福山哲郎

ふくやまてつろう

選挙区(京都府)選出
立憲民主・社民
当選回数4回

福山哲郎の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第145回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  きょうは、少しわからないことがたくさんありますので多少失礼なこともあるかと思いますが、質問させていただきたいと思います。  まず、予算委員会の冒頭、我が党の角田委員の方から中村法務大臣に対する適格性について質疑がござい...全文を見る
○福山哲郎君 自衛権もないと。自衛権はありますよね、外務大臣。自衛権はありますよね、日本には。
○福山哲郎君 自衛権もあります。日本は憲法改正もできるはずです。自衛権があるので自衛隊の方々はPKOも含めて命をかけて頑張られている。それに対してこういう発言をされた法務大臣、どのようにお考えですか。
○福山哲郎君 改正に対しても憲法九十六条に改正条項がちゃんとあるわけです。これは、ある意味でいうと国民に対する私は冒涜だと思いますが、法務大臣、どう思われますか。
○福山哲郎君 日本は法治国家であります。そして、その法をつかさどる法務省の大臣が、幾ら賀詞交換会、多少はパーティーのような形なのかもしれませんが、自分たちの仲間にこういうことを言った、その見識というのを大変私は不可思議に思うわけで、この件について、総理はいかがお考えでしょうか。
○福山哲郎君 総理の言われる富国有徳国家は、私も大変賛成です。だからといって、政治家の言葉に対して、撤回をしたから了承したというようなそんなに単純なものでしょうか。政治家の言葉というのは、大変重要な意義もあるし、国民に対する信頼もあるし、そういうことに対して、このような法務大臣を...全文を見る
○福山哲郎君 最善にお仕事をしていただけるかどうか大変疑義があると思いますが、これでこの質問は終わりたいと思います。  では、次に行きます。  九五年一月、破綻金融機関に対する整理回収業務を担う整理回収銀行というものが設立されました。いわゆる東京協和、安全両信用組合の事業を受...全文を見る
○福山哲郎君 この整理回収銀行も、いわゆる奉加帳形式で千六百億円のお金を民間それから日銀から集めてつくられたものでございます。  今、千百億円欠損金が出ていると言われていますが、では、ことしの三月末では欠損金は幾らの見込みですか。
○福山哲郎君 欠損金が千三百億円を超えるということですね。三月末で清算をしないと住専機構との合併はできない。この欠損金はどのように埋められるんですか。
○福山哲郎君 では、その買い取りの合併の比率はどうなっているんですか。
○福山哲郎君 つまり、五万円の額面であったものが八千八百七十二円になっているわけですね、整理回収銀行は。それで間違いないですね。
○福山哲郎君 実際に資本金は幾ら減るんですか、合併した後。
○福山哲郎君 ですから、幾らぐらい資本金は減るんですか。大まかでいいです、三月末を迎えていませんから。
○福山哲郎君 差額は幾らですか、それは。
○福山哲郎君 だから。
○福山哲郎君 千四百八十億円なくなるわけですね。日銀はこれに対して二百億円出資していますが、総裁、日銀は幾らなくなりますか。
○福山哲郎君 つまり、日銀は百六十四億五千何がしかのお金が吹っ飛んだわけですね。これはいわゆる奉加帳方式で、この間、日債銀の八百億円に対して日銀総裁は八百億円毀損したとおっしゃられました。新しい整理回収銀行が合併するに当たりまして、これまた百六十四億飛んでいるわけです。  もう...全文を見る
○福山哲郎君 各民間金融機関は、収益支援をまだこれから合併後も続けると言っているんですか。
○福山哲郎君 おかしいじゃないですか。東京共同銀行、整理回収銀行の前身が解散をしたときは、民間金融機関はこの契約について解除ができると書いてあるじゃないですか。解除されたら二百八十三億円の未収金は入ってこないんですよ。
○福山哲郎君 だって、先ほど言われたじゃないですか。新しい、要は国が出資をした預金保険機構からお金が出ていると。回収銀行は各民間機関が出資しているから収益支援金を出しているわけじゃないですか。預金保険機構が出しているものに対して、何で民間の企業が収益支援を続けなければいけないんで...全文を見る
○福山哲郎君 これ、拒否されたらどうするんですか。
○福山哲郎君 十二月に合併契約をするときに入るか入らないかわからない未収金をそのままにしておいて、もし未収金が入らなかったら債務超過じゃないですか。そうしたら、今おっしゃられたように合併できないんですよ。そんな先がわからないことに対して合併契約すること自体おかしいじゃないですか。
○福山哲郎君 納得できないんですが、ひとつ日銀総裁にお伺いします。  総裁は、十二月二十二日付で預金保険機構の松田理事長あてに、この回収銀行の出資に対して、信用秩序維持が目的で回収銀行の損失負担を出資者に求めるのは適当ではないという旨の文書を松田理事長に送られましたね。
○福山哲郎君 十二月二十二日。
○福山哲郎君 総裁は、ではこれは出資者に求めるのは適当ではないけれどもしようがないから渋々認められたんですね。
○福山哲郎君 日銀総裁が適当でないと言われているものに対して、買い取れと無理やり言って、百六十四億も損させたんですか。  大蔵大臣、いかがですか。
○福山哲郎君 よく各大臣の先生方言われるじゃないですか、仮定のことには答えられないと。民間金融機関が支援を続けるかどうか仮定でわからないのに決めちゃったわけでしょう。おかしいじゃないですか。大蔵大臣、おかしいでしょう、これ。
○福山哲郎君 とにかくわからないことだらけなんです。いっぱいあるのでちょっと行きます。  日銀総裁にお伺いします。  山一証券に日銀特融を当初一兆二千億円出されたと思いますが、現状どのぐらい日銀に返済が行われていますか。
○福山哲郎君 残が五千億ですか。
○福山哲郎君 これは、山一が自己破産をしたときのこの残りの五千億の残高はどうなりますか、これも仮定の話なんですけれども。
○福山哲郎君 では、その総会で否決されたらどうなるんですか。
○福山哲郎君 ここに山一特融を出したときの総裁談話があるんですよ。信用秩序の維持というみずからに課せられた使命を適切に果たしていくため、臨時異例の措置として日銀法第二十五条に基づき、同社の顧客財産の返還、資金を供給することにした、日本銀行資金の回収に懸念が生じるような事態はないと...全文を見る
○福山哲郎君 私が何でこんな細かいことを申し上げているかといいますと、いいですか、回収銀行で百六十何億、日銀が出資をしたものが飛んだんです。今回、日債銀で八百億円飛んだんです。日銀特融は出資ではないから性格は違うかもしれないけれども、五千億円飛ぶかもしれないんです。  いいです...全文を見る
○福山哲郎君 方法がなかった、だから日銀にもお願いをした、民間にもお願いをした、結果として失敗しましたと。そのお金が八百億、百六十億、五千億円です、大蔵大臣。確かにそれは一理あるかもしれない。でも、結果責任として、行政に過失責任があるかどうかわからないけれども、責任がありまして申...全文を見る
○福山哲郎君 日銀総裁、これだけ財務内容が悪くなっている状況と中央銀行としての威信、海外のマーケットそして国内のマーケットに対する信用低下に対してどのような見解をお持ちですか。
○福山哲郎君 ありがとうございます。  先ほど大蔵大臣が故意、過失があるわけではないからと、もうやむを得なかったとおっしゃいました。  では、故意、過失がありそうなところに行きたいというふうに思います。日野長官、よろしくお願いします。  あなたは、予算委員会での答弁で何度も...全文を見る
○福山哲郎君 では、東郷頭取がきのうの証言でうそをついていたというわけですか。
○福山哲郎君 もうおかしいんですよ、長官。あなたは、二月五日の予算委員会の速記録で、大蔵省の心証と申しますか、検査の途中で知り得たさまざまなことについて、他にそれを申し述べるといったようなことはなかったものと承知しておりますと答弁されているんです。  今あなたは、一人称ですけれ...全文を見る
○福山哲郎君 大蔵省の検査の方々から聞いたって、あなた今おっしゃったじゃないですか。じゃ、東郷前頭取はうそをついているわけですね。
○福山哲郎君 だって、あなたは、検査の途中で知り得たさまざまなことについて、他にそれを申し述べるようなことはないと言っているじゃないですか。
○福山哲郎君 でも、きのう頭取は、日債銀の七千億円を大蔵省に報告したとおっしゃっているんですよ、その時点で。
○福山哲郎君 今のは食い違っているじゃないですか。だって、きのう日債銀は報告をしたとおっしゃっているんですよ、長官。
○福山哲郎君 わからないな。  では、もう一個行きます。  確認書の問題が出てきました。確認書はいろんなところにお願いをして、そしていろんなところが出してくれという向こうからの意思表示に対してこちらが出したというふうにおっしゃいました。全部ではない、一部だとおっしゃいました。...全文を見る
○福山哲郎君 その確認書を交わした時期はいつですか。
○福山哲郎君 それは出資をしていただければ再建可能だということが書いてあったわけですね。これはまさに検査の途中ですよね。何で検査の途中で、外に、表に出さないときに再建が可能かどうかが言えるんですか。
○福山哲郎君 だって、検査の途中なんでしょう。債務超過ではなくと何で言い切れるんですか。
○福山哲郎君 さっき言ったじゃないですか。これは、日債銀については検査の途中で知り得たさまざまなことについて他にそれを申し述べるようなことはなかったものと承知しております、日債銀の間でやりとりがあったとおっしゃいましたよね。今おっしゃったじゃないですか。検査の途中ですが、切迫をし...全文を見る
○福山哲郎君 では、何のために検査をしたんですか。
○福山哲郎君 二千九百億円ものお金を出資してもらうのに、検査は検査、今一応債務超過ではないという判断をして確認書を配っている、検査の途中でですよ。おかしいじゃないですか、こんなの。
○福山哲郎君 百歩譲って、お願いをするのはわかります。  債務超過ではないと言っているということは、これはある意味でいうと、価値をそこに与えているんですよ、長官。何の根拠で債務超過ではないと言ったんですか。
○福山哲郎君 大蔵大臣も予算委員会の答弁で、詳しいことは存じません、みだりに申すべきことではございませんからと言って、みだりにいろんなことを外へ出すことはおかしいというようなことを大蔵大臣言われているんですが、今のお話を聞いてどのようにお感じになりますか。
○福山哲郎君 大変丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。  もう一度日野長官にお伺いします。  根拠は何ですか。いたし方なかったのはいいですが、それでは債務超過ではないと言った根拠は何ですか。
○福山哲郎君 前です。五月の時点です。確認書の中で。
○福山哲郎君 わかりました。  がらっと変えます。  日野長官、その年の日債銀の株主総会はいつでしたか。
○福山哲郎君 先ほど日野長官が、日債銀でいろいろな事情があって聞かれたので、債務超過ではない、七千億だということをひとり歩きさせたとおっしゃいましたが、その特別な事情というのは何ですか。
○福山哲郎君 もう一つお伺いします。  長官は、衆議院の予算委員会等で示達書の数字について聞かれたときに、一兆一千二百十二億については答えられていますが、もう一つ、両論併記をされたという七千億については全然御答弁をされなかった。これは何で御答弁をされなかったんですか。
○福山哲郎君 ということは、示達書には両論併記はされていないわけですね。
○福山哲郎君 そこまで詳しく言われるんだったら、この委員会にその示達書を見せていただきたい。出していただけませんか。
○福山哲郎君 あれだけ答弁されていて何で出せないんですか。個別の銀行のことじゃないですか。
○福山哲郎君 先ほども確認書は各社ばらばらだとおっしゃいましたね、それぞればらばらだと。何でばらばらなんですか。
○福山哲郎君 この確認書もこの委員会に出していただけませんか。
○福山哲郎君 これは資料請求をお願いしたいと思います。
○福山哲郎君 もう一度確認させてください。  示達書には両論は併記されていなくて、一兆一千二百十二億円だけだったんですね。
○福山哲郎君 第Ⅲ分類が両論併記ではなくて、それ以外、もう一個、先ほど四千億円、注みたいな形であるとおっしゃっていたのをもう一度教えてください。
○福山哲郎君 検査報告書というのは、どこからどこへ出すものですか。
○福山哲郎君 検査部長にあてた数字。何か頭が整理できなくなってきましたね。何かごまかされているような気がしているんですけれども。  では、もう一個お伺いします。  そうすると、日債銀の検査から、日野長官、検査部が出てこられたのはいつですか。
○福山哲郎君 七月四日から九月十一日の示達書の通達まで、それだけ時間がかかった理由は何ですか。
○福山哲郎君 その間に日債銀と大蔵省の間にやりとりがあるわけですね。
○福山哲郎君 その連絡をとり合う議事録というのは用意されているんですか。
○福山哲郎君 そのお互いのやりとりに対しての、何か残っているんですか。
○福山哲郎君 ちょっと僕も頭を整理しなければいけないので、次の集中のときにまたあれですけれども、基本的には三月の時点で四千七百億円だという第Ⅲ分類だった。それが五月の時点では七千億円になった。ところが、検査部から出てきた数字では一兆一千二百億円。三つがどんどんどんどん上がってきた...全文を見る
○福山哲郎君 国民の不安はピークに達していると思いますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。  では、次に環境庁長官と厚生大臣にお伺いします。  九五年と九六年に両官庁からピコグラム、今お手元にお配りしましたように、(図表掲示)五ピコグラムが環境庁、十ピコグラム...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  実は民主党も先日、法律を出させていただきました。ダイオキシンの問題というのは、大変実はややこしくてわかりにくいんです。国民の皆さんもわかりにくい。中川大臣が言われましたように、ダイオキシンについては食品農作物に対して数値基準がなくて、公表...全文を見る
○福山哲郎君 私も、食品一つ一つに安全基準をやって、魔女狩りのようにこれがだめだ、これがだめだというふうに言っていくのはいいとは思わないし、現実的に可能だとも思っていません。  しかし、何らかの形でこれは安全だというような基準が要るわけでして、TDIを設定しただけではなくて、そ...全文を見る
○福山哲郎君 とにかくこの件に関しては一刻も早く対策を講じていただきたいと思いますし、TDIの見直しだけに限らず、環境基準等の問題も含めて実は環境庁長官にそのお答えをいただいていなかったんですが、コプラナーPCBの話をまだ質問していなかったんですけれども前向きに御検討いただくとい...全文を見る
○福山哲郎君 ぜひ早急によろしくお願い申し上げます。  さらに環境庁長官にお尋ねをします。  環境庁長官は御就任以来、環境保全が課題とされている地域を精力的に御視察をされておられますし、私もこの間申し上げましたがアルゼンチンのCOP4で御一緒させていただきましたし、昨年の十月...全文を見る
○福山哲郎君 さらに今月十五日、長官は、藤前同様貴重な干潟が残る千葉県の三番瀬を視察されたと伺っております。さらには、和歌山県で雑賀崎という場所の沖合を埋め立て、新しい港を建設する計画があります。  長官は今月二十日にこの和歌山の雑賀崎沖も視察をされたようですが、視察の感想をお...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  では、最後にあと二、三問させていただいて終わりにしたいと思います。  このたび、輸銀とOECFが統合され、新たに国際協力銀行が設置されようとしています。これが実現をすると、出融資承認額で約三兆円という巨大な公的金融機関が誕生します。これ...全文を見る
○福山哲郎君 この原則は、基本的にOECFを中心に今まで業務としてやられてこられたわけですが、今回、輸銀と合併をすることになります。輸銀の中ではこういった原則はあるんでしょうか。大蔵大臣になるんでしょうか。経企庁長官ですか。よろしくお願いします。
○福山哲郎君 もう御答弁いただいたのでありがたい話なんですが、OECFは環境配慮のためのOECFガイドラインというのをしっかりつくられておられまして、私としては、輸銀が合併をするに当たりまして、別々にガイドラインを持っているのはいかにも合併をしておかしいので、ぜひ統一のガイドライ...全文を見る
○福山哲郎君 大変前向きな御答弁をいただいてありがとうございます。  特に、環境と開発という先ほど外務大臣が言われたところに関しては、九七年六月のデンバー・サミットでの共同宣言というのがございまして、先進国からの民間資金の流れは、世界全体の持続的な開発に対して重要な影響を有する...全文を見る
03月04日第145回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○福山哲郎君 青山公述人、中島公述人、お忙しいところをきょうはありがとうございました。  お二人いらっしゃいますので、余り時間がありませんので、まずは中島先生にお伺いをしたいと思います。  私は、中島先生の論文を幾つか読ませていただきました。九五年を底に米ドルが上昇したのが、...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  そうすると、長期的にはユーロが強くなってくるということを前提でいった場合に、ドルが多少弱含みになる。  ここで、先ほど円の国際化の話が出たんですが、じゃ円はという話になったときに、私は実は、ドルが安くなるから、多少弱含むからといってイコ...全文を見る
○福山哲郎君 これは、この間あるところで私の友人から聞いたお話なので、私も聞いたことをそのまま先生にお伝えして、ちょっと感想を伺いたいんです。  その友人というのは投資顧問関係の仕事をやっておりまして、百億とか二百億のファンドを回している。もちろん日本にある企業ではなくて海外に...全文を見る
○福山哲郎君 円です。
○福山哲郎君 現状の経済政策、それから金融に対する再生も含めて、海外のマーケットも含めて中島先生はいろいろごらんになられていると思いますが、今の政策をした上で日本のマーケットというのはある意味でいうと信用が上がってくるというふうに、今の海外のマーケットは評価されているんでしょうか...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございました。  お聞きしたいことは山ほどあるんですが、青山公述人にお伺いをしたいと思います。  先ほどもテレビ朝日の報道のいろんな御議論がありました。私は、どちらかというとテレビ朝日の放送については、議論の余地はありますけれども、あれの是非はともかく...全文を見る
○福山哲郎君 そうですね。その可能性は国民の皆さんの不安が増大する中で非常に危ない、余りやってはいけないことだと思います。  二つだけ端的にお答えください。  調査費用に対して先ほど言及されなかったんですが、大変価格が高いと聞いております。その調査費用の価格が高いことに対する...全文を見る
○福山哲郎君 どうもありがとうございました。
03月09日第145回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  本日は、御多用のところ、四名の参考人の皆様方にはお越しをいただきましてまことにありがとうございました。  先ほど林委員との質疑をお伺いしていても、四人の皆様それぞれが当時日本の金融の安定のために心を砕かれて一生懸命やら...全文を見る
○福山哲郎君 三月二十四日、中井審議官、四月二日、日債銀ということだったんですが、そのときに、両日ともで結構でございますが、いわゆる第Ⅲ分類の額等についてのお話はございましたでしょうか。
○福山哲郎君 そのときに、もし増資を引き受けてくださるなら、いつごろまでに増資をお願いしたいというような期日の指定、目標等はございましたでしょうか。
○福山哲郎君 四月二日に日債銀が来られて、三月二十四日に中井審議官が来られた、四月中には何とかというお話だったというように今承ったんですが、四月九日、御社の宇野郁夫社長がこの増資要請に対して不満の意を表明されました。説明が不十分だ、明確な論拠がないじゃないか、なぜ劣後ローンが増資...全文を見る
○福山哲郎君 経営判断としては大変そういう考えを持たれることはあり得べしことだなというふうに思います。  そのときに、四月九日、宇野郁夫社長が不満の意を表明されて、その後継続的に日債銀もしくは大蔵省との交渉は続いていたのでしょうか。
○福山哲郎君 先ほど名原参考人は、五月十九日に七千億だという数字をいただいたというお話を御答弁いただいたというふうに思うんですが、東郷参考人が衆議院の予算委員会で、増資要請先機関から検査の中途結果でも構わないから資産内容について情報が欲しいという依頼があったというふうに言われてい...全文を見る
○福山哲郎君 そしたら、三月末では四千七百億円というふうに言われていた第Ⅲ分類が五月十九日に七千億円という報告を聞かれたわけですが、そのときにどういった思いをされましたか。
○福山哲郎君 名原参考人の今の御答弁は実は非常に重要でございまして、先ほど東郷参考人から電話があったというふうにおっしゃいました。そのときに、今内容をおっしゃられたんですが、大蔵の検査の方からまとまったからというお話をいただいた、検査の方がまとまったといっても大蔵の検査が入ったの...全文を見る
○福山哲郎君 少しニュアンスがお変わりになられたのでちょっと困っているんですが。  そしたら、その七千億円だというのが来ました。それで、先ほど言われたように、もうそれは東郷参考人が言われていることだし、大蔵もまとまったと言っているんだからもう確認はしなかったとおっしゃいますが、...全文を見る
○福山哲郎君 それでは、ちょっと別の視点でいきます。  日債銀から七千億円だという話があって、そして並行して大蔵省とはずっと交渉されていた、その交渉の過程で恐らく確認書が出てきたと思うんですが、確認書の議論に入った。先ほどいろんなものを積み上げていって確認書になったとおっしゃい...全文を見る
○福山哲郎君 確認書を交わされたのは五月三十日でいらっしゃいますよね。
○福山哲郎君 そうすると、十九日に東郷参考人から電話があって、七千億円となったと。それで三十日に確認書を交わされた。そこに大蔵省からのあれで再建は確認できるというようなことが書いてあったわけですね。債務超過ではないということが書かれてあったわけですね。この十日間の間にも、七千億円...全文を見る
○福山哲郎君 名原参考人の方から確認をされたことはなかったでしょうか。
○福山哲郎君 そこは太っ腹な会社だということであれなんですが、確認書のやりとりをずっとされていたとおっしゃいましたけれども、日生側から、例えば文案とかというものを大蔵省に渡して、これでどうだというようなことはされた御記憶はございますか。
○福山哲郎君 その確認書のやりとりに対して窓口になられた大蔵省の方はどなたですか。
○福山哲郎君 それでは、その後、五月三十日に確認書を交わされて、六月二日の取締役会で増資について決定をしたということで結構ですね。
○福山哲郎君 現在、日生には株主代表訴訟の動きもあるようでございますが、日生側としては、増資をした分がロスになったということで行政訴訟をするおつもりは今ございますでしょうか。
○福山哲郎君 では、少し変わりまして、東郷参考人にお伺いをしたいと思います。  今、増資要請先機関から、五月十九日に東郷参考人が七千億円だというふうにお伝えをされたときに、検査の中途結果でも構わないから資本内容について情報が欲しいという依頼に基づいて伝えたという御答弁をされてい...全文を見る
○福山哲郎君 この五月十九日に七千億円、お電話をされたわけですよね。これ、何で五月十九日だったんでしょうか。先ほど山口参考人だと思いますが、検査が終わるまででもいいだろうと思っていたのが五月十九日にされたと。その根拠が、根拠というか理由があればお知らせください。
○福山哲郎君 いろいろマスコミには出ていたんですが、金融監督庁の日野長官とかは、日債銀さん側の理由が、いろいろ事情があっただろうとおっしゃられたのが今はっきりわかりました。六月二十四日に株主総会があったと。そうすると、いろんな総会の準備をされるに当たっても、やっぱり五月中ぐらいに...全文を見る
○福山哲郎君 東郷参考人は、というか日債銀側は、その時期、ちょうど五月十九日から五月末ぐらいまでに、大蔵省がほかの増資要請先機関と確認書なり応接録なりを交わしておられた事実は御存じでしたか、その時点で。
○福山哲郎君 ということは、そこで大蔵省が、債務超過ではない、再建は確認できますよということをほかの、例えば日生さんとかにお渡ししていたことについては全く御存じなくて、十九日に七千億を伝えられていたということですね。
○福山哲郎君 山口参考人、一つだけお伺いしたいんですが、なぜ同じ時期に、これは山口参考人が日債銀のことをおもんぱかって、株主総会があるからこれを早く決めてあげなきゃいけないから確認書をという形で同じ時期に確認書を交わしていたということですか。
○福山哲郎君 もう一度東郷参考人、お伺いします。  現在の全銀協の岸会長がことし二月九日の会見で、日債銀から五月十九日に電話が入った、電話が入ったときに、大蔵からの検査がある程度まとまったので大蔵も承知の上だというような記者会見で御発言をされていますが、それで参考人は間違いない...全文を見る
○福山哲郎君 済みません、私の質問の仕方が悪くて。岸会長は大蔵省も承知をしていることを確認したと。それは東郷参考人に確認をされたのではないわけですか。
○福山哲郎君 東郷参考人、素朴な疑問なんですが、この数字をほかの増資要請先に伝えます、七千億を伝えますというのを大蔵省に今通知をされたと東郷参考人おっしゃいましたね。そのときに大蔵省側の窓口はどなたでしたか。
○福山哲郎君 そうすると、東郷参考人、本当に素朴な疑問なんですが、そのときに、じゃ七千億円だということを増資要請先に伝えますよといって連絡をしたときに、大蔵省はうんともすんとも否定も肯定もしないで、そうですかという対応だったのでしょうか。
○福山哲郎君 その検査をしている最中、確認書をちょうどやりとりしている大蔵省が、七千億という具体的な数字が東郷参考人から大蔵省に通知が行った時点で、今の対応だということはちょっと私は理解ができないんですが、それは追ってお伺いするとして、山口参考人にお伺いをしたいと思います。  ...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、山口参考人は、中井氏がこういう形の確認書を日生、そしてほかの数社と応接録という形で交わしていたことは御存じでいらっしゃったわけですね。
○福山哲郎君 これは中井審議官の判断で各社と確認書を交わされたのか、逆に上司である山口参考人の命令で中井審議官は動かれたのか、どちらでしょうか。
○福山哲郎君 今、メモとかそういう形で確認されたとおっしゃいますが、一応、大蔵省大臣官房審議官で判こがついてあって、日本生命さんは代表取締役副社長で判こがついてあって、それぞれの会社の個別の事案がこう書いてある。ほかの応接録はわかりませんが、それがメモでありますというのはちょっと...全文を見る
○福山哲郎君 きょうは参考人の質疑なのであれなんですが、局長は先ほど、部下で承知をしていた、こういうことをやっているのは承知をしていたと。今おっしゃったのは、何でこういう状況になったのかお互いのメモ同士でという。そこは一応、中井審議官は先ほど言われたみたいに山口局長の部下で動かれ...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、一応大蔵省としてこれは責任がとれる文書でございますね。
○福山哲郎君 いえ、大臣談話の話ではなくて、この確認書に対して大蔵省としては責任がとれる文書ですねということを確認させていただきたいんです。
○福山哲郎君 そして、結果として確認書が、これがこのとおりいかなかったわけですが、先ほどのお話の中で、この確認書は日生さん一社だけだと言われた。ほかは応接録だと言われましたが、この応接録の中身とかその性質というのはこの審議に当たって大変重要だというふうに思いますので、委員長、ぜひ...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、では山口参考人にお伺いしたいんですが、結局これは確認をされましたと、日債銀の債権は確認をされたけれども結局破綻になった。ここに対して大蔵省として、当時の銀行局長として山口参考人はどのように今お考えでしょうか。簡潔にお答えください。
○福山哲郎君 では、山口参考人にもう一つお伺いしたいんですが、先日、日野長官が当参議院の予算委員会におきまして、確認書で債務超過ではないものを確認したことについて日野長官は、「大蔵省としての検査とはまた別の独自の、検査は検査部の方でやっているわけですが、銀行局では独自の情報の収集...全文を見る
○福山哲郎君 今、債務超過ではなくて、皆さんが増資をしてくれれば再建できるという旨でお答えいただいたわけですね、確認書についてといってお答えいただいたわけですよね。
○福山哲郎君 実は、先ほど言われたあなたの部下であります、参考人の部下でいらっしゃる中井審議官は四月二十一日の「金融財政事情」というところに論文を書かれていまして、「日債銀は債務超過ではない」、「日債銀は厳しい自己査定を積み上げ、さらに公認会計士からも厳格に外部監査された結果の報...全文を見る
○福山哲郎君 はい。
○福山哲郎君 では、その前提で書いている中井審議官のこの論文に関しては、山口参考人はそれなりの正当性はあるんだというふうにおっしゃるわけですね。
○福山哲郎君 これ、実は最後にこういう文章が書いてあるんです。「日債銀自身も再建計画のベースとなる計数が次回大蔵省検査で」、これ、真っ最中にやっている大蔵省検査です、「大蔵省検査で大幅に修正されるようなことがあれば、計画自体が立ちゆかなくなることはわかっている。」というふうに書い...全文を見る
○福山哲郎君 私は引き当てどうのこうの言っているわけじゃなくて、少なくとも第Ⅲ分類がふえているということについて、査定が変わっている、修正されたというふうにお話ししたんですが、次に行きます。  中川参考人、大変お待たせしまして済みません。一つお伺いをします。  平成九年三月五...全文を見る
○福山哲郎君 ここには中川部長名でこういう文章があります。「早期是正措置の導入は平成十年四月からであるが、各金融機関においては、できるだけ早期に自己査定を実施する体制を整備し、自己査定結果を適正に反映させた償却・引当を実施することが望ましい。」と。平成十年からだけれども、前倒しに...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、日債銀に検査に四月十六日から入られたことに対しては、これは適用されていないんですか、されていますか。
○福山哲郎君 東郷参考人にお伺いしたいんですが、平成九年の三月に自己査定をされていますね。そのときには早目にやるんだということでこれを先行としてやられたというふうに伺っているんですが、それで間違いないでしょうか。
○福山哲郎君 そうすると、問題になっている示達の二つの数字があるという話でございますが、いわゆる問題になっている四千億円の差、関連会社の差でございますが、関連会社に対して中川部長はどのような認識のもとで関連会社を見られましたか、四千億円に対して。
○福山哲郎君 そうしたら、端的にお答えください。  七月五日か六日に検査結果が日債銀から出ていると思いますが、その時点で中川参考人は七千億円と一兆一千二百十二億円という二つの数字があったことは御存じでしたか。
○福山哲郎君 そうすると、いわゆる二つの数字が出てきた、七千億円と一兆何がしのお金に関しては、第Ⅲ分類に関しては次の原口検査部長のもとで決裁が行われたというふうに判断してよろしいわけですね。
○福山哲郎君 実は、時間がなくなって大変残念なんですが、先ほどから言われているこの中川部長の通達には、いわゆる日債銀が言われている支援をし続ければ倒産をしないというものに対して、自行として消極ないし撤退方針を決定していない債務者であっても、当該債務者の業況等について客観的に判断し...全文を見る
○福山哲郎君 これで質問を終わります。  どうもありがとうございました。
03月15日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  本日は、かなり広範囲にわたりましていろんなことを質問させていただきたいというふうに思います。少し長時間ではございますが、どうかよろしくお願い申し上げます。  まずは第一に、先週の金曜日に、昨年の十—...全文を見る
○福山哲郎君 私も、景気はよくなるにこしたことはないというふうに思っていますし、堺屋長官の言われる見通しのようにいけば大変ありがたいなというふうに思っています。  ただ、長官にお伺いをしたいんですが、消費の方が思ったほど冷え込まなかったというふうに今おっしゃられましたが、十—十...全文を見る
○福山哲郎君 本当にそれならありがたいなと思います。  消費について見ますと、一—三月期から見ても、マイナス〇・一、マイナス〇・一、マイナス〇・一ということで、実は余り大きく動いていないというふうに私は思っているわけです。  三番バッターが消費でございますね、長官。三番バッタ...全文を見る
○福山哲郎君 長官のお話を伺っていますと、ほとんど、余り認識は、正直、生意気ながら変わらないのかなと。だから、設備投資に対してはっきりと確信を持って四月、五月、来年度出てくるというよりも、やはり政府の政策と、呼びかけと、もうかるという意識等が出てこないとなかなか出てこないというと...全文を見る
○福山哲郎君 マイナス二・二でも二・四でもどちらでもよろしいんですが、これは僕はさきの臨時国会でもこの見通しの件については長官と少し質疑をさせていただいたんですが、当初予算でプラス一・九%だったんです。四月の総合経済対策と十二月の補正という、ある意味でいうと、普通ならベンチにいな...全文を見る
○福山哲郎君 では、これは長官に、私が大変尊敬する元評論家でいらっしゃったので、今でもそうかもしれませんが、わからないというか、少しお伺いをしたいんですが、経済成長率というのは四半期ごとで見ていきますね、前の四半期からどのぐらい減ったんだという議論をしていきます。そうすると、先ほ...全文を見る
○福山哲郎君 この件についての質問はあと一つで終わりにしたいと思いますが、では先ほどからの流れの中で、三番バッター、四番バッターが打ってくれればいいんですが、ひょっとしたらファウルチップになるかもしれないし空振りするかもしれない。  そうすると、この〇・五%のプラスにするために...全文を見る
○福山哲郎君 大変誠実にお答えいただきまして、ありがとうございました。  では、次の質問に移らせていただきたいと思います。  がらっと雰囲気は変わりますが、お手元に資料を配らせていただいております。「ご当選」という、何か政治家にとってはどきっとするようなものが書いてある、「振...全文を見る
○福山哲郎君 実は、このいちこしという会社は過去、平成九年ですが、これは無料じゃないんですが、一円セールということをしていまして、振りそで一着に一円の値札をつけ、やはり数万円の仕立て加工代金と組み合わせて販売を行っていました。そして、その平成九年の五月には、全日本帯地連盟というの...全文を見る
○福山哲郎君 その警告はいつのことでしょうか。
○福山哲郎君 一昨年ということは、平成九年の何がしかのときに警告をされたわけですね。
○福山哲郎君 警告というのは具体的にはどういう内容というか、どういう法的な措置というのか、表現上わからないんですが、警告というのはどういった性質のものと判断すればいいんでしょうか。
○福山哲郎君 行政指導をされているということで、このいちこしさんも御商売をされていますし、この不景気のさなかですから、生活がかかっていると思うので大変だとは思うんですが、実は平成九年の九月、先ほど言われたように警告が出ている。それでまた平成十一年二月二十三日に、先ほど言われたよう...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、警告で公表しないというのは、公表するというのは段階としてはより重いという判断でよろしいわけですね。
○福山哲郎君 そのとおりだと思います。  ただ、実際に、一回目の警告では再発の防止ができなかったという事実があります。そこは、できれば重く受けとめていただきたいと思います。  確かに、いちこしは商売をしているということを先ほど私も申し上げましたが、その後ろで、実はまともに商売...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  同様で、やはり資料でお示しをしたのですが、今度はマルチ商法の話なんです。これは通産省が今回、訪問販売法の改正ということで大変前向きな法案を出していただいていまして、今衆議院でやられているということで、今後審議が参議院にも回ってくるので、そ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  これはひょっとしたら通産省の管轄ではないのかもしれないんで、お答えできない場合はいいんですが、一つだけちょっとお伺いをしたい。  全国のマルチ商法に対する事件の摘発の数というのが、暦年でいいますと、九〇年から三件、四件、八件、八件、十六...全文を見る
○福山哲郎君 これは答弁できないかもしれないんですが、やっぱり警察の摘発数がふえていると苦情件数というのは減っているんですか。
○福山哲郎君 そうしたら、先ほどの話で低年齢化についてなんですが、これについては通産省として、政府委員の御答弁の後、通産大臣にももしお伺いができればというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○福山哲郎君 ありがとうございます。  では、訪販の問題は今後また審議がありますのでこれぐらいにさせていただきます。  次に、繊維産業のことでまた少しお伺いをしたいというふうに思います。  今国会で中小企業経営革新支援法案というのが提出されています。その一方で、繊維産業構造...全文を見る
○福山哲郎君 具体的には、基金の運用それから運用益を用いた、実際はどのような仕組み、形態で行われるんでしょうか。
○福山哲郎君 国と都道府県で一対一で基金を出し合うわけですね。そうすると、都道府県としては、これだけ地方財政の厳しい折、先ほど二百億というふうにおっしゃられましたが、要は国が二百億用意をした場合に、一対一だとすれば、いろんな都道府県が手を挙げたところが全部合わせて二百億出して初め...全文を見る
○福山哲郎君 現状まだわからないところもあるかもしれませんが、設立の希望をお出しになる都道府県というのは通産省の方に申し出とかいう形で来ているんでしょうか。
○福山哲郎君 今おっしゃられたみたいに、二十七都道府県が一応説明会に来られたと。先ほど、運用益相当分をフローの形の補助金で出すと言われましたが、このフローの形の補助金の金額等はどういったものをめどに決められるんでしょうか。
○福山哲郎君 そうすると、フローの補助金の形でいくと、先ほど言われた一対一の二百億の基金という形ではなくなってきますね。そうすると、ことしの申請は二百億に達して埋まるのか埋まらないのかとか、埋まらなかった場合に次の年は減額されてしまうのかとか、その辺は今どのように想定をされておら...全文を見る
○福山哲郎君 景気低迷の中、本当に厳しい産地が多うございますので、なるべく弾力的に運用していただいて、より産地の活性化につながるように御配慮いただきたいというふうに思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  いろいろたくさん質問させていただきまして、次、また完全に別のお...全文を見る
○福山哲郎君 この国連の真相究明委員会の報告書に対して、外務省として、日本国政府として何かコメントなり意思を表明されたことはないわけですね。
○福山哲郎君 きょうは経済・産業委員会ということで日本のODAのことについてお伺いをしたいんですが、実は九三年、このグアテマラでセラーノ大統領というのが憲法を停止しました。そのときに我が国は、これは民主化のプロセスに逆行する、ODA大綱の原則にのっとって援助政策の見直しを行うとい...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。大変前向きな御答弁をいただきまして、グアテマラのマヤ文明の先住民もきっと喜ぶと思います。  さらにODAの件に関して言いますと、さきの予算委員会で私が堺屋長官に質問させていただきました。例の国際協力銀行に今回OECFと輸出入銀行が統合されると...全文を見る
○福山哲郎君 そういった中で、ぜひ具体的にこの国際協力銀行での環境ガイドラインの統一のものをおつくりいただきたいと思っているんですが、経企庁長官として今見通しとしてはどのようにお考えをいただいているのか、お聞かせいただければと思います。
○福山哲郎君 経企庁長官、もう御案内だと思いますが、九七年六月にデンバー・サミットの共同宣言というのがございまして、そこで、「先進国からの民間資金の流れは、世界全体の持続可能な開発に対して重要な影響を有する。各国政府は、インフラ及び設備投資に対する金融上の支援を供与する際、環境要...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  もう大分時間も経過いたしましたので、あと一問か二問で終わらせていただきたいと思います。  一つ二つだけ、これも二〇〇〇年問題のことについて、また今後の国会の中でも出てくると思いますので、聞かせていただきます。  通産省は、昨年の十二月...全文を見る
○福山哲郎君 これは対応済み、未対応という分類でやられていると私は伺っておるんですが、対応済み、未対応で本当にフォローができるのかどうか。聞いたら対応していると言っているけれども、それがどの程度まで対応しているのかというのは甚だ疑問だというふうに思っていまして、ここに対してどのよ...全文を見る
○福山哲郎君 中小金融機関等で最終テストはいつぐらいだというような把握は通産省はされていないわけですか。
○福山哲郎君 もう一つだけ。六月末にテストしてだめな場合、まずいとなったときには間に合うんでしょうか、めどとして。
○福山哲郎君 二〇〇〇年問題、まだいろいろお伺いしたいこともございますが、きょうは本会議でもありますし、少し早いですがこれで質問を終わらせていただきます。  長時間ありがとうございました。
03月24日第145回国会 参議院 本会議 第10号
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○福山哲郎君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました訪問販売等に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律案並びに不正競争防止法の一部を改正する法律案につきまして、総理及び関係大臣に質問を行います。  まず初めに、訪問販売等に関する法律及び割賦販売法の一部...全文を見る
03月30日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第5号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山でございます。  きょうは、特許法の改正について質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。  昨年の四月、先ほど畑委員もおっしゃられましたように、特許法は損害賠償についての改正も含み四十年ぶりに改正をされま...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  国際的な観点からいうと、今大臣がおっしゃられたことはまさにそのとおりだと思いますし、その中で日本が存在感を持ってやっていくということは重要だと思います。逆に言うと、実際に国内でどれほど技術を養成していくかというのも大変重要な問題だと思いま...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  今回の法案の中で、特許庁長官がメッセージとして、例えばここの部分は創造的な技術開発をする条件整備として一番重点的に私たちは考えたというようなところはどういった点になりますでしょうか。全部がそうだと言われれば、全部がそうなんでしょうが。
○福山哲郎君 では、具体的に法案の中身について少しお伺いをしたいのですが、今回、出願人に対して、三年以内に審査請求を短くされた。これは私は大変いいことだというふうに思うのですが、現実に我が国の今までの審査請求制度の利用状況を見てみますと、六、七年の間ずっとほったらかしにしておいて...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  もう一つ、同じような観点でお伺いをしたいんです。少し細かくなりますが、恐縮です。  無効審判の審理において、書面のやりとりを口頭審理にするということの促進が行われていまして、平成八年まで二十件以内だったものが、平成九年は五十六件、平成十...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  その専門性のある人材というのは、先ほど言われた例えば特許庁のOBの方とかもしくは弁理士の方とか、そういうふうなイメージでよろしいのでしょうか。
○福山哲郎君 ありがとうございます。  次でございますが、今回の答申に書かれて、そして法案の改正で見送られた点なんですが、これはお答えになられる範囲なのかどうかはちょっと僕も判断できないので、それは御判断をいただければと思います。  弁護士費用の敗訴者負担の導入については、答...全文を見る
○福山哲郎君 先ほど畑委員の方からもありました司法制度改革の関係になりますが、間違いなく知的所有権訴訟というのはこの流れからいってこれから増加傾向にあると思います。  ところが、裁判所の体制、司法の中の体制では、東京地裁で専門部が一部増設されたという動きがありますが、抜本的に拡...全文を見る
○福山哲郎君 次に、文部省にお伺いをしたいんです。  日米の大学における特許の出願件数というのが異常に差が大きくて、一九九五年の段階で日本は百三十七件、アメリカは五千百件ということで大変大きな違いがある。この辺のことにかんがみて、昨年、大学等技術移転法、TLOができたんだという...全文を見る
○福山哲郎君 先日、この質問をするのである技術系の大学の先生のところへお話を伺いに行ったら、特許を出すよりも論文を発表する方が大学の世界では評価が高いんや、そこの評価がもらえないんだったら特許へ出すよりも学会での論文発表の方を私たちは優先する、そういう風土が日本のアカデミズムには...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、今の表現でいいますと、特許をとることも業績の評価の一部であるということの認識を持ってほしいということなんで、文部省は特許の方向に誘導してそっちへ向かっていくという形でもないわけですね。一応学会での発表等は、もちろんアカデミズム、それが大事なのはわかるん...全文を見る
○福山哲郎君 また少し話が変わります。  マドリッド協定議定書に参加をするというお話について、二、三お伺いをしたいと思います。  一つは、今このマドリッド議定書に参加するに当たりまして、アジアを見たところ、近隣アジア諸国において我が国の意匠や商標等が大変模倣される例が多くなっ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  本当に一刻も早く働きかけをしていただいて、それこそ日本がリーダーシップを果たしていただかなければいけないと思います。  もう一点言いますと、このマドリッド・プロトコルにはアメリカが参加をしていません。現実に簡便に迅速に安く商標権をとると...全文を見る
○福山哲郎君 そろそろ時間ですので、最後に一つ、これほど特許法等の改正が進んで世界の大きな流れになってきている。先ほど長官も言われましたペーパーレス化、それから特許電子図書館の開放等が出てきた段階で、私は、弁理士の資格要件というか役割というのはかなり大きな変化をもたらしてくるので...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございました。
04月13日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第6号
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○福山哲郎君 おはようございます。  本日は、本当にお忙しい中、舟橋、小暮、村参考人に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。せっかくの機会でございますので、皆様の忌憚のない御意見をいろいろとお聞かせいただければというふうに思います。  早速ではございますが、質...全文を見る
○福山哲郎君 一日で考えるとちょっとびっくりするような数字だなというふうに思います。小暮参考人のエステのサービスに関しても全国的には約八千件ぐらいということで、これに関しても一日で割るとすごい件数になります。先ほど、数字としては余り多くはありませんがという舟橋参考人の言われた資格...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  私もここは大変難しいところだというふうに思っていまして、例えば、舟橋参考人からいただいた資料によると、「エステティックサロンから、キャンペーン中と勧誘の電話があり、体験するため出向いたら、美顔の契約をさせられた。サービスを受けに行く度に手...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  ぜひ業界団体として、加盟率向上に向けて御努力をいただきたいと思います。  舟橋参考人にお伺いをしたいんですが、先ほど、消費者に対する情報、学習等の提供をやられているというお話がありました。これは具体的にはどういう形で啓蒙啓発をやられてい...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  例えばポスターが張ってある、チラシがあると今おっしゃられた。ポスターが張ってあってそれが本当にどのぐらい消費者の啓蒙啓発になるのかというのは、大変失礼ながら私は少し疑問があります。例えば、そこで都が単独で行う啓発の限界や、またこの点に関し...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  その啓発の中でも、その啓発がどの程度効果が出てくるのかということに対しては、消費者の立場で考えると僕も非常に難しいなと。  先ほど申し上げましたように、私の友人では喜んでエステサロンに通っている人もいますし、自己啓発セミナーで大変お金を...全文を見る
○福山哲郎君 これで終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
04月15日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第7号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山でございます。  この問題についてはかなりこの委員会でも熱心に御議論いただきましたし、先日の参考人質疑におきましてもかなり具体的なお話がありまして、多少重複することがあるかもしれませんが、お許しをいただきたいというふうに思...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  まさに大臣が言われたように、近代の特に民法上、契約というのはお互いの当事者間で成立をするわけですから、そこが一々不安定な状況でいつ解約されるかわからないような状況になった途端、もう商行為、取引が成り立たなくなるわけです。ですから、逆に四業...全文を見る
○福山哲郎君 そういった中で、今のお答えだとよくわからないんですが、例の四業種の問題、先ほど加納委員からもありましたが、大臣は本会議で「今後生じ得る新たな役務の指定に際しましては、苦情相談の実態等の総合的観点から検討を行い、機動的に対応するよう努めてまいります。」というふうに御答...全文を見る
○福山哲郎君 そういう御答弁になるんだろうと思います。  ただ、逆にそこで、例えば先ほどの資格講座とか自己啓発講座というのもかなり苦情件数としては多いわけです。それで、一体どこまで多ければ、その中身ももちろんそうなんですが、苦情件数もそうなんですが、先ほども申し上げましたように...全文を見る
○福山哲郎君 それでは、ちょっと別の観点からお伺いをしたいんですが、九四年に自主的取り組みということで通産省がやられたわけですけれども、その当時、エステ、学習塾、外国語会話教室、家庭教師派遣、今回指定の四業種に関しての組織率が把握をされていたのかどうか、もし把握をされていたとした...全文を見る
○福山哲郎君 もう一度。
○福山哲郎君 そうすると、この四業種については、九四年の通達の時点で、当時ははっきりとした数字は御存じなかった。ただ、組織率が低いだろうなということはある程度類推はできた状況はあるわけですか。
○福山哲郎君 そうすると、先ほど御答弁いただいたように、現在でもエステが一三、学習塾が七、家庭教師が一〇、外国語会話教室が三%という状況で、九四年の取り組みのときはこれよりも少ないという状況はある程度類推できたと。  僕は、今、当時政策が失敗だったとか反省しろとか、そういう後ろ...全文を見る
○福山哲郎君 これは実態としてお伺いしたいんですが、通産省がエステならエステの業界にこういう法案ができてこういうことになりましたよといっていろいろ浸透を図る。加盟をしていないそれ以外の例えば九七%のところには現実問題としてはそういうメッセージは、例えばポスターが張ってあるとかどこ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  この間も参考人がおっしゃられたんですが、一人とか二人の技術者が小さい規模でやっているところが多いという御答弁がありました。そこは、この間もエステ業界の加盟の入会金等を見ると年間何万円という形になるわけです。そうすると、一人とかで近所の御婦...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  また、ちょっと別の観点から質問させていただきます。  今回の改正では罰則規定がかなり強化をされました。それは私は、フリーライドする悪質な業者がそれだけ警戒をするということで大変評価をさせていただいています。例えば業務停止命令に反したとき...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、八八年にも法改正があったんですが、この十年間にこの業務停止命令は一体何件あったんでしょうか。
○福山哲郎君 業務停止命令は一件ですね。指示処分が二十二件ですね。そのときの例えば業務停止命令は公表義務があるんですか。
○福山哲郎君 では、指示処分は公表義務はありますでしょうか。
○福山哲郎君 ということは、指示に関しては公表の義務はないけれども公表することもあり得るというふうに判断させていただいてよろしいわけですね。
○福山哲郎君 そうすると、これまでで言うと、指示処分は二十二件出ていて、業務停止まで行ったのが一件だと。ということは、二十二件指示が出た段階で、ある程度、業者の方では自分のところでの自主規制なり多少の改善が見られたということですか。
○福山哲郎君 そうすると、先ほどの公表の話になるんですけれども、公表は弾力的に対応できるというふうにおっしゃっていただいたので、それは大変いいことだと思うんですが、やっぱり悪質な業者にとっては、業務停止まで行かなくても指示処分を受けたことが公表されるというのも、その会社のイメージ...全文を見る
○福山哲郎君 その摘発の例はございますか。
○福山哲郎君 ちょっと戻るんですけれども、罰則規定を今回強化されました。具体的に罰則強化しないとこれは減らへんわという御認識だと思うんですが、でもこれまでずっとこの状況で来たわけです。百万円以下の罰金がいきなり三億円以下に引き上げられたわけです。これは罰則の強化としてはかなり大き...全文を見る
○福山哲郎君 そこはもうぜひよろしくお願いします。  ただ、この罰則に関して最後にお伺いをしたいんですが、直罰的な状態もある、指示から業務停止命令というふうに段階を経ていく場合もあると先ほどおっしゃいました。その指示から業務停止命令という段階を経ていくのが二十二件だと。  先...全文を見る
○福山哲郎君 それからもう一つ、今回、指定法人制度が取り入れられたわけです。これは消費者を救済する手段がふえたということで大変望ましいことだというふうに思いますが、その指定法人制度の運用方法、実態がまだまだ不明確な部分があります。  実際、どういうふうな団体を想定しているのか、...全文を見る
○福山哲郎君 向こうから申し出をいただく法人について、こういう団体なのかという、ある意味で言う想定とかイメージというのは具体的にはないんですか。
○福山哲郎君 だけれども、それにはこだわらないということですね。わかりました。  それでさらには、これは重箱の隅をつついたような話で大変恐縮なんですが、本案は成立、公布後六カ月以内に施行というふうになっているんですが、本当の悪質な業者がいるとすると、施行一日前とかぎりぎりの駆け...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  次に、不正競争防止法関連について少しお伺いをしたいんです。それと訪問販売法も関係するんですが、電子商取引、先ほど加納委員の方から御指摘がありましたが、この数年大変急増していると。これは相談件数という形では数字として出ているんですが、一つだ...全文を見る
○福山哲郎君 先ほどもありましたように、いろんな形の、例えばプロバイダーに契約をしたけれどもその契約がいいかげんだったとか、表示が違うとか、例えば最近で言うと、がんに効くとかいうような何か薬品まがいのものがあって、それを買いに行ってそれが効かなかったとか、先ほど言われたように、例...全文を見る
○福山哲郎君 最後になりますが、今回政府は大変積極的にというか、早くこの法律改正案をということで大変御努力をいただいたというふうに評価をさせていただいているんですが、実際にその法案の改正で法案が国会を通りまして数年しますと、担当課長さんとか一生懸命つくられた方の声がだんだん薄まっ...全文を見る
06月01日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第14号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山でございます。  お三名の参考人の皆様には、きょうは朝早くからお越しをいただきまして、また貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございます。次回の委員会でもこの改正案について質疑を行います。また、率直な御意見をお聞かせいただ...全文を見る
○福山哲郎君 そこで、新聞等で出てきて、住民の皆さんから何らかの形で村長の方に申し出なり何らかの反応というのは別に今のところはないわけですね。
○福山哲郎君 そこで、私自身は、今回の中間貯蔵については、毎年毎年九百トンの使用済み燃料がふえていく、また青森の六ケ所村がフル稼働しても約八百トンの処理しかできなくて、それも二〇〇五年からになってしまった等々の考えで、中間貯蔵についてはある意味でいうと今回は否定できないかなという...全文を見る
○福山哲郎君 そこで、先ほど、過去三十二年の実績で貯蔵施設の安全性は実証されておるというお話が村上参考人からもあったわけですが、その中で、貯蔵の安全性と、また、今回の中間貯蔵も含めて安全性について先ほど市川参考人が、意見があるのだが時間がないのでというお話がありましたので、中間貯...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、市川参考人が先ほど最後のところで、再処理の今後の展望は極めて困難であり、高速増殖炉の現状とあわせ考えるならば、再処理・プルトニウム利用の方針は再検討すべきときが来ていると。そうすると市川参考人は、例えばアメリカのようなワンススルー方式とか、もしくは中間貯...全文を見る
○福山哲郎君 その中で、近藤先生は、基本は信頼醸成にあって、これを目指した新たな対話等を含めて政策を考えなければいけないというふうにおっしゃられていまして、この件についてはちょっとお三人の方全員に、皆さんにお伺いをしたいんです。  この法案の根本的な問題になりますが、ではこの中...全文を見る
○福山哲郎君 なるほど、東京湾に持ってきて、一気に国民の合意形成をして、そこで今まで御苦労されていた自治体の御苦労も国民みんなにわかってもらってと、確かに本当にそういう気がします。だけれども、それが現実的かどうかよくわかりませんが。(「京都もいいよ」と呼ぶ者あり)京都も、福井があ...全文を見る
06月03日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第15号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山でございます。  本日は、先日の長谷川委員に引き続きまして民主党として質問させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  実は、今回、私も原子力については素人でございますのでいろいろ調べたら、世界で最初の原子力発電所が営業を開...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  それでは、その使用済み燃料の現存量についてですが、現実には使用済み燃料は現在約一万二千六百トンあるということです。そして、その後、毎年九百トン発生し、二〇一〇年には千四百トン、二〇三〇年には千九百トンの使用済み燃料が出るというふうに言われ...全文を見る
○福山哲郎君 千四百トンというのは、二〇一〇年までに二十基原発を増設するというシナリオにも基づいているわけですね。
○福山哲郎君 そうすると次に、二〇三〇年には毎年千九百トンということが予測として出ているわけですが、この二〇三〇年の千九百トンというのはどういった根拠でしょうか。
○福山哲郎君 そうすると、二〇一〇年には千四百トン使用済み燃料が出る。二〇三〇年に千九百トンということになっているわけです。そうすると、今が九百トンでございますから、二〇一〇年までに約五百トン増加をする。二十基原発を増基した上で五百トン増加するということになると、先ほど言われた一...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、二〇一〇年の二十基増基ということに関しては、エネルギー需給見通しも含めて、国の実質的なエネルギー政策の中で打ち出されているわけです。  長期計画の中では二〇三〇年一億キロワットですが、今後のことはより具体的に詰めていくと先ほど長官が言われました。しかし...全文を見る
○福山哲郎君 その御苦労はよく察しているつもりでございます。しかし、今長官が言われたとおり、一九六〇年代、七〇年代から頑張ってきたと。二〇一〇年でございます。五十年かかっているわけですね。長官がまさに今おっしゃられたとおりでございまして、先ほど申し上げたように、二〇一〇年で二十基...全文を見る
○福山哲郎君 では、次の質問に移らせていただきたいと思います。  今回、中間貯蔵ということになりました。これは衆議院の科学技術委員会の方でも議論が出ていますし、本委員会の方でも質疑が何回か出ているんですが、中間という言葉の概念の問題です。中間というのは時間的概念なのか、もしくは...全文を見る
○福山哲郎君 発電所の外で貯蔵を行う意味で、外での中間というのはどういう意味でしょうか。
○福山哲郎君 そうすると、両方あると。その中で、先ほど、時間的な部分でいうと再処理施設に行くまでの調整の期間だという話です。この委員会でもよく出ていましたが、その時間的ということになると、中間貯蔵施設としてはどのぐらいの時間そこに貯蔵されるのかというのが衆議院の委員会等でも出てき...全文を見る
○福山哲郎君 その数十年というのが、例えばこれからその施設を立地しようという自治体に説明に行ったときに、数十年と聞いたときにその自治体の住民が思うイメージというか概念というのはそれぞれがばらばらなわけです。恐らく今、数十年と聞かれて、ここの委員会の委員の皆さんも自分の中の数十年と...全文を見る
○福山哲郎君 今まさに多分その答えしかできないんだと思うんですが、例えば六ケ所以外に第二、第三の再処理工場を建設することになって、そこで稼働が多くなれば、それだけ中間貯蔵する期間が短くなったり少なくなったり、場所が必要でなくなるかというのはそれ次第だというのはまさにそのとおりなん...全文を見る
○福山哲郎君 そういう趣旨で議論をしているのは、申しわけないですけれども、資源エネルギー庁さんがそういう趣旨で議論をされているわけであって、それは永久ではない。そうでしょう。確かに、運ばれたものが次に再処理としてサイクルに乗っかっていくわけですから、こういう形で出ていくから、これ...全文を見る
○福山哲郎君 今のお話は理屈としてはわかります。理屈としてはそうでしょう。でも、現実問題として、中間貯蔵施設と先ほど言われたじゃないですか、調整だと。時間的な調整と場所的な調整があって、両方あると。確かに調整です。ある使用済み核燃料はここにいて、それで再処理のサイクルに入っていく...全文を見る
○福山哲郎君 そうしたら、常に新しいものがそこにあるということじゃないですか。そうしたら、中間施設が要らなくなるということはあり得ないじゃないですか。先ほど言ったように、原発から使用済み核燃料がダイレクトに行くような状況が将来起こればそれはあれかもしれないですけれども、そうでない...全文を見る
○福山哲郎君 正直言ってここは全く納得できないです。  では、ちょっと次に行きます。  お配りいたしました表を見ていただきたいと思います。  これは政府が出していただいている数字をもとに出しました。全く数字的にはいじっていません。二〇〇五年に六ケ所村が稼働することも前提にい...全文を見る
○福山哲郎君 そのとおりであろうと認められると余計困るんです。正直申し上げて、恐らくこのグラフは政府の言っているものを理想型に近い形で実現してこうなわけです。現実の中で再処理がこんなにうまくいくかどうかまだわからないわけです。  六ケ所村の再処理だって、先ほど畑委員からありまし...全文を見る
○福山哲郎君 稲川長官、いかがですか。
○福山哲郎君 もう本当に、現状としてはどうしようもありません、サイトの中には貯蔵施設がもういっぱいになりました、それでそれは住民とそこの約束した自治体とは違う、だから中間施設をつくらせてくださいと。  お気持ちもよくわかります。それも必要だと思います。でも、そういう現状の積み重...全文を見る
○福山哲郎君 そこで、先ほどほかの委員からも御指摘ありました、村上村長さんがある県の知事から中間貯蔵施設をつくらせてくれという申し出を受けてきっぱりと拒否をしたというお話がございます。  このことについては、こういったお話が知事から村長さんに行っていることは資源エネルギー庁とし...全文を見る
○福山哲郎君 これは素朴な疑問なので別に追及する気は全然ないんですが、中間貯蔵施設をつくることに対して国会で法案を審議している最中ですね。それに対してPAがあるというのはよくわかりますが、それを打診するというようなことは別に構わぬのですか。
○福山哲郎君 私は、いろんな自治体に対して中間貯蔵施設の立地のお願いをするときに、透明度を高めるとか、全部公開をしろなどというような議論をする気は毛頭ございません。それは皆さんの御苦労で今一生懸命やられていることだと思います。  しかし、国会でまだ審議をしている最中にそういう打...全文を見る
○福山哲郎君 今、運搬が百トンから百二十五トンになるので輸送上の制約があって港から近いというお話がありました。その百トンから百二十五トン以外、具体的に輸送上の制約というのはどういうものがあるんでしょうか。
○福山哲郎君 そうすると、もう一回だけ先ほどの話に戻りますが、例えばこれもうまくいって、中間貯蔵施設の立地場所が決まった。そこは輸送上の制約があって、三十本から二十本入りのキャスクを百トンから百二十五トンで運ぶから、アクセス上いろいろいいところがいいだろうという話です。  そう...全文を見る
○福山哲郎君 ただ、感覚的には、中間貯蔵としてそこにずっと置いて出入りがない方が、そういうことも含めて地域の住民の安心感としてはまだ出入りがない方がいいのではないかなというのは感じます。  さらには、東海村の再処理施設は火災事故でとまったままでございます。六ケ所村が二〇〇五年か...全文を見る
○福山哲郎君 東海村は再処理施設としてはかなりの実績を上げられたと判断してよろしいんですね。
○福山哲郎君 今大変正直にお答えいただきました。私は、六ケ所村が二〇〇五年から稼働し始めるという状況の中で、先ほどの前提で八百トン処理をするという話がございました。今、東海村の実績をお伺いしたのは、東海村でさえ最初いろんな御苦労をされて、結果としてかなり評価ができる状況で稼働した...全文を見る
○福山哲郎君 海外の技術がありますから何とか大丈夫だろうというのもよくわからないんですが、八百トンで回ればいいけれども、もし万が一だめな場合にそれも中間貯蔵へ全部しわ寄せが寄ってくるわけです。  私ももういただいた時間がなくて、予定していた質問の半分ぐらいしかできていないんです...全文を見る
06月08日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第16号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山でございます。本日も先週に引き続きまして若干質問をさせていただきます。  何度も申しておりますけれども、私は決して中間貯蔵に反対しているわけではございませんが、不明な点が多々あるということで、次の世代にツケを押しつけるよう...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  長官に本当にそうやってお話をいただくと、ああそうなんだろうなと何か納得をしてしまいますが、ただ、その再開というのは、地元の御理解をいただいてというお話、それから情報公開を進めてシンポジウム等を重ねてということですが、何らかの形の再開のめど...全文を見る
○福山哲郎君 めどは立っていないけれどもできるだけ早くというお答えが多くて、そういうお答えがすべてにわたって出てきますから、現実には質問をさせていただいてもそれ以上出てこないんだろうなというふうに思います。  ただ、先週の質問で、私は委員の皆様に資料をお配りして、政府のイメージ...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、二〇一〇年に決定であって、これから第二、第三については検討を進めていくという解釈でよろしいわけですね。
○福山哲郎君 それはどの場で検討を進められるんでしょうか。
○福山哲郎君 というと、その検討の過程で、先日から議論されているような不明確な点、そして日本の原子力政策の具体的ないろんな今不明な点を明らかにさせていきながら二〇一〇年の決定まで進めていくという判断でよろしいわけですね。
○福山哲郎君 そうすると、しつこいですがもう一回お伺いをしたいんですが、例の中間という問題でございます。  稲川長官はある意味で言うと非常に正直に、そのとおりで、定義として中間を使わせていただいて、実際の使用済み核燃料は処理をされるわけだから永久的にそこには置いておかない、だけ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございました。  説明等に関してはぜひその二つのところをしっかりと分けて御説明をいただかないと、逆に不信感が増大するような結果になると思います。  それからもう一つ、何かいろんなところで言いがかりをつけているようで嫌なんですが、六月五日の毎日新聞に、「...全文を見る
○福山哲郎君 稲川長官が、今私が御紹介をしようと思った数字を言われましたのであれなんですが、確かに、九七年の世論調査では七割以上の人が原発が必要だと答えておられるわけです。そこは私も認めているわけですし、逆に言うと、今の生活レベルを維持するために原発はある程度仕方がないという国民...全文を見る
07月01日第145回国会 参議院 国土・環境委員会、経済・産業委員会連合審査会 第1号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  きょうは、PRTR法案について、まず民主党・新緑風会のトップバッターとして質問させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  今回、法制化されようとしているPRTR制度の原型というのは...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  今おっしゃっていただいたように、私も大変有意義な修正だったというふうに思いますし、都道府県の主体的なかかわり、それから中小企業に対しての届け出の実効性の多分アップということで大変よかったというふうに思います。  少し観点を変えます。これ...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、基本的には個々の事業者には通知が行かないということで広報なり業界団体等、自治体を通じてということは、今候補対象リストをつくるのを検討されるとおっしゃいましたが、中小とかある業界に加わっていないようなところ、例えば中小の工場とか町工場とかは漏れる可能性はあ...全文を見る
○福山哲郎君 ぜひそこは周知徹底をしないと、逆にフリーライドするところが出てくれば出てくるだけ、きちっとやった事業者は自分のところの排出量、移動量は出していると、それが表に出るわけですから、事業者にとってはちゃんとやればやるほど表に出てくる。それによって地域の住民等があらぬ疑い、...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、七万三千件のうちの十三件というと〇・一%以下ということでよろしいですね。  ということは、我が国でも大体〇・一%以下ぐらいになるのではないかというふうに推定をされているというふうに判断してよろしいわけですね。
○福山哲郎君 先ほど言われた、営業秘密として認める三要件がございました。主務大臣がそれぞれ判断をするわけですが、各主務大臣の中で確かにこの三要件は一定として、ただ所管の各省庁によって判断の基準なりが、この三要件である程度の一定の水準がそれぞれで確保できるのかどうかということについ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  では、営業秘密が大体〇・一%以下だということになりますと、九九・九%ぐらいはほぼ開示をされるという前提でこのPRTR制度は成り立っている、そういうふうに今の御答弁で私は判断をさせていただきました。  きょうはパネルをつくってまいりました...全文を見る
○福山哲郎君 今の政府委員の御答弁はまさにそのとおりで、事業所管庁が問い合わせに対していろいろ答えたり、マニュアルを渡したりということは私もわかっているつもりです。しかし、問題は、この上がってきた情報に対して、データに対して主務大臣がどうのこうのしないですね。主務大臣は事業所に対...全文を見る
○福山哲郎君 確かにおっしゃるとおりなんですが、その場合には都道府県の窓口でやればいいわけです。つまり、都道府県の窓口で今おっしゃられた正確性の確保というのをしないことには意味がないわけです。逆に、都道府県の窓口が正確性の判断等ができない状況で、都道府県知事もそのままスルーして主...全文を見る
○福山哲郎君 今のお話はまさにそのとおりなんですが、別にそれは通産省、環境庁へ行ってからだって主務大臣が判断できるじゃないですか。  だって、このまま都道府県知事から通産省へ直接行って、営業秘密ではないわけですから、営業秘密について僕はどうのこうの言っているわけではありません。...全文を見る
○福山哲郎君 何も情報に対して手を加えないのに、そこを経由することが何が自然な流れなのか、もう一度御答弁いただけますか。
○福山哲郎君 ですから、それはできるわけです、ここからこれでも十分。そして、先ほど言ったようにこの修正の趣旨は、都道府県知事に正確性を確保して、そこに対してやれという話ですから、確かにマニュアルとかでチェックをすることは必要かもしれません。それは必要だけれども、この段階でその情報...全文を見る
○福山哲郎君 大変誠実にお答えいただきましてありがとうございました。僕は、何ら今のお話に対しては異論はございません。  ただ、この法案の目的は、「事業者による化学物質の自主的な管理の改善を促進し、環境の保全上の支障を未然に防止する」ということで、最終的にデータは環境庁と通産省が...全文を見る
○福山哲郎君 では、もう一つお伺いしますが、通産省と環境庁が持っているファイル記録事項の開示というのは、主務大臣が持っているところに情報公開法に基づいて資料請求、開示請求もできるでしょうし、これは恐らく通産省または環境庁にも請求ができるわけですね。  つまり、個別事業所のデータ...全文を見る
○福山哲郎君 そうなんですね。  これは、例えば当該事業所の所管官庁のところだけで情報開示がされるんだったらまだよくわかるんですが、これは結局一本化された情報で、通産省と環境庁に情報開示請求しても同じデータが出てくるわけです。  そうすると、僕は主務大臣を経由することの意味が...全文を見る
○福山哲郎君 開示請求を拒否することはないんですね。  ということは、先ほどからこだわっていますが、営業秘密は〇・数%で、九九%が営業秘密ではない情報で、主務大臣を経由するかどうかはもういいです、主務大臣を経由するかどうかは別にして、このファイル情報というのは開示請求を拒否する...全文を見る
○福山哲郎君 いや、事業所の自主的な開示を促したりそれに対しての啓蒙をいろいろやるということは事業者側の話であって、それを促すからこの開示請求を認め、開示請求でやるんだというのは、何か説明として全然よくわからないんです。  だって、もともとこれは全部出す前提で開示請求に対して拒...全文を見る
○福山哲郎君 大臣の御答弁も僕は一部そうだと思いますが、逆に非効率だというレベルで言えば、全部出しちゃった方が国としては、例えば請求に対して一々手続もしないで済むし、どちらが非効率かというのは大変僕は議論の余地はあると思います。  それともう一つ、先ほどの話ですが、事業所が情報...全文を見る
○福山哲郎君 環境庁、通産省がデータをまとめて、このファイルデータを都道府県知事に渡して、この都道府県知事が住民の請求に応じていろんな形で情報を開示していくのは、これは自治事務ですね。
○福山哲郎君 そうすると、通産省と環境庁からファイルデータとして都道府県知事に行った。このデータに関しては、先ほどから申し上げているように営業秘密ではないわけです、原則として九九・九%は。ということは、例えばある都道府県が、この国から来たファイルデータに関しては自治事務だから、う...全文を見る
○福山哲郎君 今のは非常に遠回しの表現なんですが、要は可能だということでいいんですね。可能なんですね、先ほど私が申し上げたことは。
○福山哲郎君 これは、おまえが言うほどそんな単純な問題ではないと言われるかもしれませんが、要は基本的には営業秘密は確保されているわけです。それで、リスク管理をするためにこのPRTR法案があって、リスク的にこれは企業としては出してもいいよというものが出ているわけです。  つまり、...全文を見る
○福山哲郎君 実務上は、そういう議論が多分大臣のおっしゃるように成り立つと思います。しかし、これから先の時代というのはこういう状況がいっぱい起こってくるわけでして、それに対して一々全部この量は非効率だからといって、そこを工夫していただくのが逆に言うと僕は行政側のお仕事ではないかな...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、僕は揚げ足をとるわけではないんですが、先ほどおっしゃられた主務大臣と都道府県がお互いが一体となってという前提で考えれば、それぞれ個別の事業所は担当の都道府県の窓口にデータを持ってこいという話になります。しかし、今の岡田局長のお話によれば、それぞれの地方自...全文を見る
○福山哲郎君 そうするとまたわからなくなるんです。  先ほど、都道府県の正確性は担保したいとおっしゃるわけです。都道府県で集めた情報について、事業者の出したデータについての正確性を担保すると。その正確性を確保するには一体どうやったらいいのかと考えたときに、窓口に関しては各自治体...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、都道府県はばらばらで部署を決めた場合には、それぞれ主務大臣はばらばらに対応するということになるわけですね、具体的には。
○福山哲郎君 もう時間がありません。実はあと五問ぐらいお伺いしたいことがあるんですが、もう私のいただいた時間がないのでそろそろやめにしたいと思いますが、私は冒頭申し上げたように、この法案について否定的に思っているわけではありません。評価をしています。さらには、公明党さんが御苦労さ...全文を見る
07月07日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山でございます。  公述人の方々には、御多用のところを貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。少ない時間でございますが、よろしくお願い申し上げます。  私は、少し公述人の皆様のお話を伺っていた印象をお話しさせていただきますと、今、海老...全文を見る
○福山哲郎君 規制緩和の何か項目とかがもし具体的な像としてあれば、お教えをいただければと思うんです。
○福山哲郎君 ありがとうございます。  次に、真渕公述人にお伺いをしたいと思います。  真渕公述人のお話は大変私、興味深く伺いました。改革という外からの圧力ではないところで、自律的な変化が実は行政の中では行われるんだというお話がありました。そして、それが発見、開拓、消滅という...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、先生の言われた、八〇年代以降エネルギーがどんどん落ちつつあるのではないかということの要因なんですが、私は、お伺いをしていて感じたのは、一つはやっぱり財政的な制約というのがあるのではないかなと。  これまでと違いまして、日本もどんどん財政赤字がふえてきて...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、今回はかなり大きな、真渕公述人のお話を前提に考えると大きな外部からの力が働きました。特に、省庁再編についてはまさにツルの一声というか、ある権威の中で省庁の枠組みまでが決められた上で行政組織が変化があったと。  これに対して、行政内には、例えばどういう別...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  真渕公述人にもう一つだけお伺いしたいんですが、真渕先生は大蔵省のここ数年来の動きをずっと関心事として見てこられて、現実に財政赤字がこれだけ膨れて、そして金融関係も、銀行行政、金融行政の問題も含めて今ここまで来ている状況の中で、いわゆる財金...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  山本公述人にお伺いします。  政策評価について大変興味深いお話をいただきました。今回、実は政策評価というのは一つの争点だと思うんですが、いわゆる国土交通省の問題、巨大な官庁ができ上がる、財政規模でいうと約十兆円、人数でいっても五万人ぐら...全文を見る
○福山哲郎君 滝口公述人にお伺いしたいことがあったんですが、時間になりましたので大変失礼いたしました。これで終わります。
07月08日第145回国会 参議院 本会議 第34号
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○福山哲郎君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました政府提案の中央省庁等改革関連法案に対し、反対の立場から討論をいたします。  私たちが本法案に反対する理由は明快であります。政府は、今回の行政改革を通して、簡素、効率、透明な行政を実現すると国民に約束をしてき...全文を見る
08月04日第145回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  本日は、日債銀・長銀等金融問題に関する集中審議ということで、冒頭、質問通告をしていないのですが、少しお答えをいただきたいと思います。  昨八月三日、民主党の衆参両議員十六名が日債銀の東郷前頭取、それから同行の元会長であ...全文を見る
○福山哲郎君 ぜひ、告発をしたのは一部の有志の議員でございますが、ここはその司法の場ではないですけれども、国会としての機能を参議院として明らかにしていきたいと思いますので、この審議での誠実な御答弁をお願いしたいと思います。  では、法務大臣にお伺いします。  きのうの告発を聞...全文を見る
○福山哲郎君 法務省の方では、この日債銀の窪田元会長、また東郷前頭取の逮捕に至る過程で、山口元銀行局長や中井審議官についての詐欺罪等でもある程度調査をしたというような話も承っているんですが、そのような事実はございましたでしょうか。
○福山哲郎君 わかりました。でも、そこは適宜しっかりとお願いします。(「わかっちゃいかぬよ」と呼ぶ者あり)いや、次、ちゃんと行きますので。  日銀総裁が早くお戻りだということで、日銀総裁にお伺いします。  六月二日、山一証券に対し、東京地裁は破産を宣告いたしました。債務超過額...全文を見る
○福山哲郎君 その問題の大蔵大臣談話があるわけでして、今まさに日銀総裁が言われたとおりに、平成九年十一月に大蔵大臣の談話で適切に処理していきたいという話があった。しかし、問題のその頼りの日本投資者保護基金の方では、これは投資者保護の目的であるから山一問題は対象外だというふうに言わ...全文を見る
○福山哲郎君 その何かの形とは何でございますでしょうか。
○福山哲郎君 大蔵省がお払いするということは、それは国民の税金で埋めるということでしょうか、わかりやすく言うと。
○福山哲郎君 この大蔵大臣談話はもちろん宮澤大蔵大臣じゃございませんよね。ところが、これは大蔵省の機関として責任をとると。責任をとるということは、責めを負うということは、イコール国民の税金で責任をとるということですか。
○福山哲郎君 足りないのが明らかになって、何かの形で責めを負う、責めを負うけれどもそれはまだ何かわからないという状況では余りにもいいかげんなんじゃないでしょうか。大蔵大臣、いかがですか。
○福山哲郎君 それに対しては、大蔵大臣の責任のとり方はどのように、例えばお金をお支払いすればそれでいいというふうに思われるのか。それは政治的な責任としては発生しないんでしょうか。
○福山哲郎君 そこで談話を発表したと。そこの談話を発表したところでは、この基金から返すというようなことの談話を発表して、それが足りませんから国民の税金なりを使ってくださいと言うことに対する政治的な責任は発生しないのですかというふうにお伺いをしているんですけれども。
○福山哲郎君 どうもお答えをいただいていないと思うんですが、そのときの日銀総裁はこのように答えているんです。もしそれがだめな場合には、「銀行券発行残高は今五十兆ですけれども、それの一割に相当する資本準備金というものを常に抱えております。そういうものの中で毀損が出てきた場合には払わ...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、日銀総裁にお伺いしたいんですが、みどり銀行や幸福銀行などに向けてもまだ日銀は特融があるはずですが、これの残高はどのぐらいになっていますか。
○福山哲郎君 ということは、その中でまた債務超過があれば返ってこない可能性もあるということですね、総裁。
○福山哲郎君 今、可能性があるということを言われたんだと思うんですが、僕はこの間のこの委員会でも申し上げたんですが、要は日債銀にしても長銀にしても、これは形は違うけれども奉加帳を回して日銀にお金を出させた。そして、そのときに確認書を含めて再建は可能だと言って出させて、それがパアに...全文を見る
○福山哲郎君 日債銀の問題に移ります。  銀行法の第二十六条には、これは改正前の旧銀行法でございますが、「大蔵大臣は、銀行の業務又は財産の状況に照らして必要があると認めるときは、当該銀行に対し、その業務の全部若しくは一部の停止又は財産の供託を命じ、その他必要な措置を命ずることが...全文を見る
○福山哲郎君 何で日債銀についてコメントを差し控えなければいけないんですか。今その集中審議をしているわけですよ。日債銀に対して銀行法二十四条に基づいて資料、報告を求めたことがあるかというふうに聞いているんです。もう一度お答えください。
○福山哲郎君 済みません、時間がないので簡潔にお答えください。  日債銀に対して、二十四条に照らして健全かつ適切な運営を確保するために資料の提出を求めたことがありますかとお伺いしているんです。もうイエスかノーかで答えてください。
○福山哲郎君 時期、回数を教えてください。
○福山哲郎君 事前に通告しているんです、時期と回数は。銀行法二十四条により日債銀に対して最初にいつ報告を求めたか、求めていればその時期と回数は。
○福山哲郎君 決算期にとるなんて当たり前じゃないですか。金融監督庁、大蔵省なんですよ。  これは健全かつ適切な運営を確保するために必要があると認めるときは求めることができると言っているんですよ。それをいつとっているんですかと聞いているんじゃないですか。回数といつ始まったのかとい...全文を見る
○福山哲郎君 平成十年の六月からですね。
○福山哲郎君 違うじゃないですか、その答弁。  僕は、さっきわざわざ旧法だと言ったでしょう。九八年六月というのは新法になってからの話じゃないですか。旧法時代のもので一体いつから始まったのかと言ったら、前からやっていましたと。だから、それはいつかはっきり答えていただいたらいいんで...全文を見る
○福山哲郎君 さっきと答弁が違うじゃないですか。さっきの答弁と違うんですけれども。
○福山哲郎君 ということは、大蔵省は、金融監督庁時代じゃなくて大蔵省時代は、この二十四条に基づいては報告、資料を求めたことはないんですね。一度も例がないんですね。日債銀だけとは限りません、ほかの銀行でも結構です。ないんですね。
○福山哲郎君 どんな通達ですか。
○福山哲郎君 それはあくまでも日常業務ですよね。この二十四条に照らしたものではないわけでしょう。
○福山哲郎君 ということは、二十四条に基づいては一度もやっていないわけですね。もう一度お伺いします。
○福山哲郎君 もう一つお伺いします。  第二十六条、「大蔵大臣は、銀行の業務又は財産の状況に照らして必要があると認めるときは、当該銀行に対し、その業務の全部若しくは一部の停止又は財産の供託を命じ、その他必要な措置を命ずることができる。」と。  二十六条に基づいて必要な措置を講...全文を見る
○福山哲郎君 ほかの銀行はいかがですか。
○福山哲郎君 どのような措置をとられたのでしょうか。
○福山哲郎君 業務停止以外の何か種類はございますか、必要な措置を講じられたものに対して。
○福山哲郎君 そうすると、大蔵大臣、九七年四月から奉加帳を回した、中井審議官が各金融機関にお願いしますと言った、確認書を回したと。いろいろやられているのはいいんですよ。しかし、銀行法の二十四条と二十六条の法律に基づいたものを何もしない上で大蔵省は日債銀の奉加帳を回したということに...全文を見る
○福山哲郎君 そうしたら、先ほど言われた通達は何の法律を根拠に出された通達ですか、今、大蔵大臣の御答弁をいただいたわけですから。
○福山哲郎君 大蔵大臣と今の答弁は違いますね。
○福山哲郎君 銀行法に基づき大蔵省は監督をするのが当たり前だという状況の中で、日債銀に対して二十四条と二十六条を適用しなかったのは、大蔵省として大蔵大臣として不作為責任はありませんか。
○福山哲郎君 違いますよ。必要があると認めたときは、大蔵大臣は資料を請求したり、さらには必要な措置を講じなければいけないんですよ。それをしなかったんですよ。そこに対して、大蔵大臣としての、大蔵省としての機関としての責任はないんですかとお伺いしているんです。別に、無視されたとか無視...全文を見る
○福山哲郎君 だって、それは通常の業務です。それこそ先ほど大蔵大臣が言われた大蔵省が銀行を監督するのはもう当たり前だという状況の中で定期的に通常的にいろんな資料をもらう、報告書をもらう。当たり前ですよね。しかし、これは「健全かつ適切な運営を確保するため必要があると認めるとき」、と...全文を見る
○福山哲郎君 だって、さっき第一勧銀に必要があるときにはやったと言っているじゃないですか、必要な措置を。ということは、日債銀に対しては二十六条の適用は必要でなかったと判断していたということですね。
○福山哲郎君 改善を求める計画をしたり、いろいろ種々、業務停止をしたのは一番重いものであって、あとは段階があるというふうに先ほど言われたじゃないですか。ということは、日債銀に対して二十六条を適用する必要はなかったというふうに大蔵省はずっと判断していたということになるんじゃないです...全文を見る
○福山哲郎君 だって今、裁量行政に批判があったから旧法を改正して新法にして法律に基づいてやるようにしているんですと今、大蔵大臣は私に御答弁していただいた。なおかつ長官もそう言われた。  今の大蔵大臣の答弁は、そういうことをきちっとやらないで、定期的に日常やっていることを、やって...全文を見る
○福山哲郎君 ちなみに、これは「大蔵大臣は」ですから、そうしたら大蔵大臣の行政責任は問われるわけですか。今のは、確かに役所はやっていたでしょう、大蔵省はやっていたんでしょう、日常的には管理をしていたんでしょう。でも、これは本当は大蔵大臣がやらなければいけないことなんです。それで、...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、この二十四条、二十六条について日債銀に適用がなかったことに対する大蔵大臣の責任はあるということですね。
○福山哲郎君 多分、堂々めぐりになるんでしょうから次に行きたいのですけれども、要はこういったものが今回の問題の根本だと思うんです。それは大蔵大臣も今お認めになられましたし、先ほどの大蔵大臣の談話の話もそうです。それから、今から申し上げる確認書の問題も本質的には全く同じことだという...全文を見る
○福山哲郎君 大蔵大臣のおっしゃることはよくわかるんですが、だから山口さんと中井さんを呼んでそこをはっきりさせましょうと。私が命令したわけではない、でも個人的な判断ではありませんなんという答弁をしているわけです。  そして、四月一日の大蔵大臣談話を受けてそれを体してやりましたと...全文を見る
○福山哲郎君 大蔵大臣が山口元局長や中井審議官をかばわれるのはわかります。  しかし、いいですか、日銀のお金が八百億、そしてすべての増資先も含めて二千百七億、日生に至っては株主代表訴訟まで起こっている。そしてそれが全部パアになっているわけです。  体して行いましたと。これは山...全文を見る
○福山哲郎君 済みません、大臣に対してお言葉を返すようでございますが、私はこれも実は山口参考人にお伺いをしたんです。  中井審議官は、当時、銀行局担当の審議官だったんです。「中井氏は当時銀行局担当であったので山口参考人の部下ということでよろしいわけですね。」と僕が確認したら、山...全文を見る
○福山哲郎君 いや、もう全く納得できないです。  それで参考人に山口元局長と中井審議官を呼んでくださいと言っているわけです。今の上司か部下かという話も、命令をしたかしないかの話も、お二人を呼べばはっきりするじゃないですか。現実にもう二人も逮捕者が出ているわけです。国民の税金もパ...全文を見る
○福山哲郎君 では、自民党総裁としてはどのようにお考えですか。
○福山哲郎君 それでは、今のやりとり、上司か部下かという話はもうしません。  では、この確認書は、今の流れの中で、大蔵大臣談話を意に体して確認書を交わしたと。これは一体だれのどういう権限で交わした文書でございますか。金融監督庁、お答えください。
○福山哲郎君 ところが、不思議なことに、山口参考人は私にこういうことも言っているんです。さっき命令していないと言っているんですが、「大臣談話の話ではなくて、この確認書に対して大蔵省としては責任がとれる文書ですね」と聞くと、山口参考人は「私的なものではないという意味ではそうだと思い...全文を見る
○福山哲郎君 では、私文書でも公文書でもないものを大蔵省は何社にも配って二千何百億円という増資を引っ張り出してくるわけですか。それで、それがパアになって、これは私文書か公文書かわかりません、上司かどうかもわかりません、大蔵大臣談話の意を体して部下がやったものだから、それは悪いと言...全文を見る
○福山哲郎君 それじゃ、これは今一枚しか確認書が出てきていません。各行と大蔵省は、中井審議官の名前かほかの名前かわかりませんが、判こもついているかどうかもわかりませんが、先ほど大蔵大臣が言われたように官印があるかどうかもわかりませんが、ほかの銀行と交わされた確認書を全部出してくだ...全文を見る
○福山哲郎君 これで午前中の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
○福山哲郎君 まず冒頭、委員長、先ほど午前中に申し上げましたが、各行に大蔵省が出されました確認書、メモ書きなのか確認書なのかいろいろあるみたいでございますが、ぜひそれは当予算委員会として資料要求をしたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
○福山哲郎君 少し細かい話ですが、九七年五月十九日でございますが、日債銀の東郷頭取が東京三菱を初め各行に七千億円だと伝えたという話があります。これは日野長官にお伺いしたいんですが、いわゆる御自分で何かの検査の途中での心証を積み上げた計数を伝えていたという御判断でよろしいわけですね...全文を見る
○福山哲郎君 五月十九日、日債銀が東京三菱銀行に七千億円だと、これは大蔵がこういうことを言っているというか、日野長官の今言われたとおりだとして、こういう状況だと。これは大蔵省は御存じでしたか。
○福山哲郎君 それは五月十九日に東京三菱ほか各行に七千億円だと伝える以前にわかっていたのか、それから先、日債銀がそういうことを言っているよということが大蔵省としてはああそうなのかという形でわかっていたのか、どちらでございますか。
○福山哲郎君 それで、参考人のときに東郷元頭取はこう言われているんです。七千億円を大蔵省に通知した上で要は東京三菱ほかに伝えたと。私は聞いたんです、どこの窓口ですかと。そうしたら、「大蔵省銀行局銀行課だと思います。」と。もう窓口までちゃんとはっきりしているわけです。  では、七...全文を見る
○福山哲郎君 大蔵大臣、検査の最中に、検査部と銀行課は違う、増資する要請先に回らなきゃいけないから七千億円と具体的な数字を伝えますと言ってきたときに、銀行課としては、やっている最中に、検査部と銀行課は別だといってしんしゃくしたと。先ほどから、ずっと私の午前中の質問からしんしゃくす...全文を見る
○福山哲郎君 それでいいんですか、検査の最中に日債銀がほかを回るのに。私は大変納得しにくいんですが、時間がないのでイエスかノーで答えてください。  大蔵省は、中川金融検査部長が平成九年三月五日に、一年後に早期是正措置が導入されるということで資産査定についてという通達を出していま...全文を見る
○福山哲郎君 そこには、この早期是正措置が来年の、要は平成十年四月から始まるけれども、なるべく早く前倒しでこの通達に基づいてやりなさいということが書いてありましたね。それでよろしいですね。
○福山哲郎君 その中で、いわゆる日債銀が主張しています、支援を続ければ継続をずっとし続けると言われている企業、それを第Ⅲ分類にするか第Ⅱ分類にするかというのが一つの争点なんですが、ここに「自行として」、これは日債銀ですが、「自行として消極ないし撤退方針を決定していない債務者であっ...全文を見る
○福山哲郎君 時間がありませんので、もう結論だけ申し上げます。  いわゆる九月の示達で両論併記がされた。七千億円と一兆一千億円だった。検査部の方はこの早期是正措置を早目に前倒しでやりなさいという通達を出して、こういう第Ⅲ分類になりそうなものに対しては、危ない破綻しそうなところは...全文を見る
08月05日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第20号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  本日は、参考人におかれましては、本法案の審議に際しまして、御多用の中お時間をちょうだいいたしましてまことにありがとうございます。時間も限られておりますので、早速質問に入らせていただきます。  まず、...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  構造的な問題というのは、確かにそのとおりだと思います。ただ、議論になっています今回の事業再構築計画を提出してそれを認定する、それは通産大臣が認定をするわけですが、その基準等が大変あいまいになっている。例えば、今、樋口参考人が言われたような...全文を見る
○福山哲郎君 大見参考人にお伺いをいたします。  これまで象牙の塔と言われてきた大学が表へ出ていかなければいけないという御指摘をいただきまして、大変わくわくしながらお伺いをしていたんですが、一つ具体的な話になります。  要は、ターゲットに向かって目標に到達するためのプロデュー...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。本当はもう少しお伺いしたいんですが、時間がないので。  花田参考人、今、大見参考人のお話の中で、能力の問題、それから制度だけではない問題、それが何回も失敗する、ぶつかっていってもなおかつやる技術力の問題というのがあって、少し視点は変わるかもし...全文を見る
○福山哲郎君 本当に時間がなくて恐縮なんですが、今のSOHOのお話というのは新たな業態です。  それとは逆に野口参考人は、いろんな過剰な設備と言われながら、でもそこで一生懸命働いている労働者の雇用をどう守るんだ、過剰設備が廃棄されるからそのまま人員も廃棄されるというようなことで...全文を見る
○福山哲郎君 どうもありがとうございました。
10月20日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 閉会後第1号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山でございます。  きょうは、核燃料物質加工施設で発生いたしました臨界事故について質問させていただきます。  今回の事故は、従業員三名の方の被曝に始まり、確認された方で六十九名、そして本当に決死の覚悟で冷却水抜きの作業をされた二十四名が被曝を...全文を見る
○福山哲郎君 私は、資源エネルギー庁長官も大変厳しい状況の中での記者会見だったということはお察し申し上げます。しかし、「世界的な地球環境問題への対応という大きな課題が日本にはある一方で、日本経済を支えるという問題もあり、この連立方程式を解いていくためには、原発の重要性は変わらない...全文を見る
○福山哲郎君 歴代の科学技術庁長官も資源エネルギー庁長官も国民の理解を得つつと、この間の中間貯蔵施設のときも、これからその候補地を探していくのに情報を開示して原子力行政として本当に積極的に国民と対話を進めていくんだという言葉が、やっぱりこういう発言があると絵そらごとに聞こえるわけ...全文を見る
○福山哲郎君 かなり踏み込んだ御発言をいただいて、ありがとうございます。  本当に国民はそういう言葉を待っているんだと思いますし、そうでないと、本当に東海村という原子力行政に非常に理解を示した村民の皆さんに対して逆に私は失礼だというふうに思いますので、今後もぜひそういう立場を長...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、一つ疑問が出てきます。  この核燃料施設安全審査基本指針というところの最後に、「なお、本基本指針に基づき、各種核燃料施設について、その特質に応じた個別の安全審査指針を整備するものとする。」というふうにあるんですが、今回のウラン加工施設、特に転換試験棟に...全文を見る
○福山哲郎君 おかしいじゃないですか。何でつくらなかったんですか。だって、もともと議論になっていますウラン加工施設安全審査指針、これは五%以下のものですね。この五%以下のものについては安全指針ができている。何で五%以上のものについては安全指針をつくらなかったんですか。何で五%で区...全文を見る
○福山哲郎君 数が多いから安全指針をつくった、数が少ないから安全指針はつくらなかった。わかりました。  じゃ、もう一つ伺います。  再処理施設は幾つありますか。
○福山哲郎君 再処理施設に対する安全指針はできていますか、いませんか。
○福山哲郎君 ちょっと待ってください。今、一カ所でしょう、再処理施設は。再処理施設は一カ所とおっしゃって、安全指針はできていたわけでしょう。ウラン加工施設の五%未満についてはたくさんあるからつくりましたと。五%以上で再処理施設ではない今回のジェー・シー・オーのようなものに関しては...全文を見る
○福山哲郎君 それは納得できないですね。  同じウランという大変危険度の高いものを使っていて、そして五%以下という危険が少ないものは数が多いからつくりました、五%以上は危険度は高いが数が少ないからつくりませんでした、それよりも上の再処理のものについては一カ所だけど数が少ないけれ...全文を見る
○福山哲郎君 今のも納得できないですね。  再処理は複雑だ、加工施設は複雑でないからつくっていないと。でも、五%以下はつくっているわけですね。これはどう考えても論理矛盾だと思うんです。  もう一つ追加してお伺いをすれば、原子力安全委員会の勧告等については、政府は、基本的には科...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、これは安全委員会の委員長にお伺いしたいんです。  安全委員会から出ている核燃料施設安全審査基本指針に「本基本指針に基づき、各種核燃料施設について、その特質に応じた個別の安全審査指針を整備するものとする。」と書いてあるわけです。これに沿って再処理施設の安...全文を見る
○福山哲郎君 安全委員会の委員長におかれましては大変御苦労されていると思いますが、先の話は結構でございます。過去につくらなかったことに対してどうお考えか。安全委員会の勧告に対して、こういう基本指針をつくれというものに対して、では科学技術庁は安全委員会から出てきたものに対して自分の...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、今回はこちらの核燃料施設の安全指針でもう一回許可を出したということを確認した上でお伺いします。  なぜ臨界事故に対する考慮が必要ないと判断されたのか、お答えください。
○福山哲郎君 済みません、そこなんですが、実はワンバッチ以上入れないということで問題の沈殿槽が安全確認をされたという議論、沈殿槽のあり方自身の議論はあるんです。だって現実には五十何キロ入ったわけでしょう。ワンバッチ以上入れないといったって現実には入ったわけですから、それは形状的に...全文を見る
○福山哲郎君 これは大変問題なんですけれども、いわゆる五%以下のウラン加工施設の安全審査指針に対しては、十、十一、先ほど局長が言われました単一ユニットの臨界安全、指針十一の複数ユニットの臨界安全、そして指針十二の臨界事故に対する考慮、ここでウラン加工施設の指針には、「ウラン加工施...全文を見る
○福山哲郎君 今、大変重要なことを言われたんですよ。一部分はウラン施設のを準用した、でもこのウラン施設じゃない方に関しては包含しているからいいと。包含しているんだったら、当然包含している方が優先じゃないですか。  では、そのウラン加工施設の安全指針のうちの一番重要な臨界事故に対...全文を見る
○福山哲郎君 今のも大変重要なことを言っているんですよ。部分的にはウラン加工のものも使ったと言っているわけですね。今もおっしゃっているわけです。それは逆に言うと、指針というのはあくまでもきちっとそれに適合して安全を確保するためにできているものを、科学技術庁が恣意的に自分の判断で、...全文を見る
○福山哲郎君 でも、この核燃料施設安全審査基本指針には、十と十一を満足すれば指針十二は考慮を要しないなんて一言も書いてないじゃないですか。一言も書いてないじゃないですか。こっちは書いてありますよ。十、十一を満たせば臨界に関しては考慮は要しないと書いてあります。今、はっきりおっしゃ...全文を見る
○福山哲郎君 おかしいじゃないですか。具体性がないんでしょう、基本指針には。それで、具体性がないのに五%以上のものは勝手に五%以下のものの指針で判断したんでしょう。おかしいじゃないですか。でも、これを言っていると切りがないので、もうあれなんですけれども。  そうすると、さらにこ...全文を見る
○福山哲郎君 私、ここに申請書を持っているんですよ、変更の申請書。これ、ガンマ線エリアモニターというのがあるんです。これが先ほどから越島参考人が言われている警報器なんです。これは決して臨界警報装置ではありませんよね。
○福山哲郎君 キャッチはできます。警報も鳴ります。しかし、臨界を察知する、臨界かどうかを判断する警報装置ではありませんよね。だって、さっき越島参考人が言われていたじゃないですか、臨界かどうかはわからなかったので、確信は持てないが判断した。アラームは鳴った。しかし、それはガンマ線の...全文を見る
○福山哲郎君 私が言っているのは、臨界をキャッチするという話をしているわけではないです。臨界をキャッチするのは当たり前なんです、ガンマ線のエリアモニターは。それが臨界かどうか知らせる臨界警報装置というのが恐らくこの総理府令が求めている警報装置であって、ガンマ線エリアモニターという...全文を見る
○福山哲郎君 今のじゃ全然答えになっていないですよ。だって、ガンマ線のエリアモニターというのは第一加工棟も第二加工棟もついているわけです。これは五%以下の施設なわけです。総理府令は、五%以上のものに対しては臨界警報装置をつけろと言っている。  さらに言いますと、私は今、東海村の...全文を見る
○福山哲郎君 越島参考人、先ほどの御答弁をもう一度言っていただきたいんですが、ガンマ線エリアモニターが鳴っても、それが臨界かどうかは皆さんはわからないんですよね。臨界警報装置が鳴ったという認識はありませんね。
○福山哲郎君 それは、臨界警報装置が鳴ったということではなくて、臨界の可能性があると判断したということですね。イエスかノーかでお答えください。
○福山哲郎君 どうですか、局長、今の越島参考人のお話を伺って。臨界の警報装置が鳴ったんじゃないですよね。きのうの衆議院の答弁、あなたは警報装置があるからこの総理府令に関しては問題ないと答弁されていましたけれども、臨界警報装置も、それに対する適切な措置もとられていないんです。両方と...全文を見る
○福山哲郎君 委員長、これは次へ進められないです。
○福山哲郎君 では、お伺いします。  臨界警報装置は、この転換試験棟についてはついていなかったわけですね。
○福山哲郎君 百歩譲って今の御答弁を認めたとしても、そもそももう矛盾が出てきているわけです。  最初、臨界を想定していない施設なわけですから、もともと臨界を想定していない施設で臨界に対する警報装置をつけるわけがないわけです。それを今おっしゃられたようにガンマ線エリアモニターで代...全文を見る
○福山哲郎君 もう私の持ち時間が少なくなってまいりました。非常に残念なんですが、参考人に少しお伺いしたいと思います。  ジェー・シー・オーでは、いわゆる裏マニュアルも含めて十年ほど前から申請をしていたものとは違う工程をこの転換試験棟ではやられていたというふうに伺っておりますが、...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、それは全部自動で機械でやられているということですか。
○福山哲郎君 そうすると、今捜査が入っているようですが、後になってから第一加工棟、第二加工棟でもいろんな形でジェー・シー・オーは申請以外の工程をやっていたとか省いていたとか、そういうことは出てこないというふうに判断してよろしいわけですね。
○福山哲郎君 もう終わりますが、とにかく私はこれをジェー・シー・オーの人為的なミスだということにしてはいけないと思っています。逆に安全性を確保するためにも、この五%以上のウラン加工施設に対して安全指針をつくってこなかったこと、それからこの警報装置の総理府令違反の問題、科学技術庁の...全文を見る
11月16日第146回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山でございます。これまで経済・産業におりまして、この国会から国土・環境委員会の委員にさせていただきました。新参者でございますが、どうかよろしくお願い申し上げます。  また、清水長官また柳本政務次官におかれましては御就任おめでとうございます。 ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。ぜひその心意気でお願いをしたいというふうに思います。  私は環境問題に関心を持っておりますが、別に経済成長を否定する気もございませんし、それから日本が均衡ある発展をしていくことも否定する気は全くございません。しかし、未来という点に目を向けたと...全文を見る
○福山哲郎君 本当にお疲れさまでございました。二日間という短い期間で大変御苦労だったと思います。  実は、温暖化防止会議については私は個人的に思い入れがありまして、COP3が御案内のように京都でございまして、私は地元が京都でして、そのときに私はまだ議員になっておりません。一応そ...全文を見る
○福山哲郎君 今お話をいただいたものは基本的にはCOP3の後に出されたものもあるんですが、その前から出されている基本的な日本のスタンスであるCO2の削減計画と私から見るとほぼ変わりないということですし、六%を世界各国に削減目標として日本は京都議定書で約束をしたわけですが、それにつ...全文を見る
○福山哲郎君 それでは、もう一度別の観点からお伺いをします。  先ほども少し長官にお触れをいただきましたが、今回COP5で大変関心が高まったのは、先ほどおっしゃられましたように先進各国が京都議定書をいつまでに発効させるんだというのが大変注目の的で関心も高かった。各国の大臣クラス...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  リオプラス10、いわゆるリオでありました地球サミットからちょうど十年が、一九九二年から十年たって二〇〇二年にこの京都議定書を発効させるというのは、早いか遅いかというのはそれぞれの主観がありまして、一刻も早い方が温暖化に対してはいいのではな...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、この五十五カ国以上の批准、それから附属書Ⅰ国つまり先進国の排出量の五五%以上だというのが非常に重要な案件になるわけですが、現実問題としてはなかなか大変だ。  もう細かいことは、一体どこが一番目ですか二番目ですか三番目ですか、何%ですかということは政府委...全文を見る
○福山哲郎君 済みません、そろそろちょっと細かいというか厳しいことを言わせていただきますと、京都メカニズムの内容とある程度シンクも含めて国際的な合意をいただいてから、それから批准にかかりたいと今長官はおっしゃられました。  確かにそのとおりだと思いますが、京都メカニズムないし国...全文を見る
○福山哲郎君 そうなんですね。二〇〇〇年の十一月にCOP6でここで京都メカニズムの中身が詰まる、詰まればいいなという感じですね。まだ世界の状況を見ると、なかなか皆さんは言いたいことを言い合っていますから難しいと思うんですが。  ということは、二〇〇〇年の十一月、ほとんど逆に言う...全文を見る
○福山哲郎君 今のお答えはよくわかるんですがよくわからないお答えでして、余り厳しく細かいことを申し上げたくはないんですが、もう一度申し上げますが、日本は第三位の排出国で一割弱加害者となっている国でございます。そして、途上国も含めて各国が期待をしています。そして、確かにCOP6でい...全文を見る
○福山哲郎君 私は、今、二酸化炭素が民生部門でふえている、増加をしていることも存じ上げているつもりでございます。企業部門は実は逆に減少している。民生部門で増加をしているから企業は努力をしているんだという議論も私はわかっているつもりです。そして、環境庁さんに言っても、逆に言うとこれ...全文を見る
○福山哲郎君 長官にそれだけお言葉をいただくと、もうこれ以上突っ込むのは嫌なんですが、必死になってと、頑張りたいとおっしゃいましたが、私から見ると、要は決まっていないシンクと決まっていない京都メカニズムでマイナス五・五%を見積もって、先行きわからない革新的技術開発と国民各層のさら...全文を見る
○福山哲郎君 わかりました。  では今度は、二酸化炭素の排出をゼロ%にすると言われているわけです。つまり、もうふやしも減らしもしないけれども、何とかゼロに抑えるんだというふうに環境庁は言われている。これをとにかくふやさないでゼロ%であることは非常に重要なので、二酸化炭素の排出が...全文を見る
○福山哲郎君 これも通産省マターなんですが、今の原発の立地と省エネの推進でゼロ%にとどめたいというお話は、これもよくわかるんですけれども、よくわからない。  その原発の二十基増設というのはもともと前から、随分前から聞いている話でございまして、それが思うように計画の実施が進んでい...全文を見る
○福山哲郎君 もう今の話だとほとんど前に進まないんですね。  ですから、僕は通産省マターのことをここでどうなんだと聞く気は全くなくて、逆にそれを通産省任せでいいのかという話をしているわけです。通産省ができなかったら、環境庁としては、できへんやないか、それでできへんかったからと。...全文を見る
○福山哲郎君 今非常に重要なことを長官はおっしゃられたのでもう一度お伺いしますが、批准に向けてこの削減計画の見直しをしていきたいとおっしゃられたわけですね。
○福山哲郎君 でも、それは基本的に、今の話で言うとCOP6、来年の十一月が終わって全体を見てですよね。だって、COP6の中身によっては、日本が想定している排出権取引とかの削減目標がCOP6の結果いかんではできるかどうかわかりませんね。ということは、それはとりあえずCOP6後という...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、また戻っちゃって申しわけないですが、間に合いますかという話になるわけですね。だから、これは行ったり来たりなのであれですけれども、要はこの六%の削減計画は、根拠がないと言うと怒られますが、非常にあいまいな見通しの中で言っているわけです。原発も二十基できるか...全文を見る
○福山哲郎君 一応事前の質問をさせていただいていますが。  ですから、六%削減をするために、担保するために国内法の制定の見通しはございますか。国内法である程度六%削減の見通しが立たないことには、逆に言うと国会で批准もできないわけですね。ということは、発効もできないわけですから、...全文を見る
○福山哲郎君 お答えをいただいていないというふうに思っているんですが。  そうしたら、先ほど申し上げたように、例えばその時点で六%削減が厳しいという状況になったときに、環境庁としてはこの削減計画の見直し等を行う準備はございますか。
○福山哲郎君 もちろん六%の中身の削減。
○福山哲郎君 だから長官、申しわけないんですけれども、原発二十基が二〇一〇年にできることが前提でできている六%ですから、達成できるところがあるかもしれませんと言ったって、それが見えないことにはできないわけですから、今長官がおっしゃったのは多分不可能に近い話だと思うんです。  お...全文を見る
11月22日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第5号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  連休の合間、大変お疲れさまでございます。今回の法案について少し質問をさせていただこうと思います。  まずは、通産大臣におかれましては御就任おめでとうございます。大変個人的なことで恐縮なんですけれども、大臣の義理の息子さ...全文を見る
○福山哲郎君 大変御誠実にお答えいただきましてありがとうございました。  確かに、大臣の言われたとおりでございまして、このたった四人のメールには今の中小企業の実態が実は大変多くちりばめられています。まず一つは、解雇された従業員の問題でございます。彼らの中で恐らく住宅ローンを抱え...全文を見る
○福山哲郎君 今のお話はごもっともだと思います。経営基盤を強化していくことで、三十八年から続いている大企業にキャッチアップするんだという議論はやめていこうと。確かにそうだと思いますが、実態的に言うと非常に僕は不可思議だと思うことが幾つかあります。  それは、なぜならば、政府はさ...全文を見る
○福山哲郎君 そのお気持ちはよくわかっているつもりでございますし、逆に言うと、産業競争力を強化をするということに対しても、私も先ほどの質問でも申し上げましたように、否定をしているわけではありません。それはある意味でいうと経営判断なわけです。しかし、だからといってなぜこの大企業と中...全文を見る
○福山哲郎君 次に、例の中小企業に対する定義の問題についてお伺いをしたいと思います。  今回の法改正では業種の例示をお変えになられた。それから資本金の大きさと従業員の規模によって分類を変えられました。これは別に政府参考人でも結構でございますが、この定義変更で、現状の中小企業の比...全文を見る
○福山哲郎君 そうなんですね。今回の法案によりますと、中小企業の分類、定義を変えたおかげで九九・四%から九九・七%に中小企業の対象数がふえた。それから従業員に至っては六四・四%から七〇・九%の人が中小企業の従業員であるというふうに定義を変えられました。  ここで質問なんですが、...全文を見る
○福山哲郎君 ですから、例えばアメリカでいうと大企業の関連子会社とか小規模企業でも、例えば少ない企業でもその会社がマーケットの中で市場シェアが高い場合には中小企業には入らないんですね。  私が言いたいのは、九九・七%が一緒くたに分類されているようなものというのは、それだけ政策の...全文を見る
○福山哲郎君 どうも先ほどから政務次官のお話を聞いていると、潤沢な資金を供給し続けている、融資をしている、助成をたくさんしていると。だから細かく分類しなくてもいいじゃないかというふうに私には聞こえるんですが、潤沢に資金を融資した、潤沢に資金を助成したからそれで中小企業政策がいいと...全文を見る
○福山哲郎君 だから、先ほど最初にメールの話をお聞かせしたんです。  意欲がないわけではないわけです。でも、環境の変化とかでどうしようもない状況になる人がいるときに、いろいろな方法で生き延びられるためにメニューをつくりましたと。メニューをつくっていない。いろいろ生き延びるために...全文を見る
○福山哲郎君 そこで不公正な融資とかいろんな貸し渋りがないようにしていただかなければいけないのはよくわかりますが、どうも政務次官のお話を聞いていると融資と助成ばかりが出てきますので。  次に行きます。  私は、この法案の審議の中で根本的な問題は、二十一世紀、恐らく非常にマーケ...全文を見る
○福山哲郎君 中国と韓国からはどのぐらい来ていますか。
○福山哲郎君 実は、千二百十二万本中国と韓国から輸入をされているんですが、この輸入品の平均単価が何と中国製はわずか二百四十八円、韓国製は三百八十三円なんです。これは特恵関税で関税がかかっていません。製品で輸入をしてくる場合には関税ゼロです。  先ほどヨーロッパの話が出ましたが、...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、ある程度輸入急増等について対策は具体的に考えられる要素はあるということですね。
○福山哲郎君 そろそろ時間なのであれなんですけれども、私が一貫して申し上げたかったのは、ただ守れ守れということを言いたいのではありません。  逆に言うと、中小企業も、これだけ自由主義だ、マーケットだと言われている状況の中で、覚悟は決めているわけです。ただ、条件整備をきちっとして...全文を見る
○福山哲郎君 堺屋長官、済みません、時間がなくなってしまいました。申しわけありませんでした。  では、かわります。これで終わります。ありがとうございました。
12月03日第146回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○福山哲郎君 午前中の同僚の佐藤委員に引き続きまして、私、福山哲郎が質問をさせていただきます。  まずは、続長官におかれましては連日お疲れさまでございます。また御就任おめでとうございます。東京都の副知事をされたということで、僕みたいな若輩者に比べるともう本当に行政経験の豊かな長...全文を見る
○福山哲郎君 大変お褒めのお言葉をいただきまして、もう照れくさい限りでございますが、松下幸之助塾主の思い出をお話しいただきましてありがとうございます。私どもも本当に幸之助塾主にお世話になり、御指導をいただき、政治をよくしなければ日本はよくならないんだというその思いを持って徒手空拳...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  お伺いをしたんですが、余り御明確なお答えをいただいていない。例えば、独立行政法人になろうがなるまいが、博物館が国の重要な文化財を保護することとか重要な歴史的なものを大切にするというのは、独立行政法人であろうがなかろうが多分その役割は変わら...全文を見る
○福山哲郎君 今のは独立行政法人化するに当たる一般論だというふうに承ります。別に美術館、博物館が独立行政法人化をするための合理的な理由だというふうには私はどうしても受け取れないんですが、これで行くと切りがありませんので、総務庁長官にお伺いをします。  今度、この独立行政法人は二...全文を見る
○福山哲郎君 かつての行政改革会議の議論では、独立行政法人というのは原則非公務員身分の団体との整理が大部分だったんです。しかし、現実にふたをあけてみると、その大部分は全く逆で、公務員型の独立行政法人が今、長官が言われたように五十五、そして非公務員型が四つだったわけです。  そし...全文を見る
○福山哲郎君 もう本当に御誠実に答えていただいているのであれなんですが、定義を示していただかないと本当によくわからない。  例えば、私の知人で筑波の研究所に勤務をしている者がおります。そういう者から言わせると、公務員型ではなくて非公務員型の方が、その長が海外からいろんな研究者を...全文を見る
○福山哲郎君 では、文部省にもう一度お伺いをしたいんですが、先ほどはなぜ独立行政法人に美術館や博物館をしたかというふうにお伺いしました。今度は、今申し上げた研究施設や例えばオリンピックセンターがございますね。国立オリンピック記念青少年センターがなぜ公務員型の特定独立行政法人なのか...全文を見る
○福山哲郎君 それでは、国立青年の家は特定独立行政法人ではありませんね。国立青年の家や国立少年自然の家が特定独立行政法人ではない理由をお答えいただけますか。
○福山哲郎君 先ほどおっしゃられました国立オリンピック記念青少年センターは、中立性、信頼性が非常に大切だ、ナショナルセンターとしての位置づけがあると。今、国立青年の家や自然の家は、地方の弾力性を大切にしたいとは言いながら、やはり心の教育のための中核の中心施設だと言われました。 ...全文を見る
○福山哲郎君 どうもくどいと思われるかもしれませんが、例えば青少年センターが社会経済の安定に著しい支障を及ぼす可能性がある、業務の停滞が国民生活に大変大きな影響があるというふうにみなされるから、じゃ公務員型にしたというわけではないわけですね。今の理由だとそうですよね。だって、青少...全文を見る
○福山哲郎君 済みません、私は余り頭がよくないので何回聞いてもよくわからないんですが。  とにかくそういった面では、非常に今回の五十五と四つというものに対して私は大変あいまいだというふうに思っています。あいまいだということはそれだけ独立行政法人の位置づけもあいまいになってくる、...全文を見る
○福山哲郎君 そしたら、非公務員型の四独立行政法人に移行されるという非公務員の数は何人になりますでしょうか。
○福山哲郎君 ということは、公務員型が一万九千人、非公務員型が八百人ということだというふうに思います。  これはもう衆議院でもさんざん議論をされていますし、過去においても前国会でも議論された話なんですが、もう一度お伺いをします。この特定独立法人というのは、通則法の五十一条による...全文を見る
○福山哲郎君 先ほど同僚の佐藤委員の話と大分重複をしてくるんですが、この公務員というのは国家総定員法の枠組み内ですか、外ですか。
○福山哲郎君 なぜ除外されているんでしょうか。だって、通則法の五十一条だと公務員なんですね。  本年、政府が閣議決定をした中央省庁等改革の推進に関する方針、第四の一には、国家公務員は平成十二年度採用分から毎年新規採用を減らし、公務員数を十年間で二五%削減すると定められているわけ...全文を見る
○福山哲郎君 ここが多分先ほどの佐藤委員とも同様の話なんですが、通則法によると国家公務員とする、しかしそれは国家総定員法の枠組みには入らない。これは法律同士なんですが、大変矛盾をしていると思うんです。  例えば、先ほど申し上げた四つの独立行政法人、これの非公務員型が八百人なわけ...全文を見る
○福山哲郎君 国家公務員にはいろいろなものがあって、あるときには定員規制の対象になる国家公務員と、あるときには定員規制の対象にならない国家公務員がいて、それぞれの法律によって適用が違うと今おっしゃったわけです。  では、それの合理的な根拠は、どういう法律を根拠にそういう対象が違...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、独立行政法人は国家公務員だけれども行政機関ではない、だから定員の対象にならないと。そんな詭弁ないでしょう。それは通用しないですよ。国家公務員だと通則法上に書いてあって、でも独立行政法人だから、要は枠組みは行政機関ではない、働いている人間は国家公務員だと...全文を見る
○福山哲郎君 もう長官が余りにも誠実にお答えいただいているので、どうしようかなと思うぐらいなんですが、長官が矛盾をしているというのをお認めになっている。確かに、そうすると、もう僕らどうしようというんだ、じゃこの二五%の約束自身も余り意味がないんじゃないかと。国民に二五%の公約をす...全文を見る
○福山哲郎君 私は余り理解していないですが、長官、次へお答えをいただきたいと思います。
○福山哲郎君 いや、ここが非常に重要な問題が隠されています。  象徴的な話を一つ申し上げます。もう時間もございません。  いわゆる大変長年各委員の皆さんの御努力、それから世論の後押しをいただいて成立をした情報公開法案、あれの附則に対する変更が今回の施行法にあります。行政機関の...全文を見る
○福山哲郎君 いや、長官に。
○福山哲郎君 もう終わりますが、先ほど長官が矛盾をしているというふうに認められました。また、この施行法の細かいところでは急に、今まで国の機関として情報公開が義務づけられていたものが外にアウトソーシングされた途端に附則の中に、二年後の見直しの中に含まれているというふうな状況で、大変...全文を見る