福山哲郎

ふくやまてつろう

選挙区(京都府)選出
立憲民主・社民
当選回数4回

福山哲郎の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月17日第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。さきの参議院選挙で初当選をさせていただきまして、実は本日、初めての質問でございます。やや緊張しておりますが、どうかよろしくお願い申し上げます。  まず、真鍋長官にお伺いをしたいと思います。  私は、昨年、民主党のCOP3担...全文を見る
○福山哲郎君 長官の御決意を聞きまして、私も含めてよろしくお願い申し上げます。  それでは、具体的な質問に入らせていただきたいと思います。  まず、温暖化防止行動計画についてでございます。  九〇年、温暖化防止行動計画がつくられまして、その第三の「行動計画の目標」のところに...全文を見る
○福山哲郎君 今なぜ達成できなかったかというところに対しまして、自発的な取り組みが進展をしなかったことというふうにお答えいただいたと思います。それから、フォローアップはしたけれども見直しはしてこなかったというふうにお答えをいただいたと思うんです。  そうしますと、今回のこの法案...全文を見る
○福山哲郎君 ぜひ失敗なさらないようによろしくお願いしたいと思います。  ではその次に、今お話をしました九〇年の行動計画があります。それから、本年六月十九日に決定をされました地球温暖化対策推進大綱というのがございます。それから、この法案が通りますと国は地球温暖化に対する基本方針...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、国民や地方公共団体や事業者は、基本的には今回の法案で出てくる基本方針、その後国がつくる基本方針にのっとって行動していけばいいということですね。
○福山哲郎君 では、次の質問に移りたいと思います。  先ほど申し上げました大綱によりますと、現状での日本政府のCO、の削減目標というのは三ガス、三つのガスで二・五%というふうに今表明をされていると思います。六%の削減目標を掲げたところの中で三ガスが二・五%、それから代替フロンに...全文を見る
○福山哲郎君 もう一度だけお伺いします。  ということは、会議前に日本は三ガスではマイナス二・五はやりましょうと言っていたことと、会議後六%ということを採択した、残りの三・五はほかでやるということで、基本的なスタンスは変わっていないと見ていいわけですね。
○福山哲郎君 わかりました。時間がないので次に進めます。  次に、その問題の吸収源の三・七%という目標に関してなんですが、もともと日本政府は吸収源に対しては算定基準があいまいだからやめておこうということをずっと主張していて、そこは日本の政府の姿勢として大変評価をされていたにもか...全文を見る
○福山哲郎君 今の話を受けまして、実はきょうの日経に「温暖化ガス排出権購入へ基金 対ロ投資を拡大 世銀構想」という中で、日本政府に世銀が温暖化ガス排出権の購入を要請したというような話が出てきたり、九月十三日の日経にも「途上国に排出枠売却権」ということで、日本政府が条約事務局に共同...全文を見る
○福山哲郎君 そうしたら、この日経の、条約事務局に日本案として提出したということはない、そういう事実はないということですね。
○福山哲郎君 時間がないので次に行かせていただきます。法案の中身について二、三点お伺いしたいと思います。  まずは、衆議院の御努力で修正をいただきまして、市町村が努力義務から義務規定に変わったと。その条文の中で、市町村と都道府県に関しては総排出量を公表するべきという表記がござい...全文を見る
○福山哲郎君 もう少しお伺いしたいんですが、次に行かせていただきます。  さらに、全国温暖化防止活動推進センターについてお伺いしたいんですが、これは民法三十四条の法人を都道府県知事が指定をするというふうに書いてあるんですが、「申請により、」ということは、複数の者が申請をしたとき...全文を見る
○福山哲郎君 そうしたら、複数の申請があった場合には、この条件にかんがみて知事が指定をするということですか。
○福山哲郎君 もう一つ、温暖化防止活動推進員というのがやはりあります。これに対してはどういった選出方法や選定基準を考えられているの  か、お聞かせをいただきたいと思います。
○福山哲郎君 ということは、その条件にかなつた方なら、例えば一般の市民とかNPOで環境問題に対して大変造詣の深い方等が推進員に選定されることもあり得るということですね。
○福山哲郎君 最後でございますが、附則の第二条、「法律の施行後五年以内に、この法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。」というところなんですが、一つ、この法律の地球温暖化を防止しようという大きな意味合いから含めて、私はこの法律の施行の状...全文を見る
○福山哲郎君 時間になりました。大変誠実にお答えいただきまして、本当にありがとうございました。
09月24日第143回国会 参議院 経済・産業委員会 第4号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。さきの参議院選挙で初当選をさせていただきまして、本日は経済・産業委員会において初質問でございます。やや緊張いたしておりますが、与謝野大臣を初め先輩の皆さん、何とぞよろしくお願い申し上げます。  また、鴇田中小企業庁長官におか...全文を見る
○福山哲郎君 それと同様に九月十六日の日経産業新聞に、失業サラリーマンの起業を支援するということで、失業のサラリーマン、また主婦、学生にも助成制度を新設するというのを通産省が発表されましたが、これも、今のとは多少色合いは違うにせよ、かなりのリスクを背負いながらの制度が導入を図られ...全文を見る
○福山哲郎君 今のお話を受けてですが、私も実は国会議員にならせていただきまして、中小企業施策総覧というのをじっくり見ようと思うと、大変いっぱいありまして何が何だかわからない。地元の西陣織工業組合に行ってきまして、皆さん、これをどうやって使うのかよくわかるんですかと言ったら、さっぱ...全文を見る
○福山哲郎君 先ほど長官が言われました商工会議所の件に関してなんですが、最近、新聞や雑誌で商工会議所に対する問題点等がるる指摘をされている記事が多く出ています。基本的には、大都市における商工会議所の組織率というのが二〇%と言われまして、さらに並行して、ほかの中小企業の団体もあちこ...全文を見る
○福山哲郎君 今の組織率に関してはいろんな見方がございますので、非常に会員増強を図っているようなところもあるというふうに承っております。ですから、実効性とか、本当に機能しているかとか、例えば地方の商工会に行きますとほとんど専務理事さんもいらっしゃらない、事務員の方もいらっしゃらな...全文を見る
○福山哲郎君 中小企業の問題については、地元のことも含めて、今後経済・産業委員会でもっと勉強させていただきながら、いろいろ御指導いただこうと思います。  質問を変えさせていただきまして、昨年、地球温暖化防止京都会議というものがございました関係で、この会議については通産省、環境庁...全文を見る
○福山哲郎君 ですから、その数字はよく承っておるんですが、政府はもともと六ガスは認めないというスタンスでずっとCOP3に臨まれたわけですが、それが六ガスを認めることになったときに、もともとCOP3前に三ガスで二・五%だと言っていたものが、COP3が純わってもまた二・五%、変わらず...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、その二・五%削減のうちの二%が二酸化炭素というふうに計算上はなるんですが、この大綱によりますと「エネルギー需給両面の対策や革新的技術開発、国民各界各層の更なる努力などを着実に推進することにより、二・五%の削減を達成する。」というふうにあるんですが、具体的...全文を見る
○福山哲郎君 それは二〇一〇年というおしりがあるわけですが、そのおしりに対してどの程度のスピードでやられるというめどがあるのかをお聞かせいただけますか。
○福山哲郎君 ありがとうございます。  私は実はこれからちょっと細かい数字の質問にさせていただくんですが、通産省に対して温暖化防止に前向きではないというようなことを言いたいわけではなくて、実はいろんな数字が出ているものに対して、これがどの程度の整合性があるのかということについて...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、先ほどの一・二倍というのは産業界が努力をした結果という話で、こちらに関しては省エネの技術を含めて需要サイドの話を抑えた結果の差がここに出ている、それが約三割近くあるということでございますね。  次に行かせていただきます。  その同様の合同小委員会に...全文を見る
○福山哲郎君 そこで、三%削減という話が出ているのですが、それが昨年の十月十三日、地球温暖化問題の国内対策に関する関係審議会合同会議というところへ出された資料がございまして、これによりますと、CO2排出量は産業部門で言うとマイナス七%という表記になっております。  先ほど申し上...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、先ほどと大体同じような見解だということですね。なるほど、わかりました。  それでは、またもう一点お伺いさせていただきます。  本年の六月十一日に総合エネルギー調査会需給部会において、エネルギーの長期見通しを出していただきました。大変御苦労があったと...全文を見る
○福山哲郎君 各省庁から省エネについて集められたというのは、何かそういうテーブルがあって集められたんでしょうか。
○福山哲郎君 ということは、その事務レベルの会議に関しては表に出ていないわけですね。
○福山哲郎君 今のは省エネの方ですから需要側の話ですが、供給側に関しては横断的に省庁間で議論が行われたという経緯はないんでしょうか。
○福山哲郎君 その合同会議というのは、今言われたのは六月三日の話ですか。
○福山哲郎君 それは議事録残っているわけですね。議事録というか、それは公開されているわけですね。
○福山哲郎君 それを踏まえて、六月十一日の長期需給見通しにつながったということですね。
○福山哲郎君 そして次に、そのエネルギー長期需給見通してございますが、私の承っているところによると、この見通しの数値としては、二〇〇〇年までは経済成長率を三%という前提で積算をする、そして二〇〇〇年以降は経済成長率を二%ということで積算をして今回の長期エネルギー需給見通しを出して...全文を見る
○福山哲郎君 現下このように低成長時代に入りまして、本年も残念ながらマイナス成長になるかもしれないという状況の中で、まず二〇〇〇年までに三%成長で長期見通しを立てられたという根拠はどこにあるのかお教えいただけますでしょうか。
○福山哲郎君 済みません。もう一回確認させてください。  今おおむね二%程度と言われまして、その前は、二〇〇〇年までは約三%、二〇〇〇年以降は二%と言われましたが、押しなべたときの二%というのと今の表現はどこが違うんでしょうか。
○福山哲郎君 もう一度お答えをいただきたいんですが、三%と二%の積算の根拠は、先ほど審議会での議論を踏まえてとおっしゃられたんですが、じゃその審議会も含めて、どうして三%と二%というのを前提として置かれているのかということをお聞かせいただけますでしょうか。
○福山哲郎君 そうすると、その経済審議会等で踏まえられた数字が、今後ひょっとすると日本の経済状況の変化に伴って、例えばじゃその経済審議会ではゼロ%なり一%の成長で審議を進めていこうということになったときには、通産省の言われているこのエネルギー見通しもそういうように数字は変化をする...全文を見る
○福山哲郎君 そこで、これはよくわからないんですが、現下、本当に日本は低成長に苦しんでいます。先ほども言われました三%、二%の経済成長をすればそれだけ景気はよくなるわけですから、それを僕はあえて否定をする気は毛頭ないのではございますけれども、現状がマイナス成長か辛うじて一%かと言...全文を見る
○福山哲郎君 大変今のお話はよくわかります。  ただ、今おっしゃられました国家としての大変大きな政策目標であり達成目標であり、長期的なところで見て大変重要なものだということは理解しました。  今そのようにおっしゃられたので、これも素朴な疑問としてお伺いするんですが、先ほどから...全文を見る
○福山哲郎君 ですから、国会の承認等を受ける等についてはどのようにお考えになられますか。
○福山哲郎君 どうもありがとうございます。  また、もう一つ、先ほど原発等の話が出まして、私は別に原発に対してあえて反対をする立場ではございませんが、現状の住民投票の問題、いろんな地域住民等の問題の中で、原発の二十基増設を含めてCO、の排出削減の計画が立てられていると思っている...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  少し最後に細かい質問をもう一個だけ、忘れていまして、させていただきたいと思います。  先ほどお話がありました二酸化炭素を含めて六%削減の中で、フロン、HFC、PFC、SF6に関して言うと約二%増というふうに増加を見込んでおられます。しか...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、このフロンに対しての二%増加という見通しというのは多少、変な話ですけれども、水増しというか、ぎりぎりのところで今計画をつくっているから、そこの努力も踏まえた上で少しは余裕を持ってプラス二%と見ているというふうな表現、お答えと受け取ってよろしいんでしょう...全文を見る
○福山哲郎君 どうもありがとうございました。  いろいろ本当に重箱の隅をつついたような質問をさせていただいて大変失礼だとは思ったんですが、私は、現下の不景気に対して国民の皆さんが大変不安に感じているとともに、中長期的には昨年のCOP3というのは、ある意味でいうと、いい意味で環境...全文を見る
10月01日第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  本日は、前回九月十七日の国土・環境委員会で少し気になりましたことがございましたので、温暖化についての質問をさせていただきますことをお許しいただきたいというふうに思います。  COP4まであと一月になりまして、大変重要な...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  それでは、少し本題に入らせていただきたいと思います。  各委員の皆様にはお手元に資料をお渡ししたのですが、実は九月十七日の国土・環境委員会におきまして私が日経の記事を取り上げまして、九月十三日の日経に日本政府が条約事務局に共同実施もしく...全文を見る
○福山哲郎君 議事録を見ていただいても、二回とも私は、条約事務局に日本案として提出したということではないという、そういう事実はないのですねとお伺いをして、質問の趣旨を取り違えたでは、済みません、委員長、これはなかなか納得しがたいものがあるんですが。
○福山哲郎君 では、その質問を取り違えたということは別に、この時点で岡田局長は日本政府が条約事務局にこういった提案書を出されたことは御存じだったわけですか。
○福山哲郎君 条約事務局に提出して、ホームページにこれだけ載っていて、実は中身はあるんです、ここに。あるんですけれども、この中身について局長が知らないで条約事務局に提出をされたということは一体どういうことなんでしょうか。
○福山哲郎君 あのとき地球環境部長は後ろに同席をされていたはずだと私は記憶をしておるんですが、地球環境部長は条約事務局に出されたことはもちろん御存じだったわけですね。
○福山哲郎君 今の御答弁には基本的には全く納得できないんですけれども、環境庁長官、あのときの答弁で環境庁長官は、本当に誠実にNGOの皆さん、それから日本国民の皆さんが大変関心を持っているものに対して積極的にやっていかなきゃいけないという御答弁を私にいただきました。それで、そのこと...全文を見る
○福山哲郎君 今の話もおかしくて、常識的に考えますと、長官、大変失礼ですが、十日に条約事務局に出したものを一週間後の十七日に突然質問されたから混乱をしたから答えられなかったと。そんな責任でこの条約に対して、COP4に対して臨むという姿勢でいいのかという点が一点。  それから二点...全文を見る
○福山哲郎君 本当に私のような若輩が申し上げるのは生意気なんですが、そうやって、例えば条約事務局に出したり、内々で物事を進めようとする姿勢があるから、いろんな市民や国民の中から、この環境問題に対しては政府なり環境庁なりが自分たちに情報を開示してくれないという猜疑心が芽生えて、いつ...全文を見る
○福山哲郎君 では、この提案はだれがつくられたんですか。局長は御存じなかったんですね。御存じなくて提出されたんですね。
○福山哲郎君 ではもう一度確認します。企画調整局内で作成されたんですね。
○福山哲郎君 外務省、通産省と調整をして政府として出されたものを局長が御存じなかったんですか。もう一度お伺いします。
○福山哲郎君 では、地球環境部長の権限で通産省や外務省と調整をして、政府の意見として提出をされて、そこには局長は要は入っておられなかったわけですね。
○福山哲郎君 済みません、もう僕はよくわからないんですけれども、そしたら、その地球環境部長と外務省と通産省とは一体どこのテーブルで調整をされたんですか。
○福山哲郎君 済みません、通常の手法というのは僕はよくわからないんで、もう少し詳しく具体的にお教えください。
○福山哲郎君 では認めますので、浜中部長、お答えください。
○福山哲郎君 一体それはいつ、何月何日の会議というかテーブルなんですか、部長。
○福山哲郎君 長官にお尋ねします。  局長が御存じなかったものを、政府として条約事務局に提出をされたものを長官は御存じだったんですか。
○福山哲郎君 そしたら、長官は六月の過程を就任前ですから御存じないのはいいんですが、九月十日に提出をされた時点で長官は決裁されたんでしょうか。
○福山哲郎君 ということは、環境庁長官はいろいろ決裁しなければいけないから、それは理解をさせていただきます。  ということは、局長は飛び越えて長官のところに行って決裁をされたということでしょうか。
○福山哲郎君 簡単にイエスかノーかで答えてください。中央環境審議会は、このペーパーを出すときに何かこのペーパーを出しますよという形の了解を得ましたか。
○福山哲郎君 そうすると、国会の委員会では出していませんと言って隠して、そして局長も御存じなくて、大臣も基本的にはいろいろある決裁の中で、全くわからないけれどもとにかく決裁をしたという中で、それでいつの間にか通産省と環境庁と外務省が担当者レベルで調整したものが政府の提案として条約...全文を見る
○福山哲郎君 委員長、これは大変重要な問題だと僕は考えます。本当にCOP4という大変大きな国際会議で、だれがつくったかわからない、局長も知らない、長官も知らない状況の中で条約事務局にれっきとしてこういう文書が送られているわけです。本当にこれで地球温暖化防止に対して議定書の議長国と...全文を見る
10月15日第143回国会 参議院 経済・産業委員会 第8号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山でございます。よろしくお願い申し上げます。  二度の石油ショックを経験した我が国が石油の自主開発に積極的に取り組まなければいけないという、国益の観点から大変重要だということは存じ上げているつもりでありますし、石油公団の意義等も納得をしているつ...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、この日量百二十万バレルという数字は、この報告書を書かれる段階ではこれを前提につくられて、今後石油審議会等の議論によっては変化をする可能性はあるということですね。
○福山哲郎君 どちらにしても、この目標の百二十万バレルには今の現状で達していないわけですから、これを下げるのが意味があるかどうかというのも僕は問題があるとは思うんです。  では、次の質問に移らせていただきます。  今回、石油公団再建検討委員会というものを設置されて、報告書を提...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、さきの十二月三日の衆議院の決算委員会のあれを踏まえて再建検討委員会というのは設置されたと承ってよろしいわけですか。
○福山哲郎君 それでは、石油公団再建検討委員会のメンバーは、どういつだメンバーで委員会が構成されたのかを教えてください。
○福山哲郎君 ということは、構成メンバーは四名ですか。
○福山哲郎君 済みません、もう一度。
○福山哲郎君 先ほど言われました、七月に出された堀内通産大臣の報告書を踏まえて再建検討委員会をつくられたとお答えになられたと思うんですが、その報告書の中にそういったメンバーで再建検討委員会をつくれという指示はあったんでしょうか。
○福山哲郎君 では、六月に再建検討委員会をつくられたときに、そのメンバーでやれという指示は大臣からはあったんでしょうか。
○福山哲郎君 あったわけですね。
○福山哲郎君 そうすると、資源エネルギー庁長官にお伺いをしたいんですが、これだけ衆議院の決算行政監視委員会で問題になって、なおかつ前通産大臣が報告書を出されたという問題に対して、今お話を伺うと、ほとんど内部のメンバーで再建検討委員会をつくられた。それに対する妥当性、意味みたいなも...全文を見る
○福山哲郎君 わかりました。  私などは、それが妥当性があるかどうかというのは大変疑問なんですが、そのようにお答えいただいたので次に行きます。  では、再建検討委員会では現実問題として何回ぐらい議論を重ねられたのかということをちょっとお教えください。
○福山哲郎君 では、それで検討がされて、こういう報告書が出てきたということは承らせていただきました。  次に、六月に検討委員会ができまして、今お話がありましたように、前通産大臣から「石油公団の現状分析と今後の対策について」という報告書が衆議院の決算行政監視委員会に提出をされまし...全文を見る
○福山哲郎君 先ほど加納委員からも御質問があったと思うんですが、この報告書を全部読ませていただいて、前大臣の指摘がありましたがこうでありますという内容のことは書かれているのですが、先ほどありましたように反省とかもちろん謝罪とかいうことは全くないわけです。ということは、この報告書は...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、もう一回しつこくお伺いしますが、改善をする点が多々あったということはお認めになるし、反省する面も多々あったということはお認めになるわけですね。
○福山哲郎君 ありがとうございました。  次は、雑誌等で拝見をしている中身の話ですので簡潔にお答えいただければいいのですが、雑誌を拝見していますと、小松前石油公団総裁を更迭をした云々かんぬんというくだりがいろんなところに出ております。しかし、本当にどのような形で石油公団を退職を...全文を見る
○福山哲郎君 辞任ということは、みずからおやめになったということは、退職金はもちろん支払われる予定なわけですね。
○福山哲郎君 そのような課題というのはどういった課題なんでしょうか。
○福山哲郎君 というのは、情報公開、公団の収支等々の状況を見て小松前総裁に対する退職金の支払いは検討され、それから決定されるということですね。
○福山哲郎君 何かよくわかったようなわからないような御答弁なんですが、とにかく支払われる前提でいっているということはお伺いしました。  では、少し細かくなりますが、報告書の中身について質問させていただきたいと思います。  一昨日の経済・産業委員会における資源エネルギー庁長官の...全文を見る
○福山哲郎君 出光石油開発に公団がそれまでに出資ないし融資をした額は全額で幾らですか。
○福山哲郎君 そうしたら、日本海洋石油資源開発に公団がそれまで出資ないし融資をした額についてもお教えをいただきたいというふうに思います。
○福山哲郎君 そうすると、今、百九十四億で売って五十二億利益が出たと言われましたが、この利益というのはどういう換算の利益になるんでしょうか。
○福山哲郎君 わかりました。じゃ、先ほどお願いした数字をまたお教えいただきたいと思います。  それで、実は、確かに利息、配当、それから株式の売却で将来的に二千四百九十億円の損失から三千七百六十億円の利益になるという見通しがこの間のエネルギー庁長官の報告とかにもあるんですが、私、...全文を見る
○福山哲郎君 今、開発会社は何社ありますか。
○福山哲郎君 今実際に剰余金が出ている会社は何社ありますか。
○福山哲郎君 今、株式として売れる見込みのある会社は何社ありますか。
○福山哲郎君 百二十三社開発会社があって、今剰余金が出ているのが十一社、しかというのか、これは確率が高いというのか、その評価は別にして、その状況で十年後に株式売却をするときに、先ほど言われたように石油の生産量がふえているはずだと言われても、これはやっぱり説得力に欠けると僕は思うん...全文を見る
○福山哲郎君 今の話はまさにそのことなんですが、今部長がおっしゃられたみたいに含み益の話をされているわけです。含み益というのは、あくまでも含みなんです。ところが、石油公団はどんどんつくっては消し、つくっては清算しということで、これは実損が出ていくわけです。実損が出ていって、実は石...全文を見る
○福山哲郎君 水かけ論になりますからもうこれ以上は申し上げませんが、私は、今部長がまさにおっしゃられたとおり、内部留保がたまっている、内部留保がたまってきて含み益を石油公団が計算できるような石油開発会社というのは数少ない優良会社だと思っているわけです。  その優良会社を売却して...全文を見る
○福山哲郎君 これもお伺いはしませんが、売って売却益が出たとおっしゃいますけれども、この後の石油の開発の状況によってはひょっとしたら非常に優良な開発会社だったかもしれないわけです。それを売却しているわけで、それでもう離れちゃっているけれども、本当は持っていればもっと公団にとったは...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、堀内前大臣の指摘をされたこと等は余り今の現状では変化がないということなんですが、通産大臣の御意見で結構でございますが、国民の大切な税金を、幾ら国益に資する石油開発だからといって減免をする、例えば数百億、数千億の減免をするに当たって、担当課長ないし担当部...全文を見る
○福山哲郎君 認知をされてそれが行われるかどうかというのは大変大きなことだと思いますので、大臣のおっしゃるとおりだと思います。  今の問題で、先ほどの株式売却益の話、それから今の内規規程の話について、例えば、何歩か譲って通産省のおっしゃるとおり株式売却益が出るかどうかという話に...全文を見る
○福山哲郎君 私の質問にお答えいただいていないんですが、百二十三社の石油開発会社の損益計算書と貸借対照表、それから通産省内での各種規程についてこの委員会に御提出をいただきたいと思っているんですが、いかがでしょうか。
○福山哲郎君 可能な限りというのはどういう話で、それで検討させていただきますというのはどういう返事で、僕は国会の経験が少ないのでそういうお答えがどういう意味を持っているのかよくわからないので、済みません。
○福山哲郎君 少し疑問に思うんですが、国家機密等で出しにくいというのは僕も理解はします。しかし、公団が融資として三割、出資として四割ですか、つまりほとんどの石油会社について七割までの出資をしているような状況ということは、それを税金で使っているということは、もうはつきり言って国民の...全文を見る
○福山哲郎君 もう時間もありません。それでは、次に行かせていただきます。  いろいろあるんですけれども、これも余り私、好きな分野ではないんですが、いろいろ調査をいたしました結果、私の手元に今これ百二十八社、先ほど百二十三社が存続と言われていましたので、多少清算されたところがある...全文を見る
○福山哲郎君 私も全部の会社から給料をもらっているとはもともと考えておりませんでしたが、一社から給料をもらっていても、剰余金等が出たときにはやはり役員報酬が出るわけですね。それで、十九とか二十社に名前を連ねている。それは貸しているだけではなくて、れっきとした役員報酬が出るというこ...全文を見る
○福山哲郎君 それと、先ほど申し上げたお二人は、ほかの方もそうなんですが、当然、清算会社にいらっしゃったことがあるはずですね。要は、今は役員だけれども、清算した会社があってそこの役員をやっていたということだってあり得るわけです。その場合に、その清算会社が清算をされたときに退職金等...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、清算会社から役員には退職金は払われないことになっているんでしょうか。
○福山哲郎君 この二人はと、例外的なものはあるわけですね。  ですから、私が言っているのは、例示的にお二人を挙げたわけで、かなり複数の会社で役員の名前を連ねている方がいらっしゃって、それを全部今この場で挙げるというのが時間的に不可能なのでたまたまお二人を挙げたわけですが、この辺...全文を見る
10月16日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号
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○福山哲郎君 私は、民主党・新緑風会を代表して、衆議院提出、金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。  十三日、衆議院本会議において、本法律案は民主党等を除く与野党の賛成により可決されました。その後、海外の金融市場において今日まで...全文を見る
12月10日第144回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。初めて予算委員会で質疑に立たせていただいております。総理を初め全閣僚の先生方を前にやや緊張しておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  まず、きのうの予算委員会で石川委員も少しお触れになられましたけれども、今回の緊...全文を見る
○福山哲郎君 長官には大変誠実にお答えをいただいたと思います。  ただ、長官の三つの理由というのは、恐らく私たちがこの補正予算に対して疑問を呈している点とまさに一緒で、これまでの八十兆円が効果を上げていない、では次が上げられる保証がどこにあるのか。それから時間がかかり過ぎるとい...全文を見る
○福山哲郎君 総理は、何で国民のマインドが冷えているのか、政策に対してのマインドが冷えているのかという私の質問に余りお答えをいただかなかったような気がするんですが、長官とほぼ御意見は一緒だというふうに判断してよろしいのでしょうか。
○福山哲郎君 わかりました。  では、次に行きます。  そのようなお話の中で、実は政府の経済見通しの信憑性という大変大きな問題が出ていると僕は思っています。平成十年度の経済見通しに対しまして、当初のプラス一・九%からマイナス一・八%に十月に下方修正をされました。これはかなり大...全文を見る
○福山哲郎君 ですから、そのモデルの信頼性等が大変問題だと思っているんです。  一つ、平成十年八月十一日の参議院の本会議で長官は、政府の経済見通しというのは、経済運営に当たっての政府の基本的な態度のもとをなします経済の望ましい姿、目標値を描いた部分があるから、当たり外れの問題で...全文を見る
○福山哲郎君 私は、ことしのがマイナス一・八でとどまるかどうかという議論をしているのではなくて、こういった状況で、見通しを出せば下方修正、見通しを出せば下方修正する中で政府の政策が発表されても、結局また同じだろうという不信感、オオカミ少年のような状況になっているのではないかという...全文を見る
○福山哲郎君 いや、そうしたら来年度は全く見通しとかを入れないで科学的にきちっと出せば、そのマイナス一・八と同じような数値ですから、別に人知の限り努力されなくても、そのモデルに数字を入れれば客観的な数字は出てくるんじゃないですか。
○福山哲郎君 実は本題は次からでして、では総理にお伺いをしたいんですが、一・九%からマイナス二・二%、なるべく客観的にマイナス二・二%なりマイナス一・八%に下方修正した平成十年度の予算がスタートしたときは、スタートしたというか、概算要求の時期というのは、十一月二十八日の国会で今回...全文を見る
○福山哲郎君 もう一度確認します。  そうしたら、財革法で当時縛りをある程度かけられた状況の当初予算の中で一・九%という数字が出たということですね。
○福山哲郎君 そうすると、平成十年度当初予算は七十七兆円、一般歳出四十四兆五千億円で一・九%というふうに発表されたわけです。ところが実際は、橋本内閣のときに所得税減税計四兆円、四月に一次補正の十六兆六千五百億円、そして今回の三次補正と。今回の三次補正は期ずれで来期に回ることも多く...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、先ほど僕は四年、五年、六年、九年も大外れというお話をしましたけれども、外れたときも緊急経済対策を打っているわけですよね。ということは、全部当初予算で見通しを立てて、これはまずい、大幅にずれそうだ、そこで経済対策として補正をどんどん組んで、そこのベースで一...全文を見る
○福山哲郎君 そうおっしゃいますと、大幅に外れることもいろんな状況であるということはわかるんですが、この前提で、いろんな形の予測によってマスコミにこういう字が躍って、外れたとか長官が修正を発表したとかということで国民に対しての不信感を招き、先ほど言われたみたいに政策に対する国民と...全文を見る
○福山哲郎君 これは話を続けると切りがないのでちょっと話を変えますが、今度は大蔵大臣にお伺いしたいと思います。  さきの臨時国会で十五カ月型の予算編成というような、あれは正式には十五カ月型では組めないと思うんですが、そういうイメージで断続的に景気に対してプラスになるような編成を...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、考え方としては維持しているというふうにおっしゃられたと思うんですが、そうすると、今回一般会計概算要求が出ておりまして、八十九兆九千六百八十三億という形で一般概算要求が出ています。そして、その中の一般歳出予算としては四十九兆四千百七十六億で平成十一年度の...全文を見る
○福山哲郎君 済みません、最後の部分をもう一回言ってください、三兆五千億の後。
○福山哲郎君 そうしたら、四十九兆四千百七十六億円の一般概算要求のうちの三兆五千億をイメージとしては引いた形という形になるんですね。
○福山哲郎君 そうすると、来年度の本予算の一般歳出は約四十六兆円になるわけです。十年度の本予算、昨年の本予算は四十四兆五千三百六十二億で、財革法の縛りのかかった緊縮予算を組まれたわけです。今のお話で、概算要求から三兆五千億円、今回の補正の分は十五カ月予算だという考え方で引きますと...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、最初に戻りますが、当初、平成十年度四十四兆円の財革法で縛られた緊縮型の予算を組んで、それで一・九だと言ったものが、全くでたらめになったわけですよね、先ほどの流れの中で。今回十五カ月予算になるということは、今回の補正予算の三兆五千億円が来年度当初予算の概算...全文を見る
○福山哲郎君 それはわかります。  来年度に出てくるから、今回の補正と来年度の当初予算ではっきりとしたプラスになるということをおっしゃられているんですかということを総理に確認したいんです。
○福山哲郎君 では、もう少し単刀直入にお伺いをします。  先ほど言っているように、一・九%ことしがだめでマイナス一・八になった。これはでも、四月に補正を組み今回も補正を組んだ上でやっとマイナス一・八になった。来年度、この十五カ月の考え方の予算を組んでさらに当初予算を組んだ後に、...全文を見る
○福山哲郎君 いや、ですからその話をしているのではなくて、要は──わかりました、だからはっきりとお答えください。  はっきりとしたプラスに総理がされるという思いは、今回の補正予算と来年度の予算で、そしてさらに来年度の法人税減税と所得税減税をされて、それではっきりとしたプラスにす...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、もう一度お伺いしますが、この状況の前提、この前提ではっきりとしたプラスということですね。もう一度お答えください。
○福山哲郎君 もう時間が余りないんですけれども、総理は即効性、波及性、未来性ということを今回の補正で組まれました。私は単純に思うんですが、この即効性と未来性ということに対して非常に矛盾を感じておりまして、即効性があるということと未来性ということがどのようにこの補正の中に盛り込まれ...全文を見る
○福山哲郎君 私は実はこの未来性ということに対しては大変魅力を感じました。二十一世紀に対して環境対策、それから医療、保健に対しても非常に逆にうれしく思いました。  しかし、その中で大蔵が、概算要求に対しての基本方針という中で、景気回復に即効性があり、後年度に過度の負担とならない...全文を見る
○福山哲郎君 よくわからないんですが、とにかく頑張って、未来に向かってぜひお願いをしたいと思います。  実は、最後にどうしても言いたいことがありました。きょうは十二月十日でございます。実は昨年京都で開催をされました地球温暖化防止京都会議、COP3が開催をされて京都議定書が採択を...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  私は、中身について言うと切りがないので、一つだけ気になっていることがあります。  例えば、宮澤内閣時代、総理が行けなかった地球サミット、大変残念だったんですが、この九二年のリオ・サミットから九八年のCOP4まで、実は環境庁長官が日本は十...全文を見る
○福山哲郎君 大変誠実な御答弁ありがとうございました。閣僚だけではなくて、ぜひ交渉担当者レベルで継続的に人材を養成していただくような方法を考えていただきたいと思います。  最後に、実はこの京都議定書というのは、多数の国が条約に参加をしている中で、我が国の地名が入っているものとい...全文を見る