吉田泰造

よしだたいぞう



当選回数回

吉田泰造の1967年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月28日第55回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○吉田(泰)委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提案の昭和四十二年度予算関係三案並びに社会、公明両党の同予算の編成替えを求めるの動議にそれぞれ反対し、民社党提案の動議に賛成する立場から、討論を行なわんとするものであります。  論ずるまでもなく、国家財政の果たすべき機能...全文を見る
05月26日第55回国会 衆議院 商工委員会 第12号
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○吉田(泰)委員 まず冒頭に、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の第三十五条の八で、定員を三百七人から三百三十六人に二十九人の増加ということでございますが、それについてひとつ御説明を願いたい。
○吉田(泰)委員 独禁法のことにつきましては、あまりほかにお尋ねすることはございませんで、あと特に、この間の中小企業白書でございますが、一般的な質問をさせていただきたいと思います。  中小企業白書の中に、過去十年間の中小企業の動向について、従来からわが国の経済の二重構造というこ...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま長官の御答弁で、大企業と中小企業との賃金格差の問題、付加価値生産性の問題、この二つの問題で御答弁をいただいたのでございますが、なるほど現実に賃金格差が四十年現在六五・七%あるいは一人当たりの付加価値生産性、それも非常に向上はしております。三十二年の四五・九%...全文を見る
○吉田(泰)委員 なるほど大企業も伸びているから、中小企業もレートを出した場合には割合としては伸びておっても、やはり大企業が伸びているのだ、そういうところに原因があるのだという御答弁でございますけれども、私がここで問題にしたいのは、日本の現状は、たとえば大企業と中小企業とを比較す...全文を見る
○吉田(泰)委員 なるほどおっしゃるとおりでございますが、中小企業問題というのは、私はここで質問をさせていただいておりましても、非常にむずかしい問題だと思うのでございます。それと同時に、むずかしいから、白書を見ましても、いま長官から御答弁いただきましたような、そういう趣旨の、いわ...全文を見る
○吉田(泰)委員 そこで次に、いまの御答弁で特に現在の賃金格差が、大企業に比べまして、日本の場合六五・七%であり、あるいは付加価値生産性が四七・八%。イギリスのそれをそれぞれ比べてみますと、両者数字が同じで約八〇%です。アメリカの中小企業の場合、水準七五%、こういう数字を見てみま...全文を見る
○吉田(泰)委員 私のこれからお尋ねすることに重複いたしておる分が、過去のいろいろな質問であったかもしれませんが、確認の意味でごかんべんを賜わりたいと思います。ただ私非常に気になることは、中小企業のいろいろな御答弁、たとえば通産大臣の御答弁の中にも、将来中小企業のビジョン、それか...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの御答弁でございますけれども、現在中小企業対策は、産業政策の一環として、やはりわれわれの目に映りますのは、大企業政策の二の次というような感じがどうしてもぬぐえないのでございます。たとえて申しますと、これは非常にとっぴな意見かもしれませんけれども、中小企業庁と...全文を見る
○吉田(泰)委員 お伺いいたしますと、中小企業政策は、いわゆる近代化政策に非常に重点を置いて計画的にやられておることは、非常にけっこうなことだと思います。近代化政策非常にけっこうでございますけれども、ただ私は、ここで中小企業の最大の問題は、白書でも指摘なさっておられるように、いわ...全文を見る
○吉田(泰)委員 近代化政策を、おっしゃるようにどんどん推し進めてまいります。この間わが党の塚本委員が通産大臣に質問したときに、合理化、近代化を進めてまいると、いわゆる帰着できたものに対しては大企業に吸収されるようなことはないか、というような質問がこの委員会で行なわれました。私は...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま下請問題が答弁の中に出てまいりましたが、白書の中で、下請単価の決定について何ページかに表がございましたが、親事業者が一方的にいわゆるその単価を決定する場合が非常に多いと思うのですが、たとえば下請事業者が見積もりを出して、自主的な単価を決定するということであれ...全文を見る
○吉田(泰)委員 下請事業者のいわゆる組合をつくる、これは一例でございますが、そういうことで発言力を増せというような一つの視点をお示しになりましたけれども、私がここで申し上げたいのは、いま長官も触れられましたけれども、これは力関係で非常にむずかしい問題だと思うのです。なるほどその...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま下請問題の調査では、下請事業者からの資料もいろいろ調査の対象にしているということでございますが。われわれが知る範囲、見る範囲では、案外そういう点は事実が隠蔽された——決して故意じゃないのですが、取引関係を円滑にやろうとするがために、そういうことが非常に多いと...全文を見る
○吉田(泰)委員 私は、いま申し上げたような政策の中にも、いわゆる通産省の——大企業と下請事業者との間じゃなくて、通産省を基点にしてですよ、大企業と中小企業のその指導、力関係、これは非常に無礼な質問かもしれませんが、そこらがだいぶん違っていると思う。もう少し大企業を堂々と指導した...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま立ち入り検査百五十九件、指導七十五件、そういうことでございますが、現実にそのことによって、具体的にどういうふうにどんどん改善されているか、これを参考にちょっとお聞かせを願いたい。結果——検査をしたという事実じゃなくて、その後どうなったかということ、そのことを...全文を見る
○吉田(泰)委員 中小企業問題は非常にむずかしい問題でありますし、また非常に抽象的な議論になってまいりますし、いろいろお尋ねしたいことが一ぱいあるのですが、いずれまた次の機会に伺うとして、最後に、中小企業問題でもう一点だけ質問いたします。  環境整備の一つとして、中小企業と大企...全文を見る
○吉田(泰)委員 中小企業問題につきましては、時間もございませんから、また次の機会にお尋ねさせていただきたいと思います。  時間がございませんので、次に簡単に二、三点、万国博覧会につきまして、ちょっとお尋ねをいたしたいと思います。質問も簡単にいたしますので、答弁もひとつ簡潔にお...全文を見る
○吉田(泰)委員 五月十八日の閣僚協議会でまた資金計画を練り直すというようなことが、新聞紙上に発表されておりましたけれども、いまの御答弁で、練り直すというのはどういうことで練り直すのか。
○吉田(泰)委員 この点、私は非常に疑問に思うのですが、なるほど練り直すこともけっこうだと思うのです。ところが、この前の五百四十七億ということで予算を組んだときには、単年度予算で組んだので、そういう見通しがきっちりなくて、あとでまた練り直そうということで計画を立てたものでございま...全文を見る
○吉田(泰)委員 先を急いで質問いたします。  この地元負担ですね。この間、地元という概念は、ほかの委員の御質問で大臣がお示しになっておられますので、重複は避けます。この場合、地元が金を出し渋っている原因、各市みな、大阪以外は一銭も出さないというように新聞で発表しておりますが、...全文を見る
○吉田(泰)委員 地元の問題につきましては、地元負担がどうなるといういまの御説明であろうと思うのですが、現実に、具体的にもう少し早く通産省が各地元、たとえば大阪府市を中心にして動いたんだ、だから最初の結束がおかしくなったんだ、というようなことが、私は組織のことでちょっとお尋ねをし...全文を見る
○吉田(泰)委員 各省の協力でやるのは当然でございますが、私らの聞くところによれば、通産省に対して、少なくとも全般的に協力的なムードがあるというようには考えられない点があると思うのです。ということは、どこにその原因があるか。なるほどいまおっしゃったように、この体制でいけるんだ、モ...全文を見る
○吉田(泰)委員 老婆心ながらお聞きをしておきたいのですが、われわれ大阪へ帰って、協会のいろいろな人のいろいろな話を総合して——これは当たっていないかもしれません。当たっていないかもしれませんから、話として聞いていただきたい。それは、協会の連中は一生懸命やっておるんだ、ところが、...全文を見る
○吉田(泰)委員 これは組織の問題でございますが、前に石坂協会長ですかから、政府の特殊法人にしていいんだというふうな発言があったと思うのですが、それについて見解を承りたいと思います。
○吉田(泰)委員 協会が発足して以後に、たとえば石坂協会長の、組織をそういうふうにしたほうがいいんじゃないかというような発言があってみたり、そういうところに、私は通産省の現実的な——おたくは新聞みたいなことはないのだとおっしゃいますが、大きな事業だけに、いろいろな各省関係の協力を...全文を見る
○吉田(泰)委員 それでは最後に二点だけ。  一点は、私先ほど中小企業問題を質問さしていただきましたので、それに関連いたしまして……。中小企業者の出展は認めないのだというような通産省の見解があるやに聞いておるんですが、政府としては、中小企業館をつくるけれども、中小企業の出展はし...全文を見る
○吉田(泰)委員 時間が非常に長くなりましたので、これで質問を打ち切らしていただきますが、一つだけ最後に気になることがあるのです。協会の名簿を見ると、たとえば国から出ておる人、府から出ておる人、銀行から出ておる人、混成軍ですね。それで、私たち非常に奇異に感ずるのですが、全部出身が...全文を見る
○吉田(泰)委員 どうもありがとうございました。
06月14日第55回国会 衆議院 商工委員会 第20号
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○吉田(泰)委員 私は、昨日中村委員から信用保証制度について細部にわたる質問がございましたので、きょうは重複をできるだけ避けさしていただきまして、なお残されております問題について数点質問をいたしたいと思います。  私は、この信用保証制度は、今後ますます中小企業金融を拡大推進する...全文を見る
○吉田(泰)委員 信用保証制度の趣旨、これは普通の民間金融機関ではどうも物的担保並びに人的担保の面から融資しかねるという中小企業者に対しまして、それでは協会がかわって、すなわち国がかわって保証してあげましょうという制度であると思います。ところがその保証協会が、今度の改正によりまし...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま長官の御答弁のように、本来の姿、金額のパーセンテージ、あるいはまた申し込みのパーセンテージをお答えをいただいたのでございますが、無担保が望ましいとするならば、そのぐらいしか零小が占めてないところの担保金融を政府の力で担保を要らないようにするような検討の余地が...全文を見る
○吉田(泰)委員 きのうも中村委員の質問の中で論ぜられておったのでありますが、保証協会の格差問題につきまして、なお数点御質問をいたしたいと思います。  現在全国に五十一の保証協会がありますが、その保証率、最高の山梨、鳥取のように四厘六毛ですか、あるいは最低の群馬県の場合三厘のと...全文を見る
○吉田(泰)委員 保証料を引き下げまして、またその平準化する方法としていろいろ考えられると思うのです。たとえばその手段として使えるのは、第一に、資金の不足している地方公共団体に出資金の拡大を促す。第二には、公庫の融資金を拡大する、また融資利率、保険料を引き下げる、こういうことで方...全文を見る
○吉田(泰)委員 私は協会のこの平準化、利率の違いをならすために、もっと政府も協会も努力をする余地があると思うのでございます。公庫はこれまで三百三十三億円を融資し、今年度新たに九十五億の融資を決定いたしております。その融資の利率は永年固定した利率でございまして、すべての協会一律に...全文を見る
○吉田(泰)委員 もちろん長官の御答弁のように、非常にむずかしい点はいろいろな点であると思うのですが、何かの強力な手段をとらないと、なかなか是正は言うべくしてできないと思うのでございます。  なお、私は大阪でございますけれども、保証協会の窓口に、——いろんな人が融資依頼で私らの...全文を見る
○吉田(泰)委員 現実に保証を申し込んだ場合に、私がいま御質問して長官の御答弁をいただいたのですが、現実には案外非常に多いと思うのです。きれいごとで過ぎてないところが非常に多いと思うのです。たとえば、特に特別小口保険あるいは無担保保険のような場合には、保証を受けても、何となしに銀...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま長官が具体的な問題で示してくれとおっしゃいましたけれども、実際具体的に、保証はできたけれども銀行ができないのだというような具体例がありましたら、それはその大阪の通産局に持っていけば必ず解決してくれますね。
○吉田(泰)委員 長官、そうおっしゃっていますが、ほんとうは現実に非常に多いのですよ。ほんとうに多いのです。そのことも、おそらく長官御存じだと思うのです。ただ、これからせいぜい通産局へ、どこの銀行がどうで貸してくれませんでしたという具体的な事例を、中小企業庁長官に言われたからと言...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま大体大蔵省の関係でよく指導なさっているということでございますが、現実は、私らの最近の例なんかでも何口かそういう例がありましたが、やはり全然行なわれておりません。具体的な例がほしいというならお出しいたします。実際行なわれておりません。したがって、保証というので...全文を見る
○吉田(泰)委員 そうすると、銀行検査そのものが——私は、名前を変えた定期であったり、何かいろいろな形を変えて、検査にひっかからぬような処置をとられておると思うのです。たとえば最近の例で三件ほどありましたが、二千万円の保証で、大阪府、市の場合でも、やはりみんな銀行には定期をとられ...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま長官は、商工会議所の苦情処理やいろいろな金融相談に持ち込めということでございますが、中小企業者はあとのことをおそれて持ち込むことができない。これは長官、ほんとうはあとのことをおそれては困りますね。現実にたとえば、それによって持ち込みますね。私ら例を知っておる...全文を見る
○吉田(泰)委員 現実にいまかりに一例で二千万円の保証をとれたとします。保証協会でとれておって、それを銀行に持っていって、銀行が、それじゃおまえのところ定期五百万くらいはしてくれと言ったとします。その場合にこれはいけないことなのですね。それはどうですか。
○吉田(泰)委員 いまの御答弁で、わかり次第厳重に処置をするということでございますが、それではたとえばわれわれが、利用者がわからしたらどうしてくれるのですか。わからないというのですから、検査できないというのですから、それなら、こういって窓口に行ったけれども五百万定期を請求された、...全文を見る
○吉田(泰)委員 具体的にはほんとうにむずかしい問題だと思うのでございますが、ほんとうは中小企業者の実態はそういうようなのがほとんどだということですね。ところが、いまお話しのように、ほとんどが大蔵省の検査上はあらわれてこないのだ。しかも中小企業者は、たとえば定期を要求されたからと...全文を見る
○吉田(泰)委員 厳重な処置はけっこうなんですが、望ましいのは、保証協会の窓口くらいに説明書きでもちゃんと置いてくれて、銀行は保証したものは全部貸してくれますよ、たとえば預金を要求されたり、そんなことをしたら保証協会に言うてきなさいとちゃんと書いてあげたら、なくなると思うんですよ...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま関連して御質問をいただいたのですが、結論的に私がこの問題について最後に一点だけお伺いしておきたいのは、いまの長官の趣旨はそのとおりだと思うのです。長官も御答弁のように、何とか通牒を出してという話でございますが、大蔵省との関係は非常にむずかしいと私は思っており...全文を見る
○吉田(泰)委員 それではそういうふうに特に適切な御指導をお願いをいたしまして、私は次の質問に移らしていただきます。  倒産関連保証について一、二点お伺いいたしたいと思いますが、昨年からことしにかけまして景気は非常に好転したといわれております。にもかかわらず、中小企業の倒産は依...全文を見る
○吉田(泰)委員 このように中小企業者の倒産の増大と並行しまして、倒産寸前で非常に苦しんでおる企業というものは数が非常に多いと思うのです。最近の現状に対しまして、これは少し古くなりますが、菅野通産大臣の、去年の末に、高利で金を借りてつぶれるのはあたりまえだという発言炉載っておる新...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま大臣の御答弁でそういうことはよく理解できるのでございますが、せっかく事前に相談してくれという一つの例が関連倒産保証で、こういう制度がその一環として、事前の措置としてできておると思うのです。ところが、実際それができていながら、未然に悲劇を予防して倒産から防ごう...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま御説明でございますが、私の調べた状況を言うと、倒産した企業が一昨年の十二月からことしの五月までで九千八百六十一件、このうち負債総額が一億以上の倒産企業が千三百七十一社、また五億以上の負債を残して倒産した企業が大体九十社でございます。ところが政府がこれまでいわ...全文を見る
○吉田(泰)委員 親事業のいままでに指定された十二社の表を私はここに持っておりますけれども、たとえば例をあげて質問いたしますと十二社の中に姫路の日伸建設工業というのがございます。二億二千九百万円の負債で親事業者に指定されております。同じような金額で、相前後して大阪の私らの選挙区で...全文を見る
○吉田(泰)委員 その指定の詳しい基準というのはどういうところにあるのでございますか。たとえば一般の下請業者のわかるような、なぜここは指定になったのだ、ここは指定にならないのだというようなことが、具体的に言うならば、その時点において相似たような状況でも私はできていない場合があると...全文を見る
○吉田(泰)委員 そのことがかえって非常に何か一般の国民には理解できないことがあるわけなんです。たとえば同じようなケースで許可になっていない場合もあるし、指定を受けた場合もある。ということは、選考の経緯なんか全然わからないわけです、ただ指定をされたんだというだけで……。いま長官に...全文を見る
○吉田(泰)委員 私は、ここで特別小口保険の資格条件と同じように、少なくともたとえば負債総額が親会社の関連であって、日伸建設は二億円でなったんだ、これは少なくとも独立法人なんですね。親事業であるにかかわらず、日伸建設というのは二億二千九百万円で、いうならば一つの独立法人なんです。...全文を見る
○吉田(泰)委員 先ほどの長官の御答弁の中で、倒産関連事業者に指定されたのが三百社ほどであるという御答弁がございましたが、私はここでお伺いしますが、長官、まず五億円以上の負債の一つの会社が倒れた場合に関連する会社は、大体どのくらいあるとお思いでございますか。その五億の会社が一社倒...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの長官の御答弁で私は気になることがございますのですが、実際関連倒産のその必要度が、いま御明示をしていただいたような数ではたいして大きい問題ではないのじゃないか、私はそうじゃないと思うのです。少なくともいま一つの五億円以上の会社がつぶれた場合、これは商工興信所...全文を見る
○吉田(泰)委員 私は、倒産関連事業者の指定が非常にむずかしい、あるいはまたこの下請業者の保証を得るのもむずかしいというふうに、一般からは私ら聞いておるのです。わずらわしいというわけですね。非常にめんどうだ。ということは、私はこの際特に指摘しておきたいのは、この制度が倒産関連事業...全文を見る
○吉田(泰)委員 最後にその問題につきまして、倒産関連事業者の指定の問題と、いわゆる二〇%の取引がないと保証を受けられないという問題この問題両方同時にということは非常に問題があるかもしれませんが、もう少し御検討していただいて、その条件の緩和をして、その恩恵をもう少し拡大すべきじゃ...全文を見る
○吉田(泰)委員 ありがとうございました。
07月10日第55回国会 衆議院 本会議 第36号
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○吉田泰造君 私は、民主社会党を代表して、ただいま上程されました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  まず、私が上述の防衛法案に反対する根本の理由は、このような具体策決定の前提である、わが国安全保障の基本姿勢に対す...全文を見る
07月14日第55回国会 衆議院 商工委員会 第31号
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○吉田(泰)委員 まず、中小企業団体の組織に関する法律の協業組合の創設について質問をいたします。  現在ある協同組合あるいは企業組合、そういうそれぞれの行き詰まった制度上の問題から、このたびの協業組合がつくられたと思うのでございますが、現場の数多い企業組合のメンバーの方たち、あ...全文を見る
○吉田(泰)委員 中小企業者の盛り上がるそういう要求によって新しいこの制度がつくられるということでございますが、中小企業者の強い要請があるという以上、現在の組合、事業協同組合あるいは企業組合――企業組合の場合非常に少ないと思うのでありますが、そういう現在の組合数、並びに将来そうい...全文を見る
○吉田(泰)委員 現在事業協同組合から協業組合にいわゆる行政上指導をなさって転換をしようとする組合が幾つかあると思うのでありますが、実質的に、協業組合的な仕事を現実的に現在行なっている事業協同組合の数が相当あると思うのです。その問題につきまして、これまで脱法的な事業活動が行なわれ...全文を見る
○吉田(泰)委員 実質的に協業組合的な事業を行なって、形式的には現在事業協同組合という形で残っておる事業協同組合が二百ほどある、さらに、この法律が施行されるならば、相当数が移行するであろうというようなことでございますけれども、税法上から見ると、協業組合に移行してそんなにメリットは...全文を見る
○吉田(泰)委員 もう一点お伺いいたしますが、たとえば事業協同組合から協業組合に移行さすためのそういうメリット、それは理解できるのですが、もう少し本質的に、たとえば三年間の期限をつけて――もう少し突っ込んで、中小企業のいわゆる育成という意味ならばもう少し考えて、期限付じゃなくても...全文を見る
○吉田(泰)委員 それならば、いま協業組合に移行しようとする意思を持った事業協同組合が、その税法上のメリットを最大限活用しようとして、たとえば期限一ぱいまで現状のまま――法的な問題点は、いままで見過ごしてきたのですから、たとえば一部協業しておるところで事業協同組合、あるいは全部協...全文を見る
○吉田(泰)委員 そういう行政上の指導だけで、たとえば税率一本とってみましても二三%から二八%ですか、長官のお考えになっておるように簡単に何の制約もないのですから、たとえば事業協同組合がたまたま不利な方向に向いていくだろうか。いま中央会の話が出ましたが、小規模企業でまたその問題に...全文を見る
○吉田(泰)委員 現実にある事業協同組合が、長官の意思とは逆に、いわゆる税法上のメリットが非常に――税金というのは一般の中小企業者は鋭敏でございますので、それだけに二三%から二八%という方向に、ほかのメリットと勘案してはたしてついていくだろうか。率直な意見として、やはりすれすれの...全文を見る
○吉田(泰)委員 その問題については後ほどまた関連がありますので別に質問させていただきますが、この制度が円滑に運営されるというのに私は一つの前提条件があると思うのです。それはいわゆる中小企業者の企業者自身の協業による企業性の発揮、企業心の問題、長官御存じのように、中小企業者という...全文を見る
○吉田(泰)委員 協業組合がその運営の妙を発揮して、現実にいま協同組合と事業協同組合の中ですでに協業組合と同じように一部協業あるいは全部協業をやられておるものが二百あるというお話でございますが、現実にそういうものを協業化した場合、どの程度いわゆる生産性なり収益率が上がっておるかと...全文を見る
○吉田(泰)委員 そういう特定な成功した例、それと同時に失敗した例もずいぶんあると思うのです。たとえば、この間ある雑誌を見ますと、協業化に比較的早く先べんをつけて進んだといわれるクリーニング業の協業にしても、現在実際収益が落ちたというような論文を拝見しました。そういうことは、たと...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの長官の御答弁と、その前の御答弁の中の、たとえば中小企業者は一匹オオカミ的で、私が、企業性がないじゃないか、このことによって企業性をなくしてしまうのではないかという質問をしたときに、長官はそんなことはない。ところが現実にいまの御答弁で、能率が上がり、コストが...全文を見る
○吉田(泰)委員 協業組合をつくって万事終われりではないということは、なるほど私は当然だと思うのです。ところが、往々中小企業政策はためにするという声が多いと思います。こうだからこうするんだ、その結果ではなくて、アフターケアはほとんど行なわれていないと思うのです。あとで小規模と一緒...全文を見る
○吉田(泰)委員 その収益性の問題と関連をしまして、いわゆる協業組合の経営の問題でございますが、現在一番危惧されるのは法律上の問題でなくて――法律上の問題をお伺いするのではございません。企業勘定といいますか、実際は、いわゆるしっかりした者に企業がとられてしまうというような懸念はご...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの長官の御答弁の中で、大企業がいわゆる協業組合に参加すると、自分の事業をその業種に限ってやめなければいかぬというお答えでございますが、現実にそういうことを長官想定なさいますか。そんなことがはたしてまともにそういうふうに取っ組んでお考えでございますか、それにつ...全文を見る
○吉田(泰)委員 たとえばその業種について全然別個の資格で自分のしにせを守るということはございませんか、子会社をつくって。そういう法律上の問題点は起こりませんか。
○吉田(泰)委員 たとえばある単一の会社じゃない場合ですね。たとえば商社関係なんかの場合、こういう協業組合に各パートが経営参加しますね。要するに別会社、子会社をつくった場合、これは同じ業種でも法律的に何ら規制できませんね。だから一番危惧することは、たとえば商社なんかの場合だったら...全文を見る
○吉田(泰)委員 私が長官に御答弁をお願いしたのは、法律上の御答弁はけっこうです。これを読めば法律上はそういうことは当然です。だから支配はされぬでしょう。しかし力関係でそういうことが起こらぬかどうか。行政指導上そういうことはないだろうかということは、法律上は制約はありますよ、議決...全文を見る
○吉田(泰)委員 いま私が御質問申し上げておるのは、将来そういうことが起こった場合の確認のお答えを聞いたのです。私はそれを一番心配します。それと同時に協業組合の最後の目的というのはどこにあるのかということですね。企業組合、事業協同組合、この協業組合、一般の中小企業者は非常にむずか...全文を見る
○吉田(泰)委員 最終的には全部協業を目標にする、これは法律の成立の考え方からすれば、そういう考え方だと思うのですが、たとえばそんなに早く全部協業を目標にしていないのならば、組織上のメリットはあるにしても、現在の事業協同組合のまま置いておいても税法上のメリットのほうで余るのじゃな...全文を見る
○吉田(泰)委員 質問を先にいこうと思ったのですが、もう一点、ちょっとひっかかるようなことがありますので。いまの御答弁の中で、事業協同組合をたとえば違法のまま協業化して、いわゆる一部協業しておる事業協同組合がそのままで、いわゆる組織がえをしなくて、先ほど質問しましたが、三年間待つ...全文を見る
○吉田(泰)委員 長官、それは指導であって、たとえばかえないと言ったらどうします。たとえば事業協同組合が、違法でいままでやってきたのだから、そのままでいくということであっても、行政上の指導であって、法律上の制約がないですね。たとえばおれの組合はこのままで行くのだと……。
○吉田(泰)委員 この業務改善命令というのは、強制権を持っておるのですか。
○吉田(泰)委員 先ほどの質問の中で、商工会の話が出ましたので、あわせて小規模企業共済事業団とこの質問の中で重複してまいる分がございますので、質問を変えまして、小規模企業共済法の問題について質問をいたしたいと思います。  この中でまず冒頭に、対象業者が大体三百万もおるのにかかわ...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの長官の御答弁で、一万九千、二万近くで非常に成績がいいという回答、私は非常にふに落ちないのです。たとえば小規模共済事業団、これは三百万の対象者のうち〇・五%くらいですね。何か企画をする場合に、対象が三百万で、それの〇・五%で成功であるという理由、二万足らずで...全文を見る
○吉田(泰)委員 もう一回いまの質問をいたしますけれども、当初の予想よりも成績が非常にいいというが、ところがこの小規模企業の共済事業団の内訳を見てみますと、出資金一億、それから政府の補助金一億八千七百万円、そのうち理事長以下の人件費が、年間一億八千七百万円の半分の七千万円くらい食...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの長官の御答弁で、理事長以下東奔西走して非常にがんばっておる、これは私はあたりまえのことだと思うのです。私が言いたいのは、そういうことではなくて、これは当然の仕事ですから、これはふえるんじゃなくて――給料なんかもどんどん上がっておるわけです、この理事長以下。...全文を見る
○吉田(泰)委員 これはPRが非常に足らない、というのは、これは知らない。たとえば菓子屋のおやじさんをつかまえて聞いても知りません。ほとんど知りません。それは、たとえば長官の先ほどの御答弁の中にもありましたように、何か中小企業の対策がすぐに商工会という名前で出てくると私は思うので...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの大臣の御答弁で、その趣旨は非常によく理解できるのですが、ただひとつ私は、先ほどから長官に質問を申し上げておったのは、中小企業政策はなるほど政策が先行してしまって、ビジョンがおそらく――たとえば小規模一例をとってみても、私がそれを言いたいのは、いま経費をよけ...全文を見る
○吉田(泰)委員 最後に私の希望だけを述べさしていただきまして質問を終わらしてもらいたいと思うのですが、いま長官の御答弁の中で、私は、具体的な回答、これは非常にけっこうなんですが、先のビジョンを示す場合に、もう少し大胆に、責任が伴うかもしれないけれども、数字を示したようなビジョン...全文を見る
07月20日第55回国会 衆議院 商工委員会 第34号
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○吉田(泰)委員 時間があまりありませんので、ごく一部の点だけを質問させていただきまして、あとは次の機会に譲りたいと思います。  まず、その一番最初でございますが、この政府案の発想について、まず第一点、お伺いを申し上げたいと思います。  前国会において、液化石油ガスの需給安定...全文を見る
○吉田(泰)委員 佐野委員から質問がございました点は、できるだけ重複を避けさせていただきます。  まず、いまの政務次官の御答弁でございますけれども、計画について、一年くらいで、その当時の時点としては計画変更の発想が変わってきたという趣旨はよくわかるのですが、もう少し長期的な考え...全文を見る
○吉田(泰)委員 個々のことにつきまして、もっと深く質問を申し上げたいのでございますが、時間が大体十分くらいでやれということでございますので、次の機会に譲らしていただきます。  一番最後に、佐野委員が質問されました小売り価格の問題で、一点だけ私の質問として触れさせていただきまし...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの御答弁でございますが、その意味はわかるのでございますが、政府案には、小売り価格の安定について規制すべきものがないように思うのです。どういう形をもって小売り価格を——将来いわゆる需給が全く安定であるというようなことも、この問題にあまり触れておりませんけれども...全文を見る
○吉田(泰)委員 まだいろいろ質問いたしたいのですが、同僚の近江君が待っておるようでありますので、改めまして質問さしていただくことにして、私の質問を終わります。
12月15日第57回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○吉田(泰)委員 この前の国会で最後に十分ほどちょっと質問さしていただきましたが、重複する点もあると思うのですが、あらためまして六、七点お伺いをしたいと思います。  まず第一の、これも前に重複すると思うのでございますが、この法案が前々国会において液化石油ガスの需給安定及び取引適...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの御説明ですが、私は、LPGの新しい法案、これにつきまして一番大事な点として、以下質問を申し上げていきますけれども、価格とかあるいは流通機構、需給計画も入っておると思うのですが、計量の問題、保安の問題、そういうことを含めた法案が提案さるべきである。ところが、...全文を見る
○吉田(泰)委員 石油業法第三条にいう石油供給計画、これに基づいてプロパンガスの場合も通産省は生産数量及び輸入数量を割り当てられるのですか。
○吉田(泰)委員 いまのプロパンガスは石油業法第三条のそういうことに基づいて生産数量の規制とか輸入量の規制ができないということでございますけれども、行政指導ではたして私は完ぺきなことができるかどうかということで御質問したいのですが、いまプロパンガスが非常に普及いたしまして千二、三...全文を見る
○吉田(泰)委員 そういう御答弁の中から、私は価格の問題で、卸価格、小売り価格、この問題についてちょっと言及してみたいと思うのです。  この間から委員会でずっとこの法案の質疑を私拝聴しておりまして、先ほど冒頭で申し上げましたように、やはり一番肝心な点が抜けているんじゃないか。な...全文を見る
○吉田(泰)委員 私は具体的な例で御質問しますが、小売り価格の調整がなかなか指導できないという現在の段階での小売り店をとります。そうすると、大体、全国平均で月三トンですか、そういう平均の販売量になるわけなんです。これは値段にいろいろな格差がありますけれども、利益計算をなさったこと...全文を見る
○吉田(泰)委員 説明はもう少し簡単にやってもらいたいのです。結論だけを言ってもらいたい。おたくでお調べになったのでは御売り価格が幾ら、小売り価格が幾ら――下がったとか上がったというのは、そのときの需給のバランスがあるのですから、関係ないと思うのです。それで利益の考え方を一緒に考...全文を見る
○吉田(泰)委員 この数字ですが、これについて十七円五十銭のものが卸売り業者で二十七円から三十円、大体キロ当たり十円ですね。この価格、これを現在の消費量、家庭千三百万世帯で――工業用は抜きましょう。これは別の性格になると思うのです。家庭の消費、いわゆる使用者保護といいますか、そう...全文を見る
○吉田(泰)委員 私はいまの需給計画、いわゆる供給が満たされた場合は自然な原則に従ってそんなに高くならぬだろうという、結論的にはそういうお話かと思うのですが、現に通産省が専門的に考えたいわゆる供給計画でも、現実的に一年間で変わっているじゃないか。私が言いたいのは、前々国会では需給...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの局長の御答弁で私はもう一度お伺いしたいのですが、私はいま小売り業者の利益の問題をわかりやすいように一例をあげただけで、そのことが目的じゃないのです。やはり法の精神にのっとって抜本的にやらなければいかぬということはよくわかるのですが、はたして現実的にそういう...全文を見る
○吉田(泰)委員 小売り価格について質問を申し上げまして、コストの規制とか、そういうむずかしい問題に触れてきたのですが、私は逆に、小売り価格の規制じゃなくて、小売り価格が非常に不安定になった原因を言おうとして申し上げたのであります。もっともとへ返って、メーカー、元売り業者、これに...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの供給が需要を上回るほどの見通しが立ったというお話でございますが、その見通しがくずれた場合どうするのですか。一年間に、現におたくの見通しと過去の見通しを見てみますと、おそらく現実に相当狂ってますよ。それについてはもうしかたがないということですか。
○吉田(泰)委員 いまの御答弁で、供給過剰はあってもいわゆる不足はないんだというような想定に原則的に立っておると思うのですが、その計画がもし狂った場合はどうするかということと、それとプロパンガスのいわゆる家庭における使用量の通産省が立てておられる見通し、これは需要と供給のことです...全文を見る
○吉田(泰)委員 そういういわゆる需給計画の上に計画的に通産省は立っておられると思うのですが、やはり新しいLPG法案を提案するというときに、少なくともいわゆる供給計画が需要より余っているのだという想定のもとに、もし足らなかったらどうするかということは、やはりわれわれとしては、ある...全文を見る
○吉田(泰)委員 石油業法第三条の適用をプロパンガスは除外される、入ってないと先ほどの御答弁で局長は言われましたね。
○吉田(泰)委員 それでは通産省の策定したいわゆる石油業法第三条に基づくLPGの輸入量、精製数量、それはどういうふうに規定しているのですか。たとえばことしは……。
○吉田(泰)委員 それでは、一番最初に私は質問したので、おそらく速記録に出てくると思いますが、石油業法第三条で、通産省がプロパンガスの輸入量の規制、製造量の規制をするという項を入れたらどうかと私は質問したのです、そのときに、プロパンガスは入っていない。じゃあ、ないのですか。違いま...全文を見る
○吉田(泰)委員 私はよくわからないのですが、新法ができる場合に、ある一つの想定のもとに、たとえば供給計画が需要を上回っているんだ、いまの通産省の考え方はそうなんです。ということは、需要が供給を上回ることはなかろう、そういう想定のもとに、ということは供給が余るんだという考え方でご...全文を見る
○吉田(泰)委員 そういう計画ですね。なるほどよくわかるのですが、ところが、行政指導であって、何らの規定が、義務がないと思うのです。たとえば備蓄に対する考え方とか、そういう需要に対してなるほど余るように行政指導するんだということですが、元売り業者とか製造業者に対してそういういわゆ...全文を見る
○吉田(泰)委員 そういう輸入業者あるいは製造業者に対して通産省が常時連絡をとってやっておるというのではなくて、それを法律的な規制をするのが私は公共性だと思うのですが、どうですか。常時連絡をとっておるという形じゃなくて、いわゆる需用者が保護されるような、使用者が保護されるというよ...全文を見る
○吉田(泰)委員 現在のこの考え方、新法第一条でいわれておる公共の福祉ということは、これは完ぺきだと局長お考えですか。これでいいんだとお考えですか。これだけ聞きたい。根本的にこれでいいんだろうかということですね。
○吉田(泰)委員 その場合、消費者保護の立場から、いわゆる公共の福祉ということですね、いわゆる保安だけでいいという考え方。コストの維持、価格の安定に対する法律的な規制というものは、この法律の中で全然ないじゃないか、私はあくまでこう思うのですが、必要ないというのではなくて、非常に公...全文を見る
○吉田(泰)委員 先ほど小売り価格に触れましたが、現実に四百五十円から高いところで千三百円、千四百円しておるということも、やむを得ないということですか。
○吉田(泰)委員 それでは出てきた問題について単刀直入に質問申し上げてみますれば、そういう結論が出るのですが、私は少なくともそういう問題に対して、コストを法律的にきめるとかいうのでなくても、公共の福祉というならば、それに対する、公共性を持ったような国の助成策があってもいいのじゃな...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまコストの問題で小売り価格に触れましたけれども、流通機構の問題で改善を加えなければいかぬ、もちろんおっしゃるとおりです。また、それをしなければコストの維持安定をはかれないと私は思うのです。しからばどういう流通機構の改善をするのか。いまおっしゃいましたが、どうい...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの小売り業者にいわゆる早く資力をたくわえて、堅実になってもらわないといけないというのですけれども、局長、簡単に言いますが、八〇%ぐらいですか、小売り業者は兼業らしいです。ところが、十キロ三百円の卸を買ってきて、安いところで四百円あるいは四百五十円ぐらいで売っ...全文を見る
○吉田(泰)委員 私は、現在の商品の中でこういう公共性のある品物が――これはガスですから品物というのもおかしいですが、こういうものが、一キロ十五円から最終価格百五十円、高いところをとればですね。高いところは十倍になっているんですね。こういうものは、いわゆる行政指導が一番しやすいの...全文を見る
○吉田(泰)委員 石油業法第十五条で、石油精製業者のコストを通産大臣が標準額を定めることができるという一項がありますね。プロパンガスもこれを適用されますか。
○吉田(泰)委員 必要があるときはということは、いまは必要ないということですか。
○吉田(泰)委員 そうすると、現在の見通しでは、先ほどるる御答弁があるように、そういう需給計画の現在の段階においては、石油業法第十五条をプロパンガスに適用する必要がないということですね。
○吉田(泰)委員 たとえば今年のスエズ動乱がありましたね、ああいう場合には現実に値段が上がりましたね。
○吉田(泰)委員 それはいろいろな見方によると思うのですが、これは水かけ論だからやめます。  ただ、ここで井上公益事業局長さんにちょっと尋ねたいと思うのですが、いまLPGの公共性について長いこと、コストの問題で御議論を申し上げたのですが、井上局長のLPGに対するほんとうの見解を...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまの井上局長の御答弁で、なるほどプロパンガスの売り方の現状、都市ガスの状況、これは十分よくわかります。理解もできます。そのとおりだと思うのです。ただ私ここで問題にいたしたいのは、LPGの配給のあり方です。いわゆる各家庭に配る方法、これについて都市ガスのように画...全文を見る
○吉田(泰)委員 私は公共性ということを前面に出して特に価格の問題で質問申し上げたのですが、いま小売り店の皆さんが経営上非常にむずかしい段階にきている。事実非常に収益もない。改善の方策はなかなか立てにくい現状だということは通産省の皆さん方はよく御存知だと思う。もう一つ、われわれも...全文を見る
○吉田(泰)委員 現在の小売り店が五万六千軒あるというのですが、いま新法が提案されて、各府県ごとに非常にかけ込み認可が多いと思う。こういう業者が非常にふえる。現在は要件がそろえば認可しなければしようがない。小売り店がますます既得権益を取ろうと思ってずいぶん申請を出す、こういう問題...全文を見る
○吉田(泰)委員 それは、たとえば大体三トン売るために三百軒売りますね。二百五十軒から三百軒くらいの得意先を持たなければいけないのです。私の調べではそうです。通産省のお調べもそうでした。そうすると、たとえばコストの調整がなくて、おたくのいま言うよな小売り店の理想像が十トンとするな...全文を見る
○吉田(泰)委員 そのことは、収益性、生産性が上がっていってよくなるということはわかります。もちろん当然です。たとえば、単純に算術計算で、十トン売ってとにかく百円として十万円ですよ。私はわかりやすく説明するのです。それで販売主任者を置いて、小売り価格がいかぬ、もう少し小売り価格の...全文を見る
○吉田(泰)委員 よくわかりましたが、十トンですか、十五トンで五人ですか、それで三割下がる。大体小売り価格とコストの安定、コストのことが、価格のことがいま問題になっておるのですがね。局長はいま三割三割とおっしゃっていますが、頭の中では幾らにお考えになっておるのですか。望ましい小売...全文を見る
○吉田(泰)委員 そうすると、六十円としますね。六十円で、卸売り価格が三十円。その三十円のマージンで、協業化で五人ですね。そういうことですね。三割上がるとか上がらぬとかいう問題じゃないですよ。最終コストですから、小売り価格マイナス卸売り価格を五人で割ればいいんですね。そういう販売...全文を見る
○吉田(泰)委員 いまのコストの価格の問題は水かけ論になりますからこの辺でやめますが、現実に私はいまの時点でとらえてほんとうに申し上げたいのは、現在保安の確保が前面に出ておっても、私が一番危惧するのは、消費者の方々が非常に心配しておるのは――いま公益事業局長からお話のありましたよ...全文を見る
○吉田(泰)委員 最後に通産次官にお伺いをいたしますが、われわれこのLPG法案の趣旨には、事故も多いですし、保安の確保ということで全く心から賛成なんです。ただ、先ほど来質問申し上げましたように、一番肝心ないわゆる公共の福祉の点が、保安の確保ということだけが前面に出てきた。いま局長...全文を見る