吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月30日第118回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○吉川春子君 まず、公務員給与と期末手当の分割支給問題について伺います。  先ほども質問がありましたけれども、政府は公務員の三月給与、期末手当の分割支給を行いました。既に補正予算が成立して全額支給されているとはいえ、政府の責任は消えません。政府は十五日全額支給の努力を行わずに、...全文を見る
○吉川春子君 こういう違法行為を犯したわけですから、国家公務員と当該労働組合に政府は謝罪すべきじゃないですか。官房長官、大蔵大臣、いかがお考えですか。
○吉川春子君 謝罪するお気持ちはどうですか。
○吉川春子君 国家公務員とその労働組合に対して謝罪すべきだと私は要求したいと思います。  人事院に伺いますけれども、労働基本権の代償機関である、公平中立の第三者機関であると自認する人事院が、法に定める職員の権利擁護機関としての責任をかなぐり捨てて、当該労働組合と何ら協議すること...全文を見る
○吉川春子君 人事院としても重大な責任があるということを指摘しておきます。  今回のような事態を起こした原因の一つは国会審議のおくれだとさっき官房長官おっしゃいましたけれども、それはもう責任転嫁ですね。私はその国会運営上の問題についてきょうは触れる時間はありませんけれども、原因...全文を見る
○吉川春子君 今まで三十数%も上がるまで改定されなかったということは、結局公務員は自腹を切っていたということなんですね。旅費というのは実費弁償なんだから、自腹を切るということは大変おかしいことなんじゃないんですか、どうなさったんですか。
○吉川春子君 自腹を切っていたわけですね。
○吉川春子君 自腹も切っていたという御答弁でしたね。  四十六条で、自腹を切らないようにこれは補てんできると、こういう規定と解釈してよろしいんですか。
○吉川春子君 もう一つの問題は、今度の改正によって格差が一部広がったということなんですけれども、三級以下の方の日当は指定級の日当との比較では、差が現在は何%で改正後は何%ぐらいになるんですか。
○吉川春子君 一番旅費の支払い額の低いところの格差がさらに広がるということは大変まずいと思うんですけれども、どうしてこういうことになるんですか。これはぜひ早いうちに改めていただきたいと思います。
○吉川春子君 時間がないので駆け足の質問になっていますが、人事院にお伺いいたしますけれども、人事院の民間給与の実態調査の中で移転料の調査もあるんですけれども、これを拝見しますと、公務員と民間との格差が大変大きい。レクで伺いましたらば、サンプルが少ないとか云々とおっしゃいましたけれ...全文を見る
○吉川春子君 ですから、そういうふうにおっしゃるからちゃんとたえ得るような調査をやり直してくださいと。どうですか、簡単に言ってください。
○吉川春子君 三番目の問題として私は日額旅費の問題について伺いたいと思います。  三級以上の職員が十一日以上出張した場合、一般の旅費で支払われる場合の宿泊料と日当、これが日額旅費として支払われる場合の金額、これはどうなりますか、建設省。
○吉川春子君 その日額旅費の場合に、普通の旅費の支払いの場合とこんなに格差が生じているんですけれども、この合理的な根拠というのは何ですか。
○吉川春子君 その日額旅費が、同じところに十一日以上泊まれば旅館の宿賃がまけてもらえると、まあはっきり言って終戦直後のなべかま、みそ、しょうゆ持参で出張したときの経験がここに生きているわけですね。  しかし、今日の実態と合わないわけですよ。東海沖地震などが予想されておるというこ...全文を見る
○吉川春子君 十一日以上泊まれば宿賃をまけてくれるというところは今言ったようにないんですよ。お調べになったんですか。
○吉川春子君 調査もしないで昭和二十六年当時の実態そのままで現在旅費を払うということの不合理性、これはもう現場の人たちにとっては我慢できないものになっているわけですよね。  大蔵大臣、最後に質問いたしますけれども、旅費法というのは実費弁償であるにもかかわらず、そういうふうにいろ...全文を見る
○吉川春子君 建設省、運用規定の見直し、例えば十日以上となっていますけれども、法律が当面改正できないんだとしたら三十日以上にするとか、とにかくそういう工夫でもして直ちにこの不合理性を改めていただきたい、そのことを質問します。
○吉川春子君 終わります。
04月26日第118回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○吉川春子君 四月二十二日にフェリス女学院大学学長銃撃事件が発生いたしました。キリスト教関係の四大学学長が大嘗祭に対する反対声明を出したことに反発する右翼関係者の犯行ではないか、このように言われております。去る一月十八日にも、天皇に戦争責任があると言明いたしました長崎市長が撃たれ...全文を見る
○吉川春子君 正しいことを発言するのに命がけでやらなければならない、これはもう民主国家でも何でもないわけです。今の御答弁ですと、何か一々そういうものを全部つかむことは難しいみたいなことをおっしゃいましたけれども、こういう事件がたびたび引き起こされていくことによって国民の言論の自由...全文を見る
○吉川春子君 予想されていたのに防げなかったということは警察の責任も重大だと思います。  官房長官にお伺いします。今度のこの事件についてどういうふうに受けとめておられますでしょうか。
○吉川春子君 官房長官、もう一つお伺いしたいんですが、長崎市長が撃たれた、そしてまた同じように大学学長が撃たれた。長崎市長が銃撃されて、その事件から十分教訓を酌み取ってこういう事件を再発させないようにするのが政府の役割だったと思うんですけれども、なぜ同じような事件が二度にわたって...全文を見る
○吉川春子君 何とも頼りのない警察という印象を受けましたけれども、こういう言論の自由を脅かすような事件が絶対に起きてはならないという立場で政府は全力を挙げて頑張っていただきたいと思います。  次に質問を移しますが、即位の礼の問題についてお伺いいたします。  先ほど高御座と御帳...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、大正四年につくられて、そしてこれを使用されたのは大正天皇と昭和天皇二代だけですね。
○吉川春子君 二代の天皇が使われただけなのに何で長い皇室の伝統と、こういうふうにおっしゃるんですか。
○吉川春子君 そうしますと、大正四年につくられた以前の高御座、御帳台というのはなかったかもしれませんが、それはどういう形のものだったのかおわかりになりますか。
○吉川春子君 私たちが見てまいりましたのは大変高さも高いし大きいし、そして金銀宝石類がちりばめられたような感じの豪華なものですけれども、高御座というのは歴史的にあったかもしれませんけれども、その大正天皇が使われたそれ以前のものは大変質素なものであったというふうに物の本には書いてあ...全文を見る
○吉川春子君 その即位をするときに天皇はどうしてそんな高いところへ上らなきゃならないんですか。高御座というのは何をするものなんですか。
○吉川春子君 そのときそのときのやり方でやってもいいと今おっしゃいましたでしょう。そうしますと、今は新憲法、象徴天皇ですね。大正四年につくられた高御座は、「万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」、「神聖ニシテ侵スヘカラス」と、この明治憲法の立場でつくられて、しかも華やかなその装飾というのは日...全文を見る
○吉川春子君 伝統といいますのは、いわゆる何千年かの皇室の伝統というような意味ですりかえて使っておられるようですけれども、そうではなくて、明治、大正、昭和、要するに天皇主権の時代の、天皇の権力がすごく強力に振るわれた時代のセレモニーによってやる、そのことを伝統と称しているんであっ...全文を見る
○吉川春子君 今度、皇室経済法施行法の改正によりまして内廷費が二億九千万に引き上げられるわけですが、国税庁にお伺いいたしますが、この二億九千万というのは税金が全くかからない、手取りといいますか、その金額なんですけれども、これは今の天皇家の家族構成でいきますと税込み額は一体どれぐら...全文を見る
○吉川春子君 そういたしますと、二億数千万円が税金ということになるわけなんですけれども、毎年国税庁が高額納税者の一覧表を発表されておりますが、この二億数千万の税金を納める高額納税者というのは何人ぐらいいらっしゃるかおわかりですか。
○吉川春子君 昨年の五月一日の六十三年度高額納税者の一覧表によりますと、一位の方がレバノンの方で、不動産を譲渡した所得ということで六億八千万ほど払っておられますけれども、そのほか二億以上という方は数人しかおられないわけですね。ともかく大変高額な所得者である、納税者というふうに仮定...全文を見る
○吉川春子君 今度の内廷費の引き上げの根拠といいますのは、国家公務員の給与の改善率の累積、それから消費者物価の上昇率、こういうものを勘案しているわけです。国家公務員法の六十四条で俸給表というのは生計費、民間における賃金などを考慮して決めるとしておりまして、人事院も毎年その標準生計...全文を見る
○吉川春子君 三対七というのはわかりました。  じゃ、その内容ですね。三対七のそれぞれの内容について説明してください。
○吉川春子君 何で今回はその中身についての説明をしないんですか、今まで答えていますでしょう。
○吉川春子君 雑費の中には何が含まれますか。予備費的なもの、それから剰余金、そういうものが含まれますか。
○吉川春子君 そういうふうに一般的におっしゃられても、うちの雑費と宮中の雑費と随分違うと思うのですけれども、具体的にお願いします。
○吉川春子君 この一一%の中に予備費とか余剰金は入りますね。それだけでいいです。
○吉川春子君 そうしますと、一八%とか一三%とかおっしゃいました分母は、二億何千万かの現在の内廷費の額が分母でよろしいわけですね。
○吉川春子君 冠婚葬祭費はほとんど公費で賄われていますね。内廷費じゃないですね。
○吉川春子君 大喪の礼、即位礼、大嘗祭、そして結婚の費用、こういう大きなものは公費だと思うんですね。  教育費について伺いますけれども、例えばお子さん方三人が通われている学習院大学の費用などは内廷費から払われているんですか。
○吉川春子君 そうすると、男のお子さんだけは内廷費から払わないという理由は何ですか。
○吉川春子君 ちょっとお伺いするだけしますが、食料費は、御料牧場というものがありますけれども、これとの関係、御料牧場の方から相当な金額に相当する品物が供給される、こういうふうに理解してよろしいわけですね。
○吉川春子君 住宅費については内廷費から払われている部分がありますか。
○吉川春子君 そうしますと、内廷費からは住宅修繕費も含めて一切支出はされなくてもいいようになっている、こういうことですね。
○吉川春子君 そういたしますと、公務員給与に含まれております具体的な内容について今お伺いいたしましたが、かなり中身が違うようですね、住宅費、教育費、食料費。  それから、医療費について伺いますが、宮内庁病院に天皇家がかかられる場合は費用は要らないわけですか。
○吉川春子君 消費者物価指数というものも内廷費を引き上げるときの参考にしているわけですね、東京都二十三区の。ですから、要するに生活費という関係で見た場合に、消費者物価指数なり公務員給与の改善率なりをそのまま内廷費の引き上げということで率を上乗せするという合理的な根拠が大変乏しいよ...全文を見る
○吉川春子君 内廷費を御手元金として渡されるから、もう後はノータッチだと言いながら、宮内庁長官以下八人の方が的廷会計審議会というものをつくってチェックしているということなんですけれども、このことについても公職の人がこれを管理しているということについてどういうふうにお考えなのかと思...全文を見る
○吉川春子君 剰余金が出た場合に、そのお金を株の投資というようなところにもお使いになっているわけですね。
○吉川春子君 七十二回国会の衆議院内閣委員会の議事録によりますと、内廷費のうちで、時により預金をしたり、有価証券を買ったりしておられる、こういう答弁を宮内庁がなさっておりますけれども、例えば、去年の七月八日の新聞にこういう記事が出ています。昭和天皇死去の際の「遺産の大部分を占めた...全文を見る
○吉川春子君 株投資のお手伝いもしておる、こういうことも否定されないわけですね。
○吉川春子君 法制局にお伺いいたします。  先ほど現憲法の皇室経済に関する原則についての御答弁をいただきましたが、「注釈 日本国憲法」に、八条は、「私人としての天皇および皇族の財産法上の行為能力に対する特別の制限を定め、天皇および皇族の財産授受を国会のコントロールのもとにおくこ...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
05月18日第118回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○吉川春子君 四月十八日に明らかになりました東アジアの米国防総省報告によりますと、米国は、在日米軍に対する日本の分担は拡大し続けており、現在三、四〇%を負担しており、自国防衛のために配備された米軍の直接経費を既に払っているとも言える。とした上で、さらに、日本は米国の安全保障努力に...全文を見る
○吉川春子君 大変な額です。これは十二年間で二十七倍、一世帯当たり一万円余り負担しているということにもなります。額も大変ですけれども、その中身も問題です。  まず、施設整備費でどんなものを何項目負担しているんでしょうか。
○吉川春子君 次に、労務費で負担しているものは何ですか。具体的に言ってください。
○吉川春子君 総理に伺います。  施設費で五十八項目。制服は百三十二品目で、保育所、病院、学校、教会など、安保強化のためには明確な法的根拠もないのに至れり尽くせりです。  例えば資料の二ページをごらんください。数字4、地下足袋。数字6、13で、クラブのウエーターの着るタキシー...全文を見る
○吉川春子君 総理に伺います。  ちょうネクタイまでなぜ必要なんですか。
○吉川春子君 それなら、クラブというのは何をするところですか。
○吉川春子君 お酒を飲んだりするところですね。
○吉川春子君 総理、そういうタキシードやちょうネクタイまでなぜ国民の税金から負担してやるんでしょうか、見解をお伺いしたいと思います。
○吉川春子君 理論的に説明できないのは当然だと思います。  住宅も大変手厚いわけです。在日米軍に提供している住宅の総戸数は、ことしの分も含めて何戸でしょう。
○吉川春子君 提供住宅の一戸当たりの広さはどれぐらいですか。司令官、将校、軍曹、各何平米でしょう。
○吉川春子君 百二十平米ですね。
○吉川春子君 その住宅の中に寝室とか浴室の数はどれぐらいあるんですか。
○吉川春子君 三室でしょう。
○吉川春子君 一戸の住宅に浴室が二つとか三つとか、どうしてそんなに必要なんですか。
○吉川春子君 防衛施設庁からいただきました資料をもとに、私どもで同じ縮尺で間取り図を書いてみました。それが資料の(3)、(4)、(5)に添付してあります。その間取り図の一番下の方には、日本の総務庁のいうところの四人家族の最低居住水準五十平米で作図して比較してありますが、こんなに大...全文を見る
○吉川春子君 安保条約を認める立場に立っても、日本の住宅事情を考えたときに、こんなぜいたくなものをただで米軍に提供してやることに国民は納得しないと思うんです。総理の庶民感覚としてはいかがでしょうか。    〔理事平井卓志君退席、委員長着席〕
○吉川春子君 長官の米軍に対する思いやりは大変よくわかりました。  総理、こんなに立派な住宅を提供してあげて、やっぱり米軍には永久に日本にとどまっていてほしい、こういうことですか。
○吉川春子君 総理、続けて伺います。  三月四日、チェイニー国防長官がCNNのインタビューで、円建て経費一〇〇%を日本に負担させるという、こういう発言をしております。しかし、仮に日本政府にその意図があったとしても、例えばガス、水道、光熱費、空母など装備品の修理代、こういうものは...全文を見る
○吉川春子君 質問に答えていただきたいんですけれども、負担する意思がおありだ、検討する余地があるというふうに長官はおっしゃったわけですけれども、そうした場合にも、現行の地位協定でこういうものは持てるのかどうか。解釈論としてでもいいです。やるつもりかどうかということじゃなくて、ガス...全文を見る
○吉川春子君 私は、どういうふうにするかということじゃなくて、解釈論として地位協定上可能なのかどうか、その点に絞ってお答えいただきたいと思います。
○吉川春子君 そうすると、その解釈論としては今考えられないという意味ですか。
○吉川春子君 総理は、このCNNのチェイニー国防長官の発言に積極的に対応していきたいという防衛庁長官と同じお考えですか。
○吉川春子君 国際比較で申しましても、フィリピンのように米国から多額の基地使用料を引き出している国もありますし、日本は西独に比べてさえ米兵当たり九倍も負担しているわけです。前田元防衛研修所第一研究室長も言っていますように、安保にただ乗りしているのはアメリカなんですね。国際情勢はソ...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○吉川春子君 私は日本共産党を代表して、皇室経済法施行法の一部改正案及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律案の両案に反対する討論を行います。  初めに、皇室経済法施行法についてです。本案は内廷費、皇族費の引き上げを図ろうとするものですが、現行でも高額に過ぎる内廷費及び皇...全文を見る
05月29日第118回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○吉川春子君 いわゆる中国残留婦人の帰国、定着問題について質問いたします。  長野県の泰阜村は戦前満蒙開拓団を黒龍江省に送り込み、分村をつくりました。そのため大量の戦争犠牲者を出した悲劇の村です。埼玉県の荒川村を初め全国でこういう自治体が幾つかあるわけですけれども、きょうは残留...全文を見る
○吉川春子君 自治体とかボランティア団体が身元引受人になった場合、肉親の同意書が今までも必要とされたんですけれども、その点についてはどうなりますか。必要なくなったということですね。
○吉川春子君 ちょっと済みません、よく聞こえません。  もう一度確認しますが、肉親の同意書が必要なくても帰国できるというふうにことしから変えたと、そういうふうにおっしゃったんですね。
○吉川春子君 済みません。その場合に、身元引き受けにはその申請をもってかえるんだけれども、重ねて、その場合に肉親の同意というのは必要ないんですよね。そこだけお答えください。
○吉川春子君 できるだけでいいんですね。どうしても得られない場合はそれを必要要件とはしない、こういうことでよろしいですか。
○吉川春子君 そうすると今までとどういうふうに変わったんですか。今までは肉親の同意がなければ第三者が身元引受人になっても帰ってこられませんでしたよね。その今までの方法と基本的には変わりないということですか。それとも何らかの改善があったんですか。
○吉川春子君 済みません。同意を必要としないということについては変わってないというと、全然意味が通じないんですけれども、そこをちょっとはっきりおっしゃってください。
○吉川春子君 それから、帰国旅費の支給の対象者が本人または配偶者、そして十八歳未満の子供ということになっているんですけれども、そういたしますと、もう六十過ぎ、七十過ぎの婦人たちですから十八歳未満の子供ということではもうなくなりまして、孫ももう二十になるとか、そういう年代の人なんで...全文を見る
○吉川春子君 いやいや、それは拡大しないということによって配偶者だけになっちゃうわけですよね。そうすると大変困るという強い要求があるんですけれども、その点について今後ぜひ検討していただきたいと思うんです。  それで、泰阜村では今十三名の村出身の中国残留婦人がまだ中国にいるわけで...全文を見る
○吉川春子君 そうです。
○吉川春子君 済みません、詳しいことはいいんですけれども、縮められないかということに限ってお答えいただきたいんです。
○吉川春子君 ちょっと時間がないので端的に、その救われない場合を私は聞いているんですけれども、だから十年たたないとまた帰ってこれないという場合、例えば泰阜村でこの際一時里帰りを認めようとしているんですけれども、そうするとその旅費が出ない人がたくさん出ちゃうんですね。そうじゃなくて...全文を見る
○吉川春子君 その集団的に一時里帰りさせるという泰阜村の場合、全員に旅費が出るように弾力的な運営してもらえますね。
○吉川春子君 ちょっと私の質問をちゃんと受けとめてほしいんですよ、それでひっかからない者についてどうするかと質問しているんですから。十年経ていれば直ちに旅費が出るのは当たり前じゃないですか。そうじゃなくて、その制度の適用によっては救えない人たちがいる、だからそういう人たちにもこの...全文を見る
○吉川春子君 じゃその点ひとつよろしくお願いいたします。  法務省にお伺いいたしますが、中国に残された婦人たちで国籍を失っている人たちがいるんですけれども、日本にいたということははっきりしているわけです。そういう婦人たちを入国させるに当たりまして、日本人として入国させる方法はな...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、日本人の子としてということが証明されればというのは具体的にどういうことですか。村の人たちがこの人はこの村にいたんだと、日本人なんだと、こういうことで証明できるわけですか。
○吉川春子君 わかりました。ちょっと時間がないんで、中国残留婦人の問題はこの程度にしたいと思うんですが、ともかく日本に帰りたい帰りたい、一日千秋の思いで中国に暮らしているわけですね。生活も厳しい。だから、私はこの問題について引き続き質問してまいりますけれども、ぜひそういう婦人たち...全文を見る
○吉川春子君 いわゆる斎藤派にその助成をしなかった理由は何ですか。
○吉川春子君 法律を制定した時点では、二つの団体とも財団法人でなかったわけです。だから同じ立場だったと思うんですけれども、その一方についてこっちは適当だとしたと、この一方にこっちは適当としなかったという理由が、将来に向かってどういう事業をやれるか、広くやれるかということを理由にし...全文を見る
○吉川春子君 いわゆる斎藤会の方もその時点で財団法人を設立していればそちらに行ったかもしれないわけですね。
○吉川春子君 相沢会の方に五億円を助成した理由として、それは財団法人だからと、こういうふうにおっしゃるわけだから、斎藤会の方が財団法人でなかったから助成ができなかった、こういうことになるんじゃありませんか。だから、その当時斎藤会の方が財団法人を設立していればそちらに行く可能性もあ...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、そのほかの理由はどういうことですか。公益的法人のみではないとおっしゃるのだから、もう一つほかの理由とは何ですか。
○吉川春子君 平和祈念事業特別基金運営委員会で決定したということですけれども、この運営委員会の中には二つの団体の双方の幹部の方がメンバーとして入っているんですか。
○吉川春子君 どちらの会の方が運営委員会のメンバーになっているんですか。
○吉川春子君 その方の名前と現在の役職を言ってください。
○吉川春子君 そういう一方を入れているということは――その二つの会はとにかく相対立していろんな点で争っているわけですね、現時点で。そういうことだけから見ても、一方の方だけ運営委員会のメンバーに入れて、そして運営委員会がその人の入っている方に五億円の助成をするというのはいかにも不公...全文を見る
○吉川春子君 今後ともではなくて今後はですね。今後はもっと中立公正にやっていただきたいというふうに思うわけです。  国の五億円という基金を特定の団体に助成しちゃうというようなことは本当によくないことですし、先ほどもいろいろありましたけれども、その団体の運動の実績とかそういうこと...全文を見る
○吉川春子君 そういう答弁じゃ納得できません。やっぱり戦争で大変御苦労されて、しかも女性の身で激しい戦争のもとをくぐってこられた方々ですから、考えておりませんなんてそんな冷たい答弁では納得できないんです。いろんな問題はあろうけれども、やっぱりこの問題は常に念頭に置いて従軍看護婦の...全文を見る
○吉川春子君 時間なので終わりますが、納得しませんよ、そんな答弁。
05月30日第118回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○吉川春子君 核燃サイクル施設について質問いたします。  まず、東海再処理工場についてですが、昭和四十九年フランスより技術が導入されて東海再処理工場が建設されました。で、能力は、一日当たり〇・七トン、年間二百十トンで、昭和五十二年より同工場の運転を開始しているわけですけれども、...全文を見る
○吉川春子君 二百二十二日は定期検査ですか。トラブルじゃなくて単純な定期検査でこの日数が停止した、こういうふうにおっしゃるんですか。
○吉川春子君 稼働日数をはるかに上回る停止日数ですね。それからその処理の実績も、実際にはたびたびストップしたために十分の一程度処理されたにすぎないんじゃないでしょうか。  続いて伺いますけれども、その東海村の実験が始まって放射能漏れの事故など何件、どういうものが起こりましたです...全文を見る
○吉川春子君 例えば八九年十月五日、東海再処理工場で沃素129が通常の十倍も放出されていたことがわかり、四日間運転を停止。動燃では、従業員に被曝はなく周辺への影響は無視できるとしていますけれども、運転再開一週間で放出された放射線量は八八年の一年分に相当する。沃素の半減期は千六百万...全文を見る
○吉川春子君 時間がないのでその東海処理工場の問題について詰っ込めないんですけれども、今局長がおっしゃった事故の問題は詳しいデータで出していただけますね。イエスかノーかだけでいいです。
○吉川春子君 じゃ出せますね。
○吉川春子君 じゃ、そうしてください。  その商業用で六ケ所村の予定している処理能力というのは世界最大ということになるんですけれども、こういう例はほかにあるんですか。
○吉川春子君 例えば、ラアーグのUP3に使うタンクの積みおろしの際に、タンクの一つを落としてしまったという事故があった。このタンクを調べたところ、UP3の溶解槽の二基のうち一基に亀裂が見つかったほか、STE3のタンク五基にも亀裂が見つかった。フランスの原子力安全当局の報告書によれ...全文を見る
○吉川春子君 いいです、ちょっと時間がないから、UP3は。
○吉川春子君 その新しい装置の導入がされるわけですけれども、これらについて実験、実用のデータを提出していただけますか。
○吉川春子君 会社が出してくるものは全部信ぜよ、もとのデータは出せないと、こういうことですか。
○吉川春子君 それはおかしいですね。一企業の問題じゃないわけですよ。これによって周辺の住民とかが万一の事故の場合には物すごい広範囲な被害を受けるわけで、そういうものが安全かどうかということを知る権利は国民にありますし、特許だとかなんとかと、そういうことを理由にしてこういうデータも...全文を見る
○吉川春子君 六ケ所村のその処理施設から大気中、あるいは排水される中の放射性物質はどういうものがあるんですか。
○吉川春子君 そのトリチウム、クリプトンは、放射能レベルを下げないでそのまま放出されるわけですけれども、これはまだ技術的に未確立だ、こういうことですね。
○吉川春子君 放射能レベルを下げる技術も開発されないそういうものをそのまま放出させるということは、環境への影響、人体への影響を考えると、とても危険だと思うんですね。そういう点からも、やっぱり放射能の害をなるべくなくするように最善を尽くすという意味をおっしゃった大臣の答弁とも矛盾す...全文を見る
○吉川春子君 航空機との関係だけでいいです。済みません、時間で。
○吉川春子君 ウラン濃縮工場が許可されて建設にかかっているわけですけれども、このときに航空機の事故の問題で実験をされたその報告書を拝見いたしました。そうしましたら、この航空機は空を飛ばずに地上をレールの上で走って、しかも五百数十キロの速度で衝突した。しかも、燃料は積んでいないで、...全文を見る
○吉川春子君 いや、簡単でいいですよ。
○吉川春子君 では水はどうですか。燃料じゃなくて、水。
○吉川春子君 ちょっと委員長、済みません。これで終わります。
○吉川春子君 追及できないのは残念ですけれども、航空機の事故に耐えられる施設かどうかというのを実験するのに、地上を走って、しかも燃料は積まないで水でやる、こんなので、水を積んでいたら爆発もしませんよね。火事だって起きませんでしょう。そういうようないいかげんなデータで、これは数式を...全文を見る
05月31日第118回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○吉川春子君 原子力船の「むつ」についてお伺いいたします。  今月の二十八日に「むつ」はまたまた事故を起こして、原子炉出力を六%上げた段階で原子炉が緊急停止をしました。地元自治体は、「むつ」が万一事故を起こせば実験を中止させるというふうに説明しています。しかし、過日私がむつ市を...全文を見る
○吉川春子君 きのうから局長はふぐあいと言い、大臣は事故と、こういうふうな言葉を言っておられますけれども、ないものと確信すると言っても起きるのが事故なんです。そうしますと、そのいかなる事故が起きようともそれを乗り越えて実験はしていく、こういうことなんですね。
○吉川春子君 地元の自治体が、事故が起こったときはやめてほしいと言っていることは御存じですよね。十六年前の放射線漏れのような事故が起こっても科技庁としては中止はしないと。しかも、今おっしゃられた科技庁通達が、研究開発の中止の場合について「研究開発計画に大幅な変更が必要となった場合...全文を見る
○吉川春子君 地元自治体が十六年前の放射線漏れ事故のようなことがあったら、一例ですけれども、直ちに中止してほしい、こういうふうにおっしゃってますけれども、そうすると今の局長の答弁ですと、あれはああいうことがあっても直ちに中断するわけじゃないんだ、一度踏みとどまってまたそれをクリア...全文を見る
○吉川春子君 長官にお伺いいたしますが、私たちはもう直ちに実験を中止して廃船せよとこういう立場なんですけれども、科技庁の通達の内容が、研究開発の中止の予期せぬ事情が起こった場合、研究開発に支障を来した、大幅な変更を要する場合、こういうことで環境についても住民についてもそういうこと...全文を見る
○吉川春子君 「むつ」は大変浪費を重ねてきているわけですけれども、今までにそのかかった用、全体幾らになりますか。
○吉川春子君 人件費などを含めてですね。
○吉川春子君 争いません、ちょっと時間がないので。  解役に要する費用はどれくらいと考えておられますか。
○吉川春子君 一千億を超える費用にしても、当初の計画の十倍以上かかっているわけですけれども、総合エネルギー調査会の試算によると、百十万キロの原子炉を解体する場合に三百億、こういうふうに言われているわけです。この原子炉から出る廃棄物の管理はどうするんですか。どれぐらいの年数を必要と...全文を見る
○吉川春子君 一年後には解役、廃船、こういうことになっているのに、まだその費用も国会ではっきり出せないということは本当に無責任だと思うんです。  ちょっと私なりに計算してみたんですけれども、地上施設の維持費にことし九億円計上していますね。「むつ」で働く職員が九十八名。一人の人件...全文を見る
○吉川春子君 時間ですので終わります。
06月01日第118回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○吉川春子君 育児休業制度についてお伺いいたします。  まず官房長官、総理府の長として、また婦人問題企画推進副本部長として、女子の国家公務員がどういう実情にあるのかお聞きいただきたいと思います。  女性の社会進出は非常に目覚ましいものがありますけれども、働き続けるためには大変...全文を見る
○吉川春子君 労働省にお伺いしますが、民間の育児休業制度の普及状態はどうなっておりますか。
○吉川春子君 私は毎年質問しているんですけれども、わずか一年ぐらいで五%この制度が広まっているということは、大変需要がふえてきているということだとも思うんです。  そこで、人事院の職員局長の私的諮問機関の勤務時間問題研究会でも「公務員の勤務時間に関する課題」という文書で、女子の...全文を見る
○吉川春子君 民間の普及率が何%になればこれは機が熟したというふうにお考えでしょうか。その点だけ端的にお聞かせください。
○吉川春子君 今労働省のお答えでも約五分の一の女性労働者が適用を受けているということですので、かなり機は熟してきていると思います。ことしの人勧にぜひ盛り込んでいただきたいということを要望しておきます。  官房長官、もう一度お伺いいたしますけれども、総理の施政方針演説の中で育児休...全文を見る
○吉川春子君 西側の一員という言葉を防衛庁初め政府は好きなんですけれども、サミット参加国で女子一般に育児休業を制度化していないのは日本だけなんですね。地方公務員の中にもこの制度は大変もう広がって定着してきております。本人選択制、原職復帰、有給、もちろん代替要員を確保して実のある育...全文を見る
○吉川春子君 政府広報室が発足しました一九六〇年と比べますとこれは何倍になっていますか。
○吉川春子君 総理府だけではなくて、他の省庁の広報予算を含めますと昨年度の執行額は幾らになりますか。
○吉川春子君 これが三月はまだ計算されていない数字ですので、三月を含めると二百二十億を超えるというふうに思いますが、膨大な国の予算が政府広報予算として使われています。しかも外郭団体の広報予算もあります。読売新聞の調査だと、昨年度公官庁、公的団体のマスコミ向け広告費は四百三十億、前...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと聞こえませんでした。何冊ですか。
○吉川春子君 総数を伺っています。
○吉川春子君 予算委員会に提出された資料、各省庁から出された資料を合計すれば九千六百九十四万冊、国民一人当たりに一冊ずつぐらいのパンフレットを出している、大変な数になるわけです。これだけ出して消費税導入の推進を図ったわけですね。  問題は、今も申し上げましたように政府広報の予算...全文を見る
○吉川春子君 それでは、総理府、大蔵省、経済企画庁にお伺いいたしますけれども、消費税問題で広報予算をどれぐらいお使いになったでしょうか。そのうち見直し問題の広報でテレビ、ラジオその他どのような形で幾ら使われたんでしょうか、明らかにしてください。
○吉川春子君 莫大な国の予算が税金、端的に言うと消費税あるいは見直しのために使われているんですけれども、官房長官、この莫大な政府の宣伝が、消費税見直します、必要なんですと、これが自民党のさきの総選挙での勝利につながったと思いませんか。
○吉川春子君 私は政府広報が、さっき官房長官が政権党であるから自民党と政府の考えが似てい、るのは当然だとおっしゃられましたけれども、自民党がつくっている内閣・政府でありましても、政府と政党の区切りというのはきちっとつけなきゃいけない。だから政府の、というのはつまり国民の予算を使っ...全文を見る
○吉川春子君 その情報を提供するということと、百歩譲って、国論が真っ二つに分かれている消費税とかあるいは原発とか、そういう問題について一つの方向へ持っていこうとするために莫大な広報予算が使われてはならないと私は思うわけです。だから、情報をお届けするということと政府の意見、国民が反...全文を見る
○吉川春子君 オンブズマン制度というのが、ノルウェーですか、スウェーデンですか、中心にあるんですけれども、日本はまだその制度がなくて行政監察ということで総務庁の内部機構として、行政の執行の是非といいますか、これを監察していますが、そのメスもまだ広報予算については入っていないという...全文を見る
○吉川春子君 時間が来ましたので、残念ですが終わります。
06月12日第118回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○吉川春子君 防衛庁職員給与法の改正案についてまず質問いたします。  この問題について防衛庁から資料をいただいておりまして、その資料で防衛庁の方がモデルとして高卒二士入隊、最終准尉で定年退職を五十三歳 でした場合の俸給月額が三十九万九千二百円ということで資料が出てきていますの...全文を見る
○吉川春子君 また、この自衛官が五十五歳の定年時より支給されます年金額は幾らになりますか。
○吉川春子君 この自衛官について年金の減額支給ということはありますか、減額はありますか。
○吉川春子君 そうしますと、このモデルの自衛官が五十九歳までに受け取る金額は、給付金が二年間で四百八十万円、そして年金は五十五歳から五十九歳の五年分、この合計ということになりますね。
○吉川春子君 今の防衛庁の金額で計算しますと千五百六十七万円になるわけなんです。  大蔵省、一般公務員については年金額の計算は基本的に自衛官と同じですね。
○吉川春子君 もしことしの十月、五十三歳で一般公務員が退職いたしますと、年金を受け取る場合には減額されるわけですけれども、その減額率は何%ですか。
○吉川春子君 そういう前提で計算いたしますと、一般公務員が五十三歳で定年より早く退職いたしますと五十九歳まで受け取る年金額は千二百十八万円で、自衛官より三百五十万円ほど少なくなる、これは全く単純計算なので論争点ではございません。  しかし、もっと開くのはJR職員、元国鉄職員なん...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、その六十歳の定年まで一銭ももらえない、ゼロだということですね。
○吉川春子君 さらにお伺いいたしますけれども、JR職員の年金額は自衛官、一般公務員でもいいですけれども、比べて同じ額になりますか、計算はどうですか。
○吉川春子君 私が伺いましたのは、鉄道共済の場合はいわゆる三階建ての部分が削られておりますので、公務員や自衛官に比べてその一〇%程度額が少なくなるのではないか、こういうことなんですが、どうですか。
○吉川春子君 JRの職員に、鉄道共済につきましては終生毎年一〇%程度の額の少ない年金だということで、これは鉄道共済の逼迫からくるのだという、こういう大蔵省の説明がありました。  先ほど、新たな自衛官に対する給付制度が導入されると平成八年には六百億程度に財源がなるという答弁があり...全文を見る
○吉川春子君 大蔵省に伺いますが、鉄道共済についてはそのころの掛金率はどうなりますか。
○吉川春子君 結局破綻してしまうからとても言えないというのが答弁の真意だと思うんです。  そこでお伺いいたしますけれども、私がなぜ鉄道共済とそれから自衛官を比較したかと申しますと、若年定年制云々というお話で、これはそれでそれをフォローするものだというお話ですけれども、国鉄の分割...全文を見る
○吉川春子君 性格が全くないわけです。わからない、はっきりしないんですよね。  人事院にお伺いいたしますけれども、その理由として若年定年制ということを盛んに今防衛庁は強調されましたけれども、その若年定年制をとる場合はそれを救済するために将来またこういうような給付金制度をどこかの...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと語尾が聞き取れなかったんですけれども、要するに理論的な可能性として伺っているんですけれども、そういう若年定年制をしくような場合は、こういう一〇〇%国が負担してそれを穴埋めするというような制度をとり得る余地が理論的にはあるんですね、今度自衛官でやったんですから...全文を見る
○吉川春子君 その答弁は逃げですよ。現在ない、それはわかってます。でも、将来そういうことがあれば同じような制度をとる可能性があるかと理論的に伺ったんですけれども、答えられないんですね、逃げてるんだから。  官房長官にお伺いいたします。私が伺いたいのは、ともに若年で国の政策によっ...全文を見る
○吉川春子君 さっきも最初に申しましたけれども、五十三歳で退職して五十九歳まで、国鉄、JRですと一銭ももらえない。しかも意に反して職場を追われた、そういう国策なんです。そういう中で私は、今官房長官の御答弁ですけれども、納得できない。余りにもやり方が違うわけですよ。  それで、重...全文を見る
○吉川春子君 自衛官は恩給でやれと、こういう考え方は人事院はこれを否定されているということですね。
○吉川春子君 ちょっとイエスかノーかで答えてください。この人事院総裁の答弁は今も生きているんですか、それとも否定されるんですか、どっちですか。
○吉川春子君 この人事院総裁の答弁については責任を持てない、こういうことですね。  防衛庁長官、我が国は戦争の反省に立って今の平和憲法を施行しておりますが、再びあのような戦争を準備することがあってはならないと思います。憲法の精神からも、私たちは憲法違反と思っていますが、憲法の精...全文を見る
○吉川春子君 今度の給付金制度はこれは私は第一歩だと思うんです。その次にまた世論の動向を見ながらもっと優遇措置を出してくるんじゃないか。今の第一歩を見ても自衛官に対するすごい優遇ですよ。こういうことはやっぱり憲法も禁じている軍隊である自衛官のみ優遇するということはどこから見ても不...全文を見る
○吉川春子君 わざわざ来日されてお話をなさったんですから、水道料、光熱費、こうこうこういうものをというふうに話をされるというのは当然だと思うんですね。何か全般的な話としてあいまいな漠とした話をするためにわざわざ訪日されたとは思えないんですけれども、具体的なこういう要求があったんじ...全文を見る
○吉川春子君 自主的に決めるというふうに長官が今おっしゃいましたけれども、アメリカ側が要求しています、漠として要求したと言いましたけれども、その基地従業員の基本給とか水道、ガス、光熱費、もし具体的に要求されてもこれは絶対に負担できないものなんですね。こういうものを、できないものを...全文を見る
○吉川春子君 じゃ、もし具体的にそういう要望があったとして、今の協定のままでは負担できないと思います。やはり改定かあるいは新たな協定を結ぶ、特別協定を結ぶ、こういうことをやらないとできないんじゃないですか。それはどうですか。
○吉川春子君 本当に逃げの答弁だと思うんです。そんなもの子供の使いじゃあるまいし、漠として具体的な項目も言わないでただ一般的に負担してくれなんて、そんなことをわざわざ大人が言いに来るとは私は常識では考えられないんです。しかも、それはやっぱり今の地位協定では負担できないものであるか...全文を見る
○吉川春子君 こういう危険なことをやっているのに米軍に中止も申し入れられないなんというのは驚くべきことですね。恒久的になんてやられたらかなわないですよ。  過去に湾内に大量の弾薬を係留するという例がありましたですか。
○吉川春子君 大量に弾薬を係留した例があるかというふうに聞いたわけです。  お伺いいたしますけれども、こういう大量にやったことは過去にも例がないわけです。弾薬積載の船は何隻いるんですか。
○吉川春子君 武器弾薬の中身は何ですか。
○吉川春子君 何にも知らないで何で安全だなんというふうに言えるんですか。無責任じゃないですか。
○吉川春子君 どういう安全措置がとられたと米軍から連絡があったんですか、明らかにしてください。
○吉川春子君 危険物船舶運送及び貯蔵規則というものが火薬類取締法第五十条「けい留船等の特則」という形であって、さまざまな安全措置を義務づけているわけですね、日本の船ならば。こういうことがやられているかどうかも一切わからないで、ただアメリカに安全を申し入れてある、アメリカも安全に努...全文を見る
○吉川春子君 ちょっとまた戻りますけれども、恒久的でないとおっしゃいましたけれども、じゃいつまでこういう状態が続くんですか。
○吉川春子君 船が出港するまではわからない、これが外務省ですね。  地位協定上の根拠とおっしゃいましたけれども、地位協定上のどこにそういう根拠があるんですか。提供水域といっても、漁場や航路ですから大変危険性が高いわけです、こういうところでやられては。そして、こういうところに弾薬...全文を見る
○吉川春子君 いかに安保条約だ地位協定だといっても、そんなことまでやられたらたまらないわけです。海兵隊がM16ライフルを構えて接近する漁民を威嚇する、こういうことまでやっているんです。  防衛庁長官、外務大臣がいらっしゃいませんので防衛庁長官に伺いますけれども、こういうようなあ...全文を見る
○吉川春子君 私は、こういう危険きわまりない海上での弾薬係留を直ちに撤去するように米国に申し入れるべきだ、そのことを強く要求して次の質問に移ります。  海上自衛隊潜水艦「なだしお」の衝突事件に関してお伺いいたします。  一九八八年の七月に横須賀沖で海上自衛隊潜水艦「なだしお」...全文を見る
○吉川春子君 横浜地方海難審判庁の裁決でも、「なだしお」が動向監視不十分で、早期に第一富士丸との衝突を避けるための措置をとらなかったことに主因があると認定した上で、さらに海上自衛隊第二潜水隊群に対して、「安全航行上の基本事項である見張り、動向判断及び早期避航の遵守について、潜水艦...全文を見る
○吉川春子君 防衛庁長官、改めて伺いますけれども、組織責任を指摘されているわけですね。そのことについてどういうふうにお考えなのかということと、続けて、竹下総理とか当時の瓦防衛庁長官は、「なだしお」が法令規則に違反していなかったというふうに繰り返し国会で答弁されているわけです。とこ...全文を見る
○吉川春子君 「なだしお」の過失責任は今の時点で明白になったわけですね。だから、それは法令規則に違反していなかったというような発言とは矛盾するわけなんです。  高等海難審判庁の理事官の意見陳述についてまたお伺いしますけれども、「なだしお」の衝突事故については海上衝突予防法の第十...全文を見る
○吉川春子君 今回の場合はこの十五条第一項に基づけば「なだしお」が第一富士丸の進路を避けなければならなかった。その場合、「なだしお」は避航船であり、第一富士丸の進路に対してできる限り早期にかつ大幅に回避動作をとらなければならなかった、これが法律で義務づけられているわけですけれども...全文を見る
○吉川春子君 その衝突時間についてですけれども、二十三日の十五時三十八分半と認定していますが、どういう事実に基づいて認定されたんですか。
○吉川春子君 幾つか挙げて認定されているわけですね。事故直後、「なだしお」の山下艦長が上級司令部に打った第一報、さらに「なだしお」から発信された艦船事故速報も衝突時間は十五時三十八分、当初航泊日誌にも衝突時間は三十八分と記載されてありました。それを後になって山下艦長らが衝突時間を...全文を見る
○吉川春子君 三十八分三十秒に訂正されるんですね。確認だけでいいです。
○吉川春子君 従うというのもおかしな話ですね。衝突したのは自衛隊の潜水艦なんですから、一番よく知っているはずですよね。それが二転三転して、海難審判庁で言われたらそれに従いますと。事実はやっぱり防衛庁が本当はよく御存じなんです。それを従うとかという形で消極的におっしゃらないで、やは...全文を見る
○吉川春子君 救助活動と関連する問題について聞きますが、横浜地方海難審判庁の裁決書によれば、「衝突と同時に機関を停止することに思い及ばず、富士丸が艦首に乗揚げ、次いで艦体から落下して左舷側に大傾斜、横転するのを認め、同午後三時三九分少し過ぎでき者救助用意に続いて機関停止を令したの...全文を見る
○吉川春子君 時間が迫ってまいりましたけれども、とにかく山下前艦長も、一昨年十月の文芸春秋で、衝突して二百メートルぐらい後退した後すぐに後進をとめたと述べています。そして海上保安庁の野尻さんも、衝突後しばらくして機関停止している、こういうふうに答弁しているわけです。だから、惰力な...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、近々裁決が出されると思いますけれども、今回の場合、海難審判の手続を先行させてその結果を待って刑事処分を行う、こういう方針で臨んでいるということでいいんですね。
○吉川春子君 時間なので終わります。
06月14日第118回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法一部改正案に反対討論を行います。  反対の第一の理由は、本改正案によって創設される若年退職者給付金制度によって必要な財源は、一九九六年には六百億円を超えることになり、将来にわたって軍事費増大の一因となることは明らかである...全文を見る
06月18日第118回国会 参議院 本会議 第16号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、臨時行政改革推進審議会設置法案につきまして質問を行います。  臨時行政改革推進審議会、つまり第三次行革審が、第二次行革審の最終答申を受けて、その後継機関として設置される以上、これまでの臨調、行革審の役割、すなわち臨調行革が何をもたらした...全文を見る
06月19日第118回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○吉川春子君 まず最初に、海部総理の周辺の株取引疑惑に関してお伺いいたします。  海部首相の側近である公設第二秘書の株取引が問題になっておりますけれども、官房長官、昨日も通達を出されたと報道されていますが、この問題をどのように認識されておられるでしょうか。
○吉川春子君 自民党の選挙制度調査会では、昨年の五月十九日に自民党政治改革大綱を発表しておられます。それによりますと、「株取引の規制」ということで「政治資金を株取引など投機的取引のために使用することは禁止」というふうにうたって、「インサイダー取引規制を厳守することは当然」というふ...全文を見る
○吉川春子君 総理の公設秘書なわけですから、個人の立場といってもそういうことでは通らない。だから、今度は官房長官も秘書であっても注意するようにという、そういう通達をお出しになったと思うんです。  いずれにしても、非常に重大な問題であるので、これを国民の前に明らかにするのが内閣の...全文を見る
○吉川春子君 秘書の経済活動をすべて国会に報告せよと私は申し上げているのではなくて、金庫番と言われて株でお金も大変もうけられた、政治団体に使われた疑いもあるということで、これはよく調査して国民の前に明らかにせよということを私は再び要求して、この問題については質問を終わりたいと思い...全文を見る
○吉川春子君 国公災の改正案に対して質問を行います。  まず最初に人事院にお伺いいたしますけれども、民間の災害補償法定外給付制度について調査をされていますけれども、その法定外給付を行っている企業の数、給付額については最も多かったもの、それについて報告をしていただきたいと思います...全文を見る
○吉川春子君 私が拝見した資料によりますと、その給付額、一律定額制、最多のものは一千万以上千五百九十九万以下三五・五%、平均給付額千二百八十三万円、一律定率制で千日分以上千五百九十九日分以下七五・七%で、平均給付日は千八十五日と、こういうことですね。
○吉川春子君 自治省お見えでしょうか。——お伺いいたしますが、地方公務員の場合、その補償額の上積みを行っているところが多いわけですけれども、幾つの自治体で公務災害見舞い金制度が設けられているでしょうか。また、その給付の内容はどうなっていますか、簡単で結構ですが、説明してください。
○吉川春子君 先ほどの人事院の調査の結果、そして今の自治省のお答えを見ましても、そういう法定外給付ということが行われているところもかなりあると、ところによってはかなり額も大きいわけなんです。  国家公務員の場合は、民間の法定外給付に対応するものとして遺族特別援護金、障害特別援護...全文を見る
○吉川春子君 ぜひ努力をして引き上げて改善をしていっていただきたいと思います。  それから続きまして、職員厚生経費の問題についてお伺いいたしますけれども、国家公務員の厚生費のうちの健康診断について過去五年間の予算額と実績を対比して報告していただきたいと思います。
○吉川春子君 実績についてはつかんでいないということですか。つかんでいるけれども国会には資料が出せないということですか。どっちですか。
○吉川春子君 じゃ、正確につかんだら国会に出してくださいね。いいですね。
○吉川春子君 つかんでないとか出さないとかと言っているけれども、国会以外には資料を出しているじゃないですか。私はそれに基づいて質問しますよ。どうして国会に出さないのか。それは大変不当だということを指摘します。  同時に、これを予算額と実績額で見ますとかなり実績額の方が多くなって...全文を見る
○吉川春子君 予算を組んで足りないからといって共済の方から出すというのは大変問題だと思うんですよ。  総務庁長官、お伺いいたします。特に今国家公務員の健康を守るためのいろいろな健診、そういうことが非常に重要になってきているんです。予算が少ないために、国家公務員の場合はVDT作業...全文を見る
○吉川春子君 労働災害といえば、日本の資本主義の初期の時代については、細井和喜蔵の「女工哀史」、あるいは山本茂実の「あ々野麦峠 ある製糸工女哀史」などに書かれていて、こういう本は涙なしには読めないわけです。現代は、資本主義が高度に発達した結果、もっと複雑にもっと大量の労災が発生し...全文を見る
○吉川春子君 それで、公務外となった者から審査を申し立てている者が五十件とか二十件とか、そういう数なんですけれども、さらにそれが容認される者は一けたの、しかも五以下なんです、五未満なんですね。だから私は、職権探知主義で、申請に基づいて認定するというんじゃなくて積極的に探して認定す...全文を見る
○吉川春子君 自治省、地方公務員の場合もこういう制度がありますが、それはどういう役割を果たしていますか。
○吉川春子君 総務庁長官にお伺いいたします。  今お聞きのように、公務上の災害が発生しても実際は労災が認定されないというようなことは絶対あってはならないわけなんです。一度けられても、それをまた救う制度というのがそこで必要になってくるんで、国家公務員の場合もその制度はあるんですね...全文を見る
○吉川春子君 人事院は人事院としての役割があ るんですけれども、総務庁も国家公務員のそういう制度について企画し、検討するという権限を持っていますので、私は総務庁においてもこういう問題について一つの課題として検討していただきたいと、人事院の意見を尊重するなと言っているんじゃないん...全文を見る
○吉川春子君 時間ですからやめます。
06月20日第118回国会 参議院 科学技術特別委員会 第5号
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○吉川春子君 きょうはどうも貴重な研究成果を聞かせていただきましてありがとうございました。  私、一つは地球の温暖化を防ぐことは可能なのか、その方法はあるのかということを吉野参考人にお伺いしたいと思います。  それからまた、それぞれ、研究費が足りないと予算のことを言われました...全文を見る
06月21日第118回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○吉川春子君 行革審はその最終答申の中で、かなりの成果を上げることができたとして国鉄や電電の民営化をみずからの成果として誇っておられます。「これら以上に重要な成果は、」「国民の意識の改革が進んだこと」というふうに言いまして、自分たちが国民の意識を変えたという態度をとっているんです...全文を見る
○吉川春子君 行政改革のこの九年間というのは、国鉄の分割・民営化を初め補助金のカット、さまざまな国民犠牲の上に括弧つきの行政改革を進めてきたということで、しかもその上国民の意識まで変えたなんと言うのはけしからぬことじゃないですか。人の心の中まで行政改革して変えることができる、それ...全文を見る
○吉川春子君 大臣、御答弁になってないと思うんです。そういうことの上に意識まで変えた、こういうふうに誇っているわけです。最終答申をごらんになれば書いてあります。  官房長官にお伺いいたしますが、私は、行政改革、いわゆるこの臨調行革、さまざまなけしからぬことがあると思うんですけれ...全文を見る
○吉川春子君 行政権が内閣に属するということに対して異議を言っているんじゃないんですよ。憲法は日本の国権を行政、司法、立法、三つに分けたけれども、その中で最高の権威は、最高機関は国会だと、こういうふうに決めているわけです、その理由については言いませんけれども。それで、その国会を差...全文を見る
○吉川春子君 もう一つ官房長官にお伺いいたします。  各種の審議会を内閣がっくりますときに、内閣は審議会を隠れみのにして内閣がやろうかなと思っていることを審議会に答申させて、それをいかにも国民の意見を聞いたような形で、国鉄は分割民営化します、やれどうのこうのとやってくるわけです...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、私たちは反対ですけれども、仮にこの法案が成立して、新行革審のメンバー九人となっていますけれども、例えば四人ないし五人はこういう中身に反対の方をメンバーに指名されますか、選ばれますか。
○吉川春子君 正直におっしゃられましたですよ。要するに賛成の人だけ入れて、方向を出して、それに沿って法律を出して国会で審議する、こういう形なんです。  行政改革といいまして国家公務員を初め人員をうんと減らしているのに、この行革審だけ何で人員をふやしたんですか。行革というならこの...全文を見る
○吉川春子君 自分たちが必要であるとすれば人数ふやすのですよね。ところが、実際に人数が必要な国家公務員、国立病院のお医者さんから看護婦さんから、あるいは法務局の職員から職安から、みんなそういうところは必要なのに切ってしまって、本当に国民だって大変な思いをしているんです。そういうと...全文を見る
○吉川春子君 そういたしますと、社会保障費は行政改革前そして今日と比べますと伸び率が大変少なくなっている、防衛費は大変ふえているということになるわけですけれども、厚生省、具体的な数字でお伺いいたしますけれども、保育所の予算、これは補助金カットが行われる前と今日と比べてどれぐらいカ...全文を見る
○吉川春子君 要するにその額がカットされたということなんで、これは現場の保育行政を担当している人とか父母は大変な思いをしているわけです。  厚生省にお伺いいたしますけれども、大体、今保育料が平均どれぐらい払われているか御存じですか。
○吉川春子君 いや、いいです。私は、厚生省の基準だけじゃなくて、実際に父母がどれぐらい保育料を払っているかという額も厚生省はつかんでほしいと思うんです。  これは全国連絡協議会保育部会の公立保育所千三百カ所の調査なんですけれども、保育料が全国平均四万一千二百三十二円、都市部では...全文を見る
○吉川春子君 四百四十カ所、ここに一万九百五十四人の子供が預けられているんですけれども、三歳未満児はそのうち何%ぐらいですか。
○吉川春子君 そうすると、三歳未満児は五三%なんですね。  基準に適合しないとして文書で指導していますけれども、これは何%ですか。
○吉川春子君 つまり、今いわゆるベビーホテルと言われるものが全国でかなりの数あって、しかも基準に適合しないものが七割近くある。しかし、こういうところにも父母としては子供を預けざるを得ないという実態なんです。やはり各地方自治体の保育所の運営がなかなか苦しくなって、保育料も値上がりし...全文を見る
○吉川春子君 全く現場を知らない発言で、十分の八のときでさえ地方自治体はみずからたくさん負担せざるを得なかったんです。六十年の補助金カットのときなんか、私は埼玉に住んでいますけれども、川越市などは二分の一の負担に追い込まれたんです。そういう中で、しかも行政改革ということで今厚生省...全文を見る
○吉川春子君 行政改革で大変国民が苦しい思いをしている、そういう実態の一端を私は指摘しておきます。  続いて、国有地の払い下げ問題をお伺いいたしますが、総務庁長官、第二行革審の最終答申でも民間活力、公的規制の廃止、緩和、こういうことを言っておりますけれども、土地についても依然こ...全文を見る
○吉川春子君 規制緩和の見直しということで言うと、例えばどういうことを考えていますか。
○吉川春子君 中曽根元総理は、昭和六十年の所信表明演説の中で、民間活用政策として五つのことをおっしゃっておられます。その一つは公的規制の緩和、もう一つは社会資本の分野における国有地の有効活用でした。そしてその第一号として新宿西戸山公務員宿舎の民間払い下げでありました。大蔵省、この...全文を見る
○吉川春子君 目的は達成したという御答弁でしたが、それでは伺いますけれども、旧西戸山公務員宿舎、現西戸山タワーホウムズには現在何人住んでいるんですか。
○吉川春子君 私、建前は聞いていません。いつも住んでそこで生活している数を聞いているんです。何人ですか、そこで現実に生活している人。セカンドハウスとかそういうところに利用しているような人の数を聞いていませんよ。実際に住んで生活している人の数を聞いています。
○吉川春子君 私、先日、夜に行ってみたんです。写真を撮ってきました。(写真を示す)三つの高層分譲住宅が建っているんですけれども、大臣、遠いから見えないと思うんですが、ほとんど明かりがついていないんです。夜八時半ごろですから、この向かい側にあるマンションの方は全部お住まいのようなの...全文を見る
○吉川春子君 電気も時々来てメーターを回していったりするんだそうです。そこに住むということが条件で分譲されて、しかも七百九十何倍という難関を突破して抽せんに当たったわけでしょう。平均でも四十数倍の競争率で、売り出したときは四千万から五、六千万だったらしいですけれども、もう一億も超...全文を見る
○吉川春子君 中曽根民活の典型的な事例で私はお伺いしたので、続けて聞きますけれども、国土庁、お見えですか、西戸山タワーホウムズの話が進む前と後、地価はどれだけ上がっていますか。
○吉川春子君 具体的にどれぐらいになっているか、数字で言ってくれませんか。高値安定しているなんという答弁じゃ困るんです。前と後と比べてどれぐらいになったんですか。
○吉川春子君 トータルするとすごい数字になります。これは東京に限らず大阪とか京都とか、そういうところにも及んでいて、国土庁の地価公示の資料によりますと、例えば大阪でも五十八年を一〇〇とすると平成二年は五二四、京都でも昭和五十八年を一〇〇とすると平成二年六五〇と、こういう物すごい地...全文を見る
○吉川春子君 大蔵省に伺います。  昨日、六日二十日に固有財産中央審議会が答申を出されました。それによりますと、国有地の管理処分の方針というところに、「しかしながら、未利用国有地が残り少なくなっていることを考えると、大量の未利用国有地の存在を前提として処分の促進を図った「当面答...全文を見る
○吉川春子君 未利用地が極端に少なくなったと、民活なんかやるからじゃないですか。私はこの固有財産中央審議会の答申を読んで、中曽根首相の民活、規制緩和、これで国有地を次々と払い下げて未利用地が少なくなっている、今も答弁にありましたけれども、慌てているわけです。はっきり言って、こうい...全文を見る
○吉川春子君 この地方審議会というものは、諮問を受けたならばいろいろ調査して、そして建議するということになっていますけれども、どういう調査をされたんですか。
○吉川春子君 一日に諮問をして、そしていろいろな資料を各委員の手元に送ったのはいつなんですか。
○吉川春子君 少なくとも一日以降に送ったわけですね。それで十八日に答申された。十八日にその審議会が開かれたわけですけれども、その審議会の審議時間はどれぐらいかかったんですか。
○吉川春子君 地元の物すごい重要な問題を、しかもほとんど埼玉県に住んでおられない方ですよ、基地の専門家でも何でもない方です。有識者ですから、幅広い知識を持っているという方でしょう。そういう人を中心に二時間ぐらいの審議でなぜこの跡地を自衛隊に利用させるのが適当だなどという判断ができ...全文を見る
○吉川春子君 その方が余計問題じゃないですか。全部の問題について短い期間で結論を出してしまうというのは許せないことですね。私はこの防衛庁に対する所管がえという問題は再検討すべきだということを申し上げておきます。  防衛庁の方にお伺いいたしますけれども、県の防災施設の十倍以上の敷...全文を見る
○吉川春子君 その三つの体育館のそれぞれの中身は何ですか。
○吉川春子君 そのプールは何メートルプールですか。そして、球技場は何面とれるんですか。
○吉川春子君 時間がないんですけれども、その中に家族住宅をつくられますね。その広さはどういうものですか。
○吉川春子君 サッカー場、ラグビー場、これは一面だけですか、それぞれですね。
○吉川春子君 そして、そのほか四百メートルのトラックもつくる、馬場もつくる、こういう超豪華施設になっているんです。  防衛庁御承知のように、地元の方からは、泣く泣く防衛庁に来てもらってもいいですが、これは住民の総意ではありませんので、そのことは申し添えますという文書も出ています...全文を見る
○吉川春子君 全国の基地のことでお伺いいたしますけれども、体育館などを例えば週一回コンスタントに開放しているようなところがあります
○吉川春子君 防衛庁、今個人に開放していないでしょう、特定の団体とあれを結んで開放しているわけで、例えばこの朝霞四市の住民が土曜、日曜は好きなだけ使える、そういうふうな開放の仕方をしているところはないでしょう。
○吉川春子君 そうですね、個人になんか開放は原則はしないんですよ。  この問題は引き続きまた別の機会にやることにいたしまして、国有地の払い下げの問題に戻りますが、いわゆる三分割有償方式というものを一九七六年の六月の答申で決めているわけですね。この方針が、実は施設整備の計画を推進...全文を見る
○吉川春子君 今三分割有償のことで他の自治体とのバランスというふうにおっしゃいましたね。その国有地の払い下げのときの他の自治体とのバランスということをおっしゃるならば、じゃ基地のある自治体と基地のない自治体のバランスというのはどうお考えなんですか。最初にも申し上げましたけれども、...全文を見る
○吉川春子君 ちっとも有利じゃないですよ。新座市でこの十八日にもともと地元に払い下げると予定されていた国有地について正式に大蔵省の内示を受けていますね。同市はここに身体障害者授産センター、図書館など福祉の里の建設計画があるわけです。ところがこの払い下げの金額について一平米四十二万...全文を見る
○吉川春子君 それから、例えば和光市、払い下げが予定されている国有地面積二・七ヘクタールに新庁舎を建築する予定になっているわけです。大蔵省が言っている一平米四十二万円として試算すると土地代だけで百八億かかるんですね。当初予算はここも昨年が百二十三億四千万。用地代はほぼ市の全予算に...全文を見る
○吉川春子君 私の持ち時間に限りがありますので、この問題詰められないんですけれども、賃借権と言ったのは一例なんですけれども、ともかく実情はおわかりですね、これによってすごく自治体財政が圧迫されるという実情はおわかりですね、どうですか。
○吉川春子君 長年基地のためにそういう困難を抱えてきた自治体、そして地価高騰で今また二重三重の苦しみを受けている自治体なんです。その三分割有償ということを一つの基準として一方的に押しつけるんじゃなくて、この点を再検討していただきたいと思うんですけれども、地元の実情を勘案してやっぱ...全文を見る
○吉川春子君 国有地の払い下げの問題は、とりあえず時間の関係でこれで先へ進みます。  外務省お見えのようですので、空母ミッドウェーの爆発火災のことでお伺いいたします。この委員会がずっとありましてニュース見てないんですけれども、もうその事故の原因はわかりましたか。そして、横須賀港...全文を見る
○吉川春子君 その事故の原因も判明しないのに横須賀の入港を認めるということは本当にけしからぬことだと思うんです。  それで、このミッドウェーは核を搭載しているという疑いがずっと持たれている艦船なわけですけれども、核の搭載についての有無の確認についてはしない、さっきそういう答弁で...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、そのアメリカのNCND政策と日本の非核三原則というのは矛盾するんじゃないですか。つまり、アメリカは核があるかないか明らかにしない、横須賀に来ているミッドウェーもあるかもしれない、ないかもしれない、これがNCND政策ですね。日本は非核三原則で核の持ち込みは...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、重ねてお伺いいたしますけれども、日本に入港あるいは航空機の立ち寄りの場合も、日本に関してはアメリカは核がないんだということを表明しているということですね、事前協議の申し入れがないということは。
○吉川春子君 要するに、アメリカはNCND政策を日本とのその部分については修正しなきゃならないわけですね、ないというふうにはっきりさせているわけだから。そういうふうに理解していいんですね。
○吉川春子君 続いて伺います。  日米安保条約改定の交渉の当事者であったダグラス・マッカーサー当時の駐日大使が、十五日、共同通信と会見して、核兵器を搭載した米艦船が日本に寄港する場合は事前協議の対象にならないとの米側の立場を当時の藤山外務大臣は明確に了解していた、こういうふうに...全文を見る
○吉川春子君 今は一民間人ですけれども、当時日米安保改定の当事者であったわけでしょう。お年を召されたからと、そういうことですか。記憶が定かじゃないなんておっしゃいましたね。どういうことですか。
○吉川春子君 今度のマッカーサー元大使の発言だけじゃなくていろいろな発言がこの間出ていますよね。日本政府は核の持ち込み、つまりイントロダクションの中に核積載艦船の寄港、一時通過も入り、事前協議の対象になる、米側は寄港、一時通過は事前協議の対象とならない。日本はなると言っているけれ...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと聞き取りにくかったんですけれども、文脈上明らかだというふうにおっしゃいましたか。
○吉川春子君 明確には書いてないんですね、そういうことは。そういうふうにおっしゃるということは、文脈から推測するとそういうふうになるんだと、こういう答弁だったと思います。  これまでライシャワー元駐日大使が一九八一年の五月、イントロダクションに関連して、核兵器を積んだ艦船、航空...全文を見る
○吉川春子君 本当にもう同じような答弁が返ってくるのであれですけれども、六月二十一日付のこれは神奈川新聞ですか、ミッドウェーの「核搭載公文書で裏付け」、「積み降ろし不可能」と、こういう記事が報道されています。これによりますと、アメリカの情報公開法に基づいて市民団体が入手したアメリ...全文を見る
○吉川春子君 その了解しているという最高首脳レベルというのは具体的にどういう部署ですか、日米とも言ってください。
○吉川春子君 時間が参りましたのでこれ以上追及できないのは残念ですけれども、一つは、あれだけ大事故を起こしたミッドウェーを事故の原因もわからないままやすやすと横須賀に入港させるということはけしからぬことです。それから、核の問題でこういう非常に重要な証言があるのにアメリカの政府に聞...全文を見る
06月26日第118回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、臨時行政改革推進審議会、第三次行革審設置法案に反対の討論を行います。  第三次行革審は、臨調及び二次にわたる行革審の答申を受けて行政改革推進のための調査審議を行うとしています。しかし、この九年間、行政の 全分野からむだと浪費をなくすと...全文を見る
09月04日第118回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○吉川春子君 まず、中東情勢について伺います。  クウェートの併合はイラクによる言語道断な侵略行為です。加えて、民間人を人質にとるなどということは国際法上も人道上も許されません。  同時に、イラク問題を悪用して、憲法の平和主義の制約を取り払い、自衛隊の海外派兵に道を開こうとす...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと聞き取りにくかったのでもう一度お伺いしますが、軍事衝突を避けるために全力を尽くすと、これが日本政府のお立場ですね。端的にお答えをお願いします。
○吉川春子君 国連の経済制裁決議を徹底して行うということが必要だと思いますけれども、一部足並みが乱れているという報道があります。例えば、イラク機がバグダッドまで食糧を運ぶためにイエメンの首都サヌアを経由し、また海上封鎖のためイラク港へ寄港を断念したイラク船がイエメンのアデン港で食...全文を見る
○吉川春子君 官房長官にお伺いしますが、国連の諸決議はクウェートの原状回復という立場で行われているわけですが、一方、アメリカはフセイン大統領を打倒するまではこの問題は解決しない、こういう立場であるということも報道されています。しかし、国連はそういう決議をしているわけではないし、我...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと済みません。聞き取れなかったんですけれども、クウェートの原状回復という立場で最大限努力する、クウェートの権利の回復ということで最大限努力する、そういうふうにおっしゃったわけですね。
○吉川春子君 わかりました。  具体的にいわゆる多国籍軍の支援についてお伺いいたします。  政府が発表されました中東貢献策は極めて重要な問題を含んでいると思います。我が国の憲法は九条で「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」と...全文を見る
○吉川春子君 それが近い将来起こりそうなそういう危険のある、それに準ずる地域というふうには考えられますか。
○吉川春子君 将来、そういう地域に防衛庁の解釈によってもなり得る地域だというふうに言えると思います。民間機や民間の船舶によってこういう非常に危険性の高い地域に物資を輸送するなどということは、多国籍軍への兵たん支援活動、後方支援活動ではないかと思います。こういう行為は憲法上もちろん...全文を見る
○吉川春子君 簡単でいいです。
○吉川春子君 質問に答えてほしいんです。武器、弾薬、兵員の輸送はしないのかどうか、将来にわたって。するかしないかでいいです。
○吉川春子君 そうすると、日本政府がチャーターしないものもあるわけなんですね、今度の貢献策の中に。ちょっと簡単にしてくださいね、答弁。
○吉川春子君 そうすると、その四の「資金協力」で各国の輸送に資金を援助する場合は、これは武器、弾薬、兵員の輸送は含まれる可能性もあるということですね。イエス、ノーでいいです。
○吉川春子君 けしからぬじゃないですか。だから憲法違反だと言っているんですよ。  日本がチャーターしたものについて伺いましょう。例えば、その航空機はどこからどこまで運ぶんですか。報道によれば、チャーター機の飛行ルートは、まず米国の航空会社から貨物機が米国内から東京まで物資を運搬...全文を見る
○吉川春子君 私が今報道として申し上げたようなこともその中に含まれる可能性があるということですね。
○吉川春子君 船舶の場合はどうですか。
○吉川春子君 アメリカの政府当局は、三十日、日本が提供する民間航空機については、効率的運用のために民間空港だけを使用した輸送ではなくて、物資の集積基地である軍事施設から物資を必要とする基地への直接の空輸を求めているということを明らかにしています。これは例えば、横田基地からサウジア...全文を見る
○吉川春子君 アメリカの考え方が自然だということですけれども、日本の民間航空機、政府がチャーターした航空機がそういうこともやるんですか、やる可能性があるんですか。
○吉川春子君 しかし、今言ったような形態を特別に排除しなければならない、これはもう自衛隊の直接の派遣みたいに最初から排除して考えるということでも政府はなさそうですね。そういう可能性もあり得るわけですね。
○吉川春子君 アメリカの国防総省は、有事の際の民間予備飛行隊制度に基づいて民間機徴用計画を立てており、最終的には米国内で最高四百七十六機の徴用を行うが、それでも必要物資を米本土から中東に運ぶには輸送力不足というふうに言われております。したがって、物資の輸送は米国から要請も強く、緊...全文を見る
○吉川春子君 今おっしゃったのは、日本政府に管理権があるという意味なんでしょうか。管理権があるとしても、実際に輸送を行う場合に、MACあるいは多国籍軍の指示を受けて運ぶということになるんじゃないですか、実際上は。どうですか。管理権じゃないですよ。
○吉川春子君 そういうもとには絶対に入らないでやると明言してください。
○吉川春子君 管理権ということじゃないですね。日本政府の指揮権のもとにということですね。もう一度、どうですか、それを確認します。
○吉川春子君 だから、管理権があるのは当然でしょう。そうじゃなくて、事実上そういうMACの支配化に、指揮下に入る、そういう可能性もあるじゃないですか、そういうことを否定しないんですねとさっきから繰り返し聞いているんです。どうですか。
○吉川春子君 日本政府の指揮管理下で運航する、そういうふうに運輸省が民間の各航空会社に約束して、その民間機のチャーターあるいは民間船舶のチャーターを要請したということですけれども、そうしますと、要するに多国籍軍あるいは米軍の指揮のもとに日本のチャーター船、チャーターした航空機が行...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと時間の関係で先の質問へ進みたいと思います。  日本の輸送支援で、イラクは敵の行為とみなして輸送に派遣された民間航空機や船舶に攻撃を加える可能性というのは否定できないわけです。攻撃されるような事態に万一立ち至ったら政府はどうするんですか。
○吉川春子君 撃沈、撃墜されるようなそういう危険なところには行かない、日本の貢献策はそういう安全なところでやる、こういう意味ですか。
○吉川春子君 政府の考えている安全な地域というのは具体的にどこですか。地名で言ってください。
○吉川春子君 医療協力について伺いますけれども、医療関係者もさまざま懸念を表明し、あるいは労働組合などは反対も表明しておりますが、多国籍軍の活動に対する医療協力ということだと思うんですが、派遣する場所はどこですか。例えば、サウジアラビアですか、アラブ諸国ですか。どういうところに派...全文を見る
○吉川春子君 中東問題の最後に、十億ドルの資金援助のことについてお伺いいたしますが、この資金は、さっきも論議がありましたけれども、その十億ドルというのは、これは現在の状態を基準にして決めたんですか。万が一、武力衝突、戦争状態に入ったというようなときとか、あるいは長引いたときとか、...全文を見る
○吉川春子君 九月の七日にブレイディ米財務長官が来日して海部総理らと会談するそうですけれども、先般ブッシュ大統領が発表した米軍を中心とした多国籍軍の中東派遣費用の分担問題で協議するのではないかと言われていますが、米側は今決めた十億ドルに対してさらに十三億ドルと、ペルシャ湾などに派...全文を見る
○吉川春子君 ことしの予算で十億ドルの負担だとさっき言われましたけれども、この十億ドルにとどまらないわけですね。そういう意味で、今度の政府の決めた貢献策というのは非常に重大な問題がある、引き続き内閣委員会で追及していきたいと思います。  人勧問題でお伺いいたします。特に、一時金...全文を見る
○吉川春子君 今度の勧告は正確な調査に基づくものではない、そういうことだと思うんですね。私は、この調査を本当に厳密にやり直して改めて勧告をすべきだ、そういうことをまず要求しておきます。正確な調査ができないような性格を持つというところも、この民間の一時金配分方式を機械的に公務員に適...全文を見る
○吉川春子君 旅費も十三年ぐらい改定されませんでしたけれども、これも五十二年以来二百円、こういう低い金額で今日まで据え置かれているということはとんでもないことだと思うんです。  運輸省お見えですね。――運輸省にお伺いいたしますけれども、この手当が特定の検査にしか支 給されない...全文を見る
○吉川春子君 人事院、この分野でも民間準拠にして、その手当の支給されていないようなところはするようにするし、それから民間が五百円という金額、これも余り高いとは思いませんけれども、とにかく民間準拠をおっしゃるならば、少なくとも民間並みに国家公務員のその手当も引き上げるべきじゃないか...全文を見る
○吉川春子君 運輸省はどういう要求をされていますか。
○吉川春子君 最後に、総務庁長官にお伺いいたしますけれども、運転できないものですから私も初めて車検場というところへ行ってみてびっくりしたんですけれども、もちろん冬は暖房はないです、夏は冷房はないんです。それで常に車が来るんです。もう何百台と一人でやるわけです。しかも、屋根がついて...全文を見る
○吉川春子君 だめですよ、そんな消極的な答弁じゃ。
11月02日第119回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○吉川春子君 放射性廃棄物問題について質問をいたします。  この七月に、民間団体の調査の結果、岡山で廃棄物処分場から高レベルの放射線が検出されまして大きな問題になりました。原因は、株式会社テイカ岡山工場が酸化チタンの原料として輸入しているマレーシア産のイルメナイト鉱石であるとい...全文を見る
○吉川春子君 私がレクを受けて、いただきました資料によりますと、工場または処分場内では十七カ所、工場または処分場境界におきましては三カ所、非常に高い放射線を検出しているという結果になっています。地方公共団体が調査されただけでも十工場、処分場を合わせて十一県、四十九カ所に及んでいる...全文を見る
○吉川春子君 質問にちゃんと答えてほしいと思うのですけれども、私は法律の不備の問題については後で伺うことにしていますけれども、要するに、非常に自然界より高い放射線が検出されて、それでいろいろ対策も出しているわけでしょう。だから、こういうことをもたらした責任はどこにあるかというふう...全文を見る
○吉川春子君 伺った限りではという言い方をされましたけれども、ちゃんとこういうことを調べたんですか。調べた結果知らなかったと、そういう調査になったんですか。
○吉川春子君 こういうものを扱う企業として当然常識の部類に属することをやらなかったし、しかも知らなかったということで責任が逃れられるとは私は思いませんし、そういうものを知らなかった、青天のへきれきだというその企業の報告を、ああそうですかと聞いている国も私は非常に無責任だというふう...全文を見る
○吉川春子君 従業員の健康管理は、私直後にテイカに調査に入ったんですけれども、健康診断を行って異常はなかった、そういうふうに言っていましたけれども、放射能の影響というのは長期間にわたって人体に悪影響を及ぼすものなので、基本的対応方針にも書いてありますけれども、今後も健康管理につい...全文を見る
○吉川春子君 その基本的対応方針の中で、「鉱石の購入に当たっては、事前に放射線のチェックを行う」というふうになっていますけれども、これは具体的にどういうふうに行うんですか。
○吉川春子君 要するに、契約を締結するとき、それから港から積み出すとき、そして日本の港に着いたとき、その三回にわたってチェックする、そういうことですね。  二番目に今おっしゃられた「極力放射線レベルが低い鉱石を使用する」という問題ですけれども、極力というのは非常にあいまいな言い...全文を見る
○吉川春子君 例えば錦海塩業ですか、この処分場で検出されたものより少しでも低ければいい、そんな答弁に受け取れましたけれども、そんなものではなまぬるいんじゃないですか。
○吉川春子君 今もう既に放射性物質が入っているかどうかのチェックが行われているということですけれども、方針が発表されて二ヶ月たつわけですが、この間、イルメナイト鉱石の輸入の量、相手国、そのチェックの具体的内容についてはそれではどうなっているか、報告してください。
○吉川春子君 十一月のものということでしたけれども、私はこの二カ月間のことを伺ったわけなんですが、時間の関係でもう重ねて聞く余裕がなくなりましたけれども、ともかくその後すぐにでも港に飛んでいって、どうだったのかというぐらいの調査をする熱意を示していただきたいと思うんです。とんでも...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
12月18日第120回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○吉川春子君 給与法改定についてお伺いいたします。  政府は、今回人勧に基づきまして期末・勤勉手当に役職段階別加算措置、すなわち差別支給制度を導入しました。  まず、公務員の期末・勤勉手当とは何でしょうか、伺います。一九八七年八月二十七日、当時の給与局長が、標準生計費に関する...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、他の要素というとどういうことが加味されますか。
○吉川春子君 私がこれから伺おうとすることまで先にちょっと答弁含めておっしゃられましたけれども、公務員の一時金の性格について伺っているわけなんですけれども、生活給プラスアルファがあるとすれば公務員の一時金のプラスアルファの性格というものはどういうものを含むのか。民間のことはまたこ...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと席が遠いのでよく語尾まで聞き取れないので大きな声で言ってほしいんですけれども、そうしますと、民間のボーナスが利益配分あるいは業務成績というようなものを含むとおっしゃいましたけれども、それと公務員の一時金というのは性格は同じなのか違うのか、端的にお答えください...全文を見る
○吉川春子君 だから、公務員の一時金の性格をおっしゃれないわけなんですよ。利益配分的なものはないと今明確におっしゃいましたけれども、民間で出されているいわゆるボーナスの性格が、いい悪いは私はこの際言いませんけれども、利益率とか業務成績とかその配分、そういうものを含んで役職にかなり...全文を見る
○吉川春子君 つまり、女子の国家公務員の六四%が今度の加算措置の対象外に置かれると。ちょうど男性の数と逆転するわけなんですね。だから、私はこれは大変女性に対する差別である制度だということを指摘したいと思います。  総務庁長官にこの点はぜひお答えいただきたいんですけれども、去年の...全文を見る
○吉川春子君 とんでもないことですね。つまり、女子を意識せずにおやりになったと言うけれども、そこがけしからぬですよ。女子を意識しなきゃならないんです。そういう低いランクに女性がたくさん置かれているということを意識して、それを引き上げることに政府は心を砕かなきゃいけないんです。それ...全文を見る
○吉川春子君 今、女子が特に低い位置にあるんですから、特段に女子について引き上げる責務がある、そのことを指摘しておきます。  文部省お見えですか。  今回の役職加算は、教育現場でも教員間の差別を拡大し、合意と協力に基づくはずの学校運営を非常に困難にするものです。  教員につ...全文を見る
○吉川春子君 寮母は一級ではあるけれども五%の加算措置は一定の条件のもとでつけるという今答弁だったと思います。  あわせて、やはり各自治体でやっているところも多いいわゆるわたりの問題、そういう改善措置をしませんと、本当に日夜御苦労なさっているそういう教育を支えている方々に光が当...全文を見る
○吉川春子君 何を目的としてやっているかどうかということはきょうは入りませんが、企業の規模が大きくなるに従って給与の水準も高くなるということは人事院もお認めでしょう。だから、百人規模というところで給与の低いところに合わせれば、それを民間準拠と称して言えば、結果としては公務員給与も...全文を見る
○吉川春子君 ですから、低いところに合わせているから公務員の給与も、今国立大学の職員を例にとって言いましたけれども、全産業で比べると民間とのこういう較差が生ずるわけなんです。ですから、私は引き続きこの問題やりますけれども、百人規模で公務員の給与の水準を決めるということは全く不当で...全文を見る
○吉川春子君 文部省は三年に一回民間と比較するんですけれども、今も数字を詳しくおっしゃいましたけれども、民間というか私立と比べるんですけれども、三年前の数字とやっぱり較差があるわけです、余り前進していないわけなんです。産業別に比べるともっと較差が開くと思うんですけれども、総務庁長...全文を見る
○吉川春子君 それならば、人事院どうですか、総裁にお答えいただきたい。
○吉川春子君 時間がなくなってしまいましたけれども、要するに国家公務員の給与水準というのは地方公務員、生活保護、年金、恩給の基準、そういうものに非常に大きな影響を持ち込むもので、不当に低いということになるとそういうところにマイナスの影響を及ぼすということを私は指摘しておきます。 ...全文を見る
○吉川春子君 時間が短いので端的に質問しますけれども、武器、弾薬に日本のお金が使われるということはあり得ないということですね。
○吉川春子君 そうしますと、その運営委員会というのは何人で構成されていて、規約はどうなっているのか、それに関する資料がありますか。あったら提出してください。
○吉川春子君 交換公文なんてわかっているから、それを読まれると時間がなくなるんです。  それで、委員会とおっしゃるけれども、委員会というと何人か集まるようだけれども、日本の大使とそれからGCCの事務局長、二人の委員会でしょう。そして、PTAだって運営委員会の規約があるのに運営委...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  本修正案は、政府提出法案のうち...全文を見る