吉井英勝
よしいひでかつ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月16日 | 第151回国会 衆議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、租税特別措置法など三法案について質問します。 これまで重要な予算の歳入にかかわる法案の質疑は総理出席のもとに行ってまいりましたが、今回、総理が本会議質疑に出席していないことは許せないことです。厳しく抗議をいたします。(拍手) まず...全文を見る |
02月27日 | 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 私はきょう両大臣に伺いたいと思うのですが、最初に、宮澤財務大臣は予算委員会などで歳入面での消費税増税の議論もしてきておられますが、一方、歳出の面では、政府の方はこの間、問題になっておりました機密費の削減はしないと言っているわけで...全文を見る |
○吉井委員 そうすると、九〇年代に入ってから総理大臣も務められたわけですが、総理の時代にも、総理が直接、あるいは官房長官が直接せんべつを渡したことがあるのかどうか。これも私、今、流儀は流儀として、重ねて伺っておきたいと思います。 | ||
○吉井委員 じゃ、せんべつを渡したことはない、こっちの方は明言されますか。 | ||
○吉井委員 答弁を控えるということで、せんべつを渡したことはないと明言できないわけですから、これはせんべつを渡したということを認めたことになると思います。 塩川正十郎元官房長官は、機密費について、野党対策に使っていることは事実です、現ナマでやるのと、それからまあ要するに一席設...全文を見る | ||
○吉井委員 これは一切お答えにならないということなんですが、私は、やはりこの問題はきっちり、みずから機密費を使ったなら使ったと、そこを明らかにしていただくことが、これは歳出の面に今まさにかかわっているとともに、それを歳入の面からも私は見てもおきたいと思いますから、もう少しこれは伺...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、今の委員長の委員会運営、おかしいと思いますよ。 | ||
○吉井委員 私は、委員長代理を務められた方があの発言というのは、委員会審議そのものの否定につながると思いますよ。委員というのは発言の自由があり、そして、あらゆる角度から国政上の問題、歳入歳出について検討、究明していくのは当然のことなんです。それに対して、こういう質問はやめろとか、...全文を見る | ||
○吉井委員 では次に、国会議員が官房機密費からせんべつとして、例えば百万円とかあるいはもっと多くの額をもらった場合、その金は税法上は一時所得なのか贈与ということになるのか、これを伺いたいと思います。 | ||
○吉井委員 私、これは個別の問題じゃないと思います。例えば、AさんならAさんという議員がこの官房機密費からせんべつとして仮に百万円もらった、この百万円の金は一時所得なのかどうなのかということであれば、Aさんに関してはこれはおっしゃるように個別の問題かもしれません。しかし、そうじゃ...全文を見る | ||
○吉井委員 一時所得ということです。国の方は法人という扱いですから、一時所得なんですよね。 機密費からせんべつとして受け取った議員の中で、せんべつが一時所得として税務申告されている例があるか。私は、AさんBさん、個々のことを聞いているんじゃないです。一般的に、せんべつが一時所...全文を見る | ||
○吉井委員 だから、せんべつを離れてということではあるにしても、せんべつについて逃げられたのは、せんべつの場合は税務申告されている例がないということなんでしょう。もともと領収書その他何にもなしの金ですから。 私は、やはり国民の感覚からずれていると思うんですよ。例えば、会社から...全文を見る | ||
○吉井委員 そこで、この二つのケースで、申告されていなかったということで過少申告加算税の場合はどうなるか。あるいは、非常に意図的に隠しておったとか、悪意が認められて重加算税になる場合は幾らになるのか。この二つのケースについてそれぞれお聞かせいただきたいと思います。 | ||
○吉井委員 通常、こういう場合一時所得なんですが、贈与であった場合、百万円、一千万円の二つのケースでそれぞれ贈与税であれば幾らか、そしてその場合は、無申告加算税額は幾らになり重加算税ならば税額は幾らになるのか。これは百万と一千万の例でお聞かせいただきたいと思います。 | ||
○吉井委員 今お答えをいただいたのですが、無申告加算税の六千円、それは抜けているのですか。 | ||
○吉井委員 ですから、機密費からせんべつとして受け取った国会議員であれば、百万円もらっても課税逃れで、言ってみれば七万五千円の脱税をしていることになります。機密費から国会対策として一千万円もらった人の場合であれば、百四十九万九千円の脱税ということになるわけです。 これは、一般...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、私、内閣官房報償費約十六億円ですが、そのうち幾らが国会対策という名目、あるいはせんべつという名目で使われたかはわかりませんが、仮に半分がそういう形で使われたとすると、全部を、仮に百万円のせんべつであったとして計算する場合、一千万円の国会対策などの名目で出された...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、過少申告加算税などを、税務申告を求めて、本税とそういうものをやはりきちっと取るという、これは当たり前のことだと思うのですね。一時所得を得ながら、国会議員であれば、そして機密の名に隠れて脱税が公然とまかり通る。国の方はその脱税を是正することも求めない。そういうこと...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、今のは仮想の話じゃなくて、はっきり申し上げておりますのは、一般国民なら、これは本当に脱税だということで税務署がすっ飛んできて、そして本税はもとより重加算税を取られたりして、そういう問題なんですよ。 私は、二月二十五日付の毎日新聞の「みんなの広場」という、読者...全文を見る | ||
○吉井委員 この機密費の問題については、機密費の名において国会議員が百万円のせんべつなり、あるいは国会対策ということで一千万円の金をもらったとすると、これは税逃れが行われている、言ってみれば機密費というのは国家が率先して脱税の勧めをやっているのと同じだと思います。 野党四党は...全文を見る | ||
○吉井委員 もう時間が参りましたので終わりたいと思いますが、想定をしていないというお話だったのですが、想定ということと、公的資金の注入は一切しない、そういう考え方をきちんと示しておくということとは、ちょっとそこには間に距離がありますから、そこについての質問をいたしておりますので、...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、質問を終わります。 | ||
02月28日 | 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私は、最初に法人税制と、それから景気の問題などについて伺っていきたいと思います。 九九年の八月の国会で産業活力再生法がつくられましたが、大企業の方が、事業再構築計画を所管大臣に提出し、認定を受けたら税その他優遇措置を受ける、こうい...全文を見る |
○吉井委員 今のお話を伺っておりましたら、何といいますか、結構毛だらけというか、余りにも現実離れをしたお話をされるので、経済産業省というのは日本の経済の実態をつかんでいらっしゃらないのかということを思いました。大体、今のようなお話で、そんなにうまくいっているのだったら、今の深刻な...全文を見る | ||
○吉井委員 自然減という言い方でいけば聞こえはいいのですけれども、実態はそんなものじゃないのですよ。 それで、今六千九百十六人のお話がありましたが、こういう中には、本当は出向、転籍、そして解雇、こういうことによって減っている分、それから新規採用によってふえている分の差し引きと...全文を見る | ||
○吉井委員 今までやっていらっしゃらなかったにしても、私の方は、この法律によってどういうふうになるのかということを、法案を審議するときはやはりきちんと押さえることが大事ですから。全部についてのものを求めるというのは、これはなかなかどうなるかわからない部分もありますが、しかし、少な...全文を見る | ||
○吉井委員 これは大臣が答弁されたんですから重ねて大臣に伺っておきたいのですが、四月以降公表されるものもあるというお話なんですが、いずれにしても、今試算していないというお話だが、来年以降はこの影響額ははっきり出るわけですから、大臣の答弁からすると私は当然影響額は提出されるというこ...全文を見る | ||
○吉井委員 一定の、こういう根拠でというのを置かなければいけないときがある、これは計算のことですからあり得ると思うのです。しかし、この法律によって、例えば資本登記登録免許税部分についてはその効果はこういうふうになるとか、不動産登記登録免許税についてはこうなるとか、これはきちんと、...全文を見る | ||
○吉井委員 そんな難しい話をしているんじゃないんですよ。例えば、今のみずほフィナンシャルグループ、これについて、この法によって動くわけですね。動いていなかったのが動くことによって幾ら影響額が生まれてくるのか。これは、そんな難しい話を私聞いておれば、あなたのおっしゃったようなことに...全文を見る | ||
○吉井委員 もともとこの企業合併、分割、分社化などの問題というのは、主税局長のお話にもありましたように、商法など法制度の変更ですね。それはやったが税制度の改定をしないと企業にとってメリットがない、それでこれをやるわけですね。そうすると、私は、これはメリットがあってやるからには、や...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、雇用については歯どめがない、手当てするところがないということですが、一方、産業再生法などで、現実には雇用喪失が進んでおります。それから、先ほども経済産業省からお話があったように、中小企業の倒産その他、影響が実際に否定できない、そういう事態が広がっております。...全文を見る | ||
○吉井委員 今の、製造業分野についても、ここも、これまでから下請企業、これは非常にすそ野の広い分野、自動車、電機などは特にそうですが、かなりこれが海外移転の中で空洞化してしまって、倒産に追い込まれたところが多いわけです。しかし、そういう下請企業を含めて考えたときには、償還年数とい...全文を見る | ||
○吉井委員 私は財務大臣にも伺っておきたいと思うのです。 今申し上げましたように、例えば大型公共事業をやってゼネコンへ金が流れて、そのゼネコンがポシャると中小、下請をやっておったところがポシャるというふうなやり方も、実は大型公共事業では大型、機械化ですから、その影響もだんだん...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、この点で、もう時間が大分参りましたから、銀行の債権放棄をする際の原則というもの、それをまたきちっとしておかないと、もともと公的支援を受けて、本当にモラルハザードの事態がひどいと私は思っているんです。 政府は、資本注入を受けた銀行の債権放棄の原則については、こ...全文を見る | ||
○吉井委員 もう時間が参りましたので、締めくくって終わりますが、法律によって税の優遇は新たに生まれてくる、資本注入は受ける、リストラで雇用喪失とかあるいは中小企業の倒産とか、景気には大きな悪い影響を及ぼしていく。しかし、これまで、バブル期に踊った金融機関の経営者などがみずからの私...全文を見る | ||
03月01日 | 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。きょうは最初に、速水総裁に来ていただいておりますので、二つのことを伺っておきたいと思います。 一つは、今回の追加利下げでどれぐらいの民間の資金需要が出ると思っておられるのか、大いに疑問なところもあります。今回の措置は、これにとどま...全文を見る |
○吉井委員 もう一言お聞きしておきたいと思うのですが、今回の公定歩合、短期金利の誘導目標、両引き下げとも民間銀行に対して利ざやを拡大させる優遇措置という面がありますが、これによって、庶民や中小企業への貸出金利や、庶民の住宅ローン金利の引き下げというのは、これまでからの民間銀行の姿...全文を見る | ||
○吉井委員 民間銀行の利ざやの拡大につながる面はありますが、しかし、個人消費の拡大によって今日の景気を回復させていく方向に進む、そういう効果は余り期待できないというふうに今のお話を伺っておっても思いました。 大変お忙しいところをお越しいただきましたけれども、この二つのことだけ...全文を見る | ||
○吉井委員 不公平感を加重するというのがあのときの二つ目の懸念でしたね。四、五十代の中堅所得者には不公平感を加重する、そういう問題を持っているということがあのときの二つ目の懸念で挙げていらっしゃいましたけれども。 | ||
○吉井委員 やはりこの消費税、当時の竹下総理の懸念ということで当初語られておりましたことが実態として進んできたということは、例えば八七年と九六年のジニ係数で見てみましても、ジニ係数が〇・四〇四九、これは当初所得に関してですが、それが〇・四四一二というふうに大きくなっている。これは...全文を見る | ||
○吉井委員 次に、消費税増税なしの今日の財政再建を進めていく、そういうお考えを持っていらっしゃるのか。とにかく今非常に大変な状況ですから、財政の立て直しの上では消費税の増税もあるんだというお考えなのか。この点も伺っておきたいと思います。 | ||
○吉井委員 それで、先日来、この消費税の話になりますと、シミュレーションを今行っていて、その結果なども踏まえてというお話がずっとありますが、経済財政諮問会議が同会議の事務局と研究所に作成を求めている、いわばこれについてはシミュレーション待ち、こういうふうに見ておいていいのですか。 | ||
○吉井委員 そうすると、そのシミュレーションに当たっている方たち、つまりどういう研究者、論者が、どういうスタンスの方がシミュレーションなさるかによってかなり内容が変わってまいりますが、伺っておきたいのですが、そのシミュレーションに当たる研究者の中で、消費税については現状維持とかあ...全文を見る | ||
○吉井委員 そのときに、このシミュレーションをやっている経済社会総合研究所ですが、これは今内閣府にありますが、これまで経済企画庁のもとに置かれていたわけですね。その経済企画庁の方で昨年「財政赤字の経済分析 中長期的視点からの考察」というのをもう既に出しておりますが、まさにここが今...全文を見る | ||
○吉井委員 先ほどの研究所のレポートも、今おっしゃった、まさに社会保障に関する負担割合であるとか、そういったさまざまなケースを置いて、ケースごとに何%の消費税率引き上げ、それをみんな出しているわけです。ですから、当然の形にしても、そういう形での消費税のかなり大きな引き上げなしには...全文を見る | ||
○吉井委員 シミュレーションをやるところが既にかなり高い率の消費税率引き上げというのをシミュレートしているところですし、そこから出てきたものに基づいて議論するこの諮問会議の議員の方たちもそういうお考えの方なのですから、これはかなり消費税率の引き上げという問題が具体化してこようとい...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、それは増税隠しということにならざるを得ないというふうに思いますよ。やはり参議院選挙の前にきちんとシミュレーションの結果も出して、そして、政府の方としては、経済財政諮問会議の議論の中で、財政再建を本当に見据えたときには消費税率は何年には何%に、何年には何%にすると...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたのでもう締めくくりたいと思いますが、やはり、もともとここまで財政がひどくなったその出発には、消費税を導入して、どんなに借金したって最後は消費税があるさ、税率を引き上げれば何とかなるというこの発想が、私は、日本の国の財政規律というものを本当に失わしめて、...全文を見る | ||
○吉井委員 終わります。 | ||
03月01日 | 第151回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号 議事録を見る | ○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝です。私は、きょうは、ITERの日本誘致と言われている問題がいろいろなところで今話題となってきておりますので、その問題について伺いたいというふうに思います。 まず最初に、トカマクタイプのITERなどについては、エネルギーレベルの高い高速中性子...全文を見る |
○吉井分科員 随分長くお話しされたんだけれども、ずっと休むことなくやった実験じゃないんですよ。ぽつぽつぽつといろいろ動かしたりとめたりしながら、そういう中でのあるときの実験データをぶち込んだりしての経験式、そういう形での係数には入れても、それをコンピューターではじいて、こういうグ...全文を見る | ||
○吉井分科員 それはきちんとしたデータをやはり出してもらう必要があると私は思うのです。 これは、八・一のときの建設費低減割合をゼロとして、今の六・一から六・二メートルだったら、専門家の話では、大体三六から四〇%ぐらいの低減率だと。本当に建設費を五〇%に下げようとすると、五・一...全文を見る | ||
○吉井分科員 さまざまな当初の目標をうんといっぱい切り捨てているのですよ。それだったら、おっしゃるように小さくてもできるというのだったら、最初からその計画をやっているのですよ。私は、そういうことを、多くの国会議員の皆さん方が、これからITER誘致どうするかという議論に入っていくと...全文を見る | ||
○吉井分科員 私、九六年に超党派でアメリカへ行って、向こうの科学技術委員会の方たちと議論したり、DOEのクレブス局長なんかとも議論してまいりましたが、やはりアメリカでは随分時間をかけて国会できちんと議論しているのですね。 これはインターネットでも紹介されておりますから、どれぐ...全文を見る | ||
○吉井分科員 今の話は私も、ちょうどそのとき私は御案内がなかったか何かで参加しなかったのですが、センセンブレナーさんと国会の方の議員が会った、その記録もいただいて読ませていただきましたから、全部それは知っているのです。 問題は、なぜコストが高くなるのかということについてアメリ...全文を見る | ||
○吉井分科員 国会決議に基づいて設計をする、そこからさらに進むかどうかというところは、これは実際にその後の技術的蓄積とか、あるいはどういうバランスを、まさに今おっしゃったバランスをとって進めていくか。要は、核融合というものについての研究を進めるということは、私はこれは非常に大事な...全文を見る | ||
○吉井分科員 時間が参りましたので、終わります。 | ||
03月02日 | 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号 議事録を見る | ○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の公債発行特例法案、法人税法等の一部改正案及び租税特別措置法等の一部改正案の三案に反対する討論を行います。 公債特例法案は、二〇〇一年度政府予算案の歳入不足対策として、十九兆五千五百八十億円もの赤字国債を発行するためのものであり...全文を見る |
03月14日 | 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 私は、特恵関税制度について、これが開発途上国や後発開発途上国の発展に役割を果たすということとともに、国内産業の発展に役立つこととの両立をどのように進めていくかということが大事な問題だと考えておりますので、そういう問題について、最...全文を見る |
○吉井委員 そこで、繊維であれその他産業分野であれ、開発輸入業者に対してこの規定を適用して、変更または中止を勧告する、こういうことをやった事例があるかどうか、これを次に伺っておきたいと思います。 | ||
○吉井委員 今、そういう開発輸入という問題がさまざまな問題を日本経済の中で生み出しておりますが、例えば、日本から機械と技術、材料、部品、あるいは最近では野菜の種などを持ち込んで、日本の企業が海外で人件費の安さだけで安い製品を現地でつくり、そして日本企業が日本へ持ち込んでくる。これ...全文を見る | ||
○吉井委員 今の数字を聞いておりましても、加工再輸入減税制度で開発輸入をやっている日本の企業が、八九年に比べて一千倍も税の面で減税の恩恵を受けている、こういうふうになっております。 国際競争でも、あるいは途上国自身の経済、技術力の向上によってでもなくて、日本の大企業、大商社な...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、日本の企業が海外に投資もやって、その国の人々の雇用もふえ、所得が伸びて、進出した日本企業の製品をその国の人たちにどんどん買ってもらって貢献をしていくということ自体は、それは貢献になっていると思うんです。 だけれども、それが大洪水のように逆輸入という形で、海外...全文を見る | ||
○吉井委員 現実問題としては、開発輸入のやり方で、日本の大商社なり大企業が出ていって、本当に生鮮野菜から畳表から繊維から仏壇から家具から、もういろいろな業種、いろいろな産業分野に及んで、それが、発展途上国なりが日本へ輸出してきて摩擦といいますか問題を起こしているというより、日本の...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、WTO協定上はこの二つだけなんですよ。日本の政府の方が勝手に余計な、余計なと申しますか、そういう要件を持ち込んでセーフガードを発動しなかった。アメリカでもどこでもどんどん発動しているのに日本は一件も発動してこなかったのは、わざわざ日本だけが特別にそういうもの...全文を見る | ||
○吉井委員 生鮮野菜など、ちんたらやっておったら腐ってしまいますからね。緊急にセーフガードを発動するのか、しないという考え方に立っているのか、この点だけ端的に伺っておきます。 | ||
○吉井委員 的確ではよくわからないんですよね。 そこで、大臣、資本の輸出もチェックしない、再輸入には関税で減免をする、セーフガードは発動しようとこれまでは動かなかったわけです。これでは、農業を含めた日本の国内の産業を守り発展させるという立場に立っていないというのと同じになって...全文を見る | ||
○吉井委員 この点では、アメリカなど、ホウキモロコシ製ほうきだってセーフガードを発動しているわけですから、本当に私は、これは政治の姿勢が問われている問題だということを強く指摘するとともに、緊急に発動されることを求めておきたいと思います。 次に、食品安全と税関職員の増員問題で少...全文を見る | ||
○吉井委員 厚生労働省や農水省の検査と同じ検査を税関でやって、ダブルチェックをやるんですね。その機能が本来の姿であって、簡易申告制度になって手抜きになってきたりするという、これは本当に国民の安全にとって大変な問題です。先ほどもありました水際作戦が、ですから重要なんですが、検査がふ...全文を見る | ||
○吉井委員 いずれにしろ、スターリンクの問題など新しい問題も次々出てくる中で、やはり体制を強化して水際で危険なものは食いとめる。その点で、検査率が下がってきているというのは、私はゆゆしき問題だと思っています。職員数の方は、九二年まではふえず、九七年までは若干ふえたわけですが、九八...全文を見る | ||
○吉井委員 大臣に増員のことを伺っていますが。 | ||
○吉井委員 拡充を図ってまいりたいということですから、増員ということですね。 | ||
○吉井委員 今、増員するということですから、時間が参りましたので、質問を終わります。 ————————————— | ||
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、関税定率法等一部改正案に対する反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、ウルグアイ・ラウンド合意に基づき関税化された米、麦類等の暫定税率の適用期限延長についてであります。米、麦等に対する関税化は、日本の農業、農業経済に重大な影響を与...全文を見る | ||
05月25日 | 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私は最初に、書面添付と税理士への事前通知、意見聴取の制度について聞いていきたいと思います。 昨日も、財務省の方のレクチャーを聞いておりまして、申告から要するに課税額の決定、それまでの間における書面添付を求めるのも、あるいは添付書面...全文を見る |
○吉井委員 長く説明いただいたのだけれども、要するに、申告から課税の決定までの間の、ですから、税務調査の全体の過程の中の一部だ、これはこういうことでいいのですね。 | ||
○吉井委員 次に、税理士法第三十四条で、国税庁は、税理士経由で申告された税務書類の調査に当たっては、納税者に事前通知するときには、税理士にも通知しなければならないとあるわけです。これは、納税者には事前通知しなくても税理士には事前通知しなければならないというものではないということが...全文を見る | ||
○吉井委員 三十五条の改正で意見聴取の機会を与えても、三十五条四項で、更正の効力に影響を及ぼすものではない、これはこういう立場ですね。 | ||
○吉井委員 答弁の表現はともかくとして、要するに、意見聴取の機会を与えても、三十五条四項では、更正の効力に影響を及ぼすものではないということを示しているわけですから、今の答弁はそういう趣旨だと受けとめておいていいですね。 | ||
○吉井委員 次に、そういうことを確認させていただいた上でお聞きしておきたいのは、この書面添付したものあるいは添付しないもので、税務調査に当たって差別的扱いはしないということ、それから、税理士に事前通知して意見聴取したものあるいはしないもので差別的扱いはしないということ、それから、...全文を見る | ||
○吉井委員 意見の尊重というのは、税理士さんに対しても、あるいは、零細な方で、本人が申告されて、意見を聞かれたら本人が述べたことについても、それはだれであっても意見を尊重する、これは当たり前のことかと思うのです。 次に、税理士と国税庁の間で、書面添付と税理士に事前通知と意見聴...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、税理士さんと課税庁との間で話をつける、つまり、納税者を越えて課税の決定ということになってきますと、これは課税処分権という問題が出てくるわけですね。課税庁は課税処分権を持つわけですが、税理士さんの場合は課税処分権を持たないわけです。ですから、納税者本人の不在のと...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、その最後のところ、やはり書面添付とそして税理士さんに事前通知と意見聴取で税務調査を事実上終了とする、この基準というものは、もう少し、こういう場合、こういう場合ときちっと示しておかないと、これは課税庁側の非常に恣意的な判断、恣意的な扱いによってそこが非常に、よくわ...全文を見る | ||
○吉井委員 それでは、先ほどは税務行政の上で差別的扱いはしないとおっしゃったのだけれども、それは言葉では差別的扱いはしないのだけれども、しかし、こういう場合きちんとした明確な基準を示さなかったならば、東京の国税局、大阪の国税局、それぞれ基準が違う、こういう問題などがいろいろ出てく...全文を見る | ||
○吉井委員 私が今、まずそういうお考えをお持ちだから伺っているのですが、弁護士の公益的役割と当事者の代理人としての役割というのが弁護士の二つの役割、これは弁護士法などでも示された考え方として、きのうもレクのときには大体そういう方向で言っておられたので、この点は最初にやはり弁護士さ...全文を見る | ||
○吉井委員 それでもう一つ、第三条一項を今お忘れなんですが、そこに、当事者その他関係人の依頼等によって法律事務を行うことを職務とするという、つまりここに、これは裁判官をされた方の「弁護士役割論」などでも整理して示されておりますが、弁護士の公益的役割と当事者の代理人としての役割と二...全文を見る | ||
○吉井委員 共同して法廷で争うときに、弁護士の方は納税者の利益擁護、その立場で頑張る。そのとき、共同するはずの税理士さんの方は、僕は専門家だが知らないよと。これは通る話じゃないですよ。 それで、一昨日の当委員会で塩川大臣は、スタンスとしては納税者の側に立って、納税者に有利なよ...全文を見る | ||
○吉井委員 大体、「独立した公正な立場」の「公正」という点では、弁護士さんも一緒なんですよ。例えば殺人事件があって、実際に殺人を犯した容疑者の弁護に当たる場合であっても、殺人を犯したというその事実を全部容疑者から聞いた上で、殺人をやっているんだが、殺人を犯していないという立場で弁...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、課税する側がそういう解釈でもって、大体、今おっしゃったところは、塩川大臣もおっしゃったように、倫理的な性格を持っているんですよ。それを、課税庁側からの独立ということじゃなくて、そういうふうに解釈して求めていくこと自体、私はそれは大変おかしいと思います。 弁護...全文を見る | ||
○吉井委員 どうしても囲い込んでおきたい、そういう立場が非常に強烈ですね。 弁護士過疎の地域では弁護士さんは非常に少ないわけですから、こういうところでは、本人訴訟に補佐人として出廷陳述権を認めるということも大事だと思うのですが、これは、そういう方向へ進もうという考えはあるので...全文を見る | ||
○吉井委員 国税不服審判所というのは国税庁の組織ですから、そこは圧倒的に課税庁側の優位なところの話なんですね。そうでない裁判所において訴訟を起こして争うという場合、そのときに、弁護士過疎の地域で、要するに、そこで補佐人として出廷して陳述するというために、もちろん弁護士さんと同じよ...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、今もおっしゃった一条の解釈というのはあくまでも皆さんの解釈であって、その解釈そのものを、これは課税庁からの独立と、そこへきちっと変えていくべきだと私は思いますし、それをやらないと、これではやはり、弁護士の場合と違って、税理士というのは国税庁の下請機関というふ...全文を見る | ||
○吉井委員 あなたも財務大臣になられてから答弁していただいた方が。私は財務大臣に聞いておりましたので。 それで、昨日も資料を持ってきていただいて伺っておりますと、やはり権力の行使は公平、公正でなければならないのですが、例えば、かつて暴力団新法の審議をしたときなど国会で何度か取...全文を見る | ||
○吉井委員 あなたが渡したことももらったことも仮になかったとしても、とにかくテレビでもおっしゃったし、あなただけじゃなしに、これは関係する方々、たくさんの方が、野坂浩賢さんもそうですし、田村元さん、元衆議院議長ですね。この方は、鈴木善幸内閣時代の国対委員長を務められた方が、何人か...全文を見る | ||
○吉井委員 国会議員の申告について、反面調査ということで内閣官房会計課に資料の提出を求めていけば、そういう申告書と照らせば、無申告なのか申告されているのかということはわかりますし、無申告なら修正申告を求めて、過少申告加算税なり重加算税などをあわせて追徴するということになっていくと...全文を見る | ||
○吉井委員 いや、国民みんなに公表せいと言っているのじゃないのですよ。反面調査を受けたときには、内閣官房の方が国税当局に協力すればいいわけなんですから。もちろん国税の皆さんは守秘義務ということで縛られているわけですから、それは、問題はやる気があればやれるのですよ。それを調べた結果...全文を見る | ||
○吉井委員 私は先ほど、時間がないから暴力団のことも、各県平均五件ぐらいの税務調査しか実際に行われていないと。新宿であれどこであれ、いっぱいそういう人たちがいるわけですが、多くが申告もなく納税もない。そして、これは昨日資料をと言ったのですが、大阪府同和地区企業連合会と大阪国税局の...全文を見る | ||
○吉井委員 当然事実が出てくればって、その事実を明らかにしようとしないで事実が出てくればといってもそれはむちゃな話で、だからあなたが指示をされて、反面調査として内閣官房の方の会計課にきちんと、いつ、幾ら、だれに機密費を渡したのか、そのデータを得て、それで税務申告はきちんとされてい...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。 | ||
06月05日 | 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 私は、きょう最初に、租税特別措置法一部改正案にかかわって、今度、上限百万円まで一年以上保有の株式の譲渡益について所得控除ということですが、現行の税制上の扱いと比べてみますと、所得税の人的控除なら三十八万円から、特定扶養親族控除六...全文を見る |
○吉井委員 百万円というと、今もおっしゃったパート収入の百三万円、このことが頭に浮かぶんですが、家庭の主婦がパートで年百三万円まで、自分に課税されないために、働く意思もあるんですけれども百三万円というところは、そこを超えると不利になるという問題があって、いわゆる百三万円の壁と言わ...全文を見る | ||
○吉井委員 百三万円の壁で、本当にやりくりその他苦労している主婦のパートの皆さんには、とても今の説明では、率直に言って説明にならないと思いますよ。 それから、利子に対する優遇制度という点で見ますと、老人マル優と比較してみると、これももともと非課税限度が元本額ですが、これに対し...全文を見る | ||
○吉井委員 金利六%にしろ、百万円という譲渡益に対する非課税ということになってきますと、それは六%の時代であっても全然違うということをまず言っておかないといけません。 ことし四月十七日の政府税調総会で、共同通信社長の松尾委員は、株式というのは、預貯金とは性格が根本的に違う、ハ...全文を見る | ||
○吉井委員 そういうことをおっしゃるのだったら、四月十七日の政府税調の総会で、時事通信社長の村上特別委員の方から、税制は、中立、公平を基本に論議しなければいけない、税制が預貯金より証券投資に向かうのを邪魔しているのかどうか、よく見ないといけない、株式とか投資信託というものは非常に...全文を見る | ||
○吉井委員 個人資産を株式市場に誘導する、なぜそうなるのかという必然性、合理的根拠、これは今のお話じゃとても説明になっていないと思います。要するに、合理的説明ができないというのがここの中心点だと思うんです。 次に、少し見ておきたいのは、証券広報センター等証券団体が実施した調査...全文を見る | ||
○吉井委員 柳澤大臣は、三月十五日の参議院財政金融委員会の方で、税制だけじゃだめだということをおっしゃっているんですね。個人投資家の信頼を得るために証券会社の営業姿勢を正すということが求められる。それなしには幾ら税制をいじくってみたって、これをやれば株式市場に誘導できるんだ、そう...全文を見る | ||
○吉井委員 預貯金にしろ証券市場に参入するにしろ、それは皆個人の選択の問題ですから、それをどちらにということを決めてかかっての議論をしているわけじゃありません。 それで、株券等の保管振替法一部改正の方では、短期社債振替法の方もそうですが、証券の決済システムを担う保管振替機関の...全文を見る | ||
○吉井委員 問題は、公益法人としての性格をきちっと果たしているかどうかということ。理事会とか評議会といった意思決定機関に書類を回すだけで、何のディスクローズもされていないという問題などが週刊ダイヤモンドなどでも指摘がありました。 ディスクローズが弱いから顧客に信頼されない、反...全文を見る | ||
○吉井委員 ディスクロージャーの問題は、競争の話とはまた別の話なんですね。これは、国の情報にしろ何にしろ、今本当に情報を公開しようという時代であって、それを徹底するということが大事なのです。 実は、八四年四月の参議院大蔵委員会で、保管振替機関を設立する当時の国会審議の中で、当...全文を見る | ||
○吉井委員 やはり公共性とか信頼性、公正さ、中立性の確保が一番大事なところで、この機関についても、そのためにもディスクロージャーということが非常に大事な問題ですよ。 最近発売された週刊誌などでも、この機関の天下りの方の高額給料の問題、金融庁が公表できないということで慌てて回収...全文を見る | ||
○吉井委員 大阪証券取引所で起こった不正事件の問題点を洗いざらい明らかにして、その上で断固とした処置をしなければ、公正な市場、一般投資家に信頼される市場というのは回復していかないと私は思うのです。辞職した理事長、副理事長の二人だけの責任に矮小化して、大阪証券取引所で起こった問題の...全文を見る | ||
○吉井委員 公共性を持ったところが、投資家からして本当に信頼できるものなのかどうかということを一番はっきりさせなければいけないのに、今のような答弁というのは、結局、信頼を得られるものにしようという立場ではなくて、臭い物にふたをする、こういう立場でしかありませんから、とてもそんな態...全文を見る | ||
○吉井委員 今の話は百五十九条の説明だけなのですよ。 個別取引にコメントできない、大体そう答えるというのは最初から予定していたのですが、一般顧客の取引ではない、最も公正であるべき市場を開設している取引所が不正を認識した上で行っている取引なのですよ。投資家や国民の前に明らかにす...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、金融庁や証券取引等監視委員会として、まず責任を持って対応するべきだというふうに思います。 大阪証券取引所の責任者の方は、要するに首になったわけですよ、理事長、副理事長。それから、売買注文を出したロイトファクスは解散させたわけですよね。しかし、これは当事者の一...全文を見る | ||
○吉井委員 ロイトファクスが仮装売買をした証券会社は三社あったのですね。あったというふうに聞いていますが、そのうち大和証券は、第三者が検査に入ったときに問題として指摘されるおそれがあるとして、売り買い同数注文、量的に多く目立つ、発注のタイミングが東西の証券取引所の売買高が拮抗して...全文を見る | ||
○吉井委員 大証の理事長、副理事長は要するに首なんですよ。ペーパーカンパニーその他、こういう不正取引にかかわるようなダミーの会社といいますか、ペーパーカンパニーとかこういうのをつくったのは、全部解散させたり処分しているんですよ。一方の側は処分が済んでいるんですね。もう一方、これは...全文を見る | ||
○吉井委員 法令に違反するも何も、きちっと調べてその上でどうするかということを決めなきゃいけないのに、何にも今答えていないわけですよ。 では言っておきますが、この調査委員会の中にその光世証券の責任者の方が入っていたんじゃないですか。 | ||
○吉井委員 入っていると言いながら、なぜ光世証券の代表の人が入っていたとはっきり言わないのか。 だから、調査委員会で何か厳正にやったようなお話ですが、その調査委員会にそもそもこの一方の当事者が入って調査して、理事長、副理事長とか大蔵のOBの天下り、天下りはまた別な問題としてあ...全文を見る | ||
○吉井委員 よくそんな答弁をすると思いますよ。 参議院で、同じ問題を二カ月ほど前にやっているんですよ。参議院で、法令違反の事実、しかしそれを事実と認めなくても、法令違反の疑いありという情報を得たら、直ちに二カ月間きっちり調査するのは当たり前じゃないですか。それを全くやらないで...全文を見る | ||
○吉井委員 差し控えるも何も、答える意思がなく調べる意思がないというんじゃ、とてもじゃないが、公正な証券市場というのはできないと思いますよ。 実際に、もともとペーパーカンパニーは活動していないんですよ。それは概要版にも載っているとおりなんです。ところが、五百万円もの資金だけは...全文を見る | ||
○吉井委員 何か、なぜはっきり答えないで隠したがるのか不思議なんですよ。まじめに調べる気があれば、あなたのところに全部資料は本当はあると思うのだけれども、全部集められるわけですから、そこにちゃんと秋山昌広さんとの契約書なんか全部出てくるわけですから。 それで、こういう形で取引...全文を見る | ||
○吉井委員 そんな個別取引だという言いわけは通用しませんよ。はなから解明しようという気がない。私は、何か悪意を持ってだれかをとか、大蔵省のOBを何かやっつけようとか、そんなけちなことをやっているんじゃないですよ。公正な証券市場、公正なルールをつくるのに何をしなければいけないか、そ...全文を見る | ||
○吉井委員 ぺらぺらの紙一枚で、これで報告を求めて何かちゃんとやっているような話では、そもそも証券取引等監視委員会が全く機能を果たしていない。これではとても国民的に信頼を得られるようなものにならないということを私ははっきり言っておかなければいかぬと思います。 私、今思い出すの...全文を見る | ||
○吉井委員 この問題は、法律違反が確定するとか犯罪性が確定すれば、司法が動くわけですよ。それははっきりしているのです、そんなことは。違法性があるかどうか疑いがあるということであれば、それを調べて、そして全部その調べた内容を情報公開して、ディスクローズして、そして本当に透明性の高い...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので終わりますが、そんな中途半端なことじゃとてもだめだ、国民の信頼にこたえられない、このことを申し上げて、質問を終わります。 | ||
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の短期社債等の振替に関する法律案、株券等の保管及び振替に関する法律の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案の三案及び衆法の金融機能の再生のための緊急措置に関する法律の一部を改正する法律案の、以上四案に反対する討論...全文を見る | ||
06月06日 | 第151回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 片山大臣とは参議院以来の国会での顔合わせかと思いますが、一つ、今の議論にかかわって、私は、まず拘束名簿式について、順番を決めるということに、日本共産党はKSDの幽霊党員も金も全く関係のないものですから、本来、政党が責任を持って、...全文を見る |
○吉井委員 これは六月一日の読売の夕刊にも紹介されておりましたが、大臣も見ておられると思うんですけれども、都道府県選管の担当者会議で、総務省が示した比例選立候補者名簿のサンプルを見て、これじゃ読めないなという声が上がったと報じられておりますが、実際、私もそうだと思うんですよ。大体...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、さっきも出ていましたけれども、やはりきちんと記載ボックスに掲示するとともに、記載ボックスに書いてあるものは見えるということですね。私も近視なんですよ。でも、ちっちゃい字は眼鏡を外さないとわからないんですね。弱視の方もいらっしゃる。どういう人にもよくわかるように...全文を見る | ||
○吉井委員 大臣は、自治省でお詳しいわけですが、今回の法案で、地方財政法第十八条では、国の自治体への支出金は必要かつ十分な金額を基礎として算定することが基本だということは、大臣がずっとやってこられたことですから、自治省のその分野のプロですから、よくおわかりのところです。 そう...全文を見る | ||
○吉井委員 そこのところをもう一遍よく聞いておきたいんですが、さっきもあったように、とにかく物すごく字が小さくなるんですよ、これまでとは違って。ですから、自治体としても、老眼鏡、弱視者用ライトとか拡大鏡とか、いろいろ準備しなきゃいけないということを考えているわけですから、これまで...全文を見る | ||
○吉井委員 次に、政府の方は、昨年来、IT革命、IT革命ということをずっと言ってこられたんですが、今やインターネットは、広く国民各層において各種の情報を知るために有効な方法として定着してきています。こうした状況のもとで、選挙運動におけるインターネットの解禁といいますか、具体的には...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、インターネットのホームページの利用について、総務省の今までの解釈も解釈なんですが、IT基本法を通してもらったのでというお話で、要するに、今後検討していくという方向ですね。 そこで、インターネットの活用というのは、政府がIT革命推進を強調してきたという立場か...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、選挙が済んでからということじゃなくて、もちろん時間もかかるでしょうが、しかし、選挙の前にもそれを本当に進めていくという立場で検討を始める、取り組んでいくべきだ、このことを申し上げているわけです。 それで、在外投票制度が昨年の総選挙から実施されているわけですが...全文を見る | ||
○吉井委員 インターネットを使って海外有権者ネットワークのニュースを見ることもできるわけです。実際に、海外にいらっしゃる方たちがインターネットで情報を交換しながら、昨年の海外在住者の投票の問題について、どこにどういう問題があったかとか、非常によく意見を交換していっておられるわけで...全文を見る | ||
○吉井委員 在外公館投票は、国内の投票所で投票するに近い形で投票できるわけですが、前回、ロンドンの大使館では、日本人が多いのに実施しなかったとか、投票するための手続面での利便性の問題があったとか、在外公館で投票しようにも在外公館まで相当の距離があったりとか、そういったことがイギリ...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。 | ||
06月11日 | 第151回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 この委員会は、名前のとおり、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会ですから、政治倫理の確立という点で、何といっても、まず今問題になってくるのはKSD汚職の問題ですね。これはきちんとしていく。 KSD汚職の核心とい...全文を見る |
○吉井委員 この問題が明らかになって、国会でも随分議論されて、もう半年になるわけですね。幽霊をつくった人は既に保釈で出てきているわけですから、だから、幽霊を捕まえるのは難しくても、幽霊をつくった人に、出てきているわけだから、まず実情をきちんと聞く、そういうことは当然やれるわけです...全文を見る | ||
○吉井委員 片山さんもずっと自民党の幹部でいらっしゃったし、参議院の大幹部でもいらっしゃったし、私もよく存じ上げております。ですから、それだけに、せめて幽霊をつくった人ぐらいとっ捕まえて、幽霊をどういうふうにしてつくったのかとか、幾らぐらいの党員を幽霊としてつくって、幾らの党費を...全文を見る | ||
○吉井委員 片山大臣の場合、所管としては総務省の分になるわけですが、ただそれだけじゃなしに、公益法人について扱っていらっしゃるところですから、KSD類似型の政官業癒着を断ち切る、こういう立場で、具体的に相当厳しい通達を出すとか指導を徹底するとかして、まずこの癒着を断ち切る具体的な...全文を見る | ||
○吉井委員 政官業癒着という問題については、断固とした立場で臨みますね。重ねて伺っておきます。 | ||
○吉井委員 KSD型の癒着、こういう政官業癒着については本当に断固として排除するということをやっていく、この基本姿勢が今まず一番大事だと思っているんです。 それで、KSDは法律上はもちろん公益法人で、その活動は、民法上の規定やら定款とか、それに基づく出資など、きちっとしている...全文を見る | ||
○吉井委員 公益法人で国等から補助金を得ているところが、そこがそれぞれの政党に、自分のところの設立目的、定款に定める目的に基づいて建議をする、陳情、請願をする、それは当然の政治活動の分野なんですよ。しかし、その働きかけに対して、政治献金という形で金を渡すとなりますと、これは全く違...全文を見る | ||
○吉井委員 次に、公益法人と政治連盟の関係です。 これは、牛島税理士訴訟最高裁判決などで割ときちっとしたあるべき姿はもう示されておるわけですよ。公益法人は、今も言いました陳情、請願、建議、こういう政治活動の自由は当然あるわけですが、特定政党への政治献金の自由というのはないんで...全文を見る | ||
○吉井委員 要するに、建議、陳情、請願を団体として行うことは、税理士会としてもともと可能な政治活動なんですよ。だから、別に政治連盟などの組織をつくる必然性はない。それなのに政治連盟をつくって、そこへ会費徴収を強制するというのは誤りだ。この会費の徴収に反対した牛島税理士に対して、税...全文を見る | ||
○吉井委員 要するに、私の言ったとおりなんですよ。 それで、次に伺っておきますが、日本医師会と日本医師連盟について、特別徴収四億円、開業医一人当たり一万円相当の徴収、これはマスコミ等でも紹介されておりますが、個別に見ていきますと、広島県医師会、富山県医師会の自民党費特別徴収問...全文を見る | ||
○吉井委員 さっき、政官業癒着については断固として臨むというお立場も示されたのかなと思ったんですが、えらい変な話ですね。 広島県医師会の速報というのがありますが、広島県医師会長真田幸三さんが「参議院選挙対策のための特別会費納入のお願いとお知らせ」というのを出しておられます。「...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、これは誤解を受けるやり方の、そういうやり方の問題じゃないと思うんですね。根本がやはり問題だと思うんです。 富山県医師会も同様の文書を出していて、自民党に九百五万円支出したというのが、これは決算報告などでも出てくるわけですが、本来、医師会あるいは日本医師会は公...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、そのとおりということだけれども、広島県などではこういう指導をしたとかいうんですけれども、問題は、会長名で文書の発出で済む話じゃないですね。一人一人のお医者さんに確認をする作業をきちんと行っているのかどうか。これはどうなんですか。 | ||
○吉井委員 一人一人の開業医にきちっとそのことを説明するということをやらないと、一片の文書を出して、そしてこれからきちんと峻別するようにしますとか、そんな話では全然だめだと私は思うんですよ。そういう話は本当に全国いっぱいあるんですよ。石川県医師会の総務課が扱っているもので、自由民...全文を見る | ||
○吉井委員 だから、大臣の話もちょっと混同しているんですよ。大臣の言っているのは、政治活動は政治連盟の方でやれるという話をあなたはしているわけで、そうじゃなくて……(片山国務大臣「いやいや、公益法人もやれる」と呼ぶ)公益法人は、あなたがさっきおっしゃったように、国から補助金をもら...全文を見る | ||
○吉井委員 日歯広報というのがありますが、日歯広報のナンバー千百十八号、これにはこういうふうになっているんですね。「日本歯科医師連盟に関するQ&A」というのがありまして、連盟を退会しようとするときどんな手続が必要ですか。これに対して答えは、日歯にとって日歯連盟は不可欠な存在であり...全文を見る | ||
○吉井委員 今もお話ありましたが、これは今鹿児島地裁で争われている内容でもあるんですね。つまり、歯医者さんも、どの党を支持しようと、あるいはどの党も嫌いという立場にお立ちになろうと、みんな自由なんです。内心の自由なんですね。これは大臣もお認めになると思うんですよ。その歯医者さんが...全文を見る | ||
○吉井委員 さてそれで、問題は、歯科医師会と歯科医師連盟という政治連盟のこの関係、実態においてこれは不可分一体、そういう関係にあるということを見ておかなきゃいけないと思うんです。 例えば学校保健医、休日当番医などになるには、医師会に入っている必要があるんですね。現場の医師会に...全文を見る | ||
○吉井委員 補助金を受け、やっている公益法人というのは、政治活動とか規制を受けるわけなんです。そして、私が言っているのは、その公益法人の個々の構成員がどの党を支持しようと、どの党に入党しようと何しようと、これは内心の自由なんです。その内心の自由をきちっと尊重するというのが民主主義...全文を見る | ||
○吉井委員 これは最近の問題なんですが、秋田県が調査すると、看護連盟秋田県支部と社団法人秋田県看護協会が、九四年から二〇〇〇年の間にわたって、これが問題になったのは九二年なんですけれども、協力金要請、後援会名簿作成、協会・連盟合同研修会案内など九回にわたって連盟の文書を発送してい...全文を見る | ||
○吉井委員 同じ厚生労働省で公益法人日本遺族会、直接その担当ですが、これは年間八億七百三十万円の委託費、補助金を受けているところですが、それが自民党の特定候補を公益法人として支援し、党員拡大をやらせるし、選挙での電話かけもやらせ、投票動員まで行っているという実態、自民党費まで遺族...全文を見る | ||
○吉井委員 何か都道府県のお話だけなんですけれども、日本遺族通信、これは財団法人日本遺族会、全国組織が出しているんですね。これのことしの二月十五日号では「二十一世紀最初の年 活動方針・事業計画固まる」という中で、ことし夏に行われる参議院通常選挙において、尾辻秀久本会副会長を三たび...全文を見る | ||
○吉井委員 補助金も受ければ、さまざまな利益も受けている、やっちゃならないところがやっちゃならないことをやっている。混同しているからの問題じゃなしに、一番の基本は、例えば官僚のトップの方が候補者になったっていいんですよ。なっていいんだけれども、その人は、一切その官僚組織は使わない...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、四年前、五年前にも立てかえたお金のことがこの間も報告されておりました。つまり、四年前、五年前に立てかえた金を、問題になるまで立てかえてもらっておったが、返金していなかった、これは決算がもう終わっちゃっているんですね。四年前、五年前の決算では返金しないまま終わっ...全文を見る | ||
○吉井委員 問題が起こるまで、一切調べなかったんですよ。調べたときには、随分多くのものがもう時効にかかっているんでしょう。だから、立てかえという表現は当たらないと思うんですね、正確じゃない。そもそも、立てかえというならば、これは決算前に返金される。決算前に返金されて、これできちっ...全文を見る | ||
○吉井委員 今しっかり調べてみたところで、過去の時効になっている分の処理というのは、これはなかなか大変なんです。 そもそも、やはり公益法人と、改良区自体は公益法人になってきますが、それと別に政治連盟をつくっておけば何をやってもいいんだというこの発想が誤りを犯すもとだったと思う...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。 | ||
06月13日 | 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 一昨年、特定融資枠契約法を制定した際に、法律の適用対象は大企業に限定されました。その理由について、提出者であった塩崎議員は、弱者保護のために利息制限法などで上限利息は定められているが、商法監査特例法上の大会社であれば、銀行と対等...全文を見る |
○吉井委員 コミットメントライン契約は、金融機関が貸し手としての立場の優位性を利用して、借り手の側に不利なといいますか、あるいは不当な契約締結を押しつけるというおそれがあります。 それは、法務省民事局の方が書いた論文の中でも、通常の融資申し込みに対してコミットメントライン契約...全文を見る | ||
○吉井委員 貸し渋りの横行の中で、中堅企業もその被害を受けていたことを考えれば、中堅企業なら金融機関と対等に交渉できるとは必ずしも言えないというのが実態だと思うのです。 日銀短観の、金融機関の貸し出し態度DIでは、近年若干改善は見られるのですけれども、しかし、資金繰りDIを見...全文を見る | ||
○吉井委員 法務省の方の指摘なども踏まえて、私は、中小企業へ広げるということについてはやめるべきだというふうに考えます。 次に、柳澤大臣にも伺っておきたいと思うのですが、東の大田区、西の東大阪市というのは、基盤的技術の二大集積地として、日本の物づくりにとって重要な位置を占める...全文を見る | ||
○吉井委員 商工ローンなどの問題について、あるいは銀行の融資態度の問題について個別具体の事例も挙げておきましたので、きょうはもう時間の関係でおいておきますけれども、やはりきちんとした対応をやっていただきたいというふうに思います。 次に、国際熱核融合炉、ITERに名をかりた大型...全文を見る | ||
○吉井委員 「むつ」の場合、二十倍になったわけですよね。 次に、高速増殖炉「もんじゅ」の開発までの高速増殖炉開発全体について見ていきますと、「もんじゅ」の当初計画では事業費が三千三百二十億円で始まったんですが、「もんじゅ」だけで今年度までで七千七百六十一億円要しておって、これ...全文を見る | ||
○吉井委員 いずれにしろ、五六年度以来ですと五兆八百七十四億円使ってきた。五兆円を超える物すごい金を使っているんですね。 「もんじゅ」中心に直接の高速増殖炉開発に投じたのが一兆四千億円を超えるわけですが、もちろんこれは、再処理工場でプルトニウムを抽出し、さらにMOX燃料をつく...全文を見る | ||
○吉井委員 一九五六年以来ですから四十五年やってきて、それで、今もお話があったように、柔軟かつ着実に進めるというお話はあっても、「もんじゅ」が商業炉につながるという見通しは今さっぱり立っていないのが実態だということをまず私はきちっと押さえておく必要があると思うのです。 そうい...全文を見る | ||
○吉井委員 国際的な約束はないにしても、とりあえず四千億の負担を日本はするんだということで言ってはるわけですよ。しかし、これは本当にどうなるかわからない。見通しをきちっと立てずに、今簡単にITER誘致、ITER誘致という話がありますが、それをやったときに、本当に「むつ」並み、ある...全文を見る | ||
○吉井委員 このITERの問題については、アメリカのDOEやら議会の判断とか議論というのは、私はなかなか傾聴に値する大事なものがあるというふうに思っているのです。 一つは、一兆円という当初の建設費の問題がありますし、それから、ITERというのは、システムが多くて、構造が複雑で...全文を見る | ||
○吉井委員 原子力船「むつ」にしても、高速増殖炉開発にしても、この計画そのものを国会で審議して決めるのではなくて、国会外で決めて、関係する単年度の予算だけ総予算の一部として審議するというやり方で進めてきて、財政破綻もそこから生まれてきたり、実験の行き詰まりを来したりとかしてきまし...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、質問を終わります。 | ||
09月21日 | 第152回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 過日の同時多発テロにおきまして、金融関係者を初め多数の犠牲者、被害者が生まれておりますが、心より哀悼の意を表し、そしてお見舞いを申し上げたいと思います。法と理性に基づいて解決するという国際的な世論の力を大きくして、そしてテロの根...全文を見る |
○吉井委員 条件に当てはまるものがあればというお話なんですが、実態として、当てはまるものはほとんど考えられないわけですね。それで、そこにはあえて触れる必要はないなどと議論をいろいろされたようですが、やはり中小企業については念頭になかったということが、私は一番、問題の一つではないか...全文を見る | ||
○吉井委員 中小企業、九九%を超えるところが、この要件でやるならば事実上対象にはなってこないということになりますから、逆に言えば、中小企業も対象になるようにするとすれば、中小企業についてはこういう要件が必要なんだということを、こういう要件でいくから対象になるんだということをやはり...全文を見る | ||
○吉井委員 そのバルクセールで外資が大きな利益を上げているとか、いろいろ念頭に置いてお考えなのかもしれませんが、ただ、今お話ありましたように、国会での議論の中でも、これを設けたというところには、公的資金の損失拡大を防ぐという大事な意味があったわけで、そうすると、買い取り条件の緩和...全文を見る | ||
○吉井委員 けさの報道にもありましたが、そういう中でかなり買い取り条件を変えていく、歯どめを外すという議論もあるという中で、例えば、簿価まで引き上げを求める声もあるが工程表では価格決定方式の弾力化にという表現にとどめる、そういう動きを伝えておりますし、これまでから報道によれば、R...全文を見る | ||
○吉井委員 これはおかしいと思うのですね。先ほどのお話からしてもそうですし、簿価で買い取るというやり方をやったら、これは本当に銀行への公的資金贈与という問題につながってくるわけですから、少なくとも金融担当の大臣としては、簿価で買い取るということはしないという考え方をやはりここで明...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、簿価で買い取ることはしないということを明言されるということが、やはり銀行への公的資金の贈与ということになってくるわけですから、そこは担当大臣としてはきちんとおっしゃる必要があると思いますよ。 | ||
○吉井委員 どこか別なところでいろいろな議論がある、それは議論は議論です。しかし、あなたは担当大臣なんです。担当大臣としては、そういうことはできない、これはやはりはっきり言わないと、それを担当大臣があいまいにするということでは、私は、本当に金融庁というものが役割を果たし得るのかど...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので締めくくらせていただきますが、バブル型の不動産とかそういう中小企業の話を今しているんじゃありませんで、やはり大事な物づくりのことを私は言っているんですが、八月十四日の日経になかなかのことを書いてあって、私、大事だと思ったんですが、「世界景気が回復に...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。 | ||
10月17日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。 銀行法について、さきの国会で、我が党の佐々木憲昭議員が、参入規制の対象が極めて狭い範囲に限定されている問題を取り上げました。改正案では、認可制となり監督対象となる銀行主要株主を原則二〇%以上保有の株主に限定する一方で、圧倒的多数で経営に...全文を見る |
○吉井委員 どういう規定を設けたという話に先立って、私が大臣に伺ったのは、この規定で弊害防止ができるのかという問題を伺っているんです。 | ||
○吉井委員 バランスの上でこういう法律にしたということなんですが、私が聞いているのは弊害防止はできるのかということですから、それで弊害を防止できるなら自信を持ってできるとお答えをいただいたらいいところなんです。 五三年に発足した国民相互銀行ですね、八九年に普通銀行、国民銀行に...全文を見る | ||
○吉井委員 報道もあり、紹介されておりますからそれはよく御存じの上での今お話だと思うのですが、この故小佐野賢治氏の紹介などでカミパレスグループの福一産業に融資を始めていったりなどして、このグループへの直接融資九十五億円、迂回融資百三十億円、これらが回収不能になっていったということ...全文を見る | ||
○吉井委員 その問題は次に聞きますけれども。 しかし、明確な運用基準を要するに示すということを私は聞いたら、それはしないんですよね。金融審の報告では、これは必要なときに特別報告を求めるだけでなくて、定期的報告を求めることも必要だと指摘していますね。法案ではこれは織り込まれてい...全文を見る | ||
○吉井委員 読み込んだというのは、あなたは読み込んでおっても、法律を読んだ人間は読み込んであることが読み込めないのだから、そういうむちゃを言ってはだめなわけで、やはり法案のどこにどう明示するか、だからそこを法律というものはきちっと示すことが必要なので、それでは国会に出してくる前提...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、現行法以上のものかどうかということで自己資本の何パーセントぐらいかをお聞きしようと思ったら、聞く前に、その数字は今検討中で待ってくれという話なんですが、本当に実効性のあるものにするにはどのように具体化するか、その数字の面からもどうきちっとしたものにしていくかとい...全文を見る | ||
○吉井委員 ヨーロッパの方でやっているぐらいのことをやはりきちんと示していくということが必要だというふうに思います。 逆に、銀行経営が悪化した場合に、主要株主は子会社たる銀行を支援するのが当然だというふうに思うんですが、しかし、改正案の方では、主要株主一般に子会社支援を義務づ...全文を見る | ||
○吉井委員 金融審報告でも、五〇%以下の株主に対してであっても、子銀行の経営悪化の場合に何らかの協力を求めるとしていたのではありませんか。だから、やはり何らかの協力を求めるということに依拠した、法律上こういうことをというのを、これを入れて全然おかしくないと思うんですが、ここはどう...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、法律規定なしにはなかなか子銀行支援ということになっていかないと思いますよ。外国においても、例えばイギリス、フランスなどは、コンフォートレターという手法で、一定の株主に対してあらかじめ支援の意思の確認を求めているということを考えると、改正案は、この点でもやはり極め...全文を見る | ||
○吉井委員 日新舗道建設と富士銀行の関係というもの、マスコミにも出ましたから、私もいろいろマスコミに出た分、その他調べてみました。 例えば三年前の九八年十二月、日新舗道が運転資金確保のために、役員を送り込んできているメーンバンクの富士銀行に融資の申し入れをすると、富士銀行側は...全文を見る | ||
○吉井委員 ことし一月以来、柳澤大臣は不良債権の早期処理、最終処理ということでずっと言ってこられたのですが、富士銀行のこうした、自己の債権の回収だけに走って、いわば偽計的な手法を用いて、中堅企業を倒産に追い込んでいったり下請が連鎖倒産に追い込まれるというふうな、こういうやり方とい...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、大臣、最後におっしゃったところなんですが、営業利益をきちんと出していて、常々、大体、これは建設省の方のランキングでもそこそこの企業でもあって、常時百億ぐらいの仕事を転がしているところです。ですから、大臣のおっしゃった、全然、ほとんどつぶれている、見込みないと...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、今度の日新舗道建設と富士銀行の問題などについても、個別具体の案件について、これをどう対応するかというのは、私も裁判官でも何でもありませんから、銀行には銀行の言い分があるなら、私もちゃんと聞く耳は持っております。 ただ、いずれにしても、ですから、大臣も関心を持...全文を見る | ||
○吉井委員 要するに、債務者区分の変更その他について、現場の方に徹底をしていただきたいというふうに思います。実際に、現場で、もう本当に三十年、四十年とやってこられた経営者の方が、そういうみずから今直面している問題を訴えておられることでもありますので、それはぜひ徹底をしていただきた...全文を見る | ||
○吉井委員 金融機関がグローバルに金融投機などの世界で効率よく稼ぐか、それとも、金融機関のこれまでからの公共性ですね、地域の血液として地域経済や産業を支え発展させるという点でどういう役割を果たすかという、私はこの根幹にもかかわってくる問題だと思っているのです。ですから、今の村田さ...全文を見る | ||
○吉井委員 個人向けの社債のデフォルトは、本邦初めてですね。 | ||
○吉井委員 それで、これは健全な証券市場の育成という点では重大な影響をもたらす問題だと思うのですが、マイカルの九百億の個人向け普通社債は、過去の公募債の破綻例から見て、このままいくと元利金の大半は返済されないという公算が非常に大きいと思うのですね。幾ら政府が個人投資家を中心とした...全文を見る | ||
○吉井委員 社債を買われる方が柳澤大臣のように非常に専門的知識も豊富の、そういう方であれば余り心配ないことなのかもしれないと思うのですが、先日、我が党に、マイカル社債問題について証券会社の心ある方からメールが寄せられまして、「マイカルの倒産により、初めて、個人の社債購入者が犠牲に...全文を見る | ||
○吉井委員 法令違反になるかならないか、そういうところだけで考えていますと、実際に証券マンの方のメールを御紹介しましたけれども、本当にそういう分野の知識が必ずしも豊富でない年金生活の方とかそういう方たちの中で、心優しいから、ノルマに追われて大変ですね、おっちゃん買うてと言われて買...全文を見る | ||
○吉井委員 まず私は調査を求めましたので、調査は調査できちっとやってもらいたいと思います。 マイカル債のデフォルトは、社債市場のさまざまな欠陥を浮き彫りにしたと思うんですよ。発行企業、投資家、証券会社、銀行などの市場関係者に社債市場の仕組みの点検が迫られているときだと思います...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。 | ||
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました銀行法等の一部を改正する法律案並びに同修正案に対し、反対の討論を行います。 反対理由の第一は、本法案がその条件を整え、促進しようとする一般事業会社の銀行業への参入、異業種参入の問題です。これには多くの弊害が伴うこ...全文を見る | ||
10月31日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 まず最初に、先日の参考人質疑の中で、佐々木憲昭議員の質問に対して、全国銀行協会山本会長、地銀協会平澤会長、第二地銀の一色会長、そして奥本証券業協会会長の皆さんから、銀行等保有株式取得機構をつくってほしいと政府に要請したことはない...全文を見る |
○吉井委員 柳澤大臣の方には、ですから直接要請はなかったということですよね。 そうしたら、塩川大臣の方に、この業界の方からこういう機構をつくってほしい、そういう要請というものがなされたのかどうか。これは塩川大臣の方に伺いたいと思います。 | ||
○吉井委員 いつの間にか大臣にならはったみたいやけども。 参考人の皆さんは、銀行の自己責任原則で持ち合い株を、市場の状況を見ながら、相手企業とも十分話し合って売却するという答弁でした。実際、前の西川会長らの記者会見などを見ておってもそういうお話がありましたし、現に銀行というの...全文を見る | ||
○吉井委員 その、いきさつはともかくというあたりは、我々の方は全然わからない話ですからね、いろいろ御事情はおありだったんでしょうが。株式買い上げ機構の、迷走したということで、いろいろな報道等もありました。 その中では、例えば日経の三月十日の社説では、「森政権末期のどさくさに紛...全文を見る | ||
○吉井委員 いずれにしろ、それは、春の段階から大臣のお考えが変わっていかれたというのは今のお話を伺っておってわかりましたが、要するに、別に業界の方が、自分たちで、自己責任原則でやるんだということも言っているし、やってきてもおり、そしてできるんだと言っておる中で、業界が求めているわ...全文を見る | ||
○吉井委員 事務局が報告するずっと前に事務局は当然そういう事態はつかんでいた。つかんでいたから報告もできたわけですが、暴力団等に千二百億円貸し付けて、その貸し付けというのは既に実質破綻先になっていたものでありますが、この日債銀に対して、資本注入それから特例資金援助、損失補てんが行...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、今のを合わせますと三兆八千六十四億円の公的資金が使われているわけですね。日債銀は破綻したわけですから、もちろん国民の税金は返ってこない。国民が日債銀を経由していわば暴力団に千二百億円支払わされたのと同じことになるわけですよね。 日債銀の経営者で暴力団に融...全文を見る | ||
○吉井委員 国民の税金が、本当に三兆八千億円を超えるものが消えてしまって、そして暴力団には千二百億円この日債銀から金が出ておって、返ってきたのは一億五千万だと。とてもじゃないがこんなやり方というものでは、私は国民の立場からして納得できるような話じゃないですよ。 九九年五月十八...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、私も言っておりますように、経営責任についても余りやかましいことを言うとということと、リストラについても余りやかましいことを言うとということを、それはそのことをきちっと言っておられるので、ですから、私は片方すっ飛ばして言っているわけじゃないので。 リストラ...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、問題が明らかになってからの法的責任の追及は当たり前だと思っているのですよ。それは、法の枠をはみ出してはこれはなかなか大変だ、道義的責任は追及できても。 今言っていますのは、リストラについて余りやかましいことを言うとというお話のくだりの部分、それは別にあなたの...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、率直に言って、こういう問題、もちろん、大臣が日債銀に対してそういうことを言ったということじゃないですからね、全金融機関を対象にして言っておる話だから。 ただ私は、これだけ問題が起こっている中で、本当にそういう、何か今のような言いわけのようなお話を展開しておら...全文を見る | ||
○吉井委員 これは、以前から私たち取り上げておりますが、例えば、財界系のシンクタンクなどでも、サービス残業をゼロにするだけでいい。サービス残業というのは残業しても残業代出ない分ですから、その分を残業代で支払うか、あるいはその分をサービス残業にかわって雇用に回すか。ワークシェアリン...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、昨日も夜のテレビの特集で、大田区の、東大阪と大田区というのは二大基盤的技術の集積地なんですが、大田区の物づくりに当たっておられる金属機械分野の製造業の中小企業家がテレビに出ておりましたけれども、今の深刻さというのはもう小泉不況という表現をとっておられました。小...全文を見る | ||
○吉井委員 一つは中小企業の実態、一つのそういうものもありますが、つまりそれは、追い込まれているというところをきちんと見ておかなきゃいけない。同時に、この間御紹介しましたように、都市銀行の偽計的なやり方での債権回収など、本当にひどい事態もたくさんあって、多重債務に改めて追い込まれ...全文を見る | ||
○吉井委員 それは、人件費の違いを言ったら、昔から違うんです。人件費が安いだけだったら、とっくの昔にもう行っているわけなんです。生産性とか、それはそれだけの問題じゃないんですよ。もともと日本の自動車、電機を中心とする輸出大企業というのは、輸出上位三十社だけで輸出総額の五〇%を占め...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、それを考えないと、村上説じゃ、それは展望が出ない、このことを申し上げて…… | ||
○吉井委員 ちょっと待てよ、おい、それ。今の暴論、何だ、それは。いや、ちょっと待った。 | ||
○吉井委員 そんな、とんでもない、反共攻撃の場に使うというのはけしからぬよ。 | ||
○吉井委員 大体、そんなもの答弁になってないよ、それは。 | ||
○吉井委員 答弁じゃないし…… | ||
○吉井委員 大体、そんな暴論を吐いて、暴論を吐いて他党を誹謗するなんというようなことはとんでもないよ。けしからぬ話だよ、それは。そんなものは許せないよ。 | ||
○吉井委員 中国が中国の道を行く、日本は日本の道を行くわけで、今の答弁、全然関係ない話だ、そんなの暴論だよ。答弁にも何にもなってないじゃないか、そんなものは。単なる暴論にすぎない。 | ||
○吉井委員 しかも、中身のないことを言って、それで日本共産党を誹謗中傷するなんというようなことはとんでもない話だよ。僕は納得できないよ。 | ||
○吉井委員 ちょっと、余り失礼な言い方しちゃだめだよ、委員長も。 時間が参りましたので、これで終わりますが…… | ||
○吉井委員 もっと紳士的に、紳士的にちゃんとやってもらわぬと困る。 | ||
11月06日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号 議事録を見る | ○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の租税特別措置法改正案並びに民主党提出の同修正案に対する反対討論を行います。 政府提出の改正法案に反対する第一の理由は、実体経済の回復や証券業界の信頼確保という本質的な問題の解決抜きに、キャピタルゲイン優遇税制によって一般国民を...全文を見る |
11月07日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 きょうは私、最初に、旧長銀から現新生銀行に至るまでの間、投入した公的資金が一体幾らで、資本増強、特例資金援助、損失補てん、金銭贈与、瑕疵担保特約関係などありますが、それぞれ一体幾ら公的資金を使って、そのうち返ってくるのは幾らか。...全文を見る |
○吉井委員 それで、結局使い切りで八兆九千億ということで、さらに瑕疵担保関係で、この瑕疵担保特約を使って相手の方が引き取りを求めてきたときにさらに負担がふえるということで、これは本当に非常に大きな国民の負担というものが出ているわけです。 そこで、大臣に伺っておきたいのですが、...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、ですから本来、日本の経済、国民生活に貢献をしてもらうということは非常に願っていらっしゃったところだと思うのですが、こういう点で、十月四日に金融庁から、公的資金投入に伴う経営健全化計画で示した中小企業向け貸し出しの増加目標を達成できなかったとして、新生銀行に業務...全文を見る | ||
○吉井委員 この業務改善命令を出して、それで達成される保証があるのかどうかということですね。この実効性というものは何によって担保されるということになっているのですか。 | ||
○吉井委員 体制の問題だけなのかというところが、やはり見ておかなきゃいけないところだと思うのです。 重大な点としては、先ほど他の方の質問に対して森長官答弁の中でも出てきておりましたが、新生銀行がこの間、要注意先企業からも回収を求めているという問題ですね。 そこで、あらかじ...全文を見る | ||
○吉井委員 私、ここは非常に問題になっているときですから、やはりきちんとつかんでもらわなきゃならぬと思うのです。 他の銀行の査定では不良債権に当たらない要注意先債権も回収対象にしていた。そうすると、この融資回収通知を受けた企業は借りかえを拒否されていくことになりますし、遅延損...全文を見る | ||
○吉井委員 大臣のおっしゃったとおりだと思うんですよね。この契約もあれば計画も出しているわけだし、その大前提をそもそもちゃんと守らないからこんな問題が出てきているわけで、それに対して行内管理体制の整備ということを言っても、果たして本当にやらせる担保があるのかどうか、そこが今非常に...全文を見る | ||
○吉井委員 大臣の常識も最初の期待も、なかなかそのとおりいっていないというのは、本当にここは大変なところで、本来金融機関が、中小企業その他をつぶすんじゃなくて、全く破綻しているのは別ですけれども、どうして生かしていくかというときに、要注意先までどんどんもう破綻に追い込んでいく。 ...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、結局この出発点にかなり問題がある、本当に大きな問題があると思うんですよ。ひもつきでやっているから仕方がないという話なんですが、しかし、全部国民が負担しているんですよ。そういう説明じゃ、国民の立場からしたらとても納得できるような話じゃない。私は、そのことを言わなき...全文を見る | ||
11月12日 | 第153回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。私は、きょうは雇用対策について質問したいと思います。 今、リストラにより働き盛りのお父さんが失業して、子供が学校の授業料を払うのも大変、進学を断念するなど、家族を含めた痛みというものが広がっています。完全失業率五・三%、内閣府の試...全文を見る |
○吉井委員 この大失業の状態の中で、自動車、電機大手の二十社とNTTと合わせますと、約三十万人の新しいリストラ計画というのが出されてきております。この三十万人の大リストラ計画を進めていくのに伴って、実は関連する中小企業の倒産や失業というものが新たに加わってまいりますから、失業率は...全文を見る | ||
○吉井委員 今おっしゃったので、一つだけ御紹介しておきますと、私が例えば富士通で言った九千七百名というのは、これは人員削減の数なんです。異動などを含めた対象人員というのは二万一千百名だ。これは、総理もインターネットで見られたらすぐわかる話なんです。 ですから、今大事なことは、...全文を見る | ||
○吉井委員 その個別の企業だけでできる話かどうかということが、今問題になっておるのです。 NECや東芝や富士通など多くのIT企業を擁している静岡県ですが、十月県議会で、雇用を守ることは企業と経営者の社会的責任であるが、雇用問題の解決を個々の企業での対応に任せるだけでは不十分だ...全文を見る | ||
○吉井委員 先ほど御紹介しましたように、富士通の場合で見ても、あるいは電機大手各社、ことしの三月に大きな経常利益を上げて、内部留保も六社で八兆余り蓄えて、十分もうけて利益を上げて、来年少し下方修正だといっても、リストラをやって、再来年は一社だけでも四千億の利益を上げていこう、そう...全文を見る | ||
○吉井委員 国連の勧告も無視すれば、大体、先ほど来紹介していますように、今大規模なリストラをやろうとしている企業は、ことし三月にはうんと大きな利益を上げて、来年三月には少し下方修正するからといって大規模なリストラをやって、二〇〇三年にはまた巨大な利益を上げる。もうけのために大量の...全文を見る | ||
11月13日 | 第153回国会 衆議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 私は、最初に、先日発生いたしました浜岡原発一号機の事故及びその後明らかになってまいりました機器の故障といいますか、これらの問題について伺っておきたいと思います。 それで、浜岡原発一号というのは、七六年三月十七日が運転開始です...全文を見る |
○吉井委員 随分長いお話をされたんだけれども、結局、東京電力の第一原発六号機で、茨城県沖地震で震度四で蒸気逃がし小口径配管の破断事故が起こっておったりとか、あのときは東京電力は震度六で設計しておって破断してしまっているんですね。それから、私も二年前に調査に行きましたが、日本原電の...全文を見る | ||
○吉井委員 要するに、老朽化したものについての実証試験なんてやっていないんです。このことは一つの事実です。 それから、定期点検をやっているから大丈夫かといったら、定期点検と定期点検の間にこれまで幾つもの事故をやっているわけですから、定期点検をやれば大丈夫ということにならない。...全文を見る | ||
○吉井委員 松浦委員長、会議がおありということですから、次のテーマに移りますから退席していただいて結構です。 それで次に、今問題になっております、中小企業の下請企業が大変だという問題です。 昨日は雇用の面から今日の問題を取り上げましたが、私、最近も各地の調査に回りまして、...全文を見る | ||
○吉井委員 まあそういうお話でこの二十年来聞いてきたわけなんですが、現実にどうなってきているかというところが大事なところで、一九九一年と、九七年のデータでも以前国会で質問したことがありますが、最近の、二〇〇〇年のデータも含めて少し見ておきますと、国内の投資と海外直接投資がどう変わ...全文を見る | ||
○吉井委員 安易に雇用調整してはならないといっても、現実には今本当にすさまじいリストラ競争で大量に雇用が削減されていっている。このことは昨日議論しましたので、きょうはその問題はやりませんが。 今進んでいる状態について、先日、日刊工業はこう書いていましたね。IT不況が回復しても...全文を見る | ||
○吉井委員 日本の中小企業を初めとして、非常に研究開発をよくやって新しい製品を開発したとしても、今は最新鋭の機械を海外へ持っていっているのですよ。直ちにそれは世界的に展開してしまうものだから、かつてのようないわゆる雁行型、日本が進んだものをつくって、おくれたものを海外でつくる、そ...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので終わりますが、企業の社会的責任はきちんとやらなきゃいけない、このことだけ強調しておきたいと思います。 | ||
11月28日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。本日は、四人の参考人の皆さん、大変お忙しいところ、どうもありがとうございます。 私、最初に富士銀行の方に、昨日お話をしておきました日新舗道建設にかかわって伺いたいと思うのですが、これは内容は、何を聞くかというお話もしてありますし、...全文を見る |
○吉井委員 いずれにしても、この日新舗道建設の問題は国会でも、衆参でも取り上げた事例でありますが、やはり役員も送り込んでいらっしゃった会社について、自分のところの債権の回収に走るだけで、その企業自体が利益も出している会社で、常時百億ぐらいの仕事が転がっているような会社です。公の仕...全文を見る | ||
○吉井委員 新しい商品の開発とか、これからどうするかということも当然あるわけですが、しかし何といっても、百万近い被害者を出してしまっている、その被害者の救済をどうするのか、そこが非常に大事なところだと思うのです。 椎名麻紗枝参考人に伺いたいのですが、金融商品の被害者を救済する...全文を見る | ||
○吉井委員 それから、諸外国によっては、情報公開の中で銀行の資料が被害者の側あるいは弁護士さんの側に提示される例もあるやに伺っておりますが、そういう実例など、椎名弁護士、参考人のかかわってこられたものの中で、御経験などおありであれば聞かせていただきたいと思います。 | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、高木参考人にはせっかく来ていただきながら質問できなかったことをおわびして、質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 | ||
11月30日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 私は、最初に、相沢提案者の方に伺っておきたいと思います。 九八年十月六日の参議院の特別委員会の質疑の中で、こういうやりとりがありました。日本共産党の笠井委員の方から、一般金融機関を不良債権買い取りの対象にするという規定は、与...全文を見る |
○吉井委員 ですから、立法時からワンセットなのですね。 そこで次に相沢提案者に伺っておきたいのですが、今回、金融再生法第五十六条を改正して、時価買い取りを認めるというわけですね。そうすると、現行法が買い取りを時価と規定していない理由は一体何なのか。やはりこの点でも、当時の立法...全文を見る | ||
○吉井委員 法律というのは、法文そのものとともに、やはり立法時の国会答弁、立法趣旨は何なのかということが逐条解説のときに非常に大事になってくるわけですね。 それで、当時の答弁にはっきりしているんですが、これは九八年十月二日の衆議院の特別委員会での提案者の答弁にありますが、「最...全文を見る | ||
○吉井委員 そうすると、今、この立法者の趣旨の中で、「二次ロス等の危険をはらんだ金額、高目の金額で買ってもらっては困る。何があっても損をしない、非常に安い価格で買っていただくということを前提といたしております」ということで、要するに時価という規定を盛り込んでいないわけです。 ...全文を見る | ||
○吉井委員 いろいろおっしゃったわけですけれども、ただ、今もおっしゃったように、要するに運用上の努力、それから、これから議論には入るわけですが再生業務を通じて利益を上げるとかいろいろな考えでもってという、あくまでも運用によってとか、再生業務をうまくやればこうなるのじゃないかという...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、今度の改正案でさらに踏み込んで、国民負担増を容認する立場に転換したと私は見ることができると思うんですが、ただ、これは、健全金融機関から不良債権を買い取ること自体が銀行救済だという議論は当時からもありましたし、最近でも、あるマスコミの九月のものですが、これは銀...全文を見る | ||
○吉井委員 私は、これは大問題だと思うんですよ。ちょっと、それでいいのですか、その提案者の方。 提案するときに、内部の議論は内部の議論、表に出てこないんです。しかし、公式の答弁、立法趣旨というのは、内部の議論を踏まえて提案者がきちんと提案したことが、その答弁が立法趣旨であって...全文を見る | ||
○吉井委員 適切でないとすればじゃなくて、これは適切でないのです。なぜならば、これは、政府が提案する場合でも、大臣の言っている立法趣旨についての答弁と、そして政府参考人として出てきた局長の答弁が全く違ったら、それは新しい法案をどう運用していくかという、まさに逐条解説に当たって大事...全文を見る | ||
○吉井委員 要するに、今度は、当時の立法者の答弁を全面的に変えるというのが提案だということですが、絶対に二次損失が出ない価格で買うからこそ税金による銀行救済にならないという答弁だったのです。当時の提案者の立場に立てば、二次損失が出るような可能性を持つ価格で買うということは、これは...全文を見る | ||
○吉井委員 先ほど紹介しましたが、例えば時価などという言い方で二次ロス等危険をはらんだ金額、高目の金額で買ってもらっては困る、何があっても損をしない、非常に安い価格で買っていただくということを前提としているんだというのが五十六条の立法者の趣旨でありました。それは皆さんの、提案者の...全文を見る | ||
○吉井委員 そういうビジネスが今生まれているというのは私も知っているんですよ。知った上で聞いているんですからね。ただ、それは、銀行が本来みずから果たす機能を果たす、役割を果たすということを銀行はやる。別の民間の企業が、それがおいしい話になるということで事業を展開される、これは現に...全文を見る | ||
○吉井委員 経営者の責任はどこか飛んでしまっって、負担だけが国民に回ってくるというこのやり方がいよいよさらにこの面からも進むわけですが、私、鬼追社長にお伺いしておきたいのですが、改正案を受けて、RCCに設けられる企業再生本部、既に始まっている委員会がありますが、企業の再生可能性を...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、銀行の方からRCCにたくさんの人が行っておられるわけですね。先日も御答弁ありました。自分の銀行で、銀行の方はよくわかっておるわけですね、この中小企業はもう無理だとか。それを、今度はRCCの立場では、その人が、時価ということなんですが、高値で値をつけて買い取ると...全文を見る | ||
○吉井委員 大企業という言葉にこだわられるんだったら、大手企業という表現でもいいんですが、ゴルフ場や百貨店や総合病院などであって、中小企業という範疇にはならないのがレクチャーでお聞かせいただいた内容でした。 それで、次に、これは相沢提案者ないしは柳澤大臣に伺っておきたいんです...全文を見る | ||
○吉井委員 政策投資銀行の方も負担ということになるわけです。ですから、国民負担の道はちゃんとつくられているわけですが。しかし、先日来議論がありましたが、失敗したときの責任は結局だれもとるということにはなっていない。今だれが責任をとるという御答弁もありましたが、結局だれも責任をとら...全文を見る | ||
○吉井委員 先日の議論の中でも、顧問弁護士の六十三名の方が一人平均二千百万円の年間の収入ということもありましたが、一方で、回収を受ける側の中小企業の方の中には、本当に、三万、四万、五万という、月々きちんきちんと整理回収機構の方に入れていくだけでも大変という方がたくさんいらっしゃる...全文を見る | ||
○吉井委員 提案者の自民党の方、半数以上いらっしゃるのですかね。 それで社長、具体的には応援というのは分割返済とか、この方の場合四十万円きちんきちんと払っておられる。この方の場合はきちんきちんと四十万円ずつ払っておられる例なのですが、分割返済とか返済期間を長期にするとか、やは...全文を見る | ||
○吉井委員 本当に、ちょっともう少し情のあるところを私もと思うのですが。 RCCが言う約定どおりというのは、RCCが債権回収専門機関ということで追加融資をしない、それから不況の深まりなどで経営環境が急速に悪化しておってもなかなか条件変更にまず応じない。それから、とにかく自宅を...全文を見る | ||
○吉井委員 相談室も大事なんですが、しかし何といってもこの現場の人たちが、一人一人がその気でやってもらわないと、私、この一例を個別の案件として社長にお聞きするんだったら、個別案件としてだったら事前にちゃんと全部言っているんです。そうじゃないんです。こういう例がごろごろしているんで...全文を見る | ||
○吉井委員 いずれにしても、無制限、無条件の公的資金投入につながっていく、この点では税金による究極の銀行救済じゃないか、そういう内容が浮き彫りになったということを指摘して、時間が参りましたので、質問を終わります。 | ||
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、金融再生法の一部改正案に対する反対討論を行います。 まず、本案の提案者及び与党の姿勢は、最初から真剣に成立させようというものではありませんでした。提案者側の与党議員が三名しかおらず一日目は空転、閣法の大臣に相当する筆頭提案者の無断欠席に...全文を見る | ||
12月13日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号 議事録を見る | ○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。 私、最初に、今ちょうど来てもらいましたが森金融庁長官の方に確認しておきたいと思います。 三日の予算委員会で佐々木憲昭議員の質問に、「銀行が、不祥事件だとか、あるいは、そこまでいかなくても社会的批判等を受けるようなことをやって...全文を見る |
○吉井委員 それで、バブル期に銀行は紹介融資、提案融資などむちゃをやって、今たくさんの金融被害者を出している問題をこの委員会でも紹介いたしましたが、きょうは、善良な市民が知らない間に総会屋の借金の保証人にされ、今住んでいる住居ビルを取り上げられようとしている、こういう形の不良債権...全文を見る | ||
○吉井委員 あらかじめレクチャーのときにも懲役刑も聞かせていただいておりますから、そういう刑罰を受けたということもそのとおりだと思います。 次に法務省の方に伺っておきたいと思うんですが、総会屋と企業活動や関係について、八二年施行の商法改正で、利益供与した会社幹部及び供与を受け...全文を見る | ||
○吉井委員 三和銀行が、このキリンビール事件で逮捕されて名前が既に天下公知のこととなっている総会屋オフィス大矢の代表大矢秀利という人物に送った金の入金表の一部がありますが、これは関係者の方からお借りしたもののコピーの一部です。新聞記者の方などが調べたところでは、一九七六年ごろから...全文を見る | ||
○吉井委員 それで、株も持っている方なんですが、そこで、金融庁監督局銀行第一課の方には、この大矢——この利という字をトシと読めばトシスケとなりますが、利助さんの娘さん、正子さんから、ことし八月以来、三和銀行と総会屋との関係も含めて調べてほしいという要請がありましたが、総会屋との関...全文を見る | ||
○吉井委員 まあ、調査中ということです。 それで、冒頭に森金融庁長官に確認しておきましたが、銀行が不祥事件、社会的批判等を受けるようなこと、耳に入れば、必ず事情を聴取、極端な場合は二十四条報告をかけるということであります。また、去る十一月二十八日のこの委員会で、三和銀行の室町...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、最初に森長官のこの間の答弁を確認させていただいたんですが、不祥事件、社会的批判等を受けるようなことをやっていることが耳に入ったら必ず事情聴取等をやるということですから、そうしたら、この間答弁された森さんからお聞きしておきましょうか。 一つは、やはり総会屋...全文を見る | ||
○吉井委員 一般論の話とともに、具体的に今調査中ということですからこれは進めてもらうとして、後段の方、これは室町頭取もここで答弁しておられるので、その立場で話をきちんと、これは実際に解決するのは銀行の方の話ですから、それを促していくということで、それもあわせてされますね。後段の答...全文を見る | ||
○吉井委員 そういうことで、私の意というよりも、社会的公正、正義を回復するということで、私は、やはり裁判といっても、この間も弁護士さんから参考人としての御意見がありましたけれども、被害者側が立証しなきゃいけない、こういう困難な中で司法手続だけでは百万と言われる非常に多くの金融被害...全文を見る | ||
○吉井委員 国のことですから、つかさつかさがあるのはわかり切った上で言っているのです。しかし、金融の分野で被害者が出ないためにも、実際に金融機関がおかしくならないように、おかしいことをしないように、もしやったらそれを正させるようにするということを通じて、被害者の救済につながってい...全文を見る | ||
○吉井委員 ですから、端的に伺います。もう一遍伺っておきますが、そういう不況のトンネルを抜けるまで、非常に苦しんでいるまじめな企業、こういう中小企業を不良な企業という見方はしませんね。また、そういうところの抱えている債務を不良債務とは見ませんね。 | ||
○吉井委員 それから、九九年秋に中小企業基本法を変えて、ベンチャー企業と一部優良企業を支援するのがこれからの中小企業基本法だというふうにしたわけです。 実は私、四日ほど前に東大阪の新規創業した中小企業から話を聞いてきたんですが、だから皆さんが創業だ開業だとこれまでずっと盛んに...全文を見る | ||
○吉井委員 実は、ことしの中小企業白書の中でも書いていますが、開業率は増加しているものの廃業率の増加の方が顕著である。何しろ物すごい状況は悪いんですね。せっかく皆さんが創業だ開業だ支援するといっても、現実には廃業に追い込まれておるところが物すごい多い。ですから、そういう中で、そう...全文を見る | ||
○吉井委員 創業、開業もそうなんですが多くのところは、現にやっている中から新しく業を起こしているとか、そういうところも結構多いわけなんです。この既存の企業についても、まじめに一生懸命やっているんだけれども何しろ消費不況で注文が入らないから大変とか、そういうところが廃業にどんどん追...全文を見る | ||
○吉井委員 中小企業庁の意気込みはわかりました。 しかし、現実に地域金融機関がどうなっているかというのは一方であると思うんです。信金、信組というのは、営業マンが足で地域を回って、物的担保能力は余りないんだけれども、地域の個々の中小企業の総合的な実力を本当に評価する目ききの力を...全文を見る | ||
○吉井委員 そうおっしゃったんですが、現実には、ことし一月以来、二十七組合、七金庫がこれまで破綻と本当に異常な状況ですね。ことしの十月の中旬以降、八週連続、信金、信組の破綻ですね。これは、検査マニュアルによって、そして引当金を積みなさいということで、どんどんどんどん破綻に追い込ま...全文を見る | ||
○吉井委員 時間が参りましたので、私、きょう後段で提起しました地域経済に係ってくる中小企業金融、地域金融の問題、これは今本当に深刻になっています。信金、信組もこれだけ短期間に連続的に破綻してしまって、それに伴って中小企業は面倒を見てもらえなくなっているという現実は実際にありますか...全文を見る |