吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第114回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○吉川春子君 私は日本共産党の吉川です。  きょうはお二人の参考人におかれましてはお忙しいところお出かけくださいまして本当にありがとうございました。時間の制約がありますので、まず最初に私質問を申し上げたいと思います。  まず、春山参考人にお伺いいたしますが、週休二日制は労働時...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。
02月14日第114回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○吉川春子君 政府は、国事に関する行為としての儀式は、憲法の趣旨に沿いかつ皇室の伝統を尊重して行うとしています。しかし、皇室の伝統を尊重すると言いながら、実際には憲法を逸脱しているわけです。この点について順次伺っていきます。  まず、宮内庁にお尋ねいたしますが、葬場殿の儀は皇室...全文を見る
○吉川春子君 皇室の行事というのは、国の公的な行事という意味ですか。
○吉川春子君 国から見れば、それは皇室の私的な行事なのか、それとも国としても公的な行事としてとらえられるべきものなんですか。
○吉川春子君 神道、皇室神道の定義が難しいとおっしゃいましたけれども、神道でいろいろ用いられるセレモニーがかなりそれにのっとってやられているわけですよね。
○吉川春子君 神道のセレモニーは全く排除されていると、こういうふうに言っていいんですか。一言で答えてください。
○吉川春子君 官房長官にお伺いいたします。  葬場殿の儀というのは、どうも皇室の私的な行事ではなくて、国として見ても公的な行事のようですね。国事行為である大喪の礼、そして皇室の行事である葬場殿の儀、これを一連の行為として時間的にも連続性を持たせて場所も同じところで行うというのは...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、宗教色を排してやるというようなことではなくて全部一つとして、それは天皇の葬儀として連続して行われて、宗教色の盛り込まれているものも交互にあるわけですけれどもそういうものでやっても天皇の場合は差し支えないんだ、これが政府のお考えですか。
○吉川春子君 大喪の礼もそれから葬場殿の儀も儀式の内容というのは旧皇室喪儀令で定められているものとほとんど違わないわけですね。こういうものを部分的に取り出してここだけは国事行為だといっても、憲法の政教分離の規定はクリアできないと思うんです。憲法二十条というのはまさにそういう儀式を...全文を見る
○吉川春子君 個人的にいろんな宗教によって行われる葬儀に参列する場合と、行政府の長たる総理大臣の資格としてそういう宗教のセレモニーに参加する。参加するといったって実際は内閣がお金を出してやっていることでしょう。そんなことを一緒にすることはできないわけです。  もう一つ伺いますけ...全文を見る
○吉川春子君 私は討論にかわる主張を述べます。  いかに弁解されようとも、大喪の礼、葬場殿の儀は一連の儀式として行われるもので、国の宗教的活動を禁じた憲法二十条三項その他に違反するわけですね。さらに、これに総理などが参列することは公務員の憲法遵守義務を規定した九十九条にも反し、...全文を見る
03月08日第114回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川でございます。質問いたします。  今、参考人が詳しく説明されましたこの日経連の労働問題研究委員会報告には幾つか問題があるんですが、きょうは全般的に触れる時間がありません。ここは参議院ですので、「立法府改革への具体策を」について一言すれば、報告では、...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと一つ。  企業が大変な利益を上げておりますが、それを配分する問題についてお答えがなかったように思いますので、それだけお願いしたいと思います。
○吉川春子君 時間ですので終わります。
03月23日第114回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第4号
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○吉川春子君 まず、経企庁にお伺いいたします。  ただいまの説明によりますと、年間総労働時間を千八百時間に減らすために完全週休二日制の普及が基本であると、こういうふうに説明されました。しかし、示されました参考3のグラフによりますと、週休二日制と労働時間の短縮というのは比例してい...全文を見る
○吉川春子君 労働省にお伺いいたします。  今の経企庁のお考えですと、金融機関の週休二日制の実施は時短につながると、こういうふうにお答えになっておりますが、私はそうではないということを事実を示したいと思いますが、これの質問は労働省に対して行います。  六十三年六月の労働時短推...全文を見る
○吉川春子君 賃金はどうですか。残業手当の問題。
○吉川春子君 ちょっと一言。  私、要望しておきますが、金融機関の週休二日制が全然時短につながっていないし、むしろ残業手当の減少で物すごい打撃だということはいろんな資料が出ていますので、これは推測ではなくて、十分に調査して本当に時短につながっているかどうか調べていただきたい、そ...全文を見る
○吉川春子君 いや、調査してほしいということなんです。その点でイエスかノーか言ってくだされば結構です。
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 まず国土庁にお伺いいたしますが、「リゾート地域の整備を民間事業者の能力を活用しつつ」と、こういう説明がありました。  私は先週新潟県へ行ってきましたが、マスコミでも取り上げられておりますように、湯沢町でマンションブームが起きています。ここはリゾート地区から外れては...全文を見る
○吉川春子君 会長、ちょっと済みません、一言。  湯沢の問題については、そうしますと政府としては関知しない、できないと、こういうことですか。無責任じゃないかな。どうでしょうか。
○吉川春子君 納得しませんが……。
06月20日第114回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○吉川春子君 まず、官房長官にお伺いいたします。  先ほど三十年以上にわたって争われてきました航空自衛隊百里基地の訴訟の上告審の判決が出ました。最高裁は基地反対住民の当然の要求を認めず退けたわけですが、この判決について政府としてはどういう見解をお持ちでしょうか。
○吉川春子君 自衛隊の存在が百里に限らず全国各地で住民の生活を脅かしており、平穏な生活の脅威になっていることは御存じかと思います。憲法の前文並びに第九条は、日本は戦争を放棄したとうたいまして、陸海空すべての戦力は持たない、これを保持しないというふうに規定しているわけです。改めて言...全文を見る
○吉川春子君 この判決に力を得て強圧的なことはやらない、こういうふうに理解していいですね。
○吉川春子君 官房長官のお時間があるようですので、次の問題に進みたいと思います。  官房長官は婦人問題企画推進本部の副本部長でいらっしゃいます。婦人の差別撤廃、地位向上のための政府の施策、決意についてお伺いしたいと思うんですが、日本が批准しております婦人に対する差別撤廃条約にお...全文を見る
○吉川春子君 売春防止法違反事犯は多様化して潜在化しています。しかも国際化しており、売春防止は国際的な責務でもあるわけです。  ぜひ官房長官にお答えいただきたいんですけれども、海外とりわけアジアで日本男性の買春ツアーが大きく問題になって、日本国内で見てもいわゆるじゃぱゆきさんと...全文を見る
○吉川春子君 先ほど審議官の答弁では、性の商品化というのは女性を性的な対象としてのみみなすことだとおっしゃられました。婦人問題企画推進本部の本部長の任にある宇野総理が女性を金で買ったと報道されて大きな問題になっていることは御承知のとおりです。各党によって国会でも取り上げられました...全文を見る
○吉川春子君 世界のマスコミがこの問題について日本社会の後進性とともに総理のスキャンダルとして大きく取り上げています。国内ではキリスト教婦人矯風会あるいは日本婦団連など婦人団体からの抗議が総理のもとに届けられていると報道されています。昨日もテレビで拝見しておりましたら、宇野首相あ...全文を見る
○吉川春子君 女性の地位向上というのは大変重要な問題で、したがって総理大臣がその地位におられると思いますが、今回のような問題で果たして政府が積極的に取り組む意欲があるのかどうかということにまでやっぱり疑いの目が向けられていると思いますし、真相をはっきりおっしゃらないということであ...全文を見る
○吉川春子君 政府の施策によって物価を三・三%押し上げたわけですから、石油価格の上昇、インフレといった単なる不可抗力の経済変動ではないことは明らかで、人為的に目減りしたもので、予測もできたことです。そういう意味で、消費税相当分を当然上乗せして実質価値を維持することが必要だと思うん...全文を見る
○吉川春子君 私は、結論的に申し上げて消費税というのは恩給受給者のような立場にある方にとって非常に過酷な税制であると思うんです。万一消費税が廃止されなければ、恩給受給者の生活改善のために本当にいろんな施策が求められるわけですけれども、減税の恩恵もほとんど受けない人々が多いと思うん...全文を見る
○吉川春子君 給付金の問題も言い出せばいろいろあるんですけれども、これは一万円で、それで終わりですからね。とにかく消費税は非常に過酷な税金だと私は切実に感じております。  時間の関係で防衛問題に移りたいと思います。  防衛庁は、次期防の検討のために、ことし一月防衛力検討委員会...全文を見る
○吉川春子君 それでは具体的に内容をお伺いいたします。  次期防について、航空母艦を持つかどうか、これは検討の対象になるんでしょうか。
○吉川春子君 理論的な可能性について伺っています。検討の対象になり得るものかどうか。
○吉川春子君 空母を持つ場合に大綱を変えないと持てませんか、それとも今の大綱別表のままで持てますか。
○吉川春子君 持てないというふうにはっきりおっしゃっていただけませんか、この大綱別表では。
○吉川春子君 空母といったら空母だと思うんですけれども、防衛庁はいろいろと分けておられるようですね。  そうしますと、整理いたしますと攻撃型でない空母、軽空母とかそういうようなことをいうんですか、対潜空母とかいうんですか、そういうものは憲法上お持ちになれるということをおっしゃっ...全文を見る
○吉川春子君 それは私たちはとんでもない答弁だと思います。  例えば、産経新聞の三月二十三日付の夕刊に、次期防で海上自衛隊が大型護衛艦DDVの建造を要求する、こういう報道がありました。このDDVというのは排水量が一方から一万五千トン。英国製垂直離着陸機ハリアー戦闘機の改良型、対...全文を見る
○吉川春子君 私は検討しているかどうかというふうに伺ったんじゃないんです。  検討の前提として陸海空からそれぞれ要望を出すんじゃないですか。そういう要望はまだ出てきてないということですか。
○吉川春子君 この報道とは別に、既に昨年から、この空母を持つかどうかという問題について検討されている形跡があります。  これは、昭和六十三年五月二十三日安全保障調査会講演録、自由民主党の安全保障調査会で行われた「わが国の防衛の現状と課題」、こういうものなんですけれども、この中に...全文を見る
○吉川春子君 長官がおっしゃるように専守防衛ということであれば、空母を持つなどという発想は出てこないわけですね。しかし、今、局長はそれも検討対象の一つだと、こういうふうに否定しないわけですからとんでもないことですよね。やはり、次期防の検討対象の一つとして俎上に上っているということ...全文を見る
○吉川春子君 長官、アメリカからこんな要求されたら断りますか。
○吉川春子君 もう一つ伺いますけれども、海上自衛隊はイージス艦二隻の建造、そして航空自衛隊は空中給油機、米国製KC10、KC価数十機と早期警戒機、AWACS、これの導入を検討しているわけですけれども、これらの装備は次期防でどういう扱いになりますか。
○吉川春子君 防衛庁長官は就任直後の記者会見で次期防の策定作業に関連して防衛計画の大綱の見直しについて話しておられますけれども、大綱の見直し、大綱別表の見直しもあり得ると、こういうことですか。
○吉川春子君 時間がなくなりました。  私は、大綱の別表を変えるということは理論的にあり得ないと思うんですね、大綱を変えないのであれば。大綱の策定の経過というのは防衛白書にも何回も出ていますけれども、本文と別表が一体不可分であるわけですね。大綱は全体一つのもので、本文は基本的防...全文を見る
08月31日第115回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○吉川春子君 新しく就任されました森山官房長官にまずお伺いいたします。  最初に、先ほど消費税の問題について長官は、直間比率の見直しは与野党合意だとおっしゃいましたけれども、共産党は合意していませんので、一言指摘をしておきたいと思います。  まず、官房長官は同時に政府の婦人問...全文を見る
○吉川春子君 民間との均衡というふうにおっしゃっていますので一向に適用が拡大しないわけですね。だから、どこかでその突破口を開かなきゃなりませんし、育児休業制度というのはやはり女性進出のための一つの重要な条件ですので、女性の官房長官だからということで申し上げるんじゃないんですけれど...全文を見る
○吉川春子君 民間が一向に伸びないということで、いろいろ具体的な方向としてぜひ政府も積極的に取り組んでいただきたい。きょうはこのことだけ申し上げておきたいと思います。結構です。  人事院勧告の問題について伺いますが、国家公務員の給与は国公法六十二条からいえば職務給ですけれども、...全文を見る
○吉川春子君 その標準生計費は月別の今回の人勧の俸給表で賄えるんですか。
○吉川春子君 年間給与との比較で言われましたけれども、毎月の俸給表では生計費を賄えないということですね。それで、国公法では俸給表は生計費などを考慮して定めなければならないとしていますけれども、これは月別の俸給を指しているんですね。
○吉川春子君 法律を素直に読めばそういうふうに、私の言ったようになるわけです。  人事院の標準生計費自体、現実に生活していけるかどうか大変疑問な額なんですね。例えば単身世帯の食料費は月額二万八千三百七十円、一日九百三十二円という金額です。この生活費で実際に暮らしてみた大阪の青年...全文を見る
○吉川春子君 民間給与には消費税というのがダイレクトには反映しないわけですよね。当然労使交渉で決めるわけですから、力関係によって賃金が決定されますから、消費税が含まれる場合もあるでしょうし、十分含まれない妥結額になる場合もありますね。そういうことを考えますと、含まれているか含まれ...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、消費税の問題については殊さら考えずにことしの人勧は行ったわけですね。
○吉川春子君 じゃ、民間賃金に消費税が反映してないかもしれないということは認めますか。
○吉川春子君 国家公務員法によりますと、公務員の給与というものは、生計費、それからいろいろな事情を考慮して決めるようにと、こういうふうになっていますね。まさにことしの四月一日の消費税導入ということは、これは大変大きな生活に対する変化であり、マイナスの面ですね。そういうことについて...全文を見る
○吉川春子君 国民おおむねというのは、やっぱり公務員以外の人々を指すと思うんですけれども、人勧の対象となっている国家公務員は五十万人として、そのほか三百二十万人の地方公務員あるいはその他の現業の国家公務員、そういう人々と、さらに家族を含めますと二千数百万の人が直接公務員給与によっ...全文を見る
○吉川春子君 国公労連が四月二十六日に人事院交渉を行っていますけれども、単身赴任の実態は、例えば航空局ではブロックを越えた異動があり、家具購入など附帯経費の支出が平均十五万八千円にもなっている。また、国家公務員の場合は僻地や離島にも行かざるを得ない、民間との比較だけを中心に考える...全文を見る
○吉川春子君 民間水準には達してないということは認めますか。
○吉川春子君 民間準拠を金科玉条のように言われるんですから、単身赴任は少なくとも民間並みの手当に早急にするようにということを要求しておきます。  人事院勧告は憲法上の公務員の権利を法律で奪った代償措置というふうに繰り返し言われているんですけれども、人事院は現実に公務員の生活実態...全文を見る
○吉川春子君 時間が来ましたので、これで終わります。
11月16日第116回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○吉川春子君 質問いたします。  総務庁長官と官房長官が時間の都合がありますので、防衛問題を一番最後に持っていきたいと思います。  まず、公文書の保存、それからアーキビスト等専門官の養成について伺います。  公文書の保存、閲覧等につきましては欧米諸国初め世界各国で大変力を入...全文を見る
○吉川春子君 それ以前については統一的な基準すらなかったということのようです。  そして、その五十五年の申し合わせによりますと永久保存の公文書については一〇〇%移管されることになっていますが、有効期限の定められているもの、それから保存期間の定められていないものについては移管の必...全文を見る
○吉川春子君 その永久保存の公文書については一〇〇%移管されているんですか。
○吉川春子君 つまり、永久保存の文書も含めて国立公文書館に移管される公文書というのは全く各省庁の自由判断にゆだねられていて、本当に歴史資料として重要な公文書が漏れなく国立公文書館に集まるというシステムにはなっていないわけですね。アメリカの公文書館等に行きますとかなり重要な資料を発...全文を見る
○吉川春子君 それで、公文書が永久保存であるかどうか、それからそうでないものも含めてお役所においてはその省庁の必要度によって永久保存とか何年保存と決まっているわけですね。ところが、国立公文書館で今度は歴史資料として学術研究その他に利用する場合にはまたそのランクと違って、お役所では...全文を見る
○吉川春子君 随分先のことまで御答弁いただいたんですが、要するに入ってくる公文書の重要性ということについてはやはり各省庁で判断するよりも専門機関である公文書館で判断された方がいいのではありませんか。
○吉川春子君 私の質問に端的に短くお答えいただきたいと思うんです。  アメリカの国立公文書館法では、「アメリカ合衆国の政府に属するすべての公文書または記録は、」「文書保管官」、これは翻訳ですからこういうふうに呼んでますけれども、「文書保管官が担当し、監督する。」とされて、この文...全文を見る
○吉川春子君 日本は最初に申し上げましたようにかなりおくれてこの問題に取り組み始めたわけですが、早急にぜひ充実させていただきたいと要望しておきます。  二番目に、私は国家公務員の中の女性の公務員の問題について取り上げたいと思います。  日本の女性の地位がまだまだ低い実態の一つ...全文を見る
○吉川春子君 そこで働いておられる女子の職員の方がいろいろな意味で差別をされている、この問題について伺います。  国家公務員の雇用、昇格、昇進、研修などに当たってはもちろん男女差別などあってはならないわけですが、統計局統計センターの女子の職員の中で四級、つまり係長以上の方は何人...全文を見る
○吉川春子君 今の数字のように係長以上が全体で三百十五人いるわけですね。男性の職員の中で五八%以上が係長以上の役付です。女性は五・四%の人がこの地位についているにすぎません。大臣、こんなアンバランスがあってよろしいものでしょうか。
○吉川春子君 私は数字を挙げて、こういうアンバランスがあっていいものかどうかというふうにお伺いしたわけですけれども。  人事院にお伺いいたしますが、国家公務員の女子の労働者の昇格、昇進の実態について伺います。  本省の女性の係長、課長補佐、課長の人数と全体に占める割合、おのお...全文を見る
○吉川春子君 公務員全体も女子の公務員の昇格、昇進の実態というのは非常に低いわけですね。それに比べてさらに統計局統計センターは低い位置にあるわけなんです。  人事院総裁にお伺いいたしますけれども、公務員の中で女性の地位の、地位といいますか係長以上の比率の低さ、そういうものについ...全文を見る
○吉川春子君 これだけの数字を示して、数字にアンバランスがあるじゃないですか。男女の差別をしていないというんだったらば、じゃ女性は能力かないからそのパーセンテージが低いとでもおっしゃるんですか、どうですか。
○吉川春子君 数字のアンバランスについてどう思うんですか。基準は聞いていませんよ。
○吉川春子君 それでは主任についてお伺いします。主任は男性はほとんどいないんですね。女性が九八%占めているんです。その中で、勤続二十年の人が二百人以上、三十年の人が百六十名近くいると私は承知していますが、そうですね。
○吉川春子君 ですから、今の御答弁のように主任の二十年、三十年勤続した女性が圧倒的にこういう低い地位に置かれているということは明らかじゃないですか。女性の職場で女性の係長が非常に少ない、そしてベテラン職員の多くが主任になっているわけですね。  係長職、それと組長主任、いわゆるリ...全文を見る
○吉川春子君 女性の二十年、三十年勤めたベテランの方が例えば研修会の講師までおやりになる、後から入ってきた男性の職員の方よりもいろいろ仕事も知っているので最初は指導する、そのうちにその若い男性の方が追い抜いて係長、それ以上の職にどんどん行くと、こういう中で長年黙々と世界最高水準の...全文を見る
○吉川春子君 百歩譲って、差別はないとおっしゃるとしても、今の数字のアンバランスはおわかりいただけますよね。係長の数の男女の差、主任の数の男女の差、そして長年勤めた人が主任という地位にたくさんいる、女性の方が。そういうアンバランスはやっぱり直していく方向が、女性の公務員の昇進、昇...全文を見る
○吉川春子君 実質的にいろんな仕事ができても、ポストがないとかという問題もありまして女性の主任から係長に昇格する道というのはほとんど閉ざされているんですね。主任から係長に昇格した人数というのはこの五年間でどれぐらいいるんですか。
○吉川春子君 根本的には女性の能力の向上対策、職場の実態に適したポストの配置、こういうものに問題があるようですね。  さっきも言いましたけれども、三十年も勤続しているベテランの職員がリーダーとして研修の講師すらやっている、こういうことも私は聞いていますが、そういう方でも係長には...全文を見る
○吉川春子君 総務庁にやはりこういう問題についてぜひ改善していただきたいと思いますし、それから非常に積極的に研修も受けたい、そういう意欲的な女性の職員もたくさんいるわけですね。半年の研修その他を含めて、そういうものについてもぜひ差別なしに女性にもちゃんとチャンスを与えていただきた...全文を見る
○吉川春子君 この問題の最後に官房長官にお伺いいたします。  政府の婦人問題企画推進本部では女性を一割以上審議会委員に任命するという方針も決定されているわけです。この問題とちょっと性格は違うんですけれども、女性を政策決定の場に積極的に登用する、こういうことで政府は御努力をされて...全文を見る
○吉川春子君 それでは、防衛問題に移らせていただきます。  まず最初に、潜水艦「なだしお」の航泊日誌の改ざん問題についてお伺いいたしますが、昨年の七月、潜水艦「なだしお」が釣り船第一富士丸と衝突して三十名の命を奪った事件で、潜水艦「なだしお」の事故当時の日誌、海図が改ざんされて...全文を見る
○吉川春子君 最初事実を確認させていただきます。  五十五分、護衛艦「くらま」、「ちとせ」及び横須賀通信隊に対して十五時三十八分第一富士丸と衝突、十五時四十分同船沈没などの公式の事故通報を海上幕僚長、自衛艦隊司令官及び潜水艦隊司令官ほかあてにそれぞれ打電しているわけですね。公式...全文を見る
○吉川春子君 十五時四十一分時点で、十五時三十八分衝突、これは自衛艦「なだしお」の公式通報の内容であって、衝突直後の通報ですので衝突時間を殊さら早めたり遅めたりする必要もないし、またその時間的余裕もなかったと思われるわけですね。  それなのになぜその後変化が起こったのかというこ...全文を見る
○吉川春子君 高原司令官はその会議に参加しましたか。
○吉川春子君 上級現場指揮官であったというふうにおっしゃるわけですね。
○吉川春子君 そうすると、十人を集めて会議をしたときにはもう潜水艦からは離れていたと、こういうことなんですか。
○吉川春子君 現場の指揮官としてその鑑に赴いて、そしていろいろ指揮したり相談したりする人がこの会議に参加していないということはおかしい。何で帰っちゃったんですか。
○吉川春子君 人命救助が第一というふうに行動したかどうかということは、さんざんいろいろな委員会でやりましたよね。  じゃ、そういう方がわざわざ潜水艦に行って、そしてそういう会議も出ずに帰ったと、そういう中で航泊日誌その他の改ざんがその後行われたとなると、その前に何らかの指示なり...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、ちょっとはっきりしたいんですけれども、会議というふうには言わないけれども、集まって、何人かの人を集めて話はしたと、いろいろな指示もしたと、現場の指揮官ですからね。当然救助についてだけだっていろいろな指揮をするわけでしょう。そういうような会議はしたと。——...全文を見る
○吉川春子君 事故当初、「なだしお」は三時三十八分衝突と打電したわけですね。にもかかわらず、現場指揮官である高原第二潜水隊群司令が現場に到着した後、士官室で会議をして、そして三時四十分というふうに改ざんした、海上保安部の捜査官はその改ざん作業が終わってから現場に到着した、こういう...全文を見る
○吉川春子君 航泊日誌を改ざんした根拠として山下元艦長は速力通信受信簿の記録を挙げていますね。その通信受信簿には具体的にどのように書いてあったんですか。
○吉川春子君 衝突の時刻の記載なんかないじゃないですか。
○吉川春子君 だから、その衝突の時刻をこの受信簿に記載してないわけですよね。それなのに四十分衝突ということで改ざんしたと。しかも、その衝突警報というのはもう三十八、九分ごろからずっと鳴っているわけですよね。鳴り続けているわけでしょう。そういうものをとらえてこのときに衝突したという...全文を見る
○吉川春子君 最初十五時三十八分と打電して、その後この記録を見て衝突時刻を書き直すなんというのはとんでもないことです。  防衛庁長官に伺いますけれども、これは大変重大な事件だと思うんですね。この問題についてどうお考えか、まず伺います。
○吉川春子君 何を信じていらっしゃるんですか。
○吉川春子君 政府委員の説明を信じているんですね。山下艦長のこういう改ざんをしたと、こういう事実についてどう受けとめておられるんですか。
○吉川春子君 大変なことを山下艦長はやったわけです。衝突ということがまず大変重大なミスですよ。それに加えて今度は時間の改ざんまでやった。その改ざんの根拠になっているその受信簿には衝突の時刻の記載などはないわけです。幾重にもうそを塗り固めているわけですね。そういうようなことについて...全文を見る
○吉川春子君 私のことを信じなさいと言っているんじゃなくて、新聞の情報その他に基づいて質問しているわけです。  いずれにしても、これまでの国会への報告が正確でなかったということは事実ですよね。だから、私たちはこういうものについてやっぱり国会の場でもちゃんと明らかにして今後この問...全文を見る
○吉川春子君 要するに護衛したわけですね。
○吉川春子君 護衛じゃないとすれば、護衛の定義を言ってみてください。
○吉川春子君 実際に護衛したわけですね。日米共同演習として米海兵隊の輸送を護衛、また米空母を護衛したわけですね。  この海兵隊というのは、他国への強襲上陸部隊、通称殴り込み部隊、こういうふうに言われているわけですけれども、これを我が国の自衛隊が護衛するということはどういうことな...全文を見る
○吉川春子君 従来、政府は専ら米艦を守る、護衛を主目的とする行為はできない、こういう見解を持っていたわけですけれども、これを変更なさったわけですね。
○吉川春子君 防衛庁長官に伺いますけれども、海兵隊というのは要するに強襲上陸部隊ですけれども、これは日本有事のときに必要あるんでしょうかね。サハリンかなんかに上陸するために輸送したのかどうか、その辺はシナリオが明らかでありませんのでわかりませんが、そういうことをやりながら、今まで...全文を見る
○吉川春子君 アメリカは日本とだけ共同訓練をしたのではありませんで、さっき申し上げましたようなさまざまな国と共同訓練をしながら日本へやってきたわけですね。それぞれの国はアメリカと軍事同盟を結びまして集団自衛権の行使というようなことも当然できると。そういうようなところとずっとやりな...全文を見る
11月21日第116回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川ですが、提案者並びに関係各省庁に質問をいたします。  本法律案は、政府の附属機関として臨時脳死及び臓器移植に関する調査会を設置するものでありますが、提案者は調査会の審議を通じて社会的合意の得られる一助ともしたいと述べておられます。そうだとすれば、審...全文を見る
○吉川春子君 同時に、公開かどうかということは調査会が決めなければならないことではなくて、法律で原則として公開とするとすれば会はその条件のもとで運営されることになると思うんですけれども、総務庁いかがですか。
○吉川春子君 公開されてないところもあるけれども、公開している審議会も結構あるわけですね。私は、やっぱり国民の知る権利あるいは民主主義という立場に立って考えるならば、政府の決定した政策についてだけ国民に知らされるのではなくて、その政策の決定過程についても国民に目が届くようにされな...全文を見る
○吉川春子君 仮に、選択の余地を残したわけですけれども、非公開にしなければならないとしたら、それはどういう理由からですか。
○吉川春子君 そちらの行政調査会の方についても私たち反対したんですけれども、それはさておきまして、今度の脳死・臓器移植臨調について、委員の方の人選については「優れた識見を有する者」というふうにされているわけですね。ですから、秘密会でないと意見が述べられないというような方は、この限...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、会議を秘密にしなければならない理由というのは余りないのではあ りませんか。
○吉川春子君 確かに今先生がおっしゃるように、プライバシーに関する問題のときは、そのときだけ秘密会にすればいい。だから原則公開という方法もできるし、企業の秘密を守るために会議が非公開というのもそれは確かにおっしゃるように理由にならないので、そういうふうにしていきますと、調査会の自...全文を見る
○吉川春子君 御答弁をいただいた中では、どうも会議を秘密にしなきゃならない理由というのはないようですが、この法案に委員の守秘義務についての規定がございますね。なぜこれは必要なんでしょうか。今の御答弁のように、自主的に公開と決めればそれに干渉しない、そして三つぐらいの理由を挙げられ...全文を見る
○吉川春子君 法律上、守秘義務を課せられている職業というのは幾つかありますね。そういう一般規定だけではなくて、特別にこの調査会で委員に守秘義務を課さなければならないという理由は今の説明では私は納得できないんですが、同時にこういう規定を設けることによって、実際上会議の非公開というこ...全文を見る
○吉川春子君 殊さらこの法律にわざわざ守秘義務というものを大げさに設ける必要は、私はいささかもないと思うんです。むしろ公開で会議も行われるべきだ。そして高い識見をお持ちの方が全部委員になるわけですから、提供されてほかに流してはならないような資料をあえて流すというようなこともなさら...全文を見る
○吉川春子君 そうですね。審議も議事録、資料もすべて公開されているわけですけれども、アメリカでできることがなぜ日本でできないんでしょうか。できないというか、そういう立場でしっかりおやりになろうとしないんでしょうか。
○吉川春子君 提案者におかれましては、このアメリカの大統領倫理委員会がすべて公開、つまらないというか、そういう資料まで含めて全部公開しているということなんですが、こういう事実は御存じであったわけですよね。それにもかかわらず日本の場合はそういう全部公開という立場に立たなかった理由、...全文を見る
○吉川春子君 何か繰り返しのテープが回っているような感じになりますので、もう一つ次の質問に行きたいと思いますが、昨年の一月、日本医師会が「脳死および臓器移植についての最終報告」を出されました。この最終報告が国民の納得が得られなかったわけですけれども、この理由、これについて厚生省は...全文を見る
○吉川春子君 日本医師会長の諮問機関である生命倫理懇談会、加藤先生が座長ですけれども、この答申について日弁連がどのような論議をしたか、こういうことについても、国民もそれから医者さえも知らされていない。結論だけが出てくるわけです。その審議過程でどういう議論が出たのかということは全然...全文を見る
○吉川春子君 各党に相談するということは各党の代表も入れるということですか、ちょっと聞き取りにくかったんですが。
○吉川春子君 どういう人を選ぶかということで先ほど来、同僚議員の質問にも答えておられるわけですけれども、十五人の中で、例えば八人ぐらい脳死とか臓器移植に積極的な人がいれば、もうそれで答えははっきりしちゃうわけです。だから、さっきも比率についての質問もありましたけれども、その構成も...全文を見る
○吉川春子君 大体人選する場合に、この人はどういう考えを持っているかということもよく調査して普通選ぶわけで、めくらめっぽうに選ぶわけではないと思いますので、やはりその点の公正さを特に要求しておきたいと思います。  それで、これは二年間で会議を終わらせるということなんですけれども...全文を見る
○吉川春子君 脳死とか臓器移植については、これだけ議論が国民的に沸騰している問題ですので、二年たっても合意が得られない、論議がまとまらないということもあり得るんではないでしょうか。したがって、二年という期間に固執するんではなくて、まず論議を尽くすという立場に立てば、調査会の延長と...全文を見る
○吉川春子君 例えば、結論が一つにまとまらなくて、両論併記のような答申が出た場合に政府はそれを尊重するんですか。
○吉川春子君 両論併記の場合でもそれを尊重するというふうに受け取っていいんですね。
○吉川春子君 この問題は非常にデリケートな、そして国民の考えも多岐に分かれる問題ですので、拙速ではなくて、国民合意が得られるような十分な論議を尽くすべきだと、そして、尽くせるような調査会であるべきで、いわゆる臨調方式というものに対しては私たちは重大な疑問を持っているということを指...全文を見る
○吉川春子君 既に現行法で腎臓については移植が認められているわけですけれども、ここ二十年間の腎臓病患者の発生率、それから人工腎臓透析患者数、腎臓移植数、そして腎臓病による死亡率、これを明らかにしていただきたいと思います。
○吉川春子君 医学関係者の努力あるいは医学の進歩にもかかわらず腎不全になる患者が減少していないし、死亡率は倍近くになっている。  脳卒中について、患者数の発生率、死亡率、どうでしょうか。
○吉川春子君 脳卒中の場合は死亡率、死亡者数というのがすごく減っているわけですね。これは食生活の改善とかさまざまな予防措置があって、その結果こういう一つの成果に結びついているんじゃないかというふうに思うわけです。  厚生省の腎不全対策推進会議は一九八七年に腎不全対策と題する中間...全文を見る
○吉川春子君 腎臓移植とか透析というのはもう本当に最後の手段ですので、学問の基礎研究を含めて予防、それから早期発見、治療、そういうところに全力を挙げてもらいたいというふうに思うわけです。  移植についてもなかなか難しい問題があるわけですが、これは一般論ですけれども、例えば移植が...全文を見る
○吉川春子君 米国ではドナーは圧倒的に黒人が多いというふうに聞いているんですけれども、その理由は何でしょうか。
○吉川春子君 経済的な理由が多いようですね。脳死の判定、脳死と判定された直後からもう医療行為が打ち切られるわけですから、レシピエントが面倒を見るという形で謝礼が出るからではないですかね。だから事実上、臓器売買につながりかねない、こういう危惧があるんですけれども、この点についてはい...全文を見る
○吉川春子君 アメリカの例ですけれども、レシピエントは米国ではお金持ちで意志が強くて、長期間にわたる待機に経済的にも耐えられて、そしてまたその知識がないと成功しない、こういうふうに言われているわけですけれども、これでは本当にエリートとか金持ち医療につながるわけですね。だから、そう...全文を見る
○吉川春子君 それでは、その脳死という概念を新たに設けることによってどういうメリットがあるんですか。
○吉川春子君 死という言葉が記載されている法律はいただいた資料によりますと五百六十で、条文の該当件数は三千三百八十一件にも及んでいます。それだけ死というものが法的にも重要な問題だと思います。脳死という概念を認めてそれを個体死、つまり死亡と判定するときに、どの時点が死亡時点なのかと...全文を見る
○吉川春子君 民事法の問題についてもちょっとついでにお伺いしたいんですけれども、脳死という概念を認めたときに、それではどの時点で相続が開始するのか、遺言の効力が発生するのか。そして、例えば今の医学では、一週間とか十日脳死状態が続いたときに、相続人の数の変化ということも起こり得るん...全文を見る
○吉川春子君 いずれにいたしましても、三徴候死にかえて脳死という概念を民事法、刑事法にも導入するということになれば、またそこにはさまざまな複雑な問題が起こり得るということは避けられないと思います。  最後に、医師の問題について、脳死、臓器移植などの判定や手術を実際に行う医師の問...全文を見る
○吉川春子君 時間がもうなくなりましたので、私は最後に、期間を二年間と切ってそして結論を誘導するかのような臨調方式、こういうものは脳死それから移植という問題について国民的なコンセンサスを得る上では大変問題だと、国会の上にそういう審議会を設けるというやり方、従来から批判してきました...全文を見る
11月28日第116回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川です。  参考人の皆様にはきょうは本当にありがとうございます。順次質問をいたします。  まず、お医者様である村瀬、垂井両参考人にお伺いしますが、脳死の患者の現場に立ち会ったことがおありでしょうか。もしあるんだったらば、心臓死と比べてどういうふうに...全文を見る
○吉川春子君 体も温かい、呼吸もとまってない、そういうところから臓器をとり出すということについてなかなか国民的なコンセンサスが得られにくいんじゃないかという問題が一つはあると思うんですね。  それで、日本医師会でお出しになりましたこの最終報告を拝見いたしますと、社会的合意につい...全文を見る
○吉川春子君 社会的合意の方法で一番いいのは国会の立法、多数決原理によって国民全体の意思になり、反対の者も拘束すると、だから、というふうに述べていますね。消費税も多数でもって全国民を拘束しているんですよ。でも、合意を得られているかどうかはかなり大きな論議があるところですね。多数決...全文を見る
○吉川春子君 私はそれは社会的な合意という言葉は適切ではないと思います。反対の人はやらなくてもいいというのは、これは合意を求める姿勢ではありませんね。  例えば、脳死、臓器移植の問題について、個々の患者または家族がそのことを了承すれば他人がこれに異論を述べる必要はないんだと、こ...全文を見る
○吉川春子君 それから、もう一つこれに関してお伺いしたいのは、臓器を提供するかどうかというのは、本人とか家族の同意というのはもうこれは必要だと思うんですが、脳死というものは客観的なものであって、あなたが好きだと言ったからサラダ記念日なんというのもありますけれども、そうじゃなくて、...全文を見る
○吉川春子君 それから、続いて日弁連の光石参考人にお伺いしますが、これは何紙かの新聞報道で、日弁連の意見書案が脳死容認に前向きだという報道をいたしました、先ほども質問があったと思うんですけれども。その中で、意見書案は、脳死容認の前提として関係法令の立法措置、社会的合意を得る、医学...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、今の段階では日弁連は脳死を認めるかどうかについては全く白紙の立場であるというふうに理解してよろしいんですか。
○吉川春子君 それを前提として伺うんですけれども、社会的な合意を得るために日弁連としては具体的にはどういうことが必要であるというふうにお考えでしょうか。
○吉川春子君 それでは質問を変えます。  医師への信頼の回復という問題がきょうも幾つか論議されましたけれども、先ほども参考人の発言にありましたが、脳死に反対する中には医師への不信によるものが決して少なくないと。これに対して、医師への信頼を取り戻す努力が必要であるというふうに述べ...全文を見る
○吉川春子君 垂井参考人、同じ質問ですけれども、いかがでしょうか。
○吉川春子君 藤田参考人にお伺いいたします。  先ほどの意見を伺いまして、患者さんの抱えている大変切実な問題というのがよくわかりましたし、御自身も重い肝臓病だということで、本当に大変だと思います。  臓器移植に至るまで病気を悪化させない方法を考える必要があると。それからまた、...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、移植までいかなくても、その前で食いとめられる方法というのは、現在の医学、医療といいますか、そういうことをもう少し駆使すればそういうことは可能だということですか。
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して臨時脳死及び臓器移植調査会設置法案に対し、反対討論を行います。  病気で苦しむ多くの国民を救うためには、医学の進歩を保障するための学術研究予算の確保はもちろん、何よりも徹底した予防医学により、病気の発生を最小限に抑えることに国は最大限の努...全文を見る
12月01日第116回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○吉川春子君 じゃ幾つか質問させていただきたいんですけれども、常温核融合ということが実際には可能かどうかということについてどうお考えになるのか。そして、二十年以内に常温核融合発電が可能だ、こういうふうにおっしゃる外国の科学者もいらっしゃるわけですけれども、そういうような問題につい...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○吉川春子君 まず大蔵大臣にお伺いいたします。  大臣は参議院選挙後の八月、九月、十月に一般紙十数紙を、一回一億円とも言われていますが、お金で大きなスペースを買い取って政府広報で消費税の必要性を力説しておられます。その中で、現在は働き手五・九人で一人のお年寄りを支えているが、三...全文を見る
○吉川春子君 新聞の広報よりも大変詳しく御答弁いただきましたが、私は雑誌でアフリカのギニア出身のタレントさんのこういう言葉を見ました。ギニアではお年寄り一人が死ぬことは図書館一つなくなることと同じ、ギニアでは子供たちがおじいさんの昔話を大変楽しみにしている、お年寄りは大変物知りな...全文を見る
○吉川春子君 税金問題について政府のPRをもっとせよという意見があった、こういうお話ですけれども、消費税問題について言えば、これはもう国論を二つに割っての大きな論議が展開されていたわけであり、また参議院選挙の結果、それが一定程度反映されたということも政府もお認めになっていることで...全文を見る
○吉川春子君 例えばアメリカなどは、政府が意見広告をする、そういう広報というのは国民の世論が大変厳しいのでできないというふうに聞いています。こういう法律ができました、何月何日から施行されます、申し込みはここですとか、手続はこうですとか、こういう伝達のための広報というのはもちろんや...全文を見る
○吉川春子君 この問題についてはまだ日本はいろんな点で成熟していないと思いますし、今後も国会でも詰めていかなきゃならないと思うんですが、一つ検討課題として、政府はどんなことでも意見広告を、括弧つき意見広告ですね、政府広報をできる。そのために広報予算も大分ふえているんですけれども、...全文を見る
○吉川春子君 どうこたえるんですか。
○吉川春子君 国公共済の掛金の引き上げが法律事項ではなくて定款事項ですね。これはなぜかといえば、国公共済というのは独自の意思を持つ機関であり自主性を持たなくてはならない、こういうことにつながっていくんじゃないかと思いますけれども、この点はいかがですか。
○吉川春子君 そうしますと、やはり自主性とか主体性とか、こういうものはかなり尊重されなければならないわけですね。
○吉川春子君 第九条の国公共済の運営審議会は現在メンバーが十名ですけれども、二十四省庁すべての代表を参加させるということをすべきじゃないかと思うんですけれども、全省庁参加というのは何か障害があってできないんですか、立法の問題は別ですが。
○吉川春子君 全省庁の代表を参加させても不都合なことはないわけですね。
○吉川春子君 連合会の役員も天下り、理事長、常任理事はすべて各省庁からの天下りで二、三年で交代していますね。それで、労働組合を代表する者が一人もこの中にいないわけですけれども、これは大変問題ではないかというふうに思うわけです。やはりこういう代表も役員の中に入れていくべきだと思いま...全文を見る
○吉川春子君 そういう事務に精通した方々を役員に据えるということと労働者の代表を一人も入れないということとは別に理論的な必然性というのはないわけで、これはよくないことだと思うんです。組合自身の自主的な権限を持たせるべきだし、それは社会保障綱領、一九五三年のこの原則におきましても、...全文を見る
○吉川春子君 鉄道共済の破綻の問題、そして旧国鉄の問題について私ども繰り返し国会で論議をしてきましたので、きょうは繰り返しませんけれども、国鉄共済の今日の状況について現在の年金受給者、そしてJRの職員も、まして他の年金の組合員に責任はないと思います。国鉄の赤字は歴代自民党政府によ...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、労働省といたしましては介護休暇を普及するためには奨励措置が必要だと、こういうふうにお考えですね。その概算要求している中身についても御説明いただきたいと思います。
○吉川春子君 大蔵省に概算要求しておられますね。この内容について簡単に説明していただきたいと思います。
○吉川春子君 最近労働省が発表されました婦人労働白書によりますと、既婚婦人が働き続けるということは大変いろんな困難が伴うということです。定年まで働き続けている既婚婦人というのは何%ぐらいいるんでしょうか。
○吉川春子君 五十代後半までわかりませんか、その数字は。
○吉川春子君 五十代後半というのは定年までほぼ勤めたというふうに受け取っていいかと思いますけれども、そうしますと七%、あるいは五%ぐらいかもしれませんね、そういう数字になって、女の人が働き続けるというのは大変難しいわけな んです。  私は「女が職場を去る日」という沖藤典子さん...全文を見る
○吉川春子君 先ほど大蔵大臣の御持論である多世代間同居というお話も伺いましたけれども、幾つかの世代が同居して、そして楽しく仲よく暮らせればこれは本当に幸せなことだと私も思うわけでございます。  同時に、そういうときに、病気になったときに公的ないろんなサービスが不十分な場合は家族...全文を見る
○吉川春子君 人事院はお見えでしょうか。――この介護制度は男女を問わずすべての労働者に適用される制度なんですけれども、とりわけ女性労働者に切実に求められている制度なんです。どうしても医療制度の不備の中で介護という問題は女性の肩にかかってしまう、そして老親の介護のために職場を去らな...全文を見る
○吉川春子君 そうですね。じゃ、このことは早く実現するように強く求めて、次の質問に移りたいと思います。  国家公務員の職場の勤務環境について最後に伺いたいんです。  私は、埼玉県に住んでおりますので、埼玉県の職安、法務局に視察に行きました。それを例にして伺いますけれども、恐ら...全文を見る
○吉川春子君 いや、していないから、なぜかって聞いているんです。
○吉川春子君 そうするとこの安全規則は、トイレは男女別々につくるべしと書いてあるんですけれども、これは一階のトイレはと、こういうふうに読む条文なんですか、どうですか。――意味がわかりませんか。もう一度言いましょうか。  トイレは男女別々にすべしと書いてありますね、規則で。でも、...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、とにかくトイレというのは男女別々にしなきゃならないというふうに書いてあるわけですが、なぜ別々にしなかったんでしょうか。
○吉川春子君 浦和や川口のトイレは、来客数も考えてのトイレの数になっていませんよね。
○吉川春子君 当時というのはいつのことです
○吉川春子君 今はじゃ違うんですね。
○吉川春子君 私はきのうちゃんと質問通告してありますよ。外来者の数を考えてトイレの数はつくってありますか。例えば職安とか法務局とか税務署というのは必ず外来者がたくさん来ますでしょう。そういう数も含めてトイレの数を決めているんですか。
○吉川春子君 建設省でしたっけ、あなたは。
○吉川春子君 外来者の数も含めた数ですか、この労働安全規則のトイレの数というのは。そうじゃないでしょう。これは職員の数だけを考えた数じゃありませんか。
○吉川春子君 職員の数だけを厳密に数えると今のトイレの数でもいいかなというふうに思われるんですね。ところが、御承知のように職安とか登記所というのは外来者の数が多いんですね。御存じかどうか、登記所は今、三時間も四時間も待たされるんですよね。外来者が多いのと待ち時間が長いから実際大変...全文を見る
○吉川春子君 もう少し長い言葉で答えていただけませんか。  というのは、当時の状況とどこがどう変わったからこうなったのかという意味がわからないんです。
○吉川春子君 ちょっと済みません、私意地悪な質問をするつもりはないんですけれども、六十年と現在と来客の数なんて変わっていないんですよ。もちろんふえているということはありますけれども、大体川口も浦和も来客の数というのはうんと多かったところですから、この三年間にそういうふうにふえたと...全文を見る
○吉川春子君 川口はどうですか。
○吉川春子君 あのね、じゃ要するに一階のお客さんが、外来者が来る男女別のトイレは、トイレは一つで便座も一つ、法務局とか職安とか全国でも有数のお客さんがそこに来る、そういうお客さんを賄えるような、で職員もいるわけでしょう、そういうトイレの数だと大体思いますか、どうですか。
○吉川春子君 トイレの問題で私お願いしておきますけれども、設計図を見せていただいても、スペースが別に狭いからとれなかったというんじゃないですね。大体最初から念頭にないわけなんですよ。要するにトイレは男女別々に各階ともつくらなきゃいけないとか、外来者が来るからこれぐらい広くしなゃや...全文を見る
○吉川春子君 すみません。時間がなくなりました。要望申し上げておきます。  休養室も男女別々になっていないし、大体更衣室がないわけですよね。ロッカーはあるんだけれども、カーテンを引いて外は男性がいるみたいな、そういうところで更衣しているとか、着がえをしているとか、そういうところ...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
12月07日第116回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成、特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案並びに防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 ...全文を見る
12月14日第116回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○吉川春子君 私は日本共産党を代表して、政府提出の国家公務員等共済組合法等の一部改正案に反対の討論を行います。  第一に、財政再計算に基づく年金額引き上げ措置は、給付水準の実質的価値を維持する当然の措置であり、関係者から早期成立が切望されているものであります。また、自動物価スラ...全文を見る