吉川春子

よしかわはるこ



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吉川春子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月13日第120回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○吉川春子君 まず、山東長官にお伺いいたします。  今回、美浜の原子力発電所二号機において、いわゆる蒸気発生器細菅のギロチン破断による我が国初のECCSの実地作動という重大事態を招いたわけです。しかも、その後の発表によると、ECCSは実は途中で停止して、手動で加圧器内の圧力を操...全文を見る
○吉川春子君 安全でなくてはならないという願望と安全であるという事実認識とは若干違うように私は思います。  内田委員長にお伺いいたしますが、美浜二号機の安全審査は、あなたが当時原子力委員会のもと、原子炉安全専門委員会に設置された部会の責任者として行ったものですね。あなたが安全審...全文を見る
○吉川春子君 今大臣も強調されましたけれども、一にも二にも事故原因の徹底解明、究明が必要だと思います。事故の調査をする場合に、その調査のあり方、体制、こういうものは国民の納得のいくものでなければならないと思います。  そこで、内田委員長にもう一度お伺いいたしますが、原子力安全委...全文を見る
○吉川春子君 要するに、通産省から提供された資料、事故調査の結果に基づいてのみ調査するとおっしゃるのか、それとも安全委員会としても独自に必要なことは自発的にやりながら調査をなさるというのか、どちらですか。
○吉川春子君 それで、通産省にお伺いいたします。  現在の体制というのは、事故調査の主要な側面を通産省が負うとされているわけですが、蒸気発生器細管の完全破断、これは従来日本ではあり得ない事故とされてきた、日本ではというか、通産省はですね。このエネ庁発行のパンフも拝見いたしました...全文を見る
○吉川春子君 昭和六十年の七月、エネ庁は蒸気発生器検討会を設置した。当時、世界的に蒸気発生器の損傷事故が頻発していましたので、その事故の防止策を検討されていたのではありませんか。そこで損傷事故の防止策を検討していながら、完全破断については事実上無視して何ら対策を立ててこなかった。...全文を見る
○吉川春子君 八七年七月にアメリカ、バージニア州のノースアンナ原子力発電所で史上初の完全破断事故が発生していますね。こういうことが起こっているにもかかわらず、こういう検討はされていなかったということなんですけれども、メンバーはだれですか。
○吉川春子君 そのメンバーの中の石川、斉藤、辻川、斑目、宮のこの五氏は今度の事故調査委員会のメンバーですね、伊藤先生を除いては。どうですか。
○吉川春子君 この完全破断について無視してきたその検討会のメンバーが今度史上二番目と言われる美浜二号炉の事故の調査に当たる、こういうことではまともな調査ができないんじゃないかというふうに私は思うんですが、その点まずどうですか。
○吉川春子君 この設置許可をしたところが安全審査をした、そしてその審査をしたところが事故があればその調査をする、こういう体制になっているわけですね、今。だから、本当に被告と裁判官の区別がつかない、こういう声もあるわけですね。  私、大臣にもう一度お伺いしたいんですけれども、今度...全文を見る
○吉川春子君 もう一つお伺いいたします。  関西電力の姿勢についてこの問題の最後に伺いたいんですけれども、「美浜発電所二号機の事故について 事故の概要と経過」、これはコピーなんですけれども、こういうパンフレットを関電は発表しております。で、二月十九日に飯田副社長が、今度の事故に...全文を見る
○吉川春子君 これ、恐らくこういうものは大臣のところには行っていないと思いますのでお届けいたしますので、よく御検討の上指導していただきたいと思います。  最後に、米軍による今度の湾岸戦争の原子力施設の破壊問題について、残された時間質問いたします。  外務省、お見えでしょうか。...全文を見る
○吉川春子君 続いて外務省にお伺いいたします。  国連総会で原子力施設に対する攻撃に関する決議が何回も行われていますが、八一年十一月十一日第三十六回国連総会決議の本文七項と、それから八五年十一月一日の第四十回国連総会決議の本文一項で原子力施設の破壊問題について言及していますけれ...全文を見る
○吉川春子君 一月二十日、シュワルツコフ米中央軍司令官は、CNNのインタビューで、多国籍軍の空爆はイラクの生物・化学兵器製造能力に損害を与えたかとの質問に対して、それは疑いのないことだ、空爆は化学・生物兵器製造能力及び核兵器製造能力に損害を与えたと答えました。また、一月二十六日、...全文を見る
○吉川春子君 これで終わりますが、私は、被爆国の大臣として、爆撃したということは言っているわけですから、こういうことをしないように強く要求すべきだというこを最後に申し上げて、質問を終わります。
03月26日第120回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○吉川春子君 恩給は、昭和四十八年から五十年までは、前年度における国家公務員給与の改善率による引き上げ方式によって改定されてきましたけれども、昭和六十二年からは前年における公務員給与の改定、さらに消費者物価の上昇その他諸事情を勘案した方式に改定されるようになって五年になりますが、...全文を見る
○吉川春子君 身元の判明しない方だけで結構です。
○吉川春子君 今言われたんですけれども、年齢を十三歳で分けて残留孤児、残留婦人というふうにしていて、十三歳ぐらいになっていれば自分の意思で中国にとどまったんだと、こういう説明を厚生省はされるんですけれども、十三歳というのは中学一年生です。当時、その戦争の混乱の中で中国にとどまるな...全文を見る
○吉川春子君 それで、残留婦人の場合には年齢的にもかなり高齢で、今、例外的な場合は別として原則的に十年に一度しか旅費を負担しないんですね。今度泰阜村へ帰国された方も高齢者が多くて、これが最後の一時帰国じゃないか、こういうふうに話している人もいるんですけれども、せめて五年に一度とか...全文を見る
○吉川春子君 旅費は三年に一度とか五年に一度に短縮してもらえますか、端的にそれだけ。
○吉川春子君 去年と今の問題については全然進展がありませんけれども、十年に一度なんていったら本当にもうこの次は来られないんです。私は、五年か三年に一度にするように強く要望しておきます。  官房長官にお伺いいたしますが、満蒙開拓団、これは国策として行われたわけですけれども、そのこ...全文を見る
○吉川春子君 その国策として行った満蒙開拓団の政策というのは正しかったんでしょうか。どうお考えですか。
○吉川春子君 これは外務省ですけれども、開拓団というんですから土地を開拓したと思うんですけれども、この開拓した土地の面積は何ヘクタールですか。
○吉川春子君 作付面積ではなくて、私が本当は知りたいのは開拓された面積なんですね。まあ作付面積でもいいです。  これはどういうふうにしてかくも広大な農地、開墾地を入手されたんですか。売買ですか、略奪ですか。
○吉川春子君 もう一つ伺います、ついでに外務省。  その満蒙開拓団で実際に現地に行かれた方々の人数、そして帰られた人数、あるいは逆に未帰還者の人数、それはわかりますか。
○吉川春子君 いろいろな問題があると思うんですけれども、一つは、一番開拓団をたくさん送り出した長野県の調査によりますと、未帰還者の数が五一%なんです。シベリア抑留者の犠牲者の数も一〇%以上ですから、大変なものだと思うんですけれども、半分以上の方が満蒙開拓団で送り出されて帰ってこな...全文を見る
○吉川春子君 もう一つ、私は官房長官にお願いしておきたいことがあります。それは、二十二万とか二十四万とか三十二万とか、いろんな数字があるんですけれども、政府は結局どれだけ送り出したのか、そしてどれだけの方が現地から帰ってこなかったのか、その名前をつかんでいないんです。数をつかんで...全文を見る
○吉川春子君 残りの時間で私はシベリア抑留者の問題をお伺いいたします。  きょうの委員会でも同僚委員の質問もありましたけれども、シベリア抑留者の労働の対価あるいは損害賠償について、日ソ共同宣言でその請求権を日本政府は放棄した、そして個人の請求権まで放棄していないというふうに繰り...全文を見る
○吉川春子君 それで、そういう場合に政府として政策的に対応することになる、こういうお話ですけれども、繰り返し説明されております平和基金を設けて銀杯と十万円を贈ったという措置なんですけれども、これは法的に見れば、例えばシベリア抑留者について言えば、これは労働の対価とか損害賠償とか、...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、連合国のほかの国の捕虜になった方々には労働の対価も払われている、ところが相手国がソ連であったシベリア抑留者に対しては労働の対価が支払われていない。これは非常に不公平な扱いになるんじゃないかと思いますけれども、妥当ではないんじゃないかと思いますけれども、...全文を見る
○吉川春子君 今の答弁は矛盾していませんか。さっき労働の対価なんですかと言ったら、違いますとおっしゃったじゃないですか。労働の対価を請求する権利まで放棄していないというのが外務省の答弁でしょう。その労働の対価にはならないというふうに今おっしゃっておきながら、もう一度質問すると、そ...全文を見る
○吉川春子君 時間なので終わります。
04月02日第120回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○吉川春子君 運輸省は、今度の改正案で運輸審議官を設置することとあわせて、政令によって運輸省の機構をかなり大幅に再編成する計画です。そのことを伺いますが、八三年三月十四日の臨調最終答申を受けて、運輸省は八四年一月の「行政改革に関する当面の実施方針について」に基づき大幅な機構改革を...全文を見る
○吉川春子君 前回の改革は六年で破綻したということなんでしょうか。  今回、ハイレベルな国際問題の的確な処理、総合的かつ強力な国際運輸行政の展開を図るためとして運輸審議官を設置するわけですが、八四年の運輸省の機構改革で国際運輸・観光局を新設し、国際運輸政策、国際交渉、国際経済摩...全文を見る
○吉川春子君 八四年の機構改革の中心が、例えば大臣官房の直属に国鉄改革推進部を設置するなど国鉄の民営化を強力に推進するための組織編成を行ってきました。我が党は、国鉄の民営化が国民生活の足を確保するという点、あるいは安全上からもゆゆしい問題があるということで反対いたしましたが、この...全文を見る
○吉川春子君 日米関係だけではないとおっしゃるけれども、日米関係が大部分じゃないんですか。  今回の運輸省組織改正の一環として、鉄道局の設置が鉄道の整備等行政に対するニーズに効率的に対応するために行われる、こういうふうに説明されています。そこで伺うわけですが、人口密集地帯に住む...全文を見る
○吉川春子君 定員というものについての考え方を伺います。運輸省からいただきました資料によりますと、現在は通勤電車は定員の二倍から三倍近く乗せているというわけですから驚きです。定員一〇〇%という状態はどういう状態を言うんでしょうか。
○吉川春子君 四十センチに私もおさまるかどうかなという感じがいたしますが、ともかく座ってつり革をみんな持って、しかも座っている方の靴から二十センチまでは座っている人のスペースだ、そういう計算で一〇〇%、こういうふうにおっしゃるわけですね。  そうしますと、その一〇〇%を超えます...全文を見る
○吉川春子君 そういう抽象的な話はわかりませんよ。朝はつり革につかまれないんです、ともかく日常的に。そういう場合、急ブレーキをかけたときに立っている人の安全というのはどういうふうに担保されますか。その点だけ具体的に答えてください。
○吉川春子君 定員の三倍ぐらい乗っているんですよ。空間なんてないんですよ、もう荷物持ったら動けないし手を上げたら下げられない。じゃ、どうやってあなたは空間を探されていますか、教えてください。
○吉川春子君 担当者がそういうことで困るでしょう。ましてやか弱い女性やお年寄りはどうするんですか。だから、一〇〇%をはるかに超えて今の定員の二倍も三倍も乗せているということは乗客の安全のためにはゆゆしいことだということをお認めになりますか。
○吉川春子君 じゃ、ラッシュの緩和ということについてどういう具体策を持っているんですか。さっき大臣がおっしゃられたようなことは結構ですけれども、大体一〇〇%に近づけるという方向で努力すべきじゃないですか。
○吉川春子君 西暦二〇〇〇年までに一八〇%程度に持っていきたい、こういう計画が運輸省の指導方針としてあるんでしょうか。
○吉川春子君 それで、混雑率の出し方でちょっとお伺いしますけれども、そちらからいただきました資料では、混雑率の最も高いところ、例えば西武池袋線でいいますと椎名町―池袋間、東武伊勢崎線だと小菅―北千住間、こうなっているんです。しかし、この区間は各駅停車の一区間で、乗っている時間は二...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、各停の場合は除いて準急とか急行の場合でこの間をとりますと、今の混雑率の最高値よりはもうちょっと高くなるでしょう。
○吉川春子君 ですから、すいているのをならしちゃって出しているのが今の混雑率ですね。だから、それだけでなくて、一番込んでいるのをとるともっと高くなるでしょうということなんです。どうですか、簡単でいいです。
○吉川春子君 だから、もうちょっと込んでいるわけです、通勤者が日常的に乗っているのは。各駅に乗っていたら間に合いませんから、だからもっと込んでいる電車に乗っているので、そういう本当の意味で一番混雑しているピークはどうかという数字を私はとるべきだと思います。どうですか、とってくれま...全文を見る
○吉川春子君 それから、混雑のピークについて伺いますけれども、例えば東武伊勢崎線の北千住における混雑のピークは何時ですか。それから、そのときの列車の本数は何本ですか、編成と。
○吉川春子君 さっき大臣が時差出勤というお話をされましたけれども、今ピークの時間が、例えば北千住という東京の端の方のターミナルですけれども、そこへ入ってくる時間で七時半から八時半がピークだ、ここに合わせて、今のお話ですと計四十本の列車編成で入ってくるわけなんですね。ところが、その...全文を見る
○吉川春子君 一生懸命指導していくということなので、それを強く要望しておきます。たまたま東武伊勢崎線を例に申しましたけれども、近郊の電車全線を例にやる時間ありませんので言っただけで、伊勢崎線のほかはいいということではありません。ピーク時の前後に車両二両を落としちゃうんです。東武は...全文を見る
○吉川春子君 そのエスカレーター設置の指針というのは来月あたりにできるのですか。いつごろになるんでしょうか。
○吉川春子君 五月ぐらいにでもできそうなんですか。いつごろでしょうか。
○吉川春子君 何月なんですか。
○吉川春子君 それで、今大臣からもお話がありましたが、既設駅は設置がなかなか難しいという問題が仮にありましても、新しい駅についてはエスカレーターの設置は指導していくという答弁を総理からも関係大臣からも何遍もいただいているわけなんです、もうここ数年来。ところが、例えば今、東武伊勢崎...全文を見る
○吉川春子君 そういたしますと、これから幾つか新しい駅をつくっていきますね。その新しい駅には少なくとも全部エスカレーターがちゃんと設置できるように、高架なんですから、運輸省は責任を持って指導してくれますね、北越谷までですよ。
○吉川春子君 私はその答弁は納得できません。そんな指針がなくても、もう五年も六年も前から総理やら関係大臣がエスカレーター設置の指導をすると国会で何遍もおっしゃっているんです。ところが、その後にできた駅でも設置されていない。そして、これからまたできようとする駅にも――そういう抽象的...全文を見る
○吉川春子君 私は抽象的に聞いていませんで、今工事しているところは全部高架なんです。高架事業なんです。だから、線路が二階も三階ももっと高いところを走る、そういうところに駅ができるんです。そういう駅についてエスカレーターの設置をするというのは、今までの方針からいっても、そういう駅に...全文を見る
○吉川春子君 それならばもっと伺いますけれども、例えば谷塚駅なんてどうして設置しなかったんですか。おかしいじゃないですか。あんな高いところにできた駅にエスカレーターをつけないのはどうしてですか。その理由を言ってください。
○吉川春子君 設置指針ができれば、そういう高い駅にはエスカレーターが最初からできる、最初からつくらないとなかなか難しいと言っているんですから、最初からできる、こういうふうに受け取ってよろしいんですね。
○吉川春子君 既にある駅にもエスカレーターが本当は全部の駅につくのが望ましいと大臣もおっしゃっておられるわけなんですね、国会のたびたびの委員会の答弁でも。今既にもうできている駅はたくさんあるんですけれども、エスカレーターのない駅が、さっきの大臣の示された数字でも多いわけなんです。...全文を見る
○吉川春子君 エスカレーターの設置というのは、最初に大臣もおっしゃられましたように、非常に重要な問題ですので、ぜひ全力を挙げて、混雑の緩和はなかなかできそうもありませんので、せめてエスカレーターぐらい全部の駅につけてもいいんじゃないかと私は思うんです。だから、そういう点で混雑の緩...全文を見る
○吉川春子君 私が伺ったのはそういうことではなくて、日航が二人編成の航空機ダッシュ400を導入するに当たり、こういう事情だから安全なんだということを国民にもパイロットにも説明して導入した、そういうことを御存じですねということを聞いているんです。
○吉川春子君 ちょっと、質問に答えてください。関係ないでしょう、まだそこまで質問していませんよ。しているかどうかということだけでいいんです。
○吉川春子君 導入するときにそういうふうに説明して国民を安心させ、パイロットを安心させてきた、そういう事実をあなたは知らないとおっしゃいましたね。そんないいかげんなことがありますか。運輸省、本当に知らなかったんですか、はっきり言ってください。
○吉川春子君 委員長、ちゃんと答えるように言ってください。私の質問に全然答えていないんですよ、はぐらかして。  要するに、日航当局は、ダッシュ400は飛行中に異常があれば、必要なデータを瞬時に自動的に記録する機能がある、パイロットがボタンを押せば、記録したいと思った時点のデータ...全文を見る
○吉川春子君 一定のなんて、また最後までそういうことをつけるところが本当にずるいですね。そうじゃないんです、細かくことごとく記録するから安全だ、こういうふうに言ってきたじゃないですか。まあ認められましたから、その次に進めます。  しかし、実際には実運航検証の中でそういうことは事...全文を見る
○吉川春子君 いいですよ、説明は。私は知っていますから。
○吉川春子君 それは会社から直接聞かれたんですね。
○吉川春子君 会社は、さっきもう何遍も言いましたけれども、そういう説明をして導入しておいて、そしてそれとくるっと百八十度違う答えを今ごろになって言っている。このメンテナンスに必要かどうかということはさておきまして、こういう会社側が全く前に言っていたことと違ったことを言っているとい...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと、だれが誤解していたんですか。だれに誤解があったんですか。
○吉川春子君 じゃ、会社は誤解に基づいてこういう機能があるから安全だ安全だと説明してきたわけですか。  この発言は、耐空性の担保として在来機の場合は航空機関士が常時エンジンの回転、その温度、油圧、空調、そういうことのさまざまな変化を監視して、少しでも異常があればチェックして、そ...全文を見る
○吉川春子君 本当にそういう答弁でごまかして、会社をかばったりしていますけれども、その陰で犠牲になるのは国民なんですね。在来機は三人編成だから常時必要なデータを航空機関士がチェックする。しかし、ダッシュ400はそのかわり全部コンピューターが代行すると言っていないんだけれども、実際...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、航空機関士が今までやっていた仕事を全部コンピューターがカバーできるということじゃないんですね、この機種は。
○吉川春子君 だから、航空機関士がいなくなった分、操縦士の方に負担がかかる、こういうことにもなるわけですね。  それで、ちょっと時間の関係がありますので、今実機検証でこういう重要なことがいろいろ明らかになっているんですけれども、実機検証をさらに続けていろんな問題が明らかになる。...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと時間がなくなりましたので、最後にもう一問伺います。  実機検証の中で、現在のEICAS画面表示可能なブラウン管を在来機のようにサイドフェーシングパネルの位置に設置することについて、日航当局自身は技術的に可能だというふうな態度をとっているなど、労使ともにその...全文を見る
○吉川春子君 委員長、ちょっと最後に。  もちろん技術的に可能であるという前提です、日航が申請してきたときというのは。技術的に可能であるという前提に立ってです。その上、耐空証明を出すのは日本の政府なんですから、アメリカの航空機の会社にお伺い立てなくてもいいでしょう。さっきの問題...全文を見る
○吉川春子君 ボーイング社は関係ないでしょう。
○吉川春子君 時間なので終わります。
04月09日第120回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○吉川春子君 質問いたします。  関西電力美浜原子力発電所二号機の蒸気発生器の細管のいわゆるギロチン破断という事故に続きまして、中部電力浜岡原発の三号機、四月四日、原子炉の水位が低下する、そして緊急自動停止事故が発生しました。浜岡原発では、去年の六月以来、一号機も核燃料棒剥離、...全文を見る
○吉川春子君 この浜岡原発の炉は六十二年から運転開始した新しいものですし、そして既に古いものはもう二十年を超えているものもあるので、私たちは総点検ということを強く要望します。  それで、原子力、原発は安全だと盛んにその宣伝が行われているんですけれども、通産省、科技庁、総理府に伺...全文を見る
○吉川春子君 金額だけでいいですよ。
○吉川春子君 通産省はいろいろなものを含めた十年前と原子力関係だけの今年度とを比べて五倍強。科学技術庁は、五十七年度の一億から今年度の二十七億、二十七倍、物すごく原子力関係の広報予算がふえているわけです。  その中身についてですけれども、政府の原子力についての広報の中身は、まず...全文を見る
○吉川春子君 いや、危険性をどうして宣伝しないのかと言っているんです。
○吉川春子君 スリーマイル島、TMI原発事故のいわゆるケメニー委員会の原発報告では、「かりに我々の勧告どおりの変革が行われても、この程度の、また更に大きな事故が再発しないとは確言できない。したがって、事故発生を防ぐためあらゆる方策を尽くすのと同時に、万一事故が発生した場合は、一般...全文を見る
○吉川春子君 これは、全国の小学校、二万五千の小学校に全部配っている、原子力はこんなに安全ですという壁新聞なんですよね。(資料を示す)全くまだ批判力の育っていない子供たちに、原発は安全ですというだけのこういう壁新聞を配るということは、私は偏向教育だと思うんです。全然科学的じゃない...全文を見る
○吉川春子君 危険性の広報活動しないんですか。
○吉川春子君 答えになっていません。  終わります。
04月09日第120回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○吉川春子君 まず最初に、公文書館の問題についてお伺いします。  一番最初に官房長官にお伺いいたしますが、図書館、博物館と並んで公文書館は歴史資料、文化遺産の保存の立場から先進国も途上国も文化の三点セットの一つとして多くの国で整備されています。公文書館の整備は、最も古いフランス...全文を見る
○吉川春子君 今、長官がおっしゃいました専門家の養成ですが、一九八九年に国立公文書館長の諮問機関として公文書館における専門職員の養成及び資格制度に関する研究会を発足させて、この答申を待って専門家の養成に着手するとしていますが、国立公文書館にお伺いしますが、これまでこの会議の持たれ...全文を見る
○吉川春子君 つまり一年に一回か二回なんですね。今三時間とおっしゃいましたけれども、うそでしょう。一時間半から二時間まででしょう、一回の会議の時間が。養成問題についてはようやく四回目で入ったところと。ここでもレクのときと同じことをおっしゃってくださいね。  それで、いつ結論が出...全文を見る
○吉川春子君 ちょっといいです。会議の回数をもっとふやせないかどうかということです。
○吉川春子君 そんなのんびりしたことでいろいろ理屈つけてもやる気がないということは数字がはっきりしているじゃないですか。だから、私はことしじゅうに結論を出すということを強く要求して、また次の国会でも質問します。  現在、国立公文書館に各省庁が使わなくなった文書を移管しております...全文を見る
○吉川春子君 強制力はあるんですか。
○吉川春子君 質問に答えてほしいんですけれども、移管されていることは知っています、そういう委員会があるのも知っているんですけれども、それ以前に都合の悪い文書は各行政庁で廃棄しちゃう可能性もあるんですが、そういうことを防ぐ手だて、強制力を伴った手だてが今あるのかないのかと聞いている...全文を見る
○吉川春子君 いかに努力されても強制力がないわけですから、そして今防衛庁と外務省の文書は現に国立公文書館には来ないわけでしょう、大部分は。だから、やっぱり法律でもって強制する、その前提として専門官あるいは専門機関の設置というのはどうしても必要になるわけなんです。  例えば記録資...全文を見る
○吉川春子君 どういう訓練をしているときに墜落事故が起きたんでしょうか。
○吉川春子君 岐阜の基地でタッチ・アンド・ゴーをやって、そして幾つかのポイントを回って帰るときということですか、どうですか。
○吉川春子君 以前にもトラブルを起こしているこのT4なんですけれども、そのときのトラブルは原因は何だつたんですか。
○吉川春子君 その四回の事故はそれぞれ別の機体ですか。
○吉川春子君 まだそれは聞いていないんです。  四回事故を起こしたのはそれぞれ別の機体ですか。
○吉川春子君 それで、四回そういうタービンブレード折損事故があって、すべての機体に対して全部直したわけですね、事故を起こしていない機体についても直した、こういうことですね。
○吉川春子君 そうすると、T4はエンジンに欠陥があった飛行機だ、機種だというふうに言えると思うんですけれども、今回また同じT4で事故があったわけなんですけれども、やっぱり同じ原因で事故が起こったのかもしれないじゃないですか。それを原因は究明しないですぐに飛ばすということはおかしい...全文を見る
○吉川春子君 エンジンが原因ではないらしいということですけれども、しかし原因もはっきりしないうちにまた訓練を再開したというのはおかしいじゃないですか。少なくとも事故原因ははっきりさせてからでないと、また同じような事故が起こる可能性があるんじゃないですか。
○吉川春子君 一番早く飛行を再開したのはいつですか。どこの基地ですか。
○吉川春子君 もう事故が起きて一週間ぐらいたってから、すぐまた再開をしているということはけしからぬと思うんですけれども、そうすると、その原因はパイロットのミスというふうに見ているんですか。
○吉川春子君 都合の悪いときになると事故調査中で逃げるんですね。  搭乗していた教官はブルーインパルスのパイロットでもあって、非常に技量の高いパイロットだというふうに聞いていますが、そうですか。
○吉川春子君 事故調査委員会のことですけれども、この事故調査委員会というのは、要するに自衛隊の中につくられていて、第三者も入っていない、ういうことですね。明らかになった後、全部国民に公表するようなそういうシステムにもなっていないのじゃないですか。
○吉川春子君 事故調査委員会のメンバーはどういう人なんですか。
○吉川春子君 前回のエンジントラブルのときは、少なくとも四十日間飛行訓練を停止して、そして改修措置をとったわけですけれども、今回伺うと、十二日に事故があって二十日からは飛んでいるわけです。しかも、いろいろ伺うと、いや今事故の調査中です、こういうふうにおっしゃるわけです。事故の原因...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、運輸省設置法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  運輸省は、臨時行政調査会の最終答申に基づき、八四年に交通機関別の縦割りから運輸機能別の横割り組織への大幅な改編を行っています。今回、これを再び横割りから縦割り組織に戻すと同...全文を見る
04月18日第120回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○吉川春子君 新中期防について防衛庁長官にお伺いいたします。  ソ連、東欧の情勢の激変とワルシャワ条約体制崩壊の中で、NATO諸国を中心に世界は軍縮の傾向を一層強める中で、日本政府は次期防所要経費を二十二兆七千五百億と決めて、今年度の軍事費は四兆三千八百七十億、前年度比五・五%...全文を見る
○吉川春子君 二十二兆七千五百億、そして実質 三%の増、これが軍備拡大でないなどというのは、これは全然通用しないと思うんです。長官は軍事費を一千億円削減は痛手だと声を大にしてここで説明されたんですが、この一千億は、ことしは十億しか反映していないんですけれども、これはいつ反映させ...全文を見る
○吉川春子君 いや、軍事費ですよ。
○吉川春子君 この一千億を本当に減らすものやら減らさないものやらさえもわからないわけです。  ソ連の問題についてお伺いいたしますが、ソ連の軍事力は自国の防衛の範囲をはるかに超えている、こういう答弁が午前中もありましたけれども、今度はソ連の意図の方で言うと、意図はもう全くなくなっ...全文を見る
○吉川春子君 意図はないけれども能力はあるといえば、アメリカなんか物すごい能力があるわけですよ。アメリカの軍事費の削減も発表されておりますし、また最近外国の基地の閉鎖、縮小計画なども発表されたわけですけれども、アメリカの軍事費の削減、基地縮小、こういうものについてはどういうふうに...全文を見る
○吉川春子君 アメリカが軍備を縮小するのは国際情勢の流れに沿った適切な行為である、しかし日本は軍備拡大をしますと。そしてしかも、中国のような、あるいはその他アジアの諸国のような、全然日本とは額も違うような少ないようなそういう国を例にとって軍備拡大の根拠にするなどということはもう本...全文を見る
○吉川春子君 米軍はこれまでNTT、KDDの通信ケーブルまたはマイクロウエーブ、これを利用しているわけなんですけれども、なぜ今海底通信ケーブルが新たに必要になったんでしょうか。一九八五年にアメリカの下院で公表されました米国防総省の日本ディジタル構成計画の具体化なのではないですか。
○吉川春子君 承知しないで済まないでしょう、こういう重要なものを敷設するのに。承知していませんなんて言いながら、なぜその中身には協力するというような無責任な態度をとるんですか。ちゃんと説明を求めたらいいじゃないですか。  外国軍隊が他国に軍事ケーブルを敷く行為自体、通信主権、国...全文を見る
○吉川春子君 その地位協定の三条、今おっしゃった中には「それらの施設及び区域に隣接し又はそれらの近傍の土地」となっていますね。五・四キロも近傍なんですか。
○吉川春子君 結局、近傍、近くの場所という意味ですけれども、必要に応じては何キロでも構わないと、こういうことですね。
○吉川春子君 だから、この近傍とか隣接なんということは意味を持たなくなってくるわけですね。  それで、仮にこれらの道路等を県や市が米軍に提供する場合、私たちは反対なんですけれども仮に提供する場合、米軍の取得する権利は地位協定二十四条の言う路線権ということになるんですか。米軍が取...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと時間がないのでごまかしの答弁やめてください。  要するに、市や県の道路を使うでしょう。その下に米軍のケーブルを埋設するわけだから、それは二十四条の言う路線権、権利の中身はそういうことになるのじゃないかと聞いているんで、時間がないんですから端的に答えてくださ...全文を見る
○吉川春子君 日本の法律に照らすとこれは何になるんですかと聞いているんです。どういう土地の利用形態なんですか、それならば。
○吉川春子君 ちょっと待ってくださいね。外務省はきのうレクに来て、路線権だって言ったんですよ。レクに来て説明したことを覆すようなことは言わないでください。施設庁にはこれから聞きますけれども、路線権じゃないんですか。じゃ路線権になる可能性もないんですか。それをはっきりしてください。
○吉川春子君 じゃ、施設庁どうぞ。
○吉川春子君 要するに、道路の所有権は県なり市なりがあるわけですね。そういうところにケーブルを敷設するんだから、その土地の利用形態というのは路線権ということを、前、説明しているでしょう。  そうしたら、じゃ外務省に聞きますけれども、これは衆議院の沖特の委員会で昭和四十九年に答弁...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、防衛施設庁に伺いますけれども、道路を、所有権者は別にいて、その土地を使用するわけでしょう、米軍が。そういう場合に、じゃその道路の下にケーブルを埋める場合の使用形態はどういうものが考えられるんですか。民法上でいうとどういう権利が考えられるんですか。
○吉川春子君 センヨウ許可ってどういう字です、漢字で言って
○吉川春子君 それは民法の何条にありますか、占用権というの。法律に詳しい人が答弁してね。占用権と地役権と所有権が区別つかないような答弁はやめてください。
○吉川春子君 だめですね。ちょっとこれじゃもう全然答弁になってない。外務省も不勉強だし施設庁もだめですから、ちょっと委員長、時計とめてください、答弁になってないもの。
○吉川春子君 それはどういう効果があるんですか。例えばそれは借地契約のような債権なのか。債権的な行為ですか。
○吉川春子君 外務省、さっき路線権的なことになる場合もあると言いましたね。それはどういう場合ですか。
○吉川春子君 そうすると、地役権というような中身になる場合があるということでしたけれども、施設庁に伺いますが、今度のケーブル埋設工事の土地の利用形態で、佐世保市なり長崎県が地役権のような形での路線権というのはあり得ないんですか。しかし可能性としてはあるんですか。なければはっきりと...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと不勉強ですね、答弁に出ていらっしゃるには。  そうしたらば、占用権の効果というのはどういうことなんですか。中身は債権的なんですか、物権的なんですか、そこをはっきりしてください。  ちょっとこれ、本当に失礼なんですよ。ちゃんとレクもしてあるし通告もしてある...全文を見る
○吉川春子君 じゃ、防衛庁長官、約束してください。これはもう絶対地役権じゃないですね。いわゆる二十四条の路線権、そしてその路線権の中身である地役権、そういうような性格では絶対にないと、今度万一米軍に提供するようなことになっても。そういう性質のものだということを、じゃ約束してくださ...全文を見る
○吉川春子君 地役権的な内容を持つものではないんですね。一言でいいですよ。
○吉川春子君 これはもし地位協定の二十四条の路線権、そして前に国会で答弁しているような地役権のような中身だとすると大変な問題があるんですね。  ちょっと釈迦に説法ですけれども、地役権だったらば物権ですから、妨害予防請求権とか妨害排除請求権とかそういうものが伴うんですよ。そうする...全文を見る
○吉川春子君 委員長、これで最後にします。
○吉川春子君 中途半端になって残念ですけれども、これは話し合いでどうこうするというような問題じゃなくて、路線権で地役権だということになれば、当然その法的効果が決まっているわけじゃないですか。だから、そういうようなことをきちっと、話し合いでどうこうできる問題じゃなくて、隠さずにちゃ...全文を見る
04月23日第120回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○吉川春子君 今回の国家公務員退職手当法の改正は通勤による傷病に係る退職手当の取り扱いの改善等を内容とするものですので、関連して伺いますけれども、国家公務員の公務災害、通勤災害の過去十年の状況はどうなっておりますでしょうか。
○吉川春子君 公務災害は八六年度にやや減少、その後再び増加傾向にある。通勤災害は八三年をピークにしてその後減少してきたけれども、九〇年は増加している。結局、今も御報告がありましたように、通勤災害、公務災害とも減ってはいないということなんです。  特に死亡者の実態について伺います...全文を見る
○吉川春子君 こういう通勤災害、公務災害の実態について、これを減らす対策というのは人事院はどういうふうにとっておられるんでしょうか。
○吉川春子君 大しておとりになっているようなことぐらいでは災害は減らないと私は思うんですけれども、今死亡率の高い省庁を伺ったときに出てきませんでしたが、建設省は在職者の死亡者の数というのは他省庁に比べて相対的に多いんです。八七年から九〇年の数字、おわかりですか。
○吉川春子君 これは千人中の率で見ますと二・三三人、公務員全体が〇・八人ですので相対的に多いということになるんですが、国家公務員はどこの職場でも、今の質問にもありましたように多忙で超過勤務がふえているんですけれども、建設省の超過勤務の実態について伺いますが、予算でおわかりでしょう...全文を見る
○吉川春子君 そうですか、どうぞ。
○吉川春子君 九一年度の予算で省庁別超勤手当一人当たりの額を国公労連が計算していますので、それで見てみました。そうしますと、国会が六十七万六千百四十六円、外務省が多くて二百二十三万八千六百七十五円。三番目が建設省なんですね、五十一万七千五百四十二円。国会、外務省というのはかなり特...全文を見る
○吉川春子君 三〇%以上減っているわけですから大変ですよね。さっき三十一時間とおっしゃった。それは建設省は全国もう隅から隅まであるわけですから全国ならせば三十一時間ということになるんですけれども、私が今北陸地建の例で申し上げたんですが、それをとってもかなり超勤は多いと思うんですね...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと私の持っている数字とかなり違いますね。いわゆる定員外職員、これが八九年が六千八百八十七人、九〇年が七千六百六十四人、職員間における比率が三二・四%になっているんですけれども、今言ったのは全部のアルバイトの数を含みますか。
○吉川春子君 業務委託も含んだらどうなりますか。
○吉川春子君 ともかく、要するに定員削減はやってきたんだけれども業務量があるものだから他の方法で補わなきゃならなくなったと、そういう数字を今言っていただいたわけですね。  単身赴任については、ここ数年の数字でいいですけれども、どうなっていますか。
○吉川春子君 これは単身赴任手当を支給されている人数ですから、単身赴任手当が支給されない人数もこれに加わりますからもっとふえるということなんですね。  もう一つだけ数字を伺いますけれども、ここ三年ぐらいの定年にならない途中退職者、例えば三十歳末満の青年といいますか、そういう人の...全文を見る
○吉川春子君 続けて建設省に伺いますが、結局、建設省は仕事量に比して職員が少ない、超勤も多い。それで単身赴任が多い。そして死亡率も高い、在職死亡者も多い。こういう中で中途退職者も多いと、こういうことになっているんですね。  ですからやっぱり非常に労災も多いわけだし、こういう労働...全文を見る
○吉川春子君 人事院総裁にお伺いいたします。  私はきょうは一応建設省の例を取り上げて数字を挙げたんですけれども、ほかの国家公務員の職場でももちろん同様の問題があるわけで、人事院月報の九〇年十二月号には、災害発生原因は交通事故によるものが最も多く、次に多いのは業務上の過重負荷等...全文を見る
○吉川春子君 人事院総裁、もう一つお伺いしますけれども、具体的な問題として、人事院は公務災害や通勤災害を減らすためにまず調査を行って、いろんな職場の実態があるとおっしゃったので調査を行って、国家公務員法三条二項によって勤務条件改善の勧告を出すべきだと思うんです。  本当にこれは...全文を見る
○吉川春子君 私は、ここまで来たら人事院はちゃんと勧告を出すべしということを強く要求しておきます。  同時に、総務庁長官、今の人事院の時短の問題についての文書には、定数をふやすということは一言もないんですよね。一番根本問題には触れていないわけです。  一九六七年を最高限度とし...全文を見る
○吉川春子君 建設省、結構です。  それで、行政需要のあるところにはつけるというお話でしたけれども、看護職員の待遇改善と週休二日制の問題に入りたいと思うんですが、看護職員の夜勤を初めとする勤務条件の深刻さは今社会問題で、この改善というのは焦眉の課題です。  厚生省は三月三十日...全文を見る
○吉川春子君 都道府県知事に対してはそういうことを要求されている厚生省が、これは昭和三十八年四月十九日付で全医労が国家公務員法八十六条に基づいて看護婦、准看護婦及び助産婦の夜間勤務規制等に関する行政措置の要求を行い、これに対して四十年の五月二十四日、人事院は判定を出しましたけれど...全文を見る
○吉川春子君 人数を教えてください。
○吉川春子君 それで、病院・療養所とも一〇〇%の目標には、一病棟十五人体制ではあと千八百五十人、そして九〇年秋の組合と施設長との確認書では、今のその複数・月八日以内体制の確立にはあと五千六十三人必要だと。いいですね、こういう数字ですね。
○吉川春子君 その前はいいんですか。
○吉川春子君 厚生省、ずるいですよ。レクのときはちゃんと、施設長との交渉の数字だとおたくの方で言ったんだから。議事録に残るから言わないというのはどういうことですか。  とにかく、改善しているというけれども、二十六年たってまだこの状態ですね。ここは内閣委員会だから中期防と比較しま...全文を見る
○吉川春子君 人事院は憲法の労働基本権制約の代償措置として置かれているんですね。私たちは労働基本権の制約ということに対して反対ですけれども、ともかくそういう制度として人事院がある。しかし、これだけ二十六年もたってまだ一〇〇%実施していない、こういう厚生省に対して勧告しないというこ...全文を見る
○吉川春子君 人数を聞いているんです。あと何人人数が必要なのかということです。
○吉川春子君 全く無責任ですね。国立病院・療養所の組合である全医労の調査では、仮に看護婦十五名配置の病棟で週休二日制の勤務表を作成してみたところ、日勤、八時半から五時の業務の最低必要人員がそろわない日が十一日間もある。病休が出たら業務が回らない、年休が取れない、緊急時の対応が困難...全文を見る
○吉川春子君 人員増を行わないで一方的に試行に入るということは、今言ったように国民サービス、サービスというには余りにも、中身が命にかかわることですから重いですけれども、そういうことに支障を来すんですよ。圧倒的多数を組織して現場の実情をよく知っているそういう職員組合が、今のままじゃ...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと遠いので語尾がよく聞こえませんでしたが、職員組合とよく話し合って進めると、こういうふうに受け取ってよろしいんですね。
○吉川春子君 人事院総裁にお伺いいたしますが、週休二日制の実施に際して病院部門の切り離しは許されない、ここだけ置き去りにして入る、週休二日制を実施してしまうということは許されないと思うんですけれども、総裁の御決意を伺いたいと思います。  また、試行実施に当たっては関係労働組合と...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと抽象的なおっしゃり方だったんですけれども、要するに、職員組合の合意もないまま強引に入るようなことは人事院としても好ましいとは思わないと、こういうことですか。
○吉川春子君 最後に、総務庁長官にお伺いします。  いつも何かの問題を突き詰めていくと、常にこの定削にぶつかるんですね、公務員問題は。それで、国立病院・療養所の看護職員の大幅増員なしにはこの問題の解決の糸口というのは見出せないという現状にあるわけなんです。社会問題化しているわけ...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと、前半の答弁はよかったんですけれども後半はいただけませんね。やっぱり人員増じゃないと突破できないんです。  終わります。
04月25日第120回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○吉川春子君 ただいま審議されております法案に関しましてはこの後同僚の吉岡議員が質問しますので、私は一、二に絞って質問します。  まず、厚生省お見えでしょうか。今回の法案で保健所運営協議会の設置基準を緩和するということについてですが、厚生省は保健所機能を充実強化していく、その中...全文を見る
○吉川春子君 そういたしますと、今回の改正で地域住民の意見を保健所運営に反映する保健所の運営協議会を統合するということは、厚生省の保健所機能の強化という方針と矛盾しますし、「地方における公衆衛生の向上及び増進を図る」という保健所法の目的を果たす上でも問題があるんじゃありませんか。
○吉川春子君 私はその答弁には納得できないんです。地域保健医療が重視されているときに今回の措置はそれに逆行するものである、そういうことを指摘し、私ども修正案も出しておりますので、そのことだけ指摘して、次の質問に移りたいと思います。  国家公務員の育児休業法の法制化は極めて重要な...全文を見る
○吉川春子君 人事院に意見の申出についてお伺いいたしますが、その第九に「女子教育公務員等育児休業法の適用を受ける職員の取扱い」のところで、「現行制度を新制度に取り込む」とありますけれども、これは一本化するという意味でしょうか。
○吉川春子君 そうしますと、例えば具体的にお伺いしますが、現行の育児休業法が適用されているいわゆる三職種ですね、これは引き続き共済掛金本人負担分を育児休業中も支給するということですが、新たな制度の適用者にはこの支給を認めていないということですが、これでは職員間に不平等を生むわけで...全文を見る
○吉川春子君 必要がなくなったからやめるというふうに私は言っているんじゃないんですよ。そういう答弁のされ方は困ります。そうじゃなくて、要するに適用するんだったらば最低少なくともそのことは新たな人々にも適用すべきだ、そういうふうにしないと混乱が起きるんじゃないかというふうに質問した...全文を見る
○吉川春子君 それは反するんですよ。人事院、そういう考え方では困ります。  人事院総裁にこのことはお伺いしたいんですが、一つは今指摘しましたような問題と、もう一つは例えば教師、看護婦などいわゆる特定職種の配偶者が新制度に基づいて育児休業を取得する場合に、共済掛金の本人分の負担と...全文を見る
○吉川春子君 人事院の意見の申出が、結果としてそういうことを促進することになるということを私は指摘したわけなんです。  総務庁長官にお伺いいたしますが、育児休業中の所得保障を人事院の「意見の申出」は一切認めていないわけなんですね。これは非常に大きな問題だと思うんです。これはもう...全文を見る
○吉川春子君 大臣、お言葉ですが、十八日の社労委員会で我が党の沓脱議員が、安心して休むために所得保障が必要だと、こういうふうに主張したのに対して、労働大臣は、何らかの温かい配慮があってもいいと、知恵を絞ってみると、こういうふうにおっしゃっているんです。だから、同じ閣僚で総務庁の方...全文を見る
○吉川春子君 ちょっとついでにお伺いしますけれども、民間の労働者に対する育児休業法案よりも国家公務員の方が若干進んでいる点もあるんですね。二分の一の期間の算入問題とか代替要員とかそういう点は努力をされたということで私は評価をいたしますけれども、それで足りないところもあるわけですよ...全文を見る
○吉川春子君 それで、後退しないのはもちろんですけれども、人事院に悪い点まで、足りない点まで拘束されないで、そこは総務庁長官、大臣なんですから、そこで法律の策定作業のときにやっぱり私はこの有給制の問題は大いに知恵を絞っていただきたいと思うんです。それから、さっきのいわゆる育児休業...全文を見る
○吉川春子君 実際、定員外職員がいなければ仕事がはかどらないのですよ。この間、厚生省に質問しまして、いわゆる二・八体制がどれだけ進んでいるかという数の中にもちゃんと定員外職員の看護婦さんの数を入れて答弁しているんです。うまいところでは利用しておきながら実際の問題では定員外職員を外...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、行政事務に関する国と地方の関係等の整理及び合理化に関する法律案に対する修正案を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  行革審答申に基づく国の...全文を見る
09月05日第121回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○吉川春子君 総務庁長官、端的にお伺いいたしますが、人勧の年内実施ということを考えた場合に、今国会に給与法の改正案が提出されることが必要と思いますが、今国会に提出される可能性はいかがでしょうか。
○吉川春子君 その答弁は何遍も聞きました。  それで、それを踏まえて伺っているんですが、今国会の法案の提出はできますかどうか。一言で結構です。
○吉川春子君 昭和四十八年に、人事院勧告が八月九日に行われて、そして法案の閣議決定が九月の二十一日、国会提出が同日、そして改正法成立が九月の二十六日という例があります。これは五十六年三月の人事局報によりますと、こういうふうに行えたのは「政府が勧告の早期処理について特段の努力をした...全文を見る
○吉川春子君 次の質問は、先ほど同僚議員が行いましたけれども、総務庁長官は人事院へ今度の人勧の前に申し入れを行ったということですが、これについて人事院総裁は、佐々木長官の申し入れを受けて、そして本省の職員の給与改善を行ったということは否定されませんでした。  人事院は、言うまで...全文を見る
○吉川春子君 新聞記事どれを見ても、人事院は独立しているから干渉は受けないんだというような毅然とした態度は感じられないということははっきりしています。私は、もう繰り返しませんけれども、そういうことはやる方もやる方だし、わかりましたと言う方も言う方なんですね。人事院の法的な問題につ...全文を見る
○吉川春子君 従来、特別調整額、管理職手当を支給される管理職は職員団体のメンバーとなり得ないとされていました。今回管理職手当を支給されることになった課長補佐は、こういう職員団体のメンバーになり得ない管理職になるんですか。
○吉川春子君 ちょっと時間の関係で省略して言っているんですよね。要するに、「等」がついているからいろんなものがあるんですが、今度課長補佐が管理職手当をつけられるということは、即職員団体のメンバーになり得ない管理職にはなれないという、そういう答弁と見ていいですか。
○吉川春子君 将来的にはやっぱり課長補佐も職員団体に入らないようにしていく布石ではなかろうかと私は思うんですが、しかし、それはともかくとして、現に管理職手当を支給されるとなると意識も職員団体から離れていく、そういう効果もねらっての措置じゃないでしょうか。  それで、時別調整額は...全文を見る
○吉川春子君 苦労しているのは課長補佐だけではありませんで、もう定数削減のもとで係長以下みんな苦労しているんですから、課長補佐だけ優遇すると、そういう方法は本当におかしいと思うんです。  それでもう一つ、本庁職員の特別改善問題について伺いますけれども、この措置の対象となる人数独...全文を見る
○吉川春子君 まあ大体遠からずというところだと思います。  それで、特別改善を受けられないのは、例えば三級以下のすべてと四級以上でも数の多い号俸にある人は受けられないわけですが、これには比較的勤務年数の多い人あるいは女性などが含まれるわけですけれども、エリート職員ではない一般の...全文を見る
○吉川春子君 そこが問題なんですよ。この間も男女を全然意識しないと言いながら一時金の加算も女子を外しているわけです。やっぱり給与改善するときは女子を意識してやらないといけないんですよ。こうやれば女子はもっと格差がっくかどうか、そういうところも念頭に置かないで人事院勧告をやるという...全文を見る
○吉川春子君 何が毛頭ないんですか。女子のことは毛頭念頭にないということなんですか。
○吉川春子君 そうじゃないんですよ。女子を念頭に置いて、女子が今低いんだからそれを下げないようにむしろ女子を優遇するように、そういう立場で人事院勧告すべきで、女性のことは毛頭念頭になくて今度の措置をやったなどという答弁はおかしいと思うんです。訂正してください。
○吉川春子君 現に女子は下の方に固まっているわけなんです。だからそういうこともちゃんと視野に入れながら人事院勧告をしてほしいと、そういうものを引き上げるための人事院勧告を要求しておきます。  それで、週休二日制問題ですが、時間がなくて駆け足ですが、最も困難な国立病院を含めて公務...全文を見る
○吉川春子君 国立病院の土曜休診ということは、その地域のサービスの物すごい低下につながるわけで、救急医療はもちろんのこと患者、地域住民、地方自治体、関係労働者、医師会、そういう医療関係者や住民の理解と合意を得て進めるのは当然のことなんですね。私はこういう土曜休診というのは大きな問...全文を見る
○吉川春子君 だから、一五%が四週八休じゃないわけですね。しかも今度試行に入る二十五施設は比較的やりやすいところをビリクアップして試行に入るわけですね。そこで、そういう数字ですからやっぱり週休二日制を取り入れて住民サービスの低下も来さないということであれば定数の増、これは避けて通...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
09月25日第121回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○吉川春子君 三人の先生方に貴重なお話を伺いまして、心からお礼申し上げます。  私は、特にどの先生というふうに限定しませんで、三人の参考人の先生にお答えいただける範囲でお答えいただきたいと思いまして質問申し上げます。  まず一つは、ヒトゲノムプロジェクトについてなんですけれど...全文を見る
○吉川春子君 はい。
11月22日第122回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○吉川春子君 美浜原発の二号炉蒸気発生器細管のいわゆるギロチン破断の事故原因を伺います。  通産省資源エネルギー庁が六月六日に発表した関西電力美浜原発二号炉の「蒸気発生器伝熱管損傷事象の調査状況について」、いわゆる中間報告では「破断原因の推定」として、「異常は設計どおりに振止め...全文を見る
○吉川春子君 内田安全委員長にお伺いいたします。  最近の報道によりますと、最終報告案には、細管周辺と支持板のすき間〇・ニミリのところにさび、水あかが付着し、締めつけ状態になっていることも原因の一つとされているそうですけれども、なぜ特定の場所に付着しているんでしょうか。従来の答...全文を見る
○吉川春子君 今お二人から答弁ありましたが、今後の調査検討方針として亀裂発生メカニズムの解明、それから亀裂発生から破断に至るまでの時間的な経緯、こういうものの検討を進めるということですから、事故原因の特定は今の段階ではできないはずなんですね。にもかかわらず、事故原因を蒸気発生器細...全文を見る
○吉川春子君 もう二十年も使った原子炉と新しい蒸気発生器とのいろいろ力関係とか複雑な問題もまた生ずるわけですし、こういう重大な事故を起こしたわけですから、徹底的に検査するという点からもやっぱりこれは廃炉にすべきだと、私たちはそういうふうに考えるわけです。  ところで、通産省に伺...全文を見る
○吉川春子君 通産省は、少なくともこの振れどめ金具がちゃんと入っていなかったから今度のような重大事故が起きたんだと、こういうふうに原因を特定しているわけでしょう。それで、こういういいかげんな工事をした三菱重工、こういう工事に対して随分理解を示していますね。客観的に今評論しただけで...全文を見る
○吉川春子君 大臣、いかがでしょうか。
○吉川春子君 さらに中間報告では、美浜二号機の蒸気発生器は、三菱重工が米国ウェスチングハウス社の指導を受けて製作したが、「振止め金具に関して残存する製造記録は組み立て図のみであった。」、また三菱重工の日根野常務によりますと、AVBの作業記録なども残っていない。こういう驚くべき無責...全文を見る
○吉川春子君 現に運転中の原発の必要な書類を計画的にもう廃棄処分にしちゃったわけですね、なくしちゃったわけじゃなくて。そういうことですか。
○吉川春子君 私たち、電気製品を買ったって、冷蔵庫でも掃除機でも使っている間はいろんなものをとっておくわけですよ。そういう無責任なことを許していいんですか。これどうですか、大臣。
○吉川春子君 そういうことを聞いているんじゃないんですよ。それだったら必要なそういう記録は余計残しておかなきゃいけないんじゃないですか。今後ともそういうのを捨てるのを黙っているんですか。
○吉川春子君 もう一つ伺います。  北海道の泊原発、これも三菱重工の手に成るんですけれども、一号機でことしの四月の定期点検で低圧タービンの静翼三百九枚の溶接部など六百十七カ所に亀裂が入っていることが発見されました。もし運転中にタービンが破損してミサイルのように飛び散るなら大きな...全文を見る
○吉川春子君 企業のもうけ優先の姿勢、それを通産省は容認しているんですよ。しかも、もともと六十ヘルツ地域で用いられてきた加圧水型原発を北海道へ持っていったんでしょう、五十ヘルツ地域へ持ってきた。技術的にもそもそも無理があったわけですよ。関係者は私にこういうふうに言いました。二次系...全文を見る
○吉川春子君 この問題の最後に科学技術庁長官に伺います。  大体原発という大変なものを扱っているという認識が足りない三菱重工なんですよね。その姿勢を問題にしてきたわけですけれども、この美浜二号機の事故の原因の調査をこの三菱重工にゆだねているわけですね。そして、その実験のデータも...全文を見る
○吉川春子君 大臣、お願いします。
○吉川春子君 政府が起きないと言った事故が起きたわけですから、本当に政府の言うこともなかなか信用できないわけですけれども、原発の事故というのは絶対あってはならないわけなんです。  時間の関係で、次の青森の核燃サイクル施設と米軍基地の問題についてお伺いいたします。  先ほども同...全文を見る
○吉川春子君 二十八キロ離れていると言っても、マッハニ・ニで飛ぶF16は十数秒で打っちゃうんですよ。なぜ二十八キロが十分離れているなんということをおっしゃれるんですか。  外務省に伺いますけれども、核燃サイクル施設の上空は米軍機も飛行制限されているという理由が安全性の根拠とされ...全文を見る
○吉川春子君 米軍は、県や三沢市のたび重なる反対声明にもかかわらず、これを無視して夜間離一着陸訓練飛行や事故後の飛行再開などを強行してきたんです。米軍が法的規制のない核燃料サイクル施設上空の飛行規制だけを守るなんということはなかなか県民にとっては信じられないんですよ。  じゃ、...全文を見る
○吉川春子君 委員長、ちょっと済みません。もうこれで終わります。  上空にはもう一機も飛来してないという数字をつかんでいるということですか。ちょっとそこだけ確認します。——ちょっと時間がないんですぐ答えてください。
○吉川春子君 いや、一機も来てないんですか、それ以降は、上空に。その質問に答えてください。  委員長、質問に答えてくれてないんです。  要するに、そういう申し入れをした後は尊重していると言うんだから飛んできてないんでしょうと言うんです。ゼロなんですねということです。
○吉川春子君 委員長、時間ないのでこれで終わりますが、ちょっと最後に一言。  確認する手段がないと言っているんですよ。それなのに、米軍はその施設の上を飛ばないなんてそんなでたらめなことがありますか。  私は、時間がないので結論として、核燃サイクルの用地としてはふさわしくないし...全文を見る
○吉川春子君 確認しないんだけれども飛んできてないって、こういう無責任な答弁ありますか。  ですから、じゃ、それ以降、申し入れた以降は米軍機がその上空に、四万二千が違うかどうかという問題じゃなくて、もう飛んできてないかどうかということを確認して、後で御答弁いただきたいと思います...全文を見る
12月04日第122回国会 参議院 本会議 第5号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出二法案及び社会党案に対し質問をいたします。  まず、私は、衆議院における理不尽きわまりない強行採決に対し、厳重に抗議を表明します。我が国憲法の基本原則と我が国の将来の進路を危うくするこの重大法案を強行採決の暴挙で押し通そうとした...全文を見る
12月17日第122回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○吉川春子君 初めに、給与法改正案と国家公務員育児休業法案は、本臨時国会会期切れ直前に提出されました。国民生活にとって大切な法案が、いわゆるPKO法案の人質にとられて政治取引の道具に利用されたことに私は抗議します。  その上、この重要法案の質疑時間は五法案で三時間しか確保されず...全文を見る
○吉川春子君 簡単でいいですから、金額だけ教えてください。
○吉川春子君 収入がなくなるにもかかわらずそれだけの共済掛金と、あと住民税とか所得税とか払わなきゃならないわけですね。  私、これは裁判所のある方の源泉徴収票を見ながら質問しているんですけれども、その方ですと大体所得税が十四万四千三百円、共済掛金が年額二十六万七千九百円、住民税...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、夫がとったのでは人材確保にならない、こう御判断されたんですね。
○吉川春子君 そうですね。  夫はどうなんですかと聞いているの、人材確保にならないんですか。
○吉川春子君 全然お答えになってません。要するに、人材確保のためにその三職種の育児休業が認められて、そして育児休業給も払われている。夫も今度適用になるのにそこには払わないということは、人材確保にならないんですね、御亭主がとったんでは。どうです。
○吉川春子君 だから、答弁に窮するわけですね、こういうおかしいことやると。全然答弁できない。しかも、これは憲法の法のもとの平等の性による差別になりますでしょう。だから、こういうことは私はやめるべきで、少なくとも育児休業給については全部の職種あるいは全部の対象者に払うべきだと、その...全文を見る
○吉川春子君 この定員外職員がなければ、さまざまな国家公務員の仕事ができない現状にあることはよく御承知のとおりです。こういう方々が今度の制度の対象から外れちゃうということはとても大変なことですので、いろいろ技術的な方法はあるかと思いますが、ぜひこういう方々も救済できるようにしてい...全文を見る
○吉川春子君 私、何遍も定員外職員の問題、日々雇用の問題やってきましたけれども、こういう方々がいないと仕事が回っていかないんですね。それをいろいろ理屈くっつけて全部対象から外すということは到底納得できません。これは引き続きやりますが、ぜひ適用できるように御検討いただきたいと思いま...全文を見る
○吉川春子君 週休二日制の問題についてですけれども、私はたびたびこの委員会で、行政サービスが低下をせず、職員の労働強化なしで国家公務員の完全週休二日制の実施を要求してまいりました。既に政府は、国家公務員の完全週休二日制を労働時間短縮の一環として実施することを閣議決定しています。こ...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと聞き取れなかったんですけれども、六、七、十、十一級をおっしゃってくださいましたか、率で。
○吉川春子君 在級人員との比率で私の方から申し上げますと、六級では改善の対象になったのが一五%、七級も一六%弱です。それに対して、十級が三六・四%、十一級が五五・五%なんですね。つまり、いわゆるエリートじゃない一般の公務員が定年退職までに行けるのは六級、七級ですね。そしてエリート...全文を見る
○吉川春子君 納得できません、それじゃ。  終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、国家公務員の育児休業等に関する法律案に対する修正案の提案理由及びその概要を御説明いたします。  政府提出の国家公務員の育児休業等に関する法律案は、育児休業に伴う臨時的任用、不利益取り扱いの禁止、職務復帰後の育児休業の二分の一通算措置が明...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、一般職給与法など五法案並びに修正案のうち、国家公務員の育児休業等に関する法律案に対する修正案に賛成、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案並びに防衛庁職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 ...全文を見る
12月20日第122回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号
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○吉川春子君 国連文書公開問題について、まずお伺いいたします。  政府は、本法案策定に当たって参考にしたと答弁しております国連文書、PKO訓練マニュアル、それからSOPガイドラインを国連の内部文書であるということを理由についに提出しませんでした。昨十九日、対象を限定して閲覧に供...全文を見る
○吉川春子君 大臣がおっしゃいましたように、もう公然の秘密で、みんな持っていて秘密文書でもないものを、何で「極秘」というふうにその文書の上にぺたんと、押したか書いたかわかりませんけれども、それはだれの指図なんですか。
○吉川春子君 英語のできる丹波さんの答弁にしてはお粗末ですね。何でそれが極秘ですか、内部文書というにすぎないじゃありませんか。  いずれにしても、国会論戦の中心となったこういう文書をついに提出せず、この法案との矛盾を繕う答弁に終始した政府の態度に強く抗議いたします。  五原則...全文を見る
○吉川春子君 部隊、組織、上官の指示を禁ずるという規定はありません。  組織的な武器の使用を禁じていると言われましたけれども、じゃ、それはどこにそういう保障があるんですか。
○吉川春子君 二十四条三項に「自衛官は」と書いてあると、その答弁は何遍かされているわけですが、しかし組織、部隊、上官の指示を禁じるという規定がないのも事実ですね。とすると、組織的な武器使用を禁じているとおっしゃるんですけれども、その保障はどこにあるのか、このように聞いています。
○吉川春子君 そうしますと、この保障は具体的にはないということになるんじゃありませんか。  それでは、続けて伺いますけれども、六条四項では、携行する装備は事務総長の必要と認める限度で決めるというふうになっているのはなぜですか。武器使用は自衛隊員の正当防衛に限るというんだったらば...全文を見る
○吉川春子君 私は、通常役割を果たし得るかどうかというふうに聞いていませんので、法律上どうなっているかということを聞いていますので、そういう線でお答えをいただきたいと思います。  携行する武器は、国連事務総長の必要と認める範囲でというふうになっておりまして、事務総長の必要と認め...全文を見る
○吉川春子君 例えば、迫撃砲は六人で使用する。そして、山陰から山陰の目標に向かって撃つことができ、その炸裂する範囲は数十メートル四方に及ぶわけなんですね。だから、これは迫撃砲に限りませんけれども、到底自己の生命、身体の防御のため「已ムコトヲ得サルニ出テタル行為」に対して使用すると...全文を見る
○吉川春子君 いや、迫撃砲はいいです、例ですから。  正当防衛に限るという問題が一つありますね。それも全然答弁になっていないんですけれども、複数で使用しなきゃできない武器を持っていくのに、それを個々の隊員の判断でのみ使う、そういうふうになっているわけですね。そこでだって矛盾して...全文を見る
○吉川春子君 それだったらば、なぜ条文でそういうふうにしないのかと私は伺っています。防衛庁長官が永久にその地位にとどまるわけじゃないでしょう。違う方が長官に次々になるわけでしょう。法律というものはいろいろな人が運用してもだれが運用しても同じようにということで抽象化、客観化されたも...全文を見る
○吉川春子君 もう答弁になってないですね。うなずいていらっしゃる。  もし、日本のPKFはその武器使用、武力行使に、私たちは武力行使と思いますが、国連のコマンドは受けないというのであれば、それは国権の発動としての海外出動になるわけですよ。国連のもとに入るわけじゃなくて独自の判断...全文を見る
○吉川春子君 私が伺っているのは、ですからそういうときに日本だけ独自に例外的に撤収するんじゃなくて、どこの国も同じように撤収するんですねと、そのことを伺っているんですが、総理、いかがでしょうか。
○吉川春子君 ですから、そういうことは全部前提にして聞いているし、過去の例を聞いているんじゃないんです。  日本だけが撤収できるというんじゃなくて、日本だけじゃなくてどの国でも同じようにこういう場合には撤収できるんじゃないですかと、国連のルールに沿ってやっているというんですから...全文を見る
○吉川春子君 いや、撤収できるのは日本だけなのかどうか。  ちょっと委員長、ちゃんと答弁させてください。
○吉川春子君 時間が過ぎてしまいましたので、残念ですけれども、私これでやめますが、結局、今最後に認められたように、この撤収の問題も、日本だけが独自に撤収する日本独特の条件ではないわけなんですね。ですから、さっきを言いましたけれども、自衛隊は他国と同じ装備を持ってPKFに参加して、...全文を見る