若狭勝

わかさまさる



当選回数回

若狭勝の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○若狭分科員 自民党の若狭勝でございます。  きょうは、最高裁判所の方からいろいろとお話をお伺いしたいと思います。ありがとうございます。  まずは、ことし、裁判所の予算において、裁判官、判事を三十二人増員ということでございます。これは、恐らく、常態的に判事の数というのが不足し...全文を見る
○若狭分科員 裁判所は国における極めて重要な機関ですから、きちんとした人員の手当てというのは当然のことと思います。それについては十分我々も理解しているところでございますが、一方、裁判所というのは、ほかの行政庁、役所と違って、全体として、国民に説明をする、あるいは説明責任というのが...全文を見る
○若狭分科員 最高裁判所の方に、情報として、この裁判官は若干問題があるというような情報というのは上がってくるものなのでしょうか。  例えば、裁判官の日ごろの訴訟指揮についてどうかというアンケートか何かを弁護士会に求めて回答していただいているというようなこともあろうかと思うんです...全文を見る
○若狭分科員 少し話がかわるかもしれないんですが、今までいろいろ冤罪という問題がクローズアップされることがございます。冤罪がはっきりすると、警察とか検察庁というのが批判の的に当然なるわけですが、裁判所において、こうした冤罪が起きた際に、冤罪が明らかになった際に、裁判所としては、そ...全文を見る
○若狭分科員 今の検証の話ですが、例えば裁判所の内部、最高裁も含めて内部的な検証などをするということになりますと、それは裁判官の独立の問題に即響くとは思うんですが、例えば第三者的な人に検証してもらうということでも事の本質は同じだというふうにお考えでしょうか、裁判官の独立の問題に関...全文を見る
○若狭分科員 そうしますと、冤罪といってもいろいろな種類があると思うんですが、裁判官の過誤だと思われるような、そうした種類の冤罪が判明したとしても、裁判所、最高裁判所としてはいかんともしがたいというような理解でよろしいんでしょうか。
○若狭分科員 続いて、話題をかえます。  裁判員裁判の関係でございますが、裁判員裁判というのは、開かれた司法だし、市民の素朴な見方、感覚というのを導入できるということで、非常に意義深い制度だと私も思っております。  そこで、裁判員裁判が実施されましてから、少なくとも平成二十一...全文を見る
○若狭分科員 そうしますと、いわゆる小規模裁判体の実施の可能性というのが少ないというふうに今受けとめたわけですが、今までの裁判員裁判において、いわゆる一審判決が、事実認定においても、あるいは量刑においても、高裁あるいは最高裁でひっくり返される、判断が変わるということが少なからずあ...全文を見る
○若狭分科員 少し視点を変えますが、裁判員になりまして実際に裁判を続けていたところ、そろそろ求刑の段階になります。死刑という求刑がなされたといたします。その際に、裁判員の中に、例えば事実認定において、そもそも私は無罪だと思う、有罪ではないというふうに思っている人がいたとします。 ...全文を見る
○若狭分科員 その一般論はよく理解しました。  例えば、そうしたときに、裁判員の人が三人も四人も辞退をする、補充の人をある程度確保していたとしても、それでもちょっと足りなくなっちゃう、もう一度最初から裁判員を選び直すという必要性があった場合においても、その一般論というのは通用す...全文を見る
○若狭分科員 今のお話は非常によかったと思います。それを国民の人にもわかってもらえるように、そうした機会があればというふうに願っております。  そして、話題がまたかわります。  昨年の十二月に、いわゆる夫婦別氏の最高裁判決が出ました。その最高裁判決においては、こうした選択的夫...全文を見る
○若狭分科員 解釈というか、とりあえず、国会で論ぜられ、判断されるべき事柄にほかならないというのは、それは文字どおり、そのままですよね、解釈とかいう問題じゃなくて。
○若狭分科員 最後に、修習生の給費制の問題について若干お聞きしたいと思います。  私も司法研修所の教官をやっていて、修習生の役割というか、今後の司法を担うということで、非常に大事な存在であります。しかも、その修習生が、金銭的、財産的な負担が大きいということで、法曹にならない、あ...全文を見る
○若狭分科員 ありがとうございます。  これで終わります。以上です。
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○若狭分科員 自由民主党の若狭勝でございます。  本日は、質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  まず、最近の話ですが、市役所などに爆破予告というのが立て続けになされております。法務省はもとより治安を守るという最大の役所でございますので、こういった爆破予告という...全文を見る
○若狭分科員 こういう爆破予告をされながら、しかし実際は爆破しなかったということになりますと、だんだんいわゆるオオカミ少年みたいな形になって、みんなが要するに気が緩む、危機感が薄まるといったときに本当に爆破がされるということになりますと取り返しがつかないので、まさしくこういう、実...全文を見る
○若狭分科員 法務大臣の今のお言葉、非常に心強く思います。  ただ、この刑事訴訟法等の改正案が成立して、通信傍受も拡大されたとしても、やはり現状において、テロ対策としては私は非常にお寒い限りであるというふうに思っているところでございます。  少し歴史を振り返りますと、平成十六...全文を見る
○若狭分科員 非常に方向性としてはありがたいお話だと思います。  法務省において、特に入管においては、いわゆる水際作戦ということで、かなりいろいろなことを工夫して、相当の進歩、進捗があるというふうに承知しております。  ただ、今現在、二つの視点、つまり二つの車輪といいますか、...全文を見る
○若狭分科員 ただいまのお話ですと、成り済まし入国も一部阻止したというお話でございましたけれども、それはきちんと解明されたということでしょうか。
○若狭分科員 今お話ししていただいたように、何らかの退去強制歴とか何らかの情報がある人間を水際で封じ込めるというのは、ある意味、前に比べたら相当の進捗、進歩があると思います。  ですから、その辺について私も非常に入管当局には信頼を寄せているんですが、実は、これは入管当局あるいは...全文を見る
○若狭分科員 次に、話はかわりますが、いわゆる再犯防止に関しての話でございます。特に薬物事犯。  これは私も、かねて検事をやっていたときに所管部長をやっていた関係で、薬物事犯あるいはその再犯防止ということについては、並々ならぬ思い入れがあります。実際に今、ある更生保護施設の役員...全文を見る
○若狭分科員 ありがとうございます。  今のお話で、必ずしも保護局だけの話ではないのかもしれませんが、私は、やはり小学生ぐらいから、薬物、特に覚醒剤なんかの害悪というのを周知徹底して教えていくことが大事ではないか。  昔、覚醒剤やめますか、人間やめますかという標語があったんで...全文を見る
○若狭分科員 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
03月16日第190回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○若狭委員 自由民主党の若狭でございます。本日は、質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  きょうは、いわゆる定員法についての質疑ということでございます。  ここ数日で、私は、東京地裁の現職の一線の裁判官に生の声をちょっと聞きました。そうしますと、もうとにかく忙し...全文を見る
○若狭委員 そういう形で増員をしていくというのは極めて大事な、必要なことだと思います。  続いて、私は刑事事件に非常に関心が高いものですから、刑事事件においていわゆる冤罪というのが明らかになった場合、これを、いわゆる第三者による冤罪の理由とかいうものを検証するということは可能な...全文を見る
○若狭委員 憲法七十六条三項に、全て裁判官は、その良心に従い独立して職権を行使するという旨の規定があります。そのことを今、職権行使の独立ということで言われたと思うんですが、この職権行使の独立というのは本当に無制限なものなんでしょうか。  例えば、裁判官の基本的能力の欠如が著しく...全文を見る
○若狭委員 七十六条三項の職権行使の独立というのは、そもそも、どういう趣旨で憲法上規定されているものなのでしょうか。
○若狭委員 先ほど、第三者による冤罪の理由等についての検証は職権行使の独立にやはり抵触するので難しいというお話でしたが、例えば、マスコミあるいは一般国民が、この刑事判決はこの点が事実認定において全くなっていないというようなことを批評するということが許されるのかどうか。あるいは、法...全文を見る
○若狭委員 その辺の、例えば、第三者による検証は職権行使の独立に抵触するけれども、今申し上げたマスコミとか法律実務家がその判決内容についてさまざま批評を下すというのが、どうして問題がないということになるんでしょうか。
○若狭委員 わかりました。  公的なところからそうしたいろいろな批評とか検証がなされると職権行使の独立に抵触するということだと思いますが、仮に、政党の部会等において、冤罪と思われる判決のここがおかしいとかいうのを議論するのは、裁判官の職権の独立において問題が出てくるのでしょうか...全文を見る
○若狭委員 政党の部会等において個々具体的に、この裁判官のここがおかしいとかいうような、そうした裁判官の資質とか裁判官のその者の訴訟指揮などについて問題にするのは少なくともおかしいと思いますけれども、少なくとも職権独立に抵触するという可能性はあるのかもしれませんが、一般的に、もち...全文を見る
○若狭委員 そうしますと、やはり、職権行使の独立というのは、公正な裁判というのを事後的にもきちんと担保しなければいけないという要請がかなり強いという理解でよろしいわけですね。
○若狭委員 今は、要するに、第三者の検証とかあるいは政党の部会等で議論されることについては、裁判官の職権の独立上やはり問題があるので、むしろ裁判所内部においていろいろと、そうした基礎的な能力の欠如が見られるというようなことがないように、研修とかいろいろな学習の機会を設けていると理...全文を見る
○若狭委員 今の点をもう一度確認させていただきたいんですが、ある特定の刑事事件などにおいて、その判決等で問題を感じた弁護士が、具体的に、地方裁判所の総務課などに、こういう点が問題がある、裁判官の訴訟指揮に問題があるとかいうようなことを書面において伝えるというシステムがあるという理...全文を見る
○若狭委員 そもそも、裁判所の内部において、裁判官の能力などにおいてはいかなる情報収集をしているのかという点についてお聞きしたいんですが。
○若狭委員 最高裁は、下級裁判所の裁判官の事実認定能力等に欠けるところがあるとかいうような点は把握しているということでよろしいんでしょうか。
○若狭委員 憲法の規定、八十条の一項において、「下級裁判所の裁判官は、最高裁判所の指名した者の名簿によつて、内閣でこれを任命する。」という規定があると思います。これは今どのような形で運用されているのか。  つまり、内閣が任命権があるわけですが、実際は、どのような流れで、どのよう...全文を見る
○若狭委員 そうしますと、今の実情としては、内閣が任命するといっても、事実上、下級裁判所裁判官指名諮問委員会というところにおいて、まずは自主的な適否、適格性が判断されるということでよろしいわけですね。
○若狭委員 下級裁判所裁判官指名諮問委員会というのは、どういう趣旨で、いつごろ設置されたのでしょうか。
○若狭委員 そうしますと、問題がある裁判官への対応としては、今の下級裁判所裁判官指名諮問委員会というのが一つあるわけですが、それは適切に機能しているか、あるいは任務を果たしているのかという点について、諮問委員会のメンバーなども教えていただいた上で御教示いただけますでしょうか。
○若狭委員 ただいま、四十九人が余り適性がないということで、諮問委員会では要するに裁判官として認めないという結論になったということですが、その四十九人というのは、個々具体的はともかくとして、やはり、基礎的な事実認定能力に著しい欠如が認められるとか、そういった類いのものということな...全文を見る
○若狭委員 公開しているところというのは、逆に、諮問委員会の議論の中では何かあるんでしょうか。
○若狭委員 これまでのことを少し要約いたしますと、要は、憲法七十六条三項の裁判官の職権行使の独立という規定が憲法上ある。したがって、第三者による検証とか公的機関からのいろいろな検証というのは、その職権独立行使に抵触する。したがって、その点はなかなか難しいけれども、裁判所の内部とし...全文を見る
○若狭委員 それでは、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
04月01日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○若狭委員 自由民主党の若狭勝でございます。  きょうは、テロ関係について少し警察庁の方とお話をさせていただきたいと思います。  平成二十年に洞爺湖サミットがありました。そのときに、私は東京地方検察庁の公安部長をしていました。その際に、原発に対するテロと新幹線テロというのを既...全文を見る
○若狭委員 そのとおりでございますが、この要綱によれば、既に、平成十六年八月、十二年前にもう、テロ未然防止に必要有効な法制の整備が必要であるというふうにうたっております。  それから十二年たちました。テロ資金関係以外の法整備というのはなされましたか。
○若狭委員 皆様に資料二をお渡ししていると思いますが、これを見ていただきますと、平成十八年の新聞では、テロ対策法やテロ対策基本法制に向けてというような記事が載っております。平成十八年には、そうしたテロ対策法に向けての機運が高まっていたということなんです。  再度お聞きします。こ...全文を見る
○若狭委員 テロ対策法なるものをつくれば、テロを未然に防止できる機会がふえるとともに、テロが実際起きた場合にその検挙というものもしやすくなるというふうに思うんですが、その意味で、欧米諸国はテロ対策についてどのような法整備をしているのか、それについてお聞かせ願いたいと思います。
○若狭委員 今の無令状の捜索というのは、裁判所、裁判官の令状なくしても捜索ができるということで理解してよろしいでしょうか。
○若狭委員 今、行政傍受という話があったと思うんですが、この行政傍受というのはなかなか国民にはわかりづらいと思うので、どういうものかを簡単に教えていただけますでしょうか。
○若狭委員 諸外国では、テロに関して、無令状の身柄拘束というのも整備されているんでしょうか。
○若狭委員 我が国の法制をそうして見直して、諸外国のようなものにするという必要性はないのでしょうか。
○若狭委員 平成十六年八月に発出したテロ対策推進要綱について、もう既にそのときに法整備の必要性をうたっています。十六年から現在までは、テロ情勢というのは一段と厳しくなっています。  そうしますと、テロ対策法なるものを、それこそ人権にはきちんと配慮しながらも欧米に近づけるというこ...全文を見る
○若狭委員 要するに、十二年前にも同じようなことを言っているんですが、結局全然進んでいないんですよ。これはやはり、もっと危機意識を持たなければいけないと私は思うんです。  私は、少なくとも、万全を尽くしますと当局が言うというのは、ある意味禁句だと思っているんですね。私も確かに、...全文を見る
○若狭委員 それは必ずしも警察だけの問題じゃなくて、やはり政治の問題でもあるわけですから、少なくても警察の方から、このままだと本当に自信が持てませんというようなことを今このときにはどんどん発信していただきたいんですよ。それによって我々もきちんとそれに向けて大きく動くことができるし...全文を見る
○若狭委員 そうしますと、犯罪捜査ではない、先ほど説明していただきましたけれども、いわゆる行政傍受というようなものもやはり取り入れていく必要性は感じていますでしょうか。
○若狭委員 確かに、いろいろプライバシーの問題とか人権の問題が絡む問題ではあります。それは、私も法律家ですからよくわかっています。しかしながら、やはり、プライバシーの問題と、国民がテロの脅威にさらされて多くの命が落とされるというようなことをてんびんに比べた場合に、今ここにおいて本...全文を見る
○若狭委員 少なくとも、今は検討というよりも、もっとここでやらなきゃいけないという機運をみんなで高めることなので、警察庁も、万全を尽くしますという言葉ではなくて、このままだと本当に私らは責任持てないというぐらいの思いで発信してもらいたい。それによって我々も動きます、やります。みん...全文を見る
04月22日第190回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○若狭委員 自由民主党の若狭でございます。  本日は、五人の先生方、お忙しいところありがとうございます。  早速ですが、私の方から質問をさせていただきたいと思います。  まずは、今回のこの外国人技能実習の適正という問題について、今後、何が最も一番大事な施策というか方針、方向...全文を見る
○若狭委員 それでは、次の質問でございますが、今回、在留資格で介護というのが付加されるという法案になっているわけですが、そもそも平成二十二年のときには、介護については専門的、技術的分野の業務としての評価がまだ確立していないという、入管の政策懇談会というところが報告書において指摘し...全文を見る
○若狭委員 そうしましたら、次の質問でございます。  今回の出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案の中では、いわゆる偽装滞在者に対する対策として罰則を新設しているということがございまして、後藤先生はこのいただいた資料のところで若干その辺を踏まえていらっしゃるので、その点...全文を見る
○若狭委員 同じ質問について、根本先生はどのようにお考え、ちょっと専門外なんですが、一つの対策として、きちんとそういう有用な外国人を技能実習としてなりいろいろな形で受け入れる、外国人を受け入れるということはいいんですが、その一方では、やはりよからぬ人間も入ってくる、そうした視点も...全文を見る
○若狭委員 最後でございますが、刑法とか刑事関係に全然携わっていない人の目から見ると、こうした問題についてどのような意識があるかなということを若干お聞きした次第なので、専門外だったので申しわけないと思うんですが。  いずれにしても、本日は、五人の先生方、本当にありがとうございま...全文を見る
12月01日第192回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○衆議院議員(若狭勝君) 先生、委員御指摘の調査、隣保館の調査というのは、平成二十三年秋、全国の隣保館に対して調査票を郵送するということで行われたものであり、旧同和対策事業対象地区の住民についての福祉関連課題や生活実態の調査というふうに承知しておりますが、そういうこともいろいろ含...全文を見る
○衆議院議員(若狭勝君) 行うというよりも、そのようないろんな調査がこれまで行われてきたということについては承知しておりますという答弁でございました。
○衆議院議員(若狭勝君) 仁比委員が御指摘のこととしては、隣保館に対してそうしたいろんな旧同和地区の対象者の調査等が行われたということで、今回の法案においても六条において実態調査というのがあるので、場合によってはそういうような、同じようなことが行われるのではないかという懸念の下で...全文を見る
○衆議院議員(若狭勝君) 結論から申し上げますと、この法案の下で実態調査を行うというのは、そうした旧同和地区を特定した上で、そこの中の個人の人などを特定した上での調査というのは、全く行う予定ではございません。
○衆議院議員(若狭勝君) 本法案の六条の実態調査というのは、あくまで、部落差別の解消に関する施策を実施する、それに資するためにどういう相談体制の充実などをすれば一番効果的かとか、そういった面で、一番その施策を、実施に一番効果的なのはどういうようなものかというのを知るための調査とい...全文を見る
○衆議院議員(若狭勝君) 結論から申し上げますと、そうした個人とか地域を特定した上で調査を行うという必要もないというふうに考えた上での法案と考えております。
○衆議院議員(若狭勝君) あくまで六条は、部落差別の解消に関する施策の実施に資するためにその実態調査をするという前提で作られているものと承知していますので、考えておりますので、その視点から申せば、個人とか地域を特定した上で、先生、委員御懸念のような調査が行われるという必要性もなけ...全文を見る
○衆議院議員(若狭勝君) まず、高木委員のインターネットにおけるいろんな問題、あるいは今後起こり得る問題点についての指摘についてはまさにおっしゃるとおりというふうに考えておりまして、インターネットによる今後のそうしたいろんな差別的行為がかなり手に負えないぐらいになっていくのではな...全文を見る
○衆議院議員(若狭勝君) 山口委員にお答えいたします。  まさしく本法律案は、国民一人一人のやはり部落差別を解消しなければいけない必要性について理解を深めていただいて、よって部落差別がない社会を実現しようということをその理念としております。そうした理念を有しているこの法律案が成...全文を見る
○衆議院議員(若狭勝君) 提案者としては、やはり部落差別の解消というのが極めて重要な課題であるというふうに思っているところでございますので、まさしく部落差別に関する相談に的確に応ずる、そうした体制が充実する、常に充実していくということが極めて大事だというふうに思っております。した...全文を見る
○衆議院議員(若狭勝君) 既に、御指摘のように、法務省においては、人権教育及び人権啓発推進に関する法律というのがございまして、その下で人権教育、人権啓発の施策を推進、実施しているところでございますが、この部落差別解消が極めて重要な課題であるということを踏まえまして、特に、本法律案...全文を見る
12月08日第192回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○衆議院議員(若狭勝君) この法律は、これまで何度も申し上げてきているとおり、特定の地域とか対象者を定めてあるいは特定してその施策を行うというものでは決してございませんので、委員御指摘のような状況になることはないものと、私として、提案者としては今確信しておるところでございます。