脇雅史

わきまさし



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脇雅史の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月03日第174回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○脇雅史君 自由民主党の脇雅史でございます。  大分白熱してまいりましたが、ちょっと肩の力を抜いていただきまして、総理と副総理にお尋ねしたいと思うのですが、これは事前通告はしておりませんが、政権取られて約半年、大変な御苦労がおありだったと思うんですね。今の日本のこの政治状況の中...全文を見る
○脇雅史君 副総理。
○脇雅史君 私は、やりたいことというよりも、むしろ今一番の問題は何かなというふうでお聞きをしたわけでありますが、私自身は、今の我が国の政治の中で一番変えなくちゃいけないことって何だろうというときに、余りにも選挙至上主義になり過ぎているんじゃないだろうか。何が何でもとにかく勝たねば...全文を見る
○脇雅史君 私は、自戒を込めて申し上げているんですが、選挙に勝つための政策、選挙に勝つための候補者選び、こういったことが日本の政治を壊すと思っているんです。  そこで、お互いに敬意を持つ、そういうことが極めて大事ですし、特に総理や閣僚の皆さん方に我々は本来敬意を表すべきだと思っ...全文を見る
○脇雅史君 ありがとうございました。  私も自戒の念を込めて申し上げたので、これから先もできるだけ敬意を持って御質問させていただきたいと思います。  まず最初に、八ツ場ダムについてお聞きをしたいと思うのでありますが、現在の政府の方針、八ツ場ダムを一体どうするんだろうかというこ...全文を見る
○脇雅史君 理由やいきさつは結構なんで、八ツ場ダムについて、例えば今年そもそも本体工事を予定していましたね。それを今のところやめていられると。このまま今年はやめるのか、来年の予算ではどうなるのか、再来年はどうなるのか。要するに、やるかやらないか、どういうふうにするのかについて明快...全文を見る
○脇雅史君 ということは、やるともやらないとも決めていないということですか。
○脇雅史君 そうなると、今年はやめますと、これは中止というけれども、実態行為としてやめるわけですね、ダムの本体工事はね、これはやめると。来年はやるかやらないかはその有識者会議だか何だかの答えを待たないと分からないと、こういうことなんですね。それが今の鳩山内閣の方針ということでいい...全文を見る
○脇雅史君 それではお尋ねしますが、その方針はいつお決めになったのでしょうか。
○脇雅史君 内閣の方針というのは前原大臣が一人でお決めになるんですか。
○脇雅史君 中止の方向で内閣が決めていると。それはいつ決まったか分からないんですか。
○脇雅史君 前原大臣がそれを言うと内閣の方針になるんですか。
○脇雅史君 いつどこで決めたか、何かよく分からないような話ですが、それでは、決めるときにどんな資料をもって、多分何か議論はされたと思うんですよね。検討をして、これだけ大問題ですから、相当な議論の経緯をもって、いろんな方が参加をして、我が内閣はこれでいこうと。これだけの大問題ですか...全文を見る
○脇雅史君 驚きましたね。野党のときに決めたことがそのまま鳩山内閣の方針になっちゃうと、こういうお答えですね。
○脇雅史君 厚労大臣にお聞きしますが、上水道の担当大臣として八ツ場ダムについてはどういうお考えをお持ちですか。
○脇雅史君 その方針を決める際に内閣の厚労大臣として参加されましたか。何か意見言われましたか。
○脇雅史君 経産大臣、いかがでしょうか。
○脇雅史君 全く私にとっては驚くべきずさんさですね。こんないいかげんなことでいいんだろうかと。少なくともこれだけの大問題を決定するときは、閣議なりなんなり関係大臣が集まって、どうすべきなのかしっかりした資料に基づいて、そして判断をすべきですよ。何にもしていないじゃないですか。 ...全文を見る
○脇雅史君 ちょっと私はあきれておりますが。  それでは、今、鳩山内閣がこの問題について法的にどういう立場にお立ちになっているかということについてお聞きしたいんですが、まず河川法ではどうなっていますか。
○脇雅史君 基本計画もそうですけれども、利根川水系の河川整備基本方針というのがありまして、これに基づいて、今大臣が言われるように、国民の安全を守る責務を持っているということですよね。  つまり、現在の鳩山内閣の法的な立場は、河川法でいえば八ツ場ダムを造る責務があると、こういうこ...全文を見る
○脇雅史君 非常に詭弁なんで、政権が替わったから法律の解釈が変わるということはありません。法律に基づいてそのまま生きているんですから、何ら変更手続がないんですから、これは当然に河川法で責務があるんです。  それから、続きまして、特定多目的ダム法でお答えください。
○脇雅史君 特定多目的ダムのこの基本計画というのは、言わば共同計画の協定書みたいなものですね、県や水利用者と一緒にこういう計画で進めましょうと。つまり、これも、特ダム法でいえば八ツ場ダムのこれを実行する立場に今おありなんですよね。
○脇雅史君 それでは、水資源開発促進法に基づきましては政府の立場はどうなっていますでしょう。
○脇雅史君 この水資源開発基本計画の中でも八ツ場ダムは二十七年度までに完成させるんだと言っておりますから、これも政府としてそういう責務を負っているということですね。  これを変える変えないは、それは考え方がありますが、現時点においてはこの法律は生きているわけですから、この法律の...全文を見る
○脇雅史君 私は枝野さんの答弁は認めておりませんので。  そもそも法制局というのは法律の解釈をする仕事ですよ。枝野さんはその代わりになる人ではありませんよ。内閣として物を言うのはいいけれども、法制局というのは総理大臣直属でしょう。おかしいじゃないですか。(発言する者あり)あなた...全文を見る
○脇雅史君 いろいろ詭弁を弄しても、とにかく現行法上はここで内閣はやる義務を負っているんですよ。これを変えようと思うことは結構ですよ。変えようと思うことは結構。  前原さんは今年のダムの本体工事を中止すると言いましたね。それはどういう権限に基づいて中止されているんですか。
○脇雅史君 これは全くおかしいんでね。行政というのは法律に基づいて執行するんですよ。そして今、内閣は三つの法律によって八ツ場ダムを進める義務を負っている、責務を負っているんです。そして、国会で決めた予算が今年付いているんです。それを何で一大臣が勝手に止めるんですか。
○脇雅史君 これは驚くべきことで、法律に基づいて、そして国会の議決に基づく予算に基づいて仕事をしろと言われているのに、一大臣が勝手にやめますと。これはやめるというこれ行政行為ですよ。法律に基づかずに何でそんなことが言えるんですか。やめるということ自体が既に行政行為ですよ。やめると...全文を見る
○脇雅史君 どう言われようとも、今の前原大臣がお一人の判断でこの工事をやめると言っているわけですよ。計画は取り下げてないけれども、今年の工事をやめると言っている。そのやめる権限は何なんですかと聞いているんです。
○脇雅史君 今年の工事はやめているんですよ。予算が付いているんですよ。付いている予算をやめる権限がどこにあるんだと聞いているんですよ。まだ計画は変わってないんですよ。あなた方は、三法、法律に基づいてやる義務があるんですよ。そして、今年の工事やめたと言っているから、何でやめるんだと...全文を見る
○脇雅史君 そうすると、現政権はどうするんですか。
○脇雅史君 あの政権交代の前夜、いろんなことがあって、駆け込みで行政が新しい行為をすることは許さないと言っていましたよね。いろんな意味で、国交省の事務官、技官、職員が、民主党がやめるやめると言っているわけですから、民主党政権になる可能性があるから取りあえず様子を見ようということで...全文を見る
○脇雅史君 工事を一時中止、一月遅らすとか、それは別に構わないんですよ。だけれども、ずっとやらないというんだから、来年度の予算でもやらないと言っているんでしょう、本体。それはおかしいじゃないですか。法律行為に基づかずに行政が行政を執行できるというのは大変なことですよ。それができる...全文を見る
○脇雅史君 やめると言えないわけでしょう。やる義務があるわけですよ。それをやめると言って実際にやめちゃっているわけ、本体は。そのことが問題なんですよ。法律の規定に基づかずに勝手にやめているんだから。(発言する者あり)いや、それは法律で決まることだから、法律で決まっていることを法的...全文を見る
○脇雅史君 それでは、委員長、もう一回法制局の見解をお聞きしたいと思います。
○脇雅史君 現在のそのダムに関する法律、三つの法律によって、政府はこれを実行する責務を負っている。しかし、前原大臣は中止すると表明をして、そして今年の工事をやめている。こういう工事をやめる権限はどこにあるんだと。やめていいのかと。法治国家において、法的な手続も経ずに勝手にやめてい...全文を見る
○脇雅史君 静かに、静かにしてください。
○脇雅史君 今の解釈でいくと、何で皆さん方は、去年から今年まで来ているのにやめる手続を取らないわけ。勝手に。だって、やらなくちゃいけない義務があるんですよ。それを、予算を流すんだから、流すなら流すなりの理由がなくちゃいけないじゃないですか。  法治国家というのは、あらゆる行政権...全文を見る
○脇雅史君 中止の方針を言うのであれば、実態行為としての工事をやめるという言い方はおかしいですよね。どうですか。
○脇雅史君 前政権のせいにしてもしようがないので。今皆様方の方針を聞いているんだから、鳩山内閣の方針を聞いているんだから、鳩山内閣として、前政権がどうであれ正しいことをやる義務があるんですよ。そのときに、中止の方針だと言いながら、やめるという実態行為が先行していることはおかしいで...全文を見る
○脇雅史君 これも大変変な話で、もし中止をしてやめるのであれば、やめるという結論を出してやめたら、ダムに関する附帯工事、そして補償工事というのは存在しないんですよ。やめたらそんな工事はないんだから、もうダム事業そのものが計画からそっくりなくなるんですから。本体はやらないけれども、...全文を見る
○脇雅史君 ダムをやるという前提で附帯工事なり補償工事はありますよ。でも、やめると言ったらないんですよ。そうでしょう。今はまだやると言っているからいいけれども、来年もしやめるということになったら、附帯工事、補償工事は存在しないんですよ。来年の予算要求の分で聞きますけれども、そんな...全文を見る
○脇雅史君 法的には。
○脇雅史君 これもまた驚いたことで、十六条、河川法の、河川整備基本方針、ここに社会資本整備審議会というのがあるでしょう。その社会資本整備審議会というのは、まさに河川の改修計画をどうするかということを決めるための法定審議会なんですよ。そこの中に河川分科会というのがあって、そこで、ま...全文を見る
○脇雅史君 全くおかしいんですよ。だって、そんな、省令でつくったとか言っていますけれども、元々予算上認められていないんでしょう、予算要求もしてないんだから。それで、本来、法律に基づいてそれを主務とする審議会が、法定審議会があるのに、法定審議会のほかにわざわざほかの有識者会議をつく...全文を見る
○脇雅史君 ちょっとこの内閣は緊張感が足りな過ぎだよ。もう初めから遅れて来るわ、メール打つだかツイッター打つだか、もうふざけた話なんだ。全然まじめにこの内閣は予算委員会をやろうと思っていないんだ。  私が聞いたのは、今の有識者会議の予算はどうなっているんだと、勝手にやっていいの...全文を見る
○脇雅史君 そもそも河川法によって前原大臣は河川管理行為をしているわけ。河川法以外の法律ないんですよ。その河川法の中で、そういうことを審議するためにこういう審議会がありますよと言っている。何でそれを使わないの、何でそこを法律無視するわけ。
○脇雅史君 正式も非公式もないんですよ。大臣がダムに頼らない治水計画をやろうと思われた。そうしたら、その審議会にきちんと出せばいいじゃないですか、付託すればいいじゃないですか、そのことを。何か、断られたんですか。  これは、河川審議会、昔河川審議会ですが、今は公共何とか整備審議...全文を見る
○脇雅史君 そんなこと許されないんですよ。河川法、わざわざあるのに使わない理由なんかないんだから。これ、本当におかしいですよ。そんな法律を無視した行政をやっちゃ駄目ですよ。わざわざある法定審議会を何で使わないんだ。こんなばかな話はないですよ。絶対こんなことは承服できない。これ改め...全文を見る
○脇雅史君 私がこう申し上げているのは、やっぱり行政というのは分かりやすくなければいけませんし、法律に基づいてやるべきものですから、その法律を非常に軽視したようなやり方はおかしいですよと申し上げているので、きちっと対応していただきたいと思います。
○脇雅史君 やはり恣意的にやられてはいけないので、きちんと法律に基づいてやっていただきたいと思います。  それでは次に移りますが、来年度のダムの予算要求の件でありますが……
○脇雅史君 八ツ場ダムは来年度本体工事やらないんですね。それで、中止するかしないかはまだ分からないんですね。分からないという前提で予算要求しているんですか。
○脇雅史君 大体、じゃ、ダム、もしやることになったらどうするわけ。
○脇雅史君 予断を持たないと言いながらまさに予断を持ってやっているので、もう少しきちんとした検証をしてほしいと思います。  それでは次に移りますが、コンクリートから人へという標語、今日も何度も出てまいりました。前回この場で鳩山総理に余りにもおかしいんじゃないかということを申し上...全文を見る
○脇雅史君 分かりやすいから本当に心配している人がいます。大学のコンクリート学をやっている先生なんかも本気で心配しています。国民の間に、これは生徒が来ないとかそういう影響を及ぼすと。また、多分一千万人近くの方は、多分コンクリートその他に従事している人は、この言葉を非常に不愉快に思...全文を見る
○脇雅史君 そういうことであれば、もう国民の皆さんは十分に民主党のその思いを分かっているはずですから、これから先はもう使う必要はないですよね。不愉快な思いをさせてまで使う必要がまだありますか。
○脇雅史君 そう言いながら、そういう言葉を使うと不愉快な思いをするんですから、現実に。それは構わないというわけ。不愉快な思いをするやつは勝手だと、コンクリートの仕事をしているやつはいいんだと、皆さん方はそう思ってこれからも使うというわけですか。
○脇雅史君 総理、二度と使わないと約束できませんか。
○脇雅史君 なかなかこだわっていらっしゃるようですが、現実に不愉快な思いがするというのを、そういう方々を少なくするというのも政治の役割じゃないですか。わざわざ何で不愉快な思いをする人を見捨てなくちゃいけないんですか。構わないんですか、その人たちが不愉快な思いをしても。それは使わな...全文を見る
○脇雅史君 それではしっかりやってほしいと思います。  それでは次に、国家公務員の政治的中立性ということで話を進めたいと思いますが、国家公務員の政治的中立といいますと政治的行為の禁止ばかり頭にいくんですが、実は、政治的行為の禁止だけではなくて、公務員はそもそも政治的に中立でなく...全文を見る
○脇雅史君 言葉、このことの意味するところというのは割と重いなと思っていまして、我が国はずっとこういう意味での公務員の政治的中立性ということを守ってきたんですね。  今言われています政治任用ということはこれを否定することになるのですが、この規則もお変えになるおつもりでしょうか。
○脇雅史君 そうしますと、今現在一般職の人を特別任用するということはないんでしょうか、政治任用するということはないんでしょうか。
○脇雅史君 そうすると、同じ職務であっても一般職であったり特別職であったりするということができるという意味ですか。
○脇雅史君 ちょっと分かりにくいんですが、そうすると、一般職の方を特別職に任用して、それを政治任用としてもいいのかもしれませんが、一般職を政治任用することはないということですね。
○脇雅史君 この間も質問したんですが、今の一般職の政治的中立というような趣旨からすると、民主党の職員を一般職として雇われたということは少し趣旨に反するんじゃないかなという思いがしていまして、厳密に言うと違法ではないんですけれども、余り望ましいことではないかのように私には思えるんで...全文を見る
○脇雅史君 総理にお伺いしますが、この人事院規則の政治的中立ということは、一般職においては今後もこのまま維持されるということでよろしいんですね。
○脇雅史君 それでは、陳情ということについてちょっとお尋ねをしたいと思うんですが。  まず、ちょっと話が飛びますが、輿石参議院議員会長、教育に政治的中立はないということを去年二度ほど発言されていましたが、これはちょっと乱暴な言い方だなと思うんですが、総理はいかがお思いでしょうか...全文を見る
○脇雅史君 誤解というよりかなり明快に二度ほど言われていますので、私は確信犯のように見えるので、やはり総理からその辺のことはきちんと、総裁、総裁じゃない、何だ……(発言する者あり)代表か、ごめんなさい、代表と幹事長代理ですか、代行ですか、という関係もあるわけですから、注意されたら...全文を見る
○脇雅史君 そこで、そういう意向は伝わったといたしましても、例えば教育関係で陳情に行きたいというときに、民主党の幹事長室へいらっしゃいと、こうなりますね。教育問題で陳情したい、民主党の幹事長室、輿石さんもおられる、輿石さんは政治的中立は保つんだともう今思われているかもしれませんが...全文を見る
○脇雅史君 私も全国回っていますと、県連に来いとか幹事長室じゃなきゃ駄目だとかいうような発言を聞くものですから若干危惧をいたしておりまして、元々一般職の行政というのは政治的に中立な存在ですから、そこへ陳情に行くというのはいいと思うんですが。  党に勝手に行くのはいいですよ、私の...全文を見る
○脇雅史君 現場ではそういうやり取りがあるんです。幹事長室以外駄目だぞと、おれのところへ来いというような指導がなされていますので、是非今のお話を、末端までと言っちゃ失礼ですが、隅々まで徹底させてもらうように、今日限り民主党の幹事長室に陳情が絞られているということはもうないというこ...全文を見る
○脇雅史君 是非徹底をしていただきたいと思います。  次に、建設業についてお聞きしたいんですが、来年度、今のこの予算原案ですと一八・三%減と言っていますが、多分工事費ベースになると三割ぐらい減るんじゃないかなと思うんですね。必ずしも我々も大きな顔できないんですが、自民党時代に随...全文を見る
○脇雅史君 ちょっと甘いというか安易というか、私が全国を回っていろいろお話を伺っている中ではそんな甘いものじゃありません。本当にもうつぶれそうだという会社はたくさんありますし、命を守ると総理は言われていますが、命を落とす建設会社の方もかなり出てくるんじゃないかと私は本気で心配をし...全文を見る
○脇雅史君 本当に建設産業が始まって以来の大危機、未曾有の危機だと思っていますので、是非きめ細かい対応をお願いしたいと思っています。  そしてもう一つ、デフレ宣言が出ていますね、どんどんどんどん安くなる。建設産業というのはまさにデフレの先頭を走らされてきたんですね。安けりゃいい...全文を見る
○脇雅史君 大分意見がかみ合ってきて有り難いんですが、是非よろしくお願いをいたします。  それでは、次は防衛省の発言注意の問題。  北澤大臣にお伺いしたいんですが、新聞報道等で伝えられるところを見ると、必ずしもそんなに注意に値しないんじゃないかなという気が私はするんですが、何...全文を見る
○脇雅史君 そう言われますけれども、私にはそうは見えなくて、むしろ外交の場でトラスト・ミーと言われた総理の発言の方に問題があるんじゃないかと。注意するとすれば、北澤さん、総理を注意された方がいいんじゃないでしょうか。
○脇雅史君 まあ見解は分かれるところで。  宮中茶会という宮中のお茶会がございますね。これは私は四名ぐらいの方にお聞きしたんですが、今年宮中にお茶会で出かけてみたら、非常に違和感を感じた、何か修学旅行生が来ているんじゃないかと言っていたと。そこに若い方々がわっと騒いで、陛下がお...全文を見る
○脇雅史君 これも相手を責めるというだけじゃなくてお互いみんな心すべきことだと思っておりますので、是非よろしくお願いいたします。  最後に、辻元さんにお聞きして、これは余りお聞きもしたくないんですが、私もあちこち行って言われるものですから、かなり迷惑されているんじゃないかなと、...全文を見る
○脇雅史君 終わります。
03月16日第174回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○脇雅史君 自由民主党の脇雅史でございます。  三月三日の予算委員会で、前原大臣と、八ツ場ダムの本体工事をやめているということについての法的な意味合いについて御質問をいたしましたが、どうも最後まできちんとお答えいただけませんで、はぐらかされていたように思いますので、誠に恐縮でご...全文を見る
○脇雅史君 方針ではなくて、現実に大臣として判断してやめているわけですよ。そのお金はよそへ行くわけでしょう。だから、今やめるというのは、これ行政行為の実体行為ですから。そもそも県の方や関係者と話をしてやるんだと、今政府もやるんだという責務があるというふうにこの間明快になったわけで...全文を見る
○脇雅史君 また水掛け論になるんですが、大変なことですよ。要するに、県の担当者の方々、関係者の方々と協議をしてやろうということになって、予算要求をして国会でやれということに決定しているわけですね。それを解除しようとするんですよ。解除しようとするのであれば、今法的にやらねばならない...全文を見る
○脇雅史君 その解釈でいくと、法的な手続を経て内閣は仕事をしようとしている、それは、将来やめるかもしれないということだけでやめていいんだという、それだけの恣意的な判断が大臣に任せられるとすると、決まってないことだって将来やろうと思うんだからやればいい。ほとんど国家権力の暴走になり...全文を見る
○脇雅史君 これはもう大変なことを言われていますね。ほとんど法律に基づかずに内閣が行政権を行使できるというふうに言っているように聞こえますね。変更手続があるのは何も河川管理者だけじゃありませんよ、相手だってやめることもあるんだから、変更手続は当然に想定されています。そのときに、変...全文を見る
○脇雅史君 とんでもない拡大解釈で、特ダム法でダムをやる実行権限は大臣にありますね、河川管理者たる大臣にある。それは、例えばどこの用地をいつ買うかとかどの橋はいつ架けるかとかやっていく上で、基本計画の枠の中で実態的にどういう進め方をするかということについて合意の中での範囲なのであ...全文を見る
○脇雅史君 本体中止って、例えば一つの橋をやめるとかってそんな簡単なことじゃないんですよ。本体中止をすると言ったとたんに全部なくなっちゃうんだから、協定そのものがね。そんなものが一人で決められるわけがないんですよ。そんなことまで委任されていたら一緒に協定する意味がないじゃないです...全文を見る
○脇雅史君 今更違反していましたとは言えないんでしょうけど、これは大問題ですよ、本当に。そんなことが法治国家で許されるわけないですよ。みんなでやりましょうといって合意しておいて、しかも国会はそれを予算として議決しているんですよ。国会に対しても失礼じゃないですか、何もしないで勝手に...全文を見る
○脇雅史君 これ以上何度も繰り返しても同じことになるんですが、内閣というのは、さっきも申し上げましたが、法律に基づき、例えば河川法とか特ダム法という法律に基づいて河川管理行為をされているわけですね。その法律に基づかない行為というのはあり得ないんですよ。  だから、本体をやめるな...全文を見る
○脇雅史君 ちょっと私の見解に対する御答弁がなかったので。  要するに、わざわざ法制局という役所が置かれている意味は、時の政権、時の権力に流されずに、役人といいましょうか、公正中立な立場として、行政の一部として法令解釈をきちんとするんだというような役割はお感じになっていらっしゃ...全文を見る
○脇雅史君 是非そのお立場をこれからもしっかりと貫いてほしいと思うわけで、その意味で、民主党が言われている法制局長官は呼ばないようにしようとか、それは誠に変な見識だと思いますね。行政府の一部であるし、国会というのは行政を監視する権限があるんですから、法制局という立場で何をお考えに...全文を見る
○脇雅史君 いずれ、ダムに頼るとか頼らないとかって、そんな一つの施設に頼り切ることはありませんし、前も申し上げたと思うんですが、河川の治水計画を作っていくには、まさに河道でどれだけ流せるか。上流で、日本のような国は非常に落差が大きいですから、大雨のときを全部想定して川幅すると全部...全文を見る
○脇雅史君 済みません、法制局、もう結構です。ありがとうございました。  さっきスーパー堤防の話が出ましたが、ダムに頼らないときに一番効果的なのは、私はスーパー堤防だと思うんです。スーパー堤防は時間掛かり過ぎるから駄目だというようなことを言われましたけれども。  スーパー堤防...全文を見る
○脇雅史君 財政制約というのはどんな行政課題にもすべて存在するので、どれとどれを比べてどっちを優先するかという非常に難しい判断が常に存在するわけですね。私は、これは多分日本の戦後のいろんな様々な社会事情の中で歴史がある程度証明していると思うんですね。これはやってほしい、これはやっ...全文を見る
○脇雅史君 簡単でいいです。
○脇雅史君 非常に素直な話ですが、非常に難しい話なんですね。多分、私もそうだと思います。そういう柔軟性がなければうまくいくわけないですからね。これから鳩山内閣、もう少しそういう意味でマニフェストに対しても柔軟性を持って、どこに優先順位を付けるかというのは極めて難しい話ですから、オ...全文を見る
○脇雅史君 現実に、ダムの操作をしながら水が流れていく、渇水時にどんどんどんどん河川の水が減っていったときに、ダムがあるからこそ補給できるんですよ。それが毎日毎日減っていくというのを現場で体験されると、大変だなと、どこかにもうダムはないのかと思うんですよ。  まさにそういう状態...全文を見る
○脇雅史君 国と県というのは、大きく見れば同じ行政を担っている、共同して国民のために仕事をするわけですから、肝心の国と地方の県とが話ができないなんというのは極めて異常事態ですよ。これはもう極めて恥ずかしいことだと思っていただきたいし、丁寧に調整をすれば私はこんなことは逃れられる、...全文を見る
○脇雅史君 是非しっかりとした対応をしていただきたいと思います。  それから、入札、契約という全体の中身でいえば、今まではどうしても発注者側が身を正すとか国なら国が損をしないとかという、言わば発注者の立場からの改正その他が非常に多くて、本当の意味でこの改正をしてもらって会社が働...全文を見る
○脇雅史君 次は、履行保証というか、工事の保証を国はさせますね。国が損しないように、施工途中で企業が変なことになったときでもちゃんと代金が回収できるとか完成させられるとかという保証を相手に義務付けているわけですが、これは我々が普通家を建てるときなんかは、その契約した相手がつぶれて...全文を見る
○脇雅史君 非常にそういうふうに前向きにやっていただけると有り難い話なんですが、私、最近、建設産業も少しビジネスモデルを変えた方がいいんじゃないかと。従来どおり仕事がなくなると補正だといってとにかく仕事をよこせということではなくて、地域のために建設産業としていろんなことがやれるは...全文を見る
○脇雅史君 標準的な価格、つまり、もう少し丁寧にお答えいただきたいんですが、要するに、現地調査をして、この仕事をするのにはどれぐらいの人手間が掛かるかあるいは機械が要るか、そういったことをすべて調べて、それに各単価を加えて、そして適正な利潤というものも考えた上で、この仕事をやるに...全文を見る
○脇雅史君 そこで発注者が予定価をきちんと算出していれば、六割や七割で仕事ができるというのはおかしいですよね。どうですか。
○脇雅史君 一部では裁判所までもが、落札率と称して、九割以上で落ちたら不正があると見た方がいいなんということを言っているんですが。これは何も私は業界を擁護するという意味じゃなくて、物事の論理的な意味からして、そんなばかなことはないんですね。発注者が一生懸命現行の標準価格を調べて、...全文を見る
○脇雅史君 昔のことだから今はないんですが、三十年、四十年前に、それは談合というか話合いでだれが取ろうかというのを決めていたような時期もあったと思うんですが、基本的に、どこが取らなくちゃいけないかって、独り占めしようと思う会社はいないし、やっぱり地域の仕事は地域の会社が順番で取ろ...全文を見る
○脇雅史君 政権交代後というところだけ余計だけれども、精神としてはよろしいと思います。  それから、発注者責任という言葉がよく使われるわけですが、私は元々発注者の立場であったこともあるんですが、昔は、振り返ってみますと、税金を使っているんだからとにかくいい仕事をしてほしい、国民...全文を見る
○脇雅史君 総合評価方式、元々、方式というか品確法で作ったときには、民主党の先生方も御一緒に共同提案でやったわけですが、そのときには、各地域でやり方が少しずつ違うだろうと、地域の特性が入ってもいいという、そういう要素を入れているんですね。それぞれの地域でいろんな思いを込めて一番い...全文を見る
○脇雅史君 私は、個別法で決められているそういうだれが費用を負担すべきかという精神は、これはある程度尊重すべきだと思うんですね、変わらないんだから。お金がないというのであれば、それはそれで手の打ちようがあるんですね。個別法で決められている地域の人が当然受益するんだからそこが負担す...全文を見る
○脇雅史君 この間の所信の中で、総合交通の、交通基本法ですか、というようなことを言われていましたが、中身見ると少し公共交通といったようなことから人の移動に限定しているような表現だったように思うんですが。  中身は違うと思うんですが、私は多分、この二十一世紀半ばにかけて、人と物を...全文を見る
○脇雅史君 もう時間ですので。  高速道路関係あるいは道路会社の形態、無料化しますと、道路会社というのはもう成立しないわけでしょう。高速道路の無料化を本気であと三年半のうちにやるとすれば、その後は会社の存続はないわけですよ、どんな組織にするか分かりませんが。その辺のことをちょっ...全文を見る
10月21日第176回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○脇雅史君 自由民主党の脇雅史でございます。  昨日から奄美大島の大出水、大変な雨報じられておりまして、本当に治水問題、これは永遠の闘いだなと思うんですが、毎年必ずどこかで災害が起こります。我が国の宿命と言ってもいいわけでありますが、我々の先輩はそのことに対してずっと闘い続けて...全文を見る
○脇雅史君 どなたがやっても、全部完璧で何でも知っているなんという方はいないのであって、つまり河川管理者というのは、法律では国土交通大臣と書いていますが、それは国土交通省の長という意味なんですね。  まさに、河川管理というのは、河川局や地方整備局あるいは各課を通じてみんなの知識...全文を見る
○脇雅史君 当たり前の話をなぜ聞くかというと、これは後ほどしっかり承りたいと思っているんですが、今後の治水対策、中間報告が出ていましたね。  この中間報告の中で、国土交通大臣に検証結果を報告させて最後に国土交通大臣が判断をすると。これ、自分たちの部下に作らせているんですね、実は...全文を見る
○脇雅史君 今のは河川法の目的みたいなもので、私の、このことはなかなかおっしゃるとおり一番がこれですというのは難しいのかもしれませんが、私はこう言ってほしかったんですね。河川整備基本方針の策定ではないかと。つまり、この河川をどのように長期的な目標に向かって管理していくのかと。そこ...全文を見る
○脇雅史君 大臣、この河川砂防技術基準というのは御存じでしょうか。読んだことはありますか。
○脇雅史君 お忙しいから全部読めというのはなかなか無理な注文だと思うんですが、実はこれは非常に大事なことなんですね。ここに国交省がやってきた河川に対するこれまでの歴史、考え方が凝縮されているんですね、結晶なんです。これ、調査編、計画編といろいろありますが、ここで河川についてどう考...全文を見る
○脇雅史君 実際に御自分で計画を作られた方はこんなものは多分作られないだろうと、私はそういう印象を持っています。このことはまた後で聞きます。  今までが議論をするまず基本的な共通認識としてお話をさせてもらいましたが、これから少し具体的にお聞きしたいんですが、民主党政権が誕生して...全文を見る
○脇雅史君 非常にマニフェストというものを軽視していますよね。これをやめるということを前提にして、前原さんも最初に大臣室に行ってみんなを集めて、マニフェストでダム中止することに決めたからみんなおれに従えと、従えない者は出ていけというぐらいのことまで言ったはずですよね。マニフェスト...全文を見る
○脇雅史君 余り意味のないことをぐだぐだ言ってもらう必要はないので。  一方で、政策転換を図るためにいろんな検討するのは結構ですよ。しかし、八ツ場ダムの事務所の人間もいるんですよ、整備局の人間もいるんです。片っ方で何で、ここに書いてあることなんか治水やってた人は常識ですよ。今更...全文を見る
○脇雅史君 私は、この政策転換自体が間違いだと認識しています、いろいろ読ましていただいて。まず、それを申し上げておくから。あなたがやっている仕事全体が無駄だと思っているの。だから、一刻も早くやめた方がいいと思っているんだけど、それはおいおい説明をしていきますが。  今やっている...全文を見る
○脇雅史君 現場の人間は本当に困っていると思うし、一生懸命やっていると思う。毎日、住民見ているんだから、何とかしてやりたいと。もし本当にダムやめるんなら、どんなことができるか言えば一生懸命やりますよ。具体的に計算したりしなくちゃできないんだから、資料集めて。本省でやるんじゃない。...全文を見る
○脇雅史君 ありがとうございます。  次に行きますが、暫定水利権の話でありますが、暫定水利権は、水利権許可行政が問題なんで、合理的な水利許可行政をすれば要らないんだと書いていますね。これは私の経験、あるいは実態を知る者からすればとんでもない暴論なんですが、大臣も、もう一年たたれ...全文を見る
○脇雅史君 法律を変えるといえば別なんだけれども、そんな生易しいものじゃないですね、水利権の行政というのは。  新しい水利権一つ認めるときは、大臣、勝手にできないんですよ。関係水利使用者の合意を得なければいけない、法律で書いてある。関係水利使用者というのは、これまで使ってきた人...全文を見る
○脇雅史君 なかなか、謝っているのかどうかよく分かりませんが。  要するに、八ツ場ダムやめたと言ったら、この暫定水利権はなくなります。そして、水取りたくても取れません。現実にそういう状態が出るんです。それは、河川法を変えれば別ですよ。必ずそうなります。  新しい水利権を付与す...全文を見る
○脇雅史君 次に、別途お配りしておりますが、私の質問主意書、三回出しています。この一年間を振り返っていく中で、まあ本当にこれ情けない答えだなと思うんですが、これ内閣のね、内閣の閣議を経ての答えですからね、いかに不誠実かと、私は怒りを通り越してあきれてしまいますよ。  まず最初、...全文を見る
○脇雅史君 初めから、ここで言っているような話は、全部ここの砂防技術基準に書いてあるの。やっているんですよ。やった上でやっているんです。しかし、また見直したいというのは別に私は否定しません。できるだけ多くの方に納得してもらうために議論は公開すればいいし、やればいいんです。  だ...全文を見る
○脇雅史君 表現じゃないんだ、表現じゃ。
○脇雅史君 これは、コンクリートから人へということと一緒ですよ。あれも理念として間違っているんですよ、最近お使いにならないけど。これも、ダムに頼らないというのは、これも明らかな間違いですよ。そのうち撤回せざるを得なくなると思いますが。詭弁ですよ。ダムに頼らないなんて言わなくたって...全文を見る
○脇雅史君 答えていないです。ちゃんと答えるように。  これでいいのかと聞いたんだよ。そんなほかのことを聞いてないよ。
○脇雅史君 そうではなくて、国民に、政策転換をするんだというのであれば、誠実にこういうことですよと。分かることは分かる、分からないことは分からない。いろんな資料を添えて、こういうことでやりたいんだと。閣議で発する情報こそ一番大事なんですよ、ほかで言うより、どこよりも。そうでしょう...全文を見る
○脇雅史君 もう全く不誠実で、私が冒頭申し上げた国民の治水、河川をどうやっていくのかみんなで考えようと言っているときに、聞かれたときに、この五行でいいんだなんという答えでは話になりませんよ。もっと誠実にやってください。  次へ行きます。  八ツ場ダムに関する質問書の二弾目です...全文を見る
○脇雅史君 工期をどうしたんだって聞いているんだよ。  答えてないんだよ。ちょっと委員長、注意してよ、ちゃんと答えるように。
○脇雅史君 また無駄な時間が過ぎるから私が言いますが。  そもそも、この三つの法律に基づいてこれお金出す人がたくさんいるんですね。水、水道で使う人とか、いろんな人がおられる。で、共同事業なんです。みんなで共同で計画を作るんですよ。それで、みんなでこれ作りましょうねという合意をし...全文を見る
○脇雅史君 これはもう本当に詭弁だよ。こんなもの、二十七年にできなくなるんだよ、去年発注しなかったんだから。  それで、工期は書いてあるけど、ダム事業について書いていないと。これ詭弁ですよ。工期が決まっているというのは、個別の事業の工事時期が全部あって積み重なって工期が決まるん...全文を見る
10月26日第176回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
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○脇雅史君 自由民主党の脇雅史でございます。  前回に引き続きまして質問に立たせていただきます。機会をいただきまして、本当にありがとうございます。  前回、幾つか大臣にお伺いをいたしましたが、改めて議事録を読んでみますと、誠に失礼な言い方で恐縮なんですが、たくさん答弁をいただ...全文を見る
○脇雅史君 お忙しいのは分かるんですが、土日もございますし、一時間や二時間で読める本でございますし、河川砂防技術基準もひっくるめまして全部読むことはありません。最初の部分だけでもいいんですが、これまでの治水の歴史を振り返る、あるいは理解をする、十分な御理解が既におありかもしれませ...全文を見る
○脇雅史君 去年からずっと私も資料要求していて出てこないんで、何か水利権の資料集みたいなのがありましたけれども、これはとても検討資料とは言えないので、多分ないんだろうと私は推測いたします。  それから、この一年間、これはその手紙から離れるんですが、八ツ場ダムについて現実にいろん...全文を見る
○脇雅史君 つまり、枠組みはお考えになっておられたのは確かなんですが、現場で本当に困っていらっしゃる方がいるわけだから、同時並行的に、どうせ中間報告で出ていることは中身は分かっている話ですから、やればいいんですね。詰めていて、そしてそれをいろんな場面で公開して、これでどうでしょう...全文を見る
○脇雅史君 それから、できるだけダムに頼らないと言った途端にこれは予断なんですよと、予断を持つからには、こういう理由があるんだと説明しなかったら説得力がありませんよと、こう言ったら、私はこの言葉で何か予断が発生するというふうには考えておりませんというふうにおっしゃったんですが、こ...全文を見る
○脇雅史君 気持ちは分からぬでもないですが、要は答えられないようなことを言っているんです。私も、こんなことを言ったって多分できないんじゃないかなというようなことが書いてあるから、更に再質問しても、やっぱり具体的には分かりませんと言っているんですよ。そう答えるしかないんですが、つま...全文を見る
○脇雅史君 私もこの道をずっとやってきましたので、いろいろ言いたいことはありますので、委員会その他を通じて、それは国民のために言わせていただきたいと思っています。  それからもう一つ、最後、この間の復習なんですが、八ツ場ダムを本体工事を取りやめたことによって、特ダム法の基本計画...全文を見る
○脇雅史君 そこまで言うのなら原点に返って申し上げるしかないんですが、本当の意味で今まで作ってこられたダム計画、治水計画が最善かどうか分からない、もう一回検討してみましょうと。検討する、検証するということをやめろということを私は申し上げる気はありません。もっといい知恵があるかもし...全文を見る
○脇雅史君 そこで、私、この一年間の、民主党のときのマニフェストから始まって、政権を取られてからこの中間報告をお作りになるまで、この一年余りのことを振り返って、このダム事業について言われていたことが、皆さん方言われたことがどう変わってきたのか、どう考えてきたのか、そのことをきちん...全文を見る
○脇雅史君 迷惑を掛けたという話がありましたが、例えば前原大臣が現場に行って、中止の方向は変わりませんなんということを言いながら話をしようとされましたね。これも検証させてもらいますでいいんですよね。中止の方向が変わらないというんだったら中止の方向の理由を示せということになるんです...全文を見る
○脇雅史君 まさにこれから検証される、いろんな意味できちんと検証されたらいいと思います。  それでは、いよいよ中間報告について入ってまいります。私、中間報告をざっと読ませていただきまして、昨日の晩に改めて読んで、一度読んでちょっと何となく腑に落ちないところを赤線しておいたんです...全文を見る
○脇雅史君 これは、私は、前原さんがずっとこういうことを言われていますが、この部分は若干間違いじゃないかなと思うんです。うんとお金がないから、もう老人福祉、医療、そっちが大事だからそっちをやるしかないと。だから、もう公共事業は少し遠慮するんだよと。当座はいいんですよ。お金がないと...全文を見る
○脇雅史君 私が聞きたいというか、皆さんに聞いていただきたかったのはそういうことではないんですが。つまり河川で、それぞれの川で計画を作るって、一体どういう手順で何を決めるんだろうか。まず、この川は何年確率、これは日雨量なり三日雨量なり、雨量確率で安全度の度合いを決めますね。一番安...全文を見る
○脇雅史君 基本的に駄目なんですよ。十三ページの(4)ね。これ皆さんお持ちでなくて恐縮ですけれども、「治水対策案は、河川整備計画において想定している目標と同程度の目標を達成することを基本として立案する。」って、これはもう駄目なんです。  今申し上げたように、基本方針までさかのぼ...全文を見る
○脇雅史君 だから、まあ大臣には失礼だけれども、体温の測り方は分からないけれども、病気診てやると言われても困るんでね。  それは、まあ大臣にそんなことを言っちゃ申し訳ないんだけれども、何が言いたいかというと、実際に流量を測ったことのある人は、それがどの程度の精度があるかというの...全文を見る
○脇雅史君 いや、迫ってない、過ぎている。申し訳ありません、やめます。  それで、そういう地方分権というようなことからも今回の措置は問題があるので、私はこの基本方針というのは非常に大きな問題がある。まだ五十数点聞かなくちゃいけないことがあるから、また次聞きますが、大きな問題点は...全文を見る
10月28日第176回国会 参議院 国土交通委員会 第4号
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○脇雅史君 自由民主党の脇雅史でございます。  連続三回目になりますが、ダム問題、とりわけ八ツ場ダム問題について質疑をさせていただきまして、本当にありがとうございます。今日でできるだけ取りまとめたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。  前回まででいろいろ申し上...全文を見る
○脇雅史君 そう答えざるを得ないんでしょうが、それがもう間違いなんですね。ダム一つどうするかって決めるというのは、まさに基本方針なんですよ。だから、基本方針に立ち戻らずに、整備計画というあいまいな、二十年か三十年先までにどうしましょうかなんていうことを前提にダム計画を作るなんてこ...全文を見る
○脇雅史君 公開をする、開かれた場所で決める、いろんな方の意見を聞く、それがすべてあなたの責任なんですよ、こんなことで言われなくたって。御自分でそう思ったらそうすればいい。その権限があるんだから、わざわざこんなことを言わなくたって、御自身がお立てになるんだから、私は決して閉ざされ...全文を見る
○脇雅史君 私、何年か前にこの委員会で一度か二度スーパー堤防について触れてきたと思いますが、私、若いころ、昭和四十年の初めごろですが、河川の現場に入って河川計画をそのころから作って始めたんですが、非常に疑問に思ったことがあるんですね。百年確率でこの河川は計画をしなさいと、百年確率...全文を見る
○脇雅史君 これも再三申し上げていることですが、お金がないときだからちっちゃい計画でいいやと、そういうことをやると何が起こるかといいますと、例えば東北道の自動車道を走っていますとちょっと何か走りにくいなという箇所があるんですよ。ちょっとおい、これ構造見せてみろよというと、路肩が少...全文を見る
○脇雅史君 私の経験からすれば、まさに河川の、昔は工事実施基本計画と言っておりましたが、今で言う河川整備基本方針を定めるというのが最も大事なことでありますから、そのことに関しての、莫大な計算もするんですよね、膨大な資料がある。だけど、その資料を散逸する、紛失するなんということはあ...全文を見る
○脇雅史君 多分、一冊どころじゃないんですね。もう物すごい検討をするんですよ、何年にも掛けて。それは民間のコンサルタントも使ったり、膨大な資料がある、いろんな試行錯誤をしながら一番妥当だと思われるものを決めてきたという歴史があったと私は認識しておりまして、今現実にその資料がないと...全文を見る
○脇雅史君 ありがとうございました。よろしくお願いします。  それでは、これで八ツ場は完結したということにいたしまして、もう一つだけちょっとお話をしておきたいことがございます。  実は、今、大臣も御案内でしょうが、全国の建設産業は本当に傷んでいます。地域を支えてきた建設業がま...全文を見る
○脇雅史君 委員の各位に感謝申し上げますが、三回にわたって、異例といいましょうか、やらせていただきまして、お許しをいただいて本当にありがとうございました。また、大臣にも失礼なことも申し上げたかもしれませんが、是非よろしくお願いをいたしまして、終わります。  ありがとうございまし...全文を見る