吉井英勝

よしいひでかつ



当選回数回

吉井英勝の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  景気対策として二次補正を出してこられたわけですが、帝国データバンクのレポートでも、〇一年の倒産件数、戦後二番目の一万九千四百四十一件、負債総額も二番目の十六兆二千百二十九億円など、本当に深刻な実態だということは各種のデータで示さ...全文を見る
○吉井委員 財務大臣も大阪の実態はよく御存じのことと思いますが、もちろん農家の方の問題もあるんですが、都市部ですと本当に深刻な事態で、これは、その損失をどう償っていくかということまで含めてやはり相当のことを考えないと、深刻な問題が出ておりますので、私は、これは政府として特別の取り...全文を見る
○吉井委員 とにかく、もともと不況の上にBSEの問題で、これは農水省の、やはりもともと九六年の段階での対応のおくれから随分本当に被害が広がっておりますから、今大臣おっしゃったように従来型ではもうあかんというところへ来ておりますから、これはやはり特別の取り組み、対策というものを政府...全文を見る
○吉井委員 今、信用組合の方でお聞かせいただきましたが、要するに、正常先であってもRCC送りになっているという例がまずあるということなんですね。  それで、破綻金融機関の資産の中でRCCへ行った資産というのを金額ベースの方で見ていきますと、これは時間をとりますから私の方から、も...全文を見る
○吉井委員 破綻した金融機関で整理管財人が入られて、そこがまず監査法人の方に振り分け等をお願いして、その報告書に基づいてもちろん整理管財人が振り分けをして、そして受け皿金融機関なんかとも話をしていかれるんです。それは大臣のおっしゃっているのを私もよくわかった上で聞いていますので。...全文を見る
○吉井委員 はずだというお考えも、そういうふうに見られるのもそうなのかもしれないけれども、実態としては、実際に短期間に振り分け作業をしなきゃいけない、物差しはあのマニュアルだ、そして、それでは個々の中小企業の実情については、これは本当に、地域の皆さん方が指摘していらっしゃるのは、...全文を見る
○吉井委員 基本のコンセプトが徹底されるようにやってもらいたい、こういうことですから。  それで、信組が破綻した後、いち早く自治体などが緊急融資を設けたりとか、あるいは自治体のその緊急融資の制度を利用しようとしても、今度は取り扱う銀行の方が、その破綻となった信用組合と取引してい...全文を見る
○吉井委員 それは本当に強めていただかないと、地域の中小企業が疲弊し地域経済崩壊、そういう心配など各地にありますから、私はそういう対応というものを、特に破綻した場合の緊急の対応で、善意かつ健全といっても、善意なんだけれども不況の実態のもとで、この間まで健全だったのが、その状況だけ...全文を見る
○吉井委員 今の預貸率のお話は、経済の実態が悪くなっているのでそれが関係しているという、おっしゃった部分、わかっているところがあるのです。  それで、自治体とか管理組合とかそこの割合というものが非常に大きい地域もありますので、私は、今どんな対策を準備しているのかということについ...全文を見る
01月28日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは法律案に即して順番に伺っていきたいと思いますが、まず、景気対策として二次補正予算を出してきて、小泉総理は従来型の補正はやらないということを言っておられました。  それでは、今回の二兆五千億円の財源、NTT株売却益で...全文を見る
○吉井委員 要するに、中身は従来型の公共事業なんですよ。  それで、ここでAタイプを使った補正予算について政府参考人の方に初めに伺っておきたいと思うのですが、このAタイプを使った補正予算四百十七億円の枠の中で、九九%に当たる中部空港が三百九十二億円、そのほかが二十五億円というこ...全文を見る
○吉井委員 ですから、結局ゼネコンなりあるいは共同企業体なりが例えば大規模団地造成を行うときに、開発区域内の道路、公園、下水道など共同施設の建設に要する事業費について借入利息をゼロにするということですから、これはゼネコンの応援そのものということになります。  問題は、そういうこ...全文を見る
○吉井委員 ですから、その予測しがたい破綻が起こったときに、今どんどんいろいろなところで破綻もあるわけですから、そのときはどういうふうに民都機構は償還資金を調達して返済していくのか。それがないと、国債整理基金の方に穴があいてしまいますからね。そこはきちっとしておかないといけないと...全文を見る
○吉井委員 ですから、結局それは民間金融機関の方がその分を債権放棄するなりなんなりするのでしょうが、結局それに対してまた公的資金で応援ということになってくると、これはまた新しい形での国民の負担というものを前提としなければ民都機構の方で穴をあけずに話が進むということにならないという...全文を見る
○吉井委員 Bタイプで直轄事業の例えば大学の校舎、研究施設の建設などを国の無利子貸付金の対象にするというものですが、これは本来もともと一般会計でやってくるべきことで、これから建設しようというのは、おくればせながらにしてもこういう分野では当然ということがあると思うのです。  緊急...全文を見る
○吉井委員 ですから、この国立学校特別会計から産投へ繰り戻しするとき、これは一般会計から補助金としてこの国立学校特別会計へ入れるということでしょう。つまり、一般会計から繰り入れるということでしょう。
○吉井委員 それで、一般会計から支払われる形になるわけですが、もともと一般会計に財源余裕があればこういう妙な形をとらずにするわけですね。あるいは、財源がない場合、国債発行をするということになるわけですが、今、国債償還財源を無利子貸し付けの形で使っておいて、国債整理基金特別会計に穴...全文を見る
○吉井委員 そのときの状況を見てというのですが、今の状況を見れば、ここは大臣、結局繰り戻し財源に、今の財政状況のもとでは、そのときに国債発行で賄っていくという、このことを考えないと、現実的な繰り戻しのめどというものはついてこないんじゃないですか。これは大臣、どうですか。
○吉井委員 それはもう全くの詭弁であって、現在の財政状況からして、そのときに、要するに補助金として入れるのを先へ延ばすだけなんだが、しかし、その財源、結局それは国債発行を考えるという以外にめどが出てこないわけです。  つまり、今、国債発行するか、今、NTT株の売却益を借り入れて...全文を見る
○吉井委員 先取りの是非を私は言っているわけじゃないのですが、しかし、いみじくも、要するに国債を将来発行する分をちょっと早目にやっているという趣旨のことを言っておられるので、まさにそういうものだと思うのですよ。  次に、Cタイプについても伺っておきたいのですが、八七年の法改正の...全文を見る
○吉井委員 宮崎のフェニックスの場合は、十万本の松を切り倒したんですね。物すごい環境破壊をやっているんです。  それで、大体、都市部に室内プールをつくればまだ話はわかるんですが、もともときれいな海岸のあるところに大規模な室内型のプールをつくるとか、発想がそもそもおかしいんですが...全文を見る
○吉井委員 要するに、リゾートの会社と地方が単独でやった周辺事業を合わせると、四千億円超えるぐらいの事業をやっているんですね。  破綻した、つぶれた会社をどう更生させるかという話は、外資が買ってどうするかこうするかの話がありますが、じゃ、その外資が全部借金をひっかぶってくれるん...全文を見る
○吉井委員 実は、青森県大鰐町のスパガーデン湯ーとぴあというリゾート施設をつくった大鰐地域総合開発株式会社は、町と町の公社で五五・五%を出資した会社ですが、七十三億五千万円の事業費で、借入金残高は五十二億八千万円。そのうち、DBJからのものが二十六億一千六百万円。半分ですね。 ...全文を見る
○吉井委員 今ちょうどおっしゃったように、債務保証をつけた。しかし、それを一〇〇%債権回収やると町そのものが破産してしまう、そういう状況にあるわけです。  それで、民活法、FAZ法などで同様に事業が次々進められましたが、例えばFAZの指定地域は全国で十八カ所。  福岡県と北九...全文を見る
○吉井委員 見込みは立っていても、そのとおりいくかどうかは別ですが、政策投資銀行は回収がうまくいって万歳というときには、今度は地方自治体とかほかで、その分、随分大きな負担をこうむるということになっているのが各地に見られます。  東京商工リサーチ情報事業統括本部長補佐の荒谷さんと...全文を見る
○吉井委員 先ほどもおっしゃったように、政策投資銀行が比較的リスクを回避しておられるのは、地方自治体などとの債務保証等によってかなり厳しくきちっと取り立てをするということができている。しかし、それは政策投資銀行にとってプラスのことが逆に地方自治体にとっては大変という事態が今各地に...全文を見る
○吉井委員 もちろん、そういう話は皆わかって聞いているんですが、要するに、破綻したら収益は出ないんです。そのときに、国民や地方自治体の住民に負担が生じないようにするんだという確約はできるのかということをお聞きしたわけですが、結局お答えできないわけです。  日本総合研究所の宮脇淳...全文を見る
○吉井委員 今申しましたように、この浜常以外の幹部OB税理士、これは、浜常問題は発覚してしまったのですが、今調べれば、発覚前に、こういう人はもういないのか、これを確認することが大事だし、もしおれば大変なことですから、それを調査されますねということと、やはりこういうことが起こらない...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
02月19日第154回国会 衆議院 本会議 第9号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、公債特例法案、租税特別措置法改正案について、関係大臣に質問いたします。(拍手)  昨年四月の小泉内閣発足以来、小泉構造改革による景気の悪化とあわせて、戦後初めてのデフレ、物価の持続的下落という現象が同時並行であらわれています。日本経済は...全文を見る
02月27日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、地域経済にとって大事な地域金融機関の問題について、きょうは質問したいと思います。  一月二十五日に、大阪の相互信金と千葉のふなしんが同日破綻しました。この信金、信組の破綻という問題、昨年の一月以来の一年間を見てみます...全文を見る
○吉井委員 ことしに入ってからの分を合わせますと五十三。しかし、例えば、地銀の一つなんかも、地域金融機関、実態としてそうですが、入れるともう少し変わってくるかと思いますが、いずれにしても、小泉内閣、不良債権最終処理、ペイオフ解禁ということを掲げて、やはり引当金を無理に、検査に入っ...全文を見る
○吉井委員 衆参の財金の委員会で、うちの党は、これまでから随分、現場の検査の実態というのを御紹介もし、本当にひどいやり方だということも明らかにしてきました。昨日も予算委員会で塩川議員も質問しておりますが、しかし、予算委員会では、与党の議員の方からもひどいという声が出ていますよ。 ...全文を見る
○吉井委員 今のお話を伺っていると、検査マニュアルはいいんだ、いろいろな中小企業の配慮もしているんだ、しかし問題は、検査に行った職員が悪いんだということにしか聞こえてこないんですよ。現実にどんどんどんどん破綻しているんですよ。  しかし、普通は、検査に行かれる方が、こういう言...全文を見る
○吉井委員 国際金融の世界で活動する金融機関と、地域で本当に伝統産業や地場産業を含めて中小企業としてその地域経済を成り立たせていっているその地域の中小企業、そこに着目すれば、今のお話を聞いていますと、何か担保主義中心なのですね。担保物件だけじゃ話にならないのですよね。特に地域の中...全文を見る
○吉井委員 アメリカでは地域再投資法というのがありますね。やはりその地域の独自の役割に着目してその貢献をさせるということを、法的な仕組みをつくってやっているわけですよ。  ですから、そこへ力を入れたら、国際金融の世界で活動するものと同じ物差しでいったらうまくいかないというのは...全文を見る
○吉井委員 ハイリスク・ハイリターンの株式投資とは全然違うんです。  ここに、出資金の申込書、東都中央信用金庫のものがありますけれども、何にもそんな説明ないですよ。出資金は破綻したときには返還されませんなんというようなことは書いていないですよ。定期預金と同じように保証されます...全文を見る
○吉井委員 おどろおどろしいというのを、現場の声を聞かれたら、そのおどろおどろしい声、いっぱい満ちあふれています。本当に深刻な事態になっているということを大臣としてしっかり認識をしていただきたいと思うし、私は、この点では、資金の返還という問題については、これはきちんと金融庁として...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうはデフレ対策について伺いたいと思います。  ブッシュ大統領との首脳会談でも、小泉総理は、デフレ対策とそのための不良債権最終処理を加速させるという誓約をしておりますが、政府は、先ほど来お話ありましたように、本日、経済財...全文を見る
○吉井委員 私の声、結構すっと入っているはずです。  需要を喚起する政策というのは、しかし現実には具体的にないわけなんですね。ですから、需要不足がデフレの大きな原因だ、最大の要因だと言っておきながら、需要を喚起する方の政策がない、これではやはりデフレ対策ということにはなってい...全文を見る
○吉井委員 デフレの要因の大きな問題というのは需要不足だと言いながら、結局、需要対策の方、需要を喚起する政策というのが明確に出されていない。これじゃデフレ対策にはならないというふうに思うんです。  そうした中で、政府は、不良債権最終処理をデフレ対策として、先日の首脳会談でも約...全文を見る
○吉井委員 雇用、所得等が伸びて需要が進まないことには物が売れないわけですから、生産活動が伸びていかない、設備投資が伸びていかない、資金需要が生まれてこないということになってきます。  それで、昨年三月十六日に政府はデフレ宣言というのをしましたが、その三日後の三月十九日に森首...全文を見る
○吉井委員 昨年の六月二十一日の骨太方針では、不良債権処理がデフレ圧力になるということを認めていましたね。今度、デフレ対策で不良債権最終処理ということが言われたときに、せんだって、二月十九日の全銀協会長の山本さんの記者会見ですが、不良債権の処理が進めばデフレが消えるというロジック...全文を見る
○吉井委員 不良債権最終処理を進める、倒産、失業、雇用、所得の落ち込み、需要の落ち込み、設備投資が進みませんから資金需要が落ち込んでくる。  現実には、デフレがどんどん深まっていく中でどうなってきたかといえば、昨年三月末から昨年の九月末にかけて、二兆五千億円、担保処分をやって...全文を見る
○吉井委員 柳澤大臣と参議院の方でもこの議論があったので、覚えておられると思いますが、単なる公的資金注入の場合は返済義務が前提となるわけですね。RCC経由の場合であれば、RCCの場合は返さなくてもいい資本が注入される、こういう意味合いを持ってくることは確かです。この点でも、RCC...全文を見る
○吉井委員 これは昨年の議論でもやったことですが、もともとは二次ロスを出さないという買い取り価格、これがもともと当初の、まあ、私たちの考え方は、健全行からの買い取りというそのこと自体が銀行救済だと考えておりますが、それにしても、もともと、改正前の、二次ロスを出さない、つまり国民負...全文を見る
○吉井委員 それから、国債の買い入れの増額の話などもありますが、実際には、民間の銀行が貸しはがしに走ったりしているのが実態でもありますし、資金需要がないものですから、その分国債を買ったりする、銀行から日銀が国債を買い取ったりして資金を回そうとしても、それはなかなかそれだけじゃうま...全文を見る
○吉井委員 塩川財務大臣に伺っておきたいのですけれども、ですから、デフレ対策という点からすれば、金融の面での量的緩和、これをやってみてもデフレ対策の効果としてはない、期待できないということをやはりこれは認めなければならないと思うのですが、この点、塩川大臣のお考えを伺っておきたいと...全文を見る
○吉井委員 結局、デフレ対策としては、もともと一番の原因が需要不足なんですから、需要を生み出していく。ただし、その需要というのは、政府需要ということで従来型の公共事業の積み増しというやり方ではなくて、これはやはり国民の懐、家計を温める、国民の方の個人消費を伸ばすという、その需要を...全文を見る
03月05日第154回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  政府は、二月二十七日に、経済財政諮問会議でデフレ対応策を決定したわけですが、このデフレ対策として出したトップが「不良債権処理の促進」ということですが、しかし、この不良債権処理を進めればデフレを加速することになるということを政府は...全文を見る
○吉井委員 昨年六月二十一日の骨太方針でも、不良債権処理がデフレ圧力になると言っておりましたし、柳澤大臣、今もそうですが、せんだって、二十七日にも、不良債権最終処理をする場合、いわば全体としてデフレ的効果を持つ、時系列的には、即効的な効果としては、デフレの方が先に出てくるというの...全文を見る
○吉井委員 不良債権を処理するのは当たり前の話なんですよね。しかし、最終処理を加速するということでどんどんどんどんやっていくことが今問題なんですよ。それはデフレ対策になるのか。  せんだっても、この委員会で、公聴会のときに、小野阪大教授は、不良債権を処理すればするほど倒産と失業...全文を見る
○吉井委員 債権をどのように査定していくかという議論はまた後でやるとして、要するに、これは財務省の財務総合研究所のレポートの中でも示されておりますが、デフレが過剰債務に与える影響の方がはるかに大きいため、まずデフレを解消することが過剰債務問題を解決する上で重要であることが示された...全文を見る
○吉井委員 ですから、大企業がリストラをどんどんやりますと、これはますますデフレを加速する方向に行きますから、そこで、セーフティーネットを張る前に、何といってもリストラそのものを規制していくということをやらないことには、失業者はどんどんふえてまいります。  それから、社会保障の...全文を見る
○吉井委員 事実があったということですが、同じ一月二十五日に大阪の相互信金の破綻もありましたが、ここでも不動産鑑定士の評価は一〇〇%でなく、こちらも引き下げて、そして債務超過へ追い込んでいっていたという問題もありますし、それから、金融整理管財人の補佐人にも、ここも受け皿信金の大阪...全文を見る
○吉井委員 ですから、「ふなしん」以上にはっきりしてきたんですね。金融整理管財人が、金融庁が選任した人が、実は受け皿金融機関の顧問弁護士、確かに人と人とは別人になりますが、同じ法律事務所なんですよ。  こういうことになってくると、同じ一月二十五日に破綻した相互信金も「ふなしん」...全文を見る
○吉井委員 これはもう協議ももっと早くにやって、出せるようにするのが当たり前の話であって、だから、この信金、信組を金融庁として金融検査マニュアルに基づいてどんどんつぶしてきた。これは、昨年十二月四日の参議院財金で森金融庁長官は、ペイオフ解禁に向けてやっているんだ、翌々日の六日の日...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたのでこれで終わりにしますが、破綻させた上で被害を最小限にする、これは全然逆立ちしているんですよ。政策的に破綻させてきたということが大問題なんです。そのやり方というのは、デフレ対応策どころか、ますますデフレを加速させることになる、そうした誤ったやり方...全文を見る
03月06日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  税制で、所得再分配機能というものと、それから財源調達機能という大事な役割を考えておりますが、今日重大な問題は、バブル後のこの十年間に政府が進めてきた、所得税の最高税率引き下げなど累進緩和を中心とした高額所得者減税の方と、もう一つ...全文を見る
○吉井委員 平成九年とおっしゃったが、これは十年の、一九九八年のことだと思うんですが、それは、そのときだけの落ち込みで、すぐ回復しているわけですよね。  それで、やはりこういう所得再分配機能が弱くなったということ、それから税収の空洞化、よく大臣、税収の空洞化と言われますが、こう...全文を見る
○吉井委員 その点で、大臣は財政演説でも、最近、税負担の空洞化を強調しているわけですが、我が国の所得税課税最低限が高過ぎる、そのために働いている人のうち四分の一が所得税を負担していないのは異常だ、その空洞を穴埋めしなくてはならないという趣旨の発言を、今もそういう趣旨ですが、繰り返...全文を見る
○吉井委員 ですから、大臣、この非納税者というのは、最近四人に一人になっているということじゃなくて、バブル以前の、八〇年代初めの三分の一から見ると、非納税者率は減ってきて、逆に納税者数はふえているのじゃありませんか。
○吉井委員 その話は全然違う話なんです。  絶対数もふえ、率もふえているわけなんですから、納税者数はふえている、こういうことは当局の数字によってもはっきりしているわけなんです。  所得税の空洞化の原因ですね。これは非納税者が主要な問題ではなくて、この間、景気の低迷で所得が落ち...全文を見る
○吉井委員 今問題になってきているのは、景気低迷で所得が落ち込んでいるんですよ、現実に。これはもうちゃんと、はっきりしている話なんですから。所得が落ち込んで、そして最高税率の方もどんどんフラット化だといって下げてきたわけですから、その結果として国民所得に対する所得税負担率も低下し...全文を見る
○吉井委員 その話はゆっくりこれからやっていきますから。  ですから、大事なことは、非納税者が四人に一人になっている、こういう議論でもってそれで空洞化だとか云々というのはもう全然違う話であって、課税最低限以下の人から新たに税金を取るということ、それをやりますと、現在の納税者にも...全文を見る
○吉井委員 もっと以前の例を挙げてください。そんな小さい話じゃなくて、大きい、課税最低限がぐっと引き下げられたことがあるでしょう。
○吉井委員 ですから、調べてみますと、我が国で過去、所得税の課税最低限が引き下げられたというのは、小さい話じゃなくて大きい例で見ますと、それは戦前の戦費調達のために行われた増税の一環としてやったときだけなんですね。このときは、一九四〇年、所得税の大改正がありましたが、この改正によ...全文を見る
○吉井委員 物価が上がったというのは、それは戦後のインフレの話ですから。  それで、日本の課税最低限が国際的に見て高過ぎるという話をよくされますが、本当に日本の課税最低限は高過ぎるのかということが問題になってまいります。そこで、資料を配付していただきたいと思うんです。  財務...全文を見る
○吉井委員 そんなことを言い出したら、為替も一ドル八十円のときもありましたし。今日の為替レートでは全然違うわけですから、最初からきちんとした主要国の中での比較ということ自体ができなくなるじゃありませんか。  やはり購買力平価で計算するということが比較の上で大事なことで、OECD...全文を見る
○吉井委員 購買力平価の問題についてはもう少し進めていきたいと思いますが、その前に、この表で見ればイギリスだけ課税最低限が低く出ていますね。これは、低所得者に対して、就労世帯税額控除など、社会保障制度というべき手厚いかわりの手当制度があって、低所得者への税負担は事実上かなり免除さ...全文を見る
○吉井委員 ですから、簡単に課税最低限が日本は高いなどと言える話じゃないんです。  では、私は、少しおもしろい例を見ておきたいと思うんですが、現在の財務事務次官の武藤さんが、これは昨年一月号の雑誌「時評」の対談の中で言っておられますが、自分たちの賃金水準が国際的に高いかどうかは...全文を見る
○吉井委員 大蔵省内で研究会をつくっておられますね。学者の皆さんの討論の中で、ちょうど二年前になりますが、二〇〇〇年の三月七日の、大蔵省の二十一世紀初頭の財政政策のあり方に関する研究会、第六回会合議事録の中で書いてありますが、森信茂樹阪大教授、現在財務省財務総合政策研究所次長さん...全文を見る
○吉井委員 もともと、為替レートというのは、日本と海外の通貨の交換比率なんですね。ですから、日本と海外との輸出入の取引に伴う通貨の需給によって変動するものなんですよ。中長期的には、内外の輸出入等に係る貿易財の価格の比率になるものでありますし、また、為替レートというのは、貿易財の輸...全文を見る
○吉井委員 ですから、はっきりしていることは、人が人として生きていく暮らしというところをきっちり踏まえて考えていかないと、これは比較する上で全然意味をなさない。  英国にも類似の就労世帯税額控除という制度がありますが、アメリカの稼得所得税額控除制度などを参考に設計された制度で、...全文を見る
○吉井委員 歳出面の配慮ということとあわせて、これは、要するに、暮らしにかかわるものには税をかけない、その基本的な思想の上に成り立っているものですよ。それはあなたもお認めになっていらっしゃることですから。  最近、日本総研の蜂屋さんという研究員の方の論文で、「課税最低限の水準に...全文を見る
○吉井委員 ですから、いずれにしても、税の面と給付の面と両方含めて考えていかないと、簡単に、日本が課税最低限が高いとかなんとかいう議論は成り立たないということを今認められたわけですが、よく使われる、夫婦子供二人の標準世帯で給与収入三百八十四万二千円というものですが、これは一時金三...全文を見る
○吉井委員 今のお話には、生計費には課税しないという考え方を否定しているものじゃありませんね。
○吉井委員 だから、都合の悪いところを省略したらいかぬのですよね。  生計費に課税しないという考え方というのは、その中でも否定することはできないわけですよ。ですから、日本の標準家族として挙げておられるのも、そもそも現実的な数字じゃないわけです。  独身者の場合に至っては、課税...全文を見る
○吉井委員 ですから、生活保護の計算でいったものでいくとどうなるか。  これは日本総研の蜂屋さんが書いておられますが、人的控除と最低生活費を比較すると、すべてのケースで人的控除が最低生活費を下回る。人的控除の趣旨が、納税者本人や世帯状況に起因する納税者の担税力に対する配慮である...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたので終わりますが、生計費非課税というこの原則を崩すということは間違いですし、それから、国際比較というのは単純にできないのだというのがさまざまな研究者の視点でもあり、それからまた、財務省の研究所の中でもそういう検討はされておりますから、そこを抜きにし...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の歳入関連二法案に対し、反対討論を行います。  まず、二〇〇二年度における財政運営のための公債発行の特例等に関する法律案についてです。  反対する第一の理由は、本法案による赤字国債の発行は、歴代の自民党政府の経済財政政策の失政か...全文を見る
03月08日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○吉井委員 私は、きょうは、関税の問題と、もう一つ、ちょうど申告の時期でもありますので、今もお話ありました、国税庁幹部OB税理士の問題について質問をしたいと思います。  それで、最初に国税庁のOB税理士の方から入りたいと思います。  今から二十四年前になるんですが、二十四年前...全文を見る
○吉井委員 それで、ところが、最近ずっと野党各党が今取り上げておりますが、二十四年たっても一向に改まっていないんですね。ことし一月十日のいわゆる浜常脱税逮捕の問題に至るまでずっと続いてきているわけですよ。  私は、幾つか具体的に国税の方に問い合わせをしましても、個別の案件は明ら...全文を見る
○吉井委員 だから、みずから告発したものとそうでないものを含めて、これは全部、既に確認をしてもらっているものですが、こういうことがあったんですね。浜常問題までの、まさに二十四年前ですよ、七八年七月二十五日の参議院で答弁しても、同じことが続いてきているわけですね。なぜ続発するのか、...全文を見る
○吉井委員 先ほどの京都・下京の例なども紹介しましたけれども、これは税務調査をやる側なんですね。やる側が、あなたのところ、優良な法人にしてあげるから、だから退職するOB税理士を受け入れなさいと。これを言われたら、受け入れざるを得ないところへ追い込まれる。断ったら更正・決定で倍額に...全文を見る
○吉井委員 結局、訓示だけなんですよ、大臣。訓示だけで、通達というのは、今おっしゃったのは、私、持ってきてもらいたいと言ったら、わずかに大阪国税局長の分だけなんです。聞いてみたら、ほかはないと言うのですね。本当にあるのかないのか知りませんよ。あっても出さないなら出さないで、こんな...全文を見る
○吉井委員 それで、二十四年前に国会で問題になって、そして一応そのときの国税庁長官の答弁も、決してそんなにぴしっとやるというふうに、はっきりしたものになっていなかったけれども、しかしとにかくこんなことをやっておっちゃだめだということで、しかし、きちんとした通達等もなく、そしていつ...全文を見る
○吉井委員 今のは報告でも何でもないんですね。聞いておって、さっぱり何をやらはったかようわからぬ。  浜常問題もそうですが、支払い調書の名寄せによって、浜田常吉以外のOBの中で、名寄せしたらわかるでしょう。既に申告してあるものと比べてみれば、脱税になる者は一人もおりませんという...全文を見る
○吉井委員 何万も、たくさんの人の、大層な話をしているんじゃないんです。  この浜常と同様の幹部の方ですね、そのOBで、そして顧問をあっせんしてもらったのか押し売りしたのか知りませんが、そういう人たちというのは限られてくるわけですから、これは調べたらすぐわかるじゃないですか。三...全文を見る
○吉井委員 個人名を挙げて言えとまで言っていないんですよ。件数までプライバシーというのは全くふまじめだと思います。  中小企業の税務調査の場合、どうですか。女性の下着までひっくり返して、プライバシー侵害もやっているじゃありませんか。昨年も私紹介しましたが、京都の事案、国税の敗訴...全文を見る
○吉井委員 隠そう隠そうというところはよくわかるんですがね。  浜田氏は、東京国税局の中で、局長、総務部長に次ぐ権力者と言われている人事第一課長の経験がある人ですね。部下に大きな人脈を持って、退職後も、財務省職員を含めて、自分を囲む若あゆ会を組織していたということが言われており...全文を見る
○吉井委員 東京国税局総務課、人事第一課などなどへ、浜常氏が幾らの現金、タクシー券、ビール券などの贈与があったのか。この件については、これは浜常問題に限らず、広くこういう顧問税理士の問題についての質問を他の同僚議員がされたときに、これは予算委員会でしたか、塩川大臣の方は、私もそう...全文を見る
○吉井委員 二十四年前から、それじゃ全然変わっていないね。そして、十年前にも、にせ税理士事件で五十八人大阪国税で処分したときだって問題になっているんですよ。企業に顧問税理士さん、ちゃんと実務でやれる人がいるのに、押しつけて、皆さんの方が。二人押しつけたら二階建て、三人押しつけたら...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わりますが、これは、プライバシーでごまかすのじゃなしに、徹底的にやるべきだ、このことだけ申し上げて、質問を終わります。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、関税定率法案及び関税暫定措置法案に反対の討論を行います。  反対する理由の第一は、加工再輸入減税制度の対象品目にニット製品を追加することですが、これは開発輸入等の一段の増加で産業空洞化を激しくし、国内地場産業が衰退し、国内ニット産業の倒産...全文を見る
04月02日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、きょうは、大阪証券取引所問題から幾つか質問をしておきたいと思います。  三月二十九日に、株式会社大阪証券取引所は、大蔵省OBの前の副理事長野口卓夫さんを背任及び特別背任で大阪地検に告訴、告発しました。どういうことであっ...全文を見る
○吉井委員 今おっしゃった二年前の六月二十日の大証関連会社に関する調査委員会の報告書、この中では、関連会社の統括責任者や関連会社役員に背任、横領等を裏づける事実は見当たらなかった、こういう結論を出していたわけですね。ところが、結局、問題ありということで、告訴、告発ということになっ...全文を見る
○吉井委員 それで、一昨年ももちろんそうなんですが、最近も改めてマスコミ等でも広く報道されてきた問題です。  昨年六月に質問したことなんですが、このロイトファクス社が仮装売買したのは証取法百五十九条違反に当たると思いますが、しかし、仮装取引というのは一社だけではできないわけです...全文を見る
○吉井委員 とんでもない話だと思うんですよ。私は、昨年、具体的な資料をこの委員会でお配りしました。委員の皆さんにも見ていただいて質問もしたわけです。それで、個々具体の事案なんというような話じゃないんですね。  あのころは、まだ皆さんの方はこの二年前の報告書の立場で、調査したけれ...全文を見る
○吉井委員 これは告訴、告発となったんですから、司法当局が動くのは当たり前の話なんです。しかし、司法当局とは別に、監督官庁としての皆さんの方が、もう一年前に具体的な資料も添えて言っているんですから、そういう問題も含めて問題のあるところで、これが今回告訴、告発されているんですから、...全文を見る
○吉井委員 今から検討するような話じゃないんですよ。一年前にきちんと資料も出して示しているんですよ。そのときからきちんと検査もし、監督もしておられたら、向こうが独自に告訴、告発する前にも、問題がどこにあるのか、何が問題か、皆さんの方で明らかにして、厳しい対処をすることもできたと思...全文を見る
○吉井委員 司法の場で解決すべきもの、犯罪性のあるものですね、それと同時に、そこまではいかないけれども、しかし証取法その他関係する法令に違反しているものを、きちんと検査して見つけたならば、これは是正をさせていく、当たり前の話ですし、しかし是正をさせる過程でそこに犯罪性ありとなれば...全文を見る
○吉井委員 その説明で出資者の皆さんは納得できると思いますか、資産の劣化だとか業況の悪化だとか。しかし、とにかく債務超過だ、債務超過と言われるだけで、中身は何なのかさっぱりわからない。しかし、あなたが出資した一千万円は返ってきませんよとか、千五百万円の出資金はもう泣いてもらいます...全文を見る
○吉井委員 ふなしんと同時に検査に入られた東京ベイ、これは営業地域はほぼ同じなんですが、同じ不動産鑑定会社に担保不動産の鑑定を頼んでいたんですね。  金融庁が不動産処分例を見て掛け目を掛けるというやり方を東京ベイの方は知ったものですから、検査に入る前に競売を取り下げて、処分例を...全文を見る
○吉井委員 今まさにおっしゃったように、処分見込み可能額ですね。検査官の方が行かれても実際にはわからないんですよ。何を処分見込み可能額というふうに考えるかとなりますと、それは売買実例、処分例なんですね。やはりそれが大きな比重を占めるんですよ。  そこで、今申しましたように、ふな...全文を見る
○吉井委員 破綻懸念先をふやしているんですから。ですから、どんどんふえてくるわけです。  それで、信金中央金庫の常務とお会いしたときに、この方はかつて大阪支店にも勤務していた方なんですが、相互信金の経営にも詳しい人だったんです。地価の下げどまり、下がりがとまってせめて横ばいにな...全文を見る
○吉井委員 中小企業倒産、廃業、失業がふえればふえるほど、地域経済も悪くなる、実体経済も悪くなる。これは不良債権をさらにふやしていくことにもなってきますし、信金の基盤そのものを危うくすることになるということをやはり考えなきゃならぬということを申し上げて、次に、先日の総代会の問題に...全文を見る
○吉井委員 しかし、今回ひょっとして恐らく初めての事例かもしれませんが、総代会が開かれて否決されたわけですね。否決されると、今はそういうのがなくても代替許可、裁判所が許可すればということなんですが、裁判所の方は、総代会で否決されるような状況では、それは代替許可を出すことができない...全文を見る
○吉井委員 その三分の二を非常に意識して、しかし、何が何でも集めてこいということをやられたんですよ。それは現場で、管財人団の皆さんやら支店長さんやら、いろいろな方から聞いてまいりました。もう深夜に及んで、金融庁、近畿財務局から物すごい圧力がかけられた。  問題は、大臣もここをよ...全文を見る
○吉井委員 私は、出資金問題は、きょうは時間が参りましたので改めてまたやりたいと思いますけれども、しかし大臣、このことだけはきちんとやらないと、これから他のところにおいても、それから信金、信組に対する信用不安の問題とか、さまざまな問題が出てきますよ。私は、そのことについてだけは、...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
04月03日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは最初に、たばこの健康被害の問題から伺っていきたいと思いますが、厚生省は、がん、心臓病などの病気を予防し、国民の健康の増進を図るため、健康日本21計画というのを、二年前の三月三十一日、事務次官通知でもってこれを策定して、キ...全文を見る
○吉井委員 要するに、意欲的な目標があったのです、半減しようと。それに対して、それが消えてしまったのはマスコミの紹介のとおりでありますが、目標を立てて、目標に向かってどういう努力をするかということが一番大事なのに、それを吹き飛ばしてしまったということは、私は、これは重大な問題だと...全文を見る
○吉井委員 疫学データに基づく推計値として出されているのは、超過死亡数が九五年でたばこ喫煙により九万五千人、全死亡者数の中で一二%、たばこによる疾病、死亡のために、九三年度に一兆二千億円、これは国民医療費の五%かかったというのが、医療経済研究機構の、これは厚生科学研究費補助による...全文を見る
○吉井委員 次に、WHOのたばこ対策枠組み条約に関して聞いておきたいと思うんです。  近年、たばこによる健康被害の問題が世界的に問題視されるようになってきて、WHOは早くからたばこの有害性を指摘してこれまでも何回も喫煙対策を求める勧告をやってきましたが、現在、二〇〇三年三月採決...全文を見る
○吉井委員 私は、このことについて私が聞こうかなと思っていましたが、先に同僚委員の方から質問がありましたので、JTの本田社長にはこの点の質問はいたしませんが、さっきおっしゃった、一律規制を懸念するとか個人の嗜好の問題、文化の問題、私は、この個人の嗜好という問題について、やはりきち...全文を見る
○吉井委員 定足数は足りていますか。法案の審議のことですから、定足数を切れておったらちょっと質問できなくなります。
○吉井委員 委員長の方もたばこを吸いに出てはるのかもしれませんが、続けます。  アメリカの連邦政府の方も九九年に、たばこ業界がたばこの害を国民や政府に正しく伝えなかったために、肺がんなどたばこによる病気が多くなり、その分、医療保険などに対する政府の補助金がふえたと主張して、大手...全文を見る
○吉井委員 日本の場合は、三分の二の株を国が持っているということで、訴えを起こしますと、国が、政府が政府に対して訴えを起こすような形になります。  EU指令に対する問題についても伺っておきたいんですが、ヨーロッパでは、昨年五月のEU議会でたばこ製品の製造、表示、販売に関する指令...全文を見る
○吉井委員 ですから、欧米各国の流れというのは大体そういう方向へ今いっているんですね。そういう中で、マイルドセブン・ライトなどを販売する日本たばこの方は、EUのそういう法律というのは商標権侵害などとして抗議したというふうに聞いていますが、私は、それはそもそも発想そのものが狂ってい...全文を見る
○吉井委員 それで、では我が国はどうか。我が国の方は、九〇年以来、「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」という表示にとどまっているんですね。なぜたばこの毒性についての正確な情報を知らせ、警告表示をしようとしないのか、これが非常に不思議なんですよ。理由...全文を見る
○吉井委員 いずれにしても、随分世界水準からおくれ過ぎているんです。  それで、まず、そういう病名を含めた、こういう危険がありますという警告表示をきちっとする、正確な情報を開示して、それでなおかつ、なおかつと言ったら、言い方をもうちょっと考えないけないかもしれませんがね、好きな...全文を見る
○吉井委員 そういう小さいときからきちんと、仮に大きくなって嗜好として吸うにしても、大人になってからでも赤ちゃんとか妊婦の前では絶対たばこを吸わないとか、それを常識的なルールとして根づくようにするというのは当然のことだと思うんです。  同時に、やはり未成年者の喫煙という問題がよ...全文を見る
○吉井委員 いろいろおっしゃったが、要するに守られてないわけなんですよ。  最後の問題は、これは大臣に伺いたいと思いますが、我が国では財務省がJTの大株主であり、同時に監督官庁なんですね。そういう立場にあるわけですが、大株主という立場からすれば、またそれを背景にして財務省幹部が...全文を見る
○吉井委員 それで、JTに対して国民の健康を守る立場から監督、規制を強めるということが求められているわけですが、本法案は、何らそのことに対する反省がないという面と、財源調達や民営化の促進で多国籍企業化して世界にたばこの健康被害を拡大するという内容を持っておりますので、そのために政...全文を見る
04月05日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私はきょうは、最初に特殊法人改革、そしてその中での原研と核燃サイクル機構の統合問題などについて質問したいと思います。  日本の原子力の中で特に原発など、今、国民の中で信頼されていないという状況にあります。これは、やはり大きな事...全文を見る
○吉井委員 この点では、核燃料サイクル開発機構、旧動燃、これは「もんじゅ」の事故であるとか、それから再処理工場の事故で事故隠しをやったり、すっかり信用を失ってしまうということになってきたわけですが、ただ、それだけにとどまらないで、今国際的に見て、プルトニウム循環方式というものが果...全文を見る
○吉井委員 まず、ウラン235あるいは238、それらについてどう考えていくかということについても、増殖しない高速炉の方式とか、いろいろな考え方が実はあるわけなんです。そういうのは実は研究が十分なされていないんですね。ですから、大事なことは、基礎研究、そういうのをきっちりやっていく...全文を見る
○吉井委員 大臣御存じかどうか、そこはわからないんですが、238というのは原子炉の中で239に変わっていきますから、自動的に増殖という形は生まれるわけなんです。それを、使用済み燃料を取り出して再処理してやるようないわゆる高速増殖炉方式なのか、そうじゃなくて使い切りの、そういう危険...全文を見る
○吉井委員 今の動燃の話ですけれども、これはさまざまな問題を起こして核燃サイクル開発機構に変わっていったわけですが、ただ、動燃の実態をよく見ますと、現実には、国からおりた予算を、その動燃の中に入っているいろいろな企業が研究費の分捕り合戦をやっているというのが、実態としてこれまでか...全文を見る
○吉井委員 私は、最近の議論の中の効率という言葉が、人を削るということとかなり同義語になってきているということを非常に懸念しているんです。  実は私も、もう三十年余り前になりますが、大学を出てから、田無にあります東大の原子核研究所で研究をしたりしたことがありました。まだ武者修行...全文を見る
○吉井委員 原研の場合でいいますと、限られた財源どころか、十五年ほど前の一千百億円余りの予算が今や九百億円余と、どんどん予算そのものは減っているんですね。ですから、限られた財源どころか、財源は既にもう削られている中での議論なんですよ。  それで、私が心配しておりますのは、科学技...全文を見る
○吉井委員 私、十年ほど前に、当時、地方行政委員会にかかりました暴力団対策法ですね、警察の皆さんからも我々要請も受けて成立させたわけですね。組織暴力団に対する対策の法律としてつくったあの暴力団対策新法とは一体何だったのかと本当に思わざるを得ませんね。  兵庫県警は明石市の花火大...全文を見る
○吉井委員 住民の命と財産を守るのが警察の任務だと思うんですね。刷新会議や改革要綱では、住民のための警察ということを強調してきました。そのために地方警察官の増員も大幅に実施しているんですが、この一人一人の警官が警察本来の任務に立たなかったら、幾ら増員したって、住民の生命財産を守る...全文を見る
○吉井委員 今のお話を伺っていますと、週一回二時間程度のパートタイマー的な出勤で会議に出て、あとは電話を一本か二本日常的にやっておれば、常勤ということで年収二千六百万の収入が入ってくる。本当に責任も果たせないし、そして、そういうあり方そのものに今国民の批判が高まっているときなんで...全文を見る
○吉井委員 では、時間が参りましたので終わります。  それで最後に、やはり行政監察の指摘、それから外部監察導入についての意見、これはきちっと踏まえて考えなきゃならぬ、このことだけ最後に申し上げて、質問を終わります。
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう、私は、浜岡原発事故や原発の老朽化と地震問題を中心に質問したいと思いますが、最初に政府参考人の皆さんに幾つか伺ってから、大臣にも質問するようにしたいと思います。  九五年に阪神大震災がありましたけれども、あのときの神戸...全文を見る
○吉井分科員 最初に応答スペクトルを超えたという事実を確認しておかないと。あと、おっしゃりたいんでしょうが。  それで、原発の応答スペクトルなどについては、もともといろいろな計算式を用いるわけですね。その中の例えば大崎の式、有名な式ですが、皆さんよくお使いになるものですが、これ...全文を見る
○吉井分科員 いろいろ言いわけしてもだめなんですよ。もともと砂地地盤だったら二倍から三倍、地震動は大きく振れるということをずっと言ってこられて、岩盤の上、岩盤の上ということを言ってきて、これは神戸大学のデータなんですから、今度出てくると、また言いわけをする。  ここから大臣、よ...全文を見る
○吉井分科員 阪神の七・二でも、それで設計しておったのを上回っているわけですから、マグニチュード八になったら全然それはもう成り立たない議論になるので、私は、事務方がいろいろ大臣のところへ持っていっている答弁書は多分そう書いてあるんでしょうが、これは政治がやはり責任持って、国民の安...全文を見る
○吉井分科員 問題は、老朽化と地震の重なった条件のもとでの、実際に起震台に載せての実験とかをやったことはほとんどないわけです。ですから、そのことはさらに後で触れていきたいと思いますが、その前に浜岡原発事故について、二つの事故がありました。  昨年十一月七日のECCS関連配管の破...全文を見る
○吉井分科員 ドイツの方と見解は大体同じような方向に向かっているんですか。
○吉井分科員 私も場所が違う話を皆わかった上で聞いているんですが、ただ、なぜ水素爆発に至ったのかというそのメカニズム、原因、そこでわかっていることがあったら伺っておきたいんですが、まだ解明されていないと。  いずれにしても、長時間運転、老朽化に伴って、今までに解明されていない、...全文を見る
○吉井分科員 最も重要な部分もそうなんですが、しかし、重要と思っていなかったところから次々と事故が起こって、しかもそれが大規模事故に発展する可能性をそれぞれに秘めているものがありますから、この対策というものは本当に速く進めていかないと、老朽化と大規模地震という問題には対応できない...全文を見る
○吉井分科員 ですから、大臣、法的規制が、シビアアクシデントについては日本ではIAEA基準になっていないんです。  しかも、このIAEAの基準を考える上でも、日本が非常に大事なのは、地震国だという問題ですね。特に浜岡もそうなんですが、老朽化と、そして大規模地震の震源域の上にある...全文を見る
○吉井分科員 今おっしゃった報告書を全部読んだ上で聞いていますから、どういう試算の根拠かわかった上の話なんです。  しかし、その後の新たな発展、展開がありますね。せんだっても、電事連の方から約三十兆円と。三十兆という数字だけじゃなくて、実際にはもっと細かく、私今ちょっと触れまし...全文を見る
○吉井分科員 大幅な見直しが必要と言っておられるんですから、本当に見直しをやって、実際の原発コストは幾らになっているのか。よく、過去に出された数字、かなり甘い数字で、原発は安い、安いという議論がずっと出てきたわけですよ。これは先に走り過ぎてしまって、しかし、よく見てみれば、例えば...全文を見る
○吉井分科員 次に、ベルギーの原発からの撤退が決定されたわけですが、政策転換の理由は何かということと、これはMOX燃料工場もベルギーで閉鎖するわけですね。それから、イギリスのBNFLの検査データに問題があったということで、イギリスとのMOXの契約も今見直しということになってきてい...全文を見る
○吉井分科員 大陸間で電力の出入があることは私も知った上で話をしております。しかし、全体として、その大陸で今原発からの撤退という方向に向かっていることも事実であって、そして、ではそれをどう補うか、本当にびっくりするようなスピードで再生可能エネルギーの建設、促進、普及というものに取...全文を見る
○吉井分科員 時間が参りましたので、終わります。
04月10日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に本四公団の総裁の方に、巨額の負債をもたらした原因は一体どこにあるのか、その責任はどこら辺にあるとお考えなのか、これを伺っておきたいと思います。
○吉井委員 本四公団で、負債総額は今四兆六千九百八十四億円ぐらいですか。それで、〇一年度末決算で、管理費や金利負担千六百二十七億円に対して料金収入がわずか八百六十九億円ぐらいですから、経費の半分。ですから、累積赤字は大体今年度末には一兆円を超える見通しになるようにも伺っております...全文を見る
○吉井委員 それで、総裁からも今お話ありましたけれども、やはり出発点の過大な見通しということが改めて非常に問題になってくると思うんです。  児島・坂出ルートについて、八八年一月に変更したときでも、八八年度計画、一日当たり二万四千九百台、それに対して実績が一万八百二十三台の四三%...全文を見る
○吉井委員 これは、七〇年代半ばにこの計画が出たときから過大という問題があったわけですね。既に中央ルートになる児島・坂出ルートで見通しがどんどん狂ってきているということがわかっている中で神戸・鳴門ルートを、もうそのときに神戸・鳴門ルートに取りかかるのかどうかとか、その見通しを含め...全文を見る
○吉井委員 財政も採算性も全部度外視してのお話ならばそういうこともあるのかもしれませんが。  さらに、尾道の方のルートですね。三ルートが全部できあがった。それでどうなっているか。  三ルートの県境断面での一日平均交通量は、九七年の償還計画のときの計画交通量五万三百台に比べてみ...全文を見る
○吉井委員 ずっと今まで言いわけをいろいろなさったのですけれども、そこで、石原大臣、実はこの議論というのは四半世紀前なんです。一九七六年に、我が党の当時書記局長をやっておりました不破哲三議員が予算委員会で取り上げました、本州と四国の間にそもそも三本も橋をかける必要性があるのかと。...全文を見る
○吉井委員 差異があったというふうなそんな話じゃなくて、これは本当に根本的な誤りを出発時点で犯しているのですよ。ですから、採算見通しはもとより、交通量予測とかきちっと立てておれば、一本であったのか二本であったのかとか、そのことを含めた根本的な検討が深められたはずであります。  ...全文を見る
○吉井委員 次に、道路公団の総裁の方に伺っておきますが、東京湾アクアラインの場合ですね。これは、計画と実績はどうなのかということをやはり見ておく必要があると思うのです。  九七年度、計画二万五千四百六十八台、実績が一万一千八百七十六台ですから四七%。九八年度は、計画は二万八千七...全文を見る
○吉井委員 あなたのところも、財政も何も何にも考えずにのお話だったら、今の言いわけのお話も、まあそういうもんかいなという感じになるかもしれないけれども、負債総額は、日本道路公団は二十五兆を超えるのでしょう。これは旧国鉄並みなんですよ。  それだけの負債総額を抱えて、それじゃ、お...全文を見る
○吉井委員 これは、財政も採算性も全部度外視して、今のお話ですと本当に夢のような話を、絵を描いてやっていくのは、それはそれでいいのかもしれませんよ。おっしゃった、圏央道も全部つながってと、そうすると首都圏をずっと道路でくるくる何回か回るようなサーキットを楽しむ分にはいいかもしれま...全文を見る
○吉井委員 総裁は、なかなかお元気でお声も張り切っていらっしゃるんですけれども、しかし、きちっと償還計画を出したりしていろいろやっているんだとおっしゃるんだが、これは狂いっ放しなんですね。いっしゅく、これは見通しの下方修正をやっているわけですよ。ですから、今きちっとやっていますか...全文を見る
○吉井委員 これは新しい委員会をつくるまでもなく本来考えなきゃいけないことなんですよ。高速道路計画をやはり一たん凍結して、きちんと見直しをして抜本的に縮減をする、それは国会で検討すべき課題なんですよ。そのことが本来、改革というならばやらなきゃいかぬことだということを申し上げておき...全文を見る
○吉井委員 昨年あれほど大騒ぎして、結局、特定財源全体のわずか四%にすぎなかった、〇三年度はこれから新たな議論だということで、財源問題というのはどこかへ今や浮いたままという状態だということだけ今確認させていただきました、政府の方はそういう状況だと。  安倍官房副長官に来ていただ...全文を見る
○吉井委員 そうすると、何か今のお話を聞いていると、この間小泉さんが言われた、公共事業を請け負った会社からの献金や寄附の規制を強化するために政治資金規正法を今国会中に成立させたいという御意向のことは、マスコミ等でも見たわけですが、余りそういう意向はないということですか。
○吉井委員 先ほどおっしゃった企業からの献金の話は、八幡製鉄判決などを念頭に置いてのことかと思いますが、これは税法学者や憲法学者の間からも、その理解は間違っているという指摘もありますので、私は、そう簡単に、企業献金が祭りと同じような寄附扱いという発想じゃないんだという、ここが大事...全文を見る
○吉井委員 献金というのは本来、民主主義のコストは何だというお話なんですけれども、個人は政治参加の自由がありますから、個人が政党に対して個人献金をするのは当然これは自由なわけですが、ただ、企業が政治献金するというのは全然性格が違います。  そこで、次に、少し国土交通省に伺ってお...全文を見る
○吉井委員 それで、実はこれら事業の上位五事業のいずれかで工事を請け負った主な企業から、政治献金の額というのを調べてみました。  青木幹雄参議院幹事長は十一社から二千七百九十八万円、古賀誠自民党道路調査会長は十二社から一千百八十四万円、江藤隆美自民党道路調査会最高顧問は三十六社...全文を見る
○吉井委員 この問題をめぐって自民党の党内でも随分議論なさったときに、道路族として最も活躍されたという言葉は、その場合、その皆さんの方からすればなるのかどうか知りませんが、そこで名前が出てきた方がそういう国の直轄の道路事業を請け負う企業から献金をもらう、この形はだれが考えてもやは...全文を見る
○吉井委員 そうすると、採算のとれない路線はどういうふうにするんですか。
○吉井委員 既に採算がとれなくて大きな負債を抱えているところですね、そういうところは路線を見ていけばちゃんと整理して出てくるわけですが、そのときに、採算がとれない路線をどうするのかということはきちっと明らかにしておく必要があると思うんですが、これはどうされるんですか。
○吉井委員 採算のとれる東名とか首都高などを民営化して、収益の悪い路線や法人は借金だけが残されるということになってきますと、その借金をどうするのかという問題が出てきますね。その借金はどういう扱いをするんですか。
○吉井委員 これからの問題もあります。ただ、同時に、既に負債を抱えているところですね。  塩川財務大臣は昨年の講演で、国鉄を再建するときに実施した清算事業団的な手法を使わざるを得ない、長い年月をかけて処理することになる、税金投入やむなしという考え方も示しています。  国鉄の分...全文を見る
○吉井委員 それが、冒頭に公団の方と議論をしておりました。見通しはどんどん狂ってきておるんです。それが大体最初の計算どおりうまくいっておったら、今ごろ問題は出ていないんですよ。問題が行き詰まったから修正計画、修正計画、しかも交通量の予測値はどんどん下方修正していく、下方修正してい...全文を見る
○吉井委員 先ほども、前原議員に対する資料が提出されまして、これについては前原議員がまた改めて議論されるでしょうから私は触れませんが、皆さんが試算されたという試算値はあくまで一つの試算値であって、しかし、先ほども議論しましたように、実際にはその予測値が狂ってきているんです。それは...全文を見る
○吉井委員 清算事業団方式は、私が言っているんじゃなくて塩川大臣が言うてはりますので、塩じいさんの話なんですが。  やはり、見通しが狂ったんじゃなくて本当に過大な予測、採算性についても、見誤ったということと、その責任というものをだれがきちんととるのか、そこを明らかにしないと、も...全文を見る
04月12日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に石原大臣に伺っておきたいと思いますのは、四つの関連公団の改革に当たって何が必要か、何を最も重視して取り組むべきかという、この基本のところがやはり一番深めておかなきゃいけないところだと思うんです。  四つほどあるんじゃ...全文を見る
○吉井委員 私、前回も質問をし、今回もこういう角度から深めていきたいというふうに思うんです。なお、赤字のツケといってもストックで残っているものというお話もあるんですが、しかし、ストックは大規模改修の問題も同時に抱えてくる問題なので、これはそういったことを含めて、財政の問題の角度か...全文を見る
○吉井委員 この世論調査の中を見ておってもわかりますけれども、よく、高速道路の必要性について、自民党の皆さんなどの間からは、都市部ではもう必要ないかもしれないが、地方では必要だという声なんかも聞いたことがありますが、実は、この調査を見ると、町村でも、それから小都市、中都市すべてで...全文を見る
○吉井委員 そこで、この道路関係四公団民営化推進委員会というものを見てみますと、さまざまな枠が設けられていると思うんです。償還期間の五十年上限、民営化の組織形態、採算性の確保についてのみ調査審議する委員会となっていて、これで、世論が求めるような、かなりむだと思われるような高速道路...全文を見る
○吉井委員 それで、この推進委員会などで本来枠を設けないでうんと検討を深めなきゃいけないと思っております問題について、次に幾つか順番に聞いていきたいと思うんですが、一つは、償還期間五十年ということについて伺いたいと思うんです。  一本一本の路線ごとに償還を考えて建設と運営を行っ...全文を見る
○吉井委員 それで、私、局長も聞いていただいているように、最初に申し上げたのは、一本一本だったら、見通しも立て、世代間の公平な負担とおっしゃったようなことも考えて計算の立てようがあるわけですね。しかし、これをどんぶり勘定でやっちゃう。そのときに、三十年という単位であっても、そもそ...全文を見る
○吉井委員 やはり、償還期間を延長する、プラス、プール制ですね。だから、これで赤字であろうと何であろうとそれ行けどんどんでやっていく仕組みができちゃったんですよ。  私なんか、三十数年前、自分で運転して走ったころの阪神高速道路、こんなもの、とっくの昔に償却済んでいるんですよ。だ...全文を見る
○吉井委員 そもそも、計画時点からの見通しの狂いというのは前回取り上げまして、アクアラインの例を見てもそうですし、本四連絡橋にしてもそうです。ですから、そもそも、長期間にわたるものでの見通しの狂いというのはあったわけですから、そういう見通しの狂いというのを、これからはない、精度を...全文を見る
○吉井委員 報道によると、自民党道路調査会は、国道や高規格道路の建設計画を見直して、浮かした道路特定財源を高速道路建設に投入した上に、五十年の債務償還期間を七十年から八十年に延長して高速道路の法定路線一万一千五百二十キロの完全整備を図る考えを固めたという、こういう紹介もあります。...全文を見る
○吉井委員 大体そこではっきりしてきたことは、償還期限の延長とプール制の組み合わせ、この方式をとる限りはさらに償還期限を延長するという問題、それらによって、この高速道路の建設、それ行けどんどんでまだまだこれから進めていくことも可能ということです。  ですから、やはり、今高速道路...全文を見る
○吉井委員 それで、個別路線の整備、優先順位等はここでは考えないということになっているんですが、それが、先ほども議論がありましたけれども、ことしの二月七日、与党の自民党幹事長など党五役と道路調査会長は、道路関係四公団民営化推進委員会設置についての確認というのをしております。個別路...全文を見る
○吉井委員 しかし、三党と、与党のこの確認の文書が交わされていること自体は事実です。ですから、法律の体系は、個別路線の検討はしない、優先順位等は検討しない、しかし、与党の方では、国土交通省における国土開発幹線自動車道建設会議の議を経て決定する、そういうことに仕組みはなっているわけ...全文を見る
○吉井委員 それで、当時は戦後最長のバブル景気の上り坂のときですね。日本の産業、経済構造なども今とは随分違ったわけで、そのころは、六〇年代から七〇年代の素材供給型コンビナート造成とそれを結びつける高速道路その他の時代からは変わってきて、テクノポリスだとかいろいろ変わっておった時代...全文を見る
○吉井委員 私もまさにそうだと思うんですよ。だから、状況が変わっているんですから。道路整備計画の前提となる自動車の交通量も大きく変わっていますね、今は。  現在の第十二次道路整備五カ年計画では、GDPが二〇二〇年までは毎年一・九%伸びると見込んできたわけですね。そして、二〇二〇...全文を見る
○吉井委員 昨年一月の調査では、戦後初めて貨物車の交通量は二年前の前回調査を七%以上も下回っている。整備計画の前提としていたものがかなり私は狂っていると思うのです。あなたの方は、狂っているという表現は嫌で、変わっているぐらいにとどめたいかもしれないけれども、現実の問題としてはそう...全文を見る
○吉井委員 それで次に、四公団の新規路線の交通量が予測より一〇%少ないとどのぐらいの減収になるのかということについて、昨年の十一月ですか、行革推進事務局が小泉総理に試算した数値等を示して説明をされたようですが、これは大体一〇%少ないとどれぐらいの減収になってきますか。
○吉井委員 それは、四公団で見れば約二十一兆千七百億円の減収ということも出しておられたようですが、要するに、借金の返済期間を通じて一〇%の減少で約五兆八千億円の減収となって返済が滞るおそれがあるということも指摘されておりますね。  そこで、では、そういう大変な減収になって返済計...全文を見る
○吉井委員 収入はあるというお話ですが、同時に巨額の負債もある、ここが頭の痛いところであるというところもちゃんと言っておいてもらわぬと。  それでもう一つ、基本的な考え方で抜かしておられるのじゃないかと思うのは、未整備のところを進めていく上には、もう一つの考え方としては、やはり...全文を見る
○吉井委員 私、三十年余り前に高速道路を走っておった時代に比べますと、何しろ今は払っている料金が十倍ぐらいになっておりますから、これは、さらに料金を上げたり償還期間を延ばせばあなたの方の計算も成り立つのかなと思いながら聞かせていただきました。  最後に大臣に伺っておきたいのです...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、きょうの質問はこれで終わります。
04月17日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょうは、これまでもいろいろな角度から皆さんから議論がありましたが、天下り、高額給与、退職金問題などについて最初に質問していきたいと思います。  道路四公団の改革で重要なのは、やはり利権によるひずみ、その背景にある政官業...全文を見る
○吉井委員 今お話ありましたように、役員の天下り、四公団合わせて、〇一年で三十一名中二十三名、七四%を占めている、こういうことですが、九〇年代以降で見てみますと、常に天下りが七割から八割、役員の中で占めるわけですね。しかも、公団のポストというのは、例えば日本道路公団総裁は建設省の...全文を見る
○吉井委員 次に、給与の面で伺っておきたいんですが、ことし四月から若干下がっても、総裁で百二十六万円を超えるほどなんですね。これは大体原研の理事長クラスなんです。年収が二千四百二十万円、一期四年務めますと退職金が千七百万円ということになってきますが、二十五兆円を超える巨額の負債を...全文を見る
○吉井委員 これは私は率直に、既に若い時代の現役のときの活動を退かれて、それから後の話なんですが、これは一般の国民の感覚からすると余りにも外れているわけです。確かに決めるのはあなたのおっしゃったように国の方で規定に基づいて決めるんだからということになるんですが、やはりこのあり方と...全文を見る
○吉井委員 それで、高級官僚が直接民間企業へ天下るという場合、これは大臣も御承知のように、離職後二年間というのは人事院の審査、申請して承認が必要ですね。ところが、特殊法人にはフリーパスなんです。そして、フリーパスで天下りできるんですが、ここで二年間経過しますと、この部分はおもしろ...全文を見る
○吉井委員 そこで、この天下り問題で藤井総裁に伺っておきたいんですが、建設発注工事の汚職事件で受託収賄罪で逮捕された中尾栄一元建設相の事件、これにかかわっておられたことが、私も検察の方の冒頭陳述を読みまして、その中で指摘されていますね。  事件当時、藤井総裁は建設省事務次官を退...全文を見る
○吉井委員 私も昔サラリーマンをやっておったことがありますが、普通は、そのまま勤め上げたら、自分の将来の問題というのは自分で考えなきゃいけないわけですよ。  あなたに改めて伺っておきたいんですが、建設省から人をもらうためには、建設官僚の再就職あっせんをしている建設技監等に、どの...全文を見る
○吉井委員 このほかにも、入札で指名を受けるためには専門技術者をふやすのが有効など、いろいろなアドバイスをしておられた、そういう問題もあるんですが、それはまた別な機会に伺うとしても、当時の中尾建設大臣があなたに相談した、若築建設の受注をふやすためには天下り官僚を受け入れることが効...全文を見る
○吉井委員 引き続いて、この冒陳メモにかかわるところで伺っておきたいんですが、九六年七月四日に次官を退任されて、次の伴次官と新旧交代というところでの向島で宴席が設けられ、若築の社長も同席していたということとか、それから、九六年のその後九月から十二月、藤井さんの銀行口座に毎月百五十...全文を見る
○吉井委員 この事件のころ各紙が報道した中で、中尾大臣が、若築に力かしてやれ、次官に強く指示、次官の方から天下り受け入れ方法指南、技監が省内調整を指示し、そして自粛の天下り復活というふうに、ずっと読売その他の記事でも紹介されましたが、この一件はその後、イトマン事件の被告人許永中の...全文を見る
○吉井委員 実は、類似の件が防衛庁の調達実施本部の事件だったというふうに思います。  背任、収賄で本部長、副本部長が有罪判決を受けた事件が三年前にありました。この判決では、天下りをわいろとしているんですね。贈賄側の元NEC幹部二人に対して、判決は、職務行為の不正行為謝礼の趣旨で...全文を見る
○吉井委員 これも、民営化した道路公団をイメージしておられるわけだけれども、しかし、その場合も、他の特殊法人経由ですと、結局ほとんど形が変わらずに続くわけですから、だから、本当に抜本的な対策、あり方を変えるということをやらないとこれは解決しないということを重ねて申し上げておきたい...全文を見る
○吉井委員 それは、最初に道路計画を立てたときに、十年先がどうなる、二十年先はどうなるということで計画交通量というのを見ているわけですよね。それが、実績値がどうなっているかということでいきますと随分乖離が出るものだから、ですから、その償還計画に合わせて、実は実績値を見ながら計画交...全文を見る
○吉井委員 もう終わりにしたいと思いますけれども、資料をいただいたんです。私、これを見ておって非常に不思議に思ったんですよ。大体、この計画交通量と実績値がほとんど変わらないんですよ。何でかと思ったら、それは後でどんどん下方修正して合うようにしているんだから、合うのは当たり前なんで...全文を見る
04月19日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、三人の参考人の先生方には、大変お忙しいところ、ありがとうございます。  順に伺っていきたいと思いますが、最初に岡野参考人の方に、巨額の負債を生み出した原因ですね。日本道路公団でいいますと、負債総額は二十五兆円を超えて...全文を見る
○吉井委員 ただ、同時に、抜本的改修の時期もやってくるわけで、そのことを見通して、やはり大変な巨額の負債と見通し自体が大変だという、そこが今問題になっているところだと思うんです。  次に、加藤参考人と中山参考人のお二人に伺っておきたいんですが、非常に私不思議に思いますのは、普通...全文を見る
○吉井委員 いずれにしても、巨額の負債、あるいは個々に見たときの赤字路線というのがあるのが現実の姿ではありますし、この点で、加藤参考人は、民営化というときには巨額の負債と赤字路線をどう扱うべきか、この点についてどのようにお考えかを伺っておきたいと思います。
○吉井委員 現実に巨額の負債があり、赤字路線もあるという中で、今お話ありましたように、民営化ということを考えても、ある程度採算のめどのとれるところは民営化するにしても、非常に難しいところについては結局国が面倒を見るという形をとらざるを得ない、そういうことですが、中山参考人にも同様...全文を見る
○吉井委員 今のお話ともかかわるのですが、例えば、かつて工業団地づくりを地方にも随分やりまして、コンビナートの時代があればテクノポリスの時代もありました。私はこの前も委員会でお話ししたことがあるのですが、鹿児島空港をおりますと、タクシーで二十分ぐらい行ったところに工業団地造成をや...全文を見る
○吉井委員 それで、現在の計画路線をどう扱うか、この問題を次に伺いたいと思うのです。  岡野参考人の場合はその決定にかかわってこられたということでお答えにくいかなと思うのですが、加藤参考人と中山参考人のお二人には、現在の高速道路網、この計画路線をどう扱うべきかということで、建設...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、本日は、三人の参考人の皆さん、どうもありがとうございました。終わります。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  道路四公団の改革というのなら、本州四国連絡橋公団の巨額の赤字と返済のめどが立たない事実など、巨額の赤字をつくった原因と責任を明らかにすることが大事だということをこの委員会でも言ってまいりました。  総理は本会議で、大規模プロジェクトの...全文を見る
○吉井委員 やはり、まず、見直すということであれば、予算の凍結、そういうところから始めていくというのが出発だと思います。  次に、総理は、今度の民営化推進委員会の設置で、高速道路建設はこれまでの計画どおりには進まない、むだな道路はつくらないという趣旨のことを言っておられますが、...全文を見る
○吉井委員 総理はそう思っていないということですが、しかし同時に、国土交通省の試算の中では、計画の六、七割、コスト削減で大体計画どおりという試算も出されておりますし、どの路線を個別に決めるかとなりますと、確認文書等でも示されておりますから、そうなるとは思わないとおっしゃるが、しか...全文を見る
○吉井委員 今総理おっしゃったのは、これから赤字のものの話なんですよ。現に約四十兆円の巨額の負債が生まれていて、先日も委員会で議論しましたが、現に赤字路線、実際には計画に対して実績値が三〇%、四〇%台だとか、こういう道路はあるわけです。それが民営化となったところで、今度は、総理が...全文を見る
○吉井委員 結局、そうなりますと、もともと採算のとれないものについて、それはもう税金負担、国民負担になってくるということになる、これが今のお話でわかりました。  四公団の質疑でこれまで明らかになってきたことは、別な角度からいいますと、やはり改革を言うのならば、政官業癒着など腐敗...全文を見る
○吉井委員 それでは最後に、総理は、疑惑を持たれた者はみずから説明せよといつも口にしておられますが、それなら、みずからに疑惑が呈せられたときにはきちんと説明されるかどうか、このことを最後に伺って、質問を終わりたいと思います。
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、日本共産党を代表して、政府提出の道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、民営化推進委員会には、むだな高速道路建設をやめさせるという権限も保証もないことです。  個別路線の決定権は国...全文を見る
04月23日第154回国会 衆議院 本会議 第27号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に反対の討論を行います。(拍手)  法案に反対する理由の第一は、法案で設置される民営化推進委員会には、むだな高速道路建設をやめさせるという権限も保障もないことであります。  小泉総理は、むだに道路...全文を見る
04月24日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に、前田参考人にまず伺っておきたいのですが、学者、専門家はもとより、全国銀行協会とか日銀が銀行の決済機能というものをどのように位置づけて考えているかということを、改めて幾つか読みました。  日銀が銀行の機能と業務として...全文を見る
○吉井委員 私は、決済機能の喪失という問題をどれぐらい深刻にとらえておられたのか、とらえているのかということだけ聞きたいのですよ。その一点で結構ですから、ごくコンパクトに答えてください。
○吉井委員 ここで、これまでの経過もありますから、寺西参考人に二、三お聞きしておきたいのです。  一月十五日からの問題で、きょうも出ておりましたが、一月二十一日に、「口振引落結果通知遅延の件」として、内部でずっと文書を流して取り組んでいらっしゃったことですが、各営業店に、対応の...全文を見る
○吉井委員 そういう大きな問題が生じたからこそ、今度二月十四日には、「手数料の取り扱いに関する説明書」の方で、一月十五日より二月八日までの期間の口座取引に伴う手数料を無料扱いとさせていただきますと方針を出されて、約二千万件で約五億円の手数料収入を受け取ることができなかったように思...全文を見る
○吉井委員 私の方はちょっと少な目に見ておったのですが、六億円ということですが、そういうことがあって、では、一月十五日の件だから大体終わったのかと思ったら、三月二十七日にオリコの新規登録の九百四十件分が引き落とされていなかった、四月十三日にオリコの引き落とし未済が確認されたわけで...全文を見る
○吉井委員 三月二十五日にはみずほ銀行のATMが停止する、何台か、かなりの数が停止する事態が発生したりとか、四月一日の直前まで事故がいろいろ起こったり、職員の皆さん方は、このころ非常に忙し過ぎて、直前に手渡されたマニュアルを読む暇もなかったという、それぐらい大変だったということも...全文を見る
○吉井委員 端的に伺いますが、この文書で、統一した事務処理が行われないことから混乱が生じるケースがあるということを内部では、それは文書を回して言っておられたわけですから、全店舗へ。ですから、この段階で、やはり混乱は避けられないというこの認識は持っておられたのじゃないかと思うのです...全文を見る
○吉井委員 その文書の中でも出てくるのですが、「別紙二に記載の事務手続にかかわる新事務手続書は、四月一日までに営業店に到着しない予定」ということも書いてありますね。ですから、事務手続書が到着しないんだから、混乱は避けられない。今おっしゃったように、三つの銀行が統一するわけですから...全文を見る
○吉井委員 四月一日まで営業店へ到着しない予定ということで、到着しない自体が大変なんですが、現場で聞くと、各地の店長さんにしろ第一線の方にしても、実際に伝票、そして帳票類、これは数百から数千種類でしょう、これが現場に届けられたのは前日の三月三十一日ですよ。現場には、今おっしゃった...全文を見る
○吉井委員 銀行の入り口がわからぬ、裏口から行った。余りそんな漫画みたいな話をしてもだめだと思うのですよ。ATMのトラブルもあれば事務手続上の、そもそも書類が営業店へ到着しない予定と言われていたような事態なんですから。  だから、その結果として、今、四月は大体百時間超えるぐらい...全文を見る
○吉井委員 次に、手形について問題がある可能性があるという答弁がせんだってありましたが、現場では、毎日勘定が合わないということでの仮払い問題が出ていますね。  なぜ仮払いの問題が出てくるかというと、取り立て手形の決済ができない、交換、持ち帰りがある、その結果勘定が合わない。そし...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたから終わりにしますが、各支店で支店長のところに多額の現金を積んで、毎日毎日仮払いで処理しなきゃいけないということ自体が、手形決済の面で深刻な問題を起こしているということなんですよ。私は、その点について本当に、社会的責任、そしてこれはどんな深刻な事態...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  せんだって、柳澤大臣の方は、決済機能というのは銀行にとって第一の生命線だ、こういうお話をされました。私、けさの参考人の皆さんとの質疑のときにも、銀行の役割として決済機能というのは本当に魂になるところですから、そういう角度から質問...全文を見る
○吉井委員 そのプログラム修正、人海戦術の話は知っているんですけれども、自治体が扱っているお金、大体午後三時過ぎぐらいにこれは非常に大きな金額が動くわけですね。それについて、どういう問題が発生したかとか、どういうふうな取り扱いがなされていったかとか、解決までの経過等についてつかん...全文を見る
○吉井委員 そうすると、みずほは実態解明中だというお話ですから、UFJの方、こちらは一月十五日以降約一カ月間の問題でしたから、十分実態等はつかんでいらっしゃると思うんですが、けさもこれは質問じゃなくて紹介しておきましたが、この三月二十七日にオリコの新規登録の九百四十件分が引き落と...全文を見る
○吉井委員 大体、システムに直接間接にかかわっておっても全部、多くは単純ミスとか単純な事務ミスという扱いで済まされて、何が本質的な問題かということの究明を企業の側でもかなり避けているというところがありますので、それは、けさの参考人質疑のときにもシステムトラブルの問題と。しかし、そ...全文を見る
○吉井委員 対応を求めて相手がやらなきゃ、きちっとやらすということがやはり大事なんじゃないですか。東京電力の南社長が、事前のテストを申し入れたが断られたということも明らかにしてはりますね。それから、東京ガスの話なども、これはけさ参考人にも伺いました。こういうのはきちんと三月段階で...全文を見る
○吉井委員 それで、これはこの間の、十二日のこの委員会で、柳澤大臣の方も、心配が的中して残念だというお話がありました。「十月に検査結果通知という形で通知をいたしておるわけでございますけれども、そのときに問題になった主たることというのは、こういうスケジュールで進んで本当にテストの時...全文を見る
○吉井委員 今、大口の二つをお聞きしただけでも、とてもじゃないが準備が整っているような状況じゃないと思うんですね。  そういうことでこれを始めるのをオーケーしたのかなということを今非常に不思議に思ったんですが、これは午前中も指摘しましたが、みずほの三月二十八日の文書の中では、「...全文を見る
○吉井委員 そうすると、四月一日から出発するのは大分心配な状態だということはみずほの方からも聞いておられて、それでも出発してよろしいと。そこのところの判断は、これは大臣、大臣としては当然、検査、監督、それぞれの局長さんらと御相談もされたと思うんですが、大臣として、しかし、心配なこ...全文を見る
○吉井委員 これまでからもこの委員会で議論されたと思うんですが、金融庁の金融検査マニュアル、この中で、新しいソフトを開発したりシステムの統合をやったり、いろいろな場合のリスク管理の態勢のチェックの中にテストというのがあるんですね。これは大臣もよく御存じのところですが、「テストは適...全文を見る
○吉井委員 私、検査する、報告を求める、そしてきちっとよく調べて、精査して、判断を大臣も下される、そこはよくわかるんです。ただ、決済機能をどうして確実に果たさせるかというこの部分は、本当は金融庁内部の責任の非常に重いところだと思うんですよ。それが、大臣は答弁の中で、十月に検査結果...全文を見る
○吉井委員 私は、みずほの責任は責任としてあると思うんです。みずほの責任というのは、やはり銀行の生命線である決済機能というものを確実に果たすということを考えたときに、どういう対応をしてきたのかということで非常に大きい責任があると思っているんです。しかし同時に、その決済機能をどう確...全文を見る
○吉井委員 その点で、けさも社長相手にやったんですけれども、仮払いが物すごく多いのですよ。仮払いというのはATMの話じゃないですよ。実際に手形決済がきちんとできないと。だからあいまいなところで、つぶすようなことになっちゃいけないものですから、全国の各支店の支店長のところに現金をど...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
04月25日第154回国会 衆議院 本会議 第28号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案について、総理並びに総務大臣に質問します。(拍手)  初めに、基本法的位置づけを持つ、個人情報の保護に関する法律案についてですが、この法案の最大の問題は、国民の表現、報道の自由を脅かす危険な法律...全文を見る
04月26日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  障害者等に係る欠格事由の適正化法案というのは、障害者施策推進本部の「障害者に係る欠格条項の見直しについて」に基づいて検討され、そして欠格条項が障害者の社会参加の阻害要因とならないように、現在の医学、技術水準などを考えてこの欠格条...全文を見る
○吉井委員 ということは、どうなりますか。もう一遍同じ質問をせにゃまずいですか。
○吉井委員 これは、私、一番最後にまた改めて担当の大臣に伺おうと思っていたんですが、提案されたときのお話の中にもかかわってくるので、そんな込み入った話じゃなくて、大臣に経過的に聞いておきたいと思ったから伺ったんです。先ほどの質問と時間、記録が消滅するというわけですから、改めて大臣...全文を見る
○吉井委員 各省庁で慎重にいろいろ御検討されて、しかし、今回はノーというところなんでしょうが、そういう点では、今お話ありましたように、さらに今後進めていくということでやっていただきたいと思います。  船員法の関係を伺いましたが、あわせて、今度農水関係で伺っておきたいのは、獣医師...全文を見る
○吉井委員 大体、獣医師の資格を持っていらっしゃる方の多くの職場といいますと、これまでは国、自治体が多かったと思うのですね。家畜市場なりあるいは屠場ですね、公の方が主にそこで働いてこられたと思うのですが、今回の改正によって、実際に職場が広がっていくとかそういうことがないと、せっか...全文を見る
○吉井委員 それで、時間の関係もありますから、ここで中間的に、もう一遍大臣に伺っておきたいのです。  この欠格事由の適正化とともに、やはり治療とかリハビリとか回復のための取り組み、とりわけ、この分野での医学の発達を促していくこととか、障害及び障害者の機能を補完する機器を開発する...全文を見る
○吉井委員 私、大臣に伺いましたのは、厚生労働省の分野とか、こういう分野での研究予算をきちっと充実させて取り組むというのは、かなり広い省庁にかかわってきますから、文部科学省にかかわる分野とか、そういう点で伺ったわけです。  次に、今度は、障害者の皆さんが社会参加していく上で、こ...全文を見る
○吉井委員 数駅というお話ですが、二千七百七十五駅の中で六駅しかまだできていないのですね。ですから、ほとんどできていない。これは相当な取り組みをしないとなかなか進まないのですね。ですから、法律はつくるんだけれども、このときの法律もつくったんだが、なかなか進まない。今度の、きょう審...全文を見る
○吉井委員 それで、ちょうど合わせると二百三十四駅ぐらいなんでしょうが、これも進めていくのに相当テンポを上げないとうまくいかないわけですね。  では、どれぐらい費用がかかるのかということについては、例えば、一日平均乗降客数の多い目黒線の目黒駅で十二万人とか、三田線の神保町駅で十...全文を見る
○吉井委員 今回の欠格条項の問題での法律改正をやって、資格を取得する、そういう面での社会参加が広がっていく、今度、国土交通省の方で本当にバリアフリー化というものを、特に交通分野を中心として進めていただくと、自分の家庭から企業への出勤、そういう面での社会参加の領域がさらに広がるわけ...全文を見る
○吉井委員 今、民間で法定雇用率一・八%に対して、実態は一・四九というお話なんですが、実はこれは重度の方の場合のダブルカウントの方式などを入れての数字なんですよね。ですから、実数としてはもっと低いわけで、これは実際にデータを見てみますと、障害者雇用者数、雇用の障害者数という実数で...全文を見る
○吉井委員 私、かつて、もう大分前ですが、あれは予算委員会であったかと思うんですけれども、大口の企業の未達成の状況を幾つか紹介したことがありますが、そうしたら、それが何か大きな問題かのようになってしまって、本当は、未達成で法律をちゃんと守っていないんだから、法定雇用率を守るように...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
05月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました政府提出のいわゆる証券決済システム改革法案に反対の討論を行います。  本法案は、決済期間の短縮や決済リスクの低減を目的とした証券決済システム改革のために、統一的な証券決済法制の整備を図るものであります。  反対す...全文を見る
05月22日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  昨年の企業組織再編税制に引き続いて、企業の組織再編成を促進させ、我が国企業の国際競争力の維持強化と経済構造改革に資するためとして、一体的経営がなされ、実質的に一つの法人と見ることができる企業グループを一つの納税単位として課税する...全文を見る
○吉井委員 それで、少し細かくも見ておきたいと思うんです。  かなり、財界の方からの猛烈な働きかけといいますか、そういう中で、九七年に独禁法改正があって、企業再編の最大のてことなる純粋持ち株会社が五十年ぶりに解禁となりました。その後、企業組織再編に関する法制が次々と変えられて、...全文を見る
○吉井委員 さらにもう少し、くどい感じになりますが、後づけて伺っておきたいんですが、経団連を初めとする経済界は、早くから連結納税制度の導入を求めてきておりました。九五年、まあ、九四年ごろだったかと思いますが、衆議院にも規制緩和特別委員会をつくられたりとか、行革、規制緩和の議論が随...全文を見る
○吉井委員 私、そのお答えを予定していまして、少し詳しく伺っておったんですが、九五年、九六年当時のこういう財界の要望に対して、実は九五年秋から、今のは九八年のお話をされたんだろうね、その前の九五年秋から九六年まで、もちろんそこで政府税調は課税ベース拡大を中心に検討しているわけです...全文を見る
○吉井委員 当時の、かなり消極的といいますか、問題をかなり多く指摘していたその観点から、やはり、変化が起こっていったのを少し後づけて見ていきますと、さきに述べたグループ経営重視の企業組織再編に沿った独禁法、商法、企業会計その他諸制度の見直しがあったこと。  このターニングポイン...全文を見る
○吉井委員 その後、アメリカ側のそういう包括協議の中での提言もありましたが、同時に、その後、小渕首相直轄の産業競争力会議、IT戦略会議などの財界と政府の審議会での発言をずっと見ていると、九九年春の、例えば第二回産業競争力会議での今井新日鉄会長、当時の経団連会長、環境整備の第一は、...全文を見る
○吉井委員 私が言いましたのは、ターニングポイントは、アメリカの提言あったんだけれども、その後、産業競争力会議その他での財界側からの要望を受けてということを言っています。アメリカだけの話をしているんじゃないんです。  そして、昨年の十月の総会での最終報告に至ったわけですが、これ...全文を見る
○吉井委員 三井住友の三億七千万円がさらに入っていると思うんですが。  それで、これらをざっと合わせただけでも、一万八千七百二十五人の人がリストラされ、それで、税の面では、今のお話、全部合わせても三百五億八千五百万円、登録免許税分だけでの軽減免が行われているんですね。ですから、...全文を見る
○吉井委員 法律のことですから、建前上、それは差をつけないのは当たり前の話なんですよ。しかし、実態としては、巨大企業グループほど大きな減税の恩典を受けるということはこれまた事実です。  では、そうおっしゃるのだったら、もう一遍確認しておきたいのですけれども、現実には、グループ内...全文を見る
○吉井委員 これは税調でも、この制度をとることにより、その結果、特定の納税者の税負担を軽減することになり、さらには全体として相当巨額の税収減になりかねない、これは九六年の法人課税小委員会の報告ですが、それから、連結納税制度は減税を企図するものではないと言うが、実際には、例えば、青...全文を見る
○吉井委員 関心を持つというのと、実際に巨大な企業がグループとして大きな節税メリットなりあるいは減税の恩典を受けるということとは全然違う話だということを申し上げておいて、次に、この導入に伴う税収減に対する財源措置の問題について伺っておきたいと思います。中小企業の退職給与引当金廃止...全文を見る
○吉井委員 一億円未満で見れば八一%ぐらい、八〇%以上ですね。それで、金額で一二・七%というお話ですが、年度によるでしょうが大体一〇%ぐらいのところと。資本金十億円以上ということになりますと六・一%ぐらいがこの対象で、年度によって六三・一%であったり、私がさきに伺ったのでは七六%...全文を見る
○吉井委員 ですから、今言ったように、金額的には大企業のシェアが高く、制度利用面では中小企業が圧倒的に多い、こういう形になっております。  それで、この連結納税制度の導入のため減収となるのが平年度で七千九百八十億円ということですが、退職給与引当金の廃止により三千二百四十億円の財...全文を見る
○吉井委員 いや、七十二億の減税だ何だといったって、要するに、七千九百八十億円の減収となるものに対して退職給与引当金の廃止により三千二百四十億円の財源を生み出そうとしている。これは既に説明されているところですが、大企業の、連結納税での減税は主に大企業の分なんですが、その税収減を中...全文を見る
○吉井委員 ですから、七十億であれ八十億であれ、その減税の話は小さい話なんですよ。この七千九百八十億という大きな減税分、それに対して、税制中立、増減税中立ということを目指して税の増収措置をやはりとっているわけですよ。その部分では、今も見ました、例えば中小企業の退職給与引当金の廃止...全文を見る
○吉井委員 いずれにしても、増減税中立というならば、それは減税の恩典のあるところから、税の増収によって増減税バランスとれるというのは、これは一つの理屈かと思うんです。しかし、減税の恩典はないんだけれどもただ増税の方で負担をかぶせられる、それが中小企業に及んでくる、こういうことにつ...全文を見る
○吉井委員 それで、今のお話ですが、要するに公庫の業務上知り得た公庫債務者の情報を債務者の同意なく借りかえのシミュレーション等に利用してダイレクトメールを送る、これを抗議して文書を送られたということですが、これはすべての都市銀行ですか、あるいは特定の銀行に対してなんですか。どうい...全文を見る
○吉井委員 その七百二十社のほとんどすべてがこういう問題を起こしていたわけですか。かなり特定のところに限られるわけですか。
○吉井委員 業務委託契約第十五条の内容について聞かせてください。
○吉井委員 それで、私、驚いたんですが、この文書を発出されたのがことしの四月十二日でした。それが四月二十二日、十日後には、全然改められていない、そういう実態があります。  これはとりあえずはある銀行ということに今のところはしておきますが、ある銀行が、「地区リテール営業部長殿、リ...全文を見る
○吉井委員 「ダイレクトメール発送後のフォローについて」とか、なかなか丁寧にちゃんと内部では指示しているんですよ。ダイレクトメールのリストから、営業店にて個別に電話による勧誘を行い、事前相談申し込みの誘導または相談会への来店誘導を実施しなさいとか、連絡がとれないお客様については本...全文を見る
○吉井委員 これは、やっている側も大変なことだと認識しておるわけですよ、だから、本リストはすべて重要顧客情報に該当するので厳正に管理する、それも明記されております、「その他」のところで。そして、保存期限をいつまでということもきちんと示して。  ですから、私、これは柳澤大臣に伺っ...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、私、この問題については、これは内閣委員会の個人情報保護法の議論の中でもその分野からまたやっていきますけれども、しかし、金融機関というのは信用が大事なんですね。その信用が、人の個人情報という大事な信用の問題についても、本当に、いいかげんな扱い方であ...全文を見る
05月29日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  先日、質疑を行いましたときに、主税局長は私に対する答弁で次のようなことを述べられました。  この連結納税制度というのは、いわゆる大企業だけを対象としておりませんで、中小企業を親法人とする企業グループの連結納税制度を採用するとい...全文を見る
○吉井委員 アンケート調査の話はされたんですが、要するに、実態調査は実際にやったのかやっていないのか、ここのところを端的に聞かせてください。
○吉井委員 それをあっさり答えてもらったらいいですよ。実は、前回の例もありましたので、昨日うちの部屋からあなたのところへ電話を入れて聞きました。実際はやっていませんというお答えを事前に確認しておりますので、改めて聞かせてもらったわけです。  そこで、中小企業が実際採用するのかど...全文を見る
○吉井委員 中小企業の適用問題では、昨年十二月号の月刊ケイダンレンの税務実務専門家座談会で、中堅企業、中小企業関係者ではどのように受けとめられているのでしょうかという問いに対して、専門家である緑川正博公認会計士・税理士は、中堅クラスの企業の中には連結納税を現実の選択肢として考えて...全文を見る
○吉井委員 浸透が不十分だとかいろいろ言われても、結局、連結納税制度というのは、巨大企業グループを中心に大減税をもたらすということははっきりしているのですが、その結果、純粋持ち株会社化をてこにした企業再編リストラが一層加速される、そして、働く皆さんの犠牲を推し進めることも必至だと...全文を見る
○吉井委員 これ、持ち株会社化、分社化、企業組織再編ということの一方の面とともに、しかしさまざまな抱えている問題があって、ですから、一方では、独禁法改正ということで独禁法をかなり骨抜きにして進めてきたわけですが、しかし一方では、独占禁止のシステムをきちっとやらない限り、グローバル...全文を見る
○吉井委員 税率の問題などとともに、免税点の見直し問題なども議論されておりますが、政府税調の石会長は、現行三千万の三分の一、一千万ぐらいに引き下げたいと明言しています。これによって、現在、二〇〇〇年で三百六十万社、全事業者の六二%、この免税事業者のうち、どれぐらいが課税業者になる...全文を見る
○吉井委員 これは、財務省の当局の側、資料をきちっと持っておられますか。
○吉井委員 ですから、実は当局の側には資料はまだないわけですよ。  次に聞いておきますが、九三年答申には、三千万を妥当とする意見の中に、「売上規模の小さい事業者においては相対的に転嫁を行っている比率が低い」という指摘がありました。つまり、零細中小業者は消費税が転嫁できていないと...全文を見る
○吉井委員 もう最後にしますが、実際には消費税を転嫁できない業者が、しかし、消費税を払えということになって、それで売掛金の差し押さえをやられたりとか、私も大阪で聞いたところでは、堺税務署の徴税第三部門が一番きつくてという話なんかも聞きましたが、倒産しても構わないんだ、とにかく金出...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わります。
05月29日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、順番を少し変えまして、今防衛庁リストのことが出ておりましたので、その問題から最初に質問したいというふうに思います。  情報公開法というのは、言うまでもなく、憲法の基本的人権に基づく国民の知る権利の保障として生まれました。...全文を見る
○吉井委員 厳正な措置が必要なのは当然なんですが、このこと自体が、もともと憲法の基本的人権の保障というところから生まれたのが情報公開法なんですよ。それを申請したら思想調査リストをつくられてしまうとなりますと、情報公開法に基づいて情報公開を求めること自体にブレーキがかかってしまう。...全文を見る
○吉井委員 これは、行政への不信感とかそういうレベルの話じゃないんですね。国民の知る権利、基本的人権、憲法にかかわってくる極めて深刻でゆゆしい事態が起こったという、この認識を出発点においてまず持ってもらわなきゃ困るということを私は言っておかなきゃならぬと思うんです。  報道を見...全文を見る
○吉井委員 実は、このリストに百四十二人を超えるぐらいの氏名、住所、七百件以上の請求内容が記載されていたという膨大なものですが、しかも、このリストの中には、海幕だけでなくて、陸幕、空幕など他の部局の分も入っているわけです。ですから、部局の違う情報公開担当同士が交流しているというこ...全文を見る
○吉井委員 まず、組織的な問題として全面的な調査をやってもらいたいというふうに思いますし、その調査の結果は当然報告をいただきたい。  この三佐の行為を、現行の行政電算機法はもちろんのこと、今審議している行政機関個人情報保護法案で処罰できないわけですね。行政機関ではこうしたことは...全文を見る
○吉井委員 私、聞いていますのは、ちょっとあなたは全然別なところへ、動転しておっしゃったのかもしれないが、これは防衛庁だけじゃないんです。国の機関すべてについて情報公開法に基づいて情報公開を求めるわけですから、それは片山さんのところだけの話じゃないから、それで私は総理大臣に、これ...全文を見る
○吉井委員 全省庁にわたってこれはやってもらわなきゃいけないし、当然のことながら、そのすべてを公表してもらいたい。現在審議されております個人情報保護の関連法案では、結局今回のような事件を防止できるのかどうかということが今深刻に問われているときであります。行政機関に対しては、目的外...全文を見る
○吉井委員 次に、私は、表現、報道の自由にかかわる問題について伺っておきたいと思うんですが、政府は、この法案は表現、報道の規制ではないということを繰り返し述べてきました。しかし、実際にはそれを担保するものはないわけです。  憲法二十一条で保障された国民の基本的人権であり、国民主...全文を見る
○吉井委員 治安維持法というのは、戦前の国体維持のために、それに反する考え方、戦争反対だとか基本的人権だとか主権在民とか、こういう物の考え方、思想、信条、出版、結社、集会、あらゆるものを徹底的に抑圧していったのが治安維持法ですから、治安を維持するために必要なものなんというようなこ...全文を見る
○吉井委員 表現、報道の自由とか、今日の憲法を深く身につけて取り組んでいく上でも、この点では、私は、戦前の日本の歴史というものをどれだけきちんと認識し、理解し、取り組むかということが決定的なかぎになる。簡単に、戦前と今日の歴史が違うと言うだけじゃなしに、やはり、今日の憲法がどうい...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたので終わりますが、お疲れかもしれないが、私の質問したのは、同じ趣旨のことを後で二回繰り返してよくわかってもらえるように御説明しました。質問の趣旨をよくつかんで御答弁をいただきたい、このことを求めまして、時間が参りましたので終わります。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。先ほどに続いて質問をいたします。  先ほど、防衛庁の方の思想リストのことを取り上げましたが、今度は、私は、金融機関の分野での個人情報にかかわるリストが悪用されているという、この問題について最初に伺っておきたいと思うんです。  ことしの四月...全文を見る
○吉井委員 この問題というのは、私は驚いたんですが、過去に四回抗議の文書を発出された。しかし、さっぱり効き目がないから四回発出したわけですが、ことしの四月十二日に住宅金融公庫が都銀あてに出した後、例えばUFJの方ではその十日後、四月二十二日に、「地区リテール営業部長殿、リテール業...全文を見る
○吉井委員 まず、これは事実であればという話、これは事実だから住宅金融公庫の方がきちんと四回にわたって文書を発出しておられるわけです。  それで、個人信用情報保護・利用の在り方に関する作業部会などの議論とか、さまざまな各部門ごとの議論を踏まえて、個人情報保護法の法体系をどうつく...全文を見る
○吉井委員 個人情報の保護というのは、これは憲法原則からも導かれてくるものでありますし、まずそれが大原則であるわけです。個々の問題というのは、個々の具体的事例に対応してどういうふうに規制をやっていくかということをやらないと、これは簡単に物事が解決できるものじゃない。  この議論...全文を見る
○吉井委員 それでは、担当大臣として伺っておきますが、基本原則の「適正な取得」に言う適正、適法な方法で取得が、仮に疑惑政治家が名誉毀損だとして損害賠償を求める民事訴訟を起こしたときに裁判官の解釈基準になっても、報道機関はもとより、フリーのジャーナリストの皆さんにしても作家の取材活...全文を見る
○吉井委員 そこは、これまでから、義務が課されるものではない、要するに、これはあくまで努力の世界と。それを努力義務と見るかどうかということはあるんですが、この基本原則は努力義務だから守らなくてもよいということなのか、それとも、この努力義務というのは守らなければならないというふうに...全文を見る
○吉井委員 つまり、単なる努力義務ということになりますと、怠ったときも当然違法にならないわけです。これは裁判規範にもならない。しかし、単なる努力義務じゃなくて、努力義務を守ってもらわなければならないものと考えていくのかどうかとか、ここのところは、努力義務ということであっても少し違...全文を見る
○吉井委員 これは要請しているという要請の段階なので必ずしも守らなくてもいいという立場なのか、守らなければならないという立場なのかというのは、これは別に個人情報を守らなくてもいいというそんな立場で聞いているわけじゃないんですけれどもね。  しかし、ここは、小早川東大教授、個人情...全文を見る
○吉井委員 これは、法的義務の根拠になり得る、裁判が起こしやすくなる、こういうふうになりますと、取材する側には努力義務以上に、裁判になっても大丈夫なように考えて取材するということになってきます。  それから、単なる努力義務なんだ、要請なんだということでおっしゃっておられるんです...全文を見る
○吉井委員 裁判における解釈基準になる、これは裁判規範になってまいりますから、やはり取材に対する制約をする、そういう力を持ってくるというふうに思います。  それで、取材を受ける側についての正義感の問題その他も挙げられました。これは、取材する側にも取材を受ける側にも、これまでから...全文を見る
○吉井委員 実は、この議論のあった当時、拡大は慎重にやるべきだというのは、当時の野田自治大臣の答弁でした。国会の附帯決議もそうです。  世界最大規模のデータベースネットワークであり、うまく機能するかという危惧がある中で、日弁連のアンケートでも、過半数の自治体が準備が十分でないと...全文を見る
○吉井委員 これは、いろいろな規定を設けてあるから大丈夫と。それは大丈夫でないという実例を既にこの国会でも幾つも出されてまいりましたし、私も、防衛庁のリスト問題その他、これがほかのものと結合されると大変な問題になるということで、セキュリティーの問題その他で、そんな簡単な話ではない...全文を見る
06月06日第154回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第7号
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○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、野党四党共同提出の公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律の一部を改正する法律案に賛成、与党提出の同一部改正案に反対の討論を行います。  今国会最大の課題の一つは、鈴木宗男議員、加藤元自民党幹事長、井上前参議院議長らの、...全文を見る
06月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、寺西参考人にも来ていただいておりますので、柳澤大臣と寺西参考人に伺いたいというふうに思います。  五月二十二日の当委員会で、私は、個人信用情報が金融機関でどう扱われているかという問題を取り上げました。  住宅金融公庫から、...全文を見る
○吉井委員 それで、残高その他を調べられて、必要ない人にというよりも、逆に言えば、住宅公庫の債務残高の多い方で、金利の高いときの方でというふうに、そして延滞債権その他の正常債権でないものを除いて、それで送られるということは、これは銀行として非常にメリットのあることですから、何か、...全文を見る
○吉井委員 今の後段で少し伺っておきたいのですが、債務者の同意なく借りかえのダイレクトメールを送る、これはやはり、これからの時代、個人の信用情報、個人情報を保護する上で、他の金融機関の情報をその金融機関の債務者の同意なく勝手な扱いをするということは、これは個人情報保護という点では...全文を見る
○吉井委員 それは契約違反ということとともに、これからの時代は、個人の情報を、特に、本人の同意なくほかでの必要に応じて与えている情報を利用しちゃならないという点で、これは極めて、もっと深刻に受けとめてもらわなきゃいけない問題だというふうに思います。  六月三日の日には、リテール...全文を見る
○吉井委員 実は、そういう情報が今度、銀行の中ではさまざまな情報として、これは銀行自身がローンを申し込むときにさまざま情報を集めておられるということと合わさって、今日銀行業務の領域が広がる中でそれらの情報が、銀行の投資信託だとか、あるいは銀行系の証券、生命保険とか、あるいは、先ほ...全文を見る
○吉井委員 これで最後にしたいと思いますが、実際に、提案型融資その他でファイアウオールというものがきっちりなくて個人情報が他に使われて、相続税対策などと称する資産運用などでその後大きな被害が出たりというのが、今、金融被害者として、この委員会でも何度か取り上げられました。  やは...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
06月26日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に片山総務大臣にまず伺っておきたいと思いますが、情報公開法第三条に定める開示請求権制度というのは、どんな人か、どういう人かにかかわらず、何ぴとに対しても等しく開示請求権を認めるものであり、開示請求者に対し、開示請求の理...全文を見る
○吉井委員 ですから、そもそも、だれが請求しているかとか、それは、氏名と住所、連絡先ぐらいなもので、それ以上については一切求めない、これは、従来より総務省の方が、「詳解 情報公開法」その他でも、逐条解説の中で示してこられたことだと思います。  図書館なんかは、閲覧者の名簿を自由...全文を見る
○吉井委員 私は、これは不安を与えたとかそういう次元の話じゃないと思うんです。また、三佐の方の個人の発意とか趣味の問題じゃない。情報公開というものについての基本がわかっていなかった。そのことについて、私はやはり責任というものをもっと重く受けとめてもらわなきゃ困るというふうに思うん...全文を見る
○吉井委員 私は、他の分野のことを聞いているんじゃなくて、特技職の、とりわけ専門家集団としての情報畑を歩む方について伺ったわけです。これはあらかじめレクチャーに来ていただいたときなどにそういうことだと伺っておりますので、確認をしておこうと思ったわけです。それで、ほかの方の場合には...全文を見る
○吉井委員 それで、結局、この情報公開室、まあ準備室をつくった段階から実は、情報公開のために配置した中には、諜報活動、情報収集を業務とするそういう情報部門の方がもう最初からすべてのところに配置されていたということが今のお答えで明らかになったわけです。六月現在で見ましても、防衛施設...全文を見る
○吉井委員 そこで、最初に伺ったんですけれども、通常は特技職と呼ばれる専門家集団としての情報畑で働く人は大体その分野なんです。だから、この間の三佐の方も、情報畑におって、情報公開室に行ったんだが、また岩国の調査分遣隊という保全の部署へ行っておられるわけです。ですから、一般的に人事...全文を見る
○吉井委員 情報公開制度を使って、実際にそこに開示請求してきた人たちの個人情報に関するリストをつくったわけですよ。だからこれだけ大きな問題になってきたんです、この一カ月ほど。ですから、建前としては中谷さんおっしゃったとおりであったとしても、実態としては、これは情報公開制度を使って...全文を見る
○吉井委員 次に進んでおきますが、収集し作成したリストの配付について伺いたいと思うんです。  防衛庁の報告書によりますと、当該三佐がリスト作成を開始したのが昨年の四月ですね。その後、当該三佐は何月に、そのときそれぞれどこにリストを配付していったのか。これは既に皆さんおまとめにな...全文を見る
○吉井委員 ですから、今、十一月のことをお聞かせいただいたんですが、よく見てみますと、これは一覧表にしてしまうとよくわかるんですが、実は四月、十一月、十二月、一月、二月、三月、この時期にリストを作成されて、海幕調査課情報保全室には四月、十一月、十二月、二月、三月とずっと、要するに...全文を見る
○吉井委員 事実としてはっきりしていることは、更新するたびに渡していた。これは、当該三佐が気ままに配ったということではなくて、極めて定期的に、そして組織的に行われてきたということが事実の問題として、おつくりになって示された報告書を読めばそれがわかります。  防衛庁の報告書は、空...全文を見る
○吉井委員 冒頭に議論しましたように、大体、氏名と住所と連絡先なんですね、これだけあったらいいんです。それ以上のものについて、情報公開に関してせんさくすること自体が間違いなんです。  そういう中で、S三佐の後任のT三佐も、U三尉に四回程度リストを渡しているわけですね。結局、調査...全文を見る
○吉井委員 Sさん、Tさんという方は、これは空幕の情報公開室の方なんです。訪ねていった側というのは、調査隊の隊長さんとその部下の方、つまり、調査保全、諜報部門の方なんですね。諜報活動などを含めた情報部門の方たちなんです。ですから、今のお話というのは全然違う話になるということを言っ...全文を見る
○吉井委員 請求者の個人情報を見ることも口頭で報告することも、調査隊にとっては業務なんです。そのことを忘れちゃ、とんでもないことだと思います。  次に、保管について伺っておきたいんですが、海自中央調査隊は、昨年十二月に、当該三佐からリストのフロッピーディスクを一枚受け取ったとな...全文を見る
○吉井委員 随分長いことお話しになったんですが、要するに、資料科長は資料科員の三等海曹に命じて書庫に保管させたということが報告にちゃんと出ているわけです。要らぬものだったらさっさとやってしまうし、資料的価値があるからこそ書庫に格納したということは、報告書の中で明記されているという...全文を見る
○吉井委員 私、この三佐の方は、別に自分から、人事配置を自分で自分をしたわけじゃないんです。配置されていったんです。これは、決して個人的発意とか趣味の次元の話じゃないんです。  私は、そうして一人の個人の問題にすりかえてしまうというやり方、これは本当に根本的な誤りだと思います。...全文を見る
○吉井委員 これは既にマスコミ等でも部分的に、この省庁ではこういうリストがつくられているとか紹介されているぐらいですから、中間的にとおっしゃったわけですから、既にまとまっているものについては直ちに、きょうのこの委員会が済んでからでも、大臣、決裁されて出すようにしてもらいたい、これ...全文を見る
○吉井委員 だから、仕事なんだから、自分のところで一番しっかりやってもらわな困るわけで、ことしの四月から五月にかけてのことなんですが、実は、行政書士の徳島県の石橋吉治さんそれから石川県の重森憲治さん、この方たちが総務省に、オンライン一括法案作成過程を知るために関連する行政書士法改...全文を見る
○吉井委員 それで、行政書士会の連合会の会長は、五月二十五日の新潟行政書士会総会の会場からこの石橋さんらに、自治行政局のある課長補佐から電話があって取り下げを頼むよう言っておいてくれと言うてきたからといって、再度、取り下げを電話で要求してきたという話であります。  総務省は、情...全文を見る
○吉井委員 あってはならないことが現実に起こっているんです。  それで、情報公開という観点からは、請求者の情報を外部に漏らすこと、請求者に団体を使って圧力をかけて取り下げをさせる、こんなことは大変な問題ですから、情報公開を所管する総務省が、情報公開の開示請求を受けて、自分たちが...全文を見る
○吉井委員 この問題については、大体、一番関係のあるところの政府参考人の方が知らぬようなすっとぼけた話ですが、それは関係者の皆さん、よく知っているわけで、そんな話で通ることじゃないですよ。  情報公開を担当するところが、情報公開、開示請求者、リストをつくった防衛庁も問題ですよ。...全文を見る
06月28日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、先日のこの委員会で、総務省の情報公開請求の問題について質問いたしました。  これは、ことしの四月から五月にかけて、徳島県の行政書士の石橋吉治さんと石川県の重森憲治さんが総務省に、オンライン一括法案作成過程を知るために関連する行政...全文を見る
○吉井委員 まず、どういう調査体制でされたのかということを伺っておきたいんです。  今おっしゃったように、自治行政局長を責任者として、これは、行政課長、課長補佐、係長、課員など、昨日も伺っておりますと、あらかじめ担当者四名を聴取したと。調査というのはそういうことだと伺っているん...全文を見る
○吉井委員 行政課長さんというのは、情報開示請求者の情報を外部に漏らした可能性のある人物の一人ではないか、あるいは請求者に開示請求の取り下げを求めた人物の一人ではないかということについて、調査を受ける側の人なんですね。この自治行政局自体がそういう部署であったわけなんですよ。ですか...全文を見る
○吉井委員 調べられているはずの当の自治行政局久保行政課長が先日の朝日で、担当者や関係者から事情を聞いたが、開示請求の情報を第三者に漏らしたり取り下げを働きかけた事実はないと言っているんですね。  つまり、調査を受けた、おまえさん、漏らしたことはないか、圧力かけたことないかと聞...全文を見る
○吉井委員 これは、私、ある課長補佐ということを言いました。課長補佐を含めて、この行政課長を含めた、まさにこの自治行政局の中の問題なんです。ですから、そこの問題を、これは課長かもしれない、課長補佐かもしれない、その漏らした本人かもしれない人が、第三者に漏らしたり取り下げを働きかけ...全文を見る
○吉井委員 私も、大体おっしゃることは皆調べた上で物を言っていますからね。それで、ファクス云々の話もおっしゃるだろうということは全部織り込み済みの質問をやっているんです。  それならば、ちゃんと報告書にして出されたらいいんですね、だれが、いつ、どういうときに、だれにファクスを送...全文を見る
○吉井委員 その話はまた後でおいおい入っていきますが、私は、法案の性格についての見解とか、それをきょうやるつもりは全くないんです、法案審議じゃありませんから。  それで、今大事なことは……(発言する者あり)いや、そっちの方の法案のことで、この行政書士法はこの委員会じゃないから。...全文を見る
○吉井委員 実はそこが、ずっと日がたってからファクスを見たという話になるのか、あるいは、先に総務省からだれが開示請求しているかは聞いておったんだけれども、それにかかわるファクスについてはその後で知ったのかとか、そこのところは非常に大事なところなんです。  それを調査しておられる...全文を見る
○吉井委員 その十三日の話ですが、それを受けて、ファクスの発信日は今おっしゃったものとして、いつ会長さんはそれを入手されたんですか。
○吉井委員 だから、五月十五日以前のいつ、どなたから聞かれたかということを伺っているんです。
○吉井委員 これは五月十五日以前とおっしゃるんですが、十五日の以前というのは時間がいろいろあるわけですから、だからそれはいつなんですかということを、非常に単純なことを聞いているんです。何日付の写しがついていたとかどうとかいう話も、それはそれで、おっしゃっていることは百も承知の上で...全文を見る
○吉井委員 これは、いつ会長さんが実際に知ったのか、それは十五日の朝なのか、十四日の夜なのか、十四日の午後なのかとか、そこはあなたの方で結局特定できていないんです。私が調べたところでは、実は、それよりも以前に会長の方から話が出ておりますから、これはほかのルートからは入らないんです...全文を見る
○吉井委員 重森さんですね、五月二十四日に片山大臣と久保行政課長あてで、「行政書士法改正案について」という文書をファクスで届けていらっしゃるんですが、この文書の中で、「行政書士連合会を通じ、小職の情報開示請求に圧力をかけた事実を公表するとともに」と記載しているんですね。だから、久...全文を見る
○吉井委員 調査を受けている立場の人が、記者の人から質問されると、それに答えて事実に反することを言っているわけです。だから、結局、自治行政局の中で、その課長さん、補佐さん、その人たちが実はこの問題については漏らしたのではないかという問題や、あるいは圧力をかけるように、あるいは団体...全文を見る
○吉井委員 私の方は私の方でちゃんと調べているんですから、ですから、その調べた、いつファクスをだれからという、さっき聞いたってちゃんと答えられないじゃないですか。それをちゃんと出せばいいんですよ。大体、人の手のうちを調べる方ばっかり考えて、言ってみればアリバイ、すり合わせになるよ...全文を見る
○吉井委員 まず、ビラのことで言っているんじゃないんです。これは行政書士会の方の資料がちゃんとあって申し上げているんですが、そこで、やりとりを皆、ちゃんとメモって出していらっしゃるんですね。その中で、オンライン化法案について新たな要望は可能かと聞いたら、その要望というのは何や、国...全文を見る
○吉井委員 この文書は理事長会議で配付された文書なんですよね。この文書を回収せよということも総務省は日行連に言ってこられたわけですが、情報公開担当の総務省で開示請求者のリストを第三者に漏らしたのではないかという問題があり、団体を通じて開示請求取り下げをさせるという圧力をかけたとい...全文を見る
○吉井委員 私は、やはり執行部の方たちが行かれたときに、執行部として、寄せられた疑問、質問、すべて論破されたい、国会議員百人を論破したんだということを言ってきておられるわけですから、法案を通すためには行政課が強い態度で臨んでこられたことはもうはっきりしているわけですよ。だから、会...全文を見る
○吉井委員 百人を論破したということでもって、あなたたちが何を言ったってだめなんですよ、まさにそういう形での圧力をかけているわけですから。そして、私が言ったように、ない、ないとこれは簡単に言える話じゃなくて、皆さんの方が出しておったらこれは大問題なんですよ。情報公開担当の省におい...全文を見る
○吉井委員 それで、今まさに、センシティブ情報の問題についてどういう取り組みをするかが問われてくるわけです。  資源エネルギー庁に最初に伺っておきますが、原発給付金の受け取りを拒否した人のリストには、思想、信条にかかわる情報も記載されていました。こういう思想、信条にかかわる情報...全文を見る
○吉井委員 原子力立地給付金受領辞退申出書に受領辞退の理由を書く欄は本来要らないんでしょう。大体、不正が介在しないように、辞退された方にはお金が出ていない、それはどこか別な人が別なところに流用することはないということを会計上きちんと検査するとか、その体制をとっておけばいいものであ...全文を見る
○吉井委員 振興センターその他が、要りませんと辞退された方のお金を着服するとか不正に流用するとか、不正がはびこっちゃならないのは当たり前なんですよ。だから、そのためにきちんと会計検査をするなりなんなり別なシステムをつくっておけば、要らないという人は、要らない人のお名前がわかればそ...全文を見る
○吉井委員 内閣官房機密費の話をしているんじゃないんですよ。領収書が要らなくてどう使われているかわからないような話じゃなくて、この場合は、決まったお金があって、受領を辞退された方についてはそのお名前だけわかれば、その人へ払っていないんだから、それだけのことできっちりするわけですよ...全文を見る
○吉井委員 今の発言は大変なことだと思うよ。受領を辞退される方について峻別する必要はないんです。後々の紛争を避けるために、そこに生かすためということですが、では目的外ですね。何でこの理由を書いて、その人が後々の紛争ということで、例えば次の原発立地について巻町のような投票なりなんな...全文を見る
○吉井委員 もうそんな話は全然だめね。  これは、原発給付金の受け取り拒否をした人のリストに思想、信条にかかわる情報も記載されていたということで、それが自治体に提供されていたという問題ですが、先ほど福田官房長官は、内閣として、もちろん基本的人権である思想、信条の自由などを擁護す...全文を見る
○吉井委員 これは非常に具体的な話なんです。原発立地給付金受領辞退申出書の中では、辞退される方が書けばしまいなんです。その人は、何で私は要りませんとか、物の考え方について一切書く必要はないのに、それを書く欄がもともとあるわけですよ。その書く欄はもともと必要ないじゃないか。それは、...全文を見る
○吉井委員 時間が来てしまいましたから、この種のものはまた次の機会にしたいと思います。  ただ、いずれにしても、今回の問題にあらわれているように、必要でないものを収集する、そういう欄があれば、それは最初から排除をする、また目的外に使われることのないようにするとかいうことをきちん...全文を見る
07月09日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、不況が非常に長引いている中で、また貸し渋りなどがある中で、随分今問題になってきている多重債務の問題、この問題について質問したいと思います。  最初に、簡単な話から確認しておきたいんですが、債権者が、債務者との契約上全く関係の...全文を見る
○吉井委員 実際にこういう事例が結構多いので、一つ見ていくと、ある二十五歳の青年が函館で働いていた九五年の六月、武富士函館支店から十万円借りた。年収は二百万から二百五十万円と答えた記憶はあるようなんですが、この青年はその後、よく業者がやるように、追い貸しを業者が勧めたりもするわけ...全文を見る
○吉井委員 ことし四月に、弁護士さんの方から関東財務局に申告されていることです。問題は明確であり、このような行為はやめるように指導して、先ほどおっしゃった貸金業法第二十一条、取り立て行為の規制違反の事実を調査して、武富士を指導して、事実が確認されたら処分を考えていく。大臣、そうい...全文を見る
○吉井委員 これは既に申告されている事実でもありますから、個別の案件についてここで出すのは、しゃべりにくいということにしても、きちんと調査をし、指導し、この二十一条違反の事実があれば処分をする、こういうことで臨んでいただきたいと思います。  次に、特定調停法について幾つか伺いた...全文を見る
○吉井委員 ところが、サラ金会社や商工ローン業者の中には、債権内容について、契約書や取引内容の文書をなかなか提示しない貸金業者があります。そのために、債務者が債務の整理に努力しようとしても、調停自体がなかなか進まないという場合があります。  この特定調停法の第十条というのは義務...全文を見る
○吉井委員 それで、特調法の成立趣旨からすると、債権者も債務者も第十条の趣旨は尊重すべきものであり、当然、債務の内容については、これは本来、債務者自身も承知していなければならないものなんですが、ただ実際には、多重債務者というのは追い詰められた状態で次々と借りていって、債務に関する...全文を見る
○吉井委員 それで、特定調停法十二条の当事者等に対する文書等の提出命令、これは調停委員会の職権で発するものと理解しているんですが、この第十二条に規定している「事件に関係のある文書又は物件」というのは、これは山本さんの一問一答調停法でも逐条解説的に書いていらっしゃいますが、これは、...全文を見る
○吉井委員 それで、特定調停法第十二条文書提出、十三条職権調査は、第十条の当事者の責務を補完するものという位置づけでありますが、この十二条、十三条を現実に実行されているのかどうかということですね。この十二条及び十三条を具体的に実行した例はどの程度あるのか。  一方、また、この特...全文を見る
○吉井委員 過料の方を特に聞いておきたかったんですが、わからないということなんですが、過料を科されることは、過料を科されるということがないと、裁判所をなめ切って、調停を無視する業者もいるわけですよ。本当にけしからぬ話なんです。  第十二条の文書提出に応じない者への過料は当然なん...全文を見る
○吉井委員 次に、特定債務者から調停の申し出があった場合、これを拒否できる、あるいは特定調停をしない場合というのは、これは特定調停法第十一条の特定調停しない場合の三つの要件ですね。この場合になるわけですが、このような理由に該当しない場合なのに、債権者の側が調停の場に出てこないとい...全文を見る
○吉井委員 最近の調停の事例で見ると、債権者である特定の貸金業者が調停の場に出てこない例がふえているというふうに聞いております。これは、特定調停の場に出ると、結局、高利を得ようとしたんだけれども、利息制限法の上限金利まで引き戻される、これを拒否するためではないかというふうに思われ...全文を見る
○吉井委員 これは山本さんの本にも出てきますけれども、もともとこの法の目的が、経済的破綻に至る前に、裁判所の調停制度を利用して迅速、円滑に合理的再建計画を立てることを促進して、これらのものの経済的再生を図る、やはりこの立法趣旨が本当に生かされるように、これは大臣としても強い立場で...全文を見る
○吉井委員 この貸金業規制法の四十三条の面から見ると、これは八三年の金利引き下げの際に、貸金業者の営業を考慮して導入したというものでありますが、この貸金業規制法四十三条の規定がある限り、せっかくの特定調停法の目的とする多重債務者の経済的再生に限界があるということになってしまいます...全文を見る
○吉井委員 これは有価証券報告書で、皆さんももう見て御存じの話ですが、武富士、平均約定金利は二六・四四%、平均調達金利は二・一〇%。ですから、金利差は二四・三四%ですね。アコム、平均約定金利は二四・三〇%、平均調達金利は二・一三%。金利差は二二・一七%。プロミス、平均約定金利二四...全文を見る
○吉井委員 出資法でもって、年二九・二%までは、それを超えると処罰ですね。三年以下の懲役もしくは三百万円以下の罰金。二九・二%までは処罰の対象にしないと定めているところにやはり問題があると思うんです。  大体、日本は諸外国と比べて、消費者金融の金利が余りにも高過ぎるわけです。ア...全文を見る
○吉井委員 裏側に行く心配をなさっておられるかもしれないが、そういう議論があるかもしれないが、ドイツ、フランス、先ほども申し上げましたとおり、そういう裏側の話じゃなくて、銀行の方できちんとしたことをやっているわけだし、それから、国民生活金融公庫を、そういう場合は本当に国民の必要と...全文を見る
○吉井委員 テラネットの問題につきましては、これは個人情報保護の角度から改めてまた議論をしたいと。  時間が参りましたので、これで終わります。
07月22日第154回国会 衆議院 予算委員会 第29号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  政府は、景気は底を打ったと言っておりますが、国民はそんな実感を持っておりません。企業の経営者の皆さんも、大企業にしても中小企業にしても、依然として深刻な状況にあると思っております。そういう中での政府の増税計画について、危機感というものが...全文を見る
○吉井委員 そこで、私、最初に主税局長と自治税務局長に、配偶者特別控除、それから、十六歳から二十三歳未満の高校、大学の就学年齢の子供を育てている家庭向けの特定扶養控除、七十歳以上の老人扶養控除を廃止するなど、簡素集約化ということを言っているんですが、この三つの控除をやめると、所得...全文を見る
○吉井委員 ちょっと確認しておきたいと思いますが、主税局長、これは、国民の負担がふえるものは所得税、住民税合わせて大体約一兆一千億円台、こういうふうに見て間違いありませんか。
○吉井委員 ですから、合わせて一兆一千億円台の増税になる。不況が深刻なのは、個人の所得は減って需要が不足しているという、ここに大きな問題がありますが、そのときに一兆円を超える所得増税をやれば、さらに所得を奪って、これは景気の足を引っ張るということになってしまいます。  そこで、...全文を見る
○吉井委員 総理が指示したのは、配偶者控除、特定扶養控除などの簡素集約化ということで、これはちゃんと出している資料が皆さんの方にあるわけです。この上を全部切るという話なんですよ。  それで、これをやめるということも言っていないんです。やるということを言っているんです。私は、増税...全文を見る
○吉井委員 七〇%ということですが、外形標準課税を導入すると、赤字法人であるこの七割の企業は全部増税になります。  日本商工会議所が先日発表しておりますが、一万二千百八十四社の回答をもとに試算したところ、黒字法人でも八五%が増税になる。一社平均二百二十九万円の増税です。赤字法人...全文を見る
○吉井委員 べらべらべらべらしゃべっただけの話で、全然おかしいんだよ。簡易課税だとか実施時期の話だとか、当初二分の一の配慮だとか云々というのはありました。しかし、九割の中小企業が増税になるというこの事実は変わらないんです。  大体、現在の税収三兆八千億が四兆一千億へ、三千億にな...全文を見る
○吉井委員 何だ、それは。あらかじめレクに来ていただいたときは、片山さんのさっきのお話よりもっと詳しいのはありましたよ。その上で、どうなんだと言ったら、一般的に高収益の黒字企業の場合減税になると言っているじゃないですか。減税になるんじゃないですか。
○吉井委員 素直にそう言えばいいんですよ。  経常利益上位十社について試算をするように、私言っておきました。この場で言ったら、急に言われても困るとおっしゃるでしょうから。これは明らかにできるならばしてもらったらいいんですが、ちょっと資料を配ってもらえますか。実は、これは、外形標...全文を見る
○吉井委員 景気がよくて収入があれば、みんな税金払うんです。景気が悪くて困っているときに税金をぼんぼんかけたら、ますます景気は落ち込むんですよ。どうしてそれで税収が上がるんですか。  しかも、赤字企業といえども、払っているんですよ、現に。そういうことを全部無視して、何か赤字企業...全文を見る
07月23日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第4号
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○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう、私は、ITERの問題について質問をしていきたいと思います。  これまで、国会で本格的にITERについて議論されたということは余りありませんでした。私は、昨年三月一日の予算委員会で、ITER問題では、プラズマ主半径の短...全文を見る
○吉井分科員 本来、候補地を決めて協議に入るときに、それはそこになるかもしれないわけです。そこになって協定を交わしてからの議論ということでは、これは順番がおかしいわけで、それはやはり国会と政府の間で、このような国際的な共同プロジェクト、巨大プロジェクトについてはやはりきちんとした...全文を見る
○吉井分科員 そこで、今度政府参考人の方に伺っておきたいと思いますが、今の工学、物理の両方の連絡会の方たちですね、その間でITER計画の基礎科学としての意義及び核融合工学における技術開発上の役割と波及効果という点では認識は一致しているわけです。  同時に、物理学者の方たちの方は...全文を見る
○吉井分科員 総合科学技術会議の問題はまた後で触れますが、原子力委員会の方の、今度は開発戦略検討分科会報告書を読みますと、ここで初めて核融合炉の環境への影響を検討し出しているという点が一つあると思います。  重水素、三重水素の反応で、ブランケット内でのリチウムに中性子を当てて三...全文を見る
○吉井分科員 今おっしゃったように、この研究は今後重要な役割を果たすということであって、実は学術会議の核融合研究連絡委員会の報告書の中では広島大学の研究所などを一つの拠点としてというお話でしたが、まだこれは進んでいないという。だから、進んでいないから今お話がなかったというふうに理...全文を見る
○吉井分科員 ですから、課題であって未解決問題なんですね。  次に、核融合炉のブランケットの問題について伺っておきたいと思いますが、燃料であるトリチウムの生産と回収、高速中性子の持つエネルギーを熱エネルギーに転換して取り出す、そして中性子を遮へいするという複合的機能を果たさなき...全文を見る
○吉井分科員 まだつくられていない、そういう段階なんです。  その点では、先を見通したというものでもなく、ITERの材料、その後の材料の見通しもなく誘致を進める、そういう研究開発となりますと、バランスを欠いているという問題を私はきちんとまず踏まえてかからなきゃいけないと思うんで...全文を見る
○吉井分科員 ですから、今おっしゃったように、当初の一兆円とファイナルレポートの発表だけあるんです。私が聞いておりますのは、この八・一メートルのプラズマ主半径は、七・一メートルだったら建設コストは幾らになるのか、六・一だったら幾らか、五・一だったら幾らか。つまり、これは工学屋とし...全文を見る
○吉井分科員 実はこの問題は、本当は誘致だなんだということを考える以前の段階で、そもそもITERというものについて日本はどういうかかわり合い方をするのか。そして、核融合というものについて、さきに少し触れましたが、仮に将来エネルギーとして考える場合に、今日の軽水炉などの動力炉とコス...全文を見る
○吉井分科員 もう時間が参りましたので終わりたいと思いますが、閣議のメンバーの中にも、今おっしゃった総合科学技術会議の十五人のメンバーの中にも、核融合の専門家はおりませんでした。私は、六ケ所誘致は白紙に戻して、やはり大型科学技術の国際協力のあり方やITERのそもそもの問題に立ち返...全文を見る
07月24日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第17号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  本日は、四人の参考人の皆さん、本当にお忙しいところ、どうもありがとうございます。  最初に、住基ネットの稼働問題から伺っていきたいと思うんですが、四人の参考人の皆さん、お一人お一人から伺いたいと思います。  実は前に座ってお...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたので、二人の藤原参考人に一言ずつだけお聞きしておきたいんですが、先ほど、藤原靜雄参考人からもお話ありました解釈基準の問題ですね。  この基本原則は努力義務規定なんですが、解釈基準として使われたときに、これはメディアにとって自粛、萎縮効果を持つとい...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたので、終わります。どうもありがとうございました。
10月29日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は最初に、いわゆる貸しはがしの問題から質問したいというふうに思います。資本注入を受けた大手銀行の中小企業向け貸し出し増加計画と増加実績というのを金融庁の方から資料もいただきまして、これを見ました。  ことし三月の増加計画に対する増加...全文を見る
○吉井委員 年度を通じてということは、もちろんわかった上での話なんですけれども。  ただ、半期で見て明らかに貸しはがしが極端に進んでいた、これはUFJにしてもあさひにしても見られるわけですし、三井住友にしても非常に大きな貸しはがしがあったわけですね。ですから、その時点で、業務改...全文を見る
○吉井委員 まず、相談ホットラインの方は、検査に生かすということだけで、ホットラインに電話する人は個々に自分が困っているから相談で電話しているんですが、これはさっぱり解決されないものだということがよくわかりました。  前段の方ですが、報告を受けたということですが、それにしても、...全文を見る
○吉井委員 次に、中小企業向け貸付金利の引き上げ問題について伺いたいと思うんです。  ある大手行の十月五日に出された〇二年度下期経営方針会議での頭取の発言というのを私、読みました。その中では、リスクに見合ったリターンを追求し、貸出金利の引き上げを図っている、これは必要なことだ、...全文を見る
○吉井委員 十月号の、第一生命経済研究所のレポートに、「銀行の貸出金利の引き上げを問う」というのが出ておりますが、優良大企業の方は、もともとプライムレートを下回る金利なんですね。これの引き上げを求めたら、他行に乗りかえられてしまうか社債発行など、別な調達に走るわけですね。銀行から...全文を見る
○吉井委員 私は先日、銀行関係者の方とも懇談したんですけれども、不良債権処理を進めるためには原資が要る、そのため金融庁は各行に収益性強化を強く指示してきているんだが、この貸出金利引き上げもその一つだと。小泉内閣の不良債権処理加速の方針のもとで、他の銀行がやっているのにうちだけやら...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わります。
10月30日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょうは核燃料に関する質問をしたいというふうに思います。  核燃料物質というのは、プルトニウム八キログラムで長崎型原爆の一発分、九〇%高濃縮ウランなら約二十キログラムで広島型原爆一発を製造することができることになります。ですから...全文を見る
○吉井委員 確認できているかできていないかは、後ほどゆっくりお聞きします。  七〇年代に各電力が契約を交わした相手のNUFCORとRTZ、あるいはRTZの子会社のミネラルサービス、これはどこの国のどんな企業か、ナミビアにウラン鉱山を持っているのかいないのか。この点、これもあらか...全文を見る
○吉井委員 RTZの方をお聞きしたんですけれども、リオ・ティントもリオ・ティント・ジンクも結局同じ会社ですから、それはそれでいいんですが、NUFCOR社は南ア共和国の企業で、要するにウラン鉱山を持っていない、それから六弗化ウランへの転換施設を持っている企業でもないということもお話...全文を見る
○吉井委員 私、大体九月の末に、これらの企業についての情報をお聞かせいただきたいということで、一カ月ぐらい前からずっと何度もお聞きをしてきました。これぐらいのことはすぐ調べてわかる話だと思うんですね。  今、RTZミネラルサービスのことについて、子会社と思うがそれ以上わからぬと...全文を見る
○吉井委員 あなた、大変なことを言うてはるんですよ。ナミビアから天然ウランの購入契約を結んで、それが、例えば百トンなら百トンがきっちり日本に入ってきたのかどうか。契約上は百トンだったんだけれども、実は九十八トンであった、その二トンがどこかへ消えてしまった。これは、そういうことがあ...全文を見る
○吉井委員 そんないいかげんな話、後でゆっくり伺いますけれども、なぜナミビアから出たということを答えたがらないのか。私は非常に不思議だと思いまして、いろいろ外務省にも伺って勉強させていただきました。それが二つ目の資料です。「ナミビアに関する国連決議等」で、外務省アフリカ第二課から...全文を見る
○吉井委員 実は、これは七四年当時の国会でも議論がありまして、七四年の十二月十九日の予算委員会でしたが、当時の宮澤外務大臣、国連決議には拘束力がある、布告には決議を強制する強制力はないが、しかし国連に協力する政府の基本方針はある、民間企業の契約も政府方針に協力してもらうべきである...全文を見る
○吉井委員 そこで、まず契約日は、全部、日本原電のガス炉の下の二つを別にすれば、大体七〇年から七七年ごろまでのものなんですね。そして、当時の国会での総理答弁、外務大臣答弁からして、七七年以降、実際に契約したものが日本へ入ってくるんだ、その入ってくるものについては、この政府答弁にの...全文を見る
○吉井委員 これは本当にとんでもない話だと思うんですよ。総理大臣の答弁があって、国連決議に従うんだ、それで対処すると言っているのに、電力の方は、当時の通産省、今の経済産業省の方に、ちゃんと本契約が発効するためには日本政府の認可が必要だという契約文があって、それで許可を求めてきてい...全文を見る
○吉井委員 そんなでたらめを言っちゃだめだよ。七〇年代の初めは、どこで六弗化ウランに転換するかということが決まる前に契約しているんだよ。なぜそんなことが言えるんですか。最初の輸入割り当てというのは、原産国はナミビアならナミビアということをちゃんとしない限りできないんですよ。あなた...全文を見る
○吉井委員 国際約束というのは、当然のことながら国連決議が一番の国際約束だと思いますが、それに基づいてやってきたものと思うというふうにお考えですね。
○吉井委員 国際約束も何も、もともとナミビア問題については、もっと早い時期から、きちんとした国連の方の、六七年のナミビア理事会設立とか、ずっと七〇年代前からあるわけです。  その間に、もともと、アパルトヘイト政策をとり、民主主義も自由も何もない、非常に抑圧状態にあるナミビアを軍...全文を見る
○吉井委員 何か、経産大臣に私から頼んでくれという話であり、何とも大臣が情けない話だと思うんですが、同じ内閣の中で言うのは当たり前でしょう。  しかも、あなたのところは原子力委員会を管轄しているわけですよ。原子力委員会が七一年四月一日の決定に基づいてウラン資源確保対策懇談会を設...全文を見る
○吉井委員 三十年前、いかにも古い話のようにおっしゃるけれども、違うんだよ。九〇年ごろまでずっと、南ア制裁が解けたのは九四年ですよ。その間、ずっとナミビアから、南アの会社のNUFCORと契約してみたり、イギリスが多くの資本を出してつくっているにしても、RTZというところがナミビア...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
11月01日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  今回の欠格事由の見直し問題についてまず伺いますが、現行法は精神病者を一律に警備業から排除しているのを、改正案では、この欠格条項を、業務を適正に行うことができるかどうかを基準にするというもので、精神病者の社会参加の拡大に道を開くものである...全文を見る
○吉井委員 それから、国家公安委員会規則の作成の際に、やはり障害者団体や専門家の意見をよく求めるなど、当事者の参加を求めて意見をよく聞いて定めるということを検討していくべきだというふうに思うわけです。これも確認的に大臣に伺っておきたいと思います。
○吉井委員 ここで厚生労働省の方の政府参考人に伺っておきますが、昨年、障害者等に係る欠格事由の適正化等を図るための医師法等の一部を改正する法律案を審議した際にも、附帯決議が採択されています。その中で、   現在の厳しい雇用環境にかんがみ、障害者に対する差別・偏見を除去するための...全文を見る
○吉井委員 大臣にも今お聞きいただきましたように、いろいろ取り組んでいますというお話はあるんですが、実際には具体的には進んでいないんですよ。そして、国のかかわってくる特殊法人でも、実は二・〇八%から一・九七%に低下してくる。非常に厳しい雇用情勢というお話もありましたように、厳しい...全文を見る
○吉井委員 次に、九月に公表されました警察白書についても、この機会に少し伺っておきたいと思います。  ことしの警察白書の特徴は、検挙率の低下の深刻な問題を前面に出しているということが一つあったというふうに思います。白書には、検挙率低下の背景として、事件の増加と警察官の業務負担の...全文を見る
○吉井委員 日弁連の方が十月に開いた第四十五回人権擁護大会のシンポジウムで、警察官の一人当たり事件数は、一九八〇年十八・八件が、一九九〇年で十五・六件、〇〇年で十四・九件と、むしろ警察官一人当たりの件数は減少しているということをシンポジウムの中でも紹介されておりました。  白書...全文を見る
○吉井委員 事件の増加と警察官業務負担の増加ということを挙げておられて、しかし、日弁連などが指摘しているように一人当たり事件数は、これは、もちろん統計数字の扱い方というのは計算の仕方によっていろいろなとり方があります。そこは私もわかった上で言っているんです。別に、日弁連の方の計算...全文を見る
○吉井委員 大臣に質問したときは、委員会のルールとして、大臣にお答えいただく、私の方から政府参考人に質問を求めたときはお答えいただく。政府参考人の今の話ですが、政府参考人も大臣になられたときにお答えいただくというふうにしてもらわぬと、委員会ルールがおかしくなりますので。  それ...全文を見る
○吉井委員 それで、私、国民の警察に対する信頼を取り戻す取り組みが次の課題だというふうに思っております。  警察の閉鎖的体質ということが、さっきのこの中でも冒頭のところに秘密性、閉鎖性ということを挙げているわけですが、これがやはり問題の大事な一つでもあると思うんです。  日弁...全文を見る
○吉井委員 突き返すようなことがないように。  時間が参りましたので、終わります。
11月06日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、今度の改革加速のための総合対応策に関連して質問したいと思いますが、これまで政府のデフレというものの定義は、ちょうど昨年四月の六日の参議院本会議で、当時の麻生経済企画庁長官答弁の中で、二年連続して消費者物価が前年度比を下回ること、持...全文を見る
○吉井委員 この一年、構造改革、不良債権最終処理ということを進めてきて、現実には倒産、失業がふえて、国民の所得が失われてきたというのが現実の姿です。ですから、国民の可処分所得をどうふやすのかということについては、今出されてきた総合対応策の中では結局何もないということがわかりました...全文を見る
○吉井委員 雇用は難しいとお話しですが、リストラの方で、失業の予測だけはよく当たっているんですよ、減った方は。  規制緩和をすればふえるという話ですが、例えばの例で言いますと、大店法を廃止して大型店をどんどんふやしました。大型店で雇用した分よりも中小商店の倒産、廃業で職を失った...全文を見る
○吉井委員 結局、具体的には対策としてないわけですよ。失業して、本当にきちんとした対策とらなかったら、塩川大臣は大阪の方だからよく御存じなんですけれども、ホームレスがどんどんふえていますよ。そしてホームレス予備軍というのが物すごい多いですよ。大体いつ就職できるかわからないんですよ...全文を見る
○吉井委員 結局、今のお話もセーフティーネットという言葉はあるんです、言葉だけで具体的な中身がないんですね。今求められているのは、具体的な、何をセーフティーネットとして、失業したときには本当に失業した人の生活はどうして保障されるのか、どうして人間の尊厳が守られるのか、そのことが必...全文を見る
○吉井委員 ホットラインというんだから、本当にホットラインの役割を果たしてくれるのかと思ったら、何か、公正取引委員会へ行けという話では、これは本当に対策の名に値しないということを言わざるを得ないと思います。  政策金融を積極的に活用という場合に、いただいている資料で、私から申し...全文を見る
○吉井委員 私は、たしか九七年の秋ごろの予算委員会で指摘したと思うんですが、実は国金などについても、当時貸付率目標というのを立てて、それは六〇%。つまり、申請があっても全部貸してあげない、そういうことをやってきたりしてきた経過もありまして、これはほかのバブル期がどうとかこうとかい...全文を見る
○吉井委員 さっき挙げはった数字は、みんなわかった上で聞いているわけですが、質問をよくわかって、のみ込んでお答えいただいたのかどうかわかりませんが。  モラルハザード云々を言い出すと、それは中小業者を本当に信用していないという立場ですよ。中小企業が景気回復まで生き残れる対策にど...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたので。この加速策は、国民の財産をハゲタカにただ同然で売り渡すという危険性が非常にあります。大体、プロジェクトチームのメンバーからして、アメリカのそういうメンバーを加えているわけですから。私は、この問題については今後引き続いて取り上げていきたいという...全文を見る
11月06日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう、私は原子力問題について質問したいと思いますが、最初に、東電の不正事件にかかわって質問いたします。  原発については世の中には賛成の方も反対の方もおられます。しかし、原発の危険から安全を守るという点では、ほとんど一〇〇%...全文を見る
○吉井委員 ひびが入ったまま運転を再開するとか設置を認めるのは、これは論外だというのはわかり切った話なんですね。  しかし、実は、前の検査のときにはかなり傷は大きかったんだけれども、ひびは入っていなかった。しかし、運転中にひびがさらに進行して貫通してしまったとなれば、やはり大変...全文を見る
○吉井委員 ですから、あの問題についても検査手法や検査機器の開発段階なんです。  次に、東電福島第一原発四号機について、保安院の報告を読んでいますと、再循環系のポンプの吐出側の継ぎ手部で最高使用圧力九十六・〇気圧、最高使用温度二百九十八度Cのときに、配管の必要な基準肉厚は二十八...全文を見る
○吉井委員 そうなんですね。基準肉厚があり、もともとそれに腐れ代というのを足すんですね。あるいは、二・一倍とか安全係数を掛けて肉厚を決めるんです。そこから傷がどんどん進行していって、とうとう基準肉厚を切るかどうかというところまでいったわけです。これは非常に深刻な問題だということで...全文を見る
○吉井委員 シュラウドを外へ出して検査するのはおっしゃるとおりなんです、目で見れば。しかし、通常の検査のときというのは水の中で調べるんですね。しかも、少し汚れがあると、その汚れを削り取ってから見たりするので、これを見つけるのはかなりの熟練を要するというのが、東電や浜岡の技術者の工...全文を見る
○吉井委員 細田大臣に引き続いて伺っておきたいんですけれども、福島第一原発の一号機で、次々とまたいろいろ出てきていますが、原子炉格納容器の気密性検査、漏えい率検査の問題が出てきましたね。  私も実は、政治家の方に転身する前にプラント設計をやって、物をつくったら、圧力検査とか、場...全文を見る
○吉井委員 一連の不正事件がありまして、国に報告するべき気密性の検査、これまでデータを改ざんしてごまかしておった、うそをついていた、本当にけしからぬ話であります。  そこで、前回取り上げましたウラン鉱石の輸入問題に移ってまいりますが、前回、最後に福田大臣の方に、私、そのとき配付...全文を見る
○吉井委員 そのお話というのは八八年のお話で、その少し後にも、ナミビアの独立、そして南ア制裁解除というのは九四年に行われているわけです。実は一九七四年、五年のときにも国会で議論がありまして、三木総理の方がきちんと答弁をしていた問題でありますから、これはそのとき、それ以降措置された...全文を見る
○吉井委員 それはきのう聞きました。時期によって、外為銀行に提出の場合と、以前は通産省貿易局だったという話ですから、別にこれは間違っているわけじゃないんです。  それから、ウラン代金のことは右の方にちゃんと書いておきました。鉱石と別に役務取引の場合にはこうやるんだとわかった上で...全文を見る
○吉井委員 それで、この資料四の形に基づいて具体的にどう進んできたかというのが、資料二「関西電力のケース」、それから資料三の「九州電力の場合」であります。  なお、先ほど、契約合意前のヒアリングのことで少しおっしゃっておられたけれども、九州電力に昨日確認してもらって、私が前回指...全文を見る
○吉井委員 RTZミネラルサービスは、スイスにあるペーパーカンパニーなんです。スイスのどこにウラン鉱山があるんですか。その他、ヨーロッパの企業のお話をされました。ヨーロッパのどこにウラン鉱山があるんですか。  大体、そういうことは本来皆さん知っておったんですよ、あなたはまだその...全文を見る
○吉井委員 もう時間になってまいりましたので終わりますが、私は、田村さんがおっしゃったように、やはりこれについては既存の契約であってもきちんと調査をする。国連決議やら国連安保理決議に反して、日本の電力会社は全部ナミビアからの天然ウランの輸入をしておった。直接入ってくるときには六弗...全文を見る
11月08日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  さきに質問された方と若干の重複があるかもしれませんが、最初に、今回の法案で規制対象となっているインターネットオークション市場がネットの普及とともに今急成長をしているときですが、ネットオークションでさまざまなトラブルが現に起きています。 ...全文を見る
○吉井委員 そういうトラブルが今非常にふえているときですから、アメリカなどでは、ネットオークションについて、民間の事業者と消費者がきちんとしたルールをつくって、そして苦情や問題が生じたときには第三者機関が紛争処理をする、そういう仕組みをつくったりしているようでありますが、日本でも...全文を見る
○吉井委員 いろいろ取り組み出しておられることは、今進行形の段階ですかね。本当に総合的な対策というものは結局これからというところのようですが、全国の消費生活センターの方の資料も見せていただきましたが、ネットオークションのトラブルの多くは、さっきもお話ありましたように、商品が届かな...全文を見る
○吉井委員 大体、これまでアメリカ型のグローバルスタンダードということで強調してこられたんですが、今度はアメリカとも異なるいわば先駆的なものとして、レクのときはたしか先駆的というふうに自信を持って言っておられたように思うんですが、しかし、これは先駆的というより、国際的に特異な存在...全文を見る
○吉井委員 いろいろなことを書いてあるんですが、しかし、業界の自主努力を促すということで、八月の段階では明確にその方向を出していたわけです。  ある新聞でこの経過を詳細に報道しております。昨年十二月末に主な委員のもとに警察庁から突然二枚の書類が送付された。次期国会でこんな法改正...全文を見る
○吉井委員 慎重にといって、かなり強引に出してきたという感は否めません。  それで、業者の方たちのお話がありましたが、反対ということを言っておられたのが、かなり警察庁の方の強い圧力といいますか、強い働きかけといいますか、しかし、それにしても懸念をやはり表明しているんですね。です...全文を見る
○吉井委員 警察と、それからヤフーにしても楽天にしても、そういう業界の人たちとの関係でいえば、やはりそれは警察の方は優越的な立場にいらっしゃるということを多くの人たちは感じるわけですから、ですから、それだけに限定的、慎重に臨んでいく、そういうことが必要なわけで、警察刷新会議などが...全文を見る
○吉井委員 私も、一〇〇%わからないというようなことを言っているんじゃないんです。明確に写真でわかるものもあるでしょうし、現にそういう場合は、これまでの法律の中でも、これは被害者が届け出をして、それで犯人に接近して捕まえることもできたわけでありますし、盗まれた物がきっちり返ってく...全文を見る
○吉井委員 法案では、出品者の本人情報や取引記録などが努力義務とされ、個人情報がネットオークション業者に蓄積されていくという、この問題があるわけですね。取引に関する通信記録、ログの保存は、不正アクセス禁止法でも、憲法上の権利である通信の秘密から見て問題があるとして明文化が見送られ...全文を見る
○吉井委員 今言いましたように、不正アクセス禁止法のときも、これは憲法上の権利である通信の秘密から見て問題があるということで明文化が見送られてきたという、やはりプライバシーの問題をどう扱うかということと、それから消費者保護をどうするかということ、そして盗品等が不当に、消費者がそう...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わりますけれども、盗品売買の規制は当然のことですし、それから犯罪者をとらまえるのも当然のことだと思うんです。だから、国家公安委員長、警察の立場で大臣がおっしゃったその部分はわかるんですよ。ただ、あなたは同時に内閣の一員なんですね。だから、内閣とし...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、日本共産党を代表して、政府提出の古物営業法の一部改正案に反対、民主党提出の修正案に賛成する討論を行います。  政府案への反対理由の第一は、ネットオークションの法規制は、これまでの盗品防止対策の検討経過から見て時期尚早ということで...全文を見る
11月08日第155回国会 衆議院 本会議 第8号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました構造改革特別区域法案について、小泉総理に質問いたします。(拍手)  初めに、今なぜ構造改革特区なのかということについてお聞きします。  政府が閣議決定した構造改革特区推進のための基本方針では、全国的な規制改革の実...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  今度の構造改革特区法案というのは、何がこの法律の中心かというのは、なかなかすぱっと、一言で言えば何かというのは、わかるようでわからないようなややこしいものですが、ただ、はっきりしてきたのは、なかなか政府が思うように規制緩和が進まない、そ...全文を見る
○吉井委員 通常で言いますと、第一次産業から第二次、さらには第三次という、第三次産業への比重が移ってきていますから、すっとそちらがふえてということで、ある意味では、普通といえば普通というところがあるんです。  ただ、大事なことは、それにしても、九四年から九七年という商業実態調査...全文を見る
○吉井委員 断っておきますが、私は大型店を敵だとか悪だとか見て話をしているんじゃないんです。  例えば、私は九〇年代の後半、随分各地の大型店を調査して回りましたが、小樽の方に国鉄清算事業団用地三十万平方メートルを使ってマイカル小樽というのが出店しました。それから、大臣もマイカル...全文を見る
○吉井委員 私は、特区が規制緩和万能の一点突破、全面展開のその入り口になるという発想じゃだめだと思うんです。  かつて大店法が果たした役割というのは、不十分ながらも、開店日、閉店時間、休業日数、店舗面積の調整によって大型店と地元商店街が競争しながら共存できるという、つまり、経営...全文を見る
○吉井委員 これは、外務省にも当時確認しておりまして、経済的規制や社会的規制、こういうのを組み合わせてと。そのときに、それぞれに都市計画の手法も含めてやっていくとかいうことはありますが、いずれにしても、全体としてやはりそういうルールというものをつくっているんですね。  先ほど大...全文を見る
○吉井委員 そごうの話は、あれは三年ほど前でしたか、そごうと新生銀行の問題で私も国会でも取り上げたことがありますので、そこは覚えているところです。  ただ、今おっしゃったお話も、核店舗に頼るだけじゃなしに、本当は、その地域の持てる内発的な力といいますか、そこを発展させた、そして...全文を見る
○吉井委員 それならば、もともと八条、九条の撤廃というのは要らないわけですよ。  今、地域からのというお話ですけれども、企業活動として中心市街地から撤退し郊外へという、これをやってきているわけですから、そこが中心市街地へ戻ってくるかどうかということは簡単な話じゃないわけでして、...全文を見る
○吉井委員 大臣、ずっと聞いてもらっておわかりのように、八〇年代に随分アメリカから大型店規制をやめろと。これは当時外務大臣も本会議で答弁されましたけれども、アメリカは、ヨーロッパに対しては、日本よりも厳しいそういう規制を撤廃しろということは一切言わないで、日本にだけ言ってきたわけ...全文を見る
○吉井委員 疲弊させた根本原因を明らかにしてそれを大もとで断ち切る、改めていくということをやらないと、その根本を抜きにして次のことを、もうだめだったら今度は次と、そのやり方でもって大店法を廃止して立地法をつくったのだが、中心市街地活性化法をつくったのだが、さっぱりうまくいかない、...全文を見る
○吉井委員 ちょうど終了しましたの紙が来ましたから、次回に残りはやりたいと思います。終わります。
11月15日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  株式会社参入問題と構造改革特区の問題について最初に伺いたいと思います。  先日の終わりの方の続きから始まります。医療福祉の分野での株式会社参入についてですけれども、医療法七条五項で、医療法人に営利を目的とした法人の参入を禁止しておりま...全文を見る
○吉井委員 それは、七月二十三日の総合規制改革会議の中間取りまとめを見ておりましても、厚生労働省の意見で、利益の最大化を目的として医療提供をゆがめやすい構造になるというのが株式会社参入についての見解であったというふうに思います。これは、商法の方では、会社というのは商行為をなすを業...全文を見る
○吉井委員 改革会議の中間取りまとめに対する意見の中でも今言われた趣旨のことを、それから、アメリカの営利法人の問題については、米国営利法人経営の病院については、高配当を求めて利益の上がる患者のみを選択したり、組織的な不正請求を行う等、地域による医療供給体制をゆがめた事例が報告をさ...全文を見る
○吉井委員 アメリカの営利法人の参入による問題の報告も今聞かせていただいたんですが、政府の方に十月に、通商代表部から、小泉首相直轄の協議会を新たに設置し、外国企業も交える形で医療制度改革についての議論を行うようという要望が出されているようでありますし、在日米国商工会議所の方からは...全文を見る
○吉井委員 もともと日本の医療機関は医療法人ですから、ちゃんと適正な手続をとって病院経営ができるわけですから、今最後におっしゃった参入の問題は、もともと関係ない話なんですね。要するに、株式会社が、営利を追求するところが医療の分野に参入することについての問題ですから、そういう分野で...全文を見る
○吉井委員 私、先ほど大臣のおっしゃった、質のいい医療機関をいろいろ競争しながらつくるとか、その質のいい医療機関というのは、これは大事なことだと思っているんです。これは株式会社の参入の話とは全然違う次元の話としまして、別に株式会社じゃなくても、参入しなくていけるわけなんです。 ...全文を見る
○吉井委員 高度最先端医療というのは、株式会社じゃなくてできるんです、医療法人で。特に、もともと、高度専門医療とかそういう分野で採算はとりにくいけれども国民にとって必要な分野というのは、その分野を国立病院が引き受けていくとか公立病院が引き受けていくとかやってきたわけでして、ですか...全文を見る
○吉井委員 期待しているというお話はあったんですが、これは参議院の農水委員会の議論で御存じのように、大島農水大臣が、この企業の参入、これは、耕作放棄地に入っていくこと、耕作放棄地を何とかしようということの広い目的の一つなんだが、とてもじゃないが、この耕作放棄地の解消というのは困難...全文を見る
○吉井委員 北海道の千歳市ですが、オムロンがトマト生産に参入しましたが、採算が合わないからということで二年八カ月で撤退ですね。こだわり野菜の日本たばこ、JTも、来年六月でアグリビジネスから撤退と。ですから、利潤追求が至上命題の株式会社が参入すればうまくいくという証明はないわけです...全文を見る
○吉井委員 しかし、地元の方から、例えば北海道の場合ですと投機対象で苦い経験を持っている。原野商法の切り売りですね。そういう問題など、さまざまな指摘もあって、これはみんなが期待を持ってということじゃありませんから。期待する方もおられるだろうし、期待する背景には、とことん本当に日本...全文を見る
○吉井委員 たくさんしゃべっていただいたんだけれども、要するに、地方公共団体と農地合理化法人、貸し付けを受け付ける側がそこですから、結局、地方にお任せしましょうということで、法的な歯どめというのはないわけですよ。農業に企業が参入した場合、その影響というのは特区内だけにとどまらない...全文を見る
○吉井委員 ちょっと大臣に伺っておきたいんですけれども、農業に参入した今のカゴメのような例、物すごく売り上げも伸ばした、利益も上げた、そこは確かによくもうかったと。しかし、他方で既存の家族農業が破綻に追い込まれた場合、それは特区として見た場合に成功と見るのか、失敗と見るのか。一体...全文を見る
○吉井委員 共産主義云々の話はありますが、大体、二十世紀にも、これまでこの地上に共産主義社会なんてありませんからね。存在してないんです。旧ソ連で、一九一七年からしばらくの間社会主義を目指した時代はあっても、そのソ連は、スターリン以降完全な官僚独裁の体制で、あれは共産主義でもなけれ...全文を見る
○吉井委員 現時点の話は私もわかって聞いていますけれども、しかし、財政的にはなかなか大変なことになってきますから、これは真剣によく、この財政援助をどう進めるか。要するに、農地対策という角度から考えるならば、やはりこれは耕作して農地が守られるわけであり、環境も守られ、農地の荒廃を防...全文を見る
○吉井委員 日本共産党は本当に開かれた党ですから、全部文献も皆出しておりますので、しっかりまた読んで御理解を深めていただきたいというふうに思います。  時間が参りましたので、やはり食糧を安全、安定的に国民に供給するということは、これは国の責務なんですね。そして、農業というのは、...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○吉井委員 私は、日本共産党を代表し、預金保険法及び金融機関等更生手続特例法の一部改正案、同法案に対する民主党提出の修正案並びに地域金融機関組織再編特別措置法案の三案に対し、反対する討論を行います。  まず初めに、預金保険法等一部改正案に反対する理由を述べます。  深刻な不況...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、参考人の皆さんには、大変お忙しいところをありがとうございます。  私は、先の質問者の方がいろいろな角度から質問をしておられますので、大型プロジェクトと特区とのかかわりとか、こういうふうな角度から少し、最初に末吉参考人...全文を見る
○吉井委員 FAZ法で調査に寄せていただいたときにそうだったんですが、北九州輸入促進センター、KIPROがFAZの指定地域、いわば特区として、そこは保税地域の部分を含んだりとかいろいろあったわけですが、具体的な施設としては、アジア太平洋インポートマート、AIM、それから北九州倉庫...全文を見る
○吉井委員 水深十五メーター、十六メーターというのは、今全国各地で始まっているのですね。実際に、それで四百億、六百億という金をかけた港湾があちこちで、ほとんど船が来なくて釣り堀状態というところもふえている時代ですから、この激しい状況の中で、やはりきちんとした見通しをどう立てるかと...全文を見る
○吉井委員 交付税というのはもともと地方の固有財源ですからね。ですから、本来、国の方が借金返しに使いなさいなどというふうにしたら、国の方が大きな誤りを犯すことになるので、一般財源全体の中で非常に大きな比率になっているということは今のお話を伺ってよくわかりました。  それで、先ほ...全文を見る
○吉井委員 他のお二人に質問できなかったことを大変申しわけなかったと思います。  どうもありがとうございました。終わります。
11月21日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に、規制緩和についての総理のお考えを伺っておきたいと思うんです。  大型店規制の法律を緩和、廃止した結果、全国で中小小売店の倒産、廃業が相次ぎました。各地どこへ行っても商店街はシャッター通りになったというところが随分あること...全文を見る
○吉井委員 次に、先日の本会議で私が例を取り上げましたのは、三河湾の方の国際自動車特区構想の方でしたが、あの場合、過大投資の代名詞になっている第二東名や中部国際空港等の建設が一体となって今進行中です。  一方、北九州市では、響灘ハブポートプロジェクト等、国際物流特区は一体のもの...全文を見る
○吉井委員 これは、民間が一〇〇%の話じゃなくて、地方自治体の財政負担は随分大きいものですから、特区が大型公共事業の温存、助長の問題と結びついているということについては、やはりきちんと見ておかなきゃいけないと思います。  次に、医療への株式会社参入の問題について伺っておきたいと...全文を見る
○吉井委員 総理もよく御承知のように、医療法五十四条で、「医療法人は、剰余金の配当をしてはならない。」と。もともと、医療機関というのは営利の追求を目的としないというのは、それは、生命とか健康、安全の問題と両立しないという基本的な問題があるからであります。  ですから、私は、医師...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、構造改革特別区域法案及び同民主党修正案に対して反対の討論を行います。  まず、政府原案に反対する第一の理由は、構造改革特区が、疲弊した地域経済の活性化につながらないばかりか、住民への負担と犠牲を一層強めることになるからであります。  今...全文を見る
11月21日第155回国会 衆議院 本会議 第12号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました、預金保険法及び金融機関等更生手続特例法の一部改正案並びに地域金融機関組織再編特別措置法案の二案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  小泉内閣は、不良債権処理を二年間で一気に加速させる方針を決定して、中小企業の...全文を見る
11月27日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第9号
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○吉井委員 定足数は足りていますか。正規に成立していないと、質問するとおかしくなるからね。私、前、アドリブで定足数が足りていないというふうに話したら、会議録からその部分を削除してくれと頼みにこられたから。ちょっと数えてみてください、成立していたら質問しますから。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。大臣もお忙しいことと思いますが、やはり委員会、成立していないとこれは正規なものになりませんから。  最初に、私、まず保安院長に聞きたいんですけれども、内部告発があって今回の東電不正事件というのは明らかになってきたわけですが、内部告発があった...全文を見る
○吉井委員 不適切という指示があり、反省したのは今わかりました。  だけれども、ジェー・シー・オー事故の後、原子炉規制法改正をやったときは、内部告発者を保護することによって重大な事故が起こらないようにしようということでやったんですね。その告発があったときに、内通したらその責任を...全文を見る
○吉井委員 次に伺いますが、八七年にアメリカのPWRで、これは八七年七月ですが、バージニア州のノースアンナ原発一号で、蒸気発生器細管のギロチン破断がありました。NRCは半年後に、すべてのPWRタイプの原発について四十五日以内に調査し、報告書を出しなさい、こういう指示をしました。だ...全文を見る
○吉井委員 昨日も、口頭で注意をしたような記憶があるという、記憶という話は聞きました。しかし、文書できちんとやっていないんですね。  PWRのノースアンナのときにもちゃんとNRCは文書で出している。日本はそのころ、大体日本では起こらないというようなことをエネ庁の人が話したことが...全文を見る
○吉井委員 資料の配付をお願いします。  それで、大臣、今大事なことは、東電の不正事件、これは内部でいろいろ問題になっておって、隠したりとか、けしからぬです。しかし、同時に、九四年の時点でエネ庁がちゃんと文書を発出しておれば、GEII社のそういう内部での指摘に対してきちんと対応...全文を見る
○吉井委員 いやいや、大臣に聞いているんだよ。
○吉井委員 あなたに指名権はあるけれども、私は大臣に聞いている。
○吉井委員 資料の二の方に、この間のナミビアに関する国連決議等はおおむね大体簡潔なものを載せておきました。  それで、七四年十二月の三木総理答弁、宮澤外務大臣答弁で、実は国連決議の持っている意味、大臣が前段おっしゃったこととあわせまして、しかし三木総理は、我が国としては国連決議...全文を見る
○吉井委員 六弗化ウランの形が主流であったと理解をしているということで、要するに、書類を全部焼却したからわからないということで今逃げようとしているわけなんです。  しかし、電力会社の人はみんな知っているんですよ。当時、燃料を扱ってきた人たちは、ナミビアからのウランの購入をやって...全文を見る
○吉井委員 国連決議の扱いについては、宮澤外務大臣答弁で当時もきちっとしているんです。前段のお話とともに、後段にもきちんとありますから。三木総理答弁もありまして、国連決議の立場で臨むんだということを我が国としては明確にしておりますから。しかし、その間、先に契約しているナミビアのウ...全文を見る
○吉井委員 私は、個々の電力の方の給与そのものについての議論を今やっているんじゃないです。ペーパーカンパニーをいろいろつくって、そういうものが全部オンされていきますと、全部これは国民の負担になってきますから、そういうあり方についてはきちっとするべきだということをまず言っているんで...全文を見る
○吉井委員 先日、西日本新聞が掲載しましたが、公益事業の電力会社が特定政党への政治献金を行ったり政治介入を行っていることを、脱法行為の仕方というのを含めて掲載しておりました。  この中では、九州電力の労務部が指示している文書、現在人事労務部というふうに言うようですが、この応援し...全文を見る
○吉井委員 個人の自由な意思、それを人事評価その他を扱うところがやるわけですから、これは個人の自由な意思に基づいての、だれだって、企業の管理職の方だって、どの党に入ろうとみんな自由なんですから、私はそんなことを言っているんじゃないんです。  ただ、人事労務というところが、会社の...全文を見る
○吉井委員 いや、その計算で出したものというのはわかった話なんですが、計算で出して、もちろんそのとおり物をつくるんじゃなくて、腐れ代なりなんなり考えた公称肉厚に当たるものを大体材料を選んでつくっていくわけですよ。そのときに、今度維持基準とおっしゃるからには、では、どこに線を引っ張...全文を見る
○吉井委員 福島第一原発三号機の制御棒駆動水圧系配管の場合で、基準肉厚を割り込んだ傷が生じたわけですが、前回の検査では基準肉厚を割り込むものはなかったとしているわけですね。今度調べたら、三ミリ必要なのに一・九ミリしかないものもあった。それどころか、いろいろ調べておったら、私が八月...全文を見る
○吉井委員 炉心シュラウドの応力腐食割れ問題については、浜岡原発四号では、昨年見つからずに、ことし急に六十七カ所傷が見つかった。これは、急に傷がふえるというのもおかしな話でして、つまり、傷を見つけるのは相当な熟練を要するというのが、実は浜岡原発へ調査に行ったときに技術系の幹部の方...全文を見る
○吉井委員 安全委員会としてのお考えを今伺ったんですが、保安院長はさっき、これからデータに基づいて考えていくべきだというお話なんですが、そもそも、そのデータを正確にきちんとつかむということがなかなか難しいというのが現状なんです。だから、検査機器の開発とか検査手法の開発そのものに今...全文を見る
○吉井委員 そもそも、どんな傷に発展するかということを考えるにしても、データがなかなかきっちりとれない。データに基づいて考えるべきだというお話だったんですが、そのデータをやるにしても、現在は、検査機器や検査技術の開発からしてきちっとやらないと、測定そのものが非常に困難というところ...全文を見る
○吉井委員 時間がもう終わりになってまいりましたので、最後に、高速増殖炉にしても、東電の不正にしても、それからナミビア問題にしても、あるいは人権抑圧の問題などにしてもそうですが、原子力の問題をめぐって、不正がはびこったり、信頼を失うようなことが本当にいろいろな分野で出ているんです...全文を見る
12月04日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  これまで内閣委員会それから財務金融委員会などの方でも、金融分野における個人情報が漏えいしている、悪用されているという問題など、具体的に取り上げてまいりました。やはり、各業態、業界分野ごとにきちんと高度情報化に伴って個人情報保護法制を充実...全文を見る
○吉井委員 そうおっしゃるんですが、この基本原則は、疑惑の政治家にとっては、不正を暴露させない、使える法律になっているという面があります。国民サイドからいえば、疑惑の政治家保護法というふうに言われたりもしております。  ジャーナリストの江川紹子さんは、みずからの経験から、オウム...全文を見る
○吉井委員 一見当たり前のような原則ということを私もさっき触れたわけですが、実際に民事訴訟が起きた場合の基本原則が裁判官の解釈基準となり得るかどうかの判断というのは、これは、あらかじめ法解釈として行政側の細田さんが担当大臣として、あるいは官僚の方が示すというものじゃないわけで、こ...全文を見る
○吉井委員 内部告発される方というのは、東電の場合でもそうですし、各電力会社の核燃料の関係の方たちから私の方に寄せられてこの委員会でも御紹介しました、あの七〇年代のナミビアからの国連決議、安保理決議違反のウラニウムの輸入問題など、こういうのは、本当に勇気ある告発とか資料提供という...全文を見る
○吉井委員 専門委員会の議事録でも、この基本原則の法的拘束力の問題が大きな議論になったり、そういうこともありまして、報道機関を適用除外にするかしないかも大議論になっているわけですね。努力義務、自主的義務とはいえ、取材者も取材を受ける側も萎縮効果が働き消極的になってくる、こういう問...全文を見る
○吉井委員 大体、行革だとか財政危機だというこのことを口実にして民主主義を規制する行政介入というのは、まず許されないことですよ。  行革というのは本来、むだな公共事業などを進める機構の縮小、一方では、国民の消費生活とか安全を守ったりとか、あるいは民主主義を根幹の部分できちんと守...全文を見る
○吉井委員 学説にあれこれの見解があるという話のたぐいじゃなくて、やはり個人情報保護の核心というのはプライバシー保護ということですし、国民の権利としてのプライバシーを守るという立場に法律の中でどれだけきちんと立つかということ、当然そのことは、自己情報コントロール権というものをきち...全文を見る
○吉井委員 藤井さんのさっきの配慮の話ですが、この配慮で、今、金融分野などでは個人情報使い放題、漏えい放題なんですよ。配慮ということでもって個人の情報についてひどい事態、みずからの自己情報コントロール権などに基づいてきちんと個人が個人で守っていくということには実態はなっていないと...全文を見る
○吉井委員 要するに、センシティブ情報については収集禁止というのは入っていないということです。  時間が大分たってまいりましたから、福田官房長官に伺っておきたいと思いますが、政府案というのは、言論、報道の自由を規制するという重大な問題があります。また、個人情報保護の法制度として...全文を見る
○吉井委員 個人情報保護というのは、冒頭にも申しましたように、そのことは必要なことです。被害の多い信用情報など、消費生活を送る上で、知らない間に個人情報が売買されているとか、さまざまな被害も出ています。  ですから、業態ごと、業界分野ごとに個人情報保護の必要な法整備を図っていく...全文を見る
12月11日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、きょうは最初に、銀行の本人確認がずさんなことによる被害の問題から少しお聞きしておきたいと思います。  最近、ピッキング犯罪の急増で、盗難通帳の預金が偽造印鑑、偽造免許証などで不正に引き出されるという被害が多発しております。警察庁の...全文を見る
○吉井委員 生年月日が間違っているとか氏名の漢字が間違っているとか、本人確認がきちっとされておれば問題ないはずのものが、それが引き出されるというのは、これは銀行の方で本人確認がきちんとできていないという事例がやはり随分あるわけなんです、もちろん偽造免許証がつくられるとか。ですから...全文を見る
○吉井委員 これは、そういう被害が今後出ないように、もちろん一番悪いやつはその盗んだやつなんですが、しかし、ぼんやりしておって銀行の方がその悪いやつに間違って金を渡すなんというようなことがないように、それがあれば当然被害者に補償するのは当たり前だと思うんですが。  次に、大和都...全文を見る
○吉井委員 次に、大和都市管財のこの小倉の事件の確定判決の採用証拠の中には、九五年五月二十六日の近畿財務局渡辺局長が豊永あてに出しております「検査の結果について」という近財金融三課の金三秘第二十二号という文書、こういう文書があります。  その内容は、八八年の設立のころから、判決...全文を見る
○吉井委員 本体の財産的基礎云々の話なんかは、私今まだ言ってないんですよね。  私が今お聞きした中で、要するに、経営状況はいずれも多額の累積欠損金を抱えるなど極めて悪化しているということなどを指摘しながら、大和都市管財の経営状況はまことに憂慮すべきところ、現状では、大和都市管財...全文を見る
○吉井委員 こんなもの、その文書を見ればはっきりしているんですから、半端なことを言わなくたって。この五月二十六日の文書、これを見ればはっきり載っているわけですから。  それで、大和都市管財の小倉という人物の事件での供述調書に証拠品として、「検査の結果について」は、もちろんこれは...全文を見る
○吉井委員 当時の段階というのは、この五月二十六日の文書にちゃんと書いてあるんです。そんな半端な話じゃなくて、現状では、大和都市管財の経営そのものが立ち行かなくなる危険性が極めて高く、購入者保護上問題があると、これは当時の渡辺近財局長は指摘したんですよ。  私は、司法の場で確定...全文を見る
○吉井委員 余り話を飛ばしたらだめなんだけれども、収支見通しを出しただけの話なんですよね、そこの話は。まだ大分それは先の話であって、この渡辺局長の五月二十六日の文書で、関連会社の今後五カ年分の収支見込み等経営見通しを出すということで、豊永の方から七月七日にふまじめな回答書が渡辺局...全文を見る
○吉井委員 この九五年八月一日の弁明の機会の通知を送ったということは認められたんですが、その内容というのは、せんだって十一月十三日に当委員会に原口議員が配付された資料、「大和都市管財について」という文書を金融庁は確認することはできなかったとしておったわけですが、この旧大蔵省作成文...全文を見る
○吉井委員 大阪における同和問題のすさまじい実態についてはよく御存じないから、その程度の弁明で済むと思っておられるのかもしれませんが、それは全然違う状況にあります。  私などは、もう二十年、三十年来、本当にすさまじい、その中では、役人の人が本当に糾弾を受けてノイローゼになって役...全文を見る
○吉井委員 そんな気楽な話じゃないんです。一万七千人の被害者が出て、被害額は大和都市管財本体で四百四十二億円、全体で一千百十一億円もの被害が出て、もう豊田商事に被害額などで並ぶ大変な金融被害が出ていながら、しかも、これは、判決を私さっき紹介しましたけれども、豊永浩が行った抵当証券...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わりますが、これは徹底して解明するべきことです。向こうは調査を受ける側なんだから、調査を受ける側の人間の話を信頼して何もやらないというのはとんでもないよ。そのことを申し上げて、時間が参りましたので、終わります。