吉井英勝

よしいひでかつ



当選回数回

吉井英勝の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第163回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に井上参考人に伺います。  昨年十月二十五日の、イーホームズ本社でヒューザーの曽我常務、井上参考人、姉歯設計士など十一人でグランドステージ北千住に係る協議を行い、その時点で偽装が判明したのは四物件であること、そして、姉歯設計...全文を見る
○吉井委員 その二日後の十月二十七日、ヒューザー本社社長室において、小嶋社長、スペースワンの井上さん、イーホームズ藤田さんほか十一人で会されたわけですが、井上参考人は、これは耐震偽造の処理をどのように行うのかという、そういう性格の会議であったというふうに見ておられるんだろうと思う...全文を見る
○吉井委員 いずれにしても、耐震偽造について報告する、どうするということを含めて、どのようにこれを扱っていくのかという会議ですから。  ですから、その場で同席した井上参考人にしても小嶋社長にしても、みんな耐震偽造ということについては共通の認識をそのときには持っていたと考えていい...全文を見る
○吉井委員 ですから、姉歯氏が低減していたということをはっきりそこは言っているわけですから、その低減したということは、耐震構造設計の上では、これは偽装ということでないと低減ということは出てこないわけですから、その点では、耐震偽装ということが行われていたんだなという、この共通の認識...全文を見る
○吉井委員 ヒューザーの本社の社長室で、その二日後の十月二十七日にはみんな集まったわけですね。そこで議論をしたわけですから。ですから、低減した、耐震偽装を行った、行っている問題だということについては、それを議論しているんだということは共通の認識というのは当たり前なんですが、それは...全文を見る
○吉井委員 では、その場に同席した井上氏の聞かれたことを次に伺っておきたいんですが、小嶋証人は二十七日の会議については証言拒否だったんですが、一昨日の喚問で。しかし、船橋はまげてでも検査をおろしていただく、できない場合は告訴すると発言したとされているんですが、あなたはこのことを聞...全文を見る
○吉井委員 それで、小嶋社長から、今おっしゃったように、船橋はいずれにしてもおろしてもらうと。船橋は竣工は二月、おろしてもらうということと、その後発覚したことにしてもらいたいとか、いろいろな発言があったということですが、この会議で小嶋社長が、船橋は確認検査済みを出してもらいたい、...全文を見る
○吉井委員 趣旨はともかくとして、しかし、できないときは他の機関に検査済みを依頼することは可能だということは言っているんですね。
○吉井委員 言うことを聞いてもらえなかったらほかの検査機関に、法律的には可能だという表現をしたにしても、そういうことを言うこと自体が、私は、これは非常に大きな圧力にもなってくるものだと思います。ですから、偽装が明らかになっているにもかかわらず、確認済みとするように求めるという態度...全文を見る
○吉井委員 いや、今のはとんでもない言いわけだというふうに思います。  それで、パーティー券については三人のパーティーのを買われたわけですが、先ほどもお話ありましたように、お金は既にヒューザーから行っているわけですね、自民党の関係のところへ。領収書はあなたのところへちゃんとそれ...全文を見る
○吉井委員 これは、まず、領収書が届いているかどうか、つまり、それはあなたが本当に献金したことになっているのかどうかということにかかわる問題ですから、これは委員長、改めて、きちんとこれはこの委員会に資料として提出が行われるようにまず求めておきたいと思います。
○吉井委員 次に、四ケ所参考人に伺いますが、私たちは調査で、総研がコンサルタントしたホテルのオーナーにお話を伺いましたが、総研からコンサルタントを受けるきっかけというのは、岡崎のホテルでは大手銀行から総研を紹介された、前橋や兵庫の三田では不動産屋からの紹介だったと。銀行や不動産屋...全文を見る
○吉井委員 しかし、肝心な相手が大手とかいうときには、もちろんそのホテルの企画や設計にもかかわっておられたというのは先ほどお話ありましたが、総研仕様に基づいて設計するということになるわけですが、企画を立て、設計を平成設計に依頼する、構造設計は姉歯氏、その設計に基づいて木村建設やS...全文を見る
○吉井委員 しかし、大手のところにあなたも顔を出されるし、あなたは総研の幹部でいらっしゃって、全体については、きちんと幹部の会議その他でお互いに報告し合ったりするわけですから、わかっていて当たり前なんですよね。それを知らないということで明らかにされないというのは、私は非常に不誠実...全文を見る
○吉井委員 そうすると、鹿島の建てたこの舞鶴のホテルのオーナーは、鹿島が施工に入っているので安心感を覚えたとか、下請に木村建設が入ることは総研からの紹介なので信頼したと言っておられますが、鹿島を施工に入れることも、その下請に木村を使うことも、基本的に、設計は平成、構造計算は姉歯と...全文を見る
○吉井委員 私は、総研のコンサルタントというのは、顧客を募るところから、これは銀行経由であれ何であれ、企画、設計、施工、資材備品購入、開業、その他経営指導まで一貫したものですね。その中に貫かれているのは、要するにコストダウンなんですよね。絞れるところは絞り切るというやり方ですね。...全文を見る
○吉井委員 先ほど来出ておりますこのメモですね、名刺の裏書き、これは、よくわかった人、プロでないと書けない三つのメモですよ。だから、私は、このときにあなたは、これは大変な問題だ、構造上も地震の上でも大変だということは当然認識していた、そのことをはっきり指摘しておかなきゃいけないと...全文を見る
01月27日第164回国会 衆議院 総務委員会 第1号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、地方交付税と、それからこの交付税法によらないようにするための特例法の問題、これについての質問に先立って、既にこれまで各委員の皆さんからも、政治の基本的姿勢といいますか、こういったことについて質問がありましたので、私も若干最初にそれ...全文を見る
○吉井委員 今の答弁で、竹中さん個人としての応援じゃなくて、これは指示を受けて自民党として応援されたということでありますが、彼は、市場のルールを踏みにじり、市場を大混乱させて多くの投資家に損害を与えて、証取法違反の容疑で逮捕されたわけですが、法律違反の件は現在、おっしゃるように捜...全文を見る
○吉井委員 実は、昨年の二月十八日の予算委員会で、ライブドアの株式取引の問題について、ルールを無視してとか、ルールのすき間を縫ってということはあってはいけないというのが、これは竹中大臣の答弁でありました。ですから、そういう点では、ライブドアが行った手法というものについて、当時はそ...全文を見る
○吉井委員 ですから、ライブドア取引についてはそういう趣旨で言っておられたわけですから、これはやはりすき間のない、ルール破りのことをやっちゃならないという、この基本の立場というのはこれはきちっと貫くのが当然であったと思います。  問題なのは、あってはならないと言われたルールのす...全文を見る
○吉井委員 だから、堀江氏の話は捜査の方として、金もうけのためなら法のすき間を縫ってやっていくということをよしとするような人物だったら、これは国会議員としてはふさわしくない、今それは当然のこととしてお考えだと思うんですが、これは一言だけで結構です。
○吉井委員 私は、シチュエーションがどうであれ、金もうけのためであれば法を無視しようと何やってもいいという考え方に我々国会議員が立ったら、これはとんでもないことになると思うんですよ。そこだけは、応援された方がどうかこうかは別にしてでも、私はそこだけはきちっとやはり今言うべきであっ...全文を見る
○吉井委員 私、金で女がついてくるとか、こういう物の考え方、これは昔、この間もちょうど映画で「ルーツ」というのをやっていたので、最近また復刻版でやっていましたのを見ましたが、金で人が奴隷として買われたという時代がかつてありましたけれども、人の心は金で買えるとか女は金についてくると...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わりますけれども、自己責任を日ごろおっしゃるからには、そういう人を応援してやってきたことについての自己責任というものを厳しく考えるのが当然だと思います。  終わります。
01月27日第164回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょうはアスベストの問題について質問したいと思います。  アスベストについての今度の政府の法律案というのは大変不十分なものであります。そこで、幾つかまず伺いたいんですが、労災認定では五つの疾病を挙げているのに、ところが、中皮腫と...全文を見る
○吉井委員 大臣の今のお話は、これまでの大臣の答弁にも、それからレクチャーでもよく聞いているんですが、要するに、この制度から、ほかの、労災認定ではさらに三つの疾病があるのに、何でそれを締め出すのかという簡単なお話を聞かせていただいているんです。
○吉井委員 調査も何も、例えば、私、この間、一九七六年に曙ブレーキのところを担当された、労働基準監督署長を務められた方からもお話を伺いましたけれども、そういう調査をずっとされて、現場の方から労働基準局長に報告が出たというのは幾つも例があるわけですよ。  その中には、これは何も労...全文を見る
○吉井委員 そんな話はよくわかっているんですよ。  労災で何しろ五つちゃんと認定するものがあるんですが、そのうちの肺がんと中皮腫だけで、それ以外のものについては、実際に私が挙げた中には、肺がん以外のもので労災の方で、今、私、石綿肺を言いましたからちょっと誤解されたかもしれないけ...全文を見る
○吉井委員 私は、将来の話じゃなくて、せっかくつくろうとするのであれば、最初から、労災認定で挙げている五つの疾病についてはきちんと入れて、そうしてこそ、すき間なくという言葉の意味が生まれてくると思うんです。すき間をつくったんじゃ、すき間なくということにはならない。当たり前の話だと...全文を見る
○吉井委員 制度設計の違いによって被害者が生まれるわけじゃないんです。被害者がいるんだから、差別をつくらない、それは当たり前の話なんですね。  私は、結局、今の言葉にあったように、これは救済という言葉なんですね。しかし、本来、国自身が国策として、戦前は軍需工場を下請として陸軍省...全文を見る
01月30日第164回国会 衆議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  前回に続いて、アスベスト問題について質問をいたします。  前回、私が質問したときに環境大臣は、要するに、将来石綿肺などの指定を考えていくということでした。だけれども、現実には、例えば東京で一人親方の方、事業主の方、もともと石綿の分野で...全文を見る
○吉井委員 労働者期間、労災特別加入期間、合計した期間が、東京で申請されて却下された方の場合、大体十八年ぐらいなんですが、事業主としてやってきた期間が二十二年、つまり、そっちの方が長いからだめだとなっているんですね。ですから、これはやはり、今度せっかく法律をつくろうと思ったら、そ...全文を見る
○吉井委員 私はやはり、当時の郷土史などでもはっきり出ていますが、あるいは医者の方の調査によっても出ているんですが、真っ白な石綿のほこりが舞い散る中で、一メートル先も見えないぐらいの中で働いていたとか、工場の外へ換気すると田畑のあぜ道が真っ白になるぐらいであったなどということも記...全文を見る
○吉井委員 私はなぜそれを言うかというと、戦前のことなどきちっとつかむという努力、戦後の問題についてもきちんとつかむという努力は、非常にこのアスベスト対策を進める上で、要するに、どこに責任があってどういう対策はおくれていたのかということを明らかにする、それがこれからの立法の中でも...全文を見る
○吉井委員 要するに、今回のクボタの尼崎の問題にしても、既にかつて、もうこのずっと以前に、調査によって周辺住民の被害も家族の被害も明らかになっていたわけですから……
○吉井委員 はい。  ですから、そういう点では、そのときそのときにきちんと因果関係を明らかにする、対策をとるなど国としての必要な規制を行うべきであった。この点では、国としての、私は、行政の不作為の問題や、戦前からの、国としてアスベスト産業を振興したその責任というものも今改めてき...全文を見る
01月31日第164回国会 衆議院 総務委員会 第2号
議事録を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇〇五年度分、平成十七年度分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案に対して、反対の討論を行います。  交付税法は、年度途中で増額された地方交付税は当該年度に特別交付税に加算して地方公共団体に配分しなければならないと規定して...全文を見る
01月31日第164回国会 衆議院 本会議 第5号
議事録を見る
○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇五年度補正予算三案に反対の討論を行います。(拍手)  災害対策など緊急、切実な補正は当然であります。しかし、今回の補正予算には、看過できない重大な問題があります。  第一に、在日米軍再編計画関連経費、すなわち、沖縄県の普天間基地...全文を見る
02月16日第164回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私はきょう、構造改革の本丸としてきた郵政民営化がどのように進められていっているのか、地域住民、地域社会にとってどういう問題が今出ているのか、これを取り上げたいと思います。  せんだって、二月四日の日経は、「郵政公社 千局で業務集約 労...全文を見る
○吉井委員 これは日経だけじゃなくて、全国紙、地方紙が、この統廃合計画、それからまた個別に、どの局を実際に集配をやめて移してしまうのかとか、リストなどを載せているところもありますが、全国四千七百五局の集配局のうち、千八十八を統括センター、二千六百五十一を前送センターとして、二〇〇...全文を見る
○吉井委員 いや、地域の人が心配しているのに、それを当然のこととして効率化中心にして理解せいというのは、これは発想がそもそも逆立ちしていると私は思うんですよ。  竹中大臣は、昨年六月十日の衆院郵政特別委員会で、集配特定局というのは、いわゆるネットワーク価値の中で見ますと、非常に...全文を見る
○吉井委員 集配業務を集中するということは、遠いところからの配達にかわってしまって、そこに問題が出てくるわけなんですが、昨年七月二十一日、これは参議院でですが、小池正勝議員の質問の中で、ネットワークを維持するというだけでなく、一歩進んで、過疎地は今すべてあるものがそのまま残ると、...全文を見る
○吉井委員 大体、あなたのおっしゃるようなものと地域の暮らしや社会の実態とは違うというところから、多くの方が心配し、八四%の方がこれはやめてくれと言っているんですよ。  さらに重大なのは、公社の、九百六十六集約するというだけの話じゃないんですね。本当はこれは二段階のやり方で、ま...全文を見る
○吉井委員 集めて配るだけじゃないんですね。郵貯、簡保の外勤の方もみんな集約されていくわけなんです。なくなって当たり前というお話でしたけれども、原則としてそのようなことにならない、どうぞ御理解くださいというのが昨年の答弁なんですから、法律を通してしまったら全くあべこべのことを平気...全文を見る
○吉井委員 口で言うのはきれいごとを言えるんですよ。  私、ここで委員長にちょっとお願いしておきたいことがありますが、集配局数が今四千七百五あるんですが、まず、第一段階で九百六十六が統廃合されるんですね。無集配特定局になるんです。さらに、第二段階では、統括センター千八十八が集配...全文を見る
○吉井委員 私がきょう取り上げましたのは、本当はもう少し時間があれば、全体として地域格差の問題とか、今深刻になっている中での過疎の問題、地域格差の問題が出ているときに、地域格差をもう拡大させない、やはり全国どこへ行ってもつり合いのとれた国土の発展というものをどう実現するのかとか、...全文を見る
○吉井委員 はい。  郵政民営化でさらなる拡大が生じないように、もともと、昨年の答弁は、地域を守ると言ってきたんですから。これは予算委員会であっても、これは総務委員会とまた違うんです、日本の政治をどうするかという根本にかかわることなので、これをぜひやっていかなきゃならぬ、このこ...全文を見る
02月21日第164回国会 衆議院 総務委員会 第5号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、竹中大臣に、きょうは税源移譲の問題を中心にして質問したいと思います。  竹中大臣は、今度の三位一体改革に関連して、ガバナンスという雑誌での発言とか、せんだっての委員会での答弁の中でも、三兆円の税源移譲がなされたのは画期的な成果、...全文を見る
○吉井委員 道半ばというより第一歩というところなんですが、そういう答弁ですが、なぜこのことをきちんと伺うのかといいますと、大臣の私的懇談会、地方分権二十一世紀ビジョン懇談会が設置されていますが、税源移譲の話というのは聞こえてこないんですよ。マスコミ報道では、自治体の破綻法制の検討...全文を見る
○吉井委員 片山大臣も麻生大臣も税源移譲という言葉で言ってこられました。地方分権推進委員会最終報告の二〇〇一年六月十四日のでも、「国から地方への税源移譲により」云々ということを、やはり税源移譲ということを言っているんですね。  だから、確認しておきたいのは、今の竹中大臣のお話の...全文を見る
○吉井委員 この議論というのはもともと、六〇年代、七〇年代、八〇年代と、要するに、いわゆる三割自治というのは、税金は地方にかわって国が吸い上げておいて、仕事は地方がうんとよくしているのに、配分していない、三割しか行っていないじゃないかというところから、地方自治体に権限をうんと移す...全文を見る
○吉井委員 これはせんだってのマスコミの方にも書いていましたが、自治体への税源、権限の移譲は始まったばかりだ、中央省庁はそれらを一向に手放そうとしない、現状は地方自治の確立からほど遠い、そうした現状で地方自治体の首長の責任を問うことは国の理不尽な責任転嫁であるということも書かれて...全文を見る
○吉井委員 私的懇談会で自由だ責任だというそんな議論の話より、今大事なことは、要するに、地方自治体にどれだけ権限を移し、財源を移すか。国の中でいろいろ議論があるんだったら、それは国の責任で解決する話であって、永遠のテーマに棚上げしてみたり、それから国と地方が交渉するような話にした...全文を見る
○吉井委員 麻生さんにしても、国税と地方税は一対一、それを実現するには税源移譲をしていかなきゃいけないということを言っておられるわけであります。だから、税源配分という言葉でもって税源移譲をあいまいにしてしまうということは、いよいよ第二ステージだというふうにこれまで言ってきたのが、...全文を見る
○吉井委員 実は、詳しい資料を、国庫補助負担金の改革で印をつけていただきました。目の数で数えると百十六になるんですが、今百十七とおっしゃったから、これはいずれにしても似たようなもので、百十七でもいいんですが、廃止されたのは三十五なんですね。残り八十一、つまり三分の二以上は補助負担...全文を見る
○吉井委員 要するに、補助負担金を額で削って移したと言うんだけれども、ひもつきはほとんど残っている。つまり、自由度が増したということにはならない。  そして、片山さん、麻生さんらのお話からしても、まだ税源移譲というのは道半ば。大臣は第一歩とおっしゃるんだから、第二歩、第三歩と本...全文を見る
02月27日第164回国会 衆議院 総務委員会 第8号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、私は最初に、地方税法の中の固定資産税の問題について質問をしたいというふうに思います。  昨年三月三日の総務委員会におきましては、私はちょうど、住宅の耐震化問題、これを進めていく上で、耐震化して値打ちが上がると固定資産税が上が...全文を見る
○吉井委員 要するに、収益を別に生み出すことのない庶民の小規模な住宅地、これは、税負担を重くするということはもともと余り考えるのはなじまない世界だったんですよ。バブルのときは地価がどんどんどんどん上昇していきましたから、その結果、税金も上がったわけですが、ところが、九〇年代からバ...全文を見る
○吉井委員 あなたがまた大臣になったら答弁してもらいたいんだが、僕が大臣に聞いたのは、負担調整の見直しというんだったら、本当は、本来、税負担を軽くすることを考えるべきじゃないですかということを聞いているんです。お答えしようとしたようなことはみんなわかった上で聞いていますからね。
○吉井委員 ちょうどこれは九〇年代初めの負担調整のときにも議論したことではありましたが、あのころは、皆さんが出した資料でも、地価がぐんと上がっていったんですね、売買価格が上がっていったわけですよ。それに対して、従来どおりの課税標準に基づいて千分の十四を掛けて、あるいは都市計画税を...全文を見る
○吉井委員 おっしゃったように均衡を考えるんだったら、低いところを上げる、つまり負担を重くするというのもあなたのおっしゃる均衡かもしれないけれども、今重いところを、地価が下がっているときですから、軽減することによって均衡ということも、考え方としては当然ある話なんです。  それで...全文を見る
○吉井委員 ですから、地価がずっとこのまま下がらずにとまっているとして、今おっしゃったように、六年、それから片方は十二年。要するに、六、七年程度かけて緩やかに負担調整をというのは、これまでのやり方だったらそうなるんですね。ところが、突然これを前倒しして、二年ぐらいで引き上げてしま...全文を見る
○吉井委員 しかし、幾ら腹のうちはそうじゃないと言ってみたって、実態としては、地価がどんどんどんどん下がっているときの話じゃなくて、地価が下げどまりからひょっとしたら上がっていこうかという、実際に東京などは上がってきているわけですね。そういうところで負担調整措置を、今までの二・五...全文を見る
○吉井委員 上告して争われるものがあれば、それは上告審での判断というのはもちろんあるわけですが、今言いましたように、昨年七月十一日の最高裁判例も、七月十三日の東京高裁の判決も、やはり一つの考え方を示している。これは非常に大事なところで、私は、この判決がどうあろうと、個々の事案とは...全文を見る
○吉井委員 ですから、私は、大臣、こういう大事な原則は、個々の事案については、それぞれの評価、判断はもちろんあり得るわけですよ。しかし、原則的に、地方税法の考え方は、自治大臣告示の評価基準によらなきゃいけないということと、その場合も、賦課期日における客観的時価を上回るもの等、変動...全文を見る
○吉井委員 今おっしゃったように、不服審査請求が出てきたときに、きちんと審査委員会の委員の皆さんをサポートする体制が全国で五・四%しかないんですよ。これじゃ公平公正な審査や適正な価格かどうかの調査というのはそもそもできないということになってきますね。独立した審査委員会の事務局を設...全文を見る
○吉井委員 だから、それは分けなきゃいけない、分けるんですよ。ところが、不服審査を扱う固定資産評価審査委員会の委員の方は、その人をサポートする人たちは兼務でいいと。それじゃ、どう考えてみたところで、これは公正な事務執行にはなっていかないと思うんです。  かつて、三大都市圏での宅...全文を見る
○吉井委員 これは、自分で評価した人が納税者に通知しますね。納税者の側からすると、あなたの評価に異議ありということで出てきているときに、評価した人が事務局になって、それで、委員の先生、こういうことですから、これで審査してくださいと。これはもともと公平性、客観性に欠ける話なんですよ...全文を見る
○吉井委員 それは、合併して、人がその分削られるというだけの話ではなくて、そのことを担当する人も、もし合併したところだったら生まれてくるわけですから、評価側でない人を含めて考えられるわけですから、そのことはやはりきちっとやらないと信頼される公正な行政というものは実現できない、この...全文を見る
○吉井委員 地方交付税への影響分は二〇〇七年度以降は出てこない、影響はないということですか。
○吉井委員 さっぱりわからぬですね。要するに、地方交付税の影響分は二〇〇七年度以降も出てくるということは今おっしゃったんです。影響は出てくるんだけれども、これは一般の中に含まれるというだけの話で、なぜ今回、地方税の影響分は措置するんですが、交付税の影響分については、補てん措置はこ...全文を見る
○吉井委員 この覚書というのは、なかなかきめ細かく財務大臣と総務大臣が交わしておりますね。これを見ると、別紙一項の(二)のところで、平成十八年度において地方交付税の総額に加算することとされている額十一億円を一般会計から交付税特会に繰り入れるものとするとか、(三)のところでは、両大...全文を見る
○吉井委員 覚書にきちんと私は明記をしておくべきだと思うんです。書かれていないから、今これが問題になってくるんですよ。今まで一定部分は国が補てんしていたわけですね。明記しないということは、もう国は補てんしないということになるんではないか。これは非常に懸念されるところなんです。 ...全文を見る
○吉井委員 いや、それではますます地方は心配になってくるんじゃないですか。今まで折半ルールで不足分、この折半ルールについても、これは九〇年代の初めに大きな問題になったところですよね。本来国が持つべきものを、特会借り入れの半分を自治体に持たせるというのは、そもそも交付税の趣旨に異な...全文を見る
○吉井委員 想定内、想定外というのはホリエモンみたいな話になってきますけれども、要するに、過去に何をやったかということでは、過去は実際に、九四年、五年、六年、九八年、財源不足分を、結局このときは、三%を五%に引き上げるときに地方の消費税収も入ってくるからいけるじゃないかということ...全文を見る
○吉井委員 次に、私は国交省にも伺っておきたいんですが、今、耐震偽装問題が出てきて、国交省が調査したら、構造計算のできる建築主事を置いている自治体はわずか一四%と。国土交通省は専門の担当者を置くべきだとしているようですが、建築主事の増員と、研修機会をふやすこととか耐震設計について...全文を見る
○吉井委員 これは大都市部でも、地方よりは人が多いようであっても、この間も国交省に聞いてみたら、超高層ビルの固有振動数さえわからないと言うんですね。耐震の問題もありますけれども、今問題になってきている長周期地震動の問題にどれだけ超高層ビルはもつのかということについても、やはりそう...全文を見る
○吉井委員 民間もリストラの中で随分健康被害が出ております。きょうは時間があればそれを予定していたんですが、もう時間がないですからやめておきますけれども、公務員も、地方も国もどんどんどんどんリストラが進む中で、健康障害、被害、精神疾患を含めて、非常に深刻な事態が広がっております。...全文を見る
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
議事録を見る
○吉井分科員 日本共産党の吉井英勝です。  きょうは、原子力発電所の地震、津波対策を取り上げたいと思います。  津波に関しては、二階大臣も地元でお詳しい、一八五四年の安政の南海大地震、あのときに、広川町の方で、当時は村だったと思いますが、「稲むらの火」、これは尋常小学校の教科...全文を見る
○吉井分科員 今もお話があったように、この押し波の波高が、例えば十メーターだとかもっと高いのもあるんですね。それに埋もれてしまったといいますか、水没に近い状態で原発の機械室の機能が損なわれるとか、もちろんそういうこともあるんですが、私は、意外と余り注目されていない引き波の方の問題...全文を見る
○吉井分科員 ですから、そういう評価もあるわけですが、要するに、評価するとともに、一つは、どこまで水位が下がっているかということをきちっと今までのデータを収集していくと、これぐらいの津波だったらここまで下がるということがわかるので、保安院からいただいた資料によると、四メーターまで...全文を見る
○吉井分科員 ですから、大臣も今聞いてもらいましたように、広村の時代というのは山へ逃げるという時代なんですが、今は原子力発電所の冷却という機能が失われる、そういう問題に直面をしている。  中部電力の宮池取締役が論文の中で紹介しておられるものでは、引き波のときに八・八メートルまで...全文を見る
○吉井分科員 まず、その取水の方では、いただいた資料では、浜岡原発などは六百メートル先まで延ばしていって、六メーター下のところで取水するという形なんですが、そもそもあそこは東海地震の震源域の真上なんですね。そうすると、液状化の問題もあれば、直下型地震による配管そのものの破壊という...全文を見る
○吉井分科員 今おっしゃった四分の話というのは、直下型で同時に津波が起こったときには、私はそういう発想も成り立つかと思っているんです。それをあながち否定しているんじゃないんです。しかし、チリ津波なんかのときには、そもそも周期が五十分なんですね。長いんです。そのときは、水位低下の状...全文を見る
○吉井分科員 要するに、おっしゃったタービンを回す冷却系が、それ自身を冷却するのに冷却用の海水を使うわけですよね。それが失われてしまうということは、これはそもそも、その冷却機能が失われるということになるんです。とめた場合は比較的早くにその冷却水量は少し要らなくなったとしても、今度...全文を見る
○吉井分科員 ですから、原子炉をとめるまでも、とめてからも、その冷却をする冷却系が喪失するというのが、津波による、引き波による問題なんです。  あわせて、大規模地震が起こった直後の話ですと、大規模地震によってバックアップ電源の送電系統が破壊されるということがありますから、今おっ...全文を見る
○吉井分科員 しかし、それは、グラフを見たらすぐわかるように、超えているんですよね。あなたのおっしゃったのは、S2の一・七倍したのよりも低いというだけの話で、逆にS1の方からいきますと二倍以上も大きいんですよね、応答加速度というのは。ですから、直下型地震、東海地震が来たときに、浜...全文を見る
○吉井分科員 日本の原発は安全だという政策推進の根底には、やはりこの多度津の試験装置などで、これは世界一の装置だったんですね、これを実証してきたんです。だけれども、これは、まだ使っていない原発の機器類を置いての話なんです。  現実の原発の設備というのは、腐食も進めば、熱や、ある...全文を見る
○吉井分科員 大臣、お聞きいただいたように、今そこが大事なんですね。三十年、四十年と運転してきて老朽化している原発の安全性というのは最初と全然違うわけですから。中性子照射によって脆性破壊の問題とかいろいろな問題が出ていますから、だから佐々木保安院長は、かつて、重要機器の最終体力を...全文を見る
○吉井分科員 では、終わります。
03月02日第164回国会 衆議院 総務委員会 第10号
議事録を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法等の一部を改正する法律案の両案に反対の討論を行います。  まず、地方税法等の一部を改正する法律案についてです。  反対の第一の理由は、定率減税の廃止を盛り込んでいることです。定率減税の廃止に...全文を見る
03月10日第164回国会 衆議院 総務委員会 第11号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、放送・通信ということではいろいろなテーマがありますけれども、きょうはまず、放送界の皆さんが取り組んでいらっしゃる二〇一一年七月をめどにした地上波アナログのテレビはこれを停止してデジタル放送に移行するという、これは非常に大き...全文を見る
○吉井委員 実は、これはあくまでもシミュレーションなんですね、コンピューターを使って。NHKの技術力からすれば、発信器搭載車と中継器搭載車その他、機器を総動員すれば、かなり、例えば北海道にしても、現実に実証して何%いけるかということになってくるかと思うんですが、そして、これはシミ...全文を見る
○吉井委員 ギャップフィラーの話もありましたけれども、しかし、NHKの方の、ロードマップをもとにやっていらっしゃるこの計画でも、例えば岐阜県の場合は、共聴、ケーブルが二十六カ所で中継局は二十二局ということで、非常に共聴、ケーブルの比率が高いところですね。  そのときに、改めて私...全文を見る
○吉井委員 二〇一一年七月ということで努力をしていただいているのはよくわかるんですが、努力のままで時間切れになりますと、アナログできちんといろいろ電波を受け取り、暮らしの中で非常に深いかかわりを持ってきた人たちがそこから外れてしまうというようになります。ですから、私は、こういう点...全文を見る
○吉井委員 時間が来ましたので、もっと突っ込んでいろいろ聞きたいんですが、齊藤先生の方には質問がなく大変申しわけないですが、これで終わらせていただきます。
03月15日第164回国会 衆議院 総務委員会 第12号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、消防研究所解散法について最初に質問したいと思います。  これは、独立行政法人を国の機関として戻していくということについては賛成でありますが、同時に、やはり消防研究所の果たしている役割、どんなにいい研究をしてもらってい...全文を見る
○吉井委員 さらに、消防庁の方の調査では、この十勝沖地震の長周期地震動で、苫小牧の出光興産で、一つは、浮き屋根がうんと上がった、四メートルも浮き屋根が上がってしまう、そこから油が漏れるということであったということも伺っているんです。固有周期が約七秒の直径四十メートルのタンク、ここ...全文を見る
○吉井委員 これまでは大規模地震といいますと、私も阪神大震災のときに、もともと大臣と同じ、私は大阪の方ですが、あなたは和歌山ですが、被害というのは小さくても出ているわけですけれども、あのころは、本当は研究者の皆さんはもっと前からわかっているんですけれども、最初のP波、S波の激しい...全文を見る
○吉井委員 それで、実は、いろいろ解明しても、ではそれで尽くせているかといったら簡単なものじゃないということは、これまた研究していらっしゃる方はよくわかっておられることなんです。  東海、東南海・南海地震が連動して発生したとき、大規模地震で最初のP波、S波による大規模被害の後に...全文を見る
○吉井委員 それで、消防法の規則の改正など、昨年の四月一日から行って、二〇一七年までに対策を何とかということで浮き屋根構造のものについては示しているんですが、都合よく大規模地震が二〇一七年以降に来てくれるともこれまた限らない。そういう点では、非常に私たちは、新しい研究によって災害...全文を見る
○吉井委員 それで、実は国土交通省の方から超高層建築物について資料をいただいたんですが、これは旧建築基準法三十八条認定の分で、免震超高層で二〇〇〇年五月までが十五棟だったんですが、それ以降どんとふえているんですね。二〇〇〇年五月以降の新しい基準で、二〇〇四年十二月までに建ったのが...全文を見る
○吉井委員 それだけ大事な課題が今あるときに、実は、国に機関を移すのはいいんですけれども、約三割の研究員の方が削られますね、今度の場合。だから私は、消防研の体制の面でも、そして研究費の面でも、これは充実をして、やはり消防研というのは機構をどっちへ移すかの話じゃなくて、もっと今の時...全文を見る
○吉井委員 それで、最後の時間で、独立行政法人情報通信研究機構の方について伺いたいんですが、説明に来てもらったときにメリットの話はあったんですけれども、情報通信研究機構を非公務員化する中でデメリットも必ずあるんですよね、民間にしてしまうという中で。そのデメリットについては大臣とし...全文を見る
○吉井委員 デメリットがあるのはもう明白なんです。私も、もう四十年近く前になるかもしれませんが、田無にあった、電波研の時代の、あそこの研究所はなかなかのものだと思いました。宇宙環境試験室、当時としては日本で一つか二つしかないころですね、スペースチャンバーをつくって、その中で物性の...全文を見る
03月17日第164回国会 衆議院 総務委員会 第13号
議事録を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、二法案のうち、まず独立行政法人情報通信研究機構法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、機構の基礎・基盤的研究は、直ちに企業利益に結びつかなくても、国として必要な研究分野であり、これは本来国の責任で行...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、受信料収入の落ち込みにかかわってくる、政治からの中立性、公平性、公正性、それから不正経理問題などについて、NHKの執行部が真相の解明と信頼の回復に向けて真摯な態度で臨んでいくことが重要だ、こういう角度からきょうは質問をした...全文を見る
○吉井委員 自主自律を貫いていっていただく上で、今言いましたように、いわゆる事前説明が通常の業務の範囲内であったという昨年のお話であったわけですけれども、昨年七月に、これはホームページでNHKの方が公開しておられることですが、この発表の中で、「編集過程を含む事実関係の詳細」、少し...全文を見る
○吉井委員 資料Aを皆さんのお手元に配っていただいておりますが、これは裁判に証拠として提出されている説明マニュアルのコピーを出したものです。  内容から、若手議員の会が女性国際戦犯法廷を話題にしたときにきちんと説明できるように作成したマニュアルではないかと思われます。つまり、一...全文を見る
○吉井委員 裁判の中では、長井デスクが証人として、この文書について、一月二十八日ぐらいだったと思いますが永田さんからコピーを一部いただいていったように記憶しておりますとお話しになっております。  それで、いわゆる詳細の中で、中川昭一議員、若手議員の会会長と伊東番組制作局長とのや...全文を見る
○吉井委員 私は、今、裁判に首を突っ込んでの話をしているんじゃないんです。  つまり、政治からの中立性、公平公正性の問題ですね。そこをやはりきちんと真相を解明して信頼を回復する努力をしないと、落ち込んだ受信料収入が戻ってこないとか、そういう問題があるから私は今取り上げているんで...全文を見る
○吉井委員 繰り返すようですが、私は、裁判に首突っ込んでの話じゃないんです。これは、ちゃんと裁判外で、ウイークリー情報を出しておられて、この内容と実際には説明に行かれるために準備された内容とは違っているじゃないかと。これは、やはり事前説明が通常の範囲のこととしてやっているとしたら...全文を見る
○吉井委員 あなたがまた会長になったら、私が会長にと聞いているときにお答えいただいていいんですけれども、私は会長の答弁を求めていたんです。  それで、先ほどのホームページで公開していらっしゃるこの詳細、この中で、放送前日の二〇〇一年一月二十九日午後四時ごろ、野島さんや松尾さんら...全文を見る
○吉井委員 次に、資料Bをごらんいただきたいと思うんですが、この詳細によると、町永アナ、高橋助教授、米山準教授らの発言についての変更方針は今言った二番目に当たるもので、町永アナ、高橋助教授、米山準教授らの発言のうち、女性法廷をラッセル法廷と同等の存在のように評価する部分を削除する...全文を見る
○吉井委員 私は、取材活動は、萎縮する方じゃなくて、萎縮してしまったんじゃないか、萎縮しちゃ大変だ、政治の介入はあっちゃならないということでこの問題を取り上げているんです。そして、それは既にホームページでNHK自身が明らかにしていらっしゃることにかかわることです。  この資料B...全文を見る
○吉井委員 放送の前日に安倍さんとお会いになって、帰られて、五つの変更方針が決められて、そしてその中で変わってきたというのは、これは一つの事実なんですね。  最後の資料Cのものをごらんいただきたいんですが、Cの二ページ目、これは中国の被害者たちの証言の部分が全部削除ですね。これ...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇〇六年度NHK予算等の承認を求めるの件に反対の討論を行います。  反対の理由は、今日のNHK不信の端緒となった不正経理問題や、放送の自由の根本が問われた番組改編問題に対して、現NHK執行部が、国民の疑問に答え、真摯に取り組む姿勢を欠い...全文を見る
03月23日第164回国会 衆議院 総務委員会 第14号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、きょう最初に、石綿による、アスベストによる業務災害について質問したいと思います。  昨年、総務省は、石綿暴露による職員の健康調査の結果を発表しました。それによると、私は以前から問題意識は持っていたんですが、水道管、石綿管...全文を見る
○吉井委員 今お話ありましたように、指示はし、指導もしていらっしゃるわけですが、実際には、まだこれまでどれぐらい着用がされていたかとかつかめていないし、まして、通知を出して以降のことはわかるにしても、過去に実際にアスベスト等の粉じんが舞う中で、これは阪神大震災のときもそうでしたけ...全文を見る
○吉井委員 火災が起きれば、本当に一分一秒を争って消防士の方たちは駆けつけられるわけですね、あるいは地域の消防団の方たちが駆けつけて消火に当たられるわけです。そのときに、アスベストを使った配管類、空調用の配管とか、特に配管の場合には吹きつけアスベストが多かったんですけれども、それ...全文を見る
○吉井委員 要するに、石綿暴露というこの状況の中で働いた方ですね。どの火災現場では石綿暴露を受けたとか、どこはそういうことがなかったとか、簡単にわかる話じゃないんです。しかし、過去において、特に石綿による障害というのは、短い場合は一年未満の人もおりますけれども、三十年、四十年たっ...全文を見る
○吉井委員 次に、公務災害の認定審査期間を短くして、やはり迅速にきちんと補償をしていくことが大事だというふうに思うわけです。それは理事長も、一月号の「災害補償」の巻頭言でもその立場を述べていらっしゃるわけですね。  直近のものを取りまとめたのを見ますと、本部協議事案の処理件数、...全文を見る
○吉井委員 裁定した四十件の中で、裁定が出るまでに一年以上かかったものが九件あったということで、言葉が適切かどうかはともかくとして、在庫一掃という言い方をしているんですが、ちょっと妙だなと思うけれども、要するに、長くかかっているものを早くしようということでやってきたのは出ているわ...全文を見る
○吉井委員 私が言っているのは、三年間、それは上がった年、下がった年、ようわかっているんですよ。だから、傾向としてつかまなきゃいけない話で、二〇〇二年から二〇〇四年にかけて毎年下がってきているというのは事実の問題として言っていますので、ぽこっと上がっても、来年また下がるかもしれな...全文を見る
○吉井委員 期待だけじゃなくて、やはり専任で頑張る人をふやすように取り組まれることを強く申し上げて、質問を終わります。
03月23日第164回国会 衆議院 本会議 第16号
議事録を見る
○吉井英勝君 私は、日本共産党を代表して、行政改革関連法案について質問します。(拍手)  小泉総理は、本法案を構造改革の総仕上げとして提案してきました。この五年間の小泉構造改革は、国民生活に一体何をもたらしたでしょうか。  医療費の大幅負担増、年金や介護保険の改悪など社会保障...全文を見る
04月04日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは最初に竹中大臣に一言伺っておきたいんですが、竹中さんは小さな政府担当大臣でいらっしゃるわけですね。
○吉井委員 つもりどころの話じゃなくて、昨年十二月二十六日に全国の都道府県知事さんあてにお手紙を出してはりますね、総務大臣竹中平蔵ということで。それで、もちろん今おっしゃったように、政府として閣議決定した小さくて効率的な政府を実現するので頑張るんだという決意を述べられ、総務大臣就...全文を見る
○吉井委員 それは法案、法律をお読みになっただけの話で、経済財政諮問会議配付資料では、地方公務員三百八万三千人のうち二百万八千人、六五・一%については、政府は国が基準を定める分野としてきたわけですね。ですから、二百万人のこの数の裏づけとなる法律とか、政令とか、施行基準とか、あるい...全文を見る
○吉井委員 大臣の答えとしては私はそれで結構なんですけれども。この二百万人ですね。それぞれ、これはこの法律で、この基準によってということでカウントしていったら二百万人になるはずなんですね。もともと経済財政諮問会議に出された資料は二百万人、根拠があってですから。それを欲しいと言った...全文を見る
○吉井委員 これは政府の方にレクチャーをお願いして、この定める基準に、それぞれ、二百万になるのがあるはずですから、いただきたいと言ったんですが、それは各省庁とも、いえば省庁の中でも必ずしもつかめていないようなので、それで把握しがたいということですから、これはぜひ努力をしていただき...全文を見る
○吉井委員 大体、総まとめで総務省の方でやっているかと思ったら、そこもまとまっていないんです。つまり、どこもまとめていないからわからないんです。ですから、こういうのはきちっとまとめて、出していただきたいと思います。  次に、教育、警察、消防、ケースワーカー、あるいは保育士など福...全文を見る
○吉井委員 それでは、今中馬大臣がおっしゃったように、必要性の観点から定めているわけですね。では、最低必要だとした基準数に比べて現状はどうなのかということが、やはりこれは吟味しておく必要があると思うんです。  それで、最初は政府参考人で結構ですから、消防の方に伺いますが、消防職...全文を見る
○吉井委員 さっき地方の方でこの基準で二百万人というお話がありましたが、義務教育関係を除く百万人の中で五万人、つまり五%が今不足しているのが実情だということがお話を伺ってわかりました。  次に、これも厚生労働省の政府参考人に伺っておきますが、児童福祉司、専任の職員の方が、専任の...全文を見る
○吉井委員 ですから、五・三%ということは、有資格者でいいますと九四・七%少ないということですね。それから、専任職員数でいったら、今二九・〇%ということですから、要するに実は七割その基準に足りていない。これが現状だということがわかりました。  余り細かいことを聞いていましたら時...全文を見る
○吉井委員 三位一体で交付税もどんどん削られてきて、実質的に補助金もなくなって、大変だという地方の悲鳴が今上がっているときなんです。そういう中で足りないところをどう補って充足していくかということですね。これは、大事なことを充実する方も行革だと思うんですね。中馬大臣としても、そこの...全文を見る
○吉井委員 それで、消防職員については今五万人、二五%不足しているということですが、実は、これは国の方でも、東海、東南海・南海地震が連動して起こる可能性、それも遠くない将来ということを、今、その可能性や時期が近づいているということを言っているわけですね。  実際そのときには、阪...全文を見る
○吉井委員 大規模地震災害の経験は、日本は地震国ですから、我々いっぱい繰り返しやってきているわけですね。  それで、三年前の二〇〇三年九月の十勝沖の話を先ほどいたしましたが、三大都市圏にはこの浮き屋根式のタンクだけで一千八基あるんですね。それだけのタンクがありますから、長周期地...全文を見る
○吉井委員 充足してもらうといっても、財政的な支援を含めて、どうしていくかということを本当に真剣に考えないといけないと思うんです。  京葉コンビナート、千葉の市原の方に、以前、チッソ五井の事故があったりとかで私も事故調査に行ったことがありますが、その石油タンクを抱える市原市では...全文を見る
○吉井委員 今消防団も言わはったんやけれども、しかし、リストラに遭ったりとか、大型店がどんどん進出して大阪市内も商店街は大変ですよね。今まで商店主の方たちが消防団を支えてくれた、その人たちがそこにおれなくなってきている。高齢化もしてきている。そういう中での、私は、基本的な公設消防...全文を見る
○吉井委員 これは、自治体でやってくださいというただのお願いじゃないんですね。国の方で基準の見直しをすると言っているんですよ、削りなさいと。そのことを、国も地方も責務だということを言っているんですからね。だから、削る方は責務なんだけれども、今、国の基準から不足してしまっているもの...全文を見る
○吉井委員 だから、およそ二千人ほど足りないわけですよね、国全体で。  それで、中馬大臣は大阪のことにお詳しいから大阪市でいいますと、国の標準では八百四十三人のケースワーカーが必要なんですね。だけれども、現況は四百二十七人で充足率五〇%と、半分しか足りていない。四月一日から政令...全文を見る
○吉井委員 それで、川崎大臣に伺いますけれども、充足させる取り組みですね。一律に四・六%削減ということじゃなしに、現に厚労省が示している基準からも不足しているし、社会的にサポートしていかなきゃならない大事な仕事をしてもらっている人が不足しているんですから、これは充足をしていく、そ...全文を見る
○吉井委員 認識してもらったら、次は、それをどのようにきちんと、名前を法定が標準になろうと、標準が法定であろうと、これはこれだけ必要だという基準として考えてきたわけですから、それを満たすために取り組んでいくのが私は当たり前のことだと思うわけです。  時間があと二、三分になってき...全文を見る
04月05日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  この間の本会議で私質問いたしましたときに、人口千人当たりの公的部門の職員数では要するに小さな政府になっているということなど、これらは既に小泉総理が答弁で認めていらっしゃるわけですが、きょうは、最初に内閣府の政府参考人の方に伺って...全文を見る
○吉井委員 そこで、政府は小さいが、公共投資を含む経済、公共では国際的に見て大きな政府だということになってきます。  財務大臣にそこで伺っておきますが、財政制度審議会の分析でも、公共事業相当分の対GDP比の推移を見ると、これは日本が三・四、アメリカ一・三、フランス一・三、ドイツ...全文を見る
○吉井委員 小さな政府の大きな公共事業、こういう問題があるわけですから、ここをどういうふうにしていくかということ、これは大事な課題だというふうに思うわけです。  生活関連公共事業の方はかなり減っているんですが、大型公共事業については、重点化という名のもとにふえてもおります。 ...全文を見る
○吉井委員 そこで、資料二の方を見ていただきながらなんですが、天下り受け入れ先企業は、防衛施設庁官製談合の問題だけじゃないんですね。そこにかかわった企業が、国土交通省の鋼鉄製橋梁談合でも水門工事談合でもトンネル換気設備工事談合でも同じ企業が、これは名前をちょうど横に並べてあります...全文を見る
○吉井委員 これは、職業選択の問題だとか、二年を五年に延ばす、その間、例えば公益法人で二年を五年間じっとしておればトンネルが少し長くなるというだけで、余り変わりがないわけで、まず、この場合大事なことは、天下りとその結果としての官製談合がどのように結びついてきて、その結果として、落...全文を見る
○吉井委員 私、天下りの規制の問題とともに、しかし談合は談合で厳しくやらないことには、これは天下りと談合が結びついている部分と、同時に、談合は談合でやらせないということをきちっとやらないと、財源や行政の中からの無駄をなくしていくということにはならないというふうに思います。  そ...全文を見る
○吉井委員 帝国データバンクが、天下り・談合に関する企業の意識調査というのをやっております。昨年七月二十一日から三十一日までに全国二万一千三百二十社についてやって、回答は一万二百三社の有効回答ですが、談合はなくならないが全体で七五・五%。天下り受け入れ企業で七〇・五%はなくならな...全文を見る
○吉井委員 天下りというのは、出す側もきちんとする、受け入れる方も、それは受け入れないということをきちっと。しかし、それは結局、法律で決めるとすれば出す側の問題ですよ。これが大きな無駄を生み出しているんだったら、それにメスを入れないと行革になってこないということをやはりきちんとし...全文を見る
○吉井委員 要するに、二十四カ月に、二倍にしたと。期間は延ばしたんだけれども、実際に二年間指名停止処分にしたところはないわけですよ。  違約金の方にしても、一〇%を五%上積みして、課徴金の方は五%ですからね、いずれにしても、消費税程度、あるいは消費税の三倍ぐらいまでで、その分さ...全文を見る
○吉井委員 いや、気持ちがあれば、それをやると言ってもらったらいいんですよ。  では、その気はないようですから、終わります。
04月10日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、私は、公務員制度、公務という問題、あるいは公権力の行使ということにかかわる問題について質問したいというふうに思います。  最初に厚生労働大臣に伺っておきますが、厚労省の方でもともとつくっていらっしゃる資料で、内閣府市...全文を見る
○吉井委員 若者の問題だけじゃなしに、中堅の皆さん方がリストラされて、要するに厚生年金から国民年金へ移っていった、分母が大きくなったわけですね。そして、分子の方は支払うことが大変となれば小さくなるわけですから、この点で、若者はもとより、すべての国民の、働く者の雇用とか人権とか労働...全文を見る
○吉井委員 これは二〇〇四年十二月八日の日経産業新聞に「年金徴収、わが社に任せて」と、オリエントコーポレーショングループの日本債権回収の話など幾つかの債権回収会社のことを紹介しておりますが、要するに、信販会社、ローンカード会社、債権回収ビジネスから、年金や税務、国保など徴収業務の...全文を見る
○吉井委員 それはちゃんと通告もしてありまして、お話もしてありまして、ホームページにもちゃんと出ているんですね。要するに、ローンカード発行会社、信販会社、債権回収ビジネスからどういう要望が出ているのかというところなんですけれどもね。  例えば三洋信販債権は、提案書の中で未納者へ...全文を見る
○吉井委員 いや、そんなことはわかっています。だから、私も言いましたように、要するに、これは市場化テストを含む民間開放要望一覧というのをまとめていらっしゃるわけですよね、そこでは、こういうカード会社のカード決済、第三者納付を認めてくださいということと、徴収業務については債権回収業...全文を見る
○吉井委員 これは信販会社がちゃんと言っているわけですよ。クレジット業界は利息による利益を上げるビジネスをベースにして経営する企業であり、延滞者に対する債権回収管理業務はビジネスの最大の柱の一つだとこの業界では言っているわけです。駅前でティッシュペーパーを配らなくても、信販会社な...全文を見る
○吉井委員 ですから、公権力の行使の、その税のところをおっしゃったんですが、年金その他は入ってくるわけですね。  これは先ほどの二〇〇四年十二月八日の日経産業新聞で紹介しておりますが、三洋信販の紹介ですが、ここは、通販会社からの購入代金の支払えない顧客を、債権譲渡を受けて回収業...全文を見る
○吉井委員 私、それは当たり前の話だと思うんですよ。税にしてもそうですけれども、地方でいったら地方税ですね、国民健康保険もそうですね、水道料金もそうですが、みんな要望が出てきて、今度第三者請求オーケーになるわけですね。  そして、その徴収の業務の中でこの会社が電話催告、これは、...全文を見る
○吉井委員 それで、今度国民年金法改正でカード支払いは可能になる。  総務大臣に伺っておきますけれども、税務についてはもともと第三者納付可能なんですが、局長通達で徴収、回収業務支援は可能だと。支援は可能だということで、電話による納付催告などは可能としてきたわけですね。  今出...全文を見る
○吉井委員 それで、先ほども紹介しましたように、クレジット業界は利息による利益を上げるビジネスをベースにして経営する企業であり、延滞者に対する債権回収管理業務はビジネスの最大の柱の一つだというのがこの業界の考え方ですが、国民年金、国保、税金など、徴収という公務の民間開放ですね。こ...全文を見る
○吉井委員 どの債権回収会社も、大体どういう状態かというのを見てみると、九割が契約社員、アルバイト、派遣なんですね。正規の社員はほとんどいないんですよ。そこが電話催告チームを組んで、そういう公のところへ入っていく。電話催告チームのリーダーになる監督者一人も派遣社員、残りの数名から...全文を見る
○吉井委員 実は、地方自治体でもそうですし、どこでもそうですけれども、例えば地方自治体の例で見ますと、仙台市の徴税リストというのが六万人分流出したというのが大きな問題になりましたね。そのほかにも、五百七十四人分が紛失してしまった。これは民間業者が、またアルバイト、アルバイトとか、...全文を見る
○吉井委員 民間が入りたいという方ですから。  終わります。
04月12日第164回国会 衆議院 総務委員会 第16号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、最初に政府参考人の方に伺っておきたいと思いますが、今度の法律で、一つは高度通信施設整備事業、二つ目に高度有線テレビジョン放送施設整備事業、三つ目に信頼性向上施設整備事業、この三つに対しての支援策として、低利融資、税制優遇、債...全文を見る
○吉井委員 次に、税制優遇について伺いたいと思います。  高度通信施設整備事業と高度有線テレビジョン放送施設整備事業の法人税特別償却の直近五年の実績、これについて、いただいた資料を見ていると、高度通信施設整備事業でこの五年間で約九十二億円、それから高度有線テレビジョン事業で千七...全文を見る
○吉井委員 それで、この高度通信施設整備事業を行っている事業者、主な事業者というところはどういうところですか。
○吉井委員 いや、細かいのを言っておったんじゃ切りがありませんから。  それで、次に、固定資産税の課税標準の圧縮の方について伺っておきたいんですが、二〇〇四年度、平成十六年度の高度通信施設整備事業、高度有線テレビジョン放送施設整備事業それから信頼性向上施設整備事業、それぞれの固...全文を見る
○吉井委員 ですから、先ほどの数字にしても、今の数字を見ても、圧倒的に高度通信施設整備事業、さっきいろいろなお名前があったんですけれども、ケーブルテレビだなんだといっても、今のでわかるように二十万円と、全然けた違いなんですね。  ですから、そういう点では、これは、中心的に税制優...全文を見る
○吉井委員 次に、低利融資についても政府参考人に伺っておきますが、直近五年間の利子助成対象設備に係る融資の実績というものについてですが、これは、いただいた資料を五年分で見てみると、高度通信施設整備事業についての低利融資は一千六十二億円、高度有線テレビジョン放送施設整備事業が七億円...全文を見る
○吉井委員 それで、低利融資もそうなんですが、今度、税金による利子助成額を見てみましても、高度通信施設整備事業、NTTを中心としたところは約四十億円、それからケーブルテレビなどに係ってくる高度有線テレビジョン放送施設整備事業は約三千万円ですから、一%以下という比率になりますね。 ...全文を見る
○吉井委員 その前の分もいただいておりますから、ですから、一九九五年から九九年度分と、今おっしゃった〇〇年度からの五年分を合わせると、九五年からのちょうど十年で、NTTの利子助成の実績というのは約二十三億円、NCC関係が十七億円、ケーブルテレビ関係は三千三百万円と、つまり、ほとん...全文を見る
○吉井委員 昔、電話をずっと引いていくとき、電話債権を買いました。一向に返してもらえませんよね。今それがNTTとなって大きな利益を上げているわけですが、応援する方はしっかり考えているんだけれども、我々負担した方で、もうぼちぼち、しっかりもうけているんだから返してもらってもという方...全文を見る
○吉井委員 ことし一月十八日の経済財政諮問会議の議事要旨の中でも紹介されておりますが、竹中大臣の方が、まとまってきたら五月ごろには諮問会議で一度報告をさせていただき、そして骨太方針にもぜひ反映をしていただきたいということですから、この諮問会議で、私的懇談会とかいろいろ言われている...全文を見る
○吉井委員 方針をここで検討していただくということでやっているわけです。それで、大臣は骨太方針に反映させたいということも一月に言っておられるわけです。内閣の通信・放送分野の方針案をここで検討しているわけですが、その検討が非公開ですね。いわば密室で行われていて、議事録も基本的には作...全文を見る
○吉井委員 議事録として出たもの、だれが発言したかという、氏名も内容も詳しく出たのは、NHKの会長とか民放連の会長とかNTTとかソフトバンクの孫さんだとか、こういう方たちが出たときは、ヒアリングに行かれた方のお名前も質問者の名前もちゃんと出ているんですね。しかし、それ以外は全く出...全文を見る
○吉井委員 竹中大臣の全くプライベートで、ポケットマネーで研究会をつくられて、事務局の方もボランティアでやっていることについてまで私はあれこれ言うつもりはないんですよ。  これは、税金を使って、きちんとした検討なり審議を行って、そして、大臣を経由するにしても、国の政策に反映して...全文を見る
○吉井委員 総合規制改革会議の宮内義彦さんが、議長として議事録作成義務を果たしていなかったということが今問題になっていますね。これはもちろん内閣府に設置された諮問機関である総合規制改革会議ということではありますが、要するに、内閣府に設置されたものは、内閣府設置法、府令それから運営...全文を見る
○吉井委員 氏名がないんです。だれがどのようにしゃべったか、どういう発言であったか、わからないんです。こういうものは、会議全体の傾向はこんな傾向であったという話にはなったとしても、とてもブリーフィングだ、議事要旨だというものに値しない。やはりそのことを踏まえてきちんとした公開を図...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、電気通信基盤充実臨時措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の理由は、本法が支援対象とする光ファイバー網などの投資は、民間事業者がみずからの営利のために行う事業であり、本来、支援措置の必要がないものであります。したがっ...全文を見る
04月14日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  この一年余り、愛媛県警の裏金問題について内閣委員会ずっと取り組んでまいりましたけれども、あれほど問題があった裏金問題について、ことし二月に、県警の調査報告書が出されました。愛媛県警は、自信を持って調査した結果、最終報告だというわ...全文を見る
○吉井委員 二月のこの報告書で、例えば「調査の結果」で、「捜査費として本来執行し得ない使途に執行されているもの」とかあります。しかし、執行し得ないんじゃなくて、そもそも執行していないのに支出したということになっているものがありますね。  それから、「捜査費の執行手続に問題が認め...全文を見る
○吉井委員 ですから、二月に最終報告だ、もうちゃんとやったんだというのが、今その内容が怪しくなってきている。監査をしますと言っていたのが、監査がまだやられていないということがはっきりしたと思うんです。  次に、愛媛県警捜査一課の警部、当時は警部補ですか、そのパソコンから捜査情報...全文を見る
○吉井委員 それで、パソコンから流出した時期の方ですね、つまり、いつごろ、いつからいつまでの分が流出したというふうに確認しておられますか。
○吉井委員 それで、流出した情報の方ですが、捜査報告書、それから行動確認報告書、Nシステム関係などの資料が含まれていたということを把握していらっしゃるのかどうか。また、これ以外にはもうないのかどうか。この点、どうですか。
○吉井委員 三月七日に流出したという事実は、まず把握されたんですね。そして、マスコミ等でも捜査情報、行動確認報告書、Nシステム関係の資料が出たということは、もうはっきりしているわけですよね。  これは、何が出て、どういう問題なのかということは、国会がこれをきちんと確認し、チェッ...全文を見る
○吉井委員 次に、二〇〇二年三月当時、愛媛県警刑事部捜査第一課長であった方は二宮義晴さん、現在は松山東署の署長さんですか、この方ですね。
○吉井委員 それで、午前中も出ておりましたけれども、私もここに流出した情報の一部プリントしたものを持っております。二十数件の捜査報告書ですが、この中には、今確認した捜査第一課長、警視二宮義晴殿とあてて、捜査一課警部補のKさんが書いたもの、ですから、これは警察庁は当然把握していらっ...全文を見る
○吉井委員 今一般論ではおっしゃったんですが、この捜査報告書には、情報提供者の名前、情報提供内容、聞き込み状況等がありますね。それだけじゃなしに、今後の協力依頼もあることから、情報提供謝礼を交付したものであると。これは、同じ要領ですべての書類にこれが書いてあるんですね。ですから、...全文を見る
○吉井委員 それで、プリントアウトしたものをちょっと整理してみたんですよ。そうすると、全部整理してみると、今後の協力依頼の意味合いからも謝礼の交付を行ったという文書が出てくるものが九回あるんですね。それから、情報提供謝礼に支払うとともに今後の協力を依頼したものという文書が二回出て...全文を見る
○吉井委員 答弁を差し控えるという意味が私よくわからないんですけれどもね。流出した資料そのものを出せとまたここで言っているわけじゃないんですよ、その流出した資料は、あなたもさっきから言っておられるように持っていらっしゃるわけだから。  私も多分同様のものを持っていることになると...全文を見る
○吉井委員 いや、書かれた人がプライバシーを侵害されて迷惑しているわけであって、話は逆だと思うんですね。  それで、皆さんの方がよく御存じの「捜査報告書記載要領」というのがありますね。この捜査実務研究会が編集したものを見ておっても、実は、捜査の端緒に関する捜査報告書例というのが...全文を見る
○吉井委員 いろいろ例も中にはあるにしても、捜査報告書というのは謝礼提供の理由書じゃないわけですから、そういう例というのはまずないわけです。  そこで、謝礼を支払ったという話なんですが、マスコミ関係者が、これは愛媛新聞社とか朝日新聞社とか、ずっと、出てくる人たちのところを当たっ...全文を見る
○吉井委員 菓子折り等を持って謝罪に行ったというお話は今おっしゃっているわけですけれども、これは、各マスコミも皆当たって、こういう例をつかんでいるだけじゃなしに、愛媛新聞などを見ておりましても、謝罪に行ったということまで、相手側が来たよという話で出ているわけですから。  そこで...全文を見る
○吉井委員 私も、特定の人、この人というふうに言って、それでその人に謝罪したのかという、それを聞いているんじゃないんですよ。しかし、説明に行ったり謝罪に行かれたことは今お話がありましたから確かなんですから、それは、情報提供者の名前が出て、あなたに迷惑かけましたということでの謝罪な...全文を見る
○吉井委員 個々の事情を勘案して説明といっても、あなた、知らない間に名前を出しましたという事情を説明したら、大変迷惑かけましたと謝るのが当たり前なんじゃないですか。こういう場合は謝罪しないんですか。
○吉井委員 そこで、公安委員長、最初にお話ししましたように、二月に最終報告が出たわけですね、調べ尽くして間違いないものだと。最終報告ですから、それから後、変更はないものだということで出しておったはずなんですね。ところが、ウィニーの、情報が漏れたということで、ある意味では情報公開み...全文を見る
○吉井委員 徹底した調査をやったという話なんですが、ところがそうじゃなかったということが今出てきたわけですね。私は、ウィニーにより流出したことよりも、実は、そのことでわかった、勝手に人の名前を使って捜査費を受け取っておった人がいるわけですよね。これが裏金という問題でしょう。それが...全文を見る
○吉井委員 だれにでもかれにでも公開せいとかいう話じゃないんですよ。捜査上の秘密だということでもって明らかにされない、それが裏金づくりのもとになっていたということが今出てきているんですから、そこについては徹底した解明というものをやはり国家公安委員長はこれは責任を持ってやっていく、...全文を見る
04月20日第164回国会 衆議院 総務委員会 第17号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に、インターネット社会になりまして、成り済ましとか改ざんとかを防ぐためには、個人認証というもの、そこがはっきりしないと成り済ましその他が出てくるということがありますから、それで電子証明書が必要になってくるというのが説明...全文を見る
○吉井委員 民間の方は、一番新しいところでは、ことし四月一日現在の一覧をいただいているので、これの数を数えたら十八社。三月三十一日のところで、表の方でいただいたのは十七社ということで、一社の違いがあるんですが、余りそれにこだわっているわけじゃないんですけれども、要するにそういう状...全文を見る
○吉井委員 民間の個人認証、電子証明書の方は官公庁もいけるし、オンラインショッピングその他、そういう利用もできる、両方可能なんですね。それに対して、公的認証による電子証明というのは、これは民間商取引には直接利用できない制度ということになっているわけですから、それはそれで理由がある...全文を見る
○吉井委員 これは、よく言われる、公的個人認証による電子証明が民間取引に利用できるようになってしまうと民業圧迫という意味があるのかなという感じを、お話をお聞きした感じとしては受けます。  同時に、これは非常に、住基カードによる公的個人認証に基づく電子証明の利用ということで、個人...全文を見る
○吉井委員 ですから、民間の場合ですと一万円をはるかに超えるものであり、公的認証の方は、五百円で三年間有効ですから、一年で見れば百六十六円というふうになってくるわけですね。  それで、ではなぜ五百円でということになりますと、これは、都道府県センターのランニングコスト、通年約十六...全文を見る
○吉井委員 よくコスト、コストとおっしゃるんですが、これはもうかなりコストを無視して、採算その他は無視して、とにかく政策目標値として一千万枚。現実は一・六五%の実績ですから、これはなかなか、とてもじゃないけれども一千万枚に到達するめどというのは立たないというのが実態ではないかと思...全文を見る
○吉井委員 現在の利用状況は要するにわからないわけなんですけれども、しかし、目標値は五年後に五〇%という目標を立てて進めていっているわけですね。  それで、公的個人認証に対応した電子申請システム自体が今整備されていないところが多く残っているわけですが、IT新戦略では、電子申請シ...全文を見る
○吉井委員 先ほど来、皆さんからも御意見、御議論ありましたけれども、要するに、仕事の上でうんと登記手続をとるとか、そういう人の場合は別として、普通の市民の場合には、それこそ何年に一回かというふうなことでしか余り使うわけでもなく、そもそもこの行政手続というのは、こういう人というのは...全文を見る
○吉井委員 これは、総務委員会じゃなくて内閣委員会の方でありましたけれども、愛媛県警の捜査情報の流出とか、随分この流出問題というのは今深刻な事態が続発しているときです。  そこで、伺っておきますが、個人情報をめぐる保護意識の高まりももちろん一方にあり、同時に情報流出がどんどん続...全文を見る
○吉井委員 これは実際に報道でも、私の方はインターネットで、ホームページで読んでいるんですが、これはちゃんと報道機関のものですよ、河北新報でしたか、そういうので紹介されております。  つまり、逆に言えば、住基ネットも含めて、個人情報の流出というものについては今本当にどんどん起こ...全文を見る
○吉井委員 私は、インターネットを、それは当然の道だと思って、別にそれを否定しているわけじゃないんです。ただ、やはり個人情報の漏えいの危険というのは随分広がっているときですから、リスクを負っても便利な方を選ぶか、個人情報漏えいがなくなるときまで、確信できるまで紙の方を選択するか、...全文を見る
04月21日第164回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、民主主義社会をつくっていく上で参政権を権利として認めるということは、憲法でも規定され、当然のことですが、実質的にもどのようにそれを保障していくかということは大事な問題だと思います。  それで、きょうは最初に郵便投票につい...全文を見る
○吉井委員 何か、答えてもらうのに、新大阪から東京まで来られる大体の距離がありますけれども。  私がまず最初に伺いましたのは、郵便投票の対象者の数なんですね。こちらは約百十二万人。それから、代理投票の対象者は約十三万人、これぐらいいらっしゃると思うんですが、まずこの点を確認して...全文を見る
○吉井委員 ですから、対象となる方は百十二万人ぐらいというふうに私は最初に伺っておりましたが、百四十六万人ですから、さらにたくさんの対象になる方がいらっしゃるわけですね。対象有権者で見ると、郵便投票というのは、私が最初に伺っておりました百十二万人からすると五・八%なんですが、さら...全文を見る
○吉井委員 それで、最近のことで見ましても、二〇〇二年十一月二十八日に東京地裁が、筋萎縮性側索硬化症、ALSの患者の三人の方が代筆による郵便投票を認めないのは選挙権の侵害と訴えたのに対して、判決文の中では、損害賠償の方は認めていないんですが、以上によれば公職選挙法に原告らが選挙権...全文を見る
○吉井委員 私は、これはまず、どこに在宅で代筆投票をしなければならない方がいらっしゃるかとか、実情をつかむことが大事なんですが、通常、地方自治体の場合、よくつかんでもらっているんですね。そして、地方自治体の場合、選挙管理部なり課の人だけが選挙の仕事をやっているわけじゃないんですよ...全文を見る
○吉井委員 これは民主主義の基礎ですからね。これは行革だコストだという話じゃないんですよ。この点だけはすべての国民に、憲法に保障されたこの権利の行使、実質的な保障がなければ地裁判決の指摘することにはこたえることにならない、このことを重ねて申し上げまして、質問を終わります。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、在外邦人、選挙区の方の投票実現ということで、その場合に一つ大事な問題は、実際には、海外のことですから、投票用紙を国内に送ってこなきゃいけませんから、早く終わる、つまり選挙期間が実質的に短くなるわけですね。しかも、選挙公報などを見よ...全文を見る
○吉井委員 そこで、各国の状況も調べていらっしゃると思うんですね。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、こういった各国で、インターネットについては規制しているのか自由なのか、それからビラ等文書の配布、これを規制しているのか自由なのか、それから戸別訪問、個々にお訪ねして政策を訴える...全文を見る
○吉井委員 ですから、世界の常識といいますか、これは選挙の自由を最大限に保障し拡大していくという方向なんですね。もともと、戸別にお訪ねして、一軒一軒回って政策を訴えるのも自由だし、インターネットを通じても自由だし、ビラも自由だしと。  なぜ日本で戸別訪問などを規制するということ...全文を見る
○吉井委員 それで、一九二五年の普選のときの、普通選挙権といっても、このときは男性だけですから必ずしも完全な普選じゃありませんが、買収の温床になるんだという、かなり国民を愚民視するといいますか、そういう発想というのはやはりあったように思うんですが、これは自治六法の二〇〇六年度版で...全文を見る
○吉井委員 新自由主義批判をやっておりますけれども、もともとマルクスから人間の自由な発達というのが基本にあるものですから、旧ソ連なんというようなものは官僚独裁の国であって、あれは社会主義とは全然私たちは見ていないわけですから、自由というものは、いかにそれが大事なものであるかという...全文を見る
05月09日第164回国会 衆議院 総務委員会 第19号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょう私は、第三者納付の問題、それから行政財産について質問をしたいと思います。  第三者納付の問題についてはせんだって行革特の方でも幾つかの角度から取り上げましたが、最初に政府参考人に伺っておきますが、今回の法案でクレジットカ...全文を見る
○吉井委員 これは、最近いろいろなマスコミ等でも紹介されているものですが、カード発行に伴うクレジット時代の生活の危機という問題が、最近もちょうど新幹線の中に置いてある雑誌などでも紹介をされておりました。  私はそこで、これは政府参考人にあわせて伺っておきたいんですが、消費者被害...全文を見る
○吉井委員 ですから、なるほどこの第三者納付、クレジットカードというのは便利な面とともに、企業自身が社会的にきちんとした行動をとっている企業かどうかということはきちっとよく吟味しなきゃいけない問題だというふうに思うんです。  次に、私は、政府参考人、金融庁の方に伺っておきますが...全文を見る
○吉井委員 私は、ちょっと市場化テストの話を入れましたから話がこんがらがったかもしれませんけれども、要するに、通常は、払いたくても払えない、善意だけれどもという人については、公的な徴収の場合であったらいろいろな対応を考えるわけですね。しかし、民民間の話になるとこれは機械的な話なん...全文を見る
○吉井委員 結局、それぞれの団体で適切に判断ということで、社会的信用にかかわる問題、これだけ大きな社会的事件を引き起こしておってもそれが第三者納付のところでは参加できるということになってきて、大体そういうところは全部債権回収会社も持っておりますから、非常に厳しい取り立てであるとか...全文を見る
○吉井委員 大体、私は多重債務ですというようなことを役所に申し出るときに本人は言いませんからね。通常はこれはなかなか、まずつかむこと自体が大変だと私は思っているんですよ。  それで、これはこの間、行革特でも紹介しましたけれども、クレジット業界の幹部ですね、クレジット業界は利息に...全文を見る
○吉井委員 私は、第三者納付の問題と市場化テストの問題とが結びついてきたときに、これはもともと、徴収業務への参入というのは電話がけぐらいじゃ商売になりませんから、どうぞカードをお使いください、もともと払いたくとも払えないという人でないと、払ってくれる人相手に催告の電話なんか入れる...全文を見る
○吉井委員 もともと、広く住民が利用する事業者への行政財産の貸し付けというのは、電柱、電纜のように道路占用料を取って貸し付けるとか、当然あるわけですよ。そのまま貸し付けるんだから、行政財産という性格は変わらないわけですね。  それで、行政財産というのは、普通地方公共団体において...全文を見る
○吉井委員 もともと、行政財産、普通財産の区分というのは、現行のままで手をつけないんですが、条文では、普通地方公共団体において要するに決定した財産ですから、自治体の長が決定すれば、面倒な手続を必要とすることなく行政財産、普通財産になるんじゃないですか。それはそのとおりでしょう。
○吉井委員 何か、全体と一部と言ったら、全体はこれぐらい、一部はこれぐらいという感じですが、全体の中の一部と言っているのがぐっと大きい場合がもちろんあるわけで、要するに、特区などでやっているものをオール・ジャパンにやっていこうというわけですから、特区だけで可能とするんじゃなくて、...全文を見る
○吉井委員 そこの論理がよくつながるように、もう三十分ぐらいあればしっかりお話ししたいところなんですが、それは時間が圧縮されておりますから無理なところがあるんですが、要するに、企業利益につながらなくても住民にとって欠かせないもの、これをきちっとやっていく、地域社会に必要なものをき...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、地方自治法の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、行政財産の貸し付けを一般民間事業者に拡大することによって、住民の財産である土地や建物を民間企業の営利活動に利用させるだけでなく、自治体の本来業務の縮小や...全文を見る
05月12日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、日本の原子力発電所も大体三十年から四十年たってきましたから、原発というのは、原子炉の圧力容器の中で核燃料が要するに核分裂反応をやっているわけですから、中性子がどんどん飛び交い、それによって連鎖反応が次々と起こっていく、そういう現象...全文を見る
○吉井委員 ですから、そういうふうにして健全性というのは、つまり、健全であるか、大分危ないと思って注意しなきゃいけないかということを確認する試験片であるわけですが、今申し上げました数字は、これは絶対値なんですね。  それで、相対的に、つまり、どれぐらいもろくなったかという点では...全文を見る
○吉井委員 今おっしゃった沸騰水型ですと、さっき言いましたように、炉心を取り巻いているコアシュラウドという炉心隔壁がありますから、直接的には、原発の圧力容器に当たる中性子の量は加圧水型に比べて二けた、三けた低いんですね。  ところが、このグラフの左端に近い方をごらんいただくとよ...全文を見る
○吉井委員 それで、実は、これは圧力容器だけの話で見ていたんですが、私、余りいろいろ書き込むとややこしくなるから省略しているんですよ。三年ほど前の東京電力のコアシュラウドのひび割れ問題ですね。あのデータというのは、実はこれで見ると、今度は右端の方から一つこっちに一という数字があり...全文を見る
○吉井委員 私が今言いましたのは、コアシュラウドで一・八三、つまり大体二掛ける十の十九乗ぐらいの照射量のところで、そこで幾つもの沸騰水型原発でひび割れが起こったんです。同じ照射線量に至っているのがこの周辺の加圧水型原発の圧力容器と言われる、核分裂反応をくるんでいる容器そのものが、...全文を見る
○吉井委員 この中性子照射による原発の脆性劣化の問題はかなり深刻だということを受けとめておられることはよくわかりました。  それで、今おっしゃった単位は、一平方メートル当たりは二十四乗個なんですが、一平方センチ当たりにしますと十の二十乗個ということになりますから、ちょっと単位だ...全文を見る
○吉井委員 それで、高温、高圧の状態から原発をとめるときにトラブっちゃいけませんから、緊急炉心冷却とか急冷するということもありますから、それにもつかということももちろん大事なんです。  その実証試験も必要ですが、実際にこれだけ脆性遷移温度が上がってきた、劣化してきたといいますか...全文を見る
○吉井委員 これは、四年前の二〇〇二年の四月八日の決算委員会で、当時の佐々木保安院長が、原発の最終耐力をきちんと、地震が起こっても大丈夫かという耐力ですね、これをこの振動台等を使って実証する必要があるということを答弁していたんですが、それ以降も、結局一つも実験、実証しないままスク...全文を見る
○吉井委員 私も、データというのはどこでも一様とは思っていないんですよ。今おっしゃったように、試験片にしても置いてある場所によって当然データにばらつきが出てきます。そのことはわかった上でなんですが、昨日もレクチャーを受けておりましても、大体プルサーマル利用で五%ぐらい増加する、約...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、せっかく大臣に来ていただくように言っておいて一言も聞かずでは悪いですから。申しわけないですね。  今ずっとお聞きいただきましたように、日本の原発の中で、三十年、四十年と運転してきて、脆性劣化が進んできているんです。中性子をもっとふやすようなプル...全文を見る
○吉井委員 質問を終わります。      ————◇—————
05月16日第164回国会 衆議院 総務委員会 第21号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初、政府参考人の方に伺っておきますが、一つは、四月二十八日に厚生年金、共済年金一元化について基本方針が閣議決定されました。まずその一つは、地方議員年金というのは地方公務員共済組合に一応入っているんですが、今回の一元化決定では地方...全文を見る
○吉井委員 要するに、高齢者世帯の全国消費実態調査による公的年金・恩給給付額二百四十七万円、月額二十万円とされておりますが、大体これを下回るようなことにならないようにと。それは、下げる場合でも受給者に係る生活の安定という観点からも重要なものと考えての措置であったというふうに思うわ...全文を見る
○吉井委員 年金受給額を含めた老後の所得というのは個人の条件で随分違ってくるものですが、ただ、今も高齢者世帯の全国消費実態調査による公的年金・恩給給付額二百四十七万円、月額二十万、この水準からして公務員共済の方は二百五十万。それとは関係のない世界にはなるんですが、地方議員の年金の...全文を見る
○吉井委員 ですから、私が先ほど、年金の話というのは個々によって条件が物すごく違うというのはそういう意味でして、確かに入れる人もおれば、比較的人口規模の多い市議会とか、常勤的な議員活動を職業的にやっていかないことにはなかなか役割を果たせない、そういう自治体もまた随分あるわけですか...全文を見る
○吉井委員 今、国民年金のお話だったんですけれども、私、民間企業の場合だったら厚生年金というお話をしたように、サラリーマンだったら厚生年金なんですね、四十年間。それでいきますと大体二百八十万円ぐらいになってくるんですが、今のような十六年で議員活動の世界に入って四十年という方の場合...全文を見る
○吉井委員 これが、三期十二年、三期十二年で、市議会の方で大体約二百万円、県議会で二百万円、合計四百万円、それに十六年間分の厚生年金等がついてくるから、そういう場合ですとおよそ六百万円近くになってくる。  ですから、この議員年金の問題というのは、四十年間働いた方の場合で考えます...全文を見る
○吉井委員 この間の検討会、研究会でも、現行制度を維持していくにはどうするかという角度からの問題だったんですよ。現行制度のままではなかなか解が出てこないということになりますから、地方自治を拡充するという問題と、それから議会制民主主義の安定した発展をどうするかという問題を考えたとき...全文を見る
05月17日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  改造ソフトエアガンによる事件が続いておりますから、準空気銃の所持禁止などの法改正というのは、これは、私は国民の安全を守る立場から当然のことであり、必要なものだというふうに考えております。  そこで、最初に警察庁の方に、政府参考人に伺っ...全文を見る
○吉井委員 それで、防衛庁は全国の陸上自衛隊普通科部隊を対象に、訓練で使用している自動小銃をモデルにしたエアガン六百丁を配備したということが報道されておりますが、射程距離は二十五メートル、エネルギーは〇・八ジュールで、出血を生じさせることはなく、準空気銃には該当しないということで...全文を見る
○吉井委員 それで、これは、警察庁の方に先にちょっと伺っておきましたように、射程二十五メートル、エネルギー〇・八ジュールというものであれば準空気銃にはまだ該当しないものということで考えておいていいですね。
○吉井委員 六百丁のエアガンの話は報道された先ほどの話ですが、これは、曽根訓練場とか東富士、饗庭野などに設けられた都市型訓練施設、ここで、占拠された建物の奪回訓練とか近接戦闘用交戦訓練を行っていますけれども、ハワイ、グアムなどで米軍と一緒になって市街戦闘の能力向上を行ってもいます...全文を見る
○吉井委員 次に、私、警察庁の職務用のエアガンの購入などに当たっても、談合とか天下りにかかわるようなことがあってはならないというふうに思っておりますから、これまで問題になっております交通信号機の工事に当たっての談合とか天下りとか、これはこの間の行革特でも天下り、談合問題というのは...全文を見る
○吉井委員 これまで公取の方が問題にしたリストをずっと見てみますと、一九九九年のころまで、北海道警だとか釧路方面本部その他で問題になったのは大体道路標識工事の談合だったんですね。それで排除勧告を受けた。道路標識がだめだったら今度は信号機の方の談合に移っていく。ですから、その後は、...全文を見る
○吉井委員 具体的留意事項として挙げた一般競争入札についてお聞きしたんですが、要するに、二〇〇二年二県だったのが二〇〇五年度で六県に拡大したとはおっしゃるけれども、全国からすればまだ一割ちょっと、あれだけ指摘されたのがほとんど進んでいないというのが現実だと思うんです。  公取が...全文を見る
○吉井委員 一番全国的に問題になったのが警視庁だったわけですね。二〇〇二年七月には警視庁の指名競争入札で道路標識設置工事で談合があり、それから同じ七月十五日にもやはり溶着式の道路標示、この談合で問題になったわけですね。その道路標識が問題になってくると今度は信号機の方に談合が移って...全文を見る
○吉井委員 これはどの分野でもそうなんですが、落札率が高いと、談合を指摘されると一度少し下がるんですね。少し手を抜いていると、またもとの九八%、九九%と戻るんです。これは通例ですが、信号機の場合で、今のお話を伺って明らかなように、落札率が大体九六%とか九七%、一〇〇%に近かったの...全文を見る
○吉井委員 実際にどういう方が天下りをされたかというのをきちんと調べたら、適当にという表現が適当かどうかはともかくとして、みずからつくった基準なるものにひっかかる人だけが二名という話であって、現実には、警察官僚OBの方、幹部であった方が天下りをしていったというのが、私たちが調べた...全文を見る
○吉井委員 防衛施設庁あるいは防衛施設技術協会、そして談合問題、これらは、最初は全く関係ない、関係ないという話からずっと来ているわけです、そういう人的なつながり、さらに民間企業への天下りの中でこうした入札談合、天下り問題というのが出てきているわけですから。  私は、最後に、公安...全文を見る
○吉井委員 天下りをきちんとやはり禁止する、そして入札談合、こういうものは二度と起こさせない、そのかたい決意を持って取り組んでいただかないと、モグラたたきという話をしましたが、これからもこういうことは幾らでも出てくる、これを正すべきだということを申し上げまして、質問を終わります。
05月19日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
議事録を見る
○吉井委員 私は、探偵業の業務の適正化に関する法律案の起草案に賛成するとともに、意見の表明をこの機会に行っておきたいと思います。  第一は、探偵業、興信所等の法的規制の必要性についてです。  近年、探偵業、興信所等に関係する消費者被害、また事業者やその従事者の犯罪などの増加が...全文を見る
05月25日第164回国会 衆議院 総務委員会 第23号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、二人の参考人の方には、大変お忙しいところありがとうございます。  私、最初に大田参考人に伺っておきたいと思うんです。  もともと、国と地方の仕事量と税源、これは、よく言われておりますように、比率でいうと二対三で、三...全文を見る
○吉井委員 大体、地方自治体に権限と税財源を移すという議論というのは、一九七六年ごろの地方自治体の財政危機の時代、そのころから、特にその当時、大都市部は大都市部として、大都市税財源をどのように拡充するかということで随分議論をやっていたわけで、三十年かかって議論してきてもなかなか進...全文を見る
○吉井委員 三位一体という言葉はあったんですが、結果的に地方が随分、財源が圧縮されてしまった、これは今非常に地方が苦しんでいる問題なんですね。ですから、これからも、補助金とか税源とか交付税、その三つの言葉はあるんだけれども、そこをきちんとしなかったら、なかなか地方にとってビジョン...全文を見る
○吉井委員 起債発行については、別に地方が今自由にできているわけじゃありませんから、これはちゃんと国の方がぐっと握っているわけですよ。  次に、新型交付税について伺っておきたいんですが、この新型交付税というのは、財源調整機能も財源保障機能も、この機能は両方とも持たせておくという...全文を見る
○吉井委員 もう一遍、ちょっと重ねて伺っておきます。  地方交付税というのは、地方自治体間のばらつきを調整する財源調整機能とともに、しかし、もともと、国の方が先に税収を、地方にかわってという表現をする場合もありますけれども、集めて、それを配分するわけですから、そこにはきちんと財...全文を見る
○吉井委員 地方交付税というのは地方の固有財源で、これは一般財源なんですよね。国が交付税の使い道を全部決めるというものじゃないんですよ。それを今までは国が決めておったから、それを何か変えるような話になってくると、これは全くおかしい議論だと思います。  次に、時間が少なくなってま...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。  どうもありがとうございました。
05月26日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、昨年三月三十日それから十月二十六日に取り上げました愛媛県警の警乗旅費の問題について質問をしたいと思います。  裏金づくりを告発した仙波巡査部長が、当時所属していた鉄道警察隊で、九九年度と二〇〇〇年度の二年間に八回の長...全文を見る
○吉井委員 私は裁判の話なんか一言もしていないんですよ。  それで、今、連続性という話を、連続的にずっと毎年度出したら分析されるとかなんとか言うんですが、二〇〇二年度以降は全部公開なんですよね。さっきの範囲だったら、マスキング部分もあるけれども、この程度は公開しているんですよ。...全文を見る
○吉井委員 これは、公共の安全と秩序維持に支障を及ぼすおそれということとか、裁判の話などをされるわけだけれども、最高裁判例でもあるように、そもそも、支障を来すとか、おそれというのは、具体性が必要なんですね。抽象的な話を並べても、それはだめなんですよ。旅行命令簿を提出しない合理的な...全文を見る
○吉井委員 今おっしゃったこの旅行命令簿は、マスキングは一部で、二〇〇二年度以降全部出しているんですね。今出しているんだから、あなたの心配は、これからの心配ならまだ話はあるかとしてですよ、それも違うということは、さっき挙げました文書で、警察庁自身が示している文書からして当たらない...全文を見る
○吉井委員 だから公開しなきゃいけないんです。  時間が参りましたので、続きはまた午後やりたいと思います。終わります。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  午前中に続きまして、私は、警察の裏金不正経理問題について質問をしたいと思います。  この問題が発覚して大体三年近くになりますが、一部不適正な扱いを認めて返金したというものもありますけれども、裏金疑惑というのは結局解消されないままですっ...全文を見る
○吉井委員 それで、愛媛県警が起こしたウィニーによる情報流出問題については、これは、この情報流出の中に情報提供謝礼があるということで、マスコミ関係者の方も情報謝礼を交付したとされる協力者に当たってみると、謝礼は受け取っていないということが次々と明らかになってきた問題でした。  ...全文を見る
○吉井委員 個々の事案そのものについて捜査報告書の内容について調べるということももちろん必要だと思うんです。しかし同時に、要するに、私は四月十四日に、もう一カ月以上前に指摘しておりますが、捜査報告書の形式は、ほとんどすべて同じように情報提供謝礼理由書という体裁になっていますね。こ...全文を見る
○吉井委員 この捜査報告書に関しては、もしそういう事実がなければ、全くでたらめなものであれば、そもそも謝罪に行かれるということはないわけですよ、謝罪に行ったということも実は四月のこの委員会で警察庁の方は認めておられるわけですから。  ですから、これは全部かあるいは九割方かどうか...全文を見る
○吉井委員 これは、裁判所が了承をした、しないの話じゃ全くないんです、裁判所が出しなさいと言ってもここまでしか出さなかったというだけの話なんですから。この書類があるということを認めただけのことであって、二〇〇二年度以降は全部出しているのに、あくまでもそれ以上出さない、それは説明責...全文を見る
05月30日第164回国会 衆議院 総務委員会 第24号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、最初に、政府特別補佐人の方に幾つか伺っておきたいと思います。  一九九九年十二月七日の内閣委員会で成立した官民交流法ですね。あのときは、制定の際に、民から官へ交流ということで行くときに、官民の癒着を招いてはならないということで制...全文を見る
○吉井委員 そのときに、官から民へは退職規定をあえて設けなくて、あのときの中島さんの答弁にありますが、要するに、そのことで、服務規制とか信用失墜行為の禁止とか懲戒処分とか、官民癒着によるさまざまな問題が出てくることを防止する措置としてやるんだと。  一方、民から官へについては、...全文を見る
○吉井委員 今おっしゃったように、要するに、公正性が保たれるようにする、それから国民の信頼を得られるようにする、そのために民間企業の職員を、社員の身分を退職していただくということが制限をつけた理由だということで、これは中島人事院総裁の答弁の中でも示されております。  当時、振り...全文を見る
○吉井委員 特定の問題だけに着目しなかったにしても、一連の問題がずっとあって、これを条件としてつけたことはもう明白なんですよ。そうすると、その問題が今もう解決できたのかということが問われてくると思います。  これは、防衛施設庁の天下りの多い企業ほど受注額がふえていっているという...全文を見る
○吉井委員 防衛施設庁の談合疑惑が発覚したわけですが、その背景には、単なる天下りの問題だけでもないんですね。要するに、官と民とのさまざまな形を通じた癒着の問題があって、これだけ大問題になる不正事件が起こってきたわけですね。談合もあれば、落札率九九・九%と。大体、こういう談合がなく...全文を見る
○吉井委員 民から官へ来たときの官の部署を狭く限れば、いろいろな議論もある場合もありますけれども、広い観点で見れば、例えば電力会社から、この五年間にも、資源エネルギー庁だとか、資源エネルギー庁のもとには組織機構上は原子力安全・保安院がありますね、交流で行っていますね。では、電力会...全文を見る
○吉井委員 今のお話というのは、これまでと余りそう変わる話じゃなくて、要するに、退職しなさいという制約条件を外す、部長であれ課長であれ、もとの企業の肩書を使ってよろしいというわけですから、そうすると、これまでの制約条件を外したことにかわる新たな条件として厳しいきちんとしたものを持...全文を見る
○吉井委員 そこで、○○株式会社の課長あるいは○○株式会社の部長の肩書を持つ国家公務員が今後は誕生するということがあり得るわけなんですね。そのことは、国公法第百一条の職務専念の義務、それから国公法百三条の私企業からの隔離の規定との関係。つまり、もともと公務員の場合は全体の奉仕者と...全文を見る
○吉井委員 公務員が民間会社に交流派遣で行った場合の話で、さっき言いましたように、公の責任ということでは、国家公務員法上の服務規律だとか、信用失墜行為の禁止だとか守秘義務だとか、それから懲戒処分の要件等、公務員法上の規定で縛られている面がこれまでもあったんですよ。  民間の人の...全文を見る
○吉井委員 法律を通して、あとは人事院の責任だ、私はそういう無責任な法律のつくり方はよろしくないということを申し上げて、質問を終わります。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、国と民間企業との間の人事交流に関する法律の改正案に対し反対の討論を行います。  交流元との雇用関係を絶つからこそ、官民癒着の防止あるいは公務に対する国民の信頼、公務の公平性、公正性が保障されるというのが九九年二月の立法時の政府の説明であり...全文を見る
05月31日第164回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  早速質問をいたします。  二〇〇四年一月の最高裁判決で、既に出ておりましたように、漫然と現在の状況が維持されるならば次回は違憲判断の余地は十分に存在する、要するに次回は違憲判断が下されるという、指摘された状況をどれだけ是正しよ...全文を見る
○吉井委員 投票価値の平等、これを基本とするということは今お答えいただいているんですが、法案では、当面、格差を五倍以内に抑えたというだけの微調整という状況です。引き続き抜本改革を行うというお考えのようですが、この微調整の延長線上ではなかなか抜本的なものにはなってこないと思うんです...全文を見る
○吉井委員 今もお話ありましたように、五、六年先はもうめどがつかないと。要するに、平成二十二年ですから二〇一〇年ですね、そこでまた五倍を超える格差が生まれてくるという、この可能性についても考えていらっしゃるわけですから、そうするとこれは全くの微調整ということで、やはり基本にある考...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので終わります。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、与党提出の公職選挙法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  今回提出された参議院選挙区定数を四増四減する一部改正案は、二〇〇四年一月の最高裁判決で指摘されたように、漫然と現在の状況が維持されたならば次回は違憲判決が下される...全文を見る
05月31日第164回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  冒頭に、あしたから違法駐車の確認業務を民間の法人が行うということが始まりますので、国家公安委員長にこの点について一、二最初に伺っておきたいと思います。  私たち日本共産党が、ことしの予算委員会のときに、予算関係の要求資料として...全文を見る
○吉井委員 こういう細かい数字だけでしたら政府参考人でお答えいただいて結構なところなんですが、大臣に伺ったのは、実はこの問題については二〇〇四年六月に道交法改正案の審議の中で私は質問をいたしました。当時の小野国家公安委員長に対して、天下り禁止措置をとらなければ事実上天下り団体が委...全文を見る
○吉井委員 私は、こういうことをきちんとしなかったら、警察庁の提出される法案というのは、何だ、警察の天下り先づくりか、こういう国民の皆さんからのやはり疑念を呼ぶことになってしまうと思うんですよ。  ですから、私、先ほどの質問でこの件は終わっておこうと思ったんですけれども、私がさ...全文を見る
○吉井委員 私が言っておりますように、まず実態を調査して公表する、そのことが、透明性というものを確保していく上で一番大事な出発になるということを申し上げまして、本題の遺失物法について質問に入っていきたいと思います。  今回の改正は、遺失物に対する国民意識の変化に対応したというこ...全文を見る
○吉井委員 ですから、拾得物の返還の目的の範囲内で報告を求める、この範囲に限られるということで理解しておいていいんですね。
○吉井委員 警察が拾得物を遺失者に返還するために拾得物から個人の情報を得ることは必要なことですが、しかし、行政機関等個人情報保護法第三条で、拾得物返還の目的の範囲を超えて拾得物から個人情報を収集し、他の目的に利用したり保管することはできないということになっていると思うんですが、こ...全文を見る
○吉井委員 次に、動物の取り扱いについて私も伺っておきたいと思うんです。  最初に、環境省の方の政府参考人に伺いますが、環境省はことし一月の「犬及びねこの引取り並びに負傷動物等の収容に関する措置」を告示していますが、この第一の三項では「遺失物法第十二条に規定する逸走の家畜に当た...全文を見る
○吉井委員 その場合、一月の環境省告示では、都道府県知事は、所有者の判明しない犬、猫の引き取りを求められた場合、拾得場所を管轄する警察署長に差し出すように犬、猫の引き取りを求めた者に教示することというふうに一月はしていたわけですね。  今回の法改正で、動愛法三十五条の二項に規定...全文を見る
○吉井委員 愛護センターは都道府県がかかわっておりますから、結局そういうことなんだろうと思うんですが、遺失物としての犬、猫は所有者がわからないから警察へ持ってこられるわけですね。つまり、首輪などですぐに所有者がわかる犬、猫、これは所有者がわかっておれば話は簡単なんですが、それ以外...全文を見る
○吉井委員 動愛法三十五条一項で、都道府県の方は、所有者から犬または猫の引き取りを求められたときは、これを引き取らなければならない、同三十五条二項は、前項の規定は、所有者の判明しない犬または猫の引き取りを拾得者その他の者から求められた場合に準用するとしているわけです。  先ほど...全文を見る
○吉井委員 地方分権という言葉はなかなか便利といいますか、それは理屈の上ではそうであっても、実際に現地の方で逸走の動物をどうするかということになってきたときに、全く財政なしに、きれいな話では進まないという分野がありますから、そこについては、やはり本当に趣旨が生かされるように取り組...全文を見る
06月01日第164回国会 衆議院 総務委員会 第25号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、法案にかかわって、まず最初に伺いたいのは、今回の法案というのは、国が基本指針をつくる、基本指針に基づいて都道府県が推進計画を策定する。都道府県がつくる推進計画の中には、どことどこの消防本部を合併しようという対象市町村の組み...全文を見る
○吉井委員 今のお話は、市町村合併のときも大体同様の言い方で説明をしてきたものなんですよ。この間、市町村合併、自主的というふうに言ってきたのは、大体合併推進論の方たちの言葉でありました。とりわけ小さな自治体である町村からは、自主的であったなどという言葉は今もほとんど聞かれません。...全文を見る
○吉井委員 実際、昨年十二月十九日付の読売を見てみますと、管轄三十万人未満の小規模消防を統合する、総務省が新法というふうに書いてありました。ですから、いろいろな考え方があったと言うんですが、実際には新法を考えてきていたというのが考え方としてあったのじゃないかと思うんですが、改めて...全文を見る
○吉井委員 自治体の合併については、このときは、自治法上の規定としては廃置分合と境界変更で、手続も自治法上に明記されているわけですから、別に新たな法を起こさなくてももちろんいけるということだったんですが、しかし、一定の期間に特定の目的のために、自治法でいえば廃置分合、境界変更を行...全文を見る
○吉井委員 消防の広域化というんですけれども、これまでから広域的に消防活動をやってもらっているわけですね。それは、市の消防本部という形もあれば、幾つかの市町村ないしは町村が集まっての一部事務組合という形での現に消防の組織があって、そして消防応援協定によって、第一次出動だけでは不十...全文を見る
○吉井委員 広域化のメリットというお話なので、見ていると、今後の消防体制のあり方の中に出ている資料でよく読み取ることができますが、人口十万規模と三十万規模で見れば、消防ポンプ車は、十万規模のときのものを三十万規模とすると三倍ということになりますが、そうすると九台必要なのが六台で済...全文を見る
○吉井委員 広域化云々の話の前に財政支援というのは、今、人員で言ったら消防職員は七五%なんですから、二五%不足しているんですから、機材もそうです。この充実こそ当たるべきだということを申し上げて、質問を終わります。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、消防組織法の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  消防庁は、これまで管轄人口おおむね十万人を目標にして、行政指導で消防本部の合併を推進してきましたが、法案はこの行政指導を法律にしたもので、その手法は、消防庁長官による広域化...全文を見る
06月02日第164回国会 衆議院 外務委員会 第19号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  この協定というのは、もともと、日英、日仏の原子力協定の再処理委託とプルトニウム利用というところから始まっているものですから、私は、それに関連して、まず最初に政府参考人の方に伺っておきたいと思います。  高速増殖炉「もんじゅ」開発の行き...全文を見る
○吉井委員 大臣も聞いてはって、大体数字を計算してみたらすぐわかると思うのですが、既にあるプルトニウムと、それから今使用済みのままで残っているものの中にあるプルトニウムと、毎年新たに一千トンからの使用済み燃料が出てきますから、その中にたまってくるプルトニウムというのは、新たに発生...全文を見る
○吉井委員 そこで、大臣に伺います。  再処理したプルトニウムを輸送中に核ジャックされ、軍事転用されてはならないということからMOX燃料に加工して運ぶために、それも事故やデータ改ざんをやった英国工場ではまずいということなどもあって、ベルギーやオランダの工場で加工することになって...全文を見る
○吉井委員 この機会に、政府として、プルトニウム利用政策そのものを根本的に改めるということに踏み切らないと解決にならないということだけ申し上げて、質問を終わります。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、日欧原子力協定の批准について反対の討論をいたします。  反対理由の第一は、本協定の締結は政府のプルサーマル計画推進のためであるからであります。  プルトニウム循環方式による原発政策は、FBR「もんじゅ」事故で行き詰まり、軽水炉を使ったプ...全文を見る
06月06日第164回国会 衆議院 総務委員会 第26号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私も、留学費用の償還に関する法律に先立って、昨日問題になったこと、ちょうど竹中大臣は規制緩和の推進とか金融担当大臣を私が財金のときにやっておられて質問いたしましたが、今はちょうど総務大臣ですが、ことしになってからはライブドアのホ...全文を見る
○吉井委員 規制緩和をずっと進めてこられていろいろな手を打ったというお話ですけれども、しかし現実には、村上氏の逮捕もホリエモンの逮捕も起こってきたわけです。  それで、昨日起こったことですからちょっと通告を、それ自体を私、調べなきゃいけませんでしたからあれなんですが、村上ファン...全文を見る
○吉井委員 図書等で紹介されておりますのは、規制改革・民間開放推進会議の議長でもあって規制緩和をどんどんしている方が、同時に一方では、村上ファンドの立ち上げのときの資金の応援から、昭栄に対する敵対的TOBを仕掛けるときに百四十億の金の面倒を見ましょうとか、そういうことがあったとい...全文を見る
○吉井委員 民であれ官であれどこであれと、これはそんな一般的な話にしてはならない問題であって、規制緩和を進めてこられて、そして金融担当大臣としてやってこられて、今総務大臣としてやっていかれる中で、この中でホリエモンの逮捕とか村上氏の逮捕など、こうした金融の分野、規制緩和と結びつい...全文を見る
○吉井委員 ここで政府参考人の方に伺っておきますが、派遣した専攻学科別に退職者の状況はどうなっているかというのを見ると、経営学専攻が派遣者の三〇・三%で、退職者総数の五一・一%がMBA、異常に多いわけですね。経営学、MBAに行った者の退職者が異常に多い。その再就職先はどういうとこ...全文を見る
○吉井委員 私、総務省の留学先としてMBAが多いということと退職者が多いということについて、キャリアを積んで帰国したら、それがまた外資系ファンドに行く人など多いことを見ると、国家公務員が全体の奉仕者としての、自分個人はもとより特定企業や団体の利益のために働くものじゃないんだという...全文を見る
○吉井委員 これで終わりますけれども、さっき指摘しましたように、派遣者の中でMBAへの派遣者が三〇・三%を占め、退職者総数の五一・一%と。MBAへ行った人たちが随分たくさんおやめになって、外資系ファンドなりそういうところへ行って、そういう中で今回の村上ファンドの問題とかホリエモン...全文を見る
06月08日第164回国会 衆議院 総務委員会 第27号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、きょう、住基台帳法に先立って、ちょうど一昨日も、大臣の方に、村上ファンドの村上氏の問題、規制緩和の問題について伺いましたので、最初にこの間の続きを少しやっておきたいと思います。  それで、政府の行政改革推進本部の規制緩和委員会委...全文を見る
○吉井委員 ですから、インサイダー取引などは、これはルールを無視したもの、この点は間違いないですね、今も考え方は。伺っておきます。
○吉井委員 一昨日のこの委員会で、ライブドアと村上氏のインサイダー取引について、また、規制緩和推進に働いて、金融担当大臣、今は総務大臣として務めていらっしゃる竹中大臣がインサイダー取引の規制にどう取り組んできたかという質問をせんだって行いました。竹中大臣は、規制を緩和しながらルー...全文を見る
○吉井委員 インサイダー取引の問題で、これは、最近になって規制を強化したの何のの問題じゃなくて、八〇年代末のリクルート事件、まさにインサイダー情報に基づいて未公開株をばらまいて利益を与えたということで、これ自身が大きな問題になり、その後も証券不祥事とかが九〇年代にありました。です...全文を見る
○吉井委員 資金を出し、そして役員も派遣してきているというそのファンドがやってきた問題ですから、だから、個人的にどうだこうだというのは今後捜査の手が伸びる中で解明をされるでしょうけれども、しかし、そういうふうなあり方について、これは少なくとも道義的責任というものはやはり考えなけれ...全文を見る
○吉井委員 例えば、オリックス・クレジットの社長がここに入っていたという話は先ほどいたしましたけれども、これは既に紹介されていることです。そのオリックスの方は、そういうまさにクレジットなどで第三者納付を可能にせいという要望を一方では出して、これは地方自治体の場合であれば、せんだっ...全文を見る
○吉井委員 規制緩和という言葉だけでいきますとそうですけれども、証券・金融を含めて、竹中大臣自身が金融担当の大臣のときからもずっとこの分野ではかかわりを持って進めてこられたわけでありますから、私は、こういうことについて政府としての責任をやはりきちんと考えて対処するということをしな...全文を見る
○吉井委員 全国市長会なども今後検討するとしているわけですけれども、保険での対応が必要になるように、個人情報の漏えい対策というのは非常に重要な課題なんです。  地方自治体における個人情報の漏えいの実態、それがまずどういうものなのか。保険では、もう少し具体的にはどのような漏えいを...全文を見る
○吉井委員 いや、その一般的な話はちゃんとわかった上で聞いているんです。例えば、住民票に係る分野ではどういうことだったのかとか、あるいは税に関してはどういう個人情報が流れたのかとか、住基ネットとかかわるものではどういうふうなものがあったのかとか、何か具体的な事例があって、この保険...全文を見る
○吉井委員 そういう場合に、では、どういう情報漏えいにどれぐらいの損害賠償が保険によって行われるのか、伺っておきたいと思うんです。
○吉井委員 いずれにしても、今度、住民基本台帳法改正で、個人のプライバシーが流出し、個人情報が侵されることのないようにという、このことは非常に大事なことで、私たちは当然のことだと思っております。  あわせて伺っておきたいのは、市町村の電子申請システム、都道府県単位で協働が行われ...全文を見る
○吉井委員 いずれにしても、財政の問題というのは、やはりこれは随分絡んでまいりまして、ここに中国地方知事会緊急アピールというのがありますけれども、これは、新型交付税反対の緊急アピールが五月二十九日に採択されたという報道があってこれを見たんですが、新型交付税については、地域間の格差...全文を見る
○吉井委員 財政と効率性ということをよく考えたときに、力ずくで嫌な人までネットワークにつなぐというやり方は必ずしもいいことじゃないということを申し上げて、質問を終わります。
06月09日第164回国会 衆議院 総務委員会 第28号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初に松原参考人に伺いたいと思いますが、きょうも最初に懇談会報告を聞かせていただきましたけれども、その二ページで「第一は、一般利用者の観点」ということを書いてはいらっしゃるんですが、大体この一行なんですね。「対応」というと...全文を見る
○吉井委員 ですから、きょう来ていただいてはいるんですが、本当のところどういう議論が行われたか、深められたかということがさっぱりわからないというのが私たちが受けている印象です。  次に、後ほどまた触れますけれども、NHKの契約の問題について触れておられるんですが、放送法三十二条...全文を見る
○吉井委員 いや、とてもその話じゃ、国民の側、契約する側が理解できるような話とは思えませんが、それはちょっと今おいておくとして、NHK改革について書いておられるところで、要するに、NHK問題が出てきたこの数年間、出てきている中には、あの不正経理の問題もありました。それから、政治家...全文を見る
○吉井委員 私、必ずしも番組の中身についてあれこれという話をしているわけじゃないんです。  要するに、受信料の支払いがいつからどんと落ち込んできたかというのは、これはまた最近のこと、特に激しいんですね。それは松原参考人もよく御承知のところだと思うんです。  大体、そういう問題...全文を見る
○吉井委員 これは、三十二条の契約のことは、受信料というのは要するに、放送者と受信者が相互に、受信者は信頼して支払う、放送者は信頼されるような良質の番組をつくる努力を尽くすことによって収納率を一〇〇%近く上げていくというのが、これが筋なんですね。それを、受信料支払いを義務化し、さ...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、ことし三月の、NHKの二〇〇六年度予算を審議するこの委員会で、「ETV2001」「問われる戦時性暴力」という番組の政治家のかかわりや番組改編という問題について質問をいたしました。  このときに、番組の説明資料、いわゆるマ...全文を見る
○吉井委員 私の質問のすぐ後ぐらいに、当時チーフプロデューサーであった永田浩三氏は裁判で証言に立たれて、自席で永田町へ説明資料をつくる、慰安婦はいなかった、政府や軍の関与はなかったなどという意見への反論を用意する、二十九日まで続く、松尾総局長らに国会議員を説得してもらう材料を作成...全文を見る
○吉井委員 放送があってから問い合わせはあるかもしれないけれども、これは放送する前の話なんですよね。それで、要するに、本人はつくったということであるわけです。この永田さんは、いろいろな対応のための資料づくりが日常的にありますので、このときもそういうことをしなければならなかったとい...全文を見る
○吉井委員 この説明資料で、マニュアルの存在というもの、この中で、あなた方は「編集過程を含む事実関係の詳細」というのをさきに出しておりましたが、その中で、日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会所属の議員らが昨年十二月に行われた女性国際戦犯法廷を話題にしている、NHKがこの法廷を...全文を見る
○吉井委員 だれが考えても、今のあなたの答弁というのは全くもうごまかしのための苦しいお話でしかないということになります。  それで、次に伺っておきたいんですが、これは既にマスコミ等でも紹介されておりますが、NHK番組改編で制作者二人異動にという話ですね。この「ETV2001」「...全文を見る
○吉井委員 では、橋本会長に伺っておきますが、参議院の総務委員会では橋本会長は、根拠がないことについて証言したということに対して大変私は遺憾に思っておりますと。しかし、私がさっき取り上げましたように、要するに、マニュアルをつくっておりませんと国会で答弁された方とは違って、実際につ...全文を見る
○吉井委員 大体、裁判での証言というのは、要するに、その証言が真実かどうかとか、それを判断するのは裁判官なんですね。NHKでもなければ政治家でもないわけです。証言した、それは自分たちが言ってきたことと違う。どっちが正しいかはまさに裁判官が判断するにしても、自分の意に沿わないことを...全文を見る
○吉井委員 NHKの研究所というのは技術的にもいろいろな分野ですぐれたものを持っているというのも、これは私自身も知っているつもりです。放送文化研究所はすぐれた研究をたくさん行っておられるのもよく理解しているつもりですが、今の天海さんの話もそうですけれども、処分を受けた人の人事異動...全文を見る
○吉井委員 外部から言われてじゃないと言うけれども、国会答弁でそう言っているじゃないですか。  私は、やはりそういう態度は、三月におっしゃったような、これは生命線だと言っている線をみずから崩してしまうという点では、少なくない職員の方が報復人事だというふうに認識を持つことになるだ...全文を見る
○吉井委員 放送法三十二条の契約についてのところは、私は、放送者と受信者の双務性というものがやはり大事だと思います。これは、受信者の方が払いたくなるような、そういう番組とか取り組みというものが本来収納率を上げる道であって、それを罰則とか強制によってやるやり方というのは本来、正常な...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇〇四年度NHK決算の承認に対し、反対の討論を行います。  反対の理由は、二〇〇四年度におけるNHK執行部の重大な誤りによって、NHK受信料収入を、対前年度決算比六十八億円、対予算比で百四十億円の大幅減収とさせたことです。  二〇〇四...全文を見る
06月14日第164回国会 衆議院 総務委員会 第29号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは、法人に対する政府の財政援助の制限に関する法律というのがありますが、今配っていただいております資料の五ページ目、一番最後のところに載せておきました。この第三条に、国と自治体の法人の債務についての保証契約を禁止する規定...全文を見る
○吉井委員 それで、これは一九四六年に石橋湛山大蔵大臣が立法趣旨を説明されたりとかいうことでありましたし、今おっしゃったとおりなんですが、ただし書き規定で、法律に基づく会社法人の債務保証についてはこの限りでないと言うんです。ただ、会社法人については、法律に基づきということで、例え...全文を見る
○吉井委員 そこで、きょうお手元に配付させていただきました資料、これは大阪市議会において配付されたものと同様のものでありますが、昨年、大阪市における厚遇問題とかいろいろありましたが、乱脈行政というのはなかなか深刻で、国会でもこれまでからよく問題になりました。昨年十二月の大阪市浪速...全文を見る
○吉井委員 病院といえば、たしか委員長も御兄弟は病院か医院を経営しておられると思うんですけれども、どういう場合も、それは厚生労働省とか自治体がかかわりを持って健全に運営され、市民の健康を守るようにやるのは当たり前の話なんですよ。  では、どんな病院、法人でも全部、ちょっとこれは...全文を見る
○吉井委員 この委員の中にも、ひょっとしたら病院を経営していらっしゃる方とか、親戚が病院を経営しているとか、いっぱいあると思うんですよ。その一法人に、その法人が経営上問題が出るたびに自治体が実質的な債務保証を行う。保証といっても、返せないものについてはお金を貸してあげて保証だと。...全文を見る
○吉井委員 実は、もちろんその調査委員会も私が言ったようなことを一部指摘もしているんですけれども、この決裁文書等と添付されたものをきっちり調べてやっておれば、もっと早くに問題は明るみに出ているはずなんです。  それで、一体これまで幾ら投入されてきたのかということを見ますと、一九...全文を見る
○吉井委員 御承知のように、最近、大阪市の関係でいっぱい各紙で紹介されました。部落解放同盟飛鳥支部小西支部長という人が大阪市の駐車場などの事業委託や補助金執行をめぐる不正で逮捕されました。  この容疑者は、私も昔の問題をこの逮捕の後思い出したんですが、一九八五年の一月二十六日で...全文を見る
08月24日第164回国会 衆議院 総務委員会 第31号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは、人事院の参考人の方にまず最初に伺っておきますが、人勧報告をまとめるときは、これは職員給与に関する報告書なども資料として出されておりますが、そういう勧告をまとめるために各種調査をやっているわけですね。消費者物価指数は...全文を見る
○吉井委員 えらい長い御答弁をいただいたんですが、要するに、私が聞いた二つの点でいいますと、消費者物価指数については昨年四月に比べてことしは〇・四%の増加だ、それから民間賃金指標で給与も昨年四月に比べてことし四月で〇・六%の増加だ。これは人事院の資料の方で出していらっしゃるわけで...全文を見る
○吉井委員 要するに、消費者物価指数も給与も上がっていて、一方、消費購買力は落ちているという中には、負担がふえていますから可処分所得が減っているわけですね。そういう中で、働く皆さんが、公務員であれあるいは民間の労働者であれ、生活水準を維持していくということ、それをやっていくには、...全文を見る
○吉井委員 そこで、私、少し不思議に思いましたが、今回の人事院勧告の背景に、例えば、昨年九月二十八日に官民比較方法の見直し検討について閣議決定が行われ、昨年十二月二十四日に見直しをするという閣議決定が行われ、そして、ことし七月七日の骨太二〇〇六ですね、閣議決定されたもので、公務員...全文を見る
○吉井委員 もともと、民間だったら、賃金について合意しないとき、争議等によって、そういう行為を含めて解決を図られるわけですね。しかし、争議権がありませんから、その代償措置としての人事院制度ですから、だから、人事院の方が、政府の方針は非常に重いとしっかり聞いているんだけれども、しか...全文を見る
○吉井委員 それで、百人規模を五十人にするということについて、職員の側の皆さんと、労働組合の皆さんと別にそこが一致したわけじゃなく、つまり、政府方針はそっちなんですよね、組合の皆さんはまた違うわけですね。だけれども、何回やったとかいいながら、結局政府方針に忠実な立場でやっていかれ...全文を見る
○吉井委員 民間も公務員も賃金を抑制するという立場に、今財界の方の賃金政策は進んでいっています。日本経団連「経営労働政策委員会報告」の二〇〇六年度版ですが、賃金の総額管理、要するに抑制ですね、この方向を出しています。  だから、企業の方はリストラ効果もあり、史上空前の利益を上げ...全文を見る
○吉井委員 人事院から、短時間勤務制度、それからもう一つの自己啓発休業制度、あるいは、これに係る育児のための短時間勤務制度を実施するときの任期付採用の問題についての意見書が出されました。  私は、これについては、これは本当に、ただ制度として形をつくるだけじゃなしに、実際に実効あ...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  まず、二〇〇四年度決算について一言申し上げておきたいと思います。  先ほど来、個々の不祥事の問題もありました。同時に、二〇〇四年度というときには、ちょうど二〇〇四年十一月の総務委員会で我が党の塩川議員が取り上げましたけれども、サービス...全文を見る
○吉井委員 私は、十月から十二月まできちんと支払いをしたという、これは国会でも答弁をしておられますし、報告を受けておりますので、その分は当然決算の中でも是正されていると思うんですね。それ以降、こういうことがないようにきちんとやっていくんだ、経営の恥になるようなことはしないんだとい...全文を見る
○吉井委員 何か二週間ほど延ばすようなものもあるみたいなお話なんですけれども、これは来年二月まで延期をすることにしたというのがこれらの局ですね。
○吉井委員 しかし、これは二月だということが既に言われておりますが、いずれにしても延期をするものがあるということですよね。最初の、実施予定月と決めておっても、それが十月が二月になったりとか、そういうものがあるということです。十月実施を二月にすれば、もちろんこれは延期というわけです...全文を見る
○吉井委員 オペレーション企画部の七月二十一日に出された文書を見ると、「再編計画の地元自治体への説明に際して、関係自治体の理解を得るのに時間を要すること等から、実施時期を変更し円滑な実施にむけた取り組みを行う必要があるため。」というふうになっていますね。  当然、再編計画で実施...全文を見る
○吉井委員 しかし、オペレーション企画部の方では、中国支社管内は一自治体一局、九州支社管内は八自治体十二局としてきちんとリストも発表されておりますし、ホームページその他でも計画そのものは出ているわけです。ですから、みんな不安に思っているわけなんですから、余りあいまいな話にしないで...全文を見る
○吉井委員 具体的に対応したいと言ったって、対応すると言っていること自身が机上の空論だよということが現場をよく知っている人たちから出されているから、だから、一五%の反対している自治体や、その他のところでも必ずしも別に賛成だとかいうことになっているわけでもありませんから、例えば九月...全文を見る
○吉井委員 説明をするといって、説明するだけして、後は、納得しようがしまいが、現実に現場の実態に合っていようが合っていまいが、とにかく説明したからやらせてもらいます、これじゃ話にならないわけで、だから、説明して、しかし現場の実態に合わないよと言われたところについては、強引なやり方...全文を見る
○吉井委員 納得を得てというお話ですから、納得が得られていないときに強行実施はしないということだというふうに理解をしておきます。  それで、竹中大臣は、昨年の国会での郵政民営化法の審議のとき、郵便局のネットワーク価値について再三言及されました。例えば、昨年七月二十二日の参議院の...全文を見る
○吉井委員 サービス水準を下げない、中心的な役割を占めているというお話なんですが、私、この間、特定集配局をあちこちお訪ねしましたが、本当に地域の中の中心的な役割を果たしています。  それで、例えば、滋賀県の志賀局に行ったら、取扱量は県下でも最大の部類なんですが、だからそこはお客...全文を見る
○吉井委員 福島のある局長さんが言っておられますが、配達距離が今も三十キロ以上ある局があるのに、再編後、これは明確にサービスが低下すると。そういったことは、実際に現場を預かる方たちからはたくさんその声が聞こえております。机上の空論じゃだめなんだと。  問題は、要するに、今進めよ...全文を見る
10月26日第165回国会 衆議院 総務委員会 第2号
議事録を見る
○吉井委員 私は、日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、皆さんからも質問がありましたが、私も、菅大臣がNHKの短波ラジオ国際放送で北朝鮮の拉致問題についての留意を求める命令書を出す、重点的に取り上げるよう命令する意向を表明したという問題ですが、十一月の電波監理審議会に...全文を見る
○吉井委員 続いて、私、政府参考人に先に伺っておきたいと思いますが、国際放送実施命令書、これを私ずっと見せていただきましたが、一九五二年、昭和二十七年五月一日の塚田郵政大臣が最初ですね。ことし四月一日の竹中総務大臣まで国際放送実施命令書というのがありますが、五十六年間に、これまで...全文を見る
○吉井委員 要するに、五十六年分がここにあるんですよね。五十六年分の国際放送実施命令書の中で、放送の内容にかかわって命令したという例はないんですよ。  それで、これまで命令放送といっても、時事、国の重要な政策、国際問題ということで来たわけですが、これも政府参考人に伺いますが、何...全文を見る
○吉井委員 ですから、どのように報道せいとか解説せいとか含めて、内容に踏み込んで命令したという例は五十六年間全くないんですよ。  それで、年度途中に変更した例というのは一応あったと思うんですが、公正を期すために、どういうことで変更したことがあるかを伺っておきます。
○吉井委員 あらかじめ事前に資料をいただいているんですが、これまで年度途中で変更した例の主なものといえば、一九九〇年の湾岸戦争のときに、要するに放送時間を延長するために経費がかかりますね、そのために予算額の変更はあるんですよ。それは、九〇年十二月十八日、九一年二月一日、三月一日と...全文を見る
○吉井委員 だから、命令に従ったかどうかを判断するのは大臣ということですね。大臣命令に従っているか、あるいは従わない放送かを何で評価、判断するのか、その判断の基準は何かというのを、議論もありましたが、私がレクチャーで伺ったところでは、放送時間の長さとか頻度とか内容とか、これらを見...全文を見る
○吉井委員 要するに、総合的に判断ですから、何をもって、何がこの命令放送に従っているか従っていないかという基準がさっぱりわからない。要するに、だれもがなるほどと納得できる、そういう客観的な判断基準はないということですね。これは大臣の裁量に任されているということなんじゃないですか。...全文を見る
○吉井委員 私、大臣に聞いたらあなたが出てくるんだけれども、あなたはまた大臣になったら出てきてお答えいただいたらいいので、私は、政府参考人に聞くときは参考人と言ってあなたを指名しているので、大臣と言っているときに、いつの間にか大臣になったような気分になってもらっちゃ困るということ...全文を見る
○吉井委員 判断基準は大臣の裁量に任され、そもそもどれが命令放送分かもわからないというふうな状態なんですよ。混然一体で編集されている国際放送ですね。これは、自主的にやる方だって拉致を扱うんです。拉致については、自主的判断で編集したものは実は見てもらえないというかカウントしてもらえ...全文を見る
○吉井委員 最初に言いましたように、拉致問題解決のために努力する、当然のことなんです。  今問題になっているのは、これまで、放送事項三項目ですね、その表現の範囲にとどめて、憲法二十一条の表現の自由の保障とか検閲の禁止に反することにならないように、放送の自由、番組編成権、編集権の...全文を見る
○吉井委員 今までは、そういうことは五十六年間、実施命令書にないんです。内容については、だからこそ抑制的にということで、大臣の中で、いい悪いは別として、口頭で、できるだけこういうことは配慮してほしいとか、いろいろおっしゃった方はおられるかもしれないけれども、しかし、命令で内容に踏...全文を見る
○吉井委員 私は、あなたの個人的な考え方で命令放送を出すとか、そういうことになっていったら本当に大変だ、これは極めて日本の報道の自由とか根幹にかかわってくる問題だということで取り上げましたけれども、内閣が終わったらまたもとの持論でやっていくんだ、それは本当にいいかげんな政治家とし...全文を見る
10月27日第165回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、最初に、核開発といいますか、核兵器にかかわる問題から伺っていきたいと思います。  日本の分裂性プルトニウムの保有量、これは文部科学省関係の分で別に四・二トンあるわけですけれども、これを除いて、今の原子力発電所から出てきている分で、...全文を見る
○吉井委員 何か違う数字を言うてはるの違うかと思うんですが、ことし、ちゃんと電事連の方でまとめた数字でいただいておるんですね。同じ数字を持っておりますので、私、それで確認したんです。  昨日も伝えてありますが、分裂性プルトニウムで海外二十五・六トン、東海の方で〇・六トン、合わせ...全文を見る
○吉井委員 分裂性も非分裂性も合わせた数字でももちろんそれはいいわけなんですけれども、伺ったのはそっちだったんです。  では次に、分裂性プルトニウムの臨界量、これは幾らになりますか。
○吉井委員 きのうこれ質問するとちゃんと言っておきましたので。ひょっとしたら、原子力安全委員長、私の方がそんなこと知っているからというお顔をしていらっしゃるので聞かせていただいてもいいんですが、これは、原子爆弾の研究というのは、リチャード・ローズという人が、かなり分厚いものですが...全文を見る
○吉井委員 それで、アメリカの開発史について述べたものの中では、最初に実験したのは、リフレクターその他のプルトニウムの密度もかかわってきますから簡単には言えませんが、五キログラムでやったということですね。  つまり、日本の現在持っている分裂性プルトニウム、これは原発から出てくる...全文を見る
○吉井委員 それで、現在そういう状況なんですが、原子炉の中と貯蔵プール、六ケ所中間貯蔵施設にある使用済み核燃料に含まれている分裂性のプルトニウムというのが、これも既に電事連データでいただいておりますが、七十九・九トンですね。ですから、これだけでも単純計算すれば一万六千発のプルトニ...全文を見る
○吉井委員 私、核兵器について、この「当面」という言葉がなかなか意味を持っているのかなと。つまり、当面は核兵器は保有しない政策をとる、しかし将来的には保有するかもしれないという含みがあったのかなと思うんです。  実は先ほどの麻生大臣の本会議答弁を私聞いていまして、我が国が核兵器...全文を見る
○吉井委員 だから、法律上、日本は核兵器開発しないということをきちっと決めているわけですね。しかし一方、外務省の文書では、当時、当面核兵器は保有しない政策をとっていく、当面のことですから限定的にですね。将来はわからない。先ほどの麻生大臣の答弁というのは、我が国は核兵器を直ちに保有...全文を見る
○吉井委員 ここは外務委員会じゃありませんから、外務大臣がいないところでこれ以上外務大臣の発言についてはおいておきますけれども、しかし、外務省はそういう文書を出し、外務大臣は先ほどの答弁でも直ちにと限定つきであるということは、私は、これは日本の核開発の問題について、非常に国民の皆...全文を見る
○吉井委員 次に、核防条約第二条により、非核保有国として一切の核兵器は持ってはいけない、したがいまして、もし日本が小型であれ大型であれ核兵器を持てば条約違反になることになって、ひいては憲法九十八条第二項違反になる、これは一九七八年の真田秀夫内閣法制局長官の答弁ですが、非核三原則と...全文を見る
○吉井委員 ところが、中川昭一政調会長や麻生外務大臣らが、憲法でも核保有については禁止されていませんとか核保有の議論は結構だなどという発言がどんどん繰り返されるわけですね。それから官房副長官時代の安倍総理自身も、二〇〇二年五月十三日の早稲田大学での講演では、憲法上は原子爆弾だって...全文を見る
○吉井委員 私は、なぜこういう議論が出てくるのか、全く政治家でないだれかが言うような話じゃないんですね。  それで、そういう議論が出てくる根底には、法律上も、批准した条約上もそうだし、政府の非核三原則によっても核兵器を禁止しているわけですね。法律上禁止している。そして、憲法九条...全文を見る
○吉井委員 これは、日本が、長崎型原爆にすれば五千発を超える、現に持っている、まだ未処理分を含めたら二万発分を超えるぐらいの原爆製造能力といいますか、プルトニウムの蓄積をしているわけですね。そういう国が国際的にも不信を招くこともなく、そして進んでいくためには、それは、こういう議論...全文を見る
○吉井委員 つくらないということは、もう政策的に方針がきっちりしていると言いながら、しかし、直ちに保有することはしないということは、言外には、直ちにという一定期間が過ぎたらあり得るわけですから、そういう発言が繰り返し繰り返し出てくるということ自体は、やはり発言者に対してきちんとし...全文を見る
○吉井委員 時間になりましたから終わりますけれども、私が言いましたのは、要するに、フォルスマルク原発の場合も、ディーゼルとそれからバッテリーと両方一系列なんですよ。これは四系列あるうちの二系列がだめになったんです。外部電源もだめですから、ほかのところから引っ張ってくるというのも、...全文を見る
11月02日第165回国会 衆議院 総務委員会 第4号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、給与二法案について、まず人事院の方に伺いたいと思います。  本年の人事院勧告の基礎となっている民間給与実態調査では、対象企業規模を、五十人以上百人未満の事業所を新たに加えているわけですね。対象企業規模の変更というのは、一九六四年...全文を見る
○吉井委員 いや、六四年当時、百人という規模が適当だとしたわけですからね。適当とするには、適当とした理由があるわけですね。そこに、こういうことを勘案してということがあった内容があるはずですね。古い話だからということじゃなくて、よくそこは調べて臨んでおられると思うので伺っておるんで...全文を見る
○吉井委員 公務員の場合ですから、何千人、何万人という規模ですからね。同種同等といったって、それはやはり百人以上といっても実際はもっと大きいところを調べてこられたんですが、それを今度五十人以上ということに変えたわけですね。そうすると、変えたなら変えたで、百人が適当じゃなかったとい...全文を見る
○吉井委員 だから、合意もなく、とにかく切り下げたというやり方ということ自体がまず不当と言わなきゃいけないと思うんです。  見直しを行わなかったら月例給で一・一二%引き上げということなんですが、公務員を一〇〇とすると、百人の民間事業所は一〇一・一二と。それでは、五十人以上百人未...全文を見る
○吉井委員 ですから、もともと百人規模という話を一九六四年当時に決めて、それでいけば一〇一・一二になっているところですが、まず物差しを変えてしまって、上がらないんだ、一〇〇なんだということにしているわけですね。  次に伺っておきますが、官民比較においても企業規模での格差があるこ...全文を見る
○吉井委員 やはり企業規模による格差というのはあるわけですね。  それで、百人未満の事業所では、百人以上の事業所と比較して、仕事の種類、役職段階、勤務地域、学歴、年齢を同じくする者同士を比較してみても、同一労働でも同一の給与でなくて、企業規模が小さくなるほど格差が生まれてくる。...全文を見る
○吉井委員 その再チャレンジの前に、要するに民間の間で、大企業の下請いじめその他不公正取引によってうんと低い賃金水準に置かれているところを引き上げることをやらないと、これは本来の官民の格差是正、本来の姿になっていかないんですね。そのことをやはり内閣を挙げて取り組んでいくのがまず本...全文を見る
○吉井委員 人事院報告の十ページにもありますが、昨年九月、十二月、本年七月の三回にわたって、閣議決定において、比較対象企業規模の見直し等についての要請が行われたわけですね。三度目の閣議決定は七月七日の基本方針二〇〇六なんですが、それ以前に既に調査しているわけですよ。その時点では、...全文を見る
○吉井委員 今、昨年秋とおっしゃったけれども、人事院報告でも書いているように、昨年九月に閣議決定でこのことを出していたわけですから、そして、ことしの七月の二〇〇六の前にこれをやってきたわけですから、態度を早々と変更して政府方針に従っていたというのは、これは事実の問題としてあると思...全文を見る
○吉井委員 私が言っていますのは、偽装請負とかサービス残業とか不正なことをやって、あるいは違法なことをやって賃金を下げている、その賃金水準でカウントしたら全体が下がるばかりでおかしいじゃないかということを言っているんです。それは除外してきちんと調査をしていかなきゃ筋が通らないとい...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  最初、大臣に伺っておきたいんですが、小泉構造改革のもとで、さまざまな格差の拡大というのが生まれました。これは政治問題となっているわけですが、地方団体についても例外ではなく、都道府県相互の間それから市町村相互の間で格差拡大の傾向が見られま...全文を見る
○吉井委員 まず、地方の格差は、これはあるわけですから、認めておられるわけですが、財務体質の判断のメルクマールとしては歳入に占める一般財源の割合が使われますけれども、その一般財源の人口一人当たりの額がこの間どうなっておるのか。  これを少し見てみると、都道府県決算でいきますと、...全文を見る
○吉井委員 どの年度をとるかによっての違いはあるにしても、あなたと私と同じ資料を使っておれば同じように、要するに、今四兆二千億ほどの話ですが、年度によっては四兆七千億円の減で、私、大臣に聞いておりましたが、数字の方はお互いわかった数字なので、またあなたも大臣におなりになったらお答...全文を見る
○吉井委員 総額確保は当然のこととして、大臣の記者会見で、頑張る地方応援室を総務省内に設置するという発表がありましたね。しかし、頑張る地方だけを応援するというのは、私は、言ってみれば総務省としては職務放棄に近いと思うんですよ。頑張ってもうまくいかない自治体をどう応援するか、これが...全文を見る
○吉井委員 いろいろなお話はあるんだけれども、これは非常に抽象的なんですね。  新聞報道によりますと、一定の成果を上げた自治体に交付税の上乗せ配分を行うとされているんですが、交付税の財政調整機能というのは、努力しているんだけれども成果が上がらない、そういうところの財政が大変な自...全文を見る
○吉井委員 だから、あなた、前段長々おっしゃった話はみんなわかっての議論だから、それはやったってしようがないのよね。何を指標とする成果なのか。指標が結局、いろいろあちこち自治体から聞くと言うけれども、ないということですね。一定の成果を上げた自治体に上乗せ配分するというわけでしょう...全文を見る
○吉井委員 スローガンはあるが中身がない、これでは地方にとっては大変な話ですから、改めてまた議論するようにしたいと思います。  終わります。
11月07日第165回国会 衆議院 総務委員会 第5号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  一九九三年の本会議で地方分権推進に関する決議を行って、あのころ、地方分権の推進ということについて、どういうことかということで、やはり住民自治の上に立つ団体自治としての地方自治を進めていく、拡充していく、そういうものとしてやってい...全文を見る
○吉井委員 幾つか課題があるわけですが、その中で最大の課題というのは、何が最大のものだというふうにお考えですか。
○吉井委員 機関委任事務制度の廃止などを内容とした分権一括法が施行されて、それで、一年後の二〇〇一年六月に地方分権推進委員会の最終報告というのが出されておりますが、機関委任事務制度の廃止などのそれまでの分権の取り組みを振り返りながら、今後の地方分権を進める上でどういう課題が残され...全文を見る
○吉井委員 税源移譲が最大の課題の一つだというところは、そこは今のお話で言っておられると思うんですが、地方分権委員会の委員であった西尾さんは、二〇〇六年、ことし四月二十七日に開催された構造改革特区推進会議第四回定例総会で講演されたものの中でも、「残されている課題は膨大であるわけで...全文を見る
○吉井委員 ちょうど対照して、ようわかるようにまとめられておりますが、旧法といいますか、一九九五年の法九十六号、地方分権推進法の第六条、ここでは「地方税財源の充実確保」ということがきちんとうたわれていたわけですね、法律上。「国と地方公共団体との役割分担に応じた地方税財源の充実確保...全文を見る
○吉井委員 言葉で一対一はいいとして、法律にきちんとそれをうたうかどうかというのが非常に大事なんですね。  どの権限をどう移譲するかとか、これを検討すると。そこは検討するとして、しかし、その上で、これまでの法律は、「地方税財源の充実確保を図る」と。充実確保を図るというのは、充実...全文を見る
○吉井委員 先ほどの西尾さんのを読んでいても、ことしの講演ですね、「日本の自治体を自治体らしいものにするためには、国の法令・通達通知によって権力的に統制されているという側面を変える」これが必要だというのが一つですね。もう一つは、「国庫補助負担金あるいは地方交付税制度によって国から...全文を見る
○吉井委員 いや、法律上にはっきり充実確保を図ると言えばいいわけですからね。いろいろ検討して盛り込むだけの話じゃなくて、やはり、権限を移す方はいろいろ検討しても、それに見合うものとして税源をきちんと移す。つまり、地方税財源の充実確保を図るということ、本来それをうたわないことには、...全文を見る
○吉井委員 また次の機会にということで、時間が来ましたので、終わります。
11月08日第165回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  今度の道州制特区ですけれども、午前中からもいろいろな議論がありました。北海道だけだったら憲法九十五条の問題が出てくるということもあって、何かほかの地域をくっつけて、それをクリアしようとしているような印象が非常に強いとか、要するに...全文を見る
○吉井委員 三カ所でされて、今度出てきている道州制特区にかかわってくる、特に北海道、ここは一回ということですよね。それで、先ほどのお話でも、法案を中心にして四百回ぐらい説明をしたとかいろいろなお話があったんですけれども、タウンミーティングとしては、北海道にかかわっては一回だけとい...全文を見る
○吉井委員 それで、今のお話を伺っていますと、百七十四回のすべてで依頼発言のお願いをしている、こういうことでいいんですね。
○吉井委員 調べるのに全力を挙げはるのはいいんですけれども、要するに、今のお話だったら、百七十四回すべてで依頼発言を求めていたというふうに先ほどの答弁で聞こえるんですが、けさの毎日新聞の報道を見ていますと、幸田参事官の話では、百七十四回の半分ぐらいでやらせがあったという話で、夜の...全文を見る
○吉井委員 必要に応じてといっても、何が必要なのかさっぱりわからないままのお話ですから、これは大臣、やはり法案を審議していこうというときに、何だ、法案をつくる過程でやらせがあったのかということでは、道州制の方ですよ、教育は教育で、別なところでやってもらっているんですが。  やは...全文を見る
○吉井委員 徹底させていただきたい、要するに、質問項目案をつくったりしてやったようなことはあったのかないのかとか、そこをきちんと大臣の方で調査するように指示をしてもらいたい、答えていただきたい、こういうことなんです。
○吉井委員 次に、法案に関してですが、大臣は就任時のインタビューで、道州制特区推進法案を臨時国会で絶対に成立させる、そしてこの法律を通じて規制緩和をどんどん進める、法改正を繰り返しながら道州制の骨格となるビジョンをまとめ上げ、将来の全国実施につなげたいという趣旨の発言をしておられ...全文を見る
○吉井委員 権限や財源を地方に移すという方は、地方自治の拡充、地方分権という方であって、規制緩和の話とは違う話じゃないかというふうに思います。  もう一つ、大臣は、道州制は人員削減の面からも霞が関などの相当厳しい抵抗が予想されますが決然と断行しますと言っておられましたが、これは...全文を見る
○吉井委員 スリム化を進めるということで、この法案が要するに人員削減に寄与するということを頭に置いての発言であったのかなと思うんですが、そういうことでもあるわけですね。そういうことなんですね。
○吉井委員 それで、この法案の提出の経過を少し見ておきますと、経緯からしても、人員削減と国の出先機関の統廃合、これがねらいであったということは経過を見れば大体わかると思うんですが、北海道道州制特区は最初に小泉前首相が言い出して、そのことは国会会議録を見ても何度も出てきます。  ...全文を見る
○吉井委員 経済財政諮問会議の会議録に出てきますから、ですから、知らないと言われたら知らないということなんでしょうけれども、経過としてはこういう経過の中で出てきたものだということがやはり今度の法案の大きな根底にあるということを見なきゃいかぬと思うんです。  小泉前首相の思いは、...全文を見る
○吉井委員 道民の方からというお話なんですけれども、この法律そのものを読むと、第四条一項の「国及び特定広域団体は、」「道州制特別区域における広域行政を総合的かつ効果的に推進する」、また、第二項の方では、「国及び特定広域団体は、広域行政の推進につき、相互に協力するとともに、それらの...全文を見る
○吉井委員 だから、今おっしゃったように、直ちにということはないけれども、方向としてはそれをお考えだ。つまり、法案が国の出先機関の道庁への統合、このことを想定したものだということは、私はこれは言わなきゃならぬと思うんです。  知事の統廃合の提案されているのを見ますと、十年間のス...全文を見る
○吉井委員 いや、私が言っていますのは、要するに、行政機関の効率化というのはもともとの特区法の考え方の中にはなかったわけですよ。今度は効率化ということがこの目的の中に、行政機関の効率化に資する、そういうことが出てきているということを指摘をしておるんです。  ところで、広域行政を...全文を見る
○吉井委員 質疑時間が終了いたしましたから、続きはまた次の機会にしたいと思います。  終わります。
11月08日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、私はいじめと未履修の問題について質問したいと思いますが、最初に未履修の方の問題を伺いたいと思います。  せんだって、十一月六日に、日本共産党の石井郁子議員の質問に対して銭谷政府参考人の答弁がありました。そこから伺って...全文を見る
○吉井委員 それで、二〇〇一年度の段階では、この間の答弁でも、広島、兵庫の問題は平成十三年度のお話と。ですから、広島、兵庫で問題が発生したことを確認して、未履修があってはならないということをきちんと指導したほど、この問題は深刻な問題だ、そういう受けとめ方といいますか考え方をしてい...全文を見る
○吉井委員 それで、広島県で未履修が発覚したときの二〇〇一年度の広島県の教育長、きょうお手元に資料を配らせていただいておりますが、ここに出ておりますが、文部科学省から出向していた辰野裕一さんで、文部科学省へ戻ったときのポストは、初等中等教育局にまず戻られたわけですが、高校の未履修...全文を見る
○吉井委員 せんだっての答弁で、かつて、長崎、熊本、広島、兵庫において未履修の事例があったことは事実でございますという答弁だったんです。その後、これらの県では未履修問題は一件も発生していない、そういう状況にありますか。
○吉井委員 それで、〇一年に問題があって、〇二年から〇四年度までは常盤豊さんが広島県教育長で、この方は戻って初等中等教育局の教育課程課長さんですね、その後、関靖直さんが広島県教育長を務めているわけですが、つまり、〇一年度の未履修発覚後も広島県では未履修の問題というのが続いてきた、...全文を見る
○吉井委員 そこで、大臣、今お聞きいただきましたように、かつて〇一年に広島、兵庫で問題があって、広島は数は減っているといえども一校、やはり調べたらわかったわけですね、続いてきたわけですよ。それから、私立の高校の場合、またいろいろあるわけですが、兵庫県では五十九校だったのが十七校、...全文を見る
○吉井委員 大変思い切った発言なんですが、この問題が起こったころは、大臣も、教育委員会がだまされていたのか、それともだまされたふりをしていたのか、文部科学省がだまされたのか、そういう発想でいらっしゃったと思うんですね。  しかし私は、問題が起こって、徹底解明するとともに、全国的...全文を見る
○吉井委員 当然そうなんですけれども、文部省の方で情報を、まず初等中等教育局は〇一年度の広島の事例をもとに取り組んだわけですから、取り組んで指導しておった人が、現場へ行ったら、わしは文部省からちょっと離れて、今度は地方教育委員会ですといって、そんな気楽なことは言っていられないわけ...全文を見る
○吉井委員 公立だけじゃなくて、受験専門のといいますか、私学の方はさらに激しいものがありますね。高校二年生までにみんなもう終わっちゃって、あとはもう高校三年生は予備校と同じ、そういうところは非常に未履修もやはり問題があるわけですね。  そういう点では、〇一年度に広島で未履修問題...全文を見る
○吉井委員 期待して送り出すだけじゃなしに、これだけ問題が起こっていることについては、やはりきちんと徹底して指導するべきだ。要するに、虚偽のものが出てきているかどうかを見抜く目を持つか、調べに行くか、やはり徹底しなきゃいけないわけですから。そういうことをやってこないで、これは文部...全文を見る
○吉井委員 黙認するなどということになっちゃいけないよということを言っているだけですから。  終わります。
11月10日第165回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、四人の参考人の皆さんには、大変お忙しいところ、ありがとうございます。  私、北海道に少し集中して質問をしたいというふうに思っておりますので、主に佐藤、相内両参考人の方にお伺いしたいというふうに思います。  それで、...全文を見る
○吉井委員 法文とは直接リンクしないということであっても、経過の中ではいろいろな議論が背景にあって出てきたことは、これは事実だと思うんです。  次に、その中で、開発局を北海道に統合した場合、開発予算が細分化された形で交付されると国のコントロールが強まるという見方とか、あるいは、...全文を見る
○吉井委員 次に、要するに、道州にしたときに、新たな行政主体としての道州というものでいくのか、それとも、やんわりしたといいますか、やんわりした道州で、それぞれの都道府県が従来どおり行政主体としてやっていくようなものになるのかということが、道州制ということには問題になってくると思う...全文を見る
○吉井委員 道州制にあわせて、自治体そのものの広域化、それぞれの基礎自治体の広域化、そういうことが議論にもなってくるわけです。  つまり、要するにこの問題は、地方自治の拡充ということからいたしますと、住民から遠いところになればなるほど住民自治の上に立つ団体自治としての自治は弱く...全文を見る
○吉井委員 次に、また佐藤、相内両参考人に伺いたいと思いますが、今、地方間の格差の問題とか、そういう格差問題というのが随分地域的にある時代です。この地方格差をなくす方向にやはり持っていくべきときだと思っているんですが、北海道の人たちから見て、先ほどの国の出先の統廃合とか、それから...全文を見る
○吉井委員 時間が来たというメモが来ましたので、井上参考人には、せっかく来ていただきながら大変申しわけないんですが、私は、自由都市堺のそういう自治の考え方というものを関西州なり近畿州なりの中でどうお考えかを伺いたかったんですが、時間が来てしまったので、また機会があれば伺いたいと思...全文を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  一昨日の私の質問で、道州制に関するタウンミーティングについて質問しまして、大臣の方から調べるという答弁があり、きょうの冒頭に三点の発言の中のその一つとして、タウンミーティング百七十四回のすべてについては調査中なんだけれども、二〇...全文を見る
○吉井委員 なかったという答弁だけでは、要するに私ら、中身はわかりませんので、これは今の答弁どおり出していただきたいと思います。  次に、一昨日の私の最後の質問で、これは要するに北海道のホームページで、「北海道からの提案は、総理を本部長とし全閣僚で構成する道州制特区推進本部で、...全文を見る
○吉井委員 ですから、北海道のホームページでは参画云々があるわけですが、提案説明はできても決定に参画することはできない。つまり、推進本部の構成員にはしないんだ、こういうことで決めているから、したがって、決定に参加することももちろんできない。改めてもう一度確認しておきます。
○吉井委員 これは、まず第一条で、地方分権の推進を法案の目的にしているわけですね。国と地方とは対等、協力の関係になったんだ、こういうことを言われているわけですね。要するに、対等、協力の関係でありながら、推進本部の構成は大臣だけ。本来だったら、特定広域団体の代表を加えたらいいと思わ...全文を見る
○吉井委員 ですから、要するに、国は要望は聞きましょう、最終決定は国でやりますよ、これは従来どおりなんですね。国から移譲される事務も、法案作成の過程で、道が望んだものの多くは拒否され、権限移譲される八項目は枝葉ばかりだという声もありますが、法案の目的に地方分権の推進ということを掲...全文を見る
○吉井委員 もう一度、そのことを深める前に、第一条の目的のところへ戻って伺っておきますが、「行政の効率化に資する」ということを挙げられていますね。これは、どの条文を読めば、こういう行政の効率化に資するという目的が導き出されてくるのか、これを伺っておきます。
○吉井委員 それで、第四条の二項で、「国及び特定広域団体は、広域行政の推進につき、相互に協力するとともに、それらの行政を効率化するよう努めなければならない。」とありますね。この「行政を効率化する」という今の内容が、法案の目的である「行政の効率化に資する」という内容を構成することに...全文を見る
○吉井委員 ですから、要するに、この四条二項の条文で「国及び特定広域団体は、」ということですから、国の行政の内容と、それから特定広域団体の行政の内容、これがかなり重なるような行政でないと、違うものであったら、これは行政効率化というわけにいきませんから。  ですから、これは、「道...全文を見る
○吉井委員 要するに、条文の主語が「国及び特定広域団体」ですね。ですから、国と北海道の双方がやっているものでなければ、それはこういう条文の表現にはなってこないんじゃないですか。要するに、重なる部分なんですね。
○吉井委員 いや、言っていますのは、要するに、国と地方で、もちろん違いがあるわけですよ、国は国のことをやる、地方は地方をやるんですが、しかし、重なるものがあるから、それで協力して行い、効率的にしていくことができる話ですから。  この法律で言う広域行政というのは、要するに、複数の...全文を見る
○吉井委員 ここで言う広域行政というのは、国と北海道がそれぞれやっているか協力してやっているかは別として、やはり双方で行われている行政のことではないかと思うんですよね。  小泉さんはかつてこう言っていますね。   かつて、北海道開発庁、この職員は外務省の職員よりも多いと。北海...全文を見る
11月14日第165回国会 衆議院 総務委員会 第6号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、三人の参考人の皆さんには、大変お忙しいところをお越しいただき、貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。  私は、三人の参考人の方々にお一人お一人まず伺いたいのは、三位一体の改革はああいう形で一段落したわけですが...全文を見る
○吉井委員 小早川参考人に引き続いてお伺いしたいと思うんです。  先ほどもお話がありましたように、地方分権推進委員会の参与ということで分権推進にかかわってこられたわけですし、その地方分権は、国と自治体の関係を上下主従の関係から対等協力の関係に、先ほどそういう趣旨のお話も伺いまし...全文を見る
○吉井委員 住民自治ということからしますと、合併合併の時代ですけれども、どんどん地域が広くなっていく、自治体が住民から遠くなってしまうという中で、本当の意味で住民自治をどう進めるかということについては、今、道州制議論とあわせてさらに次の合併という話がありますが、やはりそこはよく考...全文を見る
○吉井委員 今先生の方から何らかのチェック機能を果たすことのお話がありましたが、ここは麻生参考人の方に、その点では、法定受託事務をふやさない、あるいは自治事務に対する国の関与を抑制するチェック機能を果たすもの、そういう仕組みなり機構などについての御意見があれば伺いたいのが一点。 ...全文を見る
○吉井委員 今おっしゃいましたように、国と地方の係争処理委員会とか、一応機構はあっても、ほとんど現実的には機能していないという問題などがあって、なかなか御苦労いただいていることと思いますが、時間になりましたので、質問を終わります。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、前回、税源移譲の問題について質問いたしましたが、移譲という言葉と配分という言葉、ここはきっちりしておかなきゃいけないわけですが、税源移譲は税源配分の見直しによる手法であって、税源移譲は税源配分の概念の中に含まれるというのが...全文を見る
○吉井委員 私は、増税なしの立場で税源の移譲ということを聞いているわけなんですよね。つまり、税源配分の見直しということになってきますと、仮に増税があったとき、増税があった後に国と地方の税源配分を見直すということになってきた場合に、そういうこともあり得るわけなんですね、そうすると、...全文を見る
○吉井委員 税源を移譲することによって、配分の方では、これは減るということはない、ないようにするということでいいんですね。確認しておきます。
○吉井委員 次に、事務配分の問題について質問します。  機関委任事務制度が廃止され、自治体の行う事務というのは法定受託事務と自治事務に振り分けられたわけですが、法定受託事務はふやさない、こういう方針であったと思うんですが、この点は間違いありませんね。
○吉井委員 ちょうど九九年五月二十五日に衆議院の行政改革に関する特別委員会で、当時の野田自治大臣、野田さんの答弁の中で、「基本的に法定受託事務というものもできるだけ制限をしていかなければならぬというのは、これは当然のことでございまして、極力、国から地方に対する関与の仕方というのは...全文を見る
○吉井委員 今のお話でふえているということなんですが、実際には、項目で数えればもっと多いですね。多くなっていますね。その後の状況というのは、当時の総理、自治大臣の言っていたことと違うと思うんですね。大臣、どうですか。今の数でもふえているんですけれども、本当はもっとふえていますね。
○吉井委員 二〇〇三年の二月七日に地方分権改革推進会議事務局の方で、「新たな法定受託事務及び自治事務に係る特別の関与等」という資料をまとめられて、総括表というのを載せていますね。法定受託事務については、法律にかかわるもので百二十項目、政令にかかわるもので二十二項目、だから百四十二...全文を見る
○吉井委員 いや、持っていないって、あれでしょう。二〇〇三年度でいえば、法律関係で五本、施行令関係二本で三十九項目の法定受託事務がふえている、減った方は一本の施行令で十八項目、だから、差し引きすれば二十一項目法定受託事務がふえているというのが二〇〇三年度でしょう。二〇〇四年度では...全文を見る
○吉井委員 ないというのは、私、不思議なんですね。大体、きちんとそういう法定受託事務が幾らあるのかをつかむのは、これは総務省でつかんでいるわけでしょう。  一本の法律や政令で幾つもの法定受託事務がふえているわけですね。だから、例えば水産業協同組合法では、法律は一本なんですが、新...全文を見る
○吉井委員 何か、都合が悪くなると数字の整理をやめちゃったのかなという感じがしますけれどもね。  最初に御紹介したように、野田自治大臣にしても、小渕総理にしても、きちんと答弁してこられたわけですよ。それで始まっているはずなのに、ふたをあけてみたら随分話は違うんですね。実際には、...全文を見る
○吉井委員 当時の野田自治大臣の方から、事務区分の見直しは不断に行われるべきもので、法定受託事務の見直しも常にチェックしていかなければならない、こういう答弁がありました。これは九九年六月十日の衆議院の行革特です。  どの事務が法定受託事務であるかは地方自治法の別表に載っていると...全文を見る
○吉井委員 省庁でチェックする、これは当然だと思うんです。  同時に、やはり総務省として、チェック体制なりチェックする機構をきちっとつくって、それで不断の見直しをやるというふうにしないと進まないと思うのです。  最後に、一言でいいですから、そういうチェック体制は検討していかれ...全文を見る
○吉井委員 時間が参りました。終わります。
11月15日第165回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、四人の陳述人の方には貴重なお話、ありがとうございました。  それで、私は、道州制とか道州制特区の問題を考える最大のポイントとなってくるのは、住民自治の上に立つ団体自治としての地方自治の拡充につながるものとなっていくの...全文を見る
○吉井委員 私、お伺いいたしましたのは、ずっといろいろな雑誌等でインタビューを受けたりしてお答えになっておられたのが、統合政府の考え方とか二段階の統合ということを言っておられたので、そこのところをお聞きしておきたかったわけであります。  それから、タウンミーティングに関しては、...全文を見る
○吉井委員 次に、川村陳述人にお伺いしたいと思うんです。  HEEROレポートの二〇〇三年六月号にお書きになったものとか、西尾勝さんと御一緒に「都道府県を変える!」というものの七章に書かれたものなどを読ませていただいておりまして、北海道開発局設置は、一九五一年、道庁労働組合委員...全文を見る
○吉井委員 それで、後段の、北海道に権限と財源を保障することこそが道民の意向を生かすことになった、そういうお考えでいらっしゃるのかなというふうに、私、読んでおりまして理解したんですが、それでよろしいんでしょうか。
○吉井委員 次に、北陳述人と常山陳述人のお二人に伺いたいと思います。  北陳述人の方には、道州制特区推進法案は主として北海道を対象にしているが、肝心の道内の自治体や道民の議論を得て出されたものではないという自治体関係者などの声もよく伺うわけです。こうしたことについて、どのように...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
11月22日第165回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、道州制問題のタウンミーティングについて十一月八日の質問で取り上げまして、それで十一月十日の委員会冒頭には、佐田大臣の方から発言依頼はなかったということで御報告があり、私はさらに、実際になかったかどうかなどについては資料等で...全文を見る
○吉井委員 それで、依頼発言というのと、それからやらせ質問ですね、なかなか微妙なところがありまして、重なる部分があったり、少し外れたりとか、グレーゾーンといいますかグレーの部分があるわけですね。だから、そこをきちんとしなきゃいけないんですね。  この間、北海道の地方公聴会のとき...全文を見る
○吉井委員 何かいろいろしゃべってはるんだけれども、要するに、すぱっと言ったら、北海道からは一人の推薦があったわけなんですね、稚内に関して言えば。
○吉井委員 これは、大阪、稚内については、要するに依頼発言者三、四名程度を出してくれという話なんですね。それで、可能な限り、あらかじめ発言内容をヒアリングするなど把握をお願いしますということですから、つまり、この発言依頼をするとともに、中身をつかめという話なんですね。  その中...全文を見る
○吉井委員 要するに、教育改革のタウンミーティングは、八件中五件はやらせ発言だった。明確なやらせ発言であり、それはまた、しゃべってもらうものまで渡してですからサクラであったということになると思うんです。  十四日にいただいた資料では、要するに、事前に発言内容を決めたサクラではな...全文を見る
○吉井委員 そうすると、私がこの間十日に、八日にも十日にも伺ったんですが、いろいろ調べていただいたんですよね、大臣の指示に基づいて。  調べていただいたんですが、総務省に関しては、総務省にあとお任せしたということですけれども、総務省の方は、依頼発言をしていたのかどうかとか、ある...全文を見る
○吉井委員 さっぱり理解できないんです。  大体、北海道庁の知事政策部ということなんですから、そんなに何百人もいらっしゃるわけじゃないですよね。いつ調べていただいたのか、どなたからお聞き取りになられたのか、知事自身は一人推薦したということを言ってはったわけですから、すぐ出てくる...全文を見る
○吉井委員 難しいことを聞いているんじゃなくて、北海道庁の知事政策部の、いつ、どなたにお聞きになったんですかという簡単な話なんです。これが限られているからだとかなんとかいうほどの大層な話じゃなくて、まさに限られている人なんだから、言ってもらったらいいんですよ。  そこがあいまい...全文を見る
○吉井委員 最近は余りないという変遷をたどっているというお話だったんですが、稚内の場合には謝金というのは出たんですか、出ていないんですか。
○吉井委員 だから、ないならないなんですけれども、思われるということで、要するにずっとあいまいなんですね。このやらせとサクラと自由発言の依頼との間が、それぞれに重なった、グレーのままの状態であって、謝金についても出たか出ないかもはっきりしない。北海道の知事政策部の方に問い合わせは...全文を見る
○吉井委員 国民の皆さんの声を聞くというのは非常に大事なことでして、やらせのタウンミーティングとかサクラを組織するというのは論外ですけれども、しかし、あえて一言申し上げておきますと、公聴会のような形できちんと国民の声を聞いたら、それに基づいて審議を深めるということが大事で、教育特...全文を見る
○吉井委員 影響は非常に大きくて、これは深刻な問題だというふうに私は思っています。  ところで、この法案になるまでの段階で、たたき台というべき素案が自民党の方で作成されてもおります。検討素案ですね。それからさらに、自民党の素案にはいろいろな段階があるようですから、段階によって変...全文を見る
○吉井委員 素案にあった文言は、北海道の関係者から猛反発があって削除されたということも伺っておりますが、そうした経過についてはよく御承知なんでしょうか、あるいは御存じないのか、伺います。
○吉井委員 確かに、最終的にこの本法案になって、北海道特例について直接の名指しはありません。だからといって、この問題は消えたのかといえば、決してそうではないと思うんです。  今回の法案で、直轄の砂防、治山、開発道路、二級河川などの一部については国負担を交付金化するとしているわけ...全文を見る
○吉井委員 ことし三月四日の帯広で自民党が主催した道州制特区タウンミーティングで、当時の十勝町村会副会長の芽室町長常山さんがこう言っておられます。財源を交付金化するというが、これがくせ者で、芽室町では、二〇〇四年度は三千六百万円あった農村保育所の運営補助金が二〇〇五年度には交付金...全文を見る
○吉井委員 そこで、法案の附則第三条なんですけれども、施行後八年を経過した場合、交付金に関する制度その他の広域行政を検討して、必要があると認めるときは、所要の措置を講ずるというふうにしているわけですね。この条文では、施行後八年間は北海道特例の縮減、廃止、見直しはないということで考...全文を見る
○吉井委員 ということは、施行後八年して北海道特例の見直しがあり得るということはあるということですね。
○吉井委員 北海道特例そのものの見直しはしないということは、北海道特例については、施行後八年以内はもとより、八年後もこれはそのまま交付金化しても続けていくということ、そういうふうに理解していいんですか。
○吉井委員 だから、一応法案の建前としては守るということなんだが、ほかの事情があるから守れる保証はないということだと今のお話で伺いました。  小泉内閣の担当副大臣だった櫻田義孝内閣府副大臣は、先ほどのことし三月四日の帯広市の自民党のタウンミーティングで次のように発言していらっし...全文を見る
○吉井委員 法案では、直轄事業の一部を国負担の交付金化する措置をとるとしているわけですね。交付金の水準は、現行では百分の八十、この百分の八十というのは北海道特例の一部ということでいいんですね。
○吉井委員 それで、この法案十九条の二項では、交付金額の算定については、砂防法、森林法その他法令の規定によるという趣旨の条文になっていますね。  つまり、砂防法、森林法によって北海道特例を廃止や縮小されると、そのまま交付金の算定額になる仕組みになっているんですね。だから、百分の...全文を見る
○吉井委員 交付金の負担の百分の八十という水準は特区法案では要するに担保されているのか、いないのかということなんですね。これは、五年はもとよりですけれども、八年たってもちゃんとこの百分の八十というのは担保されるということになるのか。あるいは、交付金化するということは、砂防法、森林...全文を見る
○吉井委員 参酌してだけの話では、これは大変危ない話で、二年後の二〇〇八年、次期北海道総合開発計画の策定が行われますね。ここで特例の存廃が議論になる可能性は極めて強いわけです。  北海道の高橋知事も、北海道議会で花岡議員の質問に答えて、「北海道特例に関しては、我が国の財政が大変...全文を見る
○吉井委員 要するに、あくまでもこの法律においてはという話なんですよ。  それで、全体の財政の議論の中とかそういうものがかかわってきますから、ですから、これは北海道特例が二年後の次期北海道総合計画策定のときとか、近い例でいいますと二年先の話になりますが、北海道特例を見直さないと...全文を見る
○吉井委員 それで、二〇〇三年十二月十九日の経済財政諮問会議での高橋知事が、「それでは、北海道からの提案ということで、道州制を展望した私どもの考え方について御説明を申し上げる。」と言って説明があったわけですね。その一部をせんだっても引用いたしましたが、それを聞いた小泉総理が一元化...全文を見る
○吉井委員 それで、大臣は、せんだっての委員会では、今度の法律については行政改革だと思っているという答弁をしておられましたが、これは、こうした経済財政諮問会議での議論を念頭に置いての発言であったかと思うんですが、それはそういうことでいいんですね。
○吉井委員 それで、経済財政諮問会議での議論を受けて、経済財政政策担当大臣を座長に、内閣府に懇談会が設けられて進められてきておりますが、その懇談会では大体どういう議論が行われてきたんですか。
○吉井委員 今お話しいただきましたその懇談会の議事要旨を見ていると、構成メンバー等は今おっしゃったとおりなんですが、議題として、道州制特区のあり方、基本認識について、域内分権について、国の地方支分部局との機能等統合についてという議論が行われていますけれども、その議論の中で、道州制...全文を見る
○吉井委員 そういう発言があったということですが、十二月二十日の懇談会、議題の一つが、国の地方支分部局との機能等統合についてというのが行われておりますが、国の地方支分部局との機能等統合の今後の進め方について、メンバーの宮脇北海道大学教授が、国の地方支分部局との機能等統合について、...全文を見る
○吉井委員 それで、実は不思議に思っていることがあるんです。  経済財政諮問会議とか道州制特区に関する懇談会の議論の中で、法案の名称は広域行政の推進ということなんですが、この広域行政の推進などというものはほとんど議論されている形跡は見当たらないんですが、一体この広域行政の推進と...全文を見る
○吉井委員 だから、その広域行政のお話を、今、広域行政の意味をしゃべってくれはったわけですけれども、私が聞いているのは、改めて経済財政諮問会議や懇談会の議事要旨を見ますと、そうすると、懇談会の議題と議論のポイントという文書、それを見ても、議論した形跡は見られないんですよ。  経...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、道州制特別区域における広域行政の推進に関する法律案に反対の討論を行います。  第一の理由は、地方分権の推進といいながら、その内容は全く乏しく、実際には北海道開発局など国の出先機関の統廃合や北海道特例の廃止を道州制特区の名のもとに行おうとし...全文を見る
11月28日第165回国会 衆議院 総務委員会 第7号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私、先日、質問レクをとりに来られたときに、九八年五月二十九日に閣議決定された地方分権推進計画、これを、これまでの機関委任事務をどう分類したかということにかかわる話ですから、ごらんいただくようにということを言っておきましたが、まず、ごらん...全文を見る
○吉井委員 それで、九八年五月二十九日に政府が閣議決定した地方分権推進計画には、どの法律のどういう事務が法定受託事務ということになるのかということが載っていると思うんですが、この点はどうですか。
○吉井委員 これを見ると、要するにどの法律のどの事務が法定受託事務かというのは、ぱらぱらっと見たら一目でよくわかるわけです。例えば国民年金法であれば被保険者の任意脱退の承認申請の受理とか、黒ポツでずっと項目を挙げていますから、どれが法定受託事務か、これを数え上げていったら法定受託...全文を見る
○吉井委員 これは全体の傾向をつかむというふうな話じゃないと思うんですね、大臣。  これはこの間も私紹介しましたけれども、野田自治大臣のときに、基本的に法定受託事務というものもできるだけ制限をしていかなければならぬ、これは当然だ、極力、国から地方に対する関与の仕方というのは、よ...全文を見る
○吉井委員 数は何かどうでもいいみたいな話ですね。しかし、質、内容を見るというのは一つ一つの項目をきちっと見ていくことでしょう。項目を見てこそ質、内容がわかるわけですよ。ところが、はなからこれは調べようということをしてきていないんですね。だから、私はそれがもうとんでもない話だと思...全文を見る
○吉井委員 これは、こういう計画は本当に膨大なものですよ。あったこと自体を今大臣は初めてお知りになったんじゃないかと思うんですが、先日、法定受託事務を規定した法律、政令の数、三百三十六本という答弁があったんですよ。しかし、これを見ると、法律一本でも法定受託事務の数というのは物すご...全文を見る
○吉井委員 そうすると、法律をつくるたびに新しく法定受託事務がふえて当たり前のような話になってきますから、私は、地方分権といいながら、実は自治事務がふえていくんじゃなしに法定受託事務が新しい法律のたびにどんどんできていく、国のかかわりというものがどんどんふえていく、そういうことを...全文を見る
○吉井委員 それは、法律に書いてある言葉の説明といいますか、読んだだけの話ですね。  そういう法律的な説明じゃなくて、国民にわかるように言えば、要するに平たく言うたら、自治体が地域の特性に応じて自主性を持って行うことができる事務、そういうものが自治事務なんだということなんでしょ...全文を見る
○吉井委員 それで、そういう自治事務について、法律でその処理の仕方を定めようという動きが目立ってきているように思うんです。例えば、さきの通常国会で医療制度の改正がありました。七十五歳以上の後期高齢者の医療制度を運営する団体として、一つの都道府県を区域として、そこのすべての市町村が...全文を見る
○吉井委員 それでは、ある市町村が、広域連合に入りたくない、加入したくない、うちは財政基盤があるから単独でやっていきたい、こういうふうに言ったら、これは認められることになりますか。
○吉井委員 ことしの法案審議のときにも、厚労省の水田保険局長が、この広域連合というのは都道府県単位ですべての市町村が加入する地方自治法に基づく地方公共団体でございます、要するにこの広域連合はすべての市町村が加入するものなんだと国会でも答弁しているわけですね。  広域連合というの...全文を見る
○吉井委員 だから、制度がつくられているものという認識はいいんですけれども、広域連合に入らないというのは、単独でやりたいという場合ですね、これはこの法律で認められるんですか、認められないんですか。
○吉井委員 これは認められないんですよ。それは、法律の立法過程で厚労省と総務省できちっとそこの議論をして詰めておられると思うんですけれども、詰めているはずなのに実は詰め切れていないんじゃないですか。厚労省の方は、認められないという立場ですよね。  広域連合というのは、地方自治法...全文を見る
○吉井委員 何か一生懸命法律を読んではったんですけれども、そういうことじゃないんです。  これは簡単なんです。  川崎厚労大臣が、これはことしの六月十三日の参議院の厚労委員会での会議録にありますが、要するに、この広域連合の設置は市町村に義務づけられているものですとはっきり言っ...全文を見る
○吉井委員 法律の話をしているときに、立法政策上の判断があったら法律はどうでもいいという話になるとこれはとんでもないことなんですね。  地方分権、地方自治の拡充、地方の自主性の尊重ということを言っているんですが、このときに広域連合といいながら、名前は同じなんだけれども内容が全く...全文を見る
○吉井委員 長々しゃべったけれども、それは全然説明にならぬと思うんですね。  それで、大臣、法定受託事務についても、冒頭に取り上げましたように、地方分権推進計画に基づいて、閣議決定したものに基づいてカウントしたものもあるわけですから、だから、本当に地方分権だ、改革だ、推進だと言...全文を見る
○吉井委員 今のようなお話ではとてもきちんと進むというふうには思えないということを指摘して、時間が参りましたので、質問を終わります。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  地方自治の拡充とか地方分権の推進というのは、これは憲法第八章に由来するものですから、私は、憲法についての質問を少ししておきたいと思います。  それで、一九九四年、ほぼ十年前になりますが、「リベラル政権を創る会」という会の発起人の名簿の...全文を見る
○吉井委員 もともと改憲論者の安倍さんなんですが、野党に転落したときにはリベラルだ、憲法尊重だということを言ってこられたという点では、全くの御都合主義でやっておられるなということを感じております。そういうことがよくわかりました。  次に、外務大臣や中川政調会長の核保有発言が繰り...全文を見る
○吉井委員 日本の核兵器に関する法律は、今も少し挙げられましたが、憲法九条で戦争放棄と武力を持たないということとしているとともに、さらに、憲法九十八条により、憲法の範囲内で原子力基本法を定めているわけですね。その第二条で「原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限り、」として、...全文を見る
○吉井委員 結局、核保有論が繰り返される根底には、憲法九条第二項の政府解釈があるんですね。ですから、このままではこれを繰り返しやっていくわけで、やはりそれは憲法解釈として間違っていて、核兵器は憲法九条違反だと、はっきりそのことを言い切って、法律的にも政策的にもやっていくということ...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、地方分権改革推進法案に反対の討論をいたします。  反対の第一の理由は、法案は、地方分権改革の推進や地方公共団体の自主性、自立性を高めることをうたっておりますが、その財政的な保証である税財源の充実確保が明確にされていないことであります。 ...全文を見る
12月07日第165回国会 衆議院 総務委員会 第8号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。きょうは、四人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  私、やはりこの問題は、一つは、日本の戦後処理の問題がまだまだ幾つも課題として残っているというふうに思うんです。シベリア抑留の問題もそうですし、恩給欠格者問題もそうですし、従軍...全文を見る
○吉井委員 相沢参考人と寺内参考人のお二人に伺っておきたいと思うんです。  先ほど相沢参考人の方から、シベリア抑留は言ってみれば拉致事件のようなものであったという趣旨のお話がありました。この間、ちょうど中国残留孤児の神戸地裁の判決の後、自民党の皆さんも私たちも超党派的に集まりに...全文を見る
○吉井委員 最後に白井参考人にお伺いしたいんですが、戦後処理の解明もこれからのずっと大事な点ではないかなというふうに思っております。  一つは、ポツダム宣言等違反のスターリンの戦後処理の重大な誤りは明白だと思います。もう一つ、その当時の日本の対応ですね。参謀本部の方針を受けた関...全文を見る
○吉井委員 終わります。どうもありがとうございました。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私も野党提出法案の提案者の一人ですから、提案者が提案者に聞くというわけにはまいりませんので、与党提出者の皆さんと政府参考人に質問をしたいと思います。  まず、昨年八月四日に、政府と自民党、公明党の了解事項によって平和祈念事業を...全文を見る
○吉井委員 今日、戦後補償問題というのはまだまだ山積しているというのが現実ですね。シベリア抑留問題もそうですし、恩給欠格者問題、従軍慰安婦問題、中国人や朝鮮人の強制連行・強制労働の補償問題、在外被爆者問題、中国残留孤児問題、民間被災者問題など、数多くのものがずっと山積されたままで...全文を見る
○吉井委員 提案者の方自身が戦後補償の全体の中できちんとしたことをつかまないで出しておられるというところに、私は非常に違和感を感じております。  では、政府参考人に来ていただいておりますから伺っておきますけれども、戦後補償でよく出されるのがドイツの施策ですが、例えば外国人の強制...全文を見る
○吉井委員 それだけきっちりしているんだったら、今、戦後補償問題が、先ほど挙げましたようなものが次々と出てきて問題山積ということはもうなくて、解決しておるはずなんですね。  例えば、今の未払い労働賃金の問題にしても、国際的には請求権放棄で解決したということにして、もう請求しない...全文を見る
○吉井委員 村山談話を引き継ぐというお話がありましたけれども、問題は、実質が伴うかどうかというところが大事な点なんですね。ですから、強制連行の問題にしても従軍慰安婦の問題にしても、今もずっとこれが続いて出てくるというのは、きちんと解決はされていない、だから戦後六十年たった今日でも...全文を見る
○吉井委員 与党提案者に引き続いて伺いますが、政府・与党の合意や了解で、いわゆる戦後処理終結宣言、これは何回か行われてきましたが、戦後処理終結宣言というのは何回ぐらいやってこられましたか。
○吉井委員 何回も戦後処理終結を宣言しても、結局、実際戦後処理が解決することに至っていない事態が続いてきたということが今の五、六回の話だと思います。  私の知っているところでは、一回目は一九六七年の六月に、引揚者の在外財産に対する特別交付金の支給をもっていわゆる戦後処理に関する...全文を見る
○吉井委員 それで、基金設立のころの議事録を見返してみてわかったんですが、戦後補償問題がある意味では自民党の選挙対策として扱われてきたという問題があります。  これは、一九八六年の衆参同時選挙の前に、シベリア抑留者に五十万円から百万円を支給する特別給付金法案を自民党総務会で決定...全文を見る
○吉井委員 実は、その基金というのは、シベリア抑留者や恩給欠格者の願いであった個人補償要求を実施すると言ってきた約束を破って、自民党の公約違反を背景にして出てきたものでした。今回は、その基金さえ戦後六十年を機会に廃止しようというものですから、これはある意味では戦争被害者に対する二...全文を見る
○吉井委員 最高裁の判決は、そうじゃなくて、戦争損害の一つだから補償しないと。もう一つは、労働賃金支払いには総合的政策判断に立った立法措置を必要とする、ところが立法措置がないから出さないということであって、逆に、立法措置をきちっとその後やるべきであったものであります。  それで...全文を見る
○吉井委員 次に、旧ソ連での抑留死亡者数、五万三千人と推計しているわけですが、要するに、結局、実態が未解明という状態が続いていますね。この未解明の状態をやはりきちんと明らかにしなきゃいけないと思うんです。  ところで、九一年に旧ソ連のゴルバチョフ大統領が来日した折にシベリア抑留...全文を見る
○吉井委員 十二年間も開かれぬ、開いても二年ぐらい飛んでしまったり、昨年の二月からまた開かれないとか、関係者の協議が全然進んでいない。これでは実態解明は進まないわけですね。  私は、平均年齢八十四歳ということになってきておられる時期ですから、これはもう時間との勝負だ、その時間と...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、与党提出の独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案と同修正案に反対、野党三党提出の戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案と同修正案及び独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案に...全文を見る
12月08日第165回国会 衆議院 総務委員会 第9号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  私は、まず、郵便集配業務の統廃合問題から伺いたいと思うんです。  公社は今、民営化に向けて、人員削減とか集配業務の統廃合といったコスト削減計画を進めておりますが、こうした中で、最近、これはマスコミなどでも随分取り上げられておりますが、...全文を見る
○吉井委員 話し合いとか説明の話じゃないんですね。私が伺っているのは、サービスが低下したかどうかをだれが判断するのか、だれが評価をするのかということを聞いているんです。
○吉井委員 要するに、サービス低下したかどうか、自分の判断でやっておってはだめなんですね。それはあくまでも国民の側、利用者の側が、サービスが維持されているのか、低下したのかを評価するわけでしょう。  そこで、これまで公社は六百二十八局ですか、十一月六日現在で、集配業務の統廃合、...全文を見る
○吉井委員 お手元に資料を配付させていただいておりますが、二枚目の方を先にあけていただきたいんです。これは郵政産業労働組合西宮支部が実施したアンケートなんですが、兵庫県の塩瀬郵便局の集配業務が九月二十五日から宝塚郵便局に集約されました。塩瀬郵便局は無集配局になったわけですが、この...全文を見る
○吉井委員 時間外窓口の廃止以外にも幾つかの項目がありますけれども、時間外窓口の廃止というのは明白にサービス低下なんですね。その結果がアンケートにもあらわれておりますが、実は、このアンケートには、一番下に書いてあるように、裏面に自由に御意見をお書きくださいというので、随分出ていた...全文を見る
○吉井委員 問題が起こって、苦情が出たり教えてもらったら対応しますでは全然話にならないですよ。そういうのが根本的なサービス低下の実態を示しているだけじゃなしに、そもそもサービス低下を招いちゃいけないんだ、郵政民営化の議論のときには絶対後退させないと言ってきたのに、何か後退して当た...全文を見る
○吉井委員 三十二億の超勤手当、しかしそれは、二〇〇四年度の十月から十二月の三カ月間の分ですね。ですから、四月—九月にもサービス残業があり、実は〇三年度にもサービス残業があるわけですから、実際払ったらもっと超勤手当の方がふえてくるというものになります。  このサービス残業につい...全文を見る
○吉井委員 いや、何か今年度の話をされたけれども、私がこの間八月に指摘したのは、今言った〇四年度の四月から九月の分、〇三年度の分まで言っているんですが、そっちはやっていないということが今のお答えでわかりました。  それで、〇三年度から〇四年度には百四十八億円、サービス残業分三十...全文を見る
○吉井委員 今おっしゃったのは越谷で配られていますよね。越谷で配られているもので、要するにごまかしの実態というのが言われているわけで、ごまかしたデータに基づいて三三%だ何だと幾ら言ってみても始まらないわけで、JPSは別称ジャパン・プア・システムと呼ばれているということも指摘されて...全文を見る
○吉井委員 こういうことでは、これはもう全くだめだ、経営責任をきちっととるべきだということを指摘して、質問を終わります。
12月12日第165回国会 衆議院 総務委員会 第10号
議事録を見る
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初にNHK会長に伺いたいと思いますが、会長は、十一月二日の会見でお話しになられたことはNHKインフォメーションの方で読ませていただいておりますが、テレビ国際放送について、NHKブランドで放送を出すことが実効的な国際発信の...全文を見る
○吉井委員 引き続いてNHK会長に伺いますが、命令放送による報道、放送というのは、これは放送局の自主的な放送とは見られないということになってくると思うんですが、実は、今委員長席に座っていらっしゃる谷議員も一緒に、ことし七月に総務委員会の調査で行ってきた中にBBCがあります。それで...全文を見る
○吉井委員 総務大臣に伺っておきたいんですけれども、命令放送、とりわけ具体的項目まで指定した命令放送、これは報道の自由とか番組編成の権力からの独立にかかわって非常に重大な問題を持っているわけですね。このことは、裏返せば、そうした命令放送による情報発信というのは、放送局の自主的な報...全文を見る
○吉井委員 拉致被害者の救出とか拉致問題の解決は、これは当然のことなんですよ。しかし、それを理由にして放送内容に介入するとか報道の自由に介入、干渉を行うということは、これはやはり間違いなんです。  ですから、そういう点では、命令放送制度そのものをやはり廃止するということを考えて...全文を見る
○吉井委員 私、権力の介入については、本当に毅然とした態度がとれるかどうかということが、報道機関である放送局の根幹が問われてくるし、国民的にも国際的にも、それが本当に信頼を高めることになるのか、信頼を失墜するのかということにかかってくると思っているんです。  それで、私の手元に...全文を見る
○吉井委員 要するに、実態がほとんどつかまれていないというのが現状なんです。
○吉井委員 このままいったら、二〇一一年にはアナログ停波ということには簡単にならないわけですから、これは国民的な真剣な検討を要するところへ来ているということを申し上げて、時間が参りましたので、質問を終わります。
12月21日第165回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
議事録を見る
○吉井委員 私は、塩崎官房長官に最初の十分間、質問をいたします。  それで、先ほど記者会見で、本間税調会長の辞任を総理が了承したことを明らかにされました。一身上の都合として、首相の任命責任はないとしておられたわけですが、本間正明さんの辞任の契機となった公務員宿舎の問題というのは...全文を見る
○吉井委員 そうすると、一身上の都合ということだけで、もう何の問題もない、これは常識的なことだと考えておられるということですね。
○吉井委員 私、うわさとおっしゃった話について、私的な問題については、プライバシーについては触れるつもりはなかったわけですが、しかし、うわさのとおりならばこれは常識的ではないという他の大臣の発言がある中で、うわさだからということであいまいにされるんだったら、そこについては、まず事...全文を見る
○吉井委員 これは、一身上の都合だとか任命責任はないで済む話じゃないんですから、まず、これからも引き続きこの問題は究明していかなきゃいけない問題であるだけに、今の申し上げました点は基礎的な問題としてまずきちんと調べて、調べるというお話ですが、報告をしてもらいたいと思います。  ...全文を見る
○吉井委員 それで、教育のタウンミーティングではやらせの問題というのはもう既に明らかになっておりますから、私は、きょうは、例えば二〇〇三年八月三十一日の福井市での原子力との共生タウンミーティングについて、あらかじめこれを聞くということを申し上げてありますが、世論誘導ややらせという...全文を見る
○吉井委員 あと一問で終わりますから。  今ああいうお答えなんですけれども、ところが、実際、報告書では参加や発言依頼なしということなんですが、しかし、これは福井県環境・エネルギー懇話会との共催だったんですね。この共催団体が参加依頼や発言依頼を行ったことはなかったかどうかは、共催...全文を見る
○吉井委員 退席していただいて結構です。あとは政府参考人の方に。  それで、実は、今そういうお話だったんですが、この団体からは、ホームページを見たらわかりますが、原子力推進のPRのためにタウンミーティング福井開催を要請したという趣旨のことが明らかにされております。  次に、政...全文を見る
○吉井委員 そこで、この会場からの最初の発言者の方、口火を切った方は早野睦彦さんという方ですが、会社員と名乗って御発言しておられます。この方は「もんじゅ」の製造に当たった三菱重工の社員で、一九九九年には核燃料サイクル開発機構大洗工学センターに出向されて、二〇〇二年三月にはまた三菱...全文を見る
○吉井委員 そこで、実は福井のタウンミーティングの進行台本をいただきました。この中では、司会者の方はこういうふうに言っているんですね。まず、会場からの御発言の方は挙手をお願いします、御発言の際は初めに御職業とお名前を名乗ってくださいと。  だから、このタウンミーティングは、別に...全文を見る
○吉井委員 共催団体の方が発言して、内容が、「もんじゅ」は事故をやってとまっているけれども、早く再開しろとか安全宣言を出せとか、名古屋高裁の判決は間違いだとかそういう話、ほとんどこれなんですね。それから、「もんじゅ」などを起爆剤にして、要するに公共事業をやれという話ですよ。  ...全文を見る