吉川春子

よしかわはるこ



当選回数回

吉川春子の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第164回国会 参議院 総務委員会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  除排雪対策に係る地方交付税について伺います。  この冬の例年にない大雪で過疎地、高齢世帯、母子世帯などは除排雪が非常に困難になって、農業、生活に大きな影響が出ています。生存権が脅かされている地域もあります。  二月二日現在で死者は...全文を見る
○吉川春子君 資料を配付いたしました。これは総務省に計算していただいて、パーセンテージだけ私が計算して入れたものですが。  新潟県十日町では特交総額が二十六億六千五百万円、これは十六年度です。そして、決算額が十四億四千万円ということで五四%でした。ところが、今年は、特交はまだ配...全文を見る
○吉川春子君 軽度生活支援事業の廃止、一般財源化について伺いますが、過疎地で高齢化が進んでいる自治体におきましては、除排雪のための人手確保というのが緊急な課題です。新潟県は冬期保安要員、県単です。長野県の栄村は十二月中旬から三月末まで期間を区切って臨時公務員を採用して冬期に備えて...全文を見る
○吉川春子君 高齢者等の雪下ろし支援経費というふうなことになっているんですけれども、この高齢者等の「等」の中に要支援世帯に限らないという内容も含まれているというふうに理解してもよろしいでしょうか。
○吉川春子君 厚労省に伺いたいと思います。  豪雪それ自体が災害という国土庁長官の答弁は有名なんですけれども、災害救助法では一シーズン十三万七千円、一軒当たり、という額が例示されておりますけれども、例えば栄村ではもう今年はこれは使い果たしたということです。  災害救助法を決め...全文を見る
○吉川春子君 竹中大臣、今年の豪雪災害ではもう死者が百十八名も出ているわけですけれども、その一因に軽度生活援助事業の廃止が指摘されてもおります。過疎・高齢化が進む中で、豪雪による被害者を二度と出さないためにも、今回の災害から教訓を酌み取るということが大事です。災害対策に必死になっ...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと時間がなくなってライブドアまで行けなくなったんですけれども、最後に一問だけ、ライブドアの、竹中大臣が閣僚としてただ一人堀江氏の応援に行ったという問題について指摘をして、伺いたいと思います。  ライブドアが一株を百分割、一年間で累計一万株に株式分割すると、ニ...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、平成十七年分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対の理由は、本法案が、本来二〇〇五年度に地方に配分すべき交付税を翌年度に繰り越し、国の財政不足の補てんに充てているからであります。  ...全文を見る
02月22日第164回国会 参議院 憲法調査会 第1号
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○吉川春子君 私は、今回の国民投票制の調査で、スイスとフランスにはそれぞれ国民投票制が国民の間に定着していて、民主主義を支える制度として機能していることを実感しました。これは、立憲制度の立場からも大変必要な制度であり、同時に日本とは比較できない長い歴史と地方自治の上に存立している...全文を見る
○吉川春子君 先ほど報告させていただきましたが、四点について質問をさせていただきます。  まず、フランスのデクレについてなんですけれども、舛添先生の方から時代に即したルールが作れるという良さがあるという御指摘がありましたけれども、逆に言うと、その時々の政府の思惑によってデクレの...全文を見る
○吉川春子君 分かりました。  先ほど民主党の藤末議員の方からどれぐらいの期間が法案の検討に要されたかという趣旨の御質問があったんですけれども、スイスは、この議運の議事録の末尾に掲載されていますように、この報告がですね、一八一五年のウィーン会議で永世中立国として承認されて民主主...全文を見る
03月13日第164回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、防衛庁長官、お伺いいたします。  昨日行われた厚木基地の米空母艦載機の岩国基地への移転計画の賛否を問う住民投票におきまして、受入れ反対が八七%を占めました。反対票は当日有権者の五一・三%と、これも過半数を占めました。  防衛...全文を見る
○吉川春子君 市民の良識が鮮やかに示された歴史的な勝利だと私は考えております。新たな段階に入ったと言えます。地元の合意を得なくてもいいというその考えを改めて、計画を撤回するように強く求めて、次の質問に入ります。  格差、最賃問題を質問いたします。  厚生労働大臣、正規と非正規...全文を見る
○吉川春子君 今の答弁に、ちゃんと答えるように、委員長、言ってください。  答えてないですよ。きちっと答えてください。通告もしてあるじゃないですか。
○吉川春子君 格差はどうなってますか。  ちょっと、ちゃんと答えてよ。時間がもったいないじゃないですか。
○吉川春子君 ちょっと、一遍にちゃんと答えてくださいね。  これ厚労省が、大臣、出されている表を私はこれを棒グラフにしたものですけれども、(資料提示)一九九〇年、九五年、二〇〇四年という形で比較しますと、一般の労働者とそれからパート、男性ですけれども、両方とも、格差がこんなに広...全文を見る
○吉川春子君 いいです。
○吉川春子君 一般労働者の方もお伺いしましたよね。どうなってますか。
○吉川春子君 九五年と二〇〇五年と比較しますと、一般労働者が、正規が四百四十六万人減って、非正規が五百九十万人増えています。小泉内閣の構造改革、規制緩和路線の結果、非正規労働者が大幅に増えております。  そこで伺いますけれども、非正規雇用労働者の賃金は最低賃金が基準となります。...全文を見る
○吉川春子君 パート労働者が、最賃以下及び最賃より一五%程度にいる人が二八%もいると。これは、パートの三割近い労働者が最賃ぎりぎりのところで働かされているということで、大きな問題だと思います。  それで、ヨーロッパの各国では一般労働者とパートとの時間当たりの賃金の格差はほとんど...全文を見る
○吉川春子君 ここから更に税と社会保険料を差し引いたらどうなりますか。
○吉川春子君 今の数字を前提にして、厚労大臣、一か月一生懸命働いて十万から十一万ということでは独りで自立して暮らせないと思いますが、いかがお考えですか。
○吉川春子君 大臣、これで一か月独りで暮らせますかということについてはどうお考えですか。
○吉川春子君 最賃でいいです。
○吉川春子君 暮らせるかどうかという点についていかがお考えですか。その点ちょっとお答えください。
○吉川春子君 それでは、東京都の二十三区の場合、一級地の場合、生活扶助と住宅扶助で一か月幾らになりますか、単身で。
○吉川春子君 非常に答弁があれね。  配付資料の二を見ていただきたいと思うんですが、これは厚労省で配っている資料に私が色を付けたものです。で、上の方は生活保護基準、下の方は最賃なんですね。つまり、最賃より生活保護基準が下回っていると。実はこの問題は五年前にも私質問しまして、当時...全文を見る
○吉川春子君 このパネルを大臣見ていただきたいんですけれども、(資料提示)これは最低賃金の国際比較なんですね。それで、日本は六百六十八円、購買力平価で計算していただきました。で、イギリスは千三十九円、そしてフランスは千百四十八円。大体フランスの五割台。これは、生活保護基準の比較は...全文を見る
○吉川春子君 公労使三者で決めているということですが、最賃法の中に最賃を決定する条件として企業の支払能力というものが入っています。この企業の支払能力などということを諸外国で入れている国があるでしょうか。
○吉川春子君 ILO百三十一号条約の見出しはどうなっていますか。名前を言ってください。
○吉川春子君 日本はいつから開発途上国になったんですか。
○吉川春子君 開発途上国に特に適用する条約、そこにその経済云々かんぬんということは載っているし、しかしそこに企業の支払能力を込めよなんていうことは絶対言ってないじゃないですか。そんなことを理由にして生活保護基準にも達しないような最低賃金の水準を示しているということは、大臣、非常に...全文を見る
○吉川春子君 今でも、生活保護基準で生活している人がこれで生活できないと、裁判も一杯出ているんですね。その生活保護基準より更に四、五万も低いような最低賃金というのは、もう本当にどうにもならない、国際的にも恥ずかしいものです。是非、最賃法を改正して、生計費に見合うそういう内容を決め...全文を見る
○吉川春子君 この最賃よりもっと低い賃金で働かされている労働者がいます。  国土交通大臣、北海道で起きましたタクシー労働者の水揚げなどがその最賃以下だとして解雇された事件がありましたが、こういう企業に対してどういう指導をされましたか、お伺いします。
○吉川春子君 厚労省にお伺いしますけれども、タクシーは公共交通機関として国民が安心して利用できるようにする必要があるんですけれども、不景気、景気が回復が思わしくない、雇用事情が悪い等の北海道におきまして、道の労働局が北海道タクシー運転手の賃金の実態を分析しましたけれども、その結果...全文を見る
○吉川春子君 厚労省からいただきました資料をお配りしてあります、資料四と五なんですけれども、タクシー運転者の年間給与が、全国的には男子が五百三十四万円であるにもかかわらず、タクシー運転手は三百八万円だと。で、北海道は二百四十二万円、宮城では二百四十二万円、大阪府でも三百八万円と、...全文を見る
○吉川春子君 憲法二十五条は、言うまでもありませんが、健康で文化的な最低限度の生活を営む生存権を保障しておりますし、労働基準法の第一条におきましても、人たるに値する、そういう生活ができるような労働条件、賃金ということを規定しております。  最賃、日本の最賃自身がその水準より非常...全文を見る
03月14日第164回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  大臣にまず、岩国市の住民投票について伺います。  三月十二日に米空母艦載機受入れの賛否を問う岩国市民住民投票が行われ、九割近い反対票で、また当日の有権者の過半数が反対でありました。六十年余り米軍基地と暮らすことを余儀なくされてきた岩...全文を見る
○吉川春子君 住民投票を行ったこと自体がけしからぬという考えには、大臣はくみしないというふうに受け止めていいわけですね。
○吉川春子君 憲法の地方自治の本旨に基づく地方自治法の理念からして、岩国市民の意思は十分に尊重されなくてはならないと思います。  戦前の不幸な歴史の反省から、地方自治の確立が戦後の日本の民主化にとって不可欠な要素として憲法第八章が加わりました。それが地方自治の確立の核心だと思い...全文を見る
○吉川春子君 私は、昨日、予算委員会で防衛庁長官にも申し上げたわけですけれども、この計画は撤回すべきだというふうに考えております。  それで、指定管理者制度と雇用の問題に次に移ります。  政府の総人件費削減政策の下で、地方歳出見直しで二〇〇六年度の人員は二万二千六百二人という...全文を見る
○吉川春子君 当初、神戸市が認可した当初、延長保育など保育サービスの充実を掲げて鳴り物入りで開園しました。ところが、露骨な営利優先でまともな保育が保障されていませんでした。  これは、新聞報道等によりますと、職員は全員一年契約、交通費は上限が一万円、会社の利益が出ないとボーナス...全文を見る
○吉川春子君 指定管理者になれば、例えば二割運営費を削減するわけですよ。そして、株式会社はその中から利益を上げなきゃいけないわけですよ。今、公立でやっていたって超過負担で大問題になっている。それを株式会社に任せて、しかも委託費を下げていったら、それはいい保育なんかできることないで...全文を見る
○吉川春子君 その結果、保育士七名が三月三十一日をもって免職になるということですよね。
○吉川春子君 竹中大臣、一般論としてお伺いいたしますけれども、今まで自治体直営でやっていたいろんな施設を指定管理者へ移行すると。その結果、職員が余るわけですね。どこかへ移さなきゃならない。で、地公法第二十八条第一項四号の運用はその場合どのようになされるべきであるとお考えですか。
○吉川春子君 福岡高裁昭和六十二年一月二十九日の判決で、過員整理と配置転換努力義務についてどのように判示されていますか。
○吉川春子君 一般的に労働者を民間企業で解雇する場合に、裁判所が示した整理解雇の四要件というのがありますね。その中の一つのそれをしなければ倒産してしまうのではないかという要件は公務員の場合は当てはまらないと思うんですけれども、その他の三つの要件についてはやはりきちっと守るべきだと...全文を見る
○吉川春子君 その指定管理者制度が条例化されて、そして具体的にこの四月、もう動き始めているところもありますけれども、これからどんどんそういう形で動いていくわけですね。そうしますと、そこに株式会社なり新たなほかの団体なりが参入してきますと、地方公務員が、正規の職員に限らないわけです...全文を見る
○吉川春子君 最後に一言お願いします。  であるならば、やはりその指定管理者の導入、一斉に全国の地方自治体でやろうとしている、それが住民のサービスの質を下げたり、ましてや公務員の分限免職などということにつながってはならないよという、こういう通達を出して雇用と公共サービスの質を守...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
03月16日第164回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  大臣、地方交付税の機能についてお伺いいたします。  地方交付税は地方公共団体に法律上当然帰属するという意味において地方の固有の財源だと、これは宮澤元総理の参議院本会議での答弁です。その機能というのは、どの地域にも住む住民にも基本的、...全文を見る
○吉川春子君 政府は、この地方交付税改革として大幅な総額抑制の方針を打ち出しておられます。そのために、不交付団体の増加を掲げて、二〇一〇年の初頭には不交付団体、市町村の人口割合を三分の一にするというふうに言っています。  三分の一にするためには、財政力指数は幾つが分岐点になるで...全文を見る
○吉川春子君 私の試算と若干違うんですけれども、まあ近いのです。  資料を、配付いたしました資料一、二ページにわたってごらんいただきたいと思うんですけれども、人口割合三分の一の場合の不交付団体増加の見込みという数でいいますと、北海道から沖縄まで挙げてありますが、私の試算ですと二...全文を見る
○吉川春子君 三・三兆円程度、税源移譲と歳出削減も込みでの数字ですか。確認します。
○吉川春子君 三兆円以上の税源移譲って大変な数になりまして、どういう財源で行うのかなということも思うんですけれども、そこまで議論する時間がありませんが、それができないとすると、今度歳出削減ということも一方では出てくるわけでありまして、いずれにしても大変な問題だと思うんですが、大臣...全文を見る
○吉川春子君 名古屋市が交付団体だという、極めてある意味では特殊な例をおっしゃいましたけれども、そういう名古屋市だけを例にして議論はできない。  九十団体近い団体が不交付団体になると、それは先ほども申しましたけれども、いろいろもっと、大変な自治体も全部含まれてくるということで、...全文を見る
○吉川春子君 サラリーマン、八八%に増税の影響が及ぶということは大変な問題だと思います。  そこで、大臣、お伺いいたしますけれども、この定率減税の廃止というのは、正にサラリーマン増税そのものではないのか。サラリーマン増税はやらないと公約されたわけですけれども、これは正に公約違反...全文を見る
○吉川春子君 そういうことですね。サラリーマン以外には影響を受けない税なんというものはないわけなんですね。  それで、大臣、もう一つお伺いしますけれども、昨年九月の総選挙で、サラリーマン増税を行うという政府税調の立場は取らないと、こういうふうに公約されたわけですけれども、このサ...全文を見る
○吉川春子君 解釈ではなくて事実をお伺いしていますが、平成十七年六月二十一日の税制調査会の個人所得課税に関する論点整理の中に、平成十八年度において定率減税を廃止するとともに、所得税から個人住民税への本格的な税源移譲を行う必要があると、このように明確に記されていますよね。その点はど...全文を見る
○吉川春子君 正にその中に入っていて、定率減税を廃止するということが明確に書かれているわけですね。  それで、大臣、もう一度伺いますけれども、これは、ですから正に公約違反じゃないかということなんですよ。やっぱり説明の付かない公約で選挙を戦うというのは国民を愚弄するものだと私は強...全文を見る
○吉川春子君 はい。
○吉川春子君 そこで、大臣、お伺いいたしますけれども、民間給与総額で比較すれば更に格差が生ずるわけなんですね。今の御答弁によりますと、雇用者報酬が十五兆円、マイナスで五・六%だと、企業の利益の方は十一兆円増えて七三%増加しております。今度は、民間給与総額でいいますと、九九年に約二...全文を見る
○吉川春子君 民間消費が若干増えたといっても、これはもう微々たるものなんですね。一方、賃金は下がり、非正規雇用が大幅に増えて、そして一般労働者と非正規雇用者の格差も増えていますし、医療費とか介護保険とか、これが全部値上がりになって大変な支出増であるわけです。だから、消費が若干増え...全文を見る
○吉川春子君 私、もう一枚資料をお配りさせていただきました。「大企業の経常利益と純利益(当期利益)」という、資料二というふうになっておりますけれども。  この企業十社の利益を見ていただきたいと思います。法人の純利益の上位十社は、バブル最高期との比較で二・七倍の純利益を上げて、利...全文を見る
○吉川春子君 長期の展望がどうのこうの、だから今は苦しいけれども、一番中低所得者の減税を廃止するということは到底納得できません。  それで、もう一つ、年収一千二百万以上、五千万円の高額所得者だけが減税になっているんですね、一律八千四百円。このようなやり方で余計国民の納得は得られ...全文を見る
○吉川春子君 時間ですので、終わります。
03月22日第164回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  既に三月十六日に当委員会で地方税法改正案が審議されて議了していますけれども、持ち時間の関係で前回質問できなかった点をまず伺います。  地方税法の改定で個人住民税所得割の非課税限度額が引き下げられます。所得金額への加算額が三十五万円か...全文を見る
○吉川春子君 国保料の算定基礎に個人住民税の税額を採用している市町村では、この非課税限度額の引下げによって国保税の負担も増加する人が増えます。現状でも国保税の滞納で保険証を取り上げられて被保険者資格証明を交付されるケースが大変増えています。通院を控えたり、あるいは病気を悪化させる...全文を見る
○吉川春子君 ございますって、どの程度あるか分かりますか。
○吉川春子君 要するに、国保税の未納者を一層増やすことになると、地方税のその引上げによって。そういうことを私は申し上げまして、実態をつかんでほしいと通告はしたんですけれども、つかんでいないということです。  そこで、大臣、お伺いいたしますが、三位一体改革によって市町村国保税に対...全文を見る
○吉川春子君 そういうものなんですよね、税源移譲ですからね。ところが、厚労省と総務省がかんで都道府県財政調整交付金配分のガイドラインを作成しました。それは、一号交付金、二号交付金に分けて、大変詳しい内容を記しております。  これは厚労省にお答えしていただいても結構ですが、二号交...全文を見る
○吉川春子君 ですから、大臣が答弁されたように、これは国が云々かんぬん言うようなお金ではない。しかし、それを配分するガイドラインというのを厚労省、総務省がかんで作られたわけですね。それは、やっぱり国保税の収納率アップの目的でこういうガイドラインを作ったとしか思えないんですけれども...全文を見る
○吉川春子君 埼玉県の財政調整交付金条例があるんですけれども、それに添付されている国保税徴収対策に係る事業評価基準を見ますと、ガイドラインの指示どおりというべきか、詳しい点数が付けられています。  例えば、収入未済額の圧縮、国保税の状況とか、あるいは現年度収納率の向上、国保税の...全文を見る
○吉川春子君 ここで竹中大臣にお伺いしたいんですが、具体的に、例えば埼玉県の調整交付金というのは二百四十七億六千万円になるわけです。そのうちの二分の一か三分の一か、どの程度かは別にいたしまして、市町村の収納率アップに比例して、例えば差押えの実施、公売の実施ということで資格証明書を...全文を見る
○吉川春子君 それでは、総務大臣、もう一つお伺いしますけれども、現在国保の滞納者が四百七十万世帯、二〇%弱あるわけですね。市町村の国保の資格証明書の交付数は三十二万世帯、短期被保険者証の交付は百七万世帯あるんです。保険証を取り上げられてはまともな医療を受けられないわけですけれども...全文を見る
○吉川春子君 負担、支払能力のある人が払うというのはそれは当然のことなんですけれども、現実に起きていることは、負担能力がないにもかかわらず払わされて、そして資格証を取り上げられて、そして受診を手控え、手後れで命を落とすといったような悲惨な状況が明らかになっている。こういう無慈悲な...全文を見る
○吉川春子君 もう時間がなくなりましたけど、国民年金とそれから国保と全然違う制度なんですよ。こっちで払っていないからこっちを渡さないという、こういうとんでもないことはやるべきでない。そのことを強く主張して、質問を終わります。
03月23日第164回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○吉川春子君 大臣が予算委員会から戻られましたので、質問をさせていただきます。    〔理事景山俊太郎君退席、委員長着席〕  まず、情報通信研究機構法についてですけれども、この情報通信研究機構は我が国の周波数国家標準に責任を持つ唯一の機関として標準周波数の設定及び標準時の通報...全文を見る
○吉川春子君 ところで、諸外国においては標準時間関係の機関はどこが担っていますか。
○吉川春子君 まあイギリスの独立行政法人というのはちょっと違うという議論も先ほどもありましたけれども、ともかく国家権力がこういうものを握っていると、アメリカは軍も握っていると、こういう性格の業務であると思います。  標準時の発生供給などは私はやはり国家権力が担うべき業務かなとい...全文を見る
○吉川春子君 その業務の性格が国家が行うべきことであるとされていたわけですから、いいシステムが開発されたからというのはちょっとその理由にはならないように思うわけです。  まあ、あえて伺いますけれども、例えばそのシステムが故障したらどうするんですか。
○吉川春子君 そうすると、機械が発明されれば、公務員は要らなくなるわけですね。機械がみんな取って代われると、こういうような説明に聞こえまして、もう私はちょっとこれは全然説明にも何もならないなという思いがいたしました。  それで、もう一つ伺いますけれども、その非公務員型の導入によ...全文を見る
○吉川春子君 竹中大臣にお伺いしますけれども、今までも今も、公務員が担うべきそういう業務が、機械が優秀なのができたからこれは機械に任せればいいから民間でもいいって、これは全然説明にならないと思うんですけれども、大臣は、機械に任せるからいいんだと、そういうお考えで今度の非公務員化と...全文を見る
○吉川春子君 全然やっぱり説明に合理性がなくて、やっぱり最初に非公務員化ありきかなという感じがいたします。  大臣、もう一つ、今度は独法の消防研究所の問題についてお伺いいたします。  今回、消防研究所を解散すると、そして消防庁に統合するという法律なんですけれども、その業務の性...全文を見る
○吉川春子君 国の直接こういう業務を行うということ自体は私たち反対ではない、賛成なんですけれども、人員の五割削減ということが非常に大きな問題だと思っています。  行政改革推進本部から消防研究所と防災科学研究所の統合若しくは独立行政法人の非公務員化を迫られて、消防庁は、消防研究所...全文を見る
○吉川春子君 総務省の独立行政法人評価委員会、これは〇四年八月十日に、消防研究所は国家公務員型組織として災害、事故への対応が十分できるように充実強化するとの見解、見直し案を了承しています。さらに、〇四年の十二月の十日、同じく同委員会、総務省の評価委員会では、国民の生命、財産を守る...全文を見る
○吉川春子君 国立公文書館の問題についても、内閣府の行政評価委員会ですか、これの意見を無視された格好になっていて、じゃ、各省庁にあるこういう独立行政法人評価委員会の存在意義というのは一体何なんだと、こういうことが疑わせるような今回の結果ではないかと思います。  時間がないので最...全文を見る
○吉川春子君 時間が来たので終わりますが、本当に必要なところがここじゃないですか。こんなところを削減するということに対して納得ができません。  終わります。
03月27日第164回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法等一部を改正する法律案、地方税法等の一部を改正する法律案の両案に対して、反対の討論を行います。  初めに指摘したいのは、国民と地方公共団体に影響を及ぼすこの重要法案について、三月十六日に二本一括して審議したことは誠に遺憾であ...全文を見る
03月28日第164回国会 参議院 総務委員会 第9号
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○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人情報通信研究機構法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  初めに、この法案は既に、三月二十三日、独立行政法人消防研究所の解散に関する法律案とともに二本一緒に審議され、議了されたものですが、法案は一本ずつ丁寧に議論...全文を見る
03月29日第164回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  この通勤拡大のための国、地方公務員災害補償法改正案、これに対して、公務員を保護するものでありますので、私は賛成いたします。  現在、小泉内閣のいわゆる構造改革は、公務員を減らせば改革であるかのような錯覚を振りまいて世論を誤導している...全文を見る
○吉川春子君 死亡災害が二十二件あり、自殺者が百二十二人おり、長期病休者は〇一年で六千五百九十一人という数字ですよね。で、地方公務員もそうですけれども。  それで、国家公務員の長期病休者の中で精神、行動の障害が増えてきているのではありませんか。地方公務員の場合でもそうだと思いま...全文を見る
○吉川春子君 大臣にお伺いしたいんですけれども、精神、行動の障害、こういう公務や職業生活に起因するストレスの増大が大きな背景となっていると思います。公務員のメンタルヘルス対策は、本人や家族はもちろん、職場、家庭においても社会においても重要な課題になっているのではないでしょうか。急...全文を見る
○吉川春子君 地方公務員災害補償基金の審査期間について聞きます。  申請手続に至る準備、支部審査、本部協議、支部審査、本部審査会など、非災害性の認定に要する期間が数年に及ぶことも少なくありません。これでは救済機関としての役割を果たしていないと思います。被災者の救済という基金の役...全文を見る
○吉川春子君 時間が限られていますのでちょっと飛ばしますけれども、疲労性疾病の認定処理の長期化原因は本部協議の義務付け等にありました。疲労性疾病に対しても標準処理期間を設定するなど、迅速に判断を行うように改善しなければなりません。腰痛、頸肩腕症候群などについては本部協議の義務付け...全文を見る
○吉川春子君 要するに、本部協議の義務付けを廃止していると、前から、ということですね。ちょっと確認だけで結構です。
○吉川春子君 資料を私お配りしましたが、時間がなくなりました。  資料一は地方公務員の過労死、過労自殺の公務上の認定の件数なんですけれども、見ていただきますと、二〇〇二年、二〇〇四年と比較しますと、非常に自殺の件数が増えていると、そういう資料です。もう一点の方は、地方公務員災害...全文を見る
○吉川春子君 終わります。     ─────────────
03月30日第164回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  NHKは使い込みと不祥事が幾つも起こり、国民から不信を買っています。これを払拭しなければ受信料問題も基本的には解決しないのではないでしょうか。  今日は政治介入問題について伺います。  放送法第三条、放送番組編集の自由は、放送番組...全文を見る
○吉川春子君 〇五年の七月に、NHKの発表した「「ETV二〇〇一〜シリーズ戦争をどう裁くか〜第二回 問われる戦時性暴力」の編集過程を含めた事実関係の詳細について」と、これなんですけれども、昨日、NHKからいただきました。で、それによれば、二〇〇一年の一月の二十九日に、問題の番組の...全文を見る
○吉川春子君 どういう内容だったんですか。どういう内容を説明されましたか。
○吉川春子君 このNHKの文書によれば、NHKの説明に対して、安倍議員は慰安婦問題に関して持説を展開したとなっていますが、どういう持説を展開されたんでしょうか。
○吉川春子君 決算委員会の衆議院の議事録、平成九年五月二十七日、安倍議員が慰安婦問題について詳しく質問を政府に行っております。  それによりますと、一九九三年に、河野官房長官の時代に慰安婦問題についての談話を発表していますけれども、この官房長官談話というのは、直接日本軍が慰安婦...全文を見る
○吉川春子君 前回、去年のこのNHK予算のときも私聞きまして、安倍氏に対する質問、説明の問題を伺いましたら、慰安婦問題に対して大変興味を持っていらっしゃる方だということはNHKは知っていたと、こういう御答弁でしたよね。これだけ、この議事録でも、その後のマスコミの発言でもそうなんで...全文を見る
○吉川春子君 その会長のお立場というのは、今日もう十分分かりました。  でありますから、NHKは、こんなような、その証拠として提出はされているんだけれども、否定されているということは、本来NHKとしては、こんな番組放映前に番組の内容について政治家に説明するようなマニュアルを作る...全文を見る
○吉川春子君 私は、その裁判所に提出された、公判廷に提出された証拠について伺っていません。国会の場ですからね、そんな裁判所のその審議に踏み込むようなことは伺いません。  そういう、事前に政治家に詳しいマニュアルを作って御説明するなどということはあり得ないことですねと、一般論とし...全文を見る
○吉川春子君 非常に、ちょっと的を外した答弁ですけれども、否定されているということと、そういうものはないと否定されているということと、政治家の介入を許さないんだという立場からすれば、こういうものを作ってNHKが事前に説明するということはあり得ないのだろうと、私はそういうふうに理解...全文を見る
○吉川春子君 会長、再度お伺いします。  会長がいつも言っていらっしゃる政治的中立、政治との距離、そういうことがきちんと新ガイドラインに書き込まれるというふうに理解してよろしいんですね。
○吉川春子君 竹中大臣にお伺いします。  こういう場ですからNHKに対して私も強く批判して、それはそのとおりなんですけれども、正に政治介入したのは国家権力側であると私は思っております。いずれ、このETV二〇〇一の番組にどういうことがあったのかということは裁判の場を通じて明らかに...全文を見る
○吉川春子君 はい、時間が参りました。  要するに、権力の側もやっぱり絶対に介入してはならないという、そういうやっぱり手だてとか施策とか、そういうものを日々確立していく必要があると。その点について私は強く主張して、質問を終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇六年度NHK予算案に反対の討論を行います。  反対の大きな理由は、放送の自由の根本が問われた番組改変問題に対して、NHK執行部が国民の疑問に答え真摯に取り組む姿勢を欠いていると判断せざるを得ないからです。また、NHK不信の端緒とな...全文を見る
04月10日第164回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  リーガルマインド大学、通称LEC大学問題を引き続いて質問します。  小泉内閣で構造改革特区法を制定し、大学教育に株式会社の導入を認めました。その結果、千代田区の特区として、株式会社リーガルマインド大学の設置が二〇〇四年に認められまし...全文を見る
○吉川春子君 LEC株式会社は、公務員試験とか各種国家資格試験の予備校をその前から経営しているわけですが、LEC大学に対して文科省は、正規大学生と予備校生が混在する授業が相当数存在するが、大学生の教育条件の維持向上を第一義に考慮せよとされておりまして、私は当然のことだと思います。...全文を見る
○吉川春子君 文科省はさらに、LEC大学に対して大学固有のシラバスが存在しないと注意しています。普通の大学では大学生が履修届を提出するための講義内容や授業計画について説明要項、シラバス、これは某大学のものですが、あります。このような基本的な授業計画であるシラバスが存在しない大学と...全文を見る
○吉川春子君 今局長が言われたこのリーガルマインドシラバス、これ、私入手いたしましたけれども、これは実は二〇〇五年九月二十一日に発行して学生に配付されています。それがまず文科省が問い合わせたらないというふうに言って、最初は出してこなかったものなんですね。  なぜそんなことが行わ...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと委員長のお許しをいただきまして、この資料を副大臣に見ていただきたいと思うんです。個人情報にかかわるものなので全部にはお配りできないので、ちょっと副大臣にお渡ししていいでしょうか。通告はしてあるんですけれども、内容について。委員長、よろしいですか。
○吉川春子君 じゃ、これをちょっと大臣、ごらんいただきたいんですけれども。(資料手交)  資料一から資料三まであるんですけれども、一応このシラバス、このシラバスとそれからリーガルマインドの宣伝のパンフレットの違いなんですが、例えばそこに、資料一で、A先生の場合、シラバスだと現代...全文を見る
○吉川春子君 学生の皆さんは、ビデオの授業が多くて、図書館も狭く本がないと。専門科目は資格予備校の生徒と一緒で受講して、質問も満足にできないし、五回以上質問するとお金を取られるんだそうです。それでいて、授業料は年間九十万円と、まるでペテンに掛けられたようだと言っています。学術研究...全文を見る
○吉川春子君 時間で、終わります。  副大臣、本当に御答弁のようにきちっと文科省として対応していただきたいと申し上げて、終わります。
04月11日第164回国会 参議院 総務委員会 第13号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、消防庁長官、消防本部の広域化は長官通達の行政指導によって管轄人口おおむね十万人を目標に進められてきました。しかし、いまだ管轄人口十万人未満の小規模本部が全体の六割を占めています。  今度の法案は、行政指導の手法を法律によって強...全文を見る
○吉川春子君 竹中大臣、お伺いします。  答申では、スケジュールとして、基本指針において一定の期限を区切って取り組むことが必要であると考えられる。その際、平成十八年度前半に基本方針、十八年度後半から十九年度に消防広域化推進計画を策定し、その五年程度であるべき姿の実現を目指すこと...全文を見る
○吉川春子君 そこで、先ほど来同僚委員から、認知症高齢者グループホーム等の防火安全対策について質問がありましたが、私も触れていきたいと思います。  長崎県大村市の「やすらぎの里さくら館」における火災は、非常に不幸な結果となりました。厚労省にお伺いしますが、今、認知症高齢者グルー...全文を見る
○吉川春子君 そこで、消防庁長官、伺いますけれども、長崎県での火災を受けて、認知症高齢者が入所する施設の防火安全対策の在り方が検討されて、三月二十九日にその検討会報告が出されております。  消防庁はこの報告を受けて火災等の安全対策としてどういう設備設置を義務付けようとしているの...全文を見る
○吉川春子君 厚労省の副大臣にお伺いいたします。  入所者の安全はもう非常に重要です。しかし、同時に、認知症高齢者グループホームの運営は財政的に厳しく、住宅用のスプリンクラー設置まではとてもできない実態だというふうに私も聞いております。今の運営の実態からいって、設備を設置する財...全文を見る
○吉川春子君 起こさないようにするということは当然で、でも、火事って起こってしまう。そして、起こってしまった場合には、グループホームの場合大変犠牲が出てしまうという現実があるわけですね。認知症高齢者グループホーム等における防火安全対策検討会報告書を拝見しましても、まず自分で逃げに...全文を見る
○吉川春子君 そこはいいんですけれども、その先の財政的支援がないと、今ぎりぎりの状態に置かれていて、グループホームの経営者の方もできない、負担も入所者に掛けられないというところに来ていますので、私は是非そのことを検討せよということを厚労省と総務省に強く要求して、質問を終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、消防組織法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  消防体制の充実強化は当然必要なことです。しかし、強制的ではなく、市町村消防の原則に沿って進められるべきです。  現状でも、国が消防力の基準を示し、それを目標に市町村、一部...全文を見る
04月18日第164回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  海外へ留学をさせて将来幹部として活躍を期待されている公務員が留学直後職を辞すということは深刻です。原因は、ヘッドハンティングだけではなくって、公務員バッシング、省庁再編等によるやりがいの喪失、あるいは長時間過密労働など非人間的な勤務実...全文を見る
○吉川春子君 留学の趣旨はその成果を公務に活用することと大臣の提案理由説明がありました。  続いて、人事院総裁にお伺いしますが、費用償還をすべき早期退職期間を五年間とした根拠はどういうことでしょう。  また、厚労省が、十八年度の、さきに触れました研究会報告の中で、海外留学制度...全文を見る
○吉川春子君 続いて総裁にお伺いしますが、公務員としての身分のまま給与も保障された上で国費で、国民の税金で、外国の場合は千三百万円、国内の場合で百三十五万円を掛けて留学することになります。国民への奉仕者としての責務を考えるときに、この制度の利用者が直後に退職する問題についてもう少...全文を見る
○吉川春子君 国民の奉仕者として憲法による平和国家をどのように実現していくのか、国民生活をどう守るのか。その目的のための世界各国との友好関係の維持、異文化への理解、持続可能な経済活動、途上国に求められている支援など、多面的な体験や学問研修でなければならないと思います。選抜にこの点...全文を見る
○吉川春子君 人事院の十六年度次報告で見ると、Ⅰ種公務員は、四十三万六千三百十一人の公務員中、全体の中で二万九十七人、四・六%にすぎません。そのⅠ種公務員のうち海外及び国内留学経験者は何人ですか。
○吉川春子君 Ⅰ種の大半が留学の機会を与えられているのに対して、Ⅱ種は五千三百十三人中九人、Ⅲ種が三十二万五千七百五十人中ゼロ。国家公務員の圧倒的多数はⅢ種なんですね。ごく一部のキャリアのみが特権的に制度を利用し、一部は転職する。しかも、同僚議員からも指摘されたように、七、八〇%...全文を見る
○吉川春子君 時間がないので要望しておきますが、Ⅱ種、Ⅲ種ももっと留学生を増やすようにしていただきたいと思います。  それで、配付資料をごらんいただきたいと思うんです、統計資料ができてからの十一年から五年間の派遣と退職者の状況。派遣数が最も多いのは経済産業省で、派遣者九十七名の...全文を見る
○吉川春子君 時間がなくなりましたが、総務大臣に一問もお伺いしないのは心が残ります。  資料をごらんいただきますと、退職者は総務省派遣が一五・八で最悪なんですね。派遣者を決定した大臣の責任も問われると思いますが、制度全般についてのお考えと併せてお答えいただきたいと思います。
04月25日第164回国会 参議院 総務委員会 第17号
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○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  今日はどうもありがとうございます。  まず、堀部参考人にお伺いいたしますが、私たち参議院の調査会でドメスティック・バイオレンスの法案の改正に取り組んでいたときに、この住基台帳を使ってDV夫が妻を捜し出して大変危害を加えるということを何と...全文を見る
○吉川春子君 もう一点、住民票の写しの交付について、今回は法改正の対象から外されているんですけれども、こちらの方には十四情報入っておりまして、住基台帳の四情報には比較にならないぐらい非常にたくさんの個人情報が含まれていて、これがいろいろな要件はあるけれども交付されるという現行法に...全文を見る
○吉川春子君 三木参考人にお伺いいたします。  公用の閲覧の問題なんですけれども、警察の閲覧について、捜査その他の目的ということで、かなり自由にと言うと語弊がありますかしら、閲覧されて、その後収集した情報の廃棄の問題も一つあると思うんですが、先ほど参考人が内部監査をもっと行うべ...全文を見る
○吉川春子君 捜査に関してという場合に、面的にこの地域全体という閲覧が必要なのかどうかなと、これは警察に聞いた方がいいんですけれども、参考人はいかがお考えですか。
○吉川春子君 もう一つ、選挙人名簿の閲覧について、これは簡単にお答えをいただければいいんですけれども、やっぱり選挙というのは民主主義の発露として非常に重要なものであるということを考えますと、政党の定義を行うべきじゃないし、政党法というようなことに対しては私も強く反対なんですけれど...全文を見る
○吉川春子君 時間が少なくなって申し訳ありません。マーケティング・リサーチの、何とお読みするの──田下参考人にお伺いします。  参考人の協会は非常に綱領もきちっとしていて、そういう中でリサーチをされているということですが、もしメルクマールを定めるとすれば、どういうような協会を可...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
04月26日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  簡素で効率的な政府を実現するための行革法案について質問をいたします。  政府の年次財政報告の指摘に、ここでも指摘しておりますけれども、OECD諸国の一般公共サービス、保健、社会保障などの支出を比較すると、日本は諸外国に比べて低いので...全文を見る
○吉川春子君 パネルを用意しました。(資料提示)  今大臣が言ってくださった数字がこのピンクの方の数字でございます。日本がかなり低いということです。そして、紫の方の数字なんですけれども、これは公共事業、公共事業費は日本はかなり大きな政府である、そのことが言えると思います。  ...全文を見る
○吉川春子君 今の大臣が答弁していただきましたのがこのパネルなんですけれども、(資料提示)上の色が付いている方は、公務員がやると民間がやるとにかかわらず国が定めている配置基準、これが保育所の保育士、老人福祉施設の従業員、児童福祉施設の看護師です。それから、下の公務員がやるものです...全文を見る
○吉川春子君 今大臣にお示しいただきました数字は、大体その最低の配置基準から一・七、八倍で現実の保育園は保育士の数が必要として運営されていると、こういう数字でございます。  それで、国の最低配置基準は、実際に必要な保育士の数の逆からいえば半分程度しか見ていないわけです。この最低...全文を見る
○吉川春子君 今、厚生労働大臣が答弁されましたように、いろいろ加配して足りない分を補うという努力を、これは父母の要求に従ってやってきたと思うんです。  総理、だから、この最低基準というのをもう少し保育所に関してどうぞ引き上げていただきたいと思うんですけれども、総理、いかがですか...全文を見る
○吉川春子君 待機児童ゼロ作戦ということで、最低の配置基準以下で運営する保育所が出てきたわけですね。これまでは、社会福祉法人や利益追求を目的としない良い保育をしたいという、そういう人々によって民間保育所が運営されてきました。しかし、二〇〇〇年に今総理がおっしゃられたような方針もあ...全文を見る
○吉川春子君 ベビーホテルちびっこ園では、一つの保育ベッドに赤ちゃんを二人一緒に寝かせるというその最低基準無視の危険なことまでして、今大臣から報告いただいたように、二十二人の乳幼児の死亡事故が起きています。当時ちびっこ園池袋西園は、ゼロ歳児六名、一歳児二十三名を含む六十三名を預か...全文を見る
○吉川春子君 最低基準以下の保育園でこういうことが行われたんですよ。だから、この最低基準をなくすということは、もっとこういうちびっこ園を増やすということになるわけですよね。だから、私はそういうことはもう絶対に良くないと。これ、ほかの施設でもそういうことが起こり得るわけです、国が決...全文を見る
04月27日第164回国会 参議院 総務委員会 第18号
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○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  まず、DV被害者の住基台帳の情報の取扱いについて伺います。  参議院共生社会プロジェクトチームで、二〇〇三年から二〇〇四年にかけてDV法改正作業を行いました。私はそのときにも総務大臣に対して、あるいは各省との話合いの中でも、加害夫が妻を...全文を見る
○吉川春子君 今、原則としてそういうふうに行われているんですけれども、今度の法改正というのはもっときちっとした中身で、そういう被害が阻止できるものと思いますが、現行制度の下で市町村の対応が進んでいるところとそうでないところとありまして、法改正までの間、まだDV被害者にとっては不安...全文を見る
○吉川春子君 竹中大臣に続けてお伺いいたしますけれども、私、個人情報保護法の審議の際に、自衛隊の隊員募集の名簿収集をめぐって住基台帳四情報の扱いが大きな問題になったわけですが、そのとき質問しました。  政府は、その当時は、住基四情報は何人にも公開されていると、保護すべき個人情報...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと最後の語尾がはっきり聞こえなかったんですけど、例えば早大の講演会参加者の名簿の違法な提供について最高裁判決が平成十五年の九月十二日にありまして、学生から収集した参加申込みの氏名、住所等の情報は法的保護の対象になると、こういう判断でした。  もう一度確認しま...全文を見る
○吉川春子君 今回の法案は、住基台帳の閲覧を原則禁止、法的根拠があれば国、地方公共団体の機関は閲覧請求できるということが規定されているわけですけれども、公用閲覧について次に伺います。  総務省が人口規模を勘案した抽出二十二団体に対する詳細内訳調査を行いましたが、公務員の閲覧の実...全文を見る
○吉川春子君 私は、今の答弁、大変重要な答弁で、受け止め方によっては大変恐ろしい答弁だというふうに実感をいたしました。  警備犯罪の具体例として、これは警察からいただいた資料ですけれども、刑法第二編二章及び三章に関する犯罪、破防法、日米安保条約の地位協定に関する刑事特別犯、ある...全文を見る
○吉川春子君 住民運動を監視するためにやってますなんて言ったら、それはそれで大問題ですよ。しかし、結果としてそういうふうになりかねないのではないかと、こういう情報の収集は、というふうに指摘をしたわけなんです。  これは警察庁が平成十一年に捜査事項照会についての適正な運用というこ...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、犯罪捜査、被疑者を特定するために住基台帳を活用するということは、私はありだと思うんです。それは当然必要な行為だと思うんですけれども、特定の犯罪の被疑者をまた更に特定するため以外の目的でもっても住基台帳というものは日常的に警察は活用していると、犯罪予防のた...全文を見る
○吉川春子君 犯罪の未然防止のためにというのは大変幅広い概念であり、恐ろしい概念ですよね、使い方によっては。そういうことのために住民基本台帳が活用されているということであれば、それはそれで大変問題だと思うんですが、私はもう一つお伺いいたします。  神奈川県警の連絡文書、捜査関係...全文を見る
○吉川春子君 住民等公用閲覧請求書を拝見しますと、閲覧者名として泉警察署、で、名前が書いてあります。住民票十一件、台帳の番号何たらかんたら、何冊とか、こう書いてありますよね。計七千二百二十八の閲覧をしているわけなんですけれども、これは課も書いてない、目的も書いてない、ただ閲覧者の...全文を見る
○吉川春子君 そうしますと、所属も何も書かないで、警察手帳だけでこの住民基本台帳を閲覧するということはあり得ないと、今はしていないということでよろしいですか。
○吉川春子君 全国的にはどうですか。
○吉川春子君 場合によってはそのような動きってどのような動きですか。
○吉川春子君 警察のそういう住基台帳の閲覧に関しては、やっぱり法令にのっとって、あるいは自治体の業務にのっとって本当に住民のプライバシーが侵されることのないようにきちっとしていただきたいと。そのことの確認と、収集した情報はその後どうするんでしょうか。使い終わったらきちっと廃棄する...全文を見る
○吉川春子君 住基台帳を閲覧して、使い終わったらちゃんと廃棄もしていると、そういうふうに受け止めてよろしいですか。それが内部的にきちっと、どういうふうに使い、どういうふうに廃棄し、どういうふうに保管されているかという内部的な監視の方法も警察の中では確立しているというふうに理解して...全文を見る
○吉川春子君 それはだれがそういう、ああ、きちっと廃棄したなとか、きちっと住基台帳の情報を管理しているなとか、扱われているなとかということは内部的にだれがそれを見守っているんですか。警察庁の中で、あるいは個々の県警なり警察署の中で、そういうものがシステムとしてちゃんと見守るような...全文を見る
○吉川春子君 そういう問題については、また別の機会にやるかもしれませんけれども、くれぐれも、やっぱり基本的人権の侵害というかプライバシーの侵害がありませんように、警察庁においてもきちっと管理をしていただきたいというふうに要望しておきます。  竹中大臣、法案の第十一条三項は年一回...全文を見る
○吉川春子君 警察のものがそれだからといって全部除外されてしまうと七割はその公用閲覧のその公表という目的が達成できませんので、今大臣がおっしゃられたような観点できちっと、捜査以外のものについては公表するとか、十分に、やっぱり法案のその行政機関の公表ということが形式的なものにならな...全文を見る
○吉川春子君 住民票の写しは第三者でも取得ができるんですが、申請書に債務者の所在確認などと理由を明記して借用書など書面を添えれば取得することが可能です。サラ金大手の武富士は、債権保全を理由に契約書の写しを添付し、住民票の写しを郵送で取得していました。法的に債務返済の免責を受けた自...全文を見る
○吉川春子君 質問はこれで終わりますが、そういうその債務者を苦しめるようなそういう住民票の写しの交付を防ぐ手だてを含めて、厳重な運用をお願いしたいと思います。大臣、お願いします。
○吉川春子君 終わります。
05月11日第164回国会 参議院 総務委員会 第20号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  まず、北川参考人からお伺いしたいと思うんですけれども、中越地震のときに大変ローカル局としてすばらしい放送をされてその実力を発揮されたということは私もこの総務委員会でも取り上げたことがあ...全文を見る
○吉川春子君 もう一点お伺いしたいんですけれども、二〇一一年にデジタル化ということでアナログ波が停止すると。しかし、それまでに、インフラ整備だけではなくて、今度、国民の側の受信機の保有の問題とかいろいろあると思うんですよね。それで、総務省に聞いても、いや、二〇一一年に完全にやりま...全文を見る
○吉川春子君 井手参考人にお伺いいたします。  最初のペーパーをいただきまして、「今後の課題」という点の中で、「世界最先端のブロードバンドサービス普及の流れを止めず、ICTを活用した少子高齢化等の社会問題の解決と経済成長力・国際競争力の向上を実現」と、こういうふうに書かれている...全文を見る
○吉川春子君 私、朝地下鉄で通っているんですけれども、ずっと若いころ通っていたときは、電車の中で結構文庫本を読んだり活字を読んでいる人がいたわけですよね、日本人は活字が好きですから。ところが、最近はもう、一番長いいすには七人座るようになっているんですけど、そのうち四人、五人が携帯...全文を見る
○吉川春子君 やっぱりディスプレーの画面でインターネットで情報を取って読むのと、本になったものをじっくり読むのとでは全然違いますし、質問準備などをする場合に物を読むにも、やっぱり画面だけで読んで質問準備というのはできないんですよね、国会議員の立場として。  そういうことで、私は...全文を見る
○吉川春子君 今の点とちょっと関連してもう一つ、⑥のポツ二の方なんですけれども、フリーライドが多い現状は看過できないことから、将来的には受信料支払の義務化、罰則化も検討すべきではないかというふうに書かれておりますよね。  それで、この問題も当委員会で度々、NHKが今契約不履行と...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  政府は、二〇一一年七月二十四日にアナログ放送が終了してデジタル化への全面切替えを実現するとしています。情報通信審議会第二次中間報告に基づくロードマップが公表されて、九五%のエリアがカバーされるものの、残りの五%地域ではデジタル放送が届きま...全文を見る
○吉川春子君 整備責任をどこが担うかという点がまだ明確になっていないんじゃないかという感じがするんですけれども、地上デジタル化のためにNHKだけで四千億円、民間各局が八千億円、合わせて一兆二千億円という膨大な投資が必要だとマスコミも報じています。  北海道テレビでは大小百六十五...全文を見る
○吉川春子君 その上での話なんですけれども、デジタル放送での一〇〇%のエリアのカバーがされなくても、二〇一一年の七月が来れば、とにかくアナログ放送は打ち切ってしまうのかどうか。その点、お伺いします。
○吉川春子君 受信機の話はまたこの後伺いたいと思うんですけれども、同時にアナログ放送ももう少し続けるという選択肢はもう絶対にないと、とにかく期限が来たらもう打ち切るんだと、そういうことですか。それとも、一〇〇%カバーできたら、できるということを待って打ち切るというのか、その辺どっ...全文を見る
○吉川春子君 一〇〇%やるぞということですね。  それで、受信機の普及の問題なんですけれども、こっちの方がもう少し深刻なテーマかなというふうに思うんですけれども、野村総合研究所がデジタルテレビ普及の予測を行ったところによりますと、二〇一一年末でデジタルテレビを一台以上保有してい...全文を見る
○吉川春子君 二〇一一年の七月というのは、何か一大、大混乱が起こらないようにしなくてはならないというふうに強く思うわけですけれども、何か買換えを物すごく推進すると、テレビのね。買換えをまず政府としてはお勧めすると、それが経済効果を高めるのかどうか分かりませんけれども、しかし、安価...全文を見る
○吉川春子君 テレビがもう今ないと生活できないような状態になっていますから、全く生きていく上に必要不可欠なものになっております。デジタルテレビの価格が安くなってだれでも買い換えられるという、そういう日本の社会だといいんですけれども、格差社会も一方では進行しているということがありま...全文を見る
○吉川春子君 委員長、済みません、一言だけ。
○吉川春子君 時間が来ていますので。  やっぱり国策を国の都合で国民に押し付けるという側面がこれはあるわけですね。長い期間取っていると言っても、あと、もう二〇一一年といったら目の前じゃないですか。  そういうことを含めて、テレビ格差みたいのが生じないように強く要求して、終わり...全文を見る
05月16日第164回国会 参議院 総務委員会 第21号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  二〇一一年、アナログ停波という国策が進行中ですけれども、仮に衛星通信等による新たな伝送手段の導入が認められたとしても、また仮に地上デジタル放送用中継局設置計画がロードマップどおりに九五%の地域がカバーされても、残りの五%についてだれが...全文を見る
○吉川春子君 国としては一つもないんですね、大臣の御答弁のとおりです。アメリカはデジタル放送を、本年打切りの予定でしたけれども、三年先に延ばしています。  放送法九条の五項、いわゆるあまねく条項の、受信できるように設置しなければならない義務条項を持ち出すまでもありませんが、第七...全文を見る
○吉川春子君 今日私が質問しようと思っていることを総括的に答弁していただいた感じですが、具体的にその今おっしゃったことについて伺っておきます。  条件不利地域でのインフラ整備が目標どおりに二〇一一年七月までに一〇〇%カバーできたとしても、今大臣がおっしゃったように、受信機やアン...全文を見る
○吉川春子君 まあ一人一台ぐらいの割でテレビが普及しているということを見ると、アナログテレビは一億三千万台、まあそれ前後というようなことをおっしゃっていることもありますし、十五年十一月末の日本ケーブルラボの調査によりますと、デジタルテレビは七百三十七万台というふうに資料が出されて...全文を見る
○吉川春子君 ところが、総務省は全国電機商業組合連合会とか百貨店協会等に対して、その協力依頼では、二〇一一年アナログテレビ放送終了というこのステッカーを張るということを協力依頼をしているわけですね。  国民の不安を取り除くためには、今あるテレビでも十分大丈夫だと、買い換えなくて...全文を見る
○吉川春子君 その通達、拝見しているんですけれども、一番大きいのは、だからその二〇一一年アナログテレビ放送終了でね、あと本当に虫眼鏡で見なければならないような感じで、いや、実はチューナーでも大丈夫なんですよと、項目がびっしりあって、もう小さい字で書いてあるんですよ。私、幸い近眼で...全文を見る
○吉川春子君 今日の法案のダイレクトの問題なんですけれども、過去五年の光ファイバーの普及率を見ますと、二〇〇四年度末で全国平均が八四%、政令指定都市、県庁所在地、都市エリアでは九五%でありますが、人口十万の都市では八八%、それ以下の都市では六五%でしかないと。過疎地域で非常に普及...全文を見る
○吉川春子君 時間がなくなりましたので質問ができなくなりましたが、事業者の中でもとりわけNTTの責任は大きいわけです。しかも、電話加入債権の国民への返還を勝手に返金しないことに決めています。当然、電話加入世帯への整備責任もあるわけで、この十五年間、低利融資、利子助成、税制優遇、債...全文を見る
05月17日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第8号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  行革推進法案の第二十三条におきましては、特別会計の見直しとして、労災保険の規定による保険給付に係る事業及び雇用保険の失業給付に係る事業に限ることを基本とし、労災保険の労働福祉事業と雇用保険三事業については、これは廃止を含めて見直しを行...全文を見る
○吉川春子君 平成十五年の九月、最高裁は、労災補償法に基づく労災就学援護の支給は保険給付を補完するものである、また行政処分に当たるものと判示しました。これを受けて、労働省は通達を出しました。この通達は、就学援護費についても権利性を認めるというふうに理解してよろしいですか。
○吉川春子君 非常に明確に法的な性格付けがされて行政処分ということになったわけであります。  それからもう一つ、労災に係る事業で未払賃金立替払事業というものがありますけれども、これは中小零細の建設業、トラック運送業などが倒産した場合、労働者が賃金をもらえなくなるケースが多いんで...全文を見る
○吉川春子君 これは本当に労働者、家族の生活を救ったものなんですけれども、賃金の未払に充てた立替払の実績は実際どの程度行われていますか。五年間トータルの実績の数をお知らせいただけますか。
○吉川春子君 厚労大臣にお伺いいたしますけれども、本当にこの制度は、大工さんや運転手さん、中小零細のところから仕事を受けて働いている方々が、その中小零細のところが倒産してしまって、賃金、自分の働いた工賃が受け取れない、回収に行ったらもうその工場が閉まっていたと、そういうような職人...全文を見る
○吉川春子君 時間の関係でこの二つだけ取り上げたんですけれども、非常に、お配りしました資料を見ていただきますと、労働福祉事業の、この黄色い方なんです、黄色と青の方なんですけれども、本当に重要な仕事をされております。そして、正に使用者責任で、使用者のいろいろな責任を果たさない上で労...全文を見る
○吉川春子君 この事業は、重ねて伺いますけれども、どういう効果を上げていますか。金額は聞きましたけれども、実質的にどういう効果を上げていますか。
○吉川春子君 障害者とか高齢者とかあるいは若者とか、非常に雇用状況が困難に置かれている人たちに対して様々な支援をする、あるいはそういう人たちを雇用している事業者に対して賃金の一部負担をするというような地道な仕事をされていると思うんですね。確かに雇用福祉何とかかんとかで箱物一杯造っ...全文を見る
○吉川春子君 女性に対する支援のためにも雇用三事業をもっともっと充実させていきたいと、こういう御答弁であったかと思います。無駄遣いで許し難い点は許し難い点、そこはもうきっちり廃止するなり改めるということをやりつつ、本当に必要な雇用三事業あるいは労働福祉事業、これは是非守って拡充し...全文を見る
○吉川春子君 最後に、時間がなくなりました、財務大臣、お伺いしますけれども、日本経団連が社会保障制度の一体改革と称して雇用三事業と雇用福祉事業の縮小を求めています。今度の法案はそのかねてからの財界の要求に沿ったものではないかと私は思っております。  これは、今もお話ありましたよ...全文を見る
○吉川春子君 三事業と福祉事業の。
○吉川春子君 時間が来ましたので、終わります。時間が来ましたので終わりますが、くれぐれも廃止することのないように財務大臣にお願いしておきます。
05月18日第164回国会 参議院 総務委員会 第22号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  初めにお伺いいたしたいことは、平成十一年六月に、住民基本台帳法改正において、住民基本台帳ネットワークシステムの利用は安易な拡大は行わないとのその衆参附帯決議についてです。  しかし、法施行後、オンライン三法で百七十一事務が追加されま...全文を見る
○吉川春子君 具体的に伺いますけれども、現在、電子証明書の有効性を確認できる者の範囲が行政機関に限定されています。本改正によって電子証明の有効性を確認できる者の範囲が拡大されて司法書士、行政書士等になるわけですけれども、その際、司法書士連合会、行政書士連合会を通して電子申請が有効...全文を見る
○吉川春子君 士業連合会に対して失効情報の提供を求めて士業個人から電子証明書そのものが送信される。その電子証明書にはその本人の四情報が入っているわけですね。だから、その失効情報の提供を受ける場合に、士業個人は手続上、電子証明書をそのまま送信した方が簡単なんだということも伺っており...全文を見る
○吉川春子君 確認しますけれども、今はそういうシステムが技術的にまだ完成していないと、そういうことですか。
○吉川春子君 個人の氏名とか住所、生年月日等、その四情報が蓄積されてしまうと、行政書士連合会とか司法書士連合会とかそういう団体に。それは不要なことなんですね。本人かどうか確認するだけでいいわけだから、その四情報は不要なわけですよ。しかし、不要だといっても、それが蓄積されていくとい...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと端的にお答えいただきたいんですけれども、士業の個人が直接行政にアクセスすると、団体を通さないで、そういう方法をやった方がより安全じゃないですか。どうしてそういう選択をしないで、真ん中に連合会のそういう形を入れたのか、ちょっと時間がないんで、もう一問質問したい...全文を見る
○吉川春子君 違うんですよ。直接もう行政に司法書士の方、行政書士の方がアクセスすればいいじゃないですか、真ん中に蓄積するような団体を置かないで。その方がお互いに任務は軽くなると思うんですけれども、その点どうしてやらないのかということです。
○吉川春子君 要するにパンクしちゃうわけですね。  厚労省、ちょっと、もう残り少なくなって申し訳ありませんが、厚労省の場合に、実に七十七システム中七十六システムが利用率一%未満、行動計画の主要分野である社会保険、労働保険の申請においてほとんど電子署名が使われていません。その理由...全文を見る
○吉川春子君 いや、なぜかって言っている。委員長、済みません。  だから、そういうふうにしたのは、私聞いているんですけれども、なぜそういうふうにしたのかと。それは総務省がやっている電子署名の活用ということと矛盾しませんかということなんです。どうですか。
○吉川春子君 そういう、電子署名を利用しないで、別のID、パスワードだけで済まそうという方法も厚労省で検討しているということでございます。  時間がなくなりましたので終わりますが、個人情報の漏えいがくれぐれもありませんように、その点十分配慮してこのシステムを活用していただきたい...全文を見る
05月22日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第10号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  競争入札導入による公共サービスの改革に関する法律案、いわゆる市場化テスト法案について伺います。  小泉内閣は、官から民へ、公務として行われていた事業を民間に開放いたしまして財界の期待にこたえています。官業開放ビジネス、すなわち民間資...全文を見る
○吉川春子君 利益追求第一の民間企業が公務を請け負うということがどういうことになるのかという点を深刻に反省していただきたいと思います。  日本の先を行くイギリスの市場化テストが国民に何をもたらし、ブレア政権はなぜ市場化テストの見直しに追い込まれたのか、イギリスで生活した阿部菜穂...全文を見る
○吉川春子君 今日の赤旗で報道していますけれども、ジョンソン英教育技術大臣は十九日、イングランド学校給食ではジャンクフード、ポテトチップスですとか質の低い肉でカロリーばかり高い、こういう、糖分の多い炭酸飲料水を規制すると発表しました。小学校の給食改善のために二億二千万ポンド、四百...全文を見る
○吉川春子君 民間の意見を聴くと何で国民の声が十分にこの中に反映されてくるんでしょうか。全く意味が分かりません。利益第一の企業の参入で公共サービスを受ける国民が不利益を被るのに、こちらの意見は全く具体的に聴く条文さえない、理不尽極まりないと指摘します。  竹中大臣にお伺いいたし...全文を見る
○吉川春子君 大臣、あわせて、八月十二日の回答はどうなっていますか。それから、行政処分についても一言お答えください。
○吉川春子君 住民票の写し及び納税証明書等に係る事務は市町村長が行う公権力の行使だと、市町村長に留保されるべきものだというふうに言っていますし、住民票の写しの交付事務も公証行為だと、市町村という公権力の主体が行うことができるものと、かなり詳しい大臣の答弁が足立区に行われております...全文を見る
○吉川春子君 総務大臣の答弁は去年の七月と八月なんですよ。まだ一年もたたないのに行政サービスが今度はその民間業者ができるなどと何で急展開したんですか。どこで検討したんですか。第一、行政処分というのは行政がやることでしょう。民間がやるといったら何と言うんですか、それ。民間処分と言う...全文を見る
○吉川春子君 何で行政処分を民間ができるようにするんですか。そういうものはどこで検討するんですか。そんなものは裁判の判例でもないし、私はまさかそんな答弁返ってくるとは思いませんでしたよ。行政処分をどうして民間の株式会社ができるんですか。  住民基本台帳の四情報を写しを欲しいと言...全文を見る
○吉川春子君 私は、今この市場化テストの法律を聞いているんであって、これから出てくるであろう法律でどういう条文になるかなんて質問してないんですよ。今の段階で行政処分とされているものについて、民間の業者が行うことはできないんでしょう。ちょっとぐずぐず、ぐるぐる回ったような答弁じゃな...全文を見る
○吉川春子君 現状はどうなっているんですか、それならもう端的に。今これからどういう法律出すかじゃなくて、現状はどうなっているんですか。
○吉川春子君 もう何分無駄に費やしたんですか。そこさえ、まず言ってほしかったわけですよ、最初に。  この法律では行政処分は民間に市場化テストとして提供することはできないわけなんですけれども、しかしもうその先のことを読んでいるわけだから、この法律の条文も確かにぐちゃぐちゃになって...全文を見る
○吉川春子君 住基台帳を、そうすると、民間の業者にももう情報を渡して、そして住基台帳の四情報とか写しとか、そういうものが窓口業務として業者が落札し得る、そういう業務として予定されているんですか。
○吉川春子君 それは、何でそんなややこしいことやるんですか。
○吉川春子君 行政処分に係る部分は除いて、その請求を受け付けるとかお役所が処分したもののその写しの証明書の交付とか、こういうものだけに限りましたよということを回りくどくおっしゃったんだと思いますけれども、しかし業者が証明の受付をする、そこにはいろいろ個人情報が入っているわけでしょ...全文を見る
○吉川春子君 竹中大臣が足立区に対して、問い合わせで非常に明快に、行政処分はできない、権力の行使はできない、そういうものを民間に任せられないんだとおっしゃっているわけですから、その線をあくまで守るべきだと。何かばらばらに切り離して、最初と最後は業者に任せて真ん中だけはやるとか、そ...全文を見る
○吉川春子君 いつも法案が出てくるときは省令が出てこないというのが、もう行政府のいつもの態度で、いつもこれが問題になるんですけれども、しかし今度のは余りにも重要ですので、今大臣が言われたことを含めて、もう少し細かい省令の骨子のようなものを是非当委員会に出させるように、委員長、お取...全文を見る
○吉川春子君 雇用と身分保障の問題に移りたいと思います。  行革推進法第四十五条では、四十四条の公務員の五%削減を受けて、純減を目指すため、国の事務事業の見直しを規定しています。また、市場化テスト法四十八条は、民間に落札された公務に属していた公務員を他の官職に任用するなど、雇用...全文を見る
○吉川春子君 要するに、一方で五%純減しますよと書いている、一方では公務が市場化テストで落札されて仕事がなくなった公務員が行き場がない、そのときには各省庁、政府挙げて救いますよと、これはいろいろ衆議院でも議論が重ねられてきていますね。だから、やっぱり公務がなくなった公務員を各省庁...全文を見る
○吉川春子君 そして、市場化テストの対象事務事業は、国の機関以外にも、独立行政法人や特殊法人などでも実施されることになっています。市場化テスト法四十八条では、対象サービスの実施に従事した職員を国が定員の範囲内において他の官職に任用することの促進を求めていると。今、中馬大臣の御答弁...全文を見る
○吉川春子君 基本的には四十八条も独法等にも適用されると、こういう理解でよろしいですか。
○吉川春子君 独法や特殊法人は国の機関ではないんですか、行政機関ではないんですか。ちょっと時間がないので端的にお願いします。
○吉川春子君 何かややこしいんですけれど、要するに四十八条の中で独法、特殊法人の職員も必ずしも排除されていないよというような御趣旨であったかと思います。  時間がないので次に行きたいんですけれども、公務が民間に落札された公務員の扱いはどういうふうになるんでしょうか。国家公務員の...全文を見る
○吉川春子君 地方自治体の職員についてやっぱり雇用は守られるべきだと思いますが、その点について、法律を離れて、大臣いかがお考えですか。
○吉川春子君 そうすると、その地方自治体の長によって地方自治体の公務員はその市場化テストされた場合に運命が変わってくるということになりませんか。それを地方自治というんですか。  国の都合、自治体の都合で市場化テストに付されて公務がなくなった場合に、地方自治体の職員だって行き場が...全文を見る
○吉川春子君 行革とか市場化テストとか盛んにヨーロッパもやってまして、さっきイギリスの例を挙げましたけれども、EUでもやってますけれども、労働者の雇用を守るっていうのは厳しくあるんですよ。日本は、労働者を犠牲にして市場化テストやって、民間にもうけ口を与えるということですか。そんな...全文を見る
○吉川春子君 もう一問だけお許しいただきたいんです。  総務大臣、地方自治体を束ねる大臣として、こんなことでいいんですか。きちっとした答弁を最後してください。
○吉川春子君 時間が来ましたので、終わります。
05月29日第164回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  生保、損保の保険金不払の問題についてお伺いいたします。  まず、損保ジャパンの処分の理由なんですけれども、伺います。  多くの国民は、厳しい家計の中から万一のときに備えて保険に加入しています。加入から保険発生まで十年、二十年、時に...全文を見る
○吉川春子君 印鑑の不正使用は、それ自体犯罪行為です。社員自らが保険料の立替えを行うのは保険業法三百条違反。それも二百八十名となると会社ぐるみとしか言いようがありません。保険金の不払でも、金融庁の再検証で更に千百二十八件、一億二千万円が不払であると加算されたものです。損保ジャパン...全文を見る
○吉川春子君 当該契約者への返金の額は幾らですか。
○吉川春子君 この調査結果には損害賠償責任に係る損害保険本体の調査は含まれるのですか。
○吉川春子君 大臣、お伺いいたしますけれども、この不払件数、額は保険本体の調査をせずに付随的な保険の不払だけのものです。十八万件を超えて八十四億円もの不払が生じているのに、なぜ本体部分の調査を命じないんですか。多くの国民は付随的保険の部分の調査だとは思っていないと思います。損害保...全文を見る
○吉川春子君 そういうものが判明したときに厳正に取り扱うというのは言ってみれば当然のことですね。そういうことがきちんと行われているかどうかということを調査しなければなりませんし、主契約が正に保険にとって一番重要なことなんじゃないですか。そういうことを調査もせずに、ちゃんと行われて...全文を見る
○吉川春子君 付随的な部分でこれだけ多くの不払があるわけです。そして、その端緒となるものが寄せられたものだとおっしゃいますけれども、やはり私は金融庁は十分体制を取って本体部分の調査も行うべきということを強く要求をしておきます。  次に、損保協会の会長でもあるあいおい損保の児玉社...全文を見る
○吉川春子君 そのあいおい損保は高利回りを保証する旨、当該契約者一万九千七百十七人に個々に伝えていますか。
○吉川春子君 是非通知をさせることを徹底させてください。私は、そういう点でこういうものを徹底調査なしには国民の信頼回復はないと思います。保険料の立替払や割引など不正販売を業界では公然の秘密というふうにも言われていると聞いておりますし、やっぱり国民の信頼回復という点に金融庁としても...全文を見る
○吉川春子君 五万件から十万件を一人一日どれぐらい処理できます。二、三件か四、五件かじゃないですか。そうすると、五百人ぐらい動員しないと、その五万とか、それ以上の件数というのは処理できないじゃないですか。物すごいたくさんのことを隅々まで丁寧にやれと言って、しかもその期間は二か月だ...全文を見る
○吉川春子君 質問でも通告してあるんですけれども、調査対象契約、つまり保険、特約の給付は全部不払であったのか、特約部分のみ不払であったのか、同一契約者の複数不払をどういうふうに数えたのか、それを具体的な数字で回答してください。
○吉川春子君 そういうものはいいんです。数を言ってください。
○吉川春子君 数を言ってください。
○吉川春子君 どうして具体的な数、何件調査して、どういう形で調査したのかというのも言えないで、不正の数だけがこれだけありましたと、明治安田よりも二けたも少ないですと言われたって、これは判断できないじゃないですか。どうしてその調査対象契約数とか調査対象数とか、そういうものを明らかに...全文を見る
○吉川春子君 そんな言い訳、聞かないんです。数が言えないんだったら、言えないでいいです。
○吉川春子君 そんな、数字が言えなくてね、そんな言い訳したってしようがないんですよ。
○吉川春子君 ちょっと時間がなくなりましたけど、郵政公社、数だけ発表していただけますか、簡保についての。
○吉川春子君 与謝野大臣、お伺いいたしますけれども、不払の額ですね、生保三十九社の五年間の額は一千四百八十八件、金額とか払戻金とかというのはもう聞く時間がなくなっちゃったんですけれども、調査対象件数の回答を拒否しているソニーやあるいは三井住友海上火災きらめきもあります。つまり、金...全文を見る
○吉川春子君 委員長、済みません。
○吉川春子君 はい。もう時間がなくなりましたけど、大臣、こんないい加減な調査で三十八社、ほかの生保は大丈夫だなんていうことを国民に言えないでしょう。だから、国民にきちっと説明できるように、数字も発表できるように、時間を掛けた調査を行うことを、改めて行うことを強く要求して、私の質問...全文を見る
05月30日第164回国会 参議院 総務委員会 第24号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  二十六日に竹中総務大臣の私的懇談会が地方分権二十一世紀ビジョン懇談会の最終報告をまとめました。  先ほど同僚議員の質問に対して竹中大臣は、新型交付税について人口と面積のみで決めるのではないと答弁されましたけれども、人口と面積のほかに...全文を見る
○吉川春子君 大臣はさらに、今後三年程度で人口二十万人以上の自治体が不交付団体と、半分以上、半分が不交付団体となるべきだということも提言していて、これは交付税削減ですよね、地方交付税の削減ということを目的にしていると思います。  しかし、交付税の削減は住民のサービスの切下げにつ...全文を見る
○吉川春子君 地方交付税の削減というのが具体的にどういうことをもたらすのかということをちょっと具体的な例で伺いたいと思います。  厚労省に伺いますけれども、横浜市の四つの市立保育園の民営化をめぐって保護者と園児ら六十七名が性急な民営化は園児の発育に悪影響があるとして、市に民営化...全文を見る
○吉川春子君 その三位一体改革で交付税は五兆以上も削減されて地方自治体の財政は大変厳しくなり、住民への公共サービスを切り捨てる大幅な人員の削減とか民間委託、自治体リストラに追い込まれています。  公立保育所の運営費が一般財源化されて保育所の民営化が広がっていますけれども、厚労省...全文を見る
○吉川春子君 竹中大臣に再びお伺いしますけれども、保育所の民営化でサービスが低下したとして、民営化の取消し、損害賠償を求める訴訟が各地で行われています。大阪と北海道で計四件の取消しや損害賠償を求める訴訟が行われている最中です。  横浜地裁では、子供たちが継続して保育を受けること...全文を見る
○吉川春子君 どんなに景気が良くなっても税収が増えない、あるいは過疎地とかお年寄りが多い自治体とか全国にはあるわけで、そういう全国くまなくどこにいても福祉、様々な行政サービスが受けられるために地方交付税は大変大きな役割をしております。  保育所の運営費の民営化によって物すごい勢...全文を見る
○吉川春子君 地方自治体というのは、言ってみれば大統領制のようなものですよね、国の行政のように議院内閣制でもないし、非常にそもそも自治体の長というのは強い権限を持っているわけですね。  そういう中で、やっぱり出納長、収入役というのは、任期は四年で、長による任期中の一方的な解職と...全文を見る
○吉川春子君 住民の権利を守る上で大切な機関だと思うんですけれども、今住民の話が出ましたが、今度の制度では住民からのリコールはできないんじゃありませんか。今までのそういう長から独立した機関であれば住民からのリコールというものができた。そういう点でも住民のチェックという点では弱まる...全文を見る
○吉川春子君 だから、住民からのチェック機能も弱まるし、長に対するチェックという点でも弱まる。あえてこの時期、わざわざこの特別職をなくすという必要はないように思うんです。やっぱり民主主義というのは、権力の分立、だから中央集権ではなくて地方分権というのをずっと政府は進めてきたじゃな...全文を見る
○吉川春子君 そもそも特区によってどんな混乱を招いているかということは私は行政監視で幾つかやっているんですけれども、特区で地方が提案してきたからいいというものじゃなくて、やっぱりその制度をきちっと判断して法律にしていくべきだと思うんです。  法案は、行政財産を一般の民間事業など...全文を見る
○吉川春子君 確かに、地方自治体の合併を強力に強引に推し進めた結果、過疎地なんか、面積は広い、四つも五つも自治体が合併して、今までは役場で一定の人数もいて地域の拠点になっていたものが、それがもう閑古鳥が鳴くような形になっていると。本当に町村合併の意味というものを、私もう大変なこと...全文を見る
○吉川春子君 だから、特定もしないで全部どうぞと、こういうような無限定な内容になっているわけですね。  行政財産の用途を妨げない限度で例外的に目的外使用を許可することができるように現行ではなっているわけですね。この場合には借地借家法の適用もなく、一年以内の使用許可を更新しなけれ...全文を見る
○吉川春子君 しかし、私権の設定ということをしますと、賃借権の問題、今言いましたけれども、例えば地上権とかあるいは地役権とか物権の設定も認めているでしょう。そういうふうになりますと、今度はそこは民法の関係が適用されるわけだから、そうすぐ出ていけということも言えないし、やっぱり公用...全文を見る
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、地方自治法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対の理由の第一は、行政財産の貸付け等を拡大し、住民の財産である土地や建物を民間事業者の営利活動に利用させるものであるからです。これは行政財産の原則をゆがめ、自治体の本来業...全文を見る
06月05日第164回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  ハンセン病胎児標本問題について伺います。  二〇〇一年五月十一日、熊本地裁らい予防法違憲国賠訴訟の原告全面勝訴から五年、らい予防法廃止から十年が過ぎました。大きな節目のときを迎えています。  昨年三月に、九十年に及ぶ国の隔離政策の...全文を見る
○吉川春子君 検証会議最終報告、(別冊)胎児標本調査報告は、今回の検証事項の中でこの胎児標本の問題ほど入所者の人間としての尊厳を傷付け続けるものはない、ハンセン病療養所は患者の隔離、絶滅を基本に置いていたこともあり、事実上、療養所内での出産、育児を認めてこなかった、時には生まれて...全文を見る
○吉川春子君 断種等の件数は分かりますか。
○吉川春子君 こういう重要なことをやりながら件数すら把握されていない。本当に大変な問題だと思います。  大臣に伺いますけれども、同報告書で明らかにされた全国の六か所の国立療養所から、ホルマリン漬けにされた、あるいはポリバケツ等に無造作に入れられた胎児と新生児の標本が百十四体も見...全文を見る
○吉川春子君 まあその数字も大変いい加減なものだと思うんですけれども、両親の承諾が得ていないと、そういうことも明らかになっているわけですね、胎児標本について。もうとんでもないことだと思うんですね。  研究目的であれば、解剖承諾書なりの書類、医療行為の行われた年月日、両親の氏名、...全文を見る
○吉川春子君 要するに、垂直感染、母親がハンセン病であったときに、その胎内に宿された子供へらい菌の感染が移行するかどうか、こういう研究のためというのはもう根拠がないよと報告書で言われているわけですね。国際的には一九二〇年代に、もうそうしたことはないんだということが明らかにされてい...全文を見る
○吉川春子君 その報告書は、一九三五年からは戦争の影響もあって研究する医師が次第に減少して、胎児は研究に使用されなくなったと指摘しています。それでも妊娠中絶だけは引き続き行われて、標本は残り続けました。百十四体のうち八〇%は切開瘡、臓器摘出痕も認められていません。しかも、残りの二...全文を見る
○吉川春子君 明らかに、森内閣の当時の答弁は、この検証会議の報告と矛盾するわけですね。ですから、その後こういう見解が、事実上違うわけですから、副大臣、このことは撤回された方がいいと思います。いかがですか。
○吉川春子君 局長は、検証会議の報告に基づいてやっていきたいと、このように言われたわけです。しかし、森内閣は、母子感染があるから云々かんぬんと、こういう答えをされていますので、明らかに事実に反するので、今の時点ではもう撤回された方がいいと思います。どうですか。ちょっと時間がないの...全文を見る
○吉川春子君 報告書というのは検証会議の報告書ですね。──はい。  法務大臣、伺います。  胎児標本百十四体のうち二十九体は、妊娠八か月以上で人工早産あるいは自然分娩と考えられています。日本の法律で、生まれたての赤ちゃんの息の根を止めてよい、ホルマリン漬けにすることを許す法律...全文を見る
○吉川春子君 つまり、その八か月以降生まれて、あるいは自然分娩で生まれた赤ちゃんを、その息の根を止めていいというそういう法律、今言ったのは個々の事例について違法阻却、責任阻却の問題を大臣言われたけれども、そういうことを一般的に認める法律はなかったというふうに理解していいですか。
○吉川春子君 その若干の例外というのは違法阻却、責任阻却等々の問題であるというふうに思いますが、とにかく、その赤ちゃんの命をその時点で奪っていいという何らの法律もないわけなんですね。  それで法務大臣、もう一つ伺いますけれども、胎児等の標本のうち、少なく見ても二五%以上が妊娠八...全文を見る
○吉川春子君 この検証会議の報告では、職員による殺人というような表現すら出てくるわけですね。私は、これらの問題はその検視以前の問題として、殺人罪であったのかどうか、そういうことのその検討が必要な事例もたくさんあるのではないかと、このように指摘をしておきたいと思います。  で、も...全文を見る
○吉川春子君 時間ですので、終わります。
06月06日第164回国会 参議院 総務委員会 第26号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今回の法改正は、市町村合併によって年金を支える議員の数が大幅に減ったことが原因です。地方議員の年金額について、退職金を一二・五%引き下げ、既裁定者についても給付水準を一〇%引き下げて、また退職一時金を一二・五%引き下げる。将来の受給者...全文を見る
○吉川春子君 どの地方自治体でも、地方交付税の削減等地方財政の悪化の中で人件費の削減が行われています。今後も合併を促進するということが政府の方針でもあります。議員削減と議員報酬削減の傾向は一層強まるのではないかと思われますが、平均報酬あるいは議員数、今よりも減った場合、どの程度ま...全文を見る
○吉川春子君 物事というのは計画どおりいかないわけですよね、四年前のこの法改正のときから早速狂ったわけでしょう。どの程度まで狂ってもこの制度はやっていけるのかということを今お伺いしました。数値については、もう表をいただいていますので分かっております。
○吉川春子君 まあ出たとこ勝負でそのとき考えるという、こういう御答弁なんでしょうか。  自治体合併による議員削減について伺いますけれども、自治体合併によって一体どうなるのかということの十分な検討がされないままに行われたというところがあれば、その弊害は計り知れません。今度の市町村...全文を見る
○吉川春子君 市町村の数も二千七百から千四十四という、激減したわけですけれども。  そこで、もう一点伺いますけれども、地方議員の年金というのは、基本的には議員数によって維持できるかどうかということがかなり問われてくるわけです。町村合併の弊害というのは、この年金の危機に現れている...全文を見る
○吉川春子君 数が増加しているんじゃなくて男性も含めて大幅に減ってしまったので率が若干高まっているというだけであって、特に女性の場合は地盤もお金も男性議員に比べてない場合が多いですから、そういう意味では、やっぱりせっかく地方議員の中に、国連の女性会議に基づいて政策決定の場へ女性を...全文を見る
○吉川春子君 町村合併で不要になった庁舎が、公用財産の概念を覆して公用財産のまま民間に貸し出すということが可能になった法律が先日当委員会でも審議されましたけれども、何よりも、町村合併によって今後過疎化に拍車が掛かり、郵政民営化と相まってますます過疎地には人が住めなくなると、こうい...全文を見る
○吉川春子君 強制するなんということはもちろん論外なんですけれども、そういう政策をかなり強引にというか強力に進めてきた結果、三千数百あった自治体が千八百二十にまでなった。これは、政府の推進策なしにはこういう数にはならないわけです。  続けて伺いますけれども、以前には名誉職的にそ...全文を見る
○吉川春子君 それから、もう一つ数字を伺いますけれども、地方議員が専任化しているという原因の一つには、やはり非常に案件が増えて、議会の開催日数も増えているということも関係があるのではないかと思います。地方議会は平均何日開かれていますでしょうか。それから、案件の数も併せてお示しいた...全文を見る
○吉川春子君 地方議会というのは年四回開かれまして、その会期は六月と九月と十二月と三月でそれぞれ違って、何週間もあるときもあるし、十日以内で終わってしまうときもあったわけです、私も市会議員やっていましたが。しかし、その会期と会期の間に、じゃ何も仕事がないかというとそんなことはなく...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
06月13日第164回国会 参議院 総務委員会 第28号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、人事院総裁に意見具申の理由についてお伺いします。  昨年四月十九日に日経連は公務員制度改革提言の中で、更なる官民交流の促進を提起し、優秀な人材が官と民との間をリボルビングドアのように自由に行き来できるような開放型人事制度が必要...全文を見る
○吉川春子君 時間の関係で答弁は簡潔にお願いします。  政府からの独立機関である人事院が、閣議決定のまま、あるいは財界の提言どおりの意見具申を行うようなことは、中立性を投げ捨て自らの存在意義を否定することになると思いますが、その点についての考えはいかがですか。
○吉川春子君 竹中大臣に伺います。  財界が公務員制度について言及して内閣の中枢にまで企業の人間を採用せよというふうに言うことは、私はおこがましいと思います。それを政府は受けて、官民交流の最大の阻害要因となっていると、このため、身分併有を認めるための法改正を行い、民間企業を退職...全文を見る
○吉川春子君 配付資料をごらんいただきたいと思います。  資料一、正に法目的は公務の活性化をうたっていますけれども、現実には、大企業がこの制度を利益を上げるために存分に活用していると言わざるを得ません。株式会社商船三井は、制度が始まった年の平成十三年から、まだこれから平成十九年...全文を見る
○吉川春子君 先ほど来、同僚議員からも指摘がありましたけれども、一つの社が一つのポストを占めていくと。このパナマ大使館は恐らく七名とか九名とかの大使館員なんですね。そこへ特定の大企業の人が一等書記官、二等書記官ということで六年もそのポストを占め続けている、ある期間は二か月ぐらいは...全文を見る
○吉川春子君 時間の関係で例を挙げることはできませんが、こういうことが多かれ少なかれ、人事院が提出された資料の中から読み取ることができるわけです。  そして、もう一つこの法案のその改正の問題点ですけれども、民間企業の社員の身分をそのままにして国家公務員として採用するものです。 ...全文を見る
○吉川春子君 そんな細かい法律でどうしたこうしたという話じゃなくて、憲法十五条の要請でしょう。そして、今まで政府自身も民間の企業と公務員が兼ねることはできないと言ってきたし、そういうものとしてずっと公務員制度というのは仕組まれてきているんですよ。それを変更したからには、例えば研究...全文を見る
○吉川春子君 人事院の責任も非常に大きいと思うけど、憲法の基本理念に抵触することをやるのに、個々の法律でこういう規則を作りましたなんということは全然理由にはならないし、私はずっと聞いているんですけれども、具体的な何らの審議会つくったり研究会つくったりした検討はされていないわけです...全文を見る
○吉川春子君 そういう、もうトップが謝罪したり、行政処分を受けたり、そういうような企業からわざわざ社員を送ってもらって活性化しなきゃならないような公務の現場じゃないんですよ。多くの公務員はまじめにやっているし、何でこんな企業からこういう制度をやらなきゃいけないのかというふうに私は...全文を見る
○吉川春子君 私は、こういうところとの人事交流は中止するという制度を少なくとも行うべきだと思います。  それで、資料三なんですけれども、多くの公務員が憲法十五条に基づく全体の奉仕者として教育を受けて、国家公務員倫理法を遵守して働いているわけですね。官民交流によって民間から受け入...全文を見る
○吉川春子君 時間が来ましたので終わりますが、私は各省庁任せにするんじゃなくて、やっぱり人事院なり総務省なりが、公務員に仮にも採用しようというわけでしょう。今までいかにして利益を上げるかということだけ考えていた人を今度は国民すべての奉仕者として働けというんですから、頭の切り替えだ...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、国と民間企業との間の人事交流に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  いわゆる官民交流は、平成十二年からスタートしましたが、公務員の企業への派遣は四十人、これに対して民間企業からの受入れ採用数は百七十九人という...全文を見る
06月15日第164回国会 参議院 総務委員会 第29号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  竹中大臣、お伺いします。  NHK予算は、放送法が制定された一九五一年以来、国会で審議が行われてきました。放送法三十七条、五十三条の十によると、NHK予算を経営委員会で決定して総務大臣に提出し、総務大臣は電波監理審議会に大臣の意見を...全文を見る
○吉川春子君 慣例としてということは、法的根拠はないということですよね。
○吉川春子君 橋本会長にお伺いいたします。  NHK平成十八年度予算の国会提出までの経緯、そちらからいただいた資料によりますと、NHK理事会提案、経営委員会議決が一月二十四日、同日に総務大臣に提出、法的には総務大臣が電波監理審議会に諮問、答申を経て閣議決定、国会提出となるはずで...全文を見る
○吉川春子君 様々なということで具体的には中身ははっきりおっしゃらなかったわけですけれども、私は、今大臣が言われましたように、これが法的な根拠がなくて慣例的なものだということであれば、やっぱり事前に与党に御説明される中で様々な圧力的なことがないとも言えない、あるとも言えない、そう...全文を見る
○吉川春子君 会長、ごちゃ混ぜにしないでほしいんですけど、私が申し上げているのは、予算を国会に提出する前提として、そういう慣例的な与党の重要会議でのその御説明はおやめになった方がいいのではないかと申し上げたんであって、国民各層、共産党にも説明していますと昨日おっしゃられていたんで...全文を見る
○吉川春子君 そういうことが個人の自己規律にゆだねられていると、正に現状そうですよね。しかし、それではその個人がまた別の個人に代わったら、それが働かない可能性もある。やはりNHKの中立公正を担保するための、何というんですかね、そのシステム、そういうものが必要なのではないかと、強く...全文を見る
○吉川春子君 もう一度聞きますが、NHKの職員がNHKの公式見解と違うことを裁判所の公判廷で、宣誓するわけですよね、証人として述べること、そのことは別に悪くないでしょう。それから、その裁判所の証人として出廷すること、それも悪くないことですよね。その辺は、その点はどうですか、それに...全文を見る
○吉川春子君 内閣府、お見えになっていますでしょうか。──はい。  伺いますが、公益通報者保護法が二〇〇四年六月に成立いたしました。この法律において、内部告発者の保護、労働者の解雇等の不利益扱いについてどのようになっていますか。その法案の内容、その点をお示しいただきたいと思いま...全文を見る
○吉川春子君 橋本会長、内部告発をするということは大変勇気が要ることなんです。私利私欲からはとてもできないことですね。こうした人を保護する法律を国会は作りました。野党も共同して対案を提出いたしました。  私は、今回、NHKはこの法案の立法趣旨を踏みにじった疑いがあるのではないか...全文を見る
○吉川春子君 NHK会長の諮問機関であるデジタル時代のNHK懇談会は、四月二十一日に中間報告を発表しました。その中で、公共放送NHKに提言では、制作現場の創造性と組織統治の明確化と題して、組織統治は視聴者にとって分かりやすいものであると同時に、番組制作現場の創造性を刺激し、その自...全文を見る
○吉川春子君 私は、報復人事だという答弁をなさらないとは思いますが、その疑いが限りなく持たれているんだということを指摘して次の質問に行きますが、竹中大臣、竹中懇談会の最終報告について伺います。  NHKのFM放送は、総合音楽波として優れた音質を生かした多彩な音楽で音楽ファンにこ...全文を見る
○吉川春子君 時間が参りましたので、しかし、この竹中懇に対して橋本会長のコメントを一言、どう受け止めているかだけ、簡単にお願いします。
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、NHK二〇〇四年度決算の承認に対し反対の討論を行います。  反対の理由は、二〇〇四年度におけるNHK執行部の重大な誤りによって受信料収入が対前年度決算比で六十八億円、対予算比では百四十億円の大幅減収となったことです。  二〇〇四年七月...全文を見る
08月29日第164回国会 参議院 総務委員会 閉会後第1号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  郵政公社二〇〇四年度の決算について質問をいたします。  郵政公社は、郵政民営化法が成立した直後、現在の集配郵便局四千六百九十六局のうち約千局での集配業務を廃止して無集配郵便局にするという郵便局再編計画が発覚いたしました。赤旗でも一月...全文を見る
○吉川春子君 全般的なお答えを最初にいただきましたけれども、続けて、集配特定局と無集配特定局のその比較の表を私お配りしておりますけれども、これはどのような差があるのでしょうか。
○吉川春子君 無集配局と集配局の差を今言っていただきました。そして、無集配局になりますと、土日祝日、年末年始、このいわゆる時間外ゆうゆう窓口、これが閉鎖されるということが大変大きなサービス低下になると思いますし、さらに、これは集配局、無集配局の差で表を作りましたけれども、民営化さ...全文を見る
○吉川春子君 これまで非常に身近な地域の拠点として存在してきた郵便局が無集配局になることによって顔も見えなくなり、窓口業務のみとなって看板を掲げるだけの郵便局と。その次は撤退が行われるのではないかということを地元の方々は心配をされています。  それで、もう一枚私は佐渡市の地図を...全文を見る
○吉川春子君 佐渡市全体では年間約三十三万個の郵便小包を扱っていて、この分野はドル箱だというふうにおっしゃっていました。佐渡市でお会いしたどの郵便局長さんもこのゆうパックの取扱量を増やすことに本当に努力されて、その結果年々伸ばしてきているわけですね。こういう集配局を廃止してなぜ無...全文を見る
○吉川春子君 いや、いやいや、ちょっと時間がないので。
○吉川春子君 間に合わせると。今までどおりということですね。それ、絶対、うなずいておられるし、そうおっしゃったので、そこはもう最低限やっていただきたいと思うんです。  それで、佐渡の市長と議会の副議長にもお目に掛かってきました。地元では、サービス低下をさせるものとして、市長も議...全文を見る
○吉川春子君 総裁、こういうサービスの低下を佐渡の場合についてもしないということを確約していただきたいんです。どうでしょうか。
○吉川春子君 時間がなくなりました。  大臣にこの締めで伺いたいと思うんですけれども、無集配局になると、今まで例えば十八人体制でやっていた人数が三人になったりするんですね、十八人というのはゆうメイトも含んでいますけれども。そういう中で、過疎が一層促進する、住みにくくなる、これは...全文を見る
○吉川春子君 時間ですので終わります、納得はしていませんけれども。
10月30日第165回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  遺棄化学兵器問題について伺います。  私は今年の八月に旧日本軍遺棄化学兵器により被害が起きております中国のチチハル市へ行き、直接被害者からお話を聞き、北京でも中国政府の担当者に会いました。日本の遺棄化学兵器が中国人民にとって今日も大...全文を見る
○吉川春子君 そうすると、使用した量はもっと分からないということですか。
○吉川春子君 日本政府は、九七年から化学兵器禁止条約に基づき中国と協力して遺棄化学兵器の発掘回収の事業を行っています。旧日本軍の化学兵器によって地域の住民や子供たちが被害を受けています。  日本政府は、旧軍の化学兵器による中国の被害者の実態を現時点どの程度と把握しているのでしょ...全文を見る
○吉川春子君 さきに引用しました五月の化学兵器禁止執行理事会で、中国政府は日中双方の専門家の調査で約四十万の化学砲弾があると推測されていると。中国政府は日本政府に対して化学兵器遺棄の所在に関する資料と情報の提供を求めているが、今に至るも中国側に提供していないため化学兵器の数を正確...全文を見る
○吉川春子君 環境大臣にもおいでいただきました。  環境省が昭和四十八年の旧軍毒ガス弾等の全国調査のフォローアップ調査というものを行いまして、平成十五年の十一月二十八日に公表されておりますけれども、これはどのような形で調査されたものでしょうか。
○吉川春子君 新聞等で宣伝して、旧日本軍の方々三千人に直接アンケートをお願いして百七十五件の情報提供があったというふうに聞いております。  それで、日本の地図に、どこに毒ガスがあるのかということもこういうふうに地図に落とされましたけれども、もう一点、環境大臣、伺いますが、どうし...全文を見る
○吉川春子君 これは、環境省は国内で、海外は外務省だよとおっしゃるのかもしれません。  麻生大臣、もう一つお伺いしたいんですけれども、確かにおっしゃるように、もう高齢化していて、情報が限られていてなかなか難しいとは思うんですけれども、是非、環境省がどこへ遺棄したかとかその情報を...全文を見る
○吉川春子君 私も実は満蒙開拓団の調査にも行っておりますし、この間ずっといろいろお話を伺っていますので、もう本当に筆舌に尽くし難いような戦後の情勢だったということは分かっております。しかし、旧軍の兵士の皆さんは、日本に引き揚げてこられて、あのときあの辺に捨てたらしいとか、そういう...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
10月31日第165回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  まず、慰安婦問題について伺います。  菅総務大臣は、十月二十六日の衆議院総務委員会で慰安婦問題に関する河野官房長官談話を受け継ぐと答弁されました。官房長官談話は、慰安婦は、当時、軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷付けた問題...全文を見る
○吉川春子君 多数の女性の名誉と尊厳を深く傷付けた問題だという認識はお持ちでしょうか。官房長官談話の中身について聞いています。
○吉川春子君 個人としてそのように思うわけですか。
○吉川春子君 資料を配付いたしました。ごらんいただきたいと思います。  まず、資料一は警察庁が私に届けてくださったもので、内務省警保局長が南支派遣軍の慰安所設置のために必要につき醜業を目的とする婦女約四百名を渡航させてほしいと申出があり、これを扱うこととし、婦女を募集せしめ、現...全文を見る
○吉川春子君 今の一連の大臣の答弁から、大臣として官房長官談話は受け継ぐけれども、個人の考えは違うよと、こういうメッセージを私受けました。そうですか。
○吉川春子君 続いて、命令放送について伺います。  「日本放送史」によりますと、NHKは戦前、太平洋戦争開始とともに政府情報局の強力な統制の下に放送の機能のすべては戦争目的遂行のために動員された。国家管理に組み込まれ、国策宣伝機関となって国営放送の役割を果たした。戦時下の国内放...全文を見る
○吉川春子君 放送法三十三条は、NHKに対する国際放送の実施命令と戦前の海外放送の違いは憲法二十一条の表現の自由に基づいて放送番組の編集の自由が保障されているということではないかと思いますが、この点はいかがでしょうか。
○吉川春子君 NHKにお伺いいたします。  国際放送実施命令ではその報告事項として、週間番組表の提出、命令に基づいて実施した国際放送について実施報告書を月ごとに作成して提出することになっております。総務省にこの四月に提出されました週間番組表のどの番組が命令放送に当たるのか、お伺...全文を見る
○吉川春子君 番組表ですね、番組表。
○吉川春子君 はい。
○吉川春子君 この番組表を私、いただきました。この中で、命令放送に当たる部分というのはどこかということなんですけれども、もう一度明確にお答えいただきたいと思います。
○吉川春子君 ちょっと語尾がはっきりしなかったんで、自主放送と命令放送の線引きはないと、みんなNHKが自主的に番組編成はしていると、こういうことで理解してよろしいでしょうか。
○吉川春子君 今、大臣からも御答弁がありましたように、その番組編成の自主性というものは十分保障されている中で番組は編成されていると、こういうことですね。
○吉川春子君 総務大臣にお伺いいたしますけれども、四月の命令放送を発したときにNHKが提出しましたNHKラジオ国際放送番組時刻表の中で、総務省が命令放送に当たると考える番組はどれでしょうか。お示しください。
○吉川春子君 駄目ですよ、あなたには答弁していただかないということでお願いしてあります。  大臣、私の方から、事前に総務省からレクを受けまして、その内容を、じゃ確認させていただきたいと思います。  総務省が私の部屋にレクに来まして、この番組表の中でどれが命令放送に当たるのか印...全文を見る
○吉川春子君 総合的に判断するということはそうだと思うんですけれども、その後を伺おうと思っているんですけれども、総務省が命令放送と判断するというのはこのオレンジの印が付けられた部分なんですけれども、これをまとめて項目的に言うとどういうことになりますか。
○吉川春子君 これも大臣、事前にペーパーいただいたんですけど、総務省から。  命令放送に相当する放送番組として、一、ニュース、日本語、英語ほか。二、ふるさとニュース、日本語、日本各地のニュース。三、海外安全情報、括弧日本語、海外在住の日本人や日本人旅行者に外務省が発表する危険な...全文を見る
○吉川春子君 ちょっとその政府参考人の申告を認めなかったもんですから、私代わって、事前に伺ったことを大臣に確認するという形を取っているわけなんです。  それで、そういたしますとね、大臣、NHKとしては、今もお話がありましたように、すべての番組は自主的に編成していると、それは大臣...全文を見る
○吉川春子君 総合的に判断すると言うんですけれども、実施報告書等により放送事項に係る放送番組の放送時間、放送内容等を総合的に勘案するというふうに衆議院で答弁をされていますよね。そうすると、その放送時間とか放送内容、こういうものを勘案して判断するということになると、これはやっぱり大...全文を見る
○吉川春子君 その三十三条は、法律に定める範囲内でということがあるんだというふうに何遍も大臣答弁されていますけれども、放送法一条の目的については法律の留保というのはないわけですよね。  大臣はそこまでは考えていらっしゃらないと思いますけれども、例えば明治憲法も自由権とか基本的人...全文を見る
○吉川春子君 分かりました。罰則はないと明確におっしゃっていただいたので、そういうことはないと私ももうそこはきちっと受け止めておきたいと思います。  それで、NHKはいろんな不祥事があり、受信料が入ってこない、そういう中でいろいろ苦労をして今番組の編成もやっていると思うんですね...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
11月09日第165回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  初めに、総務大臣は、昨日、命令放送について電波監理審議会に諮問し、即日オーケーの答申があったわけですが、非常に遺憾だと思います。総務大臣が特定項目で命令を出すことは、憲法に抵触し、放送法の番組編集の自由に介入することになります。NHK...全文を見る
○吉川春子君 そこで、総務大臣、お伺いいたしますが、昨年どおりの官民比較ですと一・一二のベースアップがあるのに、今年はない。年間一人平均約九万円の実質的にマイナスということは大変大きな額だと思います。平均四・八%引き下げるという給与構造改革と併せて公務員にとっては大きな打撃です。...全文を見る
○吉川春子君 財政健全化のためと、こういうふうにおっしゃいました。  近年の小泉内閣による公務員減らし、公務員バッシングの世論誘導の影響で、公務員給与の引上げに消極的な世論が形成されていると思います。しかし、人事院勧告は、公務員給与のみならず、広く労働者全般に影響を与えており、...全文を見る
○吉川春子君 私、資料を配付させていただいております。これは個々にいろいろいただいた、文科省とか厚労省とか人事院とか、人勧によって、直接ではないんだけれども、かなり参考にしているとか、そういう数字を示したもので、国家公務員、地方公務員、国立大学法人とか、恩給とか外国人留学生とか、...全文を見る
○吉川春子君 五十人以上である方が合理的だという根拠、どういうことですか。調査可能ということじゃないんですよ、合理的だという根拠。
○吉川春子君 これ、ずっともうレクのときでも聞き続けているんですけれども、なぜ五十人でよくて百人じゃ駄目なのかという根拠は、今の人事院総裁の御答弁でも私は納得できません。  引き続き人事院総裁にお伺いいたしますけれども、その理由で、衆議院の総務委員会において、比較対象企業規模を...全文を見る
○吉川春子君 私は、人事院がこの三つの閣議決定で要請されましたなどという資料を実は出していらっしゃるとは思わなかったんですけれども、堂々とその三つの閣議決定を今お挙げになったということは非常に驚きです。  特に、その七月七日の骨太方針ですか、これにおいて、人事院において比較対象...全文を見る
○吉川春子君 もう私は今の人事院総裁の発言に驚きました。閣議決定であればそれなりに尊重するとおっしゃいましたね。人事院というのは、独立中正、中立公正な機関ですよ。閣議が何と言おうと、さっきもありました人材確保、そしてその公務員の憲法二十八条の代償措置の機関としてあるわけで、閣議決...全文を見る
○吉川春子君 委員長、ちょっと最後、一言。終わりますから。
○吉川春子君 はい。一言だけ。  要するに、内閣は圧力を掛けてはならない、人事院は中立の立場で、行政府からは中立の立場で人勧を出すべきであるという、憲法上といいますか、法律上の当然の要求をいたしまして、私、終わります。
11月22日第165回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第2号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  今日は大変有意義な御見解を承らせていただきまして、本当にありがとうございました。  まず、私、橘木参考人にお伺いしたいんですけれども、その正規、非正規の格差を縮小する策の三番目に最低賃金制度の充実策が必要だというふうに書かれておりま...全文を見る
12月05日第165回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○吉川春子君 共産党の吉川春子です。  地方分権改革推進法についてお伺いしますが、まず九五年の地方分権推進法の評価について伺いたいと思います。  大臣、最近、知事などの地方首長の不祥事が相次いでおりまして、当委員会でも午前中から議論になっております。政府主催の全国知事会議で、...全文を見る
○吉川春子君 ここで数字をお伺いいたします。  事務当局で結構なんですけれども、九九年から二〇〇五年ですか、この間の地方議員数の推移について、トータルの場合と市町村の議員の数を報告していただきたいのと、ついでに自治体の職員数の変化についても御報告いただきたいと思います。
○吉川春子君 大臣が、地方議会のチェック機能は大変重要だとおっしゃっていただきました。私も本当にそう思いまして、地方議会の議員の数が少なければいいというふうに私は思わないんで、やっぱりこの辺もチェック機能が十分果たせるような数にしていくべきではないかというふうに私は考えております...全文を見る
○吉川春子君 ナショナルミニマムは守らなくてはいけないというのは私も大臣も共通認識と思いますが、それを担う職員の数が物すごく減っているという現実については意見が分かれるわけですね。  それで、大臣、続いて伺いますけれども、今度の地方分権推進法は骨太方針二〇〇六の歳入歳出一体改革...全文を見る
○吉川春子君 先の質問までお答えいただきましたが、やはり地方歳出の抑制というのは、地方財政計画の圧縮によって交付税の削減というところにつながっていくと思うんですよね。地方交付税というのは本当に貴重な、特に財政力の弱い自治体にとっては貴重な財源なので、地方交付税の削減ということは本...全文を見る
○吉川春子君 私は東京生まれで東京育ちなんですけれども、東京が繁栄できるのも、日本全国各地、過疎地も含めて隅々まで人が住み、暮らしをし、自然を守り、農業を営む、漁業を営む、そういうことがあって初めて東京が繁栄しているというふうに思うわけですよ。ところが、やっぱり今申し上げたような...全文を見る
○吉川春子君 地方分権が過疎の原因であるというふうに私、短絡的に言ったんじゃなくて、そういういろんな要素がある中で過疎化がもう進んでいるわけですね。それに拍車を掛けることになってはいけないということを申し上げたんですけれども、それはそうですよね。
○吉川春子君 ナショナルミニマムへの国庫負担は私は当然と考えているんですけれども、義務教育、生活保護、国民健康保険、介護保険など、こういう法律で国の財政支出が義務付けられている、国民がどこでも同一のサービスが受けられる、そういうものは保障されなくてはならないと思います。  それ...全文を見る
○吉川春子君 文科省においでいただいていると思うんですけれども、いらっしゃってますよね。  義務教育国庫負担についてお伺いしますが、文科省は、もし義務教育国庫負担が一般財源化されれば税源移譲があっても三千四百六億円の財源不足になるという試算をかつて発表しました。結果として、三位...全文を見る
○吉川春子君 こういう表もいただきましたけれども、東京なんかは、これは一般財源化されたときの表ですけれども、一〇一%増だと。一方、高知県だと四五・八%減だと。こんなに都道県によって差があると。一般財源化というのは、もう保育が一般財源化されていまして、その結果どうなっているかという...全文を見る
○吉川春子君 総務大臣、総務省は地方歳出の削減のために通達で地方行革を強制しているということなんですけれども、総務省が進める地方行革、さっきもおっしゃいましたが、自治体は公務員削減、職員のパート化、非正規の増大、学校給食、プールなどの民間委託、保育所の民営化、公園、運動施設などへ...全文を見る
○吉川春子君 大井のプールの事故において防護さくの脱落が発見されたときに、吸水口の前に監視員を配置したり流水ポンプのスイッチを切っていれば事故は防げたんですね。防護さくが外れた後の安全管理体制があり、適切な判断、対応があれば最悪の事態は防げたんです。  まあこれ以上はちょっと具...全文を見る
○吉川春子君 私が調査に行って驚いたんですけれども、プールの安全基準というものがないんですってね。プールは、例えば学校のプールは国庫補助が付きますよね、義務教育の施設だから。今二分の一になったのか、ちょっと数字忘れましたけれども。ところが、その補助金を出すのについての基準はあるん...全文を見る
○吉川春子君 もう時間がなくなりました。  最後、大臣、この事故も、考えてみると起きなくても済んだ事故なんですね、きちっとやっていれば。そういう安全基準が今までなかったということで政府においてこの安全基準をつくるということに着手しているそうですけれども、これを早急につくっていた...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
12月06日第165回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、山出参考人にお伺いしますが、保育所の運営費の一般財源化の問題についてです。  金沢市には公立、私立、無認可の保育所が幾つあるのか、私、分かりませんが、待機児の数が今どの程...全文を見る
○吉川春子君 どうもありがとうございました。待機児童がゼロってすばらしいですね。  時間の関係で、それでは本田参考人にお伺いいたします。  合併したらますます荒れていくんだということで、もう合併しないでうんと頑張るんだというさっきのお話は非常に身にしみました。この間、ほとんど...全文を見る
○吉川春子君 金井参考人にお伺いいたします。  一般財源化して税源移譲するという形を取りますと、人口の多さ少なさ、それから人口構成ですね、年齢、働いている人が多いかどうか、そういうことによってプラスになるところとマイナスになるところとかなり格差が付いてくるわけですね。  義務...全文を見る
○吉川春子君 ありがとうございました。  やはり、私は日本じゅうどこでも同じようなサービスが受けられる、どこにでも住み続けられる、さっきどなたかのお話にありましたように、都会の繁栄というのは正に地方で、不便なところで水を供給し、自然を守り、そういうことを地道な努力をしていただい...全文を見る
12月07日第165回国会 参議院 総務委員会 第9号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  さきの通常国会で成立した簡素で効率的な政府を実現するための行革法において、今国が決めている人員等の配置基準を廃止を含めて見直すこととされています。今年四月二十六日の参議院行革特で、私の質問に答えて中馬行革担当大臣は、地方公務員純減を後...全文を見る
○吉川春子君 私は何遍もこの七人委員会が担当する対象の法律を出してくれと、項目でいいからとお願いしたんですけど、多過ぎて出せないと、千本ぐらいあるんだということですけれども、そういうたくさんのものをその七人委員会に任せて取捨選択して一括法として出してくるという、三年間で検討して出...全文を見る
○吉川春子君 川崎前厚労大臣が私に答弁されたところによりますと、保育士の配置基準は公立では一・八二倍、私立では一・六六倍、平均で一・七八倍の上乗せをして保育所の運営がされているわけなんです。  それで、厚労省にお伺いしますけれども、実態は国基準ではやれないということは明らかです...全文を見る
○吉川春子君 ちょっと写真を持っているんですけれども、認証保育所なんですね。駅のホームがすぐあって、飲み屋街のとあるビルの三階に認証保育所があるんです。これ、個々の名前が入っていますので、お渡し、資料としてはいたしませんけれども。  認証保育所は常勤職員は六割でいいと、園庭がな...全文を見る
○吉川春子君 七六・四%が保育料の値下げということを要求しているわけなんです。  総務大臣も地方議員の御経験があり、保育所の、昨日の参考人の質問ではないんですけれども、上乗せ、横出しという超過負担ですね、これが保育園にもやられてきているわけですけれども、認証保育所に預けている親...全文を見る
○吉川春子君 〇二年八月二十九日の東京都福祉局部長に提出された資料によりますと、認証保育の位置付けについて、将来において市場サービスを中心に利用選択を可能とする新たな保育システムが実現できるよう認証保育所の実績を通して国に働き掛け、国に新たな保育システムが認証保育所モデルへと転換...全文を見る
○吉川春子君 もう少し高いんですよね。
○吉川春子君 時間が来たので終わりますけれども、お母さんたちは園庭のないところで幾ら駅が近くてもそこで保育してほしいとは思わないんですよ。大事に子供の将来を守ってほしいと考えています。そのことを言いまして、質問を終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、地方分権改革推進法案に反対討論を行います。  地方分権の推進は、それによって地方自治が拡充強化され、住民のナショナルミニマムが保障されるものでなければなりませんが、本法案はそれにこたえるものとなっていません。  以下、具体的に反対理由...全文を見る
12月14日第165回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○吉川春子君 日本共産党の吉川春子と申します。本当に参考人の皆さん、今日はありがとうございます。  私は、この夏、モンゴルへ参りまして、モンゴルのウランバートルにあるシベリア抑留者のお墓に参ってまいりました。また、それに続いて、旧満州へ行きまして、瀋陽からハルビン、方正、チチハ...全文を見る
○吉川春子君 元島参考人が体験されたシベリア抑留の中で一番苦しかったことは何ですか。
○吉川春子君 ありがとうございました。  有光参考人にお伺いします。一九九一年に日ソ協定で抑留者問題を解決することになりましたけれども、身元の確認は進んでいないと聞きます。全抑協の方では名簿のその確認もかなりおやりになっていると聞いておりますけれども、その辺の事情と、もう一つ、...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 日本共産党の吉川春子です。  私は、自民党政府が平和祈念事業法を提案したときに本院内閣委員会で質問に立ちました。あれから十八年たって、今回、自民、公明両党は廃止法案を出してこられました。今回、平和祈念事業をやめるならば、謝罪の意を表し、何らかの個人補償あるいはそれ...全文を見る
○吉川春子君 端的に伺います。  例えば、シベリア抑留者の団体の皆さんなど、そういう団体の方の御了解がまだ十分に得られてないように思いますが、その点はいかがですか。
○吉川春子君 私は、関係者の了解が得られないままにこういう形で幕引きするということは許されないと思いますし、引き続き、この問題はいろんな形で存続し、解決に向かわなくてはならないなと思っております。  そこで、厚労省にお伺いいたします。  シベリア抑留者の方々の人数を明らかにし...全文を見る
○吉川春子君 一九九一年には日ソ協定が調印され、捕虜収容所に収容された者に係る問題を速やかに処理するというふうになったわけですけれども、二〇〇五年三月、ロシアから、病弱のため入ソ後、旧満州、北朝鮮に移送された方々の名簿が入手できたわけですね。その名簿の数と身元が確認できた数は何名...全文を見る
○吉川春子君 いずれにしても、まだ名簿が来ないと、それを早急にロシア政府に対して強く要求することと、たった二十一名しか判明してないということですので。で、この作業をしているのは二名の職員でやっているというふうに聞きました。そうですね、そうですよね。──分かりました。そうです。たっ...全文を見る
○吉川春子君 大臣、その慰藉という言葉と謝罪という言葉と、日本語でもはっきり違うと思うんですね。やっぱりこういうシベリア抑留者の方々の御苦労を慰藉するというのと同時に、やはりその謝罪の言葉を是非政府から欲しいと、このようにおっしゃる方が多いのですけれども、総務大臣しかここには大臣...全文を見る
○吉川春子君 慰藉はするけれども謝罪はしないというふうに受け止めさせていただきます。そうですね。それでいいですか、大臣、困りますか。
○吉川春子君 いいんですね。  外務省に伺いますけれども、まあ大臣の言葉はもうちょっと私は納得できませんが、ジュネーブ条約を批准したけれども、後に、批准以前であってもいわゆるシベリア抑留者は国際慣習法によっても捕虜だというふうに思いますけれども、それは捕虜ということでいいんです...全文を見る
○吉川春子君 済みません、委員長。そういうことなんです。的確に答弁するように言ってください。
○吉川春子君 明確に答弁してもらわないと、シベリア抑留者は捕虜だったというふうには日本政府は思ってないんですか。そこはどうなんですか。
○吉川春子君 そのシベリア抑留者を捕虜だという立場でその国際的なルールに従って扱い、そしてそういう、例えば労働に対する対価も払っていく、そういうことがスタートなのに一番基礎となるべき概念について捕虜だとは言えないと、これは何たることですか。こんな長いことたって。そんなの絶対納得で...全文を見る
○吉川春子君 時間なので、これは委員長、是非理事会できちっとした答弁を政府から取っていただきたいと思います。  捕虜じゃなくて、国際ルールにない抑留者なんていう言葉を法律であいまいに位置付けて、それがこの問題の処理の誤りの原点だと思いますので、是非、捕虜じゃない者もいるとか、何...全文を見る
○吉川春子君 終わります。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、与党提出の独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案に反対の討論を行います。  初めに、第二次世界大戦の終結後、満州、北朝鮮地域の日本兵はシベリアへ強制連行、強制抑留されました。ソ連の指導者スターリンが行ったこ...全文を見る