脇雅史
わきまさし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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04月18日 | 第177回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○脇雅史君 自由民主党の脇雅史でございます。 初めに、今回大変な災害に遭われた多くの皆様方に心からお見舞いを申し上げますとともに、私どもも復旧復興に向けて最大限の努力をしていかなければならない、改めて決意を新たにしているところでございます。 幸い、日本全体が力を合わせて、...全文を見る |
○脇雅史君 災害復旧ということではなくて、本当に現場の復興という意味でそういうものの工夫を是非していただきたいと思っています。 私たち自民党は、既にこの災害復旧復興に対しまして緊急提言というのを一次、二次と出して、まさに政府の方に御提案申し上げて、一緒にやっていこうということ...全文を見る | ||
○脇雅史君 私が申し上げている意味と全然違う答弁だったんですが、私は、リーダーシップとは自分で一生懸命頑張って自分であれやったこれやったということではないと思うんです。人を動かす力、組織を動かす力、菅さんのためなら命を捨ててもいいと思う人がたくさんいること、そういう思いをつくるこ...全文を見る | ||
○脇雅史君 これは驚きですね。総理になられたら、危機管理に自分はどう処したらいいのか最大の関心事なはずですよ。せめてこの法律に何が書いてあるか、原子力災害対策特別措置法というのは、菅総理がやるべきことが書いてあるんです、総理大臣がやるべきことが書いてあるんです。そのことを事前に勉...全文を見る | ||
○脇雅史君 総理は、原子力災害をあらかじめお考えになっていなかったということですが、今度のような全電力がダウンして冷却機能が失われるようなことは当然、そのこと自体も想定しているわけないですよね、原子力そのものを考えていなかったんだから。それとも、こんなことは起こり得ると思っていら...全文を見る | ||
○脇雅史君 去年の十月二十日でございますが、二十二年の十月二十日、二十一、非常に大事な催しがあったわけですが、このことは御記憶ですか、総理。 | ||
○脇雅史君 実は、この日は原子力総合防災訓練というのをやっていらっしゃるんですね。これは本部長として菅内閣総理大臣、私がいただいたこの紙には書いてあります。二十日、二十一と総合防災訓練をされていた。そのときに、どういうテーマで訓練されたか覚えていらっしゃいますか。 | ||
○脇雅史君 またあきれちゃうんですけど、これ大変なことですよ。 私、やっぱり日本の国、大したものだと思うんですが、ちゃんと訓練しているんですね。その訓練に事故の想定という項目があるんですが、原子炉給水系の故障により原子炉水位が低下し原子炉が自動停止、その後の非常用炉心冷却装置...全文を見る | ||
○脇雅史君 政府が総理までお入りになった訓練をやるということの意味が全くないですね。せっかくこういうことを想定してやっているのに、何も動いてないじゃないですか。 経産大臣、覚えていらっしゃいますか。そのときは大畠さんだけど。 | ||
○脇雅史君 大畠さんにお願いします。 | ||
○脇雅史君 あったことだけ覚えていたって意味がないので。 またまた驚くべきことがあるんですが、さっき総理は余り法律とか計画、目を通されていないというお話でしたが、防災基本計画というのは国家として持っているんですね、きちんと。マニュアルです。いろんなときにどうしたらいいかと決め...全文を見る | ||
○脇雅史君 実はまとまっていないんですよ、驚くべきことに。取りまとめ中と書いてあるんだけれども、私は本当にあきれているんですよ。今度の様々な行動も、こういう基本的な対応があるからこれだけ膨らんでしまったんですよ。必ずしも、初めてのことだし、大変なことが起こったと思う、全部が皆さん...全文を見る | ||
○脇雅史君 さっき私申し上げましたが、国家の一大事、総理が一番果たさなければいけない危機管理対応、まさに武力行使やこういう原子力事故というのは想定しておかなくちゃいけないし、原点になる国の防災基本計画の中にもそういうことのために訓練をやりましょうと、毎年やりましょうとずっとやって...全文を見る | ||
○脇雅史君 余り言い訳はしない方がいいので、やっぱりそういうことを想定をしてきちんと訓練をしておけば、もう少しましな対応ができたかもしれないと。そのことには真摯に反省を促しておきます。 それでは、少し振り返ってみたいんです。 やはり今、原子力のこの災害の初動態勢について私...全文を見る | ||
○脇雅史君 緊張感なんか持つのは当たり前ですよ、誰でも。そんなことを聞いているんじゃないんです。 今、レベル7になりました。当時、どこまでこの事故が行くんだと、大変なことが本当に起こったぞと、そういう問題意識を持っていたのか。一刻一秒を争う大問題が起こっている、多分、現場の方...全文を見る | ||
○脇雅史君 要するに、遅いんですよ。記者会見なんかしている場合じゃないんです。あらゆることに先んじて本部を立ち上げるべきだったんです。 この続きは、また午後やらせていただきます。 | ||
○脇雅史君 途中でちょっと休憩が入ったものですから思い出していただきたいんですが、三月十一日の災害が起きてから、その後どんな危機意識を持っていたかというところまで行きまして、そして緊急事態宣言が出るのが遅かったという話を私させてもらいました。 そこで、また一つ、総理、お尋ねし...全文を見る | ||
○脇雅史君 総理は御存じなくてもこれやむを得ないと思うんですが、しかし、こういう報告がなされていたということは、今回のような事故が起こったらいかに大変なことが惹起されるのかということは、当然専門家集団としては知っていたはずなんですね。 だからこそ、緊急事態ができたらすぐに本部...全文を見る | ||
○脇雅史君 全然答えになっていないんですが。 なぜ対策本部をつくるか。確かに、本部というのはあらゆる権能を総理大臣に与えるんですね。そして、それは臨時閣議でしょうけれども、閣議の決定を経て本部ができて、本部長たる総理大臣がそういうことができるようになっているんですね。 そ...全文を見る | ||
○脇雅史君 本来の事故が起こったときのこういうときの計画として、指定公共機関、放射線医学総合研究所、日本原子力研究開発機構、これが国に対して緊急事態対策への技術的支援をすることになっているんです。この指定公共機関の方は詰めておられましたか。 | ||
○脇雅史君 もうそれ大問題なんですよ。そのためにわざわざ防災基本計画できているんです。何で呼ばないんですか。この中にはきちっと、あらかじめそういうことは派遣するように決めておけと言っているんですよ。 ですから、この政府は何か起こったときに、そういう規則がきちっとある、そのこと...全文を見る | ||
○脇雅史君 いや、総理に、総理にお聞きするんです。委員長。 | ||
○脇雅史君 なぜ総理にお聞きするかといえば、現地本部の本部長というのは、総理が、本部長として総理が指名するんです。総理が指名しなくちゃいけないんですから、総理に聞く以外ないでしょう。どうぞ。 | ||
○脇雅史君 何か私が聞いているところによりますと、本部長がくるくるくるくる替わっているようですが、最初から本部長は何人替わって誰がやったんですか、教えてください。 | ||
○脇雅史君 今の話ではよく分からないんですが、本部長が現地本部長を指名したのは一人だけなんですか、そして、いないときに代理を指名したんですか。 | ||
○脇雅史君 あのね、全くここのところは分からないので、まあ聞いても時間がたつばかりだから。 あと、委員長、現地本部長をどういう人間がずっとやっていたのか、時系列として報告していただくようにお願いします。 | ||
○脇雅史君 あのね、私は基本的に間違っていると思うんです、法律の体系からいっても社会的常識からいっても。 こういう一朝事あったときに何をやるかといったら、やっぱり現地が一番大事なんです。そして、この法律を、その対策措置法をきちっと読むと、本部長に大変強い権限を与えているんです...全文を見る | ||
○脇雅史君 もう全く不満なんですが、現地でしか分からないことってたくさんあるんです。ですから、いろんなことが起こったら全て現地でやるというのが私は原則だと思っています。そのことを申し上げた上で次に移りますが。 三月十一日の二十一時二十三分、夜の九時ですね、最初の避難指示が出さ...全文を見る | ||
○脇雅史君 そのときに、この対策本部の中でベントしようということを決定されたと思うんですが、先ほど申し上げたような専門家とかいろんな方が集まって、どうすべきかと現地の情報に基づいて決定されたはずですよね。そのときの意思決定の仕方はどうだったんですか。最終的にいろいろ聞いて総理大臣...全文を見る | ||
○脇雅史君 そのときにおられた本部員はほかにどなたがおられたんでしょうか。 | ||
○脇雅史君 とんでもない話ですよね。この緊急時にほかの大臣いなかったんですか、本部員。まして、ベントすれば各地域に様々な影響が出るわけですよ。本当にいろんな大臣が同時にここにいなくてどうするんですか。何の本部なんですか。この夜は何をおいてもそこに詰めていなくちゃ駄目ですよ。総理と...全文を見る | ||
○脇雅史君 せっかく本部をつくりながら全く機能していないとしか言いようがないですね。もう、さっき総理は大変な事態が起こると覚悟していたとおっしゃったわけですよ。だとすれば、ましてベントを決めるなんということがあったらこれは大変なことなんですから、そこに皆さん、大臣いなくてどうする...全文を見る | ||
○脇雅史君 ふざけた答弁しないでください。私は、原子力災害合同対策協議会なるものはどうなっていたんだとお聞きしているんですよ。分からないなら分からないと言ってくださいよ。 | ||
○脇雅史君 これもまた大問題なんですよ。 この防災基本計画の中で、これ二百七十三ページと書いていますが、原子力災害合同対策協議会は、現地対策本部長、都道府県及び市町村のそれぞれの災害対策本部の代表者、指定公共機関の代表者及び原子力事業者の代表者、これは東電の代表者ですね、から...全文を見る | ||
○脇雅史君 もう話にならないですね。事前に勉強もしていないし、マニュアルがあるのにそのとおりにも動いていない。こんなことやっていたらうまくいくわけがないですよ。 それから、もう一つ申し上げておきますが、情報を一元化するという意味でも、この協議会を通して全ての情報は出せと言って...全文を見る | ||
○脇雅史君 大体そもそも、さっき申し上げた事象なんて、一つ出てきただけでも大変な事象で、そのときにすぐに閣議決定をして、そして緊急事態宣言をしなくちゃいけないんですね。本部をまたつくらなくちゃいけないという、そういう大事なことが三つも四つも重なっている中で、平気で本部を離れて現地...全文を見る | ||
○脇雅史君 十二日の日はやられていないんですか。(発言する者あり) | ||
○脇雅史君 総理も大変激務をやられているんだから、それはまあ頭で覚えていること、勘違いされることもあるかもしれません。しかし、この日やったんですね。そして、爆発したんです、三号機爆発したんです。そういうことがあったんです。ですから、いずれにしても、これだけの緊急時に国会対応として...全文を見る | ||
○脇雅史君 全然聞いてないことばかり長々と時間稼ぎするのはやめてください。そもそも本部が二つできてしまっては意味がないんです。さっき申し上げたように一元化が一番大事なんです。しかも、法的な根拠もないものをにわかづくりでできて、周りの人がみんなうまくいくわけない。これは、しかも、本...全文を見る | ||
○脇雅史君 これ、是非御覧いただきたい。 私、これ読みまして、全く村木厚子さんと重なるんです、この安部英さんという方が。現実に二〇〇一年の三月で東京地裁は無罪判決になっているんですね。そして、五年の四月にお亡くなりになっちゃって、この人は本当の意味での自分の無実を晴らす機会が...全文を見る | ||
○脇雅史君 判決が出て国が賠償金払っているんですよ。悪くなかったら賠償金なんか払うわけないんですよ。とんでもないことである。もうこの期に及んで、いつでも常に言い訳しかできないあなた、悲しく思います。 私は、今日の質疑を通じて、本当に菅さんという方、あなたは日本国の総理大臣とし...全文を見る |