和田静夫

わだしずお



当選回数回

和田静夫の1972年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第68回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
議事録を見る
○和田静夫君 答弁一緒に願います。  一言だけお尋ねしますが、私は、たまたまあなたの発言のときに兵庫県にいた。したがって、一部始終をたいへん驚いて聞いてました。あなたは最初に記者会見でもって、御存じのとおり、日ごろ考えていたことを述べたまでだ、こう開き直ったわけです。ところが、...全文を見る
○和田静夫君 答弁漏れがある。原労働大臣はみずから非を悟っておやめになるのかどうか、質問に答えていない。
03月14日第68回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
議事録を見る
○和田静夫君 まず大蔵省内の財政金融法規研究委員会編「財政金融法規解説全集」、これを出しています大成出版社という会社がありますが、これと大蔵省との関係を御説明願います。
○和田静夫君 昭和四十六年の十月二十三日付で各金融機関あてに大蔵省の関東財務局の理財部金融課長関康夫さんの名前で、「「財政金融法規解説全集」の推せんについて」という文書これがまあ出ているわけですね。ここにありますが。この文書の法的性格を教えていただきたい。
○和田静夫君 推薦までは私もあり得ることだと思うのです。たとえば自治省の推薦というようなものはたくさんあるわけですが、ところがいまも言われましたように、申し込み先が明確に関東財務局理財部金融課になっていますね。そしてこの申し込み用紙までつけてある。これではまあ関東財務局の理財部金...全文を見る
○和田静夫君 この種のことは実はほかにもあるのでありまして、昨年の暮れに株式会社弘報通信社というところの係員が、千代田記者クラブという、まあ大蔵省詰めクラブなんでしょうが、これを偽称しながらです、関東財務局長の添え状をもって、国際グラフという雑誌への広告依頼を各金融機関にして歩い...全文を見る
○和田静夫君 これら一連の問題というのは、何といっても大蔵省が監督をしている金融機関に対して行なわれていることですから、受けている側は非常にそれは重荷に感ずる。したがって、義理にもつき合わなければならぬというような状態が出ていましてね、たいへん苦情が私のところに寄せられています。...全文を見る
○和田静夫君 次に、大蔵省は大手銀行の白紙手形用紙が一枚大体三万円から五万円ぐらいで売買をされている、そういう事実について、御存じですか。
○和田静夫君 私はここにナンバーD二四四八四七という約束手形を持っているわけです。これは東京都墨田区東駒形二丁目十四番十一号、日東興業株式会社代表取締役神田陽一が発行人の約束手形です。大体これは額面約七十万円ぐらいのようです。これは私あるところで数日前に四万五千円ぐらいで買ったの...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと教えてもらいたいのですが、そもそも統一手形用紙制度というのは、どういう趣旨で発足をしたものですか。
○和田静夫君 そこで新聞紙上に白紙手形犯罪が報道されて、われわれ一般人の目に触れ出したのは、この統一手形用紙制度が、いま言われたとおり、全面的に安全実施をされた昭和四十三年七月一日、その以後間もない昭和四十四年ごろから累増している。そして四十五年、四十六年と年とともに多発化、大型...全文を見る
○和田静夫君 この現状の把握というのはたいへんむずかしいのでしょうけれども、たとえば、まあ法務局に聞くことでしょうけれども、東京法務局の墨田出張所が受け付けたものを、昭和四十五年の五月十九日から四十六年の六月二十四日までの間にわたって調べてみた。そうすると百十三の会社を一人の男が...全文を見る
○和田静夫君 法務省は先ほど私が述べたことを御存じですか。
○和田静夫君 私は、次のことをちょっと述べてみますが、法務省、墨田出張所で起こった次のような事実をそれでは御存じですか。  登録月日昭和四十五年五月十九日、栄高実業有限会社、代表取締役荒牧勝利、大正十三年十二月二十五日生。登録月日昭和四十五年五月二十五日、有限会社菱利工業、代表...全文を見る
○和田静夫君 形式的な様式行為が満足させられておればそれで疑いを持たない、こういう立場だと。まあそれはそうでしょう、いまの立場。しかし、この辺のことはやはりもう少し改善をすることをお考えになる必要があるだろうという感じがする。  というのは、もっとおもしろいのがあるんです。登録...全文を見る
○和田静夫君 この問題私ももっと考えてみなければならぬところで、ですから、別の機会に今後の問題として論議をしてみたいと思います。  そこで、大蔵省ですが、白紙手形をめぐる現状をもっと私は深刻に把握をする必要があるのではないだろうか、制度の改正を考えるべきじゃないかというふうに実...全文を見る
○和田静夫君 最近起こりました、興産信金で起こった白紙手形の横流し事件ですね、これの概要は一体どういうことですか。
○和田静夫君 これは、いま言われたように高橋個人の犯罪と断定をしてよろしいですか。
○和田静夫君 いま言われたとおり、高橋本人は事件が発覚をしてことしの一月五日に本店人事課に引き揚げられた。しかし、私の調査によりますと、一月の八日から一月の三十日までの間に、幽霊会社愛知電機に興産の手形用紙が大体百五十枚手渡されています。さらには、高橋は一月三十一日に首になったわ...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、この辺の事実関係を、私の主張が正しいか、それを裏づけるものがあるかないか、どういう形で一体調査したらいいですかね。
○和田静夫君 ありますね。
○和田静夫君 で、したがって、私はどうもその高橋個人の犯罪と断定するわけにはいかなくて、彼がその責任者であった場合のあとでも、同じような形でのものが行なわれたのではないだろうか。したがって、前段で白紙手形一般論について申し上げてきたのは、この辺についてたいへんに疑義を持つからであ...全文を見る
○和田静夫君 その手形交換の黒幕と言われている胡上某に高橋を紹介したのは岡田という元得意先係だということです。ということは、高橋以前にも興産には疑いを持たれる人間がいたということであろうと思うのですね。で、大蔵省はこの興産のこうした経営体質を一体どのようにお考えになっていますか。
○和田静夫君 警察庁にお尋ねしますが、警視庁では昨年の夏に、従来は刑事責任追及が不可能とまあされていた手形売買に賦物故買を適用するという新しい方法を見つけられました。これは捜査当局の私は大きな努力の成果だと思うし、その部分については非常に結果を尊敬もしているのですが、しかし、そこ...全文を見る
○和田静夫君 そこでいま問題になっているあれですね、蒲田署で摘発をした興産、この元預金課長と手形ブローカーの手形用紙の詐取事件、これは手形ブローカーが課長と通謀して幽霊会社に手形用紙を交付するというようなあれは事件だったですね。そこで預金課長と手形ブローカーが結託をした、すなわち...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと一つ伺いますが、こういうことを一体、実は法律改正をしなければどうにもならないと思ったので、わざわざ大蔵委員会に出てきたのですが、幽霊会社の手形用紙を売り買いしますと、一方では詐取された手形用紙だからその売買あるいは流通の過程にあるものが臓物罪でひとしく刑事責...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、この辺は検討されるということですか。
○和田静夫君 さらに「経済関係罰則ノ整備二関スル法律」ですが、これは大蔵省にお聞きをしますが、この法律は戦時経済統制時代にできた、ほとんど死文化されていたといわれてきたわけですね。こんな法律があるのかと思って実はあれしたのですが、それをあえて適用して悪質な犯罪を検挙した警察当局の...全文を見る
○和田静夫君 まあ二、三あと残されたわずかの時間ですが、雑件です。いまのところに入るわけですが、いま局長答弁になったように、われわれもしろうとなりにいろいろ考えてみますが、ぜひやっぱり納得できるような方途というものが講ぜられるように期待をしておきたいと思います。  金融二法の施...全文を見る
○和田静夫君 合併の中でもとりわけ相互銀行による信用組合の吸収合併ですが、これによって信用組合の零細な取引者がふるいにかけられて、そして選別融資となって、零細企業向けの融資に過疎化現象が起こる傾向があります。さきにも長野県であった信用組合の相互銀行への転換あるいは名古屋地方にあっ...全文を見る
○和田静夫君 信用組合から信用金庫への転換が大阪に一件あった。先ごろ地元の信用金庫から次のような陳情があったのですがね。信用組合は信用金庫よりもいわゆる業務区域あるいは店舗の新設にあたっての基準がゆるいために、信用金庫よりも業域が広くて店舗数も多い。それが認可基準のきびしい信金に...全文を見る
○和田静夫君 最後に、名古屋不動信用組合の件で若干お尋ねいたしますが、この業務停止後和議が確定して、そして債権譲渡による資産の肩がわりで東海銀行が預金者に対する支払いをほぼ完了したと聞いておりますが、それはそうでしょうか。
○和田静夫君 その際に名古屋不動信用組合の持っていた債権は金額を確定しないで無条件に東海銀行に譲渡されているのでしょう。その後の回収状況は一体どうなっておるのですか。
○和田静夫君 そこで名古屋不動は今後一体どういうふうに処理をされるわけですか。
○和田静夫君 東海銀行が譲渡を受けて、そして回収したいわゆる債権と、同行が肩がわりした金額との間に生じたいわゆる差額、これは一体どう処理されるわけですか。組合に返すのですか、あるいは東海銀行の利益になるんですか。
○和田静夫君 全国信用組合連合会が担保としている名古屋不動の不動産などの資産、これはどういうふうに処分されるわけですか。
○和田静夫君 これは、端的に言って、組合に決定権があるのか、いわゆる担保権者の意思によるのか、県がきめるのかその辺はどうなんですか。
○和田静夫君 ありません。名古屋不動信用組合にしても、あるいは信用組合の不祥事件の裏には、導入預金、員外預金が介在をしています。導入、員外に対する大蔵省の見解ですね。これは、信用組合の問題だからということじゃなくて、——そういうふうに片づけられる筋合いのものではないと思うんで、導...全文を見る
03月15日第68回国会 参議院 本会議 第7号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、昭和四十七年度地方財政計画並びに地方税法改正案について、若干質問をいたします。  いわゆるドルショック、円切り上げ問題を契機にして、産業重点から福祉重点へ、輸出貿易中心の資源配分から公共部門中心のそれへという政策転換は、いまや世論と化し...全文を見る
03月16日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
議事録を見る
○和田静夫君 所信表明を中心としながら御質問いたしたいと思います。限られた時間でありますから、大都市問題の中心である区長公選制の問題、それから自治省と自治体との関係において一番大きな問題は何といっても起債の関係、そしてもう一つは人事の関係でありますから、起債の関係などについては財...全文を見る
○和田静夫君 実は、各議会が開かれるたびに請願運動で、公選を求める請願が非常に上がってきます。しかし大体において委員会は、自治省の意向を受けながら、時期尚早というようなことで採択をしていない、取り上げていない、こういうことが続いてきた。で、この五月の十八日の本委員会での質問をする...全文を見る
○和田静夫君 非常に私は期待をいたします。大臣をいつかもうすぐおやめになるというふうな言い方であったのですが、あなただけは次の内閣で残ってもらってもいいんです。渡海さんは与党の中にあってもこの地方自治の問題では非常な力をお持ちなんですが、ここの点はやっぱりあなたの努力をもって、御...全文を見る
○和田静夫君 いま触れられました、いわゆる社会保険の厚生地方事務官、これは身分をおろす問題で、ぜひ大臣も、渡海さんが自治大臣としてもう少し前進させる、そういう論議を一ぺん別の機会にやりたいと思います。  これはきょうは抜きにしまして、よく市民参加、住民自治ということがいわれます...全文を見る
○和田静夫君 一言で言えば、区にいわゆる区長公選条例制定権がない、二百八十一条の三、こういうことですね。言われる法律の根拠というのはそういうことですね。
○和田静夫君 そこで、あなた方が替われる法的根拠が、いま宮澤さんが言われましたように四十三年の六月の地裁判決、それから十一月の高裁判決でくつがえされたわけです。しかも区側が上告をあきらめたのですよ、これは。あきらめている。それなのに、なぜ自治省は、中野区の準公選条例案に対しても自...全文を見る
○和田静夫君 昭和四十三年六月の練馬区の行政処分の取り消し請求事件における東京地裁の判決の原文の一部はこうです。——そう言われるだろうと思って私は響いてきた。「区議会が区民の意向を参酌して適当な区長候補者を選ぶために自己の意思決定の自主性をそこなわないようにして区民投票の結果を適...全文を見る
○和田静夫君 いや、何といったって、宮澤さんとやっていますと、法テクニック的にずっと曲げられる危険性がありますから、その辺大臣は正当に判断してもらわないと、やっぱり法律を改正していくということは、そして区長公選を早い時期に実現をするということは、いまのやりとりの中から非常に緊急性...全文を見る
○和田静夫君 たいへん恐縮ですが、その三つ、委員会にひとつ、どっちみち大都市制度の問題もっと論議する機会がありますから、資料は出していただけますか……。  そこで、お尋ねしますが、「区長を選ぶ江戸川区民の会」、これがつくった条例案第二条ですね。「区議会は、区長の候補者を定めるに...全文を見る
○和田静夫君 失礼いたしました。二百八十一条の三。
○和田静夫君 これ、たいへんな大臣、御解釈をされるのですよね。そういうことにならないでしょう。どうしてそんなことになるのですか。「その結果を尊重する、」これは何も地方自治法二百八十一条の三には違反しませんよ、どんなに言われたところで。あなたとしてもそうでしょう。結果的には、それに...全文を見る
○和田静夫君 都合の悪いところは非常に狭いんですよね、都合のいいときは広い、どちらが狭い、広いじゃないんです。広狭織りまぜているんですよ。そういうテクニックですよ、いまの地方行政というのは。  もうちょっと大臣聞きますよ。なぜ言っているかというと、「こっちの法解釈が無理だという...全文を見る
○和田静夫君 国家公務員法第五十六条ですね、「採用候補者名簿による職員の採用は、当該採用候補者名簿に記載された者の中、採用すべき者一人につき、試験における高点順の志望者五人の中から、これを行うものとする。」となっているわけですね。きょう人事院から天下りの問題が出ていますから天下り...全文を見る
○和田静夫君 そこで人事院にお尋ねをいたしますが、人事院は自治省にこの名簿の提出を四十三年三十名、四十四年二十名、四十五年十五名としたそうですが、四十六年は何名ですか。
○和田静夫君 そこで自治省はこの名簿提出に基づいて、そうして試験によって四十三年に五名、四十四年に四名、四十五年三名、四十六年は何名の職員を採用したのですか。
○和田静夫君 四十六年にやったやつ。四十三年に五名でしょう、それから四十四年に四名でしょう、四十五年が三名、四十六年度、七年度——新年度。
○和田静夫君 十三……。
○和田静夫君 十三ですか。そうすると、いわゆる四十三年からいままでのやつ、四十六年。いわゆる年度でいえば四十四年度から四十七年度総計幾らですか。
○和田静夫君 この人たちはいまどこにいます。
○和田静夫君 昭和三十九年には、こうして採用された二十人全部が自治省に採用と同時に、何らとどまることなく全員地方におりていっているわけですね。四十四年、四十五年、四十六年、そして今年の場合はどうですか。
○和田静夫君 これは去年の三月十九日の決算委員会における、いま大阪府副知事になった岸さんと私のやりとりですが、当時官房長ですが、岸さんの答弁ですよ。「この人事院の上級職試験の合格者の中から地方公務員を採用するというやり方は、もう多年にわたりまして行なっておるわけでございまして、た...全文を見る
○和田静夫君 なれた人の答弁にかかるとかなわぬですね。いま私が述べたような過程で、ずっと採用されてきた人がそのまま地方におりていくというのは多少は、出先機関ですよ、出先機関にそのまま配属するのですから、農林省なら農林省がそういう場合はあり得るでしょう。ところが出先機関ではないんで...全文を見る
○和田静夫君 人事院は一貫しています。明確に自治省と見解が違います、自治省と明確に違う。これは大臣、いままでほんとうに実際のことをおわかりになっている大臣の登場をまさに、昨日の本会議で言ったように、待ちあぐねていたわけで、あなたとの間で解決したいわけです。きょうおそらくここで答弁...全文を見る
○和田静夫君 全然話にならぬです。あなた方の併任、いま併任と言ったんでしょう、それは話になっておらぬでしょう、そんなごまかしで済ましてはいかぬですよ。これでは進まぬです、人事院明確に答えているんですから。矛盾がある。大臣うなずいていらっしゃる。だから自治省統一見解、時間あげますか...全文を見る
○和田静夫君 何もけんか別れするのが目的じゃありませんからあれですが、大臣、これは責任をもって統一見解というのをあまりもめないように出してもらいたいんです。人事院の答弁というのは動いていませんからね。ところが、おたくのほうの答弁は、併任であってみたり、あるいはそうでなかってみたり...全文を見る
○和田静夫君 この論議は、きょうは残念ながら全部終わりません。したがって、私、ちょっと希望を申し述べながら資料だけを求めておきたいのですが、自治省の施策の基本方向というのは、これも何べんも論議をしてきたと思うのですが、人口の大都市集中の抑制あるいは地方分散の助長にあったわけですよ...全文を見る
○和田静夫君 されますように——努力をされますけれども過去においてはされないから、そこに反省を加えるべきではないだろうかというのが私の考え方ですが、まあ釈迦に説法ですが、資本主義というのは基本的に都市主体であります。そうすると、都市を独立変数であるとするならば農村は従属変数である...全文を見る
○和田静夫君 これは行政局長どうですか、政策的なプログラムというのはいま概観をしてどういうことになるのですか、一体。
○和田静夫君 国土計画協会の大都市圏周辺地域における広域行政に関する研究報告書ですか、間違いないですね、それを資料としていただけますか、これは。
○和田静夫君 それをいただきましてからまた少し論議をいたしますが、時間だそうですから……。たいへん久しく地方行政委員会にいなくて、地方行政委員会は時間にしばられないところが非常によかったのですが、一人の質問が終わらなければ次の質問が始まらない、何日かかっても。そういう前任の委員長...全文を見る
○和田静夫君 最後です。そうしますと、あなた方、じゃまになると言われるならばそれまでですが、私たちあるいはアベック組むつもりはありませんが、大蔵省に対して自治省が考えている、いいことはいいこととして、われわれだってその立場で要求をし、行動を起こしていくわけですから、そういうことを...全文を見る
03月21日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
議事録を見る
○和田静夫君 地方行政連絡会議法等の一部を改正する法律案、これに関連をしまして、都市制度全般についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず、三市を指定した理由について。
○和田静夫君 遠藤文夫さんですよね。
○和田静夫君 あなたの論文とあまり違ったことを言わずにおいてくださいよ。あなたの論文をもとにしながら質問したいと思うのですがね。  そこで、既存のいわゆる、いま言われたとおり、大都市との均衡ですね、そういうものが要望のもとにあって、それを受けて、それを理由にしながらやられる。そ...全文を見る
○和田静夫君 この指定都市制度というのは、旧の五大都市ですかを対象にして、そして考えられたものである。そのあとからほかの大都市がこういうような形で指定をされて加わってくるというような予定をしていなかったのではないか、いかがですか。
○和田静夫君 そうだと思うのですね。あなたのお書きになっているものの一貫している考え方もそうだと思うのですが、そこでそれが、そういう前提であったものが、既存の指定都市と、そして社会経済的実態において同様な大都市が形成された場合には新たにこれを指定するという考え方、これがあらわれた...全文を見る
○和田静夫君 問題は、北九州市の答弁の後段の部分ではなくて前段の部分なんですが、私は指定都市に指定されるかどうかという問題は、今日の都市問題に対処するというそういう観点から考えてみますと、これはそれほど根本的な問題であるとは考えていないわけです。根本的な問題ではないと思う。都市制...全文を見る
○和田静夫君 まあ小山政務次官の承知のしかたと私たちの承知のしかたが違っていると言えばそれまでですけれども、どうもいま私が指摘をしたようなことは事実関係としてやはりあったんです。したがって、その後におけるところの混乱もかなり続いたことも間違いなくあったんですね。そこでこれはまあ事...全文を見る
○和田静夫君 これはすぐ、私の質問の趣旨に基づいて、何もきょうに限ったことではありませんから、どうせ、法律案を別としても、都市問題というのはずっとこれからこの委員会として慎重に取り扱わなければならない問題ですから、一ぺん資料として出していただけますか。北九州市のああいう合併に基づ...全文を見る
○和田静夫君 いや、それは時間がかかることはあまりかまいませんが、大臣どうですか、いま申し上げたようなことをまとめていただけませんか。
○和田静夫君 なるべく早い機会にまとめさしてもらうようにしていただきたいと思います、別にこの法案ともからめようと思っておりませんから。思っていませんけれども、だからといって、ずるずる引っぱっておかれても困る。都市問題として論議ができる条件を持った時期にまた出してください、いですね...全文を見る
○和田静夫君 政令都市の人口要件としては一応百万ぐらいを目途にしている、そうして行政区の制度のかかわり合いにおいて出されてきた。そういうようなことであるようですが、既存の指定都市の区の数、それからその人口並びに今度の三市の状況ですね、それをひとつ説明していただきたいと思います。
○和田静夫君 人口は。
○和田静夫君 そうしますと、いま大臣の御答弁にもありましたが、地方自治法二百五十二条の十九のいわゆる人口五十万以上、これをこの辺で八十万以上に直す必要がないですか。
○和田静夫君 大臣言われましたその辺は、やっぱり検討する必要がありますよね、あると思います。さっき大臣言われました堺、尼崎、仙台、広島、東大阪、こういうところが指定都市の仲間入りをしてくるという要因は全くいまありませんか。
○和田静夫君 実は、そもそも指定都市制度というのは、大都市と府県との間の論議に根本的に原因がある。特別市の制度を廃止するということにポイントがあったわけですね。そうして指定都市制度が生まれた。したがって、政令都市の指定をふやすということは、自治省が大都市制度というものは二重構造が...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと事務的な論議をしますが、あなたの、「地方自治」ナンバー二八八の「指定都市の指定に当って」ですが、「中でも最も基本的なかつ困難な問題は、大都市における地方制度の基本的構造について通常の地域と異なった特別の制度を採用するかどうか、及び二重構造にするか一重構造にす...全文を見る
○和田静夫君 私もその辺が言いたかったところなんだが、実はくどくどしましたけれども、要は、均衡論の上に立って指定市をふやすかどうかといったことではないと思うんですね。そんなことを続けておっちゃいかぬと思うんですよ。いわゆる都市問題についての展望が必要なんだという感じがするんです。...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、昭和四十五年十一月二十日、いまお話がございました、あそこのときに出された地方制度調査会の大都市制度に関するいわゆる答申ですね、この内容を遠藤さんですか、ちょっと……。
○和田静夫君 その答申が出てくるまでにどういうような論議経過があって、そしてその論議経過を経ながらどういうような帰結がこの答申を生み出したのか御説明できますか。
○和田静夫君 それでは、それに入る前に、第十四次地方制度調査会のことで、いま言われたとおり、具体的に少し聞いてみます。  第十四次地方制度調査会の資料によりますと、「社会経済情勢の変貌と地域社会の構造変化に対処する自治行政のあり方と地方財政のあり方に関する委員の意見の要約」とい...全文を見る
○和田静夫君 ここでは残念ながらお役人の意見を聞きたくないんです。自治大臣は先ほども、私見であるがと前提されながらも一定の見解を述べられました。いままでの意見のやりとりの中ではなかったことですから、私はそういう意味では渡海さんに非常な期待をしながら、いま三つ言った中で——いままで...全文を見る
○和田静夫君 遠藤さんのほうから具体的に問題の提起を、とありましたから具体的に問題の提起をしているんです。  で、次に、「地域開発および行政水準について」という項があるんです。そこでは「国土の総合開発計画は、国土の均衡ある発展、地域格差の是正をめざしたものでなければならない。新...全文を見る
○和田静夫君 そこで、「地域開発および行政水準について」のイの項ですが、「社会経済情勢の変化に対応して、行政需要も多くなってきているので、これに即応する行政水準の計量化を検討すべきである」、ウ、「社会資本の整備について、あるべき行政水準を設定し、現在の財政支出の姿で何年位かかるか...全文を見る
○和田静夫君 警察官の増員がずっと行なわれているわけですが、ここ数年における年次別増加状況をちょっと教えていただけませんか。
○和田静夫君 その数の積算根拠ですね。
○和田静夫君 実は、こういうことを聞いたのは、前に警視庁がはじき出された増員計画に対して、東京都知事が、そんなにたくさんの数は要らない、こういうふうに言ったことがあるわけですね。警察庁のはじき出される数がいわゆる官僚的な恣意であってはならないと、こういうふうに思うので、あの事態を...全文を見る
○和田静夫君 全国知事会議が昨年の十一月三十日に出した「地方超過負担の解消のための補助金改善に関する要望」で、大臣にお聞きをしますが、「装備費関係の八二・二%をはじめ、警察行政費全体で七一・四%の超過負担を生じているが、実績と補助単価との差が著しいので地方の実情に即するよう是正の...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと質問の趣旨とそぐわなかったのですが、本会議における国家公安委員長の答弁というのは、私が質問の骨子とした全国知事会議の出したところの資料ですね、いま読み上げましたような数字というものをそのまま是認した立場であった答弁であるのかどうか。
○和田静夫君 これは国家公安委員長にお願いになりますが、われわれも、そういう意味では一緒に大蔵省にものを言う立場ということでしょうが、官房長が言われましたとおり、もっと少ないかもしれぬと言われたが、大体そんなに違っていませんよね。超過負担があることはお認めになっている。それで大臣...全文を見る
○和田静夫君 最後の質問ですが、市警察部というものはどんなものですか。
○和田静夫君 そうすると、部長は当然指定都市の警察署長とは別の人がやっていらっしゃる……。
○和田静夫君 そうすると、今度の三市の場合、新しくできる場合は、川崎は別、その他は兼務、こうなりますか。
○和田静夫君 それだから、専任になる可能性のほうが強いということですね。そうでもないんですか。置かれて、兼任ということもあり得るわけですか。
○和田静夫君 これは、職員は各都市に大体何人ぐらいずついるのですか。
○和田静夫君 大阪も神戸も兼務ですか。
○和田静夫君 そうすると、新しい三市はどういうことになりましょうか。大体予定の人数は、これは全部兼務ですか。
○和田静夫君 北九州が四百八十一と非常に多いのは何か別に理由があるわけですか。
○和田静夫君 五市にあったわけですか、それは。
○和田静夫君 五市を区域として……。
○和田静夫君 この各都市は、年間どのくらいの予算で、そして具体的にどういう活動をしているわけですか。
○和田静夫君 活動状況というのは、概括的にいったら……。
○和田静夫君 最後に、これは大臣にお聞きしますが、私はかねて行管の意見に沿って管区警察局の廃止をこの委員会で前の国家公安委員長に主張をいたしました。警察庁長官も同席であったと思うんですが、大体前向きでの検討を約束をしていただいたと私のほうは理解をしているわけです。そこで、この市の...全文を見る
○和田静夫君 何もとっぴにここで廃止するということは、もちろん国家公安委員長として言われるはずはありませんが、行管の長官としては、やっぱりこの辺は検討してみる価値があるのか、行管で何回か問題になっておる、それはそっちの立場に立つと、その辺はなるほどと思われるのじゃないですかな、ど...全文を見る
03月23日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
議事録を見る
○和田静夫君 この第十四次地方制度調査会の資料に基づいて、先日に引き続いて若干の基礎的な質問をしておきたいと思うのですが、地方行政のあり方についての意見ですね。行政局長は——この前のときは、私はだまっていたのですが、行政局長はどうなっているのですか。この前のときは、まあ一回ぐらい...全文を見る
○和田静夫君 地方行政のあり方について、「地域開発の可能性を実現させるためには、全国的道路輸送網の整備が必要であり、速かにこれを整備してそれぞれ同じ条件で地域の特性を発揮できる体制にしなければ、国土の合理的な開発はできない。」、あるいは「都市開発行政のための責任ある体制を確立する...全文を見る
○和田静夫君 事務の再配分について、時間の関係がありますから基本的な考え方だけ聞いておいて、後ほど時間があったら私の考え方は述べたいと思うんですが、事務の配分の問題について「府県、市町村間の行政権能の分担を再検討すべきである。」、こうなっていますね。自治大臣、この間、社会保険など...全文を見る
○和田静夫君 地方事務官の身分の問題に触れましたから、ちょっと。渡海自治大臣とは私初めてですから確認をしておきたいのですが、野田自治大臣とも、あるいは秋田自治大臣とも、言ってみれば、本来は地方公務員であるべきものが当分の間措置をされて二十五年間たってしまった。その本来は地方公務員...全文を見る
○和田静夫君 そこで、当時厚生、労働、自治の三省間で一定の覚え書きができ上がって、そして早急にいま確認をし合った趣旨に基づいて作業を運ぶ、こういうことになっておりましたが、それからもう二年以上経過している状態です。渡海自治大臣としては、このような状態について一体どういう時期的なめ...全文を見る
○和田静夫君 運輸の四十八年度中はわかりましたけれども、労働、厚生について、さらに困難な問題、幾らでもあると思うんですが、やはり二十有余年間も当分の間というような形は、これは好ましい状態ではありませんから、早急に私は解決すべきだと思いますが、これは別の機会にもう少し時間をとってこ...全文を見る
○和田静夫君 府県制度について「交通・通信の革命的ともいうべき発達のみられる情勢のもとにおいて、区域の点からも行政単位としても現在の経済の発展と行政の広域化に対処できない。したがって、現在の府県の区域・機能について再検討がなされるべきである。」という意見と、「自主合併の道が開かれ...全文を見る
○和田静夫君 いまの答弁の中から、この国会で都道府県合併特例法案は提出をされないという意向が大体くみ取れました。したがって私たちは、当然、前に論議をしましたときこれは反対でありましたのですが、特に憲法九十五条との関係においてもたいへん疑義があるし、そのようなことはいま内容について...全文を見る
○和田静夫君 都市問題に入りますが、この都市問題にアプローチする態度としては、企業の支配に対する人間の主張という観点、それから自治意識を育成するという観点、それから職住分離の実態からの出発といった観点などというようなことで論議が幾つか出ているようですが、自治省としては、いま、どう...全文を見る
○和田静夫君 大都市の機能の問題について先日の委員会でも触れたんですが、要するに、特別都市方式でいくのか、あるいは府県、大都市の二重構造でいくのか、あるいは現行でいって二十五万以上の都市をたとえば指定市並みにするのか、こういうような三つに分けられたような議論があるようですがね。自...全文を見る
○和田静夫君 この答申は「交通行政、公害行政をはじめとする各種の行政が国の機関により縦割りで行なわれ、責任の所在が不明確となり、都市の総合的な経営が確保されていない。」、こう述べております。こういう状態が直されるという見通しというものは、自治省はどのようにお立てになっているわけで...全文を見る
○和田静夫君 いまの都市交通問題というのは、明らかに大都市問題です。自治省関係者が、あるところに、だれがどう書いたとは言いませんが、それにそういうふうに書いているのですから、全く私もそのとおりだと思うのですが、しかし都市交通問題への自治省の取り組みというのは、大都市問題への大胆な...全文を見る
○和田静夫君 自治省サイドでいろいろ議論をして調査会で答申が出るけれども、実際は実施に移されるのはいつも末端のことで、根本的な問題に何ら手がつけられない。そういう意味で、私は自治省の大部市問題を解決する能力を残念ながら疑い始めているわけです。  交通問題は後ほど若干やりたいと思...全文を見る
○和田静夫君 地方制度調査会のこの答申、きょうは時間がありませんから、その趣旨に基づいてそれぞれの整備委員会の整備本部は対応する努力を、建設大臣が本部長ですから十分伝えておいてもらいたいと思うのですが、ところで、それぞれの委員会、法律に基づく事業計画はできましたか。
○和田静夫君 これは御存じのとおり、六十一国会、六十三国会と、あなた方が法律違反を犯してきた。十五年間にわたって法律違反をしてきて、われわれ徹底的に追及をして、それから保利建設大臣も約束したができない。それから坪川建設大臣も約束したができない。根本建設大臣になってようやく事業計画...全文を見る
○和田静夫君 これはもうぜひ地方行政委員会としての法案の審議の日以外のときに、一ぺん三圏の整備計画並びに基本計画並びに事業計画、これらを中心とした論議の機会を持たせていただきたいと思います。そうでないとどうも——そうでなければ建設委員会と地方行政委員会の合同の委員会、連合委員会で...全文を見る
○和田静夫君 美濃部知事がやろうとした、たとえばバス・レーンの問題を考えてみましても、警察のチェックでほとんどできない状態になっているのだというような形で、こういう状態を見ますと、できないことは言うなと言いたくなるぐらいですよね、ほんとうのところ。したがって、これはわれわれ十分協...全文を見る
○和田静夫君 時間がきましたから最後に一まとめに。  例のロブソン・レポート、特に第二次の報告ですが、私はこれほどすぐれた東京問題解決の手がかりはいまだかつてないと実は思うのでございますが、それ以上におれのほうがりっぱだと宮澤さん言われるなら、その論文を拝見してもいいんですけれ...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、所信表明について全部まだ終わっていませんから、三時から、残されている公務員行政の問題、あるいは区長公選の問題、それから過疎対策問題、都市対策問題、地方税財政は別の機会にやるとして、それから消防行政についても消防法のときにやるとして、所信表明に残されてい...全文を見る
○和田静夫君 法制局長官にお尋ねをいたしますが、江戸川の「区長を選ぶ江戸川区民の会」、これがつくりました条例案の第二条、「区議会は、区長の候補者を定めるにあたっては、区民の意思を調査するため、あらかじめ区民の投票を実施し、その結果を尊重する」、こうなっているわけでありますが、この...全文を見る
○和田静夫君 ここで、実は忙しい法制局長官に来てもらったのですが、自治省は明確に違反をする、これは後ほど若干論議をもう少し続けますが、聞いていただきたいのですが、いま疑いがある、こういうことです。そこで、自治省の善い方というのは、住民が公選で、ある人の名前を区長候補者としてあげて...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、このいまあなたの解釈、まあ疑いがある。それから違反だということについては後ほどもう少しあれですが、あなたの解釈を含んで先日来の自治省的な解釈の上に立つならば、住民が一人ではなくて、二人、三人、四人というような形の、順位がつくかつかぬかは別として、ともあ...全文を見る
○和田静夫君 したがって、たとえば中野区の場合に、住民の投票の結果を尊重して取り上げるか取り上げないかは区議会がきめることですからね。そういう形でもって二人、三人の候補者を住民が用意をする、そのことは現行法上許されている、そのことを何も否定するということにはならない、いま答弁にあ...全文を見る
○和田静夫君 そうなりますと、疑いがあるということばの中に、あなたは何を一体含めていらっしゃるのですか、自治省の側は違法だと、こう言っている。
○和田静夫君 そういうことだろうと思うのです。したがって私は、疑いがあるという回答のほうが正しいと思うわけなんで、まあ自治大臣には後ほど聞きますが、はっきりさせる意味で、違法だと、こう言っているのだというのが大臣の前の答弁なんです。それについては後ほど法制局長官の見解を求めますけ...全文を見る
○和田静夫君 先ほど私が申しましたように、法制局長官それを認められたわけですが、尊重するということばを使わずにいけば、たとえば三人とか四人とかの候補者を区民の側があげていって参考にそれを区議会に示すというやり方については違法ではない。これはまあ明らかですね、さっきの答弁で。
○和田静夫君 そうなると、住民が三人か四人か候補者名をあげて、それを参考に底議会に示すというやり方、それは言われるとおり違法ではない、こういうことですね。私はこの前、明らかにする意味で、違法なのだと、はっきりしておいたほうがいいのだと、それは政策的な判断ですから、その判断は了とし...全文を見る
○和田静夫君 いま、私は、人名をあげて食言問題を追及しようと思えば安易です。自治省にとってもたいへんなポストにいらっしゃる方ですから安易です。しかし、きょうはあえてだれの発言であるかということは言いませんが、私が期待することは、そういう食言問題よりも、いま自治大臣が前向きに検討さ...全文を見る
○和田静夫君 まあ佐藤内閣、言われるとおりこの国会で終わりでしょう。しかし、あなたはお残りになってもいいのですよ。私たちは区長公選問題について自治法の改正案を用意をするつもりです。したがって、その私たちの提出をするところの法律に基づいて、いま大臣が答弁をされたような形で前向きに対...全文を見る
○和田静夫君 法制局長官ちょっと、もう一つ問題ありますからね。  まず、この前の統一見解のことについて。
○和田静夫君 「自治体が自主的に採用した職員のうちからその推薦を受けて自治省が幹部要員として採用したり、あるいは自治省が独自に採用した職員を自治体にあっせんするという方法がとられておりました。」、ここの部分についてですが、自治体が自主的に採用した職員のうちからですね、その推薦を受...全文を見る
○和田静夫君 自治省が幹部要員として採用したり、または——いま言われたように戦後の混乱期は別です。少なくとも、三十年以降においてこういう事例があるならばひとつここへ出してもらいたいと思いますよ。
○和田静夫君 いや、そういうことじゃなくてね、言ってみれば、戦後におけるところの民主的な要件というものが模索をされている時代にはいわゆる地方尊重という風潮があった。しかしながら、あなた方がね、行政組織その他を通じて支配統合を強めていこうという考え方が外的に見た場合に明らかになって...全文を見る
○和田静夫君 大臣、かなり善意にいろいろお答えになっておりますし、その答弁、期待したいのですが、官房長、しからばこの名簿は一体何ですか。この名簿は一体どこで出しているのですか。どこで出ているものやら、値段は幾らのものやら、さっぱりわからぬのですがね、これは。
○和田静夫君 どこでつくっていらっしゃいますか。
○和田静夫君 これは部数、費用は。
○和田静夫君 それじゃ、これは担当は自治省のどこで、何の費目から支出がされて、そしてどこに一体配られているか明らかにしていただきたい。
○和田静夫君 あとのところは、ちょっと資料で……。
○和田静夫君 後ほど出してもらえますか。
○和田静夫君 そこで自治大臣、たいへん前向きの御答弁をいただいたのですが、二百万人の地方公務員の中で、この名簿に記載されているわずかな人だけが特殊な扱いを受けているわけです。そうでしょう。したがって、私が言うところの論点が出るわけです。ここに記載をされているわずかの人、二百万の地...全文を見る
○和田静夫君 言ってみれば、ここに名簿に記載をされている方々、私は昭和三十九年のことを先日申し上げました。三十九年の採用組は自治省に一日もいなくて、ともあれ二十人は全部地方へ行きました。そして三年たって四十二、四十三年と一斉に本省へ帰りました。そして四十四年にまた——残る人は残っ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、まず、この間の三十九年、きょう私があげました四十年以降の採用者、これを見ると、私はアマチュアですが、当然人事計画がありましょう。三年後にみんな帰っていらっしゃるというのは、人事計画がなかったならば帰ってくることにならぬでしょう。自治省に全部くつわを並べるとい...全文を見る
○和田静夫君 行政局長急いでいるようですから……、実は大臣、私はここへ出てきて昭和四十四年三月十八日の本委員会で人事計画があるだろう、出してくださいと言いました。言いましたら、当時の宮澤官房長は、人事計画はありません、いま官房長は人事計画がある方向をお認めになりました。私は出たば...全文を見る
○和田静夫君 法制局長官待っていますから、これあまりやっててもあれですが、こうしましょう、妥協として、三十九年の私一覧表をつくってみましたけれども、昭和三十一年以降、表にまとめてください。三十一年から四十六年までの採用者。そうすれば歴然としてありますから。あるとかないとかいう論議...全文を見る
○和田静夫君 行政局長帰られるのはいいですけれども、ロブソン報告はほかの人がやられるわけですか、答弁は。さっき残っているやつは。  そこで、「あらかじめ自治体と協議の上」ですが、この協議というのは、いつ、だれとだれの間で行なわれるのか。
○和田静夫君 そうしますと、その連絡は文書でとられているわけですか。
○和田静夫君 そうしましたら、その文書を資料として要求いたしましょう。そして、その協議結果は当然文書で上がってきていましょうから、三十九年組なら三十九年組、何年度組、どちらがいいですか、つまり三十九年組で……、それじゃその資料、返答の資料……。
○和田静夫君 ともあれ、その文書であるのを、それから口頭であるのは資料として出していただけますか。
○和田静夫君 昨年の決算委員会において、岸前官房長が、国家公務員法の採用手続とは無関係のように言われたのは、地方団体の採用手続に着目した答弁であって正確さを欠いていたようであります。そこで、この部分について、あの岸発言、岸答弁のどの部分がどのように正確さを欠いていたのか。正確さを...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、この昨年の決算委員会での岸前官房長、彼の答弁によりますと、地方公務員に任用された者に対し、三カ月間自治省において研修を行ない、その研修期間中国家公務員に併任されているということであるが、と答弁されております。この部分は、きょうの統一見解の中では取り消さ...全文を見る
○和田静夫君 そうなりますと、ここが取り消されないということになりますと、この併任ですね、あなた方、併任、併任と言われているわけですが、この併任は一般職国家公務員の身分を有しない者を任用するわけですね。そして国家公務員法上は採用すると、そうすると、国家公務員法の三十六条一項ただし...全文を見る
○和田静夫君 そうですからね。したがって、その併任の問題についての手続がとられていない併任なんですね。もっとあれしてみますと、たとえば人事院規則の八−一二の九条、地方公務員の職に「現に正式についている者をもつて補充しようとする官職でその者が現についている職と同等以下と人事院が認め...全文を見る
○和田静夫君 少し進めておきますけれども、そこはたいへん疑義があります。  自治省において三カ月間研修を受ける期間中、国家公務員として任用されているわけですね。そうすると、その官職の職務と責任の内容というのは一体何なのですか。
○和田静夫君 これは法制局長官どうなんですかね。そういう官職が、いま言ったような官職が自治省設置法その他の法令上存在をしますか。
○和田静夫君 法制局長官から答弁がないと実は進まないんだけれども、これぜひ検討していただいて、また、次の機会にでも答弁いただくようにお願いします。  いま官房長が答弁をされたような官職というのは、定員外の官職として認められるんですか。
○和田静夫君 外と言ったんですか。
○和田静夫君 それじゃ、人事院に対して一定の数を出したときには、自治省というのは、一体自分のところで定員が欠けているんですか、満ちているんですか。
○和田静夫君 もう一ぺん言ってください。
○和田静夫君 ここの部分の討論を、後ほど法制局長官の返事を聞いてからもう一ぺん煮詰めます。そこをちょっと調整しておいてもらいたい。ぼくはよく理解できませんから、少し考えてみます。  いままでのところを要するにまとめてみますと、自治省の言い方によりますと、自治省職員としての採用の...全文を見る
○和田静夫君 結果的であろうが何であろうが、問題は、言われたとおり、計画的にそれをやっているから問題になる。  そこで、昨年の三月十九日の決算委員会での任用局長の答弁。「自治省のほうで」「採用を内定されるわけです。そうして最終的には、採用になっていきますと、そのうちからこれこれ...全文を見る
03月31日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第8号
議事録を見る
○和田静夫君 時間の関係がありますし、予算委員会との関係もありますから、答弁を簡単にしていただく意味で、きょういただきました資料を、取り扱いとして速記録に載せていただく、こういう形にしていただきたいと思うんです。  都道府県の税収入と市町村の税収入に関してそれぞれの歳入中に占め...全文を見る
○和田静夫君 そこで、いただいたのを見てみましてやっぱりそうだと思ったのですが、昭和三十年ごろは都道府県で税収の割合は二五、六%、それから市町村で四五、六%、こういうことであったんですね。それが、これで明らかなように、現在ではこういう割合に変わってきています。そうすると、これは交...全文を見る
○和田静夫君 次に、道府県税収の地財計画上の見込み額と決算額、市町村税の計画上の見込み額と決算額、これを昭和四十年以降四十五年まで資料でいただきました。これも間違いがなければこのまま答弁として速記録に記載をしていただきたい、よろしいですね。
○和田静夫君 さらに、この道府県の基準財政収入額の中の税にかかる分、それから市町村の基準財政収入額中税にかかる分に、これをそれぞれの基準税率で割り返すと幾らになるかという問いを発しておきましたが、これもけさほどまとめていただきましたから、数字上間違いがなければ、昭和四十年度から四...全文を見る
○和田静夫君 そこで問題は、その地方交付税の配分額ですが、かつて道府県一〇に対して市町村分は四くらいの配分割合であったのですね。現在では、これが私は一〇対六ないし一〇対七くらいになってきたと思うのですが、そう認識してよろしいですか。
○和田静夫君 そこで、市町村に対する交付税の配分を厚くするということはけっこうなことでありますが、しかし、これらの措置は基準財政需要額への算入方法の改善によって行なわれたもので、収入額の算定方法について改善を行なった結果ではないように思われます。いま、先ほど来いろいろ出てきた数字...全文を見る
○和田静夫君 まあこの点、きょうは時間がありませんから、私自身ももう少し検討して、交付税法の審議のときにさらに深い論議をしてみたい、こう思っております。  そこで、大都市税源の充実については占部さんからも論議がございましたように、いつもこうした税法審議の際に附帯決議がついて、そ...全文を見る
○和田静夫君 従来、実は自治省自体がどのような具体的態度で解決、前進のために臨もうとしているか、あるいは努力をしようとしているかよくわからない面があったのですが、税務局関係者の手で書かれたこの昭和四十六年度の「改正地方税制詳解」、これを見て、大体、ようやく考え方の大ワクがわかるよ...全文を見る
○和田静夫君 その辺、局長の答弁もたいへん苦しいところだと思うんですが、一ぺんこれ、はっきりもう少し整理をする必要があると思うんですよ。われわれももちろん意見を述べますがね。きょうのことにならないのは非常に残念ですけれども、ただいまの税法が終わったって、交付税の中でも、一ぺんこの...全文を見る
○和田静夫君 まあここは議論の残るところです。確かに自治省は、いままで何もしなかったわけではない。それは認めますが、しかし、いままで自治省がとった措置ではきわめて不十分であることも確かであります。これはもうお認めになっていると思うんです。この「改正地方税制詳解」も、そのことを認め...全文を見る
○和田静夫君 それとの関連で、制限税率、法定外普通税についてちょっとお聞きをいたしますが、同じく「改正地方税制詳解」には、一一四ページの上段の三段目から、「なお、市町村自身も現行制度の下で許される範囲で税源充実に努力すべきである。現在指定都市やその周辺市町村が広告税、商品切手発行...全文を見る
○和田静夫君 いや、そこで、こういう形のものに対してはどういうふうに理解をしますか。現状については、いま言われたことでわかりますがね。
○和田静夫君 議論は別の機会にきょうはせざるを得ませんが、電気ガス税なんて実は私は反対だったので、来月のなかばごろまでかけて論議したっていいと思っていたんですが、どうもそうもいかぬようですから。この地方税は第一条の五号でこういうことになっているわけでしょう。標準税率は、「地方団体...全文を見る
○和田静夫君 四十五年の十一月二十日の地方制度調査会の答申の営業所あるいは事業所課税、昨日も若干論議があったようですが、これは大都市、反対していますね。それは公共施設のおくれが問題で、過密の弊害をことさらに指摘すること自体が問題のすりかえだという、そういう考え方に立っているわけで...全文を見る
○和田静夫君 以下、少し具体的な問題に入ってみますが、まず、付加価値税が問題になっています。このフランスに始まったEC全段階税額控除方式、こういうものについて、まずどのようにお考えになっていますか。
○和田静夫君 一般消費税としての付加価値税の創設は、料理飲食税あるいは現行の個別消費税との関連で問題となりましょう。また、これが増税の状況は、所得税や住民税、あるいは地方交付税に影響するところが非常に大きい。これは自治省当事者のすでに指摘しているところですね。新税としての付加価値...全文を見る
○和田静夫君 いま自治省内部では、局長、この問題について特別に何か検討されていますか。
○和田静夫君 住民税の問題は、おそらく若干の論議があったと思うんです。住民税の課税最低限をさらに引き上げるべきであると私は考えていますが、昭和四十七年度の改正で、給与所得者の標準世帯で課税最低限は九十五万四百八十九円となりますが、所得税の同年度分の課税最低限は百二十一万二千二百九...全文を見る
○和田静夫君 所得税中心を緩和をして、そうして間接税を増強をしていく。所得税を軽減して景気の回復をはかる、こういう国民的要請になっている。そこで、住民税だけがいつまでも負担分任とかいって、いわゆる大衆的課税を存続するという、これは私はもう許されない情勢であると思う。そうして、自治...全文を見る
○和田静夫君 そこで、四十七年度は所得税の減税もあり得るという、そういう状況、そこで、住民税もさらに減税をすべきである。今後も所得税の減税は、税率の変更なども課題となると私は思うのですが、その場合は、住民税もこの税率の変更を行なうべきだと、この辺についてはどういうふうに考えますか...全文を見る
○和田静夫君 預金利子の分離課税、これは国税収入は幾らですか。
○和田静夫君 そこで、この預金利子の分離課税による国税収入の三分の一ぐらいは、地方財源として譲与をさせるべきではありませんか、これはどうですか。
○和田静夫君 個人の事業主控除引き上げについてもお聞きをいたしますが、この個人の控除額を現行の三十六万円から六十万円に引き上げられたわけですが、これは昨年三十二万から三十六万に引き上げたのと比べますと、比較上は相当大幅な改善ということになります。四十六年度の所租税における青色事業...全文を見る
○和田静夫君 現行法は、事業税の課税標準の算定にあたっては各種の社会保険の支払い金額を、この収入金額及び医療の必要経費はともに算入をしない、そういうたてまえをとっているわけですね。そこで、この社会保険診療報酬に対する課税の特例ですね。これは所得税の場合も問題となっているわけですけ...全文を見る
○和田静夫君 事業主控除の引き上げというのは、一応この程度が限度と考えていらっしゃるわけですか。
○和田静夫君 娯楽施設利用税で聞きますが、まず、このゴルフ施設利用税ですが、定額の税率による課税方法に統一をされて、一人一日六百円一本にしようとすることでありますが、この入会金等があって利用料金が算定しにくいということで、従来からこの税率も他の利用税よりも大きくなる、高くなる。料...全文を見る
○和田静夫君 六百円という額は、三十六年度から変わっていないでしょう、これ。統一するにあたって、その合理性があらためて私は問われなくてはならない。六百円がよいという根拠ですね。三十六年度に六百円を設定したときの根拠と比較をして説明をしてください。
○和田静夫君 パチンコ一台百五十円、このパチンコ台百五十円というのは税率として低過ぎないだろうか。最近におけるパチンコ経営の規模のデラックス化、まあ私やったことは実はないのですが、大規模化ということが目に見えますね。盛り場、駅前への進出の状況、あのところはそんなに安くないと思うと...全文を見る
○和田静夫君 料飲税については、昨日も論議がありましたが、重複しない部分で二、三お聞きをしますが、料理飲食等消費税について、この飲食費等の免税点、それから旅館の宿泊等の免税点、宿泊の基礎控除額の引き上げ、これをなぜ行なわなかったのか。   〔理事寺本広作君退席、委員長着席〕
○和田静夫君 もう時間ですからあれですが、昭和四十四年の改正で飲食店の免税点は八百円、宿泊の免税点は千六百円にしたときに、飲食者の九六%、宿泊者の五二%が免税点の適用を受けていると言われたのですが、さらに四十六年度に八百円を九百円に、千六百円を千八百円に引き上げた。自治省のこの言...全文を見る
○和田静夫君 料理店等、あるいはキャバレー、あるいは旅館、飲食店、それら別に最近十年くらいの収入の推移というもの、これどこかに載っておりましたかね。
○和田静夫君 いや、これではわからないわけです。
○和田静夫君 十年くらいのやつをもらいたいのです。
○和田静夫君 三千円以上一五%、三千円以下一〇%、この税率を四十四年に行なったわけですが、このため料理店等の税収は比較的伸びがゆるやかになった、飲食店のほうは伸びが高い。もっとこれ減税していいはずな感じがしますがね。
○和田静夫君 宿泊に伴う飲食に対する免税点の千八百円ではどう考えても、きのうから論議を聞いていても低過ぎる。これによって宿泊者の何%くらいが適用されているのかということで、昨日資料要求をしてみたら、これは五三%ですね、こういう形でけさ返答が返ってきました。そこで、この免税点という...全文を見る
○和田静夫君 もう大臣見えましたからやめますが、そこで自動車税、ちょっと聞きますが、昨日、自動車税の話がありました。そこで、私の聞きたいのは、この現行法による収入見込みがそのまま改正後の収入見込みになっていますよね。こうなりますと、この改正によって何ら税収には影響受けない、こうい...全文を見る
○和田静夫君 自動車税の納付義務の免除規定が追加をされたわけですが、売り掛け金の回収不能ですね。この状況を実はちょっと聞きたいんです。それから「一部」を受け取ることができないという、「一部」というのはどういう範囲なのか。それから百五十四条の二の第二項の「真実」とありますね、真実か...全文を見る
○和田静夫君 最後に、大臣に一言お聞きをしますがね。この付加税論が依然として行なわれているのであります。これはあとを断たないと言っていいわけですけれどもね。付加税などというのは、自治の基本精神を私はわきまえない見解であるということを何国会にもわたって言ってきました。これで、大臣の...全文を見る
04月07日第68回国会 参議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○和田静夫君 理事会を通して要求しておきましたが、安川審議官、お見えになっておりますか。
○和田静夫君 まず、郵政大臣に尋ねますが、五日の夜に毎日新聞の記者逮捕と報道の自由の問題をめぐって、NHKで番組の企画が一度なされました。そして取りやめになっていますが、いきさつを御説明ください。
○和田静夫君 調べてください。
○和田静夫君 調べてもらえますか。
○和田静夫君 私は明確にこれは調べてありますから、企画が取りやめになった経過がありますが、佐藤総理は、これについて一定の動きは示されなかったと私は判断をしますが、 いかがですか。
○和田静夫君 たいへん私は残念な質問で四十分を過ごさなければならぬような状態になっていますが、それは、あなたが先日読売新聞が総裁選をめぐる自由民主党内の黒いうわさを報じた際にたいへん立腹をされた、そして社長に電話をかけられた、こういうようなことが伝えられますし、かつて、あなたが自...全文を見る
○和田静夫君 私は、新聞倫理綱領との関係で、このことには佐藤総理が昨日ああいう答弁をされているのですから、少しは反省をされる必要がある。山中総務長官全然御存じないような顔でありましたが、四十五年十一月四日参議院決算委員会の議事録を後ほど一ぺん読んでおいてもらいたいと思います。 ...全文を見る
○和田静夫君 けさの閣議後の記者会見で、赤城農林大臣は、これら一連のことに触れられた中で、佐藤総理のいろいろの言動については全面的に了とすることはできない、こういう意味での十二時におけるニュース報道がすでになされています。閣内の中においても、言ってみれば、けさ来の答弁をずっと総合...全文を見る
○和田静夫君 たいへん時間がないものですからあれですが、「また五日夜、某外務省高官は「西山記者問題は佐藤首相が感情的になっており(今後の捜査も)首相次第ではないか」と語り、事件の処理に首相の意思が強く働いていることを裏づけた。」。
○和田静夫君 国家公安委員長、国家公務員法第百十一条が適用されて、刑事事件になった事例として、過去どのようなものがありますか。
○和田静夫君 いまお聞きになったように、国家公安委員長、これはあなた知らずにこれからの措置をやっておったら、あなたは何も知らずにやっておったということに実はなりますよ。きわめて異例なスパイ事件が一件あるだけです。今度の場合、新聞記者の取材活動として何らの異常さはなかった。政府部内...全文を見る
○和田静夫君 答弁になっていない。
○和田静夫君 私は、もうあまり高松さんとやりとりする気はないのですよ。  国家公安委員長、あなたは責任者なんだから、西山記者の取材のやり方に、あの外務省スパイ事件に匹敵をするところの異常さをあなた認めたわけでしょう。認めたのですか。佐藤さんは異常さはないと言っている。
○和田静夫君 一件しかないのですよ、判例は。その外務省スパイ事件に匹敵をすると判断をしたのかとぼくは言っているのです。質問に答えてください、時間がないからね。
○和田静夫君 それでは国家公安委員長に聞きますが、国公法の百条、百十一条の秘密ですね、これを行政罰で処理するのでなくて、刑事事件にするについては、その秘密の内容がその刑事事件にするに値するほどのものでなければならないという判例があるのを知っていますか。あなたに聞いているのだ、あな...全文を見る
○和田静夫君 国家公安委員長、何にも知らないということか。
○和田静夫君 じゃ、国家公安委員長ね、したがって、それなら今度の事件はスパイ事件に匹敵するということになるんだが、あなたはどう考える。あなたに聞いてるんだ。
○和田静夫君 テープレコーダーを回したような答弁じゃ話にならないじゃないですか。委員長、正確に答弁させてくださいよ。
○和田静夫君 国公法百十一条違反容疑で引っぱったということはね、国家公安委員長、要するに、極秘書類を新聞記者が何らかの取材方法で得たということ、そのことが逮捕の対象になるということなんですよね。これはたいへんなことですよ。これはたいへんなことだ。ほとんどの新聞記者がみんなひっかか...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、各大臣に。それぞれ所管の省の極秘書類の基準、それの判定をする人。
○和田静夫君 いえ、新聞記者全部ひっかかると言うのに、ひっかからないという判断……。答弁しないから、国家公安委員長。
○和田静夫君 文部。
○和田静夫君 総理ね、いまお聞きのとおり、大臣はほとんど知らない、こういう取り扱いについてね。局長もほとんどわからない形、たいへんもう有能な主計局長が御存じないでしょう。こういう形です。こういう形のものですからね。先ほど国家公安委員長が述べたような基準でものごとをやっておったなら...全文を見る
○和田静夫君 委員長ね、もうこれは秘密でなくなってるんだ。国家公安委員長、アメリカの側でもちゃんと発表してしまっているわけだ。秘密でなくなっているんです。
○和田静夫君 四日の朝五時半に、蓮見事務官が警視庁に出頭していますが、これは自宅から、国家公安委員長、一人で出頭したんですか。大臣まず答弁してくださいよ。あなた答弁できるか、どうなんです。
○和田静夫君 五時半というのは非常に早い時間ですがね、前夜この人はどこにいました。
○和田静夫君 前の晩はどこにいましたか。
○和田静夫君 蓮見さん。
○和田静夫君 佐藤さんね、いわゆる外務省の。部内で取り調べられた方法、内容。
○和田静夫君 内容は。
○和田静夫君 そこであなた方は、蓮見さんが自供するまでの間に、さっき杉原委員と佐藤総理の間で確認をしたあの六月十八日の西山記事ですね。それを類推をして西山さんの名前を出しながら自供を強制をしている、こういう調べ方をされているでしょう。
○和田静夫君 そこで、さっきの秘密の問題に戻りますが、この秘密の書類を引っぱり出したのが悪いと、国家公安委員長は言うんですね。ところが、この前の日曜日のNHKの政治討論会で愛知外務大臣、あの当時百十数通をこえる電信文があった。そのうちたった三通など問題にならない、こう言ってわが党...全文を見る
○和田静夫君 だめですよ、答弁なっていませんよ。私の質問に答えてください、質問に。質問に答えてくださいよ。
○和田静夫君 いや、刑事局長は関係ないじゃない。
○和田静夫君 刑事局長、いま答弁になってないでしょう。国家公安委員長ちょっと聞いてくださいよ。いわゆる愛知前外務大臣が、愛知外務大臣が百十数通をこえる電信文の中でたったの三通なんか問題じゃないと、こう言っているんですよ。問題ないのになぜこんな状態になっている。
○和田静夫君 あなたみたいに、そういう答弁を聞いている人たちがどういうふうに思う。そういうのを名答弁というのかもしらぬけれども、そんなわけにいかぬですよ、質問に答えてくれなきゃ……。
○和田静夫君 秘密書類引っぱり出したのは悪いというのですよね、あなた方。私は普通の新聞記者諸君の取材のパターンだと言っている。このことは佐藤総理も過日来の論議の中でお認めになっている。記者会見の中でもそのことを了とされている。それをあなたはいかぬとこう言う。こういう佐藤総理のお認...全文を見る
○和田静夫君 愛知前外務大臣の言ったことだという例で私が言っているだけでしょう。
○和田静夫君 まあ、そういう答弁ばかりしていて恥ずかしくないか、胸に手を当てて考えてもらいたいものだな。  それじゃ国家公安委員長、あなたに確認しますがね。三通の書類の確認です。一通は昨年五月二十八日の愛知・マイヤー会談の報告電文、あとの二通は六月九日の井川・スナイダー会談のパ...全文を見る
○和田静夫君 この三通とも蓮見事務官がコピーにとったのですか。
○和田静夫君 私はそうではないと思う。二通はもちろん外務省に保管されている正式文書ではないにしても、何通か外務大臣、コピーされますね。そうして安川審議官が目を通して焼却するはずの書類の実物が外に出ていませんか。安川審議官、あなたはそれを知らないと。まあ、あなたはこれを知っている。...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ安川さん、あなたが進退伺いを出した理由をお聞かせください。
○和田静夫君 外務大臣、いかがですか、いまの答弁は。
○和田静夫君 そういう抽象的な責任なら、最も責任を感じなければならないのは、外務大臣、あなた自身ではありませんか。福田さんこそいまこの場で佐藤さんに進退伺いを出してしかるべきであります。
○和田静夫君 私の質問そのものに答えてください。あなたの進退について。
○和田静夫君 ともあれ、あの機密事項を知っていた外務省高官の——私は一定のインフォメーションがなかったならば西山記者の取材、蓮見事務官の行為はあり得なかったのじゃないだろうか、そういうふうに私はしろうとの論理で思うのです。国民の多くはそのことをふしぎに思っておると思う。百十数ある...全文を見る
○和田静夫君 おそらくあなた方が判断をした基準になっておった佐藤総理の考え方というのは、もはやきょうのやりとりを通じてなくなった。前提がなくなったのですからね。即時に釈放してしかるべきですよ。良識ある法務大臣としてはそうお思いになるでしょう。
○和田静夫君 個々の部分について後ほど総括的に、法務大臣と外務大臣との関係におけるものは総理にもう一ぺんお聞きをします。  そこで、私はもうちょっと具体的に実は入っておきたいのです。  今回の外務省極秘文書、私は極秘なんていうふうには思いませんが、あなた方がこう言うから一応そ...全文を見る
○和田静夫君 その問題を事務レベルで引き続き検討した結果、どうなりましたか。
○和田静夫君 さっきの横文字をちょっと読んでください。
○和田静夫君 そのフェアチャイルド社が通産省との間で合意したという在沖繩合弁企業とは、通産大臣、どういうものか。
○和田静夫君 この文書には、さらにこんなことが書かれています。「大使より最近施設・区域の表や企業に関する書簡案等が紙上に漏れ、本国政府も迷惑しているが、関係者によろしく御注意願いたいと述べたので、本大臣より、実は自分も困っており、常々よく注意しているが、日本のプレスは容易に防ぎ切...全文を見る
○和田静夫君 さらに、この文書にはこうあるんです。「本日の会談」——五月二十八日の愛知・マイヤー会談ですね。——この「本日の会談については、会議の後、会談によっていまだ若干の懸案(P3、VOA、請求権等)が残っていることが認められたが、鋭意歩み寄りの努力を続けることとした。他方、...全文を見る
○和田静夫君 外務大臣、ここでもう一ぺん尋ねますが、要は、問題になっているのは密約があったかなかったかということなんですね。そうすると、私は、しろうとなりにひねってみましたが、経過はいろいろあったが結論的には密約はなかったとあなたは言われるけれども、あなたのその発言で、私を含めて...全文を見る
○和田静夫君 絶対ないということになったら、そうしたらあなた、秘密なんてないじゃないですか。秘密事項がないのに、何で蓮見さんが切られてみたり、西山さんが逮捕されてみたりしているんですか。秘密事項はないわけですね。ない。なかったならば隠す理由はない。なかったならば、いってみればこう...全文を見る
○和田静夫君 これはもうアメリカの側は発表しているのですから、あなた方秘密、秘密と言うたって、もう秘密じゃないでしょうが。
○和田静夫君 けさ明らかにもう向こう側がしているんです。  そこで私は、それじゃそう言われるのなら、P3についてはいつか、それからVOAについてはいつか、請求権についてはいつか、それを確認したい、一つ一つについて。
○和田静夫君 まあ時間がありますからあれですが、一般、さらに引き続いて外務委員会その他で追及をしますが、再び食言問題が起こらぬようにしておいてくださいね。復元補償費四百万ドルの私は財源問題だけでも、あなた方が言う交渉過程における秘密事項、これは幸か不幸か、出てしまいましたよ。とす...全文を見る
○和田静夫君 井川・スナイダー会談が東京で開かれて、同時に愛知・ロジャーズ会談がパリで開かれた昨年の六月九日の時点で、協定調印の日、六月十七日に余すところ約一週間の時点ですよね、これは。そうでしょう。少なくともこの時点では、この四百万ドルの扱いをめぐって日米間にはまだやりとりがあ...全文を見る
○和田静夫君 その六月九日の時点でのやりとりの内容でありますがね。それは、日本政府は米政府による見舞い金支払いのための信託基金設立のため四百万米ドルを米側に支払うものであるという愛知外務大臣の書簡を出すか出さないかというものであった、それはお認めになるわけですね、じゃ。
○和田静夫君 そこでもう一ぺん繰り返しますがね、この六月九日の時点でのやりとりの内容で尋ねたんですがね。いわゆる日本政府は米政府による見舞い金支払いのための信託基金設立のため四百万米ドルを米側に支払うものである、こう愛知大臣の書簡を出すか出さないかというものであった、それは認めた...全文を見る
○和田静夫君 大臣ね、これは書簡をめぐるやりとりであるということは、いま認められたわけですね、出す出さないは別として、書簡案をめぐるやりとりは。
○和田静夫君 十分私わからぬのですがね。ついこの間の、いまの答弁にもありましたが、三月二十八日の衆議院の予算委員会で、福田外務大臣は、「最終的というか、三億二千万ドルというものが最終段階でまずきまったのです。しかし一方におきまして、補償費の支払いをわがほうは要求した、それに対しま...全文を見る
○和田静夫君 いや、議論がこれは行なわれたわけでしょう。そうすれば、いつの会談で行なわれたのですか、これは。
○和田静夫君 ちょっとすみません。何が行なわれたんですか。
○和田静夫君 福田答弁の中に、「いわゆる愛、知書簡」とありますがね。これはいつの時点で、どのような形で問題にそれじゃなったんですか。
○和田静夫君 沖繩担当大臣はこのことを御存じでしたか。——このいきさつ、先ほど来やっているいきさつですね、電報を含んで、電信文を含んで、担当大臣としての山中さんは御存じでしたか。
○和田静夫君 愛知書簡というのは、六月九日の井川、スナイダー会談でアメリカ側が要求した日米政府は、米政府による見舞金支払いのため、四百万米ドルを米側に支払うものである、そういう内容のものでしょう。
○和田静夫君 いまの答弁、大臣よろしいですか。
○和田静夫君 そうすると、発出を要請をされた内容のものがあった、その内容の、いってみればやりとりというものもあった、こういうことになりますね。
○和田静夫君 そうだから、その書簡をめぐるやりとりがある、あったと、ね、内容的にはそういうことでしょう。それだけはイエスかノーかで。
○和田静夫君 そこで、書簡をめぐるやりとりであるということは、一定の結論が出て、それを文書に確認をするかしないかの問題なんでしょう、大臣。
○和田静夫君 そうだから、私の言いたいのはこれからあとなんだが、前後してまた錯綜してあれですが、書簡をめぐるやりとりがあったことはあった。それは確認された。そうすると、常識的に考えてみると、結論が出て、文書で確認をするかしないかの問題になるはずでしょう、書簡をめぐるやりとりがあっ...全文を見る
○和田静夫君 それだから、四百万ドルの問題というのは経過の中に出てきた話であって、結論ではそうならなかったという福田発言というのは、どうも私はうそのような気がするんですよ、そうだから。
○和田静夫君 いや、質問です。
○和田静夫君 じゃ、これは時間をとっててもあれですから、こうしておきましょう。先ほど私が読み上げました議事録で確認をしておくほうが確実だと思いますから、昭和四十七年三月二十八日の衆議院予算委員会議録第二十号の福田国務大臣が答えている十四ページの部分、「最終的というか、三億二千万ド...全文を見る
○和田静夫君 いや、それは違う。衆議院予算委員会で言ったこと、発言、そしてきょうの発言、これと違った——どっちみちこっちは資料をもって出すわけですが、違った結果が出た場合に、あなたは政治的責任を当然おとりになりますね。その政治責任とは、抽象的な政治責任ではない。外務大臣をおやめに...全文を見る
○和田静夫君 そこで佐藤総理に返りますが、百十一条の問題について先ほど来ずっと論議をしてきたように、前提になっているところの条件というものが一つ一つ、こう除かれていった。そして、ついには、安川審議官とのやりとりの中で明らかにいたしましたように、たいへん抽象的な理由で進退伺いが出て...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと筋道が違うのは、私たちは、法の適用が間違っている。したがって、この問題だけでも参考人を呼んで——別の機会というのは、これは理事会に預けましたけれども、これに対してわれわれが見解を述べ、そして総理自身がまあ、かなりの時間をかけた論議の中で前提的になってきた総理...全文を見る
○和田静夫君 いまの答弁の中でね、言ってみれば、その前段において、取材活動に異常パターンはなかった、これは、佐藤総理いまお認めになったんだからよろしいですね。
○和田静夫君 それから、異常パターンではなかったと、この辺は、それはもうあたりまえのことだと思う。そこで、百十一条問題というのは、まず、くどいようでありますけれどもね、すでに終わっているのに、言ってみれば、その後を追うために、百十一条というようなものに擬装をして、国家公務員法違反...全文を見る
○和田静夫君 国家公安委員長ね、前段の部分については、佐藤総理とのやりとりの中で明らかなように終わってるんですよ。だから、無理してですね……、(発言する者多し)不規則発言はやめなさいよ。一ぺんも不規則発言したことないんだから、三日間、黙って自分の発言のときまで待ってたんだ。黙って...全文を見る
○和田静夫君 そうだからですね、国家公安委員長のきょうの答弁というのは非常に答弁になってませんしね、たいへん問題でありますが、あなた、たいへんな見込み捜査をやっておる。このことはもはや明確であります。  次に移りますが、外務大臣、外務省の三宅課長が北ベトナムを訪れた目的といきさ...全文を見る
○和田静夫君 そのパリにおいて、実情を見られたらどうですかと誘いをかけたのはだれですか。
○和田静夫君 北ベトナムの外交官、どなたですか。
○和田静夫君 あなたが許可されたのでしょう。
○和田静夫君 だれから、誘いをかけたということを御存じなくても、こういうふうに安易に許可されるわけですか。それが日本の外交、外務大臣がこれまでやってこられた措置ですか。
○和田静夫君 三宅課長が北ベトナムを訪問をされるにあたって、アメリカとの間にやりとりがなかったですか。
○和田静夫君 その通告の内容、アメリカの政府それから南越の政府に対する通告の内容はどんなものですか。
○和田静夫君 そうしますと、内容的には全く相談をされてない……。
○和田静夫君 これは電信文のやりとりですか。
○和田静夫君 ここの部分については、秘密はないわけですね。
○和田静夫君 これは局長でいいと思うんですが、これは、言ってみれば、さっきから、いきさつになっているような意味での極秘文書、そういうものはありませんか。
○和田静夫君 そうしますと、先ほどは、三宅が北ベトナムに行きます、こういうふうに言っただけだ、通知しただけだ。いまになってくると、やっぱりたいへん機微な問題だけれども、秘ぐらいに属するようなやりとりはあります、この違いは一体何を意味するんですか。
○和田静夫君 あなたがそうじゃなくたって、私の質問はアメリカとの関係、南越との関係においてという質問なんですから、その質問に答えてもらえばいいわけです。
○和田静夫君 これは、もう一ぺん、悪いけれども念を押しておきますが、アメリカとの間に密約がありませんね。
○和田静夫君 アメリカとの間で、外務省の秘以上の扱いのやりとりはありませんね。
○和田静夫君 政府は、確かに、形式的にはベトナムに対する第二次大戦の賠償は終わったとしていますが、実質的には、鶏三羽で、南ベトナムにいってあれですね、それをしただけで、ほんとうに被害を受けた北ベトナムに対しては、それを何らなされていない。そこで、この問題の実質的な解決なしには北ベ...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、内容的にはどんなことを触れられましたか。
○和田静夫君 個人の資格で気軽に視察をしてくる、何の任務もないわけですか。
○和田静夫君 当然旅費は外務省から出ているんでしょう。
○和田静夫君 そうすれば、役人には帰ってきてからの報告の義務がありますね。その報告の内容はどういうものですか。
○和田静夫君 何かコンニャク問答でありますがね、この時期に——正確に言えばあの時期に、日本の外務省のすぐれた課長が北ベトナムにとにかく行かれた。それが、あなたが述べられるように、まさにぶらりと、ふらりと視察だというようなことに、だれが一体考えますか。特定の主たる目的をあなたがもし...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、三宅課長の調査、帰朝報告をもとにして、今後外務大臣としてはどのようなことをお考えになるわけですか。
○和田静夫君 そのステップをとるよすがになったものは何ですか。
○和田静夫君 再確認をしておきますが、三宅課長と北ベトナムとの話し合いが、ベトナムの戦争終結に伴う賠償などアメリカの政府の措置とのかかわり合いにおいてなされる、そういうような形のことが全然ありませんか。
○和田静夫君 一九七一年八月に、環境問題の指導的な科学者が集まって討論したキャンベラの国際会議では、   〔理事西田信一君退席、委員長着席〕 最も至急に全世界的調査を要する汚染物資として、水銀、鉛、カドミウム、DDT、PCBの五つがあげられたわけですね。水銀による水俣病、カド...全文を見る
○和田静夫君 それだけの決意をお持ちの佐藤総理は、この六月にストックホルムで開かれます予定であります国連人間環境会議のために提出をされました日本政府のレポート、このレポートをごらんになりましたか、総理はごらんになりましたか。
○和田静夫君 ごらんになっていないことまで、他人の口をかりて答えなくてもよさそうなものです。  環境庁長官、この報告書どうですか。
○和田静夫君 そこで、これは英文、それからこちらが日本文ですが、これ全部で二二ページあるんです。このうち日本の公害実態について触れた部分というのは二ページ足らずですよ。しかも、水俣病あるいはイタイイタイ病のおそろしさについて、佐藤総理、あれぐらいの決意でさっき答弁されましたが、一...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、このいまの答弁だけじゃだめです。ほんとうに別の報告書があるなら、別の報告書をくださいよ。
○和田静夫君 それなら外務大臣、あなた何も、出してありますから配られましょうなんというような、そんな答弁をされたんじゃ、たまったものじゃない。知らないんなら知らないと、それこそ言ってください。  そこで、いまからでもできないはずはないのでありますから、とにかくそういう形でのあれ...全文を見る
○和田静夫君 それなら、資料要求したのによこさないの。
04月10日第68回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○和田静夫君 関連。  厚生大臣並びに大蔵大臣にお聞きをしたいのですが、いまの論議を通じて一番私たちが考えなければならないのは、日本の病院やあるいは診療所を含めて全体の医療の中で、自治体病院というのは一体何かという問題について深刻に今日考えてみる必要がある、そういうふうに思うん...全文を見る
○和田静夫君 関連。ちょっといまの問題で……。  みずからの解釈が明らかになりましたから、したがって、医療監視員が現在どれだけいますか、それが一つと、その医療監視員によってみずから医師が投与をしていない、投薬をしていない、そういう状態が過去においてどういう形で摘発をされ処理をさ...全文を見る
○和田静夫君 いま言われたのが実情だと思う。したがって、厚生大臣、言ってみれば、法律は死んでいるわけです。こういう状態についてどういうふうに措置をされるつもりですか。あなたの厚生行政上の責任をどういうふうに一体おとりになるつもりですか。
○和田静夫君 委員長。
○和田静夫君 私、ちょうど理事会が開かれているようですから、私の発言中に。御存じのとおり、憲法が保障する記者の取材活動の問題と国公法違反の問題というのは、純法律論にはたいへん問題がある。したがって、理事会を開いて参考人の招致などの取り扱いを要望しておきました。その答えが返ってきて...全文を見る
04月11日第68回国会 参議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○和田静夫君 関連。  いま言われたところの知る権利との関係でありますが、この国会のやりとりをずっとお聞きになっておっておわかりかと思うのでありますが、何といっても、国益というような、言ってみれば、抽象的なふえん条項を繰り返して答弁の中で強調する、そういうことによって結果的に政...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと委員長、答弁をもらう前に関連で。  このことで、一つどうしても考えなければならないのは、外務省に入る公電の九〇%をこえる部分が、外国では公然資料に載っていること、それがわが国の外務省に入ってくると、その公然な資料の中の三分の二ぐらいが秘密であったり極秘にな...全文を見る
04月13日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第9号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、前々回、それから前回の委員会からの継続でありますが、求めておきましたそれぞれの採用年次別の飛び歩き状況、それから、いわゆる人事交流にあたっての自治省と地方との文書のやり取り、その文書を、さらに一言で言われる名簿の配付先、費用の出所、そして、これらを前提にしなが...全文を見る
○和田静夫君 必要最小限度をどの辺に押えられるつもりですか。
○和田静夫君 昭和四十七年度を迎えて新しく辞令がおりた、いわゆる自治省幹部職員の府県市町村別のですね、いまおわかりになったら……。
○和田静夫君 これは調べればすぐわかりますよ。
○和田静夫君 そういうことです。
○和田静夫君 いま自治大臣の言われた後段部分。
○和田静夫君 そうしますと、その人たちが何年組であるかということ、それから、その人たちの退職金の取り扱いはどうなりますか。
○和田静夫君 いわゆる六団体の事務局に行っているそういう人たちですね、この人たちの退職金、年金の扱いは。
○和田静夫君 年金の扱いは。
○和田静夫君 そこで、大臣の御答弁でありますが、非常に前進を見ました。その限りにおいては一定の評価をいたすのでありますが、私は、先般来、ある意味では無味乾燥な法律論で自治省の皆さんとやりとりをいたしました。いわゆる自治省の天下り問題が実は何べんもこの地方行政委員会で御存じのとおり...全文を見る
○和田静夫君 そこで、人事交流の原則について二、三意見を述べて見解を承りたいのですが、まず第一に、いま前段、最初の御答弁によって、自治省における幹部職員の採用については公務員法の原則に基づいて採用するということですね、先ほどの……。
○和田静夫君 二つ目に、自治省及び関係省庁と地方自治体との人事の交流につきましては、公開の場で登用する、私はそういうことがもっとはかられていいと思います。無用な混乱が起こり過ぎるのであります。まあ具体的な事例をいまここで申し上げる必要もありませんが、この辺はどうですか。
○和田静夫君 いわゆる発令前に、人事の交流について全く密室なんですね、いまの状態というのは。それがある意味では憶測を呼んでたいへんな混乱を起こす。この四十一年に採用された人がたいへんなところに行っていた例もありますよ。職員組合と理事者側との間に、その職員組合が常日ごろ理事者側とな...全文を見る
○和田静夫君 そこで、これはあたりまえのことなんですが、いわゆる人事交流によって地方自治体採用職員と人事の均衡を失して、そうして意欲を低下させるような事態は絶対に引き起こさない、これはもう確認できますね。
○和田静夫君 ここの部類の最後ですがね、いわゆる職員多数の反対があって、その職員というのは、必ずしも自治体職員団体、いわゆる労働組合に組織されているものだけをさしません。全体の職員ですよ。職員の多数が反対があって、どうしても人事がまとまらないという場合が今後起こり得ると思う。そう...全文を見る
○和田静夫君 大臣の答弁としてはそれ以上ちょっと無理だろうと思うのですが、まあそういう努力をしても結果的にはまとまらない場合があります。その場合に、その御本人が宙に浮いてしまいますからね。片方自治省はおやめになっております、片方は任命の辞令が出ません、こういう形になった場合、御本...全文を見る
○和田静夫君 まあ発令をしてから起こり得る状態だって皆無ではありませんからね。その場合のことをちょっとお聞きをしたい。
○和田静夫君 そこで、大臣、ここまでは、ある意味じゃ三回も委員会をかけたことであるし、たいへん前向きに検討されていただいたのでよいのですが、次にお聞きをすることは、残念ながら聞かざるを得ないことでございます。  まず大臣に、自治省の役人が国家公務員であると同時に地方公務員の幹部...全文を見る
○和田静夫君 ともかく、厳格に考えて、国家公務員であると同時に地方公務員の幹部であるという、こういうことにならないということが先ほどのいわゆる大臣の統一見解として出た、それはそう理解していいんでしょう。
○和田静夫君 ところがですね、実はその実態的にどうである、こうであるという論議じゃなくて、法律的には間違っているということが明らかである。しかも両二回にわたる委員会で、委員会が実質的にとまるような状態だった。統一見解が出ないわけですから、きょうまで。そういうとまるような事態までに...全文を見る
○和田静夫君 いま言ったとおり、間違った発想が自治省のいわゆる官僚の中からなされたとした場合、仮定じゃない、私はあとから実例をあげますが、自治大臣、どうされますか。委員会は、一生懸命天下りの是非について、あるいは採用の是非について、しかも法律解釈は私が正しかったことはきょう明らか...全文を見る
○和田静夫君 統一見解が出ていないのに、かってに解釈があなた以外から出てしまう、委員会がとまっているのに。
○和田静夫君 これは渡海自治大臣が衆議院の地方行政委員会に所属していたときのことだと思いますが、私が国会に出てから食言問題がありました。自治省の官僚が、再三、同一人が食言問題を起こすというのは、私はこれはたいへんなことだと実は思う。国会で自治大臣が、本人の処遇のことを含めてその取...全文を見る
○和田静夫君 私、何も個人を責めようと思いません。しかし、実際は前のことをお知りにならなければしかたがないのですが、参議院の地方行政委員会も衆議院の地方行政委員会も実は前の発言をめぐっては何回かとまったのです。そうして野田自治大臣は、ついに先ほど申し上げましたような措置をされまし...全文を見る
○和田静夫君 それじゃいまの問題、そういうことで、次回の答弁でさらにあれをしたいと思いますが、大臣、前の経過がありますから、そう簡単な処置ではおさまらないということです。この問題は反省がなかったことですから、この辺は十分に含んでおいていただかなければならないと思います。  そこ...全文を見る
○和田静夫君 一つだけ具体的な問題でお聞きをしたいのですが、都市開発に関するロブソンの批判的な見解として、ニュータウン、新宿副都心構想について、私は最も興味深くここを読むのでありますが、都の住宅政策に関する指摘があります。ロブソンはこう言っているわけです。「抽選方式は最も公平な方...全文を見る
○和田静夫君 最後にいたしますが、さっき自治省としての見解はお持ちにならない、宮澤行政局長個人の御見解だということでございましたが、いま自治大臣、各省との関係というものを調整を十分にしながら、やっぱり検討を加えなければならぬと答弁されました。もちろん各省の検討も必要でありますが、...全文を見る
04月17日第68回国会 参議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○和田静夫君 十三日の衆議院外務委員会秘密理事会に外務省が提出した外相書簡案でありますが、十四日の新聞にはすでに報道をされておりますけれども、もう隠す必要がないと思いますので、ここでそれをお示しください。
○和田静夫君 すでにもう報道されていますから、何も秘密とする必要はないと思いますが、そこで何月何日にあの案はアメリカから提示をされましたか。
○和田静夫君 返還協定批准間近なこの時点で、そうした内容の書簡案がアメリカ側から提示されたということから、福田外務大臣は、経過としてはそういう話もあったが、結果としては密約はないと答弁をされていますけれども、それはまさに成り立たないのではないですか。
○和田静夫君 私を含んで国民の疑惑は、まさに六月九日にこういう案が提示をされた、それが単なる経過であったということを真実として受けとめることは、これはどうしてもできない。私はこの際、あの書簡を日本政府が出したか出さないかというのは、もう問題ではないと思うんです。あの書簡を日本政府...全文を見る
○和田静夫君 外務大臣がいかに言われましてもね。  そうしますと、私は文書の写しは持っていますけれども、この後半の部分ですね、日本政府は、米国政府が第四条三項に従って自発的に支払いを行なうための信託基金を設定するために、この一括決済額から四百万ドルを留保することを了知する。この...全文を見る
○和田静夫君 何のためにアメリカがそんなことをする必要があったとお思いになりますか。
○和田静夫君 まあこれは、だれが考えても密約があったとしか思えない状況であります。そして私は、何よりも許されないのは、この密約問題を国家公務員法違反という低次元の法律的しかけの中にたたき込んで問題の本質をすりかえたということであります。  伝え聞くところによりますと、福田さん、...全文を見る
○和田静夫君 たいへん博識な法務大臣がそういう答弁をされるというのは驚きですが、あの起訴状は正式には何という名前の事件にからむ起訴状ですか。
○和田静夫君 この外務省の機密漏洩事件、これを国公法違反事件の容疑になぜ二人のプライバシーにかかわることを持ち出す必要があったのですか。
○和田静夫君 個人のプライバシーの問題が犯罪構成要件に関係があるなんという認識は法務大臣、たいへんな間違いじゃないんですか。
○和田静夫君 これは常識的に言えば、ああいうことは、たとえば公判の過程で明らかにされることはあっても、起訴状に書くなどということはちょっと考えられないことであります。一般的な人たちの代表という意味で取り上げるのですが、司馬遼太郎氏は十六日の新聞に、「渋谷の「ホテル山王に誘って情を...全文を見る
○和田静夫君 私は、いまその内容に立ち入るよりも、検察当局は、あの起訴状が現下の情勢の中で新聞に公表され、公衆の目に触れることをどの程度意識してこの起訴状を書いたか、そのことについて……。
○和田静夫君 その場合、二人のプライバシーについての配慮は全くなかったわけですか。
○和田静夫君 それじゃ、刑訴法に基づいてこういう記載をされた過去の例というものはありますか。
○和田静夫君 私は一般的なことを含んで聞いたんですが、先ほど法務大臣は文学的な表現についてはやはりもっと考えるべきであったという旨の答弁がありましたが、二人のプライバシーを侵害したことについて、法務大臣としては何ら責任をお感じになりませんか。
○和田静夫君 まあ、私はたいへん検察ファッショ的な起訴状であるという感じを持ちます。そして、その裏に動いたところの背景というものを類推をいたします。そのことはさらにいろいろ調査を進めますが、外務省の処分の内容について若干お尋ねをしておきます。  私は、基本的には西山、蓮見両氏が...全文を見る
○和田静夫君 で、私は、この人事異動がかなりきびしいものでしょうねという問い方をしたのは、たとえば役人が食言問題を国会で追及されて、その役人が一応左遷という形をとる、ところが一、二年たってほとぼりがさめると、いつの間にか中心的なポストに戻ってくる、そういうことは今回の場合はあり得...全文を見る
○和田静夫君 機密漏洩の管理責任ということで、九人の処分が発表されていますが、その中に一人平の事務官、すなわち山田事務官が訓戒処分になっています。これはどのような責任をとったものですか。
○和田静夫君 山田事務官が今度の一連の事件に、何らかの形で関係していることはないですか。
○和田静夫君 これは法務大臣、いかがです。
○和田静夫君 私は、何も調査せずにやっているわけじゃありませんからね。食言問題の起きないようにしといてくださいね。  あの起訴状に出てきます秋元政策研究所の今度の一連の事件で果たした役割りでありますが、これはただ事務所を提供しただけですか。
○和田静夫君 それでは、次の質問はいつか別の機会にやりますが、私はこの一連の事件に何かすっきりしないものを実は感じておりましたが、あの起訴状が出て、ますますある疑惑を深めました。で、私はこの疑惑を解くべくみずからも調査を進めたいと思いますが、公判その他の過程にも当然注目をいたしま...全文を見る
○和田静夫君 いまの同じ質問について、外務大臣どうですか。
○和田静夫君 いれがいわゆるアジアの民衆と、それぞれの国家、そしてその外交に与える影響というものを、日本の外務省はどういうふうにお考えになっておりますか。
○和田静夫君 ニクソンの訪ソを目前にした北爆の拡大でありますね、これによって、米ソの関係というのは国際情勢にかなりの影響を与えるでしょうが、それらについてはどのような判断をされていますか。
○和田静夫君 今度の北爆が、沖繩の返還について全く影響を与えませんか。
○和田静夫君 確かに返還そのものに変化はないでしょうが、一九六九年十一月の、日米共同声明が出された当時の日米両国のベトナム戦争に関する見通しが大きく狂ったことは、これは事実ですね。この見通しの狂いから、たとえばB52の沖繩再配備などということは全く考えられませんか。
○和田静夫君 同じ質問を、防衛庁長官に。
○和田静夫君 外務大臣はこの委員会でもしきりに事前協議制の再検討を何べんか口にされたのでありますが、このベトナム戦争の激化を背景に考えてみた場合に、逆にアメリカ側が強硬態度に出てきて、そして初の事前協議という事態に突き当たる可能性があるように思われますが、いかが判断されますか。
○和田静夫君 たとえば、岩国あるいは横須賀の基地が、ベトナム戦争の海兵隊などの補給基地となっている事実関係について、本委員会でも何回か明らかになりました。そこで、あなたがあのときに答弁をされた、言ってみれば事前協議制についての再考ですね、そういうような問題について、この際、事前協...全文を見る
○和田静夫君 あなたが言われるこの際、この際とは、いつ幾日くらいまでですか。
○和田静夫君 たいへん忙しいことはわからぬわけではないが、その忙しい中でも、一番大切にして一番緊急性を持ってあなた自身が考えなければならぬ問題ですよ。したがって、ゆうちょうにかまえておってもらっちゃ困る。  そこで、日本の国民の平和への希求という観点からはもちろんでありますが、...全文を見る
○和田静夫君 外務大臣。
○和田静夫君 外務大臣の姿勢というのは、どこの国の外務大臣か実はわからないんですがね。アジアの中で起こっている緊張、それが与えるところの、いわゆる平和を希求する日本国民に対する影響、そういうものをしっかり判断をしながらものを言うという姿勢が、あなた方にあまりにもなさ過ぎるわけです...全文を見る
○和田静夫君 いや問題は、人口密集地帯に対するところの、無差別のこういう爆撃が行なわれている。それに対して、アジアの国の、言ってみれば一国の外務大臣として、この深刻な事態についてやはりものを言う、そういう態度をあなたはお持ちになるべきだと、こう言うのです。したがって一番最初に、今...全文を見る
○和田静夫君 かつて北爆を支持をされたあなたの考え方は、それじゃ今度の場合には、やはりそのまま生きていますか、今度の場合は改められますか。   〔委員長退席、理事白井勇君着席〕
○和田静夫君 ほんとうに、地上で行なわれているところの戦闘と、こういう人口密集地帯に対する無差別のいわゆる爆撃とを、一緒にとらえるような感覚でもってものを判ずるということに最大の誤りがありますよ。そして、第三国であるからと言う。確かにそれはそうだ。しかし、アジアの中において、平和...全文を見る
○和田静夫君 少なくとも、いま佐藤内閣なんですよね。その内閣を主宰する総理は、批准をすべき段階にきている、こう答えている。あなたは、かなり時間がかかると。この距離は、一体どういう形で埋められますか。
○和田静夫君 ともあれ、総理答弁との距離を縮める努力というものをやっぱり力一ぱいやる、そういうことがいま必要だと思いますから、強くそのことを求めておきます。  で、総務長官に尋ねますが、昨年の八月三十一日と九月一日の二日間、東京の台東区の体育館、そこで開かれた部落解放国民運動中...全文を見る
○和田静夫君 九十六億円で、今年度における部落の問題の解決ができるとお思いになっていますか。
○和田静夫君 同和対策特別措置法が制定されてから、すでに四年目に入っていますね。しかし、同法を肉づけ具体化する具体的計画が、いまだ明らかにされていない。向こう六カ年間に対する計画はどうなっているのか、具体的計画はすでに立案をされる段階にあるのか、されていないとすれば、どういう作業...全文を見る
○和田静夫君 政府は、昨年六年一日に全国未解放部落地区に対する実態調査を実施されました。この調査は、われわれの要求も非常に強かったわけでありますけれども、先ほどお話があった四十二年度に行なった政府の実態調査が、きわめて不備、不十分だった、現実に部落地区の住民の生活環境が、各地方自...全文を見る
○和田静夫君 この調査結果の未提出地区、九州では長崎、宮崎、北陸では富山、石川、関東では栃木、さらには東北六県が提出をされていないでしょう。どうなっていますか。
○和田静夫君 そこで、この未提出を許している責任はどういうふうにされるのですか。いつまでに提出されるのですか。
○和田静夫君 そこで、こういう未提出状態を踏まえながら、実態調査と称して、そして四十七年度同和予算がこの上に処理をされて計上されている。こういう事実や、あるいは未解放部落の実態を、言ってみれば把握し切らないで同和予算を組むという結果になっているわけですね。こういうことについては、...全文を見る
○和田静夫君 この問題で最後にもう一つだけお聞きをしておきますが、今日、たとえば大阪など部落解放運動が非常に発展をしている先進地区においては、なぜ部落ばかりよくするのかという、そういう形で言われるところの逆差別の認識、こういうようなとらえ方をする一般住民の声が出ているようでありま...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣に、十五日に終わった通貨体制の改善を打ち合わせるための日米会談の結果ですね、これについて若干これからお尋ねしたいと思いますが、まず総括的に、ボルカー米財務次官と政府の話し合いの内容とその結果、そして、それに対する日本政府の評価をお示しください。
○和田静夫君 この会談で合意に達した問題の一つといわれています、通貨改革を討議する場の問題がありますね、いま言われたように。この問題について、新聞には実は二通りの書き方がなされているわけです。一つは、十カ国蔵相会議、IMFとは全く別個の新しい会議とするという、朝日に代表される書き...全文を見る
○和田静夫君 アメリカ側が、通貨改革の問題をIMFやあるいは十カ国蔵相会議とは別個の場で論議したいと言った裏には、戦後二十四年間ドルが流出して、アメリカの国際収支の赤字によってささえてきたそういうIMF・ガット体制が、もはや維持できないという認識のもとでアメリカの政府が、これとは...全文を見る
○和田静夫君 私は、今度の会談で実は最も重要な点は、通貨と通商を切り離さないということをきめた点だと思うのです。はっきり言って、これは国際通貨制度の改革途上のこととしてはマイナスではないだろうか。確かに通貨と通商とは切り離せないし、今日の国際通貨問題の裏には、貿易構造上の不均衡が...全文を見る
○和田静夫君 IMF機構が成立をする少し前、一九四三年にケインズの国際清算同盟案と、そして一方ではホワイトの国際安定基金案が対立したことがありました。非常に単純化してあれを言ってみれば、ケインズ案というのはバンコールという第三の通貨的なものを介在させた、そういう多角的決済機構の提...全文を見る
○和田静夫君 「円再切り上げ求めぬ」という、たいへん大きな見出しがある新聞があるのですがね。先ほど、まあそういうことに触れなかったんだという大蔵大臣の答弁があったのですが、円再切り上げを求めないという米側の意向、これ出されたと思うのですが、この時点における、ボルカー次官によるこの...全文を見る
○和田静夫君 私はちょっと逆なんでね、円切り上げなどということは、本来アメリカに要求されるそういう性格のものではないんだと。場合によっては、わが国が独自の判断でそれを断行しなければならぬときは、断行しなければならない。なのに、なぜいまさらアメリカ側が、円の再切り上げを求めないなど...全文を見る
○和田静夫君 ボルカー氏は日本政府に対して、米国政府中期債あるいは地方債などを十億ドル程度購入するよう要請したそうですが、その結末はどうなりましたか。
○和田静夫君 これで最後ですが、過剰ドルのコンソリデーションを米国がもし打ち出した場合には、日本政府としては協力していくつもりですか。
○和田静夫君 地方財政で、時間がなくなりましたが二、三お聞きをいたしますが基本だけちょっと触れておきたいと思います。  昭和四十年代の地方交付税制度の実態を、昭和三十年代とそれとずっと比較をしてみますと、実はたいへん大きな変化をしています。それぞれ特色というものははっきり出てき...全文を見る
○和田静夫君 私、大蔵大臣に特に聞いておいていただきたいと思うんですが、いまも答弁にありましたように、三十代と四十年代とは、地方交付税制度の実態に非常に大きな相違点があると。  で、時間がありませんから多く言いませんが、昭和三十年代では地方交付税率が毎年引き上げられました。昭和...全文を見る
○和田静夫君 私は時間がないから論議はできませんが、地方交付税制度では交付税率、総額があらかじめ固定されている。そういうために、需要額がいつも過小に算定される弊害があった。このことが、地方団体の行政水準が非常に低いといわれるにもかかわらず、いま言われたとおり、少し景気が上向くと交...全文を見る
04月20日第68回国会 参議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○和田静夫君 ちょっと委員長、関連。
○和田静夫君 はい、簡単に。
○和田静夫君 そこで、いまの答弁で、あなたは広報課長を通じてしか立証ができないわけでしょう。したがって、わが佐々木委員のほうからは、ちゃんと打ち合わせした結果について立証しているわけです。そういう事実はないと。あなたは人を介して、言ってみればいまの質問しかできない。したがって、答...全文を見る
○和田静夫君 関連。  そこで、さっきの私に対する答弁の問題ですがね、明確に、広報課長の予見、広報課長の言ってみれば予断、状況判断、推定、そういう形でもって誤りましたね。こういう形のことにした、それに基づいてあなたは通達をされた。断定的な通達をされた。この責任はどういう形でおと...全文を見る
04月25日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第12号
議事録を見る
○和田静夫君 非常に時間が制約されまして、協力するのにやぶさかではございませんが、たいへん残念ですが、一点だけ明らかにしておいていただきたいと思います。  そこで、まず交付税の総額に算入をされた臨時沖繩特別交付金の三百六十五億、この積算の基礎を示していただきたい。
○和田静夫君 そこで、これは当初は六百三十億円でしたね、それが五百十億になった事情ですね、それを本土並みのいま言われたことで内訳を含んだ、これをちょっと具体的にあれをしてもらいたいんですが、当初六百三十億のときには、本土並みの地方行政事務の実施に要する経費三百億、振興開発その他の...全文を見る
○和田静夫君 総務長官、もう二分くらい待ってください。  ここで言われている超過職員ですね、この超過職員というのは何ですか。
○和田静夫君 前に、「琉球政府の一般会計等において見込まれている債務(公共事業に伴う借入金およびいわゆる赤字借入金)の処理については、一九七二年度発行予定の退職手当債等にかかる地方債の元利償還費(十一億円)を除き、別途措置されるものとみて、見込んでいない。」、これは自治省の説明で...全文を見る
○和田静夫君 そこで、五月十五日の復帰時において琉球政府の一般会計等において見込まれている債務ですね、これはどれくらいですか。
○和田静夫君 二百二十二億五千百万円、ドルだと幾らになりますか。
○和田静夫君 そこで、国政相当分、県政相当分、これを分けますと……。
○和田静夫君 そこで総務長官にお尋ねしますが、この債務というのは全額国が肩がわりすることになっていたわけですね。
○和田静夫君 今度の措置のしかたですね、四十七年度措置のしかたとして、先ほど分けました国政相当分そして県政相当分、これはそれぞれどういう措置になっていますか。
○和田静夫君 そこでですよ、いわゆる県政相当分、いわゆる国政相当分ですよ——県政相当分の部分、概算四千八百ドルこれはいま説明がありましたが、しかしあれでしょう、沖繩県が肩がわりを当面することについて間違いはないわけでしょう、交付税法の措置……。
○和田静夫君 交付税で措置をしていくことは間違いないわけですか、これ。自治大臣そうでしょう。
○和田静夫君 そうですからね、そこで自治大臣にお聞きしますが、いわゆる地方交付税というのは地方団体の固有財源でしょう。どういうことを言われたところで交付税で見る、言ってみれば、大ワクの中では地方団体の固有の財源で見るということであって、総務長官いろいろ言われましたけれども、結果的...全文を見る
○和田静夫君 それは確認を得られたのはそうじゃないでしょうけれども、ともあれ、しかし交付税上のルートに乗っていくわけですから、地方交付税というのは地方の本来的な財源だから、したがって国がめんどう見るということには論理的になりません。言ってみれば、地方交付税率を引き上げるか、あるい...全文を見る
○和田静夫君 いや、交付税上、世界的にたいへん精微といって誇っているんですからね。それで、ずっと考えていくと、政治的な折衝の妥結の問題、別ですよ。しかし、交付税法上の措置としてこういう措置をしていくということは、裏にどういうような約束があるかは別として、われわれがここで地方交付税...全文を見る
○和田静夫君 たいへんこれはくどいようですけれども、現地でも問題になっている問題のようですからあれですが、何もぼくは沖繩担当大臣のいわゆる努力、善意を否定をする立場で言っているわけじゃないので、将来にわたってたいへんこれは心配ですから、きょう特に大蔵省を呼んでいないのは、大蔵省呼...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、もう一ぺん聞きますが、財源措置所要額六百三十億円の内訳の中で、その十五億というのはどこの部分に該当しますか。
○和田静夫君 いわゆる総務長官の述べられたことが議事録にきれいに残っているから——釈然と正直なところしません。やりとりの約束ですからね、ほんとうにこれは交付税法上こういうことでいいのかということは私としては疑問です。しかし、自治大臣も総務長官も、きょうの答弁に関する限りにおいて食...全文を見る
○和田静夫君 総務長官、これで終わりにしますけれども、いわゆる五年後以降の問題ですね、この保証、これをもう一ぺんはっきりさせてくれませんか。
○和田静夫君 実は、非常に時間が正直のところありませんから、この交付税法の中で、特に大都市交通問題その他の問題を全部質問はしょりました。それからもう一つは、計画といわゆる決算との関係、これらの問題についてたいへん重要だと思われる部分についてもきょうは全部やめました。したがって、法...全文を見る
04月25日第68回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第3号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、法務省にお尋ねをいたしますが、昨年の十二月の初めから約二カ月間にわたって金沢地検が追及をした金沢競馬場をめぐる一連の不正事件の概要をお示しください。
○和田静夫君 この発覚の動機は何ですか。
○和田静夫君 これはいわゆる一般的にいって投書ですか。
○和田静夫君 これは農林省にもそういう意味での申し出、投書が出ているわけですね。
○和田静夫君 そこで、被疑者のうち一般の競馬場関係者が全員起訴されていますね。ところが県の職員は、まあ二人の起訴にとどまった。で、金沢地検の武安検事正は二月一日の午後の記者会見で、起訴しなかった職員については、すでに社会的制裁を受けており、さらに刑事責任を問うのは過酷だと判断した...全文を見る
○和田静夫君 まあ、まさに常識的に考えて検察官の訴追裁量権の行使というのは、完全に自由なものではなくて、そこにはおのずから一定の基準が存在をする。で、公平な起訴というのは、その重要な要件の一つであると思うのですが、したがって、上位者に軽いときは下位者にも軽く、一般人に重いときには...全文を見る
○和田静夫君 そこで、農林省にお聞きをしますが、去る三月十日の衆議院決算委員会で農林省の増田畜産局長が行なっている答弁を実は読みました。そして、私はまあ正直なところあ然といたしました。高級官僚の国民のいわゆる公僕としてのメンタリティーの欠如がもうここまでいってしまったのかという感...全文を見る
○和田静夫君 いや、質問に答えてくださいよ。
○和田静夫君 あなたはその前言で、先ほど読みましたように、「新聞に伝えられるような事実ではなしに、」云々と言っているわけですね。この発言は、この事件で新聞に発表になった事実の中に何か誤りがあったというようにとれるわけですよ。で、どの新聞のどの記事が間違っていたのか。
○和田静夫君 それでは、あなたが取り消された部分について、これは北国新聞でありますが、「昨年四月二十七日、午後五時ごろ、金沢競馬場の運営監査に来た月本道彦競馬監督課長(当時)ら二人と立花農林部長ら県と競馬事務所などの六人が一緒に山中温泉のよしのやへ行った。ひと風呂浴びて、六時半ご...全文を見る
○和田静夫君 この部分については取り消されない事実がある。そこで、この中に出てくる月本道彦さん、当時の競馬監督課長、それから大越芳監督官、この二人はいまどうされていますか。
○和田静夫君 そこで、言ってみれば、県の担当者というのは、どういう処分をされたか、おわかりになっていますよね。
○和田静夫君 後ほど触れますが、免職になった人もいます。非常にそういう意味では気の毒なことになっていますがね。ところが、農林省のお役人だけはのほほんとして相変わらず出世街道にあるわけですね。農林大臣、こういう状態というのはどういうふうに理解しておりますか。
○和田静夫君 月本競馬監督課長のこの出張ですね。昭和四十五年四月二十七日時点の出張、これはどういう名目で行なわれたのですか。
○和田静夫君 これは旅費その他の調書、すべてあるということですね。
○和田静夫君 それはいただけますか。
○和田静夫君 そこで、競馬監督官というのは、どういう任務を持った役職ですか。
○和田静夫君 そこで、農林省の監督官という役職ですね。いま言われた役職が、監督する側が監督される側から供応を受けても平気でいられる、そういうことですか。
○和田静夫君 しかし多くの場合は、そういう関係で誤りが起こるので、そうすれば、たとえば金沢の町に高等学校時代からのお二人がお残りになって、それは飲み遊ぶというようなことは自然ですよ。そういうくふうというものは、それはお互いあることですから、当然なされてしかるべきでしょう。先ほど来...全文を見る
○和田静夫君 一ぺん四十五年四月二十七日の会合に出席した者の一人一人の名前をあげてくれませんか。
○和田静夫君 法務省わかりますか。
○和田静夫君 そのほかに、いま言われた農林省の関係の二人ですね。そして金沢市の農林部長、それから金沢競馬土地会社の専務、これは武安検事正がインタビューで言われていることですから、明らかですが、これを見ますと、局長、いろいろのことを言われますけれども、ほとんどが事件の関係者なんです...全文を見る
○和田静夫君 現在二人は検察審議会にかけられているわけですから、しかもさきにみたように、公務員が行政処分を受けるという前提で不起訴になっているわけです。したがって、そういう意味では行政処分がたいへん手ぬるい、そうして考えてみなければならないのは、後ほど農林省の天下り問題少しやりた...全文を見る
○和田静夫君 後段の部分で触れられたような形で、大臣は御存じなかったわけですから、十分に調査をされて、調査された結果、すでに行なわれたところの処分というものが、非常に不当であったならば、調査結果に基づいてのやっぱり再考ということはあり得る、それは当然のことでしょう。前段的には処分...全文を見る
○和田静夫君 その調査の結果たいへん今日までとられてきている態度が不当であった場合においては当然そこにさかのぼったところの処理のしかたがあり得る、こういうふうに理解をし、また私はそのことを強く意見として述べておきたい。  次に移りますが、馬丁ストが泥濘化をしていますが、そこには...全文を見る
○和田静夫君 私も馬手と言ったつもりで、馬手というと主のほうとちょっと聞きにくいと思って馬丁と言っているんですがね。そこで時間もありませんからあれですが、中央競馬会それから日本調教師協会ですか、それからいわゆる馬手組合ですね、この三者の話し合いを持って、その中から、かなり抜本的な...全文を見る
○和田静夫君 四十二年度のあの大きな争議が終結をした際に、昭和三十五年二月中労委が出した、競馬会というのは、馬手労組に対する調教師会の使用者責任についてその担保責任があるというあっせん案が確認されておりますね。さらに、日本中央競馬会というのは、馬手との間に労使関係がある、こういう...全文を見る
○和田静夫君 私はなぜ農林省に聞いたかというと、監督行政の立場にある農林省として、大臣ここでやっぱり中央競馬会というのは馬手労組との間における団体交渉の場に出るべきだと、大臣が一言ここで言われることの影響というのはたいへん私は重要だと思うのです。そのことによっていま中央競馬会が答...全文を見る
○和田静夫君 上級職の甲試験を通って農林省の幹部職員候補者となる人ですね、毎年何人ぐらいいらっしゃいますか。
○和田静夫君 その一人一人について、ポスト異動の状況というのは説明できますか。
○和田静夫君 はい。
○和田静夫君 それは、ここではできないでしょうが、昭和三十五年以降の一覧表をつくっていただけますか。
○和田静夫君 じゃそれをつくっていただきます。  そこできょうは、私のほうももちろんその異動の状態が用意できませんでしたから、きょうは約束をしたいことが一つあります。それはこの国会始まって以来、実は自治大臣と地方行政委員会の論議を通じながら、ついには法制局長官、それから佐藤総理...全文を見る
○和田静夫君 二つ目は、自治省及び各省庁と地方団体との人事交流については公開の場で協議をする。このことについて、何ぶんにも人事のことであるのであまり早く公開をするとまともな話もこわれることがある。その点の配慮は一応はいわゆる人事権があるほうですることを留保的な条件としながら、要は...全文を見る
○和田静夫君 そうです。
○和田静夫君 いや、そのことはそういう理解ではないのだね。この裏にあるものは何かというと、いわゆる自治省官房長との間におけるここでの補足的な答弁、これは結果として、退職をして本人の行き場がなくなるというような事態は避けます、農林省を退職をして、しかし自治体では天下りに反対ですから...全文を見る
○和田静夫君 ないように思うじゃなくて、今後起こり得るから、したがって、そういう状態というものが起こった場合においては、いま私が申し上げたような趣旨というものを確認をしていただきたいということです。
○和田静夫君 だから言ってみればないように努力をされる。そのことは結果的には先ほども申しましたように、本人の行き場がなくなるというような事態を避ける。慎重でなければならない、こういうことですね。そこでそれを前提とすると、こういう人事交流によって地方団体採用職員とのいわゆる人事の均...全文を見る
○和田静夫君 あなたの答弁について、あなたの答弁はちゃんと議事録に残っておりますから、千何名の一覧表が出たときに私は一つ一つ詰めていきますよ。あなた方、一覧表を出してくれば、あなた方が採用になって二年目にどこにだれが行って、何年組はどういう形で県を動いて、何年後にどう帰ってくると...全文を見る
○和田静夫君 最後ですが、中央開拓信用基金協会というのはありますか。
○和田静夫君 何ですか、内容は。
○和田静夫君 いや、中央開拓信用基金協会というのは何ですか、どういうものですか。
○和田静夫君 それで、開拓融資保証法の附則第六項に基づいて、中央開拓融資保証協会に融資をしていると、その基金は幾らですか。
○和田静夫君 そこで、その九千五百万円の出資をしているが、それ以外に、この基金協会というのは何か仕事をしていますか。
○和田静夫君 これは、四十六年の十二月二十一日の、いわゆる行管庁の抽出調査百七公益法人のうちの、問題法人の一つですね。この問題法人に対して、農林省はどういう指導をされていますか。
○和田静夫君 行管はね、問題法人だと言っているのですよ。そして、これは整理統合の方向というのが明らかになっているのだ。あなた方のほうは、これに対しては、いま言うような形で、たとえば事務所だって——もう時間がありませんからあれですがね、保証協会と一緒にいるわけでしょう。それから実際...全文を見る
○和田静夫君 まだこの問題についてはもう少し検討をされてしかるべきだと思いますが、それは大臣、よろしいですね。
04月26日第68回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第4号
議事録を見る
○和田静夫君 非常に限られた時間ですから、答弁は結論的に簡単にいただきたいと思います。  そこで、大蔵省に聞きますが、今年度の行(一)の移行数が、衆・参・図書館とも、昨年と比較して減っているばかりではなくして、移行当初と比べると逓減傾向になっています。この理由はどういうところに...全文を見る
○和田静夫君 再度申しますが、今年度の衆・参・図書館、この行(一)の移行数が昨年と比較をして減っているわけですね。同時に、移行当初に比べるとずっと逓減の傾向であります。たとえば四十一年が、衆議院で四十八だったのがことしは二十、あるいは参議院が三十一であったものが十二、図書館が十四...全文を見る
○和田静夫君 何、その移行数を少なくするという了解が成り立ったというわけですか、いまの答弁は。
○和田静夫君 これは国会三当局とも、四十七年度というのは適用職員全員の移行要求を出したはずですね。
○和田静夫君 それが通らなかった理由は……。
○和田静夫君 いや、本来あるといったところで、この国会の毎年度の第一分科会の予算の論議を通じて、行(二)の撤廃の方向というのは、もう約束されているわけですからね。したがって、あなたが前段に述べられた、本来そぐうかそぐわないかというような論議は別問題です。要求に対して、削られた正当...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、大蔵省は限界があるという見解に立った。ところが、衆・参並びに図書館の、総長、館長の皆さん方とはそれぞれ約束が成り立っていますよね。特に久保田前事務総長は四十二年に、三年以内には行(二)の撤廃を約束されている。すでに、それから五年たっているわけです。大蔵省...全文を見る
○和田静夫君 お二人とも、大体いまの参議院の総長の答弁で――あまり長い時間をとるとあれですが、よろしいですか。
○和田静夫君 今年了承されたことについて、いま時間がないから云々しませんが、そこで今後とも撤廃の努力をされるという参議院の総長の最終的な答弁ですね。これは図書館長、よろしいですね。今後とも努力をされる。残っている、たとえば図書館でいえば、十四名残っていますね。
○和田静夫君 その答弁はいただけません。それから、同じような意味では、衆議院の予算委員会で述べられた、衆議院の総長の答弁もいただけない。この論議はやっているとたいへん長くなりますからあれですけれども、そういうことにはなりません。結論的に言って。理解に不足があります。私は、久保田館...全文を見る
○和田静夫君 これは特に衆議院の総長と館長に申し上げておきたいのですがね、いわゆる行(二)の初任給が有利であるというような言い方をされますけれども、それは、その行(二)の撤廃を約束されたときにすでに存生をしておったことであって、そんなこと、いまさら理由にならないのですよ。そのこと...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ具体的に聞きます、そういう答弁をされるなら。  初任給が有利だと、こう言われるわけだ。それじゃ高卒の人で行(二)の五の十七で採用される人、これは一体幾つぐらいですか、年齢は。
○和田静夫君 そうすると、その人が行(一)表の給与に初任給を格づけされると、幾らになります。
○和田静夫君 たいへん、ぼくは無理があると思う。だれがあなたに耳打ちしてやっているのか知らぬけれども。衆議院の総長にしたって同じことで、いまの問題については、正確な答弁は御両者ともできないと思う。  大体三十八歳で採用になります。これをやってみると、やっぱり(一)と(二)では大...全文を見る
○和田静夫君 御両者とも前提が違うのでね、前提が。たとえば人事院規則なら人事院規則というものを頭に置いて、大蔵省と一緒のペースでもって国会の職員のことを判断していくというところに、そもそも間違いがある。その辺のことはもはや前提的には間違いなので、行(二)撤廃という形のものは、最初...全文を見る
○和田静夫君 なくなられた山本伊三郎さんとの論争の中でも、増子政府委員は、国会当局の意見を尊重するというような答弁をされていますよね。したがって、三者の皆さん方は独自性をお持ちになっていいんですよ。何も大蔵省に気がねすることもないし、しかも片っ方、人事院や人事局に気がねすることも...全文を見る
○和田静夫君 知野さんの答弁だけが一言多いのでちょっと気にかかるのですが、その六十名なら六十名というのを固定化するということではないということ、衆議院でどういう答弁をされたか、私まだ知りませんが、少なくとも昨年あなたと私とがここで約束をしたことは、撤廃への努力という約束であります...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、そこはそれで……。  そこで宮坂総長に伺いますが、参議院は、四十八年度の行(一)移行につて、具体的にどのように予算要求をされるおつもりでいまいらっしゃいますか。
○和田静夫君 これは、行(一)移行の問題というのは、事務当局ばかりでなくて、いま答弁にありましたとおり、議運の委員長はじめ議員が関係をして推進をしてきた問題ですからね、したがってそういう答弁になろうと思うのですけれども、そこでは、いままでずっと踏襲されてきたことを基本に置きながら...全文を見る
○和田静夫君 その、衆議院、図書館で見解がもう非常に飛躍してしまったということにならないのです。そのために先ほど統一的ないわゆる約束をとったので、これから職員団体の皆さんと一緒に話し合いを進めながら、まあ言ってみれば、交渉をやりながら進んでいくということですからね。いま衆議院と図...全文を見る
○和田静夫君 次に、せっかく行(一)に移っているわけですけれども、たいへんりっぱであった久保田発想というのが、どうも現実を調べてみますと、いろいろの行き詰まりがある。それは何といっても、総括的に言って技術職員というワクを設けていることが、行(一)表に移ってからも弊害になってるよい...全文を見る
○和田静夫君 これは早晩、やっぱりなくしていく努力をする、そういうことですか。
○和田静夫君 それは人事院に、専門家だから意見を伺われることはけっこうですけれども、そのときに国会職員が持っておるいわゆる独自性というものも十分にお忘れなく、そうして、いま言われたとおり後段の、ともあれ技術職のワクというものをなくしていく、そういう意味での努力というものを続けられ...全文を見る
○和田静夫君 いや、私は協力をするような能力はないのですけれども、行(二)にいたよりは不利にならないということをよく聞くのですけれども、ところが、行(二)に比べて行(一)の昇給額が、わずに二百円だけ有利な例が幾つもあるのであります。そこで、これは大蔵省に聞きたいのですが、この技術...全文を見る
○和田静夫君 それはちょっとね……。問題は、その人事院の四等級標準職務表に該当しないという概念ではないでしょうね、それは。そういう意味ではないでしょう。
○和田静夫君 それは、何も全然考慮をしてはいかぬなんというふうな非常識なことを言うつもりは全然ありませんけれども、ただ、大蔵省が定数を認めなかったというのは、いまの理由だけでは非常に納得ができないわけです。しかし実際問題として、全然認めていないわけじゃないでしょう。衆・参両院を通...全文を見る
○和田静夫君 いやいや、そういう意味じゃない。いままでです。
○和田静夫君 これは知野さん、ありませんか。
○和田静夫君 定数上は現実はないでしょう。しかし、いま衆議院の総長が答弁されたように、運用上はやっぱりちゃんとね。これは、運用上そのことが起こり得るということは、そのことは決して不当なものではないんだ、一定の妥当性を持っていると、こういうことがやっぱり前提にあるんですよ。したがっ...全文を見る
○和田静夫君 検討の約束をされたわけですから、ぜひ検討していただきたいと思うんです。  参議院の河野前事務総長が、行(二)の撤廃の理由の中で、行(二)の適用職員は私どもが予想した以上に処遇において恵まれない、こういうふうに言っていらっしゃる。行(一)へ移行しても、行(二)より不...全文を見る
○和田静夫君 これは、当局の担当者との間で何らかの方法で措置をするということですか、いまの答弁は。
○和田静夫君 とにかく、この四十七年度の技術職の級別定数については、これは非常に不満の声が大きいわけです。これは人事課長よく御存じだと思うが、総長も十分に知っておいてもらいたい。たいへんこれは不満な声がある。で、この行(一)移行後の昇格は、行(二)の撤廃と関連する問題で、移行して...全文を見る
○和田静夫君 当局が実施したアンバラの是正は、衛視の前歴加算を中心に、制度変更に伴うそういう措置がたいへん多かったようですね。で、確かに当局が実施したアンバラ是正というのは、私はそれなりの理由があると思う。職員の長年の懸案であったアンバラ是正を、宮坂総長が決断をして是正に取りかか...全文を見る
○和田静夫君 これは総長、どうですか。いまと同じ質問です。
○和田静夫君 一、二年の約束はできないというところの一言がなければ、ここでやめようと思っていたけれども、それがあると、ちょっとあれですがね。これは、従来の分科会の議事録を持っているんですが、山本伊三郎さんとあなたの論議をこの分科会の会議録で読んでみますと、アンバラ問題についていわ...全文を見る
○和田静夫君 変わりがない、いわゆる給与のアンバラ是正を継続していく、こういうふうに確認をされたわけですね。そこで、現在検討しているといわれるこのアンバラの内容と、それをどういう方向で是正をしていこうと考えてらっしゃいますか。
○和田静夫君 言われたとおり、一言で言えば、臨時期間の経験者の救済。それで、臨時職員制度というのは、これは昭和三十五年以前のたいへん失業者の多い時代に、使用者が人件費の負担を押えるために採用していた、まあけしからぬもので、私も昭和三十年代初期、当時の自治庁の長官川島正次郎氏と全国...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ、この国会と次の国会との間には仕事は開始されている。何月なんて予測できませんでしょうからね。
○和田静夫君 どうも総長、肝心なところだけ声が小さくなるものだから困るんだけれども、いわゆるこの国会が終わって次の国会、もちろん、七月に人事の異動があったり、いろいろ忙しいでしょうが、次の国会までの間、この間には始まると……。それは臨時国会なんということは――いま言っているのは通...全文を見る
○和田静夫君 私の趣旨を十分に取り入れて努力をする、そういう答弁ですか。
○和田静夫君 ここで繰り返しますが、アンバラの是正というのは、参議院の職員が、非常な切実感、それから最も関心を抱いている問題です。国会という小さな職場の中での給与の格差、あるいは特に昇給昇格等のおくれというのは、職員の不満をかもし出す最大の原因になっています。人事管理の面から見て...全文を見る
○和田静夫君 総長の言われていること自身、たいへん矛盾に富んでいると思う。そうしたら、衆議院の採用されている人はたいへんお粗末なんだということになる。逆に言えば。人事院試験、人事院に依拠してないから。それだったら知野さんがおこっちゃう。そんなことにならないでしょう。それから、あな...全文を見る
○和田静夫君 そう言ったところで、総長、ゼロでしょう。四十七年はゼロ、四十六年は四十五年に続いて一名でしょう、ゼロに等しい。無理にそんなものに固執している必要は全然ないじゃありませんか。
○和田静夫君 その点を配慮をして、やっぱり検討されるわけですか。
○和田静夫君 いま速記録に載りましたかな、承知いたしましたというのは。どうも肝心のときの答弁は小さな声だから。それじゃ、私が言ったとおり御承知なさったわけですから、検討していただくと。  それから速記職ですがね。これは前々からのことで、また同じことを、去年と一緒のことをやること...全文を見る
○和田静夫君 あんまり答弁を長くしてもらわなくても、わかっているんですから、結論だけ言ってもらえばいいんです。  そこで、なぜ当局が構想なり考え方を発表できなかったか。今日なお、長い間かけてきたけれども、そういう構想なり考え方をお持ちにならないのか、それが一つ。それから二つ目は...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、いまならばもう考え方が述べられますか。
○和田静夫君 そうすると、いま大体準備が整っている段階だというふうに理解をしますが、そこで、総長にちょっと伺いますが、昨年、概算要求を見送る段階で、引き続き検討を行なうための条件として当局から三項目の確認事項案が示された。その第二項は、「本問題について、今後も、双方、建設的合理的...全文を見る
○和田静夫君 当局側から素材を提供される、そういう形で検討を開始をされる、そういうふうに理解をいたします。ぜひ早急に、非常に期待が強いわけですから、やらなければならぬことですから、やっていただきたいと思います。  あと七、八分になったんですが、議警職の問題について一言。  議...全文を見る
○和田静夫君 そこで、私は、参議院のように、衛視の定数が二百五名――小さい職場ですね。勤続年数も長い。新陳代謝も少ない職場でしょう。ここでピラミッド型のきびしい公安職の給与体系を準用して……。ここにそもそもの無理があるのです、これは。ここに入ってきて、この給与表を見て、ほんとにそ...全文を見る
○和田静夫君 「いたしていかなければならぬ」まで聞こえて、あと聞こえない。いたしていかなければなりませんね。「イエス」と、こう、ちょっと……。
○和田静夫君 すぐ検討しなければならぬと思います。しかし、現在の段階では、職務の等級に対する格づけを変更して、それで給与改善をはかるのが私は次善の策だと思っております。したがって、私の述べている意見も十分くみ入れていただきたいと思いますが、くみ入れる用意がございますか。
○和田静夫君 最後です。あと三分ありますから。  週休二日制、この週休二日制は、御存じのとおり、最近非常に議論をされています。これは、ある意味では、国会で実施をするのが、かなりやりやすい条件があるのではないかという感じがするんです。国会活動に重大な支障がない限り、週休二日制を考...全文を見る
05月09日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第13号
議事録を見る
○和田静夫君 都市問題の激化に伴って公有地の拡大あるいは先行投資の必要性が叫ばれているわけですが、この点について、まず自治省の見解を冒頭にお聞きをしたいのです。
○和田静夫君 そこで、どっちみち法律案きますから、その法律案のときに論議をいたしますが、いま次官が後半で言われた地方団体の要望に沿うことを趣旨として今国会には法律案も用意をされていると、そういう状態なんですが、そういう考え方からしますと、国有地の払い下げが問題になった場合、それは...全文を見る
○和田静夫君 そこで、大蔵省にお聞きをしますが、この国有地の払い下げについての基本方針、いま自治省の側から答弁いただきましたが、よろしいですか。
○和田静夫君 そこで、国有地に建てられている横浜のアメリカ領事館、これが移転をするにあたって神奈川県と横浜市が御存じのとおり払い下げを願い出ていたわけですね。それにもかかわらず、両者の意思が全く無視をされて、そうして株式会社横浜日航ホテルという一私企業に払い下げるようになっている...全文を見る
○和田静夫君 次官、こういう事実があるわけです。そこで、先ほどの答弁との関係で自治省としてはどういう見解をお持ちになりますか。
○和田静夫君 横浜市は、四十六年の六月八日に飛鳥田市長の名前でアメリカの大使にあてて、もし総領事館を処分するならば、事前に横浜市に知らせてほしいという旨を文書で申し入れをしました。これに対してアメリカ側は、折り返して六月二十二日に、マイヤー前駐日大使名で文書回答をしてきた。それに...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省の理財局の国有財産第二課、柴田耕一課長がある新聞に対してこう述べております。「横浜市が、米大使館に申し入れをしたり、マイヤー大使がそれへの返書を送ったという話は初耳だ。第一に、県や市が、それほど領事館跡を望んでいるのなら、なぜ、大蔵省に直接話をもってこないのか...全文を見る
○和田静夫君 横浜市が「まさか跡地取得で、大蔵省の力を借りることに負い目を感じたのでもな、いだろうが……という。」、こういうふうに言われた覚えはないということですか。
○和田静夫君 大蔵省に話がきたのはいつですか、横浜日航から。
○和田静夫君 大体一昨年の八月ですね。そこで、先ほど私が言いましたように、市は四十六年の六月八日に米大使館に出しているわけです、あなた方が御存じないと言われても。そこで、あなたの後段の部分については決算委員会であらためて問題にします。どうせきょうの引き続きを具体的な問題については...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、その当時はお考えになったんだから、これはあれですか、解消されて、まだまだ自治体側の要望に沿って話し合いをされる余地がある問題ですか。
○和田静夫君 これは御存じのとおり今日都市問題というのは非常に深刻であります。何もひとりこれは地方行政委員会だけの問題ではなくて、これは予算委員会その他を通じて御存じのとおり政府首脳が確認をしているところですね。たとえば横浜市の場合はちょうどたまたまここが革新市長であるという一つ...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、まず話がつかない以上は払い下げないと……。  そこで、もうちょっと突っ込んでみたいんですが、この横浜日航ホテルというのは日本航空のいわゆる孫会社、株式会社日航ホテルの子会社ですね。そうすると、ここには稲益繁元大蔵省理財局長が日本航空の専務をやって、この...全文を見る
○和田静夫君 それなら、なぜ、この国有地の払い下げについて地方国有財産審議会が開かれなかったんですか。かけられなかったんですか。
○和田静夫君 しかし、あなたね、あなたは、グランド・ハイツやら王子キャンプですね、あるいは武蔵野グリーンパーク問題というのはずっと継続的に決算委員会でやってきておりますが、ああいうようなものなら大きな問題だから、しかしこれは小さな問題だからと、こういう言い方をされているでしょう。
○和田静夫君 再三確認されたと言ったって、あなた、いわゆる横浜日航ホテルとの関係において確認をされたので、冒頭から問題にしているように、一番希望しているところの自治体、言ってみれば、住民自身との関係においては何も大蔵省解決してないんですよ。何もやろうとされてないんですよ。少なくと...全文を見る
○和田静夫君 今度はこれはおかけになって処理をされるというふうに理解をしておきますが、そして、そこで先ほど来の答弁の中で、審議会にいままでかけた例というの、それありますか。
○和田静夫君 これ非常に多いですか。
○和田静夫君 それじゃ関東財務局関係の国有財産地方審議会にこれまでかけられたものを資料として提出をしてください。どうせこの問題継続的に取り扱いますから。いまの、次長よろしいですか。
○和田静夫君 それで国有財産の次に、普通財産の管理、処分規定は国有財産法二十条から三十一条までありますが、そこでは公共性とそれから用途指定が強調されておりますね。一般的規範として等価交換の原則ですね、何回も私、これ、違った場所で取り上げているんですが、公平、公共性の保持、あるいは...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、大蔵省は横浜日航ホテルに自治体の公共性を上回る公共性を付与されようとした根拠、これは一体どういうことです。
○和田静夫君 いわゆる先ほど私が確認をしましたとおり、公平、公共性の保持というものが等価交換の原則の一つですから、そうすれば、今度の場合、横浜日航ホテルに自治体の公共性を上回る公共性が付与をされたから横浜日航ホテルにここの部分については払い下げましょうと、こういうことになるわけで...全文を見る
○和田静夫君 同じ質問、次官いかがですか。こういう基準について、等価交換の原則の上に立っていまのような措置というのは妥当ですか。
○和田静夫君 この横浜市の関係者によりますと、領事館三・三平方メートル当たりの時価は百万円前後といわております。それに対して、横浜日航ホテルの所有地ですね、これは時価二十万円前後、そうすると、面積こそ二倍に近いのですが時価は五分の一にすぎないのです。ここに等価交換の原則というのは...全文を見る
○和田静夫君 国有財産払い下げ上のこの実務規定と、市その他自治体が行なうところの権威のある資産評価と照合しながら詳細に私いまこれを検討している最中ですから、これは納得がいくまで決算委員会などで取り上げていきます。したがって、きょうは先ほどお約束がありましたように、言ってみれば、真...全文を見る
05月11日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第14号
議事録を見る
○和田静夫君 まあ交付税法案の、ここで触れるべき部分について、この問題保留をしておきました。したがって、少し表の問題で質問したいんですが、まず一月の十日にですね、大臣は、地方閑散線の取り扱いに関連をして、大蔵、運輸両大臣に対して公営交通事業の経営悪化の現状にかんがみて料金の適正化...全文を見る
○和田静夫君 そこで、抜本的再建対策を検討すると言われているわけですが、いま読みましたように、例示されている部分がちょっと気になるのですけれども、まず、料金の値上げでしょう、それから人員の縮減でしょう。再建策の中心というものが、どうも自治大臣の申し入れの文書によれば、この二つ、こ...全文を見る
○和田静夫君 いま御答弁の中にあります、ちょっと大臣いらっしゃる時間が短いようだから前後しますが、言われたように、大蔵、農林、通産、運輸、建設、自治それから官房長官、総務長官、それから国家公安委員長ですか、これらのすべての臨時総合交通問題閣僚協議会ですか、それをさされるわけですか...全文を見る
○和田静夫君 そこの点はもう一ぺんあとで確認したいと思うんですが、五月四日の各新聞が一斉に、自治省が、大都市公営交通事業の経営が非常に深刻な赤字に悩んでいるのを建て直すために、四十八年度を初年度とする第二次財政再建計画を策定する方針、これをきめたとして、五月中にも経済企画庁、運輸...全文を見る
○和田静夫君 構成メンバーはどうなんですか、大体予想される構成メンバーは。
○和田静夫君 それで、当然その施策に反映——二つ目の問題ですね、答弁残っている部分ですね、そこできめられたことは自治省の施策にそのまま反映をするというふうに理解してよろしいですか。
○和田静夫君 これは自治大臣の私的諮問機関である大都市の公営交通問題研究会ですね、これが昭和四十六年の四月十二日に「大都市交通当面の対策についての報告」を行なった。また、ことしの四月の二十四日に都市圏交通の経営主体についての問題点を、四月の中間報告ですね。こういうふうに自治省とし...全文を見る
○和田静夫君 そこで、地方公営企業法の施行適用の関係あるいは地方公営企業の財政の問題、これは自治省プロパーの問題としてある程度自治省が主体性をもって処理をまかされておるもの。しかし、いま説明されましたように、研究会の報告の内容を読んでみますと、その重要な部分が他省も主管する事項、...全文を見る
○和田静夫君 これは念のためですが、前の臨時総合交通問題閣僚協議会のような形で何か政策をつくって、そして各省に割り振っていくというような形のものではだめですからね。この辺ははっきりさしておく必要がある。  そこで、運輸省ですね、いまの閣僚協を運輸省の側に、いま私が言ったような形...全文を見る
○和田静夫君 それでは、次の問題ですが、交通事業を経営する意義というのは、釈迦に説法ですが、庶民の足をまず確保する、日常生活における利便、福祉の向上をはかる、そして地域社会の向上、実態を増進するというところにあるわけですから、問題の第一は、都市交通、公営交通が十分本来の機能を果た...全文を見る
○和田静夫君 大臣の時間が非常にないようだから、大臣にだけ質問して、あと譲って、そして具体的な詰めの問題は大臣いなくなってから局長との間でやっておきますから、あとで十分にお聞き取り願いたいと思います。  そこで、もう一つ大臣に質問いたしますが、大都市の交通問題を考えるときに、何...全文を見る
○和田静夫君 最後に質問しますが、地方財政計画における公営交通事業に対する繰り入れ金等の計上措置について四十一年度以降の概要を後ほどお聞きいたしますけれども、これはずっと見てみますと、実は、地下鉄についてはその内容が若干改善をされておりますが、その方針に一貫性がない、また内容的に...全文を見る
○和田静夫君 そこで、局長、具体的な問題で幾つかいままでの前提の条件に立ってあれをしておきたいんですが、公営交通事業の赤字問題が爼上にのぼりますと、まず問題になるのは料金値上げ、自治省の言う料金の適正化、企業であるから適正な原価主義で料金を決定すべきだということは決してすべてわか...全文を見る
○和田静夫君 そこで、これは四十七年度の特別交付税の配分に当たって、さらにこの特別交付税によるところの財政援助措置、これを強化するという約束をきょうここでしたいのですよ。よろしいでしょうか。
○和田静夫君 さっきから大臣と約五十分間基礎的な論議をやったのは、実は、いま大臣おそらくここにいらっしゃれば、わかりました、検討しましょうと、さっきからの答えの継続としてはそうなるわけです。それが財政局長、やっぱり強化に向かって検討されると、ここですぐ強化をいたしますという答弁が...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ少し妥協して、もう一つ、前向きに検討いたしますと……
○和田静夫君 次官どうですか いまのところ……。
○和田静夫君 特に、東京都の選出ですから、期待をしておきますから、答弁を。  そこで、都市公営交通の特に路上運送事業の赤字問題に対処するには企業環境の改善に取り組まなくちゃならぬ。で、毎年ずっと低下していっております時間当たりの表定速度を向上させて定時性を回復することにつとめな...全文を見る
○和田静夫君 運輸省、いまの自治省の答弁でよろしいでしょうね。運輸省も同じ見解でしょうな。
○和田静夫君 次の問題ですが、地方公営企業法の四十二条で、「別に法律で定めるところにより、地方公営企業を経営するための地方公共企業体を設けることができる。」ことにいまなっています。  そこで、まず自治省は、地方公共企業体を設けるため、具体的に検討をされて、やがて法案を提出される...全文を見る
○和田静夫君 都市計画あるいは都市再開発等のいわゆる都市づくりですね、こういうものの直接の責任者である地方公共団体の長に都市交通行政に対する行政権限が付与されていないというのは、これは制度上大きな私は矛盾だと思うのですでに昭和四十一年でございましたか四十年でございましたか、地方公...全文を見る
○和田静夫君 これ、やっぱり都市交通を都市づくりの重要な一環として位置づけるべきですよね。権限の付与についても、当面はたとえば路線の許認可、交通規制、交通公害、交通安全等を対象にすべきだ、具体的にはそう考えますが、具体の問題はどうですか。
○和田静夫君 私が述べましたような意見の部分については、先ほど大臣が大きく約束された関係閣僚懇談会なり協議会、そういうものの中で自治省の座は少なくとも強く主張をしていくことが必要だと思うし、運輸省、十分に話のやりとり聞いていらっしゃるわけですから、運輸省もあまりエゴにとらわれずに...全文を見る
○和田静夫君 最後ですが、路面電車、地下高速鉄道、バスのいずれの事業においても独立採算を原則とする、こういう企業経営が不可能な現状にあることは先ほど来るる論議をいたしました。この現実に立脚して私は地方公営企業法の改正を考えるべきだと思う。で、わが党は、四月の七日に御存じのとおり地...全文を見る
○和田静夫君 先ほど言いませんでしたが、一応公営企業法の第七章の「財政の再建」も、言ってみれば、ずっと経過を追ってみれば明らかに失敗に終わったということだし、その内容も時間的な要素を含めてすべて実効を失なったものだというふうに考えます。そういう意味からいっても全面的に改正すべきだ...全文を見る
○和田静夫君 たいへん手続的な答弁ですからあれですが、だからといって基本的な労働権が奪われることにならないわけですが、労使の協力だとかなんとか言ったところで、したがって、やはり基本的な労働権が奪われ、不当なそういう意味での抑圧が起こる、こういう状態については小山次官としてもやはり...全文を見る
05月12日第68回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
議事録を見る
○和田静夫君 大臣が四十分間お見えになる予定だったのがいま見えないようで、集中的に前段に大臣に対する質問の用意をしたわけですが、長官、次官からまず質問いたします。  森林の保安林に指定する制度の趣旨、これはそもそも何ですか。
○和田静夫君 近年、地域開発がずっと進んでくるにつれて、森林に対する保全上の要請が高まっていると思います。そういう要請が客観的に高まっているということは、日本の森林がいま私企業の開発攻勢の対象になっているということでもあるわけです、逆の意味では。そこで、農林当局は、観光業者などの...全文を見る
○和田静夫君 私は、私企業の攻勢から保安林な守っていかなければならない、こういう観点から制度の運用というものがなされなければならない、そう思います。それはいかがですか。
○和田静夫君 言われるとおり、森林法の二十六条は、確かに保安林の解除への道を開いております。しかし、いまの答弁の趣旨からすれば、この森林法二十六条の運用はかなりきびしくやっていかなければならない、そう思うのですが、そう曲解してよろしいですか。
○和田静夫君 そこで、たとえば解除の申請があった場合でも、基本的には保安林の解除はやらないんだという否定的観点からその審査等に当たる、それぐらいの心持ちでちょうどいいんだろうと思う。いまの土地ブームの中で林野行政のそれぐらいまでのきびしい姿勢があって、はじめて保安林というものは守...全文を見る
○和田静夫君 ところで、その保安林の制度、それから指定と解除の制度、これがいま土地売買が介在して利権を生んでいるのを散見するわけですが、この現実をどういうふうに理解をされますか。
○和田静夫君 具体的な問題について触れますが、たとえば静岡県田方郡函南町平井南谷下にあります南箱根ダイヤランド、ここの総面積のうち七十一万五千平方メートルは御存じのとおり保安林だったわけですね。したがって、値段も安い。三・三平方メートル当たり約六百円です。そして、そういう形で開発...全文を見る
○和田静夫君 県やら市の意見書などの具体的な問題については、森林法との関係においてたいへん取り扱いの問題があるように思いますから、それは後ほど触れますが、それじゃ、御存じないというなら、五月三日に「読売新聞」がかなり大きく書いていますね。ひとつ、この問題の経過を、この問題で質問す...全文を見る
○和田静夫君 この昨日いただきました農林省告示第千三百二十号ですね、お持ちですか。   森林法第二十六条第一項の規定により、次のように保安林の指定を解除する。   昭和四十五年八月二十八日農林大臣倉石忠雄保安林として指定された目的   水源のかん養  解除の理由   指...全文を見る
○和田静夫君 森林法二十六条一項の指定理由の消滅の内容ですね。これは、おたくの林野庁監修の「改訂保安林の実務」の九〇ページ以降によりますと、   (1)受益の対象が消滅したとき  たとえば、鉄道をその受益の対象とする土砂崩壊防備保安林において路線変更により鉄道が他に移転した場...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、(3)ですか。
○和田静夫君 そうすると、いま私が読みみ上げた(3)ですね、そこがやっぱり問題だと思うんですが、私はもちろんしろうとです。しかし、私はこれを取り上げなきゃならぬと考えたのは、ある意味では地方自治という形、あるいは開発問題、そういう観点から、こういうものが無制限にやられたら、たいへ...全文を見る
○和田静夫君 さっきも御説明がありましたし、昨日保安林担当のおたくの課長補佐さんと十分打ち合わせをしたんですが、五月三日の「読売新聞」の記事はほぼお認めになったわけです。そうすると、この中には、「長崎地区の約四十戸は柿沢川の河床が上流からの土砂流失で年々カサ上げの状態となり、台風...全文を見る
○和田静夫君 そこに林野庁の七一年版の「保安林のしおり」をお持ちですか。
○和田静夫君 それをちょっと持ってきてくれますか。いまの答弁との関係では、あなた方、しおりの中に書いてあることを平然と変えるような答弁がなされていますね。しおりの中には、明らかに、涵養保安林はダムをつくるようなものである、こうなっているんです。それから流域住民の安全あるいは流域産...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、やっぱりこの保安林の解除については誤りがあったとお認めになったわけですね。
○和田静夫君 どうもわからないんですがね。それじゃ、代替保安林でもって理由が成り立つと、こう言うなら、この図面はわざわざおたくで色塗りしていただいたんだけれども、この状態のものを解除したわけですね。そして、三島なら三島のこんなところに代替保安林でしょう。代替の用をなすんでしょうか...全文を見る
○和田静夫君 さっきに返りますが、先ほど来、とにかく未熟な部分がある、よって今後その辺については十分検討をして対処しなけりゃならぬ、こういう長官の答弁ですから、したがって、さっき私が述べたように、この解除については、たいへん拙速であった、もっとやらなければならないことがたくさんあ...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ、結論的には、第一次解除部分については拙速過ぎた、そういうことでしょう、簡単に言えば。あとの問題については、具体的に提言をしますがね、処理のしかたについては。
○和田静夫君 先ほどから長官が答弁をされておることは、どうも客観的な指定理由の消滅ではないんですよ。いろいろ言われるけれども、保安林解除をしても実害がないという理由づけに持っていく努力だけを答弁されておる。私が言っておるのは、森林法二十六条にいうところの「農林大臣は、保安林につい...全文を見る
○和田静夫君 長官、あんまり知らないんじゃないですか。そんなことじゃないんです。いろいろ耳打ちされていますけれども、林課長補佐、あなたは、昨日、韮山町に対しても指定理由というのはまだ残っているということをお認めになったんでしょう。それは関係者も私の部屋でお認めになっているじゃあり...全文を見る
○和田静夫君 北伊豆流域全体の問題を考えるというさっきからの答弁ですが、これはやっぱり政治の主人であるアマチュアを納得させる論理にはならぬですよ。市民はやっぱり納得しません。林野庁側が保安林解除のためにつけてやった理由、そうゆうふうにしかこの問題はどうも調査していくと理解できませ...全文を見る
○和田静夫君 北伊豆流域というのは、伊豆半島から三島にまで及ぶ広大な流域ですよ。そうでしょう。そこを単位に考えて代替林をつければ何でもやれるんだということになりますと、それこそわれもわれもという形で、たいへんなことになりますよ。流域全体として指定の理由を考える法的根拠ですね、代替...全文を見る
○和田静夫君 私の質問に答えてください。いわゆる代替林ですね、それの法的根拠というのはありますか。
○和田静夫君 いや、それじゃ、流域全体としての指定の理由を考える法的根拠——あなた、行政上こうやっているという説明は要らないんですよ。森林法を全部読んだって、代替林ということはないし、流域全体におけるところの指定の理由を考えるところの法的根拠なんてないでしょう。あなた方、行政的に...全文を見る
○和田静夫君 いまのあなたのやつを一歩譲って、二十六条の一項だと、こう言われる。そうすると、この場合はさっきのあなたの流儀で言う(3)だ。そうすると、「当該保安林の機能に代替する機能を果たすべき施設等」この中に代替林が入っているということですか。代替施設だというのですか、代替林は...全文を見る
○和田静夫君 とにかく、あなた方がそういう解釈をするというのならば、それじゃこの代替林の面積、これをひとつ確認してください。いただいた地図のこの部分です。
○和田静夫君 全部じゃなくて、分かれているわけでしょう。
○和田静夫君 分かれている部分部分について……。代替林は一つじゃないでしょう。一つですか、一カ所ですか。
○和田静夫君 二十ヘクタールふえたと、こういうことですか。
○和田静夫君 そこで、もう一つ答弁の落ちているのは、さっきから何べんも言うとおり、北伊豆流域全体の発想、それ全体をとらえての保安林発想ですね。しかし、部分的には、さっきからも言っていますように、谷下山水系、ここの部分でいわゆる保安林としての指定がされておった理由というものが存在い...全文を見る
○和田静夫君 冒頭に原則的にきびしく対処しましょうということを確認し合いましたよね。開発業者の進出の過程などからも考えていって、解除についてはきびしくやっていくべきだ、きびしくし過ぎるほどして間違いがないんだと、そのことはお互いに確認したわけだ。その答弁したことを忘れずにおいても...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、この財産区と森林組合から町が買って、そうしてこれを代替保安林として申請したのですか。だれが買ってどういうような申請をしたのですか、これは。
○和田静夫君 そうすると、代替保安林は、いま言われたとおり、財産区のものであり、あるいは箱根の森林組合のもので現在もある。そこを代替の保安林として指定をした、こういうことですか。
○和田静夫君 所有者がいま確認をした代替地の用意をしてそして全体として障害のない形で申請してきたものを却下するほど私権制限をする能力が林野庁にはない、こういうふうに昨日説明に平られた方は言われていますが、その点はそう考えておいてよいですか。
○和田静夫君 だから、私がいま述べたような形、また、きのうおたくの説明に来られた方が述べられたようなこと、いま私が大体概略言った——一言一句違わないとは言いませんけれども、いわゆる私権制限をする能力が林野庁にはないんだと、そういうことが前提になりながらいかれる考え方というのは、や...全文を見る
○和田静夫君 どうも答弁かみ合いませんが、この申請者はだれです。
○和田静夫君 そうですね。そこで、あなたは、さっきから私は黙って聞いておったのだけれども、県の意見書がありました、町の意見書がありました、こういうことです。申請者はいま言われたとおり町長でしょう。町長は所有者じゃないでしょう。所有者ですか、町長は。
○和田静夫君 そこで、町長が所有者じゃない。所有者でない者が申請をしてきた。そこで、私権制限も考えながら、その辺はきびしくどうも対処することができなくて、前段であなた方がお述べになったように、今後幾つかの問題を残したまま解除されていった、後ほど第二次計画分については住民の強い怒り...全文を見る
○和田静夫君 どうも答弁がかみ合わないのだけれども、こういうことですね、一口に言えば。私の考えでは、来月の決算委員会でずっとこれは引き続きしますけれども、そこの部分をいまここで固有名詞をあげて明らかにしませんが、どうもいろいろの理由がある。ここであなた方が言いにくい理由もある、い...全文を見る
○和田静夫君 なかったら、それじゃ、おたくから持ってきた昨日の資料を読んでください。意見書を読んでください。県と市の意見書を読んでください。あなた方の資料に基づいて私は質問しているんですよ。
○和田静夫君 あなたからいただいた資料ですよ、これは。静岡県知事竹山祐太郎から農林大臣倉石忠雄あての意見書の「2転用目的の実現性について」の中で、「これらの事業遂行に当っては町行政と起業者の開発目的の合意のうえに要約して」と、転用目的は明らかでしょう。これは現実として認めない方針...全文を見る
○和田静夫君 あなた方のお書きになったものだから、読むのは釈迦に説法になってぐあいが悪いんですが、「転用を目的とする解除は、保安林の解除後における土地の利用目的による区分にすぎないから、転用することだけでは保安林の解除の理由とはなり得ず、」と明確に書いているでしょう。転用目的であ...全文を見る
○和田静夫君 時間の関係がありますから、私は、先ほど述べたような理由でどうしてもこの保安林解除を納得することができませんから、引き続いてこの問題は取り上げていくことを明らかにしておきますが、この解除はどうも大きな政治的圧力によるものが介在をする。それは、南箱根ダイヤランドのオープ...全文を見る
○和田静夫君 これは、御存じのとおり、ここの保安林の部分は日誠総業の持ちものですから、この謄本がありますから、御存じないというなら、この役員名を調査願って資料として提出を求めます。
○和田静夫君 四十五年の実績をちょっと聞きたいのですがね、保安林解除の。大体何件でどれぐらいございましたか。
○和田静夫君 四十四年度だけでいいです。
○和田静夫君 私の調査によりますと、四十五年の実績は大体二千件です。そうして四千二十六ヘクタールが解除されておる。一件平均は約二ヘクタールとなっておりますね。これはまあ多くが道路です。宅造もあります。宅造が四十一件ぐらいあるんです。これが二千七百二ヘクタールくらいおたくの中でもう...全文を見る
○和田静夫君 それだから民営の事業では今度の部分は大きくないというのですか。最後のところをちょっと……。
○和田静夫君 これぐらいの大きさのやつがもしありましたら、少し実例をあげてくれませんか。
○和田静夫君 そこで、南箱根ダイヤランドに隣接して昭和カントリークラブというのがございます。これは御存じですか。
○和田静夫君 これぐらい大きな、しかもまれに見る解除をやったんだから、長官、一ぺんぐらいやっぱり出かける必要があるのじゃないですか。
○和田静夫君 この昭和カントリークラブというのは、天城のゴルフ場、ホテルですね。これは昭和振興株式会社が日活から時価三十億ぐらいのものを六億何千万で買ったものです。買いたたいたと言えばいいでしょうね。日活の事情というのは、御存じのとおりの事情でしょうから、いま。この買いたたきをや...全文を見る
○和田静夫君 いまの答弁は答弁としてとにかく一応きょうは承っておきますが、私はこの問題で何人かの不動産業者と会いました。その責任者の方々からお聞きをしましたものを総合的に考えてみますと、この中のあるかなり有力な方は、たいへんむずかい保安林解除のルートができ上がっている、林野庁OB...全文を見る
○和田静夫君 それでは、この解除手続にだれとだれが林野庁に来ましたか。
○和田静夫君 それは函南の町長だけじゃないでしょう。
○和田静夫君 それじゃ、それは、調査の上、すぐ連絡してください。  そこで、もう一つ問題になるのは、その中に、函南町役場職員のような状態を装いながら、実はそうでなかった人がいるはずです。これはいま長官から答弁がおそらくできませんでしょうから、この問題を含めて後ほどの報告の中に明...全文を見る
05月25日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第18号
議事録を見る
○和田静夫君 最近、公共企業体などにおいていわゆる不当労働行為というのがたいへん問題になってきておることは御存じのとおりでありますが、触れるまでもなく、国公法なりあるいは地公法では不当労働行為ということばは出てきません。労働組合法に規定しているような不当労働行為といういわゆる観念...全文を見る
○和田静夫君 それで、現行公務員法に組合活動を理由とする不利益扱いの禁止規定は言われるとおり存在をいたしますが、労働組合法七条に規定する支配、介入の禁止やあるいは団交拒否を不当労働行為とする規定は存在をしません。そうしますと、これは公務員については使用者が不利益取り扱い以外の不当...全文を見る
○和田静夫君 そこで、大臣に一言だけお聞きをしますが、いま福岡県庁で起こっている労使紛争について、いま二問やりとりをした前提の上に立って、どのように理解をしていますか。
○和田静夫君 その福岡県で行なわれているいわゆる福陽会運動というのがあるわけですね。これは知事による不当労働行為かどうかということになりますと、これは自治省としても即座には断定をしがたい面があるとは思う。そこで、福陽会というものについて、私とあなた方との問でまず共通の認識をその前...全文を見る
○和田静夫君 次に、会長をはじめ、この福陽会の役員の中心に、課長補佐、次長クラスの管理職が入っています。このことはどうですか。
○和田静夫君 これも客観的な事実ですから確認はできます。  それから、さらにこの福陽会は「ふくほう」という機関紙を出しておりますが、その四十五年七月一日号は、こう述べています。「県職労幹部の独善によって、暗くゆがめられ沈滞している県庁を「明るく正常なものにしよう」と立ちあがった...全文を見る
○和田静夫君 そういうように確認ができますと、県の職員の内部にできた県職労批判団体ということになりますと、第二組合ではないかという疑問が当然起こります。はっきりそう断定できないにしても、少なくとも一面そういう性格を持っていることは否定できないと思いますが、これはいかがです。
○和田静夫君 御存じのように、福岡県にはれっきとした県職労以外の職員団体、第二組合があります。その機関紙である新県職新聞のことしの一月十二日号で、樗木三郎という新県職の前委員長が福陽会について次のように語っております。「組織拡大について考え苦労した。」——いわゆる第二組合の組織拡...全文を見る
○和田静夫君 公務員部長どうです。
○和田静夫君 この福陽会の事務所は福岡市天神四丁目一番二十八号久我ビル一階にあります。福岡県に勤務する国家公務員や退職者も少し入っています。四十五年十月二十四日、この前の知事選挙を控えた福陽会第二回総会で亀井知事はこういうあいさつをしておるわけですね。これは「ふくほう」に亀井さん...全文を見る
○和田静夫君 「ふくほう」の記事そのものよりも、言ってみれば、先ほど申し上げた亀井談です、亀井知事のいわゆる演説ですね。これはテープもあることですが、いま活字になっているものを読んでみましたけれども、同じようにテープがあるんですけれども、これは客観的には確認ができるわけです。そう...全文を見る
○和田静夫君 ではないんだということになりますと、これはたいへん問題がありまして、そうであるがゆえにここで問題にしているわけですよ。ではないということは、まさに知事側あるいは県側の一方的なものをあなたは受け売りしているだけですから、それはそういう答弁はいただけないです。
○和田静夫君 そこで大臣、一つの後援会という性格を持った団体が、管理職を含めて県庁職員の中につくられている。これはいわゆるスポイルシステムを生むおそれが出てきていますね。これは好ましいものではない。ありませんでしょう、好ましいものではないでしょう。現に、福陽会への勧誘はどういう形...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと労働省労政局長急いでおるようですからね、労働省にちょっとお尋ねをいたしますが、去る四十六年の十月十六日の県南ブロック居住者協議会のいわゆる亀井知事のあいさつがあるのです。それで、これはもう一つたいへんな問題を実は含んでいると思うのですがね。四十六年十二月十五...全文を見る
○和田静夫君 亀井さん個人だ、こういうことですね、率直に言えば。
○和田静夫君 これは、少なくとも当時は、福岡県の知事鵜崎多一をはじめとして、関係者は流血の惨を避けるために全力を続けていました。それから炭労自身も、総評ももちろんそうでありました。それで、それを労働省は力による制圧という形で、亀井さんが言っているような形でもってきめているとすれば...全文を見る
○和田静夫君 したがって、その亀井氏が、流血の惨事を招くべく用意をして、警察庁長官もそれに合意しておったのに、そういう事態が起こり得なかったというのはたいへん残念だという無謀な覆い方ですね。こういうような言い方というのは、言ってみれば労働省の見解ではない、こういうことに承っておい...全文を見る
○和田静夫君 そこで、ちょっと一言多い答弁ですが、警察官導入ということは絶対あり得ないかということについて、これは正当な労働行為、いわゆる労働運動そのものについて警察官の導入があってはたまったものじゃない。このことははっきりしておいてもらいたいと思います。
○和田静夫君 労働省、それでけっこうです。  そこで、前にちょっと戻りますけれども、先ほど大臣の答弁にもありましたように、三月の一日、二日に国会議員十五名を含む調査団が福岡におもむきまして、そうして調査をいろいろいたしました。そういう結果、幾つかの問題が出てきていますが、特徴的...全文を見る
○和田静夫君 これは、私たちの調査の理由どおりであれば、いま明確になりましたように地方公務員法の違反であります。そこの部分、ちょっとあとへ残します。  それから、山崎総務部長、自治省から行っていらっしゃる人だそうですが、この人が新聞にいろいろと発表いたしました。三月一日、二日、...全文を見る
○和田静夫君 国会議員が持っている調査の権能といいますか、そういうものからいって、そういう調査活動、調査の行為というものが自治の侵害になるというのは、これは論理が少し間違っていますからね。この辺のところは、いまそういう趣旨ではないと言うんだからあれですが……。  そこで委員長、...全文を見る
○和田静夫君 決定しますというのは、わかりましたと、メンバー、構成、日時を決定しますと……。
○和田静夫君 いまのいきさつで明らかなとおり、委員会として事実を確認しませんと、地公法十三条、十五条違反問題が確定をいたしません。一方通行です。向こうのほうはこうだ、われわれのほうはこうだと言う。だからこれはぜひ、論理的にいったならば明確になりましたように、その事実があれば地公法...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ私は、福岡県における労使紛争のおもな原因というのは、先ほど来労働省側ともやりとりをしましたけれども、ああいう考え方にあらわれている亀井知事の基本的な考え方といいますか、体質といいますか、この方が労働省出身なるがゆえにたいへん私は残念なんですがね。こういうよう...全文を見る
○和田静夫君 この告訴問題というのは、その事件は違いますからね。後者の藤所長がやっているのは、そんなものは事件になりませんからね。たいへん乱訴のきみがあります。したがって、この辺はもう一ぺんもう少し正確に調査をしてもらいたい、いいですか。
○和田静夫君 もちろんそうです。労使問題を当事者同士が解決するのは当然のことです。それから自治省にも限界があると思う。したがって、委員会として調査団が行くのが一番至当だと、こういう結論に私は立ち至っているし、賢明な地方行政の委員長は、そのことを了として後ほど理事会できめられると思...全文を見る
○和田静夫君 ペイされるべきものでないものをペイしたんなら話は別ですよ。しかしながら、その人の行動というのは条例上許されるところの行為であった。したがって、問題にならなかったわけですよ。ところが後ほど、さっき言われたような形のことが起こってきたから、あわてて作業に入る、こういう状...全文を見る
○和田静夫君 これは前細郷財政局長時代にも、私はここで広島県の庄原の例をあげて実は同様の質問をしたんです。ところが、そういう事実はないというお答えがあった。ところが、いままあ考慮しているという答えになってきました。で、事実これは好ましい状態じゃないんじゃないですか、これは。こんな...全文を見る
○和田静夫君 たとえば、あなた方がそう言っておっても、青森県の鯵ケ沢の町長、これは有名ですがね、これは町の職員組合の現職の委員長を消防署の第二分隊長に発令した。もちろん当然拒否した。そして免職処分になった。裁判になった。これはめちゃくちゃの免職ですから、組合が勝つのはあたりまえで...全文を見る
○和田静夫君 五月二十二日の朝日新聞に、「北陸電力がはじめて計画した能登原子力発電所建設に対する賛否を建設予定地地元民の住民投票で決めようという、全国でも珍しい石川県羽咋郡志賀町赤住地区の住民投票が二十日行われたが、投票終了の直後、約一カ月も事態を傍観していた石川県が開票ストップ...全文を見る
○和田静夫君 これは、新聞で見られたら当然行政局長、行政局振興課長の談話も載っておりますから調査をされたと思うんですが、約一カ月も事態を傍観していた石川県が、投票の終了の直後に開票にストップをかけた理由というのは一体何ですか。
○和田静夫君 これはその辺の理由一ぺん調べてみる必要があると思うんですがね。そうですか。これはぼくは大阪駅で買って、あの日持ってきて見た朝の新聞ですよね。東京の版にもおそらく、毎日新聞も書いておりましたが、朝日も大きく書いておりましたがね。
○和田静夫君 ともあれ、住民投票はこの、原発の設置に賛成か反対かで行なわれました。しかるに、石川県の調停案というのは、「(1)開票は取りやめる、(2)地元は地区民の意思を尊重し原発建設について北電と具体的話合いにはいる、(3)北電との交渉代表選任は県と志賀町に一任」、こういうこと...全文を見る
○和田静夫君 この記事によりますと、お読みになったと思うが、「投票は志賀町赤住地区が四月二十日の臨時地区民総会で決めた。賛成派の一戸一票の主張を退けて同日現在の地区有権者(三百四十三人)全員に投票権を持たせ、さらに賛成、反対どちらにせよ三分の二以上を占めた場合に限り地区の総意とす...全文を見る
○和田静夫君 普通の運営ではないですよね。私はこれはすぐれて自治的な取り扱いだと実は判断をした。したがって、この新聞読んでびっくりしたんです。で、たとえば、しこりが残ると言うんですね。しかし、この段階になって県が入ってきたところで、もうしこりというものはできてしまっているんですよ...全文を見る
○和田静夫君 まあ、次官は事実関係がおわかりにならないでの答弁ですから、その答弁でしかたないと思うんですが、一カ月間もほっぽらかしてあったんですからね、その間住民は十分に話し合ったわけです。十分に話し合った結果、それじゃ投票できめようじゃないか、一番意思がはっきりするから。そうし...全文を見る
○和田静夫君 先ほど新聞見てなかったと言われますが、新聞見ていようが見ていまいが、しゃべられたんだから、しゃべられなかったら記事に載らぬのだから。あなたは、「地方自治法上も、こうした形の住民投票は好ましくないと思う。」と、私の見解とあなたの見解と全く別の立場ですが、それは、あなた...全文を見る
○和田静夫君 あなたは、最後に、「県や町も、住民がこのような感情的になるまで放置していたことは、きわめて遺憾だ。」と、こういうふうに言われておるわけですね。ほんとうに遺憾ですよ。あなたが言われるような趣旨なら早くやればいいんです。ところが、どたんばにいって、このように、すぐれて住...全文を見る
○和田静夫君 言われるとおり、九十四条というのは、私も町村段階における直接民主主義の可能性を示唆したものだ、こういうふうに思います。したがって、まさに石川県のここの場合がすぐれて直接民主主義的に結論を出そうとしたわけです。これに対して、それまでずっと黙っておったほうが、県が待った...全文を見る
06月12日第68回国会 参議院 地方行政委員会 第24号
議事録を見る
○和田静夫君 関連。  いま公務員グループと私立教職員並びに農林漁業団体職員グループですね。この順番で言われた、二で言われたグループと三で言われたグループ、このグループが検討をずっと進めてきている中でも、スライド制に踏み切れない、こういう答弁がありました。しかしながら私たちの認...全文を見る
○和田静夫君 ……ではないんですね。検討内容の結論としては踏み切っている。公務員グループにおけるところのスライド制、他との関係においては別ですよ、あなた方の中で他との関係において考える場合は別です、グループ単位におけるところの結論というのは出ているんじゃないですか。
○和田静夫君 そこで、大臣言われるとおり、満足すべきでないという形をお認めでありますが、いま小谷委員が、五年間の歳月をかけてまさに何にも出てきていない、答弁はまず毎年繰り返しではないかと――言っていいような答弁です、結果的には。そこで私は、やっぱり抜本的にこの機会に、満足すべき状...全文を見る
○和田静夫君 関連。  通算の問題で一言だけ関連をいたしますが、どうしても二十四年十月一日以降の採用者ということではあまり救われない。特に本人の意思ではなくて、徴兵などでとられていった人たちが切れている例が非常に多いのであります。最近かなり一定年齢層に達しましてからおやめになっ...全文を見る
○和田静夫君 この問題、いまの公式な答弁としてはよく理解するのですが、この国家公務員の場合はそういう形で便宜的におやめなさいという形はあの当時多くなかったのです。町や村という単位で考えた場合に非常に大きな慣習が残っておりました。あいさつ回りがあるとか、あっちこっち祝いごとをしてく...全文を見る
○和田静夫君 ぜひ、やっぱり現在の十一を十三に、はっきりされたほうがいいとぼくは思うのですよ。何も、いまここですぐしますという答弁をもらおうと思いませんけれども、そういうことで便宜的に処理をされるのじゃなくて、明確にされたほうがいい、こういうふうに思います。  最後に、PTAの...全文を見る
08月10日第69回国会 参議院 地方行政委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○和田静夫君 関連して、この問題ちょっと尋ねますが、実はこれ三月十六日、それから三月二十三日に自治大臣、法制局長官をここに出席を求めていろいろ法的な問題で論議をいたしました。そのときに渡海自治大臣は、私どもの論議を横から聞いていらっしゃって、そして自治法二百八十一条の三、いわゆる...全文を見る
○和田静夫君 で、いま経過だけちょっと述べておきますが、いま占部委員が述べましたように、私も当然区長は公選にすべきだと思います。これは従来も何べんも主張してきました。理由については一々申し上げませんが、ともあれ、住民の英知が生んできた歴史的な過程というものを、私たちは自治全体を考...全文を見る
○和田静夫君 非常に時間が経過しましたから簡略にやります。いまから二時間もかけたらおこられるでしょうから。  まず第一に、八月四日に地方公務員の給与問題専門調査研究会、これが提出をいたした報告書について、特に自治省の基本的な態度でありますが、いやしくもこの給与問題というのは、非...全文を見る
○和田静夫君 反論していると長くなりますから、一言だけ。  労使間のいわゆる交渉、それを抜きにしてはいろいろなことをやることはないと、このことはどうですか。
○和田静夫君 そこの部分については一番最後にまとめをやります。  そこで、内容については、実はずいぶん反論すべきものがあります。それは基本的には、この調査会ができるときに、御存じのように、私はこの委員会で労働者代表を入れるべきだと主張した。しかしながら、その主張が通らなかったか...全文を見る
○和田静夫君 この研究会、現在の地方公務員給与の実態に触れてこういうふうに言っているんですね。「給与の財源は租税負担によって賄われ、その財政に占める割合が大きく、かつ、給与費が義務的性質をもつ経費であることを考慮すれば、いたずらに給与費を増高させ、財政をいちじるしく硬直化させる原...全文を見る
○和田静夫君 地方財政計画見ても、総額に占める人件費の割合というのは、昭和三十六年の三六・四%から昭和四十五年は三〇・四%、年々低下の一途をたどっている。しかも、この中には教員や警察官の給与も含んでいるわけです。四十五年度決算の職員給与、職員給ですね、これは二兆六千三百五十六億円...全文を見る
○和田静夫君 まあこういう雰囲気の委員会ですからあんまり長くは申しません、そわそわですから。  そこで言いたいことだけ言っておきます。しかし、いまの結論ちょっと気にくわぬけれども、ともあれ経緯があって、そして私も思い出しますよ、あのときの光景というのを。そしてとにかく渡りの問題...全文を見る
○和田静夫君 問題はあれでしょう。わずかに人事院の報告よりもよい良心的な報告、勧告をなした人事委員会に対して非難をされた、そういう意味では公務員部長が言った機能をしている人事委員会に対する非難である、それはそれだけのことでしょう、これは。  そこで大臣、最後にあれしますが、要す...全文を見る
○和田静夫君 あとのほうはけっこうでございます。  とにかく、まず十分に話し合っていただきたいということで、そこで次の問題。  先般、集中豪雨でさまざまな救済活動で多くの地方公務員が出動をしました。そして逆に山くずれにあったりして死んだ地方公務員もいるわけですが、その被害の実...全文を見る
○和田静夫君 この事態がやはり予見されたから、あの法律論争——あれをつくるときにここの部分について論争したので、地方公務員災害補償法の四十六条で「警察職員、消防職員その他の職務内容の特殊な職員で政令で定めるもの」、これで一般職員といわゆる消防職員との差別の理由がない。もう事態もこ...全文を見る
○和田静夫君 ただ、いわゆる緊急出動で、もう交通機関も何もない。歩いていけば緊急出動になりませんから、したがって、隣の車を借りた人もいれば、あるいは自分の車で行った人もある。そういう事情はやはり事情として存在しますから、一般論で片づけるわけにはいかない。一般的な出勤ではない。その...全文を見る
○和田静夫君 八日の衆議院の社会労働委員会では、田村労働大臣は、まことに奇異に感じます、こう労働行政の立場から答弁をしているのですが、なぜこういうような現象が出てきたと自治省は判断されているわけですか。
○和田静夫君 これは自治省のそういう答弁ではなく、もっと実態を調査してもらいたい。たいへんやはり古い感覚でのものの見方、考え方、こういう形のものが三千七百六十五人の中の三千三百七十一人が宮崎だ、こういう状態になってやはり具現をしていると思うのです。いま言われたようなことで片をつけ...全文を見る
○和田静夫君 やはり宮崎のこいううような事例に見られるような、言ってみれば姿勢というものが、前に戻りますけれども、非常に他とアンバランスのような形での処分と、こういうものにつながっていってるのですよ、現状としては。苦情ないし申し立ての処理の遅延ということ、その事態が最も有害である...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとすみません。ちょっと理事、立つようですからちょっと。公務員部長、五月二十五日私と約束をした福陽会の実態調査やられましたか。
○和田静夫君 私が述べたのが事実であれば、地公法十三条、十五条違反だと、これは罰則ついていますからね。そこで委員会としては、理事お立ちになりますから、理事会に正式な福岡県への調査団をまかせました。理事会の結果をひとつ聞くこと、並行的にはあなたのほうで、私が言ったことが事実であるか...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、理事会がその後どういうふうに運ばれたかしりませんが、ともあれ、相手方の調査と私の調査、違いますから、実態調査に委員会として出向かなければ結論出ませんね。新しい委員長ですから、ちょっと思い出して、非常に恐縮ですが、いいですか、理事会でもう一ぺんよく——寺...全文を見る
○和田静夫君 いや、きょうじゃなくていい、それはよろしいね。これ、いいかげんに結論を出しておかなければいかぬですから……。  そこで宮崎の問題は、これは最後にしますが、たとえば地労委だとか、そういうものについても宮崎県下の各首長の出席状況というのは、ここに資料がありますけれども...全文を見る
○和田静夫君 これは何べんも過去においてやってきたことですから、くどいようなことは言いませんがね、ちょっと自治省、いままで言われてきたことと少しいまの答弁は違ってきたような感じがするわけです。法律技術論的なところにいけば、弁護士が出る、あるいは人事担当課長、係長などで——私たちは...全文を見る
○和田静夫君 したがって、最高責任者がとにかく一度は出て、そして意見を開陳する、そういう形の行政指導をやっぱり強める、こういうことに理解してよろしいですね。