吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第156回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第1号
議事録を見る
○吉川春子君 厚生労働省が四つの障壁があるというふうに分類されましたので、私は制度的な障壁の問題について伺いたいと思います。  障害者の雇用の問題なんですけれども、いろいろな障害をお持ちの方がいると思いますが、それぞれの障害の分類によって、例えばこの十年間でどの程度雇用が促進し...全文を見る
○吉川春子君 率ではなくて実数でお願いしているんですが。
02月26日第156回国会 参議院 憲法調査会 第3号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日は、お二人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、三井参考人にお伺いいたします。  捜査の可視化という点についてですけれども、日経新聞のコラムでも扱っていましたが、二月二十日は、共産党員作家小林多喜二が東京築地...全文を見る
○吉川春子君 自白の任意性について続いて三井参考人にお伺いしますが、私、内閣委員会でも取り上げたんですが、愛媛県宇和島で、犯行を否認している被疑者に脅かして自白をさせて、送検、起訴されたんですけれども、十一か月後に偶然にも真犯人が逮捕されて、三百八十六日の勾留後に無罪判決を得たわ...全文を見る
○吉川春子君 要するに、警察内部だけでこういう問題を処理しちゃうんではなくて、第三者も加わって、そういう事例をちゃんと的確に調査して、そして適切であったかなかったか、そういう結論を得るという、そういう、内部だけではなくて外部の人も加わって、外部の手による調査とかそういうシステムが...全文を見る
○吉川春子君 いや、裁判が係属中にそんなこととてもできるわけではありませんので、それはもう論外なんですけれども、やっぱりこういう非常に被疑者、被告人、国民の人権を侵害した後でも、警察はそれについてちゃんと自己批判したり、関係者を処分したりということが不十分なんですね。そういう事例...全文を見る
○吉川春子君 先ほど魚住委員の方からも質問がありましたので、第三問目は省略したいと思いますが、三十一条以下の適正手続というプロセスの規定を、現段階で憲法を改正する必要はないんだと、こういうことを明確におっしゃいましたので、このことは確認しただけで質問にはいたしません。  続きま...全文を見る
○吉川春子君 例えば、参考人の御専門じゃないかもしれないんですけれども、女性差別撤廃条約を日本は批准をしております。それで、多くの女性差別が存在する場合に、この条約を根拠に女性差別の是正ということを、断ずることができるのかどうかという点を併せて質問しますが、この条約は、例えば間接...全文を見る
○吉川春子君 全く違った質問を常本参考人にいたします。  先ほど御指摘になりましたように、現在、幾つかの大学でロースクールの準備が非常に進んでおりまして、熾烈なる水面下の、何というんですか、そういう大学間の競争もあるように聞いております。  将来の日本の法曹界はほとんどロース...全文を見る
○吉川春子君 ロースクール以外に、よらずに法曹になり得る道というのは当然開かれていなきゃならないと思うんですけれども、ロースクールがかなり大部分を占めそうなので、そこにおける人権感覚が優れた裁判官を養成するためのカリキュラムの御提案という意味で御質問したんですけれども、もし何かあ...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
03月12日第156回国会 参議院 憲法調査会 第4号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  四人の参考人の皆さん、大変ありがとうございます。  まず、中嶋参考人にお伺いしたいのですが、参考人は、男女平等を目指す取組の中で日本国憲法は大きなよりどころであったと述べられました。芝信用金庫の女性賃金差別事件とか、住友ミセスの差別...全文を見る
○吉川春子君 中嶋参考人に続いて伺いますけれども、憲法の理念を生かすためには、それを具体化する法律が必要だとおっしゃったわけですけれども、私も同感しています。男女平等をうたった憲法が施行されて五十年余経過したわけですけれども、今なお差別が残っているどころか、部分的には差別が広がっ...全文を見る
○吉川春子君 今かなりの数の法律が挙がりまして、十指に余るかなという感じがいたしましたけれども、憲法の定める男女平等を具体化する法律がまだまだ欠けていて立法化が必要だという意味に受け止めてよろしいでしょうか。  憲法の改正をしないと男女平等は進まないということなのか。その辺につ...全文を見る
○吉川春子君 中嶋参考人にもう一つ伺いたいんですが、憲法二十八条についてです。  参考人も述べていらっしゃるように、組合未加入者は有給休暇も取りにくいとか雇用保険の加入率が低いとか、総体として無権利に置かれています。今お話がありましたが、パート、臨時で働く人たちの雇用条件、特に...全文を見る
○吉川春子君 東澤参考人にお伺いいたします。  外国人の人権を日本が国家として踏みにじった場合どうすべきかという問題に関連して慰安婦問題について伺いたいと思います。  参考人は、国際女性戦犯法廷にかかわったり、フィリピンのおばあさんたち、慰安婦の訴訟代理人もされていらっしゃい...全文を見る
○吉川春子君 目々澤参考人にお伺いします。  私は、川崎の例を伺っていて大変すばらしい条例であるなと、これこそ正に地方自治であり、また憲法の人権の具体化、人権保障の具体化であるというふうに思いまして、大変啓発されました。  それで、川崎でこういう人権あるいは子供の権利に関する...全文を見る
○吉川春子君 最後に、秋辺参考人にお伺いいたします。  私は、千島列島の全部の島の名前とか地名とか、先ほどアイヌ語であるというふうにお示しいただきまして、本当に非常な啓発を受けました。そして、そういう中で、皆様方の歴史が抑圧の歴史であり、権利剥奪の歴史であり、そういう中でどんな...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
03月19日第156回国会 参議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  小泉総理は、今日の午前中の本会議質問で、我が党の大沢議員に対して、アメリカのイラク攻撃は国連憲章に合致していると答えています。  どこが合致しているんでしょうか。自衛のためではもちろんないし、武力行使を容認する国連決議もないではあり...全文を見る
○吉川春子君 アメリカも一四四一では足りないということで、いろいろその六か国、非常任理事国の六か国に働き掛けたりしてきたのではないですか。国連のアナン事務総長も、アメリカ等のイラク攻撃は国連決議、国連憲章の違反の疑いがあると言っているわけです。  今の川口外務大臣がおっしゃった...全文を見る
○吉川春子君 もしイラク攻撃が行われれば、そしてバグダッドの攻撃が行われれば、その下には多くの子供たちがいる、お年寄りや女性や無辜の市民がいるわけです。こういう人たちを犠牲にするような今度のイラク攻撃について、私は絶対に容認できませんし、アメリカに追随して日本がこれを支持するよう...全文を見る
○吉川春子君 文部大臣、どういう問題意識でこの最終報告は出されたんでしょうか。
○吉川春子君 二〇〇三年三月高校予定者の就職内定率はどうなっていますか。
○吉川春子君 いまだ五万人の人が仕事を探している、新規高卒者が。そういう深刻な数字です。  青年の失業率、十五歳から二十四歳の若者の失業率は何%ですか。
○吉川春子君 文部科学省にお伺いいたしますけれども、二〇〇三年三月の高校卒業者の大学等進学者、専修学校進学者、就職者、就職未内定者、そして就職も進学も希望しなかった人、それぞれ数字をお示しいただきたいと思います。
○吉川春子君 この数字のほかに、中学を卒業して高校には入ったけれども、卒業しなかった数字があると思うんですけれども、その数字を確認したいと思います。
○吉川春子君 皆様にも資料を配らせていただきました。今おっしゃられた数字を私グラフにしてみたんですけれども、ちょっとごらんいただきたいと思います。(図表掲示)  大学進学者は四一%、それから専修学校の進学者は、このオレンジですね、二六%、そして就職した人が一五%、この寒色、青い...全文を見る
○吉川春子君 高卒者の就職未決定者の問題も非常に深刻ですが、数字はそれにとどまらない多くの若者がどちらにも進めないでいると、十八歳時点で立ち尽くしているというふうに私は母親でもありますので思うのですが。  十八歳というと、人生にとって非常にいいときだし、希望の持てるときですよね...全文を見る
○吉川春子君 若者たちにとって、もちろんちゃんとした仕事を保障する、あるいは進学のルートに乗ればそれはそれでいいんですけれども、そういうことが断たれてしまうとしたら非常に問題なんですね。  それで、ここに赤いところに、専修学校等進学者、二六%あるんですが、この就職状況はどうでし...全文を見る
○吉川春子君 とにかく、一つ一つの心配な数字が出てくるわけなんですけれども。  やっぱりこういう若者たち、フリーターとかアルバイトとかあるいは派遣とか、そういうところで不安定雇用がどんどん増えていっていると。これは若者に限らず全体なんですが、特に若者にそういう傾向があるというこ...全文を見る
○吉川春子君 文部省の今の発言は、意識、フリーター意識、青年の方の意識に問題があるという答弁でしたけれども、これは非常に問題があると思います。  それで、伺いますが、九二年から二〇〇二年まで求人数はどう推移していますか。
○吉川春子君 意識の問題じゃないんですよ。求人が七分の一に減っちゃっているんですよ、この十年で。その対策をしないといけないわけです。  それで、先ほど厚生労働省の所管局長が言われましたけれども、即戦力を企業が求める、大卒者の方に求人が行くということもあり、もちろん不景気とか中小...全文を見る
○吉川春子君 新規学卒者の枠を教えてください。
○吉川春子君 五千人という数字を事前に出されましたが、それ、違うんですか。
○吉川春子君 ちょっと時間が限られていますので、質問に対して端的に答えていただきたいと思います。  とにかく、未就職者に対しての訓練の枠は五千と。しかし、まだ職を探している人は五万人いるんですよ。この枠は非常に少ないと思うんです。  それと、職業訓練を、の受けた人の就職率はど...全文を見る
○吉川春子君 職業訓練を受けた後の就職率はいいんですよね、今の数字もありましたように。  それで、私は文部大臣に要求いたしますけれども、やはり五万人新規学卒の未就職者がいるのに五千人の枠しかないって、これは余りにも低いじゃないか。もっと枠を拡大して就職の訓練が、職業訓練ができる...全文を見る
○吉川春子君 文部省、今、文部科学大臣がおっしゃられたようなことはやって、そして去年の三万五千から五万人に増えたじゃないですか。やっぱりこれは深刻な問題として受け止めて、その一つの、もう本当わずかな施策なんですけれども、厚生労働大臣、就職未決定者に対する職業訓練の枠をもっと増やす...全文を見る
○吉川春子君 厚生労働大臣、一度、高校の先生とか就職担当の先生とか、いろんな現場をもう是非、今までごらんになっていると思いますけれども、ごらんになっていただきたいと思います。今もう本当に四苦八苦して、地域的な偏りとかいろいろありまして就職が本当に困難なところなんです。  職業訓...全文を見る
○吉川春子君 いろいろ努力された結果が去年よりは一万五千人も未決定者が増えているというその現実を踏まえて対応してほしいと思うんですけれども、職業訓練中に、訓練はただなんですが、雇用保険に加入している人と違って手当が出ないんですね。それで、職業訓練が長く続かないということが新規高卒...全文を見る
○吉川春子君 余りやる意欲が感じられませんでした。ミスマッチとか、それから意識の問題とかそういうことに、解消できないほど深刻なんだということを私は数字で示したわけです。  それで、諸外国は非常に国や自治体が直接間接に訓練あるいは訓練期間中の生活保障をして雇用創出に努めております...全文を見る
○吉川春子君 今、三か国だけお示しいただいたわけですけれども、同じ資本主義国でありましても、かなり若者の就職対策、特に公的雇用とか資格付与とか直接雇用とかそういう部門に力を入れて対策を講じているわけです。  そこで、坂口大臣、遠山大臣にお伺いしますが、日本でももっと予算を使って...全文を見る
○吉川春子君 働く気持ちとかそういう問題で解決できない深刻な事態が進んでいて、こういう状況が数年続いたらもう本当にどうなるかと、こういう危機的なところにあるということを私は指摘しておきたいと思います。  それで、政府は新しい方法、方向として新規高卒者を不安定雇用に投入しようとし...全文を見る
○吉川春子君 最初に引用いたしました高卒者の職業移行に関する研究最終報告では、紹介予定派遣も検討に値するとしています。これまでずっと長い間違法とされてきた「紹介予定派遣も就職経路として検討に値する」などと言って、高校新規卒業予定者にこれをあっせんするつもりですか。文部省に聞きます...全文を見る
○吉川春子君 文部省です。労働省ではなくて文部省です。
○吉川春子君 文部科学省、答えてください。この紹介派遣を新規高卒者、予定者に紹介するなどということは好ましいことなんですか。
○吉川春子君 文部省、腰が引けていますよ。  こんな紹介予定派遣などに新しい十八歳の高卒者をどんどん紹介していくなんということは、好ましい結果になると思いますか。大臣、どうですか。
○吉川春子君 派遣事業そのものが一九八五年まで禁止されてきた違法な事業だったんですが、それを規制緩和で拡大しました。しかし、そのときでも紹介予定派遣は違法じゃなかったんですか。いつから合法になったんですか。違法だということは、労働者の権利にとって良くないから違法になってきたんでし...全文を見る
○吉川春子君 平成十二年の十二月まで、これは違法派遣だったんですよ。国会でも大分このことを議論したじゃないですか。派遣事業が定着してきたという意味は、派遣労働者がどんどん増えてきたということとイコールにおっしゃっているんでしょうか。  紹介予定派遣を導入することで事前面接が可能...全文を見る
○吉川春子君 将来のキャリア形成につながるってどういうことですか。具体的に言ってください。
○吉川春子君 そういうことが確認されなければ、そういう有期雇用のところに紹介はしないと、文部科学省、そういうことですか。
○吉川春子君 今、非常に有期雇用、そして派遣が増えているわけですよね。有期雇用というのは農業の有機と違うんですよね、大臣。そうじゃなくて、一年という期間で、言葉でだけ言うとちょっと一緒になるんですけれども、一年間というあれを区切って、そこでもう雇用契約は終わっちゃうんですよ。だか...全文を見る
○吉川春子君 じゃ、大臣伺いますが、仮に有期雇用の求人が浸透してしまうと常用雇用中心から有期雇用の方に大きく移行してしまう可能性がある。これは私が言っているんじゃないですよ、政府の文書です。これについてはどう思うんですか。
○吉川春子君 時間が来ましたのでやめますが、財界がやっぱり安い労働力を、すぐ即戦力を使おうということでずっとやってきて、いろいろ労働法制の規制緩和もやってきた。そのツケがこういう形で私は現れて、若者に非常に深刻な影響を与えていると思います。若者への深刻な影響は、若者にとどまらず日...全文を見る
03月25日第156回国会 参議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  官房長官、まずアメリカのイラク攻撃について一問お伺いします。  バグダッドには五百万人の人々が生活しています。一般市民の犠牲の映像は余りテレビでは流されませんけれども、あれだけミサイルを撃ち込まれて、市民の恐怖はいかばかりかと思います。...全文を見る
○吉川春子君 アメリカは大量破壊兵器の廃棄ということも言いますけれども、とにかくブッシュ大統領は、サダム・フセイン大統領の亡命を勧告し、政権転覆ということを考えているわけですけれども、官房長官、国連は、武力紛争を解決する手段としては、国際紛争を解決する手段としては武力行使を禁じて...全文を見る
○吉川春子君 一四四一には武力行使を容認する内容は含まれていないと、今、官房長官がおっしゃったとおりだと思います。そして、湾岸戦争のときの決議を引用いたしましてその根拠があるんだというこの答弁は、もう繰り返し衆参各委員会でもう耳にたこができるほど私も聞いております。しかし、その不...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、これは事実誤認の点だけを指摘したにとどまって、国連の勧告について拒否したという内容とは言えないと、こういうふうに受け止めてよろしいんでしょうか。
○吉川春子君 いかがかなというのは日本語的で、非常に、英訳もできないと思いますが、これは、国連の勧告は受け入れられないと、こういう意味ですか、政府の意見書は。
○吉川春子君 政府によるアジア女性基金の償い事業を受け入れた元慰安婦は二百八十五人であると政府はおっしゃっています。  昨年十二月、当委員会の参考人質問で、中央大学の横田洋三先生が、オランダ、フィリピン、韓国、台湾の被害者で、はっきり確認された御存命の方々の、半数までは行きませ...全文を見る
○吉川春子君 政府は国連への意見の中で、このアジア女性基金の償い事業を受け入れた人が二百八十五人いるんだと。これで国連が、女性基金を多くの被害者が受け入れていないということは事実誤認だという意見書を出しているわけですよね。だから国連は、まだ、横田先生の言葉によっても、六割近い人が...全文を見る
○吉川春子君 六割が拒否しているというのは私が言ったんじゃないんです。アジア女性基金の運営委員長が言っているわけですよね。その数字はともかくとして、まだ多くの人がこの事業を受け入れていない。その人たちに対して、高齢なので、できるだけ早く日本政府は手だてを講じなさいというのが規約委...全文を見る
○吉川春子君 繰り返しはいいですよ。今の質問に答えてください。
○吉川春子君 だから、受け取った人がいることは分かるんですよ。でも、受け取らない人もたくさんいるということが、当の事業をやっている運営委員長がおっしゃっているじゃないですか。  受け取っていない人はこの事業を受け入れていないわけだから、そういう人たちに対して何とかしなさいと、こ...全文を見る
○吉川春子君 まだその前なんです、質問は。
○吉川春子君 三百が出発だなんて、そんなこと今初めて聞きましたよ。生存している人だけでも千人ぐらいかなという答弁は、官房長官か外務省か知りませんが、議事録に残っているはずです。  それで、いいですか、横田洋三さんは皆さんが頼りにしているアジア女性基金の運営審議会の委員長じゃない...全文を見る
○吉川春子君 要するにその数が、数が十とか二十とか百とか、そういうことを私は聞いているんじゃなくて、まだたくさんの人が受取を拒否しているということですよ。数突き合わせてもいいですけれどもね。数へ逃げ込まないでください。  まだ慰安婦の方が完全にこのアジア女性基金を受け取っていな...全文を見る
○吉川春子君 それでは、三百人と思っていたら二百八十五人が受け取ったから、これは大成功と、これが外務省の見解ですか。端的にイエスかノーかで聞きます。
○吉川春子君 全員の方が受け取っていないんですね。数字のところへ逃げ込む作戦ですね、今日は。でも、ちょっと時間がないので先へ行きますよ。これまた、あしたも質問がありますので続けてやるかもしれません。  償い金の受け取った方にお手紙を配っていますね。これは何人の方に配って、その内...全文を見る
○吉川春子君 もう全然基本的なところがなっていないですよ。二百八十五人の方に総理のお手紙も届いているんですよ、アジア女性基金を受け取った人には渡すという方針ですから。そうでしょう。分かりましたか。
○吉川春子君 そうですね。  法務省、いらっしゃいますか。法務省にお伺いいたしますけれども、ちょっと待って、法務省の前に外務省にもう一つ伺いますけれども、このおわびの手紙というのは、あなたの尊厳を極限まで傷付けて申し訳ないと、こういうおわびの手紙ですね。慰安婦の方、元慰安婦であ...全文を見る
○吉川春子君 そのお手紙は、元慰安婦であった方でアジア女性基金を受け入れた方にはお渡ししたわけですね。確認だから。
○吉川春子君 法務省、お伺いします。  法務省は今、元慰安婦の方々から裁判を提訴されて、被告の当事者として国の立場で法廷で争っているわけですけれども、慰安婦であったかどうかということを確認していませんね。アジア女性基金を受け取った元慰安婦の人も裁判を起こしているんですが、その人...全文を見る
○吉川春子君 不知というのは最初、九五年ぐらいまでです。その後、一切何もコメントしないという態度を政府は取っているわけです。  しかし、元慰安婦の方でアジア女性基金を受け取って総理のおわびの手紙もいただいている、そういう方に対して法務省は、被告の立場で法廷に立っている法務省は不...全文を見る
○吉川春子君 一般論でそういう法廷の作戦があるということを、それを聞いているんじゃないんですよ。要するに、従軍慰安婦であった方が自分の存在を懸けて本当に名のり出るということは大変なことなんだけれども、それでも名のり出て、例えば東京地裁に提訴して裁判を争っている。私は従軍慰安婦の被...全文を見る
○吉川春子君 官房長官、最初ちょっと答弁されませんでしたけれども、要するに、日本政府が総理大臣のお手紙を渡している、その人が今度裁判所の法廷に立つと、同じ政府の一部局であるところの法務省は不知と、あなたを知らないと、あなたは慰安婦じゃないと、こういう主張をするということについて、...全文を見る
○吉川春子君 それでは、慰安婦の方にお渡しになったお手紙というのが法的には通用しない、法廷では通用しない、そういうお手紙をアジア女性基金は総理大臣の名前でお渡しになっているんですか、伺います。
○吉川春子君 そうすると、総理大臣の手紙を法務省は信用できないと。あなたは慰安婦だと思って渡されているその手紙を信用できないから不知なんでしょう、証拠がはっきり固まれば不知なんという立場を取る必要はないんだから。それは大変おかしいことですよ。総理大臣の手紙すら信用できない。  ...全文を見る
○吉川春子君 伝わっているにもかかわらず、法務省のその態度、どう思いますか、大臣。知らないよと言っているんですよ、法務省。
○吉川春子君 総理大臣のお手紙というのがそういうものだと、もう法的には通用しないものなんだと、日本の法廷でですよ、日本の政府自身によって拒否されるようなものなんだということを私は指摘しておきたいと思います。  いずれにしても、おわびをして、そしてその慰安婦の方に心が通じるような...全文を見る
○吉川春子君 是非検討していただくように要請をいたしまして、時間も押してまいりましたので次の質問に移りたいと思います。  石原大臣、お伺いいたしますが、今年中に公務員制度改革法案が国会に提出される予定であると聞いております。昨年、全労連と連合がそれぞれILOに対して、公務員制度...全文を見る
○吉川春子君 公務員制度改革について、これまで五十数年間、人事院が内閣と国会へ勧告、意見表明という形で行ってきまして、内閣が法案にして国会に提出してきました。ところが、今進んでいる公務員制度改革というのは人事院抜きなんですね。公務員の憲法二十八条の権利制約の代償措置として人事院が...全文を見る
○吉川春子君 人事院にお伺いいたします。  人事院は、公務員改革にどのように関与していくのか、あるいは内閣が行っている公務員制度改革にどのように関与していくべきなのか、その点について人事院のお考えはどうですか。
○吉川春子君 ちょっとそこに座っていてください。まだ伺います。  人事院にお伺いいたしますけれども、そうすると、どういう形で公務員改革、今、内閣官房が進めている公務員改革に関与していくべきなのか、その点はどうですか。
○吉川春子君 石原大臣にお伺いいたしますけれども、今おっしゃった二十三条ですね、意見の申出ということを人事院は行ってきたわけですね。今回の公務員制度改革について、人事院についてどういう相談をして、どういう話合いをして進めているのでしょうか、その点についてお伺いします。
○吉川春子君 人事院の人が十八人入っていると。それは内閣官房じゃ分からないからできないでしょう。人事院でそういうことを長年やってきた人の意見を聞かないと、その仕組み一つ、具体的なこと一つなかなか分かりにくいと思います。  そういう知恵をかりるということと、機関としての人事院、人...全文を見る
○吉川春子君 その都度その都度ということは、人事院総裁なり三人の人事官なり、そういう機関としての人事院に対して意見を求め意見を言う、そういう機会を与えているということなのかどうか。また、二十三条に基づく人事院の意見表明ということを完全に保障するつもりがあるのかどうか、その点はどう...全文を見る
○吉川春子君 ですから、大臣は人事院という組織、こういう機能を持った組織との相談はまだ一度もしていないという今の答弁だったと思います。もっと明らかになってからということですけれども、私は、そもそも私たちも労働三権規制は反対ですから、人事院については、いろいろ思いもあり今までやって...全文を見る
○吉川春子君 じゃ、あしたに回します。
03月26日第156回国会 参議院 内閣委員会 第4号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  昨日に続きまして、公務員制度改革について伺います。  石原大臣、昨日、人事院が公務員制度改革のプロセスに人事院の関与が必要だという答弁をいたしましたが、これに対して石原大臣は、人事院から十八人の職員を派遣していただいて一体として進め...全文を見る
○吉川春子君 もう端的に答えてください。  意見交換するとかどうとかということは今答弁ありましたので、人事院に対して正式な見解を求め、労使双方に中立公正な立場で主体的に意見を述べる場を与えると。今の答弁はそのように理解していいわけですね。
○吉川春子君 イエスかノーで。
○吉川春子君 ちょっともう時間がないので。私の確認した点でいいんですね。今の、いいんですね、私の確認でいいんですね。
○吉川春子君 大臣、端的にお答えください。  公務員制度改革を進めていく過程において、だから私、政府参考人要らないんですよ、そういう答弁されるなら。  大臣、進めていく過程で、今言ったような私のような立場で人事院にちゃんと見解を表明する場を与えるということを確認していただきた...全文を見る
○吉川春子君 これからもやっていくということですね。
○吉川春子君 人事院に伺います。  三権制約の代償措置のほかにも、人事院は各省庁からの中立機関としての役割があります。しかし、天下りの判断を人事院から各大臣に政府は移したりしまして、国民から批判が強い天下りのチェックがこれではしにくいと私は思っております。また、人事院はいわゆる...全文を見る
○吉川春子君 石原大臣、昨日、公務員制度改革について全体像を示し、そこで議論ができるというふうに言われました。これは、公務員制度の全体像というのは、言ってみれば使用者としての内閣の案ですね。それに対して、労使双方の意見を聞いて主体的に意見を述べるということが人事院に保障されなけれ...全文を見る
○吉川春子君 必要とあらばというその判断は内閣の判断だと思うんですけれども、今は制度としてそういう人事院の関与が必要であるというシステムになっておりますので、その点、内閣としてはやっぱり人事院のその機能を制約するようなそういう公務員制度改革を進めるべきではないということを指摘して...全文を見る
○吉川春子君 労働三権の制約はあると。その代償機関は、これは人事院ですか。三権制約の代償機関としては人事院があると、こういう理解でいいですね。
○吉川春子君 総務省にお伺いいたしますけれども、非常勤職員、定員外職員の労働条件の実態、それからその職員の数、これはどうなっていますか。
○吉川春子君 政府が調査を行っていないので、労働組合の数字を使いたいと思います。国公労連の非常勤職員についての調査、昨年末の時点での状況を九単産でアンケート調査したものですが、調査対象の単産での職員数は二万二千二百九十名、そして、中には時給で六百六円という職員もいます。これは、公...全文を見る
○吉川春子君 それは分かっているんです。今の国公労連の調査についてどう思います。例えば、労働時間が八時間とか六時間とかいろいろあるんだけれども、今、だから私が言ったのは、時給幾らで計算して言ったんですよね。この格差についてどう思うかということを聞いたんです。どうですか。
○吉川春子君 そうすると、ちょっとそこに座っていてくださいますか、時給六百六円でも差し支えない、これは法律の、給与法の定める権衡の範囲内だと、こういう御答弁と受け止めていいですか。
○吉川春子君 各省にこのように取り扱っているということは、給与法に違反していないというふうに言いますか。言えないでしょう、こんな、時給六百六円ですよ。これは余り好ましいことじゃないんじゃありません。
○吉川春子君 国家公務員は、いろいろな給与表がありますけれども、行(一)、行(二)とか、その他ありますけれども、いろんな職種はあるんだけれども、やっぱり統一した給料表で払っているわけですね、賃金を。ところが、非常勤の場合は全くそういう統一したものがないし、調査もしたことがないとい...全文を見る
○吉川春子君 ですから、人事院もこれが今の状態でいいとは思っていないわけですよ。だからこういう報告を初めてですけれども出されたわけですね。  大臣にお伺いいたしますが、石原大臣、公務員制度改革を進めるという中で、やっぱり国家機構、権力機構の一部を支える非常勤公務員の実態、処遇が...全文を見る
○吉川春子君 私は、各省庁が当然自分のところで働いている職員の実態をつかむ必要があると、大臣がおっしゃるとおりだと思います。同時に、国家権力の一部なんですよね。この方たちがいないと行政というものは成り立たないというところまで深く入っているわけです。  人事院に伺いますけれども、...全文を見る
○吉川春子君 要するに三権は制約されたままなんですね。だからストライキはもちろんできないわけです。そして、いかに安い賃金、あるいはその他の待遇の面でも問題があっても、そういう効果的な行動ができないというところに特に非常勤職員は立たされているわけでありまして、石原大臣、臨時職員につ...全文を見る
○吉川春子君 労働三権の制約というのは一般の公務員にとってももちろん大問題で、これを外すということで初めて内閣官房が公務員制度改革の案を出せると私は思っておりますが、特にその非常勤職員の実態を考えたときに、これを放置して公務員制度改革というものが本当にうまく進まないと私は思うわけ...全文を見る
○吉川春子君 九七年の十一月八日午前二時五十分ごろ、神奈川県戸部警察署の取調べ室内において、取調べ中に証拠品のけん銃から実弾が発射されて被疑者が死亡するという事件が発生しました。警察は自殺として処理しましたが、遺族はそれを不服として、民事裁判なんですけれども起こしていますが、一審...全文を見る
○吉川春子君 銃刀法違反、殺人未遂で逮捕されている被疑者に対してけん銃を裸で取らせるということはあり得ないのではないでしょうか。取調べ室でけん銃が被疑者の手に渡るという事態、これは常識では想像しにくいわけです。  警察の発表によれば、取調べ官が証拠品であるけん銃と銃弾を一緒に被...全文を見る
○吉川春子君 この横浜地裁判決は、またこのように言っていますね。被告は、事故直後から、被告というのは神奈川県のことなんですけれども、現場及び証拠品について事故の痕跡を消し去り、証拠品に手を加え、不公正、不公平な偏った捜査を行ったものであって、総合的に判断すれば、けん銃の引き金を引...全文を見る
○吉川春子君 控訴、私が言っているのは、私が認定しているんではなくて裁判所の判決で言っているんですよね。民事訴訟ではあっても、事実認定をいたしませんと損害賠償を命ずることができませんから、裁判所はそれぞれ証拠に基づいてこのような認定をしているわけですよね。そして損害賠償も命じてい...全文を見る
○吉川春子君 大阪弁護士会の会報の中で、可視化についての座談会が行われております。それによりますと、取調べにおいて被疑者を殴るけるということが日常的に行われているというような発言もあるわけです。私、そのまま、そっくりそのまま受け取っているわけではありませんが、専門家の法律実務家が...全文を見る
○吉川春子君 検討中なことは私も知っているわけですけれども、その物の考え方として、一問一答の形式の記録とすべきではないかと思います。この点について、それぞれお答えいただきたいと思います。
○吉川春子君 検討をしているわけですが、一問一答にできない理由、一問一答にすれば難しいと、こういう理由は何かありますか。法務省、どうですか。
○吉川春子君 もう何を聞いてもさっきから同じ答弁しか返ってこないわけですよ、検討中と。だから、検討しているから、私としては一問一答にしてはどうですかと提案しているんですよ。それが難しい何か理由がありますかと。一問一答にすることも含めて検討しているんでしょう。一問一答にするには物す...全文を見る
○吉川春子君 法務省、一問一答にする方が取調べ室の状況がより的確に把握できると思いますが、これをやるについて、じゃ、何かデメリットはあるんですか。
○吉川春子君 大臣にお伺いいたします。  可視化の問題というのはもちろん非常に重要なんですけれども、じゃ、具体的に効果があるような可視化が行われなければならないと思うんですが、今の一問一答の記録ということも含めて是非検討していただきたいと思います。いかがでしょうか。
○吉川春子君 一問一答の記録を取るということがそんなに大変だと言うならば、外国でやっておりますように、テープとか画像とか、そういうものに記録するという方法もあるわけで、その点は大臣、いかがですか。
○吉川春子君 要するに、捜査が密室で行われていて、そこで、拷問はもう恐らくしていないと思うんですけれども、いろいろ激しい取調べが行われていて、任意の自白が得られないという状況はもう繰り返しあるわけです。拷問のことはちょっと取り消しますが、それはもう憲法で禁止されていますから、そう...全文を見る
04月02日第156回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。三人の参考人の皆さんの言葉がもう本当に心に響きました。私たち国会も何かしなくてはということを一層感じたわけです。  それで、まず瀧澤参考人にお伺いしたいんですが、国家第一主義、生産第一主義の国家観に基づく障害者観があったということで、戦傷...全文を見る
04月16日第156回国会 参議院 憲法調査会 第5号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川です。  日本国憲法は、古典的な自由権と、資本主義の弊害から人々を守るために積極的に国家の行為を請求する権利である社会権が規定されている優れた特徴があります。環境権、プライバシー権など新しい権利も幸福追求権や生存規定に包含されており、また報道の自由...全文を見る
05月06日第156回国会 参議院 内閣委員会 第6号
議事録を見る
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  まず最初に、飼料製造管理技術緊急調査報告書について、農水省にお伺いいたします。  BSE問題の対応の反省から食品安全委員会が設置されようとしているときに、農水省の対応によってまたまた国民の食の不信が高まるような事実が明らかになりました。...全文を見る
○吉川春子君 ここには、無添加区と被験物質添加区との間に差異は認められなかったと、この報告書にはなっております。そして、公開はしていなかったわけですね。こういう重要な報告書について、聞かれれば答えるよという姿勢では、国民はどういう実験がされてどういうデータが出ているかということは...全文を見る
○吉川春子君 農水省、聞かれれば答えたということではなくて、どういう未公開のデータ、保有のファイルがあるのか、そういうことも全面的に公開していきませんと国民はアクセスできないんじゃないでしょうか。そういうものについて是非全面的にファイルを明らかにしてもらいたいと思いますが、どうで...全文を見る
○吉川春子君 今後はでなくて、今持っているファイルを公表してほしいということです。どうですか。
○吉川春子君 食品安全委員会について谷垣大臣は、参議院の本会議で、食品安全委員会は食の安全を確立するという所期の目標を達成するために設立されている、設立されたと、このように答弁されていますし、衆議院の内閣委員会の参考人質問で日和佐参考人は、単なるリスク評価を行うだけの委員会ではな...全文を見る
○吉川春子君 審議会の数とか個々の名前はちょっと省略しますけれども、膨大な事務処理を行ってきたことは事実ですよね、今報告された数字だけ見て。  それで、安全委員会は七人体制で、常勤は四名で行います。そして、必要的に意見を求めてこられる場合のほかにも、各大臣は食の安全確保のために...全文を見る
○吉川春子君 それでは、専門委員会の体制についてお伺いいたします。  要するに、延べ二百人程度というふうにおっしゃいました。延べというのはどういうことでしょう。一人が二つ三つ兼ねるということになりますと、実数では百五十とか、それ以下か以上か分かりませんけれども、そういう可能性も...全文を見る
○吉川春子君 要するに、私は二百人の人が常時いるのかと思ったら、そうじゃなくて、作っては消え作っては消えと、そういう形で必要な委員会だけ作ってやるということでいくわけですね。  そうしますと、そのメンバーとなる人たちはほかに本職を持っている人たちですね、大学の先生とか。その点は...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、常時その仕事に就いているということではなくて、何々大学で研究していたりする人がちょっとそのメンバーに加わって、十人か二十人か分からないけれどもそういう委員会を立ち上げてやると、やってはまた消えると、また立ち上げると、そういう形だと思うんですけれども。 ...全文を見る
○吉川春子君 大臣、例えばEU諸国は、そちらからいただいた資料を私の方で読んじゃいますけれども、欧州食料安全庁では職員が二百五十人、英国食料品基準庁では六百二十八人、本部と地方と両方合わせてです。それから、フランスの食品衛生安全庁では六百四十五人で、事務局八十七、研究所四百四十九...全文を見る
○吉川春子君 終わります。  できませんとはとても大臣の口からこの場でおっしゃれないと思いますので、最初数字を挙げさせてもらいましたが、こういう体制でいかがなものかという問題点を指摘して、次回に譲りたいと思います。
05月08日第156回国会 参議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川です。四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず最初に、山内、藤原両参考人にお伺いいたします。  BSE問題に関する調査検討委員会の報告を読ませていただきました。そのⅡ部に、農林水産省の政策決定に最も大きな影響を与えているのは国会...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。  品川参考人にお伺いいたします。  国民の健康が最も重要であるとの基本認識が必要だと、それが今まで欠けていたんだという御指摘がありました。なぜそれが食品安全行政の基本に座らなかったとお考えでしょうか。お伺いします。
○吉川春子君 今、お三方の御意見に共通して私受け止めたんですけれども、やっぱり生産者優先とか業界優先とかということが、結局国民の健康とかあるいはその業界、生産者自身の利益も大いに損なうような事態にBSE問題などなってしまったということで、大変痛切な犠牲を払った教訓だったと思いまし...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。  生産者を大事にしていないと私すごく思っていまして、やっぱり生産者が大事にされていないから食料の自給率も下がっていく面もあるし、本当に御苦労なさって生産者が食料を生産しているということはまた別のテーマのときに十分触れさせていただきたいと思...全文を見る
05月09日第156回国会 参議院 本会議 第21号
議事録を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案について質問いたします。  IT技術の発達で、民間企業から行政まで国民の情報が膨大に集められ、個人情報の大量流出、プライバシー侵害が起きています。自衛官適齢者リストづくりは、個人のプライバシーが...全文を見る
05月14日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  防衛庁の自衛官適齢者名簿について質問します、まずですね。  防衛庁の自衛官適齢者名簿作りは、行政府による個人のプライバシーが丸ごとさらされ、侵害される危険性を改めて示しました。政府が国民の知らないところで個人情報を大量に収集し、勝手...全文を見る
○吉川春子君 どう考えても職員、元職員に中学生は当たらないわけですから、この答弁を維持することはできない。  そこで、次に考えたのは、一年以内でこのファイルは消去するということでやはり総務大臣に届け出る必要はないんだと、これ、こういう態度を防衛庁は取っているわけですけれども、七...全文を見る
○吉川春子君 紙媒体のものでいいんです。
○吉川春子君 ペーパーで出してもらって、その名簿は五年間使用するということですね。そして、しかも、自衛官の募集案内、これは防衛庁からいただきましたけれども、これね、いただきました。いろいろな種類の募集があって、それに適合するダイレクトメールを発送するわけで、一人の生徒が複数回この...全文を見る
○吉川春子君 ちょっとそのことはもう一度聞きますが、要するに一人の人に一回だけダイレクトメールを送るわけじゃないですよね。一人の生徒に、これだけいろんな項目があるので、その生徒に適したダイレクトメールを一年に一遍か、また二年目に送るか、とにかくレクで、事務局でもいいですけれども、...全文を見る
○吉川春子君 複数回送る場合、一年以内に送るとは限らないと私は思うんですよ、この要項を拝見して。その場合に、ペーパーでもらって、それをパソコンで入力して、一回ダイレクトメールを送ったらもうそれで消去する、そしてまたその次に送る必要があればまた入力して名簿を作る、こういう面倒なこと...全文を見る
○吉川春子君 私はそこは信じられないんですね。一回打ち込んで、あれは大変ですよ、何百人か何千人か分かりませんけれども、打ち込んで、それでデータにしているのに、また消しちゃって、ペーパーがあるからまたその次使うときにもう一度名簿にするなんということを、私は信じられないわけですね。 ...全文を見る
○吉川春子君 だったらば、その適齢期のときの名簿だけ集めればいいんであって、中学生の、中学一年生の名簿を五年間も保存しておくと、ペーパーで、そういう必要はないわけですよ。複数回、あるときは十四歳、あるときは十五歳、あるいは十八歳と、何回か使いたいからこそ五年間保存しているんでしょ...全文を見る
○吉川春子君 文部省はこういうふうに中学生に直接ダイレクトメールを送ってはならないと通達を出していますが、防衛庁はなぜ直接中学生に文書を、ダイレクトメールを送るんですか。
○吉川春子君 中学生をあて名に、中学生あてにはダイレクトメールを送らない、保護者あてに送ると、こういうことですか。ちょっともう一度確認します。イエス、ノーでいいです。
○吉川春子君 要するに、中学生あてに送るダイレクトメールはもう今後やらなくて、父母あてに送ると。教師を通ずる場合は別として、父母あてに自宅に送ると、こういうことですか。もう一度、そこだけでいいですから。
○吉川春子君 中学生本人と保護者と連名で行うということも私、防衛庁のレクで聞きましたけれども、そういうことは絶対なさらないように。今日は就職の問題ではないので、そこだけくぎを刺しておきます。連名で送るということも本人に送ると同じですよ。それはいけません。  もう一つ、情報公開、...全文を見る
○吉川春子君 平成十五年四月二十三日、今年の、二十三日に、石破防衛庁長官が衆議院の個人情報保護に関する特別委員会で報告をされていますね。その中に、個人情報の取扱いについてはより慎重であるべきこと、また、無用の誤解を招かないようにするべきであることから、防衛庁としては、適齢者情報と...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、衆議院に報告した防衛庁長官名での適齢者情報、適齢者情報ですよ、自衛官の募集のことでしょう、適齢者情報というのは。適齢者情報として入手すべき範囲については四情報に限定することが適切だと、このように長官がおっしゃっているじゃないですか。あなたは今、いや、保...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、保護者名簿は今度は自衛隊が独自に集めますと、そしてファイル化しますと、こういう話ですか。  つまり、その四情報だけは公表しても構わないと、私は異議ありなんですけれども、そういうふうになっていて、それ以上の必要な情報を集めてファイル化していくことは好まし...全文を見る
○吉川春子君 いや、繰り返さないでください、端的に。
○吉川春子君 防衛庁長官がおっしゃっているのは、入手すべき範囲については四情報と言っているんですよ。入手すべき、防衛庁が入手すべき範囲については四情報に限定することが適切だと。保護者名簿なんて入らないじゃないですか、四情報に限定したら。矛盾していますよ。  ここちょっと、ちゃん...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、防衛庁は保護者のところにダイレクトメールを送れないんですよ。本人に送ってはいけないと文部省と厚生労働省がおっしゃっている。だから、本人、四情報に基づいて中学生本人にはダイレクトメールは送れない。そして、今度、防衛庁長官は、もうその四情報しか入手すべきでは...全文を見る
○吉川春子君 委員長、お分かりでしょう、もう成り立たないんですよ。ちょっと整理して──もう整理できないんですよ、矛盾しているから。
○吉川春子君 いや、もうこれ、何遍おっしゃっても同じじゃないですか。
○吉川春子君 ちょっと委員長、私、この部分保留しますわ、今日ちょっと決着付かないと思いますので。皆さんもお分かりのように、全然相入れないんですよね。ですから、ちょっとこれは次回に保留させていただきまして、何を踏みにじるのかということをはっきりさせた上でですね、いいですか、委員長、...全文を見る
○吉川春子君 はい。じゃ、それは保留させていただきます。  それで、もう一つ防衛庁にお伺いしますけれども、防衛庁は自治体から自衛官適齢者名簿として提供させた個人情報を警察に提供しているんですね。調査に利用しています。警察は防衛庁から、防衛庁に対して具体的にどういう協力を行ってき...全文を見る
○吉川春子君 じゃ、防衛庁、言ってください。何の協力を求めているんですか。中身じゃなくて、何のために警察に協力を求めているんですか。
○吉川春子君 済みません、まだ何も御指摘してないんですよ。これから聞こうと思っているんです。  要するに、国家公務員法三十八条の欠格事由、こういうものに対して警察に協力を依頼しているんじゃありませんか。その点は防衛庁も私にさんざん説明しているんだから、そういうことで依頼している...全文を見る
○吉川春子君 ということを警察に依頼しているということですか。そこ、語尾がはっきりしなかったので。
○吉川春子君 人事院、お見えいただいていますでしょうか。  人事院が国家公務員を採用するときにも、国家公務員にはやっぱり欠格条項というものがあって、それによって採用できない者がありますね。この国家公務員の採用に当たって欠格事由について警察の協力を求めていますか。
○吉川春子君 警察のお世話になっていないということですか。そこだけ聞きます。
○吉川春子君 一般の公務員の採用のときには欠格事由の問題は生じますが、警察とは全く関係なしにやっているのに、防衛庁はどうして警察が必要なんでしょうか。
○吉川春子君 国防という任務だから採用については警察の力をかりなくてはならない、こういう答弁だったと思います。もうけしからぬじゃないですか、そんなこと。一般の自衛官だって国家公務員なんだし、わざわざ警察にセンシティブ情報を提供して、そして身元調査をさせるなどということは、これは私...全文を見る
○吉川春子君 片山大臣、総務大臣にお伺いします。  午前中、大臣もやっぱり四情報の扱いについて言及されまして、これもやっぱりすべてオープンでいいかどうかということは今後の課題だということをおっしゃいました。  今の自衛官の募集にかかわる議論をお聞きになっていただいたと思います...全文を見る
○吉川春子君 総務大臣、四情報で言ってください。
○吉川春子君 またそれは後でやりますから。
○吉川春子君 住基台帳の四情報の閲覧問題について、あと残された時間で質問したいんですけれども、本会議でも私、ドメスティック・バイオレンスの被害者、早く言えば夫婦間暴力で、男性が被害者になるということもあるかもしれませんが、今は圧倒的に女性が被害者です。そして、もう身一つで夜中に逃...全文を見る
○吉川春子君 今度書きます。
○吉川春子君 個別的な対応といいますか、そういうことが、確かに個別法で対応ということが必要になるかもしれません。  それで、これは内閣府の男女共同参画局が配偶者からの暴力に関する事例調査という中で、既存の制度による不都合について切実な訴えが載っているわけですね。  住民票を、...全文を見る
○吉川春子君 今、四情報、住所、生年月日、氏名、性別ですか、片山大臣は中高年の女性は年齢は公表したくないんじゃないかと昨日ここでおっしゃいました。私は国会議員ですから公表していますが、今、性別についても、やっぱりこれはセンシティブ情報で公表したくないという、そういう方々もいらっし...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
05月15日第156回国会 参議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  初めに、食品安全基本法の第三条には、食品の安全の確保は国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下に行わなければならないとうたい、第六条では、第三条に定めたる食品安全の基本理念にのっとり施策を策定し実施する責務を規定しています。 ...全文を見る
○吉川春子君 前回も私、申し上げましたが、やっぱり添加物がなるべく少ない方がいい、農薬は入っていない方がいい、これが国民の感情であるし、そういうやっぱり安全性というものはなるべく高めて、ゼロリスクという言葉とイコールになるかどうかは別として、やっぱり極力安全な食料を政府としては国...全文を見る
○吉川春子君 それで、私は今日は、食の安全教育と学校給食の残留農薬の問題について取り上げたいと思います。  厚生労働省、お見えいただいていると思いますが、健康のために安全な学校給食パンを子供たちに与えたいという、こういうお母さん、市民団体の運動が各地で進んでいます。農民運動全国...全文を見る
○吉川春子君 食糧庁も分析されていますか。
○吉川春子君 私が質問したのは、残留農薬が含まれていますかということなんです。その点はどうですか、基準はちょっと後でまた聞きますが。
○吉川春子君 食糧庁と厚生労働省が検査したところ、輸入小麦にはいずれも、サンプルは少ないんですけれども、サンプルというのは、検査した数は少ないんだけれどもいずれも検出されているということです。  それで、厚生労働省にお伺いしますが、マラチオン、クロルピリホスメチル、フェニトロチ...全文を見る
○吉川春子君 有機燐系農薬の障害というのは、図書館からいただきました辞典によりますと、倦怠感、頭痛、目まい、吐き気、多汗、腹痛、下痢、けいれん、肺水腫、失禁、催奇形性と、こういうものが共通してあるということで、有名な「沈黙の春」という、レイチェル・カーソンというアメリカの女性科学...全文を見る
○吉川春子君 そのクロルホスメチル、クロルホスメチルですね、これについては現在、安全基準が定められておりませんで、野放し状態になっているんじゃないですか。これはどうされるんですか、厚生省。
○吉川春子君 まだ基準も定められていないものがたくさんあるということは非常にゆゆしいことです。そして、先ほど、基準値の中だから安全だと短い答弁の中で数回繰り返しましたけれども、これは、そういうふうに言い切れるかどうかというのは難しいんですよね。  例えば、私が自分の子供が赤ちゃ...全文を見る
○吉川春子君 そういう政府の取組が一番重要なんですけれども、国民の間でもいろんな取組が進んでおります。それで、私は今日は、埼玉県の無農薬の給食パンの取組について御紹介し、それを前進させるための質問をしたいと思うんですけれども。  実は、政府は従来、国内産の小麦でパンなどできない...全文を見る
○吉川春子君 大臣からおいしいと言っていただいて、本当にありがとうございます。  このパンは、おいしいということにも物すごい価値があるんですけれども、先ほど来話題にしております農薬の検出がゼロなんですね。三種類ともゼロです。それから、百何十種類の検出の検査をやっぱりやってみまし...全文を見る
○吉川春子君 文部省にまずお伺いしますけれども、今、学校給食の小麦粉はどういうふうに手に入るかといいますと、これは学校給食会を通じて各学校に、学校にというかパン工場にこの小麦が運ばれて、そしてそのパン工場で焼かれたものを子供たちに配るという形になっていると思うんです。  問題な...全文を見る
○吉川春子君 確認しますけれども、各地域に学校給食会あるわけですよね、各都道府県に。その学校給食会が輸入小麦だけではなくて地場の小麦もあっせんするように、そういうふうに文部省としても指導というか、協力を要請するというか、そういう立場でやっていくという答弁と理解していいんですね。
○吉川春子君 農水省にお伺いいたしますが、地産地消ということでいろいろ取組もされていると思いますが、北海道以外は小麦が転作で作られているんですが、転作奨励金が徐々に減額されまして、近いうちにゼロになるかもしれない、こういう不安を生産者は強く持っております。  埼玉で二十五ヘクタ...全文を見る
○吉川春子君 厚労省の政務官、どうぞ、結構でございます。  今、日本の食糧がやっぱり自給率が徐々に徐々に低くなりまして外国から輸入していると。リスクの多いものも食べざるを得ないという状況にありますけれども、私は今日は学校給食パンということで取り上げてまいりましたけれども、これは...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
05月19日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  住基台帳四情報その他の情報の提供について伺います。  防衛庁は、四情報であれ親の職業であれ、今まで提供させてきたことは違法ではなかったと、こういう答弁に終始しまして、驚きました。そもそも、自衛隊が自衛官適齢者名簿として市町村から住基...全文を見る
○吉川春子君 質問に入るについてちょっと確認しました。  それで、自衛隊九十七条の、都道府県知事及び市町村長は自衛官募集に関する事務の一部を行うということを受けて政令が制定されていて、今言われました百十九条、百二十条、雑則ですね。  この規定は、百十四条の募集の告示から始まり...全文を見る
○吉川春子君 いや、資料の中に入るのかということを。
○吉川春子君 この資料を、個人情報を含めて読むということでいいですか。イエスかノーで時間がないので答えてください。
○吉川春子君 資料の提出というふうになっていますので、この資料の中に四情報プラスアルファの個人情報も含むと、こういうふうに解釈していいですかと聞いています。簡単でしょう、答えてください。
○吉川春子君 資料の中に個人情報も含むということでいいですね。防衛庁長官、うなずいていますので。いいですか。
○吉川春子君 総務大臣にお伺いいたします。  住民基本台帳の閲覧の規定はあるんですけれども、国の機関に個人情報を提供できる規定はあるんでしょうか。根拠規定を示してください。
○吉川春子君 提供の根拠は何条でしょうか、住基法の何条ですか。提供の規定がありますかと聞いています。
○吉川春子君 違います、違います。住基台帳のこと。
○吉川春子君 住基台帳には根拠規定ないんですよ。  それで、私は、この自治省が発行したコンメンタールを持っているんですけれども、それによりますと、住民基本台帳法三十七条で、国の行政機関又は都道府県知事は、それぞれの所掌事務について必要があるときは、市町村に対し、住民基本台帳に記...全文を見る
○吉川春子君 多くの国民は、住民基本台帳に提供できる根拠があるから自衛隊が求めているんだなというふうに考えていらっしゃるんじゃないでしょうか。  それで聞きます。総務大臣、政令による委任の問題について伺います。  住民基本台帳に、ほかの行政機関に対して住基台帳の四情報等の個人...全文を見る
○吉川春子君 自衛隊法にそんな提供できるなんという規定はないんであって、自衛官の募集をするということで、そしてその募集をする一応日にちはいつにするか、いろいろ事務を、それを政令で決めているわけであって、個人情報という非常に重要なものを住基台帳はやっぱり大事に守らなきゃいけないから...全文を見る
○吉川春子君 勝手に書いたんですか、大臣。このコンメンタール、勝手に書いたと言われましたけれども、こんなもの勝手に書いたなんと言われたら、それは……
○吉川春子君 違いますよ、違いますよ、これ。このコンメンタールはですね、自治省行政局振興課編、こうなっているんですよ。これを勝手に、勝手に書かれたなんということであってはとんでもないことですよ、大臣。  それで、ここには……
○吉川春子君 ちょっと待ってください、私が質問しているところですよ。  ここには、ちゃんとその資料の中には、個人情報は含まれないと。これはやっぱりその四情報あるいは住民基本台帳に決められている個人情報というのは大事にしなきゃならないと、守らなきゃいけないという、これは自治省のき...全文を見る
○吉川春子君 違いますよ、役所の名前ですよ。
○吉川春子君 法令の根拠なんてないですよ。
○吉川春子君 今、片山大臣、大変重要なことを言われましたよ。これは、各法律について、立法者の意思ということで、労働基準法についてもありますし、いろんなものありますよ。それに基づいて私たちは質問しているのに、これは政府の見解じゃないと、いい加減なものだみたいなそういうおっしゃり方だ...全文を見る
○吉川春子君 自衛隊法の九十七条は、都道府県知事及び市町村は、「政令で定めるところにより、自衛官の募集に関する事務の一部を行う。」。自衛官の募集に関する事務の一部ですね。そして、その「協力を求めることができる。」と第二項でなっています。  これは、そういうことを、防衛庁がその事...全文を見る
○吉川春子君 こういう感覚の防衛庁長官が住民基本台帳の情報を集めて、そして、集めてとおっしゃいましたでしょう。自分で集めなきゃいけないんですよ。これから自分で集めると言ったじゃないですか。そういうことをやられるということに対して、国民は物すごく不安を感ずると思います。  もう一...全文を見る
○吉川春子君 私は、自分の考えはもちろんそうなんだけれども、自治省の考えに基づいて今日は質問しているんですよ。その自治省、今は総務省ですけれども、名前が変わっただけじゃないですか。この仕事については引き続きやっているわけでしょう。だから、そういうことで、その資料の中には個人情報は...全文を見る
○吉川春子君 もうとんでもない答弁ですよ。資料の中に個人情報が含まれるなんて、そんな解釈、できます。  担当大臣にもう一度伺いますけれども、法律の中で、政令も含めて資料という言葉がたくさん出てくると思いますけれども、そういう中に果たして個人情報を一般的に含めていいのか悪いのか、...全文を見る
○吉川春子君 今度は、そうすると、提供するという場合、個人情報ということをきちっと書くということは最低限必要じゃないかと思いますけれども、その点についてはどうですか。大臣、もう時間がないので、大臣。
○吉川春子君 いや、行政の話ということも含めて一般法ですね、基本法ですね。だから、個人情報を提供するとか個人情報についての問題についてはきちっと個人情報という概念を明確にしなきゃいけない、個人情報ということを明らかにしなきゃいけないと思いますが、その点は、基本的なお考えで結構です...全文を見る
○吉川春子君 すごくやっぱり、四情報だったらば当然のことのように提供していいんだと、こういうことでは全然ないということを、私は、旧自治省、現在の総務省のコンメンタールに基づいて、また学説、判例に基づいて指摘をいたしました。これがあいまいになるということは非常に行政機関に対する不信...全文を見る
○吉川春子君 この休憩後の冒頭の時間、私は内閣委員会の理事懇談会に出ておりましてちょっと席を外しておりました。  総務大臣からの答弁をそういうわけで聞けませんでした。議事録等を読みまして、次回以降にこの問題について決着を付けたいと思いますので、委員長、よろしくお願いいたします。...全文を見る
○吉川春子君 労働組合をダイレクトに適用除外にしなかった理由は何でしょうか。今、大臣がおっしゃったように、政治活動にかかわる部分があるときは適用除外になるというお話でしたが、労働組合の活動自体、適用除外というふうになさらなかった理由を伺います。
○吉川春子君 労働組合は、憲法の二十八条、労働基本権、労働三権が規定されておりますし、これの総則規定は憲法二十五条の健康で文化的な最低限度の生活を有するということの保障、つまり生存権の保障でありまして、これも正に非常に憲法上の重要な存在だと思うんですけれども、これを除かれた理由、...全文を見る
○吉川春子君 それは、適用除外になっている各団体についても同じことが言えるわけです。そして、憲法上の重要性ということからいっても、日本国憲法の場合は伝統的な自由権だけではなくて、いわゆる社会権を規定しているということが最大の特徴でございまして、これを担って活動している団体を自由権...全文を見る
○吉川春子君 ちょっとテンポが速過ぎて、厚生労働省が今到着されたようなんですけれども。  主務大臣として労働組合に対して報告を求めるということになると思うんですけれども、どういう場合にどんな内容の報告を求めるのか、その点、今一部、細田大臣の方からも補足的に御答弁いただきましたが...全文を見る
○吉川春子君 重ねて伺いますが、その必要な限度とは何ですか。それで、だれがこの限度を判断するんですか。
○吉川春子君 非常に必要な限度というのはあいまいな表現であると同時に、これは主務大臣が判断するということで非常に無限定ではないか、何でもできるんじゃないかという感じがいたします。  それで、細田大臣、これは市民活動萎縮法であってはならないと思うんですね、個人情報保護法はね。そう...全文を見る
○吉川春子君 市民活動を萎縮させるような法律にならないように、引き続きこの点はほかの項目でも質問をしていきたいと思います。  それで、時間の制約がありますので、住基ネットの稼働の条件について総務省、総務大臣にお伺いいたします。  住民基本台帳法の附則一条二項におきまして、「こ...全文を見る
○吉川春子君 要するに、ほとんど大部分、ほとんどですか。つまり、政府は、三千二百ぐらい今、自治体があるとして、全部をつないで本格的に稼働しようとしているわけですけれども、人口の少ない自治体もいるし、人口が多くても、コンピューターを運営したり管理したりする技術者がいないという自治体...全文を見る
○吉川春子君 大臣が具体的に地方自治体のそういう担当者なり村役場まで出ていって車座でお話しされたことがあるかもしれません。でも、実際そういう担当者と話してみますと、もう不安が一杯なんですよね。これは非常に、漏れるんじゃないかとか、そういう形、それから専門の技術者がきちっと置かれて...全文を見る
○吉川春子君 各自治体の担当者、担当部局に本当に万全なのかということを、じゃお調べになったらいいと思うんです。不安の声が一杯出てくると思います。  私は長野県が準備が整っていないよと申し上げたんじゃなくて、人口が、たまたま自分が育った県ですから、人口がこんなに少ない村がたくさん...全文を見る
○吉川春子君 合併を進めるなんということは政府が言うべきじゃなくて、これは地方自治ですよね、地方分権ですから。そんな発言はちょっと取り消していただきたいと思うんですけれども、それは合併するかどうかは自治体に任せればいいんであって。  しかし、大臣、非常にこの住基ネットに対する不...全文を見る
○吉川春子君 国会で作った作ったと言いますけれども、中間報告求めて、私はもうあのとき徹夜で、議運の理事していましたから全部知っていますけれども、国会で十分審議して成立した法律じゃないんですよ。これはもう委員会の採決さえしていないんですよ、委員会の採決さえしていないんですよ。それで...全文を見る
05月20日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○吉川春子君 座ったまま失礼します。  日本共産党の吉川春子です。よろしくお願いします。  今日は、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、山参考人にお伺いいたします。  報道の定義について先ほど問題点を述べられました。雑誌は、客観的事実としてまだ国民に認識...全文を見る
○吉川春子君 日本は、五十数年前に言論の自由がなかった、内心の自由もなかった、そういう暗黒の時代を経験しておりますし、その中で大変大きな損失を日本は被ったわけですけれども、そういう時代が来ないように、そういう法律であるという御指摘を十分踏まえて、私たちもそういう中で弾圧を受けた先...全文を見る
○吉川春子君 もう一つ、堀部参考人に主務大臣制についてお伺いしたいんですけれども、主務大臣は、報告、助言、勧告、命令、罰則、罰則まであるわけですが、そういう非常に大きな権限を持っているわけです。  それで、個人情報取扱事業者に対して個人情報の取扱いに関して報告をさせることができ...全文を見る
○吉川春子君 もう一点お伺いしたいんですけれども、個人情報取扱事業者について、政府の考えでは五千人くらいの個人情報を取り扱っている者というような一つの基準を示しておりますが、五千人というのがいかにもITの時代に数としてはけた違いに少ないのではないか。五千なんというのはもうすぐ、何...全文を見る
○吉川春子君 大山参考人に同じ問題で伺いたいんですけれども、個人事業、取扱事業者、五千人以上という問題について、いかがお考えでしょうか。
○吉川春子君 続いて大山参考人にお伺いいたしますけれども、住基ネットの本格稼働の日にちが迫っているわけですけれども、地方自治体の準備について、整っているだろうかという疑問が提起されています。  それで、地方自治体といいましても、政令都市のような百万人単位のところから数百人の村と...全文を見る
○吉川春子君 時間が来ましたので、終わります。
05月22日第156回国会 参議院 内閣委員会 第9号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、大臣にお伺いします。  民間法人化の理由についてなんですけれども、交通事故証明、運転免許経歴発行事務、これは業務の公共性、効率性、個人情報保全、手数料の低廉化などの観点からいって、警察が直接行うべきであると私は考えております。...全文を見る
○吉川春子君 交通事故の問題は後半でお伺いいたしますが、警察庁は、民営化について検討せよという行革推進本部の提起に対して、民営化にはなじまないと、この組織は、そういうふうにしておりました。平成十三年の九月の報告書です。  その理由は、本調査の定める民間法人化は、事業が制度的に独...全文を見る
○吉川春子君 先ほど川橋議員の方からも質問されておりましたけれども、改正案は、確かに第一条、自動車安全運転センター、「目的」の冒頭に、自動車運転に関する研修及び運転免許を受けていない者に対する交通安全に関する研修の実施ということで、証明書の発行業務は条文上ひっくり返して後ろの方へ...全文を見る
○吉川春子君 その運転技能研修は茨城県ですよね、一か所だけ、全国。そして、今おっしゃったいろいろな証明書交付は四十七都道府県と、北海道は四つですか、全国的にそういう事業所があるわけですよね。  そういう実態から見ても、少しも従たるものになり得ないというふうに思うわけです、証明書...全文を見る
○吉川春子君 このセンターで取り扱うべき個人情報は、行政保有の個人情報ということになるんでしょうか、それとも民間の取扱いという位置付けになるんでしょうか。まだ本会議では通っていませんが、もう委員会で通りましたこの個人情報保護法との関係で、これはどういうものであるのか、伺います。
○吉川春子君 今、大臣も言われましたように、公権力行使の過程で入手した個人情報である、非常にセンシティブ情報であるということを考えますと、個人の取扱事業者にこれをゆだねて取り扱うのは適当ではないと私は考えます。そして、こういうものが非常に不正常な取扱いをされたりあるいは漏えいされ...全文を見る
○吉川春子君 この問題は、もしスタートしたら、その後、引き続き私は質問をしていきたいと思います。  それで、さっき大臣も言われました、交通事故の問題なんですけれども、私の数字が間違っているのか、そっちが間違うはずはないと思うんですけれども、交通安全白書、平成十四年によりますと、...全文を見る
○吉川春子君 処理の見直しは、三週間以内の傷害であれば業務上過失傷害として起訴しないという、東京高検から全国に広がったと言われています。  九三年版の犯罪白書に、交通犯罪と刑事処分の問題が分析されておりまして、それを見ますと、検察官の処分別交通関係業務過失事件の因子の表に「被害...全文を見る
○吉川春子君 これは御参考までに、通告はしていませんので。  静岡県警浜松中央署の署員が加害者に警察内の処分規定を漏らしという記事が載っていました。同市内の公立病院の診断書は十五日間の加療を要すとなっていました。これを加害者が同署に提出したところ、対応した署員が、けがの程度が二...全文を見る
○吉川春子君 二週間以内の傷害であれば不起訴になるということであれば、そういうことになっていれば、現場の警察官の交通事故の初動の捜査というのはずさんになっていかざるを得ない。いってはいけないんでしょうけれども、なっていると。こういう姿勢は私は改めるべきだと思います。その点は、じゃ...全文を見る
○吉川春子君 具体的な事例を申し上げたいと思います。  一九九三年三月五日午後十時ごろ、仕事中にバイクで移動していたAさんが、市内のガソリンスタンドで給油を終えて片側二車線の道路を右折しながら発進、右折を完了した左側の車線を走行中の乗用車に追突されて、事故から二十五日後に大腿部...全文を見る
○吉川春子君 入院していたんですけれども、もう十日後には本人はもうちゃんと口も利けて、取調べに応じられるという状況にありましたし、大けがをしているわけですから何か月か入院はされたんですけれども、でも、一年近くも全く事情聴取が行われないということとか、あるいは現場の写真が二枚しか警...全文を見る
○吉川春子君 刑事訴訟法の四十七条の訴訟書類の非公開について、これは警察庁と法務省と両方にお伺いしたいんですけれども、Aさんは、民事裁判を起こしてから、加害者の不起訴を覆すために、加害者と同型車を購入して、その車にビデオカメラを固定し、数か月にわたり延べ百回近く事故現場を走行し、...全文を見る
○吉川春子君 例えば、具体的にどういうものを開示されていますか。
○吉川春子君 それで、これは被害者のネットワーク等の運動により、法務省もここまで開示をするために少し扉のすき間を開けたということなんですけれども、被害者にとって加害者が、警察、あるいは検察かもしれませんが、どのような主張をしているかを知りたいという希望が切実です。そして、こういう...全文を見る
○吉川春子君 たしか日本の刑事訴訟法というのは、戦後、アメリカから輸入したものですよね、考えをですよ、それで作られてきているわけですよね。アメリカでどうなっているかということを読んだことがあるんですけれども、アメリカは一通幾らということで、本人だけではなくて弁護士とか、あと何人か...全文を見る
○吉川春子君 時間もなくなってしまいました。  それでは、法務省に重ねて要求いたしますけれども、この供述調書等、交通事故の加害者が警察、検察でどういうことを発言しているのかという内容を是非公表してもらいたい。そうじゃないと、損害賠償請求の裁判も非常に苦労だし、勝訴はしても非常に...全文を見る
○吉川春子君 時間ですので、終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、自動車安全運転センター法改正案に対する反対討論を行います。  我が党は、交通事故証明や運転経歴証明交付など自動車安全運転センターが行っている業務は、同センターが設立される一九七五年までは警察で行ってきたものであり、公共性、効率性、個人情...全文を見る
05月27日第156回国会 参議院 内閣委員会 第10号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  特殊開錠用具所持の禁止等に関する法律について質問いたします。  まず、大臣にお伺いいたしますが、住宅等侵入罪の認知件数を報告していただきたいと思います。そのうち、ピッキングによる住居侵入窃盗は何%を占めるか。  住宅等侵入罪全体と...全文を見る
○吉川春子君 その検挙率が減っているその要因についてはどうお考えでしょうか、伺います。
○吉川春子君 現在はピッキング用具の携帯は軽犯罪法の一条三号の侵入器具携帯違反として取締りが行われております。この検挙状況、侵入器具別にお答えいただきたいと思います。送致件数と言った方がいいんでしょうか。
○吉川春子君 今度の新規立法の第四条で侵入指定工具の隠して携帯を禁止しております。隠して携帯は軽犯罪法の侵入器具携帯罪の構成要件と同様です。  送致件数は平成十四年で三百六十三件ということでありましたけれども、この新規立法によって捜査等の効果が上がり検挙数大幅に増える、このよう...全文を見る
○吉川春子君 警察の答弁とちょっと違うような気がいたします。犯罪の増加に追い付かないんだと、検挙が、そういう御答弁でした、警察の方は。今のは、法律が変われば効果が上がると、こういう答弁でした。  伺いますけれども、軽犯罪法の一条三号では、正当な理由がなくて合いかぎ、のみ、ガラス...全文を見る
○吉川春子君 まだ伺わないところまで答弁していただきましたけれども、要するに、銃刀類とか麻薬とかそういうものは持っているだけで危険ということは私も分かるし、それはそれで納得できるんですけれども、日常的に大工道具などとして使っているようなものを持っているだけでもう危険として今度、所...全文を見る
○吉川春子君 正当な理由であれば問題ないと、こういうふうにおっしゃいますけれども、その正当な理由とは何ですか。
○吉川春子君 軽犯罪法は拘留、科料だけですよね。懲役刑なんていうのはないし、さっき答弁がありましたように逮捕もできない。そういう中での構成要件と、今度は懲役刑が付くわけですから、そういうものと同一に、だから問題ないという根拠には私はできないと思います。  ドライバー、バールその...全文を見る
○吉川春子君 ここで国家公安委員長にお伺いいたします。  政令で定めるということは、つまり国会の審議は抜きでいいと、警察が必要と認めた場合はもういつでも追加できるということになっているんですけれども、構成要件の重要な部分を政令にゆだねるということは、非常にその構成要件を不明確に...全文を見る
○吉川春子君 この点がこの法律の一つの大きな問題点だと思うんですね。つまり、次々と犯罪の手口が変化して、その状況に応じて臨機応変に政令に追加していくということは、犯罪の構成要件が臨機応変に変わっていくということにもつながりかねないのではありませんか。
○吉川春子君 三条の特殊開錠用具の所持、四条の特定侵入工具の隠して携帯、これが成立する要件としては、単純に所持していれば足りるんでしょうか。建物に侵入するとかマンションに侵入して窃盗を働くとか、そういう意図は必要ないということですか。伺います。
○吉川春子君 現場の警察官の裁量が不当に働くような、そういう構成要件の不明確性というのは、一般的にこれはよくないと思うんですね。  どういう歯止めがあるのかということを伺いたいと思うんですけれども、こういう場合は当たらないよと今いろいろおっしゃいましたけれども、その判断は現場の...全文を見る
○吉川春子君 警察における住宅等侵入犯罪予防の考え方によりますと、「侵入犯罪の多発時間帯、多発地域において地域警察官による重点的な職務質問を行う」と。  「ピッキング用具使用の侵入盗とその対策」、「捜査研究」二〇〇二年三月号ですか、警察庁刑事局捜査一課の吉田良夫さんが書かれてい...全文を見る
○吉川春子君 もう一つお伺いしたいんですけれども、ピッキング用具を使って住居侵入、窃盗を行えば、素直に刑法五十四条を読むと、「犯罪の手段若しくは結果である行為が他の罪名に触れる」という牽連犯というふうに読めるんですけれども、それは併合罪なんだと、こういう事前の説明がありました。こ...全文を見る
○吉川春子君 簡単にお願いします。
○吉川春子君 ドアを破ってとか、あるいは破らないで開けて中に入る、これは原因と結果ですよね。法益が違うとおっしゃるんだけれども、やっぱり財産犯じゃないですか。日常工具として普通に、大臣が繰り返しおっしゃるように普通の人が持っているようなものを持っていたから何で社会的な法益の侵害な...全文を見る
○吉川春子君 もう一つ時間内に伺いたいと思うんですけれども、警察庁、国土交通省、経済産業省、関係業者などで構成された防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議、平成十五年の三月に開かれていますが、この資料を拝見しますと、「建物部品に関し防犯上配慮すべき事項」の表の中で...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
05月29日第156回国会 参議院 内閣委員会 第11号
議事録を見る
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  この特区法の改正法案は、規制緩和について重要な問題がたくさん含まれています。今回の法案は、七つの法改正が一体になったものです。一括法として出されておりますので、審議が実際上はできない個別の法律もありまして、問題点が国民に明らかにならないま...全文を見る
○吉川春子君 今三番目におっしゃった、もう任用候補者名簿がない場合というのは非常に分かりやすい例ですが、緊急の場合というのは、例えば災害、年度途中の急なニーズの発生、こういうふうに理解しますが、よろしいですか。
○吉川春子君 それから、臨時の職に関する場合と、難しい言葉なんですけれども、臨時の職というのは恒久の職に対する概念ですね。だから、万博とかそういうものもこういうところに含まれますね。確認します。
○吉川春子君 国家公務員法においてもその臨時的任用の規定があります。これは考え方としては、国家公務員と地方公務員、基本的には同じような規定だというふうに理解してもよろしいでしょうか。
○吉川春子君 後ろの方が一生懸命うなずいていますので、同じだろうと思います。  国家公務員の臨時的任用について、これは国家公務員法六十条、人事院規則八—一二、第十六条、十七条というふうにコンメンタールには書いてありました。この国家公務員の臨時的任用について、佐藤達夫さん、有名な...全文を見る
○吉川春子君 可能性もあるということですけれども、例えばコンメンタールにパートタイムという言葉が出てくるんですけれども、これは臨時の職についてのパートであると、こういうふうに理解していいですか。ちょっと確認します。
○吉川春子君 ちょっと地方公務員と国家公務員と両方の制度があるんですけれども、基本的には先ほど最初の質問にお答えいただきましたことが重要でございまして、この三つの場合、緊急の場合、それから臨時の職に関する場合、任用候補者名簿がない場合というときに臨時的任用が行われていくわけですね...全文を見る
○吉川春子君 最初に、保母、保育士の免許を持つ場合、保母というふうにおっしゃいました。これには保母一般ということではなくて、ここに厳密に規制が掛かっておりまして、地公法二十二条二項又は五項の規定に基づく臨時的任用を行っている場合において、特区における人材の需要供給状況にかんがみ、...全文を見る
○吉川春子君 私が特にお伺いしたいのは、二号と三号なんですけれども、これは特別、一号のように厳しい、厳しいといいますか、法文上の記述がないわけです。二十二条二項云々の記述がないわけなんですけれども、最初におっしゃった研修医、インターンのような場合なんですけれども、これもやっぱり最...全文を見る
○吉川春子君 分かりました。  それで三号なんですけれども、住民生活の向上、行政の効率化を図るため云々かんぬんときて、業務量の一時的変化により生じる職制又は定数の改廃に効率的かつ機動的に対処する場合に、一年を超えて三年まで更新を繰り返すことができると。これもやはり基盤には地公法...全文を見る
○吉川春子君 すごく公務員法って難しくて分かりにくいし、今度の改正も非常に難しいので、ちょっと一々確認をしていただきました。  それで、特区法の二十条一号と二号、三号の関係で、ちょっとくどいようなんですけれども、一項については、二十二条二項で任用している者を更に期間を延長する規...全文を見る
○吉川春子君 もし大臣にお答えいただければと思うんですけれども、そういう立場で今働いている人たちの労働条件を切り下げるようなことにはならないんだという御答弁がありましたので、是非、大臣におかれましてもこの点、十分に指示するということになるんでしょうか、そういう立場でこの法案を運用...全文を見る
○吉川春子君 是非そのようにあってほしいと思います。  それで、同じく臨時・非常勤職員の問題について伺います。今度は二十二条二項ということではありませんので、別の問題でございます。  それで、地公法は、地方公務員の給与、それ以外の勤務条件はいずれも条例で定めるものとしておりま...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、ちょっと語尾が分からなかったんですけれども、臨時、非常勤の職員についても勤務条件その他については条例で制定すべきものと、このように理解してよろしいですね。
○吉川春子君 ところが、多くの地方自治体で臨時、非常勤の職員、いわゆるパート労働者等が働いていらっしゃるわけですけれども、労働条件が非常にはっきりしないところが多い、はっきり決められていないところが多いわけです。是非この地方公務員法、あるいは特別職の場合は地方自治法になりましょう...全文を見る
○吉川春子君 自治体のパート労働者は大変劣悪な状況の下で仕事をされています。  私は埼玉県に住んでいるんですが、昨年、埼玉では労働組合が県内すべての自治体の一般職非常勤職員の時間単位の単価の聞き取り調査を行いました。それによりますと、市部の平均で一時間当たり七百九十二円、町村部...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと、今の答弁は私、驚きましたね。最小の費用で最大の効果をと、これはやっぱり非常に働く人たちに対する言葉としては不適切なのではないでしょうか。最賃法とかなり近いところで、ぎりぎりのところで公務員のパートの時給が払われておりまして、今日はもう時間の関係で問題にしま...全文を見る
○吉川春子君 要するに、働いている人たちの権利ということを十分考えた上での条例制定であるというふうに理解していいんですね。
○吉川春子君 鴻池大臣、このテーマの最後にもう一度大臣にお伺いしたいんですけれども、地方公務員の法律は本来パートタイムを予想していない、終戦からそんなに遠くない時期の法律なので、そういう法体系になっておりまして、大変、今に比べるとなかなか分かりにくくなっております。同じ仕事に従事...全文を見る
○吉川春子君 次に、副大臣がお見えになりましたので、文部科学省の副大臣もお見えいただきましたので、株式会社による学校設置についてテーマを移します。  それで鴻池大臣、まず最初に大臣の御所見を伺いたいんですけれども、改正案は十二条で、地域の特性を生かした教育、地域産業を担う人材の...全文を見る
○吉川春子君 本当に試しにやってみるということについて私は非常に懸念をしているわけなんです。  それで、文部副大臣にお伺いいたしますけれども、文部科学省は、株式会社による学校設置は、学校教育に必要な公共性、安定性、教育研究の質の保証ということが困難であると考えられ、これらの問題...全文を見る
○吉川春子君 文部省は、株式会社による学校設置は、学校教育に必要な公共性、安定性、教育研究の質の保証が困難だと、代替措置も想定し得ないと否定されてきたわけですけれども、学校法人の設立要件を大幅に緩和するなどして、あくまで学校法人の設立によるということで来ましたね。そして、学校は教...全文を見る
○吉川春子君 法案は、経営が破綻した場合に備えて認定を受けた地方自治体に転学等のあっせんを義務付けています。しかし、子供たちが学ぶ教育の場がこうした事態になってはならないということは当然ですね。それで、その法案の転学等のあっせん措置が示しているように、株式会社による学校設立を認め...全文を見る
○吉川春子君 もう一つ、文部科学省にNPO法人による学校設置についてお伺いいたします。  河村副大臣は、このNPO問題に大分お力を入れて取り組まれてこられたわけですけれども、今回こういう形になりました。十三条でNPO法人による学校の設置が認められて、不登校の児童生徒、学習障害、...全文を見る
○吉川春子君 最後に、児童福祉法の特例についてお伺いいたします。  認定特区を設定した市町村の長は、保育所の入所決定など、保育の実施に係る事務の権限を市町村の教育委員会に委任することができるようになると、こういう特区法の改正でございます。特区において、教育委員会が福祉事務所長と...全文を見る
○吉川春子君 障害児あるいは母子家庭のお子さんの入所など、保育所入所には福祉的な判断が求められます。教育委員会に委任されるのでは、こういう点での保育の後退というのが懸念されます。  一九九九年に保育所保育指針に虐待などへの対応が新たに加えられております。参議院の共生調査会で児童...全文を見る
○吉川春子君 もう時間がなくなりました。  大臣、最後に、今の福祉事務所と教育委員会を一つにすると、それで人数が何人かは浮くことができて、その人をほかに回すことができるのかもしれないんですけれども、学校教育と同様、福祉、子供の、幼児の教育というのは、もう本当に日本の将来に懸かっ...全文を見る
○吉川春子君 委員長、済みません。
○吉川春子君 幼保一元化の問題については私たち、ちょっと考え異にしますが、時間の関係で、これで質問を終わります。
○吉川春子君 構造改革特別区域の一部を改正する法律案について、私は日本共産党を代表して反対討論を行います。  本法案は、七本の法律を一括して規制緩和し、特区内でその特例を認めようとするものです。農家の民宿などによるどぶろくの製造を認めた酒税法の特例以外の法改正には多くの問題があ...全文を見る
06月03日第156回国会 参議院 内閣委員会 第12号
議事録を見る
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  朝から何回か出ておりますけれども、九六年八月にストックホルムで児童の商業的性的搾取に反対する世界会議が開かれました。  九〇年代半ばまで日本は、フィリピンやタイなどアジアの子供たちを買う日本男性が野放しにされるなど、国際的に恥ずかしい状...全文を見る
○吉川春子君 そこで、外務省にお伺いします。  二〇〇〇年五月、国連総会で採択されました児童売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する選択議定書、この内容について簡単に御説明いただきたいと思います。
○吉川春子君 そこで、続けてお伺いいたしますけれども、この児童の権利条約の選択議定書につきまして、二〇〇一年十二月の横浜グローバル・コミットメントにおきまして、児童売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利条約の選択議定書の早期批准を各国に促しています。  日本政府も、児童...全文を見る
○吉川春子君 その今、作業を進めている中で、国内法がこの選択議定書批准に抵触すると、こういう部分はあるんでしょうか。
○吉川春子君 谷垣大臣にお伺いいたします。  谷垣大臣は、この問題にずっとかかわってこられて、児童買春・ポルノ禁止法の学習会にもたしか御参加されていたと思いまして、ほかの大臣よりと言うと変ですけれども、かかわってきた立場でこの問題にお詳しいと思います。  それで、是非この児童...全文を見る
○吉川春子君 それでは、法案の問題点について入っていきたいと思います。  それで、ストックホルム・アピールから質問いたしますけれども、先ほども引用されましたけれども、百二十二か国の政府そしてNGOも参加してこの宣言ができているわけですが、すべての児童はあらゆる形態の性的搾取及び...全文を見る
○吉川春子君 出会い系サイトを利用する多くの場合は、児童との性交を伴う勧誘を行うことが目的であると思います。だとすれば、児童の性的商業的搾取につながるものですが、本法案は、九九年十一月施行の児童買春・ポルノ禁止法のうち、インターネット利用の性的商業的搾取の行為を取り出して立法化し...全文を見る
○吉川春子君 分けて伺いたいと思います。  まず、児童買春・ポルノ禁止法とこのインターネット出会い系サイト規制法は、一般法、特別法という関係ですか、それとも全く違う法体系にあるんでしょうか。その辺、どうでしょう。
○吉川春子君 先ほどの議論の中でも出てきましたけれども、出会い系サイトの書き込みは児童買春だけではなくて様々な犯罪を引き起こすと、殺人、強姦、強制わいせつ云々と言われました。  そこで、この出会い系サイトの書き込みによって、殺人、強姦、強制わいせつ、こういうものにつながった事件...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、児童買春ということで書き込みということに網を掛ければかなりの部分は防げると、今の数字から私は思います。  警察庁は繰り返し、殺人、強姦、強制わいせつ、そっちの重大犯罪につながる可能性があるからこれは網を掛けたんだとおっしゃいますけれども、その数字を具...全文を見る
○吉川春子君 児童買春・ポルノ禁止法の構成要件と確かに違うわけですよね。しかし、殺人、強姦、強制わいせつと、こういうようなものを防がなくてはならないので今度のインターネット規制法がこういう法律の形になったんだとおっしゃるには、その出会い系サイトを利用して殺人、強姦、強制わいせつと...全文を見る
○吉川春子君 児童買春・ポルノ禁止法で男性が捕まり一緒にいた女性が補導されたというような場合、買春行為の相手となった少女は処罰はされないというふうに理解していいですか。
○吉川春子君 これは正にストックホルム宣言とかそういうところからきているわけでございますが。  それで、この法律が施行されますと、少女は出会い系サイトに書き込みをしたかどうかについて取調べを受けることになりますね。書き込みをしたことが分かると逮捕される場合もあるんですか、法務省...全文を見る
○吉川春子君 要するに、買春行為自体は法律で処罰されませんから、それまでなんですね、少年少女に対して。しかし、今度はインターネット、出会い系サイトの規制法で書き込み行為そのものを処罰しておりますので、罰金刑で処罰しておりますので、今度はその少女が書き込み行為をしていたかどうかとい...全文を見る
○吉川春子君 その流れは分かりました。  そのときに、少女の身柄拘束といいますか、それは具体的にどういう日数になりますか、お示しください。
○吉川春子君 検察庁へ送らないということですから、逮捕勾留で最大二十二日、そして家裁では二週間、一回更新ということで四週間、こういう形で、その後、少年院一年から半年と、こういう形で、もちろん全部その要件がある場合ですけれども、そういう形で取り運びされるわけですよね。  今は、と...全文を見る
○吉川春子君 ですから、私ちゃんと検察官に行かない一日を差し引いて今言いましたでしょう。それは答弁のとおりなんです。  警察庁に伺いますけれども、出会い系サイトの規制によって、児童買春・ポルノ禁止法で買春の相手となった児童を処罰していない今の法律が全く無意味になってしまう。私は...全文を見る
○吉川春子君 いろいろとおっしゃいましたけれども、正に逮捕されて、その後の身柄の拘束、あるいは最後は少年院へ行くかもしれない、こういう状況の中で、一年近くあるいは一年以上、こういうふうに身柄の拘束に遭う、手続に乗るということは間違いないんであって、警察が濫用するかしないかという問...全文を見る
○吉川春子君 一つは、強制わいせつ、強姦、殺人、少ないけれども、この被害どうするかと大臣おっしゃったけれども、この数字、つかんでいないんですよ。もっとつかんでいて、こんなにあるからこの法律が必要なんだとおっしゃるかと思いましたけれども、出会い系サイトとのつながりではほとんどつかん...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
06月04日第156回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  四人の公述人の皆さん、本当に御苦労さまです。  まず、尾形公述人にお伺いいたします。  戦争体験者としての痛切なる御意見、本当に心に響きました。私はこの二月に韓国の西大門刑務所を視察いたしまして、植民地時代に日本がどういうことを朝...全文を見る
○吉川春子君 次に、田中夢優美公述人にお伺いします。  今から六十数年前の戦争体験について、当時、大人であった方からお話を聞いていらっしゃるでしょうか。その点についてお伺いします。
○吉川春子君 もう一つ、田中公述人にお伺いします。  日本に生まれ育っていることに誇りを持てるような教育を行うべきであるというふうにさっき述べられました。私は自分が日本人であるということに誇りを持っておりまして、日本がもうとっても好きで、優れている点というのは一杯、自分としては...全文を見る
○吉川春子君 続きまして、畠山公述人にお伺いいたします。  さっき、仮想敵国の概念が不明確になってきたというお話がありましたが、私は、日本国憲法、とりわけ第九条とか前文の思想は仮想敵国を持たない、こういう立場に立った憲法だというふうに考えているんですね。その点についてどうお思い...全文を見る
○吉川春子君 加藤参考人にお伺いいたします。  加藤参考人が核は人類と絶対に共存できないというふうに述べられまして、私も全く同感でございます。  広島、長崎に代表される戦争体験、そのほかいろいろあるんですけれども、そして、それと様々な平和運動が日本人をして日本国憲法第九条を今...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
06月05日第156回国会 参議院 内閣委員会 第13号
議事録を見る
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  子供たちの買春行為、この問題についてずっと議論しているわけですけれども、出合い系サイトの規制法案の基本法とも言える児童買春、児童ポルノ禁止法では児童を相手とする買春行為が刑罰とされまして、これは単純売春行為、買春行為を処罰する最初の法律で...全文を見る
○吉川春子君 年齢に限らずですか。
○吉川春子君 この法案で児童が処罰されるという点が最大の論点です。  谷垣大臣は、児童の出合い系サイトの書き込みは、他の児童そして大人男性までも含めてという意味かもしれませんが、買春を促すことが社会的法益を害すると、こういう答弁です。しかし私は、買春防止ということに名をかりて不...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと難しい問題なので、引き続きこの問題は議論していきたいと思います。  第二条のインターネット異性紹介事業の定義は広過ぎるという批判があり、私もそう思います。インターネットの買春目的の利用というのは、政府のアンケートでもごく少ないわけで、この法案は、異性のメル...全文を見る
○吉川春子君 何が健全かどうかということについて、警察の判断ということは私はやるべきではないと思うんですけれども、とにかく、二条二号ですね、この定義というのは児童に限らずとも非常に幅広い概念になっておりまして、私はこれは非常に問題の規定だというふうに考えております。  続いて伺...全文を見る
○吉川春子君 では、その点について具体的にお伺いします。  警察が違反容疑のサイトを発見した場合に、あるいは警察が補導したいわゆる非行少女ということを言っていいんでしょうか、補導した、非行は取って、少女の携帯電話に当たるその通信履歴から電話番号、メールアドレスを得て、プロバイダ...全文を見る
○吉川春子君 任意の捜査をまずやって任意に提出を求めると。令状なしに任意に提出を求めると、こういうことは絶対にしませんね。
○吉川春子君 実務上の扱いということはちょっと不安が残るんですけれども、総務省にお伺いいたします。電気通信事業法第四条の通信の秘密を侵してはならないという規定に基づきまして、電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインが決められていますけれども、通信事業者が通信履歴を他人...全文を見る
○吉川春子君 実務上の取扱いが令状を求めてやるということになっているのではなくて、法律的に令状を求めて通信履歴を提出をさせなくてはならないと、こういうことでよろしいですね。
○吉川春子君 もちろん、警察もそうですよね。
○吉川春子君 この法案の犯罪ということになりますと、場合によっては携帯電話やサイトの様々な情報が警察の捜索差押えの対象になり、その場合に、あってはならないことですが、通信の秘密、表現の自由を侵害する懸念があるわけです。誘引行為の犯罪捜査の対象ということになれば捜索差押えが行われて...全文を見る
○吉川春子君 それは、電話番号とか住所とか氏名とか、そういうものに限られるんですか。
○吉川春子君 この法案で、児童が仮に逮捕された場合に、その捜査記録というのは二十歳で消去されますか。それで、その場合、その指紋についてはどういう扱いになるでしょうか。そのほかに個人情報が警察に保存されるというものがありますか。
○吉川春子君 その必要な限度というのは何年ですか。
○吉川春子君 指紋のそういう扱いとそのほかの捜査記録は、少年法としての扱いで、二十歳で消去されますか。
○吉川春子君 かなり細かく伺いましたけれども、プライバシーの権利というのは非常に大切で、自分の知られたくない情報を伏せているということが権利の内容ですけれども、この法案にかかわる捜査においても通信の秘密を十分に尊重するとか、そういう、指紋の取扱いについてはちょっと懸念が残るんです...全文を見る
○吉川春子君 すごい勢いで増加をしているわけですが、児童がこの携帯電話の普及、そして児童が関連する犯罪と密接に結び付いているというふうに説明されているわけですね。  少年有害環境対策研究会、二〇〇二年の十二月の資料によりますと、出会い系サイトの利用による犯罪件数のうち、携帯電話...全文を見る
○吉川春子君 本当に少年有害環境対策研究会の数字を見ても驚くべき数字になっておりまして、携帯電話に対する対策といいますか、便利なものですけれども、これが非常に緊急に求められていると思います。  迷惑メールについて伺いますけれども、昨年八月の内閣府の児童の性的搾取に関する世論調査...全文を見る
○吉川春子君 中高生など、児童の中にメール機能付きの携帯電話が急速に普及しておりまして、そこに送られてくる迷惑メールに出会い系サイトの広告付きのアドレスが掲載されている、そこから接触していく中で児童買春の事件に発展していくケースが極めて多いと、こういうことですね。確認します。
○吉川春子君 大臣、携帯電話そして迷惑メール、こういうものが児童買春というところに発展していくわけで、やっぱり迷惑メールを効果的に防止できれば犯罪の抑止効果は非常に大きいと思うんですけれども、その点についていかがですか。そういうふうに是非していただきたいと思うのですが。
○吉川春子君 文部省にお伺いいたします。  昨年の十月に、出会い系サイトに係る児童買春等の被害から年少者を守るために当面講ずべき措置という申合せが内閣府の青少年育成推進会議で行われておりますけれども、性の問題も含め、望ましい行動を取ることができるように教育の充実を図るとしており...全文を見る
○吉川春子君 教師のそういう力を強めるということも非常に重要だと思うんですけれども、パソコンで、パソコンの端末で教えていても、携帯電話ということになると全く子供たちが個人的に使うものでありますので、生徒の自律性ということが非常に求められるのではないでしょうか。  携帯電話からの...全文を見る
○吉川春子君 文部省にここまでということもあるんですけれども、政府としてお伺いしたいんですけれども、父母の携帯電話に対する認識、知識、これはもう子供に追い付いていないわけですよね、一般的に。  フィルタリング機能、父母に対してもこういうものも丁寧に説明して、子供たちが被害に巻き...全文を見る
○吉川春子君 もう一度総務省にお伺いしたいんですけれども、迷惑メール防止対策について昨年立法されましたけれども、その立法の効果はどの程度上がっておりますでしょうか。
○吉川春子君 今の議論でも、警察庁が迷惑メールがその一番の原因というお話もありましたけれども、非常に児童買春の風潮を助長するようなメールが大量に送られておりまして、この大本を断つ取組が非常に必要だと思いますが、重ねてそういうことを要求します。どうでしょう。
○吉川春子君 プロバイダーが管理しているサーバーを通さない限り出会い系サイトからのメールは届かない、したがって携帯電話を大量に供給しているプロバイダー事業者の社会的責任は極めて大きいものと思います。少なくとも青少年に迷惑メールが届かないようにするためにはどうすればいいか真剣に検討...全文を見る
○吉川春子君 これが最後の大臣に対する質問になりますが、児童が携帯を購入する場合は親の承諾が必要となるわけですから、児童用には特別設定しなくてもフィルタリングが標準装置したものを売ることを例えば義務付けるとか、方法はいろいろあると思います。  なかなか進まないのは、プロバイダー...全文を見る
○吉川春子君 やっぱり、警察の立場というより内閣を代表してちょっと伺ったわけなんですけれども、もう答弁は求めませんが、やっぱり事業者の責任、企業の責任、こういうものをきちっと押さえていきませんと、やっぱりその犠牲に児童がなるということですから、私はその点を最後に重ねて要求いたしま...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律案に対する反対討論を行います。  児童の権利条約三十四条で、あらゆる形態の性的搾取から児童を保護することを定め、九六年、ストックホルムでの児童の商業的性的搾取に反...全文を見る
06月12日第156回国会 参議院 内閣委員会 第14号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、創氏改名と慰安婦問題から質問をいたします。  六月九日に盧武鉉大統領は日本の国会で、不幸だった過去の歴史を思い起こす動きが日本から出るたび、韓国を含むアジア諸国の国民は敏感な反応を見せてきたと、防衛安保法制と平和憲法改正の議論...全文を見る
○吉川春子君 今触れられました日韓共同記者会見で橋本総理が、済州島というんでしょうか、で記者の質問に答えて、日本が過去の歴史に対して正しい認識と真の反省がなければならないのではないかという質問に答えて、教育の中で学ばなかった長い両国の歴史の不幸な部分を現実に触れる、教えられる機会...全文を見る
○吉川春子君 あえて伺いましたのは、その後に慰安婦の問題について反省と謝罪という言葉を明確に使っておりますので、その対比で確認をさせていただきましたが、官房長官が謝罪と受け取っていいという明快な答弁がありました。  それで、これは外務省に伺いますけれども、創氏改名とはどういう制...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと何かよく分からなかったんですけれども、創氏というのは、氏、家の称号を作ることで、朝鮮では日本と違って姓、姓は男系の血統を表すとされていますけれども、不変で、女性が結婚しても姓は変わらない。したがって、夫婦は別姓でありました。子は父の姓に従うから、母と子も別姓...全文を見る
○吉川春子君 創氏改名は日本への皇民化政策、つまり天皇の臣民にするという政策であったわけですが、創氏、法律によって、法律による創氏によって朝鮮人全員に氏を付けて、名前の形式自体日本人式になったわけですけれども、これはどういう法律で強制されたのでしょうか。
○吉川春子君 創氏の方は強制であった、改名の方は強制ではなかったというようなこともおっしゃる方がいるんですけれども、いずれにしても当時の力関係の中で改名もかなり強制が行われて、抵抗の余地はほとんどなかった、こういう中で創氏改名が行われたと、こういう認識でよろしいですね。
○吉川春子君 かなり強制されて、事実上抵抗できなかったということですよね。
○吉川春子君 奈良女子大の名誉教授の中塚明さんという方が赤旗にコメントを書いているんですけれども、朝鮮人の姓名を日本式氏名に変えることを強制した創氏改名は、戦前の天皇制政府が朝鮮人民を天皇の臣民として、侵略戦争に動員することを目的として実施したものだ、民族の誇りを踏みにじる露骨な...全文を見る
○吉川春子君 盧武鉉大統領が、両国の国民が過去の歴史問題の影から完全に解き放たれて自由に交流し、互いに助け合う時代が来ることを心から願うと演説されているわけですけれども、慰安婦問題の決着もその一つだと思います。  それで、今年の四月十三日に、国連人権委員会の女性に対するクマラス...全文を見る
○吉川春子君 もうちょっと語尾を明確に御答弁ください。  政府は、アジア女性基金を評価しているという発言をクマラスワミ特別報告者の引用のときに何遍かおっしゃっているんですけれども、九六年のクマラスワミ報告で、慰安婦問題について日本のなすべきことを幾つか要求しておりますけれども、...全文を見る
○吉川春子君 それが一番最初のクマラスワミ報告で、その後何回か行っているんですけれども、今度の最終報告の中で、日本は法的責任を相変わらず果たしていない、こういうふうに書いているわけですね。つまり、九六年のクマラスワミ勧告の中で指摘したことを日本はやっていませんよということを明確に...全文を見る
○吉川春子君 日本政府は留意しないんですか。
○吉川春子君 要するに、クマラスワミ報告は、アジア女性基金を評価したと度々政府は引用してきたけれども、しかしそうではなくて、やっぱり法的責任を果たしてくださいと、それを最終報告でもきちっと言っていると。そこは認めますよね。
○吉川春子君 官房長官、ちょっと論点を変えます。  実は、去年の十二月に当委員会で慰安婦問題、慰安婦法案について参考人質問を行った際に、横田洋三さんが、横田洋三中央大学教授が参考人として述べられた発言は、私は非常に注目すべきだと思います。このようにおっしゃっています。いわゆる慰...全文を見る
○吉川春子君 慎重にとおっしゃいますけれども、何遍もこの場でやってきましたけれども、ILO、国際人権規約委員会、そして国連の人権委員会、そしてまた日本の、横田洋三先生は運営審議会委員長、アジア女性基金運営審議会委員長でもいらっしゃる。学者としておっしゃったと思うんですね。恐らく学...全文を見る
○吉川春子君 要するに法的責任はないとされながらも、日本政府はアジア女性基金ということで、道義的責任を果たすということでおやりになってきました。それが被害者の方や被害国に受け入れられれば私もそれはよかったと思うんですけれども、受け入れられなかったという事実もまたこれは事実としてあ...全文を見る
○吉川春子君 アジア女性基金が慰安婦問題の道義的責任を果たす機能をインドネシア以外でも今後活用する可能性があると、こういう御答弁でしたか。
○吉川春子君 ちょっと全然お答えになっていないなと。台湾と朝鮮はもう終わっているんですよ、アジア女性基金、今やっているような御発言しましたけれども、もうこれは完全に終わっているんです。そのことを聞いたんじゃないんですよね。  それで、私は、このクマラスワミさんが最終報告の中でも...全文を見る
○吉川春子君 それでは、過去三年のやみ金業者のその検挙実績をお示しいただきたいと思います。そのうち無登録業者及び登録業者が何社、個人も含みますけれども、あったのか。また、それらのやみ金融はどの法律違反として検挙されたのかも示していただきたいと思います。
○吉川春子君 被害実態の大きさから見て検挙数が極端に少ないなと、こういう印象を持ちました。  同時に、登録業者か無登録業者か、この把握をもっときちっとしていただきたいと思います。登録業者を把握しようとすればできるのではないでしょうか。警察は、各都道府県、財務局と連携して、登録業...全文を見る
○吉川春子君 これは大臣に伺いたいと思うんですけれども、やみ金の問題で一番大きいのは、警察庁が敏速に取り締まってほしい、でもなかなか取り締まってもらえない、こういうことなんですね。被害者はやみ金業者の脅迫で命の不安さえ抱いていて夜も眠れない、こういう状態になっている場合も多いわけ...全文を見る
○吉川春子君 そのやみ金業者か分からないという答弁が今、大臣からありましたけれども、例えばコンピューターで調べて無登録業者であるということが分かれば、これは明確に貸金業規制法違反ですからすぐに対応すると、こういうことですか。
○吉川春子君 捜査手続がいろいろあることは分からないでもないんですけれども、とにかく一刻を争うと、そういう事例ですので、全力を挙げてやっていただきたいと。それから同時に、やみ金をなくすために今民間の団体とか弁護士とか支援する組織もいろいろありまして、そういうところに問い合わせれば...全文を見る
○吉川春子君 これは、実際にお金を貸していないのに強引に金を振り込ませると、空貸しという手口で、警視庁の丸の内署は今月七日にこうした業者を恐喝容疑で逮捕しています。借金を完済している元債務者に、やくざだと言ってありもしない債務を取り立てて強引にお金を振り込ませようとして、名簿業者...全文を見る
○吉川春子君 警察庁は、事務連絡という通達をかつて出しているんですね。「金融事犯に対する取締りの推進について」、警察庁生活安全局生活環境課生活経済対策室、二〇〇二年の七月六日に各県警などに出しています。ここには、今後とも無登録金融業者の増加や登録業者による高金利事犯の多発が懸念さ...全文を見る
○吉川春子君 谷垣大臣、これはやみ金対策に向けてかなり適切な指示を事務連絡という形で現場に下ろす、そういう、通達に類似しているというふうに説明に来られた方はおっしゃっていましたけれども、そういう文書なんですね。だから、これを今、局長が答弁されましたけれども、生かしていただいて、そ...全文を見る
○吉川春子君 是非そのようにしていただきたいと思います。  それで、続いて警察庁にお聞きしますが、やみ金融による被害者や弁護士、司法書士で作っております全国やみ金融対策会議、代表幹事は宇都宮さんという弁護士さんだそうですが、五月の二十八日に全国十九都道府県の悪質な五千三百業者、...全文を見る
○吉川春子君 是非、捜査も進めていっていただきたいと思います。  最後ですが、谷垣大臣、本当に私も今回いろいろな記事を読んでみまして、被害に遭った方はもう息を潜めて暮らしていると、もう生活破壊、一家心中、もう本当に外にも出られない、電気も付けられない、そういう中でやみ金の取立て...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
07月08日第156回国会 参議院 内閣委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。質問をいたします。  多くの国民が少子化問題がこのままでは大変だと、こういうふうに考えていらっしゃると思います。私は、次世代育成支援対策、そして少子化問題を考えるときには、第一に、子供が欲しいけれども教育費、養育費が掛かり過ぎる、若者は安...全文を見る
○吉川春子君 自己決定権を明確にするということも御異存ないわけですよね。
○吉川春子君 森喜朗元総理が六月二十六日、鹿児島市内の公開討論会で、子供をたくさんつくった女性が将来国が御苦労さまといって面倒見るのが本当の福祉なんです、ところが、子供を一人もつくらない女性が正に自由を謳歌して楽しんで、年を取ってほかの税金で面倒見なさいというのは本当におかしいと...全文を見る
○吉川春子君 報道によりますと、坂口大臣は、産む産まないで社会への貢献度が決まるわけでもないともおっしゃっておられるそうですが、そういうお考えと受け止めてよろしいですか。
○吉川春子君 森元総理の発言について、昨日、新聞に男性の投書が載っておりました。子供を生み、育てるなどお国のために貢献した者にはその報酬として幾ばくかの見返りを与えよう、そうでない者には国民の資格を認めかねる、それが国と国民の基本的な考え方だというのだと厳しく批判していました。ま...全文を見る
○吉川春子君 子供を産んだか産まないかによって社会への貢献度が決まるんだというような、そういうお考え方は官房長官お持ちではないと思いますが、いかがですか。
○吉川春子君 私は、個人の生き方をほかからとやかく言っているのではなくて、非常に責任ある立場にいらっしゃる政治家のこういう発言についてどうお考えですかということをお伺いいたしました。お答えになりませんので、官房長官御自身の発言について質問をしたいと思います。  六月二十六日の公...全文を見る
○吉川春子君 日本の、レイプ、女性の人権を侵す、刑法犯というのは、実は財産権を侵害するものと比べて非常に軽いと、こういう批判がありますが、今日はそこには踏み込みません。  官房長官、私は官房長官がレイプを擁護する発言をしたかどうかというふうに伺っているのではありません。それは、...全文を見る
○吉川春子君 官房長官は、それではそういう発言をしていなかったというふうに私、受け取らせていただいてよろしいわけでしょうか。
○吉川春子君 レイプを擁護する発言をしているかどうかということを私は聞いておりませんで、先ほどお示ししたような発言を官房長官が具体的にされたのかどうかという点を御質問申し上げました。しかし、答弁はないということですね。  これも新聞の投書に、レイプなんて絶対に許せないと話してい...全文を見る
○吉川春子君 私は、いい加減な根拠に基づいて言っているのではなくて、そういう報道があるので事実をお伺いしているわけでございます。  中山議員にお伺いいたしますけれども、太田、森、福田、こういう三人の政治家の御発言について、少子化基本法の提案者としてどういう感想をお持ちなのでしょ...全文を見る
○吉川春子君 続けて中山提案者にお伺いいたします。  こうした、こうしたといいますか、女性べっ視ということは非常に社会的にも許されない問題です。女性を対等のパートナーとして認めて、人格尊重の気持ちを子供のときから培うことが必要だというふうに思います。  それで、少子化基本法案...全文を見る
○吉川春子君 子供のときの教育は、私が申すまでもなく、大変重要です。学校教育できちんと教える必要があると思います。その意味でも、本法十六条は、教育基本法第五条、男女共学の規定の趣旨とも相呼応するものととらえてよろしいのでしょうか。教育基本法の掲げるように、男女平等教育は更に推進さ...全文を見る
○吉川春子君 大変重要なことなので、あえて確認をさせていただきました。  やっぱり、子供のときから男女の平等とかお互いの人格の尊重とかそういうものをきちっと身に付けていくということが必要であり、これは社会教育でも学校教育でもきちんと踏まえられなければならないということであろうと...全文を見る
○吉川春子君 これがその週刊誌のコピーなのですけれども、「女性自身」が報じる例は、妊娠したので検診のために休むと上司に報告した翌日に、留守電にあしたから出社に及ばずと上司の伝言が入っていた。翌日、思い切って出社すると、ロッカーや机は片付けられ、私物だけが紙袋に入っていたといいます...全文を見る
○吉川春子君 産前産後の休暇について、派遣労働者であるOLはもっと劣悪ですね。この週刊誌には会社に妊娠を通告する前に中絶をしてしまうという記事が載っています。働き続けようとしたら、パート労働者も恐らくそうだと思うのですけれども、妊娠して働き続けられない。  派遣とパート労働者の...全文を見る
○吉川春子君 これは是非実態を把握してほしいと思います。つまり、パートタイム労働者は千二百万人、厚生労働省の資料でなっておりますし、それから派遣労働者も百二十万人ぐらいだと思います。しかも、派遣労働者は、二十代前半の女性がほとんどではないかと思います。こういう人たちが妊娠、出産の...全文を見る
○吉川春子君 ほとんど時間がなくなりました。最後に提案者にお伺いいたしますが、今国会で、今、労働大臣がおっしゃいました期限の定めのある、有期雇用契約の法の改悪が行われましたし、また派遣も全面的に解禁ということになりまして、今後ますます派遣労働に従事する若い女性労働者は増えていくわ...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
07月10日第156回国会 参議院 内閣委員会 第18号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日は四人の参考人の皆さん、有意義な御意見を本当にありがとうございます。  まず、吉岡参考人にお伺いします。  私は、日弁連の意見書を拝見いたしまして、かなりの部分同感いたしております。それを前提として伺いますが、少子化が今の日本...全文を見る
○吉川春子君 私どもはこの少子化基本法に反対はしておりません。さっきちょっと参考人の方の中に誤解があったようですけれども、賛成をしております。それで、今の少子化の社会、このままでいいとは思っておりませんで、やっぱりもっといろいろな面で変えていかなくてはならないという立場におります...全文を見る
○吉川春子君 吉岡参考人にもう一つお伺いしたいんですけれども、少子化の主たる要因は仕事と育児の両立の困難性にあるというふうに述べられていますね。この点について端的に御説明いただきたいと思います。
○吉川春子君 潮谷参考人にお伺いいたします。  リプロダクティブヘルス・ライツについてどのようにお考えでしょうか。私は、二人の子供を育ててまいりまして、非常に苦労は多かったけれども豊かな人生を送れたというふうに自分自身は考えております。同時に、今度のこの基本法に反対の御意見もた...全文を見る
○吉川春子君 自己決定権と言っちゃうと非常に狭いんであって、リプロダクティブヘルス・ライツというのは、やっぱり女性の健康・権利というふうにも翻訳されておりますけれども、生涯を通じての健康・権利、そういうふうに私はとらえておりますが、どうもありがとうございました。  八木参考人に...全文を見る
○吉川春子君 日弁連の吉岡参考人の御発言の中に、OECDの国々で、女性の就業率が高く、自己決定権が保障されて、子育てへの男性の参画が進んで出生率が高くなっているという、こういう御発言もありまして、やはり本当の意味でそういうものが保障されれば出生率も高くなっていくのではないかと私は...全文を見る
○吉川春子君 終わります。ありがとうございました。
07月16日第156回国会 参議院 憲法調査会 第9号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  三人の参考人の方々に感謝申し上げます。  まず、三人の参考人の皆さんに共通した質問ですけれども、国連憲章、日本国憲法は戦争、すなわち武力行使は禁止しています。世界は、国連が本来の機能を果たし、日本国憲法が目指す方向に進んでいるのでは...全文を見る
○吉川春子君 水島参考人にお伺いいたします。  我が党は、共産党が政権与党になって、もしも万が一なんですが、急迫不正の主権侵害があったとき、あるいは大規模災害があったときに必要に迫られた場合には存在している自衛隊を国民の安全のために活用するという立場です。今お触れになりましたね...全文を見る
○吉川春子君 佐々参考人にお伺いいたしますけれども、ブッシュ大統領はイラクに対して先制攻撃を行ったわけですが、日本の自衛隊が先制攻撃を行った同盟国を支援することは憲法上可能であると、どういう形にせよ支援するということは憲法上可能であるとお考えでしょうか。
○吉川春子君 水島参考人にお伺いします。  もう時間が二分ぐらいしかなくなったんですけれども、九条二項の交戦権行使の規定は、幅広い意味での武力行使が、あるあらゆる場合を通じて完全に放棄されたと「註解日本国憲法」で書かれていますけれども、イラクの占領への支援は交戦権の行使に当たる...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 ありがとうございます。  先ほど参考人も指摘されておりましたが、世界では戦争、地域紛争が頻発していて、日本は五十年以上、六十年近く戦争に巻き込まれてこなかった。これは、そのことは事実でございますが、それを今後どういうふうにしていくかということで、私は、やはり原因は...全文を見る
07月18日第156回国会 参議院 外交防衛委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子でございます。  今日は、五人の公述人の皆さん、本当にありがとうございます。時間の範囲で順次質問をさせていただきたいと思います。  まず、栗田公述人にお伺いいたします。  現在イラクにいる米英軍は、占領軍として中東の人々、イラクの人々の反感...全文を見る
○吉川春子君 今も大分お話が出たんですけれども、戦闘地域、非戦闘地域の区別について、栗田参考人はどのようにお考えでしょうか。
○吉川春子君 栗田公述人に三つ目の質問なんですけれども、先ほど在日の中東諸国の大使館にアンケート調査をされたと、興味深いお話を伺いましたけれども、中東諸国の中にもイラクに軍隊を派遣している国があるようですけれども、その実情についてお話しいただきたいと思います。
○吉川春子君 どうもありがとうございました。  板垣雄三公述人にお伺いいたします。公述人は中東の歴史を大変詳しく研究されておりまして、この法案の見方についても非常に私としては大変触発される面がありました。  それで、お伺いしたいんですけれども、私たち学校時代には、世界四大文明...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。  前田公述人にお伺いいたします。  公述人は、日本のかつての侵略戦争の戦後処理問題にも取り組まれておりまして、国連の人権委員会でのロビー活動も活発におやりになっていらっしゃいますし、今お話にもありましたように、ブッシュ大統領の戦争犯罪を...全文を見る
○吉川春子君 済みません、ほとんど時間がなくなったんですが、一言、上田公述人にお伺いしたいんですが、ほかの論文で、ドイツとの比較で日本の自衛隊、軍隊を考えるということをされておりますが、私は、ドイツはやっぱりあの戦争についての反省をきっちりとしていると、それでEUの中でもああいう...全文を見る
○吉川春子君 時間なので、委員長、終わります。
07月22日第156回国会 参議院 内閣委員会 第21号
議事録を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、少子化社会基本法案に対し、修正の動議を提出いたします。修正案は、お手元に配付されている案文のとおりです。  これより、その趣旨を御説明いたします。  少子化の現状は、日本の、日本社会の未来にかかわる重要な課題です。長時間過密労働、派遣...全文を見る
07月25日第156回国会 参議院 本会議 第44号
議事録を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました福田康夫内閣官房長官問責決議案に対する賛成討論を行います。  新聞の全国世論調査では、イラクへの自衛隊派遣に反対が五五%に上り、賛成の三三%を大きく上回っています。私の下へも、自衛隊イラク派遣に反対する、あるいは...全文を見る
○吉川春子君(続) イラク派遣特別措置法を強行しようとする福田官房長官を到底信任できません。  以上、申し述べて、問責決議の賛成討論を終わります。(拍手)
12月03日第158回国会 参議院 憲法調査会 閉会後第1号
議事録を見る
○吉川春子君 はい、済みません。じゃ、短く伺います。  団長報告の十五ページにカナダの二院制について報告がありますが、上院が、二院制であるということについて国民の意思を正確に反映するための仕組みがあるのか、それが機能しているのかという点を第一点。第二点は、任命制にしたのは議院内...全文を見る
○吉川春子君 はい、了解しました。