吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月24日第100回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○吉川春子君 それでは、商業用レコードの公衆への貸与に関する著作者等の権利に関する暫定措置法案についてお伺いいたします。  きょうは非常に私に割り当てられております時間が短いので、私はほんの一、二基本的なことについてお考えをお聞きするにとどめ、後日また引き続きこの問題については...全文を見る
○吉川春子君 それで、二番目に、貸しビデオ等の著作物の複製物の貸与の問題、それから著作権法第三十条の規定、私的使用のための複製など、著作権に関する法体系が現状に追いついていないという点があると思うんです。こういう問題について早急に著作権法の改正が求められていると思いますけれども、...全文を見る
○吉川春子君 三番目でございますが、いろいろな経過はあるにしても、今後ますます録音テープによる録音というようなこと、録画というようなことはふえる傾向にあると予想されますし、同時に、こういうものを大量に取り入れなければ貸しレコード業界としてもやっていけないという側面もあるというふう...全文を見る
○吉川春子君 それでは、日本学術会議法の一部を改正する法案について質問を申し上げます。  まず、この法案が衆議院の文教委員会で自民党が単独で審議をし採決されているという問題ですが、大変重要な法案をこういう形で処理したということに対して、私ども日本共産党は強く抗議いたします。しか...全文を見る
○吉川春子君 そのとおりですか。
○吉川春子君 それから、二番目ですが、五月の十九日に第八十九回学術会議総会で採択されました有志提案、二十五氏による「日本学術会議法の一部を改正する法律案について」という声明がありますが、この中で、「「改正法案」は本会議の存在理由をおびやかし、目的、職務の遂行に重大な疑義をはらむも...全文を見る
○吉川春子君 そして、二の声明の中で、法案の内容について六つの重大な問題を挙げておられるわけです。そして、その六つの重大な問題を挙げた上で、「政府および国会は、本会議の意のあるところを十分汲みとられたい。」としておりますけれども、これについて政府から正式な、公式な回答がありました...全文を見る
○吉川春子君 私が伺いましたのは、会長が総理府といろいろな折衝をしたとかどうかということではなくて、いま会長がお認めになりましたように、総会の意思としてこういうものが採択されている、その中に六つの重大な疑義があるんだけれども、このことについて会長個人ではなくて、総会に政府の方から...全文を見る
○吉川春子君 わかりました。  それでもう一つ最後に、最後にといいますか、確認したいのは、やはりこの法律の改正案について、参議院で慎重な審議をしていただきたいというふうにもちろんお考えでしょうね。
○吉川春子君 この際、委員長にも御要望を申し上げたいんですけれども、以上お聞きのように学術会議の自主性尊重とかなんとか言いながら、全くそういうものを踏みにじってきているということと、それからこの法案の審議の経過が非常に異常な状態であって、十分な審議が尽くされていないということは事...全文を見る
○吉川春子君 じゃあ、理事会でよく相談して、そのような趣旨でやっていただきたいということを御要望として申し上げます。  それではその次に、政府に対する質問を幾つかさせていただきます。  さきの五月の十九日の学術会議の声明の六つの問題点についてお伺いしたいわけですけれども、この...全文を見る
○吉川春子君 政府は、これまでたびたび自主性を尊重するというふうに言われてきております。たとえば、これは五十六年十月十四日の行政改革に関する特別委員会議事録の第六号ですけれども、その中で鈴木内閣総理大臣が、中山長官から云々ということに続いて、「私は、これは独立した機関でもあるし、...全文を見る
○吉川春子君 口で学術会議の意向を尊重するとかなんとかということは、もう何遍言っても非常にむなしいと思うんですね。それをやっぱり実行に移すという点で言えば、まさにこういう重大な声明が学術会議の意思として法案の参議院通過後にあったということについて、本当に意思を尊重しようとするなら...全文を見る
○吉川春子君 選挙が進行していて、もう候補者も決まっている状態の中でも、なおかつその法案の成立を強行するという態度は全く理解できないわけですが、この法案がもし強行されますと、先ほど来のお話にもありましたように、現在の会員の方の任期が一年半延長されるわけですね。そうしますと、現在の...全文を見る
○吉川春子君 もしこういう暴挙というような法律の改正が強行されて、多くの人が、もうこういうものには納得できないということで辞退をするという事態もあり得ますし、非常に、こういうやり方について会員の方の了解が得られないんじゃないか、そういうような混乱が起こったときに責任はどういうふう...全文を見る
○吉川春子君 肝心なこと答えてください。
○吉川春子君 まあ、これで任期がもう終わるというのに、あと一年半法律で任期を延長するということ自体が非常に、選挙が進行しているさなかにそういうことが行われるということが驚くべきことだというふうに思いますが、そういうような問題も含めて、とにかく、もうどんなごり押しでもやって、もう選...全文を見る
○吉川春子君 いま長官のお言葉ですけれども、私はいままでのこの法改正の進行状況を見ておりまして、非常にお言葉がむなしく響いたわけなんですね。やっぱり、言われることと行うことを一致させてほしい。本当に行動の中で自主性を尊重するということを示していただきたいと思いますが、時間の関係で...全文を見る
○吉川春子君 改革要綱というのが学術会議が出された案ですから、その次へ進みます。  それでは、政府に対してお伺いいたしますが、なぜ公選制ではだめで推薦制にするのか、その主な根拠を挙げていただきたいんです。
○吉川春子君 いままでの議事録を拾って私なりにちょっと理由を整理してみたんですけれども、一つは、日本学術会議法の一部を改正する法律案の提案理由の中にあるように、昨今の科学の発展は目覚ましいものがあり、学術研究も多様化が進む一方で、学術研究の細分化・専門化も多く見られるところである...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、いまの大体、推薦制にしなきゃならないという理由が述べられたわけですけれども、まず一について提案理由の中にも書かれておりますように、細分化、専門化が進む中で、推薦制導入することは手続をかえって複雑にして非常に困難にすると、こういう御意見があるわけですね。...全文を見る
○吉川春子君 学術会議の内部でもこれに対応するような検討を進めているということについて、それをやればこういう点についてもいいんじゃないか、そのことを任せる方がいいんじゃないかという点についてちょっとお答えがいただけなかったので、そこについてお答えいただきたいのと、学術会議の方でそ...全文を見る
○吉川春子君 この点についてもう少し突っ込みたいとは思うんですけれども、一言だけ申し上げておきますと、やはり一部、二部の問題だというふうにおっしゃられましたけれども、非常に問題点が多くて学術会議側の協力も得にくいかもしれないし、一年半という中で実際にやっていくということはいろいろ...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、これはこの文書だけいただいて素直に読むと、どれの結論ということではやってないんだけれども、特別の読み方があるんですか、この案に、これに。
○吉川春子君 全員一致としての意見としては結論を得るにはまだ相当の時日を要すると思われるというものだということも認められて、そしていろいろな意見が出てまとまらなかったということも認められていまの答弁で、なおかつ個々の先生の意見を聞くと推薦制だと。全く強引な結論づけと言わざるを得な...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、総理大臣と意見を異にするわけですね。
○吉川春子君 その中曽根総理大臣の発言というのは非常に問題だと思うし、ある意味においては学術会議の名誉に対する侵害というか、非常によくない発言だというふうに思うわけですね。総務長官は、その質が低いとは考えないということですけれども、私は、この発言の真意について長官にお伺いするのも...全文を見る
○吉川春子君 私はまず、わが党の慎重審議の要求にもかかわらず、この採決が強行されるということについて、強く抗議します。  理事会でも、私は審議の続行を強く要求しましたけれども、そしてまた質疑打ち切り反対動議に対する意見の陳述の場も認められない、私一人のそれを葬られたということに...全文を見る