吉井英勝

よしいひでかつ



当選回数回

吉井英勝の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第162回国会 衆議院 総務委員会 第1号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  今年度に生まれた交付税の増額、一兆一千六百八十六億円のうち、六%に当たる特別交付税の七百一億円、それから調整戻しの六百三十九億円、これなどを今年度地方に配分する、残る交付税の一兆三百四十七億円は翌年度に繰り越すというわけですが、その理由...全文を見る
○吉井委員 大臣も繰り返し言っておられるように、もともと交付税というのは地方の固有財源ですから、交付税を今年度地方団体に普通ならば配分するのは、これは当たり前の話なんです。では別の角度から聞きたいと思うんですが、来年度に繰り越すことによって、地方団体にとってどんなメリットが生まれ...全文を見る
○吉井委員 交付税の増額分というのは、これは本来、この特例法をつくらなかったら、交付税法第六条の三第一項の規定によって地方団体に配分されるんですね。だから、わざわざ特例法をつくって先送りするというわけですが、入るものが地方団体からすれば先送りになるんですね。今、地方団体はそんな余...全文を見る
○吉井委員 要するに、年度間調整でという議論ですよね、今の話は。だけれども、それをやるんだったら、交付税特別会計の世界じゃなくて、地方の固有財源であるわけですから、まず配分して、ことしなんかは既に、もともと地方交付税と交付税見合いの臨財債などで三兆円削っていますから、だから、基金...全文を見る
○吉井委員 一兆三百四十七億円の繰り越しというのは、来年度の財源不足を圧縮するための手段ではないかという声がありますね。実際、さっき大臣もおっしゃったように、地方の固有財源なんですよ。来年度の財源不足を地方の固有財源である地方交付税で補てんする、それはどう考えてもやはりおかしいん...全文を見る
○吉井委員 これは、要するに、地方交付税というもののそもそもの基本を崩してしまうということになるわけですよ。大臣が何度も言ってこられたように、交付税というのは地方の固有財源なんですね。ことし三兆削って圧縮した。一兆余裕が出てきたから戻すにしたところで、まだ二兆削っているんですよ。...全文を見る
02月17日第162回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  財政、地方自治について発言いたします。  日本国憲法の財政条項を見ていく上では、憲法の国民主権、恒久平和主義、基本的人権の尊重という基本的原則に照らして見るということが大事だと思います。  日本国憲法は、「国の財政を処理する権限は、...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私学助成が憲法に反するとの発言が幾つかありましたので、最初にこれについて述べたいと思います。  一九四六年の憲法制定議会において、当時の金森国務大臣が、今日、国家は私立大学に対しては一般公法人に対するよりも特殊なる監督をしているという...全文を見る
○吉井委員 共産党の吉井です。  先ほどの枝野さんの話は、枝野さんもよくおわかりの上でのことと思いますから繰り返しませんが、政府見解であっても日本共産党は何でも反対という気持ちはもちろんないんです。正当なものを見ているのは当然の話でありますから、これはこれでよろしいかと思います...全文を見る
02月18日第162回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  原子力関係の予算で大体年間五千億円、それから宇宙開発の関係の予算で四千億円と、大体九千億円から一兆円近いところですが、特にこの十年の間を見ても大きく伸びております。ただ、ここで日本の科学技術の発展ということを考えたときに、当面の利益にす...全文を見る
○吉井委員 私が伺いました、ITERが技術的、コスト的に動力炉につながっていく展望があるのかということについては、要するにお答えができなくて、一般的な話なんですね。  九六年の夏にアメリカへ行ったときに、DOEの研究局長などとお会いしたときに、ITERについては消極的ないし技術...全文を見る
○吉井委員 実は最近も、雑誌でもITERと公共事業というタイトルで批判論文が出ておりますが、前の町村さんが文部大臣のときも、ITER誘致について、地域おこし的観点が少し走り過ぎているなと感じているという答弁をされたことがあります。  エネルギー政策として考える場合には、ITER...全文を見る
○吉井委員 プラズマ制御の困難性とか炉材料の問題とか、これはまず困難だという問題、これを別にしても、なぜITERが高くつくのかという技術的な課題があるんです。  これについて国会でも私は指摘しましたが、主に三つあるんですね。  もともとITERで、一億度水準のプラズマの閉じ込...全文を見る
○吉井委員 ですから、目標を挙げられているのはよくわかっているんですよ。  問題は、その目標を達成するに必要なプラズマ制御の技術とか炉材料の問題とか、それから、実際にこれを動力炉にしていくときには、コストがちゃんと軽水炉に見合うものになっていくのかという展望を持たなきゃいけない...全文を見る
○吉井委員 まず、プルトニウムというのは放射性毒性の強いものです。これを技術的に扱うというのはそんな簡単な話じゃないんです。  ナトリウムについても、もともと「もんじゅ」で事故をやったときに、ナトリウムは完成された技術だと思っているというのが動燃の技術幹部のお話でした。しかし、...全文を見る
○吉井委員 「もんじゅ」関係で幾らお金を使ったかということなんです。これは一兆九千二百十五億円、予算として使ってきているんです。新たに「もんじゅ」の改造費が百七十九億円、再開後の運転管理費が百五十億円から百八十億円、年間かかって、十年運転ということで大体二千億円というふうに皆さん...全文を見る
○吉井委員 原子力長期計画では、九四年には、二〇三〇年ごろまでに実用化が可能となる技術体系としていましたね。今、実験炉、原型炉、実証炉、商業炉の中で原型炉の段階ですが、では、実証炉から商業炉にかけての見通し、これはどういう見通しを持っているんですか。
○吉井委員 ですから、現在は、実証炉についてもそれから商業炉についてもめどを持っていないということなんですよ。もともと、以前は挙げていた「技術体系の確立」ということも、これは長計目標から取り下げざるを得ないというところへ来ている。そのことを、実験の中でやっていきたい、やっていきた...全文を見る
○吉井委員 「もんじゅ」を中核とするんですが、これは技術的な面、つまり、ナトリウム、プルトニウムを使うという面からもコスト面からも、今、展望が出てこないというところへ来ているということをきちっと見なきゃいけないと思います。  プルトニウム循環のかなめとなるのが六ケ所再処理工場で...全文を見る
○吉井委員 私は、プルトニウムを循環して使用するやり方というのは、今技術的に確立していないだけじゃなしに、これは安全の面その他からしても、もうこのやり方からは撤退をするというところへ政策的に切りかえていくべきだということを言わなきゃならぬと思います。  私は、原子核の方の研究室...全文を見る
○吉井委員 プルトニウムとかナトリウムの危険な問題があって科学技術を進めていこうというときに、それを町おこしの取引条件でもって進めるというのは、これは科学技術のあり方としては全くゆがんだやり方です。こんなことはやるべきじゃありません。  先ほどITERのことを挙げましたが、国際...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 本会議 第7号
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○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、三位一体改革関連三法案について質問いたします。(拍手)  三位一体の改革と言われるものは、国と地方の税財源のあり方の見直しとして始まったものです。これに地方が一定の期待を寄せたのは、国のひもつき補助金を減らして税源を地方に移譲することで...全文を見る
02月23日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  初めに、官房長官に伺いますが、今、官庁の裏金問題というのは、警察だけじゃなしに、社会保険庁、厚労省労働基準局など各所で見られます。裏金問題は、最近だけの問題じゃなくて、以前からずっとあるわけですね。  例えば、一九七九年から八〇年にか...全文を見る
○吉井委員 このときに、あわせて、伊東官房長官の方からは、また、公務員の告発義務の問題につきましては、刑事訴訟法第二百三十九条はその第二項において、官吏または公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならないということなので、右の要件を満たす場合...全文を見る
○吉井委員 それで、この大平内閣の統一見解を小泉内閣が撤回したとか変更したというふうには私は伺っておりませんが、この統一見解の立場というのは小泉内閣としても継承している、こういうふうに理解していいですね。
○吉井委員 なぜ当時こうした政府見解を出したかといいますと、通産省、鉄建公団などの裏金が繰り返しはびこっていた、起こっていた。ですから、公務員が虚偽の公文書をつくることは犯罪である、虚偽公文書をつくるように命ぜられたら公務員はこれを告発する権利と義務を持っている、こういう見解を内...全文を見る
○吉井委員 ですから、当然これは今も生きているわけですから、警察庁に対してもこの統一見解の立場を求めているということは当然のことと思いますが、官房長官に重ねて伺っておきます。
○吉井委員 いや、余りややこしいことを聞いているんじゃないんです。この統一見解というのは、これは、今の小泉内閣のもとでもこの立場をとっておられるんだから、それぞれの、各省もあれば、警察庁もあれば、どこであっても、この統一見解の立場を求めていくということですねということですから、一...全文を見る
○吉井委員 ところが、そうした政府の立場が徹底されていないから裏金問題というのが相次いで起こってきているというふうに思うわけです。  昨年十二月に、愛媛県議会で、日本共産党の佐々木県会議員が質問したのに対して、粟野県警本部長は、電話帳から抽出した氏名を用いる場合があったと初めて...全文を見る
○吉井委員 事実関係を調べるのは当然としても、相次いでいるんですね。北海道警の原田さんもそうでした。結局それは事実だったということで、今返還まで行われていますね。  こういう問題を現職の方が訴えられたときに、事実を調べるのは調べるとしても、やはりこういう本当に裏金づくりはやめて...全文を見る
○吉井委員 仙波さんは、警察官として三十八年間、実際に体験したこととして、にせ領収書づくりと裏金の使途について語っております。  一九七三年から九五年にかけて、県内七つの警察署で、にせ領収書、にせの名前の領収書を作成するように上司から依頼された。領収書の金額は三千円から一万円、...全文を見る
○吉井委員 はっきり大きい声でお願いしたいと思います。  虚偽公文書作成同行使罪というのは、刑法百五十六条違反で、一年以上十年以下の懲役刑ということになります。これは明白な犯罪であるわけであります。  法務省に引き継いで聞きますが、既に先ほどもお話ありました、御答弁ありました...全文を見る
○吉井委員 犯罪事実があり、告発しなければいけない義務がある。  刑事訴訟法二百三十九条二項の規定というのは、公務員に対する義務規定があり、公務員がこの告発を怠った場合には、国家公務員なら国公法第八十二条一項二号、地方公務員なら地公法二十九条一項二号による「職務上の義務に違反し...全文を見る
○吉井委員 ですから、やはりそういう重たいものなのですから、ぜひ、こういう事実を知った人は告発をして正すということで頑張っていただきたいというのが国民の期待であるというふうに思うわけです。  仙波さんは犯罪への協力を拒否してきたわけですが、その仙波さんに対して、警察は昇任ストッ...全文を見る
○吉井委員 実際にそういうことなんですね。  これは、まず、にせの領収書をつくるということは、虚偽公文書の作成に当たりますから、犯罪なんです。その犯罪の事実を知ったら、本来は、荷担するんじゃなくて、共犯関係になるんじゃなくて、犯罪を知ったら告発する義務があるんですね。その義務を...全文を見る
○吉井委員 厳正かつ公正に行われなければならないのが当然なんです。だけれども、学科試験はよくできていると言われたんだけれども、君は通らぬよ、にせ領収書を書いていないからだと、これはどう考えても普通じゃないというふうに思うんです。  実は、それだけじゃないんですね。ことし一月十三...全文を見る
○吉井委員 愛媛県警が調査するといっても、私は、本当は、国家公安委員長として第三者機関、そういうものをきちんと設けて調査しないと、調査される対象になる人が幹部の人たちでしょう。にせ領収書づくりに警察に入ったときから手を染めないと大体昇格していかないんですよ。昇格して、調査をすると...全文を見る
○吉井委員 事実関係云々の裁判の話じゃないんですね。それだったら公安委員会なんかもう要らないに等しいですよ。  公安委員会というのは、警察がきちんと役割を果たすように見ていくわけでしょう。今回の現職警官の実名告発を客観的に見れば、裏金づくりというのは、これは、ここだけの特殊な問...全文を見る
○吉井委員 どういうふうに監査しなさいとか基準を定めて指導したりとかやっても、やっているしりからこの問題は出てきているんですから、これは現場の警察任せじゃなしに、やはり国家公安委員長、きちんと責任を持って徹底的にこれを解明していく、そして二度とこういうことが起こらないように、現場...全文を見る
02月25日第162回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょうは、宇宙研究、宇宙開発という問題について質問をしたいと思います。  宇宙開発、宇宙研究の予算というのは、今、大体年間三千億円ぐらいですが、大変巨大な予算であります。これは、全国の国立大学法人八十九校への運営交付金一兆二千...全文を見る
○吉井分科員 宇宙の研究開発というものについては、そういう大事な分野、また成果を上げてきたものがありますから、そこをしっかり見るとともに、同時に、何しろ予算が非常に巨大なものになってきますから、これについて、例えばJAXAで見れば、年間大体二千億円ぐらいの予算を使うわけですね。宇...全文を見る
○吉井分科員 それから、このロケットシステムが設立されてから、国がロケットを打ち上げるときにロケットシステムがかかわっていない打ち上げの成功率一〇〇%なんですね。ロケットシステムが関与した打ち上げは八二%ですから、二割は失敗したというのが実績ではないかと思いますが、これも少し確認...全文を見る
○吉井分科員 ロケットシステムが、JAXAから、内閣官房の情報収集衛星の関係でH2Aロケットの製作、打ち上げの仕事を請け負っておりますが、その請負契約金額を見ると、二〇〇〇年からの四年間で総額二百四十一億円です。ロケットシステムには製造工場、打ち上げ施設もないことは先ほどのとおり...全文を見る
○吉井分科員 そもそもロケットシステムという会社は、ロケットや人工衛星を請け負う三菱重工、石川島播磨、日産自動車、三菱電機など宇宙産業十三社が共同で設立した会社なんですね。国の仕事をこのロケットシステムが請け負って、その仕事の配分をロケットシステムが宇宙産業十三社に配っていくわけ...全文を見る
○吉井分科員 ぐだぐだ最初言ったけれども、報告書でちゃんと書いているんですよ。技術力、人材、経験において能力に限界があると。  だから、私がここで言っておきたいのは、科学技術に名をかりて、巨額の研究開発の予算のさや抜きとでもいうべきものが行われることは断じてやっちゃならない。こ...全文を見る
○吉井分科員 JAXAが厳正に見積もったという立場をとるのは当たり前の話なんですよ、皆さんの立場からすれば。しかし、厳正に見積もって契約したはずのものなのに、メーカー言いなりで工数を決めて、それが水増し不正契約であるということがわかって、NECなど三社から合計六十六億一千三百万円...全文を見る
○吉井分科員 予定価格も見積もりも相手企業と一緒に行って、そもそも天上りで来た人も技術屋さんであって、これは委員長も技術屋さん出身だからよくわかると思うんですよ。相手企業と一緒にそれをやって、水増し価格が最初から入っていたんですよ。だけれども、その水増し価格を含めた入札予定価格と...全文を見る
○吉井分科員 情報収集衛星の目的の一つには、地震など大規模災害への対応に備えるということを挙げてあるわけですよ、今おっしゃったように。それをうたっているんだから、そうすると、例えば中越地震のときの、これについてはこういう観測をして、そのデータを気象庁なら気象庁とか、東大の地震研な...全文を見る
○吉井分科員 これは、大規模災害に備えるというのはつけ足しの目的にしかすぎないということがここに出てくると思うんです。本当に国民の危機管理、災害対策などに資するものという、少なくともそのことをうたうならば、必要な情報はきちんと公開しなきゃ意味がないということを言わなきゃならぬと思...全文を見る
○吉井分科員 私が伺ったのは、JAXAやNEDOが、内閣衛星情報センターから発注されている衛星開発など、直接開発、製作したものはありますかということで、私が聞いているところではないんですけれども、ありますか。
○吉井分科員 もともと打ち上げた衛星のデータも機密なんですけれども、衛星そのものが機密ですから、直接かかわっているものはないというふうに伺っております。  契約件名、情報収集衛星システムの開発について見ていきますと、二〇〇〇年三月二十七日の最初の請負契約では六百四十九億九千九百...全文を見る
○吉井分科員 これを調べていくと、これは偵察衛星だからとか機密だからといって隠されてしまうんですね。実は、解像度を上げるためとして契約金額は上積みされるという場合がありますが、衛星搭載の光学センサーの解像度を、分解能一メートル上げることでミサイル移動などが手にとるようにわかるとい...全文を見る
○吉井分科員 大臣、前段、ちょっと普通のレクチャーで聞いておけばいいような話で、レクチャーでもう全部聞いてありますから私自身はわかっているんですが、あなたになぜよくわかっていただくようにしたかといいますと、これは、日本の宇宙開発が平和利用目的とか国際協力、その中には当然公開という...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝です。  せんだって、二月十四日に、さいたま市で東武バスの運転手の方が、運転中に急性心不全で亡くなられて、これによって交通事故が発生しました。バスの運転手の方などが勤務中にこういう急性心不全等で亡くなられたりすると、それは直接事故につながり、乗...全文を見る
○吉井分科員 医者の診断によると、死亡に至る前の生活習慣病というものについては、本格的な治療行為を要するというような判断を下すものではなかったということです。コレステロールを下げる薬を出すぐらいで、これはまあ、大臣にしても私も、大体そういう年齢ですからね、というところで、異常な事...全文を見る
○吉井分科員 現場の監督署長より上がってもきておる話で、この労災認定をおろすことについては監督署長の専権事項だということもレクチャーのときにも言っておられるので、ですから、現場の監督署長より速やかに労災認定を行うように、大臣の方でも調査をし、そういう立場で臨んでいただきたいという...全文を見る
○吉井分科員 今回の事例についてどう判断するか、どう評価するかというのは局長の答弁のとおりです。ただ、問題は、治療機会の喪失によって、現に今回の場合はお亡くなりになったわけですね。ですから、基準に加えることについて検討をしていただきたいということですので、局長の説明は私も事前によ...全文を見る
○吉井分科員 どうも局長さんの方は周りのぐるぐるしたところのお話なんですが、要するに、要員不足を解消するように企業に求めるということをやらないと問題は解決しないんですから、パンフレットを印刷したのどうのというような、そんなつまらぬことを言っておっちゃだめなんだから、そこを私はずば...全文を見る
○吉井分科員 次に、バスとともにタクシーも、乗客の安全のためにタクシー運転手の過労死などを防ぐことが重要な課題になってきております。  実は、東京監察医務院部長の徳留省悟氏は、法医学の観点から、タクシー運転中の突然死というのは二三・五%で、乗用車運転中の突然死の約五十倍も多い発...全文を見る
○吉井分科員 過労による突然死などが進んでいく要因というのを少し見ておきますと、国会の方は、附帯決議など国会で決議もしているんですが、実は、タクシーの規制緩和の問題があるわけです。  大阪で見ますと、台数はもともとだぶついていたんですけれども、二〇〇二年を一〇〇とすると、二〇〇...全文を見る
○吉井分科員 そういうガイドライン等をつくって、きちんとやっていくまじめなタクシーの経営者の方ももちろんおられますし、タクシーの経営者と労働組合とがよく話し合って進めている、そういうことを取り組んでいるというところももちろんあるんですが、私は、一九九六年の四月十七日に、当時、衆議...全文を見る
○吉井分科員 ですから、大阪の方では、検察庁も起訴をするという立場で臨んでいるんです。  企業が労基法違反や労務改善基準違反を繰り返すために、幾ら大臣がガイドラインを示されても言うことも聞かない、それを、そのやり方はおかしいじゃないのと批判したり抵抗する労働組合は排除し壊滅させ...全文を見る
○吉井分科員 この第一交通の問題は、これは国会でも何度も出てきている話ですが、もう十年以上になるんですね。  これは私は、特定の企業憎しで言っているんじゃないんです。やはりこういうことを、国会で何が問題になろうが、十年以上繰り返すようなことでは、事は乗客の安全にかかわる問題です...全文を見る
○吉井分科員 もう時間が参りましたので終わりますが、これは、大体だれが考えてみても、この八百トン、学校プール三杯分の百四十度、十気圧に加圧された大量の高温水が出て、それで木内計測の十一名だけがたまたま全員が死傷して、あとはだれもけがもやけどもしない、あり得ない話ですよ。だから、き...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 総務委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、地方交付税に関連して質問をしたいと思います。  財務大臣の諮問機関である財政制度審議会が、二〇〇五年度予算編成の基本的考え方の中で、地方交付税による財源保障は、地方公共団体が国へ財政的に依存し、地方の自主性、自立性が生まれにくい...全文を見る
○吉井委員 総理ははっきりと、「地方交付税の財源保障機能については、」調整機能はもちろんとして、「保障機能については、その全般を見直し、縮小する」ということで答弁をしているわけです。  これまでは、もともと財政調整機能それから財源保障機能は一体のものとしてずっと総務省の立場では...全文を見る
○吉井委員 いや、総理答弁は割とはっきりしているんですよ。答弁は、「地方交付税の財源保障機能については、」財源保障ですよ、「保障機能については、その全般を見直し、縮小する」と。これは私の本会議質問への総理の答弁なんです。  どうも今までの総務省はそうじゃなくて、財務省はそういう...全文を見る
○吉井委員 片山前大臣が一昨年四月の経済財政諮問会議に出した資料、「三位一体改革の進め方について」では、地方交付税の改革の財源保障機能と財政調整機能に触れて、「地方交付税のウェイトは低下するが、地方団体に対して行政任務に見合った財源が全て地方税によって財源確保されない限り、地方交...全文を見る
○吉井委員 ところで、昨年十一月の麻生大臣の経済財政諮問会議への提出資料、「三位一体の改革を推進するための地方税財政制度 地方交付税改革を中心に」というところでは、参考二のところで、財源調整については、財源調整機能の確実な発揮という言葉が入っております。ところが、財源保障の方は、...全文を見る
○吉井委員 廃止はできないが縮小はできるということじゃなくて、その縮小はできないという考えですね。
○吉井委員 景気にかかわる話はまた後ほど少し触れようかと思いますが、この財源保障機能の廃止という議論は、マクロの議論として、地方分権推進会議の議論の中で一部の委員から出ていた話ですね。それは大臣もよく御存じのとおりです。  そのねらいとするところは、交付税総額を、国税五税の一定...全文を見る
○吉井委員 総務大臣、あなたが昨年十一月に経済財政諮問会議に出しておられる資料によれば、二〇〇六年度までは二〇〇五年度並みの一般財源総額は確保するということははっきりしておられます。それ以降を策定する中期地方財政ビジョンでは、「歳出見直しと税の増収による地方財源不足の早期解消」と...全文を見る
○吉井委員 そこで、景気の方を少し見ておきますと、今の景気はとてもじゃないが財源不足が解消されるような状況にありません。そういう現状のもとで定率減税の廃止などで景気を冷やすことになってしまうと、景気回復の方はますます遠のいてしまうという問題がありますが、仮に景気が回復して、通常収...全文を見る
○吉井委員 もともと地方の財源不足のときには交付税率引き上げを考えなきゃいけないんですね。しかし、現実には、それをやらないで特会借り入れでやってきたんです。特会借り入れをやったとしても、それは国の方の財政の都合で特会借り入れで地方交付税の補いをするわけですから、本来、国が全部持た...全文を見る
○吉井委員 交付税の方が、もともとこれは非常に財源不足の中で必要なわけですから、簡単に減らせる話じゃない、これは当たり前なんです。しかし、縮小の方向で考えるというのが総理の答弁にもあったわけでありますし、そういう点では、この法定率分の再セットということが現行交付税率引き下げという...全文を見る
03月02日第162回国会 衆議院 総務委員会 第6号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、補助金を廃止して税源移譲するということで地方の自由度を高める、政府はこれをずっと言ってきたわけですが、この問題について見ていきたいと思います。  いざ税源移譲の段階になったら、ちょっとその額は多過ぎる、八割程度でとか、あるい...全文を見る
○吉井委員 スリム化しろといって圧力をかけたら、これは自由度を増す話と全然違ってくるんですね。  財務省資料を見ていましても、税源移譲額一兆一千百六十億円の積み上げの基礎となった補助金名が挙げられております。それを見ると三十六ですが、その中には暫定的に補助金カットがあった義務教...全文を見る
○吉井委員 補助金をカットすれば、それに見合う税源移譲があって当たり前です。実際には税源移譲はきっちり行われていないし、それから、補助金を切るということは、少なくとも目はなくなるはずなんです。しかし、目は半分残っているんですから、国の関与は続いているんです。昨日やりましたように、...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法等の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、地方財政が毎年巨額の財源不足を生じる事態にありながら、抜本改革を放棄し、依然として、国の責任放棄と言われる折半方式を継続していることであります。二〇...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  GDPの約六割は家計消費ですが、家計の可処分所得を奪ってしまうことになると、消費不況を拡大するということになっていきます。景気にも税収にもマイナスになることは明白です。  今回の高齢者の個人住民税非課税措置の廃止で、六十五歳以上の高齢...全文を見る
○吉井委員 定率減税廃止による負担増ももちろんあります。同時に、高齢者の住民税の非課税措置を廃止した場合に、それだけにとどまらないで、高齢者、特に所得の低い方たちの中には、雪だるま式に、国保も介護保険もそうですし、さらに地方自治体、いろいろなことをやっていますね、取り組み、シルバ...全文を見る
○吉井委員 総務大臣は国保にかかわりがあるから国保が気になったんでしょうけれども、そうじゃなくて、高齢者の非課税措置、これを廃止して、そうすると課税世帯になりますね。だから、税額がふえるという分はもちろんあるんですが、その負担だけじゃなしに、国保も介護保険も、さらに地方がシルバー...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので。要するに、負担増が雪だるま式にふえるんです。考えていかなきゃならぬというお言葉ですが、これは本当に、そこを考えたならば、とりわけ住民税の非課税措置の廃止などで負担を重くするようなことはやめるべきだ、このことを申し上げまして、質問を終わります。
03月03日第162回国会 衆議院 総務委員会 第7号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  昨日、総理質問のときに、ちょうど、高齢者の非課税措置を廃止すると課税対象になる高齢者の中で負担が雪だるま式にふえていくんじゃないかと総理に質問していたら、麻生大臣の方が、雪だるま式と言われるほどのものではないという答弁でありました。 ...全文を見る
○吉井委員 国保と介護でもそうですが、総務省が担当していらっしゃる各自治体にはいろいろな制度があって、大体、非課税か課税かによって随分制度の運用が変わってきます。  それで、友釣りどころの話じゃなくて、これはやはり雪だるま式になりますので、これはそういうものだということをよく踏...全文を見る
○吉井委員 この間の会見でも今の趣旨で言っておられて、政府として早急に耐震強化に取り組む必要がある、これはまことに当然の話だと私も思っております。  文部科学省のデータを見てみますと、公立小中学校の耐震改修率四九・一%。だから、五〇・九%、これがまだ改修をこれから要するところな...全文を見る
○吉井委員 個人財産、私有財産についてのお話もありましたけれども、しかし、いろいろな制度はやはりあるわけで、例えば、公害対策、環境対策ということですと、自動車についても、これは個人の財産なんですが、税の減免という形も出てくるし、それから、太陽光発電施設なんかですと、個人の住宅につ...全文を見る
○吉井委員 今のお話で、認識はいいんですよ、目標もまあいいんですよ、やろうと。しかし、現実を見ると、国交省のアンケートで調べた結果によれば、耐震改修実績は、二〇〇四年三月三十一日現在、全国で約三千五百戸なんですね。さっき、一千百五十万戸必要と言っておられたんですが、実績としてはこ...全文を見る
○吉井委員 これは住宅の耐震化に向けて国や地方公共団体がやるべきことという、複数回答を求めた昨年八月のアンケート調査もありますが、今多くの国民の皆さんが求めているのは、耐震改修費用の負担、これは補助とか低利融資とか税金の減免ですね、一番たくさんの方が、六三・八%の方が求めているん...全文を見る
○吉井委員 これは固定資産税についても、耐震改修すると固定資産の価値が上がるということで上がったりする場合があるんですね。それはやはり耐震化を抑制する方に働きますから、今検討するということですが、ぜひ検討していただいて、耐震化が進むように税の面からもよく取り組んでいただきたいと申...全文を見る
03月08日第162回国会 衆議院 総務委員会 第8号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、地方税の徴収事務の民間委託について伺いたいと思います。  昨年十二月に総務省は民間委託する方針を出したような報道もありましたが、大臣に、そういう方針を決めたのかどうか、最初に伺っておきたいと思います。
○吉井委員 今のお話なんですけれども、要するに、民間委託ができるかどうかということ自体を検討するのか、それとも、民間委託を前提にして、どういうものが民間委託できるのか、それを検討しているのか。つまり、今いろいろ検討したりというところなんですが、何を検討しておられるのか、もう少し具...全文を見る
○吉井委員 ただ、ヒアリングがあったときの話と、それを受けての答申というのを見ておりますと、昨年十二月の分ですが、「強制徴収権の行使はいわゆる「公権力の行使」であり、公務員でなければ行えない」との意見を、今おっしゃったように、言っているわけですね。「民間では公平・中立な徴収が行わ...全文を見る
○吉井委員 今のお話を聞いていますと、何か民間委託できるものとできないものを切り分けできるような感じなんですね。しかし、そんな簡単に切り分けできないんですよ。現在でも、公権力の行使に当たらない事務とか、あるいはプライバシーの漏えいの可能性がない事務だという理由をつけて、実際には税...全文を見る
○吉井委員 要するに、定率減税の縮小、廃止とか高齢者への課税強化の一方で、こういう徴税実務の中で民間委託をしてプライバシーがどんどん漏れる、これでは地方税そのものに対する信頼が失われていくということを申し上げまして、時間が参りましたので、質問を終わります。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました地方税法改正案に反対の討論を行います。  本改正案は、小泉内閣の消費税増税までをにらんだ連続的な大増税、負担増路線の一環をなすものであります。  反対理由の第一は、定率減税の縮減が納税者全体への負担増となることで...全文を見る
03月15日第162回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。きょうは、四人の参考人の皆さんには大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。  私は、最初に清家参考人に伺いたいと思いますが、九八年の国会で、ちょうど大店法を廃止して大店立地法など三法を新しくつくるということが議...全文を見る
○吉井委員 引き続いて、清家参考人にもう一問伺いたいんですが、大型店の出店、撤退。  出店も自由、撤退も自由というやり方で、全国の商店街が疲弊したというだけの問題にとどまらないで、私は、やはり消防団活動から治安からもうさまざまな分野、子供の健全に育っていく環境など、地域社会の崩...全文を見る
○吉井委員 ヨーロッパ型というのは、経済的規制、それから都市計画、あるいは環境その他組み合わせての規制でやってきたわけですね。それを地方自治体が本来独自に条例でやれて当たり前なんですが、やはり一番の障害になっている一つが大店立地法十三条だと思うんですね。規制緩和と言いながら、ここ...全文を見る
○吉井委員 次に、北原参考人に伺いたいと思うんですが、九八年の国会で、全国電機商業組合連合会の福田会長にも来ていただいたりして、いろいろお話も伺いました。大店法廃止や独禁法違反野放しでは家電小売業者の経営も大変になるのは当然ですが、町も大変になるということなど、もう経営も町もめち...全文を見る
○吉井委員 それでは、次に、中小企業金融について伺いたいと思います。  井上参考人に伺いますが、一昨年秋になりますが、金融機関の融資姿勢について、井上参考人、たしか日刊工業の一昨年の秋のに書いておられて、優良企業には金融機関が押し寄せて低利貸し出しの提案をやる、経営不振企業には...全文を見る
○吉井委員 次に、上野参考人に伺いたいと思いますが、政府系金融機関の中の国民生活金融公庫の融資先実績とか、これを少し調べてみると、都銀とか地銀、第二地銀、信金に比べて、やはり国民生活金融公庫が融資先で中小企業への貸し出し、もう圧倒的に一位ですね、百四十五万件と。それから、一企業当...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わります。  どうもありがとうございました。
03月16日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  昨年の七月に、前の金子大臣のときに、地域再生支援に一千億円という話がありました。それが、最初は地域再生のことをいろいろ考えていたと思うんですが、お金の話からすると、どうも三位一体改革とかなり結びついた話になってきているなという感じがいた...全文を見る
○吉井委員 三位一体ということからすれば、そもそも削ったものは全部税源移譲でないとあかんですよ。これは三位一体なんです。削った補助金が全部税源移譲にならないというだけの話じゃなしに、その補助金が、これでいいますと三千四百三十億円の交付金化、その中の一部が八百十億円ですから、これは...全文を見る
○吉井委員 何だか、あるやに伺っていると。よう知っているくせに、妙なことを言うから困るんだよね。  それで、三位一体の方は、ちょっと妙なことを言いましたけれども、スリム化とかそんなのは三位一体じゃないんですよ。本来は、補助負担金の削減は税源移譲ということだったんです。これは三位...全文を見る
○吉井委員 一割から二割というお話ですが、これは、実際に交付金化対象額の数字等からきちっと見れば、二、三割という数字はよくわかるので、後ほどこれは資料としてちゃんと出してもらいたいと思います。大体、そんなあいまいな話で法案審議をやっていこうというのは、八百十億の金なんですから、と...全文を見る
○吉井委員 ですから、各省庁の関係額の十割となりますと、今の八百十億よりもっと大きな金額に膨らむんですが、かなりのことがやれるはずなんですが、いろいろ使い勝手はよくなったという、それはそのとおりなんですよ。しかし、これは関係省庁の仕事からすると、かなり許容範囲があるといいますか、...全文を見る
○吉井委員 もともと、補助負担金を削減したら全部税源移譲に行くのが普通なんです。それを残したわけなんですが、残しながら、財源の面では二、三割というかなり限定的な範囲の中での使い勝手のいいものにしているという点では、これはかなり、本当に範囲の限られたものになってしまっているというこ...全文を見る
○吉井委員 次に、年度間流用も可能としているわけですが、どうした場合に年度間流用は可能になってくるか、全くの制限のないものなのか、その手続はどういうものになるかということについても伺っておきます。
○吉井委員 それから、手続の負担簡素化という点で、窓口一本化ということですね。これは具体的には、国へ来ての一本化ということもあれば、地方の出先での一本化ということもあり、少しこの簡素化というのを、具体的にどういう点での一本化がなされるかということも伺っておきます。
○吉井委員 次に、課税の特例措置について伺っておきますが、課税特例の地域再生税制ですね。資金調達が困難な企業を支援する措置として行うとしていますが、そうであれば、投資企業は中小企業に限定していくとか、しかし実はその限定措置が法律上、規定されていないんですよね。そうすると、法律成立...全文を見る
○吉井委員 次に、この法案で言う地域経済活性化、雇用創出というこの法目的を達するためには、地方の自主性と政府の適切なチェック機能がうまく働いていくということが大事だと思うんです。  法案では、国は地方公共団体の自主性尊重を規定しておりますが、一方、チェックの方は具体的規定はない...全文を見る
○吉井委員 私は、この地域再生法というのは、申請窓口が一本でいいとか、転用も年度間流用もできる、そういう面で使い勝手のいいものになるという点では、そういう使い勝手のいい交付金になるということについては、三位一体の議論はちょっと置いておいて、これは問題あるんですよ、あるんだが、そこ...全文を見る
○吉井委員 それはぜひ、まあ、大臣の地元も、シャッター通りなんて大変なのをよう知ってはる話だから、とにかく大変な事態なんだから。やはりこれは真剣にやらないと、日本全国がこういう状況ですから。  かつて、小樽に二十万平方メートルを超えるマイカル小樽が進出したらあっさりつぶれて、そ...全文を見る
○吉井委員 また、ここのエコミュージアムというところの、これは内閣府認定で、たらい回ししなくても、認定を受けたらさらにいろいろできるという点で、私はいいことだと思っているんですよ。このときに、環境省とか農水省とか、場合によっては経産省、NEDOなんかの活用をして、今考えているだけ...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
03月30日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初、警察庁長官に十分間というお話になっておりますが、その間に、まず長官に質問します。  ことし、年頭あいさつの中で、治安と信頼回復に向けた五つの留意事項というのを挙げておられて、その中で、不適正な予算執行が相次いで判明し、警察...全文を見る
○吉井委員 一昨年の道警の裏金づくり発覚から一年半たちます。それから、道警の原田宏二さんの証言から大体一年になりますが、この後、北海道警の後、静岡、福岡、宮城、京都、愛知、高知、警視庁、愛媛と次々と裏金づくりの問題が発覚してきました。  内部調査の段階で、資料の廃棄、資料隠ぺい...全文を見る
○吉井委員 私的流用問題というのは、どういう報告書があるにしても、現実の問題としてあることについて、私たちもこの国会の中でこれまでからずっと指摘をしたり取り上げてまいりました。  ことし一月、愛媛県警の現職警官、仙波敏郎巡査部長が裏金告発の動機について語っておられるものを見てい...全文を見る
○吉井委員 長官への質問は十分ということでしたから、あと一問にしておきます。  ブロック別監査室長会議という文書がここにありますが、昨年六月に、日本共産党愛媛県委員会の方に警察関係者と思われる方から送られてまいりました。この資料については、既に山口県の議会で昨年十二月九日に、警...全文を見る
○吉井委員 では、長官への質問は終わりまして、愛媛県警の問題について引き続き、これまでから取り上げてまいりましたが、伺います。  愛媛県警の仙波巡査部長は、現職警察官として初めて、実名を明らかにして一月二十一日に裏金づくりを記者会見で告発されました。この会見の中で、一月二十七日...全文を見る
○吉井委員 現在の人員及び警乗手当の支給額、要するに列車警乗の国費支弁というのが幾らになるのかというのを、これはもともとあなたの方から資料をもらっているんだけれども、念のため、確認のために聞いているので、専務員で九百八十五人、二〇〇三年度決算ベースでいったら五千四百八十六万四百五...全文を見る
○吉井委員 それで、鉄道警察隊の警乗手当の趣旨、それから、これはいつから実施しているんですか。
○吉井委員 ですから、旅費規程に基づく日当で、これは一回千七百円支給、こういうことでいいんですね。
○吉井委員 それで、仙波さんの場合でいいますと、一九九九年二月から二〇〇五年一月二十七日まで、ことしの一月まで約六年間、鉄警隊に在職したわけですが、鉄警隊に異動した一九九九年二月から二〇〇一年三月までは、警乗手当の存在さえ知らなかった、警乗手当を受け取ったことがなかったということ...全文を見る
○吉井委員 ですから、国から愛媛県警へ二年間で約九十万円払ったということになるわけですが、それで、これは九十万円なんですが、隊員に支給されていないんですね。仙波さんは、一九九九年から二〇〇〇年度にかけて、はっきり記録に残っているだけでも八回の警乗手当を受給するに該当する列車警乗を...全文を見る
○吉井委員 これは調査中ということなんですが、旅行命令簿があるでしょう。旅行命令簿というのは保管期間が五年間ですから、これを見れば、そんな大層な調査をせぬでもすぐぱっと出てくるんじゃないんですか。
○吉井委員 これは不思議なんですよね。旅行命令簿の保管期間が五年間で、仙波さんの分はなくて、他の隊員の方の旅行命令簿はある。なぜ仙波さんの分だけがないのか、これは非常に不思議な話なんですね。  仙波氏だけが旅行命令を受けていないなどということは極めて不自然です。二年間は旅行命令...全文を見る
○吉井委員 二〇〇〇年九月の監査室長会議というのは、国の機関で実施される情報公開制度を説明するためということで、情報公開でこれらのものが、県によって若干のばらばらはあるかもしれませんけれども、情報公開するからということで、もともと二〇〇〇年にやっているわけです。それを受けて、二〇...全文を見る
○吉井委員 そうしたら、人数は少ないからそう難しい、たくさんの名簿は要らないんですよ。簡単な話なんですね。実際に支払った人、九九年に四人の方にお支払いしたというのならば、国費で支弁したこの隊員の名前ですね、二〇〇〇年度は六人というんですから、隊員の名前を明らかにしてもらったらいい...全文を見る
○吉井委員 これは、私の方でも簡単にわかる話ですから、四人と六人ですから、四百人、五百人の話じゃないから、これは直ちにまず把握して御報告いただけますね。
○吉井委員 これはそんな大層な話と違うわけよね。別に、正規に列車警乗をしておって、手当をもらうこと自身は不正を働いているわけじゃないんですから、もらっている場合だったら。もらった方の、四人だというんだから四人のお名前、プライバシーだとか何か不正だなんだという不都合なことに係るもの...全文を見る
○吉井委員 次に、九九年と二〇〇〇年度の愛媛県警鉄警隊の勤務形態がどういうものであったかということについて伺っておきたいんですが、当時の愛媛県警の鉄警隊は二十四時間勤務の三交代制でしたから、実際には昼は二人が休みで二人が勤務という状況です。事務所に詰める人が一人いて、一人が駅頭の...全文を見る
○吉井委員 これは、計算は簡単なんですね。この月平均の試算というのは、支給額を要するに千七百円で割る、それで十二カ月で割る、これでいきますと、九九年度は二十四・五回なんですね。これを、支給人員は四人というお話でした。しかし、仙波さんはその中から受け取っていなかったということは、仮...全文を見る
○吉井委員 さっきその名前がわからなかったと言いながら、その四人の名前はわからないのに、何で仙波さんの名前が入っていないことだけよくわかるんですか、おかしいじゃないですか。
○吉井委員 いや、その旅行命令簿自身が、仙波さん自身はこの管区の八回の警乗をやったと言っているのにないんですから、その命令簿がないこと自体が今問題になっているんですよ。その問題になっているものを、ないことを前提にして、だから仙波さんは四人の中に入ってこない、その論理は余りにもめち...全文を見る
○吉井委員 県警で調べるのも、調べるのは当たり前の部分ではあるんですけれども、しかし、あなたが調べさせると言っているところ自体がその裏金問題を起こしているところなんだから、だから、調べられる側の人に調べろと言うのは、もともと調査ということについては客観性とか公正性とか信頼性という...全文を見る
○吉井委員 それで、仙波さんが記者会見で明らかにした裏金づくりはこれだけじゃないんですね。  鉄警隊で、上司から、正規のものとは違う、別に電車に乗った回数を水増ししたシフト表作成を指示されたことがあるというお話です。そのときは拒否したんだが、今は別の隊員が実際より乗務回数を多く...全文を見る
○吉井委員 これは、何ら捜査上問題ない話なんです、これも。どの列車に乗ったかを出せと言っているんじゃないんです。そうじゃなくて、列車警乗の月ごとの回数なんですね。しかも過去のものであって、問題ないんです。  委員長、これは警乗手当支給氏名、さっきの分とあわせて、やはりこれを出し...全文を見る
○吉井委員 最後に、警察問題で厳しいお話をずっとしてまいりましたが、大臣、私は同時に、大臣もさっき言っておられた、福岡のあの地震災害のところへ調査に行かれたということですが、私も玄界島で警察官の人が頑張ってはるのも見ましたし、それから天神の警固断層のところのビルのガラスが飛びはね...全文を見る
○吉井委員 では、時間が参りましたので、終わります。
04月01日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  この法案は既に二回廃案になっていますが、最初に法案を提出されてから五年たっているんですね。法案が通らなくても、国民的な問題が起きているわけでもないし、別段困る問題が起こっているわけでもありません。つまり、この法案は成立しなくても国民は何...全文を見る
○吉井委員 廃案になったのが政局絡みというお考えなんでしょうけれども、しかし、与党の皆さんからすると、重要法案という場合は、我々野党からしますとかなり無理押しでやっても、ちゃんとそういうときに通していらっしゃるわけですね。  だから、国民生活に何らかかわりなく、国民の間から特に...全文を見る
○吉井委員 それでは、国民の祝日を決める選定基準、これについてはどうお考えですか。
○吉井委員 ちょうどその委員会で提案された小川半次さんという方が、私の京都の家から二、三百メートルぐらい南へ下ったところの方で、昔から、子供のときからよく知っている方なんですが、今おっしゃったように、新憲法の趣旨に沿うべきことだ、国民大衆を挙げて容易に納得し、参加し得べきものとい...全文を見る
○吉井委員 要するに、昭和をしのぶ日、記念する日というお話ですが、これは昭和天皇をしのぶ日ということではないんですか。
○吉井委員 二千年の悠久の歴史という点からいきますと、私はもっと長いスタンスで歴史は見た方がいいと思っていまして、例えば上野原遺跡からだけでも一万年ですからね。もっと、歴史というのは、そういう長い目で見る方がいいと思っています。  「昭和の日」推進議員連盟の推進母体である「昭和...全文を見る
○吉井委員 実は、この「昭和の日」推進国民ネットワークのホームページでは、みどりの日について正直に語っているんですね。「今のままで世代の交代がすすめば、この祝日の由来は忘れ去られてしまうでしょう。」それは、昭和天皇の誕生日が忘れられるということです。ですから、昭和天皇の誕生日が忘...全文を見る
○吉井委員 「昭和の日」推進ネットが九八年十月に発足し、議員連盟は同年の四月の発足ですが、同ネットはホームページで、推進議連に、「国会への働きかけを通じて、「昭和の日」実現に取り組んでおります。」と書いておりまして、これは、両者相まって、こういう推進ネットの皆さんの思いで進めてい...全文を見る
○吉井委員 いろいろな説を唱える人がいるとかいないとか、そういう話じゃないんですね。実際、これは二〇〇〇年五月九日の参議院でこの法案審議をされたときに、参考人の方たちの意見開陳の中にも出ておりますが、だれがどう言った、こう言ったということだけじゃなしに、昭和には、私が先ほど申し上...全文を見る
○吉井委員 だから、事実は認識しているというお話です。私の見解ということを今言っているわけじゃなしに、侵略戦争や植民地支配というのはかつては政府の方も認めたわけでありますし、そしてその中には、陸軍七三一部隊の人体実験の問題とか、これは事実の問題としてあるので、私が解釈を今言ってい...全文を見る
○吉井委員 ですから、昭和の時代というのは、戦前と戦後、全く違うものとして考えなきゃいけないわけです。  それで、戦前の昭和について、いろいろな思いがあるわけですから、それを祝い、感謝し、記念するということについては、それはそう簡単にいく話ではないわけで、やはり昭和の後半は国民...全文を見る
○吉井委員 これは要するに、祝日法の趣旨からして政府として出せるような法案ではなかったわけなんですよ。だから、みどりの日となっているわけです。もし政府として出せるようなものであれば、議員立法じゃなくて政府提案となるものなんです。  一九四八年七月三日に参議院議長あてに提出した参...全文を見る
○吉井委員 明治節は排除したんですよね。それは、新憲法の趣旨に合わないということで文化の日としているんです。  今はみどりの日なんです。それを逆に昭和の日と、昭和天皇の誕生日を昭和の日にしようとしているんですから、これは全く話がおかしいものです。  当時、みどりの日の問題を担...全文を見る
○吉井委員 いや、迷惑とかそういう話じゃなくて、もともと四月二十九日は昭和天皇の誕生日だというのは皆知っているわけですよ。それがあるから、今の新しい世代の人はそれも知らない人は多いんでしょうけれども、我々戦前に生まれて育った人間はよく知っているわけですよ。そういう四月二十九日は、...全文を見る
○吉井委員 我々の考え方ということで、そういうお考えの方の思いだということは今御答弁になられましたが、それでもって国民的にこれを祝日とすることについては、これはやはり無理な話で、私は、将来長く実施されるものであり、国民生活や感情と密接に結びつくものであるだけに、慎重な審議というも...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  反対の第一の理由は、さきの天皇の誕生日を昭和の日として国民の祝日とすることは、戦前の侵略戦争と暗黒政治の反省に立って打ち立てられた憲法の国民主権、平和、民主主義の原...全文を見る
04月06日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、この基本法の基本理念の方向というものは、基本的に同意できるものだというふうに考えております。名前が基本法であれ推進法であれ何であれ、しかし、相当真剣に法案を生かす具体的取り組みをやらなかったら、法律はつくっても、ほとんど紙くず同然...全文を見る
○吉井委員 だから、もともと別の費目で補助はないんです。税源移譲という話ですが、これは、これにかわる交付金でつけたものも、税源移譲したものを足しても、なおかつ三千億以上は消えているんですよ、国庫補助負担金から。だから、もともとこれは消えてしまっている。  地方交付税の方も、こと...全文を見る
○吉井委員 これは本当に、まず、こういう法律を考えるときには、いろいろな基本法が最近めったやたらとと言ったら表現きついかもしれませんが、たくさん出てきているんですけれども、しかし、財政的な予算措置、その保障を含めてやろうということを考えて進めていかないと、これは本当に法律はできた...全文を見る
○吉井委員 まず、二十一カ月月齢未満の牛ですね。二十一カ月齢のものについても、異常プリオンを発見する可能性というのは、これは感度の高い技術の開発進歩によって、もっと、二十カ月齢未満でも発見されていくという可能性はどんどん進んでいきます。ですから、月齢ということを問題にするというの...全文を見る
○吉井委員 ですから、専門家の中で意見がちゃんとあるんですよ。多数決で食の安全というのが生み出されたらとんでもない話だと思うんですよ。食の安全、安心というのは多数決で決まる話じゃないんです、食品の基本というのはやはり食品の安心、安全が保障されるということですから。  そういう点...全文を見る
○吉井委員 ですから、専門家はプリオン蓄積の経過についてはほとんどわかっていないと言っているんです。わかっていないんです。特定危険部位といっても、これは技術が進歩していきますからだんだんよくわかってくるんです。それに伴って、末梢神経から、炎症を起こしている腎臓から新たに見つかって...全文を見る
○吉井委員 普通の消費者の中でそんな声は全然出ていないんですよ。大体、食の安心、安全を求めているのに、何で全頭検査をやめてくれと言うんですか。そんな声はないんですよ。農水省の方が何かもう全頭検査を緩和したいというふうな立場で物を考えたり言い出したりしたら、これはこの法律が幾らでき...全文を見る
○吉井委員 せっかく食の安全、安心が食生活の基礎だと言いながら、そこのところで逃げてしまったら、あなたは与党として、政府の立場をいろいろおもんぱかってもごもごと言われるのはわかるけれども、法律をつくるときは、やはり法の趣旨の中できちっと考えるべきだというふうに私は思います。  ...全文を見る
○吉井委員 消費者の立場に立つ人たちから私は伺っていますが、圧倒的多数の声は、全頭検査緩和せよという声なんか出ていませんよ。出ているんですか。
○吉井委員 最初からそれを言うておいたらいいんよ。  それで、だから、提案者には、やはり消費者のことを考えて、食の安心、安全、食育ということを考えるんですから、その立場に立って提案者としても物を言ってもらわないと、何か政府の立場に立ってもごもごとやり出すと、これは法の立法趣旨そ...全文を見る
○吉井委員 残りは次回に回します。終わります。
04月08日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。(発言する者あり)
○吉井委員 きょうは、三人の参考人の皆さんには……(発言する者あり)
○吉井委員 きょうは、お忙しいところ、大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。  それで、今もお話がありましたように、委員長、やはり、せっかく参考人の方に来ていただいてお話を伺っているときです。そして、何よりも、提案会派の皆さんが一番熱心に、一番熱心と言...全文を見る
○吉井委員 それで、私は、この食育基本法の理念については、これはいいものだという考えを持っております。  ですから、やはりこういう法律をつくったときに、要は、この法律を具体的にどう生かしていくかという取り組みなしには、この理念というものが生きてくるのか、それとも、この法律がただ...全文を見る
○吉井委員 今、水産物のお話がありましたので、例えばアサリについても、今問題になっております外国産のアサリを、例えば有明海にぱらぱらとばらまいて、二、三カ月したら有明産のアサリということで売り出すという問題。そうすると、自給率を高めるといっても、自給率の国産の中には、本当は外国産...全文を見る
○吉井委員 次に、服部参考人に伺いたいと思います。  冒頭申し上げましたように、私は、この基本法の考え方はいいと思っているんですね。それを本当にどう生かすかという点で、例えば最初に服部参考人のお話を伺っておりましても、結局、学校教育の中でどう充実したものにしていくかとか、あるい...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わります。  きょうはどうもありがとうございました。
04月15日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょう、私は、法案の第七条、環境と調和した生産について、また食糧自給率について触れている部分についてですが、ここを中心に質問したいと思います。  政府参考人に最初に伺っておきますが、アサリガイの産地の表示が最近社会問題になってきており...全文を見る
○吉井委員 農業、漁業ともに自給率をどう高めるかという発想で、今アサリを一例に挙げているわけですが、グラフで見ましても、最近ちょっと上がってきた。ところが、上がってきているかと思うと、中には、これは熊本日日のインターネットで引いた報道でも出ていますが、北朝鮮産アサリが九千トン入っ...全文を見る
○吉井委員 調査中でもあるということですから、速やかに進めて報告されたいと思います。  輸入業者とか流通業者にとっては、これは余り問題にならないのかもしれませんが、しかし、消費者にとって大事な問題は、私は、例えばアサリについて三つあると思うんですね。  一つは蓄養と言われてい...全文を見る
○吉井委員 商品であれば転々と流通するのはよくわかるんですよ。しかし、稚貝なり稚魚なりを入れて、それが転々とすることは、全くないわけじゃないんですけれどもね、それはわかるんです。しかし、それを、飼育、成育地が例えば二十七カ月で、それでその後蓄養ですか、そこが三カ月であれば、長い方...全文を見る
○吉井委員 これは、私この間もお話ししたことがあるんですが、我々人間だって、日本の風土病には耐えられる体になっていても、外国の方の熱帯その他のところへ行ったらその風土病には耐えられないということがあるように、バクテリアの問題、微生物菌、細菌の問題というのは非常にきちんと見ていかな...全文を見る
○吉井委員 そこで、提案者にお伺いします。  私、アサリというのは一例を挙げてきょうは取り上げたわけですが、アサリ一つとってみても、蓄養の問題、稚魚、稚貝を輸入して、入れて育てる中での、外国から簡単に日本の海に魚が入ってくる、あるいは貝類が入ってくるということは本当に大丈夫なの...全文を見る
○吉井委員 不足しているものをいきなり自給でといかないのは当然の話で、問題はやはり、この法律をつくったからには、その方向へ向けて前進させる具体的な施策というものが一番大事で、それなしには本当にこれはただの紙くずになってしまう、そのことをよく心して取り組まなければいけないということ...全文を見る
05月20日第162回国会 衆議院 国土交通委員会 第19号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。両先生には、きょう、お忙しいところ大変ありがとうございます。  私は、まず、新しい法律に変えていくときに、これまでの全総に対する評価、反省、総括というのが出発点の一番大事なことだというふうに考えておりますので、最初にお二人の先生に伺...全文を見る
○吉井委員 今の五十嵐参考人の御発言にもう少しかかわって、もう一問伺っておきたいんですけれども、選択と集中とか重点化という、言葉は時代とともにいろいろ出てくるんですが、法律を変えても、それが新たな理由づけになって、巨大開発、公共事業が継続されていくということになると、これは総括の...全文を見る
○吉井委員 次に、両先生に伺っておきたいんですが、全国計画は閣議決定、そして広域地方計画は国交大臣、こういうふうになってくると、結局、地方住民はどうかかわってくるのか。  けさほど来お話も伺いましたが、地方分権と一方で言いながら、実は地方分権というより、やはり形を変えたトップダ...全文を見る
○吉井委員 もともと地方自治というのは住民自治の上に立つ団体自治ですから、やはり一番その根底にある住民自治、住民参加、住民の声がどう届くかという、それをどう上げていくかということが一番大事で、この点では、戦後のドイツの空間整備計画のように、やはり中央政府レベルの計画というのは基本...全文を見る
○吉井委員 時間が参りました。どうもありがとうございました。
06月03日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に監獄法等の特例についてから質問したいと思います。  それで、今回の監獄法の特例による大幅な業務委託ですが、刑務所のPFIと一体で行われるもので、行刑施設の建設や運営を大きく変えるものになってくると思います。  刑務所業務...全文を見る
○吉井委員 美祢の話はまた後ほど伺いたいと思うのですが、二〇〇二年六月の規制改革会議に出した法務省の回答は、今冒頭におっしゃったとおりのことなんですね。  法務省の反対理由というのは、要するに業務が公権力行使の中心か否かの問題ではなかったわけで、刑罰、保護処分というのは国の主権...全文を見る
○吉井委員 事務事業の性格は変わっていない、なし崩しに民間委託を拡大する。  なぜ法務省が態度を変えたのかということで、新聞で紹介されているのは、不祥事が相次いで明るみに出たことで事態が一変、法務省は条件つきでPFI刑務所を認めることにしたというふうに言われていますね。  P...全文を見る
○吉井委員 今のレポートに書いてある市場化テスト導入刑務所のモデルケースという話ですが、やはり今回の措置は、PFIと特区で民間委託と制度の複合的活用というのが特徴なんですね。つまり、公務の民間化制度をかなり使ったやり方なんですが、これは今後、市場化テスト導入が今検討されております...全文を見る
○吉井委員 ですから、一部事務の民間委託までなんですよ。だから、大臣、そこで聞いているのですよ。ここまでであって、刑務所民営化はしない、そういうことで臨みますね。
○吉井委員 しかし、これはこれからやっていこうという話ですから、やはり参考になるのは、実際にPFI刑務所で大幅な民間委託というのが民営化への第一歩になっているという、アメリカの実例を我々は見ておくことが大事だと思うんですよ。  刑務所民営化のアメリカの実例を見ますと、いろいろな...全文を見る
○吉井委員 考えていないというのをずっと貫くということであれば、そういうことにならないと思うんですが、アメリカの場合は、やはり最初は業務委託から少しずつ少しずつこじあけて、なし崩しで結局、民営刑務所に変わっていったわけですね。  刑務所民営化で見ておく必要があるのは、アメリカの...全文を見る
○吉井委員 大臣も私も戦前に生まれて、戦後、学校で……(村上国務大臣「私、戦後ですよ、済みません、十年先輩なんです、徹底的な民主主義教育を受けていますから」と呼ぶ)ああ、あなたはそうか。いやいや、随分アメリカナイズされてきて、だから、日本の文化とか風土とかいっても、そう簡単なもの...全文を見る
○吉井委員 ですから、NHKでも紹介されたように、地元企業は入れてもすき間程度だ、すき間産業ですと、結構、東大阪の中小企業なんかは物づくりでやるわけですけれども、本当にすき間程度のものだというのが言われているところなんですね。  PFI方式をとると、大きな受注額で、受注の多くの...全文を見る
○吉井委員 ですから、結局、小泉内閣が言ってきた官から民へということで、今進めている公務の民営化ですね。大企業の側は百年に一度のチャンスだ、パブリックビジネスだ、五十兆円市場だということでウの目タカの目でねらっているというのが、これは経済誌等でも紹介されているところです。  そ...全文を見る
○吉井委員 要するに、学校法人の資産要件を緩和した理由は何ですかということを聞いているんです。
○吉井委員 私は、民間の創意工夫とか、余りその種の呪文を唱えてやることはうまくないと思うんですよ。  公設民営というんですが、実際は学校施設、資産を持たない株式会社が学校経営を行う。株式会社の最大の目的というのは株主利益の追求なんですよ。では、なぜ学校法人という法律で資産要件を...全文を見る
○吉井委員 何か幼稚園と高校で実験をやってみて、それならば義務教育もというお考えに聞こえますが、それは本当に大変なことだと思うんです。  北九州で今、株式会社の公設民営の高等学校法人設立計画がありますが、ずっとレクを聞いておりましても、実は公募されていないんですね。公の自治体の...全文を見る
○吉井委員 思いは思いとして伺うにしても、現実はそうじゃありませんので。  さっきのモラルハザードというのは、公募という公正さが欠けているところからモラルハザードにつながるものが既に始まっているということだけ申し上げて、時間が参りましたので、質問を終わります。     ———...全文を見る
06月08日第162回国会 衆議院 経済産業委員会 第17号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょうは、不正競争防止法そのものについてと、もう一つ、現行法も徹底的に活用して、それで不正取引とか不正競争による消費者とか中小業者などが被害を受けることのないように不正の発生を未然に防止し、そして被害者の損害の補償とか被害者救済で...全文を見る
○吉井委員 法律としてはいろいろあるわけですね。私も以前、消費者契約法をこの委員会でやりましたが、消費者保護法、特定商取引法、割賦販売法、景表法、不正競争防止法、独禁法を適用できる場合もあるでしょうし、独禁法第二条九項による不公正取引方法の告示とか、法律はいっぱいつくってきて、法...全文を見る
○吉井委員 これは、実は幸輝という会社がオリエントコーポレーションに立てかえの依頼を出しているというのは昨年の十一月十七日で、この工事、終わりましたからというので立てかえ払いの依頼をする、それでお金がおりる。ですから、私は、通達を出したら事足れりということじゃなくて、通達を出すの...全文を見る
○吉井委員 だから具体的に、例えばこのオリエントコーポレーションについては、ちゃんと誠実に対応せいと言っているわけですね。
○吉井委員 ちょっと暑いので、服、脱がせてもらいます。大臣も暑かったら脱いでくださいね。  それで、要するに、大臣、今お聞きいただいたように、いろいろな法律をつくる、たくさん法律をつくったわけですよ。しかし、これが本当に生きてこないと、被害者の救済とかそこまで行くこととか、それ...全文を見る
○吉井委員 この幸輝の役員の代表取締役の米盛昌敏ら幹部は中国で買春事件を引き起こして、中国側の関係者は既に懲役刑に服しているわけですね。ところが、この株式会社幸輝の役員らはICPOを通じて国際手配をされているんですが、日本政府の方が泳がせているという、泳がせるということはないと思...全文を見る
○吉井委員 冒頭に言いましたように、一・四六倍も、大体一・五倍ぐらいこの短い期間にふえているんですからね。一生懸命やっているというけれども、やっておったら減らなきゃいけないのにふえているんですから、これは本当に徹底したことをやっていただきたい。これはもう大臣が直接命令を出していい...全文を見る
○吉井委員 九州地方整備局のものについてもちゃんと調査するんですね。
○吉井委員 この表を見たってわかるように、ずっと前から疑いがある話を今言っているんだから、個別がどうのこうのの話じゃないわけです。  国土交通省の八地方整備局全体の九七年度から二〇〇一年度までの港湾工事の落札率を調べてみて驚いたんですよ。これは資料二をごらんいただきたいと思いま...全文を見る
○吉井委員 私、一件や二件やったらそれはあり得ると思うんですよ、一件や二件やったら。大臣もおかしいと思わはると思うんよね、大体こんなのは。落札率一〇〇%の入札が一三%。これはもう一件や二件の話じゃないんですよ。あり得ない話ですよ。  九州地方整備局発注の港湾工事の異常なほど高い...全文を見る
○吉井委員 これは一件、二件やったらあり得るかもしれぬけれども、これだけ落札率一〇〇%が多数に上るというのはおかしいんです。あり得ない話なんです。  そうすると、私、公取に聞いておきたいんですが、予定価格を入札企業が事前に知り得るのは、発注者が入札者に情報を漏えいする以外にはあ...全文を見る
○吉井委員 過去の一つ、二つの経緯の説明ぐらいじゃ頼りのうてしゃあないわけよ。やはり改善措置要求ができるできぬの話じゃなくて、大体、一割を超えるほどの契約が落札率一〇〇%と異常なんですから、そうしたらこれは今問題になっている事案、発注者についても全部調査されますね。
○吉井委員 私がきょう提起しました問題は、今初めて言うた話じゃないんですよ。もうずっとこの話をしてきました。我々が高い落札率や入札結果を示しても、公取の方はなかなか調査をおやりにならない。調査をされても発注者側にまでは入っていっていないんですよ。だから続くんですよ。官製談合そのも...全文を見る
○吉井委員 独禁法の担当がたしか今は官房長官かな。これは、担当大臣がだれかかれかという話じゃなくて、私は、この点では公取の姿勢をきちっとさせること、公取の体制も強化すること、それから独禁法の罰則強化、欧米並みに課徴金を引き上げることとか、やはりこうして本当にこの問題を繰り返させな...全文を見る
○吉井委員 談合の自由はないんだということを申し上げて、残念ながら時間が少なくなってきましたので、次に鋼材価格の方に移りたいと思うんですが、鋼材価格高騰については大臣も調査を指示して取り組んでいらっしゃいます。  ことし五月二十七日に中小公庫研究所の発表した景況調査報告によると...全文を見る
○吉井委員 大臣は、五月十一日のこの委員会で、しわ寄せができるだけないように、あってはならないと思っているとおっしゃいました。これは当然の答弁だと思うんです。  ところで、全国中小企業団体中央会の「下請中小企業の最近の動向 主要下請業種団体へのヒアリング等調査結果」を見ると、自...全文を見る
○吉井委員 実は事前に、業者の方たちが行かれたとき、従業員十人以下の中小企業は調査していないということを、経産省としての対応だということを伺っておりますので、やはりここはきちんとした調査をやっていただきたいと思います。  もう時間が来ましたから最後にしておきますが、帝国データバ...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたので、せっかく法案について答弁準備していただいた方には、先ほど来議論がありました、職業選択の自由を侵すおそれはないかとか、確認を幾つかする予定でしたが、あらかじめ確認しておきましたので、これで質問を終わりたいと思います。
06月08日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第12号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  四人の参考人の皆さんには、きょうは大変御苦労さまでございます。  私は、最初に海渡参考人に伺いたいと思います。  日弁連の方でアメリカの刑務所民営化について調査を行っておられますが、刑務所民営化のアメリカの実例を見ると、やはりいろい...全文を見る
○吉井委員 刑務所の民営化、業務委託という形での民間委託、そこがどれぐらいの範囲まで広がるかということは、刑務所民営化と行刑政策との関係で、やはりどこまでがきちっと歯どめをかけておかなきゃいけないところかとか、その点についてもいろいろ御検討しておられると思うんですが、そこも伺って...全文を見る
○吉井委員 ことし三月のパブリックビジネス・リポートの中で、法務省の矯正局総務課西田博国際企画官の話として、PFI刑務所では、受刑者の生命財産を直接侵害する行為以外何でも民間化するという趣旨の発言を伝えております。だから、公権力の行使の範囲が今も少しあいまいな部分があるわけですよ...全文を見る
○吉井委員 海渡参考人に最後の質問で、ヨーロッパの話がありましたけれども、イギリスの刑務所民営化の経過と実情、これを伺いたいと思うんです。
○吉井委員 次に、並河参考人に伺いたいと思います。  たしかもう十年近く前になりますか、規制緩和特別委員会か何かのときに来ていただいて伺ったような記憶もあるんですが、特区というものには規制緩和を一点突破して全面展開していくという発想がありますけれども、この点でやはり改めて、当時...全文を見る
○吉井委員 次に、本田参考人に伺いたいと思うんですが、どぶろく特区のこととか、非常にユニークな発想といいますか、いろいろ取り組んでこられた中で、グリーンツーリズムについて、百五十万人ぐらい観光客が来られて、中でも宿泊客が約七万人ぐらいぐっとふえてきたというのをいただいた資料で読ま...全文を見る
○吉井委員 それでは、多分これは最後になると思いますが、伊藤参考人に伺いたいと思います。  学校法人として経営されて、学院長、校長先生を務めていただいておりますが、やはり学校法人ですから、企業利益追求に走ったりはもちろんしないわけですから、経営していて利益が生まれてきたときにそ...全文を見る
○吉井委員 ありがとうございました。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、構造改革特別区域法の一部改正案に対し、反対の討論を行います。  初めに、監獄法等の特例についてです。  今回の特例による民間委託の刑務所業務は、従来、法務省が公権力と一体不可分のものとして民間に移管できない事務事業としてきたものです。こ...全文を見る
06月10日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、竹中大臣に、きょうは雇用、経済の問題を中心にして伺いたいと思います。  一九九七年から、あの年の国民負担増以降、消費不況がどんと広がったのと、二〇〇一年からのリストラ構造改革不況とでもいうべき状況の中で、日本経済と国民生活を長期...全文を見る
○吉井委員 要するに、六〇年代以降ずっと、失業率で見ても一%台、うんと完全失業率が減ったりとかずっとそういう状況であったのが、九〇年代、特に九七年ごろから、もう一%台どころの話じゃなくて五%を前後するところへ、これは若干そのときの四半期ベースで見れば前後しますけれども、ある意味で...全文を見る
○吉井委員 要するに、構造改革でそんなに減っていないという話をするんだけれども、現実を見れば、九七年からどうなっているか。正社員は四百万人減っているんですね、非正社員は四百万人ふえている。ですから、結局、不安定雇用への移動なんですよ。  若者の失業率は、十五歳から二十四歳で現在...全文を見る
○吉井委員 非常に深刻な問題を引き起こしてくるということになりますから、これはやはり五百三十万、いろいろ挙げてみたけれども、これは正規が非正規に移ったとか仕方のないような話じゃなくて、本格的にここにメスを入れない限り、日本の経済財政にとっても将来にとって深刻な問題になる。それが、...全文を見る
○吉井委員 もう時間ですから終わりますけれども、竹中さん、これは瞬間風速でふえたの減ったのの話じゃだめなんですよ。やはり産業活力再生法でリストラ優遇というか応援税制をやってみたりとか、この間の規制緩和で、これは本当に派遣労働野放し、そういうふうなことを政策的にやってきたことをやは...全文を見る
06月14日第162回国会 衆議院 経済産業委員会 第19号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。四人の参考人の皆さんには、大変お忙しいところ、本日はありがとうございます。  私は、最初に、山本参考人と浅岡参考人に伺いたいと思いますが、地球温暖化防止というのは、これは人類の将来にかかわってくる問題でありますし、中でも、温室効果ガ...全文を見る
○吉井委員 次に、山本参考人に重ねて伺いますが、省エネ法による指定工場の報告義務がありますね。この点では、CO2の排出量と削減目標に比べて、本来、達成率はどうであったかというと、公開していきますと企業の取り組みの実績が明らかになりますから、達成すれば世論の支持を企業も受ける、これ...全文を見る
○吉井委員 重ねて伺っておきますが、旭化成ではこれでやっているんだと。私、経団連の方として、各企業がすべて、具体的に目標値と、幾ら排出しているか、これをきちっきちっと公開して、部門別、企業別に公開することが非常に大事だと思うんです。そのことを団体として進めていかれることについて、...全文を見る
○吉井委員 もう一点、これを企業全体としてのお立場で臨めるかどうか。
○吉井委員 次に、浅岡参考人に伺いたいと思います。  気候ネットワークで省エネ法に基づく各企業の報告書の分析をしておられますが、省エネ法を改正して、それが国民に見える形で公開されるということに進んでいかないと、CO2総排出量規制で京都議定書を実現するということにはなかなか道が遠...全文を見る
○吉井委員 あわせて浅岡参考人に伺っておきたいんですが、先ほどもお話がありましたけれども、技術開発などで、原単位の削減ですね。これが、原単位で削減することはいいと思うんですが、しかし、逆に生産量をふやしますと、あるいは掛け算の方の世界になりますから総排出量としては増加をするという...全文を見る
○吉井委員 不公平になってはいけませんので、規制と誘導の両面でだったらお考えなのかなということを申しましたので、一言だけ伺って、時間が来ましたので終わりたいと思います。
06月15日第162回国会 衆議院 経済産業委員会 第20号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、まず最初に、来られていきなりであれだけれども、大臣に基本的な考えを伺っておきたいと思うんです。  地球温暖化防止というのは、人類の将来に直結する問題ですし、中でも、地球的規模での温室効果ガスであるCO2の総排出量規制という...全文を見る
○吉井委員 最終エネルギーの消費部門で見れば、家庭部門は一三%で、やはり産業、運輸、民生業務というところが大口ですから、大きいところで総排出量で抑えていくという、技術開発とかいろいろあるにしても、基本はやはり総排出量で本当に抑えるのだという、ここのところを政府としてまずきちんと国...全文を見る
○吉井委員 国民みんなで取り組む、それは努力は当然なんですが、家庭用は一三%なんですね。民生といっても民生業務部門が一五%で、ですから、産業、運輸、民生業務という大体九割を占めるところで、大どころで本当にそれをやらないことには進まないということを言っているわけです。  資料を配...全文を見る
○吉井委員 それで、地球が全体として温暖化というのは、温室化しているというふうに思ったらいいかと思うんですが、超高層ビルの林立で気象条件が変わってくる、風が吹かないで大気がよどむとか、いろいろな問題があわせて出てきております。  都市部で温度上昇、今お話しのとおりなんですが、言...全文を見る
○吉井委員 そこで、五〇%の排熱にかかわってくるビルについてですが、一つは、ビルがどんどん林立すること自体どうするかという問題はあるにしても、今あるビルでどれぐらい温室効果ガスにかかわってくるもの、CO2にかかわるもの、同時にそのビル自身が放熱ということにかかわってきますので、や...全文を見る
○吉井委員 使用状況を把握しているわけですね。はい。  ところが、これはエネルギー管理指定工場ということで、ビルもみんな工場という形になっているんですが、出していただいても、具体的にどれぐらい使っているかというのはさっぱりわからないんです。  かつて、六〇年代から七〇年代、私...全文を見る
○吉井委員 一般市民のプライバシーに近いものまで公表しろというようなあほなことを言っているんじゃないのですよ。  実は、大臣、きのう参考人質疑のときに、日本経団連の山本さんにお聞きしたら、透明性、情報開示をきちっとやるんだと。あの方は旭化成出身の方ですが、旭化成はきちんともうC...全文を見る
○吉井委員 それは全く、被害だ何だというのは、勝手な理屈をあなたが今考えているだけで、だから私は大臣に決断してほしいと思うんだけれども。  例えば、都内の平均的民家の底地一平方メートル当たりの月平均電力消費量というのをエネ庁の方からデータをいただいて計算したんです。これは大体、...全文を見る
○吉井委員 いろいろ検討される中の一つとして、やはり大事なことは、透明性を高める、情報を開示するともう経済界の方が言っておられるんですから、何か役所の方が先に心配して、被害がどうのこうのと妙なことを言っているばかりですから、ここは、検討していく中には、当然大口の公開を含めて検討す...全文を見る
○吉井委員 それではどうも公開の担保にはならないんですが、それは、そこのところをきちんとやらないと、冒頭に、総量規制ですね、排出量規制でやっていくんだということは言っておられるんだけれども、しかし、個別具体の話になったらあいまいでは物事は進まないということになります。  それで...全文を見る
○吉井委員 それで、二〇〇〇年資料の物理的限界潜在量のときは、どれぐらいの電力量になるかというのは、設備使用量とか利用率とか皆変わってきますから、こちらの方の潜在量の比較だけではなかなか簡単にいきませんので、電力量に置きかえてみますと、二〇〇〇年資料をいただいたときには八千九百八...全文を見る
○吉井委員 それで、私、大臣に伺っておきたいんですが、ですから、可能性というのは物すごく高いんですね。そうすると、再生可能エネルギー、あるいは再生可能エネルギー以外のものも含めて新エネルギーと言っているものも含めてですが、やはり数値目標、非常に意欲的な数値目標を立てて進んでいくと...全文を見る
○吉井委員 それで、やはり一つは、世界の風力発電の設備容量を見たら、現状三千四百十五万キロワット。これが実は、二〇〇〇年一月に日本が物理的限界潜在量は三千五百万キロワットであるというふうに言っておったのと大体同じぐらいなんですよ。既に世界ではそこへ到達しているわけですね。その後、...全文を見る
○吉井委員 それから、やはりヨーロッパでどうして進んでいったかというのは、いろいろ要因がありますけれども、その一つは電力会社に固定価格買い取り義務制度を課していったということ、これは欧米諸国では随分それは進んでいっているんですね。  日本は総括原価方式で、コストは全部電力料金に...全文を見る
○吉井委員 RPSといっても、新エネについての志そのものは低いというのが実態ですから、やはり固定価格買い取り義務制度というものをきちんとつくって、それで進めていかないと進まないんですよ。  再生可能エネルギーの開発や普及、発電とともに、今度は売る方、電力会社からすると買う方です...全文を見る
○吉井委員 まず、この潜在量は非常に大きい、だから、再生可能エネルギーについて志が低いんじゃ、本当にだめなんですよ。大きく持ってやるには、やはり数値目標をきちっと定めることと、市民や自治体がつくった電力を買い取るということをきちっとやっていくことを進めること。  最後に、その点...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
07月08日第162回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、法案の趣旨説明において双方どのように語られたかを改めて見ましたが、民主党は、日歯連による不正献金問題に対する国民の声に真っ正面からこたえて出してきたんだということであります。日歯連問題については、与党への質問の後、また民主党の方に...全文を見る
○吉井委員 昨今の政治資金をめぐる問題といえば、これは法案提出時も今も、日歯連事件というのは重大な問題です。日歯連事件では、一つは橋本総理と橋本派への一億円のやみ献金問題、二つ目には迂回献金疑惑、三つ目には公益法人の脱法的政治献金、政治連盟をつくって与党への巨額献金という問題です...全文を見る
○吉井委員 日歯連事件では、御承知のように、五月三十一日に東京地裁で、日歯連前会長に、贈賄、業務上横領、政治資金規正法違反で有罪判決が下されました。  判決文を見ると、政治団体などにより、政治活動が国民の不断の監視と批判のもとに公明かつ公正に行われるように、政治資金の流れを公開...全文を見る
○吉井委員 私は、この判決というのは、コメントする、しないとかそういう話じゃなくて、この中で、政治資金の流れについて国民に多大の疑惑を抱かせ、政治活動の透明性確保の諸制度に対する国民の信頼を著しく損なったんだ、社会的影響も看過できない、この厳しい判決をやはりきちっと受けとめて、そ...全文を見る
○吉井委員 やはりこの立法を考えるときに、この問題がどういう動機で、なぜ平成研究会が一億円献金をやみ献金にしようとしたのか、このことについてはまだ実は解明されていないんですね。  自民党としては、この立法をされる上でも、まずこういうことについてきちんと解明をしてこられたのかどう...全文を見る
○吉井委員 やみ献金というのは、言葉からして透明性がないんですよね。  それで、もともと日歯連事件では、この橋本元総理と橋本派への一億円やみ献金問題、それから迂回献金疑惑、公益法人の脱法的政治献金の問題、この三つの問題というのは、これはなかなか日本の政治の中で深刻な問題なんです...全文を見る
○吉井委員 これは、本来の政治資金規正法の言ってみれば範囲外といいますか想定外といいますか、そもそも、やみ献金だとか迂回献金というのは、あるいは公益法人の脱法的政治献金問題、私は、そういうところはやはり国会全体がきちんと解明をするということが出発点になるというふうに思うんです。 ...全文を見る
○吉井委員 ぜひこれは、委員長におかれましても諮っていただきたいというふうに思います。  判決では、日歯連事件の関係者に有罪判決を下した中で、公判では迂回献金の証言がありました。この事件の捜査の過程で、日歯連から国民政治協会を経由して特定の国会議員への迂回献金問題が浮上したわけ...全文を見る
○吉井委員 迂回献金がなかったというお話ですが、そうすると、本来はその根拠をやはり示さなきゃいけないと思うんですね。  村岡公判では、旧橋本派への一億円以外にも橋本元総理への一千万円の提供があったことが日歯連側の証言で明らかになってきています。六月二日の村岡公判では、橋本元総理...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたので私終わりにいたしますけれども、今回、先ほどの議論を聞いておっても、迂回献金規制についての条項というのは要するにないわけですね、自民党案に。そうすると、結局、調査も十分されていない、公判の中では迂回献金ありとなってくる、法律上の条項はない、これで...全文を見る
07月20日第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第35号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  日本共産党は、山原健二郎議員が一九七二年の六月七日の委員会でアスベストと肺がんについての質問をして以来、国会審議の中でアスベストの禁止とそして安全対策を主張してまいりました。  それでは、七〇年代から石綿による中皮腫やがんで労...全文を見る
○吉井委員 実は、きのういただいたのでは、八〇年度以降は毎年で、それは今おっしゃったようにないというのですけれども、しかし、「病理と臨床」という雑誌などで厚生労働省の産業医学総合研究所の方が出していらっしゃる論文の中などを見せていただいても、七〇年代もちゃんと出ていますね。グラフ...全文を見る
○吉井委員 七一年から危険だという認識を持って、それで特に七二年にILOの今おっしゃったように石綿による職業がん公認ですね、公認しているわけですから、そのときから危険な物質だということを認識すれば、もっと、対策もそうなんですよね、まずデータをきちっととることが当然のこととしてなさ...全文を見る
○吉井委員 これは今、急に言っている話じゃなくて、あなたの部下の方には、ちゃんとこのニチアスの資料もお見せして、こういうふうに企業だってやっているんだからやりなさいということを言っているんですから、直ちにこれは取り組んでいただきたいと思います。  きょう、お手元に資料を配らせて...全文を見る
○吉井委員 実は、これはもちろんクボタにも言ってありまして、クボタもできていますからね。ですから、すべての企業に求めてつくらせることも大事ですし、同時に、ある資料ですから、それを整理して、対策というものをきちっと進めていけるように、まず出発点でやっていただきたいと思います。  ...全文を見る
○吉井委員 それは大変すぐにやってもらいたいと思うんですけれども、個別の企業だけで済まないという問題を次に触れておきたいと思います。  個別の企業で言いますと、奈良県でニチアスの地元説明会ですね、ニチアスと下請含めて四百人の住民の方が参加しておられます。それから、クボタの神崎工...全文を見る
○吉井委員 健康相談もいいんですけれども、実態は相談だけの話じゃないんですね。健康診断にしても、手術にしても、抗がん剤の使用にしても、アスベストの被害者がすべて今負担しなければならないのが実態ですよ。国がアスベスト禁止を長く放置してきた間に、住民の間では被害が広がっているんです。...全文を見る
○吉井委員 何が必要かはもうはっきりしているのです、特に健康を害している人からすると。健康診断にしても、手術にしても、抗がん剤使用にしても、アスベストの被害者の方が医療費等をすべて負担しているのが実態です。  実は、これについては、一九七二年六月七日の委員会で、滝澤さんと同じ滝...全文を見る
○吉井委員 三十三年間、手法を研究してきたんじゃないのですか。「一般住民の検診についてはわれわれのほうで考慮する必要がある、」ということで答えてきているんですよ、三十三年前に、厚生省の公衆衛生局長の滝沢さんがね、局長が。だから、三十三年間、今おっしゃったような手法は、そんなのはわ...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたから終わります。  ただ、検診だけは三十三年前の約束をきっちりやっていただきたいと念を押して、質問を終わります。
10月12日第163回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  最初に、細田官房長官にアスベスト対策について伺いたいと思います。  先日、五日の日にも、所信あいさつでも述べられましたし、実は八月二十六日の関係閣僚会議の後の記者会見も見せていただきましたけれども、その中で、労災補償を受けずに死亡した...全文を見る
○吉井委員 実は、クボタ、ニチアスの問題が出ましてから、私は両社とも本社へ参りましたけれども、ニチアスへ行って、労災認定を受けた方でアスベスト疾患で亡くなった方のリスト、もちろん固有名詞は個人情報の問題がありますからいただいておりませんが、このリストをいただきました。  これを...全文を見る
○吉井委員 実は、二〇〇三年の九月十九日に、労働基準局長通達で、石綿による疾病の認定基準というのをちゃんと示していますね。そこでは石綿による疾病としては、石綿肺、肺がん、胸膜、腹膜等を含めた中皮腫、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚、こういったものを労災認定の基準として挙げているわけ...全文を見る
○吉井委員 そこで次に、すき間なく救済するというのは、当然、先ほども少しおっしゃいましたが、労災以外に、家族の方、一般周辺住民の方があるわけですが、一般住民まですき間なく救済するということになりますと、まず救済のための対策として今必要なことは、健康被害の実態調査、そして住民の健康...全文を見る
○吉井委員 大臣もお時間のようなので、最後にもう一問伺っておきますが、要は、これは自治体の方も、今少しおっしゃった財政のことを含めて、自治体は当然一番身近なところですから取り組んでいらっしゃるんです。しかし、それに対して、国の方が、その自治体の取り組みについてもきちんと財政的にも...全文を見る
○吉井委員 一言だけ聞いておいていただいたら、もうお時間ということですから、結構です。  実は私もアスベストを使った研究をやったり仕事もやりましたから、普通わからないんですけれども、エックス線でなかなかわからなかったんですが、CTで胸膜肥厚というのはわかったんですね。これは、そ...全文を見る
○吉井委員 実は、愛媛テレビが愛媛県警裏金問題の警察の調査について世論調査をやりました。  不正流用はなかったという県警側の説明に納得していますかという問いに、納得していないと答えた人は八六・七%ですね。個人的な不正行為だと思うか、組織的なものと思うかという問いには、組織的なも...全文を見る
○吉井委員 尊重するのと、市民が、要するに、八五%を超える方があの報告書というのはもう全然信用できないと言っているんですから、それを、公安委員長の立場だったら、やはり本当はきちんとした解明をするように取り組むのが私はあなたの仕事だと思うんです。  六月の本委員会に報告されたあの...全文を見る
○吉井委員 四国管区警察局公安部長からの賞までもらってはるんですね。  この賞は、一九九九年六月に、京都、岡山、愛媛、高知、香川、福岡の四管区、六府県が捜査共助、指名手配していた大物すりを松山駅で逮捕したことがあって、重要な指名手配の犯人を逮捕したのは愛媛の鉄道警察隊で初めてだ...全文を見る
○吉井委員 要するに、ことしの初めにこの委員会で取り上げましたのは、ほかの人も警乗手当は国から出ていても受け取っていない、受け取っていないのにそれがどこへ消えたか。これが、金額は一つ一つは小さいけれども、警察の裏金というものになっている原資じゃないかということを私はそのときに提起...全文を見る
10月14日第163回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  五月十一日に発表されたILOの強制労働に反対する世界同盟という中で、日本についての記述で、日本は世界じゅうから性的搾取のために人身売買の犠牲者が送り込まれている主要な目的地国であるというふうにされております。先ほどお話がありまし...全文を見る
○吉井委員 実際には、救済された人というのは一部なんですね。多くの方というのは本当にひどい状態に置かれているという、このことを考えたときに、この救済の取り組みというものを緊急に、強力に進めていかないことには、国際的に指摘されているこれらの問題の解決にはなかなかつながっていかないと...全文を見る
○吉井委員 取り締まりを強めてきているということですが、実際、私なんかも阪神尼崎駅、おりにくいぐらいの感じですよね。異様な雰囲気ですよ。これは、国体前で随分頑張ってもらっているんですが、国体が済んだらまた元に戻るというんじゃ全然話にならないわけで、ですから、これはまず国体の前に、...全文を見る
○吉井委員 売春防止法で売る方のあっせんとか売春については規制しても、それから児童ポルノ等のお話ありましたが、児童の方の関係ですね。しかし、人身売買で売られてくる人というのは児童だけじゃないんですね。  要するに、買う方がおとがめなしということで、そこに目をつけた暴力団系の業者...全文を見る
○吉井委員 要するに、買春という行為は、これは人身売買そのものなんですよ。ですから、人権に対する侵害であるわけですから、このことについてやはり内閣を挙げて、きちんとした法の改正をやって取り組んでいくということをやらないと、風営法のところであっせん業者だとかそこだけ一生懸命警察が規...全文を見る
○吉井委員 努力をすると言うんですが、なかなか内閣を挙げて買春の方の処罰による禁止等、進んでいこうとしないところに、私は、やはり内閣が、国際的に批判の強い日本における性的搾取を目的とした人身取引と結びついたこういう問題に対する姿勢というものがまだ非常に甘いということを指摘しておき...全文を見る
○吉井委員 全然改善というのは進んでいないから、今大問題になっているんです。  それで、実態がラブホテルというのは十五あるんですね。その中で、風営法に定められた店舗型風俗特殊営業の届け出が出ているのが、今おっしゃった二件ですね。ですから、残る十三件というのが、全く、無店舗型風俗...全文を見る
○吉井委員 いや、だから、違反なんですよ。これはもともと、ビジネスホテルで、ラブホテルじゃないといって建てておいて、タウンページにはラブホテルですと。旅館業法違反の十八歳未満入店できませんとなっているんですから、明白に違反ですね。  私は、これは旅館業法のその部分を今一つ取り上...全文を見る
○吉井委員 旅館業法に基づいて指導だ何だとおっしゃったけれども、それだけしっかり指導していらっしゃるとすると、何でこれだけはびこるんですか。  指導が足りなきゃ足りないで、みずから乗り出すか、都道府県に対してやらせるようにするか、都道府県の方が金がないからできませんと言ったら財...全文を見る
○吉井委員 私は法律の仕組みはよくわかっているんです。それは警察も都道府県の保健所なりなんなりも、要するに、徹底して、あらゆるものを駆使すれば、大体、ビジネスホテルということで旅館業法で許可を得たものが、平気でこんなタウンページに書いているような実態が起こること自体おかしいんです...全文を見る
○吉井委員 ですから、私は徹底的な調査というものをまずやってもらいたいと思います。  明石のビジネスホテルで許可を得て実態はラブホテル営業をしている店、これは近畿圏ではテレビで放映されました。  それを見た北口明石市長は、これはビジネスホテルではない、どう見てもラブホテル、こ...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたから、最後に一言だけ言って終わります。  明石では、市長も実態はラブホテルだというふうにもうテレビで言っておられる。こういう脱法を違法業者は行っているわけですけれども、国家公安委員長としてもっと実態把握をやってもらって、同じようなことが起きないように...全文を見る
10月18日第163回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  先日のパキスタンの大地震の場合にも、多くの方が建物の倒壊等によって犠牲になられました。私は、まず最初に、犠牲となられた方に対しまして心より御冥福をお祈りしたいと思いますし、また、すべての被災者の方に心よりお見舞いを申し上げたいと...全文を見る
○吉井委員 ですから、いずれにしても、大幅にペースの引き上げというものを本格的にやらないと、これは絵にかいたもちになってしまうわけですね。ですから、自助努力、自己責任だと言って所有者個人に任せているだけでは、これは目標の達成はできませんから、国や自治体がどれだけ、耐震改修を促進す...全文を見る
○吉井委員 国民の意識については、さっきも御紹介しましたように、内閣府の調査によっても大地震が起こると感じているという人が高くて、変えようという意識はあるのだが、なかなか費用の面が大変だということがあらわれているわけです。ですから、先ほど申しましたように、国の耐震改修補助制度だけ...全文を見る
○吉井委員 次に、政府参考人に特定建築物の耐震改修について伺いますが、問題になりましたスポパーク松森ですね、つり天井が落下するという事故について、これは耐震用の振れどめがついていなかったということがありましたけれども、不特定多数が集まる建築物の天井が地震で落下する崩落事故というの...全文を見る
○吉井委員 最初に助言を出して、徹底する努力をされたと思うんですね。二回目も出して努力されたと思うんですよ。しかし、なかなかこれは生きてきていない。  今度の問題では、仙台の幹部の方のお話も報じられておりますが、耐震確認は建築基準法に基づく検査項目の対象外だとか、事業はPFI方...全文を見る
○吉井委員 何か今のお話を聞いていますと、現場の問題、運用の問題ということになってしまうんですね。私は、大臣に伺いましたのは、政府参考人のときは私はちゃんと政府参考人と指名してやっているんですけれども、大臣に、やはり現場の問題だというふうな振り方じゃだめなんですね。ここは、やはり...全文を見る
○吉井委員 要するに、耐震改修工事を実施したけれどもきちんとできているかどうかとか、そういうことも耐震改修後の問題として当然出てくるわけです。ですから、現在は耐震性が確保された建築しか認められないんですが、きちんと工事ができているかどうか、中間検査や完了検査は物すごい重要だと思う...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
10月19日第163回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  七月の当委員会に引き続いて、きょうはアスベスト集中ということで質問をいたします。  私、先日の石綿による健康被害の救済に関する基本的枠組み案、あれについていろいろな御説明をいただきましたけれども、対象疾病が中皮腫と肺がんという...全文を見る
○吉井委員 それから、私は大人になってからはまずたばこというのはやめていますから吸っていない方ですけれども、石綿と喫煙との問題は、肺がんの方ですね、これはこの因果関係がどうといっても、二対八なのか三対七なのかとか、なかなか簡単にはわかる話じゃありませんが、石綿にかかわる職業履歴や...全文を見る
○吉井委員 先ほどの中皮腫の場合にしても、医学的にということはもちろんあるんですけれども、しかし、かなり痛い思いをしないとわかり切らないという場合、そこはきっちりしないと救われませんということではなかなか大変だというところから大臣の先ほどのお考えも示されておりますので、これは、た...全文を見る
○吉井委員 だから、冒頭申しましたように、厳密な因果関係となると、これは医学的な究明といえども、喫煙によるものが三の割合で石綿が七の割合とか、その逆だとか、それは多分、相当きっちりしたことをやらぬとなかなか難しいと思うんですね。  それがきちんと解明されないから、当初考えておら...全文を見る
○吉井委員 私は、そこはもうこれ以上言っても、そこから変わってこないでしょうから。  やはり石綿の職業履歴、居住履歴、因果関係が認められて、石綿と思われる肺がんとなっている方の場合、たばこを吸っているから、あなたはたばこが原因かもしれないということでやり出すと、これはなかなか救...全文を見る
○吉井委員 それでは、次に、被害者を救済する上で、やはり住民の方たちの健診ですね、つまり、最初は、ひょっとしたらアスベストによってという思いはあっても、なかなかわからないんですね。  例えば、私にしても、アスベストにかかわる研究もやれば仕事にも携わっておりましたけれども、まさか...全文を見る
○吉井委員 現段階では検討ということで、しかし、これは本当にやってもらいたいと国民の皆さんが願っていらっしゃることですから、それから、大臣もお聞きになっておられると思いますが、地方自治体の方からもそういう声が出ているときですから、これは本当に真剣に取り組んでいくべきものだというふ...全文を見る
○吉井委員 地方自治体含めて、既にもう負担をして進めているんです。国がどういう対応をしていくのかということが今求められているときです。ですから、実際、市民でアスベストによる疾病にかかられた方についても、健康調査だけじゃなくて、そちらについても保険制度その他で地方自治体も本人も負担...全文を見る
○吉井委員 私、この点では、国の責任ということを考えていく上では、せんだっても質問主意書の中でも上げておきましたけれども、一九五七年二月四日と一九五八年十一月、半世紀前ですね、石綿被害がうかがわれるということで、大阪の石綿紡織工場等の環境調査を既にやっているんですね。それは七一年...全文を見る
○吉井委員 要するに、第一次大戦後から、国策もあって石綿工業がどんどん発達して日本の軍備を支えてきたわけです。同時に、戦後の中では、もう半世紀前から厚労省の管轄のところで、労基署にしても労災病院にしても深刻な事態をつかんで調査などをしていたわけですから、それが具体的に禁止措置など...全文を見る
10月19日第163回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。きょう私は、棚橋大臣の担当していらっしゃる中の原子力政策を中心に質問するようにしたいと思います。  それで、最初に、これは原子力安全委員長さんの方に伺いたいと思います。  今、原発はもう随分、二十五年以上だとか三十年以上とか、老朽化してく...全文を見る
○吉井委員 何か保全計画が立ったら大丈夫みたいな発想になったらこれはまた全然違う話で、それは当然の話だと思っているんです。その当然のことを前提とした上なんですね。  可能性について考えるのもこれまた当然なんですが、現実にそれが両方ともきちんとなされていない中で関電では五人の方が...全文を見る
○吉井委員 私は、そこのとらえ方が物すごく大事だと思うんです。関電の美浜にしても、その一カ月前に関電でやはり配管減肉が見つかっておっても、割と軽く見ておったんですね。どの問題も、大きな事故が起こる前に予兆となるものはいろいろな形で出てくるんです。  今、東電の方では、福島では放...全文を見る
○吉井委員 資源に限りがあるといっても、現に多度津に起震台があるわけなんです。それを使うことによって、実際に理論解析と、そしてそれが実証されるかどうか実験によって確認するということは、安全にとって物すごく大事なことですね。私は、それをやらないことには、日本の原子力政策とか原子力の...全文を見る
○吉井委員 要するに、保安院としては、現場へ行って目で眺められたかもしれないけれども、検査していないわけですよ。実際に老朽化してきた原発が設計どおりちゃんと巨大地震に耐えられるかどうかというものは、それは、多度津の試験装置がせっかくあるんですから、生かすのが大事だと思うんですね。...全文を見る
○吉井委員 今、小型モデルというのを聞いて、委員長、びっくりしはったと思う。  大型の原発で三十年たって老朽化してきたものを実際の起振動、地震を起こす装置に載せて、構造上あるいは機器の安全上どうなのかということをチェックしなきゃいけないときに、何か分割して新しいもののモデルでも...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わりますけれども、大臣、よくお聞きいただいたように、安全といいながら装置切り捨てというのは逆ですからね。そういうところを含めてきちっとやってもらいたい。  終わります。
10月20日第163回国会 衆議院 総務委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に国家公務員退職手当法関連から質問をしていきたいと思います。  政府参考人にまず伺います。国民の皆さんの批判は、一回の退職金が高額であるのに加えて天下った先でも退職金をもらうという、いわゆる高級官僚の渡り鳥問題、ここにありま...全文を見る
○吉井委員 皆さんの方から資料もいただいているんですが、「再就職状況の公表について」という総括表をずっと出していらっしゃいますが、これは、要するに各府省課長・企画官相当職以上で退職した職員の、八月十五日までに退職された人のその年度の十二月一日までの再就職状況ですね。退職者合計が、...全文を見る
○吉井委員 いや、そうじゃないでしょう。役員出向するというのは、また戻ることが前提なんですよ。再就職の議論というのは、一度退職して退職金を払って、そして天下りをしていって、おっしゃったようなところにしても、そこでまた退職したときには退職金をもらうからいわゆる高級官僚の二重取り、三...全文を見る
○吉井委員 片山大臣も言われたように、要するに二重取りさせないというのが役員出向だということでやったんですが、要するに数字を調べていないんですね。これはきちんと調べて、やはりきちんと公表しないことには、役員出向という制度をつくったんだけれども、しかし余り効果が出ていない、一体それ...全文を見る
○吉井委員 そんなことはわかっているんですよ。出向して戻る人もおれば、出向したんだけれども退職する人だって当然いるわけですね。  だから、それをきちんとつかまないことには、役員出向の形をつくって、高級官僚の二重取り問題、渡り鳥問題をなくそうということで片山大臣も言われて、二年前...全文を見る
○吉井委員 高級官僚の退職金が高いという問題と、天下っていったところの退職金が高い、今大臣おっしゃったとおりなんです。だから、それがあるから役員出向の仕組みを設けて、出向してまた戻るということにしておけば高い退職金の二重取りはないということでもともと考えてきたわけですね。それが、...全文を見る
○吉井委員 霞が関の中央府省二十二の労働組合で構成されております霞が関国家公務員労働組合共闘会議が、働いている皆さん、国家公務員の一割に当たる四千百三十八名の方からアンケート調査をやった結果が先日発表されておりますので私は見ましたが、過労死の危険ラインとされる月平均八十時間以上の...全文を見る
○吉井委員 次に、地方の賃金と経済にかかわって伺っておきたいのは、今回の給与構造改革というのは、政府の説明によると、国の方では、本俸四・八%削減と、調整手当を廃止して、それを原資にして地域手当新設や管理職手当の増額を図るというものですが、一方、地方の方は削減は国準拠ということなん...全文を見る
○吉井委員 いずれにしても、賃金もそれから地域経済も悪循環に落ち込んでいくような、こういうやり方は絶対にやるべきじゃないということを申し上げまして、質問を終わります。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案などに反対する討論を行います。  初めに、一般職職員の給与法改正案についてです。  反対の第一の理由は、本来、人事院は公務員の労働基本権制約の代償措置機関としての役割を果たすことが求...全文を見る
10月26日第163回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  先日の愛媛県警調査に基づいて、踏まえて質問をしたいと思います。  先日も愛媛県警で本部長にも伺ったわけですが、私は最初に列車警乗旅費の問題から質問をいたします。  それで、お手元に今資料を配ってもらっていますが、実は、まず最初に二枚...全文を見る
○吉井委員 次に、一枚目の方の資料ですが、これは要するに、こういう列車警乗をやろうと思ったら、皆さん限られた人員の中でやりますから、ローテーションを組んでいくということになりますので、当時、平成十一年、つまり九九年十月から十一月にかけての、六週間一単位ですから、この一単位の分につ...全文を見る
○吉井委員 いや、当時のものを、これはことしの三月からもうずっとこの問題について私は取り上げてきておりますので、皆さんは、三月に私が質問したときに、当時の伊藤生活安全局長は、要するに、九九年度の四十九万九千八百円の支給額について、仙波部長以外の四人の人間がローテーションで月平均二...全文を見る
○吉井委員 そのとき以来私は伺っているんですけれども、八名だと言うならば、八名のお名前をきっちり出されたらいいんですね。実のところ、わかっているのは、ここに書いてあります、これは頭文字にしてありますが、T、W、F、Y、仙波隊員、この五人なんです。  この五人では、三月に答弁され...全文を見る
○吉井委員 今言ったように、まず二十四時間勤務される当番勤務の方、それから今の日勤勤務の方ですね。そのローテーションはこのローテーション表のとおりなんですが、そこで、要するに、勤務の実態の方はどうだったのかということで、八人だと言うんだったら、あとの方のお名前を出されたらいいわけ...全文を見る
○吉井委員 これはもともと警察の方が「警察学論集」の中で、鉄道警察の仕組み、運営について述べているんですね、警乗は原則二名を一組として、単位として行うものとすると。例外的にというのは、お二人なんだけれども、一人が急に病気とか、欠けることがそれはあり得るわけですよ。そんなことを言っ...全文を見る
○吉井委員 私、裁判の話は別にここで触れていないんです。  今までずっと皆さんが言ってきたのは警察の発表ばかりなんですね、愛媛県警の。一方の当事者の話なんです。  もう一方の当事者にいろいろ御協力いただいて、私たちは警察のような権力を持っていませんから、大変だけれども、いろい...全文を見る
○吉井委員 時間が参りました。  調査される者が調査してもだめですからね。
○吉井委員 午前中に続いて質問をいたします。  今度は、これもこの間の愛媛調査を踏まえてですが、大洲警察署のにせ領収書問題を、先日、県警本部長に伺いました。  昨年九月の発表の県警調査報告、それからことし二月の県監査委員会の特別監査、両方突き合わせてみると、大洲警察署のにせ領...全文を見る
○吉井委員 御承知のように、県費にかかわる方は二十七万七百二十円、返還されているんですね。県費は返さなきゃいけないが、国費にかかわるものは返還しなくてもいいという話にはならないわけで、これはきちんと調べて、やはり返還させるようにきちっとやっていく。それは、返還を求めるべきものはき...全文を見る
○吉井委員 それはまずきちっと監査を進めていくべきだと思います。  次に、大洲警察署のにせゴム印問題ですね。これも先日、本部長の方は、出入りの飲食店の印鑑を預かってこれを使ったこともあったことを言っておられましたし、このほかにもゴム印があったことを認めておりました。  ことし...全文を見る
○吉井委員 これは、ことし一月十一日に喫茶店で元会計課長さんが県警の裏金対策チームの警察官の方に会ったときに、にせ領収書をつくるためにつくったゴム印を見せて、取り上げた形といいますか、要するに持って帰られたということなんですが、このゴム印を本人に返したのか、それとも県警にまだ預か...全文を見る
○吉井委員 これはまず調べていくことを求めておきます。  それで、私、このにせ領収書問題とか、にせゴム印、印鑑の作成問題とかその使用の問題ということは、実は午前中も議論になっておりましたけれども、今度のことし六月三十日の愛媛県警の報告書の中でも、例えば松山東署でもコーヒーセット...全文を見る
○吉井委員 次に、午前中は警乗旅費の問題を取り上げましたけれども、それを本当に明らかにしていくためにも、ローテーション表を出すこととか、それから、実際、私たちがわかっている人は五人なんですが、八人が働いたからうまくローテーションを組めるという話なんですから、そうしたら三人の人をき...全文を見る
○吉井委員 ですから、国の会計検査の場合は、マスキングはしないで、警察の皆さんも全部出されるわけですね。  先日、愛媛県警の方で本部長に伺いますと、要するにしているわけなんですよね。愛媛県の出している特別監査報告にも、九割方がマスキングをしているということですから、事実上問題の...全文を見る
○吉井委員 この間、本部長の方は、捜査にかかわるものに関しては断ることもあると言ったんですね。九割方マスキングですからね。どう考えても、九割方全部捜査中ということはまずないわけですね。  ですから、特別の事情がある場合を除いてとかそういう表現で例外を残しているのは、例外が全体に...全文を見る
○吉井委員 終わります。
12月14日第163回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  先ほど来の証言の中で、九八年、木村建設の篠塚氏の圧力で偽造が始まったということですが、姉歯証人は、通らないはずなのに確認が通ったのでびっくりしたということですが、この通らないはずのもの、耐震基準を満たさないものなので、この建物を建てたら...全文を見る
○吉井委員 この九八年の建築基準法改正のときでありますが、九八年の建築基準法改正について、建築士にとってはこれは重大な関心事であったと思いますが、そういう関心は持っておられましたね。
○吉井委員 構造設計の計算など、裁量が広がった、そういうふうにそのときに思いましたか。
○吉井委員 次に、先ほどの証言を伺っておりまして、二〇〇四年三月八日の、横浜、千葉設計の会議の中で低減と発言したということですが、この低減というのは、単純な計算ミスではないというふうに思いますが、建設にかかわるそこに参加した人たち、その言葉を聞いて、意図的な改ざんというふうにその...全文を見る
○吉井委員 総研のコンサルタントで建てたホテル、ずっと偽造がありましたけれども、その会議の際、総研の四ケ所氏はどのように発言されましたか。
○吉井委員 総研自身はずっと、ホテル建設に当たって平成設計と組んでやってきてもおりますし、そこにはもちろんあなた自身が、名刺だけじゃなしに、ここにもありますが、構造設計概要書、建築確認図書にあわせ出しているものの中に、あなたは、言ってみれば、平成設計が事務所で、構造設計士は姉歯さ...全文を見る
○吉井委員 その後、総研、平成設計と、事後処理についてどのような打ち合わせをされましたか。
○吉井委員 それから、先ほどの証言の中でも、九八年の最初の篠塚さんからの圧力の件ですね。そのときに、もうこれ以上無理と何度も言ったということでしたし、その後のこの各物件に取り組むときも、これは何度も無理だということを言われたこともおありのようですが、法令に触れるからもう無理だとは...全文を見る
○吉井委員 それから、木村建設の篠塚支店長は、鉄筋を全体として減らせと言うと、そのときに、それなりに努力してくれるところが多数あるんだということも、先日、二十九日の参考人質疑のときに明らかにしております。  平成設計の外注先リストの中には、見ておりますと、姉歯さんのところを含め...全文を見る
○吉井委員 二〇〇〇年十月の岡崎のサンホテルの構造計算書のときですね。これは、ここには木村建設は直接的には出てこないんですが、浅井工務店だったと思いますが、これは総研の指示で偽装をされたのか、それとも、平成設計の方からの指示で構造計算書の偽装をされたのか、偽造をされたのか。これは...全文を見る
○吉井委員 つまり、それは、総研の直接的指示はなかったということで、平成との仕事の中で、もう構造計算書の偽造は当然のことだからやったということなのか、総研もそのことを理解した上で、あなたを使って一体となって偽造をやったということなのか、どういうふうに理解したらいいでしょうか。
○吉井委員 時間になりましたので、終わります。