和田静夫

わだしずお



当選回数回

和田静夫の1971年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第3号
議事録を見る
○和田静夫君 重複を避けて二、三だけ、予算委員会の理事会も待っておりますので。  まず沖繩ですが、四十五年度の大臣の所信表明の中で、沖繩問題について何ら触れていなかった、そのことについて私は不満を述べました。そうして、こういう形の特交でしかおそらくあなた方は処理をしないだろうと...全文を見る
○和田静夫君 私は自治省がああいう調査をやられたこと、その意欲については高い評価をいたしますが、その調査結果が行政に反映をしなければこれは何にもならぬということになりますね。そこでたとえば、大臣にお聞きをいたしますが、東京や大阪などでは、そういう大都市で膨大な公害対策費が使われて...全文を見る
○和田静夫君 本委員会で、前の山内委員長と関西に、いわゆる過密地帯、それから過疎地帯のほうの調査に行きました。その報告はすでに出されているところですが、たとえば大阪なんかでは、一定の地域でいわゆる公害排除のために工場の集団的な移動、それの対策として特定の地域に膨大な土地購入、その...全文を見る
○和田静夫君 それで第一の、たとえば固定資産税相当額を、そうすると、条例との関係では実際問題としてはこうやられているというふうな調査結果、県を通じての。これはこの点争点になって、御存じのとおり直江津はいわゆる議会解散要求の、リコールの請求が多数を占めました。また、高田もきょう開く...全文を見る
○和田静夫君 最後に一点だけですが、自治省に資料のことでお願いめいたことになりますが。  先日、昭和四十六年度の自治省所管の予算をお配りいただきました。それで見てみますと、数字の積算基礎も何も示されていないきわめて簡単なものであります。それで、各省では、たとえば文部省やあるいは...全文を見る
02月16日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
議事録を見る
○和田静夫君 国家公安委員長の所信表明について、二、三伺いたいと思います。  国家公安委員長の所信表明によりますと、「今日、警察が直面しております最大の課題は、都市化の進展に伴う社会情勢の急激な変化にいかに対処して行くかということであります。」、こうなっているわけです。交通問題...全文を見る
○和田静夫君 都市化の進展に伴ういわゆる急激な変化に対処するという軸が、この二つの軸になっておるわけであります。これと切り離して、冒頭に極左暴力集団を所信表明で述べられているわけです。いまの答弁でもそのことを感ずるのですが、この極左暴力集団とは、まず具体的にどのようなものをさして...全文を見る
○和田静夫君 警察公論二月号の警察業務の回顧と展望の七七ページ、「日本共産党関係」の前ですね、「なお、ベ平連などの市民集団は、直接民主主義の指導理念に基づいて、「反戦平和」を中心に物価、公害などの社会問題をとらえ、柔軟な戦術で「反政府的な市民運動」を繰り広げるものとみられる。」、...全文を見る
○和田静夫君 所信表明の中で、「最近におけるその動向等からみまして、状況によっては再び過激な暴力行動に出るおそれも多分にあり、」とありますが、この最近における動向というのは、どういう動きですか。
○和田静夫君 そうしたら、いわゆる極左暴力集団の行動と都市化ということですね、これは全く関係がないというふうに判断をされているから、こういう字句になった、こういう立て方の字句ですね、所信表明の。大臣、そういうことですか。
○和田静夫君 ちょっと答弁から。僕は何も極左暴力集団を擁護しようなんというつもりは一つもありませんがですね、その都市化という問題を、冒頭に申しましたように、どうも交通渋滞や交通公害などに限定をされて考えていらっしゃるところがあるのではないかということがたいへん心配になるので聞いて...全文を見る
○和田静夫君 今後の問題に入りますが、交通問題については別の法律が用意されているようでありますから、そこでの議論に譲るとして、刑事警察の問題で若干お尋ねをいたします。  まず三億円事件、その後の経過、見通し。
○和田静夫君 いまの問題を含んで、たとえばかつてのにせ札事件とか、あるいは日銀における一千万円紛失事件とか、国民の耳目を集めた事件で、迷宮入りのものやあるいは捜査規模を縮小したものが非常にふえてきていると思うんですが、そういうお感じですか。
○和田静夫君 その著名な事件、重要な事件ですね、言ってみれば犯罪者のほうの知恵が上回っているということではたいへん困るわけですがね。さっきもお話がありましたように、検挙件数も、あるいは検挙人員が数年間減少傾向にある。それについてはどういうお考えになっておりますか。
○和田静夫君 葉山の御用邸の火災も、犯人が自首しなければ、何か漏電か何かにいきそうな感じで、報道なんかを読んでいる限りでは、そういう処理になるのではないだろうかと一般的に思えるような方向で進んでいた。しかも、犯人のめがねが現場に落ちていたというふうな事実があるにもかかわらず、ある...全文を見る
○和田静夫君 どうも捜査の関係で次のことが一つ気になるから、前段いまお聞きしてきたのですが、四十六年度の警察庁所管予算の概要をお聞きしたのですが、このうち、全国七管区に割り当てられておる予算というのはどうなっておりますか。
○和田静夫君 管区を設けられておるでしょう。その管区に予算の計上というような形になっておるのですか。
○和田静夫君 端的に言って、管区の役割りは何ですか。
○和田静夫君 通信施設などの整備が非常に充実をされてきておるわけですね。それに伴って、中央と都道府県警察を直結すればよくなってきておるのじゃありませんか。管区の必要というやつはもう、まあしろうとですからおこられるかもしれませんが、なくなるのではないですか。荒木国家公安委員長、公害...全文を見る
○和田静夫君 最近、組織暴力団の復活が話題になっていますが、その状況について。
○和田静夫君 そのおもな資金源は何ですか。
○和田静夫君 これは明日決算委員会で取り上げるつもりなんですが、関西方面の一部の信用金庫が暴力団に融資をしている事実——私はかなり具体的に持っているのですが、を御存じですか。
○和田静夫君 これは、関西の方面の信用金庫で暴力団に融資をしている関係について、大蔵省などを通じて調査をして、検討をいただけますか。
○和田静夫君 この点は、どうせ明日決算委員会がありますから、それに譲りますが、昨年一年の金融犯罪がたいへん目立ちました。これはいわゆる金融再編成に伴う銀行全体の動きから出てきたもので、私は決して今後の個人の事故という形で処理できない面があると、富士銀行問題その他でも考え続けてきた...全文を見る
○和田静夫君 たいへん抽象的な言い方ですが、私は今後も個人としてではなくて、銀行としてのそういう犯罪を具体的に公にしていくつもりですが、警察としてのき然とした態度で十分事態に対処をしていっていただきたい、そういうふうに思います。  そこで一つだけ具体的なことをちょっとお聞きしま...全文を見る
○和田静夫君 御存じない。これは調査をしていただけますか。
○和田静夫君 最後に、警察教養に関連をして二、三の質問をいたしたいと思いますが、去年からことしにかけて、警察官による酔いどれ運転や犯罪が非常に目立っていますね。もう切り抜いただけでも、「担当警部を逮捕暴力団に情報流し収賄」「現職警官なお数人大阪暴力団との汚職事件」「酒酔い運転の友...全文を見る
○和田静夫君 昨年一年間あるいは昭和四十五年度における懲戒免職、減俸、戒告、説諭などの件数はそれぞれどのくらいですか。
○和田静夫君 警官は大体どのくらいの年齢でおやめになっているわけですか。
○和田静夫君 勧奨退職は行なっていらっしゃるわけですか。
○和田静夫君 大体うまくいっているということですね。
○和田静夫君 ありがとうございました。定年制法案なんていうものは要らないということですね。自治省、よく聞いておいてください、いまのところを。  退職後の再就職はおもにどんなところへ……。
○和田静夫君 いわゆるガードマン会社に行く例もかなり多いと聞くのですが、それはそうですか。
○和田静夫君 最近新聞をにぎわしました那珂湊市長が雇ったガードマンが暴力団員であったことからたいへん話題をまいたのですが、ガードマン会社の実態をどのように把握をされているわけですか。
○和田静夫君 あなたの論文、「保安警察の回顧と展望」によりますと、四一ページの「警備保障会社の健全育成」、小見出しは健全育成ですが、これと那珂湊市におけるところのガードマン会社との関係ですね、強化をされ充実をされていくという論文の趣旨になっているわけですから、そのときにすでに暴力...全文を見る
○和田静夫君 いま言われたのは、現在存在をしておるガードマン会社には、いわゆる暴力団的な組織と関係があるものは存在をしていない、そういうふうに理解をされておる、こういう意味ですか。
○和田静夫君 そうすると、具体的な何か事象が起こらなければ、その会社について調査をされる要件がないということですか、逆の意味で言えば。したがっていまはおわかりになっていない。
○和田静夫君 ちょっと前に戻りますが、ガードマン会社の一部が、先ほど私が指摘をした暴力団のおもな資金源の一部という関係の調査はあがっているものがありませんか。
○和田静夫君 これは警察関係の決算のときに具体的にお話をしようと思いますが、あと最後ですが、元警視総監の秦野さんが都知事選挙に立たれ、あるいは同じく原文兵衛さんが参議院の地方区に出られる予定だそうですが、そしてはなやかに話題がまかれています。まあこれはきわめて象徴的な一例だと思う...全文を見る
○和田静夫君 警察庁長官、これは、ああいうのは答弁にならない。やっぱりぼくは、たいへん心理的には影響ありますよ、そんなことを言われたところで。どうお考えになっていますか。
○和田静夫君 国家公安委員長、いま警察庁長官から切々として佐藤内閣の施策の至らざるところを訴えられたわけです。社会保障制度がないから、賃金は安い、その辺、いまちょうど春闘ですし、どうせ閣議で公務員の賃金問題等、いわゆる警察官の待遇問題を含めて、論議をされる段階、いま後藤田長官が訴...全文を見る
02月17日第65回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○和田静夫君 最近、公害倒産とかスタグフレーションとかいわれ、中小企業の倒産が非常にふえていると伝えられていますが、その状況についてまずお知らせください。
○和田静夫君 繊維問題ごとの関係において、繊維の倒産関係というものが、具体的にどういう形に中小の場合なっているのか。それから家電器類あるいは鉄など、大企業で減産態勢に入っているものとの関係における下請中小の倒産関係はどういうふうになっていますか。
○和田静夫君 業種別の倒産内容についてあとで資料でいただけませんか。
○和田静夫君 そこで、いまの状況に対応する具体的な対策をどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 その中小企業金融の強化について対策をされるということですが、具体的にどういう方策をいまお考えになり、協議をされているのですか。
○和田静夫君 中小企業金融に占める信用金庫のご役割りですね、これについて、いまの答弁との関係でどのように大蔵側はお考えになりますか。
○和田静夫君 昨日の新聞でも協和信用金庫浅草支店の例が報道されていましたが、昨年来信用金庫に不正事件がたいへん目立っていますね。その点は一体どのようにお考えになっていますか。
○和田静夫君 若干具体的な問題に入りますが、西武信用金庫をめぐる問題で三、四点まずお聞きをいたしますが、西武信用金庫の小原喜代八さんといわれる理事長に関する件で、昨年、大蔵省関東財務局長と、いまお見えになっておる中小金融課長あてに上申書が提出されていますね。大蔵省としては、それを...全文を見る
○和田静夫君 具体的に答弁がないものですから、具体的に聞きますが、まず上申書の前文で、「西武信用金庫の小原喜代八理事長は公共的な金融機関の経営の任はあたるものとして極めてふさわしくない人物であり、信用金庫業界はもちろんの事西武信用金庫の総代、理事ならびに預金者えの信用悪化著しくま...全文を見る
○和田静夫君 これはよくお調べになったんだろうと思うのですが、要するに小原理事長が新井薬師の土地を増田という地主から一千二百万円で買った。それにもかかわらず大蔵省にはその土地を借りたということで報告をしていますね。地主にはその敷金という形でまず五百万円を払っている。残りの七百万は...全文を見る
○和田静夫君 その指示を与えられたのはいつですか。
○和田静夫君 上申書が出たのはいつですか。
○和田静夫君 大蔵当局が検査等を通じてこの事実関係をお知りになったのは、上申書が出てからですね。
○和田静夫君 そうしますと、お調べになっていればおわかりでしょうが、いまの問題の事実関係が起こったのはいつですか。
○和田静夫君 昭和三十三年当時に起こったものが昭和四十五年に職員組合の有志の諸君から上申書が出るまで、大蔵省は、まあ何年かに一ぺん検査をやられておったのでしょうが、発見をできなかった、こういうことになりますか。
○和田静夫君 その責任は、どういう形で大蔵省はおとりになりますか。
○和田静夫君 とにかく昭和三十三年から起こっておるのを、四十五年、職員組合の代表から指摘をされるまで大蔵省としては見つけることができなかったわけですね。そういうことが原因になりながら、後ほどもたくさん触れますが、信用金庫の不正融資問題などたくさんのことがあります、さっき冒頭に答弁...全文を見る
○和田静夫君 先ほどの、信用金庫法九十条の違反について厳重に注意をする、昭和三十三年からずっと続けられてきた——まあ、おたくでは見つけられることができませんでしたか、ともあれ四十五年の十二月の段階まで疑問視続けてきたものを厳重に注意をする、そういう形の処理のしかたで済ましていかれ...全文を見る
○和田静夫君 売り主の立場という話にはならないことをこれから明らかにしていくんですが、したがって、いまの答弁というものは、私としては了解はできません。  で、この問題でもう二問だけ聞いておきますが、中野区新井町二百二十一番地のこの土地は、昭和三十六年五月二十二日に登記簿上も金庫...全文を見る
○和田静夫君 さっきの敷金の五百万円は、この土地を金庫が取得すると同時につまり、増田さんが賃貸者としての権利を喪失すると同時に金庫に返済されるべきものですね。昭和四十三年の四月十五日付をもって敷金勘定から事業用の不動産勘定に、これは移されている。ここのところの大蔵省の検査はすうっ...全文を見る
○和田静夫君 以後に行なわれている……。第二点ですが、上申書の第二点で、三鷹支店の敷地を購入するにあたっての売買契約と購入価格の問題ですね。昭和四十四年三月一日協立信用金庫と八洲運輸との間で土地建物の売買契約書が結ばれています。金庫が支店の土地を買う場合に、直接的主から買えばよい...全文を見る
○和田静夫君 お調べになって答弁しているのかね。この土地は実際はないんですよ。買った、買ったと言われるけれども、私がこれから問題にするのはここに問題があるわけです。八千万円がどこにいったかということも含んでお調べになっているのでしょうね、当然調べられたと言っておられるけれども。
○和田静夫君 それでは聞きます。この三鷹市下連雀二六七番の土地の地主の雀祥鳳氏は、この土地を全く売るつもりがなかった。今日もない。この土地を買うということで八千万円を融資させた。そしてさらに融資をしたその土地を——いま言われたような筋道を一応認めるとして、西武信用金庫が転売しても...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ取得された登記はお持ちですか。
○和田静夫君 これは登記をちゃんととって答弁してください。土地は現実のものとして動いていません。信用金庫のものではありません。したがって八洲運輸の詐欺にかかっているといってもよいと思うんですが、八千万円が返ってきて着服されておれば八洲に関係がありません。その辺の事実関係を検査して...全文を見る
○和田静夫君 これは、質問の要旨はちゃんとお渡ししてあるんですから、その辺のくだりはきょう確答できないというのがすでにおかしいのですね。そんな簡単なものなんですか。とにかく、八千万円の土地購入のための代金の決済をしてあるから、その土地は当然信用金庫のものになっているというだけで、...全文を見る
○和田静夫君 そうだから、そのあとですよ。そのあとその土地は所有権が移転していますかと聞いているんです。そこまで確かめなければ、あなた方検査したことにならぬのじゃないかと言っている。大蔵省の検査というのはそういう意味で非常にずさんだから、信用金庫の不正問題というのが年来たいへん起...全文を見る
○和田静夫君 ここであまり時間をとりたくなかったんですが、たとえば書類を信用される、その要式行為の中には土地の所有権移転に伴うところの登記簿抄本などというものはお取りにならなくて、報告文書だけでそれを信用される、いまのお話ではそういうことになるわけです、結果的には。そんなずさんな...全文を見る
○和田静夫君 あなたの答弁は、いわゆる常時の場合なら話はまあこの辺でやめてもいいですが、上申書が出てから昭和三十三年に起こったことをあなた方はお調べになったわけでしょう。上申書のあと追いをするときに表式で調べられるのもけっこう、しかし常識的には所有権が移転しているかどうかというの...全文を見る
○和田静夫君 たいへん不満ですが、まあ時間の関係もありますからあれしますが、同じことが「阿佐ケ谷支店の移転用地の購入資金貸付についての問題」という「三」の問題ですね、これについても言えます。私はここに、条件付き土地売買契約書から始まって、土地、建物の売買契約書などというものを全部...全文を見る
○和田静夫君 そこでこのウインザー株式会社の取締役社長沢博士と小原理事長との関係について、この上申書は四で、「支店敷地購入にあたって斡旋した芸能ブローカー沢博士を扇動して旧武陽信用金庫の議事録を閲覧させて旧武陽信用金庫の役員を攻撃させ又ビラを散布させる等して信用を傷つける愚行をさ...全文を見る
○和田静夫君 それで、これはその担当官の申請店審査意見ですね、申請店審査意見によると、現在取引もなく云々ということになって積極的に取り扱う筋合いのものではないと思われる、こういう意見がついているのが、わずか一日でトップ融資されている。この辺のことは大蔵省は検査をされながら、やっぱ...全文を見る
○和田静夫君 やらなければならないと思われますだけですか。この上がっている上申書に基づいて、あなた方が検査をされたわけですか。その結果、何もこれについては注意もされなければ、今後にあたっての取り扱い上の問題について具体的な意見もお述べにならぬ、そういうことですか。
○和田静夫君 上申書の五は「かつて協立信用金庫当時に退職された加藤某なる職員によって昭和四二年七月二五日に関東財務局検査課長宛に差出した上申書にもあったように、三菱銀行中野駅前支店からのコールの裏利として受け取った簿外金を仮名預金として受け入れ、不当に費消した事実がある」、こうい...全文を見る
○和田静夫君 これは届いておりませんというのでなくして、いわゆる六についてどう処理されましたか。
○和田静夫君 たとえば臨時金利調整法というものとの関係において、これはどういうことになりますか。
○和田静夫君 望ましくないことについては、どのように処理をされたのですか。
○和田静夫君 次に、銚子信用金庫の問題に戻りますが、信用金庫法の第五十四条の二、「信用金庫は、一会員に対する資金の貸付けの額の合計額が、その出資及び準備金の額の合計額の百分の二十に相当する金額をこえることとなるときは、その者に対し資金の貸付けをしてはならない。」で、大蔵省は、これ...全文を見る
○和田静夫君 この銚子信用金庫によりますと、横井英樹さんという人に対する融資が四十二年五月三十日から四十三年三月二十九日までで二十一回に及んでいる。総計六億二千万円にのぼっております。たしか貸し出し名義というのは東洋郵船、日本産業、東洋不動産、横井産業、東洋建物、横井英樹、菱田光...全文を見る
○和田静夫君 これはいままで検査の中では、あなたのほうではおわかりになっていない、こういうことですか。
○和田静夫君 指示ばかりされているんだけれども、その結果はどうなったのですか。
○和田静夫君 そうですか。そうすると、信用金庫法の五十三条は、その目的とする事業について「会員に対する資金の貸付け」、「会員のためにする手形の割引」を行なうことができるものと定めて、会員外に対する貸し付け及び割り引きを禁じていますね。そして、会員の資格については同第十条により「信...全文を見る
○和田静夫君 何年ですか。
○和田静夫君 貸し付けの残額はないということですね。
○和田静夫君 三和信用金庫ですが、これはきょう終わりませんから、さらに四十四年度の大蔵省の決算で追っていきますから、これは通告しておきますが、十分に調べてもらいたいと思います。きょうみたいな答弁にならぬように。その三和信用金庫については問題が非常に多い。で、その中で一部だけちょっ...全文を見る
○和田静夫君 日野泉之助といえば、たいへん政界と関係がある。これは愛媛県人であって、同県人の澄田大蔵事務次官との関係でいまも大蔵省出身の、きょうは名前をあげません、いま新しい閣僚候補の一人になっているようですから。たいへんな有力な方の後援会の主要なメンバーであったり、あるいは参議...全文を見る
○和田静夫君 そうお答えになると思ったから、  一つだけ聞きますが、それでは中野本店が認められた経緯についてちょっと説明してほしい。
○和田静夫君 だれかおわかりになる人はいませんか。
○和田静夫君 あなたはさっき、ないと断言されたから聞いているんですよ。私はないとは思わない、中野本店が認められた経緯をずっとたぐっていくと、したがって、ないということになりませんね。
○和田静夫君 これは、本店はどこにありましたか。
○和田静夫君 何のためにあなたに、ちゃんとプリントして質問の要旨を渡しておるのか、さっぱりわからなくなってきましたね。こんなことなら質問をわざわざ聞きにこないほうがいいんじゃないか。実際ほんとうにもっとまじめにやってもらわなければ困る。それではこうしましょう、経緯について調べても...全文を見る
○和田静夫君 これは、検査報告書は公表されているんでしょう。この部分は、これは。
○和田静夫君 されてない。きょう時間の関係で中小金融課長にお聞きするいとまがなかったんですが、あなたとの関係における質問もありますから、これは日仏自動車の問題、三経興業の問題などについての質問を留保しておきます。これは親切に教えておきます、何も荒立てるほどのあれじゃありませんから...全文を見る
○和田静夫君 くどいようですが、いつまでにいただけますか。
○和田静夫君 それはそれで、武蔵野信用金庫の吉永常務さんは先に特別背任罪で刑を受けられていますね。それでもやはり常務理事の役職にあるわけですね。これはそういうことですか。
○和田静夫君 常務理事という役職は別にはずれてはいないわけでしょう。
○和田静夫君 それは、そんなことで済んでいくわけですか。
○和田静夫君 それに対しては何も指導されないわけですか。
○和田静夫君 そのほか大阪相互信用金庫、島田信用金庫などたくさんありますが、これとの関係は後ほどどっちみち機会がございますから、三和金庫との関係であれするとして、検察庁にお聞きいたしますが、昨日地方行政委員会で若干のことをお聞きをいたしましたが、お調べになりましたでしょうか。
○和田静夫君 この尼崎信用金庫の一室にとにかく警察官が居住をしているということは、今後ともやっぱり続けられますか、これは。
○和田静夫君 この答弁ですが、私の調査結果では、尼崎信用金庫の宿直室が警察関係のいゆわる寮として使われておるような形で無料で提供されていた。それらがやっぱり尼崎信用金庫内部における不正、いま言われたような形のものについて取り調べが進まないのではないかというような疑惑を生む原因に世...全文を見る
○和田静夫君 そこで、尼崎信用金庫のことで一つだけちょっと聞きますけれども、本田会系、これは暴力団組織でしょう。この旧二代目松木組の下部組織の清水組秋道利勝という人に、同族組織の丸友産業の手形の焦げつきを承知で尼崎信用金庫が二百七十万と九百五十万と二回にわたり割引をやっております...全文を見る
○和田静夫君 実は私、きのう国家公安委員長の所信表明に対するいろいろの質問をしたときに、この信用金庫と暴力団組織いわゆる資金源の問題でいろいろ調査の結果浮かんできているものがあるものだから——きょうは時間がなくなりましたので、そこまでいきませんが、触れているんです。で、いま言った...全文を見る
○和田静夫君 以上、私はいままでおもに表に出なかったと思われるような信用金庫の運営のずさんさというものを指摘してまいりました。それは中小金融との関係において、したがって通産省の側も、いまの、きょうのやりとりというものを十分に考えながら、今後の問題に対処していただかなければならぬと...全文を見る
○和田静夫君 私は、たいへんことばは悪いかもしれませんが、実は大蔵省のあなたのほうも、ことばの使い方ですが、共犯ではないかと思うほどです。なぜかと言いますと、ここに私は天下りの一覧表を全部持っているんです、大蔵省の天下り。信用金庫の重要なポストはみんな大蔵省の天下りです。読み上げ...全文を見る
○和田静夫君 あなたがそういうことを言われると、さっき私は西武を抜かしたんです。西武だって専務理事は、これはこともあろうに、この人は関財金融検査官ですよ。検査官室長からの天下りなんです。おそらくあなたは、この人が出してきた書類だから、さっきのような不備なものでも黙って間違いがない...全文を見る
○和田静夫君 そういう言いわけをされなくても、問題は、西武から西武というのは、いわゆる協立ができるまでの過程において存在をしているところでしょう。そこにもやはり、ちゃんと天下っていっていらっしゃるわけだ。そういう係関においては、天下りの関係と、あなた方の信用関係というものは精神的...全文を見る
○和田静夫君 もう最後にしますが、とにかくあんた、そういう精神的な信用関係があるから、もうしろうとでも、子供でも考えるところの所有権移転に伴うところの登記なんというものを、抄本も取らずにちゃんと通していかれるのじゃないですか。精神的な信用関係がなかったら、そんなことされないでしょ...全文を見る
02月19日第65回国会 参議院 決算委員会 第3号
議事録を見る
○和田静夫君 きょうは委託費等の問題と、それから三重県の、ミサイル基地建設に伴う問題、それから熊本県の河浦町における羊角湾地域開発計.画と漁業補償などをめぐる若干の疑問、それから直江津、高田の都市合併に伴う自治のあり方について順次質問をしたいと思います。  委託費等の問題であり...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、自治省関係の資料の頒布等が一手に地方財務協会を通じて行なわれていますね、これは。
○和田静夫君 そうしますと、地方財務協会と自治省の関係では、金銭上の関係は一つも生じていない、こういうふうに理解しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 もう一つだけお聞きをしますが、地方公務員制度研究会、あるいは財団法人国土計画協会、広域市町村圏振興計画策定協議会、社団法人世論科学協会などいろいろありますね。ここに支払われている金額の積算の基礎です、ひとつ教えていただきたい。同時に、社団法人世論科学協会とはどんな性...全文を見る
○和田静夫君 優良自治団体を表彰するという制度は自治省ございますか。
○和田静夫君 そうすると決算書の中にあらわれています表彰費は自治団体等を表彰するものとは関係ございませんか。
○和田静夫君 熊本県の天草郡の河原町長ですがね、実はこれ、たいへん左町長であります。一部の町民の間からは暗黒政治などということばさえ出てきているわけですが、その具体的な内容を、漁業補償問題左どの取り扱いとの関連で二、三お尋ねをしておきますが、河浦町長——河浦町のいわゆる町長の人事...全文を見る
○和田静夫君 いまこの熊本県を通じてあがってきた報告というのは、ずいぶんわれわれが得ているところのものとは違うわけですね。公にたくさんの宣伝物が町長に対して出されていますから、これはそんな、何といいますか、事実無根のことを捏造をして町民に訴えるなどということが行なわれることはない...全文を見る
○和田静夫君 次に、同町と牛深市にまで及んでおります羊角湾の開拓事業をめぐる漁民その他に対する補償の問題、特にこの漁業補償の問題は、何か不正事件をさえ思わせるものがありますが、具体的に指摘をしながらお聞きをしたいと思います。  まず、農林省から、羊角湾開拓事業の概要を説明してく...全文を見る
○和田静夫君 羊角湾周辺のミカン園ですね、あのミカン園への入植の希望者が非常に悪いようですね。その状況は把握をされておりますか。
○和田静夫君 いまの答弁は、かなり違っていませんか。
○和田静夫君 地域開発計画に基づいて干拓を行なう。そして農林省との関係では漁業補償等の問題、まあ後ほど触れますが、それとの関係で、そこを含んで当初はこれはおそらく水田等計画されたのだと思うのですがね。しかし、まあ農林省は見通しを誤って、減産対策に入っておりますから、急遽、イグサや...全文を見る
○和田静夫君 ここの開拓パイロット事業が始まったのはいつですか。
○和田静夫君 この約十年前から始まって、それで、たとえばミカンについても町長は、まあさまざまの形で圧力をかけながら農民に対する強要をする、で、地質の適や不適なんてものを全然問題にしない、販路の問題についても労働力の問題についてもほとんどまあ無計画、無思想、こういう状態なんです。 ...全文を見る
○和田静夫君 不動産屋がね、そこを買い占めたりするようなことはありませんでしょうね。
○和田静夫君 この事業によって淡水湖になろうとしている部分に、御存じのとおりあのパールナイロンという会社が廃液を流していますね。で、その部分の魚介類にはすでに非常な影響が出ています。住民は非常な不安を持っている、こういう状態になってきています。ここで水俣病の二の舞いを踏まないとだ...全文を見る
○和田静夫君 それじゃこれは関係省庁に連絡をとって、早急にこの会社の廃液の成分、それから法規範順守の有無を調査をして、私にその結果を提示してもらいたいんです。よろしいですか。
○和田静夫君 そこで、この事業に伴ってなされた漁業補償、その金額、日時、対象別に明確にしてください。
○和田静夫君 損失補償というのは原則としてまあ海岸管理者、この場合は農林省と、損失を受ける個人と協議をして、それに基づいてその個人に対してなされるものではないですか。
○和田静夫君 この河浦町の場合の経過をちょっと調べてみたんです。そうしますと、四十四年の三月二十六日、崎津漁協の臨時総会で五千六百万の補償額で妥結をした。一千万以上の食い違い、いまのあれとこの妥結額と違うんですね。そして、しかもこれは町長立ち会いで、記名採決で投票をして百二十五対...全文を見る
○和田静夫君 私はここに四十四年十月十日付の崎津漁業協同組合員永野広田、増田弘、西田吉信、出崎浅雄、永野林、木浦秀市、山下保、青木済利から牛深警察署長殿あてのある一種の調査依頼書をいただきました。ちょっと簡単ですから読んでみます。「昭和四十四年七月六日河浦町崎津漁業協同組合は臨時...全文を見る
○和田静夫君 農林省は何年何月現在から向こう何年の補償ということでこの額を計算をしたんですか。
○和田静夫君 永久補償ですが、試算をする場合に一定の年限の見通しを積算の基礎としてお持ちになっているんですか、この場合は。
○和田静夫君 これは、じゃ、あとで教えてください。そこで、漁場を奪われる人、反対派ですけれども、これは補償額二十四万円。ところが四十三年の十二月に死亡した町長の親類の方、これは二十八万円、同じく四十三年の十二月に死亡した親類の人、町長とね、これは二十八万円、四十三年の一月に死亡し...全文を見る
○和田静夫君 私の調査結果は申し上げたとおりです。お調べになって返答いただきたい。よろしいですか。
○和田静夫君 そこで、自治省にお尋ねをいたしますが、昭和四十四年七月七日に、このことに関して臨時町議会が開かれております。前日の漁協総会を受けて町議会が開かれたわけですが、そして町が銀行から一億三百万円を借り入れ、そして補償金を立てかえることを議決した。そのときの予算書を全部持っ...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ聞きますがね、四十五年の一月になって町長が臨時町議会を招集をして、今度は補正を組んでおります。そのときの予算書によると、なかったものにしてくれということで、この一億三百万円をゼロにしている。それに伴って交際費まで補正しているわけです。こういう財政運営というの...全文を見る
○和田静夫君 そうすると二十三日の地行までに、いまの調査できますか。
○和田静夫君 そこで農林省、さっき多数決の問題でありましたが、経過的に、その議事録等が添付されて補償なんかをきめるときには折衝が行なわれますね、そうですが。
○和田静夫君 そうしますと、金額をきめられたときに、一億七百万円をこえる金額をきめられたときに、先ほど言ったような形の紛争状態がその議事録の中には明記をされていましたか。
○和田静夫君 そのとき添付された議事録の写しは、資料でいただけますか。
○和田静夫君 この問題はここでやめておきますがね、それが出てから農林省関係のときにまたお伺いしますが、先ほど労使関係でちょっと言ったように、たいへんな町長なんです。それとの関係でまあまだ実は指摘をしなければならない部分がありますが、その公文書が偽造されている可能性が十分あるわけで...全文を見る
○和田静夫君 いや、私の言っているのは、防衛庁が芸者まじりで供応した、しないという問題をいまここで深追いしようとは思いませんが、あとでまたその問題は事実の問題では聞きますが、いまよくあることだと言われるのですが、一方では町議会から旅費その他が払われている。ところが、それは全然手つ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、防衛庁にお尋ねをしますが、この予算委員会の質疑を通じて、金の使い方について行き過ぎがあったということが確認をされたようでありますが、防衛庁があの一行の接待のために京都館で消費をした金額は幾らですか。
○和田静夫君 中曾根防衛庁長官は、両方で支払ったということを言っていらっしゃるわけですね。そうすると、これは町議会側で払った、あるいは町側で払った宿泊費、そういうものがあるわけですか。
○和田静夫君 そうしますと、領収書どんなふうにしてとられておりますか。
○和田静夫君 もし両方で払ったとして、さきのような区分があるとするならば、八万六千七百七十円という領収書の防衛庁側の落とし方はどうなっているのですか。
○和田静夫君 領収書一本で、そうすると八万六千七百七十円という領収書に内訳をつけて、そうして処理をされているわけですか。
○和田静夫君 そういう処理のしかたできますか。
○和田静夫君 検査院のほうですね、いまのような形の処理のしかたというのは、金額の多寡は別として、官庁の経理の処理の形式として通りますか。
○和田静夫君 言ってみれば、一定の金額の領収書がございますね、その領収書と処理をされる金額等は明確に違うわけです。違うものの内容説明をつけて処理をするという形の処理のしかたというのは、それで通りますか。
○和田静夫君 これは防衛庁、答弁にごまかしがありませんか。
○和田静夫君 同行した担当官の名前は何というのですか。
○和田静夫君 領収書のあて先がいま言われた川松さんとそれから松川さん、しかも同行された方には松川さんという名前はない、いま言われたとおり。この二枚の領収書を発行させるなりした理由というのは何かありますか。
○和田静夫君 ここであまりひっかかりたくなかった。ほんとうは国有地の取り扱いの問題に、ナイキの基地の問題へ入ろうと思っていたのですがね、その二枚にされたその一方の領収書のあて先ですね、その名前をことさらに変えなければならない理由というのは、防衛庁、何かあるのですか。
○和田静夫君 くどいようですが、ことさらにあて先人の名前を実在しない人をつくって書かせる必要がなぜあるのだろうということを聞いているのです。いま二枚の領収書があるということを御存じなんだから、具体的に領収書がだれあてに出ているということは知らぬということにはならぬですが、すでにも...全文を見る
○和田静夫君 調べて、その結果返事をもらえるのですね。  そこで防衛庁にもう一ぺんお尋ねをしますが、ナイキの基地の設置予定地、これはすでに買収済みと聞いていますが、それはほんとうですか。
○和田静夫君 そのうち、白山町有地の買収費として町に支払った金額は幾らですか。
○和田静夫君 支払っていないと。支払っていないということは、まだおたくのものに、総理府のものに左っていないということですね。
○和田静夫君 そうすると自治省、町有地を、すでに防衛庁はこうして立ち入り禁止で仕事しているのですよ。そうしたら防衛庁はこれは町の財産を盗んだわけですか。立ち入り禁止ですよ、あなた。
○和田静夫君 それはどうです、自治省、そういうことはできますか。
○和田静夫君 それはしかしたいへんな答弁ですね。道路法との関係あるいは自治法九十六条との関係、そんなあなた無法が押し通っていっていいのですか。
○和田静夫君 町道に立ち入り禁止なんですよ。道路法八条で、もしこの道路をこういう形にするのなら、廃道の議決をすることが必要なんでしょう。議会には何にもかかっておりません、町議会には。自治省、これは町当局の違法行為じゃありませんか。
○和田静夫君 そういうことなんです。したがって防衛庁はすぐこの工事をおやめなさい。
○和田静夫君 じゃこの登記、法務省津地方法務局白山出張所というのは、うその登記をやっておるのかな。
○和田静夫君 適切な処置というのは、もうお調べにならなくても、自治省行政局長が御答弁になったように、道路法上は明確に違法行為です。したがって、きょう即刻仕事をとにかくストップしなさいよ。そして町民を通し左さいよ。イノシシ道で使い道がないというようなばかなことを言わずに。
○和田静夫君 それはもうそういうことでストップ。  それからこの町有地の買収費、これは横に専門家おすわりなんですが、金額の多寡によっては議決を経ないわけにはいかないでしょう。そしてここは議決を必要としないよう左少額なもので取り引きができる筋合いのものじゃないですよ。したがって、...全文を見る
○和田静夫君 大体常識的にはどっちが提示するのです。町側がこの町道は幾らぐらいと見積もるのですか。あなたのほうが必要とするからこれぐらいでどうだと言い出すのですか。
○和田静夫君 農林省にお尋ねしますが、それじゃ昨年の四十五年十二月五日に白山町にこれ序売ったときに幾らで売っていますか。
○和田静夫君 全部で。
○和田静夫君 ちょっとそれを確認します。出合の地番百八十四の二十六、二十七、二十八、それから天王の二百五十の百三十四、百三十五、百三十六、百三十七、百三十八、百三十九、百二十五、それのすべてで六万四千三百七円。
○和田静夫君 農林省の所有地、これの関係は防衛庁との関係ではどうなっておりますか。
○和田静夫君 いま私が言っているのは、いまの地番のところじゃありませんよ、その他のところ。農林省の所有地があるでしょう。
○和田静夫君 存在した事実がないというのですか。
○和田静夫君 なくなったからどうかというのです。総理府に移管をされていないのはどういうことなんですか。
○和田静夫君 あなたのところは不動産業者に落としたでしょう、これを。あなたはことさらに町道のことばかりに話を持っていこうとしておりますがね。
○和田静夫君 農林省から大阪のある土木業者に、これは非常に政界の大ものがからんでおりますが、払い下げられた事実はないといま言われた一ですね、簡単に言えば。その辺答弁してください。
○和田静夫君 それは開拓農地というのは、そういう形で、いまことさらに名前はあげませんが、不動産業者に落とされている心不自然じゃないですか。
○和田静夫君 昭和三十九年七月十日に——ポイントをはずされた答弁ばかりだから言うのですが——農林大臣赤城宗徳さんが、「開拓財産用途外貸付通知書」、「大阪府寝屋川市太聞五四八村上甚治郎殿」、「植林用地」、「国有財産の表示」、こういう形で落ちておるのでしょう、最初は。人ごとのようなこ...全文を見る
○和田静夫君 質問をちゃんと良心的に事前に教えてあるのに、そんな調査調査と言われたのじゃ決算委員会にならぬのじゃないか。そうして知りませんなんと言ったって、これは公文書ですよ、これ。
○和田静夫君 この自治省の決算はあがらないということになってしまいますよ。いつまでにやりますか。
○和田静夫君 ちょっと、そのいまのところの答弁があれしませんとこれ以上進みませんがね。  自治省に伺いますが、先ほど冒頭、供応の問題をちょっと述べましたね。供応のよしあしの問題よりも国みずからが町当局に、いま指摘した道路法違反その他の問題もあるのですが、法令違反を促す、こういう...全文を見る
○和田静夫君 防衛庁は、もう今後このような事例に見られるようなことは、佐藤総理も中曾根防衛庁長官も頭を下げているのだから、それでいいといえばそれまでだけれども、院が違いますから、今後こういうことは起こさないと……。
○和田静夫君 自由町の諸君にやったこと、議員、理事者にやったことは、社会通念上はどうなんです。
○和田静夫君 それじゃ防衛庁、とにかく先ほど約束されたように、道路法上の違反行為、これは本来なら自治省は——大臣お見えになっていないからあれですが——道路法七十五条に基づいて処分停止を知事に行政指導をされてしかるべきものだと思う。しかし防衛庁は、とにかく立ち入り禁止などというよう...全文を見る
○和田静夫君 それから高田、直江津問題に入りますが、実は前後してしまったものですから、あれですが、昨日ほんとうは自治大臣の所信表明に対する質問をしておいて、継続的にこの問題に触れたかったのですが、緊急を要しますからこの決算委員会の席上でやりますが、自治大臣の所信表明の中で、コミュ...全文を見る
○和田静夫君 言ってみれば、おそらく審査の結果、直江津はリコール成立と見ておりますが、このリコール制度ができている、いわゆる本来的な自治の側面に照らしての意味合いは、単に議会制民主主義を直接制民主主義が補完をするなどというような機械的なものではなくて、自治の原則の上から考えてみて...全文を見る
○和田静夫君 その議論は、一応地方行政委員会で言わしてもらいますが、そこで、現実起こっている問題についで、新潟県知事に対しては、先ほど行政局長が前段述べられたような考え方でもって指導し続けられていく、そう理解しておいてよろしいのですか。
○理事(和田静夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。  昭和四十三年度決算外二件を議題とし、休憩前に引き続き質疑を続行いたします。  御質疑のある方は順次御発言願います。
○理事(和田静夫君) では、他に御発言もないようですから、自治省の決算につきましてはこの程度にいたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時四十二分散会
02月23日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
議事録を見る
○和田静夫君 大臣の所信表明について二、三お聞きをいたしますが、非常に時間が制約をされましたので、端的にお聞きをします。  地方自治の進展に万全を期すと述べられているわけでありますが、いま盛んに言われています中央直結ということばをどのように理解をされ、それと地方自治との関係をど...全文を見る
○和田静夫君 大体そういうお答えだろうと思っていたのですが、実は私いま富山の市長選挙から帰ったばかりでありますが、盛んに中央から来られる方々が中央直結を述べられるわけです。したがって、大臣が言われるようなきれいな答弁ではどうも済まされない。たとえば、先ほど法務大臣をやめられた小林...全文を見る
○和田静夫君 それをいま言われたような形で厳格にやっていっていただきたいと思います。  いま読売新聞が「にっぽん権力地図」という、日本の地方自治の現状についてたいへん考えさせられる興味深い企画を連載しておりますが、その中で、「役人の縁が予算の縁」という見出しで、いわゆる天下り人...全文を見る
○和田静夫君 あらためて一ぺん総括的に取り上げてみたいと思っていますけれども、きゃうはまあ触れる程度にしますが、人事交流ということを言われます。たとえば、読売新聞の同じ企画で、愛媛県における例の問題で、自治労の幹部と自治省の方が会ったときのことが載っておりました。自治労の幹部が冗...全文を見る
○和田静夫君 私は、地方自治ということばから結局連想するのは土着ということばであります。地方自治は本質的に私は現地主義だと思うのです。この土着性と中央政府の政治の調和の中に近代的な地方自治制度があり得る。この土着性が今日全く存在し得ないというのでしたら、あるいはその土着の中に古さ...全文を見る
○和田静夫君 所要の財政上の措置というものは、おもに広域市町村圏振興整備に対する計画策定費と事業費補助金のことと考えられますが、広域市町村圏整備に関する措置は、発足当初の昭和四十四年度広域市町村圏振興整備措置要綱では、「地域の実態に即し、市町村の自主性を尊重しつつ、広域市町村圏に...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、中間総括的なものをまず一ぺん公表されて、それらを鋭意検討する機会を与えてくれますか。
○和田静夫君 なぜこのような質問をするかと申しますと、中央官庁で、たとえば広域市町村圏といったような疑似西欧的なものに満ちた遠大なビジョンが打ち出される、しかし、その内実を洗って見ますと、ほんの申しわけ程度の補助金がつけられているにすぎない。で、地方団体のほうは、たとえ一千万円で...全文を見る
○和田静夫君 まとめて御説明を願いたいと思うのですが、私は最近、リンゼーの「都市」——「ザ・シティー」という木を読んで、そうしてあのリンゼーがニューヨーク市長として都市問題にいどむ闘志、苦悩というものがよくあらわれている状態というものを見てみて、その中でもリンゼーはいわゆるコミュ...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとここだけは、ひとつ、事務当局、何か具体的にお考えになっていることありますか。
○和田静夫君 まあ、おいおいその辺は委員会論議を通じてひとつ詰めてみたいと思うんです。私は、少なくともこの行政の地域機関への分権とそこへの住民参加ということを忌避して、遠大に、抽象的にコミュニティーの形成などと言ってみても、それは単に文章表現に終わってしまうだろう、そういうふうに...全文を見る
○和田静夫君 公害防止事業に関する財政上の措置に関して、若干質問しますが、新産都市等のこの事業債の利子補給分として、二十億七千五百万円余が計上されています。財政援助法の規定に基づいて、ルールによって算出されたものでしょうから、そのこと自体特に問題にしようとは思いませんが、新産法が...全文を見る
○和田静夫君 これについても、先ほどの中間総括同様に、一ぺん公式な総括を出していただきたいと思うのです。自治大臣としてどう総括されるか、そしてわれわれはそれを見ながらどう反省していくかということが必要だと思うのですが、いかがですか。
○和田静夫君 この新産にしても工特にしても、その建設の概況を要約をしてみれば、この新産については優劣の差がはっきりしてきたこと。工場出荷額等生産面は目標を上回っておりますけれども、労働人口の吸収という点では予想どおりにいかなかったこと。それから生産に重点を置くあまり、公害問題が非...全文を見る
○和田静夫君 近くこの公害防止事業に関する財政援助法が出される予定だと言っているのですが、その法律は、いままでの公害防止計画を作成をし、政府の承認を受けた地域、つまり千葉、四日市、倉敷などに指定されていますし、近く東京、大阪、神奈川、さらに尼崎、鹿児島、北九州、大分、こういう地域...全文を見る
○和田静夫君 過疎対策について。  公立の僻地病院に勤務する医師養成のための医科大学をつくるということで二億円の補助金が計上されています。建設費七十五億円のうち十億円を国が補助するということで、初年度分として二億円が計上されているということであろうと思うのですが、医科大学の設置...全文を見る
○和田静夫君 すみません。大臣の時間があるようですから、午後具体的なことを答弁してもらいます、事務的なことを。  そこで、大臣にあと一、二だけこのことでお聞きをしたいのですが、沖繩の医者不足というのは、これは本土の比ではないのですね。これを一体どういうふうに考えていらっしゃるの...全文を見る
○和田静夫君 大臣にあと土地の対策についての問題やら地方財政の問題等で直接お聞きしたがったのですが、午後、関係者のほうと若干を論議をしておきますので、後ほどお聞き取りを願いたいと思うのです。  そこで、大臣、最後にお聞きをしたいのは選挙の公営についてなんですが、衆、参、知事選挙...全文を見る
○和田静夫君 午前中質問しました医科大学系統、答弁を承ります。
○和田静夫君 それで、この問題について、義務的に——けさほどもちょっと申しましたけれども、卒業後引き続き貸与を受けた期間に一定期間を公立病院に勤務する、そうして二分の一以上の期間は僻地病院や診療所に勤務する、こういうことですね。で、前にも申し上げましたのですが、たとえば北海道の五...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、やっぱりずばり言って、とどまるとお思いになりますか。
○和田静夫君 たいへん言い方が悪いんですが、たとえば一期校の医学部に入れなかった、二期校の医学部にも入れなかったというような形の方が、そして私立に行くのはかかり過ぎる、そこでここをねらう。入った、出た、国家試験が終わった、そしてお借りをしたお金はすぐ返す。そしてまあ大学院等ほかの...全文を見る
○和田静夫君 その辺十分な手だてを必要とすると思いますから、意見として述べておきます。  土地対策に関連をして質問をします。そしてここの部分で、過日も自治省四十三年度の決算のときに触れました三重県の白山町の問題の結論を若干出しておきたいと思うのです。買収農地の払い下げ問題につい...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、これは後ほど大臣がお見えになったときにちょっとお聞きすることにして残しておきますが、この前のあれで一応自治省関係決算を終わりましたということにしたんですけれどもね、残っている部分だけちょっと確めたいんですが、防衛庁、その後お調べになりまして、私が指摘をした...全文を見る
○和田静夫君 七千二十平米、二百八十万円ですか。それでこの二百八十万円というのは、七千二十平米ですが、七千二十平米以外のその部分を加算しますとどうなりますか。町に払った分は。
○和田静夫君 たとえば地番二百五十の百五十九、二百二十二平方メートルの山林の分で白山町に支払ってませんか。
○和田静夫君 そうしますと、七千二十平方メートルの中に二百二十二平方メートルという二百五十の百五十九という地番が入っていることになるわけですよ。これは入ってませんね。——入ってないですよ。別ですよ。七千二十平方メートルとは。
○和田静夫君 入ってますというのは、七千二十の中に入ってますというのですか。
○和田静夫君 そうすると、その七千三百六十三平米について二百八十万とおっしゃられた……。
○和田静夫君 そこでですね、これはやっぱりここの部分ですね。ここの部分は、この前も登記であれをしましたとおり、公衆用道路ですから、したがって道路法違反になるんですね。
○和田静夫君 防衛庁がかってにそうお考えになったところで、厳然として道路法十条というのはあるわけですからね。したがってその道路法十条に違反をした処理のしかたをされていることは、これは間違いないのです。行政局長、これはその後お調べになりましたか。
○和田静夫君 道路法上の道路ではないといかに抗弁されても——これは御両者ですがね、地目は公衆用道路になっているのは間違いない、登記上。これはやはり処理としては、道路法に基づいた処理というものが必要になります。それを怠られていることは、これは間違いないですよ。こういう形のことを各所...全文を見る
○和田静夫君 それから将来、その検討をされる前に、この道路をいま使用させないということにはなりませんか。それから検討をされた結論が出るまでの間は自由に使用させる、そう理解しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 それは当面は使用は自由であると……。
○和田静夫君 そうすると、町の道路を住民が通る場合に検問をされる、防衛庁から。行政局長、そんなことは許されますか。
○和田静夫君 行政局長ね、いまやっている部分はもう町道であること間違いない。さっきの話とちょっと違うのです。さっきの話も私は見解を異にしておりますけれども、いまのやつはもう間違いがない。しかも、まだ防衛庁に買われたものでも何でもない談合中のものです、この間答弁されたとおり。したが...全文を見る
○和田静夫君 公衆用道路として明らかなものが道路法上の道路でないというのは一体どういうことですか。
○和田静夫君 冒頭あなたも答弁をされましたように、これは先ほど大原−桐生線でございましたが、いまおたくの地図によればこれは小杉−桐生線、これは明確に使用されていないなんていう論法は通用しないのであって、ここを通行したい人はいっぱいいる。しかしながら、こういう事態になっているがゆえ...全文を見る
○和田静夫君 全体として一万二千平米もあるものを、それじゃ聞きますが、なぜ七千二十平米だけしか購入をされなかったような状態になっているのですか。
○和田静夫君 そうなってくると、ますますおかしくなってくるのだな。先ほどあなたが言われましたように七千三百六十三平米にすでになっているわけですね。それで、それしかないと言われるが、いまのこれを含んで、あるものは一万二千平米ですよ。それはごまかそうとしたってだめですよ。したがって、...全文を見る
○和田静夫君 どうもわからないな。いま談合されている部分があるのでしょう。談合されている部分は何平米について談合されているのですか。
○和田静夫君 そうすると、この部分がまた終わりませんがね。これはまあ終わりませんけれども、調査してくださいよ。そんなことになりませんよ。すでに七千三百六十三平米について二百八十万幾らかでお買いになったというわけですね。その二百八十万幾らかでお買いになった中に、たとえば小杉−桐生線...全文を見る
○和田静夫君 農林省に最後に一言だけお聞きをしますが、この前申しました赤城宗徳農林大臣、村上甚次郎さんの関係でですね。きょう資料をいただきましたから大体の流れはわかりましたが、問題は、この三十九年七月一日から四十年三月三十一日までの貸し付け通知書になっているのですね。これが、実は...全文を見る
○和田静夫君 そこで、そうしますと、正式ないわゆる手続を経ずに四十年三月三十一日で切れているはずですから、そうすると四十年四月一日から四十五年十一月十七日までの使用料などというものは一体どうなっているのか。金額の多寡ではございません。なぜこういうことを言うかといいますと、たとえば...全文を見る
○和田静夫君 防衛庁と農林省、けっこうです。  地方財政の問題に入りますが、地方財政の問題については、交付税なりあるいは地方財政計画なり、あるいは地方税法の審議の際にもう一度やりますが、きょうは国鉄利用債について若干お尋ねをしたいのであります。  国鉄利用債の発行額と地方団体...全文を見る
○和田静夫君 この国鉄利用債の発行問題をめぐって国鉄と自治省との間にいろいろ経過があったようでありますが、その経過をまず。
○和田静夫君 幹線鉄道の建設というのは国家的事業でありますから、次官、こういうものを利用債という形で地方団体に負担させるというのはやっぱり不適当だと思うんですよ。そうお思いになりませんか。
○和田静夫君 それで、いまのお答えもありましたが、いままでの経緯で御説明がありましたように、駅舎だとかあるいは駅前の広場など、地元住民の受益関係が明確な場合で発足をしたわけなんですが、ところが、それだけでなくて、本来の鉄道建設資金を地元に負担させた例もある。で、新たに幹線建設が行...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと、先ほど午前中選挙の問題、大臣にも触れたのですが、具体的な問題をちょっと触れておきたいのですが、自治省は予算を組んで各自治体に選挙についての啓蒙活動をやらしているようですね。その活動は具体的にどんなものですか。
○和田静夫君 これはけさほど大臣にはあれをしたのですがね、いわゆる公営の拡大義務づけですね、そういうものをもっとしっかりやってもらうということが必要だと思うのです。意見を述べておきました。立ち会い演説会や公報やポスターの掲示などというものが条例化されているのは茨城ぐらいのものでし...全文を見る
○和田静夫君 大臣、お見えになりましたが、最後に一、二だけ残っている部分をお尋ねしますが、所信表明で、復帰に伴う沖繩への財政措置について四十五年度のことしか言っていらっしゃらないわけですが、四十六年度はどうされるのですか。
○和田静夫君 復帰をしたところで、沖繩県あるいは沖繩の市町村が、日本の最もきびしい過疎地域になる、過疎地帯になる。そういう可能性が私は十分あるのではないかという気がするのです。過疎対策を主張される自治省として、復帰過程で何らかの対策が立てられてしかるべきだと思うのですが、その辺は...全文を見る
○和田静夫君 先ほど買収農地の払い下げ問題でちょっとお尋ねをしたのですが、どうも閣議の内容等があって次官ではということでありました。大臣に最後にお聞きをしますが、私はこの払い下げ問題の経緯を顧みて一番痛切に感じさせられることは、何か、それも自治大臣だけじゃなくて、すべての国務大臣...全文を見る
○和田静夫君 過日の河浦町の不当労働行為について、調査結果を。
○和田静夫君 三と四は別としましても、一と二はこの間私が述べたこととずいぶん違うわけですね。これはもう少しやはり調査をしてもらう必要があると思います。特に一は、この職員組合が結成をされた段階からその後の運動を通じて介入が非常に目立っております。この辺は何も人事委員会がどうこうしな...全文を見る
○和田静夫君 まず第八条の二の関係の改正でありますが、問題はこうした指定防火対象物への立ち入りの検査が十分に行なわれているかどうかというところが問題だと思うのです。その実施状況はどうですか。
○和田静夫君 第八条には——四十三条第一項という形で罰則がありますが、八条の二には罰則がないですね。これはなぜですか。
○和田静夫君 そこで、立ち入り検査の実施が十分に行なわれないような状況で、今回の改正をした場合に、改善命令が出されるまで放置しておくという結論が出てきてかえって後退ではないかという危惧を実は持つのです。つまり立ち入り検査が十分に行なわれるというのであれば、防火管理者が定められてい...全文を見る
○和田静夫君 実例でちょっと考えてみますと、たとえば多数の死傷者を出した昭和四十一年の水上温泉の菊富士ホテルですか、の火災、あるいは四十三年の有馬温泉の池之坊満月城の火災、あるいは四十四年の郡山のあの磐光ホテルの火災、それからその他幾つかありますが、これらの場合防火管理者はきめら...全文を見る
○和田静夫君 そうなりますと、寿司由楼の火災に関連して言えば、十七条の二、それから十七条の三の特例廃止が必要ではないでしょうか。
○和田静夫君 そうだから、この特例は——特例が要るという理由はどういうことになりますかね。
○和田静夫君 十一条の関係の改正ですがね、これはいままでどういう取り扱いになっていましたか。
○和田静夫君 そこで、十一条第三項というのはきっちり守られていましたか。
○和田静夫君 これはまあ点検をしたかしないかというのはあれですが、多くの事故が起こったときの処理を見てみると、守られていなかったほうの実例のほうが多くありませんか。
○和田静夫君 危険物の規制について、消防法上の危険物の規制の対象物件は、消防白書によりますと四十五年の三月三十一日現在で三十万八千七百八十四、こうあります。その出火件数というのは、年間どのくらいあるのですか。
○和田静夫君 行管が消防団地域における道府県の立ち入り検査などについて改善を勧告したことがたびたびありますね。その後改善されましたか。
○和田静夫君 消防白書の八〇ページに危険物取扱主任者試験の合格率が出ているのですね。今度の改正でできる丙種の危険物取扱者の場合も、これは同様の試験をやるわけでしょう。
○和田静夫君 簡単な試験をやるというわけですか。
○和田静夫君 そうすると、合格率は大体一〇〇%の試験をやるというわけですね。
○和田静夫君 石油コンビナートなどの場合の自衛消防組織の消防力は十分ですか。これは本委員会もかつて、私も四日市その他調査をしたことがありますが、もっと強化をする必要が非常にあるのじゃないかという感じを持って帰りました。これはどういうふうにお考えになっておりますか。
○和田静夫君 そのときに、いわゆるこの自衛消防隊員の公務災害に対する補償、出動したときというようなものについてはどういうふうにお考えになっておられますか。
○和田静夫君 で、まあこれは仮定ですからどれだけのものが起こり得るかということは問題ですが、その基金は十分ですか。
○和田静夫君 実はその非常勤の消防団員の公務災害等に対処する基金の財政も含んで、何か非常に悪くなっているように仄聞するのですが、いま健全であるというように言われたのですが、そうすると、その状況はどういうふうになっていますか。どこかに出ていますか、白書か何かに。
○和田静夫君 この退職報償金のほうの赤はどれぐらいなんです、いまは。
○和田静夫君 この措置はどういうふうにされるつもりですか。
○和田静夫君 石油パイプラインの建設をめぐって、業界や通産省側と国鉄、運輸省側で所管争いがあるそうですが、消防庁として、防災の立場からこれにどのような見解を持ち、どのような意見を述べておられますか。
○和田静夫君 パイプラインの問題、まあこの次の委員会にさらに続けていきますが、いま検討されているというが、どういう速度で検討されておりますか。
○和田静夫君 ことしに入って、二月の二日に宮城で精神病院の火事があって六人焼死、また三日には千葉で精薄児施設が焼けて五人焼け死に、こういう惨事をいつまで繰り返すつもりかという感じがするんですがね。こういう状態になるのは一体どういうところに理由があるのか、それを排除するためにはどう...全文を見る
○和田静夫君 葉山御用邸の火災ですね、あれで、素朴な葉山の住民たちが消火に協力しようとして行ったところが、御用邸の正門があかなかった。おそらくあかなかったことが理由でもって全焼したと思います。で、これはおたくの問題であるか、あそこの警察の問題であるかあれですが、葉山の御用邸ばかり...全文を見る
○和田静夫君 まあ本来の改正の論議とちょっとはずれておりますが、あの場合に、たとえば正門から消防関係者を入れれば、全焼するということはなかったかもしれませんし、わざわざ通用門に回す、こういうような状態でもってなお惨事が広がったということになると思うんですが、そのときの責任の所在は...全文を見る
○和田静夫君 ロサンゼルスの地震を当然他山の石とされたと思いますが、消防庁はロスの震災から何を学び、いまどのような対策を急いでいますか。
○和田静夫君 七大都市の消防力基準の充足状況はどうなっておりますか。
○和田静夫君 これ、この次の委員会にちょっと資料を出していただけませんか。  それから、この次の論議との関係であれをしておきたいのですが、厚生省の社会福祉施設の不燃化計画、いまこれ、お答えになれればあれですが、もしあれなら、この次にその概要を出していただきたいと思います。それは...全文を見る
○和田静夫君 同時に、新建材に伴う有毒ガスの発生でいたずらに死者が続発をしておりますが、そうした新建材の使用禁止がなぜできないのか。——これは消防庁ですか。最近何か通産省か何か使用禁止させるわけにはいかぬという見解を出したとか出さぬとかいうのがありますね。
○和田静夫君 消防職員のなり手がないということを聞いていますが、応募状況は一体どういうものですか。
02月24日第65回国会 参議院 決算委員会 第4号
議事録を見る
○和田静夫君 きょうは、一つは逓信病院などの運営に関すること、それから二つ目には、不正行為によるところの国に与えている損害等をめぐる件、二件について質問いたしますが、まず病院関係をやります。  一般の国家公務員の共済組合の場合、その公務員共済の経営する病院は、公務員に対する共済...全文を見る
○和田静夫君 差し引き幾らですか。
○和田静夫君 ちょっとすみませんが、これは四十三年度の決算ですから、四十三年度の数字と四十四年度の数字、両方それぞれ。
○和田静夫君 ちょっと。赤はどのくらいになっておりますか。
○和田静夫君 聞こえないんですが、大きい声で。
○和田静夫君 電電公社。
○和田静夫君 いま言われたのは四十四年度。
○和田静夫君 四十三年度、ちょっと電話で確かめてくれませんか。
○和田静夫君 そこで、たとえば郵政省の四十三年度で言えば約八十億ですね。それから国鉄で言えば九十億程度ですね。これはどういうふうに処理をされていきますか、今後。
○和田静夫君 診療所を除く各地の鉄道病院、それから逓信も診療所を除いて各地の逓信病院、それから公社の場合も同様の、その建設費がどれだけであって、国費でまかなわれたものがどれだけ、ちょっと内訳を聞かしてください。
○和田静夫君 公社にあとで聞きますが、たとえば東京逓信の場合、年間の省としての持ち出しはどのくらいになりますか、繰り入れ。
○和田静夫君 これはこの間あなたのところに三日くらい前から要求しておって、きのうまで出てこなくて、したがって、きょうお聞きするということにしかたなしにしたわけですから、それがきょうまだ答えられないのじゃ困る。実はこの観点は、あなた方の病院はみんな一般国民を閉鎖的に扱っておるわけだ...全文を見る
○和田静夫君 いまの国鉄と電電公社の場合、これは医療器具などの購入費はどうなっておりますか。この中に含まれておりますか。
○和田静夫君 特にきょうは逓信の決算ですから、おたくの数字が出ないとちょっと進まぬのですが、どういうことになりますか。
○和田静夫君 これ金額が後ほどおそらく、いま私が質問しておる間に出ましょうが、ともあれ一般外来が締め出されておりますね。
○和田静夫君 郵政省の場合、もう一つ聞いておきますが、職域的に病院を運営をするという理由なんです。もとを尋ねていけば診療所からこうなった。診療所の段階まではまだ理解ができる。病院になっても職域的に運営をされなければならない理由というのはどういうところにあるか。
○和田静夫君 ここで、郵政省の場合、設置法十六条でいま言われた趣旨のことがきめられておりますね。ちょっとお聞きをしておきますが、国鉄、専売公社の場合ですね、これは内部の規定であって特に法的な根拠がないでしょう。電通の場合も含んでいかがですか。
○和田静夫君 理由は——法的な規定がなくて、それで外来を締め出されている鉄道病院それから関東逓信病院、専売の場合は規模が小さいといえば小さいですが、その理由をちょっと願います。
○和田静夫君 いまいみじくも言われた、その特殊な、たいへん有名な専門家を——そこ、あとから問題にしようと思っているのです、私は。実際問題としては紹介がなければいけない。それでたとえば——まああとにしましょう、決してオープンにはなっていないところに問題が起きているから取り上げたので...全文を見る
○和田静夫君 そこで、同じ質問をしたいわけです。
○和田静夫君 厚生省にお聞きをします。幾つか、これはあとから述べようと思いますが、ちょっと考えてみたところ、経営のもとが、たとえば郵政省なりあるいは電電公社なりあるいは国有鉄道なり、もともと国費からの支出を含みながら運営をされる病院。そうして、それらのところで、ともあれ八九・九%...全文を見る
○和田静夫君 したがって、いま厚生省の見解で考えてみれば、いまのような一般外来に対して閉鎖的な運営をしているのは、省内にあるところの、あるいは建物の中にあるところのいわゆる局舎内にあるところの診療所ならいざ知らず、全く威容を誇っておりますからね、地方へ行けば。それぞれの病院は、そ...全文を見る
○和田静夫君 たとえば科によってというお話でございますが、今日、予防医学的な見地に立ったいわゆる診療というものは非常に進んでおるわけですね。そうすると、人間ドックなら人間ドック一つ考えてみると、人間ドックへ行くのは容易じゃないんですよ。国立病院なんか待たなければならない。ところが...全文を見る
○和田静夫君 そういう言い方をされますと、各科ごとに尋ねていかなければならぬわけです。内科がどうなっていますか、外科がどうなっていますか、整形外科がどうなっていますか、眼科がどうなっているか。あるいは関東逓信病院で言うならば、有名な皮膚科はたいへんでしょう。しかしながら、その他は...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ、逓信関係にすれば五十億以上の年々の赤、あるいは国鉄にすれば八十億以上の赤、こういう形になってきているのですから、それを負担をする国民の側にとってみれば、それらのことを考えて、また逆の要求が起こる。一時、虎の門病院が逓信病院やそのほかに右にならえをして、組合...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる共済病院あるいは職域病院に厚生省が余分なことまで言ってもらっては困る。したがって、その運営に対しては自主性を持ってもらわなければならぬが、いま言った原則的なものについては、厚生一省としてはいま最終的に答弁された結語をもっと大切にするという姿勢をとってもらわな...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ次に移ります。  会計検査院の昭和四十三年度決算検査報告によりますと、郵政省関係の「不正行為」として「職員の不正行為により国に損害を与えたもの」というのがあります。ここ数年にわたり、職員の不正件数と、その金額をまず示してもらいたい。
○和田静夫君 この決算報告の七五ページの二二一−二二四、不正行為のところ、カッコ内に、「うち昭和四十四年九月末現在補てんされた額」とありますが、このように補てんされないで国損になっている部分ですね、これを、同じく数年の額をちょっと示してください。
○和田静夫君 これはどういうふうにされていきますか、残っている未補てん額は。
○和田静夫君 この検査報告の、「特定郵便局長等の不正行為が跡を絶たない」とありますね、この一三三は足利朝倉郵便局ですが、処分処置調書によりますと、他の事件の場合には監督者もまた処分されておりますね、ところが、この足利朝倉郵便局の特定郵便局長の場合だけ監督者の処分がないのは何か理由...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、この朝倉郵便局の場合、別にいま具体的にはおわかりになりませんね、特にこれだけはずれているというのは。ほかの、あるいは同じような意味で特定郵便局の場合があるでしょう。
○和田静夫君 郵便物の不着、内容滅失、棄損、引きかえ代金の取り立てができないなどによる損害に対する損害賠償額のここ数年の推移を示してください。
○和田静夫君 そこで、私は、四十五年度の郵政要覧を持っておりますが、これによりますと、四十四年度の郵政犯罪は四千二百三十五件で、犯罪金額は四億四千六百十万円ですね、これは四十三年度はどうなっておりますか。
○和田静夫君 いまの実損額というのは、この郵便犯罪全体によるところの国損ですか。
○和田静夫君 大臣に最後にお尋ねをいたしますが、事故やら郵政犯罪というのは非常に目立ってきているわけです。それで、これ国損額、さっきの全体を含みますと、これ増大傾向にありますね。これをどのように対策をされるつもりでいらっしゃいますか。
○理事(和田静夫君) ちょっと速記をとめてください。   〔速記中止〕   〔理事和田静夫君退席、委員長着席〕
02月25日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
議事録を見る
○和田静夫君 先日の答弁に関連して、一つだけ重ねてお尋ねいたしますが、改正法の八条の三項と罰則四十三条の一項一号にかかる問題ですが、この前の答弁では、防火管理者を置かなくてはならない防火対象物について、消防法七条による建築同意の際に、どういう建物が建てられるのかしっかりと把握をす...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとまだ了解できないのですが、私は、でき上がった建物について防火管理者の選任を指導するより、まず建築許可の同意の際に、完成後建物の使い方にあたっては防火管理者の選任、その他防火管理上必要とされる措置がいろいろあることをまず周知をさせて、そうして、完成使用後は必要...全文を見る
○和田静夫君 大臣、いまのやりとりなんですがね、この前、大臣お見えなかった時間だったかと思うのですが、言ってみれば、査察が十分に行なわれているという前提がある場合に長官の答弁というのはある一定の説得力を持つと思うのです。しかも、この前もやりとりがあったとおり、査察はいまの人的体制...全文を見る
○和田静夫君 長官、運用上そういうことが起こり得ると思いますよ。それを、だからといって、法律上そこまでゆるめてしまう必要というのは、ぼくは現実には必要性はないんじゃないですか。やはり罰則が適用されるということが前提にあって、いままでは運用上は、責任者を置きなさいとかなんとかという...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとくどいようですけれども、いま私が申し述べたように、置かなきゃならないのですね。置かなきゃならぬけれども、しかし、どっちみち、置かずにおったところでそのうちに指導してくれるんだと。指導してくれるまではそんなめんどうくさいことは考えませんと。いままでは、厳格にい...全文を見る
○和田静夫君 なお、私が述べたような趣旨でも疑問は残り続けますから、それは運用上十分考えてやっていただきたいと思いますが、この間要求いたしました「七大都市の消防力一覧表」をいただきましたが、これを見ますと、化学車の配置について横浜が一八八%、京都が一三三%、神戸が一六〇%と消防力...全文を見る
○和田静夫君 そこで、人口急増都市については、たとえば学校用地の取得などで昭和四十六年度から既往の取得分またはこれから取得する分について補助制度などで特別な措置がとられることになるわけですが、これらの地域における公共施設の立ちおくれというのは、ひとり学校だけじゃないわけですよ。し...全文を見る
○和田静夫君 この消防力の基準に対する消防の充足率というのは、全国的に見てあまり向上していないように思われるんですよ。いま答弁にありました。いろいろ苦慮されているようでありますが、長官、過去十年間ぐらいの充足率の推移、これはいまおわかりになりますか。
○和田静夫君 消防力基準の内容を改めるように検討されているという答弁が前の長官のときありましたのですが、その後どういうふうになっておりますか。
○和田静夫君 検討中はこの前も検討中ですが、消防力基準も時勢の推移に従ってずっと変えていかなければならぬわけです。ところがいまも検討中と言われて、作業はスローテンポです。何かそこに理由がありますか。
○和田静夫君 十年くらい前の白書を見ますと、消防力基準の比較であるとか、あるいは数値とか、いろいろな形のものが――数値の比較表とかというものが出ております。ところが最近の白書ではそういう問題には触れられていませんね。何か理由がありますか。
○和田静夫君 民間老朽社会福祉施設の改築整備計画の資料をいただきましたが、四十六年度までに補助金、それから融資の交付または貸し付けがこういう形で行なわれたわけですが、これらの資金を受けて改築を行なった施設の種類、その現存の施設に対する改築の割合、これはどのくらいになりますか。
○和田静夫君 そうしたら同時に、これによって、いわゆるこの第三次計画によって一応一〇〇%の目標を達成するのかどうか、それも明らかにしてもらいたいと思います。
○和田静夫君 最後にしますが、自分の意思で自由に行動することができない人々の収容施設ですね。火災の危険からこれらの人たちを守るためには、何といっても建物の不燃化が私は必要だと思うのです。また、それだけでは不十分で、火災の早期発見のための警報機の整備、あるいは避難またはその誘導体制...全文を見る
02月26日第65回国会 参議院 決算委員会 第5号
議事録を見る
○和田静夫君 まず最初に、昭和四十一年の七月二日の本委員会でも、あるいは四十四年の三月二十九日の参議院予算委員会第一分科会でも論議をされたごとでありますが、参議院の元副議長公邸と都道府県会館との交換の土地の問題について若干のお尋ねをいたします。  ずっと議事録を読んだのでありま...全文を見る
○和田静夫君 その交換した面積はどうなっていますか。
○和田静夫君 そこで、この交換が昭和三十九年の二月七日付の建設省の告示による道路建設予定地であった土地建物の部分を除いたものですね。
○和田静夫君  この道路建設予定地はどのように処理されましたか。
○和田静夫君 そうしますと、いまのやつ確認しますが、国有財産法第八条に基づく施行令の第五条によって処理をされて、大蔵省に普通財産として渡した、こういうことですか。
○和田静夫君 これは、その後道路の計画者はどうなっているんですか。
○和田静夫君 ここは、まあちょっとおたくの関係になるかどうかというのは少し疑問のところなんですが、大蔵省の関係になるかもわかりませんが、ともあれ国有財産を無償貸与している。そしてそれは法律の使用目的以外のものに使われている、こういう形になっているわけですね。道路の計画予定地だった...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる道路予定地部分については、普通財産になっていく過程は、さっきあったとおりですね。それだけのものを削られて交換をしたわけでしょう。参議院の場合は奪われたものが多いわけです。交換をして、あとはたとえば都なら都に無償あれして駐車場をつくる。使用目的、これは違います...全文を見る
○和田静夫君 いや、私はあとに用意している質問のために、実はこの辺聞いているわけで、何も疑惑を持って聞いているわけではないのです。あなた方がもし――使用目的と違ってしまっているわけですから、――これに相当する部分をどこかに土地として持っておるならば、後ほど聞いていくところの職員の...全文を見る
○和田静夫君 参議院のいま言われる所管している土地がそういう形で減らされたことは明確です。同時に交換の際に、たとえば青梅橋寮のグラウンドが減ったという事実がありますね、そして従来から使用しておったグラウンドが四十二年の九月から使用できなくなった。そして職員の厚生施設が不足してきて...全文を見る
○和田静夫君 じゃ既得的に職員が持っておった土地、厚生施設については失地回復される、こういうことで理解をしてよろしいですね。
○和田静夫君 そこで、今度何か事務局の新庁舎を建てられると聞きますが、この事務局の庁舎の建設については、当然その必要性を痛感をされての要求でありましょうし、職員の期待も非常に強いと聞いているわけですが、いまの問題とも関連をしますが、職員の期待が強いという理由は、一つは職場が手狭で...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、いまの建設予定地の総面積というのはどれだけですか。
○和田静夫君 この土地整備の着手の時期ですね。それからその完了の時期はいつごろになりますか。
○和田静夫君 そうしますと、四十六年中に土地の整備がいま言われたように終わるとすれば、四十七年度の予算要求には庁舎の建設費の要求をされると思うのですが、それはそう理解していいわけですね。
○和田静夫君 このいわゆる予算要求の概算的なものですね、それは次の質問とも関係しますが、いまお考えになっておる庁舎の規模、内容についての構想ですね。
○和田静夫君 概算どれぐらいのことを考えていらっしゃいますか、予算要求の概算は。
○和田静夫君 いまの大体地上六階、地下三階の構想だと言われましたが、これはやはり当然車庫だとかそういうのはつくでしょうね、事務室、レクリェーション設備のお話は若干ありましたが、車庫なんかはありますか。
○和田静夫君 これはまあ仄聞の程度ですがね、帝都高速いわゆる地下鉄、地下鉄の何か計画があるでしょう。それとの関係はどうなっていますか。
○和田静夫君 この間ロスであれだけの地震があって、この間消防庁長官などとも消防審議会で東京の事情等についていろいろ話をし合ったのですが、一体いま私がここに立っておるこれはロスの地震の規模で私の生命は安全ですか。
○和田静夫君 この建物はそうでしょうね。大体どこでお聞きしてもそのようです。  そこで、議員会館とそれからこれから建てられる予定のいわゆる建物ですね、これちょっと必ずしも明快な答えがどこからも出ないのです。あれ小高いでしょう。裏の赤坂のほうにころげ落ちないという保証は全然ないと...全文を見る
○和田静夫君 緊急避難ですね、火災時やらその他の避難路、議員会館なんか、歩きながらいつもそう思うのですよ。あれ明示してありますか、気がつかない私のほうが悪いのか。
○和田静夫君 そこで、いつも思うのですが、たとえば参議院会館、議員会館から出ますね、ちょっと集中的に雨が降っている場合は、あそこはもうずっと水たまりで歩けないし、排水が非常に悪いですね。たまたまこの間ぼくは八重州の地下の浸水騒ぎのときに、新幹線に乗るときにちょうどあそこに自動車で...全文を見る
○和田静夫君 おそらく、私専門家じゃありませんからあれですが、こちらのほうが高地で向こうのほうが地下道の関係で低地になるという関係になりませんか。
○和田静夫君 いまの水の問題と、もう一つは、地下車道におけるところの車の火災ですね、トンネルの中におけるような災害というのはわれわれずいぶん経験しておるし、それらの論議は非常にやっているわけですが、地下車道におけるところの事故車、火災に伴うところのいわゆる防災、そういうものについ...全文を見る
○和田静夫君 その辺はちょっと安全対策の問題で心配になったところですが、逆に職員、働く皆さんの立場に立てば、労働基準法の安全衛生規則に基づいての措置というものを私は十分必要とすると思うのです。それはなぜそう思うかといいますと、地下を歩いてみて、換気なんか非常に悪いですよね。あれ正...全文を見る
○和田静夫君 四十六年度の予算で衆参両院に七千万円ついて、暖房の機関の切りかえはなっておりますけれども、これはわかっておりますが、それは一例で申し上げたので、参議院の調査室へ行っていますと、窓もあけられない状態でしょう。あるいは私たちも車をときどき使わしてもらっているが、地下車庫...全文を見る
○和田静夫君 あそこは、たとえば条件のいいときばかりはかるのじゃなく、やはりある一定の期間継続的に検査されながら、そしてやはりいまお約束になったように改善される、こういうことが必要だと思いますが、よろしいですか。
○和田静夫君 これは全く「人事院月報」によっての話ですが、「人事院月報」によりますと、公務員の精神病というのが非常にふえております。これは私の立場から言えば、自治体の職場をずっと点検してみれば、定期健康診におけるところのいわゆる、神経過敏的な職業病的なものが非常にふえております。...全文を見る
○和田静夫君 まあ先ほども触れたように、野球が十分にできるグラウンドがあったけれどもなくなっているようですから、そういう点も十分に考えながら、いま国領の独身寮建設を中心としながらりっぱなレクリェーション施設をつくられる、こういうことの答弁でありますから、そのことに私は期待をしたい...全文を見る
○和田静夫君 時間もたいへん経過しておりますから急ぎますけれども、われわれの力が必要ならば幾らでも大蔵省に向かってお貸しをいたしますし、与党の皆さんだって職員の皆さんが不健康になる状態を好まれるはずがありませんから、与党の皆さんだって一緒になってこういう問題については大蔵省に要求...全文を見る
○和田静夫君 屋上の開放というのは、いわゆる危険性があれば、危険な状態を除く努力をしながら考えていらっしゃるのですか。それはいま考えていないのですか。
○和田静夫君 失礼しました、私の質問のしかたが……。新しくつくられるいわゆる事務局庁舎、これはやはり屋上の使用くらいは検討をした、考えた構造でいいのじゃないですか。
○和田静夫君 最近、食堂だとかいわゆる喫茶室なんというこれも一種の福祉施設、これらはだんだん、だんだん上へ上がりますね。三十六階まで上がるかどうか知りませんが、あそこの特別一番上にあるからあそこだけコーヒーが高いんだというようなことじゃ困るのだけれども、上のほうに持っていくという...全文を見る
○和田静夫君 さっきありました宿泊の施設ですね。私も出てきて初めて深夜国会なんというのにぶつかった経験を持っておりますけれども、職員の皆さんはやむを得ず机の上にお休みになる状態があったのですけれども、総長は自動車でお帰りになれるからいいようなものだけれども、その辺はやはりもう少し...全文を見る
○和田静夫君 事務局庁舎の人員の問題ですけれども、人員増、おそらく電気やらあるいは機械室などができてくれば、それにはもう明確に人員増でいくのでしょうな。現行の人員の中でいくということにはならぬでしょう。
○和田静夫君 議院の警察権と事務局庁舎との関係はどうなりますか。
○和田静夫君 さっきあれしましたが、着工の時期で一つだけもう一回確認をしますが、四十七年度の着工というのはこれは間違いないわけですか。
○和田静夫君 大体これで終わりますが、最後に、この事務庁舎の建設計画に――やはりこれはもうどこでもいまや全くあたりまえのことですが――職員の代表の諸君の意見が十分に生かされるように、その意見を聞く。まあできれば建設委員会などには代表を入れると、こういうぐらいの配慮を、総長されても...全文を見る
○和田静夫君 法務省関係と最高裁関係の幾つかの問題でお聞きをいたしますが、まず最初に、いま日弁連等でたいへん問題になっております長期勾留問題を中心として若干ただしたいと思います。  刑事訴訟法の第九十一条は、勾留による拘禁が不当に長くなることを御存じのとおり禁止をしています。し...全文を見る
○和田静夫君 事案によって勾留が長くなるのは日常的なんですと答弁されました。日常的というのは一体何が日常的なんですか、戦後いわゆる解放後の日本において、それが日常的でなかったものが現在日常的である、そういうことにすぎないでしょう。
○和田静夫君 まあ、言うまでもなく、わが国の刑事訴訟法では起訴前の保釈が許されていない。この点についてスタンフォード大学のロースクールのハールバックという教授は、「このような制度、すなわちある人間を保釈の機会を与えることなしに二十日間も拘束することを許し、その間、検察官が捜査、取...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、いま申しました、四十年から四十五年までの質問をしましたことですね、これは後ほど出してくれますか。
○和田静夫君 却下理由のおもなものは何ですか。
○和田静夫君 刑訴法八十九条四号。
○和田静夫君 そこでお尋ねをいたしますが、裁判官はどういう基準をもって被告人が罪証隠滅すると疑うに足る理由があるかないかを判断するのですか。
○和田静夫君 答弁が非常に抽象的ですからよくわかりませんが、もっと具体的に聞きますが、裁判官がそうした判断をする場合に、いろいろと調べられましょう、その材料は一体何ですか。
○和田静夫君 もともとこの材料は、言ってみれば捜査側の記録から判断する、こういうことでしょう。つまり私言いたいのは、勾留されるときも刑事訴訟法六十条の一項二号、罪証隠滅のおそれを理由にして勾留される。しかし、勾留が始まったときから保釈の申請が出されたときまでの間に罪証隠滅の蓋然性...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、少なくともこういうことは認められませんか。つまり六十条の段階ですね、この勾留のときにすでに罪証隠滅の蓋然性が要求されるとすれば、被疑者が控訴を提起されて、そうして八十九条の権利保釈の判断のときには、罪証隠滅を疑わせる相当な理由については六十条段階の判断時以...全文を見る
○和田静夫君 そこで大臣、この項で最後にしますがね、いまのやりとりで、少なくとも八十九条第一項の第四号を、罪証を隠滅すると疑うに足りる十分な理由があるとき、と私は改正すべきだと思うのです。いまのやりとりでどうですか、大臣。
○和田静夫君 何で適当でないのですか。十分なというほうがぼくはやはり非常に妥当だと思うのですね、いまのような形になってきておると……。
○和田静夫君 答弁了解できませんから、いま言われたように、これは検討されますか。
○和田静夫君 大臣がいらっしゃる時間が短いから、大臣に先に質問さしていただきますが、けさの報道によりますと、大阪でまた警官による被告人出廷妨害が起こっております。こうした事実について一体どのようにお考えになりますか。
○和田静夫君 これはまさに私は裁判権への侵害だと思うんです、警察側の。したがって、裁判官への侵害として警察庁に抗議をすべきだとまず思いますが、いかがですか。
○和田静夫君 最高裁判所どうですか。
○和田静夫君 たとえば被告を出廷のとき三十分間――報道の時間が正しいとすれば三十分間職質しているんでしょう、朝日新聞によれば。職務尋問しているわけでしょう。これはスムーズな裁判の運行にたいへん支障を来たしますね。そうして、こういう過程でもって警察がこういうことをやれる、そういう条...全文を見る
○和田静夫君 これは責任ある答えをもらわないといかぬと思うんですが、たとえば東京地裁なんかで学生裁判のときに若干の時間遅刻しただけでたいへんなことになったわけでしょう。こういう場合は警察官によって遅刻させられたわけだ。それでも裁判所側としては警察の側に対してものを言わないというこ...全文を見る
○和田静夫君 裁判に行く途中でこういうことがあって出廷がおくれると困ると被告が切々と訴えている、それに対して警察官は、遅刻しようが、あるいはしなかろうが、そんなことはわれわれの知ったことではない、関係ない、こういうような暴言まで吐いているわけでしょう。こういうことでもって一体、裁...全文を見る
○和田静夫君 抽象的な論議をしているわけではないですよ。現実に起こっている問題について論議しているんです。出廷の途中で犯罪行為と疑われることが行なわれた、したがって取り調べるということはあり得る、そんなことをお聞きしているわけではない。この事件に照らしてそんな答弁は通用しない。こ...全文を見る
○和田静夫君 それではその事情を明らかにしてもらいましょう。そうして問題は、その事情が明らかになって、先ほどあなたが後段で申されたような事情がなかったということになれば、被告が裁判を受ける、その権利に対する侵害が明確に存在する、そういうふうに私は思います。  次に、ちょっとおさ...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、いわゆる四十二年二月二十七日の契約書の中に書かれている購入物件のうちで、いま言われた青梅の分が御破算になって黒羽になった、そこで青梅の分を黒羽に書きかえた新しい契約書ですね、それは何年何月何日ですか。
○和田静夫君 その契約書はございますな
○和田静夫君 それ量その契約書を資料としてあとでください。
○和田静夫君 そうしますと、東京拘置所の移転をめぐる国薪都市開発センターとの契約というのは、結果的に四十四年の七月三十一日、これは確認できますね。
○和田静夫君 ぼくはそこが非常に疑問なんです。いいですか。大蔵省の国有財産局が出しております国有財産事務総覧、「交換財産の評価」、この「土地」の項ですね、「土地の価額は、契約日を某一準時点とした評価額による。この場合において契約日前の時点において評価し、時点修正を必要とするときは...全文を見る
○和田静夫君 たとえば六分の一なら六分一としましよう。Bがいま言われた岡山とします。そうすると、岡山と東京Bとの契約書はありますか。
○和田静夫君 したがって、東京拘置所の部分についてAの部分、いま仮説のAの部分がずっとおくれておりますが、Aの部分を含んだところの新都市開発センターにおける開発は進んでおりますね。
○和田静夫君 ですね。そうしますと、四十二年二月二十七日現在の契約に基づいて――その当時は、Aは青梅に該当します。それに基づいて計画が進んでいる。ところが、そのAの部分は、青梅の住民闘争によって御破算になった、そして黒羽に移らなければならない。そうなってくれば、そのときはまだ法務...全文を見る
○和田静夫君 私の質問に答えてください。
○和田静夫君 Aの部分というのは――新都市開発センターによって計画が進んでいるときには、Aの部分は青梅の部分ですか、この部分は契約が結局成立してないわけでしょう、契約が成立してないのです。そこの部分について、言ってみればその国有財産について計画が進むということは違法性を持ちません...全文を見る
○和田静夫君 私の時間があと十分しかありませんからあれですが、四十三年九月三十日の参議院の決算委員会の議事録によりますと、説明員の辻辰三郎君は、「本来青梅に見合う分の池袋の財産につきましては、新たに再評価をしていただくということで、財政当局に目下折衝中でございます。」と、こう言っ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、四十五年十二月十日の参議院の内閣委員会で、あなたは、「東京拘置所の処分によって得られます金額の約五十三億、これに大体近い額の建物をちょうだいし、その差額が約六億六千万円でございます。これを現金で相手方から国庫へ納付していただく、こういう決済になっております。...全文を見る
○和田静夫君 それではその資料をいただきまして、もちろん、これは普通財産の売り払い評価基準に基づいてでしょうが、青梅に見合う分の池袋の財産評価についてのいまの資料と、黒羽の土地の評価についての資料、これを一緒にいただきたいと思います。どうですか。
○和田静夫君 ここで私の、一応、大臣のいる間の質問を終わるといたします。あと引き続きますから……。
○和田静夫君 続いて最高裁に、裁判官のアンケート問題の結論と事務総長の本日の談話について質問をいたします。  きょう発表されました札幌弁護士会によるアンケートの結果について吉田最高裁事務総長は、札幌弁護士会が今度の調査を行なったこと自体司法行政の自治を侵すおそれがある、こういう...全文を見る
○和田静夫君 それだから事務総長を私は呼んでいるのだけれども、何か理由をつけて出てこられない。直接談話の発表をした方の意見を聞かなければ、そう思いますなどという答弁にしかならないのですがね。しかし、あなたは少なくとも最高裁判所を代表していまここへ出てきておられるわけですから、いま...全文を見る
○和田静夫君 その意味があるところだと理解をしておるところが、あなた方の見解が旧態依然としていることだと思うのです。たとえば裁判官に対する思想調査のおそれがあるのだとして、あなた方が、吉田総長がいろいろとそういう意思表示をされました。されたけれども、四百三十二人という多くの裁判官...全文を見る
○和田静夫君 全然、たいへん苦しいような答弁 で、答弁になっていないんですが、しかし、私はその程度でやめるわけにはいきません。なぜならば、あなた方はアンケートに対して一種の危惧感をお持ちになっている。危惧感をお持ちになっているからそういう裁判官に対して圧力をかけたのでしょう。こう...全文を見る
○和田静夫君 いま読まれたとおり、「軽々に応ずべきではない」というあなた方の、言ってみれば明確な見解を添えて、上司たるあなた方が裁判官のそれぞれに対して通達を徹底をしてもらいたい、早急にそういうことを取り扱ってもらいたい、こういう趣旨の通達です。私がいま二で言ったことに対してお答...全文を見る
○和田静夫君 だって、あなたの言われるような趣旨じゃないでしょう。「回答のすべてが裁判官が書いたものかどうかも疑わしい。」、こういうことでしょう。あなたは、「疑わしい。」、初めから否定的なんですよ。そういう談話じゃありませんか。したがって、出てきたところの調査結果について、そこへ...全文を見る
○和田静夫君 答弁になっていません。したがって、たとえばこういうことがあるのです。最後に、「今回のアンケートは裁判所に対する国民の信頼をそこなう」、国民の側からとってみれば全く逆です。たいへん危惧しておることを、裁判官の皆さんも国民と同様に、同意見をお持ちになっているというふうに...全文を見る
○和田静夫君 裁判官は弁解せず、それにもかかわらずきょうの――言ってみれば吉田最高裁事務総長の談話というのはすべてが弁解ですよ、少なくとも私が読んだ限りにおいて。その辺を十分に申し述べておきたいと思うんです。  そこで時間もありませんから、次に移りますが、いわゆる狭山裁判、これ...全文を見る
○和田静夫君 人権擁護局長に同じ質問をいたしますが、この事件については十分御存じでしょうが、この経緯から見て人権擁護の立場でどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 いま狭山裁判を審理中の東京高裁に対して、全国各地から、公正裁判、原審破棄を要求するいろいろの陳情、請願というか、まあそういう要求が殺到していますね。そこできょう聞きたいのは、地方自治体、とりわけ大阪府や大阪市、その周辺の衛星都市で差別裁判取り消しの決議文が採択されて...全文を見る
○和田静夫君 おそらく最高裁の答弁、そうだと思いましたが、これは先ほど来の経過からいって、狭山事件という問題を人権の擁護という立場でとらえ直してみて、そうして権威ある自治の基盤であるところの各地方自治体が議会の総意として、いわゆる決議文をあげる、こういうものに対して人権擁護の立場...全文を見る
○和田静夫君 最高裁に――この事件に対しては、逮捕から取り調べの過程を通じまして、いろいろ国民の側から見れば常識では判断ができないようなことがたくさん伝えられています。したがって、私は、公正な裁判は当然行なわれると思いますが、全く厳格な公正な裁判が進められることを強く期待をしてお...全文を見る
03月03日第65回国会 参議院 決算委員会 第6号
議事録を見る
○和田静夫君 昨日来、実は行政監理委員会が昭和四十年発足以来出したすべての意見等に目を通してみたのでありますが、それには二通りのタイプがあります。一つは、きちっと行政監理委員会意見という形になっているものと、もう一つは、委員の名前が羅列してあって、あて先が行政監理委員会委員長にな...全文を見る
○和田静夫君 そこで、行政監理委員会の意見の出し方の傾向が、初めのうちはいま言われたように、法律に基づいて委員会意見という形で出していたものが、いま言ったような形に変わってきているわけです。そこら辺の事情の変化について行政管理庁長官としてどういう御見解をお持ちですか。
○和田静夫君 これは行政監理委員会の委員長が、長官がやはり多くの場合参加をされた形でこの法律に基づいた委員会意見という形が当初出ておったように、現在もやっぱりそういう形のほうが私は好ましいというふうに判断をするのですが、行政管理庁長官そのようにお思いになりませんか。
○和田静夫君 意見が出る場合はもちろん多いでしょうが、そこに委員長自身、長官自身が参加をされておって意見の交流が行なわれて権威あるものにしていく、どうもそこで長官自身が言質を取られてどうしても身動きならなくなるというような危倶をお持ちになって出ない形が多くなったのか、そういうこと...全文を見る
○和田静夫君 行政監理委員会の設置法を見てみますと、その三条は「長官は、委員会から、前条第一項の規定による意見又は答申を受けたときは、これを尊重しなければならない。」、つまりこれは努力規定ではなくて明らかに義務規定だということであります。行政監理委員会の意見を尊重することは、行政...全文を見る
○和田静夫君 そこで、いま申し上げたような前提に立って、以下幾つかの質問をいたしますが、まず、昭和四十年の十一月四日に行政監理委員会は行政改革の推進に関する意見を出しておるわけです。そうしてさらに、四十一年の七月二十一日に行政改革の実行に関する意見を出しております。そして政府にい...全文を見る
○和田静夫君 実はこれらの意見というものが全く尊重されなかったということ、これを安西正夫、江口俊男、太田薫、佐藤功、橘善守、寺尾一郎といった六名の委員全員が認めています。そして翌四十二年の十一月九日付で、これら六人の委員は行政監理委員会松平勇雄委員長あてに行政改革の緊急事項に関す...全文を見る
○和田静夫君 やっぱりもっときびしい態度というものが要求をされなければならぬのだろうと思うのです。行政監理委員会の設置法には罰則規定がありませんから、まあ大臣おやめなさいなどというような強制もなかなかするわけにいかぬのですが、私は、政治家である以上それくらいの責任感があってよいの...全文を見る
○和田静夫君 このときの長官はどなたです。
○和田静夫君 私は、まあ実は、先ほどのような考え方からいけば、木村長官自身も設置法に違反せざるを得ないような状態に――のろのろ各省庁のいわゆる意見を尊重せざる態度におけるこの仕事の進捗状態で、長官自身が法違反の立場に追いやられるわけだから、木村さんも実はやめるべきであったと思う。...全文を見る
○和田静夫君 いつもながらの答弁なんですがね、これは私が言っているのではなくて、行政改革の緊急課題に関する意見、この中で、もうお読みになっていると思いますが、荒木長官になってから行政改革はまさに冬眠状態にあると言えると、これらの意見の中で出ているわけです。したがって、いまお約束に...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ長官、法的責任、義務をお持ちになっているわけですから、ちょっと私具体的に聞きますが、木村長官時代の二つの強い意見を受けて、少なくとも地方事務官の問題をめぐっては、先ほども局長から答弁がありましたように、各省に動きが見られました。その一つのあらわれとして、昭和...全文を見る
○和田静夫君 それで、検討を続けているという答弁でしかないわけですから、その限りにおいては、四十三年の意見というのはまだ一つも生かされていない、こういうことに結果的になるわけです、経過的にはどうあろうとも。それで、いま一言言われましたね、地方事務官制は廃止されて地方公務員になると...全文を見る
○和田静夫君 その部分は、いまのところ、その答弁でとどめておきます。  昭和四十四年の一月に出された行監の、地方労働行政機構の改革の方向に関する委員の見解、これを読んでみましても、各三名の委員が支持する二種の意見を委員長に提出して、しかも、関係省庁間の協議において、行政管理庁長...全文を見る
○和田静夫君 何か予算委員会が始まるそうで大臣出られますから、いまの、ちょっとおきまして、大臣に一言だけ聞いておきます。一つは、私はこの間、地方行政委員会で、管区警察局の廃止問題で質問したら、大臣はぶっきらぼうに、考えていませんと、こら言われたが、あのとき出どころを忘れていたもの...全文を見る
○和田静夫君 指示の内容を一言で言ったらどういうことですか。
○和田静夫君 地方事務官制の廃止を推進をしろと、こういうことでありますので、大臣いま勇気を持って進められると、こういう趣旨の答弁をされたのですが、それに期待をいたしましてよろしいですか。
○和田静夫君 そこで先ほどの労働関係の問題なんですが、行政管理局長これ一体どういうスピードで進んでいきますか。また、どういうふうに進めろと、行管としてはいろいろ協議をされますか、指示をされますか。
○和田静夫君 厚生省関係の地方事務官の取り扱いについては、まだ具体的な方向すら明らかになっていない現状であります。地方事務官制度の改革はすでに多年の懸案であります。国と地方公共団体の間の事務配分の合理化の見地から、その実現が強く要望をされています。そして先ほど、総理大臣の指示に従...全文を見る
○和田静夫君 河合局長に伺いますがね、いまの厚生省の地方事務官廃止問題、四十一年の七月二十六日のあの地方事務官制についての改革に関する意見に基づいてどういう見通しでもって進みますか。これはいわゆる医療制度全体の抜本的な改革などと付随するとかいうような形のことだけではなくて、地方自...全文を見る
○和田静夫君 このことは局長、言えるんじゃないですか。厚生省その他を指導するにあたって、ともあれ地方自治法附則の八条は「当分の間」、不自然に二十五年近く続くわけだけれども、そのことを抜きにしても主体は地方公務員なんです。当分の間地方事務官にしているだけなんです。したがって、医療制...全文を見る
○和田静夫君 特に政務次官の場合には、なるべく厚生省の側にお立ちになる考え方が強く出ると思います。私の場合は、逆の立場に立つ場合が出ると思います。そのことをいま論議をするのではなくて、地方自治法の附則八条というものの精神、主体は地方公務員を地方事務官にしているわけです。そして「当...全文を見る
○和田静夫君 特殊法人についてお聞きをしますが、四月の二十日、私はこの決算委員会で日本自転車振興会、日本小型自動車振興会それから地方競馬協会、これを一本化をして、そうして業務を合理化したほうがよい、こういう私が意見を述べたのに対して長官は検討すると答えられたわけです。その後、行政...全文を見る
○和田静夫君 もっとも、先ほどの行政監理委員会関係の意見としては、昨年十一月二十五日に安西正夫、犬丸實、太田薫、佐藤功、寺尾一郎、吉武信の六名の委員による当面の改革事項についてというのがありますね。この意見を行政管理庁としては尊重されるおつもりですか。
○和田静夫君 ことしもまた人事院は例年どおり、国家公務員法百三条の第九項に基づいて、俗に天下り白書と呼ばれる営利企業への就職の承認に関する年次報告書を国会及び内閣に提出されました。この報告書によりますと、特に高級公務員が職務上密接な関係にあった営利企業に天下りする例がこの年度も多...全文を見る
○和田静夫君 そこで人事院にお尋ねしますが、四十四年十二月に出された行政監理委員会の「行政改革の現状と課題」は、「なお、この意見においては、人事院が就職承認制度の運用の基準を厳格化することの必要性については直接には触れていない。これは、行政組織における人事院の特別な地位を考慮した...全文を見る
○理事(和田静夫君) 委員会を再開いたします。  この際、参考人の方に一言ごあいさつ申し上げます。  本日は御多忙中のところ、本委員会のため参考人として御出席をいただき厚く御礼を申し上げます。委員会は、委員の質疑に対して御意見を述べていただくというふうに進めてまいりますので、...全文を見る
○理事(和田静夫君) 昭和四十三年度決算外二件を議題とし、休憩前に引き続き質疑を続行いたします。御質疑のある方は順次御発言願います。
○理事(和田静夫君) 他に御発言もないようですから、行政管理庁の決算につきましては、この程度にいたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時十三分散会      ―――――・―――――
03月05日第65回国会 参議院 決算委員会 第7号
議事録を見る
○和田静夫君 労働災害が激増しているといわれていますが、昭和四十一年以降、四十四年までの労働災害の発生件数の推移をまずお示し下さい。
○和田静夫君 ちょっと恐縮ですが、四十三年の決算ですから、四十三年の……。
○和田静夫君 こうした労働災害発生状況について、労働省としては、まずどのような状況判断を持っていらっしゃるか、今後どのように対処するのですか。
○和田静夫君 先ほど来の、四十三年の事故、労働災害の発生件数の中で、同時にまたその中の死亡件数の中で、労働安全衛生規則が守られていなかった、いわゆる使用者側の義務規定ですね、管理者側の規定が守られていなかったがゆえに起こった件数というのはわかりますか。
○和田静夫君 そうしますと、当然その七割の中では、その工場なりあるいはその工場内の個人なりに過失があったかなかったかということが原因になる、そういうことで労働災害が当然生ずる余地がある。そのことは、まず基本的にはお認めになりますね。
○和田静夫君 そういうようなことを問題にして、各地で裁判で争われておる事件が幾つかあるんですが、どのようなものがございますか。
○和田静夫君 いまのことですね、それから四十三年の、先ほどのいわゆる法、規則違反の分二、三割に該当する分と、七割に該当する分について少しは詳細に、後ほど資料を、できれば、四十四年の決算が始まりますのでね、四十四年度分でください。
○和田静夫君 それで、きょう問題にしようというのは、いまのような形でかなり多くの補償をめぐる裁判が起こされています。それに対して、労働省側がかなり書類の提出その他において非協力的なんですが、何かそういうような、監督署なりその他に対して、訴訟案件になっておるような事件についての資料...全文を見る
○和田静夫君 私、四十三年の決算にふさわしい問題を一つ持っているんですが、特徴的に一つだけあげますけれども、昭和四十三年八月二十七日に、川崎製鉄千葉製鉄所第二熱圧工場内で起きた事件を中心として争われている問題ですが、そこで野村治良さんという人が、水野工運会社の玉掛合図工がクレーン...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、いわゆる裁判所が提出命令を出したときには、それは出してよろしいということでしょう。
○和田静夫君 これはその通達資料、後ほどいただけますか。
○和田静夫君 それをいただいて一ぺん読ましていただきますが、私がその通達の内容を聞いている範囲では、この千葉の監督署がこの裁判所に対して回答した、こういうことを意味していませんよ。提出命令が出ているのですから提出をするのが当然なんです。そのことを否定してないのですよ。否定していな...全文を見る
○和田静夫君 この数少ない労働者災害裁判において若干振り返ってみると、たとえば東急コンクリート事件。これでは弁護士の報告によりますと労働基準監督署の災害調査復命書にたよるほかはないという状況のもとで裁判が進行している。また具志野労災事件によりましては、災害調査を行なった品川労働基...全文を見る
○和田静夫君 復命書というのは、これは全然出したことはないのですか。
○和田静夫君 復命書の写しも含んでありませんか。
○和田静夫君 そうすれば差しつかえのない部分について、まずきょう決算委員会終了後、私に提示してくださいますか。
○和田静夫君 それじゃそれはすぐ届けてください。  第二の問題ですが、東洋エチルの工場の閉鎖で公害反対運動のメンバーなど十五人が親会社の東洋曹達工業への再就職を締め出された件について、これは公害の部分についてはすでに予算委員会などで問題になっていることですから、私はきょうは労働...全文を見る
○和田静夫君 東洋エチル南陽工場には四十数人の東洋曹達出向社員がおり、その東洋曹達では四十六年度の新入社員として高卒二百五十人を内定をしている。また、いまの三班三交代制を四班三交代制に移行させるためにさらに七、八十人の人員増が必要だと、こういわれています。工場の完全閉鎖やあるいは...全文を見る
○和田静夫君 注目すべき現象である。ざっくばらんに言えば、言ってみれば、われわれ市民的なことばで言えば、そこには不当労働行為が厳存をしていることは明確だと思うのです。で、私はここに東洋曹達工業株式会社が採用内定者たちに書かせた採用内定承諾書を持っております。これを見てみても、不当...全文を見る
○和田静夫君 これはいわゆる労働基準法の観点に立った論議は、たとえばきょうが初めてであったにしても、この問題自体はもう衆議院、予算委員会からずっと引き続き公害問題として公害特別委員会でも取り上げられてきていることですから、労働省の観点に立てば、公害という側面あるいは労使関係という...全文を見る
○和田静夫君 御存じのとおり親会社の東洋曹達への再就職、親会社へのいわゆる再就職にあたって、その就職等に携わる者は第三者である。したがって、親会社の人事担当者とそうして東洋エチル南陽工場の人事担当者が話し合ったことは、すでに第二十二条の「使用者は、予め第三者と謀り、労働者の就業を...全文を見る
○和田静夫君 そういう答弁のしかたというのはないと思うのだよ。まあここにも会社の重役の方もいらっしゃるでしょうが、採用されるときに前のところの賃金の状態その他の証明書というのは、ちゃんと手続上出しますよ。出さずに、子会社にいたから親会社にといっても、子会社にいたときの賃金の事情な...全文を見る
○和田静夫君 これはいま調査が行なわれてないというのは、非常に不満なんです。きょうここで、この問題では国会はきょう初めてでしょう。しかしこの種類のことは、この国会、予算委員会が始まると同時に公害問題で問題になっているのですから、労働省は視点をここに合わせて、ひとつこれだけ大きな、...全文を見る
03月09日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第9号
議事録を見る
○和田静夫君 もうかなり質問が出尽くしておりますから、なるべく重複を避けて質問いたしますが、まず、六ページのこの理由に、「最近における銃砲並びに模造けん銃及び模造刀剣類を使用する犯罪の実態にかんがみ」、この法改正を行なうというのでありますが、ここで言われている犯罪とは、具体的にど...全文を見る
○和田静夫君 それらの犯罪の一つ一つを検討された結果の論理的な帰結としてこの法改正案が出されたということであるならば、いま言われたようなハイジャック、シージャックなどを含むいわゆる犯罪の内容と改正点との結びつきを具体的にちょっと説明してください。
○和田静夫君 銃砲刀剣が介在する犯罪というのは、銃砲刀剣類所持等取締法といったようなこういう法律を越えたところに発生をする、あるいはそれをはみ出たところで起こる、こういうことばいなめない側面だと思うのです。そうするとやはり必要になるのは、拳銃あるいはライフル銃、散弾銃の無許可の所...全文を見る
○和田静夫君 まあ戦後の混乱のときに、やっぱり刀剣類に対して愛着を持っている老人たちが非常にいらっしゃったと思うのです。で、世代が変わって、なくなられた、遺品の整理というようなものを経ながら刀剣が出てくるという例は私は漸次ふえる傾向があると思う。そこで、それがいま言われたように、...全文を見る
○和田静夫君 で、何といいますか、周知徹底方、強制を伴わない形で、どういう方法で一般民衆に対してやられておるのですか。
○和田静夫君 以前にかなり有名な相撲取りが外国巡業の際にピストルを買って持ってきたということで問題になりました。拳銃等の密輸の問題は、いま質問がございましたから触れませんが、私がお聞きしたいのは、駐留アメリカ軍人からの銃砲等のいわゆる横流しといいますか、流れたもの、それはどういう...全文を見る
○和田静夫君 拳銃以外はありませんか。
○和田静夫君 この中で流されたものと、それからおそらく駐留軍関係の保管倉庫などから盗まれたものとが混在をしておるのだと思いますが、そういう状況はわかりますか。
○和田静夫君 これは米軍の倉庫からいわゆる盗難にあった場合に届け出といいますか、連絡の関係はどういうふうになっておるのですか。
○和田静夫君 押収をされたものの関係で昭和四十四年の三十九丁、四十五年の二十六丁、五丁の小銃を含んで。これらで犯罪に使用されたものはございますか。
○和田静夫君 現在まで許可を受けてライフル銃を所持した者で、いわゆる「社会的危険性」をおかした者はありませんか。この提案理由の中で、たとえば九ページに、「現に所持の許可を受けてライフル銃を所持している者については、この基準に関する改正規定は適用しないこととしております。」と、こう...全文を見る
○和田静夫君 したがって、少なくとも過去において許可を受けてライフル銃を所持した者で取り消しの措置を受けた者、言ってみれば、社会的危険性を犯した者が存在をしたわけですね。そういう存在をしたという具体的な事実があるのに、なぜ、現に所持を受けている者もその危険性を犯さないという保証が...全文を見る
○和田静夫君 万一事故があった場合に取り消すということではたいへんおそ過ぎるのではないか。言ってみれば、ライフル銃等の所持許可を与えた者の中で事件があった、それらの経験をも踏まえながら法改正という道が出てきたわけでしょう、前段に尋ねたように。それらの一つ一つの点検、総合の理論的帰...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、再検討するということは、この法改正以降に残す、懸案の問題としていくと、こういうふうに理解をしておいていいですか。
○和田静夫君 そうすると、この提案されている法律案というのはまだまだ不十分である、こういうことになりますね、逆には。それはそういうことですか。
○和田静夫君 まあ不十分な点は十分に直していくというふうに理解をしておきたいと思います。  提案理由説明のその二です。まず美術館や科学博物館などで所持しているものが現在どのくらいあるのか、またその分布の状況はどういうふうになっておるのか。
○和田静夫君 それではその間に。「銃砲の保管状況について必要な報告を求めることができる」となっておるわけですが、その「必要な報告」とはどのようなことを予定していますか。
○和田静夫君 これらの報告を求めたいということは、定例的に報告を義務づけるということですか。
○和田静夫君 一〇ページのその三、「業務その他正当な理由による場合を除いては、」とは、いかなる場合をさしますか。
○和田静夫君 さっきのまだわかりませんかね。
○和田静夫君 分布の状況ですね、どこにあるのですか。
○和田静夫君 これらのところにおける保管義務あるいは報告義務、今日までの求められた報告の状況、どうなっておりますか。
○和田静夫君 そうでしょう。そうすると、二十八条に基づいて報告が上がってくれば、いまの第一問に答えられないということにはならないので、報告が上がってこないのじゃないですか。どこにどういう状態であるかということがわかっているはずでしょう、報告が上がってくれば。
○和田静夫君 府県警察等に上がっていればすぐ調べられるということになるのですが、資料としてはすぐ出るということになりますね。何も意地悪なことを言うつもりは全然ないですが、どうもこの辺のいわゆる報告というものをお集めになってはいないのじゃないかと思われるのですよ。案外この辺、穴にな...全文を見る
○和田静夫君 後ほど、これは約束されたとおり、資料としていただきます。  次に、交番などから拳銃等の強奪、盗難が最近目立ちますね、交番が襲われるなど。その保管などについての対策を特にお考えになっていますか。
○和田静夫君 自衛隊の銃砲の保管状況というものはおわかりになりますか。
○和田静夫君 自衛隊の銃砲等で盗難にあったものが犯罪に使われたというようなことはございませんか。
○和田静夫君 武器製造所の保管状況ですね、これは警察ですか、通産省ですか。
○和田静夫君 過疎地帯などで、こういう銃砲等の製造の工場誘致なんかを散見するわけですが、そこにおける保管状況というものは、かなりぼくは指導しなければならないと思いますし、零細企業がやるわけですから、資金的な援助も、お宅のほうでは補助等については十分考えなければならないと思うのです...全文を見る
○和田静夫君 その製造所から、いわゆるメーカーから運搬をされる銃砲のほうがお宅の管轄ですから、その運搬の途次における今後は犯罪などというものが、いまの世情の中から考えられないことはないわけですね。それらに対してはどうですか、何か特別なことをやられているわけですか。
○和田静夫君 今度の場合には銃砲店に押し入ったというような状態でああいう事件が起こっておるのですが、私は、将来的にはいま申し上げたようなことが一つ危惧される問題としてあると思うのです。  そこで、警察側にお聞きしたいのですが、火薬等の運搬についてはお宅の管轄で、公安委員会で許可...全文を見る
○和田静夫君 その火薬等の、いわゆる率直に言えばたまですね。たまならたまを運ぶときの監視体制といいますか、運搬の体制というものは特別に何か措置されていますか。
○和田静夫君 私どもそこは不勉強なんですがね、考えられるところでは、いま言いました火薬等の運搬の許可基準の中に銃砲等を同時に積載することができないなどというようなことが、もう少し強く指導されないとたいへんな危険が今後においては予想されるような気がするのですが、いかがですか。
○和田静夫君 若干、逐条約に質問いたしますが、四条の関係で、先ほどもちょっと聞きましたが、新たに動物麻酔銃を許可対象に加えた理由というのは特別に何かありますか。
○和田静夫君 前に質問があったかもしれませんが、四条の二の「必要がある場合」というのは、これはどういう場合ですか。
○和田静夫君 第五条の関係で、先ほどまあ全体的な論議をやりましたから、もうやめておきますが、このライフル銃の許可基準がきびしくなっているのに、継続して十年以上第四条第一項の規定による猟銃の所持の許可を受けている者を特別扱いにしているのと、あるいは附則三項に関連してもいえますが、こ...全文を見る
○和田静夫君 最後に、警察官による銃砲の取り扱いについて触れておきますが、いま警察はライフル銃を何丁お持ちになってありますか。
○和田静夫君 その使用規程というものは当然ございましょう。
○和田静夫君 この通達というのは、いつ出されたのですか。
○和田静夫君 四十五年六月一日と言いますと、これは広島の事件が起こったあとですね。
○和田静夫君 そうしますと、まあそういう内部的な指導が行なわれていて、したがって、現地におけるところの幹部の判断と命令によって瀬戸内海におけるあの際のライフルの発射の行為があった、こういうふうに理解してよろしいわけですね。
○和田静夫君 そこで、シージャックの際、結果的にライフル銃を用いて川藤展久でしたかを射殺をしたという結果になっているわけですね。それで、一応、社会的にはその結論が最近出たようですけれども、専門家によりますと、あの距離でのあの撃ち方は、言われるところの犯人の肩をけがさせるといったよ...全文を見る
○和田静夫君 先ほど御説明がありました、後ほど出た通達とその前の内部的な指示関係、その中にはライフル銃の使用に関するたとえば射程との関係などはあるわけですか。
03月10日第65回国会 参議院 決算委員会 第8号
議事録を見る
○和田静夫君 日中覚え書き貿易をめぐる政治会談、そしてああした内容のコミュニケが二年連続して出されたのでありますが、この結果の上に立って、佐藤政府としては、対中国政策でいままで定まらないでいた要素とでも申しましょうか、そういう要素がはっきりしたとか、あるいは何か新しい結論めいたも...全文を見る
○和田静夫君 今度のコミュニケを読んでみまして、やはり問題は台湾問題だという感じが非常にするわけです。そう感じたのはおそらく私一人ではなくて、多くの国民がそう感じておるのではないかと思うんです。たとえば大使級会談とかなんとか言ってみたところで、問題は台湾問題に対する日本の態度にあ...全文を見る
○和田静夫君 何か国際情勢が片づけば日中間の固有の問題も解決するというような考え方、そういう考え方というのは、事、日中問題に関する限りは私はどうも成り立たないように思うのであります。最近、中国の対外姿勢というのは幾分柔軟化のきざしが伝えられます。ところが対日姿勢だけは依然として硬...全文を見る
○和田静夫君 一昨年の日米共同声明が、台湾は日本の安全にとってきわめて重要な要素であると、まあそういうふうに強調した点ですね。そういう点が中国をいたく刺激したと少なくとも私は考えますが、大臣はそのようにはお考えにはなっていませんか。
○和田静夫君 藤山愛一郎さんが帰国をせられまして、少なくとも政府はこれ以上台湾に深入りすることをやめてほしい、これがまず第一。周四条件にしても台湾と貿易するなというようなことを言っていない。これ以上資本提携をしたり援助をしてはならないということ。こういうふうにまあ明確に述べられて...全文を見る
○和田静夫君 端的に言って、もうそろそろ吉田書簡の破棄ぐらいのことは愛知外務大臣として言ってもよいのではないかと思うのですが、いかがですか。
○和田静夫君 吉田書簡は対中国プラントの輸出をチェックするものでありますから、たとえばイギリスやフランスや西ドイツやイタリアをはじめとする西ヨーロッパ各国の中国との友好的な国家関係をバックにする状態というものを考えてみた場合、日本の関係というのは非常におくれている。そうこうしてい...全文を見る
○和田静夫君 少なくともカナダのように台湾が中国不可分の領土である、そういうテークノートする意思というのはございませんか。
○和田静夫君 愛知外務大臣は、二日の参議院予算委員会で、中国の日本に対する理解が足りない、と述べられたようであります。具体的にどのような点で理解が足りないと思っていらっしゃるのですか。
○和田静夫君 抽象的に別の世界のことのように見ていると判断をされる。そうすると、隣国との関係でありますから、そういう見方を解消するために外務大臣としては何か具体的に努力をするおつもりはないわけですか。
○和田静夫君 軍国主義というような言い方にしても、コミュニケはアメリカの極東戦略とのコミットの度合いを問題にして述べているように思われます。そういう意味では日本政府は、アメリカ国内でも、またいわゆる自由陣営でもその支持を必ずしも定着させていない。アメリカのインドシナ政策に対する支...全文を見る
○和田静夫君 中国の佐藤内閣に対する不信というのは、何か政策以前のものがあるのではないかというようなことを、うすうす私たちも感じさせられていました。そうすると、いみじくも二月十三日の衆議院の予算委員会で、しかも与党質問の中で、過去に佐藤さんの中国に対する背信行為というふうな問題が...全文を見る
○和田静夫君 まあいずれにしても、全野党はもちろん、自由民主党の中でも相当部分、今日の政府の中国政策には御存じのとおり批判的であります。つまり、少なくとも中国政策に関する限りは、政府は国民世論の少数派であると言ってもよいのではないかと思うのであります。そのことを十分認識された上で...全文を見る
03月10日第65回国会 参議院 本会議 第7号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表し、地方税法の一部改正案、地方交付税法の一部改正案並びに昭和四十六年度地方財政計画に関連をして質問をいたします。  国鉄山陽本線は、山口県に入ると急行が鈍行に変わると陰口がきかれています。山口県には急行停車駅がおそらく多いからでありましょう。...全文を見る
○和田静夫君 総理に再びお尋ねをいたしますが、先ほど私が指摘をいたしましたのは、秦野東京都知事選予定候補が、いわゆる四兆円ビジョンを掲げて選挙戦に臨もうとしている、これに対しては、政府与党によるその財源的担保が伴っていたはずであろう、総理は、国政の私物化を具現するように、ほんとう...全文を見る
03月11日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第10号
議事録を見る
○和田静夫君 この法律案、大臣から見解を承っていませんので、すでに前回までの委員会で相当各委員から質問が出尽くしていますから、二、三の問題について締めくくり的にお尋ねをいたしておきたいと思います。  まず、模造の銃または刀剣類の所持とか携帯の禁止に関する改正規定についてでありま...全文を見る
○和田静夫君 模造拳銃と構造刀剣類を比較してみますと、その物体としての、凶器という側面からながめると、私は、殺傷力という性能からいって模造刀剣類のほうがはるかに性能がすぐれていると思います。そうすると、模造拳銃は見せかけだけで殺傷力は全くない。一歩譲って、多少の改造ぐらいですぐ本...全文を見る
○和田静夫君 この模造拳銃というのは、そのもの自身には危険性がない。しかし、強盗などやる場合には疑似的にたいへん脅威を与える、そういうことにも用いられますから、そういう犯罪予防という観点でも所持を禁止するということになっておるんだろうと思います。しかし、この前お聞きをしまして答弁...全文を見る
○和田静夫君 大体模造拳銃というのは、この法が改正されるまで、まだ今日現在までいわゆる所持を正当に認められているわけでしょう。そしてその器具の性能上、先ほども何回か言うように、人のからだに危険を与えない。したがって所持を禁止するのは犯罪防止というような形での行政上の目的である。そ...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、現在民間で保有している模造拳銃というのは、大体どれぐらいだと踏んでいらっしゃるんですか。
○和田静夫君 そうしますとね、その八十万なら八十万丁いわゆる模造拳銃が家庭にある、それを総理府令に従って所持できるようにするには、この所持者が自分で改造する、そういうことでこと足りるわけですか。
○和田静夫君 そうすると、六カ月の期間のうちにそのことを所持者に可能ならしめるためには、何か具体的に指導する、あるいはあれをするとかいうことは考えていらっしゃるんですか。
○和田静夫君 そこでその点がたいへん心配になるんですが、この法律が公布の日から一カ月を経過して施行されて、そして模造拳銃の所持の禁止の規定は、いま言われたように六カ月、で、八十万とこう言われるわけですがね。実際は民間で保有する数というのはもっともっと多いんだろうと思うんですよ。そ...全文を見る
○和田静夫君 去る二月十九日の衆議院の地方行政委員会で、長官は同様なことを、社会党の華山議員の、いわゆる食管法が厳然としてあるのにやみ米が横行している。流通をしている。それがテレビなんかで報道されてもあなた方取り締まらぬのはどういうわけだということについて、自然犯と行政犯の違いを...全文を見る
○和田静夫君 その点はそれでいいですが、模造拳銃の所持の禁止は、法律的にはまかり間違うと非常に大ぜいのごく普通の人に犯罪を犯させる危険を含んでいるということが心配になるから先ほど来述べたのですが、ところが警察行政の手心で、あるときはきつく、あるときはゆるやかにいま述べられたような...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ最後に大臣にお尋ねいたしますが、いままでいろいろと論議をしてきました。お聞きのとおりでありますが、この法律案は、運用によって個人の人権を侵したり、また指導よろしきを得ないと善良な人々に迷惑を及ぼす危険があります。長官が言われましたように、警察の良識を疑うわけ...全文を見る
○和田静夫君 大臣、この前の委員会において、実はこの銃砲の製造所から販売店などに銃砲を運ぶ際、その運搬中の盗難、あるいは実包、火薬などを一緒に荷積みすることについての危険について質問しました。事務当局からすでにお聞き及びだと思うのですが、事務当局としてはよく検討して改善の措置を講...全文を見る
○和田静夫君 これは大臣、非常に気にかかるところですから、いま答弁がありましたけれども、一ぺん慎重に検討をしていただきたいと思います。よろしゅうございますか。
○和田静夫君 最後に、真岡の猟銃のあの強奪事件を契機として、何か事件が起こるとすぐいわゆる過激派グループのしわざではないかということが報道に載るわけですね。たとえば相武台団地内の横浜銀行の強奪事件についても、報道機関は、千葉県下で起こった連続三件の郵便局の強盗事件と手口が似ておっ...全文を見る
○和田静夫君 私は、ただいま修正議決されました銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案に対して、自由民主党、日本社会党、公明党、第二院クラブ各派共同による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読します。    銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案に対する附帯決議...全文を見る
03月12日第65回国会 参議院 決算委員会 第9号
議事録を見る
○和田静夫君 最近、運賃を上げられる計画がございますか。
○和田静夫君 国鉄。
○和田静夫君 きょう四十三年度の決算を審議をしていく、そういう過程の中で私は、運賃値上げというのは不当であるということだけを冒頭まず一つ申し上げておきたいと思います。  次に、国鉄は運転、工作の両局の合同で車両の総点検を緊急に実施されるようにきめられたそうですが、その内容をちょ...全文を見る
○和田静夫君 伝えられるところによると、キハ一八一系ですね。この最新型の気動車にブレーキの故障やエンジンの過熱など、三月に入ってからたいへん事故が多い。したがって緊急にこれらに対する総点検を必要とする、こういうふうにまあ伝えられているわけですね。そうして昨日、いま言った両局がその...全文を見る
○和田静夫君 それではキハ一八一系の最新型の気動車が現在何両あり、その購入のために要した費用がどれだけであったか。そして今度の総点検に要する費用はどれだけを予定されているか、至急にお願いをしたい。
○和田静夫君 次に、六日、七日、上越地方を襲ったふぶきで、御存じのように一昼夜立ち往生をした。そしてまあ青年の幾人かは目ざす学校の、国立大学の入試に間に合わないという事態を経験している。人生航路が狂うという結果になった。あの上越沿線でとまった状態というのは不可抗力でありましたか。
○和田静夫君 それが最良の方法であるとするならば、私は七日の上野発午前七時の「佐渡1号」に乗ったんですが、わざわざ確かめたわけですね。朝三時以降上野には一両も入ってきていない。したがって、これは満足に新潟に着くだろうか。途中で引き返す状態ではないだろうか。——そうしたら「最悪の場...全文を見る
○和田静夫君 これは、私がたまたま乗り合わしたから言うのではなくして、ちょうど日曜日ですから朝スキー客で満員、そういう列車がとにかく次から次へ発車をしていく。そうして、そのレジャーを楽しもうとする乗客の諸君も、すべて目的地に行けずに帰ってくる。しかも、その帰りがあるのなら話は別で...全文を見る
○和田静夫君 国鉄に申し上げておきますが、あの状態というのは、上越線がまだ吹き荒れているわけですから、しかも、前夜来受験生を乗せてとまっている、そういう状態になっているのですから、下りが行ける状態でないことは明白です。それを、まさに無計画に発車させるなんということは、私はやはり国...全文を見る
○和田静夫君 昭和四十六年度の予算を編成するに当たって、単なる帳簿上の処理で国鉄の赤字を減らしたということが一斉に報道されました。国鉄の赤字というのは、帳簿上の操作でどうにでもなるのですか。
○和田静夫君 昭和四十四年度の鉄道要覧、一二七ページから一二八ページによりますと、営業経費の中で伸び率の最も高いものは修繕費で、昭和三十五年に対比するに、四十三年が三四二、四十四年が三六五、それから減価償却費が四十三年の三〇〇、三倍ですね。それから四十四年の三一七、人件費が約二倍...全文を見る
○和田静夫君 修繕費というのは、それじゃ改良費的なものではないと、そういうことになりますか。
○和田静夫君 そうしますと、日本国有鉄道会計制度調査会答申を中心にしながら二、三伺いますが、現在国鉄で使用されている総合償却法というのは「早期除却資産と耐用年数経過後使用資産とが償却単位全体として平均化されることが前提」としています。まず、この「前提」は成立をしていますか。
○和田静夫君 国鉄の資産のうちで耐用年数経過後の使用資産というものが、いろいろ読んでみると相当あるように思うのです。それはどのくらいの額になりますか。
○和田静夫君 これは、いま委員会をやっておるし、ぼくの質問はちゃんと言ってあるのだから……。
○和田静夫君 この答申によりますと、昨年の十二月十九日に出された日本国有鉄道会計制度調査会答申、この二一ページには、先ほど答弁されたこととも関連がありますが、「早期除却または耐用年数経過後使用の事実が一方に偏して著しく多く生じていないかを定期的にチェックし、必要に応じて引当金の額...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、先ほど言われたように、現行償却制度の合理化、答申の中にもありますが、それについては、個別償却への方向も含んで具体的にお考えになっている、そう理解してよろしいですか。
○和田静夫君 昭和四十三年度の日本国有鉄道収入支出決算内訳の損益勘定を見ながらお尋ねをいたしますが、まず在外事務費、この性格と、一億千八百九十六万六千円の使途明細を明らかにしていただきたい。
○和田静夫君 業務委託費ですが、これはどのような業務がどこに委託されていますか。
○和田静夫君 この大きく一、二、三と分けて、そこで業務の内容と総額についてはわかりましたが、委託をされているいわゆる関連企業などをずっと一覧にすると、どのくらいあるのですか。
○和田静夫君 三のグループの荷扱いなんかは、どういうことになるのですか。
○和田静夫君 これは各社の一覧表をいただけますか。
○和田静夫君 そこで一、二、三に分けて、四十三年度でいえば三百八億九千四百七十三万五千円のこの決算、積算の基礎というのはおわかりになりませんか。
○和田静夫君 その一々をいまおそらくお答えになれないでしょうから、資料をいただくときに、それぞれの委託費について概算どれだけ、その積算の基礎はこうという形の資料にしていただきたいと思いますが、よろしいですか。
○和田静夫君 昭和四十三年度中に調査報告書が出されました例のEL・DLの乗務員数と安全の関係についての調査委員会ですね、これには総額幾らかかって、それがどの予算項目から支出をされましたか。
○和田静夫君 この委員会の調査素案としてELは東海道浜松から米原、山陽線岡山から広島、DLは山陰線京都——豊岡の三案が出され、委員の構成が医学、心理学、人間工学の専門家に限られていたために、必要あるときは権威者などに調査の一部を依頼し、また必要に応じてその助言を随時聴取する、こう...全文を見る
○和田静夫君 国鉄にすれば百六十万でしょうけれども、この四十三年度の決算をやっております——四三年のことでありますから、実はのちほど触れますが、先日の事故との関係でこの辺のことはお互いに重要だと思うので、お尋ねをしておくのですが、その立ち会い人の清水教授の証言によりますと、十二月...全文を見る
○和田静夫君 私が一応調べた結界に基づくと、DLについては先ほど言われたとおり予備調査ということばが妥当なのかわかりませんが、予備調査すら行なわれなかった。それからELについては予備調査だけ行なわれたわけですが、実際乗務は八〇%までが深夜だというのに、その調査は午前八時から午後五...全文を見る
○和田静夫君 そこの一人乗務問題というのは、総裁、どうされるんですか。
○和田静夫君 そこで、もしそういう方針で進められるとすれば、この前東北で起こったあの事件ですね。助役の乗務員に対するところの朝の点検が手抜かりだったのか、どういうわけかしりませんが、そのような事故が起こらないという保証がおありになりますか。
○和田静夫君 いや、全くこれはアマチュア——私はいま、一番大切なのはアマチュアの論理というものをプロに——プロフェッショナルにぶっつける、そのことが一番大切だと思うから言うので、一人乗務になった場合に——二人乗務なら睡魔がきても横でチェックできるなどなどある。基本的に考えなければ...全文を見る
○和田静夫君 たいへんアルコールの度合いが多かった状態でさえ機械はチェックできなかった、現実には。そして、ここで何を言われようが、起こったあの事件というものを考えた場合に、それは一人乗務でいるよりも二人いたほうが、その事態というものを発見できるだろうということは、これは常識的に考...全文を見る
○和田静夫君 いつごろ結論を出されるのですか。
○和田静夫君 山田国鉄副総裁は、油須原線については当初から疑問を持ちながら工事を進めた、そう述べているんですね。そうすると、初めから持っていらっしゃった疑問というのは、どういう疑問ですか。
○和田静夫君 率直な話、国鉄の力では、たとえは疑問を持つ場合、客観情勢が変わった段階でたとえばチェックするならチェックできたですか。国鉄の力ではどうにもならなくて、他からの圧力があるなどというようなことはないのですか。
○和田静夫君 この間、予算委員会で、福田駅とか中曾根駅などということが問題になりまして、伝えられるところによりますと、上越新幹線の駅でいろいろ胸算用が起こっていて、福田さんにお願いにいきましょうと群馬側が言えば、いや私たちの新潟側は田中さんにお願いにいきましょうというような形で、...全文を見る
○和田静夫君 いまの答弁に期待しておりますから、再び決算委員会で同じようなものができてしまったではないかというやりとりのないように、ひとつやってもらいたいと思います。
○和田静夫君 けさほど来のやつは、まだおわかりになりませんか。
○和田静夫君 七十四両のいわゆる総購入費は幾らですか。
○和田静夫君 耐用のやつわかりますか。
○和田静夫君 幸袋線ですが、あれが廃止になって、そして国鉄が市へ一括払い下げるという約束をされていたのをおやめになって、そして特定の業者を優遇しているというふうにいわれていますが、これは事実ですか。
○和田静夫君 そこで、特定の業者にだけこれを使わせているというのが問題になってきて、そしてこれまた談話でありますが、山田副総裁は、情実でそうしたのではなく、妥協の産物だと思うとこういう談話を発表されておりますね。そうすると、その妥協に至るまでの経過というものが問題になると思うので...全文を見る
○和田静夫君 運輸省に関連団体についてお伺いいたします。まず、運輸調査局という財団法人がありますね、これは何をするところですか。
○和田静夫君 そこのおもな役員で、運輸省あるいは国鉄から天下っている人の名前はわかりますか。
○和田静夫君 国鉄関係者は。
○和田静夫君 じゃ、その二人というのはどなたですか。
○和田静夫君 交通博物館と交通科学館、これはお互いに違いますか。
○和田静夫君 ここに国鉄関係から天下っている役員の方——館長はお二人ともそうですね、それ以外にいますか。
○和田静夫君 厚生事業協会、それから交通協会、交通協力会、それぞれのおもな業務内容をまず教えてください。
○和田静夫君 それぞれの役員を実は知りたいのですが、いま時間の関係もおそらくありますから、きょうここで全部聞き出そうと思いませんが、これは一覧表でいただけませんか。
○和田静夫君 それはこういうことなんです。いま厚生事業協会、交通協会、交通協力会というものをお聞きしました。事業内容を国民の多くは知りません。いまお聞きするまで私も知りません。そうして、ここにはほとんど国鉄の幹部の方々が天下りでいっていらっしゃいます。そうすると、国鉄で長くお勤め...全文を見る
○和田静夫君 自動車局長、お急ぎのようですから自動車問題をちょっと伺いますが、全国八大都市、それからそれに付随する十大都市、それから大手電鉄、過疎地帯の電鉄などの自動車の整備工場等の調査をお願いをして、協力をしていただきました。そうしてこれをずっと一覧をしてみますと、公営企業の関...全文を見る
○和田静夫君 調査願った重大事故というのは、どういうことをさしますか。
○和田静夫君 そこで、その重大事故が、たとえば東武の場合七十三件、そうすると、これはいまの定期点検整備との関係において起こったと思われる事故は、このうちのどれくらいを示していますか。
○和田静夫君 最近、官庁の車や自家用車で通勤されている方は別として、われわれ一般のバスの乗客は非常に急停車をする状態にあったり、いろいろするわけです。あるいはおりようと思ったら、はるかバスの停留所を越えたところでとまっている、こういう状態にたくさん遭遇します。おそらく経験された方...全文を見る
○和田静夫君 先ほど言われましたように、たとえば東武鉄道なら東武鉄道の七十三件、すべて運転者の責任。車両の故障によるのではない。それから四十四年六十七件、四十二年八十九件という状態ですね。これが重大事故。全国これを合わせてみると、たいへんなもので、総計は出していないですけれども、...全文を見る
○和田静夫君 いまのように言われますが、それじゃ教習施設というものがどういうふうに変遷していますか。大体いま八大都市の教習施設のあるところと、教習期間を教えてください。
○和田静夫君 これは運輸省のほう、どうですか、いまの質問。
○和田静夫君 それじゃ要望しておきますが、これは一ぺん調べていただきたいと思います。後ほど自治省と同じような形でいただきたいと思います。各私鉄——この前出していただきました私鉄関係のバスの教習施設と、そうして教習期間、その教習期間は、先ほど言われたような法規だとか地理だとかいうこ...全文を見る
○和田静夫君 運輸省は、まあそれを行なうために、昨年わざわざ法改正をされたわけですが、どのような見通しのもとで、それを行なったのかということを、これは聞きたいのですよ。たとえばPSW、PNW、あるいは欧州、ニューヨーク航路のどれをとっても、四日市港との密接度というのは皆無にひとし...全文を見る
○和田静夫君 これは、まさに私はアマチュアですからあれですが、どうも船主側が消極的だということです。ところが運輸省がメンツにこだわって何かやっているというようなことが伝えられます。私は、もし、そういうことであるならば、失敗するだろう。失敗するようなことはやめたほうがいい。さっきの...全文を見る
○和田静夫君 それでは、償却資産の問題……。
03月16日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第11号
議事録を見る
○和田静夫君 大臣、次官が席をはずしていらっしゃいますから、原則的なことを少しあと回しにしまして、具体的な問題から入りたいと思いますが、まず、昨年の本委員会の附帯決議に関連をして二、三お聞きをいたします。  最初に、自動車のコーレス燃料の問題でありますが、この問題については社会...全文を見る
○和田静夫君 いま言われたような形で、科学的な検査の結果を単に検査結果として出されてきているというものは、与党の永山衆議院議員が求めた資料の中でずっと見ることができるのですね。ところが、その問題はこのコーレス燃料が現在よりも公害の要因が少ない。少ない条件をつくるためには自動車の構...全文を見る
○和田静夫君 言われるとおり、いわゆる装置が問題のようですね、私しろうとですけれども。そこで、そういう装置をつけて実際問題としては実験をされる。検査をされる燃料そのものだけの成分を通産省などが分析をしてみたところで始まらないのだと思うのですね。そういうところまでお求めにならなかっ...全文を見る
○和田静夫君 先ほど私が申しましたように、自動車メーカー等が新しくそういう装置をつけることをこばむ、まあたいへん自動車が売れ残っていると言いますから、そういうことが原因になって、少しでも公害除去のためにプラスになるものを使わせない。税制的な措置も、そういうところからの、まあ悪いこ...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと私はこういう経過はもっと突っ込んであれしてみないとあれですが、概括的に言ってちょっと心配になるのは、自治省にはどうも公害対策なら公害対策という政策目的というのはそれとして追求すればいい、税制は税制として追求すればいい、そういうお考え方がどうもあるのではないだ...全文を見る
○和田静夫君 これは与党の中でも参議院から税法を衆議院に差し戻してくれぬかという意見もこの部分についてはあるぐらいですからね。したがって、問題は、いま言われたように、公害について客観的な結論が出た場合には善処をするというふうに承っておいていいわけですか。
○和田静夫君 次に、地方税法の条文というのは一体全部で何条ありますか。
○和田静夫君 税務局長、正確に言ってくれませんか。
○和田静夫君 あなたほど頭がよくてもその状態でしょう。われわれはとてもよう覚えていないのですがね。まあこういう質問をしたのは、言われたとおり枝番が一ぱいありますし、あるいは本法の附則という存在も見のがすことができませんし、本文の条文を見てもカッコがやたらにあって、カッコの中にまた...全文を見る
○和田静夫君 そこで、北海道の空知郡中富良野村長、いわゆるサラリーマン減税事件ですが、これは旭川地裁では一審が無罪、それから札幌高裁で二審は有罪判決だったようでありますが、この両判決も、いま私が指摘したように、共通に租税法規のむずかしさというものをやっぱり指摘しているんですね。そ...全文を見る
○和田静夫君 どうも判決の中からあなた方教訓を得ていないように思うんですね、いまの答弁では。付加税の問題は、あとから私、論議をします、本会議でやった続きを。自治大臣の答弁は非常に不満ですから。私はそこにじっくりきょう時間かけさせてもらいますが、たとえば地方自治体における自治権の範...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、ずばりと聞いて、自治省はこの中富良野の村長に対する旭川地裁の判決のほうが、いわゆる自治省の意見としては、そのほうの判決のほうがやはり自治省の意見らしいと。自治省は、尊重するとすると、そこに依拠するほうが今後よろしいと、こういうふうに考えられるのですか。
○和田静夫君 その調和を保たれるということは、具体的にはどういうことをお考えになりますか、この判決の中で。
○和田静夫君 後ほどいまの答弁との関連で付加税の論議をいたしますが、その前に、ちょっと昭和四十六年度の「地方税に関する参考計数資料」の二八ページ二九ページ、この表を見て少なくともわかることは、昭和四十年度は都道府県税が一〇%、市町村税が一一%という逆転はありましたものの、ここ十数...全文を見る
○和田静夫君 ところで、この昭和四十六年度の地方財政計画によりますと、府県税の対前年度伸び率は一七・八%、市町村税のそれは二三・一%、こういうことになって、これまでの傾向と明らかに逆転現象。この現象は一体何に基因をしていますか。
○和田静夫君 この現象を不況下の一時的なものとせずに、それが関連をしてこうなってるというふうな形だけで片づけずに、これを契機に市町村財政を相対的にも絶対的にも充実をしていく、そういうふうにしていかなければならないということについて、自治省だって私は異論がないところだろうと思うんで...全文を見る
○和田静夫君 私たちは都市税源充実の観点から市町村民税の法人税割りの引き上げを御存じのとおり主張し続けてきた。私はそれを法人の税負担への転嫁、国、府県からの課税権の一部の移譲、この二つの併用で若干ずつでも実現していくべきだ、そういうふうに考えているのですが、いかがです。
○和田静夫君 法人の地方税の均等割りの税率の引き上げですね、これは局長考えられませんか。
○和田静夫君 いま都道府県民税、市町村民税それぞれの法人の均等割りの税額は幾らですか。
○和田静夫君 この法人の均等割りの存在の趣旨は何なんですか。
○和田静夫君 そこで、法人といえども均等割りというのは、私は法人割りとはおのずから性格を異にしている。地方自治への参加費でありましょう。たとえば新日本製鉄などのような大企業が公害その他地域に多大な迷惑を及ぼしているわけですね。これは北海道なんかへいけば紙の関係の大きな企業なども同...全文を見る
○和田静夫君 いまの考えるべきではないかということを考えているというところですね。それは一定の、次年度までにはそれらを、考えているべきではないかということを考えてしまうということを意味しますか。
○和田静夫君 考えて検討されるというのですから、考えて検討してもらえばいいんですが、法人というのは、いってみれば大きな個人である。内部にいる個人の総合体というような概念ではなくて、企業体なり事業体なりそのものを個人と見たてた概念でしょう。そうでなければ法人の均等割りなどというもの...全文を見る
○和田静夫君 去る十日の本会議で、私は住民税の付加税化論について総理、大蔵大臣、自治大臣に質問いたしました。これに対して大蔵大臣の答弁はかなりの決意に満ちたものだと受けとめました。衆議院の本会議における答弁よりも少し軟化をしておるようには受け取りましたが、その基本を流れるものはあ...全文を見る
○和田静夫君 参議院本会議の場合は、総理の答弁というのは大蔵大臣寄りなんですね。そこで自治大臣にかなりの決意をしてもらわないと、私は、それは大蔵大臣衆議院のときよりも軟化をしまして、慎重に考えて対処していくんだというふうに答弁は軟化をしていますけれども、そのように感じました。これ...全文を見る
○和田静夫君 住民税の所得税の付加税化の問題というのは、これは私は地方自治体の課税権にかかわる問題だ。これは本会議でも明確に述べました。住民税の課税最低限と所得税のそれと一致させる問題とは全く別の次元の問題である。何も付加税化をしなくても課税最低限を一致させることはできるはずでし...全文を見る
○和田静夫君 たとえば例年雑誌「地方税」一月号で皆さん方やっていらっしゃる——皆さん方と言っては語弊があるかもしれませんが、税務局関係の人がやっていらっしゃる「地方税制の回顧と展望」ですね、ここで高橋市町村税課長はこう言われているでしょう。「所得税と比べて七割がよいんだ、八割がよ...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとすみませんがシャウプ勧告は住民税所得割り部分についてどういうことを言っておりますか。
○和田静夫君 シャウプ勧告はまずこう言っていますね。市町村が均等割りによるもの以外の住民税額の部分を割り当てるにあって、基準として用いられるのは所得だけに限定する。そうしてさらに、住民税中の所得的部分は国税たる所得税に対する地方的付加の形とする。これを読みますと、いま問題になった...全文を見る
○和田静夫君 さっき読んだののあとですね、首藤参事官も高橋市町村税課長のことばを確認されて、「所得税の課税最低限と住民税の課税最低限はおのずから違うんだ、しかしいまおっしゃったようにやはりそれが生活最低限というものを割っては困るのであるから第一には国民生活水準なり所得の水準、第二...全文を見る
○和田静夫君 私なりにあなたのほうの作業過程をお聞きしながら想像しているのですが、まず、あなた方の頭の中に地方財政を勘案をして減税額をきめることが、言ってみれば何としても抜け切れないのでしょう。その次に、その減税額を一体どういう税目に振りつけるか、こうきめる。そして、住民税所得割...全文を見る
○和田静夫君 もっと具体的なあれを克明に示してもらわないと、一がいに結論的には言えませんが、どうも私は納税義務者の数であるとか、あるいは最低生活費などに対する配慮というものが、やはりないというふうに思うのですが、そういう意味では、北海道の中富良野の場合の村長のやった、いわゆる最低...全文を見る
○和田静夫君 附則二十九条の四の立法趣旨を御説明願います。
○和田静夫君 そこで、A農地を除外した理由は。
○和田静夫君 減免措置ではなくて徴収猶予とされた理由は何ですか。
○和田静夫君 そうすると、自治省令で定める一定の期間というのは。
○和田静夫君 昭和四十五年の法律第五十六号農地法の一部を改正する法律、この農地法改正法の附則八項ですね。そのまま変更なされないで長期にわたって小作権が設定されている場合は、解約はすぐできないわけでしょう。その場合、結局小作料を上げざるを得なくなって、政策目的は実現できないのではな...全文を見る
○和田静夫君 そこで私が申し上げたいのは、四十五年の法律第五十六号の関係でいけば、附則第八項はそのまま変更されないわけでございまして、そうすると小作権が長期に設定をされている場合に、一体あなたが言われるような形で解約はすぐできませんからね。できませんからそう簡単にいかないんじゃな...全文を見る
○和田静夫君 いや、お考えになっているのはかってです。かってですけれども、昭和四十五年の法律第五十六号との関係では、いかにお考えになっておったって、長期小作権契約が行なわれている場合において、設定をされている場合において、そう簡単に解約はできませんと私は少なくとも思うんですが、こ...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと具体的に聞きますが、たしか昭和五十五年九月三十日までこれはまあ効力を有するんですから、想像で言われたってどうしようもないわけですが、この主張は成り立つわけでしょう。成り立った場合に、それではあなた方は成田みたいなことをやるわけですか、こういうことで。
○和田静夫君 なかなか、なりますとは言われないのですが、なるのではないかというふうに考えるということです。したがって、どうも私の主張のほうが正当性を持っているから、あなたのほうもやっぱりあまり自信がないんだと思うんですがね。その辺はやっぱり検討されなければならないところだと思う。...全文を見る
○和田静夫君 どうもその辺ちょっとぼくは納得できませんがね。小作料を上げざるを得なくなったら政策目的にはそぐわないことになるわけですよね。それはお認めになったのです。そうすれば三百六十七条、「その他特別の事情がある」というところに該当させれば、税の減免措置ということになる。これは...全文を見る
○和田静夫君 あなたの言うことはわかっておるのですが、私の言っておる趣旨と違いますから、三百六十七条、「その他特別の事情がある場合において固定資産税の減免を必要とすると認める」これに私は該当すると思うのですね。それは農地法の改正法案で附則第八項がそのまま変更せずにいくのですから、...全文を見る
○和田静夫君 もちろん農耕を続けることを前提に言っているわけです、一つは。この辺は、あと、もう一ぺん、時間もたつから説明してください。——いいですか。
○和田静夫君 どうも、私の質問があれで、この辺はどっちみち大臣に対する質問が残っていますから、そのときまた整理いたします。
○和田静夫君 こういうものは、どっちみち大臣とのやりとりの機会が若干法律が上がるまでにありますから、もう一ぺん突っ込んで質問します。  そこで最後ですが、附則十九条の二の関係ですがね。この第一項のカッコ内で除外される農地については政令で定めることにされていますね。で、例示されて...全文を見る
○和田静夫君 それで、例示されている「知事の指定」というのは当然知事の裁量による幅があるわけでしょう。ありませんか。
○和田静夫君 これとの関連で、いわゆる運用によって営農希望者の期待に沿うように実施をするということが望ましいと考えられますがね。これは次官、どうですか、この辺は大臣に聞きたいところなんですが、政治的に考えてみて。
○和田静夫君 その辺はひとつ議論をこの次まで残しておきます。
03月19日第65回国会 参議院 決算委員会 第10号
議事録を見る
○和田静夫君 人事院による高級公務員の民間企業体へのいわゆる天下り承認数は四十二年で百二十一人、四十三年百三十五人、四十四年百七十七人、四十五年百九十三人と、まあだんだんふえてきているわけですが、実際はもっと多いのではないかと思われます。いかがですか。
○和田静夫君 たとえば昭和四十五年は二等級以上で千八百五十人やめていらっしゃる。そのうちの百九十三人がまあいってみれば、天下りの報告の中に載っているわけですが、いま言われたように、たとえば私立大学に一ぺん出る、あるいはつとめておったところの官庁とは関係ない企業にいかれる。しかしな...全文を見る
○和田静夫君 その二年以内で動いている状態について、お調べになった結果というのはどういうふうに出ておりますか。
○和田静夫君 国家公務員の上級職試験にパスした人のうちから、さらに各省の選考によっていわゆる幹部職員がつくられますね。そして登録をされるわけですけれども、これらの幹部職員が地方自治体に四十四年度で六百二十二人、四十五年度で六百三十八人も実は天下っているわけです。で、この状況を、自...全文を見る
○和田静夫君 この前、二宮委員が取り上げられたときも、実際同じような答弁をしているわけです。問題は、あなた、自治省の立場として、ほかの各省が言うような繰り返しでは困る。私は、こういう状態の中から、中央が押しつけるのではないと、いかに抗弁をされたところで、そうして自治体が希望するん...全文を見る
○和田静夫君 特に、官房長の答弁というのは一向に反省がないわけです。私は、あなたが官房長なるがゆえに、もっと真摯な態度をこの天下り問題についてはとるべきだ。そういう上に立って、きょう再び、くどいようですが、これを取り上げているんですが、いろいろの答弁がありますが、自治体への天下り...全文を見る
○和田静夫君 御承知のとおり、四十四年七月一日の地方行政委員会で、佐藤総理は私に対して、いま申し上げた事例を含んで、不適当でありますと、こう総理は内閣の責任において答えられた。ところが自治省は、一向にそれを、いま答弁をされたような形では改めていらっしゃらない。たとえば、自治省二十...全文を見る
○和田静夫君 ひんぱんな異動については改める。そこで、先ほど読み上げました野田自治大臣の当時の答弁の中に、それぞれそれなりの事情がある、それをあげろと言われればあげましょう。こういうふうに言われておりますので、いま申し上げました叶野氏と青山氏の場合の具体的な事情をまず説明をしてく...全文を見る
○和田静夫君 いや、あなたのところへはもうちゃんとこれがいっているわけですからね。しかも、四十三年の決算の総括ですから、四十一年、二年は問いません。四十三、四十四、四十五、この三年にわたっては説明できるでしょう。
○和田静夫君 じゃ、そのあとの場合だって、岩手県の企画部長から公営企業金融公庫に行ったという事態があります。いま叶野七郎氏の場合に福島県から動かしてくれという要求があったというが、福島県にはこれを置いておいてもらいたいという要求があった。これを一年で召し上げてここへ移さなければな...全文を見る
○和田静夫君 あなたね、あなたのほうからこの人事をこうしますという話がいかなくて——一ぺん、いやいやながらでも受け取ったものは、何とかその人の持っておる能力を自治体の中で使いこなそうとする自治体側の努力がある、それを自治省の側は否定的に、全体の人事異動の関係でもって動かしている、...全文を見る
○和田静夫君 あなたは、それではなぜ派遣ということばを使われますか。
○和田静夫君 そう簡単に取り消されちゃ困ってしまう。あなたは人事異動を中心的に握るところの官房長として、派遣という思想でもってこのことに処してきていることはあなたの言辞が明らかにしている。ここで取り消したからといって終わるようなものじゃないでしょう。
○和田静夫君 派遣というような思想をお持ちになっているから、いままでのような形での、一年区切りでの飛び歩き的な人事異動というのが原則的に行なわれてくる、そういうことになるのでしょう。派遣でなかったならば人事に介入しなければいいじゃないですか。何のために人事に介入するのですか。
○和田静夫君 次官、いま申しましたように、派遣という思想でもって人事が取り扱われてきている。この辺は、言ってみればわれわれ官僚じゃないわけですから——いまここで簡単に取り消されましたけれども、根底に十分その思想があってなされてきたという事情は動かしがたいものがあります。したがって...全文を見る
○和田静夫君 たとえば三十九年組ですが、これらの人々は国家公務員上級職の試験をまずパスして、その上で自治省の幹部職員の採用の試験にパスをして、そしてまあ言ってみればこの名簿に記載されるわけですね。だから当然自治省につとめているものと思って私調べてみますと——三十九年組を一覧表にま...全文を見る
○和田静夫君 それでは、その事実はお認めになるということですね。
○和田静夫君 そこで、このときこの立場にある人の身分は地方公務員ですか、国家公務員ですか。
○和田静夫君 そこで、人事院にお尋ねをいたしますが、いままでは実態においてずっと何回かにわたって四十四年以来この問題を取り上げてきて、法律的に一体どうなんだろうということを最近考えてみたのです。そうすると、国家公務員法の五十六条でありますか、この五十六条は「採用候補者名簿による職...全文を見る
○和田静夫君 いや、いわゆる「採用すべき者一人につき」のその「採用すべき者」ですね。
○和田静夫君 そうすると、自治省いまの五十六条との関連において、先ほど、採用して落としていった者は地方公務員だと、こう言われている。そうして三カ月の研修期間に入って併任になると言う。併任も問題ですけれども、その地方公務員だと言われた、そのときにおける言ってみれば採用をされた者が「...全文を見る
○和田静夫君 自治省で「採用すべき者一人につき」の数の中に入っていない、そういうことですか。
○和田静夫君 そうしたら、もっと具体的に問いますが、四十五年度の自治省の定員は何人ですか。
○和田静夫君 このときに自治省が採用したいと言ってきた人数は何人ですか。
○和田静夫君 それは名簿から引かれていきますね、そこなんですよ、たいへん疑問なのは。自治省が採用をこれこれこれをしますと人事院に報告する。人事院は名簿から落とす。その自治省が採用した人間はどこへ行くんですか。三十九年に採用したのは全部地方へ行く、したがって岸さん的な派遣をしたとい...全文を見る
○和田静夫君 そうだから、たとえば四十五年度採用ゼロ、定数に満たざる部分をどこから埋めますか。
○和田静夫君 みなさい、そこでからくりが明らかになったでしょう。自治省がいかにゼロと言ったところで、そこで満たざる部分については前年派遣をしてきた者を召し上げていく、こういう形のシステムにしているがゆえに、新年度の者はまず——この前のあなたのいわゆることはをかりれば、勉強をさせる...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、そのとき同時に自治省は採用すべき者を採用したらいいじゃないですか。何で自治省として新年度のときはゼロにしておく。あなたが言われるようなことならば、自治省はちゃんと名簿に載った者の中から自治省本省が採用したらいいじゃないですか。穴を埋めたらいいじゃないですか...全文を見る
○和田静夫君 みなさい。あなたのところは初めから自治省の定員、自治省が採用したいと人事院に要望している人数がみごとに出たじゃありませんか。そうしてこれは、いまのあなたの論法からいけば自治省に採用するんじゃないと言われた。地方に肩がわりをして、おれのところでやってやってるんだと、こ...全文を見る
○和田静夫君 前提——地方公務員として採用するという前提は、あなたがかってにつくっている前提であって、自治省が必要とするところの人数は二十、二十であり、十五である。こういう形になってきているのです。それだから、いかにここで答弁で便法を用いても、あなたの頭の中には、先ほどすぐ簡単に...全文を見る
○和田静夫君 そういう答弁じゃ答弁にならない。人事の基本に——人事のやり方の基本に誤りがあるから、逐年、言ってみれば飛び歩き的な異動が起こるんじゃありませんか。そういう反省がなければ話にならないわけでしょう。
○和田静夫君 自治省官房長は大体人事を扱っておれば、それで一〇〇%の仕事になると思ってますけれども、したがって、岸さん、それじゃこれからは一体いまの事態を改めるために、最低どれくらいおくんですか。
○和田静夫君 さっきからいろいろ事情を言っていますが、人事院にちょっと答えてもらいたいんですがね、ゼロかける五は五になりますか。
○和田静夫君 自治省ね、七自治省はもともとゼロなんだ。それは五十六条によって五人の者から試験をするなどというようなことはできないでしょう、自治省ゼロなんですよ。じゃ、あなたのところの人間はどこからとっている、さっきのように地方からこうやって一はじめからその発想でしょう。国家公務員...全文を見る
○和田静夫君 最初からあなたのほうで、ことし何人ぐらいなどというような予定が立って、そして地方はいやいやながら引き受ける。それはあなた、言うことを聞かなけりゃ地方交付税で締められたり、いろいろする。そういうことが逆の意味である。そんな優秀だ、優秀だと言われるのなら、一ぺんそれは地...全文を見る
○和田静夫君 私がつくりました名簿以外に、ことし新しく加わった分はありませんか。
○和田静夫君 それじゃあとで資料としていただきたいと思います。  そこで信用金庫で不正事件が相ついでいます。私はまあ、さきの本委員会でこうした天下りの結果として大蔵省の検査をにぶらせている。そういうふうに指摘をいたしました。大蔵省側はいや経営近代化のために人を送っている、こうい...全文を見る
○和田静夫君 人事院にちょっとお尋ねをいたしますが、人事院が承認をされています官庁からの天下りの承認数の推移、これは人事院の一覧表でずっと申しましてみますと、大蔵省は四十二年・三十四人、四十三年・三十四人、四十四年・三十六人、四十五年・四十二人、通産省が四十二年二十二人、四十三年...全文を見る
○和田静夫君 そこで人事院は、いま申しました不祥事件がひきもきらない金融機関の状況というものを、それからいま私が大蔵省に御質問をしましたような内容に見られるような信用金庫の実態それらとの照らしにおいて、検査する側の金融機関へのおびただしい天下りというものを、ただ承認を与えるという...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省にちょっとお尋ねいたしますが、この間渋谷信用金庫の仙川支店が大蔵省よりの人事を断わったがゆえに認可がおくれたという話を聞きますが、そういう事実はありますか。
○和田静夫君 これは申請日時と認可日時があったら教えてください。  二つ目は、全く一般論でお聞きするのですが、いま名前をここであげるのを控えるために一般論としますが、某信用金庫が支店の認可申請を、たとえば都内より千葉県の某市に出したのです。ところが認可がむずかしい。そこで大蔵省...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省は、たとえば経営近代化とかいろいろなことを言われながら、ある意味ではひもをつけたつもりで送り込むのかもしれませんがどうもミイラ取りがミイラになっているような例が多いのではないかと思われるのです。お尋ねしたいのですが、大蔵省はいわゆるトップ融資といわれるものにつ...全文を見る
○和田静夫君 どういうような指導をされていますか、これからまたされますか。
○和田静夫君 私は、さきの本委員会でも西武信用金庫の不正問題を取り上げましたが、西部信用金庫は、三月十六日、あのときに指摘をいたしました日本ウインザー株式会社の社長沢博士氏を詐欺容疑で告訴いたしました。この点はさらに明日やりますから御用意願っておきたいと思いますが、きょうはこの事...全文を見る
○和田静夫君 もっといい例があるのですがね。それはこの前調査を求めました日仏自動車、すでに倒産していますが、この日仏自動車の社長はだれですか。
○和田静夫君 中谷正勝さん、これは退官のときの肩書きは関東財務局金融検査官、昭和三十六年三月一日退官、そして三和信用金庫に天下られた。この三和信用金庫に天下った元検査官が、三和信用金庫からどうもでっち上げ会社であると思われる日仏自動車にさらに天下った。そしてこげつきなどを含む、言...全文を見る
○和田静夫君 敬愛する佐藤さんの答弁だからあまり言いたくないのだけれども、前段の関係のないというのは、検査官同士でも、このつながりというのは、具体的に自分がその特定の役と関係がなくても、同僚その他の関係というのは明確にこれは心理的にも存在するわけでしょう。その辺の配慮というものは...全文を見る
○和田静夫君 最後の、後段のほうは私が聞くのじゃなくて、横にお並びになっている方によく聞いてもらわなければならないと思います。  そこで最後に、熊本県羊角湾の干拓事業に伴う漁業補償の件の総括をいたします。  経営規模の縮小をしようということで崎津漁協に三千九百九十五万六千五百...全文を見る
○和田静夫君 悪いですが、いまのどういう基準に基づいて算出されたかというところですね。算出の基準、これはいま答弁できなければあとでください。
○和田静夫君 そこで、公共用地の取得に伴う損失補償基準の第五十二条、この一は、漁業の経営規模の縮小に伴う資本及び労働の過剰遊体化により通常生ずる損失額、それから二に、漁業の経営規模の縮小に伴い経営効率が客観的に低下すると認められるときは、これにより通常生ずる損失額。これはまず個人...全文を見る
○和田静夫君 そうなれば、個人個人にその算出額を払わないのはおかしいということになりますね。そうなりませんか。
○和田静夫君 その配分を漁業組合にゆだねたということについてたいへん理解ができないものだから、その前段の質問をしているのですが、いま言われたような形だと、たとえば五十二条の二項ですね、「前項の場合において、解雇する従業員に対しては、第六十二条の規定による離職者補償を行なうものとし...全文を見る
○和田静夫君 私は、離職補償を聞いたのじゃなくて、おたくの基準の趣旨からいって、組合を予定したものじゃないのでしょう。個人個人を予定しているものでしょう、この基準というのは。
○和田静夫君 いや、いま言ったとおり、これは組合を予定したものでなく、損失補償の基準でまず個々に算出されていく、そうしてその総和が一定のものになる。そういうことになれば個々に算出された算出額が個々に渡されないというのは不自然じゃありませんか。
○和田静夫君 それじゃ漁業組合に配分をゆだねた法的根拠を教えてください。
○和田静夫君 それは誤りじゃありませんか。今後改めなければならないのじゃありませんか。
○和田静夫君 そう言われますが、ぼくはほかの協同組合もずっと当たってみたのです。たとえば一番関係のあるところで、水産業協同組合法の第五十条、これを読んでみますと、漁業権の一部消滅補償についてはわかりましたが、個人に対するそれについては予定してないのです。どうしますか。いまそういう...全文を見る
○和田静夫君 配分を漁業組合にゆだねるところの法的根拠は、あなたはないと言うのでしょう。
○和田静夫君 いやわかりました。そうだからその契約をする主体は個人でしょう。それだから、さっきから組合と個人という問題についてあなた方の基準に照らしてみて、どこから見ても個人しか出てこない基準になっておるでしょう。個人との契約が行なわれないというのはどういう理由ですか。
○和田静夫君 そこで、ぼくはそれを問題にしておるわけであります。この事案においては、委任状を出していない諸君を含んであなた方は一括してやっておるわけでしょう。委任状を出していない、そういう人たちについてはどうされるのですか。
○和田静夫君 それじゃあなた、議事録の全部を見られましたね。この間要求してあなたのほうから出してもらった。そうすると、そう言われるのなら、金額決定なり配分のしかたなりを決定した、言ってみれば、昭和四十四年三月二十六日、漁協の総会議事録、これはいま言われたとおり農林省の判断材料にな...全文を見る
○和田静夫君 見たものだということになると、その九州の人を呼ばなきゃならぬということになりますけれども、私はこれをいただいて——呼はなくても答弁できますか。
○和田静夫君 実は、たいへん江藤さんにお願いしてけさから親切に教えてもらったのです。教えてもらったのですけれども、わからぬものがあるので、実際きょう質問しているので、まず常識的に、だれが考えたって、四十四年七月六日、これは配分のしかたをきめた崎津漁協の臨時総会の議事録なんです。ち...全文を見る
○和田静夫君 そこで、紛争があること自体はおわかりになっておったわけです。紛争があること自体がおわかりになっておって、しかも理事三人が判を押していないことについて不自然にお思いにならなかったか。あなたがごらんになったわけじゃないからしょうがありませんから、したがって現場を呼ばなけ...全文を見る
○和田静夫君 これはもう少しあなたのほうで調べる必要があると思いますね。この辺は。再調査を私はしてもらう必要がある。ふしぎに思って、有効性を持っておるというだけで進んでいかない状態です。いまだってまだたいへんな紛争の状態ですね。後ほど述べるような告発事件まで起きている。しかも、こ...全文を見る
○和田静夫君 私は、議事録というのは、そういう意味では公文書として有効性を持たないと思う。いまの署名をしていなかった、捺印をしていない理事の関係、あるいは議事録中にあるところの議長あるいは議事録署名人が求めているところの要求、それらを一ぺん再調査をしていただいて、説明のできる状態...全文を見る
○和田静夫君 次ですが、小方水産、小島水産、出崎水産、岩下水産といった網元について、さきの本委員会で報告された金額と、九州農政局羊角湾開拓建設事業所より発行されている公共事業等の買収証明書の金額、これは税務署に出したやつですね。この間に十数万円それぞれ差があるんです。これはなぜで...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる納税証明書を私は持っておりますが、買収証明書、これは実は江藤さんにまだお見せしていないんです。明確に金額はいま言ったように違うので、この間うちからいろいろ説明をしてもらった十八万、たとえば小島さんの場合十八万という金額はどうもあの説明では通らない、こういうふ...全文を見る
○和田静夫君 これは調査をしてください。特に補足的に申し上げておきますが、四十四年の十月二十日ごろに小島万一さん、これは病気だったものだから、長男の三四氏のところに、町長が反対しないようにといって、約十八万円くらい封筒に入れて持ってきた事実があるんです。そういうような関係が出てく...全文を見る
○和田静夫君 全然被害のない天草漁協に対してもなぜ千百万円いったのだか、ふしぎに思うのだが、いま説明があったように、共用漁業権こういう結果の話し合いがあった、こういうわけですね。そこまでは一応認めるといたしまして、しかしそこまで私は認めますから、これからあとの質問に対してきっちり...全文を見る
○和田静夫君 私は昨日、そういう答弁もあろうと思って法制局に実は問い合わせました。そうすると、漁業権の一部消滅補償について、崎津漁協が一千百万を承認して、天津漁協も総会を開いて一千百万をきめ、結果として二千二百万円になったというなら話は別だが、初めに二千二百万がどこかできまって、...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ天草漁協の総会議事録がいただけますか。
○和田静夫君 それじゃ天草漁協千百万円の議事録をください。明日の総括で使いますから、きょうじゅうに届けてください。  次にちょっと聞いておきますが、四十四年の三月二十六日の臨時総会の議事録ですね、これによりますと、政治折衝加算というやつが出ておるわけです。政治折衝加算千五百四十...全文を見る
○和田静夫君 局長はね、政治折衝云々とありましたが、局の第一次内示の二千三百万の内容については説明できます。第一次の内示が少ないということで折衝された結果三千六百万まで加算され、交渉委員の方も御存じの通りでありますが、それでも不足だと云うことで、町長の方も上京され折衝の結果五千何...全文を見る
○和田静夫君 これ以上出せない——ぐんぐんぐんぐん折衝するたびに上がっていく、折衝というものがたいへん不明確なニュアンスを持っているのだと思いますね。これはほじくるとおもしろいのではないかと思っているのですが、言われるようにずっと来るたびに、折衝するたびに金が上がっているわけです...全文を見る
○和田静夫君 いや、政治折衝というのはたくさん行なわれるのじゃないですか。決算委員会でいままで大体こう、林野の関係で出てみたり、農林省の関係で出てみたりというのは政治折衝が大体においますよ。ここでそれ以上のことを言おうと思いませんが、全体としての羊角湾のいわゆる開発事業計画自体に...全文を見る
03月20日第65回国会 参議院 決算委員会 第11号
議事録を見る
○和田静夫君 まず農林省にお聞きしますが、あの佐藤造機の倒産の問題でありますが、佐藤造機の倒産で全購連の資金がまあ三十億円焦げついた。なぜこの三十億円という額にまで高じてしまったのか。どのように考えられていますかj
○和田静夫君 けさも二、三伝えられるところに基づき、まず聞きますが、前渡金についてまず一つは支払い方法に不明な点があった、こういう報道がなされていますが、事実ですか。
○和田静夫君 一定のルールとはどんなルールですか。
○和田静夫君 昨年の六月には、まあ担当部長の裁断の形で約百億円に達していた、こういわれていますね。これは事実ですか。
○和田静夫君 そうしますと、ことしに入ってから同社の経営が非常に思わしくなくて、それで倒産寸前のような状態にあった。そこにまた前渡金が支払われる。で、いま言われるように契約受注が行なわれたから五〇%、さらに一〇%、二〇%という上積み、そういう関係で前渡金が支払われていった、そう理...全文を見る
○和田静夫君 生産を続けることが妥当であるという判断を出されるにあたっての条件ですね、判断の基礎になっているもの、それはどんなものですか。
○和田静夫君 これは、あの佐藤造機そのものが、言ってみれば社会的に与えた影響というのは非常に大きい。農民に与えた不安というものは非常に大きい。それをいまから振り返ってみて、あなたは妥当であったと、前渡金を出したのが。いまでもそう思っていらっしゃるか。
○和田静夫君 この前渡金というのは、商習慣としてはある程度やむを得ないけれども、一定の需給計画に基づく範囲内という全購連の規定を悪用をして、非常識なほどに金をつぎ込むということは、社会通念上非常に疑問だという考え方を農林省が発表されていますね。
○和田静夫君 この事件が起きたときに、農林省は幾つかの見解を述べていましょう。述べませんか、全然。
○和田静夫君 佐藤造機の経理の実態もつかまずに、結果的には同社の言いなりになって資金をつぎ込み、農民や下請に不安を与えたという報道が当時なされました。この事実関係、どうです。
○和田静夫君 そういう答弁をされておるのならお聞きをするが、農協法九十四条に基づくところの常例的な検査というものは、あなたのほうで法規どおりにやられていますか。
○和田静夫君 農協法の施行はいつですか。
○和田静夫君 いま何年ですか。すでに二十有余年にわたってあなたのほうが法違反を犯している、結果的にはね。それにもかかわらず先ほどの答弁に見られるように反省がないわけです。まさにこういう事態が惹起してきておることに対しての責任を全然感ぜず答弁をされておる。したがって、つまらない法律...全文を見る
○和田静夫君 全購連の内部規程を、あとで資料としていただきたいと思います。
○和田静夫君 農協法施行以来今日まで、全購連に対するところのいわゆる常例検査なるものは何回行なわれましたか。
○和田静夫君 約五年間行なわれていなかったということですね。これは確認しておいていいわけですね。
○和田静夫君 もう一つお聞きをしますが、役員の経営責任のその取り方について、これは明記されていませんね、どこにも。
○和田静夫君 進退については、ないわけでしょう。
○和田静夫君 そこで、常例検査が行なわれなかった、言ってみれば農林省としては法違反をずっと続けてこられた、現実に、実態はどうであろうとも、形の上ではそうなってきた。そういうことが今度の事件につながっているとはお思いになりませんか。
○和田静夫君 もう一ぺん聞きますがね、農協法九十四条におけるところの常例検査が法どおりに行なわれる条件をあなた方がお持ちになれるのはいつですか。
○和田静夫君 今度の事件との関係で思うのですけれどもね、全購連の前開発室長を佐藤造機の社長に送り込んでいた、そういうことが裏目に出たというふうにはお思いになりませんか。
○和田静夫君 今後の再建計画を説明してください。
○和田静夫君 総じて述べましたように、九十四条に基づくところの常例的な検査制度と機構、同時にあなた方のほうからいえば予算要求が満足に通らないからであろうという不満もありましょう、それらのことを含んでのことでありますが、やはり法が定めているところの手続というのは責任を持って履行する...全文を見る
○和田静夫君 金融機関の問題に入りますが、金融機関と暴力団という関係がときどき氷山の一角的にうわさにのぼるのであります。警察庁関係は準備ができません、答弁の用意ができませんでしたから、きょうはその辺のところは残念ながら省略せざるを得ませんが、したがって大蔵省にのみにお聞きをいたし...全文を見る
○和田静夫君 私は、去る二月十七日の本委員会で尼崎信用金庫による暴力団への融資を問題にいたしました。  そこで、徳島相互銀行の鹿児島支店長による不正融資事件三千八百万円、手形割り引き料などを差し引いた二千万円という金が、競艇やら競輪の八百長会社を暴力団につくらせたその資金になっ...全文を見る
○和田静夫君 平和相互銀行をめぐっていろいろなことが伝えられています。すでに週刊誌等に載ったものもありますが、平和相互銀行と特殊な関係にある暴力団的なものを、何か把握されているなり、報告を受けているなりされていますか。
○和田静夫君 平和相互銀行の下請会社、子会社に清和興業という会社があることを大蔵省は御存じですか。
○和田静夫君 相互銀行と子会社というような関係は大蔵省は調査をする権能をお持ちですか。
○和田静夫君 それでは平和相互銀行とその子会社といわれる清和興業の関係について、後ほどお調べになって教えていただきたいと思います。
○和田静夫君 平和相互銀行の問題は、きょう警察庁の関係がお尋ねできなくなりましたから、一応質問は後日に譲ることにいたしましたが、一つは横浜信用金庫と信用組合の問題に平和相互が介入をした問題、もう一つは去る二月二十三日に東京地裁第十五号法廷で問題になった吉祥寺の富士ビルをめぐる問題...全文を見る
○和田静夫君 それに基づいた質問は後日に譲ります。  そこで、大蔵省による金融機関における不祥事件種類別発生状況で確認をまずいたしますが、昭和四十二年、業態別で言えば、銀行で四十一件、それから相互銀行で三十七件、信金で八十四件、合計百六十二件、四十三年で銀行百三十一件、相互銀行...全文を見る
○和田静夫君 そこで、これは大蔵省に届け出のあったものでこれだけあるということであります。この状況を検査行政に携わる大蔵省として、どのように総合的に判断をされ、今後どういう手を打っていくおつもりですか。
○和田静夫君 昨年の事故金額二千万円以上の大口不祥事件、これはまあ一々確認をいたしませんが、この一覧を見てですね、頭取辞任という形できっちりと責任がとられたのは北越銀行十日町支店長事件の場合だけですね。大蔵省の検査行政というのは、いまも言われたとおり帳簿上の検査の強化の必要性はも...全文を見る
○和田静夫君 まして都市銀行に比べて機構も小さく個人経営的な性格の強い信用金庫などの場合に、さまざまな不祥事件が直接経営者のモラルの問題と結びついてあらわれる。それがゆえに私はいわゆるトップ経営陣の責任というものを強調して、し過ぎることはないと思っておりますが、先ほど述べた大洋信...全文を見る
○和田静夫君 この限度内外の問題についてひとつ明確に後ほど教えてもらいたいと思います。  それから同時に、先ほどのこの不祥事件の種類別発生状況で具体的に四、五点指摘をしておきますので、ここで答弁が間に合わなければ後ほどいただきたいと思います。  一つは、八千代信用金庫、神奈川...全文を見る
○和田静夫君 あとは、まあ言ってみれば数限りなくあるのですがね、結果的にはこういう状態に対しての皆さん方の検査姿勢と検査態度というものを尋ねたいと思うのですが、たとえば北群馬信用金庫草津支店・支店長代理森村準一、これは有印私文書偽造、同行使、詐欺の疑いで二月十三日逮捕されています...全文を見る
○和田静夫君 次に、三和信用金庫の問題で若干お尋ねをいたします。  三和信用金庫における大口貸し出しとよる延滞に伴う未収利息が年間八千四百五十万円にのぼる、これはほんとうですか。
○和田静夫君 三和信用金庫の石田金属への固定貸し出し、さらに約十億円の延滞、または不良貸し付けが累加されてきた年度が四十三年、四十四年にわたっています。これなどは不良貸し出しと、上昇した預貸率を低下させるために大口貸し出しの代理貸し制度が悪用されているように思われる。信用金庫から...全文を見る
○和田静夫君 三和信用金庫の預金の伸びをずっと分析をしました。すると四十一年九月から四十二年三月までに預金量の増加はわずかに三億七千万円にすぎませんでした。四十三年ごろから延滞貸し出し増加の傾向があらわれて、延滞化比率が二〇%をこしております。理由は、代理業務からの大口貸し出しの...全文を見る
○和田静夫君 私の手元に、三和銀行が自分の焦げつき債権を消すために、善良な個人を泣かしておるという個人からの訴えが実は来ておるのです。いまその事実を調査中でありますが、ところで過日触れました日野泉之助理事長・専務父子はいずみマンションというものを経営いたしておりますね。これは兼職...全文を見る
○和田静夫君 私はどうも、マンションの経営、しかも大きなマンション一の経営というのは兼職規定にかかるような気がいたしますが、そこは調べてもらうことにいたしまして、余分なことでありますが、このいずみマンションに村上孝太郎さんの秘書が住んでいたり、日野泉之助氏は愛媛県人会長で、愛媛県...全文を見る
○和田静夫君 これは五百メートルと離れていませんよ。そこで私は、この前取り上げたのです。よって、接店舗と五百メートルは離れていることという、あなた方の認可基準にどうも違反しているので、前段申し上げたうわさ話を実は披露したということになるわけです。この辺も一緒に調べてもらいたいと思...全文を見る
○和田静夫君 四十二年ごろ問題になった三和開発に対する東京産業、八千代、神田など十にのぼる信用金庫等の金融機関による焦げつき融資、この処理はどうなりましたか。
○和田静夫君 いま約束されたやつは急いでください。  労働省にお尋ねをいたしますが、公害がさまざまな悲惨な状態をつくり出していますけれども、労災事故は企業内で起こる一時的事故であるがゆえに、過失があったかなかったかという問題でどうしても被害者に不利な形で処理されがちであります。...全文を見る
○和田静夫君 したがって、その調査結果というものをもう少し克明に出して、それらの中から労災事故をなくするための教訓を導き出させる、そういうことが先ほど指摘したとおり労働行政の中でたいへん必要だと思う。そういう面があなた方によって、いまのところはサボられ続けてきているという結果にな...全文を見る
○和田静夫君 そこはちょっと答弁がおかしくないですか。神奈川労働基準局長からの労働省労働基準局長あての四十五年一月八日の文書、これに基づくところのものでいけば、こういうことになっていませんか。「裁判所以外からの要請に対しては原則として拒否する。」「(弁護士法第23条の2第2項によ...全文を見る
○和田静夫君 それはわかっているんです。そこで問題は、いま言われた中で、「例えば、災害調査復命書についていえば、次の如き事項」、こうなっていて、言ってみれば「調査官意見」、「署長意見及び局意見」は除く、ですね。それから「最近の安全(衛生)活動の状況、その他参考となるべき事項」、「...全文を見る
○和田静夫君 あのね、したがって私は冒頭にその趣旨について確認をしたのですよ。「災害発生前の監督指導の有無及びその状況」、あるいは「同種災害防止のためとった措置及び今後の対策」、「最近の安全(衛生)活動の状況、その他参考となるべき事項」、これらは労働行政上他に範をたれるという意味...全文を見る
○和田静夫君 そこで、あなた方が答えられたことを全国に通達としてお流しになった、その通達が守られていない場合は、どうされます。
○和田静夫君 これから、その通達が守られるような行政指導をやっぱり早急に一ぺん点検をして強化をしていただきたい。労働災害に対するところの労働基準局の弁護士やあるいは被災者の関係者に対するところの協力の度合いというのは、たいへん悪いですよ。労働省というのは本来的には逆の立場に立たな...全文を見る
○和田静夫君 「事案の性質上回答することが不適当と判断される部分は除く」、こういう通達になっています。「事案の性質上回答することが不適当」ということも、その検討はどのようなことを検討されたのですか。
○和田静夫君 私がさきの本委員会で問題にした故野村治良さんの死をめぐって訴訟に伴う裁判所からの資料要求ですね——提出要求、これを拒まれる原因、この点でもいまの質問との関連で、事案の内容をどう検討された結果、それを出さないと結論づけられたのか、説得的に答弁をしてください。
○和田静夫君 この場合、事実をあれしてもらいたいんですけれども、実際問題として事案の内容をどう検討した結果、たとえば出さないと結論づけられた部分があるならば、どういう理由で出さないとされたものかというところまで含んで、調査をされ、返答をいただけますか。
○和田静夫君 その場合に、念のために申し上げますが、民訴法三百十二条二号によるところの「挙証者カ文書ノ所持者二対シ其ノ引渡又ハ閲覧ヲ求ムルコトヲ得ルトキ」「其ノ提出ヲ拒ムコトヲ得ス」、ここの部分との関連も十分検討されながら返答を賜わると——よろしいですか。
03月23日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第13号
議事録を見る
○和田静夫君 だいぶ時間がないようで、ちょっと聞きますが、税務局長午後あいておりますか。前段の部分は予算委員会に譲ります。一、二だけここで聞いておきたいと思います。  国民健康保険税について一つ伺いますが、いままでの説明によりますと、国民健康保険税ないし料率ですね、納付義務者数...全文を見る
○和田静夫君 同じ資料の二六ページを見ますと、繰り入れ金状況調べ、そうすると課税総額を百分の六十五までとらないための繰り入れ金三十六億円ありますね。これは百分の六十五までとると住民の税負担が重くなるからですか。
○和田静夫君 そうすると、同じ欄の(ヘ)に保険税の収入状況が著しく悪いためという十八町村があって、そして金額が八千八十万、こうありますね。これは二、三事情を調べたことがおありになるのですか。
○和田静夫君 同じ資料の4、このその他のものの中の(イ)、納税表彰費等として八十六市町村、九千二百五十万というのがありますが、少し額が多いように思うのです。これは内容を少し詳細に説明願いたいのでありますが、いまできますか。
○和田静夫君 これは少し克明にあれして数えてください。それで、国民健康保険の事務費の補助不足分二十四億円、自治省は改善についてどのような措置をとってこられましたか。この程度で超過負担の解消がはかられたと思っているわけですか。
○和田静夫君 それではそうしましょう。これは予算委員会でやるかもしれません。  入湯税について伺いますが、今回の改正内容、入湯税ですね、今回の改正内容は、入湯税を改正をして標準税率二十円を四十円に引き上げる。入湯税の使途に消防施設の整備に要する費用をつけ加える。そういうものです...全文を見る
○和田静夫君 最後に大臣にお聞きをしますが、前委員会で論議をしたこととの関連ですが、都市計画法は、まず、都市計画区域を設定をして、その区域を市街化区域と市街化調整区域に分けて、すなわち線引きを行なって、そして調整区域では無計画な市街化を押える。その反面、市街化区域では市街化を促進...全文を見る
03月23日第65回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第1号
議事録を見る
○和田静夫君 端的に聞いていきますから、ひとつ簡単明瞭に御答弁をいただきたいと思います。  まず、かつて国家公務員で生活保護を受けていたということが問題になった時代がありますが、いま国会関係用務員で三十八歳、四人家族の生活費、それと同じような家族構成で生活保護を受けている人の生...全文を見る
○和田静夫君 私のほうで調査をした比較によれば、生活保護費が四十六年四月から上がって一カ月で大体三万八千九百十六円、これと対比するに中卒、経験二十年、男三十五歳、妻、子供二人、家族四人ですね、これが行(二)の五の十七、四万一千二百円、二千二百八十四円の差しかない、こういう状態にま...全文を見る
○和田静夫君 余分な答弁は要りません。前段になると全く余分なので、そこになると論議をしなければなりません。いま普通の給与所得者でもって、多くの、妻たちを家内労働に従事させて内職をさせている、そんなものを標準にしながら考えているのじゃなくて、本人の労働力と、その労働力に対するところ...全文を見る
○和田静夫君 で、それでもなおアンバラが続くという状態が見えるようですから、したがって、これらのところについてはさらに昨年同様に検討をされるというふうに理解しておいてよろしいですか。なお、前提的に申し上げますが、きょうの分科会で問題を投げかけて、そしてお納束願ったその他の問題は、...全文を見る
○和田静夫君 これは後ほど触れます。  そこで、行(二)の問題というのは――人事院お見えになっていますね。昭和三十二年に行(一)、行(二)に分かれてからいろいろ問題が起こってくる。何も国家公務員ばかりではない、地方公務員も同様ですが、そこで、昭和三十五年の十二月二十日内閣委員会...全文を見る
○和田静夫君 それは検討をさらに続けてもらわなければならないと思います。  ここで衆参両院の総長にお尋ねをしますが、いままで述べてきましたように、問題点は、確かに行(二)の場合あるわけですね。で、昭和三十九年の三月十七日、昭和四十年の二月二十二日の衆議院予算委員会の分科会で、当...全文を見る
○和田静夫君 いま参議院の事務総長が言われた慎重に考慮されるというのは、議運の読み上げられたような趣旨のことに基づいて漸次いわゆる解消していく、そういう努力をするということですか。
○和田静夫君 衆議院の総長も、ほぼ結論的にはいま一緒のことを言われたわけですね、最終的には解消の努力をされるということでしょう。
○和田静夫君 衆参両院が同じ状態にあるもので違った扱いをされるということにならないでしょうから、解消というところに視点をあてて、それが非常に早い機会になされるようにまず期待をしておきたいと思います。  そこで、先ほどちょっと衆議院の総長が言われたことで気になるのですが、それは行...全文を見る
○和田静夫君 そういう点からこれは実質的にはほごになる、いまの考慮されてということは、順次解消していけば実質的には撤廃と同様な効果が生まれることを期待するというふうに理解をしておいてよろしいですね。
○和田静夫君 なぜこういうことをお伺いしたかといいますと、行(一)に移行をしましても、予算を見ますと、完全撤廃という立場にいきませんと、行(一)の適用を受けているとはいいながら依然として行(一)表の矛盾点、問題点を残したまま運用されている。それは昭和四十六年度の一般会計の予算書を...全文を見る
○和田静夫君 そのいわゆる(一)表の適用を受ける一般職員と技術職員と区別する理由というのがちょっとわからないわけです。いま言われましたけれども、言われたそのことがわからないということではなくて、なぜ区別しなければならないかということ、それは何回か討論されております。四十三年のこの...全文を見る
○和田静夫君 少しく論議があるところですがね、たとえば技術職員というワクを撤廃をしないであるわけでしょう。そうするとこれは、さっき実質的には行(二)表の撤廃と同じような効力を持つ、これくらいのことを指向している、こうなっているわけですね。それとの関係でやっぱり矛盾は矛盾として私は...全文を見る
○和田静夫君 それはたとえば当初行(一)の四等級が課長補佐であった、ところが、四十四年から係長までこれが適用になっている。そう考えてみると、たとえば運転手なるがゆえに四等級にいけない、格づけをされないというようなことにならないんですか。
○和田静夫君 そうだから、現行制度に拘泥をしていくと、言われるとおり、むずかしいことはある程度否定しませんが、しかし、それを改善することはお互いのいわゆる知恵ですからね。問題は、どういうところに視点を置いてどうしていくかという指向性が、まず最初大切になるのは、そこにあるわけですか...全文を見る
○和田静夫君 次に、速記職の給料表の問題に移りたいと思いますが、この抜本改善の問題については、昨年も、この分科会で、議事録読みましたが、速記録読みましたけれども、質問が出ていて、約束をされているわけですね。その進捗の状況は一体どうなっているのか、端的にひとつ。
○和田静夫君 そこで、二月の二十日に、衆議院の第一分科会でも社会党の山本政弘委員から出ていますけれども、いま言われました抜本改善のための適当な措置、機関的なもの、それは一体どういう性格で、だれが主宰をするのか、衆議院総長がその主宰をされるのか、あるいは統一的な見解はなかなか得るこ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、概算要求までには間に合わなかった、今度は間に合わせなければならぬと、こういうことになりますか。昨年は間に合わなかった。間に合わすことにすると、そのタイムリミットをどの辺に置いて、やっていくわけですか。
○和田静夫君 いまの、四月になって検討に入り、そして一種の機関的なものができる、その機関と、働いている皆さん、当然職員組合をつくっていらっしゃいますから、職員組合との関係というものを、これは速記の皆さんの待遇改善の問題でありますから、当然そこを代表するところの組合の機関との関係で...全文を見る
○和田静夫君 いってみれば、その特定の等級、あるいはランクをされているグループ別に意見を徴していくこと、そのことが既成の組合の活動なり、既成の組合の給与担当部長なりのいわゆる考え方とたいへんな開きが出てきて、そのことが、いってみれば、組合運動全体に対する不当な介入になるなどという...全文を見る
○和田静夫君 とにかく、争議権もなければ、それにかわる第三者機関としての人事院勧告もない。そういう職場の人たちのことですから、そういう人たちが自発的につくっている民主的な団体というもの、その意見というものは十分に反映をする、この努力はしていただかなければならないと思います。重ねて...全文を見る
○和田静夫君 そこでお聞きいたしますが、三十二年当時、同学歴、同待遇であった者が、たとえば行(一)と議警に分かれて、その後、均衡がとられて昇任昇給していますか。
○和田静夫君 警察職といいますか、そういう執行のたてまえからいっても、いわゆるピラミッド型になるであろうというようなところからくる、形の上の均衡というものについて、いまいわれたことを決して全部を否定しません。しかし、たとえば具体的な例をあげてみますと、高卒で、行(一)では係長まで...全文を見る
○和田静夫君 それで、これに加えて、そういうような形でおくれがこうなった者が、これが今度は二等級に行っても、また十年それから十一年と、据え置かれたままでしょう、それが事実とすれば、この数字は、昇格基準の倍近い年数になっている。いかがです。
○和田静夫君 そこで、その状態を打開しようとはお思いになりませんか。
○和田静夫君 ところで、昭和四十一年の三月三十日の本予算分科会で、当時の衆議院の事務総長が、三、四年前から議警職表の改定と取り組んでおります、公安職とは違うという点からまず考えて、打開をしていきたい、具体的には衛視の四等級の間差を三等級と同じような間差に持っていくとか、しかし、暫...全文を見る
○和田静夫君 最近行(一)で、五等級に主任やら四等級に係長が設定されたでしょう。ランクアップの処遇改善がこういう形で行なわれてきているわけですからね。当然行(一)との均衡という考え方からいけば、それに見合う措置が講ぜられるのは当然だと、冒頭の均衡という確認の上に立てば。それはやら...全文を見る
○和田静夫君 それで、ここでもう一ぺんくどいようですが確認をしますが、行(一)均衡の措置というものは常に講じてきている、こういうふうに理解をしておいてよろしいですか。
○和田静夫君 公安職との対比の問題が出ましたが、これは一言言っておかねばならぬのは、人員分布の相当違う公安職表を、言ってみれば引き移すというのは、これはたいへんおかしいと思うんです。当然人員分布というようなものを加味した改善がなされると解するのが私は当然だと思う。特に二等級の頭打...全文を見る
○和田静夫君 それでは次に進みますが、この甲乙の差別待遇の是正問題で、若干一、二点お聞きをしておきますが、この一般職員の労働意欲が減退をする一つの大きな要素として、参議院の場合には、国家公務員上級職試験の採用者と、それ以外の者との昇給昇格の面での差別待遇の問題がある。これはたいへ...全文を見る
○和田静夫君 私は、人事院試験に依存することによって、優秀な人材が集まるという論法には、実はならぬような気がするのですがね。大蔵省に行きたいとか、あちこち行きたいとかいう諸君がとられた、これ以上余分なことを言いませんが、というようなこともあるでしょうし、したがって、国会がひとつ行...全文を見る
○和田静夫君 国会図書館の問題に最後に入りますが、まず人員の問題でお聞きをしますが、未整理滞貨の関係というものが非常にあって、業務の質や量が非常に増加しておるということをたびたび強調されております、昨年まで。そこで、それに見合った人員が保障をされているのだろうか、四十六年について...全文を見る
○和田静夫君 そこで、ゼロが続き過ぎるのじゃないですか。実態に触れますと、臨時職員でどうも切り抜いていかれるというような、そういう安易感があるものだから、ゼロというようなことで済まされていってもしかたがない。私は国会図書館というのは、そんなに非生産的な部門じゃないと思うのですよ。...全文を見る
○和田静夫君 臨時職員は何名いらっしゃいますか。
○和田静夫君 八十名ですから八百四十五名の約一割、十名に一人の割で臨時職員がいるということになりますので、大蔵省の担当官にお聞きをしますが、ばっさりいつも増員要求を切られるわけです。こういう状態でいくということは、臨時職員で間に合わしていきなさいと、そういうことを意味しますか。
○和田静夫君 大蔵の担当官は、結局政府の方針を全体の人事との構想でもっていま述べられましたが、しかし、現実の問題としては、一割の臨時職員が存在する。これはぼくは不必要だからいるのじゃなくて、必要だからいるのだと思いますよ。ぼくはいま国会図書館の運営というものが国民の期待に沿ってい...全文を見る
○和田静夫君 それからコンピューターの導入などということについて、大蔵省の側は言われましたが、私は機械の導入と人員というのは反比例をすると考えているのです。機械の導入をしたから人間を減らしていいとは言えない。機械の導入によって人間が過重労働の中に落ち込むことは避けなければならない...全文を見る
○和田静夫君 どのくらい上げられますか。
○和田静夫君 これは異常に低いと言っていいわけですから、他との比較においても今後も上げられるべきだと思います。一〇%がいいか、はじいてみなければわかりませんが、一〇%では全然足りないわけですよ。他との比較において足りないわけですから、それをもっと善処するということが必要だと思いま...全文を見る
○和田静夫君 それで、それが国家公務員法六十条との関係はどうなっておりますか。
○和田静夫君 そこで三カ月ごとなんですね。私は、いわゆる脱法的な行為と言えば言えるくらいのことを国会図書館ではやられていると思うのです。いま言われたとおり、たとえば、一番古いので五年以上の方が一人いらっしゃるんでしょう。それから四年以上の人が二人いらっしゃる。三年以上が何人いらっ...全文を見る
○和田静夫君 いや、実態はそうではないのがいましょう。いわゆる常勤的非常勤職員、あるいは常勤的労務職員で、いわゆる臨時職員、そういう人たちがいらっしゃるんですね。「明治期」のやつはわかりますよ、いま言われた「明治期」のやつは。
○和田静夫君 たとえば、編さんの校正であるとか、重複資料であるとか、あるいは校正だとか、――校正の人は四十六年ですから、これはあれにしても、四十五年の人だって、四十五年一月というのは一年以上たっています、六カ月、六カ月越していますから。そういうのはちゃんといらっしゃるでしょう。
○和田静夫君 まあ私のほうは時間がありませんから、あまり突っ込んだ論議をしておれないのですけれども、実はそのいま言われたようなことでいって、ここからどういうふうにお回しになって穴を埋められようが、同種の仕事に従事されることは間違いないのですよ、職員の立場として。それだから、それは...全文を見る
○和田静夫君 いや、たとえば試験を受けさせることもいいでしょうし、しかもその仕事に一定の経験をお持ちの方については、いわゆる試験制度を別に考えながらとっていくということもいいだろうし、そういうことをお考えになるのが至当だと私は言っているのです。
○和田静夫君 調査の結果、善処をされると、こういうふうに理解をしてよろしいですか。
○和田静夫君 調査結果に基づいて前向き、に検討される。いかがですか、この辺がいい答弁じゃないですか。
○和田静夫君 検討はされるわけですね。
○和田静夫君 大蔵省にちょっとお聞きしますが、図書館を除いて、ほかの官庁で常勤的非常勤というのは皆無ですか。
○和田静夫君 皆無ではない。
○和田静夫君 これは私、資料を持っていますが、昨年行政管理庁で調べた国立大学関係の定員外職員では、全国でおよそ一万名の定員外職員がおります。そのうち約四千名が常勤的職員となっています。で、東京だけでも千五百名が上回っているのであります。そこで、大学図書館の職員が、しかもその中で多...全文を見る
○和田静夫君 昭和四十三年に、死蔵された国会図書館の児童書ですが、児童書が問題になりまして、まあその後どうなったかということをお聞きしたいのですが、どうも聞くところによりますと、この利用者の要求がともかくもいれられた形になっておりますから、その限りにおいては、非常にけっこうなこと...全文を見る
○和田静夫君 最後にしますが、いま言われたように、月に三件と言われましたけれども、私の調査では週に三件ぐらいのいわゆる児童書に関する間い合わせがあると聞くのでありますが、これが利用に便利な体制になってれば、おそらく問い合わせも閲覧者ももっとふえるんだと思います。近い制度であります...全文を見る
03月23日第65回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第1号
議事録を見る
○和田静夫君 福岡県に、主として県庁職員が構成員となっている福友会、朋友会、それから福陽会といった団体があることを御存じですか。
○和田静夫君 これは福友会、朋友会については調査をしましたか。
○和田静夫君 福友会というのは課長クラス以上、それから朋友会、これは課長補佐以上、いずれも管理職で構成をされて、その会長には中島という総務部次長がなっています。これらの団体は、現職知事の政策を翼賛をするということで動いてきたわけですが、これらの地公法上の性格は何でしょうか。地公法...全文を見る
○和田静夫君 そこで、問題は福陽会ですね。いまあることをお認めになっている福陽会、これは一部管理職を含む一般職員の団体であります。これには県庁職員のOBも入っている。会長には衛生部医務課の竹内という課長補佐がなっております。これはどういう性格のものと理解をしたらよろしいでしょうか...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、これはいわゆる地公法五十二条の違反ということにはならないですか。
○和田静夫君 ところで、ここでひとつ確認をしておきますが、職員団体というのは、地公法上どんな位置づけで考えられていますか、一般論として。
○和田静夫君 しかるに、この福陽会ですね、いま確認をした意味での福陽会、これは昨年十月二十四日に、福岡市電気ビルで第二回総会が開かれています。そこに出席した知事は、「福陽会を育て上げた竹内会長に厚くお礼を申し上げます。私は四十二年四月の初登庁のときは、敵陣の中にただ一人落下傘でお...全文を見る
○和田静夫君 地公法違反の団体であるかないかは、調査結果に基づきますから、そこの論戦をいまするわけではない。私は、それは一例であって、職員にあらざる団体、職員でない者を含んでそういう団体を組織して、地公法上でいうところの職員の九八%を組織する職員団体に対する、言ってみれば対立する...全文を見る
○和田静夫君 だから、たとえば「ふくほう」を取り上げて申し上げたのであって、前面には知事の言ってみれば後援会的な性格のもの、そうして他面にはかなり職員団体の非難、こういうような形でもって、いわゆる職員外の者を含むところの団体を遠隔操作することによって、法上認められているところの職...全文を見る
○和田静夫君 この「ふくほう」という機関紙ですね、発行人は、福岡市天神四丁目一の二八、古川正憲という人です。この人は県の職員ではありません。しかるに、この六月十五日付の「ふくほう」の一号、これを見てもらいますとわかるんですが、県職員の人事異動等が全面的に掲載をされているわけです。...全文を見る
○和田静夫君 それは、日付だけを追った話であって、六月十五日以降に出ているわけではないので、それで問題にしているわけです。そこは、どっちみち県当局から詳細に調べられるのでしょうから、問題はそこなんです。で、したがって、公正に一般の職員が知る機会が与えられずに、特定の団体のそのよう...全文を見る
○和田静夫君 もう一度お尋ねしますが、知事が、たとえば福陽会といったような、ほとんど職員だけで組織をして、そうして明らかに職員を対象とした機関紙を出している。そういう団体ですね。しかも、大部分が県職労の組合員である場合に、その会合に出席して現在の組合の批判をするというとき、それを...全文を見る
○和田静夫君 この「ふくほう」の十八号というのを見てください。これは「知事選特集」であります。いまあっちこっちで問題になっていますからね。札幌なんかでも最近問題になっているやつがあったり、いろいろあるようですが、これもそういうぐあいでしょう。そうすると一この会が知事選挙に対して運...全文を見る
○和田静夫君 これは大臣、さっきも言ったとおり、全職員に対して家庭にずっと郵送されるわけですからね。しかも、「四年前に立返れ」「情熱と性根をすえてかかろう」「一、三区は認識せよ苦戦に喘ぐ二、四区」「亀井県政を死守せよ」「捨てよう楽観ムード知事選まであと幾日」、明確に選挙目的を持っ...全文を見る
○和田静夫君 これ求めておきますがね、福陽会に対する知事交際費からの支出関係、費用。
○和田静夫君 そこが明らかになりますと、いま大臣が答弁されたことは大臣の認識の誤りであると、私の調査の結果ではなるわけです。同時に、たいへん重要なことは、この福陽会という団体に入るか入らないかということで、一つの踏み絵が行なわれておるということです。これは人事、それから昇格、昇任...全文を見る
○和田静夫君 大臣、最後にここでお聞きをしますが、調査がまだ間に合わないようですからこれ以上やりとりをしておってもしかたがないのですが、そういう結果、職場に不明朗な状態が起きておることは間違いない。起きておるから問題が起きておるのです。したがって前提的に、先ほど私が申し上げたよう...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとこれは問題がそれますが、何々県の副知事というような方が伊勢神宮のたとえば奉賛会に名を連ねているといったようなことがあった場合、これは憲法違反になりますか。
○和田静夫君 福岡県の副知事の一人が伊勢神宮の奉賛会に名を連ねていらっしゃいます。これはいま調査をしなければおわかりにならぬと言われる。調査をしていただきたい。で、これは私は憲法違反ではないかと思うんですがね。
○和田静夫君 事は法解釈の問題ですがね。言ってみれば、奉賛会というのは、その善悪は別としまして、伊勢神宮の奉賛会に名を連ねる、副知事が名を連ねていることによって、伊勢神宮に対するところの言ってみれば理解を広めさせる、そういう条件を職員に与えている、そういうような場合であれば宗教的...全文を見る
○和田静夫君 ここの質問の最後で労働省にお尋ねをしますが、労働省の官房長がお見えになってますが、労働省の各局長が、前労働省出身亀井福岡県知事その選挙応援に次々と福岡に行っていらっしゃる事実はございますか。
○和田静夫君 たいへんこれ恐縮な話ですが、この場に決して沿うと思っていないのですが、決算委員会の総括がありますのでそこで伺いますので、二月、三月の労働省官房長並びに各局長の出張簿の写しを資料として要求をします。
○和田静夫君 電気ガス税についてお伺いをいたします。  電気ガス税のやりとりに入る前に、先日の地方行政委員会で若干問題になった経緯を振り返りながら重ねてまず質問をいたします。  先般の地方行政委員会での質問に対して、税務局長は世間でいう電気ガス税の悪税論、撤廃論には誤解がある...全文を見る
○和田静夫君 これは佐藤さんばかりではなく、池田元総理大臣は税務畑の出身ですし、税務局長までやった人ですからいわば税の専門家でしょう、その人も電気ガス税は悪税だと折紙をつけたわけです。言ってみればもう税務局長が言われるような、さっき私が概括的に述べたような意見というものは、そうい...全文を見る
○和田静夫君 昭和四十六年度非課税措置等による減収額試算、これによりますと非課税額の三千十億円ということで、これは昨年の二千六百八十億円よりは三百三十億円ほどふえています。資料の四ページに電気ガス税の分が出ていますが、これは五百三十九億、これまた昨年の四百七十億円より相当ふえてい...全文を見る
○和田静夫君 そこで、電気にかかる電気ガス税の徴収見込みと非課税額並びにその割合がどうなっているか。過去十年くらいにわたって説明できますか。
○和田静夫君 私は、問題はその額なんですがね。私の調べでは、昭和四十一年度分について、電気にかかる電気ガス税の徴収見込み額は約四百八十億円、これに対して産業用非課税は二百十億円ぐらい、四、五年前までは非課税額は半分をずっと下回っていた。ところが電気需要の伸びは電灯より電力の伸びが...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと不満ですがね。自治省は、税収見込みの資料によりますと、昭和四十六年度の電気使用量料金は一兆九千四百三十億円ということになっていますね。その販売電力量のうち電力分、電灯分、ついでに産業別の使用量、これはいま出ますか。
○和田静夫君 あとでこれはいまのものを教えてくれますか。
○和田静夫君 そこで、日本電気協会の資料によって調べてみました。昭和四十四年度について見ると、二千四百億キロワット時のこの販売電力料のうちで、電灯分は五百億キロワット時で、これは電力分です。そのうち九電力会社についてずっと調べてみますと、大口需要分は千三百億キロワットです。しかも...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ税務局長、大口需要家の割り引き料金制度の概要をちょっと教えてください。
○和田静夫君 これはあとで割り引き料金制度というものを、通産省に聞かなければわかりませんがね。二、三日前の報道で紹介していましたが、新日鉄ですね、八幡、富士の合併、あの新日鉄が発足してから一年になる、その時点で功罪について論じておったのですが、鉄鋼がダブついて、そうして自主生産規...全文を見る
○和田静夫君 これは調べられればわかりますね、あとから出していただきます。
○和田静夫君 私は実はこの程度のことがわからないで税制改正について考えることはできぬのじゃないかと思う。地方税法二十二条の秘密漏洩に触れるわけではありませんからね。これはどうしても調査をして結果を知らせてもらいたいと思います。よろしいですね。
○和田静夫君 電気ガス税の非課税品目は、今度の改正法案を見てみても、いま言われた生石灰外二品目が非課税対象に加えられて、重過燐酸石灰など二品目が課税対象に加えられた。そうして無水フタル酸の期限延長がはかられておりますね。これは三十六年の税制調査会の答申、すなわち「重要基幹産業又は...全文を見る
○和田静夫君 産業用の非課税品目は、通産省の提出した資料によってやられますよね。で、自治省が話し合われるその非課税品目の洗いがえがそういう形でされているんですけれども、地方の実情におかまいなくどうも中央政府の省庁間の話し合いで行なわれる。しかも業界の生産者的な意見を代弁するものと...全文を見る
03月24日第65回国会 参議院 決算委員会 第12号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、オリンピック担当相にお聞きをいたしますが、オリンピックの五輪のマークの使い方について御説明を願います。
○和田静夫君 そこで、JOCがこれを使用させるときには、オリンピックに関係するような事業ですね、たとえば、最近統一地方選挙なりあるいは参議院選挙などを前にしまして、何々を励ます会、予定候補者を励ます会などというようなものに五輪のマークが使われること、そのことをJOCは許可をいたし...全文を見る
○和田静夫君 そこで、いわゆる承認の基準ですね、その基本原則というのは、商業的に、政治的に、宗教的に、あるいは個々人の利益のために、一部の利益のために使ってはいけない、こうなっていますね。
○和田静夫君 政治的なものに使ってはいけない、このことは間違いございませんか。
○和田静夫君 オリンピック担当相は三月二十日、札幌市民会館で開かれた板垣武四さんの後援会・励ます集会に御出席になりましたね。
○和田静夫君 何もしゃべられた内容その他を問題にしようとは思っておりません。そこで問題は、その会議で五輪のマークがみごとに使われているわけですね。オリンピック担当相が出席をされた札幌市長予定候補、自由民主党の予定候補、その予定候補を励ます会で、札幌オリンピック大会のための五輪のマ...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる五輪のオリンピックマークが、ごらんになればわかるとおり明確に使われているわけですよ。これは見てください。全体として、いわれるように表章が使われてないという論理にはならないのですよ。たとえばこれが抜き出されていれば、三つくっついているということにはならんでしょ...全文を見る
○和田静夫君 言われるとおり、私は、これが政治的な目的を持った集会以外で使われているというなら、話は別だと思うのです。選挙をもう間近に控えてこれが使われたということに問題があるし、しかも市長予定候補の立場にあったところの助役であった。その市は冬季オリンピックを招致している。そうす...全文を見る
○和田静夫君 官房長官に最後にお尋ねしますが、いまやりとりしたとおりでありまして、問題は、そのいわゆる市長予定候補者、選挙戦に臨むその政治集会にオリンピック組織委員会の五輪のマークなり、あるいはオリンピックのために計画をされているところの、言ってみれば案内、宣伝物などが巧みに使わ...全文を見る
○和田静夫君 おそらく選挙が始まると、北海道は御存じのとおり知事選挙その他激しい争いになっていますから、閣僚の皆さん方がそれぞれお歩きになれば、こういう事態にぶっからないとは限らないわけでありますから、ひとつ閣議としても十分その辺の注意をされますようお約束を願いたいと思います。
○和田静夫君 それじゃ、そこで選挙部長に伺いますけれども、もう一つ問題がこれにはあるのです。この板垣武四さんという人がこういうポスターを出されているのですね。この中に出てくる一連の写真、これはもう著作権法に基づいて札幌市が持っているものです。これは札幌市が広報として出しているいわ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、この事態は、まあ選挙部長も非常に長く北海道にいらっしゃったし、北海道の事情はよくおわかりになるわけだ。これは十分に注意をされてしかるべきだと思いますが、約束されますか。
○和田静夫君 最後にしますが、これは当然著作権法の二十一条、十七条の関係でこれは違反ですから、したがって罰則百十九条で三年以下の懲役または三十万円以下の罰金、こうなりますから、当然この人は市長候補にはなれないでしょうぐらいのことを考えながらものは言っていますけれども、これぐらいの...全文を見る
○和田静夫君 厚生省に簡単に一言だけ聞きますが、あなたのほうでの民間法人日本看護協会、この日本看護協会は国際会議に加盟をしていますが、この国際会議に日本の准看護婦は加盟できますか。
○和田静夫君 それじゃお聞きしますが、先ほどあなたからいただいた国際看護婦協会基礎文書、定款並びに細則によりますと、細則、第一章会員、第一節「国内で一看護婦協会がICNの加盟会員協会となり得る。その条件は、a その投票を行なう会員が、ICN定款に定義されている看護婦のみで構成され...全文を見る
○和田静夫君 それではお尋ねしますが、この定款で言うところの看護婦というのは、原文ではどうなっているのです。
○和田静夫君 そうでしょう。そのナースという観念の中に、特殊日本的な准看護婦が入るなどというような常識は成り立ちませんよ。
○和田静夫君 准看護婦の方からいわゆるこの国際看護婦協会の会費をおとりになっているのは、いつからですか。
○和田静夫君 看護協会会則では、御存じのとおり第八条二項に「前項の会費は本協会八百五十円(国際会費を含む)」、こうなっているわけです。
○和田静夫君 そこで問題なんですが、いわゆる国際会費も含まれている。私は、この問題できょうそんなに時間をかけているわけにいかないんですが、ちょっと緊急を要するから質問したんですが、現在の看護協会にいわゆる正看護婦分相当額しかとにかく国際的には会費をお払いになっていない。それはやり...全文を見る
○和田静夫君 准看護婦から国際関係費は引いていないと、こう言われるんですか。いまその最後のところがちょっと聞き取れませんでしたが。
○和田静夫君 そうでしょう。含まれている。そこで、それじゃ四十三年の正看護婦の人員は何名ですか。
○和田静夫君 いやいや、厚生省として正看護婦は何人で、准看護婦は何人ということはつかめないということですか。
○和田静夫君 これは私の調査によれば、国際関係のいわゆる会費を納められている正看護婦——おわかりになりましたか。わからない。——その会費は正看護婦の数を単位にしながら国際的に折衝が行なわれていると、こういうことなんですよ。初めから准看護婦なんというものを——ちょっといまの言い方が...全文を見る
○和田静夫君 あなたはさっき認められたでしょう。私は妥協していって、昭和三十九年の時点までは国際会議の会員ではなかったでしょう。それじゃ払った時から昭和三十九年までの国際会議費、いわゆる団体加盟費について返還請求が起こった場合、どちらが勝つと思います。返還請求をするほうが勝つにき...全文を見る
○和田静夫君 前段の部分については、問題がなければ問題を提起はしませんよ。訴えがあるから問題を提起しているのであって、言ってみれば区切りをつけて返還請求をすれば混乱するだけでしょう。だから必ずしも、いまそんなことをやれということを言っているのではなくて、過去の問題、現在から将来に...全文を見る
○和田静夫君 文部大臣にお尋ねをします。金沢大学の問題を中心とする国立大学全体の運営についてであります。  まず、国立大学という教育の場で、試験を受ける、あるいは受けさせないの問題で、教育をする側、いわゆる教授と、教育を受ける側、学生との間に訴訟が起こっていますが、そういう事態...全文を見る
○和田静夫君 実は、金沢大学の場合は、世にいう教授の側の教育ストといわれているやつがあるんですね。そこで、その訴訟を起こした側は確かに学生でありますし、いわゆる下級審では、起こした二人の学生側が勝訴をした、こういうことになって、大学側は控訴をするという状態になってきておるわけです...全文を見る
○和田静夫君 私は、ここに幾つかのカセットを持っていますが、これは井上教授と学生たちのやりとりのカセットであります。本人もテープの回っていることを知りながらおしゃべりになっているのですから公明正大です。いま私は、どちらの肩を持つという立場で言うのじゃなくて、事実関係を追って言うの...全文を見る
○和田静夫君 いま、一方的に言われたことについて、それだから御本人に来てもらわなければ——学校関係者に来てもらわなければ話にならないので、参考人にそういうことをお聞きしようと思ったら、委員会の出先ではさまったことを、与党の国対のほうからチェックされるということになったのですが……...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、その試験を拒否するということ、それはどちらの関係においても、一般論として、そこにはすでに教育の中に含まれている試験が拒否される、そのことによって教育は、その時点においては放棄されていますね。
○和田静夫君 文部大臣、そこは事実関係の批判で非常に違うので、反省をしても——あとから出しますが、特定の人間についてはお前はだめだ、私の目の黒いうちはお前は試験を受けたって決して合格はさせませんよ、私の目の黒いうちは医者にはさせません、こうなっているのです。したがって、前提が違い...全文を見る
○和田静夫君 原則ですが、もし試験を受けさせる、あるいは受けさせない、こういうことが、たとえば本質として学校なり教授なりの何というか、裁量行為といいますか、そういうことになりますと、そこに教授の恣意が入る状態というものが出てきますね。つまり一人の教授が、特定の学生が気にいらないと...全文を見る
○和田静夫君 そんなことを言われたって、あなたの言われることは全くうそだらけなんですよ。まず金沢の地方裁判所というのは、教授側のやっているのは誤りだという判決を出した。これは下級審だと言われればそれまでですけれども、とにかく下級審だって二人の学生の立場というものを認めました。あな...全文を見る
○和田静夫君 したがって、そういうような所定のわび状でもって反省、教育効果をあげるという御答弁ですから、教育効果をあげるときに明治調豊かなわび状をもって、それでこれに捺印をしなさいということでは、そんなものは反省にもならなければ教育効果にもなりません。むしろみずからの意思に反して...全文を見る
○和田静夫君 それはそうだ、金沢大学の学長に来てもらおうと思ったんですが、来られないからそういうことになっちゃうのです。金沢大学の学長は明らかに、井上教授のやっていることはやり過ぎですと、こういう談話を発表されている。それは私も大学の自治の関係だからこれ以上言わないが、おそらく、...全文を見る
○和田静夫君 その、評議会できめられた、きめられて控訴をされたことに対して私は言っているのじゃなくて、控訴されていることについては、金沢地裁の審理の中で、たとえば本人の調べがなお不十分——本人というのは井上教授を呼んだ直接の調べが不十分ではないかという、法廷技術上の問題を中心とし...全文を見る
○和田静夫君 私はまあ、控訴されていることですから、地裁の判決を何もあれこれしませんが、ただ、判決を読んで見て、こう思うんです。「受験申請手続については、「試験を受けようとする学生は、予め所定の受験申請書を学部長に提出しなければならない。」と定めているだけです。「他に学内規則を精...全文を見る
○和田静夫君 大臣が述べられたいわゆる基礎的な資料がすべて正しいものならば、大臣の論法というのはいまのところ七〇%ぐらいは通るが、ところが基礎資料はかなりの違いがあるわけです。それは井上教授が報告されることが一方的なものであることにもなるし、あるいは私のほうで言っていることが一方...全文を見る
○和田静夫君 これはね、カセットにおさめておりますから明らかなんですが、生命に危険があるとか——そのときの状態ですよ。三べんの電話でもって警官を呼んだときの状態というのは、要するに平和裏に話し合っていて、しかもお説教をしているんですよ。全部お説教です。学生は何も言っているわけじゃ...全文を見る
○和田静夫君 金沢大学のこの医学部のもう一つ問題を引き続いてお尋ねいたします。その前提として、まず文部大臣にお聞きをいたしますが、金沢大学の付属病院に限ったことではないと思いますが、あとで厚生省にも聞きますが、たとえば金沢大学の付属病院には三十二床以上の隠しベッドがあるんですね。...全文を見る
○和田静夫君 厚生省はこういう、いわゆる金沢大学に限らず全国の大学付属病院に存在し得る隠しベットについて一体どういうように把握されておりますか。
○和田静夫君 そこで文部省ですが、文部省の大学病院の基本問題調査研究会の中間報告書を読んでみましたら、そこで設定をした大学病院での診療要員、その診療要員の最低基準からずっとはじいてみますと、金沢大学附属病院の診療定員は五〇%に満たない状態なんです。診療定員が最低基準の五〇%にも満...全文を見る
○和田静夫君 そこで、そういう状態というのは、いわゆる無給医局員の存在ですね、無給医局員の存在を前提にしないということでは考えられないことでしょう。したがって、それは各所で指摘をされているわけですね。そこで文部大臣にお聞きをいたしますが、文部省は各地に起こる大学病院紛争に触発をさ...全文を見る
○和田静夫君 そこで非常勤職員という扱いは、彼らの診療業務の実態をどのような認識の上に立ってやられたわけですか。
○和田静夫君 それからお尋ねしますが、大学病院というのは、調べてみるとほんとうに驚くんですが、まず指導的医師団というのがございましょう。それからその下にいわゆる無給医師団、それから診療専任医師団というようなことで、臨床研究医、研床研修医、副手、それから研究員、協力研究員、それから...全文を見る
○和田静夫君 いま最後に言われたとおりだと私は思う。それはいわゆるその診療の場でとらえてみますと、もうほとんど免許を有する医師であり、大学院生である者とそうでない者、それから学位を有する者と有しない者、それぐらいの程度の区別しかありませんよね、診療の場でとらえれば。そこで厚生省に...全文を見る
○和田静夫君 金沢大学の場合調べてみますとね、これはまあおそらくどこでも一緒だと思うのですが、医師定期届け出表は、業務の種別は医育機関付属の病院の勤務者。従事先の名称は金沢大学医学部付属病院。従事する診療科名は、たとえばこの場合第一外科、こうなっております。そうすると病院の方針に...全文を見る
○和田静夫君 まあ研究員やら副手やら、たくさんのことをやりたいのですが、時間もありませんから、ここで私が申し述べたいのは、いわゆる勤務を命ぜられた者が無給であるということ、ただで働かされるということに対する不合理を全くのしろうととして感ずるからなんです。それがいわゆる理不尽なもの...全文を見る
○和田静夫君 大臣、ここで一言聞いておきますがね、いままでずっとここで冗長にわたったようなやりとりをいたしましたが、結果的に言いたかったのはそこなんです。いま言ってきたとおり、副手、研究員を含んで、辞令では命ぜられて勤務をしている者が、片方では無給だ。しかし、それらの人たちがいな...全文を見る
○和田静夫君 最後に二点だけですが、現実の問題、金沢大学の付属病院で、実は若手医師たちに対して、昨年の五月七日付で、教授会に対し無籍化処分というのが出されております。これについてはどう判断されておりますか。
○和田静夫君 私は、これは労働基準法違反であると実は思っております。したがってこれらの問題は、労働省との関係のやりとりをする用意をしておりますけれども、いま大臣が希望的に述べられましたように、まだ確定的にどうしようとは言いませんけれども、やはり労働が提供されながら、しかもそれがペ...全文を見る
○和田静夫君 いまの検討をしてもらうことを約束をしておきますが、一言だけ言えば、辞令の一番最後にいって、無給にするなんという言い方はする必要はないと思うのです。被教育者的な考え方、ときどき研究にこられる、そのために入れてくれという人、これは研究費はいただきません、こういう形でいい...全文を見る
03月25日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第14号
議事録を見る
○和田静夫君 この一四ページの第八表に関連をして、最初に若干お聞きをいたしますが、   〔委員長退席、理事熊谷太三郎君着席〕 さきの委員会での山本委員の発言と若干重複することもありますが、確認の意味を含めてお尋ねをいたします。  昭和四十六年度の人事院勧告に伴う給与改善の経...全文を見る
○和田静夫君 そこで、その算出の根拠を教えてください。
○和田静夫君 そこで、五%以上の勧告が出た場合ですが、例年のように予備費、この表の追加財政需要、百億ですね。プラス四十五年度分の七百億、計八百億のうちから措置をされようということでしょうが、この八百億のうちでどの程度給与改善経費を見込んでいらっしゃいますか。
○和田静夫君 いまのは六百億ですか。
○和田静夫君 そのいまの六百億との関係でちょっと聞いておきますが、地方交付税の基準財政需要額算定の基礎として給与改定経費は幾ら見込まれているわけですか。
○和田静夫君 そうしますと、その千六百七十億と先ほどの千二百三十五億ですね、これとの関係というのはどういうことになるんですか。
○和田静夫君 昨年の人事院勧告による国家公務員の給与改定に準じて地方公務員の給与を改善するための所要額、これは交付税べースで二千四百二十億円と推計をされて、すでに措置された分一千四百億円を差し引いて千二十億円がいわゆる要措置分と思われるわけですが、このうち一般財源分の七百八十億円...全文を見る
○和田静夫君 私が予測をしておるような形のことになっても、言ってみれば、財源の保障については事欠かない、一切責任を持ってやりますと、そう理解をしていいですか。
○和田静夫君 児童生徒急増市町村に対する国の財政上の特別措置として、特に義務教育施設だけを取り上げた理由というのは何ですか。
○和田静夫君 児童生徒急増市町村における義務教育用地取得に対する予算措置。
○和田静夫君 利子補給の対象となる児童生徒の急増市町村は、どの程度の市町村ということになりますか。
○和田静夫君 利子補給の対象となる義務教育用地債、これはどの範囲のものですか。
○和田静夫君 そこで、その利子補給の額を、年六分五厘をこえて八分までの一分五厘に限った理由というのは何ですか。
○和田静夫君 どうもこの辺あまり理論的な根拠はないような気がするのだけれども、四十六年度から新たに学校用地の取得を必要とするいわゆる義務教育施設の整備費についてこういう制度が設けられることになりますが、利子補給については、その対象となる義務教育用地債を四十年度から四十五年度までに...全文を見る
○和田静夫君 この用地取得についてこういう程度の、言ってみれば、めんどう見でいいというようにお考えですか。
○和田静夫君 その充実させる必要があるというのは、これはおよそだれも異議がないわけですね。したがって、充実の、問題はテンポですね。ここまで来たら一挙に行こうというようなことで、一挙に充実をさせるというお考え方になりませんか。
○和田静夫君 なるべく早くというのは、やはり四十七年度の予算はもうだいじょうぶだと、長野さんも胸をたたいてそう言われるというふうに理解しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 つかぬことを伺いますが、財政局長、いわゆる急増地域におけるところの学校の実情というのをどこかごらんになったことありますか。
○和田静夫君 私も神奈川のほとんどの急増地域の学校を見て歩きましたが、あの事情を見たら、もうとてもこれくらいの措置で黙っておれるという筋合いのものではない、そういうふうに思いますよね。あそこで教育を受ける子供たちというのはほんとうにかわいそうだ、そういう感じを受けます。教育が機会...全文を見る
○和田静夫君 資金の内容は。
○和田静夫君 この四十六年度の財政計画の中における地方債のシェアはどうなっておりますか。
○和田静夫君 この財投資金計画に占める地方債の割合は、四十二年度が一八・九%でしょう。それから四十三年度が一七・二%、四十四年度が一七%、四十五年度は一六・八%、そして四十六年度は一六・六%、だんだん下がってきていますね。また、この財投政府資金に占める地方債の政府資金も、二三・九...全文を見る
○和田静夫君 改善の努力をされる。その努力をされることに期待をしておきますが、今度の五〇%の弾力条項との関連も考えなくてはならないし、例年ワク外債も相当発行されている。この中には当然地方債計画に取り上げてしかるべきものもあるのではないかと思うのですが、いかがですか。
○和田静夫君 四十六年度地方債計画には多額の公募資金が計上されていますが、その消化に支障はありませんか。
○和田静夫君 四十六年度において地方債の貸し付け条件はどのように改善をされますか。
○和田静夫君 一般公共事業債の内容。
○和田静夫君 公営住宅の建設事業債の内容及びその配分の方針ですね。
○和田静夫君 大都市周辺では、用地費の急増がもとでいつも住宅政策の見通しが、御存じのとおり狂いが出がちであります。まあ出がちというよりも狂いが出ているわけですが、その辺をどのように配慮されましたか。
○和田静夫君 これはまさに見通しが非常に狂っているわけですからね。先ほどの話と一緒ですけれども、十分だと思っておりますか、こういう対策で。
○和田静夫君 ここは大臣にちょっとお聞きをしておきますが、実は先ほど人口急増地帯の学校用地取得に伴う今度の措置、これは必ずしもすべてを満足させるものではない。いまの大都市における住宅政策を満足させるために、それを阻害している要因としては、いわゆる用地の入手困難な状態、いわゆる財政...全文を見る
○和田静夫君 産業廃棄物の処理事業債の内容及びその配分の方針を示してください。
○和田静夫君 都市過密対策など、この特別な財政需要に対する地方債措置、これはどうなっていますか。
○和田静夫君 広域市町村圏に対する地方債措置について。
○和田静夫君 過疎対策事業債は、四十五年度においてはどのような方針で運用されましたか。
○和田静夫君 その充当の結果はどうですか。
○和田静夫君 過疎現象を生じている市町村ですね、それに対してどのように措置をされましたか。
○和田静夫君 四十六年度の過疎対策事業債のワクと、その運用の方針。
○和田静夫君 自治省は、四十六年度の過疎対策の事業債ですね、これは三百億要求されたわけですよね。それが二百四十億に削られた。二百四十億のワクというので十分確保されたと大臣お考えになりますか。
○和田静夫君 いわゆる概算要求された三百億の積算は、この振興計画その他との見合いにおいてされたわけでしょう。現実の問題としては二百四十億になった。大臣が今後配慮をされるという言い方については決して私は否定的じゃありませんが、しかし、事務当局としては、こうしてあらわれた数字を追って...全文を見る
○和田静夫君 過疎対策事業債にかかる元利償還金の、いわゆる基準財政需要額への算入率を引き上げるお考えというのはないですか。
○和田静夫君 先ほどとの関連ですが、公共用地の先行取得のための地方債ですね、これは、その運用方針をどのようにお考えになっていますか。
○和田静夫君 公害対策関連事業に対する地方債措置の内容ですね。
○和田静夫君 下水道事業の内容と運用方針ですね。
○和田静夫君 厚生年金及び国民年金の還元融資ですね、あるいは特別融資、その資金ワクの拡大、あるいは融資基準、単価の引き上げですね。及び起債の充当率の拡大、これは四十六年度はどのようになる見通しですか。
○和田静夫君 児童手当制度について聞きますが、児童手当制度は自治体の側のほうが先行しておるわけでありますけれども、自治省のほうの考え方は、国の制度との関連でどのようにお考えになっておられますか。
○和田静夫君 一言だけ尋ねますが、国のレベルでのいわゆる制度化に伴って総合制度への切りかえを指導されるということはありませんでしょうね。
○和田静夫君 そこで、先ほどの大臣の善意と、いまの事務当局段階における考え方の開きがやはり出ると思うのです。私は、いまの財政局長の答弁の最後のくだりというのはやはりたいへん気になるし、おかしいのではないか。地方自治体がまさに地方自治体としてその自治機能を発揮をして、そして国に先行...全文を見る
○和田静夫君 それは前後矛盾するので、住民福祉に対するところの先行性という役割りについては認められる。そしてシビル・ミニマムがいわゆるナショナル・ミニマムになってきた。そうすると、歌の文句じゃないが、「上を向いて歩こう」というけれども、それにプラスしていくという状態というものはや...全文を見る
○和田静夫君 私の主張は述べましたから、それ以上のことを申し上げませんが、言ってみれば私が述べたような趣旨というものは、これはやっぱりかなり広範に支持をされる趣旨を含んでいると思いますから、その辺のことは今後の運用の中で十分に勘案をしていただきたいと思いまして、意見を述べたわけで...全文を見る
○和田静夫君 なかなか了解ということにはならないので、その特交の本来の趣旨をいろいろ考えてみますと、予測し得ない財政需要に対処すると。そうすると、現に自治省は高料金対策とか、あるいは例の辺地の医療機関への措置ということで特交をお配りになっているわけでしょう。これはやられていますよ...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、私はその特交の最後の配分のときでいいと思うんですけれども、大体その年度の財政需要の予測が立ったところで、たとえば老人医療対策に対して特交をお配りになる。やってよろしいんじゃないですか。
○和田静夫君 これはことしは余分なことがあったものだから、分科会で十分な論議をすることができませんでしたが、昨年の予算の第四分科会で自治大臣と、たとえば寝たきり老人の実態などを掘り起こしながら、いろいろお互いが考えるという立場でやったことを思い起こすんです。そうすると、秋田自治大...全文を見る
○和田静夫君 いまの大臣の御答弁、そのままに受けとめておいて、それが結実するように期待をいたします。  投資的経費を眺めてみまして、これを前年度の増加状況と比較をいたしますと、直轄事業及び特別事業の落ち込みが目立ちますね。これはどのように判断をしたらよいのですか。
○和田静夫君 この計画の説明の二三ページの五と、それから四十五年、四十六年の特別事業費の地方財政詳解による説明と、いろいろ対比しながら考えてみまして、特別事業費は、国庫補助負担金を伴わないいわゆる地方単独の公共施設を計画的に推進をする、そういうために、長期計画事業費に関連をして四...全文を見る
○和田静夫君 私は久しぶりに、長野士郎さんという人の論文というものはいまの答弁を聞くまではりっぱだと思っていた。そう思い続けて午前質問をして、むしろ先ほど局長を援護するために質問したのに、逆の答えが出たんですが、昨年の四月号ですね。長野論文、この 「感情的都市映像論」というものを...全文を見る
○和田静夫君 言ってみれば、景気の変動に伴って、求められるところの町づくりや村づくりの長期的なビジョンというものは、そのつどつどたいへんな影響を受けるということは排すべきだということだけなんです。きちっとしていただたきいと思います。
○和田静夫君 私は、地方交付税法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党を代表して、反対の意を表明するものであります。  反対理由の第一は、わが国の行政水準が、その国際比較からも明らかなようにきわめて低く、その上、急激な社会変動に伴う膨大な財政需要を次々に生んでいるにもかかわら...全文を見る
03月25日第65回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第3号
議事録を見る
○和田静夫君 分科会中に答弁をもらうということでありましたから再度質問をいたしますが、まず第一は、福陽会の発行といわれるところの印刷物「ふくほう」ですね、これが私ども関連しての吉田主査の質問を含んで、言ってみれば、選挙の事前運動的なにおいが非常に深い、したがって十分な調査を必要と...全文を見る
○和田静夫君 いま新聞という規定の問題では論争のあるところが残ります。一つは、たとえば第三種の要件を備えたところの、言ってみれば諸団体の機関紙的な紙誌が、いままでの経験からいえばたくさん事前運動的なもので摘発される。そのために苦汁をなめたという経験が、言ってみれば革新党の側には多...全文を見る
○和田静夫君 残された問題。福友会――いわゆる課長クラス以上でつくられている福友会、それから課長補佐以上でつくられているところの、まあ後援団体的性格を持つ朋友会、これについての調査、完了いたしましたか。
○和田静夫君 最後にいたしますが、そうすると、いま二つの団体は地公法でいうところの職員団体ではない、そういうことですか。
03月26日第65回国会 参議院 決算委員会 第13号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、具体的な予備費の使用内容に入る前に、二、三確認をしたいのでありますが、それは予備費というものの性格についてであります。  予備費は、申すまでもなく憲法八十七条に、「豫見し難い豫算の不足に充てるため、國會の議決に基いて豫備費を設け、内閣の責任でこれを支出するこ...全文を見る
○和田静夫君 えてして予備費については、この憲法八十七条の「内閣の責任でこれを支出することができる。」とある文句だけをとって、予算で予備費総額を取ってしまえば政府はもうこれはいただきだと、そういう考え方で、どのように使おうとかってであるといった気性が部内の一部にあるとしたならば、...全文を見る
○和田静夫君 概括的にいって、先年来総合予算主義という考え方の導入によって、本来補正予算を組むべき経費の支出まで、予備費によってまかなわれる傾向が生じてきておるように思われます。そのような傾向というのは私は好ましくない、財政国主主義の原則、あるいは財政法の規定の趣旨から、予備費の...全文を見る
○和田静夫君 昭和四十一年度の予算編成方針において、積極的に有効需要の拡大をはかり、経済の安定的成長へのすみやかな移行を目的にして、財政法を弾力的に運用するための予備費が増額された、六百五十億。当時としては画期的な規模の予備費となった例がありますけれども、私は、たとえば米の問題に...全文を見る
○和田静夫君 いまの質問について、次官いかがでしょうか。
○和田静夫君 そこで、私は具体的に聞きますが、いま予見しがたい予算の不足に充てるためのものでなければならない。で、財政の弾力的な運営や、あるいは経済の見通しの間違いを是正するためには使うべきではないのではないだろうかと私は思うのです。で、その予見しがたい予算の不足でありますが、政...全文を見る
○和田静夫君 予備費の使用について、昭和二十九年四月十六日の閣議決定段階——その後何回も改正をされたこの文章でありますが、これによりますと、国会の開会中は大蔵大臣の指定経費及び四項目にわたる一定の経費以外には予備費の使用を行なわない、こうなっておりますね。これは厳重に守られていま...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、国会開会中に使用された予備費はよほど緊急な経費とみなさなければなりませんが、それがこの政府の定めた基準に合っているかどうかですね。ちょっとまあ検討さしてもらいたいのですが、資料としていただけますか、整理して。
○和田静夫君 いわゆる国会開会中に使用された予備費について。
○和田静夫君 この閣議決定の通達には第三項に、予備費を使用した金額については、これをその目的の費途以外に支出してはならないと、まあありますね。これは財政法第三十三条二項、すなわち費目流用を認めた例外をなす、すなわち予備費については一切流用を認めておらない、こういうふうに解釈してよ...全文を見る
○和田静夫君 もう一ぺん聞きますが、昭和二十九年四月十六日の閣議決定の「予備費の使用について」の3で、予備費の使用金額については、これをその目的の費途以外に支出してはならない、こういうふうに通達されたのは、財政法第三十三条二項の費目流用を認めた例外、すなわち予備費については一切流...全文を見る
○和田静夫君 いまのお答えだと、予備費の流用というのは可能だということですか。
○和田静夫君 政府通達の二項の三号ですね、予備費の使用によらなければ時間的に対処しがたいと認められる緊急な経費、こういうのがあります。そうすると、災害の場合などに予備費使用の必要が生じた時期、すなわち災害発生の日時がはっきりしないと実際に使用した時期との関連が判明しかねる。そうい...全文を見る
○和田静夫君 次に、弾力条項のことですが、今回提出されている承諾案件のうちで国立学校や治水関係のもの、災害復旧費の場合に見られますように、一般会計に計上した予備費を、特別会計の支出に充当するために繰り入れの方法として特別会計予算総則の弾力条項を使っていますが、このやり方というのは...全文を見る
○和田静夫君 この予備費といえども一般会計と特別会計と別個に計上されておるものを、両会計間をみだりに混合する、これは財政の運用を乱す結果になるように思いますがね。それから弾力条項というのは、そもそも特別会計設置の目的となっている事業収益が計上額よりもオーバーした場合、その事業量の...全文を見る
○和田静夫君 予備費の原則論として最後に伺いますが、予備費が国会で否決されたときですね、政府はそのとき支出未済のものがあったとき、その支出をストップされますか。
○和田静夫君 総理府にお尋ねをいたしますが、沖縄の軍関係離職者対策援助に必要な経費ということで——九十五ページですが、一億九千六百万円を使用されておりますね。沖縄財政援助資金全体を見ますと三十一億九千三十四万五千七百六十円が翌年度繰り越し額、こうなっております。この間の事情をちょ...全文を見る
○和田静夫君 運輸省、「スイス航空会社所属航空機の損傷事故に係る損害賠償に必要な経費」ということで四百八十万円予備費から使用されているのですが、これはどういう事故でしょうか。
○和田静夫君 そうすると、その払われた総額というのは五百五十万ですか。
○和田静夫君 この事故というのは、明らかに運輸省のいわゆる航行管理の手落ちからきたものでしょう。
○和田静夫君 これは飛行場管理者側にいわゆるミスがないとは言えない事態であった。その結果、これだけの国損が出た。スチールマットが引っかかったのが機体のしっぽだったからいいようなものの、別のところだったらもっとたいへんなことになったかもしれない。そうすると運輸次官、この事故に対する...全文を見る
○和田静夫君 それはよくわかります。そこで全然責任がないということは言えない。そうして五百五十万の国損を与えた管理上の責任は、どういうふうに運輸省としてはとられましたか。
○和田静夫君 そっちのほうはわかりました。後段はわかりました。五百五十万というのはそんなちっぽけな金じゃないんですが、そういう事態を招来させた管理者側の責任というのは、運輸省としては全然ないとお考えになったわけですか、これは。
○和田静夫君 アメリカから引き継いで、それからいろいろと試験をやっていて事故が起こらなかったので、なぜ起こったかわからない。管理上の、言ってみれば点検という行為を通じての、特にサボった人もいなければ、あるいは過失もない。そうすると、最初の、管理上絶対にわがほうに落ち度がなかったと...全文を見る
○和田静夫君 なかなか名答弁です、いまのは。そこで、こういう事態が起こらないように後ほどつとめた。何かアメリカが使っておっていいものだから、そのままどうも点検を十分にやらずにということも類推はされますね。アメリカさまさまなどというような。そこで一番不思議なのは、年度内に実効があが...全文を見る
○和田静夫君 ベトナム共和国の難民救済に使用した予備費、四十五年度の四ページ、この四十五年度の使用調書によりますと、外務省はベトナム共和国の難民及び水害による被災者に対する救援に必要な経費として一億八百万円を予備費から使用されています。  そこでまず第一に、このベトナム共和国と...全文を見る
○和田静夫君 難民とあるのは洪水による難民でしょうね。いわゆる戦災による難民も含みますか。
○和田静夫君 そうしますと、カンボジアからの引き揚げということになると、やっぱり戦争犠牲者の難民救済ということに使われているということなんですね、一部は。
○和田静夫君 これは当然日本赤十字社を通して行なわれた援助だと思うんですが、そうなれば非常に人道的な立場を貫くべきであろう。そうすると南北同様に行なわれるべきだと思うんですが、その点はどうですか。
○和田静夫君 そこで北のほうに四十四年、四十五年度に日赤を通じて、いま言われたように現にあると言われるのは、どれくらいの物資ですか。どれくらいの額ですか。
○和田静夫君 日赤から外務省に求められれば北のほうにも人道的な立場で措置をする、そのことは必ずしも否定をされない……。
○和田静夫君 日赤から南のほうに対しては要請が強くて、北のほうに対してはほとんどないという原因はどういうところにあるんでしょうか。
○和田静夫君 こういうことはありませんかね。これは何も南北ではなくて、いずれの国であるにしても赤十字社はあるわけですね。そうすると、その赤十字社同士が日本の赤十字との関係でそれぞれ内々の打ち合わせを行なうという形の過程を経ながら、結果的には援助要求なり要請なりというような形になっ...全文を見る
○和田静夫君 カンボジアのほうからの難民ばかりに目が行くと、そういう論法が成り立つと思うんです。洪水、あれは南北に起こりましたよね。北に洪水はありませんでしたか、あのときに。
○和田静夫君 北にこういう救援物資などが送られていった四十四年、四十五年——洪水に対する難民という形でのいわゆる処理でしょう、あれは。
○和田静夫君 この十三ページの一億八百万の内容は何ですか、それじゃ。
○和田静夫君 カンボジア共和国に、難民救済に六億一千二百万、これの内容を……。
○和田静夫君 そこで一次二次を通じての、たとえばトラックだとか、あるいは救助艇的なもの、これが戦争目的に使われることはないでしょうね。
○和田静夫君 これは念のためですが、たとえばこの追跡調査を行なって、もしいまのような形で赤十字社同士の約束以外にこの救済物資というものが使われていた場合、その補償を求めるとか、あるいは今後の援助を中止するとか、そういう用意は当然あるわけでしょう。
○和田静夫君 日赤から外務省にベトナム難民救済の補助金申請があったのはいつですか。
○和田静夫君 ところが、この十三ページの使用決定によりますと、閣議決定は十一月二十日ですね。そうすると日赤から正式の申請がなされていないのに閣議決定がなされた。こういうことにこの報告によると、なりますね、これはおかしいんじゃないですか。
○和田静夫君 実はさっきから、ぼくがくどくど言っているのはそこなんですがね。したがって、いわゆる南の赤十字社との関係においては——国際赤十字社を通してもですね、いってみればわが国との国交関係その他からいって、たいへん仲よく話ができる状態にある。北のほうとは国交の関係がない。しかし...全文を見る
○和田静夫君 まあ当然、私が述べたようなことというのは危惧されることですから、たとえば戦争目的に使われないなどというようなことを含んで、十分の配慮というものを今後続けていただきたい。  最後に、運輸省の関係に戻ります。二〇ページ、この遠距離救難用航空機の購入に必要な経費、こうい...全文を見る
○和田静夫君 遠距離海難救助は自衛隊も出動できることになっておりますね。
○和田静夫君 そこで、先ほど常時発進態勢になかったという意味のことを理由づけされたのでありますが、いま認められたように、現在の段階では海上保安庁と防衛庁の連係プレーのうちにそれは可能だ、こういうことですね。ところが、その自衛隊機も即応的には出ませんでしたね。これはお隣に「よど号」...全文を見る
○和田静夫君 いや、どうしてそうなったのですか。
○和田静夫君 この辺は防衛庁にいつかの機会に尋ねる以外にないでしょうが、そこで聞きたいのは、一機が二機にYSがなったからといって、常時発進態勢がとれますか、
○和田静夫君 そこで常時発進態勢がとれるとする。私はちょっとそれもあまり肯定できる状態ではないと思うのですが、それぐらいの常時発進態勢がとれるといま言われたのですが、こういう失敗が起こらぬように心がけてもらえばいいのですが、YS11機を買うか買わないかということですね。これはすぐ...全文を見る
○和田静夫君 このYS11の発注先は……。
○和田静夫君 いつできますか。
○和田静夫君 そこで、先ほど的確に答弁をいただけなかったんですが、この発注先と入手月日との関係で問題は予備費ですよ。予備費の審議だから、この予備費か動員された緊急性というのは——これは八億何千万でしょう、YSというのは。そうすると二億円ですがね、たとえ二億でも企業の側が早くくれと...全文を見る
○和田静夫君 いや問題は、予備費が緊急動員をされなければならない、予備費がここに使用されなければならない性格についてわからぬから聞いている。いま言われるようなことであるから、私も、たとえば飛行機だとか船とかいうのは製作に一年以上、あるいは数年かかる性格のものでしょう。そうすれば、...全文を見る
○和田静夫君 二億渡して発注をしなければならないという理由は、どういうところにあるんですか。
○和田静夫君 なぜ予備費から出すんですかと言っている。
○和田静夫君 こういう予備費の使用というのは、大蔵当局はこれでいいんだと思っておりますか、私はこういうのはすべて補正予算を組んでやるべき筋合いのものだと思いますが。
○和田静夫君 これは海上保安庁の立場に立って言えば、大蔵当局ざまを見ろ、予算要求をしてもなかなか話を聞かなかったからこういう事件が起こったんじゃないか、得たり賢しということに結果的にはなりますね。それはそういうふうにお思いになりませんか。やはりもっと最初から詰めるべきだったと思い...全文を見る
○和田静夫君 実は、これからなんですよ、私の質問は。いまの答弁でたいへん大切なことは、これはまさに運輸省の立場で、大蔵省に……まず、運輸省は何でYS11にするのですか。
○和田静夫君 あなた、あまり値段を心配する必要はないですよ。そうでしょう。片一方、防衛庁のは一機七十億、八十億という、ほとんど使うか使わないかわからないし、ほごになっていくのですよ。あなたのほうは的確に使わなきゃならない。SY二機でもって完全ではないことはお認めになっているわけで...全文を見る
05月13日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第16号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、この法律の目的でありますが、第一条は、「この法律は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資すること々目的とする。」、そこで、ここで言う「交通に起因する障害」とは何ですか。
○和田静夫君 「交通の安全と円滑を図り、」となっているわけですね。そこで、交通の安全とそれから交通の円滑が矛盾する場合がありますね。それも考えられているわけですね。
○和田静夫君 いま言われたとおり、私たちも交通の円滑といった場合に、通常、渋滞がなくてスムーズに交通が運んでいる、そういうふうに概念をするわけですが、理屈を言えば、交通事故が起これば交通は円滑でなくなるわけですから、交通の安全と円滑というのは、そういう意味で一つだと言えるかもしれ...全文を見る
○和田静夫君 いまのことを別の角度から考えてみますと、言い直してみますと、車両優先か人間優先か、そういうことにもなると思うのですが、交通規制が持つ体質上、常にジレンマがあるだろう。車を円滑に流したいし、安全は確保したいし、簡単に交通安全といっていますが、それはつまり車と物とが衝突...全文を見る
○和田静夫君 「歩行者用道路」ということばですね。いわゆる歩行者天国を積極的に合法化しよう、そういう改正案ですが、第一条を改正をして人間優先を積極的にうたう、そういう形にすべきだと思うのですが、それはどうですか。
○和田静夫君 いわゆる歩行者天国を全国的に実施した状況をちょっと示してください。
○和田静夫君 第八条、第九条の改正規定、それから十三条の二ですね、この規定によって「歩行者用道路」、いわゆる歩行者天国が法律上明記されたわけですが、いままではどんな法解釈と手続でそれは合法化されていたのですか。
○和田静夫君 改正規定の第八条第一項に、「道路標識等によりその通行を禁止されている道路又はその部分」とあるわけです。この規制権者は公安委員会ですか、あるいは警察署長ですか。
○和田静夫君 第八条第二項の「警察署長が政令で定めるやむを得ない理由」、これはおもにどんな理由ですか。
○和田静夫君 第八条第五項の、警察署長が必要があると認めるとき、その許可に条件を付することができる、この付することができる条件とは、たとえばどういうことを想定されているのですか。
○和田静夫君 近年、ニューヨーク五番街の歩行者天国のあとを受けて、日本の各市においても続続と歩行者天国が出現したわけですが、日本ではまだ交通規制の観点からだけこの歩行者天国が考えられがちであります。しかるに、自動車文明の本家本元であり、自動車のはんらんに早くから悩んでいたアメリカ...全文を見る
○和田静夫君 子供の夏休みの時期に、北海道旭川の大通り公園に行ってみますと、各ブロックでは毎日毎日スイカ割りがあったり、あるいはバンドの演奏会や野外映画会という形でアイデアを競って催しものが開かれています。自治省の今日の行政担当者の中ではこれらを高く評価するという状態もあるわけで...全文を見る
○和田静夫君 先ほど述べた限りのことについては別に否定的ではない、こういうことになりますか。
○和田静夫君 次に、自動車教習所の関係で質問をいたします。  まず、第九十八条の第一項の字句の変更の趣旨ですね。
○和田静夫君 九十八条第一項の指定教習所として指定する、その政令で定める基準はどんな内容ですか。
○和田静夫君 九十八条に第六項が加えられたのですが、この指定自動車教習所の管理者にとって、指導員や技能検定員に講習を受けさせること、それが義務化されたわけですね。この趣旨をちょっと再度説明をしてください。
○和田静夫君 そこで、その講習ですが、百八条の二によりますと、「公安委員会は、総理府令で定める」とある、そうして行なうことにされておるわけですが、この総理府令の予想される内容を示していただきたい。
○和田静夫君 この百八条の二によりますと、この講習というのはあくまでも公安委員会がやることになっておりますね。交通安全協会や指定自動車教習所協会などに委託してやることもこれはあるわけですか。
○和田静夫君 指導員など、一名について年間どのくらいの時間をお考えになっているわけですか。
○和田静夫君 その予算の措置はどうなりますか。
○和田静夫君 その額はまだきまっていないわけですか。
○和田静夫君 昭和四十五年七月一日付で各管区警察局長、警視総監、各都道府県警察本部長、各方面本部長宛に、「指定自動車教習所の指導員等に対する教養の推進について」という交通局長通達が出されております。そこで、まず、「指定自動車教習所の指導員および技能検定員に対する教養の実態について...全文を見る
○和田静夫君 さらに、この通達には、「警察庁としては、これらの者に対する教養が全国的に推進されるのをまって、その制度化について検討することとしたい」とあります。したがって、それを待って、結局今回の法改正は、ここで言われている制度化を意味すると思われますが、そこでその前提とされてい...全文を見る
○和田静夫君 これは全国的にはいつごろですか。やられるわけでしょう。
○和田静夫君 集計が出たらあとで資料として……。  記の一の(2)に関連をしてちょっとお聞きをいたしますが、指定教習所協会及び各指定教習所、ここにおける教養推進委員会または教養推進班を設置するように指導されたわけですが、この設置状況はどうなんですか。
○和田静夫君 この法律のここの制度の部分については、いま読み上げた文章にあるように、教養が全国的に推進をされるのを待って制度化するかどうかを考えて、その結果に基づいて制度化する必要があれば制度化する、したがって、法改正をする。そうすると、集約されていないということになったら、検討...全文を見る
○和田静夫君 さらに、この通達には、「指定教習所協会に対し、各指定教習所の業務運営および都道府県公安委員会が行なう審査業務との関係等をも考慮させたうえで、指導員等に関する年間教養計画を策定させ、かつ、その実施に関し必要な予算措置等を講ずるように指導するとともに、可能な範囲内で、講...全文を見る
○和田静夫君 後刻というのは、いま委員会をやっている間ですか。それは間に合わないわけですか。
○和田静夫君 そこで、警視庁がこの通達に基づいて、四十五年七月一日以降、東京指定教習所協会に対して講師の派遣その他の便宜供与を行ないましたか。
○和田静夫君 そうすると、いま便宜供与の内容を示してもらいたいのですが、それはちょっと答弁できませんか。これちょっと私の質問に関連するから至急に調べてくれませんか。ほかのところを先にやりますから。
○和田静夫君 それで、そこの調べが終わるまで、ちょっと自治省関係を質問いたします。  自治省は昨年の末に、昭和四十四年四月一日から四十五年三月三十一日までの地方公務員の分限、懲戒及び刑事事件者数に関する調査結果を発表されましたですね。これによる道交法違反の処分者の状況をちょっと...全文を見る
○和田静夫君 そこで、いまの結果についての自治省の判断をお聞きしたいんです。
○和田静夫君 ところで、自動車事故の非常にふえるのに伴って自治体の職場でいま非常に緊急な問題となっているのが、一般職員が公用車の運転、あるいは私用の車の公用への使用、利用というのですか、農業改良普及所やあるいは社会福祉のケースワーカーなど、広域にわたる職務を持つ職場で、車の利用が...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる私用の車を公に使う場合ね。またガソリン代の補償があるわけじゃないし、いろいろあるでしょう。ガソリン代もくれないのに乗っておるという精神状態もありますわね。あるいは事故を起こしたときみ、いま言われたとおり、自動車補償してくれるのだろうか、などなどで、精神状態と...全文を見る
○和田静夫君 最近のこの交通事故の激発に伴って、警察当局は厳罰主義で臨む。それから自治体の当局も年々処分基準は非常にきびしくなっております。公務中の違反であっても、その違反の程度によっては当局の裁量にゆだねられていますね。そこに本人の負担が強制をされていまして、一たび事故が起こる...全文を見る
○和田静夫君 それで、いま言いたいのは、この公務中の事故について非常に処分がきびし過ぎるような感じがするのです。これはまあ調査がその辺に立ち入った調査でないとよく判断をされないのかもしれませんが、いまどのようにお考えになっていますか。
○和田静夫君 その減給の部分ですね、この公務中の事故と減給というもの、実際の処分ですよ、これがこういう状態であっていいのかどうかということを思うのですよ。ほんとうはこの辺は一ぺん精査をされながら、やはりもっと公務中のものについては、二重罰なんですから、自治体はその減給の措置という...全文を見る
○和田静夫君 公務中の事故ですね、これに関連をするところの事故について一定の見解を示されるというお考えはあるのですか。これを、いま現状起こっているものを精査をすることがむずかしいとすれば、これまで行なわれているような調査結果に基づいて、あるいは先ほど私が述べたような形のもので、調...全文を見る
○和田静夫君 特に当局の裁量にのみゆだねられているのはまことに不公平だと思いますですよ。もちろん当局が、たとえばそれを見ている、観察する状態にあった同僚を呼ばないなどということはないと思いますが、いろいろな角度からもちろん考えられると思うけれども、妥当な、いわゆる当局のみではなく...全文を見る
○和田静夫君 まず何よりもそういう事態が起こらないことが一番いいのであって、交通事故全般に対する防止策、そのためには地方行政上、道路の整備、あるいは立体交差などの安全対策というものが自治体の責任で抜本的にはかられなければならないわけですね。また、自治体の職場の場合に、運転手の不足...全文を見る
○和田静夫君 四十五年七月一日以降、東京指定自動車協会の行なった講習というのは何回ありますか。
○和田静夫君 そこで、便宜供与の中で、講師二百六十八名の派遣ですね、そこでいまの十一回と八回についての講師名と講義内容を知らせてもらいたいのですが。
○和田静夫君 そこの部分はあとに回しますが、指導員の資格の取得について伺いますが、現在、指導員の資格を取得しようとする場合、大多数の県で、まず教習所に就職をして、そこの管理者の推薦を得なければ試験を受けられないようになっています。その法的根拠というのは何ですか。
○和田静夫君 一度資格を取得した人でも、一定期間教習に従事しないとその資格を喪失するわけですね。その期間が大体三カ月から一年の間、これは各県まちまちですね。これは非常におかしいんじゃないかと思うんですよ。運転免許の資格がたとえば有効期限三年ですから、それに準拠して、三年なら三年に...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと、私、午前中いなかったので、二、三重複するかと思うんですが、あとの質問との関係もありますので、もう一ぺん確かめますが、指導員の資格というのは自動車教習所にある、個人にはないんですか。
○和田静夫君 したがって、資格というのは個人ですね。
○和田静夫君 そうなると、指導員の資格証というのは、これは個人に交付されるわけでしょう。
○和田静夫君 だから、端的に言って指導員の資格証というのは、その指定教習所が受けるんではなくて個人が受けるんですね。
○和田静夫君 したがって、その資格証というのは本人が持っているべきものですね。
○和田静夫君 固有名詞がいけなければ、合格をしたことを証する証書は本人のものであって、いわゆる他の団体のものではない、これはもう明確ですよね。
○和田静夫君 ところが、これはまあ後ほど何ですが、たとえば教習所をやめるときですが、履歴書と一緒に教習所に出している資格証書、本来履歴書を出すときに写しを貼付して出して、したがって、大学の卒業証書なら卒業証書、学位証なら学位証なんというものを見せて、こうしてぽんと判を押せば、それ...全文を見る
○和田静夫君 これは非常に多くある事例です。現状がそうなっていますから、その辺はやっぱりいま答弁があったように厳格に区別させるとかさせないとか——指導員がほかの教習所に移籍するというのは自由なわけですね。で、教習所協会というものが指導員の移籍を禁止あるいは制限する協定、申し合わせ...全文を見る
○和田静夫君 現在、人手不足ですね。七〇年代、特にその辺の不足はずっと考えられることです。しかし、先ほど来指摘しましたように、一つは、どうもやっぱり指導員の資格が、三カ月とか六カ月とか教習に従事しないと喪失するという問題があって、握っておって、やり合っているうちに三カ月たつとか、...全文を見る
○和田静夫君 それで、教習中の安全確保、事故防止のためにどのような行政指導をされているのか。
○和田静夫君 セパレートシート、あるいは指導員用のいわゆるアクセルあるいはクラッチ、ハンドル、そういうものを備えた車というのを義務化されて、そういうような安全装置のないもので高速道教習をやるなどということは事故につながるものですから、そういうことはもうやめさせる、そういうお考えは...全文を見る
○和田静夫君 まだちょっと調査が終わらないようですから、最後の総括的なもので四、五点確認しておきたいと思うのですが、この日本の自動車の保有台数、これは調査結果によると、昭和四十三年末で一千三百六十万台、四十四年で千六百二十万台、四十五年で千八百六十万台、こういうことで、年々約二百...全文を見る
○和田静夫君 昨年六十三国会で成立した交通安全対策基本法の二十二条に基づく交通安全基本計画の中の陸上交通の部分ですね——について説明を受けたいのですが、時間の関係もありますから、交通安全業務計画の作成、これはどういう程度に進んでるんですか。
○和田静夫君 警察庁長官ね、国の新道路整備五カ年計画に対応して交通安全施設整備のための五カ年間で三千七百億円の予算要求をされた。四十六年二月の閣議了解では、都道府県公安委員会分の補助事業費六百八十億、単独事業費九百二十億、当初要求額をはるかに下回りました。これでも死亡者半減の目標...全文を見る
○和田静夫君 公安委員会分のこの四十六年度の単独事業費は概算でどのくらいになるか、いまわかりますか。
○和田静夫君 昨年の六十三国会の改正で交通巡視員制度がつくられましたが、その後の採用、活動あるいは効果についてはいかがですか。
○和田静夫君 六十三国会の改正で飲酒運転に対する規制強化を行ないました。その効果は、事故統計上あるいはその他の面ではどのような形であらわれているのですか。それからさらに、ドライブイン等においてドライバーに酒類の販売を禁止する措置というのが現在どういうふうになっておりますか。それか...全文を見る
○和田静夫君 講師名と内容はあとで教えてもらいたいし、大体私の質問しようと思ったところの確認はできましたから、続けます。  いま言われましたように、本願寺の浅野秀慶という僧侶がおられます。僧侶のお説教と交通安全というのは、一体どんな関係なんですか。
○和田静夫君 そうすると、たとえば、禅宗を呼びます、浄土真宗を呼びます、あるいは一ぱいありますがね、それぞれみんなお呼びになるということにならざるを得ないわけでしょう。その率は別として、国の予算的な裏づけを持っておるそういうものに講師としてお呼びになるわけですね。これはちょっと考...全文を見る
○和田静夫君 お尋ねをしますが、いまのあれで、さっきの通達なんですけれども、最後の締めくくりが、「道路交通法令の改正、技能試験採点基準の改正等があったときは、すみやかに指導員等に対する教養を実施してその徹底を図るほか、各指定教習所に対し、定期的に教習または技能検定に関する検討会を...全文を見る
○和田静夫君 私の調査では、東京指定自動車教習所協会はもとより、どの指定教習所においてもこれは行なわれていません。そしていま言ったように、お坊さんによるところの訓話だとか、雨の中で肺災になってもいいと教えるような先生の訓話だとか、そういうことに力点が置かれているんです。したがって...全文を見る
○和田静夫君 時間があんまりたちますから、あと二つ三つだけ、集約的なことだけちょっとお聞きをしますが、六十四国会で道交法の一部改正が行なわれました。その施行日をきめる政令というのは、いつ公布されるのですか。
○和田静夫君 これは同じことですか、交通公害の認定基準を定める——総理府で。厚生省ですか。これも一緒ですか。
○和田静夫君 自動車を利用した一定の犯罪を行なった者について、運転免許の取り消し等の処分を行なうことができるというやつの改正ですね、見送られました。何か理由があるわけですか。
○和田静夫君 もう一点だけですが、警察庁の改正試案では、路上教習を行なういわゆる教習員の指定、その他路上の教習の強化が盛り込まれていましたが、改正案で見送りになりました。これは何か理由がありますか。
○和田静夫君 内閣広報室の国政モニターの結果では、運転免許試験をよりきびしくすべし、そういう意見が大多数であったと報ぜられたのですが、今回の改正案でそれはどのような措置がとられたのですか。
○和田静夫君 先ほどの教習所のことも含んで、とにかく法を守って取り締まるべき立場にある警察として、先ほど来疑問に思う点を述べましたが、不当労働行為と思われることや、あるいは労働基準法に抵触をする疑いのある言動、交通事故の防止に直接の関係のない、そういうような精神訓話などというもの...全文を見る
05月17日第65回国会 参議院 決算委員会 第14号
議事録を見る
○和田静夫君 まず阪口司法修習生の問題でありますが、自分の意思というよりは、例の新任を拒否された不新任の司法修習生の問題で発言が許されれば質問をしてみよう、そういう前日の修習生の打ち合わせ会の決定によって静かに発言を求めた。何ら修了式を混乱させたなどという事実はない。打ち合わせ会...全文を見る
○和田静夫君 昨日一斉に、一昨日かの下田最高裁裁判官の新潟における発言が報道されました。この発言は御存じのとおり、体制側に裁判官というものは常にいなきゃならぬ。体制側に批判をする者については裁判官をやめてもらうのは当然だ、こういうような形の発言になっておる。この最高裁裁判官も佐藤...全文を見る
○和田静夫君 総理は、現石田最高裁長官、それから吉田事務総長の間に黒いうわさがあるということを御存じですか。
○和田静夫君 私は、ここに第十九回国会衆議院決算委員会の議事録を持っています。昭和二十六、七年当時、石田現長官は事務総局次長をしており、吉田事務総長は経理局長をやっておりました。大阪家庭裁判所庁舎の建設をめぐり、鹿島建設との契約をめぐって、最高裁判所は会計検査院から不当事項の指摘...全文を見る
○和田静夫君 先ほども申しましたように、この事実の指摘は検査院がなしているわけであります。したがって、当時の議事録を読んでみても、岸上最高裁説明員は経理局長の責任において答弁をいたしております。したがって、総理はこの事実関係についてまあ知らないとお述べになったのでありますから、ぜ...全文を見る
○和田静夫君 いや、そう言われますならば、繰り返さざるを得ませんが、二十六、七年当時のこの事実について、第十九回国会における論議というものの中で、いま触れましたように、答弁は明確にされないまま、言ってみれば残されているわけであります。残されているものが、後ほど出てきて、国政全体に...全文を見る
○和田静夫君 私のほうは、継続的にこれを取り上げていきますが、言ってみれば総理の側としても、知らないとお答えになったわけですから——しかし、こういううわさがあるし、指摘をされたことがあるんですから、そこにさかのぼって調査をされながら、言ってみればわれわれの調査について対応をしてい...全文を見る
○和田静夫君 次に、佐藤総理は、過ぐる十日の自由民主党の第九回参議院選挙対策全国会議で、自民党が党議できめている自主憲法を直ちに制定することはできないが、党議できめたことを実行するためにも参議院選挙で勝ってもらいたいと述べられたそうであります。確かに総理はこれまで現行憲法は国民の...全文を見る
○和田静夫君 いま言われましたように、佐藤さんが総裁をしておられる自由民主党は自主憲法の制定、すなわち憲法の改正を党議としてきめていらっしゃる。そして、佐藤さんはその党議を実行するために参議院選挙で勝ってもらいたいとお述べになった。とすれば、今度の選挙に佐藤総裁は改憲の意思を国民...全文を見る
○和田静夫君 一党の総裁が、非常に基本的な国の問題について、選挙で避けられることにはならないだろうと思うので、なるべく明確にされて戦われるということがフェアだろうと思います。それを私は強く期待をしておきます。  二月の閣議で承認をされました天皇、皇后のヨーロッパ訪問、これは外向...全文を見る
○和田静夫君 過日、名古屋高等裁判所が、御存じのとおり、地鎮祭行事に対して違憲の判決を行ないました。公費を神主に支払う、そういうような形のものは違憲であると明確にされたわけであります。したがって、今後考えられることは、政府関係の公の庁舎などの建設に当たって、言ってみれば、神主によ...全文を見る
○和田静夫君 十分に検討されていくということですか、行事は行なっていくということですか、いまのような形で。
○和田静夫君 高裁の決定ですからね、非常に権威あるものとしてやはり理解をしながら対応するという、そういう姿勢というものがやはり求められてしかるべきだと思うんです。そういうことはやはり強く要望しておきたいと思います。  過日、ニューヨークタイムズは、日米間に核兵器の日本通過をめぐ...全文を見る
○和田静夫君 総理の決意はわかりましたが、ニューヨークタイムズによりますと、アメリカの上院外交委員会がこうした協定の存在を知っているように伝えられます。今秋の米国の議会における沖縄返還協定の批准時にあるいは事実が明るみに出るかもしれません。その事実がきょうの答弁に残念ながら相違す...全文を見る
○和田静夫君 最後に、日中問題について若干の質問をいたします。  佐藤総理からはっきりした御答弁をいただきたいと思うのでありますが、総理は以前、自分の在任中は日中関係の改善というものはあり得ないと発言され、後にその発言を取り消されたようでありますが、率直なところの心境というのは...全文を見る
○和田静夫君 中国卓球団の副団長であった王さんは、自由民主党の佐藤さんのあとの総裁争いに顔を出すと言われるような大物クラスにまでお会いになっておられたようでありますが、この中国側の一連のいわゆるピンポン外交について、総理はどのような判断を持たれているのか、お聞きしたいのであります...全文を見る
○和田静夫君 アメリカ政府は、卓球の交流以来、次々に対中国政策をエスカレートさせて、台湾における主権はペンディングだという形で、とうとう米華防衛条約の相手国である国府に対して台湾における主権を認めない線まできてしまっている。対中国についてはアメリカと肩を並べて同一テンポで進みたい...全文を見る
○和田静夫君 時間がなくなりましたから……。秋の国連総会にどういう態度で臨むかという問題ですが、第一に、総理はアメリカがどういう態度をとると、いまお考えになっていますか。  第二に、アルバニア提出の中国の国連加盟、国府の追放の決議案がいままで毎年否決されていたのが、今度は賛成五...全文を見る
○和田静夫君 検討中だと言われてしまえば、それまでですけれども、一つだけお聞きしますが、台湾問題の扱いで、日本がなかなか踏み切れない要素として、台湾にあるところの日本の資産の問題があるといわれておるのでありますが、これはれつきとしたことでしょうか、事実でしょうか。
○和田静夫君 私もそう思うのです。そもそもこういうものは賠償の一部という扱いぐらいに踏み切ることが必要だと考えます。ともあれ、国際情勢そのものは複雑怪奇であります。私の質問の論旨に対して、観念論的だといわれるようなことを言われましたが、私は、現実の動きを私なりに見ながら判断してい...全文を見る
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して昭和四十三年度決算につき、内閣に対する警告決議を除き、これに反対の意を表明するものであります。  その理由の第一は、依然として、各省庁に対する会計検査院による不正不当事項の指摘があとを断たないということであります。これらの不正不当事項はい...全文を見る
○理事(和田静夫君) 次に、昭和四十四年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに昭和四十四年度国有財産無償貸付状況総計算書につきまして、その概要説明を聴取いたします。福田大蔵大臣。
05月18日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第18号
議事録を見る
○和田静夫君 まず冒頭にお聞きしたいのでありますが、前国会を終わるときに、実は区長公選問題の請願が本委員会で留保された。そのときに、自治省の説明によれば、宮澤行政局長は時期尚早という問い合わせに対するお答えであった、こういうふうにお聞きしたのであります。それで、おそらく時期という...全文を見る
○和田静夫君 一斉地方選挙が終わったような時期という判断は私の判断ですから、そういう御答弁があったと言ったわけではないのですが、問題は、選挙結果というのが出まして、そして区長公選を求めた、そういうことを公約をしたグループというものが、御存じのとおり過半数を占める区というのが十三区...全文を見る
○和田静夫君 今度の法律案の提案の理由を見てみますと、「最近における社会経済情勢の変化に伴う住民の生活圏の広域化に対応して、市町村が共同して総合的かつ計画的な行政を推進することが要請されております。このような見地から、市町村の組合に関する制度につきまして実情に即した弾力的な運営を...全文を見る
○和田静夫君 明日参考人からいろいろと意見を述べてもらう機会があるようでありますが、衆議院で、たとえば市長会の代表やあるいは議会の代表の方々、言ってみれば賛成の側に立って意見を開陳された方々も、そこでは必ずしも、どう言ったらいいですか、非常に早い状態で実現が求められるという、そう...全文を見る
○和田静夫君 私もかなり広域行政についての町村の実情というものを聞いて歩いていますから、その辺の実情、言ってみれば私がとらえた実情については後ほどさらに具体的に質問いたしますが、なべて最初は、法律案に基づいて、法律解釈上の問題を中心にしながらお尋ねをしていきますが、この広域行政に...全文を見る
○和田静夫君 自治法上弾力的にいけるもの、いけないもの、幾つかあると思うのですが、それはいまの御答弁の中での疑問点としてあとに残しますが、この連合の制度というのは市町村についてだけ認められているようですが、実は行政の広域化は数市町村の区域だけにとどまるものではない。現にいまあげた...全文を見る
○和田静夫君 議論が結着がつかなかった。したがって提案をされなかった。そうすると、これは自治省のほうは当然引き続いて議論をしながら再度提案をされていく、こういう態度ですか。
○和田静夫君 そこの研究をこれを前提として続けられると、当然そうなるでしょうが、続けられるとなると、わがほうはなかなかきびしい意見を持っておりますから、簡単にここでこれをのみ込むということになかなかならぬわけですね。そこでどうですかね、これは衆議院を通ってきているのですけれども、...全文を見る
○和田静夫君 府県の問題で議論が尽きなかったということとの関係で、首尾一貫をしていないとはお思いになっているわけですね。
○和田静夫君 議論が尽きなかったその主要な点というのはどういうところですか。
○和田静夫君 これは主として建設省との関係の意見調整ができなかったわけですか。そういうことですか。
○和田静夫君 昭和四十三年のこの地方制度調査会の中間答申では、「社会経済情勢の変化に伴う地方行政の変貌に対処する行財政上の方策を確立するためには、」事務や税源の再配分を行なう、それから「府県制度、市町村制度の基本的なあり方を抜本的に検討することが不可避であると思われる。」、こう述...全文を見る
○和田静夫君 それじゃすでにこの答申のあった事務の再配分や財源の移譲の問題などには、具体的にはどう対処されるおつもりでいらっしゃるんですか。
○和田静夫君 十三次の答申では、「行政事務再配分を実施するにあたっての地方公共団体の受入れ体制の整備を図る必要があることにかんがみ、当調査会は、さきに答申した地方公共団体の連合に関する制度を含むより総合的かつ弾力的な次のような地方公共団体の連合に関する制度を創立することが適当であ...全文を見る
○和田静夫君 まあ徐々に、なしくずし的にでも——さっきの答弁ですが、一つずつ行なっていきたい、事務再配分にしてもあるいは財源の問題にしても、ということなんですがね。で、その、言ってみればこの十三次の答申の中でいまたとえば触れた部分などというものをやられる姿勢でもって臨まれるのが至...全文を見る
○和田静夫君 いまの御答弁との関係ですが、地方自治法の二百五十二条の十四によりますと、普通地方公共団体は他の普通地方公共団体に事務の一部を委託することができる、こうなっていますが、この法案では、この自治法の条文の反対解釈として、県は特別地方公共団体としての連合に事務の移譲はできな...全文を見る
○和田静夫君 この同じ答申では、「連合は、関係市町村が共同して設置する特別地方公共団体とするが、地域の実情に応じて次のような各種の類型ができるような弾力的な制度とすべきである。」こういうふうにして、(1)、(2)、(3)とあげられているわけですね。これは、答申のこの部分というのは...全文を見る
○和田静夫君 いま、(1)、(2)、(3)のうちの(2)、(3)、これは連合の目的意識あるいは広域行政の内容、そういうのにかかわることですから、言ってみれば、その置かれている地域的な実情あるいは行政主体としての判断、意思にかかわることですから、いろいろ類型が考えられることはわかり...全文を見る
○和田静夫君 そもそも地方自治法の第三章「地方公共団体の組合」という考え方ですが、自治法体系全体の中できわめて異端的な性格を持っている。まず第一に、この組合というのは、憲法九十三条の適用を必ずしも受けなかったり、あるいは規約の設定なり変更あるいは脱退は許可制であったり、それから強...全文を見る
○和田静夫君 戦前の官治的な制度においてはともあれ、戦後の民主的な地方自治制度の中で、たとえば一部事務組合が本来地方公共団体の特定の事務、そういう特定の事務についての共同の処理を目的とするものでありますから、その限りにおいてでしかないわけでしょう、その点はいかがでしょうか。
○和田静夫君 それから、一部事務組合は本来地方公共団体の特定の事務についての共同処理を目的とするものですね。
○和田静夫君 私が言ったそのことばというのは、権威ある長野士郎著「逐條地方自治法」そのままなんですが、そうすると、長野さんの解釈が違うわけですかな。
○和田静夫君 この逐條解説の一二二六ページです。「一部事務組合は、本来地方公共団体の特定の」——「特定の」ですよ。協議してから特定するのじゃなくて——「特定の事務についての共同処理を目的とするものであり、さらに他の一部事務組合に加入することは到底予想されないところである。」
○和田静夫君 そうですかね。「一部事務組合は、本来地方公共団体の特定の事務」でしょう……。
○和田静夫君 これは一生懸命勉強してかつて試験を受けさせられたのだが、そんな幅広い解釈をだれも教えてくれなかったですけどね。そうですかね。ちょっとくどいようですが、何でも特定できるという解釈ですか。これは長野さんいないけれども。
○和田静夫君 たいへん恐縮ですが、いまこっちにお見えになっておったから答弁聞き漏らしたのだけれども……。
○和田静夫君 これはまあ長野さんの解説によるまでもなく、一部事務組合の制度というのは営造物経営、そういう中から生まれてきたという歴史的な経緯をずっと考えてみると、特定というのは、まあ局長、私はある程度先験的だと思いますがね。
○和田静夫君 あまり繰り返しておってもあれですから、一ぺんちょっと雑談させてもらえば、執筆者の見解も聞いておいてもらえませんか。
○和田静夫君 連合というのは数市町村にまたがって地域のこの基幹的施設の整備だけではなくて、いろいろの一般行政事務を市町村から委託を受け、それを管理、施行できると、そういう仕組みにいまなっています。現在ある広域市町村圏計画を見てみましても、行政の合理化、あるいはコンピューターの導入...全文を見る
○和田静夫君 まだまだあっちこっちの市長さんなんかでも、飛び離れて非常におもしろい人がたくさんいますからね。なかなか一がいに、法律上予想されることが実際的には起こり得ないということが言えるだろうかというと、必ずしもそうではないということを危惧されます。で、連合というのはどこまでも...全文を見る
○和田静夫君 あるとしても、まあ、たいへん先のことである。そのことはやはり予想ができないということではない。そうすると、制度論的には、そのことが先のことであっても許容できる状態というものをいま許すということが一体許されるだろうか。
○和田静夫君 二百八十四条の解釈ですが、ちょっとお尋ねをしたいのですが、この一項に第三項を除くほかとありますが、ここで第三項を除いた理由というのは。
○和田静夫君 第四項ですが、これ、いまさら驚いてもしょうがないんですが、こういうことにいまなっておるわけですね。たいへん驚きですけれども、「公益上必要がある場合においては、都道府県知事は、政令の定めるところにより、第一項の規定による市町村及び特別区の組合を設けることができる。」、...全文を見る
○和田静夫君 だから、どうですか、これは法改正にあたって、もう削られることが必要じゃないですかね。いまさらこの辺に気がついたわれわれの側にも問題があるかもしれませんがね。
○和田静夫君 どうもやっぱりこれは団体自治の原則に反していますよね、明らかに。反していることをお認めになるんなら、この辺はやっぱり削られる。この辺をサボっちゃいかぬと思うのですね。都合のいいところばかりやる、少しめんどうなところは残しておく。もう少しやっぱり自治の原則というものは...全文を見る
○和田静夫君 この辺、大臣、政治的に考えてみまして好ましくないんですよ。好ましくないと私も思うんですがね。いかがですか、大臣、一ぺん検討を指示されてごらんになるおつもりはありませんか。
○和田静夫君 また長野士郎さんの書物ですが、この一二三一ページにははっきりと、「立法論として、このような強制設立の手続は再考に値すると思う。」と書かれているわけです。で、大臣いま検討を約束をされたわけですが、行政局長のさっきからの答弁を考えてみて、広域市町村圏について言えた申請主...全文を見る
○和田静夫君 まあ、いままではなかった。今後あり得ない。そこであり得ないと言い切れるかということが問題で、この法律ができてしまうと、必ずしも——。私は正常な人、正常な感覚の中では、あり得ないというふうに受け取っていていいと思うんです。何が正常であるかということがたいへん問題でしょ...全文を見る
○和田静夫君 チェックをする機能があるということを行政局長盛んに主張されるんでありますが、長野さんの一二三二ページによると、「都道府県知事は、議会に諮るのであるが、これは、単に議会の意思を問うだけで、これに拘束されるものではない。」、こうなっておるんですよ。
○和田静夫君 まあこういう言い方がいいかどうかわかりませんが、言ってみれば知事と考え方の違う市長が非常に多く生まれてきていますね。で、その辺のところを公益上の必要という解釈でもってこれを悪用されるという危険性というのは私は十分にある。局長が考えられているように、まあ十分に指導され...全文を見る
○和田静夫君 二百八十五条に関連してお尋ねをいたしますが、連合制度はその事務として総合的な計画の作成、計画実施のための連絡調整、広域的総合的計画的な事務の共同処理、こういうことが書かれていますが、そこでお伺いしたいのは、この三つの事務をあわせて行なうものでないと、連合をつくること...全文を見る
○和田静夫君 たとえば地方自治法の二百五十二条の二によりますと、事務の連絡調整、広域にわたる計画の共同作成のための協議会を設置することができることになっていますね。現にこの自治省の資料によりますと、広域行政機構として地方自治法上の協議会が四十五年の十一月一日現在で六十四あることに...全文を見る
○和田静夫君 二百八十六条、関係地方公共団体の協議によって組合の規約を定めたり変更したりすることと、二百九十条との関係がなかなか理解しにくいのですが、これはすなおに解釈して、ここでいわれている協議というのは、規約案なりあるいは規約変更案なりを確定する過程である、そう理解しておいて...全文を見る
○和田静夫君 いや、私が聞きたいのは、いわゆる協議というのは規約案なりあるいは規約変更案なりを確定をする過程である、そう理解していいわけですね、これ。
○和田静夫君 二百八十六条につけ加わった新しい条文ですが、どんなことをしても規約案を確定をする手続というものは省略することができないわけですから、何をもってしてもこの関係地方公共団体の協議にかえることはできない、そうでありますか。論理的にはそう考えていいわけですね。
○和田静夫君 いや、そこでさっき確認をしたのだが、そういうことを規約で定めている場合に限る、まあそう書いてあるのですよ。そのことは関係地方公共団体の協議にかえることができる筋合いのものではない。そのことを定めることはできない。これはどんなことをしても規約案を確定する手続というもの...全文を見る
○和田静夫君 それから、解釈はわかっているんです、解釈は。私の言うのは、こういうことはきめられる筋合いのものではないじゃないかと言うわけです。規約案を確定をするという手続というものは省略することができるようなものではない。したがって、この新条文というのはそういう抜け道を与えてはい...全文を見る
○和田静夫君 この長野さんの解説の中にありますように、「端的には協議の内容は、規約を確定せしめることにつきる」、こう解説していますね。こう解説している。文章になっているんですけれどもね。みんなこれ読んで一生懸命勉強して試験受けているんですからね。この辺は幅を持たせることはできない...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとこれ考えてみると、こういうことになりませんか。今度は久世さんの「地方自治法」ですね、一三二ページ、「古くから存在する制度としての一部事務組合制度は、広域行政の主体を新しくつくり、これに議決機関としての組合議会を加えることによって、議会の存在を主張したが、その...全文を見る
○和田静夫君 まあ局長、盛んに強調されますがね。しかし、たいへん権威のあるこういう地方自治法の解釈をずっと見ておると、どうも私が考えておるその危険性というのは存在をする。「協議会方式や機関の共同設置、事務委託方式等は、議会省略型であり、その後考えられた連合方式なども、おおむね執行...全文を見る
○和田静夫君 これは行政局長、もう一ぺんお尋ねしますがね、そもそも立法の趣旨が、各著述やその他にもあらわれていますように、また前段でお認めになったように、議会による介入の縮小にある以上、二百八十七条第一項の第五号、選挙方法、組合の議会の組織が省略的になることになりますね。このこと...全文を見る
○和田静夫君 そういう行政指導されませんか。
○和田静夫君 省略の方向、縮小の方向というか……。
○和田静夫君 いえいえ、私の言っているのは、その規約をつくる規約の原案の中に、ここの部分を予想して、強い指導をされる危険性はありませんかということです。
○和田静夫君 その辺の議事録はきちんとどこかへ大書して張っておかないといかぬくらいですね。私はどうもこれが発動されていって——こういう著作の傾向がなければ話は別ですがね。その、もう自治省の頭脳といわれる諸君の書いているのがほとんどそういう傾向にありますからね。ちょっとおかしい、行...全文を見る
○和田静夫君 この連合の議会の議決の方法というものは、政令で定められるのですか。
○和田静夫君 二百八十七条の二の第二項ですね、これは、少数意見の保護規定ですか。
○和田静夫君 そうしますと、この規定というのは、議会の決定というものは多数決による方法をそれは前提にしているわけですね。
○和田静夫君 理事を何人にするか、あるいは議員を何人にするか、その選び方はどうするか、すべて規約できめることと思うのですが、これについて自治省としてはどういうようなことをお考えになっているのですか。全く自主性を尊重して、何らかの方針、基準を立てて行政指導をやることはないと、行なわ...全文を見る
○和田静夫君 連合の議員と、管理者または理事者との兼職を認めることの利点はどんなことですか。
○和田静夫君 こういう改正案を入れられたわけですからね。現行の規定では兼職を禁じていると解釈するわけですね。それであれば、いわゆる禁止をしておったのには、それはそれなりに理由があったと思うのです。そこで、その禁止をしておった理由と、なぜこの連合だけは兼職が許されなければならないの...全文を見る
○和田静夫君 そこのところはちょっとよくわかりませんから、次回にもう少し突っ込んだ、責任の所在などとの関係なんかも当然出てくるでしょうし、この法律で出てくる役職名は理事、管理者、議員、事務局長、こういうことしか出てきていませんが、その他の組織について、これは政令で定められるでしょ...全文を見る
○和田静夫君 それ、ちょっと具体的に言ってもらうと、どういうことになりますかね。従前の——。
○和田静夫君 事務局長の選任ですが、これは当然議会の同意を必要とするかどうかということを規約によってきめるのでしょうね、これは。
○和田静夫君 そうすると、議会の同意できめるということになれば、特別職、いわゆる事務局長というのは自治省の考え方からいけば助役的なもの、こういうふうにお考えになっているわけですか。
○和田静夫君 事務局長の事務からはずされる重要事項、これはまあ規約できめることになっているわけですが、重要事項というのは一体何ですか。
○和田静夫君 そうしますと、この基準となるものは政令で定められるわけですか。
○和田静夫君 やっぱり規約で自発的にきめる、それでいいわけですね。
○和田静夫君 自治法の二百九十二条についてお聞きをいたします。この二百九十二条は、「地方公共団体の組合については、法律又はこれに基く政令に特別の定があるものを除く外、都道府県の加入するものにあっては都道府県に関する規定、市及び特別区の加入するもので都道府県の加入しないものにあって...全文を見る
○和田静夫君 それじゃあさっての質問のときまでにひとつお示しをください。  さらに、この長野士郎さんの「逐條地方自治法」の一二五三ページなんですが、いまごろくしゃみばかりしているかもしれないね、長野さん。「一部事務組合には原則として直接請求に関する規定は準用されないと解する。」...全文を見る
○和田静夫君 いまのやつ、あさって出されたのじゃ——私ちょっと検討する時間をいただきたいですからね、あしたじゅうにはできましょうね。あしたの四時ごろ、いまごろまでにはいただけますか。
05月19日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第19号
議事録を見る
○和田静夫君 一、二点だけちょっとお伺いをいたしますが、この広域市町村圏なりあるいは今度の連合制度なりの考え方の基礎というのは、これは、多くいわれていますように、広域生活圏といいますか、広域的で自己完結的な一つのコミュニティー、そういうものの形成というところにどうも問題意識がある...全文を見る
○和田静夫君 議長会の方にちょっとお尋ねしますがね。いままでは特定事業ごとにできてきましたね。今度は、この連合法案がもし通るとすれば、すべての事業について、こういう形になる。そういうことがとにかく可能になるわけです。そうすると、たいへん議会側として問題があるとして考えなければなら...全文を見る
○和田静夫君 最後に、丸山参考人に伺いますが、連合の職員の身分、労働条件、これはたいへん考えてみると不安定なことになると思います。具体的にどういうことをいま予想されますか。
05月20日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第20号
議事録を見る
○和田静夫君 昨日、一部事務組合に関する地方自治法の適用準用関係の資料を全部おつくり願っていただいたわけですが、たいへんびっくりしているんです、正直な話。おそらく長野士郎著を廃刊にされる意気込みだということをこの中で推察をするのです。したがって非常に大きな問題があるんじゃないかと...全文を見る
○和田静夫君 これはたいへん重要な関係、おいおい述べていこうと思うんですが、わずか一晩じゃとても考え切りませんでしたけれども、単なる自治省一省の考え方ではなくて、政府としての考え方であるというふうに理解をしてよいかどうか、まず最初に答弁いただきたいのですけれども。
○和田静夫君 いまの御答弁を伺っておって、次官恐縮ですが、いまの行政局長の政府の部分についての答弁、それでよろしいでしょうか。
○和田静夫君 それじゃまず、それを前提にしなながら入りますが、地方公共団体の区分に関しては、直接憲法九十二条それから九十三条との関係で、憲法上の地方公共団体と自治法上のそれとの区分がしばしば論議をされてきたところでありますが、特別地方公共団体が憲法上の地方公共団体ではないというこ...全文を見る
○和田静夫君 私はこれはたいへん不適当だと思う。後ほど具体的な問題に触れますが、少なくとも私には理解ができません。で、これはここではとにかくいまの御答弁も理解ができない、そういうことを述べておきます。  そこで、私は地方自治法自体も実は私がいま言ったことを予定していると思うんで...全文を見る
○和田静夫君 まあ、いまのことと関連すると思うのですが、ちょっとこの前の解釈をめぐって、先験的のやりとりで行政局長一ぺん著者の意見を聞いてと約束されたのですが、いかがでしたか。
○和田静夫君 その辺の論議をしていると長くなりますが、おそらく私よりももっと学のある竹田先生から、遠藤さんなどの論文を引用してあしたぐらいゆっくり一ぺんやってもらおうと思いますから、きょう打ち合わせをしてみます。遠藤さんも自分の書かれたところを一ぺん読み返しておいてくださいね。 ...全文を見る
○和田静夫君 ええ。三十一、二年に二百六十四条から二百八十条までの規定が削除されましたね。
○和田静夫君 二百九十二条、これは二十七年と三十一年に改正されているわけですが、その内容ですね。それから三十一年の二百九十二条の改正と同時に行なわれました二百六十四条から二百八十条までの規定の削除との関連について、御説明をいただきたい。
○和田静夫君 その三十一年のときの——これはほんとうは私は正直に言うとわからないんです、時間がなかったこともあって。その三十一年の二百九十二条の改正と、同時に行なわれた二百六十四条から二百八十条までの規定が削除された、そそれとの関連ですね。
○和田静夫君 そうすると、さっき前段に言われた二百六十四条〜二百八十条の削除との関連というのは……。
○和田静夫君 第一編の総則に関連しては大体それくらいなんですが、第二条の第二項、それから三項の準用関係が自治省から御提出くださった資料から漏れているんですが、これを示していただきたい。
○和田静夫君 ちょっと、なかなか理解できないんですけれども、いま言われた前段は、御了解願いますというのは、それはちょっとぼくは了解できません。その辺もあったから、行政局長に前の委員会で約束をしてもらって、きのうの五時までに整理してもらったわけです。ほんとうのところ、考えてもわから...全文を見る
○和田静夫君 この第二編の第二章、この資料には、「第十条第一項の規定は準用されない。その他の規定は後章の該当規定の定めるところによる。」こうありますね。この「その他の規定は後章の該当規定の定めるところによる。」というのは、どういうことですか。
○和田静夫君 第三章全部が準用されるということですが、これはまたたいへんな問題だろうと思うのです。十四条の五項には、「普通地方公共団体は、法令に特別の定があるものを除く外、その条例中に、条例に違反した者に対し、二年以下の懲役若しくは禁錮、十万円以下の罰金、拘留、科料又は没収の刑を...全文を見る
○和田静夫君 これは局長、いまの答弁、それでいいですか。
○和田静夫君 私はこれはいま全然了解できません。これは質問を留保せざるを得ないと思うのだが、住民が直接選挙をしない、そんな議会が条例を制定して、そうしてそれを守らないということで住民を罰することができるということになりますと、これは非常に問題ですよ。国民に対する罰則にかかわること...全文を見る
○和田静夫君 もう説明は終わっているわけですから、多くのことを申し上げる必要はないと思いますが、いま問題になっているのは、地方自治法の第三章全部が実は準用される。私は実はこれはたいへんな問題であるんじゃないかと思って、住民の直接選挙を経ない議会が条例を制定をして、それを守らない場...全文を見る
○和田静夫君 なかなかむずかしいのでよくわかりませんがね、正直な話。もう一ぺん端的に伺いますが、十四条の五項ですね、いま都合のいい十章のほうを引用されましたが、十四条の五項「普通地方公共団体は、法令に特別の定があるものを除く外、その条例中に、条例に違反した者に対し、二年以下の懲役...全文を見る
○和田静夫君 そこまでずばりとなってしまえば、私のほうも実際いいわけです。そうすると、この法律案は、自治省、やはり考え直して、出し直さざるを得ないということになりますね。やはりどうも、議会は公選制の道をとる。しかもいまはっきり言われたとおり、地方自治法の精神に基づくところの運用を...全文を見る
○和田静夫君 しかし、いまあなたが補足的に申されたことというのは、地方自治法の精神に照らして非常に基本的なことですよね。公選制への道というものが不可能でないのならば、公選制への道というものをやっぱりつくる。そのことのほうがより深く求められるべきでしょう。この辺は法解釈じゃなくって...全文を見る
○和田静夫君 いまの内閣法制局の見解は見解として承っておきます。私はきょうあしたにかけてひとつ参議院の法制局と一ぺんゆっくりこの辺は勉強させてもらいますわ。  次に、十六条ですね、十六条は「普通地方公共団体の議会の議長は、条例の制定又は改廃の議決があったときは、その日から三日以...全文を見る
○和田静夫君 そうでしょうかね。これは全く私は——子供っぽい議論ですかね。同一人物が同一人物に議決を送付するわけでしょう。そして、その同一人物がその議決について再議その他の措置を講ずる必要があるかどうか、そう考えるわけでしょう。そして、ないと認めるんでしょう。同一人物が同一人物に...全文を見る
○和田静夫君 まあ同一人物なんていう言い方をしてしまったから、これは答弁にあったような切り返し方が可能になると思うんですが、ともあれ同じような構成員の中から出ていった者、自分が議決に参加をしてそうしてそこできまったものを送付をされてきた、そしてそれを受けた、そこに参加をしておった...全文を見る
○和田静夫君 その辺ちょっと、いまのところ、言われることがなかなか理解できないんですけれども、私も検討します。これは質問留保しておきます。  第四章ですね、これもわからない。これも全く素朴なんですが、「組合の議会の議員の選挙および管理者の選任は規約事項とされているので準用されな...全文を見る
○和田静夫君 この連合の規約で直接選挙というのは規定し得ますね。そうだから、規定し得るわけですから、直接選挙を規定した場合に、十八条なり十九条が準用されないということになると、これはたいへんなことじゃないですか。つまり、規約の書きようによっては——これは私の理解が違っているかな—...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと、また私の考え違いかもしれませんが、いま、十八条は九条で読みかえると、こう言われましたが、十九条は何条で読みかえるのですか。
○和田静夫君 いや、それだから私は聞いているんですよ。十九条は「普通地方公共団体の議会の議員の被選挙権を有する。」それから公職選挙法の十条は、「市町村の議会の議員」でしょう。
○和田静夫君 全部事務組合は一応いいです。これちょっと無理じゃないですかね。何も課長の答弁だから権威があるとかないとかもちろん言いませんが、局長どうですか。少し無理じゃないですかね。
○和田静夫君 これやっぱりちょっと私は無理だと思うがな。少なくともこういうことが法律的に可能になるという余地を残す、言ってみれば法律技術というのは、まあ問題があるような気がするのですが、これはやっぱり冒頭述べたように、かなり本質的に異なる二つの地方公共団体を、一方の運営を他方のそ...全文を見る
○和田静夫君 私、まあこういうふうに考えたんですがね。この普通地方公共団体の場合は、住民の権利と不可分な対応の関係を持って考えられる。そうした住民の権利の代表的なものの一つとしてこの直接請求の権利というものがある。したがって、それは全く普通地方公共団体にふさわしいものとして規定を...全文を見る
○和田静夫君 これはどうですかね。いま触れられましたけれども、二百五十二条の十ですね、「普通地方公共団体が共同設置する委員会の委員若しくは委員又は附属機関の委員その他の構成員で、法律の定めるところにより選挙権を有する者の請求に基き普通地方公共団体の議会の議決によりこれを解職するこ...全文を見る
○和田静夫君 それはいまも触れられましたように、かりに一部事務組合の直接請求を認められるとする、しかしその具体的な手続というのは、その第五章全般をながめて明らかなように、選挙管理委員会の存在を前提としています。ところがその選挙管理委員会というのは各市町村レベルにあるものなんです。...全文を見る
○和田静夫君 そうすれば、端的に言えば、ここでいうと二百九十三条の二というところの政令でですか。
○和田静夫君 そこで、いわゆる法律の適用上いま言われたように無理がある部分ですね、その法律の適用上たいへん無理がある部分というのを政令で埋めるというわけですか。こういう態度というのはやはり許されるのですか。
○和田静夫君 これはたいへんくどいようですが、二百九十二条では、いま局長言われたような形でちょっと無理がある。したがって二百九十三の二で政令——二百九十二条で無理があるということ、したがってその限りでは適用上無理があるということでしょう。その適用上無理があるということを二百九十三...全文を見る
○和田静夫君 そうですね。それの一番の部分というのはやはり選挙管理委員会、具体的には選挙管理委員会は市町村、したがってその辺のやつを政令でもって埋めるというわけでしょう。そういうことは許されることですか、政令で埋めるということは。
○和田静夫君 制度の趣旨上——。私は自治の原則上一体そういうことが可能かということをひとつ疑問に思うのだけれども、もう一つは、それでは具体的にはどういう政令をおつくりになりますか。
○和田静夫君 七十五条が準用されるですね。先ほど何べんも説明を受けましたのでちょっと重複いたしますけれども、一部事務組合にとって監査委員というのは義務設置だという行政実例があるそうですが、法律的には義務設置というのは間違いじゃないですか。つまりこの二百八十七条の一項六号から明らか...全文を見る
○和田静夫君 だから、私はいまちょっと全く思いつきみたいに思いついたことを——やっぱり共通の理解なんですね。法律的には義務規定じゃないことでしょう。
○和田静夫君 私はどう考えてもこの第五章の準用というのは非常に無理があるような気がします。私はまあ無理があると思いますが、指摘をしておきます。  第六章の議会ですが、二ページの一番末の「第二節以下の議会の権限、運営等の規定は原則として準用される。」、これを原則というふうにお書き...全文を見る
○和田静夫君 原則としてまあそうであったら、いま現にある一部事務組合の大部分というものはこの二節以下が準用されてきっちり運営されているはずでしょう。はずですよね。そうすると、いま現にある組合ね、九十六条の第五号、これを適用されていますか。
○和田静夫君 しかし行政局長、そういうふうに言われますが、たとえば九十八条はどうですか。それから九十九条、百条、それから百九条常任委員会などというものが、一つの事務しかやっていない現行一部事務組合に適用されるわけはないんじゃないですか。
○和田静夫君 百三十八条の第六項はどうですか。こんなことを一々守っている組合など、まあどこにもないような気がするんですがね。
○和田静夫君 もっとこまかく聞きますが、それじゃ九十六条十三号、ここでいわれている「公共的団体等」とは、たとえばどんなようなものですか。
○和田静夫君 この一部事務組合の議会の実態から考えて、百三十六条の準用というものがされる余地がありますか。
○和田静夫君 ちょっとすみません、最後のほう、何ですか。
○和田静夫君 百三十八条の第二項、これは一部事務組合の場合は規約事項ですね、これは準用の余地はないと思いますがね。
○和田静夫君 かなり長時間かけて、いただいた見解に基づいた私の考え方を述べたり、疑義をただしたりしたのですが、お聞きの多くの委員の方もおわかりのとおり、かなり重要な法解釈で、統一的な見解をもう少し整理しなきゃならない部分というものがこの法律ではあります。私もどうせあした大臣に政治...全文を見る
○和田静夫君 当然あり得る。  また、こういうことも考えられますね。各市町村が連合にまかせる事務の内容というのは違っていいわけでしょう。つくった施設の住民の利用度も市町村ごとに違うということも考えられますね。そうすると、この連合を助成するとでも言いましょうか、そういう市町村の経...全文を見る
○和田静夫君 具体的には、どういうふうに指導されるんですか。そういうことになると思われる——思われることはわかりましたけれども。
○和田静夫君 連合の職員の問題をちょっとお聞きをしたいんですが、きのうも参考人からかなりその辺についての御意見が一部ありましたが、関係地方公共団体から派遣をされた人と、連合が独自に採用する人とがいるわけですね。これらの人の雇用関係というものはどういうことになりますかね。その派遣組...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、その場合の職員団体ですがね。この派遣組というのは、もといた自治体の職員団体に加入したままであるとすれば、独自の採用の部分はその部分だけで組合をつくらざるを得ないわけでしょう。この者は組合員の意味をなさない。政府がそれがねらいだといえばそれまでですけれども...全文を見る
○和田静夫君 実際問題としてそういうことになりますか。
○和田静夫君 そうすると、確認をしておきますが、自治省がほんとうの産業別の労働組合を育成するために、下のほうは混合になっておってもいいのだ、労働組合は別にあって、ちゃんと職場に配置しておればいいじゃないかというふうに、労働組合の原則について説教をされて、そういう方針でけっこうでし...全文を見る
○和田静夫君 そこで、そうなると、その職員団体、そういうものは登録団体になりますか。
○和田静夫君 そうですかね。現在に生きる者が未来をつくるというあなたの論法からいって、新しいことを構想されていろいろあれをされるのはいいのですけれども、これはかなり重要ですから、ここであれするとそのまま生きてくるので。私はこういう疑問を持つのですが、たとえば、自治体を越えた職員団...全文を見る
○和田静夫君 それじゃあもう一つ、共済組合の帰属はどういうことになりますか。
○和田静夫君 ばらばらになることはありませんか。必ず一本でいけますか、どちらかに。
○和田静夫君 いままで都市共済に入っておった人が、言ってみれば、派遣をされていく、そこの市町村共済に入るというような形のことは、当然起こり得るということですね。
○和田静夫君 この辺は専門家の山本さんが帰ってきて質問したいと言っていますから、少し残しておきます。  事務局長にはどういう人を予定されていますか。
○和田静夫君 端的に言って、自治省からのいわゆる天下りを予定をされていませんか。
○和田静夫君 局長の話をいま信用しておいて、決算委員会などで問題にならないように、ひとつ議事録に残っていますから、希望しておきたいと思うんですが、六団体の事務局長は、いまのおことばではありますが、現在全部自治省からの御存じのとおり天下りであります。それから部長クラスも三十何人そう...全文を見る
○和田静夫君 ここはあした官房長に来てもらって詰めますけれども、担当でないと言われる方にあまりあれしてもあれでしょうが、割愛願いというのがあるんだそうですね。そのあなた方のメンバーの中から一人割愛してください、この割愛願いというものが人事のいわゆる押しつけではないと、こう主張をさ...全文を見る
○和田静夫君 いや、そういうことが様式化をするというのは一体どういうことだろうかということを実は考えるんですよ。首をひねられるような様式もございますが、これはやはりあした官房長来てもらってやったほうがいいが——そうしましょう、これ。ともあれ、きょうの段階では、いま申しましたように...全文を見る
05月21日第65回国会 参議院 決算委員会 第15号
議事録を見る
○和田静夫君 会計検査院にお尋ねをいたしますが、この雇用促進事業団については、このところ衆議院の社会労働委員会や、あるいは参議院においては本委員会で、その運営の実態あるいは経理のずさんさが問題にされてきたところであります。会計検査院は何をされてきたかと言えば、確かに昭和四十年度ま...全文を見る
○和田静夫君 検査回数……。
○和田静夫君 それだけの検査をされて、そして昭和四十一年度から指摘事項がずっとない、こういうことになってきたわけですね。四十四年度の決算ですから——昭和四十四年度も指摘事項はない。そうすると、雇用促進事業団の運営、経理実態は全くりっぱに改善された、こういうふうに理解をされたんです...全文を見る
○和田静夫君 この雇用促進事業団については、何かあとからいろいろとほろが出てきているようであります。さらに何か明るみに出るような感じがするのですが、まず第一にお聞きをしたいのは、雇用促進事業団と関東物産との関係でございます。関東物産は、事業団に職業訓練用機械などを納入をしているわ...全文を見る
○和田静夫君 その部分については、ちょっとそれじゃ保留をいたします。  そこで、いま私が申し上げた質問との関連でこういう話が出てくるのであります。四十一年度の検査がちょうど行なわれる時期、四十二年の七月ですね、この時期に井上鼎さんが会計検査院から雇用促進事業団に監事として天下っ...全文を見る
○和田静夫君 会計検査院の二局長というたいへん重要な仕事をやっていらっしゃったその方が天下った、このことと四十一年度以降事業団に対する検査院の指摘事項がなくなってきたということとの関係、これがあるのではないか。それはいまの私が指摘をした前段の答弁が明確にならないと、ここで、あると...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、先ほど申し上げましたように、関東物産が六六%というような形のものが随意契約でもうずっと入れられていく、これは異常でしょう。これは院長にお尋ねいたしますが、こういう異常な関係というものが何も指摘をされずにいるということ、そういう時期にとにかく会計検査院から監事が...全文を見る
○和田静夫君 前段のやつはまだ答弁願えませんか。
○和田静夫君 いま院長が言われたんですが、しかしまあ私は会計検査院と天下り関係を含んで、参考のためにきょう雇用促進事業団と大臣に来てもらったのは、天下り関係でもって考えてもらいたいと思ったからです。主として検査院のほうに該当するところがあるんですが、くされ縁というものは私は明白だ...全文を見る
○和田静夫君 出席された担当調査官三名の方の名前をちょっと教えてください。
○和田静夫君 どういうふうにしてわからせますか。
○和田静夫君 では、事業団側からここのところをちょっと御答弁ください。
○和田静夫君 それから、出られた方のお名前は事業団側でおわかりになりますか。
○和田静夫君 その名前をちょっと教えてください。
○和田静夫君 それから理事長以下の方々は……。
○和田静夫君 これは人名はわかりませんか。
○和田静夫君 検査院のほうも、この担当局長と課長の名前……。
○和田静夫君 雇用促進事業団のほうに質問するつもりはなかったんですが、検査院が最初ああいう答弁をされたものですから、そちらへいってしまったのですけれども、この一九七一年の職員録の上、二一七五ページに載っている雇用促進事業団の役員名簿、さっき役員と言われましたね、この役員の方々と経...全文を見る
○和田静夫君 監事の井上鼎さんも含んでですね。
○和田静夫君 いま申し上げたとおり、院長はさっき明快に手心はないと、こう言われました。私は、あったないということをいま云々しようと思いません。ただ、四十一年以降指摘事項がずっと全くゼロになってきたということとの関係、しかもまだ答弁いただけませんが、先ほどの関東物産などという形の、...全文を見る
○和田静夫君 いま私の指摘をした事実というものは、それでは院長、こういう形のことはあってもよろしいとお考えになりますか。
○和田静夫君 ええ。
○和田静夫君 築地の吉兆でもって会食が行なわれた。そのことは今後そういうようなことは決してやらない、好ましいことではない、検査院全体に対しては、そういう意味で職員に対し、担当官に対し、きびしく姿勢を正させる、前段の御答弁はそういうことですか。後段の何かいろいろの説明なんていうのは...全文を見る
○和田静夫君 課長の名前はわかりましたか。
○和田静夫君 さらに検査院にお尋ねいたしますが、私は、本委員会で二度にわたって、熊本県半角湾の干拓事業に伴う漁業補償問題で、御存じのとおり四十三年度の決算でもって、その配分方法に疑義があるという指摘をいたしてまいりました。それを受けたのだと思うのですが、四月十二日から十三日にかけ...全文を見る
○和田静夫君 時間がなくなりましたから急ぎますが、その横田調査官が、四月十三日の午後、漁業協同組合長の案内で、草野調査官ではない、もう一人の人と、中敷さんという訴訟派の漁民の家に行っているわけです。この横田調査官と一緒に中敷家をたずねた人物はだれであるか、御存じですか。
○和田静夫君 それ以外にはいらっしゃいませんでしたか。
○和田静夫君 この横田調査官は、この中敷家で、中敷さん外、青木、西田といった訴訟派の漁民と数時間にわたって話し合いをされている。それは何も指摘されることじゃないので問題ないのですが、ただ、こういうふうに言われているのですね。「確かに補償金配分の内容というものは十分とは言えないが、...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと労働政務次官にお伺いをしておきますが、先ほど指摘しましたように、天下りとの関係というのは佐藤総理なども言明されておりますが、雇用促進事業団は労働省が指導されるわけですから、そういう意味では、先ほど検査院長が認めましたように、ああいう会食などという形のことは好...全文を見る
○和田静夫君 特に、会計検査院の非常に重要なポストにあった方が、いま申し上げたような形のところに天下るということについては、これはもう非常に慎重な姿勢というものが私は要求されてしかるべきであると思います。その辺は労働省としての今後十分な配慮を求めておきたいと思います。  先ほど...全文を見る
○和田静夫君 信用金庫法において銀行法の十条が準用されて、第三十四条が準用されないのはどういう理由でしょうか。
○和田静夫君 大蔵省に最後に一言。実は罰則の準用問題というのは、きのう地方行政委員会でかなりやりまして、今度出ている法律で罰則の準用という新しい事態で、これは許されない。いま御答弁になったように私もそう理解しておる。ところがまた、たいへんもめまして、内閣法制局を私は呼んでそこで答...全文を見る
○和田静夫君 用地費やら建設費の値上がりを理由にして、毎年家賃の値上げをしたのでは公共住宅の存在理由が乏しくなる。そういう意味で、歯どめというものを十分お考えになるべきだと思うのですが、いかがです。
○和田静夫君 公団住宅の古い入居者の家賃を上げられるという、そういう動きがあるということを聞くのですが、その後どうですか。
○和田静夫君 これは本年じゅうには結論が出ないことはけっこうなことなんです。なるべく出さずに、上げるべきではないと私は思います。それは四十一年五月六日の衆議院の建設委員会で、当時の瀬戸山建設大臣は、古くから入っている人の住宅の家賃まで上げようとは思いませんと断言されているんですね...全文を見る
○和田静夫君 私は、瀬戸山建設大臣の発言に触れたことを十分頭の中に入れておいていただきたいと思います。たいへん恐縮ですが、河川局長はなお川崎さんですね。——そこで、きょう、もう時間がなくなりましたから質問しないのですが、私は、この前、四十五年の十一月六日の決算委員会で川崎さんが私...全文を見る
05月21日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第21号
議事録を見る
○和田静夫君 まず官房長、きのうちょっと天下り問題に入りまして、それで官房長お見えにならなかったのできょうに残したのですが、それは、この前の決算委員会の少し続きみたいになりますけれども、六団体などの事務局長クラスが全部自治省から行っていらっしゃる。そこで、この法律案ができ上がって...全文を見る
○和田静夫君 いま自治省の言うことを聞かなかったならば、まあいじわるをされるかされないかは別として、いじわるさる場合はないだろうか、あるいは自治省の関係者を入れておいたほうが何か都合がいいのではないだろうかというような——自治省はそんなことはないと言うにきまってますがね、そういう...全文を見る
○和田静夫君 私は去る三月十九日の決算委員会で、国家公務員法五十六条と自治省の自治体への天下りとの関係をただしました。そのときに岸官房長は「国家公務員法上の採用すべき数、あるいは国家公務員法に言う名簿の提示とは別のものと理解をいたしております。」こうお答えになったのです。  そ...全文を見る
○和田静夫君 人事院とも幾つかやりとりしまして、はっきりしていることは、人事院の側で、名簿提出は国公法五十六条に基づく行為である、こういうふうに言っているわけですね。そこで、自治省がそうでないと言っても通らないですよ、これは。この辺はやはりいまおやりになっている姿勢のままでは私は...全文を見る
○和田静夫君 人事院の解釈からいきまして、ともあれ国公法に基づいて地方公務員が採用される、こういうのはこれは違法でしょう。国公法に基づいて地方公務員を採用する、いかがですか。
○和田静夫君 繰り返しになりますが、どういうふうにお考えになっているにしても、国公法に基づいて地方公務員を採用するということですね、この違法性だけは、どんなに答弁をされたって阻却をされるということにならぬですね。それはお認めになるでしょう。
○和田静夫君 そこが分かれるところで、岸官房長は理解されていても、現実の問題として国家公務員法の五十六条に基づくところの行為が厳然としてある。人事院は明確にそう答えている。そこで、地方公務員はそういうものに基づいて採用される筋合いのものではないわけです。そうすれば、この点は整備を...全文を見る
○和田静夫君 私は、ここはやはりどうしても、同じような質問になりますが、少し法律的に整備をしないと、いまやっておられることはたいへん無理があると思うのですよ。いつまでたってもこれは天下り問題という形で指摘をし続けなければならないことになりますよ。どっちみちいかにうまいことを言われ...全文を見る
○和田静夫君 選挙部関係は見えましたか。
○和田静夫君 一つ重要なことを忘れていたものですから、まだお見えになっておりませんから、その間に済むことですから……。  いただきましたこの「一部事務組合に関する地方自治法の適用準用関係」、これを個人的な私物、私物と言うのはちょっとおかしいですけれども、個人的な資料にしておくの...全文を見る
○和田静夫君 速記録に……。
○和田静夫君 私、ちょうどきょう、全く偶然ですが、午前中の決算委員会で、信用金庫法への銀行法の準用の是非に論議がぶつかりました。私の質問に対しまして、大蔵省は、いま速記を明確に写してまいりましたが、「御指摘の銀行法の三十四条といいますのは罰則規定でございますので、罰則規定の準用と...全文を見る
○和田静夫君 いかに自治省の側がお答えになろうが、それから担当の法制局の課長さんでしたかがお答えになろうが、大蔵省の側の答弁は、いまも読み上げましたように「罰則規定でございますので、罰則規定の準用というのは通常いたしませんから、別個にここで設けています。」こうなっています。私は大...全文を見る
○和田静夫君 そうしましたら、これはひとつ次回までに検討してもらって、ここの部分について御答弁を願うということにしておきます。私はどうしても答弁は納得することができませんし、たまたま納得できないままに、けさ大蔵省の側から納得のできる答弁をもらったものですからね。それで、この法律案...全文を見る
○和田静夫君 それから、これは次に入りますが、組合の規約で直接選挙を規定した場合に、十八条なり十九条なりが準用されないことになるとたいへんなことになるということをきのう私は言いました。つまり規約の書きようによっては、二十歳以下の者が選挙権を持ったり、あるいは二十五歳以下の者が連合...全文を見る
○和田静夫君 きのう、大臣お見えにならなかったのですが、前行政局長と現行政局長との間の解釈というのがかなり違いが出てきているのであります。で、またいま訂正をされましたけれども、選挙局と昨日の答弁との間というのは、まさにばらばらである。これは一時のがれのための、そういう意図的な答弁...全文を見る
○和田静夫君 たいへん子供っぽい言い方ですが、非常にすなおに受け取ってるんですよ、私は。ただ、すなおに受け取っていなかったのが自治省の側なんですよ。大臣、きのうはお見えにならなくて非常に残念なんですが、非常に私は素朴な疑念を一つ一つ質問していった。その素朴な質問は、しかもその長野...全文を見る
○和田静夫君 先ほどの政府の統一見解をお述べ願います。
○和田静夫君 肝心のほうの答弁がないのですがね。けさ、私、決算委員会で大蔵省に尋ねました。ところが、罰則規定というのは準用というのは通常はいたしません。ところが昨日は、ここでもって自治省の側が準用をすると言ったら、法制局の側もできると言った。したがって政府の統一見解を求めたのです...全文を見る
○和田静夫君 したがって、けさほど論議をいたしました大蔵省の見解と明確に違っているわけです。これはやっぱり政府としての統一見解を出してもらうことが一つ、そしてこの自治法の改正提案というのは、いまお認めになっているようにたいへん不備がある。法制局としては、やはり自治省といろいろ話し...全文を見る
○和田静夫君 思っておられても困るんで、答弁、これ速記録が明確にここにあるんでどうにもならぬですよ、それは。十条の都合のいいところだけ引用されましたけれども、私の言ったのは三十四条を言ったのである、別個に。問題はその罰則の準用をいたしませんという、いわゆるわれわれの通常人の考える...全文を見る
○和田静夫君 念のために申し上げておきますが、単に法律論だけでなく、実態的にも、部長はこの間の論議でおわかりのとおり、地方自治法の十四条の五号ですね、で、この「条例に違反した者」云々、この準用です。そうすると、できあがるところの議会というのは、自治省の側はかってに、選挙をされてい...全文を見る
○和田静夫君 これは何も起こらないという保障が全然ないでしょう。起こらないという保障はない。そういう意味では非常にずさんな法律だと思うのですがね。そういうずさんな法律を認めるわけには私はいかないと思うのです。考えれば考えるほどそうなるのです。それとも何かうまい法律解釈でもあるので...全文を見る
○和田静夫君 選挙部にお尋ねをいたしますが、おたくのさっき読み上げました公選法の解釈によりますと、地方公共団体の組合の議会の議員やら管理者の選挙については、最後のくだり、「その選挙及び選任に伴う争訟や罰則のみが適用される」、こういうことですね。で、公職選挙法において選挙及び選任に...全文を見る
○和田静夫君 適用にならないというのは。
○和田静夫君 さっきぼくが読み上げたやつね、一番最後の部分、どう書いてあったですかな、あなたの著述は。
○和田静夫君 ですね。そうなると、そこの部分を言ってみれば、公職選挙法に基づく選挙方法とは異なるはずのものにつながるということは無理なんですね。いま言われた適用されるというのは無理なんです。そこの解説の部分というのは変えられるわけですか。
○和田静夫君 さらに、選挙の分だけ済ましておきますが、お尋ねしますが、この一部事務組合、それから連合の議員の直接選挙をやっている場合、この選挙管理委員会はどうなりますか。
○和田静夫君 これは改正法二百九十三条の二で政令……。
○和田静夫君 そこで、これはどちらにあれすることになりますか。公選法の施行令百三十九条ですね。これは全くこれも昨日から素朴なあれで、わからぬのですが、一部事務組合の議員の選挙に公選法が適用されず、かつ「全部事務組合を除く」ということになると、残るのは役場事務組合だけですね。なのに...全文を見る
○和田静夫君 政府の統一見解のときに一緒にもらいます。
05月24日第65回国会 参議院 地方行政委員会 第22号
議事録を見る
○和田静夫君 若干やっぱり意に満たないのですよ。それは経緯からいって、実は金曜日の午前中にたまたま決算委員会がございまして、大蔵省に罰則準用の問題で、銀行法三十四条と信用金庫法の問題を尋ねました。原則として罰則準用などというものは、常識的にありませんという形で大蔵省は答弁をしまし...全文を見る
○和田静夫君 いまの点、私もう少し論議がありますから、もう少しやりますが、もう一つ、見解を求めているのが出ておりませんから、そちらのほうをお聞きしてからにいたしたいと思います。
○和田静夫君 その点は明らかになったんですね。そうすると、やっぱりこの法律案というのは、これは与党の皆さんも含めてですが、私は、参議院のあり方が非常に問われているときでありますから、私は与党の皆さんとの政治信条の違い、あるいはその他のことでもってこれは行き詰まりではなくて、法律解...全文を見る
○和田静夫君 まあ言ってみれば、先ほども述べましたように、公選法の適用というものを前提的なものにしながらいろいろ考究をされてきた法律ですね。その一角はみごとにくずれたわけです。それは何も、一切くずれたとかそんなことは言うつもりはない。たいへん素朴に考えてみてこうではないかというこ...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる市町村の市があるのは、なぜあるのです。
○和田静夫君 そんなことですか。百三十九条、いわゆる一部事務組合をさすわけでしょう。そうすると、いまあなたの言われたような解釈にならないでしょう。必要ないでしょう。この公職選挙法というものの、言ってみれば明らかになったように、適用というのはない。適用を前提に思い込んでつくられた法...全文を見る
○和田静夫君 三つ一緒にやりますから、飛び飛びになりますが、ようやくさがしておった最高裁の判例が届いたのですが、「大阪市条例第六八号違反被告事件」「地方自治法第一四条第五項およびこれに基づく昭和二五年大阪市条例第六八号「街路等における売春勧誘行為等の取締条例」第二条第一項は、憲法...全文を見る
○和田静夫君 法制局長官の理由というのが、どうもはっきり理解ができないのですがね。もう一度申し上げますがね。ちょっとくどいようですが、先ほど山本理事のほうから述べられたように、自治の原則ということを大切にするがゆえにこの質問の発想が生まれているのですが、住民にとって罰則を認めるこ...全文を見る
○和田静夫君 長官、どうしてもあれは住民の意思は働いていないでしょう。住民が選び出したところの議員によってそれで構成されるわけじゃない。後ほどこれとの関係でリコールの問題が出ます。で、請求権の問題はおそらく自治省はまたここで見解を変えるのだろうと思います。変えられなかったらもって...全文を見る
○和田静夫君 その限りにおいてわからぬとは言っていない、解釈は。ただ、私の言いたいことは、住民のコントロールという基本的な問題はたいへん希薄になっていることは、この連合の議員というものはお認めになるでしょう。その希薄になっているところの者たちがつくるところの条例、そこで罰則が準用...全文を見る
○和田静夫君 私はそれをどうしても了解をすることができない。したがって、このことはまた後ほど述べますが、この公選法の施行令の百三十九条、これは公選法をいじくるときに改めますというぐらいの答弁をいまあなたはしておかなくていいのですねと私はさっきから何べんも注意しているのです。あなた...全文を見る
○和田静夫君 この部分は何も悪意で言っているのではなくて、あなた方のほうで公選法を検討されるときに再検討される余地を残しておかないと立場がなくなるだろうということを申し上げているわけで、私はそういうふうに思います。公選法が出てきた論議のときにやり直してもいいのですがね。やり直す余...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、一口にいえば、解職請求、解散請求は適用がないと解されてきていた。それからその手続規定との関連で適用がないと解されていたのはいわゆる監査請求と改廃請求である、こういうことですね。
○和田静夫君 そうすると、この手続規定との関連で適用されないと解されてきた部分は、今回の改正に伴って政令で手続規定を整備をして準用を可能にするということでありましょう。しかし、制度の性質の関連で適用がないと解されてきた部分も準用をされると、そういうことでしょう。
○和田静夫君 文章にこだわるわけではございませんが、「準用されるが」云々でしょう。まあ冗談話に言いましたけれども、長野さんのこれが権威がなくなる、廃刊になるような勢いでのあれですからね。氏の解釈の影響するところがだんだんだんだんなくなってきているわけだから、表現をきっちりとしてや...全文を見る
○和田静夫君 準用されるですね。第五章というのは準用されるわけでしょう。ただし、いままではこういうふうに解されていた、こういうことですね。
○和田静夫君 ちょっと聞きますが、解職請求やら解散請求について、なぜ制度との関連でこれはだめなんですか。
○和田静夫君 しかし、副知事やら助役などというような、住民に選挙権がないのにいわゆる解職請求が認められていますね。
○和田静夫君 そうすると、あなたがいま言われている論理をこちらでそのまま使わしていただけば、こういうことになりませんか。一部事務組合の議員の選挙の方法やらあるいはその管理者の選任の方法を規約でどう定めるかによりますが、関係地方公共団体の長が協議によって選任する者をもってこれに充て...全文を見る
○和田静夫君 いま言われたような論理を追っていって考えてみると、一部事務組合の議員の選挙の方法やらあるいは管理者の選任の方法を規約でどう定めるかということによりますけれども、関係地方公共団体の長でしょう、それが協議によって選任する者をもってこれに充てるという最も通常の場合を仮定を...全文を見る
○和田静夫君 副知事や助役についていわゆる解職請求が認められているんでしょう。
○和田静夫君 認められておる、それと同じような形で考えていくならば、組合の議会や管理者に対するリコール権も認められるということになりませんか。
○和田静夫君 私の解釈はこういうふうに考えているのですが、普通地方公共団体の場合は、住民の権利と不可分な対応関係を持って考えられている。そうしたこの住民の権利の代表的なものの一つとして、直接請求の権利というものも普通公共団体にまさにふさわしく予定されているのですね。私この前申しま...全文を見る
09月28日第66回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○和田静夫君 まず外務省から伺いますが、佐藤総理が二十二日に世論と国益にまさに逆行をして国連の中国代表権問題の取り扱いについて逆重要事項指定、複合二重代表制両決議案の共同提案国になることを決断したわけですが、その際、中国は一つであり、中国、台湾の双方に国連の議席を与えることはあく...全文を見る
○和田静夫君 この間の十九日の日曜日にNHKのテレビの座談会で、本人いらっしゃらないのであれですが、福田外務大臣は、共同提案国になって、国連にいまの状態が続いたとしても、一年先、二年先はお先まっ暗だ、そういう意味では、このままいけるかどうかということはわからない、おそらくそうはな...全文を見る
○和田静夫君 そういう意味ならば、今度共同提案国になることの意義が問われることになりませんか。つまり、中国を代表するのは北京政府である、台湾はその一部だと、そうはっきり認識をして、当面そこへ到達するまでの暫定措置としてきわめて短期的に台湾の地位を守ろうとするのだということを福田さ...全文を見る
○和田静夫君 意見の相違になってないでしょう、福田さんはもう先の見通しはないと国民の前にNHKテレビを通じて明らかにしたのですから。そんな見通しのないことをこの段階であなた方が補佐的にやらせるというのは、一体どういうことですか。国際的には少数意見というものは尊重されなければならな...全文を見る
○和田静夫君 全然おわかりいただけないんだけれどもね。あなたは大命題だと言っているが、佐藤総理はそう言っていない。佐藤総理は二十二日の記者会見でどう述べているかというと、一番問題になったのは共同提案国になるかどうかということだが、本来から言えば、これは副次的なものだ。中華人民共和...全文を見る
○和田静夫君 この逆重要事項指定方式ですね、この国連における行くえ、見通しというのは一体どういうふうにお考えになっておりますか。
○和田静夫君 この間十九日のNHKのテレビで福田外務大臣は、日本が共同提案国になれば六、七票の差で勝つ、こう明言をしています。そう信じてよいですか。
○和田静夫君 そうすると、福田さんがテレビを通じて国民の前に公表したことについては、外務省は自信がないということですか。
○和田静夫君 そういう状態でなぜ共同提案国にならなければならなかったのか。
○和田静夫君 私は政府の見通しが当てにならない例というのをずっと調べてみたんですね。特徴的な一つ二つをあげてみると、たとえば昨年の十一月の国連総会が、中国加盟問題を討議採決するに際して、国府の国連追放と中国の招請を要求するいわばアルバニア案、この決議案の票読みで、日本の外務省とい...全文を見る
○和田静夫君 外務省が予想を述べることはございませんと言ったところで、十九日のNHKのテレビで福田外務大臣自身が六、七票で勝ちますとはっきり国民の前で言っているじゃないか。これは、あなた方が票読みをやって予想の上申をしない以上、彼自身が単なる個人の判断で一国の外務大臣たる者が国民...全文を見る
○和田静夫君 そういう言ってみれば典型的な官僚的な答弁、官僚的な姿勢、それが日本の国益を誤らせるという、言ってみれば失敗をした日中国交、そういうものにつながっていっているのですよね。そのことについてあなた方はいま国民の前に責任をとらなければならない立場にある。そういう自覚がないと...全文を見る
○和田静夫君 こうしたところを答えてください。政治責任はどうされますか。あなたでは答えられなければ、あとで官房長官が来たとき聞きますけれども。
○和田静夫君 じゃ、外務大臣、外務次官に聞かなければならぬのなら、局長、呼んできてください。局長、ただすわっておって済むことじゃない。しかし、外務大臣は外遊中であることは明らかである。これまた呼び戻すことはできないでしょう。臨時代理いるでしょう。臨時代理をあなた連れてきなさい。あ...全文を見る
○和田静夫君 これは、参議院決算委員会がきょう総括をやるということは一カ月も前から通告してあるわけだから、そういう意味では、外務省の責任者のすべてが不在であるというようなことはどんな理由も成り立たないわけです。呼び返してもらう、それまではその責任の部分は外務省保留をしておきます。...全文を見る
○和田静夫君 もう少し専門的な説明ありますか。
○和田静夫君 そこで、二週間にわたって開き続けておって、結果的によかったといまでも判断をされておるわけですか。
○和田静夫君 あさっての大蔵省のときに具体的にその辺の質問をいたしたいと思いますが、そこできょうは資料だけちょっと要求をしておきたいんですが、この二週間に四十六億ドルの売りが、何月何日どの商社、あるいはどの銀行が幾らのドルを売ったか、その詳細な資料を明日の午前中までに私のところに...全文を見る
○和田静夫君 どっちの理事ですか、こっちですか。
○和田静夫君 富士銀行のときもそういうことがありました。ありましたけれども、結果的に私にマル秘扱いで資料が提示されたわけですから、よく御存じのはずです。これは委員長、委員会要求にしていただいてもいいようなたいへん重要な問題で、いま二週間のあれをやったことは間違いではなかったという...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、私の趣旨に基づいたところの資料をお出しになる、まず第一は。そこで、その資料のいわゆる内容のつくり方については相談をする……。
○和田静夫君 いまの次官のお答えの一番最後のくだりですが、時間はあしたじゅうに間に合うということですか。
○和田静夫君 次に文部省に移りますが、来年の二月三日から開く札幌のオリンピック、きょう二十八日現在であと百二十八日に迫ったわけですが、スキーの強化合宿費の横領事件、オリンピック史上最大の不祥事であって、対外的にも非常に恥ずかしい事件でありますが、監督官庁としての文部省では今回の事...全文を見る
○和田静夫君 今回の事件はどういうところに原因があったと文部省は判断するのですか。
○和田静夫君 九月十四日のスキー連盟の緊急常任理事会では、理事長以下理事全員が辞任ですね。そして逮捕されている二人は解任ということですね。で、これで今回のような不正事件が今後起きないのか。いわゆる起きる可能性は全くなくなる、そう判断されているわけですか。
○和田静夫君 札幌オリンピックの選手強化ですね、このために国庫補助金はいままでどのくらい使われたのか、そのうちスキーに使われたのはどのくらいか、年度別に教えてもらいたい。
○和田静夫君 選手強化のために日本体育協会から交付金を受けている競技団体にはどんなものがありますか。
○和田静夫君 そこで、その選手強化費というのはどういうルートを経て合宿責任者に渡るわけですか。
○和田静夫君 そこで、結論だけ答弁していただければいいんですが、私の質問の趣旨、そこだけを。合宿責任者の久慈さんが請求をすればスキー連盟から久慈個人名義の口座に請求どおり送金をする、そういうシステムですよね、一言で言えば。
○和田静夫君 私が言ったとおり。そこで、上部団体接待費というのがございますね、上部団体接待費、これは一体何で存在しているんですか。
○和田静夫君 そうすると、巷間伝えられた上部団体接待費というのはないわけですね、これは週刊誌や新聞等に出たやつはないと、私どものほうでもう少し調べますけれども。
○和田静夫君 そうすると、そのいわゆる差が私の言うところの上部団体接待費的なものに使われているとすると――仮定ですが、これから調べる部分でしょうが、スキー連盟にもこの事件は及んでいるというふうに見なければなりません、上部団体の接待費にそういう形で使われているとするならば。
○和田静夫君 もう官房長官が来るようですから急ぎますが、このオリンピック参加の競技団体で法人化されているのは幾つあるのですか。
○和田静夫君 そこで、そういうような状態だから不正使用という不祥事を生む要因になっているとはお考えになりませんか。
○和田静夫君 これだけ巨額のいわゆる資金を使いながら、金の経理の面は強化部長と経理担当の総務の二人だけにまかせていた、こういう点もたいへんルーズでしょう、いかがですか。
○和田静夫君 会計検査院にちょっと尋ねますが、この札幌オリンピック強化費として、いまお聞きのとおり、国庫補助が昭和四十二年度から実施されている。これに類することはいままでもずいぶんあったということを仄聞をいたしますが、会計検査院はどういう監査を行なってこられましたか。
○和田静夫君 処分について伺いますが、クレー射撃事件では、射撃の協会内部の問題であるのに、体育協会から除名されましたね。福永健司さんに代表される。  今回の事件は、国民の税金である国庫補助金の横領ということで、非常に重大であるにもかかわらず、厳重警告だけにとどまった。ここはちょ...全文を見る
○和田静夫君 このスポーツ界に文部省の監督が強化されるのは、戦時中の苦い経験があるので、好ましいことではありません。しかし、これだけ巨額な金を競技団体に交付をする、体育協会にですね。もっと独自に正しい補助金の使い方というものを指導すべきではないか。金を交付する場合にも、その経理の...全文を見る
○和田静夫君 官房長官もお見えになったし、私の持ち時間の関係もあるからもうやめますが、一つだけ資料要求をします。昭和四十五年十二月十六日の衆議院文教委員会の議事録をずっと読んだのです。その中で、社会党所属の木島委員に対するクレー射撃の問題をめぐる統一見解をお示しになる約束がなされ...全文を見る
○和田静夫君 それでは、文部省けっこうです。  官房長官の御出席がありましたので、なるべく外務省で済ませようと思ったのですが、どうもそうはいかなくなりました。したがって、中国問題でまず第一に一、二お聞きをいたします。言ってみれば、二十二日の佐藤総理の発言  アルバニア決議案が先...全文を見る
○和田静夫君 佐藤総理も、この問題は普通の政治責任と違う、これは国際的感覚の問題である、国際的な多数決できまる、個人、一内閣の責任というのはどうかと思う、こう言っています。いまの答弁も含んで、何のことかわからないんですが、国際的な多数決できまるから内閣の責任ではないというのは、こ...全文を見る
○和田静夫君 私のほうとしても、私の見解を述べましたけれども、そのことを十分勘案されながら今後に処していただきたい、その意見だけ述べさしていただきます。  そこで、時間もないので次に移りますが、宏信政経研究会、これは大蔵大臣水田三喜男後援会で、金融、証券、鉄鋼その他日本の有数の...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと見ていただきたい、こういうものです。  それで、二、三質問しますが、これはいま官房長官がお手元にお持ちのものを含んで同趣旨のものでしょう。これは大体東京の信用金庫を中心にしてばらまかれたものでしょう。そこには昭和四十六年八月二十一日付東調布信用金庫理事長長...全文を見る
○和田静夫君 私もぜひ、やっぱりそういう取り扱いを、閣僚でありますからね、せられるべきだと思う。そうした後援会の呼びかけが客観的にどういう動きを誘発するかという一つの実例だけをあげておきますが、これは大蔵省にお聞きになっておいてもらいたいと思うのですが、西武信用金庫というものがあ...全文を見る
○和田静夫君 一口に言えば、公益の法人であるということに聞違いありませんね。
○和田静夫君 その役員名をちょっと教えてください。
○和田静夫君 そこで、斉藤邦吉さんの政治資金規正法上の後援団体として斉藤研究会というのがございます。この斉藤研究会がいま言った公益法人雇用問題研究会から政治献金を受け取っておるという事実があります。これは自治省、いかがですか。
○和田静夫君 そこで官房長官、これで官房長官に対する質問をやめますが、公益法人の理事が自分の政治団体に献金するなどということは、これはもう私は背任の疑いさえ出てくるが、官房長官いかがですか。
○和田静夫君 先ほど私確認したのですが、これは国費が投入されている公益法人ですね、さっき御答弁があったとおり。したがって、国民としては、ともあれ国民の血税の一部がつぎ込まれているそういう法人、それが一政治家に献金をするということになれば憤慨するのが当然。これは自治省、法的にはどう...全文を見る
○和田静夫君 その選挙ですがね。あなた方は選挙が告示されてからですが、しかしながら選挙運動というのはいつから始まっているか。選挙というのは、そういう意味ではたいへんむずかしい問題ですよ。いまそのことを深入りしようとは思いません。  労働省ですね、いま社団法人雇用問題研究会が昭和...全文を見る
○和田静夫君 実は、雇用問題研究会の会長の吾妻教授に尋ねましたところ、報告書などは見たことがないというような言い方をしております。で、会長が研究会の収支報告書を見たこともない、社団法人たる雇用問題研究会というのはそういう運営をしているところですか。
○和田静夫君 資金の内容については、会長なんかには見せません、そういうことになっておるわけですかね、いまの答弁総合すると。とにかく時間がないからもう一つだけ言っておきますが、この前私が取り上げた雇用促進事業団、労働省傘下の雇用促進事業団をめぐる疑惑というのは、衆参を通じてきびしく...全文を見る
○和田静夫君 それならば、労働省の決算のためにちょっと資料要求をしておきますが、そういう御答弁ですが、労働福祉事業団、労働福祉共済会、株式会社共済商事、これは御承知のとおり同居しておりますね、小川町かどこかに。役員も重複しています、混居している、混然一体となっている。それぞれの性...全文を見る
09月29日第66回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○理事(和田静夫君) 行管、いまの資料の件はいかがですか。
○理事(和田静夫君) 午後一時二十分に再開することとし、休憩いたします。    午後零時二十八分休憩      ―――――・―――――    午後一時二十六分開会   〔理事和田静夫君委員長席に着く〕
○理事(和田静夫君) 委員会を再開いたします。  昭和四十四年度決算外二件を議題とし、休憩前に引き続き質疑を行ないます。  御質疑のある方は順次御発言願います。
○和田静夫君 私も農林省関係の法人問題で二、三のお尋ねをいたします。  まず、財団法人製粉振興会、社団法人全国米麦改良協会、これはそれぞれどのような団体ですか。
○和田静夫君 行管にお聞きをしますが、この六月ごろ行政管理庁はこの二つの団体を緊急調査をされ、その対象にされたわけですね。その理由はどういうところにあるわけですか。
○和田静夫君 この調査結果の中心的なところをお知らせ願いたいわけです。
○和田静夫君 それじゃ、あなたは何のために調査をされたのか、公益法人の整理を政府の仕事としてやっていこうとするその趣旨に、あなたがいま述べられておるようなことで沿うと思いますか。たとえば、私企業に対しての調査でさえ、大蔵省なら大蔵省が委員会を通じて求めればちゃんと委員会に報告する...全文を見る
○和田静夫君 製粉振興会が各企業から強制的にとっている拠出金をお調べになった結果わかっていると思うんですね、これは五種類ありますね、そのおのおのの名前をここであげてください。
○和田静夫君 そこで、なぜこの五種類に分けたのか、その客観的な根拠というもの、それぞれの拠出金について、一体どういうような理念に基づいてこれが存在をしているのか、どういう計算方法でそれがはじき出されているのか、伺いたいと思います。
○和田静夫君 製粉振興会の第四事業年度決算報告書ですね、これによりますと、五億一千七十二万九千六百四十三円の事業費と、九億八千二百二十九万四千六百四十五円の生産奨励金が使われていますね。で、それぞれについて、これは一体どのような行政効果があったわけですか。
○和田静夫君 第四事業年度収支決算書によると、事業費のところで五億一千七十二万九千六百四十三円、支出の部ですね。生産奨励金のほうは九億八千二百万余円、それぞれについて、どういう行政効果があるのですか。
○和田静夫君 そこで、第五事業年度予算書には、新たに企業対策費として四千三百万円が計上されている、これは一体なんですか。
○和田静夫君 その下に、財団法人食品産業センターへの寄付一千万円が計上されていますね。食品産業センターというのは、一体どういう団体ですか。
○和田静夫君 その役員名。
○和田静夫君 その役員名をあとで資料で私にください。
○和田静夫君 この団体――センターのいわゆる運営にかかわる一切の規約――規約なとありましょう、それらを資料でいただけますね。
○和田静夫君 その廃業する中小製粉工場に、戦後の食糧難時代に国民の食糧を確保した功績にこたえて見舞金を支払う、こういうことは、いま役員名をあげたところで若干のことは類推できます。私は、次回の農林省の決算で、ここの部分はもっと克明にやりますが、きょうは下準備みたいなものですが、いま...全文を見る
○和田静夫君 製粉だ。
○和田静夫君 これは、その見舞金自身もたいへん疑問であります。これは引き続き問題にいたしますが、その上に、たとえばさっきの拠出金はすでに昨年の六月までに十億をこすところの金額が余ってしまっているでしょう。ある報道によれば、十三億七千万円余ってしまっている、こういうことになっている...全文を見る
○和田静夫君 これは設立して、期間は五年間でしたよね。したがって、四十六年度で五年ですか、五年目ですね。ここで終わりですね、これは。
○和田静夫君 そこで、いろいろ言われますがね、たとえば廃業にしたって三分の一しか成果があがらなかった。国内の小麦生産者擁護のための生産奨励金にしたって、四十四年度は七億八千万円の積み立て金に対して、支払いは三億四千七百万円、大体四億三千万円もの黒字ですね。さらに、四十五年度は、九...全文を見る
○和田静夫君 あると言ったって、あなたがいかにあると言ったって、実際に金額的に推していくと、行政的な効果としては一つもないじゃないですか。これは行管の側はどういう指摘を、集約をされるのか知らぬけれども、私は、そういう意味で、前段の質問に戻りますが、それぞれ調査をされた結果、行管が...全文を見る
○和田静夫君 とにかく奨励金についての行政効果というものはあがっていません。そのことだけは、さっき私、若干の数字を並べて指摘をいたしました。この問題は後日に引き継ぎますから、この程度でやめておきます。  官房長、待たせました。東海農政局で汚職が出て、そして課長らが二人逮捕された...全文を見る
○和田静夫君 全然まだ正確なことはわかりませんか、あなたのほうで。そうして、これらについての処置はどういうふうにとられるつもりですか。
○和田静夫君 一連のこういう事件が起こっておりますがね、どういうところに理由があるとお思いになりますか。
○和田静夫君 行政機構の上からこういうような形のものが出る欠陥があるということについてはお考えになりませんか。
○和田静夫君 これら二人のここに在職した年限はどれだけですか。
○和田静夫君 これに関する一切の実態については、ひとつ私に示してもらいたいんですがね。それで、いつごろまでにできますか。
○和田静夫君 そのときに、局部長の異動の状態ですが、一年で飛び歩いたり、二年で飛び歩いたり、実務は何にもわからない、実際はこの辺にまかせっきり、そういうような状態が明確にあるはずです。したがって、局部長などについての在職の状態についても同時に資料として出していただきたい。
○和田静夫君 国有林野について伺いますが、国有林野事業の経理は最近悪化の傾向をたどっているようですが、昭和四十年以降の決算、まあ昭和四十四年を中心にしてでいいですが、それと昭和四十六年度の見通しについてお伺いしたい。
○和田静夫君 林野庁、明日林政審議会が開かれますね。そこで国有林野の運営などについて抜本的な改善策を諮問をする、こねいうふうに報ぜられているわけですが、そこでかねて懸案の行政と経営の分離の問題を持ち出すことになっているといわれています。これに対して全林野の労働組合の側は、首切りに...全文を見る
○和田静夫君 何とかそのようなことのないようなことを強く私どもとしては期待をしておきます。ともあれ、いろいろ合理化を通じて全林野の労働者の首が飛ぶというようなばかげたことにならないように、その点注文を強くつけておきます。  そこで、国有林野事業の現状からいって、先ほど言われたよ...全文を見る
09月30日第66回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
議事録を見る
○和田静夫君 きょうは幾つかの問題がありますが、いま説明を受けた問題からまず入りたいと思います。  日銀が、八月二十六日に五億七千万ドル、翌二十七日には十二億ドルというようなドル売りのいわゆる直撃を浴びて、ついに変動相場制に移行をしたわけですが、この二十六日の五億七千万ドル、二...全文を見る
○和田静夫君 きのう「輸出前受証明書の検査結果」という資料をいただきましたが、ここには特にドル売りを行なった外為銀行がABCDの符号で示されているわけです。この一億ドル以上、あるいは一億ドル程度売っているBCD——ちょっと、資料をくれたのがきのうの九時ごろですから、ほとんど徹夜で...全文を見る
○和田静夫君 これは私は、話し合いがありますから、どれがどうだと、そういうことは言っていないので、私のいま言ったことは私の調査では間違いない。そんなことをお隠しになってもだめなんですよ。大蔵省が検査に入った銀行が、おそらく一番上の段階が私は東京だと思うが、東京銀行、東海銀行、住友...全文を見る
○和田静夫君 それでは、通産省見えてますね。
○和田静夫君 あなたのほうは商工委員会か何かに資料を出されたんでしょう。なぜここでは言えないのですか。私が言っておる三井物産、丸紅飯田、これは私が調査しましたから間違いありません。あと二社……。
○和田静夫君 約束はしておりますよね。
○和田静夫君 時間をとってもあれですから、それはあとで明らかにしましょう。  そこで、八月二十六日の午後、日銀の井上理事が第一銀行を訪れていますね。いつもなら外国部を呼びつけて伝言するところなのに、御丁寧にも足を運んで村本副頭取にドル売りをすすめております。これは大蔵省の指示に...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、井上理事が第一銀行に足を運んだことを知らない、何のためにわざわざ足を運んだか、いつも呼びつけて言うのにそのときだけは足を運んだ、その理由についても知らない、こう抗弁をされますか。
○和田静夫君 日銀の井上理事は第一銀行に対して、確かにフローティングに入るとは言っていません。しかし、ドル売りをすすめたことだけは確かです。したがって、委員長、大蔵省が何も知らないと言い張るわけですから、日銀の井上理事と第一銀行の村本副頭取をここに呼んでもらいたい。
○和田静夫君 私は、おとといの本委員会で、アメリカの金兌換停止声明以降変動相場制採用までの間、何月何日にどの銀行が幾ら、どの商社が幾らドル売りがあったかを示す資料を提出をしてくださるよう要求いたしました。そうして、確かに御希望に沿うように努力するとの政務次官からの御返答をいただき...全文を見る
○和田静夫君 全く、どうしてそういううそばっかり言うのですかね。昨日私は、B行a店に関する限りは二十七日付の総計をもらったんです。それは、大蔵省ではじくときに二十七日付の日付のあるやつはそれしかないと言われるから。そういうでたらめ言ったって、通用しませんよ。B行a店に関する限り私...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、それは日付が入っていますね、全部。
○和田静夫君 これは、さあ大蔵省、日付が入っているということになったら、あなたはきのうの夜九時まで私をだましたことになる、大蔵省は。
○和田静夫君 いま、すべて日付が入っている、こう言われた。そして、入っていることが私は正しいと思う、いまからそれを立証するのだけれども。私は物を持っているんですから。物を持たずに言っているんじゃない、ちゃんと物を持って言っている。日付が入らないんなんてばかなことが通用するはずがな...全文を見る
○和田静夫君 どうして、それじゃそういうふうに答弁が変わるのですか。日付は全部入っているのでしょう。昨日午後九時までかかって、あなた、たいへんぼくはおこりますよ。徹夜ですよ、おかげさまで。何で日付が入ってないとうそを言うのです。しかも、そう言っておきながら、私がいま現物を示すと、...全文を見る
○和田静夫君 どっちみち五日に委員会がきまりましたから、時間の関係もありますからその程度にしておきますが、態度を改めてもらわなければ困る。それだけ言っておきます。そして、昨日来、大蔵省と私が何べんか接触をしながら、大蔵省の事務当局が述べてきたいわゆる日付問題。したがって、私はこう...全文を見る
○和田静夫君 輸出前受証明書の検査結果、そして私がいただいたこれは全体としてまやかしであります。なぜならば、A行のa店、B行のa店、b店、C行のa、b、c店などという形で分けて出してくるのならば、それじゃB行の。店、B行のd店、B行のe店、B行のf店はどうなりますか。したがって、...全文を見る
○和田静夫君 検査を続行されているというようなきょう冒頭のあなたの御説明でした。だから、続行されているわけですから。それじゃ、日曜日までやるとは思いませんから、じゃあこうしましょう。五日ですから、きのうみたいに延ばされて、またあなた方みたいに私、専門家じゃないですからたいへんなん...全文を見る
○和田静夫君 この問題の最後にしておきますが、C行a店の一億四千六百十三万九千ドル、この部分についてちょっと尋ねておきますが、これはアメリカのGMからいす寸に対して合弁会社をつくるために多くのドルがきていた、それがこの機会に私はたいへん巧みに売りに出たと見ます。このことだけちょっ...全文を見る
○和田静夫君 日本勧業銀行神田支店の九千万円不正融資事件にまつわる銀行の事件について、富士銀行以来のものを若干この機会に追いますが、まず勧業銀行神田支店の九千万事件の概要について。
○和田静夫君 例の富士銀行事件と同じく、やはり外為の操作であったために発覚がおくれたと、こう言われておるわけです。この黒石の場合、手口は菅沼の場合と同じだったのですか、もし同じだったとすれば、前車のわだちを踏んだ勧銀あるいはそれを指導しておる大蔵省はたいへんお粗末だったということ...全文を見る
○和田静夫君 警察庁にお尋ねいたしますが、松本忠夫勧銀常務は、この事件が外部に漏れる七月の段階で、問題の行員はいまのところ金を横領していた事実はなかったようで、両者との不正の結びつきもないと信じている、不正融資というには本人にも気の毒な気もするので、もう少し事実を調べた上で告訴す...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省にお尋ねしますが、愛知医科大学の新設について政治家の名前があがったりいろいろあるんですが、それはいまのところ触れませんが、この建設資金として勧銀の名古屋桜通り支店は約二十億円、これは一説によれば岸信介さんが融資の仲介をとったといわれております。これを私は追って...全文を見る
○和田静夫君 これは私の調査では、鹿島建設、丸善、それから香流病院——現在は名古屋十仁病院と改称しております。これの偽装分離融資という形になっております。そうして、その責任を問われた当時の勧銀の桜通り支店長はその後左遷をされています。これは報告としてあがってきていないはずがないし...全文を見る
○和田静夫君 それじゃお調べ願えますか。
○和田静夫君 次に、住友銀行佐賀支店の閉鎖が一度きまって、それが取りやめになったまでのいきさつについて。
○和田静夫君 大蔵省いま言われたとおり、昭和四十四年十二月十五日付で「当面の金融機関の店舗行政について」という通達を各財務局長あてに出されています。この住友銀行佐賀支店の所沢への配置転換は、大蔵省の店舗行政にそもそも反したものだったんですか、結果的には。
○和田静夫君 これは、当時の官房長官、いまの自由民主党の幹事長保利さんがかんでいらっしゃることですから、ちょっとくどいようですが明らかにしておいたほうが向後のためでもあろうかと思いますから、あれですが、この通達には「配置転換」ということで、いま言われたように、「廃止店舗は、地元住...全文を見る
○和田静夫君 次官、いまの質問に対して次官の立場ではどう考えておりますか。
○和田静夫君 昭和三十六年から三十七年にかけて住友銀行の山口防府支店で女子店員が株に手を出して失敗をして三千万円の穴をあけた事件が起こっていますが、大蔵省は御存じですか。
○和田静夫君 この女性は、三十七年四月に退職金をもらってやめています。これはどうしたことですか。
○和田静夫君 これは五日に調べて御答弁願いますが、私の調査では、自首されて初めてわかった。自首されてなかったならば三千万円抜き取ってもわからないほど銀行の内部というのはルーズなのかということが実は問題なんです。いろいろ銀行の事件を手がけてみて——手がけてと言っては警察庁におこられ...全文を見る
○和田静夫君 沖繩の返還に伴って現金輸送の問題が大きな問題になっているようですが、現金輸送車に警察官が乗って護送をするという場合がありますか。
○和田静夫君 ただ、その過程で地方公務員法違反というような形のものが起こらないように——当然起こっていないと思いますがね、起こらないように、この機会にこれは御注文だけ申し上げておきます。  信用金庫法第一条には「この法律は、国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資す...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、金融制度調査会が中小企業金融制度のあり方についての答申を出す際に、信用金庫制度の存廃さえ議論した末に、「株式会社組織の専門機関または中小企業銀行の融資は、中小企業のうちでも大きいものおよび中堅企業に片寄るおそれがある。」「中位以下の中小企業や小規模零細...全文を見る
○和田静夫君 局長、九月二十二日にこれ認可されていませんか。
○和田静夫君 私が述べました意見を十分に今後の運用の中でしんしゃくをしてもらいたいという意味で、時間もなくなってきましたから深追いをしませんが、信用金庫は融資集中のいわゆる機構にならないということでやってきたはずです。で、今度の措置というのは、業界みずからが進んで融資集中機構にな...全文を見る
○和田静夫君 私がこれを質問しているのは、後ほど具体的な合併問題、たいへん大蔵省が強圧的——大蔵省というか、出先の弾圧的な合併問題を取り扱うときの前提で述べているわけです。私はこういう疑問も実は持ったのです。それではその全信連に対してほんとうに借り手がありますかと言いたくなるわけ...全文を見る
○和田静夫君 それで合併問題に入るのですが、ちょっと警察庁に聞いておいてもらいたいことがありますから、ちょっと合併問題を飛ばしまして、二、三この間から資料をもらった問題でお聞きします。  まず「相互信金と明治信金の合併経緯」、いま資料をいただきましたが、その相互信用金庫と合併し...全文を見る
○和田静夫君 そういう意味では、私の言っているのは、背任の疑いがあるのじゃないかと言われている問題等については、どのように判断をされているんですか。
○和田静夫君 架空名義預金の自粛を大蔵省は再三にわたって各金融機関の団体に申し合わせをさせている。信用金庫協会でも、四十四年七月十九日付で、各信用金庫理事長に通達をしていました。この架空名義預金についての大蔵省の考え方というのは、どういう考え方ですか。
○和田静夫君 国税庁の意見を同時にこれについて伺っておきたいんですが。
○和田静夫君 ちょっとこれ、もう少し続けますがね、都内の東邦信用金庫で架空名義預金が紛失した問題が起きておりますね。これは大蔵省、御存じですか。
○和田静夫君 これは調査をしてください。  私は、そういう問題との関係で、東京地裁に訴訟が起こって係争中のいわゆる証人の実際の証言をここに持っています。たいへん時間がなくなってきましたから、それらについていまたくさんのことを申し上げようと思いませんが、全部手に入れてきたんですが...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと蛇足的ですがね、東邦信金の幹部は、同信金と当時の銀行局長の澄田——後の事務次官、この間おやめになりました——特別の関係があるから、こういった事件が起きても問題ないとうそぶいてるんだということをこの証人は言っているわけです。そんなことはあると思いませんが、荻窪...全文を見る
○和田静夫君 それで、東邦信金の架空名義預金の実情について、ちょっと報告を、後ほど私に資料としていただけますか。さらに、これは国税庁になるかと思うんですが、ひとつ日本国じゅうの金融機関の架空名義預金の実態を報告をしてもらいたいのですが、これはどちらですか、大蔵省ですか。
○和田静夫君 そうすると、調べてくれといっても、これは大蔵省のほうが調べてくれるわけですか。いま絶滅を期して大蔵省の側が努力をされているわけですね。そうすれば、絶滅を期するのですから、実態がわかる。
○和田静夫君 わかりました。それじゃそれを求めておきます。  それから、西武信用金庫のその後の指導はどのように進められているわけですか。
○和田静夫君 私は、西武信用金庫の理事長小原喜代八さんが経営者姿勢を正すことなく、昨年の十月にあった大蔵省関東財務局の検査で指摘をされました不良融資企業、吉澤株式会社、ホトトギス株式会社、塩川喜信、日本企興株式会社、東京コンドル関係企業の中で——これは大蔵省が指摘していますよね、...全文を見る
○和田静夫君 日本企興への三月の融資について、東京地検の特捜部も背任容疑で内偵中と言われていますが、そういうふうに仄聞しますが、この日本企興の本年三月融資というのは、先ほども指摘したとおり、小原理事長の背任行為ではないかということが盛んにわれわれしろうとにも問い合わされます。こう...全文を見る
○和田静夫君 そこで、先に戻りますが、この信用金庫の合併について大蔵省の基本的態度をお聞きするのは、時間がなくなってきましたから質問を幾つかまとめてやりますが、大蔵省が信用金庫の合併を進めるにあたっては、その前提に適正規模論とかあるいは資金コスト論とかがあるようであります。私自身...全文を見る
○和田静夫君 そこで、こういう例があるわけです。北海道の資料をいただきました。あの渡島信用金庫と長万部の信用金庫、また長万部と北海信用金庫、この合併をめぐりまして幾つかのことが行なわれておるのであります。その一つは、それぞれの信用金庫の意思というものよりも先行をして、あすこにいら...全文を見る
○和田静夫君 まあ銀行局長そう言われますが、上月局長の署名入りの発表が四十五年の八月一日の北海道新聞、朝日新聞、八月二日の日経、八月六日の北海、朝日、日経、八月十日の北海タイムス、八月十二日の道新、八月二十四日の道新、などという形でずっと出てるわけです。で、信金合併問題をめぐって...全文を見る
○和田静夫君 たとえば四十五年の七月二十五日に、財務局長、理財部長、金融課長同席のところで、北信協の会長あるいは川島常務などから、たとえば渡島の理事長に対して、あなたならやれる、相手は雇われマダムだと、——相手はおそらく長万部の理事長をさすのでしょう。で、これをやったならば北海道...全文を見る
○和田静夫君 京都中央信用金庫と西京都信用金庫の合併問題で、これも資料いただきました。ここで私は問題にしたいのは、合併は常に、働く従業員に犠牲が押しつけられることなく、十分に尊重されるということは、国会の附帯決議にもあるわけですから、これは大蔵省確認できますですね。
○和田静夫君 いいえ、従業員に犠牲が押しつけられることなく、従業員の意見というものは十分に尊重されるということが国会の決議にありました。これは確認をされていますね。
○和田静夫君 そこで、この京都中央信用金庫に合併された西京都信用金庫の職員が、合併後において全員を吸収するという原則を無視して首を切られた事実があります。これは御存じになっていますか。
○和田静夫君 ともあれ、やめさせられた西京都信用金庫もとの職員が労働基準局と近畿財務局に抗議を申し込んでおります。大蔵省として何らかの行政指導するおつもりありますか。
○和田静夫君 ともあれ、抗議の関係が起きていますから、この上は調査の上に適当な指導をやっていただきたいと思いますが……。
○和田静夫君 最後にグリーンパーク、いわゆる米軍施設の払い下げ問題で、時間がなくなりましたから簡単に質問をいたしますが、この米軍の施設としての武蔵野市のグリーンパーク、これは日米合同委員会の結論として返ってまいりますね、施設庁。
○和田静夫君 これは防衛施設庁、確認してもらいたいと思うんですが、いいですか、これは。
○和田静夫君 そこで、返ってはくる、ところが全体約四万坪ぐらいの中で国に返ってくるのはわずかであって、そのほとんどが益谷秀次さんを理事長とするところの日本文化住宅協会のものである、そしてそれとの関係におけるところの法廷上の争いは大蔵省側の負けと出たというのは、ほんとうですか。
○和田静夫君 そこで、日本文化住宅協会でありますが、これは建設省にお聞きをしますが、大蔵省、建設省の外郭団体といわれておるわけですが、これには建設省から出資金なり補助金なりというのを過去においてお出しになったことがありますか。
○和田静夫君 大蔵省のほうはいかがでございますか。
○和田静夫君 この日本文化住宅協会の役員名の主たるところを述べてください。
○和田静夫君 最高顧問はわかりませんか。
○和田静夫君 私はここに、財団法人日本文化住宅協会寄付行為、建設省が認可をしているものを持っているが、最高顧問が江戸英雄、大平正芳、山際正道、そしていま述べられたような理事長、専務理事、常務理事、そういうのが載っています。持っていますからこれは間違いありませんが、そこで、この裁判...全文を見る
○和田静夫君 そこで、国が負けてから代金は入ったわけですか。
○和田静夫君 その七千九百六十八万三千百四十三円、これを単価に直すと幾らになりますか。
○和田静夫君 とにかく、四十四年の十二月十八日、実態的には先ほどのような役員の方々で構成されている日本文化住宅協会が——いまそこは二十万でも入れません。私はその隣接地に住んでいるわけですが、私の家のすぐ前です。こういう状態で、まだ坪二百円内外で手に入る。しかも、地図が示すように、...全文を見る
○和田静夫君 とにかく役員は、政治家の名前だけをあげましたけれども、実は上村健太郎さんなどという、言ってみれば調達庁長官、総理府総務副長官、日本道路公団副総裁、日本道路公団総裁が理事になっていらっしゃるし、山際正道さん、日銀総裁、輸銀総裁、こういう方もいらっしゃるし、まさに国民生...全文を見る
10月05日第66回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
議事録を見る
○和田静夫君 まず冒頭に伺いますが、いま大蔵大臣出席は御協議願って御努力願っているところですけれども、国際金融局長がきょうの委員会に何のわれわれの了解もとらず出てこられないということは納得できません。国際金融局長のまず出席を求めます。
○和田静夫君 そんなに簡単にすぐ呼べるものを、質問通告をしてあるのに何のあれもせずに出してこないという大蔵省の決算委員会軽視の態度というのはどういうことなんですか。これは次官から言って明らかにしてもらいたい。
○和田静夫君 まず井上理事にお尋ねをいたしますが、実はあなたの留守中に、変動相場制採用の際に日銀から情報漏れがあった、それが多量のドル売りを誘発したということが問題になりました。これはある調査に基づいて本委員会で私がそのことを問題にしたのであります。実は、この疑惑というのはいまや...全文を見る
○和田静夫君 それは当然大蔵省と相談をされて御協力をされることになろうと思います。  私は、きょうの質問の中でも触れますが、銀行の固有名詞をあげて、この銀行は何月何日に、たとえば二十六日にこれだけの売り、あるいは二十七日にこれだけの売りなどということは、その前段の部分については...全文を見る
○和田静夫君 承認を得るという前提に立っても、はじけばそういう結果というものが出る、計算上は。そういう筋合いのものですね。
○和田静夫君 おわかりになっている。  そこで大蔵省に、局長まだ見えませんが、林さん前と同じような繰り返しでは困るので、出るわけです。しかも、この前私は他の大蔵委員会などの議事録を十分に読んでいませんでしたから、あの程度の答弁でがまんしておきましたが、昨晩ずっとみんな読んでみま...全文を見る
○和田静夫君 これは九月二日に桧垣徳太郎君の質問に対して水田大蔵大臣が答えている。おそらく、与党質問でありますから、われわれ野党に答えるときよりも警戒心がそういう意味では足りなかったから、ざっくばらんに正直に言われた、こういうことになるのかもしれませんが、行政指導的な立ち入りでご...全文を見る
○和田静夫君 あなた自分で解釈してもらっては困るのですよ。大蔵大臣がちゃんと答えているのですから、役人の頭の中でいろいろと考えて言うのでなくして、大蔵大臣が答えているとおりのことに基づいて資料を出しなさい、そういう要求なんです。そのことは大蔵大臣と相談されて、後に大蔵大臣お見えに...全文を見る
○和田静夫君 井上理事にお尋ねいたしますが、あなたは八月二十六日の夕方から二十七日にかけて外為銀行七行の外為担当者に対して電話をしたり来てもらったり出向いたりして何らかのインフォメーションを与えたことを、これはまあすでに過去記者会見でお認めになっておりますが、その七つの銀行の名前...全文を見る
○和田静夫君 東京、三菱、富士、第一、住友、三和、三井ですね。
○和田静夫君 そこで、まあインフォメーションのことや情報のことをさっきから、いろいろ私質問から言えるわけですけれども、そのとき、二十七日、八日ごろに——まあ当初は二十八日だと予定されておったのが一日繰り上がった二十七日の午後八時ごろになったようだけれども、二十七日、二十八日ごろに...全文を見る
○和田静夫君 先ほど来、大蔵省と慎重に相談をしなければ一切の数字なり資料なりをお出しにならないですね。いわゆる日銀と大蔵省との関係というものはそういう関係だということをいま問わず語らずに井上さんは正直にすべてを申されました。私はそうだと思うんです。そこで、変動相場制に入るだろうと...全文を見る
○和田静夫君 先ほど大蔵大臣の答弁を読みましたとおり、月末になればという期待がありました。さっき読んだとおりです。したがって、あなたは変動相場制に移行をするという方向についてはまあ大体知っていた。その日時については知らなかった。しかし、日時についてまでじゃあ日銀と全然相談せずにや...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、いまの質問、答弁に対して、どうお答えになりますか。
○和田静夫君 とおりでございますって簡単に言ったが、ほんとうにとおりですか。日銀とは何の相談もしなかった、そう言い切れますか、それじゃ。
○和田静夫君 こういう答弁になってきますと、大蔵大臣がこの席に出てきてもらわないと進みませんので、大蔵大臣の出席を求めます。
○和田静夫君 大臣、到着早々恐縮ですが、けさから話題になって、どうしてもいま大臣に出てもらわなければならなくなったのは、実は変動相場制に入ることを日銀、大蔵当局が知っていたか知っていなかったかということの問題から、その方向については知っておった、ただその問題は、それが二十七日、二...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ大蔵大臣にお聞きいたしますが、二十一日の土曜日、二十二日の日曜日、大蔵省の第一公邸にお集まりになったメンバーはどういうメンバーですか。
○和田静夫君 そこで、集まった話の内容はそれではなかったと前段で述べられていますが、私たちはそう見ていない。ここで細見さんや大蔵の重鎮たちを含んでこういう三つのことがきめられた。したがって、大臣の答弁は、ちょっと私、はぐらかしているという結論になるのですよ。それは、変動相場制に入...全文を見る
○和田静夫君 しかし、大蔵大臣、予算の問題などを協議をされたというのならば、主税局長だとかあるいは銀行局長だとかというようなこと先ほど述べられませんでしたよね。
○和田静夫君 それじゃ日銀に伺いますが、この二十一、二十二の大蔵省の会議を受けて、二十三日、二十四日、日銀の氷川寮にお集まりになったメンバーはどういうメンバーですか。
○和田静夫君 二十三日、二十四日に日銀の氷川寮にお集まりになっています。
○和田静夫君 それが全体の会議の中であったか、その中の分科会的な会議であったかということは、持ち方によってどうにでもなるわけですからあれですが、ともあれ、水田大蔵大臣は、衆参の大蔵委員会を通じて、日銀と十分に相談をしてきめています、こういう趣旨の発言を、けさ来何回か読み上げたので...全文を見る
○和田静夫君 そこで、いま述べられたように、日銀総裁と相談をされた。そこで、井上理事にちょっと戻りますが、そうすると、私は杞憂をして申し上げましたが、井上さんだけが言ってみればつんぼさじきに置かれて、このことを総裁との関係では知らなかった。あなたが二十七、八日ごろ入るということに...全文を見る
○和田静夫君 二十七日の段階では、もちろんいま言われたとおり、井上さん御存じになっていたと、こういうことになりますが、言ってみれば、九月一日の水田大蔵大臣の答弁を先ほど読みましたですね、けさ。月末ごろには断を下す、こういうような状況にあったということは御存じになっておった、それは...全文を見る
○和田静夫君 たとえば、ヨーロッパ市場がすべて閉じているときに、わが国だけが開いておった。それをあなたほどのプロが無制限に開かれ続けるなんてお思いになるはずはないでしょう。したがって、水田大蔵大臣の九月一日の大蔵委員会の答弁は、私は正直だと思う。月末になれば断を下さなければならな...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ大蔵大臣聞きますが、大蔵大臣は前からいろいろ検討した線でという前提を置かれておる。そして、そこらで断を下すのがいいという判断のもとにやった。よって、前からいろいろ検討をした線なんですが、検討がなかったということじゃない。二十七日の段階になって、大蔵大臣の頭の...全文を見る
○和田静夫君 前から大蔵大臣は検討をされていた。そしてその検討の中には、関係者の意見などというものも十分にくみ取る御検討をなされてきた。そういう中には、日銀総裁のことも私は頭の中に浮かぶし、あるいは井上理事のことも頭に浮かぶ。そういう状態というのは自然でしょう、井上さん。国民が、...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ、大臣の御時間もありますから、時間尊重いたしますからあれですが、常識で通らないようなことの答弁にはならないので、大蔵大臣、前々からいろいろ検討されてきたということをお認めになった。そこで、前々から検討されてきた中には、当然総理との関係もありましょう。閣内との...全文を見る
○和田静夫君 しかし、変動相場制に移るということは、これは井上理事はちゃんと理解をして御存じになっておったというのは、これはけさからの答弁の中に明らかでありますから、もういいです。  それから、大体大蔵大臣が述べられたように、いろいろの検討の線というものを進められてきて結論づけ...全文を見る
○和田静夫君 これは、いわゆる架空のものという疑いをお持ちになった、その報告を受けられた、こういうことを意味しますか。
○和田静夫君 そこで、九月一日以降外貨で受け取った輸出前受金を円にかえることについては、これは大蔵省の認可が要ることになったそうですね。これは間違いありませんね。
○和田静夫君 これを、しろうとの考えからいったら、なぜもっと早くやらなかったのか。
○和田静夫君 その答弁についてもう少し……。私はそこですよ、大蔵省側の反省がなければいかぬ。そうして、大蔵大臣に対してたいへん不満なのは、この重要な時期にこういう問題を事務ベースの問題としてまかせてしまっておったということ、この辺にやっぱり大きな問題がある。これは局長とあと二、三...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと私のポイントをはずれているのですが、特別引き出し権といういわゆるSDRというものを中心にお考えになった金なら金の裏づけのないところの第三通貨などというようなところにまでお考えがいっているということではないのですか、いまの答弁。簡単に言えば。
○和田静夫君 大蔵大臣は、以前、多国間調整による解決のみを強調されていました。ところが、IMF総会から帰国後大蔵大臣が語られたことをいろいろ読んだり聞いたりしてみますと、日米間の話し合いがあり得るという言い方にいまなっていますね。そこで、何か事情の変化があったのですか。
○和田静夫君 そこで、そうすると、たとえば、日本がまあ損をしないというような見通しがついた場合に、大胆に日米の話し合いに入っていって、ある言い方をすれば、軌道に乗ったとさえ皆さんの中で言っている方もいらっしゃるわけですから、円の切り上げは近づいた、こういうふうに大蔵大臣の実は述べ...全文を見る
○和田静夫君 この辺は、実はもっと深くお聞きをしたいところですが、どうしても時間がないようですから、一応譲るところは譲っておかないと、将来のこともありますから……。  たいへんあれですが、あと一問だけやりますが、その前に、コナリー財務長官とお会いになったのですね。
○和田静夫君 そこで、いま国民の最大の関心というのは、ニクソン大統領が日本への防衛分担金の肩がわりを交渉中であるとたびたび述べています。ところが、私たちを含んで国民全体は、その日本への防衛分担金の肩がわりの交渉がどこでだれとだれがやっているのかということは一向にわからぬわけです。...全文を見る
○和田静夫君 防衛分担金の肩がわりの交渉がきていないというが、これは担当はどこでしょうか。大臣席をはずされるのでしょうが、国際金融局長が残っておれば、これから話を突っ込んでいけばこのやりとりはできますか。
○和田静夫君 それじゃ最後にします。この辺、非常にいまの答弁私は疑問です。たいへん苦しい答弁で、何か正直じゃないことはよくわかります。正直じゃないことだけわかります。コナリー氏との話し合いの中で、たとえば、日本本土における米軍の滞在費用が六億五千万ドルにのぼることをコナリー氏は明...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣がやっぱりいま言われたとおり会って、責任者なんですね。そうすると、国民は、これらの中からまた使いものにもならなくなったような古い兵器を購入をさせられるのではないだろうかというような、端的にそういった疑惑なんかを持っているわけですから、私は、早い機会に、ほんと...全文を見る
○和田静夫君 それじゃどうぞ。  それで、たいへんお待たせしましたが、井上理事に入ります。そこで、先ほど来ちょっと大臣のところで間があきましたが、あなたがいわゆる二十六日、二十七日に出したインフォメーションの内容ですね、これは一体どんなものであったのか。
○和田静夫君 とにかく、そこのところがたいへん重要なところですが、二十三日、二十四日の日銀永川寮におけるところの、言ってみれば、一定の話し合い、それらの中で出ている問題もありますが、ともあれ、いま時間の関係もありますから、あれしますが、変動相場制に結果的には入ったんですから、その...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、なぜ出向かれたんです。
○和田静夫君 どんなに言われても、そんな一般的な内容なら、私たちはこういうふうに思います。たとえば、この前からの大蔵委員会その他の答弁でも明らかになっていますが、いわゆる十八日に二億八千万ドル動いた、そういうかっこうがありましたね。そして、十九日に五億ドル以上の売りがあった。こう...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、わざわざ出向かれたのは、どことどこです。
○和田静夫君 そこで、富士、三和と順次お会いになった方々を教えてください。
○和田静夫君 もう一ぺんくどいようですが、なぜこのいま言われた銀行だけ出向かれたのですか。
○和田静夫君 そういうことを言われても、私たちの目から見ると、あなたが出向かれたそれらの銀行にドル売りが多いですね。二十六、七日にかけて多いですね。その事実はどう弁明されるわけですか。まあ、あなたがあわてて頭を下げて歩けば、ははあん、いよいよ何かあると、変動相場制なら変動相場制が...全文を見る
○和田静夫君 しかし、結果的には切迫していたんです、そうでしょう、切迫していた。そうして、だれしもがそういうふうに読む時期、外国担当の、言ってみれば、プロならば、そのプロの総元締めであるプロ中のプロであるあなたが、まさに切迫していなかった、切迫感を持っていなかったなんて言ったって...全文を見る
○和田静夫君 とにかく売りが多い。バランスの問題は後ほど述べます。  あなたは一体だれの指示によってその行動をとられましたか。
○和田静夫君 新聞でも、記者会見で、あなたは一存でと言われております。独自な判断と言われております。しかしながら、これくらいのこと——かなり重要なことですが、時期の判断の問題を含んで、一存でできることですか。
○和田静夫君 われわれは一存でできるなどの筋合いのものであるとは思いません。あなたの常識とわれわれの常識はずいぶん違うような気がさっきからしでいるのですがね、二つのこの問題を含んで。おそらく協議をされずにやるということはないでしょう。総裁も知らぬ、あるいはだれも知らぬ、同僚理事も...全文を見る
○和田静夫君 それは、大体のことはまかされているでしょう。そういうことはあり得るでしょう。しかしながら、やはりこの時期に回って歩く、いわゆるあなたが言う一般的なことでですよ、一般的なことで回って歩くなどというようなことは、ちょっと考えられないじゃないですか。そうだと言えばそれまで...全文を見る
○和田静夫君 この日は、全然行く先を告げられずに出たですね、二十六日は三行回ってきます、二十七日は数行回ってきますと。
○和田静夫君 まあその辺は、名前をあげてもいいですけれども、小島秘書役は、この日に限っては何も知らなかったと、こう言っているわけですから。あなたは二、三行回ってくると言って出ていった。問題は、日銀にあるところのほかの運転計画というのは、全部日程表があるのです。ところが、あなた方だ...全文を見る
○和田静夫君 とにかく、あなた方の行動というのはもっと明朗でなければならぬ。個人の利益で何も歩いているとは言いませんよ、言いませんけれども、それは往々にしてないこともないだろう。将来にわたって出てきたら、あなたのいまの答弁、たいへんなことになるのですよ。それであなた、みんなりっぱ...全文を見る
○和田静夫君 ここは、私は単に反省して済むものかどうかというのは、大臣時間がなかったからあれですけれども、十分にこれは考えなければならないところだと思う、今後の措置としては。私が提言をしておることが、しろうとですからそのまま当てはまるかどうかは別として、十分にこれからの中では判断...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、これはいわゆる罰則をかけると、こういうことになりますね、はっきりした場合。
○和田静夫君 ちょっと、一番最後聞こえなかったのですが、一番結論……。
○和田静夫君 そこで、さっき、池田さんじゃありませんが、うそは申しませんという名答弁があったまま出られたのですが、局長、いまさっき私も申しましたとおり、日本の防衛分担金の肩がわりの交渉は、ニクソンはあんなことを言っているけれども、どこにもまだ連絡されてない、こういうような大臣のお...全文を見る
○和田静夫君 それで、いわゆるそういうような関係の交渉が行なわれてきだしたときには、先ほど私が申しましたような形のいわゆる疑いといいますか、疑問といいますかを多くの国民が持っているわけですから、交渉の内容については、できるだけ早い機会に、ニクソンがもう何べんも何べんも言っているわ...全文を見る
10月14日第66回国会 参議院 社会労働委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○和田静夫君 たいへん時間が制約をされておりますので、私どもは協力をする意味で端的に尋ねます。端的に答えていただきたいと思うのです。  まず第一は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十条の一項で「事業者は、その産業廃棄物を自ら処理しなければならない。」となっているわけですが、二...全文を見る
○和田静夫君 いま言われたとおり、原則的には産業廃棄物の処理は事業者の責任において処理をされている、にもかかわらずその処理が十分ではなくて公害などを惹起することがあるわけですね。そういう場合に、市町村、自治体がみずからそれを処理したいと考えても、考えるだけではそうなるわけではない...全文を見る
○和田静夫君 期待をされていても、かりに市町村が産業廃棄物処理施設をつくることになる、その費用負担についてどうされますか。
○和田静夫君 事業者が負担しないといった場合、どうしますか。
○和田静夫君 通産省にもお尋ねしますが、いまの答弁との関係でどういう罰則をどういう形で適用しますか。
○和田静夫君 これは通産省の側ですがね、いま適切な指導といわれましたが、これは強力な行政指導が伴いませんと、それはそう簡単には、条例がどうだとか罰則がどうだとかで解決していかないんですね。強力な行政指導をこの委員会を通じてお約束になりますか。
○和田静夫君 厚生省、少し時間をおいてあるんですがね、罰則の関係……。
○和田静夫君 十三条で、条例でもってきめましょう、それについて直接、罰則があるんですか。話をごまかして言ってもらっちゃ困る。
○和田静夫君 後段はわかっているんです。前段の強制徴収が可能であると思いますというのですがね、そこで強制徴収をどうして、だれにやらせますか。
○和田静夫君 通産省、いまのような形になるとします、たいへん疑問ですけれどもなるとします。そこで、あなたのほうは企業に対して、とにかく徴収に応じていく強い行政指導をされますね。
○和田静夫君 さらにもう一ぺん確認したいんですがね、旧法から新法への転換の趣旨ですね、廃棄物の処理及び清掃に関する法律制定の趣旨、これは前に内田厚生大臣とここでやったことがありますが、再度まず確認をしたいんですが、大臣にちょっと……。
○和田静夫君 一言でいえば時代の要請に応じて、廃棄物等の変遷に応じてこういうことになっておるんでしょう。とすれば、いま言われたことを含んで国の財政措置のしかたというものは、それなりに対応した変化があってしかるべきだと思うんです。ところが、この部面については原則が一体変わったものや...全文を見る
○和田静夫君 ほとんど変わっていないんですよ、いろいろ言われても。実際問題として、たとえばプラスチック、それから、ポリエチレンの増加とか、あるいは廃棄物の質の変化、量の増大、そういうものに対応したと言っていらっしゃるわけだ。ところが、財政措置の面では――大臣、よく聞いておいてもら...全文を見る
○和田静夫君 時間がないですから、いまのことを少し信用しておいて経過を見ますがね。清掃事業は市町村の固有事務である、このことは何度も確認をされ、直営原則も私と内田大臣との間で何回もこれは確認をいたしました。ところで自治省にお聞きをしますがね、各市町村にとってみれば新法になってこの...全文を見る
○和田静夫君 これはまあことしの財政措置は大きくいって大体終わったのだけれども、来年に向かって昭和二十九年、三十年当時の危機的な状態がいまの政府の姿勢ではくることは明らかですよね。したがって、こういう部分部分の問題をもっと前向きで解決を一つずつしていきませんとたいへんな状態になる...全文を見る
○和田静夫君 大臣、いまの自治省の答弁との関係で、大臣のお考えちょっと答弁してください。
○和田静夫君 そう期待をいたします。  そこで、政令三条の五号ですがね、この屎尿その他の海洋投棄はいまのところ許されておりますね、この海洋汚染防止法の動向にも将来よると思いますが、常識的に考えればおいおいこれは禁止をされると思います。またされなければならぬと思うのです。そうする...全文を見る
○和田静夫君 厚生省、去る五月二十九日に各方面の反対を押し切って、廃棄物公害のまあ元凶として昨年からいろいろ問題になっていました牛乳、乳酸菌飲料などのポリ容器を二十社、二十五品目についてはじめて正式承認をしたというのですね。その社名と品目名をあげてください。
○和田静夫君 そこでこのポリ容器は、言うまでもなく回収やあるいは洗びんに費やされる人件費を浮かすために考え出されたのでありますが、ワンウエー方式としてヤクルトが先鞭をつけて、そして、昨年から一部厚生省の承認を得て使用している。ところが、このポリ容器に対して地方自治体の清掃あるいは...全文を見る
○和田静夫君 たくさんの説明をされると時間がないんで、端的に私の質問に答えてもらいたいのですが、十分な処理能力を持つ場合以外は原則として認めない形で、昨年、四十五年の十二月に都道府県知事に通達を出された。それがわずか半年もたたないうちにひっくり返った理由は何なのか。
○和田静夫君 そういう答弁をされるならば聞きますが、今度認可された、先ほど言われた神戸ヤクルト、この会社は二月にプラスチック、ポリ容器など合成樹脂に手を焼いている現状の上に、さらに新工場がフル操業すると、このごみ公害に拍車をかけるおそれがある。しかも、ヤクルト側の申請では容器回収...全文を見る
○和田静夫君 それはうそなんですよ。神戸市の側は迷惑ですよ。操業ストップを命じているのは二月、ところがあなた方は先ほど言ったように五月二十九日。こういう状態というのはどうして起こるんですか。そして、これはいまあなたが言われるとおり、自治体側はしかたがないから念書をわざわざとって、...全文を見る
○和田静夫君 それはあなたのほうの、五月二十九日、そうですね、厚生省の側がそういう形で動くから、自治体の側は何といっても官公庁に弱いものだから、あとからしぶしぶ念書をとった、こういった形になる。こういうやり方は正当とお思いになりますか、大臣いかがですか。
○和田静夫君 その前に神戸市から差しつかえないということにはなっていない。さっきから私がるる申し上げておるように、なっていない。結果的に六月十一日になっておる。それで委員長から注意がありますから、この問題は決算委員会でやることにいたしますが、たいへん今度の認可については疑惑があり...全文を見る
○和田静夫君 これは常識的に考えて、処理能力という点から見たら大手が認可をされていくというのが常識だと思います、中小よりも処理能力があるでしょうから。そういうことになるでしょうけれども、これは慎重にやってもらいたいと思いますが、ここで一つだけ、時間の関係もありますけれどもお聞きし...全文を見る
○和田静夫君 森永乳業中央研究所の次長に厚生省の技官が就任をされるという予定はございませんでしょうね。
○和田静夫君 お聞きになっていないのならば、局長その辺のところはどうですか。
○和田静夫君 将来にわたってですよ。いままであると言っておるのじゃないのですよ。
○和田静夫君 注文をしておきますが、とにかく大手メーカーを認可をしていく方向というものが出てくるように、残念ながら思われます。その大手メーカーの中に、いま私が述べたような事実関係が起こらないように、大臣の側としては善処をしていただきたい。これを注文を申し上げておきます。  そこ...全文を見る
○和田静夫君 不十分だった場合の責任は厚生省としてどのようにおとりになりますか。
○和田静夫君 それじゃ最後にいたしますが、地方事務官制の廃止の問題についてたびたび私は取り上げてきたのですが、基本的に厚生省、労働省に対しては、ここまでくると非常な不信を持っています。答弁が三年間にわたって一向に守られないわけですから。したがって、きょうは行管の長官を呼んで、長官...全文を見る
○和田静夫君 いまのやつは資料を求めますから。いま申しましたとおり米軍基地の中に出ているそういう麻薬の関係におけるチェックのしかたですね、こういうものを一体どういう形でやろうとしていらっしゃるのか。これらについていま私は答弁を求めようと思いませんから、いま申し上げた幾つかについて...全文を見る
12月02日第67回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
議事録を見る
○和田静夫君 過ぐる十月の二十日、二十一日の両日、管理局長会議が国鉄で開かれているようですが、そこでは一体どういう論議がかわされましたか。
○和田静夫君 国鉄の総裁がまあ特に発言をされたと、何に重点を置いて発言されたか、ちょっと述べてもらいたい。
○和田静夫君 前回説明の文章になっている内容ではなくて、あなたが社会労働委員会などの討論経過を踏まえながら、今後不当労働行為はやらない、しかしながら純粋な生産性向上運動というのはやっていくんだと、こういうことを言明されているわけです。そこで、あなたのほうからは、不当労働行為を伴わ...全文を見る
○和田静夫君 いや、私の言っている趣旨は、生産性向上運動に不当労働行為が伴わないという、そういうような状態でマル生運動というものをやっていくことはできないか、こういうふうにあなたは述べていらっしゃいませんか。
○和田静夫君 私の調査結果によれば、各地方からお集まりになったところの管理局長の半数をこえる部分が、その生産性向上運動が歪曲をされたとかなんとかといったような言い方があったところで、結果的には不当労働行為を伴わずに現場において生産性向上運動を指導する、計画する、そういうようなこと...全文を見る
○和田静夫君 終日の会議を通じて、生産性向上運動の進め方というものについて、現場の局長たちはやっぱりたいへんな苦慮をした。そこでそれらの意見をあなた自身は集約をされながら、それでもなお今後マル生運動をお続けになる、そういうふうにお考えになっているわけですか。
○和田静夫君 私はこういうふうに実は類推をするのですが、たとえば、生産性コーナーあるいはさまざまなスローガンを掲げる、それから、例の能力開発課長の会議、これら自体は、総裁流にいえば純粋の生産性向上運動の一環である、こういうことになるかもしれません。しかし、これらでさえ御存じのとお...全文を見る
○和田静夫君 信念の披瀝はわかりましたが、問題は具体的なやり方、しかも、それは利用者、国民の目から見て、あるいは諸権利が基本的に保障されている働く労働者の目から見て、そのことが納得できるやり方でなかったら意味がないわけですね。私が提起をしているのは、常識的に納得のできるやり方とい...全文を見る
○和田静夫君 組合が四つある、五つある、十あると、いわゆるそういう、言ってみれば本流の組合以外の組合をつくっていくことに手をかした、結果的には。そしてそこがふえていくことに努力をしてきた。それがマル生運動の本質であったということは、今日もう明らかであって、その辺はまさに語るに落ち...全文を見る
○和田静夫君 そうだから、自発性を尊重されるのならば、その自発的なグループの運動ということにしておけばよろしいわけでしょう。昭和三十年から機関車労働組合が存在し、動力車労組になってきたという歴史はちゃんと私も知っています。しかし、それに向けても、言ってみれば、分裂の行為というもの...全文を見る
○和田静夫君 それは具体的にはすでに妥結をしましたか。
○和田静夫君 その収拾の段階に向かっている、それは組合との合意に基づくものである、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○和田静夫君 最後ですが、今後こういう問題を起こさないために、一体どういう措置が必要であるかということは、やはり非常な焦点です。私はこの機会に、何といっても現場で具体的にこういう問題を惹起した行為者、当局側のそういう行為者の処分が行なわれることが必要だと思う。それについては、国鉄...全文を見る
○和田静夫君 私も第三次の調査団で東京を歩きました。そうして私はそれぞれの駅長とも調査の責任者としていろいろなやりとりをしました。一番悪いのは、労働関係諸法は熟知をいたしております、しかし、その上でこういうことが起こりました。だんだんだんだん問い詰めていったら、たとえば、解決をし...全文を見る
○和田静夫君 時間があれなんですが、私の言っているのは、あなたが少なくとも国鉄の当局側の人事を管理する者として、時間がないから例は一例しかあげませんでしたが、あなたが頭を下げられておるところの不当労働行為は、現実現場の当局者によって行なわれたわけです。そしてそれが不当労働行為であ...全文を見る
12月16日第67回国会 参議院 決算委員会 第1号
議事録を見る
○和田静夫君 まず法務省に尋ねますが、検察官一体の原則とはどういうことでありますか。
○和田静夫君 私ここに瀧川幸辰さんの例の刑事法学辞典の抜粋を持っておるのですが、この「検察官一體の原則」の項の中に、「検察事務中とくに犯罪の捜査については、その性質上全國的に緊密な連絡を必要とすることが少くなく、また起訴便宜主義の下においては、起訴猶豫の標準を統一することが正義の...全文を見る
○和田静夫君 これは、問題の「住宅ニュース」やらあるいは「週刊実話」が出た事件については、刑事局長はよく御存じですか。
○和田静夫君 そうしますと、秋田地検が動かなかったということについては、何か合理的な理由がなければなりませんよね、私たちしろうとが考えた場合。どういうことが理由なんですか。
○和田静夫君 もちろんこの間秋田地方検察庁の協力を求めたものであると考えている、こういう御答弁ですね。したがって、きょうは実は、あなたではたいがい答弁に具体性がない、それは当然だろうと思いましたから、私のほうは秋田地検の検事正を参考人として要求しておったのです。しかし、理事会の中...全文を見る
○和田静夫君 このあとから選挙違反の立証をずっとしていくわけですが、たいへん幸いなことに、昨日の朝日新聞の秋田版が、秋田大学がやりました世論調査を出しています。この秋田大学の世論調査によりますと、前市長の敗北の原因の五三%は怪文書、こうなっています。五三%が怪文書ということでもっ...全文を見る
○和田静夫君 こういう状態ですから、この前の理事会の引き続きとして、次回に地検の検事正を呼んでもらうということをあらためて委員長に申し入れます。  そこで、私は現地に行って長い時間をかけてこれを調査いたしました。もちろん、地検の次席検事にもお会いしましたし、県警の要所の方々にも...全文を見る
○和田静夫君 このことについては、高松刑事局長は県警の斎藤刑事部長に鈴木一民社党議員がいま申し上げた公職選挙法百四十条違反の疑いでもって申し入れをしたことについて御存じでしょうか。
○和田静夫君 これは、いま申し上げた事実がある。そうしますと、辻刑事局長、いわゆる常識的に考えてみて、秋田地検が動かないということにならないんじゃないでしょうか、何の対応も示さないということにならないんじゃないですか。秋田選出の国会議員が正式にそういうふうに申し入れているものにつ...全文を見る
○和田静夫君 もう少し進んでみますが、このいま取り上げて御報告を受けていないと言われたエプロン部隊が使ったバスですね、だれがどのような形で借り入れたかももちろん御存じないということになりますね。
○和田静夫君 私の現地調査では、バスの借り入れ申し込み人は市政を刷新する会会長高橋清一さんとなっております。代金の決済も、市政を刷新する会で精算をしています。ただ、バスの指示は借り入れ人の高橋さんに聞いても不明であります。県庁の宮田総務部次長に聞いてくれということで、宮田さんの指...全文を見る
○和田静夫君 だから、その秋田地検が動いた建設部長らの贈収賄事件の告発者はだれですか。
○和田静夫君 そこで、いま言われました告発人の東海林広司さんですが、この人は自由民主党の市議会議員でありますが、ところで秋田の県警の選挙違反対策本部が解散をしたのはいつでしょうか。
○和田静夫君 実はこの辺で少し疑義が出るのですが、県警本部の斎藤刑事部長は新聞記者会見でたいへん多くのことをお話しになっていて——まあその記事の一切を持っていますが、二カ月前からこれを内偵をずっとしていた、こういう発言を秋田魁新聞の九月十三日号に出ている記者会見でやっていらっしゃ...全文を見る
○和田静夫君 実は私にも、県警本部でお会いしたときにも、そういうふうにお答えになりました。ところが、九月十二日の斎藤刑事部長の記者会見では、「川口市長以下一網打尽にします」、こういう記者会見なんです。十月十日、「ほんとうにやったら革新が損をした」、こういうことを述べられている。こ...全文を見る
○和田静夫君 誤りは誤りであったということですから、それは今後そういうことのないように気をつけてもらわなければなりませんけれども、翌日訂正して出されたということですけれども、それはこちらからこんなものじゃだめじゃないかと言って注意してやったからお出しになった。その辺のことはいきさ...全文を見る
○和田静夫君 交通問題でございますから、犯罪捜査規範百四条ございますね、この犯罪捜査規範百四条との関係で、実はこの事件、現場検証に被害者も加害者も全然立ち会っていない状態なんですが、これは担当外でしょうか——担当外ならば質問保留しておかなければなりませんが、そういうことはあり得る...全文を見る
○和田静夫君 関係者という中には、それじゃ一般的には被害者、加害者を含んでいないのですか。
○和田静夫君 これは、「立会を得て行い、その結果を実況見分調書に正確に記載しておかなければならない。」——義務規定ですね。
○和田静夫君 だから、立ち会わなくてもいいという、それくらいのあれを持ったものですか。
○和田静夫君 秋田県の副知事松橋藤吉さんが、県道舗装工事発注の謝礼として荻原派の選挙資金を業者に依頼をされた件で告発をされたようでありますが、事件の概要、辻刑事局長のほうでおわかりですか。
○和田静夫君 時間の関係もありますからあれですが、実は秋田県の指名委員会ですね、秋田県の指名委員会の実権が指名委員長である松橋氏に完全に握られているということについて御存じですか。
○和田静夫君 それじゃ、これは引き続いて次回にまた来ていただいて、秋田の具体的な問題については、無理なようですからその機会に譲ります。  ちょっとこれ申し上げておきますと、九月の二十六日に、建設協会の秋田支部長である中山久志氏が秋田地検の宗像検事に対して、日本舗道の茂木徳三郎氏...全文を見る
○和田静夫君 どうもありがとうございました。  次に、クレー射撃協会の土地の問題でお尋ねしたいと思います。  日本クレー射撃協会の土地問題についてお尋ねをいたしますが、去る九月二十八日の本委員会の私の質問に対する文部省体育局の答弁書によりますと、「所沢射撃場の約十四分の四にあ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、福永健司さんは、昭和四十五年十月十六日の朝日新聞によりますと、「「法的にもあれは完全にわたしのもの。地価が上がっているからとやかくいわれるが、失礼な話だ」と話が土地問題に及ぶとイヤな顔」をする、こういうふうな記事になって本人の談話が載っております。そこで、ま...全文を見る
○和田静夫君 登記関係は聞いていないです。登記関係はそういうことでしょう。おそらく法人格を持っていないから個人名義であった、大体私もその辺の理解です。  しかし、麻生さんの場合は、いわゆる日本クレー射撃協会会長としての麻生氏の職務、したがって福永さんの場合にはその上の肩書きを抜...全文を見る
○和田静夫君 これはいまのところ大臣、局長の答弁で、推測でもいいんですが、思われると、それでよろしいでしょうか。
○和田静夫君 より大臣の答弁のほうがはっきりしているのですが、違いがないのです。ここがたいへん重要なところで、私は福永さんのためにも実は重要なことだと思っているし、クレー射撃協会の再建のためにも重要だと思っていますし、はからずも、けさの七時のニュースを聞きましたら、二十日からこの...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、これ一ぺん見ておいてもらいましょうか、これ全部署名捺印してありますから。
○和田静夫君 したがって、福永健司さんの主張いろいろあるけれども、個人のものではない、そのことだけはっきりしておきたいと思います。  それで、この協会の再建というのは、何といっても経理の明確化から始めなければならないと思いますが、これは文部大臣いかがですか。
○和田静夫君 最初の答弁書に戻りますが、「クレー射撃関係者は協会の再建について努力中と聞いており土地問題についてはクレー射撃協会自体が責任をもって解決する旨埼玉県知事に申し出ていることも聞いており、」とありますが、協会の再建はいまもあれをしましたように経理の明確化から始まるとすれ...全文を見る
○理事(和田静夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。  昭和四十四年度決算外二件を議題とし、休憩前に引き続き質疑を行ないます。質疑のある方は御発言願います。
○理事(和田静夫君) 本日はこれにて散会いたします。    午後二時五分散会
12月17日第67回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○理事(和田静夫君) 午後一時三十分に再開することとし、休憩いたします。    午後零時四十五分休憩      —————・—————    午後一時三十五分開会   〔理事和田静夫君委員長席に着く〕
○理事(和田静夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。  昭和四十四年度決算外二件を議題とし、休憩前に引き続き質疑を行ないます。  質疑のある方は順次御発言願います。
12月22日第67回国会 参議院 決算委員会 第3号
議事録を見る
○和田静夫君 きょう、十月五日の決算委員会でのドルショック、九月二十八日、九月三十日、十月五日と展開をしましたドルショック問題から引き続いて、そこにしぼった質問を行ないたいと思いますが、まず、一ドル三百八円、一六・八八%、こういう大幅な円切り上げの評価をめぐってでありますが、円切...全文を見る
○和田静夫君 基礎的不均衡があるということが前提になって、そうしてこれらの操作が行なわれている。それがなければ、たとえばIMF協定に基づいてこちら側から申し出て、そうして切り上げなら切り上げというような作業に形式的に入るわけですから、それは行なわれなくてもいいということになるので...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣はこういうふうに言っているのですよ、決定直後の記者会見で。「日本としては、なんといっても不況を克服しなければならないが、このためには通貨不安を解決することが必要だ。われわれとしては、いろいろな見地から一ドル=三一〇円を限界だとの案を持ってきた。しかし最後に、...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、ついて行った人呼んでもらおうか、そういう答弁のしかたなら。あなた国際金融局長でしょう。そばにいないからいきさつわからなかったと言うなら、随行して行った人をひとつあんた呼んできてください。
○和田静夫君 ともあれ、あなたは電話なりその他で御相談にあずかった、そのことだけはっきりしていればいいのです。それで、あずかったあなたにしばらく大臣見えるまで聞きますがね、一ドル三百十円といういろいろの見地から考えた限界を越えて、そしてさらに譲歩をしたということですね。すなわち、...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣臨時代理でもあった、その間田中大蔵大臣ですから、新聞紙上を読んでみますと、水田さんの個人的攻撃をするんじゃないんですが、人のよい水田大蔵大臣がコナリーのはったりにひっかかったというような言われ方をしているわけです。そこに、閣僚の一人としてですね、戦術上の失敗...全文を見る
○和田静夫君 大臣の時間の約束がありますから、所管の問題を一、二お尋ねいたします。  いまそういう御説明がありましたが、それで、貿易構造の転換とまで言わなくても、変化が起こってくるのではないだろうかと考えられますね。いわゆる日本が三〇%をアメリカに輸出している、こういういままで...全文を見る
○和田静夫君 貿易の問題で、しろうとなりに考えると、一つたとえば困ることは、日本はこれからどうしても石油をやっぱり輸入していかなければならぬ。そうすると、中近東に対してはかなり輸入超過にならざるを得ないでしょう。そういう構造を持っているように思いますが、それをどこかでかせがなけれ...全文を見る
○和田静夫君 公定歩合はおそらく引き下げになると思います。  そこで、そのあとの問題は、大蔵大臣と少し論議をいたしますが、いま下水道の例を引いたのは、言ってみれば、いま急激にそこに転換をして予算をつけてみたところで、その部分におけるところの施設工事などに必要とする原材料産業とい...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、大蔵省に戻りますが、私は、水田大蔵大臣が十九日の記者会見で「円切り上げを避けるための、いわゆる円対策八項目はもっと早くやるべきだった。しかし、八月十五日以降では特に手抜かりはなかった。」と語っていられるのを新聞で読んで、実はまだこんなことを言っているんだろうか...全文を見る
○和田静夫君 その二点から前々から言われているわけです。そこで、あの時点で、円平価の維持の方針というのは論外として、市場閉鎖が貿易に及ぼす影響云々というこの前半、前に述べられた理由があるわけですね。で、この理由ですね、これは私は前々から疑問に思っているんですが、理由にどうもなって...全文を見る
○和田静夫君 いや、その理屈は納得ができませんです。これは前にも言ったからあまり深く触れませんが。  それからもう一つ、為替管理がきびしいから投機的資金の流入が防げるという問題ですね。これも判断に私は間違いがあったのじゃないか。これは私はいまから立証していきます。たとえば、ドル...全文を見る
○和田静夫君 見通しの甘さがあったぐらいではなくて、私は、たいへんやはり、あの機会において開き続けたというのは、そういう意味では誤りであったというふうに思うわけです。そこで、そもそもこの輸出前受け金の受け入れという行為ですね、これは通産省に聞くのですかね——どちらかわかりませんが...全文を見る
○和田静夫君 それ自体は単なる商慣習上の行為、法律的には外国為替及び外国貿易管理法第四十九条、これには包括をされる行為ですね。すなわち、貨物を輸出しようというものに対して代金が事前に入ったという保証行為のわけですね。したがって、この輸出前受け金証明書にしたところで、その為銀が商社...全文を見る
○和田静夫君 これからかなめに入るので、大蔵大臣約束の時間までに来ているわけでありますか。
○和田静夫君 まあ、適当な時間を残します。  そこで、いまの続きですが、やはりこのチェックはキャンセルの時点で、事後的にやるわけでしょう。そうすると、大商社の場合、かりに当初それが架空契約に基づくものであっても、一年以内のうちに吸収してしまうわけでしょう。そうすると、キャンセル...全文を見る
○和田静夫君 いま言われた中で、明らかな外為法違反というものはあったのですか。
○和田静夫君 そうしますと、私はその調査に基づいて三井物産の輸出前受け金受領のいろいろの動きというのをある程度知っているのですが、大体申し上げてみますと、八月の十六日以前の輸出前受け金の受領額というのは、これは公表されておりますように五百万ドルくらい、それから八月十七日以降のやつ...全文を見る
○和田静夫君 それじゃあなた、たとえば九月期決算についてのみの輸出前受け金の流入状況、これを対比をしてみますと、いまの三井物産は、これは延べにするともっとずっと大きくなると思うのですが、大体六億四千万ドル程度ですね。そして、これとの関係において商社のいわゆる九月期の決算の輸出前受...全文を見る
○和田静夫君 まあこれは、もっといま私もさらに追い続けていますから、いつか明らかにいたしますが、あなた、そういうような答弁をしておって、あとで答弁を変えるなどというような不見識なことのないように、腹をきめて答弁しておいてもらいたいんですが、たとえば、自由民主党の石原慎太郎議員は週...全文を見る
○和田静夫君 私はどう考えても、八月十七日から二十七日までの間市場を開いていたというのは、これはまあ為銀なり商社なりの救済措置としか考えられませんが、日銀の立場で井上理事どうですか。
○和田静夫君 それではお尋ねしますが、八月二十三日から二十五日にかけて各外為銀行はそろってドル買いをやっています。東京銀行だけはドル買いはありません。しかし、二十五日に売りはゼロです。三菱は二十五日に四千五百万ドルぐらい、富士は八千万ドルぐらい、住友は一億三千五百万ドル、三井は二...全文を見る
○和田静夫君 私は、大蔵大臣やあるいは日銀総裁含めて——きょうはまあ井上理事には日銀総裁の代理として、そういうふうに日銀のほうから念を押されていますから、出席を願っているわけですが、この時点から、この前も私が立証いたしましたように、八月二十一日、二十二日の大蔵省第一公邸における会...全文を見る
○和田静夫君 きょうはほんとうは村本さんに来てもらおうかと思ったんだけれども、大蔵大臣との論議のほうが大切だと思ったからやめたんです。どうしてもそういう答弁が続くなら、この次村本さんに来てもらってもう一ぺん——村本さんよりも七行のあなたの接触をされた人みんなに来てもらってやるとい...全文を見る
○和田静夫君 理解はできませんから、これは次回に、時間の関係もありますから、だんだん譲らざるを得なくなってきておりますが、私は次回に譲るにあたって、こういうことを申し上げておきます。この問題は、この辺で打ち切るというわけにいきませんから、なお引き続いて追及をし続けますが、まあたい...全文を見る
○和田静夫君 次に、今度の円切り上げ直前の市場操作の問題に移りますが、ここにも私はたいへんな神秘主義的なものがあったと実は判断をしております。十月八日の閣議できまった中小企業製品の輸出成約の円滑化のための先物予約、これについても商社が介在していますから、ほんとうの意味で中小企業対...全文を見る
○和田静夫君 これは数次にわたって預託されておりますから、その託預されたドルというのは売りに出されましたね。
○和田静夫君 そこで、私はこの売りは円切り上げ直前の市場でどういう機能を果たしたかということを考えてみたんです。そうすると、きびしい円転規制の中でドルの売りものをつくって、そうして国際通貨調整に臨むにあたって円高相場をつくる機能を果たした、これが国際通貨調整のためのかけ引きに使わ...全文を見る
○和田静夫君 最後の問題、一括しますがね、先ほど田中通産大臣から答弁いただきましたが、二十四日から〇・五%の引き下げをやる。これは大蔵省の松川審議官、あるいは日本銀行から答弁いただきたいのですが、そこで、〇・五%の公定歩合の引き下げが実現したとなりますと、当然預金金利に対する影響...全文を見る
○和田静夫君 私は、総括的にここで意見を述べておきますが、この貯金金利の引き下げというのは非常に問題がたくさんあると思う。不況になった、金融が緩慢になったということで預金金利を引き下げるというのなら、金融がタイトになったときに預金金利を上げたことがあるかと言いたいのであります。消...全文を見る
○和田静夫君 では、大臣に対する質問だけを残しまして、終わります。
12月29日第68回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○和田静夫君 関連。  これは総理に聞きますが、この法律を全部読むと、たいへん論争しなきゃならないたくさんの問題がある。しかし、時間的にあれですから、第三条に限ります。  いまのような答弁だと、ますますこの法律がなっていないということになる。それは、小笠原復帰の際の議論で、高...全文を見る
○和田静夫君 総理ね、法制局長官がいみじくも言われましたとおり、とめどもなく続く、本来なら、私は、ここでこの委員会、時間をストップして結論を出してもらわなければ、この三条というのは了解をすることができません。いまの答弁でも了解することができません。研究をしなければならないと答えら...全文を見る
○和田静夫君 行政局長、悪いけれども、時間がありませんからね。これは、どっちみち続けてやりますが、本来なら、私は、ここで修正を求める。こういう形で実はこの法律を通すわけにいかない、ほんとうは。そこで(「衆議院でまた修正だ」と呼ぶ者あり)これは他院のことについてまで言いませんけれど...全文を見る
○和田静夫君 これは、総理大臣、七条を考えたっておかしいのですよ、同じことが言えます。沖繩の市町村は地方自治法の規定による市町村とすると、なぜ、せずに、「なるものとする。」、こうなるか。そして、もっとふしぎなのは、小笠原のときにあのような形でやりながら、沖繩のときには、なぜ違うの...全文を見る
○和田静夫君 最後に。いま、自治大臣がいみじくも言われましたよね。七条もね、「となるものとする。」となっているのです。いま、あなたの御答弁で、「する。」といたしましたと、こう言われたでしょう。だから、自治体問題の専門家としてのあなたは、ちゃんと潜在的には、私が言っている主張をのん...全文を見る