若林正俊

わかばやしまさとし



当選回数回

若林正俊の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第169回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(若林正俊君) 大河原議員の御質問にお答えをいたします。  まず、食料自給率の向上についてのお尋ねでありますが、総理がお答えしたとおり、目標の達成に向けて危機感を持って取組を一層推進する必要があるものと認識いたしております。このため、これまでの取組を点検、検証しつつ施...全文を見る
01月29日第169回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○若林国務大臣 バイオ燃料の生産振興というのは、地球温暖化とか地域の活性化などにつながるとともに、従来の食料などの生産の枠を超えまして、将来日本の農林水産業の新たな領域を開拓するものである、このように認識をいたしております。  昨年二月に取りまとめた国産バイオ燃料の大幅な生産拡...全文を見る
01月31日第169回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘になりましたように、十九年産のお米の価格が急速に大幅に値下がりをいたしました。  そのことが農業経営、とりわけ水田農業経営の皆さん方に大変経営上の打撃と同時に将来に対する不安を広げたということがあったと認識しておりまして、これにどう対処する...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 昨年、農林水産大臣を拝命をいたしましたときに、私は、農林省の職員の皆さん方に、まず現場に出て、現場の皆さんの声をしっかり聞き、現場の実情に沿ったような形の政策体系をつくらなきゃならない。そのために、いわゆる御用聞き農政と、こう称しまして、全国各地にそれぞ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が大変御心配をいただき、いろいろ御指摘をいただきましたように、漁業の場合、その燃油に使われているA重油というのは、この高騰が始まる以前と比べてこの四年足らずで約二倍に高騰をいたしております。漁業はその経費の中に占める燃油の割合が二割ないし三割と非常に...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員からは、神津島の具体的な例をお話しいただきながら、現地漁業者が大変苦労しながら工夫を凝らしている状況のお話がございました。御承知のように、この燃油価格の高騰によって各漁村、浜は大変な状況になっているということで認識を共有させていただいているところでご...全文を見る
02月01日第169回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(若林正俊君) 卵の黄身がなぜ黄色いのかと、こういうことでございます。  この卵の黄身の色が黄色いというのは、主たるえさでありますトウモロコシのカロチンが飼料の中に含まれていると、その他のそういう自然の色素に由来するものであるというふうに承知いたしております。
○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。  世界の穀物価格の高騰は異常とも言えるような高騰状態にあります。具体的に言いますと、一昨年秋の委員がおっしゃられた八月の段階におきます小麦、トウモロコシ、大豆を昨年の秋、一昨年の秋と去年とを比較をいたしますと、小麦では二・五倍に上が...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。  主として飼料穀物の輸入が大きく、また我が国の畜産は配合飼料を中心とした輸入穀物に大変大きく依存をいたしております。その意味で飼料穀物の備蓄というものを主体に考えております。そして、この備蓄については、国が配合飼料の主原料につきまし...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) おっしゃるとおりでございまして、この配合飼料の価格安定制度は、短期的な変動に対して畜産経営に直接ショックが出てこないようにということでとられている措置でありまして、継続的に高水準の価格が継続したような場合にはこの仕組みは機能をしません。
○国務大臣(若林正俊君) まず、先ほど配合飼料価格、輸入飼料原料価格が高位に安定したときには、今の飼料価格安定制度というのは、それが長期に継続したときには機能しないというお話をいたしました。  基本的に、それじゃどうするんだと、そういう高位安定状態が続いたときはどうなるのかとい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 我が国の主要な、しかも我が国の風土に適した米がえさに使うことができないかというのは我々の大きな課題でございます。  今お話がありました、鶏に米をえさとして給与したときに黄身が白っぽくなるという問題ですが、委員御承知のように、青森で実験的に取り組んでおら...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がおっしゃられましたみどりのアジアEPA推進戦略でございますが、これは大きな理念というものを示しており、現実にまたこのことによりましてタイとのEPA交渉などには成果を上げていると認識いたしております。  もう御承知のことだと思いますけれども、我が国...全文を見る
02月05日第169回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員御承知のとおり、主食用の米の消費が一貫して減少をしている中で、消費の減少ほどには主食用米の作付面積が減少をしないため、需給バランスが欠けてしまいました。その需給調整の実効性が確保されていないことなどによりまして、平成十九年産米の米については米価が大幅...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 平成十九年九月一日現在において、宿舎を設置している当省所管の特別会計事業は二つでございます。一つは国営土地改良事業特別会計、もう一つは国有林野事業特別会計であります。  それぞれの宿舎の設置戸数というのは、土地改良事業特別会計にありましては千七百七十六...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がおっしゃいますように、米の価格はやはり需給がしっかりと調整されないと安定することができないということでございます。そのような状況でございますので、何としても平成二十年産米についてはこの生産調整の実効性を確保すると。そして、中長期的な米の安定供給体制...全文を見る
02月07日第169回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○若林国務大臣 委員から、食料安全保障という観点から問題を取り上げて、いろいろ御意見をいただきました。  結論を申し上げますと、二十年度の組織・定員要求の中で、農林水産省の中に食料安全保障課というのを設けまして、食料安全保障という観点から農業政策というものをきっちり見る担当部局...全文を見る
02月12日第169回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○若林国務大臣 農産物の輸出促進を図るための新しい機構、組織についての御提案でございました。  現在、申し上げますと、平成十六年に農林水産省には輸出促進室というものを設置しまして、六人体制でスタートしましたが、その後、体制を強化いたしまして、現時点では十三人体制で行っております...全文を見る
02月13日第169回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○若林国務大臣 まず、植物検疫のことについて御理解をいただきたいと思います。  今委員がお話しのように、植物検疫は、植物に有害な病虫害から我が国の農業生産を守るために病害虫の侵入を防止するための措置として実施しているものであります。輸入した空港あるいは港などにおいて、野菜とか果...全文を見る
○若林国務大臣 いろいろと連絡をしていく必要性はあると思います。現に、いろいろな物品が水際で入ってきたときには、まず目視検査をしています、見て検査をするんですけれども。その後、ここでこういう商品が輸入されてきている、こういうのがあるということを検疫官、厚生労働省の方の検疫所の方に...全文を見る
○若林国務大臣 結論から申し上げますと、基準自身、原則は、撤廃する気持ちはありません。  日本の農業の最大の問題は、土地利用型農業にございます。土地利用型農業のうちでも代表的な、水稲でございます。ほかの部分、畜産とか果樹とか花だとか、それぞれの分野はいわば主業的農業者、農業で生...全文を見る
○若林国務大臣 基本的な制度設計に問題があったとは考えておりません。  今回の見直しは、面積要件の見直しと、新たな予算上の推進措置を講じていく、あとは手続関係の簡素化でございます。  面積要件の見直しについては、先ほど知事の特認というお話がありましたが、それは今の制度の中にも...全文を見る
○若林国務大臣 耕作放棄地が年々拡大をしておりまして、今、三十九万ヘクタールということになっていること、大変大きな問題だと認識しております。  耕作放棄地のうち限界生産地のような、山の方で、耕作が難しくなっている、無理してつくってきたというような部分もありまして、これらをもう一...全文を見る
02月19日第169回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○若林国務大臣 今、日本の食料自給率が四〇%を割るというような大変深刻な状況にあるということ、そのことがこういう子供たちのところにまで、そういう不安が広がっているといいますか、そういう認識にいるということを重く受けとめたところでございました。
○若林国務大臣 委員も御承知のとおり、昨年を振り返ってみますと、一月から暮れまでの間に、北海道の食肉事業者でありますとか菓子の業者などが食品表示の偽装をいたしまして、その事件が相次いで発生をいたしました。そのことは報道などを通じまして非常に広く国民に伝えられたわけでございまして、...全文を見る
○若林国務大臣 世界の穀物の在庫率は、委員が御指摘のとおりでございます。一九七四年にFAOが安全在庫水準というものを一七ないし一八%というふうに決めているわけでありますが、この国際的な穀物の在庫水準については、その年々でいろいろな事情によりまして大きな変動がございます。  古く...全文を見る
○若林国務大臣 農産物貿易というのは、委員がおっしゃいましたように、まずは国内需要を念頭に置いてそれを優先する。かつては、やや余剰の分を輸出貿易に回すというような特徴があり、それだけに大変不安定な貿易取引になってきたわけであります。  昨今、穀物の輸出国がアメリカ、カナダ、豪州...全文を見る
○若林国務大臣 しっかりとお答えしていかなきゃいけないと思います。  農林省が実施しています平成十八年度の米の生産費調査によりますと、平成十八年度における米農家の家族労働報酬について、全国の販売農家、平均値は一・二ヘクタールでありますが、その平均の家族労働賃金を労働時間で割りま...全文を見る
○若林国務大臣 まず、先生がおっしゃられました、年間の一人当たりの消費量が五十八キロである。若者の日給をどの程度と見るかということがありますが、確かに、一日の日給の設定によっては、大体おっしゃるようなことになると思います。  ただ、にもかかわらず米の消費は減っているんですよ。も...全文を見る
○若林国務大臣 学校給食につきましては、学校給食法に基づきまして給食をいたしているわけでありますが、その中の基本計画の中で、全国共通の目標として週三日、米飯給食をしようということでございます。本当にずっと努力をしてきまして、今ようやく二・九回になっております。  しかし、大都市...全文を見る
○若林国務大臣 食料・農業・農村基本法に基づきまして基本計画を定めております。その基本計画の中におきまして自給率というものの考え方を示しているわけでありますが、カロリーベースでないとなかなか横断的にみんな一つの物差しができないものですから、カロリーベースを取り上げまして、二十七年...全文を見る
○若林国務大臣 食料・農業・農村基本法に明らかにされておりますが、その二十一条におきまして、望ましい農業構造の確立というのを明らかにしております。「国は、効率的かつ安定的な農業経営を育成し、これらの農業経営が農業生産の相当部分を担う農業構造を確立する」というふうに明らかにしている...全文を見る
○若林国務大臣 農業は、もう御承知のように、稲作水田農業だけではなくて、果樹、畜産、野菜、花と、多様でございます。  そういう多様な農業の中でいいますと、野菜についていえば主業農業者が八二%の供給をしている、あるいは花については八七%、酪農については九五%などなど、そういう供給...全文を見る
○若林国務大臣 まさに、委員が御指摘になり、御心配になっているところでございます。  先ほど申し上げましたように、問題は水田農業なんですね。水田農業の主たる生産物である米は過剰になっておりまして、とにかく余っちゃっているわけですね。どんどんどんどん今なお消費量が落ちているという...全文を見る
02月20日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○若林国務大臣 委員が御指摘になりましたように、世界の穀物市場、とりわけえさの原飼料につきましては、異常な高騰が続いております。  我が国における飼料穀物の備蓄につきましては、国が配合飼料の主原料のおおむね一カ月分として、トウモロコシ、コウリャンが六十万トン、及び、米がえさに使...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘のように、WTO交渉はいよいよ大詰めの段階に来ているわけでございます。そして、ファルコナー議長が改訂のペーパーを先般出したところでありますが、我々日本を代表国としますG10、輸入国の立場からしますと、アクセスを改善して貿易を拡大するということの方に重点...全文を見る
○若林国務大臣 飼料価格安定制度につきまして、委員から、それなりの有効な役割を果たしてきたという評価をいただくと同時に、しかし、恒常的にこのような飼料高が続くというような状況になった場合には、このような状況に対応した新しい制度を考えるべきではないかというような御提案がございました...全文を見る
○若林国務大臣 我が国が、良質な食料につきまして、国際的な評価も高まってきております。安心、安全な、そしておいしい農産物を外国に供給していく、輸出していくということは、ひいては我が国の食料供給力そして自給率を高めるということにもつながっていくわけでありますので、一兆円に達すること...全文を見る
○若林国務大臣 今、委員の方から、食料の未来を描く戦略会議のお話をいただきました。  総理もメンバーに入っていただきまして、各界の有識者の皆さん方、これは、農業に通じているという方だけではなくて、国民生活、食生活などについて造詣の深い方にも入っていただくなどいたしまして、今の四...全文を見る
○若林国務大臣 チーズなどの需要が拡大をし、これに国内で対応する体制を組み立てて、いよいよその生産体制が整ってきたということに期待を持っているわけでございます。そのために、生乳需要構造改革事業というものを十九年度、二十年度、二十一年度と三カ年間で実施することにしておりますが、国際...全文を見る
○若林国務大臣 畜産物の生産コストの中に占める飼料費、えさ費の割合というのは、御承知のように約四割から六割という大きな割合を占めているわけでございます。したがいまして、飼料価格の高騰によりまして畜産経営はここのところ大きな影響を受けているということについては、十分認識をしていると...全文を見る
○若林国務大臣 委員も御承知のとおりでございまして、配合飼料価格に影響する要因、今後の動向、国際的な広がりを持っているものでございますから大変難しい問題でありますが、幾つかこの要因を挙げてみますと、まず、最近の大豆の大幅な価格上昇というのがございます。そのことを反映しまして、来年...全文を見る
○若林国務大臣 今もお話がありました、民主党から御提案があると承知しておりますその案につきまして申し上げますと、現行の配合飼料価格安定制度、これは緊急対応としてできているものでありますけれども、この制度は、ほかの産業におきます仕組みとして、生産要素であります生産資材そのものについ...全文を見る
○若林国務大臣 輸入飼料に大きく依存をしている我が国の畜産業にとって、弱点であることは間違いございません。この輸入飼料の依存をできるだけ少なくして、国産自給飼料に立脚をしたいわば足腰の強い畜産経営を実現するということは、我が国の畜産の持続的な発展を目指す上からも重要であることは当...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御承知のとおり、生産者と乳業メーカーとの関係、価格の決定過程というのは、基本的には民間ベースの取引交渉によって決まるという基本をずっと維持してきているわけであります。  ただ、生産者は一人一人にばらしますと弱い立場でございます。その意味で、生産者が結束をし...全文を見る
○若林国務大臣 委員も御承知でございます加工原料乳生産者補給金の制度のもとにおきまして、補給金の単価も決定していくわけでございます。  二十年度の補給金単価につきましては、最も近い段階で、直近の配合飼料価格だとか光熱水料費などの状況も踏まえまして、ルールがございます。その一定の...全文を見る
○若林国務大臣 BSEの問題は、あるとき突然に襲ってきたような、そういう激変でございます。そのために、酪農経営の現場におきましては、廃用牛の価格が大変に低下をするということもございました。そういう肉の価格の低下というのを受けて急激に起こってきた事態だ、こういうふうに思います。 ...全文を見る
○若林国務大臣 同じぐらい深刻というのはやや文学的でございまして、その度合いは、それぞれの状況で、経営状況の調査、生産費調査、それぞれ行っている中で出てくるわけでございます。  補給金単価の算定との関連で申し上げれば、BSEの場合に七十銭の引き上げをしたというのは御指摘のとおり...全文を見る
○若林国務大臣 委員御承知のとおりでございますが、まず、加工原料乳は、生乳価格がどうなっていくのかということと非常に連動しているわけですね。経営としては、生乳と加工乳と、それぞれ同じ生産者がそれを出していくわけでございます。そういう意味で、まずは生乳価格の動向を見ながら加工乳の価...全文を見る
○若林国務大臣 行政が生乳取引についての価格を介入して決めるという性格のものではございませんが、今お話しのように、生産者団体、指定団体と乳業メーカーとの間で、今のような話し合いが進められるということであれば、そのことはお互いの納得の上で効果的な対策、価格決定が行われるということは...全文を見る
○若林国務大臣 私の方が検討することではございませんが、そういう御提案があったということは関係者の方に伝えていきたいと思います。
○若林国務大臣 御指摘のように、このような生産事情というものは、構造的な問題であればあるほど、最終的にはコストというものが、製品を通じて、商品を通じて、消費者に受けとめていただかなければならないというふうに思っております。その意味で、飲用牛乳を中心とした消費の拡大というのは大事な...全文を見る
○若林国務大臣 WTO交渉につきましては、今月の八日にファルコナー議長の改訂テキストが提示されました。そして、交渉はまさに正念場を迎えている段階でございます。我が国は、この交渉に当たって、終始多様な農業が共存をしなければならないということを基本理念として掲げて主張をしておりまして...全文を見る
○若林国務大臣 バイオエタノールなどのバイオ燃料の利用というのは、一方、地球温暖化の防止だとか循環型社会を形成していくという世界的な課題に取り組むという中で、アメリカあるいはブラジル、最近は東南アジアにおいても積極的な取り組みが行われているわけでございます。  そういうバイオ燃...全文を見る
○若林国務大臣 今委員が御指摘ありましたように、環境省も沖縄・宮古でサトウキビの廃糖みつを利用した形のバイオエタノールの生産実証事業を推進しています。ほかに、実は大阪の堺で、廃木材といいますか、家屋を壊したときに出てくる廃材を、普通は燃やしたりするわけですけれども、この廃材を利用...全文を見る
○若林国務大臣 酪農飼料基盤拡大推進事業とその前身事業であります土地利用型の酪農推進事業というものが、飼料自給率の向上というような面で直接どの程度の効果があったかというようなお尋ねであるとするならば、具体的にこれを数字で示すことは本当に困難でございます。  ただ、事業がどういう...全文を見る
○若林国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従いまして、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。
○若林国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業と農山漁村は、食料の安定供給はもとより、国土や自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承といった多面的機能の発揮を通じ、国民の暮らしにおいて重要な役割を担っています。農林水産業を持...全文を見る
02月20日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(若林正俊君) 我が国のカロリーベースの自給率を目標年度で四五%に引き上げていく、それを目標に頑張っていくというのはもう農業政策の基本でございます。その際の大きな問題として飼料の国内自給率の問題が重要な要素になるということについての主濱委員の認識は、私もそのように思うと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今、主濱議員の方から、民主党内で御検討をされ提案をしておられます配合飼料価格の現行の安定制度では対応が不十分だという部分を補完する形で新たに補給金を交付するというようなお考えについてお話がございました。  この案について申し上げますと、現行の配合飼料価...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私もこの記事を読みました。この記事は、長く酪農行政に携わっておりまして酪農の実態を大変熟知した担当官が、現下の厳しい酪農情勢の中にあっても、しかし前向きに酪農に取り組んでいただきたい、そういう思いを込めた、言わば応援のような論文であるというふうに考えてい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 酪農家が今のような状況の中で大変ナーバスになっているということについては私自身も十分理解をしているところでございますけれども、先ほども申し上げましたように、この担当者は、担当部局内において酪農経営を一番理解をし、そしてまた情熱を持って日本の酪農を推進をす...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員は地球環境問題にも大変に熱心に取り組んでいただいておりますのでお分かりいただけると思いますけれども、それらの、この地球温暖化を阻止するという点からいいますと、何といっても石油、ガソリンの使用をどこまで抑制するかというのは大変な重要な課題、世界的なこれ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 二十年度の補給金の単価につきましてはルールがございます。法律に定められました趣旨に沿いまして、直近の配合飼料価格だとかあるいは光熱水道料などの値上げの状況などもできるだけ織り込みまして、そのルールに基づいて適正に算定してまいりたいと、こう思っております。...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員もおっしゃっておられました調査によりますと、平成十八年度の食品産業から排出された食品残渣千百三十五万トンのうち、二二%が循環資源として飼料向け、えさ向けに利用されております。  これを更なるエコフィードの利用拡大を図るために、これまでも食品関連産業...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 巨大な近代的なイージス艦と本当に七・五トン程度のマグロはえ縄の零細な中小の漁業者の持っている船の衝突という痛ましいことが発生をいたしまして、このようなことによりまして事故に遭われた漁業者に対し、またその漁業者の仲間の皆さん、必死に救援の努力もしておられた...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) OIEによりますステータス評価につきましては、各国におけるリスク管理措置の国際的な基準というふうに定められているわけでありますが、SPS協定、これは正確に言いますと衛生植物検疫措置の適用に関する協定、これはWTOの協定でありますが、このSPS協定に基づき...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) テーブルに着くこと自身もおかしいと、こういってそっぽを向いておれるほどの日本の今の国際情勢、生易しいものではありませんということを一言付け加えさせていただきまして、日米の米国産牛肉につきましては技術的な会合を重ねておりまして、米国からいろいろなデータも提...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) EUはEUとしての考え方に基づいて、そのような肥育ホルモン使用を禁止をいたしまして、そしてこれを使用した食肉の輸入を禁止したところであります。  しかし、アメリカは、このEUの措置はSPS協定に違反していると、つまり科学的根拠に基づいて十分な理由がある...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 繰り返し申し上げておりますけれども、我が国もOIE基準のランクによって入れるということを決めるということはありません。OIE基準はOIE基準として、国際的な基準としてそれを踏まえながら、我が国としては科学的な根拠に基づきまして、SPS協定によって、許され...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘になられましたように、諸外国と比べまして穀物価格の消費者物価指数は我が国は上昇率が低いですね。米を除いて一〇三・三、イギリスは一一一・八、フランスでは一〇四・一、米国でも一〇八・四、こういうふうになっております。相対的に低い水準になっていると...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 我々も、飼料の高騰、急激な高騰、それだけではありませんけれども、高騰を主たる原因として畜産経営、特に酪農が行き詰まっているという状況については認識を共有できていると思います。  私の方も、北海道とそれから鹿児島、宮崎を含む九州の各県の生産現場の意見をよ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 深刻な現場のお話を野村委員から伺ったところでございます。  野村委員がおっしゃられましたように、昭和五十年というか、私のデータで四十八年では、全畜産の戸数が百九十八万六千戸、約二百万戸という状況でございます。今は、おっしゃられますように、十九年の速報で...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 繰り返しの御説明になるわけでございますけれども、まずは、当面直面しております異常な緊急の経営難、それは主として飼料価格の高騰にあるわけでございます。  これについては、まずは激変緩和措置を講じなければならない。そういう意味で、飼料価格安定制度、これはど...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この食肉の卸売市場、食肉の卸売価格の形成は、おっしゃるように競りの形態を取っております。これはもう個体、それ一つ一つ違って、規格というのが生体の場合にございませんので、どうしても一つ一つ確認をして、質も見て、それでそれぞれが評価して競りで取引するという形...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私も同じような認識で同じような視点の下にこの十九年度の補正予算の地域水田農業活性化緊急対策というのをお願いをして組み立てたわけでございます。  水田を活用した飼料用米の生産というのは本当に重要だと考えております。主食用米の需給バランスを図りながら、米の...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この加工原料乳の補給金単価につきましては、委員も御承知のとおりでございますが、生産者補給交付金の金額の算定のルールというのがございまして、この補給金の単価につきましては法律の十一条でございますが、そのルールに基づきまして、できるだけこの飼料価格が上昇を続...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、水との比較において生乳、牛乳価格が安いんじゃないかということについては、私もそういうふうに常日ごろ認識しております。  ただ、委員がお示しになられました百円と三十五円ですという、大体農産物について生産者の取り分、お米とか何かもそうですけれども、最...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) しかし、ルールを直接的に変えるというのは、それなりに合理的なシステムになってきているわけでありますから、異常事態に対応するという意味でおっしゃるのであれば、それはやっぱり個別の経営、酪農なら酪農、それは酪農の中であっても牛乳、生乳用のものと今の加工原料乳...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 都府県と北海道とでは生産の構造が確かに違うわけでございまして、都府県の酪農につきましては、生乳需給の緩和に伴う減産型の計画生産の実施をしてまいったということにあるわけですが、それに配合飼料価格の上昇ということによって収益性が低下してきたと、非常に苦しい状...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 繰り返し御答弁申し上げながら皆さんに御理解をお願いしているわけでありますが、配合飼料価格の安定制度自身については、私は、この今のこういう激変緩和措置として設けられたこの制度は、ほかの生産資材にはない、極めて特殊な、特例的な措置として実績を獲得して今日に来...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 米粒としての言わば飼料米につきましては、この十九年度の補正予算、お認めをいただきました地域水田農業活性化緊急対策の中におきまして、米の生産調整の一環として、飼料用米を、非主食用米の低コスト生産技術の普及と定着を促進するというような形でこれを積極的に取り上...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従いまして、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。
02月22日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○若林国務大臣 委員が御指摘のように、最近の国際的な食料需給、とりわけ穀物の需給状況を見ますと、大変厳しい状況になっております。それは、途上国の経済の発展あるいはバイオ燃料作物への需要の拡大、地球規模の気候変動による農業生産への影響といった構造的な要因を背景といたしまして、一昨年...全文を見る
○若林国務大臣 今委員が御指摘になり、御意見をお述べになりました。日本の農業の置かれている状況は大変危機的な状況にある、そういう認識は共有しているつもりでございます。  そういうような認識に基づきまして、食料をめぐる世界情勢も大きく変化していくということを念頭に置きまして、昨年...全文を見る
○若林国務大臣 委員がWTO交渉の状況についてお述べになりました。おっしゃるとおりでございまして、いよいよ交渉は正念場を迎えているわけでございます。  先般、ファルコナー議長の改訂版が提示されました。その中身を見ましても、我々がかねて主張をし続けてきております食料の輸入国として...全文を見る
○若林国務大臣 森林整備につきましては、かねて力を注いでまいっておりますけれども、今おっしゃられたような、林地の所有者、あるいは林業労働者、経営者、それらの立場からしますと、個人負担あるいは地方負担といったような問題がございまして、なかなか整備が思うように進んでいないということが...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘のとおり、水稲の作付面積につきましては、幾つかの県で、国が公表している統計値と地元の水田農業推進協議会が把握をしております面積との間に乖離が生じております。  これまでもその要因について関係者と検証、協議を重ねながらその乖離の解消に努めてきたところで...全文を見る
○若林国務大臣 この問題は、大変重要な問題だというふうに認識をいたしております。  私は、昨年の暮れに、中国に米の問題その他農産物の貿易問題で出かけていった際に、日本の果物や米などについて、デパートなどで直接の売り込みもやってまいりました。そのときに持っていったのは、リンゴでは...全文を見る
○若林国務大臣 今の御指摘につきましては、平成二十年度からこれを事業の対象とするという方向で検討をいたします。
○若林国務大臣 米の生産調整につきましては、長い経過を経て今日に至っているわけでありますが、大変に難しい。適地適産といいますか、それぞれの地域がそれぞれの米づくりに取り組む中にありましてこれを調整していく、それぞれの地域におろしていって最終的には農家の納得が得られるような形で組み...全文を見る
○若林国務大臣 生産調整の取り組みに対する支援につきましては、平成二十一年産までについてはお話ございましたように産地づくり交付金が措置されているところでございますが、これに加えて、今般の補正予算で、生産調整の拡大を推進するための措置としまして、地域水田農業活性化緊急対策が措置され...全文を見る
○若林国務大臣 飼料用の米につきましては、輸入トウモロコシが高騰していく中で、国内で生産される有力なえさ用、飼料用の穀物として期待されておりますし、また、御指摘がございましたように我が国の水田機能を維持活用する上でもこれは重要なものであると考えております。  しかしながら、その...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になりましたように、十九年産米の価格につきましては、本当に作況が九九でありながら価格が大幅に下落をするというような事態を迎えてしまったわけでございます。  そのために、お話ございましたように、自民党、公明党、与党の皆さん方からも非常に具体的な御提言、...全文を見る
○若林国務大臣 米の価格の安定を図るには、何としても需要と供給が調整をされてバランスがとれる状態にならなければならないわけでありまして、今委員がおっしゃられましたように、二十年産米につきましては、需要の減少なども前提にいたしまして、作付面積でいいますと約十万ヘクタール抑える必要が...全文を見る
○若林国務大臣 受け身で対応していただけでは、農業政策の中で水田を有効に活用するということだけじゃなくて、新しい需要、バイオエタノールの原料あるいは配合飼料の原料に水田を活用する形で米が使えないのか、そういう問題意識は大事だと思っております。  御承知のように、えさについていえ...全文を見る
○若林国務大臣 今委員が御指摘になられましたように、今回の見直しというのは、今まで進めてきた望ましい構造を実現するための担い手を育成する、そういう視点から大幅に後退したのではないか、あるいはそういう基本の方向を変えることになるんじゃないかというふうな御批判も伺うわけでございます。...全文を見る
○若林国務大臣 これは、農業基本法二十一条に規定しておりますように、効率的かつ安定的な農業経営というものが生産の相当部分を担えるような構造をつくっていくということでございまして、その担い手というのは、いわゆる他産業並みの労働時間で他産業従事者と遜色のない生涯所得を確保し得るような...全文を見る
○若林国務大臣 これは水田農業について申し上げているわけでありまして、土地利用型農業の場合の経営の基本的な生産要素というのは土地でございますから、それは、相当規模のものがない限りは、生産性を一方で上げても、あるいは収量を上げていっても限界があるわけでありまして、その意味では、一定...全文を見る
○若林国務大臣 今、理念、原則ということをお話ししましたので、他産業並みの労働所得、これは生涯所得と私は申し上げております。農業の場合は定年制がありませんし、かなりの年齢になっても所得が上がりますから、そういう意味で、所得均衡というのは、生涯の所得を均衡できるようにということであ...全文を見る
○若林国務大臣 言葉の使い方をいろいろ厳密におっしゃられると、それが正確かどうかわかりませんけれども、少なくとも、理念、原則ということになると何が原則かということでありますが、基本的な理念、原則といいますと基本法に戻るわけでありまして、そこには具体的な面積が入っているわけではあり...全文を見る
○若林国務大臣 年齢制限というのは、認定農業者の条件として、もともとそんなことは決めておりません。それは地域に任せております。地域によって、市町村が市町村レベルで年齢を加えている地域もあります。しかし、大部分は年齢を規定しておりません。しかし、地域によってそういうことを加えている...全文を見る
○若林国務大臣 市町村に対する指導として、そのようなことを決めているところがあれば、それは廃止をし、あるいは弾力化を図るということを指導したということでございます。
○若林国務大臣 今局長がお答えしていますように、もともとこれは市町村で決めるという仕組みになっておりますから、市町村によって扱いは違っているわけなんですよ。委員の地元でとおっしゃったその地元は、地元市町村が水田農業ビジョンなどを議論し、認定農業者というものをどう扱うかというような...全文を見る
○若林国務大臣 認定農業者の認定基準というのは市町村が決めるようにしてスタートしているわけですから、市町村によってそういういろいろな差があるということを前提にこの制度は仕組まれているわけでございまして、去年の四月にそういう状態の中で年齢制限をかけるというふうに決めた市町村もあれば...全文を見る
○若林国務大臣 それは言い過ぎだと思いますね、機能しなかったという言い方は。  それは、生産調整を、生産者団体などが主体になりまして、地域が需要に応じながら決めていくという基本の考え方を打ち出したわけでありまして、その考え方に従って大変な御努力をしたんですよ。しかし、統制、規制...全文を見る
○若林国務大臣 私は間違いだと思いません。  やはり自分の地域の、新潟であれば新潟の、またその地域の中の品種がございます。それが売れ筋のある場合と余り売れない場合もある。そういうようなきめ細かな需要を承知しているのは生産者なんです、生産者団体なんです。そういう人たちが、自分のと...全文を見る
○若林国務大臣 前のように戻って行政が主体になってやろうということを今度決めているわけではありません。生産者団体などとの役割を再確認しながら協力してやりましょうと。ですから、基本は、そういう需要に応じた生産計画を立てるというのは、生産者及び生産者団体の方が主体になって決めていくわ...全文を見る
○若林国務大臣 おっしゃるように、行政が従前よりも踏み込んで生産者団体との調整、話し合いに入るということにしたことは間違いございません。
○若林国務大臣 間違いか間違いでないかということをやりとりしてみても、我々は、間違いか間違いでないかというのは何をおっしゃっているのかよくわかりませんけれども、全国的なナショナルベースの需給の調整にそごがあったという現実は現実としてとらえた上で、さらに、そういうことがないようにす...全文を見る
○若林国務大臣 繰り返しで申しわけありませんけれども、我々は、昨年からスタートした品目横断的経営安定対策が間違いであったという認識は全く持っておりません。そういう方向性のもとで、その実行面の取り扱いとして、行政がもう少し力を入れて応援体制、支援体制をつくっていくということにしなけ...全文を見る
○若林国務大臣 そうは思っておりません。  従前のように、行政が前面に立って行政の責任において生産調整が全国の市町村から農家まで及んでいくという、その手法というのを変えたことは間違いがない、こう思っております。  その場合に、行政がどこまでこれにかかわっていくかというかかわり...全文を見る
○若林国務大臣 局長が説明をいたしておりますように、産地づくり交付金について、例えば、一定十アールなら十アール当たりでどの作物をこうつくったらこれだけというように地域的に決めているというようなことではありませんで、まさにその地域がどのような形でこの交付金を活用していくのかというこ...全文を見る
○若林国務大臣 実は、しきりと委員は、四ヘクタールとか十ヘクタールということを……(筒井委員「二十」と呼ぶ)二十とか。そういうことから発想されておられるわけでありますけれども、今までの仕組みにおきましても、物すごく特例を開いているわけですよ。中山間地の特例でありますとか、いろいろ...全文を見る
○若林国務大臣 水田自身、土地利用型農業で、四町歩以上あるいは二十ヘクタール以上ですか、そういう面積規模での農家数というのはわかります。(筒井委員「はい、それを」と呼ぶ)それは資格者と言わないんです、我々は。もっともっと特例がうんと開いていますから、もっと多いんですね。  だか...全文を見る
○若林国務大臣 気持ちはありますけれども、そういう形でデータが整理されているかどうかというのは私実は今承知しませんので、また別途お答えしたいと思いますが、それらの農業者が水田をどれだけ持っているのか、水田以外の……(筒井委員「いや、水田農業ビジョン」と呼ぶ)いやいや、水田農業ビジ...全文を見る
○若林国務大臣 何か基本的なところで委員の御理解と私たちとが違っているところがあるように私は思うんですよ。  それは、例えば都府県について言えば四ヘクタール、四ヘクタールについてもいろいろな特例を設けていますね。四ヘクタールというものは基本として置いた上で、いろいろな特例を設け...全文を見る
○若林国務大臣 委員もう十分御承知のことだと思いますけれども、食品衛生法というのは厚生大臣が責任を持っているんですね。それで、食品を通じて人間の健康に危害を与える、そういうような食品が製造され、あるいは取引される、そういうことがないように、また、そのことによって被害を受けるという...全文を見る
○若林国務大臣 まずは所管の関係でいいますと、警察の方の取り締まりという、そういうかかわりの部分について、常時連絡を受けるようなことになっておりませんで、私も先ほどまでは警察庁の方がそのような見解を示したということも承知しておりませんでした。  ただ、きょう閣議の後、消費安全の...全文を見る
○若林国務大臣 まさに今のJAS法はおっしゃるようになっておりまして、最終製品製造地が中国であれば、それは中国というふうに今表示をするようになっているわけでございます。
○若林国務大臣 今、幾つかのことをおっしゃっておられるんですけれども、まず、最終製造をした加工食品の製造地が外国である場合は、その国名を表示するというのが法律で決められておりまして、もしそのようなことがなされない、無表示で、あるいは虚偽表示で、それが商品として取引されるというよう...全文を見る
○若林国務大臣 鳥獣害の被害対策については、まさに全国、北海道から沖縄まで、どの農山村地域においても深刻な問題になっております。そういうことを踏まえまして、委員がおっしゃられたように、まさに議員立法の形で特別法を制定していただいたわけでございます。  そのことを受けまして、来年...全文を見る
○若林国務大臣 新しい漁業経営安定対策は、今委員が御指摘になりましたように、漁業共済制度に加入している人の、漁業共済制度では補えないようなものを担い手漁業者に対して付加的に経営安定対策を講じようという趣旨で設けようとしているものでございます。  漁業共済制度では、補てん率という...全文を見る
○若林国務大臣 長官が御説明申し上げましたように、経営者の年齢を問題にしているのではなくて、海上で漁労の作業に従事している海上作業者の年齢を問題にしているんですね。その作業者は、そういう海上作業の中で、当該経営の中で一番多く従事している人の年齢がどうかということで見ている年齢でご...全文を見る
○若林国務大臣 私も、日本のすぐれた食品が世界的な日本食のブームの中にありまして着実に伸びてきているということを力強く思いながら、さらに一層ドライブをかけていかなきゃいかぬ、こういう認識でおります。  特に、日本の肉牛につきましては、おっしゃるように評価が高いんですね。午前中に...全文を見る
○若林国務大臣 事業計画自身、確実に計画時点でどうだったのかというようなことについては、あるいはその担当者が律儀にそのときの原資料に当たるという意味では当たれなかったということはあるかもしれませんが、これだけの国営事業をやってきているわけですから、正確な原資料でなくても、当該地域...全文を見る
○若林国務大臣 今の干拓は、事業計画を立て、着手してから完成して、農地として利用できるようになるまでに大変に時間がかかるんですよ。大変な時間がかかっています。  そして今、国営で着手して大体完了間近でありますけれども、これは今一カ所だけなんですね、有明だけなんです。そのほかに何...全文を見る
○若林国務大臣 まず、土地改良事業の今までの執行してきた状況と現状についてざっとお話をさせていただきたいと思います。  これは、近年、公共事業全体を抑制しておりますが、土地改良事業について言えば、平成九年度は一兆二千二百八十二億円、これがピークなんですね。その後ずっと落としてき...全文を見る
○若林国務大臣 委員御承知のように、加工食品については、最終的な加工食品の製造地につきましては、原産国表示というものを法律上義務づけているわけです。  しかし、その中にどういうものを使っているか。例えば、最近話題になっていますかつとじ丼なんというものが出ましたね。中国からの輸入...全文を見る
○若林国務大臣 消費者行政の統一的、一元的な組織を検討するということにつきましては、政府の中で消費者行政推進会議というのを設けまして、そこで検討、協議を進めるということになっておりますので、私、農林水産省としてはこの消費者行政推進会議の議論というものを注視していきたいと思いますが...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘のように、十八年度のカロリーベースの食料自給率は三九%という、本当にもう危機的な状況になっているわけであります。  一方、目標については、食料・農業・農村基本計画におきまして、平成二十七年度には四五%にするという目標なんですね。さらに、その計画が気持...全文を見る
○若林国務大臣 今委員がおっしゃられましたように、豪州との間のEPA交渉は今まで三回行ってきまして、それぞれの国の農業事情について理解を求めるという意見交換をしてきたわけでありますが、いよいよそれを踏まえてリクエストオファーに入っていくという段階になっております。二月二十五日から...全文を見る
○若林国務大臣 緑資源機構に現在勤務しております職員は七百二十名いるわけでございます。しかるに、緑資源機構は廃止するという法案をこの国会で出して、廃止をお認めいただくということになるわけでございます。したがいまして、一度にすべての仕事がなくなるわけではございませんで、例えば水源林...全文を見る
○若林国務大臣 委員が十分御承知のことと思いますけれども、京都議定書によります森林吸収目標は、炭素トンにしまして千三百万炭素トンを達成する、これを約束しているわけでございまして、これをいよいよ実施に入ります平成十九年から二十四年の六年間でやろうとしますと、今まで整備を済ませてカウ...全文を見る
○若林国務大臣 農林水産省としては、かねてより、森林吸収源対策のための財源確保という意味で、環境税を税制改正要望をしてまいっているわけであります。もちろん、環境省もこれを要求し、プッシュしていただいております。私はこの前、環境大臣をやり、今は農林水産大臣をしています。これはもう必...全文を見る
02月25日第169回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○若林国務大臣 委員には、畜産物価格の安定制度、特に飼料高騰を背景といたしました緊急の事態に対処しまして、大変御苦労をおかけして取りまとめをいただきました。本当にありがとうございました。  御指摘ありましたように、配合飼料の原料でありますトウモロコシなどの飼料穀物のほとんどが輸...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になりましたように、世界の食料事情は大きく変化をいたしてきております。そういう意味で、食料問題についての国民的な関心も高まってきているというふうな状況になっております。  こういう中で、昨年の七月、私が主宰をしまして、食料の未来を描く戦略会議というも...全文を見る
○若林国務大臣 今委員が御指摘のように、世界の食料事情は刻々と事情の変化が進んでいくわけでございます。そういう意味で、来年度、平成二十年度から、農林水産省の中に食料安全保障課という組織を立ち上げまして、世界の各地におきます食料の生産あるいは食料需給に影響を及ぼすであろう食料需要の...全文を見る
○若林国務大臣 委員がおっしゃられましたように、言うなれば、農業経営をハイブリッド化していく、そして、単なる生産のみならず、流通あるいは加工の企業のノウハウ、情報なども取り入れた形で農業自身がそのような複合的な経営という形に変わっていくということを、方向性としては大変好ましいもの...全文を見る
○若林国務大臣 御承知のように、今世界各地で日本食ブームというのが起こっております。これは、健康視点でありますとか、食文化としての日本の食というものへの注目が集まっているわけでございます。このような日本食のレストランなどがだんだんその水準を上げていきますと、食材も日本から調達をす...全文を見る
○若林国務大臣 学校給食に米飯を中心としたいわば日本型の食生活、食文化というようなものを積極的に導入していくということは大変大事な問題だというふうに認識いたしておりまして、これが伸び悩んでおります中で政府米をどのように有効に活用し、この推進に使っていくかというのは、大きな課題だと...全文を見る
○若林国務大臣 新聞報道がありましたことは、委員御指摘のとおりでございます。  これは昭和四十八年から全国三十二路線において実施してきた緑資源幹線林道事業でございます。この事業については平成十年度から事業評価システムを導入しまして、平成十三年度からは実施中の区間に係る期中評価に...全文を見る
02月27日第169回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○若林国務大臣 平成二十年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  初めに、予算の基礎となっている農林水産施策の基本方針について御説明いたします。  農林水産業と農山漁村は、食料の安定供給はもとより、国土や自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承といった多面的機能の発...全文を見る
○若林国務大臣 委員が今御指摘になられましたように、この法律案は、京都議定書の第一約束期間の終期である平成二十四年までの間に間伐等を実施する、これを促進するということを目的として設けようとしているものでございます。このために、まずはこの期間における森林整備に全力を挙げて取り組み、...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になられましたように、団塊の世代が退職期を迎えております。この団塊の世代というのは、日本の高度成長過程で育ち、そして精いっぱい働いて定年を迎えるわけでございまして、ひたむきに仕事で生きてきた、こういう世代だと思います。こういう皆さん方が、定年を迎えまし...全文を見る
○若林国務大臣 委員の広島県におきます被害の状況、実態をお伺いしながら、私は長野県で育って、長野県が地盤でございますけれども、御承知のように、山、山地の多い地域、土地柄でございます。  長野県の鳥獣被害も深刻でございます。鳥獣は、今、イノシシと猿とシカですね。そういうのが年間で...全文を見る
○若林国務大臣 わざわざインターネットをごらんいただいて、ありがとうございました。  ただ、私のあの講演、特に、お話ありました、これは京都で行ったこともありまして、京都周辺の山を例にとってお話をしたわけですけれども、むしろ江戸時代は荒れていたという意味で、荒れた様子をあの中で説...全文を見る
○若林国務大臣 やはり、人と自然とが共生していく社会というのを我々はみんな望んでいると思うんです。共生していく自然の中に占める森の役割、大変大きな役割を果たしておりまして、委員が先ほど来御指摘があり、御意見をいただいております森には、大変な動植物、特に豊かな動物がそこに長くすんで...全文を見る
○若林国務大臣 今、委員からお話ございました。委員が本部長になりまして、公明党におきまして、地域活性化の推進本部、その中の重要な課題として、過疎集落の実態調査を行っていただきました。これは二〇〇七年の十一月、十二月に集中的に大規模な調査をしていただいたわけでありまして、これは公明...全文を見る
○若林国務大臣 地域経済の活性化を図っていくという視点に立って見ましても、その地域経済の中で重要な役割を果たしております農林水産業、それと、地域におきますつながりを今までも持っておりました商業とか工業とか、そういった産業との間の連携をしっかりとさせた上で、地域が自立的、持続的な成...全文を見る
○若林国務大臣 委員の御指摘がありました。委員の御意見も踏まえて、全体、今のガソリン税、ガソリンに係る課税のあり方の中で、そのことを我々としても念頭に置きながら検討してまいりたいと思います。
○若林国務大臣 委員も御承知のとおり、京都議定書、いよいよ実行初年度に入ってきたわけでございますが、この京都議定書の中で我が国が世界に約束をしたCO2の削減はマイナス六%でございますけれども、そのうちの三・八%を森林が吸収をして削減するということで、最大の削減量になっているわけで...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘のように、有害鳥獣による農作物に対する被害というものは、中山間地域を中心に近年、拡大をし、深刻化しておりまして、被害額は委員が今お話しのとおりおおむね二百億円程度で推移しているところでございます。このような被害は、数字にあらわれた被害以外に、委員がお話...全文を見る
○若林国務大臣 今、森林整備は地球温暖化対策の中の重要な施策として位置づけられておりますので、農林水産省といたしましては、間伐の促進によりまして、京都議定書で定められております六%マイナスのうち三・八%を担っております、これが着実に実施されるように、間伐を進め、森林整備を促進する...全文を見る
02月28日第169回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○若林国務大臣 最近、食をめぐって、委員が御指摘のような不安が広がっている。そのもとには、国内生産、自給率が、今委員がおっしゃられたように四〇%を割ったといったようなことへの将来の不安とお互いに相乗関係を持っておりまして、そのことがさらに大きな将来への不安へと結びついているという...全文を見る
○若林国務大臣 国内におきます今までの全頭検査の検査体制につきましては、今厚生労働省の方からお答えいたしたことと同じ考え方で我々も臨んでいるわけでございまして、二十カ月齢以下のBSE検査については、国としては、これを補助してまで継続をしていく、継続するかどうかは自治体の判断でござ...全文を見る
○若林国務大臣 大変反響を呼んだということは承知いたしておりますけれども、これは一部、生産調整そのものに反対である、つくるだけ米はつくらせるべきである、そういう考え方に基づく人たちからの抗議と、それから、生産調整、米の需給の状況というのを、我々の説明が浸透していないということもあ...全文を見る
○若林国務大臣 ペナルティーの措置についてはただいま局長が御答弁申し上げたとおりでございまして、そのような状況にならないように、我々も、各生産段階、ステージごとに情報を提供しながら、そのステージごとにどのような点に留意しながらこの調整を実行、完成できるように進めていくか、そういう...全文を見る
○若林国務大臣 基本的な認識が異なっているというふうにまず申し上げざるを得ないと思います。  自給率との関係でいえば、需要を超えたお米を、主食用の米を幾らつくっても、それによって自給率が上がるということにはなりません。輸入に大きく依存をしております大豆だとか麦だとか、そういうよ...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になり、そしてまた御提案になりました、米粉によるパンを初めとした需要というのを拡大していかなきゃいけない、なお拡大の余地はあるということについては、私もそのように考えております。  食生活の変化によりまして、御承知のように、主食用の米の消費は残念なが...全文を見る
03月13日第169回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員のいろいろ御指摘ございましたが、そのような認識を共有いたしております。  特に、この三年ほど前からですけれども、小麦、トウモロコシあるいは大豆、もう二倍から三倍も国際価格が上がっているんですね。それらはほとんど輸入に依存していますから、これを原材料...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がおっしゃりますように、農林水産物、これが一次産業と言われ、原材料を供給するというのが長年にわたっての役割であったと、そういう認識をしていたと思うんです。  しかし、地域に、もっともっと付加価値を高める、そして新しい商品形態、新商品を作り出して新し...全文を見る
03月17日第169回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員お尋ねの富山湾を襲った寄り回り波の高波による被害、水産被害状況でございます。  二月二十四日の低気圧の影響で高波が発生をして、おっしゃいますように想像を絶するような大きな被害がございました。人的被害のほかに、漁港については四漁港、漁港海岸で二か所、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 山口委員の御指摘であります産業動物獣医師の不足というのは本当に深刻であります。頭の痛い問題でございます。今後、産業動物獣医師が不足をして、そして公務員獣医師の確保も大変難しくなっていくだろうという見通しが示されております。特に、大動物、牛とか馬とか、ある...全文を見る
03月18日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○若林国務大臣 水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  水産加工業施設改良資金融通臨時措置法は、北洋における外国政府による漁業水域の設定等に伴い、水産加工原材料の供給事情が著しく変化したことに...全文を見る
03月18日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○国務大臣(若林正俊君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業と農山漁村は、食料の安定供給はもとより、国土や自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承といった多面的機能の発揮を通じ、国民の暮らしにおいて重要な役割を担っています。農林...全文を見る
03月19日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○若林国務大臣 今委員がお述べになりましたように、水産物あるいは水産加工製品の貿易量というのは拡大をいたしております。輸入もふえてきて国内加工業者にとっては厳しい状況がある反面、輸出の方も、今ホタテのお話がございましたけれども、日本食ブームでありますとかアジア地域の経済力が高まっ...全文を見る
○若林国務大臣 委員御承知のとおり、この水産加工資金法は、昭和五十二年に外国政府が北洋に漁業水域を設定したことに伴いまして、いわばそこから排除されるというような危険が出たわけでございます。それに緊急に対応することとして、五年間の時限立法として制定されたものでございます。  その...全文を見る
○若林国務大臣 委員がずっと、水産加工業をめぐる厳しい諸情勢について御指摘がございました。それに対しまして、これはという特効薬がなかなか見出せないというような現状にあることも明らかになってきているわけでございます。  しかし、漁業経営が安定をし発展するためには、委員もおっしゃら...全文を見る
○若林国務大臣 独立行政法人緑資源機構法を廃止する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  政府においては、制度導入以来六年が経過した独立行政法人について、国民生活の安定及び社会経済の健全な発展のため必要なサービスを確保しつつ、無駄を徹底して排除...全文を見る
03月19日第169回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(若林正俊君) この冷凍ギョーザ問題を契機として、国民の多くの人たちが輸入食品についての不安を抱き、そしてまたいろいろな各種の世論調査を通じましても、やはり基本的には食料の自給率を高めなければ駄目なんだというような認識、そういう意見というのが広く広がってきていると思いま...全文を見る
03月21日第169回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(若林正俊君) 平野委員が御指摘になっておられますように、国際価格は高騰いたしております。委員に配付いただいておりますこの資料を御覧いただきましても、二〇〇六年から二〇〇八年にかけてでございます、小麦については三倍強、トウモロコシについては二・五倍弱、大豆が二・五倍とい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) トウモロコシ価格の高騰の背景としまして、私も御説明申し上げましたけれども、トウモロコシがバイオエタノールの原料に充てられているということがございます。これにつきましては、もう委員も御承知のとおりでございますが、バイオマスを燃焼することによって放出されるC...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、我が国自身のこのような穀物を原材料とするバイオエタノールの生産につきましては、むしろ穀物を利用するのではなくて、セルロース系の稲わらでありますとかあるいは間伐材でありますとか、そういう食料と競合しないようなものを原材料にしてバイオエタノールを生産し...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 洞爺湖サミットの進め方につきましては、もう既にいろいろな段階で議論を整理をしてきております。そういう中で、今委員が提起されましたことについて、議題という形に正式になるかどうかはともかくとして、そういう問題視点ということ、つまり食料供給と競合しない形でのバ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 基本的に言えば、米の食としての需要がどんどんと減っております。この傾向は依然として変わりません。にもかかわらず、生産の抑制がこれに追い付いていない、そういうギャップがあるということで下がっているわけでございます。
○国務大臣(若林正俊君) 需給の均衡を図るために、これは生産者団体側からの強い要請といいますか、決意の表明がございまして、全体、昨年の十月末に米緊急対策を決定した際に、政府の買入れ以外に全農が自らその飼料用の処理を行いたいと、これで十万トンを飼料用処理にするということでございます...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これは、全農が事業者としてそのような事業をやった場合にその二分の一を補助するということでございまして、全農側からこれだけの数量を処理をするというのが出てきておりませんので、それが出たらその二分の一を補正予算で処理するということになります。まだ全農側がどの...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これは、今の全農でえさ米分を全農が購入して処分するという方式と違う形で、それぞれの生産調整の現場段階において米のえさ用の米生産というものを生産者が手当てする場合にそれを助成するという意味で、需給計画上はえさ用に委員がおっしゃるようなものを盛り込もうとして...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。  ガソリンにつきまして、農業用に耕運機でありますとかコンバインでありますとか、あるいはその他の諸農業機械の利用にガソリンが使用されるわけであります。これについての税金につきましては、揮発油税の道路特定財源としての性格、あるいは今御指...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。  委員が資料としてお配りいたしましたこの資料を御覧いただければ明らかでありますが、財源計算額上これだけのものが、受益負担を農業者が農業機械などによって負担をしているというのがあり、そして実際上の身替財源として造られる農道予算というの...全文を見る
03月24日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○若林国務大臣 緑資源機構におきます今回の談合問題につきましては、発注者側が組織的に、継続的に談合を主導したという極めて悪質な官製談合でありました。まことに遺憾な事案であると考えております。  今回の問題の発生原因につきましては、緑資源機構が入札談合再発防止対策に関する調査報告...全文を見る
○若林国務大臣 委員御指摘のように、独立行政法人の財源措置につきましては、一般的には、法人に自由裁量を与える、そういう観点から、運営費交付金、いわば渡し切りの交付金として措置をするということとしているわけでございまして、国の事前の関与を受けることなく予定の使途以外の使途に充てるこ...全文を見る
○若林国務大臣 海外農業開発事業につきまして、緑資源機構の中においては補助事業としてこれを組み立てていたにもかかわらず、今度は、国際農林水産業研究センターに承継をした後は交付金という仕組みで実施するというのはなぜか、こういうお話でございます。  御承知のように、緑資源機構の中に...全文を見る
○若林国務大臣 それは、今申し上げましたように、緑資源機構の中においては、公共事業実施という、各種の事業の中で、この事業はそれとは性格を異にするような事業でありますが、その事業自身の内容というのはもう明確になっているわけでございますので、それらの事業の実施については、補助事業とし...全文を見る
○若林国務大臣 緑資源機構の談合等再発防止のための第三者委員会からのお話がありまして、緑資源機構の談合問題について、抜本的な再発防止策を検討することを目的として、緑資源機構、受注法人、林野庁の組織、業務、人事のあり方について御審議をいただいたわけでございまして、ここで提起された論...全文を見る
○若林国務大臣 委員がお話ございましたように、第三者委員会の話は緑資源機構に関するものでございまして、それらを踏まえて、七月三十一日に農林省として公共事業についてのあり方を定めたわけでございます。  一方、独立行政法人全体につきましては、業務運営の効率性及び国民の信頼性の確保の...全文を見る
○若林国務大臣 この「随意契約の適正化の一層の推進について」の関係省庁連絡会議からの共通の指示でございますが、これを踏まえて、各府省が発注する工事について進められている入札契約の過程に第三者の意見を反映させる仕組みについて、工事以外の契約についても導入をするということになっており...全文を見る
○若林国務大臣 今回の緑資源におきます官製談合というのは非常に根の深い、先ほどもお話ししましたけれども、人事の管理なども含めまして、緑資源機構自身の管理運営の中にありまして、その契約対象者である公益法人との間で天下りと言われるような職員がそこに多数継続的に行っていて、そして相互の...全文を見る
○若林国務大臣 我が国は、国土の三分の二以上を森林が占めている、林地が占めているという意味で大変な森林国でございますし、その森林の適正な管理、利用が図られることは、国土の保全という観点から見ましても大変重要な課題でございます。さらに加えて、今委員が御指摘になりましたように、地球温...全文を見る
○若林国務大臣 水源林造成事業につきましては、委員が今お話ございましたように、大変大事な事業だというふうに認識いたしております。  申すまでもなく、奥地の水源地域での保安林の造成を行う事業でありまして、かつ、委員もおっしゃられましたように、地球温暖化という視点からは、京都議定書...全文を見る
○若林国務大臣 国有林野事業の一般会計化、一部独立行政法人化につきましては、委員もお話ございましたが、行政改革推進法におきまして、国有林野事業特別会計において経理されている事務事業の性質に応じて、一部を独立行政法人に移管した上で、同特別会計を一般会計に統合することについて検討する...全文を見る
○若林国務大臣 緑資源機構では平成十九年四月現在で七百二十名の職員が勤務いたしておりますが、他の法人に移管する業務の見直しとともに、職員についてもそれに応じた人員体制とする必要があるわけでございます。  他方、これまで働いてきた多くの職員の有する知識経験を生かすことは委員御指摘...全文を見る
○若林国務大臣 農用地総合整備事業及び特定中山間保全整備事業につきましては、緑資源機構廃止後に、現在実施中の九区域のみ森林総合研究所が承継して行うこととして、これらの継続事業の完了をもって事業を廃止するという方針でございます。  それでは、これを廃止した後、一体的な整備をするこ...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になっております緑資源幹線林道は、全体の計画延長は二千十三キロでございますが、十八年度末までに千三百十二キロメートルが完成しておりまして、残事業は七百一キロとなっているわけでございます。この事業につきましては、十九年度限りで独立行政法人が行う事業として...全文を見る
○若林国務大臣 委員が捕鯨について、世界で反捕鯨国と捕鯨を認めていこうという国との対立から出てくる摩擦的なことを大変心配しておられるわけでございます。  今、調査捕鯨と沿岸におきます先住民の捕鯨などとは趣旨の違うものだというお話がありました。しかし、いずれにしましても、我が国と...全文を見る
○若林国務大臣 我が国の調査捕鯨に対して、シーシェパードなど大変な違法な妨害行為が繰り返されていた、ちょうどその時期でございますが、三月の六日、七日、八日と、イギリスのヒースローで、国際捕鯨委員会、IWCの中間報告がなされました。この中間報告でいろいろな議論が行われましたが、我が...全文を見る
○若林国務大臣 緑資源機構の廃止に伴って、現在まで緑資源機構が行ってまいりました幹線林道の整備を初めとする各種事業については、その事業の評価、事業の効果としてはそれなりに大きな役割を果たしてきたし、今後も期待されている事業であるというふうに認識をいたしておりまして、それだけに、廃...全文を見る
○若林国務大臣 特定中山間保全整備事業は、委員御承知のとおり、森林と農用地が混在する中山間地域で農林地の一体的な保全整備を行うことによりまして、農林業の持続的な生産活動の促進、森林及び農用地の持つ公益的機能の維持増進を図ることを目的としているわけでございます。  具体的な効果と...全文を見る
○若林国務大臣 この特定中山間保全整備事業は、今申し上げましたように、森林の整備と農用地の整備の双方の知見を有する組織である緑資源機構が地域のニーズに合わせまして機動的に事業を実施するということによって効果を上げているものだと思います。  その意味で、緑資源機構が廃止されるとい...全文を見る
○若林国務大臣 この中山間地域におきます特定、特別の事業の特徴というのは、一つの事業主体が総合的な計画を立てて、一体の事業として行うというところに他にない特別の評価さるべき事項があったというふうに考えているわけでありまして、一つの事業主体がまとめてやるという事業主体自身がほかには...全文を見る
○若林国務大臣 緑資源機構がいろいろな情勢のもとで廃止せざるを得ない事態になったということについては、本当に私も残念に思いますが、これはやむを得ないというふうに受けとめざるを得ないという判断に至ったわけでございます。  それでは、この緑資源機構が廃止された場合に、緑資源機構が行...全文を見る
○若林国務大臣 緑資源機構では、現在、七百二十名の職員が勤務しているという状況にあります。そこで、他の法人に移管する業務についていろいろ見直しをするとともに、職員についてもそれに応じた人員体制とする必要があると考えております。  そこで、昨年の末に閣議決定されました独立行政法人...全文を見る
○若林国務大臣 山村を思い、そして山の保全、整備の意義ということ、私は委員と問題意識もそしてまた危機感も共有しているつもりでございます。  山村振興法の延長の機会に、ちょうど私は自由民主党の山村振興委員長をやっておりました。そのときに、今まで都道府県が計画を立てていたものを市町...全文を見る
○若林国務大臣 お話ございました水源林造成事業でございますけれども、その重要性については、委員が先ほど来るるお話がございました、奥地の水源地帯の保安林において森林を造成し、水源涵養、国土保全及び地球温暖化防止の公益的機能を維持増進するというようなことでございますから、今後ともこれ...全文を見る
○若林国務大臣 林野庁長官の方から御答弁を申し上げたとおりでございます。  国有林野事業の一般会計化、また一部独立行政法人化につきましては、現在、行政改革推進法の規定に基づいて検討を行っているところでございますけれども、この検討に当たっては、今後とも幅広い観点から慎重に検討しな...全文を見る
○若林国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をしてまいる所存でございます。     —————————————
03月24日第169回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。  平成十八年の割りばしでございますが、輸入量が二百四十五億ぜん、国内生産量は五億ぜん、したがって年間使用量は約二百五十億ぜんであります。一人当たりでは年間約二百ぜん程度になるものと考えております。  このように国産のものが少ないわ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) お答え申し上げます。  委員の資料にございますように、国産の割りばしというのは大変激減をいたしておりまして、先ほど答弁申し上げましたように、ごく国内的にいいますと少ない量になっております。これは、やはり価格競争力を失ったということでございまして、現在一...全文を見る
03月25日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○国務大臣(若林正俊君) 価格の低下傾向に歯止めを掛けると、そういう趣旨の対策でございます。  委員御承知のように、十九年産米の米価は、作況が九九であるにもかかわらず大幅に下落するという異常事態になりました。このような価格の大幅下落を確実に歯止めを掛けなければならないということ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 全中及び全農両方がそのような要請をし、そして決定に同意をしたということでございます。
○国務大臣(若林正俊君) この補助金の交付申請におきまして、その処理量は一万四千六百三十二トンというふうに申請が出てまいりました。
○国務大臣(若林正俊君) 今、全農に対しまして、どうしてこのような一万四千六百三十二トンというところまでしかえさ用に回せなかったのか、その事情をきちっと説明をしてもらいたいということで事情を聞いているところでございます。
○国務大臣(若林正俊君) それは、本気でやる気がなかったなどということを私の方は推測するわけにいきません。全く何もお互いにやり取りがなかったわけではなくて、マーケットはこのような対策を講ずるということを前提として価格の取引形成が進んでいるわけでありますから、そういうアナウンスに対...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) おっしゃるとおりです。
○国務大臣(若林正俊君) 一万四千六百三十二トンであります。
○国務大臣(若林正俊君) 先ほども申し上げたところでありますが、まずは歯止めを掛けると、低下傾向にある、そしてそれに輪を掛けて暴落をしたということについて歯止めを掛けるということについて言えば、それなりの目標は達したというふうに、効果があったというふうに見ておりますが、今委員が御...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これは、価格形成にどのような影響があったかということは、私どもも、しかと申し上げることはできないわけであります。アナウンスの効果として言えば市場形成にそれなりのインパクトを与えたものと思いますので、そのことが、市場としてはこの十万トンが一万四千六百三十二...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 率直に事実を申し上げているわけでございまして、そのような効果を期待はいたしたわけでございますし、そのような効果を生むでありましょうえさ用十万トンというのは、私どもとしては是非ともこれを達成してもらいたいという気持ちを持ち続けてきたわけでございます。  ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 担当者同士の間でその背景、事情などについて詳しく状況の説明を聴取している段階でありまして、我々はこれで今分かったということを申し上げているわけでありません。まだ、全中、全農の代表者が私のところに釈明に来たということではございません。
○国務大臣(若林正俊君) 二十年産米につきましては、生産調整の目標というものを定めまして、定めるに当たっては、減少しつつあります主食用米の需要量を踏まえて設定をするということにしているわけでありますから、これが確実に実行されれば、もちろん平年作を前提としてでありますけれども、二十...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう委員も十分御承知のとおりでございまして、米の価格というのは需要と供給との中で市場で形成されるものでございます。その意味では、予定をされております需要、期待をしておりました需要に対しまして供給がこれを超えているということで下落が続いていると。その需要が...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 大変悩み深い環境の中にあるということを率直に申し上げなければなりませんけれども、やはりこの農地を有効に利用をするという意欲と、そしてまたそういうことによる、できるだけの経営力を持っている農業者が農地を集積をしながら規模の拡大を図っていける、そういう農地制...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) それは当然、経営をいたします中で、経営の採算ということを念頭に置くと同時に、自分の農業経営の将来を展望した中で農地の集積を図ろうという意欲が出てくるものと考えております。
○国務大臣(若林正俊君) 平野委員が、内外無差別原則の中で外国から入ってくる加工食料品などについて厳しい言わば規制を掛けることの前提として、国内は十分守られているんだけれども、国内における規制というものも法的な措置を含めまして考えてはどうかという御提案でございます。そのような発想...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 二十年産につきまして生産調整目標を達成するということは、もう待ったなしぎりぎりの命題でございまして、そのことについては我が農林水産省のみならず都道府県、市町村という行政と、そしてまた生産者の皆さん方、生産者団体の皆さん方もそのことを真剣に考えていると理解...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 食は委員も御承知のとおり命の源泉でございます。その意味で、農業は食料を安定的に供給するという重要な役割を担っている産業であるわけでありますが、同時に、自然環境の保全とか文化の伝承といった農業が持っている多面的な機能というもの、これが大事でございまして、こ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今委員が新規就農者に対する支援の拡充について御意見がございました。  その前に、何か非常に暗いイメージを皆さんが受け止めるようなお話が前段にあったような気がいたしますけれども、私、ちょっとお許しをいただきまして、農業に新たに入ってくる人たちの形というよ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) いや、この新規就農の人たちが離脱、今のは三十九歳以下の話ですね。そんなに、統計は取っておりませんけれども、いろいろな事情の中で農業に新たに就農しようという決意を持って農業に取り組み始めている人たちでありますから、そう私は、農業から再び離脱、再びといいます...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今お話のありましたグリーンツーリズムとしてのモクモクファームですか、委員の例のお話がありました。個別具体的にモクモクファームのその案件、個別の案件についてどうだということを今ここで私が申し上げるほど承知しているわけではございませんけれども、非常に結構な試...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう全く委員と認識を同じくいたしております。  私も長野で孫が小学校二人いるんですね。ばあさんが子供のためにお芋なんかも一列残したり、リンゴも下の方は取れるようにしたりするんだけど、なかなか行って農場でそういう喜びをするというようなのをそれほど喜ばない...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう委員も御承知のとおりでございますけれども、食料・農業・農村基本法、平成十一年に成立をいたしました。その基本法の中で、食料の安定供給の確保の重要性にかんがみまして、政策展開に当たっての基本理念として農業の持続的な発展を図るということを明確に位置付けた上...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) いや、担い手だけが意欲や能力があるというふうに言っているつもりはありません。意欲があり、そしてまたそれだけの経営能力を有している、あるいはそれを求めて努力をしているという人たちも含んでいるわけでございまして、そういうような幅広い人の中で、将来を見てこの農...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 水田において米以外の大豆とか麦とか作るということは、委員がおっしゃるように大変なことだと思います。これは長い歴史を経てこの水田というのは、まさに稲作、米を作るのにふさわしいような基盤の整備、水路の整備も含めまして行ってきたわけですし、また、生産者の側もこ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 麦、大豆などの生産に取り組むことは自給率を向上させていくという意味で非常に大事なことだという認識は委員もお分かりいただけることだと思いますが、水田でこれらのものを作るというのはなかなか困難がある、そういう地域、そういう場所もございます。  そういう意味...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員は、いわゆる一定規模以上のない農業者、農家は切り捨てるというふうにまずおっしゃられて、そこから議論をスタートさせておられるわけでございますけれども、この対策は土地利用型農業の構造改革を進めていくという視点で、土地利用型農業についての対策ではございます...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) お言葉ではございますけれども、平成二十七年にこのような姿の農業経営者の、また農村の形を考えているという部分につきまして、家族の農業経営で効率的かつ安定的な農業経営体としては三十三万ないし三十七万経営体を目標にしていると。法人とか集落営農の経営は三万ないし...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 他産業の従事者と均衡のある所得という場合には、生涯所得を実は前提にいたしております。他産業の、一般的には自営業を除きまして定年というものがございます。六十歳前後でありましょう。そして、そういう方々は定年によって他産業従事の所得がなくなるわけでございますが...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) そういう経営をどのようにしてつくり上げていくのか、それに、そのつくり上げていくことに対してどのような形で経営安定対策など、技術支援などを展開していくのかということだと思います。  これなかなか、ここで言う農業、他産業従事者と遜色のない生涯所得を確保する...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 御承知のように、一月三十日の衆参両院議長のあっせんにもありますように、徹底した国会の審議を行うということは、議会として、また議会人としての務めであると思います。参議院がしっかりとした審議を行うことは極めて重要であると考えております。  幸い、私の所信に...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 国民に対しまして食料を安定的に供給をする、国民に食料の不安を与えないようにするというのは国家の責任であるというふうに受け止めているところでございます。  食料・農業・農村基本法におきましても、そのような意味で、国民に対し将来にわたって良質な食料を合理的...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 農林水産業は、委員もそのようにお考えのとおりでございますが、自然の循環機能というものを利用しながら営まれる活動、産業でございます。したがって、持続可能な農林水産業を推進すること、これが地球温暖化を始めとした環境問題に適切に対応をしていくことになっていくと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 本年から京都議定書第一約束期間が始まるわけでございますが、これに加えまして、我が国が議長国となって洞爺湖サミットにおきまして地球温暖化対策を講じていくことが主要な議題になると見込まれているところでございます。  私、農林水産大臣の前には環境大臣として美...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がただいま御指摘ございましたように、何といっても、現場で間伐を進めていくためには、森林組合、つまり森林、林地所有者の組織であります森林組合と、同時にまた素材を生産する事業者、これがしっかりと機能しなければ間伐は進まないわけでございます。  ところが...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) カロリーベースでの食料自給率をしっかり上げていくと、目標の四五%に達するように上げるということのためには、何といっても一つは米の消費拡大だと思います。これはただ粒としての米を食べるというだけではなくて、米加工品の新たな商品開発、その需要の増進ということを...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) バイオマスの利活用によりますバイオ燃料の生産の振興でございます。  これは、地球温暖化の防止に役立つだけではなくて、やはりお話しございましたように、地域の素材を活用して、それで地域で産業を興すという意味での地域の活性化にもつながっていくものというふうに...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もうまさに委員が御指摘のとおりでございまして、このWTOの交渉に入りましたときに我が国は日本提案というのをいたしました。その提案の中に、貿易の拡大といってもこれは各国の農業がそれぞれ共存できる形で行わなきゃいけないということと同時に、輸出国と輸入国とのバ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 公明党が昨年、いわゆる限界集落と言われるような過疎地の集落の実態調査をなさいました。その状況については報告を受けまして、大変きめ細かな調査、地域の状況に即して、それを類型区分しながら大変有効な資料を私もいただいたというふうに考えております。  その中に...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まさに一番のポイントだと私思っております。  先週の金曜日に群馬県に出かけまして、まさに間伐を進めているある森林組合を訪ねたわけでございます。そこでは、まさに高性能の林業機械を導入をして、緑の雇用で就労するようになりました青年たち七人が非常に力強く希望...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この間伐を進めるに当たって、民有林の場合、これは所有者がその間伐をすることに同意をしてくれなければ間伐できないわけですね。間伐をする主体は、森林組合の場合もあれば、あるいは施業をする素材生産事業者の場合もあるんですけれども、いずれにしてもその森林所有者と...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、冒頭お話がありました国連人権委員会で二〇〇四年に採択された決議は、今外務省の方からもお話ございましたように、飢餓にあえいでいる途上国のもう大変な人たちというものが生きていくために食料を得るという権利を持っているということを決めているわけで、我が国が...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 紙委員が私が主催をいたしております食料の未来を描く戦略会議、今まで四回ございました、その資料などを引用されながらのお話でありました。本当に関心を持っていただいて敬意を表する次第でございます。  五回で一応のまとまりを得ようというつもりで今その取りまとめ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) その辺になりますと委員とかなり認識が違うわけでございまして、我々、この戦後の日本の大変な高度の経済成長の過程で食料が足りないような状況もございました。主食の米も不足するような事態もございました。そういうような段階における主食を確保するという視点から、価格...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 理論的には可能であるといったようなお話ございましたが、この理論というのは国内の農業生産をどういう形で需要に合わせて生産、需要に合わせた生産を拡大をし、そしてこれが持続可能な状態に持っていくかという政策の理論というのがあるわけで、WTO上の黄色の政策、AM...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 価格政策といってもいろいろあるわけでございまして、激変緩和のための価格政策というのは畜産についても講じておりますし、今の農業につきましても価格変動に伴う過度な変動を緩和するための施策などは講じているわけでございます。  委員がおっしゃられた、保護すると...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) いろいろと委員がおっしゃっておられることについては、私も同感をし、共感を覚えるところがあるんですけれども、結論が、だから価格政策でいくんだという、そういう結論に結び付かないんですね。委員の御提案の、価格政策をそういう意味で見直して価格政策で支えるというこ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  水産加工業施設改良資金融通臨時措置法は、北洋における外国政府による漁業水域の設定等に伴い、水産加工原材料の供給事情が著しく変化...全文を見る
03月27日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○国務大臣(若林正俊君) 先ほど委員がお話しになりましたFAOの長期の報告でございます。それについてまず先に申し上げたいと思いますけれども、主要な漁獲資源のうち、半分程度がもう限度、満限まで利用されている、四分の一が過剰に漁獲されている、そして残りの四分の一が利用度が低い又は適度...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今長官が答弁したとおりでございますが、やや私の先ほどの説明の中で誤解を招くことがあったかもしれません。それは、実は枠としてTACの設定をいたしておりますけれども、実際の捕獲量の統計を見ますと、そのTACでは枠は持っておりますけれども、実際の捕獲量はABC...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 水産物が国民の食生活において重要な位置付けにあるということについては委員と同じような認識を持っております。  とりわけ、世界的に見れば、世界の人口はなおも増加していくということが見込まれております。一方、食料の供給の面でいえば、御承知のように、温暖化の...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員御承知のとおり、漁獲されます魚類の中で、加工に回すというのがもう半分以上なんですね。生で食べる加工の需要というのが非常に大きな割合を占めております。ですから、いろんな形の加工が行われるわけですが、加工業がしっかりするということが特に沿岸漁業の振興のた...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう委員も十分御承知でございますが、農林漁業というのは、他の産業に比べまして大変自然条件の影響を受けやすいとか、あるいは生産サイクルが長い、つまり仕込みから製品ができるまでの期間が長いといった様々な特性を持っておりますから、こういう農林漁業には長期低利な...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が今御指摘になり、御説明をいただいたことと私は全くその認識を共有しているものでございます。  お話しございましたように、水産加工業は国内漁獲物の最大の仕向け先なんですね、約半分を占めていると。ですから、漁業生産と車の両輪という形で漁業、水産を担って...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員も御承知のとおりでございます、我が国の水産加工業というのは、その多くが零細な事業者でございます。したがいまして、設備の近代化などを図る場合に多額の資金を調達しなきゃなりませんが、一般の金融機関から調達することは困難な場合が少なくありません。  そう...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今、委員のお話を聞きながら、昔のことを思い出しました。余り昔の話はいたしませんけれども、四十年ほど前に私は、水産庁で漁業共済制度をつくれと、こういう国会側からの強い要請がありまして、急遽、漁業災害補償法というものの立案にかかわったわけでございまして、二年...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 独立行政法人緑資源機構法を廃止する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  政府においては、制度導入以来六年が経過した独立行政法人について、国民生活の安定及び社会経済の健全な発展のため必要なサービスを確保しつつ、無駄を徹...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 平成二十年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成二十年度一般会計予算における農林水産予算の額は、関係府省計上分を含め、二兆六千三百七十億円となっております。その内訳は、公共事業費が一兆千七十四億円、非公共事業費が一兆五千二百九十六億円となっ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 米緊急対策の二本柱であります政府買入れが全量される一方で、全農の飼料用処理が不十分な対応となったことは、昨日お話ししましたように極めて遺憾であります。  昨日、全中の宮田会長と全農の柳澤会長が私を訪れた際、この旨伝えるとともに、これまでの取組の経緯だと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 我が国において確認された三十二例目までのBSEの感染原因とBSEのリスク管理措置の再点検などを行うために農林水産省が実施しました委託研究について、昨年十二月十四日に開催された第五回プリオン病小委員会において、その成果などが妥当とされたところでございます。...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今お話にありました吉川泰弘東京大学院の教授が研究の総括者といたしまして、当省が委託をした委託研究がなされ、そしてその委託研究の中で、第五回のプリオン病小委員会においてその成果等が妥当というふうにされたものと理解をいたしており、この報告書に基づいて判断をい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 異常プリオンたんぱく質の検出技術につきましては、牛の生体でも高感度で、かつ迅速に検出できる手法の開発を目指して研究に取り組んでいるところでございます。  これまで具体的には、平成十七年六月に、牛の異常プリオンたんぱく質の検査感度を十倍程度の感度で検出で...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいま厚生省の方でお答えをいたしたことと同じ考え方でおります。
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘になりましたこの訴訟でございます。この訴訟につきましては、米国農務省が民間でのBSE検査キットの使用を法律で規制したことに対しまして、平成十八年三月にクリークストーン社が自主的なBSE検査を容認することを求めて米国農務省を相手取って提訴したも...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 米国政府は、OIEにおいて管理されたリスクの国に認定されたことを受けまして、我が国だけではなくてすべての国に対してこのBSE検査なしで輸入をしてもいいはずだということで、韓国を始めすべての国にそういう要請をいたしていると承知いたしております。我が国に対し...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、委員が御指摘になりました将来展望、農業構造の平成二十七年度におきます展望におきまして、効率的かつ安定的な農業経営として、家族農業経営が三十三万戸から三十七万戸程度になると見込んでいるほか、法人経営は一万戸程度、集落営農経営が二万から四万程度と、この...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今年の南極海での調査捕鯨におきまして、我が国の調査船団はシーシェパード及びグリーンピースの両反捕鯨団体から妨害活動を受けました。  シーシェパードにつきましては、二名の活動家が調査船の一隻に無断で乗り込むという事案が発生したほか、複数回にわたり合計百本...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 国際捕鯨委員会、IWCでは、我が国を含む持続的な利用推進国と反捕鯨国との勢力が拮抗いたしておりまして、そのために、効果的なIWCとしての意思決定がなされないような機能不全状態が続いております。このため、IWCを正常化する必要があるという認識でございまして...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 当然のことながら、安全に関しては完璧を期してもらいたいと思っておりまして、慎重の上にも慎重な、的確な操業に至るまでの諸調査、そしてそれらの申請が出た場合におけるその審査などをしっかりとしていただきたいと、このように思うわけでありまして、農林水産省としまし...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 子供たちが学校教育の場で食について学んだり農業体験をするということは、食べ物を生産する産業であります農業への理解を深めて、お話ございましたような食の文化の継承、ひいては食料自給率の向上にもつながっていくというように考えておりまして、大変意義の深いものだと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 学校給食において、輸入物、とりわけ冷凍食品や野菜などが使われているということについては、私も大変重大な問題だというふうに認識をいたしております。  文部科学省が平成十八年度に全国の公立小中学校五百校を対象にして行った調査によりますと、学校給食に使用され...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 当面の措置といたしまして、学校給食の回数を、全国平均二・九回でございます、三回を目標に進めてきているわけですが、この目標を全体としてもう少し高めてもらいたいなという気持ちを持っております。  それにしても、地域のばらつきが、今お話ございましたように地域...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 国が責任を持ってという意味がどのようなことでありますか、少し詰めなきゃいけないんですけどね。  ただ、もう御承知のように、森林・林業基本法というのがございます。森林・林業基本法に基づきまして森林・林業基本計画を定めているわけでありますが、森林・林業基本...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう委員が十分御承知のことでございますけれども、この食料問題というものを地球規模で長期的視点で考えてみますと、世界の人口、これはまだまだ増えるというふうに予測されておりまして、ほぼ世界的には合意されているわけですね。一方、供給側からしますと、生産農地につ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今委員がお話ございました花粉症の被害とそれに伴う波及的な損害というのは、もう大変な損害料になっているというふうに承知いたしております。  国民からも花粉発生源としての対策強化の要請が非常に強まっているという状況を踏まえまして、昨年、林野庁内に花粉発生源...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私、記者会見のお話ございましたが、そのときには、併記というよりも、賞味期限というものあるいは消費期限というのが分かりにくいということから、製造年月日にした方がいいんじゃないかという趣旨の話と受け止めてお話を申し上げたわけでございます。  実は、そのとき...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 強制じゃないですよ。
○国務大臣(若林正俊君) いや、委員長。
○国務大臣(若林正俊君) まず米国に関して言いますと、州レベルではミシガン州とマサチューセッツ州で期限の表示というのがあるというふうに承知いたしておりますが……
○国務大臣(若林正俊君) 州です、その二州について。他の州についてはよく分かりませんけれども、余りないんじゃないかと思います。  実は、そういう中で、我が国が消費期限あるいは賞味期限を定めていることは、WTO上の規制からいうとそれだって駄目だと言われるんじゃないかということがお...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) アメリカだけじゃないですよ。
○国務大臣(若林正俊君) EUもですよ。
○国務大臣(若林正俊君) これは、他意はございませんで、いや、本当に。  経過からいいますと、消費者に安心した食生活を送っていただくということのためには、科学的な根拠に基づいて生産段階から消費段階における食の安全を確保するということが理念として重要な課題だというふうに考えており...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの委員の御意見は、やや偏見に満ちているように思うんですよ。その審議会の中で経済界の代表の人がそう言ったからそれに従ってそのようにしたなどということは絶対ありません。  これについてはいろんな議論がございまして、どうしても、安心というのは主観的な...全文を見る
03月28日第169回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。  我が国の森林面積は二千五百万ヘクタールございます。これらの樹木の中には五十五億トンの二酸化炭素が言わば蓄えられているというふうに考えていいと思います。これを基に計算しますと、一ヘクタールの森林には約二百二十トンの二酸化炭素が蓄えら...全文を見る
03月31日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○国務大臣(若林正俊君) この緑資源機構は、委員も御指摘ございましたように、緑資源の幹線林道事業について測量・建設コンサルタント業務の発注において発注者側でありながら長年にわたって極めて悪質な官製談合を反復継続をしており、元理事及び元課長の有罪判決が下るなど、緑資源機構に対する国...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 緑資源機構におきます今回の談合問題につきましては、発注者側が、繰り返し申し上げますが、組織的に長期にわたって談合を主導したという悪質な談合、官製談合でございました。  そういう意味からおきまして、農林水産省としましては、まずはこの緑資源談合などの再発防...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう委員が御指摘のとおりでございまして、今回のこの談合事件というのは極めて悪質な官製談合でありまして、誠に遺憾な事案であると思います。  そういう、この発生原因を考えてみますと、これは緑資源機構でまずはまとめたわけですが、入札談合再発防止対策に関する調...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) このような形で廃止の方針を決めざるを得なかったということについては極めて残念だと思いますが、しかし、この事業実施主体たる緑資源機構そのものに対して大変な不信が渦巻きまして、各方面もうほとんどの方からこのような体質を持っている機構を存続させるということにつ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今回の緑資源機構の廃止に伴いまして、それぞれ水源林整備、水源林の造成事業等をまずは森林総合研究所が承継をいたしますけれども、その後は、行政改革推進法において定めておりますように、一部を、国有林野事業につきましても一部を移管をする独立行政法人を設立し、これ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今まで緑資源機構が行っておりました水源林造成事業自身は森林総合研究所が引き継ぎ、そしてまたそれを更に新たなる独立法人の方に引き継いでいくということを考えているわけでございますが、国有林野の特別会計自身につきまして今申し上げたところでございまして、国有林の...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今まで行ってきました緑資源機構が実施しております水源林造成事業、それが森林総合研究所に引き継がれるわけでありますが、その事業について、今度国有林が、昔に戻してといいますか、国有林の特別会計が、一部を独立法人化しますけれども、国有林の特別会計自身が独立法人...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 水源林造成事業を改めて、国有林特別会計の検討に当たって国有林特別会計が直接実施するというようなことは考えておりません。
○国務大臣(若林正俊君) 繰り返し申し上げておりますけれども、これは今、国有林特別会計が森林の整備、管理を行っているわけでございます。それらの検討に当たって、国有林野事業の引き継ぎに当たりまして、国有林野事業の一部を独立法人に引き継ぐということに当たりまして、国土の保全とか水源の...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 山村は我が国の山岳地帯だとか河川の上流域に位置するわけでありますが、この森林の整備保全を通じまして、国土の保全とか水源の涵養、さらには地球的規模でいいますと地球温暖化防止など、国民生活の安定向上に重要な役割を果たしているというふうに認識いたしておりまして...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 繰り返しになって恐縮でございますけれども、今委員がお話しの中に、国有林野事業を一般会計でやるということと絡めて山村の振興の問題も提起されていると受け止めますと、それは、一般会計でやる事業は、元々山村振興であります生活環境の整備、定住条件の整備とか、特用林...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私は、その直接的な関係閣僚の中に入っておりませんので、その後も、昨日今日、関係閣僚間で協議が行われているというふうに承知いたしておりますが、関係閣僚としての立場というのはそのような意味では持っておりませんけれども、総理が政府の最高の責任者としてぎりぎり考...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が資料でお配りいただいておりますように、この農林漁業用揮発油税の財源身替の農道整備事業でございます。充足率が近年極めて低くなってきております。そういう意味では、この農道の整備事業は申請事業で行っていることでございまして、地域の地元負担も伴う、他の道路...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この一般財源化が、総理はそのような考え方で提案をされたわけでございまして、それがどのような取扱いを受けていくかは今後の税制の在り方として議論されていくというそういう世界の話だと思いますけれども、この農林漁業の政策に充てていくという意味でいいますと、道路に...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 軽油取引税におきます免税措置というのは、農業生産の上では大変重要な措置であるというふうに認識しているわけでございます。  この道路特定財源の一般財源化については今まさに検討をいただいているわけでありますが、その検討の中でどのような対応をするかということ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) その方針で考えております。
○国務大臣(若林正俊君) 先ほど来御答弁申し上げておりますけれども、誠にこのような事件が発生したということについては遺憾でございます。残念だと思っております。  しかし、このような悪質な官製談合であったということから、我々も当然このことについては遺憾なことであり、適正化を図りな...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 農林水産省としては、平成十九年の五月でございます、緑資源機構談合等の再発防止のための第三者委員会というものを設置したところでございます。そこで抜本的な再発防止策の検討に着手をしたわけでありますが、その後、関係者が検討中に逮捕されるといったような状況が続々...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) このような悪質な官製談合が繰り返し行われてきたということの原因についてでございますが、緑資源機構が外部の有識者から成る委員会を立ち上げて、その主導の下に取りまとめた入札談合再発防止対策に関する調査報告書、これにおきまして指摘を受けておりますのは、まず指名...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 緑資源機構におきましては、機構が、有識者を入れました、外部の有識者から成ります委員会の指導の下に徹底した調査をいたしましたこと、そしてまたその調査で明らかになった職員を処分したということによりまして、私は十分なその原因究明と対処措置が行われたものと理解し...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をしてまいる所存でございます。
04月02日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○若林国務大臣 生糸の輸入に係る調整等に関する法律を廃止する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国の蚕糸業につきましては、その経営の安定等を図るため、生糸の輸入に係る調整等に関する法律に基づいて、独立行政法人農畜産業振興機構が、生糸の輸...全文を見る
○若林国務大臣 これまでは、生糸輸入調整法に基づく実需者の負担、これは輸入生糸調整金でありますが、それにより繭代金の補てんを行うことで国産生糸と輸入生糸との価格差の縮小を図り、これによって蚕糸業の経営の安定を図ろうとしてまいったところでございます。  しかしながら、最近は、和装...全文を見る
○若林国務大臣 そのような御理解で結構でございます。
○若林国務大臣 私も長野県で、しかも養蚕地帯で育った者でございます。結局、お蚕さん、養蚕業が農家の現金収入であったということがありまして、大変主要な位置づけでございました。そういう養蚕業が、諸般の事情の中で外国産の生糸にだんだんと圧迫を受けまして、繭の値段がその生産を償うような形...全文を見る
○若林国務大臣 実需者というのは、絹織物を初めとした絹製品の生産者でございます。  そういう意味で、国内における絹業の維持発展のために、それらの絹業者が生産農家と結びついてウイン・ウインの関係をつくっていただくということのためには、やはり日本の伝統文化であります絹織物などの絹製...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘のように、新たに絹織物あるいは絹製品を製造しようという人は実需者としてとらえておりますので、そういう新規参入して国内でそのような生産をしていくという人は、実需者として取り扱うつもりでおります。
○若林国務大臣 それは、間違いなくきちっと製造するということを確認しなければなりません。したがって、製造設備などをきちっとするということを確認した上で、実需者として取り扱っていくと。
○若林国務大臣 委員のおっしゃるとおりでございますが、この三十五億円の基金は、基金設置者になる者が数年間これを取り崩しながらこの事業を実施していくということになるわけでございます。  その意味で、新たな蚕糸対策に関する事業の執行については、国の蚕糸行政の担当職員が現実に非常に少...全文を見る
○若林国務大臣 大日本蚕糸会でございますけれども、実際は、十五人の理事のうち、研究職を除きまして、農林水産省出身者は五人でございます。  この五人は、公益法人の設立許可及び指導監督基準、これは平成八年に閣議決定したものでありますが、これにおきまして、非常勤理事を含む理事全体のう...全文を見る
○若林国務大臣 常勤の理事五人ということでございますと、農林省出身者が五人でございます。  ただ、先ほど申し上げましたように、基準によりますと研究職を除くということになっておりまして、研究職を除きますと、三人ということになります。
○若林国務大臣 公募に応募したのは大日本蚕糸会のみでございました。
○若林国務大臣 今回のこの事業の実施主体が行う事業は、委員がおっしゃるほど単純なものではないと考えております。実需者であります絹業の皆さん方と生糸の生産者、養蚕農家との間をコーディネートする、結びつけていくようなことを実施すること、これを助成していくわけでございますから、蚕糸業な...全文を見る
○若林国務大臣 委員が事例としてお配りになりましたあっせん、わたりのことでございますが、これは佐竹五六元水産庁長官の例であると承知をいたしております。  このことについて担当の方から聞きましたら、あっせんというのは、受け入れる先の団体から、例えばこの人の経歴はどういう経歴であっ...全文を見る
○若林国務大臣 農業、農村が多面的な役割を果たしておりますということについては、今委員がいろいろ御指摘されましたことを念頭に置いておりまして、農業の持続的発展、農業、農村の活性化というのは、トータルとして非常に大事な要素だと思っております。  そこで、農村地域の活性化ということ...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になりましたように、漁業者は、漁村地域にありまして、海難の救助でありますとか、あるいは今お話がございました、密輸に当たっての協力要請に応ずるなどの活動をしていただいているほかにも、漁村地域におきます海面も含めました環境の整備でありますとか生態系の保全と...全文を見る
○若林国務大臣 委員が今御主張なさいましたように、農林水産物の輸出を促進する、平成二十五年までには一兆円規模にするという目標を掲げて努力をしているところでございますが、これを達成するためには、地域のさまざまな取り組みをきめ細かく拡大していくということが重要だと考えております。 ...全文を見る
○若林国務大臣 今委員が、A群について、具体的なことについての御質問でございました。  実は私は、武部大臣が当時の答弁で、迷宮入りはさせない、これを追求していくという御答弁がありまして、きょうはそのことがその後どうなっているんだという御質問だというふうに一般的に受けとめておりま...全文を見る
○若林国務大臣 実はこの委託研究を受けております研究総括者、これは東京大学大学院の吉川泰弘教授でございます。その教授のもとで、この分野におけます知見の豊富な研究者をグループ別に多数糾合しまして、そこでかなり専門分野にわたって徹底した調査をいたしました、その結果の報告でございます。...全文を見る
○若林国務大臣 各都道府県が行います検査は、委員御承知のとおり自治事務でございまして、都道府県知事の判断で、これが必要と考えればそれを実施するということでございますから、そのことを私どもの方として異論を申し述べるというようなことは一切ございません。
○若林国務大臣 馬や豚についてのインフルエンザは、鳥インフルエンザと異なりまして、死亡に至るというような重い症状を引き起こすものではないという専門家の判断がございます。そこで、家畜の所有者による自主的な感染予防対策としてワクチン接種も任意の形で実施されているというふうに承知いたし...全文を見る
○若林国務大臣 ないというふうに申し上げたわけではありませんが、死亡などの重い症状を引き起こすものではないという学者側の判断があるということを申し上げたわけでございます。
○若林国務大臣 事務局の助言によりますと、馬ではあった、しかし、ほとんどないというふうに助言を受けております。
○若林国務大臣 家畜の疾病に対します防疫的な措置というのは、ウイルスの感染力など、その強さというようなものを考慮して、あくまでもその疾病の蔓延を防止するという観点から決められているものと考えているわけでございまして、今委員が御指摘になりましたような、死亡例として少数あるかもしれま...全文を見る
○若林国務大臣 今おっしゃられましたH5というのは、馬についてであれば、これは馬にかかりませんので、そういう例はございません。
○若林国務大臣 国内で鳥についてはあるというふうに承知しております。
○若林国務大臣 実は、そこまでワクチンについて委員が専門的な立場から御質問になるということについて、私の方もそのように理解をしていなかったために、私は事前の資料の準備というのが十分できておりません。申しわけないと思います。  ただ、この感染力の強さ、その広がりということについて...全文を見る
○若林国務大臣 実験結果によりましても、そのようなことが明らかであるというふうに承知しております。
○若林国務大臣 かなり技術的な判断でございますので、今の委員の御指摘について改めて検討をした上でお答えしたいと思います。
○若林国務大臣 結論から申しますと、十分検討をさせていただきたいと思っておりますが、私が承知している限り、今EUの状況のお話がございましたが、EUにおきましても、イタリアの北部でありますとかあるいはオランダの小規模農家におきます庭先養鶏などについては、ワクチンの使用を認めていると...全文を見る
○若林国務大臣 ただいま委員からお示しを受けましたEU公報、事項については日本語であるのですけれども、あと中身は全部英文でございまして、率直に申し上げまして何が書かれているのか、私はここで判断することもできません。  委員がおっしゃられました一連の御意見、御質問に対して私が答弁...全文を見る
○若林国務大臣 このたびの天洋食品製造に係る冷凍ギョーザの問題につきましては、実は、まずは原因の究明が先決だというところから着手しているわけですね。  原因が、残留農薬、つまり農業生産場面における原材料の生産過程のところにあるということであるならば、これは冷凍ギョーザを製造して...全文を見る
○若林国務大臣 公式に事業部局が文書として持ち、その文書の中で委員が要求されております諸事業を把握するということは、これは可能なんですね。しかし、公式の文書の保存期間、一般的にいえば十年というような期間を過ぎますと、公式の文書というのはないわけであります。そこで、かねて事務方が委...全文を見る
○若林国務大臣 ございません。
○若林国務大臣 食品の加工流通業は、委員御承知のとおり、大企業から零細、個人営業まで非常に幅広くございます。とりわけ中小企業、零細、個人事業者というのは非常に多いということがございますので、このJAS法上の表示義務違反などについて、偽装問題の是正はそれぞれの業者のコンプライアンス...全文を見る
○若林国務大臣 この補助金でありますけれども、実は強い水産業づくり交付金というのは、個別の補助対象事業箇所について農林水産省が判断して補助金を交付するのではなくて、地方の自主性を生かした形で水産施策の展開を支援するということでございますので、国は都道府県からの申請に基づいて都道府...全文を見る
○若林国務大臣 委員から通告があったときも私は念頭に浮かばなかったのでございますが、いろいろ調べてみましたら、実は、熊本県で育樹祭というのがございました。これは熊本県におきまして、林野関係の育樹祭でございます。皇太子殿下もお出ましいただいたわけでございますが、その育樹祭のときに、...全文を見る
○若林国務大臣 ただいま質疑の中で明らかになっておりますように、コメ価格センターの利用というのは、ごくわずかなものになってきているわけでございます。そういうことでありますれば、このセンターの価格というものが指標価格としての信頼性を失ってくるというような深刻な事態になると思っており...全文を見る
○若林国務大臣 実は、この十万トンと、備蓄用で購入した三十四万トン、初めの二十三万トンの予定と十一万トンとが、極めて近接した、十万トンベースで、十万トン、十万トンと同じようなことになったものですから、御理解をいただくのはなかなかわかりにくいことだと私は思っております。  実は、...全文を見る
○若林国務大臣 極めて遺憾であるという認識は変わりません。しかし、一万五千トン弱にとどまった、結果としてはこれ以上のものを全農が処理できないという判断をしたということでございます。私どもは指導以上のことはできませんので、その意味では、これはやりようがないという意味で、一万五千トン...全文を見る
○若林国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨に十分留意をいたしまして、関係省庁との連携を図りつつ対処してまいりたいと存じます。
04月07日第169回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(若林正俊君) 総理がおっしゃっておられますように、地方が、地域が元気にならなければ日本経済、日本社会自身が活力を取り戻して元気になることはできない、こういう視点でございます。  そして、戦後、作れば売れるという時代がずっと続いてまいりました。その意味では、農林水産業...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 政府として、農政も攻めの農政で進んでいかなきゃいけない、これを重要な柱にいたしておりまして、平成二十五年までに農林水産物とか食品の輸出額を一兆円規模にするという目標を掲げまして、平成十九年五月に農林水産物輸出促進全国協議会というのを立ち上げて、そこで了承...全文を見る
04月08日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○若林国務大臣 ただいま雪害につきましての状況の報告がありました。  私どもの方も、四月一日の雪害によりまして一部地域で生乳の廃棄が発生したということにつきましてはホクレンから聞いております。詳細については調査中ということでございますけれども、現在、釧路管内では、十三戸の酪農家...全文を見る
○若林国務大臣 自給飼料の増産を図っていくということは、酪農経営の安定はもとよりでありますけれども、自給率全体の向上のためにも大変有効なものという認識を持っております。  そこで、自給飼料の生産につきましては、まずは良質な草地の維持管理、二番目としては、耕畜連携によります水田の...全文を見る
○若林国務大臣 委員がおっしゃられましたように、従来、牧草地、草地として利用をしている土地は対象にいたしておりませんで、これは従来からの高位生産性草地などへの転換促進事業として、その事業対象にいたしてきているものであります。  このたびの措置は青刈りトウモロコシの緊急拡大事業と...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘のように、牧草地、草地を造成し、あるいはこれを拡大しまして、草地酪農を、草地畜産を進めるというのが基本でございまして、このためには、これが中心になって、大きな草地造成を公共事業で行っておりますし、また、牧草の更新事業なども対象にしているわけでございまし...全文を見る
○若林国務大臣 経営に対する助成のシステムとして、我々は、日本列島は北海道から沖縄まで、そしてまた作目についても、酪農、肉牛から、あるいは畑作から、そしてまた水田農業から果樹、そしてサトウキビから、その他非常に多様でございます。  そういう各地域における多種多様な生産の組み合わ...全文を見る
○若林国務大臣 酪農が、戦後大変厳しい環境の中にありましても、経営の拡大を通じまして、酪農生産の経営の基盤というのは強化、拡充されて今日に至ってきたという経緯を私自身は高く評価しているわけでございます。  しかし、ヨーロッパなどと比べまして、酪農の歴史はまだ、そういう意味で、北...全文を見る
○若林国務大臣 今局長が、固定払い、成績払い、収入減少補てん対策などについて、一年間実施をしてきたことにつきましての評価あるいは改善点の説明をしたところであります。  全体として、私は、水田・畑作経営所得安定対策については、大変わかりにくいというような現場からの声が上がってきて...全文を見る
○若林国務大臣 まず、家族経営についての位置づけ、認識について申し上げたいと思います。  委員もお話ございましたように、基本法の二十二条では、我が国の農業経営の相当部分が家族経営で担われているということを踏まえまして、家族農業経営の活性化を図るというふうにしているとともに、他方...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になりましたように、二〇〇〇年の食料・農業・農村基本計画の策定で、小麦は三年目には五十七万トンから三十万トンほどふえまして、既に当時の目標の八十六万トンになっているということで、急速にその生産が伸びたわけでございます。  ところが、八十六万トンまで拡...全文を見る
○若林国務大臣 この法律においてというのは、どの法律ですか。
○若林国務大臣 先ほどのお話でございますけれども、品目横断的経営安定対策、いわゆる今度の水田・畑作経営所得安定対策の基礎となっています法律には、自給率を向上させるという法律上の目標は掲げていないというふうに承知しております。
○若林国務大臣 委員も十分御承知だと思いますけれども、我々の政策の基本は食料・農業・農村基本法でございます。食料・農業・農村基本法の二十一条で、効率の高い担い手によって相当部分の生産が賄われなければならない、そういうふうにするんだという構造政策の目標を法律上明確に掲げているわけで...全文を見る
○若林国務大臣 まず、委員の思い込みがおありだと思うんですけれども、民主党の法案は戸別の経営の直接支払いを通じた所得の安定を図るということでありましょう。しかし、今の農業、農村が持っている多面的機能も含めて、地域活性化などすべての政策効果をこの法律の中で期待するというのは、私は無...全文を見る
○若林国務大臣 実は、この丸山清明さんを私も存じ上げておりまして、過日、丸山清明さんのグループの方々と、まさにこの緑ちょうちんのお店で、相当程度、したたかに飲みながら自由闊達な意見交換をしたところでございます。  その際、丸山さんが、丸山グループの皆さんが強調していますのは、こ...全文を見る
○若林国務大臣 まず、菜種に対して委員は大変思い入れを持っておられます。議員の仲間でも菜の花議連なんというのをつくりまして、これはバイオディーゼルのもとになるということもありますが、菜の花というのは日本の景観には欠かせなかったものであります。菜の花畑に夕日は落ちてと、懐かしい童謡...全文を見る
○若林国務大臣 飼料用米につきましては、委員も十分御承知でございますが、輸入トウモロコシ価格が高騰していく中で、国内で生産される飼料用の穀物として期待が寄せられております。また、我が国は、御承知のように、長い歴史を経て水田機能というものを持っておりまして、その水管理のシステムだけ...全文を見る
○若林国務大臣 森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  森林は、国土の保全、地球温暖化の防止等の多面的な機能を有しておりますが、これらの機能の持続的な発揮を確保する上で、また、京都議定書の森林吸収目標を達成...全文を見る
04月08日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○国務大臣(若林正俊君) 生糸の輸入に係る調整等に関する法律を廃止する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国の蚕糸業につきましては、その経営の安定等を図るため、生糸の輸入に係る調整等に関する法律に基づいて、独立行政法人農畜産業振興機構が...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨に十分留意をいたしまして、関係省庁との連携を図りつつ対処してまいりたいと存じます。
04月09日第169回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員がお配りになりました資料にございますように、当初は千三百五十億円、第一回の変更で二千四百九十億円の事業費ということになっております。なお、最後第二回の変更が二千四百六十億円という事業費でございます。この費用対効果は、ここにございますように、当初計画は...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この第一回の計画変更は、当初想定をいたしました地質条件が異なるということが判明いたしましたので、潮受け堤防、外側にずっと大きな堤防を造っておりますが、潮受け堤防の基礎工事の工法を変更せざるを得なかったこと。二つ目は、環境それから施工上の観点から、潮受け堤...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この当初の計画から、第一回の変更までに約十年経過しているわけでございます。当初の事業を決定した時点において費用対効果分析を行って、先ほどお話ししましたように一・〇三という経済的妥当性を確認した上で事業に着手したわけであります。  今申し上げました理由に...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、委員がお配りになりました資料の中のまず作物生産効果の部分でございます。作物生産効果は、率としてはこのような落ち方をしておりますけれども、額でいいますと、作物生産効果は、当初計画が四百三十億でありましたのが、第一回の変更の時点では四百八十億というふう...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 運用上は半分を超える程度のことを念頭に置いてこの採択をしてきているということでございまして、そのような計算の基礎を持っているものでございます。
04月10日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○国務大臣(若林正俊君) 蚕糸業の規模は著しく縮小してきておりまして、平成十八年度には、まず養蚕農家数でございますが千三百四十五戸、繭の生産量は五百五トンとなっておりまして、五年前の平成十三年度と比べますとそれぞれ半減いたしております。また、器械製糸工場も二工場となりまして、五年...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 生糸輸入調整法につきましては、生糸を輸入する実需者から徴収した調整金によりまして繭代金を補てんをしてきたものでございまして、これによって蚕糸業の経営の安定に一定の役割を果たしてきたものと考えております。  しかしながら、最近の絹織物需要の減少、製品輸入...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この生糸輸入調整法を廃止をしました後のことでございますが、養蚕・製糸業と絹織物業者とが提携をいたしまして、国産繭の特徴や希少性を生かした純国産絹製品作りを支援をすることによりまして、養蚕農家に十分な繭代が確保できるようにしなければならない、こう考えており...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御心配になっておられますように、これからの絹織物などの実需者はどういうことになっていくのかと、関税制度との関係での御質問だと思います。  これまでの生糸の輸入制度は、委員御承知のとおり、生糸輸入調整法に基づいて農林水産大臣が実需者であると認定した...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今回の法律改正によりまして、独立行政法人農畜産業振興機構が現在行っております蚕糸関係業務についてはこれをすべて廃止するということにいたしております。そして、蚕糸関係業務を区分をいたしまして生糸勘定というのを設けておりましたが、この生糸勘定も廃止することに...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今回のこの法律改正によりまして、機構におきましては、生糸関係業務及びこれを経理している生糸勘定については、今申し上げましたように廃止することにしているわけでございます。  そこで、現在生糸勘定において保有する資産は不要となりますので、その残額は国庫に納...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 生糸勘定の繰越欠損金というのがございまして、平成十五年十月の独立行政法人への移行時に資産評価方法が簿価から時価評価に変更されたことによって生じたものでありまして、以降、機構自身の自助努力と一般会計からその減少を図ってきたところでありまして、一般会計の面か...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 実はこの機構の方にこの業務を持っていく際に、これは全般にそうなんですけれども、資産の評価方法の変更というのをいたしました。そこで、従来の簿価を、これは資産としては繭でございますが、その資産を時価で評価替えをいたしております。いや、生糸ですね、生糸を評価替...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私は実は長野県で育ちまして、養蚕地帯でもあったわけでございます。この養蚕による収入というものがその地域の農家にとりましては現金収入でありまして、そして子弟の教育あるいは生活に充てるというような、この養蚕に大きく依存した状況が続いておりました。そういうこと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 実は、この問題を御説明しますと、少し時間をいただかなきゃならなくなりますけれども、時間に限りがありますので結論のところを申し上げたいと思いますけれども、まずは、実際だれがコーディネーターになって、その役割はどんな役割を果たすのかということにつきましては、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) このコーディネーターに対して支援措置を講ずる際の条件といたしまして、経過期間は三年間を念頭に置いていますが、養蚕農家に対しては従来の繭代補てんを含みます繭代が、このコーディネーターの下につくられます新システムからそちらに補てんされると、生産者に交付される...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 日本の蚕糸にかかわる技術、産業というのは世界的にも大変技術的には進んでいるわけでございます。この繭のもとになります、お蚕のもとの蚕種、種ですね、この製造に不可欠な原原種というのが必要になります。それでふ卵をつくっていくわけですが、この原原種についても引き...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今お伺いいたしました、委員十分御承知のことと思います。そして現在の仕組みを申し上げますと、生糸輸入調整法に基づきまして、生糸を輸入する実需者から徴収した調整金によりまして繭代を補てんをするということで国産生糸と輸入生糸との価格差の縮小を図って、これにより...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう全く私もそのような思いでいっぱいでございます。  先ほども申し上げましたように、まさに長野の中山間地域はたばこと養蚕、そして自家飯米などによって維持されてきたと、そういうことがございます。そういう生産基盤が崩壊をしてきているわけでありますけれども、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) そのような決定を見るに至りました背景というのはございます。それは、誠に残念なことでありますけれども、蚕糸業をめぐります状況が著しく変化をしてきて、現行制度に基づく蚕糸業の経営安定の仕組みがもう有効に機能しなくなってきているということがございまして、このよ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この検討会は、全体で八回にわたってそれぞれ生産から需要、織物業者を含めます、また流通業者を含めます専門家の皆さん方で蚕糸業の置かれた、めぐる状況の分析をしていただき、また繭、生糸の生産流通の課題は何かというようなことを突っ込んで議論をしていただき、そして...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今、委員がホームページで索引されてお話がありましたとおりで、大日本蚕糸会は、昔の蚕糸会館、有楽町のあれを建て替えまして、そのビルの貸し料によってその基盤を維持しているわけでございます。それによりまして研究所も二つ抱えて、もう精いっぱいの努力をしていると。...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今、宮下理事長がお答えになったとおりでございますが、私は委員会の答弁でも申し上げておりますけれども、米価の下落に歯止めを掛けるという、そういう必要性を認識として共有しておりまして、そのために講ずる緊急対策につきましては農協系統の十分な過剰対策ということで...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員の三月二十五日の当農林水産委員会におきます御質問に対しまして、私は実は今その議事録読みながら答弁をしたわけでございます。その中で、全中及び全農両方がそのような要望をし、そして決定に同意をしたということでございますと答弁をしました。  しかし、それは...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 自由民主党と我々農林水産省との緊急対策の協議の中で決定をしたものでございます。
○国務大臣(若林正俊君) その決定をする協議の中には入っておりませんが、その決定をするに当たって全中、全農の代表者に、このような緊急対策、内容で、系統組織として十万トン分をえさ用の処理をするということをこの緊急対策の中に加えたいけどどうだというお話を申入れをしたわけであります。全...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう委員も御承知のとおりでございます。食糧法に基づきまして政府が行う備蓄は、不作などの場合の供給が不足する事態に備えた備蓄を運営するためにその備蓄をしているわけでございまして、そのために国産米について買い入れる措置を行っているわけでございます。したがいま...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 介入、介入としきりとおっしゃっておられるんですけれども、全体の米の価格形成というのはなかなか複雑なんですよね。委員も御承知だと思うんですよ。  産地、銘柄、それぞれ品質によっていろいろ違うけれども、マクロで見まして、マクロでどういう状態で需給があるかと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいま委員が展開されました一つの御意見、論理というようなものも十分検討させていただきながら、今後の問題ですから、慎重に対応したいと思いますけれども、私は委員と見解を異にいたしておりまして、このような異常な低下に歯止めを掛けるというようなことに関して言え...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) それは、高橋委員に申し上げますけれども、米の相場がどういう形で歯止めが掛かるかというのは、数量合わせで数字合わせをすれば管理されたる米の取引でこうなるということを予測することはできないんですよ。あの時点で、どういう、どこまで落ち込んでいくかというのが非常...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これは平野委員にお答え申し上げましたとおりでありまして、JAの方は飼料用米として十万トンを別途処理するということの要請はありませんでした。十分なる緊急対策を講じてほしいという要請がありました。その十分なる対策という意味でこちらで検討した中で政府・自民党と...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 絶対にそんなことはありません。農林省が、当初からそういう無理だということを分かってこのような検討をし、案を作って提示をしたというようなことは全くありません。これは実行できるものと、そこで決意を両全中、全農の代表者にどうだということを求めて、その全中、全農...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) いや、私の方はふるい下米ということを前提にしてこれを進めたわけではございません。集荷円滑化対策の中でもございました。その意味で、系統組織も汗を流し、それだけの努力をするということでどうだというふうに提示をして意見を求めたというふうに私は理解をいたしており...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) そういう仮定で、今の段階で私が申し上げるのは差し控えたいと思います。  とにかく、計画をいたしております生産調整の目標は何としても達成してもらわなければならないと、また行政側も達成すべく指導を強化し協力をしていきたいと、このように考えているわけでござい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) それはだけれども、ディーラーであります実際物を扱っているところが一番現場から委託を受けたりあるいは買取りをしたりしながら現場をやっているわけでありますから、農林省が、私の方は実は承知していなかったんですけれども、全農、全中の方で、全農の方でそのような状況...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今年の一月にスイス・ダボスでWTO非公式の閣僚会議が開催をされました。私もこの会議に出席をしたわけでございますが、この会議では、年内に合意をすると、これ決着を見る合意をするということです、ということがその閣僚会議で共通の認識を得て合意されたわけでございま...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今、一月のダボス会議のお話を申し上げました。その後、二月にファルコナー議長の方からモダリティーの改訂版が出たということもお話を申し上げ、その改訂版をベースにしまして活発な議論が行われているところでございます。  議長におかれましては、現在行われています...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) フランスのサルコジ大統領などが、今委員がおっしゃられたような発言をある総会の場でなさっておられるということは私も承知いたしております。それぞれの国は、その国の命運を懸けてこのWTO交渉に臨んでいるわけですから、固い決意をそれぞれ持っていることだと思い、そ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、このドーハ・ラウンドにおきます生産刺激的な農業補助金の扱い、どのような扱いになっているかというのをまず申し上げておきたいと思います。  この貿易歪曲的な農業補助金というものは大幅に削減すると。何をもって大幅と言うかということについてはなお合意して...全文を見る
04月15日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○若林国務大臣 ただいま委員がお述べになりました、我が国の森林・林業、そして農山漁村の中に占めております役割、また国民全体の期待、いろいろとお話しいただきまして、私もお伺いしまして、全くそのとおりだというふうに感じております。  委員がおっしゃられましたように、森林は、木材の供...全文を見る
○若林国務大臣 我が国の森林・林業、その関連する木材産業は、長い間、低迷、停滞期を体験いたしました。それは、やはり外材が非常に安く手に入るというような状況がありまして、木材価格が下落をしてきたということから、国内材が市場になかなか出ていかないという状況があったことが主たる原因であ...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になりましたように、京都議定書の目標達成というのは容易ならざる状況の中でいよいよ本格実施を迎えた、今こんな環境にあるわけでございます。  委員がおっしゃられますように、六%削減という国際約束を達成する上で森林吸収というのが千三百万炭素トンというふうに...全文を見る
○若林国務大臣 委員が今御指摘になられましたように、間伐などの森林整備につきましては、国が都道府県を通じまして、間伐の推進のため一定の負担を補助事業として実施することによって、実際の実施主体は森林組合あるいは素材生産組合といったような事業主体が行う、これは都道府県の補助事業として...全文を見る
○若林国務大臣 森林整備というのは、委員がおっしゃるように長期でございます。植栽をしてから、実際、材としてそれが利用できるようになるまでには、三十六年ではちょっとまだ短い、大体五十年、六十年、百年といったような、そういう長期に考えて山を育てるわけでございます。  その意味では、...全文を見る
○若林国務大臣 せっかくのお話でございますけれども、委員のふるさとの一ヘクタールといったような規模では、実は、間伐事業はどう考えてもコストに合わないですね。  間伐を組織的に推進するということでは、やはり森林施業を集約化できなければいけません。そのために、個人は小さい、五ヘクタ...全文を見る
○若林国務大臣 このように林業就業者が減少をしてきた背景というのは、木材価格の低迷などによりまして林業自身の産業としての採算性が悪化していく中で、林地の森林所有者が経営意欲を失ってきたということで、いわばそのまま放置せざるを得ないというような気持ちになってきたということが一番の大...全文を見る
○若林国務大臣 基本的には、既に御答弁申し上げてまいりましたけれども、林業というものが産業としてそれが成り立っていくような条件整備というものが行われていかなければ、林業にかかわる従事者が所得を確保することができないと思うのです。  林地あるいは立木の所有者というのはさまざまであ...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になられたことを伺いながら、やはり食料自給率を上げるには、今委員が御指摘のように、日本古来の風土の中で大事にされてきた水田、そしてまた水田で育成をしてきた稲、米、これを中心とした食生活というのが、いわゆる日本型食生活として日本の風土に適合し、そしてまた...全文を見る
○若林国務大臣 穀物の自給率を上げること、委員の御指摘、ごもっともだと思います。  ただ、えさ穀物というものは、穀物自身としての自給率を上げるというわけにはなかなかいかない。あるいは、油、食油などの油原料の大豆でありますとか、あるいはトウモロコシでありますとか、そういう搾油の原...全文を見る
○若林国務大臣 私どもの世代というのは食糧難時代で育ったわけですね。そういうことから振り返ってみますと、生産者そしてまたそれを応援する農林省の姿勢というのは、委員がおっしゃられたように、増産、つくることに非常に力を入れてきた。しかし、つくれば売れるという時代は終わったんだという認...全文を見る
○若林国務大臣 食の安全というものを確保して、安全な食料を国民に安定して供給するというのは、まさに農政の基本であり、国政の最も大事なことだというふうに考えておりまして、昨年来、偽装の問題、あるいはまた有害なものの混入があります食物が流通するというようなことで、消費者が大変そのこと...全文を見る
○若林国務大臣 科学的知見に基づきまして、そのことが人体に害がないということが明らかであり、かつ、製造業者の中、一部でありましても、それが長年使われていて、商品としての信頼度があるということであれば、この委員会の議を経て、これを定めるという姿勢でいくのがいいのではないかというふう...全文を見る
○若林国務大臣 一般論として申し上げれば、今局長が答弁いたしましたように、牛とか豚とか法律上の用語として規定をしているものの中には、クローンの牛、豚も含まれると私も思っております。  そして、そういう前提で、実は、クローンの牛が産出した後において、国会での審議を経た法律の中でも...全文を見る
○若林国務大臣 先ほど、牛あるいは豚、法令上の用語の概念としていえば、クローン牛というようなものを排除するようなものではないものとして、法令上使われているということを申し上げたわけでございます。  そして今、体細胞クローン牛について厚生省が食品安全委員会の意見を聞くということを...全文を見る
○若林国務大臣 表示に当たっての基準というのは、品質において差異があるかどうかということで、品質において差異のあるものについては品質表示という意味でその差異を明らかにするということになるわけでございますが、これは食品安全委員会の意見を聞いた結果として、どのような形で意見が出される...全文を見る
○若林国務大臣 私が申し上げていますのは、品質の表示という意味で品質が同一である、ゆえにもって安全であるということが出てくれば、品質が同一であれば、品質表示としてのJAS表示というのはなかなか難しいんじゃないかということを申し上げているわけでございます。  そういう意味で、この...全文を見る
○若林国務大臣 慎重に検討させていただきますということを申し上げているわけでございます。
○若林国務大臣 先ほど委員がJAS法上の表示のことを言っているのではないとおっしゃられました。(川内委員「JAS法を含めていろいろ方法はあるでしょうということ」と呼ぶ)
○若林国務大臣 JAS法上の表示につきましては、先ほど申し上げたようなことでございます。  その他の表示をどのようにするかについては、食品安全の担当大臣あるいは官房長官の内閣委員会での答弁というものも今お聞きしたところでございますので、そういう何らかの形のものが有効にできるのか...全文を見る
○若林国務大臣 繰り返しで恐縮でございますけれども、先ほど御答弁申し上げましたように、義務的な法令上に基づく表示でないということを前提に、岸田大臣の答弁、そして官房長官の答弁がございますことを念頭に置きながら慎重に検討させていただきたいと思います。
○若林国務大臣 諫早湾干拓事業につきましては、委員の配付資料にもございますが、昭和六十一年の事業計画決定でございます。その時点におきましては、費用対効果分析を行いまして、経済的妥当性を確認した上で事業に着手したところでございます。  平成十一年に第一回の計画変更が行われました。...全文を見る
○若林国務大臣 失敗でありましたかどうですかということは、いろいろな評価があろうかと思います。  この諫早湾の干拓事業は、平成十三年の国営事業再評価委員会の意見を踏まえまして、干陸面積を半分にするなど、第二回の計画変更で計画の総合的な見直しを行った結果、費用対効果が一・〇を下回...全文を見る
○若林国務大臣 トータルとして考えますれば、先ほど申し上げましたような効果が発現をされているわけでありますし、その有効性というものは非常に大きなものであったというふうに考えているところでありまして、諸般の事情で事業を早く完了させること、そのためには干陸面積を大幅に半減させなきゃい...全文を見る
○若林国務大臣 何かあたかも任意に行政側の都合でこの計算評価方式を変えたかのように受け取れるお話がございましたけれども、決してそういうことではございません。  当初は、公共土木施設については耐用年数を考慮した残存価格方式で評価するという、まだ共通のルールがないときにそのような評...全文を見る
○若林国務大臣 住宅でありますとか自動車といったような、耐久性はありますが、そういう消費財についてはいわゆる資産として評価するということでありますから、現在価値、これは市場流通した場合には市場価格を推計の基礎といたしまして減価償却などを経て価格を決める、評価額を決めるということで...全文を見る
○若林国務大臣 私は一つもおかしいと思いませんね。つまり、その堤防によって干拓地の干陸地を保護しているわけですね。その外側に潮受け堤防をつくるわけですね。だから、もちろん内側の堤防も含め、背後地も含め、全体が災害防止の効果として評価されなければ全体の防止効果というのは出ないんじゃ...全文を見る
○若林国務大臣 決しておかしいとは考えておりません。  干拓事業における潮受け堤防の堤防の高さにつきましては、高潮による被害から堤防の背後地を完全に防御するという考え方が基本になっているわけでありまして、この考え方のもとに立ちますと、一般に堤防の高さというのは、設計高潮位(計画...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘のように、事業の計画変更に当たっては、法律上は費用対効果が一・〇以上であるということは求められておりません。その規定を計画変更については準用しないということで適用しないことにしているわけであります。  今のは国営の土地改良事業についてでありますが、こ...全文を見る
○若林国務大臣 委員からのお話がございましたので、九州農政局などの担当部局に確認をいたしましたが、そのような事実はないというふうに申しております。
○若林国務大臣 今委員がおっしゃられたように、底質や潮流などについて必要な調査の一部を漁協などに委託を行っておりますけれども、今後ともそのようなことを理由にしてこれを打ち切るというようなことはありませんし、今後とも必要に応じて委託はしていくつもりでおります。
○若林国務大臣 中長期の開門調査の実施につきましては、十分な対策を講じたとしても予期できない被害が生ずる可能性があること、その調査には長い年月を必要としまして、その調査の結果は明らかでないことなどから、委員も御承知のとおり、平成十六年五月に、当時の亀井農林水産大臣の判断として、中...全文を見る
○若林国務大臣 委員がおっしゃっている方法、御提案というのは、いわゆる潜り開門と言われるやり方であるというふうに承知をいたしますが、このような排水門を操作しながら中長期開門調査を実施する、中長期にそのことを実施するという方法について申し上げれば、常時開門する方法に比べて、確かに被...全文を見る
○若林国務大臣 青森県におきまして、近年、ホタテガイの養殖密度が高まっており、そのことが品質の低下やへい死につながっているということから、過密の養殖を解消する手法として、漁業協同組合に最大養殖可能量を割り当てる仕組みを導入することが検討されているということは承知いたしております。...全文を見る
○若林国務大臣 農林漁業有機物資源のバイオ燃料の原材料としての利用の促進に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国の農林漁業、農山漁村を取り巻く現状を見ますと、人口が減少局面に入り、農林水産物の国内市場規模の縮小が懸念されている中で...全文を見る
04月21日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○若林国務大臣 平成十八年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計について申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額は三千九百億六千三百九十三万円余に対しまして、収納済み歳入額は四千二百二十七億三千百四十八万円余であり、...全文を見る
○若林国務大臣 会計検査院から御報告のありました平成十八年度決算検査報告に対しまして、農林水産省が講じた措置を御説明申し上げます。  予算の執行に当たりましては、常に効率的かつ厳正な処理に努力してまいりましたが、会計検査院の平成十八年度決算検査報告におきまして、不当事項等として...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になられましたように、町村合併が急速に進んでおりまして、合併の結果として大規模市町村レベルの自治体ができ上がってきておりますから、今、出雲市のお話にございましたけれども、行政区域としてはもう町村というようなものがない県も出てきておるわけでありまして、行...全文を見る
○若林国務大臣 私は、今から五十一年前に、志を固めまして実は農林省に就職をいたしたわけでございまして、二十五年間、農林省の職員として勉強をしてまいりました。  そういう中で、後半部になって農林水産省というふうに名前が変わりました。これは、御承知のような領海というものが画定されま...全文を見る
○若林国務大臣 森林の持っている多面的機能、今委員がおっしゃられましたCO2の吸収を初めとして、先ほど私申しました水源涵養とか国土保全とか、何をおいてもその地域の、そしてまた伝統的な景観を維持しているというような大きな役割を持っているわけでございます。そして、山は、自然の恵みを受...全文を見る
○若林国務大臣 酒屋さんがそういう地域のコミュニケーションをとる、そしてまた地域の人たちを結びつけるために大きな役割を果たしていたというお話を今伺いました。  私も農村部で育ったんですけれども、三重と長野はちょっと違うかもしれません。長野は、もっと多様な人たちが、日ごろの結びつ...全文を見る
○若林国務大臣 林業整備の担い手対策の基金は大変重要な制度だと認識しております。その意味で、その基金造成についていろいろ経緯がございますけれども、各都道府県も、その基金の造成のための支援もして、それぞれの県の実情に応じて支援をしておりますし、また市町村に対しては普通交付税の措置も...全文を見る
○若林国務大臣 森林・林業の対策あるいは山村対策につきましては、川上である山村あるいは森林・林業について対応をするということでは、これは目的が達せられませんで、やはりそこで生育し、そして搬出される木材というものが川下においてしっかりと利用されるということによって、産業としての、経...全文を見る
04月22日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○若林国務大臣 今委員が御指摘になりましたように、環境と農業生産のかかわりというのは大変に深い関係に立ち至っているわけでございまして、環境問題も、地球、人類全体の問題として取り組まなければならない。一方、食料問題も、世界全体として見れば、人口がなおふえていく中で、途上国でありまし...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になりましたように、現実問題として、畜産のえさ、飼料と既に大きな競合を起こして、飼料価格の高騰を招いているということがございます。このことは実は米国のような畜産国におきましても大問題になっておりまして、そういう意味で、トウモロコシがエタノール原料に急速...全文を見る
○若林国務大臣 バイオ燃料の生産拡大につきましては、この法案による措置のほかに、平成二十年度予算におきまして、先ほど申し上げました、食料供給と競合しない間伐材だとか稲わらなどの未利用のバイオマスを有効に活用した日本型バイオ燃料生産拡大対策というものを新たに開始することといたしまし...全文を見る
○若林国務大臣 基本的に、エネルギーと食料との競合、これは地球人類が抱えている長期的なというよりも現実に明らかになってきた課題だと思うんですね。そういう人類の未来を考えました場合に、食料生産についても、人口増に伴う需要の増大のほか、温暖化の進行に伴って気候変動が大きくなって不安定...全文を見る
○若林国務大臣 委員は、農業の現場、そしてまた世界的な食料需給の展望というものを踏まえながら、大変御理解のある御意見を拝聴したわけであります。  そこで、まず技術の面で、多収性の稲作技術の研究状況についてちょっとお話をさせていただきたいと思います。  水田農業の将来展望を開き...全文を見る
○若林国務大臣 委員がおっしゃられますように、だんだん科学技術も他の分野との協力関係、知見を共有しながら、その一番すぐれた部分を結合していくということが大事でありまして、今、政府には科学技術総合戦略を立てる総合科学技術会議がございまして、私もそのメンバーに入っております。その戦略...全文を見る
○若林国務大臣 委員が多面的機能について大変御理解を持っていただいていることに敬意を表したいと思います。  簡単に申しますと、これを国際舞台で日本がずっと主張してきたんですけれども、このことがなかなか国際舞台の中で、OECDを初めとして、日本は輸入をふやすのが嫌だからそういう言...全文を見る
○若林国務大臣 この耕作放棄地の問題は、いろいろな農業を取り巻く環境、諸条件の変化の中から発生してきているものでございまして、一つ一つその耕作放棄地があります地域の農業事情によって事情が違うと考えております。地域社会の状況でありますとか、耕作条件など、それぞれ異なっているものをど...全文を見る
○若林国務大臣 まずは実験室の段階から圃場段階におりて、そしていよいよある程度の規模の実証実験に入るという現状を考えますと、一〇〇%を目指すというのは、実現の可能性を考えないと、それを目指して、ではどういう工程表をつくって、どういうふうにやっていくんだというようなのを、やはり段階...全文を見る
○若林国務大臣 いろいろな手段を総合しながら最終的には地球の温暖化にストップをかけるというのは、いろいろな政策の目標でございます。  ただ、この法案に関して言いますと、農林漁業に由来するバイオマスをバイオ燃料の原材料として活用する、そのために、まず手法として、農林水産物の新たな...全文を見る
○若林国務大臣 私も、バイオ燃料の原材料としての農林水産物、これの、日本においてなおなおその原料供給の可能性というのは、背後地を含めると非常に大きいわけでございます。  その意味で、新たな農林漁業の需要分野を開くという意味で位置づけていきたい、こう考えておりまして、その限りにお...全文を見る
○若林国務大臣 この京都議定書上、五十万キロリットルをバイオ燃料で賄うというのは、主として輸送用の燃料、ガソリンを減らすことによってCO2の排出量をこれだけ減らせるという方から出てきたものでございます。  したがって、輸入であっても、これはニュートラルという意味で、輸入エタノー...全文を見る
○若林国務大臣 先ほど舌をかむような答弁でございましたが、イソブテンという物質でございます。それをエタノールとまぜていくというのが石連の考え方でございます。  さてそこで、委員がおっしゃられました、食料との競合問題を避けるというのは、今や洞爺湖サミットにおきましても大きな議題の...全文を見る
○若林国務大臣 世界の水産物の需要と供給の関係は、先ほど来委員が御指摘になられましたように、大変厳しい環境が続いております。将来見通しでも、その需要の増大、供給の限界というようなことで価格が高騰をしていくおそれがあるわけでございます。  このような状況を踏まえて、我が国の水産業...全文を見る
○若林国務大臣 委員は、かねてから、この商標登録、あるいはまた広い意味での知的財産権の保護をきちっと図らなければ、攻めの農政、積極的な輸出促進に障害になるということを指摘され、警告をしてこられたのでございます。  今、お話にありましたように、中国におきまして、日本の地名とか特産...全文を見る
○若林国務大臣 公明党におきましても、このバイオマス活用について大変熱心に取り組んでいただいていることは承知いたしております。四月十一日にバイオマス活用推進基本法案の要綱を発表されたと伺っているところでございます。  今さら私が申し上げるまでもございませんが、このバイオマスの活...全文を見る
○若林国務大臣 バイオ燃料と食料との競合問題についてのお尋ねでございますけれども、バイオ燃料の原材料に食料として利用可能なものが使われるということもあることから、バイオ燃料の生産の拡大が食料の安定供給に支障を来すというようなことはやはり回避すべきものと考えているわけでございます。...全文を見る
○若林国務大臣 ただいま局長が御答弁したとおりでございまして、農業者自身について、経営感覚にすぐれた、アグリビジネスとしてそれを開発していく能力のある農業者の教育というのが非常に大事だと思いますが、同時に、今国会で御議論いただいております農商工連携も、地域の農業者がそういうすぐれ...全文を見る
○若林国務大臣 委員御承知のとおり、日本沿岸の海岸線は大変長い海岸線でございます。その海岸線の中で守られている背後地というのは、農地でありましたり、あるいは住宅でありましたり、商業地でありましたり、それに隣接して工業地帯があり、また漁港などもそういう海岸線上にあるわけでございます...全文を見る
○若林国務大臣 委員がおっしゃるように、関係省庁、機関が連携をとってそれぞれの地域の状況に応じた分担をし、対策を講じているつもりでございますけれども、今おっしゃられたような趣旨に沿って連携をさらに一層強めて的確な対応をしてまいりたいと思います。
○若林国務大臣 委員御案内のとおりでございまして、このたび新たに導入をいたします漁業経営安定対策でございますが、活力のある経営体を育成していくためには、漁業者が経営改善に積極的に取り組むことを促進していく。そういう考え方で、漁業経営が持っている収入の不安定性を乗り越えていくために...全文を見る
○若林国務大臣 この漁船漁業、漁業経営におきましては、農業なんかよりも非常に条件は厳しいと思うんですよ。農業なんかよりも厳しいと思うんです。悪天候の中を操業しなきゃいけなかったりしますし、なかなか農業よりも厳しい自然条件との闘いが常であろうかと思います。  さりとて、この六十五...全文を見る
○若林国務大臣 この対策によって育成しようとしている経営というのは、効率的かつ安定的な漁業経営というものを育成することを目標にするわけでございまして、五年間を経過いたしましたときには他産業並みの所得の確保が見込まれるというのを目標に組み立てている制度でございます。その意味で、五年...全文を見る
○若林国務大臣 それぞれの漁業形態によりまして、その漁業の力といいますか、その判断というのは違ってくるわけでございまして、画一的にするのは、画一的にしてそこではねるというようなことじゃなくて、先ほども申し上げましたように、加入申請した期間中に目標を満たせる所得が確保できるような経...全文を見る
○若林国務大臣 ガソリンに対します揮発油税及び地方道路税等につきましては、委員も御承知のとおりでございまして、ガソリンに係る課税のあり方につきましては検討をするということになっております。漁業用のガソリンの取り扱いについても、その全体の検討の中で進められるものと考えているわけでご...全文を見る
○若林国務大臣 私は農林水産行政の責任者として、今までの責任者に比して人後に落ちないほどその立場の責任を感じて、農林漁業者及び農林漁業、農山漁村のために頑張っているつもりでございます。
○若林国務大臣 現在の酪農におきまして、搾乳牛が、一日一頭当たりのえさの状況、ある仮定を置きますと、北海道では、粗飼料が三十二キログラム、配合飼料が六キログラム、都府県では、粗飼料が十キログラム、配合飼料が九キログラム、これが給与されておる、これは平均的な考え方であります。全国で...全文を見る
○若林国務大臣 研究もしてみないという大それたことを言うつもりはありませんけれども、今局長が答弁していますように、トウモロコシを輸入して配合飼料にする。トウモロコシの中のでん粉とたんぱく質、脂肪とありますが、そのでん粉部分をエタノール原料に使うと、でん粉部分が消えるわけですよね。...全文を見る
○若林国務大臣 バターの不足につきましては、国際的な乳製品需給が逼迫したことによりまして国産乳製品の需要が強まってきている、そういう中にありまして、十九年度の生乳生産が計画生産の水準を下回って推移したことに加えまして、国内におきますチーズや生クリームの需要が増加したことから、バタ...全文を見る
○若林国務大臣 私は先ほど、現場において不測の事態で価格が上がったりあるいは供給がとまったりしている実情は、新聞に報じられているようなことは心配していない、ないということを申し上げたわけでございます。  世界の需給がどういうふうに動いていくかということについて、今しっかりとした...全文を見る
○若林国務大臣 委員が教えていただいたそのものは、まだ読んでおりません。
○若林国務大臣 先ほど委員が一九八〇年のレポートの話をされました。私も実はちょうどそのころ、一九七七、八年ごろだったと思いますが、食料における安全保障についてという講演を頼まれまして、講演の記録を一九八一年か二年に私も出版をいたしておりまして、食料における安全保障というものでござ...全文を見る
○若林国務大臣 委員が御指摘になられましたそれぞれの分析官は、属しております課の中で、例えばWTOの交渉に当たっているとか、あるいは食品安全にかかわっているとか、いろいろありますから分析の手法が違うんでしょうけれども、やはり食料安全保障を中心としました国際的な海外の食料情報の収集...全文を見る
○若林国務大臣 現実問題としては、実は企画評価課に置きますこれらの専門官は、その人物に対しまして食料安全保障課の併任をかけておりまして、その併任のもとで一緒に、共通の問題は同じように協議してやっていくという形にしております。
○若林国務大臣 よくぞ聞いていただきました。  自給力というのは、私はそれぞれの国の農業の置かれている条件によって農業のあり方というのは違うと思うんですね。ヨーロッパの場合、長い歴史の中で、平たん地を中心として、三圃制、いわばローテーションをつくりながら畑作農業でございます。ア...全文を見る
○若林国務大臣 果樹とか花とか、そしてまた生鮮の野菜類とか、これらの農業者についてはその努力があるわけでございますが、海外における、特にヨーロッパの農業と比較して、私は十分堂々と伍していけるようなことになっていると思うんです。  酪農などにつきましては、規模についてはほぼヨーロ...全文を見る
○若林国務大臣 そういうものはないと思います。
○若林国務大臣 食料安全保障課は、いろいろな情報を収集し、そしてまた情報を提供し、分析をするというような仕事をしているわけでありまして、委員が今御指摘のような取り組みというのは、まさに省を挙げてでありますから、生産局はもちろんであります、総合食料局もそうであります、水産物に関して...全文を見る
○若林国務大臣 今委員がお述べになった限りにおきまして、私と問題意識は共有させていただいておると思っております。
○若林国務大臣 私は、日本型の食生活が世界でも評価されながら、今それが崩れてきている。そういう意味で、再度、日本型の食生活を見直しまして、炭水化物と脂肪とたんぱく質とがバランスがとれて、そしてオーバーカロリーにならないというような食生活のパターンをしっかりと普及していかなきゃいけ...全文を見る
04月23日第169回国会 参議院 本会議 第14号
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○国務大臣(若林正俊君) 森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法案の趣旨につきまして御説明申し上げます。  森林は、国土の保全、地球温暖化の防止等の多面的な機能を有しておりますが、これらの機能の持続的な発揮を確保する上で、また、京都議定書の森林吸収目標を達成する上からも、間...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 金子議員の御質問にお答えいたします。  まず、我が国の林業と山村の現状認識と森林・林業の再生に向けた取組についてのお尋ねでありますが、近年の林業、山村をめぐる情勢を見ますと、長期的に見た木材価格の下落による林業生産活動の停滞、林業従事者の減少や高齢化の...全文を見る
04月24日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○国務大臣(若林正俊君) 森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法案について、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  森林は、国土の保全、地球温暖化の防止等の多面的な機能を有しておりますが、これらの機能の持続的な発揮を確保する上で、また、京都議定書の森林吸収目標...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今委員御指摘の、今回米国産牛肉の輸入したものの中に脊椎の一部が含まれていた、そういう牛肉があったということでございます。このことは大変重要な問題であるというふうに認識をいたしておりまして、これについては当該出荷施設からの出荷された貨物につきましてはいった...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今回問題となりました事例は昨年の六月から実施されております米国産牛肉に関する日本国内のチェックシステム、つまり今まで輸入業者の全箱確認をしておりましたのを廃止をして新しいチェックシステムをつくったわけでございますが、そのチェックシステムの下で市場流通前に...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘のように、森林の整備を進める上において間伐というのはその基本的な施策、手段でございまして、かねてより間伐を進めるということにつきましては鋭意これに取り組んできたところでございます。  そういう中にありまして、今回このような法案を提出しその間...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がただいま御指摘になりましたように、平成十四年に地球温暖化防止森林吸収源十か年対策というものを策定をいたしました。この十か年対策に基づきまして、健全な森林の整備、また木材利用の推進、国民参加の森林づくりなどの取組を総合的に推進をしてきているわけでござ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私は、農林水産大臣を務めます前に環境大臣をいたしております。今総合政策局長が答弁をいたしましたけれども、私、環境大臣時代に、やはりどうしても炭素課税といいますか、炭素に対する負荷を高めるということによりまして、税収もさることながら、国民意識が変化していく...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 各都道府県におきます森林整備などを目的といたします税につきましては、平成十五年度に高知県が森林環境税を導入したのを始めといたしまして、現在は石川県もそして長野県もこれを導入することとし、二十九県において導入をされております。さらに、あと一県、この導入をす...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう今更私が申し上げるまでもありませんけれども、森林組合というのは森林所有者の協同組織体でございまして、森林の施業などの事業を実施をいたしているわけでございまして、民有林面積の七割の森林所有者がここに加入をしているというのが全国的な状況でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう今委員がおっしゃられたその御意見、そのお気持ち、私も全く同感でございまして、今、農林漁業、農山漁村挙げてこの地域の再生、活性化のために総合的な新たな政策を展開をして地域づくり、人材の育成でありますとか、その地域の社会的な基盤の整備でありますとか、ある...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 本年三月二十八日に改定されました京都議定書目標達成計画におきましては、地球温暖化対策の一環として、温室効果ガスの排出削減対策と並びまして吸収源対策が重要な対策として位置付けられ、全体の削減の中で三・八%分をここで担うというふうに確認をされたところでござい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員十分御承知のことでございますけれども、国内の森林資源というのは戦後植林をしました人工林を中心に徐々に充実をしてきているわけでございます。  ところが、今までの材価の関係がありまして、今までのものであれば間伐をすることによってそれが一つの収入になる、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先ほど、井出長官の方から御説明を申し上げておりますけれども、やはり若い林業就業者を確保しないと、実は今、高能率の機械を入れて施業の集約化に伴う生産性を上げるというようなこともできないんですよね。そういう意味では、若い人が林業に従事するというようなことを進...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私は、委員が今御指摘になられましたように、新しいビジネスが生まれてこなきゃいけないと、生まれてくる可能性は非常に高まってきたという実感でございます。  それには、やはりそういうニュービジネスが既存の森林組合や素材生産業者とうまく組めるような、コーディネ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 実は、今委員がお話しいただきましたITTO、そこの事務局長、ゼ・メッカさんが昨日、私のところを訪問をされました。そして、この国際熱帯木材機関ですけれども、昨年、事務局長に就任された方なんですが、アフリカのカメルーンの出身の方なんですね。それで、今委員がお...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先ほども私から御答弁申し上げましたけれども、私は、今回のこのような過って積載されたものが入ってきたと、こういう事例だと考えておりますけど、それにしましても、こういうようなものが、こういうことが起こったということは大変に遺憾なことだとまず考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 当初予算で所要の国費負担分が措置されるということが望ましいという基本的な考え方については私もそのように思いますけれども、予算編成の中で農林水産予算全体、更に国の予算の枠組み、こういうような中でそれが達成できない場合には補正予算をもってしてもこれを確保する...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先ほど林野庁長官が方針を説明しておりますが、この国有林につきましては、あくまでも長期的視点に立ちまして、天然林を持続可能な形で利用を図りながら貴重な資源として適切に維持増進をしていくということが大切だと、こう思っておりまして、そのような趣旨を国有林の担当...全文を見る
05月08日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○若林国務大臣 参議院提出の農業者戸別所得補償法案につきましては、政府としては、反対であります。     —————————————
○若林国務大臣 米につきましては、産地ごと、銘柄ごとに市場評価や販売状況の差が生じている状況でございます。でありますので、生産調整につきましても、全体として需給バランスがとれるように留意しつつも、こうした動向を踏まえて、生産者、生産者団体が、どのような銘柄の米をどの程度生産するか...全文を見る
○若林国務大臣 我が国の食料自給率を引き上げる、さまざまな課題がございます。そして、その努力をしなければならないわけでありますが、中でも、やはり消費の大宗であります、また日本の国の生産条件に一番適合しております米の消費の減退に歯どめをかけて米の消費の拡大を図っていくということは、...全文を見る
○若林国務大臣 昨日、総理を交えまして、二十一世紀新農政二〇〇八という政府の方針を決定いたしました。その前提は、有識者から成る戦略会議、私が主催をしてきたわけでありますが、食料の未来を描く戦略会議というのを開催いたしました。そこで国民の皆さん方にメッセージを発したわけでありまして...全文を見る
○若林国務大臣 委員から家庭におけるいわば食卓と農業との距離感が拡大してきているんじゃないかという御指摘がございました。私もそのことを大変危惧しているところでございます。  今、局長から食育についての御答弁を申し上げましたけれども、実はこの国会に学校給食法の改正の提案を政府はい...全文を見る
○若林国務大臣 中国産冷凍ギョーザの問題につきましては、昨日の日中首脳会談の際にも、それぞれの首脳がこの問題は国民の食の安全に対します重大な課題であるという認識を共有し、その原因の究明について各国それぞれが努力すると同時に、両国間の同分野の専門家、担当者レベルでのさらに一層の協力...全文を見る
○若林国務大臣 福田総理は、就任以来、一貫して消費者の目線に立った消費者行政の展開ということを最重要政策として掲げてきたところでございます。  消費者の側から見ましてわかりにくい行政というものがあることは事実でございまして、国民生活に関連の深い消費者行政の部分は、実は、食品の安...全文を見る
○若林国務大臣 洞爺湖サミットでございますが、サミットは御承知のように各国の首脳の会合でございます。食料を担当しております農林水産大臣自身は、このサミットの中で発言をしたりする機会はございません。その前座でいろいろな会合が進められているわけでございます。  まず、洞爺湖サミット...全文を見る
○若林国務大臣 今局長が御答弁申し上げました。委員がしきりと首をかしげておられます。  まず一点、四月に入って局長が再度の形で通達を出さざるを得ないような状況だったんではないか、それについてやや不安を感ずる、こういうお話でございます。  この時期に通達を改めて出しましたのは、...全文を見る
○若林国務大臣 今、委員の御卓見を伺いまして、基本的な認識としては私も共有しているつもりでございますが、コストの面で、これを打ち出すということがなかなか難しい状況、厳しい状況がずっと続いておりました。しかし、事ここに至って、食料安全保障という中長期的な視点に立ちますと、日本の水田...全文を見る
○若林国務大臣 委員には、今お話ございましたように、当委員会において、私、生産者と乳業メーカーとの間の取引価格に関しての御質問にお答えしたところでございます。  基本的には、製品の特徴からいいまして、やはり価格は、あくまでもそれぞれの地域におきまして、民民ベースで交渉によりまし...全文を見る
○若林国務大臣 その前に、私は、二十二日に委員の御質問に対しましてお答えをいたしました。そのときは、委員の御質問ですから委員御自身も御承知のとおりでございまして、「実は乳業メーカーにも事情を聞いておりまして、また、加工原料乳を供給するホクレンとの間で情報交換を進めております。」と...全文を見る
○若林国務大臣 耕作放棄地の一筆ごとの確認調査、これは市町村、農業委員会の皆さんに汗をかいていただいて、本当に一筆ごとに耕作放棄地というふうに見られるものについて全体確認をしようという調査でございます。  一方、農地情報のデータベースというのは、全体の農地が分散錯圃で利用しにく...全文を見る
○若林国務大臣 穀物価格が急激に高騰しているために、世界じゅうで、もう詳しく申し上げませんけれども、食料の需給、現況あるいは将来見通しについて、重大な関心が寄せられている。  この七月の洞爺湖サミットにおいても、福田総理、議長のもとで取り上げる用意があるということを書簡で伝えて...全文を見る
○若林国務大臣 これらの食料危機とでも言われます世界的な現象への対処としては、私は、短期的な対策と中長期的な対策、これは分けて考えていかなきゃいけないだろうと思っております。  短期的な対策としましては、もう本当に今困っている国、暴動が起こっている、食料不足のために飢餓状態がさ...全文を見る
○若林国務大臣 農産物の貿易というのは、基本的には余剰が出たものを取引するというような基本がベースとしてあると思います。しかし、アメリカとか豪州とかカナダとか、特定の地域は輸出を目標にした形の国内生産を行っている。そういう国はごく少数の食料輸出大国でございます。  いずれにして...全文を見る
○若林国務大臣 今お話がございましたように、閣僚会議がいつになるか、日程すらも明確でございませんけれども、年内の終結を考えますと、六月が限界じゃないかというふうにも言われ、そのことを目標に、各国が交渉を加速しているという状況でありますが、今委員がお話しのように、場合によっては七月...全文を見る
○若林国務大臣 先ほど来申し上げておりますが、日本の基本的な姿勢は、農業の持っている多面的な役割というのは、各国それぞれの事情であるわけでございます。そういう農業の役割ということを念頭に置き、さらに食料の安全保障という点を各国がそれぞれ認識するということを考えますと、やはり多様な...全文を見る
○若林国務大臣 今内閣府の方からお答えがございました。総理の御意向は今お話しのとおりでございまして、やはり消費者にとってわかりやすい仕組みの中で、それが消費者のためになるようなものでなきゃならないということでございます。  そのためには、司令塔とでもいいましょうか、各省縦割りに...全文を見る
○若林国務大臣 東京都が新たに設けようとしております調理された冷凍食品というのがどういうものであり、それに対してどのような原料原産地表示を中身として義務づけようとしているのかというのは、私どもまだ明らかでございません。  しかしながら、今我々が承知している限り、原料原産地表示を...全文を見る
○若林国務大臣 食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  本法は、食品の安全性の向上と品質管理の徹底に対する社会的要請を踏まえ、国際的にも推奨されている管理手法であるHACCP手法の導...全文を見る
05月08日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○国務大臣(若林正俊君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をしてまいる所存でございます。
05月12日第169回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘になっております問題点、そして提起されました疑問ということにつきましては、ただいま局長がるる答弁をいたしたところでございまして、意図的にここでそのような評価方式を変えたということでは私はないと思っております。そのことはやはりどれだけの機能を有...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 当初、計画します場合は、委員がお示しになられましたように、農業外効果が五〇%を超えるような事業については土地改良事業として実施することは望ましくないという意味で下げているわけでございます。  しかし、この諫早湾事業に見られるように、第二回変更におきまし...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これまでも閣議決定の着実な実行を日本中央競馬会に求めてきたところでありますけれども、ただいまお話ございましたように、先般会計検査院から御指摘を受けたわけでありまして、そのことをしっかり踏まえまして的確な履行を指導してまいりたいと思います。その意味では、引...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 国有林野特別会計につきましては、委員が御指摘になりましたように、一昨年六月に制定をされました行政改革推進法におきまして、その事務事業の一部を独立行政法人に移管した上で、一般会計に統合することについて検討することとされているわけであります。  このため、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 京都議定書に基づきます森林吸収目標であります千三百万炭素トン、これを確保しなければなりません。これは極めて重要な約束だというふうに認識をいたしております。  これまでの水準で森林整備が推移した場合、森林吸収量の目標である千三百万炭素トンには百十万炭素ト...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) バイオエタノールを始めとしましたバイオ燃料の生産というのは、委員がおっしゃいましたように、地球温暖化対策という面から重要でありますし、また農林漁業の振興を通じました地域対策にも有効であります。また、エネルギー供給源の多様化などによりまして、これまた評価さ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 農林水産省で平成十九年度から始めました我が国における国産バイオ燃料の実用化の可能性を示すことを目的に行いますこの事業につきましては、原料の調達から燃料の供給まで一体となった取組を支援するということで、バイオ燃料地域利活用モデル実証事業と称しております。北...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) そのようなことは承知しておりません。
○国務大臣(若林正俊君) うそがあるかどうかということを私が申し上げるわけにはいきませんけれども、佐賀県の有明水産振興センターが調査をいたしておりますけれども、このセンターでの調査の結果によりますと、短期開門調査による調整池への海水の導入ということとの関係でいえば、諫早湾内ではこ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 申し訳ありません。  私が言いました佐賀県の有明水産振興センターの調査はタイラギの生息状況の調査でございまして、アサリについては、その調査結果ではございません。他の判断としまして、開門調査後にアサリのへい死が確認されているということから諫早湾内の漁業に...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 諫早湾内の漁業者につきまして、この短期開門調査は、委員御承知のとおりと思いますが、一日に二回、調整池から諫早湾内に排水するとともに調整池内への海水の導入を繰り返すという形のものでございます。調整池から諫早湾内へ専ら排水を行う本来の水門操作とは異なって、諫...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) そのために、開門、短期開門調査に先立った水質、潮流などのシミュレーションを行った結果、短期開門調査によって諫早湾内の漁業に影響を及ぼす可能性が想定されたところでございまして、このことから短期開門調査の前後において二枚貝等の生息状況調査等を実施したところ、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 実際の農林水産省の方で行いました開門調査に伴うアサリ等の事前事後調査、その調査の結果などからそのように判断しているものでございまして、さらに今この漁業者の実感からくるものについてどうだということについて言えば、私の方は、それについての調査は、平成十四年の...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員も御承知のことと思いますけれども、この中長期の開門調査の実施につきましては、平成十六年五月に亀井農林水産大臣が判断といたしまして、中長期の開門調査に代えて有明海の再生に向けた調査、現地実証などを実施するというふうに決めたわけでございます。  それは...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 平成十六年度から十八年度までの三年間に実施しました耕畜連携推進対策事業の政策目的でございますが、水田飼料作物の生産の拡大等を推進をしまして飼料自給率の向上を図るということを政策目標とするものでございます。  なお、平成十九年度からも引き続き粗飼料の増産...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 稲ホールクロップサイレージの生産面積は拡大しておりますが、委員がおっしゃいますように、その面積規模としては我が国の飼料作物の作付面積の一%にも満たないといったような状況にあるわけでございます。畜産サイドのニーズと作付け可能性から見ても少ない状況だというふ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先ほど、稲ホールクロップサイレージが急速に拡大しないのはなぜかというお話がございました。  これはいろいろと関係の皆さん方の話を聞き、調査をいたしましたが、まずは、稲作の農家側の方の理由としては、ロールべーラーなどの必要な収穫機械が整備されていない。つ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 米粉のパン用、めん用としての利用は、委員がおっしゃいますように、私も大変期待をいたしております。  そして、そのためには価格面あるいは加工技術面など、なおなお解決しなければならない諸問題があるわけでございますが、原料米のこのような利用量というのは平成十...全文を見る
05月12日第169回国会 参議院 本会議 第17号
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○国務大臣(若林正俊君) 鈴木議員の御質問にお答えいたします。  まず、中小企業者と農林漁業者へのインセンティブについてのお尋ねがありましたが、農商工連携の効果的な促進のためには、中小企業者や農林漁業者にインセンティブを与えることが非常に重要であると考えております。このため、本...全文を見る
05月13日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○国務大臣(若林正俊君) この民主党提案の農業者戸別所得補償法案につきましては、衆議院に付託をされましたのは昨年十二月の四日でございます。それ以後、参考人質疑を含めて四回にわたる委員会でかなり丁寧な御議論があったと承知いたしております。提案者の平野委員を始めとして参議院側の皆さん...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員もおっしゃっておられましたが、中山間地域というのはかなり広い地域を実は指しているんですね。耕地面積、農家数あるいは農業産出額の中で、それぞれ四割が中山間地域というふうになっているわけでございます。そういう意味では、我が国の農業の中では重要な位置を占め...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 中山間地域は、先ほども申し上げましたように、日本の農用地の四割、農業者の四割、農業生産の四割という相当部分を占めているわけで、北海道から沖縄まで幅広くあるわけでございます。ですから、中山間地農業と言われましても非常に多様でございます。そういう多様な農業に...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、私が既に答弁をいたしました答弁の要旨の整理をいただきました。三点そのとおりでございます。そのように私の認識をしているところでございます。  それに関しまして、今、種々更に御質問があったわけでございますが、まず吉野家でこれがチェックされたということ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ちょっと今のいろいろ御意見、御質問を整理しているという間がないほどいろいろとお話しになりましたが、最終的には、要するに、部分的な当該事故発生の施設にかかわる加工牛肉だけではなくて全部止めるのが安全じゃないかと、こういうことをおっしゃっておられるんだと思い...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私は、今回のこととかねて米国側が要望をしております月齢撤廃の問題とは直接かかわることではないという、そういう基本的な認識を持っております。  今回のものは、約束したことがそのとおり行われていないという、そういうおそれがあるわけですね。米国側が日本への輸...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 昨今におきます国際的な食料価格、穀物価格の高騰の要因分析を委員がしていただきました。その要因分析につきまして、認識は共有いたしております。    〔理事平野達男君退席、委員長着席〕  付け加えて申し上げるならば、やはり中国、インドなどのいわゆる発展の...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 若干委員と認識の違うところがあるわけでございまして、輸出規制というのは小麦などについてございますけれども、主たる国際的な輸出国、供給国側で輸出規制が行われているわけではございません。そして、ロシアとかアルゼンチンとか今お話がございましたけれども、主として...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今委員がおっしゃられるとおりでございまして、国際的な援助の仕組みに従いまして我が国も緊急の食料援助をするということは意思表示をしているわけでございます。  その場合には、資金を提供をして、輸入を必要とする国の一番調達しやすい自分たちに合った食べ物を調達...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 確かに生産者の立場からいたしますとそういう不安が大きいということは理解できるわけでございますが、しかし問題は時間が掛かるということだと思うんですよ。そして、この検査につきましては、そういう確定検査までに時間が掛かる、また最終的に陰性というようなことになる...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重し、関係省庁との連携を図りつつ、今後努力をしてまいる所存でございます。     ─────────────
○国務大臣(若林正俊君) 農林漁業有機物資源のバイオ燃料の原材料としての利用の促進に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国の農林漁業、農山漁村を取り巻く現状を見ますと、人口が減少局面に入り、農林水産物の国内市場規模の縮小が懸念され...全文を見る
05月14日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○若林国務大臣 委員がお話しいただきましたように、今、日本の水田の中の米の作付は六割に抑制をして、四割は麦、大豆、その他の作物をつくってもらうということを進めているわけでございます。いわゆる生産調整でございます。  しかし、麦、大豆は、なかなか水田につくれるところというのは限定...全文を見る
○若林国務大臣 委員御承知のとおり、今、世界各地で穀物価格が高騰いたしておりまして、そういう中で、アフリカでありますとかあるいはまた東アジアでありますとか、各地で食料不足に陥って、社会的な混乱、暴動まで起こるというような緊急事態になってきているわけでございます。  国連の事務総...全文を見る
○若林国務大臣 このたびの高病原性鳥インフルエンザウイルスが、秋田、さらに北海道二地区で確認をされて以来、養鶏農家に大変大きな不安を与えているというふうに承知いたしております。  この養鶏に対する対応策としましては、委員も既に御承知だと思いますけれども、野鳥が鶏舎などに入ってく...全文を見る
05月14日第169回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○国務大臣(若林正俊君) 今回の自然再生の推進に関する政策評価は、自然再生の推進政策の効果について総合的な観点から評価が行われたものです。  その結果に基づき、総務大臣より、主務省である環境省、農林水産省及び国土交通省に対して、地域住民やNPO法人が主体的、継続的に自然再生に取...全文を見る
05月15日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○若林国務大臣 HACCP手法が食品の安全の確保という観点から大変有用であるということは、委員が御指摘のとおりでございます。  その意味で、先ほど局長が答弁しておりますが、五十億以上の大企業は七〇%程度までこれが普及しているわけですが、五十億未満の中小規模の導入率が非常に低いと...全文を見る
○若林国務大臣 もう委員が御指摘のとおりでございまして、やはり最終ユーザーである消費者がこれをどう評価するか、消費者の認知度を高めていくということが、実は事業者側も意欲を持つことになると思うんですね。そのためには、やはり消費者団体ともう少し連携を深めなきゃいけないんじゃないかとい...全文を見る
○若林国務大臣 委員も御承知のことでございますけれども、飲食料品の消費というのは急速に伸びていったわけでございますけれども、全体をどういうシェアでいくかといいますと、直近のデータでいきますと、外食が二九・五%、約三〇%、加工品が五一・七%ということでございまして、そして生鮮品とし...全文を見る
○若林国務大臣 決め手は、やはり消費者がその商品をどう評価してくださるか、どう評価していただくかということだと思うんですよ。  その消費者の評価というのは、やはり消費者にHACCP手法による製品を認知、知ってもらうということでございまして、農林漁業金融公庫調査がどこまで信憑性が...全文を見る
○若林国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。  ただ、HACCPは手法でございまして、そういう手法に基づいて工場はできても、そのメンテナンスがそのとおり行われているかどうかというのをその後引き続き検証するという仕組みではないんですね、このHACCP導入の法律というのは。  ...全文を見る
○若林国務大臣 今、ウナギの例をお話しになりましたが、ウナギ以外にもそのような罰則の適用に及んでいないというような指摘があって、生ぬるいんじゃないかというお話は間々承るわけであります。  これは見方でございますけれども、私は、迅速にそのことを世に公表して、公表することを通じて消...全文を見る
○若林国務大臣 委員がおっしゃいますように、生産から消費に至るまでのフードチェーン全体が適切な衛生確保対策ということが講じられることが食品の安全性や信頼性を確保し、これを高めていく上で極めて重要であるという認識は持っております。  一方、フードチェーンのすべてにHACCP手法の...全文を見る
○若林国務大臣 おっしゃるように、消費地の卸売市場というのは、消費者との接点という意味で非常に大事なところでありますし、食品、特に水産のような足の早い、品質変化が起こりやすい食品を扱うものとしては、卸売市場というのは非常に大事なポイントだというふうに思っております。  制度的に...全文を見る
○若林国務大臣 委員から今御指摘がありました参議院の環境委員会におきます十九年三月二十日の答弁、そのときの認識は全く変わっておりません。何といっても食品を扱います卸売市場でございますから、開設者である東京都に対しては厳格な開設上の指導を引き続き行っていかなきゃいけないと思っており...全文を見る
○若林国務大臣 施設整備だけではなくて、これと一体的に行われるソフトウエア開発費だとか研究員の人件費だとか職員の研修費といったようなソフトの部分についてもこの融資の対象にしているわけであります。  それによって施設ができる、そして後の施設の管理運営ということになりますと、このH...全文を見る
○若林国務大臣 HACCP手法によります投資をする予定だというふうに答えておられる五十億以下の企業の皆さん方、三四%いるわけでございます。  しかし、委員がおっしゃられるように、そういう予定は立てているけれどもなかなか決断して踏み切っていきにくいということの中には、確かに施設整...全文を見る
○若林国務大臣 まずは、食品をめぐりましてさまざまな信頼を裏切るようなことが不幸にして起こったわけでございます。そのことで改めて食品関係企業者には安全な食品を供給しなければ企業の存亡にかかわるという危機感も出てきていると思います。その意味で、そういう企業者との間で研修、普及を進め...全文を見る
○若林国務大臣 食品関係関連の諸企業に対して、HACCP手法の導入についての意向の調査をいたしているわけでございまして、その意向の調査をいたしますと、五十億円以上の大規模はもう既に七割が導入しておりますが、さらにあと八五%ぐらいまでが導入をするという意欲を持っています。  しか...全文を見る
○若林国務大臣 委員がいろいろ御指摘なされておりますように、食というのは国民生活にとって一日も欠かせないものであります。また、食品表示に対する消費者の信頼を揺るがすような事件が相次いだことなどによりまして、国民の関心も大変高まっている現状にあると思います。食の安全と消費者の信頼を...全文を見る
○若林国務大臣 今、委員と各局長とのやりとりを聞きながら、有機農業もやっとこれで一人前の農業の一つの型として一般化していく時代を迎えているなというふうに思います。それは、有機農業推進法を制定いただいて、それによって国の基本的な方針を定め、全国にわたってそういう方針のもとに展開でき...全文を見る
○若林国務大臣 先ほど富士見町のお話がございました。私も富士見町のことはよく承知しておりますが、シカなどについても、イノシシについてもそうですけれども、長野県の方で追い払うと山梨の方に行く、山梨の方でしっかりやると長野県の方に入ってくるというようなことをよく聞くわけでございます。...全文を見る
○若林国務大臣 今委員が御指摘になりましたように、食料の未来を描く戦略会議、これを精力的に会議を重ねてまいりまして五月七日に取りまとめました提言をいただいたわけでございます。これは世界的規模で進んでおります食料需給の逼迫の傾向が強まっている中で、国内農業資源の確保、輸入食料の安定...全文を見る
○若林国務大臣 本当に穀物の方にばかり目が移っておりますけれども、世界的な穀物の需要増加に伴いまして、肥料も上がってきているんですね。肥料の需要の高まりということで、その原料の国際価格が大幅に上昇しているということでございます。  特に、委員がおっしゃられました燐鉱石、それから...全文を見る
○若林国務大臣 委員が鳥インフルエンザの被害に対し大変憂慮し、この予防あるいはまた発生した場合におきます対応について、非常に熱心に専門的な部分に踏み込んで御検討をいただいていることに、まず敬意を表したいと思います。  今のお話でございますが、このインフルエンザウイルスというのは...全文を見る
○若林国務大臣 委員は日本が例外的にこのワクチン接種を認めていないというような認識でおられますけれども、実は私どもの認識は全く違うわけでございます。  世界的な取り組みについて申し上げますと、委員も引用されましたFAO、これはOIEと連動しているわけでございますけれども、家禽の...全文を見る
○若林国務大臣 突然何百万かと言われても、私はお答えできません。(発言する者あり)  六百四十万というふうに承知しているということでございます。
○若林国務大臣 委員がそのような形で万が一の場合というときには使う余地があるのではないかという趣旨でおっしゃっておられるというのであれば、それは我が国の場合も、高病原性の鳥インフルエンザが発生して、同一地域内の複数の農場などでこれが続発をする、あるいは緊急な淘汰が困難になるほど出...全文を見る
○若林国務大臣 EUにおきましても、EU指令に基づいて、ワクチン接種は原則的に禁止されているんですよ。ただ、リスク評価に基づきまして感染リスクが非常に高い、そして、地域を限定して、それを限定的にやらなければいけない、そういう場合に予防的にワクチン接種を実施することができるという道...全文を見る
○若林国務大臣 委員が資料十四に言及されました。今、その資料十四を見たわけですが、委員が配られた資料十四に下線をずっと引いておられます。この部分は例外の部分なんですね。  その前の部分が大事でありまして、「発生時には、殺処分が望ましい対策法であり、臨床症状を呈する全ての家禽群に...全文を見る
○若林国務大臣 それはいたしておりません。しなくても、局地的に対処することによって処理ができ、そして清浄国としての評価を得ているわけでございます。
○若林国務大臣 我が国は、今までも発生をしたときの対処というのは国際的にも注目されていますが、きちっと処理されて清浄を保ったという意味で評価されているわけでございます。  ですから、私は、万一の場合に備える態勢を整えておけば、やはりEUは我が国よりも若干緩い形でし得るのではない...全文を見る
○若林国務大臣 世界の基準とおっしゃいましたけれども……(松野(頼)委員「EU」と呼ぶ)EUよりも厳しいということはありますが、世界の基準としては、アメリカやカナダの場合、我が国と同等あるいはそれ以上にきつい、私はそう認識しております。
○若林国務大臣 冬柴国土交通大臣がどのように答弁されたかということについては私承知しておりませんので、そのことについてどうだということであれば、それは、よく議事録を見たり、また場合によっては冬柴さんから話を聞いて考えを整理したいと思いますが、いずれにいたしましても、北海道開発局発...全文を見る
○若林国務大臣 私は、責任を国土交通省に押しつけるという気持ちは全くありません。  設置法及び組織令の面でいいましても、事業の実施につきましては農林省がこれを指導監督するという立場でありますし、事業の中身、予算も、農林省で予算をとってつけかえて国土交通省に移してその執行をしても...全文を見る
○若林国務大臣 お答えの前に、実は今、FAOのディウフさんが来日いたしまして、きょう、総理とお会いをして、アフリカあるいはアジアなどの首脳からいろいろと聞いている話を総理にお伝えになるというふうに伺っております。また、私のところにも、明日訪ねたい、お会いしたい、こういうお申し出が...全文を見る
○若林国務大臣 大変デリケートだと思うんですね。  今回は、長粒種を買おうということで、そういうオファーをしているんですね。だから、価格はうんと低いんですよ。タイ米中心ですけれども、その部分が非常に上がったわけですね。だから、それに応札が出てこないわけです。しかし、中粒種であれ...全文を見る
○若林国務大臣 今、委員もおっしゃっておられますけれども、あっせんという言葉の中で整理した範囲というのは、物すごく広い範囲で、さまざまな形態があるものをひっくくって、この整理として、あっせんというふうに整理したものというふうに承知いたしております。  ですから、認可法人などの場...全文を見る
○若林国務大臣 先ほど一般論として申し上げたわけでありますけれども、あっせんという中に、役所に対していつまで農林省でどういう役職をやってきたのかという人事の問い合わせがあることに答えるのもいわばあっせんの整理の中に入っているわけであります。  しかし、積極的にかかわるような形の...全文を見る
○若林国務大臣 先ほど申し上げました私の姿勢というもので御理解いただきたいと思います。
○若林国務大臣 農道というのは、当然のことながら、農業利用を主目的とする道路でございます。農村地域内で整備をしておりますが、この道路につきましては、一般交通を排除するということはその性格上難しいし、排除しなければならないというふうには位置づけられていないわけであります。したがいま...全文を見る
○若林国務大臣 ただいま局長が御説明、御答弁をしたとおりでございます。
05月20日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員御承知のとおり、IPCC第四次の評価報告書で明らかにされておりますが、地球温暖化は加速的に進行をしております。そのことは農業生産にも深刻な影響を及ぼすと予測されておりますけれども、実はもう既に温暖化の傾向というのは現れているわけでありまして、日本でも...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 世界の食料需給が急激に変わってきているわけでありますが、その要素は大きく三つ分けて考えております。  一つは、中国やインドなどの途上国の経済発展、大変著しいわけでございます。その経済発展に伴いまして消費の構造が変わってきている。所得水準が高くなれば、た...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まずは国民に対して食料を安定して供給するというのが国家の責任である、これはもう世界どの国も皆同じでございまして、国内生産で対応をすることができない場合には、そういう事情のある国では輸入を安定的に確保する、そしてまた短期的変動に対しては備蓄を適切に組み合わ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 日本の短粒種の評判はアジア地域においてかなり上がってきております。しかし、何としても高いんですよね。もっと規模を大きくして生産性を上げるような形の経営が支配的になってきますと、競争力の付くような価格水準でも日本の米作経営がやっていけるようになるかもしれま...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、この度の脊柱が混載されたことが発生したということについてはもう極めて遺憾だと、大変遺憾だとまず考えているということを申し上げた上でお話ししたいと思います。  委員が資料をお配りをいたしました二ページのところで、アメリカの方のBSE牛の発生が極めて...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今局長が答弁いたしましたけれども、この中国産の野菜の輸入の激減というのは品目によって非常に違います。それぞれ、もう十何%台まで落ちたものもありますし、四〇%のものもあります。六五%ぐらいでとどまっているものもあります。それぞれで違うんですけれども、これは...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これは大変重要なことだというふうに認識いたしております。私も、かねて自然体験学習、山村留学制度の推進にずっと取り組んできたところでございます。そういう流れの中から、この度、子ども農山漁村交流プロジェクトというのを立ち上げることができたわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 高病原性鳥インフルエンザに感染した鶏の処理の問題でございます。このことについては、国が防疫指針、家畜伝染病予防法に基づくものですが、防疫指針というのを決めておりまして、家畜防疫員の指示の下で、原則として、その処分すべき鶏の所有者が焼却又は埋却、埋めるとい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 日本のお米は本当に高いんですよ。なぜ高いかというと、技術は優れているんです。水田の基盤もかなりもう整ってきておりますから、機械も入りやすくなってきているんですね。非常に省力経営ができるようになっていますが、何としても、経営単位当たりの面積が小さいから、そ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ちょうど政府がミニマムアクセス米で国際的な日本としての輸入義務を負っているものの義務を果たすための量を確保すると、それには輸入機会を提供するということでございます。その輸入機会の提供ということで、長粒種をベースにした、タイの米の価格をベースにしたお米を買...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 米の市場というのは特殊性がありまして、麦や大豆などに比べまして、まずは生産量に比して貿易量が非常に少ないという特徴があるんですね。そういう意味で、少しの変動によって価格変動が起きやすいという状況がございます。  そういう状況の中で、今回、どうも投機的資...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今当面は見送っているわけでございまして、今のような価格高騰を招いている国際的な需給事情というのは十分留意しながら運用していくということだと思います。  だからといって、新年度始まっておりますけれども、二十年度におきますミニマムアクセス米の我が国が国際的...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これは国際協定に基づいて国際約束として日本が負っている義務でありまして、検討して日本がいろいろ事情があるからやめたと日本が言ってやめられるような性質のものではございません。
○国務大臣(若林正俊君) 農林漁業に由来するバイオマスをバイオ燃料の原材料として活用するということは、委員が冒頭おっしゃいましたように、実はもう昔からの検討課題でありまして、このバイオマスはバイオエタノールに限らないわけですね。そういう意味では古くから取組が行われてきたものでござ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これはまさに、先ほど私が申し上げましたように、我々としては、農林水産物の新たな需要を開拓すると、新規分野の開拓だという、そういう認識がベースでございます。  そして、農林水産業における資源、資源は農場残渣でありますとか、あるいは規格外の通常商品にならな...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 二〇三〇年におきます六百万キロリットルというのは、革新的技術開発が行われ、そしてそれによってセルロース系の新たな資源というものがエタノール原料としてうまく使われていくというような事態を想定して、そういう状況をつくり上げていけばここまで行く可能性があるとい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 国際的に、特にアメリカがトウモロコシを原料としてエタノールを生産するということを政策的にも進めたということで、急速にトウモロコシがえさとか食料に回るのではなくてバイオの原料として使われるようになったということが引き金になっているというふうに言う議論がござ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員のおっしゃるとおりだと思います。  このバイオ燃料の推進に当たりましては、関係省庁が連携をして、平成十八年三月に閣議決定したんですけれども、バイオマス・ニッポン総合戦略というものを決めております。それに基づいて着実に推進すると。このために各府省が一...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 実は、バイオマスタウン三百、全国で三百地区を募集しまして、今言ったいろいろな使い方があるわけですね、バイオマス。バイオマスという形でディーゼルの話もそうですけれども、メタンの燃料、家庭などでの、何といいますか、ガスとして使うということもありますね。そこで...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 考え方だと思うんですけれどもね。  実は、耕作放棄地が約四十万ヘクタールほどあるんですよね。その耕作放棄地は、言わば耕作限界地みたいなところにかなりあると思われるんです。これはもう全部、全筆調査しますけれどもね。そこで農業生産の通常の農家が、農業生産者...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) それはもう食用作物ができるところは食用作物、これは作る人たちは技術を持っていますし、研究開発がそうなくても作れるわけですから、まずその里の中にあってそれが作れるようなものは、やっぱりそれを優先的に、食用作物を作ってもらうということを優先すべきだと思ってい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) やっぱり需要と結び付かないと食用作物作っても食用に供されない、供されなきゃ自給率は上がらないんですよね、食用できなければ。だから、食生活の中でどこまでが組み込めるか。  例えば、お米、作れば簡単にどんどん作れるわけですね。お米作れないという状況の中で、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) この法律では、主務大臣が基本方針を定めることになっております。基本方針の中で、今私が御答弁申し上げているような、農林漁業の有機物の資源バイオ燃料を原料とするこの利用促進というものをどういうふうな方向に持っていくかというのは基本方針の中で明らかにいたします...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) そういうふうに展開していくといいなというふうに思っているんですが、実はまだまだインファントなんですよ、技術開発が。特に、実験室の段階ではいろいろできているんですけれども、ある一定の規模で生産システムに乗せていくための技術というのは、本当にまだ何も分からな...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 薄く広く存在している農林水産資源なんですよね、いずれにしても。これを集めるコストというのは、全体の生産をある一定の規模で軌道に乗せていく一番の課題だと思っています。稲わらも集めるの大変なんですよね、実際。これ、企業が動き出せば三百六十五日動いていくわけで...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これは重要な問題ですから、私が答弁いたします。  これは、先ほど来議論がありましたように、基本的には木質系の、セルロース系の原料でバイオマスを作っていくということを方向として進めるわけですよ。ただ、そのためには、そのためには糖質、でん粉のものを基盤にし...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) いや、これは大事な問題なんですよ。私は、実証事業でこれを行うということを前提にかなり政府部内の議論をした上で、固定資産税を半分軽減するということをやっているんですよ、相当の設備投資しますからね。そういう固定資産税を半分の減税をすること、そしてでき上がった...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) またもや五つも連続して、つながりがないというわけじゃないんですけれども、それぞれ話の展開としては一つ一つお話をしていかないと御理解いただけないようなことをまとめてぼんと言われたんでは大変私もお答えをするのに苦慮するわけでございますけれども、丁寧にお答えを...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) それじゃ、先に。
○国務大臣(若林正俊君) あと二点あると思うんですね。
○国務大臣(若林正俊君) 外務省、じゃ先やってください。
○国務大臣(若林正俊君) あと二点、簡単に申し上げます。  一つは日豪でございます。日豪をもう中断したらどうだというような趣旨のお話でございます。  この日豪の戦略的な関係というのは大変深い関係、大事な関係でございまして、交渉が始まったばかりで、向こうが非常にかたくなな、全面...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がおっしゃるとおりだと思います。食料、そしてまたえさを通じて畜産物という食料を作るということが最優先さるべきものというふうに考えているわけでございます。  したがいまして、日本型のバイオ燃料生産拡大対策と銘打っておりますけれども、方向性としてはセル...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 洞爺湖サミットで、会場あるいはプレスセンターなどのエネルギー、これも、自然エネルギーそれからバイオエネルギーをベースにしたようなことをいたしまして、できるだけ日本の姿勢というものを広く理解できるような状況の環境の中で、日本型バイオ燃料はこういう方向で臨む...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私、このバイオ燃料の農林水産物由来の開発というのは、農林水産業に新しい分野を開くことになるんではないかという、そういう期待を掛けております。  農業分野は、もう比較的身近なことで非常に分かりやすいわけですけれども、新作物もございましょう。あるいは、今ま...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 耕作放棄地は約四十万ヘクタールあるわけですけれども、様々な賦存状況になっております。いろいろ調査が行われているわけですけれども、今年からもう一筆ごとに全部悉皆的に調査をしようと、そして、どういう利用が可能かということを関係者相寄って相談して利用促進を図っ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 知りません。
○国務大臣(若林正俊君) 今の時点で申し上げさせていただくと、農林省の方針、これが大臣の方針であるとすれば、そういう方針でありません。大臣だけではなくて、先般、アジアの諸国でバイオ燃料にどう取り組むかというセミナーを、会議を開きました。そのアジア諸国の皆さん方に、私どもが設営した...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 資源循環というのはまさに循環型社会が基本であるべきだという理念、思想から見てもそうでありますし、まさに農林漁業というのは大きな自然循環の中に営まれる産業であってほしいと思うんです。  ただ、でき上がった製品については、地産地消で賄わない、外に出ていくよ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私の信念的にお話を続けてきたわけでございますけれども、これは環境配慮型の事業としていかなければならないというベースは当然でございますが、それを何か今、基準に、基準のようなこと……
○国務大臣(若林正俊君) ガイドライン。やっぱり、まだインファントで、これから始まるところですから、やはりよく相談をしながら進めていかなきゃいけないと思うんですよ。国の方でこうだと、こうだと言ってやるほどまだ私は成熟度というものができていることじゃないんで、やっぱり研究開発から始...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、関係省庁とも連携を図りながら、今後、最善の努力をしてまいる所存でございます。
05月22日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○国務大臣(若林正俊君) フィリピンの農業長官アーサー・ヤップから私あてに書簡が参りました。その書簡では、ミニマムアクセスの枠組みの下で日本国によって輸入された米のうち、フィリピンで二十万トンの利用が可能となるようにお願いをしたいという書簡が参っておりまして、特に米の生産量が最低...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 事象によって本当に困っていると、その困っているのが自然災害でありますとか地域における絶対的な米の供給不足ということが社会不安を起こしているとか、途上国に対する供給につきましては、やはり途上国の困難を念頭に置き、今までの国際的な援助の実態を念頭に置いて個別...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まさに、この平成六年五月二十七日の衆議院予算委員会における答弁として政府が統一見解を示しております。その統一見解の(3)で書かれておりますが、輸出国が凶作で輸出余力がないなどの客観的に輸入が困難な状況ということもあり得ないわけではない、そのような例外的な...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先ほどの統一見解を示したこの中身というのは、こちらがMA米を購入をするときの話なんですね。フィリピンからの話というのはそれは別にしてMA米をどう使うかという話でございますから、そういう意味では違うと思うんですけれども。
○国務大臣(若林正俊君) これは切り口が違うわけですから、この政府統一見解における(3)の、あるいは(2)における通常の場合で、フィリピンから今要請があり、どういうふうにこれにこたえるのかということを検討する場合とは、これ面が違いますからね、これを引いて、これに当たるのか当たらな...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) フィリピンの状況ではなくて、輸入をする場合に、こちらがオファーをしてこれだけの、六万トンなら六万トンの輸入をするので、買うからというような場合ですから、フィリピンのこととは違うと私は思うんですよ。だから、フィリピンの事情が、常に輸入をしているというそのフ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) いや、フィリピンの話をされて、フィリピンが買おうと思っても買えないという状況ということを例に言いましたからね、委員が。そこで面が違うと、こういうお話をしたんですが。  この今の、主としてこれ長粒種のオファーをしたんですけれども、オファーをした長粒種の市...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まあ今の状況を前提にお話しになっておられますけれども、今の状況が通常の場合に当たるかどうか、あるいは例外的なケースに当たるかどうかという、そういう問題としてとらえますと、実はこの解釈、そして国際市場のこれからの先行きの見通し、そして今高騰している事情、要...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 繰り返すようでございますが、このことがもう例外的な今の状況、どこまで続くかといったようなことも見極めなければなりませんし、それらの状況がこの分析の結果、これらの状況を踏まえながら政府部内で協議して決めるという性質のものだと思っております。
○国務大臣(若林正俊君) 平野委員は、この三十四万トン買い上げて一応低下傾向について歯止めを掛けた、それは対前年に比べてまだまだこんなに低いじゃないかと、やっぱり米価は低い、だから米価のベースをもう少し、生産者の生産費なども考えればもう少し、せめて前年産米ぐらいまでの水準に行くと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) シェーファーさんが記者ブリーフをしましたその発言についてはもう委員も御承知、私もそれは読んでおります。  そこで、これに対しましては、今様々な議論が激しく行われておりますが、このバイオ燃料を肯定をするという立場は、EUのボエル委員などは肯定するという立...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 具体的に今お話、アイオワの方でトウモロコシが不足して、むしろ畜産農家などだと思うんですけれども、それを外から入れなきゃいけなくなっている、さあそういう問題を起こしているじゃないかと。これはある種の国内問題だというふうにそこは考えていって、それに対して一つ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先ほども申し上げましたように、これから次々と国際的舞台がございます、食料問題をめぐっての意見交換の場があるわけでございます。そういう場を中心として、先ほど申し上げましたような我が国の基本的な立場と考え方ということはしっかりと伝えていきたいというふうに思い...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) やっぱり自給率を上げるのはもう絶対的な命題だと思います。もちろん、基本計画の中に示したように、五〇%が望ましいという基本的認識もその中で挙げながら、実現可能性ということを考えると具体的に四五%だというふうに政府は決定をしているわけですね。でありますから、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今委員が御指摘になり、また委員のお考えをお述べになりましたこともしっかりと受け止めた上で、責任ある対応をしなきゃいかんと、私はそのような覚悟を決めているわけでございます。
○国務大臣(若林正俊君) 容易ならざることだと思っております。だから耕作放棄地を、今年からですけれども、もう全筆実態を、状況を調査して、それぞれその地域でこれをどうやったら利用できるかということをしっかりと地域の関係者と協議をしてもらって決めていきたいと思っているんです。  た...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) それは両方大事なんですよ、本当に。  だから、耕作放棄地もその状況はみんな千差万別ですからね。利用できるものはもう一度農業的な再利用をするということを進めながら、今ある農地をどうやって農業的に有効に利用するかと、有効に利用するにはどうしたらいいんだと。...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 利用権設定という、行政が介入をしながらやるという手法のみではないと私は思っておるんです。  そういう利用権設定の問題も含めまして、貸し借りについては、原則的にはもう障害がないというような形で貸し借りを進めていくという方向に向かって制度の検討をしていかな...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今それは政府部内で検討中でございますし、また自由民主党では農地制度の改正のプロジェクトチームができて、かなり検討を進めております。そういうような皆さん方の意見をよく聞いて、一番現実的に効果のあるような対応をしていかなきゃいけないと、これが最終的な考え方で...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 畜産経営が大変に窮地に立っているという、そういう認識は当然持っております。  先ごろ、畜産物価格の決定に当たりまして、それぞれの畜種別に行政関連価格は、委員も御承知のとおり、この緊急事態に対応する形で引上げ措置を講じたわけでございます。しかし、これが、...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 公明党が過疎集落対策について、また過疎地域について大変に熱心に取り組んでいただいておりまして、昨年の暮れに過疎集落実態意識調査をやられました。大変精密な調査でございまして、それに基づいて今年の二月に提言をいただいて、私がお受けしたわけでございますが、この...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 食品の安全というのは本当に最重要事項だと思います。  農林水産省としては、植物あるいは動物の病害虫とか、そういう国内の農業生産に悪影響を及ぼすおそれが非常に高いそういうものは水際でチェックするということでありまして、人の食品の安全性については食品衛生法...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  本法は、食品の安全性の向上と品質管理の徹底に対する社会的要請を踏まえ、国際的にも推奨されております管理手法であるHA...全文を見る
05月23日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○若林国務大臣 委員が今お話しになりましたように、フィリピンの方から、今のフィリピンにおきます食料事情、とりわけ米の需給事情が悪化しているということから、フィリピンの農業長官の方から私あてに要請の書簡が参っております。  その書簡によりますと、我が国が持っておりますミニマムアク...全文を見る
○若林国務大臣 今、世界の食料、とりわけ穀物の需給が逼迫をいたしまして、委員が御指摘のように穀物価格は異常な高騰を示しているところでございます。  この穀物、食料価格の高騰の原因についてはいろいろ言われておりますけれども、四つほどあると考えております。  一つは、中国やインド...全文を見る
○若林国務大臣 委員が今お話しになりましたMA米の取り扱いに関して、日米間の実務者レベルの協議がきょう、あす行われるわけでございます。  まず、このことについて申し上げますと、MA米を輸入した後どのように使っていくかということにつきましては、我が国独自の判断でございまして、アメ...全文を見る
○若林国務大臣 委員は農産物貿易について長年にわたって大変御努力をいただいてまいりましたし、農林大臣としてもこのWTO交渉の進め方について責任者として活躍をいただいてきたわけでございますので、十分御承知だと思いますけれども、今度のWTOの交渉に当たりまして、我が国は早い段階からい...全文を見る
05月26日第169回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(若林正俊君) お答えいたします。  農畜産業振興機構の役員のうち国のOB及び出向者の人数は、OBが三名、出向者が四名おり、それぞれの比率は、OBが三〇%、出向者が四〇%となっておるところであります。  なお、御指摘がありました役職員総数は二百七名でございますが、こ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 公益法人の造成されている基金千五百二十三億円につきましては、施設、機械のリース事業のように、実際には資金としてではなく物として持っているものでございます。そういうことで、これが資金として持っているというものではございません。  しかしながら、今般の独立...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員長、どうですか。  あんな一度に、こんなに委員ね、三つも質問されているでしょう。
○国務大臣(若林正俊君) それで、これはやっぱり質問をできるようにしてもらわないと、答えられるようにしてもらわないと困ると思いますね。
○国務大臣(若林正俊君) まだ答え途中ですけれども、まあしようがないですね。もう少しです。
05月27日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○国務大臣(若林正俊君) この結果を、勧告を真摯に受け止めまして、植物防疫所また動物検疫所の業務の適正化及び検査体制を更に充実しなければならないと受け止めております。  そのために、一斉に見直しをするように指示をいたしておりまして、その見直しの結果に従って的確な対応をしてまいり...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今局長からこのHACCP手法の導入を促進するための今年度の予算上の措置、方針を御説明申し上げましたが、基本的には、大事なことは消費者が、委員今御指摘のように、HACCP手法に対する理解を深めていただいて、HACCP手法によります、それで製造された食品に対...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 民主党が三つの法案から成ります食の安全・安心対策関連法案を御提出になられたということは承知いたしております。これから国会における審議が行われるものと思いますけれども、一方、政府におきましては、現在、消費者行政推進会議におきまして、消費者から見て分かりやす...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 実は、このHACCP法によります、そのHACCPを認定して施設整備をするわけですが、これ導入法でございまして、それによってできた施設がその後、点検、管理がちゃんと行われていくかどうかというようなのは食品衛生法の十三条に基づいて、そこで総合衛生管理製造過程...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先ほども申し上げましたように、このHACCP手法の導入というのは導入計画の認定でございまして、その施設が適切に実施して運営されているかどうかということを認証する制度でございません。そういう意味では、ある水準のHACCP手法というものを進めているわけでござ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず一つは食品産業センターについてでございますけれども、これは国からの補助金、委託費といったような公的資金で事業運営をするのが主体というよりも、むしろ民間が主体になっている実は食品産業センターでございます。その食品産業センターの状況に対して、ある専門的な...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先ほど局長から御説明を申し上げましたけれども、販売額五十億円未満の中小規模の導入率というのは、委員御承知のとおり、依然低い状況にあるわけでございます。そこで、今後におきましては、ごくごく小さい地場の企業はともかくとして、一応販売額が年間一億円から五十億円...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がいろいろ御心配をいただいておりますこともしっかりと受け止めながら、国会のお許しがいただければ今委員がおっしゃられましたような国際会議の場に出させていただいて、国際会議の場においては、世界で一番の食料の輸入大国でございます。そういう我が国の立場からこ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 我が国の食品産業、大きく言いますと、輸入の原材料を使って加工をして国内に供給するという、例えば油、油脂産業とか、あるいは製粉の企業とか、あるいは配合飼料なんかもそうですね、これは食品の前の産業になるわけですけれども、そういうようなものと、国内の農産物を原...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が御指摘のように、この高度化計画の認定は二百五十件でございます。しかも、これらの多くが大企業に偏っているということであるわけでございます。  業種別に見ますと、食肉加工品とか水産加工品など、これ二十一業種についてHACCP手法の導入のための取組が行...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が先ほど来御指摘をされておられますHACCP手法を導入するために、既存の企業がその既存の企業の施設を生かしながらこれを導入することが負担の軽減になるわけでございまして、そのことについて真剣に取り組んでいかなきゃいけないと、私もそのような考え方でござい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今委員が御指摘になりました要因が様々相関連しながら発生をいたしました穀物価格の高騰だと、そういう認識を共有いたしておりますが、しかし、これは穀物のそれぞれの種類によってまたお互い及ぼす影響の仕方というのは違ってくるという事情もあると思います。ですから、そ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今委員が御質問になられましたまず第一点でございます。国際的な米価格が高騰して米不足の状態があっても、日本はミニマムアクセス米を輸入しなければならない、そういう義務があるのかどうかということでございます。  これは、平成六年の五月の政府統一見解というのが...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 食料の自給をめぐります環境が大変変化してきております。そういう中にありまして、今委員が御指摘になりましたように、ガット・ウルグアイ・ラウンドで国際約束をしたわけでございます。  この約束をせざるを得なかったのは何かと、こういうふうに申し上げますと、日本...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) おっしゃるとおり、各途上国における食料不安というのは、政治的な局面、政治的な混乱の要素にもなりつつあるわけでございますが、とりわけアフリカにつきましては最貧国が非常に多いわけでございます。そのアフリカは、だんだんと米の需要が増えてきているということがござ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 大変、日本の農業、とりわけ土地利用型の農業が苦しい状況にあるということについては十分認識をいたしているわけでございますが、しかし、にもかかわらず各地でいろいろと地域的な工夫を凝らし、そして力強く農業経営を営んでいる、そして経営規模の拡大を図っている、そう...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) このカロリーベースで表示をしているということは、二つあると思います。  一つは、例えば畜産、卵だとかあるいはブロイラー、豚なども分かりやすいんですけれども、ほとんど国内で生産されますが、しかし、そのえさはもうほとんどが輸入の穀物類に依存しているんですね...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 深刻だと受け止めております。これが国民の皆さんにまだ知られていないというお話でございます。それは我々のこういう事情を説明する広報活動がまだ弱いということでありましょう。  ただ、このメニューというのはいろんな組合せが考えられますから、そういう意味では一...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 確かに、亀井委員を始めとして国民新党の皆さん方の検討の結果の御提案をいただきました。  基本的には、この中でございますけれども、食料の自給率につきましては五〇%に達するように早急に対策を講ずるということでございまして、方向性については私どももそのような...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 日本の風土に合った食生活、そしてその風土に合った生産というものに重点を置いてそれを広げるというのは、まさにそういうことが必要だと思っております。  しかし、水田だけじゃありませんのでね。水田についてでも、非常に湿田で例えば二毛作なんかができないところも...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) いつも申し上げているんですけれども、このWTO交渉がスタートの時点から我が国は日本提案というのを全加盟国に出しているんですね。もちろん英文に訳した上ですべての国に配り、そして全体会合あるいは部分的な会合の際にもこの日本提案というものを常に主張をしてきてい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 中国十三億余のマーケットがあるわけですね。大変な胃袋でございます。ですから、中国のマーケットも、需要に応じて日本の農産物が中国に輸出されるということは、我が国の農業生産の立場からいいますと、輸出分は自給率の計算上は供給量に入ってきますから、自給率も高まる...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まず、食品表示法を検討しているというのは、まだ検討の段階に至っておりません。政府は消費者のサイドに立って、消費者の便宜が図られるように消費者行政の一元化を図ろうということで、消費者庁というものをつくろうとしているわけでございます。私は、そのこと自身の基本...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員が、昔の麦踏みの話から、地域の水田単作地帯になっている今の状況で抱えている諸問題から発しまして、いろいろと御意見がございました。基本的な認識については共有しております、私も。これは、水田というものが持っているその機能というのは大変優れた機能でありまし...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 背景は、これ推測なんですけど、フィリピンが大変困っているということがあるんですね。米国とフィリピンとは政治的にも歴史的にも非常にかかわり合いがございました。そういう意味で、かつてフィリピンは一時期輸出国にもなったんですけれども、その後、農業生産が思わしく...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今、市川委員が経過を振り返りながらお話をいただきました。おっしゃるとおりの経過で今日を迎えているわけであります。  一方、世界の穀物需給につきましては、どうもこれは一過性のものではないのではないかという意見が世界の中でも言われ始めておりますし、私自身も...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 有明海の再生の問題については、委員御承知のとおり有明海・八代海再生特別措置法がございます。それに基づきまして有明海・八代海の総合調査委員会ができておりまして、そういう委員会を中心に有明海の調査を進め、そして漁業の再生については関係漁業協同組合などの皆さん...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 長崎県の海面漁業・養殖業の生産累年統計書、今委員がおっしゃられましたとおりでございまして、長崎県におけるアサリの漁獲量は、平成十三年が四百三十三、平成十四年は四百三十六トン、平成十五年は六百四十一トンとなっておりまして、短期開門調査の前後だけを見れば漁獲...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 佐賀県の有明水産振興センターというところがございます。このセンターによるタイラギ生息状況調査というものがございまして、平成十五年、十六年度に有明海の湾奥の北東部、福岡県海域でございますが、その一部地点において成貝の生息密度が高いという結果が確かに示されて...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) それは、漁業者の実感ということも、それはその漁業者がある海域の調査で感じておられることだと思いますから、それはそれとしてそういう声がある、そういう認識があるということはあるでしょうけど、一方、この今申し上げました委員会というのが、全海域に、広い海域にわた...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 諫早湾の干拓事業の実施に伴い、いろいろな漁業に対する影響が予測されたわけでございます。そういう事業実施に伴って発生します漁業への影響につきましては、環境影響評価結果などを踏まえながら、関係漁協との合意に基づきまして、昭和六十一年度から昭和六十三年度にかけ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 潮受け堤防の水門を開門するということにつきましては、これは中長期開門調査の実施について、十分な対策を講じたとしても予期しない被害が生ずる可能性があるということ、そして、その調査には長い年月を必要として、その成果は明らかでないということなどから、亀井大臣が...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今申し上げたとおりでございまして、その漁業者のお気持ちというのは委員がるるお話しございましたので、そういうお気持ちであることは承知しながらも、しかしながら、この開門によって生ずる予測し難い他の漁業者も含めまして、関係者も含めて大きな被害が出るおそれがある...全文を見る
06月09日第169回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員がお話しいただきましたように、私は総理のお供をいたしましてFAOの世界食料サミットに出席をいたしました。  世界食料サミットでは、私は副議長として、百七十か国からの各国代表の皆さん方の議論をよく伺いながら、全体どう取りまとめていくかということの責任...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員は、鹿児島の中でかねてから非常に農業及び畜産を含みます第一次産業に対して大変な御造詣を持っておられます。特に畜産については、今おっしゃられましたような危機的な状況にあるということを憂慮されまして、熱心に取り組んで御意見をいただいてきているわけでござい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 一言だけ。  MA米を援助用に出すということなど、アメリカの了承が必要であるかのような御質問がございましたけれども、そのようなことはございません。我が国の判断として従来もMA米を援助に活用してきておりますし、これは我が国の判断として行うことといたしてい...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 基本的には食料の価格、これはやはり需給、需要と供給の中で決定される、そのようなメカニズムでなければ、これは長期的に、安定的に供給が需要に応じて行われるというようなことが担保されないことだと、このように考えておりまして、国として、米の価格につきましても、市...全文を見る
06月10日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○国務大臣(若林正俊君) 委員長始め委員各位におかれましては、日ごろから農林水産行政の推進に格段の御理解と御指導をいただき、厚く御礼申し上げます。  委員会の冒頭にお時間をいただきまして、初めに、アフリカ開発会議、TICADⅣについて発言させていただきたいと思います。  第四...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員から重ねて御質問がございました。また、確認の意味での御意見もいただきました。その意味で、今まで私がいろいろと御答弁申し上げてきたことを総括するような意味で答弁させていただきたいと思います。  農業に期待されております食料の安定供給という役割を果たし...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 食料自給率につきましては、平成十七年の三月に策定をされました、委員もお示しになられました食料・農業・農村基本計画において定められているわけでございまして、消費面及び生産面での課題を示しながら、食料自給率の向上について、平成二十七年度の目標を四五%と設定し...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) FAOにおきます世界食料サミットの議論、私も議長席に座りながら、様々な意見があるなということをしみじみ感じたところでございました。全体で百七十か国からの皆さん方がそれぞれのお国の事情を背景にしながら主張をされるわけでございます。そういう場面において感じま...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 食料援助につきましては、WTO農業交渉の中で、そのやり方によっては輸出補助金と同様の貿易歪曲的効果があるというような観点から、二〇〇五年十二月の香港の閣僚会議がございました。その香港閣僚宣言におきまして、二〇一三年までに輸出補助金と同等の効果を持つすべて...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) まあ一言で言うとすれば、私も委員と同じように、米粉の需要の拡大を大いに期待をしながら、それに応じて米粉の生産というものを拡大していくという方向で、今申しました加工技術とかあるいは新商品の開発とか、そういうようなことに力を入れていくべきだと、こう考えており...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員の今申し上げていただきましたその考え方に私はほとんど異論はございません。むしろ積極的にそのような進め方をすべきだと思っております。  実は今、新潟のお話がございましたが、群馬にも非常に熱心なところがございまして、やはり中小でございますけれども、米粉...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) このMA米の買入れ価格の問題でございますが、委員御承知のとおり、これは予算決算及び会計令、予決令に従って行動しなければなりません。予決令では、予定価格の決定方法が八十条に決められておりますが、これらは、取引の実例価格のほか、需給の状況、履行の難易、数量の...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今委員がおっしゃられました学者の方でございます。私も新聞記事を拝見をしておりますし、また経済財政諮問会議におきます各種発言についても注意深く見ているわけでございますけれども、私は、その学識経験者であります学者の方とは全く意見が異にしておるということを御報...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今公式に食料・農業・農村基本計画において定めております自給率は、委員がおっしゃられますように、平成二十七年で四五%を達成するという目標を決めております。この目標の達成はどうだと問われれば、にもかかわりませずこれを決めたときよりも自給率が現実下がっていると...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 食育という視点に立ちまして、食料自給率向上に向けてどういう政策を展開をしてきているのか、その効果はどうかということでございます。  平成十八年の三月に決定をされました食育推進基本計画というのがございます。その基本計画におきまして、食育の推進に関する施策...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 現在、六ケ所核燃料再処理施設は本格的な稼働に向けて、先ほど来やり取りがございました、その安全面を確認しながらいろいろな試験が行われているというふうに承知いたしておりますが、当然のことながら、本格的な稼働に向けては慎重の上にも慎重に完璧を期してもらいたいと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がおっしゃられますように、世界の穀物を中心とした食料需給というのは様変わりをしてきております。これが一過性のものなのか、それとも構造的な要因としてなお今後も中長期に続くものなのかということについてはいろいろ論議がございますけれども、我々は、これは一過...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) これは作目によって違うと思うんですよ。米は全体の総生産の中で今二二%ですよね。あと、野菜類が二五%ぐらいになっているでしょう、野菜は。あと畜産、それぞれの作目別に違いますが、果樹。それぞれが非常に多様な農業が今進められておりますから、大規模化といいまして...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私もそういう様々な形の農業のかかわりというのはあると思っております。  農村地域で、多様な農業の在り方として、小規模の農家とか兼業の農家とかあるいは高齢農家であっても生きがいを持って農業に取り組むというような人、あるいはまた自給的農業に取り組んでいくと...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 私は、町村官房長官に真意を確かめまして、お話をしました。その官房長官の気持ちというのは、その後も記者会見などでいろいろお話ししていますけれども、官房長官は、世界的に穀物の需給が逼迫して価格が高騰している中で、我が国の農業政策についても抜本的な見直しが必要...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員がおっしゃられましたように、日本の農業の特徴というのは、やはり水利システムがしっかりしているということだと思います。これはもう千年、千五百年、本当に我らの先祖が営々として造り上げてきたものでありまして、その過程においては、いわゆる水争い、水紛争という...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう今更申し上げるまでもなく、農業生産の基盤というのは農用地でございます。そして、その農用地をいかに有効に活用して生産力を上げていくかということが一番大きな国家的課題だというふうに認識しているところであります。その農用地の利用の在り方というものを農地制度...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) お気持ちは分かるんですけれども、この関税というのは交渉事で決まってくるわけですよ。そうしますと、あなたの国のこれを下げてくれと言いますと、それじゃ日本のこれは下げるのかと、こういう交渉事というのがずっとあるわけですね。それで組み立てられてくるわけでありま...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 非常に大事なことだと思います。いわゆる知的所有権であります。知的所有権という、その開発者としての立場というのは守っていかなければなりません。その意味で、そういう育成者の権利を守るために侵害物品の輸出入に対します水際での取締りというものを強化をいたしており...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 冒頭、報告を申し上げましたけれども、ローマにおいて開かれました世界の食料安全保障に関するハイレベル会合でございます。これに総理とともに出席をいたしました。私は副議長に指名されまして、閣僚級会合の議長を務めたわけでございます。  百七十に及ぶ各国が参加を...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) もう農業生産にとって水は不可欠な生産要素であることは委員のおっしゃるとおりでございます。  地球的に見ますと、温暖化に伴う気候変動というのは一番農林水産業に影響を与えていくわけですが、その影響の中に、水の不足を招くと。豪州のお話がございました。これも温...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 先般のTICADⅣの中で横浜宣言が定められました。成長の加速化の中で、農業及び農村開発の部分につきましてこのように言っております。TICADⅣ参加者は、アフリカ大陸の経済活動の主要な構成要素としての農業の役割を確認し、現在の農業生産性を高め、水資源の供給...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 委員も今お話ございましたけれども、二十年度の加工原料乳の生産者補給金単価につきましては、配合飼料価格安定制度による補てんというものを踏まえまして、配合飼料価格について二十一年三月までの実負担額を織り込んで算定をしたわけであります。他方、配合飼料価格安定制...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 大変厳しい環境の中にあるものと事態を認識をいたしているつもりでございます。
○国務大臣(若林正俊君) このような厳しい環境条件の中にありまして、生産者の側からは飲用乳向けの乳価の再引上げを求める声が強まってきているということは承知いたしております。  各生産者団体におきましては、既に乳業メーカーに対して二十年度乳価の期中改定に向けた再交渉の申入れを行っ...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) 今の飼料価格の高騰の追い打ちを受けて畜産経営が大変苦しい状況になっているということについては認識を共有しているつもりでございますが、この場合の経営への影響というのはまさに畜種ごとに違うんですね。酪農、あるいは肉用牛、養豚、採卵鶏、ブロイラー、それぞれの飼...全文を見る
○国務大臣(若林正俊君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重させていただき、関係省庁との連携を図りつつ、今後最善の努力をしてまいる所存でございます。