吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第147回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。  橋本議員が冒頭発言しましたように、私は憲法と現実政治との矛盾について、それがなぜどのようにして生まれてきたか、これを広範かつ総合的な調査をすることが必要だと考えております。  諸外国の憲法に比較してこの憲法の先駆性をあらわす...全文を見る
03月03日第147回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○吉川春子君 会長、どうもありがとうございます。  私、今、議運に行って中座しておりまして、入ってきましたらその御発言がありまして、ちょっと正確に、吉岡さんの発言も聞いていませんし、中島先生の発言も、ちょっと途中で来ましたので。そういう立場ですが、今の会長の御指示に従って反論を...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。質問をいたします。  まず、官房長官、九五年九月に第四回世界女性会議が北京で行われて、行動綱領が採択されまして、その中で女性の地位向上の障害になっている問題として、女性と貧困、女性の教育訓練、女性と健康、女性と武力紛争など十二の重大問題領...全文を見る
○吉川春子君 セクハラとかドメスティック・バイオレンスとか、そういうものに比べてまさるとも劣らない重要問題ですので、私はこれは言及しなかったのは大変手落ちであると思います。  それで、沖縄少女暴行事件が発生した直後、九五年の十月八日にアメリカ、オハイオ州の地元紙デイトン・デイリ...全文を見る
○吉川春子君 つかんでいる数というのは、アメリカの新聞社がつかんでいる数が百六十九件に対して日本はもう二十一件とか三件とか。これはもう本当に全くつかんでいないのも同じだと思うんです。  それで、続けてもう一つ事実をお伺いしますが、外務省お見えでしょうか。  琉球新報によります...全文を見る
○吉川春子君 デイトン・デイリー・ニューズの特集が大評判を呼んだ後、日本共産党の機関紙赤旗と国際部の幹部が同紙のこの取材をまとめた中心的な記者であるラッセル・カローロ記者をルイジアナ州のニューオリンズの休暇先まで行って取材をしてまいりました。  それで、詳しい話を聞いてきたんで...全文を見る
○吉川春子君 このデイトン・デイリー・ニューズは、アメリカの国防省のホームページに発表されている数字をこの新聞社が分析して、これは全世界の基地ですから、アメリカだけではなくてドイツとか世界じゅうの基地の数字を連載して、何カ月もかかってまとめた記事として発表しているのです。  百...全文を見る
○吉川春子君 それでは、官房長官、お願いいたしますが、ホームページで発表しているわけですから、そして沖縄の数も発表しているわけですから、そういうものにちゃんと日本政府はアクセスしていただいて、本当にこの数字が正しいのかどうか、そういう分析もぜひ政府においてしていただけると、確かめ...全文を見る
○吉川春子君 ぜひお願いします。  それともう一つは、アメリカの国防省が発表しなくても、軍部が発表しなくても、日本の沖縄で連日起きている事件なので、逮捕して裁判にかけられるかけられない以前に、事件としては警察庁はどの程度掌握しているんですか。私は、逮捕された数字を今報告していた...全文を見る
○吉川春子君 わかりました。
○吉川春子君 私も女性だからわかるんですけれども、大変怖いんですよね、こういう事件というのは。そして、沖縄の女性たちからたびたび訴えを受けております。そういうものをやっぱり日常的に警察がつかんでいただきたい。そして、ぜひ政府においても、こういう性犯罪が基地があるために多発している...全文を見る
○吉川春子君 根本的には基地がないことが一番いいんですけれども、それから地位協定上の問題もありまして、なかなか難しい問題がありまして、きょうはそこまで議論が立ち入れませんが、根本的には安保の存在というものがこういうことを起こしているんです。しかし、現に基地がある以上、こういう犯罪...全文を見る
○吉川春子君 ぜひその実態、数を明確につかんでいただきたい。つかんでいただきたいというか、つかむ努力をしていただきたい。その点については官房長官、いかがでしょうか。
○吉川春子君 安保の考えは確かに百八十度違いまして、基地がないことが一番よろしいのですけれども、あるという前提で私はきょうは質問しましたので、その点はよろしくお願いします。  そして、残る時間が少なくなったんですけれども、皆様に資料をちょっとお配りしていただきたいと思うのですが...全文を見る
○吉川春子君 「各省庁別指定職および行政職(一)九級以上の女性数」という資料を皆さんに今渡していただいています。これは実は、政府の方からいただきました数字を私どもの部屋でちょっと順序を大体成績のいい順から並べかえた、こういう数字でございます。    〔委員長退席、理事千葉景子君...全文を見る
○吉川春子君 そして、実はさっきちょっと表を出していただいた評価をしたんですが、これ九級までなんですね。九級以下、一級から八級までも全部男女別の数を出していただきたいと思います。そうしますともう少し分布がはっきりしまして、言ってみれば下の方に女性がいる、一級から四級ぐらいまでのと...全文を見る
○吉川春子君 期待をしております。  総務庁長官、女性をもっと上の方に、九とか十とかと言わず、五とか六とか七とか、そういうところにもっと女性をふやしていくためにも一層の努力が必要だと思いますけれども、どういうことをされているんでしょうか。御決意も含めてお願いします。
○吉川春子君 時間がなくなりました。  統計局と言われるとちょっと一言言っておきたいのですけれども、統計局が一番差別が甚だしいところでして、もう十数年前大変な努力をいたしまして、若干改善はされました。しかし、まだまだ圧倒的多数の女性が国勢調査とか、非常に世界に価値を認められてい...全文を見る
03月22日第147回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○吉川春子君 どうも、お二人の参考人の皆さん、ありがとうございます。日本共産党の吉川です。  西尾幹二参考人にお伺いいたしますが、参考人は、日本は中国からもいろんな影響を受けずに独自の文明を築いてきたと、このように言われました。二十一世紀に向かって、例えば国連憲章の平和理念とか...全文を見る
○吉川春子君 そうですか。では正村先生、済みません。
03月23日第147回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○吉川春子君 恩給法について伺います。  現在、恩給を受給している数、そのうち旧軍人の数は何人でしょうか。
○吉川春子君 この恩給支給は兵籍簿によるということですが、厚生省お見えですか。兵籍簿とは何でしょうか。
○吉川春子君 私、兵籍簿のモデルというか用紙をいただいておりまして、これにかなり詳しくいろんなことが全部書き込まれているわけですが、言ってみればすべての軍人軍属について、すべてというか兵籍簿のある人ですけれども、だれがどの部隊に所属して戦場に何年から何年までいてどんな任務について...全文を見る
○吉川春子君 きょうは時間の関係がありますので、この問題についてはそういうことを確認して、次の質問に行きたいと思います。厚生省、ありがとうございました。  恩給の支給額についてお伺いしますが、明治八年、一八七五年に恩給制度が発足し、第二次世界大戦に敗北した翌年、昭和二十一年、連...全文を見る
○吉川春子君 これはたしか議員立法によって行われたというふうに承知しておりますが、これまで恩給が戦後復活して、総額で幾らぐらい支給されてきたのか、その額をお示しいただきたいと思います。
○吉川春子君 はい。
○吉川春子君 いずれにしても大変な額であることは間違いないと思うのです。  恩給と年金の違いというのは、年金は自分が掛金を掛けたものを受け取る、恩給は国庫から支払われる、単純に言うと、わかりやすく言うとそういうことというふうに承知していますが、よろしいですか。
○吉川春子君 総務庁恩給局が「恩給のしくみ」という非常にわかりやすい本を出されておりますので、私はこれに沿って何点か質問します。  まず、十ページに加算年一覧表というものがございまして、恩給にはさまざまな服役年数、服役というのは兵役に服するという意味ですけれども、加算年の制度が...全文を見る
○吉川春子君 中国に出征というんですか、言葉遣いがわからないんですけれども、服役された方はこの戦地戦務加算が基本的には受けられる、こういうことになるんですか。簡単でいいです。
○吉川春子君 それから、この「恩給のしくみ」を見ますと拘禁加算というものがあります。拘留、拘禁という字ですけれども、そこには「戦犯者として海外において拘禁されたとき。」というふうに説明されておりますが、これはどういう方が対象になるんですか。
○吉川春子君 例えば、BC級戦犯の判決を受けて有罪になられた、そういう人たちも含まれるのでしょうか。
○吉川春子君 具体的な例を挙げる時間的余裕がありませんので挙げませんが、なぜそれは加算されるのでしょうか。なぜ加算されるのでしょうかという理由です。
○吉川春子君 いえ、拘禁加算です。
○吉川春子君 そうしますと、いろいろ政府の答弁書によりましても、BC級戦犯、何千人以上の方が裁判を受けて、実刑も受けていますね。そういう方も全部含まれるというふうに今私は理解いたしました。  それからもう一つ、不健康業務加算というものがありますが、これはどういう内容なのでしょう...全文を見る
○吉川春子君 「不健康ナル業務」という内容を具体的に法律の条文に沿って説明していただきたいと思います。
○吉川春子君 これも恩給局からいただきましたけれども、「危険ナル細菌ノ研究又ハ製造ヲ為ス場所ニシテ内閣恩給局長ノ特ニ指定スルモノ」というのは具体的にどういうものなのでしょうか。
○吉川春子君 けさのテレビニュースでドイツではユダヤ人に対する強制労働の補償を近日中に行うという報道が流れました。  これは大変ちょっと私としてもつらい質問をしているわけなんですが、四十兆円軍人恩給が支払われてきた。そして、片や従軍慰安婦などについては一円も補償を政府はしており...全文を見る
○吉川春子君 恩給法を復活させた当初は我が党は反対してきたんですけれども、その後、階級間の格差が徐々に是正されるとか年金的要素が加わってきた中で、私たちは棄権から賛成に回ってきまして、この法案、賛成なんですけれども、ぜひ総務庁長官、きょう官房長官がいらっしゃらないので総務庁長官に...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
04月25日第147回国会 参議院 議院運営委員会 第21号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、祝日法並びに公職選挙法二法案を本会議で趣旨説明することなく委員会に付託することに反対の意見を表明します。  まず、祝日法改正案についてです。  この法案は、これまで国民の祝日としてみどりの日としてきた四月二十九日を昭和の日と名前を変え...全文を見る
05月02日第147回国会 参議院 憲法調査会 第7号
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○吉川春子君 私は、日本共産党の吉川春子でございます。  お二人の参考人の皆様に心から感謝申し上げます。大変感動的な、そして興味深いお話をお聞きいたしまして、ありがとうございました。  まず、リチャード・プールさんに質問いたします。  日本国憲法の制定はポツダム宣言の受諾に...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。
05月15日第147回国会 参議院 本会議 第24号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、いわゆる会社分割法案及び会社分割に伴う労働契約承継法案について質問をいたします。  初めに、小渕前総理の御逝去に対し、心から哀悼の意を表明し、御冥福をお祈りいたします。  政府が発表した三月度の完全失業率は四・九%、完全失業者数は三百...全文を見る
05月16日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第12号
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○委員以外の議員(吉川春子君) ただいま議題となりました企業組織の再編を行う事業主に雇用される労働者の保護に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  本法案は政府案と異なり、企業の合併・分割・営業譲渡・子会社化などあらゆる形態の企業組織再編に...全文を見る
05月17日第147回国会 参議院 憲法調査会 第8号
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○吉川春子君 まず、暉峻参考人にお伺いいたします。  二点お伺いしたいと思うんですけれども、まず……
○吉川春子君 日本共産党の吉川です。  今もお話がありましたけれども、改憲論の一つの根拠として、現実との乖離ということが言われているわけですけれども、例えば憲法二十五条の生存権、以下二十八条までの生存権を保障する規定が一方にある。しかし、もう一方には、三百四十九万人の失業者とか...全文を見る
○吉川春子君 もう一問、石毛参考人にお伺いしたいと思います。  外国人の参政権についてお伺いしたいのですが、日本在住の外国人の方に参政権を与えるべきかどうすべきかという議論があります。それについての参考人のお考えを伺いたいと思います。それは国政と地方政治とまた違うかとも思います...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。
05月23日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第14号
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○委員以外の議員(吉川春子君) 私たちの法案は、企業分割、営業譲渡、移転によって労働者を異動させる場合には、本人同意を原則といたしまして、労働条件も従前どおり移転することとしております。その際、本人同意を担保するために、分割計画書の作成、組合、当該労働者との事前協議、通知を義務づ...全文を見る
05月25日第147回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○委員以外の議員(吉川春子君) お答えいたします。  婚姻適齢の見直しは、やっぱり男女平等という理念に基づいて見直しをしたということが契機になっております。現行の十八歳、女性十六歳を、女性を二歳引き上げて十八歳にするものですけれども、これは法制審の法律案要綱と同趣旨のものです。...全文を見る
○委員以外の議員(吉川春子君) 確かに婚姻年齢を引き上げることによって非嫡出子がふえるのではないかと、こういう御心配でございまして、嫡出にするためには養子縁組をするとか、そういう方法も手続としてはあるものでございます。  そして、非嫡出子における子の利益ということを考えますと、...全文を見る
○委員以外の議員(吉川春子君) 確かに、戦後、民法改正が行われまして、そして男女平等という形で法律が整備されたわけですけれども、今出しております婚姻年齢とか待婚期間とか、そういうものについての形式的な不平等が残ってきた、それを今回改正しましたので、形式的不平等の解消に一歩を踏み出...全文を見る
○委員以外の議員(吉川春子君) 女性に低年齢の婚姻を認めるのは、女性の婚姻について社会的、経済的成熟を要しないという性別役割分担の意識に基づくものがあるのではないか、こういう指摘があります。そして、男女間の不平等を助長するものという批判が生じてきています。その基礎には、我が国にお...全文を見る
○委員以外の議員(吉川春子君) 再婚禁止期間については、現行の六カ月を百日に短縮するとしておりますけれども、これは法制審議会の民法の一部を改正する法律案要綱と同趣旨のものでございます。すなわち、現在、婚姻成立の日から二百日後または婚姻解消もしくは取り消しの日から三百日以内に生まれ...全文を見る
05月29日第147回国会 参議院 議院運営委員会 第31号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。  政治家、特に国会議員の不祥事が相次ぎ、国民の間に強い不満があるということは当然のことだと思います。私たちはこの法案の提案者ではありませんので、法案の内容について率直に伺っていきたいと思います。  憲法三十一条を引くまでもなく...全文を見る
○吉川春子君 次に土本参考人にお伺いしたいんですけれども、法益の問題を詳しくおっしゃいました。  法益については、あっせんの対象となる他の公務員の職務の構成、それとも国会議員の職務の構成かどうかというような問題もあると思うんですけれども、賄賂罪よりも政治倫理の確立の方にウエート...全文を見る
○吉川春子君 もう一問、土本参考人にお伺いしますが、本法の賄賂の概念、本法のというか、賄賂の概念が非常にあいまいになるのではないか、こういう批判に対してはどのようにお答えになりますか。
○吉川春子君 主体についてなんですけれども、先ほども国会議員のみを主体にしなくてもいいのではないかという御指摘もありました。  これは濱田、土本両参考人に端的にお伺いいたしますけれども、法益ということとの関係でいえば主体を国会議員に限る必要はないのではないか、もし主体を限らない...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
08月09日第149回国会 参議院 総務委員会 第1号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  官房長官に質問いたします。  政府は、戦後補償問題は二十世紀中に処理の方針であるということを何度も表明してきました。  当委員会で昨年五月、アジア女性基金が元従軍慰安婦にも韓国政府からも受け取りを拒否されている問題について私が質問...全文を見る
○吉川春子君 河野官房長官が政府の関与を認めて調査もして、従軍慰安婦の皆さんが名乗りを上げたんですけれども、その数はどれぐらい政府は把握しておりますか。人数ですね、それをお示しいただきたいと思います。
○吉川春子君 私が政府筋から非公式に聞いている数は三百人ぐらい名乗りを上げているというふうに聞いているんですけれども、そのうち百六十人に償い金を支払っているということでございました。  それで、官房長官、このアジア女性基金の償い金については、御存じのように国連でも、これで政府の...全文を見る
○吉川春子君 相手が拒否していて、この事業はそのまま中断しているんですね、韓国、台湾については。それは御存じのとおりです。  我が党は、今国会に性的強制問題の解決を促進する法案を提案いたしました。従軍慰安婦とあらかじめわかっている人には直ちに補償を行い、まだわからない国々につい...全文を見る
○吉川春子君 それではお渡しいたしますので、ぜひこれを御検討の上、議事録もよく精査していただいて、ぜひ二十世紀中に解決したいとおっしゃっておられるわけですから、実行していただきたいと思います。  引き続き、教科書問題についてお伺いいたしますけれども、その後総理がおわびの手紙を従...全文を見る
○吉川春子君 文部省。東京書籍、教育出版、帝国書院の中学の歴史分野の教科書の「従軍慰安婦」の記述を訂正しました。どのように訂正したのですか、簡潔にお願いします。
○吉川春子君 強制的に駆り出されたの点も言ってください。──ちょっと時間がないのでスムーズに答弁してください。
○吉川春子君 「従軍」という軍の関与を示す言葉をあえて教科書から落とした、そのことを文部省は認めた。それから、「強制」という言葉を「意思に反して」という非常にあいまいな言葉にした。そういう訂正を認めた文部省側の理由を端的にお示しください。
○吉川春子君 いや、内容は、理由でいいんです。制度はいいです。
○吉川春子君 「従軍慰安婦」という言葉は国際的には余り通用していない。むしろ国連は「慰安婦」という言葉を否定しているんですね。  それは例えばクマラスワミ人権委員会の特別報告者は、「「慰安婦」という語句が、女性被害者が戦時下に耐えなければならなかった、強制的売春並びに性的服従及...全文を見る
○吉川春子君 いや、検討したかどうかだけ言えばいいんですよ。国連のあれについて検討したかどうかだけ言えばいいんです。
○吉川春子君 要するに、もうそういう学問的な研究の成果を教科書に反映するということではなくて、例えば「従軍慰安婦」の記述が七つの教科書に全部載せられた。その直後、特に自民党の議員から、これはけしからぬじゃないかという、予算委員会を中心とした質問ががんがんやられた。そういう趣旨に沿...全文を見る
○吉川春子君 管理です、管理。
○吉川春子君 その次です、その次。管理の実態。  その管理が強制的であったということについてどういうふうに書いてありますかと、そこを言ってほしいんです。
○吉川春子君 時間がもう来てしまいました。  官房長官、今は曲がりなりにも七つのすべての中学の教科書で慰安婦の記述がある。そして高校の教科書では、二十五のうち一つだけ除いて全部記述がある。今検定中の中学の教科書の中では慰安婦の記述が残るのは三つだと、四つはもう慰安婦の記述さえも...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
09月21日第150回国会 参議院 議院運営委員会 第1号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、選挙制度に関する特別委員会の設置に反対する意見を表明します。  この特別委員会設置のねらいが、第一に、来年夏の参議院選挙から現行の制度を根本的に変えて、非拘束名簿式比例代表制を導入する、第二は、参議院定数を十議席削減するため公職選挙法改...全文を見る
10月19日第150回国会 参議院 議院運営委員会 第5号
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○吉川春子君 委員長、意見があります。
○吉川春子君 いや、まさにその動議の問題です。動議が出て議場が混乱することがないように、この日程だけで進めるということで……
○吉川春子君 私たちはそれを確認しますけれども、そういうことはぜひ委員長において適切にそういうものはないようにきちっとやっていただきたい。
11月07日第150回国会 参議院 総務委員会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  官房長官、私も男女共同参画問題について質問をいたします。  ことしの六月に国連特別総会女性二〇〇〇年会議がニューヨークで開かれまして、その中で経済の地球規模化の問題が焦点となりました。採択されました「北京宣言及び行動綱領実施のための...全文を見る
○吉川春子君 労働省、お見えですか。──職場における男女平等の実現を行っていかなくてはならないわけですけれども、男女共同参画審議会は九月にこの基本計画の内容について答申しまして、その中で、今、阿部さんも指摘しましたが、パートタイムの労働者と通常労働者との処遇、労働条件均衡の確保の...全文を見る
○吉川春子君 そうです。一般の男性労働者と女性の賃金。
○吉川春子君 男性労働者と女性のパート労働者の賃金格差、そして所定内給与及び年間賞与その他特別給与額を含めた額についての十年間の推移について報告してください。
○吉川春子君 ちょっと私、パネルをつくったんですけれども、わかりやすいようにつくってみました。(資料を示す)大臣、どうぞごらんいただきたいと思うんです。男性の賃金を一〇〇といたしますと、女性の賃金は五一・六、約半分なんですね。しかし、女性のパート労働者の賃金だけを比べますと、男性...全文を見る
○吉川春子君 労働省のパートタイム労働に係る雇用管理研究会報告によりますと、パートタイム労働者の専門的、技術的従事者がふえている、勤続年数の長期化がある、こういうふうに言われていますので、今の局長の答弁についてはやっぱり修正する必要があるんじゃないかと思います。  私は、パート...全文を見る
○吉川春子君 そういう立場で労働省がやってきたけれども、十年間、この人権問題ともいうべき劣悪なパート労働者の立場は一向に改善されてこなかった。企業に努力義務規定を課してもだめだということは、男女雇用機会均等法を義務規定に改正した事例でも明らかなのであって、やっぱり努力義務規定とい...全文を見る
○吉川春子君 もうちょっと積極的におっしゃったらどうですか。
○吉川春子君 時間なので、終わります。
11月13日第150回国会 参議院 本会議 第9号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりましたあっせん利得処罰法案について質問いたします。  まず、あっせん利得処罰法をなぜつくるのかという根本問題についてです。  今日、KSD疑惑など政治家の相次ぐ疑惑事件で、国民の政治に対する不信は頂点に達しています。...全文を見る
11月14日第150回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○吉川春子君 質問に入る前に一言申し上げます。  八月十五日に人事院は、国会と内閣に対して公務員制度について俸給制度の再構築、新しい任用制度導入などさまざまな問題を含む勧告、報告を行いました。これに対して十分審議を行うのは国会の当然の責務です。しかし、総務委員会では、昨年に続い...全文を見る
○吉川春子君 人事院の役割が変わってきたということではないですよね、制度創設の当初から。
○吉川春子君 官房長官、お伺いいたします。  政府は、労働基本権を制約する代償措置として人事院制度があると繰り返しきょうも答弁されているわけですけれども、代償措置では憲法で保障された労働三権を制限している公務員の利益を国家的に保障するものとされているわけですけれども、ことしのよ...全文を見る
○吉川春子君 民間の状況の反映については、これまでもいろいろ質問で指摘してきましたのできょうは触れませんけれども、要するに公務員の手足を縛っておいて、そしてマイナスの勧告を二年続けて行うという、その制度自体が非常に問題ではないかということを私は申し上げました。  総務庁長官に伺...全文を見る
○吉川春子君 人勧の中でも、民間で厳しい状況の中だけれども半分の事業所は賃上げを行っていると、こういう指摘もあるわけなんです。  ところが、そういう要求ができない、国家公務員の場合はできない、手足を縛られている、そのもとで人事院がそういう勧告をしてきたという、内容とそれから制度...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、賃金職員の看護婦さんでも勤務を継続しながら出産も可能であると、そういうケースもあるという答弁ですか。
○吉川春子君 厚生省はお見えですか。  賃金職員の看護婦さんが出産をして、そして勤務の継続もできると今人事院の答弁ですけれども、どうですか。そうなっていますか、実態は。
○吉川春子君 賃金職員の看護婦さんは育児休業制度の適用除外と規則でされているのではありませんか。そのことを明確に答えてください。
○吉川春子君 最初からそこをはっきり答えてください、時間が足りないじゃないですか。  厚生省に伺いますけれども、日々雇用の賃金職員といっても看護婦の雇用は継続されて、賃金も定員職員と同程度、そしてほぼ五年のうちに定員職員として採用されています。看護婦として三交代にも組み込まれて...全文を見る
○吉川春子君 医労連による国立病院の賃金職員の給与、休暇等の是正要求事案ということについて人事院は判断を下しているわけです。  九六年十一月に人事院は、国立病院等における賃金職員、一日八時間の日々雇用非常勤職員の給与、休暇十五項目についての是正要求に対し、厚生省が賃金職員という...全文を見る
○吉川春子君 官房長官、今お聞きになったように、国立病院・療養所には定員職員の約二割に近い数字が非常勤の看護婦さんとしていらっしゃいまして、特に若い方々が多いんです。出産適齢年齢というのがあると思いますけれども、非常に若い看護婦さんたちが多いんですね。この方たちが赤ちゃんを出産し...全文を見る
○吉川春子君 もう一つ、官房長官、日本はILO百五十六号条約を批准しております。これはどういう条約かと申しますと、家族的責任を負う男女労働者を職場において差別してはならないと、こういう内容になっております。つまり、育児とか介護とか家事とか、そういうものを負担している労働者が職場に...全文を見る
○吉川春子君 検討していただけますか。
○吉川春子君 政府は、年内に男女共同参画基本計画を発表されることになっておりまして、働く女性の条件整備の問題も大きな一つの柱として答申に盛り込まれておりますので、今、官房長官が検討するというふうにおっしゃっていただきましたので、今後の検討課題として、この看護婦さんの問題に限らず、...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員給与法改正案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、そもそも人事院勧告は、憲法二十八条の権利を国家公務員に制約を課し、その代償措置として設けられたと政府は言っているものです。労働者がみずからの待遇を改善するために闘う...全文を見る
11月15日第150回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  発議者の皆さん、御苦労様です。質問をいたします。  与党の発議者は、私の本会議の質問に対する答弁でも、与党案は百点満点だとかあるいはベストというふうに答弁されました。自分のことについて満点などということは余り言わないのが普通ですけれ...全文を見る
○吉川春子君 国民の声に一切耳をかさないということではないというふうに受けとめます。  それで、今国会から法律が改正されまして地方議会の意見書が国会に上がってくるようになりました。今国会からじゃないかな。とにかく、ことしになってからなんですけれども。  それで、犯罪の構成要件...全文を見る
○吉川春子君 ちょっとよくわからなかったんですけれども。その理由は、要するに地方議会と国では立場が違うんですか。そして、なぜこういう、前は請託を入れるということについて反対されていたのに、どうしてこうなったかという点がもう一つはっきりしなかったんですけれども、どうでしょうか。
○吉川春子君 九月の最初までとその後とは態度を変えた、こういうことでございました。
○吉川春子君 違いましたか。  要するに、私も、日にちはそのとおりだと思うんですけれども、その後態度が、請託については態度を変えられた、変えたんじゃないんですか。
○吉川春子君 私は、請託をしてということを構成要件に加えることによってあっせん利得処罰罪の成立が非常に困難になるというふうに考えております。  あっせん収賄罪を導入する当時の法制審議会では、単純収賄なら請託があれば違法性が増すので加重収賄罪にする意味がある。しかし、請託という行...全文を見る
○吉川春子君 後でそれはまた聞きます。
○吉川春子君 そうすると、だれかに頼まれてだれかのためにやるということなのか、国民の声を吸い上げてやる、こういうことなのかということでもって違ってくる。請託のあるなしということをそういうものに係らしめているというふうに私は受け取ったんですけれども、例えば自治会の会長さんが国道にガ...全文を見る
○吉川春子君 これは国民の声を吸い上げて一般的に国民のためにやる行為という範疇ではなくて、だれかに頼まれてだれかのためにやる行為というふうにおっしゃったわけですが、ついでにもう一つ伺います。  立証の困難さという問題なんですけれども、あっせん収賄罪を導入した当時の法制審議会で、...全文を見る
○吉川春子君 収賄罪関係の基礎数まとめという表を私はいただいているんですけれども、これは昭和二十一年から平成十一年までずっと数字が示されておりまして、トータルで申しますと単純収賄罪は一万六千三十七件、受託収賄罪は千九百五十三件、請託が要件にされていますから受託収賄罪の基礎数がもう...全文を見る
○吉川春子君 具体的事例で言いにくいとおっしゃるんでしたら具体的な固有名詞は外しまして、議員が一切これは自分のあずかり知らないことですよと言った場合に、私設秘書のこういう行為が全く処罰されないということになるんですよね。
○吉川春子君 共犯とか共謀共同正犯というふうに認定されるときに、それは罪になるのは当たり前じゃないですか。そんなことを聞いていませんよ。それは立証するのは物すごい困難ですよ。見張りが共謀共同正犯になるかどうかとか、いろいろややこしい問題があるのは御承知のとおりでしょう。  そう...全文を見る
○吉川春子君 議員と秘書というのは一体不可分の関係にありまして、秘書が公務員か公務員でないかということによって犯罪が成立するかしないかというふうにはならないと思います。するべきではないと思います、立法論的に。  それで、もう一つ伺いますけれども、公明党の発議者にお伺いしたいんで...全文を見る
○吉川春子君 いろいろと意見の違いがあるようなんですけれども、要するに私は、十三日の本会議の答弁で提案者は、私設については国会議員との関係の程度はさまざまだと、今おっしゃったような答弁をしていますけれども、一律に処罰の対象とすることも不適当だとおっしゃっていますよね。しかし、一律...全文を見る
○吉川春子君 秘書の定義なんですけれども、元最高検検事の土本武司帝京大学教授は、議員の力を背景に口ききをするのは、公設秘書に限らず私設秘書も同じこと、肩書や給料の出どころではなくて実質で判断しなければいけない、公選法の拡大連座制のように、きちんと秘書の定義を規定して犯罪主体に私設...全文を見る
○吉川春子君 ぜひ検討をしていただきたいと思います。  あっせん対象行為と影響力の行使について、次のテーマに移りたいと思います。  国会議員等が、国もしくは地方公共団体が締結する契約または特定の者に対する行政庁の処分に関し、当該議員の権限に基づく影響力を行使して公務員にその職...全文を見る
○吉川春子君 査察とか脱税調査というものは処分に該当します。  そこで問題は、このあっせん行為に当たって議員の権限に基づく影響力を行使したかどうか。影響力を行使して行わなければ処罰されないというふうになっているわけですね。議員の権限に基づく影響力を行使してという要件は極めてあい...全文を見る
○吉川春子君 若干ふわっとしたとか影響を黙示的または明示的とか、もうとてもわかりにくいので、具体的にお伺いします。  ことし九月二日の新聞各紙によりますと、大蔵省OBで金融再生総括政務次官の宮本衆議院議員は、九六年秋、所得税法違反、脱税容疑で強制捜査、査察を受けた元会社役員から...全文を見る
○吉川春子君 済みません。もう二問聞きます。  例えば、宮本議員は大蔵OBで金融再生総括政務次官ですが、大蔵OBだと言えば影響力を行使してということになりますか。
○吉川春子君 もうちょっとお聞きしたかったんですけれども、時間が来てしまいましたのでやめざるを得ません。  つまり、与党案はいろいろな構成要件があって、ハードルがあって、そしてそれを一つ一つ越えるのが大変難しい。そして、いろいろ越えたとしても最後に大きなハードルがこの今お伺いを...全文を見る
11月29日第150回国会 参議院 議院運営委員会 第15号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法案及びマンションの管理の適正化の推進に関する法律案の両案について、本会議趣旨説明を省略し委員会に付託することに反対の意見を表明いたします。  反対の理由の第一は、両法案はいずれも会期末まで...全文を見る