吉井英勝

よしいひでかつ



当選回数回

吉井英勝の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第169回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、初めに、随意契約については、福田総理も今国会で所信表明で述べられたりして大きな問題になっておりますから、このことから伺いたいと思うんです。  実は昨年の秋の国会で、歴代防衛庁長官指示による随意契約、防衛大臣指示による随意...全文を見る
○吉井委員 同じ五月八日の会議では、菅総務大臣が出した「公共投資・地方公共団体の入札契約制度改革について」というペーパーがあり、菅さんの説明の発言がありました。談合不正行為者に対する罰則強化の地方自治法施行令を改正するとされておりました。  これを受けて、六月十九日の閣議で基本...全文を見る
○吉井委員 しかしこれは、実はなかなか現場には徹底していないということがあります。  これは総務大臣の方に伺っておきますけれども、堺市の臨海部に進出するシャープ液晶工場の周囲の道路整備工事八億六千万円と同工場への水道本管敷設工事一億一千七百万円は、昨年十二月の契約なんですが、で...全文を見る
○吉井委員 いや、話を聞いておって笑えてきますね。  閣議決定がどうであれ、経済財政諮問会議で総務大臣が何を言っても、現場の実態が違っておっても、余りそれを何とも感じていらっしゃらないようなお話なんですが、菅総務大臣のペーパーでは、入札契約適正化について、警察等関係機関との連携...全文を見る
○吉井委員 大体、閣議決定が何であれ、前の総務大臣が経済財政諮問会議でどういうことを言われても、ペナルティーについてまで言われたんですが、不良不適格業者の排除だという話までしておられるんですが、それを今のような答弁では、失礼ながら、これは不良不適格な大臣と言われてもしようがないん...全文を見る
○吉井委員 国が法律を整え、誘致の段取りをして、財政も投入してやっているものなんです。  最初にお配りいたしました表の一ページ目、ごらんいただきたいんですが、広瀬知事になってからの大分県の規定による二百五十万円以上の随意契約を大分県に聞いてまとめてある表ですが、そうすると、この...全文を見る
○吉井委員 それは、経産省から出向でといいますか、行かれた方はまた省へ戻っているわけですから、私、あらかじめ伝えてありましたから、調べればすぐわかる話なんです。あずかり知らぬで済む話じゃありません。  次のページの表をごらんいただきながらお話ししたいと思うんですけれども、二〇〇...全文を見る
○吉井委員 私、もうあきれ果てますね。これは政府で方針を出したんでしょう、随意契約というのはもうやめるんだと。これは、県の公社というのも要するに県なんですよ。そこがやっている造成工事に当たって、企業の側が鹿島建設を随意契約で入れてくださいという文書を出しているんですよ。それが、何...全文を見る
○吉井委員 キヤノンの要請で随意契約が行われた。契約した鹿島建設の裏金づくりの問題、また、鹿島建設から大賀さんという方の大光グループへの環流の問題、そして脱税とか所得隠しとか、こういう問題が次々と出てきているわけでありますが、これ自身、私は大変なことだと思っているんです。  冒...全文を見る
○吉井委員 私、選んだときの話を聞いているんじゃないんですよ。今、こういう事実が出てきたわけですね。その中で、諮問会議では、要するに、随意契約の一掃とか、競争入札の透明性を持った契約をしろとかいう発言をみずからやっていながら、しかし自分は、その会社の進出に当たっては、自治体に対し...全文を見る
○吉井委員 これはとんでもない話だと思います。  それで、私、予算委員長に、既に昨年から、キヤノンの偽装請負問題などについて、御手洗氏に対する国会の参考人招致が求められておりますし、せんだっても志位委員長からも改めて参考人招致を求めましたが、いまだ実現されていないわけですから、...全文を見る
○吉井委員 経団連代表としてじゃなくて、キヤノンの人として経済財政諮問会議に有識者議員として出ているわけですから、果たしてそれが、随意契約の一掃を主張しながら、やることが識見豊かな方なのかどうか、これは常識で考えるべきことでありますから、このことを改めて官房長官にも言っておきたい...全文を見る
○吉井委員 投機資金の規制をしないと、結局、原油価格が上がっていったら、どんな対策をとってもこれからのあれは、全部、今とっている対策は死んでしまうわけですからね。ですから、この点では、投機資金の規制をしないと原油価格高騰に伴う国民生活の窮状を打開することはできないということをまず...全文を見る
○吉井委員 専門家も、実需に基づくものであれば今一バレル五十ドルぐらいなものだろうというお話もありますが、それが百ドル近いわけですから、異常な事態です。  それで、今調査をしようというお話、それをやったということでしたが、もう一度額賀大臣に伺っておくんですが、日本政府として、投...全文を見る
○吉井委員 経済活性化どころか、国民生活は本当にどの分野でも深刻なんですよ。現実を踏まえて経済財政運営をしていかなきゃいけないのに、活性化などという気楽なことを言っているというのは、本当にこれもまた私は驚きました。  町村官房長官には、昨年十二月に、日本共産党として、原油高騰問...全文を見る
○吉井委員 昨年のドイツのハイリゲンダム・サミットでは、議長国のドイツが、国際的に、国際社会が協調して投機規制を行おうという提案を行っておりますが、ことしの洞爺湖サミットで、議長国の日本政府として、昨年のドイツ政府が行ったように投機資金規制を提案しようというお考えを持っておられる...全文を見る
○吉井委員 私は、経済を云々するならば、今は、やはり原油価格高騰の主要因となっている投機資金の規制の問題については、日本政府として、とにかく日本の国民は非常に深刻な打撃を受けているときですから、これは訴えなきゃならぬと思います。  この投機資金というのは、原油高騰だけじゃないん...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、片山公述人にお伺いしたいと思うんですが、先ほど、暫定税率の方の問題、期限が切れたときに、どうしても、地方として、鳥取で必要な場合には別な手だてをというお話がありましたけれども、どういうものをイメージしておられたのかなとい...全文を見る
○吉井委員 片山公述人には、私、二つのやり方、固定資産税の場合だって、担税力のある場合に超過課税という道があるわけですし、今おっしゃったその超過課税の道と、もう一つは法定外普通税というもので考えていくことかなということで伺った次第です。  続きまして、石油諸税もそうですけれども...全文を見る
○吉井委員 次に、菊池公述人にお伺いしたいと思います。  私も、一番最後におっしゃった点、経済財政諮問会議にしても、実質的に国民に選挙で選ばれたわけでもないし、国会が選んだわけでもないのに、しかし、これは日本の経済財政の事実上の司令塔の役割になってしまって、おかしいことをやって...全文を見る
○吉井委員 どうもありがとうございました。  時間が参りましたので、終わります。
02月25日第169回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、今の笠議員の取り上げておられたイージス艦の清徳丸衝突事故について、最初に官房長官に二、三お伺いしたいと思います。  首相は、あの事故のあったときに、漁船員の安否確認と救出、救援について指示し、そして事故原因の調査究明、これ...全文を見る
○吉井委員 捜査に支障という話をよくされるんですが、しかし、艦長がそのときに何をしていたのかという、こんな簡単なことさえ説明がほとんどなされていない。私は、これは本当に、何もわからないというのはちょっと異常過ぎると思うんですよ。  大体、漁船の側は、実際には衝突のおよそ三十分前...全文を見る
○吉井委員 捜査に支障のないものはたくさんあるはずです。ほとんど何がどうなっているかわからないという異常事態は、まず是正しなきゃならぬと思うんです。  海に投げ出された被害者の捜索には、地元漁協の人たちが漁を休んで、今、油代が高騰している中ですけれども、本当につらい思いで仲間の...全文を見る
○吉井委員 官房長官が出ていかれる前の多分最後の質問になるだろうと思うんですが、環境税の導入、これについても考える方向に切りかえていくといいますか、それを考えていくということで取り組んでおられるのかどうか、これも伺っておきたいと思います。
○吉井委員 では、官房長官、結構です。  次に環境大臣に伺いますけれども、福田総理の一月の二十三日の話で、京都議定書で約束した日本の六%削減目標の確実な達成のために一層の強化を図るというお答えとか、それから、約束どおり二〇一二年までに達成するともいうお話がありました。本当に約束...全文を見る
○吉井委員 六〇年代、七〇年代というのは、思い起こしてみればわかるように、大変ひどい、世界一というぐらいのひどい公害の国でしたよ。そこで住民運動が、公害反対運動など各地で起こって、私も参加しましたけれども、その成果として、環境対策をとらせてきて、七〇年代ごろのひどい事態では、早く...全文を見る
○吉井委員 国民は、みんなが今取り組んでいるんですよ。私は、きのう、ポッポ、再生エネルギーの共同発電施設を見てまいりましたけれども、そうしてみんな取り組んでいるんですよ。しかし、産業の分野での八割のところを本気でキャップをかぶせてやっていかないと減らないというのが、今直面している...全文を見る
○吉井委員 もう一度、環境大臣に重ねて確認しておきますけれども、政府には、各企業からエネルギーの使用量、二酸化炭素排出量、報告が来ているわけですね。ですから、全体はわかるわけですから、ああ、ここはよくやっておったとか、それもわかるわけなんですよね。  総排出量で幾ら規制しなきゃ...全文を見る
○吉井委員 政府として、結局、環境省はその考えに屈服といいますか、内閣一体ですから、そういう考えを今示されたわけですが、イギリスにしてもEUにしても、スターン報告、気候変動の経済学に見られるように、基本の理念、哲学があるんですね。IPCC四次報告とこれはつながるものですが、やはり...全文を見る
○吉井委員 国内では経団連の自主行動任せ、国際的にはアメリカの動向をうかがってというんじゃ、本当に、日本としてのきちんとした環境対策になってこないということを言わなきゃならぬと思うんです。  バリでは化石賞をもらった三カ国だったんですが、このままいくと最後に残るのは日本政府だけ...全文を見る
○吉井委員 それで、やはり、物理的可能性というのを現実的可能性に変えていく取り組みというのが今非常に大事だと思うんです。  ヨーロッパでは、再生可能エネルギーの発電に占める割合、電力における比率ですが、ドイツの比率は、二〇〇一年の四・五%を二〇〇六年には一二%へ七・五%ふやして...全文を見る
○吉井委員 系統につないできちんとやっていけるというシステムは既に開発も進んできております。ですから、系統につなぐから無理ということじゃなくて、要は、買い取り枠を設けて買わないという今の電力の側の姿勢がありますが、それを取り払って進めていくことが大事だということです。  電力会...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたから終わりますが、経団連の自主行動計画任せとか、これでは進まないし、そして、本当に炭素を減らそうということで、再生可能エネルギーについては既に電気料金の中にも随分いろいろな形で取っているものがあるわけですから、そういうものを活用して、市民の負担というも...全文を見る
03月19日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  岸田大臣の場合も、何かいっぱい担当がありますね。もうぐちゃぐちゃの感じやけどね。それで、きょうは、消費者行政の問題と科学技術、二つ担当してはることについて質問をしたいと思います。  まず、消費者行政の方からですが、改めてこの委...全文を見る
○吉井委員 行政検査の検査率でいいますと、一九八九年は一八・一%なんですね。九〇年で一七・六%、大体一八%ぐらいだったんですね。少ないけれども大体二割ぐらいやっていたんです。これが今、輸入は急増しているんですが、検査率は、今おっしゃったので一〇・七%、前年で一〇・二%と随分低下し...全文を見る
○吉井委員 国内でも偽装がいっぱいある時代ですから、輸入のものについて、特に日本は食料自給率がカロリーベースで三九%と、六割を超えるものが輸入なんですから、やはりまず検査体制を強化しなきゃいけない。  そういう点では、九〇年前後の検査率一八%ぐらいに、モニタリングとかいろいろ言...全文を見る
○吉井委員 輸入食品検疫にかかわる食品衛生監視員、二〇〇八年度で三百四十一人と、絶対数がまず足りないんです。絶対的に不足なんですね。欧米諸国の場合には、食品輸入が日本に比べて余り多いわけじゃないし、逆に輸出している国もあるわけです。日本は極端な食品輸入大国なんですから、それだけに...全文を見る
○吉井委員 衛生監視員を増員するということをおっしゃったので、私はそれをぜひ、抜本的にふやさないと、絶対数が少ないわけですから、やっていただきたいと思います。  それから、日本は世界じゅう各国に進出して開発輸入をやっています。ですから、よそごとの話じゃなくて、日本の企業としての...全文を見る
○吉井委員 まず実態ですけれども、これは社団法人全国消費生活相談員協会の調査を私はこの間見せていただきまして、驚きました。消費生活相談員の方の給与というのは、年収二百万円以下の方が六七・二%、七割なんですね、約七割。二百五十万円以下の方が九割。つまり、消費者行政を支えている、一番...全文を見る
○吉井委員 この問題については締めくくらせていただきたいと思いますけれども、やはり食品検査体制の強化で消費者の安全を守るということ。それからもう一つは、消費者の方たちの相談に乗る消費者行政の最前線のところで、いわば官製ワーキングプアというふうな状態ですね。こういう状態では本当に消...全文を見る
○吉井委員 ここで、地球温暖化問題などはこの間予算委員会でもやりましたので、きょうはアスベストなど、少し個々に出ている問題について伺いたいと思いますので、先に政府参考人の方から伺っていきます。  大阪の河内長野市に株式会社東洋というのがありますが、ここは二〇〇五年七月段階で、マ...全文を見る
○吉井委員 それで、そういう調査とともにもう一つ大事なことは、そもそも、もともとこの会社は昔は東洋石綿というのを社名に書いていたぐらいのところですから、石綿の会社ははっきりしておるわけですけれども、そうすると、この会社で年度別に、茶石綿、青石綿、白石綿、この種類別に、どれぐらい使...全文を見る
○吉井委員 私、まず数字をいきなり言うてくれと言っているんじゃないんです。  環境省の方は、大気汚染防止法によって石綿製品製造工場は届け出工場なんですから、使用履歴とかちゃんとつかんでおって当たり前でしょう。ですから報告を受けておられるんですかということを聞いているんですが、把...全文を見る
○吉井委員 昨日のレクのときに、年度別にどんな種類のものをどれだけ使ってきたのか報告を求めるということできのうの朝から言っておったぐらいですから、把握していないというのは、この面で環境省自身が体制をきちんととれていないということを改めて思いました。  厚労省の方は、労働安全衛生...全文を見る
○吉井委員 あれだけ問題になったわけですね。この問題については、特に法律をつくる前の年、全国的に問題になって、この工場についてもアスベストで亡くなった方もおられる。そうすると、私は、環境省にしても厚労省にしても、やはり法律に基づいてきちんとまず実態を把握する、当たり前のことだと思...全文を見る
○吉井委員 石綿新法、別に五年待たなきゃ見直しできないという話ではありませんから、やはりきちんと被害者の救済、補償に見合うものに政府として全面的に取り組んでいただくこと、このことを重ねて申し上げまして、時間が参りましたので質問を終わります。
03月26日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、二つのテーマで大臣に伺いたいと思います。  最初の問題は、昨年十月からの国に信用補完制度に責任共有、部分保証制度が導入されてきた問題ですが、信用保証協会が融資額の一〇〇%保証だったのを、二〇%は金融機関にリスクを分担...全文を見る
○吉井委員 金融庁の方にも伺っておきたいんですが、金融機関がリスクを負担する二割部分ですね、県が損失補てんすることになっているわけですから、そうすると、貸出債権に損失というのは生じないわけですね。これは優良債権ですから債務者区分に変更は生まれませんし、金融監督上の問題としては、問...全文を見る
○吉井委員 それで、兵庫の損失補てん制度は、これは金融機関を支援するためのものじゃないんですね、金融機関の応援のものじゃない。これはあくまでも中小企業融資を縮小させないため、これが本来の目的です。課税上も金融監督上の問題も生じないということは、今の答弁でよくわかりました。  中...全文を見る
○吉井委員 技術的な話だったら、すぐ解決すべき話なんですね。課税上も問題ない、金融監督上も問題ない。  ただ、現実どうなっているかというのを少し見ておきますと、最近の調査で資金繰り円滑化借りかえ保証実績というのを見ますと、昨年のこの制度が始まる前は、九月で三千八百九十二億円あっ...全文を見る
○吉井委員 その金融機関の対応、態度について冒頭におっしゃったお話というのは、甘利大臣が金融庁担当大臣だったら、私は、話はわからぬこともないんですよ。それは金融機関に対する指導ということであって。しかし、経産大臣というのは、特に中小企業庁も抱えて、中小企業の応援が仕事なんですね。...全文を見る
○吉井委員 目ききの能力をつけるとか、金融機関そのものの問題は、これは担当は、金融庁を担当する大臣の方の仕事だろうと思うんです。経産大臣のお仕事というのは、これは要するに、中小企業基本法にもありますように、地方の取り組みを応援して、そして、中小企業の応援が一番の仕事だと思うんです...全文を見る
○吉井委員 一つ御紹介しておきますと、私、非常に懸念していますのは、大臣は中小企業の応援でやるんだという、今お話ありましたけれども、実は、実際には、ことし一月十六日に、石川県の方で、新しい県政をつくる県民の会と石川県労連が、県に対して、部分保証を補う直接損失補償制度を創設すること...全文を見る
○吉井委員 目ききの能力を持つか持たないかは、これは金融機関の側の問題なんです。もちろん、多くの中小企業の皆さんは頑張っていやはるときなんです。その中小企業の皆さんについて、力をつけていくように応援をしていく、ここが非常に大事なところで、かつて緊急融資、あの金融危機のとき、あれを...全文を見る
○吉井委員 調査をやったというお話なんですが、例えばガソリンでいいますと、東京都内で大体百四十八円、同じ都でも東京都の小笠原母島では二百七十三円と、百二十五円ぐらい高い。こういうふうに、投機による原油高騰と、それに連動した穀物価格などの高騰、飼料価格の高騰などで、それに伴う影響と...全文を見る
○吉井委員 先ほどの、同じ東京都でも、ガソリンでも二倍違ってくる。一バレル六十ドルぐらいであったものが、年末の九十ドル台から、さらに百十ドルへというふうに非常に上がっているわけで、ですから、簡単に緊急対策がきいてくるというときじゃないんですね。四月からは政府もメリケン粉を三〇%値...全文を見る
○吉井委員 日本のエネルギー自給率は六%を切っていますし、食料自給率は、カロリーベースで三九%を切っているときですから、投機資金の悪影響というのは、日本の国が世界の中でも特段にひどい影響を受ける国なんですね。  それで、本当に、国際協調して投機資金規制、言ってみれば金融ばくちみ...全文を見る
03月26日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  昨年十二月の五日の当委員会で、私、宇宙の平和利用という国会決議に関連して質問しました。きょうは、改めて平和利用決議について伺っておきたいと思うんです。  この平和利用決議によって宇宙の軍事利用はできないという立場なのか、それと...全文を見る
○吉井委員 今のお答えで大体尽きているかなと思うんですが、改めて、軍事のための宇宙開発はしないというのが政府の考え方ということで理解しておいていいですね。重ねて伺っておきます。
○吉井委員 十二月五日の当委員会で、寺田政務官の答弁によっていろいろなことがお聞かせいただけたんですが、自民党には日本の安全保障に関する宇宙利用を考える会という勉強会があって、山崎拓議員、河村建夫議員が顧問、座長は、現在空席ですが、かつて石破茂防衛大臣、そして、額賀福志郎財務大臣...全文を見る
○吉井委員 私、文部科学省では国会決議などもう吹き飛んでしまっていて、感覚が麻痺しているんじゃないか、違和感すら持つことなく参加していたのは少し異常じゃないかというふうに感じました。  私の質問主意書への昨年七月十日の政府答弁書においては、日本の宇宙開発は平和利用決議の趣旨を尊...全文を見る
○吉井委員 これは政治家がどこかで勉強会をしているという話じゃなくて、そこへ防衛省の現職の幹部が入って、防衛省の方がそれを研究しているというのは、口では平和利用の国会決議尊重だと言っているわけですけれども、しかし一方では宇宙の軍事利用の検討を行っているというのが、まず事実ではない...全文を見る
○吉井委員 既に報道もありますように、日本の安全保障に関する宇宙利用を考える会の座長だった石破防衛大臣は、自民党政調の中にある宇宙開発特別委員会で、わが国の防衛宇宙ビジョンという題名をつけた提言を発表していますね。当然、防衛省の委員の方も参加してまとめた提言です。  この中で、...全文を見る
○吉井委員 今のお話を伺っておりまして、つまり、国会決議について政府としていわゆる一般化理論という解釈を下しておりますが、その一般化理論の範囲では、やはりこれは十分万全を期すことはできない。早期警戒衛星と宇宙追尾監視衛星が必要になっている。しかし、これは一般化理論ではできないから...全文を見る
○吉井委員 実はこれは、レベル五までだったら一般化理論の範囲でいけるという話ですね。だから、そのレベルが、今答えを控えたいとおっしゃるんだけれども、四十センチ以下のもので実証をやっているとなると、これは、今の国会決議をなきものにしないことにはやれない話になりますね。結局、そこをあ...全文を見る
○吉井委員 防衛専用通信衛星とか警戒衛星、宇宙追尾監視衛星とかになると、それから分解能が四十センチ以下とかになってくると、これは現在の国会決議、一般化理論の解釈ではやっていけないというので、そこに宇宙基本法を考えていこうとしている動きがあるということ、それで、そこを政府としても非...全文を見る
03月28日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、ちょうど二〇〇四年十一月のこの委員会で、犯罪被害者等基本法を全会一致で採択するということになりましたけれども、このときにも、被害者の皆さんの権利を保障するという立場から犯給法の充実が必要だということを求めてまいりました。で...全文を見る
○吉井委員 これは今、防衛省にしても厚生労働省にしても、被害者には大臣なりあるいはその幹部の方が、出かけていくことも含めて、直接謝罪をしているわけですね。重大な誤りを犯したときには、企業の社長もやはり出かけていって謝罪するというのは普通なんですよね。  志布志の事件では全員無罪...全文を見る
○吉井委員 この問題は、本題に入りたいのでそう長くやるつもりはないんですけれども、今回の被害者救済法の対象にもちろん想定しているような話じゃないんです。  しかし、国家公安委員長は国会でも謝罪されたんですよね。昨年の委員会で真相究明と可視化について私は求めまして、当然、現場の責...全文を見る
○吉井委員 私は、その方たちに賠償をどうするこうするの話とは全く別に、自殺未遂に追い込まれるところまで多くの方たちを追い込んだ、しかも狭い地域社会の中で大変なことなんですから、やはり今の公安委員長のお考えというものが鹿児島県警本部にもきちんと徹底されるように、これは警察庁の方に求...全文を見る
○吉井委員 なぜだめだったのか。これは、死亡診断書等被害者の死亡を証明する資料が存在しなかったため、第一審判決が出るまで待つほかなかったとか、犯罪被害給付制度の教示を受けていなかったことから、被害者の方は知らなかったということですね。  それから、この制度の説明のパンフレットを...全文を見る
○吉井委員 あわせてもう一つ、水没死体発見のように、死亡後七年経過していて、その死亡が犯罪によるものであったという場合ですね。現行十条では申請できないことになりますが、改正後にはこの場合は申請が可能となると見ていいわけですね。確認しておきます。
○吉井委員 この十条は、申請期間を遺族の方が犯罪発生を知った日から二年としていて、二年間でも十分ではなかった例が実際にはあるわけですけれども、しかし、拘束されていたとかいろいろな事情があって申請できなかった、こういうときには、その拘束が解けた、拘束の理由がなくなったとかそういう場...全文を見る
○吉井委員 実際に、犯罪の形がさまざまですから、被害の形もさまざまになるんですね。ですから、七年、二年とか六カ月だけでは、簡単にそれで割り切れないというものはやはりあるわけで、要は、この法の目的は広く救済するということですから、そういう立場に立って臨んでいくことが大事だというふう...全文を見る
○吉井委員 だから、今回の法律では出ていないのはよくわかっているんです。今後の課題としてこういうこともよく研究することはやはり大事じゃないか。  それは、犯罪というのは本当にいろいろなものがありますから、今回における遡及適用の問題も含めて、先ほども出ておりましたオウム真理教によ...全文を見る
○吉井委員 考える必要はあるということですから、今後、必要に応じて、必要だということで検討されていくというふうに受けとめておいて終わりたいと思うんですが、そういう受けとめでいいですね。そこだけ聞いて、終わります。
○吉井委員 終わります。
04月02日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、特許庁長官の方に伺いたいと思います。  日本の特許制度の基本というのは、原則公開だと思うんですね。それは、公開するかわりに権利を保護するというのが一つありますね。それからもう一つは、公開によって、他の企業が研究開発費な...全文を見る
○吉井委員 そこで、戦前は実は秘密特許があったわけですね。特許権はあるんだが、公開しない。これは、技術を軍事に動員して、民生技術の発展に障害が持ち込まれてくるという意味もありました。ですから、戦後は公開原則にしたんですね。  見てみますと、一九四八年六月十八日の衆議院の鉱工業委...全文を見る
○吉井委員 公開されたものの件数だけおっしゃったんですね。実は、公開されていないものが物すごくあるんじゃないですか。それを聞いているんです。
○吉井委員 変な話なんですね。日本の特許原則は公開なんです。ところが、特許庁も知らない、審査もしていない、とにかく秘密だ、そういう状態なんですね。  一九八八年のときに実は、今おっしゃった最初の協定に基づく細目で、日本の特許市場に秘密特許が入ってきたんですね。私、調べてみたんで...全文を見る
○吉井委員 特許出願はされているんですね。出願されていて、特許権はあるんです。しかし、どんな特許かは日本の国民にはわからないんです。公開されて、ああ、そんな特許があったのか、こうなるわけですね。これが、一九八八年の細目を取り決めたときから始まった秘密特許以来、この八八年一年だけで...全文を見る
○吉井委員 一九八八年から始まったんですが、その八〇〇〇〇一番ですね、例えばこの技術、これは今公開されているんですけれども、仮に今も非公開だったとして、おっしゃったように、日本の企業がこれで後から出願をしたとすると、先願はアメリカ側なんですね。そっちが生きてくるわけなんですよ。そ...全文を見る
○吉井委員 そこで、甘利大臣、今の答弁は答弁でずっと聞いたんですけれども、これは確かに、個人の研究とか個別の特定企業の名前が出ることが差しさわりのある場合も、そこはよくわかるんです。AさんでもB社でもいいわけですよ。しかし少なくとも、どういう議論をしているかということがきちんと公...全文を見る
○吉井委員 日本の科学技術あるいは産業政策の中で、基本はやはり、これまでの特許制度は原則公開ということを守ってきた中には、公開するが、同時に権利はきちんと守る、これを貫いてきたわけです。どうしても権利を守りたいから公開したくないという人は、別に特許申請しなくていいんです。特許申請...全文を見る
○吉井委員 大学とか国立試験研究機関での研究というのは圧倒的に税で賄われているものですから、いい成果を上げてもらうようにするとともに、その社会化、知的財産を社会全体に還元するという点で、そのせっかくの税金を使った研究が、海外に周辺特許を押さえられてしまって日本の社会でうまく還元で...全文を見る
04月02日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  本日提案されております法案について私は賛成をいたしますが、ただ、地域再生のあり方については、やはり深い吟味をするということが大事だと思うんです。きょうは、その一つの例として、まず最初に諫早湾干拓と有明海地域の再生について伺いたい...全文を見る
○吉井委員 ですから、これは失敗百選に入っているんですよね。  それで、「国営諫早湾干拓事業による漁業被害」というタイトルで、その内容を少し見ていきますと、「原因」というところでは、「海砂採取のために掘った穴が、貧酸素水塊の温床となっている。」「潮受け堤防の存在は、潮流を弱くし...全文を見る
○吉井委員 だから、この機構というか、今は独法化されておりますが、もともと国立でやってきたところで、研究者も集まっていろいろな議論をして、失敗百選にこういうことを指摘して、根拠なしに失敗だと言っているわけじゃないんです。  私も、一九九七年の潮受け堤防の水門閉め切りのころ、何度...全文を見る
○吉井委員 ですから、この事業をやって潮受け堤防を締め切ってから激減した、これは事実の問題としてあるわけです。  諫早湾干拓事業によって漁獲量が急減したのは事実であって、そして、当初、水門をあけると濁りが発生して予期しない漁業被害が発生するなどということを農水省は言ってきたわけ...全文を見る
○吉井委員 漁業被害が起きるから開門できないという言い分でずっと来ているんですけれども、調整池の水質が、こっちの方は今度は悪化したまま一向に改善していませんね。  資料二をお手元にお配りさせてもらっていますが、調整池の水質というのは、干拓事業が完了するときまでに目標値を達成する...全文を見る
○吉井委員 これ、目標値は五ミリグラムでしょう。下の方にグラフを書いておきましたけれども、はるかに高いところにあるんですよね。全然五ミリまでには到達をすることになっていないというのは、まず実態としては認めますね。現実はそうでしょう。
○吉井委員 そのとおりだということでございます。  調整池の水質改善ができていない根本原因は何かというと、これは、無駄と環境破壊で悪名高い農水省の諫干事業をやって、要するに、調整池の締め切りをやったわけですよね。そうしたら、文部省の答弁にあったような機構が指摘するとおりになって...全文を見る
○吉井委員 埋め立て前は物すごくいいところだったんですよ、ここは。今、閉め切ってから、アオコでこれは本当にもう深刻な、緑の、汚れた状態ですよ。これは宇宙から見れば一目歴然なんです。失礼ながら、農水省の方の頭は調整池の水質と同じと違うかと思わざるを得ぬですよ。何か、開門したら危ない...全文を見る
○吉井委員 これは事前にもお話ししてありますけれども、農水省の方はそんなものはないと言っているんですよ。被害はないんです、時々あけて出しているのに。私たち、小長井漁協に属する複数の漁民の方などからお聞きしているんですけれども、短期開門調査をやったわけです、その際には養殖アサリや魚...全文を見る
○吉井委員 これは委員長、ぜひ理事会に諮っていただいて、調査報告書、こんな、国が金をかけてやっておいて、それを出せないというのはとんでもない話ですから、これはぜひ提出させるように計らっていただきたいと思います。
○吉井委員 そこで、増田大臣、国が諫干事業に失敗して多額の税金を使った後始末に、地域再生法を使って地元諫早市に水質改善事業を行わせるということにもしなれば、これは筋違いだと思うんですね。国の誤った公共事業のしりぬぐいのために地域再生法というのはあるんじゃないんです。内閣府は、国の...全文を見る
○吉井委員 最初の、例の百選にもありますように、一遍公共事業を決めたら二度と変えない。十年前、二十年前はそういう時代だったんです。今は時代は変わっているんですね。やはりこれは失敗だったと、外国ですと、イタリアにしてもオランダにしても、干潟を一遍締め切ったところをあけて再生したとこ...全文を見る
○吉井委員 偽装ビジネスホテルですから、ビジネスホテルといったらレストラン等も一応ある形になっているんですね。地域の方数名で行かれて、ちょっと兄ちゃん、コーヒー頼むわと言ったんですね。今そういうものは出せませんと。たちまち、これは文字どおりの偽装ビジネスホテルということはわかって...全文を見る
○吉井委員 これも委員長にお願いしておきたいんですけれども、私、何度か質問してきたのは委員長も御存じいただいているかと思いますが、やはり、全国的に指示文書を出しているんですから、全国の都道府県警本部の方で偽装ラブホテルについて調べた数字、兵庫県警は発表していますから、集約して、ち...全文を見る
○吉井委員 ぜひお願いします。  明石の西新町、神戸市東灘区の魚崎、姫路市、大阪市西区など、地域住民や教育団体などが声を上げておりますが、そういう声が上がっても無視して、偽装ラブホテル、警察用語でいいますと類似ラブホテルですが、その建設と営業に走っているのが実態です。法律や条例...全文を見る
○吉井委員 別紙一の方は建築基準法に係る方で、旅館業法は別紙二の方ですけれども、旅館業法に定める許可の欠格事由とか、構造設備の基準とか、基準もなかなか丁寧にいろいろ書いていますね。営業開始後の規制内容についてもいろいろ述べておられるわけです。  ですから、やはり、営業開始後であ...全文を見る
○吉井委員 最後に増田大臣に伺っておきたいんです。  要するに、旅館業法があろうが風営法があろうが、あるいは規制条例をつくっても、もちろん地方は、上位法を上回る条例、これはなかなかできる話じゃありませんけれども、しかし、すき間を埋める条例はできるわけですから、百二十の自治体が取...全文を見る
○吉井委員 質問を終わります。
04月04日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  初めに、私、ちょうど一昨日のこの委員会で、農水省に対して、諫早湾干拓の調整池から通常排出される排水によって漁業被害が発生したのかどうかというその事実を伺いました。このときに回答が明確にありませんでしたから、改めて伺います。
○吉井委員 通常の排水によっては被害がなかったということなんですよね。  それで、諫干事業の短期開門調査のときに事前事後調査というのがありますが、開門調査に伴う事前事後調査委託事業という名で、実は、随意契約で財団法人九州環境管理協会という団体に、当初額は千三百二十八万円ですが、...全文を見る
○吉井委員 何か余り言いたくない雰囲気なんですけれども、施設の深くというのは要するに直下のことなんですね。直下にある。高浜、大飯は周辺にあり、「もんじゅ」は大体二百メートルぐらいのところでしょう、うなずいておられますが。東京電力の柏崎刈羽、これは今回のとは別にずっとやってきていま...全文を見る
○吉井委員 これは国会の会議録にありますけれども、「もんじゅ」を計画し、そして申請が出される時期、動燃の方がどういうふうに言っていたかというと、要するに、活断層については心配ないんだということで、文献調査、あるいは空中写真の判読、あるいは現地を歩いて状況を見てと。柏崎刈羽のように...全文を見る
○吉井委員 だから、今のお話でお認めになったように、美浜や敦賀の原発直下とか、あるいは高浜、大飯のように周辺だとか、「もんじゅ」のように二百メートルほど離れたところとか、柏崎のように近傍にとか、そういうのじゃないんですね。五キロ、八キロ、十キロといったって、もともと世界を探して四...全文を見る
○吉井委員 断層法をつくっているカリフォルニア、そこで五キロ離れたところ、八キロ離れたところ二基ずつですから合わせて四基ですね。五キロ離れている、それどころか、とにかく、断層の真上にあるとか、敷地の中に断層が走っているとか、世界にそういうところはないわけですよ、ほかに。  そう...全文を見る
○吉井委員 これからの新しいものは、当然、別段カリフォルニアの活断層法みたいな法律が日本にないからということじゃなくて、そもそも世界じゅう探したってないわけですから。活断層の真上に計画するような三、四号炉については、今踏まえて考えるというお話ですが、これはつくることそのものを、計...全文を見る
○吉井委員 電力会社としては、中間報告を出すときに評価して、大丈夫ですと言いたいんでしょうけれども、実際には、原子力安全委員会の方で安全だ、大丈夫だという評価はまだ出ていないわけですから、余り電力会社が大丈夫だ、大丈夫だということを言い出すのは正しくないというふうに私は思います。...全文を見る
○吉井委員 いや、私が伺っておりますのは、これまで、出てきたものを大丈夫だとして安全委員会へ送っていたわけですよね。しかし、電力会社の地質、地盤、断層調査というのは、やはり不十分なものだった、そのことをきちんと考えていらっしゃるんですねということを伺っているんです。
○吉井委員 実は、そのころ、知見に基づいて評価しておったから問題なかったような考えだったら、これはとんでもないと思うんです。その時代にあっても、専門の学者の皆さん方からも随分指摘はあったんだけれども、しかし、いや大丈夫なんです、大丈夫なんですということではねのけて、謙虚に耳を傾け...全文を見る
○吉井委員 多度津のあの大型振動台は、売り飛ばしてしまって、もうスクラップにして、ないんですね。E—ディフェンスとかを使おうといったって、老朽化した原発は放射化していますから、一度振動実験に使ってしまったら、そのE—ディフェンスそのものを管理区域にしなければいけませんから、使えな...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたが、最後に一言だけ。  さっきの、老朽化してくる原発の、随分ちびてきたり、脆性破壊が起こってきたりいろいろしているものを、やはり実際の大型の振動台に乗せてデータをきちんととって、コンピューター解析と実証実験値と突き合わせて検証するということが安全...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
04月09日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  今、中小企業経営者の平均年齢が大体五十八から五十九歳になっていますね。それで、ちょうど団塊の世代が日本経済の大事な柱である中小企業経営者の中心に今座っている、こういう状況にあります。今、その中で引退したいとしている現役経営者の方...全文を見る
○吉井委員 一九八九年以降、我が国で廃業率と開業率を見ると、廃業率が上回るという逆転現象が起こっておりますが、年間平均三十万社が廃業ですね。この中に事業承継されない企業もたくさん入っているわけです。  本法では、事業承継に際して多額の費用を要するなど事業活動の継続に支障を生じて...全文を見る
○吉井委員 今、私は廃業と開業のお話をいたしましたけれども、資料一をごらんいただきたいと思うんです。  これは自営業者数の推移のグラフですが、OECD各国は、一九八〇年と比較して大体一・二倍から一・八倍とおおむね増加なんですね。このグラフ上、最後の二〇〇五年と二〇〇六年だけは、...全文を見る
○吉井委員 私は、多分大臣とも、一九九九年の中小企業基本法のころ、あのころ商工委員会でちょうど審議に当たったかと思うんですけれども、EUは、二〇〇〇年にヨーロッパ小企業憲章というのを制定しているんですね。この憲章は、小企業はヨーロッパ経済の背骨である、小企業が最優先の政策課題に据...全文を見る
○吉井委員 御丁寧な答弁をいただいたけれども、それは世界標準というべきものなんですね。  所得税法五十六条は、居住者と生計を一にする配偶者その他親族は、その居住者の営む事業に従事したとき、対価の支払いは必要経費に算入しないとしているんですが、一九五〇年にこの規定が創設されたとき...全文を見る
○吉井委員 シャウプ勧告に基づいて出てきたんですが、要するに、租税回避をどう穴を防ぐかというところの発想からですね。  問題は、その規定創設の時期というのは、ただそのことだけじゃなしに、それは資産性所得についてはその後の改正によってもう外しているわけですから、これだけまだ残って...全文を見る
○吉井委員 あなたはもう御存じのように、青色を選ぶか白色を選ぶか、二つの中でどっちを選ぶかという選択は、納税者の任意の判断なんですね。国税庁が強制するものじゃないんです。  それで、今、特例があるというお話ですが、実は、青色申告が導入されてから六十一年たちましたけれども、会計知...全文を見る
○吉井委員 どっちを選ぶかは本人の自由な判断であって、こっちをやれば有利になりますとか、そういう行政的差別をしてはならないということを言っているんです。  資料二に、お配りさせていただいておりますが、こうした問題が出てきているから、高知県議会の意見書、これは全会一致のものですが...全文を見る
○吉井委員 こういう例があるんですね。弁護士夫婦が別々に法律事務所を開いていて、忙しい夫の法律事務を別の妻の法律事務所で引き受けた場合、これは家族従業者扱いされるとか、夫の弁護士事務所の申告を妻の税理士事務所が扱った場合、これも家族従業者扱いされるとか、これについては、判例等でも...全文を見る
○吉井委員 相続税の方も、法律でこう書いておいて、実際上は来年度の税制改正ということになってまいりますけれども、この五十六条問題、これはやはり、実際に後継者の方たちがおやじと一緒に仕事をしていて、ものづくりの技術を継承していく上で一丁前の人間として扱われるかどうかということにもか...全文を見る
04月11日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、三人の参考人の皆さんには、大変お忙しいところをありがとうございます。  最初に、島野参考人と神田参考人の方にお伺いしたいと思います。  最初の消費者契約法をつくったときにはまだ団体訴権が入っていなかったときで、やは...全文を見る
○吉井委員 自治体によって、消費者の方の苦情にかなり行政命令をしっかり発出したりして取り組むところもあれば、相談員の方も非常勤中心で交代交代、その上、正職員がいないところが多いんですけれども、いらっしゃっても兼務とかなってくると、自治体によって対応にばらつきというものはやはり出て...全文を見る
○吉井委員 もう一度島野参考人に伺っておきたいんですけれども、やはり皆さんからも出ておりましたけれども、さっきのお話にあったように、複雑化、高度化してくる中で、要は体制をどうするかという、これはやはり、結局この問題というのは、機械がやってくれるわけじゃないので、マンパワーの大事な...全文を見る
○吉井委員 最後に、望月参考人の方にお伺いしたいと思います。  やはり国と地方で、実際に現場と直結したところでどれだけ具体的な、また難しい相談に乗りながら解決するか、その情報がどれだけ交流されるかということとともに、実務に当たられる方たちの研修がどれだけ深められるような体制を保...全文を見る
○吉井委員 三人の参考人の皆さん、どうもありがとうございました。  やはりこの問題は、現場力をどう強めるかということが非常に大事な問題になっていると思いますので、私たちも頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、政府参考人の方に伺っておきたいと思いますが、近年、消費者紛争の件数は増加傾向にあり、内容も複雑多様化していて、国民生活センターや都道府県の消費生活センターに寄せられる相談件数というのは、午前中来ずっとこれまで議論がありま...全文を見る
○吉井委員 類型の方は、複数の県で被害が起こり得るものとか、製品により死亡など重篤なものに結びつくと考えられるものとか、新手の手口で、おれおれ詐欺など、そういうふうに一地域から全国的に広がり得るものなどを大体考えてやっていくということですね。うなずいておられるということで、時間と...全文を見る
○吉井委員 これまで、消費生活相談員の方が法律を駆使して、被害者救済あるいは被害者利益の実現を図るために随分頑張ってこられたわけです。もちろん国民生活センターの方でも相談員の方は随分頑張ってこられたんですが、センターにADR機能が入ることによって、これまで相談員が解決できたのに、...全文を見る
○吉井委員 次に、政府参考人に少し伺っておきますが、今も大臣からありました、これだけ膨大な案件があるわけです。そうすると、消費者行政の予算と体制の問題。これも午前中からずっと議論されてきたところですが、国民生活センターに寄せられる消費者問題の件数は十年間で三倍にふえています。これ...全文を見る
○吉井委員 運営費交付金じゃなくて、消費者行政の推進に必要な経費として上げていますね、計上していますね。その分です。
○吉井委員 いや、それはあなたのところからいただいているんですが、これは要するに二億六千三百万円ですね。  つまり、さっき大臣は大畠議員の質問のときに、地方のいろいろな相談、地方の方は自治事務だ、だから地方で予算が減っておってもなかなか手をつけにくいみたいなお話に受けとめられた...全文を見る
○吉井委員 マスコミの方でも、政府が消費者行政を一元的に扱う新組織を検討しているが、しかし、実際には消費者トラブルなどの情報を吸い上げている地方の消費者行政の弱体化が著しいということを指摘されていて、先ほど大畠議員の方から資料として表が配られました。私がお配りしたのは、それをちょ...全文を見る
○吉井委員 一人当たりの相談件数でいうと、これは今二倍になってきているでしょう。  それで、相談員は、二〇〇六年度までふえたんですが、二〇〇七年度からは減少に転じていて、さらに中身が問題で、これは資料の二の方、二枚目の方をごらんいただきたいんですが、ふえたのは非常勤職員なんです...全文を見る
○吉井委員 これは三月十九日のこの委員会でも御紹介もし、大臣にも聞いてもらいましたけれども、全国消費生活相談員協会が発表した調査、相談員の実態をあのとき取り上げました。要するに、本当に年収二百万円以下の方が六七・二%という、そもそも地方でほとんど一〇〇%近い方が非常勤で、その方の...全文を見る
○吉井委員 まず実態把握をしていただいて、これらの報告書の中でも、まずは消費者に最も近いところにいる相談員の待遇を確かなものにしてほしいという要望とかありますけれども、これはこの方たちの熱意にだけ頼っているのでは、やはり、経験を蓄積し前進していくということを図らないと消費者行政全...全文を見る
○吉井委員 だから、大臣もちょうど今お聞きいただいたように、調査、入り口から大事だというのは、要するに、今の答弁を聞いていただいても、実はこれは、内閣府の方から各都道府県別の状況を集めているものをいただいて、それで私、各都道府県の実情はどうかということを取り上げたわけです。  ...全文を見る
○吉井委員 そういうふうに少しふえてきたりということはあるんですけれども、しかし、本来あるこの権限が十分発揮できていない。先ほど大畠さんの資料にも載っていたように、要するに、人がいなかったり使い方がわからないとか、いろいろなことがあるわけです。それが地方の実態なんですね。だから、...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
04月16日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第7号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、最初、農商工連携ということですから、順番に、まず農の方をお聞きして、それから大臣に伺っていくようにしたいと思います。  資料一をごらんいただきたいんですけれども、日本は食料自給率が一九六一年から二〇〇三年にかけて約四...全文を見る
○吉井委員 この間、四月一日号のエコノミストでも、かなり日本の食料の、日本だけじゃありませんが、「日本が飢え死にする」ということで、食料安保について特集もしておりました。  丸紅の柴田明夫さんが、私がちょうど、昨年の十二月のこの委員会、それからことしの予算委員会やこの委員会でも...全文を見る
○吉井委員 いずれにしても、シカゴ穀物市場で大体三倍に上がってきているということですが、日本はエネルギー自給率で六%を切るところへいき、それから食料自給率三九%ですから、原油、穀物、飼料作物の高騰というのは極めて深刻な問題だというふうに思うんです。  それで、食料高騰で今食料危...全文を見る
○吉井委員 九六年から九七年にかけてのときの期末在庫率二六・九%から、今おっしゃった一五%、ですから大体半分になってきているんですね。  それで、期末在庫率は十年で大体半減ということなんですが、最近の一五%というのは、FAOの示している安全在庫水準一七から一八%を割り込んでおり...全文を見る
○吉井委員 FAOの数字から見ると、国際的にも大変ですけれども、日本の穀物の方を見ていきますと、特に、米の在庫は一・四から一・五カ月分、小麦で二・三カ月分、大豆は国と民間合わせて一カ月分、飼料穀物で国と民間合わせて二カ月分ですから、世界の食料危機に世界全体が見舞われたとき、地球温...全文を見る
○吉井委員 地球温暖化で異常気象が広がっているわけですが、気象条件に特に左右されやすい、これは農業の特性でもあります。だから、最も食料安全保障ということを考えたときに、やはり日本独自の自衛策というものを考えておかないと国民の食料の安全が守れないと思うんですね。これまで、買ってくれ...全文を見る
○吉井委員 これまで米輸出国だったところが国内で需要が伸びてくれば、それは国内用に回されるのは当たり前の話といったら当たり前ですから、それをこっちへ回せと言える話でもありません。  飼料価格の高騰と遺伝子組み換え作物などの心配のない国内での豚や鶏用の飼料用米とか、あるいは乳牛、...全文を見る
○吉井委員 昨年、参議院の方でもう少し大き目の試算もやっていますね。昨年の参議院の三月八日の農水委員会の方で、このときは一〇%伸びるということもありましたけれども。  ですから、試算の根拠とかがどういうふうに回復していくかということで、今三十八万ヘクタールの中の一、二万ヘクター...全文を見る
○吉井委員 昨年の参議院の議論もそのことは当然の話でして、人が食べるものを取り上げてと、そんな話ではもちろんないわけです。  それで、水田の復活というのは、これは米づくりの技術とノウハウというのが日本にあるわけですから、それから、稲作用の農機具もあるわけですね。新しい何か別な農...全文を見る
○吉井委員 今、水田の持つ洪水防止機能だけで約三兆五千億というお話がありましたけれども、これは、水田としてやっていてこそなんですね。これは、どんどん荒れていきますと、いわば三兆五千億の財産を毎年毎年失っていっているということになってしまいますから、そういう点では、やはり農業を続け...全文を見る
○吉井委員 それで、極端な話、いや、そう極端でもないんですけれども、水は、煮沸して湯冷ましにしてボトルに詰めたらほとんどただなわけですが、食料危機であっても、ペットの水の代替というのは努力してできるんですね。しかし、人間活動のエネルギー源である米の方は、これは水を飲んでも代替きか...全文を見る
○吉井委員 農商工連携なんですけれども、商工があっても農が崩れたらもともと農商工連携が成り立たないわけですから、やはり、個々の農も商も工も、それぞれに経営が成り立った上で、地域として面的にも発展していく、地域の内発的発展ですね、それが生まれるような、そういう連携が成り立つように応...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
04月18日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、地球温暖化対策の問題を伺っていきたいと思います。  IPCCの第四次評価報告書、AR4や、スターン報告、気候変動の経済学、これらに基づいて、大体、ヨーロッパ諸国では気候変動に対する共通した理念があるように思います。そ...全文を見る
○吉井委員 環境省の方に伺っておきます。  COP13で、AR4のシナリオの中で、シナリオは幾つかあるわけですが、バリでは、ローエストシナリオズという表現で、大体二度C以内という厳しいものを基本に考えていたのではないかと思いますが、伺います。
○吉井委員 ですから、その幅というのは、基本にあるのは、工業化以前に比較して二度C以内に抑えようというその発想の中からシナリオを描いて、それでこういう表現になっているわけです。  では、逆に、環境省に伺っておきたいのは、日本はその他の高いシナリオの方をとれと主張したものではない...全文を見る
○吉井委員 甘利大臣に伺っておきたいのは、COP13の今の結論文書にかかわるところ。IPCCが決定した最低の安定化レベルを達成するために、二〇二〇年の排出量を九〇年比で二五から四〇%削減する必要があると示していることを認識した、認知したというところ、この表現について、日本政府とし...全文を見る
○吉井委員 日本は両方とも参加しているわけですよ。おっしゃったように、議定書AWGにはアメリカは入っていないわけですね。条約の方の分ですから、アメリカが入っているのは。  それで、しかし日本政府としては議定書AWGのこのものについては、これは賛成していますねということの確認をし...全文を見る
○吉井委員 みんなが参加して努力しよう、議定書の方ですね。それはそれでいいんですよ。別に私はそれにけちをつけているんじゃないんですよ。それは大事なんです。  同時に、先進各国は先進各国として、お互いに認識したことについては、それを進めるために努力をしていくということは、国際的な...全文を見る
○吉井委員 国際会議でもこの資料を示して説明しておられるんですけれども、要するに、国内の排出総量とセクター別アプローチの原単位の数値目標を考えて、この数値目標というのは、この間、大島さんへの答弁の中では、セクター別に平均値をとって、それを大体基準値にしてということですけれども、そ...全文を見る
○吉井委員 ここでちょっと政府参考人に伺っておきたいんですが、IEAの二〇〇五年のセクター別CO2排出量の国際比較というのを届けていただきました。この表を、一番問題になる電力、鉄鋼を中心に見ていきますと、二〇〇五年度に、いただいた九カ国について見ると、電力によるCO2排出量の少な...全文を見る
○吉井委員 ですから、セクター別アプローチにしても、日本は、電力、鉄鋼、特にこのセクターは国際的に見て物すごく排出量が多いわけです。  だから、地球環境、本当に温暖化を抑えていこう、工業化以前に比べて基本的には大体二度C以内に抑える、そういうことを考えたときに、特にやはりこのセ...全文を見る
○吉井委員 大事なことは、私も別に生産量を下げろと言っているんじゃないんですよ、要するに、排出量を下げる、それに見合った原単位というものを、目標を決めて、それに見合った技術の開発をどうするのか、それをやらなかったらうまくいきませんよということを言っているんです。  次に、電力の...全文を見る
○吉井委員 いや、原子力がどんと五百億キロワット時ほど下がっているわけですが、一番大きいんですよ。それは原発の方でとまったからなんです。  次に、原発は地球環境に優しいとか、資源エネルギー庁の方はよく広告も出しておられて、ANAに乗ると、二面、二ページにわたる広告を出したりとか...全文を見る
○吉井委員 チェルノブイリの結果というのは、今の御報告にもあったように、IAEAとかWHOなどの八つの国連機関とロシア政府などの専門家によるフォーラムで、今おっしゃったように、がんになって亡くなった人の予測値で三千九百四十人とか、今四千人を超えるとおっしゃいましたか、確認された死...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたから、また改めて省エネ法などのときに議論をしたいと思いますが、政府がよく言ってきた温暖化対策のために原発推進というのは、これは事故をやると物すごい二酸化炭素の排出量を伴うものになるし、クリーンだということについては、放射能汚染の問題を考えたときに、そう...全文を見る
04月18日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、国会で決議しております宇宙の平和利用に関する決議、これが自然災害とかから守る防災などにどういうふうに使われているのかということを伺っていきたいと思うんです。  雲仙・普賢岳の噴火、火砕流の発生で大規模な犠牲者が、当初...全文を見る
○吉井委員 噴火の予測には、噴火可能性の高い場所を早くつかむことと、噴煙の量からあらかじめ噴火の規模を予測するとか、そういうことが大事だと思うんです。最初に挙げられた衛星というのは高いところにありますから、十分な情報という点では、情報収集衛星というのはもっと低いところにあって解像...全文を見る
○吉井委員 では、内閣官房の方に伺っておきますけれども、情報収集衛星に関して、実は、私は質問主意書を出しましたけれども、二〇〇五年十一月十一日の内閣から私への答弁書の方では、二つの目的を挙げていますね。  どういう目的がこの情報収集衛星のものなのか、伺います。
○吉井委員 ですから、情報収集衛星というのは二つの性格があって、その大事な一つの中には、衛星で収集するものというのは、今のような、大規模災害につながっていくようなものについてきちんと解像度の高い映像で常時観測を行って、そして災害対策に備えるというのは大事な役割だと思うんです。 ...全文を見る
○吉井委員 大規模災害だから、小さいものは入らないかもしれぬけれども大きいものであれば入るという意味なんでしょうけれども、どうもお役所用語でよくわからない。だからもう一遍聞いておきますが、雲仙・普賢岳で起こったような、大きな噴火と火砕流で数十名の方が犠牲になったという、ああいうも...全文を見る
○吉井委員 内閣官房の方はああいうものは大規模災害に入るということなんですけれども、大規模災害というのは、起こってから幾ら観測データをもらっても仕方がないんですね。起こる前に、早く、どれだけ対応できるかということが大事なわけです。ですから、活火山などについて、解像度の高い、いい情...全文を見る
○吉井委員 非常に不思議なんですね。情報収集衛星というのは、外交、安保その他というのを一つ挙げておられた。もう一つは、大規模災害に備えて活用するんだと言っているんだけれども、しかし、実態は本当に活用しているかどうかさえわからない。どうも情報提供されていないんじゃないかということが...全文を見る
○吉井委員 利用省庁に入っているんだったら、気象庁の方はちゃんと情報をもらっているんだとはっきり答えたらいいんじゃないですか。その情報が入っているのか入っていないのか、来るのか来ないのかさえ答えられないというのは、日本の科学技術というのは自主、民主、公開なんですよ。原子力にしても...全文を見る
○吉井委員 気象庁がなぜそういう答弁をずっと繰り返すかといったら、実は二〇〇六年四月二十四日に、参議院行政監視委員会で、当時の消防庁次長は、情報収集衛星の利用について質問されて、消防庁においては地震災害の際の情報収集衛星による画像の提供を受けています、具体的には福岡県西方沖地震の...全文を見る
○吉井委員 前段のお答えというのは、やはり国会の平和利用決議をなきものにしよう、そういう意味を持った宇宙基本法という考え方が今出てきておりますが、本当に国会決議の立場で臨むならば、私は、そういう点は大臣としてもっときちっとしたことを言わなきゃいかぬと思うんです。  それで、軌道...全文を見る
04月23日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第9号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、大変お忙しい中、四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  私は、最初に、松橋参考人に伺っておきたいと思うんです。  この間のG20でもバンコクの会合でも、セクター別アプローチについては先進国の二酸化炭素...全文を見る
○吉井委員 私も七〇年代のことを思い出すんですけれども、電機産業などで随分硫黄酸化物などを出して公害がひどかったときに、それを総量規制しようと言ったら随分抵抗があったんですね。しかし、結局そこで技術的に突破したから日本の技術水準はその分野で随分高いものを持っているんですね。ですか...全文を見る
○吉井委員 確かに省エネ法の議論をやっておりますので、いささか省エネにこだわってお答えいただいたかと思いますけれども、私、省エネだけじゃなくて、炭素貯留の技術のことも言っておられましたけれども、やはり広く技術というもの、新しい研究開発というものに取り組む、そのためにも、国際的に約...全文を見る
○吉井委員 二酸化炭素の排出抑制には、省エネという、そちらから効果を持つようにすることと、一方では、炭素等を起源とするエネルギーの使用そのものを抑制する効果が働く手法ですね。そういう点では、先ほど炭素税とか国内排出量取引制度のことを言っておられましたけれども、引き続いて、畑参考人...全文を見る
○吉井委員 次に、中上参考人にお伺いしたいんですけれども、社会経済システムそのものを省資源、低エネルギー型にどういうふうにしていくか、そういうところから考えて組み立てていかないと、どこか対策をとったらそれでうまくいくとか、そういうものじゃありません。  しかし、今出ております省...全文を見る
○吉井委員 終わります。どうもありがとうございました。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、最初に、政府参考人に伺っておきたいというふうに思います。  この間、IEAの資料をエネ庁の方からいただいたもので、少し質問いたしましたけれども、それを私流にまとめた資料というのを配付させていただきました。お手元の方に...全文を見る
○吉井委員 セクターの話はまた後の議論でして、先走って物を言わぬ方がいいんですよ。  日本のセクター別のCO2排出量の多い順番というのもこの資料の下の方に書いておきましたけれども、第一位の電力から、二位の鉄鋼、そして化学、セメント、紙・パルプ、上位五者で大体五億五千万トン。です...全文を見る
○吉井委員 この点では、運輸の分野も大きいと思うんですね。  排出削減の目標を考えていない運輸分野について言えば、航空機の国際線、国際船舶及び自衛隊の石油使用量から出てくるCO2の排出量というのを、それぞれ幾らか、資料もいただいておりますから見ていくと、航空分野では、全体で三千...全文を見る
○吉井委員 それで、引き続き環境省の政府参考人に、これらの分野は排出削減目標をいつ定めて、どのような削減対策を進めていくのか、このことについても伺っておきたいと思います。
○吉井委員 日本の削減目標があって、そこを特段の目標から外すとすると、全体としてほかをどうするかということをきちっとやっていかないとマイナス六%にはなってこないということをまず言っておかなきゃいかぬと思います。  次に、また政府参考人に伺いますが、業務部門の方で、例えばコンビニ...全文を見る
○吉井委員 今の問題は、先ほどの参考人質疑のときも何人かの方からも質問があったところですが、ドイツとかヨーロッパなどには閉店法があったりとか、国民の生活スタイルにかかわるものであるわけですけれども、しかし、やはり経済社会そのものを省資源、低エネルギー社会に、社会経済構造をどういう...全文を見る
○吉井委員 世界益についての考え方というのは、基本は、IPCC第四次評価報告書の中で示されているような、あるいはスターン報告などでも述べられておりますけれども、やはり、このままいったら人類社会の将来は大変なことだ、だから、あらゆる努力を尽くして削減をする。そのためには、まず京都で...全文を見る
○吉井委員 ただ、それは東京電力にかかわるもので、いただいた資料では二・五四%ですから、それで計算すれば〇・二三%ぐらい。  それで、風力、太陽光、マイクロ水力などの再生可能エネルギーを、一キロワット時当たり二十円から二十五円の間で購入した場合でも、あるいはその二倍の四十円から...全文を見る
○吉井委員 それはわかった話なんですが、しかし、燃料費、修繕費、減価償却費から比べたら、うんとそれは小さなものなんです。  ドイツの場合で見ますと、これは資料の二枚目の方をごらんいただきたいと思うんですが、再生可能エネルギーを買い取る義務化制度、買い取り保証制度ができてから、ド...全文を見る
○吉井委員 それはわかった話なんですよ。同じ資料を見ているわけですからね。  ですから、言っているのは、再生可能エネルギーを買い取り義務制度によって購入しているから、電力料金がそのことによってウナギ登りに上がったというものじゃなくて、これは税金分が大きな割合を占めているんだとい...全文を見る
○吉井委員 そこで、大臣、日本の電力料金構成の中で、電力料金というのは、イコール総括原価で、それはイコール営業費用と控除収益プラス事業報酬ですから、事業報酬率とか、これは政令でしたか決めている分で、電力会社の方は、調達金利と報酬率との差額が大きくなればなるほど利益は大きくなるとい...全文を見る
○吉井委員 大臣はどうも余り再生可能エネルギーはお好きでないみたいな感じですが、毎年毎年、ドイツは買い取り価格を下げていっているんですよ。量的にふえても下げていることと、量的拡大によってコストダウンを図っていく、そのことによって再生可能エネルギーの普及を図ろうとしているわけです。...全文を見る
04月25日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第10号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  省エネ法に基づく取り組みについて、これはコンビニ本部とか規模の大きな中小企業などに報告を求めることとか、それから、小売店についてみれば三百平米以上の建物に届け出義務を課すことなど、強化するということは前進面ですから賛成をするもの...全文を見る
○吉井委員 次に、それぞれのセクターの中の輸送セクターについて、資料を配らせていただいておりますが、せんだって環境省の政府参考人に確認しておいたのが、上が航空機、次にタンカー等国際貨物、そして三番目が自衛隊のCO2排出量で、商業施設が四番目のものです。  それで、商業施設の排出...全文を見る
○吉井委員 次に、再生可能エネルギーに関して、マイクロ水力のことを取り上げておりませんでしたから、先に政府参考人に確認しておきたいと思います。  日本の年間降水量が大体六千五百億トンですが、その中で、水力発電というのは現在百二十六億キロワット時ですけれども、可能な発電電力量とし...全文を見る
○吉井委員 それで、実は、エネ庁の方で以前出してこられた物理的限界潜在量からしますと、太陽光で百七十億九千万キロワット時ですが、これはまだ〇・二%なんですね。可能性がすべて現実になるものじゃありませんが、風力でいきますと、二十六億キロワット時ですから、これは物理的限界潜在量からす...全文を見る
○吉井委員 極力ということは、少し限定的についていますけれども、基本原則といいますか、基本的には穀物、飼料は使わない、この立場で臨むということはいいですね。もう一度確認しておきます。
○吉井委員 最後に、今挙げましたような風力、太陽光、マイクロ水力とかバイオマスとかを進めていく上で、やはり再生可能エネルギー発電を普及する上では、一つは固定価格買い取り制度、あるいはその設置補助とかですね、その財源には電源開発促進税などが既に電力料金にオンされておりますし、あるい...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、これで質問を終わります。
04月25日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第12号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、政府参考人に伺っておきますけれども、法案に関連していろいろな資料もいただいておりますけれども、資金獲得活動による検挙状況の表というのを見ていますと、要するに、覚せい剤、恐喝、賭博、のみ行為といったいわゆる警察分類による伝...全文を見る
○吉井委員 それで、伝統的でない資金獲得活動による暴力団員検挙人数の主な検挙の内訳というのも、資料をいただきましたから見てみると、内訳では、貸金業規制法違反、出資法違反、廃棄物処理法違反、建設業法違反、詐欺、窃盗、強盗から、さらに風俗営業法違反、売防法違反などがあります。特にこの...全文を見る
○吉井委員 なぜかというのは、いまいちよくわからないんですね、今の話じゃ。  私は、やみ金関係の方は、かつて財金でやみ金規制法をやったときに貸金業法関係は取り上げたこともありますから、あとの二つの大きな、風営法関係とそれから建設業法関係でふえておりますから、そこに絞ってきょうは...全文を見る
○吉井委員 小学校の真ん前に建っているものは、こういう要件とこういう要件とこういう要件に合わないとということを言っていると、幾らでも次々とでき上がってしまうんですよ。  大阪の橋下知事さんは、子供が笑う大阪にと言っておられた方なんですよ。小学校の前にこんなものが建ったのでは、子...全文を見る
○吉井委員 この間、増田総務大臣は、全国百二十ある条例、そういう条例も各自治体にも紹介しながら、国の法律、地方の条例、それに担当する行政機関と警察とが連携して締め出していくというお話がありましたので、大臣にもそういう立場で連携してやっていただきたいと思います。  建設業関係で見...全文を見る
○吉井委員 ですから、一年半前に大阪府警は建設の動きをつかんで、大阪府の関係課に伝えていたわけですよね。大阪府警は、府暴力団等排除措置要綱に基づいて、大和重機という企業が暴力団員と社会的に非難される関係を有していると認められる業者だという情報を得て、今おっしゃったように二〇〇六年...全文を見る
○吉井委員 ですから、一年半ほど前にその通報を受けて、その直後に、もちろん大阪府は、清水建設を含むゼネコン二十三社に対して、この暴力団系企業、大和重機を下請に使えば指名停止にしますという内容の注意喚起をしているんでしょう。大阪府警が大阪府に、この下請企業が暴力団と親交ある企業とし...全文を見る
○吉井委員 あと一分ぐらいになってきましたから、もうまとめて終わりたいと思います。  暴力団の対策、あるいは暴力団を中心とする銃器対策、いろいろな法案をこれまでつくってきましたが、資金源を徹底的にたたいて組織の中枢まで打撃を与える、それを目指して頑張るんだということを、いつも法...全文を見る
05月08日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、高速増殖炉「もんじゅ」の問題から入っていきたいと思います。  高速増殖炉「もんじゅ」に取りかかったのが一九五六年ですから、五十二年ほどになるんですね。半世紀以上やってきました。そこで、高速増殖炉「もんじゅ」開発に要し...全文を見る
○吉井委員 ですから、動燃関連ですね、名前を変えておりますけれども。総事業費で六兆二千五百億円余り使って、その中で「もんじゅ」関連は、「もんじゅ」の総事業費、ナトリウム関連研究開発、「もんじゅ」というのはプルトニウムを使うわけですから、プルトニウム研究関係とナトリウム関係ですね、...全文を見る
○吉井委員 ですから、「もんじゅ」というのは、使用済み燃料を再処理したプルトニウムを取り出して、それとウランとをMOX燃料にするわけですね。その技術と、プルトニウムに関連する研究開発が必要ですし、「もんじゅ」そのものの本体をつくって動かすことが必要ですし、それからナトリウム技術が...全文を見る
○吉井委員 再生可能エネルギーということで持ってきていただいたんです。これはきのう持ってきていただいた数字ですから、これも電卓をたたいて足せば六百八十六億円ということになってきます。  それで「もんじゅ」関連は、動燃事業団以来の、いわゆる旧動燃関係で先ほどおっしゃった六兆二千五...全文を見る
○吉井委員 ですから、ことしでも四百十八億円なんです。二〇五〇年にFBRが実用化できるなどとして今も年間四百十八億を使ってやっているんですが、再生可能エネルギーの研究開発・普及費が総額で六百八十六億です。再生可能エネルギーの方がことしの「もんじゅ」関連の予算の三分の二なんですね。...全文を見る
○吉井委員 きょうは一般的な原発の話をしているんじゃないんです。「もんじゅ」の方をしているんです。一般的な原発の話でいっても、これは既にこの前もうやっているんですけれども、柏崎原発がとまっていますね。志賀原発がとまって、逆に原発頼りのやり方では、かわって火力をたきましたから、CO...全文を見る
○吉井委員 だから、もともと長期エネルギー需給見通しにもいつ入れたらいいかさえわからないというのが今の事態なんです。  五十年間やってきて、これをもし再生可能エネルギーの方に使っておれば、平均的原発でいえば風力でも原発の二十基分ぐらいに相当する分ができている、そういう事態なんで...全文を見る
○吉井委員 一般的な原発の話をきょうやっているんじゃないんですよ、さっきから言っているように。「もんじゅ」の話をしているんですよ。  「もんじゅ」の話について担当大臣がどこまでおわかりいただいているのかよくわからないんだけれども、これは、五十年やってうまくいかない、事故続きで破...全文を見る
○吉井委員 私が伺ったのは、商業炉でありますかということを聞いたんです。  商業炉ではないんですよ。今あなたがおっしゃったVAKというのは、この実験炉というのは、一九八一年四月から十月までの半年間実験に使ってみたというだけのことなんですよね。実験炉なんですね。ドイツはなぜ実験を...全文を見る
○吉井委員 フルMOXがそんなにいいものだったら、廃炉にすることもなくもっと実験を続けたでありましょうし、商業炉にもしたでしょうけれども、実はそうはなっていないんですね。欠陥があり、プルトニウム過剰による反応などいろいろな問題があって、それでドイツでは結局やらなかったんですよ。 ...全文を見る
○吉井委員 短い実験をやったということですけれども、商業炉ではないはずなんですけれども。  それで、大間原発は実験炉なのか商業炉なのか。つまり、日本では商業炉はないということは事実だと思うんですけれども、今度の大間原発は実験炉なのか商業炉なのか、どっちになりますか、あわせて聞い...全文を見る
○吉井委員 まず、ここで泉大臣によくお考えいただきたいんですけれども、この間お話ししましたように、日本では今原発の老朽化が物すごく問題になっているんですね。老朽化して、日本は全国が地震国なんです。活断層の上に建っている原発も見つかったし、「もんじゅ」も活断層が「もんじゅ」本体から...全文を見る
○吉井委員 原子力安全委員会が安全だとしたら大丈夫というものじゃないんです。柏崎刈羽原発も、原子力安全委員会は安全だとしておったわけですが、大体あれは合計四千カ所ぐらいですか、昨年の事故で、事故、トラブル等が発生しているんです。「もんじゅ」事故も、「もんじゅ」も大丈夫だとして原子...全文を見る
05月09日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  「はやぶさ」とかそれから「かぐや」の成果を見ても、一般的に言えば、宇宙の研究開発を推進する法律であれば、これは普通のことだというふうに考えます。ただ、問題は、今度の場合、軍事に道を開くというところに大きな問題があるものですから。...全文を見る
○吉井委員 先ほど一般化理論の話がありましたけれども、六九年の国会決議というのは平和利用目的に限るとしていたんです。当初の与党案と比べてみて、民主党を含む今回の修正提案では、安全保障に資する宇宙開発利用をするため、必要な施策を講じるものとすると。今のお答えからしても、軍事利用につ...全文を見る
○吉井委員 ほかの条項を入れても、三条と十四条で入っているということは事実の問題としてあります。  それで、次に伺っておきたいのは、自民党の国防族というんですか自衛族というんですか、提案者の河村さんも顧問に入っていらっしゃる、それから防衛省幹部が委員に入って、航空宇宙工業会加盟...全文を見る
○吉井委員 わが国の防衛宇宙ビジョンを読ませていただくと、自衛隊の海外活動を支える通信インフラの必要性について研究しておられて、今後ますます重要となる国際活動に際しては、防衛目的と同様に、即時開通、即時利用が求められ、つまり、通信衛星の通常のものじゃだめだというわけですね。セキュ...全文を見る
○吉井委員 経団連や日本航空宇宙工業会などは、平和利用に限ると定めた国会決議、日本の宇宙産業の発展にとって足かせである決議の見直しを主張してきました。  自民党の「新たな宇宙開発利用制度の構築に向けて」という政策提言の中では、一つは新たな国会決議の採択、二つ目に新たな政府統一見...全文を見る
○吉井委員 六九年の国会決議にかわって、要するに新しい法案をつくるわけですから。  民主党提案者に伺いますけれども、修正法案十六条に、民主党の意向を酌んで、「我が国の宇宙産業その他の産業の技術力及び国際競争力の強化を図るため、」と文言が追加されていますね。この文言は、日本経団連...全文を見る
○吉井委員 自民党の方でも、国会決議見直しに当たっては、宇宙基本法によって平和利用イコール非侵略と今日的定義に改めるということが挙げられておりますが、そこで文部科学省の政府参考人に伺いますが、文部科学省研究開発局の池原さん、前参事官が研修会で、宇宙基本法案のポイントとしてよくまと...全文を見る
○吉井委員 引き続いて文部科学省の政府参考人に伺っておきますが、同じ研修会で、平和利用の見直しの論点という項目では、許容されるべき軍事衛星の範囲として具体的に挙げられております。要するに、解釈が非軍事から非侵略へと変わった場合にどうなるかということですね。  認められる軍事衛星...全文を見る
○吉井委員 そこで、官房長官に今度は伺いますけれども、私は何度か宇宙の問題についてはこの委員会で質問をしてまいりましたけれども、これまで私の質問に対する官房長官のお考えというのは、国会決議の範囲で政府として対処していく、対処しているというものでありましたが、今後、この法案ができた...全文を見る
○吉井委員 キラー衛星等については、提案者の一人である河村議員を含めて、これは研究をしてこられたものでありますから、私は、今後の話ということだけで済む問題じゃなくて、本来は、そういうことはしないんだとか、明確な答弁というものが必要だと思うんです。  宇宙基本法案に対する修正意見...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、質問を終わります。
05月14日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第13号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは最初に、新銀行東京について伺っておきたいと思います。  新銀行東京というのは、自治体の制度融資とは別に、これは中小企業のための融資を行う銀行を都がつくるということでつくったというふうに伺っておりますが、設立後の中小...全文を見る
○吉井委員 今、お話を伺いましたように、要するに中小企業向けは四七%ほどですから、残りすべてなのか、かなりの部分なのかはともかくとして、大企業向け貸し出しが五三%中の方に入る。  これは、最初できたとき竹中金融相も歓迎するという意向を示していらっしゃったものですが、しかし、こう...全文を見る
○吉井委員 私、そのチェックしたそれぞれの段階ごとに、営業開始からかなり早い時期にここは百五十四億の赤字を計上したとか、既にもう公になっているものはいっぱいありますけれども、一体、その時期その時期に金融庁としてどういう監督検査をやったのかということを、そしてどの時点で幾らの赤字が...全文を見る
○吉井委員 それぞれのチェックしたいつの段階で、幾らの赤字をきちんと把握しておったかということをまだお答えいただいていないので、それは次のところであわせて答えてもらいたいと思うんです。  当初、三年後も赤字とされていたマスタープランを、知事側近が取り仕切って五十四億円の黒字に書...全文を見る
○吉井委員 融資先で六百社が破綻していて、今期でも一千十六億の累損が出るというふうにも言われてきている新銀行東京について、私は、これは都知事など都の幹部と金融庁の責任というもの、今までずっときちんと監督検査して対応しなきゃいけないのに、やはりそういう点での責任は非常に重いと思うん...全文を見る
○吉井委員 破綻して税金投入ということになりますと、これは、何か一般の金融機関が経営に失敗した、経営者が責任とるという話とは全然違ってまいりますから、竹中さんは最初、閣僚として随分歓迎の意向を明らかにしておられた話ですから、そういうものがこういう事態になっているときに、国自身が余...全文を見る
○吉井委員 昨年の秋からだけの話じゃなくて、二〇〇〇年と比べてみて、今、主要行の貸出残高がどうなっているか。八十三兆円ぐらい減っているんですね。国内中小企業向けの貸出残高がどうなっているか。中小企業向けを見ても、二〇〇〇年と比べてみて、二〇〇七年度で四十六兆円の減少ですね、二割減...全文を見る
○吉井委員 次に、信用保証協会法にかかわって一、二伺っておきたいと思うんですが、保証協会に再生支援業務を追加するということですが、この再生支援業務の原資にかかわって質問したいと思うんです。  一九九八年の金融危機、あるいはその後、二〇〇〇年代に入って大規模なリストラ不況などあり...全文を見る
○吉井委員 次に、信用保険法にかかわって伺っておきますが、信用保険法について、多くの取引先を持つ納入先中小企業と金融機関が組んで、取引先に参加を呼びかけて売掛金の早期現金化をする、こういう仕組みをつくろうというものですね。  取引先の指定金融機関に口座を持つ必要が出てきます。そ...全文を見る
○吉井委員 次に、中小公庫法について伺っておきますが、発注する支払い企業と多数の納入企業に係る売り掛け債権等をまとめてプール化する、その特定目的会社等を中小公庫が金融支援するというものですね。  ですから、現実にどういう状況があるかということをそこから出発して考えますと、これは...全文を見る
○吉井委員 最後に甘利大臣に伺っておきたいと思いますけれども、これまでの証券化の実績、公庫そのものは十月に政策金融公庫に変わる、こういう流れの中で見ますと、中小企業への直接融資を廃止してSPCへの貸し付けの開始ということになりますから、これは民間中小企業への民業補完という民業補完...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、質問を終わります。
05月16日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第14号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、日本共産党を代表して、信用保証協会法の一部を改正する法律案並びに中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案の二法案に対して反対討論を行います。  初めに、信用保証協会法の一部を改正する法律案についてであります。  信用保...全文を見る
05月16日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、この法案について、やはり、皆さんからもお話ありましたように、もともと、地域中小企業の資金繰りを応援するとかそういう法律としての再生法であれば、これは経済産業省で検討してきたものがあるわけですね。それから、自治体出資の第三セク...全文を見る
○吉井委員 そこで、大臣、そういう形でかなり自治体も出しておったんだけれども、銀行等が一緒に、銀行、ゼネコン等が出資してつくったのが大体三セクなんですね。それで破綻ということなんですが、全国で破綻した三セクはいっぱいあるわけですね。今度の法案で全部の三セクの再生に取り組もうという...全文を見る
○吉井委員 筋悪と言いましたように、三セクまで入れてやろうというんだけれども、非常に厳しい状況にある三セクをすべて、全部再生できるものばかりじゃない、そこは私も思いますけれども、別にそれを、最初から全部を考えて、三セクをどうするかということをやっていくものじゃないということが非常...全文を見る
○吉井委員 地方道路公社の中には、有料道路をつくっておいて、でき上がったら無料にするというふうなところもあるわけですが、要するにそういうのは相手にしないということがはっきりしたと思うんです。  かつて、日経地域情報というので、全国のリゾート地域の調査を行ってレポートを出しました...全文を見る
○吉井委員 何か全部自治体、自治体と言うてはるけれども、これは、さまざまな民活法に基づく補助制度をつくって、国も、おいしい話ありますよと言って飛びつかせる。これは何も、コンサルだけが自分の夢を実現しようとしたとか、銀行が利息でしっかりもうけようとしたとか、それだけじゃないんですね...全文を見る
○吉井委員 三セク関係だったら、私は、本来総務省の方で法律を考えて、どういうものになるかわかりませんが、やはりそこで議論を深めないと、こういう、内閣委員会へ持ってきて半端な議論をするというのは余りいいやり方じゃないと思うんです。  先ほどもありましたが、第一回地域力再生機構研究...全文を見る
○吉井委員 詳細に記憶しておいてほしいんですよ。ここは大事なところなんです。産業再生機構と同じようには今の局面じゃうまくいかないんだ、うまくいくと思ったら勘違いだということを元産業再生委員長だった高木さん自身が、増田さんが座長から大臣に移ってですか、座長代理という形だけれども、言...全文を見る
○吉井委員 ほかに、金融機関百億、都道府県、自治体百億あるでしょう。
○吉井委員 先ほど来議論もありましたけれども、出資というのは、必ずしもイコールじゃないけれども、考え方を変えて言えば、株を買うのと一緒ですよ。昔は銀行が銀行業務と別にいろいろなことを、証券の売買とか生命保険を売るとか、これはやらさないということで、ファイアウオールをしっかりやって...全文を見る
○吉井委員 役割のお話はされたにしても、実際に損失が出たときには、これは税金の方で負担というのが出てくるんでしょうということを伺っています。
○吉井委員 だから、それは、一生懸命努力する、努力するというお話だけなんですよ。だけれども、努力する話は努力するとして、実際に機構が損失を出した場合には、これは税金が失われていくことになるということは結局否定することはできないお話だというふうに思います。  業務の流れは、支援決...全文を見る
○吉井委員 機構の業務内容として、対象事業者に対して金融機関が有する債権の買い取りについて、債権買い取りや調整の対象となる金融機関の範囲についてはこう書いていますね、地銀以外の地域に展開しているメガバンク等が機構を活用することを排除しないとうたっていますね。事業再生に向けた支援業...全文を見る
○吉井委員 機構が債権を買い取る場合は適正な価格で買い取る、こういうふうに言っていますね。これも政府参考人に伺っておきますが、適正な価格ということは、その債権を回収できる額、当然、一定期間の利息分も見なきゃいけませんが、そういうものだと見ていいんですか。
○吉井委員 別な見方をしますと、そういう適正な時価でその債権に見合うリターンが入ってくると見込まれるということなんですよね、今のお話は。そういうものだったら、債権を持っている金融機関がそのまま持ち続けたり、他の金融機関が買い取ったりすることができるはずなんですが、なぜそれを機構が...全文を見る
○吉井委員 私、だからこそ、三セクなんかについて、こういう法律を考える前に徹底した総括、検証が必要だというふうに思うんですよ。  だって、三セクの場合は、さっきの例でも、二五%出資とか五〇%出資、自治体とかいろいろありましたけれども、WTCで見れば、あれも大阪府、市などで大体五...全文を見る
○吉井委員 ですから、三セクをちょっと避けられて、今度は産業の方に移っているわけですけれども、それだったらそれは経済産業省の方で考えていらっしゃったわけですから。  過大な債務を負う中堅企業数というものを見込んで、では、その中で事業再生対象の中堅企業数というのはどれぐらいのもの...全文を見る
05月21日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、四人の参考人の皆さんには、大変お忙しいところありがとうございます。  この法律というのは、被害も随分たくさん生まれてきて、そして、消費生活相談員の皆さん方が相談に乗られたり、また弁護団の皆さんも随分頑張っていただいた...全文を見る
○吉井委員 続いて、池本参考人にお伺いしておきたいんですけれども、加盟店についてのクレームが信販会社に来ても、早くやれば長期被害とか被害の拡大を防げるわけです。  加盟店調査が不十分な場合、それから、銀行でもお金を貸すときはリスクをとって貸すわけですから、ちゃんと審査するわけで...全文を見る
○吉井委員 松本参考人にもお伺いしたいと思うんですけれども、次々販売等による被害、本当に、個人にとってもそうですけれども、社会的被害としても広がっているものです。  これについて、最初からなのかどこからなのかはともかくとして、一年の制限ということでとりあえず始まるにしても、それ...全文を見る
○吉井委員 次に、池本参考人に伺っておきたいんですけれども、呉服の次々販売などでもそうですが、立派な営業店舗、ビルの中とかあるいはショッピングセンターの中のテナントとして入って、そこでそういう行為が行われて被害が生まれております。  そういう点では、店舗取引による被害の現状とい...全文を見る
○吉井委員 次に、下谷内参考人にお伺いしたいと思います。  今、二〇〇五年の販売方法別の相談件数と販売信用取引という、これは国民生活センターの資料を見ておりましても、店舗販売の総相談件数が三万五千件を超える中で、九千六百三十九件が販売信用による相談だということが示されております...全文を見る
○吉井委員 どうもありがとうございました。
05月22日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第18号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  四人の参考人の皆さんには、大変お忙しいところ、きょうはどうもありがとうございます。  私、三セク問題をきょうは中心にお聞きしたいと思いますから、入谷参考人、そして後ほど矢田参考人の方にお伺いしたいというふうに思います。  最...全文を見る
○吉井委員 次に、入谷参考人の方に、ちょうど宮崎にいらっしゃいますから、きょういただいた資料でも二十年間で指数で五〇〇まで行っている観光分野のフェニックスリゾートの破綻の問題というのは、一体どこにあったのか。住民の直接の税負担とか、あるいは間接負担というのがいろいろ地方の場合はあ...全文を見る
○吉井委員 次に、入谷参考人は昔大阪にもおられて大阪もお詳しいので、きょうの例でもWTCの例もあったのかなと思いますけれども、ちょうど六〇年代、七〇年代のころですと高度成長の時期ですから、例えば大阪府の企業局でも、巨大団地開発で千里ニュータウン、泉北ニュータウン開発ではかなり大き...全文を見る
○吉井委員 それから、入谷参考人、先ほどお話しいただいた三ページ目にかかわるんですが、三セクに地域力再生機構が関与するとして、もともと持っている二律背反のこの機構の性格からして解決の道筋というものは出てくるんだろうか、三セクに地域力再生機構が関与して、そういう二律背反の性格を乗り...全文を見る
○吉井委員 入谷参考人への最後の質問として、先ほどもありました面的再生。これは、実は商店街活性化の問題も研究会報告などで出ておりますけれども、百貨店の再生となりますといわば立体的な施設、商業施設、商店街となりますと面的商業施設ということになってまいりますが、それを合わせる発想とい...全文を見る
○吉井委員 もうあと残り時間も少なくなってきましたので最後の質問になるかと思いますが、矢田参考人に伺いたいんです。  地域の中堅企業などの再生に取り組むという意味での地域力再生機構の役割と、それから自治体中心の三セクの再生に取り組む再生機構というのは、同じように再生させるという...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。  参考人の皆さん、どうもありがとうございました。
○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  最初に、三セクの方から政府参考人にまず伺っておきたいと思います。  大阪のWTCのことをこの間伺ったんですけれども、WTC、ATC、MDCの三つのいわば貸しビル業的な三セク、不動産屋さん的三セク、これは、合計すると大阪市は幾ら...全文を見る
○吉井委員 ですから、随分、市の方が損失補償ということで、銀行の方がとりあえず貸した金で返ってこないで債権放棄している分があるんですけれども、実は、元利償還を今までやっている分もあるんですよ。これからの計画の中では返ってくる分もあるんですね。二千数百億ぐらいありましたね。  そ...全文を見る
○吉井委員 前回御紹介しましたフェニックスリゾートなどにしても、シーガイアの破綻処理では住民側の税金負担。再生処理に入った民間会社は、資産を帳簿価格の十分の一ぐらいで入手して大きな利益を上げる。だから、再生処理のあり方についても、やはりよく研究しなきゃいけないと思うんですね。 ...全文を見る
○吉井委員 やはり自治体、三セクを含めて、地域経済、地域のあり方そのものを大きなスケールで考えていかなきゃいけないと思いますから、何か今回のような機構で解決できるような、そういう話ではもともとないというふうに思います。  次に、面的再生について伺っておきますが、六十七条に面的再...全文を見る
○吉井委員 今、百貨店再生の例で、百貨店再生とともにという、ちょっと表現が違っていたけれども、要するに書いてある文章では、百貨店再生とともに周辺商店街の活性化に取り組む、こういうことですね。  昨年十一月二十七日の地域力再生機構研究会の最終報告素案の方では、それはどういう表現を...全文を見る
○吉井委員 素案の方では、百貨店再生のために周辺商店街活性化に取り組む必要があると。つまり、周辺商店街を含めて面的再生じゃなくて、要するに、もともとは百貨店の再生のために、こういう発想であったわけだと思うんですけれども、これは間違いありませんね。
○吉井委員 結局、最終的には、百貨店再生とともにと書き改められたわけです。しかし本音は、やはり最初の表現である、百貨店再生のために周辺商店街の活性化が必要と。つまり、百貨店再生とともに周辺商店街の活性化ということではなくて、周辺商店街の活性化はつけ足しで、百貨店再生のために周辺商...全文を見る
05月23日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第16号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  もう随分議論が深められておりますから、最初に、私は基本的なことについて確認をしておきたいと思います。  この法律は、消費者保護、被害救済と被害拡大の防止、そこに、それを実現するものというところに大事な立法趣旨があるということと...全文を見る
○吉井委員 通達で既に示してきたことの法律化の部分と、そこはもとよりなんですけれども、法文化されていないものでも、従来の通達が政令とかガイドラインの形などで生かされていくということになっていきますね。これも確認しておきます。
○吉井委員 なぜこういうことを聞くかといいますと、業者の方は、規制の法律はないとか、それから通達など法的根拠はないなどということを言って、それで悪徳商法を進めてきたことが被害拡大につながっていますから、そこで被害者の方また消費生活相談員の方とか弁護団の方などが随分頑張ってこられて...全文を見る
○吉井委員 実際に法を施行して進めていく中で、悪い連中はまたすき間を見てきますから、いろいろな対応というものが必要となるわけです。  アイディックの場合などの例を考えてみても、通達にまだクレームをつけて妙なことを言ってきたりとか、なかなか言うことを聞かないために被害拡大とか、こ...全文を見る
○吉井委員 ここで大臣にも伺っておきたいんです。  国民センターが二〇〇二年に経済産業省に、個品割賦購入あっせん契約におけるクレジット会社の加盟店管理の適正化についてという要望を出しておりました、二〇〇二年なんですね。加盟店管理を十分行うことを義務づけるなどの規定を割賦販売法に...全文を見る
○吉井委員 次に、九条の二の二項で、前項の規定による権利は、売買契約、役務提供契約の締結のときから一年以内に行使しなければならないという、この間、参考人質疑のときにも取り上げた、お聞きした問題なんですが、五年前から次々販売の被害を受けた人が救済されるのは直近の一年間だけで、その前...全文を見る
○吉井委員 この規定を単純に反対解釈すると、契約から既に一年以上経過してしまっている契約については過量販売という理由で解除はできないということになり、あたかも有効な契約であるかのようにお墨つきを与えるような印象を受けるわけですね。だから、悪徳業者側からすると、契約から一年以上経過...全文を見る
○吉井委員 現行法でも、契約締結時から一年を経過してしまっている契約について、公序良俗違反で無効とされているケースがあるわけですね。  例えば、鹿児島御出身の方が東京で家族で暮らしていらっしゃって、三年ぶりとか五年ぶりとかに鹿児島へ帰ってみたら、遠いですから、なかなかふだん忙し...全文を見る
○吉井委員 かなり過疎化してきますと、親戚じゅうが、大体みんな人がいいですから、なかなか悪徳業者を見抜くことができなくて被害を受けるということがあります。  ですから、そういう点では、やはり過量販売などの被害の現実から出発して、実態から出発して、いずれにしても、被害の防止と被害...全文を見る
○吉井委員 次に、過量の判断基準についても伺っておきたいと思うんです。  通常必要とされる分量を著しく超えるということですが、日常生活において必要とされるものとは何かとか、要するに、一つは対象物ですね、それから過量の回数、あるいは期間、一年間の間だけのことなのか、三年ないし五年...全文を見る
○吉井委員 次に、店舗販売について伺いたいと思います。  訪問販売で規制されるものだけじゃなくて、店舗販売の場合でも過剰与信を規制することで既払い金の返還に道をつけることができるんじゃないか、また、それが大事じゃないかと思うんです。  信販会社と契約している正常な加盟店の店舗...全文を見る
○吉井委員 大阪で起きた事例ですが、十階建てビル丸ごと、株式会社愛染蔵という、年じゅうビルでやっている店舗がありますが、ここでクレジットつきの呉服の次々販売。愛染蔵被害者が、訴訟の方の受任者だけで約百三十人。損害額は非常に莫大なものですが、負債総額百四十八億円。倒産の形をとって経...全文を見る
○吉井委員 現実には、クレジットがついているからということで次々と買わされるわけですね。過量販売も行える。店舗なんだけれども、現実には被害が出ている。ですから、やはりそのことに着目した取り組みというのが大事だと思うんです。  信販会社は、早い段階で愛染蔵の次々販売の事実を知って...全文を見る
○吉井委員 届け出をさせて、行政処分ということでとりあえずやっていくというのはわかるんですが、クレームの出た加盟店には直ちに調査に入るということ、それから、銀行などがリスクをとって貸し付けるために審査をやるように、やはり信販会社が過剰与信かどうかの審査をきちんとやる、これは当然の...全文を見る
○吉井委員 終わります。
05月28日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第17号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  前回、大阪の十階建てのビル丸ごと、株式会社愛染蔵というのが店舗販売で、呉服の次々販売で大きな被害を生み出しているという問題を取り上げました。  きょうは、たけうちという呉服販売問題について最初に伺っておきたいと思います。  ...全文を見る
○吉井委員 今回の法改正の趣旨は消費者保護という立法趣旨がありますから、こうした条文の悪用、今おっしゃった偽装、こういうものについて、今も御答弁ありましたが、被害者救済の立場に立った対処というものをきちんと進めていく、こういうふうにやっていただきたいと思うんです。  そういう立...全文を見る
○吉井委員 そこで次に、店舗販売であっても加盟店管理を厳格に行って、顧客の誘引方法に問題があれば特商法に基づいて対処を考えるということは大事だと思うんですが、同時に、信販会社に加盟店管理責任をきちんと果たさせる。  この点では、割賦販売法三十八条で、支払い能力を超える過剰与信禁...全文を見る
○吉井委員 今のお話で、問題あるところが三四%あった、処分まで取引を継続していたのが一七%。やはりこの点で、店舗である加盟店の状況を把握して、消費者トラブル防止に努めるということが非常に大事なことだと思うんです。  昨年八月十五日の読売では、「自主規制浸透せず」ということを言っ...全文を見る
○吉井委員 最後に、大臣に伺っておきたいと思うのです。  広く店舗も割賦販売法で信販規制をするというのは無理だ、そういう論理構成で来ておるかと思うのですけれども、前回そして本日御紹介しましたように、特商法の規制逃れの脱法的なものとか随分あるわけですけれども、そういう特商法の規制...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
05月30日第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第18号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは外務省の方に伺っておきたいと思います。  五月二十七、八日に持たれた米朝会談の内容について、ヒル国務次官補から齋木アジア大洋州局長はどういう説明を受けたのかということと、外務省はこの内容をどう評価しているのか、この...全文を見る
○吉井委員 テレビでの映像とかそれからマスコミ報道でも、会談の後、ヒル次官補は非常ににこにこして、なかなかいい方向に行っているような感じの雰囲気を見せておりました。  ヒル国務次官補は、一万八千ページの文書などについては、検証には物理的に時間がかかるものですけれども、第二段階の...全文を見る
○吉井委員 分析しながら次のプロセス、次のステージへの検討なども行われているんでしょうけれども、ヒル国務次官補は、先ほどもおっしゃったように、金桂冠次官に対して、拉致問題の進展が重要だ、日朝間で話し合うべきだというふうに言ったことも伝えられたということですが、日本は日朝間でどうい...全文を見る
○吉井委員 ですから、去年の十月の合意文書の前には、昨年二回会合を持っているわけですね。十月に新たな進展があったということなんですが、その以前は会談を持っているんですけれども、それ以降のこの半年間、日本側からはどのような働きかけとか日朝間の話し合いというものを持ってきているのか、...全文を見る
○吉井委員 話し合いというのは、双方がやらないと話し合いにならないので、メッセージは一応出したというけれども、双方とも具体的な動きがないような今のお話です。  そこで、甘利大臣に伺っておきたいんですけれども、もともと二〇〇六年十月の制裁措置は、核実験を行ったという北朝鮮を対話の...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、いわゆる北朝鮮に対する制裁措置延長に関する承認案件について、反対討論を行います。  北朝鮮に対する輸入禁止という日本独自の制裁措置は、二〇〇六年十月の北朝鮮による核実験を契機にとられた措置であり、その目的というのは、北朝鮮を対話の道に復帰...全文を見る
06月04日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第21号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、私は、オウム真理教犯罪被害者等を救済するための給付金に関する法律については、これは後ほど提案されますし、それからまた、逐条的にこういうふうに解釈を明らかにした方がいいということは、理事会での議論が、これは公開されるとい...全文を見る
○吉井委員 それで、FAOの食料安保サミットの中で、潘基文国連事務総長の方から、国連の食料危機ハイレベル作業部会でのまとめの中では、八億五千万人が今食料不足、危機の状態に置かれているというお話があったやに思いますが、今世界が直面している実態、国連のこの作業部会報告のとおりかと思う...全文を見る
○吉井委員 国連の食料危機ハイレベル作業部会では、今八億五千万人の人が危機に直面しているということですが、そういうふうに農水省も国連の取り組みというものを受けとめていらっしゃるのかどうかの確認と、今三十六カ国と言われましたけれども、多くのところで、暴動とか、政権がかわってしまった...全文を見る
○吉井委員 ゼーリック世銀総裁が、エンゲル係数が五〇%から七五%に上る国々が社会不安に直面している、それから、過去三年間の食料高騰で新たに一億人が貧困に陥ったというふうに、これは世銀グループの調査に基づいて言っているわけでありますが、ですから、食料問題というのは今国際的な政治の大...全文を見る
○吉井委員 現段階では食料支援とそれから食料投機の監視というところまでなんですね。新興国の台頭による需要の増加もあります。それから、地球温暖化による干ばつでオーストラリアなどの小麦の凶作とか、これは大きな原因の一つですが、ヒマラヤの氷河の大規模な減少というのはアジアの穀倉地帯の水...全文を見る
○吉井委員 直近の五月の百二十五ドルもありましたけれども、マックス、最大値では百三十五ドルをつけているんですね、バレル当たり。ですから、本当に深刻な事態が進んでいると思うんです。  資源エネルギー庁にあわせて伺いますが、エネルギー白書の中で、原油価格高騰の中で、ファンダメンタル...全文を見る
○吉井委員 ですから、〇七年分で見たときに大体三十ドルと見ていたんですね。今おっしゃったように、直近では六十ドル台になってきている、二倍なんですね。本当に短期間に投機資金によって原油価格が高騰しているということが見えると思うんです。  原油生産は、供給不足というよりも、アメリカ...全文を見る
○吉井委員 現実を踏まえて日本経済の安定のために何をするかということ、それはまた同時に、世界経済の安定のためにどうするかということが今の最大の問題だと思うんです。  実は最近、アメリカの連邦議会の証言で、マスターズ・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネジャーであるミカエ...全文を見る
○吉井委員 経済財政諮問会議を担当して、あなたが日本の経済財政の司令塔のところのいわば事務局長格といいますか、専務の役割をしてもらっているんでしょう。そこがうまい知恵を出してもらわぬと、やはり困ると思うんですよ。  ジョージ・ソロスさんという例の有名な方が最近語っておりますが、...全文を見る
○吉井委員 現段階では答えなしというところなんですが。  町村官房長官、記者会見に行かれる時間が迫ってきているから伺っておきたいと思うんです。  昨年のハイリゲンダム・サミットでは、議長国のドイツは国際的に共同して投機規制を行おうということを提案して、フランス政府は賛成しまし...全文を見る
○吉井委員 大臣に最後に一問だけ、記者会見に行かれるのを私が妨げちゃいけませんから。  重ねて伺っておきたいのは、関東の知事会で長野県の村井知事の方から、投機資金を洞爺湖サミットでぜひやってほしいという声も伝えられております。これはマスコミで紹介されておりますけれども、そういう...全文を見る
○吉井委員 どうぞ記者会見へ行ってください。  金融ばくちの世界といいますか、例えば池波正太郎の世界でしたら、もともと旗本の下屋敷の中間部屋みたいなところで、あるいは住職もいなくなった荒れた古寺の本堂で開いておったばくちが、今や、世界的に有名な有数の証券市場とか商品取引市場と六...全文を見る
06月11日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第22号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  岸田大臣は、原発・エネルギー問題、原発の方、それから科学技術、公共料金等消費者問題を担当してもらっていますから、それできょうは岸田大臣に来ていただきました。  中心的なテーマとして、洞爺湖サミットが近いですから、この間は私は、...全文を見る
○吉井委員 約一千五十億キロワット時ですから、わかりやすく、一千平方キロとして一千億キロワット時ということでいきますと、その一千平方キロメートルで太陽光発電を設置する場合の設置費用、これは各社いろいろあるでしょうが、平均的な価格で幾らぐらいになるものかということを次に伺いたいと思...全文を見る
○吉井委員 これは実はメーカーの人にも試算をしてもらったんです。今、住宅用のお話がありました。住宅で見ると、これは十二兆六千億円ぐらいで大体できるんですね。今おっしゃったのは、多分、平地の上につくった場合だと思うんです。実際には、平地を駐車場にした駐車場の屋根とかいろいろなものを...全文を見る
○吉井委員 それで、原発の年間発電電力量約一千億キロワット時、これは実効効率を七〇%と見ればまた別なんですが、昨日大体聞かせていただいたところで、さっきの太陽光発電で一千平方キロメートルで発電電力量約一千億キロワット時というので計算して、それをつくるのにどれぐらいかかるかといいま...全文を見る
○吉井委員 だから、オーダー的に余り変わらないということが今でも出ているわけで、試算の上で、現在三千億キロワット時を発電しているのは、今五十五基でしたかね、その原発でやっているんですが、フル稼働じゃなくて、実際には、昨年の場合は柏崎刈羽とか志賀原発のように全部とまったりとかあるわ...全文を見る
○吉井委員 ですから、初期投資コストと燃料費全部合わせてこれは計算しないと、きちんとしたものになってこないということを言わなきゃいけないと思います。  もともと私が挙げました変換効率などは、私が勝手に言っているんじゃなくて、NEDOはエネ庁と全くイコールでないにしても、要するに...全文を見る
○吉井委員 これは、私がこの数字をまた勝手に言っているんじゃないんです。これは防衛省の方でちゃんと数字がありますから、直接ごらんになったらいいんです。  一千平方キロメートルだったら一千億キロワット時の電力が年間発電電力量で生み出されるということであれば、それは、一つ一つきちき...全文を見る
○吉井委員 これは現在の設備容量で百四十万キロワット、つまり発電電力量に直すと十四億キロワット時ですが、二〇二〇年で十倍ですから百四十億キロワット時にしよう、二〇三〇年には四十倍ですから五百六十億キロワット時にしようということですが、私は、米軍基地も、戦争が終わって六十年以上たっ...全文を見る
○吉井委員 既にヨーロッパで始まっている国内排出量取引制度をことし秋から始めるというお話もありましたが、そのことを確認しておきたい。  それから、投機マネーによるゲーム的なやり方で地球温暖化対策を妨害させちゃならない、やはり実需と結びついた排出量取引という仕組みを築き上げていく...全文を見る
○吉井委員 先ほど、全基地を撤去したらどれぐらいできるかとか、沖縄の基地をなくしたら、嘉手納や普天間がなくなれば沖縄電力の三倍というお話をしましたけれども、ドイツでは、太陽光など再生可能エネルギーに取り組み、力を入れることで、日本を抜いただけじゃなくて、二〇〇二年から六年の四年間...全文を見る
11月12日第170回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは最初に、ちょうど官房長官が提案者になられた、ことし五月九日の当委員会での宇宙基本法審議のときに、あのとき私の質問に、宇宙基本法により平和利用決議を否定したり無効にするようなものではありませんと、これは繰り返し言ってこられ...全文を見る
○吉井委員 それで、宇宙基本計画をまとめるということで、宇宙開発戦略本部の専門調査会が既に始まっておりますが、十一月四日に開かれたときの事務局資料に沿って少し伺っておきたいんです。  そこに、「(早期警戒機能、通信手段の強化など)について検討を促進していく必要があるのではないか...全文を見る
○吉井委員 ですから、早期警戒衛星というのは、ミサイル防衛システムにおいてミサイル発射を、今おっしゃったように、赤外線によって探知する衛星なんですね。ミサイル防衛の重要な構成要素なんですよ。  何度か取り上げたんですが、官房長官も顧問として入っていらっしゃる自民党の日本の安全保...全文を見る
○吉井委員 日本の専守防衛ということでいけば、要するに、さっき言いましたように発射直後の、レーダー機能によって発射を確認する、しかし、これは日本にとって別にそれが必要なものというわけでもないわけですから、そういう点では、この早期警戒衛星に進んでいくということは、これはやはりアメリ...全文を見る
○吉井委員 そうなりますと、結局、JAXAは軍事利用のための宇宙開発を担当して、軍事開発機関ということになっていくのではないかということに今のお話はなってくるんですね。  それから、種子島とか内之浦にあるロケット打ち上げ射場は、これは自衛隊基地と共有になるのかどうかは別として、...全文を見る
○吉井委員 今のお話なんですけれども、やはりそれはおかしいんですよね。  もともとJAXAというのは、JAXA法で平和目的をきちんと掲げて、それは国会決議のこれまでの政府解釈と連動し、憲法九条を踏まえてやってきたわけですね。そこへ、今ありましたように、軍事利用について、その研究...全文を見る
○吉井委員 ですから、結局、宇宙基本法というのは国会決議をなきものにする。国会決議の段階では政府解釈でもこれは非軍事だったんですね。しかし、それを非侵略へと拡大することによってJAXAそのものを変えてしまうところへ今行こうとしているという大変危ないものに、やはり宇宙基本法はそれを...全文を見る
○吉井委員 IHIが出しているこの資料を見ると、GXロケットというのはもう最初から軍事ロケットとして開発されているのではないかというふうに考えざるを得ない内容ですね。  この資料の中にありますが、三ページ目に、実証試験機の打ち上げ射場にはアメリカのバンデンバーグ空軍基地を使い、...全文を見る
○吉井委員 石播のこの資料の六ページ目には、GXロケットの実証試験の打ち上げについて、米国空軍のバンデンバーグ射場を借用して行うことになれば、日米が協力して行う安保にかかわる、特に防衛分野のアクティビティーの中で最も重要とされる相互運用性を確保する上で極めて効率的であると、非常に...全文を見る
○吉井委員 米空軍の基地で日米共同して打ち上げるわけですよ。そして、当然、軍事基地の中でやることですから、軍事機密で科学技術情報は随分囲われてしまうわけですね。結局、これは日米共同しての軍事ロケットとしての開発という道に行き着かざるを得ないという点で、私は最初から国会決議を破るた...全文を見る
○吉井委員 それで、実はさっきのコーヒーの件ですけれども、私は事故が見つかった分をちゃんと処分したかどうかということなども聞いておったんですが、積み戻しとか廃棄処分とかいうんですけれども、しかし、答弁書にありますが、処分したという報告書を業者から検疫所長が受け取っていますというだ...全文を見る
○吉井委員 要するに、輸入物、ペケものの処分も含めてきちんとした監視体制を強めないと、三笠フーズの問題は三笠だけじゃないんだ、そのことをどれだけ強く受けとめて考えるかが今ポイントだということを言っておきたいと思います。  次に、マルチの問題について質問をします。  PIO—N...全文を見る
○吉井委員 私、当時既に竹内先生の論文なんかは、これは一九七七年に出ていたんです。ですから、野田さんと私があの委員会で質問したときというのは、もう既にそれから二十年ぐらいたってからの話なんですよ。当時知らなかったというのは、今さら知らなかったことを責めるわけじゃないけれども、マル...全文を見る
11月14日第170回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私は、最初、外務省に伺っておきますが、この六カ月間の延長の間に、北朝鮮との間で何回の交渉、外交的取り組みを行ったのか、これをまず伺っておきたいと思います。
○吉井委員 私、この制裁措置の期間を延長しているということだけじゃなしに、やはりその間に日本政府としては外交的努力をどれだけどんどんやっていくのかということが非常に大事なことだというふうに思うんです。  そういうことをやはりやるべきだということを申し上げた上で、もう一つ聞いてお...全文を見る
○吉井委員 次に、この金融危機の問題については、金融サミットに財務・金融大臣が臨まれますけれども、昨年のハイリゲンダム・サミットでは、日本政府はドイツ政府が提案した投機マネー規制の提案に反対したわけですね。洞爺湖サミットでは投機マネー規制を議題に上げておりませんが、あしたからの金...全文を見る
○吉井委員 もう時間が参りましたので終わりますが、大臣の記者会見の中でも、投機筋のような法外な利益を得ている人たちもおり、これを放置しておくのは策がなさ過ぎるという、かねてより御意見もありましたので、そういう立場で臨んでいただきたいと思います。  それから、IMFについても、こ...全文を見る
○吉井委員 私は、日本共産党を代表して、本承認案件に反対の討論を行います。  そもそも、北朝鮮籍船舶の入港禁止及び輸入禁止という二つの制裁措置は、二〇〇六年十月の北朝鮮による核実験を契機としてとられた日本独自の措置であります。その目的は、北朝鮮を対話の道に復帰させ、核問題の外交...全文を見る
11月19日第170回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝です。  今回の改正では、欠格事由の拡充の一つに経済的破綻というのを入れています。新たに追加された事由では、「破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者」ということですが、この範囲では欠格者を排除するのはなかなか難しいのではないかと思われます。 ...全文を見る
○吉井委員 銃刀の適正な取り扱いのために経済的破綻を理由として許可の取り消しなども必要ですし、それから、そもそも、さまざまな事件で今回の改正ということにつながったわけですが、そういうものを考えたときに、経済的破綻の理由などにしても、現実に見合ったガイドラインを作成してうまく運用し...全文を見る
○吉井委員 法に触れるということが明白に出てきた場合、事件となってからの問題もあるんですけれども、もともと借地借家法では、家賃の支払いがおくれたことを理由に一方的に借家人をロックアウトするということは許されないことになっています。施設つきかぎ利用契約といううたい文句なんですね、こ...全文を見る
○吉井委員 ちょうど先日、十一月九日付の東京新聞で紹介されましたが、警官の目の前でかぎを交換したと。これはスマイルサービスの元社員の方の証言が出ておりましたけれども、この社員の方は「宅建の資格を持っているので、違法性は分かっていた。でも、自分が食っていくのに精いっぱいで、居住者の...全文を見る
○吉井委員 そこで、この問題で大臣に伺っておきたいんですけれども、いずれにしても、旅館業法違反にもなりかねない問題、あるいは、借地借家法違反、こういう法律によって禁止されていることですから、取り締まりはできるし、やはり深い検討が今必要だと思うんですね、貧困ビジネスと言われているも...全文を見る
○吉井委員 今の金融、円高不況でますます状況が厳しくなっているんです。要するに、まず労働の問題があって、日雇い派遣とか、携帯でかかってきたところへ仕事に行く。安定して毎日きちんとどこかへ行くということができないで、雇用が不安定。したがって、雇用者所得が不安定。金がないから、住むと...全文を見る
○吉井委員 次に、警察官の銃器の使用について伺いたいんです。  佐賀署の交番勤務の男性警察官が女性警察官に実弾入りのけん銃を向けておどした事件について、どういう内容の事柄がいつ発生して、どのように扱われて、いつ公表されることになったのかを伺います。
○吉井委員 私は、その処分のこと、別にそれは内部で行われることですから、そのことよりも、七月十七日に一回目のピストルを突きつける事件があったんですね。それからその一週間後には、同僚の方から佐賀署幹部に報告はあったんだけれども県警までは話が行っていなかったということのようですし、八...全文を見る
○吉井委員 これは、警察官の皆さんが職務執行以外はけん銃を他者に向けてはならないというふうになっているものなんですね、もともと。また、銃器を持たせないで保管するということについては規定があるわけですね、これは専門医の判断とかいろいろなことももちろんついているんですが。  一方で...全文を見る
○吉井委員 日本が銃社会になっては大変なことですし、けん銃等、銃というのはきちんと目的が明確であって、民主社会を維持していく上で必要な行使という範囲内にもともと限られているものですから、猟銃などにしても銃刀法できちんと規制しているし、暴力団その他の銃器等についてはもともと持たせな...全文を見る
11月26日第170回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  きょうは、私、これまで投機マネーの問題、今日の金融危機の大もとになる問題ですね、これを取り上げてまいりましたので、この問題から質問していきたいと思います。  昨年十二月の経産委員会で、私、投機マネー規制について伺ったときに、当...全文を見る
○吉井委員 ヨーロッパ諸国は基本的に、投機マネー規制というのをずっとこの間言ってきたわけですね。特に、昨年の原油価格の高騰の中でも、非当業者の投機筋が動いて、上がっていった。その後は、一度すっと抜けて、かわって投資銀行その他が動いて、本当だったら下がらなきゃいけないのが上がってい...全文を見る
○吉井委員 ですから、去年は、非当業者の投機筋による原油価格等の高騰があり、引き揚げても上がっているという中でドイツは規制を提案したんですね。その後も、ことしに入ってからも二回ぐらいピークがありますね。一度ゼロ近くになっておったのが、また投機筋が動いて、上がっていく。もちろん、投...全文を見る
○吉井委員 いろいろ言われたんですけれども、直接的な規制については発言をしていないということは今の答弁でも明らかになったと思います。  それで、ちょうど今度の金融サミットの直前にフランスのサルコジ大統領が、アメリカのドルはもはや世界の基軸通貨だと言い張ることはできないと述べたの...全文を見る
○吉井委員 そこで次に、APECに行かれる前に私伺っておりますので、二階大臣に伺っておきたいんです。  リーマン・ブラザーズの破綻など、投機マネーによる金融ばくち中心のカジノ資本主義が破綻したわけです。昨年、ことしと、サミットで結局日本政府としては投機資金の規制に反対したり物を...全文を見る
○吉井委員 ちょうどAPECに行かれる前は、保護主義に走り過ぎないようにということも言っておられましたけれども、アメリカは大体、他国に主張してきたのは保護主義批判なんですね。同時に、市場原理主義を押しつけるというやり方。そういう貿易政策をとってきたのが今破綻しているわけですけれど...全文を見る
○吉井委員 要するに、お伺いしたのは、あなたのところのレクチャーに基づいてまとめたんだけれども、今回の問題は、こういう巨大複合金融機関がかなり大きな部分を占めるものですねということをお聞きしたんです。
○吉井委員 まず、あなたの方のレクチャーに基づいて、どういう根拠でというのをちゃんと下に、欄外に書いてあるんですね。  それで、これは、CDSもそうならば、サブプライムの保有額とか、それによる損失額とか、全部一覧にしたものなんですね。全部、扱っているのは同じ巨大複合金融機関なん...全文を見る
○吉井委員 だから、巨大複合金融機関が問題になっているのはそのとおりだという、そこが大事なところであって、要するに、いろいろなものにいろいろな形で取引というのはやっているわけですけれども、これはリスク管理の問題じゃないんです。今回のような仕組みが問題なんですよ。金融ばくちを起こし...全文を見る
○吉井委員 そこで、二階大臣にお考えを伺っておきたいんですけれども、原油、穀物高騰に続いて、諸原材料高騰とか、さっき言った話ですね。中小企業の経営は本当に大変なんです。  金融危機で消費が既に冷え込んで売り上げが低落するということになっておりますけれども、こうした経済危機という...全文を見る
○吉井委員 これはなかなか、大銀行の中小企業への貸しはがし、貸し渋りはひどくなってきておるんです。  例えば東京三菱UFJの例なんですけれども、お名前はちょっとおいておきますけれども、あるA社ならA社としておきますが、増収増益なんですよ。黒字を出しているんですよ。しかし、保証が...全文を見る
○吉井委員 ところが、現実はなかなかそうなっていないというのが実態です。今、ものづくりをしようにも、そもそも仕事がないという厳しい状況ですから。その上、大型店がどんどん進出して商店街が大変になるとか、全体が今大変なんですね。ですから、返済猶予や借りかえで生き延びられるようにしてほ...全文を見る
○吉井委員 一般保証とセーフティーネット保証の件数、金額で比率を見ると、実際には、一般保証に対してセーフティーネット保証は、件数で一割、それから大体金額で二割弱というところですから、この一般保証の方での落ち込みというのは物すごくきいてきているということを、これはよく御存じのことだ...全文を見る
○吉井委員 もうこれで終わるようにいたしますが、もともと平沼大臣の答弁で、これはDIP保証に限定されるというのが答弁でした。ですから、それを変えてしまっているわけですから、やはりもともとの大臣答弁に戻したものにするべきだと。  それから、とりわけ、細かい資料を準備しないとなかな...全文を見る
12月03日第170回国会 衆議院 経済産業委員会 第4号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、きょうは最初に、電気料金の値上げ問題から伺っていきたいと思います。  お手元の方に資料を配らせていただいております。これはいろいろいただいている資料をもとにつくったものですが、「東京電力の標準家庭世帯における、料金改定によ...全文を見る
○吉井委員 昨年の秋からことし夏にかけて投機マネーが暴れて、ですから、原油等燃料価格は物すごく高騰しているわけです。電力会社の輸入燃料価格ももちろん上昇しているわけです。こういうときに燃料費調整額というのは、輸入価格の変動で一定幅、一・五倍以内だったら公聴会なしに自動的に引き上げ...全文を見る
○吉井委員 いや、そうじゃないんですね。これは、燃料価格が急激かつ大幅に上昇した場合、これをすべて料金に反映させることは需要家に大きな影響を与える、したがって、燃料費調整制度によって自動的に調整される仕組みを設けている。上限も設けているわけですね。  電力量料金の方の従量料金の...全文を見る
○吉井委員 そういう内容も含めて全部公開して、公聴会を持って、実はかくかくしかじか、この原価はこういうふうになっておりますとか、これはちゃんと公開して説明して、公聴会を開いていろいろな意見も聞いて、もちろん説明もきちんとされて、そういう中で公共料金というのは本来決まっていくべきも...全文を見る
○吉井委員 この激変緩和の措置を、大臣命令でないにしても、意を体してしておられるんでしょうが、激変緩和として一月から三月分の燃料費調整額の徴収分を半分にして、これで公聴会を逃れて、この取り立ての方は四月以降に先延ばししただけで、負担が別に減るわけじゃないんですよ。  独占事業を...全文を見る
○吉井委員 私は、大臣がおっしゃったように、ぜひこれはよく調べていただきたいと思うんです。  実は、電力料金の公聴会というものを昔はやっておったんですよ。ところが、燃料費調整制度の導入とそれから小売の自由化、これ以降、この十年間は全く公聴会を開いていないんですね。ですから、こう...全文を見る
○吉井委員 それで、家庭用の方は一月からさらに上がるという話があるんですが、大口電力は幾らに上がることになるんですか。何%の値上げということになるのかを伺います。
○吉井委員 それは、既に家庭の方が大体二倍高いわけですけれども、その高いのがさらに上がるわけですね。大口の場合も、上がる率といいますか、割合は大体同じぐらい上がっていくということなんですか。
○吉井委員 今も取り上げましたが、電気料金というのは総括原価方式なんですね。  ですから、今度は再生可能エネルギーの方について少し見ていきたいと思うんですが、燃料費構成別に見ますと、実は再生可能エネルギーの場合、どれだけ発電しても、太陽光にしても風力にしても、燃料費はただなんで...全文を見る
○吉井委員 次に、資料三をごらんいただきたいと思うんですが、これは二酸化炭素排出抑制、地球温暖化対策等にかかわっての資料です。一番右端の方に対インド一人当たり年間CO2排出量の比較を載せておきましたけれども、インドは一人の方の排出量が一年間に大体一トンですね。アメリカは二十一トン...全文を見る
○吉井委員 それで、実は、電源開発促進税の税収の方も資料をいただきましたけれども、多いときは年間三千七百億円を超えたりとかしておりますが、直近のもので三千四百八十億円ということですから、電源開発促進税、昔は巨大ダムをつくって水力発電とかに使ったわけですが、仮に太陽光発電の施設設置...全文を見る
○吉井委員 それで、さっきも言いましたように、柏崎刈羽原発の七つの原発で五百億キロワット時という発電電力量です。そうすると、太陽光発電の設置を、日本が爆発的に既存住宅などを中心に広げていこうというので本格的に取り組んだら、これは電源開発促進税を例えば十年間ずっと使い続けたとすると...全文を見る
○吉井委員 次に伺っておきたいのは、太陽光発電をどう進めるかという点で、これは同時に、それがどのように地域の中小企業の仕事と結びつくものとなっていくか、不況の中で国民の太陽光発電設置という消費需要が伸びるようにするという、やはりそういう取り組みが大事だと思うんです。大手ハウスメー...全文を見る
○吉井委員 今のおっしゃった補助金はJPEAという大手ハウスメーカーも加入している組織へ、まずそこを補助金の交付の窓口機関の役割を担わせる。相談、直接の受付は都道府県で考えられるわけですが、私は、こういうときに、特に中小企業という観点から、大臣にも注目をして取り組んでいただきたい...全文を見る
○吉井委員 二〇三〇年に四十倍という話がありましたけれども、余りにも志が小さいと思うんですよ。二〇三〇年に四十倍にしたところで、今御紹介しました電促税を十年間使い続けて補助すればできる発電電力量に少し及ばないぐらいのところですから、そういう点ではやはりまず補助金を、もっと予算をふ...全文を見る
○吉井委員 終わります。
12月12日第170回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  私、思い起こしてみますと、一九九五年の十二月八日、高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏えい火災事故以降、九五年、六年、七年、八年のころは、動燃事業団の大石理事長などにもたびたび出席をしていただき、当時岡崎さんは原子力安全局長さん...全文を見る
○吉井委員 実は、九六年から二〇〇〇年の間には四回発生しているんですね。これを一回とカウントしているから二十三回なんですが、四回で見れば合計二十六回ということになってきますね。ですから、私は、回数からしてきちんとしなきゃいけないと思うんです。  このCLD、コンタクトリークディ...全文を見る
○吉井委員 そういう重要な役割が期待される機器が、随分破損しておったり、あるいは誤発報というのが起こっているということが明らかになったと思うんです。  私、原子力安全・保安院に伺っておきたいんですが、一九九一年七月以降の発報のたびに、きちんと原子力安全・保安院の方には報告がその...全文を見る
○吉井委員 私、そこが非常に気になるところなんですね。  九五年十二月の事故というのは、もともと、ビデオ隠し、ビデオ改ざんなど、さまざまな中身が隠されてきたというのが大問題になったんですね。一回一回報告を受けて、原子力安全・保安院として、動燃、今の機構とは別に、別の角度から一件...全文を見る
○吉井委員 先ほど報告はゼロだったということと、今、連絡はある時期以降は一応あるということですけれども、これは本当にナトリウムが漏れていて発報したのか、漏れていたんじゃなくて機器の故障等によるものか、きちんとそこは明らかにされないと、実際に漏れて大きな事故になってから問題にしたっ...全文を見る
○吉井委員 そういう指摘が当時あったんですが、再注入してから、ことしの三月二十六日二十三時〇七分に、一次系メンテナンスの冷却系CLDからの警報発報がありました。これは、実際に一一九番に通報したのは翌日の零時五十六分と、消防への連絡は一時間四十九分後になってしまっている、地元自治体...全文を見る
○吉井委員 ナトリウムを検出したという警報器、それは確かに真実の情報かどうかわからないわけです。しかし、まず伝えるということが必要だと思うんですよ。伝えながら調べて、これはこうでしたということがわかればいいわけです。  九五年十二月八日の「もんじゅ」事故、今、私、あのころのもの...全文を見る
○吉井委員 実は、あれは七月の十日ぐらいですか、二十日過ぎでしたか、保安院が文書を出される直前に、七月四日にも警報が発報しているのに、ところが、これの報告が地元には非常におくれてしまった。だから、これは本当に、たまたまナトリウム漏れ事故でなかったからよかったんですよ。しかし、警報...全文を見る
○吉井委員 九一年にナトリウムを入れてから、何度も何度も警報器の発報というのはありました。精度を上げることは大事なことなんです。精度を上げれば当然ノイズを拾うことももちろんあるんですけれども、そのときにどういうふうに対応するかというのが国民の安全を守る上では一番大事なことなんです...全文を見る
○吉井委員 保安院にもともと報告はなかったんです。保安院からことし四月にようやく、原子力安全委員長のもとにも報告があった。ですから、私は、これはなかなか深刻な事態だと思うんです。  少し振り返ってみますと、大きな事故、国際的に見ても、一九六六年十月のフランスの実験炉ラプソディー...全文を見る
○吉井委員 終わります。
12月17日第170回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号
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○吉井委員 日本共産党の吉井英勝でございます。  本日は、大変お忙しい中、四人の参考人の皆さん方にはどうもありがとうございます。  私は、最初、村本参考人にお伺いしたいと思います。  調査室の方からあらかじめいただいておりました資料の中で、リレーションシップバンキングとスコ...全文を見る
○吉井委員 今の金融危機のもとで、金融機関は、大手から中小に至るまで、リストラなどで力を持った人が失われ、新しい人が育たないということになると、この分野では非常に心配な事態が今後進んでいくだろう。これは何としても食いとめなきゃいけないというふうに考えております。  次に、三井参...全文を見る
○吉井委員 三井参考人にさらに伺っておきたいんです。  ヨーロッパでは、中小企業憲章から、やはり法律のような形でもう少し強い縛りをかけるといいますか、もう少し積極的な政策展開が必要だという考えなどもあるように伺っておりますが、この点についても教えていただきたいと思います。
○吉井委員 もう一つ、三井参考人にお伺いしておきたいんです。  EUの付加価値税率指令というのがあるようですが、SBAの中では、シンク・スモール・ファーストの原則から、中小企業によって供給されている地域的なサービスに対して、軽減された付加価値税率を適用するという選択肢を加盟国に...全文を見る
○吉井委員 三井先生に、最後にもう一点お伺いしておきたいんです。  先ほど、環境問題について、中小企業に環境対策をとれということを求めるだけじゃなくて、ビジネスチャンスとしてということでお話がありました。  実は、この委員会で私もせんだって太陽光発電の問題について取り上げまし...全文を見る
○吉井委員 次に、上田参考人にお願いしたいと思います。  これは、二〇〇三年の下代法の改正で金型製造に係る下請取引についても入ったわけですが、しかし、単価の圧迫だけじゃなしに、納品した金型を海外へ持ち出して安くつくらせるというやり方、言ってみれば技術のぱくりですね、こういうもの...全文を見る
○吉井委員 私も全く対等の契約関係でないと本来おかしいと思っているんです。そういう優越的地位の濫用ということで、単価は抑えるわ、技術はぱくりで持っていくわ、こんなことをやっておったら日本のものづくりにとって大変なことになってしまうというふうに思っておりますので、思いは全く同じでご...全文を見る
○吉井委員 時間が参りましたので、終わります。どうもありがとうございました。