吉岡賢治

よしおかけんじ



当選回数回

吉岡賢治の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第136回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○吉岡委員 島田教授にお伺いをしたいと思います。  けさ私は、七時三十分、大蔵省の門前に行きました。阪神地域の市会議員、三田あるいは宝塚、そして芦屋、さらには西宮、超党派の議員がお集まりになっておりまして、そこで、住専の問題に六千八百五十億を出すなら、現地の問題、とりわけ住環境...全文を見る
○吉岡委員 島田先生に具体的なことを重ねてお伺いをしたいと思います。  今、日本の金融というのは岐路に立っていると思うのですね。要するに、古いシステムを維持するのか、二十一世紀に向かって透明性の高い効率的なシステムをつくっていくのか、こういうことであろうと思います。  私は、...全文を見る
○吉岡委員 最後に、禿河公述人にお伺いをしたいと思うのです。  被害者であると思いますが、農林系金融が住専にのめり込んでいってしまった原因の一つに、預貸率の低さというものがあったかと思います。平たく言いますと、有利な運用先がなかった、こういうことになるかと思います。労働金庫も一...全文を見る
○吉岡委員 終わります。
02月26日第136回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○吉岡委員 今、国民の住専に対する怒りは大変なものがあります。  私は、いろいろな言い方はされておりますけれども、住専は法的責任、こういうものを重視して処理すべきだろう、このように思っているところであります。日本の経済が停滞している原因、その一つに不良債権、この問題があるという...全文を見る
○吉岡委員 総理の回答に私は大変不満を持っておりますが、先に進みたいと思います。  信頼回復と再発防止ということであります。  大蔵大臣にお尋ねしたいと思いますが、私は、金融は、大蔵省が通達やそして覚書でマーケットに介入したり、あるいはいろいろな指示を出したり、そういうことで...全文を見る
○吉岡委員 私は、今の答弁に大変危惧するものであります。国民の皆さん方は今どう思っているか。朝日新聞の「声」の欄に載ったことを紹介申し上げておきたいと思います。  要するに、当事者は責任逃れと隠ぺい、そして他者への責任転嫁をしている。これは国民から見れば無責任の蔓延ということに...全文を見る
○吉岡委員 時間ですので、終わります。
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○吉岡分科員 私は、公的財政支援のあり方と、そして地震災害ということでお尋ねをしたいと思っています。  今、神戸を中心とする阪神・淡路大震災の被災地では、多くの団体あるいは個人が公的支援措置の拡大を求めています。ここにありますだけでも、自治体の議会の皆さん、この間も、早朝六時半...全文を見る
○吉岡分科員 ありがとうございます。  ぜひひとつ考えていただきたいのですが、私は、何としても阪神・淡路大震災の教訓をきちんと生かさなきゃならぬと思っています。そういう意味で、日本の憲法もあるわけでありますから国民の生活を守るということは当然のことというように思っておりますし、...全文を見る
○吉岡分科員 兵庫県が提唱しております新しい住宅地震災害共済制度の創設ということでございますけれども、これは、私は、ある意味でぜひ国の方も真剣に受けとめていただきたい、こう思っているわけでございます。  といいますのも、先ほどもお話がございましたように、基本的に私有財産について...全文を見る
○吉岡分科員 そう言われるだろうと思いますけれども、神戸市で現実に入っておられた人は、地震保険には三%、最大と言われる東京で一八%です。保険に入れる人はいいんです、四万、五万を年間払える人は。冒頭に私が言いましたように、一台の電話の基本料さえ払えないよという人が現実にあらわれてい...全文を見る
○吉岡分科員 今みずから御回答いただいたように、低所得者層を含めて大変困ったことになってきているんです。先ほど言いましたように、非常に深刻なんですよ。そういうところで、金持ちの皆さんは堅固な住宅を建てて、リスク負担はしないわというふうに言われるかもしれません。低所得者は粗末な家で...全文を見る
○吉岡分科員 今大臣がお答えになりましたように、現実にやるとなるといろいろな問題があります。この兵庫の方式はすべからく正確にやられているし、これでどんずばりやるんだなどということを私は言っているわけではないのです。  そうじゃなくて、そういう発想の中で、大蔵省としても十分お考え...全文を見る
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○吉岡分科員 私は、環日本海国土軸の形成について質問をさせていただきたいと思います。  環日本海圏の構想と日本の役割ということでございますが、二十一世紀に向けて環日本海圏の新しい国際秩序を構想し、日本も共生の理念を基本とし、その一翼を担うときに来ているのではないかと思っています...全文を見る
○吉岡分科員 国土軸の問題は考えていかなければならぬというふうに大臣に言っていただきました。  私は、ぜひひとつお願いしたいのであります。  今申し上げた環日本海圏構想と日本海国土軸というのは、表裏一体のものだろうというように私は考えているわけであります。日本海沿岸地域の発展...全文を見る
○吉岡分科員 国土軸の形成ということで、連携方式ということも今言っていただきましたが、私は、ひとつお考えいただいておきたいことがございます。やはり国土の戦略として、政策先行あるいは公共投資、こういうことを展開していただかなければならぬと思うのですが、その際に考えていただきたいのは...全文を見る
○吉岡分科員 日本海を考える場合に、やはり竹島の問題は避けて通れない、こういうことになります。わかり切ったことでございますけれども、竹島は日本の固有の領土だというように政府も見解を述べておられますが、その点については、大臣も同様でございますか。
○吉岡分科員 これは将来にわたって、今申し上 げた環日本海経済文化圏構想という立場からすれば、漁業の問題とかあるいは漁業資源の問題は、お互いが協調しながら解決を図っていかなければならない問題だと思います。しかし、そこに至りますまでにはかなりの時間と労力を必要とする、こういうこと...全文を見る
○吉岡分科員 そうしますと、水産庁の方にお聞きしたいと思うのですが、一つは、先ほども実情を訴えましたように、紛争が絶えないと言ったら言葉が大きくなりますけれども、日本の漁民の人たちは非常に厳しい眼で見ているというのは先ほど申し上げたとおりであります。  そこで、韓国もいわゆる海...全文を見る
○吉岡分科員 重複水域のことを漠然と今おっしゃっているのでちょっとお聞きしておきたいのですが、対ロシアということで考えてみますと、入漁協定をその水域については結んで、そして安全操業ができるというようなことというふうに聞いておるわけですが、そのような協定をこの日韓の問題でも進めよう...全文を見る
○吉岡分科員 漁業会に行きますと、海図を示されて、ここにも縮小したものを持ってきていますが、竹島と隠岐島の間に韓国の二百海里の設定の線が来るというお話を聞いております。そう考えてみますと、かなりの水域が重複水域になっていくということで、お互いが主張していても仕方がないということに...全文を見る
○吉岡分科員 水産庁の方にお聞きしますけれども、日韓の漁業委員会ということで、お互いの秩序を守ろうであるとか、あるいは資源を確保していこうだとか、操業の秩序と資源ですね、そういうことを話し合われるというのは毎年やっておられるのでしょうか。
○吉岡分科員 そうしますと、水産庁の方も実務者の中でこの問題をやはり真剣に取り上げていただきたい、このように一つは思っているわけであります。外務省の方も、自動延長ということになっているということがあるとしながらも、お互いが二百海里のいわゆる海洋法条約の批准国であるということである...全文を見る
○吉岡分科員 ぜひひとつしっかりした交渉をしていただきたい。そして、友好を生んでいき、さらに漁業者の方においても、安全で、なおかつみずからの資源を確保していこうという、こういうことにきちんと対応していくという方向をぜひとっていただきますように申し上げておきたいと思います。それらの...全文を見る
03月25日第136回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
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○吉岡委員 災害の報道についてお尋ねをしたいと思っています。  昨年の一月十七日に阪神・淡路大震災が起こったわけでございますが、私は、十八日、十九日と、西宮、そして芦屋、神戸、自転車で回って、その現地の状況を見てまいりました。それだけに、生々しい災害の状況、それに符合した報道は...全文を見る
○吉岡委員 今、取材のあり方についてお話もあったところですので、あえて触れておきたいと思いますが、ヘリコプターの問題ですね。四六時中、十機も、多いときには十数機も被災地の上空を舞っているわけです。その間、いわゆる壊れた家におる人の声が聞こえない、木をたたいていても信号が聞こえない...全文を見る
○吉岡委員 その件については、放送関係者だけではなくて新聞等のマスコミもございますから、これはまた大臣の方に御検討いただくようにお願いをしておきたいと思います。  さて、阪神・淡路大震災でNHKの神戸の放送局が壊れて使用不能になりましたね。今JR駅前のビルを借りて仮の運営をされ...全文を見る
○吉岡委員 未定という話はちょっとひどいと思うのですよ。当面は仮設だということでビルを借りてやっておられる。しかし、それでいいのかということになりますと、ちょっと問題だと思いますね。したがって、都市計画の問題もあるというふうにおっしゃいますけれども、積極的にそこのところを進めてい...全文を見る
○吉岡委員 現地では早いこと建ってほしいということと、そして、今の使い勝手がいいとかとおっしゃいますけれども、そうではない、やはり誇りを持ってやれるようにしてほしいのだという要望を私は受けていることを申し上げておきたいと思いますし、ぜひひとつ検討していただきたいと思います。  ...全文を見る
○吉岡委員 はい、わかりました。  今お話を聞いておりますと、要するに神話はつくってはいけませんね。今回、それが教訓だと思います。そういう意味で、国民のための放送を事業として、精いっぱいそういう施設の安全あるいは放送の確保ということに努力されることを要望して、終わります。
05月14日第136回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○吉岡委員 排他的経済水域の設定は、領土問題を有利に展開しようとか、あるいは他国の利益を排除しようとか、そういうものではないと思っています。大原則は、関係する国々が平和的に共生することを前提に、それぞれの国益というものを守りながら海洋秩序を調和させることにあろうかと思います。 ...全文を見る
○吉岡委員 東経百三十五度以西が今日まで二百海里の設定がなかった、こういうことによって漁業者が大変困っていたという現実があるだけに、ある意味できちんと領土問題等を主張すべきことは主張すべきだというように思いましたので、質問させていただいた次第でございます。  二つ目の問題でござ...全文を見る
○吉岡委員 排他的経済水域の設定というのは、いわゆる他国の排除ということではないわけでありまして、水域内での国内法の適用と、そして外国船等についても実績を配慮するということになっておりますね。そういうことですから、資源の保全という大原則に立ちながら、水域内での漁獲をどのように配分...全文を見る
○吉岡委員 線引きがどうなるかということは大変な関心事であります。漁業者にとっては本当に生命線だというふうに主張されております。  そこで、そうはいっても、今外務大臣がおっしゃいましたように、いろいろな交渉の中で、多分、お互いの線引きの中で重複水域というものが結局できるのではな...全文を見る
○吉岡委員 海洋法条約、この精神を最大に生かしていただくと同時に、漁民の利益を損なわない、こういうことの中で、それがやはり国益にも通じていきますので、鋭意そういう方針でもって交渉していただきますように、よろしくお願いいたします。終わります。      ――――◇―――――