若井康彦

わかいやすひこ



当選回数回

若井康彦の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第159回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○若井分科員 民主党の若井康彦です。  この間、市町村合併にかかわる議論が続いておりますけれども、私は、その中でも、特に小規模な自治体に対する町村合併の今後のあり方についてお聞きをしたいと思います。昨年の十一月に地方制度調査会の新しい答申が出たわけですが、それを受けて、この小規...全文を見る
○若井分科員 ありがとうございます。  前国会におきまして大臣は我が同僚議員の質問に答えられまして、先ほどの答弁にもありましたけれども、人口五千人未満では一人当たりの財政需要は百万円程度だというお話でした。それが一万人を超えると四十万、さらに三十万ぐらいが底になるだろうとおっし...全文を見る
○若井分科員 今の大臣の御答弁、大変に心強く思います。地方分権の受け皿として自治体の改革というものをお進めになるということを趣旨として、この合併の問題についても取り組んでいかれる、財政の効率、行政の効率だけではないというふうに承りました。  ちなみに、先ほどの一万人未満の市町村...全文を見る
○若井分科員 その十年後のことをちょっと私はお聞きしたかったわけですけれども、恐らく、私の計算ですと、先ほどの百万が三十万になる、あるいは一万人ですと四十万になる。六千億程度の額にすぎないんだろうというふうに私は算定をしておりますけれども、この六千億円程度の歳出の削減ということで...全文を見る
○若井分科員 では、一度ぜひ御一緒に視察に行っていただければと思いますけれども。  今のお話にありましたように、領海三百海里の議論ですとか水産資源あるいは国土管理という議論ももちろんですけれども、そこに伝統的に住んでおられるそうした方々が一種の自主自立の気概で地域を維持していく...全文を見る
○若井分科員 ということは、今後の見通しとして、これらについても平成十七年三月までにほぼ多数が合併を実現するというふうに考えてもよろしいでしょうか。
○若井分科員 それでは次に、先般の地方制度調査会の答申の内容に移りますけれども、小規模自治体をそのまま地域自治組織として移行させるというふうにこの答申を読んでもよろしいのかどうか、お答え願いたいと思います。
○若井分科員 私は、半生、全国津々浦々で自治体の地域づくりを応援するという仕事をしてまいりましたけれども、今お話のありました住民自治の強化あるいは住民サービスの自治体としての性能というようなことを全体的に判断しますに、必ずしも規模の大きな自治体が、効率がよい、サービスの水準が高い...全文を見る
○若井分科員 それでは、先ほどお話のありました、第二十八になりますか、この地方制度調査会の中では、そうした議論を引き続きしていただける、そして、小規模自治体の合併の方策については平成十七年度以降についても議論が続けられるというふうに理解をしてよろしいでしょうか。
○若井分科員 どうもありがとうございました。  私は、今回のこの市町村合併の議論の中核になっている部分が、先ほど千五百とおっしゃいましたけれども、この小規模自治体の今後のあり方についての議論であるというふうに理解をしております。ですから、この小規模自治体が今持っているコミュニテ...全文を見る
03月17日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
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○若井委員 民主党の若井康彦です。  同僚の下条委員、室井委員から、この法案の具体的な内容についてはいろいろ質問をさせていただきましたので、私は、日本の海の安全、あるいはその安全保障、そうしたものの中におけるSOLAS条約、あるいは今回のこの法案の位置づけですとか整合性、補完性...全文を見る
○若井委員 どうもありがとうございます。  今回の法律案ですけれども、改正SOLAS条約、これに対応するということになっておりますが、九・一一以前にIMOが最も問題にしていたのは、このテロの問題も含んでいますけれども、海上における海賊の問題ということだったというふうに私は記憶を...全文を見る
○若井委員 今の御説明によりましても、このSOLAS条約、大変に短い期間に批准をされるということで、ある意味でいうと、緊急避難といいますか緊急対応という性格の強い、そうした条約あるいは法案だというふうに思うわけですが、相変わらず、日本全体の海域については、テロの危険も含めて、さま...全文を見る
○若井委員 今の海上テロの具体的な想定というような問題については、先ほど、この危害行為の内容について同僚の委員がお尋ねをして、理解をさせていただいておりますが、我が国の海域全体の安全保障を、例えばシーレーンの防御というようなことから考えると、どのような考え方でそれに対処をしておら...全文を見る
○若井委員 今のお答えの中で、それとの関連でこのSOLAS条約を読むとすると、どこのところが接点になり、どこが整合をしているのか、その辺についてのお考えをお聞かせいただければと思います。
○若井委員 どうもありがとうございます。  それでは、ちょっと視点を変えて御質問を申し上げたいと思うんです。  私たちの日本という国は大変に長い海岸線を持っており、この海岸線をすべて均等に防衛する、あるいはその安全保障を図っていくということは、なかなか現実的には難しい問題だと...全文を見る
○若井委員 今お話のありました警戒監視活動、これと今般のこの法案におきます国際航海船舶の入港に係る規制ですが、この間の具体的な接点、そうしたものをさらに詰めていただいて、運用が円滑に行われるように努力をさらに重ねていただきたいと御要望をさせていただきたいと思います。  ちょっと...全文を見る
○若井委員 国際テロという観点から考えますと、先ほど百十二の港湾というお話がございましたが、最もテロの標的になりやすい港湾ですとか、あるいは、場合によってはこの百十二の港湾の中で最も守らなければいけない、非常に難しい選別になるかもしれませんけれども、実際のところは、この百十二の国...全文を見る
○若井委員 重ねてお尋ねをいたしますけれども、この百十二の港湾施設については、既に事業費が想定をされております。今、一般的な御説明をいただきましたけれども、具体的にはどのような形でめり張りをつけ、どのような形で例えば対策に優劣をつけているのか、その辺について、もう少しお聞かせいた...全文を見る
○若井委員 今お聞きしたのは、今おっしゃられたカテゴリーの具体的な内容について教えていただければ、私たちとしても、それらの予算についてチェックをするというか、検討する材料になると思うんですけれども、そうした具体的な資料はおありでしょうか。今は無理だとしても、後ほどそうした資料があ...全文を見る
○若井委員 それでは、その資料については後ほどいただければというふうにお願いを申し上げておきます。  SOLAS条約の外側といいますか、周辺の環境についてお話をいろいろ賜りましたけれども、日本の海域の総合的な安全性、そうしたものを確保する上で、この条約が、そしてこの法案が有効の...全文を見る
03月19日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○若井委員 民主党の若井康彦です。  私も、長い間、全国各地を歩き回りながら、こうした全国の自治体のまちづくりのお手伝いをしてきた、そういう立場から、今回のこの都市再生措置法の改正、そして、その中におけるまちづくり交付金、これをつくるということについては大変に関心を持って、きょ...全文を見る
○若井委員 長い間、戦後、今おっしゃられたような基盤整備というようなものを中心にこの地域政策を進められてこられた。それが、ある意味でいうと、時代の壁にぶつかっているといいますか、大きな曲がり角の中でどのような方向へ今かじを切っていかなければならないかということが問われている。 ...全文を見る
○若井委員 そういうお答えをいただいた上で、少し話を深められればと思うんですけれども、今全国に一億三千万人ぐらいの日本人が住んでいる。そのうちの半分が大都市圏、そして残りの半分の半分、四分の一がこうしたいわゆる地方都市に住んでいるというふうに私は認識をしておるわけです。  稚内...全文を見る
○若井委員 私自身考えますに、先ほどの日本全体の四分の一の方が暮らしておられる地方都市、そこを、ある意味でいえば安住の地にしていただける、それぞれの方々がここで言う超高齢化社会になっても一生食っていけるんだという場所にできるというふうに変えていくということが、私はこの法案の本当の...全文を見る
○若井委員 ちなみに、このまちづくり交付金について総務省の方ではどのようなバックアップといいますか支援体制を考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○若井委員 一般単独事業債を充当するということだけでは、私はこのまちづくり交付金が生かせるというふうにはとても考えられないわけですけれども、逆に言いますと、まちづくり交付金が、ある意味でいうともう少し財政的に余裕のある地域、ありていに言えば大都市圏の自治体というところにやはり還流...全文を見る
○若井委員 国交省のメンバーの皆さんだけではなくて、今の問題点の深刻性の程度の判断というようなものについては、例えば、第三者の入っている機関とか、そうしたものを大いに活用していただいて、より客観的な判断が盛り込まれるように期待をさせていただきたいと思います。  実は、ちょっと話...全文を見る
○若井委員 今の総論的な御説明は大変によくわかったわけですけれども、例えば、これは国費で七百三十億円ですかね、ですと、総事業費で恐らく千五百億円とかその程度の事業になるかと思うんですが、一件について三億円ぐらいの規模、それで、具体的にはどのようなまちづくりが行われてきたのか。そし...全文を見る
○若井委員 今お話がありましたけれども、このまちづくり総合支援事業においては、恐らくそれは補助の対象あるいは交付の対象をこのまちづくり事業計画という計画の内容に対して行っていたというふうに聞いておりますが、このまちづくり事業計画というものの内容あるいは輪郭というようなものはどのよ...全文を見る
○若井委員 今、私の手元にまちづくり総合支援事業の補助金の交付要綱というのがあるんですけれども、枚数にして十五枚、それぞれの事業について非常に詳しく規定をしておられます。こうした交付要綱について、今おっしゃられたような例えば住民の団体とか、そうしたところが対応できるというふうにお...全文を見る
○若井委員 そこで、私は、今回のまちづくり交付金制度の一番の問題点が明らかになってくるのではないかというふうに思うんですけれども、そもそも、地域で住民の方々がまちづくりを考える場合に、このように役所がつくったフォーマットに従って物事を考えるわけじゃないわけですね。  そうした、...全文を見る
○若井委員 今の局長のお話は、まさにこれから世の中が必要としているまちづくり計画の内容だというふうに私も同感です。  それでは、お聞きしたいと思いますが、今回のまちづくり交付金のベースになる都市再生整備計画ですね、その具体的な内容がこの条文の中にもあると思うんですけれども、それ...全文を見る
○若井委員 今おっしゃられた都市再生整備計画の目標を達成するための事業ということで、今国土交通省で定められておられるのは、例えば、公共公益施設の整備に関する事業であるとか市街地再開発事業、防災街区整備事業、土地区画整理事業、住宅施設の整備に関する事業、その他省令で定める事業という...全文を見る
○若井委員 それでは、お聞きいたしますが、このまちづくり交付金の中で、今局長が御説明をされた「一体となってその効果を増大させるために必要な事務又は事業」というところに、交付をされたお金のどのぐらいを使ってもいいか、ちょっとその辺についてのお考えがあれば、ぜひお聞かせ願いたい。
○若井委員 大変心強い御回答をいただいたとは思うんですけれども、今の八街の例に即して、例えば申し上げますと、具体的な形になって上がってくる事業の前に、その奥様方の活動というようなもの、あるいは計画を策定するために費やしている時間というようなものは、恐らく、今おっしゃられた都市再生...全文を見る
○若井委員 今、世界的な趨勢、例えばイギリスあるいはEU、まちづくりの支援制度というようなものが非常に充実をしている。確かに、道路をつくったり施設を建てたりする分について言えば、公共事業を投入すればそれで事足れりということになるかもしれませんけれども、一つまちづくり自身が前へ進む...全文を見る
○若井委員 わかりました。では、後ほどまたいろいろ教えていただければと思います。  今回のこのまちづくり交付金、都市再生整備計画については、国土交通省が直轄でこれを行われるというふうに考えていいわけですね。
○若井委員 それでは重ねて、このまちづくりという事業がすぐれてソフトウエアを大事にすべき領域の問題であって、国土交通省の中にもそれではそういうスタッフを充実していただくということを強く申し上げておきたいというふうに思います。  それでは次に、都市再生整備計画をどのように評価する...全文を見る
○若井委員 基本的には、今のところ、採択の基準については検討中である、試行錯誤の中で固めていきたいというお答えだったというふうに思うんですけれども、すべての市町村あるいはまちづくりを志す方々にとっては、その一点がこのまちづくり交付金についてのアクセスの目標になってくるわけですので...全文を見る
○若井委員 まちづくりというものは、非常に開かれた世界として、これから市民の活力、あるいは今ありました都市再生機構にいらっしゃるスタッフの方々も含めて、力を発揮していけるような、そういう仕組みを広くつくっていくことが大事だと思いますし、そのこと自身が私はまちづくりそのものだという...全文を見る
03月23日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号
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○若井委員 民主党の若井康彦です。  ただいま議題となりました国の補助金等の整理及び合理化等に伴う国土利用計画法及び都市再生特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  ...全文を見る
04月09日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
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○若井委員 民主党の若井康彦です。  今、三日月委員の方からお聞きをいたしましたけれども、明治の初頭に鉄道が建設をされるようになってから百年、今後、二十一世紀、さらにこの鉄道の資産、百年とはいわず、さらに長い間使い続けていかなければならない。その中間の時点に、国鉄の民営化、どの...全文を見る
○若井委員 あと二点ほどお伺いしたいんですが、管理費の部分ですけれども、六千億、七千億、これは、たしか現在の道路四公団の管理費、五千六百億ぐらいだと思うんですけれども、そうしますと、六会社をつくった場合には、現在の四公団よりもある意味でいうと規模が大きい、そうした会社ができるとい...全文を見る
○若井委員 第三点ですが、かつて大臣は、会社からのリース料の収入について、毎年元利均等でリース料を払っていくというふうに御説明なさっていると思うんですけれども、これが、今これで見ますと波を打っておりますけれども、この計算の裏には、何かもう少し詳しい試算なり、例えば会社別であるとか...全文を見る
○若井委員 この試算例につきましては、大変に、今国土交通省の皆さんがどういうふうにお考えか、いろいろ興味深いヒントがたくさんあると思いますので、また私たちの同僚とともにもう少し検討して、今後の委員会の中で議論をさせていただきたいと思います。  それでは、本筋の話に戻りたいと思う...全文を見る
○若井委員 そして、その次に、一九七二年にこれはプール制にするという決定をしておるわけですが、名神あるいは東名、これらについて単独でもし償還をしていれば、もう既に何回も償還ができるぐらいの収入はあったと思うんです。これをプール制にした理由というのは、簡単にお答え願いたいんですけれ...全文を見る
○若井委員 アメリカの場合は、今既に八万キロのネットワークを無料の高速道路網として実現をしている。日本はそれに対して、世界で一番高い、そうした有料道路のネットワークをここまでに七千キロ余りつくってきた。  本来、高速道路といえばフリーウエーということになるんでしょうけれども、日...全文を見る
○若井委員 私個人は、やや曲がり角を曲がるというのが遅きに失したかなという感もあるんですけれども、それはともかくといたしまして、では、これからどのような高速道路ネットワークをつくっていくのか、どのような手法でつくっていくのか、そして、この道路四公団が残してきたプラスの資産とマイナ...全文を見る
○若井委員 今のお話はちょっと私がお聞きしたことにお答えをいただいていないのではないかというふうに思いますので、もう少し私の方から申し上げたいと思うんです。  要するに、今、日本に一億三千万近い人間がいる。これは、それこそ五十年前は八千万しかいなかったわけです。そのうちの四分の...全文を見る
○若井委員 それでは、百歩譲ってといいますか下がってお話をさせていただきたいんですけれども、現在の高速道路のネットワークの計画、計画図を、例えば面積でカバーをしている率から、人口でカバーをしている率の絵で考えてみた場合に、どのぐらいのカバーの率になっているかという点、その辺につい...全文を見る
○若井委員 ということは、もう既に人口のカバー率でいうと一〇〇%に近い。すなわち、高速道路網としては、まず基本的に当初の目的は既に達成されているというふうにそれを読んでもいいんじゃないかと私は思いますけれども、それは言い過ぎかもしれません。これは感想です。  では、話をちょっと...全文を見る
○若井委員 この交通量の総量のデータというのは、恐らく、例えば先ほどの試算の例でいいますと、その後の収入の総額にそのまま響いてくるデータだと思います。私は、ですから、ここについては慎重の上にも慎重に、あるいは甘さは許されない、むしろ厳しい予測値で試算をしなければ、実際に新しい六つ...全文を見る
○若井委員 どうも、懇切な御回答をいただきまして、ありがとうございます。  今のような状況、いろいろ見てまいりますと、これからつくる有料道路というようなものについては、この十年ぐらいの間におのずと答えが出るのかもしれませんけれども、いずれにしても抜本的な見直しが必要で、今進めて...全文を見る
○若井委員 どうもありがとうございます。  さらに今の問題点について検討して、次の機会にまたいろいろお聞かせ願いたい。  質問を終わります。どうもありがとうございました。
04月20日第159回国会 衆議院 本会議 第25号
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○若井康彦君 民主党の若井康彦です。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提案の景観緑三法案について質問をいたします。(拍手)  まず初めに、今日の切迫した状況の中で、景観法とは何とのどかなと思われるかもしれません。しかし、百聞は一見にしかず、すべての国民は、この不透...全文を見る
05月11日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第19号
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○若井委員 おはようございます。民主党の若井康彦です。  この景観法、今の時代の状況に大変ふさわしい法案だということを私も申し上げたいと思います。  国民は、この景観を通じて国の今のあり方を見ていると思いますけれども、大臣を初め、きょうここに集まっておられる皆さんすべてが、今...全文を見る
○若井委員 今大臣のお言葉にありました価値観の転換ですけれども、基本的には私は、今の社会状況の変化というものを反映しているというふうに考えたいと思います。  それに関連いたしまして、先般、国土交通省は美しい国づくり政策大綱を発表しておられる。価値観の転換を背景に、これから公共事...全文を見る
○若井委員 今の三十事業の内容について教えていただければ大変ありがたいのですが、それに関連をいたしまして、あわせて、分野別の公共事業についてガイドラインを定められる。  先ほど石原大臣は、かみそり堤防をビオトープに変えるかどうか、そうした検討もしておられるやにお話がありましたけ...全文を見る
○若井委員 ということでありますれば、アセスメント及びガイドラインの内容については、景観法と連動をさせるというふうに私たちは認識をしておいてよろしいでしょうか。
○若井委員 それから、先ほどちょっと御説明がありましたけれども、景観というのはいわゆる環境などと違ってなかなか計数化しにくいということで、アセスメントにしてもガイドラインについても、非常に人間の感性といいますか、地域の特性、そうしたものを反映しているということになろうかと思います...全文を見る
○若井委員 では、次の質問に移りたいと思います。  緑とオープンスペースについてでございますが、国土審議会では、美しいまちづくりの柱の中に、公園や緑が不足をしている問題、あるいは町を美しくするための工夫が欠けている問題、そして失われつつある田園風景、この三本を挙げておられるわけ...全文を見る
○若井委員 今局長がお答えになられた内容については私も知っての上で御質問させていただいているわけですけれども、そういう確率的に出てくる緑地を都市内部にふやしていくということは当然だ、これまた、これまでも既にされてきているわけですね。例えば公園事業なりで粛々と進めてこられた。しかし...全文を見る
○若井委員 切りがありませんけれども、そうやって確率的に出てくる緑をどのように結びつけるかという、それこそが一つの公共的な施策だと私は思いますし、その点について、この都市緑地保全法の改正はまだ非常に不十分だというふうに私は思いますけれども、今後、さらに御検討をぜひお願いしておきた...全文を見る
○若井委員 田園風景といいますか農村景観の場合は、都市地域と違って、非常にそれぞれ個別の個性といいますか、非常に多様な地域だと思うわけですけれども、これらを一律に守っていくといいますか、そうしたことはなかなか難しいと思うんですね。  それだけに、都市地域でも同じですけれども、地...全文を見る
○若井委員 それから、先ほど国土交通省の皆さんにもお答えいただいたんですけれども、よく、悪名高き三面張り農業用水路、おわかりになりますよね、水路の三面をコンクリートで固めてしまうというような公共事業がかなりこれまで行われてきたと思いますけれども、これらの農業系の公共事業といいます...全文を見る
○若井委員 一昔前は私たちも、観光といえばパリとかローマに行って、いわゆる大都市の超高層ビルを見るというようなことが盛んだった時代もあったわけですけれども、今や、いわゆる農村景観といいますか、そうした部分こそ日本の本来の観光立国を担う、そうしたフィールドになっていくと思います。何...全文を見る
○若井委員 それでは、先般大臣が御答弁になられましたけれども、この五百二十四の条例、多いといえば多いけれども、自治体の数からすれば一部ではないか、であるからして、景観行政団体は都道府県または政令市、中核市を原則とするのだという御答弁があったわけです。  しかし、もし、これが一部...全文を見る
○若井委員 県は二十七、条例を持っているというふうにお話ありましたけれども、百万の都市から千の村まで持っているのが県でありまして、それぞれの自治体の中に入って、実態を明らかにしながら、県の条例を生かしていくということは、現実的には不可能です。やはり、基礎自治体がそれぞれの独自の個...全文を見る
○若井委員 いろいろこの法律の趣旨をよく読んでいきますと、例えば、今回の法律の中にある景観地区がもし指定ができれば、確かに、今局長がおっしゃられたようなことがこの景観法で網をかけることが可能なわけですけれども、よくよく調べてみると、この景観地区、もともとはこれは美観地区ですよね、...全文を見る
○若井委員 本来的な意味での都市再生とは何かということに関係があるんだと思うんですが、昨年でしたか、東京都に二百十三ヘクタールかの超高層ビルが建ったというふうに聞いておりますが、その建物が建った周辺の地域は地価が落ち、それから床の賃貸料が落ちている。今は、昔と違って、つくればその...全文を見る
○若井委員 もう一つお尋ねをしたいわけですが、先ほど景観をつくる上での三つのテーマ、町を美しくするための工夫が欠けているんじゃないかというお話をしましたけれども、今回の景観法でも、ある程度は意識されると思いますが、町の中に建ちます建築物のことであります。建物が建つ場合には、建築基...全文を見る
○若井委員 もしも、この地区計画制度で良好な景観が、町並みづくりが事実上可能であるのであれば、今さら景観法をつくる必要もないのかもしれません。何でこの地区計画制度ではそういうことができなかったのか、このことをもう一回、反省というと変ですが、よく考えてみながら今後の景観行政を進めて...全文を見る
○若井委員 確かに、憲法について触れたのは二、三歩勇み足だったかもしれませんが、景観基本法というようなものをさらに進んで定めていくということを御提案申し上げて、質問を終わります。  どうもありがとうございました。
06月16日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第26号
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○若井委員 民主党の若井康彦です。  去る二月二十七日の委員会の審議の中で、先輩の委員の質問に答えて、大臣は、都市鉄道の整備についてはまた別の機会にじっくり議論をしたいというお話がございました。  今、三日月委員もこの件について触れていますけれども、私は、この都市鉄道も含めま...全文を見る
○若井委員 鉄道の、これが一つの企業の私有財産ではなくて国民の社会資本であるという観点から考えますと、そのように支援をしていくという観点も大事ですけれども、もう一歩踏み込んだ政策というものがこれからは必要とされるのではないかというふうに思います。その内容については、またこれから時...全文を見る
○若井委員 当然、基本的な方向はそういうふうにあるべきだろうと思うんですけれども、例えばこの都市鉄道、北総開発鉄道の需要の見通しというようなことになりますと、そうした定性的なお話だけでは議論が進まないと思います。  先般の、平成十六年三月の下方修正をされた十五・三万人というフレ...全文を見る
○若井委員 ちなみに、では、お聞きしますけれども、ここ数年間、年間どれぐらいの人口がここではふえているのか、数字を教えていただきたいと思います。
○若井委員 局長も御存じだと思いますけれども、先般の人口再生産率一・二九という数字は御存じですよね。これは千葉県ですと一・二〇です。東京都内は一を切っている。そうした首都圏の状況の中で、さらにこれから、社会状況が変化をして、人口がふえ、住宅需要が増加をする、そういうフレームになっ...全文を見る
○若井委員 それは、このフレームというのは、十年後に十五万人強、国が責任を持ってそこまで事業を進めていただくというふうに私たち地域の者とすれば確信をしていいということですね。  それで、都市再生機構の話ですけれども、やはり都市基盤整備から都市再生へ、要するにテーマが移ったから、...全文を見る
○若井委員 途中をはしょりますけれども、二〇一〇年に、この北総開発鉄道のいわゆる路盤のところは成田新高速鉄道として成田空港まで延伸をするという計画になっておるわけです。その線路の上を京成電鉄が現在京成を経由しておりますスカイライナーを空港へ向けて運行をする、こういう計画であるとい...全文を見る
○若井委員 前後いたしますけれども、第三セクターの都市鉄道に関しては、総務省がいわゆる特別の起債の枠を認めるという施策を講じておられるわけですけれども、現在、この北総開発鉄道の現状というのがその対象と少し外れているように思います。  例えば、出資比率五〇%以上であるとか、単年度...全文を見る
○若井委員 その点についても、これからもう少し研究をさせていただければというふうに思いますけれども、時間が参りましたので、私の質問は、きょうはこれで終わりにさせていただきます。ありがとうございます。
09月06日第160回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○若井委員 民主党の若井康彦です。  このたびの沖縄県におきます軍用ヘリの墜落事故、本当に遺憾なことであり、沖縄の県民の皆様には本当に済まない、申しわけないことだというふうに考える者の一人であります。  私は、沖縄県の本土復帰以来三十年にわたりまして、軍用地の転用を通じて基地...全文を見る
○若井委員 そうした米軍からの説明をそのまま信用しておられるとは思いませんけれども。  では、関連してお聞きしますが、その事故の当時、隣設をするホワイトビーチに入港をしていた船舶について、もし御存じのことがありましたら御説明をいただきたい。
○若井委員 それでは、そのエセックス号、四万トン余りの強襲揚陸艦ですけれども、それがホワイトビーチに寄港をしていた目的について御説明をいただけますでしょうか。
○若井委員 それでは、先ほどの質問にもう一度戻らせていただきますけれども、墜落をしたCH53Dのヘリコプター、シースタリオンは、そのエセックスとの関係でどのような任務を帯びて飛行をしていたのか、もう一度お聞きをしたいと思います。
○若井委員 正確に言いますと、エセックスが入港をしたのは十四日だと思いますが、二十二日には、イラクの自由作戦という米軍にとっては大変重要な作戦を遂行していた。その間に、普天間飛行場では、これに同行するCH53Dの訓練をしていた。あくまでも通常の訓練だと言われておりますけれども、実...全文を見る
○若井委員 それでは、質問をかえたいと思いますけれども、八月二十六日に日米合同委員会事故分科委員会の第一回の会合が開かれております。その段階で、今の事項についてさらに明らかになっている事項があれば教えていただきたい。
○若井委員 とおっしゃいますと、基本的には、今回のこのCH53Dヘリコプターの墜落の本当の原因はわかっていない。わかっていないにもかかわらず、イラクの自由作戦という一種の戦略行動の中で、故障の原因がわからないままに飛行をし、戦術行動を行ったというふうに認識をしてよろしいわけですね...全文を見る
○若井委員 今の御説明では、私は、日本の政府の立場としては甚だ不十分であるというふうに考えざるを得ない。  日米地位協定の第三条の第三項に、「合衆国軍隊」、米軍ですね、「が使用している施設及び区域における作業は、公共の安全に妥当な考慮を払つて行なわなければならない。」とあります...全文を見る
○若井委員 今の御説明は全く納得ができない。まず、この地位協定が何のためにあるのかということを全く説明していない。私たちは、基地を提供している、その責任を負っているわけです。国民の安全についても責任を負っている。アメリカ側が説明責任を果たさないのであれば、これは明らかに違反ではあ...全文を見る
○若井委員 その理由をちょっと聞かせていただきたい。今のは全然説明になってないですよ。委員長、今のは説明をしておられますか。言ってないです。結論しか言っておられない。
○若井委員 断定できないかどうかを聞いているのではなくて、先ほどの、事故の原因がわからないのに飛ばしているのは違反の可能性がある。非常にこれは重要な問題だと思うのでもう一回聞きますけれども、もし妥当であるとすれば、それは一体何ですか。今のお話で説明になっていると思われますか。
○若井委員 米側がこれに合致をしていると言っているということはもう先ほどからお聞きしておりますが、外務省はどう考えておられるのかということについてはお答えをいただいてないというふうに私はここで判断せざるを得ない。この問題については、さらに同僚の議員からも議論をしていただきたい、ぜ...全文を見る
○若井委員 普天間飛行場に限らず、全国の七五%の米軍基地を抱えている沖縄県は常にこうした事故の危険性にさらされているわけですから、こうした危機管理の体制あるいはシステムを常時つくっておくことがぜひ必要だと思います。茂木沖縄北方担当大臣におかれましては、その点、ぜひ御配慮をお願いし...全文を見る
○若井委員 要するに、この電話連絡がある以前に、十四日以来、さまざまなやりとりがあるわけですね。その結果として、ヘリの運用再開に至る。十四日にブラックマン四軍調整官が、すべてのヘリコプターを停止すると言ってきた。それから、すべての機種について徹底的な安全性の確認を行うと言ってきて...全文を見る
○若井委員 いつものお答えが繰り返されたというふうにしか思えないんですが、この安全点検の具体的内容というのは何ですか。もう一つ、次の質問とあわせてお答えいただきたいと思います。  私どもが十七日に調査をした際には、総領事は、例えばCH53Dについて事故の原因を突きとめて安全点検...全文を見る
○若井委員 まるで米軍の言いなりじゃありませんか。この安全点検の具体的内容、向こうが、これは実施をいたしました、ですから運用再開いたします、一応抗議はしているけれども、現実には飛行の再開を許している、そうではありませんか。  次に、二十八日のプレスリリース、お手元にもありますけ...全文を見る
○若井委員 北米局長が、この「適切となる」という判断をどのようにするのかという点についてお聞きをしたつもりでしたけれども、今はそのお答えはいただけなかったというふうに考えても仕方がないですね。  それでは、その次のところに「日本側政府関係者と緊密に連携していく。」というふうにあ...全文を見る
○若井委員 さらに、これとは別の文書で、米側は、この海兵隊のCH53Dヘリ、四カ月から七カ月後に沖縄に戻してくるというふうに通知をしてきているとお聞きをしておりますけれども、それは本当ですか。
○若井委員 それでは、この海兵隊CH53Dヘリは、日本の国民が適切と判断をするまで行われないというふうに考えてよろしい、沖縄には戻ってこないというふうに考えてよろしいわけですね。
○若井委員 このような事故が二度と再発をしないためには、日米安全保障条約に基づく地位協定の非常に矛盾している部分、あるいは、先ほど最初に、違反をしていない、違反をしているとは言えないというふうに北米局長がおっしゃったこのような部分について、徹底した見直しと再検討を行うことを要求し...全文を見る
○若井委員 先ほど、CH53D、残り五機のお話が出ましたけれども、ワスコー司令官によれば、これは近い将来岩国に移転をするというふうに表明をされたと聞いておりますけれども、こうしたCH53Dについては、安全性が確保されるまで飛行をしないということでございますので、再度、普天間基地に...全文を見る
11月09日第161回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
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○若井委員 おはようございます。民主党の若井康彦です。  今回の住宅の品質確保の促進等に関する法律改正につきまして、私は、大変に大きな時代の曲がり角の中で国の住宅政策をどうするかという観点から、この法律改正について幾つか御質問をさせていただきたいと思います。  まず、今回連続...全文を見る
○若井委員 今回、大変な被害の中心になりました新潟県の山古志村、人口が二千人という、そうした地域を中心にして一万戸以上の住宅が損壊をしている、住宅の上での被害も大変に大きかった、本当にお見舞いを申し上げるわけです。  こうした地震というものが、確率的に日本の国内、全国至るところ...全文を見る
○若井委員 思い起こしますと、平成七年に阪神・淡路で大変に大きな震災があり、住宅でいいますと十万棟以上と私はお聞きしておりますが、そうした建物が全壊をした。こうした例えば大都市地域におきます震災、こうした中で大変に住宅に対する被害も甚大なものになるということが予想されるわけですけ...全文を見る
○若井委員 阪神・淡路大震災からもう間もなく十年という時間が過ぎようとしているわけですけれども、今お話にありました大都市地域における直下型地震の危険というのは、もういつ起きてもおかしくないという状況に差しかかっていると私は認識をしております。そういう意味で、今のお話は、ややちょっ...全文を見る
○若井委員 かなりマクロなところから手をつけられているということはある程度理解をいたしますけれども、例えば、今回の住宅品質確保という観点から、性能表示の中に、これはさすがに一番最初に構造の安定に関すること、耐震等級とか、そうした内容が盛り込まれているわけですが、実際のところ、今の...全文を見る
○若井委員 その点については今後改善を私は求めたいと思いますけれども、それについては後ほどまたちょっと触れたいと思います。  大臣、今回の災害に限らないと思うんですが、そうした震災の場合における住宅再建の補償ですね。被災者生活再建支援法がございますけれども、今回の地震をきっかけ...全文を見る
○若井委員 ぜひ前向きな御検討をお願いいたします。  それから、今回の被災者に限りませんけれども、今回のこの品質確保法、住宅性能評価制度、これを例えば地震保険等に有効に連動させていくということが重要かと思いますけれども、現在、この点についてどのような仕組みをとられておられるのか...全文を見る
○若井委員 ありがとうございます。  この住宅性能評価の制度というものを一般の国民の方々に普及していく上でも、今のような内容についてはさらによく周知徹底を図る、そんな努力をしていただくことを期待したいと思います。  それでは、ちょっと視点を変えまして、今回の法改正にかかわりま...全文を見る
○若井委員 景観法の話はまだ、後ほどお聞かせいただこうと思っておるんですが。  私は、要するに住宅の性能表示制度というのは、似た制度があるとすると、車の車検制度に似た制度ではないかと思っております。車検制度に従って、国民の方々は、この車は年式はこれぐらい、この程度傷んでいるとか...全文を見る
○若井委員 おっしゃることはよくわかるんですけれども、一般の国民からしてみれば、例えばこれは完了検査を受けている建物ですよとか、今おっしゃられた、例えば危険地域に指定されているのは別の法律ですよとか、そういうことは、それは役所の中ではすみ分けとしてそれでいいかもしれないけれども、...全文を見る
○若井委員 今のところは立地と地形についてお話をしました。  そこで、先ほどのフライングぎみにお答えをいただいた景観の問題なんですけれども、住宅がどのようなところに建っているかという点から考えますと、その建物自身が単体として完璧な建物であるかどうかということと同時に、その完璧な...全文を見る
○若井委員 この問題の黒白をここでつけるというつもりはもちろん私もないわけですけれども、例えば、あのマンションは最初十八階で計画をされ、結局十四階で建設をされたわけですが、住民の方々が言っている二十メーターの高さ、これは住宅でいうと七階ぐらいに当たると思いますけれども、七階の高さ...全文を見る
○若井委員 中古の方についてどんな、先ほどちょっと御質問あったかもしれません、二百幾つでしたか。
○若井委員 どうもありがとうございます。  先ほどの車の車検制度等に比較をすると、中古流通市場といいますか、そういう中での性能評価、これからということだろうと思うんですが、ぜひそういう意味でこの法律を展開していただきたいと思います。  本論に返りますけれども、いろいろ物を調べ...全文を見る
○若井委員 今のそのとおりだと思うんですが、現実にこの五カ年計画の推移を見ておりまして、例えば今、第八次の五カ年計画を進めておられると思うんですが、端的に言うと、相変わらずストック中心の住宅政策になっているのではないかという数字になっていると私は思うんですね。  いろいろな意味...全文を見る
○若井委員 ということは、現在の第八次まではそういう意味ではかじを切ることができなかったというふうに考えていいですかね。  私はちょっと、なぜそういうふうになるのかということをいろいろ考えてみたんですけれども、今住宅を建設する基礎になっている居住水準とか性能水準がありますね。あ...全文を見る
○若井委員 何かちょっとはぐらかされたような気がしますけれども。その計画の内容なり文案なり具体的な数字が一向に出てきませんので、この問題についてはきょうの議論の中では深まらなかったと思いますけれども、そういう意味で、今回のこの住宅性能評価制度あるいはその改正というものが非常に重要...全文を見る