吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第1号
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○吉川春子君 大変興味深いお話を聞かせていただきましてありがとうございました。技術革新が物すごい勢いで進んでいるということと、それから日本が産業革命を経ていないという問題があって、ヨーロッパ諸国よりはかなり深刻な打撃がありそうだということもよくわかりました。  それで、一つお伺...全文を見る
○吉川春子君 二つお伺いしたいんですけれども、一つはこのプロジェクトに関することですけれども、このプロジェクトの研究の成果がどこに帰属するものかという点と、それから成果が上がらないことも当然考えられますけれども、そういうふうに言うのはちょっと失礼なんですけれども、そういう場合に二...全文を見る
○吉川春子君 では、二つぐらいお伺いしたいと思うんですけれども、一つは、高度情報化社会とその背景の一つとして、高齢化、高学歴化、女性の就業率の増加ということが挙げられておりますけれども、いまこの情報化社会の中で、年齢の高い労働者と女性労働者が特に排除されていくということが各所であ...全文を見る
02月28日第101回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○吉川春子君 五人の参考人の方にすべて伺いたいんですけれども、私も時間の制限がありまして、国公立・私立高校という順序でお一人二問ずつまとめて伺いますのでよろしくお願いします。  最初に、一番時間の制約がおありと聞いておりますので、石川先生に私立大学の問題について伺いたいんですけ...全文を見る
○吉川春子君 全部まとめて答えてください。
○吉川春子君 共通一次が導入されて私学はどういう影響を受けましたか。
○吉川春子君 それでは時間の関係で高校の問題についてお伺いしますが、増田先生に伺いますが、共通一次が取り入れられていろんな影響を受けたと思うんですが、進路指導について特にどういうふうに変わったかという点について伺います。特に高校一年生でもう既に私学へ行くか国立へ行くかというコース...全文を見る
○吉川春子君 国立大学の問題を飯島先生にお伺いいたします。  五十二年四月二十一日の参議院文教委員会の附帯決議で、「この入試制度の改善措置については、その実施結果を踏まえた見直しのため、適当な時期に国会に報告すること。」、こういうふうになっておりますので、いつごろその報告が国会...全文を見る
03月08日第101回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○吉川春子君 それでは質問させていただきます。  大変いろいろなことを勉強になりました。特に留学生のお二人の方におかれましては、本当に見知らぬ国で、その国の習慣やら言語やらいろんな壁に挑んで立派に業績を上げていらっしゃるということについて、私はもう心から尊敬の念を禁じ得ないもの...全文を見る
○吉川春子君 はい、わかりました、どうも。  今インターナショナルロッジの話が出たんですが、舟久保先生に伺いますが、これは夜間人を置く体制があるのかどうかということだけちょっとお伺いします。
○吉川春子君 はい、わかりました。  それから、川野先生に二点お伺いしたいんです けれども、留学生のスムーズな受け入れ等のために各大学との意見交流の場というのが非常に必要だと思うんですけれども、それはどのように設けられているんでしょうか。  私、最近、名古屋大学の職員組合で...全文を見る
○吉川春子君 大学なんかとのいろいろな交流があるんじゃないんですかということなんですけれども。  留学生を受け入れている各大学と、それから国際交流機関である教育協会とはほとんど交流がないんですか。
○吉川春子君 舟久保先生に再度お伺いいたしますが、先ほどのお話の中で、交流協定が優秀な学生を受け入れるために力を発揮しているというお話でしたけれども、優秀な学生というのはもちろん日本の判断基準においての優秀な学生ということなんですけれども、最後に伺いたいのは、留学生を受け入れる目...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、優秀という意味は留学生としてきちんと勉強してこようと、そういう意思のある学生であればという、そういう意味にとっていいわけですね。
○吉川春子君 終わります。
03月09日第101回国会 参議院 本会議 第7号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました所得税法の一部改正案等につき、総理並びに関係大臣に質問いたします。  総理、今国民の暮らしはいよいよ大変です。大企業の一部に景気回復基調が見られるなどと言われる一方で、中小企業の倒産件数は依然として高水準を続け、...全文を見る
03月30日第101回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○吉川春子君 外務大臣は、第三国人を教育しないと答弁されましたけれども、八三年六月十六日付のジャパンタイムズには、百名以上のグリーンベレー特殊部隊がエルサルバドル政府の軍隊に対ゲリラ作戦の集中教育学校を設立するためにホンジュラス東部の僻地に送り込まれるというふうに報道しております...全文を見る
○吉川春子君 こういうことも御存じなくてやっているということは無責任だと思います。日本共産党は、独自の調査で、陸上自衛隊に二部別班という謀略部隊がいることを追及しました。自衛隊には調査学校があります。ここで使われている参考資料の一つに「秘密戦機論」というのがあり、政治謀略の手口を...全文を見る
○吉川春子君 どっちが質問しているんですか。私が質問しているんです。
○吉川春子君 非常に防衛庁長官の御答弁は遺憾だと思いますし、こういう重大な問題ですので、強くこの際指摘しておきたいと思います。  このような諜報謀略特殊部隊の沖縄配備は、平和を願う沖縄県民の強い怒りを呼び起こしています。名護市議会は三月二十八日、全会一致で抗議決議を行い、グリー...全文を見る
04月06日第101回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○吉川春子君 最初に、時間が大変少ないのでお答えは簡潔明瞭にお願いしておきます。  まず、政府は第六次定員削減計画を立てて、文部省において六十一年までに国立学校などで四百七十九名の職員を減らそうとし、今回の法改正でも四十二名の定数削減が行われようとしております。私はその計画に強...全文を見る
○吉川春子君 実情があるかどうか、知っているかどうかだけでいいです。
○吉川春子君 それでは、そのことはお認めになりましたので、文部省は文人給一〇九号の通達で、日々雇用の職員についての採用の抑制、新規採用については長期にわたる雇用にならないようにというふうに言っていますが、これは各大学に対して非常勤職員の雇用期間を二年か三年で打ち切れということを押...全文を見る
○吉川春子君 人事権はただいま官房長もお答えになりましたように、大学の自治の大切な一環ですのでこの二年で打ち切れ、三年で打ち切れということは、文部省としては、人事の介入であるから押しつけてはいないということでいいのですね。イエスかノーだけでいいのです。
○吉川春子君 年限について文部省は押しつけていないという答弁でした。私は、定員外職員の雇用期間を三年で打ち切るということには強く反対ですけれども、文部省はその大学のコンセンサスに基づいてやるべきだと、こういうお考えなわけです。  次に伺いますが、群馬大学においていわゆる三年雇用...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、私が今読みました、その当時の学長のこの文書についてはどうお考えですか。
○吉川春子君 この公文書には学長の欄に捺印がありますか、学長が了解しているという捺印がありますか、署名か。
○吉川春子君 捺印されておりますか。
○吉川春子君 この原議書のことですか。
○吉川春子君 その当時学長であった方が、明確に自分は知らなかったというふうにはっきりこの文書で出しているわけですけれども、文部省に出されていたその公文書には捺印してあるということは、学長が知らない間にその文書、学長の印あるいは署名が使用されたということになりますね。
○吉川春子君 それは、事実とその公文書との間に違いがあるわけですけれども、もし――もしといいますか、現実に学長が、その当時の学長がそういうことを否定されているわけですから、このことは事実とすれば大変な問題だと思いますが、いかがですか。
○吉川春子君 そうしますと、学長は、自分は知らなかったということをはっきり言っておられて、これは虚偽の文書ではなく本当の文書なんですけれども、それにもかかわらず、そういう学長が知っていたかのような文書が文部省に上がっている。その形があるから文部省としては、内容はともかくとして、そ...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、その大学の長である学長はそういうことを知らなくても構わないんだというのが文部省の御意見ですか。
○吉川春子君 全くお答えが私納得できないし、おかしいと思うんですね。本来は、そういう部局長会議があって、それで、そこで納得されたということは、学長にも通じているということは、一応推測できますけれども、群馬大学の場合はそうじゃなかったんだと、部局長会議で仮にそういうことはあっても学...全文を見る
○吉川春子君 調べだということですが、調べた結果、部局長会議の結果について学長は知っていたというふうに文部省は調べがついたんですか。
○吉川春子君 承知いたしておりませんの。
○吉川春子君 そうしますと、ここに前学長が自分は承知していなかったということが明らかになっているわけですからね。大学の自治権というのは学長にあるわけでしょう。そういう方が知らなかったということは重大だと思うんでね。この点について文部省はもう少し調べて、そして、もし学長が知らなかっ...全文を見る
○吉川春子君 端的にお答えいただきたいんですけれども、そうすると、その部局長会議で決定されていって、学長が知らなくてもそれは構わなかったということですね。
○吉川春子君 時間がなくなりましたので、ちょっと残念ですが、全く今の文部省の御答弁は、大学の自治ということを勝手に解釈して、それで自分の都合のいいようにだけ使っているというほかありませんので、納得できないんです。  最後に、文部大臣にお伺いいたしますけれども、三月十日の衆議院の...全文を見る
○吉川春子君 じゃ、これで終わりますけれども、要するに、三年雇用の問題についても、大学のコンセンサスを得て大学の自治の問題だということが文部大臣の御答弁と承っていいわけですね。
○吉川春子君 官房長には群馬大学の問題しか私、聞いていないんです。
○吉川春子君 いや、その学長が知らないという問題についてだけ聞いたわけですから……。
04月07日第101回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○吉川春子君 一番初めに、国立学校の三年雇用の導入問題について一言つけ加えます。  私の手元に手紙があるわけですが、学長は、当時の学長は部局長会議の議長であって——学長というのは部局長会議の議長なんですが、当時の学長も部局長会議の議長で、また部局長に確かめているんですが、すべて...全文を見る
○吉川春子君 それは、もうきのうもいろいろやりましたので、きょうは立ち入る時間がありませんのでやりませんが、学長が出席した会議だということと、その場所でコンセンサスが得られたということとは別で、その点について学長がそういうことはコンセンサスが得られていないと言っているし、部局長も...全文を見る
○吉川春子君 非常に学校嫌いが数としてふえてきているし、高校では中途退学がふえていっているということは、実に深刻な問題になっていると思うんです。なぜこういう子供がふえていくのかというと、やはり勉強についていけない、先生の話がわからないという低学力が最大の原因になっているのではない...全文を見る
○吉川春子君 今お答えいただいたように、国語、社会、算数が低学年から中学年へ進むにつれて通知表の評価の一、二の比率が非常に高くなっていく。それから、IQ、知能指数が高い子でも成績不振、学習不適応症に陥っている例が非常に多いと、こういうことが言われているわけです。  宮城県の調査...全文を見る
○吉川春子君 お忙しいのに、大変恐縮でした。  この本は、実は全国の七割の子供が使っております「あおぞら」という小学校三年生の教科書に十五ページにわたって載っております。質問は、この新美南吉の原作の方に出てくる漢字が二百八十八字なんです。    〔理事田沢智治君退席、委員長着...全文を見る
○吉川春子君 いえ、私は全部の漢字の数を聞いたんですが、実は、この教科書に出てきますと六百四字になるんです。原作の方で二百八十八しか使ってなかった漢字を、この教科書に取り入れるときに、この教科書に載ると、漢字の数が倍以上にふえる。これでは、なぜこういうことが起こるのか、ちょっと文...全文を見る
○吉川春子君 この教科書を使っている教師はこういうふうに言っております。こんなにたくさんの漢字が出てきたのでは作品のすぐれた点を理解したり楽しさを子供たちが味わうよりも、漢字を読み覚えることに全精力を割がなくてはならないと。さっき文部大臣がおっしゃられたように、大変心にしみ込むよ...全文を見る
○吉川春子君 これは教科書です。
○吉川春子君 原作は、もちろん作品ですから。
○吉川春子君 一つは、新美南吉のすぐれた作品を漢字の教材としてとらえるということは問題があると思うんです。要するに、この作品を子供たちに親しませて理解させるという観点で言えば、漢字を二百八十八字でいいものをさらにふやしているということ、そのことが子供にこの話はむずかしいなと、国語...全文を見る
○吉川春子君 私は、その点について漢字をたくさん覚え込ませるというその目的のために、こういう作品が改ざんさせられている。そして、この作者はもう亡くなった方ですから、お墓の中まで相談に行けないのだけれども、現存している作者の物については相当書きかえさせられて文章の最初の形も変わって...全文を見る
○吉川春子君 九年間ですよ。小学校じゃないでしょう、八百八十一字は。
○吉川春子君 昭和三十三年の三月までは恐らく八百八十一字を九年間で覚えるようにということになっていたと思うんです。三十三年に改訂されまして、それで六年間で八百八十一字ということになりまして、現在は九百九十六字を六年間で覚えると、こういうふうに漢字の数がふえてきているわけです。 ...全文を見る
○吉川春子君 年間のトータルでちょっと、言えませんか。
○吉川春子君 私どもはちょっと計算してみたのですけれども、前回の指導要領まででは千六百三時間ある。現行は千五百三十二時間、七十一時間の減になっているわけなんです。子供たちが覚えるべき漢字の数が、昭和二十年代と現代と比べて、単純に計算してみますと、私も昭和二十年代に小学校を卒業した...全文を見る
○吉川春子君 子供たちが漢字やらいろんな情報にたくさん接しているということは私も否定しないんですけれども、ただ、それをどれだけ消化できる能力があるかということで伺いたいと思うんですが、私は、今のように教育的な配慮を抜きに、子供への漢字の押しつけが子供の漢字嫌いを生み出しているじゃ...全文を見る
○吉川春子君 これは一九七五年の秋に「教育課程改定のための学力実態調査」というものをやって、そして小学校で習得されることになっている学習指導要領に定める九百九十六の学習漢字の読み、書き、ごく簡単な語句の意味と使い方、短文作成に限定して、基本調査を地域、学校規模別に分けて実施してい...全文を見る
○吉川春子君 戦前の例を出されましたけれども、戦前、兵隊検査のときに読み書きの試験をしたわけですね。そして、そのときにどういう結果が出たか、それでは御存じなんですか。
○吉川春子君 承知していないで戦前はたくさん覚えたのにという言い方は非常に無責任だと思うのです。実は、この兵隊検査のときにやった読み書きの結果、余りにも国民が漢字を知っていないと、基礎学力がないということで非常に深刻な反省がなされたわけです。そのことに基づいて戦後の八百八十一字と...全文を見る
○吉川春子君 誤解されては困るんですけれども、私は漢字の数が少なければ少ないほどいいという立場から質問しているんじゃありません。必要なものは教えなきゃならない。  文部省に伺いたいのは、それではたくさん教えれば、知っていればいい、そういうことで漢字をふやしてきたということなんで...全文を見る
○吉川春子君 文部省は、漢字が子供に定着しているかどうかなんという本格的なデータは何も持たずにやってきたわけですね。今やっていて、その結果はまだ発表されておりませんけれども、もうこれだけふやしてきちゃった後で、そういう調査をやって——やらないよりはやった方がいいと思うんですけれど...全文を見る
○吉川春子君 小学校の二年生で教えなさいというふうに言っている漢字の中で、ごんべんのつく漢字は幾つありますか。
○吉川春子君 そうですか。じゃ、ちょっと時間の関係で——これ、調べてみなきゃと言ったって、ぱっと開けばすぐわかることなんですね。  小学校二年生でごんべんの漢字は五つ出てくるんですね、話とか説とか記とか。それで、ごんべんの漢字というのは画数も多いし、子供にとっては非常に難しい漢...全文を見る
○吉川春子君 ごんべんの漢字は二年生で五つ出てきて、ごんべんに当たる言という字は三年生にならないと出てこないんですね。さらに話という字のつくりの舌という字は、六年生にならないと出てこないんですね。つまり、最初に難しい字がぱっと出てきて、その後の学年になって言とか舌とかという、そう...全文を見る
○吉川春子君 また誤解していただいちゃ困るんですね。  やさしいものから順々に教えた方がいいという考え方に立って、先に言という字を教えた後、難しいごんべんの字を教えるというような順序を変えることが今の指導要領の中で許されますか、そういう教科書が検定を通りますかということを一伺っ...全文を見る
○吉川春子君 法的拘束力があるかということを聞いているんですけれども。
○吉川春子君 それで、どの漢字を先に教えるかということはなかなか難しい問題があると思うんです。私も、画数の少ないのから順々に教えていくべきだ、そういう考え方に立っているわけではないんですね。  ただ、問題は、文部省の指導要領の配当もいろいろ今指摘したような不合理な面もあるわけな...全文を見る
○吉川春子君 私は学年での弾力性について伺ったんですが、それは、今、法的拘束力があって認められないわけですね。法的拘束力の問題は、漢字に限らず、いろいろと現場の教育に対して硬直化させるいろんな問題を持っていますから、これはもっと時間をかけてお伺いしなきゃならないというふうに思うわ...全文を見る
○吉川春子君 今、文部大臣の御答弁聞いておりますと、要するに教科書というのはもう少し弾力性を持って、現場の教師が運用できるようにしなきゃならないというような趣旨も含まれていると思うし、これは法的拘束力で一方的に教師にこの内容で教えよという押しつけがあってはならないというふうにも例...全文を見る
○吉川春子君 先ほど来の文部省の答弁でも明らかなように、どんな漢字をどの程度ふやしたらよいかという実態調査もほとんどせぬままに、明らかに国語の力の定着が弱いという事実も一方ではあるのに、根拠なく漢字をふやしてきた背景に、私は自民党のこういう文書に表現されるような、子供の頭はバケツ...全文を見る
○吉川春子君 いろいろ文部省としても調査や何かやってきたと言うのですけれども、先ほど来私が繰り返し伺っているのに、調査や研究の結果が明らかにされないわけです。だから、そういう裏づけもなしに、ただ研究している、調査しているということだけでは説得力がないと思うんです。  ここに岩手...全文を見る
○吉川春子君 今お答えになりましたけれども、学力が非常に低くても、教え方によっては高校生になってもその子供たちの学力を引き上げることができるということがこの中にも書かれているわけですけれども、大臣はいかがですか、こういう考え方について。
○吉川春子君 中曽根総理が教育改革を叫び、臨教審について当委員会でも昨日も文部大臣のお考えもいろいろ明らかにされてきたわけです。国民の中に強い教育改革に対する願望があることは紛れもない事実だと私も思います。私は申し上げたいわけですけれども、社会を騒がしている暴力や非行の子供たち、...全文を見る
○吉川春子君 もう時間がなくなりましたのでこれで最後にいたします。  予算を削るかどうかという問題については、今のところ並行線でありまして、私は文部大臣のお答えは納得できないのです。それともう一つ私言っておきたいことは、学力の低下が人格の破壊にまでつながっているという事実なんで...全文を見る
04月13日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第2号
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○吉川春子君 いろいろ質問したいことがあるんですけれども、まず経済企画庁の「一九八〇年代経済社会の展望と指針」についてなんですけれども、非常に美辞麗句で飾られておりまして、バラ色の展望を示しているようにも見えますけれども、その中で、〔二〕のさらに二で、「就業構造を展望すると、」と...全文を見る
○吉川春子君 労働省にお伺いしますけど、OAが導入されて、特にこれを使っている婦人の労働者の健康破壊ということが各地で問題になってきていると思うんですけれども、ごく最近VDTの作業に基準を労働省が設けられまして、今まで何もなかったということを考えればひとつ評価できると思うんですが...全文を見る
○吉川春子君 OAの機器の導入について婦人労働者とかそれを操っている労働者にどういう影響があるのかというようなことを労働省として今どの程度つかんでおられるのかという点を続けて伺いたいのと、それから例えばOA機器などを深夜にまでわたって婦人労働者が扱うというようなことは大変健康にも...全文を見る
○吉川春子君 その結果はいつごろ発表なさるんですか。  それと、やっぱり深夜にまでわたってOAの機器が扱われるということは、労働省としては、今は禁止されていますけれども、今後の問題として、そういうような職場で深夜にわたって婦人労働者が働くというようなことはもちろん適当でないとい...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと通産省にお伺いしたいんですけれども、コンピューターなどの技術革新の開発に伴う補助金のことなんですが、非常にコンピューターの開発によって大きな企業が利益をたくさん得ていると思うんですね。第五世代のコンピューターなどについても補助金もたくさん出ておりますけれども...全文を見る
○吉川春子君 そこはいろいろとやり合って、ちょっとまだ平行線になっていることだと思うんで、私お願いしておきたいんですけれども、やはり中小企業にかなりやっているというのは、実は事実に反することで、大企業と比べても少ないし、中小企業の補助金などがどんどん削られていっているというのは予...全文を見る
05月08日第101回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○吉川春子君 初めにこの法案の内容について若干質問します。  この法案は、私学共済年金受給者の給付額を二%程度引き上げるとともに、昭和三十七年以前にかかる旧法部分の年金については三月分から引き上げを実施するという内容で、表面的には改良であるので年金受給者の生活苦を思えば我々も賛...全文を見る
○吉川春子君 私学共済年金の生活者の立場に立って、やっぱり無批判にこういう年金抑制に手をかすというようなことを文部省はしてはならないというふうに私は思うわけです。  二番目に、年金統合による私学共済年金受給者への影響についてですが、政府は来年にも私学共済年金も含めた年金の一本化...全文を見る
○吉川春子君 年金が統合された場合に、今までと比べて後退することになるということが一番問題だと思うので、その点は絶対後退しないようにということを要求しておきたいと思うんです。我我日本共産党も、年金の種類ごとに給付水準に大きな開きがある、こういう問題については現在のままでいいという...全文を見る
○吉川春子君 それでは、その問題がもう少しはっきりした時点でまた改めて伺いたいと思います。  次に、高校生の急増急減問題について伺います。  一九六〇年代から一九八〇年代にかけて高校生の数の推移を文部省の資料で見ていきますと、第一のピークが一九六五年、昭和四十年で、五百七万三...全文を見る
○吉川春子君 五十人学級をさらに一割ふやして五十五人学級にしたというのは驚くべきやり方だったというふうに思うわけですが、そして私学には何の援助もしなかったということもまた本当にびっくりするわけです。  次に伺いますけれども、五年後の一九七〇年には四面二十三万人に生徒の数が減って...全文を見る
○吉川春子君 これだけ物すごい数の子供がふえ、また減った時期に文部省としてはほとんど対応もせずに、その実態についても知らなかったという今の御答弁は非常に遺憾だというふうに思うわけです。  昭和四十四年一月十二日付の毎日新聞にこういう記事が載っています。「私立高校長夫妻が心中」と...全文を見る
○吉川春子君 私学は独自に対応する、そして高校だから自治体が独自に対応してもらうということだけでは済まない問題があるというふうに思うわけです。この危機を乗り切るためには国がやるべきこと、私学がやるべきこと、自治体がやるべきこと、いろいろあるわけですけれども、まず生徒がふえた分をす...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、六十年以降に急増対策として建てる高校が各県から申請が上がってくる可能性があれば時限立法の日にちを延ばすこともあり得るというふうに理解してよろしいわけですね。
○吉川春子君 私学助成という問題について伺いたいんですけれども、急増期の後には急減期がやってくるわけで、多くの私学が今最も頭を痛めている問題はこの時期をどう乗り切るかということです。私たち国民の側にとっても私学の生徒がしわ寄せを受けることなく、この期間の対策を国に万全な策を講じて...全文を見る
○吉川春子君 五十七年から計算して第二のピークまでに百万人の高校生がふえるんですね。それで、仮にこれを、今の教育水準を維持するということになると新設校で受け入れるということになるわけですが、文部省が標準としている二十四クラスの校舎を建設するというふうに考えますと、大体九百二十五校...全文を見る
○吉川春子君 じゃ、その点は本当に心からお願いしておきます。  次の問題に移りたいと思うんですけれども、今、私学に学ぶ学生、生徒は、大学で八割、高校で三割に達しておりまして、我が国の教育は私学抜きでは考えられない。現に私学が非常に大きな役割を果たしているということは、もう言うま...全文を見る
○吉川春子君 私学が公教育でありますから、一族支配などが禁じられておりますし、生徒指導などについても恣意的であってはならないというふうに思います。そういう中で、職員会議のことについて伺いたいんですけれども、私学といえども職員会議を開いて、よく教師の意見を聞きながら学校を運営してい...全文を見る
○吉川春子君 埼玉県にあります山村女子高校では、昭和四十四年に校長名によって職員会議はやらない旨の文書での告示がなされまして、それ以来ほとんど職員会議が開かれていないという実態があります。したがって、生徒の退学処分などについても職員会議で検討されることはなく、きのうまで教えていた...全文を見る
○吉川春子君 まだ十分中身を、もちろん今申し上げたわけですから、把握されていないわけですけれども、それではこの学校の実態などを十分御自身で調査されるなり、させるなりして、何らかの対応をしていただけるというふうに伺ってよろしいわけですか。
○吉川春子君 「埼玉県立高等学校管理規則」というのがありまして、その第十六条に「学校には校務の民主的かつ能率的な運営をはかるため職員会議をおく。」と、(2)といたしまして「職員会議は校長が招集し、校務に関し、校長の諮問、その他重要事項について審議し、又は、職員相互の伝達、連絡、調...全文を見る
○吉川春子君 山村女子高等学校長山村何がしでこういう通達を出しまして、これからは職員会議はやりませんよということが行われているわけですね。なし崩し的に何となくやらないというんじゃなくて、もうはっきり学校の方針として全体の教職員を集めた職員会議はやりませんと、こういう方針をとってい...全文を見る
○吉川春子君 それでは十分に調査をいただきまして、その結果、また文部大臣のお考えを伺いたいと思いますけれども、いかがですか。
○吉川春子君 それではよろしくお願いいたします。  教職員会議の瑕疵があるのに退学処分を決めた事例が私立の新潟明訓高校の件についてありますけれども、これはどんな判断を下しているか御存じですか。
○吉川春子君 ああ、そうですか。通告をしてあったと思ったので伺ったんですけれども。これは原級とめ置きの決定をなすに当たっては、大多数の職員が出席した職員会議で審議を行うのが教育条理と考えられるところを、事実によると、進級判定会議には半数の教員が出席したにすぎないというのであるから...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、職員会議で原級とめ置きとか、あるいは退学などが十分話し合われなくて処分がなされたような場合にでも、文部省としてはそれを認める場合もあるわけですか。文部省が認めるというのは変なんですけれども、そういうことは構わないというふうに判断なさる場合もあるというこ...全文を見る
○吉川春子君 先ほど申し上げました山村女子高校というのは、授業料の安さでは県内のトップグループにあるわけです。埼玉県では学費を安く抑えている学校にはそれだけ補助金の額を多く出すという方針をとっておりますので、一人当たり十九万九千円という最高額の補助金を受けている学校です。それから...全文を見る
○吉川春子君 それでは、先ほど御答弁の中でその調査をするということを約束していただきましたので、その調査に基づいて、適切でない点があったら、ぜひ、その法律の範囲内で指導もしていただきたいというふうに思うわけです。  時間が参りましたので最後の質問ですけれども、八〇年代の急増、急...全文を見る
○吉川春子君 時間ですので終わります。
05月10日第101回国会 参議院 文教委員会 第11号
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○吉川春子君 レコード協会とレコード商業組合との利審の調整ということがきょうの審議の主要なテーマになっている感がありますけれども、著作権法が文化を守る法律であるという点を踏まえて幾つか質問させていただきます。二つの団体の利審をどこで一致させるかという一致点を見出す上でも、文化を守...全文を見る
○吉川春子君 先ほど高宮参考人がすべてのレコードについての許諾権を与えるかということについて微妙な御発言がありましたけれども、許諾権の働く期間は一カ月以上一年以内というのが今回の法律案ですが、例えば歌謡曲、民謡、童謡などそのレコードの種類によって許諾の期間に当然違いがあっていいと...全文を見る
○吉川春子君 それと、もう一つ、レコード協会の高宮参考人に伺いますが、使用料について、著作者、実演家、レコード制作者間の公平な分配についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
○吉川春子君 阿部参考人にお伺いいたします。  録音録画機器に対する賦課金制度が著作権審議会の検討にもかかわらず結論が得られていないというのが現状で、ドイツでは機械に、録音機に賦課金がかけられているし、オーストリアではテープに賦課金がかけられている、こういうお話でした。それで、...全文を見る
○吉川春子君 時間が来ましたので私の質問これで終わりますが、許諾権が与えられるということは、レコード業界にとっては大変強い権限が与えられたというふうにも考えられますので、先ほど来お話が出ましたように、ぜひ文化の普及という面を十分に考えていただいて、各団体の利害が一致できる点で努力...全文を見る
05月17日第101回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○吉川春子君 大臣がいらっしゃらないので、最初、著作権の問題について一、二お伺いいたします。  著作権の保護と文化の普及という問題を解決する上で重要な方策として、西ドイツなどで取り入れられている録音・録画機緒に対する賦課金制度が考えられると思います。しかし、著作権審議会の第五小...全文を見る
○吉川春子君 それでは、その方向を検討して早急に解決に向かっていただきたいと思うわけです。  次に、許諾権及び報酬請求権による使用料について、著作権者間で適正に配分されるかどうかという問題ですけれども、文化庁はこの点でもあっせんの労をとられるのかどうか、端的にお答えいただきます...全文を見る
○吉川春子君 わかりました。それで三番目に附則の第四条の二で、新法の第二十六条の二第一項の規定は書籍または雑誌による著作権の公衆への貸与について当分の間適用しないというふうになっておりますけれども、この「当分の間」という規定を入れた理由について伺います。  貸し本業の実態という...全文を見る
○吉川春子君 その点については慎重に対処されるように要望しておきます。  著作権法というのは文化について定めた唯一の形式的な意味の法律であるとか、あるいは文化の基本法であるというふうに言われているのですけれども、次に私は文化の問題について伺いたいと思います。  すぐれた芸術、...全文を見る
○吉川春子君 劇場施設として、多目的ホールではなくてオペラ専用のホールにしてほしいと、こういう要望が出ているわけですけれども、計画では三つのホールを建築するということになっておりますが、三つともオペラ専用のホールにするという御計画なのか、それとも、大劇場をオペラ、バレエを主とする...全文を見る
○吉川春子君 オペラとかオーケストラとかバレエに使う劇場というのは、私も素人なんですけれども、マイクを使わないので反響してはならないという設計だそうですね。それに反してミュージカルとかといったものはマイクを使うものですから、マイクを使うにふさわしい設計にしなきゃならないと、こうい...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと時間がないんで余り突っ込めないんですけれども、要するにオペラをやらないときはいろんなものに利用するということは当然なんですけれども、とにかくオペラをやるのに一番ふさわしい内容で設計をするというふうに理解してよろしいわけですか。一言でいいです。
○吉川春子君 それから、オペラハウスの評価は演出とか大道具、小道火、衣装、照明、美術といったような仕事に携わる専属のスタッフ、専属のオーケストラ、合唱団、指揮者などが備わっているかどうかに今はかかっていると言われていますけれども、この点についての明確な方針はあるんでしょうか。
○吉川春子君 座席数の問題なんですけれども、建設予定地の広さの問題とまた採算面からも論じられているというふうに聞いていますが、西ドイツの場合などは運営徴の五〇%から六〇%は国庫で賄われているそうです。日本におきまして国の補助についてどういう方針を持っておられるのか。建物をつくって...全文を見る
○吉川春子君 四月二十六日の設立準備協議会で設計競技について条件がついたと聞いています。日本建築学会、日本建築家協会、日本建築士会連合会など三会が、第二国立劇場がオペラ、バレエを主とする劇場であるという性格から、日本が世界に対して文化的に貢献をなし得る好機でもあるので設計案を公募...全文を見る
○吉川春子君 バスチーユのオペラハウスの設計競技は厳密に規定によっているものではないということでしたけれども、厳密な規定によってなくても外国人の設計士を参加させた国際コンペにはなっているわけで、そういう方向でも日本はできるんじゃないかと思うんです。  建設省もお見えになっている...全文を見る
○吉川春子君 地震、高温多湿とか言いましても、外国でもそういうところあるわけですし、日本の設計家だけに任せないと地震に耐えられる建物を建てられないということはいかにも失礼な話だと思うんですけれども、今のお答えで微妙な言い方ですけれども、とにかく外国の設計者の参加を拒まないと、入賞...全文を見る
○吉川春子君 大使館を通じたり、あるいは建築関係の雑誌に広告を出したり、日本は経済大国でもあり文化の水準も高いわけですから、いろんな方法があると思いますので、ぜひ広く世界に知らせていい案が集まるような方法をとっていただきたいというふうに思うわけです。  さっきの国際建築家協会の...全文を見る
○吉川春子君 そのバスチーユとかあるいはオーストラリアのオペラハウスの例を見ましても、審査員の国籍はもちろんいろいろあるんですが、そのメンバーも建築家だけには限っていないわけですよね。オペラハウスの総支配人であるとか、あるいはいろんな分野の方も審査員に加わっていて、もちろん設計の...全文を見る
○吉川春子君 私は信じてはおりませんけれども、一部週刊誌などで利権絡みの話とかいろいろ伝えられております。こういう五百億からする大きな建物ですから当然利権の絡む可能性というのはあると思うんですけれども、しかし、せっかくのオペラハウスですから、本当に利権の絡まない、そして内容の充実...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと一言。  オペラ専用劇場というのは最初からの計画にあったということですし、オペラ専用劇場が一つもないんですよね、日本には、文化国家としては。そこでオペラを中心に上演できるものをということで、オペラ以外は何もやらせないとかそういう意味じゃなくて、オペラ専用の...全文を見る
07月04日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第3号
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○吉川春子君 雇用にどういう影響を与えるかという問題について伺いたいと思います。  現段階においてはマイクロエレクトロニクスの導入が雇用に悪影響を及ぼしたという結果は見られない、こういうふうに言っておられるんですけれども、それは数の上で減っていないということと、それから内容です...全文を見る
○吉川春子君 私、二点だけ伺いたいんで、お答えは簡潔で結構でございます。  一つは、この報告書の中に、「マイクロエレクトロニクスの雇用に及ぼす影響について」の中で、「マイナスのインパクトが大きくなっている。」という指摘が「女子への影響」の点で出ています。「特に大企業において高卒...全文を見る
07月12日第101回国会 参議院 文教委員会 第13号
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○吉川春子君 私は、まず奨学資金の支給凍結問題についてお伺いいたします。  けさから何回かごの問題につきましては論議があったわけですけれども、政府はこの改正案を二月の二十五日に提出いたしまして、それで無理を承知で四月一日施行ということを盛り込んできたわけなんです。しかし、こんな...全文を見る
○吉川春子君 今の大臣の御発言は、責任をお認めになるということに理解してよろしいですか。
○吉川春子君 責任はお認めにならないということですね。
○吉川春子君 大臣の発言は全く納得できない、何か国会の審議がおくれたから今日の事態を招いたかのようなふうにも今おっしゃられました。しかし、もうたくさん法案を出したり、いろいろその道のベテランである文部省、政府が、一月そこそこで、こんな法案が成立するというふうに思って出したというこ...全文を見る
○吉川春子君 法案が成立しないということだけではなくて、学生についても現行法で手を打つということがすぐにやられていれば、そんなにサラ金借りたり、アルバイトを過度にしたりしなくても済んだ学生が多かったはずです。しかし、じりじりとというか、小出しにそういう手当てもしできたと、私はもう...全文を見る
○吉川春子君 非常に今度の改正によって量的な拡大があるということでございました。それでは、量的な拡大があるということは、数字を見てそういうふうに言えるかもしれませんけれども、しかし、量的な拡大ということはちょっとひとつおくとしても、これによって非常に学生あるいは奨学生の返還金の負...全文を見る
○吉川春子君 過重な負担にならないように配慮をなさったということですが、一、二具体的に伺ってみたいと思います。  例えば、五十八年度の一般貸与の月額及び四年間、つまり四十五カ月貸与を受けた場合の返還総額は幾らになりましょうか。また、五十九年度有利子貸与の自宅の月額及び返還総額は...全文を見る
○吉川春子君 五十九年度有利子。
○吉川春子君 もう一つ伺いたいんですけれども、五十九年度の自宅外通学の私立大学奨学生の場合の無利子貸与と有利子貸与の月額及び返還総額はどうなりますか。
○吉川春子君 ちょっとあれですね、例えば五十九年度の無利子と有利子を比べてみますと、貸与月額は同じですけれども、返還総額は約四十六万、二五%近くふえることになるんですね。それで、ちょっとお伺いすると時間がかかりますので、私から申し上げますと、例えば高校と大学をともに私立で過ごした...全文を見る
○吉川春子君 例えば自宅外の私立大学文理系の場合、十五年返還で現行法でも十二万ですけれども、それが今度十五万三千円になります。それを年二回払うとすると八万円ずつになるんですけれども、ボーナス時に八万円ずつ払っていくということですね。これ大臣に伺いたいんですけれども、こういう毎ボー...全文を見る
○吉川春子君 いや、大学院じゃないですよ。
○吉川春子君 今、ケースによってはこの返還の問題は大変だということを一部お認めになりましたけれども、私はやはり奨学資金を借りる人たちは低所得者層出身で、そしていろんな負担を負って生活する場合も多いわけですから、今度の量的な拡充が仮にあったというふうにいたしましても、返還の面で非常...全文を見る
07月13日第101回国会 参議院 本会議 第22号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、臨時教育審議会設置法案に関連し、総理並びに文部大臣に質問いたします。  総理、あなたは、戦後政治の総決算として、二十一世紀の青少年の育成を目指すのだと、極めて口当たりよく教育改革を主張なさいます。しかし、本当に教育現場の実態、国民の教育...全文を見る
07月17日第101回国会 参議院 文教委員会 第14号
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○吉川春子君 今、新しい事務とか医療の機器の開発が進み、そして高価な商品というものが大学あるいは高等学校にも非常に普及しつつあるわけで、そういうような状態の中で今度の事件が発覚したわけですけれども、報道によりますと、百億円程度の別途予算、とめ置き予算というものがあって、これを流用...全文を見る
○吉川春子君 それで、この予算の使途は、鳥野見主査が自由に処分できるシステムなのか、システム上ですね。また、あるいは上司の判断を本来仰がなければならないものを仰がなかったのかというような点について伺いたいと思うんです。これは、まだ捜査の途中で、いろんなことがわかっていないわけです...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと、あんまり、これしつこく聞くつもりはないんですけど、要するに、完全に一人の判断でこの鳥野見主査がやったということで、ほかの人が絡んでいる余地はないというふうに今おっしゃられたわけですか。
○吉川春子君 国立大学のOA化はこれからというふうに言われておりまして、非常に、今後ともこの機器の売り込み攻勢というのは激しくなると思うんですね。聞くところによりますと、製品を三割引きとか四割引きとかしてみたり、あるいはいろいろなロッカーとかそういうものをつけてサービスをして売り...全文を見る
○吉川春子君 最後に大臣にお伺いいたしますが、昨年私立大学でいろいろな不祥事があったということを理由に、国民の強い要求であった私学助成を一二%削減するというような、半ば制裁的な措置もやったわけなんですけれども、今後の国立大学について、この問題が何らかの決着がつくと思うんですけれど...全文を見る
○吉川春子君 それでは先週に引き続きまして質問をさせていただきます。  まず、私の手元に三和銀行の「教育ローン利用者事情」というものがございますが、これによりますと次のように書いてあります。教育費が年々アップしている中で、サンワ教育ローンは五十三年発売以来、幅広い方々に御利用い...全文を見る
○吉川春子君 進学ローンというものの必要性について、総理から文部大臣に対して、一九七七年に検討するようにというふうに指示が出されています。郵政省も昭和五十三年ですか、七八年に予算要求で進学ローン制度の創設の正式な要求を行い、五十四年度から教育ローンがスタートをいたしました。銀行の...全文を見る
○吉川春子君 性格が異なるものということはもちろんなんですけれども、この教育ローンについて国が積極的に検討を開始して、金融公庫その他を通じてやっているわけなんですけれども、そういうことについて文部省としてはどういうふうにお考えになるのか。それは憲法、教育基本法、あるいは国際人権規...全文を見る
○吉川春子君 中央教育審議会の第三の教育改革答申、昭和四十六年の六月十一日なんですけれども、ここで受益者負担主義という考え方を公然と打ち出しました。すなわち、昭和五十五年度の高等教育の受益者負担の水準を国民一人当たり個人消費支出に対して、国立大学では二〇%、私立では四〇%となるよ...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと、私の時間はそんなにないんで、端的なお答えで結構なんですけれども、四十六年の中教審の答申の中で、奨学制度の充実について数字を挙げて指摘をしているんですけれども、その点を一言おっしゃってください。
○吉川春子君 資料が手元になくても中教審の答申ですから、よく御存じのはずと思うんですけれども、この中で奨学金の制度についても、大学の授業料の値上げだけを言うのでは歯どめにならないと考えて、それで奨学金の受給率を三八%に引き上げるようにということを中教審は提案しております。ところが...全文を見る
○吉川春子君 認めるというか、数字がはっきり出ているわけですからそれは認めざるを得ないんですけれども、問題はやはり繰り返して指摘しております、また局長も言われているように、教育の機会均等ということを考えたときに、その大幅な授業料の値上げだけをやって、そして育英奨学金の方は全然力を...全文を見る
○吉川春子君 低利ということは抽象的な言葉ですから、四%でもそれは七%から比べれば低利じゃないか、七%でも市中の銀行ローンの一〇%から比べれば低利じゃないか、これはもう非常に抽象的ですから、低利でいくということ自体は全然意味を持たないと思うんですね。  それで、具体的に、もうこ...全文を見る
○吉川春子君 三%の利率という点については非常に微妙なお答えで、全体の財政政策の枠によっては動かされる可能性もあるという心配を私は打ち消すことはできません。今度の法改正が出てまいりましたときに、日本育英会に一人の大学生が電話をかけてきて、奨学金に利子をつけるならそれはもうローンな...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと時間もあれですから余り突っ込めないんですけれども、銀行ローンだって、卒業後本人が払うというような制度が出てくれば奨学金に近づくわけですね、これは。そういう意味では非常に今度の有利子制導入ということは、銀行の教育ローンとそれから奨学金との差をあいまいなものにし...全文を見る
○吉川春子君 今度の有利子制の導入の一つの理由として財政難ということが言われているわけなんです。私が言うまでもありませんが、育英奨学金制度がスタートしたのが昭和十八年、一九四三年である。その当時は第二次世界大戦、太平洋戦争の末期で、非常に財政的には厳しい時代であったというふうに思...全文を見る
○吉川春子君 私も、大臣よりは、もうちょっと小さかったわけですね、昭和十八年は、生まれてはいましたけれども。それで、財政的な困難度といえば、やはり今日と比較にならなかったというふうに思うわけですね、これは客観的に。財政的に困難だから、いろんなものができないかどうかという判断よりも...全文を見る
○吉川春子君 今、局長が御答弁になりましたように、ヨーロッパ諸国では高等教育において授業料は取らない、それから奨学金は貸与ではなくて給付だということですね。日本におきましては、高額な授業料を取られて入学金も取られて、そして奨学金については後で返還しなきゃならない。しかも、今度はそ...全文を見る
○吉川春子君 先ほど局長も強調されましたけれども、考え方の違いというのがあるわけですね。要するに、教育についてどういうふうに考えるか。予算編成の場合にその考えの違いが欧米諸国と日本との間ではっきりあらわれているということを私は指摘したわけです。それで、やはり、財政難というよりも政...全文を見る
○吉川春子君 文部大臣のお考えを聞かせていただきたいんですけれども、防衛計画が非常に成績よく超過達成している中で、四十人学級はまだ予算も棚上げにしておけというような最近答申が出ましたし、教材費の整備計画自体が、内容はきょうは立ち入りませんけれども、非常に不十分なものであるにもかか...全文を見る
○吉川春子君 私は、教育費あるいは奨学金制度の問題について、やはり日本の子供たちが非常に負担が重いという点について不幸だというふうに言ったわけなんです。戦争の危険がないかどうかという問題については、またいろいろかなり緊迫した条件もありますし、トマホークの配備、あるいは核戦争の戦場...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
07月19日第101回国会 参議院 文教委員会 第15号
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○吉川春子君 それでは、四人の参考人の皆さんにお伺いしたいと思いますが、時間が限られておりますので、一括してお伺いいたします。  まず伊藤参考人にお伺いいたしますけれども、今回の奨学金の支給遅延に対して、立命館では受給希望者の予備受け付け、代替貸し付け等の措置をとったというふう...全文を見る
○吉川春子君 具体的に何か歯どめをとおっしゃったので、それをお考えになっているか……。
○吉川春子君 どうもありがとうございました。  終わります。
07月24日第101回国会 参議院 文教委員会 第16号
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○吉川春子君 十二時を回りまして、昼食の時間になりまして皆さんお疲れと思いますが、きょうは文教委係員会昼食抜きということですので質問を続けきせていただきます。  最初に、育英会法、に入る前に一点だけ、奈良県が進めようとしている屠畜場の建設問題について伺いたいと思います。屠畜場を...全文を見る
○吉川春子君 文部省が奈良県の教育庁の問い合わせについて、それに対して回答を出されて、その問い合わせが九月六日、回答が出されたのは九月十二耳ということですから、非常に短い期間に回答を出されました。問題なのは、この回答がお墨つきのようになって、そして屠畜場を隣に建ててもいいというふ...全文を見る
○吉川春子君 もう一点だけ確認させていただきますが、学校施設設計指針の見解についての回答の中で述べられております中に、住民との合意という言葉はありませんが、先ほどのお答えによりますと、そういうことも含めて文部省としては十分配慮をするようにという意味でこの見解をお出しになったかどう...全文を見る
○吉川春子君 住民との合意をですか。
○吉川春子君 はい、結構です。その点についてはこれで終わります。どうもありがとうございました。  育英奨学金の問題について、特に高校生を例にとってきょうは質問をしたいと思います。  今回の法改正は、育英奨学事業の量的拡充のための法改正というふうに説明されておりますけれども、ど...全文を見る
○吉川春子君 高校生の中で奨学資金を受けているパーセントですね、それと絶対数です。
○吉川春子君 大学生も、まだまだ奨学生の率は欧米諸国に比べて非常に少ないわけですが、それでも一一%というふうになっていますが、高校生の奨学生が非常に少ないという理由はどういうところにあるんでしょうか。
○吉川春子君 今御答弁を伺いますと、高校生の教育費の問題について、非常に都道府県あるいは民間などで補っていると、政府が、育英会の率が非常に低いということを、不十分ながら都道府県その他で補っているという数字を、今、局長はおっしゃったと思うんです。ですから、少なくていいんだということ...全文を見る
○吉川春子君 非常に高い教育費の負担に国民があえいでいるということを文部省の資料が指摘しているというふうに思うわけです。大学の進学率が三五%ちょっとですから、経済的にもやや余裕のある家庭の子弟が大学には行くのかなあというふうに仮に言えても、高校の場合は、もう九割以上の子供が進学す...全文を見る
○吉川春子君 それで、この点についてもうちょっと具体的な数字を伺いますが、高校生に対する貸与基準が通知表の五段階相対評価で三・五以上、給与所得が国公立の場合は四百四十三万以下で、私立が四百六十万以下と、こういう厳しいものになっているんですけれども、こういう基準に当てはまる人は実際...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、こういう基準で一九%、約二〇%に近い高校生が奨学資金を受けられる資格はあると。しかし、それで実際に受けている人はその中で二・七%ですか、さっき、ですから、九分の一ぐらいの数字になるわけで、この点からいっても非常に現実に合わないというふうに思うわけです。...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと多いんじゃないですか、読み間違いじゃないですか。
○吉川春子君 そうしますと、実際に育英会の基準に当てはまっても借りていない人が十何%いて、さらに家計基準が当てはまるけれども成績が達しないから受けられない人が、今のお話ですと、三〇%ぐらいいるということを考えますと、非常に高校生の奨学資金を受けている数が少ない、あるいはその基準に...全文を見る
○吉川春子君 私は、ここで強く高校生の奨学生の枠をふやしていく、そういうことを要望しておきたいと思います。そういう御答弁も今いただいたというふうに理解しております。  次に、第二十二条の第三項で、「第二種学資金」、つまり有利子返還分ですね、これは「大学その他政令で定める学校」云...全文を見る
○吉川春子君 政策的にどういうふうに考えているかというふうにお伺いしたのではなくて、この条文の解釈の問題について、もう一度重ねて伺いますが、例えば「政令で定める学校」という文言の中に——今すぐ有利子化するかどうかの問題じゃなくて、この中に高等学校が入るのかあるいはその上の大学の中...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、この条文によって大学院や高校生に対しても将来奨学資金を有利子化できる、そのレールが敷かれているんだというふうに理解してよろしいわけですね。
○吉川春子君 当面、政策的に高校は含めないとかなんとかということはもうさんざん伺いましたけれども、今度の法改正の中で、とにかく高校も大学院も含めて有利子化の道がしかれている。しかも、これは政令事項ですから、政令で定める学校ですから、別に国会の審議を経なくても、来年度から、例えば高...全文を見る
○吉川春子君 時間がないので、本当はここ非常に重要な問題だから、もう少し突っ込みたいのですけれども、しかし、文部大臣が変わればまた違うお考えがあるでしょうし、国会の論議の中で、秋ごろまでなんて御自身でおっしゃっておられましたからね。高校生に利子をつけないという方針が秋ごろまた変わ...全文を見る
○吉川春子君 文部省の言われる財政投融資が、大蔵省との関係でいえば、大蔵省が非常に渋いと。いつまで三%の利率を、もし法律の改正がなっても、維持できるかどうかということもそこにかかっているわけですね。財投に頼ってやっていくということ自身が、一方の大蔵省が渋い考えを示しているわけです...全文を見る
○吉川春子君 それで、ちょっと時間の関係もありますので、もう一つ、もう一点伺っておきたいことがあります。  それは四十三条の大蔵大臣との協議事項についてです。文部大臣と大蔵大臣がいろいろと協議をして進めなければならないという規定が今度の改正案の中にすごくたくさん入っているわけで...全文を見る
○吉川春子君 文部大臣と大蔵大臣の協議事項はすべての点にわたるわけではないんで、一定の基準でもって設けていると思うんですけれども、どういう判断でもって協議事項に当たるというものを選び出したのか、その基準をお聞かせください。
○吉川春子君 そういたしますと、例えば、二十一条の二項の「育英会は、文部大臣の認可を受けて、前項に規定する業務のほか、第一条の目的を達成するため必要な業務を行うことができる。」、これが大蔵大臣との協議事項になっていますけれども、「第一条の目的を達成するため必要な業務」というのは、...全文を見る
○吉川春子君 予算を要するものがあれば、それについて協議事項とするというふうに今おっしゃいましたけれども、法文の中にはそういうふうには書いてありませんで、とにかく一条の目的を達成するために一項の方に一、二、三、四と四つほどありますけれども、それを除いたすべての問題について大蔵大臣...全文を見る
○吉川春子君 今具体的に何にも思い浮かばないものまで、しかも、会計とか財務とか、そういうことに関係のないことまで包括して、この目的を達成するためのすべての業務ということで、大蔵大臣と協議しなければならないというふうにやることは、物すごい育英奨学事業の自主性を損なう、発想が、考え方...全文を見る
○吉川春子君 そういうふうに今、局長がおっしゃっても、法文上、「一条の目的を達成するため必要な業務」、これから、どういうことが出てくるかわからないとおっしゃるけれども、そういうものも含めて、特別に財務とか会計とかの留保つきもなしに大蔵大臣との協議事項、文部大臣との協議事項というこ...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
07月26日第101回国会 参議院 文教委員会 第17号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、育英会法案に対する反対討論を行います。  本法案は現行の奨学金事業に有利子を導入するもので、憲法、教育基本法の目指す奨学の理念に全く逆行し、制度の根本的性格の改変にかかわる極めて重要な内容を持っています。それにもかかわらず、参議院でのこ...全文を見る
07月31日第101回国会 参議院 文教委員会 第18号
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○吉川春子君 今回の阪大に端を発しました文部省の汚職は、大変根が深くて悪質であるということが国会の審議を通じて明らかになってまいりました。  それで、オリエンタルマシンからのワープロの購入について、十九大学中十大学であるという、今、官房長のお答えがありましたが、この十大学の名前...全文を見る
○吉川春子君 追加配分ですべて買ったということですか。
○吉川春子君 それで、割引率等が、まだ十分に把握していないということなんですけれども、これを調査が完了した時点で、この委員会に御報告いただきたいと思いますが、いかがですか。
○吉川春子君 じゃ、それはそういうことでお願いをしておきます。  七月十七日の当委員会で、私は鳥野見逮捕について、そんなに多額の予算を全く一人で自由にできるのかという点について御質問し、だれかに相談すべきであったのにしなかったのかという問題について質問しました。その中で官房長は...全文を見る
○吉川春子君 田中の被疑事実は九大、佐賀大など六、七校に事務機器納入に関する上で有利に取り計らったということですが、五十七年十一月と五十八年二月の二回、会計課内で七十五万円受け取ったというものですが、田中が五十六年四月から総括予算主査になっているわけですが、五十六、五十七、五十八...全文を見る
○吉川春子君 それでは、その点については明らかになった時点でお答えいただくということで、ちょっと不十分で中途半端ですけれども、次の質問に進みます。  法務省お見えになっていただいていると思いますが、オリエンタルマシン社と関与した大学は九十王国立大学中の三分の一の大学に上っている...全文を見る
○吉川春子君 具体的に、これからどの大学へ捜査に入りますなどということはもちろん伺っているわけじゃありませんが、そうしますと、九十五国立大学中の大体三分の一ぐらいの大学に上っていて、大体この三分の一ぐらいの大学は捜査の対象に含まれていると、こういうふうに考えてよろしいですか。
○吉川春子君 捜査中であるからということですけれども、御回答としてはなかなか納得のいかないものでございますので、これは引き続きお伺いするということにいたします。  留保予算が国立大学予算の中で三〇%を占めているわけなんですけれども、これはこういう形ではなくて、予備費として、予備...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと、私に許された時間が大変少ないものですから、留保予算の問題についても引き続き別の機会にお聞きしていきたいと思います。  それで、端的にお伺いいたしますが、逮捕されました中曽根、田中、鳥野見、この三人の上司はそれぞれだれになるんですか。
○吉川春子君 それで、その追加予算の執行に当たりまして、田中、鳥野見についてはだれが許可を与えていたんですか。
○吉川春子君 時間が参りましたので、最後に大臣に三つほどまとめてお伺いいたします。  まず、「官庁綱紀の粛正について」という通達あるいは閣議決定を無視して、三年以上同一職場に在籍させていたという事実があり、その結果、こういう事態が起こったわけですが、この責任はだれがとるのが一番...全文を見る
○吉川春子君 私の質問はこれで終わりますが、大変駆け足で質問いたしまして、まだ未解明な部分がたくさん取り残されておりますので、私は委員長に、引き続き近い機会にこういう質問を続ける機会をつくっていただきたいということを要望して、質問を終わります。
08月01日第101回国会 参議院 内閣委員会,文教委員会,社会労働委員会連合審査会 第1号
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○吉川春子君 それでは、お伺いいたします。  行革審が七月の二十五日に、「当面の行政改革推進方策に関する意見」について発表いたしました、その意見について文部大臣としてはどうお考えになるかということを最初に伺います。  この中には、文教の関係だけを拾ってみましても、大学、短大の...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、文部大臣といたしましては行革審の意見というのはにわかには肯定できない部分も含まれていると、こういうふうに理解してよろしいですか。
○吉川春子君 行革審の方向というのは、文教に限ってみても国民の声と真っ向から対立するのではないかと思います。ここに全国都道府県教育長協議会の六十年度の国の施策及び予算に関する要望書というのがあります。十四の分野で百十項目以上の要求が掲げられておりますが、実はこのトップに学級編制及...全文を見る
○吉川春子君 いろいろ大臣はおっしゃられますけれども、とにかく行革審の意見と、それから教育長協議会などの意見とは、今真っ正面に向き合っているわけですね。私は、行革審をとるのではなくて、ぜひ国民の声の立場に立って文部大臣としてはやっていただきたいというふうに思うわけなんです。第一、...全文を見る
○吉川春子君 習熟度別の教師の加配計画が、当初の予定からしてどの程度進んでいるものか、もうちょっと具体的にお話しください。
○吉川春子君 時間がありませんが、要するにこういうようなきめの細かいことをやることも行革審などでそういうものをやめよ、極力抑制せよということを今度の報告の中でも出している。ここが非常に問題だと思います。  それで、文部大臣にお伺いいたしますけれども、私は端的に言って、今文教予算...全文を見る
○吉川春子君 いろいろ大臣はおっしゃいましたけれども、私は防衛費の削減なくして本当に実のある教育改革というのはできないと思うんです、限られているわけですから。ですから、私はそういう意味で本当に子供たちの教育の責任を持ち、将来の子供たちを立派に育てていくという観点に立って、やはり文...全文を見る