吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○吉川春子君 共産党の吉川です。  本当に日本に九年もいろいろ御苦労なさって生活していらっしゃって大変だということよくわかりました。昭和五十九年、今から三年前の参議院の文教委員会で我が国の留学生の受け入れのあり方について参考人五人をお招きして御意見を伺ったことがあるんです。その...全文を見る
○吉川春子君 それは、そういうふうな日本に対するアジアの方の思いがありますわ。そのことと、留学先を日本に選ぶか欧米に選ぶかというときに、ヨーロッパとかアメリカへ留学するかあるいは日本に留学するかというときに、そういう日本に対するイメージとか過去のいろいろな思い出とか、そういうもの...全文を見る
○吉川春子君 それでは質問させていただきます。  一つは学校における英語教育のことなんですけれども、今お二人の参考人は大変よい先生にめぐり会ったというお話をされました。そして同時に、大変優秀な生徒さんであったんだろうと私は思います。  私が伺いますのは、平均的なレベルの先生が...全文を見る
03月13日第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第3号
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○吉川春子君 教育の国際化という場合にそのねらいは何かといえば、外国をよく理解し、また日本をよく理解してもらうということであり、さらに言えば相互理解を深めることにより戦争が避けられ平和が保たれる、こういうことではないかと思います。平和な世界秩序が保たれるために教育はどんな役割を果...全文を見る
○吉川春子君 各教育現場で平和教育のいろいろなすぐれた実践もあるわけですけれども、やっぱり文部省がもうちょっと平和教育について熱心にいろいろ取り組まれた方がいいし、そのことが一番教育の国際化の上で大切なことではないかというふうに指摘しておきたいと思います。  それから、臨教審の...全文を見る
○吉川春子君 三月十日に沖縄県立高校の五十九校と特殊学校高等部六校の卒業式が行われました。沖縄では従来日の丸、君が代についてはほとんどゼロに近い数字だったんですけれども、ここ一、二年間なぜか文部省は非常に熱心に指導しまして、それを受けた県教委などの介入もあって日の丸、君が代という...全文を見る
○吉川春子君 もう答弁は必要ないわけで、御意見を申し上げますが、今国旗、国歌とおっしゃったけれども、日の丸、君が代は国旗、国歌というふうに法的にもなっていませんので、それはきちっとしておきたいと思います。  それで私は、教育の国際化という問題で一番大切なのは、もちろん語学も必要...全文を見る
03月25日第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第4号
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○吉川春子君 それでは、時間の関係で三点まとめて質問させていただきます。  まず最初にヒールシャー参考人にお伺いしますが、国鉄の用地を住宅地にというふうにおっしゃられまして、私も賛成です。私は日本共産党なんですが、共産党も地下暴騰対策の面からも、国有地、国鉄用地を公共的に使うこ...全文を見る
03月26日第108回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○吉川春子君 地対法について質問いたします。    〔委員長退席、理事亀長友義君着席〕  地域改善対策協議会は、昨年十二月、内閣に対して意見具申を行い、同和問題の根本的解決のため所要の対策の強力な推進を要望しています。それに基づいて今日この法案が提出されるに至ったわけですが、...全文を見る
○吉川春子君 次に、具体的な事例に即して伺います。  一九八五年の十月、広島県尾道市で、ある夫婦が、Kさんといたしますが、我が子に対する担任の指導に疑問を持ち学校に電話し、その話の中で、このような片手落ちの処置は困ると言ったところ、それは差別語だと言われました。担任の生活指導に...全文を見る
○吉川春子君 法務省にお伺いいたしますが、糾弾会に職員が出席することは相当でないとの通達を出されておられますが、その理由はどういうことでしょうか。
○吉川春子君 文部省に伺いますが、教委の職員などの糾弾会への出席について、文部省はいかがお考えでしょうか。
○吉川春子君 そうしますと、学校で行われる糾弾会などに教委が出席するというようなことは、私は、今法務省の御見解の立場でいくと、好ましくないんじゃないかと思うんですけれども、そういう立場でいかがですか。
○吉川春子君 「同和教育については一般国民の中にかなり批判的意見がみられる。」として、意見具申では、民間運動団体の教育の場への介入が同和教育のゆがみをもたらしていることが考えられる、教育の中立性確立のための徹底的な指導が必要だと、こういうふうにうたっておりますが、この立場に立って...全文を見る
○吉川春子君 確かに文部省は同和教育の推進について「同和教育と政治運動や社会運動の関係を明確に区別し、それらの運動そのものも教育であるといったような考え方はさけられなければならない。」としておられるわけですが、教育の中立性を損なうような事例というのは、例えばどういうことがあります...全文を見る
○吉川春子君 教育の中立性を損なうようなことがあったので、こういう今回の意見具申とか文部省の方針が出ていると思うんですけれども、その具体的な事例について聞かせていただけませんか。
○吉川春子君 尾道市の事件では、隠しどりしたテープを特定団体のビラとともに県立高校で教材に使っているわけなんです。全校生徒を集めてテープを流してそういうことをやっているんです。それから、講演の後、ロングホームルームというようなこともやられているわけですけれども、教育の中立性という...全文を見る
○吉川春子君 そうですか、それはわかりました。  私は、文部省、教育の専門家に申し上げますが、隠しどりしたテープを使うなんということは、これは教育ではないと思うんですね。今調査中であるということですので、私はよく文部省が調査されて、教育の中立を侵すようなことがあれば、これは断固...全文を見る
○吉川春子君 続けて、文部省にもう一問お伺いいたします。  このK先生ですね、だんなさんの方なんですけれども、妻の発言が差別発言だとして、夫人に対する指導をせよと県教委から二十数回にわたって呼び出されて、あるいは学校であるいは県教委で、県教委の同和教育課長、係長、主事あるいは教...全文を見る
○吉川春子君 県教委が御主人に、そういう奥さんの発言について指導してないじゃないかというようなことを言われる、その法的な根拠があるのかと思って私調べてみました。専門家の意見も聞いてみました。地教委が教師を指導する根拠としては、一般的に地教行法の二十三条の十九号の教育に関する事務と...全文を見る
○吉川春子君 文部省の回答で、いじめの問題はまさに責任があると思うんです。やらなければいけない責任があるので、今度の問題といじめの問題でのその教育委員会の指導とごっちゃにされちゃ、これは困ります。  要するに、奥さんのそういう発言について、もし答弁なさっているあなたが奥さんの責...全文を見る
○吉川春子君 じゃ、なぜその家族が出入りする道路だけに限って十数本立て看板を立てたのかということが問題になってくるんですけれども、それはどうですか。
○吉川春子君 出入りの道路、出入り口じゃなくて、通過している道路。
○吉川春子君 私は、法務省もせっかくいい通達も出しておられるわけだし、この問題についてもきちっと事実を把握して、それでやっぱりこういう、何というのですか、特定の個人の、明らかにその周辺に十数本立てて、みんな通り道なんだから、それはもうその人を目指してやったということははっきりして...全文を見る
○吉川春子君 今、具体的な問題について質問を申し上げてきたんですけれども、最後といいますか、長官にお伺いしたいんです。  意見具申が指摘しております今日的課題である行政の主体性とかあるいは教育の中立性等について、この件に限らずまだまだ大きな問題があるということは明らかだと思うん...全文を見る
○吉川春子君 わかりました。  じゃ、そういうことで、私はこの事件について、こういうことがまだあるということは非常に残念なことですし、こういうことをなくしていくために、公正中立という行政機関の立場を十分に踏まえて、やはり慎重に対処していただかないとならないというふうに思うわけで...全文を見る
○吉川春子君 私は、ただいま議題となっております地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。これよりその趣旨について、御説明をいたします。  同和対策特別措...全文を見る
05月08日第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第5号
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○吉川春子君 国民生活調査会の報告書作成に当たり、国際化に伴う国民生活の課題について見解を述べます。  きょうの調査会は、全体で一時間程度の中で各党が意見を表明するという時間的な制約がありますので、全面的に詳しく論を展開することは不可能です。そこで、総論的な部分を重点的に述べ、...全文を見る
05月14日第108回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○吉川春子君 それでは質問いたします。  次期支援戦闘機FSXについてお伺いいたしますが、まず、この選定作業の状況について伺います。
○吉川春子君 最近の新聞の報道によりますと、F15戦闘機あるいはその改良型の米国機を買うようにアメリカは要求してきているというふうに報じていますけれども、そういう事実があるんですか。
○吉川春子君 アメリカ側の最近の要求は貿易摩擦と絡めてきているようですけれども、防衛庁としてはFSXの選定に当たっては貿易摩擦についても考慮して選定しようとしているのか、あるいはそういうことは一切考慮せずに、貿易摩擦のことについては考慮せずに選定しようとしておられるのか、その辺は...全文を見る
○吉川春子君 防衛庁長官にお伺いいたしますが、貿易摩擦の件は判断に入れずに選定するということでよろしいわけですか。
○吉川春子君 さきに行われました日米首脳会談において、日本が防衛上の努力を会談で約束したとか何らかの密約が存在したのではないか、そんな密約でもなければ日米の対立が氷解するはずはないというようなマスコミの報道がありますし、これはニューヨーク・タイムズですけれども、そういうようなマス...全文を見る
○吉川春子君 そもそも支援戦闘機というのはどういうものであるのか、それについてお伺いいたします。
○吉川春子君 例えばF15とかあるいはF15の改良型というんですか発展型、こういうものが導入されるとすれば、シーレーン防衛などにも使えるんじゃないでしょうか。もしそうであるならば、支援戦闘機といっても実際には戦闘機の増強になるんじゃないか、こういう疑問があるんですけれども、この点...全文を見る
○吉川春子君 もう一度ちょっとはっきりお伺いしたいんですけれども、そうするとF15とかそういうものを買う可能性があるのかどうかという点と、シーレーン防衛にも使えるようにするためにそういうものを導入する可能性があるというふうにもとれたんですけれども、そういうことなんですか。
○吉川春子君 支援戦闘機三個飛行隊で予備機を加えて百機程度購入するということは、一兆円商品と言われているわけですけれども、こういうことについて、最後に防衛庁、この点についてお伺いしたいんですけれども、私はいかなる機種であろうともこういうものを購入すべきではないというふうに思うんで...全文を見る
○吉川春子君 一千海里シーレーン防衛ということに対してアメリカから強い要請があるわけだし、そういうものについて日本が応じていくということは、日本が極めて危険な道を歩むということが確かであり、私たちはこういうものについて絶対に同意することはできないと思います。  世界の大勢が軍縮...全文を見る
○吉川春子君 今防衛庁がおやりになろうとしていることは、大綱の精神にも沿うものでないということを指摘しておきたいと思います。  次に、化学防護隊の性格についてお伺いいたしますが、防衛庁は化学防護車を六十五年までに中期防で十二両そろえ、それぞれに化学防護小隊を新たに編成していく方...全文を見る
○吉川春子君 この計画の全体というのはどういうことなんですか。
○吉川春子君 それではその間に、化学防護車というのはどういう機能を持っているものでしょうか。
○吉川春子君 もう一度伺いますけれども、化学防護車の機能について伺っているんですけれども、それはいかがですか。
○吉川春子君 そうすると、化学防護隊というのは核兵器の放射能の有無の検出というものも行うということで、いわば核戦争を想定してこういう準備をしているというふうに思うんですけれども、そういうことなんでしょうか。
○吉川春子君 本格的な核戦争を想定したものではないとおっしゃいましたけれども、今まで大宮だけにあったこういうものをかなりたくさんのところへ配備するということであれば、やはりこれは核戦争に向けての、もし核戦争になったときの準備でこういう訓練もあるいはこういう装備も充実していくんだと...全文を見る
○吉川春子君 相手が核を使うから、だからこちらもということでだんだん装備を充実していくということになれば、やはりこれは悪循環だというふうに思うんです。核戦争に備えてその準備をアメリカとともに日本がやっていく、そうするとソ連はまたそれに備えてさらに軍備を強化するという心配もあって、...全文を見る
○吉川春子君 時間の制約もありますが、私は繰り返して申し上げますけれども、日本が核戦争の戦場になることを想定した、そういう準備をすること自体がおかしい。そういうことになれば、守られるものは何もないし、アメリカだけが守られる、そういう結果になるのではないか、そういうことを指摘してお...全文を見る
○吉川春子君 中曽根総理が教育改革を大々的に打ち出して臨教審を発足させたわけですけれども、現在と比べてみて、そのときとは明らかに情勢が変化しておりまして、総理の教育改革に対する熱は冷めたという、そういう受けとめ方が強いと思います。中曽根内閣としては、教育改革の区切りは大綱を決定す...全文を見る
○吉川春子君 強い決意で教育改革に臨まれるという御答弁でしたが、第三次答申の中で「教育費・教育財政の在り方」について、「行財政改革との関連に留意しつつ」「適切な財政措置を講じていく必要がある」としております。で、補正予算については内需拡大の要請から、公共投資についてはマイナスシー...全文を見る
○吉川春子君 はい、わかりました。もう時間が来たので終わります。  労働省済みませんでした。ちょっと婦人問題まで触れられなくて恐縮です。申しわけありません。  終わります。
05月18日第108回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○吉川春子君 まず文部大臣にお伺いいたします。  臨教審の第一部会長代理の香山健一氏は、その著書「自由のための教育改革」の中で、前川レポートの推進の成否は第三の教育改革が断行されるか否かにかかっていると述べておりますけれども、大臣はこういうふうにお考えでしょうか。
○吉川春子君 前川レポートというのは財界のための市場開放、構造調整を進めるもので、このために教育改革を行うというのはとんでもないことです。教育を時の政府の政策遂行の手段にするなどということはやってはならないと思いますが、その点はいかがですか。
○吉川春子君 臨教審は第一次答申の中で、学校開放についてはどう述べているんでしょうか。
○吉川春子君 大臣の御意見を承りましたが、臨教審は具体的にどのように述べているか、事務当局から御答弁をいただきたいと思います。
○吉川春子君 臨教審は、学校開放の目的の一つとして、学校のインテリジェント化のために学校開放を積極的に行うべきとしていますが、学校の教育、文化、スポーツ施設のインテリジェント化というのはどういうことなんでしょうか。
○吉川春子君 例えば小学校、中学校の地下に駐車場をつくるなどということも学校開放の一つと考えられるんでしょうか。
○吉川春子君 今、東京杉並区で中学校の地下に駐車場をつくるという計画があるんですけれども、阿佐ケ谷中学の建てかえ、地下駐車場建設計画について御説明いただきたいと思います。
○吉川春子君 その駐車場の建設計画の全容は御存じないんでしょうか。
○吉川春子君 阿佐ケ谷中学の建てかえは何のために行われるんでしょうか。
○吉川春子君 地下に三層の駐車場を建設するということですけれども、この工期等については御存じないんですか。
○吉川春子君 今までに公立の小中学校の地下の敷地、校舎校庭の敷地全部に駐車場をつくる、こういうような計画があったんでしょうか。
○吉川春子君 これは校舎の建築に二年、それから地下駐車場の建設に二年、合わせて四年間の工期で行われるわけですけれども、法律も予想していない初めてのことです。四年間全く校庭が使えない、そして二つの学年は入学から卒業まで一度も校庭を使えない、こういう状態になるわけです。一番活動的な子...全文を見る
○吉川春子君 四年間一度も校庭が使えないということについて、教育上の支障はありませんか。
○吉川春子君 文部省は大変調査不足だと思います。校舎の建築が二年かかって終わった後、校庭を全部ひっくり返して校庭の下に駐車場をつくるので、校舎の建築と関係ないんですよね。そういうので校庭が使えないということは教育上の支障があるんじゃないですか。
○吉川春子君 それは事実と違うんですね。校庭を全部掘り返してやるんですよね。横から入っていくところなんてないですよ、あの周辺の地理的な条件を見れば。そういうことをもう少し文部省、詳しく調べてみてくれませんか。
○吉川春子君 工事が完成しますと学校の地下には二百台の車が置かれる駐車場になるわけです。僕たちはガソリンの上で遊ぶのかと子供たちは言っているそうです。区は、工事中この学校を災害の避難場所にせず、道路を避難場所にする。学校は本来第一次避難場所になっていますけれども、ガソリンを積んだ...全文を見る
○吉川春子君 私は現地へ行きましてお母さん方から話を聞いたわけですけれども、皆さん非常に大きな不安を持っています。こんな中学校には入れたくないと。私立の中学校に入るために小学校一年生から塾に通わせている人もいます。地下駐車場が非行やいじめの場にならないかと、そういう心配もあるわけ...全文を見る
○吉川春子君 父母の納得を得ていると言うんですけれども、学校で集めて父母に説明会をやると反対意見しか出ない。区民全体は、この計画を知らない人が八三%いるということで、納得を得ているというふうにはとても言えないわけです。ぜひ、先ほど官房長が約束しましたように、十分調査して、教育上支...全文を見る
○吉川春子君 大学改革について伺います。  臨教審は、教育改革の突破口として大学改革を位置づけ、産官学の推進、大学審議会の設置などを打ち出しました。これらは、学問の自由の制度的保障である大学の自治、これを侵して、大学をして財界及び時の権力の意のままになる機関への変質を迫るもので...全文を見る
○吉川春子君 本来大学の自治に介入するようなことはやめるべきで、予算をえさにして陰からのそういう圧力というものをきっぱりやめるべきであると私は申し上げておきたいと思います。この案は、臨教審のねらう大学院大学の先取りとも言えるもので、我が国の大学のあり方を根本的に変えるものです。そ...全文を見る
○吉川春子君 否定を否定するということは肯定になるわけですね。  それから、いろいろな学説があるという理由のもとにこういうことが言われていると。確かに今御指摘なさったところで、神武天皇の存在を否定することはできない、こういうふうに指導書で書いてあるんですけれども、この点について...全文を見る
○吉川春子君 私はぜひ大臣のお考えを伺いたいんですが、いかがでしょう。
○吉川春子君 社会主義国というのはまた国民のためにある制度ですから、私はここでは触れませんけれども、神武天皇の実在説についてどうお考えなんですかということを大臣に伺います。
○吉川春子君 神話としてあるということと、その実在性を否定できないということとは全く違うものです。非常に文部大臣の答弁も私納得できません。それで、臨教審も第二次答申の「二十一世紀のための教育の目標」の中で、国を愛する心、人間の力を超えるものを畏敬する心、不易なるものの重視など、こ...全文を見る
○吉川春子君 先ほどの「新編日本史」の指導書に対する大臣の見解は真実の記述を偏向であるとすることで私は納得できませんし、神話上の人物を否定も肯定もしないような、こういうさっきの文部省当局の回答なども新しい国家主義を生むものだということを指摘しておきたいと思います。  臨教審は、...全文を見る
○吉川春子君 児童が減っているから予算が削減されたんじゃなくて、臨調行革だから削減されたんじゃないですか。  現在、大規模校、過大規模校の実態はどうなっていますか。
○吉川春子君 この過大規模校を解消して、建設費を十分とれればかなり内需の拡大にもなると思うんですけれども、学校建設の場合、どれぐらい費用がかかるのか教えてください。
○吉川春子君 体育館やプールの未設置校の実態、それから障害児関係の学校の体育館、プールはどうなっていますか。
○吉川春子君 過大規模校や大規模校の解消、そして体育館、プールの建設などは、大臣、大分内需の拡大にも役に立つと思いますけれども、この際に、こういうものを一掃してすべての小中、そして障害児の学校に体育館、プールを建設すると、そういうことで取り組んでいただきたいと思いますが、いかがで...全文を見る
○吉川春子君 大蔵大臣にお伺いいたします。  今お聞きのように、学校の施設設備の建設というのは本来教育に必要なのにもかかわらずまだ未設置校が大分ある。そのことが内需の拡大にもかなり役立つということなんですけれども、この際、例えば学校建設関係のシーリングを外すとか積極的に教育予算...全文を見る
○吉川春子君 文部大臣からようやく積極的な答弁をいただきましたが、大臣、そうしますと、特に障害児学校などについてはもう早急に、二、三年の間に少なくともプールは全校設置していただけると、このことをお願いしたいんですが、いかがですか。
○吉川春子君 事務当局にお伺いしますが、大臣が非常に積極的にそのことを進めていきたいと言っておられますが、プールや体育館の未設置校を解消する具体的な計画、そういうものを立てて取り組んでいくということなんでしょうか。
○吉川春子君 例えば、プールなどがある養護学校が一校もない県が、たしか島根と秋田だったでしょうか、二県あるんですけれども、地方の方から言ってくるのを待ってそれにこたえるという形で、マンモス校の解消なども計画をお立てになっておられるわけですけれども、なかなか各地教委の取り組み方にむ...全文を見る
05月20日第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第6号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、本報告書案に対し意見を述べます。  参議院改革の一環として設けられた本調査会の調査は今年度初めての試みであり、試行錯誤はやむを得ないものであるが、次回の参考にするために反省点をまず述べます。  まず、国際化という、どの分野でも共通して...全文を見る
05月21日第108回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○吉川春子君 恩給法についてお伺いいたします。  昭和六十二年度の恩給改定率を二%にした根拠を説明してほしいと思います。二%という数字に合理的な根拠はあるのでしょうか。
○吉川春子君 二%という数字にどういう根拠があるのかと。二・一でもよかったんですか。一・九でもよかったんですか。
○吉川春子君 行政運営の基準というのは、客観的に定められるべきものだと思うんです。公務員給与とかその他の要因というような、非常にあいまいな基準で今後決めるということになれば、政治的な要因も入ってくる可能性があります。行政介入の余地を残すことになると思うわけですけれども、行政運営と...全文を見る
○吉川春子君 法の解釈論はわかりますけれども、それが非常にあいまいな基準によるものだということを指摘しておきたいと思います。  一律アップ方式の問題ですけれども、これも他の委員の方から質問がありました。恩給の増額方式として公務員給与の改善傾向を考慮した回帰分析方式、上落下厚方式...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、政府の基本的な考え方としては、やはり上落下厚になるように改善を重ねていきたい、こういうことでよろしいわけですか。
○吉川春子君 保恩給受給者の中で、今回遺族の処遇改善で普通扶助料の最低保障額、寡婦加算及び遺族加算の改善がなされたわけですが、遺族が内縁関係、つまり内縁関係の妻には恩給の受給資格がありますか。
○吉川春子君 ほかの年金制度ではどうなっているんでしょうか。
○吉川春子君 そうしますと、ほかの年金制度では内縁関係の妻の権利が認められていて、恩給だけが認められていないというのは、何か特別な理由でもあるんでしょうか。
○吉川春子君 大臣にお伺いいたします。  今も憲法論議がありましたけれども、法のもとの平等というか、こちらの制度では適用されるのにこちらの制度では適用されないと、こういうことは非常に不平等でもあると思いますので、内縁関係の妻の権利について恩給法上も認められるようにぜひ検討してい...全文を見る
○吉川春子君 ぜひ検討課題として早急に取り組んでいただきたいということを申し上げて、次の質問に移ります。  中国残留孤児の方々の中で帰国された方々の問題についてお伺いいたします。  政府の責任によって引き起こされた戦争による後遺症が戦後四十年たっても今なおあちこちに残っており...全文を見る
○吉川春子君 日本語の習得状況が残留孤児の方々の自立問題と非常に密接な関係があるわけですが、大体日本語の日常会話を不自由なく話せるようになるには何カ月ぐらい必要なものでしょうか。
○吉川春子君 厚生省が五十九年十月に調査された結果を拝見いたしますと、簡単な日常会話ができるようになるまでの期間、六カ月未満という方が一二%で、六カ月以上を必要とする方が八八%いて、さらに一年以上必要だという方が五三%と。これ厚生省のお調べになった数字ですけれども、確かに残留孤児...全文を見る
○吉川春子君 厚生省御自身の調査によってもこれだけの期間が大体平均的にかかるわけで、それと比べて四カ月の定住促進センターでの生活というのは余りにも短いと思いますが、将来的に――将来的にといっても余り先では困るんですけれども、もう少し長く滞在できるような措置とか、それから日本語をも...全文を見る
○吉川春子君 器を同じにして考えるとそういうことになりますけれども、器を大きくするということを私要求したいと思います。  日本語を教える教師を各都道府県が雇っていろんな方法で日本語教育をやっておりますし、夜間中学なども、本来の目的は義務教育機関ですが、そういうところでも日本語の...全文を見る
○吉川春子君 零細補助というような理由で削られたとすればけしからぬことなんで、まさに語学教育が十分できるかどうかが自立への道につながるかどうかですから、私たちも働きかけたいと思いますけれども、概算要求をまたことしもぜひやっていただきたいと思います。  それから、ちょっと時間の関...全文を見る
○吉川春子君 時間の関係で大臣にお伺いしたいと思います。  この中国残留孤児の問題は、やはり戦後処理という重大な問題ですし、今お聞きのように、日本語教育の問題とかあるいは生活指導員の問題とか、さまざまな改善していかなければならない問題がまだあるわけですけれども、ぜひ政府の責任で...全文を見る
○吉川春子君 経企庁お見えでしょうか。――経企庁は先日、「内需拡大と成果配分」と題する調査結果を発表いたしましたけれども、時間は余りありませんが、簡潔にこの中身について御報告いただけたらと思います。
○吉川春子君 人事院お見えですか。――人勧のことについてちょっとお伺いいたしますけれども、今経企庁のお話でも明らかなように、内需拡大の一番重要なことは時間短縮と賃金引き上げたということなわけです。賃上げの問題についてはやはり公務員給与というのが民間、特に中小零細企業の給与を左右す...全文を見る
○吉川春子君 人事院は、伝えられるところでは、ことしは春闘の低調なことから、一%台の勧告を行うんじゃないかというふうに言われていますけれども、どうですか。
○吉川春子君 今、内需拡大の大合唱といいますか、そういうことが行われておりまして、それが政府の方針でもあるわけですから民間に準拠というだけでは国の責任が果たせないのじゃないかと、この際、国際的な内需拡大の要請にこたえるためにも、やっぱり公務員の労働者の待遇改善に大胆に取り組んでい...全文を見る
05月21日第108回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○吉川春子君 学校開放についてお伺いいたします。  臨教審の第三次答申で、学校開放を積極的に進めると、また情報化、国際化の要請にこたえてインテリジェントスクールなどに発展させていく開かれた学校構想を示しています。さらに、「概要(その四)」では、既存の学校用地を利用してインテリジ...全文を見る
○吉川春子君 学校施設の目的外使用、あるいは学校開放というのは、やっぱり学校の教育に支障のない限り、そして学校教育を進めるという範囲で行われるべきと思いますので、臨教審の学校への民活導入とか土地まで教育以外のものに提供していくようなことは、私はこれは学校教育本来の姿としてはやっぱ...全文を見る
○吉川春子君 現在、小中学校の学校施設の開放がどの程度行われているのか、実態を御報告ください。簡単で結構です。
○吉川春子君 働く婦人が今二千二百六十三万人と言われて、全労働者の四割に達し、また、婦人労働者の七割が既婚婦人であると言われていますが、働く母親がふえてまいりまして、児童の放課後の生活をどうするかというのが大変大きな社会問題となってきているわけです。この子供たちの放課後については...全文を見る
○吉川春子君 子供たちの放課後の実態について、やはり文部省としてもきちんとつかんで適切な対応をしていく必要があろうかと思いますが、その点について文部省のきちっとした対応を求めたいと思います。  実は塩川文部大臣が、これは十六日の教育改革推進懇談会の席上で、義務教育の子供を持つ母...全文を見る
○吉川春子君 私はちょっとびっくりしました。政府の調査でも、共働きと非行との関係は認められないという結果が出ておりますし、むしろ自立が早いということも一般的に言われております。何よりも女性の社会進出を積極的に進めるためのさまざまな施策が政府の手によって現在計画され、行われているわ...全文を見る
○吉川春子君 大臣に伺いますけれども、これが文部省の方針なんですか。
○吉川春子君 文部省は、やはり働く母親が大変ふえていて、その中で子供たちの放課後の問題などについても心を砕かなきゃならないし、政府も、女性が社会進出をしているその条件整備を行う、そういう責任があるわけなんです。女は家庭に帰れという発言は、そういう条件整備を政府はやらないという責任...全文を見る
○吉川春子君 女性が早く家庭に帰れるような通勤時間の問題とか時間短縮の問題ですとか、いろいろやるべきことはあるんで、そういう条件整備をするべきで、家庭にいて子供に接したいと一番思っているのは母親自身ですからね。そういうことをおっしゃる前に、やはり女性が安心して働ける条件整備を政府...全文を見る
○吉川春子君 だから、例えば教育上支障がないとか空き教室の活用などについて、それを文部省としてもちゅうちょする必要もないわけですね、そうすると。
○吉川春子君 大臣、現実の問題として働く母親がたくさんいて、かぎっ子もいて、どんなに家庭にいたいと思ってもいられないという状況もあります。そういう中で、やはり子供たちの放課後の生活も含めて、やはり児童生徒の教育というものを考えていかなければならない文部省としては、ぜひこの学童保育...全文を見る
○吉川春子君 半ばボランティアのような形で学童保育が進められている地域もありますが、本当に文部省としてもぜひお考えいただきたい。大臣はお考えくださるものと私期待しております。  ちょっと時間が残り少なくなりましたけれども、防衛庁お見えでしょうか。——三重県の久居市で、四月二十九...全文を見る
○吉川春子君 実際に自衛隊が実戦に使っている小銃をちょっと光線銃に直して使わせだということですが、文部省、現地の教育委員会はこの点についてどういうふうにコメントを発表していますか。
○吉川春子君 市の教育委員会。
○吉川春子君 あなたはどこの役人なんですか。文部省でしょう。防衛庁じゃないでしょう。文部省の立場で、子供の教育の立場で考えていただかなきゃならないことなんです。  各紙に報道されましたけれども、実際に自衛隊が使っている小銃を光線銃に直したとはいえ、人 形もあり、ヘルメットもあ...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
05月25日第108回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○吉川春子君 きょうの毎日新聞の報道によりますと、総理府の世論調査によって見ると国民生活の実感では五〇・二%の人々が生活費がふえ、そのうち物価上昇を挙げた人が四五・五%もいます。特に、年金受給者の場合、保健医療費の値上げは大変重い負担となっていると指摘されております。共済年金の伸...全文を見る
○吉川春子君 今いろんなことをおっしゃられましたけれども、私はその中でも大変重要なことは、GNPの六割から七割を占めると言われている国民の購買力を高める、そういうような施策を講じなきゃならないんじゃないかと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○吉川春子君 今大臣がおっしゃられました減税のことですけれども、政府は一兆円以上の規模の減税を検討されており、また所得税法の改正を二、三年の時限立法で行う案も浮上していると伝えられておりますけれども、そういうことなんでしょうか。
○吉川春子君 それでは、減税の考え方としてお伺いいたしますけれども、売上税と一体で提出されました減税と同じように、増減税一体のものとして補正予算に組み込んでいく、こういうお考え方は変わりないんですか。
○吉川春子君 なかなかおっしゃっていただけないので聞きにくいんですけれども、法人税減税は既に四千億実施されているわけですが、今政府がお考えになっております減税の中には、さらに法人税減税も含むんでしょうか。
○吉川春子君 本予算の成立前から補正予算の五兆円規模という大枠が国際公約として行われておりますし、補正のための臨時国会も七月には召集されるという段階で、骨格は恐らく定まっていると思うんですけれども、余り明確な御答弁がいただけないのは残念です。私たちの主張としては、直ちに三兆円の大...全文を見る
○吉川春子君 私がこの概要を読ませていただいた印象では、時短についてはかなり具体的に書かれておりますけれども、賃上げについては一般的な表現にとどまっているように思えるわけです。  そこで、伺いたいんですけれども、今環境を整備していくとおっしゃられましたけれども、この賃上げの問題...全文を見る
○吉川春子君 大臣にお伺いいたしますが、政府が賃上げについて積極的な役割を果たせるのは、何といっても国家公務員の給与についてであろうかと思います。公務員給与の水準というのは、一部民間の賃金にも影響を与えることが指摘されておりますけれども、この際内需拡大、国民の購買力を高めるために...全文を見る
○吉川春子君 人事院の勧告を上回って給与を引き上げてはいけないということではないわけですし、やっぱり公務員の給与が低いということは民間も低くなるという、そういう関連もありますので、私は、内需拡大のためにも購買力を高めるためにも、公務員の給与の引き上げというのを強く要求しておきたい...全文を見る
○吉川春子君 時間が来ておりますのでこれで終わりますが、マル優の廃止が再び提案される可能性があるということは大変問題であると思います。売上税同様廃案になったものですから復活は認められないと、このことを申し上げまして質問を終わりたいと思います。
06月10日第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 閉会後第1号
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○吉川春子君 時間の節約のために三点まとめてお伺いいたします。  第一点は、賃上げと労働時間の短縮、二点目は、円高是正対策、第三番目は、土地高騰の問題です。  最近、経企庁がまとめた研究報告に「内需拡大と成果配分」というのがありますが、それによりますと、日本経済全体の生産性向...全文を見る
○吉川春子君 最初に大蔵省に減税の問題で質問いたします。  緊急経済対策の中で、減税については直間比率の見直し等税制の抜本改革の実現を図り、その一環として、六十二年度において総額一兆円規模の減税をやると、こういうことが書かれていますけれども、これはもっとわかりやすく言えば、減税...全文を見る
○吉川春子君 この調査会は時間がありませんで、ちょっと詰めた論議できないんですけれども、直間比率の見直しということは、結局は、だからそういう意味では国民の大変な負担を伴うものであるというふうに私どもは考えまして、この直間比率の見直し等税制の抜本改革の実現を図り、その一環として一兆...全文を見る
06月17日第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 閉会後第3号
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○吉川春子君 内閣官房特命事項担当室に最初に質問します。  民活プロジェクトへの無利子融資についてなんですけれども、報道によりますと、産業投資特別会計に繰り入れられるNTT株の売却益四千五百億円の一部を日本開発銀行が政府から無利子で借り入れ、これを大企業の民活事業に無利子で融資...全文を見る
○吉川春子君 公共という名のもとに大企業に対する物すごい利益を保証するものが民活だと私は思います。  ちょっと運輸省にも通告してありますので、残りわずかな時間で質問いたします。  先ほどの御説明にもあったわけですけれども、「大都市圏の鉄道の複々線化及び大規模工事の促進を図る。...全文を見る
06月18日第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 閉会後第4号
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○吉川春子君 最初に、厚生省にお伺いいたします。  内需拡大は国民生活の向上、購買力を高めるために行われるべきであると思いますが、公共事業さえやれば内需拡大になるということではもちろんないはずです。  で、私、円高不況地域に行って社長さんなどと話をしてみましても、もっと国民の...全文を見る
○吉川春子君 時間がありませんので、もうちょっとお伺いしたいことがありますが、とにかく、規制緩和も安易にやるべきじゃないということを私は繰り返し強調しておきたいと思います。  労働省にお伺いいたします。  内需拡大についての御説明の中で雇用対策がありましたけれども、労働時間の...全文を見る
○吉川春子君 時間が来ましたので終わります。
○吉川春子君 内需拡大について、まず私が総論を、近藤忠孝委員が各論を述べます。  内需拡大を当調査会で審議する上で重要なことは、我が国の国民生活の実態を踏まえて、生活向上のために何をなすべきかを明らかにすることであります。  これは、当調査会の性格からいっても当然のことだと思...全文を見る
07月15日第109回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第1号
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○吉川春子君 三人の参考人の先生方には大変お忙しい中、貴重な御意見を伺わせていただきましてありがとうございました。  私の持ち時間は十分ということですので、こちらからまず最初に質問の項目を申し上げますので、それぞれお答えいただきたいと思います。  まず、金森参考人と下河辺参考...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。
07月24日第109回国会 参議院 本会議 第4号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十二年度補正予算三案に反対討論を行います。  まず、討論に先立って、本院上田耕一郎議員宅と我が党緒方靖夫国際部長宅に対する電話盗聴事件について触れざるを得ません。特に緒方宅の事件が、現職警察官による組織的、計画的犯行であったことは...全文を見る
07月29日第109回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○吉川春子君 三点お伺いいたします。  まず第一に、内需拡大策として社会資本の充実、生活関連の公共事業を行うべきであると各党から言われております。外国との比較で見ても、住宅の貧しさはもちろんのこと、下水道の普及率も米、英、仏、独など八〇%から九〇%に達しているのに、日本は三四%...全文を見る
○吉川春子君 山本委員に対して三点質問いたします。  まず第一点は、衆議院本会議で貴党の代表質問で、円高不況は中曽根内閣の経済運営の失敗が大きな要因であり、その責任は問われなければならないとし、さらに緊急経済対策を見ても、依然、旧来の延長線で発想された場当たり策にすぎないとして...全文を見る
○吉川春子君 矢原委員に二点お伺いいたします。  第一点は、公明党の代表質問において「日米の貿易不均衡の拡大については、日米双方に構造的要因がある」と言われ、政府が米国に対して経済、財政政策を改善するように強く迫る必要がある旨の質問をされておりますけれども、米国の貿易赤字の原因...全文を見る
○吉川春子君 二点質問させていただきます。  まず第一は、三治委員は意見陳述の冒頭で「緊急経済対策はいずれも内需拡大に役立つ」とおっしゃっておられます。貴党の代表質問で、予算について、外圧によるその場逃れの予算、貿易摩擦緩和にはほど遠い、中曽根経済政策すなわち縮小均衡経済財政運...全文を見る
○吉川春子君 二点お伺いいたします。  サラリーマン新党として、今回の内需拡大策について、中曽根総理がサミットで約束したもので、国民がみずから進んで決めたものではないと指摘されています。そして、土地政策を放棄して、土地に無関係な公共事業をふやすこと、建設国債の発行はかえって国の...全文を見る
08月27日第109回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○吉川春子君 まず、一番最初に一つ確認しておきたいと思います。  去る八月六日に今年度の人事院勧告が行われましたが、公務員が労働基本権を奪われている、制約されている代償措置として行われるものでありますから、政府は完全実施をすべきであると私は考えます。午前中からの御答弁を伺ってお...全文を見る
○吉川春子君 そうです。
○吉川春子君 その完全実施の中には給与の改定とそれから週休二日制が入ると思うんですけれども、週休二日、四週六休を土曜閉庁の方式で行うという場合に、さっき厚生省関係の問題が出ましたけれども、例えば学校なども閉庁ということについては非常に大きな問題があると思いますが、この閉庁による四...全文を見る
○吉川春子君 国立の小・中・高校もあるでしょう。
○吉川春子君 それでは、公務員の給与は何によって決められるんでしょうか。
○吉川春子君 経企庁にお伺いいたします。公務員給与の決定の一つの根拠が民間準拠ということですが、民間賃金について伺いますけれども、経企庁は、この五月に、「内需拡大と成果配分(概要)」というものを発表いたしましたけれども、その中で、我が国の賃金決定の傾向、そして、労働組合運動のかか...全文を見る
○吉川春子君 そこで指摘されておりますのが、昭和五十年代に入って、管理春闘、横並び春闘などと称される中で賃上げの低位平準化傾向が続きとなっていますが、この原因についてはどのようにお考えですか。
○吉川春子君 この経企庁の文章では、「労働組合が全体として現実化傾向を強め、対立型(ストライキ)から参加型(話し合い)へと運動のあり方を変えてきていること」が、賃上げが低い水準にとどまっている原因だとしているわけですね。  それで、労働分配率についてどうですか、国際比較はどうで...全文を見る
○吉川春子君 そこで、人事院にお伺いいたしますが、公務員給与については、「民間に準拠することが最も適当である」というふうに人事院総裁の談話で述べられています。今お聞きのような情勢で、しかもことしの春闘の相場は最低であります。生産性さえも下回っているということを政府が発行している文...全文を見る
○吉川春子君 民間準拠だけじゃなくて、さっき局長もおっしゃられましたように、そのほかの生計維持とかいろんな要素も考えて公務員賃金というのは決定されなきゃならないと思いますし、私はまず最初に、その民間賃金準拠ということが余り妥当でないということを指摘して、もう一度後で戻りますが、次...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと私の質問にまず答えていただきたいんですけれども、二人世帯から五人世帯で標準生計費を賄えるのは何歳になるのかと、勧告給与で。そこをまずお答えください。
○吉川春子君 そういう答弁は全く不当ですね。そうしたら、そういう資料を事前に私の要求にこたえて出せばいいのであって、そういう資料を出さないで、おたくからいただいたこの資料によりますと、もうその二人世帯から五人世帯まで賄えるようになるのは、例えば二人世帯では三十歳、三人世帯では三十...全文を見る
○吉川春子君 では、続けて伺いますけれども、それならばなぜ一時金を含めた金額で民間との比較をしないんですか。四月分だけで比較されているわけですけれども、そういうふうに一時金とかそういうものを含めなければやっていけないというのであれば、そういう形で民間と比較されるべきじゃないですか...全文を見る
○吉川春子君 そうです。
○吉川春子君 その問題は後でもう一度やりますが、そうしますと、標準生計費を賄えるのはやはり勧告俸給額では賄えないと、そういうことですね。結論だけで結構ですよ。
○吉川春子君 答えは変わってきますが、そちらからの資料によると、二人世帯以上は勧告給与ではマイナスになるということですね。  もう一つこの標準生計費についてお伺いいたしますけれども、人事院の算定しました標準生計費と東京都の人事委員会の算定による標準生計費を比較しますと、一万円以...全文を見る
○吉川春子君 標準生計費が東京都で計算したのと国で計算したのと、同じ東京都で標準生計費が一万円も違ったら困るじゃないですか。
○吉川春子君 東京都は、そうすると、権威のない資料に基づいてやっているということになりますか。
○吉川春子君 だから、その差についてどうお考えですか。こんなに差があってまずいと思うんですけれども、いかがですか。
○吉川春子君 国がとにかく一万円も低い標準生計費を算出しているということについては、全く不当であるというふうに思います。  次に、官民較差についてお伺いいたしますけれども、人事院勧告のねらいは公務員の給与を民間賃金と均衡させると、官民較差をなくすということですけれども、ことしの...全文を見る
○吉川春子君 文部省にお伺いいたします。  国立大学と私立大学の教員の給料についてその差はどうなっていますか。
○吉川春子君 これに一時金を加えますと、諸手当を加えますともっと較差は大きくなると思いますけれども、今文部省の学校基本調査によってもそういう差がありますが、私は東大の職員組合の官民較差の実態調査の表をいただきました。それをちょっと引用してみますと、国立と民間の比較で、民間というの...全文を見る
○吉川春子君 大学教員から給与改善についてはそれ以外にも強い要望が出ております。一九八五年に東大教員有志二百九人が声明を発表して、マスコミもかなり注目しました。一九八五年には東京地区の国立大学教官有志八百四十八人が声明を出しておりますし、昨年は日教組大学部傘下の百一大学の有志が声...全文を見る
○吉川春子君 一時金でかなり差があるということはおっしゃられましたけれども、まさにそれで年末などの一時金を比較の対象から外しているということは一つ問題だということをここで指摘しておきます。  時間の関係で先に進みますが、大学の職員についてもかなり官民の較差があるわけなんです。こ...全文を見る
○吉川春子君 年齢別の資料がいただけなかったもので、数だけ比較しますと確かに国立大学の方がぐっと級が低いで寺よね。そういう点で今努力しているということなんですけれども、やはり年齢も同じだと本省と大学とも同じような待遇、同じような級にならなきゃいけないわけですね。そういうことで努力...全文を見る
○吉川春子君 官房長官も総務長官もお見えになりましたので、次に進みます。  婦人研究者の問題についてお伺いいたしますが、文部省最初に数字を示していただきたいと思うのですけれども、婦人の大学教授、助教授の比率、それから旧帝大と一般との比較の数字はいかがですか。
○吉川春子君 旧帝大の数字だけわかりますか。
○吉川春子君 官房長官は婦人問題の内閣の副本部長をされていらっしゃるわけですけれども、もともとうんと少ないから率で言えばふえているといえばふえているんですけれども、一万五千人もいる教授の中で百九十三人しか婦人はいない、あるいは二千人ぐらいいる教授の中で九人しか女性の教授がいない、...全文を見る
○吉川春子君 最後に、総務庁長官、日教組の大学部の方から婦人の研究者の問題について具体的にもっと実態を把握するように調査をしてほしいというような要望も出ておりまして、きのう総理府の方から来ていただいてそれはあるんですけれども、そういう点で実態がまだなかなか把握されていない。なぜこ...全文を見る
09月01日第109回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○吉川春子君 先般発表されましたことしの防衛白書についてお伺いいたします。  今年度の白書は昨年度と幾つか違った記述が見られるわけですけれども、「軍事力の意義」を冒頭に掲げております。この記述は大変問題があると思うんですけれども、なぜこの部分が置かれたのでしょうか。
○吉川春子君 ここには、「外国からの侵略の可能性を否定できない以上、侵略を抑止して国の生存と独立及び平和と安全を維持するための手段としての軍事力を備えておくことも重要である。」と述べています。そして、「世界の中には、軍事力を持たないこととしている国もあることは事実であるが、これら...全文を見る
○吉川春子君 端的にお答えいただきたいんですが、長官、我が国は軍事力を持つ国なんでしょうか、持たない国なんでしょうか。
○吉川春子君 ちょっと今聞き逃しましたが、防衛力の中には軍事力に当たる部分もあるとお答えになりましたか。
○吉川春子君 そうしますと、日本は軍事力を持たない国のグループではないわけですね。
○吉川春子君 ちょっとそのお答えは大変な意味じゃないかと思うんですけれども、そうしますと、憲法九条が持ってはならないというふうに禁止している軍事力は日本は持っていないと、これは午前中からの論議ではっきりされたわけですけれども、今の防衛局長の答弁だと、軍事力のある部分は日本で持って...全文を見る
○吉川春子君 重ねて伺いますが、その防衛力の中に軍事力に当たる部分も含まれているというふうに長官はお考えでしょうか。
○吉川春子君 もう、ちょっとそういうのは許せないと思います。  それで、さらにこの記述の中でけしからぬのは、日本で軍事力を持つべきであるというようなことを書いた後、「軍事力の役割ないし機能は、究極的には力によって相手に対する要求を充足させることにあるなどと述べています。これは憲...全文を見る
○吉川春子君 この点についてもう一つお伺いいたしますが、長官、日本は自衛力を持っていると、そしてその中には軍事力というふうに世界の中で呼べる力の部分も含まれるかもしれないということですが、そうしますと、防衛白書を読んだ私の印象ですけれども、車事力というものが世界の平和を守るんだと...全文を見る
○吉川春子君 憲法には違反しない、従来の考えを変えたつもりでないとおっしゃりながら、この記述もそうですけれども、今の答弁を伺っても大変危険な方向に踏み出していると私は思います。こういうような、特に武力に対する、軍事力に対する定義などという、こういう憲法を踏みにじるだけではなくて本...全文を見る
○吉川春子君 コンピューターを使ったこの種のシミュレーションというのは初めてなんですか。
○吉川春子君 ちょっと教えていただきたいんですけれども、私はファミコンぐらいしか知らないんですけれども、アメリカの海軍大学校にあるというその大型コンピューターのディスプレーと呼ぶんでしょうか、画面は物すごく大きなものなんですか。どういうものなんですか。
○吉川春子君 そうしますと、コンピューターのゲームがありますね、小さいのが。それでミサイルを撃つと相手の飛行機をやっつけるとか船が沈むとか人が死ぬとか、こういうゲームがありますわね、普通たくさんあちこちに。子供なんかもやって問題だと思うんです。そういうようなもので大きいもので、し...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、これに参加された方は、日米両方ともどういう方が参加されたんですか。
○吉川春子君 新聞の報道によりますと、スミス海軍少将も参加されたとなっていますが、この方はどちらの所属の方なんでしょうか。
○吉川春子君 それでは、調べてくださるということですので、そのときに参加されております第七艦隊、在日米海軍の方々の名前も後でお教えいただけますか。
○吉川春子君 それでは、このコンピューターゲームといいますか、シミュレーションはどういうシナリオでやられたんでしょうか。
○吉川春子君 私が聞きました、新聞の報道ですけれども、シミュレーションは、欧州戦争が勃発した場合に、通常戦争の初期段階において北西太平洋方面でも対ソ戦線を開き、同時にソ連近海でミサイル原潜SSBNに先制攻撃をかけるという、アメリカ海洋戦略の一環として行われた、こういうことなんです...全文を見る
○吉川春子君 今私が申し上げましたようなことは、米海軍省スポークスマンが発表しておるんですけれども、そうしますと、この新聞の記述は間違いなんですか。
○吉川春子君 読んでいないというのは大変意外な御答弁ですね。  それで、ちょっとお教えいただきたいんですけれども、アメリカの海洋戦略というのはどういうものなんでしょうか。
○吉川春子君 これはケリーという米海兵隊司令の書かれた海洋戦略のことなんですけれども、途中だけちょっと読んでみますと、「段階Ⅱ」として、「イニシアチブをつかめ」ソビエトが中部ヨーロッパへの全面的規模の侵略をはじめた場合、NATOの初期の戦略は、攻撃を撃退し、敵を消耗させ、イニシア...全文を見る
○吉川春子君 その抑止という意味は、ソ連がもしアメリカかどこかの国に戦争をしかけてもそれは間尺に合わないんだと、もっと痛い目に遭うんだと、そういうことを思い知らせるために、日常的に軍備をどんどん拡大しておいてそれが抑止の力になるというものなんですけれども、そこは百歩譲って前提とし...全文を見る
○吉川春子君 もし、ヨーロッパで有事になったときに、戦線を拡大しないために太平洋で事を起こしてソ連の力をそぐ、こういうのが海洋戦略だと思うんですが、これはとりあえずそういうことにしまして、局長にお伺いしますのは、さっきアメリカでシミュレーションをやったときに、日本のいろんなことに...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、日本が防衛しなきゃならないときというのは相手国から侵略を受けたときだと思うんですけれども、どういうときに日本は侵略を受けるんでしょうか。
○吉川春子君 防衛庁長官のお考えをお聞きしたいと思います。  日本がどこかの国から侵略される可能性があるんでしょうか。もし侵略されるとすれば、それはどこの国から侵略されるんでしょうか。
○吉川春子君 侵略の可能性があるから防衛力を増強するというのだと思うんですけれども、そうしますと、どういう事態のときに日本が侵略を受けるか、こういうことはいろいろ研究なさらないと自衛隊の役割は果たせませんわね。どういう事態になれば日本は侵略を受けるんですか。
○吉川春子君 魅力のある国に対しては侵略するということは、まさか防衛庁の考え方じゃないんでしょうね。そういう考えというのはすごく恐ろしいと思うんです。魅力のある国だとどうして侵略されるんでしょうか。むしろたくさんの国と仲よくしていけばいいのであってね、その理由はちょっと納得できま...全文を見る
○吉川春子君 これもアメリカの高官の言葉を引用したいと思いますが、ギン元在日米軍司令官の米議会での証言です。「日本だけが攻撃され、単独で応対しなくてはならないような事態はあり得ず、日本へのソ連の限定攻撃は、米ソの世界的対決の中だけであり得る」というふうに言っています。白書ではいろ...全文を見る
○吉川春子君 アメリカも最後になれば日本を守ってくれないと、核の傘がさしかけられないと、そういうような御意見を最後にちょっとおしゃられましたけれども、私は、このアメリカの海軍の大学校でこういう大型コンピューターを使って研究をやる、そしてソ連の侵略を前提として海洋戦略に基づいたこう...全文を見る
○吉川春子君 ここにはアメリカ人のエンジニアが派遣されてきておりまして、私たちの調査でも嘉手納基地とか普天間基地からの米軍人軍属のYナンバーの車が日常的に出入りしているということを確認しています。このアメリカのエンジニアの身分について、衆議院の内閣委員会で海軍の軍属だというふうに...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、具体的に例えばアメリカ車の軍人の家族であるとか、あるいはいろいろな人がいると思うんですけれども、今の条文を具体的に言うとどういうことになりますか。
○吉川春子君 そうしますと、沖縄の海洋観測所に出入りしておられる軍属というのはどういう方なんですか。今言った軍属の範囲の中で言うと、どこに当たるんですか。
○吉川春子君 そうしますと、民間の会社の社員という身分も一方では持っているということですか。
○吉川春子君 アメリカの技師が観測所にどうして出入りしているのかという理由について田中所長は、FMSで購入した観測器材なので保守整備のために来るというふうにおっしゃっておられました。で、保守整備のためというのでありますと疑問が生ずるわけですけれども、毎日来ているんですよね。初期調...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、毎日二十四時間いなければならないような仕事があるんですね。
○吉川春子君 アメリカの軍属である技師が二十四時間いるということは、実際上米軍の指揮のもとにあるのではないかというような疑いも持ちますが、考え過ぎですか、これは。
○吉川春子君 この海洋観測所はホワイト・ビーチの、つまり米軍基地の敷地の中にあるわけですね。で、外務省にお伺いいたしますけれども、地位協定の二4(a)に基づく施設となっているわけです、この海洋観測所が。この場合、米軍はその観測所の中に自由に立ち入りできるんですか。
○吉川春子君 もう一つ伺いたいんですけれども、その部分をアメリカから返還させて、そして自衛隊がその観測所をつくるというふうにはしなかったのはなぜですか。
○吉川春子君 じゃ、イエス、ノーだけでいいんですけれども、要するにその海洋観測所も含めて米軍は管理をしておく、管理というか米軍のものにしておく必要があると、その海洋観測所の敷地を含めてそういう必要があったからだということですね。もう簡単でいいです。
○吉川春子君 そして、ここで自衛隊が集めましたさまざまな情報、シグナルというんですか、原潜のシグナルとか、もろもろさっき局長がおっしゃいましたような海洋の状態、そういうようなデータはアメリカ軍に提供されるんですか。
○吉川春子君 聞いていると潜水艦の音も入ってくるんでしょう。
○吉川春子君 そうしますと、いろいろな海洋の状態とかノイズとか調べているけれども、本当に潜水艦の音がどうか確かめるほどの設備はここにはないんだ、こういうことですね。
○吉川春子君 FMSで買ったものは何ですかと伺いましたら、温度、圧力、潮流をはかるセンサー、そして陸にデータを送信するケーブル、またデータの処理器であるというふうにお答えをいただきましたが、このとおりですか。
○吉川春子君 さっきの局長のお話ですと、海底のいろいろなノイズも聞こえてくるんだとおっしゃいましたけれども、そうしますと、聴音器のようなものもあるわけですね。
○吉川春子君 ちょっと私は余りこれ専門じゃないので、詳しくお聞きしたいんですが、わからないんですが、要するに音を聞く器械を、そんなに性能がいいか悪いかは別として、ノイズをとる器機、聴音器はあるというふうに今おっしゃったんですか。
○吉川春子君 FMSで買ったものの中にはそうすると聴音器は含まれていない、このように理解してよろしいですね。
○吉川春子君 リピーターといいますか、中継器のようなものはやはりアメリカから買ってはいないんですか。
○吉川春子君 そうすると、リピーターがあればかなり遠くの音まで聞こえるということですか。
○吉川春子君 私、間もなく時間が終わりまして、この質問は引き続き次の機会に譲りますが、この質問の最後に、防衛庁長官にお伺いしたいんです。  実は、私ども共産党の調査団がこの海洋観測所を見せていただきたいというふうにこの夏お願いしましたら、見事に断られました。その理由をお伺いした...全文を見る
○吉川春子君 では、次回に続けます。
09月03日第109回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○吉川春子君 まず最初に、三宅島の米空母艦載機夜間離着陸訓練、NLP基地建設の問題についてお伺いいたします。  防衛庁、防衛施設庁は、一日に二百七十人の機動隊をいきなり三宅島に送り込んで、力ずくで観測柱を建てました。その際、お年寄りとか婦人とか、そういう人まで力ずくでねじ伏せま...全文を見る
○吉川春子君 大臣にお伺いしたいと思います。  私、テレビで見ておりまして、お年寄り、特に女の方が圧倒的に多かった。そういうところへあの大量の機動隊が踏み込んで排除するということはいかがなものかと思いますし、また大変この三宅島というのは自然の宝庫で野鳥がいると。そしてまた、火山...全文を見る
○吉川春子君 大臣に答弁をお願いしております。
○吉川春子君 あの小さな島にあれだけの滑走路を設けて米軍が夜間離発着訓練をやるということになれば、観光地としてもう成り立たなくなるし、私たちがそういうところに行くときには、やはりのんびりしたい、自然の中に浸りたいと思って行くのに、あの厚木と同じようなああいう騒音の中に憩いの場を求...全文を見る
○吉川春子君 あの島の広さから考えて、端っこの方へつくるからうるさくないとかということは言えないし、第一、厚木基地でもかなり離れたところでも相当な騒音があるということが報告されております。  ともかく、安保条約がある、そのためにこういう基地をつくらなきゃならない、そのために島の...全文を見る
○吉川春子君 思いやり予算のことでお伺いいたします。米軍の三沢基地の病院建設計画について質問いたします。  来年度防衛庁概算要求の思いやり予算の中に三沢米軍基地の病院計画が含まれているそうですけれども、その内容について説明していただきたいと思います。
○吉川春子君 来年度の概算要求の中では設計調査費が含まれている、こういうことですね。
○吉川春子君 私の聞いたのと違うとすれば、どこが違うんですか。
○吉川春子君 この三沢の米軍病院の計画は、既に八五年九月、米議会上院歳出委員会が日本の米軍基地を視察してまとめた報告書、太平洋における米軍事建設計画というのに載っております。その報告では、この計画が思いやり予算によって早く建設されるべきだと繰り返し強調しています。アメリカ政府があ...全文を見る
○吉川春子君 どういう病院か決まっていなくても、概算要求をするんですか。アメリカから中身について何も言ってこないのに予算の概算要求を するんですか。
○吉川春子君 基本設計が完成するのはいつなんですか。
○吉川春子君 そうすると、米側が防衛庁に言ってきているのは、病院が老朽化しているからこれを新しくするんだ、そういうことだけなんですか。
○吉川春子君 この病院の計画は、日本の思いやり予算と、それからアメリカの軍事予算とを合わせて行われるというふうに聞いていますが、その点は間違いないですか。
○吉川春子君 そうすると、アメリカが古くなった病院を建てかえなきゃならない、その建てかえる病院の予算はすべて日本がいわゆる思いやり予算で持つ、こういうことですか。
○吉川春子君 そうしますと、日本がその建物の枠というか、上物をつくりますね、その中に米軍が何らかの別の施設を独自につくるということはあり得るわけですね。
○吉川春子君 理論的にはそういうこともあり得るわけですね。  それで、今お配りしました資料はアメリカの議会の議事録を共産党で一部翻訳したものなんです。この分厚い議事録の九百九十九ページと千ページに載っているものを拡大コピーして翻訳したものを皆さんあるいは大臣にお渡ししてあります...全文を見る
○吉川春子君 この資料は確かに今お渡ししたわけですから、今ごらんになったと思いますよ。しかし、これは国会図書館にあって、一般の国民が既に十分目を通し得る、そういう状態に置かれているわけですよね。そういうものについて今まで知らなかった、そういうことはやっぱり許されないと思うのです。...全文を見る
○吉川春子君 総合医療施設というと、それは病院なんですか。
○吉川春子君 どういう病院なのかということは、当然、簡単にではあっても説明を受けていたわけでしょうね。
○吉川春子君 設計にもう入っていて、この資料を見てもわかりますけれども、この二枚目をめくっていただきますと、一番最後に12、「補助データ」というところがありますが、設計の開始が八六年四月、設計完了が八七年十二月、ことしの十二月というふうになっております。だから、その設計開始以前に...全文を見る
○吉川春子君 では、あなたが米軍が三沢基地に医療施設をつくるというのを知ったのはいつなんですか。
○吉川春子君 ことしの四月ごろですか。間違いないですか。もっと前に発表しているでしょう。
○吉川春子君 六十年。
○吉川春子君 昭和六十年にこういうものをつくりたいということで米側から要求があって、そしてとにかく概算要求に盛り込んだわけですけれども、概算要求に盛り込む場合、細かいことはとにかくとして、大体どういう病院なのか、こういうことはアメリカから資料なり説明なりを受けなければ、それは日本...全文を見る
○吉川春子君 大規模な病院が建てられると、例がないんだと今おっしゃったでしょう。大規模な病院だという説明が米軍からあったわけでしょう。  今お配りしました資料には大変重要なことが書かれています。その一つは、一枚目の11、「必要条件」というところに「(プロジェクト)」がありますが...全文を見る
○吉川春子君 もうちょっとはっきりおっしゃってください。済みません。
○吉川春子君 これ、アメリカの議会の議事録ですから。  そうしますと、こういう病院がまさに三沢に建てられようとしてしている、これは重大なことじゃありませんか。
○吉川春子君 これはアメリカの議会の公式な議事録であるということが一つですね。それから、既に一般の国民の目にも触れるような状態に置かれているというわけですよ。だから、その担当部署である防衛庁が知らないなんて、そんなうそが国会で通りますか。うそと言って悪ければ、こういうものが既にあ...全文を見る
○吉川春子君 ですから、病院の建設そのものも問題ですけれども、その中身が問題なんですよね。  そうしますと、あなたは、これはアメリカの議会の議事録とお認めにならないんですか。私たちのコピーしたものは、それを議事録とお認めにならないわけですか。
○吉川春子君 そうしますと、アメリカの議会の議事録の中にそういう記述があるということをお認めになるんだったらば、じゃ大変な記述があるじゃないですか。どうしますか。
○吉川春子君 じゃこれお渡ししますので、その記述が真実かどうかちょっと今見てください。そしてここに書いてあることを確認してください。コピーじゃ信用できなければ。しおりが挟んでありますからすぐ開くはずです。
○吉川春子君 それは確かに米議会の議事録だったということはおわかりになりましたか。その中に細菌とか化学兵器の戦争に向けての施設だと、それから「爆風」ということもありますね。「主施設」、資料の上から丸で囲った五つ目ぐらいのところに「主施設」というのがありますけれども、そこの最初に「...全文を見る
○吉川春子君 施設庁長官の今の御答弁はその米軍の一般的な病院の、何というんですか、中身に従って米軍がいろいろ計画を立てていると、だからいろんなものも含まれてもいいような御発言でしたけれども、これは例えば細菌戦とか化学戦とかそういうものに関する病院だと、言ってみれば野戦病院だと。そ...全文を見る
○吉川春子君 そうですか。そうしますと化学戦争とか細菌戦争があるんだと、あり得るんだということをお認めになるんですね。
○吉川春子君 とんでもない御答弁ですね。だって、細菌戦とか化学戦、そういうものが日本の公益に反しないのだと、それは安保の枠内なんだと、こういうことはもう絶対に許されないと思うんです。  ここでずっとお聞きいただいていた長官にお伺いしたいんですが、化学兵器とか細菌兵器がどんなに悲...全文を見る
○吉川春子君 だから、問題なんですよ。私は、とにかく一般論でいいですから、大臣のお考えを伺いたいのです。細菌戦、化学戦、こういうものはもうやっぱり絶対にやっちゃいけないし、日本の法律にもありますでしょう。その点はどうですか。
○吉川春子君 ソ連がやるからアメリカもやる、アメリカがやるから日本はその基地を提供すると、そういうような答弁は私はもう絶対に認められません。アメリカの国防総省がことしの一月五日発表しました米空軍三沢基地につくられるという化学兵器戦防護施設、これは新聞でかなり報道されましたけれども...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、そういう細菌、化学戦、あるいは核かもしれないけれども、そういうものから汚染された兵士やあるいは飛行機、そういうものを洗浄する装置や病院をつくる、それに日本の税金を出してやる、思いやり予算という名前で、そういうことを認めようと言うんですか。
○吉川春子君 私、大臣の御答弁を伺いたいんですけれども、こういう生物化学兵器を認めるのか、そしてそういう病院が日本につくられるということを日本の政府は容認できるのか、その点いかがですか。
○吉川春子君 生物化学兵器を使うような国があるとおっしゃいました。アメリカですよ。アメリカはもう既にベトナム戦争であれだけ大量に使ったでしょう。そういうことをまたアメリカはやるかもしれない。三沢の米軍のそういう病院をアメリカの基地の中につくろうとしている。その基地の中につくられる...全文を見る
09月10日第109回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○吉川春子君 前回の委員会のときに途中で時間切れになってしまいました沖縄、勝連の海洋観測所について、引き続きお伺いいたします。  国会議員の視察を断るほど重大な秘密があるんだということでしたけれども、衆議院の内閣委員会での西廣局長の答弁によれば、SOSUSも日本にはないというこ...全文を見る
○吉川春子君 今、シビリアンコントロールの定義も伺いましたけれども、国会議員が自衛隊の施設の中に立入調査ができないとすれば、シビリアンコントロールという点からはどうなるんでしょうか。前回の御答弁では、収集した情報は横須賀の海洋業務群から米軍へも送られるとのことです。建物の中に国会...全文を見る
○吉川春子君 アメリカの民間人が入れるのに国会議員は入れない、その根拠はどこなんですか。
○吉川春子君 私たちは、秘密に属する部分についての資料の説明とか、そういうのを拒否されたわけじゃないんです。とにかく建物の門をくぐること自体拒否されたわけなんです。だから、きっと私たちが中に入ればもう重大な機密がたちどころに見えるんでしょうね、あの中に入れば。だから入れないと言っ...全文を見る
○吉川春子君 米国のシビリアンに対して、どこがこれはお給料を払っているんですか。
○吉川春子君 自衛隊の海洋観測所のいろいろな器械の点検、保守整備に来ているわけですね。その人の給料はアメリカが払っていると、こういうことですか。
○吉川春子君 もう一つお伺いします。  SOSUSが提供されていない、あるいは集めた情報を分析する能力も日本には十分にないということですけれども、今度東芝のココム問題を契機に、アメリカと原潜探知についての協力を進めるということですけれども、そうすると、日本は米国にどういう面で協...全文を見る
○吉川春子君 海洋観測所を硫黄島を初め各地につくっていく、こういう計画があるんですか。
○吉川春子君 硫黄島についてもないんですね。
○吉川春子君 もう一つ確認しておきたいのは、そうしますと、自衛隊の海洋観測所の機器の整備点検に来ているシビリアンにアメリカが給料を払っているということは、日本にサービスでそういうことをやってくれているんですか。
○吉川春子君 東芝事件を契機にして、ソ連の原潜の探知能力の強化について日米の協力を進める、こういうようなことが行われようとしておりますけれども、潜水艦一般ではなくて、ソ連の潜水艦の探知というようなことは非常に重要だと思うんですね。やはりこれはソ連を仮想敵国として見ることではないの...全文を見る
○吉川春子君 私たちは法案の審議あるいは予算の審議などのために自衛隊の施設等も視察するわけですから、そういう点で今度の国会議員の立ち入りも拒否したということは大変遺憾であるというふうに私は申し上げて、次の質問に移りたいと思います。  次は、防衛白書の問題について幾つかお伺いした...全文を見る
○吉川春子君 予算委員会での中曽根総理の御答弁で、私たちが、自民党のパンフレットの中でソ連の核兵器は悪い核だと、アメリカの核兵器はよい核であるかのような表現があるという問題について質問をしたときに、総理は、よい核、悪い核という考えはとらないんだと、こういうふうにお答えになっておら...全文を見る
○吉川春子君 それでは、客観的な事実としてどのように記述されているのか、お伺いしていきたいと思います。  この白書の中で、ソ連のチェコ、ハンガリー侵入そしてアフガニスタン侵入については、四カ所で記述しています。私が気がついたのが四カ所だから、もっと多いかもしれません。我が党は、...全文を見る
○吉川春子君 アフガニスタンを四回書くのもいいですけれども、だからアメリカが現在いろいろなところでやっている——私はニカラグアにも実は行ってきたんですけれども、本当にアメリカの行為に対しては腹が立つ思いをいたしました。そういう行為を、客観的にと言うんだったらば、やっぱり、両方とも...全文を見る
○吉川春子君 私は、ソ連のその軍事的な行動を書いていることについて、それは事実として書くことについていいと思うんですけれども、しかし、同時にアメリカも書かないと判断が狂うでしょう、一方的にそういうふうに書いたら。そして、まるっきりアメリカのことは何も書いていない。こういう白書のア...全文を見る
○吉川春子君 最近のヨーロッパあるいは日本の新聞でもそうですけれども、それからアメリカのレーガン大統領の演説などを見ますと、今までのソ連に対する考え方と若干見方を変えてきている、こういうことが言えるんじゃないかというふうに思うわけです。INF交渉でのソ連の非常な譲歩であるとか、あ...全文を見る
○吉川春子君 言葉は実行を伴わなければというお話はごもっともで、公約してもそれを守らなくてはならないという国民の強い批判もあったわけです。そのことについては私は異論はないんですが、期待を持って見守っておられる、そういう長官の発言を受けとめておきまして、具体的にゴルバチョフ書記長は...全文を見る
○吉川春子君 リアルにいろんなものをつかむということが御答弁の中でも強調されておりますけれども、私は防衛白書に沿ってもう少しお伺いしたいと思います。  ことしの防衛白書によりますと、極東ソ連軍の海上兵力は主要水上艦艇が九十五隻、潜水艦百四十隻、総隻数八百四十というふうになってい...全文を見る
○吉川春子君 これ、第三艦隊を加えないんですか。
○吉川春子君 第七艦隊の七十隻の中には何を含めて考えておられるんですか。
○吉川春子君 続けてちょっとお伺いしてしまいますが、ソ連の空母について白書の中に記載がありますけれども、この二隻の艦載機の数とかこの空母の役割をどういうふうにとらえておられますか。
○吉川春子君 ソ連の空母、ミンスク、キエフ、この空母の評価について、例えば垂直離着陸の艦載機しかないとかあるいはこれは対潜型空母であるとか、そういうことが一般に書かれていますけれども、防衛庁もそういう御認識ですか。
○吉川春子君 第七艦隊の空母の艦載機の種類とか役割についてお伺いいたします。
○吉川春子君 ちょっと全体的に比較する時間がありませんけれども、例えば空母の今の例をとってみても、アメリカのミッドウェー、カールビンソンなどは八十機も艦載機を載っけておりまして、物すごい力を持っていると。それに対して、ソ連の空母というのは比較的まだ力が余り大きくないんだと、役割も...全文を見る
○吉川春子君 資料を持ち合わせていないというだけで、自衛隊としてはわかってはいるんですよね。
○吉川春子君 答弁をはぐらかしていただくと困るんですけれども、私は主な潜水艦とか空母とかそういうものについて、主要艦艇について言っているのであって、二千何百隻全体についてつかめということじゃないんですけれども、それは資料が出ますか。
○吉川春子君 時間の関係で、じゃ次の質問に進みます。  ソ連の軍事力の把握について、日本の防衛白書というのは非常に大げさにつかんでいるということがいろいろなところで批判されているわけです。私も今度見てみまして、その批判が当たっているということを痛切に感じたわけです。ソ連の軍事力...全文を見る
○吉川春子君 去年まではずっと書いてきているんですけれども、あいまいにならないように削除したという意味はどういうことですか。
○吉川春子君 その意見はどこからあったんですか。
○吉川春子君 そうしますと、その防衛力が必要最小限度であるという今までの政府の考え方と、考え方には変わりはないと、表現上の問題としてだけ削ったと、こういうことですか。
○吉川春子君 そうしますと、もう一つ、去年までの防衛白書の表現が適切でなかったからことしは削ったということになると思うんですけれども、私はこの防衛白書を読みまして、去年の防衛白書と違ったいろいろな軍事力の点とか、まあソ連のことについては今までと同じようですが、洋上防空の問題とか、...全文を見る
○吉川春子君 長官にお願いして、終わります。
09月18日第109回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○吉川春子君 私は、この件につきましては廃案を主張いたします。
12月08日第111回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○吉川春子君 共産党の吉川春子です。よろしくお願いします。  まずお伺いいたしますが、先月私は厚木基地の米軍のNLPによる騒音調査に参りましたが、住民の被害は聞きしにまさるものであります。爆音のみでなく、黒い煙で空気を汚染され、のどを痛めている人も多いし、高いマンションはテレビ...全文を見る
○吉川春子君 防衛庁長官、いかがですか。
○吉川春子君 家族をそこに置いて常時ミッドウェーが入港するというような、母港かいわゆる母港化かは別として、そういうことをやめようと私たちは主張しています。  ことし十月七日に我が党内藤参議院議員が横田基地の騒音問題で東京防衛施設局へ行ったときに、南雲局長が空母入港の際にNLP訓...全文を見る
○吉川春子君 マニュアルがあるのかないのか調べて、あれば提出していただきたいと思います。イエスかノーかで結構です。
○吉川春子君 防音工事を行っても、窓を閉め切らなくては防音の効果は上がりません。夏はクーラーをつけっ放しにしなくてはならず、電気料金の負担は大変です。電気料を国は負担すべきです。九州に親戚のある人が重病になり、症状を伝えるために月八万円の電話料がかかったという話もあります。騒音防...全文を見る
○吉川春子君 もしやればどれぐらいお金がかかるのか、わかりますか。
○吉川春子君 電気料はどうですか。予算額です。わかりますか。生保じゃないですよ。
○吉川春子君 私はそういう政府の態度は大変不誠実だと思いますね。これは基地周辺の大和市だけではなくて、基地がある関係の十四県知事がこぞってこういう問題を何年も要求しているわけですね。それがどれぐらいお金がかかるかもまだ今の段階で調査していない。これは本当に基地騒音に苦しむ住民の立...全文を見る
○吉川春子君 大臣がぜひNLPの訓練の視察に、訓練というか騒音のですね、行っていただきたいと思いますし、積極的な御答弁でしたので私は期待しておきたいと思います。  時間がありませんので早口で次へ進みますが、次は先月十六日の午前十時半から正午にかけまして、米軍三沢基地所属のF16...全文を見る
○吉川春子君 これで時間がもう終わると思いますが、確かにその目撃者がたくさんいて、私たちはその前の年ですけれども、F15が低空で飛ぶ写真も入手しておりまして、超低空で飛んでいないということは、私はその事実の確認として不正確ではないかというふうに思います。  最後に私がただしたい...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 竹下総裁が総理に就任されて初めて質問をさせていただきます。  十一月九日付のニューズウィークのインタビューで、ペルシャ湾情勢について、安全航行に関し日本は何もしていない、日本国民はこれを申しわけなく思っておる、憲法上海外派兵が認められていないと述べられておられます...全文を見る
○吉川春子君 アメリカが国際的平和と安全の維持のためにグローバルな役割を果たしているということを理由に米軍への経費負担増を行うというのであれば、世界の多くのところで紛争当事国になっているアメリカでありますから、日本の経費負担増というのは際限もなく膨らむおそれがあるのではないでしょ...全文を見る
○吉川春子君 今後、ペルシャ湾に限らず、世界の各地でアメリカが当事国になるかもしれない。そのときにそういうグローバルな平和と安全を守る役割をしているということですと、日本のその負担増も限りないんじゃないかというふうにお伺いしたんですけれども、限界があるとすればどういうところに限界...全文を見る
○吉川春子君 ペルシャ湾でさえその対象になるわけですから、おのずから限定があるとおっしゃられましてもなかなか本当の限定にはなり得ない、限界にはなり得ないというふうに私は思うわけです。  アメリカの介入というのは、紛争の一層の激化及び拡大につながるいかなる行為をも差し控えるという...全文を見る
○吉川春子君 そうおっしゃるならば、在日米軍経費の負担増という形ではなくて、平和外交の方向にその全面的な努力をなさるべきだと思います。  先ほど来十八兆四千億の枠の内か外かという論議があるわけですけれども、政府が新たに国民に防衛費の枠として示したものを簡単にほごにするようなこと...全文を見る
○吉川春子君 最初に防衛費の枠というのがあるんじゃないですか。その点についてはどうですか。十八兆四千億。
○吉川春子君 この八年間、政府は軍事費の突出を続けてきているわけで、福祉や教育予算を初め国民生活は大変な犠牲、しわ寄せを受けているわけです。この上在日米軍経費の負担増などは、私たちの立場としては絶対に認められません。  総理、あなたのおひざ元の島根県は、秋田県とともに全国でただ...全文を見る
○吉川春子君 最後に、大砲かバターかと、はかりにかけられないということでしたけれども、養護学校のプールについても心配りはするんだと、このことはそういうふうに受けとめてよろしいですか。それとも、大砲の方だけなんだと、心配りするのは。そういう意味じゃないですね。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案並びに防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に対して、反対討論を行います。  まず、大変重要なこの三法案の審議につきましては、防衛問題について国民に十分に明らかにし、慎重な審議を行う立場から...全文を見る
12月10日第111回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○吉川春子君 共産党の吉川です。  二、三点御質問させていただきますが、まず第一点は、結婚して子育てしながら仕事を続けるということは大変困難なことで、私もその道を通って今日に至っているわけですけれども、社会的なバックアップがあればある程度子供をたくさん産んで育てることも可能であ...全文を見る
○吉川春子君 どうもありがとうございました。
12月10日第111回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○吉川春子君 それでは、質問させていただきます。  日本の労働者は働き過ぎだ、長時間超過密労働だということで世界から批判を受けており、週休二日への移行もこういう批判に政府としてもこたえる、何よりも働いている人々の働き過ぎを是正する、そして、より人間らしい生活を営むというねらいが...全文を見る
○吉川春子君 職員数。
○吉川春子君 埼玉県は、昭和四十年代以降急激に人口が増加しました。新聞も指摘をしておりますけれども、特に最近では地価上昇が大問題となっておりまして、登記簿の閲覧、謄抄本の交付がことしに入ってからウナギ登りで、前年同期比百三十万もふえています。職員はいすにかける間もなく走り回ってい...全文を見る
○吉川春子君 全くお話にならないような数しかふえていないんですね。全国で三十八名ふえたそうですけれども、それ全部埼玉でいただいても、あるいは東京へ持っていっても足りないぐらいなのに、全国でそれしかふえないと。こういう中で大変サービスの低下が起こっているわけですけれども、その実情に...全文を見る
○吉川春子君 端的に伺いますが、法務省は登記関係としてはどれぐらい全国で人員が不足しているか、つかんでいらっしゃいますか。
○吉川春子君 定則を中心に進めております総務庁の長官にお伺いいたしますが、登記所へ申請に行きますと大変待たされて、半日仕事、一日仕事になるのが実情なんです。私が調査した大宮では、いわゆる登記申請は一週間から十日、それから謄抄本の写しをもらうのは通常は三十分から四十五分というふうに...全文を見る
○吉川春子君 官房長官にお伺いいたします。  政府で定員削減の問題を進めているんですけれども、やはりこういう深刻な実情にありますので、国民のサービスに対する必要な手当てはしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○吉川春子君 私、ちょっと庁舎の問題について最後にお伺いしたいと思います。  御参考までに大臣にはこの表をお渡ししてあるんですが、人員が少なくて大変忙しい思いをしている一方で、全国的に法務局の庁舎も狭隘で、あるいは設備が整っていないというところが多いようです。その全体の改善計画...全文を見る
○吉川春子君 時間ですから、終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案並びに防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  まず、一般職給与改正法案の俸給改定は人事院勧告史上...全文を見る