福山哲郎

ふくやまてつろう

選挙区(京都府)選出
立憲民主・社民
当選回数4回

福山哲郎の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第147回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  きょうは、五十嵐参考人並びに岡澤参考人におかれましては、大変お忙しいところ貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。  また、私ごとでございますが、私は京都が選挙区でございまして、スウェーデンで岡澤先生に御指...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  今の話に関係するんですけれども、先ほど女性が政治のキャリアに歩むような学科選択をしないというお話がありました。私は政治教育という言葉は余り好きじゃなくて、どちらかというと民主主義教育という言葉を使いたいなというふうに思っているんですが、要...全文を見る
○福山哲郎君 もう余り時間もないので、まず五十嵐先生には、NGO、NPOが日本ではかなり今おくれているとは言いながら存在として大きくなってきておりまして、そのNGOやNPOのリーダーが地方議会に出ていくというようなことも多々見受けられるんですが、今のお答えと重なってくるかもしれま...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  本日は、平成十二年度予算案についての委嘱審査ということで、よろしくお願い申し上げます。  今も長官から御説明がありましたとおり、環境庁は来年の一月六日、環境省になられるということで、昨年に比べると当...全文を見る
○福山哲郎君 今の御説明も、理念としてはよく私もわかります。長官のおっしゃりたいことも理解をしているつもりですが、そうすると、今のお話ですと環境基本法と一体どこが違うのか。  その大枠の枠組みならば、わざわざ慌ててこの循環型社会基本法を本当に今すぐに、まだ国民もこういう準備が進...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、今国会の上程を前提とした法案策定作業で、法案が出てくるということは今の段階では変わらないというふうに受けとめてよろしいわけですね。
○福山哲郎君 では、別の問題に移らせていただきます。  長官も御承知のように、昨日も建設省に対して我が党の岡崎委員の方から吉野川の住民投票について質疑がございました。  ことしの一月二十三日、可動堰に対する住民投票が行われたわけでございます。この住民投票についてはもう委員の先...全文を見る
○福山哲郎君 長官としては言いにくいことでしょうが、吉野川の住民投票については、国民の理解、徳島の住民の皆さんの理解を得るように建設省に努力をしてほしいというふうな御意見だというふうに受けとめてよろしいわけですね。
○福山哲郎君 では、次にその住民投票についてなんです。  今、吉野川の話をお伺いしたんですが、中山建設大臣の民主主義の誤作動だという話がございました。私もいつかどこかで中山大臣にこのことをお伺いしたいと思っているんですが、現実には、あれは間接民主主義によって選ばれた市議会の構成...全文を見る
○福山哲郎君 環境庁の中で住民投票について今、長官は検討していかなければいけない問題だというふうにおっしゃられましたが、今後、住民投票についていろんな検討なり議論なりを積み重ねていく御予定はございますか。
○福山哲郎君 私も、今議席をいただいている議会人として、間接民主主義を否定する気も毛頭ございませんし、直接民主主義、住民投票が一〇〇%正しい選択をされるというふうに思っているわけでもありません。  ただ、今余りにも地方議会と住民の意見の乖離や国の政策とたまたまそこの地域の住民と...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  もう余りこれもしつこくは突っ込みません。  続きまして、別の問題に行きたいと思います。  前回の臨時国会でも長官とちょっと質疑をさせていただいたんですが、例の温暖化防止の六%削減について、地球サミット、いわゆるリオ・プラス10、リオ・...全文を見る
○福山哲郎君 中国と韓国の環境大臣は大変アジアでの開催に関心があると。長官御自身はいかがですか。
○福山哲郎君 現実にはどういう段取りで開催地というのは決まっていくんでしょうか。
○福山哲郎君 ありがとうございます。非常に私も複雑なのですが、京都でやりたいという気持ちもありますので、ぜひまたお力をおかしいただければというふうに思います。  それで、もう時間もなくて、あっという間に時間がたってしまって予定の質問がほとんどできていないんですが、二〇〇二年にそ...全文を見る
○福山哲郎君 またこの質問の続きはゆっくりやらさせていただきます。  最後に一つだけ。今の批准の見通し、何とかしたいという長官のお言葉なんですが、その前提となる原発の問題について、十日ですか、小渕総理並びに深谷通産大臣がこれまでの二十基の増設計画については疑問で見直さなければい...全文を見る
○福山哲郎君 今、長官の六%の削減計画についても影響が出てくるかもしれないというお言葉は、実は大変重要なお言葉だというふうに受けとめさせていただきまして、きょうのところはこれで質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
03月16日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山でございます。  昨日の委員会に続きまして、本日も長官、よろしくお願いを申し上げます。連日お疲れさまでございます。  先週の委員会で長官の所信を伺いました。その中で長官は七つの柱を重点施策としてお示しいただきまして、その一つが、第一に循環型...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  ぜひ積極的に会議をリードして、野生生物の保護を推進していただきたいと思います。  そして、ちょっと御記憶に新しいと思いますが、お手元に新聞記事を配らせていただきました。先月、二月十八日の新聞でございますが、町田でトラがアルバイトの飼育の...全文を見る
○福山哲郎君 これは一つ誤解をいただくと困るんですが、トラを殺したことももちろん問題なんですが、今おっしゃられていました、まず環境庁に事前の連絡がなかったと。ということは、薬殺の処分については警察の方の判断で緊急避難的にやられたと。それは危険を伴うということですから、多少緊急避難...全文を見る
○福山哲郎君 私が御説明をするまでもなく、今局長に御説明いただいたわけですが、おかしいですね。日本に入ってくるわけがないんですね。学術目的で、日本には生育をしていないトラが現実にはいて、それは種の保存法の枠外で環境庁は関与ができないとおっしゃったわけですね。  では、今、警察か...全文を見る
○福山哲郎君 余りお答えになっていないんですが、ではこのトラは環境庁に登録されていたんでしょうか。
○福山哲郎君 そうすると、環境庁に対して未登録の状態で、全く実態を把握していない状態で放置をされているこの種の野生生物等が現状日本には幾つもあって、そういった実態のデータというのは全く環境庁は手にしていないということでしょうか。
○福山哲郎君 今の問題は、大変大きな二つの問題を抱えていると思っています。  まず一つは、やみで完全に入ってきたトラだった、だから環境庁が把握をしようがなかった、非合法で入ってきていますから、そのトラに対してはチェックが不可能だと。では、ここにも書いてありますが、たまたまこれは...全文を見る
○福山哲郎君 では、もう一つお伺いします。  もし違法に希少動物を所持していたとして、それが見つかったとします。たまたま希少野生動物を違法に所有をしていた、たまたま国内のやみで入れたものがその人の手に渡ったと。そのときの所有に対して今の法制度上何か規制がありますか、所持に対して...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、それを持っていること自体に対しては所持の規制はできないということですか。
○福山哲郎君 今のも大変問題でございまして、違法に取引をされた、やみで入ってきたものをたまたま持っていて、それが見つかってもそれに対して何ら規制する手段がないというのも実は大変な問題でございまして、これも僕は法律の不備だというふうに思っています。  大げさだと思われるかもしれま...全文を見る
○福山哲郎君 そこで、それを例えば今おっしゃられた手続をしないで違法に入れようというような状況があって、怒られるかもしれませんけれども、オランウータンか猿かわからなくて、これは違法かどうか税関でチェックできるような体制はあるんですか。
○福山哲郎君 だれがチェックするんですか。
○福山哲郎君 税関にはそれに対する専門家がいらっしゃるんですか。
○福山哲郎君 では、判断しかねる場合に、わからない場合にうやむやに入ってきちゃう可能性というのはあるということですね。
○福山哲郎君 では、現実には専門家はその場にはいないわけですか。税関でこれは危ないのかもしれないなと思ったら、初めて通産省や環境庁に相談が税関からあるということですか。
○福山哲郎君 では、何で入ってきているんですか。説得力ないじゃないですか。もう去年入ってきているわけですから。  それと、もう一つ申し上げると、もし税関でそれが附属書Ⅰの違反だということがわかったときには、その種の保存法違反ということで、その動物、個体は強制的に没収とかができる...全文を見る
○福山哲郎君 その任意放棄というのはどういうことですか。
○福山哲郎君 輸入者が放棄するのを拒否したらどうなるんですか。
○福山哲郎君 いや、簡単に言うと、外為法違反で告訴して、罰則をしなきゃいけないという話なんですが、違法で輸入してきているのがわかっているにもかかわらず、その動物に対して没収するのは任意放棄しかない。任意で説得をするという話になる。  今の話で、水際のところでと長官はおっしゃられ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございました。
03月28日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  官房長官におかれましては、大変お忙しい中、お疲れさまでございます。きょうは、明日香村整備特別措置法の審議ということで若干御質問させていただきたいと思います。  明日香村はもう委員の先生御案内のとおり、いわゆる明日香村を...全文を見る
○福山哲郎君 では、せっかくでございますので、政務次官、わざわざお出ましをいただいたということで、行った御感想をお聞かせいただければと思います。
○福山哲郎君 今政務次官が言われたのが酒船石遺跡だと思いますが、本当に形が全く壊れていない遺跡が残っておりまして、私も歩いてまいりましてびっくりして、この表記がまさに日本書紀に載っている表記で、日本書紀には宮の東の山の石垣という表記があるらしくて、その石垣のところにこういうものが...全文を見る
○福山哲郎君 官房長官がおっしゃられたとおりだと思いますが、ただ、現実には第一次の整備計画にうたわれた農業を中心とした村づくり、第二次の整備計画にうたわれた観光を中心とした村づくりというものが、実は農業も衰退傾向にありますし、観光客も年々減っているという実態がございます。  私...全文を見る
○福山哲郎君 そうすると、ある意味でいうと国が、国民が長い文化や習慣、我々の歴史というものを認識するためにこの法律をつくって、歴史的風土として明日香村を保存していくんだということでよろしいでしょうか。
○福山哲郎君 そうすると逆に言うと、実は中途半端なところがたくさん見えてくるという気が私はしております。  まず、少し細かいことになりますが、今回、負担や補助、補助率の問題も含めて基金の問題、財政的支援を明日香村だけに特別にされる例えば具体的な根拠、理由というのはどういったもの...全文を見る
○福山哲郎君 では、具体的に、明日香村の村民の平均所得を教えていただいて、そして奈良県の各市町村の平均所得との対比をしていただくとどんな数字が出るのか、お教えいただけますでしょうか。
○福山哲郎君 私は奈良県のすべての市町村がどういう状況にあるのかをちょっと調べさせていただいたんですが、道路の舗装率、それから下水道の普及率に関してもあながち明日香村が際立っておくれているということはございません。なおかつ住民に対して大変厳しい、先ほども財政的基盤が脆弱だというよ...全文を見る
○福山哲郎君 今のお話はもう大変ありがたいお話で、今のお言葉をいただくと、もうこの法案の審議はあれなのかなと思うぐらい大変重要な重いお言葉をいただいたと思います。また、それを総理のお言葉であるというふうに言われたところが、気配りの官房長官という本当にお人柄が出ているなというふうに...全文を見る
○福山哲郎君 残念ながら、今の話だと何にもわからないわけです。今の話だと、要はこれまでと全く変わらないと。住民や奈良県の意見を聞いて保存をしていきたいと思いますと。  では、どういう形で明日香村を将来にわたって保存していって、先ほど官房長官が言われたとおり、日本の歴史的な風土の...全文を見る
○福山哲郎君 まだよくわかりませんが、ただ、今のお話ですと、例えば開発をしましたと。開発計画ができて、掘ったら出てきましたと。そうしたら、行き当たりばったりで、出てきたからとにかく調査費をつけてやらなければいけないと。そうすると、本来だったらその出てきたものとの関連でもっと重要な...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  それで、この法律が通るとその絵をかく作業がなかなか進まないというようなことも懸念されますので、ぜひ官房長官、この法律が通った後も絵をかく何らかの形の行動を国として起こしていただきたいというふうに思います。  もう瑣末な話になりますが、保...全文を見る
03月30日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第8号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  きょうから同僚の岡崎委員にかわりまして理事という大役を務めさせていただきます。まだ未熟でございますが、どうかよろしくお願いいたします、ピンチヒッターでございますが。  二階大臣に際しましては、大変お忙しいところありがと...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  まさにグローバル化、そして効率的な運営、そして重点的な整備と、大臣のおっしゃるとおり大変重要な視点だというふうに思います。  そこで、この港湾法の改正に至った背景について少しお伺いをしたいと思います。  この港湾法の改正は、港湾審議会...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  確かに、基本方針はあります。基本方針はあるんですが、もともとの港湾法の三条の二、これは大臣も政務次官ももう百も承知のことだと思いますが、「運輸大臣は、港湾の開発、利用及び保全並びに開発保全航路の開発に関する基本方針を定めなければならない。...全文を見る
○福山哲郎君 私、別にここで余りこの議論をたくさん続ける気はないんですけれども、能力とか配置とかいうのは、私はあえて中間報告に書いてあるから申し上げたのであって、五カ年の整備計画ももともと九六年につくられているわけですし、現実問題として、この十年来日本の港湾の国際競争力が落ちてい...全文を見る
○福山哲郎君 わかりました。  今のグランドデザインに関して細かく言うと、実は中間報告から最終答申の間で抜け落ちているんです。これはいろんな流れの中で抜け落ちたんだというふうには思いますが、そこの意図はあえて詮索をしないことにしておきます。  では、もう一つ聞きます。  こ...全文を見る
○福山哲郎君 今政務次官がお答えになられたことで、これは少し細かくなりますので、今お答えいただいたことなので局長にお答えいただければ結構なんですが、事業を採択したにもかかわらず五年間未着工のところがあったというふうに今政務次官がお答えになられました。これはなぜ未着工だったんでしょ...全文を見る
○福山哲郎君 今局長がまさにおっしゃられたんですが、事業計画を決めたけれども地元の事情とか社会情勢の問題があって未着工になって休止になってしまったと。それは逆に言うと、今私が問題にしている透明性の確保等について甘かったからこそ事業計画を決めて採択したけれども着工できなかったという...全文を見る
○福山哲郎君 いや、ですから、そういうことを申し上げているんじゃない。それぞれの事情があるからこそ透明性を確保しましょうと。審議会で透明性と効率性を確保することと両方、答申にも出されたものが、今までの既存のものがあるから結構ですといってこの法改正では入れなかったわけでしょう。 ...全文を見る
○福山哲郎君 では、具体的な制度を、申しわけありません、御紹介いただけますか。
○福山哲郎君 今までの既存の仕組みでは足りないからこそ私は審議会で出たんだというふうに思っていまして、この問題は先ほどのグランドデザインの問題、それから透明性、効率性確保の問題も含めて、今度は審議会のあり方そのものが問われてくるんです。  例えば、審議会がしっかりと答申を出した...全文を見る
○福山哲郎君 でも、港湾法の中では、管理者が現実に整備計画等をつくることができるわけですよね。
○福山哲郎君 すると、港湾整備五カ年計画と港湾管理者がつくる整備計画との関係はどうなるんですか。
○福山哲郎君 でも、現実には予算づけをするのは国ですし、各管理者がつくる港湾整備計画というのは、国の五カ年計画のある一定の縛りというか、枠の中でやらなければいけないということになるわけですね。
○福山哲郎君 ということは、基本的には五カ年計画の中にあって、その中で各港湾管理者、いわゆる自治体が港湾計画をつくって、それがその五カ年計画、国のつくった枠組みの中ならオーケーということだというふうに私は今受け取らせていただいたんですが、そうすると、それに対して国のグランドデザイ...全文を見る
○福山哲郎君 では、少し具体的なお話に移りたいと思います。  先ほど高野委員の方からもありましたが、日本の港湾施設の現状について数字で具体的にお教えをいただきたいと思います。  例えば、コンテナ貨物の輸送量はここ数年どのような伸びをしているのか。そして、国際的に見た場合の競争...全文を見る
○福山哲郎君 具体的に香港やシンガポールや釜山、高雄等と比較してどうなのかの数字はございますでしょうか。
○福山哲郎君 今の数字だとなかなかわかりにくいんですが、資料集を見ると、伸び率にしても実際の絶対量にしてもかなり日本は負けているという数字が出ていまして、先ほど高野委員も何倍かという御指摘があったと思いますが、高野委員は非常に紳士的に言われたんですが、なぜこの十年来日本はこんなに...全文を見る
○福山哲郎君 今、ソフトもハードも両方の面が足りない、不足をしている、フィーダーに関しても基本的にはもう負け続けているというお話がありましたが、本当に残念至極なところでして、衆議院運輸委員会で同僚の民主党の奥田先生が、日本の港湾施策はこの十年間眠っていたと発言をされています。 ...全文を見る
○福山哲郎君 もう大変専門家に失礼ながら、今どんな原因でこれがこれだけおくれたのかという話をされたときに、政務次官はソフトやそれこそ先ほど言われた港湾施設の問題、コスト、サービスの水準、いろいろ言われました。でも、今局長が何と言われたかというと、船舶の大型化についていけなかったか...全文を見る
○福山哲郎君 一番巨大なものでいうと、一体どのぐらい、何メーターぐらいのバースが要るんですか。今、世界の最先端の巨大な船というのはどのぐらい要るんですか。
○福山哲郎君 では、その十六メーターの、巨大な船籍というか船というのは世界で今一体何隻あるんですか。
○福山哲郎君 ここが問題なんです。大型の施設がないから日本の国際競争力が落ちたんだと言う。ところが、現実問題として十五メーター、十六メーター級の水深のバースが要る船というのは世界に二十四隻しかない。その世界の二十四隻に合わせて日本が、例えば今回出てきている中核や中枢港湾でそのバー...全文を見る
○福山哲郎君 では、全国十一カ所の中枢港湾、八つの中核港湾というのは、日本の港湾行政の中でどういった位置づけでいらっしゃいますか、それから、どのぐらいの荷物をその中枢港湾と中核港湾で扱われるのか、お示しいただけますでしょうか。
○福山哲郎君 ということは、十一の中枢港湾で九割、二〇一〇年には八割、八つの中核港で今は六%ですけれども将来一五%ぐらいの見通しだということですね。  そうすると、現状では六%しか扱っていないのですが、八つの中核港湾で、今はアメリカとかに輸送する場合に、先ほど政務次官が言われた...全文を見る
○福山哲郎君 では、ちょっと別の観点でいきます。  そういう話の中で、九六年の五カ年計画では、二〇一〇年にコンテナ需要が倍増するというふうに出ています。このコンテナ貨物が二〇一〇年までに倍増するという根拠は一体どこにあって、算出はどうしているのかをお示しいただけますでしょうか。
○福山哲郎君 根拠。
○福山哲郎君 例えば、我が国の経済成長率、GDPは大体どのぐらいで想定されていますか。
○福山哲郎君 今の実態の日本の経済成長率からいうとかなり高い見積もりだというふうに言わざるを得ないんですが、そこに関しては局長はどのようにお考えですか。
○福山哲郎君 その見直しはいつぐらいに終わる予定でございますか。
○福山哲郎君 要は、私が申し上げたいのは、せっかく五十年に一度の改正にもかかわらず今のような状況で、根拠もいま一つあいまいであるし、先ほど言ったグランドデザインもできていない。そして、国際競争力が落ちている原因についても正直言って余り明確な答弁がないということで、非常に残念に思う...全文を見る
○福山哲郎君 実は、ここは前に計画があった十三メーター級のバースがまだ計画中なんです。それで、まだ計画中のままで残っているにもかかわらず十四メーター級のバースを二つつくると。先ほど言われたみたいに、大阪があるからこそ、大阪は中枢としてやってもらわなければいけない。それなのに、十四...全文を見る
○福山哲郎君 そこで、地元住民の理解を得るよう努めることという計画部会の附帯条件に対して何らかの行動を運輸省並びに県は起こしておられるでしょうか。
○福山哲郎君 政務次官、大変恐縮でございますが、昨年の八月に出た附帯条件でございまして、要は半年間結局まだ何もやられていないということでしょうか。
○福山哲郎君 いや、ですからお答えいただいていないんです。地元住民の理解を得るように努めることという計画部会の附帯条件について、何らかの形で九九年の八月から何かの行動は起こされたのですかと伺っています。
○福山哲郎君 済みません。私には到底理解しがたいんですが、もう一度御説明いただけますでしょうか。
○福山哲郎君 私の質問には全然答えていただいていないような気がするんです。  ですから、具体的に行動に移ったのか、審議会の答申を受けてということについて全く答えていただいていないんです。
○福山哲郎君 それは、事業計画をするに当たって環境アセスを、今回埋立計画が七十四ヘクタールになるということで、五十ヘクタール以上の埋立規模になるからそれは環境アセス法の適用を受けるから制度としてやるという話です。それは当たり前のようにある話でございまして、そうではなくて、審議会で...全文を見る
○福山哲郎君 まだ答えておられない。  ということは、要は審議会のこの附帯条件についてはやっていないということですね。それはお認めになるんですね、局長。
○福山哲郎君 大臣のお言葉はありがたいと思いますが、現実にはお答えをいただいていないですし、その審議会で出た附帯条件に沿って行動はしていない。  私が言いたいのは、実は、先ほどから中間報告や最終答申で僕は省かれたところがあるというふうにお話をしましたが、最終答申には市民参加によ...全文を見る
○福山哲郎君 これで質問を終わります。  ありがとうございました。
04月04日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第9号
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○福山哲郎君 佐藤委員に引き続きまして福山でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。  まずは冒頭、佐藤委員も言われましたけれども、有珠山の火山活動に関しまして、国土庁長官並びに国土庁におかれましては大変迅速な対応をしていただきまして、おかげさまでけが人も負傷者もないよう...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  そういった中で、大変私ごとで恐縮なんですが、私、今三十八歳でございまして、私の同年代の仲間は、サラリーマンをしている人は、早い人で三十とか二十代の後半でマンションとか家を買われてローンを組まれた。早い人はそのぐらい、次の波が実はちょうど僕...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  こういうことはもうこれ以上はあれなんですが、ただ、今大臣がおっしゃられたように、土地のそれぞれの収益性において土地の価格が一部は上昇しているところがあって、あとは一般的には下落傾向だと。今大臣がまさにおっしゃったように二極化ということで、...全文を見る
○福山哲郎君 大変誠実にお答えいただきまして、ありがとうございます。  公庫で借りて住宅を建てる方は、今総裁がおっしゃられたように、ある意味でいうと、長年の夢を実現させる状況で公庫を使って家を建てた。ところが、社会情勢、経済状況の厳しい中で、今のようなどちらかというとつらい状況...全文を見る
○福山哲郎君 余り具体的にはお答えいただかなかったんですが、今まさにおっしゃられたとおりでございまして、利用者にとって、例えば万々々が一手を上げて競売にかかったような状況の場合でも、思っている以上に土地の価格が値下がりし、住宅に対する評価が低くて、残っているローンよりも競売価格が...全文を見る
○福山哲郎君 将来に向けてさらに具体的な方向を指し示していただきたいと思います。  そういう中で、先ほどの質問で建設大臣が、景気回復の根幹が住宅政策だったというお言葉がありました。それは私もあながち否定する気もございません。堺屋経済企画庁長官は二番バッターだというふうにずっと就...全文を見る
○福山哲郎君 大変誠実にお答えをいただきまして、ありがとうございます。  実はもう少したくさん質問を用意していたのですが、もう時間がほとんどありませんので、あと二つだけお伺いをして、大臣に御答弁を。  今回の法案改正で中古住宅に対してかなり優遇措置をして、ストック重視だと。こ...全文を見る
○福山哲郎君 もう時間ですから。  ありがとうございました。
○福山哲郎君 私は、ただいま可決されました住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、民主党・新緑風会、公明党・改革クラブ、社会民主党・護憲連合、自由党、参議院の会及び二院クラブ・自由連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読...全文を見る
04月20日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第11号
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○福山哲郎君 私は、ただいま可決されました河川法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・保守党、民主党・新緑風会、公明党・改革クラブ、日本共産党、社会民主党・護憲連合、参議院クラブ及び二院クラブ・自由連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします...全文を見る
04月27日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第13号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山でございます。  長官並びに政務次官におかれましては、先日の滋賀での環境大臣サミット、大変お疲れさまでございました。私も滋賀の地に行かせていただきまして、長官や政務次官が頑張られている姿を拝見しました。これからCOP6に向...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。    〔委員長退席、理事市川一朗君着席〕  今お話しをいただいて、一つ長官のお話で非常に関心というか興味を持ったのは、国民の意識が高まった。国民の意識が高まって苦情件数がふえたというのは非常に逆説的な表現なんですが、ダイオキシンも含めて、...全文を見る
○福山哲郎君 済みません、私が今聞き逃したのかもしれませんが、平成十年百四十八、平成九年百二十九と言われたんですが、これは何の数字でございますか。
○福山哲郎君 今の百四十八、百二十九というのが多いか少ないかという議論はまたしていかなければいけないんでしょうが、要は苦情が二万件ぐらいある状況の中で、百四十八、百二十九に関して言うと測定をした。立入検査は二万件のうちの四千八百五十五ですから、立入検査は行ったけれども、現実問題と...全文を見る
○福山哲郎君 測定をされた場合には、原因化学物質がどのようなものであって、それの数値がどうであるということは、その百四十に関してはきっちり持っておられるということでございますね。
○福山哲郎君 二万件について測定をしているのが百四十八で、その数が多いか少ないかという水かけ論を今ここでしても仕方がないというふうに思っていますが、私は、本質的には一体どのような物質が苦情の対象として非常に多いのかとか、その測定値みたいなものが現実問題として人体もしくは付近の生態...全文を見る
○福山哲郎君 今の話の流れでお伺いしますと、地域指定状況を見ますと、市町村の中で、市レベルでは九〇%以上が指定をされている、それから町になりますと五〇%以下、村になりますと二割そこそこで、結局トータルでは五〇%ちょっとなわけです。要は、逆に言うと約半数の市町村は地域指定を全く行っ...全文を見る
○福山哲郎君 ぜひそこはしっかりとお願いをしたいと思っています。  もう一つ申し上げると、先ほど政務次官言われたように三千二百七十七のうちの千七百十九指定地域があるとおっしゃっていますが、これは半分の市町村で全部の地域が指定地域になっているわけではなくて、いろんなエリアがあって...全文を見る
○福山哲郎君 適切な対応がなされるようにと。ということは、余り対応としては質的な変化について具体的に今のところ何か、適切なことで今回改正が行われたとは思うんですが、そこは具体的にはいかがですか。何かございますでしょうか。
○福山哲郎君 今のお話もそうなんですが、例えば事業者が悪臭を発生することを防止するような責務規定、中央環境審議会が、「事業者が悪臭の発生の防止に努める責務の明確化を図ることが必要」だというふうに言っているんですが、今回の改正では盛り込まれなかった。  今環境庁長官がおっしゃられ...全文を見る
○福山哲郎君 非常に私としてはそこは不満な点なんですが、さらにもう一つは、やはり審議会でもそうですし、今大変問題になっているのは野焼きの問題ですね。その野焼きを防止するために規制を強化するということは大変必要だというふうに思うんですが、実はこの改正案を見ると野焼きの文字はどこにも...全文を見る
○福山哲郎君 恐らくそう御答弁されるだろうというふうに思っておったんですが、廃掃法の改正はまだ通るかどうかわかりませんね。まだ法案が通るかどうかわからないし、さらには廃掃法で野焼きを全面禁止しているのも存じているんです。  廃掃法というのはあくまでも廃棄物の処理について定めたも...全文を見る
○福山哲郎君 もう時間がありませんのでこれで終わりにしますが、来年環境省となって、廃棄物行政も厚生省から引き取って環境省でやられるとなると、廃掃法もこの悪臭防止法も両方環境省の所管になるわけでございます。そういう点も含めて、今回の改正については私は大変評価をするものではございます...全文を見る
○福山哲郎君 私は、ただいま可決されました悪臭防止法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・保守党、民主党・新緑風会、公明党・改革クラブ、日本共産党、社会民主党・護憲連合及び参議院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     悪臭...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第14号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  本日は、都市計画法及び建築基準法の一部改正案についての質問をさせていただきます。  私は、都市計画や建築行政については余り詳しくございませんで、先ほど御質問されました上野委員を初め、本当に専門家の委...全文を見る
○福山哲郎君 そうですね。そういった話の中で今回、都市計画法の改正があったわけです。今の一里塚の流れの中で、一里塚といっても大変大きな流れが来ていまして、基本的には、少子高齢化の中で住宅の需要が本当にこれまでのように伸びるかどうかというのが大変疑問でありますし、地価がどんどん下落...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  先ほど申し上げた郊外にいろんなショッピングセンターとかができることもあながち悪いことではないですし、大臣も言われましたように選挙のこともございますから、それが乱開発だといってなかなか否定もできない現状でして、その分逆に今回の改正で、都道府...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  そうなんですね。つまり、調整をしていかなければいけないという大臣の今まさにおっしゃられた御認識のとおりで、まだ調整もこれから多々出てくるということだというふうに思います。  さらに申し上げますと、今回の法改正で、都市計画区域に指定された...全文を見る
○福山哲郎君 大変言いにくいことを本当に率直に御答弁いただきましてありがとうございました。  本当に大臣がおっしゃられたように、その辺のデメリットが出てくる可能性は十分あって、先ほど大臣が言われた情報の提供等は、絵にかいたもちではなくて、末広先生も言われましたようにやっぱりしっ...全文を見る
○福山哲郎君 どっちかよくわからないんです。要は、全然予想がつかないということですか。  それは、あくまで自治体にゆだねることですから、もちろん自治体の判断に任せなければいけないので、今建設省さんがふえるとか減るとか言う話ではないということはよくわかるんですが、大体各市町村の状...全文を見る
○福山哲郎君 減少ということは、非線引き地域は減るということですか。
○福山哲郎君 そんなに難しいことを聞いているつもりはないんですけれども、要は、線引きの選択制によって、今でも線引きしなさいと言われているのに利害関係などの調整がつかなくて線引きしていない地域が半分近くあるわけですから、それは今おっしゃられた話も含めて常識的に考えると、非線引き地域...全文を見る
○福山哲郎君 やっぱり難しいですね。難しいんですが、次に行きます。  都道府県が今回マスタープランをつくれることになっているわけですが、このマスタープランについて、市町村からの提案の申し出については、都道府県のマスタープランに市町村の提案をかなり尊重してもらう必要があるのではな...全文を見る
○福山哲郎君 今お答えいただいたこととちょっと重複するかもしれませんが、市町村というのは自治法に基づいて基本構想とか基本計画を定めています。その基本構想や基本計画と今回の改正にあります都道府県のマスタープランがある意味異なっていたり対立をしているというような状況は想定しておられな...全文を見る
○福山哲郎君 例えば、横浜市などの都市計画区域が、横浜市一つの市で市町村のマスタープランと県のマスタープランというのが出てきたときに、一つの区域に対して二つのマスタープランが存在することになってしまうというような状況になれば、恐らく住民も混乱するでしょうし、そこの整合性という話で...全文を見る
○福山哲郎君 時間がないのでこれで終わりますが、また少し私も勉強して、より審議を深めていきたいと思います。  どうもありがとうございました。
05月11日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第15号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  本日も九日に引き続きまして質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  先ほど緒方委員、また今も大臣からお話がありましたように、午前中の参考人の質疑が大変充実しておりまして、私も大変勉強になった午前中で...全文を見る
○福山哲郎君 御期待までいただいたので、もう質問を終わらなければいけないかなと思いながら、大変御丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。私が質問に困っているというふうに申し上げたので、かえってお気遣いをいただいて御答弁をいただいたというふうに大変感謝をいたしております。 ...全文を見る
○福山哲郎君 私は、路面電車について別に、どうしてもこれを導入していかなければ我が国の町づくりや都市がうまくいかないというような議論をする気は毛頭ございませんし、先ほど言われましたように自動車の普及ということがあるわけですけれども、ただ自動車が障害を持った方やこれからふえていくお...全文を見る
○福山哲郎君 わかりました。積極的にいろいろ考えておられるみたいなので、具体的な話とかはまたお伺いをしたいと思います。運輸省さんはこれで結構でございます。どうもありがとうございました。  都市計画行政に戻りたいと思います。  先ほどから出てきています市町村のマスタープランと都...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  そこで、しつこいようなんですが、都道府県のマスタープランに即して市町村のマスタープランを、案の申し出はできるというような話がありますが、この間、同僚の佐藤先生への御答弁の中では、即して市町村のマスタープランをつくるというようなことを局長は...全文を見る
○福山哲郎君 既にマスタープランを作成している市町村というのはどのぐらいありますか。
○福山哲郎君 先ほどの参考人も言われていましたけれども、一生懸命市町村のマスタープランをつくっているところがあって、間違いなくその市町村の能力というかマスタープランをつくる力というのは上がっていて努力をしているというような話がありましたが、このもうできている六百八のマスタープラン...全文を見る
○福山哲郎君 少し具体的な話をします。  都道府県が都市計画区域としなかった、つまり一定の開発を認めた土地について当該市町村がやっぱりそこは規制してほしいと。例えば、保全をしたいと思ってみずからのマスタープランの中に今回のメニューで加わった準都市区域に指定し開発を厳しく規制する...全文を見る
○福山哲郎君 だから、簡単な話、意見を言うこともわかりますし、都道府県マスタープランに即して市町村マスタープランをつくらなきゃいけないのはわかるんですが、例えば都道府県が都市計画区域としなかったところについてある市町村が、いやそこは準都市計画区域にしてほしいんだ、規制をしたいんだ...全文を見る
○福山哲郎君 ただ、都道府県の意見をそれでも聞かなきゃいけないんですよね。
○福山哲郎君 ということは、やっぱり都道府県の同意が要るわけでしょう。要は、都市計画区域からは外れたところであっても、市町村がいや私のところはそこは準都市計画区域にしたいんですよといった場合には、都道府県の同意が要るんですよね。
○福山哲郎君 都道府県が反対したらどうなるんですか。同意しなかったらどうなるんですか。
○福山哲郎君 十分調整が図られるということは、最終的には市町村は準都市計画区域に指定ができるということをおっしゃられているんですか。
○福山哲郎君 そうすると、市町村が最終的にそれで指定ができるんだったら、都道府県マスタープランに即して市町村のマスタープランをつくる、即するということに対してどうなるのかよくわからないんです。  だって、都道府県マスタープランに即して市町村のマスタープランはつくれと言われている...全文を見る
○福山哲郎君 要は、もともとの都道府県のマスタープランの中からは外れているということでしょう。  それだったら、何で同意づきが要るんですか。
○福山哲郎君 では、もう一つお伺いします。  産廃施設を例えば自分のところにはつくりたくないと思っている市町村があったとします。そうしたら、自分のところの土地を特定用途制限地域に指定して、産廃施設の建設を規制することは可能ですか。
○福山哲郎君 ということは、迷惑施設が必要なことがあるから、市町村としては、それを目的として特定用途制限をする場合に都道府県が同意を与えない場合があるということですね。市町村のマスタープランをつくる際に、同意を与えないということがあるということですね。
○福山哲郎君 そうすると、そこは都道府県の判断だということですね。ちょっと具体的な話をさせていただきます。  一九七〇年代、古い話で恐縮なんですが、栃木県で準工業地域指定をめぐる市と県の争いというのがあって、市がある地域に対して準工業地域指定を望んだのに対して、県は住居地域指定...全文を見る
○福山哲郎君 今ので言うと、市側のが尊重されるんだというふうに言われたんですね。
○福山哲郎君 要は、この場合には県側の広域的な観点が優先されなかったというふうに判断していいわけですか、調整の結果。
○福山哲郎君 別に重箱の隅をつつく気はないんですが、要は、このような市と県が別々のときのようなことが今回の制度設計では起こるのではないかなということを危惧しているわけです。  この栃木のときには、地域住民は大変抗議をしたわけです。そうすると、市は県が決定したことですと言って言い...全文を見る
○福山哲郎君 今も言われました、同意が必要だ、それから都道府県のマスタープランに即してつくらなければいけないと、はっきり二つ言われたわけです。  最初に僕が地方分権についてと言ったら、大臣は本当に御丁寧に地方分権の先進的なこととしてこの法律をというような話をされた。先ほど大臣は...全文を見る
○福山哲郎君 少し観点を変えます。  もう皆さんも御案内の真鶴町まちづくり条例というのがありまして、これはさまざまな建築の規制基準を数値ではなくて美という主観的な基準でつくっています。条例の第十条には、「まちづくり計画に基づいて、自然環境、生活環境及び歴史的文化的環境を守り、か...全文を見る
○福山哲郎君 済みません、これで最後にします。  これは質問通告していませんが、先ほど野口先生とお話をしていていろいろな御示唆をいただいたんですが、例の容積の話なんです。答えられるかどうかは、事前通告しておりませんので結構でございますが。  商業地域の中での関係権利者の合意に...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、可能だということですね。
○福山哲郎君 わかりました。  僕は、今、可能だという前提でまたいろいろ悩んでお伺いしたいと思います。
○福山哲郎君 もちろんそうです。  では、お寺がおれの空間の容積率を渡していいよと言ったらそれは売買可能なんですか、その一定の区域では。
○福山哲郎君 済みません、よくまだ頭が整理できていないんでわからないんですけれども、そこはちゃんと運用状況を監視していただかないと、売買という概念はないのかもしれないですけれども、現実には起こり得る可能性というのがある。だって、お寺なんて絶対そこを上に上げることはあり得ないわけで...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第17号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山でございます。よろしくお願いいたします。  大臣、先ほど岡崎委員から、冒頭、森総理の神の国発言についての質問がありました。私も一つだけお伺いをしたいと思います。  先ほど大臣が、神道政治連盟の場で申されたことだと、行政の...全文を見る
○福山哲郎君 私もさらっといこうかなと思ったんですが、大臣が大変御丁寧にお答えいただいて、もうこれ以上余り大臣には御質問はしませんが、氏神が間違いのもとだったとおっしゃいましたが、それが森総理が逆に鎮守の森の話をずっとされたということもありますし、郷愁で物事を発言して、その郷愁で...全文を見る
○福山哲郎君 先ほど大臣、細かく年次を追って流れを御説明いただいたのですが、少し私も申し上げますと、今から十二年前、一九八八年六月に閣議決定された総合土地対策要綱の中で、「大深度地下の公的利用に関する制度を創設するため、所要の法律案を次期通常国会に提出すべく準備を進める。」と書か...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  では、次に伺いたいんですが、地権者との権利調整の合理化、それからバブルのときから土地利用についていろんな国民の認識も変わったということですが、現実にこの大深度地下を利用することで建設コストはどのようになるのでしょうか、お答えいただけますか...全文を見る
○福山哲郎君 その一割縮減というのは衆議院でも御答弁をいただいているんですが、ただ、平成十年五月二十七日に出されました臨時大深度地下利用調査会の答申によりますと、コストはトンネル径、深さ、地盤条件により異なるが、先ほど言われた浅い地下と比べると微増から五割増し程度と、それから、今...全文を見る
○福山哲郎君 ただ、地域の違いもありますよね。東京では一三%のコストを削減できるとなっていますが、大臣の地元である大阪では逆に四割以上、四四%もコストがふえるというような結果になっています。  確かに、一割縮減というのが調査会の後のいろんな調査、工法等でというお話はわからないで...全文を見る
○福山哲郎君 ぜひ頑張っていただきたいと思います。  次に、大深度地下の使用権を設定する手続の問題ですが、先ほどから委員の方々がかなり質問をされていますので詳しいプロセスはもう結構でございます。  一つ、大深度地下における使用権設定で住民の参加する機会、先ほどからも出ました公...全文を見る
○福山哲郎君 では、すべての場合に公聴会が開催されるとは限らないわけですね。
○福山哲郎君 それで本当に使用権をめぐっての住民参加の機会の保障ということになるのか。  先ほど言われた既存のものがある場合に対してということになると、それは一体だれがどういうふうに公聴会を開催するかしないかの判断をするのかによって、逆に言うと恣意的な判断がされるとそこで住民が...全文を見る
○福山哲郎君 済みません、非常に単純な疑問をお話ししますので、お答えいただきたいんですが、例えば大深度地下に使用権を設定しようとしていると、地権者が、わしの地下に何らかのものが建てられるなんてかなわぬ、何を言ったってわしの土地なんや、四十メーターだろうが百メーターだろうが二十メー...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、啓蒙活動をしっかりやって説得をするということですね。それだといろんな人が嫌やと言い出すのと違うんかなと思うんですけれども、まあわかりました。  では、次に補償の問題についてお伺いします。  大深度地下利用においては補償すべき損失が発生しないという推...全文を見る
○福山哲郎君 今の準備をしていて水質調査とかしている場合が事後というお話になりますが、現実には深いところを掘るわけですから、何年かたってそこの生態系が変わったとか水質が変わってしまったとか、そういうふうな事後的な損害みたいなことは想定されていないんでしょうか。
○福山哲郎君 そうですよね。事後に損害が認められた場合、民法七百九条の不法行為責任の損害賠償でやると。そうすると、事後に何か損害が出てしまった場合に、地権者はその損害と大深度に建設されている施設との因果関係をみずから証明しなきゃいけなくなりますよね。大深度ですから、地下四十メート...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、一方的に判例上は地権者が挙証責任を負うというわけではないということですね。それは少し安心をいたしました。  それから、例えばJRのトンネルのコンクリート落下事故などが起こっているわけですが、大深度の地下に対する安全性、建造物の質の低下が年月を経れば当...全文を見る
○福山哲郎君 冒頭申し上げましたように、基本的には大深度地下利用に関しては必要性は認めます。しかし、この法律の持つ意味合いというのは非常に大きくて、事が地下四十メーターの話でございますから、我々が直接それにしっかりと、因果関係が出てくるまではっきりしないということで、その間にいろ...全文を見る
05月19日第147回国会 参議院 本会議 第26号
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○福山哲郎君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました本法律案に対し質問をさせていただきます。  去る十四日御逝去されました小渕前総理は、私にとっては議員として初めて接していただいた総理大臣でございました。予算委員会等で、私のような若輩者にも慎重に言葉を選びな...全文を見る
05月25日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第19号
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○福山哲郎君 お疲れさまでございます。  民主党・新緑風会の福山でございます。  きょうは、参考人、廃掃法、循環社会基本法と盛りだくさんでございまして、どうかよろしくお願い申し上げます。  この間、本会議で長官に質問させていただきましたけれども、きょうも多少その関連も含めて...全文を見る
○福山哲郎君 そういう御説明をいただいたわけですが、それでは一つ事例を挙げてお尋ねしたいと思います。  先ほど、我が党の岡崎委員からも御質問させていただきました、例の神奈川県の藤沢市で起こりました荏原製作所のダイオキシン汚染の件についてなんです。  私ごとなんですが、私は松下...全文を見る
○福山哲郎君 早速いろいろ動いていただいていることは大変感謝申し上げますが、今の長官の御答弁ですと、立入検査を九回した、連絡調整会議をつくった、環境調査も行っているということで一生懸命やっている、中途だということですが、現状わかっている範囲での原因はどういったことなのでしょうか。
○福山哲郎君 雨水管の配管とダイオキシンに汚染された汚水の配管を間違えてつなげてしまったと、大変初歩的なミスなわけですが、それが何と七年間も気づかれずに放置されていて、排水口からダイオキシンに大変高濃度に汚染された水が流れ込んでいってしまった。  この会社は実は環境推進企業とし...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、多少残量というか残っていたものがあって流れ出たというふうに承ります。先ほどから言われておりますスクラバー排水が汚染をされているところなんですが、スクラバー排水になる前に実はバグフィルターを経由しているわけですね。バグフィルターを経由して洗浄塔に入ってス...全文を見る
○福山哲郎君 今局長がおっしゃられたことで一つ気になったのは、洗浄塔というのはこれは基本的にダイオキシンを除去する目的でつくられているものではありませんね。  基本的には、私の理解で言うと、酸性のものを中性にして洗浄排水として流すというものであって、あくまでもダイオキシンの除去...全文を見る
○福山哲郎君 いや、そこが実は大変問題なんですよ。  雨水管と汚水官と間違えたから問題だとよくおっしゃるんですが、そうじゃなくて、バグフィルターを通ったものがそもそも九万八千ピコグラムだったこと自体が問題で、先ほどもっと大きい濃度のものが九万八千になっている、全国的に見ればそれ...全文を見る
○福山哲郎君 もう一つ申し上げます。  ここに荏原製作所の広報室が出している「引地川ダイオキシン汚染の疑い濃厚であること判明の件」というところの「対応策」というのがあります。この「対応策」の「藤沢工場焼却炉設備の改善。」というところで、三項目目の一番目、「現施設のバグフィルタ入...全文を見る
○福山哲郎君 調査もわかりますし、なかなか今御答弁しにくい事情も理解はします。理解はしますが、これは実は本当に大問題で、例えばバグフィルター自身の機能に問題があったとしたら、これは雨水とか汚水管につながったという話は二次的な話なわけです。  では、例えばこれが汚水管にきっちりと...全文を見る
○福山哲郎君 とにかく、余り汚水管と雨水管を接続をミスしたということで原因を片づけることなく、このバグフィルターの能力の話も含めてしっかりと調査をして、これは発表を早く情報公開としてしていただきたいと思いますので、ぜひそこはお願いをしたいんですが、それはいかがでしょうか。
○福山哲郎君 次に、厚生省さんにちょっとお伺いをします。  これは、非常に高濃度に汚染された汚泥をこの会社は自社内に埋めているんですね。自己処理の原則ですから自社内の土地に埋めるのはそれは合法的だと思うんですが、こういう高濃度に汚染をされた汚泥を埋め立ててしまうと、私はここはち...全文を見る
○福山哲郎君 わかりました。ぜひ早く調査結果を公開していただくようによろしくお願いいたします。  次に、別の観点から質問させていただきます。  今回の事故で、川が流れ込む相模湾では魚介類が汚染をされたりして、大変市民が不安な状況になっているわけですが、実際に相模湾でとれた魚や...全文を見る
○福山哲郎君 申しわけありません。私が聞き漏らしたかもしれないんですが、それはいつの調査でしょうか。
○福山哲郎君 それは、この事故における問題意識の中で行われた調査なのか、例年行われる環境庁の全国一斉調査の結果なのか、どちらですか。
○福山哲郎君 私のいただいている資料にも、例えば江の島沖ですと、タチウオで八・一ピコ、ナガラミでいうと辻堂先で二・一ピコ等の数字が出ておりまして、平成十年度の環境庁の緊急全国一斉調査でいうと、大体平均が二・八五でございまして、物によっては八・一とか二・一、物によっては〇・四四とい...全文を見る
○福山哲郎君 例えば、これは引地川水系でいいますと、コイ六・三ピコ、フナ十二、富士見橋でいうと、コイ十三、フナ三十、ボラ五・八というような数字が出ていますし、藤沢市の広報紙でいうと、これは数値としては少ないんですが、「相模湾のシラスは、一グラムあたり〇・四ピコグラムと極めて低く、...全文を見る
○福山哲郎君 一日八十グラムなんでしたか、平均が。
○福山哲郎君 百グラム弱ですね。ということは、これは〇・四、シラスだけ百グラム食べると四十ピコになる。その数字を言われた後局長が、そういう事実ですが、安全だともおっしゃらないで冷静に対応いただきたいという意味は、表現しにくいのはよくわかるんですが、聞いていてさっぱりわからない。 ...全文を見る
○福山哲郎君 済みません。意地悪を言うわけではないんですが、同じ問題を聞かれたときに衆議院では、汚染された魚の数値は基準値以下であり、安全だと答弁されている。今は冷静な対応をお願いしたいと答弁されている。  そうすると、逆に、ああやっぱりちょっと安全だとは言いにくい状況なんだな...全文を見る
○福山哲郎君 私は、別にこれでかえってパニックを起こしたりとか不安を駆り立てたりというつもりは全然ないんです。  要は、こういう問題が起こるたびにこの議論が出て、いつもいつも水かけ論みたいな話になって、住民だけがどこかへ置いてきぼりになって、そして調査をしております調査をしてお...全文を見る
○福山哲郎君 検討も結構なんですが、現実にはもう事故が起こっているわけです、長官。確かに法が一月ですから、そんなにすぐにできるわけではないのはわかるんですが、やはり今回の循環型社会基本法の経済的措置についても、国民から調査をし意見を聞きと言いつつ、本会議でも申し上げましたように環...全文を見る
○福山哲郎君 安全にこしたことはありませんが、その会なりその取りまとめが、あえて安全宣言を出すための会ではないことを本当にお願いいたします。そこは冷静かつ客観的に御判断をいただかないと、例えば今安全だと言って、目先はいいのかもしれないけれども、地域の住民の方が僕がこうやって国会で...全文を見る
○福山哲郎君 汚染状況は今承りました。ただ、藤沢市がつくっている広報紙のQアンドAとかでは、「引地川で遊んでも大丈夫か。」という質問に対して、「念のため、川から出た後は水道水で体を洗い流してください。」となっている。  また、引地川が相模湾に流れ込む地点では、例えば鵠沼海岸のあ...全文を見る
○福山哲郎君 先ほどの食品もそうですし、今の底質もそうですし、まだ基準がないと。ですから調査を進めるという話で、でも現状は安全だろうという話でございまして、もう全部その繰り返しになるわけですので、もう少し、もう一歩前へ出ていっていただけるようなことを早急に望みたいと思います。 ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  今回の場合には工場からの排水の汚染が原因なわけですから、当然川の下の底質に汚染をされている可能性がある。そこについて、例えばこの法律の「土壌に係る措置」によると、いろんな形で指定に対して住民が申し入れをするということも出てくるんですが、底...全文を見る
○福山哲郎君 この藤沢の場合には、個別的な問題として対応していただける可能性はあるんでしょうか。
○福山哲郎君 ぜひそこはよろしくお願いします。  それと、あと今の御答弁に関連するんですが、ダイオキシン法の二十七条は、都道府県知事は調査測定をするという規定がありまして、恐らくことしの四月からスタートしてもう予算もついていると思うんですが、これは事故が起こったからとにかく調査...全文を見る
○福山哲郎君 例えばその住民の申し出ですが、具体的にはどういう形で申し出をすればいいんでしょうか。
○福山哲郎君 議員立法に携わった者の立場で言うと、具体的にこういう問題が起こって法案を見ると、足りない点とか、逆にああこれがあってよかったなと思う点とか、非常に何というか身につまされて感じまして、もうぜひ、余りいい表現ではありませんが、一月に施行されているこの法律をもとにして、ぜ...全文を見る
○福山哲郎君 もうこれ以上は申し上げませんが、それぞれのイメージがあると思いますし、循環型社会というのはそんなに単純な話でもないと思いますが、やはりきょうの参考人の午前中の質疑でも、なかなかこの法案の不備な点というか足らない点、確かに一歩一歩階段を上がっていくことは必要だとは思う...全文を見る
○福山哲郎君 大変御丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。そこまで準備をされている目標、基本計画ですが、私たちは大変そこに疑問を持っています。それはなぜかというと、地球温暖化の問題について言うと、行動計画というのがもともとありまして、それに沿っていくという話だったのです...全文を見る
○福山哲郎君 私は、この十五条にある基本計画にしても今回の温暖化の行動計画にしても、行動計画自身が悪いと言っているわけではありません。しかし、目標があってやろうと思っていたら結果として増加をしてしまった。そうしたら、原因を見たらこうこうこうだった。今は産業部門だと言われた。産業部...全文を見る
○福山哲郎君 この法案については拡大生産者責任の件、経済的措置に対する件、そして各省庁間でそれぞれがまた動いて一元化をはっきりと明確にしていない点、多々不備な点があるというふうに思っております。  確かに第一歩なのかもしれませんが、今長官が言われたように、検討して検討していつの...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 国土・環境委員会 第1号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山でございます。岡崎委員に引き続きまして質問をさせていただきます。  まずは、大臣、長官並びに政務次官の皆さん、御就任おめでとうございます。大変難しい時期にというか、省庁再編の前の大変な時期に御就任をされまして、特に扇大臣に...全文を見る
○福山哲郎君 大臣にお伺いします。  上申書、八人とられたというふうに伺いました。それぞれがばらばらだったと。ばらばらの上申書の中でこのお二人の政治家以外の出席の名前があったことはございますか。
○福山哲郎君 ということは、その二回の、五月と七月に関しては竹下元総理と中尾建設大臣だけだったということでございますね。  では、次に行きます。  そのときに、先ほどからも話がありますが、参加者がみずから進んで出席したのではなくて、小野事務次官もおっしゃられていますが、就任祝...全文を見る
○福山哲郎君 少し気になったのは、言葉じりをつかまえるようですが、推測というのは変な話で、御本人がどう伺ったかを私は聞いているわけですから。じゃ竹下元総理がやられるから来るようにと言われた人間もいると。それは、だれがだれにどういう通達の仕方をしたんでしょうか。つまり、先ほど言われ...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、次官自身ははっきりと御記憶はないということですね。
○福山哲郎君 ペーパーが回ったということは絶対ありませんね。
○福山哲郎君 大臣、ほかの八人の方の上申書はどういう形でこの会合の通達があったか報告がございましたか。
○福山哲郎君 それは聞きようによればわかりやすい話なんですが、別の見方で言うと、だれが主催をする会かわからない、だれが呼んでいるのかもわからない。にもかかわらず、建設省の幹部がぞろぞろと出ていくと。これはやっぱり普通はどういう趣旨でやるのかということをお互いの中で確認し合うのが普...全文を見る
○福山哲郎君 いや、もう結構です。  そうしたら、一回目が九人の出席、二回目が四人に減っているんですが、これはどういう理由だったんでしょうか。
○福山哲郎君 非常によくわかるんですが、大臣から言われたら出席せざるを得ないと。しかし、一回目の五月に行ったらいろんな方がいらっしゃったわけですね。七月に同じように呼びかけがあったらやっぱりそういう会だということはある程度推測はできたんではないですか。一回目は大臣から呼ばれたから...全文を見る
○福山哲郎君 中尾建設大臣の当時というのは、こういう建設大臣がおい会合をやるからちょっと出てこいという会は結構頻繁にあったんでしょうか。
○福山哲郎君 より幹部を集めて正式に、だれが主催するのかわからなくて、ペーパーも回らなくて、それが幹部を集めて正式にという話というのはなかなか納得できないんですが。私は、委員会でこういう質問をするのは実は余り好みではないんです。  もう少し建設的な質問をしたいと思っているんです...全文を見る
○福山哲郎君 その司直があるから答弁に限界があると言われているのは建設大臣の御判断でございますから。ではどこまでが答えられてどこまでが答えられないかというのは、司直が判断しているのではなくて、建設大臣が今御判断をされているわけです。それは司直の問題ではございません。建設大臣の問題...全文を見る
○福山哲郎君 わかりました。  次に移らせていただきます。もう時間がございませんので、大臣、簡潔に御答弁をください。  徳島で住民投票が一月二十三日に行われました。今、公共事業の見直しがいろいろ言われているわけでございますが、まずは簡潔に、住民投票の制度について大臣はどのよう...全文を見る
○福山哲郎君 では、個人としての見解を御披瀝いただければ。
○福山哲郎君 徳島の住民投票の結果についてはどのような見解をお持ちですか。
○福山哲郎君 ということは、今のところはまだ御判断をしていないと、その方たちのお話を聞いて判断をするということでございますね。
○福山哲郎君 先日、森総理が広島の記者会見でこのようにおっしゃっています。みずからリーダーシップを発揮して政府・与党一丸となって抜本的な見直しを行いたい、吉野川可動堰も当然洗い直しの対象とすると、このように述べておられますが、この総理の、リーダーシップを発揮して吉野川可動堰も当然...全文を見る
○福山哲郎君 ということは、当然今の御答弁だと吉野川の可動堰も見直しの対象になるということですね。
○福山哲郎君 それでよろしいんですね。
○福山哲郎君 では、もう一つですが、これは建設省にお伺いをしたいんですが、与党・自民党が公共事業の見直し論を検討会で議論しているんですが、その中で十年以上事実上進展していない事業を報告させたそうなんですが、この中でこの吉野川の可動堰の計画が入っていなかったというふうに聞いているん...全文を見る
○福山哲郎君 今のは、その可動堰の公共事業見直しの十年以上事実上進展していないということに入らない理由ですか。
○福山哲郎君 いいですか、治水と利水の二つあって、片方の利水が要らなくなった、だから事業計画が変わったからこれは十年たっていないと、こんな詭弁は正直言って認められないと思いますよ。  ここに実は吉野川の第十堰の建設省四国地方建設局発行の「第十堰改築事業に関する技術報告書 治水編...全文を見る
○福山哲郎君 大臣、いかがですか。
○福山哲郎君 もうおっしゃるとおりなんですが、よくしてさしあげようというのが本当に何か国が国民に対して施しをするような話で、それは、税金は国民からいただいているものでございますから、そのスタンスはちょっと私はなかなか納得ができないんですが。しっかりと見直して要らないというものは、...全文を見る
○福山哲郎君 その理由を簡潔にお答えください。
○福山哲郎君 ということは、その二市六町の皆さんとお話し合いをされる段階の中で対話を持たれる可能性もあるということですね。
○福山哲郎君 ありがとうございました。またこれからもよろしくお願いします。  環境庁長官、よろしくお願いいたします。  早速、実は地球温暖化の問題についていろいろお話を伺いたかったんですが、もう時間がありません。簡潔にお答えをいただきたいのは、実は、温暖化防止の条約事務局に日...全文を見る
○福山哲郎君 それを調整して一本化する作業が実は国内では必要で、この八月一日までには実は一本化する作業を当然通産省と環境庁としてはしておくべきことなのではないんでしょうか。  COP3のときも基本的に通産省と環境庁の意見が対立して両論併記で日本の意見は言われたという経緯がありま...全文を見る
○福山哲郎君 IPCCの特別報告書によりますと、その三条三項の関連でいうと四つ算定方式がありますね。この四つの算定方式のうちの日本の場合にはFAOの活動ベースでやられていると思うんですが、四つの算定方式についてはそれぞれやはり環境庁としてはシミュレーションはされたんですよね。
○福山哲郎君 今のは申しわけありませんが全くおかしな話で、我が国の主張をするために四つの算定方式のうちで我が国の主張するものだけで試算をしたというのはおかしな話で、ほかの三つも試算をしてみなければどれが我が国の現状に合うかというのはわからないわけで、主張するための根拠としては四つ...全文を見る
○福山哲郎君 わかりました。そうしたら、例えば百歩譲って、そこで算定はしていないということならば、この国会の場で四つの算定方式に従って環境庁に算定をしてくれ、それで我々も判断をしたいと、十一月のオランダのハーグまでに我々自身としても判断をしたいので算定をしてくれということになれば...全文を見る
○福山哲郎君 最後の、検討ですか。
○福山哲郎君 ありがとうございました。いろいろ宿題をいただきまして、ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
11月09日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○福山哲郎君 おはようございます。民主党・新緑風会の福山でございます。  本日は、川口環境庁長官に対しまして、十三日、来週から始まることになりました気候変動枠組み条約第六回締約国会議、いわゆるCOP6について集中的に質問をさせていただきたいというふうに思います。  川口長官に...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  では、本題に移りたいと思います。長官は所信的あいさつの中で「COP6の成功のために最大限の努力を尽くしてまいります。」というふうに述べられておられますが、具体的によくCOP6を成功、成功と。私も先ほど申し上げたんですが、成功というのは一体...全文を見る
○福山哲郎君 本当に率直にお答えいただいて、ありがとうございます。  確かに、参加国が不満足感を持って批准に対して二の足を踏むような形ですとやはり成功だとは言えないと思いますし、結果として批准に至るプロセスがどの程度スムーズに行くかというのも十一月二十四日の時点では判断できない...全文を見る
○福山哲郎君 一つだけ確認させてください。  今のその十月の会議、ワシントンで行われた会議にはアメリカも当然出てこられたわけですね。アメリカも出てきたんですね。
○福山哲郎君 今、浜中さんから技術移転それから人材育成等の話があったんですが、日本としてこの途上国支援に対して何か具体的なアイデアとかこういうものの提示をCOP6でしようというようなものは今何か、交渉事ですから今お披瀝いただけるかどうかはまた別でございますが、何か具体的なアイデア...全文を見る
○福山哲郎君 そこで問題になるのは、アメリカの問題だというふうに思っています。  アメリカが途上国の問題、支援に関しまして新たな対話ということを言い出しておりまして、それに対して資金援助も含めて新たな対話にのると。これはもともとアメリカが主張している途上国の参加ということにかか...全文を見る
○福山哲郎君 私の理解が正しいかどうかわかりませんが、今の長官の御発言は結構重要なポイントだと思っていまして、COP6を合意に至らしめるというときに、途上国の参加問題について、今長官はどこかの時点で参加をしてもらわなければいけないと。しかし、それはある意味でいうと原則論に戻るわけ...全文を見る
○福山哲郎君 私は、今アメリカのCOP6に向けてのスタンスと日本のポジションについてお伺いをしています。  今の長官のお話は、確かに原則論としては非常に重要なポイントだと思います。しかし、それを持ち出すことによってCOP6の合意というものは、最初、冒頭に長官の言われた重要な合意...全文を見る
○福山哲郎君 なかなかよくわからない、釈然としないところもあるんですが、次へ行きます。  その中で、アメリカが途上国に対して非常にかたいポジションを崩していないと。特に、九七年アメリカ上院のバード・ヘーゲル決議にありますように、途上国の参加がなければこの議定書は批准をしないんだ...全文を見る
○福山哲郎君 今私の質問にお答えいただいていないんですが、アメリカに批准してもらうことが重要だということは私も本当にそのとおりだと思います。それができる合意がこの二十四日に必要なこともわかっているつもりでございます。しかし、アメリカの批准いかんを問わず、長官が今まさにおっしゃられ...全文を見る
○福山哲郎君 余りお答えいただいていないんですが、それは国内制度の整備に努めるのはもちろんで、その後に批准という話があるわけですが、お答えいただけないみたいですが。  少し懸念をするのは、先ほどの途上国に対するポジションも、いつかは参加をしていただかなければいけないと長官が御発...全文を見る
○福山哲郎君 またうまく答えられて、二〇〇二年発効に日本が参加するかしないかということは、まあ、いいです。では、これも短目にお答えください。  京都議定書は、長官、法的拘束力があるものだとお考えですか、お考えではありませんか。
○福山哲郎君 法的拘束力があるという状況の中で、日本は条約事務局に出しているペーパーで、不遵守に対して、要は第一約束期間に守らなかった国に対する不遵守に対して政策措置の勧告ということを日本は言われています。政策措置の勧告でございますから、私としては、法的拘束力があるというふうに今...全文を見る
○福山哲郎君 今のことで二つのことをお伺いしたいと思います。  そうしたら、政策措置の勧告はいいと。だけど、政策措置の勧告でもし第一約束期間に不遵守の国が出てきたときに、その不遵守の国が、遵守していない、守っていないときには未達成の数量分は一体どうなるのか、どのように日本政府は...全文を見る
○福山哲郎君 もう時間がございませんので、あと二つぐらいお伺いをしたいと思います。  八月九日、日本が条約事務局にいわゆるシンクのポジションを、算定方式をFAOのアクティビティーベースで提出をされました。これが新聞等でも、委員会等でも言われておりますから余り繰り返しませんが、実...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございました。  もう本当に駆け足の質問になりまして大変失礼いたしました。とにかく来週から始まりますので、私はどちらかというと、こうやって質問させていただいておりますが、応援団のつもりでおりますし、こんなところで言うと怒られますが、私は長官に行っていただ...全文を見る
11月16日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山でございます。  参考人の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、また急なお願いにもかかわらず貴重な意見をいただきまして、御足労いただきましてありがとうございました。  時間がございませんので、早速質問をさせていただきたいと思います。  ...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  では、続きまして、宮坂参考人にお伺いをします。  宮坂参考人は県の技術職のトップの技監でいらっしゃいますし、長野県の建設業の協会の専務理事もやられて、現市長ということで、まさに多様な経験の中で今やられているということなので、細かいことも...全文を見る
○福山哲郎君 自治体の負担について。
○福山哲郎君 福山でございます。よろしくお願いいたします。  今、我が党の北澤委員からるるいろいろな質問がございました。もともと用意をしていた、事前通告をしていた質問の順番を少し変えて、せっかく出てきた話の続きから行かせていただきたいというふうに思います。お許しをいただきたいと...全文を見る
○福山哲郎君 多少ふえるということも今お認めをいただいたわけですが、では、そういった通知が今まで以上に来た場合に公正取引委員会としてはどのように処理をされるおつもりなのか、お答えいただけますか。    〔理事松谷蒼一郎君退席、委員長着席〕
○福山哲郎君 ということは、各発注者が疑いを持ったときにそれを公取に通知をする。通知をするけれども、それはふえても、それぞれ一件一件に関しては公取は調査をしないということですか。
○福山哲郎君 ということは、公取としてはいろんな通知が来た、見た通知の中でいろんな状況を総合的に判断をして、これは根が深い、これは完全に談合があるんだということをストックとして持って、それに応じてその場その場の判断で調査をしていくというふうな状況でございますね。
○福山哲郎君 建設省としては、これを公正取引委員会に通知しなければいけないという義務規定にしたということと、今の公正取引委員会の答弁等に対して建設省自身のねらいということとのずれはないんですね。
○福山哲郎君 一件一件通知が行くということで、先ほど委員長が言われたように、談合に対する抑止力が逆に働くということも僕は十分あり得ると思いますので、そこに関しては評価をさせていただいているつもりです。  一つ、これも細かい話で恐縮なんですが、いろんな通報が来たと、あそこで談合が...全文を見る
○福山哲郎君 地方自治法上では改善要請はできるという話ですが、私はここで一番懸念するのは、例えばその首長さんが非常に正義感があって、これは通知をした方がいいんじゃないか、自分のところの、例えば役所の中で何かあってもこれは通知をしてやるべきではないか、粛正するべきではないかと判断し...全文を見る
○福山哲郎君 そうしたら、現実にでは官製談合の通知が来たというふうに仮定をしていただいたときに、公正取引委員会としては、官製談合に対しては現状の法的な措置ではどのような対応が可能なのでしょうか。
○福山哲郎君 公取の中に、自民党さんが議員立法でという新聞趣旨も出ていますが、この官製談合について法的な措置が必要だというような話もるる飛び交っておるわけですが、これに関しては、公正取引委員会としては現状、どのような御認識でいらっしゃいますでしょうか。
○福山哲郎君 今、委員長が法的措置があればより効果があるのではないかというお言葉は重要に受けとめ、立法府の方としても検討していかなければいけないのではないかなというふうに思っております。  ではその中で、実は今、発注者が公取に直接通知ができるような状況になった中で、入札監視委員...全文を見る
○福山哲郎君 今回の法律により、この八つの入札監視委員会よりも、各市町村並びに連合体としてかもしれませんが、広域連合として入札委員会がつくられるというふうに承っておるんですが、そうなったときに、今の有識者等も含めてですが、各小さい自治体とか市町村に対してこの入札監視委員会が実際機...全文を見る
○福山哲郎君 大変真摯にお答えをいただき、ありがとうございます。  この法案の中で、先ほど北澤委員からも御指摘がありましたように、やっぱり小さい自治体に対する負担が過重にかかるのではないかと。今の入札監視委員会にしてもそうですし、毎年度の発注見通しの公表にしてもそうですし、それ...全文を見る
○福山哲郎君 それと、これも先ほどから出てきているお話ですが、発注者側の毎年度の発注見通しの公表、入札、契約にかかわる情報の公表についてですが、建設省としては今最低限をどの程度というふうに御判断をされているのか、お答えをいただけますでしょうか。
○福山哲郎君 私には、小さい自治体にとっての二百五十万という金額が多いのか少ないのか、実はすごく判断しにくくて、そこは政令で御検討いただくのと、各自治体の声をやっぱりしっかりと聞いていただいて、少額工事の規模についてもしっかりと、一律に二百五十万が本当にいいのかどうかということに...全文を見る
○福山哲郎君 ありがとうございます。  それから、先ほども参考人にお伺いをした件なんですが、建設省の御意向もちょっとお伺いをしたいと。  前回の委員会でもほかの委員の方が質問されたやに覚えておりますが、中小建設業許可業者数が非常に増加をしていると。公共事業並びに建設投資の額と...全文を見る
○福山哲郎君 そのうちで、いわゆる不良不適格業者数というのは一体建設省はどの程度だというふうに今御認識をされているのか、お答えをいただけますか。わからない場合にはわからないで結構でございますが。
○福山哲郎君 ありがとうございました。  大臣、大変お待たせをいたしました。もう質問の時間も終わりに近づいてまいりました。この法案が大臣の強い決意のもと出されたことも承っております。  先ほどありましたように、談合、丸投げ、上請等の不正行為排除に対して、この法案が第一歩として...全文を見る
○福山哲郎君 終わります。
○福山哲郎君 私は、ただいま可決されました公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律案に対し、自由民主党・保守党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党、社会民主党・護憲連合、自由党及び二院クラブ・自由連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたし...全文を見る
11月30日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第5号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山でございます。よろしくお願い申し上げます。  まず、事前の通告ではちょっと申し上げていなかったんですが、建設省にお伺いをしたいんですが、マンションストック戸数が建設省の資料によりますと、平成十一年末現在三百六十八・七万戸、約一千万人とあるんで...全文を見る
○福山哲郎君 今おっしゃられましたマンションの定義というのは、具体的にどういったものになるんでしょうか。
○福山哲郎君 別の資料を読みますと、千七百万世帯が非木造建ての集合住宅に入っていて、一世帯二・三人ぐらいだと約四千万人ぐらいがマンションに住んでいるのではないかという資料もありまして、若干、建設省の資料とは数字が異なるので、少し冒頭お伺いをいたしましたが、どうぞ。
○福山哲郎君 このマンション管理適正化推進法のポイントというのは、基本的にはマンション管理士を置く、マンション管理適正化推進センターを置く、それからマンションの管理業者を適切に管理するというのが大きな柱だと思うんですが、このマンション管理士について不明な点が実は大変まだ多い。仕事...全文を見る
○福山哲郎君 中身は一応イメージできたんですが、実際にはどの程度需要があって、どういうふうに、例えば七条二項によりますと、「国土交通省令で定める資格を有する者に対しては、国土交通省令で定めるところにより、試験の一部を免除することができる。」と言っていますが、一体どういう試験になる...全文を見る
○福山哲郎君 先ほどから申し上げたように、どのぐらいの需要があって一体何人ぐらい必要だとかいう話はどうなっているんでしょうか。
○福山哲郎君 ありがとうございます。  それ以外に、もう時間もありませんので、私は今回の法案で一番評価をしているのは、実は大変トラブルのもとになっている修繕積立金の分別管理の問題です。これまで業者が倒産をしてそれが債権として持っていかれてしまうとか、そういったトラブルが多発して...全文を見る
○福山哲郎君 この修繕積立金の管理の方法についても、逆に言うと、マンション管理士というのは介入するというか、マンション管理士の指導、アドバイスを仰いだりということもあり得るわけですね。
○福山哲郎君 私は、この法案のいいところと悪いところがいろいろまざっているというふうに思っていまして、急にマンション管理士みたいなのが出てきたと思えば、今申し上げたように、積立金の分別管理についてはしっかりと義務化をしている。また、今まで把握をしていなかった登録の管理業者について...全文を見る
○福山哲郎君 もうそろそろ時間なので、最後に一問質問させていただきます。  これは、マンション管理士が新たにできる、それからマンション管理適正化推進センターが設置されるということで、やっぱり懸念されるのは、新たな士業ができる、新たな天下りや利権の温床になるのではないか、テストも...全文を見る
○福山哲郎君 終わります。
○福山哲郎君 私は、ただいま議題となっておりますマンションの管理の適正化の推進に関する法律案に対し、自由民主党・保守党、民主党・新緑風会、公明党、二院クラブ・自由連合を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 ...全文を見る
12月06日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 閉会後第1号
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○福山哲郎君 民主党・新緑風会の福山哲郎でございます。  まずは、川口長官、再任おめでとうございました。きょうの委員会の前に長官がかわられたら、何を聞こうかなと思って非常に悩んでおりまして、長官が再任ということで、きょうの委員会、本当に再任の次の日にお疲れさまでございます。 ...全文を見る
○福山哲郎君 これでまた追っかけていくともう全然段取りが狂いますから、済みません、とにかくもともとから始めたいと思います。  まずは、長官はいろんな場面で、このCOP6に出席をされるに当たりまして、建設的妥協という言葉をよく使われまして、私とその出発される委員会でやったときも、...全文を見る
○福山哲郎君 交渉中であるから答えにくいということは僕も理解はできるんですが、逆に申し上げますと、COP6までは、日本のポジションについてはやはり交渉がこれからありますからということでなかなかお答えをいただけなかったと。  合意ができなかったという結論になった時点で、国民に対す...全文を見る
○福山哲郎君 先進国全体では幾つになるんでしょうか。
○福山哲郎君 アメリカの京都議定書における温室効果ガスの削減の約束のパーセンテージはこれはもう皆さん周知のことだと思いますが、長官、幾つでしたか。
○福山哲郎君 何%でしたか。
○福山哲郎君 七%ですよね、アメリカが約束したのは。今、長官がおっしゃられました、この提案によるアメリカの吸収量は七・六%とおっしゃいましたね。七%で世界的に京都議定書で約束したと。ところが、日、米、カナダがこの会議の始まる冒頭で提案したものによると、アメリカは吸収源だけ、森林だ...全文を見る
○福山哲郎君 いや、それは国内の事情としてはよくわかるけれども、京都議定書の意思からいうと、この提案はまさに京都議定書の中身を空洞化するという話になりますし、ビジネス・アズ・ユージュアルが二一%という話も、そのビジネス・アズ・ユージュアルの根拠、例えば日本の場合の根拠でいいますと...全文を見る
○福山哲郎君 目くじらを立てる種類の問題であったかなかったかはそれぞれの皆さんの主観が入りますから、そこはもう水かけ論になりますので、衆議院の委員会でもよく言われておりましたので、もうこれ以上は申し上げません。  少し、事実だけお答えください。短目の答弁で。思ったより時間がたっ...全文を見る
○福山哲郎君 パーセンテージで。
○福山哲郎君 先ほど、プロンク・ペーパーがちょっと唐突ぎみに出てきて、これまでの議論とは離れたところへ出てきたと言われた長官のお話と評価というのは、僕はこれはある一定の、そのとおりだと思います。変な話ですけれども、COP3から三年間かけて一体事務方は何を議論してきたんだというふう...全文を見る
○福山哲郎君 そこで重要な話なんですが、先ほどからシンクに関しては日米加で共同で対案を交渉のたびにやっていたというふうに長官はずっとおっしゃっておられたんですが、その長官がいつも言われています、明け方、二十五日の早朝まとまりかけたと言われている、EUとアンブレラの合意になりかけた...全文を見る
○福山哲郎君 でも、それはまとまらなかった数字ですよね、長官、結果としては。ということは、この時点で、この状況でまとまらなかったというEUやアンブレラや途上国、この場合ではEUとアンブレラですが、のポジションについては結果としてそれはまとまらなかったわけですから、その数字について...全文を見る
○福山哲郎君 今の御答弁は、委員長、私は納得できないんです。  合意がまとまらなかったと。いろんな議論をしている中でいろんな数字が出るのはよくわかるんですが、その中でまとまらなかったと。一部が反対をしたと。それは今までの交渉の過程と一緒で、日米加も提案を出していますし、プロンク...全文を見る
○福山哲郎君 理事会で後で協議をいただくということで、次に移りたいと思います。  結局、最終的にこれはまとまらぬという話の中でEUのある国がノーだと言ったということが巷間伝わっておりますが、これはだめだと長官が判断されたのはいつの時点でしょうか。
○福山哲郎君 しかし、二十五日の朝十時に、長官は、今回の合意は決裂をしたと、だめだったという記者会見をされています。ですから、その会議の中の時点では、十時に記者会見を開くということを長官が政治的な判断をされたというところにおいては、どこかの時点で長官は、この合意はもう無理だと、決...全文を見る
○福山哲郎君 その時点でアメリカのロイとEUでフランスのデボアさんが交渉をしていた、それは多分インフォーマルな話だと思いますが、交渉していたということは長官御存じだったんでしょうか。
○福山哲郎君 しかし、細かいことを申し上げるようですけれども、その記者会見で長官はおさまるところにジグソーパズルがおさまらなかったという表現をされておられまして、中断と、オンゴーイングだというふうに今おっしゃられましたけれども、ある一定のレベル、これはもう決裂で帰るんだと、合意が...全文を見る
○福山哲郎君 それでは具体的にお伺いしますが、長官は政府代表団の団長として行かれたわけです。今回の交渉の過程で、それぞれ官邸なり総理なりと必ず連絡を取り合って、ここでまとめるか、ここでまとめないかという話の中で、これは合意ができないという判断は長官一人でやられたのか、それとも官邸...全文を見る
○福山哲郎君 しかし、先ほど長官が言われましたEUとアンブレラで最後の最後まで、具体的な数字はお示しをいただけませんでしたが、最後の最後まで、朝方まとまりかけた案という状況は、日本もその案には了承をして臨んでいたはずでございます。その案については官邸もしくは総理に了解を得ましたか...全文を見る
○福山哲郎君 聞けば聞くほどわからなくなったんですが、反対だとか賛成だとか言う場面ではなかったけれども、EUとアンブレラで交渉して合意が早朝まとまりかけたとおっしゃっているわけで、それが例えばまとまった場合は間違いなく日本はそれをのんでいたわけですよね、反対とか賛成とか言う前に。...全文を見る
○福山哲郎君 逆に言うと、僕は一番最初に、建設的妥協という言葉を使われたがどういう妥協するポジションを持っていたのかと、冒頭長官に聞きました。今、長官はそこに対して余りはっきり答えられなかったんだけれども、今、こういう範囲であればというマンデートがあったと。これについては今も明ら...全文を見る
○福山哲郎君 官邸の連絡をずっとやられていた窓口は一体だれで、それはどういう資格の方が官邸の連絡で常に情報をやり合っていたのか、さらには総理と二回ほど話されたというのはいつといつの時点か、お答えください。
○福山哲郎君 現地時間ですか、ハーグの時間ですか。
○福山哲郎君 邪推でございますが、二十五日のお昼過ぎというのは会見が終わった後、二十四日の早朝というのは先ほど言ったいろんな合意案がまとまりかけているときの前後ですから、僕はどう見てもそこには官邸に政治的な判断を求めたとしか考えられないのですが、これ以上細かく申し上げてももう時間...全文を見る
○福山哲郎君 どの議論から始めるんでしょうか、例えば始めるとすれば。
○福山哲郎君 それはまだ合意ができていないということですね。
○福山哲郎君 その希望はどこでしょうか。
○福山哲郎君 済みません。ありがとうございました。