吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第162回国会 参議院 総務委員会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、住宅応急修理制度について伺います。  亡くなられた方が四十名、住宅の被災が十万棟以上など甚大な被害をもたらした中越地震から三か月以上たちました。豪雪地帯では雪との闘いも続いております。台風の災害も昨年は多かったわけで、補正の目...全文を見る
○吉川春子君 住宅の応急修理は一か月以内に完了しなければならない制度になっていますが、実際、災害に遭って一か月以内に申請して工事完了ということは難しい場合も多いのではないでしょうか。実務上の取扱いでは必要最小限度の期間は延長できるというふうになっています。  配付いたしました資...全文を見る
○吉川春子君 新潟の件については、二月の二十二日までを更に延長する弾力的な扱いもする可能性もあるというふうに受け止めました。  それで、総務大臣、お伺いしたいんですけれども、今も申し上げましたように、この制度が一か月と、応急修理といって一か月でその申請期間をまず区切っているんで...全文を見る
○吉川春子君 大臣も積極的に受け止める方向での御答弁だと思いますので、是非この制度が本当に有効活用できるように検討していただきたいと、うなずいていらっしゃいますので、時間がないので先へ行きます。  それで、公営住宅の問題なんですけれども、国土交通省に一言だけ伺いますけれども、こ...全文を見る
○吉川春子君 復興基金の問題ですが、総務大臣、新潟の場合は三千億でスタートするというふうに伺っていますけれども、阪神・淡路の大震災の基金は六千億からスタートして九千億、雲仙・普賢岳の火災は六百三十億が千七十億になっています。この新潟の場合も三千億ぽっきりということはないと思います...全文を見る
○吉川春子君 総務大臣、もう一つ伺いたいんですけれども、今一番問題になっております住宅本体への補助制度の問題なんですけれども、全国知事会、市長会、町村会、それぞれから住宅本体への建築費、補修費を支給対象にするなどの法改正の要望が御存じのように出されています。  国民の意識も法の...全文を見る
○吉川春子君 委員長、済みません。  時間が来ました。  これを個人の財産に援助すると憲法に抵触するとか、そういう問題じゃないんですよ。要するに、政策選択の問題であって、政府の決断一つに懸かっているので是非これを決断していただきたいと、そのことを要望申し上げまして、質問を終わ...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、平成十六年度分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案に反対の討論をいたします。  反対する第一の理由は、提案されている法案が本年度の補正予算によって増額された一兆円を超える地方交付税のほぼ全額を翌年度に繰り越すための法案で...全文を見る
02月04日第162回国会 参議院 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第1号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  私は、日本国憲法の二院制は維持発展させなければならないと考えています。  最近、一院制にすべしとか、参議院の権限をもっと弱めるべしという憲法改正論が出されていますので、これについてまず意見を述べます。  まず、一院制についてです。...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございます。  ちょっと質問をしたいんですけれども、荒井正吾先生と松井孝治先生が二院制堅持という立場から、しかし参議院はこうあるべきというふうに幾つかおっしゃったんですが、私の関心事は、その中でやっぱり憲法を変えなければできないものが幾つかあるように思う...全文を見る
02月09日第162回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  日本国憲法は、近代憲法の例によって基本的人権保護のために権力分立制を取っていますが、特徴的なのは国民の意思が直接反映される国会を国権の最高機関と位置付けていることです。これに対し、今言われている改憲論の多くは内閣の権限強化を主張してお...全文を見る
02月16日第162回国会 参議院 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日は、参議院における政党と議員の関係、党議拘束、参議院選挙の在り方及び再度強調したい点について発言をいたします。  国権の最高機関、唯一の立法機関である参議院は、第四十三条で、衆議院と同様に、全国を代表する選挙された議員でこれを組...全文を見る
02月21日第162回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。四人の公述人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、憲法九条の問題にお触れになりました森参考人と澤藤参考人にお伺いいたします。  私は、この憲法九条あるいは前文は、日本の侵略戦争に対する反省、二度と再びこういうことをしないという...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと短くお願いしたいんですけれども、今日的な意味ですね、それを補充してください。
○吉川春子君 小田公述人にお伺いいたします。  権利と義務について、国家と国民を対立的にとらえ、殊更権利の重要性を強調する教科書で公民的資質が養えるんだろうかと、こういうふうにおっしゃいました。  私は、憲法というのは国家を縛るものであり、例えば自由権というのは国家権力の介入...全文を見る
○吉川春子君 済みません。時間がなくなって、五十嵐公述人、公共事業の問題などでは大変いろいろと勉強さしていただきました。先生の考え方によると、結局、憲法九条というのは改正しない方がいいということになるのか、すればいいということになるのか。国連との関係もあるでしょうが、時間が少なく...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。
02月25日第162回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  日本国憲法制定経過、前文、基本的人権に関し意見を述べます。  私は、世界政治の発展による到達点を尊重し、受け継ぎ、発展させた国連憲章や古くはマグナカルタにまでさかのぼる人権宣言などの精神を受け継ぐ日本国憲法を守り、戦争のない平和な世...全文を見る
○吉川春子君 いえ、いえ。
03月02日第162回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○吉川春子君 ありがとうございます。日本共産党の吉川春子です。  象徴天皇制について述べます。  天皇条項について、日本共産党の綱領は次のような立場を明確にしています。すなわち、天皇条項について、国政に関する権能を有しないなどの制限規定の厳格な実施を重視し、天皇の政治的利用を...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  二院制小委員会報告に関連して意見を述べます。  憲法調査会は日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行うためのものであり、その報告書は調査の経過と結果について報告すべきで、一定の方向性を指し示すものであってはならないと思います。とこ...全文を見る
○吉川春子君 共産党の吉川です。再度発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  私は、参議院に当選する前に参議院というものを学校の教育などで、憲法の授業などで習ったのは、まず衆議院が優越しているという規定から授業は入るわけです。したがって、参議院の重要性、どうい...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第3号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、二院制と参議院の在り方に関する小委員会調査報告書案に対し、反対の討論を行います。  元々、憲法調査会は日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行うことを目的に設置されたものであり、その報告書は調査の経過と結果を記載するものであって、論点...全文を見る
03月10日第162回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  郵政公社職員のサービス残業問題について伺いたいと思います。  郵政公社の指示文書、二〇〇四年十二月十三日で、勤務時間管理に関する実態調査についてというものを発しまして、平成四年十月一日から十二月三十一日の三か月限定として二月にサービ...全文を見る
○吉川春子君 基本的な立場はそのとおりだと思います。是非そうしていただきたいと思います。  それで、働いている人たちは二年間さかのぼって請求できるとか、そういうことはよく知らない人も多いわけですね。ですから、やはりそういうこともきちっと公社職員の皆さんに徹底されるべきだと思いま...全文を見る
○吉川春子君 是非、このAさんの場合を含めて調査して、適切に支払っていただきたいと思います。  超勤手当の適正支給を指示した十一月一日の文書では、公社の文書ですね、職員が勝手に仕事をしたのだから超過勤務手当の支給は必要ないといった認識を改める必要があると、こういうふうにお書きに...全文を見る
○吉川春子君 サービス残業対策として郵政公社は超勤目安箱というようなものも設けられていると私、聞いております。労働者に申立てをしてもらうと、こういう方法を取ってきたわけですけれども、労働者の方にサービス残業の申立てをするという形を取ってきたということと、こういう申立てをした労働者...全文を見る
○吉川春子君 二月の二十二日の衆議院の総務委員会で、広瀬理事は、まあ文章の流れの中なんですけれども、過去の不払残業は精算できたものと考えているということをおっしゃっていますけれども、今そちらの御答弁にもあるように、不払残業が精算されたとはまだ言えないと思いますが、この答弁は撤回さ...全文を見る
○吉川春子君 まだその精算できたというふうに言える段階ではないわけですよね。
○吉川春子君 とても精算されたということではないので、その点よろしく対処をしていただきたいと思います。  総務大臣にお伺いいたしますけれども、今まで公社の理事とのやり取りを私、してまいりました。で、総務大臣におかれましても、勤務時間の適正管理、不払残業、公社のですね、なくすため...全文を見る
○吉川春子君 それで、サービス残業をなくすためには、労働時間の適正管理ということが非常に重要であるわけです。  厚生労働省にお伺いいたしますけれども、労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置ということで基準を設けられました。始業・終業時刻の確認方法等についてどういう基準...全文を見る
○吉川春子君 労基署は、郵政公社の不払残業について、それもそちら側からいただいた資料ですけれども、二〇〇三年と二〇〇四年に合わせて二十回の是正勧告を行っております。で、郵政公社のサービス残業は常態化していると言わざるを得ません。生田総裁が、サービス残業は経営の恥だと、根絶をさせて...全文を見る
○吉川春子君 今、局所の数とタイムカードを導入している数、お示しいただけますか。
○吉川春子君 それを、その試行を、どれぐらいの期間で試行をして、その結果はいつ把握されるんですか。
○吉川春子君 そのタイムレコーダーだけでは正確な始業、終業がつかめないとおっしゃった。でも、タイムレコーダーさえなければ、それすら今三局ですか、すごい、二万何千局の中で三局と、まあ試行的というふうにおっしゃいましたけれども、それではやっぱりつかめないと思うんですね。  で、やは...全文を見る
○吉川春子君 私は、これは本で見たんですけれども、タイムレコーダーの導入をして、そして、いるところが、これは東京労働局なんですけれども、ちょっと古い資料で、二〇〇一年六月四日に発表されたんですけれども、出勤簿が五六%、タイムカード、ICカードが四〇%とされています。  私は、公...全文を見る
○吉川春子君 時間が参りましたので、これで終わります。客観的につかむ方法を是非導入してください。
03月11日第162回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、郵政民営化問題で竹中大臣にお伺いいたします。  政府は当初、国営だと肥大化するから民営化という、民営化すると言っていました。今度は突然、民営化の根拠として、郵政公社のままだとじり貧になると言い出しています。国民は、なぜ民営化す...全文を見る
○吉川春子君 竹中大臣、この骨格試算では新しい民営化会社が新規事業を行わないということを前提にしています。新しい民営化会社が新規事業を行わないという前提だとすると、郵政公社と変わらないということですね。
○吉川春子君 そうしますと、その骨格経営試算と郵政公社、骨格経営試算で郵政公社と民営化会社では何が違ってくるんでしょうか。
○吉川春子君 国営の恩典であるところの租税公課、法人税、預金保険料、生命保険負担金等を支払わなくてもいいと、こういうことですね。
○吉川春子君 郵政公社を民営化しますと、新たなコストが発生しますね。租税公課には四分社化するために窓口会社に預貯金会社等が払う手数料に消費税が課税されるということになりますね。  そこで伺いますけれども、二〇一六年度に例えばこれらの手数料に掛かる消費税を含むその租税公課は幾らに...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと数字違いません、正確にお願いします、そちらの試算ですから。
○吉川春子君 ちょっと今度、額が多過ぎませんかね。そんなに払うんですか。じゃ、もう民営化したら利益なくなるんじゃない。  じゃ、続けて伺いますが、預金保険料、生命保険負担金について、郵貯、簡保会社が払うそれぞれ預金保険料と生命保険負担金は幾らになるでしょうか。そちらの試算で答え...全文を見る
○吉川春子君 資料をお配りしてありますが、まず赤い棒グラフの方をごらんいただきたいと思います。(資料提示)  郵政公社のままなら今の答弁のようなコストは掛からないわけで、その場合の郵政公社の利益が幾らになるかを計算したのがこの赤いグラフの左端の郵政公社です。新規事業十割達成、ま...全文を見る
○吉川春子君 ということですね。  総務大臣、お伺いしますが、郵政公社の国庫納付金制度について御説明いただきたいと思います。
○吉川春子君 分かりました。  それで、青いグラフ、棒グラフの方をごらんいただきたいと思うんですけれども、これは政府が試算ベースにしている骨格経営試算を基に郵政公社の利益額、今大臣御説明の国庫納付額の額を試算してみました。  郵政公社が払う国庫納付金は二〇一六年分で三千五百十...全文を見る
○吉川春子君 時間が来ましたので、終わります。
03月17日第162回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  初めに、総務大臣、逮捕された例の堤義明コクド前会長の会社は年間一千億円も営業収益のある会社ですが、二〇〇一年の法人税はゼロとなっています。また、サラ金大手武富士の武井保雄前会長長男の千六百億円の申告漏れ、さらにハンナングループの元会長...全文を見る
○吉川春子君 それでは、続いて大臣に伺いますが、現在、個人住民税が非課税とされている年齢、六十五歳以上の者に係る非課税限度額の廃止について伺います。  総務省の〇三年の家計調査を見ますと、無職の六十五歳以上世帯の可処分所得平均は十七万二千六百四十七円、消費支出は二十万四千百五十...全文を見る
○吉川春子君 今回、年齢六十五歳以上の者に係る非課税限度額の廃止というふうにされるわけなんですけれども、こういう恒常的な赤字世帯まで課税する理由についてお伺いしたいと思います。
○吉川春子君 私はその理由を聞いているわけで、絶対理解はできないわけです。  つまり、昭和二十七年の当時から、これは、趣旨はシャウプ勧告に基づくものであろうと言われておりますけれども、通常、肉体的ないし社会的にも一般の人に比べて不利な立場にあり、一般的にも所得稼得能力、担税能力...全文を見る
○吉川春子君 今、今でも大変な世帯なわけですね。それに対して更に五・三万円の負担増になると、こういう御答弁だったんですけれども、本当にこれでは生きていけない、こういうぎりぎりの生活を更に切り詰めなくてはならないというふうになると思いますが。  もう一つ併せて伺いますけれども、こ...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、ざっと言って、合計すると五千億円をちょっと超えるという金額でいいんですか。
○吉川春子君 総務大臣、お伺いいたしますけれども、今度の、定率減税も過酷なんですけれども、六十五歳以上の非課税限度額を取り払うということで、一貫して掛かってなかったところに掛けてくると。そして今、逆に高額の、まあお金持ちですね、そういう人たちに対しては減税を継続するという形ですね...全文を見る
○吉川春子君 元気なお年寄りがいると、お金持ちのお年寄りがいるということも私は否定しないのですけれども、先ほど申し上げましたように、毎年毎年三十八万円ぐらいの赤字で、そういうものを取り崩しながら生活している高齢者も一杯片やいるわけなんですね。そういう人たちからは税金を取るなと私は...全文を見る
○吉川春子君 その十七年度税調答申は、定率減税を実施した平成十一年当時と比べ経済状況は著しく好転してきている、定率減税を継続しておく必要は著しく減少したと、こうしているわけなんですけれども、先ほども、午前中民主党の議員がおっしゃっていましたが。  大臣、伺いますけれども、その雇...全文を見る
○吉川春子君 委員長、済みません。  ボーナスが増えたと先ほどもおっしゃいましたけれども、企業収益がうんと増えていて、それであったらば基本的な給与を上げればいいのに、年金に、まあいろんな意味でですね、そういうところで一部あれしているという意味でおっしゃっているのかもしれませんけ...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、地方税法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、定率減税を実施した九九年に比較して労働分配率は二ポイントも下がり、労働者の賃金は三年連続のマイナスで九・五兆円も減額されるなど、家計は全く改善されていない中で、...全文を見る
03月18日第162回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  銀行とか郵便局の預貯金について、カードの利用が日常的になっておりますが、今、偽造キャッシュカードで預貯金が引き出される被害が急増しまして大きな社会問題になっています。  貯金の偽造カード、まあスキミングと言うのだそうですけれども、そ...全文を見る
○吉川春子君 二〇〇三年度の金額というのは職員の不祥事が入っていると聞いています。それを除くと幾らになるんですか。
○吉川春子君 まあ今日は職員の問題はちょっとさておきますが、実際にはだから〇・五%ということで、非常にその補償率も低いわけです。  こういう貯金において偽造キャッシュカードあるいは盗難キャッシュカードにおいてお金が引き出されてしまった場合、第三者にですね、被害者がほとんど補償さ...全文を見る
○吉川春子君 要するに、被害に遭った人にその責めに帰すべき事由があるときは郵政公社は約款でそういうものは支払いませんと、こういうふうにしているということです。  法務省、お見えでしょうか。民法四百七十八条、債権法の規定ですけれども、これについて最高裁が最近判例を出しておりますが...全文を見る
○吉川春子君 要するに、四百七十八条は、従来、債務者が支払について善意、無過失であればもう一切その責任はありませんよと、まあ消費者保護というものは全然念頭にない、そういう民法の規定なんですけれども、最高裁は、ただ善意、無過失だけではなくて、やっぱり今御報告がありましたように、機械...全文を見る
○吉川春子君 万全に対策を講じてきた割には物すごく被害額が多いじゃないですか。  そして、例えば郵便の窓口で、生年月日と一緒だとか、暗証番号が生年月日と一緒だとか、車の免許証と一緒だとか、そういうことが届けられて、窓口では分かるわけですから、ビラ配って終わりというんじゃなくて、...全文を見る
○吉川春子君 例えば、百万円一回で引き出せると。ですから、九十九万円引き出すわけですね、手数料があるから。それを何回でも何回でもできるわけですよね。実際、諸外国の例だとそんなに何千万もカードの残高が、バランスがなくなるまで引き出すようなことは認めないで、もっとその金額を少なくして...全文を見る
○吉川春子君 立証責任をすべて被害者に負わせるつもりはないとおっしゃいましたので、これはまあ一ミリぐらい前進したかなと、約款に比べてですね、思いますが、是非過去の損害補償、被害の問題についても、前向きに支払うということで取り組んでいただきたいと思います。  麻生大臣、お伺いいた...全文を見る
○吉川春子君 委員長、済みません、一言だけお願いします。  大臣、要するにそういうカードで被害が生じていると、多くの消費者、債務者。それに対して法制化も含めて検討しなきゃならないというふうに言われましたので、つるんでやっているとかそういうのはもう希有な例でして、本当に一般の消費...全文を見る
03月22日第162回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  恩給法に関連して、中国残留孤児らの問題について質問いたします。  旧軍人などは激戦地加算等によって恩給法上は手厚く保護されてきました。片や、一九四五年に関東軍に動員された中国残留孤児らの父や子はどうなったのでしょうか。根こそぎ動員さ...全文を見る
○吉川春子君 根こそぎ動員された中国残留孤児の父や子について基本的には恩給法が適用あると、そういう御答弁でしたね。  ちょっと、端的に言ってくださいね。周辺のことは要らないんですから。
○吉川春子君 それだけ言ってもらえればいいんです。  調査をしていないと。全く無責任な態度でいるわけですよ、厚労省は。  中国残留邦人は、敗戦になったことも知らされずに、男性たちは関東軍に根こそぎ動員され、老人、女性、子供だけが現地に残されました。頼みの関東軍は本土決戦に備え...全文を見る
○吉川春子君 せっかく日本に帰ってきましてもなかなか日本の生活に適応できない。自立支援事業というのは結果的に失敗をしているわけです。そして、生活保護の受給者が現在七割というふうにも言われているわけですね。  この生活保護の問題なんですけれども、中国の方々が敵国である日本の子供を...全文を見る
○吉川春子君 中国残留孤児、残留婦人たちは自分の意思で現地で長いこと生活していたわけじゃなくて、戦争のためにやむを得ずそういう結果になったわけです。しかも、満蒙開拓団というのは国策なんですね。その結果、中国に養父母がいると。その方を介護するために戻んなきゃなんないという事態のとき...全文を見る
○吉川春子君 最後に大臣、お伺いいたします。  さっき大臣は、戦いに命を投げた人に対して国が手厚く補償するのは当然だと言われました。満蒙開拓団も、NHKのラジオでもやってましたけれども、国が大宣伝して、極楽浄土というんですかね、そういうところだということでたくさんの日本人を東北...全文を見る
○吉川春子君 そういう中で、やっぱりこの法制度も、組み立てられている日本の制度を見るときに、これは何とかこの問題を解決していただきたい。大臣として最後に答弁を、積極的な答弁をお願いします。
○吉川春子君 納得できませんが、時間ですので終わります。
03月23日第162回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  総理、今年は戦後六十周年の年です。日本とアジア諸国との関係においても、侵略した側がその責任を明確にし、他国との歴史認識を共有し、ともに平和な関係を構築することが求められていると思います。  我が国の戦争責任について、総理の御認識をま...全文を見る
○吉川春子君 日本が問われているのは、言葉だけではなくて具体的にどう対応するかだと思います。  従軍慰安婦の問題について取り上げたいと思います。  中山大臣、あなたは昨年十一月、大分のタウンミーティングで、教科書から強制連行や従軍慰安婦の記述が減ってよかったと、こういう発言を...全文を見る
○吉川春子君 今はそういう感じはないんですか、あるんですか。
○吉川春子君 文部科学大臣であるからそういうことは言わないというだけで、本音は変わらないということなんでしょうか。大臣発言は、慰安婦問題を正確な歴史教育を通じてこうした人権侵害を防ぐという二〇〇一年八月の国連人権委員会決議に反し、また九三年八月、官房長官談話で、歴史の真実を回避す...全文を見る
○吉川春子君 小泉総理、改めて伺いますが、この内閣官房長官の談話は今日の内閣の方針でもありますね。
○吉川春子君 細田内閣官房長官には、昨年の十二月に韓国、フィリピンの元慰安婦の方々とお会いになり、心から謝罪をされました。御本人たちは率直に喜んでおりました。  彼女たちはこれまで筆舌に尽くし難い苦しい体験をし、今日なお肉体的、精神的な病気に苦しんでおります。日本政府の謝罪を心...全文を見る
○吉川春子君 小泉総理、被害者はこの六、七十年来、あるいは故郷に帰れず、あるいは結婚を望んでもできず、世間に隠れるようにして生きてきました。病気と貧困に悩まされ、このままでは死んでも死に切れない、名誉回復を求めています。  そのためには、日本政府の謝罪が欠かせません。総理におい...全文を見る
○吉川春子君 総理、あなたは女性基金を受け取った方に自身で署名をされてお手紙を渡しています。そのお手紙は、それではどういう内容なんでしょうか、御説明いただけますか。
○吉川春子君 ああ、読んでいただいても結構です。
○吉川春子君 総理のそのお手紙は総理の気持ちそのもので、偽りはないと思います。であるならば、日本に来日された際、慰安婦の方々に是非会っていただきたい、総理御自身の口からそのお手紙の内容を伝えていただきたいと思いますが、もう一度いかがですか。
○吉川春子君 このお手紙は何人の被害者の方が受け取っておられるんでしょうか。人数をお教えいただきたいと思います。  事務の方で結構です、どなたでも結構です。
○吉川春子君 この二百八十五名という数字は、韓国、フィリピン、台湾の慰安婦被害者の方の四割にも満たない、そういう数です。  で、この方々は心から政府の謝罪を求めておりまして、それにこたえるために、野党三党と無所属、民主、共産、社民、無所属は戦時性的強制被害者問題に関する法律を提...全文を見る
○吉川春子君 政府が進めてきたアジア女性基金は失敗に終わり、解散ということも決められております。  そして、この慰安婦の方々も、韓国で二百十四人名のり出ましたけれども、九十二名、もう亡くなっておられます。年齢が高くて、もう本当に時間がないわけですね。そういう中で、是非、政府とし...全文を見る
○吉川春子君 終わります。私は納得しませんが、終わります。是非、検討をしていただきたい。救済について検討をしていただきたいと思います。  以上です。
03月28日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  留学生問題についてお伺いいたします。  日本で留学生を受け入れるということは、結果として知日家、親日家を増やし、我が国の将来にとっても利益をもたらすものだと思います。政府の留学生受入れ目標であった十万人を突破しました。九八年ごろから...全文を見る
○吉川春子君 法務省、お見えでしょうか。  留学目的、留学を目的とした不法滞在者が増加傾向にあります。不法滞在者は何人いて、不法滞在となる要因は何でしょうか、留学に係ってですね。
○吉川春子君 それで、法務省は入管規制を強化すると聞きますが、具体的にはどういうことをおやりになるんでしょうか。
○吉川春子君 例えば、預金通帳バランスが三百万ぐらいないと駄目だとか、そういうものを示させるというようなこともおやりになるんですか。
○吉川春子君 留学するのに必要な預金があるかどうか、三年分の残高証明をしろなどということを言われて通帳を示させる、それじゃないと入学できないよということになりますと、これは三百万というと、私にとっても大金なんですけれども、特に中国とかアジアの人たちにとって物すごい金額ですよね。で...全文を見る
○吉川春子君 今、大臣が公営住宅の入居基準の緩和というふうにおっしゃっていただきましたけれども、公営住宅でも保証人を取らないと入れないというような制度もありますので、是非そういうことも含めて、国としても地方自治体に対する援助、指導といいますか、その点もよろしくお願いしたいと思いま...全文を見る
○吉川春子君 時間の関係でこれが最後の質問になると思うんですけれども、奨学金制度の透明化を求める声があります。つまり、何であの人が受けられて自分が受けられないんだろうかとか、あの人はもう二度も受けているのに自分はまだゼロだとか、そういう声も寄せられております。やっぱり奨学金や授業...全文を見る
○吉川春子君 委員長、終わります。
03月29日第162回国会 参議院 総務委員会 第9号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、麻生大臣、郵政民営化問題で一問だけお伺いいたします。  十七日の政府・自民党の郵政民営化検討会議で、政府は郵便局の全国配置を義務化で自民党と合意と、自民党と合意と報道されています。政府の昨年九月に閣議決定された郵政民営化の基本...全文を見る
○吉川春子君 一方は努力義務で一方は義務、一方は過疎地のみで一方は全国、これでどうして基本方針の枠内なのかという点は報道を読んだ者には全く理解できません。その点はどうですか。端的に。
○吉川春子君 この問題は引き続き、今日は別の問題を質問させていただきますが、大臣の御説明では私にはなかなか分かりにくかったわけです。  大臣、地方交付税の問題なんですけれども、二〇〇五年度の地方財政対策について伺います。  国会に全国の地方議会から、平成十七年度の地方交付税所...全文を見る
○吉川春子君 十五年度、平成十五年度の水準を確保してほしいというのが圧倒的多数の自治体の要望であったんですが、それが維持されなかったと。  そこで、局長にお伺いいたしますけれども、二〇〇五年度の交付税総額は二兆九千億の大幅削減で、二〇〇四年度とほぼ同額であり、法案は地方の要望に...全文を見る
○吉川春子君 続いて、局長、お伺いしますけれども、財政調整基金、減債基金を崩した結果、残高がゼロ、つまり基金が底をついた都道府県は、補正予算後の二〇〇四年度末の見込みでそれぞれ何団体あるでしょうか。名前も明らかにしていただきたいと思います。
○吉川春子君 政令市についてもお願いします。
○吉川春子君 二〇〇四年度については、地方財政計画で臨時財政対策債、交付税を含む一般財源総額が二〇〇三年度に比べて二兆九千億円近くも削減されて、大きな問題になりました。全国の自治体からは予算が組めないという悲鳴が上がりました。実際、その年の歳入だけで予算を組めないので、これまで積...全文を見る
○吉川春子君 各自治体では、あらゆることをやり尽くした結果、赤字予算を組んだりあるいは基金を取り崩すということが行われていると思いますし、民間委託とか、あるいは自治体の職員の減とか給料を下げるとか、まあ様々様々なことをやって、しかしそれでもなお予算が組めないという、その悲鳴が上が...全文を見る
○吉川春子君 留萌市のような例は、ほかはつかんでいますか。
○吉川春子君 例えば、昨年赤字予算を組んでマスコミにも大きく報道されました平良市長、これは撤回されたわけなんですけれども、収支の合わせ方として、滞納された固定資産税の徴収率を三〇%から四〇%を見込んでいたのを八〇%にして、四億円の増収があるということを見込んだりして一応のその収支...全文を見る
○吉川春子君 大臣、お伺いいたしますけれども、国による急激な交付税の削減が地方財政を窮地に追い込んでいるということは明らかだと思うんですね。それで、地方が財政運営の見通しを持てるように交付税を確保する必要があると思うんです。今局長は年度途中でいろいろ、いろいろとかと言いましたけれ...全文を見る
○吉川春子君 これが最後の質問なんですけれども、先日、全国過疎地域自立促進連盟から三位一体の改革に関して過疎地域における財源の確保に関する要望書を受け取りました。留萌市なども含まれています。過疎地域の自治体は、三位一体改革の中で非常に、税源移譲が行われるといっても税源そのものが著...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  反対理由の第一は、財源不足対策について政府の責任を放棄していることです。  来年度の財源不足は、交付税の法定額の六三%に相当する七兆五千百二十九億円と見込まれていま...全文を見る
03月31日第162回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  橋本会長、番組改変問題について伺います。  二〇〇〇年の十二月に日本の慰安婦制度を裁く女性国際戦犯法廷が開かれました。〇一年の一月三十日、NHKは教育テレビ番組で、「問われる戦時性暴力」の中で放映しました。放送前日の一月二十九日、野...全文を見る
○吉川春子君 編集作業には問題がなかったと、こういう御答弁ですね。  総務省にお伺いします。  この番組出演者の米山リサさんが、自分の発言がNHKに改変されたとして放送と人権に関する委員会、BRCに申し立てました。BRCとはNHKと民放連が設置している第三者機関です。放送によ...全文を見る
○吉川春子君 そのパネルを、その部分、今お答えいただきました部分をここに書いてあります。皆さんの資料にもお配りをいたしました。(資料提示)  会長、橋本会長、こういうことだったんですね。端的に、会長、会長、端的に、会長にだけ伺っていますので。
○吉川春子君 いや、その前にって時間がないんですよ。そのとおりかどうかだけでいいんです。
○吉川春子君 はい。  それで、じゃ会長、お伺いいたしますけれども、要するにそういう決定が下されました。NHKは、米山リサ準教授に断りなく、女性法廷に関する発言の削除、切除、継ぎはぎ、順序の改変を行ったと。コメンテーターとしての人格に対する配慮を欠いた編集が行われたと。これが放...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、その倫理違反の編集だったと、このとおり違反していたというふうにお認めになったわけですね。もう一度、端的で結構です。
○吉川春子君 BRCの決定は、これは認めないんですか、どうなんですか、そこ。会長、もう一度。会長です。あなたさっき答えたでしょう。会長どうぞ、もう一度。認めないのか認めるのか。
○吉川春子君 政治家には説明しても出演者には説明しなかった、そういうことなんですね。  この放送倫理違反の結果を招くというBRCのこの指摘を重く受け止めて、やっぱりそういうことがあったということを是非認めていただきたいと思います。会長、もう一度どうぞ。
○吉川春子君 はい。  こういう自分たちも加わっているBRCの決定、そういうものに対して十分認めないと、そういう編集があったということを認めないという橋本会長の御答弁では、本当に国民の信頼が得られるのかということを指摘して、時間が来ましたので、私は終わります。
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  午前中に質問しました、二〇〇一年一月に放映された「戦争をどう裁くか」の制作現場を取り仕切っていた長井チーフプロデューサーが今年一月十三日に記者会見しまして、同番組への政治介入を告発しました。その告発に対してNHKコンプライアンス推進調...全文を見る
○吉川春子君 深い関心の中身は今私が申し上げたようなことです。  野島理事を始めNHK幹部は、慰安婦問題に批判的な自民党の若手議員の会中心メンバーであった安倍氏に面会した際に、この番組が非常にバランスの取れた番組になっていると、このように説明されたのですか。
○吉川春子君 安倍氏に会った直後から、野島氏を中心に松尾氏、伊東氏というNHK番組制作の最高幹部が編集現場に集まって、この番組の異常な改変が行われたことは午前中申し上げました。  NHKの幹部が安倍氏に放送前の番組でバランスを取ったと報告することは、報道機関の自主性を損ねるもの...全文を見る
○吉川春子君 コンプライアンス推進室が調査を開始したのは一月十七日、朝日新聞が報道した元NHK幹部が松尾放送総局長だと確認されたのは一月十八日ですね。これは簡単にイエス、ノーでもいいですけれども。
○吉川春子君 はい。
○吉川春子君 そのままずっとほっておいて長井さんの内部告発になったんですけれども、朝日が報道した日は一月十八日ですよね。
○吉川春子君 いやいや、いいです、いいです。もう時間がないんですから。イエスかノー、違うかどうか、日にちが違うかどうかだけ教えてください。
○吉川春子君 ちょっと質問に答えていただけないんで、時間がないんであれなんですけれども、私は、一月十七日の編集会議メモというNHKの文書を、今ここにあるんですけれども、この中で、諸星総局長が、ETV二〇〇一の件に関しては、十二日付けの朝日新聞記者は全くの、記事は全くの誤報であると...全文を見る
○吉川春子君 そういうことがありました。  もう一つ、時間の関係で聞きますけれども、内部告発した現場プロデューサーは、二〇〇一年一月二十九日に改変された編集の前に、伊東律子番組制作局長が、この時期には政治と戦えないのよ、天皇有罪とか一切なしにしてよと発言したと証言していますが、...全文を見る
○吉川春子君 要するに、伊東氏はこういう発言をしていないというふうにおっしゃったと、それを今断言されました。コンプライアンス推進室の報告書でも、伊東氏から聴取したといって、そのことは言ってないということがあったわけですね。  橋本会長に最後にお伺いしたいんですけれども、番組につ...全文を見る
○吉川春子君 番組への介入を招く事前説明については行わないという立場で、NHK、頑張っていただきたいというふうに思います。  以上です。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求める件に対する、不承認の討論を行います。  承認できない第一の理由は、受信料不払見込み件数が二〇〇四年度末で七十万件と当初の予想を大幅に上回り、予算案の受信料収入を大幅に下方修正する必要があ...全文を見る
04月04日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  監修料問題について、まず国家公務員倫理審査会会長の花尻会長にお伺いいたします。  税金や保険料等で購入する機器や図書の発注が特定業者に集中し、その業者から公務員が接待や監修料を受け取る、公金還流の恐るべき実態が次々と明らかになりまし...全文を見る
○吉川春子君 質問時間がほとんどありませんので、私は、この原稿料を外されたというのは結局良くないのではないかと。やっぱり、丸投げして今度は原稿料という形で受け取るということになると、やはり税金の還流ということになるおそれがあるということだけ指摘して、次に進みたいと思います。  ...全文を見る
○吉川春子君 いえいえ、違います。済みません。社会保険庁関係です。  先ほどちゃんと通告しているんですけれども、国民健康保険中央会とかその他幾つかですね、今朝資料をいただいた分ですから。──いや、労働大臣にお願いします。
○吉川春子君 そうです。
○吉川春子君 ちょっと資料を配付させていただきました。二〇〇二年度の比較で、癒着の関係を見ていただきたいと思います。  まず、表一ですけれども、補助団体はすべて国民健康保険中央会であり、この保険中央会から、表一です、監修料六千万円が還流しております。  表二なんですけれども、...全文を見る
○吉川春子君 実際には係長以下ですと許可を受けたりする必要がないということになっていて、監修ということを実際にこういうクラスの方がおやりになるのかどうかということも実態のない話ではないかと私は指摘するに今日はとどめたいと思いますが、見事に係長級以下だけがお金の受取人にされているケ...全文を見る
○吉川春子君 会長は圧倒的多くの善良な公務員は頑張っているんだということでエールを送られておりまして、私はそのとおりだと思うんですね。で、李下に冠を正さずと今言われましたけれども、そういうためにも、やっぱり圧倒的多くの善良な頑張っている公務員のためにも、この点は厳しくされた方がい...全文を見る
○吉川春子君 終わりました。
04月06日第162回国会 参議院 憲法調査会 第6号
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○吉川春子君 私は日本共産党の吉川春子です。  二〇〇〇年一月、参議院憲法調査会の第一回の調査で、憲法調査会の基本課題について橋本敦元参議院議員とともに発言させていただきました。  今日、憲法調査会最後の意見表明に当たり、何点か以下発言します。  まず、憲法調査会に参加した...全文を見る
04月07日第162回国会 参議院 総務委員会 第12号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  携帯電話不正利用防止法案は、衆議院において五会派共同で提案されておりまして、我が党も共同提案に加わっております。  私の携帯にも変なメールが日常的に送られてきまして、発信元を確認したいという衝動に駆られるわけですけれども、同時に犯罪...全文を見る
○吉川春子君 総務省にお伺いしますけれども、携帯電話の普及台数、そしてそのうちプリペイド式はどの程度なのか、数字をお願いします。
○吉川春子君 そこで提案者にお伺いいたしますけれども、その普及率、今三%と、プリペイド式ですね、そういうお答えがあったわけですけれども、総務省が、プリペイド携帯電話に係る本人確認の徹底の方針に基づいて、本人確認、通信事業者が自主的に本人確認を進めなさいという行政指導、それに応じな...全文を見る
○吉川春子君 レンタル業者、先ほど来問題になっていますけれども、このレンタル業者の保有台数といいますか、普及台数といいますか、その数はつかめるんでしょうか、警察でも提案者でも結構ですけれども。
○吉川春子君 警察の方ではお分かりですか。
○吉川春子君 携帯電話があって、そのうちの三%がプリペイド式だと、そしてレンタルでどの程度普及しているのか分からないと、しかし全体の携帯電話全体に今度その規制の網が掛かると、こういう法律だと思うんですね。それで、プリペイド式にだけ限らなかったのはレンタル業者がいるからだと、しかし...全文を見る
○吉川春子君 捜査の一環として行うのではないということですか。
○吉川春子君 提案者にお伺いいたしますけれども、今のように警察署長が犯罪利用の疑いがあると認めた場合に、業者に対してその契約者の確認の実施を求めることができると。そして、警察の求めを受けた業者は契約者の確認を行うことができるわけですけれども、ここで終わらずに、あの件実はどうだった...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、警察庁にお伺いしますけれども、一応問い合わせたけれども、その後の結果が知りたいと、どうなっているか、場合ありますよね、捜査の場合。そのときはどうなさるんですか。
○吉川春子君 そうした場合は裁判官の発します令状を携えてその情報をもらうということになるかと思うんですけれども、その警察署長とそれからその業者、事業者と割とこう親密に、この件数も多いので、親密にいろいろ情報をやり取りする中で、場合によっては、そういうことをしちゃいけないんですけれ...全文を見る
○吉川春子君 新たな法律ができたときには、その法律を施行するためにいろんな内部的な手だてが行われると思いますが、主体が各警察署の署長ということに今度この件についてはなりますので、そういうところに、やはり今までの捜査のやり方、令状主義とかきちっとした適法な捜査をするようにという、そ...全文を見る
○吉川春子君 それと、もう一つ提案者にお伺いしたいんですけれども、詐欺と恐喝でしたっけね、ここに出てくる、あと、政令に委任するという文言が出てまいりますけれども、この政令に委任する、しかも犯罪ですからね。これは私の感覚としてはちょっと国会軽視ではないかなという疑問がなきにしもあら...全文を見る
○吉川春子君 こういう法律ができまして、振り込め詐欺が本当に激減することを期待しておりますが、その運用については、是非、警察におかれまして、先ほど申し上げましたようなことをよろしくお願いしたいと思います。そのことを申し上げて質問を終わります。
04月20日第162回国会 参議院 憲法調査会 第7号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、参議院憲法調査会報告書に反対の意見表明を行います。  憲法調査会は、二〇〇〇年一月、日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行うことを目的とし、議案提出権を持たない、調査に限定をした機関として設置されたものです。  日本共産党は、日本...全文を見る
04月25日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日、JR福知山線の脱線事故が発生いたしまして、報道では現在死者四十三名、負傷者二百三十九名と報道されています。事故に巻き込まれた方々の一刻も早い救出を求めます。そして、犠牲となられました方々に御冥福とお見舞いを申し上げたいと思います...全文を見る
○吉川春子君 法務省にお伺いいたします。  今、会計検査院は、これは会計検査院法三十三条の捜査の端緒になるものだというふうに言いましたけれども、これは検察に対する三十三条に基づく報告だと、通告だというふうに受け止められるんでしょうか。
○吉川春子君 まあ、ニュースでも何でも捜査の端緒にはなり得るわけですけれども、三十三条に基づく検察への通告と、知らせたということになるかどうか、その点だけイエス、ノーで答えてください。
○吉川春子君 警察に伺います。  この問題について、当時の漆間次長が厳正に対処すると答弁されました。北見方面部の偽造領収書事件に対して警察は捜査を行っておりますか。──次長に。次長に、次長にお答えお願いします。
○吉川春子君 ちょっと時間の関係で先へ進みますけれども、警察も刑事事件としての扱いをやるかどうか分からない。会計検査院は三十三条に基づいて検察庁に通告はしない。検察庁は、これは当然ですけれども、三十三条とは認めないということになりますと、もうどこもこの問題について刑事責任を問うよ...全文を見る
○吉川春子君 福岡県警の裏帳簿疑惑について質問を行います。  平成十六年十二月十六日付けの福岡県警本部の調査報告によりますと、本部会計課が毎月の捜査費の一部を基本経費として保留し、捜査本部に対する激励又は慰労、本部長室経費に使用していたということです。今回、この全額返還するとい...全文を見る
○吉川春子君 要するに、基本経費というのは裏金なんですね。  それでは、どういう方法でこの裏金、基本経費はつくられ、何を財源にしたものでしょうか。また、どういうものに記録されているのでしょうか。お伺いいたします。
○吉川春子君 要するに、予算から一部裏金、予算を財源として裏金をつくられたわけですけれども、これはどういうものに記録されているんですか。裏帳簿があるんですか。
○吉川春子君 まあ、月額にして四十万のお金ですから、ちょっとした家計ですよね。若い家族の家計、一か月の家計簿ぐらいですから、相当厳密なる帳簿がなければ、これはもう何年もやっているわけだから、こういうことはできないと思いまして、出納帳があったという今次長からの答弁がありました。 ...全文を見る
○吉川春子君 私は、愛知県警の裏帳簿、昭和四十四年から五十一年度の帳簿を見せていただきました。これはさる方が所有していらっしゃるわけですね。この裏帳簿では、総務課、広報課、装備課など、各課から総務部長のところに上納されていました。裏金は、せんべつ、飲食、交際費、やみ手当、慶弔費等...全文を見る
○吉川春子君 時間が来たので、また引き続き行います。  終わります。
05月12日第162回国会 参議院 総務委員会 第14号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川です。  特定電子メールの送信の適正化法改正案についてお伺いいたします。  まず、大臣の認識を伺いたいと思います。  私自身の例で恐縮ですけれども、携帯に何か月にもわたり、連日何件もの料金請求を求めるメールが入り、しかもほっておいたら強制執行も...全文を見る
○吉川春子君 衆議院の委員会でも議論になっていたわけですけれども、法施行が平成十四年で、迷惑メール相談センターに寄せられた申告件数が、今もお話がありましたけれども、五万四千三百四十、平成十五年の七月がピーク、その後減少傾向にあったんだけれども、また十七年三月には増えてきたと。 ...全文を見る
○吉川春子君 今度の法改正では懲役刑なども、直罰規定ですか、設置されて、令状を取ってその相手を突き止めることができるということで、効果があるという答弁だったと思います。  それで、新たな手口への対応についてお伺いしたいんですけれども、ショートメッセージサービス、SMSというんで...全文を見る
○吉川春子君 もう一つお伺いしたいんですけれども、第三世代携帯電話のテレビ電話に一度だけ着信音を鳴らすと、そしてワン切りを行って、それの利用者であることを確認した上で迷惑メールを送り付けられると、こういう被害も大変増加しているわけです。迷惑メールでアダルトサイトを送り、不正請求に...全文を見る
○吉川春子君 役務の提供の拒否の問題について伺いたいと思うんですけれども、第十条に、「電気通信事業者は、」「当該架空電子メールアドレスに係る電子メールの送信をした者に対し、その送信をした電子メールにつき、電気通信役務の提供を拒むことができる。」と、こういう規定がありますが、そうし...全文を見る
○吉川春子君 時間がなくなりましたので、最後にもう一点、総務大臣にお伺いしたいと思いますけれども、電気通信事業者の役務提供の拒否はなし、総務大臣の措置命令は三件だけ。防止対策の効果が上がってないと。それでこの法改正が行われたんだという説明があったんですけれども、電気通信事業者が技...全文を見る
05月16日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  私は、四月二十五日の当委員会におきまして、警察の裏金問題について、当行政監視委員会として国会法百五条による会計検査院に対する全国的な検査と報告を求めるように提案いたしました。委員長に引き取っていただき、理事会で協議中です。  会計検...全文を見る
○吉川春子君 警察の幹部が「わが罪はつねにわが前にあり」という著書で警察の裏金問題を告発してからも、二十年以上たちます。多くの情報が寄せられ、内部告発があって、警察が自ら認めている裏金問題について、会計検査院はこれまで一件も指摘できなかった。その原因はどこにあると自らお考えでしょ...全文を見る
○吉川春子君 国家公安委員長、お伺いいたします。  会計検査院はここ十年間でも、道警に対しては各方面本部など毎年検査を行い、福岡県警には九四年、〇四年に実施しております。四月二十五日の当委員会で警察庁の吉村次長は、福岡県警において捜査費を裏金にして出納帳等に出納状況を記載してい...全文を見る
○吉川春子君 その国費の返還ということで、北海道警は全部署で九八年から〇三年度で六億八千三百十四万三千六百四十三円、福岡県警では一億五千百九万千四百三十八円という金額を返還するということです。  いわゆる簿外経理、架空経理について、警察の報告をそのまま信ずるのではなくて、会計検...全文を見る
○吉川春子君 聞く方も大変聞きにくい、つらい質問をしているわけなんですけれども、その金額の内容についても検証する必要があるということですね。  それで、国家公安委員長にお伺いいたしますけれども、現在調査が会計検査院によって行われているそうですが、二度とこうしたことが起きないよう...全文を見る
○吉川春子君 今まで会計検査院から求められてもなかなか提出しないとか、あるいは捜査員との面接はなかなか応じないとか、いろいろな事例もあったようですけれども、この際、やっぱり、今大臣がおっしゃいましたように、あらゆる努力をして、会計検査院の検査に協力をして事実を明らかにしていただき...全文を見る
○吉川春子君 大臣、この点に対しても、もう一回お伺いしたいんですけれども、内部告発では繰り返し指摘される私的流用については、警察の内部調査ではこれはなかったと、福岡でも北海道でもその他でも、そういう報告になっております。  私は内部調査の限界かなというふうにも思うんですけれども...全文を見る
○吉川春子君 私が質問いたしましたのは、なかったということはもう繰り返し警察の方から伺っております。なかったというのであれば、それを証拠によって、法と証拠によってというのは決まり文句ですが、証拠によって警察自らが証明すべきではないかと私は考えます。そして、自らの手に手錠を掛けると...全文を見る
06月13日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  NTTの企業年金引下げ問題、同社の個人情報流出問題について伺います。  最初に総務省に伺いますが、NTTの〇五年三月末第二十期における連結決算での営業収益、税引き前利益、当期純利益はどうなっているでしょうか。
○吉川春子君 NTTは大変もうかっているということです。  まず一般論として伺いますが、税制適格退職者年金は平成二十四年三月三十一日に廃止されます。適格退職年金から確定給付年金への移行について、過半数以上で組織する労働組合の合意があれば移行してよいというふうになっておりまして、...全文を見る
○吉川春子君 短く、端的に。
○吉川春子君 そういうことであるわけですね。  それで、厚生大臣にお伺いしますけれども、原則として年金受給者に関しては不利益を及ぼさないということで適格退職者年金から確定給付年金への移行を認めています。まして、既裁定者、受給権者の給付減額が安易に認められるならば年金制度の信頼が...全文を見る
○吉川春子君 NTTでは十一万人に及ぶ五十歳定年リストラを実施して、解雇した人々を大幅に賃金削減して孫会社等で再雇用するなど、多大の犠牲を強いてきました。その結果、加入者と既裁定者の人員構成が大きく変化、すなわち加入者が大幅に減少しました。既裁定者が現加入者を二千人も上回っていま...全文を見る
○吉川春子君 今、NTTは確定給付年金の既裁定者全員を対象に給付引下げの同意書を集めていますけれども、このやり方が大問題です。  資料をお配りしていますけれども、ちょっと図を見ていただきたいと思います。これは後でも説明しますけれども、これですね、これと二枚付けていますけれども、...全文を見る
○吉川春子君 大臣、今の局長答弁を前提にして、こういうような問題に対して徹底的に調査をしていただきたいと、出てきたら。その点は大臣に端的にお答えいただきたいと思います。
○吉川春子君 是非そうしていただきたいと思います。  総務副大臣にお伺いいたしますけれども、もう一度さっきの資料を見ていただきたいんですけれども、フリーOBに対する個別訪問等という表があるんですが、それをごらんいただきたいと思います。これなんです。  図にあるBAというのはビ...全文を見る
○吉川春子君 これは厚生労働、局長の通知でも、ビジネスアソシエはさらにNTTのOB等と個人委託を結び、これ厚生労働省に聞きます、このOBに未提出のリストのコピーを持ち歩かせ、何度も個別訪問して提出を迫っています。厚生労働年金局長通達では、その個人データの複写、複製も禁じられていま...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと時間がもうなくなりましたので。時間がなくなりまして、これは総務委員会でまた続いて総務省には詰めますが、こういうNTTの非常に良くないやり方について行政としてはしっかりと監視をしてもらいたい。NTTというのは最大の個人情報を持っている企業ですよ。そういうところ...全文を見る
06月16日第162回国会 参議院 総務委員会 第16号
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○吉川春子君 共産党の吉川です。  まず、総務大臣、お伺いいたしますが、行政手続法改正で意見公募を行う対象に行政立法を加えたことは前進です。しかし、行政計画などについて今後の検討課題とされ、今回は含まれないなどの不十分な点もあると思います。また、意見公募の除外規定が設けられてい...全文を見る
○吉川春子君 厚労省、お見えだと思います。最賃法の二十六条で設置されております最賃審議会を例に伺います。  最低賃金制は、賃金の低廉な労働者について賃金の最低保障を行う制度です。そして、最低賃金は労働者の生計費を考慮して決められなければならないわけです。厚労省監修の最賃法のコン...全文を見る
○吉川春子君 この金額では到底一か月生活できないと思います。  新日本婦人の会のアンケート調査によりますと、更に地域最賃を下回る賃金しか受け取っていないパート労働者が北海道、青森、秋田、埼玉、東京、愛知、大阪など全国におります。また、埼玉県労連のパート募集賃金の調査でも七百から...全文を見る
○吉川春子君 つまり、普通の正規労働者男性が一〇〇もらうとすると、その三七%しか女性のパート労働者は受け取っていないということになります。  日本の最賃は非常に低いんですけれども、これをアメリカ、フランス、イギリス等の先進国と購買力平価で比較していただくと、どういう数字になりま...全文を見る
○吉川春子君 いろいろ前提として数字を伺っておりますけれども、OECDの調査でも、日本の労働者の賃金は、最賃は先進国中で最も低いわけです。今言われましたように、イギリスは日本の一・四倍、フランスが一・六倍というふうになっております。  今やパートタイム労働者が一千二百万人を超え...全文を見る
○吉川春子君 要するに、パート労働者を組織している労働組合の代表が中央最賃を決めるメンバーに入っていないと、こういうことです。  それで、そのパート労働者を〇・一とか〇・〇一%しか組織していない労働組合の代表が最賃審議会でパートや低賃金の労働者の利益を反映できるとは私は思えませ...全文を見る
○吉川春子君 パート労働者の実態を反映させるということは、審議会にですね、必要だと、それはそういうふうにお考えですか。一言でいいです。
○吉川春子君 〇・〇一%とか〇・一%しかパート労働者を組織していない労働組合の代表は入れられると。同じく推薦受けても、六割とか五割近く推薦している委員は委員としては排除されると。これは大変おかしいので、労働省として、私は厳しく指摘して反省を促しておきます。次からはこういうことがな...全文を見る
○吉川春子君 終わります、時間なので。
07月19日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  私は、簡易郵便局の問題について、中心に伺いますが、まずその前に、基本認識について総務大臣に伺います。  現在は、郵貯、簡保の金融サービスは高齢者を始め地域住民にとって正にライフラインになっています。この日本において、過疎地であろうが...全文を見る
○吉川春子君 それはもちろん認識していますが、基礎的金融サービスを国民にひとしく提供するということが国の責務、責任ではないか、その点については、大臣、いかがお考えですか。総務大臣、端的にお願いします。
○吉川春子君 時間がありませんので、私は、基本的に、金融サービスを国民に提供するということは国の責任ではないかと思いますが、正確な御答弁いただけませんでした。別の機会にまたやりたいと思います。  それで、生田公社総裁にお伺いいたしますけれども、全国二万四千七百局の中で簡易郵便局...全文を見る
○吉川春子君 果たしている役割について非常に重要な役割を果たしていると思いますが、その点、ちょっとお願いします。
○吉川春子君 農協、漁協などが委託を受けているところは、金融サービスをそこでやっていますので、郵便局で必ずしもやっていないところが、今総裁がおっしゃられたような割合であるわけです。  私は、先日、簡易郵便局を視察してまいりました。人口二千五百八十人の長野県栄村、ここの村の中心部...全文を見る
○吉川春子君 総務大臣、郵政民営化法の郵便局の定義なんですけれども、郵便局株式会社、あっ、これ総務大臣なのか、どなたでもいいんですけれども、第五条は、「郵便局を設置しなければならない。」ということを義務付けていますが、この場合の郵便局というのは、郵貯、簡保、郵便の三事業を含む意味...全文を見る
○吉川春子君 要するに、今の郵便局と民営化後の郵便局というのは内容が違うわけですよね。私たち国民は、郵便局というと、郵貯、簡保、それから郵便と三つを含めて郵便局と言っているわけなんですけれども、今度のその民営化法を見ますと、これは、郵便局というのは「窓口業務を行うもの」というふう...全文を見る
○吉川春子君 地域貢献基金の計算で、二千局掛ける六百万という数字が先ほども出てきましたけれども、この二千局の中に簡易郵便局は含まれていませんね。竹中大臣、それだけ明確にしてください。
○吉川春子君 はい。
○吉川春子君 大体、今の答弁を聞いていますと、本当に一番困難な地域に多い簡易郵便局を本当に本気で残そうとしているのかどうか、金融サービスをですね、それは非常に疑問だと思います。大体、地域貢献基金の計算のところから二千局の中に入っていないわけですからね。その点においても私は大変、郵...全文を見る
○吉川春子君 金融大臣にお願いします。
○吉川春子君 復代理が認められないという民法の大原則があり、再委託も認められていないと、これは当然なんですね。  それから、もう一つ金融大臣に伺いますけれども、郵政公社から個人が受託している、個人ですね、農協とか村じゃなくて、三千三百六十九局あるんですけれども、これらの郵便局は...全文を見る
○吉川春子君 再委託を認めていない、兼業を認めていない、これはある意味では、銀行の代理店を認めるのにもう当然の措置ですよね。その原則を、その原則を簡易郵便局にだけ解除すると。竹中大臣のお好きなイコールフッティングはどうなるんですか。簡易郵便局にだけそういう禁止事項を解除して再委託...全文を見る
○吉川春子君 是非、府令を、活字になったものをこの委員会に出してください。そうじゃないと、そんな口頭で言われたって審議できないじゃないですか。私はそのことを強く要求いたします。  竹中大臣、約束してください、府令は出すと、一言でいいです。もう時間終わりましたので、出すと言ってく...全文を見る
○吉川春子君 時間なので終わりますが、検討じゃ駄目です。必ず府令を出すことを強く要求して、私は質問を終わります。
07月20日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第5号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  昨日の質問で、続きで一点、簡易郵便局存続の地域貢献基金の問題についてお伺いいたします。  これまで、地域貢献基金によって過疎地の特定局を維持する費用を六百万円掛ける二千局イコール百二十億円と積算しているという説明がありました。そして...全文を見る
○吉川春子君 それは、そこまでは昨日も伺いました。  それでは、お伺いしますけれども、過疎地のその郵便局七千二百の中に簡易郵便局は幾つ含まれているんでしょうか。  数、幾つ含まれているんでしょうか。大臣にしか通告していないので、事務局答弁できない仕組みになっている。
○吉川春子君 ちょっと時間。
○吉川春子君 過疎地の簡易郵便局が約千四百ということでした。それで、六百万円掛ける二千局イコール百二十億というのは、これは無集配特定局のこっちの方の計算なんですね。だから、恐らくその簡易郵便局も対象になるというと、また別の方のことでお金の計算をしなきゃなりませんが、その最初にお伺...全文を見る
○吉川春子君 次に、郵貯のサービスが今大変きめ細かく公平に行われていますけれども、その根拠について生田総裁にお伺いしたいと思います。  メガバンクと言われるところのホームページを見ますと、預金額一億円以上を富裕層とか、五億円以上を超富裕層として手厚いサービスを行う一方で、預金額...全文を見る
○吉川春子君 今御答弁いただきましたように、直接法律に規定あるもの、あるいは目的からくるもの、いろいろあるんですけれども、とにかく今の法体制の下で安くて行き届いた郵便局の郵貯のサービスが行われているわけです。  それで、竹中大臣に、郵貯が民営化された後どうなるのかという点につい...全文を見る
○吉川春子君 今大臣が言われました自行他店は、それは支店が減っているからそういうふうにはならないんだということを、今、私、最初の質問の中で指摘したわけでございまして、郵便局が二万四千七百ですか、それだけのネットワークがあるので隅々まで行けるんだと。それで、そういう点からも手数料が...全文を見る
○吉川春子君 局を拠点にしてといっても、金融サービスが行えなくなる拠点が一杯あるということは昨日指摘いたしました。  それで、もう一つ伺いたいんですけれども、口座維持手数料という問題です。  伊藤金融担当大臣にお伺いいたしますけれども、大銀行を始め口座利用手数料を取るところが...全文を見る
○吉川春子君 生田総裁にお伺いしますけれども、郵貯は口座手数料を取っておりませんが、預金額に関係なく無料で口座が持てるようになっていますけれども、口座手数料というものに対して郵貯ではどのように考えておられますか。
○吉川春子君 それでは、郵貯が民営化された後の問題について竹中大臣にお伺いいたしますけれども、今郵貯の場合、定額・定期預金でゼロから百万円以下の人が四一・四%、通常預金では一口座当たり約四十五万円、これが郵貯銀行になって口座手数料まで取られたら、郵貯を利用しているその小口の預金者...全文を見る
○吉川春子君 結局、経営者の判断にすべてゆだねられるわけですよね。  金融大臣、お伺いいたしますけれども、金融機関に口座を持つということは、言うまでもなく生活していく上で不可欠です。今、民間銀行も普通預金口座からは利用料は取っていません、プレミアム付きとさっきおっしゃいましたけ...全文を見る
○吉川春子君 諸外国の例を伺いました。
○吉川春子君 時間が来たのでもうやめたいと思いますが、もう既にアメリカやイギリスでは一〇%台の人が口座を持てないということになっております。郵貯の存在がなくなって経営判断に任されるようなことになったら、早晩、日本もこういう道を歩むんじゃないか。そうすると、社会が二極分化して不安定...全文を見る
07月22日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第7号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  郵政民営化法案の審議の基礎である過疎地の郵便局の数、基金の試算根拠等を政府は正確に示すべきだと思います。  それで、私がお配りしましたまず資料を見ていただきたいんですけれども、ここに過疎地域と過疎地という概念が二つあります。過疎地と...全文を見る
○吉川春子君 私は、事前通告をしていなかったわけではなくて、ずっと事務当局と詰めて数を出してもらいたいとお願いしたら、いや、出せないんだと、調べてないんだと、こういう答弁が何日か返ってきていたんです。そして、しかし、概数、大ざっぱだったら答弁できますとおっしゃるので、じゃ大ざっぱ...全文を見る
○吉川春子君 過疎地での郵便局の金融サービスを維持するために地域貢献基金百二十億円、その算出根拠が、もうこれも繰り返し言われていることですが六百万円掛ける二千局と。この六百万円は、過疎地域自立促進特別措置法に基づく過疎地域の無集配特定局千六百局の平均費用を基に算出したものですね。...全文を見る
○吉川春子君 それで、過疎地域の郵便局数は、ここにもお示ししてありますけれども、五千三百五十ですね。それで、民営化法の過疎地は、さっき何遍も大臣もおっしゃいました、離島地域、半島地域、振興山村地域も含まれて、重複を除くと七千二百二十と。この表にも書かせていただきました。  基金...全文を見る
○吉川春子君 六百万円の根拠が過疎地域の無集配特定局の平均の費用ですので、新しい定義の過疎地の基金が幾ら必要かということを算出するためには、過疎地にある無集配特定局二千八百の平均費用の算出をしなければ基金の必要額というのは分かんないんじゃないでしょうか。  準備室が積算した過疎...全文を見る
○吉川春子君 これは郵便局のネットワークが維持できるのかどうか、どれだけ赤字になって、どれだけお金が必要なのかという試算ですから、それをまず試算しないと、本当にネットワークを維持できるかどうか分かんないじゃないですか。それなのに、作業が大変だからということで、一・七五倍も差のある...全文を見る
○吉川春子君 どうして積算もできないのに、大した金額でなくて簡易局が維持できるんだと、簡易局の赤字は大したことないなどとおっしゃれるのでしょうか。片や、無集配局の数字として六百掛ける二千で出してきて、簡易局は集配局の中に含まれていると。だから、全然違うわけですよ。こっちの計算をし...全文を見る
○吉川春子君 そのサンプルを出して平均値を出して計算してくださいと私は頼んでいるんです。  それから、小さい金額でやっているから赤字の額が小さいかって、そうは言えないと思うんです。四千四百四十七局も簡易郵便局あるんですよ。まあ過疎地は違いますけどね、全体であるんですよ。で、ハン...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
07月25日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第9号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  株式会社東京リーガルマインド大学の業務委託契約問題で伺います。  まず公取委に伺いますが、小泉内閣は規制緩和を進めるため、特区法を成立させました。利潤追求の企業に大学教育への参入を認めたわけです。政府は、地域産業を担う人材や不登校児...全文を見る
○吉川春子君 平成十五年度司法試験合格者千百七十名の九四%に当たる千九十九名等がリーガルマインドの司法試験対策講座を受講した者であるかのように表示をしたということで排除命令を出されたと。そして、排除命令の内容は、今後こういうことをしてはいけないと、これは事実に反する内容でしたよと...全文を見る
○吉川春子君 文科省の副大臣にお伺いいたしますけれども、リーガルマインド大学は雇用契約ではなくて業務委託契約によって専任教員を雇っています。賃金も週一こま一万円とか一万二千円で、専任教員は月額五万円程度で働いています。大学設置基準の第十二条によれば、「教員は、一の大学に限り、専任...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと、いいです、時間がないので簡単に。ちょっと、じゃ、一言ね。
○吉川春子君 大学の教育研究の質を担保する上で非常に設置基準の十二条、十三条等必要なんですけれども、委託契約の専任教員には研究費の保証が全くなし、研究室も個室はなし、十坪ほどの大部屋に十四、五の机が置かれ、教員名簿に名前が載っていない講師が席を占めている。文科省自身、収益に結び付...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと、簡単にね。
○吉川春子君 厚労大臣にお伺いいたします。  一般論として、最近、企業は社会保険料の負担を回避するために、業務委託契約とか業務請負契約で労務提供を受けて問題になっています。厚労省は労働者性に対する基準として、使用従属性に関しては指揮監督下の労働者であること、仕事の依頼、業務に従...全文を見る
○吉川春子君 それで、東京リーガルマインド大学の教授としての仕事の内容は、ちょっと資料をお配りいたしました、皆様に。業務委託契約という資料がありますけれども、資料1、これは専任教員として交わしている業務委託契約書なんですけれども、第一条の二では、委託業務を再委託できないとされ、代...全文を見る
○吉川春子君 先ほど、まずスケール、基準を言いまして、その基準に照らしてこの契約は非常に拘束性が強く、これは労働者と言うほかないと思うわけですけれども、実態面の問題について私は厚労大臣に調査を要求します。  リーガルマインドは、二百十九名と報告されている専任教員のうち百四十八名...全文を見る
○吉川春子君 厚労大臣、リーガルマインド大学は、ここの労災保険加入実績、強制適用を見ますと、開設前の二〇〇二年の労働者は二千百三十三人、大学開設後の二〇〇四年は千八百五十七人、二百七十六名も減少しているわけです。異常ではないでしょうか。本当は増えるわけでしょう、大学を開設している...全文を見る
○吉川春子君 文部副大臣にお伺いいたしますけれども、このセーフティーネットの問題ですけれども、千代田区長や新宿区長が、社会的信用を失墜させ、大学設置事業に係る経営を危うくする事態と指摘するとおり、キャンパスは千代田区を含め全国で十一か所、収容定員が四千九百二十人なんですが、入学定...全文を見る
○吉川春子君 この特区法成立のときも、セーフティーネットがあるから大丈夫だ、大丈夫だと当時の河村副大臣が繰り返しおっしゃっていることですので、そこはきちっとしていただきたいと思います。  時間がなくなりました。最後に、厚労大臣とそれから内閣官房にお伺いしますけれども、要するに、...全文を見る
○吉川春子君 時間が過ぎましたので、終わります。
07月29日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第10号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。今日はどうもありがとうございます。  まず、榊原参考人にお伺いしたいんですけれども、二万四千七百局の中で簡易郵便局が四千四百四十七局ありまして、そのうち個人が受託しているのが三千三百程度、三千三百局程度あるんです。この簡易郵便局を存立させ...全文を見る
○吉川春子君 非常に銀行代理店ということになりますといろいろ高度な知識とか必要ということも一つあると思うんですけれども、同時に、今銀行代理店として認められない、例えば兼業とかいろんなところについても簡易郵便局になることによって銀行代理店になれると。だから、銀行代理店になりたかった...全文を見る
○吉川春子君 紺谷参考人にお伺いしたいと思います。  まず、JRとかNTTの民営化という問題について、ここが非常にうまくいっているから今度は郵貯なんだという議論が、最初かなり小泉総理もおっしゃったと思います。もっとも、JRの事故がありましてからはそういう御発言はなかったように記...全文を見る
○吉川春子君 もう一つお伺いしたいんですけれども、紺谷参考人は、民営化されれば採算が悪い過疎地や小口利用客が切り捨てられると述べておられました。その過疎地の問題がさんざん出ましたので、小口の利用客が切り捨てられるという、その内容について御意見を伺いたいと思います。
○吉川春子君 ありがとうございました。  中田参考人にお伺いしたいんですけれども、今、紺谷参考人がおっしゃったこととの関連があります。今、日本のメガバンクのホームページを見ますと、預金額が五千万以上、一億円、五億円という超富裕層とか富裕層という言葉がホームページに出てきますけれ...全文を見る
○吉川春子君 郵貯自身が今のメガバンク以上の超大型の金融機関になり、競争を激化させるわけですから、今でこそ郵貯がただで口座を置いている、置いておけるという制度、それがなくなった暁に、本当に国際的にもグローバルに競争していく金融機関が弱者のための配慮がなされるだろうかという懸念を私...全文を見る
○吉川春子君 正確な数でなくてもいいんですけれども、恐らく郵便局というのは、銀行が駅前に支店を設けているのと違って、過疎地とかそんな便利じゃないところに散らばってあると思いますけれども、そういう郵便局が今、山口県民の生活にとってどういう役割を果たしているとお考えでしょうか。それが...全文を見る
○吉川春子君 公社であっても破綻してなくなってしまうかもしれないという御懸念をお持ちなんですか。
○吉川春子君 ありがとうございました。  終わります。
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、田中参考人にお伺いいたしますけれども、先ほど日本を投資社会にするというお話があったかと思いますが、日本人というのはリスク商品を買うよりも安定して低金利でも郵貯へと、こういう...全文を見る
○吉川春子君 泰阜村の松島村長にお伺いします。  泰阜村と言えば、本当にぎりぎりの財政の中で福祉の充実ということに大変熱心に取り組んでおられるところと承知しておりますけれども、ここには特定局が二つと簡易郵便局が一つあると伺っておりますが、この簡易郵便局の維持について大変御苦労を...全文を見る
○吉川春子君 いや、分かります。
○吉川春子君 簡易郵便局というのは本当に、四千四百幾つあるんですけれども、一番困難なところにあって、しかもこれは公社がやっているのではなくて、個人とか自治体とか農協とかやっているんですけれども、泰阜村のこれは、自治体がそれでは引き受けておられるということなのか。そして、運営は、今...全文を見る
○吉川春子君 茨城の八千代町の稲葉議長にお伺いいたしますけれども、先ほどのお話の中で、六つの郵便局があって、その中の一つは簡易局だというお話ですけれども、ほかにも金融機関は幾つかあるんだと、しかしそれは一か所に集中していて、郵便局だけが全地域に散らばっているんだという、こういうお...全文を見る
○吉川春子君 この簡易郵便局もそうなんですけれども、要するに郵貯、簡保の収入で維持、特定局も郵貯、簡保の手数料で維持されていると、その上がりが七割という形で維持されておりますが、御承知のように、法案では郵貯、簡保の義務付け、ユニバーサルサービスの義務付けというのはなされていないと...全文を見る
○吉川春子君 まあ、これは参考人の責任というより政府の責任なんですけれども、それで本当にネットワークが維持できるのかどうかということを全然国会に具体的に示さないわけですよ。それで、何かあいまいな形で、郵便事業だけではなくて郵貯、簡保のいわゆる金融サービスも維持できるかのような幻想...全文を見る
○吉川春子君 田中参考人にもう一つ別のことでお伺いしたいんですけれども、実は過疎地の問題と同時に、小口預金者の保護という点で、郵便局の郵貯の今のやり方は大変優れているし、送金手数料も安いですし、ところがメガバンク、日本でも口座利用料というものを取るようになっていますし、こういう郵...全文を見る
○吉川春子君 ATMをお年寄りは使えないわけですよ。でも、郵便局だと親切に出てきてやってくれるし、窓口でやってもらえるわけですよ。ATMの利用料は、御承知かと思いますが、時間外とか休日は普通の銀行は手数料を取るんですね、銀行は。ただなんですよ。もうこれは本当に弱者にとっては有り難...全文を見る
○吉川春子君 終わります。  どうもありがとうございました。
08月02日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第12号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日は、午前中から、ネットワークを維持すると、郵便局のネットワークを維持するという答弁が繰り返し行われてきましたけれども、国民は果たして納得されたのでしょうか。  過日、地方公聴会で、岩手で行われたその議事録を拝見しますと、簡易郵便...全文を見る
○吉川春子君 私は、総理にそこの郵便局はなくならないと実は断言してほしいわけなんですね。  ちょっとこれをごらんいただきたいと思うんですが。(資料提示)現在、郵便局の数が二万四千約七百ありまして、そして特定郵便局が約一万九千、そして普通郵便局が千三百八あって、簡易郵便局というの...全文を見る
○吉川春子君 簡易郵便局というのは、公社も地域の方も、もうかるということではなくて、生田総裁がお答えになりましたように、できないところをお願いしてやっていただいている。地域に必要だから、酒屋さんやりながら、商店やりながら、同じお店の中でもう一つ郵便局の窓口を開いて、ぎりぎりのとこ...全文を見る
○吉川春子君 岩手の先ほどの公述人の方が、郵便局の年収、簡易郵便局の年収というのは三百六十万ぐらいです、平均しても、でも実際は二百五十万円前後の局が大半で、決して恵まれているとは言えない、国に対するボランティアだと思ってやっている、その中で固定費の収入が七〇%を占めているとおっし...全文を見る
○吉川春子君 なぜ採算の取れない過疎地で、個人や自治体にお願いしてまで郵政公社は簡易郵便局を設けて郵貯、郵便貯金を取り扱っているのかと申しますと、それは郵便貯金法の目的である、あまねく公平に利用させる、国民の福祉の増進、こういう規定によるものではないかと思いますが、もう一度総裁、...全文を見る
○吉川春子君 竹中大臣にお伺いいたしますけれども、この簡易郵便局の固定費の部分について、民営化後もこれは維持されるものでしょうか。
○吉川春子君 その経営判断に一口で言えばゆだねられるということですけれども、全くもうからないこの簡易郵便局のようなものですね、もうかっているところもあるんですけれども、過疎地などは、そういうものをもうからないところに財政的支援までして、金融サービスの維持のためにやるような、そうい...全文を見る
○吉川春子君 全く義務規定はないんですよね。だから、簡易郵便局においてその郵便局の建物は維持されるかもしれないんだけれども、それが維持される根拠は今総理が端的におっしゃった、ないわけなんですよね。  で、もう一つ私は、パネル、もうこれが最後なんですけれども、これ見てください。(...全文を見る
08月04日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  先日、私どもの赤旗新聞に、新宿駅西口の占いに行列をつくる男女の写真と記事が載っておりました。その中で、三十八歳の男性は、郵政民営化が不安だと、職場には相談できる人がいないと、こういうふうに語っています。国会で熱い議論を、実は郵政公社の...全文を見る
○吉川春子君 生田総裁、郵便事業に、特に配達に大部分のゆうメイトが働いているわけですけれども、実数は、人数ですね、お示しいただきたいと思います。
○吉川春子君 ゆうメイトの数え方は、個々の労働者の人数ではなくて労働時間を八時間にして何人分というつかみ方で、これはこれで大変問題だと思うんですが。  厚労大臣にお伺いいたしますけれども、国家公務員の任用については、済みません、これもう一問、生田総裁にお伺いしますけれども、国家...全文を見る
○吉川春子君 まあ、実態はほとんどその郵便事業、配達とか非常に中心的な任務を果たしているというふうに思います。  それで、厚労大臣、今、生田総裁がおっしゃったように、驚くべき数字が非正規雇用という数で雇われているわけなんです。で、今度、法律的にこれが継続しませんと。ゆうメイトは...全文を見る
○吉川春子君 私は、労働・雇用分野で、全く申し上げては失礼ながら、余り今までやってこられなかった竹中大臣の視点とこの雇用に責任を持つ厚生労働大臣の視点と同じであってはならないと思うんですよ。  それで、私は特に、このゆうメイトと言われる人たちの平均雇用は四年なんですよね。労働法...全文を見る
○吉川春子君 やっぱり、郵政民営化のもう一つのねらいは大リストラだと言われているわけですね。この問題について、やっぱり本当に厚生労働省ですね、一人も路頭に迷わせないという名せりふ、括弧付きの名ですけれども、ありましたけれども、やっぱりそういう立場でこの郵政労働者、正規も非正規も含...全文を見る
○吉川春子君 生田総裁ですか、金融大臣ですか。
○吉川春子君 簡易郵便局が引き続き郵貯の業務を行うとすれば、この銀行代理業制度にのっとって認められると、こういうことになりますか。イエスかノーでいいです。
○吉川春子君 公社総裁にお伺いしますけれども、郵政公社が今簡易郵便局の委託契約を、個人ですね、個人と結ぶ際に、受託者はどういう基準で選考されているのでしょうか。
○吉川春子君 竹中大臣にお伺いいたしますが、私は個人で経営している簡易郵便局の方に何軒か会ったんですけれども、商店で簡易郵便局も経営している方は、銀行代理店なんてとんでもないと、そんな難しい事務はできない、簡易郵便局を引き受けている人の中には八十歳、九十歳、こういう人も、高齢の人...全文を見る
○吉川春子君 実態を承知していてこういう難しい、今度、銀行代理店が銀行代理業務ということで、ある一定の改革が行われるわけですね。そういう中で、さっきも、今度は認可制になると、許可制になるというお話もありました。  で、伊藤大臣に、金融担当大臣にお伺いしますけれども、銀行代理業者...全文を見る
○吉川春子君 それでは、その銀行代理業制度に許可制は導入するものの、簡易郵便局については許可制ではないと、すべてそのまま認めると、このような御答弁だったわけですね。もう一度確認します。
○吉川春子君 私は、やっぱり今の公社の中で三事業一体で、しかもバックが付いていて、そういう中ですべて公社が責任を負うというような中で行われている簡易郵便局制度を郵政民営化という形でやるということに大変無理があるというふうに思いました。  今、許可制は導入するけれども簡易郵便局は...全文を見る
○吉川春子君 時間なので終わりますが、とても大変な改革ですね。
10月14日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。質問します。  金融ビッグバンによって金融機関の間の競争が激化し、利益追求のためのいわゆるリテールバンキング戦略の下、顧客を選別し、富裕層を囲い込み、手数料ばかり掛かるとの理由で小口預金者が切り捨てられようとしています。これまでは小口預金...全文を見る
○吉川春子君 その何らかにおいて、何らかの理由において金融口座が持てない、つまり小口とかいろいろな差別的な要素があるわけなんですけれども、アメリカでは既に郵貯を一九六六年に廃止をしておりまして、ビッグバン、金融ビッグバンも日本より早く行ったわけです。  今、何が起きているかとい...全文を見る
○吉川春子君 総務省、局長にお伺いしますけれども、郵便貯金の事業経営に関する将来ビジョン研究会最終報告、コピーをいただきましたが、その中で、アメリカのマサチューセッツ州とかフランス、ドイツでこの金融排除問題について対策を講じていると思いますが、時間の関係上、端的に説明をしていただ...全文を見る
○吉川春子君 金融大臣、その金融排除の問題について各国でいろんな対策が講じているんですけれども、日本でもメガバンクを中心に顧客の選別が行われています。金融庁の資料によれば、都市銀行における役務取引の経常収益に占める割合が九五年の三月期から二〇〇五年の三月期まで十年間で三・六から一...全文を見る
○吉川春子君 総務大臣にお伺いしますけれども、この郵便貯金の事業経営に関する将来ビジョン研究会最終報告では、金融排除、ビッグバンによる金融排除の問題についてもいろいろ報告がなされていますけれども、どういう懸念が表明されているでしょうか。
○吉川春子君 今直接はお答えいただけなかったんですけれども、総務省の最終報告には、小口預金者にもたらす不利益として、ビッグバンが進展する中、金融機関間の競争激化が経営効率化の追求により、不採算店舗の整理、プライベートバンキングの導入に代表される大口顧客に対する優遇的な取扱いや口座...全文を見る
○吉川春子君 今、日本がどうしてそういう金融口座を持てないというような深刻な問題が発生していないか、それは郵貯があるからですね。郵貯はそういうものは一切取っていないわけなんですよ。福祉のために郵貯があるわけです。それがなくなるというその将来においてどうなのかという質問をしているわ...全文を見る
○吉川春子君 重ねて確認的に伺いますけれども、こういう金融口座というのは国民が生きていく上で最低限必要なものなんですね。そういうものがいろいろなその法律の改変によって、今度の郵政民営化によってなくなるということは大問題で、まあアメリカのニューオーリンズのあのハリケーンの被害なんか...全文を見る
○吉川春子君 もう、一言でいいですが、法律に書けないこともあるとおっしゃった。でも、書けないけれどもこういうものを保障するのは、こういう最低の金融口座を保障するというようなことは政府のやっぱり責務ですよね。その点、一言で。官房長官に聞きます。
○吉川春子君 それで、総務省はなかなか細かい具体的な検討をしているわけです。全部評価するわけじゃありませんけれども、中央省庁再編直前にですね。その中で、金融弱者、金融ビッグバンによる金融弱者のおそれを指摘して、それをフォローするのは郵貯なんだと、郵貯の役割をもっと拡大してきちっと...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと委員長、済みません、一言だけ最後に。  過疎地の問題、今日触れているんじゃなくて、金融的な小口預金者の問題、まあ過疎地も大問題なんですが、金融の小口預金者の問題の排除の問題について伺っていますが、先ほど来、最大限に配慮するという御答弁も官房長官からも総務大...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、郵政民営化関連六法案に反対の討論を行います。  郵政民営化法案は、繰り返し明らかになっているように、国民にとって百害あって一利なしの法案です。参議院において圧倒的多数の反対で否決されたのは当然の帰結です。二院制を尊重するなら、両院協議会...全文を見る
10月18日第163回国会 参議院 総務委員会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  指定管理者制度についてお伺いしたいと思います。  二〇〇三年の六月に、地方自治法二百四十四条の改正で指定管理者制度がつくられました。この制度は、公の施設の管理、運営に民間事業者の参入を認めるものです。直接的には、総合規制改革会議中間...全文を見る
○吉川春子君 私は、公営プールをもう四六時中利用していますので、こんなものはフィットネスクラブに渡さなくても、もう、例えば東京都でも立派にやっていると思いますので、プールの論争はまた別の機会にいたしますけれども。  例えば、千葉県では、〇四年九月、県の外郭団体である千葉県身体障...全文を見る
○吉川春子君 制度はいいです。
○吉川春子君 要するに、経費節減ということが前面に出てきて、福祉とか労働条件とか、そういうものの切捨てに走っている各例を今挙げたわけなんですけれども。  例えば、指定管理者制度の導入に当たって、総務省の通知で複数事業者による競争で事業者選定を指示しています。公募か非公募かは自治...全文を見る
○吉川春子君 要するに、福祉の増進とか雇用の継続とか、そういうことよりも効率化、経費削減、そういうものが非常に前面に出ている制度で、それを全然否定されなかった、今の答弁の中でもね。そういうようなことが私はこの指定管理者制度の大問題だというふうに思います。  それで、これは大臣に...全文を見る
○吉川春子君 NTT、JRも事故率が物すごく高くなっていって、ああいう大事故も結果として起きたと。NTTは、働いている人たちがどういう過酷な運命に遭っているか、現役の年金まで大幅に切り下げられているかと。これはまた別のところでやりたいんですけれども、そういうものが犠牲になって民営...全文を見る
○吉川春子君 全く否定されない、もうこれは非常に重要な問題だと思いますね。  それで、最後に、もう時間がなくなりました、もう一点だけ伺いますけれども、公共物の民間への所有権移転まで今云々されているわけですね。規制改革の推進に関する第三次答申は、今後の課題として、公共施設の民間に...全文を見る
○吉川春子君 委員長、済みません。  時間がなくなりましたのでこれ以上議論ができませんが、大変なことを考えていると、公共財産をどう思っているんだと、税金で今まで造ってきたものを所有権まで含めて民間に明け渡すということも否定しないと。もう官から民へということは、本当に国民にとって...全文を見る
10月19日第163回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。今日はどうもありがとうございます。  最初に隅野参考人にお伺いいたしますが、レジュメの一番最初に、今日の日本の政治状況において、日本国憲法九十六条に基づく憲法改正国民投票法等を国会が早急に制定することについては疑問を持っていると書かれてお...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。  私も先生の御意見に同調する点が非常に多いのですが、ただ、世論調査、アンケート調査をいたしますと、憲法改正をすべきだという声も結構多いんですね。まあ九条については改正しない方がいいという意見が圧倒的に多いということは承知していますが、一般...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。  只野参考人にお伺いいたします。  先ほど来の郵政民営化、参議院での否決、続いて解散・総選挙の議論、大変興味深く、また学問的にも、こういうふうに見るのかという点で啓発されました。  それで、人気投票的なことというのは常に避けられないわ...全文を見る
○吉川春子君 当調査会で首相公選制が是か非かという議論もかつてされたんですけれども、私これも人気投票制になるような気がして大変危険だなと思って、もちろん改憲に反対ですから首相公選制にも反対なんですけれども、そういう側面があるかなと思って議論に参加したことがあります。  それで、...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。  終わります。
10月20日第163回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。質問します。  まず、会長、NHKは戦時中に大本営発表で国民を動員して戦争協力の先頭に立ったり、また、戦後GHQの指示で労働運動活動家、共産党員シンパを解雇したレッドパージがまずNHKから始まったなど、痛苦の歴史を経て今日に至っていると思...全文を見る
○吉川春子君 権力からの自律なしに視聴者の立場に立つということはできないと私は考えております。公共放送の原点は権力からの自律です。  戦後、今お話ししましたけれども、NHKは再出発に当たって政府からの独立、自主財政の原則を掲げました。NHKが今年の八月に発表した調査でも、受信料...全文を見る
○吉川春子君 具体的にはおっしゃらないわけですけれども、NHK新生プランについて具体的に伺いますが、受信料未払、未契約に対する民事手続の活用の、受信料支払督促の活用を検討するとしておりますが、この受信料不払が三つのカテゴリーに分類されておりまして、不祥事に伴う支払拒否百二十七万、...全文を見る
○吉川春子君 それで、受信料の、受信契約を結んでいる受信料不払のみならず、受信料契約を締結していない人に対しても民事手続に沿って督促を行うと、こういうふうに読めるわけですけれども、債務不履行などの法的手続はこれらの人々に対しては取れないんですよね、契約関係がないわけだから。そうす...全文を見る
○吉川春子君 今までどおり、やっぱり理解を深めて、契約を結んでない人には結んでくださいと、お支払いされてない方にはお支払いしてくださいと、こういうことに全力を投入しますと、それで今まで来たわけで、私はそれでいいんだけれども、いいと思うのですけれども、改めて何か、いかにもこれを読む...全文を見る
○吉川春子君 そういうことをおやりになるんだったらば、私が伺っているように、具体的にどうやるのかと国会の場で明らかにすべきじゃないですか。何となく抽象的にこういうことをやりますよということじゃなくて、どういう計画でおやりになるとか、そういうところまで突っ込んでNHKはもうお考えに...全文を見る
○吉川春子君 放送法三十二条につきましては、やっぱり憲法の二十九条との関係でどうなのかという議論が国会でも繰り返し行われてまいりまして、契約自由の原則とか、契約自由じゃないですよね、放送法三十二条はね、義務付けているわけだから。そういうような議論もされてきて、非常に難しい問題があ...全文を見る
○吉川春子君 NHK会長にお伺いしますけれども、受信料というものはどういうものであるとお考えになっていますか。やっぱり受信料制度というのは国民の理解と支持によってのみ支えられていると、これが従来のNHKの基本的な考え方だと思うんですけれども、そういう信頼と理解を崩すということ、N...全文を見る
○吉川春子君 時間がなくなりました。さっきお触れになりましたように、戦後六十年に向けての番組の中で、私もラジオ放送など何遍も聞かせていただきましたけれども、大変中身のある放送番組も提供されたと思います。  NHKがこの問題をきっかけにおかしくなってしまうということに対して、本当...全文を見る
○吉川春子君 日本共産党を代表して、二〇〇一年度及び二〇〇二年度、二〇〇三年度の各NHK決算について反対の討論を行います。  まず、三年分の決算をまとめて短時間で審議することについて、国会自ら強い反省をしなくてはならないことを指摘しておきたいと思います。  公共放送の原点は、...全文を見る
10月24日第163回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  義務教育諸学校の非常勤講師問題を質問します。  義務教育の在り方として、どの子にも分かる豊かな教育、どこに住んでいても質の高い教育が受けられることが必要です。そのためには、教員には研修とゆとりが必要です。十分な教員の配置も不可欠です...全文を見る
○吉川春子君 いわゆる人確法は臨時採用の非常勤講師にも適用されると思いますが、念のため確認します。
○吉川春子君 そこで、十六年度の全国の教職員の採用数、常勤、非常勤、それぞれ数字をお示しいただきたいと思います。
○吉川春子君 要するに、非常勤講師の採用の数の方が上回っているという実情にあるわけですね。これは大変問題だと思います。  非常勤講師の場合に、例えば埼玉県で臨時教員をしているKさんは、臨時教員は自分であちこちの教育委員会に足を運んで就職活動をしなくてはならない、だから毎年三月に...全文を見る
○吉川春子君 端的に伺いますけれども、正規の教員の一時間当たりの給与、それから非常勤講師の一時間当たりの給与、それぞれ幾らになっていますか。
○吉川春子君 まず伺いますけれども、この二千八百円という地方交付税の単価以下で採用されている非常勤講師というものも結構全国にいるんですね。少なくとも文科省として、その二千八百円で、非常勤講師を仮に採用する場合でも、二千八百円という線は下らないような、そういう指導はされていますか。...全文を見る
○吉川春子君 文部省が二千八百円というお金を示しながら、例えば千五百円で採用されたり、そういう例も私が聞いたところではあるんですけれども、そういうことは好ましいんですか。やっぱり、文部省が示したこういうことを大体守っていただくと、そういうことが最低限必要なんじゃないでしょうか。そ...全文を見る
○吉川春子君 適切に支給されていると文科省が判断する基準として、大体二千八百円ぐらいで、まあ上下は多少あるにしても、大幅に下がらない程度でという、こういうふうに考えていいですか。
○吉川春子君 ちょっとしつこいようなんですけれども、私が言ったそういう考え方というのは、余り大幅に下がらないように、大体そういう水準でという意味、という意味ですか。イエスかノーかで。
○吉川春子君 それで、今文科省が示された非常勤講師と正規の職員の単価の中には退職金と一時金というものが含まれていないわけです。  ちょっと時間がなかったので、退職金、一時金を含めた額をそちらの資料を基礎にして私、計算してみました。そうしましたら、大体三千幾らになるんですね、三千...全文を見る
○吉川春子君 大臣、正規の職員と非常勤講師、一時間働いて同じ授業をするわけですよ。私も本当に若いころ、ちょっと教師していたことがあるんですけれども、やっぱり全力で子供たちに教えるわけですよね、その一時間はですよ。それが正規だと一〇〇とすると非正規は八と、こういう、今現状ではそうい...全文を見る
○吉川春子君 もう時間が、これで時間切れなんであれですが、是非、大臣の答弁、期待しています。実情も調査されて、本当に日本の教育のために全力で頑張っている非常勤講師がたくさんいるわけですね。その待遇改善を人確法の線にも沿ってやっていただきたいし、教育財源を一般財源化するなんというこ...全文を見る
10月25日第163回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  昨年十月二十三日の中越地震からちょうど一年たちました。現地では九千人を超える方々が自宅の再建がいまだならず、田畑の修復も実現しないまま二年目の冬を迎えようとしています。  中越地震では災害時における放送はどのような役割を果たしたのか、今...全文を見る
○吉川春子君 二問続けて御答弁いただきました。  やっぱり電源が接続されてなかったとか、あるいは職員が非常に扱いに慣れていなかったとか、今答弁がありましたが、そういう原因で連絡が取れませんでした。それで、在京民放ラジオ八社が災害とラジオに関する調査を行いまして、それによると、中...全文を見る
○吉川春子君 事務局に伺いますが、この資料、電波法関係審査基準をいただいたときに、これの(ア)で、今私が読み上げました文章で義務付けていると、こういう御説明でしたが、今大臣の御答弁では、義務付けてないけれども徹底するよというお話でした。義務付けてはいないんですか。
○吉川春子君 大臣が徹底するよと言ってくださったので、それはもうそれで了解しました。  つまり、これが義務付けている規定だとすれば、もっと明確に自家発電装置を備えよというふうに書き直した方がいいんじゃないかという質問なんです。  もう一度、どうですか。
○吉川春子君 文章を書き直すということに受け止めていいですね。
○吉川春子君 防災無線とともに身近な情報が欲しい被災者の要望にこたえて、現地のFMゆきぐに、FMながおかのコミュニティー放送が被災住民に必要な情報を提供し続けて、大変大きな役割を果たしてきました。  被災地の南魚沼市にあるFMゆきぐにでは、山本安幸取締役放送局長は、被災者の方々...全文を見る
○吉川春子君 このFMゆきぐにでは、停電になったけれども、バッテリーや自家発電の備えがあって、大変な苦労をしながら燃料を確保して放送を継続したと。FMながおかは、幸いにも停電からは免れましたけれども、二十ワットの出力で、情報が多くの被災者に届かないと判断して、今大臣からも一部お話...全文を見る
○吉川春子君 放送法六条の二で災害時の義務付けがされておりまして、災害の場合の放送事業者は災害発生予防、災害軽減のための役立つ放送をしなければならないとなっています。放送法三条二で、放送事業者の定義の中にはコミュニティー放送も入ります。実際、今回の地震でも重要な役割を果たしている...全文を見る
○吉川春子君 今、制度がないわけなんですね、大臣。  麻生大臣に最後、もう時間が来てしまいましたので伺いたいと思うんですけれども、やっぱりこういうミニコミというかコミュニティー放送、FM放送が非常に果たす役割は大きいわけです。NHKとか大きなところから大きなニュースももちろん必...全文を見る
○吉川春子君 長岡市と協定を結んでいるんですけれども、費用負担はしないという協定を結んでいるんですね。それで、別途協議するという形で欄外のところにあるんです。是非、どういう形であっても、そういう形で、大臣が検討すると言ってくださったので大変期待をいたしまして、是非検討して役に立つ...全文を見る
10月27日第163回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、総務大臣にお伺いいたしますが、人事院の制度は憲法二十八条の労働三権の制約の代償措置として設けられたことは言うまでもありません。人事院創設の際の国家公務員法一部改正案の提案理由説明で、政府は次のように言っています。不偏不党、いかな...全文を見る
○吉川春子君 私は、我が党は人事院制度についてはちょっと意見はあるんですけれども、この人事院創設の趣旨からいって、人事院の独立性を侵すような要請を内閣としてしてほしくない、これは私の見解ですが、人事院総裁、お伺いいたします。  今年の九月二十七日の経済財政諮問会議に出席して、公...全文を見る
○吉川春子君 やはり、その独立性というものは人事院の命ですから、その辺はもう十分にそういう立場で発言をし、行動していただきたいと思います。  時間の関係で次に行きますが、地場賃金という概念を今回給与法、人勧で導入されました。民間賃金が平均より低い地域で公務員の給与が地場企業の賃...全文を見る
○吉川春子君 地場賃金という言葉は法律にないですよね。一言だけ。
○吉川春子君 それで、公務員給与を四・八%も一気に引き下げるということは物すごい不利益ですよね。そういう不利益をやれるというんであれば、やっぱりさっきのその人事院の創設の趣旨説明と相反するわけですから、法律に明記すべきじゃないんですか、少なくともやれるというんだったらば。その点は...全文を見る
○吉川春子君 今まで二十八条に基づいて一%か何%か上下はしてきたわけですよね。下げたことはほとんどないんだけれども、上げてきましたよね。今度は四・八%一律に下げると。新たに地場賃金などという概念を導入してやってきたわけです。今までと違うことを、全く違うことを今年やったわけでしょう...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと語尾が聞き取れなかったんですけれども、比較対照にするということは適切でないと、このようにおっしゃったんですか。
○吉川春子君 時間が迫られておりまして、公務員の数と公務員の人件費の国際比較について質問をしたいと思います。  麻生大臣が繰り返し日本の国家公務員というのは諸外国と比べて多くはないんだということをおっしゃっておりまして、(発言する者あり)公務員全体ね。それで、それをパネルにした...全文を見る
○吉川春子君 私は、大臣も一部おっしゃっていますけれども、国家公務員は国民のサービスとの関係で必要なところは増やさなきゃならないと。それは、例えば学校の先生であるとか労働基準監督官であるとか、あるいは法務省の職員であるとか、いろいろなところを、本当に国民はもっともっと増やしてほし...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案及び国家公務員退職手当法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案は、人事院が小泉内閣の総人件費削減という政策方針に追随して公務員の大幅賃下げ勧告...全文を見る