容器を積んだ船舶は...全文を見る
○吉井(英)委員 五月二十七日に下院本会議で可決の見通しということも既に報道されていますね。私は、アバクロンビー議員の修正案を読んだわけでありますが、この中で「NRCによって保証、証明された場合を除いて、緊急事態であれ寄港を認めない」ということなんですが、このNRCの責任の中で、...全文を見る
○吉井(英)委員 二十七日に本会議で可決の見通しということが今言われている事態なんです。随分のんきなお話もしていらっしゃるんですが、これは本会議を通過したとなりますと、まず今日本で検討中のプルトニウムの輸送容器については根本的に事態が変わってくるわけですね。最悪の事態、「最大限生...全文を見る
○吉井(英)委員 実はきょう、専門部会長の青木先生が少し御健康の方のこともありまして、出席をお願いしていたところでありますが無理なので、それで特にきょうは内田先生の方からお伺いしたいと思っているのです。  青木先生の著書の中でもはっきり指摘しておられることは、これはPPの原則と...全文を見る
○吉井(英)委員 出発点からしてどうもそこはおかしいと私は思うのです。おかしいところはおいおい触れていきたいと思いますが、放射性物質の輸送についてIAEAの八五年基準を国内規則に取り入れるに当たって、原子力安全委員会でどんな検討をされ、いつ決められたか、これは委員長の方から伺いた...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、その決定に基づいて九一年一月一日に施行された国内規則に照らして、今度動燃の理事長に伺いたいのですが、プルトニウム輸送容器については、耐圧とか耐熱とか耐衝撃性などについて試験成績書等を添付しなければならないわけでありますし、その点で動燃としては今度のプルト...全文を見る
○吉井(英)委員 IAEAの国際基準に基づいてのコジェマのデータがあったということで、それで、一月一日に施行された国内規則に照らしてどうなるのかということについては、結局試験をやっていらっしゃらない。  実は、九一年十月四日に設計承認証明書を出しておられますが、それについては設...全文を見る
○吉井(英)委員 私は今動燃の理事長さんに、設計承認を国の方で示している記載要項に基づいてどんなものを出されたのですかということを聞いているのです。申請者に聞いているのに申請を受け付けた承認側が答弁するというのは、そこから余りにも異常じゃありませんか。  次に、さっき理事長の方...全文を見る
○吉井(英)委員 既にそれは変更のあるものなんですね。コジェマの製品は、さっき質問いたしましたNRCの確認を得られるような技術基準はクリアしている、動燃としてはそういうふうに見ておられますか。
○吉井(英)委員 実は、さっきも読み上げました「過去の実際の最悪の海工事故に基づいて、衝突、火災及び沈没を伴う最大限生起し得る事故に最も近似した条件のもとで試験を行わなければならない」、これが今度の法律の大事なところなんですね。これについて、これは科学技術庁の方でさえまだ検討もし...全文を見る
○吉井(英)委員 全くはっきりしないわけですが、今おっしゃった航空輸送の問題ですと、IAEA基準と当時の日本の国内規則だけだったらクリアできていたというお考えでしょう。ところが、実際はアメリカの方で修正条項ができてきて、ですから航空輸送用キャスクについてもDOEそれからNRCなど...全文を見る
○吉井(英)委員 現在そういう時点にあるということです。  それで、次に九一年一月一日、規則の施行後、この新しい基準に照らして放射性物質の輸送容器について今度は技術顧問会の方がどんな検討をやってこられたか、これは事前に科学技術庁の方からお伺いしました。一九九一年九月十七日に、使...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、科学技術庁の技術顧問会のメンバーには動燃の方のプルトニウム輸送容器の設計承認証明書、これを皆さんにまず見ていただいて意見を求められるようにしておられますか、見てもらいましたか。
○吉井(英)委員 青木専門部会長は「申請書は科学技術庁の技術顧問会に付託され審査されるが、各分野の専門家から構成され、衝撃強度、耐火性、密封性、放射性遮蔽性能について規制値を満足しているかどうか、実験データ、詳細な解析によって確認する。不明な点があれば申請者に何度も問いただす」、...全文を見る
○吉井(英)委員 何か試験のデータが動燃で試験されたかといったら、それはないのですね。それで、科学技術庁も別段試験をやられたりとかチェックをしたわけじゃないのですが、改めて古いデータをチェックしてみたというだけのお話ですね。  この機会にちょっと、技術顧問会のメンバーの中に動燃...全文を見る
○吉井(英)委員 それは後ほどまた少し触れたいと思いますが、いずれにしても、この青木先生の指摘なんかも私読んでおりまして大事だなと思いましたのは、国内規則を考えるときの基準として、やはり最悪の事故の想定が大事なことをお考えとして持っておられるのですね。アメリカのさっき言いました新...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、念のためにやったというのは、恐るべきことをおっしゃるなと思うのです。大体、船というのは全部沈まないように設計しているのです。しかし事故があって沈んでいるのです。それが事実なんですよ。沈まないように設計したらそれで大丈夫だという議論を始め出したら、過去におい...全文を見る
○吉井(英)委員 時間が来ましたので、もう終わりたいと思います。  国際ルールによって何か相手がやっておればいいような話ですが、国際ルールがあるのは、そんなことはわかっているのですよ。ルールがあっても安全が守れるという保障にはならないということなんです。  それから安全委員会...全文を見る
11月26日第125回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号
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○吉井(英)委員 私は、地方交付税法等の一部改正案について本来中心的に議論したい問題というのは、これは交付税特会借り入れの問題についてでありますが、何しろいただいている時間が物すごく短いものですから、それで、本題に入る前に、今問題になっております佐川、暴力団疑惑に関連して、城内長...全文を見る
○吉井(英)委員 この点に関連して、実はその二日前の十三日の閣議の後の大蔵大臣の会見も紹介されておりますが、当時しかるべき機関に抗議をしたが、残念ながら十分な対応をしてもらえなかったと発言したとあります。しかるべき機関といえば、我々常識的に考えれば警察のことというふうに思うわけで...全文を見る
○吉井(英)委員 とにかく余りにも異常な宣伝であるだけに、もう少し改めて伺っておきたいのは、せんだって週刊誌ででも「竹下事務所から警察へ取り締りを依頼したのは事実です。当時の警視総監は鎌倉節氏。担当の公安部長は城内さんだった」ということも載っているわけでありますが、竹下事務所から...全文を見る
○吉井(英)委員 今警察庁長官より、要請は受けていないということで三度続けてお聞きして御答弁をいただきました。  実は、けさの予算委員会での竹下氏の証言によりますと、八七年十月五日に東京プリンスホテルでいわゆる渡邉、竹下、金丸、小沢の四者会談が一時間にわたって開かれたということ...全文を見る
○吉井(英)委員 それで、自民党が褒め殺し宣伝を執拗に行って、そして中止をしたときに金銭の授受が行われていれば、これはこの時点で恐喝罪が成立する可能性がありますね。刑法二百四十九条により、その場合最高は懲役十年というふうになるわけですが、そうすると、刑事訴訟法二百五十条で公訴時効...全文を見る
○吉井(英)委員 八七年一月から十月までということで、余り詳しい日にちを追っての資料というのはお願いしたのですがいただけないわけですが、ただ、この間の街宣活動に要する経費ですね。これは大体数千万円から億単位の費用がかかっているであろうということは大体思われるわけですが、その費用を...全文を見る
○吉井(英)委員 ですから、その点については厳しく調べていただきたいと思うわけです。  さて、一九九〇年秋、警察庁の方では暴力団対策新法を準備していた時期だったと思うわけです。このときには学者、専門家も入れて暴力団対策研究会も持っておられました。そこに出す資料の準備等はそれより...全文を見る
○吉井(英)委員 終わります。
12月01日第125回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
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○吉井(英)委員 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法等の一部を改正する法律案に対して反対の討論をいたします。  まず第一に、国の責任についてであります。  今回のように年度途中に交付税の減額が発生した場合、第一に、交付税の原資となる国の税収の見込みそのものが国の責任に属...全文を見る
12月08日第125回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○吉井(英)委員 まず最初に、これは一九八八年の国会で、いわゆるPP法、核物質防護について法律を通しました。そのときに全会一致で附帯決議をしております。それは「原子力の研究、開発及び利用について、民主、自主、公開の三原則を定めた原子力基本法の精神を堅持すること。」ということで、全...全文を見る
○吉井(英)委員 フランスのスーパーフェニックスの報告書、ことし六月十六日付ですね、昨日もらいました。これについては、私は原文の方と、翻訳もあるだろう、翻訳と両方いただきたいとお願いしておいたのですが、原文だけいただきました。翻訳はないというのですね。それで、これは私に見せたくな...全文を見る
○吉井(英)委員 動燃事業団の国際部で翻訳した日本語版があるんじゃありませんか。
○吉井(英)委員 あるかもしれないというようなものじゃないですね。立派なものがあるじゃないですか。  それで、実は昨日いただいた原文の中でも、添付書類六つは原文でもくれないのですね。これは一体なぜですか。  例えば添付書類の6の(2)というのは、「クレイ・マルヴィル原子力発電...全文を見る
○吉井(英)委員 遠慮するなら遠慮するということですね。遠慮すると出さないでは、全然違う。それで、これは原文の方に、これは訳文にも載っておりますが、原文の方に添付文書を1から6までちゃんとつけるんだとなっているんですね。添付書類を全部含めて、これは原文なんですよ。なぜ省いたかとい...全文を見る
○吉井(英)委員 私は、これは国会議員にも、きょうはマスコミの皆さんも来ておられると思いますが、マスコミの皆さんにも、やはりちゃんとこういう大事なときに大事なものは出されるようにする。情報は管理じゃなくて、公開することが大事だと思うのです。  それで、この中で私も読ませていただ...全文を見る
○吉井(英)委員 日本のFBR「もんじゅ」について、フランスの場合と、タンク型とループ型の違いがあるとか、いろいろ違いがあるのは私も知っておりますが、この報告書で指摘されたことについて、「もんじゅ」に関しては解決されておりますか。
○吉井(英)委員 私は指摘しましたように、スーパーフェニックスヘの教訓のフィードバックは不可能であるという点、それから二次系ループにおけるナトリウムの大量漏えいへの対応が極めて困難であることと指摘をしているという点に先ほど触れて、そして原子力局長からそういうことを言っておるという...全文を見る
○吉井(英)委員 私は先ほど言いましたように、炉のタイプが違うということはわかっているのですよ。それを前提とした上で、このフランスの報告書で指摘された点が解決されているのかどうか。解決されているのであれば、それは設計上の配慮ももちろん大事なのはわかります。やはりこれはいつの時点で...全文を見る
○吉井(英)委員 報告書を読んでおりましても、フランスだってその面での改善は図るということになっているのですね。しかし、なおかつ、これは教訓のフィードバックは不可能であるとか、極めて困難であるという指摘をしているわけですね。ですから、その理論解析だけではなくて、やはり必要なものに...全文を見る
○吉井(英)委員 原文のみ渡っているか、そんなのはわかっていますねん。それは翻訳文がないのか、渡したくないのかということを聞いているのですよ。  あわせて伺っておきますが、これはコジェマの方の原文を私先に読んでおりますが、「二酸化プルトニウムの輸送」という資料の原文もついており...全文を見る
○吉井(英)委員 原文と照らし合わせながら読みますから、仮訳の方を出していただくように求めておきます。  それで、やはり原文だけ見ておりますとなかなか我々もわかりにくいところがあるのですが、もう一つのコジェマの「一酸化プルトニウムの輸送」という資料も合わせながら読むと、原文と合...全文を見る
○吉井(英)委員 いや、安全審査のためにコジェマからデータをもらっておって、それを審査に出したと言っているじゃないですか。コジェマからもらわなくても持っているわけだから。ただ、それを出すことについては、これは春のときもコジェマに問い合わせをしてやりたいという、これは理事長さんのお...全文を見る
○吉井(英)委員 さて、コジェマの方のパンフレット類も見ましたが、工場の全景写真から、各  プラントから、二酸化プルトニウム粉末の工程から、MOXペレットの工程など、カラー写真でよく出ていますね。これは軍事利用は別として、かなり公開はしているわけですよ。  先日、「もんじゅ」...全文を見る
○吉井(英)委員 そういう準備は、全くありませんでした。  それで、私は、本当に今「もんじゅ」というのは軍事施設じゃないかなとびっくりしました。戦前の帝国日本では、軍港でもない港の施設だって撮影禁止でしたね、軍事機密ということで。今「もんじゅ」の現場は、まさにこういう状態ですよ...全文を見る
○吉井(英)委員 遵守するのですから、公開原則ですね。
○吉井(英)委員 成果物だけじゃなくて、実験中であってもPP、ノウハウ、おっしゃったらいいです。我々はそれを撮影しようとか、見ないでもいいですよ。しかし原則は公開なんだと、これは日本の原子力平和利用の大原則なんだということをちゃんとしておいてもらわぬと、何かあなたの方でやっておら...全文を見る
○吉井(英)委員 成果とか成果物の公開というふうにはなってないのです。そんなことは載ってないですよ。  私はなぜここをあなたの方でちゃんとしておかなければいかぬかといいますと、実は一九六九年に外務省が出した「わが国の外交政策大綱」というのをことしの参議院の予算委員会で我が党の吉...全文を見る
○吉井(英)委員 原子力基本法に書いてあるのは公開が原則ですから、これは科学技術庁の方も、大体動燃というのは国が金を出して、研究費もみんな出しているんだから、もっとしっかり、びしつと指導してもらわぬと困りますよ。  さて、そういうことで今後は対応してもらうということにして、六ケ...全文を見る
○吉井(英)委員 核物質防護というのは核ジャック等の対策のことであって、どういう施設であるかというのは出すのが当然なんですね。核ジャック対策で必要な施設まで出せと言っているんじゃないのです。もう一遍答えてください。
○吉井(英)委員 私は、それには同意できません。公開されることをまず求めておきたいと思います。  時間がかなり迫ってまいりましたので。先ほどのコジェマのいただいた原文の中でも、附属書の一になるところ、その一番下のところに「コジェマはしかも現在MOX燃料の提供、日本との契約を交渉...全文を見る
○吉井(英)委員 大体もう時間が終わりになってまいりましたので、ここらで締めくくりに入りたいと思うのですが、本来、日本の原子炉で使ったものについて、その後始末を日本の国内でめども立たないのに、もともと原発を進めておるからこうなってくるのですが、それを海外に任せればいい。当然日本の...全文を見る
○吉井(英)委員 はい。一号では変更申請を出して、それで基準なしに大体準ずるという扱いで、既にもう使ってきているんですね。これは初めに結論ありきという姿勢が余りにも顕著じゃありませんか。しかも、そういうことが国民の前にほとんど明らかにされないで進められてきた。私は、こうした重大な...全文を見る