依田智治

よだともはる



当選回数回

依田智治の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第142回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。一昨日いただきました法務大臣の所信に対しまして四十分間いただいておりますので、基本的な諸問題について質問させていただきたいと思います。  初めに、やはり法務行政の基本的な問題について改めて法務大臣の所見をいただきたいと思うんです。...全文を見る
○依田智治君 ありがとうございました。  やはり司法なり法務行政というものは、本当に国民の権利とか国民の平穏な生活を維持するという意味でまさに身近な、そして国民のニーズにこたえるものでなきゃならないと思っておりますので、当法務委員会もそういう面では一体となって努力をしていく必要...全文を見る
○依田智治君 いずれにしても、国際的にもこういう組織的犯罪に対する取り組みを強化しようというようなことは、サミット等においても我が国首相としても我が国の大臣等でも約束している問題でございますし、日本が国際的水準からそういう点が低いということになって日本がそういう犯罪の温床になると...全文を見る
○依田智治君 いや、こういうことになるんじゃないかと私は実は心配したわけでございます。公安審査委員会が解散棄却決定したと。じゃどうなるんだ。まあ麻原も捕まったし、大多数捕まったからほとんど問題ないということだったと恐らく思うんですが、あに図らんや大変な状態だという感じがします。し...全文を見る
○依田智治君 この会社なりそういう商売がどういう形態をとっているのか、株式会社になっているのか、どういう形態か知りませんが、いずれにしても宗教法人という隠れみのはなくなっているわけですので、彼らとしての経済活動というのは少なくとも国なり地方に納めるべき正当な税金というものがびしっ...全文を見る
○依田智治君 ということで、結局宗教法人でなくなったから野放したと。したがって、あとはこれは解散させられなかったんですが、その後また復活してどうするかわからぬということになってきますと、これは結局破壊活動防止法なりなんなりの対象としてさらに治安当局が十分追跡していく必要がある問題...全文を見る
○依田智治君 検討過程なので具体的には答弁できないんだろうと思いますが、手おくれにならないように、対応できるようにひとつ真剣にお願いしたいと思います。  あとこの問題の最後に、やはり麻原裁判ですね、もう何かのらりくらり、この前訴因変更して多少あれといってもまだ十数年以上かかると...全文を見る
○依田智治君 裁判の迅速化という問題は、この事件のみならず我が国の司法に課せられた大変重要な問題だと思っていますので、また後日、時間をいただいていろいろ議論したいと思っています。  最後に、あと五分しかなくなっちゃいまして、少年問題をしっかりとやりたいと思っていたんですが、大臣...全文を見る
○依田智治君 どうもありがとうございました。  終わります。
04月02日第142回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。  皆さん、弁護士の専門家が多い中、また法務大臣経験者が多い中で私の方は素人みたいなあれですが、トップバッターでございますので、基本的な問題について数点お尋ねをさせていただければありがたいと思います。  まず、法務大臣に、これは...全文を見る
○依田智治君 やはり国民のニーズ等にこたえて適正な法律業務が執行できるということが大変重要だと思います。  そこで、この法律家というのは世界的に社会的にはプロフェッショナルということで高い地位に置かれているというように承知をしておりますが、この制度に基づく場合、一応どこの国でも...全文を見る
○依田智治君 私も余りこの方面を研究したことがなかったんですが、音といっても五十年代の終わりごろ、総理の秘書官をしておりましたころに、やはりアメリカとの貿易摩擦というか、関税障壁の撤廃とかいろいろなっているときにこの外分受け入れ問題というのがクローズアップされているという印象があ...全文を見る
○依田智治君 今、中身について御説明をいただきましたが、五年を三年にする、しかも三年の経験というのは、今までは資格を取った国でなきゃいかぬというのが今度はどこか違う国でその法律についてやってもいいとか、日本での経験も一年は加えるとか、そういうような点等をいろいろやると相当世界的に...全文を見る
○依田智治君 先ほど調査会と申しましたが、外国弁護士問題研究会ですね。この報告が昨年の十月三十日に出て、ほぼこの基本線に沿って今回の改正はなされておるというように承知しております。そういう中でいろいろ詰めて、先ほどどちらかと言えば進んでいるということで申し上げましたが、やはり外国...全文を見る
○依田智治君 最後に、法務大臣、外弁制度はやっぱり時代のニーズの中でより適正なものにしていく、非常に結構だと思います。  ただ、これはまだこの委員会で別途いろいろ議論したいと思っていますが、日本の弁護士自体が外国に比べると国民一人当たりではアメリカの二十分の一以下ということで非...全文を見る
○依田智治君 終わります。
04月09日第142回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。  自由民主党を代表して、簡単に法案の基本的問題を質問させていただきたいと思います。  出入国管理法のこの改正点、いろいろ関係者からは非常に要望の強いものでございましたが、政令で定める地域というのが書いてありますが、この政令で定...全文を見る
○依田智治君 台湾としますと、沖縄とも近いというようなことで本邦への渡航者も近年相当ふえておる。便利になれば恐らく今後もますます増加してくるんじゃないかと思いますが、そのあたりについて最近の状況をちょっと御報告願いたいと思います。
○依田智治君 これまでこれだけ大勢の人が入ってくるんですが、外務省、法務省とも一々証明書を発行したり大変苦労が多かったというように聞いています。今度のこの法律の改正によって事務の大幅な省力化、合理化がなされるんじゃないかと思いますが、概要をちょっとお伺いしたいと思います。
○依田智治君 大幅に簡素化されると。また、渡航者にとっても一時通過上陸とかその他も可能になるというようなことで、今回の措置によって相当な渡航者の増加というのが見込まれるんじゃないかと思いますが、そのあたりはいかがですか。
○依田智治君 そういうことで、非常に双方にとって便利な制度だと思うんですが、我が国の場合、これまで台湾護照の扱いというのは、いわゆる日中共同声明との関係においていろいろ今日までこういう状態のまま置かれてきた、こういう事情があるわけです。  世界各国でも、台湾を国家として認めてい...全文を見る
○依田智治君 世界の状況はそんな感じですが、我が国の場合は、日中国交正常化の日というのが昭和四十七年九月二十九日ですが、それ以後出管法上の旅券には当たらないということで今日のような非常に面倒な措置になっておったわけです。  一方、日台間については、非常に我が国と近接して、しかも...全文を見る
○依田智治君 終わります。     —————————————
04月16日第142回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。時間を一時間いただきましたので、当面するこの法案の問題点について質問させていただきます。  今回、いろいろ質問する関係で研究してみたわけですが、今日の我が国の社会の複雑高度化、さらに国際化の進展という中で、いろいろ法的ニーズという...全文を見る
○依田智治君 今、最新の我が国の法曹人口は二万二千人、外国等と人口比で見ると圧倒的に少ないということ。少ないといってもいろいろ要因があって、これから若干お伺いしたいと思うわけですが、一般的意見としていずれにしても我が国の場合は法曹人口が外国と比較して少な過ぎるんじゃないかという意...全文を見る
○依田智治君 経済界等も少ない、足りないと言うのは、言うなれば法律を相談する弁護士なんかが非常に少なくて不便しているというようなことなんでしょうか、そのあたりはどうなんでしょうか。
○依田智治君 やはり今後社会が複雑化、高度化してくるに従って、そういう要請はますます高まってくるということは予想されると思います。  一方、司法書士とか行政書士とか税その他法律事務を扱う隣接の専門職種というのも多数あるわけでございますが、我が国の場合はそういうような者が相当多数...全文を見る
○依田智治君 これだけ多数の隣接法律専門職種がおられるわけでございますので、やはり私は社会的ニーズにこたえるために、法曹を中心としつつ、こういう業種とも連携し、一体的な形での充実した法律サービスが提供できるということが重要じゃないかと思いますが、このあたりは何か御研究されておるで...全文を見る
○依田智治君 これだけ多数の職種があるわけでございますので、総合的に検討して、社会的ニーズによりよくこたえるような制度をぜひ検討していただきたいと思います。  さて、我が国の裁判というのは極めて長くかかり過ぎているなということ、そういうような点から裁判制度自体に問題があるのかど...全文を見る
○依田智治君 裁判官の場合は、私の友人なんかは自宅に大量の書類を持ち込んで幾つも事件を抱えて非常に苦労しているというふうなことをよく聞くんですが、裁判が大幅におくれる理由も、やはり担当する者が非常に手薄だというようなことがあるのかどうか。この間、定員法の改正でいろいろ事務官とかそ...全文を見る
○依田智治君 平均的に見ると、六十年以後七五%が一年以内に裁判が終結していると。ちょっと一般的認識からするともっと相当長くかかっているなということでございましたが、改めて認識させていただいたわけです。  ただ、やはり社会的に注目するような事件、できるだけ早期に解決が欲しいという...全文を見る
○依田智治君 そうしますと、来年は八百だと、その後三年間、まず社会的ニーズ、経済界を初めその他からふやしてくれという要望も強いからとりあえず千人でやってみて、その結果を踏まえて今後どうしていくかを考えようと、こういうことですね。  そこで、この法案の中身ですが、二年の司法研修所...全文を見る
○依田智治君 いずれにしても、今後それが千五百人になったら今の教育方式では大変だろうなということが想像されるわけですが、そのあたりはまたいろいろ司法試験プラス修習制度のあり方ということで根本的に考える必要があるんだなという感じがしております。  そこで、法務大臣、これは基本的な...全文を見る
○依田智治君 私は、直ちにこういう制度にしろということではなくて、やはり十分検討に値するんじゃないかな。その場合、一体的な考えとして手とり足とり修習するというこの制度、二年を今度一年半にするにしても、そういうことよりもまず短期間にオリエンテーション的にちょっとやって、あとはもうオ...全文を見る
○依田智治君 裁判所、お願いします。
○依田智治君 それぞれやはり当初の司法修習というのはほんの入り口ですから、結局オン・ザ・ジョブ・トレーニングというのは、しかも時代の変化に対応したより的確な法律のサービスが提供できる、また法の判断ができる法律家をつくっていくということが重要ですので、今後とも力を入れていただきたい...全文を見る
○依田智治君 私は、行政法、労働法、国際法、いずれも極めて重要な分野だと思います。  これは膨大な数の法律になるわけですから、こんなものを全部教えたって意味がないわけですので、それぞれ行政法の基本、労働法の基本精神、国際法の国内法と違うところという勘どころをきちっと研修所で教え...全文を見る
○依田智治君 終わります。
05月28日第142回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○依田智治君 おはようございます。自由民主党の依田智治でございます。  私は三十分いただいておりますので、個々の項目というよりはむしろ総括的な問題、法案等を読ませていただいてちょっとお尋ねしておきたいという点を中心に幾つかお伺いしておきます。  まず第一問。これは民法の債権譲...全文を見る
○依田智治君 債務者対抗要件、第三者対抗要件という民法なんかでは一体的に扱っているようなものが別々になって、一方は登記という制度を導入しているというようなところで若干わかりにくい点があるわけですが、これらの点については後ほどクレジットなんかの法律との関係も含めてまたお尋ねしたいと...全文を見る
○依田智治君 そういうことで、債権流動化のためにやはりぜひ必要だということでこれは提案されているわけですが、現在、参議院の方で審議しております特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律、いわゆるSPCの関係、これも密接に関係する法律と思いますが、これとの関係というのをちょっと...全文を見る
○依田智治君 やはりこの法律は、多数の債権を一括処理するというときに登記という手段によって第三者対抗要件を具備するという意味で一般に利用可能な法律であると。しかし、今日のいろんな債権処理という社会的ニーズの中でやる場合に、特別なSPCというようなものができて、それを受け皿として推...全文を見る
○依田智治君 大分実績を上げておるということでございますが、この場合はリース、クレジットというような比較的限られた種類の債権で、しかも監督官庁の監督が割合しっかりとしておるというような面もあって現在問題が生じていないのかなというように理解しております。  それで、リース・クレジ...全文を見る
○依田智治君 クレジット等の債権の場合は、監督官庁に、新聞公告で債務者にとって知らないうちにやられるというような事態が若干起こるかもしらぬが、よく事前の届け出とか書面等も出されておるので問題はない。しかし、一般債権となるとなかなか難しいんで、これは登記と。債務者対抗要件はまた別途...全文を見る
○依田智治君 しからば、債権譲渡登記というのは、この事務は登記所で行うということになっておりまして、登記事務特別会計というので二億円余りが今年度予算で計上されておるという状況でございますが、この登記はどんなぐあいで行うのか。通産なんかは東京一カ所でやっているようですね、クレジット...全文を見る
○依田智治君 登記という制度でこれからコンピューター等を導入してやっていくということでございますが、債権の流動化という点ではアメリカでは相当に進んでおる。ヨーロッパはそれほどでもないけれども、イギリスあたりが若干やっておるというようなことで、フランスはまたダイイ法という別な系統の...全文を見る
○依田智治君 大臣、せっかくおられますので、衆議院の方のこの法案審査で、最後に附帯決議等で今後いろいろな面で検討してくれというのがついています。今私が質問した中でも民法、特債法、そして今回の法律、さらに国際的方向というのも十一年ころにはまたびしっとしたものが出てくるというような状...全文を見る
○依田智治君 ありがとうございました。終わります。
06月04日第142回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。  先生方にはお忙しいところを御出席いただいて貴重な御意見を賜り、本当にありがとうございました。先般、法務省等に質問した事項の中で不明な点も大分わかったような気がいたします。ありがとうございました。  そこで、時間が余りありませ...全文を見る
○依田智治君 ありがとうございました。もっと聞きたいのですが、それでは一人一問ずつお聞きしたいと思います。  岩原参考人、SPCの仕組みで大量に債権を流動化していくということは私は賛成であり、ぜひやっていただきたいと思うわけですが、ただ、このSPCは債権を回収する専門家じゃない...全文を見る
○依田智治君 どうもありがとうございました。  最後に小野先生、先生が「金融法務事情」というので去年の暮れ、「債権譲渡における対抗要件をめぐって」ということで何人かの専門家の方々と意見を交わされておる中で、理論的にこの三つの法律のどちらが優先するかという問題、場合によっては二重...全文を見る
○依田智治君 どうもありがとうございました。  こういう制度が新たにできる、それでやはり登記自体が債権の存在自体を証明するものじゃない、そういうような点もいろいろ考えますと、やはり関係者が、後で別に第三者対抗要件を具備した人がいるかもしらぬ、ちょっと登記を取り寄せてみようとか、...全文を見る
08月21日第143回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。  当予算委員会におきましても、我が党の同僚議員が昨日来、当面の緊急課題である金融経済対策等、また国政、教育、福祉等全般の問題に触れておりますが、私は、やはりこうやっている中にも国家として対応せにゃならぬような安全保障上の問題、危...全文を見る
○依田智治君 私も今度の参議院選で全国を回りました。国民にこういう苦しい時代は何とか話せばわかっていただけるんじゃないかという希望を持ちながら、六大改革の問題、財政構造改革がなぜ今必要かというような問題をいろいろ訴えてまいりました。しかし、なかなかそれをわかっていただくほどの、お...全文を見る
○依田智治君 内閣の総力を挙げてこの難局に対処していっていただくようお願いいたします。  では、本論に入りますが、まず我が国の日米安保関係、これを踏まえてのガイドライン、これは先国会等からも懸案になっております大変重大な問題でございます。先般、高村外務大臣がアメリカへ行って引き...全文を見る
○依田智治君 外務省としてもACSA協定の改定等いろいろ出しておるわけですが、外務大臣の所見もお伺いしたいと思います。
○依田智治君 総理は安保会議の議長であり、国の安全保障の最高責任者であるわけでございますが、橋本総理の共同宣言以来積み上げてきたこの努力、実現に向かってぜひ努力いただきたいと思いますが、総理の決意のほどをちょっとお伺いしたい。
○依田智治君 このガイドライン関連法案につきましてはまだつるしになっていて残念なんですが、委員会の段階でまた問題点等を掘り下げたい、こう思っておりますが、きょうは予算委員会でございますので、最近この法案をめぐって若干論点になっております点四つばかりを取り上げて、大臣並びに総理の御...全文を見る
○依田智治君 周辺事態というのは、我が国周辺において我が国の平和と安全にとって重大な影響を与える事態ということですから、やはりそういう事態が起これば独立国家として対応するというのは当たり前。これについての議論はまた委員会等に譲るとしまして、次に国会承認の問題がございます。  総...全文を見る
○依田智治君 PKO法でも、現在凍結になっておりますいわゆるPKFを出すときは国会の承認を得るということになっておるわけでございますが、そういう意味で、また同じ治安出動的なものでも海上における警備行動というのは長官が総理大臣の承認を得てやるというふうに、それぞれの中身によって段階...全文を見る
○依田智治君 先般、秋野さんの悲しい死亡というのがありましたが、そういう点も考えますと、やはり不測の事態に備えて身を守るための武器の携帯というのは当然認めるべきだ。  法制局長官、これは法案が出されておるわけですので憲法上全く問題ないと思いますが、この点についての法制局長官の見...全文を見る
○依田智治君 ありがとうございました。  あと一点、議論を呼んでおりますのは、民間空港、港湾等の使用、地方公共団体等に対して協力を求めるというか、この関係です。この点は、防衛庁長官、どんなぐあいになっておるのでございましょうか。
○依田智治君 本当に国の平和と安全にとって重大な事態が起こっているというときに協力を求めるという程度のことでいいのかというような議論もありますが、これはまた後日に譲るとして、もともと基地を平素から整理、統合、縮小して非常にコンパクトに、平時において必要最小限の基地を維持していこう...全文を見る
○依田智治君 きょうは、時間の関係上、問題点を指摘して努力をお願いすることにとどめます。  次に、日韓漁業協定です。本年一月破棄して、来年にはもう満期になる。それまでには何とか締結しなきゃならぬ。ただ、この問題は竹島という領土問題がかかわって安易な妥協ということはなかなかできな...全文を見る
○依田智治君 ぜひ真剣な努力をお願いしたいと思います。  次に、これは総理の所信表明演説の中にもございましたので直接総理にお伺いした方がいいかなと思っておるんですが、国連の改革という問題がどうも最近スピードが落ちているかなというような感じがします。ちょっと調べただけでも、我が国...全文を見る
○依田智治君 いろいろ他の国の協力も得なきゃならぬ、またいろいろ地域ごとに大変複雑な問題もあってなかなか難しいかと思いますが、私は、我が国は我が国なりに、その国にはその国なりの憲法もあり、いろいろあるわけでございますから、そういう国の姿をもって国際社会の中に積極的に貢献していくと...全文を見る
○依田智治君 次に、これもやっぱりしっかりと対応しておっていただかないと大変なことになるぞということで、イラクに対する国連査察、これが最近何か滞っていると。  これは、国連安保理の六八七決議で大量破壊兵器完全廃棄の受け入れをして検査を受け入れている。そして、やっぱり核兵器を含む...全文を見る
○依田智治君 国によってちょっとニュアンスが違うようでございますが、こういう問題は歯どめがかからなかったら本当に大変な事態になる、こう思いますので、我が国としても真剣な御努力をお願いしたい。  次に、新聞等に出ておって、早速外務省から取り寄せて読ませていただいたんですが、国連の...全文を見る
○依田智治君 いろいろ意見はありますが、少なくともレイプキャンプとかセクシャルスレイバリーとか、こういう性的奴隷という表現で扱われるべき状況ではないということでございますから、この点しっかり対応していただくようにお願いしたい。  この外交・防衛問題の最後にBMDですね、防衛庁長...全文を見る
○依田智治君 このほか質問したい事項としては、沖縄の米軍基地問題とかPKO要員の安全性の問題その他いろいろございますが、また当委員会においても同僚議員等が質問すると思いますので、次に最後のテーマとして、きょうの朝以来話題になっていますが、国際テロとか我が国における組織犯罪というも...全文を見る
○依田智治君 等ということで、急に質問しましたから、七カ国挙げられておるわけです。そんな実態も踏まえると、けさ以来質問がありましたように、本当に国際社会一致協力して、こんなテロなんというのは、まさにひきょうなる人類に対する最大の敵でございますからなくしていかなきゃいかぬ。しかし最...全文を見る
○依田智治君 今ちょっと資料が出てきましたが、米国の国防省が国際テロ報告書の中で挙げている国は、キューバ、イラン、イラク、リビア、北朝鮮、スーダン、シリア、この七カ国でございます。こういう状況で、サミットでももうずっと前のボン宣言以来必ずテロ対策の強化ということでやっておるが、相...全文を見る
○依田智治君 やっぱり外務省はアジア等でどのテロ関連条約にはどの国が入っていないなんという程度のことは即刻答えられるぐらいにしておいてもらわぬと、何をやっているのかということになりますよ。手帳に書いて持っているぐらいのことでやってもらいたい、こう思いますので、この点はよろしくお願...全文を見る
○依田智治君 出入国管理とかその他いろいろ考えますと、本当に我が国にそういう過激派が入ってきて何かやろうとしたら非常に簡単にできるんじゃないかなという点が心配でございます。これは、官邸等もなかなか建てかえしないで、まだそういうセンター自体も小さいところへつくっているような状態でご...全文を見る
○依田智治君 きょうは警察庁にも来ていただいていますが、暴力団犯罪、特に麻薬、覚せい剤、銃器の不正取引というようなものも大変ふえておるというふうに聞いていますが、数値的な問題等を含めて現状を御報告願いたいと思います。
○依田智治君 携帯電話という話がございましたが、本当に通信手段が多様化している中で、そういうものを利用した複雑な犯罪というものが非常に心配される状況でございまして、これに対して検察、警察は現行法律を活用して取り組んでいるけれども、どうしてもそれでは限界がある。組織ぐるみないし組織...全文を見る
○依田智治君 こういう現状を踏まえて組織犯罪三法もつくられまして、現在、罰則を強化するという問題それから証人を保護して名前を出さないで証言してもらうというようなこと、これはまあ当然なことだなと。諸外国でもやられていることでございます。  あと二つだけ、時間の関係で絞ってお伺いし...全文を見る
○依田智治君 最後に、この法律の一番争点になっているのは通信の傍受だと思います。  現在、通信手段が非常に発達している中で、犯罪者もこれを利用してくるということでございまして、最後のとりでとして、やはり適正な手続によってぎりぎりの場合はそれを可能とする。諸外国ではそういう制度を...全文を見る
○依田智治君 通信傍受といいますと、やっぱり憲法上の「通信の秘密は、これを侵してはならない。」、こういう憲法上の規定との兼ね合いにおいて非常に慎重を要すると思います。  最後の質問としまして、法務大臣と国家公安委員長に、こういう手段を与えていただいた場合に、これをやはり適正に運...全文を見る
○依田智治君 大臣からもお話しいただきましたように、やはりそういう法律で手段をいただいた場合、令状請求なりなんなりそういうものが本当に幹部の掌握のもとに適切に行われて、適切に人権が守られる、日本は犯罪天国だなんということにならないようにしっかりとした対策を講じていただく必要がある...全文を見る
○依田智治君 以上で終わります。  どうもありがとうございました。
09月03日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第2号
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○依田智治君 私は、きょう午前中の本会議の質疑等も通じて感じましたのが、本当にこの国の安全保障というものを確保する体制に成っているか、基本がそのままになっていながら上辺の議論をしているなと。もともと弾道ミサイルというものに対応するような情報体制も、またこれに対応できる防衛力も何も...全文を見る
○依田智治君 弾道ミサイル防衛と言うと聞こえはいいんですが、これから何年かかるかわからないと思うんですよ。じゃ、その間における我が国のこういう問題に対する防衛、情報収集も含めた対応策というのはあるんですか、防衛庁。
○依田智治君 私は、現時点のミサイル防衛の技術でこれを撃ち落とすことは不可能だ、なれば、ぎりぎりもうどうにもならない場合は相手の発射基地をたたく以外にないということだと思います。この間アメリカが化学兵器工場を爆破したようなぐあいに、日本にぼんぼんとミサイルが飛んでくるという状況だ...全文を見る
○依田智治君 国の安全保障というのは、やっぱりとことん突き詰めて、本当に大丈夫かということで防衛庁当局としても詰めて検討を進めていただきたい。よろしくお願いします。  終わります。
○依田智治君 当委員会の中に出ていないので、これは内閣の問題なんですが、安全保障会議ですね。私はかねがね、湾岸戦争が起こったときも直ちに内閣で安全保障会議を開いて、これが我が国に対してどういう影響があるかということをやるべしと、こういう意見を持っておったんですが、当時、一カ月近く...全文を見る
09月08日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。  砂漠化対処法案、これは地球規模の極めて重要な問題でございますが、現下の一、二の緊急な問題につきまして防衛庁長官に基本的な考えをお伺いした後で砂漠化について御質問をさせていただきたいと思います。  一つは、私も防衛庁OBで、本...全文を見る
○依田智治君 これは専門的分野だけに極めて奥深く難しい問題でございますが、ひとつ徹底した対策をこの際講じていただくように。この点については、当委員会等でもまた別に御質問する機会もあると思いますので、これだけにいたします。  あと一つ、ミサイル。  先般、日韓議連で韓国へ行って...全文を見る
○依田智治君 ないことの証明というのはなかなか難しいわけですが、昭和五十年代後半、大韓航空機事件のときに、当時のソ連は最初徹底的に否定した。しかし、当時、我が自衛隊の稚内等のレーダーサイトでキャッチした交信記録等によって、国連総会で米国と協力して提出して、ついにその事実を認めさせ...全文を見る
○依田智治君 今御説明あったように、この条約が遅まきながら出てきたと、そして途上国にまず真剣に取り組まさせてそれを先進国等が資金面その他技術力等でバックアップしていく、こういう構想だと思うんです。そこで、現在百二十四カ国とこの資料にありますが、締約国になっているということですが、...全文を見る
○依田智治君 一方、資金援助というものがこれは大変重要だと思うんですね、かんがい施設をつくったりいろいろやっていく。そうすると、先進国が相当これに熱心にならなければなかなかこの計画は推進できない。  それで、この締約国の名前をすらすらと見ると、アメリカなんか入っていないですね。...全文を見る
○依田智治君 それで我が国の場合、いろいろ党の経済協力の会議等でも、ODA計画の中で砂漠にかんがいして緑が戻ったとかいうような事例の報告も受けて、そこそこ取り組んでいるなと思っておったんですが、今ごろ、もう発効してから大分たっちゃっていると。それで、何か今回、十一月ごろ委員会が開...全文を見る
○依田智治君 この条約を批准したからといって国内法をつくる必要はないというように聞いておるんですよ。そういう点からすれば、こういうものは金も出していることだし、発言をもっと大きくしていく意味でやるべきだったなと、こういうような感じがします。しかし、遅まきながら早くこれを上げるとい...全文を見る
○依田智治君 ODA等の関係等も質問したかったんですけれども、もう私の持ち時間、間もなく終わりますので。  大臣、今の議論を聞いておって、膨大な砂漠化というものに対する地球規模の取り組みというのは非常におくれがちだなということでございます。これはもっともっと、例えばテロ対策のた...全文を見る
○依田智治君 G8とか、そういうようなところでも大きく議題にして、少なくとも先進国はアメリカを初め全部入って、一致協力してバックアップしていくという体制がぜひ必要だと思いますので、今後とも強力な取り組みをお願いしたいと思います。  以上、終わります。
09月17日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。  私は、きょうは、ただいま防衛庁長官から御報告のございましたこの調達実施本部の問題、さらには北朝鮮ミサイル発射問題、その他若干の外交・防衛上の問題について、防衛庁長官並びに外務大臣にお尋ねしたいと思います。  まず調本の事件で...全文を見る
○依田智治君 今、大臣からるる御説明がございましたが、やはり防衛装備品の調達にはいろんな意味でそういう制約があると。しかし、だからといって不正が行われていいというものじゃないわけです。そこに今回のいろいろな問題がある。  そこで、前回の委員会でもいろいろ各委員から指摘がありまし...全文を見る
○依田智治君 防衛装備品調達の特殊性という面、それから今回の事件について私は組織的対応という問題で、組織としてもっと真剣に対応して、真のあるべき調達の価格ということで処理しておればこういう事案は起こらなかったと思っているわけでございまして、各種委員会とも通じましてしっかりした体制...全文を見る
○依田智治君 防衛庁の方は、現時点の防衛庁の持っておるいろんな情報等を含めてどのような判断をされておるのか、お答えください。
○依田智治君 この点は、衛星の打ち上げにしろ日本への脅威は変わらないという点については官房長官も談話等で発表しておるわけでございますが、やはり我が国の上空を、それで第一段、第二段ロケットのブースターみたいなものが日本海上に落ちたりいろいろしておる、太平洋に落ちたりしておるという状...全文を見る
○依田智治君 今後、いろいろ国連総会の場とかその他の機会を通じて、日米韓の間での話し合いとかその他いろいろ機会があるやに報道されておりますが、このあたりの場も十分活用して、一致してこの問題に対する対応策を講じてもらいたいと思います。  報道によれば、北の方は、我が国のいわゆる宇...全文を見る
○依田智治君 私は、それは極めて米韓と認識を共通にしつつ北朝鮮政策というものをしっかりと進めていく必要があると思うんです。ただ、この間、いろいろと新聞紙上等で見ますと、米国と北朝鮮との間のいわゆる米朝協議というのは着々と進んでいまして、いろいろ米朝合意なんかも発表されておるし、そ...全文を見る
○依田智治君 この北朝鮮問題は、我が国だけで何を言ったってこれはどうにもらちが明かないという問題だと思いますから、これは特にアメリカとしっかりと協調しながら対応策を講じていくことが大変重要じゃないかと思っております。  あと対米関係でいろいろ質問をしたいことがあるんですが、時間...全文を見る
○依田智治君 大変な積み上げ努力の結果、橋本前総理を筆頭に本当に従来の常識を破るほどの大変な努力を重ねた結果でき上がったのがSACOの最終合意ですから、この実現以外に私は今この基地問題、そしてまた日米安保体制を維持しつつアジア地域の安全、ひいては世界の安全に寄与していく方法はない...全文を見る
○依田智治君 これで終わりますが、一点だけ。  ミサイルのところで質問し残したところがあって、質問ではなくて一言だけ触れておきます。  きのう参議院でも、私どもの党の中でこの問題に関連して情報偵察衛星の関連の会議があった。その際に、防衛庁、外務省、内閣、経済企画庁とか各省それ...全文を見る
10月14日第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第5号
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○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。  当委員会における審議も三日目に入って、大分問題点も出尽くしておるという状況でございますが、私はそれらの議論を踏まえまして、二点に絞って質問をさせていただきたい。  一つはJRの厚生年金移換金の追加負担問題、これを土光臨調の昔...全文を見る
○依田智治君 大体、会社が立ち行かなくなったという場合に、何とかこれを立ち直らせていきたいというときには、できるだけ荷を軽くして、そしてやれる見通しを持って新会社をスタートするというのが本来である。そういうことで、重い荷物は清算事業団という公益清算法人に任せて、JR七社というもの...全文を見る
○依田智治君 したがって、このときにきっちりとこの問題は、JRは少なくとも将来においてこの問題について、あとは自己責任において積極的に対応していく、しかしそのための財源なりいろんな問題については十分面倒を見るというシステムでスタートしていれば今日の問題は生じない。  しかし、こ...全文を見る
○依田智治君 平成八年の閣議決定で「最終的には国において処理する」というのがきのうも議論になっていますが、この文言は、私ちょっと調べてみましたところ、昭和六十一年の「国鉄長期債務等の処理方策等について」という中でも、旧国鉄において自主財源等でもってしてもなお残る長期債務等について...全文を見る
○依田智治君 十分国家的視野に立って今後ともしっかりした対策を推進していくようお願いして、私の質問を終わります。(拍手)
12月03日第144回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○依田智治君 では、私から報告させていただきます。  本委員会の河本委員長、柳田、高野、小泉各理事、鈴木、森山、齋藤、田、佐藤、山崎の各委員及び私、依田理事の十一名は、去る十一月四日から三日間、北方領土問題及び国の防衛等に関する実情調査のため、青森県及び北海道に派遣されました。...全文を見る
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。  新しい日韓漁業協定について質問させていただきますが、その前に、この秋に入りまして外交日程がたくさんありましたので、この点について一言触れておきたいと思います。  十月初旬に金大中さんが見えた、それで日韓首脳会談があり、さらに...全文を見る
○依田智治君 基礎はね。
○依田智治君 基礎はできたと言いますが、結局、私も今回初めて詳細に国連海洋法条約とかその他読んでみました。そうしたら、やはり海岸基線から二百海里、その中は自国の排他的漁業水域として漁民等はそれを主張する権利もあるし、そしてまたそれをする必要もある。また、そういう水域の中においては...全文を見る
○依田智治君 結局、今回妥協の産物としてこういう協定ができた。当面三年ということで、後は通告後六カ月で終了すると、こういうことになっているわけですが、通告しなければずっとこのまま続くと。  そこで、漁業の暫定線というんですか、領土問題その他もあって完全に排他的漁業水域というのは...全文を見る
○依田智治君 この日韓漁業共同委員会の協議というのはこれから非常に重要だと思うんですが、これは以前には三名ずつの委員の六人で成り立っていた。今回は二人減らして四人の委員会になった。やはり今度の新協定においては共同委員会の役割は非常に大きいと思うんですが、これは何か旗国主義に基づく...全文を見る
○依田智治君 政府関係者二名ずつで本当に実効性が上がる協議をし、旗国主義に基づく、一方はしっかりやるが一方は何かルーズになるというんじゃ意味がないので、このあたりをしっかりとお願いしたいと思います。  きょうは時間の関係でこの辺にしますが、結局私はここがポイントだと思うんです。...全文を見る
○依田智治君 それでは、水産庁にお願いします。
○依田智治君 両庁がひとつ力を合わせてしっかりと実効性ある的確な管理ができるようにお願いしたいと思います。  なお、漁業振興基金二百五十億、これの話を水産庁から伺う予定でしたが、時間の関係もございます、できるだけこういう振興基金を使わなくても漁民に被害が出ないような的確な管理を...全文を見る
○依田智治君 したがって、これの問題も含め、この正式な境界線画定交渉というのは今度はどんなぐあいにやっていくんですか、これは。
○依田智治君 誠意を持って継続するというだけの文ですのでこれで果たして、一行しかなっていないんですが、これはしっかりと今後ともできるだけ早い機会にそういう仕組みをつくって的確に対応していただく必要がある、この点を指摘して私の質問を終わります。  以上です。